赤穂市議会 > 2023-06-27 >
令和 5年第2回定例会(第4日 6月27日)

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  1. 赤穂市議会 2023-06-27
    令和 5年第2回定例会(第4日 6月27日)


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    令和 5年第2回定例会(第4日 6月27日)              令和5年第2回赤穂市議会(定例会)会議録 1.令和5年6月27日(火曜日)午前9時30分開議(於議場) 2.会議に出席した議員(18名)    1番  西 川 浩 司          10番  釣   昭 彦    2番  山 野   崇          11番  山 田 昌 弘    3番  深 町 直 也          12番  奥 藤 隆 裕    4番  井 田 佐登司          13番  家 入 時 治    5番  南 條 千鶴子          14番  前 川 弘 文    6番  荒 木 友 貴          15番  田 渕 和 彦    7番  安 田   哲          16番  瓢   敏 雄    8番  中 谷 行 夫          17番  前 田 尚 志    9番  榊   悠 太          18番  土 遠 孝 昌 3.会議に出席しなかった議員   な  し 4.議事に関係した事務局職員
       事務局長  東 南 武 士     書  記  寺 下 好 穂                      書  記  山 﨑 智 子 5.地方自治法第121条の規定による出席者   市     長  牟 礼 正 稔    教  育  長  尾 上 慶 昌   副  市  長  溝 田 康 人    市民病院事務局長 渡 代 昌 孝   市長公室長    山 内 光 洋    上下水道部長   平 野 佳 秀   危機管理監    大 黒 武 憲    消  防  長  尾 崎 浩 司   総 務 部 長  岸 本 慎 一    教 育 次 長  高 見 博 之   建 設 部 長  小 川 尚 生    教 育 次 長  入 潮 賢 和   健康福祉部長   松 下 直 樹    技術担当部長   山 田 裕 之   市 民 部 長  関 山 善 文    監査委員事務局長   産業振興部長   明 石 一 成    選管・公平書記長 田 中 志 保   都市計画推進担当部長            澗 口 彰 利    財 政 課 長  中 村 光 男   会計管理者    西 田 佳 代    行 政 課 長  山 本 桂 士 6.本日の議事日程  日程第1  会議録署名議員の指名  日程第2  議事日程の変更        (委員長報告、質疑、表決)  日程第3  一般質問  日程第4  第47号議案ないし第52号議案        (一括上程、委員長報告、質疑、討論、表決)  日程第5   請願第2号 インボイス制度の実施延期を求める意見書を政府に送付することを求める請         願書         (上程、委員長報告、質疑、討論、表決)  日程第6   第57号議案 消防ポンプ自動車取得契約の締結について          (上程、説明、質疑、討論、表決)  日程第7  兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について 7.本日の会議に付した事件   議事日程に同じ ◎開議 ○議長(土遠孝昌君) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。            (午前9時30分)  現在の出席議員数は18名であります。  これより日程に入ります。 ◎会議録署名議員の指名 ○議長(土遠孝昌君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、議長において指名いたします。  会議録署名議員に安田 哲議員、中谷行夫議員を指名いたします。 ◎議事日程の変更 ○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第2、議事日程の変更についてを議題といたします。  このことにつきましては、先般議会運営委員会が開かれましたので、その経過並びに結果について、委員長より報告を願うことにいたします。  議会運営委員長 前田尚志議員。 ○議会運営委員長(前田尚志君)(登壇)  おはようございます。議会運営委員長報告を行います。  本日の議事運営につきましては、去る6月16日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  本日の委員長報告については、去る6月9日委員長報告をした以降で変更になった部分についてのみ申し上げます。  まず、日程第6で、追加議案として第57号議案を上程し、委員会付託を省略して直ちにこれを議了することといたしております。  次に、日程第7として、兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行う予定といたしております。  以上のとおりでありますので、議員各位におかれましては、何とぞ当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、議会運営委員長報告を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 議会運営委員長の報告は終わりました。  ただいまの議会運営委員長報告に対し、御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ質疑を終結いたします。  ただいまから表決を行います。  議事日程の変更については、ただいま委員長報告のとおり行うことに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認め、さよう決します。 ◎一般質問 ○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第3、一般質問を行います。  一般質問は、発言の通告により順次発言を許します。  瓢 敏雄議員。 ○16番(瓢 敏雄君)(登壇) それでは一般質問をさせていただきます。  質問の1は、忠魂碑について伺います。  都市部や農村部など日本全国に点在する忠魂碑が管理できなくなったり、老朽化で撤去や移転の必要性が出てきたりして各地で問題化しているとの報道があります。赤穂市においては、どのような状況なのか確認させていただきます。  さきの大戦が終わってから80年になろうとしています。今の時代を生きる若い人々には忠魂碑の存在からお話をする必要があるのかもしれません。僕が子どもの頃には、桜満開の忠魂碑の周りで花見をしたり、放課後に付近で遊んだり、一般の人々にも今に比べるともっと身近な存在だったように思います。世間では、年月の経過とともにその存在が薄れ、忠魂碑がどこにあるのかも忘れかかっているように感じます。  忠魂碑とは明治維新以降、1894年(明治27年)に勃発した日清戦争や1904年(明治37年)に始まった日露戦争をはじめとする戦争や事変に出征し、戦死した地域出身の兵士の天皇への忠誠を讃える碑であります。帝国在郷軍人会が主体となり、1910年(明治43年)から建立が始まりました。国難に殉じた英霊を慰霊・顕彰するための石碑で、村単位で建立されることが多かったと記録にはあります。  さきの大戦の終戦までに全国各地に7,400基以上が建立されましたが、終戦後に5,600基以上の忠魂碑が壊されたとする調査もあります。ちゃんと調査がなされたことがないので、どこにどのような忠魂碑が誰によって建てられたのか、そしてどれだけが残っているのかは明確には分からないということのようであります。  昭和何年という数え方をすると、本年令和5年は昭和98年であります。昭和100年も目の前に迫ってきました。対応を急ぐべきと考えます。  質問です。  現在赤穂市において忠魂碑の実態の調査はなされているのでしょうか。老朽化や管理面での問題や要望はあるのでしょうか。多額の税金の支出を伴うことになるのかもしれませんが、災害時の危険も考えられます。今後赤穂市におけるそれぞれの忠魂碑についてどのような対応を考えておられるのか、伺います。  質問の2は、有機栽培米特別栽培米づくりを推進し、学校給食の主食に採用できないかであります。  「学校給食全て無農薬米に、減農薬採用の豊岡市、3年後の全面転換を目指す。」令和5年1月8日の神戸新聞NEXTにこのような見出しの記事が配信されました。  それによると、豊岡市では平成19年から学校給食の一部に減農薬米の導入を始め、平成29年に全面転換。現在は市立小学校25校約3,900人と、中学校9校約2,000人で、減農薬栽培のコシヒカリを給食に用いているとあります。  また、小中学校の給食では、県下で豊岡市のほか丹波篠山市と稲美町が減農薬米と特別栽培米を採用しているとあります。  学校給食において、これまで主食である米は、全量学校給食会が県下一括でまとめて購入しているものと思っていました。自治体ごとに決めることが許されるなら、赤穂市でもぜひとも取り組んでいただきたいと質問いたします。  有機栽培米特別栽培米の採用は、学校給食の目玉になり、安全・安心な米を使う学校給食の自治体は、今後の都市間競争に勝てる要素になると信じます。  有機栽培米特別栽培米づくりは難しいのは承知しているつもりです。しかし、未来を創る子どもたちへの安心な米の提供は、生産者にもやりがいや意欲、使命感を持ってもらえるのではないかと思います。  豊岡市のことを伝える神戸新聞NEXTには、「子どもたちに無農薬栽培の米を食べてもらいたくて17年間栽培してきた。学校給食で提供できるのは感無量」と話す生産者の声を掲載していました。見解を伺います。  質問の3は、赤穂緞通に対する今後の取り組みについて伺います。  これまでの赤穂緞通関係者の支援で、赤穂緞通の技法は継承されました。今後は、それぞれの作家さんの生業が緞通で成り立つようになることを考える段階に入ったのではないでしょうか。生業が成り立たなくてはやがては衰退してしまうのではないかと懸念します。  質問の(1)は、計画中の特別展の内容と狙いについて伺います。  赤穂緞通の考案者児島なか氏の生誕200年を記念して特別展が今年催されます。特別展の内容と狙いを伺います。  質問の(2)は、地場産業に育てるためにはどのような支援ができるのかを伺います。  京都市で開催された日本伝統工芸京都展をこの4月13日に視察しました。赤穂緞通の展示会について何か参考になればと赴きました。実際、伝統工芸展に行って鑑賞してみると、作品のどれもが素人目にも美しく、見事な作品でした。鑑賞すれば、作品や作家さんをリスペクトする何かがあります。百聞は一見にしかずでございます。赤穂緞通にも当てはまるのではないかと思います。現地では直接作品を展示している作家さんから話を聞く機会を得ました。作家さんは、日本の伝統工芸品はアートとして世界でも認められている芸術品であると話しておられました。行政の役目の一つは、一般の人々が芸術工芸品を感じる場を提供することではないかと考えます。緞通を目にする機会が増えれば、人々にとってもっと身近なものになり、ファンを増やすことにもつながると考えます。赤穂緞通を産業として成り立たせるためには興味を示す人々を増やさなくてはなりません。赤穂緞通に取り組む作家さんも増えたようであります。新作の緞通の展示会を継続的に行うことはできないでしょうか。展示会を開催するについては、出品数の確保のほか、実行委員会運営委員会、あるいは審査委員会の設置など多くの検討すべき課題があるのでしょうが、赤穂緞通という伝統工芸品を伝承・発展させていくためには必要と考えます。見解を伺います。  最後に質問の4です。  現時点で市長は今期で退任するおつもりなのかであります。  市長は、今期の立候補の表明をする昨年9月の時点では、「2期で退任する意向を明らかにした」と報道にあります。以降確かめる間もなく今に至っておりますが、現時点、現実を見てみれば、副市長が交代し、以前に増して指揮権は集中の方向に向かっていると僕は思います。今でも市長が区切りを考えて仕事をしておられるのなら、市の置かれているこの難局は打開のしようがないのではないかと考えます。ごく一般的に社会や組織において、もうすぐ辞めると分かっている人が将来的なビジョンにまで取り組まれるのでしょうか。また、人心はついてくるのでしょうか。市が抱えている問題は喫緊に取り組まなければ将来にまでつながる課題ばかりです。不安でなりません。改めて市長はどのようなおつもりなのか、伺います。  以上であります。
    ○議長(土遠孝昌君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 瓢議員の御質問にお答えをいたします。  第1点の忠魂碑についてであります。  忠魂碑の管理については、老朽化や管理者の高齢化に伴い、全国的に課題となってきております。  忠魂碑の実態調査につきましては、過去に調査を行った記録はありますが、現状の実態把握には至っておりません。  次に、老朽化や管理面での問題や要望については、市内の忠魂碑を主に管理をしていただいております赤穂市遺族会から、遺族の高齢化に伴い除草作業などが難しいといったことはお聞きしておりますが、忠魂碑の老朽化の問題については聞いておりません。  次に、今後の本市における忠魂碑への対応については、現在、赤穂市遺族会を通して市内の各支部に、管理の状況や今後の考え方等についてアンケート調査を実施しているところであります。  今後、忠魂碑の管理をどうしていくかについては、遺族の皆様の思いを聞いた上で、他市の動向も注視しながら、調査研究してまいりたいと考えております。  第2点の有機栽培米特別栽培米づくりを推進し、学校給食の主食に採用できないかについてであります。  有機栽培米特別栽培米の生産については、作業負担の増加や生産コストが高い等の課題が多いため、それらの生産を推進することはハードルが高いと考えております。  令和5年第1回定例会で千種代表の田渕議員の御質問にお答えしましたとおり、環境保全型農業支援事業を活用し、低農薬・低化学肥料化に向けた実証栽培に取り組む農家グループの事例もありますことから、引き続き、有機栽培米等の生産を検討される農家がありましたら、支援してまいりたいと考えております。  なお、学校給食への採用については、有機栽培米等が生産される段階で、生産量や、品質、価格等を踏まえ検討するものと考えております。  第3点の赤穂緞通に対する今後の取り組みについてであります。  その2の地場産業に育てるためにはどのような支援ができるのかについてであります。  赤穂緞通は、兵庫県伝統的工芸品に指定されており、その技術を伝承していくとともに、地場産業としての認知度を高めるため、制作工房の維持費の支援を続けております。  議員御提案の新作の緞通の展示会を継続的に行うことにつきましては、過去に実施をいたしました展示会において、出展する緞通を準備するのに1年以上の長期間を要し、緞通が集まらなかったことや、現在、多くの方々が自ら工房を持ち、個別に展示会などの活動をされているため、それぞれの工房における調整は困難であります。また、既に市内の民間アンテナショップで緞通の展示販売が行われていますことから、市主催での展示会は考えておりません。  第4点の現時点における私の今任期での退任の考えについてであります。  私は、さきの市長選挙におきまして、引き続き2期目の市政運営を担わせていただくことになりました。  2期目の市政運営に当たりましては、市民一人一人の声と力をまちづくりの原動力とし、全力で山積する諸課題の解決に向け取り組んでいるところであります。  令和5年度も3か月が過ぎようとしており、2期目も半年足らずが経過したところであります。  今は、与えられました任期をしっかりと全うしていきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。  第3点その1の計画中の特別展の内容と狙いについては、教育長のほうからお答えを申し上げます。 ○議長(土遠孝昌君) 尾上教育長。 ○番外教育長(尾上慶昌君)(登壇) 瓢議員の御質問にお答えをいたします。  第3点の赤穂緞通に対する今後の取り組みについてであります。  その1の計画中の特別展の内容と狙いについてであります。  教育委員会では、赤穂緞通の技法を昭和59年に赤穂市無形文化財に指定し、後継者養成の講習会や美術工芸館での特別展を開催してまいりました。  今年が赤穂緞通の考案者である児島なかさんの生誕200年の節目の年に当たることから、歴史博物館では、赤穂緞通の歴史と魅力を広く知っていただくことを目的として、赤穂緞通・図面等を展示する特別展「児島なか生誕200年記念 赤穂緞通」展を開催する旨の報告を受けております。引き続き、教育委員会としましては、文化とみどり財団に企画展の開催を働きかけるなど、赤穂緞通の魅力発信に、協力してまいりたいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 再質問はございませんか。  瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) それでは忠魂碑からお尋ねします。  忠魂碑のことについては、建立のいきさつなどは、ちょっと説明させていただいたつもりではおるんですが、管理者は誰が管理するようになるのが一番なんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 松下健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(松下直樹君) 管理につきましては、忠魂碑は遺族会が中心になって管理されているところが多いということはお聞きしております。遺族会の意向を確認せずに市がどうするかという話はできないというふうに考えておりますので、今後遺族の意向を聞きながら、管理の方法等については調査研究をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) 遺族会が忠魂碑を建てたものではないと思うんです。建てたのは在郷軍人会なり、明治43年というたと思うんですけども、明治の時代から建立が始まったわけです。遺族会ができたのは、さきの大戦が終わってからのことでございます。そういったことから考えれば、当然建立については国が責任を持ってしていくべきじゃないんでしょうか。遺族会はたまたまお守りをするためにあるようになっているんじゃないんでしょうか。だから管理については責任はどこにあるんかいうたら、市、国にあると考えるのが普通じゃないんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 松下健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(松下直樹君) 忠魂碑は、基本的には建立者等が管理するものということで認識はしておりますが、高齢化で今後の管理が難しいという意見もあろうかと思います。そういうことも踏まえまして、今後どういった管理が適切なのかということを調査研究してまいりたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) 調査研究は結構なんです。すぐにはどういうことも考えてはおりませんが、山にあるとこなんかは荒れてしまって、災害でも、雨でも降れば崩れるようなことも考えられないこともないんで、そういったものも調査して、きちんと処理をしていただきたいなと思います。  移転とかについては、どのようにお考えですか。 ○議長(土遠孝昌君) 松下健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(松下直樹君) 調査に関しましては、先ほど市長壇上で答弁申し上げましたとおり、遺族会を通してアンケート調査をして管理の方法とか実情など調査をしている状況でございます。  移転費用につきましては、補助金という制度がございまして、1基につき50万円を上限に事業費2分の1を補助するというものもございます。ただ、この利用につきましては、忠魂碑の状態や管理状況等条件が様々厳しいものがございますので、それが該当するかどうかというのは現時点では分かりかねますので、そこら辺も踏まえまして、今後調査研究をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) じゃあ、喫緊には危険な忠魂碑はないと思えばよろしいんですか。 ○議長(土遠孝昌君) 松下健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(松下直樹君) その点も踏まえまして、実態調査をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) それではよろしくお願いします。  次に、有機栽培米づくり減農薬米づくりなんですけども、こういったものはハードルが高くて、市が主導するものではないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 現在有機栽培米等の栽培につきましては、生産されている農業者というのはおりません。しかしながら、そういう有機栽培米を意欲的に取り組みたいという方がおられましたら、それは環境保全型農業支援事業等を通じて支援をしたいというふうに考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) いや、そうですね。なかなか難しいのは分かっているんですよ。分かっているんですけども、ただ、給食に使うと、そうすればできるんじゃないかなと思ったものですから、豊岡市みたいに、給食用に作るために、豊岡の場合はコウノトリも関係するんでしょうけども、減農薬、無農薬の米を子どもに食べさせたいという形で協力する農家さんを増やしたように思うんです。確かに補助なんかにしても、隣の田んぼが農薬を使ってたら、何ぼ自分とこが無農薬やいうても下から入ってくるんでしょうから、なかなかそれは難しいとは思いますが、今のところ、こういったものはできないということですね。しようがないというか、こういった仕掛けは市の役目ではないということですね。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 議員御提案のように、学校給食などに採用されるというようなことが確定されているんであれば、農業者の方についても生産意欲につながるというふうには思います。ただ、事務作業かなり負担があるようで、また生産量であるとか品質、あと価格なんかの問題もあるようですので、メリットが薄いということで、多分農業者の方はなかなか取り組んでいないということでございます。  先ほど申しましたように、もし意欲的に取り組みたい方がいらっしゃれば、それは相談いただいて、支援について考えてまいりたいと思ってます。 ○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) なかなか難しいですね。分かりました。  続いて緞通のことですけども、緞通は、市としては技法を伝承したり、歴史を伝えたりするのが仕事であって、今後の産業としてのことは、もう個々でしていくしかないということでよろしいんですか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 現在市のほうとしましては、伝承技術の継承のために伝承する会のほうに工房維持費等の支援を行っております。この支援につきましては、伝承を担う意思のある方がいらっしゃる限りは行っていきたいというふうに考えてございます。  それと先ほど市長壇上でお答えをしましたように、2018年1月から桃井ミュージアムさんのほうで、雲火焼と赤穂緞通のアンテナショップを開催されておりまして、そちらのほうで展示の条件があれば、幅広く生産者の方の展示をされている、即売も販売のほうもされておるということでございますので、こちらのほうの活動に対して、側面から情報発信やPR等できないかというふうには考えてございます。 ○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) それでは、最後の4点目ですけども、市長は、今期も何か月か過ぎたけども、任期の間中頑張っていただけるというようなことお伺いしましたけども、今期限りというようなことは取消しと受け取ってよろしいんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君) 今与えられた任期については一生懸命やっていくというのはお答えしたとおりでございます。ただ、将来のことについて、今始まったばかりでございますので、もともと2期で辞めるといったような、行きがかり上、健康とか年齢上どうですかと言われたので、そういうことから考えると、しかるべき人があればということは申したのは確かですけれども、結果として、一生懸命やった結果、次期どうするかということは市民の皆様がお決めになることでございますので、私自身が今ここでどうこうするというのは差し控えさせていただきますけれども、2期の間で全てやり切れるかというと、なかなかやり切れない事業もありますので、それはしかるべき時期にまた判断させていただきたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 瓢議員。 ○16番(瓢 敏雄君) 安心しました。それで昨日の質疑の中で、市長、病院のことで、開設者がおったら特に問題はないというふうに取れたんですけども、昨日の答弁、ちょっと違ってたわけですか。市長は、早急に事業管理者を探すというようなことをおっしゃっておられたと思うんですけども、昨日の話では、特に問題がなかったら、もう要らないんじゃないかなと思ったりします。 ○議長(土遠孝昌君) 今の瓢議員の質問に関しては、事前通告されてませんので、それはちょっと差し控えてもらいたいと思います。 ○16番(瓢 敏雄君) そういったことが市長の御発言の中で、そういったふうにも取られてしまって、指揮権が低下しているように思えるものですから、特に発言させていただきましたが、そういったことがないようにお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(土遠孝昌君) 次、井田佐登司議員。 ○4番(井田佐登司君)(登壇) 皆さんおはようございます。通告に基づき質問いたします。  まず、質問1は、赤穂市新学校給食センターについてであります。  まず、質問(1)は、災害時における被災者への食事等の供給についてお伺いします。  通常の場合、供給能力は4,600食を供給できる能力があると確認しています。整備事業概要に「防災・災害支援機能の充実」とあり、炊き出しエリアとして活用できる屋根付きの車庫、備蓄倉庫、災害用トイレ外とありますが、災害のときの供給能力をどの程度想定していますか。もちろん災害での設備・建物の状況、職員の状況により供給能力は変わってくると考えますが、最大でどのぐらいの供給能力を考えていますか。  次に、質問(2)は、食器の搬入計画についてお伺いします。  現在使用している食器の入替えをどのようにお考えですか。今使用中の食器で、まだ新しい食器は買い換えず使用し、買換えを最小限にする等お聞きしていますが、買換えの食器の基準をお聞きします。  また、食器の搬入計画はあるのですか。お尋ねします。  次に、質問2、第120回赤穂義士祭についてお伺いします。  今年の赤穂義士祭まであと半年、まだ半年と感じ方は違いますが、もうそこまで来ていると私は考えます。新型コロナも2類から5類に移行されました。第120回の記念すべき赤穂義士祭が昨年と同じ規模の赤穂義士祭でよいのでしょうか。例えば前夜祭を行い、花火を打ち上げるなど新しい行事を加えていけば、観光で来られたお客様も前日の宿泊となる可能性があると考えます。まだまだアイデアはあると考えます。  そこで、市民の方からもアイデアを募集するなどし、市民の皆様に関心を持っていただき、市民の意見を取り入れ、市民参加型の赤穂義士祭にしていく必要があると考えます。記念すべき第120回の赤穂義士祭をどのようにお考えですか、お伺いいたします。  次に、質問3は、赤穂市内の観光名所についてです。  まず、質問(1)は、お城通りについてお伺いします。  お城通りは、JRで来られた観光のお客様が赤穂駅から大石神社まで行かれるコースのうち息継ぎ井戸のある交差点から赤穂城跡までの400メートルで、時間にして5分から10分有すると考えます。お城通りには松の木がきれいに植樹されています。植樹されている周りに少し余裕があります。  そこで、この梅雨の時期にきれいなアジサイを咲かせてはどうかと考えますが、どうでしょうか。お城通りが名物となると考えます。お城通りについてどのようにお考えですか。お伺いします。  次に質問(2)は、御崎及び坂越地区のごみ問題についてお伺いします。  御崎及び坂越地区の観光地には近年多くの観光客が来られています。地元にとっては大変喜ばしいことだと考えますが、デメリットもあるとお聞きしております。そのデメリットとは、ごみ問題です。ごみといってもいろいろありますが、よく目立つのが空き缶、たばこ、食べ物の空き袋であります。この問題を解決していかないと観光地としての将来はないと考えます。地域の方々がごみ拾いをしてくださっているところを時々見かけますが、週明けなどはたくさんのごみを見ます。  そこで、御崎及び坂越地区のごみ問題についてお伺いします。  次に、質問(3)は、観光地のトイレについてです。  赤穂市内の観光地のトイレは13施設14か所あり、財団、シルバー、業者の方に管理していただいています。観光で来られた方は女性の方が多いと感じます。観光での旅行は、女性の行きたいところが観光地として有名になっていると感じます。ある高速道路のサービスエリアでは、トイレがきれいなことで大変有名になっているところもあります。観光で来られた方々に清潔できれいなトイレを提供することが観光地の目指すべき姿と考えます。  そこでお尋ねします。  観光地のトイレについてどのようにお考えですか。  次に、質問4は、東浜公園についてお伺いします。  質問(1)は、駐車場の新設についてであります。  東浜公園は、地域の方々が徒歩または自転車で来られるための公園と伺っておりますが、車で来られる方もおられます。そんな方は、やむなく路上駐車をしています。路上駐車は大変危険ですし、御近所の方にも迷惑であると考えます。子育てしやすい公園、健康のために公園を利用される方々のためにも駐車場は必要かと考えますが、どのようにお考えですか、お伺いします。  次に、質問(2)は、公園内の街灯についてお伺いします。  東浜公園は運動場部分と遊園地部分があり、夜になるととても暗いので、どうにかしてほしいと地元の方の声を聞き、夜に確認してきましたが、やはり暗いと感じました。これから暑い季節が続きます。太陽が沈んでから公園に涼みにこられる方も多いと考えます。
     そこで公園の街灯の増設についてどのようにお考えですか、お伺いします。  これで私の一般質問を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 井田議員の御質問にお答えをいたします。  第1点の赤穂市新学校給食センターについてであります。  その1の災害時における被災者への食事等の供給についてであります。  赤穂市新学校給食センターの具体的な性能水準、方向性につきましては、赤穂市新学校給食センター整備事業要求水準書にお示ししましたとおりであり、災害時でも施設設備が稼働できますように、また、防災や災害支援機能に関する提案を踏まえまして、現在、事業者と整備に関する協議を進めているところであります。  赤穂市地域防災計画に基づく炊き出し等については、災害規模や被害の状況に応じまして、調理体制の確保や食材の調達、配送ルート等を確認しながら、可能な範囲で対応することとしておりまして、供給能力は想定しておりません。  その2の食器の搬入計画についてであります。  食器の調達については、要求水準書において、食器、食缶等調達業務として位置づけをし、食器については、既存備品の継続使用を基本としております。現在使用しております食器は、飯椀、汁椀、角仕切皿、箸、スプーンの5点で、安全性、耐久性、使いやすさなどを考慮したものとしており、必要に応じまして更新しながら、新学校給食センターでも使用してまいりたいと思います。  また、カレー皿や丼椀など給食が豊かになるような新たな食器の提案につきましては、コンテナへの積載や未使用時の保管場所等について事業者と協議し、準備してまいります。  第2点の第120回義士祭についてであります。  記念すべき第120回赤穂義士祭の内容についてであります。  本年度の赤穂義士祭の内容については、今後、赤穂義士祭奉賛会理事会を開催し、これまでの開催状況を踏まえて、その方向性等の協議を本格的に始めることとしております。  なお、具体的な内容につきましては、市内各種団体からの推薦により編成をします企画委員会において、検討することとしております。  いずれにしましても、赤穂義士発祥の地として、四十七義士の偉業を讃え、その顕彰並びに観光、文化の発展のため、ふるさとの祭りとして実施するという目的にかなうよう、関係各位の御協力を得ながら、円滑な開催に努めてまいりたいと考えております。  第3点の赤穂市内の観光名所についてであります。  その1のお城通りについてであります。  お城通りは、「平成の城下町」をコンセプトとしたデザインとされておりまして、その中の植栽として赤穂の歴史的背景を代表する樹種であるクロマツを植樹し、周りには和風の街並みとの調和及び、高木の根締めを行うために、低木のコグマザサを植栽しております。  これまでにも、クロマツの周りにはコグマザサを補植し、お城通りの景観の維持に努めてきたところでありまして、議員御提案のアジサイの植栽、補植につきましては考えておりません。  その2の御崎及び坂越地区のごみ問題についてであります。  御崎及び坂越地区については、赤穂市観光戦略において積極的に誘客を図るエリアとしておりまして、「海」をイメージしたブランド力もありますことから、休日を中心に多くの観光客が訪れているところであります。一方で、例えば駐車場にたばこの吸殻を捨てる人、ひどい場合は道路上にバーベキューの後のごみと見られるごみ袋を放置して帰られる人も見受けられ、マナーの悪い一部の人の行為が、他の観光客の印象を悪くし、またそこで生活する地域の方々に迷惑をかけている場面も見受けられます。  個人のマナーによるところが大きいとは思いますが、きれいな状態で観光客をお迎えすることができますように、引き続き地域の方々とも連携しながら、観光客等に対する注意喚起に取り組んでまいりたいと考えております。  その3の観光地のトイレであります。  市内の主要な観光地のトイレにつきましては、兵庫県所有のものは、県に必要な整備を要望しており、赤穂市所有のものは計画的に洋式化等を図っております。  また、トイレの日常管理については、文化とみどり財団への委託等を通じて定期的に清掃しているほか、利用が多くなる場合には、その頻度を増やしたり、臨時的な対応したりしまして、清潔な状態で利用できるように努めております。  今後も、観光客のおもてなしという部分で非常に大切であるとの認識を持ちまして、引き続き適切な維持管理に取り組んでまいります。  第4点の東浜公園についてであります。  その1の駐車場の新設についてであります。  東浜公園は、近隣公園として平成6年に供用を開始した都市公園であります。  現在、都市公園整備事業では、未整備の都市公園が11か所あり、老朽化した遊具等を更新する都市公園長寿命化事業など、ほかにも優先的に取り組まなければならないことがありますことから、東浜公園に新たに駐車可能なスペースの整備をすることは困難であると考えております。  その2の公園内の街灯についてであります。  公園灯は、防犯灯と同様に人が歩くための最低限の明るさを確保できるよう適切に設置をしております。  また、昨年度に公園灯をLED灯に更新したことによりまして、以前よりも明るさが増してきております。  そのため、現時点で公園灯の増設は考えておりません。 ○議長(土遠孝昌君) 再質問はございませんか。  井田議員。 ○4番(井田佐登司君) ありがとうございます。先ほど壇上で最後の言葉が質問終わりますということで失礼しました。壇上での質問を終わらせていただきました。  再質問させていただきます。  新学校給食センターについてですけど、炊き出しを可能な状況にしていただけるということで確認しましたけど、よろしいでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。 ○番外教育次長(高見博之君) 災害時にも炊き出しができるものの提案を事業者からいただいておりますので、それについては協議して設置してまいりたいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 炊き出しの準備ができるようなスペースを確保していただけるということなんですけど、新学校給食センターに設置してある機械を使って炊き出しをするんではなく、炊き出し用の鍋を使って被災者に供給するということでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。 ○番外教育次長(高見博之君) 可動式の回転釜の整備ということで御提案いただいておりますので、それについては整備したいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) その炊き出しの釜は移動できるということで、もう一度確認しますけど、よろしいか。 ○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。 ○番外教育次長(高見博之君) 可動式の回転釜でございます。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 分かりました。いつ災害が起こるか分かりませんので、新学校給食センターが稼働したときに被災者の方にスムーズに炊き出しができるように、そういう施設にしていただいたらよろしいかと思います。  次に食器の搬入計画についてなんですが、今使われている食器を新学校給食センターにも持っていって使うということで確認しましたけれど、その食器の使用期限というのはあるんでしょうか。食器の入替えの計画なんかは立てているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。 ○番外教育次長(高見博之君) 特に使用期限というのは設けておりませんで、汚れの具合ですとか、傷とかついた場合については計画的に更新するようには心がけております。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) その買換えの時期はないとしても、食器に傷がついたり、曖昧な言い方にはちょっと納得できないんですけど、例えば5年間使ったら買い換えるとか、10年使ったら買い換えるとか、そういう時期的なことがあれば、お伺いします。 ○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。 ○番外教育次長(高見博之君) 一応その食器の使用期限というのはあろうかと思いますが、そこら辺は使い方とかにもよりますので、特に5年経ったら全部入れ替えるということではなく、計画的に古い物から入れ替えているという状況でございます。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 古い物から買い換えていくということなんですけど、ある程度時期を決めて、見直し期間、5年経ったら食器を確認して、使えないということであれば買い換えるとか、大丈夫ということであれば、また1年延長、1年延長ということも考えていただいたほうがいいんじゃないかと思いますけど、どのように思われますか。 ○議長(土遠孝昌君) 高見教育次長。 ○番外教育次長(高見博之君) 先ほども申し上げましたとおり、一律にということではなくて、やはり使い方ですとか洗浄の具合とかで極端に傷むものもありますので、その傷んだものについては定期的に取り替えるということで対応しております。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 分かりました。  次に、質問2、第120回赤穂義士祭についてですが、もちろん奉賛会の意見も各自治会の意見も取り入れていただいて、120回の記念すべき義士祭にしていただいたらいいと思うんですが、やっぱり市民の方は、義士祭は年に1回ということで大変楽しみにしておられる方もおりますが、やっぱり私も120回のときに議員をさせていただいて、記念すべき120回ということで、市民の方のいろんな意見を吸い上げて、そのアイデアをもし採用できるのであれば採用していただくというふうになれば、市民の方も義士祭に対してもっと関心を持つこともあると思うので、その辺はどのように、市民の方のアイデアを吸い上げる方向は考えておられますか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 先ほど市長壇上でお答えをしましたように、行事の企画立案につきましては、義士祭奉賛会の企画委員会の中で行うこととしております。この企画委員会につきましては、市内の各種団体から推薦をいただいて編成をするということにしておりますので、その中で、多方面からいろいろな御意見をいただいて、具体的な内容について整理をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) その回答は重々承知をしておるんですが、壇上でも言わせていただきましたが120回の記念すべき義士祭だと考えております。その記念すべき120回の義士祭のときに市民に問いかけて、市民が、こんな意見がある、あんな意見があるということに関心を持つだけでも120回の記念すべき義士祭に少しは貢献できるかなと思っております。そして、その市民からの意見が採用されたときに、採用された市民の方はもちろん、ほかの市民の方々もやっぱり120回やから市民の意見を取り入れていただいたんやなということで、義士祭に対して今までにない思いが込み上げてくるんかなと思うんですが、その辺はどのようにお考えですか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 議員の御提案につきましては、一つの御意見として今後参考にさせていただきたいとは考えておりますが、現在のところは、企画委員会の中で整理をしたいと考えてます。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) よろしくお願いします。  次に質問3、赤穂市内の観光名所についてです。  お城通りについてお伺いします。  松の木の下にコグマザサというササがありまして、よく見ると何か情緒あるような感じがしますけど、例えばそういうふうに歴史を考えたときに、松の廊下のイメージを考えてああいうデザインにしたと思うんですが、市外から来られた方は、松が植わってるな、これ何でしょうか、ササが植わってるなという感じで見過ごしてしまうと思うので、もし、アジサイとかきれいな花もお城通りに設置できるのであればしていただいたら観光で来られた方は、ちょっと足を止めて見ていただけるのではないかと思って質問させていただきました。  そして、今の状況を例えば説明する看板などを立てて、こうこうで、こういう松を植えてコグマザサを植えていますというふうに、観光で来られてる方に、この松の木はどういう意味で植えているんやということをアピールできるような対策はしていただけないんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。 ○番外建設部長(小川尚生君) 御指摘のとおり、この街路、大石神社線というんですけれども、平成18年に完成しておりますが、和のイメージを印象づけるためにこういうふうな植栽をしております。その中でクロマツ、足元にコグマザサというふうなデザインをしておりますけれども、そのPRといいますか、説明看板については特には検討したことはございませんので、今後の課題等とさせていただきたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) ありがとうございます。  次に、(2)の質問で、壇上でも言わせていただきましたが、地域の方でごみ拾いをしておられる方がちょこちょこ見受けられるんですが、そういう方の力を行政として結集して、御崎地区、坂越地区のごみ問題に対応していただいたらどうかと思っておりますが、どのように思われますか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 地域の方々の協力ということでございますけれども、現在地域の方の中にも自主的に美化活動してくださってる団体、個人の方がおられるというふうにこちらも承知しておりまして、その活動につきましては本当に感謝をしております。ただ現実的には、原因者となりますのは、施設管理者が対応することというのが基本であると思いますので、それ以上の呼びかけというのは、なかなか難しいのかなというふうにも思います。ですので、自主的に行っていただくことというのは本当に感謝をしておるんですが、ごみ問題につきましては、基本的には利用者のマナー向上のための周知啓発、それに尽きるのかなというふうに考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) もちろん観光で来られた方のマナーの啓発ということは一番に大事なんでしょうけど、やっぱり地元の方が地元の美観は地元で守るのも大切にしていただいて、PRしていただいたらいいんじゃないかと思います。  次に、(3)の観光地のトイレについてですが、昨日の質問でも回答がありましたように、週2回ないし3回、もしくは随時行うということで聞いております。確かに最近、御崎観光駐車場のトイレに行かせていただいたことがあるんですけど、建物はあのままで、トイレに入ってみますと、確かに臭いは幾分、そんなに感じなくなりました。トイレの掃除がすばらしく行き届いているのかと思いますが、今年のゴールデンウイークのときに丸山県民サンビーチ駐車場のトイレに行ったときに物すごく、何とも言えないような臭いがしたんで、去年も駐車場の利用率のほうは多かったんで、長期休暇のときの連休前には、そういうトイレの対応をしていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 丸山県民サンビーチのトイレにつきましても、週2回もしくは繁忙期には3回、また汚れておりましたら随時入っております。ですので、今後もそのような形では行ってまいります。  あと施設につきましては、これ県有施設でございまして、丸山県民サンビーチにつきましては簡易水洗のくみ取り式ということになっておりますので、こちらのほうもできる限り水洗化を県のほうへお願いしているという状況でございます。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 丸山県民サンビーチのトイレは簡易水洗のくみ取り式トイレということで、水洗にする要望を出しておられるというふうにお聞きしましたけど、それは水洗になる可能性は大きいんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 浄化槽等の費用というのはかなりの財源が必要になりますので、県についてもなかなか難しいというふうには聞いております。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 丸山県民サンビーチのトイレのことなんですが、今のままでトイレを維持していくのであれば、やはり長期休暇の前日にトイレを掃除して取ってくるとか、そういうふうな対応をしていただきたいと思いますが、可能ですか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) できる限り要望にはお答えしたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。
    ○4番(井田佐登司君) ありがとうございます。たくさんの観光の方、キャンパーが来られるんで、14あるトイレをきれいに保っていただきたいと思います。  それと、そのトイレをきれいに保つのにトイレに貼り紙をしてはどうかと、私提案というのか、考えております。例えばトイレに「いつも清潔に使っていただき感謝しています」というような貼り紙をしていただいたら、トイレの使い方もマナー向上になると思いますが、どのようにお考えですか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 議員御提案の貼り紙につきましては、現状できる対応としては効果的だと思いますので、前向きに対応したいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) ありがとうございます。  次に、質問4、東浜公園についての駐車場の新設についてお伺いします。  今のところ、駐車場の新設はできないということなんですが、東浜公園の状況を見てみますと、東側にストレッチや運動する、ぶら下がったり腹筋したりする施設があるんですが、その東側に芝生のようなところがあるんですが、あそこら辺が駐車場スペースになれば、あちらのほうは住宅もないんで、駐車場新設するのには、あの場所がよろしいかと思いますけど、どのようにお考えですか。 ○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。 ○番外建設部長(小川尚生君) 市長が壇上で申し上げたとおり、ほかに優先すべき公園がありますので、その駐車スペースを整備するというのは難しいというふうに思ってます。御指摘の東側の広場につきましては、芝生広場として当初整備されたものでございまして、日常的に太極拳をされているようなグループがあるというふうに聞いておりますので、その使用に影響が出るのではないかというふうに思っております。  また仮に駐車スペースにするにいたしましても、出入り口の構造の変更であったりとか、それから路面に保護剤を埋め込む必要があるというふうなことも出てきますので、なかなか簡単にはいかないというふうに考えております。以上です。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 優先順位で東浜公園は後のほうやということで確認しました。  次に(2)で、公園内の街灯について増設の件なんですけど、東浜公園は、今部長が言われたとおり、太極拳をしたり、東中学校校区はグラウンドゴルフが大変盛んなんです。それで早朝からグラウンドゴルフをされている方もおりますし、これから暑い季節が続きまして、日中にグラウンドゴルフをしていたり、グループがたくさんおりますので、日が沈んでからも運動場部分でグラウンドゴルフができたら、よりグラウンドゴルフをしておられる方にいいかなということで質問させていただきました。どのようにお考えですか。 ○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。 ○番外建設部長(小川尚生君) 公園の照明につきましては、一般的には人の行動が確認できるぐらいの照度ということで設計をされております。4メートルほど先の人の挙動、姿勢などは認識できる程度の照度ということで、今のレイアウトであったりとか照度を決めておるというところでございます。御指摘のとおり、あの運動場真砂土の舗装部分がありますけれども、そもそも夜中にグラウンドゴルフをするという想定はしておりませんので、そのために照明を増設するというのは考えてございません。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 夜中にするんではなくて、日が暮れてから、涼しくなってからグラウンドゴルフもしていただいたほうが、この時期にでも熱中症で搬送されている方が何人か、日本全国におられますので、熱中症が危ないようなときに、もしグラウンドゴルフをされるのであれば、日が陰ってからされたほうがよいかということで提案させていただきました。部長言うように、日が陰ってからは、グラウンドゴルフはなるべくしないようにしてくださいということでよろしいか。 ○議長(土遠孝昌君) 小川建設部長。 ○番外建設部長(小川尚生君) そういう意味で申し上げたのではございませんで、ほかに、もしグラウンドゴルフをするのであれば、近隣に海浜スポーツセンターもございますので、そういう利用できるようなところで御利用いただきたいというところでございます。 ○議長(土遠孝昌君) 井田議員。 ○4番(井田佐登司君) 分かりました。ありがとうございます。何件か質問させていただきましたが、結局全ての、義士祭に関しても、やっぱり市民の声を十分聞いて、それがすばらしいアイデアであれば行政として受け入れて採用していただければ、赤穂市民も行政のやっていることに興味を持っていただけると思うので、そういう意味で何件かの質問をさせていただきました。  これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(土遠孝昌君) 本会議を午前11時5分まで休憩いたします。           (午前10時49分)                   (休   憩) ○議長(土遠孝昌君) 本会議を再開いたします。      (午前11時05分)  次、家入時治議員。 ○13番(家入時治君)(登壇) それでは通告に基づき、質問を行います。  質問の第1は、赤穂市民病院のガバナンスと医療安全管理指針についてであります。  近年発生した一連の脳神経外科医療事故を受けて赤穂市民病院ガバナンス検証委員会が令和4年度3月末までに6回開催され、その報告書を受け取りました。また、ガバナンス検証委員会の報告を受けて、5月には市民病院の医療安全管理指針が改訂されました。この報告書及び医療安全管理指針に対する市長及び市民病院の考え方をお伺いします。  まず、質問の(1)赤穂市民病院ガバナンス検証委員会の報告についてであります。  そのアは、医療事故件数と医療事故報告件数についてお伺いします。  まず、医療事故件数と医療事故報告件数の違いは何なのか、お伺いします。  そして医療事故件数が把握されていなかったのはなぜかお伺いします。  また、当該医師の血栓回収術の後、翌月に死亡された医療事故等2件は、8件の医療事故に含まれているのか。また、医療事故調査制度により医療事故調査・支援センターに報告されたのかお伺いします。  質問のイは、医療安全管理者についてであります。  厚生労働省は、医療安全管理者とは、各医療機関の管理者から安全管理のために必要な権限の委譲と人材、予算及びインフラなど必要な資源を付与されて、管理者の指示に基づいて、その業務を行うものとすると位置づけています。市民病院の医療安全管理者には、どのような権限の委譲、人材、予算、インフラなど必要な資源が付与されているのか。資格保有者は何人いるのかお伺いします。  質問のウは、医療安全のための職員研修の受講は必須であり、医療安全管理指針及び医療安全マニュアルの周知が徹底されたか確認すべきではないかについてであります。  ガバナンス検証委員会の報告には、市民病院全職員へのマニュアルの周知徹底と実効性を高めるための研修が必要であるとされています。今年5月に改訂されました医療安全管理指針にある医療安全のための職員研修には年2回の研修を受講するよう努めなければならないとあって、これでは医療安全管理指針及び改訂中と思われる医療安全マニュアルの周知が徹底できるとは思えません。どのような方法で周知するのか、また理解度も確認する必要があると考えます。その方法についてお伺いします。  次に質問のエは、院内事故調査委員会のあり方についてお伺いします。  当該医師による医療事故等は、令和元年7月から令和2年3月にかけて11件発生し、医療事故調査委員会が初めて開催されたのは令和4年2月であります。令和3年8月に当該医師が退職した半年後であり、遅いというより真実が把握できない、医療事故調査委員会と言えるものではありません。ガバナンス委員会の報告にあるように、場合によっては医師法や刑法等により医師個人が責任を負う場合もあるため、医療事故調査委員会は、速やかに丁寧かつ慎重に客観的に調査を行うことが求められるとあります。  医療安全管理指針には、院長は、必要に応じて院内医療事故調査委員会を開催し、対応を検討するとありますが、前院長は、それができなかったわけで、どなたが院長になられても一定の基準により医療事故調査委員会が開催されるよう訂正するべきではないかと考えますが、見解をお伺いします。  また、この委員会委員に市から代表者も入るべきではないかと思いますが、見解をお伺いします。  質問のオは、組織風土における市との関係についてであります。  病院事業管理者が存在しない今年度からは、私は、特に開設者である市長、市が病院に強く関わりを持って、事あれば対等な立場で協議し、その結果の責任は双方が負うことが求められていると考えますが、市長の考えをお伺いします。  質問の(2)は、赤穂市民病院医療安全管理指針についてであります。  先にも述べましたように、今年5月に医療安全管理指針が改訂されました。ガバナンス検証委員会でも指摘されているように、医療事故等の用語に対する職員の認識の違いが医療事故対応の遅れや一連の医療事故につながったものと思います。  そこで、質問のアは、用語の定義「医療事故」と医療事故発生時の対応についてお伺いします。  用語の定義は、医療に関わる場所、医療の全過程において患者、家族など来院者、医療従事者に発生した望ましくない事象。過失の有無は問わず、不可抗力と思われる事象も含むとあります。しかしその下には、医療法に定められた医療事故について記載されていますが、その内容は、死亡・死産に限定された厚労省が定めたものであり、職員に徹底するには厚労省の定めは抹消したほうが誤解が発生しないと考えますが、見解をお伺いします。  また、医療事故発生時の対応については、具体的な手順等定めた医療安全実施要項を策定しとありますが、言葉として、他に医療安全管理マニュアルやガバナンス検証委員会報告書の医療安全マニュアルなど散見されていて、全職員に徹底することが困難に思えます。整理・統合し、医療安全管理指針にマニュアルの分類を明記する必要があるのではないかと考えますが、見解をお伺いします。  質問のイは、令和5年5月改訂の医療安全管理指針は誰が作成し、誰がチェックしたのかお伺いします。  市民病院では、誰が作成に関与し、誰がチェックされたのか。市長部局は誰がチェックされたのかお伺いします。  病院事業管理者が存在しない今、市民病院事務局長はもちろん、市長部局も加わってチーム編成をして作成し、市長のチェックの上改訂するべきではないかと考えますが、見解をお伺いします。  質問の第2は、令和4年度市民病院経営改善調査特別委員会資料の業務の状況と上半期病院事業業務状況説明書の損益収支の差額(上半期約11.5億円の差額)についてであります。  質問の(1)は、市民病院経営改善調査特別委員会資料では上半期の収支が約5億円の赤字としながら、上半期の実損益収支が約6億1千8百万円の黒字となった理由についてお伺いします。  病院事業収益には大きな差額はないものの、病院事業費用が特別委員会資料より約11億3,000万円減少しています。この要因についてお伺いします。  次に、質問の(2)は、病院事業業務状況説明書の損益収支が出た時点から市民病院経営改善調査特別委員会の資料も見直すべきではないかについてであります。  私たち市民病院経営改善調査特別委員会は、昨年12月の委員会において、上半期の収支が約5億円赤字、今年2月開催の委員会においては、第3四半期の収支は約7億1,000万円の赤字であるという資料で議論してきたわけですが、上半期の実際の損益収支の純利益が約6億1,800万円であれば議論は変わっていたと思われます。このことについての見解をお伺いします。  質問の第3は、桜まつりの拡大と情報発信についてであります。  赤穂の観光事業に携わるのは、市の観光課及びあこう魅力発信基地と観光協会があります。赤穂市内には多くの桜の名所、花見スポットがありますが、桜まつりを実施しているのは御崎だけで、観光協会が開催しています。  赤穂城跡内にある元禄桜苑の桜も大きく育ち、花見スポットとしてはすばらしい景観で、赤穂が持つ大きな観光資源と言えます。しかし市民でもよく知らない方々がおられます。ほかにも尾崎や坂越、私が知らない場所にも花見スポットはあると思います。  そこで、質問の(1)は、元禄桜苑を中心に市内全体で桜まつりを開催してはどうかと考えますが、実施についての見解をお伺いします。  質問の(2)は、花見スポットの動画・写真による情報発信についてであります。  赤穂の食の魅力である牡蠣が終わる3月頃から赤穂の桜の名所・花見のスポットを動画や写真により市内外に情報発信していけば、桜まつりへの観光客誘致へとつながっていくものと思います。桜まつりも含め、どこが検討するのか、見解をお伺いします。  本日は、「演説の日」となっております。明治7年に初めて日本で演説会が開催された日であります。福沢諭吉の演説では、演説の善し悪しがこれからの欧米に対等に闘っていけるかと、こういった演説があったというふうに言われております。一般質問の質問時間は合計30分という制限がありますけれども、答弁には制限がございませんので、市長のゆっくりとした一つ一つ分かりやすい答弁をお願いをして、壇上での質問といたします。 ○議長(土遠孝昌君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 家入議員の御質問にお答えをいたします。  第1点の赤穂市民病院のガバナンスと医療安全管理指針についてであります。  その1の赤穂市民病院ガバナンス検証委員会の報告についてであります。  まず、医療事故件数と医療事故報告件数についてであります。  複数の職種や職員が関係する医療事故が発生した場合、1件の事故に対しましてそれぞれの職員が報告を行いますことから、複数の事故報告書が提出されることとなります。これらの報告書の件数を把握したものを医療事故報告件数としております。医療安全推進室では、従来から報告件数を重視し、その件数のみを公表してきたものであり、医療事故件数について統計的に把握はしてきておりません。  また、血栓回収術の翌月に死亡した医療事故2件につきましては、8件の医療事故に含まれておりますが、医療事故調査支援センターへの報告は行っておりません。  次に、医療安全管理者についてであります。  市民病院では、医療安全対策の推進のため、医療安全推進委員会や医療安全推進室を設置し、医療事故の発生防止や医療の質の向上を図ることとしております。このうち医療安全に関する情報収集や分析、改善提案等に関する権限については、医療安全管理者が所属する医療安全推進室に委譲し、人事や予算に関しては必要に応じて市民病院全体の中で対応しているところであります。なお、医療安全管理者の資格保有者については、現在2名であります。  次に、医療安全のための職員研修の受講は必須であり、医療安全管理指針及び医療安全マニュアルの周知が徹底されたか確認すべきではないかについてであります。  御指摘のとおり、医療安全に関する職員研修については、全職員が受講すべきものであります。このため、業務に支障なく受講できるよう、eラーニングを活用しましたオンライン研修を実施し、未受講者の把握も行っているところであります。また、周知に対します把握については、マニュアルの理解度テストや未受講者への指導等について、その効果的で実現可能な実施方法について検討を行っているところであります。  院内事故調査委員会のあり方についてであります。  院内事故調査委員会の開催基準については、従来から「医療安全対策実施要項」において、レベル4b以上は開催することと規定しております。その上で、医療安全管理指針において、4bに至らない事故であっても、院長の指示で開催することができるよう規定をしております。  なお、院内事故調査委員会については、あくまでも市民病院の責任で行うものであり、院内での判断が困難な場合などは、必要に応じて外部専門家の参加をお願いすることとしており、市長部局の代表者等を参加させることは想定しておりません。  次に、組織風土における市との関係についてであります。  市民病院の管理及び運営については、医療法等の規定により、まずは、院長の責任においてこれを行うものであると考えております。一方で、地方公営企業法の全部を適用した公営企業でもありますことから、私は開設者として、市民病院の自律性を尊重しながら、適時適切にその責任を果たしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。  その2の赤穂市民病院医療安全管理指針についてであります。  まず、用語の定義「医療事故」と医療事故発生時の対応についてであります。  医療安全に関する用語の定義については、ガバナンス検証委員会の提言を受けまして、他の医療機関を参考に慎重に検討してまいりました。特に「医療事故」の定義につきましては、医療法に定める医療事故以外にも対象となるものがあることを明確にするために表したものであります。  また、管理指針への医療安全に関するマニュアルや要項等の明記につきましては、医療安全に対する職員の理解や浸透のため、今後検討してまいります。  次に、令和5年5月改訂の医療安全管理指針は誰が作成し、誰がチェックしたのかについてであります。  管理指針の改訂につきましては、医療安全管理室を中心に医師、看護師、事務職から人選された職員が、他の医療機関のものを参考に改訂案を作成し、医療安全推進委員会委員に意見を求め、整理した上で、院長が最終的に決定したものであります。先ほども申し上げましたとおり、まずは医療法等の決定により院長の判断により決定されるべきものであると考えておりますことから、指針等の改訂に際し市長部局から職員は参加しておりません。しかしながら、市民病院の判断に疑義等が生じた場合は、開設者として、必要に応じて適切に指示をしてまいりたいと考えております。  なお、管理指針等、医療安全に関するマニュアルや要項に関しましては、医療安全の推進のため、定期的に見直しを行い、必要に応じて適正に改訂してまいりたいと考えております。  第2点の令和4年度市民病院経営改善調査特別委員会資料の業務の状況と上半期病院事業業務状況説明書の損益収支の差額(上半期約11.5億円の差額)についてであります。  その1の市民病院経営改善調査特別委員会資料では上半期の収支が約5億円の赤字としながら、上半期の実損益収支が約6億1千8百万円の黒字となった理由についてであります。  令和4年12月16日開催の特別委員会でお示ししました上半期の業務状況の資料につきましては、令和4年度の経営状況を、基準となる令和2年度の経営状況と比較することを目的に作成したものであります。  当該資料におきましては、収益は当月分の実際の収入を表記しております。費用につきましては、実際の支出が年度末に集中する傾向があり、上半期、下半期で差額が大きくなりますことから、令和2年度は決算額を、令和4年度は予算額を、それぞれ12分割で計上して、月ごとに費用を平準化して表記しております。  一方で、地方公営企業法に基づき作成する病院事業業務状況説明書については、実際の収益、費用等を公表するものであり、予算の性質や支払いの時期等により、上半期においては、黒字の状態となっております。  そのため、それぞれの資料は、目的や前提要件が異なるものでありましたことから、損益収支に差額が生じる結果となっております。  その2の病院事業業務状況説明書の損益収支が出た時点から市民病院経営改善調査特別委員会の資料も見直すべきではないかについてであります。  特別委員会にお示しする資料については、御協議いただく内容に沿った資料となるよう、委員会にお諮りしながら適切に対応してまいりたいと考えております。  第3点の桜まつりの拡大と情報発信についてであります。
     その1の元禄桜苑を中心に市内全体で桜まつりを開催してはどうかについてであります。  元禄桜苑を含む赤穂城跡公園花見広場については、遊水池と1,000本を超える桜の名所として市民に親しまれております。また、御崎、尾崎、坂越などの花見スポットの中には、地域のまちづくり団体や観光協会等によるライトアップがされている場所もあり、来訪者を楽しませてくれております。  議員御提案の元禄桜苑で桜まつりを開催することにつきましては、新型コロナウイルス感染症が本年5月8日より、感染症法上5類とする扱いとなりましたことから、ポストコロナ、ウイズコロナのイベントとして、その手法等について、調査研究してまいりたいと考えております。  その2の花見スポットの動画・写真による情報発信についてであります。  桜は、市の木でもあり、市内には美しい桜の見どころも多いことから、魅力的な観光資源の一つであると考えております。その魅力を広く発信するため、あこう魅力発信基地では、本年3月から4月にかけて、元禄桜苑をはじめ、御崎地区など、桜の名所を巡る動画を撮影し、来年の桜の開花時期に向け、情報発信できるよう、現在、編集作業を進めているところであります。また、元禄桜苑など今年の市内の桜の開花状況については、あこう魅力発信基地のホームページやSNSにも掲載しております。  牡蠣や赤穂みかんだけではなく、桜のシーズンにも観光客を誘客できるよう、あこう魅力発信基地と連携し、今後もさらなる情報発信に努めてまいります。  次に、桜まつりも含め、どこが検討するのかについては、産業振興部観光課をはじめ、あこう魅力発信基地、観光関係団体及び地域活動団体等と連携して検討していきたいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 再質問はございませんか。  家入議員。 ○13番(家入時治君) まず、第1点目です。医療事故件数ということでいえば、この医療事故件数については、国の医療事故調査制度とかには報告する必要はなかったんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 報告件数につきましては法的な定め等はございません。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) その次の医療事故の発生した翌月にお亡くなりになられた方がお二人いらっしゃるんですが、これについては医療過誤ではなかったということになっておりますが、この2件は、医療事故調査制度支援センターには報告しなくてもいい医療事故なんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 今回この2件につきましては、いずれのケースにおきましてもセンターに報告すべき対象となる事案ではなかったということでございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) その支援センターに報告しなくていい事案というのは、どんな基準というか、その理由は何でしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 個別の事象について詳細申し上げることはできませんけれども、センターに報告すべきであるとされているものにつきましては、提供した医療に起因、または起因と疑われる死亡、または死産であって、管理者が死亡を予想し得なかったものということになっております。その2件につきましては、そういう対象ではなかったということでございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) この件については、院内の医療事故調査委員会というのは開かれたんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) この2件については医療事故調査委員会は開かれてないと聞いております。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 今回の私の質問の一番の趣旨は、これまで医療事故に遭われた方々、それから、その御家族とかたくさんの方々が今でも悲しい思い、苦しい思いをされていて、よく事故や事件に遭われた被害者、あるいはその家族の方がこういったことが二度と起きないような体制、どんな事件でも訴えられるのは、今後そういったことがないようにしてほしいと、医療事故というのは、それは全くゼロにはならないというふうに思いますけれども、それに真摯にしっかりと速やかに対応する体制をこれからつくっていかないといけないという思いで、今回私は質問をさせていただいております。市民病院のガバナンス検証委員会もされて、やはりこの件をしっかり強い思いで市長も、それから病院も受け止めて、この後に出てきます医療安全の管理指針とかにその思いがきちっと出てるのかなと。ちょっと私にはそういうふうに思えなかったことで、こういうふうに今質問をしております。  今の医療安全調査委員会が開かれなかったというのは、これはもう終わっていることなので、これ以上言いませんが、今後のことにぜひこれは生かしていただきたいと思います。  それから医療安全管理者ですけれども、2名の方がおられるということだったと思うんですが、一度だけ私も医療安全管理者との同席の場におったことがございますが、余り医療事故に関して責任を感じておられないと私は受け止めました。医療事故、全ての医療事故という見方での中に困った患者家族の方が訴えに来られたんですけれども、その対応を見てますと、本当に医療安全管理者ということを自覚しておられるのかなというふうに思いました。そういう意味では、権限というのがちょっと弱いんではないかと思うんですけど、その点もう一度お伺いします。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 先ほども市長答弁しましたとおり、医療安全管理者につきましては、その権限といたしまして、情報収集や分析、それから改善提案等に関する権限を持ってございます。この主な業務といたしましては、医療事故防止のための情報収集、分析、対策立案、フィードバック、評価など、医療事故の発生予防及び再発防止のための情報を収集するとともに、医療機関内における医療安全に必要な情報を院内の各部署、各職に提供するというふうになってございます。2名の職員が現在おりますけれども、私の目から見ましたら、非常に真摯に業務に取り組んでいるというふうには感じております。これからもそういったところ誤解を招かないようにきちっと取り組んでいきたいなというふうに思ってございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 2名の医療安全管理者の方は専従ですか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 2人とも専従でございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) お二人とも専従ということは、常にこの医療安全のことに関わっておられるということですから、そういう意味では、私はもっと責任を感じていただいて、この医療安全の推進、今回の医療安全管理指針なんかにもほとんどそこをきちっとミスのないようにつくって、医療安全推進室でそれをきちっと諮られたと、そういう役は医療安全管理者ではないかと思うんですが、そういうところもやっていただけたんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) このたびの安全管理指針の改訂につきましては、やはりこの2名の医療安全管理者、この者が中心となりまして、それぞれいろんな各種医師、看護師であったり、事務職も含め、意見を集約して先頭に立って改訂をしてまいった、そういった状況でございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) この医療安全管理指針改訂されたのを見て、フローチャートにリスク部会とあります。ですけど、その下の医療安全推進委員会のところには、セーフティーマネジメント部会、名称が違うんです。こういった単純に名称が違うことですらチェックされてない。こういったことで私は、これは本当に何人もの方々がこれに加わってやってこられたのかなと、どなたか一人がつくって、ぽんぽんぽんと回ってきたんじゃないかなというふうに感じた次第です。医療安全管理指針について、本当に、そこで私はもう市長も市の部局も加わって、これまでの責任からいえば、これをきちっと作り上げるべきじゃないかというふうに思って今質問してきているところですけど、どの程度本当にこれに関わられたんですか。私は何か医療課長ぐらいがつくって、皆さんに見てもらって、いいんじゃないですかでできてるように思えてしまうんですが、いかがですか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 今回の管理指針の改訂につきましては、先ほども申しましたが、医療職、事務職、各職種集めまして本当に真剣に議論してまいったものであります。確かに議員御指摘のとおり、表記上の誤りというのがあるかもしれませんけれども、これにつきましても、先ほど市長壇上でお答えしましたとおり、随時見直しを図り、よりよいものにはまとめていきたいなと思ってございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) まだありますので、次に職員研修でありますけれども、eラーニングを使って受講していただいて、その把握はどなたが受けたか分かるというようなことでありますけれども、それの理解度を確認することについては、その方法は検討していくということでありますが、ぜひ、これは2回やられるんであれば、全職員が2回きちっと受けたという確認ができるように、読んどいてくださいとかそういうことではなくて、最後の確認、テストまでやっぱりやるべきではないかと。これはちゃんとガバナンス検証委員会の中でも提言をされておりますので、ぜひそうしていただきたいと思いますが、理解度の確認については、どんな方法を検討されているのでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 今既に実施しているものが既に一つございます。eラーニングにつきましては、eラーニング、その後に確認、理解度テストといったものが実行できるようになっておりますので、これについては既に実施してございます。そのほか実現可能、実効的なものについても今現在検討してございます。ぜひ、全職員が受講できるような環境をつくってまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) eラーニングもちょっと見ただけで、チェックする側は、それでeラーニングを見られたという確認になってしまうんじゃないかと思うんですけど、全てを全部見て、全部受講されたという確認というのは難しいんじゃないかと思いますので、その後の理解度の確認方法というのはぜひ徹底していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 議員御提案のとおり、これは取り組んでまいりたいと思ってございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 院内事故調査委員会のあり方についてであります。  医療事故の4b以上は医療事故調査委員会を開催するということになってる。これはマニュアルのほうに書いてあるわけですけれども、マニュアルにいくまでに、こういった非常に重要なことでありますから、この重要なことが院長がと言われてるんですが、できなかったから、私あえて言ってるんですけども、やはりここは医療安全管理指針の中に入れていただいて、その4b以上だけでなくて、そこには病院事業管理者がおられませんから、院長の判断だけではなくて、事務局長、あるいは医療安全管理者の警告といいますか、院長に開いてくださいよということをやはりそこら辺まで私は文書に盛り込んでほしいなと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 院内事故調査委員会の開催につきましては、当然ながら医療安全管理者、こちらが院長に進言して開催する、これは当然でございます。私事務局長につきましても、医療安全推進委員会の副委員長してございます。当然そういうふうな事象、事案耳にしましたら、積極的な働きかけは行ってまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 市からの代表者も入れるべきではないかということで、これについては市長のほうからは、入れないというふうな答弁でありましたけど、客観的な見方をしないといけない、院内の調査委員会という点では、私は市からも病院事業管理者がいないんであれば、開設者である市長が誰かを指名して、院内の事故調査委員会に入れて客観的に赤穂市として見れる委員会にするべきではないかと思いますけど、いかがですか。 ○議長(土遠孝昌君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君) 家入議員が当初申されました、今後医療事故、こういう案件を起こさないという、そういったことは非常に重要であると私も考えております。そういった意味で、市長部局の代表者等参加させるかどうかについては、今後病院とも相談しながら検討したいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 組織風土でありますけれども、病院のことは院長でというような感じの市長の答弁で、市長は開設者としてということでありますけれども、もちろんそういうことでありますが、これについては先ほどの医療事故調査委員会にも市が代表入れてというようなことのように、やっぱり深く関わりを持つべきだと思うんです。病院の中のことについてはいいんですが、医療事故とか経営とかいうことについてはもっと深く関わっていただいて、その責任は相互が負うと。これもガバナンス検証委員会の中にうたわれているわけでありまして、その点についてもう一度考えをお伺いします。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 私、病院の者としての立場でお話させていただきますと、やはり病院内で起きたこと、起きること、それから病院内で決めなければいけないこと、これについては、やはり病院の責任者である病院長がきちっと管理すべきものであると考えております。当然市長につきましては、公営企業の開設者でもありますことから、その開設者として指示等は随時いただけるものというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいというふうに思ってございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 改めて病院の医療安全管理指針についてのところでお伺いをします。  用語の定義というのが非常に、職員が理解していないとよくないというふうなガバナンス委員会の指導がありまして、そういう意味では、この管理指針に書かれている厚労省の定め、これは私絶対誤解すると思うんです。その上には全ての、これまで言ってきた医療事故という特定の事故じゃなくて、全ての医療で問題があったことをアクシデントやいろんなこと全ても含めて医療事故という表現をしながら、その下に厚労省でいう医療事故は死亡、死産に限ると。これは絶対職員からしたら迷う文章だと思うんですが、これについては削除するべきじゃないかと改めて言いますけど、どうですか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 実はそういったような、今家入議員がおっしゃいましたようなことがないように、これあえて記載したものでございます。こちらにつきましては、今回改訂に当たりまして改訂側、我々の側ですが、これはあくまでもやはり意識させなければならないということで、あえて記載をしたものでございます。決してそういった逃げ道をつくっているわけではなしに、それらよりも広く規定しているものであるということを強調するために載せてありますので、どうか御理解を賜りたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) その文章読んでも、私はそのように受け止められません。ですから、ほとんどの職員もそうじゃないかと思います。それならそういった、今言われたようなことを付け加えて書いておくかしないと、何か、厚労省上に話する場合には、死亡と死産だけでいいんやと。じゃあこのインシデントみたいなことは別にどうでもいいんかと感じてしまうと思います。そういう意味では、ちょっと訂正お願いしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) そういったような誤解を招きかねないような表現でありましたら、改訂をしたところでありますけれども、現在マニュアルの改訂も行っておりますので、それに併せて何か最適な表現の仕方がないか、検討はしてみたいと思っております。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) この文言の医療安全管理マニュアルとか、マニュアルがいろいろあるようでして、これについては明確にして、医療安全管理指針、一番上にあるものに明記するべきじゃないかというふうに質問したんですが、ちょっとこの見解をもう一度お願いします。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) こちら答弁の趣旨は、管理指針のほうにありましたフローチャートにございます。医療安全推進委員会の下にいろいろな部会であったりとか委員会ございます。その中に当然いろんなマニュアル、大きなマニュアルは、実施要項というものがございますけれども、それぞれの委員会、リスクマネジメント委員会といったところで、それぞれのマニュアルがございますので、そういったものをフローチャート的には表してみたいというふうに思ってます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 次に質問のイですけれども、これは誰が作成しということで、先ほどから医療安全管理指針については、医療安全推進委員会等で関与してきたということでございますが、こういったものも全部病院の中の例えば係長、課長、事務局長、そして市長まで決裁を全部されているんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 決裁過程の関係でございますが、当然私も見てございます。医療推進委員会の副委員長、それから事務局長の立場として決裁は行ってございます。  最終決裁権者は、先ほど申し上げましたとおり、やはり院内で決定することでございますので、病院長で決裁はいたしております。ただ、その決裁の後、管理指針を改訂したということについて、市長には報告してございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 管理指針の改訂をしたら、改訂いつしたというのもされると思うんですが、いただいたものは、平成30年10月改訂となってるんですけど、この令和5年5月改訂というのは記入されてないし、先ほども言ったようないろいろ整合性のない文言があったりするということです。今のように決裁のこと聞いたんですが、目を通しただけということじゃなくて、きちっと印をつかれて決裁をして回されているんですか。 ○議長(土遠孝昌君) 渡代病院事務局長。 ○番外病院事務局長(渡代昌孝君) 原案回ってきておりました際には、私も赤ペン入れまして、結構なところは訂正はしたつもりでございます。もちろん私の責任で判こはついてございます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 次の第2の経営改善のことについてお伺いします。  特別委員会の資料と実際の損益の差について、目的が違ったというようなことであります。それから、その次の質問の(2)の資料の見直し、特別委員会に出す資料は見直すべきじゃないかということについても一応答弁いただきましたけれども、今週末の6月30日に市民病院経営改善調査特別委員会が開催されますので、そこで、この内容については触れたいと思います。  質問の第3の桜まつりの拡大と情報発信についてであります。  一番、昨日からいろいろ気になっている言葉が調査研究という言葉です。私が議員になって、この18年間の中でいいますと、私なった頃には、調査研究と言われたら5年から10年やらないということだというふうに先輩方から聞いてきました。最近は、ちょっとしたことでも全て調査研究という言葉が理事者側からの答弁に使われますけれども、この桜まつりの開催について、実施するのかについての見解、調査研究という内容はどういうことなんでしょうか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 桜まつりの実施の関係でございますけれども、新型コロナウイルス感染症の懸念が一定程度治まってはおりますけれども、まだ、この中での集団や密集というのは懸念される方々も多くおられるように考えております。ですので、観光協会、またあこう魅力発信基地、あと観光課、地域の団体等ともいろいろな意見交換をしながら、どのような方策で、どういうふうな形で開催ができるのかというのは、ちょっと協議をしたいというふうに考えます。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 私が赤穂市内全域でという提言をしましたので、そうだと思いますが、元禄桜苑、まず、例えばそこからスタートして、次の年は少しグレードアップしていくというようなこと、やっぱり取りかかりを早くやる、コロナが5類になって、皆さん社会でいろいろ楽しいこともしたいと思われてる、そこをやっぱり市がしっかりとつかんで、市民の方々に楽しんでいただける、市外からも観光客がたくさん来てくれるように早くなっていってほしいと思いますので、まずやれるところからやるということでいいんではないかと思いますが、その点についていかがですか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 議員御指摘のとおり、市内各所でいろいろなところで桜の名所というのはございまして、既に東御崎の展望台でありますとか、尾崎の宮山、あと船岡園とかいうのは、既に地域の自治会の方でライトアップ等されているところもございますので、地域の団体等とも何ができるのかということを今後考えていきたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 本当にやれるところからといえば、先ほど言いましたように、元禄桜苑のPRをして、例えばその入り口に飲食物を売るとかいうようなこともやるとか、そこだけでもちょうちんをちょっと掲げるとかいうようなところからでも私は始めるべきじゃないかと思うんですが、いかがですか。 ○議長(土遠孝昌君) 明石産業振興部長。 ○番外産業振興部長(明石一成君) 先ほども言いましたように、地域の方々の意見も聞きながら、どういう方策ができるのかを協議してまいりたいと思います。
     あとそれと情報発信につきましては、その年々におきまして、開花の時期も違いますので、SNS等で随時発信していきたいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。 ○13番(家入時治君) 質問終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 本会議を午後1時まで休憩いたします。 (午後0時00分)                   (休   憩) ○議長(土遠孝昌君) 本会議を再開いたします。       (午後1時00分)  次、安田 哲議員。 ○7番(安田 哲君)(登壇) 通告に従い、2点質問します。  1点目は、赤穂市の歯科口腔保健の取組みについてです。  今国会では、国民が生涯を通じて歯科健診を受ける「国民皆歯科健診」の実現に向け、歯科疾病の予防が健康寿命の延伸につながることを明確に打ち出し、国、地方自治体の財政措置の努力義務を盛り込んだ歯科口腔保健推進法の改正案が審議されたところです。  「骨太の方針2022」においても、「生涯を通じた歯科健診の具体的な検討」が明記され、歯科口腔保健の取組みの強化が進められております。  そこで、以下3点質問します。  (1)歯周疾患検診(成人歯科健診)の受診状況及び受診率の向上に向けた取組みについて。  歯周疾患検診は、健康増進法に基づき、40、50、60、70歳を対象として市町村で実施されるわけですが、厚生労働省の調査によると、受診率は僅か5%にとどまっています。  赤穂市における歯周疾患検診の受診状況、また受診率の向上に向けた取組について伺います。  (2)歯科医師会、事業者と連携した受診促進等の取組みについて。  成人の歯科健診の受診率が低い要因の一つとして、「時間がない」という理由のほかに、口腔ケアに対する意識の低さが挙げられております。そこで、口腔ケアや歯科健診の重要性を認識してもらうために行政関係機関と歯科医師会、事業者が連携した職域における取組みが各自治体で進められております。赤穂市ではどのような取組みがなされているのか伺います。  (3)ライフステージに応じた「8020運動」の推進について。  平成30年度の国民健康・栄養調査によると、「20歳代における歯肉に炎症所見を有する者」の割合は21.1%であり、また、平成28年度の歯科疾患実態調査による「40歳代における進行した歯周炎を有する者」の割合は44.7%と、若い頃からの歯周病対策の重要性が叫ばれています。  そこで赤穂市において、各ライフステージに応じた「8020運動」の展開を提案したいと思いますが、市の見解を伺います。  質問の2点目は、子育て支援環境の充実に向けた取組みについて。  先ほど厚生労働省より公表された「令和4年人口動態統計月報年計」では、出生数は77万747人と、統計を開始した1899年以来過去最少となり、赤穂市においても令和4年度の出生数は193人と、200人を割るなど想定をはるかに超えたスピードで少子化が進んでいます。  このような中、令和5年4月1日付、こ総政第2号、こども家庭庁長官通知「こども基本法の施行について」において、「常に子どもの最善の利益を第一に考え、こどもに関する取組や政策を我が国社会の真ん中に据えて、強力に進めていくこと」が示され、同法第5条において、「地方公共団体は、基本理念にのっとり、こども施策に関し、国及び他の地方公共団体との連携を図りつつ、その区域内におけるこどもの状況に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する」と地方自治体に「こども施策」の確実な実施を求めております。  さらに先日公表された「こども未来戦略方針」案では、2030年までが少子化トレンドを反転させるラストチャンスであり、少子化対策に不退転の決意で取り組むこととし、次元の異なる少子化対策の基本理念として、「構造的賃上げ等と併せて経済的支援を充実させ、若い世代の所得を増やすこと」、「社会全体の構造や意識を変えること」、「全てのこども・子育て世帯をライフステージに応じて切れ目なく支援すること」が掲げられております。  そこで、以下3点質問します。  (1)高校生医療費の無償化について。  赤穂市においては、15歳までの医療費の無償化及び高校生の入院費の無償化を実施しているところです。ライフステージに応じた切れ目ない子育て支援として、高校生を含めた医療費の完全無償化は不可欠であり、事業実施に向け検討がなされているのか。また、実施した場合の追加財源の必要額について併せて伺います。  (2)赤穂市男性職員の育児休業の取得促進について。  男性の家事・育児時間が長いほど第2子以降の出生割合が高いデータがあります。いわゆる「2人目の壁」です。家庭内において育児負担が女性に集中している「ワンオペ」の解消には、行政が率先して取り組む必要性があり、公務員男性職員の育児休業の取得促進が急務となっております。  そこで、赤穂市における男性職員の育児休業の取得状況と取得促進に向けた取組みについて伺います。  (3)若手や子育て世代の職員をメンバーとしたプロジェクトチームによる少子化対策の施策立案について。  仕事と子育ての両立に向けた職場環境の改善や「こどもまんなか社会」の実現に向けた施策立案をこれから子育てをする若手職員、そして現在子育て中の職員が組織の枠を超えてチームを組んで進めてほしいと考えるが、市の見解を伺います。  以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 安田議員の御質問にお答えをいたします。  第1点の赤穂市の歯科口腔保健の取組みについてであります。  その1の歯周疾患検診(成人歯科健診)の受診状況及び受診率の向上に向けた取組みについてであります。  歯周疾患検診は、議員御指摘のとおり、健康増進法では40歳から70歳の10歳ごとの節目年齢を対象としておりますが、本市では、成人歯科健診を40歳以上の全ての人を対象に年度内に1回、無料で実施をしております。  令和4年度の受診状況でありますが、歯周疾患検診の受診率は5.0%となっております。  受診率の向上に向けました取組みとしては、特定年齢の人に健診受診勧奨を通知したり、年に1回、広報紙に歯科医師による健診受診の記事を記載をしております。またホームページや広報紙での周知や各種教室に職員が赴きまして受診勧奨を行っております。  その2の歯科医師会、事業者と連携した受診促進等の取組みについてであります。  歯科医師会と連携した取組みについては、歯科衛生士による教室での受診勧奨のほか、受診できる歯科医院を市内だけではなく、相生市、上郡町内にも広げ、受診しやすい環境づくりに努めております。  事業者と連携した取組みについては、今後事業者に対しまして、歯と口腔の健康づくりを含めた市民の健康づくりにつきまして普及啓発を行うこととしております。  その3のライフステージに応じた「8020運動」の推進についてであります。  議員御提案のとおり、若い頃からの歯周病対策は重要でありますことから、ライフステージに応じました取組みが大切であると考えております。  現在、国が見直しを進めております「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」を参考にしまして、今後も「8020運動」に取り組んでまいりたいと考えております。  第2点の子育て支援環境の充実に向けた取組みについてであります。  その1の高校生医療費の無償化についてであります。  高校生世代の医療費については、本市では、平成28年度に高校生等医療費助成事業を創設し、所得制限を設定した上で、入院医療費の自己負担額を全額助成しております。  近年、近隣や県内の多くの市町におきまして、入院に加え、通院医療費に対しても助成が行われております。  子どもの医療費助成制度について、住んでいる地域によって、ばらつきや不平等があることは社会的な課題でもあり、各自治体の財政力にかかわらず、全ての子どもたちが必要な医療を公平に受診できるよう、国において制度設計がなされるべきであると考えておりまして、全国市長会を通じまして、国に対し要請等を行っているところでございます。  高校生等医療費助成事業の対象を通院医療費にまで拡充し無料化することについては、今後、国の少子化対策の動向等にも留意しながら、限られた予算の中で、費用対効果や、全体のバランスを考慮し、必要性や優先順位を慎重に見極め判断していく必要がありますが、仮に、市の単独事業として本事業の対象を通院医療費まで拡充した場合には、年間ベースで約4,000万円の追加財源が必要となってきます。  そのため、令和5年第1回定例会において、千種代表田渕議員の御質問にお答えしましたとおり、本制度を将来にわたり安定した制度として維持していく観点から、現時点では実施は困難であると考えております。  その2の赤穂市男性職員の育児休業の取得促進についてであります。  本市男性職員の育児休業取得状況については、令和元年度は1名、令和2年度はゼロ名、令和3年度は1名、令和4年度はゼロ名であります。  育児休業等の利用取得促進に係る取組みにつきましては、庁内報による制度周知や出生時の扶養手当の申請があった場合には、直接、取得を促しているところであります。  しかしながら、取得率が非常に低い水準で推移しておりますため、男性職員の育児休業等の取得促進に向けまして、全ての職員がそれぞれの職場で育児のための休暇や育児休業の取得についての理解を深めますとともに、休暇や育児休業の取得を希望する男性職員が気兼ねなく安心して利用できる職場風土の醸成や、子育てを応援する職場づくりに、より一層努めてまいりたいと考えております。  その3の若手や子育て世代の職員をメンバーとしたプロジェクトチームによる少子化対策の施策立案についてであります。  国と同様、本市においても少子化対策は重要課題の一つであると考えております。  議員から御提案のありました、プロジェクトチームの設置については、実際に子育てをしている職員や将来的に婚姻や出産を希望する若者世代の職員が組織の垣根を越えて横断的に集まり、率直な意見を交換することによって、少子化対策や子育て施策に対する様々な提案がなされることが期待されますことから、前向きに対応してまいりたいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 再質問はございませんか。  安田議員。 ○7番(安田 哲君) 御答弁ありがとうございました。  そうしましたら、まず、赤穂市の歯科口腔保健の取組みについて再質問させていただきます。  (1)の歯周疾患検診の受診状況と取得に向けた勧奨の取組みということなんですが、赤穂市も全国と同様5%程度と、かなり低い状況になっております。壇上でも述べましたように、この歯科の口腔の健康が健康寿命の延伸に強く関わっているというデータも国から示されているところです。ぜひ赤穂市でも、赤穂市民の健康を確保していくために歯科健診の受診率をもっともっと高めてほしいと考えているところですが、他の自治体においては、まず、健康増進法というのが40歳からということなんですね、歯科健診受診してくださいというのが。ただ、いきなり40歳から歯科健診受けましょうといっても、なかなか人の行動としては、じゃあ行こうかということにはならない。ほかのデータでは、その他歯の治療関係で歯医者に行かれるという方は、年に50%以上いるというふうなデータも示されております。そうではありますが、歯科健診自体を目的としてしっかり歯の健康認識を払っていただく。それも若い世代からそういう関心を持っていただくというためには、20代、30代、これ法律上穴になっている部分なんです。ここについても歯科健診の実施をしていくことはできないのか。これ実は愛知県の安城市であったり知多市というのは、20代から歯科健診の歯周疾患検診の受診を進めているところです。また、40、50、60歳ではなく、その間も含め、45、55、65歳も含めて歯科健診の受診勧奨をしているというところですが、そういった対象の枠を広げていくことはできないのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(土遠孝昌君) 松下健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(松下直樹君) 議員おっしゃるとおり、本市では受診率は5%という低い状況でございました。ただ、昨年度実施しました健康増進計画策定時のアンケート調査において、20歳以上を対象とした結果とはなりますが、最近1年間に歯科健診の受診について受診をした人の割合、これが59%という結果でございました。このことから、御自身で健診を受診されている方が多数おられるのではないかというふうには認識はしております。  議員御指摘の20代、30代、それから若い世代からということで取組みをしたらということですが、本市では、妊娠期のときには妊婦健診を妊娠期に1回無料、それから乳幼児期には乳幼児健診として1歳6か月健診、2歳児歯科健診、3歳児健診、また学童期におきましては、幼稚園、学校にて年1回、成人期と高齢期につきましては、成人歯科健診ということで、40歳以上ということで、20代、30代がなかなか対象となっていないという御指摘あったと思うんですけども、確かに言われると、そういうことということは理解できますので、他市の状況、今御提案いただいたところも参考にしながら、どうやって取り組んでいくかということは考えることはできると思いますので、そこら辺、他市の取組みを参考に考えさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(土遠孝昌君) 安田議員。 ○7番(安田 哲君) ぜひそこは検討していただきたいと思ってます。また、いろんな受診の勧奨というのもいろんなところで取り組まれているということですが、例えば特定健診、肺がんの健診であったりとか、大腸がんだとか胃がんだとか、3,000人ぐらいは、普通に皆さん特定健診を受けられているんです。それだけやはり歯科に対する意識の差というのが大きいと思うんです。例えばの話、そういう特定健診で歯科健診の受診を強く勧めていく、また、そこに歯科衛生士さんがおられて、いろいろ口腔ケアの相談を受けたりとするということもできるかと思いますので、ぜひ、そこ力を入れていっていただきたいと思っております。  (2)医師会、事業者と連携した取組み、これ今後事業者に対して働きかけていくということでおっしゃっていただきましたので、ぜひそこも強く進めていっていただきたいと思います。  赤穂市の第4次健康増進計画では、事業者の取組みということでも記載されております。ただ、ここの部分が事業者は従業員に対して歯科健診受診を勧めましょうというようなぐらいの関わりしか書いてなかったんです。そこも積極的に取り組んでいっていただきたいと思います。  (3)ライフステージに応じた8020運動の推進についてなんですが、これあえて全世代で「8020運動」、この「8020運動」というのが聞き慣れない方もいらっしゃるかと思いますが、80歳で20歯以上の自分の歯を有するものの割合ということです。「8020運動」を国も積極的に進めているところです。国の平成28年の実績、80歳で自分の歯が20本以上あるという方が51.2%、令和4年度の目標値は60%、令和14年度、これはまだ案の段階なんですが、85%、そこまで高めて、この80歳で20歯以上の方の割合を増やしていこうということで進めております。  赤穂市についてなんですが、令和4年度の実績が43.4%という数字で、第4次の健康増進計画が令和9年度目標となりますが、40%以上と非常に消極的な目標設定になっているところなんですが、ここの部分については、今後どういった「8020運動」展開していくのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 松下健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(松下直樹君) 「8020運動」、これに関しましては、歯科口腔保健の推進に関する基本的事項の中にライフステージごとに取組み内容を記載されてまして、乳幼児のう蝕予防のための食生活の指導、それからオーラルフレイルについての普及啓発、それから高齢期等を中心に現在行っておりますけれども、壮年期を含めて普及啓発も考えていきたいというふうに考えております。確かに40歳以上からそういうことしましても、8020というのはなかなか推進はできていかないと思いますので、乳幼児の時期からそういうこと、歯科健診に関して大切ですよということは、受診勧奨していくように取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 安田議員。 ○7番(安田 哲君) 健康福祉部長からありましたように、小さい頃から歯の大切さ、口腔ケアの大切さというものを普及啓発、意識啓発強めていただきたいと思ってます。  ここで2つデータ御紹介したいんですが、これも赤穂市の第4次健康増進計画、その中に子どもの虫歯の有病率というデータが記載されているところです。3歳児において、県の平均が虫歯の有病率、どれだけ虫歯がある子どもがいるかというところなんですが、県の平均が9.9%、赤穂市は15.4%、この15.4%というのは、県下でも5番目に悪い数字になってるんです。これがまた小学生になっていきますと、大体11歳を対象として健診されるようなんですが、県の平均が44.5%、赤穂市が53.4%、この割合がどんどん悪くなっていってるというふうな実態があります。ぜひ幼少期から、自分がおじいちゃんおばあちゃんになるまで20本の歯を維持していくんだというような取組みを、子ども向けに分かりやすく、どんどん取組みを進めていってほしいと思ってます。昨年の4月1日、兵庫県のほうで歯及び口腔の健康づくり推進条例というものが施行されたところですが、兵庫県のほうも歯科口腔保健強化していくということなので、ぜひそこは県と連携して、「8020運動」の積極的な展開をお願いしたいと思いますが、最後にもう一度健康福祉部長の意気込みをお願いいたします。 ○議長(土遠孝昌君) 松下健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(松下直樹君) 歯周病が糖尿病や脳血管疾患等の生活習慣病の発症につながる等、様々な全身疾患と関連してくることが明らかにされております。歯周病の予防が医療費の削減にもつながっていくということは考えられます。歯周病を予防するには、日頃の御自身の歯のケアや歯科健診の受診であるというふうにされております。健診を定期的に受診していただくことによりまして異常の早期発見、早期治療にもつなげることができますので、8020を目指しまして、他市の事例も参考にしながら、乳幼児から高齢者までライフステージに応じた歯の健康づくりに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 安田議員。 ○7番(安田 哲君) 続きまして、子育て支援環境の充実に向けた取組みについて再質問させていただきます。  まず、(3)のほうのプロジェクトチームによる少子化対策の施策立案ということで、市長のほうから前向きに進めていきたいというお言葉をいただきましたので、ぜひ市長のリーダーシップの下、強く進めていっていただきたいと思っております。また、今こども家庭庁のほうが「こどもまんなかサポーター」であったりとか「こどもまんなか宣言」だとか、各自治体をそういったものにお声がけというか、首長であったり、自治体が手を挙げてというふうなものもありますので、ぜひそういったものにも取り組んでいただければと思っております。  (2)赤穂市男性職員の育児休業の取得促進についてということですが、これ大分数字が悪いというような状況です。国のほうでも育児休業の取得者数、国の国家公務員、34%と、そこそこの国家公務員の方たちは育児休業取得されているところですが、赤穂市においては、毎年1名とかゼロ名とか、本当にパーセンテージで出ない部分もあるぐらいなかなか進んでないというのがございます。これ令和5年6月13日総務省自治行政局公務員部長から、男性職員の育児休業の取得促進に向けた取組の一層の推進についてということで通知があっております。この中では、政府目標踏まえて新たな目標設定というものが課されていること、今年の10月にその設定状況を調査するという通知内容です。その目標値というのが令和7年度までに1週間以上の取得率を85%、これかなり難しい目標値の設定になってます。1週間以上です。ただ赤穂市の場合、取っていない方がほとんどなのに、1週間以上取ってもらう方の取得率85%にまで高めるということなんで、相当厳しい数値が上がってます。令和12年度までには2週間以上の取得率を85%、また、この目標については消防、教育委員会、公営企業も同様に取り組むようにというような通知があっております。  その中で赤穂市も取得しやすい職場づくりに努めていくということでありましたが、令和4年3月の赤穂市の条例改正、職員の育児休業等に関する条例第26条、第27条というものが追加されております。その第26条では、育児休業に関する制度を周知すると。また2番目には、意向確認するための面談を実施したりだとか、その他の措置を講じなければならない。3番目には、取得の申請を申し出た職員に不利益な取扱いがないようにすること、また第27条では、職場環境の整備に関する措置として、育児休業に係る研修の実施、相談体制の整備、勤務環境の整備というものが条例で挙げられているところですが、条例に基づいた体制整備、計画の策定、職員に対する周知ができているのかお伺いいたします。 ○議長(土遠孝昌君) 岸本総務部長。 ○番外総務部長(岸本慎一君) まず、職員への周知につきましては、庁内報で通知したり、当然子どもができますと手当等の申請、人事課にまいりますので、その際に職員に対しての声がけはしております。  先日ですけども、子どもが産まれた男性職員には、この申請の際、育児休業について説明を行いまして、前向きな感触を受けております。まだ、正式な申請は来ておりませんけども、1件、この制度に乗っかって、育児休業取ろうかという職員が今おる状態でございます。  当然、職場環境の整備であるとか、1週間、2週間の不在になりますと、その点職員が不安に思うところもございますけども、ちょっと比較検討するのは、ちょっと不適切かもしれませんけども、コロナに罹患した場合に1週間とか、そういう場合でも我々職員、皆さん協力して業務をこなしてきておりますし、それが1週間が常識になれば、次、2週間取得できるような環境になるのではないかというふうに考えております。  相談体制、具体的に相談員とかいうのは設置しておりませんが、常日頃から人事課のほうに相談していただければ対応できるかなと思っております。  今後男性職員が活用できる様々な休暇の制度であるとか、給付制度を取りまとめて、庁内のグループウェアへ配信しまして、このグループウェアがないところについては、冊子等を作って配布して、これで職場の意識改革というのを図ってまいりたいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 安田議員。 ○7番(安田 哲君) ありがとうございます。職員に関しては、こういった制度があということを本当にしっかりとお伝えいただいて、前向きに取得していただきたいと思っております。ただ、そういう制度があっても取得しづらい雰囲気だとか取得に対する上司の無理解とか、そういったものが取得のためらう大きな原因になっております。近くでいうと、岡山県の玉野市さんなんていうのは、管理職に育ボス宣言、部下に対してしっかり育児するようにとハッパをかけているぐらいの育ボス宣言をさせたりとか、場合によっては、他の自治体では、まずそういった所属員が出たところの所属長に対して、人事課が、こういう職員がいるので積極的に取るようにと、まず管理職に対しての理解増進というものの研修が必要かと思ってますが、その点に関して赤穂市の取組み等あればお伺いしたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 岸本総務部長。 ○番外総務部長(岸本慎一君) 今、特に管理職に対しての研修とか、そういうのは考えてございませんけども、まずは、各部長から担当の課長等に、この育児休業制度への理解というのを求めていくようにしていきたいと考えております。 ○議長(土遠孝昌君) 安田議員。 ○7番(安田 哲君) 先ほど壇上で私のほうが申し上げましたのは、社会全体の構造や意識を変える、ここが本当に重要になってくるのかなと思っております。実は私子ども3人おりまして、3番目の子が1歳半のときに3か月間、妻の代わりに子育て日中していたことがあります。育児も大変です。ほとんど自由時間がない、24時間365日と、そういうことを今お母さんたちは本当にされて、本当に御苦労されていると思います。時間がない、家事もしなければいけない。それより何がつらいかというと、やっぱり孤独になるんですね。本当に子どもと対面でつきあう時間が長くて、なかなか他人と接する機会がない。そんなときに、昨日南條議員のほうからも、いろいろ御質問があったと思います。産後ケアの大切さ、本当に産後クライシスだとか産後鬱というのは普通に起こり得る、私も本当に、そこまではいってないにしても、本当大変さを身をもって分かった身であるからこそ言えるんですが、ぜひ、これは公務員だけの話じゃないんですね。まず公務員が率先して、この地域の企業にも取り組んでいただくということが大事だということで国が強力に進めておりますので、まず一番配偶者にとって身近なお父さんであるとかが積極的に育児休暇が取れるように赤穂市でも進めていっていただきたいと思っております。
     最後に高校生の医療費無償化について御質問させていただきます。  平成28年度から通院費に関しては実施しているところです。この金額についても、もし高校生全員を実施した場合は4,000万円ということですね。これ実は平成29年、平成30年の第1回定例会のときに共産党のほうからこういった質問がなされて、そういったことができないのかといった答弁があったときに、この4,000万円という数字が出てきているところです。その当時の市長答弁は、財政的には確保できないので実施できないということだったんですが、確かにこの4,000万という数字を簡単に出してこいというのは、恒常的に確保するというのは難しいと思っております。  そこで私のほうから、一つの提案として、これも他の自治体の取組みではあるんですが、姫路市のほうが、この令和6年1月1日から高校生の入院費であったり、多子世帯の高校生の医療費無償化、3人以上お子さんがいる家庭の高校生の医療費の無償化というものを実施されます。財源の限りがある中で、赤穂市においても多子世帯、3人以上の御家庭の高校生を有する世帯に対する医療費の無償化の制度考えられないのか、お伺いいたします。 ○議長(土遠孝昌君) 松下健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(松下直樹君) 第3子以降の医療費無償化は考えられないのかという件ですけれども、本市では、第3子以降の学校給食の無償化や多子世帯の保育料軽減事業や第3子いきいき子育て応援事業など実施しておりまして、少子化対策としては、多子世帯への支援という視点は大変重要であるというふうには認識しております。しかしながら、学校給食費と医療費とは性格を大きく異にするものであって、医療費に係る公費助成において、第2子までと第3子以降について差異を設けることについては、特に慎重になる必要があるのではないかなというふうには考えております。  市長が壇上でもお答えしましたとおり、各自治体の財政力にかかわらず、全ての子どもたちが必要な医療を公平に受診できるよう、国において制度設計がなされるべきと考えるところであり、事業費の高にかかわらず、第3子以降のみを対象に、通院医療費までを無料化するという考えは現時点ではございません。 ○議長(土遠孝昌君) 安田議員。 ○7番(安田 哲君) なかなかこれも恒常的に実施するためには、それなりの財源確保が必要であると。どれぐらい財源が必要になるのか。どういった人数の方が実際対象になるのか、これは担当課との検討ベースの中での会話なんですが、恐らく対象は200人前後だろうと。財源についても500万とか600万というお金が必要になるんじゃないかなというところです。この少子化問題、先ほど2人目の壁ということでお話させていただきましたが、昨日の中谷議員もやっぱり2人目、3人目欲しいという、そういう御家庭の声も聞くと。この3人目の壁というのは、経済的負担、将来的に3人目を持ったときに、どれだけ教育費にかかるのか、子育てにかかるのか、そういった経済的負担で3人目の子どもを持つことを躊躇してしまうということが大きな要因として上げられているところです。ぜひこの多子世帯、少子化対策の中で、まずは多子世帯、経済的理由によって諦めることがないような赤穂市の子育て環境の充実というものをお願いしたいと思っておりますが、市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(土遠孝昌君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君) 先ほど壇上でもお答えしましたように、子どもの医療費助成だけではなくて、学校給食の無償化、あるいは安心して子どもを出産できる環境づくり、そういったものが各自治体の財政力によって自治体間競争みたいなことが全国でも我々首長がやってるような、あるいはそういう心境に追いやられているような現状でございます。そういった中で、私も全国市長会においては、そういう各自治体の財政力によって、そういう子どもたちの必要な財源がばらばらで、施策がばらばらというのは、これはいかがなものかということで、やはり国においてしっかりと、骨太の方針の中でそういったものを制度設計していただいて、全国どこに住んでも安心して子育てができ、教育ができる、そういった環境を整えてほしいということを全国市長会を通じまして、我々は今現在国に要望しているところでございます。  安田議員のおっしゃいますことは十分に私も理解できますけれども、今の赤穂市の財政状況、いろんなことに取り組んでおりますので、御理解を賜りたいと思っております。 ○議長(土遠孝昌君) 安田議員。 ○7番(安田 哲君) ありがとうございます。赤穂市においても、市長のほうからもありましたように、出産から幼少期、また学齢期、小学校、中学校、その辺の支援というのは本当にしっかりやっていただいていると思っております。ただ、高校生に関しては、なかなか義務教育のセーフティーネット外れると本当に多くのお金がかかってきます。高校生、大学生ですね、そこが本当に子どもを3人目持とうか持たないかというところの大きな要因になると思うんです。ぜひ赤穂におられる、これから子どもを持たれようとされている若い方々、実際3人目を考えている方々が本当に赤穂で3人目も育てていけるねというふうな安心感が得られるような自治体にしていってほしいと思っております。  以上で質問を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 以上で通告による質問は終わりました。  これをもって一般質問を終わります。 ◎議案一括上程 ○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第4、第47号議案 令和5年度赤穂市一般会計補正予算ないし第52号議案 赤穂市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題といたします。 ◎各常任委員長報告 ○議長(土遠孝昌君) これより各常任委員会の審査の経過並びに結果について委員長の報告を求めます。  まず、民生生活委員長 家入時治議員。 ○民生生活委員長(家入時治君)(登壇)  民生生活委員長報告を行います。  当委員会に付託されました第47号議案関係部分など3議案について、去る6月13日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず、第47号議案 令和5年度赤穂市一般会計補正予算関係部分についてであります。  第1点は、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金支給事業についてであります。  委員から、委託業者の選定方法、委託内容及び委託料の積算根拠について、ただしたところ、当局から、委託業者については随意契約を予定しており、委託内容については、コールセンターと窓口業務のほか、書類受付、資料整理、データ作成などを考えている。委託料の積算根拠については、システム構築に係る費用として370万円、コールセンター等の業務として1,600万7,000円を計上している。との答弁があった。  さらに委員から、委託料の前年度比増の要因について、ただしたところ、当局から、令和4年度は、2つの給付金事業が続いたために、軽微な改修により同じシステムが活用できたことから費用が安価であった。令和5年度は新たにシステムを構築することから約130万円の増となる。また、コールセンター等の業務委託については、令和4年度のスタッフ配置実績を参考に約200万円の増となっている。との答弁があった。  また、他の委員から、税法上の扶養となっている住民税非課税世帯は支給対象となるのか。とただしたところ、当局から、本市は対象とする。との答弁があった。  さらに委員から、当該世帯は何世帯あるのか。とただしたところ、当局から、現時点で把握はできていない。との答弁があった。  さらに委員から、令和4年度に比べて支給対象世帯が少なくなっているが、その中には当該世帯は含まれているのか。とただしたところ、当局から、令和4年度は5,700世帯を見込んでいたが、実績としては10万円の給付金が5,261世帯、5万円の給付金が4,777世帯であった。令和5年度の5,500世帯の中には当該世帯も含んでいる。との答弁があった。  第2点は、生活保護安定運営対策等事業についてであります。  委員から、生活保護基準額の見直し及びシステム改修に係る仕様書について、ただしたところ、当局から、生活保護基準額の見直しは5年ごとに全国一斉に実施しており、今回、令和5年10月以降の基準額を見直すものである。基準額は居住する自治体の級地区分に基づき設定されている。システム改修の仕様書は本市で作成する。との答弁があった。  さらに委員から、システム改修の業者選定について、ただしたところ、当局から、令和5年度は生活保護システム更新事業を行う予定であることから、更新作業を行う事業者と随意契約を考えている。との答弁があった。  さらに委員から、見直し後の生活保護基準額について、ただしたところ、当局から、年齢や世帯の人数などによって生活保護基準額の改定額は異なる。本市の場合、65歳の在宅単身世帯で、月額約3,000円増額となる。との答弁があった。  次に、第51号議案 赤穂市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  委員から、スマートフォンを用いたコンビニ交付サービスの内容について、ただしたところ、当局から、令和5年5月11日からマイナンバーカード保有者がアプリから電子証明機能をスマートフォンに搭載できるよう法律が改正されている。当該サービスは、コンビニ端末事業者によるシステム改修が必要となるため、改修でき次第、スマートフォンでの交付が可能となることから、システム改修に先行し、今回条例を改正するものである。との答弁があった。  さらに委員から、コンビニ交付サービスの開始時期について、ただしたところ、当局から、コンビニ端末事業者によって開始時期は異なるが、おおむね秋頃開始と聞いている。との答弁があった。  他の委員から、動作対象となるスマートフォン端末について、ただしたところ、当局から、デジタル庁で動作検証した上で、デジタル庁のウェブサイト上に対応できる機種名を公開している。対象機種であれば、マイナポータルアプリの起動時にスマートフォン用電子証明書が搭載できる旨が自動表示される。具体的にはAndroid端末のOSがAndroid9以上で、GP-SEのセキュリティー能力を持ったICチップが内臓されている機種が対象であり、今後順次拡大していくと聞いている。との答弁があった。  次に、第52号議案 赤穂市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  委員から、急速充電設備に変電設備は含まれるのか。とただしたところ、当局から、分離型の充電ポストは急速充電設備となるが、変電設備は対象外である。との答弁があった。  さらに委員から、市内の急速充電設備の届出数について、ただしたところ、当局から、急速充電設備は3か所に設置されているが、いずれも50キロワット未満のため現行条例では届出の対象外である。との答弁があった。  さらに委員から、届出対象外の設備のチェック及び今後200キロワットを超えるものは設置される可能性はあるのか。とただしたところ、当局から、21キロワット以上50キロワット未満のものについては規制対象となるが、届出対象外のため完成検査は実施していない。今後トラックなど大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載した車両が普及すれば、200キロワットを超える急速充電設備の設置の可能性はある。との答弁があった。  さらに委員から、条例中、現行の喫煙所である旨を表示した標識等の図記号を削除し、国際標準化機構または日本産業規格の適合する図記号を設置することとなるが、設置に係るチェックはどうなるのか。ただしたところ、当局から、従前どおり防火対象物使用開始届出があれば完成検査を実施していくこととなる。との答弁があった。  さらに委員から、条例改正により定められた図記号を設置するかは設置者の自主的な判断となるのか。とただしたところ、当局から、そのとおりであるが、予防査察で設置していないようであれば指導を行っていきたい。との答弁があった。  以上の経過をたどり、採決いたしました結果、付託されました第47号議案関係部分など3議案について全会一致で可決すべきものと決した次第であります。  以上で民生生活委員長報告を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 民生生活委員長の報告は終わりました。  次、建設水道委員長 山田昌弘議員。 ○建設水道委員長(山田昌弘君)(登壇)  建設水道委員長報告を行います。  当委員会に付託されました第47号議案関係部分など2議案について、去る6月15日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず、第47号議案 令和5年度赤穂市一般会計補正予算関係部分についてであります。  第1点は、畜産・土づくり施設等導入支援事業についてであります。  委員から、当該事業における飼養頭数について、ただしたところ、当局から、飼養頭数については現在約200頭である。との答弁があった。  さらに委員から、堆肥の形状はペレットかバラか。とただしたところ、当局から、堆肥の形状についてはバラであると聞いている。との答弁があった。  さらに委員から、堆肥化の発酵方式について、ただしたところ、当局から、開放型である。との答弁があった。  さらに委員から、堆肥調整保管庫における臭気対策について、ただしたところ、当局から、当該保管庫は通常の堆肥に対し、消臭効果のある炭やコーヒーかすなどの副資材を混合し、ブロアーにより空気乾燥を促進し、臭いの低減を図る施設となっている。との答弁があった。  さらに委員から、臭気に対する苦情の有無について、ただしたところ、当局から、担当課への苦情及び情報提供はない。との答弁があった。  さらに委員から、堆肥の供給時期及び費用について、ただしたところ、当局から、当該保管庫の完成予定は令和6年3月であり、本格稼働後堆肥ができるまで1か月程度必要となることから、令和6年5月頃供給開始を予定しており、費用は有料と聞いている。との答弁があった。  また、他の委員から、当該保管庫は別棟に整備するのか。とただしたところ、当局から、令和4年度に整備した堆肥調整保管庫に増設する。との答弁があった。  また他の委員から、堆肥調整保管庫の構造について、ただしたところ、当局から、令和4年度に整備した堆肥調整保管庫及び当該保管庫の構造については、4方面に壁を設置しているが、中央に車両用通路があり、出入り口部分には扉がないため開放型となる。との答弁があった。  また、他の委員から、当該事業に関する地域住民への説明の有無について、ただしたところ、当局から、国の補助制度としては説明会を開催する義務はないが、赤穂市生活環境の保全に関する条例に基づき、地元説明会が必要となれば、事業者のほうで開催することになる。との答弁があった。  さらに委員から、堆肥の内容及び販売先について、ただしたところ、当局から、炭やコーヒーかすなどを混合し、乾燥させることにより、臭気を低減する付加価値を加えた堆肥を年間を通じて生産し、安定した供給ができるよう当該保管庫を増設するものである。販売先については近隣市町の耕種農家に販売していくと聞いている。との答弁があった。  第2点は、あこう商店街お買い物ポイントシール事業についてであります。  委員から、対象店舗数について、ただしたところ、当局から、赤穂にぎわいづくり商人会に加盟する97店舗である。との答弁があった。  さらに委員から、全店舗が当該事業に参加するのか。とただしたところ、当局から、97店舗の中には当該事業対象外となる医療機関及び金融機関等も含まれているため、60店舗程度の参加見込みと聞いている。との答弁があった。  さらに委員から、金券の使用期間について、ただしたところ、当局から、令和5年9月15日から11月14日までの2か月を予定していると聞いている。との答弁があった。  さらに委員から、令和2年度の同様の事業に参加していた坂越商店会の不参加理由について、ただしたところ、当局から、坂越商店会にも声かけを行ったところ、不参加の回答であったが、理由までは聞いていない。との答弁があった。  また他の委員から、令和2年度の執行率を踏まえた当該事業の改善点について、ただしたところ、当局から、赤穂にぎわいづくり商人会によるのぼり旗の掲出、各店舗のホームページでの告知、市ホームページ及び市SNSで使用の喚起を行っていきたい。との答弁があった。  また他の委員から、令和2年度の執行率について、ただしたところ、当局から、78.8%であった。との答弁があった。  さらに委員から、さらなる執行率向上に向けた取組みについて、ただしたところ、当局から、購入額及び金券額等の内容を変更することにより執行率向上につながることも考えられるが、より多くの消費喚起を促すなどの理由により、前回同様の内容で事業を行いたいと聞いている。との答弁があった。  次に、第48号議案 令和5年度赤穂市水道事業会計補正予算についてであります。  委員から、水道料金を減免することは3回目となるが、今回の減免に係るシステム改修の必要性について、ただしたところ、当局から、水道料金システムは料金の減免を想定したシステムではないため、減免を実施するために改修作業が必要となる。との答弁があった。  さらに委員から、前回の減免時に改修したシステムは、その都度使用できなくなるのか。とただしたところ、当局から、そのとおりである。との答弁があった。  さらに委員から、減免件数は従来と大きく変わらないと思うが、職員の手で作業できないのか。とただしたところ、当局から、1か月1万件以上の減免処理が必要となることから、迅速かつ正確に対応するためシステム改修を委託する。との答弁があった。  以上の経過をたどり、採決いたしました結果、付託されました第47号議案関係部分など2議案については、全会一致で可決すべきものと決した次第であります。  以上で建設水道委員長報告を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 建設水道委員長の報告は終わりました。  次、総務文教委員長 奥藤隆裕議員。 ○総務文教委員長(奥藤隆裕君)(登壇)  総務文教委員長報告を行います。  当委員会に付託されました第47号議案関係部分など3議案について、去る6月16日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず、第47号議案 令和5年度赤穂市一般会計補正予算関係部分についてであります。  水道事業会計負担金についてであります。  委員から、水道料金の減免を行う理由について、ただしたところ、当局から、様々な施策を検討した結果、コロナ禍での支援の一つとして水道料金の減免を行うものである。との答弁があった。  次に、第49号議案 赤穂市税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  委員から、森林環境税の課税対象者数について、ただしたところ、当局から、令和5年度当初課税ベースで2万3,000人が対象となる。との答弁があった。  さらに委員から、森林環境税の市民への周知について、ただしたところ、当局から、令和6年度の個人住民税課税前に広報や市ホームページで周知を図っていきたい。との答弁があった。  その他の議案については特に質疑はなかった。  以上の経過をたどり、採決いたしました結果、付託されました第47号議案関係部分など3議案については、全会一致で可決すべきものと決した次第であります。  以上で総務文教委員長報告を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 総務文教委員長の報告は終わりました。 ◎質疑・討論・表決
    ○議長(土遠孝昌君) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対しまして御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これで質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論については通告を受けておりませんが、討論はございませんか。(なし) 御発言がなければ、これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第47号議案 令和5年度赤穂市一般会計補正予算ないし第52号議案 赤穂市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを一括採決いたします。  お諮りいたします。  本案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。  本案は、いずれも委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、第47号議案ないし第52号議案はいずれも原案のとおり可決されました。 ◎請願上程 ○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第5、請願を議題といたします。 ◎所管常任委員長報告 ○議長(土遠孝昌君) これより請願の審査の経過並びに結果について、所管常任委員長の報告を求めます。  請願第2号 インボイス制度の実施延期を求める意見書を政府に送付することを求める請願書。  総務文教委員長 奥藤隆裕議員。 ○総務文教委員長(奥藤隆裕君)(登壇)  総務文教委員会における請願の審査報告を行います。  当委員会に付託されました請願第2号について、去る6月16日委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  請願第2号 インボイス制度の実施延期を求める意見書を政府に送付することを求める請願書であります。  本請願について、各委員より意見聴取を行ったところ、委員から、消費税は、商品、製品の販売やサービスの提供などの取引に対して広く公正に課税される税であり、消費者が負担し、事業者が納付するものであることから、公平な課税、納税の公平性の観点から、インボイス制度は予定どおり実施すべきものと考え、本請願は不採択とする。  さらに他の委員から、消費税の公平性と透明性を考えればインボイス制度は必要である。請願においては、小規模事業者への税負担の影響を懸念されているが、消費税は公平に支払うべきものであると考える。また、国の制度説明会に多くの事業者が参加していると認識しており、導入を延期することは税の公平性や透明性の低下につながると考えられるため、本請願は不採択とする。  さらに他の委員から、制度導入後は激変緩和措置として一定の経過措置が設けられていること、また、制度移行に向けて事業者に対する広報や説明会の開催、補助金による支援なども行われていることから、本請願は不採択とする。  さらに他の委員から、激変緩和の経過措置が設けられていること、また本市商工会議所においては、既に個別相談等を実施しており、9月にも事務的手続の相談会を開催する旨聞いていることから、制度実施に当たっての混乱は生じないものと思われるため、本請願は不採択とする。  さらに他の委員から、10月実施に向け周知・啓発が行われており、税の公平性の観点から、本請願は不採択とする。など意見の開陳がなされた次第であります。  以上の経過をたどり、採決いたしました結果、請願第2号は、全会一致でもって不採択と決した次第であります。  以上で総務文教委員会における請願の審査報告を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 総務文教委員長の報告は終わりました。 ◎質疑・討論・表決 ○議長(土遠孝昌君) これより所管常任委員長の報告に対する質疑を行います。  請願第2号について御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これで質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  深町直也議員。 ○3番(深町直也君)(登壇) 私は、請願第2号 インボイス制度の実施延期を求める意見書を政府に送付することを求める請願書について、不採択との委員長報告に反対の立場から討論を行います。  政府がインボイス制度の導入を予定する10月1日まであと3か月余りとなりました。インボイス制度の導入で影響を受ける方々からは、導入の延期や中止を求める声が大きくなっています。  政府は3月末としていた事業者の登録申請期限を9月30日まで延長する措置を取りましたが、制度の抱える問題を取り除くものではありません。  インボイス制度の導入で、政府は約2,480億円の税収増になるとしています。インボイスに登録して新たに消費税を課税される事業者は増えると見込んでいるためです。これこそインボイス制度は税率を変えない消費税増税と批判されている理由です。  消費税は、事業者が仕入れのときと、モノ、サービスを販売したときの差額を税務署に納めます。今は帳簿で行っているこの控除の計算をインボイスで行うことが義務づけられます。インボイスは課税事業者しか発行できません。これまで売上高が1,000万円以下の中小業者や個人事業主は免税事業者として消費税納入の義務はありませんでした。インボイス制度では、課税業者にならざるを得ない状況に追い込まれます。免税事業者のままでいることを選択しても、取引先が課税事業者の場合、インボイスがなければ仕入額の分の消費税が控除できないため、インボイスの登録を求められたり、取引から排除されたり、消費税分の値下げを求められたりするおそれがあります。  もともと零細業者は、大手業者との競争があるので、仕入れにかかった消費税を販売価格に転嫁することは困難です。納税義務を負うことになれば、身銭を切って消費税を払うことになります。少額の取引を1年間集計して納税する事務も大変です。免税制度は、こうした負担を踏まえて実施されてきました。つまりこれまで行われてきた免税制度こそ税の公平性を保つためのものであり、インボイス制度が導入されれば、かえって不公平な状態になると考えられます。延期や中止を求める声の広がりに政府は激変緩和措置をするとしています。  免税事業者が課税事業者になった場合、2026年9月30日まで税負担や事務負担を軽減するなどとしていますが、根本的な問題は何も解消できません。コロナ危機や物価高騰で事業継続の瀬戸際にある事業者をさらに苦しめるインボイス制度の導入は一旦延期し、制度そのものを考え直すべきです。  インボイス制度の実施延期を求める請願は、県内では、丹波市議会と香美町議会で採択されているほか、直近では、東京23区で初めて杉並区議会でも採択されるなど、全国170を超える地方議会で採択されています。  以上の理由から、請願第2号について採択すべきと考えます。議員諸氏の賛同をお願い申し上げまして、私の討論を終わります。 ○議長(土遠孝昌君) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論はございませんか。(なし) 御発言がなければ、これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  請願第2号 インボイス制度の実施延期を求める意見書を政府に送付することを求める請願書について採決いたします。  お諮りいたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択であります。  本請願は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。(起立多数) 起立多数であります。  よって、請願第2号は不採択とすることに決しました。 ◎議案上程 ○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第6、第57号議案 消防ポンプ自動車取得契約の締結についてを議題といたします。 ◎市長提案趣旨説明 ○議長(土遠孝昌君) これより上程議案に対する市長の提案趣旨説明を求めます。  市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  第57号議案 消防ポンプ自動車取得契約の締結についてであります。  本案につきましては、去る6月21日入札執行いたしました消防ポンプ自動車取得契約でありまして、掲記の内容でもって締結をいたしたいものであります。  詳細につきましては担当部長から御説明をいたしますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(土遠孝昌君) 市長の説明は終わりました。 ◎所管部長細部説明 ○議長(土遠孝昌君) 続いて所管部長の細部説明を求めます。  岸本総務部長。 ○番外総務部長(岸本慎一君) それでは議案の細部につきまして御説明申し上げます。  お手元の令和5年6月第2回赤穂市議会定例会提出議案(その3)と、緑の表紙の議案参考資料(その3)をお願いいたします。  議案書の2ページ、議案参考資料につきましても2ページ、資料1をお願いいたします。  第57号議案 消防ポンプ自動車取得契約の締結についてであります。  本件につきましては、取得しようとする車両の名称は、消防ポンプ自動車で、数量は、車両1台であります。契約方法は、指名競争入札で、契約金額は5,555万円、納期限は令和6年3月29日であります。契約の相手方は、三田市テクノパーク2番地の3、株式会社モリタ関西支店支店長土居典生氏であります。取得いたします車両等の内容につきましては、議案参考資料に掲記いたしておりますとおり、車両排気量は4,009cc、最高出力110キロワット、四輪駆動車で乗車定員は5名であります。また、車両に装備する主要装備及び資機材については、600リットルの水槽、毎分2,000リットル以上の放水が可能な水ポンプ、圧縮空気泡消火装置及び電動式ホースカーであります。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○議長(土遠孝昌君) 所管部長の細部説明は終わりました。 ◎質疑・委員会付託省略  討論・表決 ○議長(土遠孝昌君) これより質疑に入ります。  第57号議案 消防ポンプ自動車取得契約の締結について御質疑ございませんか。  家入議員。 ○13番(家入時治君) この入札においては、1回目が不調でということで、2回目で落札したということでありますが、1回目が不調になった理由が何なのか。最低価格が高くて届かなかったのか。また、2回目は、その最低価格を変更したのか。あるいは装備、資機材等を減らすとかして、同じ最低価格で入札を行ったのか。お伺いしたいと思います。  もう1点は、指名競争入札は、何社が入札をしたのかもお伺いしたいと思います。 ○議長(土遠孝昌君) 尾崎消防長。 ○番外消防長(尾崎浩司君) まず、入札を何社で実施したかということでございますが、1回目と申しますか、6月6日に実施しました入札におきましては12社を指名いたしまして、その日の1回目の入札におきましては10社が応札しております。1回目不調に終わりまして、その日の2回目の入札では2社が応札して、これも落札には至らなかったということでございます。  そして、1回目の入札で不調に終わった理由といたしましては、今回のポンプ車の入札に当たりまして、予算を作成するに当たり、昨年の10月に、これまで本市に同様のポンプ自動車の納入実績がありました3社から見積書を徴収いたしまして、そのうち最も安い見積書を基に予算要求をして査定を経て、また議決を受けて、予算を編成いたしました。そして入札に当たりましては、この予算を基に改めて発注仕様書を精査して入札を実施いたしましたが、当初の予算作成時に徴収した見積りから約6か月以上がたっておりまして、その間の社会情勢、特に燃料費の高騰でありますとか、輸送費用のコストアップによりまして、残念ながら落札には至らなかったというふうに考えております。  1回目のこの結果を受けまして、6月21日に2回目の入札を執行いたしました。このときの業者につきましては、1回目と同様に12社を指名しております。この21日の入札につきましては、1回目の入札で7社が応札して、落札に至ったということでございます。  2回目の入札に当たりましては、当然1回目と同じ発注仕様書で入札を行いますと、落札される見込みというのは限りなく少ないと思われますので、やはり仕様書を、1回目の入札の結果、当初見込んでおりました見積りでは落札が見込めないということで、やはり仕方なくポンプ車として、我々が要求する機能、性能を維持したまま、現場活動での支障もないように仕様を見直して実施した結果落札されたということでございます。見直した内容として、やはり積載品の員数を減らすなどして、価格が安く済むような見直しをして実施したということでございます。 ○議長(土遠孝昌君) 西田会計管理者。 ○番外会計管理者(西田佳代君) 予定価格の関係でございますけれども、当初の入札が不調であったために、一旦リセットして、当初執行した入札とは別個の入札として執行しておりますので、2回目の21日執行の予定価格につきましては、当初執行した入札とは別個に、新たに作成しております。 ○議長(土遠孝昌君) 家入議員。
    ○13番(家入時治君) 私がちょっと今気になるのは、仕様書を若干変更して、使用に支障のない資機材の積載で入札されたということですけれども、それはそのままで問題なく、後からそういった資機材を追加で搭載しなくても消防ポンプ自動車として問題なく使えるのか、後でまた追加をするようなことであれば、同じような仕様で最低価格を、先ほど会計管理者からありましたけど、設定し直して少し上げるとかしてやったほうが機能としてはいいんではないかということで質問させていただきました。その点はいかがですか。 ○議長(土遠孝昌君) 尾崎消防長。 ○番外消防長(尾崎浩司君) やはり我々としましては、今年度に認めていただいた予算のうちで、何とかポンプ自動車更新したいということで、それでもポンプ自動車の性能自体を下げる、それからポンプの性能を下げるといったようなことは、さすがにそこまでして物品を取得することは考えておりません。今回仕様を見直して員数を減らしたのは、例えば消防ホースの本数を20本から10本に減らしたと、やはりポンプ車など新規に購入、更新する際には新しいホースが欲しいところではありますが、ホースにつきましては、当然、署のほうに予備のホースもたくさんございますので、これについては、減らした分は署にある予備を当面積載して、順次計画的にホースについては補充していくことが可能かと思っております。  また、そのほかに例えば投光器、夜間に活動するためのLED投光器なども2台予定していたものを1台としましたが、当然夜間の活動に当たって2台あれば申し分ないんではありますが、1台で何とか安全に活動はできるものと考えております。また、この投光器につきましては、これまで使用しておりました車両に積載しているもの、約20年間使っておりますが、こちらについても故障していない限りまだ引き続き使用はできるということで、これら一例ではございますが、このようにポンプの性能自体は落とすことなく、そういった周辺の機器を使い回すと申しますか、従来のものを使うとか、予備として持っているものを当面充てるということで、早々に補充が必要であるというふうにも考えておりませんし、今回そういった仕様、金額を落としたことによって、我々が目的とするものが購入できなかったというふうには考えておりません。 ○議長(土遠孝昌君) 他にございませんか。(なし) 御発言がなければ、以上で上程議案に対する質疑を終結いたします。  この際お諮りいたします。  ただいま上程中の議案は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま上程中の議案は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論については通告を受けておりませんが、討論はございませんか。(なし) 御発言がなければ、これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第57号議案 消防ポンプ自動車取得契約の締結について採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、第57号議案は原案のとおり可決されました。  本会議を暫時休憩いたします。            (午後2時30分)                   (協 議 会) ○議長(土遠孝昌君) 本会議を再開いたします。       (午後2時32分) ◎兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について ○議長(土遠孝昌君) 次は、日程第7、兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてを議題といたします。  議員選挙の方法については指名推選によりたいと存じますが、これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認め、さよう決します。  お諮りいたします。  指名の方法については、議長において指名することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認め、さよう決します。  兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員に溝田康人副市長を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました溝田康人副市長を兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました溝田康人副市長が兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。  ただいま当選されました溝田康人副市長が議場におられますので、本席から、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。 ◎閉会宣告 ○議長(土遠孝昌君) この際お諮りいたします。  今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  よって、会議規則第7条の規定により本日をもって閉会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。(異議なし)  御異議なしと認めます。  よって、令和5年第2回定例会は、これをもって閉会いたします。 ◎議長閉会あいさつ ○議長(土遠孝昌君) 閉会にあたりまして、一言ごあいさつ申し上げます。  議員各位には、去る6月9日の開会以来より19日間にわたり終始熱心に御審議を賜り、付議されました専決処分の報告をはじめ一般会計補正予算、条例の一部改正、事件決議、人事案件、請願の審査など、全ての案件を滞りなく議了いただき、ここに無事閉会の運びに至りましたことは、市政発展のため、誠に御同慶に堪えません。  なお、市長はじめ理事者各位におかれましては、審議の過程において議員各位から出された意見や要望等を尊重され、今後の市政執行に努められるよう希望してやまない次第であります。  また、終始御協力賜りました報道各位にも厚くお礼申し上げる次第でございます。  誠に簡単措辞ですが、閉会のあいさつとさせていただきます。  どうもありがとうございました。  市長。 ◎市長閉会あいさつ ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 閉会にあたりまして、一言お礼を申し上げます。  今期定例会におきましては、令和5年度一般会計補正予算をはじめ条例の一部改正、人事案件等につきまして慎重なる御審議を賜り、いずれも原案のとおり御可決いただきましたこと、心からお礼申し上げます。  審議の過程で頂戴いたしました御意見、御要望等につきましては、その意を十分に呈しまして市政執行に努めてまいりたいと存じますので、今後とも変わらぬ御支援、御指導賜りますようお願いを申し上げます。  結びになりましたが、今定例会を通じ御協力賜りました報道関係各位に対しまして厚くお礼を申し上げ、簡単措辞ではございますが、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。どうもありがとうございました。 ◎散会宣告 ○議長(土遠孝昌君) これをもって散会いたします。どうも御苦労さまでした。            (午後2時38分)                    ( 了 )  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  赤穂市議会 議  長  土 遠 孝 昌        署名議員  安 田   哲        署名議員  中 谷 行 夫...