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  1. 神戸市議会 2001-09-18
    開催日:2001-09-18 平成13年都市建設委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時3分開会) ◯委員長安達和彦) それでは,ただいまから都市建設委員会を開会いたします。  本日は,昨日の本会議で付託されました議案の審査及び当局からの報告聴取のため,お集まりいただいた次第であります。  まず最初に,前回の委員会において,発言の取り消しに関し,後刻において発言内容を打ち消す趣旨の発言を行おうとした場合の取り扱いについて,議運に確認を求めることとしておりましたが,議運からは,「発言内容を打ち消す趣旨の発言は次回委員会に限定されず,次回以降の委員会において可能である。」との回答がまいっておりますので,ご報告いたしておきます。よろしゅうございますね。 (都市計画局) 2 ◯委員長安達和彦) それでは,これより都市計画局関係の審査を行います。  それでは,第63号議案ほか合計3件について,一括して当局の説明及び報告を求めます。局長,着席されたままで結構でございます。お願いします。 3 ◯松下都市計画局長 そうですか,では座らせていただきます。  それでは,第63号議案神戸国際港建設計画東灘山手地区土地区画整理事業施行規程等の一部を改正する条例の件につきまして,ご説明申し上げます。  お手元の資料1をごらんください。  これまで土地区画整理事業の施行者が,清算金を分割徴収する場合に付する利子の利率については,1ページの下線部分にございますように,資金運用部預託金に付する利子の利率を定めた政令第1条第6号に規定する利率を基準としておりました。このたび,この政令が廃止され,財政融資資金法に基づく財政融資資金預託金へと制度が改まりました。そこで本件は,これにあわせて財政融資資金法第7条第3項の規定により,約定期間を5年とする財政融資資金預託金に付される利子に係る財務大臣が定める利率に改めるとともに,その他条文の文言整理等のために,施行規程を改正しようとするものであります。  改正の対象となるのは,第1条の神戸国際港建設計画東灘山手地区土地区画整理事業施行規程,2ページ,第2条の一般の土地区画整理事業を対象とする施行規程,同じく2ページ,第3条の,いわゆる特定土地区画整理事業を対象とする施行規程,3ページ,第4条の震災復興土地区画整理事業を対象とする施行規程であり,本件はこれらの施行規程を一括して改正しようとするものであります。  なお,5ページ以下に新旧対照表を添付しておりますので,ご参照ください。  以上で,第63号議案神戸国際港建設計画東灘山手地区土地区画整理事業施行規程等の一部を改正する条例の件についてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,第64号議案神戸国際港建設事業第二種市街地開発事業施行規程の一部を改正する条例の件につきまして,ご説明申し上げます。  お手元の資料2-1をごらんください。  本件は,神戸国際港建設事業第二種市街地開発事業施行規程の一部を改正しようとするものであります。  3ページをお開きください。  これは,現行と改正案の対照表でございます。
     今回の改正では,別表の工区中,現行の若松3第1工区,若松3第2工区に,右側の改正案にございますように,若松3第3工区・若松4第1工区・若松4第2工区・若松4第3工区を追加するものでございます。  それでは,この案件に関連いたしまして,新長田駅南地区の再開発事業の概要について,ご説明申し上げます。  資料2-2の1ページをごらんください。  新長田駅南地区震災復興第二種市街地開発事業区域図でございます。  事業区域は,JR新長田駅南側に広がる20.1ヘクタールで,国道2号南側に位置する第1地区,JRと国道2号の間で五位池線西側に位置する第2地区,さらに五位池線東側に位置する第3地区からなっており,地区全体で現在建物が完成しておりますビルが,この凡例にもございますように7棟,着工済み──いわゆる工事中が7棟でございます。  本日ご審議いただきます施行規程の改正は,この右上の地区の第3地区のうち,若松3第1工区の北側に若松3第3工区を,若松3第2工区の西側に若松4第1工区・若松4第2工区・若松4第3工区をそれぞれ追加しようとするものでございます。  2ページをごらんください。  次に,新長田駅南第3地区震災復興第二種市街地開発事業の変更の概要について,ご説明申し上げます。  変更の内容でございます。現事業計画施行区域に若松3第3工区ほか3工区を追加することによりまして,施行地区の面積は,変更前の約0.88ヘクタールから0.8 ヘクタールふえまして,変更後,約1.68ヘクタールとなります。  変更の理由は,本年1月のまちづくり協議会からの提案によりまして,各工区の事業計画が具体化したためでございます。  事業の概要でございます。  再開発ビル計画の概要でございますが,変更前の若松3第1工区は本年1月,第2工区は本年6月に建物が完成しております。  変更後をごらんください。ここでは追加工区のみを記載いたしております。  各工区の敷地面積建築面積等は記載のとおりでございまして,若松3第3工区では,10階建ての賃貸住宅68戸及び店舗を建築いたします。なお,当ビルにつきましては,特定建築者制度を活用し,神戸市住宅供給公社による学生マンションの建築を予定いたしております。また,若松4第1工区には,6階建ての賃貸住宅36戸及び店舗・事務所・駐車場,若松4第2工区には,12階建ての分譲住宅50戸及び店舗・事務所・駐車場,若松4第3工区には13階建ての分譲住宅32戸及び店舗・事務所をそれぞれ建築するものでございます。  3ページをお開きください。  公共施設の概要でございます。  若松3第1・第2工区では新長田駅東線ほか3線,若松3第3工区では新長田駅東線ほか2線を,若松4第1・第2・第3工区では五位池線ほか2線を整備をいたします。  今後の予定といたしましては,事業計画変更を本年11月ごろに行いたいと考えております。  4ページをお開きください。  若松3第3工区を南東から見た完成予想図でございます。学生マンションのものです。  5ページをお開きください。  若松4第1工区・第2工区・第3工区を南東から見た完成予想図でございます。  以上で,第64号議案神戸国際港建設事業第二種市街地開発事業施行規程の一部を改正する条例の件につきましてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,平成12年度一般会計予算及び市街地開発事業費予算繰越明許費繰越報告並びに一般会計予算の事故繰越し繰越報告の件につきまして,ご説明申し上げます。  資料3でございますが,その前に繰り越しの概要につきまして,ご説明させていただきます。  平成12年度都市計画予算約 2,003億円のうち,繰越額は約 642億円,予算に対して約32%となっております。これは平成12年度予算におきまして,前年度からの繰越額約 495億円が含まれてることに加えまして,事業のより円滑な推進,地方負担額の軽減のため,国の補正予算にあわせて復興事業を中心に事業費を前倒し的に確保いたしましたことなどにより,このような多額の繰越額となったものでございます。よろしくご理解をいただきたいと存じます。  それでは,資料3の1ページをごらんください。  平成12年度一般会計予算繰越明許費繰越計算書でございます。  翌年度繰越額欄にございますとおり,一般会計で明許繰越いたしましたのは,第10款都市計画費,第2項都市改造事業費のうち東灘山手地区都市改造ほか6事業,第3項再開発事業費のうち組合等再開発ほか2事業,第4項街路事業費のうち街路築造ほか2事業で,合計 435億 241万円余でございます。  以下,各事業の繰越内容につきまして,ご説明申し上げます。  3ページをごらんください。  東灘山手地区建物移転東御影線街路築造工事等谷上地区神戸三田線街路築造工事等浜山地区用地買収建物移転及び高松線の街路築造工事等,道場八多地区は建物移転八多道場線街路築造工事等組合等区画整理白水地区ほか2地区における街路築造工事等復興区画整理用地買収建物移転等をそれぞれ繰り越したものでございます。なお,復興区画整理事業のうち,六甲道駅西地区につきましては,去る7月24日に換地処分が終了いたしました。また8月末現在,復興区画整理事業全体で仮換地指定率が80%に進捗しております。次に,東部新都心整備は,JR貨物移転補償及び東部新都心東西線街路築造工事等,組合等再開発は舞子公園駅北地区ほか1地区における施設建築工事等都市景観等整備新在家地区ほか1地区における施設建築工事用地買収等市街地総合整備真野地区用地買収街路築造工事等をそれぞれ繰り越したものでございます。街路築造山手幹線ほか21路線の用地買収建物移転及び街路築造工事等街路立体交差阪神電鉄立体交差工事等住宅宅地関連街路整備神戸母里線ほか8路線の用地買収建物移転及び街路築造工事等をそれぞれ繰り越したものでございます。  なお,街路築造では,復興路線であります花園線が去る7月31日に完成いたしました。  続きまして,5ページをごらんください。  平成12年度市街地開発事業費予算繰越明許費繰越計算書でございます。  市街地開発事業費で明許繰越いたしましたのは,六甲道駅南地区復興市街地再開発ほか3事業で,合計 205億 1,713万円余でございます。  以下,各事業の繰越内容につきまして,ご説明申し上げます。  六甲道駅南地区復興市街地再開発は,建物移転・再開発ビル建築工事等新長田駅南地区復興市街地再開発は用地買収建物移転及び再開発ビル建築工事等垂水市街地再開発は垂水駅前広場整備工事等を,舞子市街地再開発は清算金交付金等をそれぞれ繰り越したものでございます。  なお,六甲道駅南地区につきましては,去る7月25日に桜備4第3工区の管理処分を決定いたしました。これにより,六甲道駅南地区のすべての工区における管理処分計画が決定いたしました。  次に,7ページをごらんください。  平成12年度一般会計予算事故繰越し繰越計算書でございます。  一般会計で事故繰越しいたしましたのは,第10款都市計画費,第4項街路事業費のうち,住宅宅地関連街路整備で1億 9,740万円でございます。  繰越内容といたしましては,下の表にございますとおり,生田川右岸線橋梁工事を繰り越したものでございます。これまでご報告申し上げました事業のうち,未完了の繰越事業につきましては,それぞれ早期完了に向けて全力を挙げて努力しているところでございます。  以上をもちまして,報告事項,報告第2号繰越報告の件についての説明を終わらせていただきます。  以上,3件についての報告を終わらせていただきます。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 4 ◯委員長安達和彦) 当局の説明及び報告は終わりました。  これより順次質疑を行います。  まず,第63号議案神戸国際港建設計画東灘山手地区土地区画整理事業施行規程等の一部を改正する条例の件について,ご質疑はございませんか。  よろしいですか。  (なし) 5 ◯委員長安達和彦) なければ,次に,第64号議案神戸国際港建設事業第二種市街地開発事業施行規程の一部を改正する条例の件について,ご質疑はございませんか。 6 ◯委員(段野太一) 私も都市建設委員会初めてでして,過去のいきさつそれなりに──私なりに勉強したつもりですけれども,勉強足らずのところがあるかもわかりませんが,それをお許しいただきたいと思います。  説明いただいた中でですね,この資料,正直言いまして物すごいわかりにくいんです。例えばですね,この資料2-1,これ1,2,3ページあるんですが,これがですね,特に──ごめんなさい。資料2-2の2ページですね。ここのところを見ますとね,変更の内容──これ変更前・変更後があるんですが,その1の部分ですね,それから事業の概要──これ再開発ビル計画の概要のところも変更前・変更後とあるんですが,もう少しわかりやすい書き方はないものなのかなあと思うんです。例えばですね,変更の若松3第1工区・第2工区ですね。これ私なりに理解しますと,変更前・変更後,この第3の第1・第2は同じもんが書かれてますが,要するに第3の第3工区,それから第4の1・2・3,この部分だけが変更であればね,この部分を黒字にするなり,何なりしてもらわないと,ちょっとわかりづらいんですね。いろいろじっと見ますと少しずつ読むにつれわかってきたんですが,非常にわかりにくいですね。  それから,事業の概要の下の再開発ビル計画の概要でもですね,若松3の第1工区・第2工区については地上が14階で地下1階,これ建物の中身までわかるんですが,これが変更前が上で,変更後は下,変更後に追加工区のみ記載と書いてますから,これはこれで理解せんかいということなんでしょうが,これだけ見たときになかなかわかりづらかったんですね。変更前・変更後ですから,変更前って上の分が変更前で,下の分が変更後で,変更後に第3──若松3の第1・第2の変更後がないやないかと最初思ってましたんで,これよくわからない。建物何階建てでどうなってるのかということがわからなかったんですね。読むとこれ,ちょっとわかってきたんですが,もうちょっとね,書き方とかというものをひとつ工夫していただきたいと思うんです。わかりにくいものですから,もうちょっと,その辺のご説明をいただきたいと思います。  それと,お尋ねしたいのはですね,これ変更の理由のところで,本年1月のまちづくり協議会からの提案により,事業計画を具体化したと,こうあるわけですが,まち協の議論がですね,総会が果たしてやられたのか,いつやられて,それを行政として,協議会が成立をして,そこの提案というふうに受け取られたのか,その経過を少し聞かせていただきたいと思うんです。この第3も第4もそう──若松3,ややこしいですね,若松3と若松4と両方のまち協の状況について少し経過を説明していただきたいと思います。 7 ◯松下都市計画局長 わかりにくい点については,これから工夫してまいりたいと思いますが,我々もなかなか頑張って,どれが一番わかりやすいかなと,変更前後ですから,全部書いてきちっとやって,その分だけやればわかりやすかったかなというように思いますので,これからそういったことを工夫していきたいと思っております。  ただ,今回のこれ施行規程ということで,本来はこの資料2-1の分だけでございまして,施行規程にそういう工区を表示をするということで,この若松3の第3工区と第4の1・2・3,この4つの工区が地元のいろんな協議の中で,一応今回まとまってきたので,施行規程としてその中に追加するということですので,事業としては若松3第1工区・第2工区もありましたから,事業については変更のような形が出ておるんですが,明らかにこれは4つの工区を今回新たにスタートしますと。4つの工区の中身はこういう中身になっておりますということで,ご理解を願った方がありがたいかなという意味の変更と──事業としてはちょっとかたく変更ということで書いておるんですが,明らかにこの4つは新しくスタートするということでご理解をいただきたいと思います。  それで,地元の経緯については,これはこのとこにありますように,これ長年ずっとやってきとるんですが,この1月にやっと,この地区についても皆さん方にいろんなご提案の中で出てきたものを,こういう形で事業としてスタートできるということになりましたので,その経緯,若干長くなりますが,所長の方からご説明をさせていただきたいと思います。 8 ◯足立都市計画局再開発部新長田南再開発事務所長 まちづくり協議会の経過ですけれども,今回追加します若松3の第3工区,若松4の第1から第3工区,それから従前からやっております若松3の第1工区・第2工区,いずれも同じまちづくり協議会の区域でございまして,新長田駅南大若まちづくり協議会という名前でございまして,平成7年11月26日に設立されております。その後,順次まちづくり提案をいただいておりまして,平成8年8月に,第1次のまちづくり提案ということで,全体の大きなまちづくりの方向,公園の位置とか規模,道路計画の提案といったようなものをいただいております。  それから,平成8年11月に第2次の提案をいただいておりまして,このときに第1期の着工街区という言い方で,この若松の3丁目の第1工区及び第2工区,ここを先行的に着工したいというご提案をいただいております。  それから,平成9年3月になりまして,第3次のまちづくり提案ということで,この若松3第1・第2工区の中身につきまして,具体的な提案をいただいております。  平成11年の3月,第4次の提案をいただいておりまして,ここでは第2期としまして,大橋4丁目の街区の提案をいただいております。  平成13年の1月──ことしの1月でありまして第5次の提案ということで,今回追加します若松3の第3工区及び若松4の第1・第2・第3,この4つの工区の着工をご提案いただいております。  以上でございます。(「総会で決めていくんかな」の声あり)  それから,それぞれまちづくり提案の提出に当たりましては,地元まちづくり協議会の総会で決議をされて,市の方にご提案をいただいております。  以上でございます。 9 ◯委員(段野太一) 詳しく話をしていただいたんですが,この地域かなりおくれてますからね,できるだけ早く復興のために何とかせなあかん。皆さんいろいろ苦労されてることはよくわかってます。わかってるんですが,やっぱり一番大事なんは,いろいろ問題はあっても地元の話し合いで合意するというのがですね,苦労はあってもですね,努力に努力を重ねるという必要があると思うんですね。そのときに一番大事なんは,やっぱりまち協の中できちんと総会が開かれて,そこで決められるということも必要であると思うんですが,いろいろと私も地元に入って話を聞きますとですね,意見がいろいろあるわけですね。一番疑問に思ってるのが,総会というものがきちんと開かれてないん違うかという意見がかなりありましてね,まち協に対しては,当然行政の方からも援助してるわけですから,可能な限り住民総会が開かれて,そこで決められてくると,協議されてくるということが必要であると思うんですが,それ開かれてないというのが地元の意見としてかなりありまして,ですから,その辺ちょっと認識が正直言って違うんです。今おっしゃった総会というのが,役員さんだけで決めたん違うかという意見もありまして,その辺また確認をしたいと思いますが,きちんと行政としてですね,可能な限り住民全体が入ったですね──全部が入るというのは難しいかもわかりませんが,全住民の集会開いて,そこで決めてくるということは必要だろうと思いますから,ひとつそういう指導をですね,していただきたいと思います。  もう1つお聞きをしたいのは,要するに従前の権利者との関係なんですが,これで計画が進んでいくということになりますと,権利者がどれくらいですね,もとに戻ってこれるのかというのも1つの問題だろうと思うんですね。これ,事前にちょっと資料ありませんかということでお聞きしたんですが,なかなか具体的な資料がありませんでしたし,これは今,委員会資料をもらったのがついこの間ですから,なかなかこれ十分,我々としても調べる時間的な余裕がなかったんですが,権利者がもとへ戻れるというのは,どれくらいのパーセンテージで,この地域ですね,確認されてるんか,この点についてちょっと確認しておきたいんですが。 10 ◯松下都市計画局長 まず,前段の件はちょっとご質問ではないと思いますが,若干ご説明申し上げますと,今回のこういう復興の事業については,我々は,やはり復興を何とか早く進めるということはもちろんですけども,やはりそれぞれの権利者の皆さんの大切な財産をお預かりして仕事を進めていくわけですから,お1人お1人がご納得いただいてやるということでやっておりますので,そういった面では我々職員は早く丁寧にという,こういうモットーで今回の事業に取り組んでおります。  それで,地元のいろんな意思決定につきましては,もちろんそういう総会なり,いろんなところで決定をしていくわけですけども,さらにそれにプラス,いよいよ事業計画なり,そういったものをやる場合には,それぞれの地区で説明会等も行って,そういう大きな場で言えない方については,個々のご相談にも応じていくということでやっておりまして,これまでこの再開発でやってる区域の中で,一応こういう施行規程を決めて,事業計画を決定し,工事に着工するという地区については,すべて皆さんご納得の上でスタートさせていただいてるというように思ってます。もちろん2~3の方は,少しいろんな条件でというところで,若干難航してるところはございますが,基本的にはそういう形でやらせていただくということで,これからもそういったことを引き続きやってまいりたいと思ってますが。  あと従前権利者については,特に今回のこの地区に限って申し上げますと──一般的にだと思いますけれども,権利者としては,今の権利者では,63名の方──この4つの工区ですね,63人の権利者の方がおられるんですけども,もともとおられた方が,もう既にこの南っ側の,若松3第1工区・第2工区,あるいは他地区のところで,いわゆる特定分譲なり,受け皿住宅に入っている方が約48名ございます。ということで,あと若干,恐らく1割ぐらいの方は──震災が起こったときに,既に自力で,そこを処分してどっかに出られてしまったという方は恐らく──これはまだ数字的にはですね,我々もつかめてないんですけども,1割ぐらいの方はそういった形で,もう外へ出てられてしまってるんじゃないかと。だから,仮設住宅にも住まずに,そのままそこを処分して出られてる,そういう方もおられるかと思いますが,全体として,どれぐらい戻っていくかどうかについては,今現在,全体新長田30棟計画し,7棟完成し,7棟工事をやってますから,約半分ぐらいやっておるんですが,住宅に──計算でいきますと,もともと 1,400世帯ぐらいございましたので,そういったことからいきますと,現在この工事中が完成しますと,それぐらいの数字になってこようかなというふうに思ってますので,従前の,その人その方が戻られたかどうかは別にして,全体の地区としては,それぐらいの形で人が戻っていただけるように,我々は考えております。  以上です。 11 ◯委員(段野太一) いろいろ考え方なり,意見の違いはありますけども,質問は以上です。 12 ◯委員(佐藤けん一郎) まちづくり協議会ですか,そういうところの提案に従ってと,こういうご説明だったわけですが,私もちょうど役所へ来る途中の地域なものですから,時々南北を変えてですね,長田は通るようにしてるんですけれども,現実の問題として,やはりまだまだ十分に復興されていないし,見た感じとして市民の皆さん方,疲弊してると,困窮してるというふうに考えざるを得ないわけですよね。それで,皆さん方のこのお仕事というのは,それは震災直後1カ月足らずの間に決めた大枠の中でやっておられるわけですから,私はそのときは,そのように反対をしたわけですけれども,今の中でですね,私大切なことは,やはり反対の意見ですね,反対の意見というものをやはり──だれだってですね,長い間住んだところから離れて住みたいなんて思わんわけですよ。ところが実際にはですね,どれだけ戻っておられるのかという問題がいろいろあるわけでありまして,そういう反対の意見というものをやはりしっかりとおつかまえいただいてですね,把握いただいてですね,そしてそれに対する分析と評価というものをやはりね,お持ちいただかなきゃ困ると思うんですね。震災直後の1カ月足らずの,あの市議会の本会議で決まった。提案して決まったわけですが,そのまんまやってて,それで今の状況はどうかという,やっぱり評価,反省というのはなきゃ困ると思うんですな。難しいことを言うて甚だ申しわけないわけでありますけれども,やはり今からでも遅くないというか,もう粘って粘ってね,住んでる人いますよ。困った,困った言いながら住んでる人いますからね。そういう人たちがやはり十分市に対して信頼し,協力を心からできるようなやはり,常にそういう接触というのを持っていただきたいと,こういうように思うわけです。一体何言ってんだと,こういうお言葉かもしれませんけれども,ひとつですね,そういう問題点を一回整理をして,反省点というものも,もう終わってる部分もあるわけですけれども,反省点というものも含めてですね,一回整理をしていただきたいというふうに思うんですけどもね,いかがなものでございましょうかな。 13 ◯松下都市計画局長 確かにまだ根強く反対される方,これは各地区にいろいろおられますし,我々もそういう反対される方について,議論を逃げているんではなくて,やはりその方にも一緒に参画していただくということで,いろんな形でご説明はし続けておりますし,もちろんそういう皆さん方が一緒に入っていただいて,でき上がったときに,まあまあそれなりにいろいろあったなというようなお話ができるような,そういう信頼関係をつくっていきたいというように思ってます。  ささやかに少しずつ完成をしとるんですけども,その完成のときに,地元のそういう皆さんとお話をしたら,「あれはいろいろあったけども,こういう形で戻ってきて,私としてもよかったと思う。」と。そういうような話も私たちも聞かせていただいてますので,今までそういう形で着工し,スタートすることについては,そういう皆さん方に──大多数の皆さんがそういう反対の人も含めて一緒にスタートさせていただいたというように思ってますが,まだ着工されてないところについては,そういう皆さんもまだおられると思いますので,引き続きそういう皆さんと十分話をしていきたいと思ってます。  まだ,全体として反省をしたり,評価をする時期には,まだちょっと時間がありますけれども,これまでのやってきたことについては,我々もいろいろ考えながらやっているつもりでございます。その都度また,いろいろとご意見を賜っていきたいと思ってます。  以上です。 14 ◯委員(佐藤けん一郎) 既に6年を経過しているわけですから,私は実態的な調査をしていただいて,どれだけもとへ戻ってきてないのかと,出ていってしまったまま帰ってきておられないのかというようなことについてですね,この際おまとめいただきたいということをお願いしておきます。  以上です。 15 ◯委員長安達和彦) 他にご質疑はございませんか。  (なし) 16 ◯委員長安達和彦) なければ,次に報告第2号平成12年度神戸市各会計予算繰越報告の件のうち,都市計画局の関係分について,ご質疑はございませんか。  ございませんか。  (なし) 17 ◯委員長安達和彦) ないようでございますので,次にこの際,都市計画局の所管事項について,ご質疑はございませんか。 18 ◯委員(段野太一) 先日,資料をいただいたんですが,都市計画道路──これJR新駅線ですね。場所は東灘甲南だと思いますが,もちろん地元に対する説明をやりますということで,工事のお知らせを配るということになってるんですが,これは作業時間がですね,午前8時からになってるんですね。午前8時から午後5時までを原則としますと。日曜日は原則作業しませんとなってるんですが,8時ということになりますと,出勤等の絡みとか,この地域,かなり混雑するん違うかいなというふうには思います。ただ,期間もこれ平成17年までですから,相当長いんですね。だから,時間を短うすれば,もっと期間長なるからということになるかもわかりませんが,長期間にわたりますから,地元との話し合いですね,しょっちゅうこれ問題になりますし,あるいは交通量とか,そこらの問題,これいろいろ配慮はされてると思うんですが,どうなんですか,事前にある程度調査をされて,JRとも協議されて,これで何とかやっていけるという状況なんでしょうか。その辺ちょっとお聞かせいただきたいんですが。 19 ◯松下都市計画局長 これは森南第1地区のJRの北と南ということで,甲南山手駅のところをつなぐということで,これは我々もそうなんですが,地域の地元の皆さんも何とか早く,これを一緒にやれないかというような,非常に協力的な姿勢もございまして,ただ,JRさんの下を掘っていくわけですから,これ浅いところを掘っていくんで,いろんな意味で,JRさんとしてはスピードを下げずに,そういった工事をしようということで,これ数年間の間,広報とか,いろんな形でJRさんとも議論をしていただいて,何とかこういう形で12年度に着工できるというとこまで来ました。そういう面でいくと,非常に現在の東海道本線を影響なく──ある程度これ結構南北も距離がありますので,そういった面では慎重な工事も必要だということで,地元の方から早くせえということだったんですけど,やっぱりどう考えてみても4年間ぐらいはかかってしまうということで,できるだけそういった面では工事について時間をいただきながらやる方がいいだろうということで,一応これ現在,午前8時から5時としてますが,もちろんこれ地域の人と十分にお話をさせていただいて,ご納得もいただき,また,周辺の実際の工事とか,そういったことについては,できるだけそういう大型車,そういったこともできるだけ入れない形で進めていくように,いろいろご相談をしていきたいと思ってますんで,こういう基本的な線で地元にこれからご相談したいと思ってますが,内々では地元と大分話はさせていただいておりますので,ご理解がいただけるものと思っております。  以上です。 20 ◯委員(段野太一) 地元と話をするということですから,それでいいと思います。ただ,しょっちゅう問題が──納得しとってもまたぽっと出てくる場合がありますから,臨機応変にやっていただきたいということだけお願いをしておきます。 21 ◯委員長安達和彦) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 22 ◯委員長安達和彦) 他にご質疑がなければ,都市計画局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでございました。  なお,委員各位におかれては,建設局が入室するまで,この場においてしばらくお待ち願います。 (建設局) 23 ◯委員長安達和彦) これより建設局関係の審査を行います。  それでは,諮問第4号ほか合計6件について,一括して当局の説明及び報告を求めます。局長,着席されたままで結構でございます。
    24 ◯安藤建設局長 ありがとうございます。  それでは,諮問第4号及び諮問第5号について,ご説明を申し上げます。  まず初めに,諮問第4号軌道法第5条第1項の規定による認可の申請について意見を述べる件(神戸新交通ポートアイランド線の延伸)について,ご説明を申し上げます。  資料の1の1ページをお開きください。資料1の1ページでございます。  本件は,神戸新交通株式会社が,国土交通大臣から平成13年9月4日付で,特許を受けた新交通ポートアイランド線の延伸について,工事着手に向け,軌道法第5条第1項の規定による工事施行の認可を申請しておりますが,軌道法施行令の規定により,兵庫県知事から国土交通大臣に申請書を送付するに先立ち,2ページに掲げておりますように,道路管理者に意見照会がありましたので,意見を述べるに当たり,同令の規定により議会の意見をお聞きするものでございます。  次に,4ページの次の議案参照図をごらんください。  神戸新交通株式会社が工事施行の認可を受けようとしている区間を赤線でお示しをしております。道路管理者としまして,新交通の延伸に係る工事施行及び設置される構造物等,道路管理上支障がないと判断いたしております。  次に,諮問第5号軌道法施行令第6条第1項の規定による認可の申請について意見を述べる件(神戸新交通ポートアイランド線の複線化)について,ご説明を申し上げます。  お手元資料2の5ページをお開きください。資料2の5ページでございます。  本件でございますが,神戸新交通株式会社が,国土交通大臣から平成13年9月4日付で,変更認可を受けた新交通ポートアイランド線の複線化について,工事着手に向け,軌道法施行令第6条第1項の規定による認可を申請しておりますが,同令の規定により,兵庫県知事から国土交通大臣に申請書を送付するに先立ち,6ページに掲げておりますように,道路管理者に意見照会がありましたので,意見を述べるに当たり,同令の規定により議会の意見をお聞きするものでございます。  次に,8ページの次の議案参照図をお開きください。  神戸新交通株式会社が線路の変更及び工事方法書に記載した事項についての変更の認可を受けようとする区間を赤線で示しております。道路管理者としまして,新交通の複線化に係る工事施行及び設置される構造物等,道路管理上支障がないと判断いたしております。  以上で,諮問第4号及び諮問第5号についての説明を終わらせていただきます。  続きまして,第60号議案市道路線認定,廃止及び変更の件につきまして,ご説明を申し上げます。  資料3の39ページをごらんください。  39ページから42ページに掲げてございますように,本件は,大道垣1号線ほか70路線を市道として認定し,それに続く43ページから44ページにございますように,山田里 338号線ほか20路線及び神戸国際港建設事業丸塚特定土地区画整理事業施行地区内の従前の市道路線を廃止するとともに,44ページの中段にございますように,出合新方線を変更しようとするものでございます。  詳細につきましてご説明をさせていただきますので,議案参照図をごらんいただきたいと思います。  まず,認定しようとする路線でございますが,その1の大道垣1号線,その2の小倉台 127号線ほか9路線,その3の妙法寺37号線,その4の東白川台68号線,その5の名谷 105号及び 106号線,その6の多井畑南40号線及び41号線,その7・潤和23号線,その8・高津橋64号及び65号線,その9・今津4号線,その10・西場1号線についてでございますが,これらは都市計画法による開発行為に伴って築造された道路の引き継ぎを受けるに当たり,認定しようとするものでございます。  次に参りまして,その11・西岡本1号線,その12・水道筋21号線,その13・鈴蘭台東町3号線ほか3路線,その14・鹿の子台南町74号線,その15・春日台 125号線ほか6路線,その16・長谷8号線についてでございますが,これらは地域住民の生活道路として利用されており,このたび寄附を受けるに当たり認定しようとするものでございます。  次に,その17・丸塚4号線ほか19路線についてでございますが,これらは神戸国際港建設事業丸塚特定土地区画整理事業により築造された道路の引き継ぎを受けるに当たり,認定しようとするものでございます。  次に,その18・舞子駅北2号線についてでございますが,これは神戸国際港建設事業舞子駅前地区第一種市街地開発事業により築造された道路の引き継ぎを受けるに当たり,認定しようとするものでございます。  次に,その19でございますが,田中町3丁目5号線,その20・藍那1号線,その21・吉尾川右岸線,その22・淡河20号線ほか3路線,その23・城が山5号線ほか3路線,その24・舞子坂19号線,その25・前開47号線についてでございますが,これらは都市計画局,阪神高速道路公団,日本道路公団及び都市基盤整備公団が築造した道路でございまして,移管を受けるに当たり認定しようとするものでございます。  続きまして,廃止しようとする路線でございます。  その26・山田里 338号線,その27・山田里 217号線,その28・大沢里 297号線,その29・有野町合併第 127号線,その30・須磨里 498号線,その31・塩屋52号線,その32・西垂水30号線,その33・垂水里85号線,その34・岩岡里 104号線,その35・山田里 925号線,その36の八幡37号線,その37・舞子 105号線及び 111号線,その38の山田里18号線ほか3路線,その39・八多里 276号線ほか2路線,その40・淡河里 316号線,以上の21路線につきましては,道路機能の喪失及び存置の必要がないため廃止しようとするものでございます。  次に,資料3の議案の44ページにお戻りください。資料3の議案の44ページでございます。  5段目をごらんください。5段目,これは丸塚特定土地区画整理事業におきまして,道路が新設されたことにより,玉津北環状線・二ツ屋大久保線・丸塚2号線・丸塚3号線・二ツ屋26号線及び二ツ屋27号線を除く,同土地区画整理事業施行地区内の従前の市道について廃止しようとするものでございます。  最後に,3に掲げております変更する市道路線でございますが,議案参照図にお戻りいただきまして,議案参照図,その41をごらんください。  これは,丸塚特定土地区画整理事業の完了等により,出合新方線の終点を変更しようとするものでございます。  以上で,第60号議案についてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,第61号議案三木市長が三木市の区域を越えて市道の路線を認定することについて承諾をする件につきまして,ご説明を申し上げます。  お手元資料4の47ページをごらんください。  なお,位置図として50ページの次に載せております議案参照図をごらんください。  本件でございますが,三木市が日本道路公団より山陽自動車建設に伴い築造された道路の移管を受け,三木市道として認定するに当たり,48ページにございますように,本市の区域を通過する部分について,道路法第8条第3項の規定に基づき,市長に承諾を求めてまいりましたので,これに承諾をしようとするものでございます。  以上で,第61号議案についてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,第62号議案県道東灘芦屋線改築に係る平成13年度(仮称)芦屋浜・深江浜連絡橋建設事業に関する工事委託契約締結の件につきまして,ご説明を申し上げます。  お手元の資料5の51ページをお開きください。資料5の51ページでございます。  この事業は,阪神・淡路大震災時に埋立地が連絡道路の被災により孤立化し,市民生活に影響を及ぼした教訓を踏まえ,多数の連絡道路を設け,埋立地の孤立化を防止するとともに,緊急活動に対応できるよう計画したものでございます。  次のページの参考図の上段の位置図にございますように,東灘区深江浜町──東部第4工区でございますが,と芦屋市陽光町──芦屋浜でございますが,を結ぶ連絡道路を県道東灘芦屋線の改築事業として,兵庫県との共同事業で整備を進めているものでございまして,平成16年度の供用を目途といたしております。  本連絡道路は下段の側面図にございますように,神戸市側陸上部と芦屋市側陸上部及び両市域をまたぐ航路部の3つに分かれておりまして,陸上部は神戸市及び兵庫県がそれぞれ施工いたし,航路部は神戸市と兵庫県の共同施工となっております。(仮称)芦屋浜・深江浜連絡橋は,本連絡道路の航路部に位置し,航路高さ29メートル,航路幅 150メートルを確保するため,3つの径間が連続する橋長──橋の長さでございますが, 385メートルの大規模な橋梁となっております。幅員でございますが,2車線で9メートルの車道部と 3.5メートルの歩道部,合わせて12.5メートルとなっております。一部登坂車線の設置区間におきましては,幅員は15メートルとなっております。  51ページに戻っていただきまして,平成13年度の工事概要でございますが,神戸市側海上部の橋脚の製作工及び設置工と,神戸市側海上部の上部工の桁製作であり,委託金額6億 9,600万円で,兵庫県に委託しようとするものでございます。  次のページの参考図の側面図の青色が今年度,兵庫県に委託をする箇所でございます。  本連絡橋は3径間連続の橋梁で,構造が一体となっていることから,施工延長の長い兵庫県に平成10年度より工事委託をいたしております。今年度も引き続き兵庫県に工事委託することにより,安全で円滑な事業の遂行が可能であると考えております。  以上で,第62号議案についてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,報告第2号平成12年度神戸市各会計予算繰越報告の件につきまして,ご報告を申し上げます。  お手元の資料6でございます。資料6の1ページをお開きください。  こちらの表には,一般会計における各事業ごとの繰越明許額と,その財源及び繰り越しの内容を掲載いたしております。  翌年度繰越額は,表の合計欄のとおり 172億 5,850万円でございまして,これは建設局における一般会計の最終予算額 791億 5,248万円に対し,21.8%となっております。  以下,繰り越しの内容につきまして順次ご説明申し上げます。  まず,道路改良事業でございますが,国道28号ほか12路線の道路改良工事等で,事業調整に伴う計画変更等によって20億 3,250万円を繰り越しいたしております。  次に,橋梁整備事業では,田尾寺橋ほか5橋の橋梁整備工事で,関係機関との協議遅延により 9,000万円を繰り越しいたしております。  次に,交通安全施設整備事業でございますが,神戸明石線ほか8路線の整備工事等で,事業調整に伴う計画変更等により,3億 7,300万円を繰り越しいたしております。  次に,公園整備事業でございますが,御崎公園ほか18公園の公園整備工事等で,地元調整遅延等により 140億 2,800万円を繰り越しいたしております。  次に,みどりの聖域推進事業でございますが,掬星台周辺整備工事で,事業調整に伴う計画変更により, 3,300万円を繰り越しいたしております。  次に,河川改修事業でございまして,観音寺川ほか9河川の河川改修工事等で,地元調整遅延などによりまして7億 200万円を繰り越しいたしております。  次に,3ページをお開きください。3ページをお開きください。  こちらの表でございますが,下水道事業会計における各事業ごとの建設改良費繰越額と,その財源及び繰り越しの内容を掲載いたしております。  翌年度繰越額でございますが,表の合計欄のとおり 111億円でございまして,これは予算計上額 380億 2,900万円に対して29.2%となっております。  以下,繰り越しの内容につきましてご説明申し上げますが,いずれも工程調整によるものでございます。  まず,処理場建設事業でございますが,鈴蘭台処理場沈砂池機械設備ほか5処理場の処理場建設工事で,21億 9,000万円の繰り越しでございます。  次に,ポンプ場建設事業でございますが,新和田岬ポンプ場用地ほかポンプ場建設工事で15億 4,000万円を繰り越しいたしております。  次に,汚水幹枝線布設事業で,須磨浦汚水幹線布設ほか29カ所の汚水幹枝線布設工事で48億 7,700万円を繰り越しいたしております。  次に,雨水幹枝線布設事業で,西河原1号及び5号の雨水幹線築造ほか19カ所の雨水幹枝線布設工事で,15億 9,700万円を繰り越しいたしております。  次に,処理施設等整備事業では,西部処理場1号加圧浮上機械設備ほか9カ所の処理施設等整備工事で8億 9,600万円を繰り越しいたしております。  これら一般会計及び下水道事業会計の繰越事業につきまして,早期完成に努めてまいる所存でございますので,よろしくお願い申し上げます。  以上で,報告第2号についてのご説明を終わらせていただきます。  何とぞよろしくご審議のほどお願いを申し上げます。  以上でございます。 25 ◯委員長安達和彦) 当局の説明及び報告は終わりました。  これより順次質疑を行います。  まず,諮問第4号軌道法第5条第1項の規定による認可の申請について意見を述べる件及び諮問第5号軌道法施行令第6条第1項の規定による認可の申請について意見を述べる件について,一括してご質疑はございませんか。 26 ◯委員(段野太一) ポートアイランド線の延伸と,それから複線化にかかわる問題,これは神戸空港建設とのかかわりがあるわけでありまして,我が党としては反対の立場をこれまで表明してきておるんですが,改めて2~3お聞きをしたいと思います。  まず,最初の諮問第4号ですか,この方は延伸にかかわる分ですね。これ,資料を拝見しますと,ポートアイランド第2期北駅までの区間ということになっております。この間はですね,実はムービングウォークが並行して走ってるということがありまして,以前にムービングウォーク,これどうするんですかという質問をしたところですね,これはムービングウォーク置いとくんやという話でした。これ改めてその点についてお聞かせいただきたいんですが,区間としてはですね,市民広場からポートアイランドの北──いわゆる北駅に予測されてるところ,現在あれキメックビルですか,それが建ってるところだと思うんですがね。その周辺ですかね,若干違うかもわかりませんが,ほとんど並行して流れてる部分ですね。そうしますと,果たしてどれぐらいの需要予測をされてるんかですね,これポーアイ2期の,現在,医療産業都市構想等の考えもありまして,いろいろと建物も建っておりますから,それなりに働く人も入ってくるんだろうとは思いますけれども,現実にですね,駅をつくって乗降客はあるんかなあという,正直思います。あえてつくらないかんという必要性についてですね,正直疑問に思いますんで,この点についてちょっと考え方を聞かせていただきたいと思います。  それからもう1つはですね,この神戸シティエアターミナル・K―CATとのかかわりなんですが,これK―CATは,私,時々関空を利用するんで,これよく行きます。よう利用するんですが,K―CATに行くアクセスですね,これとポーアイ2期北駅とのかかわりですね,これかなり距離があるんではないかなと。そうすると,これポートアイランド2期の南駅というのが──ちょっと私,全体図,今持ってないんでわからないんですが,ここのその次,空港との関係でいきますと,このさらに南の駅というのがですね,空港に入ってしまうんでしたかね,これちょっと確認しておきたいんですが,もう1つ北に駅をつくるんですか,それとも空港に入ってから一番北側に駅ができるんですかね,その点ちょっと今手元に地図がないものですから,その点ちょっと聞いておきたいんですが。そうしますとK―CATとのかかわりでいきますとですね,これ実際ここの乗客に関しては,ポーアイ2期の北駅というのはほとんど利用することがないんではないかなと思いますから,その点を1つ聞かせていただきたいと思います。  それと,複線化問題なんですが,これは現在,軌道がありますが,その軌道の幅員の中で複線化できるんか,あるいはこれ狭いですから,当然広げる必要があるんかですね,そうすると,地面との関係でかなり工事が出てくると思うんですが,幅を広げた形で工事をすることになるんですか,その点ですね,聞かせていただきたいと思います。  それから,全体の予算ですけれども,これ空港全体流すと 1,200億,若干これ減りましたから 890から 900億ぐらいだったと思うんですね,全体計画からいきますとね。それをこの間の予算規模ですね,これ延伸の部分と,それから複線化にかかる部分とどの程度見込んでおられるんか,その点に関しても聞かせていただきたいと思います。  以上。 27 ◯安藤建設局長 質問たくさんいただいたんですが,建設局としてお答えできる質問がほとんどございませんで,あらかじめ私の方からお断りを申し上げておきたいと思っております。  順番に申し上げますと,ムービングウォークとか,今回の新交通の延伸の需要予測,必要性,K―CATへ行くアクセス,付近の駅はどこにできるのか等々につきましては,私どものところは今のところ全く関知してないところでございまして,今回の議案はですね──諮問は,ご説明しましたように,新交通株式会社が特許を9月に得て,それを今度事業化するときに道路を使うと──軌道法に基づいて。その道路を使うに当たって国土交通大臣の認可を得なければならない。そのときに県知事を経て国土交通省に行くわけですが,その上がる段階で県知事の方から道路管理者である神戸市長,大丈夫かという,こういうお問い合わせが来てるわけです。その返事をするに当たって,議会のご意見を賜るというのが今回の趣旨でございまして,私どもとしては,先ほど申し上げましたように,高架構造物で新交通,ちょうど今の複線化も新しくできるところもできるというふうに新交通の方から聞いておりまして,私どもも構造的な高さとか場所も共有してまいっておりまして,道路管理者として問題全くございませんということで,市長から知事の方にご返事をしたい,議会の方のご意見いかがでしょうかというお問い合わせでございますので,需要予測等につきましては,私の方からお答えできませんので,別の委員会でご質問いただきたいというふうに考えております。全体の予算につきましても,私の方はちょっと把握できておりませんので,お許しをいただきたいというふうに考えております。  3つ目にですね,委員のおっしゃった複線化の現在の軌道の中でどう,つくるんかどうかということでございますが,これはちょうど中公園から市民病院,それから市民広場と,順番に南下してくるところから,ちょうど複線化するわけでございますが,現在の軌道の東側に新たに,もう1本軌道をつくって,トータル複線になると。それに伴って,ポートピア大通りですね,この辺の道路機能,交通機能が低下しないかどうかというのを私ども道路管理者としては,もちろん見なければならないところでございまして,これはピアが1本建ったりして,中央分離帯を若干幅を縮めたり,そうすることによって従前といいますか,今の機能は全く低下しない,落ちないということでございまして,私どもとしては何ら問題はないんではないかと,このように考えております。新しく延伸をする分につきましても,今は道路がないところでございまして,公園とか,緑道とか,そういったところを通過する構造物になっておりますので,全く問題はないんではないかと,このように考えております。  以上でございます。 28 ◯委員(段野太一) ほかの委員会で聞けいうことですから,またほかの委員会で聞きますが,県の方からね,大丈夫かというふうなことを聞かれて,この委員会で議論するわけですから,いろいろと所管は違うかもわかりませんけれども,基本的なことですから,それぐらいわかっててほしいなあというのが正直な気持ちなんで,その辺ちょっとほかで聞きます。  ただ1つ,複線化にかかわる部分でですね,別のところに1本建てると,こうおっしゃいましたけど,現在流れている線路,それはそのままにして,例えばその横の壁をさわってどうのこうのということでなくって,横に1本新しく建設すると,そういう意味で理解しとっていいんですか。 29 ◯安藤建設局長 委員のおっしゃるとおりでございまして,現在の線のすぐ横にもう1本新たにつくって……(「新たにつくる」の声あり)  もちろん駅の部分については乗降客の乗り降り,連絡せんといけませんので,上り下りを,そこにはちょっと連結する構造物が出てまいりますが,線路部分については全く離れている──近接してる,それから複線ができると,このようにお考えていただいたら結構かと思います。 30 ◯委員(段野太一) はいはい,いいですわ。 31 ◯委員長安達和彦) 他にご質疑はございませんか,何か。 32 ◯副委員長(小林るみ子) 済みません,ちょっと1つだけお聞きしたいんですけれども,これから国の方に,きょうのこの委員会の後に認可の申請ということになると思うんですけれども,地元の説明会というのはいつの時点で行われるのか,行うのか,その辺だけお聞きしたいと思います。 33 ◯安藤建設局長 これもちょっと私の口からお答えすることではないんですけども,地元ポートアイランドの中の住民の方々についてはですね,これまでもこの延伸及び複線化について,何回かにわたりまして地元説明会は既に終了いたしておりまして,地元の皆さん方からもいろんなご意見──工事に当たってとか,将来にわたってのご意見もいただいております。  以上でございます。 34 ◯委員長安達和彦) よろしいですね。  他にご質疑はございませんか。  (なし) 35 ◯委員長安達和彦) ないようでございますので,次に,第60号議案市道路線認定,廃止及び変更の件について,ご質疑はございませんか。 36 ◯委員(金澤治美) 1点だけお伺いをします。  この市道路線の認定の方なんですけれども,例えばですね,その1とか,その11とか,ほかのとこはよくわからないんですけれども,この1と11については,多分宅地の開発,民間の開発が行われたとこだと思うんです。2もそうなのかもしれないんですけど,こういった場合ですね,道路認定する場合に,その道路の土地というのは市が買い取るのか,それとも業者さんから譲り受けるというか,そういうふうになっているのか,そこのとこをちょっと教えていただきたいと思います。 37 ◯片瀬建設局参与 開発行為といいまして,都市計画法32条の許可を受けて,こういう作業は──宅地ができるわけですけども,そのときに──29の許可です,済みません。我々そのときにですね,道路としてつくられるものがどういうものができるのか,それが将来我々道路にできるのかどうかというふうな審査をいたしますとともに,帰属という言葉を使っておりますけれども,道路管理者に無償で,寄附とかそういうことではなく,帰属でございます。この開発行為が完了すれば,私どもの方で将来管理をしていくと,こういう形になっております。それは開発行為に関してでございます。  以上でございます。 38 ◯委員長安達和彦) よろしいですか。 39 ◯委員(前島浩一) 細かいことですが,この認定の関連でその16ですが,長谷8号線,これは新しく──前に諏訪神社がありますが,諏訪神社の敷地等を活用して,今この新しい道路はできて,それを認定していただくと,こういうことになったんですが,その手前っ側の角になってる,今認定の道路ありますね,神社側の,ちょうど三角にしたような形の。この部分がですね,この道路が認定されたら,こちらは廃止して神社側に戻すという話を実は内々して,神社の敷地に戻って神社が活用すると,こういうことの予定になっておるんですが,まずそれは承知されてますか。 40 ◯片瀬建設局参与 この部分につきまして,新たに認定するにつきまして旧道と申しますか,神社の中に入る分でございますんで,この分について今後どうしていくか,地元の方々,神社の中という感じがいたしますのでですね,ある意味では廃止ということもあり得るだろうと思いますが,これにつきましては──廃止するにつきましては,再度,この市会委員会に諮らせていただく必要がございますんで,また諮らせていただきたいと思います,その段階で。今回は諮らせていただいておりません。
    41 ◯委員(前島浩一) 今回の廃止の中には入ってなかったんでお尋ねをしたんですけど,基本的な考えは,要は今までこの矢印のところは民地なんです,神社の屋敷地。これを今回──こちらを廃止する前提でこれをやったと。本来は並行して廃止していただく作業をしていただかなあかん,本来。それがおくれてるのはどういう理由かわかりませんけど,おくれてるのか,それともそういう可能性がないのか,この辺だけもう1回聞いておきたい。話としては,これ当然神社に戻るという前提でこれをやると。これ実は震災で壊れた,もともとあった道なんですけど,震災で壊れて,それを復旧して,地元で復旧して,あと土木で管理していただく前提でいろいろしていただいたと,こういう経緯があるんですけど,その辺もう1回ちょっと。 42 ◯片瀬建設局参与 今,前島委員ご指摘のように,ご意見のとおり私どもも承知しておりますので,この三角の部分の廃止につきましては別途,次といいますか,次の認定・廃止の段階でですね,またご議論いただきたいと思っております。 43 ◯委員長安達和彦) よろしいですか。  他にご質疑はございませんか。  (なし) 44 ◯委員長安達和彦) なければ,次に,第61号議案三木市長が三木市の区域を越えて市道の路線を認定することについて承諾をする件について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 45 ◯委員長安達和彦) よろしいですね。  次に,第62号議案県道東灘芦屋線改築に係る平成13年度(仮称)芦屋浜・深江浜連絡橋建設事業に関する工事委託契約締結の件について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 46 ◯委員長安達和彦) よろしいですね。  次に,報告第2号平成12年度神戸市各会計予算繰越報告の件のうち建設局の関係分について,ご質疑はございませんか。 47 ◯委員(段野太一) この繰越計算書,これ資料1・2ページ拝見しますとですね,繰り越しの金額がいかにも多いんですね。これ翌年度繰越が全体の金額──これ事業が 174億 8,700万で,翌年度繰越 172億 5,000万ですから,ほとんどが繰り越しになってると──このところに関してはね。特に公園整備に関してはですね, 141億 9,000万で 140億ですから,実際にはほとんど工事進捗してないという状況──これを見る限りはね,そう見れるんですよ。これが一体何でかなあというのが,ちょっとご説明なかったので説明をいただきたいと思うんです。  繰り越しの内訳の中を見ますと,例えば公園整備で御崎公園ほか公園整備工事,これで 140億 2,800万ですか,これ地元調整遅延等のためという理由はあるんですが,御崎公園といいますと,ワールドカップのサッカーがですね,この地域で迫ってきてるわけですね。公園整備が地元調整との関係で,これだけ金額が残っておくれるということでええのかなあと。もう少しその点なぜなのかということについて,ご説明をいただきたいと思います。 48 ◯安藤建設局長 今の委員ご指摘の1ページ,2ページのとこで,特に1ページのですね,上の表で,金額があって,その右に翌年度繰越額とあって,ほとんど金額が同じ,ないしは変わらない金額でほとんどお金使ってない,工事,仕事ができてないんかというご質問かと思っておりますが,実は,ちょっとこの説明がしてなかったんですが,この金額といいますのは,この春のときに明許繰越額というのを上げておりまして,これ予算額ではございませんで,先ほどもちょっと説明の中に申し上げましたように,全体の一般会計の予算額,12年度は 791億 5,000万何がしなんですね。そのうちの翌年度繰越額が 172億ですから,率にして21.8%というふうに申し上げたと思うんですけど,今,段野委員おっしゃってる左の金額というのが,この春に明許繰越額として大体の枠を上げんといかんですから,それで上げさせていただいた額が左の金額。実際繰越額がその右の翌年度繰越額ということでございますから,ほぼ一緒というのは,これは当然といえば当然でございます。これが大きく違っておったらえらいことでございまして,私どもおわびをせんといかんところなんですが,それが1つと。  それから,公園事業をですね,例えば 140億という非常に大きな繰り越しが出ておりまして,これは何かというご質問かと思いますが,非常に大きなこの 140億のですね,中で大きなウエートを占めておりますのが御崎公園のウイングスタジアムですね,サッカー場,これの繰り越しでございます。約70億近くございまして,御崎公園だけで。これもですね,当初予算ではこんなに,そんな額でなかったんですけど,国の補正をいただいて年度末近く──2月ですね──に国の補正で随分つけていただきまして,補助採択を。それでもって予算がどっとふえたということもございまして,そのもちろん2月の終わりぐらいにもらったお金というのは,ほとんど年度内の執行というのは難しいございますから,ほとんどそれが繰り越しに回ってると。御崎スタジアム以外にはですね,例えば都市計画局さんのやっておられる震災復興の土地区画整理事業の中の公園,たくさんございますが──公管金事業と呼んでおりますが,公共施設管理者負担金の事業,こういった事業も区画整理の進捗にあわせて予算を組んでおりますが,換地のおくれ等々もございましてですね,繰り越しが大分出てきているということで,この 140億のほとんどが,この御崎のスタジアムと震災復興区画整理事業等に伴う公管金事業の繰越額でございます。  以上でございます。 49 ◯委員(段野太一) 大体ご説明でわかったんですが,その辺は説明のところですね,私の無理解もあったかもわかりませんが,少し説明していただいたらよかったなあと思ってます。それで,ウイングスタジアムももうすぐ完成というはがきもいただいておりますから,これ当初予算が──全部使うかどうかは別にしまして,スタジアムはほぼ完成ですね。それから,その周辺についても,この地元調整遅延というのは,それに関することでなくって,公団の震災復興絡みの部分に関しての説明というふうに理解していいんでしょうか。それともウイングスタジアムの問題も,いやそこらも若干残ってるんやというふうなことなんですか,その点だけ確認しておきます。 50 ◯安藤建設局長 ウイングスタジアムだけに事柄を絞りますと,先ほど申し上げた12年度の年度末にですね,国の方で,我々の方からもお願いをして,補助事業としての補正をつけていただいたと。その金がもうほとんど翌年度,いわゆる繰越額に回っておりまして,もちろん交通局さんの一部工事等の競合とかありましたですけども,それはほとんど交通局さんの方は工事終わりですから,ほとんど工事調整に伴ってどうこうということはありませんですけども,ウイングスタジアム自身の,そういった補正予算に伴うのがほとんどで,周辺の後,園地整備との若干調整でもっておくれてるということもございます。(「地元との話は」との声あり)  地元との話でどうこうということはございません。  以上でございます。 51 ◯委員長安達和彦) 他にご質疑はございませんか。 52 ◯委員(佐藤けん一郎) 繰り越しの件なんですけども,須磨の前,藤田ガーデンといったところですね,あそこで大規模な開発が行われているわけです。それで,あの下が須磨浦通というとこでございまして,ここは雨が出るたびにですね,あふれたりなんかするということが今までもあったわけでございますが,汚水幹枝線布設で,全部で30カ所ほどだということでの48億でございますけどもね,この辺のことについて,私も地元から陳情などが出たときには,たしかよくあふれるとこだから,業者に遊水池などしっかりつくらせて,下に水があふれてこないようにというようなことを申し上げたことを記憶してるんですけれども,その辺のことも含めてしっかりやっていただかないかんと思うのにですね,いかがなものかなというふうに思うわけです。 53 ◯安藤建設局長 佐藤委員のご質問,繰り越しとは直接関係ないように私は理解してるんですが,藤田ガーデンのところのマンション,いろいろ地元との調整もありましたし,私どももそれに携わったこともございますが,あそこのあたりの須磨浦通の汚水よりも雨水ですね。雨水,雨が降ったときに随分と──国道2号がすぐ南にございまして,それから海まで古いまち並みがございまして,南北方向の雨水幹線が昔の側溝程度ぐらいしかございませんで,かなりの強度の雨が降ったときに,雨がちょっと溢水をしたりですね,そういうことが今までありまして,私どもも平成9年とか10年なんかの雨のとき,台風のときにもそういったことを把握しております。現在,下水道河川部の方でもですね,須磨浦のあの一帯については,既に計画をつくりつつありまして,割とちょこちょことした工事ではできないなというように考えておりまして,上からどっと流れてくる,また上,上流部がそういった一部開発なんかが進んでおることもあって,かなり大々的な雨水幹線というか,雨水対策をせざるを得ないなというふうに,ちょっと今,計画中でございまして,また計画がちゃんと骨子ができましたらですね,地元の皆さんはじめ,またご協力いただかなければならないと考えております。お待ちいただきたいと思ってます。  以上でございます。 54 ◯委員(佐藤けん一郎) 済みません,わかりました。 55 ◯委員長安達和彦) いいですね。 56 ◯委員(佐藤けん一郎) はい。 57 ◯委員長安達和彦) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 58 ◯委員長安達和彦) 次に,この際,建設局の所管事項について,ご質疑はございませんか。 59 ◯委員(前島浩一) 繰越関連じゃないんで,繰り越しのときにはお聞きしなかったんですが,別に佐藤委員に言ってるわけじゃなくてですね,雨水幹線の関係で,実は都市計画局ともかかわりありますが,白水の区画整理事業の関係でですね,雨水幹線の整備を急がないと,区画整理事業そのものがやっぱり完了しにくいと。特に,調整池等が中に散在しておるものですから,これらを早く保留地処分できるような体制をつくっていかないかん。そのために雨水幹線の整備を急ぐと。先ほどの繰り越しの中には西河原等が出てきておるわけですけど,新方,西河原等の幹線の整備等が急がれるわけでありますが,この辺についての基本的なご見解,対応策等についてだけお尋ねしておきたいというふうに思います。 60 ◯前阪建設局参与 白水の区画整理関係でございますけども,今,私ども玉津51号というような雨水幹線の名称で呼んでございますが,都市計画道路にあわせまして雨水の整備を行っております。それから第二神明より下流側が当然伊川の方にはく路線でございまして,それの方の用地買収等も今鋭意進めてございまして,今年度,第二神明──旧神明ですね,旧神明ぐらいまでは何とか工事を行うと。  それからあわせて,都市計画道路の中には街路事業と一緒に並行的に事業を行うということで計画してございます。  もう一方,西河原の方ですね,明石側の方にはく場所がございまして,これも白水の方からも当然水が出てまいるわけでございますが,こちらの方はご案内のとおり,将来的には西河原のポンプ場をつくるというような計画も当然してございました。今年度,はけ口となる雨水幹線の能力増強ということで,用地買収等を行いながら事業を行うということで,今現在,計画してございます。用地買収もほぼ地主さんの合意を得られて,何とか今年度じゅうには事業着手に入っていけるかなというようなことでございます。  以上でございます。 61 ◯委員長安達和彦) よろしいですか。  他にございますか。  (「なし」の声あり) 62 ◯委員長安達和彦) 他にご質疑がなければ,建設局関係の審査はこの程度に…… 63 ◯委員(佐藤けん一郎) 他にというのはどういう意味。それ以外の建設局…… 64 ◯委員長安達和彦) 所管事項ですよ。 65 ◯委員(佐藤けん一郎) 所管事項。 66 ◯委員長安達和彦) はい。 67 ◯委員(佐藤けん一郎) わかりました。済みません,どうも。  この日曜日にですね,板宿白川線ですかな,県道ですけどね,朝8時半ごろ登って行きましたら渋滞してたと。それで荷物の──たまたまですけども,荷物の積みおろしやってる車が上りの方に──上りというか,白川の方へ上がっていくところにとまってましてね,ずらっと並んでたわけですよ。それで辛抱たまらなくなって飛び出て行くような車もあったりですね,それであの道は本当に交通量が多くて渋滞,年がら年じゅうということなんですけども,妙法寺川と,幾つか屈曲して重なってるわけですね,交差してるわけですね。妙法寺川の上ですね,要するに橋があって,その橋の左と右には川があるわけですよ。その上の空間の部分というのをですね,私は何とか活用することをですね,これはもちろん河川については県いうことは承知をしてるわけですけれども,やはり市民の安全等を守るのは直接市ですから,だから道路管理の面からもですね,ひとつ調整をしていただいて,何とか活用できる方策を考えていただきたい。これは本当にね,縦割りか何か知りませんけれども,やはりそういうことを言っておられない,やはり安全の問題ありますから,よくよくお考えをいただいてはと思うんですが,いかがでしょうか。 68 ◯安藤建設局長 板宿から車の方に行く,県道の神戸三木線という道路のことだと思いますが,おっしゃるとおり,非常に渋滞というのは,これはここずっと続いておりまして,そのたびに私どもは長田箕谷線とかですね,それから須磨多聞線とか,そっちの道路も並行して整備をしてまいりました。上の方,北側の方は垂水妙法寺線等が整備が進んでますが,肝心の板宿から北側の1~2キロ,妙法寺の小学校の交差点のあたりまでから,妙法寺のあそこの駅に近いとこまでが一番のとこでして,用地買収等もこれ都市計画道路でもございまして,都市計画局も事業化に入っておったときもあったんですが,なかなか用地買収もかないませんでですね,あんだけの家と商店,いろんな工場等も密集しておりまして難しゅうございます。それで,今,佐藤委員おっしゃっる,川がくねっておりまして,そこをずっと道路が行ってますから,横断が幾つかあって,橋がかかって,そのすぐ両サイドは河川の上ということになってるわけですね。その上を何とか使えないかというご提案かと思いますが,提案としては非常に結構かと思うんですけど,県が河川を持ってるとか,持ってないに関係なくですね,あの河川もですね,皆さんご存じのとおり,雨が随分強度が強くなると溢水したりするところがあるんですね,部分的にでございますけど。あの河川自身も将来もっとバイパスをしたり,もっと深く掘り下げたり,いろいろ拡幅したり,いわゆる流下能力というのを大きくしないといけないなあという懸案になってるところでございまして,河川自身も広げんといかん,道路も広げんといかん,そんなにスペース──それじゃ,その辺の家,皆のけんといかんというようなことになってですね,大変なことなんで,我々も河川についてはバイパスしたり,もっと深くしたりというようなちょっと案もつくってきたんですが,今のところちょっと妙案がですね,これで事業に入ろうというところまで,まだ至っておりません。  道路も同じようで,そこの先の方で,全部用地買収してのいてくださいというわけにもいかないです,あんだけの区間ですね。それで,部分的には交差点なんかのとこの右折だまりをつくったりして,右折だまりでとまってるのを左から追い越してスルーで行けるような,そういったちょっと機能改善等も今までやってきましたけども,それもですね,ある一定の限度がありましてね,それ以上,交差点全部あって,それを右折だまり全部つくれるというようなスペースがあるわけでございませんで,佐藤委員おっしゃるように,河川の上を使うというのもその1つなんですが,あのあふれそうな川をですね,また部分といえども,ちょっとふたをかけるとか,それは我々としてもちょっとちゅうちょしてるところでございまして,上からいろいろ物が流れてくるんですね,川というのは,雨のときに。ひどいのは自転車が流れてきたりですね,いろいろ流れてくる。そういうもんがひっかかったりして,ごみとしてすぐ水位がざっと上がってくるようなことになって,非常に危険なことになります。そういうときにふたをしておりますと,今まで,委員の先生方も今までの災害で,いろいろご存じのとおり大変なことが起こったりしております。できるだけオープンには置いておきたいと,河川をですね。  そんな中でどういう方法があるかというのは,我々ももっと知恵を絞って,また,住民の方々からも知恵もいただいてですね,何とか狭い空間の中で,うまく使い勝手で,何か少し疎通能力といいますか道路も少し交通量が上げれるように,そういうあれができないかなと,勉強してまいりたいと思いますので,ご理解いただきたいと思います。 69 ◯委員(佐藤けん一郎) ふたをするということもあるし,グレーチングのような格好でですね,いけいけの格好をすることもできるし,私はやっぱり市民に対して,やはり頭のやわらかいところを見せるというようなこともですね,行政に対する信頼を得る1つの方法だろうと思いますんでね,できるところから,やはりやっていくということで,なおひとつご検討いただいてご努力いただきたいと思います。  以上です。 70 ◯委員(前島浩一) 今の関連でね,一番のネックは妙法寺小学校の南の交差点なんです。これがこの改良をしてほしいと。局長今,右折だまりつくるにも限界があると,こういうことなんですが,これ都市計画局の垂水妙法寺線の関係のを含めて,都市計画局にも随分言ってきたんだけど,なかなか用地買収難しいと。建設局と都市計画局,協力し合って,何とか右折だまりをつくる,これ右折だまり1個つくる,1個っていっても大分要りますけど,これをつくったらあそこ,少なくとも変わりますわ。川の上に橋つくるという,いろいろ妙案もありますけど,橋つくり,道路にするって。だけど,あそこは,あの1点が一番ネックなんだということなんで,それを改良したってもらいたいなということを,再度要望したいんですけど,どうでしょう。 71 ◯安藤建設局長 前島委員のご指摘よくわかっておりまして,私どもも都市計画も含めて,今まで用地買収をあの辺ですね,入ったこともございますけど,なかなか難しい地区でございまして,いまだに取得できてないというのが現状でございまして,私どもも,もちろんあきらめずに,将来は拡幅ですけど,とりあえずできるところから交通量を確保するために,右折だまりも確保せんといかんということで頑張りたいと思っておりますので,応援方,よろしくお願いしたいと思います。 72 ◯委員長安達和彦) よろしいですね。  他に。 73 ◯委員(大西きよじ) これは質問というより要望なんですけども,兵庫区の石井川なんですが,石井橋の上流は親水空間ということできれいに改修していただいて,地元の方も喜ばれてるんですが,あそこはご存じのように,夏場ほとんど水量がなくなってしまうと。ところが親水空間にしていただいている,その少し上流はですね,非常に深い谷でもとのまま残っているという感じで,雨が夏少ないと水がよどむわけですね。今までは鈴蘭台の処理水も流れ込んでて,夏の間も一定の水量を確保できたと。お聞きすると,今度は発電とか,せせらぎとか,いろいろ使われるということで,ますますあそこには入らないということになってくると,夏場,あの部分が非常によどんでしまうと。谷が深いからなかなか掃除に地元の方,クリーン作戦いろいろされてても入るわけにもいかないと。この辺ちょっと何かいい知恵ないか考えていただきたいなと,これ要望だけですので。  以上です。 74 ◯委員長安達和彦) よろしいですね。  他にないですか。  (「なし」の声あり) 75 ◯委員長安達和彦) 他にご質疑がなければ,建設局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局どうもご苦労さまでございました。  なお,委員各位におかれては,建設局が退室するまで,しばらくお待ち願います。 76 ◯委員長安達和彦) これより,本委員会に付託されました議案の意見決定を行います。  まず,諮問第4号軌道法第5条第1項の規定による認可の申請について意見を述べる件──これはポートアイランド線の延伸でございますが,この件についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「反対です」の声あり) 77 ◯委員長安達和彦) それでは,一部の会派に異議が──反対であると,異議ですね。異議がありますので,これよりお諮りをいたします。  本件について支障なしと答申することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 78 ◯委員長安達和彦) 挙手多数でありますので,本件については支障なしと答申することに決定いたしました。  次に,諮問第5号軌道法施行令第6条第1項の規定による認可の申請について意見を述べる件──こちらポートアイランド線の複線化でございますが,この件についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 79 ◯委員長安達和彦) 一部の会派に異議がありますので,これよりお諮りいたします。  本件について支障なしと答申することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 80 ◯委員長安達和彦) 挙手多数でありますので,本件については支障なしと答申することに決定いたしました。  次に,第60号議案市道路線認定,廃止及び変更の件についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 81 ◯委員長安達和彦) それでは,原案を承認することに決定いたしました。  次に,第61号議案三木市長が三木市の区域を越えて市道の路線を認定することについて承諾をする件についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 82 ◯委員長安達和彦) それでは,原案を承認することに決定いたしました。  次に,第62号議案県道東灘芦屋線改築に係る平成13年度(仮称)芦屋浜・深江浜連絡橋建設事業に関する工事委託契約締結の件についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 83 ◯委員長安達和彦) よろしいですね。それでは,原案を承認することに決定いたしました。  以上で,意見決定は……(発言する者あり)  申しわけありません。それでは次にですね,第63号議案神戸国際港建設計画東灘山手地区土地区画整理事業施行規程等の一部を改正する条例の件につきましては,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 84 ◯委員長安達和彦) それでは,原案を承認することに決定をいたします。  次に,第64号議案神戸国際港建設事業第二種市街地開発事業施行規程の一部を改正する条例の件につきましては,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 85 ◯委員長安達和彦) それではですね,原案を承認するという意見と原案を承認しないという意見がありますので,これよりお諮りをいたします。  原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 86 ◯委員長安達和彦) 挙手多数でありますので,第64号議案につきましては原案を承認することに決定をいたしました。  以上で意見決定は終わりました。  なお,本日,報告を受けました平成12年度神戸市各会計予算繰越報告の件については,本定例市会最終日の本会議において正式に報告を受けることになっておりますので,念のため申し添えておきます。 87 ◯委員長安達和彦) 本日ご協議いただく事項は以上であります。
      これをもって本日の委員会を閉会いたします。  委員の皆様お疲れさまでございました。   (午前11時50分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...