明石市議会 > 2021-10-06 >
令和 3年建設企業分科会(10月 6日)

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  1. 明石市議会 2021-10-06
    令和 3年建設企業分科会(10月 6日)


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    令和 3年建設企業分科会(10月 6日)                             建設企業分科会記録                           令和3年10月6日(水)                           於   大会議室     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〇出席分科員(7人)   辰巳浩司主査              松井久美子副主査   家根谷敦子分科員  林 丸美分科員   北川貴則分科員   寺井吉広分科員   坂口光男分科員 〇欠席分科員   な し 〇出席説明者   宮脇副市長  福田理事(技術担当)  杉浦公営企業管理者・水道局長   東都市局長  山本理事兼山手環状線整備担当部長  小田垣道路部長 植田下水道部長  ほか所管各部局の室長・次長・課長 〇議 事  (1) 都市局(下水道室)、水道局関係
       議案の審査     議案(2件)     議案第92号 令和2年度明石市水道事業会計決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2     議案第93号 令和2年度明石市下水道事業会計決算及び利益            の処分のこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14  (2) 都市局(都市整備室、道路安全室、住宅・建築室)関係    議案の審査     議案(2件)     議案第82号 令和2年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち            分担区分表により分担された歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・20     議案第86号 令和2年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計            歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45                            午前9時57分 開会 ○辰巳浩司主査  おはようございます。少し早いですが、建設企業分科会を開会させていただきます。  初めに、分科会の運営についてですが、分科会では主査、副主査、分科員という呼び方となっておりますので、よろしくお願いいたします。  分科会では、説明、質疑のみで採決は行いません。  質疑の際は、成果報告書のページ番号を告げてからお願いいたします。細かい数値の確認や決算に関連しないことは別の機会によろしくお願いいたします。  議案は2件でございます。  議案第92号、令和2年度明石市水道事業会計決算を議題に供します。  それでは、議案の説明を求めます。  橋本水道局次長。 ○橋本水道局次長  水道局次長の橋本でございます。  議案第92号、令和2年度明石市水道事業会計決算につきまして、決算書に基づき御説明申し上げます。  初めに、令和2年度の事業概要を御説明いたします。決算書、水の15ページをお願いしたいと思います。  令和2年度明石市水道事業報告書、1、概況の(1)総括事項ですが、老朽化した水道管の更新を図るとともに、東部配水場配水池などにおいて機能保全、改良工事を実施いたしました。経営面では、明石市水道事業経営戦略及びその実施計画に当たる明石市水道事業中期経営計画に基づき、事業を進めてまいりました。  続いて、アの給水状況ですが、令和2年度末の給水人口は29万9,602人、給水戸数は14万3,721戸で、前年度に比べ、給水人口で604人、給水戸数で776戸、それぞれ増加しております。  年間配水量は3,253万2,330立方メートル、年間使用水量は3,177万5,642立方メートルで、前年比では年間配水量は17万3,210立方メートル、年間使用水量は31万599立方メートル、それぞれ増加しております。これは、コロナ禍における在宅勤務など新しい生活様式の普及の影響によるものと考えております。なお、配水量に占める使用水量の割合を示す有収率は、前年度比で0.5%増加して、97.7%となっております。  次に、イの経理状況ですが、収益的収支は、事業収益54億921万438円に対し、事業費用は51億136万6,811円で、差引き3億784万3,627円の当年度純利益を計上することができました。  前年度と比較しますと、事業収益では、雑収益のうち施設分担金が増加しましたが、新型コロナウイルス感染症に対する経済的支援として実施した基本料金減免措置などのため水道料金が約8億円減少したことにより、収益全体では7億1,087万5,039円減少しています。  一方、事業費用では、明石川河川水水質対策費用として委託料などが増加しましたが、県営水道の減免措置により、受水費が約3億円程度減少しております。費用全体では、3億3,146万2,477円減少しております。  次に、資本的支出は、総額で18億4,470万7,225円を執行いたしました。このうち、建設改良費ですが、第3次整備事業として、明石川浄水場第7・第8源井導水管布設工事を実施したほか、浄配水施設及び管路の整備・拡張などを行いました。老朽管整備事業では、優先度の高い管路や地区から順次布設替えを行い、また、建設改良事業では、浄配水施設及び管路の改修などをそれぞれ記載の金額で実施し、これらに事務費等を加えた建設改良費合計では、11億4,139万5,692円の執行となっております。さらに、企業債の元金償還額として7億331万1,533円を執行いたしました。これらの財源には、工事負担金などの資本的収入を充てましたが、不足する額につきましては、記載のとおり全額補填しております。  今後も、大口使用者の使用水量の減少により減収が続くものと見積もっており、長期的には、給水人口の逓減に伴い使用水量の減少も予測されるため、収益的収支については厳しい状況が続くものと見込んでいます。また、明石川河川水からの水源の転換や水道施設の再整備、老朽管の更新には多額の経費が必要となり、これら費用については、主に内部留保資金を充てることを予定しています。現状では、十分な内部留保資金があるとはいえず、施設更新等の財源確保の見通しは厳しいものとなっています。  次年度以降におきましても、明石市水道事業経営戦略などの計画に基づき、経費の削減・経営の合理化などに取り組み、さらにそれを推進していくことで経営の健全性の確保や基盤強化に努め、安全で安心なおいしい水を安定して供給できるように万全を尽くしていきたいと考えております。  次に、令和2年度予算に対する執行状況について御説明申し上げます。  水の1ページ、2ページにお戻りください。  令和2年度明石市水道事業決算報告書でございます。なお、この報告書の金額につきましては、消費税及び地方消費税を含んだ額で表示しております。  (1)収益的収入及び支出のうち、収入について上の表を御覧ください。  第1款 水道事業収益は、予算額合計58億5,894万1,000円に対し、決算額は58億9,116万3,937円で、差引き3,222万2,937円の増収となっております。  次に、支出について下の表を御覧ください。  第1款 水道事業費用は、予算額合計58億9,190万9,000円に対し、決算額は55億2,004万9,659円となり、予算額に対する執行率は93.7%でございます。地方公営企業法第26条第2項の規定による繰越額5,322万7,000円は、配水管布設工事の繰越しに伴う給水管切替工事などの繰越しでございます。また、不用額については、主に委託料及び職員費、職員給与費によるものでございます。  続きまして、水の3ページ、4ページをお開きください。  (2)資本的収入及び支出のうち、収入について上の表を御覧ください。  第1款 資本的収入は、予算額合計8億6,459万6,000円に対し、決算額は5億940万7,061円となっております。収入の主なものは、老朽配水管の布設替えに伴う企業債やJT跡地の大規模開発に伴う工事負担金でございます。  次に、支出について下の表を御覧ください。  第1款 資本的支出ですが、予算額合計31億1,099万7,000円に対し、決算額は18億4,470万7,225円となり、予算額に対する執行率は59.3%でございます。第1項 建設改良費の決算額は、11億4,139万5,692円で、地方公営企業法第26条の規定による繰越額11億7,808万8,000円は、主に配水管布設工事及び布設替え工事を他事業との工程調整により工期を延長したことによるものでございます。なお、不用額は、主に入札差金と他事業の計画変更等に伴い発注を見送った工事があったことによるものでございます。  次に、収益及び費用の各費目の概要について御説明申し上げます。  水の27ページをお開き願います。  収益費用明細書により、主な内容を御説明いたします。  まず、款 水道事業収益でございますが、項 営業収益、目 給水収益は、水道料金による収入でございます。同じ営業収益の項の目 その他営業収益は、下水道事業からの下水道使用料徴収事務受託による負担金収入などでございます。項の2段目、営業外収益ですが、目の2段目、他会計補助金は、65歳以上の単身世帯に対する基本料金減免措置などに伴う一般会計からの補助金でございます。目の3段目、長期前受金戻入とは、補助金等により取得した固定資産を減価償却する際に、その減価償却費に対する補助金等の相当額を収益として計上するものです。減価償却費を実質的に減殺するために会計上の処理として、収益といっても実際には現金収入はなく、経常利益及び当年度純利益の算出に当たっては、他の収益と同様にプラスの金額として取り扱うこととなっております。次に、目の4段目、雑収益は、主に給水装置の新設に伴う施設分担金でございます。  以上により、収益合計は54億921万438円となっております。  続いて、水28ページをお開き願います。  款 水道事業費用、項 営業費用、目 原水及び浄水費ですが、こちらは浄水場などの原水及び浄水施設を運転管理し、浄水処理をするための費用でございます。主なものは、浄水場運転管理業務及び水質検査業務などの委託や、施設等の修繕、電力料金、兵庫県企業庁からの受水に要した費用でございます。目 配水及び給水費は、配水管、水道メーターなどの維持管理及び作業をするための費用でございます。  主なものは、次の水29ページに移りまして、漏水調査業務漏水修繕等工事業務及び水道メーター取替業務などの委託や、漏水修繕工事に伴う舗装復旧に要した費用及び配水管の布設替えに伴う給水管切替工事に要した費用でございます。目 受託工事費は、第三者に起因する工事に要した費用でございまして、当年度の主なものとしては、兵庫県より受託した幣塚橋の架け替えに伴う導水管移設工事、下水道室より受託した藤江今崎野の汚水管布設工事に伴う排水管の移設工事を計上しております。それら工事費用に見合い分の財源として、受託工事収益を計上しております。目 業務費は、水道料金の徴収や検針に要した費用でございます。主なものは、水道料金の収納業務及び水道メーターの検針業務などの委託料でございます。  続きまして、水の30ページをお開きください。  目 総係費は、水道事業全般に係る一般管理などに要する費用でございます。目 減価償却費は、水道事業用資産の減価償却に要した費用でございます。固定資産の取得に要した経費については、取得年度に一括して営業費用として計上せず、資産の価値の減少に応じて、その耐用年数に振り割り、各年度において、その額を減価償却費として計上しています。目 資産減耗費の主なものは、配水管布設替えや老朽管廃棄に伴う固定資産除却費でございます。固定資産除却費とは、固定資産を帳簿から抹消する際に、減価償却されていない残存価値に相当する額を費用として計上するものでございます。  水31ページに移ります。  項 営業外費用、目 支払利息及び企業債取扱諸費については、借り受けた企業債の支払利息で、前年度に比べて、1,702万1,242円の減少となっておりますが、これは平成23年度以降における企業債新規借入れを抑制したことによる効果と考えております。  項 特別損失、目 過年度損益修正損は、通常の経営に伴わない臨時的な支出に係る費用で、当年度については主に水道料金に係る過年度分の更正減額が該当します。  以上、費用合計は51億136万6,811円でございます。  続いて、水32ページをお開きください。  資本的収入及び支出明細書により、主な内容を御説明いたします。  まず、款 資本的収入でございますが、項、目 企業債は、老朽化した配水管の布設替えに充てるために発行した企業債でございます。続いて、項、目 工事負担金は、施設拡張改良工事負担金及び配水管等工事負担金でございます。続いて、項、目 他会計負担金は、消火栓設置に係る一般会計からの負担金でございます。その下の項、目 固定資産売却代金については、量水器の売却に伴う固定資産売却代金でございます。  以上、資本的収入の合計は4億7,565万5,369円でございます。  水33ページに移りまして、款 資本的支出でございます。  項 建設改良費、目 第3次整備事業費は、明石川浄水場第7・第8源井導水管布設工事などの費用でございます。目 老朽管整備事業費は、老朽化した配水管の布設替えに要した工事費などでございます。目 建設改良事業費は、東部配水場PC1号機配水池屋上防水ほか改修工事などの工事費などでございます。  項、目 企業債償還金は、借り入れた企業債の元金償還分でございます。その結果、当年度末の企業債残高は前年度に比べて5億8,331万1,533円減少しており、70億1,906万1,269円でございます。  以上、資本的支出の合計額は、17億4,863万8,166円でございます。  最後に、損益の状況及び剰余金の処分について、御説明させていただきます。  水の5ページをお願いいたします。  令和2年度明石市水道事業損益計算書でございます。2の営業費用の(7)資産減耗費の下に記載の営業損益は、営業損失として3億7,628万9,717円計上しております。これは、1の営業収益から2の営業費用を引いた額でございます。  次に、この営業損失に3の営業外収益を加え、4の営業外費用を引いた一番下の行に記載の経常損益は、経常利益として、3億1,098万6,653円となりました。  続いて、水の6ページに移りまして、この経常利益について、5の特別利益を加えて6の特別損失を差し引いた当年度純利益は、3億784万3,627円となり、この当年度純利益に、その下の行の前年度繰越利益剰余金、さらにその他未処分利益剰余金変動額を加えた当年度未処分利益剰余金は、6億399万4,815円でございます。なお、その他未処分利益剰余金変動額とは、前年度決算において未処分利益剰余金の処分として積み立てた減債積立金1億8,000万円につき、当年度において、これを取り崩して資本的支出の補填財源に充てた結果、会計処理上、未処分利益剰余金に戻ったという一連の会計上の動きを示したものでございます。  水7ページをお開き願います。  下の表、令和2年度明石市水道事業剰余金処分計算書でございます。先ほどの当年度未処分利益剰余金に係る処分額の内訳ですが、減債積立金に8,000万円を、建設改良積立金に2億2,000万円をそれぞれ積立て、また、1億8,000万円を資本金に組み入れております。残る1億2,399万4,815円については、次年度に繰越すものでございます。  これにて、令和2年度明石市水道事業会計決算の説明を終わります。  なお、監査委員からの意見につきましては、別添の明石市公営企業会計決算審査意見書の3ページから29ページまでを御参照ください。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○辰巳浩司主査  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  水の33ページの老朽管整備事業費についてでございます。  老朽管の整備は、収支が厳しい中でもやはり計画立ててやっていかなあかんと思うんですね。和歌山市では、水管橋が崩落して市民サービスに大きな影響が、今、出ているということであります。原因は老朽化とは、まだはっきり分かっておりませんけども、あのようなことがあったら大変なことになりますので、この老朽管整備事業がしっかりと計画どおりこの令和2年度進んだのか、お答えいただけますか。 ○辰巳浩司主査  辻工務担当課長。 ○辻工務担当課長  工務担当課長の辻でございます。  ただいまありました老朽管の更新工事計画の進捗状況でございますが、平成29年度から10年間の計画を立てておりまして、現在の令和2年度の進捗率は、ほぼ計画どおり進捗しております。  実際、水道事業の経営が厳しいということなんですが、老朽管というのは、やはり市民の皆さんに安全・安心に水を送るためには必ず必要な工事だと考えております。ですので、令和3年度におきましても、令和2年度以上の予算を取りまして、計画以上の進捗を行えるようにしているところでございます。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  今後しばらく、水の収益率が悪い状況が続くんだろうということでありますけれども、やはりこれからもいろいろな要因で厳しい状況が続くかもしれませんが、この老朽管は計画どおりしっかりとお願いしたいと思います。  続きまして、全体的なことになりますが、水の5ページのところの営業損失のところで見ますと、17年ぶりにこの営業損失が出たということで、この影響というのは、やはり基本料金免除ということで8億円程度の減収が大きく影響しているかと思います。  そんな状況の中で今後の将来を見ても、やはり給水人口は減少するでしょうし、大口のお客さんも減ってくるだろうということも予想される。だからしっかりとしたこの水道事業の財源の確保もしていかなあかんという状況の中で、この営業損失が出てしまったと。  基本料金免除というのはコロナの影響なんですけども、コロナの影響によって国から臨時交付金が出たということで、やはりこんな厳しい状況の中で、筋上で言うと臨時交付金を水道事業にしっかりと入れていかなあかんと思うんですが、入っていないという状況を聞いております。それはいかがなものかと私は考えるんですが、副市長、どうでしょうか。 ○辰巳浩司主査  宮脇副市長。 ○宮脇副市長  副市長の宮脇でございます。  水道料金減免に係る国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の昨年度の適用につきまして、お答えさせていただきます。  確かにこれはコロナ禍にあって、市民生活支援の一環として減免を行わせていただいたものでございます。金額的にも、先ほどありましたように料金収入自体がおよそ8億円の減、しかし県水の受水費の減免が3億円ほどありましたので、結局は5億円近いマイナスとなっております。  この分のコロナの対応、地方創生臨時交付金の適用につきまして、昨年度検討する中で、実際、昨年度は水道事業におきまして相当の内部留保資金があったこと、また、結果として黒字となっておりますが、即座にこの減収分、マイナス分が水道事業会計に及ぼす影響は少ないだろうと考えまして、明石市は昨年度、ほかにも様々なコロナ対策生活支援事業をさせていただいておりましたので、昨年度においては、ほかの事業への適用を先にさせていただいた次第でございます。  ただ、今年度においても、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、国から今の時点でも9億円近い内示決定を受けております。当然、ほかの事業も併せまして、この水道の減免分も対象事業の実施計画に挙げさせていただいておりますので、引き続き、適用については検討させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員
    寺井吉広分科員  いろいろ言われましたけども、実際には、その臨時交付金の全体の中の割合として、水道事業への経済的な支援の分が4億8,000万円程度ということを聞いております。それを適用せずに、まだ水道事業は大丈夫だということの判断のもとで今回の決算には適用されていないということですけども。でも実際には、この水道事業の会計を見ていても、営業損失が17年ぶりに出ている。今後、将来を見ても大変厳しい状況である。そんな中で、コロナで市民の方が大変困っているということで基本料金を半年間免除したと。その分を臨時交付金で頂いてるということですから、やはりそこはしっかりと水道事業に適用すべきかと思うんですね。  だから、今回の令和2年度の決算については、本当に大変疑問を感じているということを言わざるを得ないと感じております。意見として言わせていただきます。  以上です。 ○辰巳浩司主査  ほかにございませんか。  北川分科員。 ○北川貴則分科員  私もちょっと心配になることがありますので二、三お尋ねさせていただきたいんです。  まず、総論的に、水の5ページで経常利益は3億1,000万円、経常的には黒字、やりくり大変やったと思います。令和2年度は、先ほど来のお話のように半年間の免除をしていただいたりですとか、市民の皆様にとっては助かっているんですね。ただ、やはり先日、私もある市民の方からお聞きしたんですけども、もう10何年前ですか、前の市長さんのときにやむなく水道料金の値上げがありました。しばらくありませんということで頑張っていただいてるんですが、県水の話になったりとか事あるごとに尋ねられます。明石の水道料金、また上がるんですかと。  この令和2年度の経営の努力があって今回は黒字になってますから、その経営努力の一端をまずお聞かせいただけますか。 ○辰巳浩司主査  橋本水道局次長経営担当課長。 ○橋本水道局次長経営担当課長  水道局次長経営担当課長の橋本でございます。  ただいま北川分科員から質問のあった、ダイレクトに言うと、水道料金が上がるのかどうかというところが1つのポイントかと思いますが、昨年度、中期経営計画を見直して、それは何で見直したかというと、大口の使用者が減ってきて節水意識が芽生えて収入が減ってきてますよと、ついてはその後、設備投資にもお金が要りますよということで、1年前倒しで状況を踏まえて見直した計画になっています。  今、それに沿ってこの令和3年度から進めております6年間の計画なんですが、その中には、いつ水道料金を上げるということは明記されておりません。ただ、全国的な話ですが、使う量が増えれば増えるほど単価が高くなるというのが全国的な料金体系になってるんですね。これは明石市に特化したものではないんですけれども、そういった状況もありますので、今後、そういうところは研究していって、料金について勉強していきたい、そのように考えております。  料金改定の予定は、今の計画上はございません。 ○辰巳浩司主査  北川分科員。 ○北川貴則分科員  分かりました。当面はないと。  令和2年度も四苦八苦していただいて、言いにくいですけどコロナで大変な中、市民の皆さんは半年間の免除は助かっているわけですよ。だから私も思うんです。国からも当時、28億円でしたっけ、コロナ対策全般のワクチン代か何かひっくるめてかもしれませんけども、はっきり言いまして、水がなかったらやはり死にますよね。京都でも6万世帯、10何万人ですか、お水が1本なくなったために大変な思いをされています。明石は安全・安心な水が令和2年度並びにこの令和3年度も実行中ですけども、遂行していただいて、もし黄色信号で、市民の皆さんが助かっていた半年間の免除が逆に反動になって後に料金に加算せなあかんようなことになったらあきませんから、まずその時点になったら教えていただいて、たとえ基金を取り崩してでも、コロナが治る病気になることを祈りながらですけど、一般会計からでも繰り入れて、水は生活になくてはならない、明石市しかできないことです。  民間に今、任せてませんもんね。私は民間移譲は反対ですし、だから、もっと水道局全体の意向を高めていただきたいと思うので、その辺の意向、副市長さんいかがですか。 ○辰巳浩司主査  宮脇副市長。 ○宮脇副市長  副市長の宮脇でございます。  本当に今後の水道事業会計におきましては、厳しい状況が予測されるところでございます。とりわけ昨年度、先ほども御質問ありましたとおり、基本料金の減免等による負担も今、生じておるところでございます。  当然、監査意見においても、今後の事業収益等が厳しい中、市民生活に負担が生じることのないよう財源の確保に努めることというような御意見も頂いております。その1つが、やはり先ほどの基本料金減免に係る減収分を今年度、何とか臨時交付金の適用を検討したいと考えておるところでございます。  そして、2つ目は、説明もさせていただきましたとおり、経営改善の努力、受水の切替えもありますが、そうした中でさらに進めてまいりたいと考えております。  そして3つ目は、水道事業会計につきまして最終責任を負っておりますのは、当然、市でございます。市長も本会議で、水道料金の値上げ、さらなる負担は生じさせないとはっきりと方針を申し上げさせていただいておるところでございますが、市としても、まず水道局が今も頑張って、毎年、経営改善を引き続きさせていただいておりますが、さらなる経営改善の努力とともに、市としても市民負担が新たに生じないよう、先ほどの減免に係る一般会計の繰入とかの御意見もありましたが、一般会計の対応につきましても、今後、市民負担がないようにしっかりと対応をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  ほかにございませんか。  松井副主査。 ○松井久美子副主査  同様の質問になるかと思いますけれども、質問させていただきます。水の5ページの損益計算書から質問したいと思います。  令和2年度の決算における営業損失は3億7,628万9,717円となっています。これは料金改定、平成16年の前年度である平成15年度決算以来、17年ぶりということです。私たち、私たちというか北川委員と私ですかね、当時いましたので、これは大きな問題となりました。  今回は、主に新型コロナウイルス感染症に伴う経済的支援として水道料金の基本料金を6か月間免除したことによるものです。水道基本料金免除総額は7億7,229万2,623円で、先ほども出ていましたが、県水の減免分2億8,630万8,000円を引きますと、実質4億8,598万4,623円の営業収益が減少しました。  本来であれば、先ほどからも出ていますが、この穴埋めを新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で賄う予定でしたが、水道事業会計には残念ながら繰入がなく、そのため大きな損失を生んでしまいました。このことは、私は企業会計というところに大きな問題があると思います。幸いなことに令和2年度の明石市水道事業損益計算書からも分かりますが、営業外収益が多く、営業外費用を引いても6億8,727万6,370円あり、当年度純利益3億784万3,627円を生むことができました。これは幸いだったと思います。しかし、令和元年度の純利益6億8,725万6,189円と比較しますと、3億7,941万2,562円減少し、将来の水道事業にとっては大変、大きな影響があると考えますが、どのようにお考えでしょうか。 ○辰巳浩司主査  橋本水道局次長経営担当課長。 ○橋本水道局次長経営担当課長  水道局次長経営担当課長の橋本でございます。  副主査からの質問に対して、お答えさせていただきます。  単年度収支のお話は、今、副主査から御説明頂いたとおりの内容かと思っております。今回、コロナ減免に伴う収入減につきまして、将来的にどんな影響があるのかというところがポイントかと思いますので、財政的に試算してみますと、それをもし頂いておれば令和14年度まで内部留保金が底をつくことなくいけたものが、今回、補填がなかったという事実がありますので、内部留保金が少なくなってしまうのが令和13年度、1年前倒しになってしまうという状況でございます。営業として大きいのはそういうところでございます。  内部留保金というのは、先ほど、別の質問でもお答えしましたが、企業が頑張って努力して上がった利益をためていって、今後の設備の投資とかに使うお金、資本に再度、組み入れたりとかするお金でございますので、計画を立てて今後もしっかりやっていきたいと思っています。  いろいろ御心配なところがあるというふうにお伺いしておりますが、先ほども申し上げましたとおり、計画に基づいて、まずは内部でやれることをしっかりやって今後につなげていきたい、そのように考えています。よろしくお願いします。 ○辰巳浩司主査  松井副主査。 ○松井久美子副主査  分かりました。しっかりとやっていただきたいと思います。  2点目に、水道事業の抱える課題として、収益面で大口使用者の使用水量の減少や節水意識の高まり、給水人口が逓減することから、将来にわたって収益の減少が予測されます。一方で、施設面におきましても、老朽化が年々進行していることから更新時期が一斉に来ると思われます。また、当市にあっては、水道の水源問題が大きく課題となっております。  そこで、健全経営を進めていくために、令和3年3月に1年前倒しで明石市水道事業中期経営計画(令和3年〜令和8年度)を策定されましたが、持続可能な安定供給や水道料金を含めて事業経営をどのようにお考えでしょうか。 ○辰巳浩司主査  橋本水道局次長経営担当課長。 ○橋本水道局次長経営担当課長  水道局次長経営担当課長の橋本でございます。  副主査の質問にお答えさせていただきます。  実際に市民生活に直結する水道事業に求められるものとして、安全なお水を安定して持続的に提供するということが基本的に大事なことだと考えています。そのために健全な経営を推進していく必要があって、経営戦略及び中期経営計画を見直したところでございます。  そして今後、水道施設の統廃合、県営水道からの増量受水、阪神水道からの新規受水による経営の合理化、効率化を行うこととしておりまして、現在、関係者との交渉・協議を重ねているところでございます。  また、最新の技術や仕組みなどの導入、それと民間活力の活用などをしまして、一層、これらを推進して経営の効率化に引き続き、取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 ○辰巳浩司主査  松井副主査。 ○松井久美子副主査  よろしくお願いいたします。 ○辰巳浩司主査  ほかにございませんか。  ないようでございますので、質疑を終結します。  次に移ります。  議案第93号、令和2年度明石市下水道事業会計決算及び利益の処分のことを議題に供します。  議案の説明を求めます。  高岸下水道室長。 ○高岸下水道室長  下水道室長の高岸でございます。  議案第93号、令和2年度明石市下水道事業会計決算及び利益の処分のことにつきまして、決算書に基づき、御説明申し上げます。  初めに、令和2年度の事業概要を説明いたします。  決算書の下の15ページをお開き願います。  令和2年度明石市下水道事業報告書でございます。  1、概況の(1)総括事項ですが、本市の下水道事業は、昭和46年に終末処理場を有する本格的な事業運営に着手して以来、浸水防除、生活環境の改善及び公共用水域の水質保全を目的として、管渠網の拡充と浄化センターやポンプ場の整備を進めてきた結果、下水道管布設延長は1,142キロメートルとなり、4つの浄化センターと6つのポンプ場を有する規模となりました。  現在の下水道事業は、施設の普及拡大の時代からインフラ更新需要を踏まえた維持管理という経営の時代へ転換しており、市民の恒久的な財産である下水道資産を適正に維持し、将来にわたり安定したサービスを提供するため、本市においては、平成28年度に地方公営企業法の財務規定等を適用し、平成30年度には明石市下水道事業長期収支見通し(経営戦略)を策定するなど、将来にわたって長期的に安定した事業運営を行える経営基盤の強化を図りながら、増加する老朽化施設対策として、令和元年度に策定した明石市公共下水道ストックマネジメント計画を活用し、国の交付金制度を用いた予防保全を中心とする戦略的な維持管理・更新に努めています。  さらに、SDGs未来安心都市・明石の創造に向けた自然にもやさしいまちづくりの一環として、二見浄化センター等の栄養塩管理運転を継続し、大久保浄化センターにおける放流水に含まれる窒素量を増加させるなど、海域への栄養塩類の供給を進め、生物多様性の保全と水質資源の成育に配慮した豊かで美しい海の実現に寄与してまいりました。  また、コロナ禍においては、下水道使用料の支払猶予措置等を実施し、事業所内での新型コロナウイルス感染症の発生に対応するための対策行動マニュアルの見直しを行うなど、感染拡大期においても下水道の機能を停止させない危機管理意識を持ち、事業運営に取り組んでいます。  イの業務状況でございますが、令和2年度末の処理区域内人口は、30万3,123人で、前年度に比べ708人増加し、普及率は99.6%となっております。  業務量につきましては、汚水処理水量が前年度に比べて20万7,220立方メートル増加し、3,815万4,779立方メートルとなり、有収水量が44万5,715立方メートル増加し、3,186万4,201立方メートルとなりました。なお、汚水処理水量に占める有収水量を示す有収率は0.7ポイント増加し、83.5%となっております。  16ページに移りまして、ロの経理状況でございますが、収益的収支につきましては、事業収益の86億1,888万1,977円に対し、事業費用が75億9,636万8,785円となり、差引き10億2,251万3,192円の当年度純利益を計上することができました。  資本的収支につきましては、企業債、国庫補助金等を財源として、46億8,973万934円を支出しました。このうち建設改良費では、管渠整備費として3億5,225万1,245円をもって、老朽化対策として朝霧地区などで下水道管渠点検調査業務委託を、下水道未整備地の解消に向けて大久保町大窪などで汚水管整備を、浸水対策として山下町(2工区)雨水管布設工事等を行いました。  ポンプ場整備費では、2億4,905万9,800円をもって、施設の機能を維持していくため、朝霧ポンプ場及び江井島ポンプ場で自家発電設備工事等を行いました。  処理場整備費では、2億9,356万6763円をもって、施設の機能を維持していくため、船上浄化センター及び二見浄化センターで処理施設機械設備工事等を行いました。  さらに、企業債の元金償還額として37億9,041万3,184円を執行し、令和2年度末での企業債残高は403億5,124万8,076円となっております。  これらの資本的支出の財源には、企業債、国庫補助金及び受益者負担金等を充てましたが、不足する額につきましては、当年度分損益勘定留保資金などにより、全額補填しております。  以上が、令和2年度の下水道事業の概要でございます。少子高齢化による社会構造の変革、環境に対する意識の高まり、また、コロナ禍が及ぼす社会活動への影響などから、下水道事業の経営を取り巻く環境はより厳しいものになるものと考えられますが、下水道は、生活環境や身近な水辺環境の保全に欠かせない、市民生活を支える必要不可欠な基幹的インフラであることから、下水道使用料をはじめとする財源を有効に活用し、事業活動を継続していくことが求められています。  下水道機能を維持しつつ、浸水対策や施設の改築更新などといった課題を解決するためには多額の事業費を必要としますが、企業会計の特性を生かし、経営状況を的確に把握するとともに、施設の延命化や施設規模・機能の最適化・高度化を通じてコスト縮減や投資の平準化を図り、より一層の経営の効率化や合理化に努めてまいります。  次に、令和2年度予算に対する執行状況について説明いたします。  1ページ、2ページにお戻り願います。  令和2年度明石市下水道事業決算報告書でございます。この報告書の金額につきましては、消費税及び地方消費税を含んだ額で表示しております。  (1)収益的収入及び支出ですが、初めに上の表の収入の状況を御覧ください。  第1款 下水道事業収益は、予算額合計91億485万3,000円に対し、決算額は90億8,393万7,250円で、差引き2,091万5,750円の減となっております。  次に、下の表の支出の状況を御覧ください。  第1款 下水道事業費用は、予算額合計84億2,189万3,000円に対し、決算額は80億2,212万1,114円となり、予算額に対する執行率は95.3%でございます。また、営業費用等の不用額は、主に動力費及び修繕費の執行残によるものでございます。  3ページ、4ページをお開き願います。  (2)資本的収入及び支出ですが、上の表の収入の状況を御覧ください。  第1款 資本的収入は、予算額合計27億1,282万3,000円に対し、決算額は10億9,582万3,152円で、差引き16億1,699万9,848円の減となっております。これは、主に建設改良費の繰越に伴い、企業債及び国庫補助金のうち14億8,523万円を翌年度の収入予定としているためでございます。  次に、下の表の支出の状況を御覧ください。  第1款 資本的支出ですが、予算額合計64億5,202万1,000円に対し、決算額は46億8,973万934円となり、予算額に対する執行率は72.7%でございます。  第1項 建設改良費の決算額は、8億9,881万7,750円で、地方公営企業法第26条の規定による翌年度繰越額は15億3,000万円でございます。なお、不用額は、主に入札差金によるものでございます。  次に、収益及び費用の各費目につきまして、その概要を説明します。  24ページをお開き願います。収益費用明細書により、主な内容を説明いたします。  款 下水道事業収益、項 営業収益、目 下水道使用料は、年間有収水量約3,186万立方メートルに対する下水道使用料収入でございます。目の2段目、他会計負担金は、雨水処理に対する一般会計からの負担金でございます。項の2段目、営業外収益、目の2段目、他会計補助金は、分流式下水道の汚水処理等に対する一般会計からの補助金でございます。目の3段目、長期前受金戻入は、補助金などにより取得した償却資産の当年度の減価償却見合分に係る収入でございます。  以上、収益合計は86億1,888万1,977円となっております。  25ページをお開き願います。  款 下水道事業費用、項 営業費用、目 管渠費は、管渠施設の維持管理のための修繕費、マンホール蓋などの材料費などに要した経費でございます。目 ポンプ場費は、ポンプ場施設の修繕費、運転に係る電気料金等の動力費、設備の点検業務などに要した経費でございます。目 処理場費は、4か所の浄化センターの維持管理に要する施設の業務委託料、電気料金等の動力費、施設の修繕などに要した経費でございます。  26ページに移りまして、目 水洗普及費は、水洗化促進のために要した経費でございます。  27ページをお開き願います。  目 業務費は、下水道使用料の徴収に要する経費で、水道局への下水道使用料徴収事務負担金などを執行しております。目 総係費は、下水道事業全般に係る一般管理などに要する経費でございます。  28ページに移りまして、目 減価償却費は、下水道事業用資産の年間法定償却額でございます。  項 営業外費用、目 支払利息及び企業債取扱諸費は、借り受けた企業債の支払利息でございます。  以上、費用合計は75億9,636万8,785円でございます。  29ページをお開き願います。資本的収入及び支出明細書により、主な内容を説明いたします。
     款 資本的収入、項、目 企業債は、管渠整備などの建設改良費に充てるために地方公共団体金融機構から借入れしたものでございます。項、目 他会計出資金は、建設改良費に対する一般会計からの出資金でございます。項、目 他会計補助金は、企業債の償還元金に対する一般会計からの補助金でございます。項、目 国庫補助金は、管渠整備などの建設改良費に対する国庫補助金でございます。項 負担金、目 受益者負担金は、管渠の整備時期に合わせて賦課する下水道に係る受益者負担金でございます。  以上、資本的収入の合計は10億9,582万3,152円でございます。  30ページに移ります。  款 資本的支出、項 建設改良費、目 管渠整備費は、山下町(2工区)雨水管布設工事などの浸水対策工事等に要した支出でございます。目 ポンプ場整備費は、朝霧ポンプ場自家発電設備工事などに要した支出でございます。目 処理場整備費は、船上浄化センター反応タンク設備機械工事などの施設改良等に要した支出でございます。  31ページをお開き願います。  項、目 企業債償還金は、借り受けた企業債の元金償還に要した経費でございます。  以上、資本的支出の合計額は46億1,486万1,231円でございます。  最後に、損益の状況並びに剰余金の処分につき説明いたします。  5ページにお戻り願います。  令和2年度明石市下水道事業損益計算書でございます。1の営業収益から2の営業費用を差し引いた額が営業損失で、8億8,380万3,103円となっております。この営業損失に、次の3、営業外収益を加え、4、営業外費用を引きましたものが経常利益で、10億7,164万1,230円となっております。  6ページに移りまして、この経常利益に次の5、特別利益を加え、6、特別損失を引きましたものが当年度純利益で、10億2,251万3,192円となっております。これに、前年度繰越利益剰余金ゼロ円及び令和2年度に減債積立金に使用した額であるその他未処分利益剰余金変動額10億5,993万350円を加えたものが、当年度未処分利益剰余金20億8,244万3,542円となっております。  7ページをお開き願います。  下の表、令和2年度明石市下水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。先ほど御説明させていただきました当年度未処分利益剰余金20億8,244万3,542円につきまして、当年度純利益は減債積立金へ積立て、その他未処分利益剰余金変動額は資本金への組入れを行おうとするものでございます。  これをもちまして、議案第93号、令和2年度明石市下水道事業会計決算及び利益の処分のことの説明を終わります。なお、監査委員からの意見につきましては、別添、令和2年度明石市公営企業会計決算審査意見書の31ページから57ページまでを御参照ください。  以上でございます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○辰巳浩司主査  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  それでは、下の25ページの処理場費のところの豊かな海づくりのための栄養塩の管理運転なんですけれども、令和2年度も二見浄化センターは継続的に管理運転をしていただいて、大久保では窒素量を増加するということで試運転をしていただいているという状況でございますが、その結果を教えていただけますか。 ○辰巳浩司主査  鈴木下水道施設担当次長兼下水道施設課長。 ○鈴木下水道施設担当次長兼下水道施設課長  次長兼下水道施設課長の鈴木です。  令和2年度の栄養塩管理運転による市内全浄化センターからの窒素の供給量ですが、令和元年度に比べまして、全体で6%増加しております。お話にございました大久保浄化センターにつきましては、年度途中、令和3年1月から試行しまして、元年度比で約2割増加しております。浄化センターからの窒素供給ということだけで今の厳しい栄養塩の枯渇という問題全てが解決できるとは考えてはおりませんが、今後も豊かで美しい海の実現に寄与していくために、できる限りの窒素供給に努めてまいりたいと考えています。  以上です。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  確かに、まだまだこれから、さらに検討していただいて、栄養塩の確保、その1つの要因が多分、大久保浄化センターであったり、いろんなところの努力は必要なのかということで考えています。最近も、海はさらによくない状況が、栄養塩の影響が出ているような状況が続いておりますので、しっかりとこれからも続けていただきたいと思います。  そして、次に下の30ページ、管渠整備費ですが、管渠整備費の雨水対策・浸水対策に向けての雨水管の整備ですが、達成率を見ておりますと、令和2年度でようやく52%程度ということであります。やはり費用もかかる、時間もかかるということでありまして、ただ最近、本当にゲリラ豪雨等の災害も全国で発生し、明石でも残る5割のところでそういったゲリラ豪雨による浸水が起きないことを祈っているんですけども、その辺の状況、令和2年度に山下町で雨水管対策の工事をされたということで書かれておりますけれども、令和2年度の実績を教えていただけますか。 ○辰巳浩司主査  堀川下水道整備課長。 ○堀川下水道整備課長  下水道整備課長の堀川でございます。  明石市の浸水対策達成率、令和2年度が52.7%でありますが、事務事業点検シートに示す令和6年度の目標値につきましては、52.9%になるように計画的に進めているところでございます。山下町につきまして工事もしているところですが、そのほかにも、藤江の今崎野地区の雨水管整備でありますとか、山手台1丁目地区の皿池の道路整備事業に合わせて雨水管整備を進めていくなど、これからも浸水被害が常襲するところであるとか、道路事業、他事業に合わせて雨水管整備を進めていきたいと考えております。  以上です。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  これからも災害はいつ訪れるか分からない。ゲリラ豪雨もいつ明石でまた起きるか分からないという状況でございます。優先順位をつけざるを得ないのはよく理解しておりますので、できる限り計画的に早く達成率が上がるようにお願いいたします。 ○辰巳浩司主査  ほかにございませんか。  ないようですので、質疑を終結します。  ここで、理事者入替えのため、暫時休憩をいたします。再開は11時20分とさせていただきます。                          午前11時 5分 休憩                          ―――――――――――――                          午前11時18分 再開 ○辰巳浩司主査  それでは、建設企業分科会を再開します。  分科会では、説明、質疑のみで、採決は行いません。  質疑の際は、成果報告書のページ番号を告げてからお願いいたします。細かい数値の確認や決算に関係しない質問は別の機会によろしくお願いします。  議案第82号、令和2年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち分担区分表により分担された歳入歳出決算を議題に供します。  それでは、議案の説明を求めます。 ○辰巳浩司主査  田仲道路安全室長。 ○田仲道路安全室長  道路安全室長の田仲でございます。  議案第82号、令和2年度明石一般会計歳入歳出決算のうち当分科会所管分について説明いたします。  私からは、歳入決算全てと、歳出決算につきましては、7款 土木費のうち、1項 土木管理費から5項 港湾費まで、続きまして都市整備室長から、6項 都市計画費と7項 住宅費及び10款、1項 公債費につきまして説明させていただきます。  まず、歳入決算でございますが、主要施策の成果報告書の110、111ページをお開き願います。  12款、1項、1目 交通安全対策特別交付金につきましては、主なものといたしまして、カーブミラーや防護柵の設置に関する国からの交付金でございます。  14款 使用料及び手数料、1項 使用料、1枚めくっていただきまして、112、113ページ、6目 土木使用料につきましては、主なものといたしまして、道路占用料、市営住宅使用料などでございます。  なお、6目 土木使用料の不納欠損額としましては、別途事項別明細書及び決算書にも記載しておりますが、住宅使用料及び駐車場使用料につきまして、時効により債権放棄を行ったものでございまして、額としては約171万円となっております。また、収入未済額としましては、生活困窮等による滞納分でございまして、額としては約1,966万7,000円となっていますが、8月末までに約121万9,000円の収入がございまして、残額は約1,844万8,000円となっております。  2項 手数料でございますが、1枚めくっていただきまして、114ページ、115ページ、4目 土木手数料につきましては、建築計画概要書等手数料などでございます。3項、1目 証紙収入につきましては、建築確認申請等手数料でございます。  15款 国庫支出金、1枚めくっていただきまして、116、117ページ、2項 国庫補助金でございますが、124、125ページをお願いいたします。6目 土木費国庫補助金につきましては、交通安全施設整備事業費補助金から、127ページに記載の土木管理費補助金まで、社会資本整備総合交付金及び補助金でございまして、事業の主な内容につきましては、後ほど歳出のところで御説明いたします。  132ページ、133ページをお願いいたします。  16款 県支出金、2項 県補助金でございますが、138ページ、139ページをお願いいたします。6目 土木費県補助金につきましては、主なものといたしまして、部分改修型工事費等補助金につきましては、個人住宅の耐震改修工事などに係る県の補助金でございます。  140ページ、141ページをお願いいたします。  3項 委託金、5目 土木費委託金につきましては、主なものとしまして、用地取得事務委託金は、国道2号の和坂拡幅及び都市計画道路朝霧二見線、これは県道明石高砂線の江井島工区の拡幅に係る県からの委託金、河川美化事業費委託金は、2級河川美化事業に係る県からの委託分でございます。  142ページ、143ページをお願いいたします。  17款 財産収入、1項 財産運用収入、1目 財産貸付収入のうち、当分科会関係分は、建物貸付収入でございまして、自転車駐車場施設に係る貸付収入でございます。  18款、1項 寄附金、5目 土木費寄附金につきましては、西脇地区水路改修工事に係る地元負担金分でございまして、西脇村財産区からの収入及び次のページでございますが、西脇宮の前土地区画整理組合からの公園整備に係る寄附金でございます。  21款 諸収入、3項 貸付金元利収入、2目 勤労者住宅資金融資貸付金元利収入につきましては、勤労者住宅資金融資に係る貸付金元金及び利子でございます。  4項、2目 雑入につきましては、当分科会の関係分としまして、146ページ、147ページでございます。説明欄の下から5行目にあります大蔵海岸施設利用料納付金と、その下の市営住宅修繕損害賠償金でございます。  148ページ、149ページをお願いいたします。  22款、1項 市債でございますが、次のページをお願いいたします。6目 土木債につきましては、道路維持事業や道路新設改良事業をはじめ、153ページに記載の交通安全施設整備事業や都市計画事業、さらに155ページに記載の街路灯整備事業までにかけての各事業に係る市債でございます。主な事業内容につきましては、歳出のところで御説明いたします。  歳入の説明は以上です。  続きまして、歳出決算に移らせていただきます。  主要施策の成果報告書の212、213ページをお願いいたします。  7款 土木費、1項 土木管理費、1目 土木総務費につきましては、次の214ページ、215ページに記載の土木総務一般事務事業から施設設計監理事業までの各事業に要した経費でございます。主な事業としまして、施設設計監理事業は、積算システムのリース料などに要した経費でございます。2目 建築指導費は、住宅耐震化促進事業等に要した経費でございまして、簡易耐震診断業務の令和2年度の申込件数は25件ございました。3目 街路灯費につきましては、市内管理道路における街路灯の新設及び維持管理に要した経費でございます。4目 海岸海域整備事業対策費につきましては、海岸海域の整備等に要した経費でございます。主な事業としまして、海岸施設維持管理事業は、大蔵海岸施設指定管理料、各海岸施設の維持管理委託等に要した経費でございます。安全・安心な海岸づくり事業は、海岸モニター制度、バーベキュー及び夜間花火禁止の海岸啓発業務委託等に要した経費でございます。  216ページ、217ページをお願いいたします。  2項 道路橋りょう費、1目 道路橋りょう総務費につきましては、道路用地の管理に要した経費でございます。主な事業といたしまして、道路管理事務事業は、道路台帳整備などを行ったものでございます。2目 道路維持費につきましては、市道、街路樹等の維持管理に要した経費でございます。主な事業といたしまして、道路維持補修事業は、明石駅前広場総合管理業務委託のほか、市内一円における管理道路の側溝や舗装などの維持補修工事を行ったものでございます。3目 道路新設改良費につきましては、道路の整備、改良等に要した経費でございます。その内容でございますが、江井ヶ島松陰新田線道路事業は、大久保地区や西明石地区における国道2号等の慢性的な渋滞解消を図るため整備を進めておりまして、谷八木川渡河部のボックスカルバート工事及び物件調査ほか業務委託を実施したものでございます。  1枚めくっていただきまして、219ページに記載の道路新設改良事業は、日常生活の安全性と利便性の向上のほか、地域の発展、活性化を図るため、地域道路を整備しておりまして、八木地内道路の用地購入及び物件移転補償等を行ったものでございます。狭あい道路整備事業は、住環境の改善及び都市機能の向上を図ることを目的に、主に建築行為に係る後退道路用地の確保及び道路整備等に要した経費でございます。  3項 交通安全対策費、1目 交通安全対策総務費につきましては、交通安全啓発及び教育、放置自転車対策並びに自転車駐車場の管理などに要した経費でございます。主な事業といたしまして、交通安全啓発・教育事業は、高齢者の運転免許自主返納の促進及び交通安全教室の委託等に要した経費でございます。放置自転車対策事業は、主要な駅周辺での放置自転車の整理業務の委託等に要した経費でございます。2目 交通安全施設整備費につきましては、歩道の改良などに要した経費でございまして、220ページ、221ページをお願いいたします。  主な事業といたしまして、交通安全施設整備事業は、交通安全の確保及び交通の円滑化を図ることを目的としておりまして、主なものとして、大久保18号線ほか舗装修繕工事、山陽本線西明石構内南畑こ線橋新設詳細設計、東二見農協前踏切拡幅工事委託等に要した経費でございます。  222ページ、223ページをお願いいたします。  あんしん歩行エリア整備事業(魚住地区)は、JR魚住駅周辺における安全な通行を確保するため、魚住10号線、14号線における用地購入及び物件移転補償を行い、道路改良工事を実施したものでございます。  224ページ、225ページをお願いいたします。  3目 市営駐車場費につきましては、明石駅前立体駐車場の指定管理料でございます。  4項、1目 河川費につきましては、河川及び水路の改修、維持管理等に要した経費でございます。  5項 港湾費、1目 港湾管理費につきましては、東播磨港港湾区域内の海岸線の清掃委託等に要した費用でございます。  私からの説明は以上でございます。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長。 ○門田都市整備室長  都市整備室長の門田でございます。  続きまして、私のほうから6項 都市計画費と7項 住宅費及び10款 公債費につきまして、御説明させていただきます。  引き続き224ページ、225ページをお願いいたします。  6項 都市計画費でございますが、1目 都市計画総務費につきましては、都市計画総務一般事務事業から交通政策事業までの各事業に要した経費でございまして、以下、主な事業について御説明いたします。  226ページ、227ページをお願いいたします。  コミュニティ交通運行事業につきましては、コミュニティバス運行補助等に要した経費でございます。交通政策事業につきましては、JR西明石駅のホームドア設置に係る補助等に要した経費でございます。2目 土地区画整理費につきましては、鳥羽新田土地区画整理事業及び大久保駅前東西工区土地区画整理事業に要した経費でございまして、内容は、換地処分に向けた経費をはじめ、物件移転補償、道路築造工事等でございます。3目 街路事業費につきましては、円滑な交通処理と都市機能の充実を図るため、幹線道路の築造等に要した経費でございます。  228ページ、229ページをお願いいたします。  主な事業であります県施行街路事業負担金につきましては、兵庫県が施行する街路事業に係る負担金でございまして、県施行の朝霧二見線における市負担金でございます。4目 公園費につきましては、公園及び緑地の維持管理並びに公園の施設整備に要した経費でございます。公園維持管理事業につきましては、石ヶ谷公園ほか2公園の指定管理料、公園灯のLED化を図る新設・維持補修工事、遊具等公園施設の補修や樹木の剪定など、公園及び緑地の維持管理業務に要した経費でございます。(仮称)17号池公園整備事業につきましては、舗装や照明設置等の整備工事に要した経費でございます。都市公園整備事業につきましては、(仮称)西脇宮の前公園の整備工事等に要した経費でございます。都市公園安全・安心対策事業につきましては、公園施設の安全性の向上を図るための改修等に係るもので、明石中央体育会館前広場更新工事等に要した経費でございます。緑化推進事業につきましては、花壇コンクールの実施等、菊栽培等事業につきましては、明石公園菊花展覧会等に要した経費でございます。  230ページ、231ページをお願いいたします。  7項 住宅費、1目 住宅管理費につきましては、市営住宅の維持管理等に要した経費でございまして、以下、主な事業について御説明いたします。  市営住宅維持管理事業につきましては、市営住宅の修繕等に要した経費でございます。勤労者住宅資金融資事業につきましては、勤労者の住宅取得の資金融資に要した経費でございます。2目 公営住宅建設費につきましては、市営住宅の改修等に要した経費でございまして、内容は、貴崎住宅の外壁ほか改修工事等でございます。なお、現年度で記載しております貴崎住宅住宅設備改修及び駐車場整備工事につきましては、貴崎東住宅設備改修及び駐車場整備工事の誤植でございます。大変申し訳ございませんでした。  252ページ、253ページをお願いいたします。  10款、1項 公債費、1目 元金でございますが、254ページ、255ページをお願いいたします。地方道路整備臨時貸付金償還金につきましては、道路事業の地方負担の一部に対して無利子で国から貸付けを受けた貸付金を償還するものでございます。  なお、歳入に係る収入未済額、不納欠損額について、及び歳出に係る流用、予備費充当、不用額については、歳入歳出決算事項別明細書、また、令和2年度決算資料に詳細を記載しております。  以上、議案第82号、令和2年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち本分科会所管分につきまして説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○辰巳浩司主査  議案の説明は終わりました。御質疑、御意見はございませんか。  林分科員。 ○林丸美分科員  2点、お聞きしたいと思います。主要施策の成果報告書215ページ、明石港再整備事業についてお聞きします。事務事業点検シートの1,303ページの事業内容に記載されています明石港旧灯台修復についてお聞きしたいと思います。  令和2年度12月議会の建設企業常任委員会で、旧波門崎燈籠堂の修復整備の進捗状況について報告がありまして、令和3年度秋に開催予定の全国豊かな海づくり大会兵庫大会プレ大会までに旧灯台本体を完成できるように進めているということでした。また、周辺整備や観光案内板の更新などの検討事項も挙げられておりましたが、工事や検討の進捗状況についてお聞かせください。
    辰巳浩司主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海でございます。  今、分科員から御質問いただきました、ちょっと略して旧灯台と呼ばせていただきますが、今年度秋頃に本体の工事の完成を予定しておりましたが、コロナ禍の影響によりまして、今のところ少し工事の遅延が発生しておりますが、今年度内には周辺の工事も含めまして全て完了する予定と考えております。実際のところ、今、周辺の工事に取りかかろうとしているところでございます。  もう1点につきまして、看板というか、サインというか、まとめましてですが、そちらにつきましても、説明の看板は昔から現地についておりまして、今後、その説明看板を基に、さらに内容を精査いたしまして、新しく更新したもので設置させていただきたいと考えております。これも今年度内に竣工させていただきたいと考えております。  以上です。よろしくお願いします。 ○辰巳浩司主査  林分科員。 ○林丸美分科員  昨日、私も現地に行ってきまして、工事中のフェンスごしではあったんですが、のぞきましたら、木造の燈籠部分もきれいに復元されていましたし、明石海峡や淡路島も見渡せるようなすばらしいオーシャンビューで、燈籠がライトアップされて、周辺も燈籠の風情に合うような感じで整備されていたら、すごくいい観光スポットになるかなと思いました。ただ、観光スポットとしては、駅からちょっと離れていますし、少し不便な場所、少し分かりにくいのかなと感じました。  また、周辺に点在する文化スポットとの結びつけですとか、各所への誘導も必要ですし、駐車場なども必要なのかなと感じたところです。そこに至るまでのアクセスです。建物の物陰に隠れて陸側からは灯台が見えづらい部分もあるかと思うんですね。そのアクセスに関して何か検討されていることは、今の段階、ありますでしょうか。 ○辰巳浩司主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸担当課長の春海です。  先ほどの周辺の案内というところでの回答をさせていただきます。今現在は、現地で旧灯台の説明案内板とともに周辺の観光案内板を、今後同じく更新させていただいて、旧灯台まで来ていただけるような道のりを示させていただきたいと考えておりまして、現在、精査させていただいて検討中でございます。  以上です。よろしくお願いします。 ○辰巳浩司主査  林分科員。 ○林丸美分科員  初めて来られた方も分かりやすくそこにたどり着けるように、市民の皆さん、市外の皆さんがあそこでくつろげるような空間になればいいなと願います。江戸時代から400年近く明石の海と港の発展を共にしてきた歴史的価値のすごく高いランドマークですので、しっかり活用していただいて、また、来年の全国豊かな海づくり大会では、よい形で皆さんにお披露目していただけて、花を添えていただけるような形になればいいなと願っております。意見です。  もう1点です。主要施策の成果報告書227ページ、交通政策事業の地域公共交通事業者運行支援事業補助金についてお聞きしたいと思います。令和2年度の決算で新型コロナウイルスの影響というのがあると思うのですが、国から交付された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の使い道を決算資料で見てみますと、この交通政策事業でも使われているということでした。その内容についてお聞きしたいと思います。 ○辰巳浩司主査  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  御質問いただきました地域公共交通事業者運行支援事業補助金の内容について御説明させていただきます。こちらは交通事業者へのコロナ対応への補助金となります。昨年度につきましては、コロナの影響によりまして、人々の外出や移動が非常に減少しておりまして、利用者数も非常に大きく減少している状況の中、車内密度を上げないためにも減便を最小限にとどめて運行している交通事業者に対しまして、利用者が減少しても減便しなかった部分の経費につきまして、国と県と市が協調しながら補助したものでございます。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  林分科員。 ○林丸美分科員  令和2年度の9月議会本会議一般質問において、私たちの会派の議員も、コロナ禍における公共交通機関について質問させていただいております。打撃を受けた公共交通機関にも交付金を活用して支援していただけたということで、そこは本当にありがたかったと思っております。  まだまだコロナの影響は続いており、本事業の成果と今後について、まだ影響を受け続けていると思いますが、支援の必要性などお考えがありましたら、お聞かせください。 ○辰巳浩司主査  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  今後の支援につきましては、コロナも収まっていないということで、まだ利用者数は完全に回復していない状況でございます。その中で、本年度につきましては、実際、予算化はしていないところですが、昨年度と同様に、国と県においての支援策を注視し、しっかり連携しながら、現在も利用者数が回復に至っていないので、交通事業の維持であったり、路線の確保についてしっかり取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○辰巳浩司主査  林分科員。 ○林丸美分科員  公共交通機関は市民生活に欠かせませんので、事業者が継続して事業を行えるように、しっかり引き続き必要な支援を国県連携でお願いしたいと思います。  以上です。 ○辰巳浩司主査  ほかにございませんか。  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  それでは、227ページのコミュニティ交通運行事業でございます。たこバスは、令和元年度から非常に運行事業者が厳しいということで、令和2年度に新しく事業者が変わりましてスタートし、地域にとっては本当に生活の足として、交通弱者にとっても本当に重要な足として今あるわけですが、令和2年度運行状況は、コロナの影響もありましたが、どうだったのか教えていただけますか。 ○辰巳浩司主査  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  昨年度につきましては、コロナの影響もございまして、利用者数というのは非常に減少しておりまして、利用者数でいきますと、約77%まで落ちている状況でございます。よろしくお願いいたします。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  昨年度はコロナの影響で落ちたということですが、今後も引き続き地域の足は大変重要でございます。そして、地域にとって、地域ニーズ、お住まいの方のニーズに合っていないのではないかということも考えられます。場合によっては、例えば地域でアンケートを取るなどして、地域に合った路線の変更とか、検証・見直しということを考えていただきたい。  また、高齢者の料金を無料化していますが、高齢者の方の御意見を聞いたら、本当に厳しい状況であれば100円出しても200円出しても、希望のルートになるならそれぐらいは全く構わないという声も多く聞きますので、そのあたりを踏まえて、今後検討していただきたいと思います。  続きまして、その下の、先ほどもありましたが、交通政策事業でございます。交通政策事業は、まずJRのホームドアとか、明石、西明石駅は進んでおりますが、山電のほうは、まだまだバリアフリーを行っていない駅もあるのですが、そのバリアフリー工事についての説明をお願いいたします。 ○辰巳浩司主査  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  御質問いただいた駅舎のバリアフリー化についてでございます。バリアフリー化につきましては、山陽電鉄の駅舎につきまして、昨年度につきましては、林崎松江海岸駅のバリアフリー化がちょうど終わったところでございます。  本年度につきましては、引き続いて中八木駅のバリアフリー化工事を進めているところでございまして、本年度末にはバリアフリー化が完成する予定となっております。  以上です。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  計画どおり進んでいるということで、今後、山電には、西江井ヶ島駅や魚住駅、藤江駅、大蔵谷駅とありますので、よろしくお願いします。  また、交通政策の中で、令和元年度に行ったグリーンスローモビリティの実証調査がありましたけれども、令和2年度については行えなかったということで、特に坂道の多い地域とか、そういうところは移動手段として、交通弱者の方にとって大変必要かなと考えているのですが、そのあたり令和2年度いかがだったんでしょうか。 ○辰巳浩司主査  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  御質問いただいたグリーンスローモビリティの件でございますが、グリーンスローモビリティにつきましては、令和2年度に調査するべく予算化はしておったんですが、コロナ禍の状況もありまして、実施には至っていない状況でございます。  令和元年度に行いましたグリーンスローモビリティの実証調査の結果、車体が非常に開放的で快適であったといったこと、コンパクトであるということで、一定のメリットはあったのですが、車両の性能から安全性とか、幹線道路が走れないとか、実用化する上での課題も多々あったというところでございます。  そこで現在は、本格的な導入というのは、今のところ非常に難しいかなという状況ではございます。  ただ、先ほど御意見がありましたように、バス停までの坂道が難しい、厳しいとか、そういった御意見もお聞きしておりますので、今後は、今の電気自動車も含めまして、車両の技術というのは日々進歩しておりますので、今後も先進的な交通の技術について絶えず情報収集しながら調査して、どういった交通手段が各地域にとって望ましいかを引き続き検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  今後もまた検討をよろしくお願いいたします。  次に、229ページの(仮称)17号池公園整備事業でございます。特に明石の西部地域においては、このスポーツゾーンというのは、市民の方が大変楽しみに待っております。当初の予定より1年遅れたということでありますけども、計画どおり工事が進んでいるのかということで、市民の方も大変関心が高いということでございます。どうでしょうか。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  (仮称)17号池公園整備事業につきましては、本市の重要施策の1つとなっており、市民の方々、とりわけサッカーや野球といったスポーツに関係する方々が大変期待しているということは十分承知しております。当該事業は、令和元年度に着手いたしまして、造成工事から始め、その後、上下水道の整備や防球ネットなどの工事、それらは既に完成しておるところでございます。  現在は、多目的広場に関する工事と緑の広場に関する工事、そして駐車場のゲートの工事を行っておりまして、工事の進捗状況といたしましては、おおむね順調に進んでいると言えると思います。  以上です。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  これ以上遅れることがないようによろしくお願いいたします。  次に、大久保・西明石地域の渋滞緩和につながる事業として、まず217ページの江井ヶ島松陰新田線道路事業でございます。令和3年度事務事業点検シートを見ますと、令和2年度が補助事業として設計・事業用地取得・工事、また単独事業として調査等ということになっておりますが、現状を教えていただけますか。 ○辰巳浩司主査  嶽下道路整備課長。 ○嶽下道路整備課長  道路整備課長の嶽下でございます。  江井ヶ島松陰新田線における令和2年度の取組状況についてお答えいたします。昨年度は、谷八木川上流の水路におきまして、水路を横断するための橋梁工事を実施いたしました。このほか、物件調査の委託、これは計画道路内に立地するビニールハウスなどの物件調査でございます。それに加えて物件補償を行っております。また、用地買収につきましては、令和2年度から協議をスタートしておりまして、令和3年度より契約を行っている状況でございます。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  続きまして、229ページの同じく渋滞緩和につながる山手環状線街路事業でございますが、令和2年度の状況はどうだったのか、教えていただけますか。 ○辰巳浩司主査  高田山手環状線整備担当課長。 ○高田山手環状線整備担当課長  山手環状線整備担当課長の高田でございます。  令和2年度における山手環状線(大窪工区)の成果についてお答えさせていただきます。令和2年度の10月に兵庫県から事業認可を受けて、都市計画事業として事業に着手しました。内容といたしましては、路線測量、用地測量、詳細設計、物件調査に取り組みました。  現在、令和3年度に入りまして、物件及び測量の成果が出たものについて、補償交渉に着手したところでございます。順調に進んでおります。  以上です。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  大久保、西明石もそうですが、さらに人口がまた増え、車も増えという状況がしばらく続くかなと。そんな中で、渋滞緩和につながるこの事業というのは、将来にわたって大きく期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  最後に、215ページの海岸施設維持管理事業でございます。令和2年度ということで、コロナの影響もあり、海岸利用される方がどうかなということでありましたが、海水浴場は閉鎖しておりましたけれども、やはりコロナで密を避けやすいと。いろんなリスクが少ないということで、多くの方が海岸利用されて、そして利用されることは本当に喜ばしいことなんですが、実際、令和2年度の状況を見ておりますと、花火の問題、時間を守らない、バーベキューの問題、そしてまた今、水上バイクが大きく話題になっておりますが、水上バイクの危険な行為、騒音等いろいろありました。令和2年度、必ずしもそのあたりの海岸マナーが守られたかというと、そうではない状況だったと思うのですが、いかがでしょうか。 ○辰巳浩司主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海です。  先ほどの分科員の質問に回答いたします。御指摘のとおり、マナーという部分につきましては、もちろん花火は規制という形を取らせていただいておりますけれども、確かにコロナの関係もありまして、海岸利用というのは非常に増えておるところを同じく認識しております。やはり全てにおいてマナーアップというところにつながってこようかと思いますので、これまでと同様にマナーアップの形の業務委託等々を含めまして、今後とも引き続き啓発に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。よろしくお願いします。 ○辰巳浩司主査  寺井分科員。 ○寺井吉広分科員  定期的に市民の方に周知していただくために、しっかりと広報もしていただきたいし、今後、さらに市民の方の海岸利用が広がるように願っているところでございます。ただし、しっかりマナーを守っていただきたい。そのために、これからもしっかり取組を進めていただきたいと思います。  以上です。 ○辰巳浩司主査  ほかにございませんか。  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  私からは歳出で3点お尋ねしたいと思います。  まず1点目ですが、主要施策の成果報告書215ページ中段で、特定空家等除却支援事業ということで、予算的には223万8,000円、内容を見てみますと、点検シートは1,337ページに内容が出ているのですが、若干の消耗品費が含まれていますけど、ほとんどは支援事業ということで、この支援事業というのは、国が3分の1、県が6分の1、市が6分の1、個人が3分の1というような補助メニューがあるんですが、最高限度額が200万円、この支援金でよろしいのでしょうか。2年度ですけども、決算数値。 ○辰巳浩司主査  久納建築安全課長。 ○久納建築安全課長  建築安全課長の久納でございます。  ただいまの御質問の補助の関係ですが、補助につきましては、補助対象となる工事費の限度額が200万円までのうち、所有者の負担が3分の1、公費負担が3分の2という割合になってございます。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  令和2年度に2棟の解体除去をしたという実績が見受けられるんですけども、1つここでこの点検シートの中で気になるところがあるんです。補助メニューに該当する老朽危険空き家が21棟残っているということなんですね。これは非常に気になっているんですよ。というのは、令和2年度に2棟、元年度も2棟、3年度はちょっと増やすような感じに見受けられるんですけども、毎年2棟や3棟の解体除去で21棟処理しようと思ったら、何年かかるんやろう。またその間に特定空家が発生してくるという状況があるとすれば、非常に問題を残すような感じになるんじゃないかと思うのですが、今までの対応でどうでしょうか。  いろいろと個人の費用負担も要ることなので、交渉としては非常に難しい内容かなとは思いますが、今までの工事計画を踏まえて、将来に向けてどうなんでしょうか。 ○辰巳浩司主査  久納建築安全課長。 ○久納建築安全課長  建築安全課長の久納でございます。  ただいまの委員の御質問で、将来にわたってこの空き家の対応がなかなか難しいのではないかという御質問かと思います。これまで、特定空き家に対しましては、補助制度を利用した撤去の促進のほか、行政代執行であるとか、略式代執行の手法を使ってまいりましたが、新たな手法として相続財産管理人制度が利用できないか検討しております。この制度は、相続人がいることが明らかでない場合に、裁判所に管理人の選任を申立て、裁判所が選任した管理人、主に弁護士さんですが、その財産を管理処分、清算するものです。申立てには費用がかかりますが、土地が売却できれば、その売却益で申立て費用を回収することも可能となります。ほかの自治体でもこの制度を利用した取組を始めているところもございますので、情報収集しながら検討してまいりたいと考えております。
     以上のように、特定空き家を減らしていく取組に新たな手法も加えながら、1件でも多くの危険な老朽空き家の除去を進めてまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  力を入れてやっていただけるような話ですが、ちょっと認識として元に戻りたいんですけども、少子高齢化、人口減少社会ということで、お父さんの家が空いたり、おじいちゃんの家が空いたりすることは、皆独立して新しい家を作っていくという中で、私が非常に気になっているのは、これから特定空き家、危険な空き家が増えていくんじゃないかという気持ちがあるのですが、その辺の認識はどうでしょうか。 ○辰巳浩司主査  久納建築安全課長。 ○久納建築安全課長  建築安全課長の久納でございます。  分科員御指摘のように、人口が増加から減少に転じるということは、その分、住宅も減少していくことになるのかなということは予想されます。我々といたしましては、このような空き家の所有者が適切に維持管理していただいて、危険な老朽空き家にならないように、今後とも取り組んでまいりたいという思いでございます。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  21棟は、まだ補助対象物件として残っているという状況で、頑張って取り組んでいただけるという話は説明いただいたかと思うんですけども、まだ釈然としない気持ちがあるのですが、特定空き家をゼロにするというのは難しいかも分かりませんが、どういうスタンス、計画で取り組んでいかれようとしているのですか。もう一度説明をお願いします。 ○辰巳浩司主査  久納建築安全課長。 ○久納建築安全課長  建築安全課長の久納でございます。  今、21棟を順次減らしていきたいという思いはあるのですが、それにつきましては、昨年、明石市空家等対策計画を策定いたしまして、その中で減らしていくという目標も立てておりますので、計画に沿って対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  計画の中での特定空き家の棟数はどの程度決めているんですか。 ○辰巳浩司主査  久納建築安全課長。 ○久納建築安全課長  建築安全課長の久納でございます。  計画で策定しておりますのは、2030年までに10棟までに削減するという目標を立てております。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  本当に、これは交渉事もあったり、お金の問題もあったりしてということで、相続の問題とか、非常にいろいろな問題が絡んで、非常に進みにくい話であるということは十二分に承知しているんですけども、先ほどから説明していますように、こういった物件を長きにわたってほったらかしに置いておくということについては、将来的にも非常に危惧しています。だから説明があったように、10棟を下回るような取組、今まで行政代執行とか、略式代執行とか、いろんな手だてで、また新しい弁護士さんが管理人になってというような新しい取組も考えていただいておるようですが、必要であればもっと条例など強制力のあるものをどんどん検討してほしいし、そういった意味では、特定空き家が将来に禍根を残さないように、前もって前もって取り組んでいただいて、こういった問題について、全国的に明石は先進地と言われるような取組をやっていってほしいんです。明石はよくやっていると、そういう評価を頂けるように、まずは減らすことに一生懸命努力してもらう。それでも駄目だったら、新しい取組にも取り組んでいくと。今、申しましたように、強制力のある条例が必要であれば検討したらいいじゃないですか。よろしくお願いします。  2点目ですが、同じ主要施策の成果報告書の215ページ中段の、街路灯新設維持補修工事の費用が5,098万7,000円、事務事業点検シートは1,272ページということになるんですが、毎年、大体130灯ほど新設しようとしているのですが、これは目標を見てみたんです。言うほどのこともないのですが、ちょっとこだわりがあって、80%になっているんです。80%というのは何かというと、分母が各自治会からの要望件数に対して、新設件数が分子で、ずっと80%になっているんです。いろんな事情はそのときそのときあるでしょうが、80%の根拠が裏づけとしてあるんであれば、まずそこを説明してください。 ○辰巳浩司主査  中川道路維持・保全担当課長。 ○中川道路維持・保全担当課長  道路維持・保全担当課長の中川です。  こちらの指標につきましては、自治会などから相談を受けた件数のうち、新設に至った案件の対応状況を指標として挙げております。街路灯の新設につきましては、設置基準を設けておりまして、原則、電柱点火とすることや、通り抜け可能な道路への設置など、要件を満たしたものについて、自治会から要望書を提出していただいております。要望書を受けた箇所につきましては設置率が100%となっていますが、設置基準を満たさない場合や電柱所有者の許可が得られない場合などでは、要望書の提出に至らず、設置できない案件もあることから、対応状況の目標値が80%となっている状況でございます。また、自治会のない地域における街路灯新設要望につきましては、申出人の中から代表者を決めていただいた上で要望書を頂き、設置対応をしております。  分科員から御指摘がありました指標につきましては、今後、地域からの街路灯新設要望に対する設置状況というものも含めて、より分かりやすく指標の見直しを考えていきたいと考えております。  よろしくお願いいたします。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  分かっていただけましたかね。私はコミュニティで今までよく話をしてきた経緯があるんですけども、昭和50年度は、世帯の自治会加入率が94%になっているんです。明石市の全世帯数に対する自治会に入っている加入世帯数は94%、昭和50年、46年前ですか、半世紀前なんですけど。ところが今は70%を切っているような状況です。その中で、自治会からの要望を分母として、分子に設置件数を入れて80%という表示の仕方はいかがなものかと思います。ぜひ、トータルで要望を受け付けた中でのパーセンテージ、自治会だけじゃないと思いますから、その辺はもうちょっと、設置件数でもいいし、130灯の内130灯つけたとか、もうちょっと分かりやすい目標を立てていただきたいと思います。  もう一度説明だけお願いできませんか。 ○辰巳浩司主査  中川道路維持・保全担当課長。 ○中川道路維持・保全担当課長  道路維持・保全担当課長の中川です。  先ほど御指摘のとおり、指標につきましては、灯数の目標にするのか、地域からの街路灯設置要望に対する設置状況という率にするのかというところも含めまして、より分かりやすいような指標に見直していくように検討させていただきたいと考えております。今後ともよろしくお願いします。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  よろしくお願いします。1点だけ言うときますが、明石は非常に街路灯の設置件数は多い、これは自慢してもいいと思います。長年、毎年毎年、累積してこういった形で対応してきた結果だと思います。ついでに言いますけど、カーブミラーも多い。近隣他都市には負けないと思いますから、ぜひ自負して頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次、3つ目なんですが、今度は主要施策の成果報告書229ページ中段の、公園維持管理事業のうち各公園維持管理団体報償金1,050万7,000円について質問します。事務点検シートは1,229ページです。  まず、公園維持管理団体報償金1,050万7,000円、これはどんな内訳になっているんでしょうか。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  分科員の御質問についてお答えいたします。先ほどおっしゃられました1,050万7,000円につきましては、全てが公園愛護会への報償費となっております。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  280団体への報奨金として理解してよろしいのでしょうか。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  分科員おっしゃるとおりでございまして、約280団体への報償費となっております。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  280団体の公園愛護会があると認識したのですが、最近の傾向としては、これは数としては増加傾向なのか、減少傾向なのか、どうでしょうか。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田です。  公園愛護会を設置していただいて、1年間に約5団体程度は増えてはおるんですが、公園愛護会を運営している団体の多くが高齢者が中心となった団体でございまして、どうしても高齢化が進んでしまい、もうやめてしまうというケースが見受けられております。したがいまして、結果、団体数の増減としましては、ほぼ横ばい状態となっております。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  ちょっとお尋ねしたいのですが、地域の公園として、高年クラブを主体にして公園の維持管理をやっていただいているということなんですが、例えば、公園愛護会がない場合は、管理運営が業者委託というようなことになろうかと思うんです。  大体、公園愛護会は、低木とか除草とか、そういったあまり危なくない作業に従事していただいているかと思うんですけど、それを業者委託した場合には、どのぐらいの費用、コスト比較というんですか、どうなんでしょうか。大体どういう認識でおられますか。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田です。  分科員からの質問ですが、公園愛護会の報償費と業者へ委託した場合のコスト比較ということだと思うのですが、単純に比較はできないところはあるのですが、例えば、公園の除草費用で比較させていただきますと、愛護団体が除草していただいた場合は、報償費としてお支払いすることになります。  一方、業者へ委託した場合は、市が造園業者などに委託をして、それで草刈りをしていただくということになりまして、それは委託費用ということになります。例えばですが、面積が500平方メートルの公園で比較いたしますと、公園愛護会にお支払いするのが報償費として3万円になります。委託費、業者に委託した場合につきましては、2倍以上の6万9,000円支払わなければならないことになります。したがいまして、公園愛護会を結成していただきましたら、公園の維持管理費が低く抑えられるということになると思います。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  ありがとうございました。一番いい答えを頂いたような感じです。  そういうことであれば、地域の方々に協力を頂きながら、地域と行政がつながりながらやっていただくということは一番望ましい形かなと思います。これからは、高齢化の問題もあったりして難しい部分はあろうかと思いますが、もっと力を入れて、公園愛護会の結成、増やす方向に向けて力を入れていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  現在も、少しでも公園愛護会の団体数を増やすために、公園愛護会が設置できていない公園の近くにある自治会や高年クラブの方に結成の依頼をしているところでございますが、先ほども言いましたように、高齢化が進んでできないとか、諸般の事情でなかなか増えていないのが実情でございます。ただ、分科員がおっしゃったように、少しでも増やしたら市のほうも助かるということは明らかでございますので、例えばですが、低木剪定をした場合にプラスアルファの報償費を払うとか、公園に掃除用として設置している倉庫の空きスペースを愛護団体が自由に使っていいようにするなど、新たな工夫を今後考えていきたいと思っております。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  ありがとうございます。ちょっとインパクトがなかったかな。もっと地域が積極的に、半分のコストですから、地域とつながって協働のまちづくりができるわけですから、もう少し奮発してもらって、インセンティブを与える施策を織り込んでほしいと思います。ぜひ力を入れて検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 ○辰巳浩司主査  北川分科員。 ○北川貴則分科員  主要施策の成果報告書214ページでしょうか。海岸海域整備事業対策費全般なんですが、令和2年度におきまして、明石の海岸、砂浜は美しくという話なんですが、例えば、砂の流出等で陥没等の異変、異常等はあったんでしょうか。 ○辰巳浩司主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海でございます。  先ほどの陥没等があったかという御質問ですが、当方としては確認をしておりませんで、ゼロという形で報告させていただきます。  以上です。 ○辰巳浩司主査  北川分科員。 ○北川貴則分科員  分かりました。令和2年度は異常はなかった。本当に小さな、ささいなお話かもしれませんが、かつては異変があって、そのときに対応を国に求めたところ、来年度ということであんなことになってしまいました。コロナで大変な時期ですが、令和3年度も引き続いて、安全安心の砂浜、海岸の整備を行っていただきたいと思います。  その上でもう二、三お尋ねさせていただきます。  明石は皆さん御承知のように、人工島ができた後、砂の流入がなくなって出ていくばかりですから、昭和53年か54年、当時の建設省が国費100億円で東西16キロの砂浜に造り替えてくださいました。でも放っておいたら砂が出ていくんですね。ですから、その点、令和2年度もいろいろコロナで大変だったと思うのですが、海岸に向けた取組、また心配だったのは、海水浴はどうしてもできませんでしたから、人が出入りしませんでしたら、目が届かない。そうして知らない間にきれいな砂浜と言いながら、悲しい事故のようにならないよう祈っていたのです。  本会議では、そういうことを、時間の関係もあって私は質問できませんでしたが、その点に対する配慮はどのように令和2年度はなさっていらっしゃったのでしょうか。 ○辰巳浩司主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海でございます。  先ほどの分科員の御質問でございますが、海岸線につきましては、基本的には国土交通省、国のほうの事業で整備はなされてきておりまして、現在もいろいろ防潮堤の工事などしていただいているところでございまして、その背後にあります海岸の整備等につきまして、市のほうで担当させていただいているところと理解しております。よろしくお願いします。 ○辰巳浩司主査  北川分科員。 ○北川貴則分科員  分かりました。恐らく現場の方は絶えず現地の様子などをモニタリングの方からの御意見も配慮しながら見守っていただいていたと思うんですが、これを踏まえまして、油断なく明石の安全安心な砂浜、豊かな海づくり大会兵庫大会もございますし、また先ほどのお話のように、水上バイクも突如として起こったのじゃなしに、ひょっとしたら去年海水浴場はなしに、ネットはなかったですから。その方々も去年ぐらいもされていたんじゃないかと思ったりするんです。そういったところを油断なく行っていただきたいので、最後に、海のまち明石としての今後の取組、予算計上しない部分もあると思います。また取りにくい面もあると思うんです、コロナですから。その安全を憂慮した啓発なり、そういったところのPRのあり具合を、理事、いかがですか。長年海岸のほうをされていらっしゃったので。 ○辰巳浩司主査  福田理事。 ○福田理事(技術担当)  理事の福田でございます。  北川分科員から、海のまち明石としての持続的な安全に向けた取組ということで、御答弁させていただきます。分科員から先ほどもお話がございましたように、明石の海岸、かつては白砂青松と言われるすばらしい海岸だったんですけど、特に西風による浸食で、長年の間で砂浜がかつては100メートルぐらいまで沖合にあったというのが削られまして、ちょうど八木にありますような屏風ヶ浦海岸と言われる、ああいう形で浸食をされて、今から60年前ですが、昭和36年に国直轄で浸食対策工事をしていただき、本当に長い年月をかけてようやく、前回議会でも部長が答弁させていただきましたように、16キロの海岸線のうち約7キロ、半分ぐらいですが、砂浜がよみがえった、あるいは磯浜がよみがえったと。これは本当に明石のすばらしい財産と考えておりまして、これを持続的に皆さんに安全で安心して使っていただけるような海のまちとしての、水上バイクの問題、最近降って沸いておりますが、これも30年、40年前から実はございまして、途中、話題が途切れていたのですが、改めて海岸で楽しんでいただける方が、本当に安全にできるような取組を今後もしっかりやっていくと。  先ほど課長が答弁しましたが、砂浜に異変がないかということですが、平成15年度に、今から18年前ですが、海岸安全モニターというのを設けまして、日頃の異変を本当にささいなことでもいいから通報してくださいと。海岸が国直轄から県のほうに移管されつつあります。まだ大蔵海岸とか、明石川の辺りは直轄のままなんですが、行く行くは、国が、言葉は悪いですが、完了したら管理をしていただけなくなると。そうなれば、兵庫県と明石市とで連携して、また地域の皆さんにもいろいろな通報を頂きながら取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  ほかにございますか。  松井副主査。 ○松井久美子副主査  2点お尋ねいたします。  主要施策の成果報告書227ページ、コミュニティ交通運行事業についてお聞きいたします。令和2年度の当初予算2億1,786万円に対して、決算額が2億483万1,000円で、約1,303万円の差額はコロナ禍におけるたこバスの利用者の減少と捉えていいでしょうか。運賃収入の減少と捉えてよろしいのでしょうか。 ○辰巳浩司主査  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  御質問頂きました、たこバスの運行補助金における予算と決算の差、約1,300万円の内訳でございます。先ほども御報告させていただきましたとおり、令和2年度につきましては、利用者数がコロナ禍前の令和元年度と比べまして、約77%まで落ち込んでいる状況でございます。あわせて、運賃収入につきましても、予算時に想定していた収入よりも約500万円減少しているという状況でございます。  一方で、このたびのコロナ禍によりまして、各交通事業者におきましては、たこバス以外の事業、路線バスであったり、観光バス事業といった部分の経営にも影響が及んでおりまして、昨年度につきましては、経費削減のために古くなった車両の更新を見合わせたことなどから、想定していた運行経費が約1,800万円削減されまして、補助金としましては、合わせて約1,300万円、予算に比べて決算額が低い結果となったところでございます。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  松井副主査。 ○松井久美子副主査  そうしましたら、車両の更新を見合わせたことで減少額が少なかったということですが、市民のために安全に運行するたこバスとして、車両の更新は必要ですが、この1年の遅れは大丈夫でしょうか。 ○辰巳浩司主査  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。
     ただいま質問がございました、たこバスの安全、車両の更新につきましてでございますが、たこバスの車両につきましては、路線が拡大されました平成19年から10年以上走行して、減価償却を終えたような車両もございます。それらの車両につきましては、今、維持修繕費用も発生しているところでございまして、既に更新の時期が来ているところですので、本年度予算につきましては、老朽化した車両を新しく買換えできるように、予算計上もしっかりしておりますので、これからも引き続き安全に運行できるように取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。 ○辰巳浩司主査  松井副主査。 ○松井久美子副主査  しっかりと今年度の予算に入れてくださっているということで、よろしくお願いしたいと思います。  私が一番心配しているのは、しっかりとした一定の予算を計上しなければ、先ほども出ていましたが、一昨年のように事業者の撤退を招きかねないということを一番心配しておりまして、今は市民にとって、たこバスは本当に移動手段としてなくてはならない存在で、安定したバス運行が不可欠です。コロナ禍における今後の安定した運行は大丈夫でしょうか。 ○辰巳浩司主査  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  御質問頂きました安定した運行につきましては、たこバスの安定した運行を目指しまして、昨年度につきましては、運行事業者の再公募を行いまして、運行経費につきましても、約10年前から人件費というのは非常に大きく増加しているということから、適切に見直しを図ったところでございます。  また、今後安定して運行できるように、事業者とは再公募での昨年度提示された価格で今後5年間は運行を維持するように協定も交わしまして、今後、心配することなく、安心して運行が維持できる体制を整えたところでございます。  ただ、今後は安定した運行だけでなくて、コロナの収束後のコロナ対応も見据えながら、利便性の向上であったりとか、利用促進を行って、まず利用者数の回復、運賃収入の増加も行いながら、補助金の圧縮に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○辰巳浩司主査  松井副主査。 ○松井久美子副主査  分かりました。コロナワクチンの接種も進んできましたので、外出者も多くなってくると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  もう1点最後にお伺いいたします。主要施策の成果報告書229ページですが、(仮称)17号池公園整備事業についてです。私は地元ですので、やはりスポーツ関係者の方々、そして地域の皆様からも大変期待が大きく、令和5年の完成が待ち望まれているところでございます。令和2年度の当初予算3億3,568万9,000円で、決算額が2億5,235万円で、8,333万9,000円の乖離がありますが、その理由をお聞かせください。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  (仮称)17号池公園整備事業につきましては、地元の魚住町の方をはじめ、多くの市民が待ち望んでいることは十分理解しております。令和2年度の決算といたしましては、令和元年度からの繰越明許費分が1億4,714万8,000円、現年度予算としまして9,412万円、加えて業務委託費などの1,108万2,000円を合わせて、2億5,235万円となっております。  令和2年度の当初予算と令和2年度との決算額との差が8,333万9,000円あるということの理由でございますが、工事の発注段階で、地元調整に時間を要したことで発注が遅れてしまい、一部を明許繰越ししたことと、工事発注時の設計額と落札額の差額を合わせて8,333万9,000円の開きになっております。 ○辰巳浩司主査  松井副主査。 ○松井久美子副主査  国へ陳情にも行かせていただきましたし、大きく国の予算も付けていただいたので、その辺の余裕があるのかと思っているところでございます。それで、事務事業点検シートの整備実績と予定から令和4年度の完成と理解していますが、現在の進捗状況と今後の整備予定はどのような状況なのか、お聞かせください。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  当該事業につきましては、令和元年に着手いたしまして、令和5年に完成する予定になっております。工事費につきましては、総額が10億円で、そのうちの50%に当たる5億円が国からの交付金となっております。事業の進捗状況につきましては、おかげさまで順調に進んでおります。  今後の予定でございますが、令和4年度には、管理事務所や便所といった建物関係の建築工事と、堤体を下りずにぐるっと1周できるような歩道橋の整備、そして、老若男女、障害の有無にかかわらず、誰もが遊ぶことができるインクルーシブな遊具を設置するみんな広場の整備を行う予定としております。何も問題がなければ、令和5年3月末に完成し、その後、芝生とか樹木の養生を行った上で、供用の開始をしたいと思っております。 ○辰巳浩司主査  松井副主査。 ○松井久美子副主査  分かりました。順調ということでほっとしております。  最後に地元の声として、渋滞する国道2号を安全に横断できるように信号機の設置等の期待があるのですが、駅と距離が近いので難しいのかなとは思うんですが、この辺、引き続き御要望はされているのでしょうか。そのあたりをお聞かせください。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  当該の御要望につきましては、我々も地元説明会などでお聞きしておりましたので、公園整備の設計段階において、国道2号の管理者である兵庫県や警察とも協議を実施しております。  兵庫県につきましては、将来国道2号を拡幅する計画はあるが、それがいつになるかということは分からない、全く決まっていないとのことでございました。また、警察は現状のまま整備すべきとの回答でございました。ただ、警察とはその後も令和2年度に協議を行いまして、担当者が変わったからか、南側に待機するスペースが取れるのであれば、絶対設置できないものではないという少し前向きな意見も頂いております。ただ、利用者数のデータも考慮して判断するとのことでございました。  したがいまして、まだまだハードルは高いと思いますが、緑化公園課としましては、供用開始した後も粘り強く協議を重ねていきたいと考えております。 ○辰巳浩司主査  ほかにございませんか。  ないようでございますので、質疑を終結します。  次に移ります。  議案第86号、令和2年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計歳入歳出決算を議題に供します。  それでは、議案の説明を求めます。  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  議案第86号、令和2年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計歳入歳出決算につきまして、御説明を申し上げます。  主要施策の成果報告書の270ページ、271ページをお開きください。  初めに、歳入について御説明申し上げます。  1款 事業収入、1項 使用料及び手数料、1目 使用料につきましては、一般墓地と合葬式墓地の使用料でございます。  次の2目 手数料につきましては、一般墓地の管理料と墓園使用許可証の書換え手数料等でございます。  2款、1項、1目 繰越金につきましては、前年度からの繰越金でございます。  3款 諸収入、1項、1目 雑入につきましては、関西電力の地中管路設置に係る行政財産使用料等でございます。  隣のページを御覧ください。  続きまして、歳出でございます。  1款 墓園事業費、1項 墓園維持管理費、1目 一般管理費につきましては、墓石等撤去業務委託、合葬式墓地記名板刻字等業務委託、記名板設置壁築造工事等に要した経費でございます。  2款 諸支出金、1項 諸費、1目 還付金につきましては、合葬式墓地使用中止による還付金でございます。  本会計の歳入決算額は3億7,722万4,000円、歳出決算額は7,280万6,000円、歳入歳出差引額は3億441万8,000円となっております。不用額につきましては、事項別明細書に記載しておりますので御確認ください。  以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○辰巳浩司主査  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  主要施策271ページに上がっている墓石等撤去業務委託、904万4,000円、これに該当するのかと思うのですが、無縁仏の数なんですが、継承者がいないということで、元年度は389人だったのが、2年度の決算は522人と大幅に増えているんですよね。事務事業点検シートでは1,243ページに書いてあるんですが、これはどういったことでしょうか。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  令和2年度の住所不明者と未承継者との合計が522人と、令和元年度から増えているということについてお答えいたします。緑化公園課では、以前から住所不明者や未承継者を減らすことに尽力しておるんですが、令和2年12月に全ての一般墓地の利用者約1万人を対象に、明石市石ヶ谷墓園一般墓地利用の手引きというものを送付したところ、約4%に当たる412件が宛先不明で戻ってきたため、一時的に増加してしまったものでございます。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  改めて確認し直したら増えたということですね。これも将来において非常に危惧している内容なんです。今、家族葬とか、墓じまいということはよく聞かれますよね。葬式も小さくなった。お墓も維持管理できないからしまってしまうとか、そういった社会の風潮として非常に取り沙汰されているのですが、そういった中で、無縁墓地の墓が増えていくということに対して、非常に危惧しているのですが、通常の管理運営、こういったことがないような手法というのはどういうことをされているんですか。利用者を確認したというのは分かります。それ以外で、よろしくお願いいたします。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  分科員おっしゃるように、この住所不明者が増えたり、未承継者が増えますと、いわゆる無縁墳墓というものにつながる可能性が非常に高いということで、今までも住所不明者に対しては、その情報を公用で請求し、住民票や戸籍謄本から移転先を調べ、住所の調査を行ってきております。また、使用者が死亡したということが判明した場合は、しかるべき承継者にきっちりと引き継ぐように手続を行っていただくよう働きかけております。  今後も、当然、同じような手法で住所不明者と未承継者を減らしていきたいと思うんですが、それに加えまして、一般墓地の使用の申込みをされる際、また承継手続を行う場合に、先ほど申し上げました明石市石ヶ谷墓園一般墓地利用の手引きという、本当に分かりやすい冊子を昨年度作りましたので、それを配付した上で、使用者が亡くなったり、引っ越しをされる場合については、必ず市のほうに届出をしていただくように働きかけていくようにしたいと考えております。  以上でございます。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  今、説明があった内容に加えて、やはり現場です。ほったらかしで草ぼうぼうでとか、そういった現場のパトロールなども必要と思うんですが、いかがでしょうか。 ○辰巳浩司主査  門田都市整備室長兼緑化公園課長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  現在も現場事務所が墓園内にございまして、そこの職員が必ず毎日一度はパトロールしているところでございます。ただ、大変広い場所となっておりますので、見落とし等もあろうかと思いますので、今後、さらにパトロールを強化するようにしていきたいと考えております。 ○辰巳浩司主査  坂口分科員。 ○坂口光男分科員  時代の流れも踏まえて、こういった無縁墓が増えないように、ぜひ注意を払って管理運営に努めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○辰巳浩司主査  ほかにございませんか。  ないようでございますので、質疑を終結します。  以上で、建設企業分科会を閉会いたします。  どうもお疲れさまでございました。                           午後0時47分 閉会  以上は、本分科会の記録であることを証するため、押印する。                         建設企業分科会                         主 査  辰 巳 浩 司...