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  1. 神戸市議会 1997-03-28
    開催日:1997-03-28 平成9年第1回定例市会(第5日) 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-06
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午後2時2分開議)  (浜本議長議長席に着く) ◯議長(浜本律子君) ただいまより本日の会議を開きます。  最初に諸般の報告を申し上げます。  監査委員より,監査報告第10号より監査報告第22号に至る13件の報告が参っておりますので,いずれもお手元に送付いたしておきましたから,ご了承願います。 2 ◯議長(浜本律子君) 以上,報告を終わります。  これより議事に入ります。  日程によりまして,日程第1 号外神戸市教育委員会委員任命の件より,日程第3 号外兵庫県公安委員会委員推薦の件に至る3件,一括議題に供します。 3 ◯議長(浜本律子君) 当局の説明を求めます。  笹山市長。 4 ◯市長(笹山幸俊君) ただいまご上程になりました号外議案神戸市教育委員会委員任命の件,神戸市固定資産評価審査委員会委員選任の件,兵庫県公安委員会委員推薦の件について,一括ご説明を申し上げます。  神戸市教育委員会委員任命の件につきましては,3月29日をもって任期満了となります河合慎吾氏の後任として,青木積之介氏を任命いたしたいと存じます。  神戸市固定資産評価審査委員会委員選任の件につきましては,増田 正氏,竹村 章氏及び大内ますみ氏が3月31日をもって任期満了となりますので,各氏を重ねて選任し,3月31日をもって任期満了となります大谷 勉氏及び濱之上神年氏の後任として,中谷紀之氏及び竹島敏夫氏を選任いたしたいと存じます。  兵庫県公安委員会委員推薦の件につきましては,湯浅夏子氏が5月26日をもって任期満了となりますので,同氏を重ねて推薦いたしたいと存じます。  以上の各氏は,その人物・経験・識見等から見まして,それぞれ教育委員会委員,固定資産評価審査委員会委員,兵庫県公安委員会委員として適任と認められますので,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項,地方税法第 423条第3項及び警察法第39条第1項ただし書きの規定に基づき,その任命,選任及び推薦について,議会の同意を求める次第であります。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 5 ◯議長(浜本律子君) 当局の説明は終わりました。  本件に関し発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,同意することに決しましてご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 6 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。
     それでは,号外神戸市教育委員会委員任命の件,号外神戸市固定資産評価審査委員会委員選任の件及び号外兵庫県公安委員会委員推薦の件は,いずれも同意することに決定いたしました。 7 ◯議長(浜本律子君) 次に,日程第4 予算第46号議案より,日程第43 第 172号議案に至る40件,一括議題に供します。 8 ◯議長(浜本律子君) これより委員会審査の経過並びに結果について,関係常任委員長の報告を求めます。  まず,総務財政委員会委員長福浪睦夫さん。  (39番福浪睦夫君登壇) 9 ◯39番(福浪睦夫君) ただいま議題となりました諸議案中,本委員会所管分の予算第46号議案の関係分,予算第55号議案,第 150号議案から第 152号議案に至る3議案,及び第 164号議案から第 172号議案に至る9議案,以上合計14議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第46号議案の関係分は,市税収入額の増,地方交付税の交付見込額の増,起債承認見込み額の減等に伴い,予算を補正しようとするものであり,  予算第55号議案は,公債元利償還金等に充当するための各会計からの繰入金の増減等により,予算を補正しようとするものであります。  次に,第 150号議案は,公有水面埋立に伴い,本市の区域内に新たに土地が生じたことを確認しようとするものであり,  第 151号議案は,住居表示を実施する区域を追加し,当該区域における住居表示の方法を街区方式としようとするものであります。  次に,第 152号議案は,土地改良事業の施行等に伴い,町及び字の区域並びにその名称を変更し,並びに町の区域を新たに画そうとするものであり,  第 164号議案から第 172号議案に至る9議案は,いずれも工事請負契約案件であります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 10 ◯議長(浜本律子君) 次に,文教経済委員会委員長安達和彦さん。  (23番安達和彦君登壇) 11 ◯23番(安達和彦君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第46号議案の関係分,予算第47号議案,予算第53号議案,予算第54号議案及び第 163号議案,以上合計5議案について,一括してご報告申し上げます。  まず,予算第46号議案の関係分は,財団法人新産業創造研究機構への出捐,浜山小学校用地取得等に伴い,予算を補正しようとするものであります。  次に,予算第47号議案は,災害復旧事業債の繰上償還に係る公債費繰り出し等に伴い,予算を補正しようとするものであります。  次に,予算第53号議案は,農業集落排水事業において,  また,予算第54号議案は,マリンピア神戸建設事業において,それぞれ計画変更等により,予算の一部を翌年度に繰り越すに当たり,予算を補正しようとするものであります。  次に,第 163号議案は,学校施設として校舎等を買い入れようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 12 ◯議長(浜本律子君) 次に,民生保健委員会委員長西下 勝さん。  (52番西下 勝君登壇) 13 ◯52番(西下 勝君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第46号議案の関係分,予算第48号議案,予算第49号議案,予算第59号議案,及び第 153号議案,以上合計5議案について,一括してご報告申し上げます。  まず,予算第46号議案の関係分は,国庫支出金等の返還,大阪湾圏域広域処理場整備事業に係る財源更正等に伴い,  予算第48号議案及び予算第49号議案は,医療費の増等に伴い,  予算第59号議案は,企業債元金償還金の増に伴い,それぞれ予算を補正しようとするものであります。  次に,第 153号議案は,国民健康保険財政安定化基金を設置するに当たり,条例を制定しようとするものであります。  本委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 14 ◯議長(浜本律子君) 次に,都市建設委員会委員長武貞健治さん。  (64番武貞健治君登壇) 15 ◯64番(武貞健治君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第46号議案の関係分,予算第52号議案,予算第56号議案,第 154号議案より第 158号議案に至る5議案,以上合計8議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第46号議案の関係分は,土木費及び都市計画費の増等に伴い,予算を補正しようとするものであり,  予算第52号議案は,駐車場事業費において計画変更等により,予算の一部を翌年度に繰り越すに当たり,予算を補正しようとするものであり,  予算第56号議案は,固定資産売却益の発生等に伴い,予算を補正しようとするものであります。  次に,第 154号議案は,神戸国際港都建設事業新長田駅南第1地区震災復興第二種市街地再開発事業の施行地区を変更する等に当たり,条例を改正しようとするものであり,  第 155号議案は,都市計画事業用地として土地を取得しようとするものであり,  第 156号議案は,道場八多地区特定土地区画整理事業に関する神戸市都市整備公社との工事委託契約について,変更契約を締結しようとするものであります。  次に,第 157号議案は,真陽地区における従前居住者用住宅建設工事神戸市住宅供給公社に委託しようとするものであり,  第 158号議案は,須磨区の千森線道路整備事業に伴う山陽電気鉄道千森架道橋改築工事等を山陽電気鉄道に委託しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 16 ◯議長(浜本律子君) 次に,港湾交通委員会委員長吉田多喜男さん。  (69番吉田多喜男君登壇) 17 ◯69番(吉田多喜男君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第46号議案の関係分,予算第57号議案,予算第58号議案,予算第60号議案,第 161号議案及び第 162号議案,以上合計6議案について,一括してご報告申し上げます。  まず,予算第46号議案の関係分は,神戸空港計画の調査費を平成9年度に明許繰越ししようとするものであり,  予算第57号議案は,災害復旧費の減等に伴い,予算を補正しようとするものであります。  次に,予算第58号議案は,ポートアイランド第2期事業等の土地造成事業費の減等に伴い,予算を補正しようとするものであり,  予算第60号議案は,用地売却代金の増等に伴い,予算を補正しようとするものであります。  また,第 161号議案及び第 162号議案は,いずれも六甲アイランド南地区の公有水面埋立に関し,神戸港港湾管理者の長から市長の意見を求められたので,異議ない旨回答しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 18 ◯議長(浜本律子君) 次に,住宅水道委員会委員長大西きよじさん。  (54番大西きよじ君登壇) 19 ◯54番(大西きよじ君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第46号議案の関係分,予算第50号議案,予算第51号議案,予算第61号議案,予算第62号議案,第 159号議案及び第 160号議案,以上合計7議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第46号議案の関係分及び予算第50号議案は,国の認証決定等に伴い,予算を補正しようとするものであり,  予算第51号議案は,公債元利償還予定額等繰出金を補正しようとするものであります。  次に,予算第61号議案は,水道事業基金造成費等を補正しようとするものであり,  予算第62号議案は,工業用水道事業における,取浄配水施設改良工事費を補正しようとするものであります。  次に,第 159号議案は,地区計画の変更及び決定に伴い,当該地区計画の区域内において建築物制限をするに当たり,条例を改正しようとするものであり,  第 160号議案は,市営住宅用地及び老人福祉施設用地として土地を取得しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 20 ◯議長(浜本律子君) 以上で関係常任委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 21 ◯議長(浜本律子君) ご質疑がなければ,これより討論の通告がありますので,発言をお許しいたします。  19番恩田 怜さん。  (19番恩田 怜君登壇)(拍手) 22 ◯19番(恩田 怜君) 私は,さわやか神戸・市民の会市会議員団を代表いたしまして,予算第46号議案,第 150号議案,第 151号議案,第 152号議案,第 154号議案,第 156号議案,第 157号議案,第 158号議案,第 161号議案,第 162号議案,第 170号議案,以上11議案に対しまして反対の討論を行いまして,その理由を明らかにいたしまして,議員諸氏の賛同を得たいと考える次第でございます。  まず,予算第46号議案平成8年度一般会計補正予算でございますが,この補正予算は,従来の開発優先行政を踏襲する予算内容でございます。特に都市計画費など開発費用が突出したものとなっております。反対せざるを得ないのであります。  次に,第 150号議案土地確認の件並びにその関連の第 151号議案住居表示の方法を定める件,第 152号議案その区域の名称の変更等の件,これは私どもが一貫して反対してまいりました須磨海岸の埋め立てを含んでいる点にあります。住民の合意なしに,須磨浦をこのような形で埋め立てが行われてきたことに反対するものであります。私どもは,埋め立て自体に反対してまいりましたので,その関連において反対いたしたいと思います。  次に,第 154号議案神戸国際港都建設事業第二種市街地再開発事業施行規程を改正する件及び関連いたしまして第 170号議案新長田駅南地区再開発ビル新築工事請負契約の件につきましては,新長田駅南第1地区の再開発事業を新たに加え,再開発ビルを建てようとするものでございます。  この地区の再開発については,住民との話し合いが十分なされておらず,合意を得ていない点において反対するものであります。再開発ビルができましても,多額の費用を必要といたしまして,被災者は到底入れないという状態でございます。地元の零細商店街の皆さんは,その土地において継続して商売することができない,このような地元民の生活を考慮に入れない再開発には,到底賛成できるものではございません。  第 156号議案道場八多地区特定土地区画整理事業に関する工事委託変更契約の件,第 157号議案真陽第三住宅建設工事委託契約締結の件,これはいずれも神戸市外郭団体でございます神戸市都市整備公社,神戸市住宅供給公社,こういった外郭団体工事委託契約するものでございます。  私たちは,市の実施いたします工事については,市長の名において複数の業者から直接入札を行い,技術的・価格的に最適の業者を定めて発注するべきだと,こう主張してまいったわけでございます。工事施工能力を持たない外郭団体工事委託するのは筋が通らないと言わざるを得ないわけでございます。業者に直接市が工事の発注をすべきであります。もし工事監理等を必要とするなれば,工事監理業務として業者に委託するべきであります。今回の委託料約15億 6,000万円によって,事務費として 4,000万円近くが外郭団体に支払われるわけでございますが,どうも納得いかないわけであります。貴重な税金のむだ遣いである,それ以上に,外郭団体が幾らで,どの業者に発注したかさえ明らかにされていない点が問題であります。このような発注形態は,他の都市には見られないものであることを申し添えておきたいと思います。  次に,第 158号議案千森線道路整備事業に伴う山陽電気鉄道千森架道橋改築工事その他工事委託契約締結の件は,その工事内容といたしまして,幅員22メートル道路が含まれていることにあります。この道路は,従来6メートル幅の道路でございまして,主要幹線ではございません。この地区においてこのような広い道路は不要であり,実態の認識を欠くものであると言わざるを得ないわけでございます。  最後に,第 161号議案,第 162号議案は,ともに公有水面埋立免許について意見を述べる件(六甲アイランド南地区)でございます。  山を削り,海を埋め立てる開発は,もう既に限界に来ているとの認識でございます。環境を破壊してつくった土地が,バブル期とは異なり容易に売却できるものではございません。そのことは,ポーアイ第2期で開発した土地の売れ行き不振など,これまでの経緯でよくご存じのことと思うわけでございます。急激な経済拡大が望めない現在,このような新規開発による過剰投資はやめるべきであります。また,環境アセスメントで言われているように「影響は軽微である。」と,とても考えられないわけでございます。  以上で反対討論を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。(拍手) 23 ◯議長(浜本律子君) 以上で討論は終わりました。  これより,順次お諮りいたします。 24 ◯議長(浜本律子君) 最初に,予算第46号議案を起立により採決いたします。  本件を関係委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 25 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,予算第46号議案は原案のとおり可決いたしました。 26 ◯議長(浜本律子君) 次に,第 150号議案より第 152号議案に至る3議案,第 158号議案及び第 170号議案,以上合計5議案についてお諮りいたします。  本件を関係委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 27 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第 150号議案より第 152号議案に至る3議案,第 158号議案及び第 170号議案,以上合計5議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。  (退場する者あり) 28 ◯議長(浜本律子君) 次に,第 154号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立)
    29 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第 154号議案は原案のとおり可決いたしました。  (入場する者あり) 30 ◯議長(浜本律子君) 次に,第 156号議案及び第 157号議案についてお諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 31 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第 156号議案及び第 157号議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 32 ◯議長(浜本律子君) 次に,第 161号議案及び第 162号議案についてお諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 33 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第 161号議案及び第 162号議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。  (退場する者あり) 34 ◯議長(浜本律子君) 次に,第 163号議案についてお諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 35 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第 163号議案は原案のとおり可決いたしました。  (入場する者あり) 36 ◯議長(浜本律子君) 次に,予算第47号議案より予算第62号議案に至る16議案,第 153号議案,第 155号議案,第 159号議案,第 160号議案,第 164号議案より第 169号議案に至る6議案,第 171号議案及び第 172号議案,以上合計28議案についてお諮りいたします。  本件は関係委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 37 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。  それでは,予算第47号議案より予算第62号議案に至る16議案,第 153号議案,第 155号議案,第 159号議案,第 160号議案,第 164号議案より第 169号議案に至る6議案,第 171号議案及び第 172号議案,以上合計28議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 38 ◯議長(浜本律子君) 次に,日程第44 予算第1号議案より日程第98 第32号議案に至る55件,一括議題に供します。 39 ◯議長(浜本律子君) これより委員会審査の経過並びに結果について,委員長の報告を求めます。  予算特別委員会委員長村岡 功さん。  (59番村岡 功君登壇) 40 ◯59番(村岡 功君) ただいま議題となりました平成9年度神戸市会計予算及びこれに関連する議案,合計55議案について,予算特別委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  神戸のまちに未曾有の被害をもたらしたあの阪神・淡路大震災から2年余りが経過いたしました。この間,数多くのご支援をいただきながら神戸市民が一丸となって復旧・復興に取り組んでまいりました結果,ようやく市民生活も落ち着きを取り戻し,まちを行き交う人々の顔にも明るさが戻ってまいりました。  しかしながら,市街地に目を転じますと,いまだあちこちに空き地が目立ち,また2万 4,000世帯を超える方々が今なお仮設住宅等で不自由な生活を余儀なくされていることから,被災者の生活再建の土台を一日も早く確立する必要があります。さらに,まちづくりの推進や経済基盤の整備など長期にわたり取り組まなければならない課題も山積しており,復興はまさに正念場を迎えております。  また,本市の財政状況は,市税収入が依然として震災前の水準にまで達していないのに加え,震災復旧に伴う多額の市債発行により市債残高が急増していることから,公債費負担が著しく増大しております。  このような状況認識のもと,笹山市政2期目の締めくくりとも言える平成9年度予算において,笹山市長は,大震災を乗り越え神戸を世界に開かれた新しい都市として復興していくことを市政の最重要課題として,「市民のくらしの復興」,「都市の活力の復興」,「都市の魅力の復興」,「協働のまちづくりの推進」,さらに「安全都市づくり」という目標を掲げ,英断をもって行財政改善に取り組むとともに,国等に積極的に働きかけ,その支援を得ながら諸施策を着実に推進すべく,本予算をまとめられたのであります。  予算規模は,一般会計で対前年度比 1.2パーセント増の 9,547億円,全会計では同じく 1.5パーセント増の2兆 996億円となっております。予算の編成に当たっては,経常経費の徹底した削減による政策的経費の財源捻出,基金の取り崩し,財産売却,さらには企業会計資金の活用などにより多額の財源対策を講じるとともに,行財政改善を着実に推進することによっても財源の確保に努め,一方予算の配分に当たっては,被災市民の生活の再建と安定を図るため,住宅の確保と生活再建支援を最優先にしながら,産業の復興防災まちづくりの推進等の課題にも積極的に対処するなど,可能な限りの努力がなされているのであります。  また,平成9年度予算の編成に先立ち,国の平成8年度補正予算における阪神・淡路大震災復興対策費の計上に伴って,本市においても,公共事業費の大幅な前倒し確保と阪神・淡路大震災復興基金の増額による市民生活支援の拡充を内容とする総額 2,200億円に上る平成8年度補正予算を編成され,これを平成9年度予算とあわせて執行することにより,復興スピードを速める努力もされているのであります。  委員会は,去る3月4日,これら55議案の付託を受けて以来,3つの分科会を設け,3月5日から14日まで各局別に質疑を行い,さらに3月18日には市長・助役に対する総括質疑を行ったのであります。  委員会においては,本予算が一日も早い市民生活の再建と安定に真に寄与するものであるか,神戸のまちを以前にも増して活力と魅力あるまちに復興することを目指したものであるか,さらに行財政改善に対する積極的な取り組みがなされているか等の観点から,連日長時間にわたり慎重かつ精力的に審査を行ってまいりました。  それでは,まず委員会の審査過程における主な質疑についてご報告申し上げます。  初めに,「市税収入の今後の見通しはどうか。」との質疑に対し,  当局からは,「平成9年度当初予算では,前年度に比べ 317億円増となる 2,888億円を計上している。平成6年度の 2,936億円と比べると約50億円の減収であるが,震災前後で他都市における税収状況を基に比較推計してみると,約 100億円の税収の落ち込みがあると試算することができる。  今後も税の軽減・減免策を継続する必要があるものの,本格的に住宅の再建がなし遂げられ,神戸経済の復興が順調に進めば,数年後には震災前の水準に回復するのではないかと見込んでいる。」との答弁がなされ,  また,「平成9年度予算を踏まえて,今後の財政収支についてどのような見通しを持っているのか。」との質疑に対し,  当局からは,「平成8年度予算編成時点では,一般会計平成17年度末に約 6,300億円の財源不足累計額が生じると試算していた。しかし,平成9年度に見込んでいた 500億円の財源不足は,予算編成に際してとられた財源対策により補てんすることができ,また市税収入も試算と比較して約 150億円増加しており,今後も同程度かさ上げがあると仮定すれば, 1,000数百億円程度の増収が見込まれる。  これらの点を考慮すると,平成17年度末時点の財源不足累計額は 4,000億円台後半まで減少することになるのではないかと考えている。」との答弁がなされたのであります。  次に,「被災者の生活再建のため,公的支援の拡大について,どのように取り組んでいくのか。」との質疑に対し,  当局からは,「被災者の生活の再建・自立は,個々人によってその内容が異なっており,まだまだきめ細かな対応が必要である。議会の協力も得て,政府・国会に対してこれまで以上に要望活動を積極的に展開するとともに,復興基金についても,市民の要望が実現できるよう,県とともに活用方法を検討していきたい。  なお,これらの課題を実現するためには,あらゆる機会をとらえ,市民の活動と連携しながら,多くの賛同と支援によってさらに踏み込んで公的支援の拡大に全力を挙げたい。」との答弁がなされたのであります。  次に,「白地地区における市街地復興をどう支援していくのか。」との質疑に対し,  当局からは,「白地地区の復興に対する支援として,従来からまちづくり助成,共同・協調建替などに対するコンサルタント派遣等の支援を行ってきたが,平成9年度からは,課題を抱えている地区に積極的にコンサルタントを派遣し,地元の相談に応じていきたいと考えている。  また,既に湊川町1・2丁目や神前町2丁目北地区において事業化されている安全市街地形土地区画整理事業,いわゆるミニ区画整理事業を駆使して,木造住宅密集地区など再建が進まない地区での事業化を図っていきたい。」との答弁がなされたのであります。  また,「住宅の共同化・協調化による建て替えの進捗状況はどうか。」との質疑に対し,  当局からは,「共同化・協調化促進の助成は,マンションの建替支援を含めて3か年で 4,600戸計画しており,現在全体の約70%に当たる約 3,300戸について補助決定済みである。協議中のものも多数あるので,計画は達成できる見込みである。  なお,現在の制度では敷地面積要件等で対象とならない物件の支援策として,復興基金を活用した小規模共同建替等支援事業を平成9年度から制度化することにしている。」との答弁がなされたのであります。  次に,「平成9年度中にどの程度仮設住宅からの退去があると考えているのか。また,仮設住宅の集約についてどのように対応するのか。」との質疑に対し,  当局からは,「神戸のすまい復興プランに基づく公的住宅建設が完了する平成10年度末に仮設住宅を解消することを目指しており,平成9年度中に現在の入居世帯約2万 4,700世帯が半減すればと思っている。  また,仮設住宅の集約については,入居者が減少してくれば,コミュニティーの維持や防災防犯の観点からは集約することが望ましい。しかし,移転は入居者にとって負担になるので,当該団地のコミュニティーの状況や自治会の活動状況などを十分把握した上で,入居者とよく話し合い,個別的にどう対応するかを決めていきたい。  なお,民有地については,もともと使用期間が2年間であったが,特例法により1年ごとの延長が可能になったことを受けて,地主に対して延長の要請をしてきた。早期に返還せざるを得ない団地については,入居者に事情を十分説明し,協力が得られるよう話し合いを進めていく。」との答弁がなされたのであります。  次に,「神戸起業ゾーン構想の推進体制をさらに強化する必要があるのではないか。」との質疑に対し,  当局からは,「庁内の関係部局で,助役を筆頭に産業立地推進本部を設け,構想を推進してきたが,本市の取り組み姿勢を相手に示す上で,トップセールスは大きな効果を持つと考えられるところから,平成9年度からは市長が本部長になる予定である。  また,推進本部の下部組織として,民間企業も含めて神戸起業ゾーン推進協議会平成9年度に設置し,おおむね5年間事業展開していく方針であるが,民間企業情報ネットワークを活用して情報を発信するとともに,企業誘致活動そのものについても,一体となって取り組んでいきたいと考えており,現在金融機関・大手商社・ゼネコン・コンサル等に,委員として参加していただくようお願いしているところである。」との答弁がなされたのであります。  次に,「いわゆるポイ捨て禁止条例の制定の基本的な考え方とその具体策はどうか。」との質疑に対し,  当局からは,「美しい神戸のまちを取り戻すためには,市民意識の向上を図ることが最も大切であると考えている。そのために条例を制定し,あわせてさまざまな啓発活動やポイ捨て防止施策を行うことにより,総合的にごみの散乱防止を図りたい。  具体的には,投げ捨て防止重点区域・喫煙制限区域を指定し,街頭ごみ容器や吸殻入れ,啓発サインなどを設置する。また,街角クリーンタイムやモーニングキャンペーンを実施するとともに,全市一斉クリーン作戦,京阪神3市共同による広域的キャンペーン,公共交通機関や集客施設での啓発アナウンスの実施等について検討していきたい。」との答弁がなされたのであります。  次に,「地下鉄海岸線の進捗状況と今後の見通しはどうか。」との質疑に対し,  当局からは,「土木工事については,平成7年度中に全工区の発注を終えており,現在全工区で土留杭打工事に着手している。また,建築設備工事についても実施設計を進めており,今後駅施設の発注を順次行っていきたいと考えている。  しかしながら,震災の影響や当初予想していなかった地下埋設物の処理に時間を要したことなどによって,当初予定していた段階にまで至っておらず,平成11年春開業という目標の達成が非常に厳しい状況になっている。  現在,工期の短縮や設計・施工上の工夫が可能かどうかの検討を行っているが,今後も予期せぬ事態が起こる可能性もあることから,開業時期や事業費などの見通しについては,全工区で杭打ちや掘削工事が進み,ある程度の目処がついた段階で明らかにしたいと考えている。」との答弁がなされたのであります。  以上のほか,上海・長江交易促進プロジェクトの進め方,防災福祉コミュニティづくりへの取り組み,こうべの市民福祉総合計画後期実施計画の課題,神戸市震災復興住宅整備緊急3カ年計画の進捗状況,元気アップ神戸市民運動の進め方,生活再建支援金の給付方針,中小企業や地場産業に対する支援策,高金利の残債の金利負担軽減策,御崎公園再整備の考え方,容器包装リサイクル法に基づく分別収集への取り組み,いじめ防止対策等々について,極めて熱心な質疑が交わされたのであります。  委員会は,こうした詳細な質疑の後,3月19日に各会派からの意見表明が行われ,多数の会派から「平成9年度神戸市会計予算及び関連議案は,いずれも要望を付して原案どおり承認する。」との意見が表明され,21日に意見決定を行ったのであります。  その結果,厳しい財政状況の中で,基金の取り崩しや財産売却など財源対策に努めるとともに,行財政改善に取り組んで復興余力の捻出を図り,その一方,住宅福祉中小企業対策,まちづくり等,市民生活の再建に向けて重点的に予算配分を行い,さらに中長期的な観点からもさまざまな取り組みを行おうとしていることなど,神戸の復興を目指して十分な努力と配慮がうかがえるところから,  予算第1号議案,予算第4号議案,予算第14号議案,予算第16号議案より予算第19号議案に至る4議案,予算第21号議案より予算第23号議案に至る3議案,第1号議案,第2号議案,第8号議案,第9号議案,第14号議案,第15号議案,第17号議案,第20号議案,第23号議案,第25号議案,第26号議案,第28号議案,第29号議案,第31号議案及び第32号議案,以上合計25議案を賛成多数で,  また,予算第2号議案,予算第3号議案,予算第5号議案より予算第13号議案に至る9議案,予算第15号議案,予算第20号議案,第3号議案より第7号議案に至る5議案,第10号議案より第13号議案に至る4議案,第16号議案,第18号議案,第19号議案,第21号議案,第22号議案,第24号議案,第27号議案及び第30号議案,以上合計30議案を全会一致で,それぞれ原案どおり可決すべきものと決定した次第であります。  なお,賛成多数で原案どおり可決すべきものと決定した25議案について,反対する会派・委員からは,神戸空港計画などの大型プロジェクトの推進に反対,被災市民の生活再建施策が不十分,消費税率引き上げに伴う使用料改定に反対等の意見が挙げられていたことをご報告いたしておきます。  それでは,これより要望事項について申し上げます。  まず最初に,行財政改善の推進についてであります。  本市財政については,国の平成8年度補正予算阪神・淡路大震災復興対策費が計上され,さらなる追加支援を受けることとなったものの,市税収入は依然震災前の水準にまで達しておらず,また災害復旧などに多額の市債発行を余儀なくされたことから,市債残高が急増するなど,極めて深刻な状況にあります。  よって,当局におかれては,行財政改善緊急3カ年計画に基づき,既存事業の総点検や事業の実施方法の工夫を行い,行財政改善を着実に実行していくとともに,一段と厳しくなる財政危機を乗り切るため,計画の見直しや計画外の改善にも積極的に取り組むなど,復興余力の捻出には万全を期されたいのであります。  なお,実施に当たっては,公共性の確保にも留意しながら,規制緩和や官民の役割分担の明確化などを行うことにより,積極的に民間活力の導入を図り,コストの削減に努められたいのであります。  次に,被災市民に対する公的支援の拡充についてであります。  震災から2年余が経過し,道路港湾の復旧がほぼ完了し,公営住宅などの建設が急ピッチで進むなど,都市機能については相当回復してまいりました。しかし,今なお多くの市民仮設住宅等での不自由な生活を余儀なくされている状況であり,復興に当たっては何よりもまず,被災市民の生活再建が緊急の課題であります。このため神戸の生活再建支援プランに基づき,多様な施策を展開しようとしているものの,なお一層のきめ細やかな支援が必要と考えるのであります。  よって,当局におかれては,被災市民が一刻も早く生活再建できるよう国・県にも強く働きかけ,被災市民に対する公的支援の拡充を図られたいのであります。特に復興基金については,被災市民に十分にPRするとともに,一層有効に活用できるよう事業の見直しや拡大を検討されたいのであります。  次に,神戸経済復興についてであります。  産業基盤の復旧が進み,観光客数も徐々に回復するなど,ようやく明るい兆しが見え始めてきたものの,長引く景気低迷の影響もあり,神戸経済は依然として厳しい環境にさらされているのであります。このため産業構造の高度化などにより都市活力の復興を促進するとともに,まちのにぎわいの再生などによって都市の魅力を高め,経済の活性化を図っていくことが求められているのであります。  よって,当局におかれては,神戸経済の早期の復興と中長期的な発展の持続を図るため,神戸起業ゾーンにおける成長分野・集客分野の企業集積を推進し,そのための企業誘致についても,組織を強化し,総力を挙げて取り組まれたいのであります。あわせて,上海・長江交易促進プロジェクト,神戸空港計画,KIMEC構想,集客観光施策などの推進にも全力で取り組まれたいのであります。  次に,広域幹線道路網の整備促進についてであります。  神戸の広域生活圏においては,近隣市町・西北神と都心部との交通需要を賄うための広域幹線道路網の整備が不可欠であります。また,阪神・淡路大震災により交通ネットワークが壊滅的な打撃を受け,緊急時の対応に大きな支障を来したばかりでなく,相当長期にわたって広域的に極めて大きな影響が生じたことから,災害時に強い交通ネットワークを確立する必要があります。  よって,当局におかれては,増大する東西交通に円滑に対応するため,六甲アイランド以西の大阪湾道路については,その早期事業化を国に強力に働きかけ,一日も早い明石海峡大橋関連道路との接続によって,十二分に効果を上げられたいのであります。  また,震災の教訓を踏まえ,災害時に強い交通ネットワークを確立するために,東神戸線をはじめとする南北交通軸の整備にも積極的に取り組まれたいのであります。  次に,神戸港の港勢拡大についてであります。  震災によって壊滅的な被害を受けた岸壁などの港湾施設も,この間の当局の努力により,ようやく完全復旧にこぎつけようとしているものの,神戸港の物流はいまだ震災前の水準にまで回復していないのであります。一方,近年のアジア諸港の目ざましい発展によって港間競争が一段と激化する中,神戸港アジアのマザーポートとしてその地位を不動のものとし,神戸市全体の復興と活性化に資するためには,単なる物流拠点ではなく,人・物・情報が集まる総合的な交流拠点を目指して発展していかなければならないのであります。  よって,当局におかれては,神戸港震災を乗り越えた21世紀のアジアのマザーポートとして,さらに国際競争力を高めていくため,関係機関や業界と積極的に話し合い,規制緩和やトータルコストの軽減,情報化の推進などに努めるとともに,官民一体となったポートセールスによって神戸港の一層の利用促進を図られたいのであります。  最後に,地下鉄海岸線の沿線プロジェクトの推進についてであります。  地下鉄海岸線は,インナーシティ活性化のリーディングプロジェクトとしてスタートするとともに,震災後は神戸の復興に不可欠な重要プロジェクトに位置づけられており,これにあわせたまちづくりや沿線での集客施設等の整備によって,魅力ある,快適で利便性の高い市街地の形成が図られることが期待されております。  よって,当局におかれては,地下鉄海岸線の建設を着実に進めるとともに,沿線でのまちづくりや集客施設等の整備に早急かつ積極的に取り組まれたいのであります。また,これら沿線プロジェクトへの民間活力の導入についても意を用いられたいのであります。  以上,委員会審査の経過及び結果並びに要望事項についてご報告申し上げました。  終わりに当たりまして,委員会運営に終始絶大なるご協力をいただきました副委員長,理事の皆さん,並びに連日熱心な審査を賜りました委員の皆様に心から敬意と感謝の意を表しまして報告を終わります。(拍手) 41 ◯議長(浜本律子君) 委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり)
    42 ◯議長(浜本律子君) ご質疑がなければ,これより討論の通告がありますので,順次発言をお許しいたします。  まず,51番南原富広さん。  (51番南原富広君登壇)(拍手) 43 ◯51番(南原富広君) 私は,日本共産党議員団を代表して,平成9年度神戸市予算案及び関連議案のうち,予算第1号議案,予算第4号議案,予算第16号議案,予算第17号議案,予算第22号議案,予算第23号議案及び第1号議案,第2号議案,第8号議案,第14号議案,第15号議案,第17号議案,第20号議案,第23号議案,第26号議案,第28号議案,第29号議案,第31号議案,第32号議案の合計19議案に反対し,その理由を述べます。  なお,他の36議案には賛成するものであります。  あの大震災から3年目を迎え,今日の神戸市復興状況を見ますと,道路港湾など都市産業基盤や公共施設はほぼ復旧しましたが,何よりも急がなければならない被災者の生活再建は,遅々として進んでいないのが現状であります。平成9年度の神戸市予算案は復興への正念場と位置づけられ,「復興に当たっては,何よりもまず被災市民の生活再建が緊急の課題である。」として,「きめ細かく多様な支援策を展開していく。」とされていますが,しかし予算案で示されている事業内容では,被災市民の生活再建の実現にはほど遠いと言わざるを得ないのであります。  反対の第1の理由は,震災から3年目を迎えた今なお多くの人たちが仮設住宅等の不自由な生活を余儀なくされ,孤独死は 140名を超えようとしていますが,この人たちに生きる希望を持たせ,生活再建の展望を与えるものとなっていないことであります。  今,被災者にとって一番必要なことは,希望する人は必ず恒久住宅に入居できるという明るい展望であり,恒久住宅入居後の生活が経済的にも安定して過ごせるという保証だと思います。これらを実現するためには,もっと多くの公営住宅建設が必要であると同時に,生活基盤を取り戻すための個人補償の実現が最も効果的であると考えますが,予算案ではこの実現の方向が示されていないのであります。  第2の理由は,市民の大きな反対の声を無視して,震災前のマスタープランを踏襲した復興計画,すなわち「山,海へ行く」方式の開発を推進していることであります。  大型開発は既に破綻しています。ポートアイランド2期の企業誘致は困難に陥り,特別な優遇措置まで講じなければならない状況にあります。にもかかわらず,新たに六甲アイランド南の大型埋め立てを進めることや,多くの市民の反対の声を無視して空港建設が優先して推進されることは,認められないのであります。  第3の理由は,産業復興における大企業優先の姿勢であります。  これまで神戸市経済を支えてきたのは,全企業の9割以上を占める中小零細商工業者であり,しかも雇用の場の8割以上を中小零細企業が担ってきたことも否めない事実であります。震災後,営業の再建が一番おくれているのは中小零細業者であることは,あらゆるデータで明らかにされています。神戸の経済の活性化と雇用の確保のためにも,今優先すべきは,中小零細業者への個別的で具体的な支援であります。しかし,9年度予算案では,大企業と新たに神戸へ進出しようとする外資系企業への優遇策は明らかにされていますが,最も支援を必要としている圧倒的多数の中小零細商工業者に対しては, 200戸の市営賃貸工場の建設融資制度の見直し程度では,営業再建と経済活動活性化への展望は見えてこないのであります。  なお,財政難を理由に,職員定数の削減などを柱とした行財政改善計画が推進されていることにも反対であります。予算特別委員会の審査を通じて多くの会派が民間活力の導入を訴えられましたが,行財政改善の名のもとに,本来公共が果たさなければならないものまで民間に任せるようなことになれば,公共責任を放棄することにもつながりかねないのであります。震災後,市民行政に対する要望はこれまで以上に強く多様になっています。これらの要望にこたえるためには,必要な部署への適切な人員配置をこそ行うべきだと考えます。  また,企業会計特別会計などの消費税引き上げを前提とした議案については,我が党は消費税の引き上げそのこと自体に反対であり,国会でも論議中であることから,反対であります。  さらに,神戸市住宅条例については,住宅建設の公的責任を後退させ,大幅な家賃値上げにつながる新公営住宅法に基づく条例であるため,反対いたします。  以上,反対する議案についての理由を述べてまいりましたが,一般会計予算案における特別養護老人ホーム高齢者介護支援センターの積極的整備,24時間対応のホームヘルプサービスの全市への拡大等,在宅福祉の拡充に一定の努力が払われていることについては反対するものではないことを表明し,反対討論を終わります。(拍手) 44 ◯議長(浜本律子君) 次に,27番三好道夫さん。  (27番三好道夫君登壇)(拍手) 45 ◯27番(三好道夫君) 私は,平成9年度各会計予算及び関連議案,合計55議案について,賛成する立場から討論を行います。  今回の予算案は,震災後3年目を迎え,依然として市税収入が震災前の水準に達せず,災害の復旧・復興に多額の市債発行を余儀なくされ,公債費負担が増大するなど厳しい財政状況のもと,徹底した経常経費の節減,基金の取り崩し,財産売却,行財政改善の推進などにより財源の確保に努め,被災市民の生活再建,福祉の復興を最重点に,産業の復興,協働のまちづくりの推進など,大震災からの復旧・復興の正念場として,神戸市としてできる限りの施策を取り入れて編成されたものであります。  私は,本会議並びに予算特別委員会を通じて,この予算案に笹山市長の震災復興への強い意欲と被災市民へのきめ細かな心配りが色濃くあらわれていることを高く評価するものであります。  ここでまず今回の予算の特徴的な点について触れておきたいと思います。  今,市民が最も望んでおりますことは,震災からの復旧・復興,とりわけ被災市民の生活再建であります。そのため笹山市長は,神戸の生活再建支援プランに基づき,仮設住宅居住者の自立を促進する生活支援アドバイザーの大幅増員,恒久住宅移転後の生活援助員や高齢世帯支援員の派遣,被災児童ふれあい育成事業,いきがい「しごと」づくり支援など,お年寄りから子どもたちまですべての被災者に対して,きめ細かい多様な支援策により,生活再建を着実に進められようとしております。  さらに,笹山市長は,神戸市のみではなし得ない被災者の生活再建のために,公的支援の一層の拡充について,市民と連携しながら国に強く要望していく姿勢を明らかにされているのであります。  次に,福祉の復興については,震災で増大した市民の福祉ニーズに対応するため,市民福祉総合計画後期実施計画に基づき,特別養護老人ホーム高齢者介護支援センターの整備を積極的に進めるほか,24時間対応のホームヘルプサービスの全市拡大,保育所地域子育て支援センターの設置,健康ライフプラザの開設など,保健医療・福祉の連携による総合的なサービスの展開に向けて積極的に取り組まれようとされております。  さらに,市民生活の再建と安定のためには,住宅の確保が重要であるとの認識から,神戸のすまい復興プランに基づき,災害公営住宅や従前居住者用賃貸住宅など公的住宅の建設を進めるほか,住宅の自立再建を支援するための情報提供,資金援助などが盛り込まれております。  このほか,産業の復興,協働のまちづくりの推進,災害に強いまちづくりの推進などに積極的に取り組まれようとされております。  このように,本予算案は,震災復興に対して,きめ細かな施策を的確かつ積極的に盛り込み,市民生活の再建,雇用の確保,福祉優先の基本姿勢を貫いた内容となっているのであります。  このような予算案に対し,一部の会派では,神戸空港など大型プロジェクト反対等の理由から予算そのものに反対しておられます。  以下,反対されている会派の主な反対理由である神戸空港等の大型プロジェクト,産業復興施策及びまちづくりの進め方について具体的に見解を申し上げます。  まず,神戸空港,六甲アイランド南など大型プロジェクトについてであります。  最初に申し上げたいことは,市民の生活再建をないがしろにしてプロジェクトを進めているという認識は,大きな誤解であるということであります。  笹山市長をはじめとして職員一丸となって,震災発生当初から災害の復旧・復興に懸命に取り組んでこられたのであります。そして,議会も一体となって国に強力に要望活動を行い,生活再建支援金の支給など個人補償的な施策まで含め,数多くの特別支援策を引き出すことができ,課題を残しながらも,ようやく市民生活も落ち着きを取り戻してまいりました。本予算案でも先ほど申し上げましたとおり,市民の生活再建,福祉の復興が最優先施策として掲げられているところであります。  しかし,真の復興は,生活再建とともに産業の復興とそれに伴う雇用の確保がなくてはなし得ないものであります。働く場のない都市は衰退してしまいます。長期的視点に立って,経済の活性化,都市の発展を考えていく必要があります。  神戸空港は,去る2月19日に運輸省から神戸の復興と国内の高速交通体系の充実を図るため,利便性の高い都心型地方空港として飛行場設置許可が出され,閣議決定の後,第三種空港として政令指定されたのであります。  また,空港島は,緩傾斜護岸や下水の高度処理など環境の保全・増進に最大限の配慮を払っているところであり,昨日の中央港湾審議会において環境庁は,騒音,埋め立て等に問題はないとの観点から同意されたのであります。  さらに,財政収支についても,その収支は空港島の売却及び着陸料収入によって賄うとされているのであり,その経済効果は市内で2万 3,000人の雇用増, 4,000億円の所得増という大きな効果が見込まれているのであります。  また,六甲アイランド南は,21世紀のアジアのマザーポートを目指す神戸港の復興の切り札として,コンテナ船の大型化やテクノスーパーライナーなど世界の海運の高速化,大容量化に対応し,世界的な大競争時代に通用する高規格・高機能の港づくりを進めるものであります。そして,埋め立てに当たっては,近畿圏の産業廃棄物神戸港のしゅんせつ土砂を受け入れるなど,快適な都市環境を守るためにも役立つものであります。  これらプロジェクトは,神戸の復興と持続的発展のため,長期的視点から必要不可欠な事業であり,市民の生活再建とともに,同時並列的に進めていくべきものであると考えます。  次に,産業復興策は大企業優先で中小地場産業の復興をないがしろにしていると主張しておられることについてであります。  本予算案は,ご承知のとおり機械金属,ケミカルシューズ等の地場産業の復興を図る復興支援工場の建設,くつのまち・ながた構想の具体化や各種融資制度の拡充,市場・商店街の振興を図る高度化促進助成の新設,神戸で買いましょう運動の全市展開など,地場産業,市場・商店街の復興に積極的に取り組んでおります。  しかしながら,構造転換期にある日本経済の長引く景気低迷,震災による大幅な人口の減少に伴う消費市場の縮小などにより,既存産業の復興のみでは,神戸経済は持続的な発展を続けることは困難であり,したがって安定的な雇用の確保は難しいのであります。  そのため,地場産業の復興策とともに,産業構造の高度化を促進する神戸起業ゾーンへの企業集積,KIMEC構想,上海・長江交易促進プロジェクトの推進など,新産業の創造を図るべく諸施策を打ち出しているわけでありますが,これは現在の8割経済を克服し,全体として産業の復興を図ろうとするものであります。  なお,これらのプロジェクトは,中小企業ベンチャー企業も含めて,新しい時代に対応した新産業を創造しようとするものであり,既存産業の再建策を含めた本予算案の産業復興施策を大企業優先というのは,大いなる誤解であると言わざるを得ません。  最後に,まちづくりの進め方についてであります。  震災2カ月後に都市計画決定を行ったのは拙速だったとの主張でありますが,神戸のまちを一日も早く復興させるのは,時間との闘いであります。狭小街路をなくし防災公園を設置するなど,災害に強く安全なまちを早くつくり上げるためには,区画整理・再開発は現行制度の中では最良の手法であると言えます。  また,今回の区画整理事業は,住市総との合併施行により,土地・家屋の所有者と借家人との関係において,弱者である借家人の権利を守るための事業でもあるのです。もちろん,区画整理に当たっては,地域住民の減歩・換地に対する理解と協力が不可欠でありますが,国の補助制度の拡充と何百回にもわたる協議の末,すべての地区で住民主体によるまちづくり協議会が発足し,ほとんどの地域で住民の合意を得て事業化が決定され,仮換地が行われるなど,苦難の道のりの中,まちづくりは着実に進展しているのであります。  むしろ問題は,都市計画の網が外れたいわゆる白地地域でありますが,これらの地域についてもまちづくり助成やコンサルタント派遣によって,地元のまちづくり活動を支援し,またミニ区画整理や共同・協調建替などの事業,地区計画やまちづくり協定といったルールづくりなど,あらゆる手法を駆使して,まちの再建に努力しているところであります。  震災でこうむった大きな被害から立ち上がるためには,ボタンのかけ違えなどという前に,今こそ限られた時間の中でみんなで力を合わせて神戸のまちの再建に努力すべきときであると考えます。  以上,数点にわたって私の意見を申し上げました。本予算が所期の目的どおり効果的に執行され,神戸が震災を乗り越え,市民が夢と希望を持ち,活力あふれるまちとして,力強く再生することを強く期待して,私の賛成討論といたします。ご清聴ありがとうございました。(拍手) 46 ◯議長(浜本律子君) 次に,50番原 和美さん。  (50番原 和美君登壇)(拍手) 47 ◯50番(原 和美君) 私は,新社会党神戸市会議員団を代表しまして,反対討論を行います。  1997年度神戸市会計予算案及び関連議案のうち,予算第1号議案,予算第4号議案,予算第14号議案,予算第17号議案,予算第18号議案,予算第22号議案並びに予算関連議案の第1号議案,第2号議案,第8号議案,第9号議案,第14号議案,第15号議案,第17号議案,第20号議案,第23号議案,第25号議案,第26号議案,第28号議案,第29号議案,第32号議案,以上合計20議案に賛成することができませんでした。先ほど南原議員から反対討論があり,消費税のように私たちと共通した反対理由も数多くありますので,簡単にその反対の理由を述べたいと思います。  1997年度神戸市予算案は,震災から3度目の予算となり,これまで私どもが主張させていただいたことも幾つか取り入れられ,評価のできるものもあります。しかし,残念ながらすべてを認めることはできませんでした。  それは,予算提案に当たっての市長の説明の中で述べられましたが,「復興に当たっては,何よりもまず被災市民の生活再建が緊急の課題である。」ということです。  予算案の審議を通じて,当局も含めて全体の共通認識は,道路や橋や港湾など施設は復旧しましたが,市民生活の再建がどんどん取り残されているということです。それは,例えば災害救助法のように仮設住宅の設置場所提供以上に被災自治体には直接権限もない中で,多くの問題点を経験してきましたが,それと同様に法適用における不十分さや特例施策においてもミスマッチが生じ,具体的な生活再建の手だてがおくれてきてしまっているという状況にあるのではないかと思います。生活基盤,つまり住むところと働くところをなくしてしまった被災者にとって,一番有効な手だてがとられていないということが言えると思います。  国は,被災自治体の復旧・復興のために4兆円の予算措置を行ったということです。確かに公共事業として,その年度では使い切れないほどの予算措置がなされ,おかげで公共施設はいち早く復旧し,神戸はすっかりもとに戻ったのではないかと言われるようになりました。  しかし,被災市民にはその実感がなく,神戸市自身も今後多くの借金の返済で厳しい財政運営を余儀なくされることになります。そのための行財政改善計画として,昨年に引き続いて職員の削減を行い,生活再建のための一番大事なときに,そのことによっての市民サービスの低下も大いに心配されるところです。  このような中で,被災市民にとって,また被災自治体にとって,今何が一番必要なのかと言えば,具体的な生活再建につながる新しい法制度の創設ではないでしょうか。今,幾つかの団体がこれらのための提案をし,運動を進めていますが,中でも災害による個人被害の回復は自助努力が原則であるとしても,自助努力の基盤が失われているような状況を放置することは著しく公益に反するもので,行政がその支援を行うことに公益性が認められるとする考え方,これは1992年度国土庁委託調査報告書の見解ですが,こうした考え方に立つ生活再建援助法案の成立に向けて,近年類を見ない都市直下型の阪神・淡路大震災を経験した被災自治体の市長として,ぜひその先頭に立っていただきたいのです。そういう市民の願いを率直に受けとめていただきたいと思います。  今回の予算案は,このような市民生活の状況であるにもかかわらず,被災者被災者に対して負担を強いることになる値上げ案や料金改定案を含み,また職員削減計画を含む提案である以上,さきに述べました議案について,残念ながら認めることはできませんでした。  さらに,市長が市民との約束でありました対話の市政運営が後退していることを申し上げておかなければならないと思います。震災直後に関係住民にほとんど相談もなく,急いで震災復興の土地区画整理事業と市街地再開発事業の都市計画決定を強行してしまったことは,幾ら最良の方法だとしても,その後,事業を逆に大きくおくらせることになっているということです。  また,神戸空港計画については,その建設許可が運輸省からおりたとしても,幾ら神戸経済の復興のために必要だと言われても,雇用確保策になると言われても,具体的な道筋も見えず,市民の「このようなときに,なぜ空港建設なのか。」という率直な思いにこたえられていないことも,そうです。  そして,六甲アイランド南の埋め立ては,フェニックス計画とあわせて大水深バースを建設する計画ですが,埋め立てによる大阪湾の環境破壊をこれ以上もたらさないこと,さらにこれ以上のコンテナバースの建設は過剰投資であるということなどから,認められないということを申し上げておきたいと思います。  以上で私の反対討論を終わります。(拍手) 48 ◯議長(浜本律子君) 次に,4番高山晃一さん。  (4番高山晃一君登壇)(拍手) 49 ◯4番(高山晃一君) まず初めに,先ほど賛成討論が述べられたわけですけれども,これを聞きまして,私は背筋が凍る思いがいたしました。私たち議員は,行政をチェックするということが一番の仕事であるということを忘れてはならないということをまず述べておきます。  さわやか神戸・市民の会市会議員団は,1997年度神戸市会計予算及び関連議案のうち予算第1号議案平成9年度神戸市一般会計予算予算第4号議案平成9年度神戸市国民健康保険事業費予算予算第14号議案平成9年度神戸市海岸環境整備事業費予算予算第16号議案平成9年度神戸市下水道事業会計予算予算第17号議案平成9年度神戸市港湾事業会計予算予算第18号議案平成9年度神戸市新都市整備事業会計予算予算第19号議案平成9年度神戸市病院事業会計予算予算第21号議案平成9年度神戸市高速鉄道事業会計予算予算第22号議案平成9年度神戸市水道事業会計予算,第2号議案神戸市立公会堂条例の一部を改正する条例の件,第8号議案神戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の件,第20号議案神戸市道路公社が六甲有料道路事業等の変更許可申請をすることに同意する件,以上12議案について反対し,以下その理由の概要を述べます。  なお,その他の43議案については賛成いたします。  安心して市民生活を送るための施策が不十分であるにもかかわらず,厳しい財政状況の中,1億 7,000万円の調査費をつけるなど,必要性の全くない神戸市営空港建設を何が何でも推し進めようとする笹山市長の姿勢は,断固として許せません。  昨年の12月17日,市会本会議で市長は,私の質問に対して,「現在の若い人たちはむしろ空港が欲しいと言っておられますんで,感覚的に話をされますとちょっと困るんです。」と答弁されました。  それを受けて私は,「若い人が空港を望んでいるというデータを一度見せていただかなければ,私たちも納得ができない。これはまた後でデータをお示しいただければと思います。」と回答しました。しかし,その後データの提示があるはずもなく,感覚的に話しているのはどっちかと言いたいです。その場しのぎのあやふやな発言が繰り返される市長の姿勢からも,空港建設に確たる根拠がないことは明らかです。  先日3月18日に開かれた参議院予算委員会で,小島慶三参議院議員の質問に対して,運輸省の黒野航空局長が「神戸空港の取り扱いにつきまして,震災が起きた後,市長さんをはじめ皆さん方といろんな議論をさせていただきました。設置者である神戸市長さんから極めて熱のこもった説明をいただきました。したがいまして,それだけ地域の社会が期待しているものならば,我々としましてもおつき合いをさせていただこうということで,設置の許可をさせていただいたものでございます。」と答えられています。  運輸省は,ご熱心な市長におつき合いをしてくださったわけですが,市民に対して笹山市長はご熱心ではないので,市民はおつき合いしたくないのです。震災でまちが大変なときに,市民が生きる希望がなく,お金がなくてばたばたと死んでいるときに,神戸空港建設のために市長・助役をはじめ当局は,市民の納めた税金を使って,一体何回東京にお出かけになって神戸をお留守にしていたのでしょうか。あいた口がふさがらないというのはこういうことです。一体このまちはどうなっているんでしょうか。そして,どうなっていくんでしょうか。こんなまちの一住民である私は,大変恥ずかしく思います。  次に,該当地域内の土地はすべて神戸市による強制買収となる新長田南地区ほか1地区における第2種再開発事業においては,次のような実態が明らかになっています。神戸市が新設した新しい店舗は,コンクリートの打ちっ放しのままなので,内装費も含めて 6,318万円も総額で負担しなければならず,神戸市からの借地権や現存のプレハブ店舗などの補償費 2,312万円を充当しても 4,006万円の持ち出しになってしまう。この事業は従来からの商店主たちを地域外に迫い出すことになってしまっています。即刻停止するべきです。  また,新長田北地区の区画整理事業は,総事業費 664億円のうち 200億円が減価補償金として土地買収に充てられていますが,関係権利者全員に平等に行き渡っているのか極めて疑わしく,実際の運用において納得できません。  以上の理由などから予算第1号議案一般会計予算には賛成できません。  予算第14号議案の海岸環境整備事業における舞子の海岸の埋め立ては,淡路島との間の狭い水域をさらに狭めるもので,環境を大きく破壊し,許せません。また,工事発注は,私たちがこれまで指摘してまいりました神戸市外郭団体である神戸市都市整備公社に丸投げ発注をしてきたものであり,外郭団体保護の不明朗な会計でもありました。  予算第16号議案の下水道事業会計予算第17号議案の港湾事業会計予算第22号議案の水道事業会計などは,正規の料金以外に各種の工事負担金を利用者に拠出させ,半独占的立場を悪用したもので,不適正きわまりありません。  特に水道事業については,総括質疑におきまして,1.本質的に基金でないものを基金に入れてしまっている神戸市の基金の運用の仕方を見直すこと,2.資本剰余金である施設増強負担金を基金条例に従ってさまざまな目的で使い,処分するという,地方公営企業法第32条違反を是正することを当局に求めました。  1つ目の本質的に基金でないものを基金に入れてしまっている神戸市の基金の運用の仕方を見直すことについて,その根拠を述べます。地方公共団体における基金とは,ある限られた目的があって維持しなければならないような土地,不動産有価証券,預金などの財産のことです。このような土地・財産の価値が時代とともに目減りしてしまってはいけないということで,多くの都市で基金条例には運用益金の処理を「基金の運用から生ずる収益は,基金に繰り入れるものとする。」と明記し,価値が維持されるようにしています。  神戸市水道事業は,平成7年度末で 312億 6,603万 2,213円の基金を保有しています。しかし,この 312億 6,603万 2,213円は土地財産で成り立ってはいません。では,神戸市の水道事業の基金の出どころはどこでしょうか。それは施設増強負担金と,それを運用した運用益金です。施設増強負担金とは,将来上水の供給能力,配水能力を超えて供給しなければならなくなったときに,その供給能力を増強するための整備資金です。現在の供給能力で十分賄えたならば必要のない資金,いわば宙に浮いてしまう資金です。要するに施設増強負担金は,市民からもらったというより預かっているお金だということです。  どうして市民から預かったお金が神戸市では基金になってしまうのか。神戸市の水道事業の基金は,本来の基金とは全然違うのです。私は,政令12都市の水道事業会計の基金を2度にわたって調べました。すると平成7年度末で名古屋市12億 7,883万 225円,大阪市15億円,京都市12億 9,401万 9,933円で,その他の都市は基金を保有しておりませんでした。神戸市の約20分の1以下の額です。  3市に間い合わせたところ,「これらは土地という財産を売却し,その価値が目減りしないように保有しています。」と説明されました。基金本来の運用がされています。ですから,運用益を基金に繰り入れても何ら問題ありません。当然,市会議員もがたがた言わないのです。  以上の理由により,私たちは本質的に基金ではないものを基金に入れてしまっている神戸市の基金の運用の仕方を見直すことを求めました。  次に,2つ目の資本剰余金である施設増強負担金を基金条例に従ってさまざまな目的で使い,処分するという,地方公営企業法第32条違反を是正することについてその根拠を述べます。  神戸市水道事業基金条例を見ると,「(処分)第5条 管理者は,次に掲げる場合に限り,基金を処分することができる。(1)水道事業に係る企業債の償還及び利息の支払に充てるとき。(2)水道事業施設を整備するのに必要な経費に充てるとき。(3)その他水道事業に必要な経費に充てるとき。」と,結局水道事業に関係することなら何に使ってもよいということが条例に書かれています。  これに対して地方公営企業法の第32条には,次のように明記されています。「5 毎事業年度生じた資本剰余金は,その源泉別に当該内容を示す名称を付した科目に積み立てなければならない。6 前項の資本剰余金は,政令で定める場合を除くほか,処分することができない。」  つまり,資本剰余金はごちゃごちゃにせず発生したもの別に分け,きちんと積み立てなければなりません。取り崩してはいけませんということです。  ところが,神戸市は資本剰余金である施設増強負担金を基金条例に従ってさまざまな目的で使い,処分しています。施設を増強する必要があるかもしれないからという名目で,市民から預かったお金を基金として積み立て,それらを本来の目的以外のことに流用しているわけです。資本剰余金の1つであり,市民からの預り金である施設増強負担金を,本来の目的以外のことに流用するという行為は,百歩譲って施設増強負担金が神戸市所有のものとしても,地方公営企業法第32条に明らかに違反しています。  よって,私たちはこの法律違反の是正を当局に求めました。つまり施設増強負担金という,処分してはいけない資本剰余金を基金に組み入れ,条例に従って好き勝手に処分することをやめるべきだと当局に求めたわけです。  しかし,これらに対して杉田理財局長は,「基金の取り扱いについては,歴史的な継続性がある。議会の承認をいただいている。自治省から指摘がない。」という理由で,「問題ない。」と今回も答弁されました。法律に違反していることが明らかになっても,歴史的な継続性があれば法律に違反し続けても構わないんでしょうか。  理財局長もたしか公務員のはずですが,公の場で公務員の口からこのような発言が繰り返されることに対して問題を感じます。「議会の承認をいただいている。自治省から指摘がない。」というのも,地方自治を逆手にとった言い訳です。法律違反とわかっていても,市民の代表である議会が承認してしまっているので,自治省は,地方自治の理念からやむを得ないとしているだけです。  法律を破っても平気というような人間が地方行政に参画する資格があるんでしょうか。住民にとってこんな話が議会で承認されてしまうということほど,不幸な恐ろしいことはありません。  総括質疑の場で「覚悟しておいてください。」と私は言いましたが,さんざんこの問題に対して言い繕ってきた理財局の方々も,その責任の重さをしっかり受けとめておいていただきたい。  さらにまずいことに,水道事業会計は過去15年間で 280億円という利益の過小計上を行っています。これを適正に利益に計上すれば,値上げの根拠となった赤字は逆転,黒字になり,値上げは根拠を失うことになってしまいます。つまり神戸市は粉飾決算による水道料金の料金値上げをしてしまったことになり,その責任も免れません。一体このまちはどうなっているのでしょうか。こんなまちの一住民であることを私は恥ずかしく思います。  以上の理由により,予算第22号議案の平成9年度神戸市水道事業会計予算に大反対いたします。  予算第18号議案の新都市整備事業は,利益剰余金 523億円,調整勘定と称する利益留保 790億円,合計 1,313億円という莫大な利益留保の予算となっており,一般市民並びにケミカルを中心とする市内中小企業の窮状を考えるとき,当然修正されるべき予算です。  予算第19号議案の病院事業では,77億円を超える病院事業への一般会計からの繰り出しが問題です。神戸中央市民病院と同じ 1,000ベッド規模の広島市が14億円であることを考えると,過保護であり限度を超えているので納得できません。
     予算第21号議案の高速鉄道事業では,財政の逼迫する中,地下鉄海岸線の神戸駅以東はJR,阪急,阪神,山陽の相互乗り入れ,市営地下鉄など,既に 200メ-トルほどの幅の地帯に3本も平行して走っているのであり,限度を超えた重複投資であり,賛成できません。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) 50 ◯議長(浜本律子君) 以上で,討論は終わりました。  これより,順次お諮りいたします。 51 ◯議長(浜本律子君) 最初に,予算第1号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 52 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,予算第1号議案は,原案のとおり可決いたしました。 53 ◯議長(浜本律子君) 次に,予算第4号議案,予算第17号議案,予算第22号議案,第2号議案,第8号議案及び第20号議案,以上合計6議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 54 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,予算第4号議案,予算第17号議案,予算第22号議案,第2号議案,第8号議案及び第20号議案,以上合計6議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 55 ◯議長(浜本律子君) 次に,予算第14号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 56 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,予算第14号議案は,原案のとおり可決いたしました。 57 ◯議長(浜本律子君) 次に,予算第16号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 58 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,予算第16号議案は,原案のとおり可決いたしました。 59 ◯議長(浜本律子君) 次に,予算第18号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 60 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,予算第18号議案は,原案のとおり可決いたしました。 61 ◯議長(浜本律子君) 次に,予算第19号議案及び予算第21号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 62 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,予算第19号議案及び予算第21号議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 63 ◯議長(浜本律子君) 次に,予算第23号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 64 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,予算第23号議案は,原案のとおり可決いたしました。 65 ◯議長(浜本律子君) 次に,第1号議案及び第32号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 66 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第1号議案及び第32号議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 67 ◯議長(浜本律子君) 次に,第9号議案及び第25号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 68 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第9号議案及び第25号議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 69 ◯議長(浜本律子君) 次に,第14号議案,第15号議案,第17号議案,第23号議案,第26号議案,第28号議案及び第29号議案,以上合計7議案についてお諮りいたします。 70 ◯議長(浜本律子君) 本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 71 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第14号議案,第15号議案,第17号議案,第23号議案,第26号議案,第28号議案及び第29号議案,以上合計7議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 72 ◯議長(浜本律子君) 次に,第31号議案についてお諮りいたします。 73 ◯議長(浜本律子君) 本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 74 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第31号議案は,原案のとおり可決いたしました。 75 ◯議長(浜本律子君) 次に,予算第2号議案,予算第3号議案,予算第5号議案より予算第13号議案に至る9議案,予算第15号議案,予算第20号議案,第3号議案より第7号議案に至る5議案,第10号議案より第13号議案に至る4議案,第16号議案,第18号議案,第19号議案,第21号議案,第22号議案,第24号議案,第27号議案及び第30号議案,以上合計30議案についてお諮りいたします。  本件は,委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 76 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。  それでは,予算第2号議案,予算第3号議案,予算第5号議案より予算第13号議案に至る9議案,予算第15号議案,予算第20号議案,第3号議案より第7号議案に至る5議案,第10号議案より第13号議案に至る4議案,第16号議案,第18号議案,第19号議案,第21号議案,第22号議案,第24号議案,第27号議案及び第30号議案,以上合計30議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 77 ◯議長(浜本律子君) 以上で平成9年度神戸市会計予算並びに関連議案,合計55議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。(拍手) 78 ◯議長(浜本律子君) この際申し上げます。  去る3月4日の本会議において,予算特別委員会に付託いたしました請願第66号須磨公会堂の存続を求める請願は,ただいま第2号議案神戸市立公会堂条例の一部を改正する条例の件が可決されましたので,一事不再議の原則により,不採択の扱いとなりますから,さようご了承願います。 79 ◯議長(浜本律子君) 次に,日程第99 第33号議案より日程第 103 第37号議案に至る5件,一括議題に供します。 80 ◯議長(浜本律子君) これより委員会審査の経過並びに結果について,関係常任委員長の報告を求めます。  まず,総務財政委員会委員長福浪睦夫さん。  (39番福浪睦夫君登壇) 81 ◯39番(福浪睦夫君) ただいま議題となりました諸議案中,本委員会所管分の第33号議案から第35号議案に至る3議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,第33号議案は,本市の職制を改正するに当たり,神戸市事務分掌条例及び神戸市震災復興本部条例の一部を改正しようとするものであり,  第34号議案は,特別職の職員で常勤のものの給料月額を減額する等に当たり,条例を改正しようとするものであります。  次に,第35号議案は,特別土地保有税に関する権限を移管する等に当たり,条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 82 ◯議長(浜本律子君) 次に,港湾交通委員会委員長吉田多喜男さん。  (69番吉田多喜男君登壇) 83 ◯69番(吉田多喜男君) ただいま議題となっております諸議案中,第36号議案及び第37号議案について,一括してご報告申し上げます。  本件は,いずれも市バス地下鉄において,ストアードフェアシステムの共通化を行うに当たり,条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 84 ◯議長(浜本律子君) 以上で,関係常任委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 85 ◯議長(浜本律子君) ご質疑がなければ,これより順次お諮りいたします。  まず,第33号議案についてお諮りいたします。  本件を,委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 86 ◯議長(浜本律子君) 起立多数であります。  よって,第33号議案は原案のとおり可決いたしました。 87 ◯議長(浜本律子君) 次に,第34号議案より第37号議案に至る4議案についてお諮りいたします。  本件は,関係委員長の報告どおり決しましてご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 88 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。  それでは,第34号議案より第37号議案に至る4議案は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 89 ◯議長(浜本律子君) 次に,日程第 104 第38号議案を議題に供します。 90 ◯議長(浜本律子君) これより,当局の説明を求めます。  杉田理財局長
    91 ◯理財局長(杉田文夫君) ただいまご上程になりました第38号議案神戸市市税条例の一部を改正する条例の件につきまして,ご説明申し上げます。  「第1回定例市会提出議案(追加)(平成9年度関連)」の1ページをお開きください。  本件は,地方税法等の一部を改正する法律が3月21日に可決・成立し,本日3月28日に公布されたことに伴い,個人住民税及び市たばこ税の税率の改正並びに宅地等にかかる固定資産税都市計画税の税負担の調整措置,及び特別土地保有税の特例の見直し等をしようとするものであります。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 92 ◯議長(浜本律子君) 当局の説明は終わりました。  本件に関し発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,原案のとおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 93 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。  それでは,第38号議案は,原案のとおり可決いたしました。 94 ◯議長(浜本律子君) 次に,日程第 105 「請願の審査結果について」を議題に供します。 95 ◯議長(浜本律子君) これより,委員会審査の経過並びに結果について,関係委員長の報告を求めます。  まず,総務財政委員会委員長福浪睦夫さん。  (39番福浪睦夫君登壇) 96 ◯39番(福浪睦夫君) ただいま議題となりました請願のうち,本委員会所管分の請願第70号,請願第72号,請願第74号及び請願第75号,以上4件について,一括してご報告申し上げます。  まず,請願第70号は,船員の選挙権の行使を保障するため,洋上投票の早期実現を要望する意見書を関係機関に提出することを求める趣旨であります。  次に,請願第72号,請願第74号及び請願第75号の3件は,いずれも被災者の生活再建のために,議会として国に公的支援措置の拡充等を要請することを求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,これら4件の請願は,いずれも採択すべきものと決定いたしました。  以上,報告を終わります。 97 ◯議長(浜本律子君) 次に,文教経済委員会委員長安達和彦さん。  (23番安達和彦君登壇) 98 ◯23番(安達和彦君) ただいま議題となっております請願のうち,請願第67号についてご報告申し上げます。  本件は,須磨浦漁船だまり建設地及びその周辺地域の整備に関して,市,漁業者,地元自治会の3者による協議の促進を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,当局においてはこれまでも地元自治会に対して,工事に関する説明等を行ってきており,また今後も誠意を持って事業実施に当たり,建設的な意見交換の場を継続して開催していく考えであることから,本請願を不採択とすべきものと決定いたしました。  以上,報告を終わります。 99 ◯議長(浜本律子君) 次に,民生保健委員会委員長西下 勝さん。  (52番西下 勝君登壇) 100 ◯52番(西下 勝君) ただいま議題となっております請願のうち,本委員会所管分の請願第64号についてご報告申し上げます。  請願第64号は,昨年12月の中央児童福祉審議会基本問題部会の中間報告を受け,厚生省保育制度の質的変換を行おうとする動きがあることに対し,憲法児童福祉法児童の権利に関する条約の理念を尊重し,保育所措置制度を堅持・拡充するよう要請する意見書の提出を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,中央児童福祉審議会基本問題部会の中間報告において,全体として公的責任が後退することのないよう留意することや,保育所への入所に市町村が関与することなどが明らかにされており,これらの点に十分配慮するのであれば,保育所措置制度の見直しが公的責任の後退につながるものではないことから,本請願を不採択とすべきものと決定いたしました。  以上,報告を終わります。 101 ◯議長(浜本律子君) 次に,空港等に関する特別委員会委員長寺坂光夫さん。  (60番寺坂光夫君登壇) 102 ◯60番(寺坂光夫君) ただいま議題となっております請願のうち,本委員会所管分の請願第71号につきましてご報告申し上げます。  本件は,神戸空港建設事業について,住民投票などにより,改めて市民の意向を確認する調査を実施することを求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,神戸空港についての市民の意向は,市民を代表する議会において明らかになっているとの理由から,本請願を不採択とすべきものと決定いたしました。  以上,報告を終わります。 103 ◯議長(浜本律子君) 以上で関係委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 104 ◯議長(浜本律子君) ご質疑がなければ,これより討論の通告がありますので,順次発言をお許しいたします。  まず,72番堀之内照子さん。  (72番堀之内照子君登壇)(拍手) 105 ◯72番(堀之内照子君) 私は,日本共産党市会議員団を代表し,請願第64号保育所措置制度の堅持等を要請する意見書提出を求める請願に対する委員長の報告に反対し,討論を行うものであります。  昨年12月3日,中央児童福祉審議会基本問題部会が「少子社会にふさわしい保育システムについて」の中間報告を行い,これに基づいて児童福祉法の一部改正の動きが急となった段階で,この請願は提出されたものであります。  この請願の趣旨は,中間報告保育に欠ける子供に保育所の入所を保障してきた現行の措置制度から,保育所を自由に選択する利用システムに転換することを求めるとともに,保育料についても,従来の応能制度による料金制度から,保育コストに応じた年齢別均一料金方式に改めるべきだと提言していることに対し,この方向で法改正をすれば,国と自治体の責任のもとに行われてきた保育の公的保障が形骸化し,競争原理の導入により,子供の発達を保障する保育がゆがめられることを危惧し,子供の発達する権利と父母の働く権利を保障するため,保育所措置制度を堅持・拡充するよう,政府関係機関への意見書の提出を求めたものであります。  その後,3月11日政府・厚生省は,児童福祉法改正案を閣議決定し,国会に提出しました。今国会中にも成立させ,来年4月から実施しようとしております。その法改正の中身は,中間報告に沿うものであります。  「すべて国民は,児童が心身ともに健やかに生まれ,且つ,育成されるよう努めなければならない。」とする児童福祉法が制定されて,ちょうど50年になりました。現行の児童福祉法では,国及び地方公共団体は,児童保護者とともに,児童を健やかに育成するため,保育所については,1市町村保育に欠ける子供を入所させる,2国が設備・運営の最低基準を設ける,3費用の一定割合を国・自治体が負担するとした措置制度を定めております。この措置費制度は,我が国の保育ナショナルミニマムを支える制度として,戦後50年間機能してまいりました。全国津々浦々の保育所の大量建設と運営を支え,地域経済や自治体の財政能力の格差を超えて,一定の保育行政水準を維持してきました。また,4割を占める民間保育所の経営基盤を安定させてきました。  今回の政府の児童福祉法改正案の提案理由では,措置による保育所入所を,保護者保育所を選択する仕組みに変えることが,あたかも保育を向上させ,保護者の希望が実現できるかのように言っております。しかし,措置制度がなくなれば,日本の保育ナショナルミニマムを保障してきた公的責任が崩壊することは明らかであります。措置費なしでは,自治体保育行政は耐えられないため,保育行政の縮小・廃止に拍車をかけるおそれが増大します。民間保育所は一挙に経営不安に落ち込み,民間保育所で働く労働者の低賃金・長時間労働が一層深刻になります。  提案理由で強調されている保育所の選択のことでございますが,保護者保育所を自由に選択できないのは,措置制度の問題ではなく,保育所そのものが少ない上に,乳児保育や適切な保育時間が保障されていないからであります。  また,法改正では,保育所は,それぞれ保育内容を宣伝し,競争し,保育水準の引き上げに努めることを求めておりますが,このことは財政基盤の弱い保育所の脱落を加速することになります。また,企業競争に子供たちを巻き込むことは,提案理由の柱となっている「子供の最善の利益を尊重する。」という,その趣旨や施策とも全く矛盾するものであります。  このたびの法改正案のもう1つは,保育料の負担制度の大きな変更であります。現行は,保育所運営コストの4分の3を国と市が折半して負担し,利用者は4分の1を応能負担によって負担する仕組みになっております。しかし,各自治体では,この利用者の負担を軽減するために,さらに一般会計から繰り入れしてまいりました。神戸市の場合も,利用者負担分の約40%を市費で負担してきたわけでありますが,それでも保育料は若い保護者にとっては深刻な問題となっているのであります。  今回の法改正案は,保育所のコストを基準として,所得に関係なしに,年齢別に均一の料金の方式に変えようというものです。この方式が実施されると,国費の投入が増額されない限り,保育料が大幅に引き上げられ,入所困難世帯が激増するのは明らかであり,保育所の運営も不安定さを増すこともまた明白であります。  我が党議員団は,現行の措置制度に問題がないとしているわけではありません。保育所の職員配置や設備基準が30年近くも改善されておらず,超過負担を生み出しており,多様な保育ニーズになかなかこたえられていない状況もあります。しかし,これらは制度を改善すれば解決できる問題であります。  子供は歴史の未来です。子供たちが,児童福祉法の理念や,子どもの権利条約の「子どもの最善の利益を尊重する」立場に真に立つならば,児童福祉法の一部改正は許されるべきではありません。  既にこの法改正案は国会に提案されており,事態は急を告げております。議員の皆様が請願を採択し,意見書の提出を再検討してくださるよう再びお願いを申し上げまして,私の討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) 106 ◯議長(浜本律子君) 次に,30番粟原富夫さん。  (30番粟原富夫君登壇)(拍手) 107 ◯30番(粟原富夫君) 私は,新社会党神戸市会議員団を代表して,請願第71号神戸空港に関する市民意向調査の実施を求める請願について,委員長報告に反対し,請願に賛成する立場で討論をいたします。  この請願は,2月19日に神戸空港の飛行場設置許可がなされ,神戸空港計画が重大な段階に踏み込む中,空港計画には多岐にわたる未解決・未解明な重要な問題が山積しており,特に住民合意が全くなされてないという認識のもとで出されてきたものでございます。昨日27日には中央港湾審議会が開催され,神戸空港を建設するための港湾計画が承認されたという状況の中で,一層市民の意向調査としての住民投票等の必要性と緊急性が高まったと言えます。  当局は,「空港ニュース等で住民合意に努力している。」旨の答弁を行っております。しかし,きのうの神戸空港ニュース14号の公聴会特集号に対する請願でも,公述人本人の意思確認もなく,公平無私と言いながらも,事業を進める当局の一方的な要約で掲載したことに対して,謝罪と訂正を求めるなど,ニュースそのものが火種となる状況でございます。  特に昨年の11月12日の飛行場設置許可申請以来,市民の抗議の中で行われた11月28日の神戸港港湾審議会,12月19・20日の市OB・業界・商工会議所並びに労組まで動員した運輸省主催の公聴会,そして2月19日の飛行場設置許可に至る一連の動きは,空港建設に対する市当局の強引さばかりを際立たせています。そこに一貫して欠落しているのは,市民合意への当局の努力でございます。  当局は,「議会の賛同を得ているから,それが市民合意だ。」と主張をしております。しかし,現在の空港推進派議員52人の改選時での選挙公報を調べてみますと,「空港」という文字が入っていた議員は,肩書をそのまま書いた空港対策特別委員会委員長ただ1人でした。したがって,推進派議員の中で,政策として「空港推進」を選挙公報に掲げた人は1人もいなかったのでございます。ぜひとも1度お調べをいただきたいと思います。  そして,空港問題について,議会としての公聴会すら開かれておらず,議会としての市民意見の集約は埋立免許の取得手続のみという,最終段階でも全くなされていないのでございます。  市民は,震災から2年と2カ月を経過した現在も,2万世帯を超える被災者仮設住宅での不自由な暮らしが続き,働く場を失った多くの市民も,生業や仕事の再建のめどすら立っていない状況が続いています。「将来の雇用のために空港」と言われても,今目の前での生活や仕事の再建に対する,市や県や国の具体的で緊急の援助の制度を求めているのでございます。  今なぜ空港なのか,なぜ市長は生活再建援助法の制定を求めるなど公的援助制度づくりの先頭に立たないのか,なぜ市民の意見が二分する空港を急ぐ必要があるのか,当面凍結してもいいではないかなど,今の市民の率直な気持ちではないでしょうか。あるマスコミの調査によると,市民の8割が,空港に対して,凍結・中止もしくは反対などの意思を持っていると報道しております。このように,議会の意思と市民の意思の間に大きな乖離があることは明らかでございます。  また,空港計画は,交通アクセスを含めると総事業費は 4,000億をはるかに超えるとも言われています。今のバブル崩壊の状況の中で,ポーアイ2期や,大阪府などが設立し経営が破綻した第三セクター佐野コスモポリスを見るまでもなく,その多くが最終的に神戸市民の肩に重くのしかかってくる可能性は極めて高いと思うのです。  そして,関西3空港による需要見通しの不透明さ,また空域そのものの安全性,それに加えて閉鎖性水域と言われる大阪湾のこれ以上の埋め立ては,環境庁のゴーサインは出ても,大阪湾深部での環境汚染はますます深まっていくことは明らかでございます。  このように神戸空港計画は,震災下,大変な財政状況の中,その財政にさらに追い打ちをかける可能性をはらみ,また神戸市だけでなく周辺都市や大阪湾にも,将来的に大きな環境汚染につながる大変な大型プロジェクトでございます。  したがって,議会と市民の意思に大きな乖離があり,また神戸市民にはもちろん,周辺諸都市や大阪湾の環境にも大きな影響を与える大プロジェクトであるからこそ,住民投票に十分なじむものと言えると思うのです。  そして,新潟県巻町での原発の是非を決める住民投票や,沖縄での米軍基地をめぐる住民投票などをきっかけにした全国議長会での調査によると,市議会議員の57%が,生活に直結する重要な問題は,住民の判断で,その住民投票条例の制定を認める結果が出たと報道されております。また,大阪の箕面市では,全国初の行政全般の住民投票条例案が提案されていると聞いております。  このように,議会と市民の意思が乖離し,極めて市民・住民の生活にかかわるものについては,間接民主主義を直接民主主義で補完しようとの取り組みが全国的な流れになりつつあります。  したがって,神戸空港計画に対する住民投票は,神戸市議会の権威をおとしめるのではなく,逆に神戸市民の市政への参加意識を高め,議会の活性化を促すものになると思うのでございます。そういう立場で,請願第71号に賛成するものでございます。  最後に,「空港がなければ,まちが衰退する。」という議論があります。本当に目玉になるものを持ってこなければ,まちが衰退するのでしょうか。原発銀座と言われる若狭湾周辺都市は,発展しているどころか,過疎が一層進行しております。また,関西国際空港のある泉佐野のあのプロジェクトが,土地が売却できず崩壊したことをどう見るのでしょうか。  空港はなくとも息づくまちは必ずつくれると思うのです。幸い神戸には,山や海など,自然から与えられた条件が整っております。自然と共生し,無理な開発を行うことなく,市民の英知を結集すれば,人間人間として息づくまちがつくれると思うのです。そういうまちには,人間としての生活感を持った活力が再び生まれてくるのではないでしょうか。  そのことを最後に申し上げ,新社会党神戸市会議員団を代表しての請願第71号への賛成討論といたします。(拍手) 108 ◯議長(浜本律子君) 次に,20番佐藤けん一郎さん。  (20番佐藤けん一郎君登壇)(拍手) 109 ◯20番(佐藤けん一郎君) 私は,さわやか神戸市会議員団を代表し,請願第64号,第67号,第71号の不採択に反対し,採択を求め,以下意見を述べる次第であります。  まず,請願第64号は,保育所措置制度の堅持を求めるものですが,これは厚生省保育所制度の見直し,すなわち利用者に選択の幅を持たせ,弾力的な運用をするという美名のもとに,保育に競争原理,経済の論理を持ち込もうとしているのではないかという不安から,これを阻止するために,国に意見書の提出を求めてきたものであります。児童の福祉を守る点から,当然の請願であります。  次は,請願第67号須磨浦船だまりの建設に伴う件でございますが,私どもさわやか神戸市会議員団は,この須磨浦の埋め立て自体に反対をいたしてきたものでありますが,この請願は,その埋立工事に伴うさまざまな地元への情報提供が,約束どおり行われていないという市民からの不満であります。この請願の内容から判断いたしますに,当局の怠慢の是正を求めるのは,市民として当然のことであります。この採択を主張するものであります。  また,請願第71号は,神戸空港に関する市民意向調査の実施を求めるものでございますが,空港特別委員会がこの請願不採択を議決されたことに大きな疑いを持つものであります。  この大震災神戸市の広い地域が壊滅的な打撃を受けたわけでありまして,このような状況の中での空港の建設, 3,000億円を超える巨額な市政に対する負担,市民に対する負担を伴う空港建設,この点について,市民がどう受けとめているのか,これを市民に問いかける,そしてその上に立って議会としても議論をスタートさせて,最終的な判断をするという運びをなぜしないのか,大きな疑問を抱くものであります。  いま一度この本会議におきまして,慎重にこの問題についてご判断を賜りたい,このことを切にお願いをいたしまして,討論を終えるものであります。(拍手) 110 ◯議長(浜本律子君) 次に,7番小山乃里子さん。  (7番小山乃里子君登壇)(拍手) 111 ◯7番(小山乃里子君) 私は,請願第67号をぜひ採択していただきたく,皆様にお願いするものでございます。  文教経済委員会のご報告で,不採択という結論が出ました。私は紹介議員として,文教経済委員会にずっと出席させていただいておりまして,最後に本当にどんでん返しを受けたような気持ちになりました。これがなぜ不採択になるのか,つまり請願していらっしゃる須磨浦通6丁目自治会の皆さんも,とにかく話し合ってほしいという,こういう請願でございました。  で,当局から,「話し合っている。工事の説明は自治会長あてに届けている。」という,こういうご説明があって,もう説明してんねからええやないかというようなことで不採択だったんですが,私はあれから3日ほど幾ら考えても,頭が悪いのかわからないのですが,請願をなさった「話し合ってほしい。」という内容が,「話し合っている。」ということなら,議員としては,よかったね,請願出したかいがあったやないの,採択,となると思っていたのです。ところが,不採択ということになってしまいました。  いろいろとお話を自治会の方,住民の方に伺っておりますと,自治会長宅に工事のお知らせはあったとはいうものの,本当の話は,当局とまちづくりについてお話をしたいのだという,根本的な心の中はそのおつもりなわけです。ところが,工事の説明だけで事足れりとする当局に対して,大変深い失望を持っていらっしゃいます。  一体子供たちが遊んだ海辺,そしてジョギングをしていたあの海辺が,これからどうなるのか,ぜひ教えていただきたい,一緒になってまちづくりに参加したいと言っていらっしゃる自治会住民の皆さん方に対して,やはり私はこの請願を採択していただきたい,こう思います。  市長がかねがねおっしゃっている「住民と一緒のまちづくり」というのはこういうことなんではないか,そう思いますので,請願第67号をぜひ──不採択と決意なさった皆さんも心を入れかえて,採択をよろしくお願いいたします。(拍手) 112 ◯議長(浜本律子君) 以上で討論は終わりました。  これより,順次お諮りいたします。  まず,請願第64号,請願第67号及び請願第71号,以上合計3件の請願を起立により採決いたします。  本件を採択することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 113 ◯議長(浜本律子君) 起立少数であります。  よって,請願第64号,請願第67号及び請願第71号,以上合計3件の請願は,いずれも不採択と決定いたしました。 114 ◯議長(浜本律子君) 次に,請願第70号,請願第72号,請願第74号及び請願第75号,以上合計4件の請願は,委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり)
    115 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。  それでは,請願第70号,請願第72号,請願第74号及び請願第75号,以上合計4件の請願は,委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。 116 ◯議長(浜本律子君) 次に,日程第106 「請願の継続審査について」を議題に供します。 117 ◯議長(浜本律子君) お手元に配付いたしておりますとおり,請願第73号については,民生保健委員会から閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  本件は,委員会の申し出どおり閉会中の継続審査に付することに決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 118 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。  それでは,さように決定いたしました。 119 ◯議長(浜本律子君) 次に,日程第 107 議員提出第34号議案より日程第 112 議員提出第39号議案に至る6件,一括議題に供します。 120 ◯議長(浜本律子君) 本件は,次に順次申し上げます趣旨の決議及び意見書の提出を,それぞれ行おうとするものであります。 121 ◯議長(浜本律子君) まず,議員提出第34号議案は,第29回オリンピック競技大会の大阪招致実現を目指すに当たり,決議しようとするものであります。  次に,議員提出第35号議案は,公債費負担が大幅に軽減・緩和できるよう,高金利の既発行債の繰上償還及び借換債の発行について,特段の配慮を政府に求める意見書を提出しようとするものであり,  議員提出第36号議案は,被災者の生活基盤を早期に確立するため,抜本的な公的支援策を政府に求める意見書を提出しようとするものであり,  議員提出第37号議案は,社会保険行政並びにこれに従事する地方事務官地方移譲・移管と必要な財源措置を,政府に求める意見書を提出しようとするものであります。  また,議員提出第38号議案は,船員の洋上での投票を可能にするシステムの早期確立を,政府に求める意見書を提出しようとするものであり,  議員提出第39号議案は,海外在留邦人が選挙権を行使できるよう,制度の見直しを政府に求める意見書を提出しようとするものであります。 122 ◯議長(浜本律子君) 本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,原案のとおり決しましてご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 123 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。  それでは,議員提出第34号議案より議員提出第39号議案に至る6件は,いずれも原案のとおり可決いたしました。 124 ◯議長(浜本律子君) この際,お諮りいたします。  ただいま議決いたしました議員提出第35号議案より議員提出第39号議案に至る5件に関する取り扱いは,議長にご一任いただきたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 125 ◯議長(浜本律子君) ご異議がないと認めます。  それでは,さように決定いたしました。 126 ◯議長(浜本律子君) 以上で本定例市会に提案されました案件は全部終了いたしました。  (「議長,議事進行について」の声あり) 127 ◯議長(浜本律子君) 吉田議員。 128 ◯69番(吉田多喜男君) 議事進行について一言申します。  先ほどの平成9年度の予算の反対討論の高山議員についてであります。  高山議員の誹謗・中傷の限りを尽くした反対討論は,議会は認めることができません。特に「公務員である理財局長はやめろ」なんどという幾つかの不穏当な発言については,詳細を検討した上で,議事録の削除と本人に対する懲罰の,しかるべき措置をとっていただきたい。  法律に違反しているならば,同じことを何度も何度も繰り返さないで,法に訴えて裁きを得ればいいことであって,こういうところで水かけ論をするべきではありません。  以上であります。  (「何を言ってるんや。」「そうだ。」「裁判でやります。」の声あり) 129 ◯議長(浜本律子君) ただいま吉田議員からご提案のございましたことにつきましては,後ほど会議録を調製いたしまして,議運にお諮りをいたしました上で処置をいたしますので,ご了承いただきたいと存じますが,よろしゅうございましょうか。  (「了解」の声あり) 130 ◯議長(浜本律子君) それでは,この際,市長のごあいさつがございますので,お願いいたします。  笹山市長。  (市長笹山幸俊君登壇)(拍手) 131 ◯市長(笹山幸俊君) 閉会に当たりまして,一言ごあいさつを申し上げます。  本定例市会には,平成9年度予算案及びこれに関連する多数の議案並びに平成8年度補正予算案をご提案申し上げましたが,議員各位におかれましては,1カ月余りの長期にわたり終始熱心にご審議を賜り,すべて原案どおり議決をいただきました。厚くお礼を申し上げます。  委員会におきます要望事項は言うまでもなく,本会議及び委員会審議におきまして賜りました貴重なご意見につきましては,その趣旨を十分に尊重いたしまして,今後の市政運営に反映しますとともに,復興に向けて,これらの施策の執行に精いっぱいの努力を傾注してまいる所存でございます。  震災から2年を過ぎました。この間,多くの方々のご支援をいただき,神戸のまちは着実に復興に向かっております。  しかし,今なお多くの市民が仮の生活を余儀なくされておりまして,時の経過とともに,生活復興に向けての課題も個別化あるいは細分化してきておりまして,緊急かつよりきめ細かな対応が必要となってきております。  また,21世紀はあと4年足らずでやってまいりますが,私は,神戸の復興を今世紀中には何としてもやり遂げたいと考えております。  これまでに,議員の皆さんはじめ市民団体労働団体,経済団体,そのほか各界各層の皆さん方から,次の市長選への立候補の要請をいただいております。  今日まで,その態度を保留してまいりましたが,本日,熟慮の上,市民のための市政を貫き,神戸の復興に全身全霊で取り組むことが私の使命であると考えて,引き続き市民信託を得て市政を担当する決意を固めた次第でございます。(拍手)  これからの市政運営につきまして,数点まず申し上げたいと思います。  第1に,すまいの復興プランや生活再建支援プランに基づきまして,市民の暮らしの早期復興に全力で取り組んでまいります。  また,公的支援につきましては,さらに踏み込んだ拡充策がとれるように,市民の活動とともに連携しながら,国へ働きかけてまいりたいと考えております。  第2は,福祉と教育文化の充実でございます。  市民福祉総合計画後期実施計画を着実に実行いたしまして,保健医療・福祉サービスを向上させるとともに,高齢者子供障害者とその家族が,安心して暮らせるまちづくりのための施策を拡充してまいりたいと思います。  また,21世紀を担う子供たちに伸び伸びした教育の場を確保していくとともに,すべての市民が生涯を通じて学習できる環境づくりを進めてまいります。  さらに,震災により疲れた心をいやし,勇気と希望を与えてくれました文化スポーツの振興にも,一層力を注いでまいります。  第3は,安全で快適な環境の創造であります。  神戸を安全な防災モデル都市として再生させるとともに,水と緑を大切にした環境保全型の都市を形成してまいります。  また,元気アップ神戸市民運動のクリーン作戦などを,市民とともに,共同して展開してまいりたいと思います。  第4は,経済の活性化と雇用の確保でございます。  成長産業等の集積を進め,産業構造を高度化させるということとともに,開港 130年を迎えた神戸港国際競争力を強化するほか,商店街あるいは小売市場中小企業・地場産業の活性化を支援していきたい。  また,都市型農漁業の振興にも努めてまいります。  さらに,さまざまな集客イベントを展開するほか,南北広域交通軸を強化する必要がございます。そのためにも,神戸空港については,市民の暮らしの復興を進めながら,推進してまいります。  私は,これらの施策を遂行するに当たりまして,「市民とともにつくり上げる,人間が相尊重されるまちづくり」を基本に置き,市民生活優先の政策を進めるとともに,行財政改善やその推進に努めてまいりたいと思っております。  ここに,議員各位及び市民の皆さんに私の決意を表明いたしまして,ご理解とご支援をお願いするものでございます。  最後になりましたが,議員各位の一層のご健勝をお祈り申し上げ,閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) 132 ◯議長(浜本律子君) 市長のごあいさつは終わりました。  (浜本議長登壇)(拍手) 133 ◯議長(浜本律子君) この際,私からも一言ごあいさつを申し上げます。  本定例市会には,神戸の本格的な復興に向けた平成9年度当初予算をはじめ,市民生活にかかわりの深い重要な議案が多数提出されました。  したがいまして,会期も2月25日から本日までの32日間という長期にわたったわけでございますが,議員各位におかれましては,この間,極めて真剣かつ熱心にこれらの議案の審議に当たられ,また,当局も終始真摯な態度をもって臨まれました。  その結果,全議案いずれも適切に議決決定され,本日無事閉会の運びとなりましたことは,まことに喜びにたえないところでございます。  ここに,会期中における議員並びに理事者各位のご心労,ご努力に対し,深く敬意を表しますとともに,厚くお礼を申し上げます。  平成9年度は,神戸の復興の正念場として,着実に歩を進めてまいらなければならない年でございます。ただいま笹山市長から,次期市長選への出馬の表明をされたわけでございますが,今後も市会と当局が一致協力して,さまざまな課題を1つ1つ克服し,21世紀の国際都市にふさわしい活力と魅力を備えた都市を目指して,我がまち神戸の復興に取り組んでいかなければならないことは,改めて申し上げるまでもございません。  よって,当局におかれましては,審議の過程で表明された市会の意見・要望を今後の施策に反映され,笹山市長をはじめ職員の方々が十分に連携を保って,市民生活の早期再建と神戸経済の復興に一層ご努力をいただきますよう,強く要望申し上げる次第でございます。  また,議員各位におかれましては,神戸が市民に愛されるすばらしいまちになるよう,今後ともより一層のご精進を賜りますよう,心からお願いを申し上げまして,甚だ簡単でございますが,閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)  (浜本議長議長席に着く) 134 ◯議長(浜本律子君) これをもって,平成9年第1回定例市会を閉会いたします。   (午後4時50分閉会) 神戸市事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...