交野市議会 1995-10-25
10月25日-03号
平成 7年 10月 定例会(第3回)1.開議 平成7年10月25日午前10時00分1.出席議員 1番 辻本護邦 2番 大岡元七郎 3番 栗原俊子 4番 谷 秀夫 5番 有井貞登 6番 白岩陽太郎 7番 山添武文 8番 吉坂泰彦 9番 大中寛次 10番 中上さち子 11番 吉井治海 12番 小林弘子 13番 笹倉 徹 14番 渡辺利雄 15番 浅田一介 16番 稲田美津子 17番 竹内友之輔 18番 山口幸三 19番 岩本健之亮 20番 堀 憲治1.
議会事務局職員出席者 局長 林 充彦 次長 雲川安晃 主幹 菱田 仁 主任 前田秀雄 事務職員 福田美樹1.法第121条による出席者 市長 北田輝雄 助役 田中宏治 助役 阪長 保 収入役 奥西正明 教育長 永井秀忠 理事兼市民生活部長 重村貞雄 理事兼同和対策室長 理事兼環境事業部長 北岡 紘 梶 俊夫 兼
人権擁護推進室長 理事兼国体室長 河野幸恵
教育監兼学校教育部長 大中紀宗 理事兼会計室長 梅本 實 市長公室長 高島康光 市長公室参事 山本光茂 総務部長 中奥正孝 保健福祉部長 都市整備部長 橋川英男 林 隆 兼福祉事務所長 兼土地対策課長 土木部長 金谷行允
特別事業対策室長 小川武士 教育管理部長 松本雅文
学校給食センター所長 阪長 敏 生涯学習推進部長 兼総合体育施設 奥田鐵彦 水道局長 森本恭司 整備推進室長 消防長兼消防署長 北田樹徳 市長公室副参事 佐治秀隆 市民生活部次長 市民生活部副参事 柴野東樹 森田安弘 兼保険年金課長 兼市民課長 市民生活部副参事
農業委員会事務局長 兼星田出張所長 龍見勝彦 兼市民生活部次長 大門喜雄 兼
星田コミュニティー センター館長 兼農政商工課長 保健福祉部次長 環境事業部次長 兼高齢者対策課長 中村由美子 雲川勝巳 兼
リサイクル推進室長 兼高齢者福祉係長 土木部副参事 都市整備部次長 山本富一 兼土木総務課長 菊崎直哉 兼まちづくり室長 兼庶務係長 教育管理部次長
特別事業対策室次長 加嶋喜市 兼教育総務課長 加地健彦 兼保健給食課長 生涯学習推進部次長 兼図書課長 武田博甫 学校教育部次長 森田純彰 兼教育文化会館長 消防本部副参事 谷 義明 人事課長 堀井英明 兼副署長兼総務課長 課税課長 根本謙次 納税課長 中林善造 環境生活課長 兼公害・水質係長 兼消費・環境衛生係長 眞井榮一 社会福祉課長 木原 剛 兼水質検査室長 兼
特別事業対策室参事 健康増進課長 松本孝則
機能支援センター所長 今堀忠蔵 兼健康づくり係長
リサイクル推進室課長 吉井幸男
乙辺浄化センター所長 松野 正
まちづくり室課長 梅井正次 開発指導課長 橘内博一 兼区画整理担当係長 道路課長 山下 清 緑地公園課長 栗田崇彦 天野川清掃工場長 下水道課長 奥野隆雄 藤井 勝 兼第1係長 河川水路課長 青木国光 幼児対策室長 片岡弘和 兼管理係長 生涯スポーツ課主幹 社会教育課長 西 政男 兼青少年健全 吉田哲夫 兼庶務係長 育成対策室長 学務課主幹兼学事係長 八木隆夫 指導課長 大橋 進 水道局庶務課長
島本通弘議事日程平成7年10月25日日程第1 一般質問 一般質問順序及び要旨 平成7年10月25日会派名及び
質問者市民クラブ吉坂泰彦答弁者11.市政運営での市長の基本姿勢について
中国・仏の核実験と日本の主権(日米地位協定に関して)についての見解1.市長〃2.防災態勢について
(1)災害応急対策の現状と対策
(2)防災無線の整備・充実
(3)大雨対策など2.市長〃3.福祉対策について
(1)在宅介護支援策
(2)「
障害者福祉長期計画」策定の進行状況
(3)ゆうゆうバスの運行に関連して
(4)葬祭場建設の進捗状況3.市長〃4.環境整備について
(1)二国建設の進捗状況と市長の決意
(2)二国関連の生活道路と沿道整備の進捗状況
(3)治安問題
(4)河川緑化の基本方向など4.市長〃5.人権思想の啓発について5.市長〃6.教育について
(1)図書館行政
(2)人権教育
(3)郷土愛を育む教育の推進
(4)学校施設の整備・充実など6.教育長会派名及び
質問者日本共産党小林弘子答弁者21.フランス・中国の核実験に対する市長の態度について1.市長〃2.教育問題について2.教育長〃3.第二京阪道路問題について3.
特別事業対策室長〃4.道路問題について4.土木部長〃5.公立幼稚園の2年保育実現に向けて5.教育長〃6.障害者福祉について6.
保健福祉部長会派名及び
質問者自由民主党稲田美津子答弁者31.下水道の利用状況について1.市長〃2.市営住宅の払下げの考えはあるか2.市長〃3.観光農園の施策について3.市長〃4.道路行政について4.土木部長〃5.(仮称)星田図書館建設の見通しについて5.教育長会派名及び
質問者草の根クラブ大岡元七郎答弁者41.第二京阪道路問題について1.市長〃2.人にやさしいまちづくりと市民参加による行政運営の拡充と女性政策について2.市長〃3.
星田山手地区内道路における交通安全対策について3.市長会派名及び
質問者公明議員団山口幸三答弁者51.教育行政について1.教育長〃2.市民の利便性充実について2.田中助役〃3.福祉行政について3.市長 (午前10時00分 開議)
○議長(堀憲治) おはようございます。これより本日の会議を開きます。まず、事務局から本日の出席状況を報告させます。事務局長。
◎事務局長(林充彦) おはようございます。議員の出席状況をご報告申し上げます。本日の会議出席議員は20名で全員出席でございます。以上で報告を終わります。
○議長(堀憲治) 本日の議事はお手元に配布いたしました議事日程のとおり定めておりますので、ご了承願います。 なお、一般質問に入る前に一言議長の方から理事者側にお願いをしたいことは、新任の議員さんが6人議席に着いておられます。答弁については懇切丁寧にお願いをしたいと思います。 それでは日程第1 一般質問を行います。まず1番目の質問者、
市民クラブ吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、市民クラブを構成いたします大中寛次、谷秀夫、白岩陽太郎、有井貞登、山添武文の先輩諸氏のご了解のもとに未熟者ではございますが、市民クラブを代表いたしまして一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 その前に、この度の市議会議員選挙におきまして、有権者の皆さん方に多大のご指導、ご支援をいただきましたことに厚く御礼申し上げます。また、これまで市民生活の向上のために日夜ご奮闘されてました北田市長をはじめ職員の皆さん方に対しまして敬意を表するところでございます。 私は今回の選挙で初当選をさせていただきました。これまで私は多くの議会議員を誕生させるために活動してまいりましたが、私自身が議員になりましたのは初めてのことでございます。先輩議員の皆さん方や理事者の皆さん方の温かいご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。同時に私自身、先輩議員に負けないよう、市民のため、市政発展のために奮闘することをまずもって表明しておきたいと存じます。 さて、北田市長、市長は今年の第1回定例会で施政方針を述べられました。また交野市総合計画、実施計画も策定されております。一読させていただきましたが、市長と担当部局の綿密な連携で検討されていることが理解できます。敬意を表する次第でございます。交野市政についての質問に入る前に、市長の所見を伺いたいことがございます。理事者の皆さんや先輩議員の皆さんには当然と考えておられると思いますが、一言述べさせていただきます。 それは中国とフランスの核実験についてと沖繩での米兵の少女暴行事件についての見解でございます。核実験の正当性を両国がいかに強弁しようとも、核実験は戦争準備行為でございます。わが国は第2次大戦以降50年間、憲法第9条のおかげもあって、幸いにも戦争に真っ正面からかかわることがございませんでした。その結果、現在の日本がいろいろな問題点があろうともつくり上げられてきたと思うのであります。国と国が、民族と民族が殺し合うことなく50年間も過ごせたのだと思うのであります。このような思いから私は議員当選直後の全員協議会の場で新人議員でありながら厚かましいと思ったのですが、核実験に対して、市として、議会として明確に、早急に意志表示を行い、その取り組みをすべきだと発言させてもらいました。 同様に沖縄での米兵の少女暴行事件は、日本にとって由々しき問題であります。沖縄の本土復帰から昨年までの23年間、米軍構成員による刑法犯罪は合計4675件であります。年平均203件です。そのうち10.8%の508件が殺人、強盗、放火、婦女暴行などでございます。日本の領土の中に日本の主権が及ばない地域や人が存在するようでは、日本は真の独立国とは言えません。日米安保条約の是非については様々な見解があり、今そのことを言及しているのではございません。ただ、少なくとも国際社会の中で一定の位置を占める日本としては、日米地位協定については見直すことが緊急の課題だと考えます。先日10月22日には沖縄の怒りの表現として8万5000人もの県民が大集会を行いました。市長のこれらの問題に関する所見を伺いたいと思います。 平和な国日本、戦争を許さないまち交野を目指すことを内外に明らかにしてほしいのであります。 では市政一般についての質問に移りたいと存じます。私は今回の選挙戦で人と自然にやさしい交野のまちづくりを進めようと訴えてまいりました。その観点から何点かにわたって質問させていただきます。不十分な点や不足している点については市民クラブの先輩議員の方から関連して質問してもらうことになります。よろしくお願いいたします。 まず第1点、防災体制についてであります。1月17日の阪神・淡路大震災は、私たちのこれまでの常識を大きく超えた被害をもたらしました。被災された皆さん方や関係各自治体の皆さん方に心よりお見舞い申し上げ、同時に復旧・復興に向けたご努力に心より敬意を表します。 被害状況については皆さん方周知のことと存じますので申し上げません。幸いにも交野市域では大きな被害はありませんでした。しかし、交野にいつあのような直下型地震が発生してもおかしくないと言われております。また自然災害は地震だけではございませんし、またなくすわけにもまいりません。災害発生による被害を最小限に食い止め、発生後の市民生活が円滑に営めるよう、行政が中心となって万全の対策を立てることが必要だと考えます。 1月17日の大震災後、市としていろいろな対策を進めておられると思いますが、次の点について現状を知らせてください。①災害応急対策に必要な資機材や食糧をはじめとする生活必需品の具体的な備蓄とその場所。②被災者の避難場所、特に介護の必要な病弱者、高齢者、障害者の避難場所、避難場所への誘導方法と誘導路。
③防災無線を含む市民への情報伝達システムの整備・充実などであります。 また今回の選挙戦で傾斜地に多くの住宅が造成されていることを知りました。1月17日の地震には平地よりも揺れが少なかったようですが、大雨ではどうだろうかと大変心配しております。急傾斜地での大雨対策はどのようにしているのですか。それは雨量をどれぐらいに想定しての対策ですか。遊水池と見られる個所も幾つかありましたが、市が考えている遊水池は何カ所あり、その能力をどの程度に考えてのものかも知らせてください。また雨水が流れ込む小河川の許容量はどの程度のものかも知らせてください。これらのことが取り越し苦労であれば問題ないのですが、現状と市の取り組みの方向性をご答弁願います。 次に福祉についてであります。福祉全般にわたりますのでよろしくお願いいたします。ご存じのように平成5年11月に交野市は「
健康福祉都市宣言」を行いました。市民一人一人が生きがいをもって生活し、かつ障害をもった市民や高齢者の方々がお互いにみんなで手を携え、それぞれの立場で社会に貢献できるような連体感のある、住みよい健康・福祉のまちづくりを推進するためであります。この理念を現実のものとするために以下質問します。 初めに在宅介護支援策についてです。
在宅福祉サービスの充実が叫ばれ、これまで市としてゆうゆうセンターを中心にデイサービス、ショートステイ、ホームヘルプサービスの拡大と充実を図ってまいりました。これまでの取り組みに敬意を表しますと同時に、なお一層の拡大と充実のために努力されんことを要望し、今後の計画と進展度合いについてお知らせください。 また介護を必要とする多くの高齢者や障害者が病院や施設にいわゆる隔離されて生活するのではなく、住み慣れた家や地域で家族や友人とともに生活することを望んでいます。これらの方々の思いを実現させるためにも、今までどおりに家庭での生活が送れるように支援していくのも行政のサービスであろうと考えます。周知のように在宅の要介護者に対する
日常生活用具給付等事業という施策が既に行われています。介護者や要介護者が日常生活をできるだけ円滑に営むための介護機器を所得に応じて補助金を出して推進してまいりました施策でございます。まず交野市におけるこの利用状況を知らせてください。 この施策は給付、言い換えれば購入でありますが、近年多くの自治体では高価な介護機器を必要とする方には行政が斡旋をしてレンタル制度を導入していると聞いております。購入とレンタルを要介護者の対応に応じて選択することで、行政側も必要とする側も経費の負担は少なくなるし、不要になった際にも粗大ゴミともならないと考えますが、そのような計画がございませんか。なければぜひとも採用をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 また要介護者が家庭生活を送るための大きなネックは、家の構造が高齢者や障害者用になっていないということであります。住宅の改造には多額の費用が必要となります。この費用についても多くの自治体が補助金を出して促進していると聞いております。少々の補助金を出しても、病院や施設の建設費や維持費を考えると、こんな安上がりな施策はないと思われますし、そのことが高齢者や障害者に喜んでもらえるとなれば、市としても早急に採用してもよいのではないでしょうか。考え方と計画についてお知らせください。 福祉対策の2番目です。福祉対策を場当たり的なものとしないために、交野市
障害者福祉長期計画を策定しようと各界各層の方々を委員に選任し、ご努力されております。敬意を表したいと思います。策定にあたって要望がございます。その1つは、障害者団体の方々の声と、要望を最大限聞いてくださいということです。計画決定まで何度も何度も庁内の事務局担当者と意見交換をしてください。障害者とその家族の高齢化によって様々な不安や課題が起こってきております。2つ目は、策定にあたって現段階の議論の状況を知らせてください。決定が早ければよいというものではございませんが、いつ頃をめどにして、今何をしているのかということでございます。 福祉対策の3番目、福祉バスいわゆるゆうゆうバスの運行に関して質問します。現在ゆうゆうバスは2台あってフル稼働していると聞いています。期待されているがゆえに、それでも市民からはもっとこまめに頻繁に回ることができないのか、停留所の数を増やせないのかなど多くの要望がございます。京阪バスとの一層の緊密な連携でゆうゆうバスの台数を増やすことも含めて検討をお願いしたいと考えますので、お考えをお聞かせください。 4番目の葬祭場について質問します。つくる、つくると言ってから相当な日数が経過しているのですが、本当に力を入れてくれているのか、私たちには伝わってきておりません。市民は本当に期待しているのです。市長や担当者の決意を改めてお聞きしたいのと、地権者との関係もおありでしょうから、現在予定している場所は建設のめどがあるのか。その点だけでも結構ですからお聞かせください。 4点目の質問に移らせていただきます。4点目は環境整備についてです。25年前の交野は人口3万人弱、緑に囲まれて空気と水がきれいな町でした。人が住むには最高の環境であったと言えます。そして現在人口7万4000人。10万人を目指す町となり、同時に車社会の中にこの交野も巻き込まれていきました。自然に頼ってきた美しい環境も、今では人の手を加えなければ維持できないようになりました。その上に交野の環境と景観を一変させる大計画が現れました。それが第二京阪国道の建設です。町を二分して通過する道路です。車が走れば騒音も出ますし、排気ガスも出ます。何とか車による公害を少なくしてほしいというのが市民の切実な願いです。そのため、これまで市長をはじめ多くの方の頭を悩ませてまいりました。市や議会のこの問題に対する取り組みを評価いたしますとともに、現在の建設に向けた進捗状況をお伺いしたいのと、改めて市長の第二京阪国道に関する所見と建設に向けた決意を伺いたいと存じます。同時に、第二京阪国道の沿道整備が遅れていると思われますが、その進捗状況のご報告もお願いいたします。 引き統いて第二京阪国道に関してですが、この建設にあたっては多くの工事関係車両が市内を通過使用いたします。建設のために必要な工事用車両の通過道路についてはどのように考えているのですか。まさか通学道路や生活道路を走らせるとは思いませんが、どのように規制していかれるのかも併せてお聞かせください。 また建設にあたって予定地、また予定地周辺に建設基地を設けなければならないと思われますが、現在想定されている場所はどことどこになるのでしょうか。建設基地設置に向けて現在どのような準備作業が行われているのかもお聞かせください。 統いて治安問題についての質問に移ります。これまで交野市は環境がよいのと同時に、治安がよいということで羨ましがられていました。しかし最近は郵便局強盗や死体遺棄事件などの凶悪犯罪が発生し、また星のまち交番ができたにもかかわらず、皮肉にも星田西地区では青少年の暴走行為が目立つようになりました。警察署や交番所の数と犯罪件数が反比例するとは思われませんが、郡津駅前の交番所機能がなくなり、京阪交野市駅前に集約されているとすれば、郡津周辺の住民に少なからぬ不安感を生むことになります。交野市全域の防犯体制についてどのように考えているのか、計画も含めてご意見をお聞かせください。 次に河川の緑化について質問します。スポーツ・
レクリエーションセンターの天野川上流下流で親水性のある護岸工事がされました。また私部西の逢合橋から消防署までの間の天野川の沿道に桜などが植樹されました。子どもから高齢者まですべての人に喜ばれている施策だと思います。交野には天野川だけでなく、小さな川が数多く流れています。私はこれらの川すべてが市民に喜ばれるものにしたいと考えています。市長はどのように考えているのでしょうか。計画があればお知らせください。 そのことと関連して、例えば植樹された木々の管理・育成についてですが、すべて市の職員が対応するとなれば大変なコストが必要となります。周辺の自治会や老人会または
シルバー人材センターに委託するなどしてみてはどうでしょうか。検討してみてください。 また、例えば天野川の河床や法面には多くの野草が茂るようになりました。花の咲くものがしかしございません。同じ野草を茂らせるにしても、花の咲く野草であれば散歩をする人などの目を楽しませることになり、感謝されると思うのですが、どうお思いですか。他の野草との勢力争いもあるでしょうから、初めは人工的に手を加えなければならないのですが、成功すればよほどのことがない限り半永久的に楽しめると思います。よろしくお願いいたします。 5番目の質問でございます。人権思想の啓発に関してですが、市長に質問します。交野市も今年になってようやくというのか、人権擁護推進室という部署が設けられ、本格的に差別のないまちづくりに向けて動き出したと言えます。喜ばしことと存じ、これからの活動に期待したいと思いますので、簡単に全般的に今後の事業計画についてお知らせください。 最後に教育に関連して質問したいと思います。まず図書館行政に関してですが、私まだ不勉強なので申し訳ないのですが、どうも場当たり的にこれまで対処してきたのではないでしょうか。いろいろと事情はあるでしょうが、まず中央図書館があって、次に分館がつくられたり、各学校などの図書室があったりしてネットワークが構成されていくと思うのですが、そのあたりの基本的なことについて現在までどのようになってきたのか、今後どのようにしようとしているのか、お知らせください。よろしくお願いします。 また交野市は独自にいわゆる中国帰国子女教育のために民族講師を配置したり、英語指導助手を全校に配置したりしてまいりました。敬意を表しますとともに高く評価し、一層の充実をお願いしたいと思います。 更に教育長への質問ですが、差別をしない、させない思想というのは、子どもの時に基礎がつくられると思います。この基礎をつくるために学校での教育が重要なポイントになると考えますが、学校でどのような教育がなされているのか、今後しようとしているのかも知らせてください。 また教職員や市職員は市民やその子弟と接しての職務でありますから、差別をしない、させない立場に立って遂行する義務を持っていると考えます。教職員や市職員への日常的な継続的な研修はもちろんのこと、市民への啓発活動は大切なことだと考えます。これまでの活動とその成果についても知らせてください。 続いて質問します。交野で青少年期を過ごす子供たちにとって交野がふるさとでなくてはなりません。成人してからも誇り得るふるさとでなくてはなりません。どんな子供たちも自然にふるさと意識が育つように学校教育をしてもらいたいのであります。交野市は歴史の古い町であります。遺跡や史跡、埋蔵物が多くあります。いろんな形でこれまで交野の歴史を教えてこられたことを承知しつつ私から提案をしたいと思いますので、お答えをください。 1つは、散在する交野の歴史を物語るいろいろなものをどこかで系統的に学習することができないだろうかということです。そのためには遺跡や史跡、埋蔵物の発掘、保存、補修、系統的な展示、そして教材としての活用などが進められなくてはなりません。発掘はされても補修もされずに倉庫に眠っている状態。展示はされているが、ばらばらな展示であるためにそれぞれの関連性がはっきりしない、という状態があるのではないでしょうか。私は交野市立歴史資料館の建設を将来展望にしています。 2つ目ですが、中学生ぐらいの学力で読み、理解できるような交野の市史を作ってもらえないかということです。今ある市史は読破するのに本当に難しいと思います。現代風に漫画や写真を多用し、誰もが見て、読んで楽しめるもの、そして学校をはじめ公共施設のどこに行っても、できれば家庭にもその市史があるという状態をつくれば、市民全体が交野の歴史の大筋については理解しているようになるのではないでしょうか。ご検討をお願いいたします。 私からの最後の質問です。交野市はより良い学校教育を推進するために、これまで学校の施設や設備の面の充実に向けて国庫補助を活用するなどしながら積極的に取り組んでまいりました。敬意を表したいと思います。なお一層の充実のためによろしくお願いいたします。その上に立って次のことを要望いたしますので、お答えください。 1つは、老朽化した校舎の大規模改修と運動場の整備などの復活と推進です。昨年度には交野小学校の大規模改修が実施されていました。しかし本年度は諸般の理由から学校の大規模改修と運動場の整備は見送られることになりました。子供たちが活動的な時間の大半を過ごす学校施設、設備の充実をぜひお願いいたします。 2つ目は、本年度には保健室と校務員室に冷房設備が導入されました。引き続き図書室、職員室、ランチルームなど学校施設に導入をお願いしたいと思います。 3つ目は、府下でも先進的な取り組みとして課題になりました強化磁器食器の導入に関してです。この食器の導入は保護者や子供たちから大変好評です。これをもう一歩進めてほしいのです。それは給食センターでの箸の一括購入、保管、そして使用の推進です。現在は家庭からの持参方式ですが、小学校高学年や中学生の持参率は低く、夏場での衛生面での不安もあります。財政的な面もあって大変難しいと思いますが、21世紀を担う子供たちの未来のために、その子供たちの能力を伸ばしてくれる教職員のために、彼等への投資は将来の交野を担う、いえ日本を担う人材を育成していると考えれば、決して無駄ではないと考えます。 この3点の要望に対するお考えを伺い、事業計画が既にできておりましたらその計画を、なければどのように対処されるのかをお聞かせください。 長時間私の拙い質問をご静聴ありがとうございました。このような場所でこのようなことをしゃべるのは初めてだということでご容赦願いたいと思います。また、この度の私事に際しまして先輩議員諸氏、理事者の皆さん方に大変お世話になりましたことに心より御礼申し上げ、私の一般質問とさせていただきます。各項目ごとの理事者のご答弁の後、各項目ごとに再質問なり市民クラブの他の議員より関連質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。終わります。ありがとうございました。
○議長(堀憲治) 1点目から5点目の答弁者、北田市長。
◎市長(北田輝雄)
市民クラブ吉坂議員さんの多岐にわたりますご質問にお答え申し上げたいと思います。 なお、冒頭にこの平成7年度の私の施政方針並びに全職員挙げての、あるいはまた全議員さんのお知恵も借りながらの本市総合計画、実施計画につきまして高く評価をちょうだいいたしましたこと、厚く御礼申し上げます。なお一層総合計画一日も早く実現いたしますように全力を上げることをお誓い申し上げたいと思います。 今大変問題になっております冒頭の質問、中国あるいはまたフランスでの核実験の問題についての市長の見解と、こういうことでございますが、私見を申し上げたいと思います。ご案内いただいておるかもしれませんけれども、今から12年前の昭和58年7月議会におきまして、本市議会全会一致をもちまして「非核平和都市宣言」を決議されております。以後あらゆる機会を通じまして、極めて地味ではございますが、この決議の重さを私自身認識いたしながら市政に反映すべく、戦争の悲惨さと、そして平和への働きかけを市民皆さんのご理解とご協力を得て進めているところでございます。今回のフランス・中国の核実験の実施に対しましては、私は、核実験の反対の立場に立って交野市として署名等を取りまとめ、反対の姿勢を明確に打ち出し、署名を送付してまいりたいと考えておるところでございます。 また沖縄の米軍基地周辺での暴行事件を発端といたしまして、ただ今もご指摘ございましたようにこれまでの間4675件、年平均203件というような事案が起こっておること、大変遺憾に思います。日米地位協定の問題でございますが、この問題につきましてはまさしく日米両国間の国家的問題でありますことから、この協定の内容の詳細につきましては残念ながら存じ上げてはありませんものの、戦後50年経過した今日、日米両国が本当に紳士的な立場に立って細部にわたる何らかの見直しが必要であろうかと、このように認識をいたしておるところでございます。 なお、署名に関しましては11月中旬に取りまとめ、それぞれの大使館あてに送付してまいりたい、このように考えておりますので、ご理解とご支援のほどお願い申し上げておきます。 さて、具体の市政全般にわたるご質問でございます。まず第1点目の防災体制についてでございますが、去る1月17日の未明に起こりました阪神・淡路大震災、5千有余名の方の尊い人命が奪われましたことは、まだ私どもの記憶に新しいことで、亡くなられた方に対しまして心より哀悼の意を表しますとともに、私たちはこの歴史的な災害による教訓を風化させることなく、災害に強い今後のまちづくりに生かしていかなければならないと強く思っておるところでございます。 また、この大震災を契機に国あるいは大阪府とも防災行政の推進を図りまして、いち早く関係法令の改正を行い、本市におきましても防災都市交野の実現に向けて平成2年に策定いたしました交野市地域防災計画の全面的な見直し作業を既に行っているところでございます。 さて、1点目の災害に関しての、とりわけ緊急物資確保対策と、そしてまた身体のご不自由な方々、いわゆる要介護者に対する避難誘導の対策についての市の考え方のお尋ねでございますが、本市におきましては緊急物資の備蓄状況でございますが、現段階ではカンパンあるいは米飯等の食料がそれぞれ約1500食、あるいはまた毛布、床マット等それぞれ1500余り、更に飲料水が耐震性の貯水槽によりまして20万l、その他若干の粉ミルクや哺乳瓶等を幾野地域の倉庫で実は備蓄をいたしております。本年度予算でご可決いただいておりました予算を、更にまた食料、毛布とも追加購入をいたす予定をいたしておりますが、市といたしましてこの実情では若干心許ないと、このように考えておるのが本音でございます。このために去る9月の12日に本市防災調整会議を招集いたしまして、緊急物資の備蓄のあり方につきまして十分な検討を行い、その中で先の大震災の教訓を鑑みますと、災害の被災率を西宮市並みの7.5%を想定いたしまして、これに対する物資の備蓄を早急に図るべきだとの結論に至っております。このことから市議会皆さんのご理解をいただきますならば、厳しい財政事情ではございますが、平成8年度当初予算におきましてこの施策を予算計上させていただきたいと、かように考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。 次に要介護者の避難誘導対策でございますが、災害はご案内のように老若男女、要介護者あるいは健常者、誰彼問わずして降りかかってまいるものでございます。このような非常時にあらゆる弱者をいかにして手を差し伸べていくのか。これは言うことは簡単でございますが、極めて難しく、またかつ重要な課題であると私は認識をいたしております。と申し上げながら現段階では確たるプロセスを有しておりません。しかしながら主眼となり得る指標はボランティアの育成あるいは隣近所の相互扶助ではないかと、このように考えておるところでございます。実は現在取り組んでおります交野市地域防災計画の見直し作業、この中で庁内各部局がその担当するエリアによってきめ細かな検討項目を煮詰めるために4ブロック、12分野に分かれたワーキンググループを発足させております。この11月1日には第1回の作業を行うこととなっております。特にご指摘の問題につきましてはボランティア体制とワーキンググループとしてボランティアの活用、育成、そして啓発、補償、組織化等につきまして、その目的が図れますように期待しているところでございまして、この推移を見守りますとともに、市民各位のご協力をお願いしてまいりたいと、このように考えております。 第2点目の防災無線に関するご質問でございますが、現在市におきましては市役所を基地局といたします交野市防災無線と大阪府を基地局として市のつながっております大阪府防災無線、ほかに本市の消防本部の無線がございます。ご指摘いただきました市防災無線は市域23カ所に固定無線機を設置いたしまして、普段は行政情報を的確に提供し、市民の声を行政に反映させる広報広聴活動の充実を図る役割を担っておりますとともに、不幸にも災害非常時に遭遇した際には情報伝達の最たる役割を果たすことは言うまでもございません。このことから先にお答え申し上げましたワーキンググループの中で情報広報活動対策ワーキンググループの分野を設けておりまして、情報収集、伝達、災害緊急時広報、安否情報などとともに一部避難地域の取り扱いをも含めまして防災無線の強化を図ってまいりたいと、このように考えております。 続きまして3点目の大雨対策でございますが、特にご指摘のありました急傾斜地にかかわる防災対策についてでございますが、市域では20余りの急傾斜地が見られております。現在急傾斜地整備を行いましたのは森南地域で、ほかに本年度より倉治都市計画公園東側の傾斜地を交野市わが町の傾斜整備構想といたしまして、大阪府下では本市が初めて国の認定を受けて事業化に向けて取り組みを行っておるところでございます。この制度は国が事業主体となりまして、府と市が策定主体となるわけで、学識経験者やあるいは地元代表者らで交野市わが町の傾斜整備事業策定委員会を設立いたしまして、21世紀へ向けて潤いある緑豊かな生活空間を形成することによりまして、アメニティの香り高い生活を享受できるように地域との共同、協調のもとに貴重な緑を残し、町の重要な景観を構成する斜面の緑の保全、そして創出、そして利活用を目的とするものでございます。緑溢れた交野のこの自然環境と対して脆弱な本市財政力を思いますとき、本制度の活用は意義深く、倉治だけにとどめることなく、地域のご理解が得られるようでございますれば、他の地域への継続と発展へつながるように努めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。 また遊水池の問題でございますが、遊水池と小河川に関するご質問でございますが、遊水池はご案内いただいておりますように砂防法に基づきましてlhaを超える開発行為などに対しまして技術規準に沿った整備が行われ、そして現在は本市域におきまして9カ所が実は見られております。雨水排水対策につきまして本市の河川改修あるいは下水道計画によりまして、府が管理する一級河川と市が管理いたします準用河川や都市排水路の体系的な整備を図るために30年から100年、この間に1度は起こり得る最大降雨量を想定しながら浸水災害に対する市民の安全な住環境保全に努めてまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。 続きまして3点目の質問でございますが、ご案内いただいておりますように高齢者の方々が住み慣れた地域で自立し、そして安心して在宅での生活ができるようにと様々な在宅看護支援策を講じております。その1つに高齢者の方々が日常生活の便宜を図るために、老人日常生活用具給付等の事業を実は実施いたしております。老人
日常生活用具給付等事業とは、要介護老人並びに一人暮らしのお年寄りに対しまして、特殊寝台等の日常生活用具を給付または貸付するものでございます。国及び府の日常生活用具給付等の事業の補助対象となります生活用具は16品目ございまして、これは給付を中心として用具の利便等を図るためのレンタルもそのうち7品目が対象となっております。必要に応じて選択していただけるシステムでございます。また日常生活用具の選択につきましてはカタログ等をご覧いただいて選んでいただいておりますが、各メーカーによりまして少し異なったところがあり、選択に大変困るといったことがございます。しかし在宅介護支援センターが開設後は用具等の展示を行っておりますので、実際に手に取って生活用具を選んでいただけるようになってございます。 本市の現状といたしましては給付が中心となっておりますが、従来に比べて平成4年度は14件、5年度は45件、6年度は58件となり、特に特殊寝台は平成4年度には3件でしたが、5年度では13件、更に6年度では18件、年々増加の傾向を示しておりまして、レンタルとの併用も国及び府の日常生活用具給付等の事業の補助対象内で効果的な運用を図ってまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。 また市独自の斡旋するレンタル制度の導入など多様な形での検討も併せしてまいりたい、このように考えております。従来は乳幼児用品に対するレンタル意識と老人介護用品に対するレンタル意識が異なっておりまして、老人に対しましてはレンタルは難しいとの考えもあり、給付中心となっておりましたが、一般市民の方々のレンタルに対する意識も高まりまして、老人介護用具のレンタル制についても十分検討してまいりたいと、このように考えております。 在宅のお年寄りが安心して生活していただけるように
日常生活用具給付等事業のより一層の充実強化に努めてまいりたいと、このように考えております。 またもう1点、住宅改造の助成事業についてでございますが、高齢者あるいはまた障害者が在宅生活を統けていくためには、その人を取り巻く様々な生活環境を整備する必要がございます。生活の場となる住環境については、ご本人の日常生活動作の自立度を左右する重要な要因となってございます。住宅改造を行う場合、本人の身体状況に応じた改造を行うことによりまして生活をしやすくするだけではなく、生活の自立度を高める重要なポイントともなりまして、寝たきり老人等をつくらないという老人保健福祉計画の趣旨からも大切な取り組みと位置づけております。現在本市ではこの制度に準じまして、老人日常生活給付等事業として入浴補助用具並びに歩行支援用具等の給付を行い、また大阪府高齢者住宅整備資金貸付制度を取り入れて1人当たり226万4000円を限度として年利率3%で住宅整備資金貸付を実施いたしておるところでございます。しかし今後更に高齢者の方々が住み慣れた家で安心して自立生活ができるようにするためには、大阪府でも平成8年度から高齢者・重度障害者等住宅改造助成事業が創設されることになりました。このことを踏まえまして、本市でも本事業の開設を行いたいと、このように考えております。 ちなみに府の事業は65歳以上の高齢者、障害1級または2級の身障手帳所有者等の世帯を対象としまして、トイレ、浴室等の改造に要する経費を50万円を助成限度額とし、非課税世帯では大阪府が2分の1、市が2分の1、それ以外は所得税額に応じて3分の1あるいは4分の1、そしてまた本人3分の1あるいは2分の1という負担割合が定まっておるところでございます。また本事業の実施にあたりましては、効果的に改造されることの必要性によりまして、住宅の改造推進チームの設置を義務づけられております。福祉、保健、建築等の専門職により構成されるものとなっております。本市でもより多くの高齢者等の方々が安心して住宅の改造を促進し、生活の利便性を図ることができますように詳細な検討並びに体制整備を行いまして、更に平成8年度の実施に向けて取り組みを進めたいと、このように考えております。 次に在宅サービスの3本柱と言われておりますデイサービス、ショートステイ、ホームヘルプサービスの事業について今後の計画を若干申し上げます。1点目のデイサービスにつきましては、平成8年度には社会福祉法人もくせい会によりますケアハウスが開設予定で、これを併設いたしましてデイサービスセンターD型の開設予定となっておりまして、更に藤が尾地域におきまして特別養護老人ホームの建設が予定され、ここにデイサービスセンターA型とE型の併設が予定されております。またショートステイについても現在、明星、きんもくせいにおいて24床のショートステイのベッドが確保されており、更に藤が尾における特別養護老人ホームの建設によりましてショートステイのベッド30床の確保が予定されております。ホームヘルプサービスにつきましても常勤ヘルパー10名に加えましてホームヘルパー3級養成講座の開設により、昨年ホームヘルパーとして登録いただいた方が51名と更に本年11月に新たに32名の養成講座修了者を予定しておりまして、加えまして83名の方にホームヘルパー登録制度に登録いただけるものと確信をいたしております。 このようにマンパワーの確保に努めますと併せて、更に今回の定例議会にご提案申し上げております補正予算で老人配食サービス事業の開始を行い、ヘルパーによる配食並びに老人の方々の安否確認業務が着実に行えるなどヘルパー活動の充実に努めてまいる所存でございます。 以上、本市の在宅介護支援策につきまして申し上げましたが、今後より一層の充実と強化に努め、高齢者に親しまれる、安心感を持っていただけるヘルパー活動につなげてまいりたい、このように考えておりますので、議会のご支援とご理解をお願い申し上げます。 次に障害者施策についてのご質問でございますが、障害者福祉施策は障害者の一環とした施策の推進といった面で不十分な点や、あるいはまた障害の重度化あるいは障害者及びその家族の高齢化、障害者の社会参加の進展など要因となってもたらされます新たな課題などがございまして、鋭意障害者福祉の計画的推進に努めているところでございます。ご案内のように大阪府におきましては昨年3月に新大阪府障害者計画が策定されまして、本市におきましても障害者に関する施策の将来あるべき姿につきまして、新大阪府障害者計画との整合性を図りながら、また本市総合福祉実施計画の目標であります心のふれあう福祉を進める思いやりのまち交野を目指しまして、障害者福祉のより一層の充実に努め、現在鋭意交野市
障害者福祉長期計画策定に取り組んでおるところでございます。 計画策定にあたりましては、今日までの経過と手順について若干申し上げておきます。まず昨年の7月、関係部局の連携を進めるために関係17部局で組織いたします庁内委員会を設置いたしまして、予備検討を行ってまいりました。また本年の1月に市内での在宅のすべての障害者の方々に対しまして、障害者に対する福祉サービス等の実施を把握するためにアンケート調査を実施いたしました。その概要は、調査の対象者1467名のうち1136名という回答状況で、その回答率はなんと77.4%と極めて高い数値を示しておりまして、関心の高さがうかがえております。この調査分析結果につきましては本年3月末に報告書を作成いたしました。また本年6月に市民の参加とともに医療関係者、そして学識経験者等から広くご参画いただきまして、22名からなる
障害者福祉長期計画策定委員会を設置いたしまして種々検討、ご審議をいただいております。この委員会の構成には各障害者団体の代表に参画をいただきまして、各障害者団体と公聴会を開催し、ご意見、ご要望を聴取し、これらの意見が本計画に反映されるよう、ご意見を策定委員会の場でご代表から発表していただきまして、策定委員の皆さんに十分ご理解いただけるように努めておるところでございます。 また本計画の骨子は基本計画として策定の趣旨、理念、計画の期間等全体的な方向性を示したいと考えております。更に具体的な行動目標につきましては、障害者施策は複雑多岐にわたるために啓発広報あるいは教育育成、雇用収容あるいはまた保健・医療・福祉、生活環境あるいはスポーツ・レクリエーション、文化、このように7つの分野に分けまして、本市の現状について再確認し、可能な限り具体的な行動目標を立て、行動計画を策定してまいりたいと、このように考えております。 今後は関係部局が協力しまして、今後本市が対応すべき各施策を協議いたしまして、更に各種障害団体の意見聴取に努めた上で、早急に本市としての特色をもった計画立案を行ってまいる所存でございますので、ご理解のほどお願い申し上げます。 統いてゆうゆうバスの運行についてのご質問でございますが、ご案内のように保健福祉総合センターが平成4年に開設いたしました。同時期にゆうゆうバス、市内循環の福祉バスを運行させていただいて現在に至っております。今までの運行状況を申し述べますと、平成4年度から北回りコース、つまり倉治、郡津、私部方面、南回りコース、星田、私市、星田山手方面、そして寺集会所コース、森、寺方面で運行してまいりました。北回りコースは午前8時30分の始発で、最終便午後4時出発の4時47分の帰着で1日5便、運行所要時間は1便47分でございまして、南回りコースは午前8時30分の始発で、最終便午後4時出発の4時49分の帰着で1日5便、運行所要時間は1便49分でございます。また寺集会所コースは運行所要時間は1便20分で2台のゆうゆうバスで運行しております。 また利用状況でございますが、平成4年度は延べ利用人数は1万392人でございました。更に平成5年度では延べ2万249人、利用者も倍増してまいりましたが、より一層のゆうゆうバスの利用増と利便性を高めるために、昨年9月よりゆうゆうバスの巡回コースの増と更に具体的には北回りコースを郡津方面、倉治方面コース2つに分けまして、停留所を8カ所増設いたしまして、1コースの巡回も20数分に短縮し、市役所前をゆうゆうバスのコースに入れるなど、そして便数も14便から17便に増やしました。新時刻表で新たに運行して現在に行っておるところでございます。平成6年度の利用者数は延べ2万4871人でございました。平成7年度におきましては9月末現在で1万7255人でございまして、この状況で計算いたしますと、今年度末には延べ3万5000人がご利用されるものと推定をいたしております。 路線の見直し、停留所の増設、増車等でございますが、市民の皆さんの側に立った利用の利便性を常に考えているところでございます。しかしいろんな制約がございます。例えば物理的に車が通れないところ、あるいは停留所が設置不可能なところ、巡回のため同じ路線の重複運行を避けなければならない等々の制約もございます。今までの経過等を含めまして昨年9月に全面的に改定したところでございまして、1年を経過したところでございます。市民の皆さんにもかなりご理解をいただき、一定定着いたしてきたのではないかと、こんな理解をいたしておりますものの、増車問題を含めまして今しばらく現状で運行してまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解のほどお願い申し上げます。 続きまして葬祭場のご質問でございますが、葬祭場につきましては市議会から過去一般質問の中でご指摘もございましたし、また私もその必要性につきましてかねてより感じておったところでございます。そこで予算のご承認を賜りまして具体の内容について検討をいたしたところでございます。過去の議会でも大変ご熱心にご意見を拝聴いたしまして、真剣に検討を続けておるのが現実でございます。ただ一言に葬祭場と申しましても、他市におきましては火葬場や墓地と併設しており、建設に際しましては反対運動もたいへん厳しい運動があるやに聞き及んでおります。したがいまして本市におきましてはまず配慮しなければならないのは、立地条件として住宅密集地をまず避けなければならない。こういう周辺地域との整合性を保ち、規模的には本市の人工の推移等を基本に葬儀件数を考慮して式場の大きさ、あるいは通夜あるいはまた宿泊施設あるいは控室等々あらゆる適切な施設を配慮した規模で、利用者の利便性の高い施設を考えなければならないと、このように考えております。 ちなみに平成6年度におきます葬儀のうち、市営葬儀をご利用にならなかった割合が66.5%ございます。そのうち半数以上の方が民間の葬祭会館を利用されております。このことはまさしく葬儀は自宅でとの考え方から、葬祭会館あるいは集会所あるいは寺社等を利用するとの意識の変化もありまして、市営葬儀を多くの市民に利用していただくために早期に取り組んでまいりたい、このように考えております。できるだけ早い時期に、せっかくご質問ちょうだいいたしましたので、具体の場所あるいは規模等々につきまして、周辺地主あるいは地元関係者とも連携をとりながら調整をしながら、議会で発表させていただくように努力いたしますので、ぜひひとつご支援のほどお願い申し上げておきたいと思います。 続きまして4点目の環境問題でございますが、第二京阪道路に関します質問でございますが、現在事業主体おきまして予備設計の策定に向けて作業が進められていると聞き及んでおります。ご案内のとおり事業主体が予備設計を提示する際には、路線測量の結果をもとに事業者案を作成し、それに基づきまして第二京阪道路と交差する主要な道路や河川との交差方法、あるいは二国により分断される生活道路や水路等の機能の復旧方法等について本市をはじめ大阪府等の関係機関との管理者協議が行われることとなっております。したがいまして近々本市にも二国と交差する主要な道路、河川等の取り扱いについて協議がなされるものと考えておりますが、本市におきましては第二京阪道路の構造について築堤方式を要望しており、築堤方式に関しての事業主体の考えが示されるものと考えておりまして、庁内の二国対策に関する調整会議に部会を創設し、必要な検討を始めたところでございます。 第二京阪道路の建設に向けた私の決意ということでございますが、本市におきますニ国対策につきましては、当該道路が沿道の住環境の保全に十分配慮されたものとなるように、環境にやさしい築堤方式の実現に向けての努力、更に立ち退き者が不利益とならないための対策の推進、地域づくりにも資する沿道等整備対策について、本市第二京阪道路対策大綱に基づきまして事業主体等関係機関に強力に働きかけますとともに、諸施策を的確に推進してまいる決意は、これは何ら従来と変更はございません。市民皆さんをはじめ各議員の格別のご理解とご支援を賜りますように重ねてお願い申し上げます。 続いて沿道整備の進捗状況についてでございますが、本市は沿道等整備対策は必要不可欠の施策であると考えておりまして、当該事業の事業主体等はいまだ確定はいたしておりませんが、管理者協議あるいは予備設計の協議を通じまして大阪府等関係機関の特段の努力をお願いし、当該事業の内容あるいはまた事業主体の確定を図ってまいりたいと、このように考えております。 なお、ニ国建設にかかる工事用道路及び建設基地の問題につきましては、現段階では協議を行っておりません。しかし当該道路は住宅地を横断することから工事用車両の通行につきましても周辺の住環境保全に十分配慮する必要がございまして、関係地域住民のご意向も踏まえ、工事用道路を現道のみに頼ることなく、道路の新設をも含めて検討を行い、今後事業主体等関係機関と協議してまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解とご指導のほどお願い申し上げておきます。 次に治安問題でございますが、本市総合計画におきましては都市像を「自然と文化の和むまち交野」と設定いたしておりまして、緑豊かな田園都市として発展してまいりました。今日まで凶悪犯罪の少ない町でございました。今年になりましてご指摘のように郵便局強盗の発生など新聞等の報道に接しまして、また凶悪犯罪が続発したことにつきましては、私自身大変驚いておるところでございます。しかしながら本年1月から9月まで本市での犯罪発生件数は568件でございまして、昨年と比べまして98件も少なくなっておりますのも事実でございます。 ご案内のように交通事故、犯罪、青少年非行を防止することによりまして交野市民の安全を確保し、また利便のために従前より交野警察をとの願いをもって平成3年12月、市長名をもちまして大阪府警に要望を行いました。また市議会におかれまして平成5年7月、関係機関に対しまして要望を行っていただいたところでございます。警察署の設置につきましては人口10万をめどとのことで、その実現を見るには至りませんが、本年4月交野市駅前に他に類例のない単なる指揮交番ではなく、交野市内4交番の核と位置づけた24時間常駐体制の多機能の星のまち交番がオープンすることになりました。この星のまち交番の設置に合わせまして、枚方交野交通安全協会交野出張所の設置を要望し、その実現がかないました。運転免許証の切り替え等の申請手続が身近にできて便利になったとの喜びの言葉を市民の多くの方々からちょうだいいたしておるところでございます。 星のまち交番では交番連絡協議会の開催、あるいは防災訓練への参加、金融機関対象の防犯教室の開催等、地域と一体となった活動の強化に努められているところでございまして、市民から好意的な反響をいただいておるところでございます。 一方、郡津交番につきましては完全に廃止したものではございません。地域住民の不安を解消するために立ち寄りの拠点、連絡所として機能いたしておりまして、月曜、金曜日の週2日、昼間ではございますが、相談日として在駐するシステムを作りながら運用しておりまして、決して手薄になったというものではございませんので、ご理解のほどをお願い申し上げます。 なお、郵便局強盗のような偶発的凶悪事件の防止は困難な面もございますが、空き巣狙いや窃盗等の犯罪防止につきましては、本市防犯協議会を通じまして防犯教室の開催等、地域ぐるみによる効果的な防犯活動の推進、あるいはまた自主防犯思想の普及を図るとともに、防犯灯の設置等明るいまちづくりにより犯罪のない住みよい社会環境の実現を図るため、枚方警察署と連携をより密にしながら取り組んでまいりたいと、このように考えておりますので、今後ともご支援のほどお願い申し上げます。 次に河川緑化のご質問でございますが、都市の緑の保全と創出を図るために天野川を主軸の緑道、一級河川でございますが、この主軸緑道をはじめ準用8河川の河川堤塘敷を活用いたしまして、緑道計画で散歩あるいはジョギング等身近で潤いと安らぎを市民に与えるとともに、防災避難通路等多目的施設として計画的に今日まで整備を図っているところでございます。緑道計画は歩道2mと植栽地を原則とし、植栽地には高木を7m間隔と低木で緑の帯状に植樹をする。そして一定のスペースが確保できるところには遊具あるいは休息施設等を設ける。更に幅員の狭いところ並びに道路等が接しているところは車の通行等を考慮して高木は避けることを原則といたしております。また河川敷の法面の植栽については、河川の断面に基づきまして規制がございまして、河川側の内法については植栽はできません。また外側の法面につきましては盛り土を行った上で植栽することになっております。これはご案内のように堤防を保護するためのものでございます。 市内の河川で現状のまま植樹できるところは情ないですが、ほとんど実はございません。石積みやら、あるいはまた擁壁等の構造物を設けた上で植栽することになることから工事費が大変割高になりまして、計画的に整備を行っているのが現実でございます。今後施設整備は行政が行っておりますが、維持管理面については平成6年、7年と2年統きのあの猛暑と異常渇水で冠水作業等で相当な維持管理費を投入いたしております。これからますます施設が増えることによります維持管理面の負担が多く見込まれる中で、現在、松塚花と緑の会、あるいは星田駅周辺環境美化協力委員会、花と緑の推進会議、あるいは交野市園芸会、老人クラブ、サクラソウの会6団体によりまして花等の維持管理をしていただいてるところでございますが、これらの市民ボランティア団体の育成指導及び拡大のための啓蒙活動を積極的に図ってまいりたい、このように考えておりますので、いろいろご意見ございましたらぜひご指導とご協力のほどをお願い申し上げておきます。 最後に人権思想の啓発問題についてのご質問にお答え申し上げます。木市では本年の5月、機構改革を実施いたしまして、行政の側面から市民の意識啓発を進めるために人権擁護推進室を設置いたしました。市民が自ら人権意識を向上させ、差別をしない、させない、許さない町を形成していくために啓発活動を推進していくことを目的といたしております。そして啓発活動を推進していくために市民皆さんがより参加行事等の場を通して徹底した啓発を行えるような体制が必要である、このように考えております。また市職員自らが人権意識を向上させ、市行政推進の中で市民皆さんを指導していけるように日頃からの職員研修の場をとらえ、今後とも努力してまいる所存でございますので、ご理解のほどお願い申し上げまして、ご答弁に代えさせていただきます。
○議長(堀憲治) 6点目の答弁者、永井教育長。
◎教育長(永井秀忠) 市民クラブの6点目の教育についての4点につきましてご答弁をさせていただきます。 まず第1点目の図書館行政についてでございますが、図書館とは建物そのものだけを指す言葉ではなく、資料と情報を市民に提供するシステム全体を図書館というものと認識しております。市民の身近にある地域図書館、すなわち図書館分館、中央図書館、自動車文庫等によるネットワークは一体となって機能するシステムとの総称であります。交野市図書館整備構想もこの理念の上に立って策定されたものであり、かなりハイレベルな計画でございます。したがいまして順序等も含め多少の変更はあろうと思いますが、将来はシステムとしての図書館網が構築できるものと考えております。 例えば博物館や美術館には中の展示物が変わらない限り何度も足を運ぶ必要はありませんが、図書館には毎日来館する方もいます。買い物のついでで思いついてくる方もおられます。つまり図書館は日常生活の延長線上にあるものと考えております。誰でも気軽に利用できる子供へのサービス、お年寄りや体にハンデイキャップのある方々へのサービス等、文化の拠点となる図書館づくりに今後取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に人権教育についてお答えいたします。交野市の小中学校における人権尊重の教育について教育委員会では、憲法、教育基本法に基づき人権尊重の精神に徹し、部落差別、在日外国人や障害児者に対する差別等あらゆる日常的差別に関して正しい認識と理解を深め、一切の差別をなくすため指導体制の強化に努めるよう各学校に対して指導いたしているところでございます。学校では児童生徒の人権に対する認識の状況や実践力に視点を当て、学校としての課題を明らかにするとともに、児童生徒の発達段階に即した指導計画を作成し、充実した指導を行うこと。また人権尊重の教育を推進するためには教職員自らが同和問題をはじめとして在日外国人や障害児者の問題、男女平等等の問題等について認識を一層深めるとともに、確かな人権意識を身につける研究、研修に励むこと。そこで府教育委員会、市教育委員会でも同和教育をはじめとする人権尊重の教育に関する教職員の講座や研修を実施していますが、本市教職員も多数参加し、研修に努めているところでございます。また各学校においても校内で人権尊重の教育に関する研究、研修会を実施し、その充実に努めているところであります。 なお現在、教育委員会では市民の人権意識を高める主な啓発活動につきましては、交野市内の学校の児童生徒による人権作文の募集を行い、冊子にまとめ、各学校及び人権啓発団体、各関係機関に配布しております。またその作文の一部を広報かたのに掲載しているところであります。また小学校を対象に5月の憲法週間に「わいわいサミット」を実施し、子供たちに人権について学習する機会を設けています。なお、人権週間記念事業といたしましては、市民の人権尊重の意識の高揚を図っているところでございます。また市内の事業所及び社会教育関係団体等諸団体の研修の講師として人権教育指導担当主事等の派遣事業も行っているところでございます。 なお、社会教育事業といたしましても手話講座を、また視聴覚障害児者に対する理解を深め、共に生きようとする意識を高める学習等行っているところであります。 国連では1995年から2004年まで10年間を人間教育の10年としていますが、こうした人権尊重の国際的趨勢をも踏まえ、子供たちを心豊かな人間に育成するために、共に生き、自ら生き抜く力を身につける教育が重要であると考えております。人権尊重の教育になお積極的に取り組んでまいりたいと存じますので、よろしくご理解の上、ご支援賜りますようお願い申し上げます。 次に3点目の郷土愛を育む教育の推進についてお答えいたします。交野市教育委員会では21世紀を担う子供たちの教育の重要な柱といたしまして、1つは基礎的、基本的な内容の指導を徹底し、思考力、判断力、表現力を育成すること、もう1つは環境教育、人権教育、福祉教育、国際理解教育等を学習することによって、社会の変化と文化の発展に対応できる人間を育成することを柱としております。基礎基本の学習は、自ら考え、表現するためになくてはならない学習であり、環境、人権、福祉、国際理解教育等は、共に生きるための知恵を身につける学習と言えます。 さて、ご質問の郷土愛を育む教育ですが、この教育を推進するには子供たちがふるさと交野についてよく理解することによって、ふるさと交野を愛し、誇れることができるものであると考えております。教育委員会では7年前より3年生社会の副読本「わたしたちのまち交野」を児童に配布し、各学校ではこの副読本を使って学習をしております。この本は交野市の現在の地勢、産業、市の行政、文化財の様子や交野市の明治以降の歴史が取り上げられています。また各学校では6年生の社会科「日本の歴史」を学習する中で、交野市の古墳、復元された遣物の文化財の見学を行うなどの体験的学習を通して子供たちがふるさと交野のことを理解するよう努めております。 平成5年度より交野市の教育に特色をもたせるには、豊かな自然を活用し、自然とともに生きる、社会とともに生きる環境教育の充実が重要であると考えておりますが、平成6年度より妙見坂小学校が大阪府教育委員会の委嘱を受け、環境教育研究学校として研究を進めることとなり、今年11月にはその成果を発表することとなっております。この妙見坂小学校の研究テーマも、「心豊かに主体的、創造的に生きる力の育成、身近な環境としなやかにかかわる子供を求めて」となっていて、環境とずっとかかわっていく心、知恵、行動力の育成が教育に課せられた使命ととらえています。 交野市内の各学校でも今後この環境教育を進めることによって、交野の自然を大切にする、交野の文化を大切にする、ふるさと交野を愛する人間の心、知恵、行動力が身につくものではないかと考えております。 さて現在、青年の家の隣にある交野市文化財事業団では、小学校の児童をはじめ市民を対象に交野市に埋蔵されていた遺物を保存し、補修、復元し、常設の展示をしているところでございます。過去には小学生高学年を対象にジュニア考古学教室を開催し、木と木を擦り合わせてする火おこしや、縄文式土器と同じ方法で焼く野焼きなどを行ったり、文化祭で古代の食べ物についてのテーマ展などを行ってきました。また交野市史跡マップを作成し、希望する市民に配布いたしておるところでございます。 なお、質問の歴史館等につきましては、遺物の整理に現在取り掛かっておりますが、教育委員会といたしましては将来的には必要な施設であろうと認識しております。 次にご質問の中学生も読めるような交野の市史についてですが、市史については既に交野市史復刻版、民族編、自然編、考古編を編纂し、現在、寺社仏閣編を編纂しているところであります。これをもって市史の編纂については事業を終える予定であります。ご質問の誰でも分かりやすい市史のダイジェスト版の発行については今後の課題としていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次に学校施設の整備・充実についてお答えいたします。まず大規模改造工事ですが、この工事は原則として国庫補助制度を導入することを基本として、築後20年以上の年数を経過した校舎や屋内体育館を対象に、築後年数や施設の傷み、すなわち屋上防水機能の低下や廊下、教室などの床の摩耗、あるいは施設の内外壁のくすみ、放送機能の低下など施設状態を考慮しつつ、文部省が定めております公立学校施設台帳上の棟のうち、大規模改造工事の対象となる校舎や屋内体育館を原則として1棟ごとに総合的に改修しようとする工事でございます。教育委員会といたしましては大規模改造工事の対象となります施設は台帳上の棟55棟を対象に昭和51年度を初年度として改造計画に取り組んでまいりました。現在までの進捗状況を棟ごとに申し上げますと10棟となっております。今後も財政状況を配慮しつつ国や府との調整を行い、年次計画に従い可能な限りこの工事を進めるよう努めてまいりたいと考えております。 またグラウンドの改修ですが、学校で整備いたしておりますグラウンドにつきましてはこれまで部分的改修を続けてまいりましたが、開設後相当の年月が経過しておりますので、平成5年度を初年度としてグラウンドの荒れの強い学校から複数校を対象に表面排水工法により抜本的な改修を実施することといたし、現在4校の整備を終えさせていただいております。教育委員会といたしましても今後引き続き整備を急ぐ学校からその実現に向け努力する所存でございます。 続きまして学校に冷房機能を導入する件でございますが、図書室あるいは音楽室などの特別教室や保健室など管理諸室に冷房機能を付加することは長年の懸案でございました。おかげさまで本年度は学校で気分が悪くなり、保健室で静養する児童生徒のために保健室、校務員室に冷房機能を付加することができました。今後学校への冷房機能付加につきましては、国庫補助制度導入に努めつつ、また財政状況にも考慮し、国の補助対象となっております部屋から順次整備に向け努力してまいりたいと考えております。 次に学校給食におけるお箸の問題ですが、まず強化磁器製の食器について好評をいただきましてありがとうございます。更に学校給食をもう一歩進め、給食センターでお箸を準備してはとのご質問でございますが、教育委員会といたしましては各家庭からの持参で今後ともお願いしたいと考えております。すなわちお箸は日本の食文化ではなくてはならないものであり、子供が成長するにつれ、お母さんの手から離れると最初に使う大切で愛着のあるものだと思っております。また日本人の手先の器用さは三度三度の箸を用いた食事が大きな役割を果しております。しかし最近の子供たちは箸の持ち方はもとより、食事の時の姿勢やマナー等著しい低下が見られます。児童生徒に対する食事のしつけは家庭と学校が一体となって行わなければなりません。箸の自己管理を行うことにより、物を大切にする心を養ったり、家庭教育の中でお箸の正しい使い方、清潔な管理の仕方などについて保護者がしつけとして実践できますし、箸の使用と指導を通じて学校と家庭の連携や親子の触れ合いが深められ、学校給食や食生活について語り合える場づくりなど期待しているところでございます。日々家庭で使い慣れたお箸を持参していただき、学校給食でも使っていただければと考えております。 以上、質問の教育についてご答弁といたします。どうぞよろしくご理解のほどお願い申し上げます。どうもありがとうございました。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) 長くにわたりましてご答弁ありがとうございます。1番目については私の質問の趣旨というんですか、私の意見とほぼ違いないということで、市長の決意をお聞きしましてうれしく思いました。 2番目の防災の関係ですが、ほぼ私の質問したことについていいと思うんですが、ただ1点だけ大雨の関係なんですけども、30年から100年の間に1回ぐらいの雨というふうに言いましたけども、その雨の量というのはどのぐらいを考えているのかということがよく分かりませんでしたので、もしそういう具体的な数字が分かるんでしたら教えてほしいなと思います。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長。
◎土木部長(金谷行允) ちょっと河川、私は直接は担当しておりません。そういう観点からちょっとお願い申し上げたい。ただ防災担当いたしておりますので、通常100年確率という考え方ですけども、これは何㎜だという特定は私もしておりません。河川改修について100年に1回大洪水、雨量が降るという想定の確率でございますので、その辺50㎜か100㎜か、ちょっとその辺が私も承知してないところでございます。 ただ、ちょっとそれに付け加えまして私どもの防災の大雨につきましてご説明申し上げたいと存じます。私どもは昭和58年頃から京大防災研を通じまして防災、治山治水における大雨に対する交野市における交野市総合予報警報システム、これを導入しております。これはその時代におきますと大阪府下でも珍しいシステムの導入でございます。このシステム、若干概要を申し上げますと、これによりまして山地の渓流につきましていろんな形で防災研で調査していただいております。山地の渓流を調査した中で20㎜あるいは40㎜、70㎜対応のできる警報システムを導入しております。各地域におきまして市内10カ所に雨量計を設置しております。特に山間部におきましての雨量計を設置しておるわけでございます。これはあくまでも雨に対応するものでございますので、その辺で交野市準用河川あるいは小河川がございます。その辺の雨量と雨の関係が非常に把握できるわけでございまして、これに更に3時間予測という雨の予測値のシステムを導入しております。その辺から私どもの体制といたしまして警報スネーク曲線というシステム上の注意ラインあるいは警報ライン、いろんな形で私ども土木部でシステムの管理を行っております。そのシステムでいろんな注意ラインあるいは警報ラインあるいは雨が今どの地域で何㎜降っているかと、そういうことをリアルタイムでコンピューターで把握しておるわけでございます。その辺を把握しながら治山治水あるいは河川、河川の水位計も設置しております。主要な河川については河川の水位を測るための水位計も設置しております。溜池につきましては溜池の水位計も設置しております。それらにつきましてリアルタイムで防災担当として把握できる体制を整えておるわけです。それらに基づきまして雨、例えば100年確率の雨が降れば、50㎜あるいは70㎜の雨が降るかも分かりません。それらに対応できるような形の中で状況をつかんでおる。防災体制についてはそういう形の中からやらせていただいておるというのが実態でございます。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) それが分からんのです。やってくれているというのはよう分かってるんですよ。一生懸命市の方もいろんなそういう警報システムとかやってくれているのはよう分かっているんですが、一体ほんならどれだけ雨降った時に我々はどないしたら、市民はどないしたらいいんだということが一番問題ですからね。ここで注意ですよと、ここで警報ですよとか、ここで避難しなさいとか、これはほんなら雨量はどれだけの時にどないしたらいいんかということなんですよね。今、市民もみんなそれぞれそういう勉強をしている人もたくさんいらっしゃるわけで、新聞やテレビで、テレビの方がリアルタイムでずっと出てきますから雨量は幾ら幾ら降ってると、この地域は降ってますよと言ったら、あ、うちはそろそろ逃げる準備をせないかんのかなとか、そういうことを考えると思うんですよ。その時にいろんな行動を起こすと思うんですね。そうすることによって被害を、被災者を少なくすることにもなりますしね。ですから市の方として注意はどれぐらいで、警報はどれぐらいで、避難はどれぐらいでという目安があると思うんですよね。100年単位というふうに言われても、ちょっと理解できないので、その点分かったら教えてほしいし、分からなかったら調べて、また広報にでも載せますということを言ってくれればいいわけで、お願いします。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長。
◎土木部長(金谷行允) 若干説明不足かもしれませんが、先ほどシステム説明させていただきました。そのシステムによりまして私ども警戒体制あるいは防災体制をとるわけでございます。その中で避難警戒ラインが来れば、それは直ちに防災無線あるいは地域等に職員が出向きますので、いろんな形で市民の方々の避難を誘導なり、そういう対策をとる。これは地域防災計画の中で当然図っていくものでございます。説明若干不足でございましたが、当然そういうシステムとして市役所はとっていく。ただ1つ先ほどの100年確率の件でございます。一応30年から100年確率と言いましたけれども、おおむね30年では50㎜、100年では100㎜程度が河川改修の計画の基本の数値の目安でございます。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) ありがとうございます。福祉の関係につきましては、大体私の質問についてはこれで納得しましたので、あと若干関連質問ございますので、よろしくお願いします。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) 福祉対策につきまして市長の方から答弁ございました。今年度ちょうどその福祉事業としての福祉の里構想なり、それを事業計画としてあげられ、そして先ほどの答弁では平成8年度についてはこれからの高齢者社会に向かう中での施設の整備なりそういったものをきちっと計画を立てていくということでございました。福祉の里構想もいきなりパッと出たということではないと思います。いわゆる都市計画道路山手線沿線にゆうゆうセンターを核としてその構想が出されておるわけですが、これらの構想自体はどういった人たちが参画されて出来上がってきたものか。そして今言う8年度詳細な実施計画といいますか、計画立案をしていく。これらへの参画される方々はどういった方々でやっておられるのか。まずそこからお聞きします。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) お答え申し上げます。これの老人保健福祉計画に基づく今の各事業関係を整備いたしておりますけれども、そのメンバーでございますけれども、今年本市でやりました障害者長期計画策定委員会とほぼ同メンバーでございます。例えば医師会、歯科医師会、薬剤師会、社会福祉協議会の会長、民生委員さん、各ボランティアグループの会長さん、大学の先生など17名のメンバーで構成して決定された計画でございます。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) その中に現実今も福祉行政の中で介護支援含めて民間の施設の方々、施設そのものも協力していただきながら、ゆうゆうセンターを1つの核としてやっておられますが、そういった施設の方々も入っておられるんですか。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) お答えいたします。社会福祉法人の代表の方々も入っていただいております。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) ちょっとお聞きしたところによると、福祉計画なり福祉の里構想、そういった施設の今後も含めて協力をいただくということでの連携はとっておられるようにお聞きしたんですが、障害者福祉あるいは高齢化社会に向かう中での将来にわたっての交野の全体のあり方、そういったところにはもっと我々現実的にそういう施設運営をしている人たちの意見をもっと聞いていただいた方がいいんじゃないかなというふうなこともございまして、現にそういった方々が今ある地域においては大変な介護支援のご協力を行政に対してしていただいておる。これからも福祉の里構想の実現のために更なる協力をいただくというふうなことがあって、実際の計画段階の中にそういった人の意見が反映されてないように感じましたのでお聞きしたんですが、そういったことはないということですか。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 老人施設といたしましては2施設、民間でございますけれども、常時連絡を取り合いながら、また介護支援、本市としては介護支援が主なものでございますので、十分連絡を取ってやっておるところでございますけれども。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) よく分かりました。そこについてはそういったことで進められるということで、より強力な連携をとりながらやっていただきたい。 今の福祉の里構想も具体に例えばいきなり来年から、今年度から入っておるわけですが、多くの施設ができてくるということにはならないと思います。年次的な計画をとりながら、あるいは大阪府あるいは国の補助制度を活用しながらというふうなことになってこようと思うんですが、福祉の里構想そのものの全体の年次的にいつまでにはきちっとやっていかなくてはならない。これゴールドプランとの関係もありますけども、そういった面での年度計画というか、大体いつぐらいまでにはどのようにというふうな、そういった計画はできておるところですか。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 私からお答えいたしますが、先ほど吉坂議員さんのちょっと教育問題の中で場当たり的行政やと、こういう言葉使われたんですけど、私ども決してそんな感覚ございません。今ご質問の福祉の里構想とても、やはり高齢者が増えてくる。そしてまた障害者対策どうするかと、こんなこと十分踏まえながら、そして有井議員がおっしゃるように、一部の声どのようにお聞きか知りませんけれども、この種のたぐいのものは関係者抜きで行政だけではできません。まさしく民活と申し上げますか、福祉法人ですが、お力を借りながら、そしてまたこの施設とても残念ながら立地するについては周辺の正直申し上げて反対の市民の方の声があります。この方の理解をちょうだいしなければならん。だから周辺の市民、そしてまた関係者、そして私ども行政に携わる者、この三者一体となっていろんな面から考えて、地域バランスをも考慮しながら考えるというのが今日までの私どもの姿勢でございます。 この福祉の里とてもただ単に老人ホームつくんねん、あるいはケアハウスつくんねんと、こんな単発的な場当たり的な考え方ではございません。できれば交野市をにらみまして、南部あるいは北部ということをにらんで、市民の利便性も考慮しながら1つの里構想を作り上げたと、こういうものでございまして、これは全部市でやるならば、今ご質問の何年度にこうしますという計画は立案できるんですが、若干民間の力といいますのは、やはり資力、財力の問題もございますので、あるいはまた大阪府、国とのかかわりもありますので、できるだけゴールドプランに見合った年数で消化したいと、こう思っておりますが、先般もある新聞を見ますとなかなかこのゴールドプラン10カ年計画は実現しないであろうと、取り組んでいる地方自治体は極めて少ないと、こんな新聞記事を見たことがございます。そういう意味では手前みそながら、幸い議会でご賛同いただきましたおかげで本市の福祉活動の拠点ゆうゆうセンターを1つの軸としてさせていただいておりますので、他市に比べればかなり前進をしているであろう。この力をなお一層短期間に集結をしまして、本当に交野を健康福祉都市かたのやと、これに恥ずかしくないまちづくりに私は全力を上げたい、このように考えておりますので、ひとつご理解のほどをお願い申し上げます。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) ありがとうございます。それで長期的な部分ですが、今、市長言われたように民間あるいは大阪府、それと本市としての財政計画、そこらとの兼ね合いもありますから、いついつまでにはどういったものができるというのはなかなかはっきりしない部分があろうかと思うんですけれども、とはいうものの当面いろんな、例えば藤が尾地域にどうとか、倉治地域にどうとかいうふうな部分については既にお伺いしております。そこらの部分での進捗状況でも分かれば教えていただけたらありがたいんですけど。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 現在のところケアハウスにつきましては来年の3月末工事完了いたしまして4月から実施されると、開設される予定でございます。また特別養護老人ホームですけれども、現在大阪府に申請中ということでございます。また老人保健施設につきましては、今まだ協議中という現段階でございます。
○議長(堀憲治) 7番、山添議員。
◆7番(山添武文議員) それでは福祉につきましてご質問させていただきます。何分初めてでございますので、失礼の段があろうかと思いますが、新人でございますので、どうぞひとつお許しをいただきたいと思います。 交野市におきましても高齢化社会と言われて久しいわけでありますが、本市におきましても約10%近く、先ほどの市長のご答弁によりますと約7000名ですか、そういった65歳以上の高齢者と言われる方がおられるわけでございます。その中で長期療養を余儀なくされている方、また介護を必要とされておられる方、そういった方々は大体どのぐらい占めるのかということをお聞きしたい。そしてそれ以外の健常者と申しますか、いわゆる元気なおじいさん、おばあさん、こういった方々がこれからもずっと長く快適に過ごしていただくためのそういった生きがい対策と申しますか、健康推進対策と申しますか、そういったライフワークの一助となるような対策があればひとつ教えていただきたいと、こう思います。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 交野市における高齢者の方々の状況について申し上げますと、65歳以上の高齢者は今年の9月現在で6923名おられまして、高齢化率は9.4%となってございます。またその中で介護を要されると思われる老人の方、現在デイサービスの利用者登録数、これが226名でございます。それからリハビリの利用登録者数が225名、寝たきり老人の本市の保健婦、看護婦が訪問しております老人訪問指導者数、これが103名ということになってございます。以上の方々につきましては本市の各種サービスをご利用いただきながら在宅での生活を送っていただいているというのが現状でございます。また老人保健福祉計画策定時の調査でございますけれども、その当時に何らかの介護が必要とする要援護老人の人数は401名で、若干現在のところ調査はいたしておりませんけれども500名近くになっているんではないかと思われます。 また健常者の方々に対する施策ということでございますけれども、まず第1番目に現在
シルバー人材センターで登録していただいて積極的に社会参加していただいている方々、またその
シルバー人材センターの中の活動内容につきましてもより一層幅を広げていかれたらと思っております。それから老人クラブにおきましても、現在市内に22の老人クラブがございまして、人数は2280名の方が参加されております。この中ではゲートボール大会、囲碁・将棋大会あるいは老人作品展などの生きがいと健康促進に努めていただいでいるところでございます。以上でございます。
○議長(堀憲治) 7番、山添議員。
◆7番(山添武文議員) ありがとうございました。こういった高齢者の方々で健常者の方々は十分なご体験と申しますか、知識、お知恵をお持ちでございまして、我々を含め子供たちにそういった知識が十分伝達、継承していくことが非常に重要なことであろうと思います。ぜひまたこういった場と申しますか、機会をぜひ作っていただきまして、世代間交流の場を設けていただきたい。これは私の意見でございます。そういったサポート対策を考えていただけたらありがたいなと、こう思う次第でございます。 続きましてもう1点ご質問させていただきます。障害者の雇用促進状況においてお聞きいたします。わが国が課題としております障害者対策はノーマライゼーションの旗印のもとに障害者もそうでない者も、若者も高齢者もすべて平等といいますか、普通の生活が送れるということが目標で進められてきたわけでありますが、このようなノーマライゼーションの実現のためには、職業の場を通じて社会参加が基本となされるものでありまして、そういった障害者がその適応性とか能力に応じましてでき得る限り雇用の場に就くことができるようにすることが非常に大事であろうと思います。 そこでお聞きいたしたいわけでありますが、本市職員の雇用率と申しますか、それと民間企業の現在の状況が分かればお知らせいただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 高島市長公室長。
◎市長公室長(高島康光) お答え申し上げます。障害者の雇用促進状況につきましては、障害者の雇用促進等に関する法律で法定雇用率が定められております。一般の民間企業では1.6%、また国、地方公共団体は民間企業に率先垂範して障害者を雇用すべき立場にあることから法定雇用率につきましては2.0%と定められております。本市の交野市役所では法律で定められております基準2.0%を0.24%上回って雇用いたしております。 それから民間企業の雇用率は市としては把握いたしておりませんが、雇用率の低い企業がある場合には雇用率を達成するよう公共職業安定所から指導されておると開いております。既にご案内かと思いますが、昭和57年12月に交野市と大阪府、松下電器の三者がそれぞれ出資いたしまして交野松下株式会社として障害者の雇用の場を確保していただいております。交野松下では38名の重度障害者の方が18名の健常者とともに生産活動に励んでおられます。ここは重度障害者多数雇用事業所でございまして、こちらの方は雇用率68%となっております。また、やわらぎ授産所では公設民営で昭和59年4月から開所されておりまして、現在肢体不自由児、知的障害を伴います33名の方がクリーニング、また軽作業等を行っております。今後とも市といたしまして法の趣旨のもとに雇用促進に努力してまいりたいと考えておるところでございます。よろしくご理解賜りまして、ご答弁とさせていただきます。
○議長(堀憲治) 7番、山添議員。
◆7番(山添武文議員) どうもありがとうございました。ぜひそういった障害者の立場で今後この施策を進めていただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 市民クラブの質問の途中でありますが、ただ今から午後1時まで休憩いたします。 (午前11時48分 休憩) (午後1時00分 再開)
○議長(堀憲治) 再開いたします。 午前中に引き統いて市民クラブの一般質問を行います。7番、山添議員。
◆7番(山添武文議員) それでは福祉対策に関連いたしまして最後の1点のご質問をさせていただきます。先般、保健所法並びに母子保健法の改正がありまして、その保健所と市の役割についてお尋ねをしたいと思います。
○議長(堀憲治) 横川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 地域保健法における保健所と市の役割についてでございますけれども、ご指摘のとおり保健所法及び母子保健法の改正がございまして、本年7月に大阪府衛生対策審議会から大阪府における地域保健のあり方についての答申がございました。従来保健所が所管し、保健所が中心となっていた母子保健、栄養指導などの各種保健サービス並びに広域的な保健事業のうち、母子保健、栄養指導に関する保健サービスを市町村に所管替えしようとするものでございます。
○議長(堀憲治) 7番、山添議員。
◆7番(山添武文議員) それでは具体的に保健所と市の役割と申しますか、それぞれの分担はどういうふうになっておるのか。ちょっとその辺も含めてご説明をいただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 横川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 現在大阪府と各市町村の間でそれぞれ具体の話し合いをしているところでございます。保健所の具体的な役割につきましては、従来から行っていますエイズ等感染症対策、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患対策、集団感染時の結核感染症対策など専門的保健サービスの強化等に加えまして、大災害時の保健衛生の拠点、先駆的な健康づくり、市町村への専門的、技術的な指導支援、また市町村職員などへの教育研修等が主な業務となってございます。 それで市の業務でございますけれども、市町村が住民に最も身近な機関として、赤ちゃんからお年寄りまでの住民に身近な保健サービスを一元的に提供すること、すなわち従来から実施いたしております1歳半健診、老人保健事業、予防接種、結核予防に加えまして、新たに妊産婦、新生児に対する訪問指導、妊産婦、乳児の健診、3歳児健診並びに一般的な栄養指導が主な業務となってまいります。いずれにいたしましても大変重要な問題でございまして、保健事業を実施するためのマンパワーの確保と現在大阪府、四條畷保健所と事務移管に関する話し合いをいたしておるところでございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
○議長(堀憲治) 7番、山添議員。
◆7番(山添武文議員) ありがとうございます。非常に我々にとって身近な問題でございますので、ぜひひとつ市町村間におきまして大きな格差がないようにご努力をしていただきたいと思います。本当にありがとうございました。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) それでは福祉関係につきましてはこれで終えさせてもらいまして、次に環境に関して移りたいと思います。
○議長(堀憲治) 6番、白岩議員。
◆6番(白岩陽太郎議員) 吉坂議員の方から環境問題につきまして、とりわけ二国関連あるいは河川の問題あるいは緑道計画の問題等非常に広範囲な角度からそれぞれ現在の交野市が抱えている課題なり、あるいは市民からいろいろといただいている要望について実は出されております。私もそれに関連しまして、とりわけ道路問題につきまして一言私なりの見解を申し上げ、あるいは実態を申し上げますとともに、ぜひこれからの交野市の市政運営の中で強力に取り組んでいただきたい内容について関連をさせていただきます。 既に道路問題につきましては私たちの会派だけじゃなしに様々な委員会の中でも大きな論議になっておりますし、21世紀を展望する形で交野市内の道路網の整備ということが極めて大事だということはるる述べられてきております。市長さんはじめ理事者の皆さん方の努力もありまして、当初5000万円程度の予算から1億規模の投資になり、あるいは1億5000万円の投資に向けて順次その道路網の整備について前進を見ておりますこと、これは私たちも十分承知しておりますし、そのことの必要性といいますか、あるいは相協力してそれらの解決のためにやらなきゃいかんと、この思いは同じでございます。 とりわけ今回選挙の年ということございまして、日頃考えていただいている市民の声がどこに集約されるのかと、これが我々議員としての立場で、非常に意見を吸い上げる立場として重要な節目の年を迎えたわけでありますが、やはり市民の声としても現在の道路に対する苦情あるいは将来に対する要望というものは極めて高い比率と要素を兼ね備えているんではないかなというふうに考えております。 道路問題そのものは単に交野市だけの条件設定の中で発生するものじゃないわけでありまして、いわゆる広く言えば北河内圏での交通の流れがどういうふうになってるんかと、あるいは人口動態がどうなっているんかということもありますし、もっと広範囲に考えれば奈良県、京都含めて隣接の都市形態の開発の波がどのような形でこの交野に影響を及ぼしてくるのか。そこまで行かざるを得ないような形がしておりますので、長期的な課題と現在交野市の行政として直面している課題と2つに分けながらこの道路問題についてはアプローチをしなければいかん。 私は2つの事例をもちましてこれからの課題にぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、1つは生活内道路で幹線道路的に使用されている立場があります。私が全市隈なくその実態を知っているわけでもありませんし、とりわけ市民の要望を受けた立場で卑近な例を申し上げながら、ぜひ取り組み姿勢を教えていただきたいんですが、1つは幾野郡津線、過去何度も私は委員会の中で、交野市は健康福祉宣言都市という極めて立派なテーマの推進のためにやられておりますが、日々この生活圏内の幹線道路すら十分な整備がされていない。とりわけ第二中学校を抱え、あるいはくらやま幼児園を抱え、あるいは児童センターを抱えという、その延長線には教育文化会館を抱え、まさにこれから図書館行政も含めて極めて公共施設が張りつく場所が幾野、倉治間の幹線道路でありますが、この幹線道路1つとってみても、極めて交通安全対策上市民の不安が取り除かれていない。まして昨今はマンションの建設が覆い被さるようにそれに立ちはだかってきて、交通の量が極めて頻繁になってきた。そういう幹線道路の中で幼児教育の拠点があったり、あるいは市民のコミュニティの拠点があったりということですから、一体我々の道路交通から自分たちの健康なり自分たちの生活を守るということと、いささか市民感覚と離れた実態にあると。それどころか一雨の天気予報によっては大変人の姿が見えにくい状況、あるいは交差点での安全対策等が不備で、このままで行きますと本当に道路管理者である市長責任まで私は問われかねないような形になりますよ。だから一時も早くそういう市民の要望をどのような形で改善に結びつけていくんかと、このことを過去にも大変要望をしてまいりました。 今回はそんな背景の中で、とりわけ星田地域にコモンシティという1000世帯を超える住宅開発がなされました。星田地域の方にとっては一面バス路線の開通でありますとか、あるいは環境整備でありますとか、まちづくりのイメージでありますとか、一定のメリットの部分はたくさんあることは承知しております。しかし交通問題にかけましては、そのために極めて交通の大幅な変動を来している。交通の流れが極めて大きな変化を示している。その結果、生活道路の中にたくさんの車が流入をし、交通不安あるいは公害あるいは生命の安全に対するいろんな不安が実は寄せられております。恐らくこれ以降道路問題についてはこの問題は避けて通れないんではないかなというふうに考えておりますので、この問題ぜひお願いをしておきたいと思います。 その前に担当者、市長にお聞きする前に担当部局といいますか、交野市の交通量のデータ、幹線道路であるのか、あるいはそれ以外の生活道路であるのかちょっと別にしまして、交野市の交通網のデータをもし取っておられるということでありましたらどのような形なのか、あるいはそうでないのか、ちょっとご所見お願いします。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長。
◎土木部長(金谷行允) 土木部として道路交通の流れについてはデータは取っておりません。
○議長(堀憲治) 6番、白岩議員。
◆6番(白岩陽太郎議員) 土木部だけ、全庁的に交通量の実態がどうなっているのか分かる部署でございませんでしょうか。
○議長(堀憲治) 田中助役。
◎助役(田中宏治) 先ほど土木部長お答えしましたように、交通調査として市独自の調査はいたしておりません。ただ国や府が一定期間でやっている調査がございます。その調査結果をいただいておるという状況でございます。
○議長(堀憲治) 6番、白岩議員。
◆6番(白岩陽太郎議員) ということは交野市のいわゆる市道の流動調査、交通量調査はやってないというふうに受け取っていいんですか。
○議長(堀憲治) 田中助役。
◎助役(田中宏治) 主要道路ということになってございますので、交野市道の細い道路などは把握できてないと思います。
○議長(堀憲治) 6番、白岩議員。
◆6番(白岩陽太郎議員) ちょっとデータについてお聞きしたのは、例えば公害問題を論ずるにしても現在の状況がいかほどのものかと。例えば交野の水がおいしいと言っても、じゃあなぜおいしいんだと。じゃあこれからおいしくなくなるのは何が原因でおいしくなくなってしまうんだと。あるいは空気、交野は自然に恵まれて大変おいしい空気だと、気持ちがいいと言ってるのは、何のデータをもって交野の空気は美しくて清らかなんだと。天野川は今、生物、生態系の内容から見ても、他市を流れる川よりも交野市の川はなぜ美しいんだと。このことはいわゆるデータがなければ、なかなかそれを推し測ったり、あるいはその変化に対応した対策を打ち出すということは私はできないと思うんですね。 幹線道路で確かに国道、府道含めてどなたがどういう形でやっておられるのかよくは認識していないんですが、交通量調査されているのはよく見掛けますので、その状態によって全体的な大まかな交通量調査はされているんではないかなと、こういう認識をいたしておりましたが、しかし交野市の自らの道路を自らの手で調査をして、その変化をつかもうということについては今されてないということなんです。となりますと私は過去のデータと比較しながら物事を推し測っていくことができなんで、現状の内容に沿った形でちょっとご質問を進めざる得ないということになります。 とりわけコモンシティができて、府道枚富線に至るいわゆるバイパス用の道路として今、抜道マップにも載られるぐらいに、この道を行けば抜けられますよというふうなサゼッションがくる時代なんです。それだけの情報が進んでいるといえば情報が進んでおります。ドライバーの方は一時も早く渋滞を回避して、より早く目的地に着くための努力をされますが、そのために藤が尾界隈から星田の地域の皆さん方、あるいは南星台、星田山手、従来のいわゆる生活圏内、生活道路として供されておった道路の中にいわゆる幹線道路並みの車の流入の変化が出ているんではないかと。今まで 四方に散っていた内容なり、あるいは逆に1つの線に凝縮して逃げ場を失っていたやつが、1つのバイパス的な道路によって流れを大きく変えられたというふうな結果が今出ているんではないかというふうに思います。 とりわけ、私が具体的な市民要望を受けました南星台、とりわけ3、4丁目を走る通称地獄谷線から星田山手に抜け、府道に連絡をするという1つのバイパス道路なんですが、当然従来の様相とは一変をして、車公害に対して悩んでいる実態にある。朝から路面は30km規制がされておりますが、40km、50kmであの坂道をどんどん上がって、極めてコーナリングが多い場所でありますので、そのコーナリングの軋みの音が出てくる。クラクションの音まで鳴ってくる。時には白線の道路規制になっておりますので、追い越しすら住宅内道路で頻繁に追い越しがされている。住宅のそれぞれの交差点から地元の人が出ようにも、相当周辺の安全を確認しないとその交通の中に入っていくことができない。騒音、振動含めて一体どうなっているんだということが皆さん方から寄せられております。 私、実態がじゃあどのような数字になって、どのぐらいの交通量になっているんだということなんですが、6時半から7時の30分に実に235台の車がその南星台の3、4丁目の間の生活の道路を通過をいたしております。ピークになります7時から7時30分の間、この30分の間に実に326台、トータルしますと1時間に561台ですね。これだけの数になりますから、どれぐらいの間隔で、あるいはどのような状況の中で道路が使用されているかというのは大いに理解できますし、周辺の皆さん方から騒音、振動あるいは安全対策を含めて出されるのも十分理解できる。これは南星台だけじゃないと思います。とりわけ星田周辺の方にご迷感かけておるでしょうし、また星田山手の方にもその量がつながって行ってると、あるいはそれにプラスされて行ってるということでしょうから、そんな実態が本当に生活の道路として放置をしていいのだろうかと。安全対策を含めて極めて私は由々しき実態にあるなと。このためには更に幹線道路の整備に着手をきちっとしなければいかんということになってくるのと、その間の対策をきちっとしなければいかんと、この2つにきちっと分けなければいかんと思っております。 1つはまず都市計画道路山手線道路であります。これはもう長年にわたって交野山手線を整備をすることが交野の南部地域の交通の極めて大きな緩和策になるし、またそのことがまちづくりに極めて重要な施策の柱になり得る。こういう答弁を聞いておりました。随分前だったと思いますが、この道路の計画を何とか5カ年でやりたい。このことを聞いておりまして、5カ年すればそういう幹線道路、生活道路とのかかわりにおけるバイパス道路がきっちりと整備されるということで進んでおりますが、最近になってもまだ5カ年計画がこれからスタートするかのような印象を受けるわけですが、道路の進捗状況あるいは実施をされる主体として、いつから実際5カ年計画が始まって、完成年度がどのようになっているのか。改めて答弁をお願いしたい。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長。
◎土木部長(金谷行允) お答え申し上げたいと思います。私ども5カ年計画と申し上げておるものは、あくまでも財源的な裏付けをいただきたい。やはり事業を行っていくについては国庫補助事業対策としていきたいという形でございます。実質的は私も前にも申し上げておりますとおり、国庫補助対象にしながら7年度から11年度までの5カ年という形をとらせていただいております。ただそれまでに若干工事で単独でやっている部分、6年度で単独で工事を行った部分がございます。これは当然6年度で事業を行った部分でございますけども、実質的に国庫補助を対象としながら工事をやっていこうとする分については7年度から11年度でございます。ただ用地の買収につきましては、かなりそれ以前からその時々に応じまして先行買収という形で用地買収の方は公社に依頼し、その部分については早い時期では58年度頃から一部用地の買収もさせていただいている部分もございますので、私の申し上げている部分については、7年度からあくまでも国庫補助対象としての事業計画の年度については7年度から11年度を今のところ目標として行っているという実態でございます。
○議長(堀憲治) 6番、白岩議員。
◆6番(白岩陽太郎議員) いろんな受け取り方もあると思いますが、7年度からやるとなると今年初めてスタートするということですわね。平成7年度から向こう5カ年。しかし実際問題この論議は、随分前から都市計画山手道路を5カ年計画でやりたいと、この話は理事者から我々は聞いておるはずなんですね。今年初めて、今年から5カ年計画で行きますよと、ご理解くださいという話を聞いているわけじゃなしに、随分と遡る前から5カ年計画でやりたいと、この話は私は聞いてきた経過があると思いますが、正式にスタートする日の取り方が違うのか、あるいはその5カ年計画の算定の仕方が違うのか、ちょっとよく分かりませんが、いずれにしても今の部長の答弁からしますと平成7年度、今年度を起点として平成11年度の5カ年間でこの交野山手線をやりたいと、こういうことですからまだまだ先の見えない5年間というものはこの道路問題に対して極めて不安を共有しながら交通問題に立ち向かわなければいかんということになるわけです。 したがって1つはその都市計画道路、もちろん国庫補助の問題なり、土地の買収で難しい地権者との交渉でありますとか、あるいは周囲の環境へ配慮してどのようにやっていくのかとか、様々な課題があると思います。これは第二京阪だけじゃなしに、我々の交野が実施する交野の道路でありますので、ぜひしっかりとした道路をやっていただかなきゃならんわけですから、そういうことではお願いしたいんですが、ぜひ5カ年などと言わずに、こんな状況を抱えている。しかもそれをきっちりと解決するためにはこのバイパス道路をきっちりとした形で早期に1年でも早く完成させるんだと、あるいは1日でも早く完成させるんだと、この取り組みをぜひ強化していただきたい。 この現状認識と山手線に対する物の考え方、市民要望について、私は市民の苦情あるいは現状置かれている立場も分かりますし、ぜひその解決のためにこの山手線、しかも高規格な高品質な交野山手線に仕上げなければ、また量全体は変わらないわけですから同じような悩みを持つという前提で交野山手線の高品位、高品質の道路計画を早期にやらなければいかん、あるいはやってほしいという市民なり私の要望は市長としてしっかりと受け止めていただいているかどうか。市長からご所見をお願いいたします。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 道路問題のご質問でございますが、ご指摘にもありましたように生活内道路が今や幹線道路として利用されておると、この実態は私のみならず、特に沿道住民の方が体験をしていただいておるんじゃないかと、このように理解をいたしております。特に今具体の幾野郡津線、特にまた星田地域の星田西あるいは南星台、山手、妙見東等々に関連いたしますこの通過交通、これは先ほどご指摘ございましたが、多少ご理解が違っておるかもしれませんので、改めてひとつ数年あるいはまたむしろ10年近く前を思い起こしていただきとうございますけれども、今現在の交野市の重要な幹線道路、府道枚富線、朝夕のあの混雑状態、これはいかに私どもも警察当局と信号機の工夫、変更等々やりましたけれども、どうしてもあの渋滞は解消しません。さればどうしたらいいんだということで、都市計画決定されておりますこの交野山手線、これを早期にやるしかないということで用地買収の意志表示を申し上げ、議会でもご賛同願ったと、こういうことでございます。したがいまして交野山手線やるんやと言ってからもう10年以上になるのは事実でございます。 ご案内のように交野山手線は延長1.1㎞ございまして、あの間には多くの地権者がございます。特に星田の中心的近いところを横切りますので地主さんも大変多くおられますし、この用地買収に私自身相当期間職員とともに交渉に当たったわけでございます。やっとのことで皆さんの努力が実りまして、また地権者の深いご理解をちょうだいいたしまして、平成5年度から平成6年度にかけて用地買収が完了したと、こういうことでございまして、この間の5、6年の経過がございましたものですから交野山手線やるやると言って、まだいつやるねんと、こんなことですけれども、そういう用地買収の経過を踏まえまして初めて平成7年度から5年かけて一応この交野山手線を仕上げたいと、こういう場当たりではなしに計画を立てさせていただいたと、こういうことでございます。それに先駆けまして平成6年度につきましては単独部分、傍示川に近いところの部分、単独事業で実は実施をいたしております。今ご指摘のようにこの幹線道路の重要性等々も勘案いたしまして国の補助確保に努めなければなりませんが、できるだけ早い時期に完成できますようにせっかくの努力をしてまいりたい。 その中でご指摘のように高品位あるいは高規格というのは当然のことでございますが、ただ私は現状を見ますときに、今でも時間当たり500台以上の車が通過すると、この事実は交野山手線が完成いたしますればなおさら車増えるんじゃないだろうかな。ただ南星台、妙見東の通過は避けられるであろう。さる代わりに星田山手あるいは星田西地域、ここへの通過は非常に増えるであろうと、このように思っております。 そういう中で先ほど質問ありまして、市道につきましては逐一交通量調査もいたしておりませんけれども、すべて幹線道路とつながっておりますので、幹線道路地域につきましては大阪府の手で通過交通量調査もされておりますので、その辺のデータも私どもつかんでおります。また各生活道路地域につきましては調査はいたしておりませんものの、各地域の区長さん、地元の実態をよく存じた上で私どもへ逐一1時間にこれだけぐらいの台数走りよるということも報告を実は受けておりますので、それなりに大まかな数字ではございますけれども、先ほど申し上げたように昔のような生活内道路ではなしに幹線化しておると、こういう実態も実は掌握をいたしております。 何が一番大事かといいますと、やはり交野山手線が完成いたしましても、既設の市道につきましては交通安全対策、これを完璧に仕上げなければ完成いたしましてもそのとおりですし、今もなお先般も聞きますと星田山手地域で人身事故もあったやに伺っておりますが、現状の幅員でとどめることなく、車の配慮もさることながら、やはり交通弱者と言われております人の立場に立ちまして歩道あるいはまた安全対策等々を早急に来年度から手がけたいなと、このように思っております。そのことがこの交野山手線完成につきましても対応できると、こういう感覚でございますので、ご指摘ありましたように1年でも早く完成を目指して頑張っていきたいと、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 6番、白岩議員。
◆6番(白岩陽太郎議員) ありがとうございました。私は少しも誤解もしておりませんし、過去の取り組みに対する熱意も十分に理解をしておるつもりでございます。今、市長から5カ年計画でいよいよ本事業に対してスタートを今年度から切りたいということでございますので、ぜひ1年あるいは1日でも早い幹線道路の形を整えると。きちっとその流れを掌握できる、生活権に及ぼさない幹線道路対策を作る。ただ市長がおっしゃっていただいた前提条件がなければ私も同じ課題を後に残す、あるいは更に増幅しながらその問題を抱えもっていくということになるわけでありますから、私は規模、内容は別にしまして第二京阪国道と全く変わりはない。幹線道路に一定規模の車が入っていくと、大変周辺を含めて単なる渋滞からくる困難よりも、いわゆる物流に対する生活権の侵害という問題は当然起こってくるわけですから、そのことをしっかりと踏まえて高品位の高品質の道路にしなければ、たかが車が走れる機能の道路をしましたとか、従来の発想の道路づくりじゃこれからはいかんのじゃないですかと。同じ交通量が走っても交差点の改良が随分注意を促したり、あるいは様々な照明の工夫によって車のスビードに対するいろんな抵抗感を抑えるでありますとか、いろんなこれからは物づくりにもうちょっと知恵が要る時期ではないかなと。直線道路がいいのか、少し緩やかなカーブがいいのかも含め、あるいは周辺の住宅地とマッチした緩衝地帯をどのように設定した道路にするのか。とりわけ歩行者、弱者に対する配慮をその道路の中でどうのように設定していくのか。これらが高品位でつくってもらって、物流もスムーズに行き、周辺の人にも迷惑をかけないという形になるわけですから、交野市が主体となってやるわけですから、国や事業主体に文句言う前に、まず我々のつくろうとする道路を高品位にしなければ国も大阪府も理解を示さないということでございますので、ぜひその立場でご推進をお願いしておきたいと思います。 最後に担当部局にぜひお願いをしておきますが、かといってその完成までじゃあ現状のままでいいとは決して思われません。したがって現在の交通量にどのように緩衝策を設けるのか、あるいは安全対策を求めていくのか。この2つはもう待てない対策事業でありますので、過去の交通量に比べて現在の変化にどのように対応するんだと。1つは交通安全対策を今までのままで本当にいいのか。単なる住宅地の安全対策であったものが、これだけの幹線化した中で安全対策だといえば反射ミラーであるとか、あるいは防護柵であるとか、歩道の幅であるとか、まずそういう安全対策を早急に見直していただいてきちっとしていただく。とりわけ騒音、振動が市民からたくさん寄せられておりますので、道路状況が1つの大きなファクターになると思います。がたがたなりでこぼこの道であれば、それが拡大されて反響するわけでありますから、道路整備をまずきちっとクリアをしていっていただいて安全対策をきちっとやっていく。 とりわけ私は現状あの道路を見ますと、追い越しがしやすい道路形態になっておりますので、住宅地を追い越すような道路でいいのかどうか。これは警察、公安当局との話し合いもあると思いますが、住宅内道路を追い越し車線がどんどん走るというふうなことに対する、状況にも場所にもよりますが、そこらの実態とあわせて現在の30km規制がいいのかどうか、あるいは追い越し車線の規制をどのように設けたらいいのかも含めて、まず現状の課題を最大限緩衝化する、不安を少しでも抑えていくという努力をぜひお願いをしておきたいと思います。 今参考の例として南星台3、4丁目を走るいわゆる道路問題、それから幾野周辺について私が市民要望をたくさんいただいているということでしゃべっているわけで、この2カ所が大変で、あとはそうじゃないということでは決してないわけですから、一度交通問題に対して全体的にまた見ていただいて、様変わりしている交通の流れに対する的確な対応をとっていただきたい。 私の方から交通量の調査をしろとか、交通の実態についてどんなやり方で把握しろと言いませんけど、実態の把握なくして変化に対応できない。これは恐らくそうだというふうに思いますので、実態の把握に対してまず資任もってどのようにされるかは今後皆さん方で考えていただいて、やはり1つの大きな変化がこれからやってくるわけですから、その変化に対応できる体制を自らの手でます整理をしてやっていただきたいと思います。吉坂議員に代わります。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) 続きまして、今、白岩先生のおっしゃったこととよく似てくるんですけども、これから二国が具体化していく。それにまた関連してアクセス道路等が建設されていくということで、それへの埋め立ての地域がどんどん増えてくると思うんですね。将来的にそれに関連するのかどうか分からないんですけれども、私の住んでる近くでもそういう格好で埋め立てが始まったということで、その埋め立てをする工事用車両が10tのダンプが生活用道路を通るということで、住民と業者と今話し合いをしている最中なんですけども、そういう格好の時にそういう生活道路を工事用車両が今回の場合は800台から1000台、10t車が入るということなんですけども、そういうことに対して市として何の規制もできないのか。市としてどういう形でそういう事態に対応できるのか。その辺をちょっとお教え願いたいな。全部警察かということです。
○議長(堀憲治) 林都市整備部長。
◎都市整備部長(林隆) 一般の住宅開発という形での交通需要の発生という立場で、それの対応についての開発指導ということでお答え申し上げます。お答えになるかどうか分かりませんが、一般的に規制を道路はされておるわけでございまして、その規制外の車両を使うということになりますと、これは所轄の警察で通行なりの許可をいただくと、こういうことになるわけでございます。市の方の開発指導の立場では、1つは周辺の皆さん方にご迷惑がかからないように車両の通行台数を一時に偏らないような形でやっていただく、あるいは住宅地内では滞留しないように、密集していない空き地に近いところであるとか、幹線道路で止まっていただくと、こういうふうなこと。また車両の通行に伴いまして道路が汚れたりいたしますと、そういう道路の清掃をする。またそれが通学路でございましたら、そういう通学、登下校の時間帯にはガードマンなり配置して交通安全に努めると、こういったいろいろとその開発地の事情に合わせましてご指導をさせていただいておると、そういう状況でございます。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) それは開発指導の場合だけなんですね。びっくりしたんですが、単に埋め立てだという場合には何ら規制ができないというふうに聞いたんですけども、どうですか。
○議長(堀憲治) 林都市整備部長。
◎都市整備部長(林隆) お答えいたします。開発、いわゆる住宅等の開発目的でございましたら開発の協議の対象になりますので、市の開発指導課で協議をさせていただきますが、例えば資材置場で一時借りたり、あるいは田を畑に転換するとか、いろんな目的があるわけでございまして、そういう場合には我々開発指導課の方ではタッチし得ないと、こういう状況でございます。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) ですから市は開発指導課というんですか、そっちの方はできなくても、ほかから何かできないのかどうかということでございます。ちなみに申しますと、警察の方にも今回の件で相談をしますと、開発許可が出ている場合には警察は許可書を発行せざるを得ないと、こういうふうに言っておられるんです。そういう意味からいいますと、開発指導の方がもし下りた場合、もしくは開発ではなくて埋め立てだけだという場合に、何ら警察もどこも対応できないということになってしまいかねないんですね。そういう危惧がございますので、何らかの形で市かもしくは警察の方で、どちらかで規制ができるような格好で考えていきたいと思っているんで、その辺りのお知恵を含めてちょっとご答弁お願いしたいと思うんです。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 大変現実の問題であり、かつ難しい問題でございますが、市道の管理者は市長と、こんなことになってございます。また一方、府道につきましては知事だと、こんなことになっておるんですが、市民からいたしますと市域にある道路、市道であろうが府道であろうが国道であろうが全部市長の責任やと、これは私ども痛いほど毎日感じておりますが、そんなことご説明申し上げましても市民の皆さん方はご理解していただけません。 ただ私の認識では今ご事例あったようなことにつきましては、まず道路の形態あるいは現状によりまして重量制限があるはずでございます。したがって私も経験しているんですが、私の家の前、造成されました。その時には確かにあの道路埋立地でございまして弱い。そこへ下水管、水道管、ガス入っておると、そんなところはやはり重量制限されているはずでございますが、ところが開発者は10t車入れると。確かに10t車を入れて埋め立てをしますと早い期間に完了します。これがええのか、あるいは大きい車は困んねんといって小さい車にしますと長期間にわたると。この辺が地域住民としては選択の非常に難しいところでございます。この辺はご理解いただけると思いますが、まず前提に重量制限があるということですね。 ただ1つこれはご理解いただきたいんですが、開発許可というんですか、この言葉ですけれども、私どもは開発の許可権者でも実はないわけですが、できるだけ住民とのトラブル、あるいはまたいろんな事情を配慮して家を建てなければならんと、こんなことで法規制すれすれに行っておるわけです。ところが今、日本全体にいろんな面があるわけですけれども、規制緩和と、こんな4字でまたいっとう非難も受けておるわけですけども、そういう面からいたしますと大変相手側からすればどういうこっちゃと、こんな質問をうけて困りますけれども、結論から申し上げまして今ご指摘のようなこと、例えば生活道路を通らないで空地を新たに作業用道路、埋め立て用道路をつくってやれということについては、理解はできましても、市長名でやらすということには私はならないだろうと、このように認識しておりますので、この辺まさしく私ども指導する上においては地域の皆さん方とよく相談の上、同意をして工事をやるようにと、こういう強い、大変難しゅうございますけれども、条件を付けてやっておるというのが現状でございます。 それと加えまして、先ほどちょっと白岩議員さんのお話がございまして余談になるんですが、道路の交通量調査はさることながら、水質調査あるいはまた大気汚染の調査、これは水質については10数カ所、10数ポイント、あるいは大気も同じことでございますが、年次を追って調査をいたしておりますので、ご理解をいただきたいなと思います。 いずれにいたしましても現状不安の解消をいかにやるかということを改めましてご提案ちょうだいいたしておりますので検討し、そしてその実現に向けて努力したいと、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 9番、大中議員。
◆9番(大中寛次議員) それでは生活道路について関連いたします。金谷部長は今日朝来たら私部西線の舗装をやっててくれよる。その折の考えは、ここ舗装してようしてくれよるねんなと、これは各部長あたりが一生懸命やって各地区が舗装ができとる。大体ようなっとる。道路もようなっとるなと思うけども、しかし車で乗ってる人はえろう道路に乗ってても、交野の道路ようなったなと思われる人もおれば、まだちょっとがたがたあるなというようやけど、車はあんまり喜んでても喜びないねん。そうすると歩行者をもっと優先に舗装も考えてもらわんといかんと思う。やっぱり交野へ来て30年も40年も住んでてもまだ舗装ができてないと、こういうことです。 それはおいおい金谷部長がまた知恵を絞ってやってくれよることやと思いますけど、先ほど白岩先生の関連質問やないけども、交通のことを聞けば、金谷部長のところへ行ったり、また林部長へ行ったり、4月に機構改革してもらった折は、なかなか機構改革でようなったなと、こう思うけども、何や今ややこしくてかなわん。重村とこへ行ったら、皆一生懸命して今日は交通の指導に歩いてると、職員が皆喜んでおる。しかし担当2人や、今よう考えたら。どこそこ駐車違反ようけしとると。高架の下あたりでも車ばっかり止めとると。そんな車止めるんだったら4mある道路を3mにしてもかまへんちゅうもんや。車を置くためにどうもこうもいかへんねん。そうするとうちの担当がおらへんねん、肝心の。先ほども白岩議員が言ったように、金谷やと思ったら金谷と違うねん。またこっちや。誰か責任者をもたさないかん。前は5、6人おったと思う。これはどこや、これは土木や、これは建築指導課やと。そんなことごちゃごちゃ、そら4月の時点ではよかった。ええ機構改革やったと、これで交野市もようなると思った。しかし結果見たら担当部局が少ない。男と女2人や。2人で交野の駐車違反とかどうやといっても、こんなもん話にならへんねん。前やったらあそこへ車ようけ止まっとる、何とかしたってくれやと言ったら、紙持っていってぴしゃっと張りよる。ああようやっとんなと。こんなん張らんとやってて退けはんねん。 先ほども言われたように妙見山の山手線のとこかてずっと桜の木のところへ車を置いておる。そうすると向こうから来ても行けない。こっちから行きよるから。だから交通の安全対策ができておらんということや。これは何も失敗やないねん。なるほど考えはええねん。まず重村のところへ行って、それから土木へ行って、またこっちへ行け、あっちへ行けと。だから一遍にぱ-んと行けるようにしてもらわんといかんねん。そうすると交通量一回調べようと、どこどこに何人いよると、お前立ち番せよと。前は夜通しでもアルバイトを使ってでも台数の勉強しとんねん。農協周辺は何台通りよると。機構改革があかなんだとは言わへん。交通の方の係が2人やねん。そうするとあんたらそこのおるけども、交野を明るくするまちづくりと、まちづくりかて交通対策してなにするのがまちづくりや。そこらをもうちょっと勉強してもらってやってもらったらこんな問題ないと思うねん。交通のことに対して建築指導課がそんな話を持ち出さんならんという自体がもうそもそも間違いや。一本筋通っとらん。金谷部長も先ほど言ったように、大きい道路舗装するのはええ。それでもそない荒れてなかったらすることいらへん。今日、西線見てみ。これはもったいないぐらいやなと思ってたんじゃ。 それともう1つは、星田山手線がこれから5カ年計画でやると、こういうことや。そうすると6年度に交野市の単独の工事したという。何もあわてて交野市の単独工事することいらへんねん。まだ通過もできとらへんがな。工事させたというだけや。なんでそんなあわてて単独工事を6年度にしやんならんねん。これから入札してやろかといっても決して遅いことあらへんがな。それでもその単独工事したためにたとえ何人か、たとえ10人でも喜ばれる人があったらええがな。誰も喜ばはらへん。用心悪くなったと言ってはるがな。犬連れてここへ来よったらと言ってはるがな。それはちょっと知恵出してもらわないかんわ。あれでもこっちへたとえ軽自動車でも出られるようになったら喜びよるやろ。今なら行き止まりや。なんで6年度に工事したんや。あえてする必要あらへんがな。これはちょっと、俺らかてこれはあそこまで単独でやってくれよったと。大阪府の補助もらったらすぐすると。すぐできると思ってたがな。あそこへ野菜ものを作るなと指示してるやろ。草生えとる。草刈るのに市の金で刈ってんねん。年に2回か3回ぐらい刈らんならん。それやったらあわてて田作るなと言わんかて、作らせたったらええねん。もうちょっと際になって補助もらえるというようになってきたら、もう作るなよと言ったらいい。そうでっせ。 そういうとこで、機構改革をもう一回考えてもらって、田中助役頼んまっせ。助役2人もおるんよって、考えて、そうして交通の方にもうちょっと人をせめて5、6人ぐらい置いとかないかん。前みたいに。分散してしまったら話にならんがな。ほんま不便してます。駐車違反がものすごうあんねん。それらを言っても、職員の手足らんよって、あっちもこっちも寄せ集めて行ってんねんと、こう言いよんねん。そうするとそれ以上やれと言えやしませんやろ。少なくとも今度職員も採用されたと思うよって、そいつらも連れてもっと交通対策に力を入れてもらってやってもらわないかんと思います。 それと先ほども白岩先生言わはったように、あの山手ようけ上がりよんねん、今聞いたら。あそこの角の隅切りを切ったらええねん。たとえ3坪でもぷすっと。それぐらいな頭使わないかん。俺ら使ったんねん。あの隅切りしてしまったらええねん。それなら向こうの家もようなんねん。鬼門を切って、こうしたら、車くるっと回れる。そのぐらいの知恵出してもらわないかんわ。俺ら金出すんと違うよって、分けてくれと言わへんけれども、市から行って、隅の石こんなやつ積んであるやろ。あれ3つほどころっと取ってしまったらええねん。そしたら南星台でも、余計上がりよるかもしらんけれども、混雑しよらねんがな。混雑せんように。ひとつそういうとこで、皆が力入れるように行ってもらわないかんわ。このぐらいで置いておきます。代わります。どうぞ。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) 道路問題そのぐらいにおきまして、その次に緑化の関係なんですけれども、これは別に質問ではないんですが、やはり天野川を今、野草で緑いっぱいと、沿道に桜が植えられている。法面には部分的に川側の人が植木をされているという状況にあるんですけども、この川は長い川ですけども、計画的に法面も含めて、法面もいろいろ先ほど市長もお答えありましたけども、いろんな現制があるとは思うんですけども、法面も含めて花の咲く野草、そして沿道には実のなる木ということで、一遍にできませんから、できるところからやるように計画を立ててもらえんだろうかと。別に今日やりますとか、やれませんとかいう返事が欲しいわけじゃないんで、そういう計画を立ててほしいなということです。 それともう1つは、特に天野川なんかは先ほど私の質問でも言いましたけども、スポレクの付近が親水性のある護岸工事がされたということですね。それを全川的にというわけにはまいらないでしょうけども、できるところからそこの川に下りられるように、いろんなまたこれも法的な問題があると思いますけども、そういうものをできるだけクリアして、川辺で人が下りれて魚を見れる、そして野草を見れるということも必要なんじゃないかなと思いますので、それもやってほしいなというふうに思います。別に答えは結構ですので。 続きまして治安問題で関連質問がありますので、よろしくお願いします。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) 時間もだいぶ経過いたしまして、あと5番、6番とあります。治安問題、それと今の河川の関係で2つ続けて質問いたしますので、よろしくお願いします。 まず治安問題につきましては、先ほど市長の方から答弁ありましたように、星のまち交番ができました。犯罪件数自体は減っておるようでございますけども、特に星田西コモンシティ等開発され、住環境として非常にいいまちづくりがされておるものの、実際は暴走するのにちょうどいいコースになったりというふうなこともあって、大変な地域からは苦情があります。それらの対策、これはただ警察だけに任すということではなしに、地域の区長さんはじめ防犯委員さん、そういった方々と警察との連携、行政との連携というものが要ろうかと思います。地域の方で活発な防犯組織を作られながら活動されておるところにつきましては、派出所の方が行かれるだけではなしに、警察署の方からもあわせて一緒に防犯対策の取り組みもされるとかいうふうなこともあり、ある面では地域の方でのご協力があれば警察もどんどん動かされるというふうな状況ではなかろうかと思います。 そういった意味での区長制度を当市では行っておりますが、区長さんとの連携を進めながら、地域での防犯組織の確立とあわせて警察行政としてのそこへの参画というふうなことも更に充実していかないと、地域の皆さんの方の治安に対する不安がなかなか取り除けないというようなことを感じますので、そういった意味での見解をお願いしたいということと、市長の方が過去から交野市に警察署がない。これは人口規模の問題で、交野単独での警察署建設についてはなかなか難しい。しかし考えようによったら対策として今あるんやと。平成3年度に大阪府の方へ要望されたという中身につきまして、いわゆる交野に拠点を置いて、枚方の一部も管轄の中に入れながらの警察署の設置、これについては府の方も前向きな考え方があるというふうにお伺いしております。そういった中身の現状、そして担当部局等も十分そういったことを掌握しながら府との既に詰めといいますか、そういう警察行政が充実するような取り組みがなされているのか。その点についてまずお伺いいたします。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 治安問題に関係いたしましてのご質問でございますが、具体的に星田西地域の例を挙げられました。確かに私も事情を承知いたしております。これからの星田西のみならず地域の防犯ということにつきましては、地域ぐるみでひとつぜひご協力をお願い申し上げたいと。在来と違いますのは枚方警察との連絡を取らなけれぱならんというところに地域ぐるみの防犯というものが大変有名無実のきらいがございましたので、幸いにも星のまち交番24名の24時間体制でやっておりますので、従来とは全く異なった地域と密着した防犯対策やっていただきつつございますので、この辺は大いに期待し、そして市民の不安解消には努力したいなと、こう思っております。 しかし基本的にはご指摘がありましたように、私が早くから行っておりますように星のまち交番ができましたとしても、まあ言えば24名の24時間体制でございますので、人数的にも完璧とは言い難いと。私どものお願いといたしましては交野警察の独立というものを既に私自身大阪府警察本部に参りまして、それなりの詰めをやっております。そして私ども交野だけではいけませんので、先般も枚方市長も入っていただきながら、現在枚方警察署管内の所轄があまりにも広すぎると、したがって枚方市自身も交野以上にこういう治安についての不安が積もり積もっております。したがって枚方警察署管内の縮小と申し上げますか、交野と一定の所轄分離をしながら、交野市域における警察署の設置と、これについては基本的に大阪府警察本部も同意をしてくれております。 ただ具体に今進めておりませんのは、ご案内のようにこの11月、APECがありますし、その前には関西新空港の開港等々で警察はそれどころじゃないというのが現実でございまして、これが終わりますれば本格的な詰めをやりたいと。ただし、これは担当サイドではなしに、かなり表現がまずうございますけれども、高度な政治的な配慮あるいはまた政治的運動をしなければならないと、私はこのように考えておりますので、本市議会も全会一致の後押しをぜひお願い申し上げ、実現の一日も早いことを期して頑張らせていただきたいと、このように考えております。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) 例えば地域での暴走族対策といいますか、市の方へ言えば、警察へ連絡していただければ警察はすぐ対応しますよ。だから電話してください、とは言うものの、いざ連絡すると、今悪いこと何かやっておりますか。それどこじゃないんです。人がおりませんねん、というふうな対応があって、その地域が市の方からいろいろ聞いている内容でもって警察の方へ対応すれば十分な回答がなくて、また不安だけ募るというふうな実態もあるようでございます。そういった意味では更に星のまち交番を中心にして今4つの派出所がありますが、そこの連携も前より強化されているというふうには聞いておるんですが、行政としてもそういった実態の中に入って、区長さんなりそういったところも踏まえた形での地域での防犯対策の充実とあわせて警察との連携のあり方、再度検討する必要があるんではなかろうかと思いますので、ぜひその点も含めてご検討し、実態把握をしていただけたらなというふうに思います。 治安問題はこれでおきまして、河川の緑化の件でございますけども、先ほど吉坂さんの方からいろいろ質問がありまして、市はかなりの努力をされております。しかし実態は大阪府が、枚方土木がいろいろ関連しながら事業を進めているという実態でございまして、過去から担当部局、その長もかなりの夢を持ちながら大阪府との連携よろしく事業を進めてこられてきた実態があります。人が仕事をするんではなしに組織が仕事をするということで言えば関係はないんですが、先般担当部長が悲しい出来事がありまして今おられません。そういった意味での行政の運営の中で多少心配するところもあるんですが、今、下水道部長が不在の中での対応、今後どういうふうに考えておられるのか。そこの点につきましてありましたらお聞かせ願いたいというふうに思います。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 特に下水道部で河川の担当、機構改革をやりましたので、大変残念なことが起きまして、一生懸命に前下水道部長やってくれまして、先般も申し上げておりますように天野川につきましては特定河川事業ということで国、府、市と三者一体となって補助を受けながらやると、この構想を彼が実らせてくれました。さて実現の段階で逝去してしまったということで大変悲しいんですが、あとこれをどうしても早急に続けていかなければならんと、こんなことでもございますし、先般私自身大阪府に参りまして、残念ながら本市の技術職非常に不足いたしておりますので、専門職の一定しかるべき職員の一定期間の派遣を要請してまいりました。府の全体的な人事異動等ともございますけれども、できるだけ早い機会に人材派遣をしてほしいという要請をいたしておりますので、ひとつその辺もご理解をいただきたいと、このように考えております。そういう中であの天野川の浸水対策を含む交野のあの環境を残しながらどうして事業を進めていくかということの実現を期していきたいと、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) 続いて関連ですが、教育について、図書館の問題について答弁もらいましたけども、関連質問が有井議員の方からありますので、よろしくお願いします。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) 図書館行政ということで先ほど教育長の方からご答弁いただきました。平成元年に交野市図書館整備構想が出されまして、今後の図書館の建設に向けての基本的な構想が示され、市の行政においてもこれを生かしてほしいという中身でございます。当時、北田市長は助役でありましたし、現田中助役も企画部長という形でこの構想案のメンバーとしてご尽力されてこられました。その中身は既に皆さんご承知のように、交野の風土といいますか、文化都市交野を推進していく上で図書館、中央図書館、分館構想を含めてすばらしい内容になっております。既にこの事業の中身は倉治分館あるいは星田分館の建設等含めてその事業が推進されておるわけでございますが、この中で一番重要な図書サービスといわゆる図書館サービス、そういった意味合いにおいて、行政がただ図書を整備し、市民にそのサービスを行う、いわゆる図書サービスの分野であってはならない。あくまでも図書館行政としての推進を強力に進めていかなくてはならない。 そこの意味はどういったことかといいますと、いわゆる交野の文化、歴史、そして将来構想、交野のまちづくりの文化行政としての強力な推進を行っていこうという中にあって、交野の歴史あるいは文化遺跡、風土、そういったものを十分把握した上での図書館を建設し、そしてその図書館行政を通じて文化行政の高度なといいますか、市民に対して文化都市交野にふさわしい行政運営が市民とともに図られる。そういった図書館建設でなくてはならないということできっちり書いてあるわけでございます。 その面で言いますと、これは行政の範囲を超えた、いわゆる図書館長というふうな形で専門職の方が交野の風土、歴史、そういったものを十分研究され、交野にふさわしい図書館はこうあるべきだという基本的なものがあって、そして中央図書館あるいは分館が配置されてくるということになろうかと思うんですが、そういった意味合いでは図書館は確かに青年の家を潰してということからありまして、多少総合体育施設の建設の方が先になりまして、中央図書館建設そのものは遅れてきたわけでございますけども、整備するための中身は既に始まっておらなくてはならない。既に分館もできつつあるという観点から言えば、早く図書館長、そういったことを踏まえた形のシステムを確立して進めていかなくてはならないと思うんですが、いまだ十分なことになってない。それに対する市の見解をお伺いしたいということでございます。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 図書館問題についてのご質問でございますが、ご案内いただいておりますように図書館、今、倉治で地域分館やっておりますが、これは決して場当たりではございませんで、図書館構想しっかりしたものございまして、これに基づいてやっておる。ただ順序は若干後先になっておることはご案内いただいておるとおりでございますが、私どものこの構想に基づきましての願いはご指摘のように、中央図書館につきましては文化活動の拠点でありたいと、こういうことを大前提といたしまして、やはり情報発信のセンター的なもの、単に本だけがあると、こんなもんであってはならんというふうに認識をいたしております。 さて、行政の範囲を超えたというお言葉でございましたけれども、私たちの考え方はまずご案内いただいておりますように青年の家、あそこを中央図書館、情報発信基地にしたいと、こういうことでございますので、あれを壊すにつきましては現在の市民が大いに利用していただいております体育室、これを潰さなければならない。あれを潰して2年、3年待っていただきたい。これは市民の皆さん方は納得していただけないと、こんなことがございましてスポーツ活動の拠点、つまり健康の館的なものということで総合体育館の建設を計画させてもらいました。あれが完成いたしますれば、その青年の家の体育室を潰して、そして建築にかかりたいと、こういう手順を踏ませていただきたいと思っております。 さて、これもおかげさまでこの総合スポーツ施設も着工の運びになっておりますが、この辺のところも見合せながら、私は当然準備室的なものを作っていきたいなと、こういうふうに思っております。この準備室の段階でちょっと申し上げにくいんですが、大変な役割を果たすであろう館長候補者というんですか、館長になっていただけるそんな方を準備室のリーダーとして配置したいなと、こんな希望を実は持っております。これも正直に申し上げまして、当初の図書館構想の時には国体の話なんか全くなかったわけですね。これが平成9年の国体が入ってしまいましたので、国体準備室も相当人数を取られておるのは事実でございまして、これが今年、来年というのが本番でございまして、ここへ人はかなり配置いたしております。この辺のところもにらみ合わせながら、21世紀を展望して交野の行政非常に大事な図書館問題、これを将来とも禍根残さないようにするためには、私は準備室の段階で完璧を期していきたいな、このように考えております。 ちなみに私のこの図書館の考え方でございますけれども、表現はまずうございますが、市民皆さん方からすれば先ほども出てしたように道路、これは毎日日常生活で大変ご関心を持たれる1つの要件でもありましょうし、またゆうゆうセンターをご利用されております最近の数等を見ますと、皆さん方は、あ、税金を払っておってよかったなと、こういう市民意識と申し上げますか、満足感を得ていただける。それと匹敵するのは私は図書館ではなかろうかと、こういう認識をいたしております。そういうために市民の皆さん方にお応えするためにはこの図書館、決してなおざりにしてはいけないということを私は胸に固く秘めながらこの中央図書館構想、そして地域館構想取り組みたい、このように考えておりますので、ご理解いただきたい。これを実現さすためには準備室、しかも将来館長にあるべき人を適切な時期に配置して対応していきたいと、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 5番、有井議員。
◆5番(有井貞登議員) 時間もありませんので、今、市長のご答弁につきましては理解するところでございますし、 充実した図書館行政が行われるために、その構想を具体化するためにというふうな形でもきちんと構想案の中で市の方に答申されております。そういったものを十分参考にしていただきながら、今言われた準備室なのか、あるいは図書館協議会の設置になるのか、そういった形の中できちんとした図書館長の選任と、それらが交野の歴史、文化を継承しながら更に新たな文化を育む図書館行政につながるようよろしくお願いしたいと思います。
○議長(堀憲治) 6番、白岩議員。
◆6番(白岩陽太郎議員) 教育について吉坂議員の方から個性、人権あるいは郷土愛、様々な表現で教育問題しっかり頼むと、こんな意見があったと思います。私はぜひ交野の教育の特徴を1つ1つ総括しながら、この教育問題をやっていきたかったんですが、今後の議会に委ねますが、いわゆるワープロ、パソコン等のマルチメディアに対する教育導入がどのような形で現在運用されて、その効果がどのような形で子供たちの世界に入り込んでいるのか。これが1点。 今1つは、外国人による英語補助担任制度と、新しい施行がされてきたわけですが、これらの制度の総括、あるいは今後どうその問題を展開するのか。この問題についてもぜひ理事者として一定のまとめをやっておいていただきたい。次回の機会を見ながらその問題をぜひ取り上げていきたいと思います。 最後に広報10月号、もう1つの交野の特徴として出されておった、いわゆる幼保一元化の問題がなされております。私は確かに幼保一元化、過去も取り上げてきましたし、一定の評価をしながら、しかし時代の変化と子供たちの個性の尊重という接点で、いつまでもその制度が金科玉条のごとく続くものじゃないですという提案をやってきましたし、とりわけ幼稚園の2年制について抜本的な見直しをする時期が来ている。このことも合めております。 最後の1点だけちょっとご確認をしますが、この10月の広報で交野市が誇る幼保一元化保育、このことの意味は今後とも幼保一元化の線に沿って幼稚園は1年制しかしない。その路線で突き進んでいるということなのか、ご確認だけしておきます。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 幼稚園の方は教育委員会所管になってまして、保育所の方につきましては市長部局と、こんなややこしいことございますので、私からあえてお答えをお許しいただきたいと思います。端的に申し上げまして、かねてから議会でもご意見ちょうだいいたしておりますように、確かに時代の流れでございまして、できるだけ早い時期に公立の幼稚園、2年保育を踏み切りたいと、このように考えております。このためには今年当初から私立幼稚園の皆さん、そしてまた議会の議員の皆さん方、そして市を含めまして研究委員会を作っていただきました。そして一定の現状を踏まえ報告書をちょうだいいたしました。早速に幼児問題審議会に市の考え方をまとめ諮問を申し上げていきます。その答申をいただいた時期いつになるか分かりませんけれども、その答申をいただきますれば、実施時期を明確にしながら、また議会にも改めてご相談申し上げ、ひとつご協力をお願い申し上げたい。現実の問題といたしましては、来年度の募集はもうすべて終わっております。したがいまして来年の4月1日からの2年保育ということには正直言ってならないであろう。このように思っておりますので、次の年度にはぜひ間に合わすべく審議会等々にもお願い申し上げて対応させていただきたいと、このように思っております。
○議長(堀憲治) 8番、吉坂議員。
◆8番(吉坂泰彦議員) ありがとうございました。市民クラブの質問をそれで終わりたいと思います。基本的な質問を私が不慣れなもので大変市長はじめ理事者の皆さん方に、そしてまた同僚の議員の皆さん方にご迷惑をおかけしたと思いますけれども、皆さん方のご協力によりまして何とかさせてもらうことができました。ありがとうございました。
○議長(堀憲治) 次に2番目の質問者、日本共産党小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 日本共産党を代表して、市会議員選挙後初めての一般質問をいたします。 まず第1の質問として、フランス・中国の核実験に対する交野市長の態度についてお尋ねいたします。今年は戦後50年の節目の年であります。本市議会において、わが国は世界唯一の核被爆国として、また日本国憲法の精神からも、再びあの広島・長崎の惨禍を絶対に繰り返させてはならない。核保有国に対し核兵器の廃絶を全世界に向かって訴え、非核平和都市を宣言すると決議しております。また今議会にもわが党も意見書を提案したところでございます。大阪府下多くの議会決議もされ、また各市の長も抗議の意を表明されるなどしております。交野市の市長として、フランス・中国の各実験に強く抗議し、中止を求める意志を表明すべきだと思いますけれども、見解をお聞きします。 2番目は教育問題についてお尋ねいたします。近年交野市内の小学校10校の児童数を見てますと、増加している学校、減少している学校と際立ってきております。教育委員会としてどのような見通しを持っておられるのか、お聞きしたいと思います。 第3番目は第二京阪道路問題についてお聞きします。北田市長は10月2日の初登庁の当日開かれた全員協議会で、予備設計を近々提出されるだろう。また国が提案したものをそのまま受け入れる考えもない旨の発言をされました。改めて現在の進捗状況と事業主体からの動き、市の考えなどをお尋ねしたいと思います。 第4番目は道路問題について質問いたします。市民の安全と速やかな交通のために道路整備や面整備の年次計画が進められておりますが、その進捗状況についてお聞きしたいと思います。 第5番目は公立幼稚園の2年保育の実現に向けて質問いたします。幼稚園や保育所は地域での子育てセンターという役割を持ち、交野で子育てをされる若い父母の重要な施設でもあります。そういう中で公立幼稚園としても社会状況に応じた要求と対応が求められています。今や2年保育が実施できていないのは大阪府下交野市だけだという状況になっております。交野市が幼児教育環境の充実のためにこうした問題をどのように解決しようとしているのか、お尋ねいたします。 第6番目は障害者福祉についてお聞きします。本市は「
健康福祉都市宣言」を行い、福祉都市整備に取り組んでいます。その中で障害者福祉政策についても一定の取り組みがなされてきましたが、本市の
障害者福祉長期計画の策定が検討されている折でもあり、交野市としての長期計画策定の取り組み状況と基本的な考え方についてお尋ねいたしたいと思います。
○議長(堀憲治) 1点目の答弁者、北田市長。
◎市長(北田輝雄) 小林議員の1点目のご質問にお答え申し上げます。これは先ほど市民クラブのご質問にもございましたので、重複する点はお許しいただきたいと思います。 フランスそして中国の核実験に対する姿勢の問題でございますが、交野市といたしましては非核平和都市宣言を既に議会で決議されておるところでございます。この決議の重大性を十分認識しておりますし、また平和施策等の推進にあたりまして、本年5月に人権擁護推進室を設置し取り組みを進めておるところでございます。内容といたしましては、本年は戦後50年という記念すべき年にあたっておるために、事業の内容を平和の尊さを認識していただけるように考えております。1点といたしましては、交野市における戦争にかかわる写真等の収集と保存、2番目には戦後50年にかかわる街頭啓発、3番目には人権週間における戦後50年のパネル展の開催と啓発活動、4番目にフランス・中国の核実験に反対する署名活動の展開等に取り組んでいるのが現状でございます。 また市長名をもってフランス・中国の核実験に対する意思表示の件でございますが、先ほどもお答えいたしましたように署名活動の展開を通じまして、11月中旬に取りまとめて、交野市として市長名をもって核実験即時中止の申し入れを行ってまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。
○議長(堀憲治) 2点目及び5点目の答弁者、永井教育長。
◎教育長(永井秀忠) 日本共産党小林議員さんの2点目と5点目の質問にお答え申し上げたいと思います。 まず1点目の教育問題についてご答弁申し上げます。今後の児童生徒数の見通しといたしましては、住民基本台帳並びに現在の児童生徒数等から調査検討し、その推移を把握しておりますが、これによりますと、社会増を除いた全体の児童数は平成10年ぐらいまでは減少するものの、その後は多少の増減はあると思っております。またその後は横ばいないし微増傾向となるものと予想しております。したがいまして4~5年は教室が不足する学校は出ないとの見通しを立てております。しかし児童生徒数は土地の利用計画や道路計画と密接に関係いたしており、これらに起因する児童生徒数の変化を予測することは非常に難しゅうございます。教育委員会といたしましては関係部課から住宅建設時期並びに計画戸数等について情報を得るとともに、現場事務所に直接出向き、分譲時期、価格帯、入居時期等について情報を聴取し、これを住民基本台帳より算出いたしました児童生徒数に加味し、常に校区ごとの児童生徒数の推移について検討しているところでございます。教育委員会といたしましては、社会増については不確定な要素はあるものの、児童生徒数の稚移についてなお一層掌握し、児童生徒にご迷惑をかけたり、保護者に不安を与えないようにしたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に公立幼稚園の2年保育実現に向けてのご質問ですが、本市の幼児教育は幼稚園、保育所を含めた独自の幼保一元化体制で昭和47年から稚移し、どの子供も平等に教育を受けるという教育の機会均等の立場から、就学前1年のすべての児童と、児童を同じ施設の中で同一の保育を行い、同じ小学校に就学させるという考えのもとに、幼稚園と保育所との幼保一元化の保育を行っております。しかしながら今日の社会情勢の変化、幼児期の教育の重要性により幼稚園教育が1年保育から2年または3年保育へと導入されてきております。大阪府下各市の公立幼稚園では統廃合を行うなどしながら2年、3年保育を導入してきております。特に乳幼児期の教育は人の一生を通じて成長発達していく基盤であり、生涯学習推進の出発点として、この重要な時期に集団生活を通して豊かな情操を身に付けさせることが大変重要と考えており、昨年、議会選出議員、各公私立幼稚園、保育所の代表者、学識経験者等の協力を得て、昨年度本市の幼稚園における教育の振興及び円滑な運営について調査研究を行うため、交野市幼児問題研究会を設置し、社会情勢の変化に対応した本市における今後の幼稚園教育の適正なあり方について重要な調査、研究、検討を種々いただき、平成7年2月に報告を示されました。 公立の2年保育を実施するにあたっては、この報告書に示されている問題点について、特に公私立間における入園料や保育料等の格差是正、就園補助金の支給年齢の引き下げ及び支給額等の問題が提起されており、現在検討中であり、一定の考えがまとまり次第、交野市幼児問題対策審議会へ諮問し、ご意見をいただき、進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 以上、ご答弁に代えさせていただきます。
○議長(堀憲治) 3点目の答弁者、小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) 日本共産党小林議員の3点目のご質問、第二京阪道路問題についてご答弁申し上げます。 まず第二京阪道路事業の進捗状況についてのご質問でございますが、先ほども他会派の質問に市長がご答弁申し上げましたように、現在事業主体において予備設計の策定に向け、路線測量の結果をもとに事業者案が策定され、これに基づき大阪府、関係各市等の関係機関との管理者協議がなされようといたしております。したがいまして本市にも近々二国と交差する主要な道路、河川、水路等の取り扱いについて協議がなされるものと考えております。この管理者協議には相当の期間を要し、事業主体の説明によりますと、事業者案を大阪府や各市等の関係機関に提示した後、これらの管理者協議には6カ月から2年程度の期間を要するものと聞き及んでおりまして、現段階では事業主体より予備設計が提示される時期については定かではございません。また本市におきましては第二京阪道路の道路構造について築堤方式を要望しておりますことから、築堤方式に関しての事業主体の考え方も示されるものと考えております。 本市といたしましてはこれらの管理者協議に備え、第二京阪道路に関する調整会議に庁内関係部局により構成します部会を設置し、築堤方式や沿道等整備構想あるいは二国と交差する主要道路の交差方法や市内道路のネットワーク構想等必要な検討及び部局間の調整を始めているところでございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。
○議長(堀憲治) 4点目の答弁者、金谷土木部長。
◎土木部長(金谷行允) 日本共産党小林議員さんの4点目の質問、道路問題についての答弁を申し上げます。 道路は市民生活にとって欠かせないものであり、今日まで多くの道路補修、改良等を行ってきております。しかし市内の道路も過去住宅開発によって造られた道路も多く、これらの地域内道路も20数年の経過あるいは主要路線での交通量の増加あるいは大型車の混入率の増加から舗装面の傷み、あるいは老朽化が著しい路線も多く見られるに至っております。現在市内道路認定供用開始路線は815路線ございます。面積にして約90万㎡強でございます。小さな補修からある程度の改良舗装を行うものの、全体から見ますればなかなかお目に止まりにくいところもあります。道路面整備補修については大きく財源的な問題もございます。そういうことから計画的な補修が必要ということから、平成6年度より道路面整備5カ年計画をスタートいたしました。ちなみに6年度の主な路線では9路線、舗装面積にいたしまして約1万3000㎡の補修を行ったものでございます。 その他小さな補修維持面積を加えますと約1万8000㎡を補修いたしております。また7年度、本年度では星田山手線をはじめ現在まで主なものといたしまして12路線、舗装面積約1万5000㎡を実施してまいっております。 今後につきましても当初5カ年計画を基本としつつ、交通量の変化や緊急対応個所あるいは地元からの要望個所も考慮、検討しながら次年度から対応を図ってまいりたいと思っております。今後とも鋭意努力してまいりたいと存じますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げまして、答弁といたします。
○議長(堀憲治) 6点目の答弁者、橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 日本共産党小林議員さんの6点目の質問、障害者福祉についてご答弁申し上げます。障害者福祉施策につきましては先ほど他会派の質問でも市長がご答弁申し上げたところでございます。答弁が重複するところがあるかもしれませんが、お許しをいただきたいと存じます。 障害者福祉の施策は、国におきましては昭和45年に成立いたしました心身障害者対策基本法を平成5年に障害者基本法に改められ、障害者の自立と社会参加の一層の促進を図るために改正を行われたところでございます。基本理念といたしまして新たに、障害者は社会を構成する一員としてあらゆる分野の活動に参加する機会を与えるものとする、ということが加えられました。また国は障害者福祉施策に関する計画を策定するとともに、都道府県及び市町村もまた策定に努めなければならないということになりました。 こうした動きを踏まえまして大阪府では昨年3月に障害者対策に関する新大阪府長期計画を策定いたしました。本市におきましても障害者に関する施策の計画立案について障害者の方々のご意見、ご要望を把握するため、本年1月にアンケート調査を実施いたしました。また本市障害者福祉施策に関する計画策定のための準備として、昨年7月より庁内委員会を設け、更に本年6月に
障害者福祉長期計画策定委員会を設置し、医療機関、各福祉団体、学識経験者から意見を求めるとともに、既に意見をお聞きいたしております障害者団体の代表の方から直接意見を述べていただくなど、ご審議をいただいているところでございます。 本計画の骨子につきましては、本市が健康福祉都市として、すべての市民の願いである健康と豊かで充実した日々を送れるようなまちづくりを築くことによって、市民の皆さんの精神的な安らぎをもっていただき、また生きがいをもつことのできる社会環境を作り上げたい、このように考えております。このような健康福祉都市交野を作り上げるためには、障害者が社会生活や社会に参加できる完全参加、またすべての市民が同等の生活を送ることのできる平等を実現していくことが大切です。本計画において身体や精神の障害の有無にかかわらず、すべての人々が平等に社会の構成員として自立した生活や社会活動を営むことを可能にするノーマライゼーションの理念と単なる機能回復のみならず、障害者の方々が生きがいをもって社会参加ができるようにするリハビリテーションの2つを理念として掲げるとともに、国際障害者年に掲げられた目標、完全参加と平等の実現と障害者の自立を促進するため単なる啓発にとどまることなく、行動に結びついた施策展開を図ってまいりたいと考えております。本計画の期間は平成8年から10年間ほどと考えております。なお、計画を実施していく中での進捗状況や社会情勢、ニーズの変化等に対応するため必要に応じ見直してまいりたいと考えております。 計画の基本目標につきましては、障害者をはじめすべての人々の人権が尊重され、あらゆる面での差別がない平等な社会を築き上げていくことが何よりも重要です。このために本計画は人権尊重に根差した障害者の主体性、自立性の確立を支援するとともに安心して暮らせるまちづくりのため、障害者の社会参加を困難にしている様々な生活上の障害を取り除き、社会参加ができるような計画づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(堀憲治) 日本共産党の質問の途中でありますが、ただ今から3時まで休憩いたします。 (午後2時48分 休憩) (午後3時03分 再開)
○議長(堀憲治) 再開いたします。 引き続いて日本共産党の一般質問を行います。12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) それでは関連質問をさせていただきます。ちょっと最初にお願いしておきますけれども、教育問題の次ぎに障害者福祉、その次に公立幼稚園とちょっと順番を変えさせていただぎますので、各担当部長よろしくお願いいたします。 まず1番目のフランス・中国の核実験に対する市長の態度でございますけれども、答弁の中で市長として署名をして抗議をするということですので、再質問はなしとさせていただきます。ありがとうございます。 教育問題を再質問いたしますので、よろしくお願いします。教育長からの答弁の中で、今後10年ぐらいは生徒数が減少する。その後は横ばいか微増である。不足する教室は出ないと思っている。こういうふうな答弁をいただいたわけですけれども、旭小学校、多分郡津もそうだと思うんですけども、旭小学校のお母さん方は寄るとさわると、来年はまたクラスが増えるんやろうかとか、どのくらいまた転入してくるんやろかとか、そういう話をよくされるわけです。実際教育委員会の方から資料をいただきましたのをちょっと見てみますと、長宝寺小学校や藤が尾小学校などは生徒数は300人余りですね。300台の生徒数は全体10校のうち6校、郡津小学校が800人余り、その差が300人近くもうついているわけですね。それで同じ教育委員会からの資料を見てみますと、旭と郡津小学校は空き教室はあと1つしか余裕がないというふうに資料ではなっております。確かに10校合わせますとトータル的に言えば教室に不足しないかも分かりませんけれども、旭や郡津では子供たちが来年、それからまた次の年ということでまた大変な思いをするのではないかと思います。その辺のご見解をもう一度お聞きしたいと思います。
○議長(堀憲治) 永井教育長。
◎教育長(永井秀忠) お答えいたします。先ほどのご質問のご答弁の中で10年間は大丈夫というようなご発言がございましたが、私は平成10年という意味でございます。したがいまして平成10年ぐらいまでは減少していきますと、したがって今後4~5年は大丈夫ですと、こういうご答弁をさせていただきましたので、ご理解のほどお願い申し上げたいと思います。 それと具体的に郡津小学校並びに旭小学校の件でございますが、郡津小学校につきましては児童数794名が在籍しております。各学年4学級と養護学級1学級、合計25学級でございます。余裕教室は現在2教室でございます。同じく旭小学校につきましても平成7年5月1日の学校統計に基づきます人数でございますが、これも643名でございまして、各学年3学級、養護学級1学級、合計19学級の学校の規模と、こういうことになっております。したがいまして、ここの学校におきましても現在余裕教室2教室がございます。したがいまして郡津小学校あるいは旭小学校とも住民基本台帳の数による今後の児童推移を加味した全体の学級数の見込みでも、当面は教室が不足するという見込みは持っておりません。 ただ先ほど一番初めにご答弁申し上げました、宅地開発等によって若干不同な面がございます。そういうものにつきましては事前にいろいろチェックしているところでございます。 なお、郡津小学校につきましては教室等とは別に、若干長宝寺小学校を通過いたしまして郡津小学校へ通学している児童がございます。したがいまして教室数が不足するせんは別といたしまして、できたら地域住民の方のご理解が得られれば一部長宝寺の小学校の方へ移したいという気持ちは持っております。以上でございます。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 2教室あるということですけれども、旭は現在その1教室は養護学級に使っているということですよね。そして3階にある教室を倉庫として今使っているわけですけれども、そういうことで対応できると教育長がおっしゃってるのだから、そうかなと思うんですけども、やっぱりお母さん方の思いとしては、いやそんなことはないというのが実態ではないかと思うんです。旭小学校で来年ご承知だと思うんですけれども、校区で星田西で約70戸数、マンションが春には完成予定ということで聞いております。そのほかでも一戸建て、または小さな文化住宅のようなものも多少増えていくというふうなことも考えてみますと、心配ないという答弁が納得いかないというか、具体的な手立てをその時になってからやるのではなく、今からもう何らの手立てを、こう考えているんですよということがあってしかるべきではないかというふうに思うんですけれども。 それと今、長宝寺小学校の方へ校区を変えて、マンションフルレ交野というところですか、本当は郡津小学校の校区なんだけど、長宝寺小学校の方へ通っている。実際それは郡津小学校がもうパンクだからそういうふうな対応を迫られてやられたわけですよね。そういうふうに対応が迫られてすぐにやられるんではなくて、あらかじめPTAなりお母さん方との相談なり取り組みがある中で本来なら実施していくべきだと思いますけれども、その点はどのようにお考えでしょうか。
○議長(堀憲治) 永井教育長。
◎教育長(永井秀忠) 児童生徒数の見込み数等につきましては1年ぐらい以前からずっと調査等もしておりますし、すぐに云々というようなことではございません。教職員の配置等におきましても、既に来年度の教職員数の確保等それに関連いたします。そういうのでかっちりと児童生徒数もつかんでいっているわけでございます。したがいまして当初にご答弁申し上げましたように、ここ1~2年あるいは3~4年等につきましては一応今申し上げました余裕教室もございますので、そういう形で対応していく方向で考えております。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 先ほども申し上げましたように郡津小学校から長宝寺小学校ヘフルレ交野のマンションの方が行っていると。これはそういう対応を迫られたから校区を変えられたんですよね。そうしたら大丈夫だとは言いながら、そういうふうに校区を変えられたというこれまでのこともあり、もしも星田西で西体育館の向かいに建っているわけですけれども、その時になって、いやちょっと難しくなったからということで、そこの新しくできたマンションの方を空いている星田小学校へというわけにはいきませんので、やはり交野で小学校生活を送る子供たち、楽しい学校生活や、また一人一人に確かな学力をつけていく、こういうことのためにも先ほども申し上げましたようにいろんなことを想定しながら具体的な手立てをやっていくということが必要ではないかと思いますけれども、何度質問しても大丈夫だという答弁なので、ちょっと納得いかないところがあるんですけれど。
○議長(堀憲治) 永井教育長。
◎教育長(永井秀忠) 郡津小学校の方から長宝寺へ移した件でございますが、これは教室が不足する云々やなしに、ちょうど横に長宝寺小学校がございます。そういうので昨年校区変更をさせていただいたということで、切羽詰まって教室が不足するからそっちへ移したというものでもございません。当然児童生徒等につきましては長宝寺小学校の前を通って郡津へ行くわけですので、その横にある学校へ通わせたいという気持ちで一部変更させていただいたわけでございます。 なお、再度のご質問ですが、旭小学校等につきましては現在そういうような方向で考えておりますし、教職員の配置あるいは学級数の配置等についても一応見通しを立てまして現在取り組んでいるところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) あのマンションの子供たちがちょうど長宝寺小学校を通って郡津小学校へ行くので変えたんだ。こういう答弁では、ああそうですかと言い兼ねるところもあるんですけれども。 そうしましたら星田小学校とか長宝寺小学校、藤が尾小学校なんかは300人余りの生徒数になってて、片や800人近い、こういう格差が広がってきている。そして今、教育長が最初の答弁で言われました、平成10年ぐらいまでは減少するという答弁でしたけれども、片や減少していく、片やまだ増えていく余地が残されている。こういうふうに思うんですけれども、それで教育長として交野の10校の小学校、まだ大丈夫だ。これで小学校の予定をしていくんだと、こういうお答えなんでしょうか。これからも片方は300人そこそこ、片方は800人そこそこで小学校生活を送らせていく、こういうことなんでしょうか。考えは何も持っておられない、そういうことですか。
○議長(堀憲治) 永井教育長。
◎教育長(永井秀忠) 一応各小学校校区等が決まっておりますし、今おっしゃるように300人から600人の学校もございます。しかし600人あるいは300人におきましても、多い学校においても一応それも受け入れられる体制の学校に当初からなっておるわけでございますので、一応その校区内で処理はしていきたいと、こう思っております。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 校区は決まっているけれども、長宝寺小学校へ移した実績もあるわけですよね。校区は決まっているけれども、マンショフルレの子供たちは長宝寺へ行ったということもあるわけですよね。 それからもう1つお聞きしたいんですけれども、空き教室が旭は教育長の答弁では2教室、私はあと1教室しかないというふうな理解をしているんですけれども、それで来年4月以降も必ずやっていける、こういうお約束をしていただけるんでしょうか。
○議長(堀憲治) 大中教育監
◎
教育監兼学校教育部長(大中紀宗) ただ今の小林議員さんのご質問でございますが、ご答弁させていただきます。実は旭小学校の場合いずれも5月1日現在の児童数でございますが、平成5年には475名、なお先ほどお話がございましたように平成7年5月1日には643名であったかと思うわけでございますが、この差、増加数は168名でございます。そのうち先ほど先生からお話がございましたライオンズ等をはじめとする3つのマンション等を加えました児童はその総数は141名であったわけでございます。したがいまして、いわゆる自然に増減する数は27名程度の増加であったかと思うわけでございます。ただ今宅地開発等の予定等、そして予定されております建物等からの割合を、今までにいろいろな交野市内のマンション等の価格等にかかる児童生徒数を割り出しておりますところ、来年度については大変多くなるという見通しは現在持っておりません。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 先ほど申し上げましたようにマンションが建つということもあり、旭小学校は6年は卒業していくとして5年生は116人ですか、もう40人学級ですのでね、あと4人、5人、6人、7人増えれば教室を増やしていかなければならない。また現在1年生、これは10月1日付の生徒数ですけど113人。これを見ましてもあと7人ぐらいの余裕しかないということですよね。現在の4年生も112人、あと8人ぐらいの余裕しかない。そういうことで来年以降が十分だとおっしゃるのだから、私が十分ではないといい続けてのちょっと噛み合わないので、やはり十分であると教育委員会がお考えであっても、そういうおかあさん方の不安もありますので、もしものことがあれば大変だということで何らかの手立てをぜひ考えて、今から取り組んでいただきたいというふうに思います。 続きまして旭小学校の通学路の問題でお聞きいたしたいと思います。先日の土曜日ですけれども、集団登校中の子供さんが星田山手の2丁目、旧テニスコートと私たち住民は言っているんですけれども、その前で交通事故に遭われました。幸い怪我は重くなかったんですけれども、実はその個所は星田山手にバスが開通した時に幅50~60cmの細い歩道を付けていただき、そのそばに水路ですので蓋を鉄板でかけておられる。当初からこれは通学路なんだから危ないという市民の声はずっとありました。これからあそこが通学路として使われていくわけですけれども、その通学路の安全ということで今後どのように取り組んでいかれるお気持ちがあるのか、ちょっとお聞かせください。
○議長(堀憲治) 大中教育監。
◎
教育監兼学校教育部長(大中紀宗) 小林議員さんの旭小学校の星田山手を通学路としております児童たちに対する安全対策についてという意味のご質問かと、このように思うのでございます。先ほど先生お話がございましたとおり残念なことでございますが、同バス道路上において児童が10月21日土曜日、登校途中に交通事故に遭ったという事実そのとおりでございます。幸いいい方向で傷が癒されていると、その都度私ども聞いておるところでございますが、ご質問の事故が起こりました星田山手橋周辺は星田山手地区及び星田西地区から旭小学校へ通学する児童の通学路となっておりまして、たくさんの児童が毎日通行いたしております。この通学路の安全等の面につきましてはお話のように近年、先ほど他会派の方からのお話がございましたが、この道路が四條畷方面への抜け道となってございまして、通過車両も増加してございます。通学時の安全面での不安が出てまいっておりますので、通学路につきまして学校は私どももお話を聞いておるところでございますが、保護者、地域、PTAの皆様方のご意見、またその地域の動向、交通量の点検等を総合的に把握し、現在通学路について検討しているという報告を得ております。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 検討しているという答弁でございますけれども、あの個所は本当に狭くって、子供たちもそうですけれど、大人も歩くのが危ないなと思いながら歩いているところなんですけれども、おかげさまで星田山手、星田西にバスが開通しまして、大人の方々は雨の日などもバスを利用して星田駅へ通勤されます。私も市会議員になりまして4年間、金曜日に星田駅で市政報告させていただいてますけれども、開通しましてからバスを降りてこられる方を見ますと、本当に雨の日などはぎゅうぎゅう詰めで降りてこられます。そして星田西のヒルズからの通学の子供たちは7時半に出発して学校に通ってくる。雨の日などは傘を差して集団登校しますので、どこも安全でないといえば安全でないんですけれど、とりわけあの個所は非常に危険な個所になっていると思うんですよね。検討されているという答弁でしたけど、どんな手立て、こういうふうないろんなことを考えて、1つ2つ3つ4つ、いろんな方法で検討していますよという答弁がありましたらお聞かせください。
○議長(堀憲治) 大中教育監。
◎
教育監兼学校教育部長(大中紀宗) ご答弁申し上げます。実は通学路の指定は各学校長が行うものでございますので、このことについて教育委員会としてはこのように決定して設定いたしますというふうな回答は不適当なことでございますので、ただ今相談等に当たっておる現状について申し上げます。 今お話がございましたようにバス道路になっておりますところには歩道がございますが、この歩道は狭いところでは傘を差してどうにか大人であれば1名、児童であれば晴天の日は2名程度の非常に狭い歩道がございます。ご指摘のとおりでございます。もう1つ谷の山の麓の方に大きな道路がございます。その道路は幅の広い歩道を有しておるものでございます。そこを仮に登校いたします場合、今度下校する場合はかなり集団下校の呈をなさないんでございます。学年によって帰る時刻が違います。そうしますとそこにおけるいわゆる生徒指導面的な、あるいは安全的な面についてはいかがかという1点がございます。それから下校の際に現在指定しております通学路を帰るほうが、少し住宅の中でございますので安全面については保証される率が高いと。もう1点は住宅路の中を通りますと、先ほどお話がございましたヒルズから旭小学校校門までそのバス道路を通りますと2.3㎞ほどございます。今申しました下の道路を通りますと1.9㎞ほどでございます。その距離によってかなりの1年生の場合には疲労度が違うだろうと、そういうふうな考え方も錯綜しておるんでございます。 かつまたバスの利用のお話がございます。もとより当初教育長からお話がありましたように、集団で登校することについての健康面での、あるいは年長あるいは下級生がその中で自分たちのルールなり生活なりあるいは人間関係を豊かにするという長所もございます。そういうふうな点で果たしてバスというふうなものについて大きく取り上げるのというのはどの程度のものなのか、あるいはどの範囲のものなのか。それからもとよりバスの利用については強い規制をかけてないわけでございまして、病気、病状、疾病等によってバスを利用するということはあり得ることでもございますし、しかし今回こういう交通量や交通事故等の生起しました状況の中でにわかに車の数も増えている中で、一番妥当な通学路の指定とは何なのか。こういうことを学校において討議、検討をし、私どももこのことについていろいろと思案をし、助言、指導に当たっているところと、こういう状況でございます。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 今、部長の方からは通学路の変更とバスの問題出ましたけれども、私はそのほかにも解決策として、今大変危険だと言われている歩道の幅を広げる、これが1つ。それからもう1つは先ほど白岩議員からも質問ありましたけれども、南星台から下りてくる車がすごく多いんですよね。したがって山手の出入橋また山手橋のところを進入禁止にして、信号のある平和台霊園のところから左折してもらう、こういう考え方、そういうことも考えられると思うんです。当面すぐにでも実現してほしいのは、あの個所に臨時でもいいから柵をつくっていただきたい。こういう要望も市民の方からもお聞きしています。この点について担当は土木部長でしたら、関連でお聞きしたいと思います。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長
◎土木部長(金谷行允) お答え申し上げたいと思います。この件につきましては先ほど白岩議員さんの質問で山手線、いろいろな状況から市長がご答弁申し上げております。この線につきましては交通弱者ということで、それを十分に配慮した形でその対策も含めて歩道の改良を早急に検討してゆくという先ほど市長も答弁しております。そういうことから歩道の改良につきましても若干民地がございますので、その辺の用地の協力をいただかないけませんし、地主さんもおられます。その辺で早急な対策を、実質的に車が多くなっておりますので、その辺の対応を図っていかなければならない。 ただ今の柵の件でございますけれども、先生もよくご存じだと思います。あの歩道はああいう幅です。幅のところにコンクリートの縁取りをしております。コンクリートの縁取りの上は柵は出来ません。柵をすればやはり20cmなりの幅がございますので、その分更に狭くなるという実態がございますので、その辺で本当にそれが可能かどうか。それを付けることによってまた歩道が余計歩きにくい状態にならないか。その辺も十分私どもも検討していかなければならないという考え方を持っております。いずれにしましてもあの区間につきましては、バスが通る前につきましては歩道が未設置という状況でございまして、バス路線対応あるいは歩道が未設置の部分の改良ということで、あくまでも暫定的な改良だというふうに私は思っております。 もう1つ出入橋あるいは下の橋のところでの左折れです。通常パターンで交通規制考えますと、右折れ禁止はよくあります。左折れの場合は左折から交通の標識がよくあるわけでございますので、それが可能かどうか別といたしまして、そういう考え方もあるんだなという一見の取り方です。ただ下の出入橋の部分については、あの中は本当に生活者の道路でございます。全くあの地域の中の人たちが利用されるべき道路だというふうに私も判断しております。その辺につきましてはそういう一定の何らかの方向を考えていかなければ、ただこれも地元の皆さん方の協力をいただかなければ、何らかの規制をかけることでございますので、その辺のご同意が必要だと考えております。 もう1つ下の部分につきましては、これは私が何度も申し上げておりますけども、あくまでもこれはバス路線、あるいは地域間道路としての考え方の道路でございますので、その辺で先ほど申しました交通安全対策の弱者の対応をしていかなければならない。そういうことを考えますと、いろんな形の中で左折れ禁止ということについては、ちょっとこれは道路形態あるいは将来の道路の考え方をとりますと、地域間道路という考え方の中では適さない。道路構造上としても適さない。それよりも一番初めに申し上げました交通安全対策をやはり弱者のために取っていかなければならない、そういうふうに考えております。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) あの道路を、星田山手は今72人だそうですけど、星田西と併せますと約230人ぐらいですか、子供たちが集団で登校してきます。プラス中学生も山手と西の子供たちが朝あそこを通学していきます。早急に歩道に対して対策、対応するということですけれども、バスが開通した時、歩道できました時、暫定と今、部長おっしゃいましたけれども、暫定であるならその当初から歩道の対策というのを立ててこられたのか。計画をもって今日まで来られたのか。その辺ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長
◎土木部長(金谷行允) やはりバス路線の通過につきましては、それに伴う地元のいろんな皆さん方のご意見、自治会なり役員さんなりの意見を聞きながら今日まで来たわけで、その中でそういう暫定的な、とりあえずその時代におきましては歩道も未設置だったという状況でございましたので、当然その時にはそういう歩道の設置なり安全対策を仮に早急にできるものについては対応してくださいよというふうな話があったようにお聞きしております。そういう形の中で今日まで推移してきております。私申し上げておりますのは、その時代から皆さん方ご承知のように交通量がかなり増えてきている。当初のバス路線あるいは星田山手があった時代の道路から接続によって交通量が非常に増えてきている。こういう実態からそれなりの山手線との関連もございますので、その辺で一応の対応はやっていかなければならない、そういう経過をたどってきております。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) これからもまだ西の子供たち、小学校、中学校はもちろんですけど、通う子供たちはまだまだ増えていくんじゃないかということも考えられますので、一日も早く通学路を安全な歩道として対応していただけるよう要望しておきます。 続きまして福祉の方で関連質問をさせていただきますので、お願いいたします。今年の6月議会に私の方で老人と障害者の歯科訪問診療、この件で取り上げさせていただきまして、あれ以後障害者をお持ちのお母さん方からの要望などもお聞きしますと、今あるゆうゆうセンターで日曜日の歯科診療をしている。このゆうゆうセンターにある歯科診療室、これを有効に活用して障害者のために月に何日かという日にちを決めてでもいいので開放していただけないだろうか、こういう要望をお聞きしました。実際6月議会にも発言いたしましたけれども、この北河内地区で障害者のための歯科診療、歯科診察をしているのは寝屋川市で1つ、また枚方市で1つ、こういうふうに聞いています。また交野市内の方は大阪市内にまで出掛けていかれるというふうに聞いています。 そういうふうに遠い所に出掛けていっても、付き添いにお母さん1人では足らない。いつも誰かを連れていって、タオルケットに子供の体をぎゅっとくくって、馬乗りになって子供が動かないようにしながら歯の治療をしていただくんですって、こういう苦労なんかもお聞きしました。遠くまで子供たちをお母さん1人で連れていくのもとても大変です。電車に乗ったりとか大変ですし、ゆうゆうセンターで障害者の方が歯の治療を受けれるようになったら本当に喜ばれるのではないかと思うんですけれども、お考えを聞かせいただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 6月議会におきまして答弁申し上げたと思いますけれども、本市におきましては現在保健婦が訪問指導の際に必要と思われる老人及び障害者の皆さんに対して本市の歯科衛生士が訪問いたしまして状況を把握して、ご本人の主治医に相談して治療に当たっていただくというのが現状でございます。 ご質問の老人、障害者の歯科診療につきましては、現在歯科医師会の先生方とも検討をいただいているところでございますけれども、まさに危険性、先ほどの6月議会でも申し上げましたような危険性が伴うことから慎重にならざるを得ないというような状況のようでございます。市といたしましても歯科医師会また医師会とも協議を重ねてまいりたいと思います。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 今、長期策定計画もされている折から、ぜひ早期に実現できるように取り組んでいただきたい。これは要望しておきます。また同僚議員の方から質問があります。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) 私の方から障害者福祉の問題について関連質問をさせていただきたいと思います。 日頃は福祉行政における職員、理事者のご努力に敬意を表したいと思います。 また今回、障害者福祉に関して交野市
障害者福祉長期計画策定に取り組んでおられます。交野市はモデル市として設定されているというふうにも聞きました。ぜひ市民の日頃の切実な願いが計画に盛り込まれ、積極的な施策がこれから推進されるよう、そして市民に夢と希望がもてるよう、ぜひ格段の努力をお願いしたいと思います。 これから私は幾つか問題に絞らせていただいて質問をさせていただきたいと思っております。まず障害者の移動手段の整備の必要性についてどうお考えなのかと。過去に何回となく障害者用送迎バス実現という問題、あるいはゆうゆうバスヘの介助員の配置と、こういった問題を取り上げてまいりました。障害者用福祉バスの運行の実現に踏み出すべきと思いますけれども、どうお考えか、お尋ねしたいと思います。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 現在やわらぎ授産所、きさべ作業所、いわふね作業所の送迎バスを運行してはどうかということでございますけれども、現状を少し話をさせていただきたいと思います。やわらぎ授産所におきましては現在33名通所いたしておりまして、通所手段は親の車による通所が15名、自転車による通所が6名、徒歩12名の内訳でございます。また他の共同作業所につきましても、きさべ作業所が19名のうち自転車が3名、電車が1名、親の車が8名、徒歩が5名、ゆうゆうバス2名ということでございます。またいわふね作業所は12名のうち自転車が1名、親の車が1名、徒歩7名、ゆうゆうバス利用が3名ということで通所されております。 それぞれの授産所などを回るいわゆる巡回バスでございますけれども、一人一人を回るというと全市域にまたがり、また運行時間もかかりますし、介助員も確保しなければならないという実際上大変難しい問題がございます。いずれにいたしましても現在検討いただいている
障害者福祉長期計画の中でどのように反映されるのか十分に見極めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) それではこういった障害者の移動手段、送迎バスと、本当に今切実で緊急な課題ではないかということにつきまして、これからちょっとそういう実態等についても質疑させていただいて、お尋ねもしていきたいと思います。まずこういった移動手段について、障害者を持つ父兄からの要望が市に対して出ておるのかどうか。あるいはそういった父兄からの実態把握というのはどのようにされているのか、聞かせてください。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 実態把握ではございますけれども、今年の1月にアンケート調査、これは全障害者を対象にしたアンケート調査を実施いたしております。その中でそれぞれの意見が出ております。これはアンケート調査の一番後ろの欄に今までの交野市に対する要望事項なりを聞く欄というのがございまして、そこに親御さんの意見としていろいろと書かれてございます。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) 今回の計画策定の中で障害者団体から要望書として受け取っておられるのではないかと、その要望書の中にも記載されているのではないかと思うんですが、いかがですか。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 要望書の個々の内容につきまして、ここで公表させていただくのは差し控えさせていただきたいと思います。確かに親の要望としていろいろな面で要望がでていることは、事実でございます。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) 次に大阪府が作った障害者計画というのがあるわけですけれども、この中で移動手段の必要性、整備方向、こういったことについてどのように方針が出されているかどうか、ひとつ説明していただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 梶川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 昨年の3月に大阪府が出しました障害者計画でございますけれども、この中にも移動手段としてはうたわれております。しかし、これも今までの経過と集約と今後の方針ということで、既にあった内容につきましてこの計画に盛り込んでいたケースもございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) その盛り込んでいる内容をひとつ述べてください。
○議長(堀憲治) 橋川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) 大阪府といたしましては障害者用バスの運行に対してはいろいろの補助金を出すというような内容でございます。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) もうちょっと正確に丁寧に言ってほしいんですけどね。大事なことなんで。私も今もらっておりますので、一部紹介させていただきます。移動手段の整備という中で、行動計画として障害者用バスを運行するとともに、その設置を促進するため、リフト付きバスを配置する市町村に対し助成しますと、こういうふうにうたわれているというふうに思います。 次に交野市
障害者福祉長期計画、今策定を取り組まれておりますけれども、この取り組んでいる中で、こういった移動手段についてどのように検討しようと、あるいはされてきておるか、聞かせてください。
○議長(堀憲治) 梶川保健福祉部長。
◎保健福祉部長(橋川英男) これは今まさに障害者計画策定委員会の中で議論されている内容でございます。ここで担当部長として答えさせていただくのは遠慮させていただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) 別に遠慮することはないと思うんですけれども。そこで障害者用バスの実施、これが先ほど申し上げましたけれども、一刻も猶予できない、切実で緊急な課題であるということを改めて今回質問するにあたりまして痛感をした次第であります。その実態はどうなのかということで、一、二その実態を私の方からご紹介したいと思います。 やわらぎ授産所に通所されている障害者の方、親御さんの実態であります。重度の子供を送迎されていると、そのお母さんは。ところが、もうお母さんの負担が限界に来ているとおっしゃっております。そしてその重度の子供さんは歩けません。したがってお母さんが38kgある子供を家から車に乗せて通所されておりますけれども、車に乗せるのも、車いすに一旦抱きかかえて乗せて、そして車に乗せて送っていく。これを往復されているわけであります。そしておっしゃるには子供が40kg以上になったらもう抱けませんと、だから食事制限をしているんですと、これ以上太らないようにと、こうおっしゃっておられました。またこのお母さんもだんだん年を取ってきておられますので、腰痛で何度も倒れたと、注射を打ちながらやってると、片足は痺れておるんですと。そして団地に住んでおられまして、1階なんですけれども、5段の階段がもう大変だと訴えておられました。ご主人も出張で、風呂に入れるのも大変な負担になっておられます。週1回のデイサービスで送り迎えしてもらってお風呂に入れてらうというのは何より本当に助かっておりますと、このようにおっしゃっておられました。また、やわらぎにはいろんな形で送迎、お母さん同伴でされておるんですけれども、車いすを押して毎日2往復されている方もおられます。また共同作業所含めて何とか歩ける子供でも親が付いていないと危険な子供の送迎というのは想像以上の深刻な問題があると、このように私は受けとめておるんですが、こういった実態について市として的確に把握され、その深刻な実態を受けとめておられるかどうか。いかがでしょう。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 実態は吉井議員さんより私の方がよく認識しておるつもりでございます。ただちょっとお尋ねしとうございますけども、今一、二のケースを申されたんですが、お母さんの切実な願いの中で仮の話でございますが、もしそういう行動の輸送バスを配備すれば、お母さん方は介護していただくというご意見がありましたかな。 ご本人、障害児者ですね。この方が太ってきて大変やと、これ分かります。それの行動する輸送体系がないんだと、要するにバスを出せと、こうおっしゃってますね。バスは仮に出しますと、そういう障害をお持ちの方ですので必ず介護員が要ります。極端に言いますと数名の介護員を要しますね。そのお母さん曰くは、私は聞いていないんですが、吉井先生聞かれたんで、そのお母さんは車さえ用意してもらえば、私は親として付いていきますと、こういうご意見の持ち主の意見ですか。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) いいえ、そうではなくて、介護者を配置した送迎バスと、こういうのを望んでおられるし、私もそうだというふうに考えておりますので、それをぜひ実現していただきたいとこのように思っております。 先ほどお尋ねしたそういった深刻な事態についてどのように受け止めておられるのかという答弁がなかったので、それも答弁していただきたいと思うんです。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 実は私どもも何とかしたいという思いは一杯でございます。しかし市行政展開の中で障害者、若い方もあれば高齢者もございます。今、高齢者等あるいはまた障害をお持ちの方、事例挙げられましたように入浴サービス等につきましては十分これから回数も増やしながらやっていく体制は取り組んでおります。そのあまたの行政の中で、これは1つの税の使い方の問題でございますけども、行政の原点は私は福祉やと思っておるんですけども、ただ1つ障害者の対策に相当の金を使うことについて市民世論が賛同していただけるかどうか。今やっておりますゆうゆうセンターを中心としての福祉の拠点づくり、これの予算ですら議会で満場一致の承諾を得てないと、こういう中で私どもはいかにあるべきかということも大変危惧いたしております。先ほど来出ておりますように道路問題、人命にかかわる問題です。これもさせてもらわなければならない。あらゆる問題から取り組むについてあらゆる角度から検討いたしますとき、非常に心配、あるいは私も認識もいたしておりますけれども、いつからどうとらまえてやるかということについては、今ここで申し上げるのは大変難しいと。実態は認識をし、財政が許せば、あるいはまた議会が、お金要りますからね。そのお金の使い方についてご賛同いただけるならば、これはまた別の問題に展開するであろうと、こんな気持ちもいたしております。 いずれにいたしましても府の補助と、今さわりで府の助成措置あるじゃないかと。私ちょっと勉強不足で知らないんですけれども、このバスの配置した場合の助成、一体なんぼ大阪府が助成してくれるのかも私存じ上げませんけれども、極めてわずかでございます。介護員につきましてもしかりだと。そうしますと市の持ち出しの財源相当要るであろうと。今、小学校学級持っておりますが、中学校、小学校1校、ここへのタクシーの送り迎えやっております。この金も膨大な金を使わせてもらっておる。これは幸いにも市議会でご賛同していただけるからこそそういう人たちにも手を差し伸べさせておると、こんな認識をいたしておりますので、今後の課題として私は検討してまいりたいと、このように思っております。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) 今後の課題として検討していきたいと。過去にも何回となく取り上げてまいりまして、検討していきたいと、そういう方向は言われてきました。きましたけれども、もう4、5年になるわけです。だから検討する段階から、もう具体化の段階に入っていると、こう思うわけです。 また議会が賛同していただければと。これは一にかかって執行権者である行政がこうしたいと、だからこういう予算を組みましたと、賛同願いたいと、こういう提案をしてもらわなければいけないのであって、そういう積極的な主体的な行政の姿勢が今まさに求められていると、こう思います。 ゆうゆうセンターの建設等についても補正予算等で私たち共産党としても当然のこと、必要なものとして賛成をしてきたところでもございます。 大阪府としても移動手段というのは大事な問題だと、当然のことじゃないですか。健康な人と障害を持った人が平等に公平に生活できるようにするためにはその障害を取り除く、そのための移動手段の整備と、これをなくしてどうして一緒に生きていけるのか、共に生活していけるのか。これはできないと思うんです。まさに移動手段の整備というのは待ったなしの緊急な課題であると思いますので、再度市長にお尋ねしますけれども、この課題は本当にやらなければならん課題だと、できるだけ早く具体化を図っていきたいと、そういう答弁をいただきたい。今日は親御さんもみえておられます。ぜひご答弁いただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) お言葉ではございますが、答えにくいんですが、今の言葉で誤解あってはいけませんので、共産党は補正予算賛成したやないかと、こんなことでございますが、私どもこれ、私市長就任いたしまして言いたくないんですが、この5年間、福祉重点の政策として議会の審議を仰ぎました。ゆうゆうセンターしかりでございます。すべて当初予算反対をされてきました。この中には今日もご父兄がお見えでございますけれども、多くのご父兄のあるいはまたお年寄りの皆さん方のこの要請に応えるべき大事な大事な当初予算、ここから年度の予算を出発するわけです。これがすべて反対を表明されました。それで補助予算出しますと賛成していただける。これはありがたいことですけれども、その辺ひとつ誤解のないように。私は今言いますように、そういうことを踏まえまして交野市長として大勢の市民のみなさん方の意を体してどう市政展開していくか、どう財政配分をしていくかと、私は今後の課題としてこの問題を取り上げていきたいと、こういうふうに思っております。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) 共産党の態度についてどうこうということがありましたけれども、当初予算についてはその市政、どういう市政、方向をとっていくのか。北田市政としてどういう予算の組み方されるのか。こういう点について私たちはしっかりした理由を述べて反対討論はしてきたわけであります。理由があってのことであります。しかし補正予算等単独の事業等についてよく吟味して、市民にとって必要なものはすべて賛成をしてきたつもりでございます。 また私が今取り上げている問題は、日本共産党を支持されておる方々だけの声ではなくて、多くの市民に共通する問題、障害者のための移動手段の整備、これは障害者を持つ親を含めて全市民的に理解されるそういう問題として取り上げているわけであります。ここをよく理解されていないのではないかと思うんです。そういうことからひとつ切実な市民的な課題ということで担当の方もご苦労ですけれども、ぜひ理事者の方も早急に、先ほど言われましたけど、検討せないかん課題だと、早く具体化されますように強く要望しておきたいと思います。 もう時間、私ほかの関連質問もございますので、もう1点だけ、福祉バスに介助者を付けていただきたいと、この問題についてお尋ねをしたいと思います。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) その件につきましても先ほどの答弁と同じでございます。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) 先ほどの答弁と同じでありますって、福祉バスについては障害者の方がせめて障害者施設に通うのに介助者がおれば子供だけでも通わせるんだと、こういう切実な声を上げておられるんです。これに対して市としてどうお考えか、もっと親切丁寧に答えていただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 今実態ご案内いただいておるんでしょうか。運転者が極めてそういう方を見るたびに介助をし、あるいはまたそのゆうゆうバスに乗っていただく方が介助可能な方はお手伝いをしていただいて、本当に助け合いの心でもってこのゆうゆうバス運行させていただいております。ただし障害の度合いの差がございますので、先ほどお答えしたような障害者だけの、あるいはまた授産施設への通所者のバス運行等々の問題についても同じような考え方で私は今後検討したいと、こう申し上げておりますので、これ以上お答えする必要はないと思います。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) ぜひこの課題もこれからの検討課題として、今、計画策定やられているわけですから、当初はもう介助者付けないときめたから、一切今後もそれは考えないんだというのは、余りにも硬直した考え方と思いますので、市民の要望を率直に受け止めて、どう今後改善すべきかという方向でぜひ前進を図っていただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) あなたの言葉でちょっと気になるんですが、当初からこういうふうに決めたから付けないんだと。私どもそんな答弁一切いたしておりませんので、誤解があってはいけませんので、ひとつ今の発言ご訂正いただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 私は新人議員として市民の声をこれから精いっぱい議会の中へ届けてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 関連質問として公立幼稚園の2年保育実現に向けて質問したいと思います。先ほども答弁が市長の方からありましたけれども、私は19年間保母として働いてまいりまして、本当にその経験の中の方で子供たちにとって共に育ち合う集団の場がいかに大切であるかを実感してまいりました。今日、少子化の現象、そして地域での遊び仲間も減ってきております。その中で今こそ子供たちの仲間づくり、それを保障してやらなければならない状況であると思います。子供は社会の宝であり、未来を担う子供を育むという行政の責任は本当に重いものがあると思います。市長、教育長の答弁の中で、公立での2年保育を実施する方向だというお考えをお聞きいたしまして、本当に長年の父母の願い、思いがかなえられたということでうれしく思っております。 ところで2年保育実施に向けて決まったわけではありますが、現在の交野の公立幼稚園の入園状況はどれくらいなのかということをお聞きしたいと思います。
○議長(堀憲治) 永井教育長。
◎教育長(永井秀忠) お答えいたします。先ほどのご質問の中で2年保育は決まったというご発言がありましたが、まだ決まっておりませんので、審議過程でございますので、誤解のないようにお願い申し上げたい、とこう思います。 公立幼稚園の入所状況でございますが、交野市の方で3幼稚園がございます。10月1日現在の入所数は37名となってあります。
○議長(堀憲治) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 今教育長の答弁の中で、各園の定員は120名という数なのに、驚くべき在園児数だと思います。これは父母の今までの要求、2年保育やってほしいという声、そして今、早期教育の時代の流れがあったにもかかわらず1年保育しかこの交野では行ってこなったことが人員削減の多いな要因であると私は考えております。お父さん、お母さんの思いは、2年保育をするためにわざわざバスにのせて遠いところまで通わせている。また公立幼稚園の保育内容は本当にいい。子供を通わせたいと思っているけれども、2年保育がないから、2年保育ができたら入りたいなどと、そういう声が上がっております。 また幼稚園の年齢別入園者の割合を見ますと、3、4歳児での入園してくる割合は9割となっております。交野市は大阪府下で最後まで公立で1年保育しか行っていなかったところです。今回、今、教育長の方から実現という発言が取り消されたんですけれども、市長の方でそれにむけて方向づけということがあったんですけども、実施にあたりまして来年度は募集が終わっているので4月1日から無理であるという答弁がありました。では再来年からはどうなのか。再来年には取り組むつもりなのかということを再度お尋ねしたいと思います。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 先ほど市民クラブのご質問にお答えを申し上げました。今日までの取り組み方についてもご報告申し上げました。その上に立って幼児問題対策審議会にお諮りを申し上げ、その議を経て実現の方向で市長としては取り組みたいと、こういうお答えを申し上げました。ただし、来年4月1日からでということでは難しいと。現時点では私立すべて応募終わっておりますので、非常にトラブルを起こす可能性もあると。更に審議会の議を経まして実現、実施することにつきましてもいろんな問題を公私間でクリアをしなければなりません。その期間も要しますと、一番早い実現というのは8年度ではなしに、その次の年を目指さざるを得ないと、こういう意味のことを申し上げたわけでございます。
○議長(堀憲治) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 先ほど父母の声を紹介しましたように、これからも交野市が幼児教育に見通しと責任をもって、言われましたように平成8年度には一日も早く2年保育実現されるよう要望いたしまして、私の質問とさせていただきます。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) 中上議員からいろいろと希望と要望を述べられました。ちょっと数字が間違っておるんですけれども、9年度ということでよろしくお願いいたします。 私の方から第二京阪国道の問題につきまして少し質問をさせていていただきたいと思います。最初に答弁の中で進捗状況についてお話があったわけですけれども、少しこの問題で聞かせていただきたいと思います。まず最初に、この間一度も働きかけといいますか、いわゆる事業主体からのそういう協議はないのかあるのか。その点もう一度聞きたいと思うんですけれども。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) これは従来からお答え申し上げておりますように、第二京阪道路の予備設計に向けていろいろな調査等がなされてございます。当然その中には本市が抱えております道路でありますとか、水路の現況でございますとか、将来の計画でありますとか、そういったことについていろいろ意見をお聞きになられたと、こういうこともございます。またこれから、先ほど答弁申し上げましたようにそういう調査結果、それから前に実施いたしました路線測量等を踏まえまして、そのことで事業者案なるものを策定をし、それに基づいて今後市と具体的な協議がなされていく、こういうふうに考えております。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) ということはまだ正式なそういう管理者との協議というんですか、その案をもっての話ですよ。それはまだないんだということですか。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) そういう意味で正式な協議と申しますか、そういうものは一切まだ行なっておりません。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) ちょっと私が聞いている情報によりますと、交野市ではないんですけれども、他市の方で既に一部そういう話し合いが始まっていってると。と同時に、その際にいろんな事業者案の恐らく関係書類だと思うんですけれども、一部の図面なんかも渡っているように聞いているんですけれども、そのあたりの情報だとか、もし分かれば聞かせていただきたいと思います。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) ちょっと長くなりますけれども、私ども62年に都市計画の変更案が提示をされました。この時は7市共通のいわゆる第二京阪道路連絡会の席でそういう提示案が提示をされた、こういう経緯がございます。それも都市計画変更に際しましては各市間それぞればらつきがございまして、寝屋川門真市域、それから枚方交野市域、2つに都市計画変更そのものは時期がずれると、こういう状況がございました。しかしながら私ども事務担当者といたしましてはいろんな第二京阪道路、5市を一気通貫に通過する道路でございますから、当然共通する課題も多うございます。そういう点で各市一斉にいろんな動きについては提示される方が望ましいんではないかと、こういう申し出を私はやってまいりましたし、そういう関係である程度時期はずれるかも分かりませんけれども、同様な時期に提示されるものと、こういうふうに理解をいたしております。ただご指摘のように具体にどこの市にどういう図面が出されたか、こういうことについては我々は情報を入手いたしておりませんので、お答え申しかねるところでございます。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) 各それぞれの町でいろんな動きも出ておるようですから、一度しっかりとつかんでいただきまして、また交野市に対していろんなそういう働きがある時には市民の皆さんに、あるいはまた関係議会に対しまして早急なる報告も含めてしていただきたいというふうに思います。 次に今年の2月に作成ということで沿道整備計画の報告書というのが出されまして、各市会議員には渡ったわけですけれども、この問題につきましては6月の議会でも取り上げまして、私はそういう中で今回その報告書の内容そのものが交野市の将来にわたる問題、まちづくりの問題、あるいはまた沿道の整備に関するいろいろな市民論議をしなければいけない内容をもったものだという思いもありまして、当然それを先に議会にも説明もしていただく、あるいはまた必要な地元説明といいますか、市民との話し合いもしていただく。その上でそういう意見を取りまとめる中で関係機関への送付だとか資料の扱いだとかということにもなるだろうという話をしたわけですけれども、ところが聞くところによりますともう既にこれが関係機関に送付あるいは渡されているという話を聞いておりますので、その時期とかどの機関に渡されているのかどうか、そのあたりをお聞きしたいと思います。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) 沿道整備等調査研究委員会につきましては、先ほど来お答え申し上げておりますように本市が築堤方式を採用しておりまして、当然それに付随をいたしますいわゆるグリーンベルトと申しますか、沿道整備構想地域というものを想定いたしまして、その仕上げ方を具体的にどうしていくんやということを専門家のお立場で検討いただくということで検討をお願い申し上げてまいりました。そして去る2月に報告書をちょうだいいたしました。私どもはこの報告書の趣旨につきまして、当然私どもが沿道整備構想を検討する際の重要な1つの資料として活用したい、かように考えておりますし、また当然事業主体等に送付いたしまして、本市が考えております沿道整備事業についての理解を更に一層求めると、こういう意味で送付をいたしております。また審議経過の中でオブザーバーとして担当者のご出席をいただいて、本市の沿道整備に対する思いを知っていただく、こういうことで出席を求めてきたところでございます。したがいまして当日3回ほどお見えになったかと思うんですが、その審議経過の中でいろいろ資料等既にご覧になっております。そういう関係上、また報告書を出されたということで、それぞれ関係機関からの書類の提出を求められた。こういう経過もございましてお渡しをしていると、こういうでございます。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) ですから、いつどういう機関に渡されたんですか。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) 正確に日は覚えておりませんが、団体につきましては公団、それから建設省浪速工事事務所、それから大阪府の道路課ということでございます。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) 日は覚えていない。例えば8月ですか。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) 確か7月頃だったと思います。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) そうしますと、たしか7月の末でしたか、議会の方の幹事長会議か何かありまして、その席でこの報告書を送付したいんだけれどもという話があったという話を聞いているわけですけれども、恐らくその後すぐ提出をされたということでいいんでしょうか。それとも同時に、これは市長の判断で出されたのか。そのあたりちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) 先ほど申し上げましたように3回程度出席をいただいております。当然その資料につきましても逐一ご覧になっておるわけでございますから、ご指摘のように渡す渡さないというのは大して問題ではないかと、こういうふうに考えております。したがいまして私ども特対室の判断で送付申し上げたと、こういうことでございます。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) そこが1つ大きな問題点だと私は見ているんですよ。今回の報告書が例えば私たちにももらいましたよ。6月でもまだ全然説明ないという話をしましたね。そういう中で議会に対しての説明あるいは市民に対しての説明があった上で、その上で当然いろんな意見も出るでしょう。大筋なかなかええもんやと、例えばこういうふうになれば、交野の1つの資料として胸を張って、交野こんなこと考えてまんねんと、これは僕は通用すると思うんです。ところがいまだに議会には説明なし、あるいは市民にも説明なし。そういう中で私だって言いたいこと一杯あるわけだけども、そういうことも反映できないままこれが送られて、交野の資料だと言いつつも、ちょっと調べてみましたら、これは単なる資料であるのかないのか。例えば広報によりますと、これはどういうふうに使っていくのか。沿道土地利用の検討に使うんだ。事業主体等の沿道整備対策の検討の資料にも使っていくんだ。こういうことで、結構これは参考資料やという言葉はついてあるけれども、交野の総意としてこれ既に勝手に動いているんですよ、内容から見れば。当然まちづくりの問題を含めていろいろ書いてあるわけですから、これはまず議会やったら議会にかけていろいろ意見聞くのが当然じゃないですか。そういう手立ても踏まないで勝手に渡されて、あるいは相手も知っているとはいえ、僕は問題だと思ってるんですけれども、これを交野の資料やと、これはいかがかなと思うんですけれども、そのあたりの見解はどうでしょうか。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) これは確か全協の場であったかと思いますが、現在この沿道整備対策の報告書につきまして、庁内調整会議の中に各担当によります部会を組織いたしまして、今それぞれ検討、調査させていただいておる。そういうことが今現在作業に取り掛かったということでございます。なお、先ほど先生ご指摘になりましたけれども、私ども今この報告書をもらいましたけれども、これは先生方がいろいろな立場でご検討いただいたものでございます。私ども今後これを具体的にしていくためには、例えば道路部局がどういうお考えをもって、また下水道部局がどういうお考えをもって、例えば教育委員会サイドはどういうお考えをもって、いろんな調整、研究をしていく課題がたくさんございます。したがいまして、あれは沿道委員会に調査をお願いして、沿道委員会から市にご報告をいただいたものであって、別段それによって市の意思が決まったと、こういう性格のものでは決してございません。今後そういうことで関係部局によります一定の調整を終えました後に、しかるべく機会に議会に対しましてもご説明申し上げたい、かように考えております。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) 9月の10日に出されました広報がありますね。ここでは環境にやさしい築堤方式の実現に市の方針は不変やと、変わってないんやと、こういうことを書いてあるわけですよ。ところが市民から見ますと、これ一切説明されてないですわ、正式には。学者の先生来られて、実は僕らこういう考えでやりましたと、説明なしの上にこれ出てまんねん。市民からすれば当然これ見て、何がどうなのかな。資料も見てないやないか。説明も受けてない。だのに一方的に大丈夫やと、何も変わってまへんと、いろいろ疑問に答える形で書いてありますわな。同時に議会かってそうですよ。今言いましたけどね。あるいは今、小川室長言われましたけれども、これは先生方から受けて、庁内でもまだ検討中でしょう。調整中でしょう。それが既にいろんな資料に使ってもらうということが書いてあるけれども、そういう形で使われる資料としてもう既に片方ではいっているわけですよ。ですから本来ならば一番最初に言いましたように、この資料というのは議員にも説明もあり、いろんな意見聞く中で、例えばこの報告書で市民から寄せられた声はこうやと、議会の声はこうだと、そういうのを一緒になって出されるならばまだ僕は理解できるんですけれども、そうじゃない。僕はこのやり方というのは非常に市民から見ましても、議会から見ましても大きな問題があるというふうに思っております。 更にもう1つお聞きしたいんですけれども、この問題の中に築堤の問題につきまして広報の中でいろいろ書いてある。私も6月の議会でこの築堤というのは一部分の築堤しかなってないじゃないか、こういう指摘もしました。それに対していろいろと農地の問題だとか含めていろいろ意見を述べられておるわけですけれども、私は改めて図面を見直しまして、もっと築堤そのものの区間を広げていく必要があるだろう。これは率直に思っているんですけれども、もう一度そのことにつきまして特対室の見解をお聞きしておきたいと思うんですけど。
○議長(堀憲治) 小川
特別事業対策室長。
◎特別事業体策室長(小川武士) 私ども特対室のサイドで考えておりますのは、何回も申し上げておりますように住環境を保全する上で優れた構造であるということで築堤方式を要望してまいりました。したがいまして考え方が変わりますと、築堤そのものが邪魔になる、こういう土地利用もあるかと考えております。したがいまして今までお答え申し上げておりますように、住宅地区を中心にしながら築堤方式を考えてまいりたい、かように考えております。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) 例えば今度の西淀川の裁判というのが出ましたね。ここで大筋は2つあるんじゃないかと私は言っているわけですけれども、1つは生命や健康などの人格的利害、人格権というのがあって、その侵害に対して差し止め請求ができるんだ。これは道路から150m以内の方々には権利があるんだと、この話ね。2つ目は、道路を供用することによって第三者に健康被害を与える危険性がある場合は、危険性を有したままの道路供用は許されないんだ。そのための危険性を回避する、いろんなトンネルだとかシェルターだとかとらなければいけないだと、こういうふうに今回の西淀裁判でも述べられている。今回第二京阪国道の問題がありますので、沿道に対して当然大きな影響がある。当然そういう影響を抑えていかなければいかんというのが皆さんの意見ですわな。そういう中で私は住宅地に、今回の図面を見ておりますとあくまでも住宅地にあるところをこうしてあるわけですけれども、そうじゃなくて、もっとないところも、あるいは将来できるだろうところも含めて当然築堤というのは十分考えていかなければいけないんじゃないか。 もう1つご紹介したいのは、農地の問題でいろいろと農業関係者の方々にお話を聞いたということでずっとこの間言われておるわけですけれども、例えば西名阪の道路による公害問題ということで柏原市があるんですけれども、そこの朝日が丘地区のブドウ畑がありましてね。ここで西名阪の道路による非常にたくさんの問題点、正直言ったら公害ですわ。ブドウができないだとかいろんな問題が出てきている。たとえばこういう問題が以前に皆さんが農民の方とお話をされた時に、こういうことも十分情報として入っているのかどうか。あるいはご存じの上でいろいろ判断されたのかどうか、わたしはこれは一遍時間を取ってゆっくりとお聞きをしたいと思うんですけれども、こういう農業に対する影響も出ているんだということも、新しく交野の農業関係者の方にも知っていただいて、その上で交野市として公害を将来にわたって出さないんだというところの先進的なリードするという意味で、築堤をより広い範囲にわたってそういう対策をぜひ取ってほしい。 同時に、第二京阪道路の問題につきましては一番最初に申し上げましたように、私はまず議会や市民皆さんの声を聞くべきだ。その上での報告書の、あるいは交野市全体のまとめにしていくべきだと思うんですよ。そういった意味で私はここで要望にしておきますけれども、まず議会の方にそういう先生を呼んでの説明会を早急に開いていただきたい。このことをお願いしておきたいと思います。 次に道路問題に入りたいと思うんですけれども、ちょっと個々の問題でお話もさせていただきまして、要望にさせていただきたいというふうには思っておるんです。1つ目は天野川の周辺というか、天野川沿いに緑道というのがあります。特に久御山線と交差しているあたりなんですけれども、私は住民の皆さんからお聞きしておりますと、緑道をずっと使っていろいろ散歩もされておられる。ところがそこに来ると交通量が非常に激しいもんやから、ぼそっと止まるといいますか、向こうになかなか渡れないんやということで、せっかく楽しみもあるんだけども、そこ何とかならんかということで、例えば具体的に言いますと、横断歩道付けてほしいだとか、いろんな橋といいますか、そういうものを付けてほしいだとか、いろんな案が住民の方から出てくるわけですけれども、まずこういうところの散歩といいますか、緑道を生かす、また道路を横断するにいろいろと都合のいいようなそういうものをぜひ今後考えていただきたい。あるいはまた、その同じ場所に橋がありますが、それからずっと下流まで橋がなかなかありませんで、せっかく散歩するんだけれども、途中で向こうに渡りたいんだというふうな声もあります。 そういった意味で1つは橋を架けてほしいという要求もありますし、同時にまた河川を横断できるような何らかのそういう施策はないのかどうかというご意見もありますので、これは道路担当の方に私は要望したいわけですけれども、もしお考えとかあればお聞きしておきたいと思います。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長。
◎土木部長(金谷行允) ご指摘の件、確かに府道久御山線で天野川緑道がなかなか横断できないと、信号もないという実態でございます。ただご理解いただきたいのは、天野川緑道の整備につきましても、これは大阪府の河川区域の中で整備をさせていただいた。河川についてはかなりいろんな面で制約があるところでございます。と申しますのは、河川につきましては河川管理区域、その辺がいろいろ問題があるわけでございます。特に河川の敷地内についての構造物についてはなかなか難しい状況がございます。既存の道路とは別個といたしまして、あとから付ける分については非常に難しい河川占用の問題がございますので、その辺について当初に天野川緑地のいろんな計画をした中でも大阪府とお話をさせていただいた経緯がございます。その辺では構造物の設置についてはなかなか難しいという実態でございます。 ただ私どもといたしましても、せっかくの天野川緑地、いろんな形で整備してきております。その辺で大阪府におきましては天野川環境整備構想というものを持っております。これは枚方から来まして交野の方へ上がってくる整備構想でございます。一部私どもにつきましてはスポレクのところでも親水のような形で環境整備ができております。また枚方の部分につきましても一部そういう形ができております。環境整備計画では3つのゾーン、特にご指摘のところにつきましてはにぎわい文化ゾーンという構想を大阪府も持っております。これも先ほど市長が若干触れておりましたけども、そういう計画がございます。その計画の構想の中では軽水路護岸、いわゆる親水護岸として天野川を利用して、いろんな形で親水をやっていただくと。そういう計画のなかで今ご指摘の分について上から下りられるような形、あるいはそういう親水護岸を今主要路線として定められておる天野川主要拠点がございますので、その辺についてそういうふうに一刻も早く環境整備構想の中の実現にしていただくよう私どもも積極的に府とタイアップしながら、その事業の実現にむけて進捗を図って努力してまいりたい、そういうふうに考えております。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) 次に青山のすぐそばなんですけれども、時計台というのがありますね。そこの交差点の改善あるいはまたその場所におきましては交通事故が非常に多いところです。9月の時にも私、自分の目の前で交通事故がありまして驚いたところなんですけれども、特に神宮時から来られる方も含めまして横断もしにくいということで、府道ですから基本的には大阪府の計画にも乗らなければいけないとは思いますけれども、この青山地域の安全性ということも含めて時計台の交差点の改善について、ぜひまた一遍十分検討していただきたいというふうに要望したいと思うんです。もしこの件で何かありましたらお聞きしたいと思います。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長。
◎土木部長(金谷行允) この件につきましても以前からいろいろな議員さんからもお聞きしておるところでございます。ただ交野におきまして信号の設置個所につきましては重点的にもうかなり以前からご要望されているところがございます。それの実現をまず図ってまいりたい。信号につきましては管内大阪府の公安委員会の設置個所の枚方管内での個数がございますので、その辺で私どもとして強力に要望している中で、以前からの要望個所、これをまず重点的にお願いしていきたいという経過をたどっております。この場所についてもいろんな設置についても多分条件が出てくると思います。この辺もクリアしながら信号の設置場所としての要望を重ねてまいりたい、そういうふうに考えております。
○議長(堀憲治) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) せっかくご質問ちょうだいいたしましたんで、緊急を要する信号機設置、実は2カ所聞いております。これ正式に行きますとすべて公安委員会2カ所ともアウトでございますが、例えば郡津の例を見ますと人身事故がございまして、再度人身事故があってはならんということで私自身公安委員会に乗り込みまして、たって説明をし、他市の分を回してもらうというような、こんな格好の交渉をしてまいりました。その1つに青山も実は入っております。ただご理解いただきとうございますのは、単に信号機付けたらいいんやと、こういう感覚を持ってもらったら困ります。ただし信号機設置の場合、幅員あるいは人の溜まり場、これが要ります。だからあの青山の問題点は、現状のままでは付けられません。したがって道路幅員を取らないかんと、こんなこともありますし、更に郡津の場合も今鋭意努力いたしておりまして、何とか年度内完成を目指しておりますが、これもいろいろ現状が難しい問題ございまして大変でございますので、ひとつご理解いただきたいなと思います。 今言いますのは青山の懸案の事項と今郡津の問題を実はやっておりまして、今そのご指摘の問題のそこまではなかなかいかないと、こういうご理解お願いしたいと思います。
○議長(堀憲治) 13番、笹倉議員。
◆13番(笹倉徹議員) 事情はいろいろと知っておりますので、その上あえてまたお願いもしておるところでございますので、よろしくお願いいたします。 それでは私部西線の整備につきまして中上議員の方から一言。
○議長(堀憲治) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 私部西線の拡幅計画がありますが、早急に実現していただき、安全な歩道をつくるように、今後の見通しと手順をどう考えておられるか、お聞きしたいと思います。
○議長(堀憲治) 林都市整備部長。
◎都市整備部長(林隆) 今回の補正でもお願いいたしましたように、まずもって設計、測量から入らなければいけません。今年度は現況測量をさせていただきまして、それをもとに基本設計を来年度作ってまいりまして、警察等関係機関と交通協議もしなければなりません。その交通協議をした後に事業認可を取りまして、それから事業認可が下りましたら事業にかかると、こういう手順になるわけでございます。用地買収ももちろんございますので、市の手順といたしましてはそういった用地買収をかからないかん部分については用地買収に事業認可後早速かかることといたしまして、梅が枝側の方から、これは府営住宅の敷地にも場合によってはかかるかも分かりませんので、また隣接でもございますので、大阪府とも協議をさせていただきながら、水路敷がございますので、あれのボックス化等活用策を図りながら、整備のしやすい部分から、今申し上げました手順の進み具合とあわせましてやっていきたい、こういうふうな考えであります。
○議長(堀憲治) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) この歩道の説明をさせていただきますと、店舗の駐車場に車が出入りしやすいようにということでどんどん削り取られて斜めになっております。それまでかまぼこ状態といいますか、でこぼこの状態になっておりまして、以前車いすの方がそこを通りかかってひっくりかえられたということもありました。私もそこを歩いてみましたが、本当に健康な者でも歩きにくい道なんで、お年寄りにはとても大変な歩道だと思います。この道路につきましては何年も前から改善を求められているということを私もお聞きしたんですけれども、今年やっと測量の予算がついたということです。委員会ではこれから認可、そして用地買収ということで3年、5年はかかるということをお聞きしましたけども、本当に大きな事故、そしてあそこ歩道が狭いために車道の方に下りて歩いておられる方、また自転車の方が走っておられる姿を見ますので、そういう人身事故が起こらないうちに一日も早く、3年、5年と言わず、この拡幅計画に向けて取り組んでいただきたいと要望申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) 信号機に盲人用の付加装置を付けてほしいと、こういう要望なんですけれども、ちょうど星田の方でも聞きまして、枚富線の星の森の食堂がございますが、あそこの交差点、あそこを横断するのに2~3時間またなければ横断できないという、盲人の方から訴えられたんです。私もびっくりしたんですけども、交通量が多いとかいろいろなことでね。したがってこういった整備が非常に緊急ではないかと、こう思います。ニチイ前あるいはゆうゆうセンターの交差点、先ほど申し上げました星田の星の森の交差点、こういったところでぜひ整備方をひとつ現実に取り組んでいただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。
○議長(堀憲治) 金谷土木部長。
◎土木部長(金谷行允) この件につきましても先ほどの信号の設置と同様でございます。例えば枚方管内信号が約320ほどございます。そのうち15カ所が盲人用の信号、管内でもこういう非常に少ない実態でございます。この件につきましては以前に自民党の稲田議員さんでしたか、盲人の信号についてニチイ前等につきまして私どもご要望、一般質問で受けたことがございます。その件につきましても、まず交野に現在1カ所しかございません。そういうことから盲人信号を付けてほしいということを枚方警察署に既に要望もしております。また新たに星田の部分は聞いたわけでございます。 盲人用信号も先ほどの普通の信号とも同じでございます。盲人用信号ただ付けたらいいわけでございません。盲人が歩いて来られるという形、その辺の整備が必要でございます。歩道もないところにただ信号だけ付けても、そこまで来られる誘導の関係、例えば歩道に点字ブロックなり、あるいは信号のところで止まる溜まるなり、そういういろんな条件が必要になってくるわけでございます。その辺の整備も当然かからなければならない。それが実質的に今の星田のところについては可能かどうか。あそこの府道富田林泉佐野線、その辺の改修計画もあるように聞いておりますし、それに連結する市道等の改善、ただあそこへ歩道を付けようとすれば先生もご存じと思います。非常に星の森の前、一方通行で狭い道の形になります。あの辺で両サイドに溜まりを付けなければならない。その辺で若干私も物理的にはしんどいんじゃないか。警察からみてもしんどいんじゃないかという感覚でございます。これは当然いろんな形で盲人信号、交野市内で増やしていう手段として 私どももいろんな形で要望していかなければなりませんので、今初めてお聞きした場所でございますので、枚方警察署なりいろんな形で見ていただきながら現状を把握してまいりたいと考えております。
○議長(堀憲治) 11番、吉井議員。
◆11番(吉井治海議員) この盲人用信号機も大阪府警で所管をしておるということを私も電話でちょっとはなしたんですけれども、特に条件が要るのかと、付けるにあたって。特にそのことについては言われませんでした。現場を見なければいけない点もあろうかとは思いますけれども、要望については誰から持ってこられても結構ですということでありました。だから私どもとして直接要望を上げていきたいとも思うんですが、ぜひこういう機会に市としても受け止めていただいて、そういった実現に向けて取り組んでいただきたいと思います。 笹倉議員から先ほどありました天野川緑地歩道と久御山線の交差する横断について、あそこでやはり緑道が寸断されるということで、たくさんの方から何とか安心して渡れる横断歩道作ってほしいと聞いておりますので、今後ぜひその点についても検討していただきたいと思います。 また道路の維持補修については今進められておりますけれども、今後ともぜひ全市内的に生活道路の維持補修ますます重要だと思いますので、来年度の予算措置等ぜひ積極的にひとつ取り組んでいただきたいとご要望しておきます。
○議長(堀憲治) 12番、小林議員。
◆12番(小林弘子議員) 以上をもちまして日本共産党からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(堀憲治) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(堀憲治) ご異議なしと認めます。よって本日はこれをもって延会することに決定いたしました。明26日は午前10時から本会議を開きます。どうもご苦労さまでございました。 (午後4時48分 延会)...