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令和2年10月9日都市企業常任委員協議会-10月09日-01号

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  1. 伊丹市議会 2020-10-09
    令和2年10月9日都市企業常任委員協議会-10月09日-01号


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    令和2年10月9日都市企業常任委員協議会-10月09日-01号令和2年10月9日都市企業常任委員協議会 令和2年10月9日(金曜日) 午前10時00分開議 午後0時03分散会 〇場 所  第1委員会室 〇協議会に出席した委員    委員長    戸 田 龍 起       委   員  佐 藤 良 憲    副委員長   山 薗 有 理         〃    竹 村 和 人    委   員  佐 竹 璃 保         〃    北 原 速 男      〃    安 藤 なの香         〃    吉 井 健 二      〃    小 西 彦 治 〇協議会に出席しなかった委員        な    し 〇協議した事項 「伊丹市街路樹管理計画」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について 「伊丹市多文化共生推進指針」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について
                                        以  上 ○戸田龍起 委員長  ただいまから都市企業常任委員協議会を開催いたします。  初めに、委員の出欠席について申しますが、本日は全員出席であります。  本日の協議事項は、既に御案内しておりますとおり、2件であります。  なお、質問に対して答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を述べていただきますと、私のほうで指名させていただきますので、よろしくお願いいたします。  協議に入ります前に、副市長から御挨拶がございます。 ◎行澤睦雄 副市長  本日は、戸田委員長をはじめ、委員の皆様におかれましては、御多忙の中、都市企業常任委員協議会を開催していただきまして、誠にありがとうございます。  さて、本日御報告させていただきます案件は、御案内のありました2件でございまして、まず1件目は、伊丹市街路樹管理計画(案)に係るパブリックコメントの実施結果についてでございます。本年8月15日から30日間実施いたしました、街路樹の計画的な再整備と適切な維持管理に取り組むための方針をお示しする本計画案のパブリックコメント結果について、御報告をさせていただくものでございます。  2件目は、伊丹市多文化共生推進指針(案)に係るパブリックコメントの実施結果についてでございます。本件につきましても、同期間、多文化共生施策を推進するに当たっての基本的な考え方や施策の方向性を示した伊丹市多文化共生推進指針(案)のパブリックコメント結果について御報告をさせていただきます。  なお、詳細につきましては、それぞれ担当部局から御説明させていただきますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。     ──────── ◇ ────────    「伊丹市街路樹管理計画」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について ○戸田龍起 委員長  それでは、「伊丹市街路樹管理計画」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について説明をお願いします。 ◎都市交通部 初めに資料の確認です。パブリックコメントの実施結果資料としまして、A4サイズで3枚お手元にございますか。過不足ございませんでしょうか。  それでは、「伊丹市街路樹管理計画」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について御報告申し上げます。  お手元の資料の1ページを御覧ください。本案件の募集期間は、8月15日から9月13日までの30日間で実施しました。提出件数は、電子申請で2名の方から計6件ございました。  いただきました御意見の1つ目は、金岡川沿いに柳並木を復元してほしいとのことで、近年、自転車レーンの整備や台風被害などによって市内の緑が減ってきており、今後も歩道幅の確保などにより、ますます減っていく状況下において、維持管理コストの削減には賛同するが、南部にも安心・安全な柳並木の遊歩道整備をお願いしますとの意見がございました。  これに対し、市の考え方は、金岡排水路沿いの柳並木については、これまで地域の皆様の協力の下、植栽をしてまいりましたが、現状は老木化による腐朽や根上りなどが発生してる状況です。そのうち市道におきましては、安全な通行空間として十分な幅員が確保できていないことから、計画(案)の期間内に柳並木として再整備をすることは考えていませんが、市民の方々に安全に通行していただけるよう、維持管理に努めてまいりますとしております。  次に、2ページを御覧ください。御意見の2つ目は、異常気象が続き、ますます地球環境問題に市民の関心が高まる中、エネルギー政策環境改善政策都市緑化政策などの取組が期待されるところであり、その中の一つである高木街路樹の植栽は、都市のヒートアイランド化現象に対して大きな役割を果たすが、計画(案)では、こうした今日的環境問題からの視点が見られないとの御意見がいただけました。  これに対し、市の考え方は、地球環境問題に対する様々な政策の中、都市緑化政策につきましては、道路の街路樹のみならず、公園や農地などのそれらを含めたオープンスペースなど、多様な緑に対してその保全や緑化に取り組んでいます。道路においては、歩道幅員道路環境に合わせて適切な樹種への転換を図ることで、街路樹の持つ環境面の効果を発揮させると共に、道路本来の機能である安全性を向上させる道路整備を進めてまいりますとしております。  御意見の3つ目は、歩道の幅員に応じて大高木から小高木の街路樹へ転換する計画(案)だが、小高木の街路樹では道路緑被率を上げることができず、安易な転換は避けるべきだと考えるとの意見がございました。  これに対し、市の考え方は、現在の道路状況は、幅員の狭い歩道に大きく成長する樹種が過密に植栽され、歩行者などの安全な通行を妨げています。今後は小高木の街路樹へ転換することで通行空間の確保を図り、道路本来の機能である安全性を向上させるとともに、みどりの量から質への転換を図ってまいりますとしております。  次に、3ページを御覧ください。御意見の4つ目は、計画(案)では、成長の遅い樹木を剪定するとしているが、植栽間隔については、小高木では5メートル程度、高木では10メートルが妥当であり、植栽間隔を取り過ぎており、道路緑被率を高めるべきだ。また、街路樹が成長するまでの間、日射と輻射を受け、体感温度の上昇で不快な時間を過ごすことになるとの意見がございました。  これに対し、市の考え方は、小高木及び高木の植栽間隔については樹種により異なりますが、道路構造令に一般的に6から8メートル、大きい樹冠になるときは10から12メートルと示されています。また、再整備により街路樹生育環境が改善され、小高木も将来においては、樹冠幅が大きくなることを想定し、設定しております。今後は、植栽間隔を一定確保することで視認性の向上も図り、道路本来の機能である安全性の向上とみどりの量から質への転換を図ってまいりますとしております。  御意見の5つ目は、計画(案)には幅員の狭い歩道については拡幅する項目を設け、より高木化に向けた植栽計画にするべきだろうとの意見がございました。  これに対し、市の考え方は、現在、道路の安全対策の整備などでは、限られた道路幅員の中で、通行者の安全性を確保することが必要と考えております。再整備予定路線では、歩道を拡幅して高木を植栽する計画はございませんが、現況の歩道幅員に応じて適切な樹種への転換を図るなど、道路交通機能の安全性の確保と道路緑化に努めてまいりますとしております。  御意見の6つ目は、夏季にはベビーカーに乗っている乳児や車椅子利用者は、地表面から輻射熱を直接受けることになる。また高齢者の方をはじめ、歩行途中で休む場合、緑陰を求める。しかし、中高木の街路樹では緑陰効果を得られないので、計画(案)のような整備をすると、こうした人たちにとっては優しくない歩道になるのではないだろうかとの意見がございました。  これに対し、市の考え方は、一般に街路樹は歩行者に快適な通行空間を提供する緑陰形成機能を有しています。しかし、一方で、現在の道路状況では、大きく成長した街路樹が根上りなどにより、道路の安全性の低下を招いている状況も見られます。そのため、歩道幅員に応じた植栽整備基準を定めることで、安全で快適な通行空間を確保するとともに、その安全な通行空間の中で、可能な範囲で良質な緑陰の確保に努めてまいりますとしております。  パブリックコメントでいただきました御意見と市の考え方につきましては以上でございまして、計画案のとおりとさせていただいております。  今後の予定は、広報伊丹10月15日号並びに市のホームページでパブリックコメントの実施結果を掲載し、周知を図ってまいりたいと考えております。 ○戸田龍起 委員長  説明は終わりました。  ただいまの説明について、質問等がございましたらどうぞ。 ◆薗有理 委員  先日の委員会で熱中症の話をさせていただいた中で、熱中症は自己の責任という発言もあったかなと思います。その中で、伊丹市都市計画マスタープラン2021で歩いて暮らせる都市づくりを、ターゲット別都市づくり方針に上げているのですから、伊丹市としての責任も出てくるのかなと思います。熱中症が怖いから家に籠もってしまうでは、余計に健康づくりにつながらないと考えます。市全体で市民の健康づくりがしやすいように考える必要があるのではと思います。マスタープランには、緑と水が楽しい歩行者ネットワークの強化を掲げていて、伊丹市緑道や猪名川、武庫川河川敷など、健康づくりなどにも資する貴重な緑、水辺が体感できる歩行者ネットワークの形成を図ると記載されていますが、現実的な問題として、そこに行くまでに困難を有するということも考えられるのではと思います。そういったことを見させていただき、パブコメも拝見をすると、どなたも心配なのは緑陰ではないのかなと思いました。  そこで、良質な緑陰の確保については、市としてどのように考えているのか、教えていただけますでしょうか。 ◎都市交通部 確かに委員おっしゃりますとおり、今まで過去、植えてきました大きな成長を伴う樹木につきましては、一定大きな緑陰を確保している状況でございます。  ですが、先ほど申しましたように、道路の安全上につきましては少し改善が必要かというところで、我々どもは緑の保全も大切にし、また、道路上の安全についても大切にしていきたい。そのバランスを重要視しておりまして、その中では、大高木から小高木への転換っていうのが一つ新しい考え方となりまして、また、言い換えましたら、小高木になるからといいまして緑陰が全くなくなるわけではございません。小高木による大きな効果としましては、風通しもよくなり、また見通しもよくなります。また、新しい樹木により景観も新たな構築につながってまいります。  というところで、いろいろ昨今につきましては、安全に対する重要視、いろんな災害とか、そういった事故などが増えておりますから、少しそこら辺の観点を踏まえた上で、大事な街路樹を守ってまいりたいというふうな意識で取り組んでいきたいと考えております。 ◆薗有理 委員  国土交通省の緑化の取組という資料を拝見させていただいたんですけれども、その中で、樹冠を拡大し、枝葉の密度を高く維持すれば、強剪定を施した街路樹に比較して、日影の広さや時間が拡大するため、より効果が高くなると考えられるという記載がありました。緑陰の確保のために何らかの策が必要と考えてるんですけれども、どのような策を取られてるでしょうか。 ◎都市交通部 確かに国土交通省によります街路樹に対するガイドラインについては、そのような記載がございます。  それを受けまして、本市が考える計画案に基づきますと、まずは小高木におけます、つまりは街路樹におけます生育環境の改善というところに着眼点をおいております。今現在、道路におきましては、大変樹木にとっては劣悪な環境下の中で生育している状況でございます。これらを改善する。例えば土、土壌改良をすることでございましたり、また、樹木の間隔を空けることで日当たりでありましたりとか風通しをよくして、劣悪な道路環境下でありますけれども、少しでも樹木として生き生きと生育できる環境というところを整備してまいりたい。そのことで、小高木ではありますが、大きく健全に成長することで樹冠も伸び、緑として役割を果たすんではないかというように考えております。 ◆薗有理 委員  答弁の中で、土の見直しだったり、間隔を広げて風通しがよくなる、日当たりがよくなる、そういったことで樹木の管理をしやすくというお話がございました。気になったんですけれども、そういった観点も必要ではあると思うんですが、例えば剪定には樹冠や樹形を考慮する必要っていうのも十分あるのかなと思うんですけれども、誰がどのように剪定するということをお伺いできればと思います。 ◎都市交通部 ただいまの街路樹維持管理状況としましては、大きくなっています大高木につきましては、大きな機械を使いまして、特殊作業員の方によりまして剪定をしている状況です。これに伴いまして、維持管理費の高騰にもなってございます。ですが、小高木に植え替えとなりますと、とても管理しやすい樹木となりますので、維持管理コストの面も踏まえて、剪定頻度も下がる形で良好な維持管理ができるものと考えております。 ◆薗有理 委員  特殊作業員の方が剪定を大きな樹木に対してはされているということで理解をさせていただきました。過度な剪定は樹木の健全性を保つ観点からも問題があると指摘をされていて、なので、樹木の整理を熟知した技術者というのが非常に重要であると、技術者の方が剪定を行っていくことはとても大切ということですので、こちらは伊丹市としても、そういった観点も踏まえながら進めていただきたいと、こちら要望とさせていただきます。  また、業者選定に当たっては、技術者の知識や技能を評価に含めて選定していただき、市民が求める緑陰をつくっていただきたいと、そのように考えております。そういった意味で、こういう技術者の知識や技能を評価して剪定というのが、業者を選ぶことができるのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎都市交通部 現在、維持管理委託業務というのを発注しておりますが、その中に一定仕様書というものはございます。その中で先ほどの良好な維持管理、また、適正な維持管理におけます技術者の育成並びに選定につきましては、そこの項目で例えば樹木医という資格を持っている方が現場につくとか、またある程度、樹木専門のそういう剪定士でありますとか、そういったところで資格で縛るというのが一つございますが、今の街路樹を担当している技術者の方には十分な技術力があると考えております。 ◆薗有理 委員  答弁の中で、樹木医という資格があって、そういったところも考えることができるのではなかろうか、そして今の剪定されている方たちがそういった技術を持っているということで、市は認識しているということで理解をさせていただきました。  最後になんですけれども、こういった樹木を管理する上で、管理目標の樹木を選んで、道路を管理する人と剪定する人の間で適切な剪定ができているかという確認をしていくことが大切であると思うんですけれども、そういった認識の共有ということは、市と剪定される方とできるのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎都市交通部 剪定していただいた樹木の管理を市の職員もしっかり見ているかっていうところの観点ですが、一応、成果物につきましては、完了報告というところで成果物も上がってまいりますし、常時、技術者の方とは連絡を取れるような体制を取っておりまして、例えば樹木剪定の際に少し木が弱っているでありましたりとか根が腐っている、木が腐ってるなどの報告も随時受け取りまして、そこら辺の良好な連携というのはできてるものと考えておりまして、また、出来上がりにつきましても、現場立会いなどをやっておりますので、両者の間では良好な維持管理が構築されてるものと考えております。 ◆薗有理 委員  今の御答弁の中で、その管理、剪定をされている方と市として連携は図れているし、意識共有のは図れているということで理解をさせていただきました。  今回の指針の策定に当たっては、これからの伊丹市の緑化の在り方について非常に考える内容となっておりますので、ぜひ今お話しさせてもらった内容なども考慮していただきながら進めていただきたいと思います。終わります。 ◆竹村和人 委員  関連的にはなると思うんですけど、市もできて80年っていうことになっております。その前から多分、街路樹についても一定整備が進んでるのかなというふうにも思います。また、伊丹市は、街路樹の中でも桜並木とか、いろいろ整備もされてる中だと思います。若干そういう経緯の中で、老木していってる木も多々あるのではないかなというふうにも考えておりまして、それについてはどういう形で管理されておられるのか、ちょっとお聞きしときます。 ◎都市交通部 樹木におけます健全度の評価というところで、段階的なステージがございますが、まずは、本計画の中でも実施しました現況調査というものを行います。それは樹冠とか幹回りを測定する、また少し細かいところでいうと、木づちの打音調査などをして中に空洞がないかなど、いろいろ今回、樹木医様の御指導も受けまして、市の職員も勉強がてら入って見地を深めております。それでも分からない状況の樹木につきましては、次は精密診断という診断に移ってまいります。それにつきましては、いろんな手法を持って老木化している樹木の判断を行ってまいります。それに伴いまして、健全度が悪い樹木につきましては、それなりの伐採でありましたりとかいう形で対処していきます。 ◆竹村和人 委員  今日も台風が来るとかという近年、本当に大きな災害、特に風がきついとかね、いろいろあると思います。そういう中にあってやっぱりそういう老木するような木、植えてから何十年もたつような木っていうのは多々あると思いますので、そういった意味では、そういう適切な管理に今回はつながるということで理解させていただいていいのでしょうかね。 ◎都市交通部 はい、そのとおりでございます。 ◆竹村和人 委員  そういった意味では、よりよく、やっぱり安全な空間を維持できるような計画にもなってるんではないかなというふうにも感じておりますので、しっかりとその辺も見据えながら、古くなったものについてやっぱり若返りっていうこともここ入ってるとは思いますので、適切に管理をしないと、何か道路のもう急に木がばあんとなくなったみたいなことになるとちょっと寂しくもなりますので、そういった意味では、適切にこういう維持管理をすることによってやっぱり見栄えもよくなるし、空間的にはよくなっていく、いい計画であると思います。  また、この計画を立てたからというて、予算的なものはどういう形では考えておられるんですかね。計画では、どんどんどんどんほっとくと維持経費がかかってくるみたいなお話も聞いてるんですが、その辺については、しっかりと予算もつけながら街路樹の環境はやっぱり育てていっていただきたいなと思いますので、何か特に急に削減するようなことのないようにしていただきたいんですが、その辺は大丈夫ですかね。 ◎都市交通部 街路樹の再整備につきましては、計画(案)の4分の4に記載しておりますとおり、今回15路線を、20年かけて5か年で4路線のペースでやってまいりたいと思っておりまして、ですので、1年に1路線ぐらいの整備、それにつきましても、歩道の狭い幅員につきましては街路樹は撤去となりますが、古くなった木につきましては、更新をかけてまいりますので、樹木の再生は図れると思いますので、継続した街路樹の効果というのが発揮されるものと考えております。 ◆竹村和人 委員  本当にそういった意味では、今回の新たなこういう管理計画っていうのはやっぱりずっと引き継がれていくものだと思いますので、しっかりかけるものにはしっかりかけていただいて、市民の皆様にやっぱり期待できるこの維持管理をお願いしたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。以上です。 ◆吉井健二 委員  街路樹についてなんですけども、やはりこれはもう景観も大事なことですけども、あと落ち葉ですね、これが一番、市民にとっても難儀なことなんですけども、落ち葉対策で何かいいアイデアとか、そんなことないでしょうかね。何か落ち葉に対してのいろいろ苦情も来られたり、そこで雨降ると事故もしたりするんですけども、そういう対策で落ち葉にならない木というのは、ちょっと難しい相談かもしれないけども。 ◎都市交通部 各自治体におきましても、落ち葉に係る苦情でございましたりとか、それに伴います側溝の詰まりでありましたりとかっていうのは、我々の課題でございます。その中で、この管理計画における効果としましては、定量的に落ち葉の量が減ると思われるので、そこら辺が少し解消になるかと思います。  また、行政的な側面ではなくて、今後は市民の皆様方への働きかけっていうのも一つ御提案していく時代かなと思っております。自治会様、また、そこの沿道にお住まいの方々に少し声かけをするなど、少しまちの中で一体となった取組っていうのを今後考えてまいりたいと思っております。 ◆吉井健二 委員  これから季節が落ち葉の季節になってきますと、皆さん大変だと思いますけども、頑張って、いろいろなものを探していただいて、落ち葉が落ちないような、ちょっとしゃれじゃないんですけども、いただきたいと思います。以上です。 ◆北原速男 委員  これは、私も伊丹市街路樹管理計画については賛意を示すものでございます。そこで、何点かだけ確認という意味でお聞きをさせていただきます。  まず、歩道と、特に自転車道と車道というふうに分かれて、最近よく思うんですけども、自転車道に駐停車をされてる車があって、そうすると、自転車がこういったときにどうしても車道のほうに行ってしまうと。そのときに、自転車が、歩道と自転車道との間に段差があったりとかいうことで、そこには街路樹が埋まってるんですけども、その歩道には自転車が逃げられないと、そうすると、車道側にその車を避けようとして行きますから、そうすると、後ろから車が来たときに非常に車が止まってて、自転車が横に並んで、後ろで対向車が来たときなんかは、なかなか冷やっとする場面も見かけたりもするんですけども、その場合、自転車道と歩道との段差ですね、大体五、六センチだと思うんですけども、この段差というのは、やはりあれは必要なのかなというようなことを思ってて、ただ場合によっては、もう少し段差を下げて自転車道とのこの、場合によってはトラックなんか止まってた場合は、もう自転車止まってはりますわ。それを見て、横に行って、自転車で車道に出て、わざわざ中央ぐらいまで行って、そっから行かれるんですけども、もしも街路樹のところが、段差がそんなになければ歩道にも逃げられるというようなことを思うんですけどね。その街路樹の植わってる、いわゆる歩道の段差ですね、何か意図する高さについて教えていただけませんか。 ◎都市交通部 自転車に関することは少しルール、自転車を乗られる方のマナー的なところ、ルールの中で、先ほど委員おっしゃられました歩道と自転車レーンの段差につきましての考え方なんですが、一応、自転車は車両となりますから、歩行者とは分離しないといけないというのが一つございます。ですので、基本は分離された形っていうのが正しいかと思います。ただ、今回のいただいた御意見につきましての対応としましては、自転車レーンを通っている方が車道に出るというときは、後ろ、後方確認などをして、やはり車両という意識を持っていただく中で、安全な通行っていうのをやっぱり御協力していただかなければならないと思います。  街路樹におけます協力できるとこといいますか、につきましては、基本、植樹帯として車道と分離しておりますので、自転車が通るために、そこを切り下げて通行する空間を設けるっていうところは、今のところ考えてございません。 ◆北原速男 委員  ありがとうございます。  自転車道の段差の高さというのは、結局、決まってはいないんですか。 ◎都市交通部 一応形っていうのがありまして、歩道と車道っていう形で、構造という形で段差がつくようにはなってます。歩道の切下げ部っていってる歩道の端部とかでしたら、もう1センチ、2センチという形の段差を取るんですけど、歩道の途中では、車の出入りとかいう形ですと大体、四、五センチ取るっていうのは構造的に一般的でありますんで、形によっては、フラット型とかいう形になると同じ高さになるんですけど、今、市では、セミフラット型という形を積極的に採用してますんで、少しだけ段差があります。ただ、乗り入れ部、先ほど言った途中から家の車の出入りするところも斜めに上がるような石を使ってますんで、多少段差は乗り上げるにしても緩和されてると思います。  それとあと、先ほど委員がお話しされた駐停車の問題なんですけど、自転車道に関しましては、停車は一応、道路交通法上認められてます。駐車は認められてません。一応指導的には、先ほど委員が御質問されたように、歩道には気をつけながら上がるとか、車道も後ろの車を見ながら、危険かも分からないんですけど、膨らんで、その停車してる車をかわして通るというのが一応ルールになってますので、一応、先ほど言ったように街路樹の整備もですけど、街路樹整備するところに関しましては、歩道のバリアフリー化も一緒に進めてますので、今の現状の形の道路よりは、歩道に上がるのも上がりやすくなるという形で、一緒に整備させていただいてます。 ◆北原速男 委員  分かりました。ありがとうございました。  今後整備されるわけですから、やはり段差を四、五センチというふうに言われてましたけども、なるべくそこまで確実に決まってるとは思わないので、だから、ある程度、自転車が場合によっては長い距離だと逃げられるようなところを、やはりどっかつくる必要があるのかなというふうなことを思っておりまして、またそこも含めて要望とさせていただきます。  それと、もう1点、その要望に加えて、伊丹警察とも少し連携していただいて、いわゆる自転車道に停車はオーケーだというところも、なるべく危険防止という意味で止めないようにというような啓発活動ですね、そこのところも要望していただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ◆吉井健二 委員  木が成長しますと信号機にやっぱりかかるんですけども、警察との関係では、どういう形の中で信号機の話合いをするんでしょうか。ここ、この木は何メートルぐらいまで成長します、それとも成長してからごちゃごちゃっと言われるのか、お伺いします。 ◎都市交通部 信号と街路樹の関係につきましては、一義的には交差点におけます信号の位置っていうのがまず安全の観点からも踏まえて、優先されるものではないかと思っております。過去におきましては、信号に近いところに樹木も植栽し、緑量の確保というところの観点で整備してまいりましたが、今後この本計画におきましても記載のとおり、植栽の制限箇所っていうのを設けております。それは一つ信号の周辺につきましては植えないというところを記載、基準を新たに設けております。そのことで、信号に対する視認性の確保と、また、周囲の歩行者の通行に際し、接触事故がないような形、安全対策というのを取ってまいりたいと思っております。 ◆吉井健二 委員  結構です。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、この案件については終了いたします。     ──────── ◇ ────────    「伊丹市多文化共生推進指針」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について ○戸田龍起 委員長  それでは、次に、「伊丹市多文化共生推進指針」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について説明をお願いします。 ◎市民自治部 初めに資料の確認のほうをさせていただきたいと思います。本日、資料1から4御用意させていただいております。過不足のある方ございませんでしょうか。よろしいでしょうか。  それでは、私のほうから、「伊丹市多文化共生推進指針」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について御報告いたします。また、本件につきましては、パブリックコメント行った後、御説明が十分でなかった内容等について、本指針(案)の一部に修正を加えましたので、併せて御報告させていただきます。  それでは、資料1から御説明いたします。本案件につきましては、8月5日の都市企業常任協議会で御説明させていただいた後に、8月15日から9月13日までの間、パブリックコメントを実施いたしました。その結果、資料1の5番にあります意見提出人数ですが、173人の方から合計254件の御意見をいただきました。  6番の提出方法の内訳は記載のとおりとなっております。なお、こちらは提出方法をまとめたもののため件数としておりますが、人数の内訳となります。  めくっていただいて、裏面、7の項目別の内訳には、提出いただいた御意見をその内容に従いまして主な項目別に分類したもので、件数の多い順に記載しております。お一人で複数の項目につきまして御意見いただいてる方もおりますので、御提出いただきました人数よりも項目別の件数が多くなっています。  次に、主な内容を御説明させていただきますと、最も多いものが教育に関することで64件ございました。その内訳ですが、外国人学校、伊丹朝鮮初級学校に対する財政面での助成等の支援に関する御意見、日本語の支援等が必要な外国人児童生徒に対し、市内学校へ派遣している適応指導員の時間や人数が十分でないといった御意見、また、多文化共生教育に関することについてなどの御意見をいただいております。  次に多かった項目としましては、韓国・朝鮮籍の方々への差別・偏見等に関する記載が不足しているといった御意見で51件ございました。次に、伊丹マダンの事業継続等に関する御意見で42件いただきました。次に、外国人が母語や日本語を学ぶことができたり、相談できる拠点となる施設が必要といった件が25件ございました。続いて、アンケートの手法など、指針の策定方法などに関する意見が23件ございました。伊丹市内なる国際化指針に掲げられた施策、課題等の総括や引継ぎに関する御意見が13件、その他、本指針が対象とする外国人の範囲や本指針への期待する意見など、合わせまして254件となりまして、多数の御意見をいただいたものと考えております。  それでは、パブリックコメントでいただきました意見につきまして検討しまして、本指針案の一部修正を行いましたので、その修正内容について御説明させていただきます。資料2は修正内容についての御説明させていただいてるものですんで、主に資料3、新旧対照表に沿って御説明させていただきます。
     まず、新旧対照表1ページの1、指針策定の理由の2段落目から3段落目の記載につきまして、韓国・朝鮮籍の方々の割合に比べて、相対的にその他の国籍の方々の割合が増えているということを示そうとしたものですけども、韓国・朝鮮籍の方が減少していることを強調して書かれているとの御意見を受けまして、誤解を招くことがないよう新旧対照表のとおり修正いたしました。  次に、同じく新旧対照表1ページの指針策定の理由の文中の、伊丹市内なる国際化推進基本指針から引き継ぐ人権尊重の理念につきまして、説明を加筆いたしております。  ページをおめくりいただきまして、次に、新旧対照表2ページでございます。また、あわせまして、資料4のパブリックコメント、御意見と本市の考え方、資料4の74分の9ページを御覧いただけますでしょうか。ナンバー32にありますとおり、韓国・朝鮮籍の方への差別・偏見、歴史的経緯等の記述の不足に関する御意見をいただいております。  本市としましては、その御意見に対する市の考え方にも記載しておりますが、韓国・朝鮮籍の方に関する課題は、歴史的経緯から生ずる偏見・差別の解消であると認識しております。本指針(案)にこの旨の記載が直接になかったため、十分な説明ができていないものと考え、御意見を受け、2、多文化共生外国人施策の現状等のうち、(2)本市が把握している課題といたしまして、新旧対照表の2ページのとおり加筆、修正するものでございます。  本市においては、伊丹市内なる国際化推進基本指針の策定以降、人権教育のための国連10年伊丹市行動計画や伊丹市人権教育・啓発推進に関する方針へと、その偏見・差別の解消への理念、取組が引き継がれる中で、伊丹市総合計画に基づき、全庁的に取り組んでまいりましたが、残念ながら今なお、これら偏見・差別は解消されたとは言えない状況にあると考えております。今後も歴史的経緯から生ずる偏見・差別をはじめ、外国人に対する偏見・差別の解消につきましては、同基本方針に基づき、引き続き、人権施策と多文化共生施策を連携させながら取り組んでまいります。  続きまして、新旧対照表3ページを御覧いただけますでしょうか。またあわせまして、資料4、パブリックコメント、意見と本市の考え方の30ページを御覧ください。ナンバー94に記載しておりますとおり、本指針(案)の策定の参考といたしまして実施いたしましたアンケートにつきまして、対象者が偏っているとの御意見がありましたが、本アンケートは、本市がこれまでに把握していない新たな状況の変化や課題を把握することを主な目的として実施したものであるため、その旨の説明を修正加筆いたしました。  本指針(案)は、今後の多文化共生施策について、基本的な考え方や大まかな方向性等を全庁的に共有するために、必要かつ基本的な事項を定めたもので、具体的な取組、事業等をこの指針で定めようとするものではなく、総務省が自治体の多文化共生推進指針や計画等の策定のために示している、地域における多文化共生推進プランを参照して作成しておりますことからも、本指針の作成につきましては、審議会等の重層的な手続は予定しておらず、アンケートも必須の手法ではないものでございました。しかしながら、韓国・朝鮮籍の方々に関する課題など、長年の取組の間に市が把握している課題以外に、昨今の情勢変化による市民の実情、課題については、十分に把握をしているものではなく、指針に定める方向性等についての確認と、今後、庁内で共有する参考情報の一つとするため、比較的新しく日本に来られた外国人やその関係者などに、可能な範囲でアンケートを取るということとしたものでございます。したがいまして、外国人当事者については、日本語教室、市内企業就労者、留学生等の方々を中心に実施することになりました。本指針(案)にこの旨の趣旨の説明の記載が不足していたため、新旧対照表の3ページのとおり、修正加筆するものでございます。  次に、新旧対照表4ページを御覧いただけますでしょうか。2、施策の方向性と枠組みのところでございますが、先ほど御説明申し上げましたとおり、本指針では具体的事業を定めようとするものではございませんので、施策の方向性と枠組みに記載しました内容は、具体的事業ではなく、施策の枠組みの主な内容であることを加筆いたしました。また、全ての外国人が対象であることが分かるように、①人権の尊重、偏見・差別の解消の文中に、国籍、民族に関わらず、全ての外国人の人権が尊重されるようと加筆いたしました。  以上が、指針(案)の修正でございます。  次に、資料4でございます。パブリックコメントでいただいた御意見と市の考え方について、個別事業に関わる御意見以外のうち、主なものについて御説明させていただきます。  資料4の32ページを御覧いただけますでしょうか。ナンバー99には、伊丹市内なる国際化推進基本指針の総括に関する御意見をいただいております。  市の考え方としまして、伊丹市内なる国際化推進基本指針は24年前に策定され、その後、先ほども申し上げましたとおり、その理念、取組が引き継がれる中、その実施内容は、情報提供、日本語教室、市民と協働した多文化共生事業、相談、市民団体支援、中国残留邦人等支援事業など、毎年の行政評価報告書や伊丹市人権教育・啓発白書で公表されております。また、そのほかにも、内なる国際化推進基本指針に記載されていた施策で実現したものといたしまして、外国籍職員の採用、中村地区における環境等の整備が上げられます。一方で、同指針が目指した、偏見や差別のない共生のまちづくりについては、今もなお、韓国・朝鮮籍の方々をはじめ、外国人に対する偏見・差別の意識が払拭されておらず、課題を残していると言えます。  内なる国際化推進基本指針は、当時の社会情勢や本市の実情を反映した指針として、人権が尊重される、「共に生きる」まちづくりと、外国人施策の充実を推進する役割を果たしていたしましたが、そこに掲げる個別の課題や施策は、現在では24年間の経年により、社会情勢の変化、市民ニーズや外国人状況、施策状況の変化が反映されておらず、人権教育・啓発推進に関する基本方針等に引き継がれ、現在、そのままの適用は困難でございます。本指針は、昨今の状況変化に当たり、国の示す地域における多文化共生推進プランにも沿いながら、全庁的に情報や課題を共有し、必要な施策や対応を検討し、進めていくため、必要かつ基本的な事項や方向性を大枠で取りまとめたものでございます。現時点で具体的な取組を限定はしておらず、今後、庁内各課で具体的に協議を進め、また、市民や必要に応じ専門家の意見等を聞きながら、よりよい外国人支援や多文化共生のまちづくりを目指してまいりたいと考えています。  次に、資料4の35ページを御覧いただけますでしょうか。資料35ページのナンバー107番でございます。伊丹市多文化共生推進指針が対象とする外国人についての御意見をいただいております。  市の考え方としまして、本指針(案)の用語説明にも記載しておりますとおり、内容説明の便宜上、国籍により外国人と日本人という用語を設けておりますが、実際には一口に外国人、日本人で分けられるものではないと認識しています。複数のルーツを持つ人も多いと思われ、その背景、事情や個々の人の思いは様々であろうと思われます。複数のルーツを持つ人も、外国籍、日本国籍を問わず、広く含んで、今後の多文化共生を進めてまいります。  次に、34ページを御覧いただけますでしょうか。103番でございます。伊丹市多文化共生推進指針への期待についての御意見をいただいております。  本市の外国人状況は、現在コロナ禍の影響下にありますが、近年では御意見にありますとおり、年々増加、多国籍化が進んでおりました。新たに日本に来られる方、日本で生まれ育つ方など、外国人や外国のルーツを持つ方の背景、状況は多様です。  本指針案では、そのような全ての人の人権が尊重されることを基本に、多文化共生、異文化理解の啓発や、必要な生活支援、顔の見える交流の機会づくりなどに取り組み、誰もが互いの文化の違いを認め合い、多様性が生かされた、豊かな多文化共生社会の実現を目指してまいります。  次に、53ページを御覧いただけますでしょうか。147番でございます。ちょっとページがまたがるんですけれども、こちら伊丹市多文化共生推進指針(案)と伊丹市内なる国際化推進基本指針を両方活用するということについての御意見をいただいております。  今後、新たに作成する指針は、伊丹市内なる国際化推進基本指針の人権尊重の理念を引き継ぎつつ、昨今の状況変化を踏まえ、国の示す地域における多文化共生プランに沿いながら、全庁的に多文化共生に関わる情報、課題等を共有し、必要な施策や対応を検討していくため、必要かつ基本的な事項や方向性を大枠で取りまとめたものです。先ほども申し上げましたとおり、伊丹市内なる国際化推進基本指針は24年前に作成されたものであり、そこに掲げる個別の課題や施策は、24年間の経年により、社会情勢の変化、市民ニーズや外国人状況、施策状況の変化が反映されておらず、上述のとおり、人権教育・啓発推進に関する基本方針等に引き継がれ、現在、そのままの適用は困難です。今後、韓国・朝鮮籍の方も含め、多様な外国人市民全てを念頭に、人権施策、多文化共生施策を連携させながら進めてまいります。  以上が主な意見とそれに対する市の考え方の御説明となります。これらのほか、個別事業に関する御意見及び市の考え方につきましては、資料4に記載させていただいてるとおりでございます。  以上で、「伊丹市多文化共生推進指針」(案)に係るパブリックコメントの実施結果について報告させていただきました。 ○戸田龍起 委員長  説明は終わりました。  ただいまの説明について、質問等がございましたらどうぞ。 ◆薗有理 委員  それでは、パブコメの意見と市の考え方といった観点から数点お伺いできればなと思っております。  まず1点目です。パブコメの問1の回答を拝見させていただくと、議決の予算を要するような個別具体の事業に係る記載はいたしておりません、事業とありました。ただ、行政評価の報告書23ページなんかを拝見させていただくと、外国語・日本語講座事業として、日本語教室ややさしい日本語の決算内容が出ています。これが出てくるんですけれども、掲載しない理由というのは何なんでしょうか。 ◎市民自治部 本指針につきましては、多文化共生を今後進めていく上での基本的な考え方、そして、方向性を示すものでございますので、基本的には個別の具体的事業については、各分野で各事業計画等に位置づけて実施していただくこととしております。 ◆薗有理 委員  この指針について、パブコメの回答の話の中でも、指針は具体、細かい内容ではなくて、方向性だったり、基本の姿勢についてをまとめているもので、細かくしてしまうと、なかなか読みづらくてっていうことを書かれてたかなと思います。それは一定理解できるんですけれども、しかし、ひもづけとして書いてるということが重要なんじゃなかろうかということで聞かせていただきました。  次に、新旧対照表の2ページ目ですね、今なお偏見や差別的言動が見られ、また、その不安から本名でなく、通名を名のらざるを得ない方がおられる状況が残っていますということで書かれておりました。伊丹市で本名を名のっている人はどれくらいの割合でいらっしゃるか、つかまれているでしょうか。 ◎市民自治部 本市で本名を名のられている件数と実態等は、把握はしておりません。 ◆薗有理 委員  では、把握はされてないということなんですけれども、どのような調査があったら、そういった方がいらっしゃるというふうに分かるのか、お考えでしょうか。 ◎市民自治部 ちょっと担当ではないんですけれども、市民課で分かるかも分からないですけれども、ちょっと今ここでは正確には答弁できないんですけれども、あとはもう全件調査という形になるかと思います。 ◎市民自治部 市民課のほうから、通名で登録されておられる方の割合とかは多いものとは聞いておりまして、今ちょっと手元データ持っておりませんで、現実問題、通名使われてる方もいらっしゃるとは思いますので、そういう課題が残っておるということで認識しております。 ◆薗有理 委員  市民課のほうに問い合わせたら、そういった通称名で使われている方もということでお話があったんですけれども、ここで議論すべきっていうことは、なぜそういった方が本名を名のれないのかということだと思うんです。そういった本名を名のることができないことに対して、担当課としてどのようにお考えか、お聞かせ願えますでしょうか。 ◎市民自治部 本名が名のれない状況をということでございますけれども、民族的な偏見・差別から来ることだと認識はしております。今後はそういった偏見・差別に関する問題等については、また人権施策として、多文化共生施策と市の考え方にも書いておるんですけども、連携しながら取り組んでいきたいと思っております。 ◆薗有理 委員  この課題については、今、新たに出てきたわけではなくて、過去からずっと継承されていた課題であるということで認識を私自身しており、そして今回の指針の中でも取り上げられたというふうに思っております。そういった差別をなくすために、伊丹市として今までどういった施策を行われたのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎市民自治部 差別・偏見等に関する取組でございますけれども、人権フェスティバルとか差別を許さない都市宣言の市民集会等で、人権に関わる講演会とかパネル展とか、そういった機会を設けて、啓発等の事業をこれまで取り組んできたところでございます。 ◆薗有理 委員  今お話しされたような取組を伊丹市として行っていたと。その取組を行ったことで効果としては上がっているのか、つかまれているでしょうか。 ◎市民自治部 なかなか効果というのはすぐに測れるものではないですけども、近年ヘイトスピーチの問題もありましたし、まだまだ偏見がある状況が続いてると認識しています。それに対して、差別落書きであるとかインターネットの中による誹謗中傷など、まだ課題は多くある中で、以前に比べたら大分啓発が進んでるとは思いますけども、まだまだ課題があると認識をしております。 ◆薗有理 委員  今御答弁いただいた中で、課題があると認識されているということでお答えいただいたんですけれども、ちなみにその課題というのはどういったものなのか、どんな施策をこれからやっていこうかっていうことを考えられているのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎市民自治部 この課題っていうのは、やっぱり根深い民族的、歴史的経緯を有する韓国・朝鮮籍の方に対する、やっぱり偏見や差別意識だと認識しておりますので、この分については、今後も引き続き啓発をしっかりと取り組んでいきたいと思っております。 ◆薗有理 委員  今回、この質問をさせていただいた意図として、伊丹市としてこういった偏見がある、差別的な偏見がある、本名が名のれないっていうことも伊丹市として課題として認識をしているというふうに書かれていて、じゃあ、その課題について指針の内容で具体にもっと書くべきじゃないかという思いで質問をさせていただきました。  御答弁の中で、担当課としては、市民課からそういったお話を聞いているということで、実情うっすらつかまれているのかなっていうのは分かったんですけれども、もう一歩踏み込んで進めていくべきではないかと思います。こういった、今お話しさせてもらった内容について指針の中でも取り上げるべきであると考えるんですけれども、その考えについていかがでしょうか。 ◎市民自治部 人権課題につきましては、パブリックコメントの意見、回答の中にもちょっと一部書かせていただいておりますが、人権課題につきましては、本市におきましては、非常に大きな伊丹市人権教育・啓発に関する基本指針、推進基本指針というものかございまして、あちらが骨格となります。この在日韓国・朝鮮の方の係る問題というのは24年前の内なる国際化推進の指針策定のときから、そういう制度的なものは徐々に市でもできるだけのことを努力してまいったと思っておりますし、国の制度が改善された部分などもありまして、徐々に改善してまいったと思っておるところですけれど、残る人権の課題というところが大きいものであると認識しておるのは先ほど来申し上げておるとおりです。人権課題につきましては、人権教育基本のほうに、基本方針を本市の全庁的な、あるいは市民の方にもお示しする方針として定めておりまして、その中のほうで方針を定めて、取組なども方向性を盛り込んでやってまいっておるものでございます。なので、そちらで書かせていただき、この多文化共生推進指針のところは、指針案の20ページの基本的視点、(1)人権の尊重のところに多文化共生の意識づくりを進めるとともに、また、伊丹市人権教育・啓発推進に関する基本方針に基づき、偏見や差別を解消していくなどということで、その方針の引用の形でさせていただいておりまして、方針のほうでしっかりやってまいりたいと思っております。 ◆薗有理 委員  今回、この質問をさせていただく際に、内なる国際化の資料を拝見をさせていただいたんですけれども、そこでは具体の課題としてしっかりと書かれているなと思ったんですね。なので、今回もそうすべきではなかろうかという思いで質問をさせていただきました。しかし、担当課としては、大きな指針があって、個別のことに対してはその次の人権教育・啓発推進に係る基本方針の中でしっかりと取り上げていきたいということで考えているという理解でさせていただきましたが。 ◎市民自治部 人権施策と多文化共生施策という概念ございます。人権施策については、伊丹市人権教育・啓発推進に関する基本方針でさせていただいておりますので、もう両方が両輪となってやっていくという形かと思いますが、記載は区分けをしておる、あるいは片一方は片一方を引用しておるという形です。 ◆薗有理 委員  分かりました。  次の質問に入らせていただきたいと思います。先ほどからお話があります内なる国際化推進基本指針ですね、これは前回の協議会の中でもいろいろとお話をさせていただいた部分になるんですけれども、こちらの内容を拝見させていただくと、在日韓国・朝鮮の方たちが日本で暮らすことになった歴史的な背景というのが、一文ではなくて詳細にまとめられていて、当時の社会状況なども理解、学べるんじゃないかなと思います。そういった中でパブコメの意見を拝見させていただくと、伊丹市の歴史的な背景について記載してほしいという意見が多数あったんですけれども、そのことについてはどのように捉えてるでしょうか。 ◎市民自治部 御質問の歴史的な経緯に関しましては、先ほど室長が申し上げましたとおり、韓国・朝鮮籍の方をはじめとする歴史的経緯から生じる偏見・差別に関しましては、人権問題という形で考えておりますので、人権問題につきましては、人権施策として取り組んでいくことになりますので、先ほど申し上げました伊丹市人権教育・啓発推進に関する基本方針、こちらのほうで取り組んでいくという形になろうかと思います。  市の考え方にも書かせてもらってるんですけども、こちらにつきましては次年度ですね、また見直し、検討するということ予定しておりますので、その見直しの中で必要な内容等についてもまた検討してまいりたいと考えております。 ◆薗有理 委員  この伊丹市の歴史について知っていただいてから今回のことを考えるって、とても重要なんじゃないかなという思いで聞かせていただきました。パブコメと、あと市の考え方について拝見をしたんですけれども、御説明の中でも、この指針というのは職員に読んでいただいて内容を知ってもらうという前提があるということで書かれてました。つまり、伊丹市の歴史的な流れっていうのを知ってほしいし、知った中で施策を進めていただきたいということに対してつくるものであると理解しています。そうした中で、今回、内なる国際化推進基本方針の中で、歴史がしっかり書かれていることも併せて伝えていく必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺りについてお答えいただけますでしょうか。 ◎市民自治部 多文化共生の推進の指針というのは、外国人状況を踏まえて、今回の指針というのは、これからどういった方向性でどういったことをやっていくべきかという形のものでございまして、あと、その多文化共生の概念自体が特定の国の人がとか、今、大きく言えばもう日本人がとか外国人がとかいうことなく、文化の異なる誰もがお互いに文化や民族、国籍の違いを認め合いながらという、そういうような考え方でございますので、この指針の骨格は20ページ以降で、どこの国の人というような話は特にしておりませんで、おっしゃるとおり、歴史をちゃんと認識してから職員も見るべきではなかろうかというとこは一つあるんですけれど、ただ、この指針はやはりあくまで現状が今どんな状態で、それでこれからどうするかをコンパクトに書いたものでございまして、歴史的な経緯については、先ほどから申し上げておりますとおり、人権の問題と深く絡んでいる問題であると思いまして、よって、今の人権教育・啓発基本方針にも、行数が多くは今ないんですけれど、書かれておりまして、今こちらのほうではその歴史的経緯を、人権施策の中で歴史的経緯と、それから因果関係ですね、差別・偏見とその因果関係のあるその方針の中で歴史的経緯も必要な範囲で記載すべきなのではないかなと。そしてその差別・偏見から来る、歴史的偏見から来る差別・偏見の芽を人権施策として心の、今の人たち、また将来の世代に向かってその芽を摘んでいこうというような概念を人権方針のほうに盛り込みたいと思っております。それが今の教育方針、今の人権方針でも一応そのように書いておるつもりでおりますけれど、それが来年度見直しを予定しておりますので、それで十分かどうかというのも含めて検討していきたいと思っております。 ◎下笠正樹 市民自治部長  内なる国際化基本指針ができました24年前にこういった伊丹市の歴史的経緯があって、在日の方に関するある一定の方向を示されたわけですけれども、その時点においては、市職員に向けた研修等、伊丹市の特徴である旨については、全職員には周知しておりますし、今般におきましても各階層研修でこういったことは対応しております。今後につきましても、当然のことですけれども、こういったことは、この方針ということでなくても、あくまでも人権研修ということでは職員には十分周知をしております。 ◆薗有理 委員  とてもここってすごい大切なところだなと思っておりまして、歴史的なことがあって、今、現状どうなってて、じゃあ、未来どういうふうに進めていこうっていうことが大切なんじゃないのかなと思いましたので、聞かせていただきました。ここの話については人権の問題とリンクをしていて、次年度の人権教育・啓発推進に係る基本方針の見直しのときに、まあまあ、今も記載しているけれども、改めてどういったこと書くかということも考えていきたいということで理解をさせていただきました。  次に移るんですけれども、内なる国際化については、伊丹市民の方だけではなくて、多文化共生に取り組まれている関係者から高い評価を受けていると聞きます。パブコメの53ページですね、この中で、同基本指針は24年前に策定されたものであり、現在そのままの適用は困難ですということで書かれていて、先ほどの御答弁の中でもそういった趣旨を、お話をされてたかなと思います。だからこそ、成果と課題っていうのを明確にして、次の施策に生かしていくっていうのが大切であり、総括と呼ぶ面はやはり必要なんじゃないかと思いますし、これは前回の協議会の中でも聞かせていただいてたかなと思います。改めてその考えについてお伺いできればと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎市民自治部 内なる国際化推進基本指針でございますけれども、平成8年に策定いたしまして、24年が経過する中で国連10年の人権方針とか伊丹市行動計画、先ほどから申しております伊丹市人権教育・啓発推進に関する基本方針等に、その理念や取組が引き継がれ、今日まで来たということでございます。24年という時代の流れとともに、その時々の社会情勢や外国人の状況とか課題等も踏まえまして、必要に応じて施策をこれまで実施してきたということでございますので、これらの施策変化が内なる国際指針には反映されていないということでございますので、考えておりますので、内なる国際化の総括について、その現在の状況で適用するのはなかなか難しいものであるという認識で、このように市の考えとして回答させていただいてます。 ◆薗有理 委員  今回のパブコメの中でも、内なる国際化の紙面を読んで、伊丹の歴史を知ったりだったり、この指針が24年前に作成されたっていうのもすごいことであって、この作成されたっていう意義を継承しないともったいないんじゃないかっていうことも、内容としてあったかなと思いますし、私自身も読ませていただいて、そういった思いに駆られました。そうした中で、せっかくあるものを、当時と社会状況は今違うっていうのは重々承知の上で、ただ、置かれている環境だったり、その考え方、継承できることは継承できますし、時代背景、いろいろあるかもしれませんけれども、そういった内容は今とスライドさせることは別に変な話ではないし、確認すべきという思いで今回聞かせていただきました。答弁の中で、なかなか総括っていうのはされないのかなと受け取らさせていただいたんですけれども、これは要望として言わせていただきますが、せっかくあるものを、PDCAサイクルって、市の運営する際に必要ですって今まで議員になって学ばせてもらったんですけれども、それができないっていうのは何かとても不思議だなと思いますし、もう一度、担当課の中で話合いをしていただきたいなと思いますので、ここは内なる国際化の総括ということを改めてしてほしいということを要望でさせていただきたいと思います。  次に移ります。パブコメの問32の回答ですね、先ほどからお話をいただいております伊丹市人権教育・啓発推進に関する基本方針は、来年度見直しをして検討するということをお話もされてますし、パブコメの回答の中でも上げられております。  まず、来年度見直す予定とあるんですけれども、見直すその理由として何があるのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎市民自治部 さっきの国連10年の取組から今の基本方針、約10年間経過しておりますので、見直さなければならないっていうわけではないですけれども、新たな差別解消に向けての個別法の成立であるとか、5年ごとに人権に関する意識調査を実施しております。今年度実施を踏まえて、10年間の人権の取組の検証をしつつ、新たな課題を盛り込んだ形で引き続き人権啓発をしっかりと進めてまいりたいと、このような思いで見直すよう考えております。 ◆薗有理 委員  人権教育のための国連10年伊丹市行動計画というのが2001年から2010年、これを引き継いで伊丹市人権教育・啓発推進に関する基本方針、2010年10月に策定されたという歴史があって、それから10年後っていうのは2020年、今ですね、になるのかなと思います。先ほどの御答弁の中で、5年に一度、人権に関わる意識調査をされているということを鑑みると、本当は2020年に策定されるべきと思ったんですが、そのアンケートを反映させるために来年度を予定されているのか、確認させていただいてよろしいですか。 ◎市民自治部 おっしゃるとおり、アンケートの実態を踏まえて考えていきたいと思っております。 ◆薗有理 委員  見直すには、やはり先ほどからお話しさせてもらってる総括だったり、市民意識調査などが必要かなと思うんですけれども、その辺についてはどのようにお考えなのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎市民自治部 人権の方針についての考え方で、もちろんそうですね、なかなか人権課題の評価って、単年度であったり、少ない年数では難しい、長年にわたる教育であったり、啓発の地道な取組が次につながっていくと考えておりますので、意識調査を踏まえて、来年度改定の検討をしていきたいと思っております。 ◆薗有理 委員  市民意識調査なんかもやっていくということで理解したんですけれども、総括といった観点はどのようにお考えでしょうか。 ◎市民自治部 もちろん総括、取組の検証であるとかもした上で、次の取組の方針を決めていきたいと考えております。 ◆薗有理 委員  一度その確認をして、次にどうつなげていくかということであると理解をしております。そうした中で、市民や学識経験者から成る検討委員会というのも必要なんじゃないかと考えるんですけれども、その辺りの予定はどのようになっているでしょうか。 ◎市民自治部 そうですね、人権、様々な分野に及びますので、今も子供、女性、各人権課題からの推進委員会というのを持っておりますが、それにできれば学識の方を入れて検討をしたいと考えております。 ◆薗有理 委員  やはりいろんな視点から確認をするのはとても大切だと思いますし、検討委員会の中で、そういう学識経験者の方をちょっと考えてるかなということで受け取らせていただきましたので、そこはぜひ丁寧に進めていただきたいと要望させていただきたいと思います。  次に移ります。パブコメの19ページの問61の回答でいろいろ書かれてるんですけれども、要は、将来世代への負担を回さない持続可能な市政運営といった観点から、お祭り形式のイベントを市の主催事業から市民の主体的なイベントへ移行していきましたとあります。今回、パブコメの意見を拝見させていただくと、伊丹マダンの継続要望というのが42件あるというふうに拝見をし、また、内容についても皆様が今まで関わられた方の思いだったりとか、今までの経緯だったり、いろいろなことを書かれてたと思うんですけれども、それについてどう捉えられているか、お答えいただけますでしょうか。 ◎市民自治部 すみません、御質問が、もう一度、よろしいでしょうか。 ◆薗有理 委員  マダンについての継続要望というのが、パブコメの中で42件あったと思います。それについて市はどのように捉えられているのか、お答えいただければと思います。 ◎市民自治部 御意見で42件いただきまして、それぞれのマダンを継続してほしいという方の思いっていうのは我々、十分伝わってきましたし、それは重く受け止めまして、丁寧に回答を、市の考え方として書かせていただいたと思っております。 ◆薗有理 委員  今回、マダンについての継続要望というのは42件あって、先ほどもお話しさせてもらったとおり、市の主催事業から市民の主体的なイベントに移行していきたいということが上がっていたと思います。じゃ、逆に、市がお祭り形式のイベントをやめていくと決めた根拠とは何なのか、文書として何かがあるのか、お教えいただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市民自治部 市がお祭り形式のイベントを決めたという、文書をもって決めたということではございません。こちらに記載させていただいておりますのが、回答書にも書かせてもらってますとおり、将来世代へ負担を、まさに持続可能な市政運営をしていかなければならないということで、市の、ここに書いておりますとおり、今後、外国人の増加、多様化が予想されまして、新たな、それに対応する行政施策も今後打っていかなければならないということもございます。それとか、今後ニーズとかもいろんな多様化してまいりますんで、行政課題も多様化してきて、市がやらなければならない事務っていうのが、私どもにも多文化共生施策というのが実際、今後考えていかないといけないということがございまして、市がやる事業については、市が必ずやらなければならないことは市でということで、市民ができることは市民でということで、そういう考えから、市の主催事業から市民の主体的なイベントへ移行してきましたということで記載しておるんですけども、本来の趣旨はそういう考え方でございます。 ◆薗有理 委員  市の考え方というのは一定理解はできるんですけれども、ただ、その捉え方としていかがなものかと感じるとこございまして、パブコメの中でも拝見をしていますと、伊丹マダンの考え方として、イベントだけではなくて、ただそこで交流が生まれて相談ができたっていう話もあったり、書いてたかなと思いますし、実際に行かせていただいて、いろんな方が顔を合わせてお話ができるのを考えると、ただのイベントっていう考え方もちょっと違うんじゃなかろうかと思います。異文化交流等、外国人同士の交流であって、差別・偏見も違う形で大きくなっているっていうのは先ほどからの御答弁であったかなと思います。そうすると、市としては、単なるお祭りイベントではなくて、そういった方たちがつながったりとか、相談ができるような場の提供ということも考えれるんではなかろうかと思うんですけれども、市としては単なるイベントとして捉えられているのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎市民自治部 伊丹マダンにつきましては、来場者数も1000人を超えるイベントでございまして、屋台、舞台を軸にした食とか国の文化を紹介とか、異文化交流を体験ということにおいては否定するものではなくて、効果はあると思っているところでございます。  ただ、こちらのほうにも書かせてもらってるんですけども、イベント自体は年に1回ということでございまして、今後、我々、指針のほうにも書かせてもらってるんですけれども、市民の交流等、いろんな機会を捉えて市民の異文化理解等、多文化共生の理解のほうを普及をしていきたいと、啓発等もしながら普及していきたいと考えておりますので、定例的にそういう場の設置っていうのを今後目指していきたいと思っているところでございます。 ◆薗有理 委員  今回のマダンの考え方として、限られた財源といった観点から市が施策の優先順位を考えていくかということだと思うんですけれども、一定のマダンとしての役割を果たして、多国籍の方々を巻き込んで発展している伊丹マダンをなくさないと、新しく来られた外国人に対する施策はできないとお考えなのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎市民自治部 先ほども申しましたように、様々な機会を捉えて多文化共生施策を推進していきたいと考えておりますので、マダンは年1回ということでございますので、いろんな機会、多様な機会を活用しながら、多文化施策を推進していくという認識でございます。 ◆薗有理 委員  市の考え方の中で、企画準備に半年以上要し、舞台設営等に多額の費用がかかる、そしてイベント自体は1年に1回、1日のみ、市民参加の機会の提供としての課題もありますということでお答えいただいております。豊中の国際交流センターでは、それぞれの国の料理や歌、踊りを教え合って、その発表の場として、フェスティバルとしてイベントが開催されています。1年に1回に、市内で継続的なものにするという工夫もあるんじゃないでしょうか。そして、舞台なども工夫すれば安くできる方法というのも、幾らでもあるのではなかろうかと思います。せっかく今の課題となっているニューカマーも含めたイベントとして続けることも、またさらなる発展として広報実行委員の方たちとも話し合うことはできるのではと思うんですけれども、その辺りについてどのようにお考えでしょうか。 ◎市民自治部 こちらにも書かせてもらってるんですけれども、事業を行うにはやっぱり財政的なもの、人の問題もございます。限られた財源と人の中で、事業を実施していくということもございます。実際、一定のやっぱりマンパワーというのもかかっていることは事実でございます。そういった中で、市が進める方向性を勘案して、このような御回答を記載しておりますとおり、今現状はこういうふうな状況になってるということでございます。 ◆薗有理 委員  今回、パブコメを拝見させていただき、本当にいろんな考え方、そして今までの経緯だったり、本当に何でしょうね、いろんな方の思いが詰まっているパブコメだったなと思います。先ほどお話しさせてもらいましたマダンについても、その関わり方だったり、今までこんなことがあったっていう話も、私自身もパブコメを読んで初めて知ることも多くあったかなと思います。そうした中で、パブコメのこの意見っていうのも、今回、修正案の中で上げられて改善をされたということなんですけれども、それだけではなくて、次に生かすために、この貴重な意見を活用していただきたいなと思います。ぜひともいろんな方に読んでいただき、課題として認識をしていただくこと、そして伊丹市としてこれからどうしていくべきかということをこのパブコメを活用しながら進めていただきたいなと思います。  以上で終わります。 ◆安藤なの香 委員  私もちょっと数点お伺いさせていただきたいと思います。  今回、これだけの量のパブリックコメントを短期間でまとめていただきまして、大変だったことと思います。本当にたくさんの心に響く意見を拝見いたしました。  このパブリックコメントは8月15日から9月13日の期間のものでしたが、9月は議会もあり、決算委員会もありと、担当課としても、とてもいろいろと準備をしたりとお忙しかったと思います。これだけのパブリックコメントの量が集まったのであれば、スケジュール的に、例えば協議会を1か月先延ばしにするということも考えられたのかなというふうに思うのですが、本日、協議会を開催設定したっていう何か理由というものはあるのでしょうか。 ◎市民自治部 もうちょっと遅く開催してもよかったという、なぜ本日かということの御質問だとは思うんですけれども、パブリックコメント終了してからおおむね1か月ほどということもございまして、それが一番の、おおむねの目安ということを考えてやっておりましたものと、今後、本指針にも記載しておるんですけれども、市として共有する仕組みづくり、庁内の連携会議を立ち上げて、今後の施策等検討していかなければならないという認識から判断しまして、本日開催ということにさせていただきました。 ◆安藤なの香 委員  これだけのパブコメの量が来てるという事実もあるわけで、先ほども申しましたように、議会や決算委員会のスケジュールの中で、想定内か想定外か分かりませんけど、この量のパブコメが来たということは、部内で話合いをする時間がなかなか取れなかったのかなという想像をいたしまして、先ほどの質問をさせていただいたんですが、その辺りとしてはどうでしょうか。 ◎市民自治部 件数も多く、皆さんから御意見いただきまして、スケジュール的にはタイトという形のスケジュールとは認識しておりました。実際の中身のパブコメをいただいて、本指針案へ修正ということに至ったんですけれども、内部の協議においては十分に検討を、内部で関係機関とも調整をしながら検討できたと認識しております。 ◆安藤なの香 委員  今回のパブコメの一覧を拝見していると、皆さんの興味、関心もとても高くて、これだけ丁寧に担当課の方もパブコメを載せてくださっているということは、担当課としても、しっかり受け止めたいという姿勢があったのかなというふうに感じました。引き続きこの答弁で内部の協議は十分に行われましたということだったので、安心させていただきました。  今回、修正されていた部分は、前回指摘させていただいたところにもかなり触れてくださっていて、パブコメの意見も反映されていたと思います。その辺りの御尽力は本当にありがとうございました。  パブコメに関しても、今回これだけの量が来ているわけで、本当に先ほど山薗委員もおっしゃっていましたが、今回だけの話ではなくて、資料としてこの指針と併せて活用していただけたらなというふうに思います。  次ですね、前回の資料の伊丹市多文化共生推進指針(案)の1ページ目にあります指針策定の理由、最後の段落に、施策を進めるに当たっての目標や基本的な視点、施策の方向性を示し、職員で共有するためというふうにあったんですけれども、今回の修正案として、新旧対照表の3ページ目に、最初に内部指針としてっていうふうにあります。そもそもその指針というのは物事を進める上での頼りとなるものでありまして、参考となる基本的な方針だと思います。伊丹市で何かをしようと思ったときに、伊丹市のスタンスを明確にする上で非常に大切なものになってくるかなというふうに思うんですけれども、内部という表現をされていますが、結局、指針というのは政策を考えていく上でひもづいてくるわけで、内部も外部もないのかなっていうふうに思うんですけれども、内部指針としている意図というものは何かありますでしょうか。 ◎市民自治部 基本的に、指針というのが内部の基本的な方向性を示すものであるというふうに認識しております。特にまた市民に、市民の役割等も今回の指針には記載しておりませんので、あくまでも内部で市の基本的な考え方と方向性を示した内部用の指針として策定したものでございます。 ◆安藤なの香 委員  おっしゃることは一定理解はできるのですが、ただ、指針をつくる上での内部と外部のくくりがちょっとやっぱり分からなくて、では、逆に、内部指針というものがあれば外部指針というものがあるのかなというふうに思ったんですが、その辺りはいかがでしょうか。 ◎市民自治部 外部というか、市民さんも対象に巻き込んで定めるようなもの、例えば市民の役割、事業所の役割なども盛り込んで定めるようなものはまず内部のものとは言いませんで、今回はそういったことはあえて載せてございませんで、目的に書かせていただいてたように、庁内でまず情報共有、そういったことがなかなかできていなかった部分あるなという現状を踏まえまして、まず庁内でしっかり多文化共生の理念を共有して、情報共有をして連携させながら、外国人の方もいろんな面で、いろんな部局で関わってまいりますので、それで連携するための統制を取る、統制調整を内部で取るためのよりどころという、何も示さないまま連携しましょうと言ってもできないので、内部用としてつくらせていただいておりますということです。 ◆安藤なの香 委員  内部で庁内の情報共有としてというところは理解いたしましたが、その伊丹市のスタンスとして打ち出してもいいのかなというふうに私は感じました。  次の質問に移らせていただきますが、同じく新旧対照表の3ページ目に、1から3行目で、国の地域における多文化共生プランに沿ってというふうにあるんですけれども、これは総務省の地域における多文化共生推進プランのことと読み替えてよろしいでしょうか。 ◎市民自治部 委員おっしゃるとおり、推進プランでございます。
    ◆安藤なの香 委員  分かりました、ありがとうございます。  この総務省の地域における多文化共生推進プランは、9月10日に改訂を公表しています。この9月10日っていうのはパブコメの期間中でしたが、こちらの総務省の新しい改定されたものは反映されていますでしょうか。 ◎市民自治部 総務省のほうで地域における多文化共生推進プランっていうのは、今年度において、策定に向けて国のほうで検討の会議を設けておりましたので、そういったものも状況も見ながら、反映できるものは反映しようということで、実際にICT機器の導入等っていう文言等も入れたり、伊丹市の実態に応じてそういうのも参照にさせていただきました。 ◆安藤なの香 委員  反映できるものは反映していただいたというところで理解させていただきました。  この地域における多文化共生推進プランを策定するために、国は多文化共生の推進に関する研究会というものを立ち上げておりまして、その報告書を基に、近年は数年ごとに国はプランを公表しております。それらの議論は、法務省の在留外国人統計や国の外国人施策法に沿って議論されています。例えば在留外国人に関してだと、1980年代までは韓国、朝鮮や中国が大半を占めておりまして、1990年代になるとブラジルなどの中南米が増加しております。近年ではベトナムやフィリピンなどの東南アジアが増加しています。2019年の全国在留外国人統計に293万人の国籍地域別の内訳を見てみますと、中国が29.9%、韓国、朝鮮が16.2%、ベトナムが14.0%、フィリピンが9.6%と続いています。ただ、伊丹市の場合は、歴史的な経緯もありまして、その国籍別の人口が国全体とはかなり異なっております。前回の資料の指針案の4ページを見てみますと、本市の場合は韓国、朝鮮が53.8%、中国が16.7%、ベトナムが13.1%、フィリピンが2.6%となっているんですけれども、これを前提にすると、多文化共生推進指針、プラン、これを国ベースにするのはいいと思うんですけれども、ただ、国における在留外国人の割合と伊丹市のものとは違うので、伊丹市独自のものをやる必要があるのかなというふうに思うんですが、伊丹市多文化共生推進指針なのであれば、伊丹市独自のものっていうのはどこかに盛り込まれているのでしょうか。 ◎市民自治部 今、委員御質問のとおり、国のほうでは、国籍別に見ると中国が割合が高くて、その次に韓国ですかね、の割合が16%ぐらいあったといって、本市においては53%占めているということでございますけれども、多文化共生指針でございますので、対象とするのが外国人全ての方を対象としますので、国籍の多い少ない関係なく、全ての外国人がそれぞれの文化的違いを認め、日本人も含めてですけども、認め合って人権尊重しながら、多文化共生社会を実現するというもので基本的な考え方がございますので、その本指針につきまして基本的な考え方と方向性までを示しておりますので、あとはもう具体的施策の中でどのように実施していくかっていう形になっていこうかと思いますので、御理解いただきたいと思います。 ◆安藤なの香 委員  新旧対照表の1ページにも修正後として、朝鮮・韓国籍の人口は本市の外国人人口の半数以上を占めておりとあります。その他の国在住外国人が本市の外国人人口の半数近くまで増加しとあります。この全国的に見ると、ここでいう、そのほかの国に分類される在住外国人は80%以上ということになると思うんですけれども、なので、この伊丹市では、伊丹市の実態を反映させた指針の必要があるのかなというふうに感じまして、質問をさせていただきました。  先ほど山薗委員の議論をずっと聞かせていただいてたんですけれども、内なる国際化の指針と今回の新たな指針というものを、両方いいところがあるといいますか、内なる国際化のほうは内なる国際化のほうでいいところがありますし、これからの今の現状、現状が今どういう状況、状態で今後どうしていくかというところが新指針だと思うんですが、そのように先ほども答弁で言われてたと思うんですけれども、どちらとも残してといいますか、内なる国際も残しながら、今回新しく来られた方、最近来られた方に対しての新指針を2本立てでやっていくのもいいんじゃないかなというふうに、私の中で議論を聞いてて思ったのですが、その辺りの見解をお聞かせいただけたらなと思います。 ◎市民自治部 先ほども申し上げましたとおり、内なる国際化の基本的な理念ですね、理念等取組につきましては、経年変化する中で、人権10年の行動計画や人権教育・啓発に関する基本方針に引き継いでまいりまして、総合計画にも基づきながら事業を進めてまいりましたので、それを踏まえて、また今回も多文化共生指針というのを策定していきますので、24年前の分をずっと引き継いできたという経緯を踏まえますと、2つ同時に併用っていうのはちょっと考えてはいないということでございます。 ◆安藤なの香 委員  分かりました。丁寧に御答弁いただきまして、ありがとうございます。  次の質問に移らせていただきたいと思いますが、多文化共生の推進に関する研究会報告書の17ページには、2016年のヘイトスピーチ解消法を踏まえて、不当な差別的言動の解消に向けての相談体制の整備、教育の充実等及び啓発活動等に努めることが必要であるという課題を上げられています。50ページの地方公共団体に求められる取組として、不当な差別的言動の解消をするために相談体制の整備だったり、教育の充実等及び啓発活動等に取り組むように努めるというふうにありますが、伊丹市の指針案で該当する施策っていうものはどれになりますでしょうか。 ◎市民自治部 もちろんヘイトスピーチをはじめとする、特定の民族に対する差別的な言動、人権の啓発の部分にございますので、外国籍の方の人権課題として、これは取り組んできたものですし、今後も取り組むべきものと考えております。 ◆安藤なの香 委員  同じく地方公共団体に求められる取組として、同じ項に、多文化共生の場づくりや多文化共生をテーマにした交流イベントの開催、先ほど少し議論にあったかなというふうに思いますが、これも求められているんですけれども、これはこの指針案で該当するところはどこになりますでしょうか。 ◎市民自治部 施策の方向性でいいますと、顔の見える交流の促進というところでございます。 ◆安藤なの香 委員  先ほどの多文化共生の場づくりに、これについては、パブコメ27ページのナンバー89にも居場所をつくってほしいですとか、要望がそういうふうな形で上がっていまして、その意見に対する市の考え方として、新たな拠点施設の設置ではなく、まずは既存資源を生かした交流の機会づくりを考えていますとあるんですけれども、今回、このパブコメでもそうした拠点であったり、居場所だったり、そういう場所が欲しいとのお声が非常に多かったわけでありますが、8月5日の協議会でも山薗委員が、外国人受入環境整備交付金のお話、質問をされていたかと思います。この交付金の活用目的もありながら、御答弁では、担当課でも一応把握はしているけれども、伊丹市ではまだ活用していない、運営費なども一定、今後は負担していかなければならないとおっしゃっておりまして、また、これから検討していく中で、今後、庁内のいろんな意見を聞きながら検討していきたいとのことでした。この件に関して、改めて担当課のお考えをお聞きしたいと思います。 ◎市民自治部 今御質問の分は外国人の一元的な相談窓口の設置という部分になると思うんですけれども、今現状、業務をする中で外国人からの、国際・平和課が関わった相談っていうのは大体、もう月に平均すると2人ぐらいではなかろうかと思っているところです。ただ、うちが把握している数ですんで、庁内を見渡しますと、いろんな外国人の方が行かれて、それぞれの担当課の中で完了しているということで、うちでは把握できないという部分があろうかと思います。そういう現状の件数等を鑑みますと、そこまで伊丹市としては、現状においては今のところは必要ないものと考えているところでございます。 ◆安藤なの香 委員  引き続き庁内の横のつながりを大切にしていただきながら、その点に関しても取り組んでいただきたいなと思うんですけれども、例えば公共施設の1部屋を土曜の午後は優先的に使うことができるですとか、そういった小さなことから始められるかなというふうにも思うんですが、いかがでしょうか。 ◎市民自治部 御意見いただきましたように、外国人の方が気軽に交流できるとか、相談できるような場の設置ということでございますんで、今御意見いただきましたようなことも含めまして、いろんな機会を捉えて、そういう場が設置していけるように今後も検討はしていきたいなと考えているところでございます。 ◆安藤なの香 委員  相談場所を設けていても、実は本当に困っていることの相談は、例えば料理であったり、歌を歌ったりするために集まっているときだったりするという報告もあるようなので、ぜひ前向きに検討していただきたいなというふうに思います。  これは1件要望なんですけれども、アイデンティティーが確立されるですとか自分らしさが守られるっていうところは、本当に大切なことだっていうふうに思います。私事になってしまうんですけれども、私は父の仕事の関係で在外生活を経験しました。数週間しかいなかった国もあれば、2年弱いた国もあったんですけれども、国によって日本人だとか黄色人種だとか、いい意味でも悪い意味でも受け入れられ方が全然違うんですね。挨拶程度の現地の言葉しか分からなくても、それは肌感覚で結構分かるものでして、住んでいる期間しかり、異国の地で自分の受け入れられ方によって、その国の印象って全く変わってくるなというふうに私は実体験で感じています。それが、自分がその国を好きになるかどうかっていうところにもつながってくるんですね。今まで伊丹にずっと住んでいらした方、最近住み出した方、これから住まれる方が、日本に来て、伊丹に来てよかったなというふうに思えるような、伊丹が第二の母国ですって言ってくださるような方が増える、そんな指針にしていただきたいなというふうに要望いたします。  当事者の方々がどのように考えて、どのように捉えて、どう感じるかっていうところも本当に非常に大事になってくると思うし、大切なことだなというふうに私は感じます。当事者の方々の意見や気持ちも大切にしていただきまして、これからも頑張っていただきたいなというふうに思います。以上です。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、ないようですので、これをもちまして散会といたします。              以   上  伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。  令和  年  月  日  都市企業常任委員協議会      委員長   戸 田 龍 起...