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  1. 神戸市議会 2006-08-11
    開催日:2006-08-11 平成18年神戸市会政治倫理確立委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時3分開会) ◯委員長荻阪伸秀) おはようございます。  ただいまから神戸会政治倫理確立委員会を開会いたします。  本日は,コンプライアンス条例案概要に対する意見取りまとめを行うため,お集まりいただいた次第でございます。  最初に,本委員会写真撮影等について,お諮りいたします。  本日の委員会の模様を各会派写真撮影を,記者クラブ報道各社写真撮影またはビデオ撮りしたい旨の申し出がありますので許可いたしたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長荻阪伸秀) それでは,許可することに決定いたしました。 3 ◯委員長荻阪伸秀) 次に,委員会傍聴について,お諮りいたします。  本日の委員会においては,傍聴希望者が多数来られることが予想されることから,音声放送設備を25階の傍聴者待合室に臨時に設置することにいたしたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 4 ◯委員長荻阪伸秀) それでは,さように決定いたしました。 5 ◯委員長荻阪伸秀) 次に,陳情審査についてでありますが,去る9日の委員会以降,コンプライアンス条例に関するものとして陳情第380号が提出されましたので,本日の審査対象にいたしたいと存じます。  なお,陳情第380号については,陳情者から口頭陳述申出書が提出されておりますので,口頭陳述を聴取いたしたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 6 ◯委員長荻阪伸秀) それでは,さよう決定いたしました。 7 ◯委員長荻阪伸秀) それでは,これより陳情第380号について,口頭陳述を聴取いたします。  東條さん,発言席へどうぞ。 8 ◯委員長荻阪伸秀) 陳述人におかれては,住所・氏名を明らかにしていただき,5分以内に陳述を終えるようお願いいたします。
     それでは,東條さん,どうぞ。 9 ◯陳情者 皆さん,おはようございます。神戸市須磨区友が丘7丁目154,東條健司と申します。  おとといも朝10時から10時半ごろまで委員会詰めました。多く議論を聞きました。陳述は5分と限定されております。10人しゃべっても,20人しゃべっても大したことないので,これは絶対にせないかんことだと思います。  きょう,この陳述させていただくに当たって,これまでの委員会で,本来,陳述すべきものがされていなくて,既に賞味期限が切れてしまったという事態がありました。これは委員会として,市議会として,あり得べからざる違法性を含む事態だと思います。きょうのことは,そのことを通じて陳情させるべしということの1つの事例として話させていただきます。過去の口陳ができなかった分についての責任追及は,今後ともしていきたいと思っておりますので,ひとつよろしくお願いいたします。  陳情書,題名申し上げます。コンプライアンス条例の全記録・全公開,これをICレコーダーで担保しようという題名でございます。  私は,4月から開かれてます公正職務検討委員会──これ会議全部傍聴しました。そして耳をそばだてて,この答申の中に,全公開・全記録いうことが書かれてある,これらの公職者要望働きかけ,あるいは──細しゃくしききっていってたんですが,これ働きかけにかえて,最後は要望等というふうになってますが,この働きかけの全記録公開がされないようであれば,あの委員会は一時の責任逃れのパフォーマンスに過ぎなかったということになってしまうことを申し上げておきます。  汚職事件逮捕者を2名も出されました神戸会自民党議員団先頭として要望──いわゆる働きかけ記録公開を拒む方たちがおられます,その思惑は次の2点であると推定ができます。  1つ働きかけもしていないのに地元の有権者に口ききをしているように振る舞い,市民行政の努力や自然の原理で実現した要求をすべて自分の手柄のように喧伝することができなくなる。例えば市営住宅への入居や道路の補修工事などが,だれかの手柄などではないことが,全記録・全公開されればわかってしまうのがぐあいが悪い。  2番,公職者とともに,公職者以外の者の要望働きかけ)が同じように記録公開されるのであれば,公職者議員)が働きかけ口ききすることにより,初めて市民要望行政に届くという,公職者議員特権の虚像が脅かされる。これからは,市民世話役が直接に議員と同等に要望を届けられるようになってはぐあいが悪いの2点ではないかと考えられます。  本倫理委員会委員発言の中にも,行政への働きかけが全記録・全公開されるようでは議員活動ができなくなってしまうとか,情報公開と組み合わせるんであれば,ある人の過去3年の要望を全部出せと言われれば出さざるを得なくなる,何のために,これは市民のためではないとまで発言している委員がおられます。これらの委員は,議員活動とは何か,公職者に隠し事なしの基本を履き違え,いつまでも村岡自民党から脱却できないのではないかと危惧するものであります。  要望働きかけ)の全記録・全公開は,今回条例のいわばかなめであります。この全記録・全公開が正確・公平に行われる方法として,ICレコーダー──デジタルレコーダーとも言われてますが,採用の提案はまことに画期的なものであります。技術革新を活用して,大量の情報に正確・公平に対応することができ,今後これを神戸方式として全国に広めることで,神戸市議汚職事件からの教訓を,「災いをもって福となす」ことができるべきことを陳情申し上げます。  コンプライアンス条例の全記録・全公開ICレコーダーで担保することを陳情申し上げます。  この間,コーナンに行って見てみましたら,これ1つ7,000円ぐらいで売っておりました。もっと価格も下がると思います。ICレコーダー活用性は,神戸市議こそ──市会でこそ,いち早く取り上げるべきと思います。  以上,陳情申し上げました。  皆さん委員会市民の声,陳情・請願,口陳5分間,このようにさせるということについては,議会活動の大前提であることを申し上げて,これまでの口陳されていない分については,法的手続も含めて責任を明らかにしていきたいというふうに考えております。  本日は,陳情させていただきまして,ありがとうございました。  委員皆さん,頑張ってください。 10 ◯委員長荻阪伸秀) 口頭陳述は終わりました。  ご苦労さまでした。 11 ◯委員長荻阪伸秀) 次に,前回委員会でお願いし,各会派からご提出いただきましたコンプライアンス条例案概要に対する各会派意見に基づき,意見取りまとめに向けた協議を行いたいと存じます。  お手元のまとめに沿って,順次,協議をいたしますが,最初に,総論として,基本的な考え方を述べられていた会派のご意見をまとめておりますが,自由民主党さんは,職務を公正に執行するということから考えると,職員が公職者からの要望等に対してどのように対応し,どう対処したかということの方がむしろ基本的な考えであるとされており,あわせて守秘義務情報公開制度問題点を指摘されております。  公明党さんは,条例案検討に当たっての留意すべき点として,行政におけるコンプライアンスの徹底及び首長と議会のバランスを崩さないこと,すなわち市長をチェックすべき議会活動を制約しないということを挙げられております。  日本共産党さんは,このコンプライアンス条例を制定しても,今回の事件再発防止は事実上不可能であり,公務員倫理がいまだ確立されていない状況を正面から検討することなく,条例案の逐条について議論しても無意味であるとのお考えであり,その前提のもと,必要最低限の課題として具体意見を出されております。  新社会党さんは,条例前文に,今回の事件での神戸市長政治的責任を明確にし,市民への謝罪と再発防止にかけた決意を明記することを求められており,受け入れられない場合は,議会としての議員提案をすることを求めることとされております。  ざっと基本的なところをご紹介いたしましたが,そこでですね,新社会党さんのご意見ですと,条例前文にただいま申し上げたような内容が盛り込まれないと,今から進めようとしている条例案についての具体的な意見取りまとめについては入れないということになりますが,そういうことなんでしょうか。 12 ◯委員(あわはら富夫) 結論から言えば,そういうことになると思います。なぜかというと,前回質疑の中で,私たちのこの政治倫理委員会もそうですし,公正職務検討委員会での当局議論もそうだったと思いますが,やっぱり村岡事件再発本当意味で防止できるかというところがすべてだったと思うんですね。ある意味で,それを前提に置いて,これから始まるいろんな口ききだとか要望等についても防止できるかというふうなところに主眼があったと思うんです。ところが前回委員会の中で,当局は,今回の村岡事件のような,例えば働きかけについて,例えば特定要求行為というふうにある程度は限定をしましたけれども,ただ,これも第三者機関にかからないと。完全に防げるのかというと,明言がないというふうな状況ですから,なぜそうなってるかというと,この条例上どうのこうのという議論の前に,神戸自身が今回の事件について圧力には屈していないと,違法な行為はしていないということを言い張るもんですから,結果として,村岡事件というものが見えてこないというふうなことになっていると。そこをちゃんと神戸市として反省をして,今回の問題に対する政治的な責任というのを明確にして,その決意再発防止に頑張るんだというものが神戸市の方からきちっと出されないと,幾ら条例をつくっても,「仏つくって魂入れず」という言葉ありますけれども,そこに一番問題があるんじゃないかというのは,この間の質疑の中で,私たち自身が確認してきたことですから,ある意味では,この前文が入れられなければ,議員提案として,議会の方からその前文を入れた内容提案するということでないと,本当意味で担保できないんではないかというふうに私たち考えておりますので,そういう立場として,そういうことだというふうに理解していただいたらいいと思います。 13 ◯委員長荻阪伸秀) ただいま新社会党さんからのお考えが明示されました。つまり,具体協議に入ることはできないと,入れないと,こういうお話でございました。委員長としては,当局提案しようとしているコンプライアンス条例をよりよいものとするために,委員会において具体的な意見取りまとめができればと考えておりましたけれども,新社会党さんのご意見がただいまのようなことでありますので,残念ではありますが,委員会としてまとまる意見はないと判断せざるを得ません。  したがって,各会派意見を私から当局にお伝えすることにいたしますので,ご了承を願いたいと思います。  なお,コンプライアンス条例につきましては,今後,議案として当局より提案されたときは,所管の常任委員会において審査されることになりますので,お含みおきを願います。 14 ◯委員長荻阪伸秀) 本日ご協議いただく事項は以上でございます。  なお,今後の委員会日程等につきましては近々理事会を開催し,ご協議申し上げますので,後日連絡をいたします。  本日はこれをもって委員会を閉会いたします。   (午前10時17分閉会) 神戸会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...