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  1. 神戸市議会 2007-03-14
    開催日:2007-03-14 平成19年建設水道委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時2分開会) ◯委員長亀井洋示) おはようございます。それでは,ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  本日は,昨日の本会議で本委員会に付託されました議案の審査及び当局からの報告聴取のため,お集まりいただいた次第であります。 (水道局) 2 ◯委員長亀井洋示) これより水道局関係の審査を行います。  それでは,議案3件について,当局の説明を求めます。局長,着席されたままで結構です。 3 ◯石井水道局長 おはようございます。座って説明させていただきます。  それでは,予算第59号議案平成18年度神戸水道事業会計補正予算並びに第33号議案阪神水道企業団規約の一部変更に関する協議の件及び第34号議案神戸水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の件につきまして,一括ご説明申し上げます。  お手元の資料1ページをお開きください。  まず,Iの予算第59号議案平成18年度神戸水道事業会計補正予算につきまして,ご説明いたします。  今回の補正予算は,給水収益及び分担金収入を増額補正するとともに,その分基金からの繰り入れを減額する財源更正補正でございます。  まず,1.業務の予定量でございます。  表の2段目,年間配水量既決予定量2億174万立方メートルを772万3,000立方メートル増量し,2億946万3,000立方メートルとするものでございます。景気の好転などの影響により配水量減少幅が縮小することが見込まれるため,年間配水量を増量するものでございます。  下に参りまして,給水戸数既決予定量74万855戸を1,980戸増量し,74万2,835戸とするものでございます。マンションを中心とした住宅建設の増加に伴い,給水戸数予定量を増加させるものでございます。  次に,2.補正予算実施計画でございます。  表の2段目,営業収益について,既決予定額362億5,797万円を5億5,000万円増額し,368億797万円とするものでございます。  内訳としましては,先ほどご説明いたしましたとおり,年間配水量の増により,表の3段目,給水収益において,既決予定額339億9,030万円を5億5,000万円増額し,345億4,030万円とするものでございます。  次に,表の4段目,営業外収益では,既決予定額25億4,294万円を5億5,000万円減額し,19億9,294万円とするものでございます。  内訳としましては,その下,2の分担金収入について,住宅建設戸数の増加を見込み,既決予定額6億6,608万円を1億5,000万円増額し,8億1,608万円とするとともに,表の一番下にあります基金繰入金において,既決予定額10億円を7億円減額し,3億円とするものでございます。
     2ページをお開きください。  参考といたしまして,水道事業基金繰り入れ計画でございます。  水源基金からの繰入額及び残高の推移を表にまとめております。  表の1段目に記載してございますように,当初計画では,毎年度21億6,000万円の繰り入れ計画いたしておりました。しかし,その基金平成19年度には枯渇することになるため,表の2段目に記載しております新たな経営目標において,繰入額を年々減少させ,この基金に頼らない経営体質づくりを進めてまいりました。今回,計画変更するのは,先ほどご説明しましたとおり,給水収益及び分担金が増加したため,収支が7億円好転することにより,表の3段目,補正予算に記載しております18年度の繰入額を減額しようとするものでございます。  なお,下の欄外注記にございますように,補正予算の欄では,15年度から17年度の年度末残高を計画値から決算数値に置きかえております。また,18年度は今回の補正予算を,19年度は先般ご審議いただきました19年度当初予算を反映させたものでございます。  なお,3ページには,今回の補正予算に係る議案の写しを掲げております。  次に,4ページをお開きください。  IIの第33号議案阪神水道企業団規約の一部変更に関する協議の件について,ご説明申し上げます。  1.変更理由でございます。  地方自治法の一部を改正する法律が平成19年4月1日より施行されることに伴い,阪神水道企業団規約の一部変更について,地方自治法第290条の規定により,関係地方公共団体である神戸市においても議会の議決を経るものでございます。  2.内容としましては,その下に新旧対照表にございますように,本規約第14条の見出し,吏員その他の職員補助職員に,同条第1項中,吏員その他の職員を必要な職員に,同条第2項中,吏員その他の職員職員に,それぞれ変更するものでございます。  3.施行予定日は,平成19年4月1日でございます。  なお,5ページから6ページには,今回の本規約変更に係る議案の写しを掲げております。  次に,7ページをごらんください。  III第34号議案神戸水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の件について,ご説明申し上げます。  1.改正理由でございます。  水道局では,平成18年1月に長期水需要予測を行い,給水人口及び水需要の見直しを実施いたしました。これにより,神戸水道事業設置等に関する条例における給水人口及び1日最大給水量変更する必要が生じたため,今回条例の改正を行うものでございます。  2.内容としましては,その下,新旧対照表にございますように,第3条第1号イの給水人口170万人を156万人に,同号ウの1日最大給水量90万1,000立方メートルを67万6,000立方メートルにそれぞれ変更するものでございます。  3.施行予定日は,平成19年4月1日でございます。  なお,8ページから9ページには,今回の条例に係る議案の写しを掲げております。  以上で,予算第59号議案平成18年度神戸水道事業会計補正予算並びに第33号議案阪神水道企業団規約の一部変更に関する協議の件及び第34号議案神戸水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の件につきまして,ご説明を終わらせていただきます。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 4 ◯委員長亀井洋示) 当局の説明は終わりました。  これより順次質疑を行います。  それでは,予算第59号議案について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 5 ◯委員長亀井洋示) それでは次に,第33号議案について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 6 ◯委員長亀井洋示) それでは次に,第34号議案について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 7 ◯委員長亀井洋示) それでは次に,この際,水道局所管事項について,ご質疑はございませんか。 8 ◯委員吉田基毅) 神戸市におきまして,職員学歴詐称の問題というのがこの前から起こっておったんですけども,水道局においてこの辺の調査をされたと思うんですけども,その調査の結果どういうことになったかということを,まず教えていただきたいと思います。 9 ◯片岡水道局総務部長 職員学歴詐称につきましては,昨年いろいろ教育委員会の方から──全市的にも調査ということで,水道局としましても,去年の12月からことし1月にかけまして全職員について調査しました。その結果,詐称の人間は一人もいないということで,一応調査結果はそのようになっております。  以上でございます。 10 ◯委員吉田基毅) 我々の議員の仲間でもありますけども,そういった──過去にそういった経過があるという話で,新聞等によりますと,そのときは上司に相談したけども上司がまあいいやろということで,そのままおったというようなお話でありました。ちょっと後,平成何年やったかな──7年の神戸市の市会議員選挙公報──西区の選挙公報に,その方は大学卒業というふうに書かれておりましたけども,その辺がはっきりわかっていた後で,その方がまた引き続いて職員でおられたというようなことがあるんですけども,こういうことは──その当時,水道局の方は,この選挙公報とか,その辺についての注目というか,わからなかったんかなという,それから,もしわかっとったらこれどうなるんやということなんですけども,その辺。 11 ◯片岡水道局総務部長 確かに平成──その当時,上司に話したとか,記録ですね──いうのは残ってございません。ちょっと私どもも,新聞記事が去年出たので,その辺は水道局としてもどうかということでは一応調査しましたけれども残っておりません。  以上でございます。 12 ◯委員吉田基毅) 残ってないんやけども,その当時の水道局の幹部の人も,こういう公報を当然,自分とこの職員の人が選挙に出るんやから見るんが当たり前だと思うんだけど,その辺が見れてへんということはどういうことかなというんが,まず疑問の1点なんです。  それから,もし現状でこういうことであれば,これはどういう対応になるかということで。 13 ◯片岡水道局総務部長 ちょっとその当時──平成7年当時どうかということも,ちょっとまだ,実際問題そこまで調べて,もうちょっとわかりかねるとこがあって,その当時のは。まだ,今の現在でこういうことがあればということですけど,やはり採用時のやっぱり学歴そのものについて満たしていない場合,これは本来受験資格を有してないということで,任用を継続するということはできないというふうに考えております。 14 ◯委員吉田基毅) これが,例えば後でわかった場合についての対応というのは,もう水道局としてはどうしようもないということでありますか。 15 ◯片岡水道局総務部長 確かに今身分そのもの水道局をもう退職されておられますんで,今さら──今どうこうということは,ちょっとできないかとは思いますけれども。 16 ◯委員長亀井洋示) よろしいですか。 17 ◯委員佐伯育三) 今のに関連して,やめてしまってたらもう処分じゃないから,もうノータッチという感じで,その期間に働いて給料払ったということは当然なんやという見方で,それは今ちょっと質問あったんでね,何か平成7年に,また職場へ戻ってる──ということは,これは知らんからそのまんま受け取った──受け取ったというか,引き続いて採用したと,こういうことですか。 18 ◯石井水道局長 私も来まして,まだ4年ということでございますが,当時の状況,いろんな形で新聞報道もされましたんで,何かあるのかなということで調べたんですが,もう何も残ってない状況──こういうことで,上司に報告したよということも新聞記事を見ましたらありましたが,そういうものも何も残っておりませんし,こういう形というのも出ておりません。今お話ございましたように,その当時,それがはっきりわかっておればということでございますが,今現在いろんな形で進められておりますように,当然入るときに,そういう詐称したということでございましたら,それなりのペナルティーは当然あってしかるべきだと思います。その後退職されて,今その状況がどうだというお話でございますけども,我々としては今どうすることいいますか,その対応を苦慮しておる──苦慮しておるといいますか,何もできない状況ということでございます。  以上でございます。 19 ◯委員佐伯育三) もう済んでしまったという──水道局絡みではね,一応もう現実に職員じゃないし,過去のことだし,そういう詐称ということに対する文言というか,そういうことも残ってないと,こういうことで,どうしようもないということですかね,最後。 20 ◯石井水道局長 どうしようもないというのは──何も対応ができないというのが現実でございます。 21 ◯委員浜本りつ子) なければですよ。承りますと,局長は,もうご定年になられるというふうに承りまして,ここで質疑ではなくて,一言思いつくままにおねぎらいを申し上げたいと思います。  神戸の水は…… 22 ◯委員長亀井洋示) ちょっと待ってください。 23 ◯委員浜本りつ子) いいんですか。 24 ◯委員長亀井洋示) ほかにございませんね。  (「なし」の声あり) 25 ◯委員浜本りつ子) 勝手にもうないと思いまして,済みません。  神戸の水はだれもが知っているように,もう安全で,そして安心しておいしい水をいただいて今日に至ってるわけですが,昔のお話を聞きますと,神戸の水は給水船によって,船が給水タンクにいっぱい入れて,真夏の暑いときに赤道直下でも腐らないということでいろいろお話を聞いてまいりました。若い方には,そういったお話が余り伝わっていないと思うんですが,私どもはそういうお話を聞いて大変神戸市民として喜んでいました。ところが最近はほかへもう移ったんですね。うちの東川崎町に船舶給水所というのがありまして,待機宿舎もあって,すばらしい水を給水していただいていたということで,そういう物語はもう今は消えてないと思うんですが,これからまた水道局におかれましても,こういった昔の水の状況もずっと語り継がれていくべきではなかろうかと思います。そして,先般の12年前の大震災のときには命の水,水,水ということで大変に市民が水を求めて走り回った。そのときに水道局の皆さんは,もうどんなにか大変なお仕事をなさったかということを私ども目の前で見ておりませんけれども,いろんな状況の中でそれを推察し,大変ご苦労であったなと思います。  局長は4年前にかわってこられましたけれども,いろいろと行政の今までの中で水道局のことも十分把握しておられますし,そしてまた,この水道事業の運営のために大変なご努力をいただいたと。こういうことでえらい腰かけたままで恐縮でございますが,心からお礼を申し上げておきたいと思います。  思いつきで大変恐縮でございましたけれども,これからもお元気でご活躍をいただきますように心からご祈念申し上げまして,えらい簡単でございますが,ごあいさつ申し上げておきたいと思います。  局長の方から何かありましたら,コメントをお願いいたします。 26 ◯石井水道局長 ごあいさつをさせていただく機会を与えていただきまして,心から厚く御礼申し上げます。  ただいま浜本委員よりご紹介いただきましたとおり,この3月末をもちまして定年退職させていただきます。  昭和44年に神戸市に奉職して以来,交通局企画局土木局,そして水道局と,38年にわたり市政のさまざまな分野におきまして仕事をさせていただき,このように定年退職を迎えることができますのは,先生方をはじめ,先輩諸氏,職場の同僚の皆様のおかげであると心より感謝申し上げております。微力ではございましたが,神戸市政神戸市民の皆様の一助となるべく,私なりに全力で努力したつもりでございます。  今改めて振り返ってみますと,特に思い出されるのは,やはり12年前の震災でございます。当時私は土木局に勤務しておりまして,また自宅も灘区でございますので,当日市役所に出勤する途中で見た景色がきのうと大きく変わっておりましたので,神戸はこれからどうなるのかという不安と,また神戸市の職員として何ができるのかという自問自答も行いました。その年の4月より宅地規制課長として仕事をさせていただきましたが,何よりも,まず一日も早く市民の皆様が生活の場が確保できるよう市内を走り回りました。宅地の2次災害防止を──災害を防ぐために,また応急措置の実施,安全を確保するため,隣接者との利害関係調整等,多くの被災された市民の皆様とお話し合いをさせていただきましたのが昨日のようでございます。12年経過した今,改めて市内を歩いてみますと,当時の記憶がよみがえってまいりますし,本当に神戸は,あの震災からよく立ち上がったものだと感慨深いものが心の奥底から込み上げてまいります。  また,私の38年の職歴の中で,その半分の19年を過ごしましたのが交通局でございます。交通局では地下鉄建設計画段階から完成に至るまで,いろんな立場で参加させていただき,多くの経験を積むことができました。一技術者として本当に幸せだったと思い感謝いたしております。  そして今,水道事業管理者として退職を迎えるわけでございますが,この4年間を振り返りますと,水道事業そのものが大きな転換期であったというふうに感じております。人口減少社会の到来,環境に対する意識の向上,また節水意識の高まりとともに,水道をお使いになる状況が,また水道事業を取り巻く経営環境が大きく変化した時期でございました。このため新たな経営目標を策定し,これまで職員ともども全力経営改善に取り組んできたつもりでございます。時代に適合した持続・継続のできる水道事業体であること,そのために,これまでさまざまな取り組みをしてまいりましたが,まだまだ越えなくてはならない課題もございます。水道事業は,ある意味,地味な,地道な事業でございます。職員には常々蛇口をひねれば水が出るのは当たり前,この当たり前を守り続けることが水道の使命であると言い続けてまいりました。水道法にも,安全な水を安定して供給し,安心してご利用いただくということがうたわれております。現在水道局におきましては,事業の原点に戻り,職員一丸となって再構築事業に取り組んでおります。私は,今後の取り組みに直接参加できませんが,どうかこの当たり前を守り続けることに,今後とも先生方のお力をおかしくださるよう,また水道局現職職員に,今まで以上にご指導・ご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。  最後になりますが,この機会を与えていただきました先生方のご厚情に,改めて感謝申し上げます。先生方のさらなるご活躍とご健勝を心よりご祈念申し上げまして,私のお礼のあいさつとさせていただきます。  本当にありがとうございました。 27 ◯委員長亀井洋示) ご苦労さんでした。  それでは,水道局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局どうもご苦労さんでした。  なお,委員各位におかれては建設局が入室するまで,この場においてしばらくお待ち願います。 (建設局) 28 ◯委員長亀井洋示) それでは,これより建設局関係の審査を行います。  それでは,議案4件及び報告事項2件について,一括して当局の説明及び報告を求めます。局長,着席されたままで結構です。 29 ◯石井建設局長 おはようございます。それでは,着席させていただいて説明させていただきます。  それでは,予算第44号議案平成18年度神戸市一般会計補正予算のうち,建設局に係る補正予算及び予算第48号議案平成18年度神戸市駐車場事業補正予算及び予算第54号議案平成18年度神戸市下水道事業会計補正予算につきまして,ご説明申し上げます。  資料1の1ページをお開きください。  歳入予算補正につきましては,表の左側,歳入の今回補正額の欄にございますように,駐車場事業費1億3,517万円,下水道事業会計2億5,000万円,合計3億8,517万円でございます。  また,歳出予算補正につきましては,表の右側,歳出の今回補正額の欄にございますように,一般会計7,000万円,駐車場事業費1億3,517万円,下水道事業会計2億5,000万円,合計4億5,517万円でございます。  それでは,各会計について,ご説明させていただきます。  2ページをお開きください。  まず,一般会計ですが,歳入歳出補正予算一覧表に掲げております。  歳出として7,000万円を補正いたしております。  3ページをごらんください。  こちらには,歳出予算の総括表を掲げております。  目の内容でございますが,4ページをお開きください。  第9款土木費,第1項土木総務費,第1目職員費は人事異動に伴う補正でございます。  続きまして,5ページをごらんください。  繰越明許費でございますが,表の中ほどの事業名の欄のとおり,道路改良で6億4,420万円,橋梁整備で1億9,348万円,交通安全施設整備で2億3,263万円,公園整備で3億7,513万円,みどりの聖域推進で1,000万円,河川改修で4億4,100万円,合計18億9,644万円を明許繰り越ししようとするものでございます。これは,いずれも計画変更等のため,平成19年度に繰り越しをしようとするものでございます。  6ページをお開きください。  駐車場事業費の歳入歳出補正予算一覧表を掲げております。  歳入・歳出とも1億3,517万円を補正いたします。  7ページをごらんください。  歳入予算の内容でございますが,第1款事業収入,第1項使用料及手数料,第1目使用料は市営駐車場使用料の補正でございます。  また,第2款繰入金,第1項繰入金,第1目一般会計繰入金は,一般会計から所要額の繰り入れによる補正でございます。  8ページをお開きください。  こちらには,歳出予算の総括表を掲げております。  目の内容でございますが,9ページをごらんください。  第1款駐車場事業費,第1項運営費,第1目運営費は,駐車場用地返還に伴う和解費用及び駐車場指定管理者報奨金支出に伴う補正でございます。
     次に,下水道事業会計でございますが,10ページをお開きください。  収入支出補正予算一覧表を掲げております。  資本的収入,資本的支出とも2億5,000万円を補正いたしております。  11ページをごらんください。  収入に先立ちまして,下の表の資本的支出から説明させていただきます。  第1款資本的支出,第1項建設改良費,第2目ポンプ場建設費は,新和田岬ポンプ場のダイオキシン対策に伴う建設費の補正でございます。  上の表の収入につきましては,いずれも資本的支出の補正に伴い,第1款資本的収入,第1項企業債,第1目下水道事業公債,第2項国庫支出金,第1目下水道事業費補助金及び第3項他会計繰入金,第1目一般会計繰入金を補正いたしております。  以上で,建設局補正予算についてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,第116号議案和解の件につきまして,ご説明申し上げます。  本件につきましては,昨年12月の本委員会において,神戸駅北駐車場を廃止する条例改正の議案をご承認いただいたところでございます。その後,湊川神社との間で駐車場敷地の原状回復費用,公共駐車場を廃止した後の取り扱い,駐車場のアスベスト除去などについて協議がまとまりましたので,このたび議案を上程させていただくものでございます。  なお,議案の名称が和解の件とあるのは,原状回復費用として一定額を支払うために,湊川神社と改めて契約を結び直すことが民法上の和解契約に当たるためでございます。  資料2の1ページをお開きください。  1本件の概要でございますが,本件は,湊川神社が所有する中央区多聞通の土地を市立神戸駅北駐車場の敷地として,昭和45年3月より本市が貸借してきましたが,契約期間満了に伴い,湊川神社から土地の返還と原状回復を求められた件について,湊川神社との間で和解を成立させることとなったものでございます。  2和解の相手方でございますが,中央区多聞通3丁目1番1号,湊川神社代表役員,栃尾泰治郎でございます。  3和解の概要は,全部で6項目でございますが,主なものについて説明させていただきます。  (1)本市は,相手方に対し,本件土地を返還する義務があることを確認するものでございます。  (2)本市は,相手方に対し,次に掲げる条件で,本件土地の原状回復にかえて,本件駐車場施設を現状有姿で引き渡すとともに,解決金として1億1,717万2,000円を平成19年5月31日までに支払う義務があることを確認するものでございます。この金額は,土地の原状回復に係る費用に相当する額である4億8,495万9,000円から,駐車場施設の評価額である3億6,778万7,000円を減じた額でございます。駐車場施設の評価額につきましては,市の不動産評価審議会で評価していただいた額でございます。評価の方法としましては,当初の建設費用から経過年数分の価値を減ずる簿価評価の方法ではなく,時価評価を採用することにより,より実態に即した評価を行っております。  また,駐車場の引き渡し期限は,平成19年3月31日,駐車場施設の所有権移転時期は引き渡し時期とするものでございます。  (3)本市及び相手方は,駐車場施設の車路天井等について,アスベストを含む吹きつけ材が使用されていることを確認するとともに,次に掲げる条件でアスベスト除去に係る工事を行います。  アスベスト除去につきましては,本来的に市の責務でございますが,湊川神社が駐車場の引き渡し後に設備改修工事を行う意向であるため,アスベストの除去工事にあわせて実施していただくように,除去費用相当額を湊川神社に支払うものでございます。  2ページをお開きください。  アスベスト除去に係る工事の条件でございますが,ア,本市は,アスベスト除去に係る費用として1億3,555万9,000円を支払います。この金額につきましては,アスベスト除去に必要な工事費及び事務管理経費でございます。  イ,相手方は,本市が作成する仕様書に基づき,平成20年2月末日までにアスベスト除去工事を実施いたします。  ウ,アスベスト除去に係る費用につきましては,相手方がアスベスト除去工事を実施した後,1カ月以内に精算いたします。  (5)相手方は,駐車場施設の引き渡し後,駐車場法に規定する路外駐車場としての利用に供するよう努めるものといたします。  3ページをお開きください。  参考までに,神戸駅北駐車場の位置図を添付しておりますので,ご参照ください。  以上で,第116号議案のご説明を終わらせていただきます。  続きまして,報告,神戸震災復興記念公園の整備計画(案)につきまして,ご説明申し上げます。  資料3の1ページをお開きください。  1.公園の概要といたしましては,JR貨物神戸港駅跡地の面積5.6ヘクタールにおいて,震災の経験と教訓を後世に伝えるために整備するものでございます。  2.整備計画検討の経緯といたしましては,まず平成13年11月に,神戸市公園緑地審議会から,みなとのもりを基本理念とし,震災で発揮されたボランティア精神を引き継ぎ,市民活動の場とすることを公園づくりのテーマとする答申を受けました。市では,この答申に基づき平成14年から公募により募集した約40名の市民や団体・NPOの代表で開催したワークショップにおいて,市民参画によりつくり続ける公園とする基本計画を策定し,また平成17年度には,ワークショップ参加者の代表や公園でさまざまな活動を行っている団体の代表に,学識経験者を加えた21名で基本設計懇話会を開催いたしました。  さらに,平成18年度には,基本設計懇話会にホームページなどで募集した市民や団体,NPOの代表20名を加えた34名が参加して公園検討会が結成され,平成18年10月に,市に対して整備計画提案書が提出されました。  3.みなとのもり公園検討会の提案内容といたしましては,ドングリの苗木から育てるもり,種から花苗や苗木を育てる苗圃,高架下を利用したニュースポーツ広場,震災の経験と教訓を後世に伝える語り継ぎ広場など,市民参画によりつくり続ける施設が提案されています。  このたび市では,この提案を生かしながら,明るく安全でにぎわいのある公園となるよう,整備計画を作成いたしました。  2ページの位置図をお開きください。  当公園は,貿易センタービル南をメーンエントランスとし,JR三ノ宮駅からこのエントランスに至る道路で三宮南地区のまちづくりと連携し,緑化や飾花を行うなど,来園者を誘導する仕掛けづくりを行う予定です。また将来的には,新港第4突堤,HAT神戸など,ウオーターフロント計画や東遊園地との連携を強化する計画としております。  3ページをお開きください。  公園整備計画案について,ご説明いたします。  当公園の整備内容につきましては,防災機能として避難地となる芝生広場や災害用仮設トイレ,雨水貯留槽,災害時にエントランスから避難場所までの経路を照らすソーラー照明などを整備いたします。また,メーンエントランスに接して,市民活動を支える場となるパークセンターを設け,中心部に芝生広場,芝生広場の周辺に苗木から育て管理していく森,芝生広場北側には苗木や草花を育てる苗圃や,震災の経験を伝える語り継ぎ広場,南側に位置する浜手バイパスとポートライナーの高架下には若者が管理運営に参画し,インラインスケートやスケートボードなどを行うニュースポーツ広場を整備いたします。そのほか,にぎわいを演出するイベント広場や芝生広場周辺のジョギングコースなどを整備いたします。なお,管理運営につきましては,つくり続ける公園として,先ほどの公園検討会を中心に市民が管理にかかわり,ともに育てていく公園を目指して活動していく予定です。  1ページにお戻りください。  5.今後の整備スケジュールといたしましては,この整備計画をもとに平成19年度から工事に着手し,震災15年目に当たる平成22年1月17日の開園を予定しています。  以上で,報告,神戸震災復興記念公園の整備計画(案)についてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,報告,神戸市都市公園条例施行規則の一部改正につきまして,ご説明申し上げます。  資料4をお開きください。  本件は,市民が等しく利用できる安全かつ楽しい公園づくりを目指すため,駐車場料金の設定と供用時間,供用期間を改正するものであります。  駐車場料金関係と営業時間に分けてお示ししております。  2.料金関係につきましては,まず西代公園駐車場については,平成19年4月に公園の再整備が完了することに伴い,この施設である駐車場の料金を規定するものでございます。また,既設の下中島公園駐車場及び落合中央公園駐車場については,現在無料であることから長時間駐車が発生し,本来の施設利用者が駐車できなくなったり,道路渋滞が発生したりしており,この解消のため有料化するものでございます。神戸総合運動公園については,平成19年度より市が管理運営する駐車場となるため,駐車場料金を規定するものでございます。  3.営業時間につきましては,公園の活性化と市民サービスの向上を図るため,森林植物園,神戸総合運動公園,舞子東海浜緑地駐車場において,供用時間の延長などを行うものでございます。さらに,駐車場有料化に伴い,新たに西代公園,下中島公園,落合中央公園の供用日を規定するものでございます。  なお,有料化に伴う施設改修のため,下中島公園駐車場は平成19年8月から,落合中央公園駐車場は平成19年5月からの供用開始予定でございます。  以上,報告,神戸市都市公園条例施行規則の一部改正についてのご説明を終わらせていただきます。  何とぞよろしくご審議のほどお願いいたします。 30 ◯委員長亀井洋示) 当局の説明及び報告は終わりました。  これより順次質疑を行います。  それでは,予算第44号議案のうち建設局の関係分について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 31 ◯委員長亀井洋示) それでは次に,予算第48号議案について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 32 ◯委員長亀井洋示) それでは次に,予算第54号議案について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 33 ◯委員長亀井洋示) それでは次に,第116号議案について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 34 ◯委員長亀井洋示) それでは次に,報告事項,震災復興記念公園の整備計画(案)について,ご質疑はございませんか。 35 ◯委員(赤田勝紀) 予算特別委員会のときに質問させていただきましたけども,ちょっと補足的にお聞きしたいことあります。予特委では市の財政状況が大変な中で,110億円程度の事業費をかけてまでする事業ですけども,急いでまで行う必要はないんじゃないかということで質問させていただき,同時に我が会派では予算の組み替え提案出しましたけども,そういう立場でこの予算の減額を要求しましたが,きょうこの地図──この整備計画のは,今先ほど報告がございましたけども,この防災機能なんですね。立派な見取り図やなと,計画を持たれてるのかなという感じはするんですが,ただ実際に地震,震災があってはならんことやけども,起きたときにですよ,本当にこれが役に立つのかなというのは,正直疑問なんですよ。例えば大地震が起こったとしたら津波が発生します。これ,すぐに4突ですから,津波が発生するとなると,例えば昼間の時間帯に三宮周辺におられる人たちが南の方にわざわざおりてきて,そこに避難するでしょうか。私はそれ非常に疑問なんですけども,それ,どうお考えでしょうか。 36 ◯石井建設局長 それぞれの防災空間──これは三宮南の周辺につきましては,この震災復興の記念公園,あるいは東遊園地,磯上と,こういうのが一定の避難地として我々計画しております。先ほど委員の方からございましたけど,津波ということに関しまして,当然高潮対策,あるいは津波対策,これはもう別途やっていくわけでございまして,そういう事態においても,当然時間がたてば,その場所と空間は必要となってくるわけでございますので,いろいろの事態を想定した場所ということで考えております。  以上です。 37 ◯委員(赤田勝紀) 要するに磯上公園だとか,ほかに避難所があるということと,それから高潮対策は,それはまた別個──当然独自にやるということだったら,わざわざこういう計画というのを急いでまで今必要なのかなというのがね,やっぱり疑問なんですけども──納得いかないんですが,例えば今市民の意見を募集しながらね,こういう計画をおつくりになられてるわけなんですけども,例えばそういう疑問というか意見というのは,今まで出ませんでしたか。 38 ◯石井建設局長 我々やはり先ほどご説明申し上げましたように,ホームページ等々,各種団体の代表の方だとか市民の方々,たくさんの方にワークショップ,あるいは検討会参加をいただいております。皆さん方,やはり我々12年前に経験した,あの阪神・淡路大震災,そのときの教訓を生かす中で森をつくっていこう,この公園をつくっていこうと,本当に熱心に討議をされ,また今後とも管理運営についても,皆さん方でワークショップなり検討会を設けてやっておられますので,そういうお声は聞いたことはございません。  以上でございます。 39 ◯委員長亀井洋示) よろしいですか。  ほかにご質疑はございませんか。 40 ◯委員(平野章三) この復興公園のHAT神戸と東遊園地のラインがあるんですが,具体的にどんなラインを考えられとるんですか。 41 ◯石井建設局長 HAT神戸とのラインというと,やはりハーバーランドからHATまでのウオーターフロントと,これは4突が,また再開発等々やっていくわけでございますので,大きなウオーターフロントの動線として考えております。  ただ,今これを現実に整備するとかいうことではなくて,私どもとしては,この図面の方にも書いておりますけれども,一番4突基部ですね──こちらの方にもデッキとか,そういうものでつなげれる計画にはしております。  また,東遊園地との間では,ご案内のとおり,現在国道2号を渡る歩道橋等々かかっておりますけれども,やはり将来的には,あの幅員でいいのかどうか,そういうことも検討していく課題というふうに考えております。  ただ,そういうことを考えた中で,アクセスのポイントとして,この図面であります一番西の北端──すなわち東口の部分ですね──そこを1つの出入り口として考えておりまして,将来にわたって東遊園地との連携,あるいはHAT,ハーバー,こういうとこのウオーターフロントの連携という1つの大きな──先ほど申し上げておりますけども,防災機能を持った公園ということでございますので,にぎわいのある場所にしたいと,そういうふうな考えでございます。  以上です。 42 ◯委員(平野章三) 人の歩行のアクセスという意味ではなくて,HATからのラインと,それから現実に東遊園地の方向へある程度──いわゆる歩行者のアクセスやなくて,車なりの1つのラインが本来できるとは思うんですよね。HATの方向には,民間の企業があるんで非常に動きが難しいと思うんですが,将来的に民間の企業の状況の変化によってね,1つのラインができる可能性があるし,それからもう1つは,東遊園地もこういう歩道橋みたいなレベルではなくて──もちろん地下かどうかわからんですが,1つのラインをきちっとつくらなかったら,本当の犬の散歩の公園という形になるんじゃないかなと。その場合に,今の公園の決定がどういうふうに将来考えられるのかわからないんですけど,少しこれ,震災復興記念ということであれば,逆に言うたら,そのラインが車の移動の幅があるぐらいの場所を十分流れとして取るべきで──将来はですね。このままの決定で将来的にもいいのかどうか,ちょっと理解が苦しむけど。 43 ◯石井建設局長 今,委員の方からご質問は,この公園と東遊園地,あるいはHAT,ハーバー,これ,車でのというふうなイメージでご質問あったわけでございますけれども,基本的にはそれぞれの公園を車で結ぶとかということではなく,我々やはり1つのウオーターフロントの中での大きな歩行者空間,あるいはある意味での観光的な要素を持った空間と,そういうふうに考えておりますので,特にそれぞれの公園を車での移動という意味での考え方はしておりません。  ただ,防災機能を発揮する中で,当然物資の問題いろいろございます。そういうため,あるいは公園利用者のための駐車場,そういうものは整備をするという予定にしておりますし,またこれはいろいろの観点があると思うんですけれども,実際国道2号線等で分断された地形となっております。そういうふうな逆の考え方をすると,歩行者動線は逆に国道2号で妨げられたような形になっておるということも見ることはできると思うんで,逆に言うと,我々としましては,例えば都心部からウオーターフロントへのそのアクセスですね──ここも新港1突もそうですけれども,そういうとこをいかにスムーズにしていくかというところを,逆に重点を置いた考え方で整備をしていきたいなと考えております。  以上です。 44 ◯委員(平野章三) 話は全然ちょっと理解できないですけど,HATと東遊園地という公園を結ぶんじゃなくて,いわゆる三宮からのまちの流れは,一応は,この震災復興記念ということで震災も考えているんであれば,そういう動線を将来は──いや,常時迂回車線という意味ではなくて,将来は1つのやっぱり流れはいるん違うかなと思うんですよね。これ,本当にこんだけの規模をすべて公園で──しかもどういうんですかね,アクセスの悪さ,この2号線の悪さ,それからHATへのこの悪さ,民間の企業は非常に今難しいけど,これはやっぱりそういう協力体制とる中で,将来的に1つのいわゆる震災に対応できるぐらいの輸送もできるような対応も必要じゃないかなと。これ余りにも,こんだけの規模を,こんだけの分断された中で,人がただ歩いて行くだけという,こんだけのお金をかけてのことは,ちょっと非常に問題あるんじゃないかなと。ただ,今はこれは計画として,将来的にこの公園のあり方を──ある程度のアクセスの可能性を見出した場合の公園のあり方を少し考えれる状態をつくっとかないかんの違うかなと思うんですけどね。全くこれで決定してしまうというのは,疑問やなと思うんですけどね。まあ,もうそれでええですわ。 45 ◯委員浜本りつ子) 3ページのこの図の中で語り継ぎ広場と書いてありますね,これの中身がどういうものなのかお尋ねしたいのと。  それから,雨水貯留槽は,これ,ちゃんとここに印があってわかるんですが,災害用の貯蔵庫のようなものは,この公園の中にあるのかないのか。  それから,この森がたくさん配置されるわけですが,その森はいわゆる行政の方で,そしてまた,一部の各種団体の中からいろんな植樹の──記念植樹とかなさるのか,その辺についてお聞きしたいと思います。 46 ◯割田建設局公園砂防部長 今の公園の施設の中身でございますけれども,語り継ぎ広場といいますのは,このワークショップなり検討会で参加された方が──被災体験を非常に持っておられる方が,ぜひこういう場所をつくって,例えば修学旅行生で中学生が神戸を訪れるときなんかに,よくそういうところでこういうことがあったと,何か被災のモニュメント,例えば焼け残りの木を移植するとか,何かそういう,何か1つインパクトあるものを置いて,いろいろそういう後世に,若い人に伝えていくためにやっていきたい。ボランティアの方が,それをぜひやりたいということで,こういう場を設けてございます。  それと,雨水貯留槽等はございますけれども,あと災害の資材を公園の中に置くとこがあるんかということでございますけれども,そんな大々的なあれはございませんけれども,パークセンターの中に,今後検討の中でそういう施設を──資材を置くスペースを設けるかどうかというのは,これからの検討課題になってくるかと思います。  それと,森でございますけれども,森につきましては,今昨年来からですけれども,ドングリの苗をいろいろ市民の方に渡して,各自持って帰ってもらって,もう2年たってるやつについては,もう70センチぐらいに大きくなっているというような木が,かなりの樹木がございますので,それを皆さん持ち寄っていただいて植えていただくと。そういうことによって,またそれを植えた皆さんが育てていくというようなことで,守り育てつくり続ける公園という本旨を全うしていきたいというふうに考えております。  以上です。 47 ◯委員浜本りつ子) よくわかりました。そういたしますと,この語り継ぎ広場には箱物は何かやっぱり必要でお建てになるのかどうかいうことと。  森の植樹ですね,聞くところによりますと,二十になった方が記念に森に植樹するというような──これ,うわさでお聞きしておりますが,それは大体どの辺の森になるのか,その辺,またそういうことがあるのかどうか,お尋ねしておきたいと思います。  それから,震災の年に生まれた子供たちですね,もうかなりの年──13歳になっておりますが,この人たちの中で,どこかにやっぱり記念植樹というんでしょうか,そういうことも考える必要があるんではなかろうかということになりますが,いかがでしょうか。 48 ◯割田建設局公園砂防部長 語り継ぎ広場のところの何か箱物的なものということでございますけれども,今のところ箱物的なものは考えてございません。休養スペース的なものはつくるといたしましても,例えば案内板というんか,説明板みたいなようなものはつくるといたしましても,箱物的な──建物的なものはつくる計画はございません。  それから,二十の森の関係でございますけれども,ことしある団体から成人式の日に,若者に1,000円ずつですかね,植木を──森をつくりませんかというようなことで,かなりの賛同者があったようでございまして,どっか神戸市の方でそういういい場所がないかというようなことがご提案ございましたんで,今の段階ではここには植えることはできませんけれども,ある程度基盤整備ができた3年後ぐらいから受け入れは可能ということで,このどこかのスペースに,成人式になられた方の思いを入れた森もつくっていく予定にはしてございます。  それと,被災された若者の記念というあれでございますけれども,今のところそういう具体的なあれは出てませんけれども,そういう声が起これば,例えば公募をやって手を挙げられる方に植えていただくということは可能かと思います。  以上です。 49 ◯委員浜本りつ子) わかりました,ありがとうございました。 50 ◯委員長亀井洋示) よろしいですか。 51 ◯委員(池田りんたろう) 震災公園のシンボルとは何なのかね──この震災公園の。シンボルというのは,どこに,何をどう求めておるんか,そのあたりがちょっとわからないんですが,そのことをちょっと今どういうイメージで思ってるんかお聞かせ願いたいんと。  東遊園地に,まだ鎮魂の灯ってありますよね。あれをこの震災公園に移設をするとかいうふうな考え方はあるのかないのかね,ちょっと教えていただきたい。
    52 ◯割田建設局公園砂防部長 まず,東遊園地のいわゆる慰霊碑とか,いろんな施設がございますけれども,今のところ,あれをこちらへ移設するという考えはございません。向こうは向こうで,東遊園地はもう市民の方,それから1.17のときにいろいろ市民の方に非常になじまれてるというんですかね,されてる施設でございますので,非常に地下施設とか大規模な施設でございますので,あそこで置いておくというふうには考えてございます。  こちらの方のシンボルということでございますけれども,防災機能の打ち出した避難地の芝生広場と,あと市民がみんなでつくり続けると。例えば語り継ぎ広場でございますけれども,これもやはり被災された方々の思いが入った施設,それから市民参加ということが大前提で出てますので,ここに苗圃がございますけれども,ここで種から花苗を育てたり苗木を育てたりいたしまして,これをいろんな──ここの公園だけではなくて神戸市内,また苗木については,いろんな例えば新潟等いろいろな協定を結んで贈ってあげるとかいうようなことをしたいというふうな,この懇話会に参加してる方の思いがございます。  以上でございます。 53 ◯委員(池田りんたろう) よろしいです。 54 ◯委員長亀井洋示) そうですか。  そのほかございませんか。  (「なし」の声あり) 55 ◯委員長亀井洋示) なければ次に,報告事項,神戸市都市公園条例施行規則の一部改正について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 56 ◯委員長亀井洋示) それでは次に,この際,建設局所管事項について,ご質疑はございませんか。 57 ◯委員佐伯育三) さっきごめんなさい。公園と犬のふんというかペットの,この関係で管理局としてはどういう方向性を考えてるのか。ペットを飼う人にとっては,公園を仮に締め出されると道路になるし,そういう感覚から,最近公園でのペットのふん尿に対する苦情がちょっとふえてきてるんですね。そういう意味で,今のところ立て看板を立ててるというのでとどまってるんですが,何かその辺の方向みたいなん,何かあるんですか。 58 ◯割田建設局公園砂防部長 このペット,犬・猫のふんということでございます。これはよく飼い主のマナーの問題ということで非常に難しくって,昔から永遠のテーマのような形で,ずっと繰り返してるのが現状でございます。ただ,最近というんですか,保健福祉局とか区役所と連携いたしまして,いろんなイベントの機会なんかをとらまえて,ペットの飼い方教室的なものを開いていただいてます。例えばグリーンフェスタ神戸といいまして,春と──花のフェスタ,春やってまして,秋にはグリーンフェスタということで,総合運動公園で大きなイベントをやるんですけども,そういうときにでも保健福祉局に出てきていただいて,そういうふうな犬のしつけ方とか,飼い方教室的なものを辛抱強くやっているというのが現状でございます。  それと,19年度より公園に情報看板を設置していこうというようなことでございますけれども,こういう情報看板を有効に使って飼ってる方,地域の方に,そういう注意なり情報をというんで,広報的なことをやっていきたいと──啓発活動をやっていきたいというのが現状でございます。  以上でございます。 59 ◯委員佐伯育三) わかりました。情報看板,確かに立ちつつありますんで,積極的にお願いしたいと思います。  以上です。 60 ◯委員長亀井洋示) よろしいですか。  それでは,ほかにございませんか。 61 ◯委員吉田基毅) 割田公園砂防部長におかれましては,この38年間経歴見せてもらいましたら,ほぼ公園一筋というような経歴でありますけども,この3月末に退職ということでございます。本当に長い間,ご苦労さんでございました。  この際,この38年間を振り返って何か一言ございましたら,というふうに思いますんで,よろしくお願いします。 62 ◯割田建設局公園砂防部長 今,吉田基毅委員から言われたように,私,38年間勤めてまいりました。この貴重な時間をいただきまして,一言お礼を申し上げたいと思います。  先ほど言いましたように,38年間という長い間,開発局とか衛生局にも出ましたけれども,ほぼ建設局で公園行政一筋という形で勤めさせていただきました。その間,議会の議員の皆様や諸先輩,上司の方の指導を受けながら,また同僚や部下たちの助けをかりながら,私なりに今まで勤めてくることができました。本当にありがとうございました。  思い出といいますと,たくさん行事が──ポートピア’81に始まりまして──私が入ってすぐですけども始まりまして,それからユニバー競技大会,ワールドカップ,国体,一番大きい思い出といいますのは阪神・淡路大震災でございまして,私はそのときには衛生局におりまして,公園の復旧の方には携わらずに,衛生局の方の斎場の運営をどないするかというようなことで,現地にずっと泊まり込んでやった記憶がございます。  今後は,この3月末をもって退職いたしますけれども,今後は,今話題になっております団塊の世代の先陣になりますんで,一市民といたしまして,行政や地域に役立つように努力していきたいというふうに思っております。  最後になりましたけれども,委員の皆様のますますのご活躍,ご発展を祈念いたしまして,簡単ではございますが,私のお礼の言葉とさせていただきます。  本当にお世話になりました。ありがとうございました。 63 ◯委員長亀井洋示) それでは,建設局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さんでした。  なお,委員各位におかれては,しばらくお待ち願います。 64 ◯委員長亀井洋示) それではこれより,本委員会に付託されました議案の意見決定を行います。  まず,予算第44号議案のうち本委員会所管分については,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 65 ◯委員長亀井洋示) 全会派異議ないということでございます。  それでは,原案を承認することに決定いたしました。 66 ◯委員長亀井洋示) 次に,予算第48号議案については,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 67 ◯委員長亀井洋示) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 68 ◯委員長亀井洋示) 次に,予算第54号議案については,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 69 ◯委員長亀井洋示) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 70 ◯委員長亀井洋示) 次に,予算第59号議案については,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 71 ◯委員長亀井洋示) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 72 ◯委員長亀井洋示) 次に,第116号議案については,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 73 ◯委員長亀井洋示) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 74 ◯委員長亀井洋示) 次に,第33号議案については,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 75 ◯委員長亀井洋示) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 76 ◯委員長亀井洋示) 次に,第34号議案については,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 77 ◯委員長亀井洋示) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 78 ◯委員長亀井洋示) 以上で,意見決定は終了いたしました。 79 ◯委員長亀井洋示) 本日ご協議いただく事項は以上であります。  本日の委員会はこれをもって閉会いたします。   (午前11時12分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...