ツイート シェア
  1. 神戸市議会 2009-09-18
    開催日:2009-09-18 平成21年決算特別委員会第1分科会〔20年度決算〕(国際文化観光局等) 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-06
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時2分開会) ◯主査(崎元祐治) おはようございます。ただいまから決算特別委員会第1分科会を開会いたします。  なお,田中委員より,病気治療のため欠席する旨の連絡が入っておりますので,ご報告申し上げておきます。 (危機管理室) 2 ◯主査(崎元祐治) それでは,日程によりまして,危機管理室関係の審査を行います。  当局におかれては,簡明な説明をお願いいたします。  それでは,当局の説明を求めます。危機管理監,着席されたままで結構ですので,お願いします。 3 ◯平井危機管理監・理事 それでは,着座のまま決算特別委員会の説明を申し上げたいと思います。  それでは,お手元にお配りをしております決算特別委員会の資料,平成20年度決算説明書によりまして,危機管理室の平成20年度決算につきまして,ご説明を申し上げます。  1ページをお開きください。  平成20年度の危機管理室の事業概要につきまして,ご説明を申し上げます。  平成20年度において,危機管理室は,関係部局と連携をいたしまして,都賀川増水事故等に伴う災害警戒本部の設置,それから明石海峡船舶衝突事故による油流出対策に当たる一方,関係機関や地域の住民・事業者とも連携して,神戸市全体の危機管理体制の充実に努めてまいりました。また,地震等により甚大な被害を受けた被災地に対しまして各種の支援を行いました。  それでは,次に,主要事業の実績につきまして,概要をご説明申し上げます。  1点目ですが,危機管理体制の充実といたしまして,神戸市防災会議及び神戸市国民保護協議会の運営,神戸市地域防災計画の改定,防災訓練の実施等,総合的な防災対策の実施に努める一方,速やかな情報収集と伝達のため,防災情報センターの運営を行いました。  特に平成20年度においては,神戸市国民保護計画に基づく実施マニュアル──これは化学テロ対策編でございますけども──これを図上訓練による検証を行いながら作成をいたしました。また,鳥インフルエンザ,この場合はH5N1を想定した全市の新型インフルエンザの発生初期の対策訓練──これは11月2日にやってございますけども──こういった訓練を実施いたしました。  さらに,平成24年度の供用開始を目指しまして,危機管理センターの実施設計を行いました。  2点目でございますけども,安全で安心なまちづくりの推進といたしまして,コミュニティ安全マップの作成支援,こうべまちづくり学校の運営,神戸安全ネット会議の運営支援等を行いまして,市民と事業者と一体となった安全で安心なまちづくりの推進に努めました。  3点目ですが,震災教訓の発信・継承として,国の内外からの視察,研修生等受け入れるとともに,神戸市民夏季防災大学とか地域防災シンポジウムin神戸といったものを開催いたしまして,震災教訓の風化を防ぎ,国内外へ向けて情報発信をいたしました。  以上,20年度の危機管理室事業の概要について,ご説明を申し上げました。
     引き続きまして,歳入歳出決算について,ご説明を申し上げます。  2ページをお開きください。  平成20年度の一般会計歳入歳出に関する決算額の一覧表でございます。なお,金額につきましては,1,000円未満の端数は省略させていただきますので,ご了承願います。  歳入でございますけども,一番下の欄にございますが,合計で,予算現額377万4,000円に対しまして,決算額は357万1,000円で,20万2,000円の減でございます。  一方,歳出は3ページの一番下の欄にございますけども,合計で,予算現額5億792万9,000円に対しまして,決算額は4億8,741万7,000円で,不用額は2,051万1,000円というふうになってございます。  4ページをお開きください。  事項別の説明書でございますが,まず,歳入でございますが,第19款寄附金の第1項寄附金では,防災対策充実のための寄附──これは協力会社がございますけども──協力会社からの寄附でございまして,決算額は180万円ということになっています。  第20款の繰入金,第1項の特別会計繰入金は,いずれも防災行政無線に関する繰入金でございまして,決算額は150万5,000円というふうになっています。  それから,第22款諸収入,第7項雑入は,まちづくり学校の受講料収入,いわゆる地域防災計画の販売収入等でございまして,決算額は26万5,000円ということでございます。  以上,歳入合計の決算額は357万1,000円でございます。  6ページをお開きください。  歳出でございますけども,第2款総務費,第1項総務費,第2目総務管理費の決算額は,7ページ上段の支出済額の欄の3億2,470万7,000円で,危機管理体制の充実,安全で安心なまちづくりの推進,震災教訓の発信・継承に要した経費でございます。  第3款市民費,第1項市民費,第1目職員費の決算額は,7ページ下段の支出済額の欄の1億6,270万9,000円で,危機管理室職員の給料等でございます。  以上で,平成20年度の危機管理室の決算につきまして,ご説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほど,お願いいたします。 4 ◯主査(崎元祐治) 当局の説明は終わりました。  引き続いて,順位により質疑を行います。  なお,委員会運営の効率化を図るため,当局におかれては簡明な答弁に努めるとともに,適当なものについては担当部課長からも答弁されるよう,この際,特に申し上げておきます。また,質疑者が要望にとどめた項目については,コメントを要しませんので,念のため申し添えておきます。  また,委員各位におかれては,質疑の要点をおまとめの上,簡明にお願いいたします。  それでは,梅田委員,どうぞ。 5 ◯分科員(梅田幸広) 私は,危機管理に対して1点確認だけしておきたいと思います。  新型インフルエンザについては,8月21日には厚生労働省が流行入りを宣言して,9月に入ってさらに拡大している状況となっており,厳重な警戒が必要であります。9月1日に広報KOBE特別号として新型インフルエンザ対策の保存版を発行して,全戸に配布して,市民の方に感染予防に努めてもらい,感染対策をしっかり進めるために,タイムリーで効果のあった取り組みだったと大いに期待しておりますが,今後,流行が続いてピークになったときには,市民の皆さんに混乱を招かないように,的確な情報を迅速に届けることが大切であります。そこで,確認ですけど,新型インフルエンザの発生に対して市民の皆さんにどのように広報していくつもりなのか,お伺いします。  以上です。 6 ◯平井危機管理監・理事 9月1日に広報KOBEというものを出して,我々総力を挙げてあの資料をつくったわけでございますけども,先生おっしゃるように,ピーク時という言葉が最近出ております。厚生労働省の方からは,予測という表現ではなくて,あくまで厚生労働省のシナリオという表現で,ピーク時という形で,10月上旬ぐらいにピークが来るんじゃないかなというふうな発表がされております。  私どもは,基本的には,流行のピーク時になったところで,広報KOBE9月1日号の中身が変わるわけではございませんが,しかしながら,ピークがいつになるかわからないような状況の中でございますけども,例えば今考えておりますのは,定点というのがございます。この定点でずっと──医療機関ですけども──定点の医療機関で観察をしておりまして,1診療所当たり1週間で10人──これは平均値ですけども──を超えると──いわゆる気象じゃないですけども──注意報宣言という形になりますし,同じように,1医療機関で1週間で30人を超えると警報宣言というふうな形になります。そういう意味で,今,神戸市では流行期に入っているんですけども,もっと伸びてるなというふうな情報は,そういうところで定点の観測でわかりますので,そういったときには,いわゆるひょうご防災ネットとか,あるいは新聞とかテレビとか資料提供することによって,市民にいち早くお知らせをしたいなというふうには思っています。特に,今ひょうご防災ネットという形で,ひょうご防災ネットは4万2,000人の方がもう神戸市民として入られる状況になりました。これは非常にリアルタイムでかなりお伝えできますので,ひょうご防災ネットを通じたり,あるいは特に子供を抱えていますので,学校というところはPTAがしっかりしていますし,連絡網が非常にしっかりしています。そういう形で,学校にも,当然のことながら学校も知ってますけども,そういう形で一斉に今こんな状況ですよというふうなことを流していくことによって,市民1人1人がさらに予防措置に努めていただくような,そういうふうな方策を考えています。  それで,一方,そればっかりやなくて,やはり行政はいろんなネットワークがありますので,今,例えば産振局では商工会議所などがございまして,商工会議所のメンバーさんが1万6,000ぐらいの各事業所さんが入られています。そういった各事業所さんに対して,この9月1日の広報KOBEをもう1遍皆さんに配布をするとか,あるいは,交通事業者,毎日我々電車乗って通勤してますけども,交通事業者──地下鉄とか,うちではポートライナーもそうですけども──私どもの方からJR西日本にもお話をしまして,ポスターとか,あるいは電光掲示板で,せきエチケットなんか流していただくと,そういったことも,ちょっと今はもうおくれがちになっておるんですけども,そういった努力をして,市民1人1人がその感染にできるだけかからないような,そういう仕組みをピーク時に備えて頑張っていきたいなというふうに思っています。 7 ◯分科員(梅田幸広) 今,危機監言われてましたように,あらゆる団体を通じて,そしてまた,特にやっぱり新聞,ラジオ,それからテレビ,非常に効果ありますんで,ひとつよろしくお願いしておきたいと思います。  そして,1点だけ要望しておきます。危機管理センターの建設についてはいろんな意見もありますけど,熟慮に熟慮を重ねた結果,建設にゴーサインが出ました。消防局をはじめ関係各局との連絡を密にして,今後の神戸市に恥じないよう,ええものをつくっていただきたいもんですから,危機管理システムというか,防災の方は,一たん決めたことは徹底的につくってもらうことを要望して,終わります。 8 ◯主査(崎元祐治) 次に,川原田委員,発言席へどうぞ。 9 ◯分科員(川原田弘子) おはようございます。早速質問に入らせていただきます。  先ほどの質疑にもありましたが,新型インフルエンザに関連して質問をいたします。  毎年,季節性のインフルエンザが流行しますが,季節性のインフルエンザの流行のグラフになりますけども──日本の国全体ですけども──去年からことし,おととしから去年とずっといきますと,黄色がAソ連で,グリーンがA香港,青い色がB型ですけども,ピークの位置がその年によってずれているということと,それから,その前の年とかを見ると,去年,おととしぐらいにかけてはAのソ連が主流だったんですけども,その前は香港であったり,B型であったりということで,この季節性のインフルエンザ自体も,予測もできないような状況にあります。それにさらに,この8月の終わりに厚生労働省が出した新型の予測は,先ほどの話にもありましたけども,ピークを10月の上旬ということで予測をされて,重症化率やいろいろな数字が予測されているんですけれども,この季節性のインフルエンザの流行とあわせて考えないといけないということもありますので,実際には特性とか傾向も世界から情報がいろいろ集まってきて,少しわかってきているんじゃないかなと思います。厚労省厚労省でいろいろ予測をされてやっているんですけども,神戸市としてもリスク管理をするために,この感染のピークがいつごろに来る──これは厚労省が10月と言っているので,10月と答えられるかもわからないですが──このピークの高さが神戸市内でどれぐらいになるのか,このピークの高さによっては,それに伴っていろいろなことが考えられますので,例えば慢性疾患の患者さんや妊産婦,乳幼児などのハイリスクに当たるグループの方々の感染がどの程度の割合になって,入院が必要になったときに,市内のベッド数であるとか人工呼吸器,それから,このごろ肺の方も重症者が出ているという報道もあります。患者に合わせた医療機器類などが,こうしたインフラのものの不足が出ないかどうか,これを検討しておく必要があると思います。これらについて,この供給が確保できる見込みなのかどうかをお伺いします。  それから,もし,このピークの高さを,どうしてもこのインフラの量に比べて難しいこともあるということがあった場合には,先ほどありましたように,市民に早くから予防を徹底するということで,ピークの高さを抑えるとか横にずらすということも1つですけども,これと余りにもこの流行のピークの高さが大きくなりそうな場合には,学校閉鎖とかの強化を考えないといけない,これも選択肢の1つになってくるんじゃないかと思いますが,また,風評被害ということもダメージを受けたというのもあると思いますけども,この見解についてお伺いいたします。  それから,ワクチンですけれども,インフルエンザのこの唯一の予防策がワクチンになりますが,先ほどのハイリスクのグループの方々にとりましては,ワクチンの接種の可否というのが命にかかわってくる問題でもあります。現在は国の方で,この製造に対しての指示であるとか治験,それから接種の優先度の取り決めなどが進められていますけども,神戸市としても国のこの計画に合わせて,ワクチンの接種がスムーズに行えるように準備をしておく必要があると思います。まあ,されていると思いますので,ハイリスクに当たるグループの方々の人数であるとか,供給の見込みや,そのルートや,ワクチンの接種の手順など,どのように準備されているのかをお伺いいたします。  それから,先ほどの情報の手段の1つで上げられましたひょうご防災ネット,それから,新しい危機管理センターで行われます新危機管理システムについてお伺いします。  ひょうご防災ネットにつきましては,市民へのPR,公開情報の再検討など内容の充実をこれまで訴えてまいりました。ちょっと見にくいですけども,4月から9月までの今までの防災ネットの発信情報ですけども,このうち赤いのが新型インフルエンザに関するものですけども,4月にはWHOから警告などが出て,これに対して注意を促すものでありまして,5月には神戸で発生して,たくさんのいろんな情報が来ました。6月にそれらに対しての安心宣言なども加わりまして,その後,7月は1度で,8月はゼロ,9月はゼロという状態で,あと,この17日にはテストメールというのが来るそうで,私も初めて知ったんですけど,このテストメールの中に新型インフルのことも書かれたりはしていますけど,例えば亡くなった方が神戸で発生したとか,そういう情報が全然来ていないようなことにちょっとなっていますので,この情報発信の内容をもっと検討すべきなんじゃないかと思いますが,ご見解をお伺いします。  それから,このひょうご防災ネットというのは県が管理するシステムになっていて,実際の運営をラジオ関西が行っているとお聞きします。現在は4万2,000人の市民がこの防災ネットに登録をしているというふうに伺いましたが,この登録者がふえると発信におくれが出てくるということが言われています。昨日もこの17日のテストメールは私の手元に届きましたが,私と前に座っている平木さんとでも15分か20分ぐらいの差がありました。これを解消していくためには,独自でこの情報発信のシステムを持たないといけないということですけども,コストがかかるということで,ひょうご防災ネットに頼らざるを得ないという状況と聞きました。今,新しい新危機管理システムなどが計画されていますけれども,この中にこういう機能が検討されているのかどうか,それから,この新しい新危機管理システムというのは,これからの時代にとって,その危機管理センターという箱物が建つということで注目されるんですけども,実際はそのソフトの中身というか,ほかとの連携がどれだけできているかということが重要になると思いますが,この点についてお伺いします。 10 ◯平井危機管理監・理事 それでは,新型の方からちょっとお話をしたいと思いますけども,特に新型のときのこのピーク時の考え方ということでございますけども,少し保健福祉ともいろいろ勉強会をしてまして,危機管理室として知り得た情報しかお話しできませんけども,それについて,できるだけお話ししたいと思いますけども,ピーク時の話ですが,スペインインフルエンザの風邪が過去ございました。そのときの例では,流行のピークがいわゆる8週間続くと。こうした流行が2回か3回起こって,2~3年,多くの人が免疫を有した段階で,今のこの新型が季節性インフルエンザに変わると,こういうふうなことが言われています。  先ほどもお話ししましたように,厚生労働省もシナリオという言葉をはっきり使っています。これは予測ではありませんと。このシナリオで各都道府県なり地域が,自分とこの地域の特性に応じて予測をしなさいという,こういうふうな形の文書になってまして,あくまでその厚生労働省のシナリオでいきますと,先生おっしゃいますように,やっぱり10月上旬にピークを迎えまして,この流行期間が17週間続くと。つまり,4カ月とちょっとですかね。ですから,10月から4カ月ちょっとといいますと,来年の3月,いわゆる高校入試の時期のところぐらいまでかかってくるということでございまして,なおかつ,もう少し調べますと,定点というのはございますけども,定点あたりでの報告数が10を超える,いわゆる注意報宣言がこれまた8週間続くと。つまり,2カ月間はずっと1病院で1週間に10人ぐらいの人がかかるという,そういう状況が今考えられています。ですから,先ほど見たピークのあのグラフが厚生労働省から今発表されていますけども,ああいった形が,あくまでそれは流行の予測ではなくて,シナリオやというふうな形で,私たちはそれを受けて,その先生おっしゃるようなハイリスク者の予測もしてまして,これがハイリスク者の感染はどうかというのは非常に難しゅうございまして,私どもはこの流行の水準が,発症率が20%のときと,それと30%のときと分けて考えていまして,そういうふうに人口のうちの20%がかかった場合,また,30%がかかった場合,どちらにおいても,このハイリスク者の1日最大の入院者数から見れば,今のところ,神戸市内にあるベッド数と,それと人工呼吸器は不足はしないだろうと,あくまでだろうですけども,不足はしないだろうというふうな試算をしておるところでございます。  それから,特に今,山があのシナリオ以上にもっと高くなった場合は,5月のときのように非常に面的な学校閉鎖とかそういったことをどうするんかというお話だと思いますけども,急激にそのシナリオを超えてたくさんの方が感染されたというふうな場合には,特にその地域の実情もございますけども,5月にやったような臨時休校等踏まえた対応が必要になるかもしれないということも一応視野に置いた──するとは言ってませんけども──視野に置いた考え方が要るんじゃないかなというふうには思っております。  それから,答弁漏れがあるかもわかりませんけど,少しひょうご防災ネットの関係で,ひょうご防災ネット,これは現在,兵庫県が主催して,すべての県下の市町村が入っているわけやなくて,27市町村が今入っています。これが非常にメリットがありますのは,私どもが発信する──神戸市が発信するその緊急お知らせメールに加えまして,兵庫県が発信するメールも一緒に入ってくるということ,それと,27市町村でやっていますので,共同運営でやっていまして,ラジオ関西で──県がラジオ関西に委託してそういうことをやってますけども,非常に独自開発するよりも,今のところコストが安いという形で,当分の間,このひょうご防災ネットを活用した情報伝達手段というのは,神戸市としても確保したいなというふうに思っています。その中で,先ほど先生おっしゃった新型についてのネットのあれですけども,確かに私も気になってまして,5月の発生当初はひょうご防災ネットを使って,非常に市民に対していろいろお知らせをしましたけども,最近ちょっと数が少ないと私も思ってまして,できるだけ数をふやすような,数をふやすか,節目節目に応じて新型インフルエンザについてもお伝えをして,あおるというんじゃなくて,市民の安心につながるようなそういう情報を発信していきたいなとは思っております。  それから,発信の15分ぐらいのおくれがあるということなんですけど,これは多分事実だと思います。ひょうご防災ネットも普通のメール発信と同じように,1秒間に50人から100人単位の輪切りにしまして,100人送る,次の2秒目に100人送る,3秒目に100人送ると,こういうふうな仕組みになっているというふうにラジオ関西から聞いています。一斉に送信すると,いわゆる迷惑メールというふうに察知をして受け付けないという形になっているような,そのシステム設計をしているみたいなんで,ですから4万2,000人の人が今入っていますから,1秒間に100人送るとしても7分はかかるという──同じ情報もですね──そういう形になっていますので,本当にこれ,ひょうご防災ネットで人がたくさん入ってきますと,さらにおくれるという形になりますので,そういった場合には,いわゆるそのサーバーをふやしていくとか,あるいは本当に安くなれば独自開発の方向があるんか,そういったときにはそういうものを考えなあかんのではないのかなというふうには思っております。  そういう意味では,便利とはいえ,いわゆる緊急地震速報をひょうご防災ネットに乗せるというふうな,そういうふうな非常に緊急性の高い情報については,ひょうご防災ネットは余り向いてないというふうには考えています。  それから,今,危機管理センターをつくっています。それは建物もつくり,システムもつくり,それから防災行政無線もつくりという,この3つの分野がございますけども,特に危機管理センターの目玉になります情報システムについては,先生おっしゃるように,今ある既存のシステムと,できるだけ有益なものについては連携をしたいなというふうに思っています。具体的に申し上げますと,今,消防が新消防管制システムというのを開発をしています。今のところ,危機管理システムと消防のシステムとは結びついていません。これは非常に政令都市でもあんまりこんなんはないと思いますけども,そういう形で,ぜひこの消防のシステム危機管理システムとを結びつけたい。それから,河川があふれたとか,道路が今雨でこういう状況になっているという,そういう状況が──FISCOと言っておりますけど──この情報と,うちの危機管理システムとは結びついていません。これについても,やっぱり連携をしたいなと思っています。それから,当然のことながら,気象庁の情報で大雨警報が出たとか,土砂災害警戒情報が出たというふうなシステムもありますけども,これについても新しい我々がつくっている情報システムと連携をしたいというふうに思っています。ただ,その連携をするのは,いわゆる専門家が判断をした,今こういう状況ですよというふうな決まったいわゆるそういう情報でございまして,その基礎的な情報を我々受けて,そこから我々が判断をするということになります。そういう形で,基礎的な情報はぜひすぐに受けれるような連携を考えております。  あと,ワクチンについては,部長の方から説明します。 11 ◯嶋危機管理室長 私の方から,先ほどのワクチンの接種のことについてお答えさせていただき,これも保健福祉局とのやりとりの中で知り得たことでありますけれども,具体的なワクチンの接種につきましては,ワクチンの供給状況を勘案しながら,都道府県が決定するというふうに聞いております。10月下旬ごろから医療関係者に接種を開始していきまして,その後,ハイリスクの方々にというふうなことになろうというふうに厚生労働省で説明がされているというふうに聞いております。  以上でございます。 12 ◯分科員(川原田弘子) ワクチンは,ハイリスクのグループの方々がどれぐらいいて,どんなふうにというふうに質問したんですけども,それは。 13 ◯嶋危機管理室長 失礼しました。まず,厚生労働省の示しました素案では,ハイリスク者,医療従事者を含めまして1,800万人──国全体で,これをおおよその数ですけれども,神戸市全体で当てはめると,25万6,000人ほどになろうというふうに聞いております。  以上でございます。 14 ◯主査(崎元祐治) 答弁漏れということで,よろしいですか。室長,供給の見込みとか──ワクチンの接種の手順は今聞きましたけど──見込みとか,その辺がまだ答えられてない。 15 ◯嶋危機管理室長 供給の見込みでございますけれども,これも年度内に厚生労働省が,全体ですけれども,国内で1,800万人分を生産できるであろうということであります。せんだって,輸入ワクチンのことですけれども,厚生労働大臣が4,200万人分は輸入可能であろうというふうなことで報道がされております。具体的に都道府県に云々というのはちょっとわかりかねます。  以上でございます。 16 ◯分科員(川原田弘子) ありがとうございます。ちょっとワクチンのことは,もう少し神戸市に置きかえてどうかというようなことをお伺いしたつもりなんですけども,厚労省のは新聞とかに載っているのであれなんですけど,じゃあ,神戸市はどうなのかなと,準備できているのかなということでお伺いしたんですが──ちょっと保健福祉か──これはまた総括でも聞きたいと思います。  それから,新型インフルエンザは,今のシナリオを想定すると,ベッドとか人工呼吸器には余裕というか,足りているということでしたので,これはひとまずこれでいいと思うんですけども,これから先,新型インフルエンザそのものがウイルスの変性で毒性が強くなるというシナリオと,それから,ウイルスがタミフルに耐性の株に変わるというシナリオも厚労省の方は想定をしていて,そのときにはまた別のことをというふうなことも言われていますので,それらはまた保健福祉の方で検討されていると思いますので,危機管理の方は,保健福祉の方でやられているのはわかりますけども,全体としてリスクをコントロールしていただきたいと要望をしておきます。  それから,防災ネットですけれども,サーバー──今みんなに登録を呼びかけながら──登録がふえるとおくれが出てきて,メールに時間がかかってしまうということであれば,ある程度もう携帯を持っている人は全部登録されても,そんなにおくれは出ないようなぐらいのサーバーでいくということで,これは今携帯を持っていない若い人なんかはもうほとんどいないと思っていいと思いますので,すごく有効な連絡の手段でもあると思います。メールが来たら,みんなはやっぱりすぐ見ますから,もっとこういうものを重要視して,システムを考えていっていただけないかなと。もし,県の方にもっと強く要望してもらって,サーバーの方が強化されないんだったら,やっぱり新しく危機管理センターをつくられて,その中で新しいシステムを運用されるわけですから,その中でこの防災ネットをどうするかとかいうことも一緒に考えていっていただきたいなというふうに要望します。  それから,1点ですけれども,8月の終わりに厚労省の方から,インフルエンザ脳症についての通達みたいなものが出されていまして,各自治体の方に,市民に──厚労省の言い方では国民にということですが──このインフルエンザ脳症についての警告を促すようにというような,そういう通達がありましたけれども,このインフルエンザ脳症にかかってしまうと,あっという間に子供さんは重症化して,最悪亡くなられたりとか,障害が残ったりということがあって,この中で特にボルタレンとかの強い解熱剤は予後が悪くなるということで,あんまり使用しないようにということまで具体的なことが言われているんですけども,これを市民にどうやって通達されようとしているのかについて,お伺いします。 17 ◯住本危機管理室主幹 脳症に関するPRをどうするのかということについてでございますけれども,9月の初めに発行いたしました広報KOBE特別版,これの中にも詳しく記載をさせていただいておりまして,脳症でありますとか肺炎,そういった重症化の兆候を事前に市民の方に把握していただけるようにということで,注意すべき具体的な症状ということで記載をさせていただいております。例えば呼吸が苦しくなるとか,皮膚が白くなる,すぐに吐くと。元気がなくぐったりする,一たん熱が下がって再び発熱すると,そういった症状があればすぐにお医者さんに診ていただきたいと,そういった内容を記載しておりまして,周知を図っているところでございます。また,新型インフルエンザの健康相談窓口というものも設置しておりますので,そちらの方でも具体的な症状についてご相談を受けておるというところでございます。 18 ◯分科員(川原田弘子) その広報KOBEのPRというか,広報されたものは,インフルエンザ脳症に限って言っているものではなくて,多分みんな見落としてしまうんじゃないかなと思うんです。厚労省がわざわざ8月の末にそういう通達を出したというのも,もっと注意喚起をしてほしいとか,そういう薬剤なんかについても,そういうことを市民に知ってほしいということで出ていると思いますので,何か別に,もう少しインフルエンザ脳症について,もっと注意喚起をするということが必要だと思うんですけれども,そういうことは考えられていらっしゃらないんでしょうか。 19 ◯平井危機管理監・理事 私の手元にも,確かに厚生労働省の新型インフルエンザ対策推進本部から,各都道府県あてにインフルエンザ脳症に関する喚起,これは8月28日に出されていまして,最後のページには,そのボルタレン,ボンタールでも,これは強い解熱剤なんで予後を悪化させるというのは,それはもうやめてくれというふうな形の文書が出ています。これを受けまして,9月11日に私どもの保健所の方から,これはという形で,特にインフルエンザ脳症に限って,所長名で,医師会,それから病院協会全員の医療機関に対して通知文を送付しました。先ほど言いましたように,広報KOBEだけを見ても,脳症という言葉はありますけども,小児インフルエンザ脳症に限って,特に文章をつくっておるわけでも何でもないんで,一般論しか書いてませんけども,こういうような形で,それぞれ医療機関に対して徹底した通知文という形で,今,広報をしているというふうな状況でございます。 20 ◯分科員(川原田弘子) している,いない。インフルエンザ脳症に限った広報ではなくて,医師会とかにはしていらっしゃると思うんですけれども,市民に対して何らかの,普通の風邪とかと思ってしまうこともあると,いけないんじゃないかなと思うんですけれども。 21 ◯平井危機管理監・理事 保健福祉局に聞きます。でないと,わからないと思うんですけども,今の私の知識では,インフルエンザ脳症に限って市民に対して広報はしていないと思います。ですから,医師会を通じて医療関係者の皆さんに,こういうふうな症状のお子さんが来られたら,インフルエンザ脳症の疑いをして,こういう薬を与えるなというふうな形での広報という形になっております。市民に対しては,何回も繰り返していますけども,心配な場合はやっぱり,いわゆる健康相談窓口で対応していただきたいというふうな形の広報になっています。  以上です。 22 ◯分科員(川原田弘子) インフルエンザ脳症を疑ってくださいねっていうことを一般の人が知らないと,そういう判断ができないと思いますので,医師会に言って,医師の方が注意していただくのはそれは当然なんですけども,市民として子供が熱出たときにそれを疑ってみるという,そういう注意喚起が要るんじゃないかなと思って質問させていただきましたが,また総括でもお願いしますので,終わらせていただきます。 23 ◯主査(崎元祐治) 次に,向井委員,発言席へどうぞ。 24 ◯分科員(向井道尋) では,2点質問させていただきます。  まず,1点目は,ひょうご防災ネットについてであります。先ほどの質疑でもありましたので,重複する部分があるかもしれませんが,その点ご了解いただきまして,質問させていただきます。  ひょうご防災ネットについてでありますが,これは携帯電話を使って事前に登録しておけば,神戸市からの緊急の安全・安心情報,兵庫県全域の地震情報津波注意報・警報,気象,土砂災害警戒情報と,その他のお知らせの大きく3つの情報が携帯電話に配信されるものであります。しかし残念ながら,約2年前からスタートしました緊急地震速報をひょうご防災ネットで受けることはできないとのことです。これはさておきまして,無料でいざというときに少しでも役立つこのひょうご防災ネットのサービスは,市民にとっての危機管理にも有効であると思います。  私は,昨年の決特委,また本年3月の予特委の場でも,このネットへの加入をもっとふやすために啓発活動を進めること,ネットへの登録案内・方法を記載したリーフレットの文字を大きくし,登録の手順を簡略化すること,こうべまちづくり学校の防災コースの中に登録作業を入れることと等の指摘をさせていただきましたが,危機管理室におかれましては真摯に受けとめていただきまして,リーフレットの改訂を行い,関係する局と連携しながら広報啓発に努められた結果,ひょうご防災ネットの加入がこの1年間で約2倍の計4万2,000人余りになったことに対しては評価するところでございます。  先ほどの質疑の中で,皮肉なことに加入がふえればふえるほど配信がおくれてしまうという話がございましたが,このシステムの改善については今後の課題になるかと思いますが,私も,この改訂されましたリーフレットを見ながら携帯電話で登録をやってみました。ただ,依然としてわかりにくい部分があります。今後もっとわかりやすく簡単に登録できるようにすることができないのか,その点についてご見解をお伺いいたします。  次に,2点目ですが,こうべまちづくり学校について,お伺いをいたします。  協働と参画のまちづくりについて学び,身につけた知識や技術を地域や生活の場で生かし,市民が主役となって,安全で安心なまちづくりを進めることをねらいとしたこのこうべまちづくり学校で,危機管理室は防災・防犯の専修コースを担当されていると伺っております。この募集案内を見せていただきますと,座学だけでなく,意見交換や発表なども行うとありました。それに加えて,いざというときに役立つ実技的な内容を盛り込んだ,より実践的なものが必要ではないかと思います。ここで学ばれた方は,地域に戻られると,防災・防犯のリーダーとして活動していただくことになり,地域でのさまざまな問題や課題と向き合わねばなりません。そのため,受講生の皆さんにとっては,講座とはいえ真剣勝負に近いものがあるのではないかと思われます。そのためにも,受講生の皆さんの期待に十分こたえられる講座でなければならないと思いますが,危機管理室としてどのように取り組まれておられるのか,ご見解をお伺いいたします。 25 ◯平井危機管理監・理事 私の方から,まちづくり学校について答弁申し上げたいと思いますけども,まちづくり学校は,ちょうど平成9年から開講いたしました。ですから,もう11年目になるわけでございますけども,おっしゃるように,防災・防犯についての専門知識を修得していただきまして,それで地域に帰っていただいて,リーダー的な活動をしてほしいという形で,当初から座学を中心にした講座にしています。それはなぜかといいますと,役割分担をしておりまして,消防,警察,そして区役所といったところは,地域に帰って,そういうところは実技を中心にして人材を育てていこう。そして私ところは,その地域に戻る前に,最初に座学でそういったリーダーになる人を,防災福祉コミュニティとかそういった役員さん向けに勉強をしてもらおうという形での役割分担という形で取り組んでいます。確かに先生おっしゃるように,両方うまくバランスがとれて,ここで我々の座学で専門的な知識を学び,そして地域へ帰って実技を学びというふうな,うまくローテーションができればいいと思うんですけども,そういう形でやっていますので,何とかそういう役割分担の中で取り組んでいきたいなと思っています。  一方,受講生の中から,実技も大事ですけども,できるだけ皆さんが参加しやすいような講義内容にしてくれとか,あるいは時間帯についても,ちょうど6時半から8時まで──夕方の──一応我々の講義の時間帯になっていますので,そういった時間帯も含めて変更してくれというようなこともございます。今後,座学だけやなくて,このこうべまちづくり学校においても,実技も一部入れてくれというふうな要望がありましたら,講師とも相談しながら,ぜひそういった方向に向けてやっていきたいなとは思っております。  私の方からは以上です。 26 ◯嶋危機管理室長 では,私の方から,ひょうご防災ネットの登録の操作を,これをもうちょっと簡略化できないかというご質問でございます。それに対してお答えさせていただきます。  まず,ひょうご防災ネットですけども,先ほど理事の方からもお話ありましたけれども,兵庫県ラジオ関西,そして県下加入の27市町で構成されるひょうご防災ネット運営連絡協議会で協議しているんですけれども,その場で改善とか現状の課題などについて協議がなされました。去る8月20日です。その協議の中でも登録手順の簡略化について話をした結果,先生ご存じのとおり,防災ネットから送信されるメールには3種類ございまして,その中でも緊急気象情報お知らせメール,これ気象庁から発信されるものですけれども,その登録手続がやや,ややこしいのかなというふうに認識してございます。そこで,登録の手順を一部変更しまして,順序を入れかえるとかいうふうにさせていただきまして,一連の流れの中で登録ミスとか登録漏れを防ぐために,そういった操作のやりかえということを考えております。できれば今年度中にそういったことができればというふうに考えております。さらにもっと簡単にできるように,これは考えておるんですけれども,神戸市の標準登録ともいうようなものを考えまして,非常に簡単になるように,今非常に手続が19回とか20回とかいろいろ押さないといけないと。それを手順を大幅に減らして,簡単にできるようなことも考えております。こういったことについても,ラジオ関西に継続して要望していくつもりであります。  以上でございます。 27 ◯分科員(向井道尋) それでは,再質問させていただきます。  ひょうご防災ネットにつきましては,操作のやりかえであるとか,神戸市の標準登録のような形で,これから前向きに取り組んでいかれるように感じました。このリーフレットですが,本当に見やすくなりまして,たくさんの人に見ていただいて,加入していただきたいなという思いがあるんですけども,さらにリーフレットの中身は,やっぱり工夫がまだまだ要るんではないかなというふうに思います。私もやっておりまして,何か知らん間にもとへ戻ってたということがありまして,またやり直すということがありまして──自分自身の技術が劣っているのかもしれませんけども──そういったことでまだまだ改善の余地はあると思います。  それから,このリーフレットですけども,やっぱり多くの人に活用していただくために,毎年4月,小学校入学時の保護者に配布をするとか,常にふやしていく方向で取り組まれたらどうなのかなというふうに思います。  それから,このリーフレットですけども,この間,消防局の担当の方と話しておるときにたまたま見せましたが,非常に使ってみたいと,ぜひ欲しいという話もありました。せっかくこれだけわかりやすくなったものを,せっかくですから消防の方にも回していただいて,そういう意味では防災関連のほかの局と連携とか協力をさらに強化していく上でも,こういったことをお願いしたいなと思うわけでありますが,その点について再質問とします。  それから,こうべまちづくり学校ですが,実技と座学をうまく組み合わせてという役割分担をされているということでありましたが,その点については理解はできますが,あと,その講座を修了された方が実際に地域に戻って,いろんな問題に出くわして悩まれたりすることもあると思うんですが,そういう修了された方々へのアフターケアといいますか,そういったことについてはどのような体制をとっておられるのか,以上,質問いたします。 28 ◯平井危機管理監・理事 ひょうご防災ネットですけども,その先生が今お持ちの2色刷りのリーフレットでございまして,それは私も近所の人に配って,目の前でこうしたんですけれども,ちょうど真ん中あたりでわかりにくいところがございまして,皆さんそこでとまってしまうんですね。今そのリーフレットをちょっとつくり直しておりますし,最初カラーでつくったんです。カラーでつくった──1枚80数円するんで非常に高いんですが──非常にわかりやすかったんで,カラーにすることも,1人1枚カラーじゃなくて,集団で学習会するときはその1枚あればいいわけですから,カラー化するとか,そういった使いやすさをちょっと考えてみたいなということが1つと,それと,先ほど先生おっしゃいました新しい1年生になるのに,もうすぐ1年生という子ども向けの教育資料がございます。これが毎年ですけど,平成21年度は1万6,000部──これはもうすぐ1年生になる方に全部配布するわけですけども──それは教育委員会とお話を今していまして,このもうすぐ1年生の教材の中に,いわゆる保護者向けに,ひょうご防災ネットの加入を促進するようなこういうものが組み込まれないかどうか,今ちょっと交渉していますし,それからもう1つ,これ市内で3万5,000部出ておるんですけども,お年寄り向け,高齢者向けにあんしんすこやかガイドブックというのがあります──これは市内で3万5,000部ほどありますけど──その分も保健福祉局と今交渉といいますか,相談しておりまして,このガイドブック──非常に分厚いんですけども──こういう中に,いわゆる防災ネットの加入促進のページが設けられないかどうかいうふうなことを今工夫していますので,ぜひ実現していきたいなというふうに思っています。  それから,まちづくり学校のアフターケアの問題でございます。確かに座学で勉強したと。地元に帰ったと。その中でいろんな相談事とか悩み事というのはまた出てくると思います。私個人的には,そういうことは,まず最初は地域の人たちだけで自主的に皆さんで集まって,こんなことしよう,あんなことしようというふうにお話し合いをしていただいて,そこで疑問が出てきましたら,警察とか消防とかあるいは区役所とか,皆さんと一緒になって協働で今まちづくり,防犯やっていますから,その場でまた持ち込んで議論していただくと。それでもまだ納得しなければ,やっぱりこうべまちづくり学校にお問い合わせしていただいて,こんなことで悩んでおるけど,こういう相談に乗ってくれへんかとか,そういったことはいつでも相談できますので,そういうような形で一緒になって防災・防犯のまちづくりをしていきたいなというふうに思っています。  以上です。 29 ◯分科員(向井道尋) ひょうご防災ネットにつきましては,特にそのリーフレットの配布の仕方等いろいろと考えていただいているということで,期待をしております。  また,こうべまちづくり学校につきましては,本当に今,地域,地域ということで,本当に地域の方もいろんな局からいろんな応援をお願いされて大変やと思いますけども,本当に困ったときに手助けしていただけるような体制をぜひ組んでいただきたいと,そのように思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 30 ◯主査(崎元祐治) ご苦労さまでした。  次に,橋本委員,発言席へどうぞ。 31 ◯分科員(橋本 健) おはようございます。自民党の橋本です。よろしくお願いします。  それでは,早速質疑をさせていただきたいと思います。  このたび,危機管理室は大きな危機対応に迫られました。それは新型インフルエンザ発生でございます。以前より強毒型の鳥インフルエンザに対する対応マニュアルの作成など,起こり得る危機への備えをされてきたことと思います。今回の事案に対しましては,初動の体制はしっかりととることができて,ウイルスの特性や感染力の確定がなされるまでは,鳥インフルエンザの対応マニュアルを柔軟に運用したものとして,一定の評価がなされると考えております。  一方で,今回の新型インフルエンザの事案というのはまだ終息したわけではございません。5月時点ではよく使われた言葉であります第2波に対する全庁的備え,これが当初の課題であったとは思いますが,その後のインフルエンザの流行の様子を見ていると,一向に終息することなく,引き続きふえ続けるという状況になっております。その中で,もちろん当局としてのお答えとしては,この第2波という言葉は使いにくいものだと思いますし,それに対する備えといっても,なかなか答弁しかねる部分があるとは思いますが,いずれにせよ,5月,6月の補正予算の議会の時点では,市長答弁でも第2波に備えると,こういう答弁をなさっております。つまり危機管理の視点で言うと,5月の発生を受けて,6月の時点では1度終息し,あるいは減少し,また9月,10月,秋を迎えるころにどっとふえるだろうという,先ほど危機管理監のお言葉を使うと,シナリオを描いておられたんではないかなと。それをもとに市長は答弁されたのではないかなと私自身は思っているのですが,仮にその時点で9月に備えるのであれば,数週間の間に,9月,10月までに対応できる──マニュアルとまではいかないですが──全庁的に取り組まなければいけない対応というものがプランニングされていなければおかしいわけで,その後,続くか続かないかというのはもちろん柔軟に対応していかないといけないですが,ふえ続けたからといって,その対応ができていないというのは,私は非常に疑問に感じているところでございます。その視点もご理解いただいた上で,現状──もちろん第2波という意味でなくても構いません──先ほど言ったように,どんどんふえ続けていったピークという,一番市民で感染者がふえたような状況を想定したシナリオでも構いませんので,現状で,その第2波だったもの,あるいは今で言うピークに対する備えができているとお考えなのか,あるいはできていないとすれば,何が足りないとお考えなのか。不足していれば,危機管理室として,例えば保健福祉局であったり,関係当局に対してそれを促すことをされているのか。また,その備えに対する管理をすることは危機管理室の職務権限の中にあるのかどうか,こういった視点でお答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 32 ◯平井危機管理監・理事 新型ですけども,先生おっしゃるように,終息することなく,ふえ続けています。厚生労働省は流行期に入ったと考えられるというふうに発表したのが8月の段階でございますけども,正直言いまして,私たちは,保健福祉とか教育とか,いろんなとこのメンバーと連携して,これは間違いなくおさまらんなというのは──6月の段階から大体先を見て我々は言ってますけど──先読みをしておりました。そういう意味で,広報KOBEは9月1日号を出したんですけども,早く市民にお知らせせなあかんと。基本的な──我々正しい知識と言ってますけども──手洗いとか,せきエチケットとか,それ以外のことも含めて,早く市民にお知らせせなあかんということで,もう6月の段階から広報KOBEの準備にかかりました。  それと,もう1つ,学校関係におきましても,2学期始まる前に,8月までに次の──今も流行続いていますから──どういったときに学級閉鎖の基準とか,あるいは保護者への通知とか,そういったものは既にもう8月の段階で実施されていますから,考えているのは6月の段階から考えてきたということであります。そういったもので,何とか先読みをやってやらないと,新型インフルエンザ対策はできません。そういう意味で,起こってからするんじゃなくて,先読みでやっていくという形が大事だというふうに思っていますけども,実は反省を込めて申し上げますと,今できてないものがございます。それ一番できていないものは何かといいますと,やはり職員もかかるわけですし,実際かかったわけでございますので,いわゆる行政の窓口というのは閉めるわけにいきませんので,今,各局・各区役所で,自分とこの行政サービスを閉めずに市民にサービスが提供できるように──いわゆる世間ではBCPと言うてますけども──業務継続計画を各局・各区でつくってくれというふうな形で進めています。これは,もうぜひ,強毒性・弱毒性にかかわらず,私は必要だというふうに考えていますので,これは私の方から強く各局・各室に申し上げていきたいなというふうに思っていますし,それから,やはり反省材料たくさんありますけども,一番やっぱりこれは新型もそうなんですけども,災害について一番大事なことは,今はもう情報のスピードの速さなんです。ですから,そういう意味では,庁内と各関係機関と情報のネットワークができていなければなりません。そういう意味で欠けた部分がございましたので,情報のネットワークをきっちりそういう仕組みをつくるということと,それともう1つは,つくった上で大事な情報は共有していくということと,それと,役所だけやなくて,民間企業も含めて,役に立つ情報については情報交換をしていこうと,こういった仕組みがわかってきました。特に企業の方は役所に電話してこられます。今こんなんでマスクしていいんでしょうかとか,それとか,大企業でもそういったことを聞いてこられますので,そういうふうな役に立つといいますか,これからの情報交換というものを──その交換の場は持ってますから──そういうところでやっていきたいなということを考えています。とにかくこれは役所だけでできる仕事ではありませんので,行政と企業と,そして市民と連携してやっていきたい。そういった道筋をつけるのが,私は危機管理室の仕事じゃないかなというふうに思っています。  以上です。 33 ◯分科員(橋本 健) ありがとうございます。実は先ほどから,各委員の質疑に対してなかなかお答えいただきにくい部分があったように私は感じていたんですが,例えば川原田委員のそのワクチンの問題にしても,あれはもちろん国が1,800万人分ですか,あるいは輸入も入れて4,200万人分は見通しとしてはあるけども,いざ町単位,市単位でどれだけ流通させることができるのかというと,なかなかお答えできない。仮に追求すれば,それは恐らくですが,危機管理室の所管というよりは,それは保健福祉局か,あるいは県でやってもらわなならんことだと,こういう答弁になると思うんです。  実は,過去の議事録をいろいろ見ても,例えば21年の予算委員会では,とある委員は,この危機管理室という名前を聞きますと,スーパー中枢的な危機管理の体制を想像するわけで云々であったりとか,答弁の中にも,あらゆる危機に対応するとお答えする一方で,例えばバイオハザードのような危機管理に対する答弁に対しましては,すべて危機管理を扱っているわけではございませんと,こういう答弁があったりとか,実はその1年前にも,別の委員が,正直申し上げて,私も危機管理室というところが危機管理監というものを設けて,どこまで仕事をするのかわからないと,こういう質疑が実はたくさんありまして,我々市民とすると,例えば危機管理室というと,先ほどの言葉で使うと,スーパー中枢的な役割をどうしても担っているものだと。ここに問えば必ず答えが返ってくるという認識でいるものですから,危機管理室として,それは違うと。もっと我々の役割は別なところにあるという発信を──少なくとも議会の人間が理解できていない状態なわけですから──市民に対しても広くアピールする必要があるのかなというのが1点と,例えば,今回ホームページ,リニューアルされていますので,ちょっといっときの答弁とは変わる,私の質疑とは意味合いが変わるかもしれませんが,過去,危機管理室をインターネットで検索すると,やっぱり東南海地震ですか,要は地震に対する備えの項目等々としか出てなくて,一体何をするとこなのか,要は地震に対応するためだけの組織なのか。ところが,ふたをあけてみると,テロの備えもしなければいけないし,もちろん地震はそうですし,都賀川のように河川のはんらんもそうだし,食の安全もそうだし,今回のインフルエンザもそうだしと。事,今回インフルエンザで各論でいろいろ問うと,必ず答えが返ってこないわけです。どういうことかというと,医師会との協議はどれぐらい進んでいるんですかと,こういう単純な問いをすると,それは今,保健福祉局がやってますと。いつごろまでにそれはまとまりますかというと,それは保健福祉局じゃないとわかりません。これは危機管理ができているのかどうか。私は,危機管理監という平井管理監を置いて,全庁的な取り組みで危機管理体制を整えると言われている以上は,インフルエンザ対策で保健福祉局がやっている対応策,これはリアルタイムですべて情報,先ほど情報の共有と交換とおっしゃってましたが,それは市民とだけではなくて,もちろん庁内でこれが一番先にできていないといけないわけでして,その辺のところをまとめる必要があると思うんですが,その体制が整っているとお考えなのか,いや,その状態も実はまだ足りていないんだよとお考えなのか,ちょっとご答弁いただけるとありがたいなと思います。 34 ◯平井危機管理監・理事 非常に難しい問題でありまして,これ認識が違うんですね。私,何でこういうことが皆さんで疑問になるんかというと,個人として困ったことが危機管理だという,単純に思われている人がたくさん市民の方でおられます。ですから,ワンストップで電話かけたら,解決策が出てくるんやろうというふうな形の人がたくさんおられる中で,私は,やっぱり危機管理というものは一体何かということをきっちりと説明する必要があるというふうに,日ごろから職員にも申し上げておりますけども,基本的に危機が起きた,事故が起きた,何かが発生した,これは今現在でも各局・各区で対応できるものは各局・各区がやっているんです。そこで,我々の仕事というのは,各局・各区じゃなくて,行政は縦割りですから,いろんな局がまたがってやらなければならない仕事というものを一応危機管理の仕事だというふうに考えています。もっと具体的に申し上げますと,全庁的な対応が必要かどうかというのは,1つは緊急性の問題です。東南海・南海地震,そして15年前の地震,今回の新型インフルエンザ,これは判断抜きで,これはもう全庁的な問題だということで,危機管理の仕事ということで,危機管理が音頭を取ってある程度さばいていくということが重要です。それからもう1つは重大性ということなんですけども,とにかく事故とか事件とか災害が起きて人が死んだと。人が死んだというのは,これは私個人ですけども,私個人のメルクマールとして,これが判断基準として,いわゆる警戒本部とか災害対策本府をつくると。例えば都賀川の事故がございました。あのときで第1報で入ってきたのは,どうも人が流されたらしいというこの第1報だけで,私は本部をつくれというふうに指示をしました。それとか,2次災害の可能性がある場合,東京でサリンがちょうど震災の年にございました。1995年3月ですけども,そういったように,いわゆるテロとかサリンとかそういうふうな事故があった場合は2次災害があります。ですから2次災害の可能性がある場合にも,これは危機管理の仕事ということであります。
     それから,被害が大きく広がる可能性がある場合,これは今ちょうど明石海峡で船が沈んでますけども,今,油抜きの作業をやっている最中でございますが,あのときも,単にこれはもう海洋資源の保護だけだというふうなことだけでいきますと,うちの危機管理でやる必要はないんですけども,あの場合は人が死んだ,そして油が流れた,そして3日間以上継続して作業せなあかんと,こういうふうなことで,いわゆるその緊急性とか重大性とか継続性とか,こういったことで,これは1局では片づかんと,縦割りではうまいこといかんでというときには,危機管理がまず音頭を取って,これどないしようかということで決めていくという,こういう仕組みになっています。ですから,事業概要のトップページに書いている,あらゆる危機に備えて対応してというと,皆やってくれるんかなというふうに皆さん思ってますんで,それは違うと,ふだんから言うていけというふうに言うています。  その中で,災害の中で特に,これは庁内の我々は認識しておるんですけども,危機管理はこんだけのスタッフしかおりませんので,いわゆる最初──初動と言うてますけど──最初の初動の動きでさばきをするという,それが1つの大きな仕事であります。さばいて,これはあんたの仕事,これはあんたの仕事いうてさばいていきます。さばいた後は,それぞれの各局が責任を持ってやっていくという形になろうかと思います。  新型インフルエンザが非常に難しいのは,特に全庁的な対応で今やってますけども,難しいのは,物すごくたくさんのボリュームの仕事と,それと非常に奥の深い専門性の仕事がございます。たまたま私は健康部長をやってましたんで,今,医師会とどういう交渉をして,どういう状況になっているのかいうのはわかりますけども,こういったものは自分で動いて相手のとこへ行って,情報をとらないとわかりません。ですから,じっとおって,何か保健福祉,今どんな状況や,産振局どんな状況や,教育は今どないしとるやいうわけにはいきませんので,絶えず私はコアとなる課長さんを集めて,情報をとにかく1週間に1回でもええから,極端な場合は新型ができたときには毎日朝やりました。地震のときは毎日朝と夕方にやりました。同じように,今でも1週間に1遍,必ずコアの課長さん方集まって情報交換せえというふうな形を言うてます。そういう意味で進んでおりまして,ただ,いろんな意味で交渉事がありますので,表にできない部分とか,こっそり進めている部分とかございますので,たくさんの情報が全部入りませんけども,歯抜けで入ってきますけども,できるだけ情報を集めて,要は危機管理室としては,大きくどっちにかじを切るんかというふうな判断が一番大事だと思っていますので,細かいこと言うて申しわけないんですけど,1つ1つの判断については,各局・各区でやっていただくというふうなことがこれの実態でございますし,これで今のところ,何とかそれなりにうまく機能していますので,こういう方向でやりたいなというふうに思っています。 35 ◯分科員(橋本 健) ありがとうございます。今,管理監のお答えいただいた答弁内容,実は過去の議事録にも同様のもの,私もしっかりと見させていただいております。その答弁をお聞きすると,まさに私はそのとおりで,例えば今回のインフルエンザ事案に対しても,音頭を取っていただくと。要は各局にその指示を出すと。そしてそこから情報を吸い上げると。それをまた共有させて,またそれはご自身で総括して,それを市民に届けると。このサイクルで私はいいかと思いますが,ただ一方で,先ほどのワクチン1つとっても,音頭を取っていらっしゃるはずの事案で答えがなかなか鈍いと,こういうことになってくると,やっぱりそのおっしゃっていることが,果たして現実問題としてできているのかなという疑問をどうしても抱いてしまいます。そこへタイムラグが生じるのはよくわかりますし,あれなんですが,例えばその保健福祉局に任せるのであれば任せる。一緒にやるならば一緒に,音頭を取って一緒にやっている間というのは,少なくともにニアリーイコールではなくて,イコールの情報を持って,イコールの説明ができてもらえないと,あるいは,それができない場合は,できる人を呼んで,ここに対応していくといったことも必要なんじゃないのかなという,個人的に思います。  そして,最後はちょっと私の感想になりますが,いろんな事業をされていますね。防災ネットの普及活動であったり,訓練の実施であったり,あるいは市民への啓発的なパンフレットの作成であったり,あるいは,もちろん危機管理センターの整備もそうだし,あと何だろう,緊急時の薬の備蓄なんていうことも過去されていますね,300万円ほどの予算をつけてとか。こういうことになってきて,その都度,議員サイドから質問される。例えば薬の備蓄に対して,300万円で何ができるんやというお話があったりとか,恐らくこれ突き詰めていくと,危機管理室だけではできずに,ほかの局も同じようなことをされて,やっと危機に備えれているという現状があります。そういったその中途半端な事業ってやっていかなあかんもんなんかなと。本当にどんと構えて,例えば薬の備蓄だったらどこの局になるのか,私はわかりませんが,保健福祉局の病院関係に依頼してさせるとか,あるいは消防局にさせるとか,ここのさせるの部分を危機管理室がやって,やる部分は危機管理室やらへんでええん違うかなと。そこはあくまで指導し,管理し,またそれを総括する立場という1点に絞っていったら,私は変な質問って出てこないんじゃないのかなと思いますが,これはちょっと私の感想ですので,そういうこともちょっと一度お考えいただけると,ありがたいなと思います。  きょうの質疑はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 36 ◯主査(崎元祐治) どうもご苦労さま。  次に,山本委員,発言席へどうぞ。 37 ◯分科員(山本じゅんじ) それでは,質問いたします。  初めに,危険地域における災害時の対応について,お尋ねいたします。  土砂災害への備え,対応についてお尋ねしますが,市内の土砂災害危険箇所は2,422カ所あります。この危険箇所には,急傾斜地では1戸から4戸の家屋があるところが703カ所,5戸以上の家屋があるところが1,055カ所,また,警戒区域等地域も含めると相当数に上る市民が,危険または危険が予想される箇所に住んでいることが予想されます。急傾斜地への住宅建設は神戸市特有の問題でもあります。地震とともに日ごろの備えが被害を最小限に食いとめるかなめと考えます。  さて,土砂災害のおそれがある場合,現在は危機管理室が気象情報を聞き,建設局や消防局が出動するなどの対応がされていますが,実際はなかなか危険地域の安全を確保するのは難しい状況と思います。近年,大雨による河川の急激な増水による被害や土砂災害など,人命にかかわる重大な災害が県内外で多発しています。神戸市では,広報KOBE臨時号・特別号や防災特別号や災害ハザードマップが各戸に配布され,土砂災害,水災害に関する危険予想地域や浸水想定地域が示されて,住民への啓発や情報提供がされています。しかし一方では,せっかくの情報も十分活用されていないという状況があります。各戸に配るだけでなく,とりわけ危険地域とされている地域に住んでいる人たちに,どのような危険があるのか,避難方法や避難場所をきちんと日ごろから理解をしてもらうことが必要です。それには地域の人たちと話し合い,日ごろの訓練とともに災害の危険性を意識してもらうための取り組みとともに,的確な情報提供が必要と考えます。その上でお聞きします。先日は土砂崩れで有馬街道が不通になっていたにもかかわらず,通れないという情報すら出されておらず,そこを通って初めてわかるという状況になっていました。生活道路が通れなくなっているのに,的確な情報が迅速に出されていません。よりスピーディーな情報提供が行われるべきと考えますが,いかがでしょうか。  また,屋外スピーカーも各所に設置されていますが,必要と思われる場所に設置されていない状況ではないでしょうか。災害危険情報を迅速かつ的確に住民に発信していく上でも,関係局と相談し,屋外スピーカーを増設するなど,住民に正確な情報を迅速に伝えるための方策が必要と考えますが,いかがでしょうか。  次に,バイオハザードについてお聞きします。  ポートアイランド2期で医療産業都市構想が進められています。この地域では複数の施設でマウスやラット,猿などいろんな動物を使った実験が行われています。当然危険度に応じて施設は物理的な対応をとってはおります。医学の進歩に寄与するということをうたっていますが,1つ間違うと大きな危険を冒すことにもなります。つまり,安全面でも大きなリスクを抱えていると言えます。国内でもバイオハザードの危険性がさまざま指摘されています。だからこそ,これまで何度も私どもの会派は指摘をしてまいりました。予特の質疑でも危機管理監は,施設の管理者において万全の措置を講じていると思うので,今のところ危機管理室では条例や事故があったときに市長に報告など,届け出や報告の義務づけは考えていないと,従来の域を出ない答弁でした。  このバイオハザードの問題は,かつて危機管理監が,すべての危機管理に対応しているわけではないと答弁されたという指摘がありましたが,バイオハザードという点では,地震など他の分野に比べて対応が進んでいないと感じています。事故があっては遅過ぎます。日ごろの情報集約があってこそ,的確な初動につながっていくのではないでしょうか。そういう意味でも,条例や指針など強い権限を持って神戸市が対応できる仕組みが必要ではないかと考えますが,いかがでしょうか。  以上,答弁をお願いいたします。 38 ◯平井危機管理監・理事 防災行政無線のことを少しお話ししたいと思いますけども,現在,危機管理センターの建設と同時に,システムと防災行政無線の3点セットで見直しをしていまして,ちょうど無線の方式がアナログからデジタルの時代に変わります。そういう意味で,防災行政無線もデジタル化をしたいと。もちろんせなあかんわけですけど,その方向で変えています。また,避難所の数とか,あるいは海岸部でも足らない部分というのが,今ちょうど予算をいただきまして無線の調査をやっております。そういう意味で,今のところまだちょっと精査はできていませんけども,市民の神戸市内市域すべて防災行政無線が届くように,音が明瞭になって届くように調査をやってまして,多分ふえる格好で──わずかですけども──ふえる格好で防災行政無線を整備していきたいなというふうに思っております。  それから,バイオハザードも,これも何回も同じお答えになって申しわけないんですけども,やはり細菌とかウイルスとか,関係施設ではいろんな研究とか実験をやっています。当然のことながら,漏れるなんてとんでもないことでございますので,そのために感染症法でもカタルヘナ法でも非常に細かいことまで規定しています。ですから,何時何分に,だれが,どの部屋へ入ったと,何をさわったと,退室時間は何時やと,もし衣服についた場合は不活性化して廃棄物として流せとか,もう非常に,それも帳簿に残せというようなこと,当たり前と言えば当たり前なんですね,こういうものについては。そういう意味では,きっちりした形で管理者にやれというような形でなっていますので,私は何遍も申し上げますように,施設管理者が当然事故がないように注意し,事故があっても最初に管理者がやっぱりやるべきものだというふうに思っています。ただ,あらゆる事故というわけやないんですけども,いろんな意味で表面化して,こういう事故が起きたという場合には,当然神戸市民に対して非常に不安感がありますので,それはその段階で私どもの出動ということになるわけですが,もちろん施設管理者,研究者,大学,我々とか消防とか警察とか,場合によっては海上保安庁とか警察とか,うちの各局全員がどういう状況でという形で,連携してやっぱり事の処理に当たっていくということは大事だと思っています。  ただ,私が心配していますのは,非常に専門性の高いものだということと,それと,こういうものを扱うのに権限ですね。もちろん危機管理室に権限ありません。消防は消防で立入検査の権限はありますし,職員であれば監視員の世界で権限があります。そういう意味で権限ないけれども,先ほども申し上げていますように,全庁的にどういうような方向で,何にどういう手を打つべきかというのは私どもの仕事ですので,ふだんから国民保護とか,いろんな意味で各関係機関と訓練をしています。自衛隊も入れて訓練をしています。そういった中で,例えば生物的なテロがあった場合とかいうことについて,あるいは化学的なテロがあった場合にはどうするかということで訓練をしていますので,そういった連携を通じて,もし万が一あっては困るんですけども,こういうことについても連携して対応に当たっていきたいなというふうに思っています。  条例を──その指針というか──条例をつくってまで規制するつもりはないかということについては,前と答弁同じで,条例をつくってまで神戸市として規制をするという考え方は,今のところありません。  私の方からは以上です。 39 ◯藤谷危機管理室主幹 冒頭にご質問のございました,大雨で有馬街道が通行どめになったという件でございます。  先ほど理事の方からもお話がありましたように,各管理者の責任等も,その事務の分担という範囲で行っている部分がございます。道路につきましては,それぞれの道路管理者が行っておりますし,道路の通行どめなどは,交通管理者として警察の方が行っております。警察の方は,交通規制状況ですとか,道路の損壊状況,そういったことについて,その現場ですとか,広報──テレビラジオなど使いまして,ドライバーの方にお知らせをするところでございます。大雨で有馬街道が通行どめになった場合も,警察の方が通行どめのことに対応を行っておりました。そういうふうに聞いております。  危機管理室でございますけども,各管理者や関係部署からの情報を入手しまして,事実関係の確認を経て,そういった前回の集中豪雨による市全体の対応をまとめて,こちらの方につきましてはホームページの方に掲載させていただいております。ホームページといいますものは,即時的にこれは情報提供するものではございませんので,そういったこともちょっとございます。  ただ,通行どめ情報といいますのは,それぞれの管理者が,日々,例えばその日本道路交通情報センターとか,報道機関各社様に情報提供されておりますので,そういったテレビラジオなどのメディアもご活用いただければなと思っております。よろしくお願いします。 40 ◯分科員(山本じゅんじ) 有馬街道の件ですけど,そこに行って初めてわかったという話があるので,やっぱり迅速性という意味ではちょっと問題があるなということで取り上げを──その限界があるのはわかっておるんですけど──やはりもうちょっと一工夫欲しいなと。ホームページも,先ほどおっしゃったように,即時性という意味では非常に問題があるので,やはりその辺の対応の仕方というのをちょっともう一工夫,何とかお願いをしたいというふうに思います。  それから,その災害時の対応の件ですけども,これからちょっと見直しをして,ふやしていこうという方向で考えるというふうな答弁だったと思うんですが,ぜひ,それはどんどん進めていただきたいなと思うんですね。特にこのハザードマップというか,この情報,土砂災害情報,これで危険が予想されている地域も含めて見ると,やはりこれに対応して,スピーカーがついていないということで,これで大丈夫なのかなと,ちょっと私自身感じるところなんですね。ですから,この音がどの程度まで届くものなのか,いろいろ問題があると思うんですけども,その辺もきっちりと精査していただいて,できるだけこの情報に対応するような形で,発信をできる体制をつくっていただきたいというふうに思います。といいますのは,やはりどうしてもデジタル情報だけということになると,その情報にアクセスできるかどうか,その差がいろいろ出てきますので,そういう意味では,迅速に対応していく,その住民自身の判断ということもやはり必要だと思いますし,そういう意味で言えば,ちゃんと的確な情報が1人1人に届いていくということが必要だと思いますし,同時にその情報を判断できるというふだんの知識,やはり防コミで図上訓練しているところもありますけど,そういうところばっかりではないですから,やはりそういう対応,関係部局と相談をして,また今後の改善を図っていただきたいというふうに思います。  それから,バイオハザードの問題です。ちょっと前の質疑の中で先読みが大切だと答弁なさいました。それをちょっと聞いてまして,それならバイオハザードの問題,これもやはり先読みが必要じゃないかなと私は思うんですね。特に中央市民病院がこれから移転をするということもありますし,危険性もどんどんふえていくわけですよね。これから実験がどんどん進んでいくということになると,どういう問題が起こっていくか,まだまだはっきりわからないことがいっぱいなんですね。そういう意味では,そういう予想,それから予防ということが非常に大切だと思うんです。  これまでの質疑の中でも千葉市の指針がありましたけれども,その中で,事業計画書の作成及び提出ということで,それをつくったら市長に提出するということで,事業概要,それから化学物質の適正管理,生物の適正の管理についてということと,災害事故等の未然防止対策及び対策措置ということで,こういう項目についてもつくれということもきちんと言われているわけですよね。なぜこういうものがつくられたか,その背景いろいろあるんでしょうけども,結局,やはり市民の不安があるということ,それを背景にしてこういうものができているんじゃないかと私は思うんですね。もっと言えば,この千葉だけじゃなくて,川崎にもバイオテクノロジーの適正な利用に関する指針というのがつくられています。それを見ると,おおむね千葉と同じような内容になっているんですが,特にこの川崎の場合は,拡散防止措置等の内容ということの項目の中で,なぜそういう措置をとったのか,選択理由も書くようになっているんです。その中に書くようになっているんですよね。やはりこれは特に自治体として市民の不安にこたえていこうと,こたえなければいけないという立場からつくられているものではないかと思うんですが,やはり医療産業都市構想ということを推進していると,企業もどんどん誘致するということになりますと,呼んでくるだけではなくて,やっぱりやってもらうからには,企業だけの責任に任せるのではなくて,その市民の安全というのをきちんと守る立場から,何がしかのアクション,その神戸市としての対応というのも本当に必要になっているんじゃないかと思うんですけど,その辺についてどう考えていらっしゃるんでしょうか,その点お答えを願います。 41 ◯平井危機管理監・理事 千葉とか川崎というのが,そういう事業計画書の義務づけですか,含めてつくっているのは承知していますけども,予防という意味では,先ほど言った先読みというのは,今現在進んでいる事案について,次はこうなるから,こういう先読みはありますけども,おっしゃるように,この場合は予防なんですね。ですから,予防を企業にもう任せておくんかというのと,行政も入って何らかの形で予防的な措置をとるんかということなんですけども,私は,別にその事業計画書,条例でつくって,そうするんじゃなくて,やっぱり建物,施設については,やはり消防は消防の権限がありますし,それから監視員は監視員の権限がありますから,そういう既存の権限をフルに発揮して,やっぱり安全な安心な施設にしてほしいというのは,本当のことじゃないかなということで思ってまして,また何遍も言いますけども,新しく指針とか条例をつくるというのは,神戸市では今考えておりません。 42 ◯分科員(山本じゅんじ) そういう答弁になるだろうというのは思ってはいるんですけれども,やはりどうしても,こういう何がしかの神戸市としての指針は要るんじゃないかというふうに思うんですね。やはり特に国の法律でいろいろ規定がされているとかというのはあるとは思いますけれども,実際に神戸市の中でかかわってくるというのは,その窓口はやっぱり神戸市──窓口といいますか──その一番の接点の部分というのは神戸市になっているわけですから,だから,実際に何か起こったときに行動すると,国から情報をもらう,県から情報をもらうと,そういうのではなくて,先ほど管理監もおっしゃいましたけど,情報は足を運んで取ってこなければならないというふうに先ほど答弁なさっていたと思うんですけど,そういう意味ではきちんと,せめてどういう事業計画がなされてて,どういう実験がなされているのかという概要とかそういうのも,ある程度は知っておくということも必要だと思いますし,それが何かあったときの初動につながっていくんじゃないかというふうに思うんですけど,それから,確かにこの神戸市で行われているのは,第2段階といいますか,そういう状況だというのは聞いてますけれども,それがこのままとまっているかどうかもわかりませんし,特に科学技術の進歩ですから,どういう方向でいろんな作用とか効果が出てくるかわかりませんし,その辺の想定をきちんと踏まえた上で,真っ先にこの一番の接点の部分の神戸市として,きちんと対応をしていく必要があるというふうに思うんですね。それがやはり市民に対しての不安を払拭することにもつながっていくと思うんですけど,その辺,やっぱりそれでも,いやいや,神戸市はつくらんとおっしゃるんですか──ちょっとその辺の答弁をお願いいたします。 43 ◯平井危機管理監・理事 答弁はまた一緒でございます。そういうことで,よろしくお願いしたいと思います。ただ,おっしゃるように,専門性があるということと,先ほど先生おっしゃいましたように,物すごく科学技術の進歩がすごいんですね。そういう意味で,私は心配しているのは,むしろその専門性についていけるかどうかなんですよね,役所が。企業の人と,私,研究機関といろいろ話をするときがあります,個人的に。やっぱり何で,今何をしているかいうのは全然言いませんし,それはやっぱり企業は競争というものがありますし,開発競争やってますから,今どこで何をやっているかというのはマル秘なんですよね。そういったこともありますので,しかし一方では,法律で決められたように,きっちり管理者としてのメンテナンスとか管理をきっちりしておくというのも聞いています。そういう意味で,そこはやっぱり信頼して市民社会が成り立っているわけですから,そういう形でいくのがやっぱり基本的なルールだというふうに私は思っています。そういう意味で,改めて指針をつくるということは考えてはおりませんと,こういうことです。 44 ◯分科員(山本じゅんじ) 役所がついていけるか,もっと自信を持ってちゃんとついていってくださいよ。特に情報センターつくって運営しているわけでしょう。だから,やっぱりそういうところも活用しながら,情報収集に当たっていただきたいということと,特に今,日本にP4施設,これ設置するについても何の規制もないわけですよ。どんだけ危険なものを都心とか住宅密集地につくろうとしても,規制がかかってないということはやはり大きな問題だと思うんですね。ですから,まだ神戸市では,確かにP2で終わっていると言うかもしれませんけども,しかしこれから,今後どういう展開になるかわからないというところの中で,企業任せでいいのですかということを改めて私は何度もお聞きしているんですね。もうこれ以上,幾ら質問しても,答弁ないと思いますので,これで終わりますけれども,やはり誘致に何でもかんでも力入れるんですけど,その後はもう──責任持たないとは言いませんけども──その企業の責任でやってくださいというのでは,やっぱりちょっと市民の安全を守るという意味でも,どうなのかなということを疑問に感じざるを得ないんですね。特にP2というのは,インフルエンザとの関係で言うたら,鳥インフルエンザに相当するようなものというふうに聞いているんですけど,それぐらいのものを扱う施設ですから,やはり別に安全とは決して言えないんですよね。ですから,やはりそういうこともきちんと踏まえていただいて,予防が第一ということで,先ほど管理監もおっしゃったので,今後さらに進んだ対応をお願いをして,終わらせていただきたいと思います。 45 ◯主査(崎元祐治) 次に,あわはら委員,発言席へどうぞ。 46 ◯分科員(あわはら富夫) 済みません,全体で15分で,危機管理7分から8分というふうに予定しておりますので,答弁の方よろしくお願いいたします。  新型インフルエンザ対策について,1点だけ質問させていただきます。  6月の本会議で,国のガイドラインに基づく新型インフルエンザ対応をやったがゆえに,神戸の方の社会・経済活動が非常に損害を受けたというふうなことがありましたもんですから,梶本副市長に質問させていただいたら,弱毒性での対応があってもよかったのではないかと考えると。社会経済活動への対応はこれから考えていく必要があるというふうなことで,今回のインフルエンザの検証を進めているというふうに聞いています。  ところが,一方,県の方が9月14日に新型インフルエンザの第2波に備えた対策計画案を発表したと。これは既に県の方は対策検証委員会を行って,その計画案として出されているものを見ると,対策レベルを1から3に分類して,感染率20%未満のレベル値では,集客施設,集会,イベント,企業活動などは通常活動の維持をすると。20から40%のレベル2では注意喚起の実施を行うと。40%以上になって初めて,休業や中止,延期要請を行うとしていると。現状レベルは,県の認識とは現在は一致だという認識だと。この県の対策計画案と,神戸市が今検証を進めていますよね。今後の備えに対する中間報告だというふうに言われているんですが,県の方が既にもうこういうものを出してて,神戸市の方がまだ中間報告というふうなことになっているんですけど,これはどういうふうな県と神戸市の検証,並びにこういう風評被害対策に対してどういう関係になっているのか,ちょっとお答えください。 47 ◯平井危機管理監・理事 今回の新型インフルエンザについては,国は国,県は県,市は市という形で,それぞれの検証をやっています。医師会についても,今検証をやっているところでございまして,県は,先ほどあわはら先生がおっしゃいましたように,いわゆる3つの段階をつくって検証をすると。それは発症率が何%かということをメルクマールにして,第1段階,第2段階,第3段階というものをつくるというものでございまして,医療体制とか,5つほどの項目を設けておりまして,特に医療体制とか社会活動の制限とかそういったものについてまとめておられます。私どもの方の検証は,特に県と歩調を合わせて,県はこないしましょう,市はこないしましょうと,歩調を合わせてするんじゃなくて,私どもは医療体制は県がやり,また医師会がやり,私どもの場合は──神戸市の場合は,医療体制は既に神戸モデルという形で早期発見システムというのをもうスタートしておりますから,医療体制より,むしろ風評被害とか,あるいは社会・経済活動の制限とか,そういったことに重点を置いて検証をやっていったらどうかなという形で,市民アンケート調査とか,あるいは市政アドバイザーの意見を聞きながら,あるいは特にマスメディアの方の意見も聞きながら,一体今回のその新型インフルエンザについてどうやったんかと,これからどうすべきやという形について,まとめていきたいなというふうに思っています。そういう意味で,県と市と話し合って,それぞれ検証の分野をこうしたというわけではございません。 48 ◯分科員(あわはら富夫) これは県の方が対策レベル1から3というふうに分類して,既にそのレベル1では通常活動でよろしいですよと。レベル2になると,ちょっと注意してくださいよと。レベル3になると,そういうイベントとかやっぱり中止した方がいいんじゃないですかというふうにしていくというて,役割分担している割には,県の方が既にこういう対策を発表してしまっているんですが,このことに対してはどうなんでしょうか。 49 ◯平井危機管理監・理事 私どもは,県の場合は発症率,ここで言いますと,感染率ですね,20%とか30%とか40%とか,私,先ほど先読みと言いましたけども,感染率20%になったらこうしましょう,それから,30%になったらこうしましょうというのは,実はこれは我々から言わすと,それが30%やいうのは,物すごくデータを集めて決まってから手を打つというふうな,そんな感じになっておるんです,これは。そういう意味では,逆にちょっと遅いん違うかなと,私は個人的にはそう思っています。そういう意味では,我々は定点で観測して,ああ,これは注意情報が今出ておるなと。そうすると,こういう防災ネットで流さなあかんなとか,いろんな形で具体的に実務をやっていきたいなというふうに思っています。そういう意味で,計画をつくってそれでしまいというんじゃなくて,それぞれの臨機応変にその場その場で対応していきたいなというふうに思っています。 50 ◯分科員(あわはら富夫) そうすると,中間発表,秋というのは遅過ぎるじゃないですか。先ほどピークが10月に来ると言ってるのに,秋になって中間報告だと言えば,この社会・経済活動を中心に扱っている危機管理としては,それこそ危機管理じゃないんじゃないですか。 51 ◯平井危機管理監・理事 厚生労働省のシナリオでは10月上旬という形になってますけども,データをずっといきますと,ちょっとそれよりもずれるという形まではわかっていますが,ただ,検証というものを早く出して,一体どこに力点を置いて,これから新型インフルエンザ対策を進めていくのかということが非常に重要でございますので,早急に早く取りまとめて,何らかの手を打っていきたいなというふうに思っています。 52 ◯分科員(あわはら富夫) 本当は時間があればもうちょっと追求したいんですけど,時間がないからこれでやめときますが,ちょっとやっぱり社会・経済活動に対する影響を一番考えないといけないと言っている局が,ここが神戸市の担当なんだというのは,中間報告が秋ではやっぱり問題あるんじゃないですか。  以上です。 53 ◯主査(崎元祐治) ご苦労さまでした。  以上で危機管理室関係の質疑は終了いたしました。当局,どうもご苦労さまでした。  委員各位におかれては,国際文化観光局が入室するまで,しばらく自席でお待ちください。 (国際文化観光局) 54 ◯主査(崎元祐治) それでは,引き続きまして,国際文化観光局関係の審査を行います。  当局におかれては,簡明な説明をお願いいたします。  それでは,当局の説明を求めます。局長,どうぞ。着席されたままで結構です。 55 ◯大森国際文化観光局長・観光監 それでは,お手元にお配りしております決算特別委員会資料,平成20年度決算説明書により,国際文化観光局の平成20年度決算につきまして,ご説明申し上げます。  1ページをお開きください。  平成20年度事業の概要につきまして,ご説明申し上げます。  1総括でございます。  豊かな神戸を創造していくため,魅力と活力にあふれたまちの構築に取り組んでまいりました。  国際文化観光局では,「文化創生都市推進プラン」,「観光交流都市推進プラン」,「神戸市国際化推進大綱」を具体化する事業を中心に,神戸らしい魅力とにぎわいがあり,すべての市民が真の豊かさを実感し,元気に暮らせるまちづくりの推進に取り組みました。  2主要事業について,ご説明申し上げます。  (1)文化交流課の事業についてでございます。  4大フルートコンクールに位置づけられる「第7回神戸国際フルートコンクール」の開催や,神戸市混声合唱団設立20周年記念事業の展開などを通じて音楽のまち神戸を発信いたしました。  また2年に1度の芸術文化の祭典である「神戸ビエンナーレ2009」の開催に向けた準備を行ってまいりました。  さらに,「神戸文学館」,「神戸ゆかりの美術館」の運営を行い,市民が身近に芸術文化に触れる機会を提供いたしました。  このほか,市民の主体的な芸術文化活動を支援する「芸術文化活動助成」を行うとともに,神戸市民文化振興財団等へ助成を行い,芸術文化団体の創作発表・鑑賞活動の支援を実施いたしました。  文化施設の管理運営では,文化ホール,区民センター等について引き続き指定管理者制度による運営を行い,休館日や開館時間の柔軟な運用など,利用者サービスの向上に努めました。  このほか,「神戸まつり」,「KOBE六甲全山縦走大会」や「文化賞の贈呈などの顕彰事業」等を実施いたしました。  (2)観光交流課の事業についてでございます。  観光客の誘致とまちのにぎわいを創出するため,神戸ルミナリエなど魅力あるイベントの開催を支援いたしました。  六甲・摩耶地区では,エコツーリズムや保養所等を活用した六甲芸術村構想の推進等により山上の魅力づくりを行い,活性化に取り組んでまいりました。  さらに,情報発信・誘致プロモーションの充実として,平成21年度に兵庫県下で開催される大型観光交流キャンペーンにあわせて,全国に向けた情報発信の強化を図りました。  また,滞在型観光の振興として,全市的な夜景キャンペーンである「神戸夜景回遊」を実施するなど,夜景観光の振興に取り組みました。  国際観光の振興では,天津において神戸フェアを開催するとともに,周辺自治体と連携してビジットジャパンキャンペーンを推進し,外国人旅行者誘致のためのプロモーション事業を展開しました。  そのほか,ホスピタリティーの向上として,観光案内所の運営,タクシーマナーの向上,ボランティアガイドの連携強化に取り組んでまいりました。  コンベンション都市の推進では,観光分野での国連の専門機関である世界観光機関の東アジア太平洋地域委員会の開催支援を行うなど,コンベンションの振興を図ってまいりました。  2ページをお開きください。  (3)国際交流課の事業についてでございます。  海外諸都市との交流では,「日伯交流年・ブラジル移住100周年記念事業」の実施や,天津市との友好都市提携35周年記念事業として友好訪問団の相互派遣を行うなど交流を推進しました。  また,国内に現存する唯一の移住関連施設を,「海外移住と文化の交流センター」として,平成21年度の開設に向けた整備事業に取り組んでまいりました。  さらに,外国人市民が暮らしやすいまちづくりを推進するため,日本語教室の開催や神戸国際コミュニティセンターにおいて多言語による生活相談を実施したほか,災害時における通訳ボランティア制度の運営や,防災リーフレット・ハンドブックの作成を行いました。  そのほか,留学生の支援として奨学金の支給や住宅提供等を行いました。  以上,平成20年度事業の概要につきまして,ご説明申し上げました。  4ページをお開きください。  平成20年度一般会計歳入歳出決算につきまして,ご説明申し上げます。  1決算額一覧表でございます。なお,金額につきましては,1,000円単位以下を省略させていただきますので,ご了承願います。  歳入は,一番下の欄でございますが,決算額の合計が44億3,275万円でございます。予算現額と比較した増減でございますが,第16款国庫支出金において,補助金が予算額を下回ったことなどから,1億5,605万円の減となっております。  5ページをごらんください。  歳出は,一番下の欄でございますが,決算額の合計が80億2,065万円でございます。翌年度繰越額でございますが,海外移住と文化の交流センター整備事業において,1億8,300万円を繰り越しいたしております。  また,不用額でございますが,第3款市民費において神戸文化ホール費が予算額を下回ったこと等により,1億2,044万円となっております。  6ページをお開きください。  2決算事項別明細書でございます。  まず,歳入でございますが,第15款使用料及手数料は,神戸文化ホール等の使用料でございまして,決算額は,右のページの収入済額の欄にございますように,3億5,665万円でございます。  8ページをお開きください。  第16款国庫支出金は,海外移住と文化の交流センター整備に係る補助金等で,決算額は2億2,574万円でございます。  第17款県支出金は,海外移住と文化の交流センター整備に係る補助金でございまして,決算額は5,514万円でございます。  第18款財産収入は,国際文化観光局の有する財産に対する運用収入や,留学生資金等基金の運用利息収入等でございまして,決算額は2,812万円でございます。  10ページをお開きください。  第19款寄附金は,市民文化振興基金に対する寄附でございまして,決算額は3,715万円でございます。  第20款繰入金は,フルートコンクール開催支援や,泉源改修工事に対して市民文化振興基金と都市整備等基金を取り崩して充当したものでございまして,決算額は2,613万円でございます。
     第22款諸収入は,国際会議場・展示場等における指定管理者からの納付金や,各種貸付事業における返還金等でございまして,決算額は37億379万円でございます。  次に,歳出についてご説明申し上げますので,14ページをお開きください。  第2款総務費,第1項総務費,第1目職員費は,国際交流課の職員の給料・手当等で,決算額は,右のページの支出済額の欄にございますように,5,902万円でございます。  第6目渉外費は,外国との親善交流・国際協力の推進等に要した経費で,決算額は9億653万円でございます。  第3款市民費,第1項市民費,第1目職員費は,文化交流課の職員の給料・手当等で,決算額は1億9,142万円でございます。  16ページをお開きください。  第2目市民文化費は,市民文化の振興及びレクリエーション事業の推進等に要した経費で,決算額は9億8,562万円でございます。  第2項会館費,第1目神戸文化ホール費は,神戸文化ホールの管理運営に要した経費で,決算額は4億1,024万円でございます。  18ページをお開きください。  第3目区民センター費は,区民センター,神戸アートビレッジセンター等の管理運営に要した経費で,決算額は5億6,452万円でございます。  第7款商工費,第1項商工振興費,第1目職員費は,観光交流課の職員の給料・手当等で,決算額は1億1,864万円でございます。  第2目商工総務費は,コンベンションの推進に要した経費で,決算額は13億4,082万円でございます。  20ページをお開きください。  第2項貿易観光費,第3目観光事業費は,魅力ある観光資源づくり,観光客の誘致等に要した経費で,決算額は28億1,831万円でございます。  第13款教育費,第11項社会教育費,第5目水族園費は,須磨海浜水族園の管理運営等に要した経費で,決算額は5億6,808万円でございます。  22ページをお開きください。  第9目留学生援助費は,留学生支援事業に要した経費で,決算額は5,714万円でございます。  第15款諸支出金は,第2項過年度支出,第1目過年度支出は,神戸文化ホールの使用料の還付等に要した経費で,決算額は26万円でございます。  以上,国際文化観光局の平成20年度決算につきましてご説明させていただきました。何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。 56 ◯主査(崎元祐治) 当局の説明は終わりました。  委員の皆様に申し上げます。午前中の審査はこの程度にとどめ,この際,暫時休憩いたします。午後1時より再開いたします。   (午前11時47分休憩)   (午後1時2分再開) 57 ◯主査(崎元祐治) ただいまから決算特別委員会第1分科会を再開いたします。  午前中に引き続き,国際文化観光局に対する質疑を続行いたします。  当局の説明は終わっておりますので,直ちに順位により質疑を行います。  それでは,梅田委員,発言席へどうぞ。 58 ◯分科員(梅田幸広) では,早速質問させていただきます。  神戸市では,平成17年6月に策定されました神戸2010ビジョンのアクションプランの1つとして,観光交流都市推進プランを上げて,2010年の観光入込客数3,000万人を目指して,さまざまな取り組みを行ってまいりました。その結果,ビジョンが策定された平成17年に2,730万人であった観光入込客数は,去年──平成20年実績で2,861万人となり,目標達成まであと一歩のところまで来ておりますが,今後目標達成のためには──いや,目標達成はもちろんのこと──観光交流都市神戸として,さらなる観光客誘致を進めていくためには,より一層の仕掛けづくりが必要と考えます。その点で,まず最初に,継続したイベント開催についてお聞きいたします。  神戸市には,神戸まつりをはじめ集客効果の高いイベントが多くあります。その中にはルミナリエや,先日開催されましたスウィング・オブ・ライツのように,一定期間毎日開催されるものもありますが,多くは単発のイベントとして終わってしまっており,また,協賛イベントとのまとまりも感じられません。集客力のある大きなイベントを実施するに当たっては,それを中心にして,開催日前日の一定期間に関連性のあるテーマのイベントを連続的に実施し,全体を何々ウイークや何々マンスと銘打って,継続性を持った一定的なイベントとして強くPRする方が,より効果的ではないかと考えます。こうした取り組みを年間を通じて幾つか実施することで,神戸市ではいつ行ってもどこかで何かのイベントが行われているというイメージを持っていただくことができ,また,イベントに継続性を持たせることで,滞在型観光につながるのではないかと考えております。これについて,局長の見解をお伺いいたします。  2番目に,多様な魅力の発信について,神戸市では,六甲山,そして北野の異人館,有馬温泉,ウオーターフロントなど数多くの観光資源に恵まれており,それぞれが個性ある魅力を持っております。観光振興を進めていくに当たって,こうした各エリアの持つイメージを大きく打ち出し,ターゲットを明確にしたPRをしていくことも1つの重要な広報戦略であるが,それが行き過ぎると,他の観光客の足が遠ざかってしまうという懸念もあります。例えば有馬地区は落ちついた情緒ある雰囲気を持ち,有馬ブランドとも言える全国的な温泉街でありますが,これは大きな魅力でありますが,一方では,やはり高級なイメージを持たれているように感じます。神戸市内に住んでいる者にとりましても,有馬は,はっきり言うて高いでと,そういうイメージを持たれることは大変つらく感じることであります。有馬地区にも若い方が気楽に,かつリーズナブルに楽しめる場所や観光コースもあるはずなんですが,そうした部分の情報発信がおろそかになってはいないか,有馬に限らず,各エリアでこうした場所もあるのか,こういう楽しみ方もあるのかといったような,多様な魅力もあわせてPRしていくことは大切なことであると考えますが,その点についての見解をお伺いいたします。  そして,3つ目,キャラクターを活用した観光PRについて,全国的に,いわゆるゆるキャラといいますか,キャラクターがブームになっており,各都市の観光PRイベントなどで人気を博しております。神戸市においても,環境局のワケトンや建設局のモグローといった各局の事業に合わせたキャラクターがおりますが,兵庫県のはばタンや彦根市のひこにゃんのように,神戸市を象徴するキャラクターはいない状況であります。神戸市をイメージできるキャラクターを考案し,観光誘致キャンペーンなどのシティセールスに活用してはいかがかと思いますが,局長の見解をお伺いいたします。  以上,3点,あと時間があれば,また質問します。 59 ◯大森国際文化観光局長・観光監 それでは,私の方から,まず継続したイベントの開催についてと,有馬をはじめ多様な魅力の発信につきまして,お答えをさせていただきたいと思います。  ご案内のとおり,神戸市内でも年間を通しましてさまざまなイベントが開催されております。その中で,神戸ルミナリエなど一定期間継続して開催されますイベントもございますし,また,神戸ファッションウィークとか,これから始まりますKOBE観光ウイークといったような関連性のあるイベントを一定期間に集約いたしまして,一体的に展開している例もございます。もう少し具体的に申し上げましたら,春には,やはり神戸コレクションを核といたしまして,ダンス,トークショーなどのイベントと,ファッションに関係する店舗などがさまざまな特典を提供します神戸ファッションウィーク,これを3月1日から4月5日までやってございます。そして,そのほかにも,きき酒やスタンプラリーなどで楽しみながら,酒蔵エリアをめぐる灘の酒蔵探訪といったこともやってございます。期間を限ってでございますが。  また,秋には,春と同様に神戸ファッションウィークを現在やっているところでございますし,そしてまた,これから10月3日でございますが,KOBE観光の日がございますが,それを中心に施設の無料開放などを行いますKOBE観光ウイークというものを10月3日から12日まで,そういった設定をいたしております。さらに,文化イベントにもこういった試みをやっておりまして,スタンプラリー形式でめぐります神戸アートウォークといったものを9月1日から──これは少し長いんですが──12月12日まで開催をいたしているところでございます。  冬には,これは神戸ルミナリエを中心といたしまして,北野やハーバーランドで,やはり光を使ったイルミネーションによりまちを彩る行事がございますので,それらをあわせまして,神戸ロマンチックフェアというような名称で売り出すことをしてございます。  さらに,ことしは4月から6月の間に,JRグループさんと一緒に──兵庫県下の市町一体となってでございますが──ディスティネーションキャンペーンを実施いたしましたし,また,新型インフルエンザによる風評被害対策といたしまして,施設の無料開放などを中心といたしました「行こう!神戸」キャンペーンと銘打ちまして,これは主に7月17日から8月16日まで,施設の無料開放などをこの期間行ってまいりました。確かに,一定期間継続性のあるイベントにつきましては,エージェントの旅行商品にも大変組み込んでもらいやすいということでございます。旅行商品に組み込んでいただきましたら,遠距離からの誘致には効果的でございまして,ひいては,委員ご指摘のように,滞在型観光の振興にもつながるのではないかと思っております。  また,神戸にはいつ行ってもどこかで何らかのイベントが行われているというイメージを持っていただきますことは,神戸に来る動機づけにもなりますので,大変こういったことは有効であると考えてございます。一定期間継続したイベントにつきましては,先ほど述べましたように,季節ごとにある程度実施しておりますが,これらにつきましては,今後とも引き続きPRに努めてまいりたいと考えております。  また,新しいイベントといたしまして,ちょうど新型インフルエンザによりまして激減した観光客を呼び戻すためのイベントに対する支援をやってございますが,この集客観光イベントの支援を活用した取り組みといたしまして,新たにスペインなどの各国の料理とドリンクを気軽に楽しみながら飲食店をめぐるイベントといたしまして,神戸バル・ウィークという名称で,ちょうどきょうからでございますが,1カ月ほど,初めて実施されることになってございますので,このような新しい取り組みにつきましても,神戸の観光資源として,今後,積極的にPRしてまいりたいと考えております。今後も集客力のある大きなイベントを含めまして,現在個別で実施されているものを何らかのテーマでくくりまして,継続性を持った一体的なイベントとして情報発信していくことにつきまして,いろいろ工夫することで,現在ある観光資源を最大限効果的にPRできるように,また,それが滞在型観光にもつながるように取り組んでまいりたいと考えてございます。  次に,多様な魅力の発信についてでございますが,有馬に限らず,各エリアでこういった場所もあるのかといった楽しみ方,こういった楽しみ方もあるのかといった多様な魅力をPRしていくことはどうかということだと思いますが,確かに,神戸は六甲山,瀬戸内海の豊かな自然,そして美しい景観の港,エキゾチックな北野,居留地,南京町などを有する都心,そして日本最古の有馬温泉や源平にまつわる歴史資源,さらには灘の酒蔵など,多種多様な観光資源を持つ──我々,宝箱のような言うてますが──宝箱のようなまちでございます。それぞれの趣の異なる魅力を持っております。毎年の観光動向調査においても,神戸を訪れる観光客はリピーターが多いという結果が出ているのも,1度ではなかなかすべては味わえないということを裏づけているのではないかと思っております。  観光振興を進める上では,的確な情報発信というのは大変重要でございまして,ターゲットや目的に応じてさまざまな手段・内容で発信していく必要がございます。神戸市では,観光の基本情報につきましては,地域ごとに観光ガイドマップといったものを9種類作成いたしております。そのほかにも,公式の観光サイトFeel KOBEの中で,遊ぼうのページでエリアごとに観光スポットを紹介しているところでございます。その一方で,神戸の多様な魅力をあわせてPRしていくこと,気づかない魅力等もございますが,そういったいろんな魅力をPRしていくことも大切でございますので,先ほど申し上げましたFeel KOBEの中の「知っとぉ?神戸」のページでは,一味違った角度からまちを紹介いたしますぶらりKOBE再発見というページを設けておりまして,隠れた観光スポットも紹介するようにさせていただいてございます。  また,ことしの4月から6月に,先ほど申し上げました,実施いたしました県の大型観光交流キャンペーン──ディスティネーションキャンペーンでございますが──あいたい兵庫ディスティネーションキャンペーンでは,期間限定で市内の8エリアのまち歩きのコースを策定いたしまして,PRを行ったところでございます。これは,やはり着地型の商品といたしまして,なかなか──どういうんですか──よそではわからないところ,神戸に来ていただいて紹介していこうというようなものでございます。例えば兵庫では,兵庫の津の道 兵庫七福神を訪ねてとか,須磨では,源氏物語 須磨の巻というものと源平合戦をたどるとか,また,元町では,旧居留地と元町老舗を訪問ガイドツアーというような名称をつけまして,各地域の観光ボランティアさんによりまして,そういったツアーを実施していただきまして,地元ならではのエピソードや歴史を知っていただくということで,これにつきましては,来られた方,大変好評だったと私どもも聞いているところでございます。  委員ご指摘の有馬でも,単に泊まるということだけでなしに,旅館で昼に昼食と入浴がセットになったような日帰りプランとか,食事と泊まるのを別々にしようということで,泊食分離のプランなど,いろんなさまざまなニーズに対応したプランも用意されておりますし,また,旅館に泊まらずに,金の湯・銀の湯とか,そこにございます足湯,そういったところで,気楽に温泉を楽しんでいただけるようになってございます。また,泉源めぐりとか,情緒あるまち並みなどのまち歩きでも有馬の魅力に触れていただくことができるのではないかと思っております。有馬に限らず,神戸には各エリアに隠された魅力がたくさんありますので,こういった情報発信につきましても,私ども大切だと考えてございますので,ご指摘のとおり,ぶらりKOBE再発見のページの充実などによりまして,今後ともきめ細かい情報発信に努めてまいりたいと思っております。そして,観光客のニーズが多様化する中で,地元の皆さんとも連携しながら,奥深い神戸の魅力を発掘しまして,それを発信することによりまして,神戸が多くの方に指示されまして,何度でも訪れたくなるまち,そういった形になるように,今後とも取り組んでまいりたいと考えてございます。  私からは以上でございます。 60 ◯黒住国際文化観光局文化観光部長 キャラクターを活用した観光PRということでございます。その点についてお答えをさせていただきたいと思います。  マスコットキャラクターにつきましては,行政に限らず,企業とか地域団体でも今広くつくられまして,事業の広報や啓発あるいは企業商品あるいは地域の名産品のPRとか,あるいは各種のイベントでも使われてきてございます。そういう中で,特に最近,彦根市のひこにゃんが火つけ役になりまして,そのブームということになったわけでございますけども,従来の子供だけじゃなく,若い女性なり,あるいは大人たちからも非常に人気が出てきておるということで,観光プロモーションや,あるいはシティセールスということに使おうと。こういう中で,話題づくりあるいは人の目を引く広告塔としての活躍というものが非常に効果的にできているということでございまして,その中で,さらにその様子を新聞などのメディアでも非常に取り上げられるというふうなことでございます。  そういう中で,神戸市内でも,インフルエンザの影響の後,観光関連団体でいろんなイベントもやっておりますけども,そういう中で,6月にひょうごツーリズムセミナーのようなものもございましたけども,そういうところでありますとか,それから8月にちょうどハーバーランドで大きなイベントをやりましたけれども,そういう中で,はばタンなどのキャラクターの大集合というふうなことで,イベントを盛り上げるために非常に効果的だったというふうなことでございます。  本市におきましても,今お話ございましたけども,知名度の高いワケトンでありますとか,それから,神戸の観光施設の代表とも言える,ポートタワーをかたどりましたキャプテン タワー君というのも昨年命名してございますけども,そういうことで,非常に各局の事業とか,施設の広報啓発というふうなことで,たくさんの40を超えるぐらいのキャラクターが今つくられてございます。子供たちを中心に非常に人気を博しているということでございますけども,ご指摘のように,観光プロモーションあるいはシティセールスを使うというふうなことで,神戸市の象徴となるようなものが,そういうキャラクターがまだないというふうな状況ではございます。ちょっとひこにゃんとかはばタンも,もともとは観光プロモーションのためにつくったというものではございませんで,国体であったり,あるいは彦根城のイベントというふうなことのPR用のマスコットキャラクターとしてつくったものが,いろんなことから人気を得て,それぞれの県や市の象徴というふうなことに,いわば成長をしてきたと,こういうものだというふうに思ってございます。  本市でも,今いろんな観光プロモーションにつきましても,今ございますワケトンでありますとか,それから先ほどのキャプテン タワー君とか,こういうものも使いまして,プロモーションにも行ってございますので,引き続きこういう取り組みにつきましては続けていきたいなというふうに思ってございまして,その中で徐々に認知度も上がり,そして,それが市民やあるいは観光客からも親しまれて愛されるというふうなことの中で,神戸の象徴にも育っていくような,そういうキャラクターがこの中からも出てくれば,非常にありがたいなということも考えてございます。  そういう中で,一方では,この市を象徴するものがないという中では,新しいキャラクターを考案するというふうなことも並行して検討してみたいというふうには考えておるんですけども,実際に国内でもたくさんの今キャラクターがありまして,その中で,私どもが知っている全国的な認知度が高いというのはごく限られていると,こんな状況もございますし,神戸の場合ですと,何かたくさんの資源がございますので,1つに絞って,そのことが象徴としてうまく結びつくようにできるかなというふうなことも,課題としてはあるように思いますので,その点も含めまして検討をしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 61 ◯分科員(梅田幸広) 今まで神戸コレクションとか神戸ファッションウィーク,そしてまた,観光ウイーク,いろいろやられているのは,実は我々は資料いただきますから存じ上げておりますけど,それを市民の方々がなかなかわかってないというんか,今こんなんやっているよ言うたら,ああそう,いう程度なんで,できるだけこれを周知徹底するように,ひとつお願いしておきたいと思います。  そして,先ほど局長が言われたバル・ウィークですか,食べ歩きの,例えばそこの中華街といいますか,あそこらでも,ずっと同じような──中華街に並んでいます。そしてまた,もうちょっと足を伸ばして長田の方へ行けば,何というんですかあれは,ぼっかけとかいろんな料理が並んでますんで,その辺で,例えば食べ歩きであれば,この地域がええですよ,そういう1つの食べるのやったらこの地域いうような形の,全く観点を変えたそういうのもおもしろいんじゃないかと思います。  そしてまた,10月3日からですか,ビエンナーレが始まります。これにつきましても,賛否いろいろありましたですけど,2年前,私個人的に見れば,あれだけの言うなれば芸術家といいますか,その人らが来られて成功したと思っておりますし,だんだん今,ナマズの絵といいますか,あれにしても非常にだんだん皆さんがわかってきて,ああ,もう10月3日になればビエンナーレ始まるねんねと。また,大道芸いうんですか,ごっつい高い高車いうんですか,あれ見に行って楽しかったよとかいう,いろんな話聞きます。特に前回のとき,小学校といいますか,教育関係者に,教育委員会に連絡したいうのがよかったんじゃないかと思っています。子供さんがそういうことで興味を持てば,必ず親がついていきますから,子供を人質にじゃないですけど,やっぱり神戸市内の市内観光については,できるだけ子供さんをうまいこと利用できるような形にしていただきたいと思っております。  そして,先日というても,もう2カ月ほど前ですが,新幹線の福山いう駅が広島のちょっとこっちにあります。そこにJRのポスターが張ってあって,うれしかったんは,神戸へ行きましょういうポスター張ってた。それだけかなとよう見よったら,何のことはない,神戸,それから京都,奈良線が開通するいうことで,何かうまいことそれをPRされてました。だから,こういう形で,やっぱりJRにもできるだけ神戸のよさをPRしてもらうようにお願いしておきたいと思います。  それで,局長,先ほどFeel KOBEのまちを紹介するいう話が出ておりましたですけど,その中において,例えば,今皆さんほとんどの方が携帯電話を持っとってです。その携帯電話の端末といいますか,今,携帯電話を広げますと,おるところが──今,何というんですか,GPSいうんですか,今,あなたのおるのはここですよと。そこから1時間コースとか,2時間コースとか,そんないろんなことができているやに聞いております。私も現実に見せてもらいましたですけど,そういうのは,要するに神戸市は金を出さずに,ここには何がありますよという情報だけ提供して,携帯電話のそういうのをつくっている業者の方ともお会いして聞きましたら,これどこから金もうてるねんて聞きましたら,実際に使っていただいた方には,要するに使用料いう形で1回幾らいう形で,結構それも金になるねんと言うてましたんで,そういうのも利用したらどうかと。例えばポートピアホテルなんかで貸し出しもやっていると聞いておりましたですから,現実にその電話機を持って,お金2万円持って三宮の晩に遊びに行こう,2時間コースとか出てくるらしいですわ。もともとは何かゴルフ場ガイドをやってたようなところが,そういうのをやり出したいうことで,おもしろいさかい私も見せてもらったんですけど,結局,携帯電話から気軽に観光コースをめぐったり,まち歩きをすることが,神戸市の観光サイトのFeel KOBEでは写真やマップを利用して,観光モデルコースの情報などを出しておりますけども,具体的に携帯電話からとれるんかどうか,ちょっと僕は確認してないんですけど,携帯電話でもとれるように,これについてコメントがあれば,ひとつお願いしたいと思います。  それと,キャラクターの,今,部長がおっしゃいましたですけど,たくさんのキャラクターがあります。例えばたばこ吸うたらあかんでいうたら,その禁煙の格好のキャラクターもありますぐらいですから,これで,例えば神戸市,1つとして,震災から復興,そしてまたインフルエンザ風評被害から復興いうことで,フェニックスの火の鳥やないけど,何か神戸として,よそへ出しても恥ずかしくないようなものを公に募集いうんか,公募でもしてみて,それぞれの局がワケトンやモグローなんかをつくっておるんじゃなしに,神戸市としてこうですと。確かにキャプテン タワー君も見た目にはかわいいけど,何かちょっともう一つ,何か見方によっては,ああそうかいなと。悪いとは言いませんよ。だから,そうかいなという感じですので,公募でもしてみたらどうかなと。私の1つの提案ですけど,これについての考えがありましたらお聞かせいただきたいと思います。  以上,それで,質問については,その携帯電話を利用できるかいうのが1点と,それからキャラクターについてのコメント,この2点をお願いします。 62 ◯主査(崎元祐治) もう既に時間が過ぎておりますので──ごめんなさい,間違えました。楽しい話やったから,済みませんでした。簡潔にお願いします。済みません。 63 ◯大森国際文化観光局長・観光監 携帯電話を活用した観光情報の発信ということですが,委員ご指摘のように,Feel KOBEでも携帯版サイトというのを持ってございます。そのほかにも若干ございますが,具体的にはFeel KOBE,平成17年より,KOBE観光公式サイトの携帯版のサイトとして開設しております。そして,最新のイベント情報や,また夜景ライブ,そして観光案内所の紹介をしているところでございます。それとともに外部のサイト,これはEVOナビ神戸いうんですか,そこにリンクさせまして,これは有料になるんですが,モデルコースの紹介や,先ほどご指摘ございました現在地からのルート検索といったような形のものをできるようなものにもしてございます。確かにこの携帯版のサイトは,いつでもどこでも手軽にアクセスできるということが重要でございますので,こういったFeel KOBEの携帯版観光サイトでは,今後ともいろいろ私ども持っていますツールにそういったアドレスを記載したり,QRコード──読み取ればすぐにそれが出てくるというQRコードを記載するというようなことで,できるだけアクセスしやすい環境整備を図ってまいりたいと考えてございます。  私からは以上でございます。 64 ◯黒住国際文化観光局文化観光部長 新たなキャラクターについては,検討もしていこうということで考えておるんですけども,その中で,やはりうまくいったところを聞いてますと,誕生のタイミングとかあるいはきっかけ,ストーリーとかいうふうなこともあるようでございますし,最初のところでの話題性と,それからコストというふうなこともございます。公募する限りは,それがうまく使えるというふうなある程度のことも考えていく必要があると思いますので,新たなキャラクターを検討していくという中で,その公募のことも含めて考えさせていただけたらというふうに思っております。 65 ◯分科員(梅田幸広) 公募につきましては,私,お金使わんと,頭を使うて,例えば先ほどちょっと例を出したんですけど,震災復興,そしてあわせて,そこからフェニックスのように立ち上がった神戸と。あわせて,それから,俗に言う新型インフルエンザは神戸から始まった。そして風評被害が非常にきつかった。その中でも立ち上がった神戸と。これはあくまでも,そのフェニックス言うたんは1つの例えですけど,やっぱり神戸いうのは,もともと新進気鋭のデザイナーとかそんなんぎょうさんおりますんで,これ金使わずに公募して,これをできたらあなたの名誉ですよと,そういう形でやれば,そんなにお金使わずにできるんじゃないかと思っております。  それから,先ほどの携帯電話の件,これは局長おっしゃいましたですけど,本当に神戸へ来られるとき,団体で来られるときに,皆さん,世話人といいますか,旅行社ついてきますけど,グループ旅行が今はやっております。その人らは何を見て神戸来てるかというと,インターネットで見たり,その先ほどのFeel KOBE,これで検索して,平日でも花時計のところへ行きますと,大体昼ごろになりますと,5~6人ぐらいのグループがうろうろ地図持ってます。そのときは皆さん,声かけたってください。どこへ行きたいのと。僕はできるだけ声かけるようにしています。特にやっぱりよそから来た人は,神戸いうとこは,その地図を見て来るねんけど,なかなかわかりにくいと。山があって海があってと,それはすぐわかるんやけど,中入ってもたらビルが高いからわかりにくいとよく言われます。だから,そういうことが,1つのそれがおもてなしやないですけど,やっぱり神戸来てよかったねと,そういう感じで思っておりますんで,ぜひともそれは,特にこの課の人は皆さん,よその人見たら,どこ行きたいのと,そのぐらい声かけるだけのゆとりを持っていただきたいと思います。  以上で終わります。 66 ◯主査(崎元祐治) どうもご苦労さまでした。失礼しました。  次に,藤原委員,発言席へどうぞ。  なお,残り時間は36分ですので,よろしくお願いいたします。 67 ◯分科員(藤原ともこ) 民主党の藤原でございます。よろしくお願いします。  早速質問に入らせていただきます。大きく5つの点についてお伺いいたします。  まず,ユニバーサルツーリズムについてが1つ,次に,神戸観光のコンセプトについて,3つ目が有馬観光について,4つ目がビエンナーレの集客について,最後,5つ目が海外移住と文化の交流センターについて,お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。  まず,ユニバーサルツーリズムについてお伺いします。  神戸市では,NPO法人と連携してユニバーサルツーリズムに取り組んでおられますが,この試みは非常にすばらしいことであり,全国に先駆けたものであります。私は,神戸空港を利用して行われた1月のモニターツアーすべてに合流して,実際に同行させていただきました。こちらは継続して内閣府等の補助金も随分出ていて,非常に国としても進めたい事業でございます。実際に同行して非常にいろんなことがわかりました。ふだん,いつも利用しているときに気づかなかったいろいろな設計の面ですとか,動線がどういうふうに考えられているか,そういうことも非常によくわかりました。神戸空港は動線も非常に広く取られておりまして,ポートライナーへの接続なども含め,ユニバーサルデザインを重視した設計がなされていることを認めることができました。  こうしたハード面での装置に加えまして,今年度からはKOBEどこでも車いすというソフトの施策にも取り組んでおられまして,これは全国的に見ても,これだけの仕組みを持った都市はほかにはほとんどないと思われます。また,モニターツアーで来られた経験者の方も,そのような意見が多かったと思います。  これがそのモニターツアーのときの写真です。ほとんどの方が普通に1人で歩ける方はいらっしゃいません。大体の方が車いすに乗っておられます。このモニターツアーの特色なんですけれども,ガイドがつきます。ガイドは,普通でしたら横で車いすを押したり,一応健常者がつくというのが多かったんですけれども,こちらのモニターツアーでは,車いすの方に車いすのガイドがつきました。ですから,同じ道を車いすでたどって,目線も同じ,そしてこの道の不自由さですとか,例えばトイレの問題,危険を察知する,そういうのも同じ目線で体験することができるツアーです。お出迎えのときからこういうふうに車いすでお出迎えをして,こちらが参加者で,こちらがガイドとなります。こういうことをした場合に,例えば私たちが車いすを押しますと,やはり私たちの速度で押すことになるんです。ですから,非常に危険,恐怖感を感じるということもございまして,また,私たちの見えている目線とまた違いますので,この方は中年の男女の夫婦の方なんですけれども,この女性の方は首から下が一切動きません。ですから,顔の機能と頭の機能しかないわけです。こちらのご主人は全盲です。全盲ですけれども,首から下は普通に機能が健常な状態です。全盲というのは,外に出たときにぼんやり明るいか暗いか,それぐらいの判断がつく程度だということです。ですけれども,この神戸空港をはじめユニバーサルの設計がしっかりされていると,このお2人でも,1人が首から下の機能をかわって,1人が道の説明をしてすれば,2人で旅行をすることができたわけです。この方々は──皆さん,どの方も泣いておられました。今まで何十年も旅行したことがありませんし,一生生活圏から出ることができないというふうに思い込まれていた方がありましたので,ただ,ほかの土地でも途中までは行けるんですけれども,乗り継ぎとか,その都心部に入るそういうところでいつもつまずいてしまって,不自由な思いをして気が滅入って,旅行が成り立たないというようなことを聞きました。中には障害者の方で,自分たちも──そのサポートをするセンターの人も来られていましたので──非常にこの神戸という自治体が勉強になるということで帰られました。  今回,この神戸空港から入って,水際,花鳥園ですとか,ポートライナーの乗り継ぎ,ホテルのユニバーサル化,そういうことがすべてみなと総局の管轄のところで賄われてましたので,予算特別委員会のときに,ぜひともこの持っていらっしゃる装置を使って,今から予算をかけることは必要ないので,ぜひ観光さんと連携をとり合って推進してくださいというお願いをした次第でございます。こちらの取り組みなんですが,この都市設計とかの面におきましても,非常に大きなアピールポイントであるだけでなく,神戸というまちのよさの発信にもつながります。自治体としての神戸の格も上がるものですから,もっと前面に押し出してPRするべきと考えますが,いかがでしょうか。  次に,神戸観光のコンセプトについてお伺いいたします。  現在,神戸の観光施策はどういうコンセプトのもとで進められていらっしゃるのでしょうか。私どもも観光議連で5~6時間かけて方々を見て回りました。非常にいろんなまた違う多様な魅力があるということを再発見いたしました。どこにねらいを絞って,今PRをしようとされているのか,その点お伺いしたいと思います。  次に,有馬観光についてお伺いいたします。  先般のインフルエンザ被害で有馬は10億円もの被害を受けました。それに加えまして,源泉の問題でありますとか,バイパス等の問題,非常に大きな問題はありますけれども,本日は,現場の非常に小さいですけど現実的な問題,そして女性の目線で,女性たちの現場の意見を酌み取ったことについて,お伺いします。  有馬温泉は女性の観光客が多く,活性化のためには女性の心をとらえることが不可欠だと考えられています。しかし今現在,有馬温泉にあるトイレの多くは決して清潔な状態とは言えません。また数もそれほど整っておりません。それが現状です。こういった状態では,せっかくお越しいただいた女性観光客に不自由な思いをさせ,悪いイメージを持たれてしまいます。そうなると次はないということにもなります。トイレの美化といった基本的な部分にもう少し気を配り,関係部局や地元NPOとも連携して,必要な改修や清掃を行う必要があると思いますが,いかがでしょうか。  また,有馬温泉には,お土産物屋をはじめとした多くの店舗で,今,女性がおもてなしの心を持ってお客さんと接しています。先日,ある大学が有馬温泉でフィールドワークを行いました。そのときに彼らが一番好印象を持ったのは,接客をしているその軒を並べるお店で,1人1人自分のお店で接客をする有馬のおばちゃんであるという声が出ました。有馬温泉をPRしていくに当たりましては,先ほどでもありましたけれども,非常に高級感でありますとか,そういうブランドイメージ,それとあわせて,こうした目に見えないおもてなしの心もうまくPRしていく必要があると思いますが,いかがでしょうか。  次に,ビエンナーレの集客についてお伺いします。  来月より,いよいよ2回目のビエンナーレが開催されます。前回は14万4,000人の来場者がありました。今回はそれを上回る15万人を目標に掲げているとお伺いしました。芸術や文化に関しましては,造詣の深い人もいれば,また,わかりにくいというイメージを持っている方もまだまだ多くおられることと思います。そういった方たちにも会場に足を運んでいただくことが文化施策としては重要であり,また,それが集客増にもつながることと思います。そのためには広報の仕方や実施内容における工夫が必要であると考えますが,今回のビエンナーレではそういった工夫はなされているのでしょうか,お伺いします。  最後に,海外移住と文化の交流センターについてお伺いいたします。  海外移住と文化の交流センターがこの6月に開館を迎えました。これは,平成11年にブラジル日系人団体から旧神戸移住センター保存への支援要請が神戸市に提出されましてから,10年もの間,関係者の方々の長年にわたる熱い思いが結実したものであり,その喜びもひとしおであろうと思います。また,開館したセンターに対して,現場の関係者や来館者の反応はどのようなものでしょうか,お伺いしたいと思います。  以上です。 68 ◯大森国際文化観光局長・観光監 それでは,私の方から,ユニバーサルツーリズムと神戸観光のコンセプト,そして海外移住と文化の交流センターにつきまして,お答えさせていただきたいと思います。  まず,ユニバーサルツーリズムでございますが,これは障害者の方,また高齢者の方が,安心して神戸観光を楽しめるソフトづくりを進めるプロジェクト──神戸ユニバーサルツーリズムと言っておりますが──そういった形で進めているものでございます。これはNPO法人のウィズアスさんが中心になって取り組んでいただいておりまして,神戸市といたしましても,世界一ユニバーサルなまちを目指しまして,積極的にこれを支援しているところでございます。これにつきましては,このプロジェクトの仕組みは,ウィズアスさんが関連いたします各事業者,これはタクシーの会社とか,観光施設,また,ホテルと,そういったところの既存のサービスを利用者のニーズに合わせてコーディネートしていくという形をとってございます。そして,このユニバーサルツーリズムの一環といたしまして,4月7日より,ふるさと雇用再生事業を活用させていただきまして,無料レンタル車いす──KOBEどこでも車いすの事業を展開したところでございます。これも観光などでまち中を移動する際に車いすを必要とされる方に対しまして,利用時間内であれば,どの地点でも借りることもできますし,また返却することもできると,無料のレンタルシステムでございます。当初4カ所だった貸し出し・返却地点も,現在9カ所にふやして運営を行っているところでございまして,利用者も徐々にふえている状況でございます。  さらに,現在,ユニバーサルツーリズムの一層の充実を図るために,ウィズアスさんが内閣府の地方の元気再生事業,これはユニバーサルツーリズム事業の振興と,障害当事者の一般就労機会の創出による地域活性化プロジェクトというものですが,それの認定を受けまして,実施事業の検討を行っているところでございます。委員ご指摘のとおり,神戸市といたしましても,他市にない先進的な取り組みといたしまして,ユニバーサルツーリズムのさらなる推進に向けまして,このNPOウィズアスや,また関係事業者──これはエージェントさんや宿泊施設などでございますが──との連携を深めまして,積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。  また,広報につきましても,ウィズアスさんがパンフレット等もつくってやっておられますが,神戸市といたしましても,ホームページや,先ほど申し上げました神戸公式観光サイトのFeel KOBEの中で,事業について既に紹介しているところでございますが,今後とも他都市でのプロモーション活動時に,私どもがパンフレットを配布するときにも,こういったユニバーサルツーリズムを広くPRして,神戸のよさを訴えてまいりたいと考えてございます。  次に,神戸観光のコンセプトでございますが,神戸市では平成17年6月に,22年度を目標年次といたします新たなビジョンとして,神戸2010ビジョンを策定いたしておりますが,この中に12のアクションプランの1つとして観光交流都市推進プランを掲げてございます。この観光交流都市推進プランにおきましては,観光振興の持つ地域創造力を生かし,経済や雇用への波及効果をねらうとともに,まちの美化,市民の我がまちを愛する心の醸成など,観光を通じた総合的なまちづくりを推進し,魅力ある観光交流都市を創造するといったことを目標として掲げてございます。そして,その目標に向けまして,オンリーワンを目指した展開が1点,2点目は神戸の魅力の発信,3点目は滞在型観光の振興,4点目は東アジアに重点を置いた国際観光への取り組み,最後の5点目といたしまして,Welcome to KOBE,神戸観光おもてなし戦略といったこの5つの重点事業を柱といたしまして,現在さまざまな取り組みを進めているところでございます。特にPRに当たっては,神戸の魅力あるさまざまな観光ツアーを幅広く国内外に売り込んで,PRしていくといったことが基本でございますが,特に力を入れている点といたしましては,具体的には,先ほど申し上げました重点事業の柱の中での経済波及効果が大きい滞在型観光について,特に強力に推進する必要があると考えてございます。そのため,国内におきましては,就航都市をはじめ首都圏や福岡といった遠距離の都市を中心にPRすることが重要,また,海外においては,世界の観光市場の中でも今後の発展が有望視されておりますし,また距離的にも近いということ,それとビザ発給の拡大といった国レベルの取り組みがされております東アジアを中心にPRに努めているところでございます。さらに,私どもやっております観光動向調査によりましたら,20代・30代の女性の来訪が多いといったこともございますので,こういった方々をターゲットといたしまして,ファッションやスイーツといった分野についてもPRに力を入れているところでございます。  滞在型の観光の推進のために,やはりこういったオンリーワンである観光資源を中心に,国内外に向け,幅広く神戸の魅力を効果的に発信すること,そして,観光客の誘致に努めるといったことが重要だと考えてございますし,また,お越しいただいた方への受入体制の整備といったことも,大変重要であると考えてございます。そのためには,美しいまちづくりとか,おもてなし人材の育成,また,案内表示の充実といったようなこと,そして,先ほどお答えさせていただきましたユニバーサルツーリズムといったようなことも推進させていただいて,そういった全体的な取り組みの中で,観光客を温かく迎えるおもてなしの風土づくりに努めているところでございます。いずれにいたしましても,先ほど申し上げました5つの重点事業の柱に基づいたさまざまな取り組みを進めていくことによりまして,人が集い,交流し,魅力あふれる観光交流都市の実現を図ってまいりたいと考えてございます。  最後に,海外移住と文化の交流センターでございますが,これは,このセンターにつきましては,ことしの6月3日に開館させていただきました。開館日から8月末までの来館者数の合計8,744人お越しいただいております。1日当たりに直しましたら,来館していただきますのは約114人となってございます。これは平日と週末で来館者の数に当然ばらつきがございますが,開館してまだ3カ月の数字でございますが,比較的順調なスタートを切れたのではないかと,私ども思っております。これは開館以来,ブラジルのお祭りでありますフェスタ・ジェニーナとか,また,ペルーの移民110周年の記念イベントなど,そういった多くのイベント,多くの日本人が移住した,特に中南米地域をテーマにした集客イベントが数多く開催されたといったこと,それによりまして多くの方,1度に数百人が来館するイベントもございましたし,そういったことや,また,センターの中心機能でございます移住ミュージアムにつきまして,ブラジル移住100周年記念の昨年から,いろいろマスコミ等でも取り上げていただくことが多かった。それとまた,海外移住の関係者や,また関心のある方,研究者といった方々が,多数来館されたことによるものではないかと,私ども考えております。  また,お尋ねの来館者の反応でございますが,これにつきましては,開館式典時にはブラジル日系人団体の代表の方や,ミュージアムで展示する資料の協力者といった方々にご来館いただきましたが,いずれの方も,まずは建物が保存・再整備されたことへの感慨,そういったものが非常に大きかったと思います。そして次に,展示に対して非常によい印象を持っていただいたと,私ども思っております。特に,かつての移住者の部屋──居室を再現しました部屋や,また,移住経験者の証言映像といったものもございますが,そういったものも大変興味を持ってごらんいただいた方が多かったのではないかと思います。そして,当時を思い起こして感激される方もいらっしゃるというふうに聞いております。さらに,日本にお住まいの日系ブラジル人の方々からは,ご自分の祖父母やお父さん,お母さんから,移住者の心のふるさとのように聞かされておりました建物が新しく生まれ変わったことにつきまして,感謝の言葉もいただいてございます。このような来館者や関係者の方々の言葉や姿を受けとめながら,今後も指定管理者と協力いたしまして,皆さんの期待にこたえられるような運営を行ってまいりたいと考えてございます。  私からは以上でございます。 69 ◯黒住国際文化観光局文化観光部長 有馬観光のおもてなしの心のPRの件でお答えをさせていただきたいと思います。  観光において非常に大切なことというのは,風光明媚な景色あるいはオンリーワンの魅力あるいは非日常的な体験ということはもちろんなんですけども,やはり観光地を訪れた方々がその地を気に入って,再び訪れたいと,こういうふうに感じてもらえることが非常に大事だと思います。そのために,そういうふうに感じていただくためには,地元の皆さんがおもてなしの心を持ってお客様に接していただくと。そのことで,心より歓迎されている,歓迎していただいているというふうなことが相手に伝わるというのが一番のポイントだというふうに思ってございます。そうした地元の人たちの温かなおもてなしの心が,観光客にとってもすばらしい思い出となって心に残るんではないかと思いますし,口コミで,そのことで有馬の魅力が伝わり,多くの方にリピーターとなっていただく,あるいは周りの方にも声かけていただけるということではないかと思ってございます。
     そうしたまち中のお土産物屋さんや飲食店というのは,毎日多くの観光客の方と接する機会があるということで,その印象というのが,そのまちの印象を決定づけるということにもなるわけでございまして,この有馬の女性の皆様方のおもてなしの心あふれる接客というのが,有馬の魅力づくりにとっても大変大きな力になっているというふうに考えております。これは,こうした有馬温泉のまち全体のおもてなしの風土というのは,多分有馬温泉の長い歴史の中で培われてきた大きな財産だろうと思いますし,有馬に来られたお客様にもその大きな魅力として実感をいただいていることと,そのように思っています。このおもてなしの心につきましては,現地で実際に実感していただくというのが何よりなんですけども,ご指摘がございましたように,有馬温泉の目に見えない魅力として,例えば今,いろんな機会にメディアの取材がございます。私どもの方が招聘することもございますし,また,仲介して取材の案内をしていることもございますので,そういう取材のときにも,ぜひそういうことを取材の方にも実感をしていただく,そして,その接客風景やお客様の声というものも取り上げてもらえるように,ぜひ働きかけていきたい。そういうことで情報発信をしていくことで,有馬温泉のPRにつなげていければというふうに考えております。  以上でございます。 70 ◯岸田国際文化観光局参事 ビエンナーレの集客の件でございますけれども,ビエンナーレでは,やはり現代アートを扱うということでございますので,とりわけ,やはり難しいとか,わかりにくいとかというようなイメージを持つ方が多いものではないかというふうに考えてございます。そのため,2回目のビエンナーレを開催するに当たりましては,そういった方々にも芸術の持つおもしろさでありますとか,楽しさを体験していただけるような神戸ならではの工夫といったものを考えていきたいというふうに思っております。そのため,まず広報面では,全国の美術館に資料等を送るのはもちろんのことでございますけれども,例えば市民の足であります市営地下鉄におきまして,コンテンポラリーダンスを舞台にして,ダンス列車というものを運行したようなプレイベントも開催をいたしました。また,神戸まつりでありますとか,海上花火大会といった市民にとっても身近なイベントへ参加いたしまして,広報にも努めてまいりました。また,ホームページにつきましても,6月に大幅にリニューアルをいたしまして,内容の充実に努めておりますとともに,フリーペーパーでありますとか,ミニコミ誌でありますとか,あわせて50紙以上にもこのビエンナーレの記事を掲載していただいてございます。そういったことで,より生活に密着した情報提供,情報発信も行ってきているところでございます。また,開催機運を盛り上げていくために,バナー,これを既にメリケンパーク会場の周辺には設置をしてございますけれども,今後,フラワーロード,それからさんちかの通路,そういったところにも掲げていきたいと思います。また,メリケンパーク会場の最寄駅でございますJR元町駅につきましては,東口の方で開催までのカウントダウン表示盤を既に8月14日──50日前でございますけれども──設置をしてございます。いよいよ開催時期が間近に迫ってきてございますので,これからは市営地下鉄,JR,近鉄といった公共交通機関での車内づりでありますとか,駅張りと,そういったことで,いま1度周知を図っていきたいと考えております。  また,内容面につきましては,現代アートから生け花,それから陶芸,大道芸,さらに児童絵画といったように,多種多様な芸術の分野を取り上げておりますので,いろいろなジャンルから興味を持っていただけるものというふうに考えております。  そして,今回のビエンナーレでは,非常に神戸らしい取り組みといたしまして,神戸の持つ,いわば最大の資源でもあります港そのものを会場といたしました海上アート展というものを開催をいたします。これはメリケンパークと兵庫県美術館,両方を会場としておりますので,その両方を船で結びまして,船に乗っていただきましてミニクルージングを楽しみつつ,観光気分で神戸のまちでありますとか,山でありますとか,また海を見ていただきながら,気軽に神戸港内に設置されたアート作品を鑑賞していただくというものでございます。多くの方々に,これまで経験したことのない神戸ならではのアート鑑賞を体感していただけるものではないかというふうに考えております。  また,今回は文化庁メディア芸術祭との連携企画といたしまして,2008年度の受賞作品を展示をいたします。中でもことしの2月にアカデミー賞の短編アニメ部門賞を受賞いたしました「つみきのいえ」という作品がございますが,これにつきましては,このメディア芸術祭でも賞を受賞してございます。その作品をメリケンパーク会場でも放映をいたすところでございます。非常に大人から子供まで楽しめる親しみやすい作品でございますので,身近なものに感じていただけるというふうに思っております。  また,生活空間に近い場所ということで,メリケンパークの会場につながる三宮・元町商店街,そこと関西の大学などが連携をいたしまして,さらにまちを訪れる方々と一緒になってアートに取り組むプロジェクト「人と人とアートと人と~三宮・元町アートプロジェクト~」,ちょっとタイトルは長いですけれども──そういったものを9月から順次実施をしてございます。メーン会場でありますメリケンパーク会場内には,地元神戸を拠点とする企業によるおしゃれなアートカフェというものを設置をいたしますし,ボランティアの方々にも会場運営にも参加いただきます。また,参加アーチスト自身によるワークショップも積極的に開催することで,アーチストとの直接的な交流の機会を提供することによりまして,来場者の方々に,会場内で楽しく過ごせる環境づくりに努めていきたいと考えてございます。  以上のような取り組みを通じまして,芸術の持つおもしろさ,楽しさに気軽に触れられるよう努めていくとともに,開幕まで残された時間は限られておりますけれども,引き続き積極的に情報発信を続けてまいりまして,多くの方に来場していただけるように努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 71 ◯中西国際文化観光局文化観光部観光交流課長 有馬温泉のトイレの問題につきまして,ご答弁をさしあげます。  委員ご指摘のとおり,有馬温泉につきましては,非常に女性観光客が多くいらっしゃいまして,市内で言いましても,一番女性観光客の割合の高い地域でございます。そういう意味では,有馬温泉の観光振興にはできるだけ女性に受けるイメージアップというところを図っていく必要があるというふうに考えておりまして,そのテーマの1つに,トイレがあるということも重々認識してございます。  この有馬温泉内のトイレでございますけれども,現在11カ所,一般の観光客の方にご利用いただいておりまして,6つ市民トイレがございます以外に,公園のトイレ,また協力いただいて使わせていただいているトイレ,それで合計11の箇所でご利用をいただいております。有馬温泉につきましては,従来から温泉街らしいまちづくりを進めていこうということで,地域の皆さんと,また市が一体となっていろいろ取り組みはしてございます。例えばトイレの面で見ますと,昨年度,旅館協同組合さんの方が駅近くにございます駐車場,自主管理されているところのトイレを改修されておりますし,また,我々の所管しております金の湯・銀の湯,また,有馬の工房の建設とかあるいは改築に合わせましても,できるだけきれいな気持ちのいい,快適に使っていただけるトイレというものをつくるように努力をしておるところでございます。また,公園のトイレというのも,なかなかきれいに使っていただくというのも難しいようなところもございますけれども,今年度におきましても,建設局の方が炭酸泉源公園のトイレの改修に努めておりまして,なかなか一足飛びにすべてをきれいにというのは難しい状況ではございますけれども,それぞれの設置者におきまして,きれいなトイレづくりというところにつきましては取り組んでおるところでございます。  もう1つは,清潔感というところもございます。それは日常的な管理というものが非常に大事になっておりますので,これにつきましては,地域の皆様のお力,また地元NPOの皆様のお力,また我々,関係部局が今後とも連携して,一緒におもてなしの気持ちを持つ中で,トイレの雰囲気で,もう二度と有馬に来ないよと思われることのないように,取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 72 ◯分科員(藤原ともこ) ありがとうございました。幾つか再質問させていただきます。  まず,ユニバーサルツーリズムについてですが,このモニターツアーの際は,もちろん朝のラッシュ等が終わったその時間からの設定にされてました。花鳥園等も非常にトイレ1つ1つ,個室が3畳,4畳ぐらいの広さを保ってて,そういうような設計がされるところへの連結がうまくできておりましたけれども,その時間帯というのは,非常に本当にがらがらで人がいなくて,使う方は観光客とか非常に快適なんですが,そういう時間を使って,今何か工夫をされているようなことがもしありましたら,お聞かせください。  それから,観光についてなんですが,10月3日の観光の日ということで,観光ウイークが始まりますが,こちらに合わせて観光地クリーンアップ市内見学ツアーというのを募集されているようです。今回は新長田若松公園を皆さんでクリーンアップして,観光客へのホスピタリティーに備えるということですが,こちらのご説明をちょっとご紹介をいただけたらと思います。  それと,有馬のトイレの問題ですけれども,例えば有馬の看板行事でございます大茶会が,これが公園で行われますが,こういうとき,次のときまでにはぜひ整えてくださったらという気がいたします。また,住宅地の公園等でトイレをつくって,住民の皆さんで管理をするというようなことは,非常にやはり管理運営,衛生面で難しいんですけれども,この有馬の地というのは,やはり住宅地,ビジネスの場で,ちょっとほかとは特異差があると思います。婦人会,NPOではきっちり課金するようなアイデアもありますし,管理運営ができる機運にありますので,そのようなことも,もし成立しましたら,市民の協働と参画という1つのモデルケースになるんじゃないかなと思いますので,そういうようなタイアップについても,今後考えていただけないかと思います。  それから,海外移住と文化の交流センターについてなんですけれども,こちら非常に去年から新聞報道も多くて,何よりもああいう形できっちり保存してくださったということは,やはり神戸市として非常に意味のあることであったと思います。さっき局長からご答弁ありましたけれども,関係者や実際に移住された方はひとしお,例えば船室を模した生活をしたお部屋であるとか,非常に胸が詰まる思いがあると思うんですけれども,一般の方,特に若い方,やはりこの方々は,1つのこの神戸の今華やかな観光地がありますけれども,この神戸の歴史の中で,やっぱり1つの歴史のうねりの中に巻き込まれて,非常に大きな役割を果たした人たちだと思います。また,横浜の自由移民と違って,神戸の25万人の内訳は,ほとんどが契約移民であったということですから,これは当時の国策によってこれが行われたわけですので,ぜひ行政としても取り上げて,しっかりと踏まえて,私たち,また若い方たちに説明していただくことには非常に意味があると思います。  また,サンパウロの市長──それとブラジルに行った方は,向こうが受け入れてくれたということに非常にやはり感謝をしておりますし,サンパウロの市長やリオ──姉妹都市になっておりますけれども──自分たちにとっても日本人が来てくれたから,これだけ都市が栄えたんだというそのような賛辞の言葉もありますので,非常にこの両国の交流に貢献をされた方たちですので,ぜひとも,報道とかそういう場合の記事づくりに関しては,まずそういう面の周知,そこから始めて広報していただくのが非常に重要なことではないかなと思います。いまだちょっといろんな経緯とかあちらの存在について,詳しくご存じでない方もまだ多いと思いますので,そういうこれからの広報について,何かお考えがあったらお聞きしたいと思います。  以上です。 73 ◯主査(崎元祐治) これこそ,もう時間が過ぎておりますので,もう本当に本当に簡潔にお願いします。 74 ◯大森国際文化観光局長・観光監 ユニバーサルツーリズムの関係ですが,ちょっと時間帯について工夫していることは聞いてございません。1点。  それと,2点目の長田クリーンアップ&市内見学ツアーでございますが,これもちょっと手元には資料持ってないんですが,一応9時半にJR新長田駅前に集合していただきまして,近くの若松公園等を行くというふうに聞いてございます。  3点目,私の方からは,移住センターの件でございますが,これにつきましては,これから指定管理者と協力しながら,移住経験者や関係者の方々から,できるだけ幅広いご意見をいただきまして,子供たちを中心にした若い世代に広く,海外移住について,できるだけ考えてもらうという機会を提供してまいりたいと考えてございます。  私の方からは以上でございます。 75 ◯黒住国際文化観光局文化観光部長 トイレでございますけども,これまでにも婦人会とか,それから観光協会の皆さん,建設局とか関係のところと一緒にいろんな話をさせていただいておりまして,特に公園のトイレの改修でありますとか,維持管理のこと,そういうこともございまして,できることを順次やっているということでございます。大きな大茶会に向けても,そのタイミングで何かできることがあれば,また協力してやっていくということで,話し合いの方は進めていきたいと思います。 76 ◯分科員(藤原ともこ)超過して申しわけございませんでした。ありがとうございました。 77 ◯主査(崎元祐治) 次に,藤本理事,発言席ヘどうぞ。  残り時間34分ですので,よろしくお願いいたします。 78 ◯副主査(藤本浩二) それでは,早速質問に入ります。  まず初めに,デザイン都市・神戸と連携した文化施設についてであります。  神戸市は,昨年10月にユネスコ創造都市ネットワークの認定を受け,デザイン都市・神戸の実現に向けて取り組みを進めておられます。デザイン都市・神戸は,市民の協働と参画のもと,デザインという視点で新たな魅力を創造していくことを基本理念とされております。このことは,文化芸術の持つ創造性を生かした人づくりやまちづくりを進める文化創生都市づくりの考え方に通じるところもあり,国際文化観光局としても十分連携をとって進めていただきたいと思います。  それでは,第1点目ですが,デザイン都市・神戸を進めていく上で,豊かな感性や創造力といったことも重要な要素になると思われるが,これらをはぐくんでいくに当たって,芸術や文化の果たす役割は大きい。市民,特に子供や若い世代の人たちが日常的に芸術文化活動に触れ,体験できる環境づくりが必要と考えますが,ご見解を伺いたいと思います。  2点目,次に,さきの本会議でも我が会派が述べたように,創造的な活動ができる人材を神戸に呼び寄せる施策も必要である。当局では世界4大フルートコンクールの1つとして高く評価されている神戸国際フルートコンクールを開催しているが,こうした芸術文化に関する質の高いアワードやコンペティションをより充実させ,芸術家やアーチストが集まりやすい環境をつくることも必要と考えますが,ご見解を伺いたいと思います。  次に,滞在型観光についてでありますが,神戸市観光動向調査によると,平成20年度に神戸市を訪れた観光客のうち,市内で宿泊した人の割合は33.3%であったと。観光交流都市推進プランに掲げる30%の目標は達成しているものの,宿泊した人のうち7割近くは1泊しかしていないなど,滞在型観光の推進という点ではまだ課題があります。日帰りしている人に宿泊していただく,あるいは宿泊している人にさらにもう1泊していただくためには,現在取り組んでいる夜景観光などにより力を入れるとともに,それに加え,常に新しい魅力的な観光資源を開発・提供していかなければならない。地元住民やボランティアガイドの案内によるまち歩きや,体験型の産業観光といった神戸ならではの着地型観光を開発し,夜景とセットで売り込んでいくなど,さまざまなアイデアでもって滞在型観光を推進すべきと考えますが,ご見解を伺いたいと思います。  最後に,旧乾邸の保存・活用について,旧乾邸は,神戸の山手文化の歴史を色濃く反映した貴重な建築物であり,その保存については,多くの市民が関心を寄せているところであります。我が会派としても,地域の歴史を刻む建物がなくなっていく中で,国有財産である旧乾邸の行方について大きな関心を寄せており,平成20年度予算特別委員会において,旧乾邸の保存を所有者である国に対して強く働きかけていくべきと要望したところであります。その結果,国は,本物件の売却に当たって建物保存を条件とすることを表明し,本年2月には旧乾邸は市の指定有形文化財として指定を受けるに至っており,一定の成果があったものと考えております。しかしながら,その後,国が4月に行った一般競争入札への申込者はなく,また,6月には,すぐに購入できる物件として先着順随意契約の受け付けも行いましたが,これも申込者がいなかったため,現在に至ってもなお売却先が決まっておらず,今後どうなっていくのか心配しているところであります。国の今後の対応について,把握しているところがあれば教えていただきたい。また,国際文化観光局としては現状をどう考え,今後どのように対応していくつもりなのか,伺いたいと思います。  以上でございます。 79 ◯大森国際文化観光局長・観光監 それでは,私の方から2点,デザイン都市と連携した文化施策の中の芸術文化活動に触れ,体験できる環境づくりといった面と,それと旧乾邸につきまして,お答えさせていただきたいと思います。  まず,デザイン都市・神戸を進めていく上で,日常的に若い世代の人たちが芸術文化に触れ,体験できる環境づくりが必要ではないかといったお尋ねでございますが,神戸市におきましては,現在,都市間競争の中で選ばれる都市であり続けるために,新たな創造都市戦略といたしまして,ご存じのようにデザイン都市・神戸の実現を目指しております。そして,まち・暮らし・ものづくりといった神戸らしさをデザインの視点でより一層磨きをかけまして,新たな魅力と活力を創造する取り組みを進めているところでございます。  ご指摘のように,デザイン都市・神戸の取り組みというのは,まちの魅力を見直し,芸術文化を生かした神戸らしいまちづくりを進めていく,私ども目標でやっております神戸の文化創生都市づくりの考え方に通じるものがございます。私,平成16年12月に芸術文化を生かしたこれからの神戸づくりの基本理念といたしまして,神戸文化創生都市宣言を行っておりまして,その実現に向けまして,神戸2010ビジョンのアクションプランの1つといたしまして,文化創生都市プランを策定いたしまして,具体的な取り組みを着実に推進しているところでございます。この文化創生都市プランの推進に際しましては,デザイン都市・神戸との連携を位置づけるとともに,市民の豊かな感性や創造力の醸成,創造性を生かしたまちづくりといった視点を重視しているところでございます。  このような考え方の中で,子供や若い世代を含め,幅広い市民が日常的に芸術文化に触れ,体験できる環境づくりにつながる取り組みを進めているところでございますが,平成20年度におきましては,文化ホールにおいて,すぐれた芸術──舞台芸術の鑑賞機会を多くの市民に提供するために,オペラとか歌舞伎等の芸術性の高い公演を実施するとともに,外出しにくい主婦や高齢者を対象とした昼間のコンサートといったものを実施するなど,幅広い層を対象にした鑑賞事業を実施しているところでございます。また,身近な区民センターでは,身近な場所での芸術鑑賞イベント,住民参加の演奏会や作品展といったもの,地域文化の振興に向けた事業を実施しているところでございます。また,さらに,神戸ゆかりの美術館では,小・中学生向けの絵画鑑賞会とか,親子ミュージアムといったものも実施いたしておりますし,神戸の文学館においても,神戸にゆかりの深い企画展示や文学講座,筑前琵琶の演奏会といったようなものを実施しているところでございます。このほかにも,こういった施設ということでなしに,まち中でいろんな取り組みをしていこうということで,旧居留地とか,神戸空港などで,市民や観光客が気軽に質の高い音楽に触れ,まちのにぎわいにつながる取り組みといたしまして,私ども,まちのアートステージといったものを定期的に開催いたしてございます。そういったさまざまな取り組みをやることによりまして,デザイン都市を進めていく,また文化創生都市の実現を図っていくといったようなことを考えてございます。  このように,これまでも日常的に芸術文化に触れ,体験できる環境づくりに努めてまいったところでございますが,デザイン都市・神戸を進めていく上では,文化創生都市の実現が重要な役割を担うと考えておりまして,今後も豊かな感性や創造力の醸成に向けまして,神戸ビエンナーレの開催とか,先ほど申し上げましたまちのアートステージのより一層の展開など,子供や若い世代を含め,多くの市民が芸術文化に触れ,体験できる環境づくりにより一層努めてまいりたいと考えてございます。  次に,旧乾邸の保存・活用についてでございます。  ご存じのように,旧乾邸,阪神間の山手文化を象徴する邸宅建築でございまして,住吉山手の歴史性を反映して,文化的意味合いの強い建物でございます。これまで国との管理委託契約によりまして,私どもの国際文化観光局が運営をさせていただいておりますが,その中で,地域団体をはじめさまざまな団体に活用され,親しまれております。また,建築家や文化関係者から構成された団体などから保存・活用を求める要望もございまして,多くの市民にとって関心の高い建物であると認識しているところでございます。  これまで有効な保存策につきまして,国に強く申し入れを行いまして,協議を重ねました結果,先ほど委員の方からもお話ございましたように,国のこれは画期的な試みだと私ども思っておりますが,本年2月に神戸市の指定有形文化財としての指定を受けて,その上で建物の保存を条件に広く売却するといった方法をとっていただきました。残念ながら,これまで一般競争入札とか先着順による随契といった努力を重ねていただいたところでございますが,こういった経済情勢の中で,なかなか買い手がつかない状況だというふうに,国の方からも報告を受けているところでございます。今後,国においてどのような展開を図られるのかにつきましては,基本的に国が独自に判断される事柄でございますが,そして我々が関与しにくい分野でもございます。ただ,国におきましては,広く一般に向けて早期売却を目指す方向性は変わらないというふうに,具体的な対応は現在検討中であるというふうに,私ども聞いております。  旧乾邸につきましては,先ほど申し上げましたように,市の指定有形文化財として指定されておりますほか,従来より多くの市民・団体から保存・活用を求める声をいただいております。ただ,その一方で,国の管理,私ども管理委託契約で日常的な管理をさせていただいておりますが,建物自体に雨漏りや部分的な老朽化が進行しつつある状況にございます。部分的には私どもも管理委託の中で修繕等は行っておりますが,このまま買い手がつかない状況は,決して望ましい状況ではないと思っております。そのため,市としましてもどう対応していくべきかにつきましては,今後検討してまいりたいと考えているところでございます。  私からは以上でございます。 80 ◯黒住国際文化観光局文化観光部長 創造的人材の集積の点でございます。ご指摘がございましたように,芸術文化を生かしたまちづくりを進めていくというためには,アーチストなどの創造的な人材が集まる仕組みづくりということとしまして,質の高いアワードあるいはコンペティションの充実ということが非常に大事になってくるというふうに考えておりまして,現在,文化創生都市プランの中でもチャレンジ事業の1つということで,芸術文化コンペティションの新規誘致件数というものを上げてございまして,その実現に向けて今取り組んでいるというところでございます。このために,世界4大フルートコンクールとして評価をいただいております神戸国際フルートコンクールのほかにも,日本アマチュアシャンソンコンクールでありますとか,それから神戸ジャズヴォーカルクイーンコンテストというふうなものの開催も支援をしておりまして,いずれも全国各地から,あるいは世界──海外からもということでございますけども,実力のあるアーチストがこの神戸に集まるというふうなことでありますとともに,プロへの登竜門として評価をされまして,音楽のまち神戸の定着につながっているものと考えてございます。  それから,美術の分野につきましても,小磯良平氏の偉業をたたえる,国内最高峰の美術公募展でございます小磯良平大賞展というものを開催をいたしております。近年では1,000点を超える力作が集まっておりまして,過去の受賞者につきましては,その後,国際的にも活躍されている状況でございます。  それから,神戸ビエンナーレ2009におきましては,主要事業になりますアートインコンテナ国際展をはじめとしまして,現代陶芸展でありますとか,大道芸のほかにも,新たにグリーンアート展などさまざまな取り組みをコンペティションを中心に実施をすることとしておりまして,こういうアートプロジェクトを通じまして,国内外からの多くのアーチストが神戸に集まっていただけるものと,このように考えております。  他都市の多くのビエンナーレとかトリエンナーレでは,総合ディレクターなどが出展作家を選定するというのが一般的なんでございますけども,あえてこのコンペティション形式を中心に広く作品を公募するというふうなことで,新進のアーチストの発掘や育成につなげていこうとしているものでございます。  こういうふうに,これまでも創造的な人材が集まるように質の高いアワードやコンペティション開催に努めてきておりまして,今後もフルートコンクールや,あるいはビエンナーレというものを継続開催をしていくとともに,まちの魅力やさまざまな資源を生かして,神戸らしい質の高いアワードあるいはコンペティションの充実に努めてまいりたいと。そして,一層創造的な人材が集まる環境づくりを進めていきたいというふうに考えてございます。  それから,滞在型観光でございます。  滞在型観光につきましては,宿泊施設や飲食店をはじめ大変大きな経済波及効果があるということで,観光振興の重要な課題,柱ということで,推進を今もしているところでございます。滞在型観光につなげるための取り組みということで,ご指摘もございましたように,夜景観光の推進ということでは,六甲山・摩耶山からの夜景や,あるいはウオーターフロント,明石海峡大橋などのライトアップ,神戸港クルーズあるいはホテル,展望デッキからの眺望など,さまざまな夜景を楽しんでいただけるスポットはあります。これを神戸夜景公式ホームページの開設あるいはこの夜景スポットをスタンプラリーで回る神戸夜景回遊というふうなことを展開してまいっておりますし,これを通じて,海・まち・山を有する神戸ならではの夜景のPRをしているところでございます。  それから,夜の神戸を楽しんでいただくというために,特にジャズを生かした都市の魅力創出ということにも取り組んでおりまして,ことしも来月10日・11日とやりますけども,神戸ジャズストリートや,それから特にジャズのまち神戸を発信するキャンペーンということで,スインギング ナイツ in KOBEというふうな事業も行ってまいっております。  そのほか,宿泊滞在につなげる取り組みということで,就航都市での観光キャンペーンを展開するというふうなことで,遠距離からの誘致に取り組んでおりますし,また,とりわけコンベンションの誘致にも力を入れておりますし,また,特に修学旅行などの教育旅行の誘致につきましても,体制を強化をして取り組んでおるところでございます。  滞在型観光の振興につきましては,今,日帰りなさっている方に宿泊をしていただく,あるいは今は1泊をされている方にもう1泊していただくというふうなことが必要でございまして,これまで行ってきました夜景観光の推進あるいは遠距離からの誘致というふうなことに,引き続き取り組んでいくということに加えまして,市内それぞれの観光地で,絶えず新しい魅力をつくり出して,それを情報発信するということとともに,この港,夜景,ジャズあるいはスイーツ,ホテルでの朝食あるいは震災体験学習というふうな,神戸ならではの魅力を体験できる着地型の観光の推進というのが非常に大事だというふうに考えております。  そういう中で,六甲山でのエコツーリズムを推進していこうということで,今エコツアーのガイドの育成や,あるいはそのツアープログラムの開発などもしておりますし,この4月から6月にデスティネーションキャンペーンというふうなことをやってまいりましたけども,このときに地元の住民の皆さんやボランティアガイドのご案内によりますまち歩きというものもやっておりましたので,これを引き続き応援をしていこうというふうに考えてございます。  さらに,多彩な観光資源のネットワーク化というものを市域全体でもっと進めていくというふうなことを考えておりまして,物づくりでありますとか,健康,グルメ,ファッションというふうな,テーマ別のモデルコースを新たに開発をしまして,これまでは狭いエリアの中での周遊ということが中心であったものを,ぜひエリアを超えて市域──市内全域を周遊していただけるような,そういうものを開発をし,宿泊にもつながるような仕組みにしていきたいというふうに考えております。そして,その情報発信に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  観光振興につきましては,関係する事業者とか旅行会社あるいは公共交通機関や,そして観光ガイドボランティア団体など,さまざまな方々と連携をして協力をして取り組むということが必要でございますけれども,そういうものを進めながら,滞在型観光の取り組みをさらに進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 81 ◯副主査(藤本浩二) ありがとうございます。まず,再質問する前に,ちょっと1点だけご紹介しておきたいと思います。  これ,ご存じやと思うんですけど,まちの魅力神戸5位にということで,先日の新聞に載っておりました。ただ,すごいなと思ったのは,普通であれば,政令指定都市とかが多いんですが,これ全国1,000自治体調査いうことで,調査はことしで4回目ということで,詳しく言いませんが,観光してみたい自治体で,昨年の11位から7位,住んでみたい自治体でも4位から2位に上昇したと。総合的にこの神戸市は5位だったと。ただ,この1,000の自治体のうちで5位というのはすばらしいなと思って見ました。今までたくさん,私が議員になる前から,夜景のこととかいろいろ取り組まれて,こういう結果だと思います。よろしくお願いしておきます。  それと,私,神戸の観光を考えたときに,はっきり言って,海と山とまちということで,海はもちろん神戸港で,山は六甲山で,摩耶山で,まちは旧居留地を──こういった部分では,観光は非常によく取り組まれていると思います。私考えて何が足らんのかなと思ったら,やっぱり次は人,人物じゃないかなと思って,いろいろパンフレットも,JR関係もあんまり神戸市は出しておりませんので,いろいろ見ましたけども,人物,案外これ,とらえられてないなということで,例えばこれ,ちょっと貸していただいてきましたが,神戸新聞が出しておられる神戸ゆかりの50人いうことで出てますね。これもざっと見たら,いろんな方いっぱいあるんですね。それで,こういった方を全然生かせてないん違うかなと私は思いました。  というのは,これ私,ちょっと長崎の分をご紹介したいんですが,坂本龍馬の銅像がぼんと表に──これは別に構わないんですが──そこに近代日本の舞台は長崎じゃという,坂本龍馬をひとり占めしたようなことが書いてありますが,これも長崎さるくマップブックということで,長崎国際観光コンベンション協会というとこで出しておられるんですね。これは有料で500円なんですが,これも,もちろん例えば坂本龍馬といえば,普通の人であれば高知市とか,この長崎とか,京都とか,あんまり神戸は出てこないと思うんですね,普通。夜景とかいうたら,まず神戸とか函館とか出てくるんでしょうけど,坂本龍馬いうたら神戸に何関係あるんという,そんな雰囲気じゃないかと思うんですね,よそから言えば。これちょうど2010年のNHKの大河ドラマがこの坂本龍馬の人生を紹介する竜馬伝いうことで,主役は福山雅治さんに決定し,今もう撮っておられるようですけども,そういった意味で,これ多分出しはったんかなと思って,幕末の長崎いうことで,岩崎弥太郎とか,坂本龍馬とか,こういうちょうどレトロっぽい,載っているわけですね。何かこういった部分,神戸市はほとんど何かあんまりないと思うんですね。ただ,今までやってこられたことは,これはっきり言いまして,大したもんやと思います。夜景にしろ,その雰囲気にしろね。その中で今度何するんやと,そこにちょっと目を向けられたらどうかなと思うわけです。ちょっとこれ見てましても,例えば小泉八雲ですね。これにしたって,私も行きましたけど,このラフカディオ・ハーンいうて,松江っていうふうにどうしてもありますね。神戸,何で小泉八雲なんていう方はいっぱいあると思うんですね。これでも見てみたら,神戸は2年ほどおって,向こうは1年3カ月ですか,何かそのぐらいですよね。神戸,碑もあるんですけど,イメージ的に全然ないですよね,何か関係あるかという。そやから,今おっしゃった小磯良平さんとか,また賀川豊彦さんとか,現に建設されて会館,本人のぼんと名前つけたものある分はいいんですけど,何かそこら辺,私,勝海舟と坂本龍馬を何か利用して言うたら失礼ですけど,何かこんなとこあるんやでというのも大事違うかなと。  これ,海軍操練所のちょっととってきましたけど,和田岬砲台,これ何か知らんけど,和田砲台て書いてあるんですけど──私ら和田岬言うてますけど──これ見ても,例えば神戸市立博物館ではこの三つ葉葵のかわらが現に残ってますよね,これね。これ見たら書いてありますね。それ1つ使えますよね。和田岬砲台でも,これはっきり言うたら,莫大な金かけて,当時つくっておられる。今あるのは何かいうたら,そこにあります海軍操練所の跡の大きないかりのあれが1つあるだけで,当時,見ましたら,やっぱり最低でも200人ぐらいここに,神戸に集まってますよね。勝海舟をもとにして,坂本龍馬が塾長で,何かここらをもっと利用できるんじゃないかなと思うんですね。岡田以蔵とか私ら知ってるような人来てますよね。だから,何かそこらを利用して,別に高いものこしらえなくてもいいから,例えば港の方に,やっぱり居留地では合いませんので,急に居留地の傍らに竜馬が立っとったらびっくりしますんで,何か海の方につくっていただくとか,なおかつ,こういうエキゾチックな雰囲気を壊さんように,やっぱりスーツにげたいう感じやったらおかしいから,ちょっと違うところにね。ああいう桂川みたいな巨大なやつやなしに,行って写真撮れるような,あそこでは撮れませんよね,一瞬撮ろうか思うても大き過ぎてね。だから,等身大の例えば銅像つくっていただくとか,勝海舟と龍馬,だれでもよろしいけど,つくっていただいたら,銅像やから,石とブロンズか何かやから,なかなか壊れないですよね。1回つくっとったら金かからんと。だから,そういった分でも長く使えますし,やっぱりそういう何ぼでもできるん違うかな思うてちょっと見ましたね。この資料見ても,ちょっと書いてあるんですけど,例えば陸奥宗光だけでも結構使えますよね。だから,皆,どんな人や知らんかっても,名前だけは聞いたことがあるわいうていっぱいあるから,それを利用して,なおかつそういった部分をやっていただいたらと。  もう1つだけ言いますと,勝海舟の──兵庫区の人はご存じですけど──兵庫区にこの勝海舟が住んでおった家の門が残ってますよね。こんなんも利用できますし,だから,こういった分,ちょっといかがかなと思っているんです。  ちょっと先にそれだけ言ってもらいましょうか。済みません,それについて見解を伺いたいと思います。 82 ◯黒住国際文化観光局文化観光部長 先ほどの滞在型観光の一環ということの,そういう点もあると思うんですけども,確かに神戸市内には非常にたくさんの史跡がございます。今,委員のおっしゃったように,それがなかなかネットワークできてなかったりということで,先ほどのお話にありました勝海舟につきましても,今,和田岬砲台というのは,ちょうど三菱重工の敷地の中にあるということで,日常的にはごらんいただけませんけども,まち歩きとかいろんな形でそこも活用させていただいておりますし,ちょうど今,国とか県とか市,それから三菱の資金で今改修工事を今年度からやっているというふうに聞いておりますし,それができ上がった暁には,もう少しいろんな形で地域にも見せていただくような機会がまたあるんではないかなと,こんなことも思っています。そういう意味では,今あるたくさんの人物のいろんな史跡あるいは関連するものがたくさんございまして,そういうものをなかなか私どもの方が結びつけてPRするというのができてないというご指摘だったと思います。その点では,いろんな形で今,先ほども申し上げましたように,テーマ別のこのネットワークをつくって市域全体を結びつけると。そのことを通じて滞在型の観光というものも振興していきたいというふうなことを考えておりますので,ぜひこの人物と史跡あるいはいろんな形で,今,記念碑・モニュメントのようなものもございますので,そういうものをまずあるものをもっと活用できるように考えていけたらというふうに考えております。 83 ◯副主査(藤本浩二) ちょっと忘れんうちに,先ほどの乾邸ちょっと言うときますわ。この乾邸については,もうとにかくこういう状況なんで,企業メセナいうたって,そらなかなか自分の会社が大変やのに,文化や芸術に何か支援してくれという,多分これ無理やと思うんですね。だから買い手もついておらないいうことで,既に市の有形文化財になっておりますんで,有形文化財いうことは,もう市民のはっきり言うて文化遺産ですから,このほうっておくという問題やなくして,市としてもっと主体的に乾邸の保存・活用を考えていくべきだと思いますので,これは要望にしておきますけども,ぜひ前向きによろしくお願いいたします。  それと,先ほどのちょっとこれ言うてなかったんですけど,デザイン都市・神戸についてお話ありましたけど,これすごいなと,4大フルートコンクール1つになっているということ自体がね。取り組まれた方も大変だと思いますけども,こういった部分,私みたいにもう焼き肉食べて,生中飲んでスポーツ観戦する人は,余りフルートいうてもわからないんですよ。とにかくこういった神戸に合うようなすてきなおしゃれな,ぜひとも続けていっていただきたいと思います。  先ほどに戻りますけども,私,なぜか思うたら,高知市なんていうたら,坂本龍馬だけで年間200万人以上の人を集めているような──きっちりした数字言いませんけども,もしか坂本龍馬の銅像なくて,あれでこの宣伝なかったら,恐らく10分の1も観光客行かないんじゃないかと思うんですね。山口県の萩市でもそうですね。やっぱり吉田松陰以下──松陰言うたら萩市の人に怒られますけど,松陰先生いうて向こうで言われてますけど──その人たちが,この明治維新のそういった英傑とかそういう方出てなかったら,これ恐らく萩市言うたら,失礼か知らんけど,今の観光に行こうかという,多分ないと思うんですね。だから,神戸もある意味,今現在やっておられることはすてきなことなんで,やっていただいて,それプラスさっき言うたようなこと,別にきょう,あすの問題じゃないですので,やっぱり考えていただいて,神戸はこんな神戸もあるよという,人物や歴史やそういったものも1つは取り組んでいただきたいと思います。  それと,あとちょっと時間ありますので,本持ってきたんですが,1つは,これちょっと建設局からいただいたんで,歌碑の道とか文学散歩,これをちょっといただいてきたんですけども,私よう思うのは,よく昔いうたら石に彫って,読めないような変体仮名で横に書いてあって,有名な名前だけしか知らんような昔の歌人とかのやつ載ってますけど,そういったもんやなしに,私ちょっと持ってきたんは,宮本輝さんの花の降る午後の映画化にもなったと思うんですが,これちょっとだけ読みますね。「ブラウンさんのステッキの音がゆっくり近づいてき,遠ざかっていった。北野坂のにぎわいと車のクラクションが典子の足の下あたりでざわめいている。典子が営むフランス料理店アヴィニヨンは神戸の北野坂から山手へもう一歩上ったところにあり,右隣に黄健明貿易公司の事務所,左隣に毛皮の輸入販売を営むブラウン商会が並んでいる。」と,3行ほどなんですけど,こんなんを,例えばこれ北野坂載ってますから,北野坂のところにちょっとおしゃれな案内板みたいなやつをつくっていただくと。何の気なしに歩いてる人でもぱっと見たら,ああ,宮本輝の本のあれやねんなと。同じ坂道でもちょっと違ってくると思うんですね。こんなんがあったんかと。そういった映画見たなとか,こういったたぐいのものをちょっとつくっていただいたらどうかなと。  これ,俵万智さんの分ですけど,これちょうど新聞もこの間載ってますよね。「めずらしく饒舌になる父がいて,鴨居玲とはいかなる絵描き」と。新聞にちょっとこの間,偶然に載ってましたけど,「このめずらしく饒舌になる父がいて,鴨居玲とはいかなる絵描きと。私の第2歌集かぜのてのひらの中の一首だ。鴨居玲は神戸を拠点に活躍した画家,かつて日曜美術館という番組の司会をしていた私は,その番組で彼の作品を紹介することになった。」ずっと書いてあるんですけど,例えば鴨居玲さんの──どこに住んではったか調べてませんけど──近くにこういうのを,俵万智さんのやつをちょっと載せるとか,現代版のそういった近代文学者とかそういった形のやつをつくるのも,すごい私らの知らん何百年前の人の歌もいいですけど,やっぱり北野町に合わないし,神戸にはちょっと合わないと思いますね。そういったものを考えてちょっとつくっていただくと。これもちょうど商工会議所の要望の中にもちらっと載ってましたね,これにね。デザイン性の高い案内標識やユニバーサルデザイン,多言語表記の採用などに積極的に取り組まれたい。私がこれ言わんでもええんですけど,商工会議所も要望出てますから,そういった形でいろんな形で取り組まれたらいかがと思います。  あと,2~3分ですから,何かコメントあれば。 84 ◯大森国際文化観光局長・観光監 確かに神戸市内,歌碑たくさんございまして,布引等でも36歌碑とか言われてございますが,現代作家の関係での歌碑というようなんは,ちょっと私も存じ上げておりません,正直言いまして。神戸には文学館等も開設させていただきまして,神戸の文学にゆかりの方々はその中で顕彰したり,いろいろさせていただいてございます。そういった方々の歌碑をつくれるかどうか,どういった形でつくれるか,また,ストリート性を持たすことができるのかといったことにつきましては,一度勉強させていただきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 85 ◯副主査(藤本浩二) 最後になりますけども,限られた予算で,特にここ,限られた人数でいろんなことをやっておられますので,それは存じておりますので,できるところから,また頑張っていただきたいと思います。  以上でございます。 86 ◯主査(崎元祐治) 次に,橋本委員,発言席ヘどうぞ。  なお,残り時間は25分ですので,よろしくお願いいたします。 87 ◯分科員(橋本 健) こんにちは。自民党の橋本です。よろしくお願いします。  それでは,3点お伺いしたいと思います。  まず,1点目に,全庁的な観光の取り組みについてというテーマでお伺いしたいと思います。  神戸の観光資源は非常に多岐にわたっております。本市が管理する施設だけでも,風見鶏の館,北野工房のまち,王子動物園など,本局以外が所管するものがさまざまございます。また今後は,いわゆるハード面──施設という意味の観光スポットではなく,例えば神戸といえばかわいい服であったりとか,神戸といえばスイーツのまち,神戸といえば景色のきれいなまち,神戸といえば医療産業のまちであったりとか,神戸長田といえばソースもの,どろソースのまちだったりとか,酒といえば神戸は灘だとかいうように,もの,場所とか施設ではなく,イメージであったりとか,何かもっと大きなところのものが観光資源になっているようなまちにならなきゃいけないんじゃないのかなと。そのイメージにふさわしいまちづくりができるのかが,これからの観光施策の重要な位置づけを占めるんじゃないかと考えます。例えば私は京都によく行きますが,決して,もう最初は金閣寺を見たりとか,施設に行くんですが,2回目以降はもう同じ施設は行かない,私の場合ですよ,あくまでも。行かなくて,ただまち並みを楽しみたいとか,そういった目的で行くことも多々ございます。  例えば,居留地で始まったようなイメージどおりのまち並みをつくるために,道路を──これはデザイン都市の観点と絡むとは思いますが──いかにも神戸のその居留地のイメージだという道路をつくってみたりとか,異人館街では歩道のタイルや案内板もそういったイメージどおりに近づけてみたりとか,あるいはイメージにそぐわない本市所管の施設の移動をしてみたり,改変をしてみたり,歩きたばこ禁止条例を拡大して,きれいなまちのイメージをアップしたり,東京ガールズコレクションに負けないような神戸コレクションの躍進など,国際文化観光局単独では達成し得ない,しかし,全局を挙げれば達成できるような神戸の観光価値向上施策は山のようにあると考えます。そういった取り組みができるシステムが,この本局,全庁にまたがって必要かと思いますが,現状そういったものは存在するのか,あるいはそういった取り組みには,どのように取り組めばそれを達成することができるのか,見解をお伺いしたいと思います。  あと2点は少し各論になりますが,まず1つ,神戸フィルムオフィスについて伺いたいと思います。  神戸は映画のまちだと言われております。昔より多くの映画が持ち込まれ,また上映されてきたという歴史があり,海と山,異国情緒あふれるまち並みが映画の撮影にも大変好まれております。神戸には神戸フィルムオフィスという日本一優秀なフィルムコミッショナーが存在し,またこの代表に,世界でも最も優秀な民間人を登用したということが成功の理由の1つなんではないかと考えております。フィルムオフィスは多くのロケを誘致し,非常に多くの成果をもたらしてきました。神戸ロケ地ガイドの作成など観光資源としてロケ地を活用することにも努力されてきました。数億円規模の消費を神戸にもたらしていることも容易に考えられます。神戸フィルムオフィスは外郭団体の一組織であり,神戸市として出捐している金額は人件費の約3,500万円のみでございます。今後,市としてフィルムオフィスをさらに成長させようという考えがあるのかどうか,また,それに対応して,どのように協力関係を築き,どのように新しい施策を神戸市がやっていけば,そのフィルムオフィスによりみずからの能力を生かして神戸を売り出していただくことができるのか,お考えを聞かせていただきたいと思います。  3点目,先ほどからお話もあるように,ビエンナーレについて伺いたいと思います。  本年,2回目の実施を迎えるビエンナーレですが,神戸市民への認知不足の感はやはり否めないのではないかと思います。もちろん今後,成熟させていく事業であるということは理解しておりますが,同様のイベントはビエンナーレやトリエンナーレという名称で,神戸以外のまちでも非常に多く行われております。例えばインターネットでビエンナーレと入れるだけで,神戸ビエンナーレ,中之条ビエンナーレ,びわこビエンナーレ,堂島リバービエンナーレ,姫路城現代美術ビエンナーレ,リキテックス・ビエンナーレ,広島,別府アジアビエンナーレ,所沢,トリエンナーレだと,あいちトリエンナーレ,横浜トリエンナーレ,越後妻有アートトリエンナーレと,くさるほどあるわけですね。この中で神戸のビエンナーレが他都市と比較して突出する魅力的な仕掛けがないと,神戸独自のイベントとは到底言えないですし,今後,地域に根差したイベントにもなり得ないと考えます。そこで,神戸市のビエンナーレに他都市と比較して突出する魅力的な仕掛けは一体何なのか,また,ことしのビエンナーレは成功すると思われるのか,何をもって成功とするのかをあわせてお尋ねしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 88 ◯大森国際文化観光局長・観光監 私の方から,全庁的な都市づくり,まちづくりの取り組みといった点とフィルムオフィスに関しまして,お答えさせていただきたいと思います。  まず,委員ご指摘のとおり,観光に関しましては,近年,観光客のニーズが多様化いたしておりまして,単に従来の名所旧跡をめぐる物見遊山の周遊観光から,ご指摘のように,まち歩きといったようなまちの雰囲気を生かしたもの,またそれとは別に,ショッピング,グルメ,そういった生活体験など,そういったものを志向するような傾向にございます。その中で,特にまちの美化,景観,おもてなしといった,私ども国際文化観光局所管以外の分野についても,当然ながら観光客の誘致を進める上で重要な要素となっていると考えてございます。  神戸市では,これまでもそれぞれの所管業務の中でそういった視点持っていただきまして,いろいろと取り組んでいただいてございます。先ほど来ご紹介ございましたように,居留地でのふさわしい道路の拡幅とかそういうようなものもございますし,また,植化とか緑化活動,そういったものもやってございます。また,歩行者案内サインといったようなものも充実,これは主に建設局とか環境局,そういったところにやっていただいてございます。また,せんだって始まりました──昨年ですか──三宮周辺の路上喫煙の禁止地区指定といったものも,都市のイメージを上げるものの重要な要素ではないかと思っています。こういった形で,観光客にとっても,市民にとってもそうですが,快適なまちづくりを目指しまして,各局それぞれがいろいろな業務の中で取り組んでいただいているのではないかと思っております。  特に観光の視点で申し上げましたら,私,平成16年に各局にまたがって観光に関する事務事業を全体指揮します観光監というポストを新設していただきまして,観光監であります私をトップとして,関係局の課長等で構成します観光振興プロジェクトチームというのを立ち上げて,全庁挙げての観光振興という視点から,まちづくりも含めまして取り組んでいるところでございます。例えば北野地区におけるごみ収集時間の繰り上げと,細かい話でハードの面ではございませんが,そういったことや,先ほど申し上げました歩行者案内サインの改善とか点検,そういったことをやってございます。いろいろと,当然私どもの国際文化観光局だけではできない分野というのは多うございますので,こういったプロジェクトチームの中でいろいろ議論をいただきながら,神戸のにぎわいを取り戻すために,せんだっても「行こう!神戸」キャンペーンの中でいろんなことをさせていただきました。ハード面だけでなしに,ソフトの観光振興ということにつきましても,できるだけこういう観光の振興プロジェクトチームの中で議論しながらやっていくということになってございます。  また,このメンバーにつきましても,単に集まったときだけ観光振興を考えるのではなしに,それぞれの局の中でもハード面の整備をするときにおきましても,観光振興の視点はどうあるべきか,観光振興の視点から見たらどうあるべきかということを絶えず考えていただくように,私どもも絶えず申し上げているところでございます。そういった形で,いろんな形ございますが,庁内一体となって,1つは観光監というポジション,それともう1つは,プロジェクトチームというチーム,そういったことで観光振興の視点からのまちづくりとハード・ソフト両方でございますが,そういったことに取り組んでいるところでございます。もちろん観光にかかわる部局は幅広うございますので,プロジェクトチームが活動していく中でも,コアのメンバー以外にも,そのいろいろテーマに応じて参画していただいているところでございます。  また,特にデザイン都市の観点では,これはやはり私どもも当然絡んでおりますが,まちづくり全体としましては企画調整局の方が総括しておりまして,その中でハード面等でウオーターフロントを先進地区として整備していこうという考え方も出してございます。いずれにしましても,私どもだけで当然できませんので,私どもも中心になる部分もございますし,また企画調整局が中心になる部分も当然あるのではないかと思ってございます。  次に,神戸フィルムオフィスでございますが,これは非常に私どもにとりましても有効な神戸をPRする部分だと考えてございます。神戸のまち,多様な景観がコンパクトにございますし,また空港,鉄道,交通アクセスも非常によいということで,撮影に適した条件が備わっているのではないかと思っております。ちょうどフィルムオフィスは昭和──ごめんなさい。平成12年に設立されたわけでございますが,これまでもワンストップサービスとして,いろんな関係者の方から非常に高い評価を受けておりまして,全体で1,500本以上の映画とかテレビドラマの作品支援をしてきたところでございます。それによりまして,神戸のまちを国内外に発信していただけているのではないかと思っております。この映像プロジェクトのフィルムオフィスが担当しております誘致ということに関しましては,非常に直接的な経済効果も高うございますし,またそういった直接的な経済効果にとどまらず,映像を通じて非常に多くの方々に神戸のまちの魅力を発信することができるといったこと,そして,その後の観光客の集客,それがまちの魅力を発信することにつながりますので,観光客の集客にもつながっていくということで,神戸経済の活性化に大きく寄与しているのではないかと考えてございます。  映像プロジェクトの誘致につきましては,市民にとっても,またスクリーンなどを通して自分たちのまちを見ることができます。そして,神戸のよさを再発見することにつながるものでございますので,大変いいものではないかと,市民の意識も順調に変わっていくのではないかと思ってございます。  それと,19年度には画になる街・神戸をコンセプトに,観光ガイドとロケ地や支援作品をあわせて紹介するロケ地ガイドを発行いたしておりまして,フィルムツーリズムの振興を図るとともに,神戸フィルムオフィス事業の市民理解を深めるツールとしても活用しているところでございます。  神戸フィルムオフィスは,設立以来,日本のフィルムコミッションの草分け的な存在といたしまして常に先頭に立ってまいりました。この間,全国各地でフィルムオフィス,フィルムコミッションが多数設立されまして,ロケの誘致競争が激化しておりますが,神戸フィルムオフィスにおきましては,これまで蓄積しましたノウハウ,それと,これの代表の田中まこさんが非常にネットワーク持ってございますので,そういったネットワークを活用していただきまして,積極的に働きかけていただいておりますので,これからも映像制作のプロジェクトの誘致には,非常に優位に立っているのではないかと私ども思っております。
     また,同じ地域内のフィルムオフィス同士が連携いたしまして,広域に誘致活動に取り組む動きも出てきております。県内でちょうど平成18年に兵庫ロケ支援ネットいうものが設立されております。この中でも神戸フィルムオフィスは中心的役割を果たしていただいておりますし,今後も果たしていくのではないかと思っております。  近年,外国映画の撮影誘致といった動きも活発でございます。神戸フィルムオフィスは海外での展示会や映画祭でも積極的にPR活動を行っていただいておりますので,引き続き外国作品の誘致にも取り組んでいきたいと考えてございます。特に毎年,釜山等で開かれます映画祭等にフィルムオフィスが出展いたしまして,そこで神戸のPRとともに誘致活動をしていただいているところでございます。今後とも,こういった映像の誘致というものにつきましては,神戸にとっても経済にとっても活性化が図られるし,観光にとっても非常にメリットが大きいと考えてございますので,支援については積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。  私からは以上でございます。 89 ◯岸田国際文化観光局参事 委員ご指摘いただきましたように,近年ではビエンナーレとかトリエンナーレという名称でさまざまな地域で芸術祭が開催をされております。また来年以降でも,新たにこういったものを開催しようというような地域も出てきてございます。このように,多くの地域がアートで自分たちの個性を発信しようとしておる中で,こういうビエンナーレがどのようにして特殊性を発揮していくのかというのは,非常に重要なことだというふうに私どもも考えてございます。  神戸ビエンナーレの場合は,できる限り開かれたビエンナーレとするということともに,開催理念の1つに掲げてございます新進アーチストの発掘・育成につなげていくということで,ほかとは違いまして,コンペティション方式を採用してございます。今回もアートインコンテナ国際展をメーンのコンペティションということにしながら,新たな試みといたしまして,根のついた生きた植物を用いたアートの可能性を探るグリーンアートコンペティションといったような試みにも取り組んでございます。  また,現代アートだけではなく,いわゆる伝統的な芸術,生け花でありますとか,陶芸でありますとかいうような多種多様な芸術文化を取り上げております。これは,やはり多文化共生のまち神戸ならではの内容ではないかというふうに思ってございます。  また,今回新たに兵庫県の県立美術館と共催をいたしまして,神戸,それから兵庫県にゆかりのある12名の作家の方を招待作家ということで展示をする,LINK──しなやかな逸脱というものを開催をいたします。  また,先ほども申し上げましたように,商店街と学生たちがアートを接点にして取り組む「人と人とアートと人と~三宮・元町アートプロジェクト~」というものも実施をしてございます。  さらに,今回のビエンナーレの中で,やはり最も神戸らしい取り組みといいますのは,神戸港での取り組みだというふうに私どもは考えてございます。これは,ふだんは船に乗らないと近づけないような場所,そういったところにあります港の資源を生かして,その上に芸術作品を展示するということでございまして,第1突堤の先端でありますとか,摩耶ふ頭の少し沖合にございます第4防波堤,それとドルフィンといったところに作品を設置をいたしまして,その作品を船に乗って鑑賞していただくというものでございます。芸術作品を鑑賞していただくというのはもちろんのことでございますけども,船に乗っていただきまして,海側から神戸のまちを,そして山を眺めていただきまして,また港を含めて神戸のすばらしさというものも体感をしていただけるような,神戸ならではの企画だというふうに考えてございます。作品は現代アート界をリードする神戸ゆかりの3名の芸術家の方が,そういう場所に挑戦をするというようなことで,非常に勢いよくつくられてございます。また,船はメリケンパーク会場と,それから県立美術館会場をつなげますので,両会場をつなぐ移動の手段としてもお使いいただけるということでございます。  また,「つみきのいえ」というようなことを申し上げましたが,そういったものもメリケンパーク会場でごらんをいただけますし,さらに,会場の入り口,これにつきましても,屋外でございますので,その入り口のゲートそのものをアート作品としたいというふうに考えてございます。環境芸術学会に所属する2名の方に,今,制作をお願いをしておるところでございます。このように,通常の美術館では味わえないような仕掛けもしてございますので,会場を訪れていただく方々に,アートの楽しさと,それから可能性を実感していただけるのではないかというふうに考えてございます。  こういったような仕掛けでもって,神戸の独自性を発揮できるようにしてまいりたいと考えてございますので,できるだけ多くの方に来ていただけるのではないかというふうに考えてございます。  何をもって成功とするのかというようなご指摘がございましたけども,やはり評価のポイントということになりますと,一般的には来場者数でありますとか,参加アーチスト数といったこと,そういった数値的な面というのもございますけれども,私どもは,やはりその開催理念を5つ掲げておりますので,その開催理念に沿って,その達成状況についても検証を行っていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 90 ◯分科員(橋本 健) ありがとうございます。ちょっと私は,今から勝手なことばかりを申しますが,実は,今ずっと質問されていた議員の先生方のお話を聞いてたらおわかりだと思うんですが,皆さん,ご自身が観光監になった気分で多分お話されると思うんですね。要は,それだけ自分のまちを魅力的にしたいという思いのもとでここに立つと,各イベントに対して,自分やったらもっとこうしたらいいのにということを一生懸命お話しされます。ゆるキャラもしかり,藤本先生の坂本龍馬の銅像もしかり,もっといろんなアイデアが出てくるわけです。皆さんも観光局でお仕事をされていると,そういうアイデアがくさるほど──さっきからくさるほどという言葉を使って申しわけございません──飽きるほど出てくると思います。どれを選んでいいかわからないほど。ましてや,全局にまたがるプロジェクトチームをつくられていると,そのアイデアが底をつくことなく,泉のようにわき出てくるはずだと私は思っているのですが,なかなか現状を見させていただいていると,このプロジェクトチーム自体が,それだけアイデアの宝庫にまずなっているのかどうかと思うと,非常に疑問であります。ですので,先ほど観光監というポストをつくって,今,局長,そちらでお仕事なさっているわけですから,もっともっと他局に,私はご意見していただくべきじゃないかなと思っております。例えば実例を挙げて非常に申しわけないんですが,今回,中央区に臨港線の遊歩道ができ上がっております。あれは建設局の所管ででき上がっているんですが,あそこにどれほど観光局として,あるいは観光監としてご提言なさった点があるのか,あるいは,企画調整局の所管にはなると思いますが,ウオーターフロントの整備にしても,どれだけ観光監としての思いがそこへ反映されているのか,私はまだ見えてこない部分があります。せっかくあれだけお金をかけて整備するのに,よそのまちから神戸に来ていただいた方々に,果たして利用していただける施設になるかというと,私は本当に疑問を抱いておりますので,どうかその点をもう1度お含みいただいて,この全庁的な観光に対する取り組みという点に一生懸命取り組んでいただきたいと思います。  次,神戸フィルムオフィスについてですが,なかなか今,本当に頑張ってくださっていると思います。私もこの議員を志す前に,ぼっとサンテレビを見てて,踊る大捜査線スピンオフの映画で市営地下鉄を使ったと。よそのまちでは使わせてもらえなかっても,神戸市交通局は使わせてくれたと。何てすばらしいまちなんだなと思いながら,私はその映画の最後のエンディングで,テロップで神戸市と流れるまでずっと見てたのを覚えています。でも,よくよく考えると,そこまでマニアックに見る人間はわずかでして,やっぱり積極的に行政がやっているよと。こんだけ協力して,こんだけのものができ上がったんだよというのは一生懸命PRしていただきたいですし,フィルムオフィスも,例えばちょろっとどこぞの講演会で田中まこさんが,スタジオなんかあればもっと誘致できるのになとかいうお話があって,スタジオつくるいうたら何十億ってかかるらしいですね。そんな金ないわで終わってしまうと,もう永遠に達成し得ない事業になってしまうわけで,その危機管理センターに何十億つけてやるわけですから,観光局もお金くれと言えとは言いませんが,それがあればもっと頑張れると言っているんだから,実現に向けて何か動いてあげれたら,本当はいいのになという思いがありますので,それも小言だけですが,申し上げておきます。  ビエンナーレですが,私は,その何をもって成功とみなすかというところで,やっぱり市民満足度というか,来場者の満足度というのがどうしても必要なんじゃないのかなと思います。前回の私も参加させていただきましたが,到底,申しわけないですが,大満足と言って帰ってこれるものではなかったです。もちろん1回目ですので,いろんな失敗点もあったかと思いますが,その反省点がしっかり生かせるのか,もし生かせなかったら,やっぱりこれはいつか考えなあかんやんという話になりかねないと思いますので,また見させていただきたいと思いますが,どうなんですかね,皆さん,まだ全力で無条件に応援しようというところまでは,我々の士気も高まってないような気がしますので,また今後とも頑張っていただきたいと思います。  最後に,ちょっと質問には用意してなかったんですが,森下議員がこの第1分科会の中でもう既に2回,神戸市歌という神戸市の歌について質問されております。国際文化観光局というと,神戸市,あれは混声合唱団というんですか,プロの合唱団,あの方はどこ行っても歌ってくださってますよね,神戸市の歌。あれをもっと普及させようじゃないかということで,何か各種イベントのオープニングとか流して,もっともっと流していただいて,何かできたらええのになというのは,最後にだけ,あわせて要望させていただいて,きょうの質問はこれぐらいにしておきます。どうぞよろしくお願いいたします。 91 ◯主査(崎元祐治) ご苦労さまでした。  この際,約20分間休憩いたします。   (午後3時9分休憩)   (午後3時32分再開) 92 ◯主査(崎元祐治) ただいまから決算特別委員会第1分科会を再開いたします。  休憩前に引き続き,国際文化観光局に対する質疑を続行いたします。  それでは,山本委員,残り時間20分ですので,よろしくお願いします。 93 ◯分科員(山本じゅんじ) それでは,早速質問いたします。  まず,1つ目ですが,観光バスの駐車場についてお聞きします。  観光バス駐車場につきましては,建設局が安全で円滑な道路交通を確保するためとして,自動車駐車場を設置運営しています。乗用車の駐車場は計画的に整備されていますが,観光バスなど大型自動車の駐車場が不足しています。特に三宮周辺に不足をしているという感じです。観光客誘致という点でも,大型バスの三宮周辺などでの駐車場の確保は必要と考えますが,いかがでしょうか。  次に,中国からの観光客について伺います。  神戸に訪れる観光客を見れば,最近,アジア,とりわけ中国からの観光客が多いのが特徴です。中国は最近個人旅行が解禁になったということで,もっと今後ふえるだろうと言われています。また,JTBの調べでは,中国からのお客さんはお土産代に30万円は使うとのことで,先日行われた神戸市総合基本計画審議会第1回活力・魅力部会での資料でも明らかにされています。先日,中国から個人旅行で神戸に4泊5日で来られたという方ですが,この方は中国の旅行会社から神戸は小さなまちだから,1日で十分だと言われて神戸に来たとのことですが,実際にこちらに来られると4泊されて帰ったということです。その感想ですが,広くて見るところがいっぱいある,帰って旅行会社に文句を言う,こう言っていたという話でした。観光客をふやすため,国際文化観光局として,例えば天津事務所,そして南京事務所,上海事務所などにお願いをして,中国の旅行会社に積極的にPRをしていく必要があると思いますが,いかがでしょうか。  以上,2点です。 94 ◯大森国際文化観光局長・観光監 私の方から,アジア,特に中国からの観光客誘致に努めたらどうかということにつきまして,お答えさせていただきます。  まず,海外からの訪日観光客につきましては,ビジット・ジャパン・キャンペーンとか,ビザ発給の拡大などの取り組みは国レベルでも行われておりまして,いろいろされているところでございますが,神戸市におきましても,神戸2010ビジョンの中で観光交流都市推進プランの中で,数値目標といたしまして50万人──これは全体でございますが──目指して積極的に取り組んでまいってきております。幸いにも昨年にはこの50万人の目標に対しまして,全体といたしまして54万人という形で目標達成することができてございます。ただ,しかし世界的な金融危機による景気の後退とか,新型インフルエンザによる影響などによりまして,国全体といたしましても,今年度の訪日の観光客は大きく落ち込んでまいっているのが現状だと思っております。ただ,東アジア諸国につきましては,こういった一時的な落ち込みはあるものの,経済発展が続きまして国民の所得が高まっておりますので,世界の観光市場の中では今後発展が有望視されてございます。特にご指摘の中国からの訪日観光客につきましては,近年の中国の経済成長とか,2005年7月に訪日の団体観光旅行ビザが中国全土で解禁されたということ,また,ことしの7月には,一部の地域にまだ限定されておりますが,個人の観光ビザ発給が解禁されたこと,そういったことから,今後大きな伸びが期待されているところだと思っております。  神戸は1日で回れるということは,とてもじゃないけど海外から来られた方にはないんではないかと思っております。先ほど来,たくさんの観光資源があると,魅力的な観光資源があるということで,私何度も申し上げておりますが,世界一の明石海峡大橋,それでまた,日本最古の有馬温泉とか,美しい六甲山からの夜景,こういった中国をはじめとするアジアの旅行者にとっても魅力的な観光資源に大変恵まれていると思っております。これをどのように情報発信するかということにつきましては,我々いろんな手法をとりまして,情報発信しているところでございますが,特に東アジアをターゲット,中国をはじめとする東アジア──香港・韓国・台湾・タイ・シンガポールといったところでございますが──そこをターゲットに誘致宣伝活動に力を入れているところと,それとあわせて,受け入れ体制の整備といったことにも力を入れているといったのが現状でございます。  特に海外事務所等との連携ということでございますが,これは天津・上海の海外事務所と連携した具体的な例といたしましては,昨年,友好都市であります天津市と,友好都市提携35周年記念のイベントをやっておりますが,その中で観光の方も参りまして,向こうで神戸観光のPR等を行ったところでございます。また,ことしの7月には,上海事務所が中心になっていただきまして,上海の旅行社を神戸へ送っていただきました。これは招聘いう形になりますが,その中で美容とかファッションの魅力を3泊4日で体験していただくツアーを実施したところでございます。これもやはり3泊4日,その中で,当然ながらファッションとか美容とかいうのも体験していただきましたが,やはり買い物といった部分も大きな要素があったのではないかと思っております。  また,そういったツアーを実施することによって,神戸に来ていただくための商品の造成,旅行商品の造成を図ってございます。さらに8月には,逆に上海の方へ参りまして,観光セミナーを開催いたしまして,広くPRに取り組んだところでございます。実は私も一昨年,その前の年です──申しわけありません。その前の年ですが──天津の方へ参らせていただきまして,観光プロモーションをさせていただきました。そして,向こうのエージェントさん,旅行会社3社ほど回らせていただきまして,神戸の魅力といったものをPRさせていただきました。向こうのエージェントさんも熱心に聞いていただきまして,まだ団体ツアー,団体旅行でございますが,できるだけ神戸の方に送り込む努力をしていこうというようなお話もいただいたところでございます。これに対しましても,当然ながらまず私どもの観光部門も窓口になったりしておりますが,天津事務所の方がどうしても現地のやりとりといったようなもので,私どものアポイントの確定とかそういったものをしていただいたりして,そういった面で連携をしたところでございます。  また,そのほかにも,関西広域機構や日本政府観光局──JNTOでございますが──そういったところ,また関西の4都市──これは京都・大阪・堺・神戸でございますが──そういったところで連携しまして,中国などのテレビ・雑誌・新聞等のメディアを招聘したり,これは中国ではございませんが,タイ・シンガポールに参りまして,プロモーションを展開するなど,中国を中心とする東アジアからの誘客に努めるため,広くPRを進めているところでございます。  また,先ほど,もう1点申し上げました受け入れ体制というのも大切だと私ども思っておりまして,誘致活動を推進する一方で受け入れ体制の整備もやってございます。特に今年度,民間事業者と共同いたしまして,ハーバーランドを外客誘致のモデルスポットと位置づけておりまして,外国人の関心の高い店舗情報や,特に中国の方が利用されます銀聯カードいうのがございますが,そういった銀聯カードの加盟店を表示するような多言語エリアマップ,これにはお得なクーポンをセットにしたりしておりますが,そういった中国語を含む,これは5言語で作成いたしました。そして,今後はバス停の表示など,これもやはり多言語表示,大分させていただいているんですが,いろんなところに協力していただきまして,こういった看板につきましても整備して,1つ,特にハーバーランドの地元の方も,いろいろと力を入れていきたいという考えもお持ちですので,私ども,ハーバーランドなんかを1つのモデルスポットとして,中国に対しても売り込んでいったらどうかなと考えてございます。今後も引き続き,先ほど申し上げました天津とか上海の事務所,周辺都市──4都市でございますが──それと日本政府観光局と連携いたしまして,多くの外国人の方の観光客誘致に努めてまいりたいと考えております。その中で,特に中国というのは,今はまだ数字的には韓国からのお客様の方が多いわけでございますが,これからまだまだ伸びていく分野だと思っておりますので,私どもも力を入れてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 95 ◯黒住国際文化観光局文化観光部長 観光バスの駐車場の件にお答えをさせていただきたいと思います。  現在,中央区内につきましては,ポートアイランド地区も含めて250台以上の台数が置ける駐車場が今ございます。ただ,三宮駅の周辺でありますとか,あるいはそれぞれの観光施設,観光地の周辺というふうな近くにということになりますと,必ずしも十分な台数を確保できていないということでございます。これまでも,例えば北野につきましては,いわゆる異人館ブームで観光客が急増いたしましたときに,駐車場が確保できずに,周辺の道路が観光バスの駐停車で大混乱すると,大混雑をするというふうなことがございまして,警察の方ともそういうときに協議をいたしまして,山手幹線沿いに北野観光バス乗降車場というふうなこととして,観光バスからの乗降ができる停車帯を設置をしたというふうなことがございます。その後,ちょうど平成10年に北野工房のまちを整理する際に,観光バスの駐車場併設をして整備をいたしましたので,現在この北野工房のまちの方の駐車場では,年間8,000台の観光バスのご利用をいただいているところでございます。その後もメリケンパークの一部を観光バスの駐車場として整備をするなど,駐車場の確保に努めてきているところでございますけども,一方で,三宮駅の周辺といいますと,現実に用地確保が困難な状況であるというふうなことには変わりはありませんで,現状では近くの既存の駐車場をご活用いただくようにということで,県のバス協会でありますとか,それから特に県外から来られるバスにつきましては,旅行会社の方にそのあたりのことをお願いをしているところでございます。観光交流都市としての受け入れ体制の整備というのが大変重要だということで,特に観光資源が点在しています神戸市にとりましては,観光バスの駐車場の確保というものは課題だというふうな認識は持っております。今後とも三宮の周辺整備,あるいは今,都心とかウオーターフロントにつきましては,将来のあり方検討というふうなことをやっておりますんで,そういう中でこの観光バス駐車場の整備につきましても,全市的な課題という点では検討していくように,特に関係する各局の方にも働きかけはしていきたいと,このように今考えています。  以上でございます。 96 ◯分科員(山本じゅんじ) そしたら,外国からの観光客の方から,先にお聞きします。  これから観光客は中国が伸びていくということですけれど,特に中国で解禁をされたというのは,結構お金を持っている人ですよね。個人旅行が許されているというのは,そういうまだまだ特定の人という印象はあるんですけれども,ただ,またちょっと別の方からお聞きした話ですと,その中国の旅行社から紹介をされる神戸の地域というのは──すべてではないんですけど──有馬,それから六甲,こういった既存の地域ということで,もっと今の神戸は何があるのか,もっときちんと紹介してほしいというような不満も持っているというのも聞いたことがあるんですが,結局,買い物に訪れていると。先ほども少しハーバーランドの件,局長から出されましたけども,そちらでも買い物ということにもなってくるんでしょうけども,その買い物がいいか悪いか,ちょっと私はコメントしませんけども,特に来られた方の中には,三田とか,それから舞子の方とか,そういうところからいらっしゃる方もおられるというようなことで,そういう新しい情報というのも,また新旧織りまぜてほしいんだというようなこともおっしゃっていたんです。そういう意味では,まだまだこれから,外客といいますか,外国人観光客の誘致に対しては一工夫ができるのかなというのは思っております。  それから,外国人の観光客,この基本計画の審議会の中でゴールデンルートから神戸が外れているというのがありました。関空におりて大阪で2~3泊して,京都を通って,成田の方から帰っていきはるということで,神戸は外れてしまうんだというのがあったんですけど,そういう問題意識は神戸の方もお持ちということで,ただ,そういう中で,神戸の魅力,やっぱり海を起点とした魅力は非常に大切ではないかというふうに思うんですが,特に中国内陸部の方も非常に多いので,海というのは非常に魅力だというのも聞いたことがあるんですが,そういう売り出しというのはもっとできるのかなというのも思ったりします。その辺のゴールデンルートに外国人観光客を,神戸もゴールデンルートの中の一環として誘い込んでいこうという,その辺の取り組みというのは何か今考えていらっしゃるのでしょうか。  それから,もう1つ,それに加えて,先ほどの別の方の議員の中で,神戸の魅力というか,全国の魅力で5番目だという話がありましたけども,ちょっと私が別の資料を見てましたら,東京のコンサルが2006年に調査をしてまして,ブランドの関係のコンサルでしたけども,全国で2位と。札幌に次いで2位だというのがありました。非常に京都や大阪を押さえて神戸が2番目に上がってきているというのは,非常に大きな意味があると思うんですが,この特に神戸というブランドそのものをやっぱり生かしていくと。というのは,やっぱりオンリーワンというのも,先ほど神戸市の文書の中にもありましたけども,非常に港と神戸をつなげるのに一番大きな意味があるんではないかと思いますが,ウオーターフロントとかそんなんでは,私はそういう意味で言っているんではないんですけど,それに関連して,例えばモデルコースというのがコンベンション協会の中であるんですけど──ホームページの中であるんですけど──その中で港のモデルコースというのが2つですね。港めぐりと,それからウオーターフロント周辺のコースということなんですが,そこを実際にホームページに入り込んでみますと,普通の一番目立っているメリケンパークとか,それから東遊園地とか,そういうところが紹介されているんですけど,実際にそこにどういう魅力があるのかというのがホームページで全く紹介されてないという状態にあります。例えばポートタワー,そこの紹介で,360度で見えますとか,夜景がきれいですとか書いてるんですけど,どういう姿が見えるのかというのが全然ないんですよね。ポートタワーの中は写真あるんですけど,外がないんですよ。そういう細かい配慮がなかなかないので,なかなか魅力がきちっと出せてないのかなという感じがするんですけど,そういう改善にもっと力を入れていただきたいと思うんですが,この今申し上げた2つの点,ちょっと答弁をお願いしたいと思います。 97 ◯大森国際文化観光局長・観光監 ゴールデンルートから神戸が外れているということでございますが,確かに関空に入りまして,上に上がって京都,それと,あと東の方に鎌倉,東京,ディズニーランドというような形でゴールデンルート言われております。特に,まず日本に最初に来たときには,ゴールデンルートに乗る方が非常に多いと。これからは中国からも1回だけでなしに,日本の方にも何度でもお越しいただけるという方もいらっしゃると思うんですが,そういった方々は,当然ながらゴールデンルートを外れて,よりすばらしい観光地,これは神戸だと私は思っておりますが,神戸の方にも来ていただけると思っております。ただ,我々としても,現状のそのままゴールデンルートに行くのをほうっているということではございません。当然先ほど申し上げましたように,上海とか天津へ参りまして,神戸のよさをPRするとともに,関空に着いたら,まずベイ・シャトルに乗って神戸に来てくださいと。申しわけありませんけど,そういうPRを実はさせていただいておりまして,ですから,結構団体旅行でベイ・シャトルに乗って神戸に入っていただく方も多うございます。そういった形で,ゴールデンルートから神戸へ引き込むという努力もさせていただいております。  また,ショッピング等につきましても,結構アウトレット,外の方へ行くだけでなしに,センター街とモザイクというようなところにコンパクトに商業施設が集まっておりますので,非常にショッピングをしやすいということで,せんだって来られました上海の方々,女性の方ですが,そういったこともお聞きいたしております。  ポートタワーからの配慮とかそういうようなことで,どうしても情報量いうのが,出す情報量,もうあらゆるものを出せば当然いいわけですが,限られてまいってきておりますので,もちろんその時々に応じてどんな情報を出したらいいかということを考えながら,ご指摘の点もこれから踏まえてやってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 98 ◯主査(崎元祐治) 山本委員,もう時間来ております。 99 ◯分科員(山本じゅんじ) 最後,要望だけしておきます。  幾つか要望したかったんですけど,1つだけにしときます。観光バスの駐車場の件なんですけど,例えばこれ,横浜なんですが,横浜のホームページで,これは都市整備局というところが紹介をしているんですけど,一覧でざっと出るようになっていると。これは場所と,それから駐車料金,それから利用時間,これ一目でわかるんですけど,神戸市はどうなっているんかというと,PDFでリンクが張ってあるんですけど,ようやくグーグルで検索して出てきたと。しかもこれ19年の状況で,しかもそれぞれのところに電話をして確認をしてくださいということになっておるんですね。やっぱり余りにも不親切だということで,本当にちょっとしたことなんですけども,そういう配慮をぜひこの魅力ナンバー2ですから,ぜひ頑張っていただきたいということを最後に要望して,終わります。 100 ◯主査(崎元祐治) 次に,北山委員,発言席へどうぞ。 101 ◯分科員(北山順一) それでは,質問させてもらいます。  先ほどから,局長さん,いろいろ2位や5位や言うて,非常に威勢のええ話がいっぱい出ておるんですが,私が持っておるこの資料を見ておりましたら,日本へ来る外国人の旅行者はどこが一番多いんやいうやつを見ておりましたら,これ2年前のやつやから,資料としては,1位から東京の新宿,2番は大阪,3番京都,4番銀座いうて,ずっといって,神戸はまだかまだかいうて見ておったら,18位成田,19位品川,同じく19位奈良いうて,20位に入ってないんですがね。だから,さっきから威勢のええ話がいっぱい出ておるんやけど,これ20位にも入ってないというのも1つの統計としてあるんです。そのことをまず知っといていただきたいのと,最初,先ほど藤原議員から有馬のトイレの話がありました。有馬のトイレの話がありましたんですが,私は,ぜひ考えて取り組んでいただきたいと思いますのは,有馬と北野と,それからかもめりあいうんですか,あそこと,それから長田,長田に鉄人28号いうのつくるでしょう。あそこにトイレつくるべきなんですよ。そのトイレも,あちらにもある,こちらにもあるトイレではなくて,長田へ行ったか,鉄人見に行ったかいうて,そのとき,あのトイレ使うたかというぐらいの,トイレ行ってない言うたら,あんなとこまで行って,何でトイレ行けへんねんと言われるような,有馬へ行って,あのトイレを何で使わなかったかと言われるようなトイレつくるべきなんですよ。トイレのランキングいうのもさっきから見ておるんですが,トイレのランキング見ておりましたら,行くだけでも楽しいトイレのランキングいうのがようけあるんですよ,これ。有料ですよ。全部有料。有料でつくって,有馬へ行って,あのトイレへ行かなんだら,有馬行った値打ちがないぞと,これぐらい言うてもらえるようなものをつくってほしい。それくらいのことをして,神戸は観光地として日本一だと,こういうふうに言っていただけるようにお願いします。これも時間にカウントされてますから,余りようけ言わんと。  私,留学生の問題についても申し上げたいと思いますが,神戸は約2,000人の留学生がおるんだと。2,000人の留学生おって,奨学金を30人の人に出しておるんです。これが多いのか少ないのかということよりも,2,000人の留学生が多いのか少ないのかということで1回考えてもらいたいんですが,これ見とったら,早稲田大学だけで2,435人,立命館のアジア太平洋大学は2,352人,東京大学は2,297人というて,これ1大学でそんだけあるんです。神戸は全部で2,000人弱なんです,1,992名。これをまずふやすことを考えていただきたいと思うんです。そして,そういう留学生が神戸で勉強して,神戸で就職するとか,あるいはその就職にはあっせんするとか,そういう努力をしていただきたいと思います。  2番目に申し上げたいのは,神戸で勉強して,神戸で奨学金ももらって勉強したりしておる学生が卒業して,それぞれ就職したり国へ帰ったりしたけれども,どの国の人がどこでどんなして頑張っておるかというようなネットワーク──卒業生のネットワークをつくって,いろんな国際観光でこれからアピールをしていくときに,そういうネットワークもフルに活用するというぐらいのことで努力してもらわなければならないと思うんですが,もちろんそれくらいの卒業生がどこにおるとかいうようなことぐらいは追跡調査をしておるだろうと思うんですが,1回そのことについても教えていただきたい。年に1回ぐらい,そういう神戸で勉強した学生ばっかり集めて,同窓会を神戸でやろうよというぐらいのアプローチもしていただけたらありがたいと思います。  それから,国際交流ということで,姉妹都市や友好都市,親善都市というのはいっぱいありますけども,これからは国際都市ということで,都市間の交流ばっかりじゃなくて,国との交流をしてほしいと。国を相手にした交流を考えていってもらいたい,このように私は思っております。神戸市内の企業のOBの中には高い技術を持った優秀な人材もいっぱいおるんです。そういう人たち,そういう人材をいろんな国に派遣できる。国へ派遣していって,効果的な支援ができる,こういうことを,私,考えていってほしい。国際交流,文化観光交流という名前がついておるんですから,そういうふうにしていっていただきたいなと,こう思っております。  それから,きのうの教育委員会でも申し上げたんですが,神戸にいろんな外国人がおります。それは,おるのは神戸に外国人の病院があるし,外国人の学校があるし,宗教の施設があると。そういうことでいっぱいおるんです。そういう人たちはそういう学校をいっぱいつくっておるんですが,神戸市の子供がそういう学校の子供と交流できるような,そういうことを考えていただきたい。教育委員会学校教育法がどうだこうだ言うて,もう理屈にならんこと言ってますから,話になりません,あんなんは。だから,あなたのところでひとつ考えていただきたい。  以上です。 102 ◯大森国際文化観光局長・観光監 まず,私の方から,留学生にできるだけ神戸に来ていただいたらどうかと。そのための支援策拡充を当然すべきだということでございますが,まず,先ほど来,大学別の留学生の数をご紹介いただきましたが,ちなみに,神戸の大学,神戸大学で1,000名ちょっと,それで流通科学大学で236名,県立大学で187名とかいうようなレベルで……(「2,000人に達してないんやね。」の声あり)  ですから,足し上げましたら2,000人になります。今,個別にちょっと……(「1,992だったんやけど,そうですか。ほんなら私が間違うたいうことですね。」の声あり)  2,000人,ですから,やはり大学の力の入れ方とか大学のレベルの高さ,そういったものも海外からの留学生がどこに行こうかというような選ぶ基準にもなっているんではないかなと思っております。ただ,そうは言いながら,神戸市におきましては,留学生の支援制度をいろいろとつくらさせていただいております。先ほど申し上げました30人という少ない人数かもわかりませんけど,他都市に比べまして非常に大きな額の8万円というような奨学金を支給する制度とか,あと,住宅の提供とか,また,市内の文化・社会施設を無料で見学できるようなパスの発行とか,そういった形で,できる限り留学生の方々に神戸のまちを選んでいただける言うたらちょっと語弊があるかもわかりませんが,来ていただいても十分な勉強環境,それでまた,神戸のまちを楽しんでいただけるようなことをやってまいってきてございます。こういったことにつきましては,今後とも我々力を入れてまいりたいと考えております。  また,次に,就職のあっせん,支援等でございますが,これもやはり経済産業省の進めておりますアジア人財資金構想いうのがございます。その高度実践留学生育成事業というのがございまして,それを活用する受け皿として,これは神戸市単独ではございませんが,県とか市内の大学と共同で連絡会を受け皿として組織いたしておりまして,その中でビジネス日本語講座──普通の日本語講座でない,ビジネス日本語講座とかインターシップの支援事業等を実施いたしてございます。また,産振局におきましても,新しく会社を起こすと,起業の場合なんかに関する相談を受けたり,登記の申請とか,そういった在留資格の変更に関するような手続を助成するような制度もございます。こういった形で,いろんなところございますので,我々といたしましても,関係する部局と一体となりまして,またさらに,県や,これも大学も絶対かんでいただかなければだめだと思っておりますので,大学との連携を密にして就職あっせんに──あっせんまでいくかどうかは別としまして──就職につきまして支援してまいりたいと考えてございます。  あと,国際交流のあり方,国レベルの貢献ということですが,やはりなかなかレベルの違いがありまして,なかなか難しい面もございますが,やはり神戸は国際都市というのを標榜いたしておりますので,単に友好姉妹都市の提携だけでなしに,国を見た国際協力といった分野にも力を入れていくべきだと考えてございます。直接国ということではございませんが,確かにアジアの開発発展途上国の都市,これは実質的には国レベルの支援になると思うんですが,9都市,中規模都市ですが,そこに独自の相互協力ネットワークを構築いたしております。これは神戸市の人口基金,国連人口基金で成立いたしました神戸アジア都市情報センター,そこと私ども外郭団体でございます神戸国際協力交流センター,そこが一緒になりまして,そういったネットワークを構築してやってございます。それで,それぞれの問題点なんかの解決を一緒になってやっていこうということをやってございます。また,当然ながらJICAの研修,これはいろんなアジアとかアフリカ開発途上国の行政官が参りますが,そういったところに対する研修を受託して,国際貢献という形でもやってございます。  また,企業のOBの派遣ということでございますが,人材活用ということですが,これにつきましても,平成20年度から,神戸国際協力交流センターが市内在住で専門知識を持っておられる方,そういった企業の退職者を対象にボランティアを募集いたしまして,開発途上国に対して専門ボランティアを派遣するような事業を開始したところでございます。まだこれは開始したばかりでございますので,本年の2月にまず調査員を派遣して,それでその調査結果に基づきまして,4月以降,4月,7月,8月という形で,延べ13人を派遣したところでございます。こういった形で,我々としても少しずつ国際協力という観点でも力を入れているところでございます。  また,外国学校との交流でございますが,これは結構市内にある外国人学校と小・中学校,高校の生徒間交流については,近隣という条件がつくんですが,学校間で交流がございます。定期的な文化行事とか,部活動などでの交流とか,文化祭のイベントとか,そういったところでの交流がございます。また,これは市民参画推進局がやっているんですが,青少年の国際交流キャンプといったようなものがございまして,これはカナディアン等の外国の学校と日本の学校の生徒が集まりまして,しあわせの村なんかで合同でキャンプをしていくというようなこともございます。  また,これ教育委員会で,ちょっと申しわけないんですが,たしか国際理解教育の推進を図るために,外国人学校に通学する外国籍の学校の生徒につきまして,ちょうど外国人学校はちょっと夏休みが早い,6月ぐらいから年度が変わるということもありまして,6月ごろから夏休みに入るんですが,そのときはまだ神戸の小学校なんかやってますので,そこに1~2週間でございますが,体験入学を受け付けるような制度もあると聞いてございますので,これから教育委員会等とも連携しながら,外国人学校に対しまして,学校行事等も含めまして交流が進むように呼びかけてまいりたいと考えてございます。  私からは以上でございます。 103 ◯上田国際文化観光局国際推進室長 私の方からは,留学生の卒業後のネットワークについてお答えいたしたいと思います。  最初に,留学生が卒業後にどのぐらいの割合で国内にとどまる,もしくは帰国するかということについて,簡単にご説明申し上げますと,平成19年度の調査でございますけども,日本学生支援機構という文部科学省の全国調査でございますが,留学生卒業後の進路につきましては,卒業後に日本の国内で就職する留学生が全体の約3割,それから,これに進学するケースも含めますと,卒業後に日本の国内にとどまる留学生の割合というのは,全国で76%以上ということで,しかもこれは年々増加する傾向にあるというようなことでございます。  それから,県内の大学について見てみますと,就職とか進学で国内にとどまる学生の割合は57%ということで,出身国に帰国する学生の割合が19%ですので,やはりこの場合でも,県内の場合でも国内にとどまる割合が多いと。大きく上回っているという状況でございます。  そうした中で,卒業後,国内あるいは帰国をする,あるいはほかの国に行く場合もございますが,国外で活躍する留学生に,将来にわたって神戸に愛着を持ってもらい,お互いのつながりを維持してもらうというために,在学中はもちろん,卒業後も十分なフォローアップを行うということは重要であるというふうに考えております。そのために,そうした点からしますと,例えば留学生同窓会,ご指摘のような同窓会方式のような仕組みが非常に有効であろうということはご指摘のとおりでございます。ただ,留学生は,就職する場合もそうですけども,非常に卒業後の移動が非常に激しいということがあって,なかなかその所在の継続的な把握が難しいという問題がございます。過去何回か,私ども支援をしまして,そうした同窓会的なものをつくろうかという動きはあったんですが,なかなかそうした問題点がありまして,なかなか安定した仕組みとして定着させて運営することが難しい問題がございました。私どもの方では,神戸市の奨学金,先ほどもございましたけども,奨学金を受けた留学生あるいはその神戸市が提供しております留学生住宅に入居した者に対しましては,ajisaiという国際協力交流センターの日英の2カ国語で書いた機関紙,いろんな生活情報,市政情報あるいは神戸のトピック等書いてございますが,この機関紙とか,あるいは奨学生の会が独自に編集をしました会報──青春・夢in KOBEというものがございますが,こうしたものを定期的に留学生の卒業生には送付をしております。そうしたことによって,神戸に関する最新の情報提供を行ったり,留学生相互の卒業生のフォローアップに努めているところでございます。また,昨年,天津市と友好姉妹都市提携35周年事業を行ったわけですが,その場合に,天津市の方にも神戸で活動を行っている留学生OBに参加をしてもらうというようなことも行いまして,神戸とのつながりに努めているところでございます。  一方で,大学単位の取り組みを見てみますと…… 104 ◯主査(崎元祐治) 当局に申し上げます。もう時間が経過しておりますので,簡明にお願いします。 105 ◯上田国際文化観光局国際推進室長 留学生の多い神戸大学では,その中でも中国人の留学生が一番多いんですが,中国神戸大学同窓会の発足をさせるなどの動きがございます。今後,そうした同窓会組織と大学の同窓会組織との協力も進めながら,留学生のOBの効果的なフォローアップできるような方法も検討していきたいと思っております。  以上でございます。 106 ◯主査(崎元祐治) トイレはどなたが答えていただけますか。局長,もう時間が本当に来てますので,よろしくお願いします。 107 ◯大森国際文化観光局長・観光監 トイレにつきましては,北野にはそれなりのトイレをつくって,案内所の下にございます。それで,長田につくるかどうかは,よく公園の管理者等とも相談したいと思っておりますので,以上でございます。 108 ◯分科員(北山順一) ありがとうございました。ネーミングライツに耐えれるようなトイレをつくってください。 109 ◯主査(崎元祐治) 次に,あわはら委員,発言席へどうぞ。  もう9分しかありませんが,よろしくお願いします。 110 ◯分科員(あわはら富夫) 危機管理で6分質問させていただいたんで,もうあと9分しか残っておりませんので,先ほどから局長,ちょっと答弁長いんで,短くお願いいたします。  提案型の質問が多い中で,政策をチェックするという立場で,ちょっと質問させていただきたいと思います。  観光入り込み客数の考え方についてということで,観光入り込み客数を3,000万人ということで目標設定をされて,観光誘致を取り組んでおられると,このことは評価をしているんですが,この観光入り込み客数というものが,これよくわからないんです。統計によれば,平成16年に2,812万人,神戸ですね,これは。17年に2,730万人,18年が2,920万人,19年が2,841万人,20年が2,861万人というふうになっています。しかし,この数の実感が,私,神戸に住んでて,それほど観光客来てるかなという実感がないんです。例えば札幌での観光入り込み客数というのがありまして,これが平成20年度で1,295万人,札幌の方が神戸よりはるかに観光客が多いように感じるんですけれども,神戸市の観光客の半数しか来ていないということになります。神戸市の計算方式は,観光施設入館者数を調べて,エリアごとの伸び率を前年度の入り込み客数に乗じて,それにイベント入場者数をプラスするというやり方ですね。これで観光入り込み客数が正しく把握できるんかなというふうに思うんですが,実はほかの都市,札幌だとか京都は全然違う方式なので,その辺どういう考え方なのか伺いたいと思います。 111 ◯大森国際文化観光局長・観光監 ご指摘のとおり,観光の入り込み客数につきましては,全国で共通で採用されている基準はございません。もう各都市が独自の算出方法に基づいて算出させていただいております。神戸市の場合は,観光入り込み客数,NHKのちょうど連続テレビ小説の風見鶏の放映が始まりました昭和52年から統計をとり始めてございます。要素といたしましては,ご指摘のとおり2つ,1つは観光施設の入館者数,もう1つは主要なイベントの来場者数でございます。観光施設の入館者数につきましては,昭和52年当初に各観光施設の入館者数や訪問施設の数などを調査した上で,入り込み客数の実数を算出してございます。その後,毎年市内の主要な観光施設から入館者数を報告していただいております,私ども。それをいただくことで,延べ入館者数を把握し,そして先ほど申し上げました前年からの伸び率をはじき出して,エリアごとに前年の入り込み客数に乗じて算出しているというのが現状でございます。それでまた,イベントの来場者数は,これは当然ながら主催者発表等ございますので,それを活用させていただいております。この2つを足し上げることによりまして算出しているということでございます。  先ほど,札幌1,295万人言われてましたが,京都は大体5,000万人という数字出されておりますし,逆に大阪は,これは非常に多くて1億人ですか,そういった数字も出されております。私ども,これ他都市比較をするために,厳密に言いましたら,観光入り込み客数を出しているのでなしに,これまでに比べて神戸にどれだけ観光客がふえてきているかという経年変化を見るために,1つは使わさせていただいております。先ほど申し上げましたように,各市が独自に算出されておりますので,共通の比較というのは絶対的にできないんではないかと思っております。ただ,今観光庁におきまして,これを共通な数字を出せないかということで,いろんな形で検討されております。私どももそれを受けまして,もしいろんな都市がそれをできるのであったら,我々もそれに乗って,他都市比較できるようにしたらどうかなと。ただ,先ほど申し上げました京都──ちょっと長くなって申しわけない……(「ちょっと長い。」の声あり)  もうこれで,以上でございます。 112 ◯分科員(あわはら富夫) そこまでやられたら質問できなくなるから,どうも済みません,ちょっと時間ないんで,申しわけないです。  それで,計算方式,そのことは前もちょっと聞いてるんですけど,要するに,計算方式の問題なんですが,例えば昭和52年の値を出してという,その値もどういうやり方しているのかというのはちょっとよくわからないんですけども,それにふえたので率を出して,それを計算して,ずっとやってきているというやり方なんですよね。多分これと同じやり方しているのは,横浜市も同じやり方です。ところが,京都の場合は5,000万人って多いって言うけど,これ多分,京都は本当にそうだと思いますわ。京都の計算方式で見ると,京都に実際に乗りおりされる月別市に入る人の数ですね,これを把握をして,それにサンプリング調査をして,どこから来たかとか,それから,例えばどういう目的だとか,どういう交通機関を利用されたと,その調査をしたものをはじき出して,実は全部計算をして5,021万人,したがって,乗用車で来たとか,バスで来たとかという資料も全部ついてるんですよ。それだけじゃなくて,どこから来たかという資料,東京からどれだけ来たかという資料も全部ついている,京都の分は。  もっと言うと,札幌の分についても,同じように,その札幌市に実際に乗降された,例えばバスだとか,それから鉄道だとか,それから乗用車だとか,そういうのを全部出して,何日かの日にちをとってサンプリング調査をして,その全体の数にそのサンプリング調査の中での率数を掛けている。そういう計算すればある程度正しく,僕は把握できると思うんですね。そうすると,札幌の場合には1,250何万人と。局長言われたように,別に数やないんやと,経年変化を見てるのやというふうに言われたけども,3,000万人というのを目標でと言っているわけですから,本当に3,000万人来とるんかいなというふうに思いますやん。その辺がどうもその正確さということを考えたら,別に全国がどうのこうのじゃなくても,神戸市として,どれぐらいの観光客が本当に来ているのか,その実数調査というのは,僕は1回ちゃんとやるべきではないかというふうに思うんですが,どうでしょうか。 113 ◯大森国際文化観光局長・観光監 私ども,3,000万人というのは,アクションプラン策定時の入込客数が2,669万人と,これから当然ながらふやしていこうということで,3,000万人という目標値を策定させていただきました。先ほど委員からのお話でもございましたように,これ全数調査をするというのはどの都市でも不可能だと思っております。もう絶対的に一部サンプリング調査をしながら,その数値を掛けていくというのが実態になってくると考えてございます。我々もできる限りそれぞれの観光施設から数字をいただきながら,それで52年にやりましたアンケート調査をベースにした部分で,それを生かしながらやっていると。結果としては,アンケート調査がサンプリング調査,同じような手法でやっていると思っております。正直言いまして,京都は,私の感覚では5,000万人よりもっとおると思うんです。これ実際,京都の方は寺社に入ってます観光客の数は絶対つかめませんので,そういったところで,非常に観光入り込み客数をどういった定義でとらまえるかということにかかってくるんではないかと。入ってくる駅で全部人数を押さえたとしましても,それが観光客かどうか,通勤・通学の方もいらっしゃいますし,それをサンプリング調査でどの程度把握できるかといった問題もあると思いますので,これはなかなか観光入り込み客数という定義そのものにもかかわる問題で,非常に難しいんではないかと私は思っております。  以上でございます。 114 ◯分科員(あわはら富夫) どこの都市もやっぱり同じようなことを言ってまして,実数を,やっぱり人が移動していくわけですから,その移動していく人たちが観光客なのか,通勤客なのか,単なる移動なのかというのは,なかなかやっぱりわからないと。しかし,実数に近づける努力というのは,やっぱりいろんな形でやっているわけです。例えば北海道なんか,北海道としての観光入り込み客数というのを一生懸命これ調べてるんですけれども,かなりサンプリング調査とか,それから実際に出入りしている数,北海道がある程度数えやすい面もあると思うんです。北海道にどうやって入ってくるかというのはある程度特定されますから,その数にサンプリング調査をして掛けていると。例えばよくあると思うんですが,札幌に来て,何々都市に来て,何々都市に来て,何々都市に行ったと。そしたら,それが全部1つ1つカウントされて,本当は1人なんだけれども,5人としてカウントされるというケースもあると思うんですね。先ほどちょっとあんまり言わなかったけど,会場で,また観光客としても,どこどこに入館して,どこどこのところにも行き,どこどこのところにも行きも,これ全部数ついてくるわけですから,それは本当は1人だけども,5人としてカウントされると。そういうのも配慮して,実人数の場合の観光入り込み客数とかいうのを何とか把握しよういう努力を一生懸命しているわけです。それとカウントが,要するに行政によって同じ人が何回もカウントされる可能性もあると。それの数も出して,できるだけ実際に近づける努力みたいなものをやっていると。私は,観光行政に本当に力を入れるんやったら,やっぱり実人数を把握するという努力をもうちょっと前向きにやっていただいた方がいいんではないかなというふうに思いますので,どうも委員長が時間来たでという顔してるから,これ以上はもう質問は結構ですので,だから,何か言いわけ,何かあったら。 115 ◯大森国際文化観光局長・観光監 神戸市も当然ながら,延べ人員と実人員という区別つけております。ですから,1人当たりの平均訪問施設数というのをベースにして実人員を出すように,そういう形で観光入り込み客数の実数を出していっております。それだけでございます。 116 ◯主査(崎元祐治) どうもご苦労さまでした。  次に,井坂委員,発言席へどうぞ。 117 ◯分科員(井坂信彦) いよいよ最終日の最後の質問ということで,本当に皆さん,長い間お疲れさまでした。  本日は20分で2問,質問をさせていただきます。
     まず,1点目は,外国人ビジネス客への対応についてお伺いをいたします。  国際都市神戸と呼ばれ久しいこのまちです。多くの外国の人が訪れ,そして暮らしているこのまちですが,国際文化観光局の施策を一通り見せていただきますと,在住外国人──神戸に既に住んでおられる外国人向けのいろいろなサービスや施策あるいは環境づくり,そういったことは随分昔からたくさんされていると。そして,あるいは,観光局ということで,特に最近は外国からの観光客向けのいろいろな手もあるいはキャンペーンも打っておられるというふうに感じます。そこで,私がもう1つ抜けている部分があるのではないかなと思いましたのが,冒頭に申し上げた外国人のビジネス客についての対応であります。もちろんビジネス客ということですから,産業振興局の守備範囲なのか,あるいはこちらの局の守備範囲なのか,大変はざまにあって難しい部分だとは思いますが,私はやはり1つの考えを持って,こちらの局の仕事であるという思いで,本日,質問をさせていただきます。  観光のお客さんとビジネスのお客さんというのは,やはりニーズが明らかに違うはずだというふうに思います。しかし,観光客よりも,さらに把握が難しいのが神戸を訪れるビジネス客,国際ビジネス客ではないかというふうにも伺いました。事前にこういった資料があるかと,あるいはマーケティングやニーズ調査のアンケートがあるかとお聞きしましたけれども,残念ながら現時点ではそのようなことはされていなかったようです。しかし,ビジネス客というのは,やはり観光客とはまず目的地が違います。それから当然動き方も違います。動く時間も違います。そして,まち中ではたと困ってしまうようなその困るポイントも大きく違うのではないかというふうに思っております。  他都市あるいは海外で,こういったビジネス客向けのいろいろなことをやっているまちのことを幾つか探してみましたけども,やはりビジネス客を意識しているような都市というのは,ビジネスセンターというようなものを公がやっていたり,民間がやっていたりというようなことがあるようです。そこでは,国際電話や国際ファクス,それからメールですとか,プリントアウト,そういったことが外国の人でもすっと入って,すっとできるというような場所がホテルにあったり,あるいはまちのど真ん中にあったりというような工夫をしているまちは幾つか見受けられました。  神戸の場合でしたら,そういったことを公が今から施設つくってやることについては,私は本当にそれがいいとは思わないですけれども,例えばキンコーズというような民間のサービス,ああいったところに外国のお客さんがすっと行って,すぐにビジネス的な仕事をさっと済ませられるような仕組みになっていればいいなであるとか,あるいは,そもそも外国から神戸にビジネスに来たお客さんが,そういった困ったときに,いやいや,あそこにキンコーズというのがあって,そこに行けば外国人の自分でもすぐプリントアウトして,ファクスを送ってと,仕事が30分以内にさっと格安で済ませられるんだというような情報がそもそも伝わっているのかといったような,いろいろ考えれば,外国人のビジネス客向けのサービス,そういった目線に立てば,まだまだいろいろできることがあるのではないかというふうに思っております。  そこで,まず,神戸市の現時点では,ニーズの調査,外国人ビジネス客の実態の把握といったものを一遍やってみていただけないだろうかというふうに思います。こちらの局では,コンベンションをたくさんやっておられるということで,コンベンションのお客さん,海外から学会ですとかビジネスの見本市とかそういったところに来られる,半ば観光もあるんでしょうけれども,やはりビジネス目的で来られているお客さんを一番把握できるのはこちらの局ではないかという思いですから,コンベンション客あるいはビジネスツアー,ビジネス旅行のお客さん,そういったところから,まずニーズ調査をしてはどうかと思いますので,その点について,1点目お伺いをいたします。  次に,2点目は,季節とエリアを限定した観光プロモーション,観光キャンペーンについて,お伺いをいたします。  午前中から,観光のいろんな議論を聞いておりました。大変おもしろい議論もありました。神戸は,私が思うに観光資源が多過ぎる。これは悪いことではなくて,非常にうれしい悲鳴でありますけれども,率直に申し上げて多過ぎると私はかねてから思っております。目玉がない,目玉がないというふうに言われますけれども,そうではなくて,多過ぎて,これが目玉ですよというものが対外的に絞り切れていないのではないかというふうに思っております。市内に散在するいろんな観光資源,これは東灘・灘から須磨・垂水まで,そして北神・西神と,そういったところまで,神戸の観光地あるいは神戸の行くべきところとして,1度にプロモーションをしてしまえば,これは公平ではありますけれども,結果的にやはり総花的なプロモーションとなってしまい,そして外から見た人は,結局,中心にある北野ですとか,あるいは有馬ですとか,あるいは中華街や神戸港ベイエリアといったところに,やはりこの辺に行くのが普通かなというふうに,やはりお客さんが集まってしまうのではないかなというふうに思います。もちろんこれら三宮周辺の観光地というのは大変すばらしいものでありますし,しかし,外から来たお客さんが,やはり何度も何度も三宮周辺の観光地ばかり行っていれば,これはいずれ飽きがくるのではないかなと危惧をするところです。  私は,いつもJRの電車に乗って市役所に通ってまいりますが,JR電車で私は座らないので,いつもドアのところで立って移動していると,必ずドアの上に横長の細い広告が張ってあります。それはJRのデスティネーションキャンペーンと言われる地域を絞ったキャンペーンですね。岡山であるとか,ついこの間は兵庫でありましたし,山口だったこともあるし,福井や佐賀だったこともあると。そういう県ごとにJRは,大体3カ月ごとぐらいでしょうか,対象を絞って,もうこの時期はここを集中的にやると。ドアの上の広告から中づり広告から,もう徹底してやるわけです。私は時間つぶしにいつもその記事を見てますと,そこに書いてあることは,実は神戸の観光資源と比べても,何かそれほどそんなに大したことは書いてあるわけでもなくて,例えば文豪だれだれの生まれた家とか,文豪だれだれが何か7歳から15歳まで住んだ家の井戸だけ今残ってますとか,そういうのが4つぐらい並んでて,それで何か文豪の足跡をたどる旅・福井とか書いてあるわけですね。そういうのを見るにつけ,それでもああいうふうに地域を絞り,そして期間を絞り,そこに広告を集中的にやれば魅力的に見えるわけですし,そういったやり方が,神戸市の本当にこの豊富な観光資源に対してもできないのかなということを質問をさせていただきます。例えば来年の春は須磨区だというふうに決めたら,これはもう単に決めるだけの話ですから,決めて,そこに向けて雑誌やテレビに向けて,いろんな特集を組んでもらう段取りを組んでいくと。あるいは,イベントもそこに向けて,地元の人の協力も仰ぎながら,もう来年の春のこの時期にお客さんがたくさん来るから,来年のイベントは全部この時期になるべく集中させてやりましょうというように集中をさせていくと。交通機関もその時期に限っては,例えば臨時バスを走らせるですとか,アクセスをその期間だけに絞れば,いろいろ工夫ができるのではないかと。そしてさらに,先ほど宿泊数を伸ばすというような話もありましたけれども,三宮周辺に泊まってくださるようなスタンダードなお客さんに対して,今この時期,実は須磨も今いいですよと。もう1泊して三宮で遊んで,それからもう1泊は例えば須磨で遊ぶというような,そういう組み方もあるんではないかと。それで,次に来年の夏は,じゃあ今度は灘をやりましょうというようなことで,JRが大変上手にやっているあの手のキャンペーン,プロモーションのやり方を神戸の観光プロモーションに取り入れられないのかどうかを2点目にお伺いをいたします。  以上です。 118 ◯大森国際文化観光局長・観光監 私から,観光プロモーションのあり方につきまして,お答えさせていただきたいと思います。  確かに,神戸のまち,先ほど委員のご指摘にございましたように,観光資源,大変多くございます。特に魅力的な観光資源に恵まれております。また,それぞれのエリアでも,地域のイベントが,小さなイベントから大きなイベントまで,いろんな形で年間を通じてさまざまなイベントが開催されておりまして,神戸にとりまして,観光客の誘致に向けてPRすべきものはたくさんあると。そういった中で,私どもプロモーションに取り組んでいるところでございます。  神戸市のプロモーション活動といたしましては2つございまして,1つは,広く一般の方へPRするというものと,あと,旅行代理店等のエージェントさんにPRして,旅行商品の造成をしていただくといった,これは少しやはりやり方が違ってございます。一般向けのプロモーションは,いろんな他都市で開催されるイベント会場とか,鉄道の主要駅で神戸市内のさまざまな観光資源や観光スポットを幅広くPRするといったことが中心でございまして,それに合わせて,行ったときに親善大使等にメディアを訪問していただいたり,また別途,ホームページ等でも広く出していくと。それで取材費助成というのもございますので,そういったものを活用して,テレビや雑誌等に記事を掲載していただくというようなことがございます。一方,旅行代理店へのプロモーションというのにつきましては,大規模イベントの開催時期や新規施設の開催予定など,何かポイントになるものをうまくとらまえまして,そういった情報を提供して,商品造成をしていただくというような形でやってございます。  確かに,一般向けのプロモーションを実施するに当たりまして,神戸市全体の魅力あるさまざまな観光資源を幅広く私どもPRしておるわけですが,それは基本だと私どもは思っております。ただ,若干委員ご指摘のとおり,焦点がぼやけるといったケースも当然ながらあると思いますので,ターゲットを絞って効果的なプロモーションをやっているようなケースも確かにございます。例えば3月20日に開通いたしました阪神なんば線,これを活用したプロモーションでは,阪神電車と連携しまして,特に阪神系レジャー施設の多い六甲山を集中的にPRさせていただいたり,また,これは奈良でございますので,海がございませんので,神戸港振興協会と連携いたしまして,神戸の港を集中的にPRしたと。そういった形で,一部でございますが,エリアを限ったような形,時期もそれに合わせてですが,PRしているようなケースもございます。  確かに,それと地域で開催されますイベント当然ございますので,そういった大きなイベントが開催されるときには,当然ながらそこを中心として売り出すというような形をとらさせていただいています。春の新酒の季節には灘の酒蔵,こういったところはスタンプラリーとか酒蔵開放を一定期間やっておりますので,そういったところを中心にPRさせていただくとか,また4月の末にはインフィオラータ神戸というのを三宮・北野を中心にやっておりますので,そういったところを中心にPRしていくというようなこともやってございます。私どもなかなか──どういうんですか──ここやいうて行政が決めても,当然観光振興というのは,地元なり,エージェントさんなんかと一体となって観光振興を図るべきものですので,場所を決めて,エリアを決め,時期を決めても,それがなかなかやっていただけるかどうかというような問題もございますので,今基本は,エリアを限ったり,時期が決まったりする集中的なPRにつきましては,地元なりそういったところが何らかの大きなイベントをやるとか,季節に特にやっていくときには,そういったエリアを限ったPRをやっているというような感じの取り組みを進めているところでございます。そういった形で,そういったものがありましたら,当然ながら代理店,エージェントさんにも売り込むことができますので,一般のプロモーションとともに,代理店への売り込みといったようなものが中心的にできるのではないかと。なかなかこちらが決めて,ついておいでよというのは,なかなか難しいのではないかと私は思っております。  以上でございます。 119 ◯上田国際文化観光局国際推進室長 外国人のビジネスステイへの対応ということと,ニーズ調査の件でございますけども,委員ご指摘のその外国からビジネスで来られて,神戸に滞在される場合,恐らくいろんな目的があって,さまざまなケースがあろうかと思いますが,私どももある程度のケース,主要なケースにつきましては,そうしたニーズに対応するような取り組みを今進めてございます。恐らく一番多いのは,既にある取引先を訪問するケースが多分一番多いんだろうと。こういうところには,当然その取引先の企業等が中心となって対応するんだろうと思いますけども,これ以外ですと,例えば神戸への投資とか,あるいは事業展開のための市場調査等で来られる場合があるんであろうと。それから経済ミッションなどで,その構成員として,経済ミッションに参加をして神戸に来られる場合,それから,神戸で開催されますさまざまなコンベンション,国際会議とか,あるいは見本市とか,そうしたことに参加される場合などが,そうしたケースがあるんではないかというふうに考えております。  まず,投資なり事業展開を考える場合につきましては,神戸市では,そうした外国企業等が神戸でビジネスをする場合には,必要な情報が入手しやすいようにワンストップの窓口を設けてございます。ひょうご・神戸投資サポートセンター,これは神戸市と,それから兵庫県が出資をしてございます。それから,同じく両者で出資をしております──国もしておりますけども──ジェトロの対日投資・ビジネスサポートセンター,こうしたところと協力をしまして,さまざまな情報やサービスを提供しております。具体的に申しますと,そうした事業の計画段階から,進出あるいは事業の開始後のフォローアップまで,専門スタッフが日本法人の設立の手続でありますとか,あるいは立地場所の選択のための情報提供,あるいは住宅,人材確保,その他,いろんな各種の手続が必要ですが,そうした手続の支援とか,そうしたビジネスに関するあらゆる相談に対応してございます。先ほどご指摘ございましたファクスとかそうしたサービスについても,ここで提供してございます。  それから,各国の政府などが派遣をします経済ミッションに対しましては,神戸市とか県あるいは商工会議所,ジェトロが連携しまして,そのミッションの目的に応じまして,例えばビジネスマッチングを希望される場合には,そのビジネスマッチングの機会をつくると。あるいは,市なり,県なり,その進出しようとする場所のその投資環境の説明なり,そうした機会を設けるなどの支援を行っております。  それから,市内で国際会議などのそのコンベンションが開催される場合には,神戸の理解を深めてもらうために,外国人の参加者に対しまして,市内の宿泊施設の特別価格での提供でありますとか,ポートライナー,六甲ライナーの運賃の割引あるいは観光施設や買い物で割引の優待サービスが受けられるようなクーポン券を提供したり,あるいは神戸の観光情報を提供したりと,こうしたサービスを実施しております。いわばこれは外国人のそうしたビジネスの参加者へのおもてなしのプログラムということでございますけども,非常に好評でございまして,滞在中の神戸のまちのよさを理解してもらい,神戸によい印象を持ってもらうということには役立っているというふうに考えております。  それから,特にビジネスのニーズでございますが,まず通常考えますと,恐らくビジネスで神戸に滞在する場合には宿舎と,それから恐らく通信手段とかこの辺が多分基本的に必要になるんだろうと思いますが,宿舎につきましては,多分考えられることとしては,一般のビジネスホテルに泊まる,あるいはちょっと滞在が長くなりますと,例えばウイークリーマンションとか,マンスリーマンションとか,そうしたところに泊まられるだろうと思いますが,こうしたところ,ほとんどが家具つきで,一部家電つきもございますので,宿舎についてはそうしたところで対応できるのかなと。それから,特に通信については,まずインターネットの接続環境というのが多分要るんだろうと思いますけども,こうしたことにつきましても,大半のビジネスホテルでは接続が可能となっておりますし,また,ホテルでほとんどそうしたビジネスセンターがございますので,そうしたところで対応もできるであろうと。それから,電話についても,先ほど国際電話とおっしゃいましたけども,最近は携帯電話を海外ないしは日本でも使えるような海外の携帯も多うございまして,例えば国際ローミングサービスがやっておりますのは,提携先の本国での事業者と提携している日本の通信事業者と関係があれば,日本でもそのまま使えるというようなケースもございます。  それから,ビジネスニーズの把握という点でございますが,国際会議とか,あるいは大きな見本市,例えば国際フロンティア産業メッセとか,そうしたコンベンションが開催されるときには,来場者に対してアンケート調査というのを実施しておりまして,さまざまな要望とか意見を聞くようなニーズの調査を行いまして,少しでもそれを改善していこう,あるいはその足りないものがあれば,それに対する対応をしていこうということで,ニーズ把握に努めております。  それから,そうしたこととは別に,これも産業振興局と連携してやっておりますが,大使館とかあるいは総領事館を訪問いたしまして,あるいはいろんなセミナー等で神戸市の誘致施策あるいは投資環境を説明しておりますが,そうした中で,それぞれの国に応じてやはりニーズが違いますので,そうしたことの聞き取り調査をして,国に応じたビジネスのニーズ把握に努めております。そうしたことで,今後も産振局をはじめ,関係支援局をはじめ関係部局との連携を図って,さらなるビジネスニーズの把握に努めて,国際会議とかあるいはコンベンション,ビジネスの関連で神戸を訪問された外国人の参加者あるいはビジネス関係者が,神戸での快適な滞在ができて充実したものになるように,きめ細かい情報提供あるいは支援に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 120 ◯主査(崎元祐治) 井坂委員,あと1分でございます。 121 ◯分科員(井坂信彦) ありがちな話で,いろいろやってます,やってますとはおっしゃるんですけど,結局,私が思うのは,きょうご質問申し上げたのは,じゃあ,神戸は日本で一番,外国の方から見てビジネスがやりやすいまちですよと言えるように,本当に今後なっていくのかということですね。やってますと,既にできてますというお答えですけども,本当にそうなのか。私は事前に資料をくださいと言ったときも,やっぱりそういう本当に外国のビジネス客のニーズをまとめたようなものはないというふうに言われておりますし,それは多分ないんではないかと思うんですね。それをまずやっていただきたいというので聞きましたんで,ぜひお願いしたいというふうに思います。  それから,あと,地域を区切るキャンペーンも,これはイベントがあるときにそこにスポットを当てるというのは今やってますけれども,やっぱり一定の期間,それこそ3カ月ぐらい,この地域というふうにやはりやると。それで地元の人が本当に乗ってきてくださらないなら,それはそれで仕方ないですけれども,やはりそういうふうにやっていかないと,結局,単発のイベントがあちこちあちこちで年間通してやられて,やっぱりそういうのは雑誌でも何でも非常に紹介しにくい状態ではないかなと思うんです。1つ1つのサービスが,あるいはイベントが点と点で分かれているうちは,私はやはりまだまだだと思ってて,今本当に人が価値を感じるのは,エクスペリエンスとかストーリーというふうに言われてて,そういう一連のつながりですよね。つながり,例えば神戸の空港におりたら,そういうビジネスセンターまでの道がこういうふうにちゃんと示されていて,そこに行ったらこういう対応でというような一連のつながりであったり,あるいは,そういう須磨のキャンペーン行ったら,目当てのイベント以外にもほかにもこういういろいろなことがあってという,その辺を一遍本当に,私はこの国際文化観光局というのは,21世紀のリーディング産業を扱う局だというふうに思っておりますから,ぜひ一歩進めて,他にサービスやそういうのを提供するだけじゃなくて,エクスペリエンスをというふうなことを考えていただきたいなという思いで,きょう2点質問させていただきました。ちょっと時間がないので,これで終わりにしますけど,また本当によろしくお願いします。  以上です。 122 ◯主査(崎元祐治) 以上で国際文化観光局関係の質疑は終了いたしました。当局,どうもご苦労さまでした。 123 ◯主査(崎元祐治) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  長時間の審査,お疲れさまでした。  委員の皆様に申し上げます。当分科会の審査は本日をもって終了いたします。  本日までの間,当分科会の運営に格段のご協力をいただき,本当にありがとうございました。  なお,来る25日から委員会審査に入りますが,25日は市長・副市長等に対する総括質疑を午前10時より28階第4委員会室において行いますので,よろしくお願いいたします。  本日は,これをもって閉会いたします。  どうもありがとうございました。ご苦労さまでした。   (午後4時43分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...