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  1. 神戸市議会 2007-03-14
    開催日:2007-03-14 平成19年港湾交通委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時4分開会) ◯委員長田路裕規) おはようございます。ただいまから港湾交通委員会を開会いたします。  本日は,昨日の本会議で本委員会に付託されました議案の審査等のため,お集まりいただいた次第であります。  最初に,陳情第543号,陳情第544号及び陳情第561号について,陳情者から口頭陳述申出書が提出されておりますので,交通局及びみなと総局の審査の冒頭にそれぞれ口頭陳述を聴取したいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長田路裕規) それでは,さよう決定いたしました。 (交通局) 3 ◯委員長田路裕規) それでは,これより交通局関係の審査を行います。  最初に,陳情第543号について口頭陳述を聴取いたします。  それでは,三軒さん,発言席へどうぞ。 4 ◯委員長田路裕規) 陳述人におかれましては,住所,氏名を明らかにしていただき,5分以内に陳述を終えるようお願いいたします。  それでは,三軒さん,どうぞ。 5 ◯陳情者 神戸市兵庫区駅南通5丁目2─12─906,三軒靖子です。市バス松原営業所事故処理に問題があったことを認めるよう求める陳情,私は,17年9月14日と11月24日の港湾交通委員会議事録に出てくる5月25日の市バス松原営業所管轄交通事故の被害者です。18年9月19日の決算特別委員会では,松田交通局長が,松原では,そういう事故隠しはございませんでしたと報告していますが,事故を隠された市民として,その真相を明らかにするように求めます。  詳しくはボランティアの方にまとめていただいた三軒靖子証言集という資料をお出ししていますが,17年5月25日夕方,西市民病院前から兵庫駅までバスに乗車したとき,ステップに上がった途端に急発進して手と足を痛めました。バスをおりるとき,運転手にはれた手を見せ,痛いと告げましたが,運転手は「済みません」と言いましたが,見向きもせず,ハンドルを握って前を向いたままでした。おりてからすぐに神戸駅の市バス案内所まで行ったのですが,閉まっており,警備員さんに伝言を頼みました。  翌日26日,神戸駅の市バス案内所から言われて,松原営業所に届けに行きました。事故係の中西さんに,事故の受け付けを申し出ると,松原営業所はことし4月から委託を受けて阪急バス運転手が乗務しています,26歳の運転手で2カ月の研修を受けて乗務して1カ月ほどです,1年契約の運転手で成績がよければそのうち正社員になれますが,今回のことが表に出ると来年契約できるかどうかわかりませんと説明され,なかったことにしてほしいと言われました。病院へ行って診断書をもらってきますと言うと,レントゲンを撮ってもらってください,診断書はもらわんといてくださいと言われました。警察へ届けますかと聞かれたので,きょう,ここで受け付けしてもらったら,警察へ届ける必要はないでしょうと答えました。  翌々日の27日,事故係の中西さん,運転手の村尾さん,上司の石田さんがそろって自宅へおわびに来訪し,村尾はきょう自分から業務を休み,研修を申し出ましたとのことでした。しかし,その後阪急バスからは何の連絡もなく,電話1つかからないので,3カ月以上たった9月9日に市役所市民相談室に相談に行きました。相談員から,それはおかしい,診断書をとってくるように言われ,診断書を持参すると,市バスへ取り次いだから電話を待つようにと言われました。しかし,市バスからはそれから3週間,連絡はなく,その間に阪急バスから3度にわたり電話があり,10月13日には呼び出されて,阪急バスの吉田さんと松原営業所で面談し,事故直後か1カ月ぐらいの間であれば,事故証明もすぐに取れ,保険も出たのに,今ごろでは遅過ぎたと電話で言われた内容を繰り返されました。  10月20日,市バス運輸サービス課へ行き,初めて市バスの担当者と会いました。そこでは三浦主査上田係員の両名から阪急バスに全面的に任せているので市バスは関係ありません。阪急バスと話し合ってくださいと突き放されました。仕方なく,10月27日に松原営業所へ直接交渉に行くと,阪急バスの中西さんから,事故などなかったと言われました。  18年1月13日,長田署へ交通事故受け付けられないなら,傷害で受け付けられますかと相談すると,それは最後の手段だ,市バスともめなければ,事故証明を出しますと言われました。  1月27日,交通局へ行き,高田,三浦氏に事故証明受け付けの邪魔をしないでください。邪魔をしていない。それなら,長田署へ一緒に行ってください。後で電話をして行くとの返事があったのですが,その後長田署に聞いても連絡はなしでした。
     3月28日になって,市の交通局から呼び出されて行くと,市バスの三浦さん,損保ジャパンの担当者の2人が待っており,あんたのために弁護士に任せたからなと告げられました。事故証明は出たのですかと聞くと,出たとのことでした。事故証明が出たのです。  18年4月11日に神戸市交通管理者,松田氏らの代理人受任通知書が弁護士から届き,今後,依頼人本人とは接触されないように願いますと書かれていました。驚いて,県交通事故相談所へ相談に行くと,加害者が先に代理人を立ててくるのは余り考えられないことだと言われました。  松田交通局長は,18年9月19日に決算特別委員会で,松原では,そういう事故隠しはございませんでしたと答える前に,これだけのことがあったのです。1年近くかけて,やっと事故証明を出させた事故の被害者である私を,神戸市交通局は弁護士を雇って裁判所の調停にかけたのです。高齢者とあなどっての事故もみ消しに失敗すると,今度は弁護士を立てて私を追い詰めたのです。調停では,1回目には,調停委員から和解の金額を出すが,受けなければ裁判になるとおどされましたが,2回目には,三軒靖子証言集を提出しており,すぐに裁判官により調停打ち切りが告げられました。調停委員に,どんな金額を出そうとしていたのか聞くと,見舞金にもならないような金額だったとのことでした。  神戸市は一体何のために私を調停にかけたのでしょうか。交通事故の届け出は,事故が表に出ると,来年契約できるかどうかわからない運転手がかわいそうだ,なかったことにしてほしい,診断書はもらわんといてくれ,警察へ届けますかなどと問うこと自体が道路交通法72条違反だということを後で知りました。 6 ◯委員長田路裕規) 三軒さん,既に時間が経過してますので。 7 ◯陳情者 済みません。私は市バス松原営業所での今回の交通事故処理に問題があったことを市の交通局が認め,このようなことを二度と起こらないようにしていただきたいと勇気を奮って,生まれて初めての陳情をいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 8 ◯委員長田路裕規) 口頭陳述は終わりました。どうもご苦労さまでした。  次に,陳情第544号について口頭陳述を聴取いたします。  それでは,東條さん,発言席へどうぞ。 9 ◯委員長田路裕規) 陳述人におかれましては,住所,氏名を明らかにしていただき,5分以内に陳述を終えるようお願いいたします。  それでは,東條さん,どうぞ。 10 ◯陳情者 神戸市須磨区友が丘7丁目154,東條健司です。交通局市バス事故隠しの実態を明らかにするよう求める陳情を申し上げます。  昨年11月1日,兵庫区の三軒靖子さんから電話があり,思い余った様子にお目にかかり,書きとめた大量のメモを見せていただいた結果,神戸市交通局事故対応に問題があると感じ,その改善を求めて,まず,その実態を明らかにするよう陳情申し上げます。  氏が先に陳情いたしました市バス松原営業所事故処理の誤りを例にとると,交通局は,委託をしている阪急バスに対し,届けがなければ事故はないとの前提で事故隠しを黙認し,事故隠しの共犯者となっていると推測されます。  加害者運転手らがそろって被害者の自宅まで出向き,わびをしてる事故の現実に目そむけ,なかったことにしてくれ,診断書はもらわんといてくれ,警察へ届けますかなどと──被害者への対応を許した交通局指導責任は重大です。これを委託先の阪急バスのせいにすることは二重に犯罪的です。港湾交通委員会でも,当局は再三にわたり,委託事業も責任は交通局が一元的にとると断言しながら,一方,被害者には交通局阪急バスに全面的に任しているので市バスは関係ありません,阪急バスと話し合ってくださいと突っぱねているものです。  また,事故隠しの共通した手法の1つとして,事故が表に出ると運転手はかわいそうだと同情を誘って事故の現場確認を鈍らせるという,あってはならない手段が常套化しているということです。  さきの松原営業所阪急バスの事故では,今回のことが表に出ると,来年契約できるかどうかわからないといって,なかったことにしてほしいと言ってるんです。同意をすれば,後のことはきちんとしてくれるかのような錯覚を誘い,うやむやに終わらそうとしたのが,この松原営業所の手法でした。ところが,実はこの三軒靖子さんは同じ年の12月の暮れに市バス内で急ブレーキによりぶっ飛んできた男の人の下敷きになり,失神を伴うようなけがをしてるんです。  詳細は提出済みの三軒靖子証言集に詳しいのですが,このことは,交通局自身の奥原という事故係が駆けつけてきて開口一番,これは第三者行為です。急ブレーキで倒れてけがをしたらバス事故ですが,急ブレーキで人が倒れてきてけがをしたら第三者行為ですから,治療費はあの男に請求してください,バスは関係ありませんと言い放ってるんです。そして,運転手が処罰されていいんだったら,警察へ診断書を持っていって事故届を出してくださいと,さきの事故例と同じ,同情を誘うような,しかし今度はおどしの文句で迫ったんです。バス内で急停車して起こった事故で交通局事故係がですね,駆けつけたその場で事故の責任がないことを断定し,ほかの乗客に加害を押しつけ,しかも事故の届け出を被害者に押しつけるとは一体どういうことでしょう。  しかし,三軒さんは,さきの事故で懲りていたので,けがをした体で,正直に2丁ぐらい先,離れた兵庫署へ行きまして,事故届を受け付けてくれるように頼んだんです。ところが何と,その兵庫署の警官は,運転手の処罰は望まないという自認書を書くんだったら,広い意味で交通事故と認め,市バスの人に話をして事故証明を出してあげますと,事故係と全く同じことを言うんです。市バス事故係奥原は廊下で待機してたらしく,呼ぶとすぐ入ってきて,兵庫署の警官は,いつものように,運転手の処罰を望まないという自認書を入れて事故証明を出す,自賠責は国が払うんだから市バスの腹は痛まないからいいだろうと,驚くべきことを言い,市バス事故係奥原は,自認書は私がつくってきますと言ったというんです。警官が,いつものようにと言ったことは極めて重大です。バス事故はいつもこのように扱われているんでしょうか。  年末の事故であったため,年が明けて1月5日,市バス事故係より,印鑑持って自認書に押印に来てくれと電話があり,市バス事故係が書いた自認書で,状況が全然違うんで,これじゃ押印できないと三軒さんが言うと,兵庫署の例の警官がやってきて,交通局が誠意を持って対応しますと書いてるのに,何を文句言うんだ,ほかのことは問題ない,気に入らないなら年末の話は取りやめにするとおどされて,そのまま押印したというんです。三軒さんは気になり,署を出たその足で県交通事故相談所へ行くと,相談員は,こんなもんに押印したらだめだと,署長に会ってやり直してもらいなさいと言われたそうです。  神戸市交通局は,このような運転手の処罰を望まないというような自認書を何のために,そしてまた,いつごろから取り始めているんでしょう。この運転者の処罰を望まないと書かせることは,事故隠しの発端の1つではないかと思われます。三軒靖子さんは,この2年前から,この市バス交通事故の対処に疲弊され,体調を崩し,黒かった髪も白くなり,家事にも事欠く病身になったと言われます。しかも神戸市交通局は,事故の現認を怠った誤りを隠すため,弁護士をつけて,この2件ともに一方的に調停に持ち込むという敵対的なトラブル処理法をとりました。問題の根源は,現場の事故隠しにあるんです。この当局の姿勢では,今後とも交通安全の対策は立たないものであります。実態を明らかにし,事故隠しへの対策を立てるよう陳情を申し上げます。十分のご審議をお願いいたします。 11 ◯委員長田路裕規) 口頭陳述は終わりました。どうもご苦労さまでした。  それでは,議案2件及び陳情2件,合計4件について一括して当局の説明を求めます。局長,着席されたままで結構でございます。 12 ◯松田交通局長 おはようございます。それでは,予算第57号議案平成18年度神戸市自動車事業会計補正予算,予算第58号議案平成18年度神戸市高速鉄道事業会計補正予算,陳情第543号松原営業所事故処理に問題があったことを認めるよう求める陳情,陳情第544号交通局市バス事故隠しの実態を明らかにするよう求める陳情につきまして,一括してご説明申し上げます。  お手元の委員会資料1ページをお開き願います。  予算第57号議案平成18年度神戸市自動車事業会計補正予算でございます。  平成18年2月に神戸市交通局に対して行われました会計検査院実地検査及び近畿運輸局をはじめ6運輸局,東京都をはじめ10市交通局に対する会計検査院実地検査において,ノンステップバス等の導入に充てるため交付された国庫補助金の一部について過大交付となっていることが判明いたしました。会計検査院は,これらが発生した原因は,国土交通省において,補助金の算定に当たり,消費税額の取り扱いや適切な算定方法を明示していなかったことなどによるものと指摘しております。この指摘を踏まえ,国土交通省は,補助金交付要綱運用方針算定方法を明示するなどの改善措置を講じております。  交通局といたしましては,当該補助金について,これまでも国土交通省の指導に従い手続を行っておりましたが,このたび,結果として過大交付となっている国庫補助金について,国土交通省と協議の上,全額返還することとし,返還額である3,726万円を増額補正しようとするものでございます。これに伴いまして,第2条資本的支出では,第5項補助金返還金を追加し,資本的支出の額を補正しようとするものでございます。  2ページをごらん願います。  補正予算実施計画でございます。  資本的支出におきましては,国庫補助金の返還に伴う補正といたしまして,第5項補助金返還金,第1目補助金返還金として3,726万円を増額しようとするものでございます。  以下,3ページ,4ページには自動車事業会計資金計画を,5ページ,6ページには自動車事業会計予定貸借対照表をそれぞれ掲げてございますので,ご参照願います。  7ページをごらん願います。  予算第58号議案平成18年度神戸市高速鉄道事業会計補正予算でございます。  高速鉄道事業会計内にある神戸市交通事業基金においては,運用により生ずる収益は,基金条例第2条の規定に基づき,全額基金に積み立てる必要がございます。このたび,基金で保有する土地の売却に伴いまして,基金運用益増額補正並びにこの運用益を基金に造成するため,投資の増額補正を行うものでございます。これに伴いまして,第2条資本的収入及び支出では,財産収入及び投資の額を補正しようとするものでございます。  8ページをごらん願います。補正予算実施計画でございます。  資本的収入及び支出でございますが,収入におきましては,基金運用益の補正といたしまして,第4項財産収入,第1目基金収入を21億6,200万円増額し,28億5,753万円にするものでございます。支出におきましては,交通事業基金造成費の補正といたしまして,第4項投資,第1目投資を21億6,200万円増額し,29億2,191万円にするものでございます。  以下,9ページ,10ページには高速鉄道事業会計資金計画を,11ページ,12ページには高速鉄道事業会計予定貸借対照表をそれぞれ掲げてございますので,ご参照願います。  続きまして,陳情第543号及び陳情第544号についてご説明いたします。  本件は,平成17年5月25日に発生した事故につきまして,8カ月以上経過した平成18年2月9日に警察において交通事故として正式に受理されたため,市バス事故として取り扱うこととなったものでございます。  事故概要でございますが,平成17年5月25日,18時42分ごろ,神戸駅から大日丘住宅前を経て,兵庫駅前行きの4系統のバスにおきまして,西市民病院前から兵庫駅前へ向かう途中に,西市民病院バス停付近で起きたバス車内事故でございます。また,このバスの担当営業所阪急バス株式会社に委託しております松原営業所でございます。  詳細でございますが,西市民病院前バス停から乗車された陳情者がバスに乗車後,バス車内の右側,前から2席目付近の車内通路上で,右手で握り棒を持って立っておられた際に,バスの発進時の揺れで,右手首をひねってけがをされました。陳情者兵庫駅前バス停でバスからおりられる際に,運転手に対し,乗車後すぐに発車したら危ないと苦情を言われましたので,当時運転手としては急発進をした記憶もありませんが,陳情者が苦情を言われましたので,その場で謝罪をいたしております。  その後の経過でございますが,翌日の平成17年5月26日に,陳情者松原営業所へ来られ,状況報告がございましたので,松原営業所からは,陳情者に対し,病院での治療,警察への届け出をお願いいたしましたが,陳情者からは,昔から右手が弱く,現在病院に通院しているので,病院で診てもらうことも警察への届け出も必要ないと断られております。翌々日の17年5月27日に,松原営業所当該運転手運行管理者陳情者のご自宅を訪ね,謝罪するとともに,再度,病院での治療,警察への届け出をお勧めいたしましたが,陳情者からは,大丈夫ですとお断りされております。松原営業所といたしましては,この時点で,陳情者事故扱いをすることを固辞されたと判断しております。  4カ月後の平成17年9月30日に陳情者が市役所の市民相談室に被害の申し出について相談に来られ,交通局に照会がありましたので,交通局としては,松原営業所に対して,陳情者と連絡をとり,再度,事情を聞くよう指示しております。その後,松原営業所陳情者電話連絡をとり,陳情者のご都合もあって,17年10月13日に松原営業所で,営業所管理職陳情者から再度事情を聞いております。陳情者からは,右手がまだ痛いとの申し出がありましたので,松原営業所としては,市バス車内事故として対応するためには,事故とけが,現在の治療との因果関係がわかる診断書を持って警察に提出し,警察で交通事故として受理される必要がある旨を説明しております。  また,17年10月20日には,市役所において陳情者交通局との間で直接話し合いの場も持たせていただき,交通局としましては,市バス事故として治療費の支払い等を行うために必要な手続をご説明させていただいております。具体的には,この時点,10月20日で事故発生から既に5カ月近くが経過し,陳情者が申し出ておられるバス車内でのけがの状況と現在の治療との因果関係の立証が難しい状況の中で,市バス事故として対応するためには,バス車内で負傷したことがわかる診断書を警察に提出し,警察で車内事故交通事故として受理されることが必要であることを説明させていただいております。  その後,交通局陳情者との話し合いや,陳情者ご自身が関係機関と協議された結果,最終的には,平成18年2月9日に長田警察署で正式に交通事故として受理されたものでございます。警察が交通事故として受理されたため,同日,松原営業所から交通局市バス事故としての事故報告書が提出され,市バス事故として対応することとなったものでございます。  交通局といたしましては,早期解決を図るため,18年3月28日,陳情者交通局交通局が契約をしております保険会社の3者を交えて話し合いの場を持たせていただきました。しかし,事故発生から余りにも時間が経過をしているため,車内事故として申し出のあったおけがの状況と現在の陳情者のお体のぐあいとの間にどの程度の因果関係が認められるものなのか,また,治療期間として,いつまで認定すればよいのか等の非常に難しい判断が必要であるため,専門家の意見も聞く必要があるとの考え方から弁護士対応といたしました。弁護士から陳情者に対して話し合いを申し入れさせていただき,ようやく平成18年5月ごろに電話連絡がつきましたが,陳情者は,お話し合いに応じていただける様子でもなかったことから,やむなく調停の場で早期解決を図ることといたしました。  18年11月14日と今年19年1月24日の2回にわたり,神戸簡易裁判所で調停が開かれておりますが,陳情者は現在も治療を続けているため,示談・調停の時期ではない旨を主張され,結果的に調停も不調に終わり,現在に至っております。  交通局といたしましては,今後とも早期解決を図り,陳情者に対して適切な治療費等のお支払いができるよう誠意を持って対応したいと考えておりますが,けがと治療との因果関係の立証・認定が難しいため,公正・中立な専門家の意見も聞きながら,解決に向けて努力していきたいと考えております。  なお,陳情書におきまして,当委員会での質疑内容について言及がございますので,私の方から一言申し上げたいと存じます。  平成17年9月14日の港湾交通委員会におきまして,委員より,5月9日に老人の女性の方が事故に遭って労働基準監督署へ5月26日に届けている,しかし私がいただいた報告書では松原営業所の事故はゼロなんです,また8月14日も老人の転倒事故が起きて7針縫う事故が起きているそうですとのご質問をいただきました。担当参事が,8月14日の車内事故は兵庫陸運部に届けていること,5月9日の事故は状況を把握しておりませんと回答したところ,再度,委員が5月9日に事故は起きているはずだから調査をしてほしいと松原事業所の事故であるという旨で発言をされております。  平成17年11月24日,その次の港湾交通委員会におきまして,再度委員からご質問がございましたので,私の方から,5月9日には松原営業所での事故はない,同日には魚崎営業所でほぼ指摘に近いような事故はございましたとご回答申し上げました。その上で,担当参事から,5月25日の本件については,調査の結果,5月26日に女性から営業所に申し出がございましたが,警察への届け出は必要ないとご自身がご辞退されたことや,松原営業所としては警察への同行,病院の診断書等の話もさせていただいたこと,また,9月末に女性客から再度申し出があり,警察への事故の届け出をするようにお伝えしている旨をご回答させていただいております。  平成18年9月19日の決算特別委員会におきましては,委員から,バスの民間委託に関して,事故が見えなくなっているのではないかとのご指摘がございましたので,今申し上げました港湾交通委員会での質疑内容を踏まえまして,私の方から,事故の最終的な責任は交通局にあり,委託営業所からも,事故があれば必ず届け出があるとの回答をさせていただいてございます。したがいまして,交通局としては,当委員会や決算特別委員会においても,事実関係に沿った内容の答弁を申し上げており,事故隠しの事実のないことを申し添えさせていただきたいと存じます。  次に,陳情第544号で触れておられます,2回目の事故に関してご説明を申し上げます。  平成17年12月29日,17時39分ごろ,市民福祉交流センターから平野を経由して神戸駅前行き7系統のバスにおきまして,神戸駅方面に向かう途中に湊川公園西口バス停付近でのバス車内事故でございます。また,担当営業所は直営営業所の中央営業所でございます。  詳細でございますが,湊川公園西口バス停を発車後に信号待ちで停車するためバスがブレーキをかけたところ,車内を移動後にバス車内右側最前列のつり革を持った男性客がバランスを崩し,当該男性客の右ひじが,右側最前列に座っておられた陳情者の後頭部に当たったため,陳情者が頸部挫傷,約10日間の加療の負傷をされたものでございます。  本件は,運転者に対してその場で被害申告され,連絡を受けて駆けつけた交通局職員が西市民病院にお連れをし,治療を受けておられます。当日警察に状況説明の上,翌年1月6日に警察への正式な事故報告を行いました。そして,平成18年1月10日に陳情者交通局,局が契約しております保険会社の3者で話し合いを行い,治療費の支払い等保険会社で対応することで合意をいたしました。しかしながら,その後,保険会社治療費等を支払う際に必要な書類である被害者の医療機関での診断内容等を確認する同意書及び個人情報の取り扱いに関する同意書に,陳情者ご自身の捺印がいただけず,陳情者からも,治療費は自分の国民健康保険で払うと申されましたために,結果的に治療費等の支払いができず,平成17年5月25日の事故と同様に弁護士対応,調停による解決等を図ろうとしたものでございます。  先ほど申し上げましたが,交通局といたしましては,今後とも早期解決を図り,陳情者に対して適切な治療費等のお支払いができるよう誠意を持って対応したいと考えておりますが,けがと治療との因果関係の立証・認定が難しいため,公正・中立な専門家の意見も聞きながら,解決に向けて努力していきたいと考えております。  私ども交通局といたしましては,引き続き,事故防止の取り組みに全力を挙げるとともに,万が一,事故が発生した場合においても,迅速かつ適切に被害者救済を第一に直営・委託営業所を含めて交通局として責任を持って誠心誠意対応していきたいと考えております。また,委託営業所に対しましては,引き続き,事故対応に万全を期すことを機会あるごとに指導するとともに,月2回開催しております交通局と委託営業所との連絡会議において,的確な実情把握や,きめ細やかな情報交換に努め,より一層連携を密にしながら,市民の足の確保に取り組んでまいりたいと考えております。  以上で予算第57号議案,予算第58号議案,陳情第543号,陳情第544号についての説明を終わります。何とぞよろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 13 ◯委員長田路裕規) 当局の説明は終わりました。  これより順次質疑を行います。  まず,予算第57号議案についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 14 ◯委員長田路裕規) 次に,予算第58号議案についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 15 ◯委員長田路裕規) 次に,陳情第543号及び陳情第544号についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 16 ◯委員長田路裕規) 他にご質疑がなければ,この際,私から一言申し上げます。  松田交通局長におかれましては,3月末日をもって退職されるとお聞きしております。長きにわたって神戸市政の発展にご尽力をいただき,本当にご苦労さまでございました。  この際,一言ございましたら,ご発言をどうぞ。 17 ◯松田交通局長 委員長のお許しをいただき,発言の機会を賜り,厚くお礼を申し上げたいと思います。一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  港湾交通委員会の委員の皆様方をはじめといたします神戸市議会の皆様方には,長い間,本当にお世話になり,ありがとうございました。心から厚くお礼を申し上げたいと思います。  私は,昭和40年4月,ちょうどさんちかタウンができた年でございますが,この年に採用されまして42年間,神戸市役所で勤務をさせていただきました。その間,土木局,総務局,民生局,住宅局,衛生局,保健福祉局,港湾整備局,そして交通局と多くの職場で経験を積ませていただきましたことで,ここには──かけがえのないたくさんの思い出が詰まってございます。  とりわけ,12年前の阪神・淡路大震災の際には,住宅局の管理課長といたしまして,市営住宅の管理運営業務に従事いたしますとともに,市営住宅の震災による再建はもとより,被災者の方々のための仮設住宅建設のための用地につきまして,県内はもとより,近隣府県へ敷地確保に奔走したことが思い起こされます。その後,その年の4月からは開院後間もない西神戸医療センターの運営に携わるなど,市民の安心を支え,元気なまち神戸のまちづくりに邁進してまいりました。また,この平成15年度からは,交通局長といたしまして,市営バス,市営地下鉄の事業を管理する立場に就きましたが,バス・地下鉄の乗客の皆さん方の減少傾向が続く中,市民の暮らしの足として,その役割を今後とも十分に果たしていくための方策を種々検討する中,時の社会経済情勢に大きく左右され,厳しい決断を求められることもございました。しかし,バス事業では,地域密着型バス路線の新設なり拡充あるいはバスの増便や始終発ダイヤの充実,人に優しい低床バスの積極的導入,地下鉄需要では,エコショッピング制度なり,ICカード,神戸PiTaPaの導入,30周年を迎えた西神・山手線の最終電車の時刻の繰り下げなど,サービスの向上策を展開いたしますとともに,地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞するなど,環境問題にも取り組んでまいりました。  また,この間,大きな議論となりました平成18年度を目標年次といたします交通事業の経営改革プラン──レボリューション2004を策定・実施し,将来にわたって持続可能な経営形態に資するための経営改善策に取り組んでまいりました。経営改革プランの実行として,市バス営業所の管理の受委託,地下鉄海岸線駅業務の委託等々を行うにつきましては,470名に及びます職員の市長部局等への配置転換などを伴い,まさに労使一体となって取り組んでまいりました。経営改革プランは,今年度の目標としての指標の達成につきましては,皆様方のご支援・ご協力もあり,達成のめども立ちつつあるのが今の状況でございます。  今回の改善で,とりあえず,1つの道筋をつけることができたのではないかとは考えてございますが,今後とも交通事業は大変厳しい状況が続くと言われております中で,国の動向も予断を許さず,多くの課題も残されているのが今の実情でございます。このような中,委員の皆様方には,今後とも私ども交通事業に対しまして,引き続きの温かいご支援・ご協力を改めてお願いするものでございます。  先ほど委員長の方からもございました。この3月末をもちまして退職させていただくわけでございますが,どうぞ今後とも神戸市議会が市民の代表機関として,ますますご発展・ご活躍いただきますことを,そして次代の神戸市政,とりわけ私ども神戸市交通事業に対しまして,より一層のご支援・ご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして,議員の皆様の今までにいただきましたご支援に改めて感謝申し上げまして,退職に当たりましてのごあいさつにかえさせていただきます。本当に長い間,ありがとうございました。 18 ◯委員長田路裕規) ご苦労さまでございました。  それでは,交通局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでした。  なお,委員各位におかれましては,みなと総局が入室するまで,しばらくお待ち願います。 (みなと総局) 19 ◯委員長田路裕規) これよりみなと総局関係の審査を行います。  最初に,陳情第561号について口頭陳述を聴取いたします。  それでは,東條さん,発言席へどうぞ。 20 ◯委員長田路裕規) 陳述人におかれましては,住所,氏名を明らかにしていただき,5分以内に陳述を終えるようお願いいたします。  それでは,東條さん,どうぞ。 21 ◯陳情者 神戸市須磨区友が丘7丁目154,東條健司でございます。港湾用地の廉価賃貸と無償使用の問題点の解明を求める陳情を申し上げます。  昨年の12月11日,業界紙物流ウイークリーなるものに掲載されていました「港湾用地を無償貸し,神戸市 特定任意団体へ」の記事により,ポートアイランドと六甲アイランドにおいて,それぞれ1万2,000平方メートルの用地が規定の約2割の賃料で貸し出され,その廉価賃貸の理由として,隣接の無償使用の仮置き場,ストックヤードというそうですが,これの管理と,ここに置いていったコンテナを横持ち,つまり船まで持っていってコンテナに載せる作業の費用も負担するということのために隣の用地の5分の1で貸しているということで,この賃料の減免の理由というのは大変に問題があると思い,これの解明を求めるものであります。  この減免は議会の承認を得ているのであれば,どのような説明で議決がなされているのか,ポートアイランド及び六甲アイランドの両地について示していただきたいと思います。  また,無償使用されている──隣接しているポートアイランドと六甲アイランドの同じく1万2,000平方メートルの用地について,実際にはこれは無償で,道路と公園と同じといいながら,実際には管理がされております。運用により,船会社または港湾業者が明らかに利益を生んでいる案件であり,契約がない無償使用という方式はまことに不適切であると思いますが,これまでのストックヤードとしての使用実績はどのぐらいか,推定利益はどのくらいかについてのデータを示していただきたいと思います。  ちなみに横浜港では,このストックヤードの使用は有料でなされており,それぞれ応分の使用料支払いがなされているとも聞いています。横浜港の実態について知れるところあれば示していただきたいと思います。また,この神戸港での無償使用については議会議決があるのか否かを知りたいものであります。隣接用地の賃料減免によります管理・運営されているということは,何らかの,ただで貸している部分の管理規定,運用規定,運営規定があるものと思われます。それらによります運用は,結果として賃料減免分に一定ふさわしい5分の1の差額の分に経済的にふさわしいものであるというふうに考えておられるのかどうかを,その規定に基づいて知りたいと思います。  また,この件について情報開示の請求をいたしまして知り得たところによりますと,六甲アイランドの該当の用地はですね,行政財産であるとの聞きました。ところが,賃貸を受けている業者の申請書あるいは契約書といいますか,申請書には普通財産と記載されており,これは明らかに虚偽の申請,及び当局はそれに対する虚偽の許可を行っていると考えられます。  情報請求の場の説明では,ポートアイランドと一緒に申請したものだから同じ用紙を使っちゃったんだ。したがって,普通財産と書かれてあるけど,実は行政財産だという説明がありましたが,とても信じがたい理由であります。この行政財産用地についての疑惑の思いはぬぐえません。この行政財産地区を使用する議会議決がどのように,いつされているかのご説明も願いたいものであります。ただで貸してる部分,5分の1の賃貸で貸してる部分,こういった広大な面積が六甲アイランド,ポートアイランドの両地点にあることについて大変大きな疑問を市民の1人として感じました。このことについての本日解明を求める陳情を申し上げます。よろしくご審議お願いいたします。 22 ◯委員長田路裕規) 口頭陳述は終わりました。どうもご苦労さまでした。  それでは,議案3件及び陳情1件,以上,合計4件一括して当局の説明を求めます。局長,着席されたままで結構でございます。 23 ◯山本みなと総局長 それでは,予算第44号議案平成18年度神戸市一般会計補正予算のうち,みなと総局所管分,予算第53号議案平成18年度神戸市空港整備事業費補正予算,予算第55号議案平成18年度神戸市港湾事業会計補正予算,陳情第561号港湾用地の廉価賃貸及び無償使用の問題点の解明を求める陳情,以上4件につきましてご説明申し上げます。  お手元の委員会資料の1ページをお開きください。
     平成18年度神戸市一般会計補正予算のうち,みなと総局所管分につきましてご説明申し上げます。  なお,説明に際しましては,100万円未満の数字は省略させていただきますので,よろしくお願いいたします。  歳出では,海岸保全費の職員費を人事異動に伴い100万円増額しようとするものでございます。  繰越明許費につきましては,工程調整によりまして,高潮対策事業などで9億8,900万円を翌年度に繰り越そうとするものでございます。  3ページに参りまして,平成18年度神戸市空港整備事業費補正予算でございます。  歳入歳出予算の補正でございますが,歳入・歳出ともに2億9,300万円を追加しようとするものでございます。  4ページには第1表歳入歳出予算補正を掲げておりますので,ご参照ください。  5ページをごらんください。歳入歳出事項別明細書でございます。歳入につきましては,着陸料等空港施設使用料の増に伴い,使用料及手数料を1億2,500万円,航空機燃料譲与税相当額繰入金の増に伴い,繰入金を9,600万円,消費税還付により諸収入を7,200万円,それぞれ増額しようとするものでございます。  6ページをお開きください。歳出につきましては,人事異動に伴い,職員費を3,600万円,管理収支差益の拡大による財政調整基金造成費の増に伴い,運営費を2億5,700万円,合わせて2億9,300万円増額しようとするものでございます。  なお,7ページから8ページには給与費明細書を掲げておりますので,ご参照ください。  9ページをお開きください。  続きまして,平成18年度神戸市港湾事業会計補正予算でございます。  第3条収益的収入及び支出では,収入を27億5,100万円,支出を1,300万円,それぞれ増額しようとするものでございます。  第4条資本的収入及び支出では,収入を29億6,600万円,支出を2億2,800万円,それぞれ増額しようとするものでございます。  11ページには,第1表建設改良事業概要補正を掲げてございますので,ご参照ください。  済みません,第4条資本的収入及び支出,収入29億6,600万円,支出を2億2,800万円,それぞれ減額しようとするものでございます。増額と申し上げましたけども,減額でございます。失礼いたします。  13ページをお開きください。  平成18年度神戸市港湾事業会計補正予算実施計画でございます。  収益的収入につきましては,港湾管理事業収益で土地売却に伴い特別利益の固定資産売却益を27億5,100万円,収益的支出につきましては,港湾施設運営事業費で退職者の増加に伴い営業費用の総係費を1,300万円,それぞれ増額しようとするものでございます。  14ページをお開きください。  資本的収入につきましては,建設改良費等に充当する基金繰入金を29億6,600万円減額しようとするものでございます。  資本的支出につきましては,港湾関連用地購入の減少に伴い,土地等購入費を33億6,000万円減額しようとするものでございます。これは新港第1突堤の再開発に伴い,当初,国有地を購入する予定でございましたが,国との協議により,借り受けることになりましたため,減額しようとするものでございます。また,退職者の増加に伴い,関連建設改良費を2,200万円,土地売却の増加に伴い,基金造成費を27億1,600万円,権利金返還に伴い,企業債等償還金を3億9,400万円,それぞれ増額しようとするものでございます。  15ページから21ページには平成18年度神戸市港湾事業会計資金計画,平成18年度末神戸市港湾事業会計予定貸借対照表,給与費明細書を掲げておりますので,ご参照ください。  続きまして,陳情第561号港湾用地の廉価賃貸及び無償使用の問題点の解明を求める陳情についてご説明申し上げます。  海上コンテナトレーラーのゲート待ちによる道路渋滞現象は,コンテナ荷役が始まって以来,神戸港に限らず,他港でも同様に抱えている解決の難しい問題であり,神戸港でも,地元住民や企業からも対策を求める要望を受けていたところでございます。道路渋滞を緩和し,海上コンテナトレーラーがスムーズにコンテナターミナルへ搬出入できるようになることは,港湾コストを低減させ,神戸港が使いやすい港になり,ひいては神戸港の取扱貨物量が増加し,神戸港の活性化に資すること,交通事故防止や排気ガスによる環境負荷軽減を図る効果等があることから,神戸市では,神戸港の関係団体と協力して,平成17年4月より,ポートアイランドと六甲アイランドに1カ所ずつ,道路渋滞時にコンテナシャシーを一時的に切り離す仮置き場──ストックヤードを設置し,道路渋滞の緩和を図っているところでございます。  使用実績でございますが,1日平均の切り離し台数は,ポートアイランドで16台から25台,六甲アイランドで23台から30台となっており,切り離し台数が最も多かったのは,ポートアイランドで82台,六甲アイランドで59台となっております。  また,横浜港の実態を示してほしいとのことですが,横浜港におきましても,詳細についてはわかりませんが,道路渋滞緩和のために仮置き場が設置されていることは承知しております。  この仮置き場は,コンテナシャシーを切り離したい海上コンテナ事業者であれば,だれでも利用できることから,無償で開放しております。また,仮置き場を適正に管理し,その機能を十分に発揮させるために,敷地管理や出入り管理について,業務に精通している船会社,港運業者,海上コンテナの各事業者が母体となり設立した法人税法上のみなし法人である神戸港ターミナル搬出入システムセンターに無償貸与ではなく,無償で委託しております。  道路渋滞を緩和するために,本市が市有地をコンテナシャシーの仮置き場として無償で開放することは,公共性・公益性が十分にあり,適切な施策であると考えておりますが,委託契約に関する文書処理を行っていなかったことにつきましては,不十分であったと考えており,今後,書面で委託契約を締結することとしております。  次に,仮置き場を管理運営していくために,予約受け付けや現場ガードマンの配置,切り離されたコンテナシャシーをコンテナターミナルまで搬入するなどのさまざまな経費が必要となってまいります。このため,本市が隣接地をシャシープール用地として神戸港ターミナル搬出入システムセンターに減額して貸し付け,同センターがこれをシャシープールとして運営し,海上コンテナ事業者に貸し出すことによって得られる収入を仮置き場の管理運営費と本市への賃料に充当することとしております。したがいまして,仮置き場の管理運営が成り立つ範囲内で賃料を減額しておりますので,当該減額措置は妥当であると考えております。  次に,港湾用地の財産の管理及び処分に関しましては,普通財産の貸付料につきましては,公有財産規則により,部局の長が公益上の見地から減免できる旨が規定されており,また,行政財産の使用料につきましても,港湾施設条例により,市長が神戸港の振興対策上必要があると認めるときは減免できる旨が規定されております。したがいまして,個別の案件について議会の議決は要しないものであります。  なお,六甲アイランドの用地が行政財産にもかかわらず,誤って普通財産の書式で申請・承認を行っていたことにつきましては,今後,行政財産の書式で申請・承認するよう是正することとしております。  今後とも,港湾管理者として神戸港の活性化のために必要な施策を適切に行っていくよう努めてまいる所存でございます。  以上で,当局の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。 24 ◯委員長田路裕規) 当局の説明は終わりました。  これより順次質疑を行います。  まず,予算第44号議案についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 25 ◯委員長田路裕規) 次に,予算第53号議案についてご質疑はございませんか。 26 ◯委員(松本のり子) 航空機の燃料譲与税についてちょっとお聞きします。  この燃料譲与税は,航空機の騒音によって生じる障害の防止対策とか,あるいは空港とか,その周辺の整備に係る空港対策の経費に充てるものということはわかってるんですが,これは一定の使途を制限された財源もあるということですが,一応これは見ましても,一般財源として扱われ,そこにも入ってきております。それで,この間も空特なんかでは,騒音とか,垂水の方では結構学校のいろんな──騒音が問題だということで学校の防音対策だとか病院などの防音対策とか,そういったもっともっと広い意味で周辺の整備に充てて,今これでしたら──今のままでしたら,赤字対策だけに,この燃料譲与税が充てられると思いますので,もっと広い意味でね,一般会計に例えば基金としてこれを置いていて,そういったもっと広い形での対策,これを充てるということはお考えがないのかどうかをまずお聞きします。 27 ◯山本みなと総局長 航空機燃料譲与税というのは,着陸料収入の多寡に応じましてですね,全国の空港所在自治体に配分されるということになっております。配分額の算定方法は法令に規定されておるという形で,私ども,航空燃料譲与税につきましては,少なくとも収支見通しでお示ししたとおり,空港会計に繰り入れていただくという考えで思っております。  空港におきましても,ご承知のとおり,騒音の定点観測あるいは常時観測等実施しております。その中で,私どもがこの1年間を通じて騒音を見ますと,少なくとも環境基準である,うるささ指数の範囲内でとまっておるということでございますので,私どもとしましては,赤字対策ということでは考えておりません。あくまでも,これは空港があっての譲与税でございますので,収支見通しどおり空港会計で繰り入れていただくという考えで現在のところおります。  以上です。 28 ◯委員(松本のり子) 空港会計に全部いただくということなんですが,例えばちょっと調べてみましたら,広島空港の開港に伴って,三原市なんかでも,この燃料譲与税が入ってきてるんですが,これではね,まちづくりの交付金事業,本郷町というところのJRの駅の周辺整備とか,そういった形で,やはり国の方もね,決して,ひもつきとしたものではないいうふうなことも言ってますので,そのように,ほかの他都市では,もっとそういった周辺整備などにも使われてるんですね。ですから,やはり今,本当になかなか大変な中,これは全部空港のもんやから,空港会計にもらうんやという考え方ではなく,ほかの他都市の使われ方なんかも見ていただいて,もう少し柔軟に考えていくべきじゃないかなと思うんですが,この三原市の考え方について,じゃあ,どう思われますか。 29 ◯山本みなと総局長 先ほども申しましたように,航空燃料譲与税というのは,全国の空港所在自治体に配分されるということでございますので,広島空港については二種空港で,三原市の方に一定の燃料譲与税が入ってくるということは我々も理解しておるところでございます。その燃料譲与税が三原市で空港を持ってるわけではございませんので,そういう特別会計があって,そこで使われるのか,あるいはどうなのかということは私ども承知しておりません。これはすべての空港所在地の自治体に配分されると,その自治体の中で,その用途についてはおのおので,議会の議決を経て決められるものだというふうに考えておりますので,私としましても,今回の予算の中で燃料譲与税については空港特別会計へ繰り入れるという形で予算をお願いしてるところでございます。  以上です。 30 ◯委員長田路裕規) 他にございませんか。  (「なし」の声あり) 31 ◯委員長田路裕規) それでは,次に,予算第55号議案についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 32 ◯委員長田路裕規) 次に,陳情第561号についてご質疑はございませんか。 33 ◯委員(恩田 怜) このポートアイランドと六甲アイランドの土地の問題ですが,やはりこれは大変問題が多いことであると私は考えております。特に局長がおっしゃったのは,公共性があると,このようなお話でしたけど,私も現地へ行って見ましたらですね,このシステムセンターという特定の団体が特定の業者にしか貸してないということで,私のところに言ってこられたのもですね,そのほかの業者の方で,大変な条件の違いが生じてるということと,それから実態を見てみますとですね,そこへコンテナを積んだ車が来て,そして別の頭が来て,ターミナルへ持っていってやると,そういう,まさにこれは1つの運送会社と,そういう形態でもあるにもかかわらず,よくわからない,要するに株式会社でもない,企業でもない団体にさせて,そこへ金を貸して,そこが借りて,しかも減免申請をして,そしてそこから──業者からお金を取るという,しかもそれは又貸しに近いことをやってるんじゃないか,こういうことで,公共性を担保するということが全くできてないんじゃないか,特定の業者が使われてるんじゃないか,その点についてまずお聞きしたいと思います。 34 ◯山本みなと総局長 神戸港のコンテナターミナルでの海上コンテナトレーラーのゲート待ちによる道路渋滞ということが非常に大きな問題になっております。これは他港でもそうでございますけども,やはりその渋滞の緩和ということと,搬出入コンテナの円滑化を図るということと,騒音・排ガスによる生活環境の悪化を防止するという観点から,私としては,非常に公共性があるというふうに思っております。  それで,この仮置き場でございますけれども,これは別にどのコンテナ業者がだめだとかいうことはございませんで,輸出積み荷コンテナをコンテナターミナルへ搬入しようとする海上コンテナ事業者ならだれでも利用することができるというものでございますので,私どもも,当然現場確認等行っておりますけれども,私どもの見てる限りでは,海上コンテナ事業者はだれでも利用できるというふうなことになっておるというふうに考えております。  以上です。 35 ◯委員(恩田 怜) 入り口に番小屋があって,ちゃんと係員がおってですね,それでやってるわけですから,だれでも行けるというような状態にはなってないと思うんですが。 36 ◯岡口みなと総局経営部長 番小屋とおっしゃいましたところには,出入り管理を──事務をするガードマンがおります。このストックヤードの使い方は,利用しようとされる海コン事業者が,まずシステムセンターに予約を入れます。この方は,先ほど局長が答弁申し上げましたとおり,利用しようとする海上コンテナ事業者であれば,どなたでも利用できるという前提で,どなたでもシステムセンターに予約を入れられます。そこでストックヤードに入れようとしておりますコンテナの番号等でコンテナを特定いたします。その次にシステムセンターは,その連絡を受けた後,その番小屋──出入り勘定しますから,その番小屋に連絡するのとあわせて,ターミナルの方にも連絡いたします。これはターミナルから持ってきていただけませんから,そういう形で連絡をする。したがって,番小屋は現地の出入り管理を管理するものでございまして,あくまでも,このストックヤードのやり方といいますのは,どなたでも予約していただき,連絡が入れば,そういうことで入りますよという形で現場にも連絡し,引き取るターミナルへ連絡して,スムーズにその日のうちにコンテナがきちんと正確に搬入さすと,こういう機能を果たすものとご理解いただきたいと思います。 37 ◯委員(恩田 怜) それじゃ,だれでも,公共性があるということは担保していただけるわけですね。 38 ◯山本みなと総局長 当然,だれでも海コン事業者であれば,予約していただければ利用できるということで考えております。  以上です。 39 ◯委員(恩田 怜) 次に,この賃料が5分の1になってるということですが,これは市長が必要と認めたらできるんだとおっしゃるわけですけど,やはりこれは,みなと会計としてですね,大変な財政状態逼迫してる中で,このような多額の賃料を減免して,これは非常に問題だと思うわけです。しかも,これは株式会社でもなけりゃ,よくわからない団体にですね,契約書もなしで出して,今後ちゃんとそれは整えますということなんですけど,こういう経済活動が,少なくとも1,000万円ぐらいは差額があるということを当局は言われたということなんですけど,その辺,この団体がこういう経済活動をすることに対しては,どういうふうに考えておられるんですか,税法上の問題とか,そういういろんな。 40 ◯山本みなと総局長 このシステムいうんですか,これにつきましては,もともと船社とか港運とか海上コンテナとか各事業者が,港湾関係業界17団体で構成される組織から提言がございまして,私もそこといろいろと詰めを行いまして,おのおのの役割に応じた分担として役割に応じたシステムをつくろうという形で,こういったものを立ち上げてございますけれども,基本的には,やはり仮置き場をつくるために,遊休地でございますので,遊休地のシャシープールを,そのみなし法人にお貸しすると,みなし法人は神戸税務署へ事業開始届をやっておりますので,そこは賃料の差益で仮置き場を運営するという形のシステムをつくり上げたということでございます。  利益がどうのこうのということでございましたですけれども,17年度の収支,17年10月から18年9月の決算によりますと,車庫収入等で約7,700万円に対し,税引き後の剰余金が約700万円ということになってます。こういった決算書とか,その他必要書類も我々チェックしておりまして,そういった剰余金があった場合は神戸市へ賃料として払っていただくという形のシステムをとっておりますので,私どもは営利目的でやってるものではないというふうに理解をしております。私どももきちっと決算書,その他必要書類をチェックしておるという状況でございます。  以上です。 41 ◯委員(恩田 怜) この問題はですね,話によれば,いろいろ市会議員が口ききに絡んでいるといううわさもありましてですね,その辺について,特定の議員から働きかけがあったのかどうか,その辺もお聞きしたいと思います。 42 ◯山本みなと総局長 いや,私はちょっと口ききというんか,そういうことは一切なかったと思いますけれども,少なくとも,これは17年4月から港湾事業者と連携のもとに実施しているということで考えております。  以上です。 43 ◯委員(恩田 怜) 以上です。 44 ◯委員(松本のり子) この契約をしてなかって,今後委託契約するいうことなんですが,港湾用地で安く貸したげてて,契約をしないでね──そういった貸してるのは,ほかにも港湾用地ではあるんですか。 45 ◯山本みなと総局長 いや,これは仮置き場はですね,無償の委託ですから,貸し借りという問題はございません。私どもとしては無料で開放して,それを委託して運営させていただいてると。シャシープールにつきましては,これは要するに賃貸でございまして,一時使用という形をとっております。 46 ◯委員(松本のり子) そのシャシープールのところに,今,委託契約を結んでなかったんですよね。今後委託契約ではないんですか。 47 ◯山本みなと総局長 いや,シャシープールは一時使用許可とか一時使用承認という形をとりますので,それは許可証なり承認証なりを出していくと。ただ,仮置き場が無償の委託契約という形で考えておりますので,その点に関して,無償でございますので,契約書が要るかということもあるんですけれども,行政としては不十分であったという形で,今後書面でですね,無償であっても委託契約を結びたいというふうに考えております。  以上です。 48 ◯委員(岡島亮介) それじゃ,数点,ちょっとお聞きをしたいんですが,2年か3年ほど前に当局の方から,この神戸港のトラックが,海コンのトラックが非常に並んでて渋滞してて,一般市民からも苦情があるという説明を聞いて,その後,その渋滞を何とか緩和しよういうことと,それからコンテナのトラックに積んで,そのままずっと駐車をしてるよりも,スムーズに流通業務を進めていって,港の,まあいえば活性化につながるんではないかということで,このシャシー置き場ですか,切り離し場所がつくられたという経緯をお聞きしました。そのときは,様子を見るということで,当初1年ぐらい,一遍様子を見てみたいというふうな記事が新聞で私,そういうふうに感じた──そういうふうに見聞きをしたと思ってるんですけども,それが2~3年になるんですかね,3年目に入るんですかね,続いてるということ。  一体,この切り離し場所を,いわゆる公共に資するからということで,普通財産をオープンにして,そしてやったんですが,その効果は一体どうなのかと。今お聞きしたら,何台ぐらいが利用して,多いときには80台とか,あれは高価なもので,中に品物が入ってるから,晩にずっと置いとっても,だれか留守番もおらんといかんわけで,そういった品物をお預かりしてる任意団体がおるわけですわね。  それとは別に,いま1つ聞きたいのは,まずその効果はどうなのか,渋滞はどうなったのか,そこら辺の話が1つ。それから,これはもともとストックヤードは船会社が,これ負担をするものだと,私はそう考えとったんですが,今のよみがえれ神戸港の中で,船会社とか,あるいはコンテナ──自動車部会とか,いろんな団体が協議をされて,そこに市が関与して無償で,とにかく,じゃあ一時使用という形でやろうやというような話になったと思うんですが,そもそもそういった横持ちをしたり何かする中で,船会社の負担があるのかどうか,してるのかどうかいうことが1つ。それから,この一時使用ということで今貸してるわけですが,後ろの部分,前の部分も,まあまあ一時様子見ということで切り離し場所をつくった。一体,これがいつまで続くのか,いつごろ,これをどういうふうに処理しようとしてるのか,どんな方向にしようとしてるのかいうことが1つ。  それから,ちょっと今,任意団体に後ろのシャシー置き場を減免ということ,減免ですか──減免で使用させてる。そして,そこから管理費を浮き出して,それを管理費として使うというふうなシステムになってるんですが,そもそも,その賃料は適正だと思ってるのかどうか。管理して,そこから出てくる収益でもって管理をして,余分な収益が出てないのか,もしその収益が余分に出たとしたら,それはどう処理するのかいうこと。それから,そもそもこういういろんな問題が出てくるのは,僕自身は,当初から任意団体に任せた方がよかったのか,あるいはよみがえれ神戸港の中でどんな話をされたかわからないけれども,例えば公共の埠頭公社であるなり,そういった第三セクターであるなりいったところが管理する方法はなかったのか,今後で言えば,メガターミナルになるんですかね,そういったセクションに管理をさせていけば,もっと透明性が確保できたんではないかと,こういう問題が起こってこなかったんではないかと考えるんですが,数点についてお尋ねします。 49 ◯山本みなと総局長 1つ,渋滞はどうなったのかということでございますけれども,当初,これはほかの港でもそうですけれども,待機レーンとか,そんなんを設けてやってる港もありますし,仮置き場を設けてやってる港もあるということでございますけども,これをやった後,市民からの苦情とか,あるいは企業からの苦情というのは,全くなくなったかというと,そうではございませんけれども,ほとんどないという状況でございますので,私どもも,よくポートアイランド,六甲アイランドへ行くわけでございますけれども,渋滞に対して一定の効果があったのかなというふうに思っております。  あと,確かにこれを船社が負担すべきじゃないかというご意見もございましたですけれども,私もコンテナターミナルの用地がかなり広ければ,本来,そこでこういう仮置き場機能も持つべきではないかという思いは持っています。ただ,現実的に物理的にコンテナヤードが狭い中で,渋滞をずっとほってるというのが,これもう主要港の悩みの種でございまして,これをどう解決するのかという形で,現在ちょっと新聞情報でございますけども,大阪あたりもかなり海コンの事業者と待機レーンについて,いろいろと議論をやってるようでございます。  船社も一定の負担をしておりまして,例えばこの仮置き場に置いてるシャシーをターミナルへ持ってくるということは,そのターミナルから,またヘッドを持っていって,シャシーを持ってくるということになりますので,それも費用が要るので,その費用の一部を船社も持っておるということでございます。  いつまで続くのかということでございますけれども,これはあくまで,土地の状況を見ますと,永久に続くということはちょっと考えにくいと,我々も,あくまでも暫定であるという理解をしております。  将来どうなるかということでございますけれども,基本的には,やはりターミナルの中で処理していくべき事項かなというふうに思っておりますので,スーパー中枢港湾という形で,かなり青線で囲んだ中で,メガターミナルとか,メガオペレーターとか,そういったことをやってまいりますので,その中で,こういったストックヤード,仮置き場についての議論を高めてまいりたいというふうに考えております。基本的には,そういった中で対応していくべきものと考えておりますけども,時間をいただきながら,その議論の中で議論を高めていきたいというふうに考えております。  それと,賃料が適正かということでございますけども,1つは,このセンターにシャシープールを見て,その差益で仮置き場を見るということでございますけども,このセンターがシャシー業者に貸しておるということでございますけども,センターの方としましては,そういったシャシーの駐車場でございますシャシープールにシャシーを持ってくるということに関しましては,ノウハウをお持ちですので,一定の金額を用いて,そういうシャシーの駐車をする方を集めてきておるということでございます。したがいまして,我々の賃料も一応納めていただいた上で収支をとっておるという状況でございます。  始めて2年になりますけれども,要するに17年4月から始まりまして,17年9月30日まで,これも私ども決算書を監査しておりまして,剰余金は,損益計算上900万円という,約ですけども──なってございましたですけれども,1,000万円の車どめとか,そういった設備投資を行ってますので,資金的には,ない状態という形でございました。2期目の17年の10月から18年の9月,これも決算によりますと,先ほど申し上げましたように,車庫収入等で約7,700万円という形の収入でございまして,税引き後の剰余金が約700万円ということでございますので,この700万については,神戸市への賃料として支払ってもらうという形でやっておりますので,我々としては,このセンターが取り上げてもうけておるとか,そういったことはないというふうに思います。今後も決算書,その他の必要書類というのは,我々は引き続きチェックしていくということでございます。  埠頭公社を含めてどうかということでございますけども,私申しましたように,最終的にスーパー中枢港湾の中で処理されるんであれば,メガオペレーターあたりがそういったものを管理していくことになるのかなと思いますけども,今回のこのシステムにつきましては,あくまで17団体と私どもが議論しまして,市,船社,港運事業者,海上コンテナ事業者といったものがそれぞれ協議しまして,それぞれの役割分担という形で定めたスキームでございます。土地は市が無償で開放という形で,土地の利用や管理については,海上コンテナターミナルの搬出入に関して専門的知識を有し,出入り管理,敷地管理等を行うのに最も適した団体という形で本センターが責任を持って行うということになったものでございます。  したがって,官民が協力して,それぞれ団体に適した役割を分担しながら,本事業を遂行しているというふうに考えておりますけれども,確かに他のやり方は,これはあると思います。ただ,あくまでも,関係者との協議の中でこういうやり方をやろうという形で役割分担として決まったものでございます。先生ご指摘のように,他のやり方というのも私は十分考えられると思います。今後は,そういった,また17団体との会議がございますので,1つの研究課題という形で考えさせていただきたいなというふうに考えております。 50 ◯委員(岡島亮介) 最後のやつですが,研究課題やなしに検討するということにしてほしいと思ってますので,それを1つ言うておきますが,今お聞きした中で,暫定的に今使用をしている,いつまで続くかということについては時間をちょっといただきたいという話やけど,これは,例えばスーパー中枢港湾の敷地が今はっきりと青線で示されたわけなんですが,その付近に持っていくという話もちらほらと聞き及んだりしてます。今のところからすると,必ず横持ちのその距離が長い。ヘッドが行って,またヘッドが帰ってくるというのは非常に長いから,やっぱりその近くへ持っていくべきだろうと,私はそう思うんですが,そのあたりを1つお聞きしたいのと。もう1つは,やっぱりある程度めどをつけないかんと思う,時期的に。大体いつごろに,あと1年とか1年半とかぐらいには何とか前へ,今のところから解消して,そっちへ持っていけるというふうな,そういっためどはまだ立たないのかどうか,そこら辺の状況を1つお聞きしたい。それから効果はあったということですから,よかったんだなと,こういうふうに考えておるんですが,一方で,もう1つ賃料の話で,1期目は900万ほど剰余金があったと,2期目は700万ほど剰余金があったと,そもそもこれを管理収支が,剰余金が出てきたときには,神戸市にその剰余金は入れてもらうというふうな話になってたんだと思うんですが,それはそのとおりに今やってるということで,剰余金が出た場合には市に戻してもらってると,土地代とは別に市に戻してもらってるということだと思うんですが,もう1度,それ,はっきりお答えください。  以上。 51 ◯山本みなと総局長 先生ご指摘のとおり,あの場所であればですね,コンテナターミナルまでちょっと距離がありますので,できるだけコンテナターミナルのそばに,そういうストックヤードがあるということが望ましいということで我々も考えております。そのためにスーパー中枢港湾というエリアの中で何とか,そういったものが将来的にできないかという形で私どもも議論をしていきたいというふうに考えてます。  それで,今のやり方がどうなんかということにつきましては,研究課題ということで──検討しろということでございますので,業界もあることでございますけれども,その業界を含めて検討はさせていただきたいというふうに考えております。  それと,剰余金につきましても,これは市に賃料として払うということでございますので,その分の賃料加算をしまして取っておるということでございますので,私ども,引き続き,これはそういうシステムですから,きちっとそれは対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 52 ◯委員(橋本秀一) ちょっと数点お聞きしたいと思います。  今回のこういうふうに仮の置き場を置いて対応しておるということは,港のいわゆる活性化であったり,神戸に荷物を持ってくると,持ってくる量をふやしていこうと,こういう点については当然対応していかなければいけない内容だろうというふうに思います。私どもも会派で港の皆さん方のあれをお聞きをしてくると,逆に,あきのコンテナなんかもね,荷物の出入りにアンバランスがありますから,そうすると,そういう問題も大きな課題であって,これが船会社として,あるいは荷主としていろいろと対応しなければいけないとなると,なかなか神戸に荷物が集まってこないと,国内の荷物ですね,というふうな話もありますので,今,こういう形で対応されてきたということについては,私どもとしては理解をいたします。  ただ,今,契約上の話でもあったように,決算書を見て,利益が出たら市の方に返していただくんだというか,納めていただくんだと,こういう話なんですが,ここはもう少しすっきりと今後するべきではないかなと,今のような仕事も含めて,じゃあ,もう幾らでこの土地とすべてを貸すのか,市がこの荷物を置くところで特段関与するとこないですわね。だから,やっぱりこのシャシーのプール等のところで今お金もらっておるんですが,その運営も含めてトータルで幾らで貸しましょうというふうなことにした方が,決算書上で残ったから,その分を返金いうんか,納めてもらおうと,賃料だということで納めてもらおうというやり方というのはどうなんかなという気がちょっといたしますんで,その点についてお聞きをしたいと思います。  以上です。 53 ◯山本みなと総局長 先生のおっしゃること,もっともでございまして,ある程度,シャシー仮置き場の利用台数とかが平均化してくれば,そういうことは可能かなというふうに思いますけれども,あくまでも,これは私どもが17団体に貸したときに,営利目的ではないと,したがって,剰余金が出た場合には,きちっと市の会計へ賃料としていただくということになっておりますので,例えばシャシープールである程度差益が出て,仮置き場の費用に使ったとして,今のところ,900万,700万という形になってますので,これがちょっと今,賃料をこういう形で上げておりますので,賃料がどのレベルが一番いいのかというのは,私どもちょっと,まだ始めて2年ですので,将来的にこれやっていくのかという議論もありますけれども,やはり営利目的ではないということを前面に出すためには,やっぱり剰余金については市に入れていただくという方法が私は一番いいのではないかと思います。ただ,そのために確かにシステム的にややこしくなりますけれども,その方がむしろ営利目的に出ないということがはっきりするという形と思いますので,ちょっとそれも検討させていただきますけども,今のやり方は,やはり一番はっきりしてるんじゃないかなというふうに私は思っております。  以上です。 54 ◯委員(橋本秀一) 営利目的ではないということは私どもとしても理解してますし,先ほども言いましたように,やはりこれからさらに神戸に,いわゆる物流というか,荷物を集めてくるというときには,こういうふうな──それもそうだし,プラスして,先ほど説明のあった両方の島に住んでおられます方々に対する環境の問題ね,これも大きな課題ですから,こういうふうに無償で仮置き場を提供するということは非常に将来的にも当然これ続けていく必要があるんだろうというふうに,その点については理解をしてます。ただ,今のように,じゃあ,収支の,いわゆる決算書を見て,その内容が本当にいいのかどうかというチェックをしていこうとなると,そこでかかった人件費やとか,いろんなものの細かいとこをね,じゃあ,どう見ていくんやという問題が今後あるだろうと思いましたんで,そういうのからすると,今年度はこういう見方して,これ残った。今年度,まあいうたらほぼゼロだというふうな形になってくると思うんで,余り逆にそういう手間をかけないような形ですっきりした方がいいのかなという思いを持ちましたので,これは意見として申し上げておきます。
    55 ◯委員(恩田 怜) ちょっと聞き忘れたことがあるんです。ポートアイランドの場所を見ましたら,大変立派な舗装が最近なされているんですけど,ちょっとそのかかった費用を教えていただきたいのと,それから,これはやはり業者がやるべきもんではないんかと,その2点お聞きします。 56 ◯山本みなと総局長 済みません,今ちょっとかかった費用の──手元にないんですけれども,舗装は,もともと舗装はしておったという──ポートアイランドですね,そういうように私は理解しております。ちょっと済みません,今手元にないので,あれですけれども,したがって,舗装しておって遊休地があったという形で思っております。 57 ◯委員(恩田 怜) 2年前から使っておられるということで,ごく最近舗装されてるんですけどね,その額を,それでは後でもいいですから,教えてください。 58 ◯山本みなと総局長 ちょっと済みません,今手元にないんで。 59 ◯副委員長(むらの誠一) 済みません。そしたら私の方からも,整理を少しさせていただきたいと思います。  先ほどから岡島委員,それから橋本委員もそうですけれども,要は,その流れが不透明やということやと思うんですよね。私も,要はストックヤード自体は問題,要は無償で制度上できるんであれば,無償で貸してるということは問題ないのかなというふうには思うんですけれども,シャシープールですね,これは公共性がなければ,なぜ,みなし法人が駐車場業務みたいなことをやれるかと,これは本来,ただ普通の業者が市から土地を借りて,私ここで駐車場をやって上がり出しますわということはできないはずなんですね。これがなぜできるのかというのが,要は公共性,先ほどおっしゃってた,要は渋滞の緩和とか地域に資すると,政策的に公共性があるからさせることができるということですよね。だからまず,私はね,公共性がというんであれば,もう神戸市が,先ほど少し意見もありましたけれども,やったらどうなんやと,その土地を使って同じようにプール業務ですか,シャシープール運営して,そのストックヤードでどれだけの人が今実際に使われて,どれだけの人件費が払われているのかわかりませんけれども,例えばOBであったり嘱託職員を置いたら,全くきれいになるんじゃないのかなと。  いっとき,大阪の飛鳥会,1つの大義があってやってたけれども,その浮いたお金が,利益が上がったお金がどこ行ったんやと,これ,ごっつい浮いてたやないかというような話になりましたけれども,私は公共性ということで言うんであればね,もうきちっと神戸市がやったらいいと。だから,そこのストックヤードの部分でいろんな意見があるかもしれませんけれども,我々としては,我々というか,私としては,少なくとも公共性があるという認識で考えていくんであればね,だからもう神戸市がやれば,神戸市が直営にするのか,外郭がやるのか,そら話は別ですけれども,先ほど少し話ありましたけど,できないのかなと,もう1遍お聞きしたいと思います。 60 ◯山本みなと総局長 副委員長ご指摘のとおり,いろんなやり方が可能だと私は思います。ただ,要するにこれを17年4月にスタートする前に,17団体といろいろと議論の中で,役割分担をしながら進めていこうという形で,やはりコンテナのことですので,コンテナに精通しておる海コン関係者がそういうみなし法人をつくってシャシープールをして,シャシーの利用者を集めてきて駐車をしていただいて,そこから差益を生み出してストックヤードを,要するにその差益でもってストックヤードの管理をしていくという形のスキームでスタートしたということがこれの流れでございます。  おっしゃるとおり,神戸市がやるのかは別にして,神戸市がそのシャシープールを外郭団体でもいいですけれども,運営して,ストックヤードのことを,これ委託で管理させておりますけども,ここへ委託するというような手法もあるとは思います。そういったことを含めて,このやり方全体について検討をさせていただきたいというふうに思ってますので,また,一応私どもとしてちょっとお時間をいただいて,このやり方について本当にいいのか,あるいはほかのやり方があるのか,ちょっと業界の声も聞きながら検討はさせていただきたいと思います。やり方に関しては,いろいろとこれはあると思います。  以上でございます。 61 ◯副委員長(むらの誠一) 私が聞き漏らしてたんだったら申しわけないんですけれども,現在は2割の減免という形になってるんですかね。要は,少なくとも,先ほどの話では,1年目が900万,2年目が700万という利益が出てると。整理すると,本来であれば,営利ではだめなんですね,これ。だから利益がだめなんです,利益が出たらだめなんですね──ということですね。でも,出たらだめだけど,利益が出てしまったから,神戸市に渡してると。だから,出るんであれば,そもそも出ないようにする必要があるんじゃないのかなと。だから,先ほどもちょっと2割のこの減免が妥当なのか,もっと,私はだからこの制度自体余り,不透明になってしまうので,だから減免という,この制度自体があんまりどうかなということで私は質問してますけれども,要は,こうやって利益が出るわけですから,本来出たらだめなんですよね。利益が出たら,これはできないわけです。そういうふうに──だから利益が出たらだめなのか,出ていいのか,そこだけちょっと最後確認しておきます。 62 ◯山本みなと総局長 営利目的ではないということでございますので,私どもとしましては,利益が出れば神戸市に賃料として納めていただくと,当初,正確に言いますと,5分の1の,これは傾斜減額,最初5分の1で,戻しますので,それを提供して5分の1でやっておったところ,利益が出たということでございますので,その利益分につきましては,18年10月から賃料を改定いたしまして,我々としては,できるだけ利益幅を少なくするという形の賃料を今設定しておるところでございます。ただ,これでもって,また利益が出れば,多分これでやっていけると思いますけれども,利益が出ないような賃料設定をしておりますけれども,出れば,我々の方に賃料を払っていただくという形でやってますので,先生ご指摘のとおり,できるだけ利益の出ないような形で我々としてはシステムづくりをやっておるということでございますけれども,このシステムも含めて,業界団体と一度検討はさせていただきたいなというふうに思っております。 63 ◯副委員長(むらの誠一) ありがとうございました。 64 ◯委員長田路裕規) 他にございませんか。  (「なし」の声あり) 65 ◯委員長田路裕規) 次に,この際,みなと総局の所管事項についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 66 ◯委員長田路裕規) 他にご質疑がなければ,みなと総局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでした。  なお,委員各位におかれては,みなと総局が退室されるまで,しばらくお待ち願います。 67 ◯委員長田路裕規) それでは,これより意見決定を行います。  まず,予算第44号議案平成18年度神戸市一般会計補正予算のうち本委員会所管分については,いかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 68 ◯委員長田路裕規) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 69 ◯委員長田路裕規) 次に,予算第53号議案平成18年度神戸市空港整備事業費補正予算についてはいかがでしょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 70 ◯委員長田路裕規) 原案を承認するという意見と原案を承認しないという意見があります。これよりお諮りいたします。  原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 71 ◯委員長田路裕規) 挙手多数でありますので,原案を承認することに決定いたしました。 72 ◯委員長田路裕規) 次に,予算第55号議案平成18年度神戸市港湾事業会計補正予算についてはいかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 73 ◯委員長田路裕規) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 74 ◯委員長田路裕規) 次に,予算第57号議案平成18年度神戸市自動車事業会計補正予算についてはいかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 75 ◯委員長田路裕規) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 76 ◯委員長田路裕規) 次に,予算第58号議案平成18年度神戸市高速鉄道事業会計補正予算についてはいかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 77 ◯委員長田路裕規) それでは,原案を承認することに決定いたしました。 78 ◯委員長田路裕規) 次に,陳情第543号松原営業所事故処理に問題があったことを認めるよう求める陳情について,各会派のご意見をお聞かせいただきたいと存じます。  まず,自由民主党さん。 79 ◯委員(岡島亮介) それじゃ,この種の陳情は非常に審査の対象に僕はなりにくいと思う。なぜかといえば,陳述人の申し立て,それから当局の答弁,もうすれ違いばっかりの話で,そんな中で私たちがどう審査をしたらいいのかわからない。したがって,これは当局がいわく,事故を隠したわけでもなく,当局は今後も事故に対して対応していくということですから,お互いがやっぱり話し合いを続行しながらやってほしいというふうに思いますので,これ審査を打ち切りたいと思います。 80 ◯委員長田路裕規) じゃあ,民主党さん。 81 ◯委員(橋本秀一) 民主党も審査打切を言います。  といいますのは,特にこの陳情書の出していただいてる文章が,先ほどの局長の答弁では,今もお話ございましたが,全く違っておると,こういうふうでございまして,平成17年の9月14と24日の委員会の議事録に云々とこうあるんですが,その議事録の内容を先ほど局長は報告をされたというふうに私は理解してるんですが,それが余りにも違いますので,今も自民党さんからもお話ございましたように,私どもとして,どちらが正しいとか正しくないとか判断をするところではないのではないかと。そしてまた,いわゆる調停等もこれまで進めてきておるということですから,引き続き,そういう形で進めていただくことを了承して,これは審査打切としたいと思います。  以上です。 82 ◯委員長田路裕規) 公明党さん。 83 ◯委員(大澤和士) 公明党です。我が会派といたしましても,この陳情については打ち切りとさせていただきたいと思います。  内容,局長の答弁と陳情者の証言とはかなり食い違っておるところはあると思うんですけれども,どの時点で事故として扱うというところの両者の認識が違っておるということではないかと思います。当局の答弁を聞く限りでは,事故隠しの事実はなかったというふうに認識をしておりますので,打ち切りとさせていただきたいと思います。  以上です。 84 ◯委員長田路裕規) 共産党さん。 85 ◯委員(大かわら鈴子) 私たち会派も打ち切りをお願いします。  まず,事故,大小にかかわらずあれば,やっぱり警察に届けて,交通局が責任を持って対処するというのは,もうこれは原則だと思うんですね。このお話を聞いて,私たち会派でも,これまでもずっと,こういう審査の場で議論を重ねてきたんですが,その過程では,やっぱり警察でなかなか受理されていないと,そういうところでいろんな問題があったということでずっと議論してきたんですけども,今回,警察にも受理をされたということで,もう示談に入るということなので,その内容には立ち入れませんので,とにかく,こういう今回陳情を出されてますのでね,そのお気持ちをしっかりと受けとめて話し合いをしていただきたいということで打ち切りといたします。 86 ◯委員長田路裕規) 住民投票☆市民力さん。 87 ◯委員(恩田 怜) 私は,交通局の体質が事故に対して大変消極的であるというか,特に委託先は我々が知ったこっちゃないということが,この前の地下鉄の海岸線の工事の大林組に対する態度もそうでしたし,今回の事件もやはりそういったにおいがするわけです。そういうことで,事実関係は私ども,両者の話はよくわからないんですけど,やはりこういった点においてですね,陳情採択していただいて,やはり今後そういう安全体制に積極的に取り組んでいく必要があるということで採択を主張したいと思います。 88 ◯委員長田路裕規) 大野委員。 89 ◯委員(大野 一) 結論,審査打切で結構です。  ちょっと議会の審議では,これ以上どうしようもないなと。 90 ◯委員長田路裕規) 各会派のご意見は以上のとおりであります。  以上のように各会派のご意見は採択と審査打切の2つに分かれております。  本日結論を出すことについては意見が一致しておりますので,これよりお諮りいたします。  まず,本陳情について採否を決するかどうかについてお諮りいたします。  本陳情の採否を決することに賛成の方は,念のため申し上げますと,採択を主張される方は挙手を願います。  (賛成者挙手) 91 ◯委員長田路裕規) 挙手少数であります。よって,本陳情は審査打切となりました。 92 ◯委員長田路裕規) 次に,陳情第544号交通局市バス事故隠しの実態を明らかにするよう求める陳情について,各会派のご意見をお聞かせいただきます。 93 ◯委員(岡島亮介) 自由民主党です。  先ほどの陳情と同趣旨でありますので,審査打切。 94 ◯委員長田路裕規) 民主党さん。 95 ◯委員(橋本秀一) 同じく審査打切。 96 ◯委員長田路裕規) 公明党さん。 97 ◯委員(大澤和士) 公明党も審査打切です。 98 ◯委員長田路裕規) 共産党さん。 99 ◯委員(大かわら鈴子) 先ほどの陳情と同じ理由で打ち切りとします。 100 ◯委員長田路裕規) 住民投票☆市民力さん。 101 ◯委員(恩田 怜) 採択を主張します。 102 ◯委員長田路裕規) 大野委員。 103 ◯委員(大野 一) 審査打切です。 104 ◯委員長田路裕規) 各会派のご意見は以上のとおりであります。  以上のように各会派のご意見は採択,審査打切の2つに分かれておりますが,本日結論を出すことについてはご意見が一致しておりますので,これよりお諮りいたします。  まず,本陳情について採否を決するかどうかについてお諮りいたします。  本陳情の採否を決することに賛成の方は,念のため申し上げますと,採択を主張される方は挙手を願います。  (賛成者挙手) 105 ◯委員長田路裕規) 挙手少数であります。よって,本陳情は採否を決しないことに決定いたしました。したがって審査打切となりました。 106 ◯委員長田路裕規) 次に,陳情第561号港湾用地の廉価賃貸及び無償使用の問題点の解明を求める陳情について,各会派のご意見をお聞かせいただきたいと存じます。自由民主党さん。 107 ◯委員(岡島亮介) 自由民主党です。  いろいろな論点が当局から説明がなされました。本陳情によりますと,賃料の減免の理由には問題があるというふうなことも書かれておりますし,無償使用という方式は不適切やと,こんな表現で出ておるんですけども,決してそうではないという理由が当局からも説明をされました。すべてがやはり港の活性化というふうなことにつながっているという面でご説明があったわけで,それを了として,本陳情は不採択にします。 108 ◯委員長田路裕規) 民主党さん。 109 ◯委員(橋本秀一) 民主党も,先ほど申し上げましたように,港の,いわゆる活性化,それから利便性を向上する1つの策として,この仮置き場の設置あるいはこの管理を今,神戸港ターミナル搬出入システムセンターに委託をしておるということでございますし,いわゆる収支についても決算書等での確認をしながら,そこに益が出た場合は神戸市に納めていただくということの現状の報告がございましたし,さらに今後についても検討を加えていきたいと,こういうことが表明されてますので,本陳情については不採択とします。 110 ◯委員長田路裕規) 公明党さん。 111 ◯委員(片岡雄作) 公明党です。契約事務について不適切な面ありましたけども,直ちに是正するということでありますし,他の部分については,当局の説明を了といたしますので,不採択を主張します。 112 ◯委員長田路裕規) 日本共産党さん。 113 ◯委員(松本のり子) 陳情は採択を求めます。  当局自身は不備があったということを認め,今後,あり方については検討していくということですので,この陳情者のおっしゃるように採択を求めます。 114 ◯委員長田路裕規) 住民投票☆市民力さん。 115 ◯委員(恩田 怜) 採択を求めます。  やはり私も港湾がより安く──できるということには何ら異議を唱えるものではないんですけど,やはり市民の立場から見てですね,ずさんな管理と特定の業者を利するような,そういった現状というものを踏まえて,私はやはりこのことはきちんと対処しなきゃいけないということを含めて採択を主張します。 116 ◯委員長田路裕規) 大野委員。 117 ◯委員(大野 一) 結論は不採択です。
     ある程度,やっぱり港間競争とか,そういう即効性のあるいろんな施策というのは裁量権,行政の方に任せてる部分がありますから,そういう意味では,その部分の中に入るというふうに考えています。 118 ◯委員長田路裕規) 各会派のご意見は以上のとおりであります。  以上のように各会派のご意見は採択,不採択の2つに分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  本陳情を採択することに賛成の方は挙手を願います。  (賛成者挙手) 119 ◯委員長田路裕規) 挙手少数であります。よって,本件は不採択とすることに決定いたしました。 120 ◯委員長田路裕規) 本日,ご協議いただく事項は以上であります。これをもって本日の委員会を閉会いたします。   (午前11時57分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...