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  1. 神戸市議会 2011-03-02
    開催日:2011-03-02 平成23年予算特別委員会第1分科会〔23年度予算〕(教育委員会) 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-06
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時1分開会) ◯主査(森下やす子) 皆様,おはようございます。  ただいまから予算特別委員会第1分科会を開会いたします。  最初に,予算特別委員会に付託され,本分科会が審査を担当することになっております請願第114号について紹介議員である金沢議員より,この後,趣旨説明を受けたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯主査(森下やす子) ご異議ございませんので,それでは,さように決定いたしました。  また,本請願については,請願者から口頭陳述申出書が提出されておりますので,紹介議員の趣旨説明の後,口頭陳述を聴取したいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 3 ◯主査(森下やす子) ご異議ございませんので,それでは,さように決定いたしました。  なお,請願第114号については,請願代表者から口頭陳述人の変更申出書が提出され,木村さんの代理として岡さんが陳述されますので,ご報告いたしておきます。  また,請願第114号につきましては,2,194名の追加署名がありましたので,ご報告いたしておきます。 (教育委員会) 4 ◯主査(森下やす子) それでは,日程によりまして,教育委員会関係の審査を行います。  最初に,請願第114号について,紹介議員である金沢議員より趣旨説明を聴取いたします。  金沢議員,発言席へどうぞ。 5 ◯委員外議員(金沢はるみ) おはようございます。  私は,請願第114号早期に中学校の完全給食実施を求める請願の紹介議員を代表して,趣旨説明を行います。  中学校給食の実施は,全国で80%,兵庫県でも5割の自治体で行われています。今まで実施してこなかった大阪府大阪市でも実施するとなっており,政令指定都市の大半が中学校給食を実施する方向となっています。  大阪市は,2013年度から市立中学校128校すべてで給食を導入する方向です。給食か,持参した弁当かを選べる選択制給食方式を採用するということですが,大阪市では,アンケートをきちんと行い,それを検討会議で十分に検討し,まとめ,教育委員会の方針として中学校給食に取り組む方向を打ち出しました。これを受けて,平松市長さんが中学校給食の実施を表明されています。
     また,大阪府の橋下知事も5年間で300億円の予算を組んで,大阪府の各自治体で中学校給食に取り組むと言われています。  今,朝食を食べてこない朝食欠食率の増加や,子供だけで食事をとる個食など,食の問題が指摘されるようになり,文部科学省は,平成17年の食育基本法の施行等を受け,学校給食の主な目的を栄養改善から食の大切さや栄養バランスを学ぶ食育の観点に改め,平成20年には学校給食法も改正されました。  中学校給食は成長期にある中学生の食生活,食習慣の乱れを改善し,その健全な育成を図るため,また食育の観点から全国各地の自治体で広がっているのです。神戸市は,この点で大変おくれた自治体となっています。  このたび,この請願を広げるために,私も若い家族が多く住む地域を訪問いたしました。行く先々でぜひ中学校給食を実施してほしいという熱いエールをいただきました。親世代が既に中学校給食で育っている人も多く,なぜ神戸市には給食がないんですかと,率直に質問されました。愛情弁当が一番と言っているんですと言うと,随分おくれたことを言っているんですねと言われました。また,中学校給食を実施するお金がないって神戸市は言っているんですよと説明すると,神戸空港とか,むだなものをつくるからお金がなくなるんですよね,神戸市民になっても全然いいことないですわなど,神戸市に住んでいてもメリットがないと考えている若い方が多い,そういうお声をたくさん耳にしました。  神戸市は,中学校の給食を実施する経費について,最も経費が少ない方式で初期投資におよそ12億円程度,それから毎年の運営費だけでも約10億円程度の財政負担がかかるということになっており,実施は困難だと言い続けておられますが,これまでも中学校給食の交付税を受け取り続けています。このお金は給食に使わずに一体どこに消えてしまったんでしょうか。交付税を受け取りながら市民にはお金がないと言うのは通らない話です。早急に中学校給食を実施していただくよう,議員の皆様のご賛同をお願いいたしまして私の趣旨説明といたします。 6 ◯主査(森下やす子) 趣旨説明は終わりました。どうもご苦労さまでございました。  次に,請願第114号について,口頭陳述を聴取いたします。  岡さん,発言席へどうぞ。  陳述人に申し上げます。最初に,住所,氏名を明らかにしていただき,内容をご要約の上,5分以内に陳述を終えるようお願いいたします。  それでは,岡さん,どうぞ。 7 ◯請願者 おはようございます。  私は,神戸市長田区細田町7丁目に在住し,3人の子育てをしております,岡 民雄と申します。神戸の中学校給食を実現する会を代表して請願陳述をさせていただきます。  現在,公立中学校での完全給食は,全国で81.6%になっております。政令市では19市のうち13市が既に実施をし,未実施の北九州市は2011年より実施を予定しております。  先ごろ全国で中学校給食実施率が最低であった大阪府でも府知事が中学校給食の実施を言い始めるなど,変化が起きています。府知事は,中学校給食を子供の体力の向上と学力の向上と位置づけています。中学校給食が子供の体力と学力の向上に役立つという考え方は大変重要な観点ではないでしょうか。この流れに続いて,大阪市も2013年度より中学校給食に踏み出す方針を固めました。西日本の政令指定都市で中学校給食に踏み出す様子がないのは,神戸市だけとなりました。  一方,兵庫県内に目を向けますと,ことし1月から播磨町が中学校給食に踏み切り,相生市に至っては,給食費を保育所・幼稚園・小学校・中学校まですべて無料にするなどの大きな変化も生まれています。  食育の重視,そして子供の貧困対策などが叫ばれている今日,中学校での完全給食実施は,子供や保護者をはじめ市民の切実な願いです。中学生期を迎える子供の食欲はますます旺盛になり,バランスのとれた栄養豊かな給食は発育盛りの中学生にとって大変大切なものです。  さらに,今,多くの家庭では,共働きとなっている時代です。しかも働く人たちの所得が全体として減り続け,子供を育てる保護者の経済状況が子供の養育環境に大きく作用しています。保護者の置かれている状況に関係なく,中学生に栄養豊かな給食を保障すべきではないでしょうか。  中学校給食が実現すれば,就学援助を受けている低所得世帯では,給食費は無料となります。中学生を持つ保護者にとっても,中学生の発達・発育にとっても大変大きな意義があるものだと思います。税金のむだ遣いをやめ,税金の使い方の優先順位を改めれば,決して実現不可能な施策ではないと思います。神戸市と議会が子供や保護者・市民の願いにこたえ,時代の要請に即した対応をとることを求めます。ぜひ本委員会において請願を採択いただき,一刻も早く神戸の中学校給食を実現していただきたいと思います。  以上で私からの請願陳述を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 8 ◯主査(森下やす子) どうもご苦労さまでございました。  以上で口頭陳述は終わりました。  それでは,予算案及び関連議案並びに請願1件について,一括して当局の説明及び報告を求めます。 9 ◯橋口教育長 ご説明に先立ちまして,まず,おわびしたいことがございます。  先月27日深夜,総合教育センターの指導主事が酒気帯び運転の上で事故を起こし,逮捕され,さらにその車に中学校教頭が同乗していたという不祥事がございました。  本事件は,本市の教育行政に対する市民の信頼を失墜させるとともに,学校園及び教職員の信用を失わせるものであり,極めて重大な事件であると認識しております。教職員の服務規律の徹底につきましては,職務地はもとより,日常生活におきましても,公務員としての責任を自覚し,高い倫理観と使命感を持って行動するよう,かねてから指導を行ってきたところでございますが,このような事態を引き起こしてしまいましたことに,この場をおかりしまして深くおわび申し上げます。  教育委員会といたしましては,即日,所属長及び校園長に対し,服務規律の徹底を図ったところでございますが,今後,二度とこのようなことがないよう,全力を挙げて取り組んでまいりますとともに,今回の事件につきまして厳正に対処する所存でございます。まことに申しわけありませんでした。 10 ◯主査(森下やす子) それでは,次に,森脇教育委員会委員長,どうぞ。 11 ◯森脇教育委員会委員長 教育委員長の森脇でございます。  本日,教育委員会の平成23年度予算案に対する特別委員会が開催されるに当たり,一言ごあいさつを申し上げます。  これまで神戸の教育は,「人は人によって人になる」という基本理念のもと,人間尊重の精神を基盤として,心豊かにたくましく生きる人間の育成を目指しております。しかし,我が国では,少子・超高齢化や核家族化,さらには高度情報化社会の進展などにより,子供たちを取り巻く環境が変化する中で,家庭や地域における教育力や子供たちの規範意識が低下しているという危機感を持っております。そこで,地域・家庭と学校との連携を深め,地域の教育力を活性化させていくことが重要であると考えております。また,市民が社会に参画する意識を持ち,多様化する市民の生涯学習ニーズにこたえていくべく,教育施策の推進を図ってまいる所存でございます。  以上を踏まえ,平成23年度予算案におきましては,神戸市教育振興基本計画の4つの目標と10の施策を着実に推進していくさまざまな具体的な施策を展開してまいります。  委員各位におかれましては,どうかその意図するところをお酌み上げいただきたいと存じます。また,不十分である点につきましては,ご指導・ご助言もいただきながら進めてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 12 ◯主査(森下やす子) 次に,橋口教育長。 13 ◯橋口教育長 座ってやらせていただきます。  それでは,教育委員会所管の平成23年度予算,予算関連議案2件,報告1件並びに請願1件につきまして,一括してご説明申し上げます。  まずは,お手元にお配りしております予算説明書に基づきまして,平成23年度教育委員会予算,予算関連議案並びに報告につきまして,ご説明申し上げます。  1ページをお開きください。  予算編成方針の冒頭部分につきましては,先ほど教育委員長よりご説明申し上げましたので,割愛させていただきまして,予算編成の柱に沿って主な事業をご説明申し上げます。  1ページの中ほど,(1)わかる授業の推進と学力の向上では,学習指導要領の改訂にあわせて作成した小中一貫カリキュラムに基づいた合同研究に取り組んでまいります。また,各校で創意工夫して実践している環境活動を支援し,より一層の推進を図るため,研究発表大会「(仮称)中学生ECOコンクール」を開催いたします。  2ページに参りまして,(2)英語教育国際理解教育の推進では,外国人英語指導助手──ALTにつきまして,平成23年度から小学校において外国語活動が必修化されることから,小学校への配置を拡充いたします。  続きまして,(3)楽しい学校の推進では,道徳教育,健康・体力と生活習慣の向上,いじめ・不登校対策等の充実並びに部活動の充実につきまして,掲げております各事業を実施いたします。  3ページに参りまして,(4)特別支援教育の充実では,小・中学校において,特別支援教育支援員の配置日数をふやすとともに,医療的ケアが必要な児童・生徒を対象とする看護師免許を有する支援員の確保のため,医療的ケア加算を実施いたします。  また,青陽東養護学校及び盲学校のスクールバスを各1台増車するとともに,友生養護学校の移転改築を行います。  (5)幼児教育,高等教育等の推進では,市立幼稚園3園で3歳児保育を研究実施するとともに,高校生を対象に神戸あじさい人材育成プロジェクトを実施いたします。  (6)教職員の資質・指導力の向上では,今後,神戸の教員の多くが世代交代することから,神戸の教育理念や教育技術の伝承のため,世代間で学び合う職場づくりを推進いたします。  次に,4ページに移りまして,(7)学校の組織力向上と教育環境の整備では,就学援助の管理システムを開発するとともに,学校園から保護者への緊急時の連絡手段として有効な携帯メールを利用した緊急連絡システムの導入促進を行います。  また,小・中学校等の耐震化の実施により,平成23年度末で統合予定校と改築校を除き,幼稚園,小・中学校の耐震化が3年前倒しで100%達成となります。さらに,上筒井小・筒井台中・葺合高校の3校並行しての改築を行うとともに,(仮称)井吹北小学校の新築などの各事業を行ってまいります。  また,4ページの一番下でございますが,農村地域における小・中学校の小規模化対策につきまして,産業振興局や区役所とも連携し,学校づくり,地域コミュニティの活性化及び子育て世帯の定住化の検討を進めてまいります。  5ページをお開きください。  (8)情報発信する学校では,学校評価及びコミュニティスクールに関する研究を行うとともに,学校園だよりやホームページによる情報発信,授業公開ウィークなどを実施してまいります。  (9)家庭・地域・学校の連携と学校運営の協働参画では,現在9地区で実施中の学校支援地域本部の成果をもとに,新たに全中学校区において,(仮称)神戸っ子応援団を順次立ち上げ,自主運営の移行に向けた支援を行ってまいります。  また,学校教育活動で学校のニーズに応じた支援員を紹介するための教育・地域連携センターを運営いたします。  続きまして,(10)生涯学習スポーツの振興でございます。  博物館図書館等の充実では,博物館・小磯記念美術館において,「平清盛展」などの特別展を開催するとともに,図書館において,神戸市立図書館百年史の刊行等を行います。  6ページに参りまして,文化財保護・啓発では,北野・山本地区の許可・修景基準を見直すとともに,伝統的建造物の保存・修理が中長期的かつ安定的に行えるよう,風見鶏の館の使用料を見直すことで,基金を積み立て,保存・修理を充実し,地域の活性化を図ります。  最後に,スポーツの振興では,神戸マラソンを11月20日に兵庫県と共同で開催するとともに,アジア陸上競技選手権を開催いたします。  以上,平成23年度の教育委員会予算の概要につきましてご説明申し上げました。  なお,7ページから18ページにかけまして主要施策を記載しておりますが,ただいまご説明いたしました内容と重複いたしますので,説明は省略させていただきます。  続きまして,19ページをお開きください。  2歳入歳出予算一覧でございます。  なお,予算説明書は千円単位で記載しておりますが,以下万円単位でご説明申し上げます。  教育委員会の平成23年度予算は,表の一番下の欄にございますように,歳入合計が122億8,841万円,歳出合計が538億57万円でございます。  20ページをごらんください。  3歳入予算の説明でございます。  第15款使用料及手数料では12億2,964万円を計上しておりますが,これは幼稚園の保育料,高等学校の入学金,高等専門学校の授業料等並びに博物館・体育施設など社会教育施設の入館料,使用料などでございます。  21ページをお開きいただきまして,中ほどに参りまして,第16款国庫支出金では15億8,816万円を計上しておりますが,これは学校建設に係る国庫負担金,私立幼稚園の就園に対する助成費補助,就学奨励費補助,並びに高等学校無償化などの学校教育費補助などでございます。  22ページに参りまして,第17款県支出金では2億7,766万円を計上しておりますが,これはトライやる・ウィークや自然学校などの補助でございます。  中ほどの第18款財産収入では6億479万円を計上しておりますが,これは教育委員会所管の土地の貸地料や土地売却代などでございます。  23ページをお開きください。  第19款寄附金では1,300万円を計上しておりますが,これは工業高等専門学校の研究振興のための企業からの寄附などでございます。  第20款繰入金では6,741万円を計上しておりますが,これは市民文化振興基金等からの繰入金でございます。  第22款諸収入では85億773万円を計上しておりますが,これは埋蔵文化財調査の受託事業収入,学校の先行建設に伴う都市整備公社に対する貸付金返還金並びに各種講座等の受講料などでございます。  次に,26ページをお開きください。  4歳出予算の説明でございますが,主要施策につきまして,先ほどご説明いたしましたので,省略させていただきます。  なお,26ページから49ページにかけまして,歳出予算の項ごとの明細及び債務負担行為につきまして記載しておりますので,後ほどご参照願います。  続きまして,予算関連議案につきましてご説明申し上げますので,51ページをお開きください。  第21号議案神戸市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件でございます。  本件は,幼稚園や高等学校等に勤務する教員が支給対象となる教員特別手当の上限額について,国に準じた形で現行の1万1,700円から8,000円に引き下げようとするものでございます。  続きまして,53ページをお開きください。  第22号議案神戸市風見鶏の館等条例の一部を改正する条例の件でございます。  本件は,伝統的建造物の保存・修理が中長期的かつ安定的に行えるための財源に充てるため,風見鶏の館の使用料を300円から500円へと改定するものでございます。  最後に,55ページお開きください。  報告事項でございます。  まず,区と連携して事業実施する地域の力を活かしたまちづくり事業(区局連携事業)のうち教育委員会関係分といたしまして,4項目,合計155万円を計上いたしております。  次に,重点分野雇用創造事業のうち教育委員会関係分といたしまして,4項目,合計7,376万円を,緊急雇用創出事業のうち教育委員会関係分について,4項目,合計1億400万円を計上いたしております。  以上で平成23年度予算に関するご説明をいたしました。  次に,請願第114号早期に中学校の完全給食実施を求める請願につきまして,ご説明申し上げます。  神戸市の中学校の昼食は,従来から家庭の手づくり弁当を基本としております。この理由は,家庭の手づくり弁当が思春期を迎える中学生にとって親子のきずなを深め,コミュニケーションを生むなど,心の支えにもなり,また栄養面においても中学生は成長期でもあり,個人差が大きくなる時期でもあるため,家庭で子供ごとに配慮された手づくり弁当は大切なものだと考えているからでございます。  また,最近,給食を行っている自治体で弁当の日を設けるなど,家庭からの弁当のよさが見直されているところでございます。しかしながら,どうしても保護者の体調不良など,さまざまな理由から弁当を持参できない場合もあることから,文部科学省中学校の栄養価基準を満たした弁当を販売する制度を現在全中学校83校中80校で実施しております。今後,生徒や保護者等に対し,生徒が利用しやすい制度にするために,弁当の内容・価格などについて,さまざまな観点から調査するとともに,中学生の昼食の課題,保護者弁当への思い,さらに食育の観点から広く生活習慣の課題についても調査を行い,中学生の健全な心身の育成に資する昼食のあり方について検討を進めたいと考えております。  また,生徒の食に関する問題は,基本的には家庭の役割が大きいと思っておりますが,中学校においても望ましい食習慣を身につけるために,家庭科等の教科を通じて食事と健康,食品の栄養や食品の選択等を教えているところでございます。  なお,中学校給食の実施方法としましては,校内の調理室で給食を調理する自校方式や給食センターから運ぶセンター方式,小学校で調理し,中学校に運ぶ親子方式並びに業者が弁当を調理し,中学校に運ぶデリバリー方式など,さまざまな方式があります。  この中で,近年,中学校給食を始めた名古屋市京都市が採用しているデリバリー方式が最も少ない経費となっております。しかし,それでも本市に当てはめると,配ぜん室の整備などの初期投資に約12億円,毎年の運営費だけで約10億円の財政負担がかかるため,現在の厳しい財政状況下では,実施はなかなか難しいと判断しているところでございます。  ただ,中学校の弁当販売の利用率が低迷しておりますので,先ほど述べたように,どうすれば利用しやすくなるのかといった観点も含め,今後の中学生の昼食のあり方について検討を進めたいと考えております。  以上,簡単でございますが,教育委員会所管の平成23年度予算,予算関連議案2件,報告1件並びに請願1件につきまして,一括してご説明申し上げました。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 14 ◯主査(森下やす子) 当局の説明及び報告は終わりました。  引き続いて,順位により質疑を行います。  なお,委員会運営の効率化のため,答弁は簡明にお願いいたします。また,適当なものについては担当部課長からも答弁されるよう,この際,特に申し上げておきます。  また,質疑者が要望にとどめた項目につきましては,コメントを要しませんので,念のため,申し添えておきます。  また,委員各位におかれましては,質疑の要点をおまとめの上,簡明にお願いいたします。  それでは,大かわら委員,どうぞ。
    15 ◯分科員(大かわら鈴子) おはようございます。  それでは,始めさせていただきます。  初めに,少人数学級について伺います。  少人数学級の拡大については,これまでも繰り返し求めてきました。少人数学級は学習面でも,生活面でも効果を上げているということは実証済みであり,全国的にも大きく広がっています。文部科学省はこの状況を受け,少人数学級の推進の方向を打ち出し,4月から小学校1年生が35人学級となります。今,子供たちが置かれている状況は,ますます深刻化,複雑化しており,対応が難しくなっています。1人1人の子供の状況を把握し,丁寧に対応していくには学習面,生活面をトータルで見ることができる少人数学級が何よりも効果的です。現在,小学校4年生まで行われている少人数学級を5年生・6年生,中学校へと拡大していくべきと思いますが,いかがでしょうか。  次に,請願にもありました中学校給食について伺います。  この問題についても,これまで何度も取り上げてまいりました。中学校給食は全国の80%を超える中学校で実施されており,神戸市はおくれた自治体となっています。質問をするたびに愛情弁当論とともに弁当ぐらいは親がつくるべきだと賛否両論があるということを言われてきました。しかし,そのお弁当さえ,つくりたくてもつくれない家庭がふえているというのも事実です。ダブルワーク,トリプルワークをしなければ暮らしていけない,寝る間も惜しんで必死で働いて生活を支えている親御さんに対して,それでもお弁当をつくれと言われるのでしょうか。  昼食対策として実施されているお弁当販売は価格が高いこともあり,利用は低迷しています。値段の高いお弁当が毎日買えるはずもありません。成長発達の著しい時期にもかかわらず,パンだけで済ませたり,昼食そのものを食べることができない子供たちは,そのまま放置されているのです。給食を実施すれば,すべての子供たちが理想的な栄養価の食事をとることができます。  また,平成20年に改訂された中学校学習指導要領では,食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成を掲げており,学校給食を中心的な指導の場として位置づけています。今回,請願とともに大勢の皆さんの思いが詰まった署名が提出されています。ぜひこの思いにこたえて,中学校の完全給食を実施していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。  次に,学校のエアコン設置について伺います。  昨年の夏は記録的な猛暑が続き,秋に入っても気温が33度,34度という日が続きました。室内でクーラーをつけず過ごしていた高齢者が熱中症で亡くなるという事例も相次ぎました。学校で過ごす子供たちの中でも暑さで気分が悪くなったり倒れるなど,体調を崩す子供が多く出ており,とても学習に集中できる環境ではありませんでした。今回,予算で熱中症対策として全中学校スポーツ大会の会場となる小学校に製氷機を設置されるとのことですが,これだけでは不十分です。  この問題についても,これまでもお聞きしてきましたが,当局は緑のカーテンで気温が2度下がる,クーラー設置によってCO2排出量がふえるなどと答弁されてきました。しかし,学力の定着と向上をどう図っていくかが課題となっている今,教育委員会が第一に考えるべきことは,学習環境をどう整えるかではないでしょうか。最低限子供たちが学習に集中できる環境を整備するためにも,エアコン設置を進めるべきと思いますが,いかがでしょうか。  次に,マンモス校対策について伺います。  神戸市では,31学級以上のいわゆるマンモス校が10校ありますが,その多くは教室が足りず,プレハブ校舎を建てて対応せざるを得なくなっています。プレハブ校舎を建てた運動場では子供たちが十分動き回れないなどの問題が起きています。地域によっては今後も人口の増加が予測されていますが,いつまでもプレハブを建て続けるというわけにはいきません。今後どのように解決されるのでしょうか,お伺いします。  また,その逆に兵庫区では,児童数減少で学校の統廃合をしている地域もあり,それぞれの場面場面での対応という感が否めません。都市計画総局とも連携してまちづくりの観点からの計画的な対応が必要と思いますが,いかがでしょうか。  最後に,図書館の指定管理にかかわって伺います。  図書館は,市民が情報を得,知識を深める場所であり,芸術や文学を鑑賞し,地域文化の創造にもかかわる場でもあるはずです。教育委員会では,これまで中央図書館と東灘図書館以外の図書館について,順次指定管理者制度を導入されてきました。しかし,私たち会派は,図書館の指定管理について,事業の性格上,導入は不適切であると繰り返し指摘してまいりました。  今回出された包括外部監査では,図書館の指定管理について,選書や資料の収集など,教育・文化的に配慮が必要な業務が存在し,中長期的な視点に立ち,業務を行わなければサービスの質の低下を招きかねないと指摘されており,4年ごとに管理者を選定するという指定管理者制度にはなじまない施設であることから,施設の運営方法について検討するべきであるとされています。ここまで指摘されているわけですから,この際,指定管理者制度を続けるのではなく,運営形態は市の直営に戻すべきだと思いますが,いかがでしょうか。  以上,ご答弁をお願いします。 16 ◯橋口教育長 私から,中学校給食について,お答えいたしたいと思います。  先ほどの請願も含めて神戸市の考え方は述べておりますけども,やはり基本的には今の弁当販売制度,先ほど83校で80校と申し上げましたが,まずそれを全校に拡大するのが基本だというふうに考えております。その中で,当然利用率が低いというのがございますので,その利用率をどう高くしていくか,23年度にさまざまな観点から調査等を行っていきたいというふうに思ってございます。  教育委員会にはさまざまな懸案があるというふうに認識しておりますけども,給食に関しては当然家庭の親子のきずなを高めることが基本でございますけども,やはり実際問題としては財源──懸案の中でのさまざまな課題があるというふうに思ってございます。先ほど説明の中で耐震化──幼稚園,小・中学校については改築を除いて100%前倒しで来年度行うわけでございますけども,それ以外でも,例えば友生養護学校を来年度本格的に建築するわけですが,垂水養護学校とか,あるいは青陽西養護学校,こういったものの耐震化,あるいは市立高校におきましても,当然今回の予算案で葺合高校の改築も計上させていただいたわけですが,まだ兵庫商業であるとか,神港高校,そういったものを考えますと,まだまだ必要な莫大な財源確保が必要な事項が残っております。  それから,愛情弁当論については,時代錯誤というふうなご指摘も以前受けたと思いますけども,本当にそうなのかどうかというのをいま1度,いろんなさまざまな調査とか,そういったことをやる中で改めて議論をさせていただきたいと思います。そういった点で,まず弁当販売の拡大と,それの利用率拡大について来年度重点的にやっていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 17 ◯井川教育委員会事務局総務部長 私の方から,1点目の少人数学級の実施につきましてご回答いたします。  まず,現在の制度でございますが,いわゆる1クラスの上限人数を何人にするかという学級編制基準あるいは教職員の加配の定数などの措置,これらの人件費に係る部分につきましては,基本的に国及び県の役割となっております。市におきましては,学校の増改築や耐震補強工事とか,あるいは施設整備の充実,光熱水費等の学校運営費,あるいは教育の中身でありますわかる授業の推進などの経費を負担する,このような役割分担になっております。  先ほど委員からございましたように,文部科学省におきましては,昨年8月に新たな教職員定数改善計画案を策定し,発表されましたが,この中身といたしましては,少人数学級の推進ということで,平成23年から平成30年までかけて,いわゆる8年間で最終的には小学校1・2年生を30人に,小学校3年生以上及び中学生全部を35人学級に段階的に実施するという計画になっておりましたが,実は23年度の政府予算では,小学校1年生だけで35人学級を実施すると。その後,24年以降につきましては,教職員定数の改善につきまして,学校教育を取り巻く状況や国・地方の財政の状況を勘案しつつ予算編成において検討すると,このようになっております。  先ほどもございました兵庫県では,国の加配制度を活用して,平成16年度から小学校の1年生の35人学級を導入し,その後,順次実施を拡大してまいりました。平成20年度からは小学校1年生から4年生までの35人学級を実施しております。それ以外にも,兵庫型の教科担任制ということで少人数学級,あるいは中学校での少人数学級などの取り組みもやっております。これらの措置を活用して神戸市におきましても少人数学級を進めております。  委員からのご指摘の5年生と6年生あるいは中学生にも35人学級を拡大すべきではないかというご提案でございましたが,試算いたしますと,小学校5年・6年生で35人学級にする場合に全体で94学級の増加となります。中学校全学年でこれを実施いたしますと,131学級の増加となります。合わせて1年生・2年生の分ですね,この30人学級も含めてでございますが,トータルで352学級の増加があると。これより年間30億円の人件費の増ということと,あと学校規模によっては異なりますが,教室を新たにつくる必要がございますので,そういったものの年間経費で8億円ほど必要になってくると,こういう試算がございます。  これらにつきまして,市単独で負担するということになってくるわけですが,現下の厳しい財政状況のもとでは非常に困難であるというふうに考えております。本市としましても,学校現場のさまざまな教育課題に対応するために,別途スクールカウンセラー,スクールサポーターなどの人的支援を行っておりますが,今後ともこういった人的支援の充実に努めるとともに,いわゆる本来,国や県の役割でございますので,国や県に対して新たな計画の着実な策定あるいは実施を引き続き市議会のご協力,ご支援も得ながら粘り強く要望していきたいと,このように考えております。  以上です。 18 ◯森岡教育委員会事務局参事 私の方からは,学校の空調整備の問題とマンモス校対策につきまして回答させていただきます。  まず,空調の整備の方でございますが,今の本市の学校施設の空調整備につきましては,騒音・排ガス対策校ですとか,いわゆる仮校舎を含め,普通教室では約4分の1に整備を行っているところでございます。  また,特別教室につきましては,コンピューター教室・音楽室・図書室等について整備を行っておりまして,これらの特別教室と整備済みの普通教室と合わせますと,全教室の約4割に設置している状況になっております。  普通教室への整備ということでございますが,整備についての課題といたしまして,たびたび申し上げているところでございますが,まず,1つは経費面でございます。すべての普通教室に空調整備をするとした場合には,初期経費や維持管理に膨大な経費が必要となってまいります。試算いたしますと,初期経費だけでも約60億円程度,また維持管理費にも2~3億円かかるというふうに試算しておりますが,本市の財政状況は非常に厳しいものがございまして,どうしても国の補助というものを必要といたしますが,国においても,現在のところ,学校施設の耐震化ということが最優先だということで,文科省の方の予算措置がされておりますし,空調整備単独ということの補助は非常に難しい状況でございますため,財源の確保に課題があるということで非常に難しい状況となっております。  一方で,政策上の課題でございますが,地球温暖化の防止という課題がございます。委員からもご指摘がございましたけれども,空調を設置した場合,CO2の排出量がやはりどうしても10数%増加すると試算されておりまして,現在,全庁的に取り組んでおります地球温暖化防止計画との政策上の整合性で大きな課題があると。温暖化防止の窓口である環境局との今後調整が必要となってくるのではないかというふうに考えております。  このようなことから,本市におきましては,まず環境面に配慮いたしまして,CO2削減に取り組むために,耐震化と並行いたしまして,太陽光発電の設置を精力的に進めてまいりましたほか,緑のカーテン,これは長田区の方で一生懸命取り組んでいただいていますけども,緑のカーテンで大体2度程度温度を下げるというようなこともできます。また,校庭の芝生による環境に優しい学校づくりをさらに継続して進めて,環境面にも配慮した児童・生徒の学習環境の改善を進めていきたいというふうに考えております。  ただ,一方,現在学校の方では,風の通りが悪いなど,校舎の立地や構造上で,特に暑い教室については,空調が設置されております特別教室を代替として利用するなどの授業の工夫を行っているところもございますため,国の補助のめどがつく段階になれば,多くの児童・生徒が利用することができる特別教室で未整備となっている教室につきまして,順次設置を拡大していきたいというふうには考えております。国の補助の見込みでございますが,平成23年度が国においても耐震化のピークになるというふうに言っておりまして,ピークを過ぎれば,学校改修等の補助も広がるのではないかという期待もございまして,その動向は見守っていきたいというふうに考えております。  次に,マンモス校対策ということでございますが,国におきましては,31学級以上の小・中学校を過大規模校というふうに呼んでおりますが,平成22年5月1日現在で,委員もご指摘のとおり過大規模校は小学校で166校中10校,中学校にはございません。この小学校10校のうち7校は普通教室について,いわゆる仮校舎──プレハブ校舎というふうにおっしゃっておられましたが,現在はかなり居住環境のよい仮校舎を建設することによりまして対応しておりますが,この10校のうち7校がそのような仮校舎で対応し,3校につきましては既存校舎の改修というような形で対応しているのが状況でございます。また,過大規模校ではございませんが,児童・生徒急増による普通教室を仮校舎として対応している学校もございます。  教室不足への対応でございますが,一般的に児童数が増加しまして,教室不足が生じた場合の対応策としましては,まず既存の校舎内の会議室などの管理諸室を教室に転用することで必要な教室を確保することにしております。利用できる部屋がない場合には,校舎の増築か,あるいは先ほど申しました仮校舎の建設で教室数を確保することになりますが,現状で仮校舎のある学校16校のうち,ここ数年で児童のピークを超えまして減少しまして,仮設の解消が見込まれる学校が4校ございます。それ以外に当初見込まれていない住宅の増加などによりまして,児童数が増加しております12校については,学校敷地が狭いですとか,学校規模が先ほど言いました過大規模校につきましては,国庫補助金の対象外になるというような理由で増築も困難でございまして,さらに分離新設校となると,市街地の中で適地の確保も難しいというようなことから,当面は仮校舎で対応せざるを得ないというふうに考えております。  仮校舎の解消がなかなか見込めないような学校につきましては,内装や機能的にもハイグレードな施設を建設いたしまして,児童の教育環境に支障のないように配慮いたしますとともに,委員指摘のグラウンドが狭くなるというような問題に関しましては,3階建てにして,グラウンドをできる限り確保するような工夫も今後していきたいと思っております。  今後,解消対策ということでございますが,例えば近隣の学校で教室数に余裕がある場合などは,当然保護者や地域の方々の理解が得られるというような状況になれば,校区調整による学校の適正規模化についても今後検討していかなければならないのではないかというふうに考えております。  いずれにいたしましても,当分の間,仮校舎で対応せざるを得ない学校につきましては,市街地で,先ほど申しましたように適地が難しいのですが,用地の確保ができれば分離新設ですとか,校区調整の可能性を探るなど,いろんな対策を進めてまいりたいと思っています。  一方で,過大規模校とは反対に,小規模校がふえていると。市街地の中にはまさに小規模校がふえてまいっておりますし,こういう学校を都市計画総局と連携してということでございましたが,これは,例えば今進めてまいりました兵庫区北西部の夢野の丘小学校,これは学校を4校統合いたしましたが,この地区におきましては,学校小規模化の課題と学校統合について地元と協議を始めた時期を軌を一にいたしまして,統合対象の4校の校区の自治会などが,地域団体から成る兵庫区北西部まちづくり協議会というものを結成いたしまして,同協議会の方では学校統合も地域の重要な課題となって,地域の学校統合に関する課題を検討する中で地域のつながりが深まり,その中で都市計画総局と連携を深めながら,安全で安心なまちづくり活動など,まちの活性化についての検討が現在も進められております。  こういうような形で兵庫区北西部では,たまたま地域のまちづくり協議会の結成と統合協議が同一の時期に重なりましたが,今後とも都市計画総局をはじめ関係各局と連携を図りながら,まちづくりが進められることも視野に入れた小規模対策というものを検討していきたいというふうに考えているところでございます。  私の方からは以上です。 19 ◯阪口教育委員会事務局中央図書館長 図書館の指定管理についてお答えいたします。  このたびの包括外部監査の中で図書館は教育・文化的に配慮が必要な業務が存在するので,中長期的な視点に立てば,指定管理を入れるとサービスの質の低下を招きかねないということで,直営に戻すべきではないかというふうなご質問でございますけれども,先生ご存じのように,平成20年度から3図書館で指定管理を導入いたしまして,開館時間延長,祝日開館の実施をいたしました。21年度にはすべての地域図書館に拡大をいたしまして,中央図書館でも祝日開館を実施したところでございます。その結果,21年度の利用状況につきましては,対19年度比で貸出人数は約17ポイント,貸し出し冊数は約12ポイント増加というふうに大きく利用が伸びております。  また,指定管理者制度を導入した地域図書館では,民間事業者の柔軟な発想や機動力を生かしまして,文化的・教育的なサービスにつきましても,一層の広がりや多様性が生まれてございます。例えば,新たな読書層の掘り起こしといたしましては,青少年向けの読書コーナーの新設とか,ビジネス層を対象としたオンラインデータベースによるビジネス支援サービスの実施,または従来から実施されてきたお話し会や企画展示につきましても,回数の増加や対象数の拡充等が図られております。また,学校や地域との連携では,調べ学習と連動した野外活動や小学校と連携した読書シートによる読書推進,また各区の地域子育て支援センターと連携いたしました保護者向け講座とか,重要文化財のカヤぶき民家でのお話し会の実施とか,埋蔵文化財センターとの連携行事等,さまざまな企画が実施されております。  また,先ほどおっしゃっていました中長期的な視点での業務につきましても,指定管理者を導入いたしました地域図書館では,民間の発想とか,新たな視点で地域に密着したサービスの向上を図る一方,中央図書館の方で中長期的な視点が必要な選書とか資料の収集,高度なレファレンス業務,全市で足並みをそろえて実施する必要のある児童サービス等の調整のほか,地域図書館の指導・監督,バックアップ等を行うよう地域図書館と中央図書館が役割分担を明確化いたしまして,図書館全体としてサービス低下を招かないように十分配慮をいたしております。  現在,指定管理者制度を導入いたしまして3年経過しておりますけれども,このように図書館の利用実績は順調に向上しておりまして,また,毎年実施しております市民満足度調査におきましても,総体的に満足度も上がっております。  神戸市では,指定管理者制度導入によりまして,市民の利便性の向上とともに,民間事業者ならではの柔軟な発想や機動力を生かした多様なサービスの提供ができておると考えておりまして,現在のところは直営に戻すというふうな考えはございません。  以上でございます。 20 ◯分科員(大かわら鈴子) それでは,再質問をさせていただきます。  まず,中学校給食なんですが,私,本当にこれ何回も取り上げてまいりました。昨年の予算でもこの問題もお聞きしました。そのときに,例として,ある学校でお弁当,それを持って来れてない子供がいる,そういうことも言いました。それから,お弁当になかなかおかずがちゃんと入れられなくって,恥ずかしくってトイレに隠れて食べている,そういう子が本当にいるという,そういう事例も申し上げました。そういう子供たちに対して,どういう対策をとられたのかをまず1つお伺いしたいと思います。  それから,いろいろと財政面のことも言われてましたけども,行財政局に確認をしたんですが,基準財政需要額の算定項目に中学校給食入ってますよね。神戸市では中学校給食を行っていませんけども,交付税として全中学校給食実施分ということで,計算してもらったら8億入っているそうです。これね,国からはお金がおりてきているんですよ。じゃあ,なぜこれを教育委員会として確保して行わないのか。これね,初期投資で12億と,それからランニングコストで10億ということで言われてますが,これ確保したらできるじゃないですか。施設整備費のことも言われてましたけど,3分の1補助がつくということで言われてますから,これは国に言わないかんと思いますけども,これ計画的にやればできると思いますが,いかがでしょうか。  それから,北九州市のこと,先ほどもちょっと出てきましたけども,私も,この北九州市食育推進会議,ここでずっと検討されているんですね。これの資料,全部見せていただきました。21年度から段階的にモデル実施とかで完全給食をしようということでやられているんですね。かなり綿密に会議をされてまして,アンケートをとったりとか,視察にいろんなところに行かれたりとか,いろんな方式を検証されています。  結局,ここは親子方式が一番いいということで,親子方式を選択されたようなんですけども,検証の中で言われているんですが,給食実施前に比べて子供たちに変化が起こっているんですね。調理する人への感謝の意識の向上が出てきたりとか,食事中の会話がはずむようになったと。それから嫌いな物が食べれるようになった子もいるそうです。それから,配ぜん準備なんかで協調性が強くなっていると,こういうことも変化が出てきているようです。  それから,先ほど言われてました愛情のことですけども,ここにも書いてあるんですけども,当初懸念されたような家庭での弁当づくりがなくなったことによる親子のコミュニケーションの希薄化は生じていないと。ちゃんと検証されているんです。これ実施されているところでは,教職員の方も,それから子供さんも親御さんも皆さんが喜ばれていると。こういう前向きな変化も出てきているということで,実施を決められて取り組まれるということになっています。お弁当をつくることだけが愛情表現ではないんですよね。実施しているところはこういう変化が出ているんですね。だから,ぜひやるべきやと思うんです。大阪でも実施に向けて今動いている。そういう話も先ほども出てましたよね。神戸はだからかなりおくれているんですよ。このままでは神戸は最後まで残ることになりかねないと思うんですけども,いかがでしょうか。  それから,次に,エアコンのお話なんですが,いろいろと言われてましたけど,子供たちは学校に勉強に来ているんですよね。まず勉強できる環境を整えるというのは当然のことではないでしょうか。CO2削減とか,こういうことも言われてましたけども,これは本当に全市的な課題です。取り組んでいかなければならないということは,私もそれは思っています。しかし,市民に対してクーラー使うのやめましょうというキャンペーンは全然してないですよね。適正温度に調整をしてということで言っています。子供たちだけが体調を崩すまで我慢させるというのは,おかしいんじゃないかというふうに思います。  CO2削減,本当にそれが目的ということで言われるんだったら,ほかにもいろいろとやることはあるじゃないですか。例えば,私,環境局でも提案をしたんですが,給食の残渣ね,今,燃やしている。それを例えば堆肥小屋をつくって堆肥にするとか,そういう方法だってあります。厨芥類というのは燃えるごみの3割強占めてますからね。これもCO2削減しようと思えば,かなり効果的だと思います。その堆肥使ってお花を育てたりとか,そういうことになったら,ちゃんと環境教育になるじゃないですか。本当にCO2削減ということが目的だとおっしゃるならですよ,学習に集中できない環境を放置する必要はないんですよ。今言われているのは,やらない理由ではないんですか。言いわけに過ぎないと思います。  費用のことも言われてましたけども,エアコン設置,60億円というふうに言われましたね。1教室当たりに割り戻してみたら大体200万円ぐらいですよね。これね,ちょっと見積もり高いんじゃないのかなあという気はするんですが,兵庫県が一昨年から県立高校にエアコン設置の方針を出して進められています。昨年が10校,今年度が10校,来年は20校という計画でずっと進められているんですけども,大体1教室当たり150万円ぐらいだそうです。いろいろと条件は違うから,漠っとした数字ですけどもね。ここは義務教育ではないので国の補助がつかない。県の単費で行われているんですね。先ほどなかなか国の方も補助が大変やということを言われてましたけど,これはぜひ国に言って確保するべきやと思うんですね。神戸市自体も100%達成しようということで耐震化終えていくわけですから,例えば先ほど言われていた老朽校舎の改築とか,そういうときにも一緒に進めたらいいじゃないですか。一度にできないんやったら,年次計画立てて,これをやっていくべきだと思いますが,もう1度お答えください。  それから,マンモス校対策なんですけども,ちょっと東灘区の状況なんかも聞いてみたんですが,魚崎小学校は震災後に建て直しをされているみたいですね。それでも児童数の増加に対応できなくって,今,児童数が1,501人で44教室というふうになっています。仮設教室が8と。それから,本山第二小学校,ここも1,289人で38学級,仮設教室が2というふうになってますけども,この本山第二小学校も震災後に建て直されていると。比較的新しい学校だけども対応ができてないと。この本山第二小学校なんかは,学校のピロティーだったところも,そして図工室なんかも教室に使っているということでお聞きをしました。何でこんなことになったのかということをちょっと聞いてみたら,もともとそのあたりは工場がたくさん建っていたと。それが震災後に何度かの都計によって用途地域の見直しがされて,高層マンションが建てられるようになったと。そういうことでマンションが乱立したということをお聞きしました。これね,都市計画とちゃんと連携をして,そのあたりの情報交換をして,どうしていくかということを考えていけば,ちゃんと学校の規模なり,それに対応するまちづくりなりがちゃんとできるんじゃないでしょうか。  西宮の例をお聞きしたんですけども,こういう問題に対してマンション規制をされているんですね。人口急増地域で,小学校区ごとに児童の受け入れ困難地域,それから準受け入れ困難地区,受け入れ困難予想地区というふうに分けて,そこで規制をされているようです。そこにマンション建てても,小学校に子供を受け入れできないんだよということで,事実上の建築の規制をされているようです。これね,子供たちの教育環境の保全ということで,教育委員会が主導でされているそうです。やっぱりこういう視点がこの神戸でも必要だと思うんですけども,それに対してはいかがでしょうか。  それから,ちょっと余り時間がないんですけども,図書館なんですけども,いろいろと多様なサービスが提供されているということで言われているんですけども,指定管理者の今受けられているところの提案内容とかを見せていただきました。一覧表をいただいたんですけども,これ見ましても,これはノウハウ要るなとか,新しい提案やなというのは余り見受けられません。見ていても,余り今までの地域図書館がやっていたサービスと,それほど変わりないんじゃないかなという印象を受けました。  図書館協議会の議事録も見せていただいたんですけども,そこでもこういうふうに言われています。指定管理者制度の導入が効率的な運営を目指すことは間違いないが,効率的なということに安く上げるという意味合いが多分にある。新しいサービスをつくるという意識があるかは疑問であると,こういうふうに言われています。  この図書館ね,余りサービスがそれほどノウハウが要るようなサービスが出てきてないと,向上してないということであったら,何も指定管理にする必要ないじゃないですか。コスト面でも余り削減できないと,そういうことも指摘もされているんですから。  これね,総務大臣の片山大臣,指定管理者制度についてということで,記者会見を開かれたときの話なんですけども,私などが懸念していますのは,本来,指定管理になじまないような施設についてまで指定管理の波が押し寄せてあらわれてしまっていると。例えば公共図書館とか,まして学校図書館なんかは指定管理になじまないと私は思うのです。きちっと行政がちゃんと直営でスタッフを配置して運営すべきですというふうに言われているんですね。みんなここまで言っているんですよ。それならね,神戸市として監査でもこうやって指摘されてるわけですから,直営に戻した方がいいんじゃないでしょうか。  時間ありませんので,お願いします。 21 ◯橋口教育長 私の方から,中学校給食についてのお答えをいたします。  まず,地方交付税の関係で,中学校給食に8億円入っているというようなお話がございました。確かに基準財政需要額の中では中学校給食の単位費用として試算すると8億円でございます。ただ,例えば小学校の給食では,この需要額が24億円計上されておりますけども,実際には約54億円,この小学校給食に要する経費として支出されております。このように具体的な地方公共団体の財政指針の実態,いわば捨象したといいますか,具体的な実態とは別に反映していない,そういった標準的な,一般的な項目に基づいて算出されているというふうに私自身は理解をしております。この交付税についてはいわゆる国庫補助金と違いまして,使途が特定されない,自主的な一般財源だというふうに思ってございます。したがって,8億円算定されるから実施すべきだというのは,交付税の制度と若干趣旨が違うのではないかというふうに思ってございます。  それと,北九州市の例を出されたわけですけども,確かに食事だけが親子のきずなを深める,そういうふうには考えておりません。ただ,中学生につきましては,例えば部活動などによりまして,家庭で触れ合う時間が小学生に比べて少ないというようなことがございます。そういった意味で,家庭での食事とともに保護者がつくる弁当については,例えばよく卒業式の中でやはり感謝の言葉として弁当をつくってくれてありがとうというような感謝をあらわす生徒をいっぱい見ておりますけども,そういった場面を見ますと,間違いなく親子のきずなを深める一助にはなっているというふうには思ってございます。そういったことも含めまして,来年度総合的に調査・検討していきたいと考えております。  以上です。 22 ◯森岡教育委員会事務局参事 私の方から,空調の関係とマンモス校対策についてでございますが,まず空調の方で,例えばCO2削減であれば,学校の方でいろんな環境対策,ごみ対策ができるんじゃないかというお話でございましたが,まさに神戸の学校におきましては,ほぼ100%の学校で神戸KEMSの取得というような形で,学校の方,本当に一生懸命CO2削減対策に取り組んでいただいています。こういうような中でもやはり全体で見ますと,この数年で見ましても,なかなか4~5%削減をさせるのが非常に難しいというような状況でございまして,一方で空調を入れると,やはり10数%のCO2がふえてしまうというようなことから,政策上の課題が大きいというようなことでお話をさせていただいたわけでございます。  また,整備費用の方でございますが,県立高校でいきますと,大体1,500万円ぐらいというようなことでございましたけれども,高校は規模が大きゅうございますが,普通,空調整備しますと,ただ空調機を設置するだけではなくて,いろいろな電源関係の工事とかもしていかないといけません。小学校になりますと,規模が小さいですから,電源のもともとのところの額がかかってくるんで,やはり神戸市の場合,小・中学校を整備すると,少し金額的には高くなってくるというようなことでございます。  ただ,委員,ご指摘のとおり,子供たちの体調というようなことも踏まえまして,我々といたしましても,整備するとすれば,例えば先ほど申しましたが,特別教室の方をさらに整備できないか,もしくは整備に当たってPFI方式の導入だとか,リース方式の導入,少しでも国庫補助金の導入や資金の分散と言ったらおかしいんですけども,計画的な整備というようなことも今後研究してまいりたいというふうに考えております。  また,マンモス校対策の方で魚崎小学校・本山第二小学校ということでお話がございましたが,まず,本山第二小学校につきましては,ほぼ子供たちの数はピークを終えまして,ほぼここ1~2年ぐらいで仮教室の解消が見込まれるんではないかというふうに考えております。  難しいのは,魚崎小学校の方でございまして,今後,児童数の推計というのは大体6年ほどを見込んでいるんですが,これも減っていく傾向にはございます。ただ,減っていってもなかなか仮設解消はできないというようなことで,都市計画と連携してということでございますが,児童・生徒数が50年代,60年代に非常にふえたときでも,西宮市のような開発を延期させるというふうなことはしておりませんので,その辺についてはもう少し西宮市の状況を調べさせていただいて,研究していきたいというふうに考えております。 23 ◯森本教育委員会事務局指導部長 弁当を持ってこない,あるいはトイレで食べるという子供のことですけども,日常の生徒観察はこれは担任の仕事です。どのご家庭がどういう状況かということはよくつかんでいるはずです。それから,お昼ご飯のときに,子供がばらばらして教室に集まっていないと,そうした段階で手を合わせていただきましょうはあり得ません。すべて子供たちがそろっているかどうか,ただ時間差がありまして,弁当販売で買いに行った子たちが教室に戻ってくる,あるいは日番でお茶を取りに行くということで,すべて集まってからスタートをします。したがって,トイレに行っているケースがあれば,探しに行きますし,それは弁当を持ってこなかったではなくて,学級の中でうまくいかなかったというようなことだろうと思います。  それから,調査については教育長がお話をしましたように,これからのことについてはいろんな角度から調査をしていきたい,そんなふうに思っています。 24 ◯阪口教育委員会事務局中央図書館長 先生の方が従来の地域図書館サービスと変わりはないではないかというふうなお話ですけれども,実際に申し上げた,学校と連携して読書シートによる読書推進カードとか,24時間返却ボックスの設置など,新たなサービスも提供されておりまして,ちょっとそれは先生と評価の仕方が違うかなと思っております。  それと,包括外部監査の方でも効率的な部分でコスト管理とか,コストの削減等もされてないというふうなお話でございますけれども,あくまで今,指定管理者制度というのは4年間という期間で見てますので,一時的にはそうなっているんですけれども,少し長い目で見ていただきますと,コスト削減というふうな部分も十分支出の平準化というものも図れ,歳出削減も図れると考えておりますので,ちょっと期間の取り方とか,そのあたりの考え方が若干違うかなと思っております。  以上でございます。 25 ◯主査(森下やす子) 時間が終わりました。お疲れさまでした。  次に,たけしげ委員,発言席へどうぞ。 26 ◯分科員(たけしげ栄二) それでは,数点,質問をさせていただきます。  まず最初に,道徳教育についてお尋ねをいたします。  人間力を養うためには道徳教育の復活が重要だと考えております。例えば,昭和30年代,我々が子供のときに,ありがとう,済みません,どうぞという感謝の言葉を広めていくよう,そういう運動を元神戸市長の原口市長が提唱いたしております。その運動が現在は継承されていない。非常に私は残念なことだと思います。こうした言葉の運動を学校現場で提唱していくべきと考えます。  また,昔は,熱血指導の教員,厳格な父親,子供に気配りをし,注意をする地域の人々という地元で怖いおじさんというのが実はありましたが,今はそういう人もいない。だとしたら,学校現場で悪いことをした子供をきちんと注意ができる教員を育成し,さらにその教員を守るバックアップ体制を教育委員会でしっかりつくる必要があるんではないか。お尋ねをしたいと思います。  2点目は,学校開放についてお尋ねします。  学校開放の施設,グラウンドや体育館などの利用規則が厳しいだの,地域の団体にとって使い勝手が悪いというような話を聞きます。利用調整などは施設ごとに学校施設開放運営委員会が年度当初に決めていたり,利用調整に学校側が入って拒否したり,異なる区の団体の利用を断るということもあるようです。もちろん地域住民が優先で利用し,あいている時間帯については利用したいという希望する団体がもっと簡単に利用できるようなことを委員会が主導すべきではないのかということが2つ目の質問です。  3点目は,公立幼稚園でありますが,近い将来にこども園というようなことがありますけれど,そういうことをきょうは公立幼稚園について質問いたします。  公立幼稚園では,3年保育の研究実施をするということですが,官から民へという社会の流れの中で,公立幼稚園をすべて廃園して,民間に任すべきではないかというようなことを私は昔から考えて質問したことが以前ありました。それは,就園奨励助成により,私立幼稚園の経営は安定していると思われるし,また運営コストを比較すると,明らかに公立の方がコストが高いと実は思っております。そのときに,廃止をするときのことに,1つの問題点が実はあると言われました。それは幼稚園の先生をどうするか,処遇をどうするかということであります。この幼稚園の先生を生かすためには,小学校の教員の免許を取らせて,小学校にその人たちが入って学校の先生として働いてもらってはどうか。また,どうしても公立幼稚園を残さなければならないということについては,廃止すべきという考えと,やっぱりどうしても残さなければならないという場所もあると思いますから,今後の市立幼稚園の行政についてどういうような考えがあるのか,お聞かせ願いたいと思います。  4点目,神戸の教育の特色化についてお尋ねします。  我が国では,勉強は学校でなく,塾ですればよいという親や大人がふえています。それは競争をさせず,全員が平等でなければならないという思想に基づくものであると考えます。公教育のレベルを上げるため,例えば習熟度別のクラス編制,運動会などにおける順位の明確化,さらには通知表の評価を細かく段階的に区切り,前にもあった5段階方式,こういったものをもう1遍採用すべきではないか。学校教育で競争原理を働かせて,子供にも自信を持たせるような仕組みをつくるべきだと考えます。  また,こうした仕組みを神戸の教育として取り入れ,神戸の学校で学ばせたいと考える親がたくさん出てくるように,全国的に例を見ないような神戸方式を確立して神戸の教育の特色を鮮明に出していくべきであると考えますが,いかがでしょうか。  5点目,ニュータウン学校の小規模化対策についてお尋ねします。  少子化で単学級の小学校がふえてきつつあります。単学級では,同じクラスの人間関係のまま,6年間過ごすことになり,また子供なりの競争原理も働かず,よくないということは明白であります。特に,ニュータウンにおける学校の小規模化対策はどのように行っているのか,考え方をお聞かせ願いたい。  最後に,御影公会堂の整備計画について,お尋ねします。  御影公会堂については,昭和の初期に武道家で有名な嘉納家から寄贈されたものであり,震災前には武道場として整備する計画でありましたが,現在は凍結をされたままであります。大震災から16年が経過し,財政状況が厳しいというものの,いつまでも公会堂をこのまま放っておくわけにはいかないのではないか。地元では,集会所機能として利用されているが,武道場にする計画を含め,現段階での整備計画はどうなっておるのか,お聞かせ願いたいと思います。  以上です。
    27 ◯橋口教育長 私の方から数点お答えいたしたいと思います。  まず,学校開放についてのお話がございました。この事業につきましては,もうご承知のとおりでございますけども,学校の運動場あるいは体育館,教室などの施設を学校教育に支障のない範囲内で市民に開放して地域住民のスポーツあるいは文化活動など地域主体の生涯学習の拠点となると,そういったことを目的にしてございます。  事業の実施に当たりましては,学校ごとに地域団体代表あるいは利用団体代表者,学校関係者などで構成しております学校施設開放運営委員会というものをつくりまして,地域が主体となって運営してございます。こうしたことから,利用者も学校の校区内の住民の団体が中心となってございます。  近年,市民のスポーツあるいは文化活動が盛んになりまして,地域で多くの団体,グループが活動するようになってきております。こうした団体の活動の場として学校施設の需要が高まっていることは十分認識しておるところであります。  ただ,学校は子供たちの授業とか学校行事,中学で言えば部活動など,学校教育活動のために学校が責任を持って管理している施設でございます。一方,この開放事業につきましては,そうした学校教育活動を行っていない,いわば,あいている時間帯を開放運営委員会の管理責任のもとに地域住民が利用できる仕組みでございます。このため,かぎの開閉あるいは施設の点検など,実際にお世話いただいております開放管理者が責任を持って適切に管理を行わなければならない,そういったことがございますので,日数を実際は限定しているというのが実情でございます。  例えば,運動場の夜間開放で言えば,利用できるのは4月から10月までの間で,月曜から土曜のうち3日間というふうになっておりますし,また,照明や利用者が出す声や音など,周辺住民からのクレームにも開放運営委員会が対応するというようなことがございますので,さらに日数が限られてくることもございます。この限られた日数の中で,開放運営委員会が利用を希望する団体からの利用調整をしております。これは事業を地域主体で実施するという趣旨に沿ったものでございます。委員会としましては,開放運営委員会の助言など,側面的な支援を行っていくこととしております。  ただ,こうした開放事業につきましても,スタートしてから45年を経過しておりまして,日ごろ開放事業のお世話をいただいている開放管理者が高齢化している地域もございます。そういった点で実施面でいろいろな課題が出てきているというふうに思ってございます。  そういった点を踏まえまして,現在,地域の代表や学識経験者等で構成いたします学校施設開放事業あり方検討会,そういったものを立ち上げまして,開放管理者が行っております,かぎの開閉などの日常的な業務を受益者である利用者が担っていくことなど,時代に即した事業のあり方を検討しているところでございます。学校教育や周辺住民との関係から一定の制約はございますものの,利用枠としてふやせる学校が出てくるのではないかと,そういうふうに思ってございます。今後,この検討会の意見を踏まえまして受益者負担の考え方も取り入れながら,利用者がより利用しやすい仕組みを構築していきたい,そのように考えてございます。  それから,神戸の教育の特色化ということで,競争心をもっとつくる仕組みというようなお話がございました。少子・高齢化や核家族など,子供たちを取り巻く環境の変化に伴って,保護者あるいは大人の学校に対する意識も大きく変化してきております。ご指摘のとおり,学校教育における平等とは,すべての子供たちが教育を受ける機会を平等に与えなければならない,与えるということでございまして,競争をさせず,全員が平等でなければならない,そういう考えではないというふうに思ってございます。  一方,国は平成元年の学習指導要領の改訂を境に,他人と比べて子供の学力を5段階で評価するという相対評価から1人1人の子供について,学習の目標をどれだけ達成しているかを評価するという絶対評価へと大きく方向転換いたしました。これによりまして順位をつけて他人と比べる教育ではなく,1人1人の子供の学習状況を把握しながら,個を生かす教育を推進することが求められるようになってきております。  お話がございました習熟度別クラス編制につきましては,各小学校で理解の程度に応じて,例えば1クラスを2つのグループに分けたり,あるいは2クラスを3つのグループに分けたりしまして,主として算数であるとか,あるいは体育で実施をしてございます。子供が優越感や劣等感を感じたり,あるいは学習集団が固定してしまったり,学習意欲が低下しないように留意しながら行っているところであります。  また,これらの効果を上げるために,少人数指導・複数指導・教科担任制などさまざまに体制を工夫して取り組んでおります。  また,お話がございました運動会での徒競走の順位につきましては,例えば4人で走るときには1位は4点,2位は3点,3位は2点,4位は1点,そういうように点数化いたしまして,合計することで赤組,白組の勝敗が決まるように,1人1人の努力が結果につながるように工夫している学校が多い状況でございます。  また,通知表のお話もございましたけども,神戸市の小学校の通知表につきましては,平成2年までは5段階で記載されておりましたけども,平成3年,当時の文部省の通知を受けまして,数値による記載から各教科ごとに細分化された,いわゆる観点別の評価,よくできる,できる,もう少しのみを記載するように改めてございます。しかしながら,近年,保護者から例えば国語では読む力はできる,話す力はもう少しというふうに観点別で細かい評価がございますけども,ただ,国語全体としてできるのかできないのか,そういった総合的な評価を数値で記載してほしいという強い要望がございます。このたび新しい学習指導要領が23年度から実施される,そういったことを踏まえまして,こういった保護者の要望を踏まえ,通知表の新たな記載の仕方について,今後研究してまいりたいというふうに考えてございます。  神戸の教育につきましては,ご承知のとおりでございますが,「人は人によって人になる」という基本理念がございます。そういった点で学習活動等の中でお互いを高めていく,あの子がいるから自分も頑張る,そういった切磋琢磨しながら成長することが大事だというふうに思ってございます。ご指摘のご意見も参考にさせていただきまして,今後も神戸の子供たちに自信を持たせ,切磋琢磨しながら心豊かにたくましく生きる人間に成長するように努めていきたい,そういうふうに考えてございます。  以上です。 28 ◯井川教育委員会事務局総務部長 私の方から,公立幼稚園のあり方につきましてご回答させていただきます。  神戸市におきましては,できるだけ私立幼稚園に任せるという方針のもとに,公立幼稚園が担うべき役割が何であるのかと,こういった観点から平成21年度に神戸市立学校園のあり方懇話会,この中で外部有識者の方にご検討いただきました。そこでは,公立幼稚園の役割といたしまして,例えば西北神の農村地域,こういったところでの私立幼稚園の経営が成り立ちにくい地域での就園の確保,あるいは障害児や児童福祉施設からの受け入れ,あるいは幼児教育センターとしての公立幼稚園,私立も含めての研修,あるいは保護者や私立幼稚園の先生方も相談できるような相談機能の充実,こういったご提言がございました。こういったご提言に従いまして今後公立幼稚園の役割について検討していきたいと,このように考えております。  委員のご提案がございました市立幼稚園の数の削減につきましては,これまでもいわゆる統廃合によりまして,ピーク時は79園ございましたが,今現在43園まで削減しております。さらにこれの見直しを進めていきたいと考えております。先ほどありました西北神を除く,いわゆる市街地にある幼稚園,今現在で33園ございます。先ほどありました提言の中の幼稚園の役割の機能を特化するという中で,この市街地の幼稚園については半数程度に削減していきたいと,このように考えております。  また,さらに,いわゆる幼稚園の空き教室の活用,これによりまして民間の保育所の受け入れをし,幼保連携をすると,こういった事業も平成16年度から4園で実施しております。今後もこの提言を踏まえ,幼児数の推移を見ながら市立幼稚園の統廃合や需要の多い保育所への機能転換を図るなど,幼保連携をさらに取り組んでいきたいと,このように考えております。  ただ,委員からも冒頭ございましたこども園の動向というものが非常に大きな影響がございます。国の動きも見ながら幼児教育施設のあり方について,さらに検討していきたい,このように考えております。  以上でございます。 29 ◯森岡教育委員会事務局参事 ニュータウンの学校の小規模化対策ということでございますが,教育委員会では,先ほどもございました学校園のあり方懇話会の設置をいたしましたが,その中で小・中学校につきましては,少子化等に伴う小規模校の課題を踏まえまして,適正規模は小学校で12学級から24学級,中学校は9学級から18学級,適正規模に満たない学校については,学校再編の検討対象とするべきとの意見をいただいております。  平成22年度時点におきまして,委員ご指摘の北区・須磨区・垂水区・西区等のニュータウン地域でも小規模小学校が12校,小規模中学校が5校あるような状況になってきております。  このような状況の中で,従来は旧市街地におきまして,統合・再編を進めてまいりましたが,ニュータウン地域においてもまちの成熟化や高齢化に伴い学校の小規模化が進んでおりまして,今後もさらに小規模化が進んでいく地域もございます。そのためニュータウン地域の学校再編を検討する必要があると考えております。しかし,旧市街地における学校の再編におきましては,狭隘な校地を拡張したり,老朽化した校舎を建てかえることなどにより,総合的な教育環境の改善を図ることを中心に進めてまいったわけでございますが,ニュータウンにおきましては,まちづくりの計画の中に当初から位置づけられ,校地も広いものが多く,また校舎も比較的新しいことから,統合に伴い閉校となる学校の校舎の利用方法なども含めて考える必要があるのではないかというふうに考えております。こういうことにつきまして庁内の関係局区とともにニュータウンにおける課題も含めてよく検討した上で進めていきたいと考えております。  また,ニュータウンにおきましては,1つの学校が小規模化しても,隣接する学校は適正規模化を維持しているというような地域もございます。こういう地域によりましては,校区調整の手法も検討していきたいというふうに考えているところでございます。 30 ◯森本教育委員会事務局指導部長 私の方からは,道徳教育のことについてお答えをしたいと思っています。  学校は集団の中で子供たちを育てるということで,その中で将来学ぶ力を身につけていくと。それから,もう1つ,先生のご指摘がありましたように,美しいものを美しいと感じる,あるいは命の大切さを十分に知るというような道徳性の方もつけていくということもねらいとしております。それが総合的に絡まって豊かな人格を形成するということで考えております。年間的にはそういう指導計画を立てまして,各学校では進めています。  ご指摘がありました,ありがとう,済みません,どうぞという感謝の言葉あるいは礼儀の言葉が子供たちから自然に出るということは大切です。これと並行しまして──きっとそれは発展されたんですね。今,各学校でまだ根強くやっている運動の中に,オアシス運動というのがあります。これは40年ぐらい前から実施をしています。具体的には,おはよう,ありがとう,失礼します,済みませんと,その頭文字をとりましてオアシス運動と。調査をしましたら,市内でも数校の中学校で看板を掲示をしてやっている学校があります。  そのほかすべての学校で,おはようございます,ありがとうございましたということは,行事のときに,授業が始まる前に,終わる前に,それから来賓の方が学校の方を訪問されましたら,子供たちがあいさつをするということは進んでいるかと思います。  ただ,道徳には教科書というのがございませんでして,神戸市では独自に教科用図書にかわる副読本をつくっております。これをもとにしながら子供たちの方に定例的に指導をしております。  今,あいさつの言葉であるとか,あるいは手伝いのことも少し触れましたけども,このことについては,教育委員会でもこのことは十分進めていくべきだと思いまして,平成21年度から「こうべっ子豊かな心育成プラン」というのを進めています。その中の基本的な概念としまして,道徳教育を進めよう,それから子供たちの体験行動とか,自主的な活動を十分させよう,それから人権教育を進めていく,それから読書活動を進めていく,そういったことを家庭・地域の中の連携をした中で進めていこうということで,今現在,その取り組みを進めています。具体的には,あいさつ・手伝い運動を全中学校区で実施をしまして,これらが地域の方まで浸透できるように進めていきたいと思っています。  子供たちの中には,地域の方々にお世話になった場合には手紙を書くと,礼状を書くというような学習も進めています。ただ,これらを進めていくためには,いろいろ取り組みも必要になりますので,これらを受けまして,子供たちの自尊感情であるとか,あるいは地域での活躍ができるような場面も含めまして,平成20年3月からスローガンを募集をしまして,これは実際には小学校3年生の子供たちの作品ですけども,「元気にあいさつ神戸っ子 笑顔で手伝い自分から」というようなことをスローガンに定めまして,このスローガンのもとに進めています。今後もこういう運動が家庭と地域,学校の連携をしながら進めていきたいと,そんなふうに思っています。  それから,もう1つ,お尋ねの熱血先生あるいは怖いお父さんというようなお話ですけども,今まだ学校にもそういう熱血の先生はたくさんおられますし,地域の中でも厳格なお父さんはおられるかと思います。ただ,昔に比べると,親子の関係がかつての状況とは少し変わってきたりとか,あるいは問題行動に対して子供を厳しく叱責をするという場面も少なくなってきています。それから,社会全般においても年齢が上の方に対して丁寧な言葉遣いをするとか,あるいはそれを支えていくというような感じがだんだんなくなってきたような状況もあります。  そういう中で,学校の中では,そういうこともあわせて指導をしているわけですけども,残念ながらいろんな物の考え方の親御さんもおられますし,地域のニーズもあります。そのことについて学校の方が問題行動に対応するときに,非常に神経を遣うようなケースも出てきます。以前よりも継続した指導が求められたりとか,あるいは細かい配慮の方も必要になってきます。それと並行しながら,子供たちにはルールの大切さ,あるいはマナーの大切さということについては継続して実施をしていますが,子供たちの問題行動も交遊関係も残念ながら広がってくるケースもありますので,これらを解決をするためには地域であるとか,関係機関との協力体制が必要であります。現在も児童館であるとか,区役所あるいはこども家庭センターあるいは警察とも連携をしておりますけども,これらのことを総合的に考えながら,地域ぐるみで子供を育てようということで,平成23年度からは「神戸っ子応援団」ということで,3カ年を目途に立ち上げて全市で展開をしていこうと,今現在計画を立てています。学校と家庭と地域の連携のすそ野を広げようと,子供と地域の方,あるいは学校と地域の方の中でお互いが顔見知りになるということで,あの子はどこどこの子供さんだとかいうようなことで,通学経路はどこだなというようなこともお互いに知り合って,全体で子供を育てていこうと,その中で関係機関の協力も得ながら育てていきたいなと,そんなふうに思っています。  今後とも開かれた学校として,保護者や地域住民,それから教育委員会の方も十分に機能できるように,そういう体制をつくっていきたい,そんなふうに考えております。  以上でございます。 31 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 私の方から,御影公会堂の件につきましてお答えします。  公会堂につきましては,平成8年の建設以来,ホールと集会所を持ちまして各種集会から当時は結婚式場としての機能,あるいは文化的な活動の拠点として非常に長きにわたりまして区民に親しまれてまいりました。ただ,平成4年8月に東灘の区民センターがオープンしまして,その中に大ホールあるいは会議室が整備されまして,設備の老朽化の理由から現在は地元の団体とか,サークル活動とかが集会所的な利用で地元に活用されているというようになっております。  昭和6年に計画されました,今凍結されておりますけども,嘉納記念館構想につきまして,当時は柔道場2面と多目的な道場を設置するという計画でありました。ただ,現在市内における常設の道場につきますと王子のスポーツセンターの柔道場においては練習とか,あるいは行事に使われております。また,グリーンアリーナには床面に畳を敷きまして大規模な大会が行われているという状況にあります。そしてまた,平成14年には,姫路に国内でも最大規模の県立武道館が整備されまして,県下の大会利用等で広く利用されているという状況にございます。  そんな中で,この構想につきましては,当時とすれば理解ができるところではありますけども,計画にあります施設の規模,柔道場2面とか,観客が200名ということになりますと,大会利用はできないという状況,また,駐車場につきましてもほとんど確保できないということから,その利用につきましては限定的な利用しかできないというふうなことで,武道場としての整備は非常に困難であるというふうに思っております。昭和8年の建設から年数がたっておりまして,そういうところの状況にあるということでございます。  なお,御影公会堂につきましては,地元に密着した施設ということで,昭和の初期を残す昭和8年の建設ということで,そういう立派な建築物であるということは理解しておりますので,外観を維持する方向で,今のところ市民参画推進局におきまして,集会所的な機能で残すということを検討しているというふうな状況にございます。  以上でございます。 32 ◯分科員(たけしげ栄二) じゃあ,ちょっと再質問をいたしますが,いろんな今,森本指導部長からご説明をいただきましたけれど,やっぱり私たち子供のときに学んだ,ありがとう,済みません,どうぞというのは非常にインパクトが強くて,やっぱり今もってそういう言葉を生かしていこうという気持ちが実はあります。今,いろんな形の言葉を言っていただきましたけれども,やっぱりもっとインパクトがあるようなものを子供たちに,そういうしつけ教育というか,道徳の中にもあるわけですけど,もう1遍やっぱり,ありがとう,済みません,どうぞということを元神戸市長の原口先生が言ったんだから,それを残していくべきだと私は思いますよ。それについてもう1遍お考えをいただきたい。  もう1つは,学校の熱血先生が一生懸命やることがやり過ぎて,PTAとか父兄からいろんな問題が出てくるかもしれない。でもね,それは教育委員会バックアップしてあげるような体制をつくらないと,熱血先生が一生懸命頑張っても,頑張りようがないということになってしまうので,その辺のバックアップ体制についてもお尋ねしたい。  学校開放について,これは市長が居場所づくり,仲間づくりという割には学校の運動場を借りたりすることが非常に難しい。それはまさに開放委員会があって,それはあるけれど,実は開放委員が出てこなくて,校長が出てきて,そんなものあかんと言ってしまうこともあるんですよ。これはある中学校で現実にあった話。そういうことはやっぱり非常に利用を狭めている。私はその校長に言ってあげた。市長が言っている仲間づくり,居場所づくり,どないするんやと。学校がそんなことで──その子供たちが例えばクラブをつくるとする,そのクラブは有料で教えることもあるわけですね。それがいかんというのやったらおかしいじゃないかと,それは。親が金払うねんでと。何も学校が金を払うのと違うねんと。だとしたら,例えばある西神地域でも,神戸市の外郭団体の中に塾が入っている。それはお金取っているんです,その塾は。わかります。その子供に応じたものをやっぱり親は支援していくわけだから,学校のそういう開放については非常に難しい問題が実はあるから,もっとこれは具体的に開放してやることを考えてやってもらいたい。それはやっぱり地元優先でいいんですよ。地元優先でいいわけですから,もっと規定を厳しくしてもいい,こうしたら貸してあげるというようなものをつくるべきだと私は思う,委員会が。それについてもお答えをいただきたい。  それと,ニュータウンの学校のことですね。これもやっぱり単学級です,1クラス。そういうのが非常に多くなっている中で,いつになったらそれを統合するのか,難しい面があると思う。でも,そんなことを言ってたら,子供たちの教育には待ったがないわけですから,やっぱりこういう子供たちが競争の中で,家庭の中で兄弟も少ないし,学校のクラスもない,競争原理が働かない。そんな子供たちが大人になったらどうするんですかというような心配をするわけですから,もっと早くそういうことに対して早急に考えをまとめていただいて,難しいのはわかるけれど,そういうことを考えれば,やっぱり早く進めていくべきだろうと思っております。  前からちょっと気になっておることがあります。学習障害,多動性障害ですか,この子供さんたちがいろんな特別の教育支援は必要とするんだろうと思います。だけど,この子供さんたちが通常の学級に在籍して教育を学ぶことも1つだろうと思いますけれども,しかし,それはすべての子供たちに本当にそれがいいのだろうかという疑問を私は持っております。  優秀な先生がいても,40人学級に1人,そういう子供さんがおったら,ほかの子供さんたちに対する教育の効果がどんなに上がっているのかということも心配である。「1人はみんなのため,みんなは1人のため」という言葉があるけれど,これはやっぱりそういうことをもう1遍教育委員会としては考えていく必要があるんではないかな。そういう子供さんたちのために,そういう教室をつくるとかいうことが必要ではないのか。やっぱり今の公教育が親御さんたちが──教育長がおっしゃっておられたけれど,学校の勉強は一生懸命やっていますけれど,しかし,親御さんは進学の相談は塾へ行って相談するんですよ,学校ではなくて。そんな実態であることも実は考えていただきたい。  今の質問について,お答えをいただきたいと思います。 33 ◯橋口教育長 私から,学校開放でございます。  これも先ほど答弁したことですが,事業そのものは45年経過しているんで,さまざまな課題が出てきているというようなことでございます。ただ,学校管理者とそれ以外の施設開放が受け持つ分野ということでございますので,例えば先ほど申し上げましたように,施設管理者において高齢化とかが進んでいる。そういうさまざまな課題がございますので,先ほど申し上げた開放事業のあり方検討会というのを立ち上げますので,今お話があった点も含めて,その中で検討してまいりたいと思ってございます。  私からは以上です。 34 ◯森本教育委員会事務局指導部長 あいさつの件ですけども,先生がご提案されていますように,ありがとう,済みません,どうぞ,失礼します,これはもう日常的に使われていますので──これを強力に各学校で今現在やっておりますので,これはもう着実に進めていきたいと,そんなふうに考えています。  ちょうど今,受験期になっていますので,例えば面接の練習をします。中学生も高校生もしますけども,基本的には失礼します,おはようございます,ありがとうございましたというようなことをするわけですけども,そういうときにもあわせて指導することがあります。  それから,熱血先生の関係ですけども,指導のことを少し勘違いをされる先生がいます。私も若いときには,大きな声を上げて全体を指揮することが指導だと思っておりましたけども,それではなくって,子供たちの方にどれだけ自分の言っていることがしみ通るかということだと思います。わかりやすく,丁寧に言うと。それから,子供たちはよく見ていますので,例えば先生の方が子供たちに指導をする中で,掃除をしなさいと言ったときに,先生も一緒に掃除をしているかどうかの問題があるんですね。巡回をして,怖い顔をして掃除を監督するだけではなくて,ともに汗を流す,一緒にごみをほかす,あるいはトイレの掃除も一緒にするというような観点は非常に大事だと思います。そういうようなことがあると思います。  それから,もう1つ,LD等々の発達障害の子の話がありましたけども,平成19年に学校教育法の改正をしまして,ともに学ぶと,障害のある子供たちも,ない子供たちもともに学ぶ中で,社会性の豊かな人間性を育てるということでやっております。先ほどご指摘ありましたけども,ともに学んだときに,その効果はどうなのかということなんですけども,そのあたり,例えば黒板での字の書き方の工夫,それから掲示物の工夫,発言指示の出し方というようなことが,そういう中でともに学ぶ中でやっておりますので…… 35 ◯主査(森下やす子) おまとめください。もう時間過ぎてますので。 36 ◯森岡教育委員会事務局参事 ニュータウンの小規模化対策は,ご指摘のとおり至急に検討していきたいというふうに思っております。 37 ◯主査(森下やす子) お疲れさまでございました。  委員の皆様に申し上げます。  午前中の審査はこの程度にとどめ,この際,暫時休憩いたします。  午後0時50分より再開いたします。   (午前11時50分休憩)   (午後0時51分再開) 38 ◯主査(森下やす子) ただいまから予算特別委員会第1分科会を再開いたします。  午前中に引き続き,教育委員会に対する質疑を続行いたします。  それでは,平木委員,どうぞ。 39 ◯分科員(平木博美) それでは,よろしくお願いをいたします。  まず,小学校英語活動について質問をさせていただきます。  小学校英語活動の導入については,賛否さまざまな意見がこれまで闘わされてきましたけれども,新学習指導要領の本格実施により,この4月から小学校英語活動は小学校5年生・6年生で年35時間が必修となります。必修となった上は,神戸市としてもしっかり体制を整えておく必要があると考えます。  私は,今から15年前の小学校英語活動導入初期のころから,地域のボランティアサポーターとして,小学校の先生方と一緒に試行錯誤をしながらカリキュラム編成に取り組みました。小学校英語指導者認定を受けている者として質問をさせていただきます。  まず,小学校英語活動について,大きく分けますと,まず学級担任と外国人英語指導助手──ALT,次に,学級担任とイングリッシュサポーター,もう1つは,学級担任単独という3つのパターンがあるのではないかと思います。  神戸市では,ジェットプログラムでの来日人材を含め,ALTの採用の充実を図ってきたことについて評価をいたしますが,ALTを各小学校に通年配置できるほどではありません。学級担任だけで英語活動をすることは難しく,またALTをふやせばいいというものでもありません。現場での授業を効果的に行うには,学級担任とイングリッシュサポーターがどううまく協力できるかが重要になってまいります。  私が現場で一緒に授業した先生方は,英語が嫌い,英語が苦手という方ばかりでしたが,サポーターとしてかかわる人材との信頼関係が構築されてくると,安心して楽しい授業の展開ができるようになったとおっしゃってくださいました。学級担任が英語は嫌いと思いながら授業をしたのでは,児童たちが楽しいと思えるわけはありません。4月の必修化を控えて,研修などを受けてもまだ不安が払拭されておらず,5・6年生の担任は持ちたくないという意見の表明をされる方もあると伺っております。学級担任とイングリッシュサポーターのチームティーチング中心で進めることになるのであれば,教育委員会としてどのような体制で必修化に対応しようとしているのか,お伺いをいたします。  また,イングリッシュサポーターが地域人材である限り,確保できない学校があったらどうするのかという問題もございます。イングリッシュサポーターの配置できる学校とできない学校の格差が生じないようにしなければなりません。そのためには,教育・地域連携センターの役割が大いに期待されるところですが,英語活動を担当する指導課と人材を確保する教育・地域連携センターとの連携はどのように行われるのか,お伺いをいたします。  また,イングリッシュサポーターは,人数が確保できればいいというものではありません。英語力や指導レベル,サポート意識などの個人的資質の違いがあり,英会話ができるからといって小学校英語を教えられるというわけではありません。人材登録する際のレベルチェックや登録後の研修,授業参観,資格試験など,今後整えていかなければならないことがあると思います。イングリッシュサポーターの質の確保,資質向上をどのように行っていくのか,お伺いいたします。  また,必修化になった英語活動支援のために,総合教育センターにあります授業づくり支援室の果たす役割は大変大きいと思います。学級担任が授業内容を考える際に使える教材やアドバイスできる人材を神戸市の中心として総合教育センターに配置し,英語活動のサポート体制を整えることが大事ではないかと思います。そのためには,小学校英語活動専門のアドバイザーを配置することが必要です。そのアドバイザーが教材の収集・管理から,それを分析してひな形となる教材をつくり,1年分のカリキュラムを作成し,さらには学級担任へのアドバイスをするなど,一貫したサポートをすることで学級担任の負担感を少なくし,英語活動にも前向きに取り組む意欲が持てるようになると考えます。  教材に関して言えば,副教材として先行導入されていた英語ノートが事業仕分けされてしまったということがありますが,神戸市がこれまでに蓄積してきたノウハウを整理し,神戸市独自の教材として作成することで十分に代替教材を提供できるようになると思います。このように人材と教材をそろえることで,授業づくり支援室がうまく機能すると思いますが,いかがでしょうか。  先日,総合教育センターを訪れてKIIFを拝見いたしました。KIIFで提供されている教材のリストというものを一緒に見せていただきました。現在,KIIFに掲載されている授業づくり支援室の教材一覧では,英語活動に関しては指導案は見ることができるのですが,教材の中身がいまひとつわからない上に,総合教育センターまで足を運ばなければ,教材実物は見ることができないという現状にあります。遠くの学校の学級担任にも便利に使えるような情報提供の工夫ができないものか,お伺いをいたします。  次に,帰国・外国人児童・生徒の受け入れについて,お伺いをいたします。  神戸市に住む外国人の数は年々増加し,公立小・中学校に通学する児童・生徒の数がふえ,日本語指導が必要な海外からの帰国あるいは外国人児童・生徒数もふえる傾向にあるのが現状です。  そのような家庭では,児童・生徒が学校生活になじめず,不登校になったり,卒業しても就職・進学がままならないケースが多くあります。また,児童・生徒だけではなく,その親も日本での生活に苦慮しています。そうした児童・生徒の家庭への対策として,学校だけではなく,神戸でともに生活していく住民として受け入れる地域を巻き込んだ支援が必要だと考えます。  私たち家族がアメリカで駐在をしている時代,子供たちが義務教育年齢に達すると,住民としての外国人として扱われ,多くのサポートを受けることができました。アメリカは移民を多く受け入れてきた国ですから,日本と事情は少し違うかもしれませんが,母国語が英語でない児童・生徒に対する授業支援が多く用意されていました。外国人保護者連絡会も各学校に設置されており,それを統括する全市的な連絡会もありました。住民として外国人を受け入れる体制が整えてあったので,多くの人と教育施策に助けてもらい,しっかりと地に足をつけて生活し,教育を受けることができました。  ふえていく傾向にある帰国・外国人児童・生徒やその家庭を神戸市としてどのようにサポートしているのか,また,今後,どのような方向で進めていくのか,お伺いいたします。  次に,学校図書室への司書の配置について,お伺いいたします。  残念ながら神戸市の学校園では,学校図書室に司書が配置されておりません。どの学校も司書教諭を中心に工夫をされているのが現状です。我が家の子供たちは小学校時代,夏休み期間だけ決まった曜日,決まった時間に図書室が特別に開いていて,先生がいてくれるんだと喜んで出かけていたことがあります。今,考えれば,司書教諭がそのときだけ,その期間だけ,司書として学校図書室にいる時間がつくってくれていたということです。  学校図書室に専門の司書が配置されるようになると,子供たちが変わるばかりではなく,学級担任が図書室を上手に活用できるようになることで,授業も充実するという成果が全国で報告されています。相乗効果で蔵書も充実し,さらに,地域のボランティアの人数もふえ,学校が活気にあふれてくると聞いています。  豊中市では,全小学校に学校図書室司書を配置し,すばらしい成果を上げています。教育現場の質の向上のために,学校図書室専任の司書を配置できないものでしょうか。あるいは専任の司書を例えば巡回制にして,中学校区内の小・中学校を回るなど,モデル地区を指定して試験的に行うなどということから効果を試してみることはできないでしょうか。教育長の考えをお伺いしたいと思います。  次に,薬物乱用防止の取り組みについてでございます。  神戸市内あるいは近隣の中学校でも大麻所持をはじめとする薬物乱用が見つかる事件があり,近年,薬物乱用が低年齢化する傾向にあることは皆様もご存じのとおりです。近隣の都市では,学習塾の前で元気になってよく勉強ができるよと誘って薬物を無料配布するようなこともあったと聞いております。  そうした薬物乱用を防止するためには,学校での授業や生徒指導だけではなく,学校と家庭・地域,関係機関との連携を緊密にして強化していくことが有効であると考えます。  学校によっては,警察・薬剤師・ボランティア団体などの協力を得て,特別に授業をしてもらっているような学校もありますが,そのような協力者を見つけられない場合もあるようです。児童・生徒の薬物乱用防止教育を早期に進めるために,小学校・中学校においてそれぞれの年齢に合わせたきめ細やかな授業や指導を地域の力を借りながら,教育委員会主導で行うべきではないかと考えますが,いかがでしょうか。  次に,新規に計上されております就学関連システムの開発関連事業について,お伺いいたします。  近年の厳しい経済状況の悪化を反映して,市内の小・中学校では,就学援助を受給する児童・生徒の数がふえる中で,申請するための必要書類を整えるために保護者が時間をとられたり,平日に学校に行かなくてはいけないので会社を休まなければならないというようなことがあったり,個人情報保護の観点からも,申請書類を学校に子供に運ばせるわけにもいかずという悩みをよく聞きます。また,受ける側の学校の方でも教職員の事務負担が増加に伴ってふえていっているのではないかと思います。現場の教員はできる限り児童・生徒に向き合う時間を確保してほしいと思うのは私だけではないと思います。  この新しいシステムを導入することが保護者,教職員双方の負担軽減にしっかりつなげていけるものなのか,どのようなシステムを考えていらっしゃるのか,お伺いをいたします。  最後に,神戸マラソンについて,お伺いをいたします。  2月27日に開催された東京マラソンには,約3万6,000人の参加者があり,参加者だけではなく,東京全体が東京マラソンを楽しんでいる様子がうかがえるような報道がされておりました。神戸マラソンもとても楽しみです。  我が会派では,かねてから神戸マラソンを観光振興,誘客の面からもっと活用すべきであると主張しておりますが,まだまだPRが不足しているように感じます。選手だけでなく,応援する側,ボランティアの参加なども含め,神戸に多くの方に来てもらうための働きかけがまだ見られません。そのための体制づくりや具体的な観光振興,誘客対策をどのように行っているのか,お伺いをいたします。
     私の友人の市民ランナーは,走っているときの沿道からの声援が心強いと教えてくれました。本会議でもご提案をいたしました地域性を生かした沿道の声援はもちろんのこと,疲れてきたあたりで沿道の観客が参加者リストのゼッケン番号と名前を照らし合わせた格好で,ランナーの名前を呼んで応援するというような工夫ができたら,名前を呼ばれるという,とても特別の感じがして走っている人はうれしいのだという感想を聞いているだけに,何かそんな工夫ができないかなというふうに考えます。沿道での応援対策をどのように行っていくのか,その中心となる役割を果たされる教育委員会の方で今検討されている内容をお伺いしたいと思います。  テレビ放映やマスコミでの取り扱いをいろいろ働きかけていらっしゃると思いますが,テレビの放映では,マラソンのトップ集団だけではなくて,沿道のまちや名所の紹介,あるいは私たちは感謝の思いでこのマラソンをするわけですから,震災時の映像やあるいは復興してきたまちの様子,人々の様子など,画像に取り上げながら,コンテンツをうまくつなぎ合わせて,感謝の意味を神戸全体であらわすというような放映をしたいものだなと夢に思っております。どんなふうなことを今担当の広報部隊で考えていらっしゃるのか,教えていただければうれしいなと思います。  神戸マラソンの検討段階では,市民意見──パブリックコメントというのを募集しておりました。参加を希望する方とか,この沿道でこんなふうなコースがいいのではないかと,私のところにもご意見が届いたほどでした。今後ですけれども,参加を希望する全国のランナーや神戸マラソンに関心のある方の意見を広くパブリックコメントとして聞く機会を設けて,そして,マラソンはことしだけではなくて,継続して開催していく大きなイベントなんだという認識でとらえ,そういった方々の意見を取り入れることによって,計画をブラッシュアップし,市民参加型で全国的に見て特色が出せる神戸らしいイベントにしていけるのではないかと思いますが,いかがでしょうか。  また,そうした意見をいただいた方や,あるいはマラソンに応募して残念ながら抽せんで外れてしまった方などには,ボランティアとして,ぜひ神戸マラソンに参加していただくということはいかがでしょうか。神戸マラソンに継続的に興味を持ってもらう方策を考えるという意味で,参加申し込みの際に,これは例ですが,あらかじめ抽せんで外れたらボランティアで参加するお気持ちはありますかというようなことを前もって聞いておいてもいいんじゃないかと思います。ボランティア募集の方法について,どんな計画をされているのか,お伺いをいたします。  以上,多岐にわたっておりますが,どうぞよろしくお願いをいたします。 40 ◯橋口教育長 私から数点お答えをいたしたいと思います。  まず,小学校の英語活動の体制についてでございます。  23年4月から新しい学習指導要領が全面実施されるわけでございますけども,こういった円滑なスタートができるように,これまでに教員研修あるいは教材整備等の準備を進めてまいりました。お話のございましたイングリッシュサポーターにつきましては,昨年度に新しく制度をつくり,移行期間中でございますけども,本年度もほぼ順調に,共同授業による活動が始まっているところでございます。  この外国語活動については,年間35時間になるわけですが,担任については35時間すべて出る。そのうちの18時間が単独で授業を行うということでございます。それから,残りの17時間あるわけですが,12時間はALTとの共同授業,それから5時間がイングリッシュサポーターとの共同事業,そういったことを計画してございます。  それから,文科省が制作しました英語ノートでございますけども,神戸市でも中心教材として現在活用しております。これにつきましては,例えば行ってみたい国を紹介しようというテーマがありましたら,それを4時間で学習できるようになってございます。5年生・6年生もこういったテーマが9つあるわけでございますけども,年間を通じて学習する格好にございます。  例えば,この中で今申し上げた行ってみたい国を紹介しようというテーマでしたら,1時間目にALTがネーティブな発音で英語表現を教える。2時間目が担任の先生が電子黒板などを活用しながら,その英語表現を十分になれさせる。3時間目にはイングリッシュサポーターと一緒にどこの国に行きたいのかといったようなコミュニケーションの活動を行う。それから,最後の4時間目に,ALTとイングリッシュサポーターに教えてもらった英語表現を使って子供たち1人1人が自分の行きたい国について友達の前で英語で発表する。そういった内容になってございます。そういった体制を考えておりまして,この積み重ねによって英語であいさつとか,あるいは自己紹介ができる小学生という神戸の目標に近づくことができるようになると考えております。  お話の中で,担任の先生の自信の話がございましたが,これは昨年の夏の全国調査でございますが,英語活動指導する自信があるのかというアンケート結果でございます。自信があると回答した教員は,全国で31.7%でございましたが,神戸市ではこの答えをもう少し──単独で児童を指導する自信があるのかという設問を──ハードルを若干高くしております,この質問に対しては55.8%の教員が自信があるというふうに回答いたしております。自信がない先生,やはりいろんな研修とか,教材等の勉強の中で,以前は自信がある先生が少なかったわけですが,かなり高くなってきているというふうに思ってございます。  それから,神戸マラソンのうち数点でございますが,観光誘致対策でございます。マラソンにつきましては,昨年の9月に設置いたしました実行委員会,その幹事会には観光分野の方々にも参画していただいております。専門家の意見を盛り込みながら,この3月末をめどに実施計画の策定を進めているところでございます。  お話ございましたPRにつきましては,これまで県・市の広報媒体,あるいは関係する企業団体の社内広報等,さまざまなところで機会があるごとに機運の醸成に努めているところでございます。  また,大会の前日とか,あるいは前々日にフィニッシュ地点の近くの広場でランナーの受け付けと同時に,大会ボランティアの受け付け,あるいは説明会も実施する予定でございます。  さらに,この会場では,神戸ならではのグルメイベント,あるいは協賛企業による展示・販売会など,参加する人が楽しんでいただける仕掛けも考えているところでございます。  こういったことによりまして,遠方から参加されるランナーやその家族,ボランティア,市内に宿泊して大会に参加していただきたい,そういうふうに考えているところでございます。  また,ランナーの受け付け時における市内観光の案内であるとか,あるいは旅行会社との連携による神戸マラソンと観光をセットにした旅行商品の造成など,神戸マラソン開催を契機に神戸の魅力の情報発信を行いながら,多くの方に神戸に滞在して観光していただくことで,神戸の活性化につなげていきたいと考えてございます。  それから,意見募集とつなぎとめについてのお話がございましたけども,意見募集につきましては,昨年11月に基本計画に対しまして,広く県民を対象にパブリックコメントを実施いたしております。また,11月に開催いたしました神戸全日本女子ハーフマラソン大会の参加者に対しましても,参加するランナーの視点からのアンケートを実施するなど,参加選手や市民からの意見も参考にしながら,先ほど申し上げた実施計画をまとめているところでございます。  今後につきましても,大会専用のホームページをまず立ち上げたいというふうに思ってございます。その中でも意見や感想を書き込めるような工夫をいたしまして,広く意見をいただきながら,継続開催する中で,市民参加型の神戸らしい特色のある大会へ高めていきたいと考えております。  また,ボランティアのお話がございましたけども,お問い合わせをいただく方だけではなく,ランナー抽せんから外れた方に,例えば落選通知を送付する際に次年度についても応募していただけるよう,例えば観光イベント情報を提供したり,あるいは大会運営にかかわるボランティアの参加を呼びかけるなど,引き続き神戸マラソンに興味・関心を持って参画してもらえるような,そういった仕掛けづくりを今後検討していきたいと考えております。  私からは以上でございます。 41 ◯井川教育委員会事務局総務部長 私の方から就学関連システムについて,お答えいたします。  本市におきましては,経済的に就学が困難な世帯に支給するための就学援助というものを実施しております。人数的に申し上げますと,平成21年度で約2万7,000人の小・中学生がこの援助を受けております。全体の児童・生徒数に対しまして23%になっておると,こんな状況でございます。  実は,現在,この就学援助の事務の大部分が手作業というか,システム化されておりません。申請に当たりましては,保護者からいわゆる所得証明を出していただく必要性がございます。これを出していただいて,職員が1件1件その所得要件に当たるかどうかというのを審査しております。このため先生からご指摘ございましたように,保護者自身がみずから所得証明を取得するために区役所の市税課へ行って,所得証明をとるとか,あるいは学校へ持って行くとか,こういう手間なり負担をおかけしております。さらに,審査そのものに時間がかかるということで,いわゆる支給の事務が迅速な支給ができていないと,こういう問題点がございます。それと,学校でその書類を集めるという必要がございますので,教員の負担にもなっていると,こういった問題がございます。  これに対しまして,この新システムを導入するといたしまして,保護者の同意を得た上で,いわゆる住民基本台帳システムあるいは市税のシステム,これとリンクをいたしまして,世帯構成や所得の状況などをそこから直接とってくると,それを審査するということを考えております。これによりまして,保護者が証明書を提出する必要がなくなりまして,また取りまとめをする教員も負担の軽減につながるのかなと。さらに,あってはならないことですけど,審査にどうしても手作業でやりますと,間違いもございます。これらもなくなって迅速・正確な判定ができるんじゃないかと,このように期待をしておるわけです。  ただ,導入に当たりまして,住民基本台帳,これ改正住民基本台帳が平成24年7月ごろに施行されますので,当面は市税のシステム,いわゆる所得の関係とのリンクを先行して行うと,こう考えております。24年度,それを23年度中に設計いたしまして,24年度の就学援助の申請から保護者の提出書類の必要が同意があればなくなるということにやっていきたいと考えております。  さらには,将来的ではございますが,私立幼稚園の就園奨励助成金,これも所得の要件によりまして金額の差がございます。あるいは高校生向けの神戸市奨学金ですが,これも所得の要件がございます。こういったものに対しても対応できるようにシステムを拡張していって,保護者の負担軽減に努めていきたいと,このように考えております。  以上でございます。 42 ◯森本教育委員会事務局指導部長 私の方から,数点お答えをさせていただきます。  まず,小学校英語のイングリッシュサポーターの人材の確保の件ですけども,英語活動の充実のためには,イングリッシュサポーターは大変重要な存在だと認識をしています。ただ,ご指摘のあったように,イングリッシュサポーターの確保が難しい学校もございました。今年度につきましては,事務局の方が直接派遣をするという形をとっております。そのことについては大変好評でありましたので,来年度はこれを参考にしまして,学校が確保できるサポーターと事務局からは直接派遣するサポーターと2つに分けて考えたいと思っております。  それから,教育・地域連携センターですけども,現在,教員のOBあるいは大学生等から学校活動に対する支援の登録を行っていますが,今現在,設立2年目なので,まだ十分でないところがあります。経過的な措置としてイングリッシュサポーターそのものについての人材派遣については,指導課を窓口にやっていきたいと,そんなふうに思っています。  ただ,学生スクールサポーターの中で英語活動を実施をしている学生もおりますので,この制度については来年も同様に行っていきたい,そんなふうに考えています。  それから,イングリッシュサポーターの質の確保と向上のことですけども,このことにつきましては,その選定理由として,例えば英語のレベルが高い,それから子供との接し方が巧みであるなど,いろいろな観点から学校長が直接そのご本人と面接をして決定をしている。これが一番妥当ではないかということで,その一律の試験については難しいなと,そんなふうに思っています。ただ,事務局から直接派遣するイングリッシュサポーターについては,英語力であるとか,あるいは免許等についても考慮し,選定をして希望する学校の方に派遣をしていくと,そんな形をとっていきたいと思っています。  研修につきましては,今現在も教員の研修に混じって,あるいは授業研究会等によって参加をされています。教育・地域連携センターとも連携をしながら,よりよい研修のあり方を考えていったりとかということで,各学校現場で一層効果的な協同授業ができるように取り組んでいきたいと,そんなふうに思っています。  それから,2つ目ですけども,授業づくり支援室のことです。  神戸市では,この英語活動も含めて全市の小・中学校のすべての教員が参加をしております教育研究会がありますけども,そこと,それから総合教育センター,それから教育委員会の指導課と,3者でお互いに役割を分担しながら,連携をしながら進めています。英語活動についても,この3者の役割を分担しながら,いい授業づくりについて目指しております。  まず,小学校の方の研究部ですけども,国際教育部というのが既に設立をされています。そこでは授業研究あるいは研修会,イングリッシュサポーターの方も時々参加をされますが,学習の指導案の開発について積極的に取り組んでおります。  それから,授業づくり支援室につきましては,こういった指導案の集積に努めています。今現在は44とまだ不十分ですが,年度末には90点を超えるようなものにしていきたいと──さらにふやしていきたいと思っています。  それから,教育委員会の本体の方では,小学校英語にかかわる授業の実践の定着を目的に,神戸市独自の教材として開発をしております,共同授業のためのDVDであるとか,あるいはALT用に国のつくっております英語ノートの指導資料本市版ということで作成をしております。  それから,また子供用には音声教材──外国人の発音がすぐに聞けるように,それから今新しい試みですけども,科学技術高校の生徒と協力をしまして,「六甲山でこんな英語みつけたよ」というようなソフトを開発中です。  それから,授業づくり支援室につきましては,たくさんの教材の集積をしまして,教員が自由に見れると,そんなふうに進めています。  なお,授業づくり支援室の方では,ほかの教科のことでたくさんやっておりますが,英語についても質問あるいは相談を受けております。今後は,小学校の英語活動についても充実ができるように何らかの形でできないかということで,小学校の国際教育部との連携をしながら,新しい講座を開く,あるいは人材と教材の活用ということも含めて検討していきたいと,そんなふうに思っております。  それから,お尋ねのあった授業づくり支援室の教材一覧がわかりにくいということなんですけども,これについては今現在,タイトルだけが列記をされているということで,先生方の方から見ましたら,内容がわかりにくいということになっていますので,最新のリストを急ぎ更新を図っていきたいと,そんなふうに思っています。  それから,先ほど紹介をしました視聴覚教材につきましては,1週間以内で庁内メールによる貸し出しは実際に行っております。  それから,外国人児童・生徒の受け入れのことですけども,帰国・在日の子供たちですけども,今,市内の小・中学校には40カ国,1,500名の子供たちが学んでいます。全体的には減少傾向にありますが,ただ,日本語指導が必要な子供たちは20カ国,280名ということで増加傾向にあります。したがって,全体的には統計はとっておりませんけども,子供の中には言葉による課題あるいは卒業後の進路について苦労するケースもあると伺っています。これにつきましては,県の教育委員会と連携をとりながら,さまざまなサポートをしております。  まず,1つ目ですけども,神戸市では子供たちの学校生活の早い段階での適応と,それから家庭とのスムーズな連絡のために,6カ国の言葉による就学案内のパンフレットあるいはガイドブックの方を作成をしまして支援に努めております。  それから,外国人児童の在籍の比較的多い小・中学校には,トータルで11校ございますけども,日本語指導のできる教員の配置をしております。  それから,就職であるとか,あるいは進学であるとかいうときに困る場合には,自国の言葉ということで,そのあたりで困る場合がありますので,いわゆる母語を習得するための支援として,市内7小学校に中国語・ベトナム語による母語教室を開設をしております。子供たち自身が自分の言葉・文化を保持をすると。いわゆるアイデンティティーの確立のための支援も努めております。  地域を巻き込んだ支援ということで,例えば各小学校区の方でベトナム・コリアデーあるいは国際ふれあいフェスティバル等々を実施をしながら,地域の方々あるいは保護者の方々と連携をした教育活動を行っているというところもあります。  また,民間のNPOとの協力関係ですけども,市内にはそういう支援をされている民間団体がありますので,日本語教室やあるいは自国の言葉・文化に触れる活動あるいは保護者に対する生活相談,日本語指導者の育成なども協力しながら実施をしているところです。この協力の関係ですけども,お互いの情報を交換をしながら,どんなふうな支援ができるのかということについても努めていくというようなところです。  ご指摘がありましたように,保護者を含めて相談・指導体制については積極的に進めていきたいということになります。この場合には,当然地域との連携がますます必要になってくるのかなと,そんなふうに思っています。  それから,薬物乱用防止指導のことですけども,各学校では,このことについては強化をしながら進めていきます。ただ,携帯のメールであるとか,ネットの利用ということで,教員自身が子供たちの交遊関係──保護者も同じことなんですが,なかなかわかりにくいというような現状があります。こういうことも含めて教育委員会の方は,平成22年度,規範意識醸成のための指導のあり方検討会を設置をしていろいろ議論させていただきました。子供たちが自分で規範を意識すると。それから,残念ながら大麻というようなことがありましたけども,こういった薬物の誘惑に負けないと。使用を踏みとどまらせるためのどんな対策が有効かというようなことで,いろいろ意見をいただきましたけども,およそこういうようなところでまとまっております。  まず,1つ目は,地域の大人が子供たちの生活に十分関心を持っていただくと。それから,もう1つ,子供たち自身が地域の一員であると自覚をするための積極的な参加をさせる場面,機会をつくっていく必要があるのではないかというようなことで,提案をいただいております。これを今後,まとめていってそういう方向で進めていきたいなと思っています。  多くの学校では,県警の少年サポートセンターあるいは所轄の警察署と協力をしながら,薬物乱用の防止教室を開催をしています。地域の方もライオンズクラブをはじめ協力をしていただいて,各学校単位での講演会もふえてきています。こういった中で勉強しながら進めていきたいと思っております。  以上でございます。 43 ◯川島教育委員会事務局参事 私の方から学校図書室の司書の配置について,ご説明いたします。  読書活動ですけども,豊かな情緒,感性を養うということで,非常に重要なものだと思っています。教育委員会では,16年に策定した読書活動推進計画に基づきまして,重点推進校を指定いたしまして,その先進的な取り組みを全市に発信してきています。保護者や地域の方の図書の整備,それからデータベース化,また読み聞かせなどの活動,それから教員向けの研修等々,読書活動の推進の手引を今現在作成中ということでございます。  小・中学校の取り組みですけども,12学級以上の学校に1名以上の司書教諭を配置しておりまして,学級担任をしながら学校図書館も担当しているということです。その司書教諭を中心に,例えば書架の配置の工夫ですかと,蔵書の充実あるいは掲示物の工夫など,図書館の整備を進めてございます。  子供たちができるだけ本に関心を持てるようにというふうなことで,開館時間の延長とか,読書カードとか,読書ノートなんかをつくったり,あるいは読書感想文等のコンクールの実施など,さまざまな取り組みをしております。  先生,豊中市の実例も言われておりましたけども,やはり本市といたしましても子供たちのための貸し出し業務ですとか,整備,それから読書活動の推進を担う人材がいることが望ましいと考えておるんですけども,本市単独でそういう専任司書教諭ですとか,司書を配置するとなりますと,財政的な負担が発生いたしまして,非常に現在の厳しい財政状況のもとでは困難であると思っております。県に対しましては,従来も専任の司書教諭を配置するよう要望してまいりましたけども,今後とも粘り強く要望を継続していきたいと思います。  それと,お尋ねの専任の司書のいわゆる巡回制なんですが,図書館の司書の方が学校へ出向きまして,図書の配置などのアドバイスを行うとか,将来的な課題になるかと思うんですが,教育版のボランティアセンターの教育・地域連携センターを活用いたしまして,司書とか,教員のOBによります学校図書館への支援なども視野に入れればなと思っております。  それから,モデル地区の指定等の話がありました。今,試行的に小学校3年生・4年生を対象に,図書館の司書の方が本を紹介したりする,「本へのとびら事業」をやっているんですけど,それを拡充いたしながら,教員の読書指導等の支援にも努めていきたいという考えを持っております。現在,こうべっ子読書活動推進プラン──仮称ですけども──作成中でして,今後とも図書館あるいはボランティアの連携を図りながら読書活動の充実に努めてまいりたいと考えております。 44 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 私の方からはマラソン関係で2点。  まず最初に,沿道対策ですけども,委員ご指摘のように,沿道での対策というのはやはり一番大きなことでして,大会を盛り上げるという意味で一番大きいかなというふうに思っております。  実は,私も先日東京マラソンに行ってまいりまして,つぶさに見てまいりました。その中で,印象に残ったのがいわゆるお勧めの応援スポットですね,ああいうのを用意してあります。例えばハイタッチゾーンですね,手を合わせてパーンとやる,そういうのを設けたりしておりまして,そういったことを今回検討したいなというふうに思っています。そういったゾーンを設けてランナーと参加者が一体となった取り組みというのもおもしろいというふうに思っております。  また,ランナーの参加者リスト,そういうのもつくって応援の1つの道具にしていただければというふうに考えております。また,いいアイデアがありましたら,ぜひともお教えいただきたいと,こういうふうに思っております。  あと,テレビの放映ですけども,マラソンのテーマといいますのが,感謝と友情ということで,震災以降に手を差し伸べていただいた国内外の方々への感謝の気持ちをあらわす大会ということで,大事にしていこうと思っています。  その中で,今現在,テレビですけども,地元のテレビで生中継をお願いできないのか,また,在阪の放送局あるいはBSでもいいですから,そういうところでも録画でもいいから,何かしらできないかという形で,今調整を行っております。  その中で,テレビのみならず,各種メディアやイベント会場などで震災当時の写真あるいは映像などを活用しまして,国内外からの多くの支援によってこのまちが復興したということにつきまして,そのまち並みを紹介して,感謝の意を演出していきたいというふうに思っております。  以上です。 45 ◯分科員(平木博美) ありがとうございました。それでは,幾つか再質問をさせていただきたいと思います。  順番に行きます。小学校英語から行かせていただきたいと思いますけれども,小学校英語,今,大分神戸の方は中核教員研修には神戸市外大のお力もあって,非常に力を入れていらっしゃって,それで実際に行かれた先生の感想などを伺いましても,行ってみたら思ったほど──英語漬けになって大変だけれども,行ってみてよかったなと,ああこういう形でやったらいいんだなということがわかったということの感想文も拝見いたしましたし,実際に行かれた方のお話も伺ったことがございますが,大変行ってみてよかった。ということは,神戸市がやってくださっている研修が非常に効果があるんだなということについては認識はしています。ただ,中核──つまり学校の先生方が何十人かいらっしゃる中で代表選手が毎年選ばれて行くわけですから,その先生たちが持ち帰って,それで各学校でどこまで浸透してくださっているかということにかかっているところがあると思います。行かれた先生は行ってよかった,行った方が気持ちが楽になった。英語得意なわけじゃないけど,できる自信ができていたというお話を伺っておりますが,やはり学校の現場に持ち帰って,それを伝えていただき,そして,やってみてもいいかな,じゃあ次の年はだれだれさん,ことし行かなかった人が来年はまた研修に行こうねと,行ってみて,また持ち帰ってこようねというようなことをだんだんふやしていくしかないかなと,担任の方の意識づけの面では,そう思います。  神戸市が研修の面で学級担任の先生方の教育についておくれていると思っていません。進んでやっていただいてるにもかかわらず,やっぱり私たちが子供を小学校に通わせていいと思いましたのは,5・6年生って,ベテランの先生がぐっと小学校の最後に構えていらっしゃることが多くて,ということは,私とかもうちょっと年齢が上の先生方が5・6年生の生徒を指導するという,英語をのけてですよ,そこにどんといらっしゃるのが多かったですし,それが頼りになりました。ところが,その年代が不安感のある人がとても多い。それで,5・6年生の指導はこの先生にと思うのに,いや,英語があるんやったら嫌やわというようなことが現実にやりとりがあって,そこは校長先生のお力もあって,最終的には5・6年生を持っていただきながら,いい人材と協力をするとか,若いほかのクラスの先生と協力するとかいうことの努力を学校でしていただくことになるんだろうと想像しておりますけれども,結局,4月からの必修が始まるがために,今,学級担任を1年生から6年生まで配置されるときに,学校の中でそういう教員配備についての悩みになっていないのかなというのは,これが不安であって,そんなことはもう全然なくて大丈夫とおっしゃるんなら,それは逆に安心ができることだと思いますけれども,しかるべき教員の先生方のいろんな面での資質ですから,英語というのは1つであって,生徒指導とか,とても大事な高学年の指導に必要な先生が英語のことで嫌な思いをされるのが──負担感を持たれるのが嫌なので,なるべくサポートをしてあげてほしいという意味ですので,その面ではどういうことだけ方向性として,今どんなことが聞こえていて,大丈夫ですよなら大丈夫ですよと一言だけ教えてください。大丈夫であることを願いますが,それでなければ,どのように対策できる──学校の中に入っていくまではできなくても,SOSがあったときに,こんなふうに指導ができているということについては確認をさせていただきたいと思います。  イングリッシュサポーターについては,私も名前は違いますが,その古い時代ではイングリッシュサポーターの1人であったんだろうと思います。地域に子供を通わせながら,その学校を手伝っていたわけですから。そういう意味で,いろんな人がいるなということは現場でもよくわかります。学校の先生から伺って,15年前の私たちがやっていたことではなくて,今,各地の,神戸市だけではなくて,ほかの土地でも学校の先生たちに伺って,困ると言われていることがあるので,この点だけお伺いをいたします。  今,2種類のイングリッシュサポーターを考えるということのお答えがありましたので,事務局の方で人選をしているというイングリッシュサポーターについては,複数の人がいろんな形で見ていらっしゃる人だと思いますので,そこでは人が見ていただいていると思うんですが,学校の地域で探してくる人材の方のことなんですが,よくあるので困るパターンというのが2つあるそうです。スクールサポーターで入ってくる学生たち,学生たちが悪いわけではありません。小学校英語の指導ができるのかどうかという意味です。そういう人たちが今度イングリッシュサポーターとして担任に入ってきたときには,スクールサポーターで特別支援なんかに入るのとはまた違って,小学校英語にかかわってこなかったんだけれども,協力をする気持はある。それは,いいんだけれども,英語指導を手伝ってもらうはずが,担任がその子たちの世話をするのに手間がかかってしまうんだということを実際に聞いています。その若い人たちのことと,あるいはもうちょっと年齢を重ねられて,商社を引退されたようなおじ様たちの問題が出ています。英会話ができる方ということです。別におじ様たちに限ることはないんですが,おじ様たちを学校の先生が断りにくいんだそうです。校長先生のところに手伝うよと言って来られたときに,いえいえ手伝ってくださらなくて結構ですと断ることはしにくいというふうにおっしゃっておりまして,そうされるとどうかというと,ちょっとイングリッシュサポーターとしての資質はどうかなと,わからないんだけれども,英語ができるからお手伝いするよということで入って来られる方を現場でお断りしにくいんだというお声を聞いたことがありますので,それについて,教育委員会が指針なり,あるいはサポートなり,こういう指針で選んでくださいね,逆にこういうことを理由にお断りしてもいいんですよと,校長先生に,あるいは教頭先生にきちっとそこを教えてあげてくださっているのか,ちょっと実際断われなくて事業に入ってもらって困ったというお声を聞いたものですから,ちょっとそういう意味で資質ということを申し上げております。面接をするのが学校だということであれば,そこのサポート体制も教えていただきたいと思います。  あと,イングリッシュサポーターの研修とか,あとの資質向上などは教員とともに一緒にやっていかれるということですので,やっていただきたいと思います。  人材と教材の集積も総合教育センターの方で充実をするように進められているということは認識をしております。ただ,実際に伺って教材の検索をいろいろしてみました。紙物もDVDもカードもいろいろ見てみましたけれども,どうやって使うんですかということが説明できる人がそこにはいませんでした。担当の方はいらっしゃるんですよ。でも,英語の教材として,これはこんなふうに使って,この指導案の中のこれでこんなふうにするんですという,やっぱり英語教育のスペシャリストと言われる──私はアドバイザーという言葉を使いましたが,その教材とともにどれをどういうふうに使ったら,こんなふうな効果的な学級担任の人を中心でも──先ほどおっしゃったように,4時間で1単元であれば,ALTとの組み合わせ,担任だけ,あるいはイングリッシュサポーターとの組み合わせ,担任だけというふうにやっていくように考えられると思うんですけれども,お1人のときでもこんな自信を持ってできますよというようなことを,実際に教材などを使いながら,その場で,なるほどなるほど,この単元,私は自信持ってできそうだと思って,総合教育センターでされるように,やっぱりアドバイスをそこで聞けるというのはとても大きなことだと思います。  小学校の先生方は努力をしていらっしゃらないということではなくって,ただ,免許を取られたときに,小学校英語という,その部があったわけではないので,新しいものを皆さん研修しながら,授業として必修としてやらなければならないという非常に責任感が強くていらっしゃるので,それをしっかりサポートする体制は,教材も人材もやっぱりと思いますが,人材を常駐させ──常駐といいますか,限られた時間であっても,1日じゅうでなくても,例えば担任の先生は夕方来られることが多いんであれば,夕方の時間にだけ配置ができるとか,この曜日にはアドバイスできる人がその部屋にはいますよというようなことができるとか,人的な配置は一部であっても無理なのか,その点については再質問とさせていただきます。充実についてはしていただきたいと思います。  あと,外国人生徒の受け入れの件ですが,いろいろやっていただいているということで,地域とも考えています。6カ国語の対応があります。それは存じ上げておりますので,ただ,私の住んでおります中央区の学校でも,本当にこの年度末に外国人生徒が急に複数入ってくることになって,さあ,どうしようと現場の校長先生,教頭先生がおっしゃっている場に出くわしました。その中で,やっぱり困るなと思うのが県の多文化共生サポーターが急に入ってきて,日本語ができない子たちには緊急配備があります。40時間ぽんと来ますけれども,それだけはなくて,お母さんたちにこんなものを用意してくれとか,この日には来てください,この日には式があります,この日には始業式がありますというようなことが全く通じない状態のようです。そのときに,もちろんこの6カ国語の就学案内ガイドブック,大きな枠組みのことは書いてあるんだと思うんですけれども,その各家庭の方たちとお話をするときに,学校の先生がすべてをなさることが難しければ,この地域というのは,地域とうまくつき合うということももちろんそうですが,それ以外にNPOであったり,市民のボランティア団体とかで,学校は学校でそういう人たちを探すことが難しいので,教育委員会に例えば聞いたら,こんなところの窓口に市民のボランティアたちがいて,ここへ,それぞれに電話してくださいと言われるだけで,どこへ連絡していいのやら,だれにSOSを出していいのやら,結局,学校ですから教育委員会にかけられると思うんですが,教育委員会の中でもそういう外国人の方たちに多言語で対応できるようなグループがどんなふうにあって,どんな料金体系で──本当のプロの通訳はいくらでもいると思うんですが,物すごく高いです。どんなに安くても1時間に2,000円とか,5,000円とか取られます。ですが,もうちょっと安くしていらっしゃる,きのうも市民参画推進局の審議で出ましたが,FACILさんなんかは1時間1,000円ぐらいで行きますよというところもある。後はただでもいいですよ,でもこういう条件がありますよというようなボランティアグループもある。幾つもあるので,それを学校現場が大変なときに探すのではなくて,教育委員会がリストというか,チェックをされて,それぞれの団体とちょっとお話をしておいていただいて,緊急のときには学校の3者面談なんかの通訳もしてもらえますかねえと聞いておいていただいて,ストックしておいてくだされば,学校は教育委員会に聞いたら連絡先を教えてもらえるんだなというぐらいのサポートはしてあげてほしいなと思いますが,この点については,リストづくり,難しいことではないと思うんですが,これはお答えいただきたいと思います。  学校の司書は,大変寂しいですが,何度聞いても同じ答えなんですね。以前にも川原田議員の方からも質問をさせていただいたことがあります。財政的に困難だというのもよく知っています。何度も聞いておりますし,県が司書教諭を配置してくださっていて,心がけて申請をしてくださっているのもよくわかりますが,司書教諭が学校で働いていらっしゃらないというわけではなくて,もちろん学校の中でもできる限りのことをしていただいていると思うんですが,図書室というのは,図書館の専門の方がいらっしゃるので,私がこんなことを言うのも幅ったいですが,そこに何か本のことを教えてくださる方がいるのといないのと,自分が本棚の前へ行ってどれがいいかなって探すのと,そうでない,何か目的を持って行ったときでも,司書の方が助けてくださるのとでは全然違う。これは子供もそうですが,学校の授業のつくり方が全く変わるということについては,実際の学級担任の先生方からの声を聞きますと,すごいなあと思うことがあります。こんなに広がるんだなということがありますので,これは再質問してもむだだと思いますので要望しておきますが,方向として将来的に充実をさせていただける方向でぜひとも検討をしていただきたい。何も全市展開──豊中市のように一遍に入れなくても結構ですから,どこどこからモデル校として,中学校区ぐらいがいいかなと思ったんですけど──小学校・中学校を巡回して行っています,何曜日はどこそこ小学校です──本当はずっといてほしいんで,それは嫌なんですけど,でも何かから始めないと変わったことが教育委員会の方々にも学校現場の方たちにもわからないのではないかと思うので──モデル実施をどこかで検討をしていただきたいという将来への希望を要望しておきます。  薬物乱用防止については,せんだって私も小学校で授業をいたしましたので,強い思いを持ってこれを取り上げさせていただいています。  アメリカでも小学校・中学校,それから外国人コミュニティで私は薬物乱用防止についての授業をしていました。絶対にこれは教育をしていないと,1回ぐらいならいいかな,大丈夫かな,くせにならない,大丈夫って思ってしまうような子がどんなに多いかということがよくわかりますので,早期教育をするべきだと思います。  せんだってお伺いしました小学校では,12月に保健体育の授業で6年生が,たばこ・お酒については勉強していました,ちゃんと。勉強した上で2月の頭に授業に行かせていただきましたが,私たちが入っていって──地域の人間が入っていって,各クラスで1時間授業をさせていただいた中で,あと子供が書いてくれた感想文を見ると,1回だけでも絶対だめなんだということがよくわかったとか,お酒・たばこは二十になったらスタートしようと思っていたけど,ちょっとルールは考えますとか,私,自分も別にお酒飲まないわけではありませんので,お酒を飲んではいけない,たばこを吸ってはいけないと言ったのではなくて,二十になるまでだめですよという授業をしたつもりではありますが,怖いものなんですね,依存症になってということが授業を聞いたことでわかったという感想が90人から集まりますと,ああ,やってみてよかったなと思いました。それは,やはり生の声でいろいろ聞くということ,これは別に私たちがボランティアのグループで行ったから,私たちがということではなくて,各小学校・中学校で学校の先生方はやらなきゃいけないなという意識はありまして,授業ではやられていますが,ほかの方が入ってきてしゃべるというのは,違う刺激になるんだという現場の先生の声もあり,確かに子供たちもいい反応をしてくれました。なので,小学校何年生では,あるいは私が思ったのは小学校の5・6年生と中学校2年生ぐらいとかで違う地域の人たちが──学校の先生が授業でされていることとはプラスアルファで地域が協力をしていけるというような──それで学校によっては探せないところがありますので,こんなとこへ──さっきのリストじゃないですが,こんなグループが,例えば警察のここへ連絡すると出張授業をしてくれますよ,あるいは薬剤師会はしてくれますよ,あるいは地域のボランティア団体,ここへ言えばしてくれますよ,どうですか,直接コンタクトしてください──教育委員会が全部仕切らなくていいので,現場の事情に合わせてそのようなことをリストを提供することができればと思いますので,その点は別に質問ではありません。しておいてくださいとだけお願いをしておきます。  就学関連システム──時間がなくなりますので,もういいシステムにしていただきたいと思いますし,このシステムをつくっていただくことで,将来的には私立幼稚園とか,高校生の奨学金などもタイアップしてとおっしゃってますので,いろんなところで事務作業の軽減になるようなシステムを見据えて──将来のことを見据えて,いいシステムをきちっとつくっていただいて,これをベースにすれば,事務作業はこれを現場で入れるだけで審査も何でもいくよということができれば,そんなうれしいことはないなと思いますので,いいシステムを整備していただきたいと要望しておきます。  神戸マラソンについては,さまざまなポイントをご報告いただきましたので,私は,本会議でも,それからいろんな観光振興のところでも,うちの会派からもいろんな面で取り上げさせていただいていると思いますが,これが1回のものではないという思いで,みんながやりたないということと,やはり神戸を知っていただきたい,これがマラソンということを契機にですけれども,神戸からの大きな発信になるということを意識して各部局,そして私たち議員も,そして参加する市民の人も,ボランティアの人もかかわっていってほしいなという思いでのポイントです。それぞれのポイントについては,これからも事務局がありますから,そこでやっていかれると思いますけれども,今,質問した内容などを踏まえてしっかり前向きに,外向きにやっていっていただきたいなと思います。  市民ランナーになっている私の友達というのは,一番最初に神戸のアシックスの主催した,今ないんだそうですが,スポーツボランティア講習というのを受けたことがきっかけだそうです。ご自身がすごくスポーツが好きで,いろいろかかわりたいなと思って,スポーツボランティア講習というものを受けたのがきっかけで自分も走るようになり,抽せんから外れたら当然ボランティア登録をするものだと言って,市民ランナーの仲間と全国の各種の走りに行くのが楽しみだとおっしゃっていました。全国に仲間がいるというふうに教えてくれましたので,そういう広がりがあって,実は大阪で走るより神戸で走りたいという人が大変仲間に多いと聞いてうれしくて,大阪へ行かなくていいから神戸に来てねと宣伝をしておりますが,ちょっとそれは前向きにいい発信をできる素材をつくっていっていただきたいと。まだ検討段階だと思いますので,その方向性を要望しておきますが,1つだけ確認というか,質問をさせていただきたいのは,これはある意味大きなイベントなので,多分,招待選手のことも考えていらっしゃると思います。でも,聞き及びますと,この時期は来年のオリンピック選考会と重なっていて,なかなか有名選手に来てもらいにくい時期だと,話題性のある高橋尚子さんは伺うと200万円,有森裕子さんは90万円というギャラが要ると伺っておりまして,しかもスケジュールは過密だと。でもトップアスリートが来てくれるということは,やはり話題になるということがありますが,どのように進められているのかなと,検討されているのであろうという期待を込めて,マラソンはこの1点だけ質問をさせていただきます。 46 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 マラソンの招待選手の件ですけども,今,委員ご指摘のようにいろいろ準備しておるんですけども,ロンドンオリンピックが2012年8月に予定しておりますので,ですからちょうどことしの秋,冬はその選考会に重なっていますので,いろいろ働きかけをしていますけども,やはりそこへ行こうと思ったら,やっぱり今まで走ったコース,なれたコースで勝負しようというふうに思われておるんで,難しいかなというふうには思っています。ただ,事務局の方にはそういうスポーツメーカーも入ってますので,引き続きそういったところからのルートでそういうエリートランナーについては走るように努力していきたいというふうに思っています。  また,第一線を退いても,いろいろスポーツ関係で活躍されている方,神戸ゆかり,あるいは兵庫県ゆかりの方もいらっしゃいますので,そういった方につきましても何とかレースに出ていただいて,花を添えていただきたいということにつきまして,引き続き関係部局とも調整してやっていきたいというふうに思っております。  以上です。 47 ◯森本教育委員会事務局指導部長 小学校英語と外国人のことについて,お答えをしたいと思います。  小学校英語は大丈夫なのかということなんですけども,これは大丈夫だと思っています。というのは,先生もご存じのように,15年ぐらい前から,英語のことについて,徐々に活動してきました。それが今現在に至っているということです。このあたりも見えにくいんですけども,指導主事の方がすべての小学校を実は回っております。その中で,イングリッシュサポーターで活動される方はどうなのかということで,そこで小さな研究会を開いたり,あるいは先生方の方に伝えたりということで,冒頭に教育長の方から統計の話が出ましたけども,約半数の方々ができるというような形にもなっております。これが3年前であれば,同じように全国レベルかもわかりませんけども,着実にこういう研修を進めながら,神戸の小学校英語の定着だけではなくって,英語教育全体を進めていきたい,そんなふうに思っています。  それから,校長先生が断りにくいのではないかというのは,これは全体的にボランティア,今,各小学校にたくさん行っておられます。お花の植えつけのことであるとか,それから子供たちの見守りのこととか,共通するのはやっぱり子供たちにどんなふうな支援をするかということであって,その方の何かご自身のことだけではなくて,子供たちにとってどうかということなんで,そのことについては校長先生は十分判断できると,そんなふうに思います。  それから,ボランティアの方の活動のことなんですけども,先生もご存じのように,神戸市あるいは県の方で両方が連絡をしながらボランティアの派遣をしております。言語の方も私自身も覚えられないぐらいたくさんの言語があります。そういう言語の活動をしていますけども,もう1つ,リストはあるのかということで,子供たちの支援教室のリストはこちらの方にもあります。いろいろ各活動でやっておりますので,それについてはお尋ねがあれば十分提供ができると,そんなふうに思っております。  以上でございます。 48 ◯分科員(平木博美) 今の2点目のお答えの方の受け入れのリストの方なんですけども,子供たちの日本語サポートあるいは母語のサポート以外に,ぜひやっぱり親御さんとの3者面談であったりの通訳というのは必要だと思いますので,そこのことについても,日本語の指導をするだけではなくて,その場に立ち会ってくれるようなグループがいないのか。実際に知っているだけでも幾つかありますので,そういうグループについても教育委員会の方に聞けば,どこに連絡をしていいかがわかるというふうにしておいていただきたいと思います。  実は,私たちが海外で駐在をするときは,私たちが外国人です。アメリカにいると私たちが外国人,ということは,私たちの母語は──向こうは英語の国で──英語ではありません。こういう外国人の子供が──カリフォルニアでしたので,駐在員がたくさん来ました。日本の小学校で普通に行っていた子がアメリカ小学校に入るわけですけれども,毎日一日じゅう英語の中にいるので,精神的におかしくなります。皆さんもご自身を想像していただければわかると思うんですけれども,きょうまで全部日本語だったのが,あしたから全部英語で,同じことをやっていたとしても,あるいはもうちょっと程度のわかりやすいことをやっていたとしても,何を言われているんだかわからないというときに,非常に多かったのが,子供たちが問題児扱いされることでした。言葉がわからないからです。英語で何か指示をされたことに英語で答えることができない,あるいは答えないまでもその指示が聞こえない,わからないわけですから,暴れてしまう。先生が座れと言っているに,例えば立って出て行ってしまうということになると,問題児扱いにされたときに,子供は言葉がわからないからですというふうに周りからでもサポートできたんですが,結局,親御さんに,どうしても学校の方で,この子は問題児だからカウンセリングを受けに行けとかいう話になってしまうんです。実は日本人が話をすると何の問題もない子であっても,環境が変わるがために,問題児扱いされてカウンセリングに行けという話になることが何度もありました。そのときに,現地の校長先生とその親御さんと言葉のわかる人が一緒に面談をすることで,いや実はこういうことで今こうです,もうしばらく見守っていただければ,落ちつけばこうなってくるはずです,基本的な教室の中で使う英語がわかるようになれば,問題行動はおさまるはずですということを親も英語ができないという場合に,学校の先生に伝えるのに大変苦労をしたので,手伝いをしたことが何度もあります。そして,理解をしてもらわないといられない。逆に言うと,私はひっくり返して日本でそうじゃないかと思っているのは,学校の先生方が,教頭先生がいくらちゃんと,担任の先生がいくらちゃんと,その親御さんたちと話をしたいと思っても,言葉が通じないときに,向こうのおうちの状況もわからない。先生方がちゃんとお話をしたいことが通じないときであれば,今の日本語指導とかの勉強に行くような教室だけではなくて,やはりその場に立ち会っていけるような力をどこに行ったら助けてもらえるのか,それについては情報を現場に出してあげてほしいなというふうに思いますので,多分お持ちだと思うんで,渡してあげてください。SOSをここにすればいいんだよということがわかればいいと思いますので。それだけ,あるということなんでお答えをいただきます。  それと,進路指導なども同じことです。生活上のことも進路指導もやはり言葉のことがどうですかということがありますので,そのようにしておいていただきたいと思います。  あと,マラソンの方はよくわかりましたので,何とか頑張ってください。いい人を引っ張っていただきたいと思います。  あと,小学校英語については,要望だけちょっとさせていただいておきます。2つございます。
     1つは,今イングリッシュサポーターと言われております特別支援のサポーターたちはみんな同じですが,一律3,000円の謝礼で半日だったら1,500円,とても気持ちよくボランティアを──経費だけ,交通費だけもらっているというつもりで,一生懸命やってくださっている方に何人もお目にかかりましたけども,実は近隣の都市などで月20万円とか,幾ら出すからというふうに採用しようとしているところがあります。この何年間か,私たちにあったし,イングリッシュサポーターとして神戸のためにやりたいので,全然そんなのいいんですっておっしゃるんですが,いい人材は声がかかってきていることは確かです。何かで引き抜かれてしまったら困るので,神戸に働いていてよかったと,お手伝いしていてよかったと,イングリッシュサポーターの人たちに思い続けてほしいので,学校の先生方とのいいコンビネーションの中で神戸の子供たちのために働くんだという充実感をイングリッシュサポーターにも持ってもらいたいし,その人たちがいい仲間を,ともに神戸で働こうと。私たちがお目にかかった複数の方,どなたもたくさんのお給料をくださいと私に言う人はだれもいませんでした。このままでもいいんです,ただ,子供たちのためにもっと充実した授業をさせてください,もうちょっと人材をたくさんにして,いい人材をあちこちに配置しないと,この人数では全校カバーできませんという切実な熱い思いをたくさんいただきました。その思いを無にしないように,その人たちをうまく神戸の先生たちがともに働く仲間としてやっていってほしいなというのを要望しておきます。  それと,1つの方向性としては,将来的に国や県の話になると思いますが,やっぱり兵庫型の教科担任制,今ほかの教科の話でも午前中も出ておりましたが,兵庫型の教科担任制に今英語が入っていません。でも,小学校英語の教育を受ける人が出てきて,その教育を専科としてできるというような人が出てきたら,やっぱり教科担任制の中にも英語補強という意味で使えるような人が確保していけないのか。これは県だと思います。あるいは小学校英語の専科教員,これは国の話になると思いますが,専科教員というのを考えていかなきゃいけないのか,その辺県や国の動向もよく見て,話をしていっていただきたいというのを,これは要望をしておきます。  1点だけ,じゃあ,3者面談や進路指導の通訳のことだけお答えいただければと思います。 49 ◯森本教育委員会事務局指導部長 言い落としていまして申しわけございません。  神戸市の事業で外国人生徒受け入れ支援ボランティアという事業があります。その中で,派遣時間が1回当たり2時間ということで,そういったような事例の通訳・翻訳による学校園と子供たちと保護者との意思疎通を図っていることがございます。  それから,あわせて子供たちの日本語指導の補助ということで,登録制でやっております。したがって,そういう人材の方がありましたら,市のボランティア制度の方に登録していただければありがたい。そんなふうに思っています。 50 ◯分科員(平木博美) 時間になりましたので,まとめます。  今回小学校英語のこと,あるいは外国人児童のこと,ちょっと海外での生活をしていた経験者としてどうしても気になるなと思っていた教育現場の問題を取り上げさせていただきましたが,英語ですべてを授業をしようとか,小学校英語万々歳とかいうふうなことで思っているわけでは実はありません。ありませんが,何かというと,この小学校での外国語活動というのは,やっぱり世界に目を向けて,人それぞれが,できれば子供たちが違いを受け入れることができるような,そんなすばらしい日本人になって国際的に羽ばたいてほしいという思いでの質問でございました。70分たっぷり時間を使わせていただきましてありがとうございました。 51 ◯主査(森下やす子) お疲れさまでございました。  次に,橋本 健委員,発言席へどうぞ。 52 ◯分科員(橋本 健) 自由民主党の橋本です。どうぞよろしくお願いいたします。  本当はたくさん聞きたいこともあったんですが,もちろん本会議の経緯もございますんで,多少それに触れながら質問をさせていただきたいと思います。  まず,冒頭に,質問に入る前にですけども,飲酒の交通事故の件につきまして,先ほど冒頭,教育長はじめ幹部の職員の方々のおわびの言葉もありましたけども,私これはあくまで個人的な感情でございますが,職員の不祥事,特に教員の不祥事ということは,教育行政に対する信頼を失墜するという意味で非常に大きなニュースにもなりますし,市民からの反感も非常に高まると思います。これにつきましては厳正に処分をしていただいて,処罰でなくて処分をしていただいて,一刻も早く市民の信頼を回復していただくとともに,一方で,日々一生懸命職務に当たっていらっしゃる教員の方々が不当に批判をされることのないように,しっかりと守っていっていただきたいなという思いもあわせてお話しさせていただきたいなと思います。  では,質問第1点目,今回は質問が6点と2点要望事項をお話しさせていただきたいと思います。  まず1点目,教育委員会のあり方についてということで,これがまさに本会議からの続きの部分にはなりますが,実は,私が本会議で質問をしたかったその意図というのは,その対象は市長に対して,市長には教育行政に直接携わる権限はない,だけども,教育委員を任命する任命権を持っている,そして,教育長を任命する任命権を持っている,ですので,必ずしも教育行政からその責任を免れるわけではない。その責任をしっかり果たすためにも,なぜ,どのような根拠で選ばれて,それをどのように神戸市の教育行政に反映してもらいたかったか,その市長の意思を問いたいという一面も持ち合わせて質問をさせていただきました。ただ,そのやりとりの中で,私が一般論として,形骸化論であったり,不要論が存在するよと。その理由として,やっぱり機能不全ととらえられている部分が余りに多いんじゃないかということを指摘させていただきました。  今回は,特別委員会では直接教育委員会並びに事務局に対しての質疑でございますから,機能しているという部分をご説明いただければ,非常にありがたいなと思って質問をさせていただきます。  そこで,まず2点,きょうは具体的な論点について過去に議論があったか,教育委員会としてですよ,具体的な論点について議論があったかどうかについても触れながら質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に,私は,前回の質問もそうですが,公開されている教育委員会会議録に基づいてお話をさせていただきました。本会議中に,会議録に記載されていない部分も議論しているよという教育委員長の発言もいただきましたが,それは事実なのか。事実であるならば,どの程度の議論がされているのか,お話をいただきたいと思います。  また,事実であるならば,今後はテープ起こしを行い,いわゆる議事録を作成すべきだと考えますが,それは可能かどうかお答えいただきたいと思います。  また,教育委員会会議の中で一般的には事務局教育長名で議案を発議すると──議案を上程されて,そこで議決を得られるという流れが一般的かと思いますが,一般の教育委員から議題が発議されるようなケースがあるかどうかをお伺いしたいと思います。  続きまして,統合問題,兵庫区北部東・中央区統合中学校の問題でございます。いわゆる,湊翔楠中学校についてですが,この件につきましては,半分要望,半分質問という形でさせていただきたいと思います。  この件については,かねてより質問を重ねてきておりますので,かなり重複する部分があると思います。私はあくまで高等学校の通学区域に特化して質問をさせていただきました。本会議の答弁で教育長は,県教育委員会の設置する通学区域検討委員会の方針を待たずに,4月に湊翔楠中学校については自由学区の導入を要望する旨の説明をいただきましたが,ぜひともその成果をかち取っていただきたいと思います。  そこで,市長は,さきの特別委員会のときなんですが──決算特別委員会のときだったんですが,芦屋市長が第1学区への通学を希望された際の話で,以下のような発言をされているんです。「学校の問題に対して,私はちょっと過去の経験で申し上げますが,実は私が市長になったときに,芦屋の市長は当時北村市長でありました。北村市長は非常に教育熱心な方で,実は芦屋の県立高校の進学について,いろいろ県教委と話をしている中で,市立高校の話が出てきたんだと。芦屋の市立高校を廃止していく際に,やはり第1学区と芦屋学区を何とか一緒になっていけるような形で考えてもらえませんかということを何回も朝早よう来られるんですよ。それで,私は4~5回話をしまして,その間,県とも話をしました。知事にも言いました。その中で言ったのは,もう最終的にこれは自治体や第1学区の保護者等の意見を聞かないといけないし,また,学校の先生の意見も聞かんといかんでしょうと。しかし,一方で,第1学区の県立高校の定員増を図ってくれと,定員増を図るべきだと,そういうことをしない限り問題の解決にもならんだろうと。だから,むしろ今回のようなお話もやはり地域の統合というか,これは今後避けて通れないことでありますから,むしろそこで受け皿としてどうするんやということを決めたらいいわけでありまして,そこのところを何か通り過ぎていって,何か1や2やよう言うとるような,そんな話では私はあかんと思いますね。だから,実際にどちらにするんかというときに,定員増を図るんやということを決めたらいいんではないかと私はそう思います。」と,芦屋市長の熱心さをここまでご説明をいただきながら,毎朝早う来られて神戸市長に対して陳情され,知事に対しても陳情され,ここまで熱心に活動されているのにもかかわらず,市長はそれを表現しつつ,ご自身のその熱心な行動については一切触れられない。市長が教育行政から離れている立場であるとおっしゃるんであれば,できたら私はこの芦屋市長のような熱意をぜひとも教育長に,あるいは教育委員長に見せていただけると非常にありがたいなと思います。  芦屋市長は自分のまちの子供たちのことを一生懸命に考え,何遍も朝早く矢田市長に陳情に来られたわけです。一方で,我がまちの市長はまるで他人事のようにとらえられている。もちろん,これは市長部局の所管ではないですから,先ほどお話をさせていただいたように教育長あるいは教育委員長にその熱意を我々に感じさせていただけるような行動をとっていただきたい。これが要望の部分でございます。  質問の部分が,また教育委員会会議で,たしか前回の本会議で教育委員長は統合の問題についても話をされているよという答弁をいただいていると思います。具体的にどういうような議論がされているのか,されてきたのか,私は議事録ではそこまで読み取ることができませんでしたので,お話をいただければありがたいと思います。  3点目,全国学力調査についてでございます。  まず初めに,私は全国学力調査は悉皆調査で行うべきだという立場を明確にしておきたいと思います。その理由は,児童・生徒の学力を把握したいと思うことは,教育に携わる人間としてはごく自然の摂理であるということ。自然の流れ,自然の欲求であるということ。また,教育を担う行政としては,みずからが設置している学校の児童・生徒がどの程度の学力を有しているのかを把握する責任があると考えるからです。  今年度──今年度というのは22年度ですが,本市は全国学力調査について国の指定する抽出校以外の参加を行いませんでした。私はこの決定に反対の立場でありましたから,22年度,第4回定例市会の決算特別委員会において同様の質問をさせていただきました。  兵庫県下では,明石市を除く全市町が全校参加するにもかかわらず,神戸市は参加をしませんでした。それが教育委員会会議で議決されているということ,また,その根拠となる説明の中に,希望校がいなかったということが挙げられていることに,私は不信感を抱いた旨の質問をたしかさせていただいたと思います。  そして,来年度,23年度については,丁寧に希望校の有無を募るということが先般の教育委員会会議でお話しされていたように思いますが,本来,こういう事案というのは教育委員会のリーダーシップを発揮して,例えば全校調査を実施するという決定をするとか,あるいは全校調査を実施しないのであれば,独自調査など代替施策を実施して,児童・生徒たちの学習習熟度をしっかりと把握しています,把握できます,そういう説明ができるようにされるべきだと考えますが,教育委員会の見解を伺いたいと思います。  4点目,学校支援地域本部についての質問でございます。  文部科学省東京都杉並区立和田中学校をモデルに事業実施を促した学校支援地域本部でありますが,当初,非常に消極的であった神戸市が,ここに来て急速に拡大が図られているように感じられます。非常にありがたいことだと思います  しかし,制度の拡充,これは学校の数がふえるのが大切なのではなくて,制度の内容がどれほど充実したものになるのか,これもまた重要な視点だと思います。内容が伴えば自然にその効果というのは波及していくものだと考えるからです。  学校支援地域本部は従来のPTAと異なり,PTAのOBや地域の人材が子供たちの学習サポートを行い,図書館整備を始めたことであったり,そういったことが原点であったように思います。それが瞬く間に全国に広がったのは,モデルとなるような先進事例の学校の存在が非常に重要だということと一致するんではないかと思います。  神戸市での取り組みについて言えば,もっともっとその実績を公開し,他の学校が自分の学校でも取り入れたいなと,取り組みたいという情報を発信し,共有することが求められるのではないでしょうか。教育委員会が,例えばホームページ上で他校の取り組みを閲覧できるコーナーをつくったり,コーディネーターの研修育成を充実させたり,それに伴う予算措置を行うなど支援本部の活動を一層支援いただきたいと思いますが,見解を伺いたいと思います。  あと,これは非常に小さいことかもしれませんが,仮称でつけられている「神戸っ子応援団」という名称は本当にふさわしいのでしょうか。私あくまで個人的な感想ですので,どうこうせよというつもりは到底ございませんが,各学校でも支援本部の愛称は多分独自でつけていらっしゃるところが多いと思います。ですから,本来,この組織が何を目的にでき上がったのかということを見失わないためにも,学校支援地域本部の名称を残すことというのは一定重要なことなんではないかなと思いますが,これまた見解を伺いたいと思います。  5点目,公民館について伺いたいと思います。  本会議でも指摘をさせていただきましたが,その際は,行財政改革の中で,いまだに指定管理者制度を導入せずに職員が配置されているのは問題であるのではないかという視点で質問させていただきました。  我々がそのように指摘する理由として,公民館の運営は直営でなければできないということはないのではないかという理解に基づくものであります。一方で,この件について指定管理者制度の導入の可否あるいは適否について,我が会派のむらの議員が1年半前より──あくまで非公式の場ではございますが──指摘をしておりますが,全く検証の動きがないことから,本委員会について問題提起をさせていただきたいと思います。  そこで,本委員会では公民館の役割と存在意義に視点を当てて質問をさせていただきたいと思います。公民館設置のいきさつについては,一定理解をしているつもりですが,既に時代の流れとともに,その役割は生涯学習センターや区民センターでも担えるものではないかと考えます。そこで,公民館の廃止あるいは代替施設への移行については,種々の問題があると我々は伺っておりますが,一体何がネックとなっているのか,あわせて,運営審議会における委員報酬が,日当制ではなくて審議会の回数にかかわらず月額制であることの理由も伺いたいと思います。  6点目,給食の残飯について伺いたいと思います。  関連して環境局や総括質疑で同様の問いを我々会派からさせていただくことになっておりますので,教育委員会が触れられる簡単な部分で結構ですが,学校給食の残飯について質問をさせていただきたいと思います。  現状として,学校給食での残飯はどの程度発生しており,どのような処理をされているのかを伺えればと思います。今後は,残飯についてはリサイクルをして,液肥とした後,給食畑などで利用することで循環型社会の構築に寄与するべきだと考えますが,ご見解を伺いたいと思います。  ちょっと要望事項で1点。  部活動の拡充についてということで,まさに学校統合等が進められるのは少子化の問題であったり,それに伴って,統合せなあかんという以前に起こるのが部活動が維持できない──存続できないということだったかと思います。かねてより要望させていただいておりますが,引き続き一定生徒の希望する種目が確保されるようにとか,あるいは地域で必要な部活動が消滅してしまわないように,ブロック校方式あるいは拠点校方式,そして,先ほどの学校支援地域本部ともかかわるかもしれませんが,外部指導員の充実,その導入がスムーズにいくためにもかねてよりお願いしております,いわゆる中体連に対する要望といいましょうか──引率を認めてくれという要望も重ねてお願いしたいと思います。  最後,もう1つの要望事項として,これは統合中学校あるいは今後統合する先ほどの話の部分の小学校にも存在します,たけのは学級──いわゆる難聴学級についてでございますが,統合後もしっかりとその学級が残るように,そして,その機能が維持されるようにお願いしたいなということが1点と,また一方で,保護者の皆様方からは,もちろん法定の人員以上の配置はしていただいているというお話は聞いておりますが,それでもやっぱりまだ,例えば国語や算数以外の主要科目でない授業については補助員がいないような状況で授業を受けるということが非常に困難──なかなか理解が難しいというような状況だということを伺っておりますので,独自の予算でさらなる教員の配置等が考えられれば,ぜひともお願いしたいなということをあわせて要望したいと思います。この点については,今後協議させていただく機会をいただければなと思います。  以上,よろしくお願いいたします。 53 ◯森脇教育委員会委員長 まず,教育委員会制度に対するご指摘についてでありますが,委員ご指摘のように教育委員会制度につきましては,種々議論されているところであります。具体的には,おっしゃいましたように例えば会議が形骸化しているとか,合議制のために責任の所在が不明確となっている,迅速な意思決定ができていないといった問題がこれまでも指摘されておりますし,中央教育審議会においても議論されてきたところでありますので,委員のご指摘の点については,私どもとしては真摯に受けとめてまいりたいと考えております。  それから,ご質問の教育委員会会議の会議録の件ですが,教育委員会会議における議案,あるいは結果を広く市民の方々にお知らせするために,教育委員会のホームページでそういったものは公開してきているところでございます。平成20年第3回の定例市会におけるご指摘も踏まえて,平成20年10月14日に開催した第9回の教育委員会会議からそれまでの議案等の件名・主な意見・審議結果のみといった記載から,さらに改めまして非公開事案案件を除きまして,発言した委員の名前,それから発言の要旨とともに会議資料をホームページで掲載しているところでございます。  現在,作成しております会議録は,先ほど申し上げましたように,発言の要旨であります。議論した内容がすべて記載されている形にはなっておりません。それで,今後は委員のご指摘も踏まえまして,教育委員会会議における公開案件につきましては,会議での議論等がすべて伝えられるよう,基本的には発言の一字一句を忠実に記録することとしたいと考えております。そうは言いながら,もちろん単純な言い誤りとか,不適切な表現があった場合については,当然委員会会議に図った上で訂正して公表してまいりたいというふうに思っております。  それから,教育委員からの議題の発議があったかということですが,私ども教育委員会会議におきましては,各委員がそれぞれの専門の識見に基づき,大所高所から多角的な意見を出し合いまして議論し,審議を行っております。その中で,教育委員会会議における委員からの議題の発議があったかということにつきましては,比較的最近の例では,例えば,採用時点の比率の割には登用数が少ない女性管理職の登用をどうして進めていけばいいだろうかというふうなことを提案申し上げて,いろいろ議論させてもいただいております。当然のことながらですが,個々の議題を審議する際におきましても,各委員がそれぞれの──先ほど申し上げましたように専門とか思いをいろんな形で述べておりますので,そういった中から新しい議案も──議案と申しますか新しい提案等もいろいろさせていただいております。  以上です。 54 ◯橋口教育長 私から今回の統合についての議論等でございます。  結果から申し上げますと,議事録の要旨が不十分ですから,唐突にその条例改正のときに出てきたということになってございます。そういった点では,今後よく改善していきたいと思います。  経過だけ申し上げますと,教育委員会議は大体月2回行っているわけでございますけども,教育委員さんのいわゆるいろんな教育現場での実情の把握とか,あるいは必要な知識の習得のために,いわゆる勉強会というのを別に開催しております。その中で,当然学校現場とか,あるいは教育委員会の懸案事項等もお示しするわけでございます。ほかの政令指定都市においても,そういった意味で,教育委員協議会というような名称で広く開催されております。  今回の統合の案についても,20年度の時点だと思いますが,両学区にまたがる10の課題があることを説明して,ご検討いただいております。その後,当然教育委員会会議等で検討しているわけでございますけども,議事録の中に出てまいっておりません。そういった点で,先ほど申し上げましたように,学校設置条例の提出で唐突というようなことは議事録の中でそういった形になってございます。  こういった点を踏まえまして,今後,教育委員会会議録については,先ほど教育委員長がお答えしたとおりでございます。公開事案については会議での議論を忠実に記録するように改善いたしますとともに,例えば今回の統合事業と同様な,いわゆる方針決定の過程というようなこともございますので,今,議案関係と報告事項というように分けておりますが,例えばそこら辺意思形成過程にかかわるもので非公開の内容も多いわけですが,議案,例えば協議事項,それから報告事項ということで,その報告事項は実際どういう議論がされたかどうか,公開・非公開の問題がございますが,協議事項の中で事案名を載せる,そういったことで当該教育委員会議で検討をされたというような形,そういったことが改善できるか,そういう点で工夫をしていきたいと考えてございます。  以上です。 55 ◯森本教育委員会事務局指導部長 学校給食の残食のことですけども,学校では食べ残しをしないというような指導をしておりますけども,残念ながら体調がすぐれないとか,あるいはメニューによってとか,あるいは季節,それから副食との関係,それからお休みの形ということで,なかなかどのぐらいの量が余るのかというたら,測定をしにくいですけども,ざっとこう我々自身も毎年2校ぐらい選定をしまして,年に2回程度,1週間にわたって栄養の摂取の状況とあわせて調査をしているんですけども,全体わかりにくいですけども,各学校の報告から見ますと,そういう指導もあって残食量そのものは減ってきていると思います。  例えば,仮に1人当たり40グラム程度残したとして,たくさんの子供たちが一斉に食べていますので,それをざくっと計算すると600から700トンぐらいのものが出てくるのではないかということが推計できると思います。  ただ,この給食の残食を肥料化にする場合には,一般的に作物は塩分濃度が高いと育ちにくいと,そんなふうに聞いております。子供たちの食べ残しの給食の残食ですけども,塩分のほかに脂分も含まれるということで,たとえ堆肥化しても野菜生産を継続していくことは容易ではないと,そんなふうに聞いております。肥料化を行うためには,調理から出てくる野菜くず,これは塩分あるいは脂分とも含まれていないために利用が可能ではないかということで,来年度,産業振興局が給食畑事業で食育をさらに進めるという観点から,この給食の野菜くずを校内で堆肥化すると,給食畑に還元できるのではないかというような実験も進めるというぐあいに聞いております。  教育委員会としても,このごみの堆肥化の取り組みにつきましては,産業振興局とも連携をしながら円滑に推進でき,また子供たちにとってごみを減らす,あるいは資源化ということで環境問題を考えるきっかけにもなるということなんで協力をしていきたい,そんなふうに考えています。  以上でございます。 56 ◯川島教育委員会事務局参事 全国学力・学習状況調査の全校調査の関係でございます。  委員の方からもございましたように,来年度は希望校の調査をするということにしておりますが,これは昨年というか,22年度の調査を終了したときに,実は昨年判断した時点で不明確でありました,例えば,実施から結果公表まで全体像というのが明らかになったと。その中で,文科省からは正答例とか採点基準の詳細な提示,また分析ソフトの提供等,実施面で改善が図られたということがございました。委員会といたしましては,希望利用につきましては各学校がそれぞれの状況を踏まえながらも,的確な判断ができる材料がそろったんではないかと考えたこと。また,議会等の意見等も踏まえまして,各学校の意思を尊重し,希望利用の有無についての意向調査を行うこととしたというところでございます。  全校調査には,それぞれ意向調査ということで希望利用を募ったわけですけども,各学校におきまして,児童・生徒の学力の状況を把握することは学校の努めでもあります。日常の教育活動の中でさまざまな方法で学力等の把握に努めております。定期テスト・実力テストなどのテストでは,いわゆる知識の定着や理解度,日ごろの児童・生徒の様子からは技能とか,意欲・関心,そういうようなことを評価するなど総合的に把握しているところです。  独自調査の件がございましたですけども,本市におきましては,平成15年から学力定着度調査,毎年実施してございます。小学校5年生・中学校2年生を対象にいたしまして,小学校は4教科,中学校は5教科の調査を行って,成果と課題を明らかにしてまいりました。結果報告書にまとめまして市内の小・中学校に周知しながら努めております。いわゆる子供たちの学力状況,都合8年間分蓄積がされているところです。実施校は3年間ですべての学校が調査を受けるように計画されております。教育委員会からまた指定を受けなかった学校についても参加ができるような制度になってございます。  学力調査につきましては,文科省の調査実施要領にも,学力調査による測定できるものは学力の特定の一部分,教育活動の一側面に過ぎないというような記述がございますように,児童の学力全体を把握できるものではなくて,日ごろの日常の取り組みと補完し合うものではないかと考えております。  また,学力調査の希望利用の参加につきましては,委員会といたしましては,希望利用,参加がふえることを願っているわけですけども,各学校に押しつけるものではなくて自校の実情,あるいは調査に伴う負担等をよく考慮した上での各学校の自主的な判断,自主的な決定を尊重すべきではないかと考えてございます。 57 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 私の方からは2点,神戸っ子応援団と公民館の件につきましてですけども,まず,応援団ですけども,内容が大切ちゃうかということとか,情報発信というふうなご質問だと思うんですけども,神戸市はこれまで学校現場につきましては,多くの地域の方々に支援いただきました。それを安定的,継続的に実施するということでモデル事業といたしまして,この支援本部事業をやってきております。そのモデル事業では,教員だけでは担い切れない,あるいは必ずしも教員だけで負う必要のない業務,あるいは学校のために──そういうことの業務につきまして,学校の求めに応じてできることを,できるときに,できるところからという形で支援をしております。  例えば,そこで特徴的な取り組みとしましては,だいち小学校におきまして,宿題の本読み,あるいは予習・復習などの放課後の自主学習の支援,あるいは上野中学校におきましてはキャリア教育の一環といたしまして,地域にお住まいのさまざまな方々の職業の方を講師に迎えての職業体験学習とか,地域の特性・事情に合った形で支援活動をしております。  そういった支援を踏まえて,学校と地域が十分連携することで,それぞれの地域に応じたさまざまな形の支援活動があっていいのかなというふうに思っております。その中で,今言われておる子供といわゆる地域の,例えば,優しいおばちゃん,怖いおっちゃんなんかの斜めの関係,そういったのをここで構築していって,地域の教育力を向上させていきたいというふうに思っています。  その中でも,やはりコーディネーターの役割というのは大きいということで認識しておりまして,昨年の11月からこの1月にかけまして,3回,9区のモデル地区のコーディネーターに集まってもらいまして研修会を実施しました。個々の地区の実情,取り組み,あるいは情報交換,あるいはその役割とか内容につきまして課題を共有,確認いたしました。そして,それをもとに1月14日には長田区にあります地域人材センターにおきまして,関係者あるいはモデル地区のコーディネーター,支援にかかわっている方が集まって合計250名で報告会をやりまして,そのコーディネーターの役割,重要性,取り組みにつきましての理解を深めたというふうになっております。  そういうふうなところで,各取り組みの写真あるいはイラストをつくった資料がございますので,そういった資料につきましては,今,教育委員会のホームページでとりあえずアップしようかなというように思っています。また,来年以降それぞれの地区で取り組みも出てまいりますので,新たにコンピューターを立ち上げまして,その情報の共有あるいは発信に努めていきたいというふうに考えております。  いずれにしましても神戸っ子応援団につきましては,そういう地域の応援があるんですが,なかなか地域の人材で賄い切れないというのもあります。そういうことにつきましては,教育・地域連携センターにおきまして,そのコーディネーターに携わる人材の供給といいますか,研修といいますか,発掘もしながら,また地域人材の──そういう登録人材をバンクとして拡充して支援していければというふうに思っています。こういうように神戸の子供を地域ぐるみで健全に育てていくためにこの応援団を支援して立ち上げようと,今思っております。  それと,あと名称の件でしたけれども,名称につきましてはこの学校支援地域本部,これにつきまして地域や学校の方に聞きましたら,かたいな,わかりにくいなという声がちょっと多く寄せられております。先ほども申しましたように,神戸ではそういう応援団事業という形で,地域につくられた応援団というふうな形で文科省にも言っておりまして,そういうところから全市でこの神戸挙げて子供の健全な育成を応援していくということなんで,神戸っ子応援団としていきたいというふうに思っております。  あともう1点,公民館の件ですけども,公民館につきましては直営じゃなくていいん違うかということとか,あるいはそのネックだとかというふうなことがご指摘ございましたけども,公民館につきましては,もともと戦後の民主化施策の中で設置されまして,昭和24年の社会教育法の制定によりまして,法的に位置づけられまして,平成20年の段階で全国で1万6,000の設置がされております。その中で,文字どおり文化・教養を高めたり,あるいは交流・憩いの場としてなっております。  その中で,神戸の公民館につきましては,そういった公民館機能を生かして,それを同和対策事業に生かして地域の切実な生活上の諸問題を学習内容として,その向上や解決を図るため,住民の主体性と実践力を養うことを目指して整備されているという経緯がございます。  そういった経緯がございますとはいえ,いろいろ見直しもせなあかんということだと思っておりまして,そういう経過はありますけれども,その中で,やはり地域住民の自立促進だとか,あるいは周辺地域を含めた住民の交流,残存差別意識の解消など,残された課題があるとされておりまして,それを公民館が学習の機会を提供して解決するというふうなことが,平成13年の神戸市の同和対策協議会の最終答申にいただいております。  ですから,そういった役割が公民館として十分果たしたのかということ,あるいはそういったところを地域の状況とかをよく把握した上で検証していきたいというふうに思っております。そして,その検討する中でやはり委員ご指摘のように名称ですね,いろいろ生涯学習センターとか,文化センターとかいった他都市の状況もありますので,そういった他都市の状況なんかもよく勉強して,その辺については十分に点検して検討していきたいというふうに思っております。  そして,その中で委員ご指摘のありました審議会につきましては,今現在,月額で2,140円お支払いしております。これにつきましては,審議会の開催以外にそれぞれの行事,開校式だとか,作品展だとか,あるいはいろんな形でその審議会のメンバーの方々に意見を求めたりしておりますので,そういった形で今までは月額方式でやっておりました。ただ,これにつきましても公民館の役割につきまして広く議論する中で検討していくというふうに思っております。  以上です。 58 ◯分科員(橋本 健) 最後から伺いますね。公民館の件で,今ご説明をいただいた経緯というのは,私も事前に伺っておりまして,実は我々,最初指摘させていただいたのは,先ほども言いましたように,なぜ直営じゃないとできないのかと。職員がなぜ今も張りつかなきゃできないのかというところがスタート地点でございまして,その説明を受ける際に,それがまさに公民館の設置された経緯を考えると,先ほど言ったように同和対策事業の1つであったということを考えると,その地域性や,やらなきゃならない教育の必要性をかんがみて,必ずしも指定管理制度で民間の人間ができるものではなくて,その地域とのつながりとかも,過去の歴史も考慮しながら,正規職員じゃなきゃだめなんだよとこういう説明を受けておりました。  ところが,果たしてその当時の設置根拠が,今もその根拠として必要な状況なのかというところを議論すべきじゃないかというお話をさせていただきたかったわけです。つまり,当初は同和対策事業の1つであって,確かに人権教育もやらなきゃならない。人権教育を含む社会教育を担う場所ということで公民館が非常に重要な場所だと,それにはしっかりと正規職員が地域の方々と関係を築いて,その教育がしっかりと成せるようにと,遂行できるようにと,その思惑があったと思うんですが,現代において──今のこの瞬間において,その必要性自体がどこまであるのかなと。必ずしもその地域,その場所で,その教育をしなきゃならないのか。果たしていまだに残っているのか──その残存差別意識というものが果たして今も残っているのか。それを解決するためにはやっぱり公民館じゃなきゃだめなのかと。例えば別の拠点に,全市で1つでもそういう人権教育であったり,社会教育でできるはずだけども,必ずしも市内に7カ所あるような場所に残し続けなきゃならないのか。要は,その設置根拠自体を考え直すべきなんじゃないのかなということで伺ったわけです。  そもそもその設置根拠自体がもう今は要らないねというか,それに対応する必要がないねということになれば,そもそも公民館自体,名前というか,施設そのものが必要なくなるわけで,それに大体今担っている貸し会議室の部分であったりとか,ちょっとした文化に関する習い事であったりとか,そういうものであれば神戸市の言う公民館であり続ける必要はない。であるならば,さらに言うと正規職員が張りつき続ける必要もないという順番になってきて,結局やっぱり要らんのじゃないかと。正規職員である必要が全くないじゃないかということになります。これは公民館公民館としてあり続ける以上,それが設置したときの根拠に基づいている以上,やはり説明としては正規職員じゃなきゃだめなんだと,こういうことになるんでしょうけども,そもそもその根拠が今にも適した根拠となっているのかどうかから,私は議論していただきたいなと思います。  そこで伺いますが,その点検をしていきたい,研究をしていきたい,検討をしていきたいというお言葉でしたけども,実はこれ,先ほども言いましたように,1年前から指摘をさせていただいているんですが,なかなか動きが見られなかったから,今回お話をさせていただいているわけですが,一体いつまでにされるのか。どの方向でされるのか。例えば今から地域に返して,そもそもこの公民館についてはどうするんやというお話をしてもらうのか。あるいは一定神戸市教育委員会事務局としてはなくす方向でいくんだよとか,だけども困ることはないですかと,一定の指針を示された上で議論をされるのか,全く白紙の状態で議論をされるのか,その答えをいつまでに出されるのか,それはどこの会議で話されるのかということをお答えいただければありがたいなと思います。  学校支援地域本部については,名称はもういいですわ。とにかく10年後,20年後もその設置したとき,それこそでき上がったときの思いというか,何を目的にということが薄れないように発展していっていただくことを切に願うまでです。  私,多分神戸市会の議事録に残っている──議事録好きなんであれですけど,議事録に残っている学校支援地域本部という言葉を使わせていただいたのは私初めてだと思うんですよ──検索して出てくるのは。そのときは,本当に神戸市は全く手を挙げなかったんですよ。その理由はわからないけども,恐らく慎重だったというのが正しい表現なのかもしれません。つくったってそれが実践できないような学校につくっても仕方がないから,できるような土壌のある学校を探してきて,制度としてスムーズにスタートできるような学校が出てくるまで恐らく手を挙げられなかったんじゃないかなというふうに,私はあえて解釈します。最終年度をまたいで,4回目か5回目ぐらいの最終募集に近いぐらいのところでやっと手を挙げられた記憶があるんですけども,それでできたわけですから,慎重に始められた以上,その慎重さを忘れずにといいましょうか,必ず成果が出るように,これ一気にどっと広げるともちろん予算もそんなにつかないわけですから,各支援本部に配られる予算が非常に少ない中で,でもやれよと言われること,これ余りに気の毒な話で,しっかりと成果を出しやすい予算措置であったりとか,先ほど言ったような支援事業をしっかりと──支援事業というのは地域本部に対する教育委員会としての支援事業をしっかりとやっていっていただきたいなということを要望させていただきたいと思います。  それと,教育委員会会議については,先ほどお答えをいただいております。会議録については,いわゆる我々の言う議事録のようなものをつくっていただけるということですので,期待をさせていただきたいと思います。発議について,女性管理職の登用について等々,一定の発議がありますよというお話を伺いました。私は,もっとどんどん発議をしていっていただきたいなと思います。これがまさに教育委員会会議の活性化というか,活発な議論が我々市民に対して表現できるポイントなんじゃないのかなと思います。  例えば私──ごめんなさいね──要約した会議録だけを読ませていただいている状況でお話をさせていただきますけども,その教育委員会制度の特性といいましょうか,目的といいましょうか,やはりおのおのその専門分野を持った人間であったりとか,広く見識を持った人間あるいは保護者の代表,教育界の代表,広く集まって来られて,それぞれの見地に従ってご発言されるということが非常に大切なことであって,森脇教育委員長の発言で私は一番熱心にご発言をなさっているなと思ったのが,まさに高専のカリキュラムが──専攻コースですかね──あれが減るというときに,そんなもん受講生が減るからといってなくしてしまっていいのかというような発言をされているんですね。それはそもそも学問のあり方についてしっかりとご発言をなさったし,まさに専門の分野であるから,なお熱の入られたことなんじゃないかなと思いますが,そういう発言をどんどんしていっていただいているところが見れたら,我々はすごい評価をするわけです。しっかりと議論がされていると。  もう1つ,私はお願いをさせていただくと,そこでもっと強く言っていただいてもいいんじゃないかなと。どういうことかというと,今の教育委員会会議のあり方というのは,議案が上程されて,そこで一定のやりとりがありますわね。先ほど言ったように,勉強会でいろんな議論をされているというのは,今伺いましたから,そこのところはどうかわからないけども,上げられた議案に対して一定質問はされているんですけども,その議案が修正されているようなものって少なくとも見受けることがないですね。私が先ほどから議論しているような学力調査にしても,一定教育委員の方がされている質問を見ると,本当にいいのという,多分ニュアンスでされている方もいると思うんですよ。本当に希望校調査されなくていいの,でも──もちろん事務局から説明がありますよね。こうこうこういう理由でしなくていいんです,こうこうこういう理由でしないんですという説明がある中で,私は,そこで一定その主観的に発言をいただいて,何なら上がってきた議案をちょっとそれは承認できないよというようなことをやっていただいてもいいんじゃないかなと。というのは,教育委員会が活発に機能しているようなまちというのは,確かにちょっと強引なまちもひょっとしたら場合にあるかもしれない,あるいは教育長1人がすごい強権的な方がいるところかもしれないけども──学力調査を昔,全校実施しなきゃならないと言われたときに,愛知県犬山市というところだけは,うちは参加しませんと言って強烈に反発した教育委員会がありますね。あそこはもちろん教育長自体も有名だし,その後彼らは教育委員会として本も,出版物も出して,なぜ我々が参加しなかったのか,それを意思表明としてしっかり出されているわけです。国が何ぼやれといってもうちはやらない。その理由はこうだと。一方で,学力調査によってわかることがあるはずだと。私が今主張しているように,先生だったら自分の教え子がどの程度の学力を持っているか把握しなきゃ,これだめなんですよ。これ,わかってるわかってるというと,本当にわかっているかどうかなんて怪しいもんですから,それを客観的に評価する指標が非常に大事。だから,私は参加すべきだと言っているし,行政としてもそれはみずからが設置している学校がどの程度の教育成果を出しているかというのを把握しなきゃならん。だから参加すべきだと言っている。しかし,犬山市の場合はそんなことは余計なお世話だと言っているわけです。十分自分たちで把握できていると。ここまで自信を持って言っていただけると,それは仕方がないよねと,これは教育委員会の決定だから,まさに教育の地方自治が行われている瞬間だなと認識するわけです。  しかし,ここには非常に大きな責任が伴うわけですよね。私も教育委員会の方々もそうですけど,発言をするときにはすごい責任を伴うわけです。例えば学力調査を実施しない,希望校で実施しないということになれば,これはあくまで教育委員会会議での決定事項になるわけですから,なぜしないんだという,こういう質問に対しては,教育委員会会議がしっかりと──教育委員会の委員の方々がしっかりとご説明をいただかなきゃならん。例えば,代替施策は十分ですかと私が問うたときには,十分ですよという答えをしっかりいただかなきゃならない関係になると思うんです。ですので,私はしっかり議論していただいて,そこに主体的にといいましょうか,例えば,教育委員の5人のうちの4人が本当はやった方がええのになという思いがあるんであれば,それはしっかりと言っていただきたい。5人のうちの4人がやらん方がええなと思っているんだったら,僕もやらなくていいと思うんです。私もならなくていいと思いますという議論がこの会議録で見られるような,そんな会議体になっていただきたいなというふうに──なぜ私がここまで言うかというと,責任の所在を明確にしていただきたいわけです。例えば,教育委員会会議のあり方が今のままでもいいというのは,これは1つの考え方なんです。あくまで審議会的な役割で,それこそアドバイスを出すだけの会議体でいいというのであれば,私はこれでいいと思います。  しかし,その場合は,教育長に絶対的な責任を私は要求するわけです。そういうとき,事務局の長として,その意思決定については,強力な責任を明確にしていただいて,追求する場所を明確にしていただくことというのは,非常に大事だと思っていて,世の中というのは,教育委員会がしっかりと責任を持つ,もう一方で形骸化しているだけの教育委員会,そして,強烈な教育長のリーダーシップを持っている,大体僕はこの3パターンに分かれているんじゃないかなと思います。神戸市教育委員会がどの分類に入るのかというのを明確にしていただければ,我々のここでの議論というのも非常にやりやすいんじゃないかなと思いますので,その点だけ指摘をさせていただきたいと思います。  教育委員会のあり方は,この辺にしといて,学力調査なんですけども──ごめんなさいね,今度は具体的に学力調査の話ですけども,今回,希望校を募るとおっしゃっておりましたが,例えば,市内の小学校中学校の中で5校だけ希望したいという学校があらわれたら,そこにとどめるのかどうか。あるいは,やっぱり希望校は5校しかいなかったから,やらないという帰結になるのか,あるいは,5校おったから5校だけにやらせるんじゃなくて,じゃあ,やっぱり全部やろうという帰結になるのか。ちょっとその点について,お伺いできればありがたいなと思います。  統合問題については,きょうはそれぐらいでいいです。  以上です。お願いします。 59 ◯橋口教育長 公民館のお話ですが,いろんな見方があるというふうに思ってございますので,先ほどお話がありました当時の社会状況,現在の社会状況等も踏まえて,今後あり方についての検討会というのをできるだけ早い時期に立ち上げたいと思ってございます。そういった中で,他都市の状況調査,あるいはその地域の住民等と十分協議なり協力をしながら,今の公民館の機能として維持すべきものがあるのか,あるいはもう社会的使命を終えた機能があるのか,そういったことを含めて今後の公民館のあり方について検討していきたいというふうに考えてございます。  したがって,検討会を立ち上げることになりますので,いつまでというのは,今のところこの場でお約束できませんが,できるだけ早くという気持ちでございます。  それから,学力調査については,やはり今,感じとしては,悉皆調査から抽出調査方式になりましたので,私どもとしては,神戸の教育委員会は,やはり学校現場を極力尊重するという姿勢がございます。したがいまして,希望校が上がってきたら,それだけでいいのかというのは,ちょっと見方が違うかもわかりませんけども,今回については,希望校と抽出校を合わせてやりたいということでございます。  ただ,ちょっとこれ幅ったいんですが,私も教育委員の1人でございます。教育委員6人でございます。その点,5対1という意味ではございません。6人の中で当然教育長は常勤なんですが,教育委員の中から任命されることになっていますので,その点をちょっとお含みいただければというふうに思います。
     私からは以上です。 60 ◯分科員(橋本 健) ちょっと公民館の件なんですけども,あり方検討会ということは,公民館のあり方のみを検討していただく会だと思っていいですよね。そう認識させていただきます。  いつまでなのかちょっとわからないというか,お答えできないということなんですが,これをできるだけ答えていただかんと,いつまで待てばいいんだよと。例えば,1年後もできるだけ早くやるんだよと言われちゃ困るわけで,今回始まった話じゃないということは多分最初にお話をさせていただいていると思います。既に1年たっているわけです。もちろん委員会の場所では言っていないですけども,だったら,せめてきょうこの場ではめどを私は見せていただけるものかなと思って来たんですが,そういう意味では非常に物足りないというんでしょうか,意思がどこまで強いのかというのは,いささか疑問だと思いますね。ちょっと無理なのかどうなのか,期限を切ることが。そうでなければ大体いつぐらいまでかぐらいは言っていただきたいと思います。  あと,学力調査の学校現場を尊重するのはいいんですが,先ほど私言いましたよね,じゃあ,その教育行政を担っている機関として,みずからが設置している学校がどの程度の成果を出しているのかというのを本当に認識されているんですかね。今の学力定着度調査では私は余りに不完全だと思うので問うているわけですけど,その2点,お答えいただいて終わりたいと思います。 61 ◯橋口教育長 これまでの経過が公民館についてはございますので,できるだけ早くと申し上げましたが,気持ちとしては23年度末には一定の方向を出したい,そういうスケジュール感でやっていきたいと思ってございます。  それから,学力調査についていろんな見方があるわけです。当然,悉皆調査をすれば一番いいわけですが,いろんな,当然私ども全国学力調査とは別に定着度調査というものを実施してございます。大体3年に1回,その参加校を回すようなことになってございますので,それで全体の神戸市の状況が一応把握できる。また,各学校については,それぞれいろいろな研究会がございますので,その中で情報交換できると思ってございます。 62 ◯主査(森下やす子) お疲れさまでございました。  この際,約20分間休憩いたします。  午後3時15分再開いたします。   (午後3時0分休憩)   (午後3時15分再開) 63 ◯主査(森下やす子) ただいまから予算特別委員会第1分科会を再開いたします。  休憩前に引き続き,教育委員会に対する質疑を続行いたします。  それでは,大澤委員,お願いいたします。 64 ◯分科員(大澤和士) 大変お疲れさまでございます。  この第1分科会もきょうで4日目を迎えまして,この教育委員会,大変失礼ながら大変暗いといいますか,元気がないといいますか,冒頭不祥事のおわびから始まったということもあるかもしれませんけれども,やっぱり一番情熱を持って取り組んでいただかなければいけないと思いますので,本当に明るい神戸の未来のためにも情熱を持って,熱意を持って取り組んでいただいているという,そう私も思っておりますので,ぜひ,この暗い雰囲気,元気がないなという雰囲気を何とかこう──一番やっぱり大事な神戸の未来というか,日本の未来を決めるそういう役割を担っていただいているわけですから,本当に教育現場は暗いことばっかりですけども,ぜひ明るく元気に取り組んでいただきたいと,ちょっと冒頭に申し上げたいと思います。  質問に入りますけれども,まず特別支援学校についてであります。  我が会派は,本会議においても特別支援学校の高等部の対策について見解をお伺いいたしました。改めて,この特別支援教育全体の将来像について,お伺いをしたいと思います。  昨年の予算特別委員会でも,代表質問でお聞きいたしましたけれども,知的障害児の生徒が急増しているということもあって,神戸市特別支援教育のあり方について,総合的に検討するということで,その1年間どういう取り組みをしてこられたのかということをお伺いをいたしました。その1年間の取り組みについて,全く見えてこないということで,再度そういう全体像についてお伺いしたわけですけれども,今回,代表質問の中でご答弁がありましたのは,具体的に空き教室や既存施設の活用などについて検討をしているというご答弁があったんですけども,その具体的な内容について,改めてここでお伺いをしたいと思います。  2点目は,学校園の教育環境の整備についてということで,これは芝生化の問題とか,トイレの改修,エレベーターの設置ということで,さらに緊急メール配信システム等々について,教育環境の充実整備ということで,推進をお願いをしてきましたけれども,芝生については協力の得られるところから,保護者・地域の協力を得てということで,今年度の実施は5校ということになっておりますけれども,その協力を得るために今どういう工夫をされているのか,具体的に仕組みをどういうふうにつくっておられるのかということを,まずお伺いしたい。エレベーターについても,トイレについても,全体の整備計画といいますか,耐震化にあわせてそういうトイレ整備をしているところもありますけれども,全く手つかずのところもあると聞いております。そういうことで,全体としてどういう計画で進められようとしているのか,その辺を設置基準あるいはそういう計画について,お伺いをしたいと思います。  緊急メール配信についても,これも前回──昨年の代表質問でもお伺いをしました。そのときには,非常に予算もかかるので初期導入を何とかしたい。そして,さらに全体の導入は研究・検討をしたいということだったんですけれども,今回予算で計上されておりますのが初期導入のみのそういう取り組みになっております。保護者への伝達とか,緊急時・災害時の非常に効果のある有効な手段であるということは認識をしていただいているんですけれども,今回のそういう取り組みは余りにも後退をしているのではないかと,既にやっているところもあるわけですから,予算額云々じゃないんですけれども,PTAとか学校園と相談しながらということなんですけれども,もっと教育委員会として積極的に導入を図るべきであるということをずっと申し上げておりましたけれども,それが進んでいないということですので,改めてこの辺の見解をお伺いしたいと思います。  3点目は,中学校の昼食対策であります。  きょう,請願等々出ておりましたけれども,神戸市では,その昼食対策ということで,お弁当販売を実施をしております。そのお弁当販売もいろいろ課題があるのではないかと思っております。例えば価格につきましても1食400円あるいは450円ということですけれども,実際の給食を実施した場合の負担と比べれば,当然のことですけれども負担が多いと。特に,そういう生活保護あるいは就学援助を受けている世帯にとっては大変な負担があるということで,何とか利用しやすいあり方というものをぜひ検討をしていただきたいということであります。栄養基準とか,文科省で決められた基準があって,メニューもある程度そういう限定をされているということで,例えば子供たちが好きなカレーとか,そういったメニューのときは非常に利用率が1割を超えるとか──全体で1.2%の利用らしいんですけれども,1割を超えるとか,そういったことの話も聞いておりますので,もっともっと利用しやすいメニューも含めて価格も含めて,そういう検討をしていただきたいと──そういう必要があるのではないかと思っておりますので,その辺のご見解をお伺いしたいと思います。  4点目は,デイジー教材の活用ということで,発達障害などで読むことが困難な子供たちのために,マルチメディア教材デイジー教科書というものが,今,各地方自治体で導入が進んでおります。発達障害などの児童・生徒の中には教科書の文章を読み飛ばしてしまって上手に読めないとか,あるいはどこを読んでいるのかわからなくなってしまう,読むことに困難を覚える子供さんがいらっしゃるということで,そうした子供たちのための教材でありますデイジー教科書,パソコンを利用して通常の教科書の文章を音声で再生をして対応する,その文章が色が変わるとか,強調するとか,あるいは文字の太さを,大きさを変えるとか,いろんな工夫ができるという,そういう教材であります。非常に効果のある,そういう教材であるということを聞いておりますけれども,神戸市内の特別支援学校あるいは特別支援学級で活用をぜひすべきであるということで,現状の取り組み状況と,あと,さらに学校へのパソコンの整備,今回もかなりパソコンの更新もされるようですけれども,そういういわゆるいろんな教材のソフトを活用できるような学習環境の整備あるいは教員への研修,そういったことも必要ではないかと思いますが,その辺の取り組みについて,お伺いをしたいと思います。  最後になりますが,小・中連携教育について来年度予算において耐震化が必要で,同一敷地内にある上筒井小学校,それから筒井台中学校・葺合高校の改築事業が計上をされております。その事業の中で,上筒井小学校と筒井台中学校について,それぞれ単純に建てかえるのではなくて,小・中連携教育モデル校として一体的な整備を行うというふうに書いてありましたけれども,どういうモデル校を目指して取り組みをされるのか。もちろん同じ敷地内に校舎が隣同士に建つんですよという,そういうハード的な整備,全く別に建てるのか,あるいは共通のそういう施設があるのかないのか,あるいはソフト面からもいろんなことが考えられると思うんですけれども,今,計画をされている一体的なモデル校としての整備の内容を教えていただきたいと思います。  以上です。 65 ◯橋口教育長 私から2点お答えさせていただきます。  まず,特別支援学校についてでございます。  障害のある児童・生徒の学ぶ場所といたしまして,特別支援学級特別支援学校などがございますが,その中で特別支援学校につきましては,保護者特別支援教育への理解の高まりなどを背景といたしまして,就学先として希望が多いほか,小・中学校へのセンター的機能も期待されておりまして,特別支援教育に重要な拠点と考えてございます。  現在の学校全般を見ますと,お話がございましたように,知的障害児童・生徒の増加や,それに伴う通学区域の再編はじめ,児童・生徒の障害の重度・重複化,また校舎の老朽化,耐震対応,通学負担の軽減,新しい学習指導要領の対応,そういった課題がございまして,これらの対応を中心に検討を行っているところでございます。  個々には,またご説明したいと思いますが,その中で特に知的高等部の増加につきましては,近年の療育手帳の交付数あるいは小学校中学校特別支援学級在籍者数の推移,そういったものから見ますと,今後10年程度は増加傾向が続くというふうに見込んでございます。そういった点を踏まえますと,市内の高等部の生徒数は大体300人から400人程度の増加が見込まれていると考えておりまして,一般的に特別支援学校が150人程度の規模とすれば,学校が2校程度は必要だろうというふうに思ってございます。  当然,これについてはまだ耐震化されておりません垂水養護・青陽西等の今の機能も前提にしてございます。本会議で申し上げましたように,市内にあります知的障害と肢体不自由の特別支援学校在籍者数でございますけども,市立の支援学校で約7割,県立が3割という通学状況となってございまして,特別支援学校の設置義務は都道府県にございます。こういった点を踏まえて,県立特別支援学校の通学区域の拡大であるとか,あるいは新設,空き教室の利用などについて,せめて5対5程度にはしてほしいというのが偽らざる気持ちでございます。  兵庫県自体も財政的には厳しい状況にあるため,新築が難しい場合は,市から統廃合に伴う小・中学校の校舎やあるいは既存の施設,空き教室の活用を具体的に提案したいと考えてございます。まだ具体的な提案に至っていないのが現状でございますけども,高等部設置に向けた可能性の調査をしていく一方で,今,申し上げた県との役割分担を協議していく中で,具体的な全体像をまだお示しできていないというのが現状でございます。  今後,県と精力的に協議を重ねながら,あわせてこれまでの検討会や研究会,報告を踏まえまして,来年度新たな研究会を立ち上げ,高等部急増対策を中心とした特別支援学校のあり方について,総合的な検討を一歩進めることができればというふうに思ってございます。  それから,中学校の昼食対策についてでございます。  現在,弁当販売制度につきましては,平成15年の1月からスタートしておりますけども,現在83校中80校で実施してございます。この制度の弁当につきましては,文部科学省学校給食摂取基準に基づく献立内容としているほか,栄養面・内容面は教育委員会で事前にチェックしております。その上でご飯を配ぜん直前まで保温庫で温め提供しているなど,いわゆるコンビニ弁当に比べたらすぐれた内容になってございます。  しかしながら,平成21年度の全中学生の昼食の概況調査の結果では,家庭から弁当を持参しなかったのが約6%の生徒がおりますけれども,そのうちの約2割の生徒しかこの弁当販売を利用してございません。残り8割については,校内の販売のパンであるとか,コンビニ弁当で昼食を済ましているという状況でございます。  お話にございましたそういった点で,各校とも人気のあるカレーであるとか──カレーでありますと利用率が10%を超える場合がございます。その他ハンバーグや鶏の唐揚げなど,人気メニューもございます。献立内容でかなりの差が出てくる状況もございます。そういった点で,先ほど申し上げました中学生の昼食の調査につきましては,21年度の調査につきましては,生徒だけの調査でございます。また任意の1日だけの調査というようなことでございます。そういう点も踏まえまして,来年度につきましては,生徒以外に新たに保護者・教職員等にも調査対象を広げまして,調査項目についても献立内容,ボリューム,過去の利用頻度,申し込みの方法,価格の問題,さらには生徒の保護者弁当への思い,あるいは保護者の弁当への思い,そういったさまざまな観点から利用率をいかに高めるか,そういうふうな実態調査を行っていきたいと考えてございます。  また,弁当業者とは,毎年学校給食で人気のある献立やつくり方を紹介いたしまして,弁当販売の業者側から見た課題について協議をしてきたところでございますけども,今後,業者との協議や調査の結果を踏まえ,学校の協力も得ながら,この制度を生徒にとって利用しやすく,またかつ魅力的な制度にしていきたいと考えているところでございます。  私からは以上でございます。 66 ◯井川教育委員会事務局総務部長 私の方から学校への環境整備のうちの携帯電話におきます緊急メール配信の関係につきまして,ご説明いたします。  まず,緊急時の連絡の方法としましては,学校ごとに従来から電話とかファクスあるいは学校のホームページなど,さまざまな方法で実施しておりましたが,本会議でもございましたように,いわゆる携帯電話のメールの一斉配信が非常に有効な手段であると,このように認識しておりまして,今回,来年度予算におきまして全校園で実施できるようということで,予算を確保した状況でございます。  実際,システムを学校園で導入するに当たりましては,いわゆるそれぞれの学校の規模によりまして,学校単位でいわゆる全学年でやるのか,あるいは学年単位でやるのか,あるいはクラス単位でやるのかとか,いろんな配信の方法がございます。その方法によりまして,料金が違ってくる,そういった問題もございます。あるいは配信したメールの開封を確認できる機能も必要なのかと,こういったことまで検討する必要があると思います。いわゆる各学校が求められる機能,それが経費的にどうなるのかと,こういったことを各学校園ごとに選択して導入していくことになってまいります。  いずれにいたしましても,今後,緊急時の学校から保護者への連絡方法のあり方,この携帯一斉メールの運用の方法なども含みまして,特にPTA等の過度な負担にならないように十分協議しながら進めてまいりたいと,このように考えております。  以上でございます。 67 ◯森岡教育委員会事務局参事 私の方からは学校園の教育環境の整備のうち,校庭の芝生化,それからトイレ・エレベーターの整備について,お答えさせていただきます。  まず,校庭の芝生化についてでございますが,地域の協力を得るためにどういう工夫をしてきたかということでございますが,芝生化につきまして,これまで17校園で整備を行ってまいりました。その中で,整備を行う中でスプリンクラーの設置ですとか,ポット苗方式という簡易な方式がございまして,できるだけ手間のかからない芝生化の技術的な整備手法というものは確立はできつつありますが,難しいのが年間を通じて適切な維持管理作業というものが必要だということで,特に夏場の時期に週1回程度の芝刈りが必要であるというようなことから,地域の協力を得なければなかなか整備ができないというような状況でございます。他都市におきましても,地域で芝生整備を行う団体を組織してもらって,こういった団体に経費の補助を行うなどの方法で芝生化を行っているような自治体もございます。本市におきましては,まずはPTAやふれあいのまちづくり協議会等の地域団体に学校の方から声かけを行って,できる限りそれを進めていけるようにお願いしたいと思ってます。  また,今後3カ年かけて学校を支援いたします神戸っ子応援団の立ち上げを行ってまいりますが,その活動が定着しまして──この活動の中には学習支援ですとか,学校行事の支援など多くのニーズがございますが,将来的に学校支援の1つとして芝生の管理についてもお願いできたらというふうに期待しているところでございます。  今後も教育委員会といたしましては,地域団体に技術面の支援や材料費の負担を行うほか,学校を芝生化する地域団体に助成されます兵庫県の県民まちなみ緑化事業というような助成金等も活用しまして,地域で主体的に芝生の整備を行ってもらえるような条件整備について,さらに検討してまいりたいというふうに考えております。  次に,トイレの改修でございますが,トイレの改修につきましては,耐震化を始める以前からトイレの洋式化など,平成12年度から改修を行ってまいってきたところでございますが,給排水設備の更新ですとか,一体的,効率的な校舎等の改修を行うために,国の補助制度も耐震化とあわせて活用できることになったことから,平成17年度から耐震化工事にあわせてトイレの大規模な工事を集中的に実施いたしまして,22年度までに138校,461カ所において改修工事を行ってまいったところでございます。トイレにつきまして,洋式化というようなご希望もございますが洋式トイレは和式トイレに比べてスペースが必要でありますので,学校とも協議しながら洋式トイレをふやすようなことも考えていきたいというふうに思っております。  耐震化工事の方につきましては,平成23年度に完了いたしますが,今後のトイレの改修については学校の環境改善の中で重要な項目の1つであると考えておりまして,今後とも計画的な改修を行ってまいりたいというふうに考えております。  次に,エレベーターの整備についてでございますが,小・中学校の方では平成9年度から国庫補助を活用しまして必要な学校に整備を進めてまいったわけですが,エレベーターを必要とする児童がいる学校が非常に増加しまして,整備が追いつかないということから,平成19年度から集中的に整備を進めまして平成22年度までに98校の整備を行っております。この辺につきましては,指定市の中でも2番目に位置するような状況になっておりまして,さらに平成23年度につきましては,この2月の補正予算によりまして13校の整備を行う予定でございます。これによりまして,現時点でエレベーターを必要とする学校にはおおむね整備を行うことになるのではないかというふうに考えております。今後も必要性はよく認識しておりますので,国の補助の確保に努め,必要な学校には早期に整備できるように工夫しながら整備を進めていきたいというふうに考えております。  いずれにしましても,学校施設全体の環境整備の計画につきましては,ご指摘のように基準ですとか,計画的にですとかいうことをもって整備していかなければならないわけですが,ここ数年,学校の耐震化ということに非常に邁進してまいりましたので,その中でしか整備ができていなかったということでございます。  今後は,ファシリティーマネジメントの観点から学校施設マネジメントというような事業を今年度に予算化させていただいておりますが,施設の詳細状況を把握しながら,改修の標準モデルや改修年次計画を作成するなど,計画的な学校施設の保全整備に努めていきたいというふうに考えております。  それから,小・中連携教育ということで,今回,葺合高校,それから上筒井小学校・筒井台中学校,これ耐震化の一環でございますが,いずれの校舎も非常に老朽化しておりまして,いずれも改築が必要だという状況になっておりました。このたび3校同時に建てかえるというチャンスを得ましたので,この耐震化を図るとともに,できる限り各学校の教育環境の改善を図りたいというふうに考えております。  現在のところ,上筒井小学校と筒井台中学校は葺合高校のグラウンドを挟んで離れているというような状況になっておりまして,それぞれがグラウンドが狭いという状況になっています。この辺を葺合高校の校舎の高層化,それから小・中学校の一体的な整備ということによりまして,できる限りグラウンドを一体的に活用できるように,なおかつ,それぞれの学校が広くなるようなというようなことを設計したいというふうに考えております。  また,一方では,小・中連携教育の必要性といいますのが,中学校進学後の学校生活の大きな変化への対応ですとか,学習面の体系的な理解の促進などに向けまして,9年間のつながりを大切にした教育を全校で進めていかなければならないんじゃないかということが,教育の振興基本計画の中でもうたわれておりまして,神戸市におきましては,平成21年度から小・中連携に計画的に取り組もうとするような小・中学校を小・中連携モデル地区に指定しております。中学校区ごとに指定をしておりまして,筒井台中学校区も平成22年度に指定を受けまして,上筒井小学校と,それから中学校区を同じくいたします宮本小学校,それから筒井台中学校の3校での総合授業参観ですとか,合同研修会の実施,週1回の中学校教員による英語活動の出前授業,それから年数回の中学校教員による給食訪問等を行っているところでございます。また,筒井台中学校で開催されましたイングリッシュ・フェスティバルには,上筒井・宮本両小学校の児童も参加をいたしまして,英語を通して交流いたしているところでございます。  このようなソフト面での小・中連携の新たな取り組みを行っているところでございますので,それをハード面で支えるためにどのようなことができるのかというようなことにつきまして,今後,設計には少し時間をいただいておりますので,3校の先生方,学校関係者のご意見をお伺いしながら,教育効果が上がる学校環境の整備を行いたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 68 ◯森本教育委員会事務局指導部長 デイジー教科書のことについて,お答えさせていただきます。  このことにつきましては,国の方が21世紀にふさわしい学びと学校を創造するということで,教育の情報化の推進に今取り組んでいます。今年度中に教育の情報化ビジョンを策定をし,特別支援教育における通信情報技術の活用についても,これも含まれているということです。  お問い合わせがありましたデイジー図書ですけども,そういった通信情報技術の活用した教材の1つということで,お話がありましたように読み書きに困難を伴う学習障害のある子供たちにとって,つい文章を読み飛ばしてしまう,あるいは読んでおって,どこを読んでいるかわからなくなると,そういったことで読むことに困難を覚えており,こういう図書を使うことによって教科書の内容の理解を促す効果があるとされています。  国の方は,従来から障害その他の特性の有無にかかわらず,子供が十分な教育を受けることができるよう学校教育に取り組んでいますが,平成20年度に教科書バリアフリー法を制定をしています。この内容は,障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律と,これを改正をしまして,その次の年には著作権法を一部改正をしております。したがって,文部科学省から認可をされたボランティア団体は教科書発行者が有する教科書データの提供を受けることができると。それでデイジー図書というのが作成可能になっております。今は,財団法人日本障害者リハビリテーション協会により,提供を承認された子供あるいは学校は,この図書を無償で受け,教材として使用できるというそういう状況になっております。  今現在ですけども,この法律が変わったことによって,文部科学省では,時々これ新聞に出ますけれども,21年度より電子教科書の教材の研究を行っています。その結果,読むことの抵抗感が減り,読むことに意欲が出てきた等々,読解力が向上する一定の効果があるとの報告も出ています。  神戸市では,学習の補助として,盲学校の高等部理療科に在籍している子供たち,10名程度いますけども,この図書を使って授業や自宅での予習・復習に使っています。それから,市内に13カ所,通級指導教室がありますが,その中の一部でも国語の音読の課題や予習のために,個別指導の教材として使っています。ただ,一方,このデイジー図書を教科書として使用することについては,通常の学級で特定の子供だけが使うことの抵抗感,あるいは障害の特性に応じた効果的な指導方法等を検証すべきまだ課題があるということで,国自身も23年度引き続き調査研究をすることになると,そんなふうになっています。今後は,この調査結果をまって,特別支援学校や通級指導教室での教科書として使用できるかどうか,このことについては検討していきたいとそんなふうに思っています。  それから,お尋ねがあったパソコンの状況ですけども,各学校にはパソコンの部屋がありまして,子供たちはその情報教育を習うときにはそういう部屋の方で活用しています。  それから,教員の研修ですけども,今から随分前はパソコンのソフトの開発等々ありましたけど,今はもうそれぞれ堪能なので,今度はソフトをいかに利用していくかという,そういう時代になっていますので,たくさんのソフトをいかに駆使していくかというような時代になっているかと思います。  以上でございます。 69 ◯分科員(大澤和士) まず最初に,お伺いをいたしました特別支援学校についてでありますけれども,またまたご答弁が来年度に総合的に検討しますということで,過去1年前には1年間で何とか総合的に将来像を示したいということでありましたけども,またまた来年になるということのご答弁でありましたが,いろいろ空き教室とか,既存施設の活用とかいうことについては,新たに建てるとなれば大変なコストがかかるわけでありまして,それに対するさまざまな経費も必要なことはわかるんですけれども,県に何とかせえと,こうおっしゃる気持ちもわかりますけれども,それではやはり,なかなか来年になってもまたもう1年待ってくれということになりはしないのかということを大変心配するわけであります。このことについては,さらに松本 修議員が傍聴に入っておりますので,総括でやらせてただきたいと思っております。  あと,学校園の教育環境の整備については,芝生化とか,そういうことについては,当然地域の皆さんの協力を得てということなんですが,教育委員会として,じゃあ,何をするのかということについて,もうちょっと積極的に取り組みができないのかなと,県のまちなみ支援を利用してとか,神戸っ子応援団にお願いしてとか,それはそれでいいんでしょうけども,それで本当に済むのかなあと,なかなかこれでは進まないのではないかなという危惧をしております。  あと,トイレとかエレベーターの設置は,しっかりと──いまだに男女の入り口が一緒であるとか,そういったところも見受けられますので,早急に整備をお願いしたいと思います。  緊急メールの配信は,これ実施の単位とか,全学年でやるのか,学年ごとにやるのか,クラスごとにやるのかとか,開封の確認をどうするのかとか,それは学校ごとに任せるということをおっしゃいましたけど,そうじゃなくて,そういうことも含めて教育委員会がきちっとこういうシステムを使いましょうと,費用はこれぐらいかかりますと,こういう機能でこんなすばらしい機能ですけども,こんだけ安くできますよというものをきちっとそろえて予算化しなさいということをお願いをしているわけです。その辺のことだけちょっとご答弁いただけたらと思います。  それから,3点目にお伺いをいたしました中学校の昼食対策ですけれども,弁当なしが6%ということは94%が愛情弁当を持って来ているということであります。学校の提供する学校のお弁当は値段が400円から450円と聞いておりますけれども,負担の軽減をできないかなと,もう少しですね。大阪の例で聞きますと,業者の輸送費を補助することによって100円弱の負担軽減を図っていると。したがって,400円ぐらいの弁当が300円ぐらいになっているということを聞いております。神戸のお弁当,ちょっと高いんですけれども,何とか補助をして250円から300円にできないのかなと。このお弁当を活用している生徒が1.2%ですか──ということで非常に少ない,低い利用率だということなんですけれども,これが果たして値段の問題なのかどうかというのは,今後調査をされてわかってくるとは思うんですけども,とりあえずは価格を下げて,もうちょっと利用率をふやしたらどうかということ。パンとかコンビニのお弁当を買っている方が4.8%ですか──いらっしゃるということですので,その辺のことも調査をしていただいて,何とか値段を下げられないかと。  誤解を招くといけませんので,申し上げておきたいと思いますけども,現状94%が愛情弁当を持って来ている生徒がおるということですから,これをわざわざ弁当販売に置きかえる必要は全くないと思いますので,それはそれで94%の手づくりの弁当を持って来ている生徒をもっとふやしていくということも,あわせて検討するといいますか,そういう努力もしていかないといけないと思いますので,あくまでもお弁当を持って来れない,そういう事情なり状況なりがあるそういう家庭のためにお弁当を販売をするという前提でありますので,そのお弁当の負担軽減について何とかできないかという,そういうお願いであります。この点についてご答弁をいただきたいと思います。  デイジー教科書の活用ですけれども,ご答弁にありましたように,読み書きに困難を伴う学習障害──LDの児童・生徒,大体1クラスに2.5人ぐらいいらっしゃるということで,そういう推計がされております。本当に学習意欲があっても教科書が読めない。うまく読めないことによってどんどん勉強がおくれていって学校に行きたくなくなるということも,やはりそういう教材を使うことによって避けることができるのではないでしょうかということで,デジタル教科書を使用することで,自分で,人の手を借りずに教科書が読めるようになった,学習意欲もわいてきた,それで本が好きになった,こういった声もいっぱい出ていると聞いております。  総務省の方で,この教科書は2015年までにすべての小・中学校生に配備するということを言っておるようでありますけれども,一方で,その子供の活字離れを心配するという声もあると聞いております。いずれにしても,障害のある子供たちにとっては,このデジタル教科書はあった方がよいというものではなくて,他の子供たちと同じように教科書が読めるようになるということで,なくてはならないものなんだということをぜひご認識をいただきたいと思います。こういう視点を置き去りにしないように取り組んでいただきたいと思います。  コメントがありましたらお願いします。  最後の小・中連携教育なんですが,せっかく同じ敷地内に,ハードを──そういう小・中の学校を建設するわけですから,今までやってこられたのは単なる交流ではないかと思います。そこで,本当の連携とか,そういう一貫教育とか,そういったことの取り組み──一貫教育がいいのか悪いのか,連携のあり方がどうなのか,これは賛否両論,メリット・デメリットいっぱい──ネットで見てもいろんな意見があって,もう本当にどうしたらいいのかわからないぐらい私も混乱をしましたけれども,一貫教育でのそういう取り組みもやろうと思えば今回せっかく建設するわけですから,ハード面からもソフト面からもできるわけですね。やれと言っているわけじゃないんですけども,そういうことも含めて一体どういう形の連携が一番いいのか──一体どういう形のそういう小・中一環カリキュラムの作成・研究をしていけばいいのかということも──まず交流とか連携とか一環とかいう用語の使い方もいろいろあるようで,どこまでしたらいいのかということも含めて,今もっともっと議論をしていただきたいと思うんですね。  そういった意味で,そういう有識者を入れるか,そのPTA,父兄を入れるか,いろんな形があると思うんですけども,そういう連携モデル事業検討会といったものを立ち上げて──例えば,この今回の建てかえのもう1つの問題が,宮本小学校から──別の校区から中学へ通う子供たちがいると。その連携教育はいいんだけども,他の小学校から筒井台中学校に来る──進学した子供たちが疎外感を感じることがないだろうかという心配をされております。そういうもちろん危惧される気持ちもわかりますし,かといって連携をしないでほしいということではないんですけども,そういったことも含めて理想のあるべき姿をじっくり議論をして,検討をするべきではないかと思いますが,その点について,お伺いしたいと思います。 70 ◯橋口教育長 中学校の弁当販売制度の価格の点のお話がございました。確かに大阪市は,補助金を出して現在280円で販売をいたしております。神戸市といたしましては,先ほども申し上げましたが,来年度さまざまな価格の問題も含めて実態調査を対象者を広げて行いたいと思ってございます。そういった中で,利用率が低いというのが最大の──例えば価格自体が最大の要因ということになれば,お話ございました価格の補助についても検討を行っていきたいというように考えてございます。  以上でございます。 71 ◯井川教育委員会事務局総務部長 緊急メール配信の件で,いわゆる学校ごとに契約を任せるのでなく,教育委員会の方できちんとしたものを示して,それに参加というご質問だったと思いますが,実は,既に緊急メール配信をやっている学校園の中で,多数参加している業者に確認をしております。前提としまして,やはり学校単位での契約ということになっておるようです。例えばそこの部分でしたら300人未満,300人から1,000人まで,1,000人から3,000人まで,この範囲でシステムを組んでおるようでございまして,いわゆる全部を教育委員会が一括してということは,なかなかこういう契約という方法はちょっと難しいというご返事でございました。  それ以外にも,いわゆる教育委員会システムをつくって,全体として1つのシステムの中で学校園をやるという方法もございますが,これにつきましてもかなりハードを整備する必要がある,あるいはそのランニングをどうしていくんだとか,非常にコストのかかる問題でございまして,非常に難しいと考えております。先ほども申し上げましたように,各学校園でそれぞれ使い方,利用方法があるようでございますので,保護者の負担が過度にならないようにということで,進めていきたいと,このように考えております。  以上でございます。 72 ◯森岡教育委員会事務局参事 芝生化を取り組める団体がふやせるように工夫ができないかということでございますが,なかなか手間暇がかかるということで非常に難しい状況でございますが,他都市におきましても,近年,ようやく芝生化をふやしている学校がふえてきております。この辺の状況もほとんどが大体NPOですとか,地域団体の方に対する補助というような形が多くございますが,そういう状況もよく研究させていただきながら少しでも──例えば,負担感の少し少なくなるような全グラウンドをすべてやってしまうということになりますと,非常に負担感がふえますので,そういうことではなく,例えば中庭をするとかそういうようなことからも始めていけないかというような具体的な働きかけを教育委員会として行っていきたいというふうに思っております。  それから,小・中の連携教育について検討ということでございますが,せっかくの改築の機会で,ぜひいいものにしていきたいというような思いも私どもも持っておりまして,現在,小・中連携につきましては,12地区で小・中連携モデル地区の指定がされております。先ほど言いましたように,筒井台中学校と上筒井小学校・宮本小学校もそのうちの1つになっておるわけですが,さらに,平成23年度は,小・中の一環カリキュラムについての調査研究もしていこうというようなことでございまして,こういう研究成果を私ども指導部の方と一体となりまして,よりよい整備を関係者の意見を聞きながら進めていきたいというふうに考えております。 73 ◯森本教育委員会事務局指導部長 デイジー図書の使用については,今現在,国の動向を見守っているところです。確かに効果もありますので,例えば個別での指導であるとか,学習の補助教材としての活用ができるのかどうか,これについては検討していきたい,そんなふうに思っております。 74 ◯分科員(大澤和士) それぞれご答弁いただきましたけれども,効果なり成果なり,やはり予算の関係でなかなか進まない問題もあろうかと思いますけれども,給食,昼食対策にしてもお金のかかることですし,それぞれデイジー教育にしても予算が必要になってくると思いますけれども,その限られた予算の中で,どういう形でよりよい効果を生み出すかということ,それはどこでも同じことですけども,それに苦労されていると思いますけれども,本当に冒頭申し上げましたように,神戸の明るい未来を支えていただくために,元気よく情熱を持って明るく取り組んでいただきたいなと,お金がないからといって暗くならないで,ぜひお願いをしたいと思います。  時間が参りましたので,終わりたいと思います。ありがとうございました。 75 ◯主査(森下やす子) お疲れさまでございました。  次に,北山委員,発言席へどうぞ。 76 ◯分科員(北山順一) 教育委員会は暗いと,こういう話でしたが,暗くないんでしょうね。教育長,いかがですか。  多くの問題が出てしまった後ですから,大したことはありません。  まず1番,伝統芸能の継承についてということについて,お伺いをしたいと思います。  24年度から中学校で始まる学習指導要領では,伝統や文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度が新たに盛り込まれておると。そのため武道が必修化され,また音楽についても我が国の郷土の伝統音楽のよさを味わうことができる工夫として,一層,和楽器指導を充実するということが言われております。  このように新しい学習指導要領では,日本文化を改めて見直し,伝統文化を継承しようという考え方が盛り込まれておるわけでございますから,これを受けて,この神戸市教育委員会では,和楽器については,お琴の新しいやつ,何とか言うんですね,あれ,ネオとか,何とかいう,ネオやね,ネオ何とかというのをやろうとしておるわけですけれども,和楽器の中には,これ以外にも尺八もあるし,三味線もあるし,その三味線だって沖縄の三味線から一般の三味線から,あるいは青森の三味線とかいろいろありますんでね,いろんなものにやっぱり触れられるようにしてやっていただきたいなとこう思っております。  実際に,そういったさまざまな和楽器に子供たちが実際に触れることができる,あるいは伝統芸能の継承には唱歌や童謡といったものだけではなくって,各地域,北海道の自然の厳しさや北海道の仕事の厳しさ,海での仕事の厳しさ,あるいは沖縄の──どう言ったらいいんですか,あののんびりした歌,ああいうものをそれぞれの地域地域ですばらしいものがあるわけですから,そういうものをこの中学生の間に,あるいは高校生になってからも触れられるように一層力を入れていただきたいということをお願いをしたいんですが,そのあたりどう思っていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。  もう1つは,高等学校はやっていないんですかね,トライやる・ウィークは。中学生だけかもわかりませんが,トライやる・ウィークというのをやっておりますけれども,私は,このトライやる・ウィークで農業の体験活動をさせていただきたい。農業に触れるということは非常に大事なことだと思っておりますし,土に触れて,土の作業の労働を通じて厳しい自然や,あるいは仕事の大変さを学んで自分たちが手に入れて,あるいは食しているものが,どれだけ多くの人の手を経ているかということを実感してもらうということは大事だと,こういうふうに思っております。  よくトライやる・ウィークやというて出て行くのはいいんですけれども,芋掘りをしたり,トマトをとったり,あるいはイチゴ狩りをしたりとかいってね,あれ収穫なんですよ,あれ。あんなのトライやる・ウィークやとかそんなもんじゃなくってね,実際のトライやるは土に触れてもらうということ。だから,土を耕すところから,種を植えて,育ててというようなところまで,そして,収穫を味わって大根ができてきたり,あるいは芋ができてきたり,菜っ葉ができてきたりして,そういうものを食べるようにしてやっていただけたら非常にいいんではないかなと,こういうことを私は農業体験プログラムというのを学校で積極的に取り入れてもらいたい。そのあたりについて,お伺いをしておきたいと思います。
     朝から,給食の問題ですね,給食の問題がいっぱい出ております。給食の問題については,教育長は来年度総合的に調査をして検討すると,そして努力して一番いい方法を考えるよとこういうことですから,私はそういうどんないい答えが出てくるのか,すばらしい,さすがと言われるようないい答えが出てくることを期待して,これは要望にしておきます。頑張ってやっていただきますように,これは要望しておきます。  それから,ネーミングライツについても私ちょっとお伺いしたいなと思うんですが,教育委員会にはネーミングライツにたえられる施設がいっぱいあるんです。今回は,このネーミングライツにたえられるものとして,青少年科学館・王子スタジアム・中央体育館あるいはポートアイランドスポーツセンターというようなものが考えられておるようですが,グリーンアリーナもあるんでしょうか,ああいうものをネーミングライツにたえられるものはどんどん出して,やっぱり収入も図るということが大事だと,こういうふうに思っております。そういうあたりについて,お伺いしたいんですが,これも時間がどうせないと言われるから,要望にしておきますから,よろしく。  質問は2点。 77 ◯橋口教育長 私から中学生の農業体験について,お答えいたしたいと思います。  農業体験につきましては,命や自然の恵みを実感できる重要な体験活動であると考えております。中学校では,修学旅行とか,あるいは宿泊訓練などで農業体験を実施しておりますけども,お話ございましたトライやる・ウィークについても,今年度については34校が農業体験活動を実施いたしております。活動の場所といたしましては,神出の自然教育園あるいはJA兵庫六甲,あるいは個別農家において受け入れていただいております。活動内容につきましても,当然,収穫だけではなくて,畑の耕作であるとか,水引き,種や苗の植えつけなどを実体験しているところでございます。また,収穫した作物の箱詰め作業であるとか,あるいは農協への出荷作業,そういった流通の過程も実体験しているところでございます。農業のほかにも,例えば林業とか,酪農,そういったものを加えますと,今年度は延べで246名の生徒がこの農林体験を行ってございます。トライやる・ウィーク以外でも,22年度は30校が修学旅行で植えつけなどの農作業体験,あるいは農家に宿泊して農家の暮らしを体験するファームステイというのを実施してございます。  このように,中学校においてはトライやる・ウィークなどを通じて農業体験を行っておりますけれども,今後も実施校の農業体験プログラムに取り組み,そういったものを他校に紹介するなどして,より多くの中学生が農業体験し,命の大切さ,あるいは自然の恵みを実感できるように,そういった情報提供等も含めて努力していきたいと考えてございます。  私からは以上でございます。 78 ◯森本教育委員会事務局指導部長 伝統芸能の継承ということでお尋ねがありました。伝統音楽の取り扱いですけども,ご指摘ありましたように中学校の音楽では,琴,それから三味線,それから尺八などの和楽器を必ず学ぼうというぐあいに設定をされています。各学年の中で1つ以上の和楽器を学習をすると,そういうことになっております。  神戸市では,今年度から3カ年の計画で,琴ですけど,ネオ琴ということで,教材用の少し短い琴を入れております。各学校に6面という整備を進めています。琴につきましては,たくさん和楽器ありますけども,子供たちにとっても音が出しやすいと,それから比較的容易にメロディーが出しやすい,演奏ができるということです。それから,日本の伝統の音楽の中で早く味わうことができると,そういう要素がありますので,我々の願いとしましては,3年間のいずれかの学年で必ず琴を学習することで,卒業のときには「さくらさくら」が弾けることぐらいのことができてほしいと,そういう願いを持っています。  ただ,琴以外の和楽器で,今総合的な学習の時間ということで,各学校で2時間程度持っておりますけども,その中で三味線をやったりとか,三線あるいは和太鼓というようなことで,地元の音楽家の方であるとか,和楽器の愛好家の方を講師として来ていただいて学習している学校もあります。  それで,新しい学習指導要領では,歌の領域ですけども,伝統的な声の特徴を感じ取れるものが必須と,こうなっております。これを受けまして,各中学校では能であるとか,狂言などの謡曲,それから民謡,それから童歌など,この伝統音楽も教科書に載っております。お尋ねがありました各地域の楽曲も掲載をされていますので,これらについては学習することになっています。そういうことで,今後も神戸市としては,各中学校で和楽器,伝統的な歌唱に触れる機会をふやして,できるだけ多様な音楽の経験ができるように音楽教育の充実に努めていきたいと,そんなふうに考えております。  以上でございます。 79 ◯分科員(北山順一) まず,農業体験について,今,聞いてみたら結構ようけやっておると。246名やっておるとこういうことですが,確かに農業体験は,私自身農業したことないのに偉そうなこと言えないですが,土の上をはだしで歩いただけで物すごい違うんですね,農業の畑とか田んぼとかというところね。今,神戸にも休耕田やとか,あるいは耕作放棄地とかいうのがたくさんあるんです。だから,一回本格的に,一から耕して,種をまいて,水をやりに行って,育てて,収穫してというところまで,一中学校が全部をやるということはなかなか難しいと思いますけれども,分担してやれば僕はできると思うんでね,努力していただいて,今の246名が1けた上になるぐらい,2,460名になるぐらい,ひとつ力を入れて頑張っていただいたらね,私,農業は林業につながるし,林業は水産業にもつながってくると,こういうふうにも考えておりますんでね。やっぱり一番大事なものだと思っておりますし,農業製品──作品と言うんですかね,ああいうものも,自動車やらコンピューターなんかの輸出するのと同じぐらい輸出力もあるんでね,これはね,頑張って体験をしてもらって,そういう子供の中から農業を目指して農業大国をつくろうというような人が出てきてくれたらいいなと,そういうふうに私は思っているんです。  教育長,よう聞いておいてほしいんですが,私は徴兵制というのがありますでしょう。どこかの国に行ったら,18歳になったら兵隊の経験をしてくださいという,あれを私は徴農制ということで,農業を体験することが必須だという,国民の1つの必須科目にしてもらいたいと,そういうふうに思っておりますので,徴農制ということについて頑張っていきたいと私は思っているんですがね,教育長はそのことについてどう思われるか知りませんけれども,神戸市の中学生・高校生の中でも農業だったら1回やってみたいという人を,もっと一回思いっきり募集して,やりませんかと言って募っていただいて,努力してみようという気はありませんでしょうか,お伺いをしておきたいと思います。  それから,この伝統芸能の継承について,今,聞きましたら随分幅広くやっておるようですけれども,あれそれぞれ結構楽器高いでしょう。尺八だけは水道の塩ビ管でできるそうですけれども,あとの三味線はそうはいかないので,そこらのことも含めて,そういう楽器をそろえてやっていただけるのかどうかという,そのことについてお伺いしておきたいと思います。 80 ◯橋口教育長 徴農制というのは,委員のお考えで承っておきますけども,農業体験を募ってやれないか,考えはないのかということですけども,実は,私北区の方で野菜づくりをやってございます。しんどいですよ。そういったことで,全体としてはいろいろ不耕作地の話とかがございますが,やはり北区で,特に今学校だけ見ますと,小規模化が進んでいますので,学校そのものの存続がやはり問題になってございます。そういった点で結果として不耕作地であるとか,放棄地がふえているという現状がございますので,そういった点も踏まえて来年度,小規模化対策としてできれば校区内に子育て世帯が定住できるような,そういった可能性の調査もやりたいというふうに思ってございますので,その中で,そういった農業体験,一連に募ってやることができるのかどうかも含めて,1度検討したいと思ってございます。土にさわるというのは,非常に意義があるというふうに思いますけども,全庁的に一度調整をしたいと思ってございます。  以上でございます。 81 ◯森本教育委員会事務局指導部長 ネオ琴のように一斉で使用する場合には,教育委員会の方で予算を組んで,経年で考えていきますけども,個別のことにつきましては,配当予算の中でやっていただいているということです。ただ,太鼓等々で学校でそろえられない場合に,少し近所で借りたりとか,あるいはたるを使ったりとか,尺八の件はちょっと存じ上げませんでしたけども,そういった工夫があることも学校の方で知っているかもわかりませんけども,予算の配当はそんなふうな方法でやっております。  以上でございます。 82 ◯分科員(北山順一) いずれにしても,農業の体験というのは,私も今からでも参加したいと思っているぐらいですからね,ぜひやってほしいし,本当に参加する機会があれば呼んでもらったら私も行きますから,ぜひはだしで1回田んぼを歩いてみたいとこう思っていますので,よろしく頑張っていただきますようにお願いします。  伝統芸能の分については,一層努力をしてくださいね。よろしくお願いします。  以上です。 83 ◯主査(森下やす子) お疲れさまでございました。  次に,小林委員,発言席へどうぞ。 84 ◯分科員(小林るみ子) 15分ですので,よろしくお願いいたします。  質問に入る前に,中学校の完全給食化についてですが,子供たちを取り巻く食の環境というのは徐々に悪くなっていると,そういうふうにも感じているんですけども,現在,神戸市では弁当販売を進めていますが,やはり早期に食育の観点で中学校の給食化を進めるべきだと私は思います。まず,他の自治体を参考にしながら検討に入っていただきたい,このように求めていきたいと思います。  さて,質問に入りますが,まず1つ目,発達障害児の教育施策の拡充について,お伺いします。  昨秋,発達障害児の福祉・教育施策の拡充に関する陳情が全会派で採択されたことを得て,今後,取り組みがより一層強化されていくことに陳情者はもちろん保護者,署名の協力者は大変喜んでおり,今後の取り組みに対して大いに期待が寄せられています。  発達障害児の保護者の行政への一番の要望は,人的支援,特に人員配置・人員増です。発達障害児は個別指導が必要です。そのためにも特別支援学級での教員の増員,あるいは通常学級においてはともに学べることができるように補助教員の配置が必要となってきますが,このたびの予算案では,取り組みが非常に弱いと考えます。その点についてお伺いします。  また,発達障害児についての理解の不十分さや特性に応じた支援教育の不十分さなどが指摘されている中,発達障害児についての理解を深めるための研修体制の充実なども必要とされてきますが,その点についてもお伺いします。  次に,進路の手引の開示について,お伺いします。  若年労働者を取り巻く課題として,就職難をはじめパートやアルバイトの非正規雇用の増加,さらに働くルールを定めた労働法の知識がないために,また,周囲の人に相談をすることや相談窓口を知らないために過酷な労働を強いられたり,劣悪な労働環境のもとで心身を病んでしまう若者がふえています。小学校・中学校・高校の社会科の授業などでお金の使い方や経営の仕方を学ぶ機会はありますが,実際に社会に出て役に立つようなことを学ぶ機会はほとんどなく,中学校・高等学校で作成・配付されている進路の手引にしても,現実とかけ離れた内容となっています。学ぶ機会はもちろん若年労働者の実態に沿った適切な内容に改善するべきだと考えますが,お伺いいたします。  以上,2点,よろしくお願いいたします。 85 ◯橋口教育長 私の方から発達障害の陳情についてのお答えをいたしたいと思います。  昨年の9月に陳情第308号が採択されておりましたけれども,そのときも申し上げましたが,さまざまな発達障害に対する施策を申し上げてございます。  その陳情から現在に至る状況でございますけども,陳情が採択された後も委員会の指導主事が幼稚園あるいは小・中学校へ訪問いたしまして,特別な支援を必要とする子供たちへの理解や支援に関する校内研修などの指導・助言,また,対象子供の支援の方法などの助言を一層精力的に行っているところでございます。  また,今回の学習指導要領の改訂に伴う面もございますが,特別支援学校並びに小・中学校特別支援学級教育課程編成の手引というのを改訂いたしまして,先月,2月に配付をいたしてございます。この手引書には自閉症の子供への具体的な指導の仕方も掲載しております。例えば自閉症の子供は,活動内容を教師が言葉で伝えるだけでは理解が困難なために,定着を図るために活動内容を順に文字や絵・写真などを提示いたしまして,視覚的に理解しやすくしておく,そういったことで学習に取り組みやすくなる,手引書にはこのようなことを図入りで説明し,小・中学校の教員が実践できるような工夫をしてございます。  また,来年度以降の対応でございますけども,例えば来年度予算,人的配置のお話がございましたけども,特別支援教育支援員配置事業につきましては,厳しい財政状況の中ではございますけども,今年度より平均配置日数を5日間ふやして65日とする予定でございます。配置に当たりましては,常時支援が必要な場合は200日の配置から行事等のスポット的な配置まで,学校の状況に応じて傾斜配置を考えていきたいと考えております。  また,それ以降につきましても,特に研修の面でございますが,毎年開催しておる夏期集中セミナーについては陳情が採択されたことを受けまして,発達障害についての講義内容をより教員が授業で実践しやすいものにしていきたいと考えてございます。  また,幼稚園では,特別な支援を必要とする子供の指導方法や保育上の工夫などをモデル授業として研究しておりまして,その内容をセミナーや研修会など,そういったものでテーマに取り上げまして,統合保育として実践的な成果を広げていきたいと考えてございます。  今後ともさまざまな施策を充実させながら,発達障害を含むさまざまな障害特性に配慮し,子供1人1人に応じた教育的支援ができるように引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 86 ◯森本教育委員会事務局指導部長 進路の手引のこととあわせて就職指導のことですが,中学校・高等学校では3年生のときに自分の進路選択をすると。1年生のときからもう既にスタートしています。したがって,進路の手引というものを3年生を中心に作成をしまして,そのことについて習っています。それについては,保護者の方にも紹介をしたり,進路情報の適切な情報提供もやっております。  この就職のことですけども,手引の中では一番前のところに書いてあります。したがって,中学校でも就職をしていく子供たちは少ないですけれども,将来必ず就職をしますので,社会人になることの意味,それから社会が求める人材,それから就職試験というのはどういうものなのか。あるいは面接のこと。それから景気の動向にかかわらず将来の就職に向けて最低限の知識や心構えということで構成をされています。  高等学校につきましては,求人票の見方,それから履歴書の書き方,それから面接試験の心得ということで,具体的な情報提供をすることになっています。さらに就職希望の生徒については,個々の生徒に応じて個別指導になることかと思いますが,応対の仕方を学ぶ,あるいは直接就職活動に学びつく情報を提供したり,手引の内容が不十分であるとは考えておりません。  手引とは別に,進路通信ということで進路情報を別途配付をしている学校はたくさんあります。学年で,学校で配付をしているケースがあります。  それから,法律にかかわることについては,これは公民であるとか,社会科の方で別途習っておりますので,あわせて掲載をされている学校は少ないのではないかと思っています。  それから,中学生の就職そのものですけども,ご承知のとおり非常に困難な状況にありますし,それから求人そのものが少なくなってきています。ハローワークの担当官と生徒の面接,あるいは希望や適性を判断をして,それぞれ職場開拓をしています。中学校では,2月中旬に終わりましたけども,就職者の統一選考というのがありました。それに向けての基礎学力の学習会,あるいは進路先への希望をつなげるような活動もしております。  それから,縁故で就職する子たちもおります。おうちの方のつてをたどって,あるいは知人からということで,この生徒たちについては,すぐに社会人になりますので,社会人としてのルール,マナーということについても個別で指導しております。  高等学校につきましては,ほぼどこの学校も卒業式が済みましたけども,残念ながら内定率が非常に厳しいという状況であります。今後も1人でも多くの内定が得られるように,今現在卒業しましたけども,各高等学校の教員はその進路の確保について会社訪問をきっと続けているんだろと思っています。今後も関係機関等の協力を得ながら,進路指導の充実を図っていきたいと,そんなふうに思っております。 87 ◯分科員(小林るみ子) ありがとうございます。  発達障害児の施策の方なんですが,陳情が採択された後にいろんな努力もされてこられたという,教育長のお話だったんですが,実は,私の知り合いに,発達障害を持った子供さんがいるんですけれども,一緒にカレーをつくろうというふうに言いますと,パニクるんですよね。ところが,カレーのつくり方のレシピを──絵を書いたものをきちんと準備しておくと,その子はそのとおりに進めていって,おいしいカレーをつくることができるんですよね。ということから考えても,やっぱり発達障害を持った子というのは,そういう絵のカード,スケジュール,そういう物,いわゆる視覚的な支援といいますか,そういうものを用意すれば,必ずきちんと対応ができるという,そういう状況があると思いますので,教材の工夫が本当に必要だなと思います。  それから,トイレのトレーニングとか,集団行動をするときに,一緒に行きましょうというふうに強要ができない,そんな面もありますので,本当にきめ細やかな対応が必要なのが,いわゆるこの発達障害を持った子供たちの状況なんですね。  そういう意味では,やはりマンパワー,人が必要なんですよね。人員がやっぱり必要,人員配置が必要だと私は思いますが,今回の予算案では支援員が5日延びたと。確かにふえることはいいことだと思いますけれども,それじゃあ余りにも対応が弱いと私は思います。やはり教員あるいは補助教員をふやしていくこと,これからその方向にいっていただきたいと思いますが,その点についてもう1度お伺いしたいと思います。  それから,教員や補助教員を対象に研修もされているようにお聞きしましたけれども,その研修の時間の保障はどうなっているのか,それが1つと。  あと教員や補助教員以外の支援員,ボランティア,そういう方々にも研修体制をつくらなければいけないと思うんですが,その点についてもお伺いしたいと思います。  それから,進路の手引なんですが,実は,ここにある中学校の進路の手引,就職関連ページというのがありまして,ちょっと簡単に読んでみますと,1社会人として,2気持よく働くために,3暮らしの設計,4学ぶということ,5自由時間を楽しくという,こんな項目があるんですが,この中の気持よく働くためにという項目のところに,気持ちのよいあいさつをしよう,毎日元気に出勤しよう,欠勤するときには連絡しよう,清潔で時と場所を考えた服装を心がけよう,わからないことや困ったことができたら同僚や上司に相談しよう,体を大切にしようという,こんな内容があるんですね。私もこれ読んでみて,これじゃあ社会に出ても役に立たないなということを強く思ったわけなんですね。そういう意味では,やはり学校教育というのは子供たちが社会に出ても本当に責任を持たなければいけないんではないかなと,そういうふうに思うわけで,やっぱりもうちょっと内容の濃いというか,充実した,そういう進路の手引をつくるべきだと私は思います。  ここに,「15歳のワークルール」という本がありまして,仕事につくとき,仕事をするとき,やめるとき,知っておきたいルールというふうに書いてまして,中には労働基準法だの労働法などもきちんと基礎知識が全部込められています。やはりこういうものをきちんと学んだ上で,子供たち,中卒でも高卒でも社会に出ていかないと,今,本当に何も知らない状況の中で多くの子供たちが働いています。やはりそこも責任を持つという意味で,そういう教育をするべきだと思うんですが,その点についても,もう1回お伺いしたいと思います。 88 ◯橋口教育長 人員配置が不十分であるというお話ですが,この発達障害──特別支援教育に限りませんが,やはり国の定数法もなかなかということで,市単という配置になりますので,現状では難しいと言わざるを得ないと考えております。  そういった中で,厳しい財政状況の中で,特別支援教育支援員を5日延ばしたのは不十分かどうかという評価はあると思いますが,現行の定数法との関連の中で精いっぱい努力しているということでございます。  他は部長がお答えします。 89 ◯森本教育委員会事務局指導部長 教員の研修ですけども,必ずしも総合教育センターでやっているわけではないです。特別支援にかかわる研究会がありますので持ち回り校があります。市特協といいますけども,そういう学校でやる場合には,時間の方は勤務と関係をしながら設定をしています。総合教育センターでする場合は一斉と。それから各学校別でやる場合があります。特別支援学校を会場にするケースもあります。それから支援員の方々については,まだ全体的なそういうようなことには触れていませんけども,各学校の中でそういうような研修,あるいはこちらの方からもアドバイスはさせていただいていますけども,統一された研修のマニュアルが今全部そろっているわけではありません。  それから,手引の件ですけども,これは今先生がご指摘にあったように,見られたら非常に幼いなというような感じがするかもわかりません。これはやっぱり全体的な指導をしていきますので,個別につきましては,先生と同じ意見やと思うんですけども,子供たちには力をつけておく必要があります。自分で返事ができる,それから遅刻をしない,約束が守れるというようなことは最低基準ですね,そういうことと,それから自分でやっぱり選択をしていく力というんですか,自分にとって適性はどうなのか,そういうこともやっております。それから,本の中で「なるには」というような本も提供しながら,トータル的には指導はさせていただいているつもりです。  以上でございます。 90 ◯分科員(小林るみ子) こっちの方はよろしくお願いいたします。  発達障害の方は,やはり支援員とボランティアを対象にきちんとした研修体制,それもつくっていただきたいことを要望して終わらせていただきます。 91 ◯主査(森下やす子) お疲れさまでございました。  次に,林委員,発言席へどうぞ。 92 ◯分科員(林 英夫) どうも朝から長時間お疲れさまでございます。マラソンで言いますと,もうそろそろゴールが見えてきましたので,息切れせずに最後まで完走していただきたいと思います。  そのマラソン,先ほど平木委員の方から数々質問がありました。私もきょうはマラソンに絞りながらお話をさせていただきたいんですけども,こんなはばタンのかわいいチラシをちょうだいいたしまして,いよいよだなと,私も大いに期待しておりまして,募集時期,エントリーは4月以降を予定している。詳細については後日ホームページ等でお知らせしますということで,早速私,ホームページが好きなんで,ホームページを見せていただきました。これ公式サイトでいいんですか。これは違いますか。これはお知らせが書いてある部分なんですけども,こちらの方に検索で行っちゃいまして,1月12日,参加募集は4月ごろの予定ですということで更新がされてなかったので,その後どうなっているのかなというふうな気がしました。  一方で大阪マラソン,こういう形で公式サイトが大きくできてまして,もう既に協賛企業のバナーがぱたぱたっと張ってありますし,読売新聞が後援していくという形で放送も毎日放送と読売テレビが後援という形で放送を行っていくと。中継がどうこうということまでは書いてませんですけども,先ほど部長の方から中継については今調整中であるというようなお話を伺いまして,私,去年の決算特別委員会,その中でやはりこの実行委員会の組織図を見ていると,まだちょっと官主導だなというふうな感じがして,もっともっと民間の力を巻き込む必要がありますし,特にメディアとの連携を深めてくださいねというふうに言ってました。  そういう中で,例えば幹事会であったりとか,専門部会,実行委員会事務局の中で,地元のメディアが中心になるかもしれませんですけども,大阪のメディアも含めてコンテンツに詳しいプロデューサーというのが入っているのかどうかというのを1点お伺いしたいと思います。  それから,先ほど,多分,私,出身のサンテレビのことだと思うんですけども,中継について調整が進んでいるというふうなことをおっしゃってまして,実際問題コンテンツの調整を行っているのか,あるいは予算上の調整を今行っていらっしゃるのかということをお伺いしておきたいと思います。  その2点です。  それから,マラソンの話をしたついでに,予算説明書にもスポーツの振興ということで,世界からトップアスリートをいろいろと招きながら,神戸アスリートタウンを推進するということで書かれておりまして,できたら教育長,ここでマラソン開催ですし,私が常に言っているアスリートタウンを本格的に始動させる意味で,全庁的にスポーツ局であったりとか,あるいはスポーツ生き生き局というような形で教育委員会さんの方は一肌脱いでいただけないかなと,そんなふうな気がしております。もちろん教育という面があるわけなんですけども,体育は知育にも,そして徳育にもつながりますし,さらには都市戦略としては観光面あるいは産業振興,さらには市民参画というふうに広がっていくわけですから,そろそろ政令市の中でももうトップを切って,スポーツ局というふうなことを教育委員会から発案されないのかなと,その辺,教育長のお考えを伺いたいと思います。 93 ◯橋口教育長 私からスポーツ局等の発案ということでございます。確かにいろんな考え方があるというふうに思ってございます。例えば今の教育委員会の中で,市民スポーツあるいは学校体育,それも含めて社会教育の中にスポーツ体育課というのがございますが,他都市は当然市民体育を中心にそういったスポーツ──ネーミングは別にしまして──というのがございます。そういった似たようなものでいきますと,文化もございます。文化振興等について,市長部局でやっている場合もございますし,この文化については以前は──どれぐらい前か忘れましたが,教育委員会が所管していた時期もございました。そういったので,いろんなその年々の考え方があろうかと思いますので,今現在の中でいきますと,やはり例えば神戸マラソンはまだ具体的には今月末の実行委員会でいろんな詳細を決定する予定でございますが,これまでのさまざまな大規模イベントについては本部制といいますか,いろんな関係部局が何とか推進本部,例えば企業立地でいきますと企業立地推進本部ですね,そういったものをスポーツ等についてもやってございます。そういった関係部局が連携を強力にしながらやっているということが,やはり現実的には望ましいのではないかと。例えばスポーツ局というのをつくりましても,いろんなスポーツだけじゃなくて,今回の神戸マラソンのように観光面,あるいは神戸の活性化の面,いろんな分野が広がってまいりますので,そういった面では,現状でその関係部局が強力な連携をしながら円滑に進めることが現実的ではなかろうかというふうに思ってございます。  以上です。 94 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 マラソンの報道とかいうことですけども──その前に,ホームページですね,ホームページ,実は,ちょっと待ってください,もうすぐできます。今,用意しておりまして,もう少しお待ちいただきたいというふうに思います。  それと,コンテンツなり電波を使ってということですけども,実は,先ほど申しましたように,私,先日東京マラソンに行ってまいりまして,そのときには,県,市の我々と,それと,それ以外にも企画運営会社と,また,実はスポンサーで今ほぼお話を伺っている方も一緒に行って,現実を見てまいりました。  その中で,コンテンツというものにつきましても,なかなか我々役所の人間というのは限界がございますので,先ほど申しましたように,それぞれの企画運営会社をやっている者,あるいは協賛する企業でもそういう分野の方とご一緒に見させていただきましたんで,そういう中で専門家によってつくっていきたいというふうに思っています。  また,電波でのことにつきましても,今いろいろそれぞれ新聞社,神戸あるいは在阪,テレビも同じような形でやっておりまして,その中でどういう企画ができるのか,あわせて今実行委員会の中で検討しておるという状況でございます。  以上です。 95 ◯分科員(林 英夫) もちろんメディアといいますと,広範囲にわたるんですけども,やはり紙メディアと電波メディアというのは峻別していく方がいいと思うんですね。記録性と速報性という面がありますので。そういう点でいいますと,地上波であったりとか,あるいはネットということになるかと思いますけども,ちょっと先ほどサンテレビの幹部と話していたんですけども,やっぱり予算がネックになっているということで,今の予算の感じでは中継ポイントがやっぱり減るんじゃなかろうかというようなことも言っていますし,先ほど平木委員からも指摘がありました震災あるいは感謝というのをどういうふうに映像化していくのかという,これもやっぱり時間がかかりますので,早いうちにやはりコンテンツをはっきりさせてから,後は予算交渉ということになると思いますし,これまでの,いわゆる例えば神戸まつりでもそうなんですけども,最初に予算ありきで,それに身の丈を合わせたようなコンテンツをつくっていくということになりますと,本当に不十分なものになっていきますし,やはりコンテンツをどんなものをつくっていくのかというのが最初にありきで,そこから予算交渉をしていくというふうなことだと思います。部長が先日ごらんになった東京も,今,財団法人化してまして,これはちらっと私,名簿を見たんですけども,フジテレビの制作センターのスポーツ部長が入ってますし,日テレのチーフプロデューサーが現理事として入っているんですよ。当然先ほど名前が挙がってました高橋尚子さんも理事として入っているんですよ。だから,そういうふうな専門家が入っていかないと,これまでのビジネスモデルで何か請け負いするような,あるいは電通を介して番組をつくるような形ではもうだめなんだろうと私は思いますんで,やはり神戸市として,あるいは兵庫県としてこういうものを発信したいというコンテンツを先におつくりになって,それはやっぱり総合プロデューサーが必要と思いますので,その辺の部分をもう1度改めてお考えをお伺いしたいと思います。 96 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 今そういうふうな意見でやっておるんですけども,なかなか──やはり実際の予算というのもありますし,東京の方でいいますと,けたが違うんです,神戸と。ですから,そこで,いわゆる税でというのは限界がございますので,逆にそういう神戸としましては,神戸の企業,それからそのほかのスポンサーの企業というようなところと連携していく中で,神戸の発信をしていく,それは感謝と友情ということですので,そういう部分につきましてはそれぞれのお知恵を借りながら,やっぱり今のところやっていきたいと。それをまたいろんなふうに検討している状況ということです。 97 ◯分科員(林 英夫) 教育長,大体だからこういう状況になっていくんですよ。ですから,本当にスポーツというのは今多岐にわたってますんで,教育の面というのは必要だとは思いますけれども,もっと多角的にプロポーザルしていかないと,なかなか1つのものとして市民が満足できるような形にならないんじゃなかろうか。そういう意味で,もう少し行政も政策別にトータルに変わってほしいという意味で,ただ組織がえということじゃなしに,そういうことを先ほどお願いしていたわけで,これは改めて要望しておきます。  それから,部長が先ほどおっしゃった東京マラソンで,私も若干驚いたんですけども,これ運営業務をプロポーザル募集しているんですよね。さらに広報制作業務のプロポーザル募集,これもう次年度のマラソンなんですけども,だから,そういった点ではもっともっと身動きができる民間の力をうまく借りながら,役所がある意味ではバックアップしていくようなぐらいのスタンスでいかなきゃだめなんじゃなかろうかと,ずっと私思ってまして,決算特別委員会でもそういう点でお伺いしたということで,これ部長だけの判断ではなかなか難しいと思うんですけども,その実行委員会でそういうことが議題になったことがあるのかどうか,ちょっとお伺いしたいと思います。 98 ◯橋口教育長 お話としてはよくわかります。ただ,今,例に出されている東京マラソンは,第5回目ということで非常に人気が高いわけですが,財団法人になったのもつい最近でございます。ですから,当初の第1回目の準備等におきましては,やはり東京都が主体的になってやったと。それを民の力を借りてということで,いろんな紆余曲折があったようですが,財団法人になったという経緯であります。ですから,少なくとも立ち上げのときはある程度──いろんなお話はございますが,先ほど部長の方から東京とは規模が違うというようなお話がございました。日テレとか,フジテレビとかありましたが,今は両方が毎年かわりばんこに中継しているとか,そういったことのようでございまして,そういった面でのメディア,いろんな関係でいいますと,なかなか東京がうらやましいなあという面もございます。  ですから,そういった意味で,最初からそういった理想を追うというのは,やはり現実的ではなかろうかと。今の神戸の全体あるいは兵庫県全体の状況を見ながら,現実に円滑に第1回目がどういうふうにスムーズに開催できるのか,そういった第一義的なねらいでやってございます。2回,3回と回を重ねるごとに,よりよいマラソンになればというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 99 ◯分科員(林 英夫) マラソンですから,長距離で長い話になるのかもしれませんですけども,やはり他都市がさまざまな経験をしておりますんで,いいところはやはり吸収していただきながら,組織についても柔軟に対応していく必要があるだろうと思います。  これも去年お伝えしたんですが,私のような個人がブログ発信するだけで,アメリカのラスベガスからコメントが入ってきて,こういうふうな写真が入ったサイトを紹介してもらうんですよね。ここにこれプレスリーの格好をして走っている人がいるんですよ。神戸もジャズだから,このように楽しいマラソンになるんじゃないかと。神戸ゴーというふうに書いてありましたですよ。そういう点でいいますと,もう少し──ここも1万人ぐらいの規模なんですけれども,もちろん地元のメディア,テレビ局の中継をやってますし,市民を巻き込んだ形で実行委員会をつくってますし,何と日本人が事務局つくって,日本人を集めているというふうなね,だから,これも大分年数たってますけども,そういったふうな積み重ねというものの中で,当然生まれてくるものもあるでしょうし,やはり先に先行しているもの,これ海外あちこちでやっているわけですし,そういうことではランニングを中心にしたものもあるでしょうし,イベントを中心にしたものもあるでしょうし,神戸市は特にやはり震災,そしてそれに対する感謝というふうなメッセージ,これは世界にも届いていくわけですから,そういったところをもっともっと磨きながら,いやいや2回目,3回目,4回目を目指していくんだ,それはよくわかります。だからじっくりやっていただければいいのかもしれませんですけども,やっぱり学習するということも必要だろうと思いますので,その辺もう1度教育長の決意をお伺いしておきたいと思います。 100 ◯橋口教育長 第1回目の成功に向けてさまざまな面で頑張りたいと思います。 101 ◯分科員(林 英夫) 今の組織を本当に柔軟に使っていただいて,先ほど連携を強化してというふうにおっしゃいましたので,民間も巻き込んでいただいて,さらにはメディアにもね──本当に神戸市の仕事,兵庫県の仕事を請け負うということじゃなしに,自分たちの仕事として参画しながら,市民・県民そして全国に発信していくと。できましたら,私は,これは局の方にも言っておきますけども,インターネット中継をぜひともやっていただきたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いいたします。  40秒残して終わります。 102 ◯主査(森下やす子) お疲れさまでございました。  次に,高山委員,発言席へどうぞ。 103 ◯分科員(高山晃一) 持ち時間が10分しかないんですが,ちょっと欲張ってしまいまして,3点お伺いをいたします。  まず,いじめに関連して2点,お伺いします。  昨年11月30日,文教経済委員会で平成18年2月に神戸市立の小学校で発覚したいじめ問題について質疑をいたしました。この事件は,いじめがあったことを認める判決が神戸地裁・大阪高裁で言い渡されております。  それに対し,神戸市教育委員会は十分な調査ができず,いじめ・恐喝の事実があったかどうかは断定できないという判断をしております。その一方で,教育委員会の見解とは異なる内容の学校,教育委員会が作成した公文書も同時に2種類存在することを11月30日にも述べました。1つは,平成18年度の当該小学校の生徒指導に関する状況報告2月分,マニュアルに基づいて恐喝・いじめにかかわった児童数,件数が書かれたものです。これには教育委員会が数字の修正を行っております。もう1つは,被害児童が転校を希望し,学校長が区長あてにつくった就学関係届です。学校長が保護者の申し出に対して見解が異なる,いじめを認めないとの内容が書かれております。学校,教育委員会が作成した公文書から,いじめに対する見解を時系列で見ると,当初はいじめを認知して,次にいじめを認めなくなって,最後にいじめがあったかどうかがわからないと,3転をしております。裁判所の判決にこれら公文書の存在が大きく影響したことは明らかです。
     そこでお伺いしますが,恐喝・いじめ調査をはじめとする公文書は,裁判結果にも大きな影響を及ぼすことから,その後の調査で修正の必要性が明確に生じた場合に備えて,調査結果を更新する手続のルールを確立するなどの必要性があるのではないかと考えますが,いかがでしょうか,お伺いします。  いじめに関して2点目です。  先月11日,神戸市須磨翔風高校の総合学科発表会に出席をいたしました。須磨翔風高校は,3年間を見通した系統的なキャリア教育に取り組むカリキュラム編成が特色です。感想を一言で言うと,大変すばらしい実践でした。高校生を卒業する2年後,大学を卒業する6年後,10年後の夢・目標を明確にし,それを実現するために,いつまでに何をしていかなければならないかを具体化したフューチャープランの作成,これは高校生のみならず,小・中学生にとっても必要であろうし,私たち社会人にとっても必要な取り組みだと感じました。  また,友達の長所を手拍子のリズムに合わせて次々と述べていくゲームが紹介されました。人間関係という科目,この科目は,自分自身を肯定的に認知する考え方を実践を通して磨く科目だそうです。これも高校生にかかわらず,ぎくしゃくとしがちな人間関係を解きほぐし,自他の存在を認め,社会問題となっているいじめや自死,引きこもりなどに効果が望めると感じました。  そこで,お伺いしますが,こうした実践は須磨翔風高校のみならず,ほかの高校や小・中学校でも発達段階に合わせた形で実施されるべき内容だと感じましたが,教育委員会のご見解をお伺いします。  3点目,開かれた学校園づくりについてです。  学校園独自のホームページによる情報発信がされておりますが,率直に申し上げると,だれに対してどのような目的で情報を発信しているのかが,いまひとつよくわからない内容となっているように感じます。例えば入学を控えた児童・生徒や保護者が入学する前に知りたい情報などが的確に掲載されておりません。例えばどんな部活動があるのかとか,学習費などを引き落とす口座はどこの銀行などかなど,事前に知りたい情報というのがあると思うんですが,そういうものが載っておりません。  そこで,お伺いしますが,だれをターゲットとする──在校生とか保護者とか卒業生とかいろいろあると思いますけれども,だれをターゲットとする情報発信なのかという視点で,もう1度再構成する必要があるのではないかと思いますが,いかがでしょうか,お伺いします。 104 ◯井川教育委員会事務局総務部長 3点目にございましたホームページの関係でございますが,最終的にはだれを対象として,どういう目的でというご質問でございます。  市立学校園,これは幼稚園から高等学校までですが,特に小・中学校のホームページにつきましては,学校でのまさに在校生の様子や,あるいは行事の内容を中心といたしまして,あるいは地域の行事に参加したとか,そういった地域の魅力も含めた多彩な話題を掲載することによりまして,地域あるいは保護者に対して学校園の今の姿あるいは魅力を積極的に発信し,学校・家庭・地域間の情報の共有化に努めていると,こういった状況でございます。  先生ご指摘の新入生の保護者向けの情報ということでございますが,いわゆる小・中連携の中で,例えば小学校6年生の子供たちが中学校に行って,どういう部活があるんだとか,あるいは学校でどういうことをしているのか,これは個別具体に各学校が取り組んでおりますので,改めてそういうことも必要でないのかというご意見としてお伺いするということにとどめたいと思っております。  以上でございます。 105 ◯森本教育委員会事務局指導部長 いじめの件ですけども,各学校から報告はいただいています。学校の現場でのできるだけ正確な情報を把握するために,指導中の事案も報告するようにこちらの方から指示させていただいています。内容によっては,いじめはなく,子供同士のトラブルということもあります。そのため,提出された報告書の数字や記載に変更も起こり得るので,それぞれの内容については十分な把握に努めてまいりたいというふうに考えております。  それから,翔風高校の話が出ました。このことは,我々の方でもこうべっ子豊かな心育成プランということでプランを進めていますが,その中の道徳教育,それから人権教育──体験的な活動の中の道徳教育の分野で発展された教材かと思います。子供たちの人間関係の向上を図るための指導資料を実は今現在作成をしております。その中の資料として,例えばワークショップでそういうことをやってみよう,グループエンカウンターでやってみよう,それから子供たち自身が言っていいこと悪いこと,我慢をすることというようなことで,よりよい人間関係をつくるための,今現在プログラムを作成中です。その中にも同様のものがきっと掲載されてくるだろうと思っております。  以上でございます。 106 ◯分科員(高山晃一) 最後の方の翔風高校に関して1点,データがあれば知りたい点なんですけれども,翔風高校の例えば問題行動の件数とかも把握していると思いますけれども,総体的に例えば翔風高校はこういうキャリア教育をずっとやっている結果,ほかの学校と比べてどのような傾向が出ているというのは,まだちょっとできたばっかりなので,あればちょっと知りたいなというのが1つ。  それから,いじめに関してなんですけれども,メディアでの報道でもありましたが,川西市が第三者機関を設けていじめの問題に取り組んでいるということがありますけれども,この川西市の取り組みあるいはその効果について,神戸市教育委員会としてはどんなふうに評価しているのかというのを最後にお伺いしておきます。 107 ◯森本教育委員会事務局指導部長 いじめの問題のことで,まず第三者機関ですけども,こちらの方には川西市と同様のものはないんですけども,兵庫県の方の人権啓発協会というのがありますね,その中でいじめの関係が出ましたら,教育委員会の方へヒアリングがあったりします。あるいは暴力行為のことで人権侵害があった場合に話が出てきますので,そことは協力関係をやっております。具体的には子供たちに人権ミニレターということで,子供たちの希望を書こうというようなことの事業も展開をしております。  それから,問題行動とそれから学校の落ちつき度のことだと思うんですけれども,それは確かに関係があります。今現在,数字は持っていませんけども,子供たちが自由に自分の意見が言える,学級が高まる,それから授業も正常に行われる,当然,問題行動も減ってきます。子供たちがぎすぎすしてくると,当然問題行動も出てくるということで,その傾向はあるかと思います。  以上でございます。 108 ◯主査(森下やす子) お疲れさまでございました。  以上で教育委員会関係の質疑は終了いたしました  当局,どうもお疲れさまでございました。 109 ◯主査(森下やす子) 本日の日程は全部終了いたしました。  長時間の審査,お疲れさまでございました。  次回は,3月4日午前10時より,当委員会室において,行政委員会及び危機管理室関係の審査を行いますので,よろしくお願いをいたします。  本日はこれをもって閉会いたします。   (午後4時57分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...