次に,2
国直轄事業負担金の廃止についてでございますが,国と
地方の
役割分担の見直しを行った上で,国が行うこととされた
国直轄事業については,
地方負担を早期に廃止することなどを
要望してまいりました。その結果,
経過措置として,
平成22年度限りとされていた
維持管理に係る
直轄事業負担金は全廃されることとなりました。
続きまして,3
地方交付税の
改革等についてでございますが,
地域社会に必要不可欠な
一定水準の
行政サービスを提供するための
地方固有の
財源である
地方交付税の
総額を確保することなどを
要望してまいりました。
その結果,
平成23年度の
地方財政計画では,
地方交付税について,
別枠加算や
地域活性化雇用等対策費が創設されたことなどから,前年度比4,799億円増の17兆3,734億円と増額が確保されました。また,
一般財源総額では,
地方税収が
企業収益の
改善等により約8,900億円,
地方交付税が約4,800億円,それぞれ増加する一方で,
地方財源不足額の縮小により
臨時財政対策債が約1兆5,500億円減少したこと等により,前年度比約900億円増の59兆4,990億円が
計上されたことで,ほぼ前年並みの
一般財源が確保されました。
以上で,国の
要望に対する
措置状況について説明を終わらせていただきます。
大都市税財政を取り巻く
状況は依然として厳しく,各
都市共通の諸問題の解決は大きな課題でありますので,今後とも
大都市税財政制度確立委員会の
先生方のご尽力をお願い申し上げます。
以上でございます。
4
◯委員長(
田路裕規)
当局の
報告は終わりました。
ただいまの
報告について,ご
質疑はございませんか。
(「
なし」の声あり)
5
◯委員長(
田路裕規) 次に,この際,本
委員会に係る
当局の
事務事業について,ご
質疑はございませんか。
6
◯理事(
梅田幸広) これは,
常任委員会とも絡むかもわかりませんが,今,国の方で
予算を決めておりますけど,俗に言うすったもんだのあげく,もし
子ども手当などが野党の反対であかんわと言われた場合,そして県・
市協調でやっている
事業もありますわね。例えば,
老人会の医療の
手当とか,特にこの
予算時期になると,
大都市のこういう
関係で国に申し込むと同時に,例えば,仮の話はあかんのですけど,国の方がすったもんだ言うてあかんようになった場合に,
神戸市として,早い話が
子ども手当がだめになったら,どのような
対策を──
常任委員会に聞くべきだと思いますが,この
大都市の問題も絡んでいると思いますので──
局長,その辺の考えをちょっとお願いしたいと思います。
7
◯玉田行財政局長 子ども手当につきましては,国の方でいろいろ
議論がされてまいりました。昨年からの経緯もございます。これについては,以前から少し前に,
指定都市の中でも,
神戸市長が会長をしておりますので,いろんな話し合いがなされたようでございますが,
予算の
計上の仕方については,各
都市がそれぞれいろんな
意見をお持ちだということでございますけれども,
市民の方がお困りにならないような
支給をするという
準備,そういう形ができるような形で
予算を組んでいこうということについては一致したというふうに伺っております。当然,我々,
神戸市もそういう形で今回考えておりますので,少なくとも──もちろん今後の国会でのいろんな
議論を十分に見守る必要があろうかと思いますが──去年に引き続き対応ができるような形で,
措置計上は考えてきております。
以上です。
8
◯理事(
梅田幸広) 先ほど
局長の言われた
答弁によりますと,我々は,俗に言う今の時期ですから,
老人会とかいろいろ行きましたら,県なんかでも
予算を削られるのに
神戸市はどないやねんと,非常に皆さん心配されとってんですね。具体的な話を聞きますと,
神戸市としては大丈夫やと思うでとしか,今の状態では
市民の皆さんに言えないので,実際に,今
局長の
答弁を聞きますと,一応安心やなというイメージは受けたんやけどね。もし仮にそういう事態であっても,一応,
神戸市は昔からの
児童手当の分とか持っている分で,今年度というか23年度は安心ですと言うてもええわけやね。そこをはっきりと教えてください。
9
◯玉田行財政局長 済みません。本来,
予算の方のことでございまして,まだ解禁,ちょっと来ておりませんので抑えまして,具体的には言いにくいわけですけれども,ご安心いただけるようにと
準備をしてきたつもりでございます。
10
◯委員長(
田路裕規) 他にございませんか。
11
◯委員(
たけしげ栄二)
子ども手当について,
自民党政権時も
児童手当というのがあって,それが組まれておるんだろうと思うんですけれど,各
都市で
子ども手当というのは,民主党が言うて,国が全部出すというものを
地方に振ってきたということについて,各
都市は,もう我々は出せないという
都市も出ていますね。こういうことについて,
神戸市はどう考えるのか。出せないという
都市はどの辺ほどあるのか,わかっておったら教えてください。
12
◯玉田行財政局長 済みません。ちょっと具体的にどの
都市がというのは把握はしておりません。関東の方で幾つかそういう
財源は
全額国がすべきだということで,いろいろご
発言をされておられる方もいらっしゃると思いますので。ただ,全体としてはわかりませんけれども,先ほど言いましたように,
指定都市としては,少なくとも国に対するどうこうとは別に,
市民の方が困らないようにすべきだという
意見でまとまったということです。そうですね,去年の形もそうですけれども,もともとの
児童手当の上に,
子ども手当が入っているということですから,
児童手当の分については,
地方負担があるという形になっておるわけでございます。それはことしも同じ形です。
13
◯委員(
たけしげ栄二)
児童手当があるから,国から言うてきても,それで対応できるということやな,
神戸市の場合は。もともと
児童手当を前に組んでおったやつがあるから,国から負担してくれと言われても,それに対応できるから
神戸市はいけるということやね。
14
◯玉田行財政局長 財源は別にしまして,
歳出額としては,当然今回予定されているものについて対応していこうとしておりますので,当然,
支給はできるということです。
15
◯委員長(
田路裕規) 他にございませんか。
(「
なし」の声あり)
16
◯委員長(
田路裕規) 他に
発言がなければ,本日の
審査はこの程度にとどめたいと存じます。
当局,どうもご苦労さまでした。
17
◯委員長(
田路裕規) 本日,ご協議いただく事項は以上であります。
本日は,これをもって閉会いたします。
(午前10時14分閉会)
神戸市
会事務局
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