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  1. 神戸市議会 2008-03-27
    開催日:2008-03-27 平成20年第1回定例市会(第5日) 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-06
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時2分開議)  (前島議長議長席に着く) ◯議長(前島浩一君) ただいまより本日の会議を開きます。  最初に,諸般の報告を申し上げます。  去る3月19日の本会議において可決されました「明石海峡船舶事故対策を求める意見書」は,関係方面に提出いたしておきましたので,ご了承願います。  次に,監査委員より,監査報告第12号より監査報告第17号に至る6件の報告が提出されましたので,いずれもお手元に送付いたしておきましたから,ご了承願います。 2 ◯議長(前島浩一君) 以上,報告を終わります。  これより議事に入ります。  日程によりまして,日程第1 上脇義生議員の議員辞職の件を議題に供します。 3 ◯議長(前島浩一君) 本件は,去る3月24日,上脇義生議員より議員を辞職したい旨の願い出がありましたので,お諮りするものであります。 4 ◯議長(前島浩一君) お諮りいたします。  本件辞職願は,許可することに決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 5 ◯議長(前島浩一君) ご異議がないと認めます。  よって,本件辞職願は,許可することに決定いたしました。 6 ◯議長(前島浩一君) 次に,日程第2 号外神戸市教育委員会委員任命の件より日程第4 号外神戸市公正職務審査会委員委嘱の件に至る3議案,一括議題に供します。 7 ◯議長(前島浩一君) これより当局の説明を求めます。矢田市長。 8 ◯市長(矢田立郎君) ただいまご上程になりました号外議案神戸市教育委員会委員任命の件,神戸市固定資産評価審査委員会委員選任の件,及び神戸市公正職務審査会委員委嘱の件につきまして,一括ご説明を申し上げます。  教育委員会委員任命の件につきましては,小川雄三君が3月31日をもって任期満了となりますので,その後任として橋口秀志君を任命いたしたいと存じます。  固定資産評価審査委員会委員選任の件につきましては,正木靖子氏が辞任されましたので,その後任として西野百合子氏を選任いたしたいと存じます。
     公正職務審査会委員委嘱の件につきましては,元原利文氏,荒川雅行氏,大内ますみ氏,高須要子氏,米丸恒治氏が3月31日をもって任期満了となりますので,重ねて委嘱いたしたいと存じます。  以上の各氏は,その人物・経歴・手腕等から見まして,それぞれ教育委員会委員,固定資産評価審査委員会委員,公正職務審査会委員として適任と認められますので,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項,地方税法第 423条第3項,及び神戸市政の透明化の推進及び公正な職務執行の確保に関する条例第14条第2項の規定により,その任命,選任及び委嘱について,議会の同意を求める次第であります。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 9 ◯議長(前島浩一君) 当局の説明は終わりました。  本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,同意することに決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 10 ◯議長(前島浩一君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,いずれも同意することに決定いたしました。 11 ◯議長(前島浩一君) 次に,日程第5 予算第45号議案より日程第27 第 100号議案に至る23議案,一括議題に供します。 12 ◯議長(前島浩一君) これより委員会審査の経過並びに結果について,関係常任委員長の報告を求めます。  まず,総務財政委員会委員長大井としひろ君。  (27番大井としひろ君登壇) 13 ◯27番(大井としひろ君) ただいま議題となりました諸議案中,本委員会所管分の予算第45号議案の関係分,第89号議案及び第96号議案から第 100号議案に至る5議案,以上合計7議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第45号議案の関係分は,預金利子等による基金収入の増等及び特別会計への繰出金の増等に伴い,予算を補正しようとするものであります。  次に,第89号議案は,北区藤原台中町5丁目における本市所有の土地を,事業用地として売却しようとするものであります。  次に,第96号議案から第 100号議案に至る5議案は,いずれも工事請負契約案件であります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 14 ◯議長(前島浩一君) 次に,文教経済委員会委員長森下やす子君。  (20番森下やす子君登壇) 15 ◯20番(森下やす子君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第45号議案の関係分,予算第46号議案,予算第47号議案,第93号議案及び第95号議案,以上合計5議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第45号議案の関係分は,青陽中養護学校建設事業等の工期延長による繰り越し,及び農業委員会事務局の人事異動等による職員の給与総額の増額に伴い,予算を補正しようとするものであり,予算第46号議案は,既存卸売場棟などの自動火災報知設備更新工事の工期延長による繰り越し等に伴い,また予算第47号議案は,食肉センターの人事異動による職員の給与総額の増額に伴い,それぞれ予算を補正しようとするものであります。  次に,第93号議案は,六甲山牧場内にある財団法人神戸みのりの公社所有の建物等を取得しようとするものであり,第95号議案は,なぎさ小学校等,財団法人神戸市都市整備公社において先行建設した学校施設を取得しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 16 ◯議長(前島浩一君) 次に,福祉環境委員会委員長松本しゅうじ君。  (41番松本しゅうじ君登壇) 17 ◯41番(松本しゅうじ君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第45号議案の関係分,予算第48号議案,予算第49号議案,予算第52号議案,予算第54号議案及び第90号議案より第92号議案に至る3議案,以上合計8議案について,一括してご報告申し上げます。  まず,予算第45号議案の関係分は,被保護人員の減等に伴い,次に予算第48号議案は,国庫支出金の返還等に伴い,次に予算第49号議案は,医療費の増等に伴い,次に予算第52号議案は,決算剰余金の準備基金への積み立て等に伴い,次に予算第54号議案は,医薬材料費の増に伴い,いずれも予算を補正しようとするものであります。  次に,第90号議案及び第91号議案は,住之江児童館ほか74施設について,それぞれ指定管理者を指定しようとするものであり,第92号議案は,事故について,損害賠償額を決定し,和解を成立させようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 18 ◯議長(前島浩一君) 次に,建設水道委員会委員長本岡せつ子君。  (49番本岡せつ子君登壇) 19 ◯49番(本岡せつ子君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第45号議案の関係分及び予算第55号議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第45号議案の関係分は,人事異動等に伴い,次に予算第55号議案は,給水収益の増に伴い,それぞれ予算を補正しようとするものであります。  委員会は,審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 20 ◯議長(前島浩一君) 次に,港湾交通委員会委員長山田哲郎君。  (34番山田哲郎君登壇) 21 ◯34番(山田哲郎君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第45号議案の関係分及び予算第53号議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第45号議案の関係分は,高潮対策等について,工程調整により予算の一部を翌年度に繰り越すに当たり,予算を補正しようとするものであります。  次に,予算第53号議案は,土地処分に伴う権利金返還等のため,予算を補正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 22 ◯議長(前島浩一君) 次に,都市消防委員会委員長川内清尚君。  (26番川内清尚君登壇) 23 ◯26番(川内清尚君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第45号議案の関係分,予算第50号議案,予算第51号議案及び第94号議案,以上合計4議案について,一括ご報告を申し上げます。  まず,予算第45号議案の関係分は,街路事業費等において,予算の一部を翌年度に繰り越すに当たり,予算を補正しようとするものであります。  次に,予算第50号議案及び予算第51号議案は,それぞれ新長田駅南地区復興市街地再開発事業及び市営住宅建設事業費等において,予算の一部を翌年度に繰り越すに当たり,予算を補正しようとするものであります。  次に,第94号議案は,地区計画の決定に伴い,地区計画の区域内において建築物の制限をする等に当たり,条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 24 ◯議長(前島浩一君) 以上で関係常任委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 25 ◯議長(前島浩一君) ご質疑がなければ,これより順次お諮りいたします。 26 ◯議長(前島浩一君) まず,予算第50号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 27 ◯議長(前島浩一君) 起立多数であります。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 28 ◯議長(前島浩一君) 次に,第93号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 29 ◯議長(前島浩一君) 起立多数であります。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 30 ◯議長(前島浩一君) 次に,第96号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 31 ◯議長(前島浩一君) 起立多数であります。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 32 ◯議長(前島浩一君) 次に,予算第45号議案より予算第49号議案に至る5議案,予算第51号議案より予算第55号議案に至る5議案,第89号議案より第92号議案に至る4議案,第94号議案,第95号議案及び第97号議案より第 100号議案に至る4議案,以上合計20議案について,お諮りいたします。  本件は,関係委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 33 ◯議長(前島浩一君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 34 ◯議長(前島浩一君) 次に,日程第28 第 101号議案を議題に供します。 35 ◯議長(前島浩一君) これより当局の説明を求めます。永井市民参画推進局長。 36 ◯市民参画推進局長(永井秀憲君) ただいまご上程になっております諸議案中,第 101号議案神戸市手数料条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の件につきまして,ご説明申し上げます。  「平成20年第1回定例市会提出議案(平成19年度関連)」の1ページをお開きください。  本件は,地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令が3月19日に公布されたことに伴い,条例を改正しようとするものであります。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 37 ◯議長(前島浩一君) 当局の説明は終わりました。  本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,原案のとおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 38 ◯議長(前島浩一君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 39 ◯議長(前島浩一君) 次に,日程第29 予算第1号議案より日程第 101 議員提出第20号議案に至る73議案,一括議題に供します。 40 ◯議長(前島浩一君) これより,まず日程第29 予算第1号議案より日程第 100 第46号議案に至る72議案についての委員会審査の経過並びに結果について,委員長の報告を求めます。  予算特別委員会委員長植中 進君。  (61番植中 進君登壇) 41 ◯61番(植中 進君) ただいま議題となりました平成20年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計72議案について,予算特別委員会における審査の経過並びに結果について,ご報告申し上げます。  平成20年度予算は,国の歳出・歳入一体改革に伴う地方交付税への影響が比較的軽微なものにとどまり,市税の増収も引き続き見込まれる一方,依然として収支不足額70億円が生じるという厳しい財政状況の中,開港 140年を経た神戸の未来への飛躍と持続的発展を目指して,これからの神戸づくりを着実に進めていくという市長の強い決意のもとに提案されたものであります。  委員会は,2月28日,議案の付託を受けて以来,3つの分科会を設け,2月29日から3月11日まで局別審査,さらに13日には市長・副市長等に対する総括質疑を行いました。  それでは,審査の過程において議論となりました主なものについて,簡単にご報告申し上げます。  まず,市政全般に関しては,市民の目線に立った行財政改革,市民主体のまちづくりと地域力アップ,デザイン都市の実現,G8環境大臣会合における市民啓発などについて議論がありました。  次に,事業別には,経済・産業に関して,神戸港の港勢拡大,神戸空港の利用促進,次世代スーパーコンピューターの活用,医療産業都市構想の推進,ポートアイランドの活性化と再整備,地元企業の活力維持などについて,福祉・子育て・教育に関しては,敬老優待乗車制度の再構築のほか,保育所の待機児童対策,学童保育と放課後子ども教室の連携,青少年の居場所づくりと自立支援,地域ぐるみの学校安全対策,外部指導員制度の活用などについて,環境及び安全・安心なまちづくりに関しては,危機管理センターの整備,救急医療体制の確保,新中央市民病院の役割,温室効果ガスの削減,路上喫煙防止,橋梁補修マネジメント,住まいの耐震化,アスベスト対策について,文化・集客・観光に関しては,都心ウオーターフロントのグランドデザイン,大規模商業施設と連携した消費観光,外国人観光客の誘致,神戸ビエンナーレの成果と課題,旧神戸移住センターの再整備などについて,さまざまな議論がありました。  これらのほか,兵庫区北部西4小学校の統合,鈴蘭台駅前の再整備,北神急行電鉄の運賃値下げ支援,須磨海岸の管理などについても質疑がありました。  委員会では,このような審査の後,3月13日に大かわら委員外8名から予算の編成替えを求める動議及び第38号議案に対する修正案が,14日には安井委員外44名から予算第1号議案,予算第23号議案及び予算第24号議案に対する附帯決議案がそれぞれ提出され,同日各会派からの意見表明を,17日に意見決定を,それぞれ行ったのであります。
     その結果,敬老優待乗車制度の再構築,海上アクセスの運航,使用料・手数料の改定,新中央市民病院の整備などに対する反対意見もありましたが,財源の確保がますます厳しくなる状況の中で,事業の選択と集中によって抜本的行財政改革を進める一方,市民福祉の向上と地域経済の活性化を図るなど,「豊かさ創造都市こうべ」を実現するための予算となっていると判断できることから,動議及び修正案を否決した上で,平成20年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計72号議案は,附帯決議を付して,いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  それでは,附帯決議について申し上げます。  今回の敬老優待乗車制度の見直しは,高齢化の進展を踏まえての将来にわたる制度の安定的な維持・継続に向けた検討から始まったわけでありますが,その過程において,民間バス事業者5社から,利用実態に見合った負担金の増額を求めるとともに,その対応によっては制度からの撤退もあり得る旨の申し入れがあり,今や,来年度の制度維持も含めて,民間バス事業者との交渉結果を踏まえて対応せざるを得ない状況にあることは理解するところであります。  また,民間バス事業者の理解が得られる負担金の全額を市費により賄うことができれば問題はないのでありますが,本市の財政状況は依然として厳しく,先行き不透明な中,限られた財源を市民福祉の向上や市の発展に資するための多種多様な施策へ配分する必要があり,とりわけ高齢者施策に限っても数多くある中で,本制度に無制限に市費をつぎ込むことは許さず,現行の35億円を堅守するのが限度であることも理解しなければならないところであります。  加えて,これまで市当局と各交通事業者との毎年の協議を踏まえて本制度が実施されてきたところでありますが,この際,将来にわたって安定的に運営していくための制度設計を明確にしておくことは,議会に課せられた責務でもあります。  以上により,委員会としましては,市・交通事業者・利用者,3者それぞれの一定の負担のもとに本制度を将来にわたって支えていかざるを得ないとの結論に達し,今回一般会計予算に関して当局より示された「敬老優待乗車制度の再構築について」は,了承することとした次第であります。  ただし,交通事業者の協力の結果とはいえ,多くの利用者が無料で自由に乗車できてきた現状からして,利用者の生活への影響は否めないものであり,利用者負担の導入に当たっては,急激な負担を避けるための激変緩和措置が必要であります。  よって,当局におかれては,平成20年10月から当分の間,乗車ごとの負担額がさらに半額,すなわちバスは50円,地下鉄・神戸新交通は小児料金の半額となるよう,再度民間バス事業者等と協議を行い,実現を図られたいものであります。また,交通事業当局におかれても,その趣旨を十分に尊重して対応されたいのであります。  次に,要望事項について申し上げます。  まず,行財政改革の推進であります。  本市では,平成22年度を目標とした行政経営方針に基づき,職員・組織体制の約 3,000人の削減及び一般会計の実質市債残高の約 5,000億円削減に取り組んでおり,市債残額については,目標年度までにさらに約 1,000億円を上積みして削減する予定であります。  こうした目標を上回る取り組みについては評価できるものの,安定した市民生活を確保しながら行財政改革を進めていくには,事業の民間委託や指定管理者制度において可能な限り地元企業・地域団体にゆだね,一層の経費削減と地域力の強化を図っていくことが強く望まれます。  また,限られた予算の中で投資的経費を抑制しつつも,地元中小企業の受注増につながるような生活密着型投資の事業費を確保し,地域経済の活性化を図っていく必要があります。  よって,当局におかれては,行財政改革を進めるに当たっては,地域力の強化や地元企業の活力維持にも十分配慮しながら行政経営方針を実行されたいのであります。  次に,救急医療体制の充実についてであります。  救急医療体制は,患者の症状に応じて初期救急,二次救急,三次救急に分かれますが,医師不足等による二次救急病院の撤退により,救急患者の受け入れ困難が全国的な社会問題となっております。本市においても,二次・三次救急病院の負担割合が大きくなっております。  当局においては,市・第二次救急病院協議会・医師会などで小児科の初期救急拠点設置へ向けた検討を行っていることを明らかにされたところでありますが,安定した救急医療体制に向けて,今後さらに取り組みを進める必要があります。  よって,当局におかれましては,地域医療機関等との適切な役割分担のもと,相互の連携を強化し,小児科等をはじめとする救急医療体制の一層の充実に努められたいのであります。  なお,要望事項は以上でありますが,委員会審査中において発生しました明石海峡船舶衝突事故に関し,沿岸住民や漁業者の安全・安心を確保するため,今後とも鋭意取り組まれるよう申し添えておきます。  以上,委員会審査の経過及び結果並びに要望事項についてご報告を申し上げました。  終わりに当たり,委員会運営に終始ご協力いただきました副委員長,理事の皆さん,並びに連日熱心な審査を賜りました委員の皆様に心から敬意と感謝を表しまして,報告を終わります。 42 ◯議長(前島浩一君) 報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 43 ◯議長(前島浩一君) ご質疑がなければ,次に,大かわら鈴子君外8名より「予算第1号議案 平成20年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議,及び第38号議案須磨海岸を守り育てる条例の件に対する修正案が提出されておりますので,これより順次提出者の説明を求めます。  まず,49番本岡せつ子君。  (49番本岡せつ子君登壇)(拍手) 44 ◯49番(本岡せつ子君) 私は,日本共産党の提出議員を代表して,「予算第1号議案 平成20年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議の提案説明を行います。  この動議は,平成20年度神戸市一般会計予算を,市長に対して,次に述べます趣旨で編成替えを行うよう求めるとともに,関連する市場事業費予算,国民健康保険事業費予算,海岸環境整備事業費予算,市街地再開発事業費予算,神戸市営住宅事業費予算,介護保険事業費予算,空港整備事業費予算,下水道事業会計予算,港湾事業会計予算,病院事業会計予算及び水道事業会計予算についても,予算第1号議案の編成替えに伴い必要な編成替えを行い,再提出することを求めるものです。  私たち議員団の提案する予算組み替え動議は,市民本位の市政運営を行うためには,自治体の姿勢や予算の編成方針はどうであるべきかを真剣に検討し,議論を重ねた建設的提案であります。  初めに,なぜ予算案の組み替えを求めるかについて申し上げます。  市長が提案された予算案は,市民の暮らしを顧みることなく相変わらずのむだ遣いを続け,市民に負担を押しつけるものになっています。  市長は,敬老パスの有料化を強行して高齢者に31億円もの新たな負担を押しつけ,増税や社会保険料の負担増で苦しむ市民の暮らしに大きな打撃を与えようとしています。敬老パス制度は,現行のまま存続をと求める7万筆を超える署名や,今議会に提出された 141件もの請願・陳情に込められた市民の願いにこたえることなく,年間延べ 700万人もの足を奪う敬老パスの有料化を進めようとしています。  その上に,公共料金や市民サービスを切り下げる値上げ提案,既存中小企業に対する不十分な対策,保育所民営化の強行や中央市民病院の移転等々,市民の意見を聞かず強行的に進めています。  その一方で,市民の根強い反対の声を無視して,神戸空港の事業推進に 122億円,海上アクセスに1億 9,000万円を支援するとともに,船舶購入のために3億 9,000万円貸し付けます。スーパー中枢港湾建設に59億,医療産業都市構想には24億円など,相変わらずのむだな投資は引き続き進めようとしているのです。  このような事業の資金を市民の暮らしを守るために使い,暮らしと営業を応援する施策を進めるために予算を集中するよう,予算組み替えを提案いたします。  それでは,組み替え提案の主な内容について申し上げます。  第1の提案は,市民の暮らしと福祉を最優先にする予算に切りかえることです。  自・公政権による構造改革路線のもと社会保障が切り下げられ,あらゆる分野で暮らしが大変になっています。組み替え提案では,市民生活を応援するために暮らし・福祉にかかわる制度を充実あるいは創設し,住民負担を軽減させています。  国民健康保険料の引き下げは喫緊の課題であり,1世帯当たり平均1万円の引き下げを実現するため一般会計から繰り入れを行いました。介護保険では,保険料・利用料の負担を軽減し,介護されている家族のための介護福祉助成制度を創設します。切り捨てられた生活保護世帯への夏・冬見舞金,上下水道基本料減免制度を復活させます。さらに,敬老祝い金をもとに戻し,70歳以上の高齢者に支給します。  応益負担が導入された障害者自立支援法は,障害が重い人ほど高い利用料負担が強いられ,障害者の自立を妨げています。サービス利用者への軽減策を進めるとともに,神戸市独自の温かい施策として重度障害者福祉年金を予算計上しています。  第2の提案は,子育てと教育に関連する予算を大幅増額することです。  保護者との合意ができないまま公立保育所の民営化が進められ,子供たちの心に大きな傷を残しています。4月からの民営化のための支出は中止し,今後の民営化計画は白紙に戻します。保育所整備助成費の増額,民間保育所への助成を強め,待機児童を解消します。子供の医療費助成では,中学卒業までの医療費を完全無料にするための予算を計上しています。兵庫県は,福祉医療の切り捨てを明らかにしましたが,県にも働きかけながら,子供の医療を守るための施策として取り組みます。  兵庫県は,県民の運動に押されて,20年度から小学4年生までの少人数学級を実施します。この制度に上乗せをして,6年生までの全学年で少人数学級を実現する予算を提案し,どの子も楽しい学校,わかる授業と言える神戸の教育実現に向けて,神戸市で独自に正規雇用の教員を配置します。このことは,雇用の増加にもつながるものです。  格差と貧困の拡大は,子供たちの生活にも影響しています。就学困難な子供たちを応援する制度である小・中学生の就学援助制度,高校生の神戸市奨学金,神戸市大学奨学金の予算をそれぞれ増額しています。  第3の提案は,中小企業と地場産業の振興を図り,雇用を拡大することで神戸経済の活性化を図るものです。  中小企業の活性化は,神戸経済の発展のかぎです。中小零細企業の実態調査と予算の増額,中小企業振興条例の制定を行うとともに,地元の中小建設業者の仕事確保につながる民間住宅の耐震化工事やリフォーム工事の助成制度をつくるために予算計上いたしました。  そのほかにも,販路開拓支援,ケミカルシューズ産業活性化支援,地場産業の振興,商店街・小売市場による地域力アップ事業等への予算を増額して,中小企業の具体的な要望にこたえます。原油高騰に対応する予算も計上いたしました。  若年者の就業が社会問題になっていますが,市長の提案した若年者就労支援推進のための予算はわずか 215万円です。若年者をはじめとして市民の雇用をふやすために,新たに就労支援専門相談員を配置することや,継続雇用奨励交付金,高校生への就職情報提供,ネットカフェ実態調査実施などの予算を計上しています。  第4の提案は,公共料金などの値上げ提案を中止し,市民負担の軽減を図るものです。  新年度の予算案には,受益と負担の適正化などを口実に,多くの値上げ提案がされています。保育所の保育料,斎場火葬料,建築確認申請等の手数料,博物館の年間パスポート,会議室や運動施設等公共施設の使用料などが値上げされます。新しく学童保育の利用料,粗大ごみの有料化も提案されています。  国の悪政による負担増,原油高騰とそれに伴う値上げで暮らしはこんなに大変なのに,その上に敬老パスの負担増を含め,市民には新たに37億円もの負担がふえることになります。組み替え提案では,市民生活に追い打ちをかける値上げは中止し,すべて削除しています。  そのほかに,住民参加を保障するために,住民投票の条例化に向けて調査費を計上しています。この間,神戸空港建設や運営をめぐる問題や,中央市民病院の新築・移転,公立保育所の民営化,敬老パスの有料化など,市政をめぐる重大な問題に市民は高い関心を寄せています。ところが,神戸市は,市民の意見を聞かず,どの事業も強行に進めています。このような姿勢を改め,市民の多数の声で市政運営を進めるための住民投票の条例化を行うことを提案しています。  また,平和の問題についても,33周年を迎えた非核神戸方式を持つ神戸市として,平和について世界の人々とともに考え,核兵器の廃絶に向け情報発信を行うための予算を計上しています。  以上が,組み替え提案の主な内容です。  次に,これらの施策を実現するための財源対策について申し上げます。  必要な財源については,むだ遣いと不要不急の事業を削減するとともに,市民サービスの低下につながるもの,市民合意もなく進めるもの,費用対効果が期待できないものについては見直すことによって捻出することとしました。さらに,不足する資金については,新都市整備事業会計から17億円繰り入れることにしています。新都市整備事業会計の土地売却などから得た利益は,市民の暮らし,福祉や教育などの施策に活用することは当然のことです。同時に,自治体本来のあり方だと考えるからであり,何よりも市民の願いでもあります。  それでは,財源対策の主なものについて申し上げます。  神戸空港関連では,神戸市は市税は投入しないとしながら,今年度も来年度も空港整備事業へ繰り出しが予定されています。これは明らかに公約違反です。空港島東緑地の整備費など,一般会計の空港関連の予算はすべて削除いたしました。  スーパー中枢港湾,PC-18への大水深岸壁整備は,現在の実態や対費用効果からも不要な事業であり,中止します。新長田駅・三宮駅周辺のデッキ整備事業を進めることは,明らかなむだ遣いであり,中止すべきものです。  次世代スーパーコンピューター,医療産業都市構想や新産業・ベンチャー支援に偏重した予算では,既存中小企業・地場産業への直接支援,ひいては神戸経済の活性化にもつながりません。年間2億円も税金を投入する魚腸骨資源化事業も見直しました。  総額 1,023億円もの中央市民病院新築・移転と並行して行われる独立行政法人化は,市民病院群の公的病院の役割をゆがめるものであり,全額削除しました。  しあわせの森の公園用地買収,神戸震災復興記念公園負担金,国営明石海峡公園負担金,JR臨港線跡地整備など,市民からの批判や疑問が出ている事業についても削除しました。本州四国連絡高速道路株式会社,関西国際空港株式会社への出資金は,毎年多額に上っています。本来は国の責任で進めるべきであり,削除しています。  舞子ビラを運営する外郭団体・神戸マリンホテルズへの貸付金については,今後の運営見通しが不透明で市民合意も不十分であり,予算の全額を削除しました。御崎公園スタジアムやフルーツ・フラワーパークについても,一般財源の繰り出しを減額しています。  後期高齢者医療制度は,お年寄りが病院にかかりにくくなり,長寿が喜べない社会になると,全国で怒りが沸き起こっています。問題だらけの制度は撤回・中止すべきであり,実施に関する経費は削除しています。個人情報保護の観点からも問題である住基ネット,電子市役所の推進,戸籍のOA化,新庁舎建設事業など不要不急事業も見直しを行いました。  これらの財源対策によって,76億円の一般財源が捻出されます。また,39億円の市債発行を抑えることができ,市の財政再建にも役立つものとなります。  以上,市民の暮らし,福祉,営業を守り,神戸経済の活性に向けての提案と,むだを省き,不要不急の事業を削減して捻出した財源対策について,主な点をご説明申し上げました。  議員の皆様のご賛同とご理解をお願い申し上げまして,予算組み替え提案の説明を終わります。(拍手) 45 ◯議長(前島浩一君) 次に,11番山本じゅんじ君。  (11番山本じゅんじ君登壇)(拍手) 46 ◯11番(山本じゅんじ君) 私は,第38号議案須磨海岸を守り育てる条例の件に対する修正案の提案議員を代表して,提案説明を行います。  この修正案は,本会議に提案された第38号議案須磨海岸を守り育てる条例案に関し,地域住民や関係者等との十分な合意形成を図るため,条例の施行を延長しようとするものです。附則の施行期日を定めず,平成20年4月1日からとなっているものを「規則で定める日」と修正するため提案をいたしました。  須磨海岸は,海水浴シーズンには毎年およそ 100万人の海水浴客が訪れる関西屈指の海水浴場であります。須磨海岸周辺には住宅地が近接していることから,地元の方々は長年にわたって花火や海の家から流れてくる大音量の音楽などに悩まされ続けてきました。警察などへも苦情が絶えません。また,海岸周辺にはごみの不法投棄が後を絶たず,工事用車両をはじめ使われなくなった自動車や小型船が放置されているなど,海岸周辺の環境は悪化しています。  これまでにも地域の方々や行政などが連携し,海岸の環境を守るために夜間パトロールやクリーン作戦など,さまざまな取り組みが行われてきました。まさに須磨海岸周辺一帯の環境は,地域住民や関係者の地道な努力と苦労の積み重ねによって営々と守られてきたと言えます。  そうした中で,須磨海岸にかかわる条例を一刻も早く制定することは,地元住民・関係者の方々が長きにわたって願ってきたことでもありました。地元からは何度も条例化を求める声が上がっていたにもかかわらず,神戸市の態度は消極的だったと指摘されています。ところが,神戸市が昨年秋に開いた意見交換会で突然条例化の方針が示されたことから,地元関係者の間には唐突だとの受けとめが広がっています。  特に条例化について,評価する声がある一方で,地元関係者から本議会へコンセンサスづくりのための関係各位との話し合いや,さまざまな事例を想定した対応策の検討,周知・啓発活動などに十分な日数を割くことができるようにしてほしいとの趣旨で請願が出されました。このように,条例化には十分な合意形成を図ることが必要だとの声は当然尊重されるべきものではないでしょうか。  須磨海岸は,市民の大切な財産であります。条例化が須磨海岸とその周辺一帯の環境改善に大きく寄与するものとなるよう,地元関係者などとの十分な合意形成を図ることは不可欠と考えます。条例を関係者の英知を結集した一体感のあるものに練り上げていくことは,これまでの関係者の努力や苦労を実らせることになるのではないでしょうか。  よって,本修正案は,第38号議案須磨海岸を守り育てる条例案に関し,地域住民や関係者等との十分な合意形成を図るため,条例の施行について,附則の施行期日を「規則で定める日」として修正するよう提案をいたしました。  以上,本提案に議員の皆様のご賛同をお願いし,提案説明を終わります。(拍手) 47 ◯議長(前島浩一君) 以上で提出者の説明は終わりました。  次に,議員提出第20号議案について,提案理由の説明を求めます。30番金沢はるみ君。  (30番金沢はるみ君登壇)(拍手) 48 ◯30番(金沢はるみ君) 私は,日本共産党市会議員団を代表して,議員提出第20号議案神戸市敬老優待乗車証の交付に関する条例案の提案説明を行います。  この条例案は,現行どおり,70歳以上のほとんどの市民が無料で敬老パスを利用できるよう条例化しようとするものです。  現行の敬老優待乗車制度は,高齢者の皆さんが元気で自由に外出でき,地域経済も活性化し,医療費や介護費用も抑制できる大変すぐれた制度です。この制度を事実上有料化することは,このすぐれた制度の根幹を揺るがすことになるのです。  さて,この制度をなぜ条例化する必要があるのか,ご説明をいたします。  敬老優待乗車制度は,現在神戸市敬老優待乗車証交付要綱に基づいて実施されている制度です。要綱とは,法令に基づく制度に関して,より細かな運用面について規定するもの,行政実務上の処理の方法等を規定するもの,行政指導の指針を定めるもの,補助金等の交付を定めるもの,法定外の組織や職の設置を規定したものなど,行政内部の一般的な準則を定めているものです。国の法律や政省令,及び県や市が定める条例・規則とは異なり,市民に対して直接法的な効果を及ぼすものではありません。  したがって,条例は,市長や議員が原案を作成して,議会の議決を経て制定・施行されますが,要綱は,市長みずから決定を行い制定されるものです。  今回この敬老優待乗車制度の有料化の問題が,これだけ市民的にも議論になったにもかかわらず,条例でなく要綱であるがために,市長の独断で事を進めることができたのです。敬老優待乗車制度を要綱のままにしておくことは,将来にわたっても議会の意思を聞くことなく,市長の一存で,さらに大きな負担を高齢者に押しつけることにつながります。制度を実施している多くの政令指定都市で,敬老優待乗車制度は条例化をされており,神戸市でも条例化することは当然のことと考えます。  さらに,一定の有料化やむなしとお考えの議員の皆さんも,敬老優待乗車制度を現在の要綱からきちんと条例化し,議会で議論の上,我々が今後のあり方を決める,つまり議会が決定権を持つ制度にすることにはご賛同いただけることと考えます。敬老優待乗車制度を条例化することが今ぜひとも必要であるということを,まず申し上げておきます。  第2に,我々の提案した条例案の内容について申し上げます。  条例案第1条目的で,敬老優待乗車制度を「高齢者の社会参加の促進と移動支援を行い,高齢者福祉の増進に寄与することを目的とする。」と明記をしています。第2条・第3条は,現行制度のまま,70歳以上の市民に市バス・地下鉄・新交通,さらに合意した民間事業者のバスなど,区間を定めて無料で利用できるようにしています。また,第3条2項では,市長が事業者などに対して,予算の範囲で実費相当額を支払うものとしています。第4条から第10条までも,基本的に現行制度を条例化したものです。  なお,この条例の施行に関し必要な事項は,規則で定めるとしています。  また,附則で,この条例の施行日を平成20年4月1日としています。  この条例案が可決されれば,70歳以上の圧倒的多数の人は,これまでどおりバスや地下鉄などに乗る際,お金を支払うことなく無料で利用できるのです。1回乗車するたびに, 100円であろうと50円であろうとお金を払うということは,高齢者にとって大きな負担になることには違いありません。(拍手)  まして,高齢者にわかりにくい煩雑な制度も必要ありません。  今こそ,市長の独断にストップをかけて,議会制民主主義のもとで敬老優待乗車制度のあり方を私たち議員が議論し,決定できる仕組みをつくるべきと考えます。(拍手)  どうぞ議員の皆様のご賛同を心からお願いいたしまして,神戸市敬老優待乗車証の交付に関する条例案の提案説明とさせていただきます。(拍手) 49 ◯議長(前島浩一君) 提案理由の説明は終わりました。  本件に関し,質疑の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,直ちに一括討論に入ります。
     これより順次発言を許可いたします。  まず,29番森本 真君。  (29番森本 真君登壇)(拍手) 50 ◯29番(森本 真君) 私は,日本共産党市会議員団を代表して,予算第1号議案,予算第2号議案,予算第4号議案,予算第5号議案,予算第12号議案,予算第13号議案,予算第16号議案,予算第17号議案,予算第20号議案から予算第24号議案,第1号議案,第4号議案から第9号議案,第12号議案,第14号議案,第18号議案から第20号議案,第22号議案から第29号議案,第31号議案,第37号議案,第39号議案から第43号議案,第45号議案及び第46号議案について,委員長報告に反対し,神戸市一般会計予算等の編成替えを求める動議,第38号議案須磨海岸を守り育てる条例の件に対する修正案,神戸市敬老優待乗車証の交付に関する条例の件について,賛成する討論を行います。  2008年度予算案は,本会議や予算特別委員会で指摘をしてきたように,市民の暮らしを顧みず,むだ遣いを継続し,市民に負担を強める予算案となっています。  反対の第1の理由は,高齢者の足である敬老パスの有料化を強行しようとしていることです。  敬老パスの有料化は,延べ 700万人もの高齢者の足を奪い,新たな負担を押しつけ,増税や社会保険料の負担増で苦しむ高齢者の暮らしに大きな打撃を与えます。また,市場・商店街などへの経済的影響や介護・医療費の増大,高齢者の健康への影響など,はかり知れない害悪をもたらします。  正確な利用者の実態調査もせず,市長の有料化ありきの言動が市民を惑わし,与党会派からも議会軽視,住民無視との指摘を受けました。しかも,総括質疑で市長が答弁した激変緩和の再検討は,市バスや地下鉄の交通局予算案の撤回・再提出を要するものです。  7万筆を超える現行制度を守れの署名や,この間提出された 200件を超える請願・陳情に込められた市民や高齢者の思いは,現行制度の維持です。長寿を喜べない神戸になっていいのでしょうか。市民の願いを踏みにじる矢田市長の責任は重大です。  第2の理由は,市民の批判を無視してむだ遣いを継続していることです。  開港2年が経過した神戸空港の用地は,依然として売れず,2009年度から始まる莫大な借金返済のめども立っていません。また,市民からむだの象徴として指摘されている海上アクセスは,累積赤字 164億円を抱えています。にもかかわらず,新年度も約2億円の補助金を出し,新たに船舶購入資金として約4億円貸し付けるなど,反省もなくむだ遣いを進めています。  2008年度予算案では,神戸空港関連に 122億円,スーパー中枢港湾建設に59億円,医療産業都市構想推進に24億円,本州四国連絡高速道路への出資に23億円など,むだ遣いは相変わらず続いています。  第3の理由は,市民の声を聞かない神戸市の態度は,市民参画に値しないからです。  敬老パス問題に対する一連の対応は,市民不在,議会無視のそしりは免れません。行政に対する市民不信をもたらすものです。広報で特別号も出し,再三市民の声を聞きますと言いながら全く聞いていません。 300通を超える市長への手紙でも,市長の提案に賛成しているのはごくごく少数です。神戸市がみずからとったアンケートの結果を見ても,乗るごとに負担という意見は,高齢者のごく少数の意見です。市長が,市民とともにつくる神戸と言っても,市民はもう信用しません。  第4の理由は,公共料金を全面的に引き上げる予算を計上していることです。  物価対策室を設置し,原油高騰など物価高に対処しようとするのとは裏腹に,神戸市自身が,保育料の引き上げをはじめ球技場や体育館など公共施設の利用料,斎場使用料の引き上げ,学童保育の有料化や粗大ごみの有料化,敬老パスの有料化など,まさに揺りかごから墓場まで,市民生活の全部門に及ぶ値上げです。市民の新たな負担は37億円にもなります。このことは,貧困と格差が問題になっている現在,市民の暮らしや社会活動に大きな支障を来すものとなるからです。  第5の理由は,市の経済政策が空港や医療産業関連に偏重し,既存中小企業支援や若者などの雇用対策も極めて不十分だからです。  インセンティブと称して,ベンチャーをはじめとする進出企業や大企業は優遇しています。しかし,神戸の産業を担っている中小企業やケミカルをはじめとする地場産業は,震災から14年目を迎える今も,震災と不況の影響に苦しんでいます。また,震災で商品などすべてを失った再開発地域の商店街では,ビルができたものの,空き床が大量に発生し,商売そのものが立ち行かなくなっています。そんな困難な中,何とか踏ん張っている業者への支援はほとんどありません。  また,深刻な社会問題となっている貧困と格差に目を向け,実態を是正する姿勢も対策も見られません。ワーキングプアと呼ばれる働く貧困層の増大や,派遣・パート・アルバイトなど非正規雇用労働者に対する対策は,国や県にのみ任せるものでなく,神戸市みずからが正規雇用をふやす施策を行うべきです。  第6の理由は,市民や保護者の反対を押し切って,さらに公立保育所の民営化を進めようとしているからです。  2006年から始められた公立保育所民営化は,子供たちの心に大きな傷を残しています。しかも,局長は,この事態を全く知らず,子供たちや保護者の声を無視して,2007年度末で9カ所,そして2010年までに20カ所もの公立保育所民営化を進めようとしています。  第7の理由は,医療センター中央市民病院の移転やPFI手法の導入,病院群の地方独立行政法人化など,市民の反対,医師会など医療関係者の意向を無視して進めようとしているからです。  神戸市医師会は,明確に反対を表明しています。医師会には説明したと答弁されていますが,今市民に必要な医療・病院は,いつでも,どこでも,だれでも安心して診てもらえる市民の病院です。医療には,神戸市の説明だけでなく,市民や医師会の納得と同意──インフォームド・コンセントが不可欠です。しかし,現在進められようとしている新病院構想は,到底市民や医師会の納得は得られません。  また,市民病院の地方独立行政法人化は,公立病院としての理念や公的役割を,採算性中心に根本から変質させようとするもので,容認できるものではありません。  以上が,反対の主な理由です。  なお,日本共産党議員団が提案している予算の編成替えを求める動議は,このような予算案から,むだ遣いや不要不急の事業を削減することで財源を生み出し,市民の暮らしを守り,市民負担増をやめさせる施策を打ち出しています。  同時に,福祉,教育,子育て支援,雇用対策や中小企業支援策,環境対策や安全なまちづくりなど,市民の暮らしを応援する施策を提案しています。予算編成替えを求める内容は,神戸市が自治体本来の役割である市民の福祉向上を果たすために提案をしています。  また,神戸市敬老優待乗車証の交付に関する条例案は,現行制度の敬老パスを守り,高齢者が無料で市バス・地下鉄・新交通・民間バスなどに乗車でき,高齢者の足を守るために不可欠なものです。  また,市場・商店街などの地域経済活性化や介護費や医療費などの減少などにも役立つ制度として大変有効です。そして,他都市と比較しても,神戸の誇るべき福祉施策として続けるために必要なものです。  なお,与党から出された附帯決議は,市長の乗車ごとに料金を取るという原案を追認し,当分の間とされている減額期間が終われば,高齢者に多大な負担をかける内容になっています。低所得者対策では,何種類ものプリペイドカードや回数券を持たざるを得ないという煩雑さは変わりませんし,利用実態もわかりません。これまでの与党の皆さんの主張からすれば,利用実態を把握するまで無料を継続するとの提案が出るのかと思いきや,市民の願いとは余りにもかけ離れた内容です。  制度のある政令指定都市でも,このような煩雑で負担も大きい制度はありません。政令指定市の中でも一番最悪な制度となってしまうことを指摘しておきます。  最後に,第38号議案須磨海岸を守り育てる条例の件に対する修正案は,地域住民の声を受けとめ,充実したよりよい内容にする意味で有効であります。  以上,委員長報告に反対の理由,また予算等の編成替えを求める動議や敬老パスの条例案など賛成の理由を述べさせていただきました。ぜひ議員の皆さんのご賛同をお願いいたしまして,討論といたします。(拍手) 51 ◯議長(前島浩一君) 次に,14番井坂信彦君。  (14番井坂信彦君登壇)(拍手) 52 ◯14番(井坂信彦君) 私は,住民投票☆市民力議員団を代表して,敬老パス問題について討論をさせていただきます。  まず,討論の初めに,今回ちょっと討論の機会が残念ながら持てなかった,我が会派の団長の浦上議員の意見をまず紹介させていただきます。  政治は,お金があるからこういうことをやろう,お金がないからこういうことはやめておこうということで済むほど生易しいものではありません。これは,ギリシャ・ローマ・中国の歴史,ひいては飛鳥からの我が国の政治の歴史を見ても明らかであります。政治とは,大衆のために尽くし切ること,国民や市民の生活の実態をよく調べ,お金があろうがなかろうが,なければ死に物狂いでお金をつくってでも,国民や市民が希望や勇気を持つことができる施策を推し進めていくのが政治の使命であり,責任であります。  先進都市神戸市が始めた,お年寄りがバスなどに乗るのを無料にしようという考えは,今まで苦労されてきたお年寄りを親切にしようという考えではなかったはずです。それは,お年寄りの生活実態をよく見据え,お年寄りの金銭感覚もよくよく調べた上で,お年寄りの皆さんにできるだけまちに出ていただこうという積極的な政策でありました。  私は,次の2点の考えから,敬老パス制度を何としても維持していただきたく思います。  1つは,これから団塊世代が高齢化してくる,その方々の居場所づくりがこれからの政治の最大課題であります。既にショッピングセンターのベンチは,所在なげなそれらの方々で占領されています。そのためには,まちにどんどん出かけていただくための仕掛けが極めて大切なことではないでしょうか。  2つ目に,お年寄りの方々は,経済的に豊かであろうとなかろうと, 100円 200円というお金にこだわる性質があります。孫に小遣いをあげようのためだけは別であります。お金を使います。が,バスならやめとこうということは,火を見るより明らかであります。 100円が,青年や壮年の 1,000円ぐらいの価値を持っています。多分そのことは,福祉の矢田市長もよくよくご存じのはずです。矢田市長,何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)  そもそも今回の市長提案には,当初から3つのごまかしがあったのではないでしょうか。  1つ目は,今回の制度変更が民間バス会社だけのためではないということです。  市長提案では,お年寄りからなけなしの 100円を集めた合計31億円のうち,実に19億円が市バス・地下鉄・ポートライナーなど市役所が運営する公営交通の収入になります。高齢者が 100円支払うごとに,そのうち60円は市役所に入ります。民間バス会社が,これまでのような安い負担金では敬老パス制度にこれ以上協力できないと言ったことをだしに,実際は民間バス会社よりも市バス・地下鉄がもうかる制度変更であります。  しかも,神戸市交通局は,全国トップクラスの人件費・手当を職員に支払っている,まだまだ余裕のある交通事業者です。民間並みの負担金をもらわなければお年寄りを乗せないなどと,もしも仮に交通局が言うのであれば,そんな公営企業は民営化すべきであります。  2つ目に,高齢者の利用減少が恐らく15%では済まないということです。  ごみ袋を有料化するだけで,ごみを出す量が3割減るように,バスや地下鉄を有料化するだけで乗る回数は大幅に減ります。京都市の例を参考に市長は,高齢者の利用減少率を15%と見込みましたが,しかし京都市は,1回 100円ではなく,年間 5,000円,年間1万円といった定額制です。最初に 5,000円払えば,乗らな損やとたくさん外出するでしょうが,1回 100円となると,きょうはやめとこと乗り控えにつながるわけです。京都市と神戸市はまさに正反対の制度で,今回の制度変更によるバスや地下鉄の利用減少率は15%では済みません。  これまでバスや地下鉄で通っていたところに,徒歩や自転車で通うことは不可能で,高齢者の外出回数そのものが減ることは間違いないでしょう。高齢者の外出が減れば,病気や寝たきりがふえるのは,疫学研究からも,我々の生活実感としても十分に予想できることです。  3つ目に,制度の受益者が,バスに無料で乗れる高齢者だけではないということです。  市長は,乗る人がお金を払う受益者負担の原則とおっしゃいます。しかし,この制度がなくなって本当に困るのは,高齢者ではなく現役世代です。商店街の売り上げや自治会などの地域活動は,お年寄りの自由な外出によってその基盤を支えられています。何よりも神戸市の高齢者が年間に使っている医療費と介護費は合わせて約 3,000億円,これは市税・国税・保険料,すべて納税者の財布から出たお金です。今回高齢者に負担してもらう31億円など,病気や寝たきりのお年寄りが今よりもたった1%ふえただけで消し飛んでしまう金額です。  財政的な理由から制度改正するとおっしゃいますが,1回 100円の新制度は,まさに将来の医療・介護費の増大を招き,財政破綻を早めるものです。高齢者も現役世代も含めた納税者全体でこれまで制度を支えてきたのですから,まさに受益者負担ができていたのではないでしょうか。市長は,交通局の心配はしても,高齢者の心配はしないというのでしょうか。  制度変更によりどれだけお年寄りの外出が減るかも,大変適当に算出された。どれだけ病気や寝たきりのお年寄りがふえるかについては,無関心です。最もそれを心配すべき保健福祉局長の答弁が,長野県は 100円バスですが日本一の長寿県ですと,こんな答弁です。これは例えるならば,子供が,テレビゲームは勉強しなくなるからだめと親に言われた神戸君が,長野君はテレビゲームを持ってるけど成績トップやでとへ理屈をこね,あんた,そんなこと長野君と同じだけ勉強してから言いなさいと怒られるような話ではないでしょうか。長野県に負けないだけの予防・福祉・保健政策を実行してから言うべき話です。(拍手)  敬老・福祉パスは,介護・疾病予防パスであり,地域経済・地域活動活性化パスでもあります。私たちの会派市民力は,お年寄りから1回 100円を徴収してまで交通局へ負担金を今以上に払う必要はないと考えます。これまで不当に安い負担金で協力してくださっていた民間バス会社には,既に市長が約束してしまった負担金アップも仕方ありませんが,その財源,そしてその集め方には大いに議論の余地があります。  百歩譲って,たとえ高齢者から集めざるを得ないにしても,1回何円といった形ではなく,年間何千円という乗り放題形式を残し,乗らな損やと,どんどん外出してもらえる料金体系にすべきです。商店街で買い物をし,地域活動にいそしみ,友達や孫の面倒を見,元気なまま長生きをしてもらったらよいではないですか。それこそが,高齢者はもちろん私たちの世代も含めたすべての神戸市民の願いではないでしょうか。そういう社会こそが,財政面も含めて持続可能な社会と言えるのではないでしょうか。  今こそ議会の存在感を示すときです。今回,当局の進め方が余りにも拙速であったために,必ずしも納得いかない結論になっていることは与野党を問わず一緒です。二元代表制の一翼を担い,市役所と対等に政策立案を担う神戸市会は,持続可能かつ制度本来の趣旨を損なわない敬老パス制度の独自案を今からでも模索できるはずです。神戸市会には十分にそれをなし遂げる能力がある。与野党が,市民・高齢者・納税者の方を向いて力を合わせれば,市長提案よりすぐれた解決策,よりよい落としどころは必ず見出せる。10月まであきらめずに,もう1度英知を結集しようではないでしょうか。  以上で討論を終わります。(拍手)(傍聴席より発言する者あり) 53 ◯議長(前島浩一君) この際,傍聴人の方々に申し上げます。  傍聴人は,拍手や声を出すなど,会議の妨害となるような行為は禁止されておりますので,静粛に願います。  次に,51番あわはら富夫君。  (51番あわはら富夫君登壇)(拍手) 54 ◯51番(あわはら富夫君) 私は,新社会党神戸市会議員団を代表して,先ほどの委員長報告に対し,予算第1号議案,予算第4号議案,予算第12号議案,予算第13号議案,予算第16号議案,予算第17号議案,予算第20号議案から予算第24号議案並びに関連議案である第1号議案,第4号議案から第9号議案,第12号議案,第18号議案から第20号議案,第23号議案,第24号議案,第26号議案から第29号議案,第31号議案,第37号議案,第39号議案から第43号議案,第45号議案,第46号議案に反対し,第38号議案の修正案及び議員提出第20号議案に賛成する討論をいたします。  2008年度予算は,税収の伸びがありながらも,国の三位一体改革で70億円の財源不足が出た中での予算案となっております。この財源不足を補うために,昨年に引き続きことしもまた退職手当債35億円,昨年は70億円ですから,2年間で 105億円を超える赤字公債を発行するなど,後世に大きなツケを残した予算と言えます。  平成20年度までに新公債費比率20%以下にするとの国との約束を果たすために,さまざまな歳出の削減が行われ,達成のめどが立ちつつあるものの,空港島造成事業を抱えた新都市整備事業や新長田再開発事業などは,いまだ多くの起債が残されており,今後土地の売却や保留床の売却が進まなければ,起債償還財源が枯渇し,一般会計に大きな影響を及ぼす可能性がますます高まっています。  バブル崩壊後も,起債・土地処分・償還との発想を変えずに,神戸空港造成事業や市街地再開発事業を進めてきたことが,このような危うい状況をつくり出してしまっています。過去の起債主義に対する明確な反省が必要です。  このような財政上の問題点の指摘の上に立って,以下主要な反対の理由を述べます。  その第1の反対理由は,諸物価の値上げで市民生活が圧迫される中,児童館での学童保育料の新たな徴収や,保育料をはじめ諸施設料値上げなど,揺りかごから火葬場までの値上げが行われるからです。  アメリカのサブプライムローンの危機で,グローバルマネーの新たな投機先となった原油・小麦・食用油の国際相場が高騰し,日本の消費者物価を大きく押し上げる状況が昨年から続いています。ことし1月25日に発表された総務省の統計でも,全国消費者物価指数は,前年同月比 0.8%上昇し, '98年3月以来の高水準になっています。デフレ脱却につながる物価上昇でなく,悪い物価上昇と言われ,世界同時不況を目の前にした物価上昇に,多くの国々で危機感が高まっています。  このような物価上昇の中で神戸市は,市民生活を守るために,物価安定市民会議などへの支援も含めた対策を今回の予算でも計上しています。  ところが,その一方で,保育料・授業料の値上げ,児童館学童保育の有料化,諸施設利用料の10%値上げ,果ては火葬料の20%値上げまでが提案されています。まさに揺りかごから墓場ならぬ,揺りかごから火葬場までの値上げ提案となっています。特に児童館学童保育の有料化や保育料・授業料の値上げは,今でも生活苦にあえぐ若年世帯の暮らしを直撃するものです。  平成17年度で,神戸市平均で就学援助を受けている子供は24.6%で,小学校に通っている子供の4人に1人にもなっています。また,兵庫区では41.7%,長田区では45.6%にもなっています。学校によっては,50%を超えている学校がかなりあり,ある学校では父子家庭と母子家庭が3分の1を超えているところもあると聞きます。20代後半から30代にかけてのワーキングプアの実態が,学校でも如実に出てきています。  広島市でも児童館学童の有料化が検討されたようですが,若年者の生活実態と少子化対策との視点に立って,学童保育の無料化を継続する判断を行ったということです。  本来,地方自治体の本旨として,住民の暮らしと福祉を守ることが地方自治体の最大の任務であり,物価高から市民生活を守るため,このような時期こそ公共料金などの値上げなどは凍結することが,市長の政策として優先されなければならないのではないでしょうか。  したがって,新社会党は,本予算での有料化案や値上げ案の凍結を本会議・分科会で質疑させていただきましたが,当局は受益と負担の公平との答弁に終始したことは極めて残念です。  しかも,受益と公平の負担と言いながら,空港やベイ・シャトルの駐車場の無料は延長され,ベイ・シャトルに至っては将来見通しの計画も不十分なまま,ことしもまた1億 9,500万円の支援金と,船舶購入資金の4億円の貸し付けが提案されています。どこに受益と負担の公平があるのでしょうか。  第2点目の反対理由は,敬老優待乗車制度の見直しが前提の予算編成が行われていることです。  市長は,敬老優待乗車制度の見直しで,乗るたび,バスについては 100円負担,地下鉄・新交通は子供料金とし,低所得者への配慮として年収 120万円以下で,かつ非課税世帯については,バスに換算して 150回分まで無料にするとの提案をしました。この方式は,高齢者の社会参加を抑制するばかりか,地域経済にも悪影響を与え,介護や国保の支出をふやし,住んでいる場所での負担格差,またわずかな収入の違いで大きな負担と無料が混在し,高齢社会に大変な差別と不信を持ち込み,利用者の側の視点を忘れた,この間制度見直しをした政令都市の中では最悪の選択です。  市長は,検討懇話会の提案を受け,有料化を前提に敬老優待乗車制度は将来にわたって継続するため見直すと表明しました。敬老優待乗車制度の継続とは,高齢者の社会参加を促進するとの本来の趣旨から,その中身は,いつでも,何度でも,バスだけでなく地下鉄や新交通にも乗れるフリーパス制度です。多くの高齢者は,無料か有料かとの思いだけでなく,乗るたびとの市長提案で,フリーパスがなくなることへのショックが極めて大きいと言わねばなりません。何とかフリーパス制度を残すことに市長はこだわってほしかったのであります。  したがって,新社会党議員団は,乗るたび提案の懇話会での提案が出て以来一貫して,フリーパス制度が高齢者の社会参加を促進する制度で,これは継続してほしいと主張し続けてきました。利用者の立場に立つならば,一番高齢者が社会参加しやすい制度はどの方式かをまず考えるべきです。その上に立って,その制度を継続させるためには,どういう財源措置を講ずるべきかを議論すべきだったと思うのです。そもそも懇話会の議論が負担ありきだったから,ボタンのかけ違いが起こり,利用者の利便性はどこかに飛んでしまい,果ては寝た子を起こして,民間バス事業者との負担割合の交渉を優先し,政令都市での最低・最悪の制度提案になってしまったのではないでしょうか。  また,総括質疑でフリーパス制度の存続の可能性を追求してほしいということで,市長に民間事業者への負担は12億円──単純に利用者1人当たりの負担にすると 7,000円,あとの12億円については,新交通や地下鉄など神戸市関係であり,ここについてはみずからの事業の責任において解決するべきで,1人当たり 7,000円の負担についても,新都市整備事業などの現金預金を活用する方法もあるとの提案もさせていただきましたが,既に民間バス事業者との約束もあり,財政スキームは決まっているということで退けられてしまったことは,極めて残念と言わねばなりません。  この4月から後期高齢者医療保険制度が始まりますが,高齢者の負担はますます厳しくなり,公共料金の値上げの時期とも重なることから,この時期に敬老優待乗車制度の見直しを行うべきではありません。  神戸市の全国に誇るべき敬老優待乗車制度の現行制度での存続を求め,議員提出第20号議案神戸市敬老優待乗車証の交付に関する条例の件に賛成するものです。  第3点目の反対理由は,厳しい財政状況でありながら,アジュール舞子事業やベイ・シャトルに多額の市税が投入されることです。  アジュール舞子事業は,当初 195億円,現在は 203億円の起債事業で,造成した土地の処分ですべてを償還し,市民には負担をかけさせないというものでした。  ところが,土地売却が進まず,平成9年から償還財源として一般財源が投入され,平成19年度末で81億円もの一般財源が既に投入されております。そして,分科会での質疑で,現在賃貸されている土地が最終的に売却されたとしても,26億円が回収されるだけであります。  また,平成18年度からアジュール舞子の緑地部分を国費を導入して,一般会計が公園用地として買い戻しております。これが終われば,事業は一応の収束を迎えることになります。それでも最終的に60億円の一般財源負担が残ることになります。しかし,その買い戻しの公園整備費は,総額で76億円となり,その中身は,国費が3分の1で3分の2は市の一般財源です。したがって,50億円の一般財源が投入されることになります。起債償還も,一般財源と合計すると 110億円の市税が使われることになります。  すべてを土地売却で賄うとした事業が,結果 203億円のうち,その半額を超える 110億円の市税投入になってしまうということでございます。それも土地売却ができてのことであり,26億円が減らなければ 136億円の市税投入が行われたことになります。市民に負担をかけないと言った事業の失敗を市税投入で補うことは認められません。  また,海上アクセス──ベイ・シャトルは,昨年に引き続き赤字を補うために市税1億 9,500万円の投入が提案され,さらに船舶購入費の貸し付けとして4億円が提案されています。  そもそも海上アクセスは,既に 164億円の累積赤字を計上しています。休止したものを,国土交通省の肝いりで一昨年強引に再開したものです。46万人を見込んだ需要を大きく割り込んだままであります。そもそも需要予測の調査もせず,休止当時の乗客数をもとに試算をしたというのですから話になりません。委員会でも,みなと総局からの支援金がいつまで続くのか質疑しましたが,その見通しすら明らかにされませんでした。支援金が毎年投入される可能性は否定できず,認められません。  第4点目の反対理由は,神戸空港の当初計画が大きく破綻していることです。  神戸空港を開港しましたが,依然として必要性・財政計画・需要予測・安全性・海岸環境・空域調整・市民合意など,未解明・未解決の課題が残ったままとなっています。今年度は2年目となり,利用者は 299万人と若干ふえましたが, 319万人の需要予測からはまだ大きく下回っております。特にこの4月からスカイマークの羽田便が2往復,羽田-旭川便に振りかわるということで,さらに利用者の落ち込みが予想されます。  今回のスカイマーク問題は,単に季節的な問題でなく,新幹線との競合による運賃ダンピング競争が,スカイマークの羽田便の収益性を悪化させ,より収益性の高い羽田-旭川便にシフトしたことが原因と言われています。当初から指摘されていた,ドル箱路線である羽田便が,神戸-東京の距離感から,どうしても新幹線との競合状態になることが現実の問題となってきたということであります。広島以西であれば飛行機優位と言われてきたこの問題が現出してきたということではないでしょうか。特にスカイマークは,ツアー客でなくビジネス客を対象にしているだけに,この問題は神戸空港が持つ根本的な問題点を提起しているのであります。  まさに需要予測では,大阪府北部から神戸空港への利用が50%を超えるとなっており,実際の利用者実態調査では10%程度の利用にとどまっています。そのことが,このことを証明しております。需要予測手法そのものに問題があったと言わざるを得ません。  また,神戸空港の造成には 1,982億円もの借金があり,その返済が2009年度に迫っており,造成した土地が売れなければ大変な状況になります。この1年間は,造成地での民間土地分譲が若干進みましたが,返済のめどには遠く及びません。空港事業に係るポートアイランド沖事業での起債 1,982億円の償還が2009年から始まれば,年間の償還額は極めて多額になり,2009年から2015年の7年の間に,空港島とポーアイ2期の借りかえ分を合わせただけで 2,600億円もの起債の償還をしなければならなくなります。  神戸市は従来から,起債の償還は新都市整備事業全体の土地処分や借りかえなどで対応していくと明らかにしてきておりますけれども,極めて厳しいと言わねばなりません。  市民は,今の神戸空港の需要の見込み違いや,進まぬ土地処分を冷やかな目で見ています。事業が成功しても失敗しても,住民投票さえ実施していれば責任の所在が明らかになり,このような事態になっても市民が真剣に英知を結集することができたと思うのであります。  さらに,子供に犠牲を押しつける強引な保育所の民間移管や,医療産業都市計画を優先し,患者が置き去りにされる中央市民病院の移転や独立法人化などにも反対するものであります。  最後に,今回の予算市議会に提案されている須磨海岸条例案については,条例案提出までの間の地元自治会や環境保護団体をはじめ市民参加機会が不十分であり,市民参加を十分に保障し,そこで出された意見を条例に反映させるため,条例の施行期日を4月から一定期間延長することを求めるものであります。その立場に立って,第38号議案須磨海岸を守り育てる条例の件に対する修正案に賛成するものであります。  以上,新社会党神戸市会議員団を代表しての討論といたします。議員諸兄の賛同を求めるものであります。  以上で討論を終わります。(拍手)
    55 ◯議長(前島浩一君) 以上で討論は終わりました。  これより順次お諮りいたします。 56 ◯議長(前島浩一君) まず,「予算第1号議案 平成20年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議について,お諮りいたします。  本動議に賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 57 ◯議長(前島浩一君) 起立少数であります。  よって,本動議は,否決されました。 58 ◯議長(前島浩一君) 次に,議員提出第20号議案について,お諮りいたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 59 ◯議長(前島浩一君) 起立少数であります。  よって,本件は,否決されました。 60 ◯議長(前島浩一君) 次に,第38号議案及びこれに対する修正案について,順次お諮りいたします。 61 ◯議長(前島浩一君) まず,第38号議案に対する修正案について,お諮りいたします。  本修正案に賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 62 ◯議長(前島浩一君) 起立少数であります。  よって,本修正案は,否決されました。 63 ◯議長(前島浩一君) 次に,第38号議案について,お諮りいたします。  本件は,委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 64 ◯議長(前島浩一君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 65 ◯議長(前島浩一君) 次に,予算第1号議案,予算第23号議案及び予算第24号議案,以上合計3議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 66 ◯議長(前島浩一君) 起立多数であります。  よって,本件は,委員長の報告どおり,附帯決議を付して,いずれも原案のとおり可決されました。 67 ◯議長(前島浩一君) 次に,予算第2号議案,予算第5号議案,第14号議案,第22号議案及び第25号議案,以上合計5議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 68 ◯議長(前島浩一君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 69 ◯議長(前島浩一君) 次に,予算第4号議案,予算第13号議案,予算第17号議案,第1号議案,第4号議案より第9号議案に至る6議案,第12号議案,第18号議案より第20号議案に至る3議案,第23号議案,第24号議案,第26号議案より第29号議案に至る4議案,第31号議案,第37号議案,第39号議案より第43号議案に至る5議案,第45号議案及び第46号議案,以上合計29議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 70 ◯議長(前島浩一君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 71 ◯議長(前島浩一君) 次に,予算第12号議案,予算第16号議案及び予算第20号議案より予算第22号議案に至る3議案,以上合計5議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 72 ◯議長(前島浩一君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 73 ◯議長(前島浩一君) 次に,予算第3号議案,予算第6号議案より予算第11号議案に至る6議案,予算第14号議案,予算第15号議案,予算第18号議案,予算第19号議案,予算第25号議案,予算第26号議案,第2号議案,第3号議案,第10号議案,第11号議案,第13号議案,第15号議案より第17号議案に至る3議案,第21号議案,第30号議案,第32号議案より第36号議案に至る5議案及び第44号議案,以上合計29議案について,お諮りいたします。  本件は,委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 74 ◯議長(前島浩一君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 75 ◯議長(前島浩一君) 以上で,平成20年度神戸市各会計予算並びに関連議案,合計72議案は,附帯決議を付して,いずれも原案のとおり可決されました。 76 ◯議長(前島浩一君) この際,申し上げます。  去る2月28日の本会議において,予算特別委員会に付託いたしました請願第25号より請願第30号に至る6件の請願は,ただいま予算第1号議案及び第38号議案が原案のとおり可決されましたので,一事不再議の原則により,いずれも不採択の扱いとなりますから,さようご了承願います。 77 ◯議長(前島浩一君) 次に,日程第 102 第47号議案より日程第 105 第50号議案に至る4議案,一括議題に供します。 78 ◯議長(前島浩一君) これより委員会審査の経過並びに結果について,関係常任委員長の報告を求めます。  まず,総務財政委員会委員長大井としひろ君。  (27番大井としひろ君登壇) 79 ◯27番(大井としひろ君) ただいま議題となりました諸議案中,本委員会所管分の第48号議案及び第49号議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,第48号議案は,本市職員の休息時間を廃止するに当たり,条例の一部を改正しようとするものであり,第49号議案は,本市職員の部分休業を承認する単位を変更するに当たり,条例の一部を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 80 ◯議長(前島浩一君) 次に,文教経済委員会委員長森下やす子君。  (20番森下やす子君登壇) 81 ◯20番(森下やす子君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の第47号議案について,ご報告申し上げます。  本件は,六甲山牧場内にある建物等の取得に伴い,公の施設として追加するに当たり,条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 82 ◯議長(前島浩一君) 次に,福祉環境委員会委員長松本しゅうじ君。  (41番松本しゅうじ君登壇) 83 ◯41番(松本しゅうじ君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の第50号議案について,ご報告申し上げます。  本件は,診療報酬の算定方法の廃止等に伴い,条例の一部を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 84 ◯議長(前島浩一君) 以上で関係常任委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 85 ◯議長(前島浩一君) ご質疑がなければ,これより順次お諮りいたします。 86 ◯議長(前島浩一君) まず,第48号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 87 ◯議長(前島浩一君) 起立多数であります。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 88 ◯議長(前島浩一君) 次に,第47号議案,第49号議案及び第50号議案,以上合計3議案について,お諮りいたします。  本件は,関係委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 89 ◯議長(前島浩一君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 90 ◯議長(前島浩一君) 次に,日程第 106 「請願の審査結果について」を議題に供します。 91 ◯議長(前島浩一君) これより委員会審査の経過並びに結果について,関係常任委員長の報告を求めます。  まず,福祉環境委員会委員長松本しゅうじ君。  (41番松本しゅうじ君登壇) 92 ◯41番(松本しゅうじ君) ただいま議題となりました請願のうち,本委員会所管分の請願第33号について,ご報告申し上げます。  本請願は,現行保育制度の堅持・拡充及び国予算の大幅増額を要請する意見書提出を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,平成20年度国予算案において,少子化社会対策関連予算の増額が図られていること等の理由から,本請願を不採択とすべきものと決定いたしました。  以上,報告を終わります。 93 ◯議長(前島浩一君) 次に,港湾交通委員会委員長山田哲郎君。  (34番山田哲郎君登壇) 94 ◯34番(山田哲郎君) ただいま議題となっております請願のうち,本委員会所管分の請願第24号,請願第31号及び請願第32号,以上合計3件の請願について,一括ご報告申し上げます。  まず,請願第24号は,神戸空港開港による経済発展の実態を明らかにすること等を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,開港により観光・ビジネス・コンベンションにおいて,人の交流が活発化し,空港が神戸の経済発展に必要不可欠な都市装置として機能している等の理由により,不採択とすべきものと決定いたしました。  次に,請願第31号は,神戸空港の2年間を検証し,市民に明らかにすること等を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,広報紙等の各種媒体を通して適時市民への情報の開示に努めており,神戸空港の推進に関する決議を遵守している等の理由により,不採択とすべきものと決定いたしました。
     次に,請願第32号は,ベイ・シャトル事業からの撤退を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,神戸-関空ベイ・シャトルについては,一層の利用促進に努めている等の理由により,不採択とすべきものと決定いたしました。  以上,報告を終わります。 95 ◯議長(前島浩一君) 以上で関係常任委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 96 ◯議長(前島浩一君) ご質疑がなければ,これより討論の通告がありますので,順次発言を許可いたします。  まず,10番西 ただす君。  (10番西 ただす君登壇)(拍手) 97 ◯10番(西 ただす君) 私は,日本共産党議員団を代表して,請願第24号,第31号,第32号,第33号について,委員長報告に反対し,採択を求めて討論を行います。  請願第24号,31号は,神戸空港が開港2周年を迎えた現段階で改めて市当局が掲げた経済発展の実態を検証すること,また空港の赤字の穴埋めに市税を投入しないことなどを求めるものです。  本請願は,1999年1月に発行された神戸空港ニュース・ナンバー19の内容に基づき,現在の神戸空港が抱えている問題点を指摘したものです。  神戸市当局は,空港建設反対の声が広がる中で,空港こそ復興のかなめという説明を繰り返してきました。同ニュースでは,平成22年度の推計結果として,所得増 3,621億円,雇用者増2万 7,445人,市税の増収約 300億円と市民に公表してきました。  ところが,市当局は,今議会の審査の中でこの数値目標への認識を問われ,現時点では空港の影響だけのものはわからない,正しい数字は出せないと言い,実態を明らかにするとは答えませんでした。これでは,市民にうそをついたと言われても仕方がないのではないでしょうか。  請願者が言うように,みずからの約束に責任を持ち,空港事業での増収の実額などは調査し,市民に明らかにすることは当然のことです。  よって,同請願の採択を求めます。  次に,第32号は,神戸空港の関連事業であるベイ・シャトル事業の撤退を求める請願です。  海上アクセスは,一昨年,神戸空港の開港に合わせて再開しました。その結果,それまで抱えていた赤字に加え,新たに4億円の赤字を生み出し,この事業は合計 164億円の累積赤字を抱えています。これまで高速船の乗客をふやすため,駐車場の無料化,ポートライナーの料金割引など,幾重ものインセンティブ策がなされました,しかし,ここまでやってもなお現在の乗客数は 120人乗りに20人程度です。そこまでしてこの事業を継続する意味が全くわからないというのが,多くの市民の思いではないでしょうか。  この上に,新年度予算で赤字の穴埋めに2億円近く助成し,新たな船舶購入のために4億円近くを支援しようとしています。昨年度の支援額よりも,大幅に増額しているのです。  むだの典型であるこの事業が増額される一方,敬老パスは有料化で,市民に31億円もの負担を押しつけようとしています。こんな市長のやり方に,市民が納得できるわけがありません。直ちにこの事業は中止すべきです。  よって,同請願は採択されるべきです。  第33号は,現行の保育制度の堅持・拡充を求め,国として子育てにかかわる予算の増額を求める請願です。  今,国民は,安心して子供を産み育てる環境を整備してほしいと願っています。政府は,次世代育成支援対策や少子化対策を掲げています。しかし,実質的な子育て条件の改善につながっていないのが現状です。  子供のいる20から49歳の女性を対象とした内閣府の調査でも7割以上の人が,少子化対策で重要なものとして経済的支援措置を挙げています。そして,その中で保育所保育料・幼稚園保育料の軽減,乳幼児の医療費の無料化,児童手当の金額の引き上げ,児童手当の支給対象年齢の引き上げなどが強い要求であったという調査結果が出ています。  特にこの間,国民の間に広がる貧困・格差の影響は,子育ての分野にも深く影を落としています。給食費が払えない,保育料が払えないという事態が広がっています。また,ふえ続ける児童虐待の背景にも,子育て家族の経済的な貧困が大きな影響を与えています。  公立保育所運営費等の一般財源化や補助金の交付金化により,国の財政負担が減らされました。また,公立保育所の民営化路線や,保育所・幼稚園の現行基準を大幅に切り下げる認定こども園の創設を,予算措置もせずに進めようとしています。本請願で指摘されているように,政府は子育ての条件をさらに悪化させるような施策をとり続けているのです。保育の公的責任を後退させ,保育水準を引き下げることは確実です。  子育て支援にかかわる予算を大幅に増額することなくして,少子化対策は進みません。将来の日本を支える子供たちを育てるという視点からも,国に対し,今この意見書を提出することが求められます。  以上,議員各位の同意をお願いして,請願の採択を求める請願といたします。(拍手) 98 ◯議長(前島浩一君) 次に,12番小林るみ子君。  (12番小林るみ子君登壇)(拍手) 99 ◯12番(小林るみ子君) 私は,新社会党神戸市会議員団を代表し,請願第24号,請願第31号,請願第32号,請願第33号の4請願について,委員長報告に反対し,請願を採択する立場で討論いたします。  これらの請願のうち,請願第24号は,神戸空港開港による経済発展の実態を明らかにすることなどを求めるものであり,請願第31号は,神戸空港の2年間を検証し,市民に明らかにすることなどを求めるものです。  1999年発行の神戸空港ニュースには,新たに働く場をつくり出す神戸空港,開港に伴い2010年度には市内で約 3,600億円の所得増加,約2万 7,000人の雇用増加が見込まれる,などと書かれています。これらの請願は,このようなバラ色の宣伝広告とは全く違う現状を踏まえ,精査・検証を求めたものです。  ことしの2月,神戸空港は開港2周年を迎えました。しかし,既に採算がとれないという理由から,全日空は新潟便・鹿児島便を,日航は熊本便・仙台便を廃止しました。さらにその上に,スカイマークは羽田-旭川線就航に伴い,羽田の発着枠が限られている上,低運賃の神戸線は収支が厳しいという理由から,現在1日8往復している羽田-神戸線がこの4月から減便されます。  また,空港建設費の起債の償還が来年度から始められることになっていますが,土地売却でその返済に充てるはずのものが,いまだに売却面積がわずか2%にとどまっています。  また,空港開港に伴う雇用創出についても,当初目標を大きく下回っており,今後の見通しも決して明るいとは言えない状況です。  このように低迷な雇用創出問題をはじめ採算に左右される不安定な供給,新幹線との競合による不安定な需要,先行きの見えない不確定な財政計画,死の海と化した大阪湾環境汚染,過密な空域管制の安全性など,神戸空港をめぐる諸課題について検証し,それを市民に明らかに示す,それは設置管理者である神戸市としての当然の責務だと考えます。  住民投票条例制定運動において,空港建設は住民投票で決めようと意思表示をした多くの市民に背を向け,強引に空港建設を着工し,開港させた神戸市の説明責任が問われていると言えます。  また,請願第32号は,神戸-関空ベイ・シャトル事業をこれ以上赤字を膨らますことのないよう,即刻撤退を求めているものです。  ベイ・シャトル就航からやがて2年を迎えますが,今なお1便の平均乗客数は定員 120人に対してわずか22人と,採算ラインを下回っており,赤字経営状態が続いており,累積赤字も約 164億円にまで達しました。  このような状況でありながら,ベイ・シャトル事業が神戸の発展に不可欠な都市装置であるとし,その公共性という理由から,本年度に引き続き来年度も経営維持費として1億 9,500万円を投入しようとしています。それ以降も,さらに引き続き投入されていく可能性はないとは言えません。  また,新たな船舶購入のために3億 9,300万円の貸し付けもなされようとしています。しかし,海上アクセスに貸付金の返済能力があるとは思えず,将来への展望の描けないベイ・シャトル事業にそれだけの投資をする価値があるのか,甚だ疑問です。少しでも傷が浅いうちに撤退の決断をするべきだと考えます。  次に,請願第33号は,現行保育制度の堅持・拡充及び国予算の大幅増額を要請する意見書提出を求めるものです。  少子化対策は,2006年合計特殊出生率が1.32ということから,急務の課題として位置づけなければなりません。安心して子供を産み育てることのできる環境,子供たちが健やかに育つことのできる環境の整備が急がれます。  近年,保育の需要が高まる一方,待機児童ゼロ作戦のもとに保育分野での規制緩和が進められてきました。保育所の設置主体の規制緩和で民間参入が認められるようになりました。また,公立保育所の民間移管も進められ,神戸市においても保護者や保育士の反対を押し切って移管計画が進められています。さらに,保育所の定員超過入所が進められたことで,子供たちをめぐる保育環境は悪化しました。また,保育士に対する規制緩和も進められ,労働条件の悪化に伴い,保育士は過重労働を強いられているのが実情です。  待機児童の解消策としては,本来ならば国・自治体の公的責任のもとで認可保育所の新設・増設に努めなければならないところ,財政難を理由に安上がりな待機児童の解消策に終始していると言わざるを得ません。その結果,そのしわ寄せは子供たちや保育士にかかってこざるを得ず,サービスの低下となってあらわれてきています。まさに公的責任の後退であり,放棄だと言えます。  その一方で,保育所運営費の国庫負担金の廃止とその一般財源化において,国は自治体にその負担を押しつけています。真の少子化対策を考えるのであれば,国の責任において大幅に予算を増額することで,子育て環境・労働環境の拡充に努めなければなりません。それが結果として,出生率を引き上げることに,また少子化対策につながっていくものだと考えます。  以上,請願4件の採択に賛同していただくことをお願いし,新社会党神戸市会議員団を代表しての討論といたします。  以上です。(拍手) 100 ◯議長(前島浩一君) 以上で討論は終わりました。  これより順次お諮りいたします。 101 ◯議長(前島浩一君) まず,請願第24号,請願第31号及び請願第32号,以上合計3件の請願について,お諮りいたします。  本件を採択することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 102 ◯議長(前島浩一君) 起立少数であります。  よって,本件は,いずれも不採択と決定いたしました。 103 ◯議長(前島浩一君) 次に,請願第33号について,お諮りいたします。  本件を採択することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 104 ◯議長(前島浩一君) 起立少数であります。  よって,本件は,不採択と決定いたしました。 105 ◯議長(前島浩一君) 次に,日程第 107 議員提出第21号議案を議題に供します。 106 ◯議長(前島浩一君) これより提案理由の説明を求めます。  28番大かわら鈴子君。  (28番大かわら鈴子君登壇)(拍手) 107 ◯28番(大かわら鈴子君) 私は,ただいま議題となりました議員提出第21号議案後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書案について,提案議員を代表して提案説明を行います。  平成18年6月に成立した医療制度改革関連法により,この4月から後期高齢者医療制度が実施されることになります。実施が近づくにつれ,各地から怒りの声が次々と上がっており,政府も医療改悪の一部を凍結すると言わざるを得ない状況になりました。しかし,これは対象となっている高齢者の一部の人の負担をほんの少し延期するだけで,何の解決にもなりません。  新制度が導入されると,75歳以上の人は,今加入している医療保険から強制的に脱退させられることになり,後期高齢者だけの医療保険に組み込まれます。現在,サラリーマンの被扶養者として健康保険に加入している人も,新制度では保険料が徴収されます。75歳以上であれば,どんな低所得でも被扶養家族から切り離されるという差別的な医療制度が許せるでしょうか。  保険料は,介護保険料と合わせて年金から天引きされます。しかも,その保険料は,2年ごとに改定され,医療給付費の増加や後期高齢者の人口増に応じて自動的に引き上げられるという過酷なものです。制度スタート時に保険料が低い人でも,将来確実に引き上げにつながります。  現行の老人保健制度では,医療を奪われれば直接命にかかわるため,75歳以上の高齢者は保険証の取り上げを禁止されています。ところが,後期高齢者医療制度になれば,保険料を滞納すると,低年金・無年金者からも容赦なく保険証が取り上げられるのです。  過酷な保険料徴収の一方で,受けられる医療の内容も差別・制限されます。保険が使える医療に上限が設けられることになり,現在でも多くの方が治療を受けている高血圧や糖尿病・高脂血症などでも,必要な検査や処置が十分できなくなります。  例えば,糖尿病は人によってさまざまです。何度も検査をしながらコントロールしていかなければならない人もいれば,定期的な検査だけで十分な人もいます。それを一律に上限を決めれば,その人に最も適した検査や治療・処置が行えなくなるのは目に見えています。  また,厚生労働省は,終末期医療でも75歳以上の患者には特別の診療報酬体系を持ち込むとしています。過剰な延命治療を行わないという誓約書をとったり,終末期の患者に在宅死を選択させ,退院した場合は病院への診療報酬を加算するなどの内容です。これでは,患者の意思表示や治療中止の強制になりかねません。患者の気持ちは変わる可能性があるのに,1度の説明で文書化したものが治療中止の金科玉条として使われる危険があると,厚生労働省の指針作成に参加した医師からさえ批判の声が上がっています。  年をとれば,体力の低下とともに病気にかかりやすくなり,回復にも時間がかかります。それをまるで悪いことのようなとらえ方をして,医療費を抑制しようというのです。現に厚生労働省の担当者は,医療費が膨らんでいく痛みを高齢者みずからが感じ取れるよう,応分の負担を求めるとの発言までしています。高齢者は病気がちで手間もお金もかかる,いずれ死が避けられないと,一まとめにして別の保険に切り離すことになれば,結局必要な医療が受けられなくなります。  政府が後期高齢者医療制度を導入した目的は,医療費の削減です。2015年には3兆円の医療費削減を計画しており,そのうち高齢者分は2兆円, '25年には8兆円削られるうち高齢者分は5兆円になります。この数字からも,高齢者がねらい撃ちされているのは明らかであり,特に団塊の世代が後期高齢者となったときに国の財政負担がふえないよう,国民負担増と給付抑制の仕組みをつくろうというのが目的です。この制度は,今の高齢者はもちろん,将来高齢者となるすべての国民から医療を奪い取る大改悪です。  神戸市からも,昨年の決算議会で,後期高齢者医療制度に関する意見書が全会一致で決議され,提出されました。全国的にも,政令指定都市を含む 530以上の自治体で,見直しを求める意見書が決議されています。この制度の問題点が明らかになるとともに,党派を超えて反対の声が大きく広がっているのです。日本医師会からも,制度の全面的な見直しを求める見解が発表されるなど,医療関係者の中でも,この声が多数となっています。  しかし,制度の実施を目前に控えた今でも問題は解決されておらず,このままでは多くの高齢者から生きる権利さえ奪われかねない状況です。  人はだれでも年をとります。それを理由に,元厚生労働省幹部やメディアからうば捨て山と呼ばれる制度を看過するわけにはいきません。これまで日本の復興と発展に尽くしてこられた高齢者が,安心して長生きを喜び合える社会とするためにも,後期高齢者医療制度は廃止するべきです。  以上,議員の皆さんのご賛同をお願いいたしまして,提案説明といたします。(拍手) 108 ◯議長(前島浩一君) 提案理由の説明は終わりました。  本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,直ちにお諮りいたします。 109 ◯議長(前島浩一君) 本件を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 110 ◯議長(前島浩一君) 起立少数であります。  よって,本件は,否決されました。 111 ◯議長(前島浩一君) 以上で本定例市会の議事は全部終了いたしました。  閉会に当たり,市長のごあいさつがございます。矢田市長。  (市長矢田立郎君登壇)(拍手) 112 ◯市長(矢田立郎君) 閉会に当たりまして,一言ごあいさつを申し上げます。  本定例市会には,平成20年度予算案及びこれに関連する多数の議案,並びに平成19年度補正予算案をご提案申し上げました。議員各位におかれましては,1カ月余りの長期にわたりまして,終始熱心にご審議を賜り,先ほど原案どおり議決をいただきました。厚く御礼を申し上げます。  承りました附帯決議及び本会議・委員会審議等におきまして賜りました貴重なご意見は,その趣旨を十分尊重いたしまして,今後の市政運営に反映させてまいりたいと思います。  とりわけ附帯決議に関しましては,先日,今定例市会の合間を縫って,兵庫県バス協会会長のもとに足を運び,再度協議をしてまいりました。会長からは,大変厳しい状況であり,激変緩和には応じることはできないとのことでございましたが,粘り強く理解を求めました。  その結果,昨日ではありますが,他社との調整がまだ残っており,いましばらく待ってほしいという前提ながら,激変緩和を2年間に限定できるのであれば協議に応じたいとの返事がございました。この趣旨を踏まえ,事務方の協議を再開させ,激変緩和の実現に向けて早期に決着してまいりたいと考えております。  次に,ご承認をいただきました新年度予算「豊かな神戸の創造にむけて」は,神戸の未来への飛躍,持続的発展をなし遂げるための重要な予算でございます。本市財政が依然として厳しい状況ではございますが,市民とともに神戸2010ビジョンと区中期計画の実現を目指し,デザイン都市・神戸の展開を推進するとともに,市民の目線で行財政を改革し,時代の変化に対応した行財政システムを構築するため,不退転の決意のもと,取り組んでまいる所存でございます。  最後になりましたが,議員各位の一層のご健勝をお祈り申し上げまして,まことに簡単ではございますが,閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)(発言する者多し)(「議事進行。」の声あり) 113 ◯議長(前島浩一君) 定例市会の議事は全部終了しておりますので,発言はご遠慮いただきたいと存じます。  市長のごあいさつは終わりました。  (前島議長登壇)(発言する者あり) 114 ◯議長(前島浩一君) この際,私からも一言ごあいさつを申し上げます。  本定例市会は,2月21日から本日まで36日間という長期にわたったわけでございますが,この間終始熱心な議論が交わされ,本日ここに提案されました全議案を議了して閉会の運びとなりましたことは,まことに感謝にたえないところでございます。議員の皆様をはじめ理事者各位のご努力とご協力に対し,心から厚く御礼を申し上げます。
     ただ,今会期中に同僚議員が逮捕され,議員辞職に至ったことは,まことに残念でなりません。  議員の皆様におかれましては,ともにより一層のご精進を賜りますよう心からお願いを申し上げます。  また,当局におかれましては,附帯決議をはじめ審議の過程で表明されました市会の要望・意見を今後の市政執行に反映されることはもとより,議会との連携を十分に図りながら,一層のご努力をいただきますよう心からお願いを申し上げまして,甚だ簡単ではございますが,閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)(発言する者あり)  (前島議長議長席に着く) 115 ◯議長(前島浩一君) これをもって平成20年第1回定例市会を閉会いたします。ご苦労さまでした。   (午後0時24分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...