神戸市議会 2011-02-16
開催日:2011-02-16 平成23年第1回定例市会(第1日) 本文
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(
荻阪議長登壇)
◯議長(荻阪伸秀君) 平成23年第1回定例市会を開会するに当たりまして,一言ごあいさつを申し上げます。
本定例市会は,平成23年度当初予算をはじめ,多くの重要議案が提出されております。これら議案につきましては,後ほど市長等から説明がございますが,いずれも市民生活に関連の深い,かつその内容も多岐にわたる膨大なものでございます。
特に,来年度は,2025年に向けた長期的な
神戸づくりの方向性を示す第5次神戸市基本計画の初年度として,本市の今後の創造的な発展のために,極めて重要な年であり,議会といたしましても,「安心と明日の元気な神戸」の実現に向けて,あらゆる角度から検討を加えていかなければならないと存じます。
ご承知のとおり,本市会は,4年間の任期を締めくくる最後の定例会でもあります。議員の皆様におかれましては,いろいろご苦労もございましょうが,何よりも健康にご留意をいただきまして,市民の代表として,議会の機能を十分に発揮し,慎重なご審議を賜りますようお願い申し上げまして,開会のごあいさつといたします。(拍手)
(
荻阪議長議長席に着く)
2 ◯議長(荻阪伸秀君) これより平成23年第1回定例市会を開会いたします。
ただいまより本日の会議を開きます。
最初に,市長のごあいさつがございます。
矢田市長。
(
市長矢田立郎君登壇)
3 ◯市長(矢田立郎君) 平成23年第1回定例市会の開会に当たりまして,一言ごあいさつを申し上げます。
本定例市会には,平成23年度予算案をはじめといたしまして,多数の議案をご提案申し上げております。新年度の予算案につきましては,後ほど詳しくご説明を申し上げますが,急速な少子・高齢化の進展,また景気低迷の長期化など,現下の
社会経済情勢を踏まえ,市民の暮らしを守り,安心して生活できる社会を実現するとともに,神戸のまちを明るく元気なまちにするという強い決意のもとに,厳しい財政状況でございますが,最大限の努力を傾注し,編成した予算でございます。
議員各位におかれましては,何とぞ十分なご理解・ご協力を賜りまして,ご審議のほどよろしくお願いを申し上げます。
以上,簡単でございますが,開会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
4 ◯議長(荻阪伸秀君) 市長のごあいさつは終わりました。
次に,諸般の報告を申し上げます。
去る1月31日,
芦田賀津美議員より,議員を辞職したい旨の願い出がありましたので,
地方自治法第126条ただし書きの規定に基づき,同日付をもって,議長において,これを許可いたしましたから,ご報告申し上げます。
次に,
議場出席説明員に異動がありましたので,ご紹介申し上げます。
選挙管理委員会委員長津田 勲君。
(自席で起立)
次に,市長より,本日付をもって「議会の委任に基づく
市長専決処分の報告」並びに「採択請願の処理経過及び結果の報告」が提出されましたので,いずれもお手元に送付いたしておきましたから,ご了承願います。
次に,監査委員より,去る2月1日付をもって監査報告第13号より監査報告第16号に至る4件の報告が,また
包括外部監査人より,2月14日付をもって「
包括外部監査の結果に関する報告及び意見」が,それぞれ提出されましたので,いずれもお手元に送付いたしておきましたから,ご了承願います。
次に,本日受理いたしました請願第116号は,お手元に配付いたしております
請願文書表のとおり,
総務財政委員会に審査方を付託いたします。
以上,報告を終わります。
これより議事に入ります。
5 ◯議長(荻阪伸秀君) 日程によりまして,日程第1 議席の一部変更の件を議題に供します。
本件は,会派の異動に伴い,議席の一部を変更しようとするものであります。
お諮りいたします。
本件は,お手元の議席表のとおり決しましてご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
6 ◯議長(荻阪伸秀君) ご異議がないと認めます。
それでは,さように決定いたしました。
7 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,日程第2 会期決定の件を議題に供します。
お諮りいたします。
本定例市会の会期は,本日から3月22日までの35日間といたしたいと存じますが,ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
8 ◯議長(荻阪伸秀君) ご異議がないと認めます。
それでは,さように決定いたしました。
9 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,日程第3 予算第1号議案より日程第49 第23号議案に至る平成23年度神戸市各会計予算並びに関連議案,合計47議案,一括議題に供します。
この際,申し上げます。
ただいま議題に供しました諸議案中,第4号議案及び第21号議案について,
地方公務員法第5条第2項の規定に基づき,
人事委員会の意見を照会いたしましたところ,同委員会より,議案の内容に異議のない旨の回答が参っておりますので,ご報告をいたしておきます。
これより,当局の説明を求めます。
矢田市長。
(
市長矢田立郎君登壇)
10 ◯市長(矢田立郎君) 平成23年度
予算案並びに,これに関連いたします諸議案につきまして,市会のご審議をお願いするに当たり,市政運営の基本的な考え方について,所信を申し述べますとともに,予算の大要をご説明申し上げ,議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。これから約1カ月間にわたりまして,十分なご審議を賜りますようお願い申し上げます。
平成23年度予算「市民とつくる安心と明日の元気な神戸」は,すべての市民の暮らしを守り,安心して生活できる社会を実現するとともに,神戸のまちを生き生きと発展させ,明るく元気なまちにするという決意のもとに編成した予算であります。
神戸を取り巻く現状は,急速な少子・超高齢化の進行,社会経済の
グローバル化,雇用情勢の悪化など,急激な変化が続いており,特に
グローバル化の進行による産業構造・労働環境の変化や,景気低迷の長期化により,私たちの暮らしは厳しい状況に置かれています。
そのため,市民1人1人が暮らしの安心と豊かさを実感し,将来に明るい希望を持つことができる取り組みを進めていかなければなりません。
平成23年度は,阪神・淡路大震災からの復興の取り組みを踏まえ,市民との協働と参画により策定いたしました第5次神戸市基本計画の初年度に当たり,今後の神戸の創造的な発展のために,極めて重要な年度となります。
そのため,2025年に向けた長期的な
神戸づくりの方向性を示す
神戸づくりの指針のもと,「
市民一人ひとりが能力を発揮するまち」,「人と人とのつながりを活かし地域が主体となるまち」,「新たな価値を創造し世界へ発信するまち」,これらを基本的視点として創造都市を目指し,人を宝として,新たな豊かさをともに創造する協創のまちを実現してまいります。
特に,これからの5年間,さまざまな施策の連携により,市民の命や暮らしを守るとともに,市民の暮らしを支える経済をこれまで以上に元気にする必要があるため,暮らし・経済の向上と,新たな価値・魅力の創出を目標として,神戸2015ビジョンの実現に取り組んでまいります。
政府の
経済見通しによると,我が国の経済は,
リーマンショック後の経済危機を克服し,持ち直してきたものの,急速な円高の進行や,海外経済の減速懸念により,昨年夏以降,先行きの不透明感が強まり,また雇用も依然,厳しい状況であるとされています。
平成23年度の本市の市税収入は,企業収益が増加するものの,個人所得の減少などにより,平成22年度予算を若干下回る見込みとなっております。
一方,
地方財政対策において,
地方交付税が増額となり,地方の
一般財源総額が確保されたことから,本市が自由に使える財源の総額はほぼ前年度並みが確保されました。
さらに,職員総定数の削減などを着実に進めたことから,
収支不足額は15億円に縮減し,
退職手当債など,
赤字地方債の発行による財源対策を見送ることができました。
本市では,震災後から現在に至るまで,絶え間ない
行財政改革を行い,他都市と比べても決して劣ることのない成果を生み出してきました。しかし,時代の変化は急激であり,自治体を取り巻く環境は一層厳しさを増しています。市民の暮らしと安全・安心を守るという使命を果たし,真に必要なサービスを安定的に提供するため,これまで全力を挙げてきた
行財政改革をさらに一歩推し進める神戸市
行財政改革2015を断行いたします。
今後5年間の目標として,経営資源の有効利用など,5つの目標を掲げ,徹底した取り組みを進めてまいります。
職員総定数については,おおむね1,600人を削減するとともに,外郭団体については,10団体以上,派遣職員の30%以上を削減するほか,
財政健全化指標について,指定都市の中位程度の水準を目指し,財政の一層の健全化を図ってまいります。
また,市民に信頼される事務執行など,コンプライアンスの徹底に努めてまいります。
一方,多様化する
市民ニーズや地域課題などに対応するため,住民に身近な
基礎的自治体である市が,みずからの責任と判断で,適切に
市民サービスを提供していくことが一層重要であります。
そのため,国・県・市の役割分担の明確化と,税財源の確保が実現されるよう,国に対し,
地域主権改革の推進を強く求めてまいります。
以上のような状況を踏まえ,平成23年度予算では,市民との協働と参画,断固たる行財政の改革を市政運営の基本姿勢として,5つの重点施策を柱に編成いたしました。
第1は,「くらしを守る景気対策の推進と雇用の確保」,第2は,「
子どもたちの明るい未来を築く
子育て支援と教育の充実」,第3は,「安心といのちを守る福祉の充実と
健康づくりの推進」,第4は,「豊かな自然と安全を守る住みよい環境の育成」,第5は,「くらしと経済を支えるまちの活力の創出」でございます。
予算編成の結果,平成23年度の予算規模は一般会計で7,452億2,900万円,特別会計で1兆1,011億6,400万円,全会計では1兆8,463億9,300万円となっております。
最初に,神戸らしいオンリーワンの独自性を発揮するとともに,人材の集積や育成・交流を図り,新たな豊かさを創造するための特徴的な事業につきまして,ご説明を申し上げます。
まず,神戸において,日本経済の成長を牽引する産業を集積させるため,国の
総合特区制度の活用に向けた取り組みを進めてまいります。
1つ目は,
神戸医療産業都市構想の推進でございます。
平成23年度は,基幹病院として新
中央市民病院が開院いたしますが,周辺において,
高度専門病院などが集積するメディカルクラスターの形成を進めてまいります。
さらに,
最先端医療技術の研究開発や,実用化・事業化及び
医療関係企業の誘致に取り組み,
ライフイノベーションの
グローバル拠点の形成を目指してまいります。
また,
次世代スーパーコンピューター──
京速コンピューターについて,利活用を促進し,地域経済の活性化を図るとともに,
世界最高水準の
スーパーコンピューティング研究教育拠点の形成を目指してまいります。
2つ目は,神戸港の港勢拡大でございます。
神戸港では,
国際コンテナ戦略港湾として選定されたことを港勢拡大における最重要のターニングポイントととらえ,基幹航路の拡大,
港湾サービスの向上を強力に推進いたします。平成23年の
目標貨物取扱量として,
外内貿合わせて270万TEUを達成するため,さらなる
国際競争力の強化に取り組んでまいります。
また,新たな環境施策として,
環境未来都市構想を策定し,未
利用エネルギーなどの有効活用について,革新的技術を持つ地元企業と共同で研究を行ってまいります。
さらに,市民の宝である六甲山について,先人が築いた豊かな自然を未来に引き継いでいくため,
六甲山森林整備戦略を策定するとともに,緑の保全・育成を積極的に推進してまいります。
次に,人々が集いにぎわう観光交流に,これまで以上に重点的に取り組み,神戸らしさを生かしたニューツーリズムを推進してまいります。
まず,効果的な光の演出など,夜間景観の形成を推進し,神戸の夜景の魅力を一層向上させるとともに,新たな夜
型観光ルートの調査・検討を行い,
滞在型観光の振興を図ってまいります。
また,復興のまちを2万人が走る
神戸マラソン,並びに
アジア最大の
陸上競技大会である「
アジア陸上競技選手権 兵庫・神戸大会」を開催し,国内外の多くの方に神戸の魅力を体験し,楽しんでもらう大会にいたします。
さらに,
神戸ビエンナーレ2011を開催し,まちの
にぎわいづくりや活性化につなげてまいります。
また,平成24年の
NHK大河ドラマが「平清盛」に決定したことを絶好の機会と受けとめ,ゆかりの地・神戸の魅力を積極的に全国発信してまいります。
このほか,
MICE誘致の推進や,
外国人観光客の集客に取り組み,多くの方に神戸に来て,滞在していただき,地域経済の活性化を図ってまいります。
続きまして,基本的な施策のうち,主な事業につきましてご説明を申し上げます。
神戸経済と暮らしの基盤となる雇用を守るため,平成22年度補正予算も活用しながら,切れ目なく,「くらしを守る景気対策の推進と雇用の確保」に最優先で取り組んでまいります。
特に,長引く景気低迷の中で,神戸経済の原動力である中小企業を取り巻く経営環境は,厳しさを増しています。国・県などの関係機関との連携を図りながら,総合的な対策に取り組み,市内経済を支える中小企業の元気を確保してまいります。
子供の命を守る学校の耐震化や,橋梁の耐震化・長寿命化など,市民生活に直結し,地元企業が受注しやすい
生活密着型投資について,平成22年度補正予算とあわせて事業費の増額確保をし,切れ目のない事業執行を図ることにより,経済を下支えするとともに,雇用の維持・継続を支援してまいります。
中小企業の経営力を強化するため,各支援機関の連携による適切な支援を行うとともに,
投資促進助成制度を拡充し,新分野への進出を支援いたします。また,
人材育成サポート事業として,労働者の技術力の向上を図るとともに,
医療産業都市構想への参入を促進してまいります。
社会経済の
グローバル化が進む中,中小企業のさらなる発展を目指して,
海外進出支援事業を実施いたします。また,海外販路を開拓するため,展示会・商談会への出展を支援するとともに,韓国・仁川広域市において
神戸物産展を開催いたします。
中小企業の資金調達を支援するため,
中小企業融資について,融資総額800億円を引き続き確保するとともに,
事業拡張転換資金融資制度を拡充いたします。また,
小規模事業者向け融資の
信用保証料補助について融資額500万円以下の
全額公費負担を継続するとともに,
経営改善対策資金融資などの
条件緩和措置についても,1年間の延長を行います。
市内商業の
都市間競争力を強化するため,
都心商業魅力アップ事業として,
店舗外装費や賃料の補助を行うほか,商業団体と
近隣大型店とが協調して実施をする
ソフト事業を支援いたします。
また,
インターネット市場への商店街・小売市場の店舗の進出を支援するとともに,
神戸逸品展を開催するほか,商店街・市場「知っ得!買っ得!2011」応援事業を実施し,商店街・小売市場の
特色づくりや情報発信を支援してまいります。
ファッション産業の活性化を図るため,神戸から世界に向けて行う情報発信・販路開拓を支援いたします。
また,官民の連携により,海外の
水インフラ需要に対応した地元企業などの海外展開を支援してまいります。
依然として厳しい雇用情勢が続いていることから,積極的な緊急雇用・就業対策の実施により,新たな雇用機会の創出に全力を挙げ,市民生活の基盤である雇用の確保を図ってまいります。
第3次2万人の雇用創出の実現のため,知の集積の推進など,4本の柱により,雇用の場の創出に取り組んでまいります。
平成23年度は,国の制度を活用した
雇用対策事業を大幅に拡充し,
重点分野雇用創造事業では,介護・医療・環境など,成長分野における新たな雇用機会の創造を図るとともに,非常に厳しい状況にある新卒未就職者や若年者への
就職支援事業を実施いたします。また,
緊急雇用創出事業を活用し,再就職支援のための臨時的な就業機会を創出するとともに,
ふるさと雇用再生事業を活用し,地域における安定的な雇用機会の創出を図ってまいります。
未来を担うすべての子供たちが,心豊かにはぐくまれるよう,「
子どもたちの明るい未来を築く
子育て支援と教育の充実」に取り組んでまいります。
まず,子育てを社会全体で支える
仕組みづくりを進め,子供たちが健やかに生まれ育つ,笑顔あふれるまちを実現してまいります。
仕事と子育ての両立を支援するため,保育枠2万4,000人の確保に向けて,保育所の新設などにより,460人分の
受け入れ拡大を行うとともに,新たに
保育ママ事業に取り組むなど,待機児童の解消に全力で取り組んでまいります。
学童保育では,過密解消・
適正規模化のため,
学童保育コーナーを整備するとともに,
放課後子ども教室を早期に全小学校で実施できるよう拡充いたします。
子供・
子育て家庭への支援として,大学と連携した
子育て支援事業を拡充するとともに,各区1から2館程度の児童館を
拠点児童館と位置づけ,地域における
子育て支援の強化・充実を図ってまいります。
児童虐待防止対策では,児童虐待に関する相談・通報の増加に対応するため,
こども家庭センターの体制強化や啓発の充実を図ってまいります。
また,外来における
乳幼児等医療費助成の対象を小学校6年生までに拡大するとともに,
Hibワクチン及び
小児用肺炎球菌ワクチン接種を公費負担で実施いたします。
さらに,3歳未満の子供に対する
子ども手当を2万円に増額いたします。
豊かな心をはぐくむ教育の充実を図るため,わかる授業の推進では,
小中一貫カリキュラムを推進するとともに,読んで考えてまとめながら書く力を育成するため,
神戸まとめの
達人推進事業を実施いたします。また,
中学生ECOコンクールを開催し,中学生による環境学習の実践活動を支援してまいります。
英語教育では,
外国人英語指導助手について,小学校への配置を拡充するとともに,中学校・高校での
全校通年配置を継続して実施いたします。
いじめや不登校などの問題解決のため,
スクールカウンセラーを
中学校全校に配置するとともに,小学校への配置を拡充し,学校の
教育相談体制を充実いたします。
また,部
活動外部指導員を引き続き配置し,部活動の活性化を図るとともに,
熱中症対策として製氷機を
小・中学校に設置いたします。
児童・生徒の障害の重度・重複化に対応するため,
小・中学校への
特別支援教育支援員の配置の拡充など,各校の実情に応じた柔軟な支援を行ってまいります。
また,
私立幼稚園に対して園児の
保育料補助や虫歯予防の経費助成を行うとともに,
市立幼稚園において3年保育を研究・実施するなど,幼児教育の振興に取り組んでまいります。
学校園の整備では,平成22年度補正予算とあわせて
耐震補強工事を前倒しで実施することにより,
統合予定校を除いて,平成23年度末で幼稚園,
小・中学校の耐震化率100%を達成いたします。また,トイレ改修,太陽光発電,エレベーターなどの整備を行うとともに,校庭の芝生化など,環境に優しい
学校づくりに取り組んでまいります。さらに,
上筒井小学校,
筒井台中学校,葺合高校について,校舎の改築に着手するとともに,
西神南地区において,(仮称)
井吹北小学校を新築いたします。
家庭・地域・学校の連携では,
神戸っ子応援団を立ち上げ,自主運営への移行に向けた支援を行うとともに,教育・
地域連携センターを運営いたします。さらに,幼児・児童・生徒の安全確保を図るため,携帯メールを利用した
緊急連絡システムの導入を促進してまいります。
青少年の健全育成では,青少年の国際交流を広く実施するほか,中・高生の居場所として,新たに
ユースステーション北神を開設いたします。
また,未来を担う子供たちの健全な育成のため,次世代のこどもを育む市民会議を引き続き開催し,命の大切さ,規範意識,思いやり・助け合いの心などを子供たちの心に届ける重要性について,広く市民に発信してまいります。
人と人がつながり,ともに支え合い,安心して健康に暮らしていけるよう,「安心といのちを守る福祉の充実と
健康づくりの推進」を図ってまいります。
まず,高齢者・障害者が地域で元気に生きがいを持って暮らせる
まちづくりを進め,高齢者・障害者の安心な暮らしを確保してまいります。
安全・安心なまちは,市民1人1人の自助と地域のきずなでつくられる共助で築かれていきます。そのため,ケアを要する
ひとり暮らしの方や,高齢者のみの世帯の見守りについて,
民間事業者などと連携して取り組むなど,地域見守り活動を充実してまいります。
また,ふれあいの
まちづくり協議会の活動を積極的に支援するとともに,
地域福祉ネットワーカーを配置し,地域での支え合いの
仕組みづくりを支援いたします。
高齢者福祉では,
特別養護老人ホームや
介護老人保健施設等の整備を計画的に進めるとともに,
シニア世代の人材育成・活用を図る
ふたばシニア塾,並びに高齢者と子供の交流事業を実施するなど,新たな取り組みを進めてまいります。
障害者福祉では,障害者が地域で安心して生活ができるよう支援するとともに,施設などに入所している障害者が地域での生活に移行できるよう支援してまいります。
重症心身障害児・者の支援として,通園事業の拡大を図るとともに,
訪問看護療養費の利用者負担の一部助成を実施いたします。また,発達障害児の支援として,新たに思春期の発達障害児と保護者を対象とした相談事業,居場所事業を実施いたします。
さらに,精神保健全般の充実を図るため,こころの健康センターの移転・拡張を行い,専門面接相談などの機能を充実してまいります。
すべての市民の命を守り,安心して健康に生活できる
まちづくりを進めるため,医療と健康を守る取り組みを強化してまいります。
平成23年7月に開院する新
中央市民病院につきましては,地域医療機関との連携のもと,質の高い医療を安全に市民に提供するという公的使命を果たすとともに,救急医療・高度医療・急性期医療を重点的に担い,信頼される基幹病院として24時間・365日,市民の生命と健康を守ってまいります。
救急医療では,神戸こども初期急病センターにおいて,引き続き休日・夜間365日の小児初期救急を実施するとともに,二次救急医療機関や休日歯科診療に対する支援を拡大いたします。
がん対策として,子宮頸がん予防ワクチン接種を公費負担で実施するとともに,新たに40歳から60歳の働く世代への大腸がん検診を無料で実施いたします。
自殺対策の推進では,神戸いのち大切プランに基づいて,総合的な自殺対策を推進いたします。
安全・安心な消費生活を実現するため,生活情報センターにおいて相談員研修や消費者教育の広域的な拠点づくりを進めるなど,消費者教育・啓発を推進してまいります。
互いに人権を尊重し合い,すべての人が持てる力を発揮し,支え合うユニバーサル社会の実現を目指し,震災の貴重な経験である命のとうとさを市民とともに発信・継承するとともに,人権に関する啓発や相談体制の充実に取り組んでまいります。
市民公募のUDサポーターを中心に,ユニバーサルデザインフェア2011を開催するとともに,新・神戸市交通バリアフリー基本構想を策定いたします。
また,市内全域で歩道の段差解消を図るなど,バリアフリー整備を行うとともに,身近な公園・広場の段差解消や公園遊具の安全・安心対策を進めてまいります。
男女共同参画社会の実現のため,企業の進んだ取り組みの情報共有を進めるとともに,DV対策の強化を図ってまいります。
恵まれた環境を未来へ継承するとともに,安全で快適な都市空間づくりを推進し,「豊かな自然と安全を守る住みよい環境の育成」を図ってまいります。
まず,環境に優しい低炭素社会を実現するため,
環境未来都市構想の策定に加え,環境負荷の少ない持続可能な交通体系の実現に向けて,総合交通計画の策定に取り組むとともに,自転車走行空間の整備を図ってまいります。さらに,歩道や交差点などにおいてLED照明をモデル設置いたします。
一方,循環型社会づくりとして,容器包装プラスチックの分別収集を平成23年4月から全市で実施するとともに,資源集団回収について,世帯当たりの回収量で指定都市1位を目指してまいります。
また,自然共生都市づくりとして,生物多様性神戸戦略に基づき,先導的なモデル事業を推進してまいります。
路上喫煙防止対策としては,新たにJR六甲道駅周辺を禁止地区に指定いたします。
須磨海岸については,「安全・安心に利用できる海水浴場~子どもを連れて家族で行きたくなるような海水浴場~」とするため,健全化に向けて全力で取り組んでまいります。
豊かな自然,恵まれた環境を生かした持続可能な都市づくりを推進していくため,北区鈴蘭台駅前において市街地再開発事業に着手し,区役所等が入居可能な共同化ビルの基本設計などを進めるとともに,密集市街地再生方針に基づき,優先地区での防災
まちづくりに重点的に取り組んでまいります。
また,橋梁や上下水道,公園などの長寿命化や公共施設の最適化を実現するため,ファシリティーマネジメントを推進いたします。
市営住宅では,第2次市営住宅マネジメント計画に基づき,建てかえ事業を一層推進するとともに,耐震改修や計画修繕に取り組み,住環境の向上と良質なストックの確保を図ってまいります。
農水産業では,神戸産農産物のブランドづくりを進めるとともに,学校給食におけるこうべ旬菜の利用拡大や新たな野菜の導入により,こうべ給食畑推進事業を拡充いたします。また,神戸の農業を支える担い手を育成するため,新規就農希望者に対して研修や農地のあっせんを行うなど,就農促進と農地の有効利用を図ってまいります。
震災の教訓である命の大切さを決して忘れず,あらゆる危機に対応できる
まちづくりを展開してまいります。
平成24年4月の全面供用に向けて,危機管理センターの建設を進めるとともに,新危機管理情報システムの整備などを進めてまいります。
三宮南地区の恒久的な浸水対策及び新港地区などの高潮対策を計画的に進めるとともに,災害に強いライフラインづくり,橋梁の長寿命化・耐震化などを推進いたします。
また,神戸港の安全を確保するため,新消防艇の整備を進めてまいります。
震災の教訓を生かし,住まいの耐震化を促進するため,無料耐震診断と耐震改修工事への助成を引き続き実施するとともに,家具固定を促進してまいります。
また,神戸市における暴力団の排除の推進に関する条例を制定し,市民・事業者との協働で暴力団排除の取り組みを推進してまいります。
神戸が持つ魅力や資源を生かしながら,市民生活の基盤となる市内経済の活性化を目指すなど,「くらしと経済を支えるまちの活力の創出」を図ってまいります。
まず,デザインの視点で,神戸らしさに磨きをかけ,真に市民が暮らしの豊かさを実感できる
まちづくりを進めるため,デザイン都市・神戸の実現を目指してまいります。
新たな創造と交流の拠点として,(仮称)デザイン・クリエイティブセンターKOBEの整備を進めるとともに,KOBEデザイン・ハブ事業を展開してまいります。また,+DESIGNの視点により,社会課題の解決や都市の魅力向上につながる取り組みを推進いたします。
市民の知恵と力が生きる地域社会の実現を目指して,人と人とのつながりを生かした
まちづくりを推進するため,総合コールセンターの運用を開始し,市民の皆さんからの問い合わせに対しまして,ワンストップで対応することで,
市民サービスの向上を図ってまいります。
さらに,市民に身近な区役所のサービス向上を目指し,区民サービスディレクターの配置拡充や区長裁量予算の確保など,区民ニーズにきめ細かく対応してまいります。
人財が集積し,新たな活力を生み出す元気な産業のまちを実現するため,企業誘致では,国内外の企業立地の促進を目指して,進出支援制度を継続実施するとともに,神戸エンタープライズゾーン条例を3年間延長いたします。また,民間のノウハウを活用した企業誘致に取り組み,神戸への投資を促進してまいります。
さらに,
次世代スーパーコンピューターの利活用促進や,
医療産業都市構想の推進を一層加速することに加え,都心ウオーターフロントにおいて,グランドデザインの実現に向けた取り組みを推進していくとともに,ポートアイランドの活性化策について検討を行います。
また,兵庫運河周辺の回遊性向上を検討するなど,兵庫区・長田区南部など市街地西部地域の活性化を推進してまいります。
神戸港では,内航フィーダーの利用促進を最重要施策として取り組むとともに,韓国・仁川港からの海上貨物誘致をはじめとするインセンティブ事業を実施いたします。また,港湾物流の基盤整備として,中央航路の拡幅を図るとともに,港島トンネルの延伸・複線化を進めるなど,さらなる
国際競争力の強化に取り組んでまいります。
神戸空港では,引き続き,航空各社に対し,増便,新規路線の就航,機材の大型化を働きかけるとともに,国に対して,運用時間の延長,発着枠の拡大など空港の機能充実・規制緩和について粘り強く要望するなど,利用者の利便性の向上に全力で取り組んでまいります。
国内外の人々が集いにぎわう観光交流のまちを推進してまいります。
「平清盛」を活用した観光集客事業や,
滞在型観光の振興に加え,産業観光クルーズの社会実験を行うとともに,神戸フィルムオフィスの新たな事業展開として,韓国との積極的な連携を進めてまいります。
市民の皆さんをはじめ,市外の人々から強い要望や期待が寄せられている,まやビューラインについては,存続を前提に検討を行ってまいります。
神戸ルミナリエについては,震災の記憶を後世に語り継ぐため,継続して開催いたします。
開園60周年を迎える王子動物園では,フロム60を実施するとともに,引き続きパンダ日中共同研究を実施いたします。
国際交流では,韓国・仁川広域市及び大邱広域市との提携1周年を記念して,友好訪問団を派遣するなど交流事業を実施するとともに,マルセイユ市及びフィラデルフィア市との相互訪問による交流事業を実施してまいります。
文化の力で,生き生きとしたまちのにぎわいや活力を次々と生み出していく,潤いのある文化創生のまちを推進するため,
神戸ビエンナーレ2011の開催に加え,神戸市室内合奏団の設立30周年に合わせて記念演奏会を実施するとともに,北区北神地域における文化活動などの拠点となる北神区民センターを開設いたします。
博物館では,大英博物館古代ギリシャ展などの開催を通じ,市民がさまざまな芸術・文化に触れる機会を提供してまいります。
神戸は,奈良時代の大輪田泊に始まる港とともに発展してまいりました。今から800年余り前,平 清盛は大輪田泊を修築して,日宋貿易を開き,海を舞台に世界に乗り出しました。さらに,1868年の兵庫開港以降,広く世界との交流を深め,新しい産業を興し,都市として発展してまいりました。神戸のまちには,古くから国際性豊かな進取の精神が脈々と受け継がれており,常に時代を先取りし,変化に対応してきた歴史があります。
一方,100年前には,日本における地域コミュニティの先駆けとなる観音林倶楽部の設立や,貧しい人々の救済に献身的に取り組んだ賀川豊彦氏の活動など,先駆的な協働の取り組みがなされました。
このような先人が築かれた精神を礎にして,神戸のまちは,多くの災害や困難に見舞われるたび,人と人とのきずなによって,暮らしとまちの再生を図り,復興と発展を果たしてきました。阪神・淡路大震災では,あらゆる人々がともにその苦難を乗り越えるために協働し,助け合い,これらの経験は神戸市民の貴重な財産となり,現在の協働と参画,これからの協創へとつながっています。
現在,私たちは少子・超高齢化や
グローバル化の進行,さらには地球温暖化など急激な
社会経済情勢の変化に直面していますが,いま1度,先人たちの精神に学び,ダーウィンが唱えた「変化に最も対応できる者が生き残れる」との至言のもと,新たな豊かさをともに創造する協創のまちを実現し,飛躍的に発展しなければなりません。
私は,市民お一人お一人の暮らしと安全・安心を守り,神戸が住みたいまち,働きたいまち,行ってみたいまちであり続けられるよう,「安心と明日の元気な神戸」の実現のために,市民の皆様とともに全力でチャレンジしてまいります。
以上,平成23年度予算案を提案するに当たりまして,私の市政に対します所信の一端と,主な施策につきましてご説明を申し上げました。
議員各位並びに市民の皆様方のご支援・ご協力を心からお願い申し上げる次第でございます。何とぞよろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。(拍手)
11 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,玉田行財政局長。
(行財政局長玉田敏郎君登壇)
12 ◯行財政局長(玉田敏郎君) 引き続きまして,平成23年度予算案及び関連議案につきまして,一括ご説明申し上げます。
まず,予算案につきましては,お手元の予算書「平成23年度神戸市各会計予算」によりご説明申し上げます。
1ページをお開きください。
以下,計数につきましては,100万円未満を省略してご説明申し上げます。
予算第1号議案一般会計の予算総額は,歳入・歳出それぞれ7,452億2,900万円となっております。
各款ごとの事業の概要,債務負担行為及び市債につきましては,後ほどご説明申し上げます。
次に,一時借入金は,限度額を900億円と定めるものでございます。
歳出予算の流用は,人件費の予算について同一の款内の相互流用ができるよう定めるものでございます。
それでは,2ページの第1表歳入歳出予算の歳入からご説明申し上げます。
第1款市税では,市民税,固定資産税などで2,643億3,200万円を計上いたしております。第2款地方譲与税では51億7,000万円を,第3款利子割交付金では8億8,500万円を,第4款配当割交付金では4億9,900万円を,第5款株式等譲渡所得割交付金では2億1,000万円を,第6款地方消費税交付金では149億円を,第7款ゴルフ場利用税交付金では4億8,900万円を,それぞれ交付見込額として計上いたしております。
3ページに参りまして,第8款特別地方消費税交付金は,存目でございます。第9款自動車取得税交付金では14億2,300万円を,第10款軽油引取税交付金では66億6,500万円を,第11款地方特例交付金では31億6,900万円を,第12款
地方交付税では813億1,200万円を,第13款交通安全対策特別交付金では6億2,800万円を,それぞれ交付見込額として計上いたしております。第14款分担金及負担金では,都市計画費負担金などで32億2,800万円を,第15款使用料及手数料では,土木使用料などで143億4,500万円を,第16款国庫支出金では,民生費負担金などで1,190億1,200万円を,それぞれ計上いたしております。
4ページに参りまして,第17款県支出金では,民生費負担金などで273億4,800万円を,第18款財産収入では,財産売払収入などで167億3,900万円を,第19款寄附金では6億6,400万円を,第20款繰入金では,基金繰入金などで179億3,400万円を,それぞれ計上いたしております。第21款繰越金は,存目でございます。第22款諸収入では,貸付金元利収入などで1,152億5,800万円を,第23款市債では,臨時財政対策債などで510億1,400万円を予定しております。
以上,一般会計の歳入合計は,7,452億2,900万円となっております。
次に,5ページの歳出につきましてご説明申し上げます。
第1款議会費では,議会運営費などで23億4,300万円を計上いたしております。第2款総務費では,市長室,企画調整局,行財政局等の事務費及び区役所等の一般管理費並びに市税の賦課徴収に要する経費のほか,選挙管理委員会,
人事委員会,監査委員の委員費及び運営費,区役所等庁舎整備費など合わせて604億3,400万円を計上いたしております。第3款市民費では,市民文化・広聴等に要する経費及び文化ホールなど各種会館の運営費などで77億7,400万円を,第4款民生費では,生活保護費,児童・障害者・高齢者等に対する福祉費などのほか,保育所の建設費補助など民生施設整備費を合わせて2,339億5,800万円を,第5款衛生費では,公衆衛生,環境衛生に要する経費などで228億6,400万円を,それぞれ計上いたしております。
6ページに参りまして,第6款環境費では,廃棄物処理,環境施設整備に要する経費などで250億6,600万円を,第7款商工費では,
中小企業融資などの商工振興及び貿易・観光に要する経費で528億5,700万円を,第8款農政費では,生産振興や農業基盤整備に要する経費などで92億5,500万円を,第9款土木費では,道路・橋梁,公園,河川などの管理費及び整備費などを合わせて288億6,400万円を,第10款都市計画費では,街路築造,区画整理事業に要する経費などで151億5,200万円を,第11款住宅費では,住環境整備費,特定優良賃貸住宅管理費などを合わせて75億400万円を,それぞれ計上いたしております。
7ページに参りまして,第12款消防費では,消防署の維持管理費,消防施設等整備費などで201億9,200万円を,第13款教育費では,市立学校園及び看護大学の運営費,外国語大学への運営交付金,学校建設費のほか,社会教育,体育・保健に要する経費などを合わせて572億5,300万円を,第14款災害復旧費では100万円を,第15款諸支出金では,市場事業費など,各会計に対する繰出金のほか,公債基金積立金など合わせて2,010億600万円を,第16款予備費では7億円を,それぞれ計上いたしております。
以上,一般会計歳出合計は,7,452億2,900万円でございます。
次に,8ページ,第2表債務負担行為では,本庁舎改修など34件につきまして,それぞれ債務負担,損失補償,または債務保証をしようとするものでございます。
続きまして,9ページ,第3表市債では,民生施設整備事業など27件につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
以上で一般会計の説明を終わります。
引き続き,特別会計につきましてご説明申し上げます。
11ページをお開き願います。
予算第2号議案市場事業費では,本場及び東部市場の運営費,施設整備費など合わせて50億1,300万円を計上し,債務負担行為では,本場再整備事業移転費融資損失補償など2件を計上し,市債では,中央卸売市場整備事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,15ページ,予算第3号議案食肉センター事業費では,運営費などで11億1,300万円を計上し,市債では,食肉センター整備事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,17ページ,予算第4号議案国民健康保険事業費では,保険給付費,後期高齢者医療に係る拠出金などで1,570億3,000万円を計上いたしております。
次に,19ページ,予算第5号議案勤労者福祉共済事業費では,運営費などで4億4,000万円を計上いたしております。
次に,21ページ,予算第6号議案農業共済事業費では,農作物共済費,家畜共済費などで2億8,200万円を計上いたしております。
次に,23ページ,予算第7号議案母子寡婦福祉資金貸付事業費では,母子家庭あるいは寡婦に対する修学資金,住宅資金などの資金貸し付けに係る経費として2億7,800万円を計上いたしております。
次に,25ページ,予算第8号議案土地先行取得事業費では,公債費への繰出金で7,800万円を計上いたしております。
次に,27ページ,予算第9号議案駐車場事業費では,運営費などで11億9,000万円を計上し,債務負担行為では公共駐車場の指定管理を計上いたしております。
次に,31ページ,予算第10号議案農業集落排水事業費では,施設整備費,運営費などで12億2,600万円を計上し,市債では,農業集落排水処理施設建設事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,33ページ,予算第11号議案海岸環境整備事業費では,公債費への繰出金などで14億2,100万円を計上いたしております。
次に,35ページ,予算第12号議案市街地再開発事業費では,復興市街地再開発事業などで113億3,600万円を計上し,債務負担行為では公共用地取得事業を計上し,市債では,市街地再開発事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,39ページ,予算第13号議案市営住宅事業費では,市営住宅の建設費及び管理費で315億4,000万円を計上し,債務負担行為では公営住宅等建替事業など2件を計上し,市債では,市営住宅建設事業など2件につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,43ページ,予算第14号議案介護保険事業費では,保険給付費などで1,055億5,200万円を計上いたしております。
次に,47ページ,予算第15号議案空港整備事業費では,空港管理事業などで43億8,300万円を計上いたしております。
次に,49ページ,予算第16号議案後期高齢者医療事業費では,兵庫県後期高齢者医療広域連合への納付金などで280億7,000万円を計上いたしております。
次に,51ページ,予算第17号議案公債費は,整理会計でございまして,歳入では,各会計及び公債基金からの公債償還のための繰入金などで3,867億300万円を計上し,歳出では,公債元利償還金,公債諸費,一時借入金利子などを同額計上いたしております。
続きまして,企業会計につきましてご説明申し上げます。
53ページ,予算第18号議案下水道事業会計では,第2条で下水処理量などの業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,下水処理場の維持管理費などで256億7,900万円を計上し,収入では,下水道使用料などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで294億1,600万円を計上し,その財源として企業債などを予定いたしております。第5条以下では債務負担行為,企業債,一時借入金の限度額などを定めております。
なお,この第5条の債務負担行為以下につきましては,各会計それぞれ計上いたしておりますが,以後これに関する説明は省略させていただきます。
次に,59ページ,予算第19号議案港湾事業会計では,第2条で港湾管理などの業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,港湾管理事業費などで143億400万円を計上し,収入では,賃貸料などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで657億3,300万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,65ページ,予算第20号議案新都市整備事業会計では,第2条で土地売却量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,土地売却原価などで246億5,000万円を計上し,収入では,土地売却収益などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで879億800万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,69ページ,予算第21号議案自動車事業会計では,第2条で運転車両数など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,バスの運転に要する経費などで133億8,700万円を計上し,収入では,運輸収入などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで30億5,800万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,73ページ,予算第22号議案高速鉄道事業会計では,第2条で運転車両数など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,高速鉄道の運転に要する経費などで242億9,200万円を計上し,収入では,運輸収入などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで175億6,000万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,77ページ,予算第23号議案水道事業会計では,第2条で総配水量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,水道施設の維持管理費などで361億1,200万円を計上し,収入では,給水収益などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで179億8,300万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,81ページ,予算第24号議案工業用水道事業会計では,第2条で総配水量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,工業用水道施設の維持管理費などで14億1,500万円を計上し,収入では,給水収益などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで6億8,100万円を計上し,その財源として,工事負担金などを予定いたしております。
引き続きまして,平成23年度提出議案についてご説明申し上げます。
「平成23年第1回定例市会提出議案(平成23年度関連)」の1ページをお開きください。
第1号議案神戸市における暴力団の排除の推進に関する条例の件は,暴力団による不当な影響の排除を推進するに当たり,必要な事項を定めるものであります。
5ページ,第2号議案神戸市職員定数条例の一部を改正する条例の件は,事務事業の増減に伴い,職員定数を前年度に比べて101人削減し,1万4,182人にしようとするものであります。
7ページ,第3号議案公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の件は,財団法人神戸港埠頭公社の株式会社への移行等に伴い,条例を改正しようとするものであります。
11ページ,第4号議案特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例及び神戸市職員に対する期末手当等の支給に関する条例の特例に関する条例の一部を改正する条例の件は,特別職の職員で常勤のものの給料月額及び期末手当の減額並びに指定職職員の期末手当の減額を継続しようとするものであります。
17ページ,第5号議案神戸市勤労者福祉共済制度条例の一部を改正する条例の件は,貸付事業を廃止しようとするものであります。
21ページ,第6号議案神戸市特別会計設置条例の一部を改正する条例の件は,老人保健医療事業に係る特別会計を廃止しようとするものであります。
23ページ,第7号議案神戸市こころの健康センター条例の一部を改正する条例の件は,神戸市こころの健康センターの位置を変更しようとするものであります。
25ページ,第8号議案神戸市ふれあいの
まちづくり条例の一部を改正する条例の件は,深江南地域福祉センター及び藍那小河地域福祉センターを設置する等に当たり,条例を改正しようとするものであります。
29ページ,第9号議案神戸市立児童福祉施設等に関する条例の一部を改正する条例の件は,五位ノ池保育所の廃止及び須磨保育所の位置の変更をしようとするものであります。
31ページ,第10号議案神戸市敬老祝い金に関する条例の一部を改正する条例の件は,敬老祝い金の対象年齢に関する要件を変更しようとするものであります。
35ページ,第11号議案神戸市乳幼児等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の件は,乳幼児等の医療費の助成に係る対象者の範囲を拡大しようとするものであります。
43ページ,第12号議案神戸市立墓園条例の一部を改正する条例の件は,区画型合葬式墳墓の使用料を新設しようとするものであります。
47ページ,第13号議案神戸市廃棄物の適正処理,再利用及び環境美化に関する条例及び神戸市手数料条例の一部を改正する条例の件は,廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正に伴い,条例を改正しようとするものであります。
51ページ,第14号議案神戸エンタープライズゾーン及び神戸国際経済ゾーンにおける支援措置に関する条例の一部を改正する条例の件は,不均一課税の適用期間の延長等をしようとするものであります。
79ページ,第15号議案神戸フィッシャリーナ条例の一部を改正する条例の件及び89ページ,第16号議案神戸市都市公園条例の一部を改正する条例の件は,それぞれ施設の使用料を改定しようとするものであります。
93ページ,第17号議案神戸市下水道条例の一部を改正する条例の件は,水道水及び工業用水以外の水を使用する場合の規定を整備するに当たり,条例を改正しようとするものであります。
103ページ,第18号議案神戸市営住宅条例の一部を改正する条例の件は,新若菜住宅及び大池住宅を廃止する等に当たり,条例を改正しようとするものであります。
137ページ,第19号議案須磨海岸を守り育てる条例の一部を改正する条例の件は,須磨海岸の利用に関する禁止行為を追加しようとするものであります。
141ページ,第20号議案神戸市水道条例及び神戸市六甲山上水道条例の一部を改正する条例の件は,水道水と地下水等の併用使用に関する規定の創設等に当たり,条例を改正しようとするものであります。
163ページ,第21号議案神戸市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件は,教職員の手当を改定しようとするものであります。
165ページ,第22号議案神戸市風見鶏の館等条例の一部を改正する条例の件は,施設の使用料を改定しようとするものであります。
167ページ,第23号議案平成23年度に係る
包括外部監査契約締結の件は,平成23年度に係る
包括外部監査を森村圭志氏と契約しようとするものであります。
以上で,予算案及び関連議案の説明を終わらせていただきます。
何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。
13 ◯議長(荻阪伸秀君) 以上で当局の説明は終わりました。
この際,お諮りいたします。
本件に関する審議は,本日はこの程度にとどめたいと存じますが,ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
14 ◯議長(荻阪伸秀君) ご異議がないと認めます。
それでは,本件に関する審議は,本日はこの程度にとどめます。
15 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,日程第50 予算第31号議案より日程第63 第84号議案に至る14議案,一括議題に供します。
これより,順次関係局長の説明を求めます。
まず,玉田行財政局長。
16 ◯行財政局長(玉田敏郎君) ただいまご上程になりました諸議案中,予算第31号議案から予算第36号議案に至る6議案につきまして,一括ご説明申し上げます。
このたびの補正予算は,国の円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策に対応し,消費者啓発やDV・自殺対策などを強化するとともに,学校建設や学校施設改修,橋梁・公園の整備など,
生活密着型投資を推進するほか,
障害者福祉施設整備をはじめとした財政需要の増加に対応するため,補正予算を編成したものでございます。
まず,予算第31号議案一般会計補正予算からご説明申し上げます。
「平成22年度神戸市各会計補正予算」の2ページをお開きください。
以下,計数につきましては,100万円未満は省略してご説明申し上げます。
歳入からご説明申し上げます。
第12款
地方交付税では2億7,600万円を,第14款分担金及負担金では,都市計画費負担金で3億4,800万円を,第16款国庫支出金では,教育費負担金などで49億9,100万円を,第17款県支出金では,農政費補助などで8,000万円を,第18款財産収入では土地売却収入で35億3,000万円を,第23款市債では,起債の承認見込み額82億5,000万円を,それぞれ追加いたしております。
以上,一般会計の歳入補正額は174億7,600万円の追加となっております。
次に,3ページ,歳出につきましてご説明申し上げます。
第2款総務費では,区役所庁舎改修で3,700万円を,第3款市民費では,消費者啓発経費などで1,800万円を,第4款民生費では,
障害者福祉施設整備などで1億7,000万円を,第5款衛生費では,自殺対策で3,300万円を,第8款農政費では,農家に対するパイプハウス導入補助で5,100万円を,第9款土木費では,橋梁整備や公園整備などで29億7,600万円を,第10款都市計画費では,阪神連続立体交差事業などで28億1,800万円を,第13款教育費では,学校建設や学校改修などで113億7,000万円を,それぞれ追加いたしております。
4ページに参りまして,一般会計の歳出補正額は174億7,600万円の追加となっております。
次に,5ページ,第2表繰越明許費では,危機管理センター整備など47件につきまして繰り越しをしようとするものでございます。
次に,7ページ,第3表債務負担行為補正では,橋梁整備につきまして債務負担行為の追加をしようとするものでございます。
第4表市債補正では,道路整備事業など6件につきまして限度額を補正しようとするものでございます。
次に,特別会計に移りまして,9ページ,予算第32号議案市街地再開発事業費補正予算では,新長田駅南地区復興市街地再開発事業につきまして,繰り越しをしようとするものでございます。
11ページ,予算第33号議案市営住宅事業費補正予算では,市営住宅建設事業など4件につきまして,繰り越しをしようとするものでございます。
次に,企業会計に移りまして,13ページ,予算第34号議案港湾事業会計補正予算では,第3条資本的支出におきまして,建設改良費で7,000万円を追加し,収入では,企業債の増を予定いたしております。
15ページ,予算第35号議案水道事業会計補正予算では,第3条資本的支出におきまして,建設改良費で2億4,200万円を追加し,収入では,国庫補助金の増を予定いたしております。
17ページ,予算第36号議案工業用水道事業会計補正予算では,第2条収益的支出におきまして,特別損失で7,800万円を追加し,第3条資本的収入では,貸付金返還金で1,700万円の増を予定いたしております。
以上,各会計補正予算につきましてご説明申し上げました。
何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。
17 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,雪村保健福祉局長。
18 ◯保健福祉局長(雪村新之助君) ただいまご上程になっております諸議案中,第77号議案から第79号議案に至る3議案につきまして,一括ご説明申し上げます。
「平成23年第1回定例市会提出議案(平成22年度関連)」の21ページをお開きください。
第77号議案指定管理者の指定の件(神戸市立住之江児童館ほか)は,平成23年4月1日から平成24年3月31日まで,または平成23年4月1日から平成27年3月31日までの期間,神戸市立住之江児童館ほか77施設の指定管理者として,社会福祉法人神戸市社会福祉協議会ほか8団体を,それぞれ指定しようとするものであります。
次に,27ページ,第78号議案指定管理者の指定の件(神戸市立
子育て支援センター子供の家ほか)は,平成24年4月1日から平成27年3月31日までの期間,
子育て支援センター子供の家の指定管理者として,社会福祉法人神戸真生塾を,平成24年3月1日から平成28年3月31日までの期間,自立援助ホーム子供の家の指定管理者として,同じく社会福祉法人神戸真生塾を,それぞれ指定しようとするものであります。
次に,29ページ,第79号議案指定管理者の指定の件(神戸市立山の街福祉センター生活福祉館)は,平成23年4月1日から平成24年3月31日までの期間,神戸市立山の街福祉センター生活福祉館の指定管理者として,社会福祉法人神戸市社会福祉協議会を指定しようとするものであります。
以上,何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。
19 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,谷口産業振興局長。
20 ◯産業振興局長(谷口時寛君) ただいまご上程になっております諸議案中,第80号議案及び第81号議案につきまして,一括ご説明申し上げます。
31ページをお開きください。
第80号議案指定管理者の指定の件(神戸市立有馬温泉観光交流センター)及び33ページ,第81号議案指定管理者の指定の件(神戸市立太閤の湯殿館)は,いずれも平成23年4月1日から平成24年3月31日までの期間,神戸市立有馬温泉観光交流センター及び神戸市立太閤の湯殿館の指定管理者として,財団法人神戸国際観光コンベンション協会を指定しようとするものであります。
以上,何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。
21 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,松浦建設局長。
22 ◯建設局長(松浦 厚君) ただいまご上程になっております諸議案中,第82号議案市道路線認定,廃止及び変更の件につきましてご説明申し上げます。
35ページをお開きください。
本件は,開発行為等に伴い築造された道路の認定,機能または形態が喪失した道路の廃止並びに道路整備に伴う道路の変更をしようとするものであります。
何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。
23 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,大森水道局長。
24 ◯水道局長(大森伸一君) ただいまご上程になっております諸議案中,第83号議案権利の放棄の件につきましてご説明申し上げます。
49ページをお開きください。
本件は,社団法人滋賀県造林公社が申し立てた債務額確定債務支払協定調停事件において,相手方の経営状態を改善し,水源涵養機能を高める事業を継続させることを目的として,同調停を成立させるため,貸付金債権の一部等を放棄するに当たり,
地方自治法の規定により,議会の議決を求めるものであります。
何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。
25 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,橋口教育長。
26 ◯教育長(橋口秀志君) ただいまご上程になっております諸議案中,第84号議案土地売却の件(西落合1丁目)につきまして,ご説明申し上げます。
51ページをお開きください。
本件は,本市が所有する須磨区西落合1丁目の土地1万8,683.16平方メートルについて,35億3,000万円で,野村不動産株式会社ほか3社に売却しようとするものであります。
何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。
27 ◯議長(荻阪伸秀君) 以上で,関係局長の説明は終わりました。
本件に関し,質疑の通告もありませんので,本件は,お手元に配付いたしております議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に審査方を付託いたします。
28 ◯議長(荻阪伸秀君) 次に,日程第64 議員提出第88号議案を議題に供します。
これより提案理由の説明を求めます。
54番吉田謙治君。
29 ◯54番(吉田謙治君) ただいま議題となりました議員提出第88号議案神戸市会議員定数及び各選挙区選出議員数に関する条例の一部を改正する条例の件につきまして,提出議員を代表して,提案理由をご説明申し上げます。
まず,本市市会議員の議員定数につきましては,ことし実施される一般選挙に向けて,昨年9月の代表者会議で協議いたしました結果,その基準とされる国勢調査の人口集計を待っていたのでは,対外的な周知期間が不十分であるなどの理由から,平成17年国勢調査の結果による人口を反映した現行の議員定数どおりとすることを決定いたしました。
その後,統一地方選挙を実施するための地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律,いわゆる特例法が公布され,本市市会議員選挙も4月10日に実施することとされたところでありますが,この特例法の附則には,当該選挙で選挙すべき議員の定数の基準となる人口について,平成17年国勢調査の結果による人口を用いる場合は,条例で定めなければならないとの趣旨の規定が置かれました。
したがいまして,以上の経過を踏まえ,このたび,条例の一部改正を提案するに至ったものであります。
以上,何とぞ議員諸氏のご賛同をお願いし,提案理由の説明といたします。
30 ◯議長(荻阪伸秀君) 提案理由の説明は終わりました。
本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は,委員会の付託を省略し,直ちにお諮りいたします。
本件を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
31 ◯議長(荻阪伸秀君) 起立多数であります。
よって,本件は,原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
この際,申し上げます。
次回本会議は,来る2月22日午前10時に開きます。
なお,ただいま在席の各位には,文書による開議通知は省略させていただきますので,さようご了承願います。
本日はこれをもって散会いたします。
(午前11時24分散会)
神戸市会事務局
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