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  1. 神戸市議会 2008-02-25
    開催日:2008-02-25 平成20年総務財政委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時2分開会) ◯委員長大井としひろ) ただいまから総務財政委員会を開会いたします。  本日は,21日の本会議で付託された議案及び陳情審査並びに報告の聴取のため,お集まりいただいた次第であります。  最初に,本日の協議事項について,お諮りいたします。  お手元の協議事項のとおり,本日は,会計室企画調整局及び各行政委員会審査は予定いたしておりませんが,これらの所管事項に関して質疑の予定はございませんか。  (「なし」の声あり) 2 ◯委員長大井としひろ) 特にないようですので,会計室企画調整局及び各行政委員会の待機を解除いたしますから,ご了承願います。 3 ◯委員長大井としひろ) それでは,これより審査に入ります。  まず,陳情第109号についてでございますが,口頭陳述の申し出がありませんでしたので,私からその趣旨を説明いたします。  陳情第109号は,神戸会政務調査費の交付に関する条例の別表の項目のうち,広報費を削除することを求める趣旨であります。  本陳情につきましては,後ほど意見決定いたします。  それでは,これより順次各局の審査を行います。 (市民参画推進局) 4 ◯委員長大井としひろ) ただいまから市民参画推進局審査を行います。  それでは,議案2件について,当局の説明を求めます。局長,着席のままで結構です。 5 ◯永井市民参画推進局長 それでは,お手元にお配りしております総務財政委員会資料によりまして,第80号議案及び第81号議案につきまして,ご説明申し上げます。  1ページをお開きください。  まず,第80号議案住居表示実施する区域を追加し,当該区域における住居表示の方法を定める件につきまして,ご説明申し上げます。
     次のページ別図をお開きください。  本件は,住居表示実施する区域垂水区下畑町の一部を追加するとともに,この区域における住居表示の方法を従来実施してきたものと同じように街区方式にしようとするものであります。  次のページをお開きください。  次に,第81号議案町及び字の区域並びにその名称の変更等の件につきまして,ご説明申し上げます。  本件は,住居表示実施に伴うものといたしまして,1番目に,11ページの次のページ別図Aの1に示しております東灘御影御影御影町西平野,御影町石屋,御影町郡家,住吉町新堂,別図Aの2に示すとおり,御影1丁目,御影2丁目,御影3丁目,御影郡家1丁目,御影郡家2丁目に変更しようとするものであります。  2番目に,次のページ別図Bの1に示しております垂水区下畑町の一部を,別図Bの2に示すとおり塩屋北町2丁目に変更しようとするものであります。  次に,宅地造成に伴うものといたしまして,1番目に,次のページ議案参照図その1に赤色で示しております北区山田町藍那,西区押部谷町木見,押部谷町木津,見津が丘4丁目の一部を,西区見津が丘4丁目,見津が丘5丁目及び見津が丘7丁目に変更しようとするものであります。  2番目に,次のページ議案参照図その2に赤色で示しております垂水区名谷町の一部を,つつじが丘1丁目に変更しようとするものであります。  次に,土地改良事業に伴うものといたしまして,次のページ議案参照図その3に赤色で示しております北区淡河町野瀬の一部の字の区域を変更しようとするものであります。  以上,何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 6 ◯委員長大井としひろ) 当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。まず,第80号議案について,ご質疑はございませんか。 7 ◯委員森本 真) いつも開発されたところでありますとか,あとは区画を整理されたところの町・字について変更ということで議案として出ているわけですけども,1つは,新たに開発されたところでも,整理されて何々町何丁目ということになるんですけども,その備考欄に書いてあるいわゆる地番は,山削ったところが多いので,1,000何百の何十番とか何百番とかという番号がついてるんですけども,これ自身は整理された後に新たな地番がつけられて,もっと整理されるのかどうなのかということを1つお聞きしたいのと,もう1つは,東灘で言えば,いろんな昔からの固有の地名があって,由緒あるというか,歴史のあるものと,何でこんな名前がついたんやろうというところもいろいろあると思うんですけど,それが消えたり残ったりする場合があるんですけども,それはだれの,どこの都合なのか。例えばきれいになったから──古いとこです。新しいとこは新しい地名が,それもどういうふうにつけているのかも知りたいですけど,古い地名が残ったり,新たに新しい名前がついたりするのは,市民意見といいますか,そういうところが大きいのか,もしくは行政の方でこういう地名にしましょうという提案があって,市民合意ができているのかという点についてお聞きしたいと思います。 8 ◯永井市民参画推進局長 私の方から,東灘町名の変更の件につきましてご説明申し上げますが,この東灘の場合は,山手地区区画整理事業というのが昭和37年ぐらいから始まっておりまして,ようやく終わりに差しかかっておるわけでございますけれども,今の予定では平成20年ぐらいに換地処分ができるだろうというところまで来ておりまして,実は住居表示につきましては,地元の協議に平成10年ぐらいから入ってございまして,換地処分のめどがついたということで,最終的には地元自治会の方から,こういう町名でという要望書をいただいております。それに基づいて実施をしておるわけでございますけれども,町名については実施要領にも定めがあるんですけれども,新町名つけ方については,従来の名称に準拠するということが第1点あるわけですけれども,歴史的に由緒あるものとか,あるいは特徴のある山があるとか神社があるとか,そういった中心的な位置になるようなものの名前をとったり,そういうふうな形で一般的に住民の方にお示しをして,住民の方の総意をとっていただくと。今回の場合も自治会の総意,地元の総意をとっていただいて,最終的にその要望を受けて実施をするという形になってございます。そんな形で決めておるということでございます。 9 ◯清水市民参画推進局参画推進部政振興課長 地番整理をするのかというご質問でございますけれども,地番自身法務局所管事項でございまして,一般にこういう住居表示に伴って地番をその都度整理するということはございません。ただ,今回,例えば東灘のように区画整理事業なんかを行いました場合には,その整理事業に基づきまして新たに地番をつけ直すといったことはございます。それとか,あるいは地番が混乱している場合に,法務局の方の判断で地番整理し直すといったことはございますが,こういう住居表示とリンクして地番整理されるわけではございません。その都度ということではございません。 10 ◯委員長大井としひろ) 次に,第81号議案について,ご質疑はございませんか。  (なし) 11 ◯委員長大井としひろ) 次に,この際,市民参画推進局所管事項について,ご質疑はございませんか。 12 ◯委員森本 真) 前回の常任委員会でも質問させていただいたんですけども,1つは,広報こうべの市民への周知と,それから市民意見を受けるに当たって,どう対応されているのかということをお聞きしたいんです。敬老パスの問題について,9月号から10月,11月,12月,1月,それから今回3月号にも載ってますけども,広報こうべの9月号では,「みんなで考えよう敬老パス」ということで,出前トークの宣伝を広報こうべで行いました。10月号では「みなさんと一緒に制度を守る工夫を考えます。市は,市長への手紙などで,皆さんからの声をお聞きしています。敬老パスについても,みなさんのご意見をお寄せください。」というふうに書きました。11月号は,敬老パスを続けていくためにということで,「みなさんの意見も伺いながら制度の存続を」ということで,「市は,今後──懇話会の報告が出た内容ですので──報告内容を踏まえて,制度の方針や課題について検討していきます。」,「出前トーク市長への手紙などで引き続き市民のみなさんの意見も伺いながら,将来にわたって,安定的に維持・継続できる制度にしていきます。ぜひみなさんのご意見をお寄せください。」ということで,次に臨時号が出されて,そこでは,「さらに市民意見を聞きながら十分に検討」ということで,今後も皆さんの考えをお聞かせいただきたいと。12月号では,市長への手紙というのはこんな大切なんだよと。「市民のみなさんとともに創る神戸をめざして」と。「みなさんの声を市政に生かします。」ということで,敬老パスの特集をして,その中で「みなさんの意見を聞きながら具体的に検討しています。」ということが書いてあって,9つだったと思いますけども,市民皆さん市長への手紙で寄せられた声が紹介されています。その後,1月号に今度は市長のほっとSHOTというコーナーで,市長が12月議会敬老パスについて,乗車ごとに負担をお願いをしたいというふうなことが書かれているんですね。  敬老パスの問題については予算特別委員会等で考えることだと思うんですけども,市民意見を寄せてくれということをずっと広報こうべで訴えているわけなんですが,その市民の声が紹介されたのは12月号市長への手紙の中に出された9つ意見なんですね。その9つ意見1つ1つ見てみても,今回の出された提案に即しているのは,近いのは1個,しかしほとんどそのほかの分は,今の制度を守ってほしいとか,一定額なら負担してもやむを得ないんじゃないかとか,そういうふうな声が寄せられているんですね。市長が1月で言っているのも,「このまま無料の制度を続けてほしいという意見もありましたが,何よりも制度を廃止しないでほしい,いくらかを負担してでも制度を続けてほしいというご意見をいただきました。」と,市長の文面ですけども,こう書いてあるんですけど,何よりも制度を廃止しないでほしいという意見は,広報こうべの中のどこを見ても載ってないんですよ。載ってない。結局今回のやつは,皆さんから意見を聞きますよ,聞きますよと言って,市民皆さんから出された意見をひとつもというか,9つ反映しましたけど,それだけ反映しただけで,ぱっと決めてしまうというのは,市民から意見募集してて,こんな意見がこんだけ,こんな内容で集まりましたという公表もなしに,ぱっと何か政策的に最終案が出てしまうようなことはおかしいんじゃないかというふうに思うんですけども,広報こうべを担当している局としてどう考えているのか,お聞きします。 13 ◯永井市民参画推進局長 我々の方としましては,市民意見を聞く立場,それから正しい情報といいますか,その情報市民にわかりやすくお知らせする立場,双方あるわけですけれども,今まで広報こうべでいろんな形で聞いてきた市民の声については,いわゆる公平に載せてきたつもりでございますし,この制度を維持してほしいという声についても等しく載せてきておりますので,何も偏った意見を載せておるわけではないということについては,理解をいただきたいというふうに思っております。市民の声を聞いて広報に反映していくという形と,最終的に議会の方の議論になっていく過程とは,非常に密接ではありますけれども難しいところがあると思います。いつまでも市民の声を聞いておるということにもなりませんし,ある程度聞いた意見を総合的に判断して,議会の方で最終的には決めていただくという形になるわけでございますので,そのタイミングが市長のああいう提案になったという形だろうと思いますし,その中で議会の方で審議をいただいて,どういうふうになっていくのか,それを見守りながら,我々の方としては,それに対する,またどういう過程でそういうふうになったのか,どういう理由でそういうようになったのか,それに対する市民反応等についても,それについてはまた聞きながらフォローしていくという形になろうかと思います。答えになっているかどうかわかりませんけども,以上でございます。 14 ◯委員森本 真) 答えにはなってないんですけど,偏った意見を載せてないというのは,別に神戸市が広報こうべを通じて情報操作をしようというふうに思っているとは思ってません。ただこれだけ8月から,市民皆さん意見をお寄せくださいと書いてるんだったら,本当に市民からこんな意見が出ましたよというふうに,例えば2月号で──時期的な問題もありますけど──2月号でこんな意見皆さんから寄せられましたといって広報を出すのが普通じゃないかと思うんです。11月にわざわざ特別号までつくって市民皆さんに呼びかけているんですから,その答え市民,期待をしますやん。期待をするし,どんな声が寄せられているんだろう,どんな要望とか署名とか集まっているんだろうというのが関心事になると思うんですよ。ちょうど1月に市長がほっとSHOTで書いているように,「2月の市会で,みなさんからいただいた意見を参考にしながら,見直しの具体案をお示ししたい。」というふうに書いてるんですから。その1月号を見て,市民皆さんからどれだけ,どんな意見が寄せられているんだろうというのを具体的に知りたいと思うのは当たり前のことで,それこそ急にぱっと予算案が出て,新聞記事を見てびっくりされた方もたくさんいらっしゃるんですね。本当に局長最初に言ったように,正しい情報を知らせるのと,市民から寄せられた意見をどういうふうにちゃんと反映させられるいうのが広報の本当に仕事だと思うんですよ。後から聞きながらどうこういうたら,もうそれは事後処理みたいになってしまって,市民意見を聞くことにならないと思うんです。  それと同時に,議会との関係言われましたけども,議員としても,これだけ広報こうべで宣伝というか意見を募集している中で,どんな意見があったのかというのをそれこそ知りたいわけで,市長への手紙に寄せられた本数というか,件数とかはお聞きしましたけども,本当にどういう中身だったのか,どういう声が多いのかというのを,やっぱり住民の代表として聞いて,市民の立場で政策提案というか,どういう中身をつくっていくかというのも議員1つの役割ですから,そういう資料を出してもらうというのは本当の広報や広聴の役割じゃないかなというふうに思うんです。わざわざ11月に臨時号まで出して,臨時号で終わりだったら,市民皆さんから意見を募集してそれで終わってしまう。結論は議会で決めますということになっても,その中身がやっぱり伝わらないと思うんですけど,それに対してどうお考えでしょうか。 15 ◯永井市民参画推進局長 我々の方としましては,市長への手紙について,当初からすべての手紙中身については,市長にもあるいは所管局にもお伝えをして,こういう意見が出ているということはすべて入った上で,最終的にはやはり所管局市長の方の判断になるわけでございますので,その辺の声が,どういう声が来ているのかということは,きっちり上げておるつもりでございます。その上で判断をされた内容,決定であれば,それはそれで1つの決定でございますので,それを今度,先ほど言いましたけれども,どういう過程でどういう理由でこういうふうになったのかというふうなことを,今度お知らせしてフィードバックするという形が,我々の方の使命ではないかなというふうに思っております。  市長への手紙中身については,これは情報公開との関係がございますので,じっくりと考えて対応していかないといけないと思いますけれども,今の市長への手紙で,それぞれこのまま続けてほしいという意見と,それと負担はあってもこの制度を続けてほしいという意見,具体的にどういうふうな負担のあり方をしてもらったら,我々の方も応じられるというふうな意見とかいろいろ,あるいは我々の方の広報あり方というふうなものの意見もございますし,いろんな意見が寄せられておりますので,それについても十分我々の方としては整理をして,所管局なり市長に上げておりますので,十分その辺の反映がされた結果の議論が,提案がされて,それが議会の方で議論されていくという形になっておるというふうに信じております。  市長への手紙中身についての情報公開については,これは内部の方でできるものかどうか,個人の筆跡等の関係もございますので,そのものを見せるということはできないと思いますけれども,ある程度集約したものの形ではお示しできるんではないかなというふうに思っております。  以上でございます。 16 ◯委員森本 真) 市長への手紙だから,市長が読む。担当部局もいろいろ見るというふうにおっしゃいました。しかし今回呼びかけられた敬老パスについて言えば,市民皆さんが,市長並びに神戸市にこういう意見を持っている,広報としても市民からの意見を募集すると言って出されたものなんですね。だから市長しか知らない,担当部局しか知らない。広聴は通りますから中身わかると思いますけど,ただそれを論議する議員に対して,どういう意見が多数寄せられたのかというのも,これ政策判断するときに大変重要な中身だと思うんですよ。個別の市長への手紙について中身をこうだという,1枚1枚配らなくても,配る必要はないですし,別に筆跡見てこの人だれかというのを当てようと思ってもいませんし,市民皆さんがどういう思いで広報を読んで,敬老パスの問題について考えているのか,これは私たち議員にとっては大変重要な資料になるんですね。それを広報こうべに出されたのは9つ意見9つのうち市長に近い意見はただ1つしかなかった。それで僕らは政策判断するわけじゃないから,たくさん寄せられたものについて,いろんな要望などについて,議会の方にも,議員にも知らせる必要があるんじゃないかというふうに思うんです。すべての意見じゃないですよ。例えば今回特集している敬老パスの問題については,こういう意見が寄せられていますよということをするべきじゃないかと思いますが,どうかというのが1つ。  もう1つは,パブリックコメントの場合,市民意見を募集するパブリックコメントの場合は,それこそ1つ1つの問題について,類似事項も含めて一緒にして,市当局の見解が明らかにされるという制度になっています。その場合は,私たち議員パブリックコメントへの回答,寄せられた情報中身,それから神戸市当局の考え方というのをつぶさにすべてのものについて見ることができます。しかし今回の場合は,それこそ市民から送られてきたのは市長が見ました,担当部局が見ましたということでは,本当に議員にとっては中身が全然わからなくて,急に議案というか,提案をされるということになっておるんですけど,ちょっと改善するべきじゃないかと思いますけども,どうでしょうか。 17 ◯永井市民参画推進局長 パブコメ意見市長への手紙意見とは,制度そのものの成り立ちが違いますので,はっきりとパブコメの場合は,条例の中でそういう意見についての中身もあるいは答えも出すということになってございますので,市長への手紙とは取り扱いが違うということは当然だろうと思います。我々の方としては,広報紙の中で市長への手紙中身を全部載せるわけにはいきませんので,代表的な内容バランスを考慮して,民主的にといいますか,公平に載せておるつもりでございます。反対意見も載せてございますし,賛成意見といいますか,具体的な提案も載せておるわけですし,低所得者配慮というふうなことも,当然これ意見の中にもありまして,その辺の意見も載せておると。すべて代表的な意見については,バランスがとれるような形で載せておるつもりでございますので,その辺はご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 18 ◯委員森本 真) バランスのとれたということで,9つ言うたんですけど,8つの項目が出て,これがバランスとれたというか,市民の声が出ているのは広報こうべ12月号だけですから,市長への手紙答えて8つ項目が出ているだけです。これがバランスがとれているという発言だと,市長の政策が市民の声聞いてないというふうに思わざるを得ない状況なんですけども,もうあれですけど,聞きませんけども,例えば今からでも市民参画推進局として,市長への手紙敬老パスの問題について,市長への手紙等々,市に寄せられた市民の声というのについて,12月号は項目で短い文章ですけども,こういう形でこういう意見がどれぐらい寄せられたかいうことの公表というか,議員への配付なんかは可能なのかどうなのか,最後にお聞きしたいと思います。 19 ◯永井市民参画推進局長 議会の方で,委員会の方で決めていただくんであれば,出せる資料については出していきたいと思いますので,個々の市長への手紙中身を出すいうことは,これは無理だろうと思いますが,どういう意見,代表的な意見で,どういう傾向のものがどれぐらいあったかというふうなことについての提出は考えていきたいというふうに思います。  以上でございます。 20 ◯委員森本 真) 局長が言っているので,委員会で判断というか,していただきたいと思います。 21 ◯委員長大井としひろ) ほかにご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 22 ◯委員長大井としひろ) 他にご発言がなければ,市民参画推進局審査はこの程度にとどめたいと存じます。当局,どうもご苦労さまでございました。  なお,委員の皆様におかれましては,秘書室及び行財政局が入室するまで,自席でお待ち願います。 (秘書室・行財政局) 23 ◯委員長大井としひろ) これより秘書室及び行財政局の審査を行います。  初めに,私からご報告いたします。去る12月に,平成20年度税制改正大綱について,行財政局から報告を受けました。本件については,既に委員の皆様に資料を配付いたしておりますので,内容の説明は省略いたします。  以上,報告を終わります。  それでは,議案2件について,当局の説明を求めます。局長,着席のままで結構です。 24 ◯小柴行財政局長 それでは,お手元にお配りしております総務財政委員会資料によりまして,ご説明申し上げます。  1ページをお開きください。  平成19年度神戸市各会計補正予算につきまして,ご説明申し上げます。  計数につきましては,100万円未満を省略して申し上げますので,ご了承願います。  2ページをお開き願います。  予算第31号議案平成19年度神戸市一般会計補正予算,1歳入歳出補正予算でございますが,歳入合計で72億8,900万円を,歳出合計で57億8,700万円を,それぞれ追加しようとするものでございます。  詳細につきましてご説明申し上げますので,4ページ,2歳入予算の説明をごらんください。  第11款地方特例交付金,第2項特別交付金では6,200万円を,第23款市債,第1項市債では,起債承認見込みにより72億2,600万円を,それぞれ増額しようとするものでございます。  続きまして,5ページ,3歳出予算の説明をごらんください。  第15款諸支出金,第1項繰出金では,市営住宅事業費以下3会計への繰出金を合計で5億2,900万円,第3項雑出では,公債基金への償還金を52億5,800万円,それぞれ増額するものであります。  6ページに参りまして,4市債補正は,市債収入の補正に伴い起債限度額を補正しようとするもので,続く7ページには,一般会計の市債の現在高を掲げております。  次に,8ページをお開き願います。  予算第37号議案平成19年度神戸市公債費補正予算,1歳入歳出補正予算でございますが,歳入・歳出ともに合計で297億9,700万円をそれぞれ追加しようとするものでございます。  詳細につきましてご説明申し上げますので,10ページ,2歳入予算の説明をごらんください。  第1款繰入金,第1項他会計繰入金では,一般会計以下9会計からの繰入金を合計で262億1,700万円,第2項基金繰入金では,公債基金からの繰入金を47億1,800万円,それぞれ増額するものであります。  第2款市債,第1項市債では,公募債等の借りかえを11億3,900万円減額しようとするものでございます。  続きまして,11ページ,3歳出予算の説明をごらんください。  第1款公債費,第1項公債費では,元金及び減債基金積立金について,合計で297億9,700万円増額するものであります。  また,続く12ページには,公債基金債の現在高を掲げております。  以上が行財政局所管の歳入歳出補正予算でございます。  なお,資料はございませんが,全市の補正予算額は,一般会計で171億200万円,特別・企業会計は,農業集落排水事業費等13会計で970億3,900万円,合わせて1,141億4,100万円の追加となっております。  これで平成19年度神戸市各会計補正予算についての説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 25 ◯委員長大井としひろ) 当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。まず,予算第31号議案の関係分について,ご質疑はございませんか。 26 ◯委員森本 真) 今回は,31,37と,公債関係の分が大半を占めている補正予算になっていると思うんです。それは少し置いといて,この補正予算の考え方なんですけども,1つは,大きな政策決定というか,国が政策を変えて補正を組んだ場合に,神戸市がその国の補正によっていろんな補正を組む。今回の公債費の償還関係もそうだと思うんですけども,そうじゃなくて,今回金額が両方足して1,100億円というすごい財政規模になっておるわけですけども,その中でみのりの公社の20億円というのが,金額で言うたら小さく出ているんですね。しかし,そのみのりの公社の20億円の中身を見ると,みのりの公社自身のこれからのあり方という政策的な,重要な中身というのがそこに含まれておりまして,国から言われたことに対して神戸市が補正する中身ではない。けども,今回の補正予算にのっているというふうなことなんですけど,補正予算にみのりの公社関係のやつを今回しなければならない理由,もう1つは,反対に言えば,いろんな新たな政策判断してますから,本予算にそれをのせた場合というか,のせるのとどう違うのかという,その違いをお聞かせ願いたいと思うんです。 27 ◯小柴行財政局長 補正予算いうことでございますので,これはできるだけ当初で予算組むというのが原則でございますけども,当初組めなくて,年度途中でいろんな変化によりまして新しく需要が生じた場合については補正するということでございます。補正につきましては,今,委員申し上げられた市独自で政策的にする分もございますし,大体毎年,国の認証等によって変わるというものが多いわけですけども,今回につきましては,今のみのりの公社の関係でございますけど,これにつきましては,マリンピアの土地が110億で売れたという事情の変化ございまして,それに合わせた格好であそこを売却できたので,今回いろいろ今までの債務につきまして,きっちりと処理していこうということでございますので,補正の要素についてはいろいろあるわけです。  それと,金額大きくなっておりますのは公債基金の償還,高金利債の償還ということで,これにつきましては,手続上,公債会計を通すと,整理会計を通すということでございますので,ダブル経理みたいな格好になりますので,それで膨れているということでございます。  以上です。 28 ◯委員森本 真) 膨れているのは私も理解しています。さっき言われた──思うのはマリンピアが110億円で売れましたと。だからそれは新たな出来事だから,補正予算として組みますというのもわかるんです。補正予算に組むんだけど,みのりの公社にどれだけ,20億円の中身をどういうふうに使うか,借金返しをすっとするんであれば,それはちょっとそうかなというふうに思うんですけど,みのりの公社自身の今後のあり方についても,補正予算の中身で明らかにされてますよね。どういうふうにしていくかという,今までと違うパターンです。今までは,みのりの公社は事前に,今回の予算にありますように神戸市からお金を借りて,年末には神戸市にお金を返すと,こういうやりとりで操業を続けてきた。しかし今回のやつは──補正予算ですよ──補正予算はたまっている借金を一部返しますと。今後の方針について,いろいろと出されてますね,案を。どういうふうに売るというか,つくるのか,売るのかというのも含めて出してて,それは今までと違ったというか,新しい提案というふうに思うんですね。そういう考えに立つならば,2008年度の予算にその借金返しも含めて,新たに使うお金も含めて本予算に提案すべきじゃないかというふうに私は聞いているんです。わざわざ補正予算で組むのはなぜなのかと。補正予算で組まなければ何かそごというか,おかしなことが生じるのかというのを,そこをお聞きしたいんです。 29 ◯小柴行財政局長 みのりの公社につきましては,今申し上げたのは,年度当初組んでなかって,途中出てきたもの,それと今回,平成20年度の予算の中でみのりの公社をどうしていくかということについては,当然買い取りの話から含めまして,販売どないしていくかということにつきましては,今後の大きな方針につきましては,当然予算の中で計上されておりますので,そちらの方で当然議論がいろいろ出てくると思いますので,今回はあくまで年度途中に土地が売れましたので,その土地の分で処理できるものはしていこうということでございます。新しい予算については,新しい予算の中で議論は十分可能であるというふうに思っております。 30 ◯委員森本 真) ちょっとかみ合いませんけど,その20億円,みのりの公社に送るという補正予算の中に今後の新しい方針も入っているんじゃないかというふうに思うんですよ。2008年度の本予算がある。だから,借金返しするだけだったら補正予算でいいと思うんですけど,新しい方針の分も入っているでしょう,この20億円の中に,お金の使い道として。そう違いますか。 31 ◯小柴行財政局長 今申し上げましたように,みのりの公社の分につきましては,平成20年度で収支組みまして,買い取りの問題とかそこら辺も含めまして支出組んで,それから,販売については,どれだけ売れるかということで収入を組みまして,収支をきっちり20年度予算で出しまして,今後の方針も含めまして,そうした20年度でどうしていくかということについては,20年度予算できっちり恐らく組んでおりますので,これも産業振興局の方で,そういう将来も見込んだ上でどうしていくかということで予算もきっちり組んでおりますので,当然そちらの方で議論はしていただけるんじゃないかなというふうに思っております。 32 ◯委員森本 真) ちょっと話かみ合いませんけど,19年度の補正予算でも大きな方針変換があるということで,それは本来なら本予算で組むべきじゃないかということを言っているので,ちょっと局長と話が合わないので,もうこれで終わっておきます。 33 ◯委員長大井としひろ) ほかに質疑ございませんか。  (なし) 34 ◯委員長大井としひろ) 次に,第37号議案について,ご質疑はございませんか。  (なし) 35 ◯委員長大井としひろ) 次に,この際,秘書室及び行財政局の所管事項について,ご質疑はございませんか。  (なし) 36 ◯委員長大井としひろ) 他にご発言がなければ,秘書室及び行財政局の審査はこの程度にとどめたいと存じます。当局,どうもご苦労さまでございました。  なお,委員の皆様におかれましては,危機管理室が入室するまで,自席でお待ち願います。 (危機管理室) 37 ◯委員長大井としひろ) これより危機管理室の審査を行います。  それでは,報告事項1件について,当局の報告を求めます。危機管理監,着席のままで結構です。 38 ◯平井危機管理監・理事 それでは,お手元にお配りしております総務財政委員会資料によりまして,神戸市新型インフルエンザ対策実施計画の策定について,ご説明を申し上げます。  資料の1ページをお開きください。  まず,計画の策定の経緯でございますけども,平成17年12月に国において,平成18年1月には兵庫県において,それぞれ新型インフルエンザ対策行動計画が策定されました。書いてはおりませんけども,これに先立ちまして,保健福祉局においては,平成14年3月に神戸市健康危機管理計画,平成17年3月に新型インフルエンザ対応マニュアル,そして,そこに記載しておりますとおり,18年11月には新型インフルエンザ対策実施計画を策定し取り組んでおりました。その後,国,兵庫県の行動計画やガイドラインに基づき,保健福祉局だけでなく各局室区においても実施計画の検討を行い,このたび各局室区を取りまとめた神戸市全体の実施計画を作成したものであります。  なお,この実施計画には,新型インフルエンザとは異なりますが,平成15年に国外で発生したSARS,いわゆる重症急性呼吸器症候群でございますけども,これの取り組みや平成15年5月に,観光目的で来日した台湾人医師が関西を旅行し,帰国後にSARSの発症が判明した事案の経験と教訓も生かしながら策定しております。当時,神戸市では,市民への情報提供,相談窓口を設置するとともに,庁内各関係部局対策会議を開催し,全庁を挙げて患者発生時の感染防止に取り組みました。  次に,2番の神戸市危機管理基本指針における位置づけでございますけども,危機管理に関する計画・指針・マニュアル体系の中で,個別事案危機管理計画の1つ──アスタリスクマークがついておりますけども──1つとして,平成14年3月に策定しました神戸市健康危機管理計画をそこで位置づけており,その下の個別事案対応マニュアル──下側の右の端にございますけども,少し黒くメッシュの入ったところでございますが──個別事案対応マニュアルの1つとして本日の実施計画を位置づけてございます。  2ページをごらんください。  神戸市にとっての危機ということをまとめております。危機とは,神戸市民の生命・身体または財産に重大な被害もしくは損失が生じる,または生じるおそれがある緊急の事態をいい,本実施計画は,3)に書いています神戸市地域防災計画や国民保護計画の対象とならない危機に該当いたします。新型インフルエンザがパンデミック,いわゆる感染爆発と呼んでますけども,これを起こすと,例示されているような感染症等による健康危機や,感染者の増大に伴う社会機能の低下によるライフラインの大規模停止なども発生する可能性がございます。  3番の計画の概要ですが,策定に当たってとして,なぜ今この計画が必要なのかをここで記載しております。少し読み上げてみますけども,世界のすべての人が免疫を持たない新型インフルエンザは,完全なヒト型に変異したウイルスの出現とともに,5日から10日で全世界に拡散し,世界各地でおよそ8週間にわたって流行し,人口の25%が感染するとされております。  発生までの限られた時間を利用して,市民・事業者・行政が連携して,でき得る準備をしておくことが重要で,万一の発生に際しましては,混乱やパニックを防ぎ,冷静・的確かつ迅速な初動対応により爆発的流行を抑え,最終的な健康被害を最小にとどめ,社会経済の混乱を防止することが求められております。  (1)の策定趣旨でございますけども,新型インフルエンザに対し,各局室区が情報を共有し,連携・協力して迅速・適切な対応を実施するため,本実施計画を定めるものでございます。
     (2)の対策の計画と実施については,各局室区は,各フェーズ──日本語では段階と呼んでますけども──段階に応じて必要な対策をとるとともに,神戸市健康危機管理対策連絡会議または神戸市新型インフルエンザ対策本部の決定事項や指示に基づき,関係機関と連携し迅速な対応をとることになっています。  フェーズごとの神戸市の体制につきまして詳しく申し上げますので,4ページの表の1をごらんになってください。  現在は,フェーズ3のAの段階で,ヒトに感染する高病原性鳥インフルエンザが,インドネシアやベトナムなどの東南アジアを中心に国外で発生している状況で,神戸市では保健所危機管理対策連絡会議を開催し,情報収集を中心に取り組んでいるところでございます。  ところで,過去には,平成16年1月に,皆さんご記憶だと思いますけども,山口県,同じく16年2月には大分県,京都府で高病原性鳥インフルエンザが発生し,特に京都府の事案では,感染した鳥が兵庫県八千代町の処理場に搬入され,神戸市の一部が移動制限実施区域に含まれたことから,神戸市高病原性鳥インフルエンザ対策連絡会議を設置するとともに,相談の窓口の設置,死亡野鳥の回収体制の整備,生きた鳥の簡易検査実施市民への情報提供,養鶏農家への指導等の対応を実施いたしました。当時,フェーズという概念はありませんでしたけども,現在のフェーズに当てはめると,平成16年度の対応は,フェーズ2のBの対応を行ったということでございます。  今後,国内でヒトに感染する高病原性鳥インフルエンザが発生した場合には,フェーズ3のBになり,神戸市高病原性鳥インフルエンザ対策本部が設置されます。さらに,ヒトからヒトに感染する新型インフルエンザが国内で発生するフェーズ4のBになりますと,神戸市新型インフルエンザ対策本部,区本部を設置し,全市的な体制を確保するということになります。  5ページをお開きください。  表の2でございます。対策会議・本部員会議の主な協議事項でございます。この表は,フェーズごとに協議する必要のある事項を記載しており,例えばライフライン機能や行政機能の確保,事業活動の制限や集客・集会施設の閉鎖などについて,対策会議や本部員会議で協議し,事業者へ協力を要請したり,利用者や市民に対して事前予告などを行うものでございます。  続きまして,6ページをごらんください。  別表1でございます。新型インフルエンザ対策各局室区実施計画の概要でございます。この表は,各局室区別の主な対応事項について記載をしておりまして,例えば危機管理室では,新型インフルエンザ対策本部の設置や関係機関との連絡体制の確立,情報連絡体制の確保,各局室区体制・対応の確認などを実施するものであります。保健福祉局では,健康相談・保健指導の実施,医療の供給,患者の搬送,局内健康危機管理対策会議等を行い,消防局では,救急活動の衛生管理,患者搬送対応などの保健福祉局要請への協力・連携等を行います。また,教育委員会では,児童・生徒・教職員等の健康管理及び家庭の啓発・相談・指導,給食の安全対策等を行い,市会事務局では,議員への連絡・報告,議会意見集約,対策の立案・決議に関する事務を行うということになります。  一番下の欄の各局室区共通事項といたしまして,職員の啓発・感染防御指導,来庁者・利用者,その他市民への情報提供・啓発・指導,外郭団体,関係団体・組織への情報提供,連絡体制と体制づくりや対策の指導などを実施することになってございます。  3ページにお戻りになっていただきたいと思います。  3ページの(5)非常事態宣言でございますけども,神戸市での新型インフルエンザ患者の発生状況と流行予測から,緊急の必要があるときに発し,市民の全面的な協力と理解を求めます。  (6)流行の終息,フェーズ7と呼んでますけども,ここでは流行の終息状況を見きわめて,パンデミック対策の段階的縮小を図り,市民生活の正常化を促進します。そして,各対策の評価結果に基づき,実施計画の見直しを行い,第2波の流行に備えた対策を実施いたします。  4番でございます。市民への広報・啓発ですが,広報紙月号には,新型インフルエンザに備えて家庭でできる対策等についての啓発記事を掲載する予定でございます。また,神戸市のホームページにも新型インフルエンザのページを設置し,事業者に対しましても,新型インフルエンザのパンデミック時に企業活動が停止し,社会機能を停止させないためにも,神戸市の実施計画を参考にしていただきながら,事業者みずからの対策に取り組んでいただくことをお願いするものであります。  市民1人1人の感染予防に向けた取り組みが自分自身や家族を守り,ひいては職場を守り,社会全体で新型インフルエンザの感染を防ぐことにつながります。市民皆さんが一体となって,迫り来る危機に対して備えることが重要だと考えております。  以上,神戸市新型インフルエンザ対策実施計画の策定につきまして,ご説明を申し上げました。  お手元には,神戸市新型インフルエンザ対策実施計画,ページ数で45ページと,非常に分厚いものでございますけども,お配りをしておりますので,後ほどごらんいただきたいと存じます。  今後,この実施計画をもとに職員の研修,そして訓練などを通じまして計画の追加や見直しを行い,より実効性のある計画にしていきたいと考えております。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 39 ◯委員長大井としひろ) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行います。ただいまの報告について,ご質疑はございませんか。 40 ◯委員(吉田謙治) 今,計画策定についてご報告をいただいたわけでありますけれども,こういう感染症なんかの専門的なことは保健福祉が中心になるんだろうと思いますけれども,危機管理室の場合は,特にこういう体制づくり,今いろいろとご説明ございました。改めて拝見すると,すごいたくさんのことをやらなきゃいけないんだなということを,改めてこの表を拝見するだけでも驚くわけでありますけれども,6ページの別表に上がっているような,全庁を挙げて各局がやるべきことというのはここに全部網羅をされているんだろうと思いますけども,実際のこういうそれぞれが意識を持っておやりになることになれるといいますか,あるいは執行管理と言っていいのかどうかわかりませんけれども,実際にうまく運用できるようなトレーニングといいますか,そのあたりはどういうふうにお考えなのかをお尋ねをしたいと思います。 41 ◯平井危機管理監・理事 まさに,吉田先生おっしゃるとおりでございまして,これからはこういう計画を定めたものの,実効性あるものにするためには,職員の研修のみならず,関係事業者への広報,そして一番大事なことは,やっぱり市民に対する広報が非常に重要かなというふうに思っております。今までの我々──あえてこの実施計画の中で危機とはという形で,復習みたいな形で3つ挙げましたけども,地域防災計画でいう自然災害とか事故災害でもなく,国民保護でいう外国からの武力攻撃に備えたような危機でもないと。そういうことで,少し特徴を挙げてみますと,今回のこの新型インフルエンザ対策につきましては,自然災害とか大規模事故が局地的なのに対して,多数の国・地域でほぼ同時に発生する広域的なものであるということが1つの特徴です。  それから,2つ目の特徴は,これが1回で終わらずに数カ月続くと。8週間というふうに申し上げましたけども,数カ月続くであろうということが第2の特徴です。それから,一番大きな特徴は,被災地あるいは事故があった地域の人だけが影響を受けるのではなくて,全市民が影響を受けるというふうな広域的な問題があるということ。それから,これは制圧するというんじゃなくて,くしゃみとかあるいは空気感染して人に伝わっていくという,こういった特徴がありますので,先生おっしゃいますように,危機管理とか,保健福祉とか,教育だけでやっていいというものじゃなくて,もう全庁を挙げて取り組まなあかんという形で,今回ご報告させていただくものでございます。これは概要版でして,46ページ実施計画のさらに細かい部分を各局室区で今つくりつつあります。そういう形で,庁内でたくさん,あるいは関係機関を入れた訓練というのが今後重要になってこようかと思いますけども,そういったことも視野に入れながら,職員全体のスキルアップを図って,今後訓練とかそういう実施計画について,つくっていきたいと思っています。特に私気になってますのは,やはり医療機関との連携といいますか,そういったものが非常に重要になってこようかと思いますので,関係機関,医療機関等含めて全市民対象にして取り組んでいくべき課題かなというふうに思っております。  以上でございます。 42 ◯委員(吉田謙治) 今この資料を拝見しましたら,この実施計画の方の冒頭のところに,一たんパンデミックですか,そういう状態になると,今,管理監がおっしゃったように8週間で,ちょっと数字見るとびっくりするんですけど,神戸市だと罹患率30%ということで,多分これ,大都市だし物流のまちだからこういうことになるのかなと思うんですが,市民として,今すぐさま,海外でああいうインドネシアとかタイだとかで発生をして,まだそんなに身近な問題として感じてはないんだろうと思うんですけど,先般もNHK拝見してますと,もうなったらかなりの割で死んじゃうという恐怖感があって,この資料を拝見すると,必ずしもそんなに高くないのかなと思いますけれども,やっぱり市民の,前にもちょっと騒動があったときに,タミフルですか,新型ですからワクチンがその時点であるわけじゃないんでしょうから,そういうような本当に備えとして大丈夫なのかという,対応の組織は組織としていいんだけども,実際にありていに言えば,お薬の関係とかあるいは全員が全員の分を整えるのは前のときにも無理だったということですから,例えばこういう形でこういうふうに備えておって,こういう対応をしますということの,まさに先ほどもおっしゃっていた市民への広報,とりあえず言っても,手洗いとうがいを励行しましょうみたいな感じになっちゃうのかもわかりませんが,その辺のことなんかはどうなんでしょうかね。 43 ◯平井危機管理監・理事 先日来から,再放送,再々放送で伝わっていますように,NHKでドラマ化されたものが放送されました。非常に視聴率が高かったというふうに聞いています。それだけ国民がこの新型インフルエンザに対して興味を持っているということは確かでございます。  今,国際社会では,もし新型インフルエンザが起こったらという,イフではなくてウエン。いつ起きるんかということが話題になっています。そういう意味では,アメリカでは国家安全保障という形で位置づけられておるような重要な危機事象ということでございます。  身近な問題として,あんまり大変だ大変だと言って恐怖感をあおったって,それは我々の仕事ではございませんので,おっしゃるように,備えということが1つのキーワードになってこようかと思います。私たちは自然災害に対しても備えという言葉を我々は生み出しました。今回も,こういった新型インフルエンザに対しても備えということが非常に重要になってこようかと思います。市民には,やはり先生おっしゃいますように,確かに専門家の間でも一致した意見として,やはり手洗いをする,うがいをするという,その日常生活の中での基本的なことが一番大事だというふうに言われております。そして皆さんいつもおっしゃるんですけど,薬としての備蓄があるんか。薬というのはいわゆるタミフルと言われていますけども,こういった備蓄があるんかということでございますけども,基本的には,薬剤とか医療行為に関することというのは危機管理の仕事ではないので,十分な回答はできかねますけども,今少し調べて聞いている範囲だけでお答えを申し上げますと,このタミフルの備蓄の関係でございますけども,国の行動計画──これは神戸市全体で薬剤の備蓄をどうするんかというのはできませんので──国の行動計画によりますと,タミフルの備蓄量を治療必要者数,国民のうちの2,500万人分を治療必要者数というふうに決めておりまして,そのうちの国と都道府県で1,050万人分ずつ備蓄しようと。つまり2,100万人分ですね。残りの400万人をいわゆる流通備蓄で対応するというふうな計画がなされております。ちなみに,兵庫県で備蓄分は45万8,000人分というふうに聞いています。先ほども申し上げましたように,備蓄薬剤というのは全国均一で配分される性質のものではなくて,患者が発生した地域に,患者の治療と感染予防のために必要量を供給するものでございます。そういうことで,神戸市においても,備蓄政策というのは国の行動計画に沿った形での備蓄計画になろうかというふうに思っています。  以上です。 44 ◯委員(林 英夫) 今,吉田委員からもお話ございましたように,今回の新型インフルエンザを危機管理という観点でおとらえいただいて,非常にタイムリーに取り組んでいただいているということは大切なことだと思っております。  若干まだまだ先が見えない問題ですけれども,ざっくりとしたお話を伺いたいんですが,このインフルエンザ対策実施計画の具体の中で,人口152万を前提に,罹患率30%で,外来受診が46万6,000,入院患者数が3万5,900ということで,とりわけ公立病院だけでなしに,民間病院であったりとかあるいは医師会との連携が必要だと思うんですけども,今後そういったところの連携のスケジュールといいますか,どういうことをお考えなのかということと,あと1つ,私,メディア出身で,うんと前に神戸でエイズが発症したときに患者が出て,もうメディアが大騒ぎしまして,写真週刊誌も駆けつけたと。私たち地元のメディアとしてどういうふうに鎮静化するかということを苦労した覚えがあるんですが,今回やっぱりこういった形で発症すると,メディアとの連携ということで,フェーズの中でも出てくるんですけども,具体に,じゃあこういう形でやれば安心ですよということを,今,手洗いとかうがいとかそういうふうな話が出たんですが,もう少し専門的に,こういう状態では隔離すると。あるいはこういう状態で病院に入っていると。現在こういう状態だと。さらには,行政としてあるいは医療機関と連携しながら,鎮静化へ向けてこういうふうな取り組みをしているということを,安心報道としてどういう形でマニュアルをつくっていかれようとしているのか。あるいは大騒動の最中に専門家の映像でも結構ですから,こういった形で生活すれば安心ですよというふうなものをパッケージとして用意できるのかどうか,そういったことも含めて,地元のメディアあるいはさらにCATVとかいろいろとありますけども,そういったところの連携を今後どういうふうにお考えなのかという,2点だけをお伺いしておきたいと思います。 45 ◯平井危機管理監・理事 まず,病院との連携ということでございますけども,1つ,なぜ30%なのかということをご説明申し上げたいと思いますけども,兵庫県では,計画では25%ということになっておるんですけども,これは兵庫県の罹患率というのは,都市部とか農村部も含んだもので25%ということでございます。神戸市の罹患率が30%というのは,その表にありますように,神戸市の場合は,道路とか鉄道とか海運とか空港,そういった交通網が発達しておりますので,大阪,京都とも直結しておりまして,しかも港を通じて中国や東南アジアとの交流が多いということが1つの特徴です。  それから,2つ目に,1918年,これはいわゆるスペイン・インフルエンザのときですけども,1918年といいますと大正7年でございますけども,このときの資料が残っておりまして,このときが神戸市で罹患率が約30%あったということですから,都市部の東京が今30%なんです。ですから東京と同じように30%の罹患率を採用して,この数字をはじき出したものでございます。  それから,1点目の,特に患者が発生した場合との公立病院とか医師会とか,いわゆる二次救とか医療機関との連携ということにつきましては,これはもう本当に大切なことでございまして,ここが崩れますと,非常に市民の間に大混乱が起こるということでございますので,今,対策本部をつくった,そういった状況のときには対策本部はできると思うんですけども,対策本部会議に私たちは,我々職員だけではなくて,医療関係者,それから,2点目の質問もございましたように,マスコミの関係者の皆さんにも対策本部に来ていただこうかというふうな仕組みを考えております。そういうことによって情報を共有して,よりよい問題解決方法があるんかないのか,あるいは市民に対して,国民に対してどういうふうな訴え方をしていくんかということが非常に重要になってこようかと思いますので,特に神戸市では,対策本部に出席を求めるようなことになるんじゃないかなというふうに思っております。  メディアとの連携という意味では,確かに今,広報紙こうべとかホームページとか言いましたけども,リアルタイムで発信する情報については,やはり映像とかラジオとか,そういったものが非常に有効でございますので,これから医療関係者とかメディアも含めた訓練を,また計画をしたいと思っていますので,そういった訓練を通じて顔の見える関係で,よりよい関係を今後神戸市として築いていきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 46 ◯委員(林 英夫) わかりました。これからの問題として受けとめたいと思います。特に第4段階になったときに,やはりどういうふうに対応するかというのが問われてくると思いますし,今,2点申し上げたのは,やはり医療業界,それからメディア業界,それぞれにありまして,そういう中では当然対応も考えていくと思うんですけれども,やはりどうしても病院間であったりとか,医師会の中でのそういう遠慮があったりとか,あるいは言い分があったりとかということがありますし,メディアの中でも,やっぱりそれぞれの取材方法がありますし,言い分もあるし遠慮もあるという中で,やはり危機管理というふうな観点をきちっと押さえていただいて,そういったところをうまくリードしていただくというのが今回の大きな目的でもあると思いますので,その辺を大いに主眼を置いていただいて,今後とも積極的に,いろんな訓練と言うまでもなくとも,懇談会なり開いていただければありがたいと思っております。  以上でございます。 47 ◯委員(荻阪伸秀) 今もお話が出てますように,特に医療体制,医療供給体制というのは非常に重要だし,心配だというお話もありました。それは,主として保健福祉局が当たっていくんだろうけれども,事が起これば,それは対策本部が設置されて,あらゆる関係者が集まってやっていくということで,だけど,それまでが大変ですよね。そうなってからではなくて,そこへ行くまでにどのような医療供給体制が提供できるか,確立できるかいうことの準備を今から始めとかないかんわけですよね。それは保健福祉局がやるのは当たり前ですけれども,それだけでいいわけはないわね。少なくとも危機管理室として,そういう進捗状況とか,議論の中身とか,体制確立に向けての準備とかいうようなものも,保健福祉局だけじゃなくて,危機管理室がやっぱり熟知しているというか,関与していなければ,いざというときに役に立たんと思うんですね。そういうふうな体制づくりを今どういうふうに考えられておるのか,どう進めていこうとされるのか,しているのか。 48 ◯平井危機管理監・理事 この健康危機管理の一環としての感染症対策,新型インフルエンザ対策でございますけども,私,職員のみんなに──部下には言うておるんですけども,今までの災害とか事故対策というのは,いわゆる本部をつくる,そして現地でも現地の本部をつくるというふうな,いわゆる路線で言うたら単線ですね。ワンパターンで今まで対応ができました。荻阪先生がおっしゃいますように,今回の体制というのは,私は複眼,目が2つあるという複眼構造ということで,1つは医療関係者がまとまる本部,そしてもう1つは,私どもの危機管理室が──危機管理室の場合は関係機関,つまり神戸の場合ですと検疫所がありますし,空港もあります。鉄道もあります。そういうことで,先生おっしゃるマスコミもあります。そういうふうに外部の機関との連携,保健福祉局の方は医療機関との連携ということで,2つが本部の中に入るという,そういう複眼的な発想が要るんじゃないかなというふうに思っています。そして,医療関係で決めたことを,いわゆる近畿圏全体でそれがうまくいくのかどうかという,そういう検証もしながら,一緒になって神戸市としての本部として意思決定をしていくという,複眼的な発想になるんじゃないかなというふうに思っています。そういった連携が,まさに神戸市だけの連携やなくて,神戸市の近隣都市も含めたあるいは関係機関も含めた大きな連携というのが,今回,この新型インフルエンザで初めてこれが検証されるわけですから,何遍も申し上げますように,そういった先生おっしゃいますように,こういう訓練とか検証を通じてスキルアップを今後図っていきたいなというふうに思っております。  以上です。 49 ◯委員(荻阪伸秀) そういうことなんですけども,こうしてここに挙げられると,大変なことやと思うと同時に,非常にこういう計画が立てられるということは結構なことだけども,こう並べたからできたわけではないんで,これもまさにペーパーなんですよね。机上の空論とは言いませんが,机上プランであって,それを本当にどこから手をつけて実際に進めていくかと。起こってからではもうだめなんで,発生するまでにどれだけ体制確立を進めていくことができるかということではないかと思うので,それが危機管理室の仕事だろう,役目だろうと思いますから,そんなことはないでしょうが,それぞれの局に頑張れよと言うんじゃなくて,本当に一体になって,そういう体制確立を進めるということが求められるんじゃないかと,そう思います。  同時に,今度は市民の立場から,目線から考えると,そういうふうなことが仮に起こった,報道されたというときに,パニックにはならんまでにしても,それぞれがもう非常に不安で大変な状態になるわけですよね。例えば1つ,あほな話ですけど,マスクが要るわなと。マスク買いに行ってもないん違うかと。どうしたらええんかということから始まるんですよ,やっぱり市民の立場から言えばね。そういうふうなことをふだんから,そういうときにはこうするんですよとか,こういう行動をしてくださいとかいうことを,今から市民に対してPRなり教育をしていかないかんの違うかなと。そういう点についてはどう考えられておるのか。 50 ◯平井危機管理監・理事 もう先生おっしゃるとおりでございまして,今回,市民に対しまして,例えばマスク,こういったものも2週間程度はきっちりと備蓄せえということを,はっきり具体的に出していった方がええんじゃないかなと,私はそういうふうなPRをすべきだというふうに思っています。何遍も言いますけども,備えということは,自然災害だけやなくて,こういう新型インフルエンザに対して特に重要になってくる時代になりましたので,市民に対して十分な備えと心がけをしてほしいというふうなPRをする予定でございます。 51 ◯委員(荻阪伸秀) やっぱり医療供給体制の確立ということが一番大事なことで,これも市民の立場から言うと,まずはやっぱり近隣,近所のお医者さんということになるわけですから,医師会との連携・協力というものをどうつくり上げていくか,そして市民がまずどこへ行ったらいいかとか,どうしたらいいかとかいうことがお医者さんからも,また日ごろ話ができるような,そういう日常的な体制づくりというか,ものも考えていただきたい。そのために医療関係者との協力体制の確立には,今から全力を挙げてほしいということだけ申しておきます。 52 ◯委員(松本のり子) 2点ほどお聞きしたいんですけども,国とか県でマニュアルつくってますが,それ以外で,市独自でつくられるということはないのか。各区によって,やはり子供が多い区とか,高齢者が多い区とか,いろいろあるかと思うんで,それはいかがかということと,もう1点,先ほどタミフルの話も出てまいりましたが,兵庫県では45.8万人分を用意しなさいいうことだいうことで,ワクチンとかタミフルは,大体医療関係者,警察,消防いう順に渡されるいうことをお聞きしたんですけれども,なかなかこういう30%が神戸では罹患率が高いということであれば,神戸市独自でもタミフルなんかは備蓄計画というのはあるのか,結構何かほかの自治体では,自分たちで確保しようという動きもあると聞いているんですけれども,その点はいかがなのかという,この2点お聞きします。 53 ◯平井危機管理監・理事 まず,神戸市独自にタミフルの備蓄計画はあるのかということでございますけども,基本的には,神戸市独自でするというんじゃなくて,国の行動計画に従うというのが,今の現在の答えだと思います。  国の行動計画を少しお話ししますと,国の行動計画,これ2段階ありまして,パンデミックという,いわゆる感染爆発する前にプレパンデミックという段階を通ります。国の行動計画では,プレパンデミックワクチン──パンデミックになる前ですけども,プレパンデミックワクチンというのは,パンデミックワクチンの供給体制が整うまでの間,限られた資材の中で国民の生命や生活を守るために,緊急的に医療従事者及び社会機能維持者等に対して接種する。私,今この国の行動計画をそのままちょっと読み上げておるんですけど,接種に当たっては,対象者が実際に従事する業務内容,地域等踏まえ,新型インフルエンザに感染する危険性が高いと考えるものから順に,本人の同意を得た上で接種を行うというふうにしております。パンデミックワクチンというのは,実際に新型インフルエンザが発生しないと,発生したウイルスからワクチンをつくりますので,現在,新型インフルエンザというワクチンはございません。そういうことで,タミフルというのはあくまでプレパンデミックワクチン用に有効ではないかと言われている薬でございます。そういうことで,あくまでも神戸市独自ということやなくて,この新型インフルエンザが地域にとどまらず,全国に広がるという意味で,国の行動計画なり県の行動計画に沿った形で,神戸市も計画をつくっているということでございます。  それから,市独自で,区独自でと言いますけども,今回,その分厚い46ページものの行動計画,これはいわゆるモデル案的なものを各区役所に示しましたけども,それぞれの区に応じて,区の独自性でつくっていただいています。例えば中央区では,やはり一番昼間人口が多いということとか,外国人が多いということで,外国人を対象にした独自の広報体制とか,いわゆる行動計画というものをつくっております。そういう意味で,決して金太郎あめ的なことでなくて,区独自でそれぞれの皆さんで考えていただいて,実施行動計画をつくっていただいています。先生方おっしゃるように,これをつくっただけでは何の意味もありませんので,この計画に沿って,私はできればことしの秋ごろに,区も入れたあるいは医療関係者も入れた,それはいわゆる机上の訓練でもいいですから,そういったものを実施したいなというふうに思っています。そして,その訓練を実施することによって,どこが抜けているのか,何が足らんのかということを取り出して,よりよい実施計画書にしていきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 54 ◯委員(松本のり子) 罹患率が神戸が30%,東京と同じいうことを今お聞きしまして,本当に驚いたんですが,ぜひ,そういう意味では,他都市がタミフルを備蓄しているいうようなことを聞きますと,医療関係者なんかと今後お話し合いの中で,そういった方向がもし必要だとなれば,ぜひそういった方向で,市民の不安を押さえて安心させていくためにも,ぜひそういった方向で,医療関係者と考えていただきたいなということを要望として申しておきます。 55 ◯委員長大井としひろ) ほかにございませんか。  (なし) 56 ◯委員長大井としひろ) 次に,この際,危機管理室の所管事項について,ご質疑はございませんか。  (なし) 57 ◯委員長大井としひろ) ご発言がなければ,危機管理室の審査はこの程度にとどめたいと存じます。当局,どうもご苦労さまでございました。  なお,委員の皆様におかれましては,危機管理室が退室するまで,自席でお待ち願います。 58 ◯委員長大井としひろ) それでは意見決定の前に,先ほどの市民参画推進局審査におきまして,森本委員より,敬老優待乗車制度に関する市民意見の資料を委員会として求めるべきとの意見がございましたけれども,これについてお諮りしたいと思います。賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 59 ◯委員長大井としひろ) 挙手少数ですので,本委員会としては求めないことといたします。 60 ◯委員長大井としひろ) それでは,これより意見決定を行います。  まず,予算第31号議案平成19年度神戸市一般会計補正予算の本委員会所管分については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 61 ◯委員長大井としひろ) それでは,本件は原案のとおり承認されました。 62 ◯委員長大井としひろ) 次に,予算第37号議案平成19年度神戸市公債費補正予算については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 63 ◯委員長大井としひろ) それでは,本件は原案のとおり承認されました。 64 ◯委員長大井としひろ) 次に,第80号議案住居表示実施する区域を追加し,当該区域における住居表示の方法を定める件については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 65 ◯委員長大井としひろ) それでは,本件は原案のとおり承認されました。 66 ◯委員長大井としひろ) 次に,第81号議案町及び字の区域並びにその名称の変更等の件については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 67 ◯委員長大井としひろ) それでは,本件は原案のとおり承認されました。 68 ◯委員長大井としひろ) 次に,陳情第109号政務調査費の使途に関する陳情について,各会派のご意見をお伺いしたいと存じます。  それでは,自由民主党さん。 69 ◯委員(福浪睦夫) これは不採択です。 70 ◯委員長大井としひろ) 民主党さん。 71 ◯委員(荻阪伸秀) 私どもも不採択です。何かちょっとこの陳情者,誤解しておるのか,思い違いしておるのか,この広報費はまるで個人の広報をするもんだというふうに思って,削除せえなんかというようなことを言っているんじゃないかと思いますが,そうではないんであって,やっぱり調査・研究というのは,何も学者的に調査・研究するんじゃなくて,本当に議会活動,特に会派の活動というものを進めていくために有効に活用しなければならないものであって,それは広報・広聴というのは非常に重要な根幹をなすもんやというふうに思いますから,これは不採択です。 72 ◯委員長大井としひろ) 公明党さん。 73 ◯委員(吉田謙治) 公明党議員団としても不採択にしたいと思います。重要な問題なので,きちんと理由を言います。政務調査費ないし調査・研究とは,本市会の場合,神戸市政にかかわる現況調査をはじめ,国内外の参考事例の調査・研究,専門家・関係者等の意見聴取など多岐にわたりますが,これらの活動をもとに市政運営をチェックし,市民福祉向上のために政策提案を行うところに公費を充てている意義があると考えております。ただ,ここで最も重要なことは,これらの政務調査活動も,また,それを生かして行う行政の監督・政策提案も,常に市民の評価にさらされるべきものであるということであります。その意味で,単に公文書公開制度に基づく情報公開にとどまらず,積極的に市民の皆様に広報を行い,ご意見を賜ることが,まさに重要な政務調査活動そのものであり,広報費は当然必要な支出項目であります。よって,当陳情は不採択といたしたいと思います。 74 ◯委員長大井としひろ) 日本共産党さん。 75 ◯委員(松本のり子) 陳情第109号は不採択です。理由は,地方自治法第100条できちんと条例の定めるところに,その議会議員の調査・研究に必要な経費の一部として政務調査費を交付することができるとなっており,そしてこの条例で,神戸の場合,1人38万円ということになっています。これに基づいて,私たち会派でも,市の施策について,市民皆さんがどのように考えているのかということで,アンケート調査を行ったり,あるいは常任委員会議会報告での報告を市会報告として市民にお伝えをきちんとしています。これは当然なことであると思いますので,不採択にいたします。 76 ◯委員長大井としひろ) 次に,住民投票☆市民力さん。 77 ◯委員(林 英夫) 住民投票☆市民力としましても不採択です。政務調査というのは,やはり我々にとっては大変必要なことですし,条例でも規定しているわけですし,その政務調査結果を広く一般市民広報していき,また市民からそれをフィードバックしていただいて,次の政策に反映させるというのは,当然1つの大きな流れということで,広報費は必要だと考えております。  以上です。 78 ◯委員長大井としひろ) 新政会さん。 79 ◯委員(北山順一) 私どもも不採択であります。この調査研究費の使途については,当然必要な経費でありますから,この広報活動というものは重要な私たちの市政活動の一部だと考えておりますので,これは不採択としていただきたいと思います。 80 ◯委員長大井としひろ) ということで,全会派の皆様方のご意見が不採択ということで意見が一致いたしておりますので,本件,不採択といたします。  以上で意見決定を終わります。 81 ◯委員長大井としひろ) 本日ご協議いただく事項は以上であります。  本日はこれをもって閉会いたします。  どうもご苦労さまでした。   (午前11時40分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. 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