・
林田チャレンジ農園の利用者から1人でも多くの
新規就農者が誕生するようにしっかりと取り組まれたいことについて
来年度
開園予定の
林田チャレンジ農園では、
新規就農者を育成するため、
普通農園区画とは別に
栽培講習つき区画を併設しており、
農園利用者には栽培に関する指導を受けながらみずから農作業の実践を積み、必要な知識、技術の習得や
経営手法を学んでもらう計画である。
栽培講習に関しては、
農業振興センターの協力のもと、県やJAなど
関係機関と連携をとって実施する計画である。また、
栽培講習修了後の就農に向けた支援策も必要であることから、
栽培技術の継続的な
サポートや農地のあっせん、
農業機械等の
整備助成などの
現行制度も利用しつつ、新たな支援策も含め、
新規就農につながる
サポート体制の充実に向けて財政課とも協議を重ねている。
・
グリーンステーション鹿ケ壺の所管がえについて、
鹿ケ壺周辺を初め、
安富地域全体の活性化につながるような
取り組みを進められたいことについて
グリーンステーション鹿ケ壺などの
指定管理者制度導入施設については、
利用者アンケート調査や
実施調査の結果のほか、提出された
事業報告書等に基づき毎
年度指定管理業務の状況について評価を実施している。今後も
利用者ニーズを的確に把握し、それらを反映したよりよい施設のあり方を目指していく。
また、
安富地域全体の活性化を図るため、
鹿ケ壺周辺だけでなく、潜在的にある
地域資源について掘り起こしを行い、積極的なPRを展開するなど地域外から訪れた人がゆっくりと楽しめるような
取り組みが必要であると考えている。
今年度設置した
北部農山村
地域活性化推進会議や
プロジェクト推進部会において、
基本計画に基づき
地元住民が取り組む事業を具体化するために、現在、集中的に
現地調査や議論を重ねている。
北部地域において
キーパーソン的役割を持つ人たちからの貴重な意見をもらいながら、
地域情報の発信に加え、回遊性の向上や
地域資源の
ネットワーク化などを念頭に、地域全体でのにぎわいの創出を目指す。
報告事項説明
・
プレミアム付商品券の発行について
・第3期姫路市
中心市街地活性化基本計画(案)について
・姫路港
港湾計画の改訂について
・姫路市
中央卸売市場移転再
整備事業について
質問 11時00分
◆問
現在、全国どこの商店街も
全国チェーンの店がふえ、同じような店が並んでいる。第3期姫路市
中心市街地活性化基本計画案の中で、
新規出店者をふやすとか
空き店舗を減らす等の目標を掲げているが、姫路らしい、姫路独自のものの製作・販売等に関する目標はあるのか。
◎答
商店街との協議の中でも、
チェーン店の増加を懸念する声もある。商店街の
買い物客にとって魅力ある店とはどのような店なのかについて
商店街等から意見を聞き、
中心市街地商店街空き店舗対策事業の助成において、例えば全国展開する
チェーン店と
個人経営の店に差をつけること等を検討したい。
◆問
パブリック・
コメントを募集しても、していることを知らない人が多いように思う。ことし10月に
中心市街地活性化基本計画案について
パブリック・
コメントを実施する際には、姫路市が同計画案について市民に意見を求めていることを大々的にPRするべきではないのか。
◎答
これまで実施した
パブリック・
コメントでは、意見が余り出てこない場合があり、
パブリック・
コメントの募集が市民に周知されていないことを実感している。
中心市街地というエリアが限定された計画のため、出てくる意見が一層少ない可能性もある。
ホームページに掲載するだけでなく、商店街や要望のあるところへ職員が説明に出向くなどして、広報に努めたいと考えている。
◆問
現在、新市場に移転すると意思表示している店舗、また移転しないという店舗はどれぐらいあるのか。移転すると意思表示していても移転が困難な店があれば、あわせて説明してほしい。
◎答
昨年10月から年末にかけて行った移転に対する
意向調査では、110社のうち71社が移転の意向を示している。
◆問
これまで
事業者と話し合ってきたにもかかわらず、9月17日になって新
市場移転に伴う要望書が提出されたということは、
意思疎通が十分に図れていなかった部分があったのではないかと思う。
事業者は、新
市場移転のどのようなことに不安を覚えているのか。
◎答
意向確認後も、移転する
事業者には今後の
事業展開等について、移転しない
事業者には現
市場閉場後の対応等について話し合っている。
運営協議会が要望書を提出した主な原因は、新市場の一部の
使用料が現在の6倍を超える試算となり、
事業者の負担が非常に大きくなることにある。
本日、3月の要望書に対して
追加支援策を行う市の方針を本委員会に報告し、この後
事業者にも説明する予定である。
現行の
使用料に対して
一定倍率以上になるところに一部
使用料の軽減を行うこと等の
追加支援案をもって、9月の要望である
買荷保管等に必要な面積の確保等について
事業者と協議していきたい。
◆要望
中小零細企業やその従業員の立場に立ち、十分に
事業者と
話し合いながら新
市場移転事業を進めてもらいたい。
◆問
これまでの委員会では、
事業者と
話し合い、
必要面積等についても確認してきたと報告を受けてきたけれども、9月の要望書に、
青果仲卸業者が
買荷保管等に必要な面積を十分に確保できないという記載がある。要望書が提出されるまでの経緯をもう少し具体的に説明してもらいたい。
◎答
青果仲卸業者が新市場へ移転する意向を示した際に、新市場でどれぐらいの面積が必要なのか尋ねたところ、
使用料が高額なため場内に
必要面積すべてを借りることができないと、当初は明確な回答を得られなかった。後に
事業者から提示された
必要面積は、
現行計画の
建物面積では足りず、建物内に確保しようとすると、建物の規模や構造等を変更する必要がある。そのため、新市場の近隣地に確保する方向で検討している。
最終的な結論は出ていないが、既に
実施設計に着手しており、早急に決定する必要がある。
事業者と今回の
追加支援策も含めて協議したい。
◆問
事業者の言う
必要面積はどれぐらいなのか。
◎答
駐車場との兼ね合いがあるため、場内に設ける場合と場外に設ける場合で異なる。今後、
事業者と綿密に打ち合わせしたいと考えている。
◆問
もう何年も市場の移転について
話し合いを重ねてきているのに、たびたび
運営協議会から要望書が出てくると、
話し合いはどうなっているのかと思う。
また、次々と新たな要望を出してきて、言うことが変わってきているのを見ると、新市場ができる地域の自治会と交わした約束を守らないのではないかと不安を覚える。
状況の変化等によりやむを得ない事由が発生したため新たに要望書を出したのか、それとも、
実施設計する段階まで来たから、要望すれば市は受け入れざるを得ないと
事業者が無理を言ってきたのか、それを見きわめるための材料がない。もう少し詳しく、丁寧に説明してもらいたい。
◎答
新市場において、
事業者は設備等を整える必要があるが、自身で整備する
事業者もいれば、建物の建築にあわせて市に整備してもらう
事業者もいて、整備の度合いによって
使用料単価が異なる。そのため、
使用料の総額が現在の1.5倍以内という目安におさまっても、個々には非常に高くなるところもある。
他市場と比較して、姫路の新市場の
使用料単価は相対的に高いものの、収支が合わないような
使用料設定はできない。
平成30年第3回定例会及び今回の定例会で報告している支援策は、他市場における
移転支援策と同程度の内容であり、他市場よりも手厚い支援は考えていない。
追加支援策も踏まえて
シミュレーションをして、収支の見通しを精査し、
使用料の高いところについては、設備の
整備内容や
利用面積等を考慮しながら、
使用料単価の見直しについて話し合っていきたい。
◆問
事業者は、これまでどれぐらいの面積が必要であると言っていたのか。
◎答
平成28年11月の時点では、A社が60平方メートル、B社が528平方メートル、C社が600平方メートル、D社が636平方メートルである。
ことし5月の時点では、A社が1,200平方メートル、B社が1,320平方メートル、C社が1,075平方メートル、D社が1,650平方メートルである。
◆問
あまりにも乖離している。ちょっとした間違いで起こる差異ではない。何が原因でこのような大きな違いが生じたのか。
◎答
平成28年は、高額な
使用料を考慮した上で場内に確保できる面積を聞き取っている。今回は、
使用料を考慮せずに必要とする面積を聞き取ったものである。
◆問
新市場の
使用料はおよそ6倍になると聞いた。
使用料を考慮しないだけで
必要面積が20倍にはならない。ほかにも原因があると思う。それを説明してもらいたい。
◎答
もともと、
使用料が高額なため、場内に最低限の面積を確保し、それ以外の
必要面積は
周辺地域に確保してもらうという考えで事業を進めてきた。そのため、建物を2階建てにする等の変更をしない限り、建物内にすべての
必要面積を確保することは不可能である。
しかし、建物の規模や構造等を変更すると、ただでさえ高額な
使用料がさらに高くなってしまう。
事業者には、
追加支援策によって示される
使用料をもとに場内に必要な面積を精査してもらい、場内に確保できない部分は、場外の周辺地に確保してもらうように協議を進めていくことになると思う。
◆問
新市場の用地を取得する段階で、
事業者が場外に確保する必要があると思われる土地についても話し合っていたのか。
◎答
新市場の隣接地を提案したが、諸事情からその土地は購入できないと
事業者が判断した。その後も
必要面積をどのようにして確保するのか協議しているが、結論に至っていない。
◆要望
運営協議会の中で全員の意見を十分に集約していれば、議会が開会されるたびに要望書が出てくるようなことはないと思う。各
事業者がばらばらのまま新市場へ移転して、
近隣住民が迷惑することになるのを懸念している。自分の利益ばかり言うのではなく、新
市場移転が成功するように、しっかりとまとまって対応するように
運営協議会に伝えてもらいたい。
◆問
A〜D社の現市場の面積はどれぐらいなのか。
◎答
後ほど資料を配付する。(
委員会再開時に配付)
休憩 11時56分
再開 12時59分
・
資料配付及び説明
現市場内における
青果仲卸4社の
買荷保管所等の
使用面積は、合計903平方メートルである。これは届け出のある市場内の
使用面積である。
◆問
新市場の
必要面積は、現市場と比べてかなりふえている。どのような理由からふえたのか。
◎答
青果仲卸4社は、現市場内の903平方メートルのほかに、それぞれ
市場付近に
買荷保管所を所有して
必要面積を確保している。
5,245平方メートルは、
使用料に関係なく
事業者が市場内にあったらよいと思う理想の面積である。実際には、
使用料等をかんがみて
必要面積は小さくなると考えられる。
◆問
各
仲卸業者が市場内に絶対に確保しなければならない面積は把握しているのか。
◎答
していない。
◆問
追加支援策のうち、移転に伴い廃業する
事業者の従業員を雇用する場合の補助や、移転に係る
引っ越し費等への補助は、ほかの
市場移転でも同様の支援をしているのか。
◎答
移転費用補助等は、ほとんどの
市場移転において行われている。
新市場へ移転しない40社の従業員の中には、失業する人も出ると予想される。その人たちを新市場へ移転する
事業者が雇用すれば、
雇用促進になるのはもちろん、その従業員がこれまで現市場で培ってきた経験や取引先との
信頼関係等を生かすことができ、新市場の発展につながると考えている。
金額は、3月の要望書のとおり1年間、1人につき月額10万円を基準に検討している。
移転費用については、他市場のほとんどが
引っ越し費用と
内装工事等にかかる費用を対象に、2分の1を上限として補助している。
金額は、他市場と同程度となるように補助率を勘案する。
◆問
中心市街地活性化基本計画案の中の「
中心市街地の課題、活性化に向けた方針と目標」の
数値目標のうち、
中心市街地の活気に対する市民の評価については、他の
数値目標と比べて主観的なデータになっている。もう少し客観的な数字にできないのか。
◎答
1人当たりの滞在時間等を指標にできないか検討しているところである。委員の意見を参考にしながら検討したい。
◆要望
宿泊者数等も参考にしてもらいたい。
◆問
パブリック・
コメントは、計画案をつくる前に行うべきではないのか。
◎答
来年度に
経済振興ビジョンを見直す際には、意見を参考にしながら
取り組みたい。
◆問
市場移転に係る
追加支援策は
予算編成を経なければ確定しないものの、産業局としては幾らぐらいにしたいと考えているのか。
◎答
従業員雇用補助は、
要望どおり1人月額10万円を限度に1年間、ただし1年後に継続して雇用をしていた場合に限ることと考えている。現在、移転しないと意思表示している
事業者は40社ある。1社につき2人の従業員が雇用されると仮定して、9,600万円が必要になる。
移転費用補助は、
対象事業費の2分の1、上限額を500万円と考えている。現在、移転する意向を示している71社がすべて移転すると、最大3億5,500万円が必要となる。
◆問
追加支援策については、要望書が出されたから実施することにしたのか、それとも議論を重ねた結果、必要と判断したから支援するのか。市と
事業者が十分に話し合っているのなら、なぜ
産業局あてではなく
市長あてに要望書を提出するのか。
◎答
市長あてに提出した理由はわからない。
◆問
この要望書は、支援しなければ移転しないと言っているように見える。本当に
事業者と対話できているのか、また、市と
事業者が互いに力を合わせて移転に取り組めているのか疑問に思う。
収支の
シミュレーションは、追加支援しても成り立つのか。
◎答
成り立つ見通しである。
◆問
事業者としては
使用料が安いほうがよいだろうが、安くした分を税金で穴埋めするのでは、本末転倒である。
市場の移転には多額の税金が必要になるけれども、市場の必要性や有用性を市民に理解してもらいながら
移転事業を進めるということであったが、現状では市民が置き去りにされていると思う。
市場の売り上げは
右肩下がりで、
目標達成もできていないのに、事業費はどんどんふえている。当初の
移転事業費と、現在の事業費の
見込み額はそれぞれ幾らぐらいなのか。
◎答
当初の
見込み額は約128億円である。新
市場建設用地は見込みよりも約8億円安く購入できたものの、調査費として4億円、
土壌汚染対策費用として約8億円、
追加支援策として最大で約4億5,000万円かかる見込みである。
現在、
経営戦略における目標は達成できていないが、新市場では輸出も含めて頑張り、しっかりと食の拠点としての必要性を示せるようにしたい。
◆要望
今回の支援策で
追加費用が終わるとは思えない。
本当に行政と
事業者が1つになって移転に取り組めているのなら、このような要望書は出されないと思う。一方的に
事業者の要求を行政がのまされて、お互いに協力できていないように見えるので、心配している。
新市場が市民にとってよい施設となるように、
事業者にも理解してもらい、建設的な議論ができるようにしてもらいたい。
◆問
中心市街地活性化基本計画の
計画区域222ヘクタールのうち、事業の
実施箇所は一部の地域である。なぜこの区域を
計画区域としたのか。
◎答
第2期計画の
対象区域と同じにしたいからである。
◆要望
姫路駅の北側と南側で分けるなどして、施策を分類したほうが明確でわかりやすいと思う。あいまいにならないようにしてもらいたい。
◆問
中心市街地活性化協議会の活動は、年2回行われる総会だけなのか。
◎答
商店街振興組合や
菓子組合など、各団体からの意見は会議や
交流会等において聞いているが、協議会として集まるのは、年2回だけである。
◆問
協議会は予算を持ち、事業を行っているのか。
◎答
以前に集めた協議会の会費の残高が約80万円あり、年2回の会議費として2万2,000円を使用しているだけである。
◆要望
中心市街地活性化基本計画では、協議会と連携し、
基本計画に基づく事業を推進するとされているのだから、協議会をうまく活用してもらいたい。
◆問
同
基本計画の素案の項目「
中心市街地における
都市機能の集積の促進を図るための措置に関する事項」があり、その考え方として、
姫路市立地適正化計画を挙げている。産業局においては、
立地適正化計画は、
人口集積を図るためのものと理解し、素案を作成しているのか。
◎答
立地適正化計画は、市の中心部に
都市機能や人口のすべてを集約させるものではないと理解しているものの、姫路駅周辺の
中心市街地は
播磨地域の核となるべき地域であり、その周辺部の副核となる地域等も含め、
都市機能を維持していくために、長期的に、商業や医療などの
市民生活に必要な機能の集積を図るものであると認識している。
◆要望
中心市街地活性化基本計画を見たときに誤解が生じることのないよう、
立地適正化計画や
総合計画等と
整合性を持って策定されていることが明確にわかるようにしてもらいたい。
◆問
新市場の
実施設計も控えている中で、今後どのようなスケジュールで
移転事業を進めていこうと考えているのか。
◎答
今年度、
実施設計の
国庫補助の内示をもらっている。
そのため
青果仲卸4社と早急に協議し、合意を得た上で、今年度中に終わるように
実施設計を進めていく。
◆要望
本委員会として安心して見ていられるように、引き続き頑張ってもらいたい。今後も、本委員会への報告は逐一してもらいたい。
産業局終了 13時44分
【
予算決算委員会経済観光分科会(産業局)の審査】
意見取りまとめ 14時29分
(1)
付託議案審査について
・議案第58号については、
全会一致で可決すべきものと決定。
(2)閉会中
継続調査について
・別紙のとおり閉会中も
継続調査すべきものと決定。
(3)
委員長報告について
・正副委員長に一任することに決定。
意見取りまとめ終了 14時32分
【
予算決算委員会経済観光分科会の
意見とりまとめ】
協議事項 14時35分
・
行政視察について
今年度中に1泊2日で実施することに決定。
閉会 14時36分...