• "撤去工事期間"(/)
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  1. 阪南市議会 2009-12-07
    資料


    取得元: 阪南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    平成21年 12月 定例会(第4回)          総務事業水道常任委員会記録1.日時    平成21年12月7日(月)午前10時00分~午後2時01分1.出席委員    委員長    有岡久一     副委員長   白石誠治    委員     木村正雄     委員     貝塚敏隆    委員     三原伸一     委員     見本栄次    委員     中谷清豪     委員     岩室敏和1.オブザーバー    副議長    川原操子1.欠席委員    なし1.説明のため出席した者の職氏名    市長          福山敏博  副市長         安田 隆    総合政策企画部長    櫛谷憲弘  総務部長        大宅博文    市民部長        水野謙二  事業部長        氏本充信    上下水道部長      木戸 均  総務部理事       泉尾正彦    総務部副理事(兼)総務課長     総務部副理事(兼)財政課長                石橋和彦              神藤泰治    市民部副理事(兼)税務課長     事業部副理事(兼)管理課長                草竹靖典              森 重幸    上下水道部副理事(兼)水道業務課長 上下水道部副理事(兼)下水道課長                紀野春雄              中西宗之進    秘書室長(兼)人事課長 安原伸和  企画課長        中村幸治    危機管理課長      瀬戸山和則 市民の声をきく課長(兼)市民活動支援課長                                  水口隆市    都市整備課長      中出 篤  農林水産課長      畑中 晃    水道工務課長      池側忠司  秘書室長代理(兼)人事課長代理                                  井上 稔    総務課長代理      重成陽介  危機管理課長代理    松下芳伸    市民の声をきく課長代理(兼)市民活動支援課長                嶋本亨之  財政課長代理      魚見岳史    財政課長代理      高野善則  税務課長代理      坂原俊弘    税務課長代理      松田ひろみ 管理課長代理      木元秀剛    管理課長代理      竹本 晃  都市整備課長代理    藤原健史    農林水産課長代理    西浦光男  水道業務課長代理    川村和幸    下水道課長代理     藤井 昇1.職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長         白井俊樹    議会事務局理事(兼)庶務課長 南 茂義    議会事務局庶務課総括主査   川口幸男1.案件  (1)第4回定例会の付託案件審査について    ・議案第69号 阪南市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について    ・議案第71号 阪南市下水道条例の一部を改正する条例制定について    ・議案第72号 平成21年度阪南市一般会計補正予算(第6号)    ・議案第74号 平成21年度阪南市財産区特別会計補正予算(第2号)    ・議案第75号 平成21年度阪南市下水道事業特別会計補正予算(第2号)    ・議案第77号 平成21年度阪南市水道事業会計補正予算(第1号)    ・議案第83号 平成21年度阪南市一般会計補正予算(第7号)    ・議案第85号 平成21年度阪南市下水道事業特別会計補正予算(第3号)    ・議案第88号 平成21年度阪南市水道事業会計補正予算(第2号)  (2)その他    ①予算編成過程の公表について    ②舞一丁目妨害排除請求事件の調停について    ③泉南西部府立自然公園構想の今後のスケジュールについて    ④その他 △開会 午前10時00分 ○有岡委員長 おはようございます。本日は、大変お忙しい中、各委員、副議長を初め説明者として市長初め関係各部課長の出席をいただきまことにありがとうございます。これからの本常任委員会の審査及び運営につきまして、ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。 それでは、定足数に達していますので、ただいまから総務事業水道常任委員会を開会します。 開会に当たりまして市長からごあいさつをお願いします。 ◎福山市長 おはようございます。委員長また副議長並びに各委員の皆様におかれましては、早朝より総務事業水道常任委員会を開催していただきましてまことにありがとうございます。 本日の案件につきましては、案件1といたしまして第4回定例会の付託案件審査についてでございます。議案第69号の阪南市事務分掌条例の一部を改正する条例制定についてから議案第88号の平成21年度阪南市水道事業会計補正予算(第2号)までを含めて9案件でございます。また、その他といたしましては、①といたしまして予算編成過程の公表について、②といたしまして舞一丁目妨害排除請求事件の調停について、③といたしまして泉南西部府立自然公園構想の今後のスケジュールについて、④といたしましてその他となっております。それぞれ担当部長等からまたご報告申し上げますので、よろしくご審議いただきまして、ご裁決賜りますようお願い申し上げます。本日はどうもありがとうございます。--------------------------------------- △1.第4回定例会の付託案件審査について △議案第69号「阪南市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について」 ○有岡委員長 どうもありがとうございました。去る1日の本会議において本常任委員会が付託及び分割付託を受けました案件9件の審査をするものであります。そのうち分割付託を受けました案件につきましては、お手元の付託案件表のとおり、本委員会の所管に属する事項に限り審査を賜るものでありますので、この点よろしくお願いします。 それでは、これより議事に入ります。 案件1、第4回定例会の付託案件審査についてを議題とします。 議案第69号「阪南市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 質疑を行います。 ◆三原委員 おはようございます。理事者の皆さん、大変ご苦労さんでございます。私のほうは1点だけ確認をさせていただきたいと思います。 この事務分掌条例につきましては、前議会でございますけども、3月9日10時から3時50分まで、多くの委員から質疑や質問が出され、また皆様からいろいろと答弁をいただきました。約5時間近く議論いたしました。ただ、今回新しい議会でございますので、いろんな質問が出ると思いますけども、私のほうから1点だけお伺いいたします。 その1点は、この3月9日、3月に出された事務分掌条例と今回の事務分掌条例、これ確認です、新しい意味ですから。これは何か変わったことがありましたらご報告願います。変わった点がありましたら、同じであれば同じで結構です。 ◎安原秘書室長兼人事課長 ただいまのご質問でございますが、去る3月の議会で提出した部分につきまして、それ以降、この夏から秋にかけまして、各部各課におきまして、現状の事務あるいは今後の事務等々を精査いたしましてヒアリングを行いました。ヒアリングを行った結果、高まる市民ニーズあるいは複雑化している行政事務につきまして、他課にわたる部分とか、あるいは統合される部分とか、その辺の部分の調整等につきまして、夏から秋にかけまして行った結果、去る3月に出された部分につきまして若干の修正を加えまして、今回提出させたものでございます。 ◆三原委員 若干の修正等ありましたので、またその点は各委員のほうから質問が多岐にわたって出ると思いますけども、私が申し上げたいのは、7月1日に私どもは自治基本条例を制定することができました。その中には大変貴重なことが書いてありましたので、それものっとって修正されたのかどうかですけども、それはまた後であると思いますが、それだけ申し上げて、余り変わってないということの確認をいただきましたので、質問を終わります。 ○有岡委員長 ほかにありませんか。 ◆貝塚委員 今、三原委員のほうから質問がありました。前回の委員会でも詳しく説明をいただきましたけども、8月に人事課でこの組織機構改革の素案を出して、9月中旬から下旬に各課へおろしてヒアリングと、そして最終経営会議で決定したと。もし、詳しく説明できるなら、最初の人事課案からヒアリングでどう変わって、最終的に経営会議でどの部分が変わったか、お答えいただきたいんですけど。 ◎井上秘書室長代理兼人事課長代理 お答え申し上げます。 ご質問の部分でございますけども、4月以降、人事課内におきまして新年度に向けた新たな組織機構改革のたたき台を議論してまいりました。しかしながら、人事課主導でたたき台を示した上でヒアリングを行いますと、また本年3月同様、トップ主導というようなご指摘も受けようということで、今回のヒアリングにつきましては、人事課である程度の素案を持ちながらも、前回3月にお示しさせていただきました素案をベースにヒアリングを実施いたしました。 その中で、各課からいろんなご意見をちょうだいし、また調整をさせていただき、例えば財産活用の統一的、一体的な管理を行うような管財課でございますとか、先ほど三原委員のほうからもご指摘ございましたような、本年7月に施行いたしました自治基本条例、これをより一体的となって推進するため、市民協働まちづくり振興課、また今後の阪南市のまちづくり、これを統括的に、またトップダウンの行政経営形態からボトムアップの行政経営形態への移行、これを主眼といたしましたみらい戦略室など、このような新しい組織・機構の見直しを今回のヒアリングをもって図ったところでございます。 以上でございます。 ◆貝塚委員 もうちょっと具体的にですね。そやから、ヒアリングを行ったために今までのまちづくり振興課がみらい戦略室、市民協働まちづくり振興課になったのか、そのみらい戦略室にはヒアリングで決まったもんなんか、最初から素案にそれを乗せてたのか、ちょっと具体的にお願いできますか。 ◎井上秘書室長代理兼人事課長代理 お答え申し上げます。 今回のヒアリングの素案で申し上げますと、総務部のまちづくり推進課、ここで持ちまして、政策的なこと、あるいは市民活動の支援、要は自治基本条例の推進、これを一体となってまちづくり推進課ということで、素案ではお示しさせていただきましたけども、ヒアリングを行う中で、やはり市民活動支援とまちづくりの推進、これは相互に協力し合いながらでございますけども、組織としては二本立てで行ったほうが、市民さんに対してのケアも十分より一層細かいところまでできるであろうというところで、市民協働まちづくり振興課を目だしして、まちづくり推進課から切り離したものでございます。 それと、今後のまちづくりの戦略について、みらい戦略室という部署を新たに設けたようなところもございまして、また先ほど説明でちょっと抜けましたけども、事業部におきましても、現行の事業部の体制でヒアリングについては臨ませていただきました。そのヒアリングの中において、現在の事務分掌のボリューム量、そういうことも含めた中で、もうちょっとバランスがとれないだろうかというご指摘の中で、いろいろ協議をさせていただきまして、今回の4課、課の数としては変わっておりませんけども、その中で土木管理室の中に水の対策グループと道の緑のグループを持つことによって、よりバランスのとれた組織・機構をつくるというような、それぞれのヒアリング、またその後の調整を受けた中での組織・機構の見直しとなってございますので、よろしくご理解ください。 以上でございます。 ◆貝塚委員 それでヒアリングをして、上がってきて、最終経営会議で決定したということで、経営会議ではどういう状況だったんでしょうか、最終的にそのヒアリングをいろいろ受けてきて、そのまま通ったのか、最終経営会議で変わったところ、お願いいたします。 ◎井上秘書室長代理兼人事課長代理 お答え申し上げます。 経営会議でお示しさせていただきました組織の案としましては、今回お示しさせていただいております組織・機構の案でございますけども、例えば一部庁舎管理の部分でございましたら、経営会議にかけた段階におきましては、総務課において所管となってございましたが、総務課に今回、例えば国の指定統計などの事務が移管いたします。そういうことも含めて、余りにも組織として肥大化し過ぎるのではないかなどといったご指摘もございましたことから、庁舎管理の事務を危機管理課に素案からは戻すなど、経営会議においても一定の調整を図らせていただきました。よろしくお願いいたします。 ◆貝塚委員 はい、わかりました。それでは、これは本会議でも質問ありましたけども、今回の組織・機構改革はだれのための組織・機構改革でしょう。だれのためで、何のための組織・機構改革ですか。 ◎福山市長 だれのための、これは市民のための組織であらなければなりません。そして、私も議会の一般質問に対するご答弁で申し上げてますように、物豊かな時代から本当に厳しい時代やと、21世紀が変革しております。先ほど来からの三原委員のご質問もありました自治基本条例、また新しいまちづくりを進めていく上での組織づくり、先ほど人事課長代理のほうからも最終経営会議でとありました。 その中でも総務部、また以前から質問もありました市民の声をきく、ここの課の取り扱いにつきましてもいろいろと議論が出てきておりまして、これからの大量退職という形での再雇用に対する対応等も、市民の要望、要求、すべてを一括窓口で、またまちづくりに生かしていくということで、市民協働まちづくり振興課に市民の声と、それとあと広報機能という形の中で、私とすれば、当然組織の職員の定数等も本当に少数精鋭でやっていかなければならない。その中で市民に対してどれだけのサービスができるか、また低下しないように、そこを十分精査した上での私としてはボトムアップというやり方の中でこれまで組織の見直しをやってきたということで、ご理解お願いしたいと思います。 以上です。 ◆貝塚委員 市長の言うとおりだと思います。しかし、ただ今までそれが聞こえてこなかったんですよ。前回、議会が始まるこの委員会でも3点ありました。今回の組織・機構改革の第1点目にマニフェストや市長公約の実現、2点目にスリムで効率性の高い行政運営、市民にとってわかりやすい、そして3点目に部単位における事務量のバランスに配慮しつつ、人、物、金を組織編成のキーポイントにすると、この3点しか……、まずやっぱり第1点に最小の経費で最大の市民サービスを提供するとか、別によその機構・機構改革の理由をまねる--まねらんでもいいと思うんですけども、まずは前提は市民のためなんですよ。そこがそういう話が出てこなかったんで非常に残念だったんですよね。 また、今市長が言われたように、これから職員の数も減ってきます。ですから、この職員が減った数で、どのようにその職員の能力を生かして、市民のために最大限努力するんか、そのための組織機構であってほしいし、あらなければならないと思うんです。今市長からそういう答弁があったんで、ぜひ組織のためじゃなしに市民のため、これは絶対基本だけは忘れないでいただきたい。この組織・機構改革の後にまた人もついてきます、人事も変わってきます。配置する人の問題もこれによってかなり変わってきますんで、やっぱり適材適所、能力のある人を抜てきするとか、いろんな形でやっていただきたいと思います。 それと、今回大幅な機構改革なんですけども、この3月の委員会でもいろいろ話しありました。新しい地方分権が始まると、そのときでも遅くないんじゃないかという話もございました。ちょうど23年には総合計画も完成いたします。ですから、例えば今回は小幅にとどめといて、実際の23年度に大幅に変更するとか、その点は検討なされたんでしょうか、いかがでしょうか。
    ◎福山市長 お答えいたします。 当然、私といたしましても、今何をやるべきかということで、大きく社会経済情勢が変わっていると。また、権限移譲の関係で今までの事務についても、ほとんどこれは地方主権という形の中で大きく動こうとしております。また、近々大阪府の橋下知事とも協議をすることになっておりますし、そういう全体を見た中で、大きく動こうとしているものに対して受けとめ、市民の皆さんに対してのサービスというのが、これは地方主権になってこようかと思っております。そういう位置づけの中で協議をして進めていく体制も構築しなければならないと。 今、貝塚委員ご指摘の部分で大幅にと、こうあるんですけども、22年という一つの大きな節目を抱いている中で、総合計画を変えるということになれば、それに向かっての組織を今から構築していかなければならないということで、今回の見直しということでご理解を願いたいと。当然、議論の中でこれは採決されていくものですから、いろいろとご意見はお伺いしようかとは思うんですけども、今現時点でボトムアップということで再度修正をかけさせていただいたということでご理解をお願いしたいと思います。 以上です。 ◆貝塚委員 そしたら、23年度にもし総合計画が完成したら、それに基づいてまた変更はあり得る、あり得ない。本来そうでしょう、総合計画に基づいてこの組織・機構改革というのは変わってくると思うんですけどね。地方分権もまた変わってきますし、その時点でどうするんかという、余り毎年毎年ころころ、ころころ変わっているとやりにくいんで、その辺はどのように考えてますでしょうか。 ◎櫛谷総合政策企画部長 私どものほうで今総合計画のほうを手がけておりますけれども、当然事務の関係を見ましても2年後にはできるわけでございますけれど、多分に今の組織を見直す必要が必ずあるだろうというふうに思ってますけども、今から2年後ぐらいを目指す中で、多分機構改革的なところはマイナーチェンジぐらいだろうというような想定にあるわけでございます。 ですから、そのときに大幅にというご意見のとおりだと思いますけれども、私どもとしては今組織を見直した上で、もう一度総計ができたときにマイナーチェンジをすることで、組織を維持していこうというような考え方でちょっと今回は進めさせていただきました。 ◆貝塚委員 もうそろそろ終わりにしますけど、この前回の委員会でも述べました、3月の議会というか、委員会で否決になったのは、一番大きな問題は、市民の声をきく課がなくなるのというと生涯学習の問題ですね。今回、まるっきり変わっておりません。このまま特に市民のため、市民にわかりやすい効率的な行政ということで、市民にわかりやすいという部分を1点だけとれば、市民の声をきく課のほうはわかりやすい。これにこだわるわけなんですけどね。その辺、どのように--ですから、前回否決になったものがそのまま出てきてますんで、正直いうて、このまま通したら何で前回反対したんかということになりかねませんので、その点の考えだけお聞かせください。 ◎櫛谷総合政策企画部長 これまでなじんできました市民の声をきく課ということでは、課の名称が変わることにつきましては、市民活動支援課と今の市民の声をきく課が統合されるという形でちょっと名称変更させていただくわけでございますけれども、確かに市民さんに向けましては、丁寧にこの変わるところをアナウンスする必要があるというふうに思っておりますので、仮に今回新しい名称のサブタイトルとして市民相談室とか、大きくわかりやすく広告するというか、PRさせていただこうかと。窓口のカウンターの上にポストもつくって、市民相談室みたいな形のものを外に出そうかというふうに考えておりますけども、それにつきましては、もっともっとやっぱりいろんな工夫が要るかと思いますけど、今のは一例でございますが、工夫したもののサインをつくりたいというふうには考えております。 生涯学習部につきましては、実はこの間の本会議の中で、11月28日に委員さんが新しく就任されて、ちょっと今わからないという答弁をさせていただきましたけれども、その後教育委員会の部長のほうにちょっと聞いて、今状況というか、考え方がどうなっているかを確認させてもらいましたところ、教育委員会としては、特に組織上の問題についてはおおむね異論はないけれども、とにかく生涯学習というところを後退させることのないように頼むという条件つき的な意見がございました。 あと、社会教育委員会のほうの野村議長の個人的な意見でございますけれども、個人的には生涯学習を後退させることがなければ、市の判断でも構わないよというようなところまでの意見はもらってますけれども、ただ議会の意向と市の判断につきまして、若干の見解の相違的なところが今出ているのは認識いたしているところでございます。 以上でございます。 ○有岡委員長 ほかにありませんか。 ◆岩室委員 組織論的に何点か確認したいと思うんですけど、櫛谷部長、いいですかね。一つ、この平成22年度に向けた組織・機構再編成の案の中に、意思決定のプロセスの強化というふうに書いてますよね。今回のこの組織図の中から総合政策ということで、政策の名称の課が抜けてしまったわけですね。名は体をあらわすということで、これから政策企画立案、これが一番大事になると思うんですよね。そういう中で政策関係また企画関係の名称が一応抜けてしまったと。そういう中で、みらい戦略室というちょっとわかりにくいものが出てきたわけですね。 ですから、阪南市の意思決定が、まず政策形成がわかった上での話なんですが、政策形成がどこでなされるのかということと、そのなされた政策が最終決定、みらい戦略室というのがありますけれども、当然経営会議がありますから、この辺の整合性ですね。組織論的に考えてどうなんかということをまず答えてくれますかね。 ◎櫛谷総合政策企画部長 みらい戦略室でございますけれども、実は戦略というネーミングを使いましたことにつきましては、組織の進むべき道を明確にした上で、何をするのかというところを考えることにあろうかというふうに思っております。別な言い方をしますと、長期的な視点で政策運営全体の方向づけをするというような組織のことを思っておりますので、現在政策推進課というところがやっている事務分掌をそのまま担う形になろうかというふうには考えておりますけれども、まちづくり戦略室におけます戦略会議的なものも実は立ち上げようと思っております。 実は、経営会議というのは、そう頻繁にできるものでもございませんので、最終の意思決定判断の組織というところに位置づけておりますので、そこに至るまでの議論を市内部でもっとやってほしいというふうな思いがございましたので、政策過程のプロジェクトとしてはこれでいいのかというふうには思っておりますけれども。 ◆岩室委員 余りくどくど話したらまた時間もないので……。一番これから行政は前から申し上げてたようにスピードですし、それと政策決定の迅速化ですよね。これも一番明記していかなければならないと思うんですね。だから、朝令暮改といったらなんですけれども、朝決めたことでも夕方変えていくというふうな地方主権の中で、そういうスピード化というのが求められてくると思うんですね。だから、経営会議も月に1回だけではなくて、これは最高意思決定機関ですから、必要であればその都度臨時ということも含めて、これまでもやってきてますから、そういう形で迅速な意思決定をやっていくという必要性があると思うんですね。ですから、市民の皆さんに対しても職員に対しても、意思決定の過程ですね。これをだれが見てもわかるように明確にしてほしいなというふうに考えるんですけど、その点どうですか。 ◎櫛谷総合政策企画部長 意思決定のプロセスの公開制ということにつきましては、自治基本条例ができておりますので、これをいかに有効に使うか、整合性を整えるかということでは、当然意思決定のプロセスをこれから市民にわかりやすくオープンにしていかなければならないというふうには思ってます。 ◆岩室委員 それと、次に、先ほども議論がありましたように、市民の声をきく課とか、あるいは市民活動支援課がなくなったわけですね。だから、市民の皆さんからしたら、かなりその名称も内容も定着したんで、役所へ来たらどこへ行けばいいかということが必然的に理解されてたと思うんですね。それが今回こういう名称変更になってしまったと。 それと、一つ危惧してますのは、これから市民の皆さんの意見ですね。これの広報、公聴ということで、市民の皆さんの意見を収集して、それを市政に即反映していくということが一番大事なんですよね。これを見ましたら、広報、公聴というのが市民協働まちづくり振興課と、それと秘書公聴課・広報課、これに分かれていると。だから、ここで市民の皆さんの意見が分断されないかなという危惧があるんですよね。 広報、公聴というのは一つの課のセクションで、やることによって総合的な市民の皆さんの意見に対応できるし、また不備があればその一つの課の中で調整できるということが、これ組織的には妥当なんですよね。だから、この組織図を見ましたら、広報、公聴が一応二つのセクションに分かれていると、この辺の整合性が果たしてとれるんかなということですね。横の連携を密にしたらそれで済むということでしょうけど、やはり課ができれば縦割りという必然性も出てくるから、その辺の危惧があるんですけれども、その点どうなんですかね。 ◎櫛谷総合政策企画部長 ヒアリングの中でも、広報、公聴は一つでやるほうがいいんじゃないかという意見も実はあって、いろいろ議論もさせていただいたんですけども、当然市民の声というのは今スタンスとしてあるんですけれども、必ず市民というか、市民の声が届いてきたときに、今のシステムとして必ずトップまで内容が届くようなシステムになっておりますので、まずそこの公聴の部分はちゃんとできているかと思います。 あと、広報の部分なんですけれども、実は「広報はんなん」という紙ベースのものとホームページというものがございまして、むしろ両方がそれぞれに頑張って情報を伝達しなきゃいけないんですけれども、今ホームページのほうは企画課が持っておりますので、できれば広報というところを一つにして、いわゆるデジタル部分と紙ベースのものを一つにして出すほうがいいだろうというふうに思ってます。 あと、岩室委員がおっしゃいましたように、課が二つに分かれてしまうと、縦割りになるんじゃないかというようご懸念もちょっと今発言がございましたけれども、そこは組織としてちゃんと連絡、連携をとるようには努めてまいりたいというふうに思います。 ◆岩室委員 その辺は十分してくれれば一番いいんですけどね。組織というのは、もう承知のように割れてしまえば、横の連携を幾らとっても十分伝達できない欠点というのは出てくると思うんですね。それと、今部長も言ってくれたように、広報、公聴というのは、今デジタルと紙部分ですね。これにおいてもやはり将来的には一つにするべきだと思うんですよ。広報というのは公聴を基本にしますよね。だから、くどいですけれども、これが二つに分かれてたら100%のフォローができにくいと思うんですね。だから、あくまでも公聴してそれをベースにして広報していくということですから、これは将来的には再度一体的に考えていくという必然性があるんではないかなというふうに思ってますよね。 これからどんどん広報の内容というのはデジタル化していきますから、できるだけデジタルにおくれないような対応ですよね。だから、この辺の整合性もこれから十分考えてほしいなというふうに思いますけれども、くどいですけど、その点どうですか。 ◎櫛谷総合政策企画部長 お答えします。 その一つにしてやるということもあるんですけれども、市民協働まちづくり振興課が、じゃ、何ら広報しないのかというと、決して僕はそうじゃないというふうに思ってます。まちづくり振興課のほうが所管するところの部分で、当然広報の部分と連携しながら単独に出す情報も出てこようかと思いますので、そこのところこそがまさに課を超えて、部を超えていろいろと情報を共有して連携するというところかというふうに思うんですけども。 ◆岩室委員 そういうこともありますけどね。もうこの点は最後にしますけれども、広報、公聴というのは、全体的に一体化してやるべきものなんですよね。一つのところが独立して広報をやっていくということは、やっぱりそこで広報の断絶が起こってくると思うんですよ。だから、公的に公聴してそれをベースに広報していくということですから、できるだけセクションは一つで、大略的にやったほうがいいというふうに思うんですね。 だから、これからいろんな情報が市民の皆さんから入ってくると思いますから、できるだけそごのないようにですね。違うところから広報が出て、それが整合性ないということに仮になれば、そこで市民の皆さんが情報で混乱しますからね。今、部長も言ってくれているように、できるだけ横の連携とそれと整合性、これを欠かさないように頑張ってほしいというふうに思います。 それと、先ほど貝塚委員のほうからの質問で答えられたように、生涯学習が今度なくなるわけですよね。だから、これは今のところ教育部という名称に変わりないんですね、教育委員会の判断では。教育部のままでいいんですか。 ◎櫛谷総合政策企画部長 教育部ということで、前の総務事業水道常任委員会のほうで一応形は説明させていただいているんですけども、実はこちらの当局側の一つの案としまして、生涯教育部というネーミングも一つ持っていることは事実でございます。最終的には教育委員会のほうでご判断していただくことになろうかと思いますけれども、ネーミングのところは一つそういう案があるということだけご報告させていただきます。 ◆岩室委員 一応所管が違うのでその辺の議論はできにくいと思うんですけど、ひとつ意見ということで申し上げていいですか。今、先のことはわかりませんけど、生涯教育部のようなネーミングも出てきているわけですね。委員の皆さんからいろんな意見が出たと思うんですけど、私もこの間ちょっと申し上げたように、この時代に教育部というネーミングはちょっと不適切かなというふうに思いますよね。学校教育も含めて生涯学習なんですよね。 特に、これから広範な市民の皆さんが市民参画していくということになれば、生涯学習が一番の基本だと思いますので、こういう意見があったということで、できれば生涯学習部という、その名称ですね。復活どうこう別にして、生涯学習を後退しないということの明記を、市民の皆さんなり議員の皆さん、委員の皆さんが理解できるようなネーミングを考えてほしいということで、意見として言っといてもらえますかね。 ○有岡委員長 ほかにありませんか。 ◆白石副委員長 先般の本会議の質疑、きょうの質疑をお伺いしてまして、ちょっと疑問点をお伺いしたいと思います。 今般の組織変更の理由の中に、近々発生する大量退職に備えるもんであると、若返りに備えるんであると、その受け皿としてというふうにも考えていると理由の一つとして挙げられてましたね。確かに、長年奉職されてノウハウと経験を持った特に上級幹部の方が退職されるというのは、阪南市にとっても大きな人材の流出という表現が正しいかどうかは別として、いなくなってしまうのは大きな問題だと思います。そこで、それを補うために組織変更があるんだというのは、ちょっと違和感を覚えるとこなんですよ。 組織を幾らさわったところで、阪南市のそのノウハウを持った人材がそれで組織で賄うかとなってくると、じゃ、ポストを減らすんですかというふうにも聞こえるわけで、やはり組織で仕事をするんじゃなくて人で仕事をするわけですよね。だから、今回は組織変更が、今ノウハウを持った熟練の方々がいらっしゃるうちに若手の方々にその熟練のノウハウを、経験を伝授、伝播していただくような形になるのかね。何かこの間からの質疑を聞いてますと、大量退職でいなくなるのを組織で補う、人がいなくなるのを組織で補うんだというふうにも聞こえましたんで、その辺の見解をもう一度お伺いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎櫛谷総合政策企画部長 この間の説明の中では、これからどんどん、どんどん退職者がふえていくということで、その受け皿というようなお話もさせていただきましたけど、一番究極的には、そうした変化のために市民サービスが衰えるというのは非常に困るということから、今の機能といいますか、今の市政運営がマイナス、後退することのないような機構改革をお示ししたいという思いがそこにありました。 もう1点、熟年層がこれからの若い世代をもっと教育すべきだ、先輩としてやるべきだという話につきましては、人事のほうの人を動かすというふうなところで検討、対応させていただきたいというふうに思います。 ◆白石副委員長 話はちょっとそれますが、この間職員さんの給料の改定もあったことですし、モチベーションも維持、向上していく中で、やはりどこの自治体も抱えている、どこの企業、どこの組織も抱えている問題として、団塊の世代の皆さんの退職は備えていかないかんということで、この組織改革がそれに寄与されることと、もう1点は、これがメーンじゃなくて、組織でなくて人で仕事はするもんだと私は思いますから、人材の育成には力を入れていただきたいというふうに思います。 もう1点、貝塚委員からもありましたが、今回の組織改革で住民さんにわかりにくいようなことが発生することがないように、これはくれぐれもよろしくお願いをしたいと思います。前回の否決になったときも、市民の声をきく課が変わった場合に、利便性が下がるんじゃないかということは十分話が出たわけで、ちょっともう明言をしていただきたいんですよ。今回の組織改革、組織変更で住民さんのわかりにくい等の利便性が落ちることはないと明言していただけませんか、いかがですか。 ◎櫛谷総合政策企画部長 組織の名称等が変わりますことで、決して市民さんが戸惑うことがないというようなことはないかと思いますけど、そこの部分のフォローにつきましては、全力を挙げて優しく丁寧にアナウンスしていきたいというふうに思います。 ◆白石副委員長 はい、結構です。 最後にもう1点だけ。またこれも議論の中心になってました生涯学習の件ですよね。生涯学習部のこれまた組織あるいは名称が変わろうとも、阪南市における生涯学習の推進に何ら住民さんにとってマイナスに働くことはないと、これも明言していただきたい。いかがですか。 ◎福山市長 生涯学習部の統合と、一本化ということですけども、この部分につきましては、私も社会教育部関係者、また教育委員の学校教育部のほうとも議論する中で、生涯教育という一つの社会教育という中で、必ずそういう後退のないような形で、前向きにこの部分を強化してまいりたいと、このように思っておりますので、その点よろしくお願いします。 以上です。 ○有岡委員長 ほかにありませんか。 ◆岩室委員 市長、名称の件で一つ確認させてもらいたいんですけどね。先ほども意見が出てきているように、私も申し上げたように、できるだけこれから市民の皆さんには、ぱっと見たら、あ、これがこういうことやと一目瞭然でわかる課の名称がやっぱり必要だと思うんですよ。抽象的なわけのわからない課ができれば、そこで市民の方も戸惑うし、また職員も戸惑うと思うんですね。 繰り返して悪いですけど、やっぱり課というのは一番その組織のかなめになってくるし、その課の名称は名を、体をあらわしていくということで、だれが考えてもこの課がこういう仕事をするんだなということで。例えば、あちこち行ったら平仮名の課も出てきてますよね。それは市民にとって一番わかりやすい課だということで、やはり市民の皆さんの広範な理解を得て、協力、公民協働ということで、市民参加を得るということになれば、本当にぱっと見たらわかりやすい名称の課をこれから考えていくと。それも役所の能力であって、一つの知恵だと思うんですけどね。その点はどうなんですかね。 ◎福山市長 当然、今岩室委員ご指摘の部分につきましては、我々ここへ来るまで議論もしております。先ほどから申し上げておりますように、ここでは課の中でも市民相談という窓口、これにつきましても、それと雇用するほうからいいましても、当然私とこへもいろんな形のメールで送られてきておりますが、防犯灯とか、ほとんどがそういう意見が多いと、中には誹謗中傷もありますけども、ご意見として提案されたものにつきましては、必ず返していくということでやっております。そういうやつを一本にまとめていくときに、当然わかりやすく、先ほど柔軟な対応の中で、表現とかもまた詳細を詰めていきますので、私が発信してきたのは、そこまで詰めていただいたということで、最終経営会議で方向性を決定いたしましたので、その点よろしくお願いします。 ◆岩室委員 それと、もう1点ですね。組織論の中で考えていったら、やはり課が一番組織の中心になってくると思うんですね。だから、課長がしっかりして十分もろもろの市民要求・要望に対応してとか、それで組織が動いていくと思うんですね。だから、課があくまでも組織の中心であるというふうに考えてまして、その課をベースにしたこれから組織づくりをやっていくことが、一番職員の育成、また職員の成長、それと政策等々の整合性がスムーズにいくんではないかなというふうに思うんですけれども、この点を十分これから考えて、また組織の育成、また組織の創造を考えてほしいなというふうに思うんですけど、この点どうですか。 ◎福山市長 当然、私が市長に就任して以来、いろいろとこの1年間、先ほど副委員長からもありましたように職員研修ということで、これから外へもどんどん出て行くというような方向の中で、私は、そういう研修、大きく本当に団塊の世代で世代交代が始まります。また、いろんな事務、事業、プロジェクト、すべてが大きく方向性を見出していかなければならないこの時期に、当然人は金という考え方の中で、わかりやすい、またそれぞれの責任、指示を待つんじゃなくて、自分から提案、企画立案する企画能力の持った職員等の若い人間を今育てていきたいと、このように思っております。そういう中での組織・機構の見直しというのも一つは考えておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○有岡委員長 ただいまよりしばらく休憩いたします。--------------------------------------- △休憩 午前10時48分 △再開 午前11時44分--------------------------------------- ○有岡委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き質疑を行います。質疑ありませんか。 ◆白石副委員長 引き続き質問をさせていただきます。 午前中、先ほどからの各委員さんの質疑にもありましたけども、生涯学習部の廃部については、やはりいろいろ議論がなされてきたところです。理事者側の提案する教育委員会の中の組織の一本化というところは理解をするとこですが、やはり住民さんに与える印象でありますとか、あるいはかねてからの本市の生涯学習に対する考え方、今後の推進のことを考えると、一本化するにせよ、生涯学習部という名称は残していただきたいというふうには考えるところですが、見解をお伺いします。いかがですか。 ◎福山市長 当然、いろいろと議論のあるところでございまして、私どももこれまで関係機関、関係者ともいろいろ議論をしている中で、生涯学習、生涯教育とか学校教育、社会教育とかいろんな形での議論もしてきております。そういう中において、今生涯学習部というご提案のご意見につきまして、我々生涯教育である生涯学習の部という形の中で、すべて組織での再編の中で強固な体制をつくっていきたいと思いますので、そういった名称の変更というご提案につきましてはそのとおりで考えて、その方向で調整をしていきたいと、こう思っております。 以上です。 ○有岡委員長 ほかに質疑ありませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 次に、原案に賛成者の発言を許します。 ◆貝塚委員 議案第69号、阪南市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について賛成討論を行います。 今回の事務分掌条例は、3月に一たん否決された条例であります。今回も同じような内容で提案をされてきましたが、この委員会で前回問題となりました市民の声をきく課、生涯学習部の件では、前向きな発言がございましたので、今回の改正は市長答弁にありましたように、人事も含め、ただ1点、市民のためであるよう、またあらなければならないことを強く申し添えまして、賛成討論といたします。 ○有岡委員長 ほかに討論ありませんか。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 それでは、挙手により採決します。 議案第69号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。     〔賛成者挙手〕 ○有岡委員長 全員挙手です。したがって、議案第69号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- ○有岡委員長 ただいまより午後1時まで休憩いたします。--------------------------------------- △休憩 午前11時48分 △再開 午後1時00分--------------------------------------- △議案第71号「阪南市下水道条例の一部を改正する条例制定について」 ○有岡委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第71号「阪南市下水道条例の一部を改正する条例制定について」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 質疑を行います。 ◆貝塚委員 何点か質問させていただきます。 今回、3年ルールということで、平成15年に16.1、18年には17%に、そして今回15%と値上げが予定されておりますけども、15年度の改定のときは、人件費を除く維持管理費であったと、その分で16.1%と。18年度は、人件費を含んでの維持管理費で17%、今回は維持管理費、人件費もすべて含み、なおかつ資本費の25%ですか、これを算入して15%ということになっているわけなんですけども、今回から資本費の分も算入したんですけど、これがなぜ25%なんか、その根拠をお願いいたします。 ◎中西上下水道部副理事兼下水道課長 今回25%ということでございますが、使用料改正につきまして、先ほどご質問ございましたように、15年度で16%、18年度で17%ということで、今回15%ということを想定しまして、使用料を逆に15%と置いたために逆算しました中で、今回資本費を含めた25%という中で改正させてもらいますということでございます。 以上です。 ◆貝塚委員 そしたら、別に根拠ないんですね。まず、値上げありきで、大体15%前後値上げしていこうという目標でそういう形にしたということですね。そやから、いや、それはそやけどおかしいと思うんですけどね。別にまず値上げ幅を決めてからね……。そしたら、別に今回資本費入れてなかったら10%ぐらいで済んでいるかもわかりませんし、30、40入れるともっと高くなっているかもわからない。その辺は下水道経営を改善していく上で、どうしていくかというのでやっぱり資本費の50%欲しいんやとか、いや、今回は資本費はなしで維持費、管理費だけで行こうとか、その辺の話はないんですか。 ◎中西上下水道部副理事兼下水道課長 ご質問の趣旨は十分理解しておりますが、今回値上げをさせていただく上におきまして、21年の1月に3年ルールということで一度下水道使用料を改定させていただくように公共料金等審議会に諮問しました。この中で、経済情勢、さらに今の市民さんの生活状況をかなり圧迫するんではないかというようなことも含めまして諮問しました中で見送りというふうに答申をいただきました。 その中で、今回使用料の改定率ですけども、上げないと、少し下げて行うということの、どこに設けるのかということもございますけども、今回我々考えた中では、前回、前々回よりも、当然今のこの経済情勢の中でそれより上げ幅を上げるというのはかなり難しいということの中、ただし逆に余り改定率を下げるということになりますと、今後において改定するときに率を上げざるを得ないという考えもございまして、周りの近隣市町村との状況等もかんがみまして、今回15%で何とかお願いしたいと、こういう形で公料審のほうで審議いたしまして、ご了解を得たというんですか、附帯決議はつきましたけども、ご理解を得たというふうに考えてございます。 以上です。 ◆貝塚委員 わかりました。それで公料審に通ったんですけどね。公料審云々じゃないですけども、経済情勢云々なら前回よりもっと悪くなってますよ、デフレでね。まあそれはそれで置いときます。 あと、この間いただいた改定案の参考資料の6ページの中で、20年度決算で資本費の16%も回収していると。ですから、前回計算して資本費は一切算入してなかったけども、維持管理費と人件費のみでも実際資本費の16%を回収していると。これは多分普及率も上がってそういう形で資本費まで16%に行ったと思うんですけども、今回この資本費の25%を算入して、実際に大体どれぐらいまでそしたら資本費を回収できると予想してますか。 ◎中西上下水道部副理事兼下水道課長 今回の改定率によりまして、3年で約1億2,000万円、各年単位で約4,000万円の回収ができるものと、このように考えてございます。 以上です。 ◆貝塚委員 金額はわかるんですけど、そしたらこれは資本費の今後の普及率にもよると思いますよ、毎年のね。実際にこの20年度決算でこの辺の18年の値上げのときは、維持管理費の100%しか算入して値上げしなかったのに、決算では資本費の16%まで回収したということですね。ですから、今回資本費の25%も明らかに値上げ分に入れているんですから、実際そしたら最終の3年後の24年度とか25年度の決算では、資本費の25%以上ひょっとしたら回収していると思うんですよね。その辺は出してませんか。 ◎中西上下水道部副理事兼下水道課長 今のご質問でございますが、22年度で推移します中では26.6%、23年度では25.3%、24年度では23.8%、この3年間の平均で約25.2%というふうに推移してございます。 ◆貝塚委員 既にもう資本費の16%回収しているんですよね、今で。25%今度入れるとそれ以上になるとか、その辺は…… ◎中西上下水道部副理事兼下水道課長 数字だけをとらまえますと、上がるというふうに考えられるんですが、今後の事業費のやっていく部分、それと起債の償還、その辺の年度の調整した中で、一巡に数字だけ、回収率だけが上がるというふうな決算見込みにはなってございません。 以上です。 ◆貝塚委員 わかりました、済みません。 あと、今回、来年4月から値上げということで、5月の検針分からですか。たしか4月には府営水の上水道の値下げも多分大阪府から出てくると思います。それについて、済みません、委員長、ちょっと関連あるんで水道のほうも質問させていただきます。 例えば、府営水が下がると本市が下げるんかどうかというのは、これはまたどうするかというのは検討されると思うんですけども、例えば下げると仮定して、水道の値下げと下水道の値上げとあわせて--若干下水道の値上げをおくらせて、6月、7月の上水道を下げるときに同じにしようとか、その辺の検討なんかは一切されてないんか、いや、下水は下水で4月から上げるんだと、水道についてはまた府から正式に何%下がるというあれが出れば、うちもそれに乗るとか乗らないとか、その辺の考えだけお聞かせください。 ◎木戸上下水道部長 今、貝塚委員のおっしゃっていただいたように、基本的には下水道料金につきましては、当然ながら3年ルールの見直しという形の中で考えさせていただき、一応下水は下水、水道は水道というたら終わりなんですけども、水道につきましては、今現在府市統合問題、新聞紙上にいろいろ掲載しておりますけども、また府独自で今度この4月に単独値下げという新聞紙上の文言がございますけども、本市につきましては、今現在、府の単独値下げ、また府市統合による値下げの考えもございまして、府また大阪市の今後の動向によって左右されるもので、現時点においては見えない部分がかなりございますんで、今どうこう言える状態じゃございませんので、ちょっとご理解のほどお願いしたいと。 仮に4月に府が値下げをされたとしても、本市の料金収入については、当然ながら減少の一途をたどっております。ということは、前回の財政シミュレーションの段階で、平成25年には単年度赤字が発生するという状況もございます。それとまた、老朽管の更新、それと施設整備等の耐震化等の事業も進めていかなければならないと。ということから、担当部長として、将来における料金改定の先送り、もしくは企業債の借り控えをすると、水道事業の経営状況とか、他市町村の動向を見定め対応してまいりたいと考えてございます。 以上です。 ◆貝塚委員 わかりました。とにかく、今部長おっしゃったように、上げるときはもう大変やといって即上げるんで、下げるときもやっぱりたとえわずかでも一たん下げるということも必要だと思いますんでね。値上げのときは市民さんへの周知に結構時間が要ると思うんですけど、下げるときはそんな周知要らないと思いますよ。即やったら喜ばれますんで、ぜひその点よろしくお願いいたします。 以上です。 ○有岡委員長 ほかにありませんか。 ◆岩室委員 木戸部長に1点だけ尋ねますね。 3年ルールということで今回出してくれているんですけど、あくまでもご承知のように値上げありきというんじゃなくて、3年ごとに経営内容を見直していただくと。その結果、やむを得ず値上げということになれば、説明責任を果たしていただくということだと思うんですよね。公料審の附帯事項を見ましても、経営健全化ということをやっぱり問われてますよね。ですから、十分考えてくれているんですけど、安易に値上げというんじゃなくて、まず経営努力ありきということで、これだけ経営努力しても、なおかつ受益者の方には協力をいただかざるを得ないということで、初めて値上げせざるを得ないという論点が出てくると思うんですね。 そういう中で、この間もちょっと質問させていただいたように、これはあくまでも事業ですから、収益を還元しなければ事業は成り立たないということが原則ですので、一つは水洗化率、これに関して現在もやってくれてますけど、より強力、要するに強く、強力的に実施をしてほしいということと、この附帯事項にありますように、事業の健全化ということで、今その経営健全化に関して理解はしているんですけど、主にどういう観点、どういう方法で経営の健全化に努めていただいているのか。要点だけで結構ですから、その点、部長から答弁してくれますか。 ◎木戸上下水道部長 まず、1点目の水洗化率の向上につきまして、現在も行っておりますけども、アンケート調査等につきましては毎年実施、それと今水洗化率が約90%程度でございますので、未水洗化である理由の実態把握とか、あわせて広報等の啓発、それと家庭への訪問を行って、水洗化率の向上を図っていきたいと考えてございます。 2点目の事業の健全化、いわゆる経営努力につきましては、これまでの取り組みと同様に、供用開始区域内における水洗化の促進を、先ほども言いましたけども、より一層図るとともに、維持管理費の節減、また19年度から実施しています保証金免除による地方債の繰上償還についても、今年度も実施することで、支払利息の大幅な軽減を行って、資本費の削減に努めていきたいと。また、大阪府に対しましても、関係市町村で構成しています流域下水道協議会を通じて、負担金の削減の要望も図っていきたいと考えてございます。 以上です。 ○有岡委員長 ただいまよりしばらく休憩いたします。--------------------------------------- △休憩 午後1時16分 △再開 午後1時30分--------------------------------------- ○有岡委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ほかに質疑ありませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 次に、原案に賛成者の発言を許します。 ◆貝塚委員 それでは、議案第71号、阪南市下水道条例の一部を改正する条例制定について賛成討論を行います。 今回の見直しは、3年ルールでの見直しを図るということで提案されたものでございます。公料審の答申にもありましたように、今回料金を据え置きますと後年度の値上げ幅が大きくなり、下水道サービスを受ける市民に相応の負担を求めるとのことにつきましては異論はございませんが、デフレ時代の昨今、今回の値上げは市民にとって大きな負担となります。つきましては、3年たてば簡単に値上げするという安易な考え方は捨て、今後も水洗化率の向上また経営健全化に真剣に取り組み、市民から愛され市民のための下水道事業であるよう申し添えまして、賛成討論といたします。 ◆白石副委員長 ここで動議を提出したいと思います。 議案第71号、阪南市下水道条例の一部を改正する条例制定について附帯決議を提出したいと思いますので、よろしくお取り計らいのほどお願いいたします。 ○有岡委員長 ただいま白石誠治副委員長より提出のありました議案第71号「阪南市下水道条例の一部を改正する条例制定について」の附帯決議案については、本議案の採決後、議題といたします。 引き続き討論を行います。ほかに討論ございませんか。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 それでは、挙手により採決します。 議案第71号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。     〔賛成者挙手〕 ○有岡委員長 全員挙手です。したがって、議案第71号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- ○有岡委員長 先ほど白石誠治副委員長が提出者となり、木村正雄委員ほか6名が賛成者となって、議案第71号「阪南市下水道条例の一部を改正する条例制定について」に対する附帯決議案が別紙のとおり提出されました。 提出者の説明を求めます。 ◆白石副委員長 それでは、議案第71号、阪南市下水道条例の一部を改正する条例制定についての附帯決議について、その提案理由を内容の朗読をもってかえさせていただきます。 下水道使用料については、公平性の観点から3年ルールで見直しを行っているところである。現在の使用料を据え置くと後年度の改定幅がさらに大きくなり、利用者負担が増となることから、受益者負担の観点からも今回の改正は一定理解を示すことができるものである。 しかしながら、現在の社会経済情勢を鑑みると、今回の下水道使用料の改定は、利用者にとって非常に厳しいものである。 よって、議案第71号「阪南市下水道条例の一部を改正する条例」については、以下の点に十分留意するとともに、今後についても、安易な料金改定を行うことなく、慎重な対応を行うこと。                    記1. 現在取り組んでいる下水道事業経営健全化に対する取組み状況について、適宜本市議会に報告すること。2. 下水道事業の普及率及び水洗化率の向上に鋭意取り組むこと。 以上、決議する。 平成21年12月7日                               大阪府阪南市議会 以上です。 ○有岡委員長 附帯決議案に対する質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、これで質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。附帯決議案は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○有岡委員長 異議なしと認めます。したがって、附帯決議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第72号「平成21年度阪南市一般会計補正予算(第6号)」 ○有岡委員長 議案第72号「平成21年度阪南市一般会計補正予算(第6号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第72号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○有岡委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第72号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第74号「平成21年度阪南市財産区特別会計補正予算(第2号)」 ○有岡委員長 議案第74号「平成21年度阪南市財産区特別会計補正予算(第2号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第74号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○有岡委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第74号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第75号「平成21年度阪南市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」 ○有岡委員長 議案第75号「平成21年度阪南市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第75号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○有岡委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第75号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第77号「平成21年度阪南市水道事業会計補正予算(第1号)」 ○有岡委員長 議案第77号「平成21年度阪南市水道事業会計補正予算(第1号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 収入支出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第77号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○有岡委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第77号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第83号「平成21年度阪南市一般会計補正予算(第7号)」
    ○有岡委員長 議案第83号「平成21年度阪南市一般会計補正予算(第7号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第83号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○有岡委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第83号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第85号「平成21年度阪南市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」 ○有岡委員長 議案第85号「平成21年度阪南市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第85号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○有岡委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第85号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第88号「平成21年度阪南市水道事業会計補正予算(第2号)」 ○有岡委員長 議案第88号「平成21年度阪南市水道事業会計補正予算(第2号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 収入支出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○有岡委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第88号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○有岡委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第88号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △2.その他①予算編成過程の公表について ○有岡委員長 以上で本委員会に付託された案件の審査は終了しました。 案件2、その他①予算編成過程の公表についてを担当より説明願います。 ◎神藤総務部副理事兼財政課長 それでは、財政課よりその他案件の①予算編成過程の公表につきまして、ご配付させていただいております資料1をごらんいただきましてご説明をさせていただきます。 去る11月5日の総務事業水道常任委員会でご報告させていただきましたが、平成22年度当初予算より予算編成過程について公表をさせていただくこととなりました。このたびの公表につきましては、本年7月1日に施行されました阪南市自治基本条例の理念に基づき、市政運営の透明性の向上を図るとともに、情報公開と市民の皆様方の市政への参画を推進するため公表をさせていただくものでございます。しかしながら、何分初めての試みでございますので、不十分なところも考えられますことから、今後も引き続き見直しできるところは随時検討し、修正させていただきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 それでは、公表する予算の範囲でございますが、当面は一般会計の当初予算の編成方針と当初予算、補正予算の編成過程とさせていただきます。 次に、公表時期でございますが、予算編成方針につきましては12月議会前の総務事業水道常任委員会で、また当初予算、補正予算の編成過程につきましては予算書議案の発送の翌日に、翌日が休日の場合は次の本庁開庁日に公表をさせていただきます。 また、公表の手段といたしましては、ホームページと市民情報コーナーにおきまして公表してまいりたいと考えてございます。 最後に、公表の内容でございますが、一つ目といたしまして予算編成方針、二つ目といたしましては担当課からの予算要求額と財政課長内示の額を、三つ目といたしましては総務部長への復活要求とその査定についての概要を、四つ目といたしましては市長への復活要求とその査定についての概要を、五つ目といたしまして、最終市長査定の結果といたしまして、予算規模や基金残高、また主要事業、事業別明細書を予算の概要として公表させていただきたいと考えてございます。 また、補正予算につきましても、当初予算に準じて公表してまいりたいと考えてございます。 以上、簡単ではございますが、予算編成過程の公表についての説明を終了させていただきます。 ○有岡委員長 ただいまの説明について質疑を許します。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。--------------------------------------- △2.その他②舞一丁目妨害排除請求事件の調停について ○有岡委員長 その他②舞一丁目妨害排除請求事件の調停についてを担当より説明願います。 ◎森事業部副理事兼管理課長 それでは、舞一丁目の妨害排除請求事件の調停についてご報告いたします。まず初めに、資料2のほかに参考としまして、本年8月21日付で議員各位にポスティングさせていただいた舞一丁目妨害排除請求に係る経過の参考として資料をつけておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、舞一丁目妨害排除請求事件の調停の経緯でございますが、調停の相手方はI氏でございます。平成20年8月26日、O電気株式会社から医院開設用地及び駐車場用地として、2筆の土地を金2,400万円で買い受けております。調停の相手方は、建物を建築するため地盤の調査を行ったところ、本市の管理する雨水管が本件土地内に埋設されている事実が判明したと主張し、第1回期日内容で記載しておりますが、本市に対して雨水管の撤去を求めておりました。 もともと本件雨水管は、昭和53年以降市の管理するところとなったものでありますが、本件雨水管を管理するに際しては、H土地株式会社から本件雨水管の見取り図の交付を受けており、これに基づくと本件雨水管は、本件土地横の道路部分を通っていることになっており、かつこれまで付近で雨水管の補修等工事を行うこともなかったことから、本市としましては、調停の相手方の主張があるまで雨水管が本件土地内を通っていることを知る余地はなかったところであります。 しかし、雨水管は現在本市が管理しており、調停の相手から所有権に基づいて妨害排除請求を受けると、本市の知っている、知っていないは関係なく、また雨水管のために地役権を設定しているという事実もないことから、撤去せざるを得ないと考えられます。本市はこれまで調停の相手方との間で話し合いを行っていましたが、その中で調停の相手方は、平成21年3月31日付、損害賠償請求申請と題する書面で、総額1億584万9,000円の請求を行ってきております。 これに対しまして本市は、撤去する場合は工事期間中、本件土地を使用する面積に応じて、実勢価格に相当する借地料を支払う用意がありますが、書面の請求明細には種々の項目が記載されておりましたが、これらの項目に係るものについては、お支払いできない旨を同年4月27日付書面で回答を行ってございます。 その後、調停の相手方は、平成21年7月22日付、本市及びO電気株式会社に対し、佐野簡易裁判所に妨害物撤去調停申し立てを本市に対し、申し立ての趣旨でございますが、雨水管の撤去及び398万円並びに平成21年6月1日から本件雨水管の撤去完了に至るまで、1カ月38万円の割合による金員を求めてきたものであります。 調停の中では、当該土地の買い取りと撤去工事期間中の法律関係の整理の両面が議論されましたが、第2回記述内容で記載しております調停の相手方は、土地の買い取りに関して、本件土地について取得した当時の売却代金2,400万円及び違約金324万円の合計2,724万円であれば、売却に応じるとのことであります。本市は、申立人の提示金額について持ち帰り検討すると述べておりますことから、今月30日に代理人弁護士と相談を行っており、代理人弁護士によりますと、売買代金、違約金の照合等を確認した上で、和解調停を進めてまいりたいとの考え方でございます。なお、次回期日につきましては、平成21年12月11日金曜日午前10時となってございます。 以上、簡単ではございますが、報告を終わらせていただきます。 ○有岡委員長 ただいまの説明について質疑を許します。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。--------------------------------------- △2.その他③泉南西部府立自然公園構想の今後のスケジュールについて ○有岡委員長 その他③泉南西部府立自然公園構想の今後のスケジュールについてを担当より説明願います。 ◎畑中農林水産課長 泉南西部府立自然公園構想につきましては、平成16年11月に事業水道常任委員会で概要説明を行いまして、同年12月の議員連絡会において概要書の配付をさせていただいたところでございます。その後、大阪府が現地調査を行い、平成19年12月に第1回泉南西部府立自然公園構想阪南地区推進協議会が開催されました。大阪府においては、第1回協議会での意見等を踏まえまして、府立自然公園指定検討区域素案を策定し、去る平成21年11月10日に第2回泉南西部府立自然公園構想阪南地区推進協議会におきまして、公園指定地、公園計画素案について協議され、今後のスケジュールが提示されたことから、本委員会に報告させていただくものでございます。 平成20年5月の事業水道常任委員会におきましても、公園指定地、候補地域等の説明をさせていただきましたが、本日お手元にお配りしてございます大阪府が作成しましたパンフレットをもとに、改めて概要説明をさせていただきます。 恐れ入りますが、大阪府立自然公園構想パンフレットをお開きいただきたいと思います。左ページ上の府立自然公園指定検討区域をごらんいただきたいと思います。今般、大阪府が公園指定を行いたいとしているのが、本市と岬町に及ぶ紀泉アルプス地区を初め、岬町の飯盛山地区、及び四国山・高森山地区の泉南西部地区でございます。協議会におきまして、本市における公園指定地素案として提示されたのが、山中渓のパノラマ台を含む地区と俎石山から雲山峰を結ぶ和歌山県との県境でもありますハイキングコース以南で、鳥取池を包含する地区でございます。 阪南市の地域面積につきましては、パノラマ台を含む地区が概略で140ヘクタールでございます。それと、岬町と連座する地区については、概略で300ヘクタールとなってございます。また、パンフレットの一番後ろなんですけども、後ろのページには、指定に伴う制限が記載されてございますが、今般の指定ですが、第3種特別地域として検討しているとのことでございますので、そこに記載していますように、行為制限が農林業者には負担とならないものとなってございます。 続きまして、本題でございますが、今後のスケジュールでございます。資料3に戻っていただきたいと存じます。府立自然公園の指定、公園計画の決定等に関する手順をごらんいただきますようお願いいたします。 その手順表の中段より上の編みかけの中の四角で囲ってございます第2回各地区協議会開催となっているのが、去る11月10日に開催されたものです。それ以降から今後のスケジュールとなってございます。素案、協議・調整となっていますのが、維持管理等に関する市との協議、それと次の協議・調整は地元説明会を指してございます。地元説明会につきましては、土地所有者及び指定予定地区周辺の住民並びに一般市民に対する説明会を開催するものでございます。開催予定地区につきましては、アクセス地域となってございます桑畑、山中渓及び桃の木台地区を予定してございます。また、これとは別に一般市民向けの説明会を予定してございます。 3段目の協議は、国有林地を包含するため国との協議を行うものでございます。これらの素案協議の後、第3回地区協議会を年度内に開催し、指定原案を作成する予定となってございます。その後、平成22年度には原案に対する協議・調整、指定同意を得て、各大阪府審議会に諮問後、年度末に指定告示となるスケジュールとなってございます。なお、これはあくまで協議・調整等が順調に進行した場合でございます。 以上、簡単でございますが、府立自然公園構想の今後のスケジュールについての報告とさせていただきます。 ○有岡委員長 ただいまの説明について質疑を許します。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。--------------------------------------- △2.その他④その他 ○有岡委員長 その他④その他で何かありませんか。 ◎中出都市整備課長 それでは、ご報告ということで、不当利得返還請求事件、大阪地方裁判所岸和田支部、平成20年は、第1009号についてご報告させていただきます。資料はございませんので、よろしくお願いします。 この事案は、本市開発指導要綱に係る開発行為に伴い、納入されました開発協力金について、納入者が原告となり、本市に返還を求めているものでございます。この裁判結果につきましては、平成21年10月14日付事務連絡にて、本市勝訴判決のご報告をいたしましたが、同年同月27日付で、原告から控訴状が裁判所に提出されたことをご報告いたします。本市としましては、控訴理由が提出された後、その控訴理由の内容を精査して、反論の答弁書を作成し、その答弁書を裁判所に提出することとなります。なお、第1回期日は、大阪高等裁判所におきまして、本年12月10日午前11時からとなっています。 以上、ご報告でございます。 ○有岡委員長 ただいま報告ということでいただきましたが、何かございますか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○有岡委員長 特段ないようでございます。本案件につきましては、その他を含めてすべて終了させていただきました。 最後に、副議長より総括として一言お願いします。 ◆川原副議長 皆さん、組織・機構について、また下水道料金値上げについては、時間をかけて慎重審議していただきました。また、組織・機構についてですけれども、この問題は市民の皆様のための改革であり、市民サービスが基本です。生涯学習の名称も残すということで調整していっていただけるということで、後退のないようによろしくお願いいたします。また、23年度総合計画にこの組織機構もステップできるようによろしくお願いいたします。 以上です。 ○有岡委員長 どうもありがとうございました。これをもちまして総務事業水道常任委員会を閉会します。本日は長時間にわたり慎重審議、委員の皆さん、理事者の皆さんありがとうございました。ご苦労さんでございました。--------------------------------------- △閉会 午後2時01分 会議のてん末を記載し、その相違ないことを証するためここに署名する。総務事業水道常任委員長     有岡久一          厚生文教常任委員会記録1.日時    平成21年12月8日(火)午前10時00分~午前11時17分1.出席委員    委員長    楠部 徹     副委員長   武輪和美    委員     野間ちあき    委員     庄司和雄    委員     川原操子     委員     二神 勝    委員     古家美保     委員     土井清史1.オブザーバー    議長     中谷清豪1.欠席委員    なし1.説明のため出席した者の職氏名    市長          福山敏博  副市長         安田 隆    教育長         田渕万作  市民部長        水野謙二    保健福祉部長(兼)福祉事務所長   学校教育部長      町谷 茂                肥田茂夫    生涯学習部長      門脇啓二  保健福祉部理事(兼)こども家庭課長                                  斉喜博美    学校教育部理事     山本武史  市民部副理事(兼)生活環境課長(兼)                   はんなん浄化センターMIZUTAMA館長                                  草竹忠義    保健福祉部副理事(兼)生活支援課長 保健福祉部副理事(兼)保険年金課長                細川 昇              真下敏夫    保健福祉部副理事    松本正雄  生涯学習部副理事(兼)生涯学習推進課長                                  信 正夫    資源対策課長      石橋 勝  市民福祉課長      南 真一    介護保険課長      根鈴初子  健康増進課長      安永公子    教育総務課長      佐々木重雄 学校教育課長      仲谷 宏    生活環境課長代理    川上哲二  資源対策課長代理    神野末良    はんなん浄化センターMIZUTAMA館長代理                三好晴彦  市民福祉課長代理    濱口育秀    こども家庭課長代理   尼谷幸子  生活支援課長代理    宍道厚治    介護保険課長代理    南 茂樹  保険年金課長代理    白井栄美    保険年金課長代理    森貞孝一  教育総務課長代理    山本雅清    学校教育課長代理    北村貴美  生涯学習推進課長代理  田邊浩二    生涯学習推進課長代理  三好義三  西鳥取公民館長     西村吉弘1.職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長         白井俊樹    議会事務局理事(兼)庶務課長 南 茂義    議会事務局庶務課書記     田端友紀代1.案件  (1)第4回定例会の付託案件審査について    ・議案第68号 指定管理者の指定について    ・議案第70号 阪南市立幼稚園条例の一部を改正する条例制定について    ・議案第72号 平成21年度阪南市一般会計補正予算(第6号)    ・議案第73号 平成21年度阪南市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)    ・議案第76号 平成21年度阪南市介護保険特別会計補正予算(第2号)    ・議案第84号 平成21年度阪南市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)    ・議案第86号 平成21年度阪南市介護保険特別会計補正予算(第3号)    ・議案第87号 平成21年度阪南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)  (2)その他    ①阪南市国民健康保険医療費適正化計画(素案)について    ②鳥取中学校改築工事に関する実施設計の経過について    ③その他 △開会 午前10時00分 ○楠部委員長 おはようございます。本日は、大変お忙しい中、各委員、議長を初め、説明者として市長初め関係各部課長の出席をいただきまことにありがとうございます。 これからの本常任委員会の審査及び運営につきまして、ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。 なお、本委員会に傍聴の申し出があり、許可したことを報告いたします。 それでは、定足数に達していますので、ただいまから厚生文教常任委員会を開会します。 まず、開会に当たりまして市長からごあいさつをお願いします。 ◎福山市長 おはようございます。委員長また議長並びに各委員の皆様におかれましては、厚生文教常任委員会を開催していただきましてまことにありがとうございます。 本日の案件につきましては、案件1といたしまして、第4回定例会の付託案件審査についてということで、議案第68号の指定管理者の指定についてから議案第87号の平成21年度阪南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)までを含め8案件の審査をよろしくご審議いただき、ご裁決賜りますようお願い申し上げます。また、案件2といたしまして、その他といたしまして、1、阪南市国民健康保険医療費適正化計画(素案)について、2といたしまして、鳥取中学校改築工事に関する実施設計の経過について、3といたしまして、その他でございます。 それぞれ担当者よりご説明、ご報告させますので、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございます。--------------------------------------- △1.第4回定例会の付託案件審査について △議案第68号「指定管理者の指定について」 ○楠部委員長 去る1日の本会議において、本常任委員会が付託及び分割付託を受けました案件8件の審査をするものであります。そのうち、分割付託を受けました案件につきましては、お手元の付託案件表のとおり、本委員会の所管に属する事項に限り審査を賜るものでありますので、この点よろしくお願いします。 それでは、これより議事に入ります。 案件1、第4回定例会の付託案件審査についてを議題とします。 議案第68号「指定管理者の指定について」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第68号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第68号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第70号「阪南市立幼稚園条例の一部を改正する条例制定について」 ○楠部委員長 議案第70号「阪南市立幼稚園条例の一部を改正する条例制定について」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第70号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第70号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第72号「平成21年度阪南市一般会計補正予算(第6号)」 ○楠部委員長 議案第72号「平成21年度阪南市一般会計補正予算(第6号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。 ◆二神委員 おはようございます。それでは、20ページの7目子育て応援特別手当給付事業費の19節負担金補助及び交付金ということで子育て応援特別手当が減額ということになっておりますけども、もう少しこれを詳しくご説明いただけますでしょうか。 ◎斉喜保健福祉部理事兼こども家庭課長 子育て応援特別手当給付事業費の負担金補助交付金、子育て応援特別手当5,400万円の減額についてご説明させていただきます。 この事業につきましては、ご承知のように今年度の事業として政府のほうで決められました事業でございます。それでせんだっての9月度の議会におきまして補正予算を組ませていただきまして、そこで議決いただきました事業でございまして、1人3万6,000円掛ける1,500人という3歳、4歳、5歳の3カ年の子供たちに対する事業で準備を進めていたところなんですけども、政府の執行停止に伴いましてこの事業を廃止するということに決めさせてもらったものでございます。 以上です。 ◆二神委員 答弁ありがとうございます。これは、国のほうからという形で阪南市としても考えていくという形で進めていたところというなんですけど、これは対象者の方は非常に期待していたと考えられます。今回この支給停止ということについて、問い合わせというんですかね、対象者の市民さんからそういう問い合わせとかありましたか。 ◎斉喜保健福祉部理事兼こども家庭課長 これについて阪南市では例えばなぜ支給してくれないんやというというような問い合わせについては、認識はしてないんですけども、数件あったような記憶がしてます。これにつきましては、新聞報道等で兵庫県の三田市でしたかね、どこかの市が単独でもするというような報道がありました。その関係であそこはするけど、阪南市はどうやというような問い合わせが数件あったと記憶してございます。 ◆二神委員 数件あったということで、私のほうにも問い合わせがありました、これは支給されへんのかなということで。国のほうがそういう形やからなかなか難しいん違うかということを案内というか、話をしたんですけどね。先ほどありました兵庫県の三木市ですね、三木市では単独で実施するということで、市の財政基金を取り崩して財源を確保して11月中旬から支給する予定という報道がありました。なかなか阪南市も財政厳しいのは重々承知です。ただ、国がということだけでなくて、阪南市としても何か検討をされたのかどうか、お伺いいたします。 ◎斉喜保健福祉部理事兼こども家庭課長 国というんですか、政府のほうが一方的に執行停止ということでございまして、当然厚生労働省のほうから府を通じましてそういった執行停止になったという旨の文書等来てございます。それらをもとに部内のほうでどうしようかということの中で執行停止--執行停止というんか、それでこの12月補正で減額ということで上げさせてもらおうということで決めさせてもらったところでございます。 ◆二神委員 検討されたということでいいんですかね。非常に検討していただいたという中で、その対象者に対して案内をするということでは、11月の「広報はんなん」でも案内の掲載がありました。私もちょっと確認したんですけど、ただこの「広報はんなん」の周知についてでも非常にわかりづらくてどこに書いているんやろうとかというようなことを私自身は思ったんです。やっぱり問い合わせがあるということは、なかなかそういうことも見つけられなかったというちょっと残念なことになっているのかなと。 その三木市では「広報みき」というんですけども、こういう形で出しているんですけど、特集1ということで地域ふれあいバス、子育て応援特別手当とわかりやすくホームページでも出しております。その中でも特集を見ましたら、半面--半面というんですか一面の半分が子育て応援特別手当を三木市は単独で実施しますという題目で、主な経費、そして市単独で実施する主な理由とか今後のスケジュール、すごく事細かく記載されておりました。 今言いましたように、「広報はんなん」またホームページでも見ましたら、なかなかわかりづらくて題目もニューストピックスの中に盛り込まれているということで、もう全然子育て応援特別手当という文言が見つけにくいということでも本当に検討されたんやったら、その検討の内容とかをもっと盛り込んで「広報はんなん」に記載すべきではなかったのかなと思いますが、いかがですか。 ◎斉喜保健福祉部理事兼こども家庭課長 委員おっしゃるように、そこまでの配慮が足らなかったといえば足らなかったと責任を感じてございます。ただ、この件につきましては、当然国のほうの廃止ということもございまして、新聞紙上、またマスコミ報道等でもいろいろと流されておりましたので、そこらでも周知されているんではないかというふうな安易な気持ちもあったのは反省の材料であるというふうに思います。 ◆二神委員 反省と言葉も今いただきましたので、本当に期待されている方というか、その対象者は本当に楽しみにというか、それをどう使っていくかとかというスケジュールも立ててたかと思います。ですから、本当に市民さんというか、その対象者の側に立って検討するなり、今後そういう停止するということであれば、やっぱりそういう対象者の側に立った広報を周知徹底という形でしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○楠部委員長 ほかにありませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第72号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第72号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第73号「平成21年度阪南市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」 ○楠部委員長 議案第73号「平成21年度阪南市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第73号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第73号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第76号「平成21年度阪南市介護保険特別会計補正予算(第2号)」 ○楠部委員長 議案第76号「平成21年度阪南市介護保険特別会計補正予算(第2号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第76号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第76号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第84号「平成21年度阪南市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)」 ○楠部委員長 議案第84号「平成21年度阪南市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第84号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第84号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第86号「平成21年度阪南市介護保険特別会計補正予算(第3号)」 ○楠部委員長 議案第86号「平成21年度阪南市介護保険特別会計補正予算(第3号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第86号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第86号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第87号「平成21年度阪南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」 ○楠部委員長 議案第87号「平成21年度阪南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」を議題とします。 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 歳入歳出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。 討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第87号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第87号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △2.その他①阪南市国民健康保険医療費適正化計画(素案)について ○楠部委員長 以上で本委員会に付託された案件の審査は終了しました。案件2、その他①阪南市国民健康保険医療費適正化計画(素案)についてを担当より説明願います。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 それでは、お手元の資料に基づき阪南市国民健康保険医療費適正化計画(素案)についてご説明させていただきます。 なお、説明に当たりまして、先般開催させていただきました厚生文教常任委員会での素案の概要をご報告させていただいておりますので、前回報告以降、変更や追加となった個所を中心にご報告させていただきます。恐れ入ります、1ページをめくっていただけますでしょうか。目次でございます。本計画は、4章立てで構成しており、第1章で計画の背景及び概要、第2章で国民健康保険医療費の現状と課題、第3章で医療費適正化に向けた施策と目標、第4章で計画の推進及び見直しを整理しております。 次に、2ページをお願いいたします。上段の3、計画の概要の(1)計画の期間でございますが、本計画の期間を平成22年度から平成25年度までの4年間としてございます。これは、国・府の医療費適正化計画が平成24年度を期限としており、新たに平成24年度にこれらの計画が見直された場合、この内容を踏まえ、翌年度中に本市の計画を見直すためでございます。 次に、3ページをお願いいたします。第2章国民健康保険医療費の現状と課題につきましては、10ページまでの全8ページにかけて整理しておりますが、前回報告以後、最新の数値や把握できた個所につきましては、数値の置きかえを行うとともに、円やグラフ表を活用し、分析を行っております。内容につきましては、前回ご報告させていただいておりますので、後刻お目通しいただければ幸いに存じます。 次に、11ページをお願いいたします。第3章医療費適正化に向けた施策と目標といたしまして、具体的な施策をここで整理させていただいております。まず、1基本的な考え方につきましては、医療費適正化に向けて大きく(1)被保険者の生活の質の維持及び向上と(2)目標設定の考え方について整理を行っております。 次に、2目標設定の考え方でございますが、ここでは医療費全体に係る数値目標を設定しないことについて整理しております。その理由が2点ございます。一つ目は、医療費は高齢化社会の進展等により右肩上がりの傾向にありますが、診療報酬の改定や流行病など外因的要素に影響を受けやすいこと、二つ目の要因といたしまして、特定健康診査、特定保健指導、その他の取り組みが医療費に効果が現れるのは数年が経過した後であることなどでございます。また、個別施策の目標につきましては、現時点では定性的な施策についても適切な指標設定が可能となった時点で数値目標を導入してまいりたいと考えております。 次に、12ページをお願いいたします。医療費適正化に向けた具体的な施策と目標でございますが、大きく四つの視点で取りまとめを行ってございます。まず、(1)特定健康診査及び特定保健指導に関する事項といたしまして、本計画また国や府の医療費適正化計画におきまして最も大きな目標であります生活習慣病の予防や重症化の防止に向けた施策について、整理番号(1)-1から4までの4項目を記載しております。 まず、(1)-1、ほかの健診(検診)との同時実施をごらんいただけますでしょうか。項目の名称の横に新規と表示してございます。本計画は、平成22年度から25年度までの取り組み内容を整理するものでございますが、平成22年度に新たに実施する施策だけでなく、従前から引き続き実施するもの、また従前の取り組みを拡充するものにつきましても記載しており、それぞれ項目の名称の横に新規、継続、拡充と記載しております。時間の都合もございますので、新規と拡充を中心にご説明させていただきます。 改めまして(1)-1、他の健診(検診)との同時実施でございますが、現在特定健診とは別で実施しております肺・胃・大腸がん等の検診を平成22年度に同時受診できるセット検診を実施してまいります。また、介護保険課が実施しております生活機能検査につきましても、検査内容は特定健康診査と重複しておりますので、受診券を同封し、同時検査を実施してまいります。 次に、(1)-2、集団健診受診機会の拡充でございます。特定健診につきましては、保健センター及び市内の契約機関で受診することができますが、集団健診は保健センターのみの実施であり、受診率の向上を図る観点から試行的に平成22年度に公民館等を活用し、ほかの地域で集団健診を実施してまいります。 次に、(1)-4、特定保健指導の充実でございます。保健指導の実施率向上を図るため、電話等による利用勧奨を図りつつ、集団教室型のみならず、個別面接など複数の手法を用いることにより支援の拡充を行ってまいります。 次に、下段の目標をお願いいたします。特定健康診査・特定保健指導に関する目標数値を表に整理しておりますが、平成24年度の目標数値といたしまして、特定健診実施率65%、特定保健指導実施率45%、メタボリックシンドローム該当者及び予備群の減少率10%を掲げております。これらは、国保保険者に対し国が達成すべき数値として設定しているもので、この数値が達成できない場合、後期高齢者支援金いわゆる納付金でございますが、最大で10%加算されることになっております。本市国保の場合、後期高齢者支援金が約7億円でございますので、その10%、つまり7,000万円程度のペナルティー措置が発生する可能性がございますので、何としてもこの目標の達成に向け全力で取り組んでまいりたいと考えてございます。 次に、14ページをお願いいたします。(2)被保険者の自主的な健康づくりに関する事項といたしまして、被保険者一人一人が自身の健康に関心を持ち、自主的に健康維持・増進に取り組むことを目指し、(2)-1から6までの六つの施策を整理しております。15ページ上段、(2)-4、40歳未満の健康診査をごらんいただけますでしょうか。特定健診の対象は40歳以上でございますが、若年から健診受診を習慣づけるとともに、疾病の早期発見を目指し、国庫補助金を活用して20歳から39歳の被保険者を対象に特定健康診査と同様の項目で健康診査を実施してまいります。 次に、(2)-6、ツール・ド大阪--大阪府国保連合会ウオーキングコース普及推進事業につきましては、健康づくりへの関心、意欲の向上を目指し、大阪府国保連合会の事業補助金を活用して市内にウオーキングモデルコースを設定し、ウオーキングマップを作成、配布するものでございます。目標につきましては、各施策の参加人数等の増加を図ることとし、具体的には国保ヘルスアップについては30人以上の参加を目指すものでございます。 次に、16ページをお願いいたします。(3)医療の効率かつ適正な利用に関する事項といたしまして、だれもが安心して医療を受けることができる医療制度を継続しつつ、増加し続ける医療費負担を軽減するため、医療機関等と連携し、医療の効率的かつ適正な利用を目指し、(3)-1から5までの5項目の施策を整理してございます。 まず、(3)-1、重複・頻回受診者への対応につきましては、不要な重複・頻回受診の抑制を図るため、レセプト情報から一定基準で抽出を行うとともに、受診状況の通知とアンケート調査を行い、その結果、必要な者に訪問指導を行うものでございます。本施策につきましては、平成17年度より実施しておりますが、平成20年度の特定健診開始に伴い、保険年金課に保健師が配置されておりますので、取り組みを充実してまいりたいと存じてございます。 次に、(3)-2、受診勧奨者への訪問指導でございますが、早期受診及び重症化予防について啓発するとともに、受診おくれにより重症化の予防を図る観点から、特定健康診査の結果に基づいて受診勧奨したものの、一定期間経過しても受診しない者をレセプトで確認し、訪問指導を行うものでございます。 目標につきましては、17ページ下段に二つ記載してございます。一つ目のアでは、重複・頻回受診対策について、受診状況の通知200件以上、アンケートの回収率50%以上。二つ目のイといたしまして、受診勧奨者への訪問指導、通知または訪問指導した人数に対し、受診または未受診者の原因が判明した人数が45%以上を目標として設定してございます。 次に、18ページをお願いいたします。具体的な施策の最後といたしまして、(4)被保険者への情報提供及び啓発を記載してございます。本施策につきましては、健康づくりや適正医療、国民健康保険制度についての正しい情報の普及、知識の向上を目指し、ジェネリック医薬品等のパンフレット配布やイベントでの健康コーナー設置等を通して啓発や情報提供を行うものでございます。 次に、19ページ、第4章計画の推進及び見直しをお願いいたします。1計画の推進につきましては、国・大阪府、ほかの市町村や医療保険者、住民組織等と連携して各種取り組みを進めていくこと、また定期的に計画の達成状況を点検し、PDCAサイクル、つまり計画、実行、評価、見直しのサイクルを活用し、効率的かつ効果的に計画を推進することを掲載してございます。 最後に、2計画の見直しにつきましては、今後の国及び府の動向、また医療制度の改正など、大きな環境の変化があった場合、適宜計画を修正、追加等の見直しを行うことを掲載してございます。 なお、20ページに別表といたしまして社会保険表章用121項目疾病分類表を参考として掲載しております。 なお、今後のスケジュールにつきましては、1月にパブリックコメントを実施し、ご意見等を集約し、年度末には成案としてまいる予定でございます。 簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。 ○楠部委員長 ただいまの説明について質疑を許します。 ◆古家委員 おはようございます。この計画なんですけども、新規の事業も積極的に取り入れて頑張ってやっていくということなんですけど、この中に非効率な部分があれば単に削減するというのではなく、それを必要なところに再配分するように見直していくということなんですけども、これは具体的にはどのようなことになるんでしょうか。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 医療費につきましては、大きくやはり出という問題がございます。この部分につきましては、トータル的に判断、推進が必要でございます。そういう意味におきまして、限られた予算、人員、枠の中におきまして、これは当然医療機関においても同じことでございますけども、そういう中でトータル的にバランスを図り、推進していくということでございます。 ◆古家委員 よく言われている人とか金とか物とかいう、それを再配分していくということですね。 その次の2ページには、住民組織との連携を図るというふうにあるんですけども、これはどういう組織のことを指しておられるのかということ、どのような連携をとっていかれるのかということを具体的にお願いいたします。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 この医療費の適正化につきましては、行政だけでは達成できるものではございません。ここに記載させていただいてございますとおり、国・府の連携はもとより、一般市民、これはいろんな団体さんを通じまして、例えばいろんな協力、またはお願い、相談、そういういろんな縦横のつながりをいただきまして推進してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆古家委員 ほかの施策でもそうなんですけど、本当にこれから住民との連携とか協力とか、それから住民参画ということが大きく力を発揮していくんだと思うんです。下のほうには被保険者の意見を聞いて相互に協力して実施するというのも入ってまして、これはアンケートとかいろんな方法もあると思うんですけども、とにかく何か施策をやっていくときには、必ず住民さんの意見を聞くということとか、関係の組織の意見を聞いていただくということが大変重要になってくると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それから、この4年間で計画を実施していくということで、途中であっても適宜修正を加えながらいいものをつくっていくということですので、ぜひその間にできる限り市民の皆さんの声とか関係各者の声を聞いていただきたいと思います。よろしくお願いします。
    ○楠部委員長 ほかに質疑ございませんか。 ◆武輪副委員長 おはようございます。1点聞かせていただきたいと思います。 13ページですね、特定健康診査実施率です。この24年度は65%、45%、10%、これにしないと大変だということなんですが、現在この20年度が30、25という数字があるんですが、これは目標ですか、それとももう達成したんでしょうか。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 平成20年度におきましては、特定健康診査実施率は予定では30%のところ30.49%、特定保健指導実施率は25%の見込みに対しまして実施率25.33%。わずかながらですけども、一応達成してございます。 ◆武輪副委員長 はい、ありがとうございます。20年度はクリアしているということで、もうこの計画どおり21年、22年、23年、24年度と行っていただきたいんですが、その間にまた市民の皆さんにこういうことということをよく周知徹底して協力してもらって、自分の体ですので、健康はまず自分で守らなければいけませんので、そういうことを周知徹底してほしいと思います。 それで、17ページなんですが、健康優良家庭表彰があるんですが、これは大体年間何世帯ぐらいあるんでしょうか。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 過年度におきまして、大体200世帯強、平成20年度におきましては232世帯、平成21年度におきましては225世帯に送付してございます。 ◆武輪副委員長 大体200世帯ぐらいあるんですが、これは記念品を各家庭に送付するということですか。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 副委員長ご指摘のとおり、1年間保険を世帯で使わず、保険料納付完納されている方に対しましてカタログから選ぶ商品でございますけども、世帯につきまして送付させていただいたところでございます。 以上でございます。 ◆武輪副委員長 これは継続で何年とかいうとやっぱり大変なんですけど、10年間の間に3回とか4回とかそういう家庭は例えば市長のほうから表彰するとか、そういうことも考えてもらったら励みになるかと思うんですが、どうでしょうか。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 ご意見につきまして、10年とかなりますと、やはり過年度の分の調査だと、それと新規に、だから今この時代に大分リストラ等でかなり国保に入ってくる方が多いんでございます。入られてもきちっと全納なさる方ございますので、やはりその辺のバランス、調整が必要かなというふうに考えてございます。 ◆武輪副委員長 励みになるようなことを考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○楠部委員長 ほかに質疑ございませんか。 ◆古家委員 これは新規の事業もいろいろとあるんですけれども、その中で今の人員配置でいっぱい、いっぱいでやってはると思うんですけども、その点いかがですか、大丈夫ですか。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 この医療制度改革の中、担当課である保険年金課だけではかなり厳しい部分もございます。ここでちょっとご説明させていただきましたけども、介護保険課さん、または健康増進課、または市民の協力、いろいろのご協力をいただきまして、やり遂げていきたいというふうに考えてございます。 ◆古家委員 あと、これは病気になる前の健康を維持して、特に保健指導とかを通じて病気になる人、かかる人を減らすというのが目的なんですけれども、一方で先ほどおっしゃってたように、今回最大10%のペナルティーが課せられるということで、しっかりと目標を持ってやっていくということなんですけれども、それだけではやはり頑張っていかれるとしても、かなり厳しい面もあるかなと思うんです。やはり累積赤字の責任というのは市民にはないわけですから、やはり不採算の部門とされている国保などには一般会計からの繰り入れということもしていただかなければいけないのかなということと、国への負担金を国庫補助を42%に戻すことをとりあえず続けていっていただきたいと思うんですけれども、その辺は市長のほう、いかがですか。 ◎福山市長 当然ご指摘の部分は、だからこの計画を立ててきちっと4年間でやり上げていこうと。だから、これはあくまでも目標管理という形の中で実行していくということですので、先ほどから担当課長も言ってますように、国保担当者だけではなくて、やっぱり全庁的に引っ張っていかんとあかんということでこの適正化、また市民にパブリックコメントも1月やりますので、そういう形で進めていくという一つの目標ですので、ご理解をお願いします。 以上です。 ◆古家委員 今の質問にはちょっとずれているかなと思うんですが、繰り入れのことをお尋ねしてたのと、国のほうに求めていただくということについてお願いします。 ◎福山市長 当然、当初からの目標の中で単年度黒字ということになれば、当然国保会計の繰り入れ等、また特別調整交付金等の獲得等、こういった中で全体的な財政のバランスを見ながら検討していくということでしておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ◆古家委員 何年か前、いつでしたか、国保の健全化計画というのがあったと思うんですけど、その中にも含まれているのかもわかりませんけれども、これとの整合性ということについては。 ◎真下保健福祉部副理事兼保険年金課長 委員ご指摘の健全化計画、これは当然収支均衡を図り行っていくものでございます。ただ、委員ご存じのとおり歳出、いわゆる医療費の支出でございますけども、これについては唯一コントロールと言うたらちょっと失礼な表現になりますけども、なかなか予想が立たない部分がございます。今回、その中の健全化計画の中の医療費の歳出につきまして特化いたしまして、全体的にバランスよく医療費を見直して、またこの計画案に基づきまして推進して抑制じゃなくて適正化を図っていきたいということでございます。 以上でございます。 ◆古家委員 この今回出てきているものについては、本人の健康維持のためにも本当に役立つものであるので、いいとは思うんです。やっぱり国保会計を健全にしていって、維持していくためには、払いやすい国保料ということとか、いろんなトータルなところでも見ていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○楠部委員長 ほかに質疑ございませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。--------------------------------------- △2.その他②鳥取中学校改築工事に関する実施設計の経過について ○楠部委員長 その他②鳥取中学校改築工事に関する実施設計の経過についてを担当より説明願います。 ◎佐々木教育総務課長 それでは、その他の②鳥取中学校改築工事に関する実施設計の経過について説明させていただきます。説明する前に、事務の関係上、資料のほうが当日の配付となりましたことをおわび申し上げます。それでは、説明させていただきます。 鳥取中学校改築の進捗状況につきましては、去る11月9日の当委員会におきまして実施設計の落札業者、ボーリング調査、文化財試掘調査等の状況を説明させていただいたところでございます。今回は、実施設計においておおむね建物の概要が固まりつつありますので、現時点での状況について報告させていただきます。 恐れ入りますが、資料の3ページをごらんください。建物の概要は、延べ床面積が校舎及び屋内運動場、武道場等で約7,900㎡で、校舎が鉄筋コンクリートづくりの3階建て、屋内運動場が一部鉄筋づくりがありますが、鉄筋コンクリートづくりの2階建ての構造としております。また、支援学級を含む普通教室数が12室、特別教室が12室、その他約20kwの太陽光パネル、武道場、多目的ホールの整備を予定しております。 また、主な特色といたしまして、少人数指導の実施や展示スペースに利用できるよう各階に多目的スペースの設置や合同授業や映像を活用した授業が行えるよう多目的ホールの設置を計画しております。また、支援学級の生徒等が安全に学校生活を送れるよう、エレベーターと多目的トイレを設置するとともに、すべてのフロアへの移動がスムーズに行えるよう、段差がないように計画しております。また、エコ対策といたしまして、太陽光パネルの設置はもちろんですが、雨水を利用しまして散水や一部災害時に水道管が破損してもトイレが使用できるよう検討しております。 また、鳥取中学校は災害時の避難所はもとより、救援部隊拠点となっていることから、体育館を避難所として利用することになると、体育館に設置している教官室が避難所の本部となることから、外部と直接連絡がとれるように電話やテレビの配線設置をし、本部として機能できるよう計画中であり、避難施設の居住スペースや救援物資の保管場所等としてアリーナ、武道場、多目的ホールが活用できるよう考えております。 次に、資料の13ページをごらんください。前回の委員会で説明させていただきましたように、10月19日からグラウンド内の19カ所におきまして埋蔵文化財の試掘調査を行いました。その結果、中央の4カ所で石の矢じりである石鏃(せきぞく)、鎌倉から室町時代の器である瓦器(がき)等が確認されるとともに、土杭(どこう)と呼ばれる穴が2カ所から確認されました。そのため遺物等が確認された場所を中心に13ページの図面の斜線部分の約1,800㎡を本掘調査することになりました。 なお、調査につきましては、本工事の工事着手に支障を来さないよう、来年2月下旬の完了予定としております。また、11月13日午後7時から鳥取中学校体育館におきまして保護者や近隣住民の皆さんなどを対象に改築事業に係る説明会を行い、約40名の出席をいただき、改築に至るまでの経緯や事業概要を説明した後、午後8時30分までの約1時間半、工事期間中のクラブ活動の対応や騒音等の公害対策、旧校舎等の解体の方法やスケジュール、財源の問題、また尾崎中学校との統合等々につきまして質疑応答を行いました。 最後になりましたが、資料の2ページにイメージパースを、4ページに配置計画図を、5ページから8ページに校舎の各階の平面図を、9ページに校舎の立面図を、また10ページ、11ページに体育館1階、2階の平面図を、12ページに体育館の立面図を添付しておりますので、後ほどお目通しのほどをよろしくお願いします。 簡単ではございますが、以上でございます。 ○楠部委員長 ただいまの説明について質疑を許します。 ◆庄司委員 ちょっと確認で教えていただきたいんですけども、この工事の工程なんですけど、本体工事の完成は、これはいつまでやったんかな。 ◎佐々木教育総務課長 本体の工事につきましては、22年3月末に着工しまして、約9カ月--3月末です、本当に形だけになると思うんですけども、はい、そうです。竣工が22年の末、12月の終わりか1月初めぐらいを予定しているところでございます。 ◆庄司委員 ちょっと踏み入ったことになるんですけども、事業関係になろうかと思うんですけど、関連してちょっとお伺いするんですが、これは7カ月でいけるんですか。 ◎町谷学校教育部長 先ほどの着工と竣工もなんですけども、今佐々木のほうが説明させていただきましたように、今年度末、21年度末の3月の一応3月議会におきまして、資料の3ページの工程を若干見ていただきたいんですけども、最後に書いてますように、本契約の予定をさせていただいてございます。臨時交付金の関係がございますので、3月30日もしくは3月31日をもってくわ入れ、俗に言う着工というような形の式をとらせていただきたいと考えてございます、予定として。それで、工事の最終仕上がりですが、おおむね1年、この1年にかけましては、本体工事のでき上がりプラスでき上がって以降、おおむね2カ月ぐらいかけて子供さん方で新校舎に引っ越しをしていただきます。その後、解体。ですから、解体を含めまして1年以内に仕上げるという形をとってございます。 ご質問によります、本当に単純に7カ月程度で物ができ上がるんかというご質問だと思うんですが、その点につきましては、当然我々もいろんなところも調査研究させていただき、また大阪府並びに国とも調整させていただいた中で、現実工事の手法によりましてできるということで我々は考えてございます。 というのは、例えば工事に当たりまして当然大きなスーパーゼネコン等々が入ってこようかと思うんですけども、一つのところの工事を並行しながら、例えば棟を同時に並行しながら工事を進めるとか、例えば本体工事をやりながらアリーナ関係を同時に並行してやっていくとか、そういった形をいろいろ駆使しながら7カ月工事でおおむね7~8カ月、実質的には9カ月ぐらいだと思います。ぐらいで仕上げて解体してすべてができ上がる、グラウンド整備も仕上がるという形を考えてございます。 ◆庄司委員 はい、ありがとうございます。1点ちょっとこれから行政の関係各位の方々にお願いしておきたいのは、以前飯の峯中学校とかいろんな中学校を新築した際に、結構手抜き工事と言われるんですか、ああいった個所が多々見られたと思うんですよ。結構突貫で工事された部分が今までそういった経緯があった。これは確実にもう現場を見たらわかりますし、この鳥取中学校の新築というところでこの期日のない中ですばらしい中学校、将来ある子供たちの教育環境の整備ということで実施される。これはまことにありがたい。しかしながら、10年もせん間にクラックが入ったわとか、ちょっと窓があかへんぞとか、そういったところがあっては困りますので、そういったところをしっかり、どこで管理されていくのか、私ちょっとわかりませんけども、そういったことのないようにしっかり見ていただけるように要望しておきます。 以上です。 ○楠部委員長 ほかに質疑ございませんか。 ◆二神委員 そしたら、質問させていただきます。3ページの主な特色ということで、さまざまなことを設置されるということで計画が書かれております。エレベーターの設置や車いすの方が利用できる多目的トイレの各階段設置とか段差解消、また避難者対応ということで、もう市民さん全員の対象ということだと思うんですけども、一番最後のところにお年寄りや物資の搬入で段差が障害になると。そういうことでアリーナへも物資搬入経路などのためのスロープを設置するということも書かれております。 非常に弱者の方に優しい計画であるなと思いますけども、以前というか、川原議員がオストメイト対応のトイレということで設置できないかとかいう議会質問もされておりますけども、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎町谷学校教育部長 当然ながらそういった対応等々も含めた中で、今現在ここの実施設計を請け負っていただいている業者と当然ながらいろんな詰めをさせていただいてございます。今、やりますというような話ではちょっと今のところはご勘弁いただきたいんですが、基本的にはやる方向で調整を進めていると。 ただ、場所の問題とかいろいろございまして、実はこれはきょう本日こういう形で資料もご提示させていただいたのは、本当に直前まで部屋の状況等々変わってきてございますので、最新情報をということで、ただトイレ等につきましても、当然国費ベースの話もございますので、そういったところも調整しながら、今ご意見いただいた部分、当然本庁部分、たしかサラダホールでしたかね、つけておりますので、そういった対応というのは当然考えるべきというように認識してございます。 ◆二神委員 くどいようですけども、現在検討中とか計画と書いておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○楠部委員長 ほかに質疑ございませんか。 ◆野間委員 一つ教えてもらいたいんですけど、普通教室が支援学級を含んで12教室で、特別教室がまた12教室ということなんですけど、単純に割って一学年大体4クラス程度の計算なんですかね。例えば、これから子供たちが減っていって中学校の統合とかなったときに、この特別教室というのを普通教室にかえられるような状況には、計画の中に入っているんでしょうか。 ◎町谷学校教育部長 基本的な考え方ですけども、まず普通教室の12教室、特別教室の12教室、これについては生徒数をベースにしまして向こう3年間の生徒数も見込んだ中で国庫補助金ベースに伴う必要教室数ということでの12教室になってございます。今ご指摘いただいた将来子供が例えば減ってきた。そういう場合、特別教室等々に、また逆のパターンもあり得ますよね。そういったところについては、今の現状のところでは当然ながら普通教室と特別教室の広さが違います。当然ぴったりではございません。 そういった中で将来そういった状況が生じたときに、例えば特別教室を本当に使わない教室で将来必要でないという判断に立った場合、それは普通教室に転用するのか、もしくはその部分を何か形を変えて改造なりをして、例えば会議室にもっていくのか、それともどこかの普通教室に似合ったところとまたミックスしながら、例えばぐるっと回した形で教室転用をするとか、そういったことについては将来考えていく中での話としてとらまえていただきたいと思います。 というのは、今の段階でその部分を加味した中でいきますと、やはり国費ベースが非常に厳しくなりますので、対象外というところも見られることもあり得ますので、その点については一定ご理解いただきたいと思います。 ◆野間委員 じゃ、中学校とかが統合になるときに、その時点で考えるということですか。 ◎町谷学校教育部長 ちょっと図面で見ていただきたい部分があるんですけども、済みません、4ページをお願いします。これは平面で抑えているんですが、中心部分に本体の校舎でございます。そして、左側部分に体育館、武道場及びアリーナを含んだ部分、その下なんですけども、ちょっと点線部分を入れていると思います。鳥取中学校のこの改築に当たりまして、当然統廃合整備計画をベースにした中で、それについては生きてございますので、地元説明会もしくは保護者説明会等々やらせてもらった中でも将来にかけて尾崎中学校の統合は市として計画は持ってございますということも説明させていただいてございます。ただ、年限等については、明確な年限は今の段階でということは避けてございますが、その尾崎中学校を統合した場合、この点々部分を統合の場所として考えてございます。ですから、今おっしゃっていただいてます将来統合したときに増改築が必要になるか否かというところについては、その段階で検討ということでお含みいただきたいと思います。 ただ、統合についても当然ながら統合ベースの国費の補助金をとっていかないと、市一般財源ベースでは建築できるような金額ではございませんので、その際に、改築部分が果たして補助金ベースに乗るか否か、ここについても国の情勢を見ながら、もしくは国との協議を図りながら進めていきたいというところでご理解賜りたいと思います。 ◆野間委員 済みません、ありがとうございました。 あともう1点、ちょっと小さなことなんですけど、男子の生徒のおトイレが、昔の男性用のトイレてありますよね、立ったままするおトイレが小の用を足すところだと思うんですけど、普通の大をするところに入ることによっていじめに遭ったりとかいう例を聞いたことがあるんですけど、いじめとまではいかないんですけど、尾崎弁でいうとおちょくられるみたいな、おまえやってんかというような、そういうようなことは阪南市には情報はありますか。もしあるんであれば、そういう男子のトイレを全部そういう今洋式のトイレにしているところがすごく出てきているというふうに聞いたんですけども、そういうのは検討されたんでしょうか。 ◎町谷学校教育部長 済みません、ちょっと理解をようしなくて申しわけないんですけど、トイレで例えば今ご指摘の5ページですよね。男子トイレで、これで見ると実は左側が変な話小のほうというんか、右側に個室といおうか、当然上はあいてますけど、ドアのついた大便の場所なんですが、今おっしゃっていただいているのは、例えばこういう個室とかにおいて小をやった場合、おちょくられるいうんか…… ◆野間委員 尾崎小学校であったことなんですけど、トイレに入りました。すごくおなかが痛くて個室に入りました。出てきたときに、おまえ大やってたやろというふうにいじめに遭ったっていうことを私ちょっと耳に挟んで、そういう子が2~3人いてたんです、尾崎小学校で。やっぱり小学校でそういうことがあるということは、中学校になるともうちょっといじめてひどくなってくると思うので、そういうことを初めから避けるためにもうすべて個室にしてしまえば、小をやっているのか大をやっているのかわかれへんということで、男子トイレもすべて個室にしている中学校、小学校がたくさん出てきているということなんですね。それを検討していただいたのかどうかということをお聞きしているんですが。 ◎町谷学校教育部長 正直言いまして、そこまでの検討はしてございません。というのは、一つは何度も言いまして申しわけないんですけど、実はトイレについても非常に我々としてはスペースを数多くとりたい。当然今おっしゃっていただいてますように、小の部分を個室にもっていくと、今現在絵面(えづら)では6カ所の小便器があるんですが、大便器にすると4カ所しかとれないとか、こういった形で数が減ります。当然生徒数を考えれば、部屋全体をもう少し大きくとらないけない。となれば、これは当然国費対象外になります。そういったところも含めて、我々としたら国費ベースで乗っかるぎりぎりいっぱいのところまでで施設計画を考えてございます。今おっしゃっていただいたように、例えばある小学校でいじめがあったと。実例のお話があったんですが、例えば小学校から中学校へなったら、それ以上のまたエキサイトした話があるんじゃないかとかいう、我々としても学校ですから、当然いろんなところでいろんな場所が、いろんなところがあります。当然ながらこの建築に当たってそういうようなところを基本的には考慮しながらつくっていくんですけども、当然ながら別の角度で生活指導といったところでいじめについては対応させていただいてございますので、この施設計画の中で部分的にここではいじめが発生するかもわからん、だからここの部分は対応した改築というんか、対応した構造にするほうがいい。そこについては、可能な限りは当然やっていきたいんですが、基本はやはりできるだけ国費の基準に似合った形で数多く生徒の皆さんが使っていただけるような状態に持っていきたいというところで一定ご理解いただきたいと思います。 ○楠部委員長 ほかに質疑ございませんか。 ◆武輪副委員長 済みません、1点だけお願いいたします。 文化財の調査をやらなければいけないことになりましたよね。それで大体どのぐらいの費用で財源はどのようにするのか、教えてください。 ◎町谷学校教育部長 13ページの右下のほうに文化財の概要を若干書かせていただいてございます。先ほどの説明のように、文化財が確かに出ました、試掘で出ました。ですから、1,800㎡程度の本掘調査をやらせていただくことになるんですが、場所的には図面で示している線の網かけ部分になってます。 ご質問によります経費の部分ですが、ざくっとというところでご理解いただきたいんですが、正直言いましておおむね約3,000万円弱が必要になろうかと思います。この経費につきましてですが、本実施設計を発注させていただいたときに、9月補正予算で7,200万円たしか予算計上させていただいてございます。その部分で実際は実施設計が4,100万円でしたかね、ちょっと済みません、数字を見させてください。実施設計が4,620万円で落札していただいてございます。この部分の予算の差をもって文化財調査の本掘調査をやらせていただくということで財政とも調整をさせていただいてございます。 ◆武輪副委員長 財政が大変なので、こうして思わぬところが出てきたときには、やっぱりこういう費用が要るかと思いますが、これからいろんなことが出てくるかもしれませんが、できるだけ一般から取らないで何とか予算の中でおさまるように努力していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○楠部委員長 ほかに質疑ございませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。--------------------------------------- △2.その他③その他 ○楠部委員長 最後に、その他③その他で何かありませんか。 ◆古家委員 済みません、ちょっと今回の保育料の値上げのことで聞く機会がなかなかとれなかったので、ここでお聞きしたいと思うんですけれども、今回も公料審のほうもとってもう決まってしまったことだとは思うんですけれども、これからの少子化対策とか子育て支援としてやはり大事なことだと思いますので、少しお尋ねしたいと思います。 今回、子育て家庭間の受益者負担ということとか、負担の公平性ということを挙げておられるんですけれども、効果額が目的ではなくて、現状ばらつきがあるその負担をなだらかに上げたいとか、負担を平等にしたいということでおっしゃっているんですけれども、これは保護者の方とか事業者の方のご意見をどの程度お聞きになったのかということを一つまずお聞きしたいと思います。 ◎斉喜保健福祉部理事兼こども家庭課長 保育所保育料の見直しにつきましては、せんだっての公共料金等適正化審議会に今諮問させていただきまして、そしてまた答申もいただいているところでございます。今、委員ご指摘のように、負担の公平性等々も考慮した中で事務所方のほうで考えさせてもらったもので、一人一人の保護者に対しましてこのように考えてますというようなことでは説明なり聞き取りなりはしていない状況ですので、ご理解いただきたいと思います。 ◆古家委員 その効果額が目的でなくて、ばらつきがあるということを整理したいということであれば、上げる形でなくて下げる形にだってできるわけですよね。公料審にかけるときに、必ず値上げということで審議をされるだけではなくて、どういう形でやるのがいいかということからかけていただきたいなというのを思うんですけれども、今回公料審のほうでの審議の模様は私も傍聴させていただきましたけれども、預けておられる保護者の方々の生活の実態とかそういうことを検討して討議をされていたとは、その観点は少しなかったなというふうに思うんです。 これは実際生活しておられる方は、高額の所得の方も預けていらっしゃると思いますけれども、やはりそれなりの税金も払ったりとかもされているわけです。特に、所得の低い方でも一部は今回、ほんの一部下がった方もいらっしゃいますけれども、総体的に値上がりということでどう考えたらいいのかなと、ちょっと私も公料審のも聞きながら思ったんですけれども、子供と働く親の立場に立った保育の施策であるということなので、保育所の開設ということは一方的な値上げの押しつけというのではやっぱりいけないんじゃないかなと思ってます。 今さっきのご答弁の中で、説明もまだされてないということですし、もちろんそしたら意見もお聞きになってないと思うんですけれども、私たち議員のところにこの間、保育料値上げについての要望書というのをいただいてます。その会長さん、根来さんとおっしゃるんですか、この要望に合うように今回慎重にご審議お願いしたいということで出してきておられるんですけど、値上げ反対ということで。根来会長さんとのお話し合いなんかはされたんでしょうか。 ◎斉喜保健福祉部理事兼こども家庭課長 実際、今委員がお手元で見られておると思うんですけども、その要望書を市長、また副市長なり、また私どものほうにも同じものを提出していただきまして、そのときに話し合いは当然してます。それを出す前にもこういった値上げというのは本来自分たちは余り望ましくないというようなことはずっとお聞きしてございました。 以上です。 ◆古家委員 その幼稚園と保育所の格差とかいろいろ変えておられるんですけども、就学前保育というのは、ある意味教育であるというふうに位置づけて保育所でも取り組んでおられるんだと思うんです。ここにも書いてありますけれども、就学前教育というふうにとらえてはると思うんですけども、そのあり方ですね、こういうのについてももう保育所の経営者の方々ともしっかりと討議して、いろいろとこれからの保育所、そして幼稚園のあり方みたいなのも、それぞれ縦割りですけれども、そこら辺も一緒に討議していかなきゃいけないことじゃないかなと思います。やはり家計に影響がないように負担金というのは設定しなさいということで、これはやはりどの程度の負担がふえるかということを数字で出しておられますけども、保護者の意見を聞くべきだったと思います。 今後もまた3年ごとの見直しとか言われてますので、今回はそういうことで答申も受けて、今議会で議決する事項ではないので仕方ありませんけれども、これからもそういう福祉の観点で受益者負担という観点だけではなく、福祉の施策であるということに留意されて決めていっていただきたい。何よりも保護者の方、そして民間の事業者の方にもご意見を聞いていただきたいと思いますので、今後よろしくお願いしたいと思います。ちょっとご意見を。お答えいただけますか。 ◎福山市長 ご答弁申し上げます。 この保育料につきましては、当然公正、公平ということで毎回公共料金等適正化審議会、各種団体、専門知識を持った方で総合的に判断していただいております。そんな中で当然この国の基準、保育料の単価等もありますけども、阪南市の場合は各階層を細かく精査しております。その中でのバランスをとった中でやっております。こういう形の中で当然我々としては裕福な財政状況とかいう中でも、公正、公平という意味がございます。そういう一つの基準というものに向かっていかなければという中で、当然バランスはとって制定させていただいております。 また、団体からの要望の件につきましては、十分話し合いということで要望を持って来られたと。また、その保育料を上げるときにも担当等でも協議もやっております。基本的には幼稚園との保育料の格差ということで言われております。幼稚園につきましては、もうご承知のように統廃合する中ですべてご迷惑をかけたということで、今後きちっと方向性を固めた上での保育料ということになりますし、そういう意見は十分申し述べ、今後の保育所のあり方等についてもご理解をいただく中で協議を進めていると、また話し合いもしました。そういうことでご理解をお願いします。 以上です。 ○楠部委員長 ほかに質疑ございませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○楠部委員長 ないようですので、議長より総括として一言お願いします。 ◆中谷議長 どうもお疲れさんです。今、市民の皆さんの生活が本当に苦しくなってきております。このデフレというんですか、そんな中で明るい材料といえば、阪南市は本当にありませんけども、その中で唯一鳥取中学校の改築、本当に唯一といっていいぐらいの事業だと思います。そんな中、先ほど質問もありましたけども、この1年以内で完成するという大変な事業だと思いますので、議会はもちろんのことですけども、職員の皆さんも、皆さん本当に努力していただいて、23年3月までですかね、になし遂げるということで一致団結してやっていただきたいと思います。我々ももちろん、議会も協力させていただきますので、その辺、またよろしくお願いします。 以上です。 ○楠部委員長 これをもちまして厚生文教常任委員会を閉会します。本日は休憩もなく慎重審議ありがとうございました。--------------------------------------- △閉会 午前11時17分 会議のてん末を記載し、その相違ないことを証するためここに署名する。厚生文教常任委員長     楠部 徹          市立病院関連特別委員会記録1.日時    平成21年12月9日(火)午前10時00分~午前10時23分1.出席委員    委員長    土井清史     副委員長   古家美保    委員     野間ちあき    委員     二神 勝    委員     貝塚敏隆     委員     武輪和美    委員     楠部 徹     委員     岩室敏和1.オブザーバー    議長     中谷清豪1.欠席委員    なし1.説明のため出席した者の職氏名    市長          福山敏博  副市長         安田 隆    総務部長        大宅博文  病院事務局長      細川一美    総務部理事       泉尾正彦  総務部副理事(兼)財政課長                                  神藤泰治    経営企画課長(兼)医事課長     地域医療連携室長    石橋るみ                森下伊三美    財政課長        魚見岳史  財政課長代理      高野善則    医事課長代理      大久保則之1.職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長         白井俊樹    議会事務局理事(兼)庶務課長 南 茂義    議会事務局庶務課書記     奥田智昭1.案件  (1)第4回定例会の付託案件審査について    ・議案第78号 平成21年度阪南市病院事業会計補正予算(第1号)    ・議案第89号 平成21年度阪南市病院事業会計補正予算(第2号)  (2)その他    ①例月収支報告について    ②その他 △開会 午前10時00分 ○土井委員長 本日は、大変お忙しい中、各委員、議長を初め、説明者として市長初め関係各部課長の出席をいただき、まことにありがとうございます。これからの本特別委員会の審査及び運営につきまして、ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。 それでは、定足数に達していますので、ただいまから市立病院関連特別委員会を開会します。 開会に当たりまして市長からごあいさつをお願いします。 ◎福山市長 おはようございます。委員長、議長並びに各委員の皆様におかれましては、早朝より市立病院関連特別委員会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。 本日の案件につきましては、案件1といたしまして第4回定例会の付託案件審査について、議案第78号 平成21年度阪南市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第89号 平成21年度阪南市病院事業会計補正予算(第2号)でございます。よろしくご審議いただき、ご裁決賜りますようお願いいたします。また、その他といたしまして、1といたしまして例月収支報告について、2といたしましてその他でございます。担当よりご説明、ご報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。--------------------------------------- △1.第4回定例会の付託案件審査について △議案第78号「平成21年度阪南市病院事業会計補正予算(第1号)」 ○土井委員長 去る1日の本会議において本特別委員会が付託を受けました2案件の審査を賜るものであります。よろしくお願いします。 それでは、これより議事に入ります。案件1、第4回定例会の付託案件審査についてを議題とします。議案第78号「平成21年度阪南市病院事業会計補正予算(第1号)」を議題とします。本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 収入支出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○土井委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○土井委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第78号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○土井委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第78号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △議案第89号「平成21年度阪南市病院事業会計補正予算(第2号)」 ○土井委員長 議案第89号「平成21年度阪南市病院事業会計補正予算(第2号)」を議題とします。本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。 収入支出について一括質疑を行います。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○土井委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。     〔「討論なし」の声あり〕 ○土井委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。 お諮りします。議案第89号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○土井委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第89号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。--------------------------------------- △2.その他①例月収支報告について ○土井委員長 以上で市立病院関連特別委員会に付託された案件の審査は終了しました。 案件2、その他①例月収支報告についてを担当より説明願います。本案については、改めて委員会を開催すべきですが、資料が整いましたので、本委員会に入れさせていただきました。なお、地域医療再生計画につきましては、新たな動きがありましたら適宜委員会を開催し報告をしていただきますので、よろしくお願いします。 ◎細川病院事務局長 それでは、10月分の例月収支につきましては、私のほうから簡単に説明させていただきます。 10月分につきましては、入院患者が1日平均74人を超えまして74.3人、そして外来につきましても1日280人という昨年2年間では一番多い数字になりました。したがって、この10月分につきましては、入院、外来収益合わせて約1億1,000万円に至りました。差し引き損益ベースでいきますと約500万円の赤字にとどまったものでございます。内容につきましては、担当課長よりご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎森下経営企画課長兼医事課長 それでは、私のほうから平成21年度10月分の病院事業会計の収支について報告させていただきたいと思います。お手元の資料をよろしくお願いいたします。なお、表の構成とか説明については省略させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、収益的収支のほうから説明させていただきます。まず、収入の医業収益でございますが、入院収益としまして7,104万2,000円ありました。外来収益のほうが3,949万9,000円でございます。その他医業収益としまして474万1,000円、これらを合計しまして医業収益全体で1億1,528万2,000円でございます。これは、前年度の10月に比べまして入院収益が108万円増加しまして、外来収益のほうも639万1,000円の増加をしてございます。医業収益全体で824万3,000円の増となってございますが、要は通常時ともいえます平成18年度10月と比べますと大きく7,171万円の減収というふうになってございます。また、今年度の前月、9月分と比較しますと、入院収益で352万6,000円、外来収益のほうで500万7,000円の増収となってございます。 ちなみに10月分の診療科別の収益に簡単に触れてみますと、内科・総合診療のほうで3,301万円の収入がありました。小児科のほうが1,473万円、胃腸科・外科が2,512万円、歯科口腔外科が357万円、循環器科が167万円、整形外科のほうが2,581万円、リハビリテーション科が500万円、耳鼻咽喉科で78万円、眼科のほうが82万円ということになってございまして、小児科と整形外科のほうが前月、9月よりも増収となってございます。 次に、医業外収益でございますが、その他医業外収益としまして50万7,000円のみとなってございます。 続いて、支出のほうの医業費用でございますが、給与費が合計で7,080万4,000円、材料費が2,815万8,000円、経費のほうが1,556万9,000円。これに減価償却費と研究研修費を合わせまして合計で1億1,928万8,000円となりました。これは、前年度の同月、10月に比較しまして381万6,000円の増加となってございます。給与費の医業収益に占める割合を示します人件比率をこの10月分で見てみますと、61.4%になってございます。医業費用も平成18年度の10月と比べてみますと、5,305万8,000円の減額となってございます。 次に、医業外費用でございますが、繰延勘定償却の153万3,000円のみとなってございます。 以上の医業収益及び医業外収益の総収入から医業費用及び医業外費用の総費用を差し引きました経常損益につきましては、503万2,000円の経常損失となりまして、医業収益から医業費用を差し引きました医業損益につきましては、400万6,000円の医業損失となってございます。この数字につきましては、前年の同月に比較しまして経常損益で505万8,000円の改善、医業損益においては442万7,000円の改善となっている数字でございます。これも平成18年度の同月、10月に比べますと経常損益では1,782万2,000円、医業損益のほうでは1,865万2,000円の減となってございます。 また、この10月までの7カ月分の累計での比較を見ますと、経常損益で今年度はマイナス7,617万円となりまして、前年度の累計がマイナス1億2,506万1,000円ですので、そこから4,889万1,000円改善されているということになります。この数字も平成18年度と比較しますと6,102万円悪化しているということになってございます。 次に、2ページ目の資本的収支のほうでございますが、この10月におきましては、収入のほうは計上がありませんでした。それと、支出のほうで建設改良費の備品費で57万1,000円の支出がございます。内訳を申し上げますと、検査科のほうで肺機能検査機器が故障したために買いかえてございます。これが25万2,000円の医療機器でございます。それと、栄養科の厨房に設置してございます冷凍冷蔵庫、これも故障しまして買いかえまして、これが31万9,000円、この合計で57万1,000円の支出がございました。 最後に、基礎指標についてでございますが、延べ入院患者数につきましては、10月分が2,304人ということで、昨年の10月に比べまして322人の増加となっております。延べ外来患者数につきましては、5,899人、これも昨年10月に比べて314人の増加となってございます。また、前月の9月に比べますと入院で230人の増加となりまして、外来においても658人の増加となってございます。平成18年度の実績の比較では、入院患者数ではこちらは1,457人のマイナス、外来患者数でも2,803人のマイナスということでございます。 次に、平均単価については、入院のほうが3万834円、外来が6,696円となりまして、昨年度の10月分よりも入院単価につきましては、4,465円の減額、外来単価につきましては、768円増加ということでございます。これも平成18年度と比較しますと、入院単価が1,460円の減、外来単価においては15円の増額となってございます。 以上、10月の収支でございますが、冒頭に局長のほうからも説明ありましたが、10月では医業収益が前月、9月に引き続きまして1億円を超えるという結果で、なおかつ9月よりも900万円近くの増収となってございます。1日平均入院患者数も70人台に復帰し、また外来患者数も今年度の最高の数字を示しております。こういうことで医業損益において今年度最良の400万6,000円の医業損失となったということでございます。 以上、10月分の病院事業会計の収支報告でございます。 ○土井委員長 ただいまの説明について質疑を許します。質疑ございませんか。 ◆貝塚委員 おはようございます。ご苦労さまでございます。今回、病院がこういう状況になってからもう間もなく2年になろうとしているんですけども、ちょうどここに載ってます前年度同月、平成20年度の10月に初めてこういう1億円を突破して赤字が800万円弱で何とかいけるんじゃないかという、これが昨年のことでございました。それから今回初めてこういう一番いい成績というたらなんですが、売り上げも最高いってますし、また赤字幅も400万円ほどで済んでいると。 この原因ですね。これは、例えば10月にインフルエンザとかでそういう自然に患者がふえたんか、何らかの病院が努力して患者を呼び込んでこういう結果になったのか、その辺の分析はどのようにされているんでしょうか。 ◎細川病院事務局長 委員ご指摘の増収の要因といたしましては、小児科と整形外科が先月、9月までの平均よりもかなり収入がふえております、患者数もふえてきている状況になっております。それは、病院として病診連携を含めて広報に定期的に各科の紹介も含めて、また病診連携に地域連携室を通じていろんな面でのこういった計器が入りました、またこういう検査もやりますよといった常に開業医を通じてのPRも行っております。また、救急患者の受け入れにつきましても、できる限り時間内の受付は可能な限り受け付けるということで、消防へも常に定期的に言っております。また、泉南市、岬町にもチラシを配布していただいているところでございます。PRも含めて引き続き行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆貝塚委員 今、局長からありましたやっぱり病院の努力もあると。自然増もあると思うんですよね、自然的にやっぱり風邪がはやったとか。ただ、それだけじゃやっぱり風邪によって売り上げが上がったり下がったりじゃなしに、やっぱり病院の努力が必要だと思うんですね。 ですから、今局長が言われたように、どれぐらいの割合で、やっぱり病院が努力したからこれだけふえたんだとか、いや自然と病気がふえてこういう形になったとか、いろんな分析をされると思うんですけど、ぜひ、やっぱり病院の努力によって、この科の売り上げによってやっぱり変わってくると思いますので、こういう努力をしたからこういう形で売り上げも上がってきた、入院患者もふえてきたと。そういう形で絶えずやっぱり分析していただいて、どういうところ、弱いところを今後も宣伝をしていくとか、そういう形をとっていっていただきたいんですけどね、今後も。 多分11月ももうそろそろ売り上げ金額もある程度わかってきていると思うんですけども、今後もどういう形で一つ一つ努力をしていくんか、後のその話だけお願いいたします。 ◎細川病院事務局長 委員ご指摘の、当然弱いところはやはり補強していかなければいけない部分があろうかと思います。特に、内科につきましては、かなめとなる医師が今不在でございます。そういったところを定期的に近畿大学、和医大に、11月にも行きました。この12月にもまた行きます。そういった中で市長も和医大に定期的に行っていただいております。我々も病院として一緒に行くときもありますし、独自で和医大、近畿大へ行くときもあります。そういった医師の招聘を含め、また先ほど言いましたように、その分析も可能な限りやっていきたいと思っております。 以上です。 ○土井委員長 ほかに。 ◆岩室委員 1点だけ。新しい機器を導入しましたよね。それの現在の稼動状況を答えてくれますかね。 ◎細川病院事務局長 10月からCT64列を納入いたしました。9月までの平均がCTの検査が220件でありましたが、10月は290件になりました。11月は若干下がりまして240ぐらいだと聞いております。今後、これも含めて開業医さんも含めてPRを引き続き行ってまいりたいと思っております。 以上です。 ○土井委員長 ほかにございませんか。 ◆二神委員 そしたら質問させていただきます。 先ほど貝塚委員からも指摘ありました、経営会議とかそういった形ですね、いろいろ議論されているかと思うんですけども、本当に各診療科の増減というか、私もちょっと委員会に出席させていただきながら、決算報告書をいただいているんですけど、もうひとつその内訳というんですかね、診療科でこの人数、入院患者数が何名、また外来で何名来られたかと。そういったもう少し詳しい内容の内訳が入った書面にての報告等をいただければありがたいんですけども、どうでしょうか。 ○土井委員長 出せますか。 ◎細川病院事務局長 例月出納検査終了後、その資料を出しておりますので、また後日させていただきます。 ◆二神委員 ありがとうございます。というのが今言うているのは、今すぐとかじゃなくして、森下課長さんも報告、数字を言うていただいているので、それを紙面で見ながら、当然経営会議で分析しながら、阪南市内には私立の病院もあります。そのところと阪南市の入院患者、また外来患者をもう少しふやすにはどうしたらいいかと。そういった会議もやっているかと思いますので、そういう内容の報告と同時に紙面で今後出していただければということで、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○土井委員長 ほかにございませんか。 ◆古家副委員長 地域医療をともにつくる会のことについてちょっと詳しく教えていただきたいんですけれども、具体的にどういう団体の方が入っておられる、個人的にも入っておられるかもわかりませんけれども、それとその会のほうでは今後どのような計画を持って取り組んでいかれるのかということなどお聞かせ願えるでしょうか。 ◎細川病院事務局長 今ちょっと手元に資料を持っておりませんが、前の地域医療をともにつくる会を一応基本といたしまして、新しく9月28日に社会福祉協議会のほうから事務局を阪南市立病院に置きまして、メンバーとしては、各種自治会、あるいは老人会、医師会、薬剤師会、市民代表の地域医療に賛同される市民の方の代表者約4名を含めての構成で、ちょっと今資料がございませんが、全体で20数名になっております。その目的は、市民と行政が一緒になって地域医療を守っていくということがねらいでございます。その中でこの12月15日に2回目のそうした人たちの会議を開催させていただきます。そうした中で市民の声が地域医療の再生計画も含めての説明と、また地域の方々の意見を含めて市立病院に対してのご意見等も生の意見が聞けるものと思っております。 以上です。 ◆古家副委員長 それは、その会を12月15日ですかなさるときには、傍聴とか公開というのは考えておられるんですか。 ◎細川病院事務局長 これは、市民団体で構成されているものですから、一応会長に聞いていただかなければなりませんので、一応聞かせていただき、調整させていただきます。 ○土井委員長 古家副委員長、ちょっとわからんところがありますので、その辺は配慮していただきますようお願いいたします。よろしいですか。 ほかに質疑ございませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕
    ○土井委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。--------------------------------------- △2.その他②その他 ○土井委員長 その他の②その他で何かありませんか。     〔「質疑なし」の声あり〕 ○土井委員長 ないようですので、議長より総括として一言お願いします。 ◆中谷議長 今月の例月報告では、500万円の赤字でおさまっているということで、やっと改善されてきた兆しがあるということなんで、それと病院がすごい利益を出すということは、いいことかどうかという疑問もあるんですけども、まず単年度黒字というのを一度達成していただくよう努力していただけたらと思います。 以上です。 ○土井委員長 これをもちまして市立病院関連特別委員会を閉会します。本日は慎重審議ありがとうございました。--------------------------------------- △閉会 午前10時23分 会議のてん末を記載し、その相違ないことを証するためここに署名する。市立病院関連特別委員長     土井清史...