明石市議会 2021-10-05
令和 3年生活文化分科会(10月 5日)
令和 3年生活文化分科会(10月 5日)
生活文化分科会記録
令和3年10月5日(火)
於 大会議室
-----------------------------------
〇出席分科員(5人)
佐々木 敏 主 査 井 藤 圭 順 副主査
大 西 洋 紀 分科員 国 出 拓 志 分科員 三 好 宏 分科員
〇欠席分科員
竹 内 きよ子 分科員
〇出席説明員
和田副市長 前田市民生活局長兼豊かな海づくり部長
岩﨑市民協働・生活部長
上田緊急生活支援部長兼産業振興室長兼豊かな海づくり室長
石角環境部長
藤田農業委員会事務局長
ほか市民生活局の室長・次長・課長
〇議事
(1) 市民生活局(文化・スポーツ室、産業振興室、環境室)、農業委員会関係
議案(3件)
議案第82号 令和2年度明石市
一般会計歳入歳出決算のうち
分担区分表により分担された
歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・ 3
議案第83号 令和2年度明石市
葬祭事業特別会計歳入歳出決算・・・・・・29
議案第87号 令和2年度明石市
地方卸売市場事業特別会計歳入歳出
決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
(2) 市民生活局(市民生活室、市民協働推進室、あかし総合窓口・市民センター)
関係
議案(3件)
議案第82号 令和2年度明石市
一般会計歳入歳出決算のうち分担区
分表により分担された
歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
議案第84号 令和2年度明石市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出
決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
議案第89号 令和2年度明石市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳
出
決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
午前 9時58分 開会
○佐々木 敏主査 ただいまから生活文化分科会を開会いたします。
冒頭、竹内分科員より欠席の届出が出ておりますので、御報告させていただきます。
それでは、議事に入ります。
まず、市民生活局(文化・スポーツ室、産業振興室、環境室)並びに農業委員会関係の議案の審査を行います。
初めに、分科会の運営についてですが、分科会では、主査、副主査、分科員という呼び方となっておりますので、よろしくお願いいたします。
分科会では、説明、質疑のみで採決は行いません。質疑の際は成果報告書のページ番号を告げてからお願いいたします。細かい数値の確認や決算に関連しないことは別の機会にお願いいたします。
議案は、3件でございます。
まず、議案第82号、令和2年度明石市
一般会計歳入歳出決算のうち分担区分表により分担された歳入歳出決算を上程議題に供します。
それでは、順次説明をお願いいたします。
小林文化・スポーツ室長。
○小林文化・スポーツ室長兼
スポーツ振興担当課長 文化・スポーツ室長兼
スポーツ振興担当課長の小林でございます。
議案第82号、令和2年度明石市
一般会計歳入歳出決算のうち文化・スポーツ室、産業振興室、環境室、農業委員会所管の歳入を主要施策の成果報告書に基づき説明させていただきます。
まず、主要施策の成果報告書の112ページ、113ページをお開き願います。
14款 使用料及び手数料、1項 使用料、4目 農林水産業使用料は、説明欄に記載の溝渠や漁港使用料収入でございます。
114ページ、115ページをお願いいたします。
2項 手数料、3目 衛生手数料は、説明欄の上から1項目めの
狂犬病予防法関係手数料、その下の動物の愛護及び管理に関する法律関係手数料までと、説明欄の上から10項目めの
動物死体処理手数料から
産業廃棄物処理業許可申請等手数料まででございます。これらは飼い犬の登録や狂犬病予防に関する手数料、ごみやし尿の収集及び処理に要する手数料等で、市民や事業者などが廃棄物を
明石クリーンセンターへ搬入する際のごみ処理手数料や、し尿汲取手数料、あるいは
粗大ごみ収集手数料が主なものでございます。
116ページ、117ページをお願いします。
15款 国庫支出金、2項 国庫補助金、1目
総務費国庫補助金のうち、説明欄の上から7項目めと8項目めに記載の
特別定額給付金給付事業費補助金並びに
特別定額給付金給付事務費補助金は、
特別定額給付金給付事業に係る補助金でございます。
124ページ、125ページをお願いします。
4目
農林水産業費国庫補助金は、
海岸漂着物等地域対策推進事業に係る補助金でございます。
5目 商工費国庫補助金は、
住宅リフォーム助成に関する補助金でございます。説明欄2項目めの
個人番号カード利用環境整備費補助金は、個人番号カードの普及促進に係る補助金でございます。
130ページ、131ページをお願いします。
8目 教育費国庫補助金、説明欄の上から4項目めの社会教育費補助金のうち、1つめの
埋蔵文化財調査費補助金は、埋蔵文化財の発掘調査に係る調査費に対する国の補助金、3つめの
文化芸術振興費補助金は、
文化財保存活用地域計画の策定に係る補助金でございます。
132ページ、133ページをお願いいたします。
16款 県支出金、1項 県負担金、2目
農業水産業費県負担金は、農業委員会の運営に対する県負担金でございます。
138ページ、139ページをお願いします。
16款 県支出金、2項 県補助金、3目 衛生費県補助金のうち、説明欄の上から12項目の
環境行政費市町交付金は、県条例に基づく公害規制関係の各種の届出や、立入調査などの公害行政事務に関する県からの交付金でございます。
4目
農林水産業費県補助金の説明欄の
数量調整円滑化推進事業補助金から
沿岸漁業構造改善事業費補助金までは、国の
経営所得安定対策事務、ため池改修、
多面的機能支払交付金などの事業に対する補助金でございます。
5目 商工費県補助金は、
商店街商品券発行事業に対する補助金でございます。
8目 教育費県補助金、説明欄の上から6項目めの
埋蔵文化財調査費補助金は、埋蔵文化財の発掘調査に対する県の補助金でございます。
次の140ページ、141ページをお願いします。
3項 委託金、3目 衛生費委託金の説明欄の上から8項目めの大気汚染常時
監視網管理運営事務委託金は、大気汚染の常時監視事務に係る県からの委託金でございます。その下の産業廃棄物対策県移事務交付金は、
産業廃棄物対策業務のうち県条例の事務移譲に伴う県からの委託金でございます。
4目
農林水産業費委託金は、ハトやカラスの捕獲許可の事務など、鳥獣保護・被害対策県移譲事務交付金などでございます。
次の142ページ、143ページをお願いします。
18款、1項 寄附金、4目 衛生費寄附金のうち、説明欄の2項目めの
環境活動費寄附金は、レジ袋無料配布を取りやめて得られた収益金を
環境活動費寄附金へ寄附頂いたものでございます。
144ページ、145ページをお願いします。
21款 諸収入、3項 貸付金元利収入、1目
企業融資資金貸付金元金収入は、
中小企業融資対策事業に係る元金収入でございます。
7目
都市開発資金貸付金元金収入は、東仲ノ町地区市街地再開発ビルの保留床取得資金として
明石地域振興開発株式会社へ貸付けを行った資金の償還金でございます。
146ページ、147ページをお願いします。
4項、2目 雑入のうち、説明欄の上から10項目の
埋蔵文化財発掘調査受託金から
容器包装リサイクル拠出金までと、次の148ページ、149ページ、説明欄の上から1項目めの行政財産使用料と、その下の物品・図書販売収入は、文化・スポーツ室、環境室及び産業振興室が所管するそれぞれの収入でございます。
2目 雑入の収入未済額につきましては、市民会館食堂に係る滞納金6万4,000円でございます。滞納金につきましては、月々5,000円、年間6万円納付されております。
22款、1項 市債、1目 総務債のうち説明欄の上から5項目めの
市民会館施設整備事業債は、市民会館の屋上防水改修工事などに係る市債でございます。1つ飛びまして、
文化博物館施設整備事業債は、文化博物館の照明器具更新に係る市債でございます。
3目 衛生債のうち、清掃事業債として、
清掃車両購入事業債は、パッカー車及び粗大ごみダンプ車の購入、
ごみ処理施設整備事業債は、
焼却施設設備保全工事、
破砕選別施設設備保全工事などに係る市債が主なものでございます。
150ページ、151ページをお願いします。
4目 農林水産業債は、農業債と水産業債でございます。農業債として、公共事業等債は土地改良事業として、上池地区、清水新田地区、大道池地区、片淵池地区のため池整備に係る市債でございます。
農業用施設等整備事業債は、ため池、農地、農道等の整備に係る市債でございます。水産業債として、漁港管理事業債は、安全対策のための
林崎漁港照明塔施設の更新事業に係る市債でございます。
5目 商工債のうち、
勤労福祉会館施設設備事業債につきましては、
外壁タイル修繕工事に係る市債でございます。
中高年齢労働者福祉センター施設整備事業債は、屋上防水修繕工事に係る市債でございます。
以上が、文化・スポーツ室、産業振興室、環境室、農業委員会所管の歳入の内容でございます。
引き続きまして、文化・スポーツ室が所管する歳出につきまして、主要施策の成果報告書に基づき説明させていただきます。
168ページ、169ページをお願いいたします。
2款 総務費、1項 総務管理費、9目 文化振興・国際交流費は、文化芸術の振興及び国際交流の推進に要した経費であり、説明欄1項目めの文化行政推進事業は、文化行政の一般管理事務に要した経費でございます。次の文化芸術振興事業は、文化芸術の振興のために要した経費であり、主なものとしましては、
明石文化国際創生財団の運営に係る補助金、文化イベント事業などの委託料、
文化芸術関連公共施設の運営支援や市民交響楽団の運営に係る補助金などでございます。次の姉妹都市交流事業は、姉妹都市である米国バレホ市との交流事業、その下の友好都市交流事業は、友好都市である中国無錫市との交流事業、その次の国際交流事業は、市民の国際交流の推進などに要した経費でございます。
次に、170ページ、171ページをお願いします。
13目 文化博物館費は、文化博物館の運営に要した経費であり、説明欄1項目めの
文化博物館運営事業の主なものとしましては、指定管理者への指定管理料でございます。
文化博物館施設整備事業の主なものといたしましては、説明欄が次の172ページ、173ページに移りますが、照明器具更新工事などでございます。
14目 市民会館費は、市民会館、西部市民会館、市民ホール、中崎公会堂の運営に要した経費であり、説明欄1項目めの市民会館運営事業の主なものとしましては、指定管理者への指定管理料でございます。次の
市民会館施設整備事業の主なものとしましては、屋上防水修繕、
受変電設備更新工事などでございます。
246ページ、247ページをお願いします。
9款 教育費、7項 社会教育費、1目 社会教育総務費のうち、説明欄の上から4項目の文化財保護調査・啓発事業及び、次の248ページ、249ページの説明欄の上から1項目めの
埋蔵文化財発掘調査事業から、3項目めの市史編さん事業までは、文化財の保護調査などの経費であり、主なものとしましては、埋蔵文化財の発掘調査や
埋蔵文化財出土資料整理、市史の編さんなどでございます。
次に、250ページ、251ページをお願いします。
8項 保健体育費、1目 保健体育総務費のうち、説明欄2項目めの生涯スポーツ支援事業から4項目めの
スポーツ推進委員活動事業までが、文化・スポーツ室が所管するスポーツ推進に係る事業でございます。主な経費としましては、明石市スポーツ振興基金の積立金、各種大会やイベントの開催に係る委託料、明石市スポーツ推進委員に対する報酬でございます。
以上が、文化・スポーツ室所管の歳出の内容でございます。
○佐々木 敏主査 続いて、合田環境室長兼環境総務課長。
○合田環境室長兼環境総務課長 環境室長兼環境総務課長の合田でございます。
続きまして、環境室所管の歳出につきまして御説明申し上げます。
主要施策の成果報告書の200ページ、201ページをお開き願います。
4款 衛生費、1項 保健衛生費、1目 保健衛生総務費でございます。説明欄の一番下、
葬祭事業特別会計繰出金は、葬祭事業特別会計への繰出金でございます。
2目 予防費でございます。説明欄の1項目めの
狂犬病予防対策事業は、
狂犬病予防注射済証や犬の鑑札作成などに要した経費でございます。
次の202ページ、203ページをお開き願います。
4目 動物センター費でございます。本費目は、
あかし動物センターでの動物愛護に関する業務、動物取扱業者への監視指導、センターの維持管理、獣医師による出前講座などに要した経費でございます。
204ページ、205ページをお開き願います。
5目 環境衛生費でございます。本費目は地球環境対策、環境美化、ごみの減量化や
資源化対策のほか、環境保全対策などに要した経費でございます。
以下、主な事業について説明申し上げます。
説明欄の3項目めの
環境基本計画推進事業は、自然環境を保全し、次世代に引き継いでいくことを目的とした地球温暖化対策の実施、環境審議会の開催、市民協働による取組の推進などに要した経費でございます。次の環境美化推進事業は、市民の良好な生活環境を確保するため、
喫煙防止マナーアップの推進、ポイ捨てやふん害防止などの環境美化の意識啓発に向けた活動の施策推進に要した経費でございます。次の再資源化推進事業は、ごみの再資源化を促進するため、
再生資源集団回収団体への助成金などに要した経費でございます。次の
ごみ減量化推進事業は、ごみの減量化、資源化のため、地域の指導者として市民啓発に当たるごみ減量推進委員や協力員の研修会開催などに要した経費でございます。食用油・
小型家電リサイクル事業は、資源のリサイクルを目的として、市内の小学校、保育所や一般家庭などで生じた廃食用油の回収、また、ハイテク製品の製造に欠かせない希少金属の再生利用を図るため、使用済小型家電の回収に要した経費でございます。次の
産業廃棄物対策事業は、生活環境の保全及び向上を図るため、
産業廃棄物処理業者や排出業者への指導監督などに要した経費でございます。
6目 公害対策費でございます。本費目は、市民の良好な生活環境を確保するため、大気・水質の保全、騒音・振動の規制など、公害防止対策に要した経費でございます。以下、主な事業について御説明申し上げます。
説明欄の1項目めの大気保全・悪臭対策事業は、大気汚染や悪臭の発生源に対する規制や大気の常時監視などに要した経費でございます。次の水質保全対策事業は、河川などの水質の常時監視や事業所への規制などに要した経費でございます。
次に、2項 清掃費、1目 清掃総務費でございます。説明欄の2項目めの
清掃総務一般事務事業は、収集事業課や
明石クリーンセンターの事務執行一般に要する経費や事務所の維持管理に要した経費でございます。
2目 ごみ処理費でございます。本費目は、ごみの収集運搬や焼却施設、破砕選別施設、最終処分場の維持管理などに要した経費でございます。以下、主な事業について御説明申し上げます。
説明欄の1項目めのごみ収集運搬事業は、一般の家庭ごみやごみ出しが困難なひとり暮らしの高齢者などを戸別訪問してごみ収集を行うふれあい収集など、直営での収集運搬に要した経費でございます。次の
ごみ収集運搬委託事業は、一般の家庭ごみや自治会などによる一斉清掃で出される土砂などの収集運搬を民間事業者へ業務委託した経費でございます。
206ページ、207ページをお開き願います。
説明欄の上から2項目めの
粗大ごみ収集運搬事業は、市民から戸別に排出される粗大ごみの収集運搬に要した経費でございます。次の廃棄物処理事業は、廃棄物を適正に処理するため、最終処分場の維持管理に要した経費でございます。次の焼却施設運営事業は、焼却施設の適正な運転や維持管理、施設や設備の保全に要した経費でございます。4行空けまして、
廃棄物広域処理事業は、
大阪湾広域臨海環境整備センターのフェニックス計画に基づく焼却灰の処分に要した経費でございます。次の
破砕選別施設運営事業は、破砕選別施設の適正な運転や維持管理、施設や設備の保全に要した経費でございます。5行空けまして、
一般廃棄物処理施設整備基金積立金は、
一般廃棄物処理施設の整備を行う費用の一部とするため、
メガソーラー発電収入等を財源として基金を積立てしたものでございます。
3目 し尿処理費でございます。説明欄の1項目めの、し尿収集処理事業は、市内全域のし尿収集運搬を民間業者に業務委託した経費や、下水道でし尿を処理するのに要した経費でございます。次の
魚住清掃工場解体事業は、旧魚住清掃工場の解体に要した経費でございます。
以上が環境室所管の歳出の内容でございます。
○佐々木 敏主査 続いて、
上田緊急生活支援部長兼産業振興室長。
○
上田緊急生活支援部長兼産業振興室長兼豊かな海づくり室長 緊急生活支援部長兼産業振興室長兼豊かな海づくり室長の上田でございます。
引き続きまして、産業振興室、農業委員会所管の歳出につきまして、主要施策の成果報告書により御説明いたします。
174ページ、175ページをお願いいたします
2款 総務費、1項 総務管理費、18目
特別定額給付金給付費につきましては、特別定額給付金の給付金と給付に係る事務に要した経費でございます。
206ページ、207ページをお願いいたします。
5款 農林水産業費、1項 農業費、1目 農業委員会費につきましては、農業委員会の運営に要した経費でございます。
3目 農業振興費につきましては、農業振興に要した経費で、以下、主な事業について御説明申し上げます。
農業一般振興事業につきましては、環境保全型農業直接支援対策補助として、化学肥料等を低減し、環境に配慮した農業に取り組む農業者への補助金と、農業共済事業の県一本化に伴い、共済事業に関する財産を新組合に引き継いだものでございます。
水田農業振興対策事業につきましては、国の
経営所得安定対策事業に係る経費及び水田を活用したイベント等への助成金などでございます。
208ページ、209ページをお願いいたします。
4目 農地費につきましては、ため池など農業用施設の改修等に要した経費でございまして、以下、主な事業について御説明いたします。
農業用施設維持管理事業につきましては、水路、
ため池台帳管理システムの保守更新のほか、水路・農道の維持管理や農業の多面的機能の維持・発揮のために要した経費でございます。土地改良事業につきましては、
ため池ハザードマップ作成業務、西島上池地区の浚渫工事、岩岡水路橋の
耐震整備計画策定業務、
県営土地改良事業負担金などに要した経費でございます。
5目
農業構造改善事業費でございますが、
国営東播用水農業水利事業につきましては、
国営東播用水土地改良区への維持管理費、総合管理に伴う負担金が主な内容となっております。
2項 水産業費、2目 水産業振興費につきましては、漁業振興及び漁業経営支援など、水産振興に要した経費でございます。
210ページ、211ページをお願いいたします。
3目 漁港管理費につきましては、本市が管理する漁港の維持管理に要した経費でございます。
4目
沿岸漁業構造改善事業費につきましては、漁業支援のための漁場環境整備に要した経費でございます。
6款、1項 商工費、2目 商工業振興費につきましては、商工業振興に要した経費でございます。主な内容は、商工業振興事業の業務委託、
個人商店等緊急支援金事業、3割おトク商品券事業、
ウィズコロナ感染対策助成事業等に要した経費でございます。
212ページ、213ページをお願いいたします。
3目 勤労福祉会館費につきましては、勤労福祉会館の指定管理料と
外壁タイル修繕工事に要した経費でございます。
4目
中高年齢労働者福祉センター費につきましては、
中高年齢労働者福祉センターの指定管理料と屋上防水修繕工事に要した経費でございます。
飛びまして、254ページ、255ページをお願いいたします。
10款、1項 公債費、1目 元金のうち、255ページの説明欄の表の下2行目に記載しております
都市開発資金貸付金償還金は、東仲ノ町地区市街地再開発事業において国から借入れを行った
都市開発資金貸付金に係る国への償還金でございます。
以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○佐々木 敏主査 説明は終わりました。
御質疑、御意見がございましたらどうぞ。
大西分科員。
○大西洋紀分科員 それでは順次、質問させていただきます。
成果報告書の172ページの総務費、総務管理費、生涯学習費、事業名が生涯
学習センター運営事業なんですが、これにつきましては、旧の市立図書館のところ、建屋だと思うんですけども、先般、御遺体が発見されたというあまりよろしくないニュースがございましたけれども、その件は関係のない話でございますが、決算では、建屋の維持費として
委託費プラスアルファで350万円ほど使われているということで、
事務事業点検シートも拝見したんですけども、ふるさと図書館が令和2年3月末をもって閉館をしたと。一時、ちょっと変わった形の使い方をされていたんですけども。目的は、この建屋の耐震性等も絡んで老朽化も激しいと。それでもって、建物の維持管理をするための予算を使われたと。
また、今年度も当初予算で維持管理費ということで計上されているんですけども、ちょっと細かい話を聞くんですけど、一定の目的を果たして、図書館も明石駅前に移ったと。その中で、この建屋そのものは将来的にどうすると考えているのか。老朽化もあるので、なくしていく方向なのか、その辺、お答えいただけますか。
○佐々木 敏主査
寺田文化振興担当課長。
○
寺田文化振興担当課長 文化振興担当課長の寺田でございます。
今回の旧の図書館で発生いたしました事案に関しまして、議員の皆様をはじめ、関係各所の方々には大変御迷惑、御心配をおかけいたしました。誠に申し訳ございませんでした。
分科員お尋ねの件でございますが、旧の図書館につきましては、県立明石公園の敷地内に立地しております。その関係で都市公園の占用許可というものを兵庫県から受けておりまして、その期限が令和5年3月末日までとなっております。
その一方で、旧の図書館を解体して更地にして返還するということになった場合、約8億円が必要になるという試算が出ております。こういったことから、基本的には原状回復ということで、更地に戻して県に返還するのが本来の姿でありますが、8億円という多大な費用を要することから、現在の建物を活用した形で何かできないかということで内部で検討しております。よろしくお願いいたします。
○佐々木 敏主査 大西分科員。
○大西洋紀分科員 解体費用が8億円という数字でびっくりしたんですけど。
県との契約が令和5年3月末までというのが1つありますけれども、今のお話を聞くと、解体費用に8億円もの金額がかかるために、この建屋を別の目的で使えないかということを今、検討していると、これでよろしいですね。
そのために、毎年、毎年、維持管理費用を計上しているんですけど、現在検討されているということなんですが、閉めてから1年半たっているわけで、その辺り、何らかの見通しは出てきているんでしょうか。具体的に言いにくかったら、それはいいんですけど、その辺の方向性が何か見えてきているんでしょうか。
○佐々木 敏主査 岩﨑市民協働・生活部長。
○岩﨑市民協働・生活部長 市民協働・生活部長の岩﨑でございます。
今、課長から説明があった件に補足なんですけれども、当初から、図書館としての利用が済めば更地にして返すということになっておりますので、どういうふうに潰していくかということも併せて検討をしておりました。
今、県でも、公園をどのように活用していくかという計画も策定中でございまして、それによっては潰し方もいろいろあるんじゃないかといったこともありますので、そういったことも考えながら、どういうふうに潰すか、それと、さらに先ほど言いましたように、何か活用できるものがないかということを検討しております。
ただ、別にコロナだけというわけではございませんが、昨今のコロナ禍のこともございまして、実際には、話が止まっているというふうな状況でございます。
今回の事件、遺体が発見されたということもあって、きっちりと管理をしていくということは、こちらのほうでも十分認識しておりますので、改めて今後のことについても協議をしていきたいと思っております。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 大西分科員。
○大西洋紀分科員 今、部長から説明頂いたんですけど、いろいろなことを考えている。それはいいんですけど、そうしたら、実際、建屋は市の所有ですけども、底地を持っている県さんが市の考え、先ほど、県の考え方も少し触れられたかなと思うんですけども、先ほどの話では、令和5年3月末で何とかしてくださいよという書類があるんでしょうけど、これにこだわらず何かに使うとかいうことに、県は一定の理解を市に出されているんでしょうか。
○佐々木 敏主査 岩﨑市民協働・生活部長。
○岩﨑市民協働・生活部長 市民協働・生活部長の岩﨑でございます。
まだ、その辺の協議までには至っておりません。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 大西分科員。
○大西洋紀分科員 昨年はもう本当に、今も下火になっていると言いながらもコロナ等もあったので、本当に世の中もそうですし、職員さんもコロナ対策のほうに重きを置いていたというのはすごく理解はできるんですけども、大きな話ですので、ある程度の何か見えてきているのかなと思っているのですが、残すところもう1年半なんですけれども、この間に、実際のところ、県はどうしたい、市にどうしてほしいと、そこまではっきりは言われていないんですか。
例えば、市としてはお手上げなんですよと、その解体費用も絡んでですけど、そういった場合、県がそれを何かうまいこと使うとかいう考えは持っているのか、あるいは、もう早く片づけてしまってよとか、そういうふうなことははっきり言われているんでしょうか。
○佐々木 敏主査 岩﨑市民協働・生活部長。
○岩﨑市民協働・生活部長 市民協働・生活部長の岩﨑でございます。
県は当初より、現状に復して返してほしいというふうなことを言われております。その潰し方云々については、そういう話も出したことがあるんですけど、なかなか具体的には進んでおりません。県からも具体的にどういうふうにせえという話もまだ具体的には進んでおりません。
以上です。
○佐々木 敏主査 大西分科員。
○大西洋紀分科員 今の話をお聞きすると、県としては、もうほぼほぼ早く片づけてくださいよと。
事務事業点検シートにも書いてあるように、耐震性とか施設の老朽化の問題もある中で、何十年と使ったものを再利用するような余地はないというのが県の本音かなと。私もそうやろなと思うんですけれども、そうしたら、あと1年半の間に何とかせないかんのじゃないかなと思っているんですけど、その辺は副市長、いかがですか。
○佐々木 敏主査 和田副市長。
○和田副市長 副市長の和田でございます。
旧図書館については、これまでいろいろな変遷がありまして、例えば、新型コロナ以前ですと、待機児童がたくさん出るときに、あそこを保育所で貸してくださいというようなことも県に申入れをしたことがございます。県からは、ちょっとそこではということで、公園の違う場所を、こちらではいいですよとか、そのような交渉もしてきたという経過がございます。
その後、県が公園のリノベーション計画をつくるということで、一時期、新聞に載りましたけど、ドームといいますか、大きな集客施設を造るとか、陸上競技場を拡大するとか、いろいろな話の中で旧図書館の場所をどうするのかということを、まず、そのリノベーション計画に基づいてどう使うんですかということをお聞きしたいということで、去年、お話しさせてもらいました。
例えば、そこを何も使わへんということであれば、8億円というのは多額のお金なんですけど、建物の下にくいが入っていまして、そのくいを抜くか抜かないかで大分違ってくるんですよね。その跡地利用によっては、くいをそのまま置いておく可能性もありますし、新たにあそこを、例えば、集客施設に併せて造るということであればそれも抜かなあかんとか、そういう話があって、リノベーション計画をしっかりと示していただけたら、それによって解体の仕方も違ってくるやろうというのが話として1つありました。
保育所の話を先ほどさせていただきましたけども、ただ単に潰すと国からの補助が全然ないんですけども、新たな公共施設としてやり直すとなりますと、いろいろな補助メニューがございまして、大分、解体費用が助かるものですから、保育所とか他の公共施設への転用ということも検討してきたところでございます。
そうした中でコロナ禍になりまして、今でも職員が少ないんですけども、1年半ほど前から本当に担当の職員1人だけで孤軍奮闘という形で、なかなか次の計画も進まない状況で、県もそのリノベーション計画が、知事選もありましたけども、今後どういう形になっていくかというのもまだお示しいただいていませんので、今、困ったなというのが現状でございます。
ただ、図書館としての占用許可ですので、図書館がなければ返してくださいよということを県からは言われておりますので、その辺につきましては、今後、県との協議を進めていかないといけないという状況でございます。
以上です。
○佐々木 敏主査 大西分科員。
○大西洋紀分科員 過去からの流れも含めてお教えいただいたんですけど、副市長がおっしゃっていた他の公共施設を云々というのは、県としてという意味ですか、それとも市としてという意味ですか。そこはどっちかなと思ったんですけども。
○佐々木 敏主査 和田副市長。
○和田副市長 副市長の和田でございます。
当然、市が建て替えると当たるんですけども、それが例えば、県が新たな公共施設を建てるためには、これは潰さなあかんという必然性が出てくれば、そのメニューは大丈夫だろうというふうな東播磨県民局との事務方での打合せはさせてもらったことがありますけど、それをお墨つきといいますか、国に照会をかけているという段階にはまだ至っておりません。
以上です。
○佐々木 敏主査 大西分科員。
○大西洋紀分科員 前向きな話も可能性が残っているというようには聞こえるんですけど、ただ、最終的に当初の予定どおりということになれば、あと1年半の期限だということになるので、逆に今、県がいろいろリノベーション計画も含めて考えているというのであれば、私、素人なので分かりませんが、例えば、解体の方向に決まったとしても、すぐにできるもんじゃないだろうし、もちろん予算付けもあるだろうし、その辺を本当に、コロナのときなので、全てコロナで立ち後れているというのはよく分かるんですけども、やはり早々に解決すべき問題ではないかなと思っているんです。
ですから、県もコロナで大変だということでもあるでしょうけれども、せんだっての事故は、たまたまそこでということになったので、それは直接関係ないにしても、市にしても特に目的がないのであれば、もう早々に。それとも何かプランがあるのであればいいんですけど、まずは優先権というか、県の底地ですから市がどうのこうのというのは、まずあり得ないかなと思っています。そんな中で、残すところ1年半ですから、もしその辺の先ほどのプランみたいなものが出てくるようであれば、県のほうに早く出してもらえばいいやろうし、駄目であれば、市として解体の方向へ予算付けをしていかなければならないんじゃないかなと、このように思うんですが、いかがですか。
○佐々木 敏主査 和田副市長。
○和田副市長 副市長の和田でございます。
分科員おっしゃるとおりでございまして、我々としても県のリノベーション計画を見ながらやりたいということでやっていましたけども、県もそれがなかなか進んでいないと。それと明石もコロナの関係で進んでいないということで、令和5年3月に明け渡しをするといったときの状況から言いますと、大分状況が変わってきていますので、それについては、しっかりと市としても県に御説明させていただいて、今後、どういう形でその跡地をどうするかというのは、県とも早急に詰めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○佐々木 敏主査 大西分科員。
○大西洋紀分科員 御理解頂いたようなので、できるだけ早急に決着をつけるようにお願いしたいと思います。
続きまして、成果報告書の250ページなんですが、教育費、保健体育費、保健体育総務費、事業名は生涯スポーツ支援事業です。そのうちの、学生だけじゃないとは思うんですけども、学生・生徒が全国であったり近畿であったり大きな大会に行くようなときに、激励金というものをお出しいただいているらしいのですが、去年は、それこそ先ほどの話じゃないですけども、コロナ等もあってそういう学生さんたちの大会も本当に少なくて、ほぼほぼ出す機会もなかったのかなと思うのですが。
これは前から体育協会の、協会ということではないんですけど、優秀な成績を残した学生の保護者の皆さん、あるいはその監督、コーチ等からもよく聞いていたんですけれども、細かいのはいいんですけど、激励金の金額について皆さんが口々に言うのは、近隣他都市と比べてなんで明石はこんなに少ないんやと。お金でどうこうということじゃないんですけども、結局、大きな大会に行くと、地方の都市へ行ったりとか、東京等の関東のほうへ行ったりとかというのが多いので、激励金イコール保護者というか、監督、コーチ等も同じ思いなんですけど、結局は激励金イコールそこへ行く交通費というのが実態だと思うんですね。
昨年度は92名の方に出していただいているらしいんですけど、思いとしては、この金額のもう少しアップということで、近隣他都市と横並びになるくらいの頑張りをしてもらえないかなというようなことをよく聞かれるんですけども。今、急に言って、その数字が出るのかどうか、数字を聞くのが目的じゃないんですけども、その辺の考え方はいかがなもんかなと思っています。
○佐々木 敏主査 小林文化・スポーツ室長兼
スポーツ振興担当課長。
○小林文化・スポーツ室長兼
スポーツ振興担当課長 小林文化・スポーツ室長兼
スポーツ振興担当課長の小林でございます。
分科員お尋ねの明石市文化・スポーツ振興激励金の件でございますが、おっしゃるとおり、昨年度につきましては、オリンピックが延期されるというようなこともございまして、スポーツ関係、文化関係もそうでございますけれども、様々なイベントが中止または延期となったと。当然、インターハイや全国中学校体育大会、あとは国民体育大会等も中止になった中で、これだけと言ったら言い方が悪いですけども、何とか全国大会等に行ったメンバーがいらっしゃったということに関しましては、明石においてはスポーツの競技意欲につきましては、まだ生きているんだなというふうに思っております。
金額の件につきましては、過去においても御質問を受けたことがあるんですけれども、めちゃめちゃ少ないというイメージではないんですね。ただ、明石におきましては、逆に言うと、県大会に参加する当たっても激励金を支出させていただいていると。
ただ、過去において、平成初頭の頃でございましたら、確かに明石市スポーツ文化振興基金というものがございまして、そのときには、激励金というよりも助成金というような名目で出させていただいておりまして、職員の往復旅費の約3分の1、例えば、北海道でしたら2万6,000円ほどという金額を出させていただいたときもございました。
しかしながら、そのときは任意の団体で運営していたというところでございまして、文化・スポーツ室が発足した平成24年度からこの形を取らせてもらっておりますけれども、設定させていただく際は、実際、このような激励金制度をしているところと比較をさせてもらって設定させてもらったという経緯がございますので、今、御指摘頂いた点に関しましては、時代も変わっているかもしれませんので、また内容は見させていただきたいなと思います。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 大西分科員。
○大西洋紀分科員 今、御説明頂きましたように、過去と同じようにとは申しませんけれども、本当にもう今、全てにおいて、物価も上がっておりますし、できる限りスポーツだけじゃなくて文化でも大会があって、東京とかに行く場合も多いかと思うんですけど、できたら、頑張った人にはそれなりにというような、そういう声が聞こえるような制度を確立していただきたいなと思います。
ちょっと分からないんですけど、令和3年度の予定が800名で250万円の予算を組んでいるんですけど、これは単純に割ると3,000円くらいなんですね。3,000円が高いか安いかという議論をするつもりはないんですけれども、できたら、それだけ頑張っているスポーツ、文化を含めてですけれども、できたら何かもうちょっと、明石は頑張ればこういうようなこともあるんやでと思われるような、特にこれは子供たちのこと、成人も含めるのかな、成人にもありますよね。とにかく、そういう分野でいろいろな形で頑張っている方に、全額実費とまでは申しませんけれども、頑張り甲斐のあるような予算組みをしていただきたいなと思います。
以上です。
○佐々木 敏主査 それでは、ほかにございませんか。
国出分科員。
○国出拓志分科員 私から、1点の確認でございます。
成果報告書は209ページになります。
事務事業点検シートは425ページです。
農林水産業費、水産業費の水産業振興費ということで、特にタコの保護ということに関する話なんですけれども、この件に関しましては、もう既に本会議とか総務分科会でも種々、議論をされてきておりますので、確認ということで、現場サイドとしてどういう状態なのかなというのを知っておきたいと思うんですけれども。
成果報告書の209ページでは、栽培漁業推進事業の中のその他経費として180万1,000円となっているんですけど、
事務事業点検シートを見ますと、これがすなわち産卵用のタコつぼ購入費が同額の180万1,000円という形になっておりますので、この費用なのかなとは思うんですが、基本的にこれも繰り返しになるんですけれども、本来的には明石のふるさと納税に関する応援プランという形で寄附金で賄うという形になっているかと思うんですね。
今さらでございますが、この明石ダコの保護に関しましては、令和2年度については1,360件の寄附がございました。金額としては3,177万円ほどの寄附があったわけでございます。
箕作財務部長の本会議答弁によりますと、これは代表的なものに充てるというようなことであったんですが、ただ、これも繰り返しになりますが、ホームページ等も確認しましたが、一切そういうコメントはありません。ホームページを見る限りは、あくまでも明石ダコの保護のために使うというイメージしかありませんし、そういう部分で、寄附された方も近年まれにみるような不漁というのを皆さん御承知のとおりでございますが、そういったことを含めて寄附されたんやろうなと思うわけでございます。
しかしながら、この資料から拝見しますと、ぱっと見には使い道は180万円のタコつぼ購入費しかないのかなと、こういうイメージしかないわけです。そうすると、残りの3,000万円は一体どこに行ったのかなと。栽培漁業推進事業に使っているという、その大枠で使っているということなのかもしれませんが、実際のところ、この3,177万円のうち、タコつぼ購入費の180万円は別として、事実上、このタコの保護に直結する費目、内容というのはどんなものがあるんですか。
○佐々木 敏主査 福井農水産課長。
○福井農水産課長 農水産課長の福井でございます。
ただいまの御質問につきまして、まず、ふるさと納税についての明石ダコの保護につきましては、今、分科員御指摘のように、1,360件で約3,177万円の御寄附を頂いているところでございます。その使途につきましては、本会議での答弁及び9月22日に開かれました総務常任委員会において報告がありましたとおり、水産一般振興事業や栽培漁業推進事業にふるさと納税が充てられております。これは、広く将来にわたって明石ダコをはじめとする水産資源を享受できるように、ふるさと納税を水産一般振興事業などにも活用されたものというふうに理解をしております。
直接的に使われたものにつきましては、タコつぼ購入費180万円がございます。その他につきましては、例えば、直接とは言いにくいところもあるかもしれないですが、水産品を使った小中学校の料理教室なんかも行っております。その中では、明石の食文化を育んでいくというような意識の醸成なんかも含めて、資源の大切さ、それらを守っていこうというような意識づけにも関連づけたような形で行っております。
確かに、おっしゃるように直接かかった部分と間接的にかかった部分というのが、そのうちの幾らがふるさと納税として活用されたかと、非常に分けにくく、ちょっとグレーになっている部分というのはございます。その点につきましては、来年度以降、もう少し予算の見える化も考えていきまして、関係部局とも協議調整させていただいて、寄附者の意向に沿ったような形でふるさと納税が使えるように協議しまして、使い方についても精査していきたいというふうに考えております。
○佐々木 敏主査 国出分科員。
○国出拓志分科員 結論的に言いますと、ほとんどこのタコの保護ということに関して言えば、なかなか見えてこない。むしろ、まさに大枠でそのお金が使われている的な感じがありまして、やはり寄附者の思いに立ったときに、我々があれだけ寄附しているのに何でこれだけ不漁になるんだと、これは多分誰しもお思いになると思うんですよ。
今、説明を求めましたけれども、かと言って決定的にタコを保護するための方策が取られているようにもなかなか見受けられません。もちろん、数年単位で見たときに、そういうお金の投下が結果を生むということだって、それはあると思うんですが、少なくともさっき答弁にもありました見える化というんですかね、やはり寄附した方がほんまに寄附してよかったなと、こう思えるような形というのがやはり絶対、必要だと思うんですね。この件に関しては、総務常任委員会において、ふるさと納税の使い方、使い道に関しては、きちっと説明する義務がやはりあるんじゃないかというようなこともやり取りがありましたけれども、まさにそのとおりだと思うんです。
1つ聞きたいんですけど、この予算に関しては、振り分けは当然、財務室から来ている話だと思うんですが、現場の声として、実際に予算要望じゃありませんが、現場の声というのは、事実上、吸い上げられているんですか。
○佐々木 敏主査 大久利豊かな海づくり室課長。
○大久利豊かな海づくり室課長 豊かな海づくり室課長の大久利でございます。
豊かな海づくりに関する部分が含まれますので、ちょっと農水産課長に補足して説明をさせていただきます。
まず、先ほどの真ダコの保護についての予算という部分では、
事務事業点検シートの433ページです。去年、新たに海洋ごみの処理と書いていますけれども、この部分につきましては、タコエギの処分ということで、漁業者さんと連携させていただきながら、タコのルアーを去年、1万6,000個回収しまして、それで海底の環境をよくして、タコの足がちぎれないようにするとか、タコが安心して住めるようなことを漁業組合の方と相談させていただきながらつけまして、この部分は、去年、新たに漁業者と豊かな海づくり大会を契機としての1つの取組であるというふうに言えると思います。
それと、先ほど、漁業関係者と相談しながらやっているのかというふうな御質問ですけども、毎年、予算をつける前には明石市漁業組合連合会の5人の組合長と相談させていただきながら、
事務事業点検シートにもありますような稚魚の放流であったりとか、あるいは漁礁を入れるであったりとか、豊かな海づくりに向けたため池のかいぼりとか、下水道の管理運転とかを含めて、しっかりと協議をさせていただきながら施策のほうに反映しているところでございます。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 国出分科員。
○国出拓志分科員 私がお聞きしてるのは、全体的な予算の話じゃなくて、このふるさと納税の3,000万円に対してどの程度、現場として声を上げておられるのか。こういう形で使いたい、こういうふうにしたいというのを、このふるさと納税に関する3,177万円のうち、どういった費目についてこのお金を使いたいんだという声が通っているのか通っていないのか、そこを聞きたいんです。
○佐々木 敏主査
上田緊急生活支援部長。
○
上田緊急生活支援部長兼産業振興室長兼豊かな海づくり室長 緊急生活支援部長の上田でございます。産業振興室長と豊かな海づくり室長も兼ねておりますので、私から御答弁したいと思います。
実際のところ、我々が予算編成をするときは、先ほど、大久利課長から説明したとおり、漁業者とも相談し、こういう施策を展開するべきだという考えのもとに予算を要望しております。まず、何をしなければいけないかというところを予算要望しております。
これに対して、財務室のほうから、今回、ふるさと納税でこれだけあるので、これを振り分けましょうということで振り分けていただいているということになりますので、順序的には、我々がふるさと納税がこれだけあるから、これはこういうふうに使いたいという話をしているのではなくて、本来、水産振興をするためにはこういう施策を積み重ねる必要があるという前提で予算要望しておりますので、これにタコの事業ということで割り振られたという順序になります。
ただ、分科員御指摘のとおり、本会議の答弁とか、そういう一連のこともありますし、今回、タコの不漁もあって、漁業者の皆様も、もうちょっとふるさと納税とのリンクは何とかならんのかというお声も頂いておりますので、再三、漁業者の方とお話もさせていただいておりますが、今回、この10月に予算要望していく来年度予算に関しましては、分科員御指摘のとおり、しっかりとふるさと納税で充てられる部分に関しては、我々のほうからもこういう使い方をしていこうということをしっかりと取り組んでいきたいと思います。
実際に、大久利課長からも説明がありましたとおり、この前、漁業者の皆さんと御相談して、来年度のふるさと納税に関しては、どういうことがいいと思いますかという相談もしております。その中では、タコの不漁を改善するために、施肥といいまして、肥料を直接、海に投入していこうというようなお話であったり、小さいタコは海に返すんですけども、それに関しては補償費をつけましょうというような話であったり、海底耕うんであったり、タコつぼの投入であったり、幾つか項目を示されておりますので、こういうことも来年度の予算要望にはしっかり盛り込んでいきたい。
分科員おっしゃるとおり、せっかく市に対してふるさと納税をしていただいているお金でありますので、大切に使わせていただきたいという考えでございます。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 国出分科員。
○国出拓志分科員 取りあえず、今、いろいろお話もありました。やはり具体にこういう形でしっかりとタコの保護をしていきますよというところの姿勢を、現場は現場としてお示しを頂く。具体のお話も、しっかりとそこに、ホームページもありますけれども、載せていただく。その上で、寄附者の皆さんの御理解を得ていただくというのが一番、やはり基本としては大事なのかなと思いますので、タコの保護につきましては、本当に市内外問わず全体的なこの地域の問題でもありますし、淡路も含めての大きな範囲の話かもしれませんが、ぜひとも、V字回復とまではいかんとは思いますけれども、少しずつでもこの保護をしっかりとしていただく中で、漁獲量も増していくような形で取り組んでいただきたい、このことを最後に意見として申し上げたいと思います。
以上です。
○佐々木 敏主査 ほかにございませんか。
井藤副主査。
○井藤圭順副主査 国出分科員がおっしゃった成果報告書の209ページ、
事務事業点検シートは425ページです。
先ほどからちょっと苦しい答弁が、大分、聞こえるんですけれども、うちの会派でもこの話になりまして、納税者の意向に沿った形でしっかりタコの保護に向けてやっていく。この話は本会議でもありました。私も理解をしておるつもりでございます。
しかし一方、予算執行権は市長にあるわけですから、ここに今、市長がいらっしゃらないので、副市長、ふるさと納税についての見解をお聞かせ願えますでしょうか。
○佐々木 敏主査 和田副市長。
○和田副市長 副市長の和田でございます。
ふるさと納税ですけれども、おっしゃるとおり寄附された方の意思をしっかりとくみ取って、それに合ったような支出をしていくというのは基本ですので、1つは、そういう考え方を持っております。
それから、ふるさと納税のところも表現を工夫して、例えば、一千何百万円頂いたのでその分タコつぼを入れると、そんなばかばかしいことはできないと思いますので、そこについては、単年度じゃなくて複数年度にまたがってやっていくとか、その辺の寄附していただく人の趣旨に沿って、間違いのないような形の表現とか使い方をしていきたいなというのが1つあります。
それともう一つは、これはもうタコも自然のものですので、不漁になるかどうかというのは分からない。不漁の原因もこれだということはなかなか分からない。その中にあって、先ほど部長が言いましたように、ふるさと納税ありきでするのではなくて、明石にとって、例えば、去年の予算のときには不漁なんて想定されていなかったわけですから、その時点で産卵用のタコつぼはこれくらいあればいいだろうとか、海底耕うんはこれくらいにしましょうとかいうような想定でやっていますので、ふるさと納税ありきでそういう想定をしていませんので、それはちょっと、その時点では難しかったと思います。
ただ、こういう形で不漁がはっきり分かってきましたので、これからはしっかりとふるさと納税の財源も使わせていただいたり、一般会計のほうからも入れていく中で、明石の宝、海の財産ですので、タコをしっかりと守っていく。育てていくためにはどうすべきだというのは、ふるさと納税という財源は別としましても、しっかりと明石で取り組んでいかなければならないという話ですので、ふるさと納税の工夫の仕方と、実際に我々が、例えば、水産漁をどうやっていくかという話とはリンクはしますけれども、それはきちっと水産業がどうあるべきかとタコの育成をどうすべきかというのは、しっかりとこれからも取り組んでまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 先ほど、いろいろと御答弁頂きましたので、しっかりとその予算化する部分とふるさと納税の部分もしっかりやっていただきたいなというふうに思います。
次に、先ほど、大西分科員からもありましたけれども、成果報告書の173ページの生涯
学習センター運営事業について、ちょっと答弁で分からなかったことがあるので、再度、質問させていただきます。
図書館じゃないと返却してくださいというふうに県からは申入れがあると、そういう約束であると。それが令和5年3月末であると。ただし、2017年8月から昨年度まであかしふるさと図書館としてお使いになっていたと。内容的には、市制施行100周年であったりとか、明石城築城400周年に向けた郷土資料館的な形で使われているというふうなところでありますけれども、別の目的で使用するということも考えているということは、建物自体の耐震性もなく、使用が難しいということで閉館をしているんですけど、これは耐震工事をして、違う目的で新たに使おうとしているものなのか、お聞きいたします。
○佐々木 敏主査 和田副市長。
○和田副市長 副市長の和田でございます。
占用許可については、図書館としての占用許可が出ていますので、当然、図書館がなければ占用許可が効力を失うというか、消えていきますので、異なる用途になりますと新たな占用許可を県に対して求めていくということになろうかと思います。
それと、耐震についてなんですけども、実際に始めるときに、一、二億円かなという算定をしておったんですが、その中で耐震化するよりも、機器も古くなっていまして更新せなあきませんので、その費用をかけるのであれば潰さないといけないなという話だったんですが、いざ蓋を開けて8億円も解体費が要るということになると、耐震補強で施設の改修をしたほうが安上がりになるん違うかなということもありますので、そこはトータルして今後、検討してまいりたいと思っております。
以上です。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 耐震化に1億円から2億円かかる一方、令和5年3月のお尻は決まっているわけですから、これは両方の予算化を、耐震工事をして別の形のものを造ってやっていくという計画も立てながら、解体して更地にする計画も両方立てておかないと、県がそんなんできませんよとなったら、予算化していないのに令和5年3月には更地にして返せませんよね。その辺りは、いかがでしょうか。
○佐々木 敏主査 和田副市長。
○和田副市長 副市長の和田でございます。
その辺りは県ともお話をさせていただいていまして、先ほど答弁させていただきましたように、そのときの状況と今とではコロナがあったりとか変わってきていまして、県もそういうリノベーション計画が進まないという状況もある中で、令和5年3月の解体を、一応、一旦はそういう形でお示ししていますけども、なかなか令和5年3月には難しいということで、それについては延長を、県には今、御相談させていただいているところです。
以上です。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 そうしますと、新たに契約が延長になりますと、年間の維持費であったりとか、県に賃借料を払っていないということなら、今後、その延長に向けて県と協議していくということなので、その辺りも含めてしっかりと県と協議して、連携を取ってやっていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
続いて、成果報告書の211ページ、
事務事業点検シート403ページの3割おトク商品券事業でございます。
昨年7月に、総額1億8,320万円の事業で、総販売冊数が11万2,500冊、流通総額が7億2,890万円とありますけれども、担当課としてどのような評価をされているのか、お聞かせ願えますでしょうか。
○佐々木 敏主査 田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
副主査からの質問による評価についてでございますが、発行総数については149万5,000枚、使用枚数が145万7,803枚ということで、98%の使用率、流通額は7億2,890万1,500円でした。
経済波及効果を考えますと、この流通額の3から5倍といわれていますので、経済波及効果は22億円から36億円と想定されます。このことから、この事業については、コロナ禍における落ち込んだ地域経済に非常に大きなよい影響を与えたと考えております。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 かなりの効果があるという御報告でした。今年度も既にキャッシュレス事業であったりとか、プレミアム付商品券の事業が既に予算化されています。
正直、今年のクーポン事業や去年行った事業も、結構急を要する作業だったと思うんですけども、これにつきましては十分に時間がございますので、しっかりと対応していただいて、実際にいろいろと市民から、結局、郵便局で長蛇の列ができてなかなか入れないとかというクレームも聞いていますので、そういったことが3割おトク商品券ではないとは思いますけれども、そういったことがないように、しっかりとやっていただきたいなというふうに思います。
引き続きまして、成果報告書の211ページ、
事務事業点検シートの371ページでございます。ブランド化事業についてです。
去年はコロナ禍ということで休止をしたということですけれども、現在取引しているシンガポール、マレーシア、ドバイといった3か国等でやっているようでございますけれども、今後の発展状況とかはどのようになっていますでしょうか。
○佐々木 敏主査 田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
副主査の御質問にありました輸出の件についてでございます。
概要を申し上げますと、平成27年度から、卸売市場を通じまして明石産の水産物の輸出に取り組んでおります。生鮮食料品であるため、対象は一般消費者ではなく飲食店としております。過去には、タイ王国で年間1,000万円の定期的な商流として実績がありましたが、昨年度、今年度は、共にコロナの影響により海外でも飲食店が休業しています。このことから、令和2年度からの輸出の実績はないところでございます。
しかしながら、昨年度、今年度共に、兵庫県の実施している輸出関連事業に参加しており、情報収集等を行っているところでございます。このことから、コロナ禍の回復後に向けての準備を今、しているところでございます。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 次年度から予算の中で委託料が増えてるということは、その兵庫県のものが入っているという理解でよろしいでしょうか。
○佐々木 敏主査 田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
この明石産品ブランド化事業の予算についてでございますが、
事務事業点検シートの371ページで委託料が令和2年度が280万円、令和3年度が380万円となっています。この100万円の増額については、今年度に豊かな海づくり大会のプレ大会が行われるということで、盛り上げる事業が何かできないかなというところで計上したものでございます。
現在、コロナの社会情勢を見て、今後、どのようなことを実施するかについては検討しているところでございます。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 豊かな海づくりも非常に大切な事業でございますので、その辺りもしっかりと行っていただきたいなと思います。
続きまして、成果報告書の169ページ、友好都市交流事業及び姉妹都市交流事業です。
友好都市に関しましては、昨年度、無錫市とマスクや防護服のやり取りをしたというふうになっていますけれども、この友好都市、姉妹都市の差といいますか、40年、50年と長いこと姉妹都市、友好都市をしているんですけれども、今後はどのような展開を考えられているのか、ちょっとお聞かせ願えますでしょうか。
○佐々木 敏主査
寺田文化振興担当課長。
○
寺田文化振興担当課長 文化振興担当課長の寺田でございます。
分科員御案内のとおり、本市の姉妹都市につきましては米国のカリフォルニア州バレホ市、友好都市につきましては中国江蘇省の無錫市ということで、2市と締結をしております。
昨年度につきましては、いずれの都市とも人的交流ができないということから、人の往来に関する事業は全て中止させていただいておりまして、決算に上げております費用につきましては、全て事務費ということになっております。
続きまして、次年度以降の活動についてでございますが、基本的には、既にバレホ市との対応につきましては、周年事業を中心に人の往来をするということにしておりまして、それ以外につきましては、おのおのが行う国際交流事業に関しまして、御協力できることがありましたら積極的に協力させていただくということでございます。
次に、中国無錫市でございますが、令和3年度が中国無錫市と明石市との友好都市交流締結の40周年でございました。本来でしたら締結をいたしました8月29日の前後に記念式等を開催いたしまして盛大にお祝いしたいところでございましたが、何分、昨年度から続いております新型コロナウイルスの影響もありまして、祝祭的な行事はいかがなものかということで中止させていただいております。中国無錫市から現在、提案を頂いておりますのが、10月に無錫市が友好都市交流会というものを開催するということで、無錫市が締結を行っておる世界の各都市を中国にお招きをしてということなんですが、これにつきましても、少し遅れる形でデルタ株の影響が中国に出てきておりますことから、開催そのものが非常に流動的になってきております。したがいまして、今年度の40周年の記念事業についても、結果といたしましてはそれほど事業という目立った形での成果は残せないのではないかと考えております。
無錫市との関係につきましては、現在、そういう形でございますので、来年度以降、どういうふうな形にもっていくかというところまでは協議はできていないというところが現状でございます。よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 コロナということで、なかなか難しい部分もあろうかと思います。ただ、無錫市は40周年、バレホ市も50年以上にわたってということなんですけども、新たに友好都市であったりとか姉妹都市提携というようなお考えはないんでしょうか。
○佐々木 敏主査
寺田文化振興担当課長。
○
寺田文化振興担当課長 文化振興担当課長の寺田でございます。
井藤副主査お尋ねの件でございますが、現在のところは、2市以外の都市と友好都市あるいは姉妹都市の提携を締結するという考え方は持ち合わせておりません。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 先ほど、質問したブランド化事業の対象の都市であったりとか、いろいろな都市がございますので、機会を見て、事業展開ができるようなところがあれば、また考えていただきたいなと思っておりますので、意見とさせていただきます。
最後に、成果報告書の205ページ、
事務事業点検シートの485ページ、並びに487ページのごみ収集運搬事業と
ごみ収集運搬委託事業についてでございます。
令和2年度は、市内東部及び西部の一部で民間委託料が約5億577万円という決算になっています。その中で、
事務事業点検シートの486ページの現状の課題、今後の事業展開方針等についてなんですけど、直営収集業務の将来の在り方を検討すると書かれております。民間と直営との役割についての方針をそろそろ明確にすることも必要なんじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○佐々木 敏主査 加納収集業務管理担当課長。
○加納収集業務管理担当課長 収集業務管理担当課長の加納でございます。
副主査の御質問の件ですが、ごみ収集運搬業務につきましては、現在、退職者不補充として民間委託を順次、推進しているところでございます。
一方で、先ほど御指摘のありましたとおり、当面の間、現行の直営業務は存続しながら、将来的には作業中心から関連する事務関係の処理も業務に含めるなど、労使協議も尊重しつつ直営業務の再構築を進めているところでもあります。
このたびのコロナの件でもそうなんですが、ごみ収集は生活に欠かせない業務でありまして、また、災害時にごみ収集を迅速に行う必要があることや、ほかの市の応援を行うこと、あるいは委託業者の方の不測の事態などに対応するために、一定数は直営によるごみ収集も維持すべきとの考えもありますので、今後、関係部署とも協議しつつ、研究してまいりたいと思っております。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 ほかに御質疑、御意見ございませんか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
次に、議案第83号、令和2年度明石市葬祭事業特別会計歳入歳出決算を上程議題に供します。
説明をお願いいたします。
合田環境室長兼環境総務課長。
○合田環境室長兼環境総務課長 環境室長兼環境総務課長の合田でございます。
議案第83号、令和2年度明石市葬祭事業特別会計歳入歳出決算につきまして御説明申し上げます。
主要施策の成果報告書の258ページをお開き願います。
歳入でございます。
1款 事業収入、1項 葬祭事業収入、1目 火葬収入は、主に火葬場の使用料収入でございます。
2目 葬祭収入は、主に葬祭式場の使用料収入でございます。
なお、1款 事業収入の収入未済額は生活困窮による未納の者で、約68万5,000円でございます。
2款、1項 繰入金、1目 一般会計繰入金は、一般会計からの繰入金でございます。
3款 諸収入、1項、1目 雑入は、飲料水等の自動販売機などの行政財産の使用料収入などでございます。
次に、259ページを御参照願います。
歳出でございます。
1款、1項 葬祭事業費、1目 総務費は、あかし斎場旅立ちの丘の管理運営に要した経費で、主に指定管理料でございます。令和2年度よりあかし斎場旅立ちの丘に指定管理者制度を導入しましたので、昨年度決算まで葬祭費、火葬場費として計上しておりました式場及び火葬場の運営事業経費は、一括して指定管理料に含んで計上をいたしております。
次に、2款、1項 公債費、1目 元金は、長期債元金償還金でございます。
2目 利子は、長期債利子でございます。
なお、歳入に係る収入未済額及び歳出に係る流用、不用額等につきましては、歳入歳出決算事項別明細書に記載をしております。
以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○佐々木 敏主査 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
次に移ります。
続きまして、議案第87号、令和2年度明石市
地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算を上程議題に供します。
説明をお願いいたします。
田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
議案第87号、令和2年度明石市
地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算につきまして、主要施策の成果報告書に基づき御説明いたします。
272ページを御覧ください。
歳入でございます。
2款 財産収入、1項 財産運用収入、1目 財産貸付収入につきましては、卸売市場用地の土地貸付料でございます。
3款、1項 繰入金、1目 一般会計繰入金につきましては、総務省通達の基準に基づく、一般会計からの繰入金でございます。
4款 諸収入、1項、1目 雑入でございますが、指定管理者公債費負担金につきましては、指定管理者の負担分でございます。
5款、1項 市債、1目 市場事業債につきましては、市場棟防火戸等改修工事とブロック塀修繕に係る市債でございます。
273ページを御覧ください。
歳出でございます。
1款、1項 市場事業費、1目 市場管理費につきましては、市場管理に関する経費でございます。説明欄の市場施設維持管理事業につきましては、指定管理料と市場棟防火戸等改修工事とブロック塀修繕に要した経費でございます。
2款、1項 公債費、1目 元金、及び2目 利子は、起債の償還に要した元金と利子でございます。
なお、歳入に係る収入未済額と歳出に係る不用額につきましては、歳入歳出決算事項別明細書に記載のとおりです。
以上で、明石市地方卸売市場事業特別会計の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○佐々木 敏主査 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
井藤副主査。
○井藤圭順副主査 成果報告書の273ページ、
事務事業点検シートの389ページでございます。
令和2年度に、ブロック塀の修繕に600万円、防火戸等の改修に968万円と出ています。年々、応急的な修繕が発生していると思いますが、現状はどういった形でしょうか。
○佐々木 敏主査 田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
副主査御質問の市場の施設の動向でございます。
まず、ブロック塀の修繕については、平成30年6月18日に発生した大阪北部地震で登校中の小学生がブロック塀の倒壊により亡くなったことから、本市でブロック塀について調査が行われました。卸売市場の塀の一部に該当するものがあったため、修繕を実施したところでございます。
防火戸ほか改修工事につきましては、平成25年度に消防による査察の際に、防火戸の不具合が指摘されました。単年度で全てを更新するためには多額の費用がかかるため、複数年度にわたり計画的に実施し、昨年度で更新が終了したところでございます。
御指摘のとおり施設の老朽化については非常に進んでいるところでございまして、昭和52年の開場以来、45年が経過しているところでございます。平成25年度には電気設備の改修工事を行いましたが、市場裏にある建築物の大規模修繕等については実施をしていないところでございます。
現在、卸売市場の再整備については議論がされているところでございまして、流通機能の向上など、単なる整備にとどまることなく、地域経済に効果的・効率的な再整備の方法について検討をしているところでございます。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 おっしゃるように
事務事業点検シートの指標で表せない評価のところにも、施設の老朽化が激しく修繕・改修・更新が必要な設備が多くなり対処に苦慮をしている状況であって、応急的な修繕を実施していくと書いていますけれども、先ほど御答弁ありましたように、明確な計画を再整備に向けてやっていくべきじゃないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。意見とします。
以上です。
○佐々木 敏主査 ほかにございませんか。
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
ここで、理事者入替えのため、暫時休憩をいたします。
再開は、午後0時40分といたします。
午前11時35分 休憩
―――――――――――――
午後 0時38分 再開
○佐々木 敏主査 それでは、生活文化分科会を再開いたします。
まず、分科会の運営についてですが、分科会では主査、副主査、分科員という呼び方となっておりますので、よろしくお願いいたします。
市民生活局(市民生活室、市民協働推進室、あかし総合窓口・市民センター)関係の議案の審査を行います。
分科会では説明、質疑のみで採決は行いません。質疑の際は、成果報告書のページ番号を告げてからお願いをいたします。細かい数値の確認、決算に関連しないことは別の機会にお願いいたします。
議案は3件でございます。
まず、議案第82号、令和2年度明石市
一般会計歳入歳出決算のうち分担区分表により分担された歳入歳出決算を上程議題に供します。
それでは、説明をお願いいたします。
堂上市民協働推進室長。
○堂上市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長 市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長の堂上でございます。
議案第82号、令和2年度明石市
一般会計歳入歳出決算で、本分科会に分担された事項のうち、市民生活室、市民協働推進室、あかし総合窓口・市民センターが所管する事項を一括して御説明申し上げます。
まず、歳入でございます。
主要施策の成果報告書の110ページ、111ページを御参照願います。
14款 使用料及び手数料、1項 使用料、1目 総務使用料の説明欄2行目、市民センター使用料から、2目 民生使用料の説明欄1行目、厚生館使用料までは、各施設の会議室等使用料でございます。
112、113ページをお願いいたします。
2項 手数料、1目 総務手数料の説明欄3行目、戸籍手数料から通知カード・個人番号カード手数料は、証明発行等に係る手数料でございます。
114、115ページをお願いいたします。
15款 国庫支出金、1項 国庫負担金、1目 民生費国庫負担金の説明欄2行目、国民健康保険基盤安定負担金は、保険料軽減に係る保険者支援のための国の負担金でございます。
116、117ページをお願いいたします。
2項 国庫補助金、1目
総務費国庫補助金、説明欄1行目及び2行目は、個人番号カード交付に係る国の補助金でございます。3行目、社会保障・税番号制度システム整備費補助金は、国外転出者によるマイナンバーカード等の利用に係るシステム改修のための国の補助金でございます。
122、123ページをお願いいたします。
2目 民生費国庫補助金の厚生館運営事業費補助金は、厚生館の運営管理に係る国からの補助金でございます。
132、133ページをお願いいたします。
3項 委託金、1目 総務費委託金の説明欄1行目、中長期在留者住居地届出等事務委託金は、外国人住民に係る住所異動届等の事務に関する国からの委託金でございます。
16款 県支出金、1項 県負担金、1目 民生費県負担金の説明欄1行目、国民健康保険基盤安定負担金及び後期高齢者医療保険基盤安定負担金は、保険料軽減に係る保険者支援のための県の負担金でございます。
2項 県補助金、1目 総務費県補助金の説明欄3行目、地域女性活躍推進交付金は、女性活躍推進の取組に対する県の補助金でございます。
134、135ページをお願いいたします。
2目 民生費県補助金の説明欄、人権啓発事業補助金から高齢重度障害者医療費補助金までは各事業に対する県の補助金でございます。
140、141ページをお願いいたします。
3項 委託金、2目 民生費委託金の説明欄2行目の人権啓発活動委託金は、人権意識の普及啓発活動事業に対する県の委託金でございます。
142、143ページをお願いいたします。
18款、1項 寄附金、3目 民生費寄附金の説明欄、厚生館管理運営事業費寄附金は、厚生館のエアコン改修に対する財産区からの寄附金でございます。
144、145ページをお願いいたします。
21款 諸収入、3項 貸付金元利収入、6目 住宅資金貸付金元利収入は、住宅資金貸付に係る元金の返還及び利子収入でございます。当該返還金の不納欠損額は、消滅時効等により債権放棄を行ったことによるもので金額は約3,035万円でございます。また、収入未済額は、生活困窮等によるもので金額は約8,243万円となっております。
146、147ページをお願いいたします。
4項、2目 雑入の説明欄7行目、高齢重度障害者医療費広域連合給付調整金及び次の広域連合療養給付費負担金精算金は、後期高齢者医療広域連合からの医療費助成の負担分及び療養給付費の精算金でございます。次のコミュニティ助成事業助成金は、自治会などコミュニティ組織の施設整備等に対する一般財団法人自治総合センターからの助成金でございます。
148、149ページをお願いいたします。
22款、1項 市債、1目 総務費、説明欄9行目、生涯学習センター施設整備事業債は、生涯学習センター9階子午線ホールの空調設備更新に係るものでございます。
続きまして、歳出でございます。
168、169ページをお願いいたします。
2款 総務費、1項 総務管理費、10目 コミュニティ費の主なものについて説明をさせていただきます。
コミュニティ活動推進事業は、自治会への広報文書、回覧の委託や集会施設などの整備補助、自主防災活動の支援などに係る経費でございます。協働のまちづくり推進事業は、各校区のまちづくり組織の活動支援や各種補助金に係る経費でございます。
170、171ページをお願いいたします。
コミセン施設整備事業は、改修などコミセンの施設整備に係る経費でございます。そのほかは記載のとおりでございます。
11目 男女共同参画・生活対策費の説明欄6行目、男女共同参画推進事業は、女性活躍推進に係る啓発事業などに要した経費で、女性のための相談事業は、主にDV対策などに係る経費でございます。
12目 市民センター費の説明欄3行目から7行目までは、江井島、高丘のサービスコーナー、それと3市民センター及びあかし総合窓口の管理運営費でございます。明石駅前公共施設維持管理事業は、パピオスあかし管理組合法人へ支払うビルの管理費等でございます。
172、173ページをお願いいたします。
15目 生涯学習費、説明欄の生涯
学習センター運営事業は、生涯学習センター及び男女共同参画センターの指定管理料等でございます。次の生涯学習センター維持管理事業は、アスピア明石管理組合への負担金や修繕積立金などでございます。生涯学習推進事業は、中学校コミセンにおける各種講座などのソフト事業に要した経費でございます。
16目 あかねが丘学園費、説明欄のあかねが丘学園運営事業は、講師報酬など、学習カリキュラムの実施などに要した経費でございます。5行下のあかねが丘学園維持管理事業は、松が丘にありました旧あかねが丘学園建物の保全に要した経費でございます。
174、175ページをお願いいたします。
3項、1目 戸籍住民基本台帳費は、戸籍、住民票等に係る事務及び明舞、西明石のサービスコーナーの管理運営費等でございます。
178、179ページをお願いいたします。
3款 民生費、1項 社会福祉費、1目 社会福祉総務費、説明欄の国民健康保険事業特別会計繰出金は、保険料軽減のため特別会計への繰出金でございます。
2目 人権推進費でございます。説明欄3行目の人権推進運営事業は、啓発冊子の作成のほか、人権相談や人権擁護委員協議会の支援などに要した経費でございます。次の人権教育・啓発推進事業は、人権教育推進員の報酬や明石市人権教育研究協議会への補助金などでございます。次の平和啓発推進事業は、平和祈念式典などの啓発イベントや、平和啓発冊子の作成などに要した経費でございます。ほかは記載のとおりでございます。
184、185ページをお願いいたします。
7目 厚生館費、説明欄の厚生館管理運営事業は、7つの厚生館の運営経費でございます。
186、187ページをお願いいたします。
2項 老人福祉費、3目 老人医療費の各事業は、後期高齢者医療費の法定公費負担並びに高齢期移行者や高齢重度障害者への医療費助成に要する経費でございます。
説明は以上でございます。
なお、歳入に係る収入未済額、不納欠損額について、及び歳出に係る流用、予備費充当、不用額等については、歳入歳出決算事項別明細書、または令和2年度決算資料に詳細を記載しております。
以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○佐々木 敏主査 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見ございませんか。
井藤圭順副主査。
○井藤圭順副主査 成果報告書の169ページ、
事務事業点検シートは287ページのコミュニティ活動推進事業でございます。
事務事業点検シートによると、自治会の加入世帯数が令和元年、令和2年、令和3年見込みと、どんどん減っていくというような状況であります。その対策として、現状の課題・今後の事業展開方針等によると、自治会加入世帯数が伸び悩んでおり、効果的な解決策がなかなか見つからない状況であるというような記載がありますけれども、それに関しまして、他都市の先進事例等々あるとは思うんですけど、いま一度、その辺り積極的に取り組むべきだなというふうに思っているんですけど、見解はいかがでしょうか。
○佐々木 敏主査 堂上市民協働推進室長。
○堂上市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長 市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長の堂上でございます。
今、おっしゃったように、特に平成に入ってから自治会の加入率及び加入世帯が少し減ってきております。加入率自体は減っており、また、加入世帯自体は平成17年頃をピークに今、少しずつ減ってきているという状況でございます。
これまでにもビラを配ったり、自治会加入マニュアルを整備したり、住宅開発事業者なんかには開発段階からいろいろ御相談をさせていただいて、開発地ごとに自治会に加入していただきたいと、結成していただきたいというような働きかけ、マンションなんかも同じような形でさせていただいております。また、不動産会社、宅建事業者との協定を結びまして、宅建事業者のほうからも、開発にかからないような小さな引っ越し等々にもやっていただけるようにしております。あわせて、明石市役所の市民課の窓口でも、来庁された転入者にビラを配って、自治会はこんなことをやっていますよということで、ぜひ入って一緒にまちづくりをやってくださいと、まちの環境整備のために一緒に頑張ってくださいというようなこともお伝えしております。
しかしながら、やはり社会情勢といいますか、現在のライフスタイルがいろいろある中で、なかなか、どうしても入っていただけない方というのが一定数いらっしゃるということは事実でございます。
今、連合まちづくり協議会において自治会部会というものをつくっておりまして、その辺りともいろいろと相談もしながら、また、他都市の先進事例なんかも、今後、我々と一緒に考えていきながら、より効果的な方法をやっていきたいというふうには考えております。
一方で、全国的な傾向として、いろいろな取組を行っておりますけれども、例えば、加入率が一気に70、80、90%と、元の昭和の時代のように戻るということは考えにくいというふうにも考えております。地域での共助機能というものは、自治会の部分においては少し弱くなってきておりますけれども、まちづくり協議会を今、小学校区で整備等をさせていただいておりますので、その辺りでも補完していくと言うと言い方はあれですけれども、お互いに連携を取っていきながら、地域の共助機能を低下させないということはしていきたいと考えております。
以上です。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 いろいろ御説明、御見解頂きました。
確かに人間関係が希薄になる部分等々ありますけれども、このコロナ禍が終わりますと、いろいろな形で令和2年度はなかなか進まなかった部分、また、このコロナ禍の出口が見え出したら、自治会活動が活発になって、隣近所、その自治会の価値観であったりとかというのを上げていくチャンスになるんじゃないかなというふうには思っております。
先ほど、まちづくり協議会のお話が出ましたけれども、引き続き、同じく成果報告書の169ページ、
事務事業点検シートは291ページの協働のまちづくり推進事業において、コミュニティ創造協会に委託金として2,219万円ほどの委託料が出ておりますけれども、協会に委託することでどのような成果があったのか、お教えいただけますでしょうか。
○佐々木 敏主査 堂上市民協働推進室長。
○堂上市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長 市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長の堂上でございます。
一般財団法人明石コミュニティ創造協会は、明石で小学校区のまちづくりを、最初の県民交流広場事業が終わった後に出来上がった、平成24年頃から市と二人三脚で一緒にやってきている団体でございます。
基本的には、まちづくりに関わっていく中で、地域のほうで市と、例えば、地域との二元だけの関係というふうになりますと、なかなか向かい合って対立になったりとか、なかなか身動きが取れないというような関係もございます。そういうところで、市でもなく地域でもないというような第三者的な立場というところで、コミュニティ創造協会は入っていただいております。
具体的には、市の役割としては、コミュニティ・生涯学習課において、小学校区でまちづくりをこれからやっていくんだとか、自治会とも連携を取りながら小学校区でまちづくりをやっていきましょうというような啓発や、あと補助金であったりとか、全般的な相談事というようなところ、また、市の各部署との連絡調整というようなところを行っております。
コミュニティ創造協会は、地域のほうでもまちづくりで問題解決、課題解決に向けていろいろな話合いであったりとかいうことをやっております。市と地域の間に入って、その中での調整や話合いをまとめていく、もしくは、市民活動というような形でいろいろなNPOの活動の援助なんかもしておりますので、その辺りとのつなぎであったり、全国的ないろいろな情報提供というようなところ、あと専門的な知識を生かして地域へのアドバイスというようなところで役割分担をしております。
両者がばらばらにならないように、コミュニティ創造協会の支援担当と私ども、定期的な会合というものを持っておりまして、その中で、地域の現状などを情報共有しながら、二人三脚で進めているという状況でございます。
以上です。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 すごく進んでいる学校区もあれば、全然、進んでないところもある。重たい腰の学区もあるのは私も存じているところではございますので、全てが平等にざっと進むわけではないとは思うんですけれども、来年度に向けてもそういった第三者的な役割をしているコミュニティ創造協会を含めて、重い腰の自治会もありますので、その辺りもしっかりと進んでいくようにお願いしたいなと思っていますので、意見として申し上げます。
続きまして、成果報告書の175ページ、
事務事業点検シートの209ページの住民基本台帳事務事業について、御質問させていただきます。
見ますところ、令和2年度の当初予算から決算にかけて事業費が倍ほどになっておりますけれども、これはマイナンバーカードの発行率が上がったということでよろしいでしょうか。
○佐々木 敏主査 滝澤マイナンバー担当課長。
○滝澤マイナンバー担当課長 マイナンバー担当課長の滝澤でございます。
8月末のマイナンバーの普及率でございますが、約35%と伸びてまいりまして、年ごとの発行枚数でいいましたら10万枚を超えたという状況なんですけども、初年度の平成27年12月にマイナンバーが付番されまして、平成28年度からカード交付が本格化したところでございますが、年々、発行枚数が伸びておりますので、それに係る交付に必要な体制整備、例えば、職員でありますとか、そういった職員費は倍増してまいりましたもので、予算的にもかなり増えている状況にございます。
以上でございます。
○佐々木 敏主査 井藤副主査。
○井藤圭順副主査 昨年度の特別定額給付金交付事業も踏まえて、このマイナンバーカードを用いて国もデジタル化を進めようとしているところの部分でございますので、より早くということで、市民を待たせないような形で、窓口の充実化等も図っていただきたいなというふうに思いますので、意見として申し添えます。よろしくお願いします。
○佐々木 敏主査 ほかにございませんか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
次に移ります。
議案第84号、令和2年度明石市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算を上程議題に供します。
説明をお願いいたします。
和歌国民健康保険課長。
○和歌国民健康保険課長 国民健康保険課長の和歌でございます。
議案第84号、令和2年度明石市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算につきまして説明いたします。
主要施策の成果報告書の260、261ページを御参照願います。
それでは、歳入歳出科目の主なものを説明いたします。
歳入でございます。
科目1の国民健康保険料収入済額は前年度に比べ0.1%の減となっており、これは被保険者数の減少によるものでございます。
科目2の国庫支出金でございますが、国民健康保険災害等臨時特例補助金は、コロナ感染症の影響により収入が減少した被保険者に係る保険料の減免に要した経費に対する補助金でございます。
科目3の県支出金でございますが、保険給付費等交付金は、本市の国民健康保険事業における療養給付等に要した経費、その他、国民健康保険事業に要した経費に対する交付金でございます。
1つ飛ばしまして、科目5の繰入金でございますが、説明欄一番上の保険基盤安定繰入金は、低所得者世帯に対する保険料軽減に対する繰入金でございます。3つ下の財政安定化支援事業繰入金は、低所得者や高齢者が多く、財政が不安定な国保事業を支援するための繰入金でございます。その下、その他一般会計繰入金は、こども医療費無料化など、市独自の福祉医療に対する交付金の削減分を一部補填するための法定外繰入でございます。
科目6は、前年度からの繰越金でございます。
科目7の諸収入、説明欄上から3つ目の返納金は、国民健康保険の資格喪失後の受診に対する医療費などの返納に係る収入でございます。
以上が歳入でございます。
次に、歳出でございます。
261ページを御参照願います。
科目1の総務費は、職員費等のほか説明欄に記載のとおりでございます。
科目2の保険給付費でございますが、主なものは医療費や薬剤費、高額療養費、出産育児に対する給付などに要した経費でございます。
科目3の国民健康保険事業費納付金は、県が保険給付費等交付金の交付に要した経費、その他、国民健康保険事業に要した経費に充てるため、県下市町の医療費水準や所得水準などに基づき決定した納付金でございます。市は賦課徴収した保険料や繰入金などを基に、県に納付金を納付する仕組みとなっております。
科目4の保健事業費は、40歳から75歳未満の国民健康保険加入者を対象とした特定健康診査や特定保健指導事業などに要した経費でございます。
1つ飛ばしまして、科目6の諸支出金は、令和元年度の保険給付費等交付金の精算で発生した償還金などでございます。
一番下の行を御覧ください。
歳入歳出差引きは2,451万6,000円となっており、対前年度比で約3億円の減少となっております。
次に、歳入のうち、不納欠損額及び収入未済額につきまして、歳入歳出決算事項別明細書により説明いたします。
国の170、171ページを御参照願います。
1款、1項 国民健康保険料、1目 一般被保険者国民健康保険料、2目 退職被保険者等国民健康保険料の収入状況は、記載のとおりでございます。一般分と退職分を合わせた収納率は、現年度分が94.95%、滞納繰越分が40.63%となっています。
不納欠損額の約7,946万円につきましては、督促や催告などにより納付指導に努めましたが、時効で徴収権が消滅した932世帯分でございます。収入未済額の約5億1,702万6,000円につきましては、出納整理期間までに納付されなかった保険料の3,314世帯分でございまして、このうち本年8月末までにおいて約1億132万円を収納しております。今後とも収納対策に取り組み、収納率の向上に努めてまいります。
178、179ページを御参照願います。
8款 諸収入、3項 雑入、4目 一般被保険者返納金の収入状況は記載のとおりで、収納率は85.84%でございます。
不納欠損額の約61万2,000円につきましては、時効で徴収権が消滅した34世帯分でございます。収入未済額の約976万2,000円につきましては、出納整理期間までに納付されなかった返納金の274世帯分でございまして、このうち本年8月末までにおいて約633万円を収納しております。
なお、歳出に係る予算流用、不用額につきましては、歳入歳出決算事項別明細書に記載をしております。
説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○佐々木 敏主査 説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
次に移ります。
議案第89号、令和2年度明石市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算を上程議題に供します。
説明をお願いいたします。
山口市民生活室長兼長寿医療課長。
○山口市民生活室長兼長寿医療課長 市民生活室長兼長寿医療課長の山口でございます。
議案第89号、令和2年度明石市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算につき、主なものを説明させていただきます。
後期高齢者医療事業は、兵庫県後期高齢者医療広域連合が保険者として運営している事業でございまして、市は同事業のうち保険料の徴収や被保険者証の引渡し、各種申請の受付等を担っているものでございます。
それでは、主要施策の成果報告書の276、277ページを御参照願います。
276ページの歳入でございます。
1款 後期高齢者医療保険料は、年金からの天引きのほか、納付書または口座振替により納付された保険料でございます。収入済額は前年度比で6.0%の増となっております。
2款 国庫支出金は、制度改正の周知や国のシステム誤りの対応に要した費用に係る国からの補助金でございます。
3款 繰入金、1項 一般会計繰入金のうち、2目 保険基盤安定繰入金は、所得が低い人の保険料軽減分を市と県で補填するための繰入金で、3目 健康診査事業繰入金は、被保険者の人間ドック受診費用に係る繰入金でございます。
4款 繰越金は、出納閉鎖期間中に収納した令和元年度の保険料でございます。
5款 諸収入のうち、3項 受託事業収入、1目 健康診査事業補助金は、健康診査と人間ドック事業の実施に係る広域連合からの補助金でございます。
続きまして、277ページの歳出でございます。
1款 総務費は、保険料徴収等、市の事務に要した経費でございます。
2款 後期高齢者医療広域連合納付金は、市が徴収した保険料や低所得者に対する保険料軽減分の負担金をそれぞれ広域連合に納めたものでございます。
3款 保健事業費は、被保険者の健康診査事業及び人間ドックの実施に要した経費でございます。
4款 諸支出金は、過誤納付された保険料の還付や健康診査補助金の精算により、広域連合へ返還したものでございます。
一番下の合計欄を御覧ください。
歳入合計42億7,380万7,000円、歳出合計42億6,524万4,000円、差引き856万3,000円となっておりますが、これは主に、令和3年4月から出納閉鎖期間までに納められた令和2年度分の保険料でございます。
次に、不納欠損額及び収入未済額について、歳入歳出決算事項別明細書により説明いたします。
後の298、299ページを御参照願います。
1款、1項、1目 後期高齢者医療保険料の1節 現年度分の収納率は99.59%、2節 滞納繰越分の収納率は42.10%となっております。不納欠損額の約231万7,000円につきましては、督促状の送付や電話での催告等により納付指導に努めましたが、時効で徴収権が消滅した265件分でございます。
収納未済額の約2,617万円は、出納閉鎖までに納付されなかった保険料でございます。その後、8月末までに435万円余りが納付されております。
なお、歳出に係る不用額等につきましては、事項別明細書の302ページ以降に記載しております。
説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○佐々木 敏主査 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
以上で生活文化分科会を閉会いたします。
お疲れさまでございました。
午後 1時16分 閉会...