通学路安全対策事業費の一部を
道路維持費のうち
一般補修事業費に計上したため、
通学路安全対策事業費が減額されているとのことであるが、
道路維持費についても
令和元
年度予算と比較すると減額されている。これは、
通学路の
安全対策の
整備が進んできていると判断したということなのか。
◎答
安全対策に取り組むべき箇所はまだ多くある。
これまで、主に
長寿命化推進課が
通学路の
安全対策に取り組んでいるが、
道路保全課においても
通学路安全対策事業費を
予算計上していた。しかし、
道路保全課で
通学路安全対策事業として対応する案件が少なかったため、
当該事業費を
道路維持費のうち
一般補修事業費として
予算計上したほうが市民の要望に応えられると判断した。
その上で、
道路維持費も減額となっていることについては、
令和元年度は
八丈岩山の
整備のため約8,000万円の
予算を計上していたこと、また、
財政局から
令和2
年度の
予算編成において
投資的経費を11%減額することを基本とする旨の要望があり、それを踏まえたことが理由として挙げられる。そのため、
通学路安全対策事業費の一部を
道路維持費の一部に
予算計上したが、最終的には
令和元年度より少し減額されている。
◆問
通学路の
合同点検の結果を踏まえた
整備は
交通安全施設整備事業費で行っているのか。
◎答
交通安全施設整備事業費の中の
通学路安全対策事業費で対応している。
通学路安全対策事業費のうち、
長寿命化推進課により
当該整備について約3,750万円を
予算計上している。
◆問
通学路の
合同点検を踏まえ、各
小学校区から依頼される
整備については、十分対応できる
予算であるのか。
◎答
令和元年度、大津市で未
就学児の散歩中の
交通事故が発生したことを受け、未
就学児の散歩道の
点検を行った。それらの
点検に基づく
整備費用も含めて、
令和元年度よりも増額して
予算を計上している。
また、各
小学校区からの
整備依頼については、毎
年度、
予算の範囲内で対応できている。
◆問
国土交通省が防災・
安全交付金を
通学路等の
生活空間における
交通安全対策に重点的に配分しているが、
当該交付金制度の利用は考えていないのか。
◎答
新しい制度であり、これから
当該制度について研究していこうと考えている。
◆要望
利用できる制度は積極的に活用し、少しでも
子どもたちの安全につなげてもらいたい。
◆問
橋りょう補修事業費として9億2,730万円を
予算計上しているが、
姫路市
道路橋長寿命化修繕計画を見直した上で、
整備する橋梁の数については、
令和2年第2回
定例会で報告されるのか。
◎答
当該予算では、約40橋の
整備を予定している。現在見直しを行っている
姫路市
道路橋長寿命化修繕計画については、
令和2年第2回
定例会で報告を予定している。
◆問
新規事業のうち、ド
ローンを利用した
橋梁点検について、具体的にどこを
点検する予定であるのか。
◎答
令和2
年度は、
建設局職員がド
ローン操作を習得するための研修を行うこととしており、実際の
橋梁点検は
令和3
年度から実施する予定である。
ド
ローンは、
橋梁点検以外に災害時の
道路環境の
把握等にも利用できるため、早期に
操作技術の習得を目指したい。
◆問
消防局などほかの部署では既にド
ローンを業務に利用している。他部署であるが、操作可能な職員に
点検の協力をしてもらうことは検討していないのか。
◎答
点検に当たっては、橋梁に関する知識が必要であるため、他部署の職員が
点検について協力することは難しい。しかし、
操作技術について相談することはできるので、
建設局職員が問題なく橋梁の
点検を行えるよう連携したい。
ド
ローンの利用については国でも推奨されているが、橋梁の
点検に当たっては、目視、打
音検査、触診を行うこととされている一方、ド
ローンでは橋梁をたたくことができないことが課題である。
また、橋梁の
緊急点検が必要になった場合、業者の発注を待って
点検すると時間がかかるため、ド
ローンを利用して
点検を行うことを考えている。
◆問
ド
ローンによる
点検の際に
赤外線カメラも加えて
点検すれば、ひびの確認などもできると仄聞している。今後、橋梁の
点検ができるようになった際には、
都市局の所管する
市営住宅など他の
公共施設の
点検にもド
ローンを利用できるのではないかと考えるので、他部署での活用も検討してもらいたいがどうか。
◎答
国でも、
赤外線カメラを取り入れた
点検方法について検討すべきとの話もある。現在のところ
赤外線カメラを導入する具体的な予定はないが、
赤外線カメラを用いた橋梁の
点検についても国による
補助制度があり、さらに、目視や打
音検査で把握できない
構造物内部の異常の把握が可能となるため、できるだけ早期に導入を図りたい。他部局でのド
ローンの利用については、他の
公共施設においても
赤外線カメラを用いた検査が可能かどうか協議しながら、連携に取り組みたい。
◆要望
赤外線カメラはかなり高額である。もし取り入れるのであれば、市として有効活用できるよう取り組んでもらいたい。
◆問
緩衝緑地費については
令和元年度から減額されているが、これは
浜手緑地白浜地区の
整備が完了しつつあるためなのか。
◎答
浜手緑地白浜地区については、
令和元年度、
中央芝生広場の
整備を行っており、
整備費用については
令和元年度が最も高くなると考えている。そのため、
整備に係る
予算は減額して計上している。
緩衝緑地費の
予算の減額については、
浜手緑地は
レクリエーションゾーン、
スポーツゾーン、
ネイチャーゾーンに分けられるが、このうち2つの
ゾーンについて
造成費の償還が既に終了し、
レクリエーションゾーンに係る
造成費の償還が残っている。
令和元年度は約1億5,100万円を計上していた
緩衝緑地造成費償還金が、
令和2
年度は5,473万6,000円を計上しているため、その差額によるものである。
◆問
緩衝緑地の
管理等に関する経費については減額されておらず、
緩衝緑地造成費償還金だけを減額しているということか。
◎答
そうである。
◆問
都市公園法の関係から、
緩衝緑地を縮小することが難しいことは認識しているが、造成から約50年経過し、
公害源と
市街地の緩衝という造成当初の目的も機能しなくなっていると考える。しかし、そのままであれば
維持管理に要する経費もかかり続けることになってしまうため、検討してもらいたいがどうか。
◎答
造成当時とは環境が変わってきていることは認識している。
緩衝緑地を縮小したり、分割することは難しいが、その公園の中を樹木だけにしておくのではなく、緩衝とは異なる目的で公園を利用ができるのではないかと考えており、民間による利用が進むよう研究をしているところである。
◆問
街路灯LED化推進事業費について、市内の
街路灯のうち、何割を
LED化する予定であるのか。また、現在の
進捗状況と完了時期について説明してもらいたい。
◎答
姫路市が管理する
街路灯全てを
LED化することを予定している。対象となる
街路灯は約7,700あり、平成30
年度末で約52%が
LED化されている。また、
令和元年度末で約60%の
街路灯の
LED化が完了する予定である。
令和6
年度には全ての
街路灯の
LED化が完了すると考えている。
◆問
今のところ
計画どおりに
事業は進んでいるのか。
◎答
街路灯の中には電球を
LEDに変えるだけで終わるものだけではなく、
街路灯を一式変えなければならないものもある。
事業費は毎
年度ほぼ同額であるため、
年度によって対応できる数に若干の差はあるが、ほぼ
予定どおりに
事業は進んでおり、
令和6
年度に
事業を完了することも可能であると考えている。
◆問
放置自転車対策事業費について、1年間で何台の
放置自転車を回収し、また、どのように処理しているのか。
◎答
平成25
年度から
放置自転車を即日撤去できるようにしており、
令和元年度の
撤去台数は
自転車約2,500台、
バイク49台である。
撤去台数は
減少傾向にある。
回収した
自転車のうち、まだ使用できるものは東南アジアやアフリカなど海外に販売したり、使用できないものは解体して鉄やアルミとして売却している。
◆問
姫路まちごと緑花大
作戦事業費の内容について説明してもらいたい。
◎答
主な内容としては、
姫路市
まちづくり振興機構に、記念樹の配布、ひめじ
緑いち、ひめじ花と緑の
ガーデンフェアなどの複数の
事業について、約6,300万円で委託しているほか、年2回の草花の配布に約1,800万円、
公共施設で花を植える際に利用する土やプランターなどの資材に約250万円を計上している。
◆問
草花の配布については、
一般市民に
イベント等で配布するものなのか。
◎答
自宅用ではなく、公園、
小学校などの
公共施設に花を植えたい人を対象に配付している。
◆問
放置自転車の
販売等については、
民間企業に委託しているのか。また、幾らで売却するのか。
◎答
使用できるもの、使用できないものをともに入札を行い、単価を決定して業者に売却している。
令和元年度は、使用できる
バイクが1台
当たり1万500円、
自転車が1台
当たり1,450円、使用できないものは1キログラム
当たり6円で契約している。
◆問
街路樹が狭い歩道で成長し、根が舗装を破損してしまっている箇所が市内で見受けられる。市民が安全に通行するための
対策について考えているのか。
◎答
現在では、歩道は、
道路構造令により車椅子が擦れ違えるよう、基本的に2メートルを確保した上で、樹木を設置する場合はさらに1.5メートルを確保する必要があるとされているが、過去にはそれを満たさない幅員の歩道が造られており、また、
ガソリン自動車の
排気ガス対策として緑化を図る必要があり
街路樹が設置された箇所もある。
ハイブリッド車や
電気自動車が多くなり、
街路樹が果たす役割も変わってきていることから、地元と協議を進めながら、
予算の範囲内で積極的に
街路樹の撤去に取り組みたい。また、歩道の
バリアフリー化も併せて実施できるよう検討している。
◆要望
毎
年度街路樹管理費に約2億円かかっており、
街路樹の在り方として現在のままでよいのか検討してもらいたい。緑化も大切なことであるが、歩道の通行に支障のないよう方針を立てて取り組んでもらいたい。
◆問
姫路市においては、
大手前通りのように大きな道路しか無
電柱化していないが、
生活道路における無
電柱化についてはどのように考えているのか。
◎答
都市計画道路を中心に、必要なところから無
電柱化に取り組んでいる。
生活道路の無
電柱化についても、
避難経路の確保の観点から重要なことであると認識している。国も無
電柱化に力を入れ、また、兵庫県も無
電柱化推進計画を策定していることから、本市も無
電柱化の計画を策定中である。
当該計画では、
都市計画道路だけではなく
生活道路も含め、必要な箇所の無
電柱化を考えており、
令和2
年度から計画を策定する予定である。
◆要望
国土交通省も災害時における人流・物流の確保として多くの
予算を確保しており、積極的に国の
補助制度を利用してもらいたい。
退職者あいさつ
建設局終了 11時49分
【
建設委員会(
下水道局)の審査】
下水道局 13時02分
送付議案説明