赤穂市議会 2023-09-22
令和 5年第3回定例会(第4日 9月22日)
令和 5年第3回定例会(第4日 9月22日)
令和5年第3回赤穂市議会(定例会)会議録
1.令和5年9月22日(金曜日)午前9時30分開議(於議場)
2.会議に出席した議員(18名)
1番 西 川 浩 司 10番 釣 昭 彦
2番 山 野 崇 11番 山 田 昌 弘
3番 深 町 直 也 12番 奥 藤 隆 裕
4番 井 田 佐登司 13番 家 入 時 治
5番 南 條 千鶴子 14番 前 川 弘 文
6番 荒 木 友 貴 15番 田 渕 和 彦
7番 安 田 哲 16番 瓢 敏 雄
8番 中 谷 行 夫 17番 前 田 尚 志
9番 榊 悠 太 18番 土 遠 孝 昌
3.会議に出席しなかった議員
な し
4.議事に関係した事務局職員
事務局長 東 南 武 士 書 記 寺 下 好 穂
書 記 山 﨑 智 子
5.地方自治法第121条の規定による出席者
市 長 牟 礼 正 稔 教 育 長 尾 上 慶 昌
副 市 長 溝 田 康 人
市民病院事務局長 渡 代 昌 孝
市長公室長 山 内 光 洋 上下水道部長 平 野 佳 秀
危機管理監 大 黒 武 憲 消 防 長 尾 崎 浩 司
総 務 部 長 岸 本 慎 一 教 育 次 長 高 見 博 之
建 設 部 長 小 川 尚 生 教 育 次 長 入 潮 賢 和
健康福祉部長 松 下 直 樹 技術担当部長 山 田 裕 之
市 民 部 長 関 山 善 文
監査委員事務局長
産業振興部長 明 石 一 成 選管・公平書記長 田 中 志 保
都市計画推進担当部長
澗 口 彰 利 財 政 課 長 中 村 光 男
会計管理者 西 田 佳 代 行 政 課 長 山 本 桂 士
6.本日の議事日程
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 諸般の報告
日程第3 一般質問
日程第4 第58号議案ないし第61号議案
(一括上程、委員長報告、質疑、討論、表決)
日程第5
請願第3号 少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元をはか
るための、2024年度政府予算に係る意見書採択の請願について
(上程、委員長報告、質疑、討論、表決)
日程第6
意見書案第2号 少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元を
はかるための、2024年度政府予算に係る意見書の提出について
(上程、説明、質疑、表決)
協議会 (1)
理事者協議事項
7.本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
◎開議
○議長(土遠孝昌君) おはようございます。
ただいまから本日の会議を開きます。
(午前9時30分)
現在の出席議員は18名であります。
これより日程に入ります。
◎
会議録署名議員の指名
○議長(土遠孝昌君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、議長において指名いたします。
会議録署名議員に田渕和彦議員、瓢 敏雄議員を指名いたします。
◎諸般の報告
○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第2、諸般の報告であります。
市長より、赤穂市生活環境の保全に関する条例第4条第3項の規定に基づき、令和5年度版「赤穂の環境」の提出がありましたので、お手元まで送付させておりますが、この際御報告申し上げます。
◎一般質問
○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第3、一般質問を行います。
一般質問は、発言の通告により順次発言を許します。
深町直也議員。
○3番(深町直也君)(登壇) 通告に基づきまして、以下の4点について質問を行います。
まず、質問の1として、
マイナンバーカード事業について質問いたします。
マイナンバー事業につきましては、全国各地でトラブルが相次いでいることを受け、私は前回6月の市議会定例会でも質問を行いました。
そのときの答弁では、「赤穂市ではトラブル等は起きていない」との答弁でした。そして8月に国の総点検本部にて中間報告が行われました。その中間報告により、マイナ保険証に別人の情報が誤って登録された事例が新たに1,069件確認されたほか、マイナンバーと公務員などとの年金記録のひもづけミスが118件判明しました。
また、障害者手帳とのひもづけでは、調査が行われた237自治体のうち約2割で手続に不備があったことも明らかになるなど、マイナ保険証のひもづけの誤りが点検が進むにつれて拡大している状況です。
さらに今月6日、デジタル庁の発表で、地方自治体全体の2割に当たる332自治体で、マイナンバーの総点検で各種の情報とのひもづけに誤りがないかどうか、個別データの精査が必要であると発表されました。そして、赤穂市でも1事務で精査が必要と発表されたと報道されています。
先ほど申しましたとおり、前回議会でトラブルは起きていないとの答弁がありましたので、精査が必要とされたということは、やや意外な状況ではないかと感じています。
そこでまず、質問の(1)として、個別データの精査が必要とされた事務についてお伺いいたします。
デジタル庁が発表した赤穂市の精査が必要とされた事務とはどのような内容の事務であるのか、そして個別データの精査を今後どのように進めていく考えなのか、お伺いいたします。
次に、質問の(2)として、新たなトラブルの発見はないかについてお伺いいたします。
前回の議会で行った一般質問では、現時点では赤穂市ではトラブルは起きていないという答弁でしたが、それから3か月が経過した現在、赤穂市では
マイナンバーカード関連のトラブルの発見等はなかったか、お伺いいたします。
次に、質問(3)として、赤穂市では返納などの動きはないかについてお伺いいたします。
マイナンバー事業のトラブルが相次いだことを受け、全国各地で
マイナンバーカードの自主返納が増加しているとの報道がありました。そこで、赤穂市では、
マイナンバーカードの自主返納などの動きは起きているか。あるいは
マイナンバーカードの使用について、市民からの不安の相談は増えていないか、お伺いいたします。
次に、質問の2として、
パートナーシップ宣誓制度について質問いたします。
私は、今年と昨年の第1回定例会の一般質問で、赤穂市で
パートナーシップ宣誓制度を導入する考えはないか質問を行いました。それに対して、「制度導入については近隣市町の動向を踏まえるなど調査研究してまいりたいと考えております」との答弁がありました。
今年の通常国会でLGBT法が成立しましたが、性的少数者の方々への差別を容認するような表現が入れられるなど、非常に問題が多いものとなってしまっています。このような状況の中で、地方自治体に求められる役割は非常に大きなものとなっています。
現在、兵庫県内では、赤穂市の近隣自治体である姫路市、たつの市を含め、県内15の自治体で
パートナーシップ制度が導入されています。また、神戸市でも
パートナーシップ宣誓制度の創設を求める陳情が市議会で採択されるなど、実現まであと一歩のところまで来ています。そして、兵庫県が
パートナーシップ制度に向けて大きな動きを見せていることから、改めて質問させていただきたいと思います。
まず、質問の(1)として、兵庫県の動きについてお伺いいたします。
今年6月14日、兵庫県の齋藤知事が県議会本会議で、早ければ来年度にも
パートナーシップ制度を導入することについて検討していると表明しました。この県の動きは非常に大きな動きと言えます。
そこで、近隣市町の動向を踏まえるなど、調査研究していくと答弁していた赤穂市として、この県の動きを見て、どのようにお考えか、お伺いいたします。
次に質問3として、市民の夕べの再開についてお伺いいたします。
昨年2月、市民の夕べの中止が主催する赤穂市
まちづくり振興協会が決定して以降、議会でも多くの議員の方から市民の夕べについて質問が出ましたが、残念ながら再開について前向きな答弁はありませんでした。
2020年はオリンピック・パラリンピックとの重複、2021年はコロナ禍により中止となり、赤穂市で市民の夕べが行われなくなって4年が経ち、今年も市民の夕べのない夏を迎え、多くの市民のほうから市民の夕べは再開することはないのかという声を多く聞いています。今回の議会でも多くの議員の方々が市民の夕べについて取り上げています。
そこで、市民の夕べの再開について、市として赤穂市
まちづくり振興協会と協議するなど、再開の検討する考えはないかお伺いいたします。
次に、質問の4として、現時点での
新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いいたします。
5月に
新型コロナウイルス感染症が5類に移行してから約4か月が経過しました。現在、第9波による感染拡大が懸念されています。
県のホームページで公開されている
赤穂健康福祉事務所管内の定点医療機関の観測では、5類移行後県の平均値を上回る状況が続いています。先月末、私自身も新型コロナに感染しました。また周辺でも、最近コロナに感染した方がいるなど、身をもってまだ依然として油断できない状況であると実感しました。さらに、直近では季節外れのインフルエンザとの同時流行も懸念されています。その一方で、
新型コロナウイルスワクチンの
ワクチン接種率は大きく低下しているのが現状です。また今月、国が来年度以降、ワクチン接種を有料化するとの方針を示したことで、さらに接種率が下がり、感染が拡大するのではないかという不安の声も聞いています。
そこで、市として行っている
新型コロナウイルス感染症対策の現状についてお伺いいたします。
感染者数が県の平均を上回っている状況がある中で、市としては今後どのような感染対策を取っていく考えか、お伺いいたします。
以上で壇上での質問を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 市長。
○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 深町議員の御質問にお答えをいたします。
第1点の
マイナンバー事業についてであります。
その1の個別データの精査が必要とされた事務についてであります。
今般のマイナンバーの総点検において、各種情報とのひもづけに誤りがないかどうか個別データの精査が必要とされましたものは、
障害児福祉手当、
特別障害者手当、
経過的福祉手当の各情報に係る事務が対象となっております。今後、国から示されております
点検マニュアルに基づきまして、点検を行ってまいりたいと考えております。
その2の新たなトラブルの発見はないかについてであります。
令和5年第2回定例会で、深町議員の御質問にお答えしました後、現在に至るまで、
市役所特設会場で入力支援を行ったマイナポイントや
公金受取口座登録に関するトラブルは発生しておりません。
その3の赤穂市では返納などの動きはないかについてであります。
令和5年度において、これまでにありました
マイナンバーカードの自主返納は、理由は不明でありますけれども、5件であり、全体の交付枚数との比率から見ると、ごくわずかな状況であります。また、
マイナンバーカードの使用に関する市民からの不安の相談については伺っておりません。
第2点の
パートナーシップ宣誓制度についてであります。兵庫県の動きについてであります。
本年6月、兵庫県において、早ければ来年度にも制度を導入するという発表を受け、赤穂市でも多様性の尊重や
性的マイノリティの方の権利保護は重要であると考えておりますことから、利用者のメリットも考慮し、兵庫県の制度に参加する方向で考えております。
第3点の市民の夕べの再開についてであります。
市民の夕べについては、令和4年第1回定例会の
赤諒会代表榊議員の御質問にお答えしましたとおり、多くの課題がありますことから、主催者である赤穂市
まちづくり振興協会の理事会において終了することと判断されたものであり、再開を求める考えはありません。
なお、市民の夕べに替わる花火大会の開催については、今後、継続的に、かつ地域の活性化につながる活動として実施しようとする団体があれば、市としても支援していきたいと考えております。
第4点の現時点での
新型コロナウイルス感染症対策についてであります。
新型コロナウイルス感染症は、御承知のとおり、5月8日から5類へと移行されたわけですが、引き続き3密の回避、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な
感染症予防対策を市のホームページ、市の公式LINE、広報紙などにより普及啓発をしております。今後もこれまでと同様に
感染症予防対策を行うよう、普及啓発に努めてまいります。
○議長(土遠孝昌君) 再質問はございませんか。
深町議員。
○3番(深町直也君) それでは再質問させていただきたいと思います。
まず、
マイナンバー事業についてですけれども、まず、個別データの精査が必要とされた事務について、今答弁がありましたけれども、この個別データの精査が必要とされた事務について、まず国側から、なぜこの事務について精査が必要となったのか。どのような説明があったのか、お伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) どういった理由ということですが、国のほうからは、どういった理由で該当になったかということは示されておりません。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) 国から示されてないということなんですけれども、それでは、今答弁でもありましたそれぞれの個別データの精査を行うデータの件数は幾つぐらいの件数になるのかお伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) データの件数ですが、現時点におきましては、
障害児福祉手当の分が30人、それから
特別障害者手当が34人、
経過的福祉手当につきましては該当者がおりませんので、合計で64人のデータを精査するような形になります。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) ということは、64人のデータを精査するということですけれども、精査を行う実際の期間はどの程度必要であると現在想定されているかお伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) 国のほうから示されているのは、11月末までに点検を完了するようにというふうに言われておりますが、件数的に64件ですので、市としては点検するのはそんなに時間はかからないというふうに思っておりますので、適宜、早急に点検をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) ちょっと気になっているのが、先ほども国側から個別データの精査必要とされた事務について、なぜという説明はなかったという答弁がありましたけれども、こうやって、個別データの精査を行うことが決まったにもかかわらず、国と市とが、このデータの精査についての意見交換する場というのはなかったんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) オンラインを通じてそういう説明会等がございましたが、ほかの自治体からもそういった、なぜというような意見、どうして自分ところが該当になったのかというような意見は出なかったというふうには聞いております。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) それは正直なぜなんだろうと思うんですけど、この
マイナンバー事業については市民の方々の意見を聞いてましても、特に高齢者の方々などから、紙の保険証を残してほしいという声を多く聞いていますし、不安の声も聞いています。この
マイナンバー事業も非常に問題の多い事業だと思っておりますので、この事業については一日も早く見直すべきであるということ強く申し上げておきます。
次行きます。
2番、
パートナーシップ宣誓制度についてでありますけれども、このことにつきましては、昨日荒木議員も質問を行いましたけれども、県の制度に参加したいということで、これについては一歩前進であると評価したいと思いますけれども、しかし、これ本来は市が率先して行うべきことではないかと思っているんですけれども、私以前、この
パートナーシップ宣誓制度について質問されていたときに調査研究していくとの答弁があったんですけども、現時点で制度について、制度が導入されれば市営住宅に入居できたり、入院したときにパートナーの方が面会、病院での説明を受けられるなどができると考えられるんですが、現時点でいいですけど、現時点で具体的に研究しておられる内容はありますでしょうか。お伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君) 関山市民部長。
○番外市民部長(関山善文君) まだ、県のほうがどういった形の内容のサービスを展開をしていくかというのを、制度設計をこれから行っていくということでございますので、市としてはその内容について注視をさせていただいているということでございます。研究とおっしゃるのは、先ほど議員がおっしゃった、他市町でもやっている市営住宅であるとか、それから例えば病院での説明、そのほかに県のほうからちょっとお話があったのは、昨日も少しお話させていただきましたけれども、市の福利厚生の関係、これにも該当してくるような内容が県のほうは考えているということでございますので、職員の休日の関係とか、その辺りは今ちょっと、研究を先走ってさせていただいているというような状況でございます。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) そういう調査研究はどんどん先走っていただいていいと思うんですけれども、もちろん、この県の制度に参加することはいいと思うんですけれども、やっぱりそれと同時に、やっぱり赤穂市として制度の導入やっぱり考えるべきだと思います。結果は、もちろん県の制度と同様になる可能性はありますけれども、やっぱり様々な報道によりますと、この
パートナーシップ宣誓制度の人口カバー率はもう日本全国で7割を超えてる状況ですので、決して、もうこれは先進的な制度ではなくて常識的な制度となりつつあります。このままでは赤穂市が取り残されることにもなりかねませんので、もちろん県との協議をするとおっしゃってましたけど、それとはもう同時進行で、市の制度、導入に向けても検討する考えはないかどうかお伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君) 関山市民部長。
○番外市民部長(関山善文君) 制度については市の単独で制度がどういった形でできるかということも含めて勉強を進めていった中で、県のほうが県制度として創設をするというアナウンスがあった関係で、いろいろ考えた結果、広域的なメリット、県の制度に乗るほうが広域的なメリット、いわゆる申請者にとってメリットが高いというような判断で、県の制度に参加していこうというふうに現在考えているということでございます。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) 申請者にとってメリットが高いと。確かに重要なことだと思います。ただ、赤穂市の未来でありますとか、魅力を高める上で、この
パートナーシップ宣誓制度が市にもあるということは非常に重要なことであると考えておりますので、ちょっと市の制度導入についても検討していただきたいと強く要望しておきます。
次、3番、市民の夕べの再開についてですけども、これは昨日からもう何度も議論されておりますけれども、お聞きしたいのは花火大会についてですけれども、継続的に地域の活性化につながる活動として実施しようとする団体があれば、これを支援するという、昨日から何度も答弁で聞いている表現ではありますけれども、この実施しようとする団体の定義といいますか、条件というのか、財政力であるとか、ニーズでありますとか、そういう条件というのは既にあるんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君) 関山市民部長。
○番外市民部長(関山善文君) 昨日、市長の御答弁は、今後の花火大会に向けての方針というような形の御答弁でございました。ですので、今議員御指摘のようなその団体の条件であるとかいうことについては、特に現時点では持っておりません。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) 現時点ではないということですけれども、ただ、継続的に地域の活性化につながる活動として花火大会を実施しようとする団体ということで、この文書、この一文を見る限りは少しハードルが高いというように感じております。昨日来、市民主体のイベントとしてほしいという、何度も市側からの答弁がありましたけれども、これまで
まちづくり振興協会が行っていたような、これまでのような市民主体での開催は、もう正直言うと厳しいのではないかと感じております。市民主体とはいえ、これ赤穂市がこれまで以上に関わることが必要になってくるのではないかと思っております。市民の方からも、赤穂市がどんどん積極的に関わっていって花火大会を再開してほしいという声も聞いています。市がこれまで以上に関わって花火大会を復活させる考えはないか、ちょっと改めて市の考えをお伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君) 関山市民部長。
○番外市民部長(関山善文君) これまで御説明をさせていただいているとおり、やはり市民主体でお願いしたいというところでございます。議員おっしゃるとおり、確かに継続してというところが非常にキーワードになっておりまして、その部分は非常に重要な部分、かつハードルが高いという部分は理解できるんですけれども、実際他市町でもそういった団体がやられておりますので、赤穂市でそういうことが全く不可能かと言いますと、そうではないんだろうというふうには考えております。
それから市の関わり、当然支援をしてまいりますというお話ですので、市としてもやっぱり関わっていく必要があるんだろうと思いますけれども、例えば実行委員会の形を取っても、これまでほとんど市が事務局をしてやる、結局市がやるというような形がほとんどでございまして、そういった部分ではなく、やっぱり今回、次は、市は当然サポートという形で、実行委員会にも参加することにはなると思いますけれども、事務局自体はその団体等がやっぱりイニシアチブを取ってやっていただくような形というのが望ましいというふうには現時点では考えております。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) この花火大会、市民の大きな楽しみでありますので、1年でも早く復活できるように市としても真剣な検討よろしくお願いいたします。
最後4番、現時点での
新型コロナウイルス感染症対策でありますけれども、先ほど壇上でも申し上げましたが、定点観測によりますと、赤穂市での感染者数が市の平均を大きく上回っている状況であるということで、市としては現在、市内定点観測している医療機関以外の医療機関での感染状況は市としても把握されているんでしょうか、まずお伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) 定点観測以外の医療機関での感染状況把握しているのかいうことなんですけれども、市としましては把握をしておりません。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) そこはしていないということなんですけども、ただ、定点医療機関の感染者数を見ますと、県の平均を大きく上回っている状況であるということで、赤穂市で感染者が増えている原因については、市としては分析できているんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) この感染状況の定点の感染につきましては、赤穂保健所管内ですので、赤穂市が増えているということは、把握はできていないということでございます。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) 最近報道でも多く言われていますが、新たな変異株、エリスでありますとかピローラでありますとかの感染拡大が警戒されておりますけども、その中で、今月でしたが国のほうから発表されましたが、ワクチン接種が有料になると言われています。壇上でも申し上げましたけど有料になるということで接種率が落ちるのではないかと懸念されるところでありますけども、もし来年度から有料化になるとした場合、ワクチン接種に係る市民が負担する費用というのは、1回につき幾らぐらいになるのかお伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) 医療費負担としましては、窓口負担割合が現在1割から3割というふうになっておりますので、普通の医療と同じような形で、窓口医療費負担は1割から3割になるというふうには想定しております。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) いや、それは分かりますけれども、実際ワクチン接種を行うに当たって必要となる費用というのは、市民が負担する費用は幾らぐらいになるのかということをお伺いしたいんですけれども、
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) 私のほうでは、国が算出するものと考えておりますので、現時点ではどれぐらい費用がかかるのかという点につきましては分かりかねます。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) そういうことなんですけども、最後に、現在先ほどおっしゃられたとおり、赤穂保健所管内でも感染者が増加している状況です。来年度からワクチン接種が有料になるということを考えれば、当然接種率の低下ということも考えられます。そして、それによってまた感染が拡大するという可能性も考えられます。
そこで、市民からの声が多いのは、このワクチン接種の促進のために赤穂市でワクチン接種の無料接種であるとか、ワクチンの接種に対する支援は市はしてくれないのかという声も聞いています。そのワクチン接種促進のためにワクチン接種への無料接種を続ける考えはないか、ワクチン接種への支援をする考えはないのか、お伺いいたします。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) インフルエンザ等につきましては、現在高齢者等について自己負担を免除というか、幾らか補助しておりますけれども、コロナ感染症、このワクチンについては現時点では負担する考えはございませんが、今後の他市の状況とか踏まえまして検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 深町議員。
○3番(深町直也君) コロナの感染全く油断できない状況です。ワクチン接種促進のための支援を十分に検討していただき、実現するようにお願いしたいと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(土遠孝昌君) 次、榊 悠太議員。
○9番(榊 悠太君)(登壇) おはようございます。通告に基づき質問させていただきます。
1点目は、市民所得等の調査・分析及び目標設定についてであります。
人口減少が進展しております。その進行を緩やかにするため、市としても種々施策を展開されておりますが、思うような成果は得られていないのが現状であると認識しております。確かに自治体の活力を測る尺度として、人口の多寡は重要な要素であります。しかしながら、日本の人口減少はそう簡単には止められないと言われております。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、我が国の人口は2048年に1億人を割り、2060年には約8,700万人になるとされており、それに伴い、赤穂市の人口も減少することが考えられます。
出生率を向上させるための施策など、人口を増やすための取組は継続するべきではありますが、このような局面においては、市民一人一人の経済的な豊かさに焦点を当てることも非常に重要であると考えます。
確かに人は少なくなった。しかし赤穂市民は豊かで幸せに暮らしている。そのようなまちの在り方も一つの将来像ではないでしょうか。市として市民一人一人の豊かさを追求していくべきと考えます。そのためにはまず実態を知ることが必要になります。また、目標の設定も必要であると考えます。
そこでお尋ねいたします。
兵庫県において、各市町の市民所得の調査が行われていますが、赤穂市では、この数字について分析を行っているのでしょうか。
また、資産の実態については調査することは可能でしょうか。加えて、市民所得の資産についての目標は設定されているのでしょうか。されていない場合、今後分析調査及び目標設定をされるお考えはありますか。お尋ねいたします。
2点目は、金融教育についてであります。
世界的な資源価格の高騰や円安を背景とした物価の上昇、それに伴う実質賃金の低下は16か月連続を記録しました。また、社会保障費や税負担は年々増加しております。老後の備えとなるはずの公的年金についても、将来的に受給開始年齢はより引き上げられ、受給額はより引き下げられる可能性もあり、当てにはできません。
近年、私たちを取り巻く経済環境は厳しさを増しており、老後の備えや様々な要因で変化する経済情勢への対策を自身で行う力を身につけることが一層重要となっております。
そのような中、国では資産所得倍増プランが策定され、岸田総理からは以下のようなメッセージが発出されております。
岸田政権では、「今年を資産所得倍増元年とし、貯蓄から投資へのシフトを大胆かつ抜本的に進めていきます。人生100年時代。個々人の生き方、働き方も多様になり、それぞれのライフプランに合わせた資産形成が重要になっています。皆様が御自身のライフプランに合わせた資産形成を進められるよう、政府一丸となって取り組んでいきます。」以上のように言われており、具体的にはNISAの抜本的拡充や、iDeCoの加入可能年齢の引上げ、金融経済教育の充実、情報発信等を掲げられております。投資しやすい環境が整備される反面、老後の備えは自力でしてくださいというメッセージであるようにも思えます。
このような流れの中、学校教育においては、学習指導要領の改訂により、令和2年度から小学校、令和3年度から中学校、令和4年度から高校で金融リテラシーを育てるためのカリキュラムが導入されました。私たちの生活はお金とは切っても切れない関係にあります。そのため、若いうちから正しい金銭感覚や金融の知識を身につけることは非常に重要であり、必要なことであると考えております。もちろん、お金や資産の多さが全てではありませんが、お金があれば解決できることが多いのも事実であります。また、経済的な豊かさは、人生の選択肢を増やし、より充実した生涯を過ごすことにもつながります。厳しい経済情勢ではありますが、有利な制度の拡充もあります。いかに有利な制度を活用し、いかに難局を乗り切るか、市民一人一人が資産形成やお金のことについて自分で考える力を身につけるため、市としても取組を進めるべきであると考えます。
そこでお尋ねいたします。
その1は、小中学校での金融教育の現状と今後の展開についてであります。
現在、赤穂市の小中学校ではどのような金融教育がなされているのでしょうか。また今後の展開についてお尋ねいたします。
その2は、金融庁からの講師派遣制度の活用についてであります。
金融庁では、小・中・高校・大学等での金融経済教育に関する出張授業や教員向け研修会等への講師派遣を実施されております。子供たちがお金や金融のことについて学ぶ機会を増やすことが大切であると考えております。定期的に講師派遣を依頼する考えはありませんか。お考えをお尋ねいたします。
3点目は、安全安心な公共施設についてであります。
その1は、公共施設駐車場への計画的な防犯カメラの設置についてであります。
防犯カメラを設置しなければならないような事態は基本ないほうが望ましいと考えております。しかし、事故や犯罪は予期せぬところで発生してしまうことも事実です。市内では適切な解決が得られない事例も見られます。ある公共施設の駐車場内で当て逃げをされ、犯人が分からず泣き寝入りされている市民がおられます。また、公共施設駐車場内で事故に遭われ、納得のいく和解ができていない市民もおられます。防犯カメラが設置されていたら犯人が分かったのではないか。また納得のいく和解につながったのではないか、当事者はそのように考えておられ、非常に悔しい思いをされています。
そこでお尋ねいたします。
赤穂市の公共施設駐車場に防犯カメラを設置することはできないでしょうか。まずは、不特定多数の方が利用される市役所や市民病院、ハーモニーホールなどについて、少しずつでも計画的に設置していただくよう御検討をお願いしたいと思います。
その2は、市民病院の身体障がい者優先駐車場の幅の拡幅についてであります。
市民病院には、外来身体障がい者優先駐車場が設けられております。そのうち2台分は車椅子の方でも乗降しやすいよう、ゼブラゾーンによりドアを全開にできるスペースが確保されておりますが、その他は一般車両向けの幅となっているように見受けられます。障がいのある方からは、もう少し車椅子用のスペースを増やせないかという声があります。また、御高齢の方からは、そもそも運転に自信がない上、体調が悪い状態で来院しているため、ふだんと比べて正確な運転も困難なことから、駐車スペースの幅を広げてほしいとの声もあります。市民に優しい市民病院であってほしいと思います。
そこでお尋ねいたします。
市民病院の身体障がい者優先駐車場の幅の拡幅はできないでしょうか。お尋ねいたします。
以上で壇上からの質問を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 市長。
○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 榊議員の御質問にお答えをいたします。
第1点の市民所得等の調査・分析及び目標設定についてであります。
兵庫県における市町民所得は、令和5年2月に兵庫県企画部統計課が発行した令和2年度兵庫県民経済計算という兵庫県下の市町内総生産や市町民所得に関する統計書において公表をされております。
市民所得は、一定期間において市内居住者の生産活動により、新たに付加された価値を貨幣価値で評価したもので、地域経済の実態を包括的に把握することができるものと認識をしております。もっとも現在のところ、赤穂市民を対象としました市民所得の分析は行っておらず、資産の実態についても調査が困難でありますことから、目標についても設定をしておりません。
現時点では、市民所得の分析や資産の実態調査、目標設定する考えはありませんが、地域経済指標の一つとして、今後必要に応じて活用したいと考えております。
第3点の安全安心な公共施設についてであります。
その1の公共施設駐車場への計画的な防犯カメラの設置についてであります。
本市の駐車場管理につきましては、来庁者及び市民等の利便性や安全性の確保のため、本庁舎において、総合管理業務委託により随時巡回を行うなど、適切な管理に努めているところであります。駐車場混雑時の駐車誘導や利用に伴う注意喚起の看板設置も併せて行っておりますが、運転マナーや遵守すべき事項につきましては、まずは運転者の責任に委ねるべきものであると考えております。
議員御提案の防犯カメラの設置につきましては、事故や犯罪が発生した場合の記録だけでなく、未然に防いだりするなどの効果があるものと認識しており、今後調査研究してまいりたいと考えております。
その2の市民病院の身体障がい者優先駐車場の幅の拡幅についてであります。
市民病院の正面玄関前駐車場は、車椅子専用区画2台を含め49台の駐車区画を設け、外来患者様で身体に障がいのある方や、体調不良により歩行が困難な方などを優先して御利用いただいております。
車椅子専用区画以外の区画幅については、現在5ナンバーの小型自動車の規格である2.3メートルとなっており、近年、車体幅の大きい3ナンバーの普通自動車台数が増加しておりますことから、御指摘のとおり、駐車時や乗降時に苦労される方もおられ、幅を広くしてほしいとの声があります。
駐車区画幅を拡幅することにより、利用者の利便性の向上が期待できますが、一方で駐車台数が減少しますことから、今後、車椅子専用区画を含め、運用上最適な広さや台数について検討をしてまいります。
第2点の金融教育については、教育長のほうからお答えを申し上げます。
○議長(土遠孝昌君) 尾上教育長。
○番外教育長(尾上慶昌君)(登壇) 榊議員の御質問にお答えいたします。
第2点の金融教育についてであります。
その1の小中学校での金融教育の現状と今後の展開についてであります。
経済のグローバル化やキャッシュレス化、電子マネー等技術革新が急速に進展する中、児童生徒に経済活動の意義や知識を習得させることは、今後の社会を構築する一員として必要不可欠であり、重要な学習の一つであると考えております。
金融教育は以前から発達段階に応じて行ってまいりました。現行の学習指導要領におきましては、小中学校・高等学校の社会科・公民科、家庭科などの教科を中心に組み込まれております。
今回の改訂を受け、各学校において、経済活動や市場、金融や生産消費活動、国や地方自治体の歳入歳出に関する内容について系統立てて学習を進めております。今後も各学校におきましては、学習指導要領に準じた教育課程を編成し、学習活動に取り組むことになっております。
その2の金融庁からの講師派遣制度の活用についてであります。
講師を招聘し、専門的な知識などを学ぶことは児童生徒にとって大変貴重な経験となります。現在、赤穂市内の小中学校では、相生税務署から講師を派遣していただき、租税教室が開催されるなど、税の仕組みや使い道について金融教育と関連づけながら、学年に応じた専門的な知識を学ぶ場が設けられております。また、各機関から経済に関する教育セミナーや講演会等の通知が送付された際には各学校へ周知し、実情に合わせて、各学校において効率的に活用するよう促しております。
議員御指摘の金融庁からの講師派遣制度につきましては、各学校が金融庁に対して依頼をしているという報告は現在のところ受けておりませんが、今後とも金融庁からの講師派遣制度をはじめ、各企業等が行う金融セミナー等の活用を視野に入れ、各学校がさらなる金融教育の充実が図れますよう情報の提供を行ってまいりたいと考えております。
○議長(土遠孝昌君) 再質問はございませんか。
榊議員。
○9番(榊 悠太君) 御答弁ありがとうございました。
まず、人口の減少問題、先日からも本会議の一般質問で話題に上がっております。非常に重大で深刻な状態であるというふうに思っております。ただ、市民の暮らしというのを経済的な面とか所得の面から見ていくということも非常に人口の問題と同じぐらい大切なことなのではないかというふうに思っておりますし、またそういった視点が今まであまりなかったのかなというようなふうに思っております。
そこで、今回所得であったり、金融教育であったり、お金の観点から質問をさせていただきました。
1点目のほうで、市民所得なんかの分析や目標設定をしていただいて、2点目の金融教育で、その目標に向かって取り組んでいただけたらなと。最終的には、赤穂市民のより豊かな生活というのを実現できたらなという思いで質問をさせていただきました。
それでまず、考え方についてお伺いをしたいんですけども、市民所得というのは市民一人一人の幸福度とか生活の質の向上であったりとか、そういったことに直結してくるものなのかなというふうに考えております。ですので、そこに着目するという考え方というのは重要だと思うんですけども、その考え方自体については、どのようにお考えでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) 市民所得の向上という点につきましては重要な目的であるというふうに認識しております。
議員も御承知のとおりとは思いますけれども、市民所得は国内の景気動向でありますとか、また土地の需要の関係など、赤穂市内の事情も大きく影響いたします。
また兵庫県の県民経済計算につきましても、膨大な資料を基に作成されておりまして、調査から2年以降に公表というような形になってございます。そのためタイムリーに市の施策の効果をはかるという意味合いにおきましては必ずしも適していないのかなというふうには考えてございます。ただ、地域経済指標の一つとしては参考にしていきたいというふうには考えております。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) 参考にするといった程度ということです。今回、商工のほうが担当だということで産業振興部長のほうから答弁いただいたんですけども、市民所得については、その観点からだけではなくて、いろんな面からアプローチできるのかなというふうに考えております。2点目で教育といったような観点から質問させていただいておりますし、例えば障がいある方の工賃であったり給料をどのようにして上げていくかということも関係していくと思います。また、観光の面でも、観光客を増やす、それを所得の向上につなげていくというような考え方もできると思います。もちろん商工のほうも重要な役割を担っていただくわけなんですけども、全庁的に達成する目標として、そういった目標設定がしていただけたらなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) 先ほども申しましたけれども、市民所得の向上というのは必要であるというふうには考えてございますけれども、まずは、市民所得といいますのは雇用者の報酬でありますとか財産所得、企業所得、それに市外からの純所得等含めたもの全てということになりますので、全体的にはかなり大きな、包括的な目標値というふうに考えてございます。ですので、まずは産業振興部でございましたら、総合計画の中にうたっております企業誘致でありますとか、既存企業の支援に取り込む、その数値をまずは達成するような形で考えております。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) 産業振興部のほうとしてはそういうふうに取り組んでいただくということでいいと思います。市民所得という、この数字自体が非常に大きなくくりになっているというようなことなんですけど、それを企業所得なんかも入ってくるんでというような話だったと思うんですけど、 要は市民と企業に分割するとか、そういった意味も含めて分析できないかというところなんですけど、それは難しいんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) 資産の調査というような形になるのかと思います。特に預貯金でありますとか不動産資産ですね。これにつきましては、なかなか調査をするということは困難であるというふうに考えてございます。特に預貯金については、情報が極めて秘匿性がありますので、市のほうでそれを調査すること自体が認められていないというようなケースもございますので、調査自体、実態調査自体は難しいという形になると思います。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) 今、資産のことについての御答弁いただいたんですけど、市民所得、県で出されている数字、それを細かく分析していくというようなことはできないですか。企業の分がこれだけ、一般市民が収入として所得として得ている分がこれだけというような分析はできないんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) 県のほうで公表されております兵庫県県民経済計算、こちらのほうを分析するということは可能ですけれども、市のほうで新たに調査ということはなかなか難しいというふうに思ってます。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) その県の資料を分析していただくという形でも結構かと思いますので、その辺の推移を毎年、毎年というか、少しタイムラグがあるものなんですけども、推移を調べていくとかいうことで市民の経済的な面から見た豊かさというのを図っていくのも大事なんじゃないかと思いますので、お願いしたいところなんですけども、再度いかがでしょうか。国のほうで資産所得倍増プランということで言われております。市のほうで市民所得倍増計画といったような形で目標設定できたらどうなのかなと。なかなか今目玉になるような施策もないと思います。出てくるのは、市民の夕べ中止になった。高取峠の協議会休止になった。何かそういった話題ばかりですので、ここで、そういった花火じゃないですけども、市民所得倍増計画みたいなものを打ち上げてみてはいかがかと思いますけども、いかがでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) 先ほども申し上げましたけれども、タイムリーに市の施策の効果を図るという意味合いにおきましては必ずしも適してないというふうに考えてございますので、地域経済指標の一つとして参考としていきたいということで、現時点では計画やビジョンの策定については考えてございません。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) 現時点ではそういうことだということで分かりました。ある国の文書の中で行政の役割の一つに、豊かさの追求というものが出てきます。少し抽象的ではあるかもしれないんですけども、市民の豊かさというのを市として追求していただけたらなというふうに思っております。恐らくそれが人口減少問題の解決にもつながるんじゃないかと思います。豊かなとこに人が集まってくる、豊かであれば子供も産みやすい、育てやすいということにつながってくるかと思いますので、御検討いただけたらというふうに思っております。
次に、2点目の金融教育の関係についてお伺いいたします。
国のほうが、今朝もニュースでもあったんですけども、岸田総理のほうが資産運用特区を創設するというようなことを言われたというニュースがありました。こういった流れの中で、やはり子供たちがより力強く生きていくために金融教育というのは非常に重要であるというふうに考えております。
教育長のほうから御答弁あったんですけども、まず、金融教育について具体的にどういった内容でされているのかというのを再度お伺いしたいと思います。
また学年等にもよるかと思うんですけど、1年当たり何時間ほど金融教育に関わる授業されているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(土遠孝昌君) 入潮教育次長。
○番外教育次長(入潮賢和君) 榊議員がおっしゃるように金融教育、金融リテラシー、現在キャッシュレス化であったりとか、電子マネー、QR決済とか、非常に複雑な技術革新があり、また経済のグローバル化で急速に進展しております。そういう中で非常に重要であるというふうには捉えております。
先ほど金融教育について、具体的にどういうことをやっているかということでしたので、具体的にといっても、1年生でこう、2年生でこうまではかなり時間を要しますので、ざっくりとお話させていただけたらというふうに思っております。
まず、小学校におきましては、低学年では、物やお金の重要性、予算範囲内での買物、小遣いを計画的に使うとかいうようなことを中心に学んでまいります。
中学年につきましては欲しいものと必要なものの区別をつけるとか、小遣い帳をつけるような意味であるとか、銀行にお金を預けると利子がつくんだよというようなことを学習してまいります。
高学年につきましては、お金のよりよい使い方や計画に沿った買物等、社会保障の存在であるとか、家計や企業、政府、銀行、物やお金のやり取りなどを学んでいくということになっております。
また中学校における金融教育につきましては、家計の収入と支出についての理解を深めていくというような内容で進んでまいります。各種カードとか見えないお金の使い方とか使い過ぎに気をつけるようなことの内容が入ってまいります。また金利等についても学んでまいります。継続して貯蓄とか運用に取り組むとかの内容、ローンであるとかいうようなことについても学んでまいります。そのほか、さらには高等学校になるんですが、それを受けて高等学校にもつながっていくという形になってます。 現在の消費生活の課題とか、金融商品の特徴であるという形につながってまいります。これらが系統立てて小学校、中学校、高校へと教育課程に組み込まれております。
また、何時間ぐらいやっているのかということですが、大変申し訳ないですが、1年生で何時間、2年生で何時間ということはちょっとここで把握はしておりませんが、家庭科の中であったりとか、1・2年生であれば生活科の中であったりとか、その中で適切にその教科内容に応じて行っております。よろしくお願いします。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) 内容について丁寧に説明いただきましてありがとうございました。理解いたしました。何時間ぐらいするかということについてはちょっと今の現状というか、ここでは分からないということです。
私の調べたデータでは、2020年なんで、少し古いんですけども、日本証券業協会の調査では、中学1・2年生でゼロ時間、中3から高3の間で1時間から5時間ということで、日本の教育における金融教育に割く時間というのが非常に少ないんだなという印象を持っております。そこから少し変わって、増えていることを期待するんですけども、そういったことで少ないなというふうに感じております。
そして、その教育の差というのが実際に資産の額の差にも現れているのではないかというふうに考えております。例えばイギリスなんかでは、3歳ぐらいから金融教育をやる、アメリカなんかでは、州によるんですけど、5歳程度から金融教育がなされているようです。その結果、この20年間でアメリカ人の家計資産所得は3.4倍になってます。イギリス人は2.3倍、それに比べて日本人は1.4倍ということで非常に大きく差を開けられております。これについては資産所得倍増プランに記載されていることなんですけども、その要因としては投資しやすい環境の有無というのが言われていますが、私は教育の差ではないかなというふうに感じているところでございます。
そこで2点目の、金融庁からの講師派遣ということで御提案をさせていただいたんですが、これを活用するように情報提供を行っていくというような御答弁だったと思います。それが実際実施されるかどうかというのは、どこの判断でそういったことになるんでしょうか、お伺いします。
○議長(土遠孝昌君) 入潮教育次長。
○番外教育次長(入潮賢和君) 講師派遣についての御質問でありましたが、その前に、金融教育にかけている時間が少ないのではないか、この教育の差が資産の差になっているんじゃないかというところについてなんですが、教育課程に組み込まれたということは、全国一律にして同様の内容を同じように学んでいくということでございまして、他諸国の所得が上がった。この金融教育によって日本の所得も同様に上げる教育をするというのにつきましては、県や国が施策を練るものであって、赤穂市で何とかできるものではないというところの御理解をお願いしたいと思います。
また、赤穂市が手を抜いてるわけでも何でもありません。どの先生方も一生懸命研究を重ね、対応は行っております。
また、講師の派遣についてどこが決めるのかというお話でありますが、教育課程、指導要録、要は学ぶ内容というのは全国一律で決まっております。しかしながら、各学校において、地域の状況において少しここを強化したいなとかいうような部分がありましたら、教育課程の編成権は校長にあります。各学校、各地域において必要と思われる部分を強化してまいります。ですので、講師派遣をこちらが紹介をして、この部分をさらに強化したいという思いがありましたら校長が決定していくと。学校内の中で必要と思えば組み込んでいくというふうになっております。それを私たちが許可していくというような形になろうかというふうに思っております。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) 少し、誤解じゃないですけど、すみません。その教育課程というのは県や国で決めて全国一律でということは認識はしております。そういった中で、自由に使える時間があるんでしたら、そういった講師派遣なんかを活用していただきたいと。子供たちにそういった金融教育、お金のことについて考える時間を増やしていただきたいというようなことで言わせていただきました。
それで各学校の学校長の判断で取り入れるかどうかするということです。学校の教育課程も最低限のものを修了するのに精いっぱい、かつかつだというふうに聞いております。そういった状況なのは重々承知しているつもりですので、無理をしてくださいとかいうことは言うつもりはありません。ただ、少し語弊があるかもしれないんですけども、私たち人生の長い時間をお金を稼ぐために使っているというのもまた事実であると思います。そういった意味では金融教育、お金のことに関することというのはとても優先度が高いことなんじゃないかなというふうに思っておりますので、その辺も認識いただきまして進めていただけたらありがたいなと思っております。
では次、3点目の安全安心な公共施設の関係です。
まず、駐車場への防犯カメラの設置ということなんですけども、まずは巡回を行ったり誘導するようにしたり、看板設置することで事故のないように対応されているということだったと思います。もちろん事故はないほうがいいというのが当然ですし、当たり前のことだと思うんですけども、ないように気をつけていても、どうしても発生してしまうということもありますので、今回質問をさせていただきました。最終的には調査研究というようなことだったと思うんですけど、どういった調査研究されるんでしょうか、お伺いします。
○議長(土遠孝昌君) 岸本総務部長。
○番外総務部長(岸本慎一君) まずは近隣自治体の本庁舎の駐車場における防犯カメラの設置の有無と、その防犯カメラが設置されていた場合の駐車場の実態、事故の状況などについて照会をかけたいと考えております。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) 分かりました。近隣自治体の調査をしていただいて、計画的、少しずつでもやっていただけたら市民の安全安心につながるのではないかなというふうに思っております。私が聞いたのは物損の事故だったので、まだいいんですけども、それが人の命に関わるような事故であったり、それが当て逃げだったりというようなことがあったら大問題だと思います。もちろん言われてたとおり、運転手の責任というのがまずは第一に来ると思いますので、それはそうなんですけども、市民の安全安心確保するために、少しずつでもやっていただけたらと思っております。
次、市民病院の駐車場スペースの幅の拡幅についてであります。
幅を広げると、その分台数が減るというのはおっしゃるとおりだと思います。その辺のバランス調整というのは、もう病院のほうが患者数とか、どのぐらい駐車場に利用があるというのは把握、病院が一番されていることと思いますので、お任せするんですけども、これは前向きにしていただけるということでよろしいでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。
○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 病院として前向きに取り組んでまいりたいと考えてございます。
○議長(土遠孝昌君) 榊議員。
○9番(榊 悠太君) 今質問の中で出てきた駐車場なんですけども、白線も薄れて見えにくくなっておりました。その辺も直していただけたらなというふうに思っております。いかがでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。
○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 正面玄関につきましては49台、今現在ございます。そのうち2区画が車椅子専用区画となってございます。区画幅を広げるに当たりましては、車椅子2区画をさらに増やすかどうかも含め、運用上、適切な台数を確保できることを目標としてやっていきたいと思っております。そうした場合に当然ながら白線についても引き直すということになっておると思います。
○議長(土遠孝昌君) 本会議を午前11時5分まで休憩いたします。
(午前10時48分)
(休 憩)
○議長(土遠孝昌君) 本会議を再開いたします。 (午前11時05分)
次、井田佐登司議員
○4番(井田佐登司君)(登壇) それでは、通告に基づき、質問いたします。
質問1は、赤穂市の観光促進についてであります。
質問その1は、赤穂駅のタクシー及びバス乗り場の案内人の設置についてお伺いします。
JR赤穂駅は、日中は1時間に1本の電車が到着しております。観光で来られているお客様がたくさんバス停に列を連ねて待っておられます。皆さんも観光地へ行かれたときに乗り間違いを気にしながら、バスや電車を待ったことはあると思いますが、そのような気持ちを解消するために、案内人に案内していただき、観光のお客様に赤穂を満喫してもらい、気分よく帰ってもらっていただくことにより、リピーターが増えることになってくると考えますが、どのようにお考えですか。
次に、質問その2は、赤穂観光周遊バス「陣たくん号」運行の再開についてお伺いします。
陣たくん号は、令和2年4月29日より運行を休止しています。はや3年と4か月になりました。現在の赤穂への観光のお客様の状況は、御崎地区や坂越地区にたくさんの方が来られています。そんな中、御崎地区から坂越地区へ、坂越地区から御崎地区へ移動を希望する方も少なくないと考えます。
そこで移動手段として、陣たくん号運行の再開を考えますが、どうでしょうか。これからカキのシーズンとなってきます。陣たくん号を再開し、観光のまち赤穂をPRしていくべきと考えますが、どのようにお考えですか、お伺いします。
次に質問2は、赤穂市における防災対策についてお伺いします。
質問その1は、今年、関東大震災から100年の節目に当たります。そこで、赤穂市の防災対策の市民への周知についてお伺いします。
1923年関東大震災が起こり、関西では1995年阪神・淡路大震災が起こりました。阪神・淡路地区では大きな被害を受けております。そこで翌年の1996年に赤穂市地域防災計画の地震対策編を新規に作成した以降、災害が起こるたびに対策編を修正し、国においては2019年に災害対策基本法の改正、防災基本計画の修正を行っております。今後30年以内に70から80%の確率で発生すると言われている南海トラフ巨大地震を見据え、しっかりと備え、周知する必要があると考えます。
赤穂市地域防災計画の基本理念は、市民生活の安全・安心の確保を図ることであります。災害が起きたときの市民の安全・安心の意識を少しでも高め、被害を少なくするために市民への周知が必要と考えます。
そこで、質問その1は、赤穂市の防災対策の市民への周知についてお伺いします。
次に、質問その2は、災害が起きたときの避難所での女性への対応についてお伺いします。
被災した人たちが避難所で生活するときはプライバシーのない生活が待っていると考えます。また、精神的にも大変つらい立場に置かれていると考えます。そのときに女性への配慮や対応はいつも以上に注意が必要だと考えます。これまで私は避難所生活を経験したことがないので、見たり聞いたりしたことでしか考えられませんが、いつ起こってもおかしくない南海トラフ巨大地震や台風などが原因の線状降水帯による水害などが起きた場合、避難所生活ではどうあるべきか考えさせられます。女性の立場に立った対応が必要と考えます。特にトイレ、おむつの交換、授乳等が上げられると考えます。
そこで、質問その2は、避難所での女性への対応についてお伺いします。
これで壇上での質問を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 市長。
○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 井田議員の御質問にお答えをいたします。
第1点の赤穂市の観光振興についてであります。
その1のタクシー及びバス乗り場の案内人の設置についてであります。
議員御提案の案内人の設置につきましては、観光客の満足度向上の観点から一定の効果があるものとは考えますが、赤穂観光協会において、現在播州赤穂駅の駅舎2階に観光案内所を設置し、バス乗降場所や発着時刻など、観光スポットへのアクセス方法も含めまして、観光案内に関する業務を行っておりますので、バス乗り場等に新たに案内人を設置する考えはありません。引き続き赤穂観光協会と連携し、観光客のニーズ把握に努め、丁寧な案内業務に努めてまいりたいと考えております。
その2の赤穂観光周遊バス「陣たくん号」の運行の再開についてであります。
赤穂観光周遊バス「陣たくん号」については、土日・祝日に観光客の周遊を促進する観光周遊バスとして運行しておりましたが、令和2年4月29日より運休をしております。運行再開につきましては、引き続き観光客の動向や費用対効果を踏まえながら、実施主体であります赤穂観光協会等と協議、調整してまいりたいと考えております。
第2点の赤穂市における防災対策についてであります。
その1の赤穂市の防災対策の市民への周知についてであります。
近年、南海トラフ巨大地震の発生が懸念されている中、大規模地震だけでなく、台風や異常気象による線状降水帯など、全国各地で大規模な洪水や土砂災害が発生しており、本市におきましても、大規模な災害がいつ発生してもおかしくないことは十分認識をしております。
市民の皆様への防災対策の周知につきましては、市のホームページをはじめ赤穂市公式LINE、防災メール、防災行政無線、広報紙などを活用しまして、日頃から防災対策への注意喚起を行っているところであります。今後もあらゆる機会を捉えまして、市民の皆様には日頃からできる災害への備えの重要性を周知してまいりたいと考えております。
その2の避難所での女性への対応についてであります。
令和3年第4回定例会の南條議員の御質問にお答えしましたとおり、本市では防災・復興の基本となる赤穂市地域防災計画において、男女双方からの視点に基づいた対応を行うこととしております。
避難所における女性への対応につきましては、避難所運営マニュアルに管理運営体制、避難所生活等において女性への対応や配慮について明記をしており、対応することとしておりますので、今後も男女問わず、あらゆる視点から防災対策が行われるよう、引き続き対応してまいりたいと考えております。
○議長(土遠孝昌君) 再質問はございませんか。
井田議員。
○4番(井田佐登司君) 答弁ありがとうございます。再質問をさせていただきます。
案内人の設置についてでありますが、確かに2階に観光案内所はあります。でも、1時間に1本という電車の到着により現時点でたくさんのお客様が電車から降りてこられます。そのときに改札抜けて右へ行ったときに観光案内所があります。そこでたくさんのお客様が入られたときに2人ないし3人の観光案内所の職員では対応できない部分があるということで、私、この質問をさせていただきました。そのことについてどのように思われますか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) バス待ちの方につきましては土日の10時台に10人程度お待ちであるというふうにはお聞きしております。ただ、観光協会のほうも限られた人数の中で業務をしておりますので、全てに対応ということは難しいかも分かりませんけれども、問合せをしていただきましたら、バスの乗り場や発着時間の案内というのは行っておりますし、また入り口のところで立ち止まっているような方があれば、丁寧にお声がけをして積極的に対応しているというふうに聞いております。
また加えまして、待合所の前にバス停が3か所ございますけれども、比較的分かりやすいところ、全て目に入るところにありますので、分からないということはなかなかないのかなというふうに考えてございます。それと待合所の中にもバス路線図でありましたり、観光案内板の設置をしておりますので、今のところは案内人の設置については考えてございません。
○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
○4番(井田佐登司君) 1時間に1本の電車の到着ということで、バスに乗られる方は10人程度ぐらい、確かに10人ぐらいだと思います。でもバスに乗らなくて、例えばレンタサイクルを借りたいとか、そういう方の対応については、やっぱりどうしても職員が必要となって、2階の観光案内所から下に下りてきたり、そういう細々としたお仕事が観光案内所職員のところに来ますので、その辺を踏まえ、バス乗り場、タクシー乗り場に案内人を設置していただいたら、観光のお客様に大変優しい対応になるかと思いますので、その辺どのように思いますか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) 先ほども申しましたけれども、観光協会も限られた人数の中で業務をしております。できる限り繁忙の時期については多くの職員を勤務するようにしているというふうに聞いてございますし、またレンタサイクル、希望者なども多くあると伺っておりますけれども、先ほども申しましたように問合せがありましたら丁寧に対応しておりますし、分からないような方がおられた場合は、観光協会の職員の方からお声がけをして対応しているということでございますので、御理解いただきますようにお願いします。
○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
○4番(井田佐登司君) 観光案内所の職員の方は丁寧に案内されていると思います。しかしタクシー乗り場、バス乗り場に降りてきたときにまだ聞き足りないことがあるようなことがたびたびあるので、その辺の案内の方を設置していただくと、先ほども言いましたように、観光地として赤穂も大変有名になってきているので、その辺で、来たときに丁寧に案内していただいたら、また赤穂に来たいという人も増えてくると思うので、その辺はどのようにお考えでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) 議員御提案の案内人の設置につきましては、観光客の満足度向上の観点から一定の効果があるというふうに考えてございますけれども、 先ほども申しましたけれども、観光協会におきましても限られた人数の中で業務をしておりますので、全て対応できるかどうかというのは難しいと思います。ですので、できる限りの対応はしてまいりますし、また先ほども申しましたけれども、待合所の壁面にはバスの路線図や観光案内なども掲示をしておりますし、またバス停のところには、一番バスに多く乗られるきらきら坂方面につきましては2番乗り場ですというような掲示もしておりますので、できるだけ丁寧に対応してまいります。
○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
○4番(井田佐登司君) できるだけ丁寧に観光で来られたお客様に対応していただき、リピーターが増えることを望んでいます。そして私自身も調査研究をして、どのようなお客様がどの程度来られて、どの方面が一番多いかということを考えて、また案内人が置けるような努力を私自身もやっていきたいと思います。
次にその2の、赤穂観光周遊バス「陣たくん号」運行の再開についてでありますが、動向を見てということなんですが、どの程度のお客さんが御崎から坂越、坂越から御崎へ行きたいなというふうな考えでおられるのでしょうか、お伺いします。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) どの程度というのは、今現在まだ特に判断しておりませんけれども、令和4年度の観光客数、かなり回復傾向ではございますけれども、それでもまだコロナ禍前の7割程度というような形になっております。コロナ禍前の赤穂観光周遊バス陣たくん号の利用状況が土日・祝日の運行で、1日当たりの利用者が平均で50人、利用収入が年間で約60万円程度。これに対して事業費が350万円かかってございます。ですので300万円近い、290万円ぐらいの赤字というような形になってございますので、いずれにしましても、先ほど市長壇上でお答えをしましたように、実施主体であります観光協会と協議して調整してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
○4番(井田佐登司君) 収入が50万円で、費用が350万円ということで、300万円の赤字ということなんですが、私考えますのに、赤穂観光周遊バス陣たくん号を単に交通手段と考えずに、赤穂観光周遊バス陣たくん号自体を観光資源と考えて、御崎回って、坂越回って坂越駅とか、その逆のルートを走っていくことで、観光資源として話題になっていくと思うんですが、観光資源という観点では、お考えではないんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。
○番外産業振興部長(明石一成君) 議員も御承知だと思いますけど、赤穂市へ来られる観光客の7割から8割というのは自家用車で来られます。ですので、先ほども申しましたけれども、やっぱり運行する限りは経営というのは必要なことですので、費用対効果を考えますと、やはり今の観光客数で再開するということはなかなか難しいというところでございます。
○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
○4番(井田佐登司君) 分かりました。これからカキのシーズンになってくると思うので、御崎から坂越のカキを食べにいこうとか、そういう方がおられると思いますので、また、カキのシーズンになったらお客さんがもっと増えてくると思いますので、またそのときに私も提案させてもらいたいと思います。ありがとうございました。
次に防災についてなんですが、赤穂市の防災対策の市民への周知についてということで、赤穂市のホームページまたはメールとかでそういう媒体を使って周知を行っているということなんですが、それは確かに若者向けで大変よいと思いますが、ホームページとかメールを見ない高齢者の方に対しての防災の周知について、お伺いします。
○議長(土遠孝昌君) 大黒危機管理監。
○番外危機管理監(大黒武憲君) 高齢者についての周知についてですが、先ほど市長が壇上でも申しましたが、紙媒体である広報紙、回覧広報、防災メール、それはスマホとか要るんですが、防災行政無線などによる放送、そういうことによりまして、高齢者についても周知していきたいと考えております。
○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
○4番(井田佐登司君) 広報紙などで周知を広げていくということで、広報紙も見られている方もおられますが、ホームページとかメールとか広報紙以外に何か周知を促すような手段はないでしょうか、お伺いします。
○議長(土遠孝昌君) 大黒危機管理監。
○番外危機管理監(大黒武憲君) 先ほども申しましたが、紙媒体、広報紙のほうには防災行政無線の電話番号も載せております。見ない人は見ないと言われましたら、確かにそうかも分かりませんけど、行政といたしましては粘り強く、引き続き発信していくことが一人でも多くの方の命を守るということと、それと危機感を持って災害に備えていただくために、ホームページの内容も季節ごと、そういう6月とか防災の時期には準備物とかそういうものの、備えていただくものの物品についても、そういうことも載せておりますので、そういうところをなるべく市といたしましては粘り強く発信していくしかないのかなと思ってますけど、そういうところも議員も御承知だと思いますので、御協力いただければと思っております。
○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
○4番(井田佐登司君) ホームページ、メール、また紙媒体以外に、危機感を持ってる方が高齢者及びその他の方々に伝えていくようにしていただく方法もあるかと思います。私も率先してそういう危機感を持って、周りの市民の方に伝えていこうと考えております。
次に、避難所での女性への対応についてですが、運行マニュアルということで、男女問わず過ごしやすい避難所を作っていくようにお伺いしたんですが、女性と男性と区別してはあまりよくないと思いますが、やっぱり女性しかできないような仕事がありますので、その辺の配慮についてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(土遠孝昌君) 大黒危機管理監。
○番外危機管理監(大黒武憲君) 議員おっしゃるように、避難所で女性一人で避難、それとか赤ちゃんを連れている方というのは大変不安だと思います。そういうところにおきましては、なるべく女性の支援員を配置するようにしたり、それと授乳とかおむつを替えるときにでも、なるべくスペースがあればそういうスペース、違う部屋を用意したり、そういうことが難しければ仕切りをもって、仮設のそういう仕切りを、テント的なもの備蓄しておりますので、そういうものを利用しながら、適切に運営したいと思っております。
○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
○4番(井田佐登司君) 女性の立場に立った避難所を設置していただけるように、私希望します。
これで一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(土遠孝昌君) 次、瓢 敏雄議員。
○16番(瓢 敏雄君)(登壇) それでは通告に従って一般質問をさせていただきます。
1点目は、赤穂城南緑地等の整備について伺います。
質問の(1)は、赤穂城石垣に沿う、堀の整備についてです。
質問のアとして、堀の管理について伺います。
体育館入り口の汐見橋からテニスコートまでの堀の管理について伺います。
赤穂城は海岸平城で、瀬戸内海に面するこの石垣沿いに堀はなかったはずです。公園を整備するに当たって、昭和の築城として堀を整備したのではないでしょうか。築城時はなかったと思われるこの堀ですが、造ったからには、国の支援のあるなしにかかわらず、後の世の人が管理していかなければならないと考えます。
現在、史跡として管理しているのか、それとも公園として管理しているのか伺います。
質問のイは、テニスコート横の堀の整備について伺います。
この箇所は葦でしょうか、何年も前から雑草が生い茂り、島のようになっています。そこへさらに土砂やごみもたまっているようです。以前はこの一帯菖蒲が植えられていたようです。今ではその残骸がごみの島のようになっているように見えます。再度菖蒲園として整備できないかという声もありますが、見解を伺います。
質問のウは白鳥についてです。
堀には、羽を切られた白鳥が生活しています。シベリアがふるさとの白鳥は冬の間だけ日本に来る渡り鳥ではないでしょうか。白鳥を見て、虐待ではないかとおっしゃる市民もおられます。今後、この白鳥はどうなるのでしょうか。
質問の(2)は、堀にいるヌートリアの駆除について伺います。
ヌートリアの姿が堀をはじめ市内の河川で見られるということであります。御案内のとおり、特定外来生物のヌートリアは南米原産の大型のネズミで、第二次世界大戦中、主に毛皮用に持ち込まれ野生化したとされています。穴を掘るための鋭い爪、後ろ足には水かきもあり、水辺に生息するのが特徴とされています。農作物を食い荒らす上、繁殖力も強い厄介者です。
ヌートリアについて、赤穂市では、これまで野生動物対策として、その駆除に取り組んできたものと思います。特定外来生物の駆除は生態系維持のため、これまで国が主体でしたが、今年4月の法改正で市町村も駆除が努力義務になりました。国が交付金を増やして自治体の駆除活動を後押しすることになりました。口が鋭く、固い物でもかみ砕くので、石垣をも崩落させる心配があります。国の後押しも踏まえ、どのように堀のヌートリアに対処するのか伺います。
質問の(3)は駐車場について伺います。
質問のアは、赤穂城跡公園東及び西駐車場の利用時間についてです。
城南緑地には3つの駐車場があり、このうち東と西の城跡公園駐車場には時間の規制が掲示されております。
体育館近くの城南緑地駐車場に止めれば24時間駐車が可能なのでしょうが、イベントによって近いところに駐車します。8月に大石神社でイベントがあった際、塩屋門の近くにある西駐車場には特別に開場しているという旨の張り紙もありませんでした。ふだんの毎日は施錠されるとありますので、駐車する人も戸惑うことでしょう。無秩序になるのも困りものですが、観光やイベントでお越しになった人々の利便性も考えていただきたいと思います。どのように管理をされているのか伺います。
質問のイは、赤穂城南緑地駐車場の増設についてです。
体育館や陸上競技場で大きなイベントがあると駐車場が不足するのが実情ではないでしょうか。その対策をまずは伺います。今後も従来どおり引き継いでいかれるのでしょうか。
以前より、グリーンベルトの木を切って駐車場にできないかと申し上げておりますが、グリーンベルトを整備したときの経緯があるということで納得してきました。しかし社会情勢は公園ができた当時とは随分変わりました。社会情勢の変化とともに、公園緑地行政も変遷するのではないでしょうか。公園及びその駐車場も時代の要請で変わってもいいと思います。駐車場の拡大に取り組むことができないか、見解を伺います。
質問の2は、市民病院への信頼回復について伺います。
質問の(1)は、兵庫県、大学医局との信頼回復についてです。
市民病院への信頼、感情はどの程度改善されているのでしょうか。信頼は回復されているとは思えないという市民の声を多く耳にします。兵庫県からの派遣が終わり、県とのパイプが切れました。前院長が築いてこられた大学との関係はどうなんでしょうか。それを引き継ぐ今の体制がそれらの穴を埋められるかといえば、なかなか難しいと僕は思います。新院長が就任されて1年半、新執行体制になって半年が来ようとしています。県、大学との関係を心配しますが、当局はどのように考えておられるのか伺います。
質問の(2)は、患者への信頼回復についてです。
待ち時間が長いとおっしゃる患者が今でも複数おられます。患者の数が減っているのは事実でありますから、待ち時間は目に見えて短縮されていてもいいのではないかと思います。
質問のアは、診察待ちのボードに患者番号を表示できないかです。
各科医師の診察状況を表す掲示板があります。市民病院では、中待合室でお持ちいただく番号が表示され、およその遅れ時間が表示されています。今の表示で、自分は何番目なのか分かりますか。もう何年もこの表示でありますが、患者にとって目に見える改革が進んでいると言えるのでしょうか。一人一人の患者の診察日に決まる診察番号を表示することが適切と考えます。
質問のイは、会計などの処理は効率的なのかであります。
市民病院では診察した各科で保険証を見せて診察券を受け取ったら、その時点で医療費の計算ができており、自動精算機で精算するようになっています。会計のところでは長時間待たないということであります。僕が行く規模の大きいほかの病院では、診察したところで診察券を受け取り、計算ができたら番号の表示があって、精算機で精算するところばかりです。赤穂市民病院のように計算するところが複数あるのは経営効率面で問題があるのではないでしょうか。ここでも関係者の感覚は、市民病院が活況で信頼にあふれていた頃のままではないでしょうか。状況の変化とともに、持ち場持ち場も変化しなければならないのではないでしょうか。
以上で壇上での質問といたします。
○議長(土遠孝昌君) 市長。
○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 瓢議員の御質問にお答えをいたします。
第1点の赤穂城南緑地等の整備についてであります。
その1の赤穂城石垣に沿う堀の整備についてであります。
まず、堀の管理についてであります。
議員御指摘の箇所につきましては、公園施設として整備したものであり、現在は品川リフラ赤穂市民総合体育館及び赤穂城南緑地運動施設等として指定管理者により管理をしているところであります。
次に、テニスコート横の堀の整備についてであります。
テニスコート横の堀は、昭和56年度に花菖蒲園として整備をしておりましたが、加里屋川から新川へつながる水路となっているため、長年にわたり土砂が堆積し、現在の状況になったものであります。再度菖蒲園として整備する予定はありませんが、良好な環境を維持するため、除草や土砂のしゅんせつなど適切な維持管理を行うよう、指定管理者と協議して対応してまいりたいと考えております。
次に、白鳥についてであります。
堀で飼育している白鳥は、公園内で身近にふれあうことのできる動物として市民に親しまれております。
議員御指摘のとおり、飼育目的で飛べないように羽を切っておりますが、動物愛護の観点からは好ましくないため、今後白鳥を増やす予定はありません。また、現在残っている1羽を飼育管理していくことを今後も続けていきたいと考えております。
その3の駐車場についてであります。
赤穂城南緑地駐車場の増設についてであります。
赤穂城南緑地へ来場した際には、品川リフラ赤穂市民総合体育館前の駐車場を御利用いただいております。また、大会等で駐車場の混雑が想定する場合は、整理員を配置しているほか、千種川河川敷を臨時駐車場として利用していただくなど対応しており、今後も同様に適切に対応していきたいと考えております。
なお、赤穂城南緑地は緩衝緑地として整備したものであり、今後も必要であると考えておりまして、議員御提案の樹木を伐採して駐車場を増設する考えはありません。
第2点の市民病院への信頼回復についてであります。
その1の兵庫県、大学医局との信頼回復についてであります。
兵庫県及び大学医局との関係につきましては、私や院長等による訪問を継続しており、現在においてもこれまでと同様の信頼関係は維持されているものと考えております。今後とも地域の医療提供体制維持のため、兵庫県及び大学医局との関係を重視してまいります。
その2の患者への信頼回復についてであります。
まず、診察待ちのボードに患者番号を表示できないかについてであります。
従来から、待合表示システムを導入し、モニター表示により、およその遅れ時間としてお知らせをしておりますが、議員御提案の診察待ちのボードに全ての患者番号を表示をすることにつきましては、現行のシステム上は困難でありますので、御理解を賜りたいと存じます。
なお、本年4月からは、デジタルサイネージを導入し、患者様へのより分かりやすい情報提供に努めておりますほか、今後も予約数の調整や長時間お待ちになられている患者様へのお声がけなどによりサービスの向上に努めてまいりたいと考えております。
次に、会計などの処理は効率的なのかについてであります。
患者様の待ち時間の短縮を図るため、午前は外来各ブロックにおける分散会計、午後は集中会計により効率的に処理をしているところであります。今後とも改善できる点につきましては改善をし、さらなる効率化に努めてまいりたいと考えております。
第1点、その2のヌートリアの駆除について及びその3のうち、赤穂城跡公園東及び西駐車場の利用時間については、教育長のほうからお答えを申し上げます。
○議長(土遠孝昌君) 尾上教育長。
○番外教育長(尾上慶昌君)(登壇) 瓢議員の御質問にお答えいたします。
第1点の赤穂城南緑地等の整備についてであります。
その2のヌートリアの駆除についてであります。
赤穂城跡周辺には、議員御指摘のようにヌートリアの棲息を確認していますが、教育委員会としましては、その個体数や巣窟等については把握していません。
また現状におきましては、石垣を崩す等の被害は生じていないことから、直ちに駆除を依頼する予定はございません。今後につきましては、棲息数や営巣数の状態などに注視し、史跡等の保存に影響を及ぼすと考えられる場合には適切に対応してまいります。
その3の駐車場についてであります。
赤穂城跡公園東及び西駐車場の利用時間についてであります。
赤穂城跡東と西の駐車場は、駐車場としての適切な管理を行うため、午前8時半から午後5時半を利用時間とし、夜間は施錠により閉鎖しております。ただし、城周辺でイベント等が開催されるときなどは、混雑の解消や利便性の向上のため、施錠時間を延長するなどの対応を行ってきております。
議員御指摘のように利用時間の変更がある場合には、分かりやすく周知に努めてまいります。
○議長(土遠孝昌君) 本会議を午後1時まで休憩いたします。(午前11時50分)
(休 憩)
○議長(土遠孝昌君) 本会議を再開いたします。 (午後1時00分)
再質問はございませんか。
瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) まず、堀の整備のところから聞いていきたいと思います。
文化とみどり財団公園事務所が体育館、運動施設として管理をしているということですけども、整備は全て市費ということになるんでしょうか。補助金とか入ることも考えられるんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 今の堀につきましては、都市公園として過去に整備しておりまして、現在指定管理者が管理をしているということでございます。また、長寿命化の中で公園の整備ということになってきますと、部分的には補助金が入ることもあると思います。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 最後分からなかったんですけども、補助金とかも入ると思ってればいいんですか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 具体にこの堀に対して何らかの補助金が入ると、そういう意味ではなくて、城南緑地全体、今、長寿命化計画でいろいろ修繕なりをしていっておりますので、そういった意味で補助金が入るところがあるということでございます。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 菖蒲園のあったところについてですけども、昭和56年に作ってから手入れをあまりしていないということで、除草や土砂の撤去をするとありますけども、これまで何度してきたんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 御指摘の花菖蒲園につきましては、昭和50年代に整備したというふうに聞いております。花菖蒲園の管理につきましては、2年ごとに株分けであったりとか、植え替えの作業が必要であったということで、日常管理として雑草を除去するようなこともありまして、維持管理に相当な手間がかかっていたというふうに聞いてございます。このため平成10年代に廃止をしたということでございます。廃止後も花菖蒲園であったところの雑草や根が残っていたということから、現在雑草が繁茂しているような状況でございます。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) これからは管理していくということですけども、簡単にできるんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 花菖蒲園そのものを再整備する考えはございませんけれども、生えてる雑草の除草であったりとか、一部水がよどまないように土砂しゅんせつとか、その点については指定管理者と協議しながら考えていきたいというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) あそこら辺も公園の一部ですから、きれいに管理するべきではないんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) おっしゃるとおりでございますけれども、今現在草が生えておりまして、草全部刈ったらいいんでしょうけれども、白鳥の棲息地になっていたりとか、図らずそういうビオトープ的な形になっておりますので、あの場所を全部撤去するというのはちょっと抵抗があるかなというふうに思っております。ただおっしゃるように、見た目が悪いとか、そういうところでございますので、除草であったりとか土砂のしゅんせつについて影響ない範囲で考えていきたいというふうに思っております。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) もう何年も前から聞いていたことなんです。言われる方々も、いつかはきれいにしてくれるもんやと、また菖蒲園を作ってくれるもんやと思っての言葉だったんですけども、なかなか、皆さんが通るときに思うことが、直らないんで今回言わせていただいたわけですけども、よろしくお願いします。
白鳥のことですけども、増やすことは考えていないということですけども、飼い殺しをするということでしょうか。もらってきたときの経緯とかは何かいろいろあったんじゃないでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 白鳥を飼育した経緯でございます。昭和50年代に皇居外苑から2羽のつがいを譲り受けたということが一番最初と聞いております。その後2羽が亡くなりまして、平成10年代に山口県の宇部市のときわ公園から2羽のつがいを購入したというふうに聞いてございます。そのうちの1羽が今の残っている白鳥というふうに聞いております。ですので、恐らく今残っておる白鳥については20歳以上ということでございます。適切に飼育管理をしてございますので、決して飼い殺しをするという考えはございません。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 市民に親しまれているのでしたら、渡り鳥ではない白鳥を飼うことは考えられませんか。白鳥も渡らない白鳥がおると思いますが。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 申し訳ございません。渡らない白鳥が私ちょっと存じ上げないので、何とも御答弁しようがございません。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 分からないということですけども、研究はされるんですか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 今のコブハクチョウでいきますと、もともと本来寒いところに生息する鳥でございまして、餌場が凍ってしまう冬に日本の暖かいところに渡ってくるというふうなところでございまして、そういうことですので、屋外でやっぱり飼うということになりますと、飛んでいかないように羽を切るというようなことも出てまいります。市長が壇上で申しましたように、羽を切る行為自体が動物愛護の観点から好ましくないのではないかというような御意見もある中で、現時点で白鳥を増やすことは考えておりませんし、ほかの鳥を、種類を変えて飼うということも考えてございません。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) あまりよく分からなかったんですが、寒いところにおる白鳥の羽を切ってからずっとおるんやから、赤穂でもすめることだということだと思います。そして渡らない白鳥の中に、コブハクチョウというのがおるように聞いております。もし本当に市民に親しまれているとおっしゃるんでしたら、そういった研究も必要ではないかと思います。それと隣にいますね、黒鳥が。黒鳥はどういった扱いなんでしょうか。黒鳥もつがいなんでしょうか、これは。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 黒鳥のほうも1羽ということでございます。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 当初の意図は分かるんですよ。でもそれをやっぱり続けていこかと思ったら、なかなかやっぱり難しいことがあると思うんです。ウサギにしてもそうだと思うんです。先ほどの菖蒲にしても、バラなんかは管理してくれる方がおってやから、きちっと続いていくんかと思いますけども、本当に市民の公園で散策される方多いですから、やっぱり市民の皆さんが見てるんやということを重々考えて行っていただきたいと思います。
次、ヌートリアですけども、被害がないのなら結構なことなんですけども、石垣の調査はどのように行うんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。
○番外教育次長(高見博之君) 石垣の調査といいますか、平生の管理ということで当然職員目視で行っておりますし、文化財の保護連絡員の方も逐次見ていただいて、何か異常がある場合には御連絡いただいてますので、そういうふうに管理はしております。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) これ、ヌートリア見たら通報とかがあるんかと思いますけども、それがあったときは、どのような対応をしているんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。
○番外教育次長(高見博之君) 特にヌートリアを見たからということで教育委員会のほうに通報はありません。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 見たことがないから被害もないんかと思います。城南緑地において、現在のところ見かけたことはないんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。
○番外教育次長(高見博之君) ヌートリアを見かけてないということではなくて、職員も当然城周辺に行ったときにヌートリアを確認はしております。先ほどは、ヌートリアを見たからといって、市民の方というか、保護連絡員の方から、特にヌートリアがいるということに関して報告がないということで御答弁申し上げております。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 僕は何回か聞いて見にいったことあるんですが、皆さんはないということなんですね。それなら結構なことですが、よろしいです。これから特定外来生物ということで、市のほうも被害が出れば積極的に取り組んでいっていただきたいと思います。
次に、駐車場の件ですけども、質問項目がホームページに載ってから数件問合せの電話をいただきました。加里屋中洲の山陽百貨店東側の善意の駐車場が閉鎖されたので、そこに止めていた車が主婦の店の赤穂店西側の駐車場に止められて、そこがいっぱいになって買物に来た人が止められない。また、城跡公園については5時半以降になれば閉まるので、城南の駐車場へ行くと遠いとかいう電話をいただきました。その場所が使えないなら別の場所へ行くというようなことがあるそうで、これが一部の山陽百貨店の横の善意の駐車場の車が加里屋の主婦の店の西側の駐車場へ移ったということかなと思います。いたちごっこで、ほかの駐車場でも同じようなことではないかと思います。赤穂城跡東西の駐車場が5時半で閉まったとき、そこに止めていた車はどのように変わったとかいうのは分かりませんわね。見てませんわね。駐車場に問題はない、本当にそうなんでしょうか。月曜日は空きも多いそうですけども、ほかはいっぱいの日も多いということなんですけども、駐車場を増やそうというようなことは、これまで考えられたことはないのか。今答弁では、河川敷の駐車場というような言葉が出てきましたけども、本当に河川敷の駐車場へ誘導されて、皆さんがそこから歩いてきているのか、伺いたいと思います。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 城南緑地の体育館前の駐車場のことに関して申し上げます。
体育館前の駐車場につきましては、大会等で混雑されるような場合は、大会主催者が整理員を配置しているほか、多くなった場合は河川敷緑地を臨時駐車場として使うというような扱いをしております。
それから今現在、利用者から駐車場に関しての苦情とか要望というのは聞いておりませんので、今後、緑地の部分を駐車場に転換するという考えはございません。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 市民病院南の緑地帯は市民病院駐車場としておりますけども、これは木を切ってということではないんでしょうか。これはどういったことでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 御指摘の緑地帯の部分につきましては、市民病院の今立体駐車場が建っているところの4車線側の部分のことだと思いますけれども、市民病院が建設当時、平成8年頃から工事車両並びに資材置き場として、城南緑地の一部を木を伐採して使用したというふうに聞いております。平成10年2月の市民病院の開院以来、職員等の駐車場が近隣に確保できてないため、引き続き駐車場として使用しているというようなことでございます。管理者といたしましては、当該駐車場がなければ、病院の職員等に大きな影響が生じることから、やむを得ず赤穂城南緑地内の駐車場の設置を許可したものでございます。
なお、これにつきましてはあくまで仮設ということでございまして、病院が他の場所で職員用の駐車場が確保できれば、原形復旧をしていただくというふうに許可を出してございます。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 仮設という形で木を切ってるということですか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) はい、そのとおりでございます。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) それなら体育館側のほうも仮設ということで木を切れば、河川敷まで行かずに済むことではないんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 今申しましたように、病院につきましては、その駐車場がなければ業務自体に大きな影響があることから、特別に許可しているものでございます。体育館前の駐車場については特にそういう駐車場の増設をしてほしいというようなことは要望、苦情は受けておりませんので、今の利用の形態で充足しているものというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 先ほども申しましたけども、月曜日は車が少ないけども、ほかの曜日はほとんどいっぱいだと。また日曜日か、我々が何かイベントで行けば、市民病院の職員の駐車場をお借りするというようなことがある以上、やっぱり駐車場は足りないと思うべきではないんでしょうか。都市公園法も以前とは変わっているようでございますけども、やっぱり新しい時代に合ったような駐車場に管理をしていったほうがいいんじゃないんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 新しい形態でということでございますけれども、一時的に多くなることはあると思いますけれども、例えば体育館の利用者が市民病院に止めるとか、恐らく逆の場合もあると思います。ですので、その辺はある程度許容の範囲かなというふうに思っております。ただ、おっしゃるように、緑地帯を切るということにつきましては、これ緩衝緑地ということでございますので、もともとの緩衝緑地の目的自体がどちらかというと、緑地帯自体が必要な施設ということで位置づけておりますので、あえて駐車場に転換するという考えはございません。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 法律で駐車場にできるできないじゃなくて、あくまでも市の意思で駐車場にしないということでいいんでしょうか。これまで僕ちょっと勘違いしてまして。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 都市公園でございますので、都市計画に基づいて設置をされております。ですので、その用途によって駐車場であったりとか運動施設であったりとかが設置されているものというふうに思っております。それをあえて用途を変えるというのは、特にコアな施設である緑地の部分をあえて削るということは、この緩衝緑地の目的にそもそも反するのではないかというふうに考えております。ですので緑地部分を駐車場に転換するという考えはございません。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 先ほど菖蒲園の話が出てきましたけども、昭和56年という言葉が出てきました。もう随分時代は変わったんじゃないんでしょうか。公園のできたときの意義も随分変わって、今では緩衝緑地と申しますか、大木になり過ぎて、木を切ってくださいという話もよく聞きますけども、やっぱり今の時代に合ったように変えるべきではないんでしょうか。今は駐車場が要るんじゃないんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 今、大きな木を何本か切ったりとか、それとか枝を落としたりというのは、園路の近くで木が倒れてけがをされたというようなことも全国的には聞きますので、そういう管理の面で、木を切ってるということは実態としてはございます。ただ、先ほど来申しておりますけれども、緩衝緑地として緑地帯というのはコアな施設でございますので、それを駐車場に転換するという考えはございません。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) このことは、また次の機会にと思います。
病院のことですけども、いろいろ県や医局へお願いに行っており、関係を築いているということですけども、今の市民病院は播磨圏域の中核病院ではないですよね。
○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。
○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 第二次医療圏域、昔は西播磨医療圏域、それから中播磨圏域ございました。それが合わさって姫路播磨医療圏域となっております。その中で赤穂市民病院が中核病院であるか否かということについては評価を待たなければいけないと思いますけれども、少なくとも、旧の西播磨圏域、これにつきましては、いまだに地域中核病院であると自負してございます。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 播磨圏域の基幹病院に県の医師は派遣されて赤穂へは来ない。また、あるいは十分には満たされないのではないか。こちらの望むことはできない。そのためにも県とのパイプは必要であると思います。一方で全盛期、市民病院のドル箱と言われたのは循環器科であると思います。それを支えたのが前院長であって、神戸大学医局ではなかったか。僕には到底後輩たちが喜んで来るとは思えないんです。
この夏慶応高校が甲子園で優勝しましたけども、うるさいと何ぼ言われようとも、慶応の関係者は応援歌である若き血を歌うんです。それが日本人じゃないでしょうか。 改めて県との関係、医局との関係、循環器科の先生の確保、大丈夫でしょうか。医局との信頼関係は変わりませんか、お願いします。
○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。
○番外病院事務局長(渡代昌孝君) まず大学医局との関係でございます。今瓢議員おっしゃいましたとおり、特に循環器科につきましては神戸大学から派遣をしていただいておりました。ところが御存知のとおり、はりま姫路医療センターができました関係で、やはり神戸大学全体といたしまして、まずはそこに注力するということもございまして、特に、その前藤井病院長が退職されたせいで、うちに派遣がなくなったというわけではございません。ただその代わり、県の養成医が今年の4月から3名派遣していただいております。そういう意味では県とのパイプ、大学医局とのパイプは神戸大学、それからほかの大学等も含めていまだに顕在であると私は考えてございます。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) こちらのほうとしましては、頑張ってくださいとしか言いようがないんです。これからもよろしくお願いします。
待ち時間については、議員になった頃よりの課題でございます。その時分とは随分変わりましたけども、診察日になれば先生は診察に集中しているのではないかと思いますけども、患者側からすれば、同じところで順番がとどまっているように思えて、医者の姿が患者に見えないんで苦情が来るようになるんかなと思います。費用がかかるので変更はできないというようなことをおっしゃったように思いますけども、必要と考えるのであればするはずですよね。今のままでいいということでしょうか。これまで待ち時間について、目に見える形ではどのように改革されてきたのか、伺います。
○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。
○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 病院での待ち時間につきましては、これは永遠のテーマであるかなというふうには思っております。一部診療科、もしくは一部医師の間で待ち時間が生じておる。これはもう十分認識してございます。ただ、だからといって決して医師、看護師など医療スタッフが手を抜いているわけではございません。そのときの患者数であったりとか診療科、それから医師の診療の仕方、それから病棟での対応、救急での対応といったこともありますことから、待ち時間の長短は、これもう当然にあり得るのかなというふうに思ってございます。
表示板をというような御提案でしたけれども、答弁といたしましてはシステム、これ新しいシステムを入れなければいけないと、これがかなりの額を要する。それから今、御質問の中でございましたが、中待ち、外待ちというふうな2段階での病院体制をしております。現在表示されておりますのは、中待ちへ入る順番、ここまでの方は中待ちへどうぞ、もうすぐしたら診察が始まりますよというようなことで御案内させていただいております。それから、中待ちへ入るタイミングといいますと、一つの枠で30分刻みで枠取ってますので、そういったことが時間が推移することで、そろそろかなというふうには確認いただけるのかなというふうに思ってございますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。
○16番(瓢 敏雄君) 後のほうの会計などの処理もなんですけども、市民病院が全盛期であった頃と同じようなやり方が今も続いておるわけなんです。ちょっと考えても、やっぱり改革というのは何年かおきに常に、システムが陳腐化するとか言いますけども、やっぱり考えていく必要があるんじゃないかなと思います。経費的にも難しいことでしたら、今回は諦めますけども、患者にとって分かりやすいようにしてあげてほしいなと思います。これ会計のことなんですけども、集中のほうが効率的やから、昼からはしているというんだったら、朝も変えたほうが効率的じゃないんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。
○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 市民病院開院当時にそれまでの集中会計からブロックごとの分散会計、これ導入いたしました。これはやはり第一目的は患者の待ち時間の短縮、これを第一目的といたしておりました。当時としては大変画期的で患者からも喜ばれたものであります。その後患者数も減ってまいりました。それに合わせて5ブロックありますけれども、それぞれ計算担当が1人もしくは2人ついておりますけれども、時間帯によって、もしくは曜日によって、その担当人数を減らしたりとかして調整はしております。できるだけコストをかけないようにということも対応してまいりました。さらに令和2年の7月、今議員からも御紹介ありましたとおり、午前中は分散会計、これもやはり待ち時間の短縮、それから午後からは集中会計ということで、こちらのほうは午後からの患者が明らかに少なくなりますので、効率性を重視して1か所で計算するということで改善をしたものであります。そういった例えばハード面、それからソフト面もかかわらず、できるところは順次改善には努めているところでございます。
○議長(土遠孝昌君) 次、山田昌弘議員。
○11番(山田昌弘君)(登壇) それでは、今回の質問をさせていただきます。今日は、私が一般質問最後でございます。皆さんお疲れでしょうけれども、しっかりと聞いていただいて、しっかりした御答弁をよろしくお願いいたします。
それでは通告に従い、質問をさせていただきます。
質問の1として、有年土地区画整理事業についてお伺いをいたします。
市施工である有年土地区画整理事業は、快適で良好な住環境を形成することを目的に事業が進められています。少しずつではありますが、新しく家を建てられる方も出てきています。JR有年駅、国道2号線と公共交通を含めた利便性を生かして、新たに有年地区へ移り住む方を増やすことが重要であると考えています。
今、有年地区では、少子化・高齢化は急速に進んでいます。少しでも人口を増やせるよう、有年土地区画整理事業による環境整備が急務であります。新たに有年に住んでいただくには宅地として整備し、販売していくことが重要です。そのためには、まずは今ある保留地を宅地として販売できるように、効率的にインフラ整備を行い、保留地の販売を加速させることが重要です。そうすることで、個人地の宅地化も活性化をされ、有年に移り住む方も増えていくのではないかと考えます。
そこで、質問の(1)として、保留地の今後についてお伺いいたします。
今までに有年駅周辺で効率的に事業を進めてきたと思いますが、現在、販売可能な保留地はどの程度あるのか、お伺いをいたします。
また、今後販売に向け、どのように進めていかれるのか、お伺いをいたします。
次に、質問の(2)として、有年駅南側の自転車駐輪場についてお伺いをいたします。
有年駅橋上化以降、乗降客も徐々に増加し、多くの乗降客が有年駅を利用されています。駅北・南にはそれぞれ自転車駐輪場が整備され、無料ということもあり、多くの方々に利用されています。
南北の駐輪場の利用は、駅への進入の便利さで南側駐輪場の利用が圧倒的に多い状況にあります。そのため最近、南側駐輪場では、自転車や原付バイクが屋根つきの駐輪場に入り切らずに乱雑に駐輪され、多いときには車道近くまで置かれているなど見苦しい状況にあります。区画整理事業も徐々に進み、有年駅を利用される方が増えていることは非常に喜ばしいことでありますが、乱雑に置かれた自転車等の状況は非常に見苦しい状況といえます。地元からも改善の要望が出ています。
JR有年駅は有年の玄関口であり、赤穂市の北の玄関口でもあります。有年駅南側の駐輪場について、駐輪台数を増やすなどして整理された状況になるよう、改善が必要と考えます。お考えをお伺いいたします。
次に、質問の2として、県道高雄有年横尾線の整備についてお伺いをいたします。
このことに関しましては、昨日前田議員のほうが質問をされています。重なるところがあると思いますが、御了承よろしくお願いをいたします。
赤穂市内から国道2号への南北を結ぶ連絡道路は、主要地方道赤穂佐伯線、県道高雄有年横尾線、県道大津西有年線があります。先日、山陽自動車道のトンネル事故により山陽自動車道が通行止めになりました。
その影響で、赤穂市内から国道2号へ迂回するため、多くの車がこれらの南北の連絡道を通行しています。
今回質問する県道高雄有年横尾線もかつてないほど通行量が増えています。私は改めて、赤穂市内と国道2号を結ぶ南北道路の重要性を認識させられました。
県道高雄有年横尾線は、西播磨地域社会基盤整備プログラムに記載をされています。
計画としては、全長3キロメートルの道路を南工区はバイパス化、北工区は待避所設置として整備し、事業着手は平成30年度から工事区間の用地買収を行い、周世橋から周世坂上り口までの延長1キロメートルの区間を南工区として、まずは事業推進に努めていくとされています。
また、周世坂上り口付近から有年横尾までの北側区間については、南側の事業進捗を踏まえ、着手予定とされています。県道高雄有年横尾線道路の現状は、山間部を何度も曲がりくねる狭い道路であります。整備計画にある南側区間はバイパス化、北側区間は待避所を設置して、狭小部の改善をする計画では、赤穂市内からJR有年駅までの大幅な時間短縮が期待をできません。北側区間の有年側では、2車線の道路が完成しており、北側区間もそれに合わせた道路にすべきと考えます。そうすることにより、国道2号から赤穂市内までの時間が大幅に短縮されるとともに、緊急車両もスムーズな通行が可能になり、市内を南北に結ぶ幹線道路としての利用拡大が期待をされると考えます。県道高雄有年横尾線を赤穂市内と国道2号を結ぶ幹線道路として、また緊急道路として県に強く要望し、南工区と同様に北工区の整備をする必要があると考えます。お考えをお伺いをいたします。
次に質問の3として、高齢者の移動手段の確保についてお伺いいたします。
今後、少子高齢化がさらに進む中で、高齢者の移動手段の確保は、社会的な課題として重要になってきます。高齢者の移動手段の現状は、大きく分けて、自分で運転する自動車、家族などの運転する自動車、公共交通機関、徒歩の4つです。また、移動手段の確保策としては、公共交通機関の整備・充実、自家用有償運送の活用、福祉タクシーの利用、買物代行や配食サービスの活用などの施策が挙げられます。高齢者の住む地域性や個々人が置かれる状況によって様々な要望があると考えます。
そこで、質問の(1)として、高齢者からの要望についてお伺いをいたします。
高齢者から移動手段に対してどのような要望があるのでしょうか。またその要望はどのように把握をされているのか、お伺いをいたします。
現在、高齢者の移動手段として最も多く利用されているのは、自分で運転する自動車です。社会全体の高齢化に伴い、75歳以上の運転免許証保有者は増えています。しかし、高齢ドライバーによる交通事故の報道があるたびに免許証返納が話題になり、高齢者本人、家族は免許証の返納が頭をよぎります。高齢ドライバーの事故防止の一環として道交法が改正され、2009年から75歳以上の人が免許を更新するとき認知機能検査が義務づけられ、認知症の疑いがあれば医師の診断を受け、認知症と診断されれば免許の取消しや停止が行われることになっています。
このように、高齢者の事故防止の対策が充実・強化が図られている状況であれば、私は、健康に問題がないのであれば、75歳になったからといって、運転免許証を返納するんだというような短絡的な考えに陥る必要はないのではないかと考えます。
運動能力のある高齢者が免許証を返納してしまうと、まず健康に悪影響が出ると言われております。ある調査によると、65歳以上のドライバーで運転をやめた人は、続けた人と比べ、要介護認定になるリスクが約2倍に高まるとの結果が出ています。運転能力には個人差があり、公共交通機関で満足に移動できる人も限られています。住み慣れた土地で生活しつつ、体が動くうちは自分で運転して出かけたいと思われる高齢者も多くおられます。一日でも長く安全に運転できるようなサポートが必要ではないかと考えます。
そこで、質問の(2)として、安全運転サポート車購入補助についてお伺いをいたします。
技術の急速な発展で、技術で事故防止が可能な車ができています。そのような車を購入するための支援が必要ではないかと考えます。もちろん自身の運転能力を確実に把握することが基本ですが、車が必要な高齢者の方々への支援になるのではと考えます。お考えをお伺いをいたします。
次に質問の4として、赤穂トラストホープ球場の利用促進についてお伺いをいたします。
赤穂トラストホープ球場は、赤穂城南緑地公園内にあり、内野スタンドと、バックスタンドにベンチシートが設置され、LEDスコアボードやナイター照明6基、放送設備を完備している野球専用球場であります。環境もよく、令和元年8月10日に球場のスコアボードが更新されてからは、近隣市町にない立派な球場として、市内外の大会をはじめ多くの方々に利用されています。また、県内外からのチームを招待した各種大会では、参加された関係者の皆様から、すばらしい球場だとおほめの言葉も多くいただいたとお聞きをしています。スポーツ先進都市赤穂市を象徴する立派な球場であると思います。利用状況は年々増加傾向にあり、この球場で大会を実施したいとのお声も多くお聞きをします。現在は、少年野球や社会人野球だけでなく、高校野球や関西福祉大学、中学クラブチーム等の利用もあるとお聞きをしています。私は、今後とも利用者が増えていき、将来的にはプロ野球を呼べるような球場になればと思っております。これまでにもいろいろと整備していただいておりますが、今後の整備の在り方と、利用促進に向けた施策についてのお考えをお伺いいたします。
以上で私の壇上での質問を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 市長。
○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 山田議員の御質問にお答えをいたします。
第1点の有年土地区画整理事業についてであります。
その1の保留地の今後についてであります。
有年地区の保留地につきましては、現在、有年駅の南側において3区画を販売しており、また、北側においては昨年度の工事進捗に伴い、新たに3区画の販売が可能となりましたので、今年度中の販売開始に向け、手続を進めているところであります。
なお、今後も一般国道2号相生有年道路の事業進捗に合わせまして、新たな保留地販売ができますように、効率的な整備を進めていきますとともに、引き続き販売促進につきましても、積極的に努めてまいりたいと考えております。
その2の有年駅南側の自転車駐輪場についてであります。
自転車駐輪場につきましては、シルバー人材センターに管理を委託し、自転車の整理整頓など日常的な維持管理に努めているところではありますが、議員御指摘のとおり、駅への利便性もよく、また無料であるため、通勤・通学等の利用者の増加により、駐輪可能台数を超えた利用状況となっております。このため今後は駅舎周辺の空きスペースを活用するなど、新たな駐輪場所の整備に向け、関係機関と協議をして進めてまいりたいと考えております。
第2点の県道高雄有年横尾線の整備についてであります。
議員御指摘のとおり、山陽自動車道の事故による通行止めによりまして、赤穂市内の幹線道路においても交通量の影響が見受けられるところであります。また、県道高雄有年横尾線においても、ふだんでは見られない交通流入が確認されております。
県道高雄有年横尾線については、現在、南工区のバイパス工事が進められているところでありまして、北工区については、西播磨地域社会基盤整備プログラムにおいて、待避所設置と記載されておりますが、赤穂市としましては、県光都土木事務所の意見交換会の中で、北工区も南工区と同様に道路の線形改良や、バイパス整備の事業化を要望しているところでありまして、今後も引き続き県への要望を続けてまいりたいと考えております。
第3点の高齢者の移動手段の確保についてであります。
その1の高齢者からの要望についてであります。
移動手段に関する要望や意見につきましては、高齢者に限定した調査等は実施をしておりませんが、老人クラブや民生委員とは定期的に意見交換をしており、地区によっては車がないと外出がしにくいため、なかなか車を手放せないといった御意見等をいただいております。
その2の安全運転サポート車購入補助についてであります。
議員御提案の購入補助につきましては、国では令和3年11月まで、また県では、令和2年度末まで補助金を支給しておりましたが、現在は終了されております。
安全運転サポート車は、対歩行者衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置を搭載する車であり、自動車を運転される高齢者が安全に外出するために有効であると認識しておりますが、機能には限界があり、路面や気象条件によっては作動しない場合もあると聞いております。高齢者が積極的に外出することはフレイル予防につながり、住み慣れた地域で生き生きと暮らし続けるために重要なことであると考えておりますので、安全運転サポート車購入補助制度の導入も含めまして、他市の事例を参考にしながら、効果的な高齢者の外出支援の仕組みについて調査研究をしてまいりたいと考えております。
第4点の赤穂トラストホープ球場の利用促進についてであります。
赤穂トラストホープ球場の整備につきましては、赤穂市公園施設長寿命化計画に基づき、順次改修を行っているところであります。平成26年度と27年度に球場外側に防球ネットを設置し、令和元年度にはスコアボードを更新いたしました。令和3年度は内野スタンドのベンチを修繕し、令和4年度は放送設備を更新いたしました。今年度は、受変電設備と外野ラバーフェンスの更新を予定しております。次年度以降につきましては、ナイター照明のLED化やバックネット裏の防球ネットの設置を予定しておりますなど、より安全に使用できる施設として、計画的に整備を進めたいと考えております。またスポーツ少年団から社会人野球まで多くの方に利用していただけるよう、引き続き各種野球団体等との連携を図り、利用促進に努めてまいりたいと考えております。
○議長(土遠孝昌君) 再質問はございませんか。
山田議員。
○11番(山田昌弘君) それでは再質問を行います。
最初の有年土地区画整理事業で、確認をしておきたいんですけども、先ほどの答弁で販売可能な保留地として、北と南合わせて、3区画、3区画で6区画という判断でよろしいんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 販売可能な保留地につきましては、駅の南側に3区画、それから今年度内に販売を始める保留地が駅の北側3区画でございます。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 今の話だと6区画ということで、数としてはあるのかなという思いがあります。ただ、今年度中に販売ができるというようなお話でしたけども、見込みとしてはどうなんでしょう。もう販売は今年度中に、せめて3区画なり、6区画のうちの幾らかはやろうという考えでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) まず販売に向けて北側の3区画でございますけれども、既に評価委員会を開催いたしまして、保留地処分価格の審議をいたしております。10月末頃に区画整理審議会を開催予定でございまして、保留地処分価格を決定する予定でございます。処分価格決定の後、ホームページや広報あこう等に公募する旨周知を行う予定でございます。令和6年1月の下旬から2月の下旬頃には入札を行いたいというふうに考えてございます。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) しっかりとやっていただいて販売促進をお願いしたいと思います。販売するには、いろんなところにPRしていく必要があると思います。それに向けた施策はどのように考えておられるのかお聞きします。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 販売促進のためのPRでございます。まず、市のホームページ、広報などで市民への周知を行いたいというふうに思っております。それから住宅展示場の住宅メーカーへ情報を提供いたしまして、住宅展示場に来られる来場者に土地の情報を提供したいというふうに思っております。また市内にございます企業様に御案内し、従業員への周知をお願いしたいというふうに考えております。また今後検討ということになりますけれども、ほかの組合施工の部分ですけれども、そちらで販売実績の多い市内近隣市町のアパートにお住まいの方に対してダイレクトメールであったりとか、ポスティングということも検討したいというふうに考えてございます。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 販売促進に向けては、いかにそれに向けて情報を出していくのかということが大事だと思ってます。それに最初、私も壇上で言わせていただきましたように、ちょうどJR有年駅があり国道2号があるということで、環境的にはすごく便利なとこではないかというようなことを思っております。そこらを前面に押し出していただいて、販売促進が可能になるようによろしくお願いしたいと思います。保留地がある程度売れていけば、個々人が持っておられる土地も、そういう形で売れていくんじゃないかということを思っておりますので、そこら辺りはしっかりとやってください。
2点目の有年駅の駐輪場の件です。今日、朝も見ましたけれども、整理は大分できておると思っております。ただ、現状の駐輪場の駐輪可能台数は幾らで見とるんか、分かれば教えていただきたいと思います。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 駐輪場でございますけれども、それぞれ駅の南、北側それぞれございます。それぞれの箇所で20台ずつ、合計40台の計画でございます。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 20台ということで、うまく分散されればいいんですけども、なかなかやはり先ほども言いましたように、北側より南側の駐輪場のほうが圧倒的に多いというようなことに思っております。管理も、シルバーの方にやっていただいてるんだということで、今も言いましたように、整理はできております。ただ、増やしていくというような話でしたけども、空きスペースを活用してというようなお話ありましたけども、具体的にはどのような方法を取られようと思ってるんでしょうか。お聞きします。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 既に駅の北側で取り組んでおりますけれども、駅舎の階段下で空きスペースはございますけれども、そこに駐輪できるように整備をいたしまして、駐輪場の拡大をしていきたいというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 階段下の空きスペースということなんですけれども、その土地は市のものという判断ですか、それともJRなんですか。それお聞きするのは、それによってJRとのお話合いもあるでしょうし、勝手に使っていいんかなということも思いますので、そこはどうなんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 計画しているところは市の仮換地でございまして、将来市の土地になるところでございます。また、その協議といいますか、JRの軌道に面したところでございますので、JRの保線区と協議が必要になってくるというふうに考えてます。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 駅はやっぱり玄関口でありますので、見苦しくないように、なるべく早く整備をしていただいて進めていただければと思っております。
駐輪場の件に関しましてはよろしくお願いをいたします。
次に、県道高雄有年横尾線のことでございます。私も県とか要望に行かせていただいたときに、そういうお話もさせていただきました。やはり、せっかく北に立派な2車線の道路があるのに、それにうまくつなげんような道路では仕方ないんじゃないかというふうに思っております。県にこれからもいろんなことでお願いはすると思うんですけど、どのようなアプローチの仕方をやろうとお考えなんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 県道高雄有年横尾線の北工区の件でございます。
御指摘のとおり、南工区と同様の整備をしていただきたいというふうに思っておりますけれども、その要望の理由としまして、狭隘な道路を改良することによってスムーズな交通と交通事故防止につながることであったりとか、市南部から国道2号へつなぐ道路で、災害時のほかのルートの代替道路として整備の必要性があること。それから交通結節点であるJR有年駅と赤穂市街地をつなぐ幹線道路としての整備の必要性があること。また、有年区画整理事業の区域に接続する県道でございまして、区画整理事業の効果を高め、赤穂市北部のまちづくりに寄与することを訴えていきたいというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 要望の理由としては、そういう形でいいんじゃないかと思っております。ただ、北工区の着工は南工区の進捗を見てというような形になっております。現状の南工区の進捗はどのようなとこまで進んでいるんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) 南工区の件でございますけれども、県のほうから、今年度より工事の着手の予定と聞いております。ただ、当初黒谷川を横断するボックスカルバートを施工する予定であったということでございますけれども、文化財調査の結果、影響範囲に埋蔵文化財が確認されたということでございますので、黒谷川より少し北側から道路改良工事を行うというふうに聞いてございます。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 南工区の工事をすぐに進めていただいて、なるべく早く北工区の工事が着手できるようによろしくお願いしたいと思います。
そして、本来でしたら、バイパス化というのは、人家あるとこをバイパス化をするんだというようなお話も伺っております。ただ、先ほども言いましたように、やはり県道高雄有年横尾線は山間部通って曲がりくねっておりますので、やはり狭小部の改良だけでなく、バイパス化を含めた線形を変えていただきたいということを、私自身もしっかりと伝えていきたいと思っておりますので、市としてもしっかりと対応をよろしくお願いしたいと思います。
次に高齢者の移動手段の確保ということで、やっぱり自分で運転したいんだという意見もあるというお話を伺っております。先ほども言いましたように、何か運転をやめてしまうと、すぐに弱ってしまうというようなことを私は感じております。特に私の地域では車がなかったら、車は足の代わりというような形になっておりますので、先ほどもフレイル予防もあるんだというようなことを言われてましたけども、やっぱりどのような対応をするのが一番かなということを思っておりますけれども、市としてはどのような対応、どのような支援がベターかなというような思いがあるでしょうか、お聞かせ願います。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) この場で具体的に今ここで申し上げることはできませんが、市内循環バスを含めました公共交通の在り方やそれから福祉サービスとしての支援、またあるいは民間に御協力いただく形での補助金や委託料など、できる限り幅広い方を対象として支援を行うこと、それと取りこぼしなく高齢者も含めた市民皆様の外出を支援できる仕組みづくりに努めるということが重要というふうに考えておりますので、今後他市の事例等参考にしながら、調査研究してまいりたいというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 私、何で言わせていただいたかというと、75歳になったから免許返納を第一に考えるんじゃなくって、いろんな、今でしたらサポートできる体制も、車自体も無人で走るような技術も発展もしておりますし、やはり個々人の運動能力であれば、そういうことはやっていただくほうがフレイル予防にもなるんじゃないかというふうに思っております。他市との調査研究をしてみるんだというようなお話ありましたけど、ここでこんなこと言っちゃおかしいんだけども、調査研究いうたらあまりぴんと来ないような答弁にはなるんですけども、やはりサポートをする、それぐらいはやっていこうというようなお考えはまるきりないんでしょうか。サポカーに関してですけども、そこを再度お聞きをしておきます。
○議長(土遠孝昌君)
松下健康福祉部長。
○
番外健康福祉部長(松下直樹君) サポカーの助成ということですが、まず、県内のほうでちょっと事例のほう掲げますと、県内では加古川市と加西市のほうで実施しております。加古川市につきましては、装置つきの車の購入補助を上限10万円で実施しておりまして、令和4年度は725件の補助実績で、執行額は約6,600万円と伺っております。また加西市につきましては後づけ装置のみの補助金で、金額が上限1万1,000円で実施しておりまして、令和4年度についてはゼロ件、令和3年度においては1件という実績というふうにお伺いしております。県内でなく、県外のほうもちょっと調査しましたけれども、やはりサポカーを今まで国県が補助しておりました関係もあって、現在その制度が終わっておるものの、他の自治体でそういうサポカー補助をしているという自治体というのが少のうございますので、なかなか現時点で、分かりました、はいしますというのは言い難いということもありまして、今後そこら辺も含めて調査研究をさせていただいて、高齢者も含めた皆様の外出支援を支援できる仕組みづくりに努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) 高齢者の足の移動手段の確保の中でいろんな話もさせていただきました。一つは、公共交通がもう少し充実しておればというお話もありますけれども、なかなかそれも難しい。やはり自分が運転して、運転できるまで運転すれば、フレイル予防とか認知にならんとかいうようなことになるんじゃないかと私は考えておりますので、しっかりと他市の状況も考えていただいて、見ていただいて、できればそういう補助ができるようにしていただければと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
最後に赤穂トラストホープ球場の関係で少しだけお聞きをしておきます。
いろんな整備をしていただいております。先ほど説明がありましたように、いろんな整備をしていただいたおかげで、この近隣ではもうピカイチの球場、姫路球場は別として、になっております。ただ、いろんな課題もあるんじゃないかなというふうに私は思っております。その1つがバックネットなんかが少し低いですから、ボールが外に出てということもあると思うんですけども、そういうことへの対応というのはどのような対応を取られるようにしておられるんでしょうか。
○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。
○番外建設部長(小川尚生君) バックネットの裏については、確かにおっしゃるとおり、防球ネットがレフト・ライトのような防球ネットがついてございません。そういう意味では、ファウルボールがバックネット裏に飛んでいくということも考えられますので、市長が壇上でお答えいたしましたように、バックネット裏の防球ネットについては今後整備をしていきたいというふうに考えております。
○議長(土遠孝昌君) 山田議員。
○11番(山田昌弘君) この球場も使用される方も大分増えております。いろんな球種で使われることもあると思います。全てのことにうまく対応できるようにしっかりとこれからも整備をしていただいて、近隣に誇れる球場として立派にやっていただければと思っております。終わります。
○議長(土遠孝昌君) 以上で通告による質問は終わりました。
これをもって、一般質問を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 本会議を午後2時30分まで休憩いたします。
(午後2時15分)
(休 憩)
○議長(土遠孝昌君) 本会議を再開いたします。 (午後2時30分)
◎議案一括上程
○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第4、第58号議案 令和5年度赤穂市一般会計補正予算ないし第61号議案 赤穂市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題といたします。
◎各常任委員長報告
○議長(土遠孝昌君) これより各常任委員会の審査の経過並びに結果について、委員長の報告を求めます。
まず、民生生活委員長 家入時治議員。
○民生生活委員長(家入時治君)(登壇)
民生生活委員長報告を行います。
当委員会に付託されました第58号議案関係部分など4議案について、去る9月11日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について、御報告申し上げます。
まず、第58号議案 令和5年度赤穂市一般会計補正予算関係部分についてであります。
第1点は、後期高齢者医療療養給付費負担金返戻金についてであります。
委員から、昨年度と同様に高額の返戻金であるが、兵庫県後期高齢者医療広域連合は負担金をどのように見込んでいるのか、とただしたところ、当局から、当該負担金は保険給付費の12分の1を市町が負担するものであり、同広域連合が、近年の医療費の動向などを参考に県下全体の保険給付費を見込み、その総額に対して各市町の近年の実績により概算負担金の按分率を決定するものである。令和4年度で納めた額の7.3%が返還となっているが、主な要因としては、令和2年度、令和3年度において新型コロナウイルス感染拡大の程度が高く、受診控えの多かった都市部に比べ、流行の程度が低く、受診控えの少なかった周辺部の医療費が相対的に多額になったことに伴い周辺部において、概算負担金の按分率が高く設定されたことによる。との答弁があった。
さらに委員から、コロナによる受診控えはそれほどなかったのか、とただしたところ、当局から、令和元年度概算時の赤穂市の負担金按分率は県全体の1.02%であったが、令和4年度は1.10%で精算時には1.05%となっている。との答弁があった。
第2点は、コミュニティ助成事業についてであります。
委員から、採択件数の決定について、ただしたところ、当局から、本事業は一般財団法人自治総合センターが実施する助成事業であり、採択基準や採択理由は公表されていないためわからないが、市から毎年2件申請し、例年1件は採択されている。なお、本年度は2件の採択があったことから増額補正するものである。との答弁があった。
さらに委員から、自治会からの応募件数について、ただしたところ、当局から、市から自治会に募集案内を行い、ここ数年10件程度の応募があり、抽選により上位2件を決定し、兵庫県へ申請している。との答弁があった。
さらに委員から、採択の累計件数について及び応募件数が少ないのではないか、とただしたところ、当局から、今回を含め累計16件が採択されており、自治会が大型備品を必要としない場合は応募がないものと認識している。との答弁があった。
さらに委員から、申請が煩雑との声はないのか、とただしたところ、当局から、市への応募段階では、複雑な書類の提出は求めていないが、兵庫県に申請する段階になると見積書やパンフレットのコピーが必要となるため、少し手間がかかる。との答弁があった。
また他の委員から、当初予算額250万円と増額補正額200万円との差異について、ただしたところ、当局から、本事業は100万円下限の250万円上限であるが、今回対象となる自治会からは必要な備品200万円を申請し、採択されたことによる。との答弁があった。
第3点は、過年度市税等過誤納金還付金及び還付加算金についてであります。
委員から、
新型コロナウイルスワクチン接種事業負担金及び
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金の返還総額が1億円余りになった要因について、ただしたところ、当局から、当該負担金は、令和4年の秋から実施したオミクロン株対応のワクチン接種において当初3万9,000件を見込んでいたが、実績は2万2,000件で、実施率が約57%にとどまったこと、当該補助金についても、オミクロン株対応のワクチン接種において接種の規模が想定より縮小したことから、コールセンター業務やデータ入力作業等の委託料の減、事務費等の減となった。との答弁があった。
次に、第60号議案 令和5年度赤穂市介護保険特別会計補正予算についてであります。
委員から、通所型サービス事業の予算費目を組み替えた経緯について、ただしたところ、当局から、負担金補助及び交付金は、指定事業者がサービスを提供した際に、その単価に応じて給付に係る費用を支払うものであるが、当該事業については、事業者指定や対象サービスが未設定の段階であるため、市で単価を設定し、事業者に委託して実施するものとして予算費目の組み替えを行うものである。との答弁があった。
さらに委員から、委託先及び事業内容について、ただしたところ、当局から、市内の介護保険事業所を想定しており、事業内容については1コース12回の3か月間の通所プログラムであり、リハビリテーション専門職による自宅で取り組む運動を中心に個別指導を行うほか、必要に応じて歯科衛生士による口腔機能向上プログラムや、管理栄養士による栄養改善プログラムを実施する。との答弁があった。
さらに委員から、対象者及び対象人数について、ただしたところ、当局から、総合事業の対象者及び要支援1または2の認定者のうち、地域包括支援センター職員と面談を実施し、生活機能の改善が見込める人で、生活改善に取り組みたいという事業参加希望者20人を予定している。との答弁があった。
また他の委員から、当該事業は器具を使用するのか、とただしたところ、当局から、リハビリテーション専門職による面談を中心とした個別指導であり、在宅でできる運動がメインであるため、特に器具・機械は使用しない。との答弁があった。
次に、第61号議案 赤穂市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
委員から、本条例の改正趣旨について、ただしたところ、当局から、マイナンバー法等の一部改正法が令和5年6月9日に公布され、それに伴い現行の健康保険証が令和6年秋に原則廃止となり
マイナンバーカードに一本化されることにより、自治体の独自制度である福祉医療助成等の事務については、個人番号を利用した情報連携による受給資格の確認を行うことから、条例を改正するものである。との答弁があった。
さらに委員から、現行の健康保険証が廃止になると、市役所窓口での本人確認はどうなるのか、とただしたところ、当局から、今回の情報連携に限らず現在、運転免許証や
マイナンバーカードで本人確認を行っている。との答弁があった。
さらに委員から、
マイナンバーカードと健康保険証の一本化をしていない人に対して、本条例改正により不都合は生じないのか、とただしたところ、当局から、原則、資格確認書をプッシュ型で届ける仕組みになっていることから、影響はないものと考えている。との答弁があった。
さらに委員から、情報連携において
マイナンバーカードの有無は特に関係ないのか、とただしたところ、当局から、
マイナンバーカードがないからできないというものではなく、あくまで個人番号による情報連携を行うものである。との答弁があった。
その他の議案については、特に質疑はなかった。
以上の経過をたどり採決いたしました結果、付託されました第58号議案関係部分など4議案については、全会一致で可決すべきものと決した次第であります。
以上で民生生活委員長報告を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 民生生活委員長の報告は終わりました。
次、建設水道委員長 山田昌弘議員。
○建設水道委員長(山田昌弘君)(登壇)
建設水道委員長報告を行います。
当委員会に付託されました第58号議案関係部分について、去る9月12日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について、御報告申し上げます。
委員から、道路橋梁維持費・道路橋梁維持修繕工事外について、7月豪雨による緊急を要する工事の対応について、ただしたところ、当局から、7月14日に市道八軒家古池線で斜面崩壊の通報を受け、土木課職員が現地を確認し、18日に業者による土砂の撤去及び防護網の応急補修を行い、28日から8月10日にかけて防護網の張替工事を実施した。との答弁があった。
さらに委員から、工事は通行止めで行ったのか、とただしたところ、当局から、7月18日の応急補修時のみ完全通行止めとし、防護網の張替工事期間中は
片側通行で作業を行った。との答弁があった。
また他の委員から、当該工事は既に完了しているが、道路橋梁整備事業の増額補正は必要なのか、とただしたところ、当局から、当該事業のうち維持修繕工事は当初予算額で発注しているが、当該工事の実施により予算超過となり、他に必要な工事もあることから増額補正を行うものである。との答弁があった。
さらに委員から、当該工事の不足分を補填するため増額補正をする認識でよいのか。とただしたところ、当局から、そのとおりである。との答弁があった。
また他の委員から、当該工事に要する費用について、ただしたところ、当局から、現在設計変更の内容を固めている状況であり、積算額は約900万円弱である。との答弁があった。
さらに委員から、当該工事箇所の定期的な状況確認及び計画的な修繕について、ただしたところ、当局から、落石防護網については、道路パトロール中に目視点検を行っており、当該路線については、計画的に老朽化した防護網の張替えを行っている。との答弁があった。
さらに委員から、当該工事は事務事業成果報告書の道路橋梁維持費における「要望苦情処理状況」として上がる案件となるのか、とただしたところ、当局から、当該工事の処理内容含めて、決算の中で確定していくことになるため、現段階での答弁は控えたい。との答弁があった。
また他の委員から、異常気象によるゲリラ豪雨等が増加するなか新たな土砂崩れが発生しないための対策について、ただしたところ、当局から、当該事業の維持修繕工事において今回は防護網の張替工事を実施したが、予算としては、他の道路維持修繕事業等緊急を要する対策にも対応している。との答弁があった。
また他の委員から、緊急を要する工事に係る業者選定及び入札価格について、ただしたところ、当局から、維持修繕工事については、入札により業者を決定しており、入札時点では工事の詳細について特定不可能であるため、想定する道路修繕等の数量等を見込み、入札価格を設定している。との答弁があった。
さらに委員から、緊急対応すべき工事がなかった場合の支払いについて、ただしたところ、当局から、これまで緊急対応すべき工事がなかったことはないが、市民からの要望及び苦情を受けている経過観察中の箇所が多数あるため、維持修繕工事として対応することになると思われる。最終的には工事完了箇所について精算し、支払いするという流れである。との答弁があった。
以上の経過をたどり採決いたしました結果、付託されました第58号議案関係部分については、全会一致で、可決すべきものと決した次第であります。
以上で、建設水道委員長報告を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 建設水道委員長の報告は終わりました。
次、総務文教委員長 奥藤隆裕議員。
○総務文教委員長(奥藤隆裕君)(登壇)
総務文教委員長報告を行います。
当委員会に付託されました第58号議案関係部分について、去る9月13日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について、御報告申し上げます。
第1点は、普通交付税についてであります。
委員から、増額の内訳について、ただしたところ、当局から、普通交付税のうち、基準財政収入額は予算と比較し約3,600万円の減となっており、主な要因としては基準財政収入額のうち固定資産税償却資産において総務大臣配分で2,700万円の減、市長決定分で1,000万円の減となっている。基準財政需要額は予算と比較し、約4,600万円の増となっており、主な要因としては、個別算定経費で約1,300万円の減や今年度の算定から加わった
マイナンバーカード交付率に伴う地域デジタル推進費で約1,900万円の増、公共施設の光熱費部分を含む包括算定経費で1,100万円の増、臨時財政対策債の振り替えで約3,200万円の増となっている。収入額と需要額の差額で8,200万円の増となっている。との答弁があった。
さらに委員から、地域デジタル推進費の算定に
マイナンバーカードの交付がどのように関係するのか。とただしたところ、当局から、今年度より算定に加わったものであり、
マイナンバーカードの交付率によって需要額が算定される。交付率の基準が65.02%に対し、令和5年5月末時点で赤穂市の交付率は74.12%であり、本市の交付率が高いことから算定の増となっている。との答弁があった。
第2点は、過年度市税等過誤納付金還付金及び還付加算金についてであります。
委員から、保育士等処遇改善臨時特例交付金の積算根拠について、ただしたところ、当局から、交付済み額213万3,100円に対し、対象経費が201万5,260円となっていることから、差額11万7,840円の還付となる。との答弁があった。
さらに委員から、当該事業の還付が生じる理由について、ただしたところ、当局から、公立の保育所、幼稚園、アフタースクール及び私立施設の職員に係る処遇改善に対する補助金であり、積算額が確定したことによる。との答弁があった。
第3点は、特定教育・保育施設給付事業についてであります。
委員から、当該事業に係る補助金交付先について、ただしたところ、当局から、市内にある私立の認可保育所1施設及び認可外保育施設5施設の計6施設に対し補助金を交付する。との答弁があった。
さらに委員から、各施設への補助額について、ただしたところ、当局から、施設の定員数に応じて補助金を交付するものであり、例えば定員75名の認可保育所で27万円、定員5名の認可外保育施設で1万8,000円となる。との答弁があった。
さらに委員から、補助金の算定方法について、ただしたところ、当局から、定員数10名単位で基準額が定められており、10名単位の定員数に応じて補助金を支給する。との答弁があった。
第4点は、地方債についてであります。
委員から、都市計画事業に係る限度額の110万円増額の理由について、ただしたところ、当局から、赤穂城南緑地陸上競技場に設置する投てきネットの購入に係る財源であり、当初予算では特定財源としてスポーツ振興くじ助成金を予定していたが、交付団体より120万円の減額内示を受けたことから、特定財源120万円の減額に対し交付税導入率で有利な起債である公共施設等適正管理推進事業債を活用して110万円増額し、残りの10万円を一般財源で財源調整を行うものである。
さらに委員から、交付税措置の内容について、ただしたところ、当局から、公共施設等適正管理推進事業債は大変有利な起債であり、借入に対し37%の交付税算入となる。との答弁があった。
以上の経過をたどり採決いたしました結果、付託されました第58号議案関係部分については、全会一致で、可決すべきものと決した次第であります。
以上で、総務文教委員長報告を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 総務文教委員長の報告は終わりました。
◎質疑・討論・表決
○議長(土遠孝昌君) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対して、御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これで質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
深町直也議員。
○3番(深町直也君)(登壇) 私は、第61号議案 赤穂市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに反対の立場で討論を行います。
今回の条例改正は、来年秋に紙の保険証を廃止し、マイナ保険証に全面移行する国の方針に基づいて、その準備のために一部を改正するものです。
マイナンバー事業の大混乱は、昨年10月に岸田政権が突如として、2024年度秋に健康保険証を廃止して
マイナンバーカードに一本化すると表明したことが引き金になりました。任意である
マイナンバーカードを強制的に全国民に持たせようというものです。その
マイナンバーカードには、マイナポータル(情報提供等記録開示システム)として、納税状況、医療、年金などの保険料納付と受けたサービスの状況、公金受取口座、さらにはがん検診など受けた健康診断とその結果や生活保護、児童扶養手当の支給、雇用保険の支給など、29分野の膨大な個人情報がひもづけられています。
この
マイナンバーカードを性急、かつ強制的に国民に持たせようとして大混乱を招いた岸田政権の暴走に国民の不信と怒りが広がっているのは当然のことです。
政府は、
マイナンバーカードを持たない人が申請する資格確認書を申請なしでマイナ保険証を持っていない人に送付し、有効期限を1年間から5年間に延長すると発表しましたが、これまでどおりに紙の保険証を存続すれば何の問題もない話であります。
政府は、来年秋の保険証廃止ありきをやめ、紙の健康保険証を存続させるべきです。
マイナンバーカード事業は、根本的に是非を問い直すべき制度であり、政府はマイナ保険証への一本化、紙の保険証の廃止を断念すべきです。
今回の条例改正は、問題の多い
マイナンバー事業を促進することにつながるものであり賛成することはできません。
以上で討論を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論はございませんか。(なし) 御発言がなければ、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
まず、第58号議案 令和5年度赤穂市一般会計補正予算ないし第60号議案 令和5年度赤穂市介護保険特別会計補正予算についてを一括採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。
本案は、いずれも委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、第58号議案ないし第60号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
次、第61号議案 赤穂市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。(起立多数) 起立多数であります。
よって、第61号議案は原案のとおり可決されました。
◎請願上程
○議長(土遠孝昌君) 次は日程第5、請願を議題といたします。
◎所管常任委員長報告
○議長(土遠孝昌君) これより請願の審査の経過並びに結果について所管常任委員長の報告を求めます。
請願第3号 少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元をはかるための、2024年度政府予算に係る意見書の採択の請願について。
総務文教委員長 奥藤隆裕議員。
○総務文教委員長(奥藤隆裕君)(登壇)
総務文教委員会における請願の審査報告を行います。
当委員会に付託されました請願第3号について、去る9月13日委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
請願第3号 少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元をはかるための、2024年度政府予算に係る意見書採択の請願についてであります。
委員から、国に対し継続して意見書を提出すべきであると考え、採択する。
さらに他の委員から、タブレットの普及に係る教材研究や授業準備の状況について、当局に説明を求めたところ、当局から、教材研究は授業の一番大切なところであり、授業準備として教材研究を行っており、ICTを活用した授業の取り入れにも工夫や改善に努めている。との説明があった。
さらに委員から、平成18年度に国庫負担割合が2分の1から3分の1に引き下げられており、教育関係予算を拡充していく必要があると考え、採択する。
さらに他の委員から、加配教員の増員、事務職員、養護教諭、栄養教諭等の少数職種の配置増は不可欠であり、子供たちの豊かな学びを保障するために、採択する。
さらに他の委員から、本市でも加配に関して独自措置をとっているが、各自治体においてできる措置も財政的に限度があるため、国において格差是正を図るべきと考え、採択する。
さらに他の委員から、自治体間の教育格差が生じないためにも、2分の1復元をはかることが必要と考え、採択する。など、本請願を採択すべきとの意見の開陳がなされた次第であります。
以上の経過をたどり、採決いたしました結果、請願第3号は、全会一致でもって採択すべきものと決した次第であります。
以上で総務文教委員会における請願の審査報告を終わります。
○議長(土遠孝昌君) 総務文教委員長の報告は終わりました。
◎質疑・討論・表決
○議長(土遠孝昌君) これより所管常任委員長の報告に対する質疑を行います。
請願第3号について御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これで質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論については通告を受けておりませんが、討論はございませんか。(なし) 御発言がなければ、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
請願第3号 少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元をはかるための、2024年度政府予算に係る意見書採択の請願について採決いたします。
お諮りいたします。
本請願に対する委員長の報告は採択であります。
本請願は委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、請願第3号は採択とすることに決しました。
◎意見書案上程
○議長(土遠孝昌君) 次は日程第6、意見書案第2号 少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元をはかるための、2024年度政府予算に係る意見書の提出についてを議題といたします。
意見書案第2号に対する提案議員の趣旨説明を求めます。
山田昌弘議員。
○11番(山田昌弘君)(登壇) ただいま御上程をいただきました意見書案第2号 少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元をはかるための、2024年度政府予算に係る意見書の提出について、地方自治法第99条による別紙意見書を赤穂市議会会議規則第14条の規定により提出します。
提出議員は、前田尚志議員、田渕和彦議員、井田佐登司議員、前川弘文議員、山田昌弘であります。
案文の朗読により提案趣旨説明とさせていただきます。
少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元をはかるための、2024年度政府予算に係る意見書。
2021年の法改正により、小学校の学級編制標準は段階的に35人に引き下げられるものの、今後は小学校に留まることなく、中学校・高等学校での早期実施も必要です。加えて、きめ細かい教育活動をすすめるためには、さらなる学級編制標準の引き下げ、少人数学級の実現が必要です。2021年、萩生田文科大臣は、改正義務標準法にかかわる国会答弁の中で、30人学級や中学校・高等学校における少人数学級の必要性についても言及しています。
学校現場では、貧困・いじめ・不登校など解決すべき課題が山積しており、子どもたちのゆたかな学びを保障するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。子どもたちのゆたかな学びや学校の働き方改革を実現するためには、加配教員の増員や事務職員・養護教諭・栄養教諭等の少数職種の配置増など教職員定数改善が不可欠です。
一方、厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。
義務教育費国庫負担制度については、2006年に国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。国の施策として、定数改善にむけた財源保障をし、子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。子どもたちのゆたかな学びを保障するための条件整備は不可欠です。
よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように、下記の措置を講じられるよう強く要請します。
記
1 子どもたちの教育環境改善のために、少人数学級を推進すること。具体的学級規模は、OECD諸国並みのゆたかな教育環境を整備するため、30人以下学級とすること。
2 教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、地方財政を確保した上で、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
令和5年9月22日 兵庫県赤穂市議会議長土遠孝昌から、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣あてであります。
議員諸氏の御賛同をお願い申し上げまして、提案の趣旨説明とさせていただきます。
○議長(土遠孝昌君) 提案議員の趣旨説明は終わりました。
◎質疑・表決
○議長(土遠孝昌君) これより質疑に入ります。
意見書案第2号について御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これで質疑を終結いたします。
この際お諮りいたします。
ただいま上程中の議案は、議事の順序を省略して直ちに表決に入りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、さよう決します。
これより表決に入ります。
意見書案第2号 少人数学級推進などの定数改善と
義務教育費国庫負担率2分の1復元をはかるための、2024年度政府予算に係る意見書の提出について採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、意見書案第2号は原案のとおり可決されました。
○議長(土遠孝昌君) 本会議を暫時休憩いたします。 (午後3時14分)
(協 議 会)
○議長(土遠孝昌君) 本会議を再開いたします。 (午後3時21分)
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
◎閉会宣告
○議長(土遠孝昌君) この際お諮りいたします。
今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
よって、会議規則第7条の規定により本日をもって閉会したいと思います。
これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、令和5年第3回定例会は、これをもって閉会いたします。
◎議長閉会あいさつ
○議長(土遠孝昌君) 閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、去る9月5日の開会以来18日間にわたり格別の御精励を賜り、厚くお礼を申し上げます。
今期定例会には、令和5年度一般会計補正予算のほか条例の一部改正並びに人事案件など、いずれも重要な案件につきまして、終始熱心な御審議の上、適切妥当な結論を得られましたことに心より敬意を表するところであります。
また、このたび令和4年度各会計決算審査のため決算特別委員会が設置され、閉会後、引き続き審査を願うことになりましたが、委員各位の一層の御精励をお願いする次第であります。
市長はじめ理事者各位におかれましては、審議の過程で議員各位が述べられました意見等を十分に尊重され、今後の市政執行に意を尽くされますこと切に希望するものであります。
また、終始御協力を賜りました報道関係各位には厚くお礼を申し上げる次第であります。
最後になりましたが、議員各位におかれましては、くれぐれも御自愛の上、市政発展のため、ますますの御活躍を期待いたしまして、閉会のごあいさつといたします。
市長。
◎市長閉会あいさつ
○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 閉会にあたりまして、一言お礼を申し上げます。
今期定例会におきましては、令和5年度各会計補正予算をはじめ、条例の一部改正、人事案件等につきまして、慎重に御審議を賜り、いずれも原案どおり可決いただきましたこと、心からお礼申し上げます。
審議の過程で頂戴いたしました御意見、御要望等につきましては、その意を十分に呈しまして、市政執行に努めてまいりたいと存じますので、今後とも御支援、御指導賜りますようお願いを申し上げます。
また、閉会中の審査となりました令和4年度各会計の決算認定につきましては、家入委員長、中谷副委員長をはじめ、決算特別委員の皆様方には大変御苦労をおかけいたすこととなりますが、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
終わりになりましたが、本定例会を通じ、御協力を賜りました報道関係各位に対しまして厚く御礼を申し上げ、簡単措辞ではございますが、閉会のごあいさつといたします。誠にありがとうございました。
◎散会宣告
○議長(土遠孝昌君) これをもって散会いたします。御苦労さまでした。
(午後3時25分)
( 了 )
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
赤穂市議会 議 長 土 遠 孝 昌
署名議員 田 渕 和 彦
署名議員 瓢 敏 雄...