ツイート シェア
  1. 神戸市議会 2009-06-18
    開催日:2009-06-18 平成21年文教経済委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時2分開会) ◯委員長(森本 真) 皆さんおはようございます。  ただいまから文教経済委員会を開会いたします。  本日は,昨日の本会議で付託されました議案及び陳情の審査並びに当局からの報告の聴取のためお集まりいただいた次第であります。  最初に,本日の協議事項のうち,予算第26号議案の所管分については,6月4日の市会運営委員会において,緊急雇用創出事業及びふるさと雇用再生事業にかかわる部分は,本委員会に付託するものの,個々の事業の具体的な内容については,関係委員会において質疑を行った後,それぞれの委員会の意見を本委員会に伝えていただき,それを踏まえて本委員会において意見決定を行うことが確認されております。したがいまして,予算第26号のうち,本委員会所管分の意見決定に限って6月22日に行いたいと存じますので,お含みおきお願いいたします。  なお,井坂委員より所用のため少しおくれる旨の連絡がありましたので,ご報告申し上げておきます。  次に,陳情第195号につきましては,陳情者から口頭陳述申出書が提出されておりますので,教育委員会の審査の冒頭で口頭陳述を聴取したいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長(森本 真) 異議なしということでそのように決定いたしました。 (教育委員会) 3 ◯委員長(森本 真) これより教育委員会関係の審査を行います。  それでは,陳情第195号の陳情者から口頭陳述を聴取いたします。  陳述人の小山さん,発言席へどうぞ。  陳述人の方に申し上げます。  最初に,住所,氏名を明らかにしていただき,5分以内に要約をお願いします。  それでは,小山さん,どうぞ。 4 ◯陳情者 おはようございます。  陳情第195号に関しまして口頭陳述をさせていただきます。  私は,神戸市中央区中山手通4丁目10番5号,神戸市教職員組合の執行委員長をしております小山光一と申します。
     私たちは,神戸市内の小・中学校,養護学校に勤務する大方の県費教職員によって組織する教職員組合であります。神戸市会におかれましては,文教経済委員会を中心に神戸市の学校教育に対し,教育環境整備等ご尽力いただいておりますことに深く感謝いたします。  さて,義務教育費国庫負担制度であります。この制度は,憲法で保障されている義務教育を受ける権利及び義務教育を受けさせる義務を具体化させるために,国が義務教育に必要な経費を負担することによって,教育の機会均等とその水準維持を図る制度として最低保障を担保するものであります。  しかし,2006年度から国の負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。3分の1にするということは,地方交付税に依存する度合いが高まったということであります。全国的な教育水準の確保や地方財政を圧迫させないためには,これ以上の国庫負担金の削減はすべきではないと考えます。  次に,定数改善,教育予算拡充についてであります。  現在,ほぼ全国の都道府県で,特定学年に限って35人学級などの学級定員の引き下げを独自に実施し,少人数教育を推進しています。既に保護者,学校現場からも,子供たちへのきめ細やかな指導等で高い評価を得ているところであります。しかしながら,財源不足により一部の学年のみの実施,常勤教諭が配置されない等の実態があります。また,市町への財政負担を求める動きもあり,地域格差も生じてきています。  そのような現状にもかかわらず,2006年度から教職員定数改善計画もストップし,少人数教育実現に向けて大きく後退いたしました。少人数教育は,国の負担・責任で全国一斉に実施する必要があり,次期教職員定数改善計画の早期実施が不可欠であります。さらに,今,地方財政が逼迫している中,少人数教育の推進だけではなく,就学援助,通学路の安全対策,学校施設など,教育条件の自治体間格差が広がっています。  以上のことから,義務教育は国が責任を持つという根幹は守られるべきであり,現状よりもより少人数教育の実現を目指し,さらに新学習指導要領の円滑な実施等を図るためにも,国が責任を持って教職員定数の改善に取り組む必要があると考えます。  神戸の教育がより豊かに創造的に発展するため,また神戸の子供たちの未来のためにも,ぜひ次期教職員定数改善計画の実施及び義務教育費国庫負担制度の根幹堅持に関する意見書が各関係省庁に提出されますよう,文教経済委員会としてもご尽力いただきますようお願いし,私の口頭陳述を終わります。ありがとうございました。 5 ◯委員長(森本 真) 口頭陳述は終わりました。  どうもご苦労さまでした。  次に,議案4件及び陳情1件及び報告1件について当局の説明及び報告を求めます。 6 ◯橋口教育長 まず,ご説明の前に,先日報道にもございました神戸市立高等学校入試にかかわる採点ミス及び答案の一部が誤って廃棄されていたことに関しまして,一言おわびを申し上げたいと思います。この件に関しましては,入試事務,ひいては神戸市の公教育の信頼を著しく損ね,関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけいたしました。市会の先生方には個別にご説明申し上げましたが,この場をおかりいたしまして,改めておわび申し上げたいと思います。  信頼回復には長い時間を要するものと覚悟をしておりますけども,今後速やかに採点ミスや答案用紙を誤って廃棄に至った原因,経緯を十分に検証した上で,どれだけの時間を費やそうとも,二度と同じ過ちを繰り返さないよう,全力で再発防止に取り組み,市民の信頼回復に努めていきたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。  それでは,着席いたしましてご説明させていただきます。  お手元の文教経済委員会協議事項にございますように,予算第26号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち教育委員会所管分,第43号議案神戸市立体育施設条例の一部を改正する条例の件,第44号議案神戸ポートアイランドホール条例の一部を改正する条例の件,第45号議案土地及び建物売却の件(西区平野町慶明ほか),陳情第195号次期教職員定数改善計画の実施等を要請する意見書提出を求める陳情,報告平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち緊急雇用創出事業分のうち教育委員会所管分について,一括してご説明申し上げます。  お手元の文教経済委員会資料の1ページをお開きください。  初めに,予算第26号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち教育委員会所管分についてご説明申し上げます。  1,歳入歳出予算一覧をごらんください。  今回補正いたしますのは,表の一番下にございますように,歳入合計,歳出合計ともに93億2,286万2,000円を増額するものでございます。  今回の補正につきましては,新型インフルエンザ拡大防止対策など,安全・安心を守る施策をスピードを持って推進するとともに,国が行っております追加経済対策により国の補助を受けて行う公共事業や地方単独事業について,国から交付される地域活性化・公共投資臨時交付金や地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用することで,学校施設耐震化などの事業計画の前倒しを行うなど,公共投資や経済対策も積極的に実施するものでございます。  その内訳といたしまして,まず歳入予算でございますが,2,歳入予算説明の表にございますように,第15款使用料及び手数料,第1項使用料,第10目教育使用料におきまして1,880万円を減額し,第16款国庫支出金,第1項負担金,第6目教育費負担金におきまして1億6,675万5,000円を,第2項補助金,第10目教育費補助金におきまして91億7,490万7,000円を増額いたします。  次に,2ページをお開きください。  歳出予算でございますが,3,歳出予算説明の表の補正額の欄にございますように,第13款教育費,第1項教育総務費,第3目教育総務費におきまして1億6,249万3,000円を増額いたします。これは新型インフルエンザの発生に伴い,感染拡大防止を抑止するため,マスクや消毒液といった資材等の整備などを行うものです。  次に,第2項教育振興費,第1目教育振興費におきまして514万6,000円を増額いたします。これは新学習指導要領の実施に伴い,平成23年度より授業時数や指導内容が変更され,そこで必要となる小学校理科教材設備の整備を前倒しして行うものです。  次に,第11項社会教育費,第2目文化費及び第4目博物館費におきまして,「行こう!神戸」キャンペーンの実施に伴い,風見鶏の館及び青少年科学館の使用料について1,880万円を減額することに伴う財源の組み替えを行うものです。「行こう!神戸」キャンペーンは,市内主要観光施設において,7月17日から1カ月間無料開放を実施し,全国からの集客を図り,観光産業の活性化へとつなげていく事業です。教育委員会では,先ほど申し上げました風見鶏の館及び青少年科学館が対象施設となっております。  続きまして,3ページをごらんください。  第13項学校建設費でございます。第2目小学校建設費につきましては5億2,723万6,000円を増額いたします。これは兵庫区北部において,平成21年度から2カ年事業で実施しております夢野の丘小学校の建設事業のうち,体育館建設に係る事業について,国の追加経済対策を活用し,前倒しして予算確保するものでございます。  次に,第6目学校設備費でございますが,1億7,278万円を増額いたします。これは平成23年にアナログテレビ放送が終了するため,国が推進しております追加経済対策スクール・ニューディール構想に基づき,神戸市立の全学校園において,デジタル放送対応テレビの整備を前倒しして実施するものでございます。  続きまして,第7目学校改修費でございますが,79億4,122万円を増額いたします。これは幼稚園2園,小学校28校,中学校15校,計45校園の学校施設の耐震化や小学校8校,中学校2校,計10校の既設校にエレベーターの設置を行うほか,外壁改修工事グラウンド整備といった学校施設の保全工事等についても行ってまいります。  続きまして,第14項教育施設整備費,第1目教育施設整備費につきましては5億1,398万7,000円を増額いたします。これは災害時に避難所となる社会教育施設である生涯学習支援センターの耐震化等を行うものでございます。  続きまして,4ページから第43号議案神戸市立体育施設条例の一部を改正する条例の件,及び9ページから第44号議案神戸ポートアイランドホール条例の一部を改正する条例の件について記載しております。  本件は,ポートアイランドスポーツセンター及びポートアイランドホールにおいて,利用料金制を導入するに当たり,条例の一部を改正しようとするものでございます。  他の体育施設においては,稼働率が既に十分に高く,利用料金制による創意工夫発揮の余地は限られておりますが,この2施設につきましては,指定管理者の自主的な経営努力により,さらなるサービス向上が可能となることから,利用料金制を導入するものでございます。  続きまして,13ページをお開きください。  第45号議案土地及び建物売却の件(西区平野町慶明ほか)につきましてご説明申し上げます。  本件は,神戸市立神戸西高等学校用地として利用していた土地借地権及び建物について,一般競争入札の結果に基づき,学校用地として4億2,386万円で学校法人スバルが丘学園に売却しようとするものであります。  次に,お手元の陳情文書表をごらんいただきたいと思います。  陳情第195号次期教職員定数改善計画の実施等を要請する意見書提出を求める陳情書が提出されております。  陳情要旨ですが,1点目,義務制第8次教職員定数改善計画を実施すること,2点目,義務教育費国庫負担制度の根幹を堅持すること,3点目,教育予算の充実のため,地方交付税を含む国の予算を拡充すること,以上3点を要請する意見書を政府等関係機関に対し提出することを求めるものでございます。  まず,1点目の次期教職員定数改善計画の実施でございますが,文部科学省では平成18年度以降,新たな定数改善計画の策定が見送られております。また,いわゆる行政改革推進法では,重点分野の一つとして,総人件費改革が掲げられており,公立学校教職員等についても,児童及び生徒の減少に見合う数を上回る数の純減をさせるため必要な措置を講じるとされているほか,取り巻く状況は大変厳しくなっております。しかしながら,生きる力をはぐくむために必要となる確かな学力を身につけさせるためには,これまで以上に個に応じたきめ細かな指導を行う必要があると考えております。したがいまして,今後国に対しましては,策定が見送られている新たな定数改善計画の早期策定及び円滑な実施について,また県に対しましても,同内容を国に働きかけるとともに,それぞれ粘り強く要望していく所存でございます。  続きまして,2点目の義務教育費国庫負担制度についてですが,市町村立の小・中学校等における教職員の給与は,義務教育費国庫負担法及び市町村立学校教職員給与負担法により,国及び都道府県の負担率が決められています。現在,義務教育費国庫負担法が改正され,国の負担率は2分の1から3分の1に変更されております。本市としましては,各市町村の財政力にかかわらず,一定数の教員の確保を図り,教育の機会均等の確保と教育水準の維持向上を図っているこれまでの義務教育費国庫負担制度の果たしている役割が重要なものであると認識しております。そのため,今後の地方分権推進等の議論の中で,義務教育費国庫負担制度のさらなる見直しが行われる際には,義務教育制度に対する国の責任を引き続き堅持し,財政面においては,地方に負担転嫁することのないように,その所要全額について税源移譲を含めた適切な財源措置を講じるよう要望していく所存でございます。  最後に,3点目の教育予算充実のための地方交付税を含む国の予算の拡充についてでございます。本市は平成21年度予算におきまして,120億円という多額の収支不足を抱え,厳しい財政状況にございます。それゆえ教育行政を充実して実施していくためには,国庫補助負担金に限らず,地方交付税も含めた国の予算の拡充は不可欠であると考えております。今後とも,国に対しましては,教育事業に対する財政措置の拡充をあらゆる機会ととらまえまして,要望活動を続けてまいりたいと考えております。  委員会資料に戻っていただきまして,18ページをごらんいただきたいと思います。  平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち,緊急雇用創出事業についてご説明申し上げます。  教育委員会所管分として1,604万3,000円を計上しておりますが,本事業につきましては,産業振興局で一括して補正予算計上されております。教育委員会におきましては,小学校における体育の授業において,教員資格を有している人材などを重点校に配置する体力アップアシスタント事業及び生涯学習基本計画に関するアンケート調査に係る調査員等の経費について計上しておりますので,ご報告いたします。  以上,予算第26号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち教育委員会所管分及び第43号議案神戸市立体育施設条例の一部を改正する条例の件,第44号議案神戸ポートアイランドホール条例の一部を改正する条例の件,第45号議案土地及び建物売却の件(西区平野町慶明ほか),陳情第195号次期教職員定数改善計画の実施等を要請する意見書提出を求める陳情,報告平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち緊急雇用創出事業分につきまして,一括してご説明申し上げました。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 7 ◯委員長(森本 真) 当局の説明及び報告は終わりました。  これより質疑を行います。  まず,予算第26号議案の関係分についてご質疑はございませんか。 8 ◯委員(井坂信彦) 1点だけなんですけれども,この社会教育費の部分で,風見鶏の館の来館者の内訳,市内から何%で,市外の近畿からどれぐらいで,近畿外からどれぐらいという,そのどこから来られているかというのとあわせて,青少年科学館の方も市内,近畿,それから近畿外という何かその辺の内訳があれば教えていただきたいと思います。 9 ◯柏木教育委員会事務局参事 風見鶏の館の来館者についてでございますけれども,全体額につきましては把握をしておるんでございますけれども,特に地域別の把握というのはデータとして,今のところ把握をいたしておらないところが現状でございます。ただし,館によりますと,修学旅行でございますとか,あるいはこれは一般的な傾向でございますが,海外――韓国,それから台湾,中国等からの客が大体1割程度,修学旅行はもう少しあろうかと思いますけれども,海外からは1割程度ということだけは聞いてございます。その他はちょっとデータは把握してございません。 10 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 青少年科学館の方も同じように,そのエリア別のやつはちょっと把握してございませんので,ちょっとまたそこ把握しているかどうか確認して,しておるんであれば,またご報告させていただきます。申しわけございません。 11 ◯委員(井坂信彦) なぜお聞きしたかといいますと,私のイメージでは,風見鶏の館は割と外から来られている方が多い施設かなというふうに思っているんです。ただ,青少年科学館の方は,私も子供を連れて時々行きますけれども,よそから神戸にそこを目当てに観光に来るような施設なのかなという思いがありまして,これいろんな施設がこの時期無料になるというのは決して悪いことではないですし,いろいろ国の制度の中にうまくはめ込まれた部分もあるとは思うんですけれども,風見鶏みたいに,ここが無料やったら神戸に行こうかなと,近畿の外から来てくださるような施設と,それから青少年科学館のように,必ずしもそうでなさそうな――今データがないですから推定でしか物は言えないですけれども,施設をこれ――教育委員会以外にもいっぱいこういう施設あるんですけれども,やってしまうのがどうなのかなというふうな思いで聞かせていただいたんです。この点について,特に青少年科学館なんかはちょっときつい言い方をしてしまえば,体のいい損失の補てんではないかというような気もしてしますので,今お客さんがどこも少ない時期じゃないですか。民間の集客施設も今本当に困っている中で,前年並みの収入が保障されるんだったら,そんなありがたいことはないのではないかと。ただ,民間の施設にそういうことはできないから,市の施設にやっていらっしゃるということなんでしょうけれども,市の公共のこういう施設,何でもかんでも無料にして,前年並みの収入を保障していくというやり方がいかがなものかというふうに思ったので,そのあたりについて――風見鶏は私はとてもいいと思います。ただ,青少年科学館は本当に今回の「行こう!神戸」キャンペーンにそぐうのかどうかという疑問がありますので,その点についてお聞きしたいと思います。 12 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 確かに青少年科学館につきましては,やはり市内の学校行事というのが中心になっております。ただ,先般インフルエンザになったときに,青少年科学館どうするんやという問い合わせがあったときに,たしか近隣――岡山かどっかやと思いますけども,そういうところからの問い合わせがあったというふうなことをお聞きしてますので,そういった近隣の小学校の方でも幾ばくかの需要はあるのかなというふうに思っております。  それとあともう1つ,今回「行こう!神戸」キャンペーンを展開するわけですが,今回我々が思っておりますのが,例えば8月になりますと――夏休みになりますと,いわゆるいろんな小学生,中学生を対象としたスポーツイベントなんかも予定しておりまして,そういったところにつきましては,この「行こう!神戸」キャンペーンのチラシとか,あるいは無料開放施設というのをお配りして,そして市内観光も楽しんでもらおうというふうなことを思ってまして,そういった対象となる例えば小学生であるんであれば,ぜひとも青少年科学館にいらしてほしいというふうに思ってまして,そういった形で神戸を元気づけたいというふうに思っております。  以上です。 13 ◯委員(井坂信彦) 最後にしますけど,データがないのでこれ以上申し上げられませんが,ぜひ,あえて今回,「行こう!神戸」キャンペーンに組み込まれたので,せっかく無料なんですから,ぜひこの機会に――ふだんは近くの方多いでしょうけども,そら遠くの方をこれをネタに連れてくるということをひとつ一生懸命やっていただきたいというふうに,青少年科学館についても特に思います。  以上です。 14 ◯委員(南原富広) インフルエンザの影響についてです。修学旅行について中止はないとの答弁でしたから,ひとまず安心したわけですけれど,その際,教育長,延期された修学旅行の内容を低下させず,費用もふえないようにすると,また旅行会社との交渉も行い,費用の圧縮が行われているけれども,ゼロにはならないので,その経費については予算執行上,創意工夫して保護者負担が発生しないように努力したいと,こう答弁なさったと思うんですね。実際予算執行上の工夫で賄える額なのかどうか,ちょっとそこんところね。それと,日程的に実際に小学校で2泊,中学校で2泊3日ですか,するその日程を変えずにいく――この予定どおりいけるのかどうかについても――そういう日程的にも予定どおり観光できるのかどうかということについてちょっとひとつお聞かせ願いたい。  それともう1点は,学校給食食材納入業者に対する補償,これはどうするのかと聞きましたら,局長はこの補正予算の中で全額入れてあるというふうに答弁なさったんですけれども,実際には体育協会に対する補てんが一部入っておるだけで,あと個別的な納入業者に対する補償というのは全くなされていないと,体育協会も予定した1日分,それが納入するに間に合わなかったからということで,1日分しか補償されていないというふうに聞いてるわけですよ。そやから,中小業者への補てんなんていうのもやっぱり考えたらないかんのん違うかと,その体育協会にも補てんするのにね。そこら辺ちょっと答弁が違っていたのではないかというふうにも思いますので,そのことについてもちょっとお聞かせください。 15 ◯橋口教育長 まず,修学旅行の関係でございますけども,全部――小学校から特別支援学校合わせまして,この休校措置で53校がいわゆる延期をしております。そういった中で,いわゆる中止でしたらキャンセル料が発生するわけですが,一応延期ということで,キャンセルについては発生しておりません。その中で,ほとんどが――53校のうち39校が中学校でございまして,これ見てみますと,夏休み中に実施する中学校が大半でございます。ほとんど行き先も変えずに,3校ぐらいが行き先を変更しております。恐らく日程の関係だろうというふうに思ってございます。その中で,学校が特に努力してまいりましたのは,例えば当初予定でいきますと,修学旅行割引といいまして,例えば新幹線でありましたら,特急料金が5割引き,半額になるわけですが,それはなかなか日にちを変えることによって5割引きが適用できないという当初お話があったわけですが,それをいろいろ旅行会社等も通じまして,またJR等とも直接交渉いたしまして,当初の半額割引が適用できたということで,当初の経費増が相当圧縮されているという見込みでございます。そういった点で,まだはっきりした当初時期よりはどれぐらい経費がふえたかというのはまだ流動的な要素はございますが,大幅に圧縮された部分を含めて,我々としてはこの21年度予算執行の中で,創意工夫すれば保護者の負担がふえないということを見込んでおります。そういった点で,創意工夫して保護者の負担がふえないように努力していきたいというふうに申し上げたところでございます。  それからもう一点,給食に係ります納入業者への補償のお話がございましたけども,いわゆる1日分の補償という考え方ではなくて,基本的には食材費ですから,その法で定められたように保護者負担でございます。その保護者負担のあり方についてどう考えるかというような問題だろうというふうに思ってございます。特に,食材費のうち副食費につきましては,大体実施月の2カ月前に献立を決定しておりまして,その各区の給食の代表校長からなります学校給食運営委員会で承認を受けて,野菜以外の食材については,1カ月前に入札して業者を決定しております。野菜につきましては,給食実施の数日前に――いわゆる中央と東部ございますが,卸売市場の日々の競り価格で決定しているということでございます。そういった決定を経た後,体育協会の方では4日前までに学校ごとに数量を確定し,食材を発注しているという関係ございます。このたび中高生につきましては,ご承知のとおり,第1学区,第2学区,第3学区というふうに段階的に休校措置の拡大を行いました。そのために食材発注を担当している体育協会を通じまして,その納入業者に対し,納入の中止の指示をさせていただいたわけでございます。この前日に既に納入されました5月18日――これ月曜日でございますが,その食材等既に発注済みで,学校の方に納入されておりませんけども,そういった食材のうちで,特に缶詰であるとか,あるいは乾物,例えば干しシイタケであるとか,だし昆布等がございますが,そういった賞味期限とか消費期限とか長いものにつきましては,体育協会が納入業者と協議いたしまして,再開後の給食に使用するというようなこと,またできるだけほかへ転用してほしいという,そういった要請を行っております。その結果,既に納品されて,学校で廃棄処分を行った食材,それと発注済みですが,まだ学校に納品されておりませんけども,他に転用ができずに廃棄せざるを得なかった,例えば冷凍肉であるとか魚,練り製品,薄あげ,豆腐,焼きそば等がございますが,それにつきましては,体育協会とその納入業者が協議を行っております。納入済みとか,また発注済みで他に転用できなかった食材につきましては,いわゆる体育協会が支払うべき対価,すなわち本来は保護者負担というふうに考えておりますけども,全校一斉休校措置の趣旨を考慮いたしまして,保護者への負担を求めずに,公費で負担することにして,今回補正予算をお願いしているところでございます。したがって,物資補償ということ,そういった考え方というよりも,支払うべき対価であるというふうに考えておりまして,結果としてその納入業者への補てんがなされているというふうに考えております。  以上でございます。 16 ◯委員(南原富広) それじゃ,修学旅行については,いろいろと努力の結果――お互いの努力やね,業者の努力もあって,保護者負担は起こらないように努力していただけるということですね。ぜひ――本当頑張っていただいたんだなというふうに思いますんで,予算の中でぜひ実施していただきたいということを申しておきます。  それと,本来保護者負担の副材費もそうやけれども,しかし体育協会を通じて納入した分については,保護者負担にさせずに,体育協会で処理をさせるということですか,それとも予算の中で措置をして体育協会にも負担がいかないようにするということだったんかね,今の答弁。ただ,実施の2カ月前に予約するやつや,1カ月前に予約するやつや,4日ほど前に予約するやつとか,いろいろと種類があるというふうに言われたわけですけど,そういった部分全体がこの予算の中で処理,措置というんですかね,手当てが可能だというふうに受けとめていいんですかね,そこんとこをちょっと聞かせてください。 17 ◯橋口教育長 先ほども申し上げましたように,当然学校が納品済みのものについては,給食を実施しておりませんので,学校側で廃棄をさせていただきました。それで,既に発注済みのものについて,転用できるものと転用できないものというのを,納入業者と体育協会を通じてお話し合いをしているということでございます。この今補正でお願いしているものについて,実際発注の窓口である体育協会が各納入業者と協議した結果としてほぼまとまっているというふうにお聞きしております。  以上でございます。 18 ◯委員(南原富広) 納入業者と体育協会とが話し合いを進めてるということで,できるだけ納入業者に対して負担がいかんようにするべきやということを私は言いたいわけですね。ですから,そこんところはこれで措置して,そこにはいかないよということなのかどうか,ちょっと明快な答弁をお願いします。 19 ◯橋口教育長 いろんな風評被害の考え方があると思いますけども,先ほどから申し上げておりますように,納入済みあるいは発注済みで廃棄せざるを得なかった分について,本来でいきますと,対価であると,いわゆる今ご指摘のお話があるようないわゆる補償という考え方ではなくてということでございます。  以上でございます。 20 ◯委員(南原富広) はい,結構です。 21 ◯委員長(森本 真) ほかにございませんか。 22 ◯委員(岩田嘉晃) 補正予算案関係ですが,1点質問させていただきたいと思います。  今回のインフルエンザ対策としまして各学校では,うがいなり,そして手洗いの励行を呼びかけております。まさにこれはそういった予防に対してやらなければならないことでもあるわけですが,まさにこのことによりまして,各学校における水道代が――こういったものが一気にふえる可能性があるのではないかということで危惧しておるわけですが,この水道代について予算を超過してしまった場合,この補正予算等には計上していないわけでございますが,これはどういうふうなぐあいになっているのか,お伺いしたいと思います。 23 ◯橋口教育長 ご指摘の水道代のお話でございますけども,確かに今回感染予防対策といたしまして,手洗いとかうがいというのを各学校で励行するようにという指導を行っております。ただ,これは従来から当然行っていることでございますので,ご心配されるように水道代が急激に上がるというようなことにはなってないというふうにございます。例えば現在――まだ全体的な学校園からの報告ないわけですけども,何校かの昨年の5月とこの5月比較いたしますと,むしろ減少をしております。例えば給食費,特に水を使いますので,全校一斉休校のその給食をしなかったというのが逆に大きくなっているのかという感じがいたしております。仮にご指摘のような心配につきましては,全体としては一部,私ども教育委員会事務局の方でそういった分については留保しておりますので,万が一そういった不足が生じた場合については,予備的にまた対応できるという格好になっておりますので,今のところ心配はないというふうに思ってございます。  以上でございます。 24 ◯委員(岩田嘉晃) 確かに昨年の5月とことしの5月を比べましたら,5月は1週間の休校といった措置もありましたし,給食ということで水の使用量も減ったということなんで,それを1週間分に換算しますと,4週のうち1週間減るということは,やはり今年度はそら1週間も休校でしたから少ないのかなと思うわけですが,それはそれにしまして,今回,今回答がありましたように,一括して教育委員会の方で水道料金が増加しても,対応は可能だということで考えさせていただいて,回答としていいわけでしょうかね。 25 ◯橋口教育長 はい,そうでございます。ただ,全体的に光熱水費を,いわゆる学校版KEMSということで,省エネも含めて節約を励行しておりますので,その点も若干きいて,各学校のそういった省エネ意識も強くなって,水道代も減ってるのかなと感じられています。いずれにしましても,もし先生ご指摘のようなことが発生しても,全体の予算の中で対応できるというふうに考えております。  以上でございます。 26 ◯委員(岩田嘉晃) これ以上質問させていただきませんけど,今ご回答いただきましたんで,今後ともそういった対応の方を,もし増加というなり,秋に向けましてやはりこういった予防はやはり励行していかなならんと思いますんで,対応の方よろしくお願い申し上げます。  以上です。 27 ◯委員(向井道尋) 2ページの教育振興費の対象事業が,理科教材設備の整備となっておりますけども,これは具体的にはどのようなものか,ちょっと教えていただきたいと思います。 28 ◯森本教育委員会事務局指導部長 具体的に言いましたら,小学校の子供たちの手回し発電機というようなものがございます。そういうようなものに使うというようなことでしております。  以上でございます。 29 ◯委員(向井道尋) きのうの市長の答弁の中で,小学校,幼稚園でたしか芝生化するような話があったと思うんですけども,それは具体的にはどのように今進められているのかなと,その点ちょっとお伺いします。 30 ◯森岡教育委員会事務局参事 芝生の方につきましては,これでいきますと,学校改修費の中で執行を考えておりまして,現在,芝生の方を進めて――今年度の予算の中では幼稚園3園と,それから小学校で4園,中学校で1園というものを考えさせていただいております。  なお,芝生につきましては,全体でこの整備も含めまして12校園で実施をさせていただく形になろうかと思っております。 31 ◯委員(向井道尋) 芝生化するということについては,メリット,デメリットがあると思うんですけども,あえてこのときに芝生化を進められるという何かそういう理由とかありましたら,ちょっと教えていただきたいんですけど。 32 ◯森岡教育委員会事務局参事 教育委員会といたしまして,やはり環境教育と相まって,環境にやさしい学校づくりをしていかないといけないんではないかというふうに考えておりまして,この芝生のほかにも,緑のカーテン事業というような形で,今年度もゴーヤですとか琉球朝顔,こういうものを植えていくとともに,屋上緑化等も進めまして,熱を少しでも下げていくというんですか,輻射熱の方を下げていくような努力をしていきたいというふうに考えております。 33 ◯委員(向井道尋) その点非常にいいことだと思うんですけども,将来的には全校園に行き渡るような計画をされておるというふうに理解してよろしいんですか。 34 ◯森岡教育委員会事務局参事 芝生化,緑のカーテンともに,非常に私どもとしては望ましい事業ではあると思っておりますけれども,やはり芝生化につきましては,完成後の維持管理,緑のカーテンも同様でございますが,これを円滑に進めていくためには,やはり保護者の方,それから地域の方,こういう方々と一体となりまして管理をしていかないといけないというような課題がございます。現在,教育委員会といたしまして,やはり地域の人材の方にいろんな形で学校に入ってきていただくようなことを考えておりますけれども,こういうような形で地域とのご理解というんですか,そういうものがいただけるような学校から順次進めていきたいと思っています。すべてというふうにはなかなか時間がかかろうかと思いますけれども,地域の方々,保護者の方々とお話を進めながら進めさせていただけたらというふうに考えております。 35 ◯委員(向井道尋) もう終わりますけど,そうしますと,地域でそういう受け入れてもらえるだけのあれがあれば,必ずやっていくということでよろしいですか。 36 ◯森岡教育委員会事務局参事 財政的な問題もありますので,一気にというふうにはなかなかいかないとは思いますけれども,やはり地域の理解の得られたところ,それから保護者はもちろんそうですけれども,そういうところから順次進めさせていただけたらというふうに考えております。 37 ◯委員長(森本 真) ほかにございますか。  (「なし」の声あり) 38 ◯委員長(森本 真) ないようですので,次に,第43号議案についてご質疑はございませんか。 39 ◯副委員長(橋本 健) これは神戸市立ポートアイランドスポーツセンターの使用料金制から利用料金制に変えるという旨の議案だと思うんですが,ちょっとまず最初に簡単に,先ほども少しお話はいただいてたと思うんですが,双方の利点というか,欠点というか,利用料金制に変える目的といいましょうか,をもう1度といいましょうか,ちょっとご説明いただけるとありがたいんですが。 40 ◯橋口教育長 いわゆる利用料金制,ご承知のとおりでございますけども,ここで言いましたら,指定管理者自身が施設の使用料を得るという格好になります。例えばポートアイランドスポーツセンターにつきましては,この体育施設が非常にレジャー的な利用の要素が強うございます。また,ポートアイランドホールにつきましても,興行とかイベント,そういった目的が中心となってございます。そういった点で,この2つにつきましては,いわゆる指定管理者の自主的な経営努力の発揮によるさらなるサービスの拡大を目指して,利用料金制を導入したいというふうなことでございます。他の施設につきましては,稼働率が既に十分高うございます。ほとんどが90%を超えております。そういった点で,この利用料金制による創意工夫の発揮というのは限られているというふうなことでございます。また,他の施設につきましては,利用目的が専らスポーツの大会利用,あるいは練習利用となってございまして,施設利用における安定性あるいは公平性というのがございますので,そういった意味で利用料金制を導入せずに,現行どおりの利用者が納入する使用料につきまして市の収入とするということを考えてございます。  以上でございます。 41 ◯副委員長(橋本 健) ということは,今後このスポーツセンターに関して言うと,より多くの方に来ていただくための取り組みが指定管理者さんの方でされるととらえますが,多くの市民にとって,あそこはじゃどのように使うのか,もちろん施設としての役割というのは――大きなスポーツ大会とかもあそこで行われると思いますので,そういったものの誘致といいましょうか,に取り組まれると思うんですが,一方,市民としては,一番多く利用するのはプールであったりとか,冬場で言うとスケートリンクであったりとかということになろうかと思いますが,そのプールに関して言うと,実は利用者からすると,非常に使いにくいというお話もありまして,これはある意味,指定管理者さんの方から取ると,これは利用者が負担する利用料金に関しても改定したいとか,例えば料金設定を変更するともっとお客さんが来ると考えられるかもしれませんね,今後。そういった提案等というのは,現在,いやこの制度変えますよという時点で,指定管理者さんの方からあるか,ないかだけちょっとお伺いしておきます。
    42 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 今のご質問ですけども,利用者に,より来てもらうために,例えばポートアイランドスポーツセンターで言いますと,スケートの料金収入が大体6割ぐらいを占めておるんです。ただ,そのスケートといいますのが,手元のデータで申し上げますと,オリンピックがあった平成17年とかで申し上げますと,増えておるんですが,しかしあとは低落傾向でありまして,非常に厳しい状況にあるというふうな現状があります。そういうことで,この指定管理者にいわゆるみずから努力してやった部分で収入が入るというふうにしておれば,またそういうインセンティブも働きまして,いろんな教室開いたり,あるいはイベントを開いていったり,あるいは料金につきましても,いろんな工夫をする中で,トータルとしての料金収入が上がってくる余地があるんじゃないかなというふうに思っておりまして,そういうことで今回提案をさせていただいておるという次第でございます。 43 ◯副委員長(橋本 健) ここから先はだれに要望したらいいのかという,ちょっと私も――指定管理者さんですので,指定管理者さん,外郭団体なので,ニアリーイコールこちらでいいのかなと思いながら要望になるんですが,私,今回夏場に向けてプール行きたいなと思いますね。神戸市内の公の施設等々もいろいろ見まして,スポーツセンターが1回650円だったと思います。忘れましたけど,王子の手前,もうすぐ,道路挟んであっち側にある社会福祉センターですかね,あそこだと600円だったと思うんですけども,例えばこの料金が市民にとって使いやすいのか,使いにくいかというと,非常に使いにくい金額だと思います。1回,2回行かれる方にとっては非常に安いお値段なんですが,これだけ健康ブームで,皆さんスポーツセンターとか,民間のジムであったりとかというとこに通われると,毎日通われる方にとると,1回650円だと,20日間通うと1万3,000円になると。地元の方々,特にポーアイの方々なんかからすると,とてもじゃないけど毎日行ける料金ではないということです。一方,民間の方でもいろんな経営努力されてる中で,時間を制限すれば,今1カ月3,000円ぐらいでプールが泳ぎ放題であったりとか,もちろん1日3時間の枠でとか,そういう縛りはありますけど,あるいは兵庫県の県立文化体育館とかであると,3カ月の定期券であったりとか,それ多分1カ月当たり3,000円ぐらいになると思うんです――9,000円の3カ月。非常に安いプールがたくさんある中で,この神戸市の施設が,よく通う方にとっては非常に使いにくい料金設定だと。もちろん料金収入と,あるいはそこを下げたことによる利用客の増とのこのバランス,どこで均衡とれるのかというのがあるかと思いますが,いま1度そういうご検討をいただけるとありがたいなという要望――こちらにすればいいのかわかりませんが,一応聞こえるようにだけ要望させていただきたいと思います。ありがとうございます。 44 ◯委員長(森本 真) じゃ要望でよろしいですね。  ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) 45 ◯委員長(森本 真) ないようですので,次に,同じ関連ですけども,第45号議案についてご質疑はございませんか。 46 ◯委員(吉田基毅) これ売却されて,後何か学校ができるということですけども――まだ先かな,45号,合ってますね――どんな学校ができるのかな,ちょっとこれわかってる範囲で教えてください。 47 ◯橋口教育長 入札の条件自体が,学校用地または介護型老健施設となっておりますので,この処分先は,時期的にはまだはっきりしないようですが,数年先に一応学校施設として使うということをお聞きしております。  以上でございます。 48 ◯委員(吉田基毅) 学校施設に使うと言うても,何かその辺がはっきりしなかったら,使わなかったらどうするんやというとこら辺があると思うんですけども,その辺つかまずに,使うということだけで売却をされるわけですか。 49 ◯橋口教育長 入札の条件ですので,当然遵守されるものと思っています。その時期がはっきりしないということでございます。具体的な計画がまだ定まっていないとお聞きしておりますので,時期が若干数年先になるであろうというお話でございます。 50 ◯委員(吉田基毅) 入札条件ちょっとよくわからないんですけども,どういう――何年先に建てなければいけないとか,そういう条件じゃないわけですか。 51 ◯森岡教育委員会事務局参事 入札条件の中にその要件を入れておりまして,まず土地利用条件,3年を経過する日までに供しなければならないというふうな形になっております。また,学校からは,当面は部活等のグラウンドで即使うというようなことで,施設としての,学校としての利用という意味では,まずグラウンドを使って,それから建物も使っていくというふうにお聞きしてます。ただ,建物を利用するまでには,当然県との調整,それから私学協会との調整がございますので,その間少し時間がかかるというようなことでございます。 52 ◯委員(山下昌毅) 今回,神戸市が所有をしておった西高の跡地を学校法人に売られたことについては,当初より西区の住民としても,継続してそういう学校が来てくれればというふうに思っておりましたんで,喜ばしいことなんですけれども,その中で,今質問にありましたけれども,学校名は伏せておるというんですけれども,一応地番が葺合町寺ケ谷1番地ですんで,大体想像はつきますけれども,その学校がグラウンドとして今利用するということですけれども,現在高等学校を経営されている学校だと思うんですけれども,その学校が移転をするのか,それとも新たな学校を創設されるのか,その点についてわかっておるところでいいんで,お聞かせを願いたい。  また,3年後までにそういった形で使用するというのが,グラウンドを利用しとったら,もう3年後の利用の範疇に入るのか,それとも学校として校舎として授業を受ける状態になったら,学校が開校したというふうにとらえていいのか,その点をお聞きしたいのと,それからこの西高の跡地においては,神戸市が所有をしている用地と,それから神戸市が借地をしておった――恐らく八幡神社だろうと思いますけれども,その土地が3分の1含まれているということをずっと前から聞いておって,そこに対して神戸市が借地料として,八幡神社に地代を払ってたということですけど,今回販売をした中で,借地権についてもお売りになったということなんですけれども,この土地が新しく買われた学校がその八幡神社から買われたんかどうか,それとも今までどおり借地権として利用して学校施設を利用するのか,その点,それからできたら神戸市が借地権として借りてた金額はどれぐらいの金額なんか,その点,ちょっと初歩的な問題ですけれども,お聞かせ願いたいと思います。 53 ◯森岡教育委員会事務局参事 すいません。相手方の方なんですが,議案の方の15ページの方にございますように,学校法人のスバルが丘学園でございます。  まず,学校の方の条件でございますが,まず今回建物もあわせて売却という形にさせていただいてますんで,私どもがお聞きしている限りでは,その建物も利用したいということでお聞きしてますので,まずグラウンドだけということではないと思っております。  また,学校の方を移転するのかどうかということでございますが,当然県と私学の調整がございますが,現在私どもが聞いているのは,一部機能の拡張と言ったらおかしいんですが,施設の拡張というようなことで現在のところお聞きしております。  それと,借地権の方でございますが,現在そのスバルが丘学園と借地の所有者でございます八幡神社と話し合いが行われてまして,スバルが丘学園さんの方が八幡神社から買収するということで,近々話がつくというふうにお聞きしております。それから,その分につきましては…… 54 ◯委員(山下昌毅) もう借地権はいいわ,借地料は,そういう話がついとんやったら。  よくわかりました。ちょっと心配をしとったのは,借地をしているところは,入り口の道路に面しているところが皆借地なんですわ。だから,今後,宮総代の人に聞くと,借地権の方がいいんだけれども,売るような話をしておりましたんで,それでないとこのスバルが丘学園が何かあったときには,外から中へ入れないというふうな袋小路の用地が神戸市の市有地やったもんですから,ちょっとお聞かせを願ったんです。今ちょっと西区に住んどる者としていろいろ話をしとる中で,新たに学校が継続して,学校としての機能が活用されるということは非常にいいことなんで,その中で私学ですから,小学校,中学校,高等学校,今現在はスバルが丘学園というのが高等学校を経営なさっておるんだけれども,今回できれば,私学の中高一貫校なんかが来ればいいなというふうな話が出ておりましたんで,今検討しているということですけれども,できれば,中央区と,それから西区というたら非常に遠い距離にありますんで,全面的に移転をしていただいたら,我々の勝手な願いですけれども,ありがたいなと思っておったんで,ちょっとお聞かせ願った。よくわかりました。  今後とも,この地が西高があったように,学校用地として機能し,また教育の場として――ここは市街化調整区域ですから,ほかのもんは建てられないんですけれども,そういったことで,監督をしていただくようにお願いをして,終わりたいと思います。 55 ◯委員長(森本 真) ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) 56 ◯委員長(森本 真) それでは次に,陳情第195号についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 57 ◯委員長(森本 真) 次,44号についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 58 ◯委員長(森本 真) よろしいですね。  次に,報告,平成21年度神戸市一般会計補正予算(予算第26号議案)のうち緊急雇用創出事業関係分について,ご質疑はございませんか。  ございませんか。  (「なし」の声あり) 59 ◯委員長(森本 真) 次に,この際,教育委員会の所管事項について,ご質疑はございませんか。 60 ◯委員(大澤和士) すいません,所管事項かどうかちょっとわからないんですけども,垂水区海岸通の臨海荘を売却されるということを聞いたんですけども,学校厚生会の福利厚生施設ということなんですけども,直接所管ではないかもしれませんが,関係局としてその辺の経緯とか,売却の予定,スケジュールとか,どういう先に売却されるのか,またそういう条件があるのかどうか,先が決まってるんかどうか,ちょっとその辺わかれば教えていただきたいんですが。 61 ◯井川教育委員会事務局総務部長 臨海荘につきましては,いわゆる神戸市の教員の互助会の組織がございます。そこの組織が実は上物を持っておるんですけど――上物というか,運営をしておったんですけど,この3月31日で実は閉鎖をいたしました。これは建物及び底地につきまして,売却という形じゃございませんで,いわゆる神戸市へ移管すると――失礼しました,いわゆる管財課へ返すという形ですね,管財課が今後処分をするというふうにお聞きしております。日程的なところは,ちょっとまだ決まってないと思うんで,6月いっぱいまでに,まだ中にいろんな資材ございますので,そういったものの整理とかをして,今後管財課の方へ――例えば建物をつぶしてするのか,あるいはそのままで移管するのか,こういったことも調整しながらということを聞いております。  以上でございます。 62 ◯委員(岩田嘉晃) ちょっと1点,KIIFについてお伺いしたいんですが,学校現場の方が,やはり本当に使い勝手が悪いと聞いております。これは例えばパソコンから文書を取り出そうとしても,時間がかかって,すぐに印刷できないとか,そしてまた一斉にこれ使用する時間帯が恐らく同じ時間帯に重なることが多いんでしょうね。といったところから,またパソコンを終了をする時間帯,終了をしようとしても1時間かかったとか,相当かかるとかといったことで,ログアウトができないとかといった話をよく聞きます。そういったところについて,まさに学校現場の方々,先生方も大変今こういったところで問題視しておるわけですが,こういったところについて,今KIIFについて,今後改善する方向性についてちょっとお伺いしたいんですが。 63 ◯井川教育委員会事務局総務部長 今KIIFとございました。正確には,神戸市情報教育基盤サービスと申しますそういう制度でございます。概略申し上げますと,小・中学校の情報教育システムを再構築すると,こういう目的と,あと教員1人1人にコンピューター1台の配置を行い,体制整備を行う,こういったもんが神戸市情報教育基盤サービス,KIIFという名前でございます。これはこの21年4月から本格稼働ということで開始しております。このKIIFの導入の目的は,情報教育の推進,あるいは個人情報の漏えいとか,あるいは情報を防止することとか,あるいは情報セキュリティーを向上さすと,こういった目的,それ以外に教員の事務負担軽減,こういったことを目的としております。ご指摘がございましたような動作が遅いと,非常に時間がかかると,これにつきまして,私ども考えられる原因としまして3つあると思っております。1つは,いわゆるハードとソフトのシステム上の問題,もう1つは,いわゆる通信回線,単体で使っておりませんので,通信回線の許容量とか,あるいは速度の問題,もう1点が,利用者の操作上の問題等があると思っております。その中で,システム上の問題といたしまして,設計時に想定していた以上に非常に大きなデータ量が流入すると,同時に使うと。例えば学校の先生方の勤務時間というか,当然授業時間中はなかなか使えませんので,いわゆる勤務が始まる前,あるいは授業が終わった後,そういった時間帯に集中することが考えられます。当初,当然そういうことも想定した上でやっておるわけなんですが,非常に大きな負荷がかかるということで,実はデータセンターにあります一部の機器の処理能力を超えたという問題が生じておりました。あるいは,学校のパソコンを一斉に起動あるいは終了するということの回線負荷が集中いたしまして,処理するのに時間がかかったという問題がありました。あるいは,個々の利用者が――実はこのシステム,1つ大きなメーンのコンピューターがございまして,それ以外にサブのコンピューターというんですか,サーバーと申しますが,それが5,6台あるわけです。それと,各学校に学校用のサーバーがあると,この3つとつながってという形になっておるんですが,個々の利用される方が,実は本体のサーバーとの間でやりとりをしてるというような問題がございまして,学校のサーバーとのやりとりということでやりますと非常に時間短縮できるわけなんですが,そういった問題等がございました。これらの問題解消のために,実はシステム上の問題といたしましては,このシステムを管理しております事業者に対しまして,6月中に問題ある機器を入れかえるよう依頼しております。業者は現在,入れかえ作業を進めております。  2点目の回線上の問題でございますが,これも回線速度を上げるということを今,回線業者と協議を進めておりまして,現在の回線速度の10倍の回線速度になるようにと,そういった新たなネットワークをことしの10月以降に導入していくと,こういう計画を立てております。  それともう1点,利用方法,利用者の操作上の問題につきましては,いわゆる今まででしたら,1カ所に学校の代表の方を集めて研修という,そういうやり方が中心だったわけですが,今後,各行政区ごとぐらいに教員の方を集めた研修を行うなど,利用方法の改善をきめ細かいやり方で研修を実施し,教員の身につくものにしていきたいと,このように考えております。  これら3つの取り組みを実施いたしまして,先ほどご指摘ありましたような動作速度が遅いという問題を改善するとともに,当初の目的でございます教職員の事務負担の軽減と,こういったものにつながるようになる,そういったシステムになるように努力していきたいと,このように考えております。  以上でございます。 64 ◯委員(岩田嘉晃) ご回答いただきましてありがとうございます。システム上の問題については6月ということで,それからもう1点,回線上も,ハード面については回線速度を上げるために10月に10倍以上のネットワークということで導入するということなんです。1点わからなかったのは,利用者の方法の改善というのはどういう,もう1度説明していただきたいんですが。 65 ◯井川教育委員会事務局総務部長 先ほどちょっと申し上げました。いわゆる今回学校に導入しましたKIIFの1番大きな特徴といいますのが,いわゆる今まで個人情報の漏えいとか,漏えいというか,例えば家へ持ち帰ったと,そのときに落としてしまった,あるいはパソコン盗まれたと,こういったことで個人情報の漏えいというのがあったわけなんですが,こういったものがないような,いわゆるサーバーとの間だけでやりとりをすると,こういうシステムに実はなっておるわけなんです。先ほど申し上げました中央にある大きなホストのコンピューターと,それを支える4,5カ所ある中間ぐらいのサーバーと,それと学校のサーバーと,こうあるんですが,基本的には学校にあるサーバーに本体の方からずっと使うものを持ってきていただいて,その学校のサーバーとそれぞれの教員の間でやっていただくと,非常に時間が短縮して操作が早くなるという,こういう使い方をしてくださいということを今回正式に本格稼働をするに当たって,研修等で進めてきたわけなんです。なかなかそれが十分伝わってなかったという問題があるのではないかと考えております。ほかにもいろんな使い勝手のよい部分があるんですが,なかなか教員,使う方々の分に十分インプットされてないという問題がございますので,これは夏場を中心に研修というのが本来教育現場ではよく行われるんですが,こういった中で研修を十分にやっていって,周知していきたいと,このように考えております。  以上でございます。 66 ◯委員(岩田嘉晃) 実は私も会社勤めのころ,同じくそういったサーバーも,同じもんを持ってる会社でありましたから,よくわかるんです。立ち上げる時間というのは本当にかかるもんで,朝一緒に我々も8時にパソコン皆さん入れると,やっぱり明石の方のはパンクしてしまうような状態になるわけですが,そういったところで,教職員本当に困られているというのも理解ができるので,今回質問させていただいたわけでありまして,今後,今言いましたように,あとシステム上のハード面については,この6月中にシステムの問題の解消,それからまた10月については,10倍のネットワークということで,この辺を期待するわけでありますんで,できるだけこういったもの――すぐ10月にしても,10倍のネットワークにしても,しばらく時間かかるんでしょうが,そういったところも早急に,教職員今いろんな不安の問題が,いろいろな問題を抱えとるわけですから,早急に働きやすい職場環境のためにご尽力を尽くすようによろしくお願い申し上げまして,終了したいと思います。 67 ◯委員(吉田基毅) 新型インフルエンザで学校の方が各1週間休校になったと思うんですけども,その辺でやっぱり授業日数が減ってしまってるんで,その対策というのは,ちょっと小学校で聞きましたら,何か3日間授業を行うというようなことも,中学校の方は聞いてないんですけど,その辺ちょっと,どのような対策を。 68 ◯森本教育委員会事務局指導部長 今お尋ねの件ですけども,1週間,結局5日間なわけですけども,その間に授業の分がどのぐらい抜けたのか,それから学校行事の関係はどうなのかということで,事務局の方も校長会とも相談をしまして,およそ3日間程度で圧縮をして実施ができるだろうということを考えています。その中身のことなんですけども,例えば夏休みにする場合に,どの時期がいいのかということも大切な問題になってきます。きっと小学校あたりの方は,夏休みに入ってからしばらくの3日間程度をされるかと思います。それから,中学校の方は,夏休みの後半ぐらいに実施をされるというふうなことを聞いています。まだ全体ではまとまっていませんのですけども,ただその5日間の分を3日間という場合に,どんな方法をとるのかということなんですけども,例えば学校行事の中で少し考えてみるとか,あるいは1学期に習ったことの復習をどの程度入れるかということで,総合的に考えてくると,3日間程度でその抜けた分,回復できるのではないかと考えています。高等学校の方につきましては,やはり進路ということもありますので,3日以上されるところがたくさんあると聞いています。それから,小学校の低学年,それから中学年,高学年ありますので,このあたりで夏休みの過ごし方も含めて,どんなふうなことを考えるかということを今現在集計中で,およそそんなあたりで3日間で済むかと思います。  以上でございます。 69 ◯委員(吉田基毅) 小学校の場合,5日間を3日で集約できるという話ですけども,その3日の中身ですけども,その3日間を午前中で終わるというふうなことで聞いておるんです。ちょっとその辺がかなり時間的にいくと,5が3ですけども,時間トータルでいくと,物すごい短いかなという気がするんで,本当にそれで十分対応できるのかなというんが1点。  それからもう1個,そういうことをするんであれば,学校給食なんかは2カ月前から献立を決めてしなければいけないというふうな仕組みですけども,もう少しタイムリーというか,もう少し迅速に対応できるような仕組みをつくる中で,例えば学校給食も夏休みに入ってからでもできるとか,そんな仕組みづくりもこれからちょっと考えておく必要があるんじゃないかと思います。それから,小学校の場合もう1つあるのは,終業式が決まった日にしかできないということで,連続して授業をするんであれば,終業式を後ろにずらすというようなことをしようとすると,何かかなりそれも手続が非常にかかるというような話聞いてるんですけども,その辺もやっぱりこれからこういうこともたびたび起きる可能性があるんで,そういう終業式も――終業式終わってから勉強するのと,やっぱりその出席日数がつくとか,つかへんとかというところがあるし,やっぱり気分的に何か,夏休みちょっと遊び的に勉強するんかなというような感じになるんで,その辺の対応がもう少し仕組み全体から考えていただけないかなというふうに思うんですけども。 70 ◯森本教育委員会事務局指導部長 今先生ご指摘のあったことも考えまして,今回こういうような措置をとらせていただきました。特に,終業式と,それから始業式の場合に,一応定められておりますので,それを変更するのはちょっと難しいかなということと,それからもう1つは,同じ地域の中で子供たちが中学校は学校に行ってると,小学生は休むというふうなことで,この辺のところも調整をしようと思ったんですけども,ちょっと時間的に間に合わなくて,小学校は小学校,中学校は中学校,幼稚園,高等学校とばらばらになりましたけども,中には地域で協力をされて,小・中であわせて同じ時期に実施をしようと決められた学校もありました。全体的にきちっと決めていくと,今度逆にその時期でなかったらだめなのかということがあります。それから,圧縮のことなんですけども,例えば行事の方に,終わりましたら,あとそのまま帰ってしまうケースもあるわけですけども,あるいはテストが終わった後に授業をするというふうなことで圧縮を考えていきたいと,そんなふうに思っています。緊急的な措置がありましたので,今回こういうふうな措置でやらせていただきます。 71 ◯委員長(森本 真) 給食と午前中でええんかという・・・・。 72 ◯森本教育委員会事務局指導部長 夏休みのやっぱり時期なので,なかなか放課後まで子供たちに授業というのは難しゅうございます。ということで,原則として今は午前中ということで考えています。  それから,給食のことですけども,これも昼からのことなので,ちょっと難しいところがあって,今現在検討中です。そんなことも考えております。 73 ◯委員(吉田基毅) その辺で緊急なことなんで,対応もこういう対応というのはやむを得ないなというふうに思ってるんです。これから当然教育委員会の方で検討もされてると思うんですが,こういう事態のときに家庭学習をどうするかというのは,今回の場合はかなりなかなか難しかったと思うんですけども,その辺の対応も当然これから十分検討されると思いますんで,その辺やっぱり十分研究をしていただきたいということを言いまして,終わります。 74 ◯委員長(森本 真) ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) 75 ◯委員長(森本 真) ほかに発言がなければ,教育関係の審査はこの程度にとどめたいと思います。  当局どうもご苦労さまでした。  なお,委員の皆さんにおかれましは,産業振興局が入室するまでしばらくお待ち願います。 (産業振興局) 76 ◯委員長(森本 真) それでは,これより産業振興局関係の審査を行います。  それでは,議案2件について当局の説明を求めます。 77 ◯吉武産業振興局長 それでは,ただいまから予算第26号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち産業振興局関係分及び予算第27号議案平成21年度神戸市市場事業費補正予算につきまして,一括してご説明申し上げます。  今回の補正予算につきましては,国の経済危機対策を活用し,新型インフルエンザ対策や地域商業等の活性化,緊急雇用創出事業,経済の下支えのための公共事業の追加など,市民生活を守る施策を切れ目なく推進するため補正予算を編成するものでございます。  それでは,お手元の委員会資料の1ページをお開き願います。なお,金額の1万円未満は省略させていただきます。  補正予算額は,1の歳入歳出補正予算額一覧にございますように,歳入歳出合計ともに47億5,139万円でございます。  それでは,2ページを飛ばしまして,3ページをごらん願います。  3の歳出予算の説明でございますが,第7款商工費,第1項商工振興費,第2目商工総務費につきましては,補正額はございませんが,7月17日から実施予定である「行こう!神戸」キャンペーンにおきまして,神戸ファッション美術館の入園料を1カ月間無料化するため,使用料の減免相当額である60万円について減額補正し,この歳入の減額分につきまして,国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を充当する財源の更正でございます。  第3目商工振興費の16億4,775万円の増額につきましては,(1)(仮称)神戸ハイブリッドビジネスセンターの整備として,ポートアイランド第2期における研究開発オフィスの需要に対応するためのレンタルラボを整備するとともに,地元中小企業や進出企業,研究機関同士の交流・融合を目的とした交流スペース,及び託児需要など進出企業研究機関等の操業環境の向上のニーズに対応できる多目的スペースを設置するものでございます。今回の交付金では,公共事業の建設事業に係る補助経費が対象として認められておりますので,整備主体としては,市の外郭団体である先端医療振興財団を想定しております。  次に,(2)では,地域経済の重要な担い手である商店街・小売市場が実施する集客交流イベント事業を支援し,地域のにぎわいの創出を図ってまいります。特に,今回の新型インフルエンザ等による落ち込みに対応するため,補助率を従来の3分の1から4分の3に,また補助限度額についても,45万円を100万円に増額するとともに,今回新たにイベントを企画し実施する場合には,さらに上限を200万円まで引き上げて,にぎわい回復のための積極的な取り組みを支援してまいります。さらに,アーチ・アーケード等の共同施設建設事業の推進のために事業費を増額いたします。  (3)では,中小製造業者の販路開拓支援に向けまして,展示会への出店等の販路開拓活動を支援する補助制度を新たに創設いたします。さらに,地場産品の消費喚起と神戸ブランドのさらなる認知度向上を図るため,業界団体などが消費者に向けて直接行う販売促進事業を支援するための補助制度についても新たに創設いたします。いずれも補助率を3分の2とし,販路開拓や販売促進に積極的に取り組む市内中小製造業を支援してまいります。  第5目中小企業金融対策費の23億5,800万円の増額は,新型インフルエンザによる風評被害等の影響が大きい市内観光関連及び小売商業等の資金繰りを支援するため,セーフティーネット資金融資,経済変動対策資金の融資予定額を50億円拡大することに伴いまして,金融機関に対する預託金を増額するものでございます。  第6目緊急雇用創出事業費の6億円の増額は,国の補正予算により交付金の積み増しが行われたことに伴い拡充するものでございます。  第7目ふるさと雇用再生特別交付金事業費の5,000万円の増額は,ふるさと雇用再生事業について追加事業を実施し,継続的な雇用機会の創出を図るものです。  4ページをお開き願います。  緊急雇用創出事業の全市分を掲載しておりますので,後ほどご参照願います。その中で,中段にございます下線を引いている5つの事業が,産業振興局が実施するものでございます。  まず,神戸企業中国進出支援調査200万円でございます。これは神戸企業の中国進出をさらに支援するため,神戸ブランド商品の中国市場におけるニーズを把握するものでございます。  次に,企業誘致推進事業430万円については,スーパーコンピューター関連企業や大学・専門学校等の誘致に向けた調査・PRを行うものでございます。  次に,農村景観保全推進員の派遣500万円は,里づくり協議会が実施する散策路整備,案内板設置,清掃,草刈りなどの補助作業を行うものでございます。  次に,地産地消にかかる調査・PR業務800万円は,食の安全・安心を進め,市内産農水産物の消費拡大を図るため,市内で地産地消を推進する販売店の調査や,地産地消のPR,情報発信を行っていくものでございます。  最後に,農業体験交流施設の点検整備作業525万円は,六甲山牧場におきまして,今後もより多くの市民に親しまれ利用していただくために,施設の安全点検を行い,散策路などの整備を実施するものでございます。  次に,5ページに移りまして,ふるさと雇用再生事業の一覧でございます。下線を引いております神戸ファッションツーリズム確立事業1,381万円は,ファッション産業の振興のため,神戸ファッションウィークと連動して,神戸の地場産業の商品と観光資源を組み合わせた旅行商品の造成に関する調査企画を行うものでございます。  次に,「北野工房のまち」神戸スタイルリビング1,000万円では,北野工房のまちにおいて,若いクリエーターの作品を展示・販売するとともに,憩いの空間を演出することにより新たな魅力を発信する事業でございます。  6ページをお開き願います。  第8款農政費,第2項農政総務費,第2目農政総務費の1,850万円の増額は,「行こう!神戸」キャンペーンにおいて,六甲山牧場を無料化することに伴い,入園料相当額を交付金で充当するものでございます。  第3目地域整備費の960万円の増額は,不耕作地対策に取り組む集落営農組織や認定農業者などに対しまして,農業機械のリース料の負担軽減を図るための事業でございます。復元した不耕作地においては,米粉稲や飼料稲などを栽培することで,良好な農村環境を保全し,農業の振興を図ってまいります。  第3項生産振興費,第2目農産費の1,067万円の増額は,景気の後退により,花卉市場においても販売単価の低迷が続いているため,花の消費拡大につながる市民参加型イベントを開催することにより,市内産花卉のPRと消費拡大を推進していくものでございます。  第8目神戸市立フルーツ・フラワーパーク費の1,600万円の増額は,「行こう!神戸」キャンペーンにおいて,フルーツ・フラワーパークを無料化することに伴い,入園料相当額を交付金で充当するものでございます。  7ページに移りまして,第4項農林土木費,第1目農業基盤整備費の4,087万円の増額でございます。  (1)は県営で進められております西区上津橋地区の圃場整備事業の工事費の増額に伴う市負担金の増額で500万円,(2)は圃場整備で造成された農道のうち,住民の日常生活に密接に関連している道路の舗装整備を推進するために2,000万円,(3)は県営で実施される用排水路施設の延命化工事の増額に伴う市及び地元負担金の増額で210万円,(4)は県営事業である警戒ため池整備の事業費の増額に伴う市及び地元負担金の増額で1,377万円でございます。  8ページをお開き願います。  市場事業費補正予算の補正予算額は,1の歳入歳出補正予算額一覧にございますように,歳入歳出合計ともに1億3,748万円でございます。  3の歳出予算の説明でございますが,第1款事業費,第3項施設整備費,第1目施設整備費では,(1)中央卸売市場本場における警備監視機能の強化のための防犯カメラ設置,及び衛生管理体制の強化のためのトイレ等の美化整備によりまして2,709万円を,(2)東部市場の管理棟の耐震補強工事として3,569万円を,(3)東部市場の仲卸棟における通路床面の美化整備によりまして7,470万円を増額するものでございます。  以上,産業振興局における補正予算につきまして,ご説明申し上げました。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 78 ◯委員長(森本 真) 当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  まず,予算第26号議案の関係分について,ご質疑はございませんか。
    79 ◯委員(南原富広) きのうの代表質疑との関連でちょっとお尋ねをしたいと思っております。  1つは,中小業者へのインフルエンザにおける被害実態調査についてですけれども,本会議で副市長が3回にわたって実態調査を行ったと言われましたけれど,その調査のやり方がどんな方法やったのか,対象件数はどんなんやったんか,その設問内容についてはどんなもんやったのか,ちょっと具体的にお聞かせいただきたいんです。  さらに,副市長は,毎年半年に1度,1,000件を対象に景気動向調査をしていると,取り組み状況や業務影響などで7月にも調査をしたいと――これ通常の調査ということになるんかなと思うんですけれども,インフルを関連させて調査を行いたいと,その調査の具体的な中身についてもお聞きしたいということが2つですね。  それともう1つは,融資問題についてです。副市長は,融資の返済期限延期は積極的な融資と返済猶予などの柔軟な対応も求めているので,弾力的運営を求めていると,話がつけば,順次対応したい,借りかえも運用したいと,すごく積極的な答弁に私たちには聞こえましたが,実際的に弾力的運用がどうなされるんか,実際に今借りとる人たちも目いっぱいなんですよね。そういう人たちに対して,借りかえや弾力的運用,延期も含めて,具体的にどうできるんかをお聞かせいただきたいと。  それと,これハイブリッドのことも尋ねていいんですかね,補正やからいいねんな。これ(仮称)神戸ハイブリッドビジネスセンター,これ2階から4階部分をウェットラボ30室つくるという計画で提案がされてるんですけれども,現在,医療産業関連でウェットラボのブースがどれぐらいあって,どれぐらいの需要の状況になっとんか。今このウェットラボをどうしてもつくらないかんのかどうかということの必要性の点についてちょっと尋ねたいなというふうに思います。  以上4点ですか。 80 ◯吉武産業振興局長 調査のお話は次長の方から説明をさせていただきます。ただ,昨日副市長が答弁いたしましたのは,インフルエンザの対応として,インフルエンザ発生以降,商店街等に対してヒアリングをかけて,状況を3回に分けてお聞きしたという話でございます。それから,景気動向調査については,毎年,半年に一度,景気動向調査というのをやっておるんですけども,それを1月と7月1日時点で毎年やってますんで,次の7月1日時点の状況について,特別な調査項目というような形で,今回のインフルエンザに関して皆さんがどういう対応をされたかとか,あるいは売上高がどうだったかとか,そういったことをあわせてお聞きしたいなというふうに思っておると,そういう意味の答弁でございます。  あと,融資のことでございますが,いろいろ先ほどの3回にわたっていろんな方にお聞きした中で,ご要望が強かったのは,もちろん新たな貸し付けの問題もあったんですけども,先ほど先生がおっしゃられたみたいな既存の返済の分をやはり何とか返す額を少なくみたいな要望というのはございました。ただ,実態として返済の話というのにつきましては,これは市は直接関与し切れるものでありませんので,金融機関さん,それから信用保証協会さんのご判断にゆだねてしまうことになってしまうんですけども,そういったことで制度融資の取り扱いの金融機関さんと,それから兵庫県の信用保証協会さんに対しまして,6月3日に要請文をつくりまして,お願いに回ったわけでございます。内容的には,今回の新型インフルエンザによって,市内の中小企業の被害が大きいというのをご理解の上で,返済だけではなしに,貸し付けの方のお願いもあわせていたしましたんですけども,このような状況を踏まえて,積極的に融資をしてほしいということと,あわせまして,返済の問題につきましては,既存の貸し付けに係る返済猶予の融資条件の変更について,柔軟に対応してほしいということをお願いを申し上げたというのが先ほどの先生のお話にあった分でございます。  ハイブリッドセンター,それから先ほどの実態調査について,参与と次長の方から答弁させていただきます。 81 ◯安藤産業振興局参与 ハイブリッドビジネスセンターの件でございますけれども,ポートアイランド第2期,現在先端医療センターをはじめ,いろんな施設にラボのスペースがございますけれども,だんだん企業集積が進んでまいりまして,その面積が少なくなってまいりました。現状で医療関連企業さんに入っていただけるようなスペース,空きスペースというのが8,000平米ほどございますけれども,こうした中で医療関連企業が入っていただけるようなところ6,400平米ぐらいしか残りがございません。一方で,これは現在では医療関連企業150社ほどの集積状況でございますけれども,これをもっと伸ばしていきたいということもございます。これは医療産業都市そのものということもございますけれども,それによって地元の中小企業さんが参画する,そういう機会をふやしていくと。これは過去の実績を見ておりましても,集積件数が,企業の集積がふえますと,地元の企業さんが例えば共同開発等で選択される,そういう実績が伸びてくると,そういうこともございますので,そういった意味からも,今後の企業集積の受け皿として,この際必要な面積のラボをつくりたいというのがこのハイブリッドセンターの目的でございます。  あわせまして,ラボだけではなくて,地元の中小企業さんと,それから進出企業さんの交流,例えば商談ですとか,セミナーであったりとか,意見交換をしたりとか,そういうふうな部分に使っていただけるような――ここでは交流融合スペースと申し上げておりますけれども,そういうものもあわせて整備をしたいということも考えておりますし,これまで2期ではややもしますと,研究施設そのものというような形で施設整備が進んでまいりました。少し研究しやすい,あるいは働きやすい環境の整備が必要なんではないかと,そういうようなニーズも出てきておりますので,そういったことにこたえるための多目的スペースもあわせて整備したいと。その3点がこのハイブリッドセンターの設置が必要であるというふうに考えている理由でございます。 82 ◯吉武産業振興局長 先ほど金融機関と市の保証協会に要請したというのを6月3日と申し上げました。すいません,6月2日の間違いでございます。すいません。訂正させていただきます。 83 ◯吾郷産業振興局次長 私の方からは,調査に係るヒアリングの内容,それと今後予定をしている調査にどういうふうに反映させていくんかというような2点のご質問だったかと思います。  まず,今回のインフルに絡みます影響調査というふうなことで,5月16日に患者発生以来,影響が出ると思われております例えばホテルでありますとか,あるいは観光業界,さらには商店街,あるいはさらには製造業といったところのヒアリングを緊急的に行わさせていただきました。若干繰り返しになるかもわかりませんが,学校の休業措置等をとりました,あるいは市民に外出の自粛要請を行った初期段階,これは5月18日からでございますが,そういう段階がまず1つ。それと,解除がなされた段階,これは5月23日でございます。それともう1点は,まず「ひとまず安心宣言」が出されました5月28日というふうなことで,この3段階に分けましてヒアリング調査を緊急に行わさせていただきました。その中で,特に今回の事例におきましては,特に風評被害におきます観光被害――観光業界等への被害でありますとか,あるいは生活文化産業,さらには商店街などにも大きな影響が出るだろうというふうな予測のもと,緊急のヒアリング調査を行いました。そういう意味で,ある程度ターゲットを絞った調査ということで,ヒアリングを直接行わせていただきました。対象数といたしましては,50社というんか,50店舗というんか,対象は50の事業所を――約50ですけども――対象に行わさせていただきました。その中で,単にアンケートということでなくて,直接ヒアリングをさせていただきまして,その中でやはり今の実情というのを直接我々としても実感ができたというふうに思ってございます。例えば,簡単に申し上げますと,やはり一番最初の自粛要請が出た段階で,もうほとんど人通りが減ったというふうなお話がありました。それが各段階を追いますごとに,例えば学校の休校が明けますと,高校生が戻ってきたとかというふうなこともございます。さらには,マスク姿も減ってきたというふうなことでございまして,さらには5月28日に「ひとまず安心宣言」が出された段階では,ほぼ人波,にぎわいが戻ってきてるというふうなこともございました。ただ,この間,商店街等におきましては,当初予定していたイベントを中止したとかというふうなお話も賜っております。その中で,解除がなされた後にすぐにイベントを行って,にぎわいが戻ってきたというふうな意見も直接お伺いをさせていただいております。そういうふうなことで,我々としては,今回緊急的なヒアリングということで,生の実態を把握をしたいというふうなことでヒアリングを行わさせていただいたところでございます。  今回のヒアリングにつきましては,全体的な状況把握という視点を中心に行ったものでございまして,今後――2点目のご質問にございましたように,どのように具体的に調査をしていくんやというふうなお話がございました。毎年年2回行っております景況の動向調査というのがございます。先ほど局長からもありましたように,1月と7月実施をしてございます。これらにつきましては,市内の事業者約1,000社を対象にいたしまして,製造業あるいは非製造業,大体500社ずつを対象に調査を行っているところでございます。その中で,基本的な調査項目とあわせまして,今回この7月に実施をしたいと思っておりますのが,特別調査項目ということで想定をしてございます。この特別調査項目の内容につきましては,昨日の本会議でも話ございましたように,今後の総活検証の中でいろいろ議論をしていくデータベースとしてそろえていこうというふうに思ってございます。その中で,項目も含めて最終的には調整をするということになろうかと思いますが,今の段階で大体想定をしております項目といたしましては,例えば今回のインフルエンザによりまして,例えば売り上げとか生産面での影響,これは具体的な金額というよりも,パーセンテージというふうな,そんなイメージになってこようかと思いますが,そういうふうなこと,あるいは業界としてどういうふうな影響がありましたかと,売り上げ以外の部分での影響の中身でありますとか,あるいはインフルエンザに対してどのような対策をとってきましたとかというふうな項目を今我々の段階で考えてございます。総活検証に向けた具体的な中で,この調査項目等も早急に詰めていきたいと思っておりますが,そういう特別な項目を立てまして,先ほど申し上げました1,000社に調査,アンケートを行いまして,その結果を踏まえまして,次期の2波にそなえたインフルエンザの段階でどうしたらいいのかというふうなことも含めて,この中で総括検証してまいりたいというふうに思ってございます。  以上です。 84 ◯委員(南原富広) ヒアリング調査というのは,その時点では本当に効果があったかなというふうに今お話を聞いて思うわけです。ところが,今後やる1,000件の調査に特別な項目を入れて,インフルに対する2波への対策も含めて,データベースとして残すという意味合いを持っているというふうに今説明があったわけですけれど,やっぱり産業振興局が何をせないかんかというのは,経済の停滞をどうとどめるかということではないかというふうに思うんですね。商工会議所がやった調査結果,これは当局からいただいた資料ですが,一般新聞にも報道されとったんで,これ資料あったらくれと言うたら,すぐに岡山さん持ってきてくれたんで,これ見ておりましたら,大企業よりも中小企業への影響が非常に大きいというふうに書かれてて,売り上げというんかな,具体的な影響としては,9割の商店街で来客が減少,7割が売り上げが減少しとるという実態がここで細かく報告されてますね。その中で,その段階での国と県,市への要望ということもここで書かれておるんですけれども,2番目に,金融面での支援と,既存制度融資活用が可能とあるけれども,返済負担のない補助金創設を期待するというふうに商工会議所の方も言っておられるわけです。この資料から見ますと,全体で見ても――全体というのは大企業と中小企業全体で見て,かなり影響を受けているというのが43.4%,ほいで大企業だけ見てみると27%ですから,約3割,中小企業で見ると5割の業者がかなりの影響を受けてると,多少の影響を生じているというのが4割あるわけですから,圧倒的部分が今度のインフルによって売り上げダウン,収入が大幅に減ってて,できたら融資ではなしに,直接支給みたいな,補助金創設を要求もなさっているわけですよ。だから,そこんところに対する対策が要るんではないかと。しかし,これはあくまで商工会議所という団体の調査ですから,私たちは,共産党は,以前に悉皆調査やられて,それをデータベースにして今後これで,業種がどう減っていくとか,この業態はずっと減少していける材料になるというて悉皆調査をやられたこと,あれ震災以後だったと思うんですけど,そのデータベースがあるんじゃないのかと,それをもとにしたら,今の段階でインフルでどう影響があったかということを全体として,神戸市内全体の影響を調べることができるんじゃないかと考えてるわけです。何も難しいことをやれと言うんじゃなくて,既にあるデータで,それこそ簡単にアンケート可能なんじゃないかというふうに思うわけですね。なぜそんなことを言うかというと,ほんまに被害額がどんだけあったんかということを産業振興局がつかまんかったら,ほんまの対策が打てないというふうに思うんです。国に32億円のインフル関係で補正予算をという要望が当初なされて,それ以後,これも追加や,これも追加やというふうなことは聞いてないわけですよ。だけど,実際には神戸経済に物すごく大きな影響が起こったにもかかわらず,そのことはほうっていこうという感じに受けるわけですね,そのことはちょっともう目つぶっとこうと。ところが,神戸市は,神戸市の関係する施設――今ファッションセンターへの,あれ補助金と一緒じゃないですか。自分とこの施設には補助出すけれども,民間には出せへんでと言うとんと一緒のことを,「行こう!神戸」キャンペーンでやるというたら,一般の人怒りますよ。うちも同じように減っとるやないかと,それどうするんかということをお聞きしたいんですよ。ですから,ほんまに今すぐに,既に持っておられるデータベースを基礎にして,いろんなやり方があるんじゃないかと,実態の,被害総額の調査をやって,それにふさわしい国への要望なり,方法というのが講じられなければならないと。もうずっとずっとあなたたちから神戸市はもう大変なんです,大変なんですというて聞いてきとうわけや,ほんで現にそうや。震災からずっと,ほいで100年に1度の大被害,そしてインフルですから,もう青息吐息を超えてしまっているというふうに私は思います。そういう意味で,もう1度実態調査をやるという点についてお聞かせください。 85 ◯吉武産業振興局長 市内全体のそのインフルエンザによる神戸経済の影響額の把握ということでございます。そういったものの把握というのがある程度簡便にできるものであれば,そういう数字もあった方がより国に言うときに迫力があるわけですけども,市内のすべての事業者がインフルエンザでどんな被害を受けたかという全体額の把握というのは,これは実際問題としては――先生もご承知の上だと思うんですけども,不可能であると思います。私たちに求められてますのは,やっぱり発生当時,やはり市として,まずは補正予算に間に合わせた事業を――施策を組まないかんということと,あわせまして国へ強く要望していかなあかんということで,そのために,先ほど50件程度を抽出いたしまして,状況をお聞きしたということでございます。それをお聞きしていきますと,ある程度のことが私としては理解できたかなというふうに思ってまして,やはり商店街さんにとってもやっぱり随分差がございました。一番地域に密着されてる商店街さん,日常の用品の方はそれほど被害を受けておられませんでした。かえって飲食というのが,外食が悪かったもんですから,自分のおうちへの引きこもりということで,日常生活用品をお買いになるという傾向。やっぱり被害が大きかったんは広域型のとこで,広域型につきましても,やっぱり2種類ございました。三宮みたいなところも被害大きかったんですけども,立ち直りというのも割と早うございました。29日時点ぐらいでは,大体皆さん方もとに戻ったかなというようなことをおっしゃってた。ただ,やはり南京町,より広域といいますか,観光客の方を相手されてるとこというのが非常に悪い。2分の1ぐらいの状態,あるいは3割減ぐらいの状態,今もやっぱり続いてます。あそこも観光バスがどっと乗りつけて,どんどん観光客がおいでになられるんですけど,やっぱり団体さんのキャンセルというのがすごい影響しているということで,やはりこれからやらなければ――まずはもちろん被害を受けられた方のセーフティーネットとしての融資というものを充実させないかん。それから,返済については,各関係部署に――信用保証協会と金融機関さんですけど,やはりお願いをしていかなあかん。もう1つは,やはり人を呼び戻すということをやらないといけないということで,そういったことで商店街についても,それから観光についても,この4分の3のイベントをやっていく助成制度というのをつくらせていただいて対応したいと,そういった考え方でございます。  それからあと,少し出ましたけども,入園料の話,そのインフルエンザの減収の補てんを今回補正でお願いしているわけでございませんで,7月19日から無料化されますんで,要は予算の収入というのを減らしとくということで全市的に補正が組まれている形のものでございます。インフルエンザの影響によって減収した分の補てんという形ではございませんので,ちょっとそれはご了解いただきたいと思います。  以上でございます。 86 ◯委員(南原富広) ちょっと抜けてたな,本当,ごめんなさい。融資の件ですけれど,延長や借りかえというのは,最終的にはやっぱり金融機関にゆだねるというふうに言われたんですけれど,そういう要請には行ったんやと,6月2日の日に,行ったんやけれども,最終的に決定するのは銀行やからなあというふうな感じやね。だから,特別な――行動はしていただいたのは事実でしょう,その要請文を持って回られたということやね。行政としてできることはそれだけなんかという気がするんですわ。やっぱりほんまに100年に1度と言われとんかな,経済危機,その上にインフレが来とんやから,もっと痛手こうむっとんやと,この人たちはどうするんかということを考えると,通常のことをやっとんと違うんかいなと。だから,銀行任せではない対策が要るんじゃないのかという気がするんですわ。ですから,副市長が言うたときには,ああもっと踏み込んだことがされるんかなというふうに期待も持ったんですけれども,そこんところやっぱりもうちょっと突っ込んだ対策が要るんじゃないかと思うんですけども,そこんとこはどうですか。  それともう1つ,商工会議所が補助金創設をなんていうて言うとられるんやけど,これについてはどう返答なさるんですか。それも聞かせてください。  それともう1つは,ファッションセンターに出すんは,それはインフル関係ではございませんとは言うけれども,その減収分の補てんというのには変わりがないという気がするんですわ。ですから,民間と公共とのえらい差やないかと,ほんまにその部分が要るんと違うんかと,そのためには実態をつかんで,どんだけの影響がほんまに民間の間で起こっとんかということが要るんじゃないかと。ほいで,もう1度お尋ねしますけれど,以前にやった悉皆調査によるデータベースというのは,今はもうほごになっとんですか,これを今後残して――あれ東京の墨田やったと思うんですけど,それをずっと積み重ねて,この人がどんなふうになっていってるということまでデータを残しているというふうに言われて,そんなもんにしてほしいと,何度もあの当時要請をしたんですけれども,そんなこと言うのは残されていないのかどうか,ちょっとそれもお聞かせください。 87 ◯吉武産業振興局長 すいません,融資の関係で少し私の答弁が適切でなかったかもしれません。先ほど申し上げましたのは,既に借り入れをしておる方の問題ということで,それの返済額を少なくしていく,あるいは少し長くしていくというようなことについては,金融機関,保証協会にお願いをしてきたところということです。あと一方,市の方といたしまして,やはりいろんなこと,融資のこと,制度の創設みたいなことをこう考えたわけですけども,今,先生ご承知のように,一昨年から責任共有制度が導入されているということで,これの壁というのは非常に厚いわけでございます。昨年の10月から始まった緊急保証制度でいきますと,100%の保証が得られますんで,実際に企業さんとしては借りやすい,責任共有制度の8割しか保証のない分よりも,100%保証の分が銀行も貸しやすいので,やはりこの国の緊急保証制度を活用した形の――神戸市でいきますと,融資制度としては経済変動対策資金なんですけども,こちらの方のご利用の促進と,それから緊急保証の要件を国の方に何とか緩和してほしい。といいますのは,要件が最近3カ月の3%以上売り上げが減少したという実績が要るという格好になっておるんです。それでは間に合わないわけで,言うたら観光業者さんで3月も4月もプラスやって,5月だけ初めてマイナスになったというのはだめなんで,あともう6月,7月のを待たないと,その実績がないと受けられないというのは,やはりそれは何とかしてほしいというふうに国にお願いをいたしまして,国の方がインフルエンザの特別の対策として,1カ月3%を下回ったもんもいいよということを言っていただきまして,ただ一応見込みとして,翌月,翌々月も減るんやというのを一応書く欄あるんですけども,これ大体の表明でええみたいな感じなんで,実質は1カ月のマイナス実績でいけるということなんで,そういった形で,かなり弾力的に新たな貸し付けについてはなってきたのかなというふうに思います。  それから,それ以外にということでございますけど,きのう副市長が少しご答弁申し上げましたけども,今考えておりますのは,1つは借りかえ融資,やはり今の返済額で,もう少し毎月の返済額を少なくしたいなというときの手法の1つとして,借りかえをする,複数ある借入金を1つに,1本にまとめて借りかえをして,期間もある程度とると毎月の返済額というのが減ってきますんで,その借りかえの融資制度というのはもちろん持っておるわけですけれども,これの融資の限度額が今5,000万円なんですよ。これを引き上げたいなというふうに思っておるということ。それから,融資期間につきましても,今7年間になってるんですけど,これももう少し長期にすると,毎月の返済額が少なくなりますんで,これを――きのう副市長が申し上げたのは,まずこれを1つ,それからもう1つが,長期事業資金融資という制度も,これも現在持っておるんですけども,運転資金につきましては,やっぱり返済期間が7年になってますんで,これを10年に引き延ばす,それから据え置き期間も1年になってますんで,これも据え置き期間も長くしたいというふうに考えております。  それから,あと3つ目が,雇用拡大対策資金というのも,これも現行あるんですけども,これは想定してたのは,新たに,例えば工場を建てて,新たに人を雇ったときに,その低利の融資という制度なんですけども,今逆に,例えば旅館さんなんかで困られてるのは,収入が減ってきて,雇用を維持していくのがすごい大変という状態の分についても,要は設備投資でなしに,運転資金でも構へんと,なおかつ運転資金の要件として,今国がやってます例の雇用調整助成金の制度ございますよね。要は,売り上げが減ってるんやけども,人を解雇せずに休業補償を打ったときには,それのその例えば5分の4を見ましょうという助成制度がありますけども,その雇用調整助成金をこう利用された企業さんについては,この雇用拡大対策資金の運転資金版があたると,そういうことをやってみたいなというふうに思ってまして,昨日の副市長の答弁はその3つを申し上げたんですけど,これ少し金融機関さん,それから信用保証協会さんでちょっと協議をしないけませんので,今これできますというて,まだよう明言できないんですけども,何とか頑張ってこの3つについては追加でやりたいなというふうに思っております。  以上でございます。  (「ほかにもう答弁ないの」の声あり) 88 ◯吉武産業振興局長 入園料の話,すいません。調査の話はまた次長からしてもらいますけど,先生おっしゃられたん多分震災のあれ直後やったかね,あれ,悉皆調査を1度やりましたですね。あの後どうだったかというんですけども,なかなか大がかりな調査というてできてないんですけど,結局それにかわる少し簡易版になりますけども,先ほど申し上げた景気動向調査,これを1月と7月に定点観測できるようにやって,それでその都度,その時期,その時期に応じた特別調査項目みたいなんを入れてやってるということでございます。  それから,入園料の話は,すいません,何度も同じ話しして申しわけないですけど,結局市として無料化を一定期間するということなんで,一応予算に上がってる見込みの数字を,それを減額をしないと整合性がとれないので減額をさせていただくという,そういう形でございます。 89 ◯吾郷産業振興局次長 先ほど来の調査のお話が出てございます。今回定例でやってます短期の景気動向調査の中で,特別項目として考えているというようなことでご答弁をさせていただきました。これまでも特別調査ということでは,例えば円高の影響とか,資金調達の方法などというようなこととか,その時々のやはり経済状況をにらみながらの状況を踏まえた特別項目ということで実施をしてきているところでございます。今回は特にインフルエンザによる影響というようなことで,特にその項目を絞った格好で特別調査項目ということで調査をしたいというふうに思ってございます。繰り返しになりますが,この調査項目,この調査に当たりましては,やはり次回,あるいは第2波に備えたインフルエンザ対策の1つの総括検証のもとになる基礎資料というふうなことでの調査をしたいと思っておりますので,例えば売り上げにつきましても,何%程度というふうな――商工会議所でも何%というふうなこともございました。そういうふうなことで,具体的な金額というよりは,どういうふうな影響,どういうふうな対策をとったというふうなことも含めたそういうふうな点での調査をしたいというふうに思ってございます。  以上です。 90 ◯委員長(森本 真) あと,商工会議所の要望について。 91 ◯吉武産業振興局長 すいません。先生がご指摘あったのは,商工会議所が調査された中で,自由記載の欄があって,いろんなご意見がある中で,そういった補てんもしてほしいという声もあるということでございます。もちろんそういった声もあると思います。私も思ってます,やはり経済的な損失の補てんみたいな形というのは,これは商店街等については,これは無理だと私は思ってます。やはり経済的支援という形が要ると思いますんで,やはり先ほどのお話,やっぱり問題は,人が少なくなってしまっているということを何とか呼び戻すということで,そういったことでイベント助成――実は財政当局にいつも補助率を下げて,限度額を下げられてきてしまって,結局3分の1の45万円限度というのが当初予算の状態だったんですけども,これを何とか頑張って4分の3で,100万円まで引き上げて,特に新しいものをされるときには200万円までということで,少し頑張らせていただきましたんで,そういったことで経済的な支援ができるのかなというふうに思っています。  商工会議所さんの要望の中でも,やはりいろんなことをおっしゃられてるんですけども,やはり人を呼び戻すというために市としても直接取り組んでほしいし,みんながやろうとしてるんで,それをしっかり助成をしてやってほしいということが1つの大きな核になっておりますので,一応その会議所の要請にはこたえた形にはなってるのかなというふうに思っております。  以上でございます。 92 ◯委員(南原富広) 質問はいたしませんけれど,融資の面では,進めてる最中やから,具体的に言いにくいけどというて言っていただいたんですけれども,そういう努力もされているということは一定の評価をしたいと思うんですけれども,やっぱり中小業者のデータベースになるようなそういう――ほんまにあのとき悉皆調査やってくれて,それがベースになっていろんなことが施策的にも中小企業対策が進んでいくんやと,我々期待しとったわけですわ,あの当時ね。だけど,それがそう生かされていないなという感じを受けたりするもんですから,できたら――他都市のことを言うて申しわけないけれども,この時期に,例えば緊急雇用対策としてそういう調査を全体やる,ほんならそういう人たちをバイトで雇ったらいっときのことで済むということもあるわけで,そういう調査のやり方をしたら,その被害の実態も出てきたりして,その上で国への要望も可能になったりするんじゃないかという気がしてるもんですから,ちょっとしつこくお聞きしたんですけれども,さらなる努力をよろしくお願いして,質問を終わりたいと思います。 93 ◯委員長(森本 真) そのほかございますか。  (「なし」の声あり) 94 ◯委員長(森本 真) なければ,次に予算第27号議案について,ご質疑がございませんか。  ないですか。  (「なし」の声あり) 95 ◯委員長(森本 真) それでは次に,この際,産業振興局の所管事項について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 96 ◯委員長(森本 真) ご発言がなければ,産業振興局関係の審査は,この程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでした。  委員の皆さんに申し上げます。既に12時を過ぎておりますが,休憩せずにこのまま続けたいと思いますが,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 97 ◯委員長(森本 真) それじゃ,続行させていただきます。 (国際文化観光局) 98 ◯委員長(森本 真) これより国際文化観光局関係の審査を行います。  それでは,議案1件及び報告1件について,当局の説明及び報告を求めます。 99 ◯大森国際文化観光局長・観光監 それでは,予算第26号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち国際文化観光局所管分及び報告平成21年度神戸市一般会計補正予算(予算第26号議案)のうち緊急雇用創出事業(関係分)及びふるさと雇用再生事業(関係分)に関しまして,一括してご説明申し上げます。  お手元にお配りしております委員会資料の1ページをお開きください。  まず,予算第26号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算,国際文化観光局所管分につきましてご説明申し上げます。なお,金額につきましては,1万円未満は省略させていただきますので,ご了承願います。  歳入歳出補正予算額一覧表にございますように,歳入歳出合計ともに29億7,594万円でございます。  2ページをお開きください。  歳入予算につきましては,歳入予算の説明の表にございますように,第16款国庫支出金,第2項補助金,第5目商工費補助について4億1,922万円を,第10目教育費補助について2億511万円を,第12目市民費補助について23億5,160万円をそれぞれ増額しようとするものでございます。  なお,すべて地域活性化・公共投資臨時交付金及び地域活性化・経済危機対策臨時交付金によるものでございます。  3ページをごらんください。  歳出予算につきまして,ご説明申し上げます。  まず,第3款市民費につきましては,表にございますように,第1項市民費,第2目市民文化費について22億8,300万円を,第2項会館費,第3目区民センター費について6,860万円を増額しようとするものでございます。  市民文化費の内容につきましては,(1)北神区民センター整備事業は,北神地域における文化活動やコミュニティ活動の拠点として,新たに区民センターを整備しようとするものでございます。  (2)第39回神戸まつりは,新型インフルエンザの影響により大きな被害を受けた神戸のまちを盛り上げ,元気な神戸を全国に発信するため,一たん中止となった神戸まつりを開催しようとするものでございます。  区民センター費の内容につきましては,(1)電波障害地域デジタル化対策は,灘区民ホールの建設に伴う電波受信障害対策として設置した共聴アンテナ等を改修し,地上デジタル化に対応しようとするものでございます。  (2)西市民センター設備更新は,能力低下が見られる空調機及びその附属設備について更新を行うものでございます。  (3)生田文化会館設備更新は,現在設置されている屋内消火栓ポンプシステムが老朽化しているため,更新を行うものでございます。  4ページをお開きください。  次に,第7款商工費につきましては,表にございますように,第1項商工振興費,第2目商工総務費について3億1,382万円を,第2項貿易観光費,第3目観光事業費について1億540万円を増額しようとするものでございます。  商工総務費の内容につきましては,(1)神戸国際会議場,神戸国際展示場設備更新は,老朽化した国際会議場の照明機材や国際展示場1号館の空調機器などの設備更新を行うものでございます。  観光事業費の内容につきましては,(1)「行こう!神戸」キャンペーンは7月17日から8月16日の1カ月間,市内の主要観光施設を無料開放するとともに,夏の神戸観光を広くPRし,全国から神戸への誘客に取り組もうとするものでございます。本事業の予算は,他局を含め,複数の歳出科目にまたがって計上させていただいておりますが,観光事業費につきましては,金の湯,銀の湯の無料開放及び首都圏等へのプロモーション活動などにかかわるものでございます。  (2)観光集客イベント支援事業は,観光関連団体などが行う観光客の呼び戻しやにぎわいを回復させるためのイベント等の取り組みに対して,総事業費の4分の3を補助しようとするものでございます。  (3)国民宿舎須磨荘設備更新は,現在のアナログ対応アンテナ等を更新し,地上デジタル化に対応しようとするものでございます。  最後に,第13款教育費につきましては,第11項社会教育費,第5目水族園費について2億511万円を増額しようとするものでございます。  内容につきましては,(1)「行こう!神戸」キャンペーンは,先ほどご説明しました市内主要観光施設無料開放のうち,須磨海浜水族園に係るものでございます。  (2)須磨海浜水族園設備更新は,飼育用熱源設備等を更新しようとするものでございます。  5ページをごらんください。  続きまして,報告平成21年度神戸市一般会計補正予算(予算第26号議案)のうち緊急雇用創出事業(関係分)及びふるさと雇用再生事業(関係分)について,ご説明申し上げます。  まず,緊急雇用創出事業(関係分)につきまして,ご説明申し上げます。  「神戸ビエンナーレ2009」海上アート警備・案内業務は,神戸港海上アート展を実施するに当たり,安全かつ円滑な会場運営を行うため,警備・案内を行うものでございます。  「神戸ビエンナーレ2009」賑わい創出事業は,地域への広報活動や会場内でのパフォーマンス,神戸商品のPR等を実施するもので,来場者の増加と満足度向上を図るためのものでございます。  「神戸ビエンナーレ2009」アンケート調査は,来場者へのアンケートによる聞き取り調査を実施するものでございます。  新観光統計基準の導入に向けた検討調査は,平成22年度より導入される観光統計全国統一基準に対応するための観光入り込み客数調査等を実施するものでございます。  新たな観光資源の開発にむけた調査・研究は,観光客の多様なニーズに対応した魅力ある観光資源を開発するため,ヒアリング等の調査を行うものでございます。  続きまして,ふるさと雇用再生事業(関係分)でございますが,車いす無料レンタル「KOBEどこでも車いす」事業の拡充を図り,サービスの向上を目指すものでございます。  以上,予算第26号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち国際文化観光局所管分及び報告平成21年度神戸市一般会計補正予算(予算第26号議案)のうち緊急雇用創出事業(関係分)及びふるさと雇用再生事業(関係分)につきまして,一括してご説明申し上げました。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 100 ◯委員長(森本 真) それでは,当局の説明及び報告は終わりました。  これより質疑を行います。  まず,予算第26号議案の関係分について,ご質疑はございませんか。 101 ◯委員(井坂信彦) 補正で1点だけ,「行こう!神戸」キャンペーンについてお伺いをしたいと思います。  先ほど教育委員会の審議のときに,青少年科学館もこれ「行こう!神戸」キャンペーンで無料になるということで,そこでお聞きしたんですけども,例えば青少年科学館なんかは,私は余り広域の集客施設とは思えないですね,私もよく行きますけれども。そういったところを無料にすることに,どういう観光上のメリットがあって無料にしているのかなというのが多少疑問に思ったもんですから,それをお聞きしたんですけど,残念ながら,青少年科学館の方では,お客さんが市内なのか,それとも市外――近畿なのか,それとも近畿外なのかという統計調査はしてないということだったので,おかしいやないかとまでは別に言わなかったです。こちらの局の方がこのキャンペーンを恐らく立ち上げられていると思うので,「行こう!神戸」キャンペーンというキャンペーンをすること自体は今絶対に必要なことであるし,総論は私は全く否定しないんですけれども,その無料にする施設の選定というのについて,どのようなお考えでされたのかをお聞きしたいと思います。 102 ◯大森国際文化観光局長・観光監 今委員おっしゃられましたように,「行こう!神戸」キャンペーンにつきましては,基本的には夏休み期間中に,神戸市外からのお客様の誘引,観光客をできるだけ神戸に呼び戻してこようと,もう1度来ていただこうという趣旨で私どもやらさせていただいておりまして,必ずしもこの「行こう!神戸」キャンペーンは,市内施設の10施設だけの無料だけが「行こう!神戸」キャンペーンではございません。いろんな形で,神戸まつりの再び開催とか,みなと神戸花火大会の拡充とか,それでまた首都圏などの観光プロモーション,そういったものをやっていくということで,全体として「行こう!神戸」キャンペーンを構成しているということでございます。その中で,特にこの無料施設を10施設選んでおりますのは,基本的には市内の市立の施設の主なもの,それを選ばさせていただいております。こういった施設につきましては,これまでも必ずしも市民の方もたくさんお越しいただいておりますが,市外からの方もお越しいただいていると思っております。それと,1つだけでしたら,なかなか市外から来ていただくというインパクトはございませんけど,今回こういった形で10施設させていただくことによって,例えば旅行エージェントなんかがバスツアーを組まれると,その場合に青少年科学館だけでなしに,水族園と青少年科学館セットでこういうバスツアーを回ると,そういったことも十分考えられると考えておりますので,必ずしも1カ所だけの――余り市外から来ていない,これまで来ていないか,来ているか,私どもちょっと実態はよくつかんでない部分もあるんですが,そういった視点だけでなしに,全体として神戸がこういうことをやっているということによって,より多くの市外からのお客様が,観光客が来るんじゃないかと,そういった趣旨で主なところを選ばさせていただいております。 103 ◯委員(井坂信彦) なぜこういう質問をしたかといいますと,民間の宿泊施設とか集客施設の方にこの件をお伝えすると,やっぱりそら,いやそれやったらうちも無料にするから,その分前年度並み欲しいわということなんですね。そらそうだろうと思うんです。ですから,本当に効果がある施設,例えば風見鶏なんかは本当全国から来るとこですから,ああいったところは無料であるというのを全国にPRするのは私は大変いいことだと思いますけども,施設によっては,本当に近場の人しか来てないんじゃないかというようなところも見受けられますし,あるいは単に無料で来てもらって,無料のところだけ遊んで帰ってもらったら,これは本当に意味のないことなので,例えば水族園に来られるお客さんが,じゃ近隣でお金を落とすような仕組みになっているかというと,私は立地上もそうなってはないと思うんですよ。水族園の中では飲食されますよ。何かもうちょっと本当に――無料はあくまで来ていただくきっかけであって,来ていただいたついでに本当に1泊でもしていただいて,お金をたくさん落としていただいてという,そういう施設であるべきなのに,そら市立の施設しかできないからということはあるのかもしれませんけれども,何か本当に経済の波及効果であるとか,商圏がどうだとか,そういったことを本当にどの程度考えて選ばれたのかなというのが大変疑問に思いましたので,ただ今局長がおっしゃったように,水族園と青少年科学館のツアーというようなものが本当に幾つも成り立つんであれば,そら私はそこまで発想はなかったですから,そういった形で広域で集客をしていただいて,さらに単に無料のところだけ来るだけじゃなくて,周辺でお金を落とす仕組みまできちんと組み上げていただけるんであれば,今の答弁で了としたいと思うんですが,そういうことです。そこを大変――民間の方にはそういう反応が多いです,この件については,ということだけ申し上げて,終わりにしたいと思います。 104 ◯委員(むらの誠一) ちょっとお聞きしたいんですけど,国民宿舎須磨荘というの,これいわゆるシーパルのことですか。設備更新ということですけれども,どんな設備なのか,ちょっと教えていただけますか。 105 ◯大森国際文化観光局長・観光監 シーパル須磨国民宿舎の設備改修,機能改善でございますが,これは基本的には地上デジタル放送への対応工事でございます。現在アナログ対応のアンテナ及び増幅器をシーパル須磨ではつけておりますので,それをデジタル対応のものに更新していくという部分でございます。 106 ◯委員長(森本 真) よろしいですか。  ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) 107 ◯委員長(森本 真) それじゃ,ないようですので,次に報告,平成21年度神戸市一般会計補正予算(予算第26号議案)のうち緊急雇用創出事業(関係分)及びふるさと雇用再生事業(関係分)について,ご質疑はございませんか。
    108 ◯委員(向井道尋) 「KOBEどこでも車いす」事業の今回拡充を図るということを先ほど述べられておりましたけども,具体的にどのように拡充されるのか。それと,これまで「KOBEどこでも車いす」やってこられて,その成果として,どんな声が市民の方から上がってるの,その辺ちょっと教えていただきたいんですけども。 109 ◯大森国際文化観光局長・観光監 車いす無料レンタル「KOBEどこでも車いす」事業でございますが,これは基本的に4月7日からスタートさせていただいております。それで,現在6拠点――貸し出しの拠点でございますが,6拠点持ってございます。これは三宮の総合インフォメーションセンター,新神戸とか神戸空港,それでまたセンター街の中にあります三宮インフォメーションギャラリー,それとあとハーバーランドの総合インフォメーション,それとせんだって6月15日からホテルで初めてでございますが,神戸プラザホテル,そこも拠点として開設させていただきました。これにつきましては,4月7日以降,ちょうど6月13日までの私ども数字を持ってございますが,全体で46件のご利用がございました。それは特にご高齢の方,そういった方々のご要望が多うございまして,結構喜んでいただいたという声を聞いてございます。今回はそれを現在の6拠点に加えまして,新たに少しホテル関係をもう少し充実させていただきたいと思ってございます。このホテルの関係,拠点を拡充しますのは,特に利用者から,宿泊するホテルで車いすを返したいと,そういったような声が結構ございましたので,それとホテル側としましても,こういった貸し出しについて,宿泊客からの要望があるというふうに私ども聞いておりましたので,こういったことを拡充させていただきまして,さらにこの「KOBEどこでも車いす」の事業を神戸市の1つのユニバーサル観光の目玉としてさせていただけたらと思っております。より今後利用していただきますようなシステムになりますように,ホテルを中心に拠点の増設にこれからも引き続き取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 110 ◯委員(向井道尋) そうしますと,特に数はまだ明確ではないということですか。あと,拠点はふやさずに,そういうホテルでの引き取りが中心になると。 111 ◯大森国際文化観光局長・観光監 ちょっと説明不足でございました。基本的に拠点,ホテルも拠点とするということですので,ホテルでも貸し出しもできますし,返すこともできると,そういうような形で,拠点をふやしていきたいと考えております。 112 ◯委員(向井道尋) どれぐらいの数をふやすとかというのはあるんですか。 113 ◯大森国際文化観光局長・観光監 今私どもちょっと話しさせていただいておりますのは,ホテルオークラと,メリケンパークオリエンタルホテルの2カ所をふやさせていただきたいと思ってございます。ただ,これ順次拠点を少しずつふやしてきておりますので,非常に返すシステムが複雑になりつつあります。いろんなところ,拠点がふえればふえるほど,その車いすを次にどっち持っていって用意しとくとか,そういうことについて,言うたら人手というんですか,それを対応する人が必要になっておりますので,今回この事業で上げさせていただいているというのが現状でございます。 114 ◯委員長(森本 真) ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) 115 ◯委員長(森本 真) ないようですので,次にこの際,国際文化観光局の所管事項について,ご質疑はございませんか。 116 ◯委員(むらの誠一) 何度も私,この委員会で申し上げたんですけど,1号館,2号館の受け付けの――新年度になって大変,次回から新年度だから局長期待してますねというふうに前回の委員会で私申し上げたんですけれども,市会になれば当然我々も頻繁に登庁するわけですけれども,私の目から見ると,全く変わってないという――これはあくまでも私ですけれども,変わってないという印象なんですが,観光監としてどのように変わったのか,それから今の現状がいいと思っておられるのか,どのように観光監自体考えておられるのか,所管局としては市民参画になりますけれども,観光監として,1号館の――私は神戸まつりもそうです,神戸の顔という,24階もありますし,何度も申しますけれども,ちょっとお聞かせいただけないでしょうか。 117 ◯大森国際文化観光局長・観光監 前からこの問題につきましては,委員の方からもご指摘いただいておりまして,私どもも市民参画推進局ともお話しさせていただいておりますが,ただやはり1階の案内コーナー,これはどうしても観光がメーンではないということになっておりまして,来られた方,市民の方への市政案内が中心ということですので,私どももなかなか観光面からここまでしてくださいというのが非常に言いにくいところでございます。ただ,以前ご指摘いただいたような案内の人がぼけっとしたり,何かほかのことをしてるというのは恐らくなくなったんではないかと,市民参画の方からも,これはきちっと言うていただいてますし,ほいで観光案内についても,24階への案内はきちんとできるようにということで,我々もお願いしておりますし,24階の店舗ロビーですけど,大分観光をメーンに変えさせていただきまして,ちょっと今度インフルエンザの関係で来られる方落ちてますけれども,たくさんの方がご利用いただいておりますので,24階への案内というのはきちんとしていただけるようにということでお願いしているということで,見た感じそんなに,私の感じでは変なことをしているという感じではないと私は思っておりますが。  以上でございます。 118 ◯委員(むらの誠一) 私も変だとは申してないんですけど,それと何度も申しますけれども,私あそこで観光の方々にしてもらうように申し上げてるんではないんですよね。もっとおもてなしの精神というか,先ほどの答弁では,何度か観光監も――局長も直接見られたんですかね。だから,これもあくまでも認識の違いですけども,当然それは何か用事があって下を向くこともあるでしょうけども,まあ1回,2回ではないので,我々通っていきますし,にこっとね,我々にではないですけども,ちょっと私も気にして,こういう質問してますから,気にしてちょっと見るときもあります。じゃそこを通っていくときの方々にどういう対応をしているのかというと,まあいいなと,すばらしい対応をしているなとは言いがたい状況にあるんですね。まだ私としてはだから前回から何も変わってないと思っておりますので,ぜひ市民参画と調整して,しっかりと取り組んでいただきたいなというふうに,やっぱり印象というのは大事なんではないかなと,そういう印象を持つ方が――少なくとも私は持ってますし,何人かいるというのはよくないんではないかなというふうに思ってますから,これも引き続きよろしくお願いいたします。これは要望にします。 119 ◯委員長(森本 真) ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) 120 ◯委員長(森本 真) 他に発言がなければ,国際文化観光局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局どうもご苦労さまでした。 121 ◯委員長(森本 真) それでは,これより意見決定を行います。  たくさんありますけども,まず予算第27号議案平成21年度神戸市市場事業費補正予算については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 122 ◯委員長(森本 真) 異議がないということで,本件は原案を承認することと決定いたしました。  次に,第43号議案神戸市立体育施設条例の一部を改正する条例の件については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 123 ◯委員長(森本 真) これも異議がないということで,本件は原案どおり承認することに決定をいたしました。  次に,第44号議案神戸ポートアイランドホール条例の一部を改正する条例の件については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 124 ◯委員長(森本 真) これも異議がないということで,本件は原案どおり承認することに決定をいたしました。  次に,第45号議案土地及び建物売却の件(西区平野町慶明ほか)については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 125 ◯委員長(森本 真) これも異議がないということで,本件は原案どおり承認することに決定をいたしました。  次に,陳情第195号次期教職員定数改善計画の実施等を要請する意見書提出を求める陳情について,各会派のご意見をお伺いをいたします。  それでは,自由民主党さん。 126 ◯委員(むらの誠一) 自由民主党としましては,採択を主張いたします。理由としては,当局の説明でもありましたけれども,この陳情趣旨に沿うて,神戸市当局としても関係機関に働きかける努力をしているということですし,それから同趣旨の陳情が毎年出て,また委員会でも採択されてるということですから,我々議会としても,当局と一緒になってこの問題は取り組んでいかなければならないというふうに思いましたので,採択を主張いたします。 127 ◯委員長(森本 真) 民主党さん。 128 ◯委員(岩田嘉晃) 民主党としましても,採択ということで主張させていただきます。義務教育費,それから国庫負担の負担割合,これが2分の1から3分の1に縮小ということで,大変やはりこうした厳しい状況が続いておるのは事実でありますし,こういった自治体格差というのもやはりなくなるようにしていかなければ,教育の機会の均等なり,子供と向き合う時間ということで,いろいろ本日説明がございましたが,そういったところ,まさにそのとおりだと思いますし,国としての教育予算,こういったものの拡充がやはり重要であるという観点から,採択ということで主張させていただきます。 129 ◯委員長(森本 真) 次に,公明党さん。 130 ◯委員(向井道尋) それでは,ちょっと作文してきましたんで,読み上げさせていただきます。我が会派は,学校教育において,教師は児童・生徒にとって最大の教育環境であると考えております。この観点から,学校教育の中で教師が児童・生徒とじっくり向き合い,かかわりを深くすることで,学習活動や生活指導にも一層の効果があるものと期待するところです。今の学校現場では,これまでどおりの授業形態から,少人数授業や複数教員による学習指導などを取り入れて,教育効果の向上を目指しているところも少なくありません。今後,学校での教育力をさらに高めるためにも,教員の適正な配置とその財源が確保される必要があります。そのためには,国として平成18年度以降,全く進めていない教職員定数改善計画を速やかに策定するとともに,教育の機会均等と教育水準の維持向上が図れる教育予算を拡充させるべきと考えます。よって,この陳情の趣旨に賛同し,採択とします。 131 ◯委員長(森本 真) 次に,日本共産党さん。 132 ◯委員(南原富広) 採択です。この趣旨全般にわたって,言われておることはもっとものことやというふうに思います。その第8次教職員定数の改善計画を早期にほんま実施することも,我々がずっと要望してきたことでもあります。また,教育費国庫負担制度というのはもう基本の基本やというふうに考えています。教育予算の充実のために,国の予算を拡充することを求める意見書を出すことに賛成いたします。  以上です。 133 ◯委員長(森本 真) 住民投票☆市民力さん。 134 ◯委員(井坂信彦) 採択です。例年採択をさせていただいてますし,この間状況の進展も見られないようですから,ことしも採択いたします。 135 ◯委員長(森本 真) 山下委員。 136 ◯委員(山下昌毅) 本日陳述された内容については賛同いたしますので,採択です。国の根幹は教育にあり,例年こういうもんが出てこんでもいいような対策が講じられることを願っております。  以上です。 137 ◯委員長(森本 真) 全会派のご意見が採択で一致しておりますので,本件は採択とすることに決定をいたしました。  以上で意見決定は終了いたします。  次に,先ほどの陳情第195号が採択されましたので,国に提出する意見書の文案について協議したいと思います。つきましては,正副委員長で文案を用意しておりますので,配付するとともに,事務局より朗読をさせます。  (書記朗読) 138 ◯委員長(森本 真) 以上のとおりですが,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 139 ◯委員長(森本 真) ちょっと「子供」の漢字で書かれている「ども」だけ平仮名で――国の規定に従うようになってるんですね,はい,じゃそのままいきます。  じゃそれでは,文案については,以上のとおりとさせていただきます。  なお,この意見書案については,この後,本委員会に委員を出しておられない新政会さん,新社会党さん及び無所属議員にもご意見をお伺いし,議員提出議案として提出したい旨,市会運営委員会に申し出たいと思います。委員各位におかれましては,本件に関する会派内での周知徹底についてご協力をお願いをいたします。 140 ◯委員長(森本 真) 本日ご協議いただく事項は以上であります。  委員の皆さんに申し上げます。  最初にもご説明しましたが,次回の委員会につきましては,6月22日月曜日午後1時より26階第1委員会室で開会いたしますので,よろしくお願いをします。  本日はこれをもって閉会をいたします。  長時間の審査どうもご苦労さまでした。   (午後0時55分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...