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令和 2年12月定例会(第2日12月22日)

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  1. 守口市議会 2020-12-22
    令和 2年12月定例会(第2日12月22日)


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    最終取得日: 2021-05-05
    令和 2年12月定例会(第2日12月22日)     令和2年12月22日(火)午前10時開議 日程第 1 議案第   56号 守口市大枝公園外3公園の指定管理者の指定について 日程第 2 議案第   57号 守口市営住宅の指定管理者の指定について 日程第 3 議案第   58号 令和2年度守口市一般会計補正予算(第6号) 日程第 4 議案第   59号 令和2年度守口市特別会計国民健康保険事業補正予算                 (第2号) 日程第 5 議案第   62号 令和2年度守口市一般会計補正予算(第7号) 日程第 6 決議案第   4号 賀詞決議案    ─────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  1.日程第1から第6まで  1.一般質問(文書質問)    ─────────────────────────── 〇出 席 議 員 (22名)   1番     梅 村 正 明 議員   2番     坂 元 正 幸 議員   3番     服 部 浩 之 議員   4番     高 島   賢 議員   5番     土 江 俊 幸 議員
      6番     杉 本 悦 子 議員   7番     竹 嶋 修一郎 議員   8番     甲 斐 礼 子 議員   9番     嶋 田 英 史 議員  10番     西 尾 博 道 議員  11番     松 本 満 義 議員  12番     西 田 久 美 議員  13番     小鍛冶 宗 親 議員  14番     立 住 雅 彦 議員  15番     福 本 健 一 議員  16番     工 藤 百合子 議員  17番     水 原 慶 明 議員  18番     井 内 昌 幸 議員  19番     阪 本 長 三 議員  20番     池 嶋 一 夫 議員  21番     江 端 将 哲 議員  22番     福 西 寿 光 議員    ─────────────────────────── 〇地方自治法第121条による出席者   市長          西 端 勝 樹   副市長         中 村 誠 仁   理事兼会計管理者    工 藤 恵 司   企画財政部長      西 川 謙 太   市民生活部長      多 田 昌 生   都市整備部長      長 田 幸 一   水道事業管理者     南 野 哲 廣   教育長         太 田 知 啓    ─────────────────────────── 〇議会事務局出席職員   事務局長        小 浜 利 彦   議事課長        北 口 雅 朗   庶務課長代理      飯 島 知 道   議事課主任       菅 原 なつみ     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            ◇ 午前10時00分 開議 ○立住雅彦議長  これより本日の会議を開きます。  議事課長から、本日の欠席議員等の報告を受けます。 ○北口雅朗議事課長  御報告申し上げます。  本日は22名全員の御出席でございます。  以上、御報告を終わります。 ○立住雅彦議長  定足数は超えておりますので、会議は成立いたします。  この際本日の会議録署名議員を定めます。2番坂元正幸議員、15番福本議員にお願い申し上げます。  この際申し上げます。上衣の着用は御随意に願います。  これより議事に入ります。直ちに日程に入ります。本日の日程は、日程第1、議案第56号、「守口市大枝公園外3公園の指定管理者の指定について」から、日程第6、決議案第4号、「賀詞決議案」まで、計6件を付議すべきこととなっております。  なお、日程第5、議案第62号並びに日程第6、決議案第4号につきましては、それぞれ本日付をもって新たに提出されたものであります。  それでは、まず、日程第1、議案第56号、「守口市大枝公園外3公園の指定管理者の指定について」を議題といたします。  ただいま議題の議案第56号につきましては、所管の総務建設委員会に付託して審査を願ったものでありますので、これより同委員会を代表して、江端委員長から報告を受けることといたします。江端委員長。        〔江端将哲総務建設委員会委員長 登壇〕 ○江端将哲総務建設委員会委員長  御報告申し上げます。  本案は、大枝公園の指定管理者の指定期間が令和3年3月末をもって満了することから、大枝公園に加え、土居公園、下島公園、大宮中央公園を管理する指定管理者について、公募、選定を行った結果、一般財団法人大阪スポーツみどり財団を指定管理者に指定しようとするものであります。  本委員会といたしまして審査を行いました結果、大枝公園については、指定管理者がこれまで培ったノウハウを十二分に活用することはもちろんのこと、スポーツのみならず、多様なイベント等の開催や利用者等の様々なニーズを酌み取るなど、これまで以上に快適に利用できる公園づくりに取り組まれたいこと。また、他の3公園については、それぞれが持つ特色を生かしつつ、市民が安心・安全に利用できる効果的な管理運営に努めるとともに、これまで地域の主体的な清掃活動等により、良好な環境が維持されてきた公園もあることから、今後、指定管理者と地域との連携が図られるよう、市として鋭意取り組まれたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、委員長報告といたします。 ○立住雅彦議長  委員長報告は終わりました。  討論に先立ち、委員長報告に対する質疑に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。  これより議案第56号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に移ります。日程第2、議案第57号、「守口市営住宅の指定管理者の指定について」を議題といたします。  ただいま議題の議案第57号につきましては、所管の総務建設委員会に付託して審査を願ったものでありますので、これより同委員会を代表して、江端委員長から報告を受けることといたします。江端委員長。        〔江端将哲総務建設委員会委員長 登壇〕 ○江端将哲総務建設委員会委員長  御報告申し上げます。  本案は、令和3年4月から守口市営住宅を管理する指定管理者について、公募、選定を行った結果、日本管財株式会社を指定管理者に指定しようとするものであります。  本委員会といたしまして審査を行いました結果、今回の選定団体は、近隣市における公営住宅の実績を多数有していることからも、そのノウハウを最大限発揮されるとともに、漏水などの修繕については、夜間や土・日を含め、迅速かつ丁寧な対応を心がけ、入居者が安心して過ごすことができるよう、適切な管理運営に努められたいこと。また、有事の際は、指定管理者との連携の下、情報共有を行うとともに、危機管理体制についても意を配されたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、委員長報告といたします。 ○立住雅彦議長  委員長報告は終わりました。  討論に先立ち、委員長報告に対する質疑に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。  これより議案第57号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に移ります。日程第3、議案第58号、「令和2年度守口市一般会計補正予算(第6号)」を議題といたします。  ただいま議題の議案第58号につきましては、それぞれ所管の常任委員会に分割付託して審査を願ったものでありますので、これより各委員長から報告を受けることといたします。なお、この報告は慣例により款を追って受けることといたしますが、総務建設委員会の報告は最後に願うことといたします。  それでは、まず、市民環境委員会を代表して、西尾委員長から報告を受けることといたします。西尾委員長。        〔西尾博道市民環境委員会委員長 登壇〕 ○西尾博道市民環境委員会委員長  御報告申し上げます。  本委員会が付託を受けました所管費目の補正内容は、国による東京2020オリンピック聖火を活用した地方創生事業として本市が実施することに伴い、市内3カ所において聖火を展示するための費用、新型コロナウイルス感染リスク低減を踏まえた、市内産業に対する消費喚起及び新しい生活様式の実践を促進するため、キャッシュレス決済にポイント還元を行うための費用、がんばる守口助け合い基金への積立金及び当該基金を活用した災害見舞金の拡充に要する費用が主なものであります。  本委員会といたしまして審査を行いました結果、オリンピック聖火の展示に当たっては、警備受託業者と十分協議の上、来場者の感染症対策や安全面など万全を期すことはもちろんのこと、より幅広く周知を図り、同時開催イベントなど他市の事例も参考にしつつ、まちのにぎわい創出の一助となるよう取り組まれたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、委員長報告といたします。 ○立住雅彦議長  次に、福祉教育委員会を代表して、高島委員長から報告を受けることといたします。高島委員長。        〔高島 賢福祉教育委員会委員長 登壇〕 ○高島 賢福祉教育委員会委員長  御報告申し上げます。  本委員会が付託を受けました所管費目の補正内容は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、市内介護施設等に新規入所する65歳以上の希望者に対し、PCR検査を実施するための費用、市内在住の全ての小・中学生に家庭での自学自習支援及び読書活動推進の一環として図書カードを配布するための費用、GIGAスクール事業による端末導入初期において技術的な支援を行う、GIGAスクールサポーターを各中学校区等に1名配置するための費用などが主な内容であります。  本委員会といたしまして審査を行いました結果、市内介護施設等への65歳以上の新規入所者に対するPCR検査の実施については、各施設と連携して多くの対象者に検査を受けていただけるよう、鋭意取り組まれたいこと。小・中学生への図書カードの配布については、迅速かつ遺漏のないよう努めるとともに、事前に事業趣旨を十分に説明するなど、子どもたちの学力向上や読書活動の推進に資するよう取り組まれたいこと。GIGAスクールサポーターの配置については、端末導入初期におけるICT環境整備の設計や端末等のマニュアル作成はもちろんのこと、教員に対する研修の強化など、今後とも効果的な活用に向けた、きめ細やかな支援体制の構築に向け、鋭意努められたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、委員長報告といたします。 ○立住雅彦議長  最後に、総務建設委員会を代表して、江端委員長から報告を受けることといたします。江端委員長。        〔江端将哲総務建設委員会委員長 登壇〕 ○江端将哲総務建設委員会委員長  御報告申し上げます。  本委員会が付託を受けました所管費目の補正内容は、旧さつき小学校跡地西側売払収入公共施設等整備基金などへの積立金、大枝公園外3公園並びに市営住宅の指定管理に係る債務負担行為の設定などが主なものであります。  本委員会といたしまして審査を行いました結果、市有地売払収入の基金への積立てについては、その原資は市民の貴重な財産であることを十分に認識し、これまでの活用経過はもちろんのこと、今後の市民サービスの維持向上と安定した財政運営を図る観点から、慎重に検討・決定されたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、委員長報告といたします。
    立住雅彦議長  委員長報告は終わりました。  討論に先立ち、委員長報告に対する質疑に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。  これより議案第58号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に移ります。日程第4、議案第59号、「令和2年度守口市特別会計国民健康保険事業補正予算(第2号)」を議題といたします。  ただいま議題の議案第59号につきましては、所管の福祉教育委員会に付託して審査を願ったものでありますので、これより同委員会を代表して、高島委員長から報告を受けることといたします。高島委員長。        〔高島 賢福祉教育委員会委員長 登壇〕 ○高島 賢福祉教育委員会委員長  御報告申し上げます。  本案は、一般被保険者療養給付費及び精神・結核医療給付費などについて、当初見込額を上回ることが予想されるための補正、令和元年度決算における実質収支額約6億8,000万円のうち3億5,000万円を守口市国民健康保険財政調整基金へ積み立てるための補正、平成30年度税制改正により、国民健康保険料の減額賦課に関する基準が改められたことに伴う、システム改修に係る債務負担行為の設定が主な内容であります。  本委員会といたしまして審査を行いました結果、特段の異論もなく、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、委員長報告といたします。 ○立住雅彦議長  委員長報告は終わりました。  討論に先立ち、委員長報告に対する質疑に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。――杉本議員。            〔杉本悦子議員 登壇〕 ○6番 杉本悦子議員  日本共産党、杉本悦子です。私は、議案第59号、令和2年度守口市特別会計国民健康保険事業補正予算(第2号)に反対の討論を行います。  この主な補正は、令和2年度補正で3億5,000万円を基金に積み立てるものです。これで令和2年度末の基金残高は、利子1,097万9,746円を入れて18億6,275万1,424円になります。令和2年の11月末の被保険者3万437人で割れば、一人当たり6万1,200円にもなります。高い保険料の負担を求めて市民が支払った保険料を守口市はどこまで積立てをしようというのでしょうか。今回の補正のように、療養給付負担が増えれば府の交付金で賄えるようになって清算をしています。市民からの預かった保険料を多額の積立てに積む必要は全くありません。他市などでは1億円、基金を崩して、今年度から保険料の軽減に充てるというところもあります。守口市も繰越金にして市民に返還すべきです。  以上、反対討論とします。 ○立住雅彦議長  他に討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。  これより議案第59号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。              〔賛成者起立〕 ○立住雅彦議長  起立多数。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に移ります、日程第5、議案第62号、「令和2年度守口市一般会計補正予算(第7号)」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。西川企画財政部長。          〔西川謙太企画財政部長 登壇〕 ○西川謙太企画財政部長  それでは、議案第62号、令和2年度守口市一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明申し上げます。  本補正予算でございますが、令和2年12月11日に国は予備費を活用し、ひとり親世帯臨時特別給付金を再支給することを閣議決定したことから、その実施に必要な経費を急ぎ追加させていただこうとするものでございます。恐れ入りますが、付議事件の議62-1を御覧いただきたいと存じます。  第1条歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億743万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ849億4,311万1,000円とするものでございます。  それでは、予算に関する説明書に基づきまして、歳出から御説明申し上げます。恐れ入りますが、議62-5を御覧いただきたいと存じます。  民生費、児童福祉費、1目児童福祉総務費及び2目児童措置費は、ひとり親世帯臨時特別給付金についてでございますが、令和2年6月の国の2次補正を受け、本市令和2年6月定例会の一般会計補正予算(第4号)において、新型コロナウイルス感染症の影響により、子育てと仕事を一人で担う低所得のひとり親世帯に、子育てに対する負担の増加や収入の減少などにより、特に大きな困難が生じていることを踏まえ、こうした世帯を支援するため、給付金の支給を既に実施しているところでございます。しかしながら、ひとり親家庭は経済基盤が弱く厳しい状況にある中で、その生活実態が依然として厳しい状況にあることを踏まえ、国は年末年始に向け、先の国の2次補正による給付金のうち、基本給付の支給を受けた者などに対し、再度、同様に給付金を支給することを、先般、閣議決定されたことから、市として給付金の再支給事務を行うため、国庫補助金を全額充当し、補正するものでございます。  以上が歳出に係ります補正の内容でございます。  次に、歳入の説明に移らせていただきたいと思います。恐れ入りますが、戻りまして、議62-4を御覧いただきたいと存じます。  国庫支出金、国庫補助金、1目民生費国庫補助金は、歳出の事業費見合いで追加するものでございます。  以上、誠に簡単な説明でございますが、令和2年度守口市一般会計補正予算(第7号)の説明とさせていただきます。何とぞ、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○立住雅彦議長  これより質疑に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。  この際お諮りします。ただいま議題の議案第62号については委員会付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  異議なしと認めます。よって、議案第62号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。  これより議案第62号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に移ります。日程第6、決議案第4号、「賀詞決議案」を議題といたします。  本案の趣旨弁明は、坂元正幸議員の決議文朗読をもってこれに代えることといたします。坂元正幸議員。            〔坂元正幸議員 登壇〕 ○2番 坂元正幸議員  提出者一同を代表しまして、決議文の朗読をもって趣旨弁明に代えさせていただきます。           〔以下決議案第4号を朗読〕  何とぞ、議員各位におかれましては、本提案に御賛同くださいますよう、お願い申し上げます。 ○立住雅彦議長  これより質疑に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。  この際お諮りいたします。ただいま議題の決議案第4号については委員会付託を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  異議なしと認めます。よって、決議案第4号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。  これより決議案第4号を採決いたします。本決議案を原案のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○立住雅彦議長  異議なしと認めます。よって、本決議案は原案のとおり可決されました。  これより、一般質問に入ります。なお、本定例会における一般質問については、大阪府新型コロナ警戒信号が赤色に点灯となりましたことなどに伴い、議会運営委員会での決定どおり、文書によりこれを行うこととしますので御了承願います。また、文書質問書及び回答書については、既にお手元に御配付しております。  これをもって一般質問を終了いたします。  以上で、今期定例会に付議した事件は全て議了いたしました。  それでは、閉会に際し、市長から御挨拶を受けることといたします。西端市長。            〔西端勝樹市長 登壇〕 ○西端勝樹市長  閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  去る8日に市議会定例会を招集申し上げ、条例など諸議案の御審議をお願いいたしましたところ、いずれも御承認、御可決を賜り、厚くお礼申し上げます。  さて、いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりましたが、特に緊急な事件がない限り、本定例会をもって納めの市議会と相成ります。これからますます寒さが厳しくなりますが、議員各位におかれましては、くれぐれも御自愛なされまして、御家族とともによき新年をお迎えになられますことをお祈り申し上げます。  結びに、今後とも市政推進のため、より一層の御支援を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。  どうも御苦労さまでございました。ありがとうございました。 ○立住雅彦議長  続きまして、閉会に当たり、本日をもちまして本年最後の本会議になろうかと存じますので、高い席からではございますが、一言私からも御挨拶を申し上げます。  本定例会におきまして、私どもは終始、慎重かつ熱心なる討議を尽くしてまいりました結果、ここに滞りなく議会の意思決定を見るに至り、誠に御同慶に堪えません。これひとえに、議員各位の真剣なる御審査並びに御精励を賜ったおかげと存じ、ここに深甚なる敬意と感謝の意を表する次第であります。  さて、年内も余すところあと僅かとなり、師走の感もひとしお深まりつつあるわけでございますが、皆様におかれましては、一層御自愛を賜り、そろって御健勝のうちに希望に満ちた幸多き新年をお迎えくださいますことを心から祈念いたしまして、誠に簡単粗辞ではございますけれども、閉会の御挨拶とさせていただきます。  それでは、本定例会はこれをもって閉会いたします。  どうも御苦労さまでございました。           ◇ 午前10時30分 閉会    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○一般質問(杉本悦子議員)             令和2年12月定例会一般質問(文書質問)について 1.杉本 悦子議員 ┌────┬──────────────────────────────────┐ │質問項目│1 学校でのコロナウイルス対策の拡充について            │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 新型コロナウィルスの感染拡大が報道されてから、1年が経過しようとし│
    │    │ています。冬になってから感染拡大は増加し、まだまだ先は見えません。 │ │    │ 今年3月から突如の小中学校の臨時休校や、また4月に入ってからの緊急│ │    │事態宣言など初めての対応に右往左往しました。やっと年末になりましたが│ │    │、今また全国でも守口市でも異常な速度で感染が拡大しています。    │ │    │ 守口市では、小中学校の児童や生徒そして教員に陽性者が出たときは、3│ │    │日間の休校措置がとられています。幸いなことに、学校内での感染拡大は起│ │    │きていないようですが油断できる状況ではありません。日々緊張の続く状態│ │    │での生活が余儀なくされています。                  │ │    │3密を避ける・マスク着用などの感染予防は、遊びたい・しゃべりたい時 │ │    │期の児童生徒にとっては、本当に息苦しい生活様式だと予想されます。  │ │    │                                  │ │    │①コロナ対策を絶好の機会ととらえ、少人数学級の実現を        │ │    │ 密を避けるには、1クラスの人数を減らすのが有効というのは分散登校の│ │    │時に証明されています。密を避けて感染拡大を抑えるだけでなく一人ひとり│ │    │の児童生徒にきめ細かく対応できこどもの精神状態も落ち着き、学力向上に│ │    │もつながります。そこでお尋ねします。                │ │    │ 諸外国の教育環境から考えても20人学級が望ましいと思われますが、現│ │    │在の日本では40人学級です。守口市でも小学1年2年のみが35人学級と│ │    │いう現状です。その状況から少人数学級への道筋として、来年度小中学校の│ │    │全学年で35人学級を実施するなら、何クラス増えることになりますか。3│ │    │0人学級だとどうなりますか。そして、特別支援学級とのダブルカウントで│ │    │40人以上のクラスを解消するには何クラス増えますか。        │ │    │ それぞれのケースでの予算を試算したうえで、国や大阪府に20人学級の│ │    │実現に向け働きかけるとともに、守口市独自で守口のこども達を守るため、│ │    │少人数学級実現に向けた計画を立て、せめて来年度に何かできることはあり│ │    │ませんか。お答えください。                     │ │    │                                  │ │    │②学校でコロナ症状がみられた場合の対応は              │ │    │ また、養護教諭への負担が増えているのではないかと危惧されますが、学│ │    │校で突然の発熱や発症がみられた場合、その対応はどうされていますか。お│ │    │答えください。                           │ │    │                                  │ │    │③休校期間の授業の補充と、行事の中止等の影響や心のケアについて   │ │    │ 次に、3月~5月末までの休校期間の授業を補充するために学校現場では│ │    │どんな事態になっていますか。                    │ │    │ 3月で16日間、4月は16日間、5月は3日間が休校となり、5月11│ │    │日~6月12日までの25日間の分散登校では、2日に1度の登校の上に半│ │    │日授業でした。昨年度分で16日間、今年度分で19日間と分散登校25日│ │    │分の授業が不足したことになります。その分として、今年は夏休みが短縮さ│ │    │れ、14日分の授業日数が補足され、冬休みも短縮して5日分補足される計│ │    │画が出されています。                        │ │    │ 単純な日数計算だけでも、足りていないと思われます。        │ │    │ その上にいくつかの学校では、3日間の臨時休校が増えています。   │ │    │ この授業日数不足の解消が、苦肉にも中止をやむなくされた行事予定が授│ │    │業に充てられていると聞きます。行事はその過程も含めて、こども達の育ち│ │    │に無くてはならない友達とやり遂げる思い出づくりです。そういった学校生│ │    │活で蓄積される体験ができなくなっているこども達への心のケアについて教│ │    │育委員会としてどうお考えですか。                  │ │    │                                  │ │    │④子どもに寄り添った授業に教師が専念できる体制づくりについて    │ │    │ 今、教職員は不足している授業時間を補う為の課題に加えて、教室の窓・│ │    │扉や備品の消毒作業が課せられているのではないでしょうか。この作業を補│ │    │佐する人員を補充して、コロナによる新生活様式で不安になっているこども│ │    │達に寄り添って学校生活を保障して、教師が授業に専念できるような体制に│ │    │する必要があると思いますが、どうお考えですか。           │ │    │                                  │ │    │⑤学校の構成員全員に定期的なPCR検査の実施が必要         │ │    │ また、今なお感染拡大が増えている現状で、安心して通学できる学校にす│ │    │るための対策としてのPCR検査の拡充が必要ではないでしょうか。   │ │    │ 埼玉県川越市で、生徒数274人教職員32人の中学校で、コロナウィル│ │    │ス陽性者がでたことで、生徒と教師全員のPCR検査をしたところ、教師1│ │    │人を含め35人に陽性結果が出て、2週間の臨時休校になっていると12月│ │    │7日に報道されました。                       │ │    │ 守口市では、陽性者が出た場合、濃厚接触者のみの検査で、コロナウィル│ │    │スの感染力が弱まるまでの3日間学校を閉鎖するための臨時休校措置がとら│ │    │れています。しかし、無症状での保菌者が多い年代の児童生徒たちが安心し│ │    │て学校生活を送り、無症状のまま感染を拡大させないためにも、児童生徒を│ │    │含め、教職員や給食調理・校務職・事務職等全ての構成員が定期的な検査を│ │    │行う体制を作って、今後の感染拡大防止に努めるべきと考えますが、いかが│ │    │お考えですか。                           │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│① コロナ対策を絶好の機会ととらえ、少人数学級の実現を       │ │    │ 府の独自指標「大阪モデル」の「レッドステージ1」への移行に向けて開│ │    │催された大阪府新型コロナウイルス対策本部会議において、「教育の機会を│ │    │保障するため現行の教育体制の続行は妥当である。」、「1教室40人での│ │    │全員が前を向く講義形式の授業は維持できる。」という専門家の意見を踏ま│ │    │え、「レッドステージ1」移行後の教育活動等に係る基本的な考え方が示さ│ │    │れました。                             │ │    │ 本市としましては、府の考え方を踏まえ、各学校における感染症対策を改│ │    │めて徹底しつつ、感染リスクの高い教育活動を制限することで、1教室40│ │    │人の通常形態で教育活動を継続しております。             │ │    │ 少人数学級の実現につきましては、国が教職員定数の配置基準とその財政│ │    │負担を法律に基づいて行うものであることから、引き続き、小学校における│ │    │35人学級に向けた国の検討状況を含めた動向に注視してまいります。  │ │    │ なお、少人数学級に向けた学級数につきましては、国の正式な考え方が示│ │    │されていないため、算出しておりません。               │ │    │                                  │ │    │② 学校でコロナ症状がみられた場合の対応は             │ │    │ 各学校においては、教職員が役割分担を行い、児童生徒の登校時に、健康│ │    │観察カードにより体温や健康状態等の確認を行っております。また、家庭で│ │    │の検温等が確認できていない児童生徒については、登校時に検温や健康観察│ │    │を行っています。                          │ │    │ 児童生徒に発熱等の風邪の症状がみられる場合は、文部科学省が示す、学│ │    │校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルの「学校│ │    │の新しい生活様式」に基づき、安全に帰宅させ、症状がなくなるまでは自宅│ │    │で休養するように指導するなど、状況に応じた対応を行っています。   │ │    │ なお、児童生徒を帰宅させる際には、保護者の来校まで学校にとどまるこ│ │    │とが必要となるケースもあり、その場合は、他の者との接触を可能な限り避│ │    │けられるよう、別室で待機させるなどの配慮をしております。      │ │    │これらの対応について、教職員全員で各々役割分担を行い、感染防止対策に│
    │    │努めています。                           │ │    │                                  │ │    │③ 休校期間の授業の補充と、行事の中止等の影響や心のケアについて  │ │    │ 現在、各学校においては、子どもの学びを保障するため、長期休業期間の│ │    │短縮や短時間を活用した授業を日々実施するとともに、学習活動や学校行事│ │    │の精選、指導内容の一部を次の学年に移すなど、最終学年の終了までに学習│ │    │指導要領に示された内容を指導できるよう、カリキュラム編成の見直しを図│ │    │りつつ、日々の教育活動を進めているところです。           │ │    │ 学校行事につきましては、子どもがよりよい学校生活を築くための体験的│ │    │な活動を通して、集団への帰属感や連帯感を深め、公共の精神を養うことが│ │    │できる重要な教育活動であることから、やむなく中止とした行事について │ │    │は、その行事の目的を明確にした上で、可能な限りその達成ができるよう、│ │    │各学校の実情に応じた教育活動の工夫に努めることが重要であると考えてお│ │    │ります。                              │ │    │                                  │ │    │④ 子どもに寄り添った授業に教師が専念できる体制づくりについて   │ │    │ 教育委員会としましては、学校施設等の消毒作業について、委託事業者に│ │    │対し、清掃業務に合わせ消毒作業も行うよう協力要請するとともに、教員が│ │    │行う消毒作業についても、通常の清掃活動の中に家庭用洗剤等、消毒の効果│ │    │を取り入れ、ポイントを絞って実施することにより、教員の負担軽減に努め│ │    │ているところです。                         │ │    │ 今後も、教員の授業準備にかかる時間の確保に向けた取り組みについて検│ │    │討を深めてまいります。                       │ │    │                                  │ │    │⑤ 学校の構成員全員に定期的なPCR検査の実施が必要        │ │    │ 児童生徒、教職員等に新型コロナウイルス感染症にかかる陽性者が確認さ│ │    │れた場合は、保健所が疫学調査を行い、濃厚接触者を特定するとともに、濃│ │    │厚接触者の定義に該当しないものの念のためPCR検査を必要とする者を接│ │    │触者として特定し、行政検査によるPCR検査を行っていただいています。│ │    │ 感染者数が増加傾向にある中で行政検査への負荷が増している状況等に鑑│ │    │み、また、各校においては日々の検温をはじめとする健康観察についても徹│ │    │底していることから、学校の構成員全員に定期的なPCR検査を実施するこ│ │    │とは考えておりません。                       │ └────┴──────────────────────────────────┘ ○一般質問(服部浩之議員)             令和2年12月定例会一般質問(文書質問)について 2.服部 浩之議員 ┌────┬──────────────────────────────────┐ │質問項目│1 地域の集会所用のコロナ対策補助金の設立について         │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 守口市には、昔から、地域の集会所に人々が集まる文化があり、他市と比│ │    │べても地域集会所が多数あります。これは、地域の活性化や人々の交流につ│ │    │ながる素晴らしい文化です。                     │ │    │ 一方で、新型コロナ流行下の現状においては、しっかりとした安全対策が│ │    │必要です。地域の人々が、安心して安全に集会所で交流できる状況を作って│ │    │いかなければなりません。                      │ │    │ 危機管理室やコミュニティ推進課に問い合わせたところ、各コミュニティ│ │    │センターの安全管理は行政が行っているが、地域の集会所は各地域の住民に│ │    │自治を任せており、コロナ対策の補助金は特別には存在しないということで│ │    │した。                               │ │    │ そこで、各地域の集会所におけるコロナ対策を推進するためにも、たとえ│ │    │ば、「消毒液を購入して集会所に設置する」「パーテーションを購入する」│ │    │などといった、常識的な範囲内で必要と思われる安全対策を行った場合、そ│ │    │の費用に対する補助を行ってはいかがでしょうか。           │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 地域の集会所用のコロナ対策補助金制度は、現時点ではございませんが、│ │    │本市では、地域の主体的なコミュニティ活動の促進や活性化、地域課題の解│ │    │決や協働のまちづくり推進に向け、各コミュニティ協議会に対して、コミュ│ │    │ニティ協議会補助金を交付しております。               │ │    │ コミュニティ活動の実施にあたっては、これまでから地域の代表者等を通│ │    │じて、感染防止対策について周知を行っているところですが、集会所におけ│ │    │るコミュニティ活動は、地域の自主的な活動の一環であることから、感染拡│ │    │大状況をふまえ、地域において感染症対策を講じた上で利用や活動を行って│ │    │頂くべきものと考えております。                   │ │    │ 今後とも、コミュニティ活動の際は、コミュニティ協議会補助金の活用等│ │    │により、自ら十分な感染症対策を講じて頂けるよう、引き続き周知に努めて│ │    │まいります。                            │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│2 新型コロナウィルスの影響による病床のひっ迫の可能性など、地域の医│ │    │療体制の情報と、一般市の権限について                │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 今後もしも新型コロナウィルスの患者がさらに増えていくと、地域の医療│ │    │機関の病床が足りなくなる可能性や医療従事者の疲弊、医療機関の経営危機│ │    │といった、いわゆる医療崩壊に結びついてしまう危険性があります。地域の│ │    │医療体制の安定性の構築は、喫緊の課題といえるでしょう。本市としても、│ │    │近隣市や国・府、あるいは市内の病院や医師会との綿密な情報共有や連携や│ │    │相互補佐が重要であり、しっかりと意識しておくことが望ましいと思われま│ │    │す。                                │ │    │ しかし、守口市は、中核市ではなく一般市であることから、権限に制限が│ │    │あり、地域の保健所を擁することができず、大阪府の保健所に情報が集約さ│ │    │れている状況です。もちろん、個人情報の保護など、さまざまな理由があっ│ │    │てのことであると思われますし、そのことを批判するわけではありません。│ │    │ しかし、守口市の権限では、「守口市内のどの病院がコロナ患者の受け入│ │    │れをしているのか」あるいは「そもそも受け入れをしている病院が存在する│ │    │のか」「病床のひっ迫状況は如何なのか」「近隣他市の病院の状況はどうな│ │    │のか」などの情報を知りえないと聞き及んでおり、現状では、詳細な情報が│ │    │得られないまま行政運営するという困難に直面しています。       │ │    │ 平時ならばともかく、コロナ禍というこれまでに想定することのできなか│ │    │った現在の社会情勢下においては、この現状でよいものか再考の余地はある│ │    │のではないでしょうか。                       │ │    │ 本来は、守口市としても主体性を持って、近隣他市も含む地域の医療体制│ │    │の情報把握や情報共有ができてこそ、地方行政として、医療体制の安定や市│ │    │民の安全の構築に寄与できる部分があるのではないでしょうか。     │ │    │ 法令や行政組織の構造上の問題ではありますが、地域に最も密着している│ │    │地方自治体に詳細な情報が行きわたらないようでは、危機的状況が起こった│ │    │折にスピード感のある対応や正確な情報に基づいた的確な行動ができないも│ │    │のと思われます。                          │ │    │ この問題について、市はどのように考えておられますか。       │
    ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 医療提供体制の確保とそのための調整などについては、大阪府がその権限│ │    │と責任において行っているところです。                │ │    │ 本市としては、コロナ禍による危機事象の中で、守口保健所管内の医師会│ │    │や医療機関等で構成している関係機関会議などへの参加の機会を通じて、必│ │    │要な情報共有と認識共有に努めており、今後とも、市民の皆さんの安全安心│ │    │の確保に向け、市としてできることについては最大限迅速かつ的確に取り組│ │    │むことができるよう、鋭意努めてまいります。             │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│3 新型コロナウィルス感染症の感染拡大の防止に関連する条例の制定につ│ │    │いて                                │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 現在、都道府県や各市町村など33自治体がコロナ関係の条例を定めてい│ │    │ます。もちろん、行き過ぎた厳しい条例や、専門的な医療知識に基づかない│ │    │条例は、市民間の対立や先鋭化しすぎた批判や誤った認識を生む温床となり│ │    │かねませんが、例えばコロナ患者に対する差別防止や嘘の情報の拡散防止、│ │    │情報公開の在り方、感染防止についての知識の周知や、市民あるいは飲食店│ │    │や事業所等の心がけ、医療機関との連携協力の在り方などについての条例 │ │    │は、それが妥当性の高いものであればあってもよいと思います。むしろ、し│ │    │っかりとした妥当なガイドラインがある程度あるほうが、良いという側面も│ │    │あるでしょう。                           │ │    │ 後から問題が生じるような条例を拙速に定めてしまうといけないし、専門│ │    │的な医療の知識や情報倫理についての知識もないままに制定してよいもので│ │    │もありませんので、出来うることならば有識者も交えての慎重な検討や研 │ │    │究、議論が望ましいと思いますが、市として、感染拡大の防止やプライバシ│ │    │ー・倫理などについて、条例を定めることを検討してみてはいかがですか。│ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 新型コロナウイルス感染防止に関連する条例制定についてのご質問です │ │    │が、感染防止に関する市民の皆さんや事業者等へのお願いを始め、市施設や│ │    │主催イベント等の扱い、市が取り組む感染予防対策などについては、緊急事│ │    │態宣言以降、大阪府と連携し、「守口市からのお願い」を作成し市ホームペ│ │    │ージを通じて公表するとともに、広報もりぐちやSNS等への掲載に加え、│ │    │ごみ収集事業者や消防団の協力を得て広報車両により市域をくまなく巡回す│ │    │るなどして周知徹底に努めています。                 │ │    │ 引き続き、感染局面ごとのきめ細かな呼びかけをその内容に適した方法で│ │    │周知を図り、全力を尽くしてまいります。               │ │    │ 一方、プライバシー・倫理などについてのご質問でございますが、新型コ│ │    │ロナウイルスに感染された方やそのご家族、医療従事者や介護関係者をはじ│ │    │め社会生活を支えるために最前線で仕事に従事する人、さらには感染者が確│ │    │認された施設・店舗等に対する差別・偏見・誹謗中傷などは断じてあっては│ │    │ならないことと認識しております。                  │ │    │ ただ、こうした悪質な行為を封じる手段として、条例が有効な手法である│ │    │か否かについては、こうした行為が、いち守口市においてだけ生じる危険性│ │    │のある地域的な事象、問題でないことや、条例の実効性を担保するための違│ │    │反者に対する罰則を憲法上保障されている表現の自由との比較衡量において│ │    │既存法令の範囲でのみ定めることのできる市の条例において定めることがで│ │    │きるかなどの難しい課題がありますので、市としては国や大阪府などの動向│ │    │も踏まえながら、新型コロナウイルスを始めとする感染症に伴う人権侵害防│ │    │止への対応のあり方について慎重に検討してまいります。        │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│4 ごみの不法投棄対策と美観を損ねない配慮について         │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ これまで守口市においては、ごみの不法投棄があった場合にはクリーンセ│ │    │ンターに迅速に動いていただき、適切な処理をしていただいています。ま │ │    │た、不法投棄が頻発する箇所においては、不法投棄をしないように促す看板│ │    │を設置していただいています。                    │ │    │ しかし一方で、大きな文字ででかでかと「不法投棄禁止」と書かれた看板│ │    │やパネルやポスターが町中に多数設置されていると、それ自体が町の美観景│ │    │観を損ねてしまいます。実際、他市に住んでいる知人が守口市に来た折には│ │    │「不法投棄禁止の看板が多数目に付くので、治安が悪いのかなと感じた」と│ │    │いう声を聴きました。これでは、せっかくの対策が、デメリットにもなって│ │    │しまう側面も否めません。                      │ │    │ そこで、たとえば、「守口市が他市よりも先進的な事例として誇っている│ │    │防犯カメラと今以上に綿密に連携して不法投棄を監視・防止できるようにす│ │    │る」「暗い人通りのない箇所を狙って不法投棄されることが多いので、重点│ │    │的警戒箇所に人感型センサーのライトを設置する」「不法投棄禁止の看板等│ │    │のデザインを、効果的かつ美観を損ねないデザインにブラッシュアップす │ │    │る」などなど、今以上の発想力をもって、工夫してはいかがでしょうか。 │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 不法投棄は犯罪であり、その対策については、これまでから警察と連携 │ │    │し、市内パトロールに取り組んでおりますが、今後は市として防犯カメラの│ │    │さらなる活用を行うとともに、不法投棄がされにくい環境整備について、引│ │    │き続き市民や事業者等への啓発に努めてまいります。          │ │    │ また、不法投棄禁止看板については、ご提案のとおり従来のデザインに加│ │    │え、まちの美観や市民の目につきやすいよう「もり吉」を描いた新たな看板│ │    │を製作してまいります。                       │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│5 受験シーズンを控えた大切な時期の学校でのコロナ対策の充実について│ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 新型コロナウィルスの流行は、冬場に入りまた拡大していて、より一層の│ │    │対策に注意を払う必要があります。                  │ │    │ 学校現場においては、しっかりと注意を払いながら授業等の運営をしてい│ │    │ただいていると思うし、教育現場の皆様の努力には脱帽の思いです。   │ │    │ これからは受験シーズンという、子供たちの将来を左右させる重要な時期│ │    │がやってきます。もちろん、受験だけが全てなわけではありませんが、子供│ │    │たちにとって、重い意味を持つものであることは間違いがありません。  │ │    │ そこで、各校に対して、今以上より一層、細心の注意を払って、校内校外│ │    │における的確なコロナ対策を子供たちに指導したり、校内での対策を徹底し│ │    │たりできるように、各校への支援・通知・連携や各校で実施している感染症│ │    │対策の把握を教育委員会として、しっかりと行っていただきたいのですが、│ │    │いかがでしょうか。                         │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 教育委員会としましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策とし │ │    │て、各校への非接触型体温計や施設用消毒液の配付等を行うとともに、校長│ │    │会と緊密な連携・調整を図り、感染状況の変化に応じて「新型コロナウイル│ │    │ス感染症拡大防止に係る留意点」を更新し通知するなど、各校の取組状況を│ │    │把握しながら指導・支援してきたところです。             │ │    │ 高校入試については、生徒にとって将来を左右する重要なものであること│ │    │から、校内での感染症対策により万全を期すとともに、大阪府公立高等学校│ │    │入学者選抜等における新型コロナウイルス感染症に係る配慮事項が示され次│
    │    │第、速やかに学校に周知徹底するなどして、生徒がより安心して受験できる│ │    │よう努めてまいります。                       │ └────┴──────────────────────────────────┘ ○一般質問(水原慶明議員)             令和2年12月定例会一般質問(文書質問)について 3.水原 慶明議員 ┌────┬──────────────────────────────────┐ │質問項目│1 さくら小学校移転に伴う新通学路について             │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ さくら小学校移転に伴う新通学路について伺います。         │ │    │ 令和3年4月1日に守口市立さくら小学校が仮校舎から新校舎へ移転する│ │    │ことに伴う新たな通学路について、小学校が中心となって保護者の皆様をは│ │    │じめとする関係者と協議を行い、この度、選定の運びとなったところです。│ │    │ 私も、先日、児童やPTA、見守り隊の皆様と共に「新通学路体験会」に│ │    │参加してまいりました。新たな通学路を歩きますと、車両の交通量が多い場│ │    │所や路面補修が十分に行われていない場所も多く、児童が日常的に歩く通学│ │    │路としては危険ではないか、と感じる場所が複数箇所存在しました。一緒に│ │    │歩いた保護者の方々からも、児童が交通事故に遭うことを防ぐため、現在設│ │    │置されているグリーンベルトや縁石から、より安全性の高い横断防止柵等に│ │    │替えてほしい、という声が挙がり、私もまったく同感であります。    │ │    │ 文部科学省総合教育政策局の資料によれば、児童・生徒が交通事故に遭っ│ │    │た場合の特徴として、年齢については、小学生は低学年になるほど歩行中の│ │    │交通事故が多くなっており、小学校1年生の歩行中の死者・重傷者数は6年│ │    │生の約3.6倍となっています。                   │ │    │ 事故に遭った状況については歩行中の事故が最も多く、また、歩行中の死│ │    │者・重傷者の約4割は「飛び出し」が原因であると報告されています。  │ │    │ 通学路として長期間使用されている道路であれば、危険な場所や安全対策│ │    │についての知見が蓄積されているため、教員・PTAによる見守りも行いや│ │    │すく、上級生が下級生をフォローすることも比較的容易です。しかしなが │ │    │ら、新たに選定された通学路ではそのような対策が講じにくく、行政による│ │    │対応が必要不可欠と考えます。                    │ │    │ 1年生の第1ピークは5月中・下旬であり、猶予はありません。新たなさ│ │    │くら小学校において、児童が安全に、そして充実した学校生活を送るため、│ │    │市が保護者の皆様や警察等の関係機関、さらには地域社会と緊密に連携し、│ │    │ソフト・ハード両面で通学時の安全を確保することが必要と考えますが、市│ │    │の見解を伺います。                         │ │    │ 特に、危険個所の調査・把握と安全対策は喫緊の課題です。危険個所への│ │    │ラバーポールをはじめとした安全性の高い設備・機器類の積極的な配備をは│ │    │じめ、早急に具体的な対策を講じられることが必要と考えますが、併せて見│ │    │解を伺います。                           │ │    │ このような問題は、新たに通学路が選定されるさくら小学校においては特│ │    │に緊急性が高い問題ですが、市の学校すべてに共通する課題であることは言│ │    │うまでもありません。                        │ │    │ 市として、これまでも様々な取り組みをされていることと思いますし、今│ │    │後、更なる強化をお願いするところですが、その中でも、児童・生徒が交通│ │    │事故につながるような危険な行動をとらないように指導することは特に重要│ │    │です。                               │ │    │ 児童・生徒に対して、交通安全対策を計画的に指導することが必要と考え│ │    │ますが、この守口市においてはこれまでどのように取り組み、今後はどのよ│ │    │うに進めていくのか、市の見解を伺います。              │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 通学路の安全対策につきましては、保護者、警察等の関係機関と連携して│ │    │実施する「子どもを守る防犯声かけパトロール」などの機会を通じて、危険│ │    │箇所の調査・把握を行い、グリーンベルトをはじめとする交通安全施設の整│ │    │備に努めており、今後も、通学路の安全性を高める対策を講じてまいりま │ │    │す。                                │ │    │ また、交通安全対策の計画的な指導につきましては、毎年、警察など関係│ │    │機関の協力のもと、交通安全教室を小学校・中学校及び義務教育学校におい│ │    │て実施しております。                        │ │    │ 今後も引き続き、保護者や地域、関係機関の協力が得られるよう連携を図│ │    │るとともに、通学路の更なる安全確保に努めてまいります。       │ │    │ なお、令和3年4月に開校するさくら小学校の新しい通学路につきまして│ │    │は、現在、放課後下校時における警備配置や整備箇所等の調整を行っている│ │    │ところです。                            │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│2 新型コロナウイルス対策と経済活動の両立について         │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 新型コロナウイルス感染症は、引き続き全国で新規感染者が発生し、国民│ │    │生活に大きな影響を齎しています。                  │ │    │ 罹患された方々並びにご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げま│ │    │す。                                │ │    │ 現在、感染拡大の「第三波」の中にあり、残念ながらこの大阪府でも感染│ │    │拡大に歯止めがかかっていません。こうした中で、感染拡大を防ぐためにご│ │    │協力くださっている市民の皆様、関係者の皆様、そして、市職員の皆様にお│ │    │かれましては、心身ともにお疲れのことと思います。改めて、そのご努力に│ │    │心より感謝申し上げます。                      │ │    │ 国においては、様々な新型コロナウイルス感染症対策が盛り込まれた第三│ │    │次補正予算が12月15日に、令和3年度予算が12月21日に閣議決定さ│ │    │れるなど、新型コロナウイルス対策と経済活動の両立を図るため、政府・与│ │    │党一丸となって強力に取り組んでいます。               │ │    │ 守口市においても、国の支援策を十分に活用するとともに、真に必要とさ│ │    │れている支援を独自に実施し、守口市における新型コロナウイルス対策と経│ │    │済活動の両立に全力を挙げていただきますようお願い致します。     │ │    │ その観点から、何点か提言を行いたいと思います。          │ │    │                                  │ │    │①市民の皆様に向けた分かりやすい支援策の紹介について        │ │    │ まず、市民の皆様に向けた分かりやすい支援策の紹介です。      │ │    │ 先ほど述べましたように、国においては新型コロナウイルス感染症対策と│ │    │経済活動の両立のため、個人・企業に向けた様々な支援策を講じています。│ │    │ これらの支援策は、関係府省等のホームページに分かりやすく記載されて│ │    │いるのですが、十分なインターネット環境を有していない方はそうした情報│ │    │にアクセスすることができません。                  │ │    │ また、支援策の数が多すぎて、必要な情報にたどり着く前に断念してしま│ │    │う方がいることも懸念されるところです。               │ │    │ だからと言って、国や府が国民や府民の一人一人に情報を直接届けること│ │    │は困難ですし、時間もかかります。                  │ │    │ そこで、市が広報誌をはじめとする様々な広報ツールを活用し、市民・市│ │    │内企業の皆様に国・府・市等が行う支援策の情報を提供することには大きな│
    │    │意義があると考えますが、いかがでしょうか。             │ │    │ 可能であれば、新型コロナウイルス感染症を理由として生活が苦しくなっ│ │    │た市民の方や、経営が不振となった企業の方に対して、必要な支援策を紹介│ │    │するワンストップの相談窓口を設けることができれば、市民・市内企業の皆│ │    │様にとっては大変に心強い味方となります。              │ │    │ 或いは、既存の福祉や産業振興の相談窓口において、国の支援策を適切に│ │    │紹介できるようにすることでも良いのではないでしょうか。       │ │    │ 市の見解を伺います。                       │ │    │                                  │ │    │②濃厚接触者の方への支援について                  │ │    │ 次に、濃厚接触者の方への支援です。                │ │    │ 新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、│ │    │或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方、いわゆる│ │    │「濃厚接触者」の方は、新型コロナウイルス感染症患者と接触があった日の│ │    │翌日から14日間は、外出を自粛し、健康観察を行っていただくことになっ│ │    │ています。                             │ │    │ ご本人の健康と感染拡大を防止するため、必要な措置だと考えてはおりま│ │    │すが、課題もあります。                       │ │    │ それは、外出を自粛するいわゆる「自主隔離」の期間中に仕事をすること│ │    │ができず、収入が得られない場合があることです。           │ │    │ 仕事を行う中で新型コロナウイルスに感染した場合に、民間企業であれば│ │    │労働災害、公務員であれば公務災害の対象となり、休業補償が支給されま │ │    │す。しかし、濃厚接触者については、労働災害・公務災害の要件である「傷│ │    │病による療養」に該当しないため、労働災害・公務災害として認定されず、│ │    │休業補償が支給されないのです。                   │ │    │ もちろん、国においては「濃厚接触者」への支援策も講じており、公務員│ │    │は有給で休暇を取得することが可能であり、同様の取扱いを行っている企業│ │    │も多くあります。                          │ │    │ また、休業手当を受けられない中小企業社員の方は新型コロナウイルス感│ │    │染症対応休業支援金・給付金を受給可能であり、個人事業主の方であれば収│ │    │入が減った分について持続化給付金を受給できます。          │ │    │ しかしながら、これらの要件に該当しない方もおられ、そのような方々は│ │    │感染拡大を覚悟して働き続けるか、収入の減少を覚悟して自主隔離するかの│ │    │選択を迫られるのです。                       │ │    │ 濃厚接触者となった理由がプライベートでの活動であれば、それもやむを│ │    │得ない部分もあるかもしれません。しかしながら、公務や業務により濃厚接│ │    │触者となった方はどうでしょうか。                  │ │    │ その典型的な例が消防団の方々です。ご案内のとおり、消防団の方々は本│ │    │業を持ちながら、平常時・非常時を問わずその地域に密着し、住民の安心と│ │    │安全を守るという重要な役割を担ってくださっています。その消防団の方々│ │    │が、公務により「濃厚接触者」となって14日間の自主隔離を行った場合、│ │    │公務災害とはならず、休業補償は支給されません。その方が、新型コロナウ│ │    │イルス感染症対応休業支援金・給付金や持続化給付金の対象要件も満たさな│ │    │い場合、例えば、自営業者の方で当月の売り上げの減少率が45%であった│ │    │場合には、公務により濃厚接触者となり、自主隔離を行ったにも関わらず、│ │    │何の給付も受けることができないのです。               │ │    │ 守口市の消防団の皆様は、本業を持ちながら、市民の安心、安全を守るた│ │    │めに日夜尽力してくださっています。このような方々が、公務による感染者│ │    │は公務災害として休業補償を給付されているにも関わらず、公務により濃厚│ │    │接触者になった場合には何の給付も受けられない、ということが妥当なので│ │    │しょうか。                             │ │    │ 市は消防を管理する立場にあり、消防機関を通じて消防団に指揮監督を行│ │    │う立場にあり、そして、市民の安全と安心に責任を持つ立場にあります。国│ │    │の制度上、給付することができないのであれば、市が何らかの給付を行うこ│ │    │とが妥当と考えますが、市の見解を伺います。             │ │    │ 併せて、消防団以外でも、他の給付を受けることができない濃厚接触者の│ │    │方に対して、一定の給付を行うことを検討するべきと考えますが、見解を伺│ │    │います。                              │ │    │                                  │ │    │③子どもの感染拡大防止に向けた取組について             │ │    │ 次に、子どもの感染拡大防止に向けた取組です。           │ │    │ 12月13日の朝日新聞によれば、大阪市では子どもの感染も拡大してい│ │    │ると警鐘を鳴らしています。大阪市内の市立小中学校や保育施設などに通う│ │    │児童・生徒の感染者は11月に141人となり、「第2波」で最多だった8│ │    │月の2倍以上にもなったとのことです。大阪市全体での11月の感染者数が│ │    │8月の1.4倍ですから、これは感染拡大が深刻化していると捉えるべきで│ │    │しょう。                              │ │    │ 新型コロナウイルスの感染拡大は、世代を超えてすべての市民にとって深│ │    │刻な問題ですが、身体が成長しきっておらず、判断力も十分ではない子ども│ │    │の感染拡大は、特に憂慮すべき問題と考えます。            │ │    │ 近接する大阪市において子どもたちの感染拡大が指摘されている中におい│ │    │て、この守口の子どもたちを新型コロナウイルスから守るため、取組を徹底│ │    │することが必要です。                        │ │    │ そこで、まず、この守口市における子どもたちの新型コロナウイルス感染│ │    │の現状と、講じている施策について伺います。             │ │    │ 加えて、大阪市で子どもの感染が拡大しているのであれば、その現状と対│ │    │策を大阪市に問い合わせ、得られた知見を守口市における現状把握と対策に│ │    │活かすことも重要と考えますが、見解を伺います。           │ │    │ そして、公立の小中学校や認定こども園、児童クラブにおいて感染防止対│ │    │策と感染者が判明した場合の対応について再度徹底するとともに、私立の幼│ │    │稚園・保育園・こども園等と緊密に連携し、必要な感染対策を講じるととも│ │    │に、保護者の方々へ子どもの感染を防ぐための留意点等について改めて周知│ │    │するべきと考えますが、見解を伺います。               │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│① 市民の皆様に向けた分かりやすい支援策の紹介について       │ │    │ 新型コロナウイルス感染症の支援策に関する広報については、広報誌及び│ │    │ホームページへの掲載や各種SNSを通じ、市民の皆さんに分かりやすい情│ │    │報発信に努めております。                      │ │    │ また、インターネット環境を有していない方への情報提供については、市│ │    │内全域に支援策をまとめたチラシを全戸配布しているところです。    │ │    │ さらに、新型コロナウイルスの影響により経済的・社会的にお困りの方に│ │    │向けたワンストップの相談窓口については、本年6月1日から、生活に困窮│ │    │されている方の支援を行っている「くらしサポートセンター」内に「新型コ│ │    │ロナウイルス市民生活支援総合センター」を開設し、相談体制も充実した上│ │    │で、様々なご相談に対応しております。                │ │    │ 今後とも、関係機関をはじめ、庁内各部局における連携や情報共有を十分│ │    │に行い、市民の皆さんが、より円滑に必要な支援策等の情報を入手すること│ │    │ができるよう、努めてまいります。                  │ │    │                                  │ │    │② 濃厚接触者の方への支援について                 │
    │    │ 本市消防団員は、本業などを持ちながらもその職責を全うするため、緊急│ │    │事態宣言以降、新型コロナウイルス感染症予防のための広報活動等に日々従│ │    │事していただいています。                      │ │    │ 消防団員は、常勤の一般公務員とは異なり、地方公務員法上の非常勤の特│ │    │別職地方公務員でありますので、公務執行が原因で新型コロナウイルス陽性│ │    │者又は濃厚接触者と特定され本業を休まざるを得なくなった場合、適用され│ │    │る休業補償制度はありません。このため、陽性判明による自宅療養や宿泊療│ │    │養、濃厚接触者に指定されたことによる休業期間については、一般疾病によ│ │    │る入院の場合と同様に、「消防団員等福祉共済」による入院見舞金の支給が│ │    │可能とされています。                        │ │    │ しかしながら、消防団は、法律に基づき全国に設置された地域防災力の中│ │    │核とも位置付けられた消防機関でありますことから、団員の休業補償につい│ │    │ては全国一律の統一的な制度のもと保証されることが望ましく、国において│ │    │根本的な対策を講じて頂くことが重要と考えます。従いまして、今後、大阪│ │    │府や日本消防協会とも連携して消防団員の公務に付随しての感染や濃厚接触│ │    │者への指定に伴う休業補償について、何らかの措置が講じられるよう国に対│ │    │して働きかけてまいりたいと存じます。                │ │    │ なお、消防団員以外で公の仕事に従事していただいている方の休業補償に│ │    │ついては、国において法律改正等を含め、その要否を判断すべき事柄と考え│ │    │ますので、国の動向を注視してまいります。              │ │    │                                  │ │    │③ 子どもの感染拡大防止に向けた取組について            │ │    │ 公立認定こども園をはじめとする、こども関連施設では、マスクの着用や│ │    │手洗いの励行はもとより、定期的に消毒作業や部屋の換気を実施するなど、│ │    │感染症対策を徹底した上で保育等を実施しています。また、市内の私立認定│ │    │こども園等においても、同様に取り組まれており、適宜メールなどにより、│ │    │情報共有を図っています。                      │ │    │ 新型コロナウイルスについての状況は、日々変化していることから、今後│ │    │も最新の情報を入手するため、適宜、近隣市との情報共有にも努めます。 │ │    │ また、施設利用者に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が判明した場合│ │    │の対応などについては、保健所が実施する疫学調査への協力や保護者の皆さ│ │    │んへの周知など、施設としての緊急対応業務が多岐にわたることから、その│ │    │ノウハウ等についての情報共有は、早期に感染症の拡大を防止する上で重要│ │    │であると認識しており、今後は一層の情報共有を図るべく、私立認定こども│ │    │園等との連携を強化してまいります。                 │ │    │                                  │ │    │ 教育委員会としましては、感染状況の変化に応じて、「新型コロナウイル│ │    │ス感染症拡大防止に係る留意点」を更新し、各校へ通知し指導するととも │ │    │に、非接触型体温計や施設用の消毒液の配付等、新型コロナウイルス感染症│ │    │防止策を講じてまいりました。                    │ │    │ 9月以降、児童生徒及び教職員の感染が確認されたことから、12月21│ │    │日時点では、9校で臨時休業を行うとともに、大阪府モデルのレッドステー│ │    │ジ1への移行後においては、感染リスクの高い教育活動の制限等の措置を講│ │    │じております。                           │ │    │ 新型コロナウイルスについての状況は、日々変化していることから、今後│ │    │も適宜、最新の情報を入手するため、大阪市を含む近隣市との情報共有に努│ │    │めます。                              │ │    │ また、感染した児童生徒の多くが家庭内感染とみられることを踏まえ、保│ │    │護者に対し、家庭での感染症対策に努力いただくよう、文書やホームページ│ │    │等で周知するとともに、引き続き市長部局と連携し、感染症対策の徹底に努│ │    │めてまいります。                          │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│3 美化清掃活動団体への支援について                │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 美化清掃活動団体等は、平成27年度から令和元年度にかけて、約3分の│ │    │2に減少している。この減少要因は、把握しているのか。        │ │    │ また、美化清掃活動団体等への支援は、清掃活動から排出されたゴミの回│ │    │収、清掃用具の提供のみであるが、美化清掃活動団体が減少し、清掃できな│ │    │くなった場合、市直営では難しく、業者への業務委託でも膨大な費用がかか│ │    │る。                                │ │    │ そこで、支援内容を追加し、登録されている団体だけでなく、登録してい│ │    │ない町会・老人会等にも登録を促し、その労に報いる為、報奨金を出し、会│ │    │の運営資金の一助としてもらえれば良いと考えるが、いかがか。     │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 地域の美化活動に携わっておられる市民の皆さんは、高齢の方々が多くな│ │    │ってきていることや、新たに美化活動に参加される方が少なくなっているこ│ │    │と等により、活動団体は減少傾向にあると認識しております。      │ │    │ 市民の皆さんや事業者の方々にご協力いただきつつ、市と一体となってま│ │    │ちの美化に取り組んでいくことは、市として重要と考えており、活動いただ│ │    │いている団体に対しては、これまでから清掃用具の配布等により支援してい│ │    │るところですが、美化活動は、原則としては地域の自主的な活動として行っ│ │    │ていただいているものであることから、報奨金については考えておりませ │ │    │ん。                                │ │    │ 市としては、今後も美化活動団体との意見交換を行い、引き続き活動に必│ │    │要な支援を実施していくとともに、地域における活動の場が更に広がるよ │ │    │う、新たな団体の結成促進に向け、広報誌やホームページ等を通じて、啓発│ │    │に努めてまいります。                         │ └────┴──────────────────────────────────┘ ○一般質問(福西寿光議員)             令和2年12月定例会一般質問(文書質問)について 4.福西 寿光議員 ┌────┬──────────────────────────────────┐ │質問項目│1 売却予定市有地の地域での活用(おおくぼ幼稚園跡地の活用)について│ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 新型コロナウィルスによる感染が急速に拡大している中、不要不急の外出│ │    │を控える等により、物理的にも精神的にも、人と人との距離が広がってお │ │    │り、地域のコミュニティの活力が失われつつあるように思われます。その一│ │    │方、高齢化が進む中、今後益々、地域コミュニティの活性化は、重要な行政│ │    │課題であると言えます。                       │ │    │ そこで、市民の財産である売却予定市有地の活用を提言いたします。市有│ │    │地については、機械的に売り払うのではなく、まず地域の声に耳を傾けてい│ │    │ただきたいと思います。その上で、地域コミュニティの活性化に役立つので│ │    │あれば、土地の一部を地域で活用してもらうようにしてはいかがかと考えま│ │    │す。また、跡地を地域で活用していただくのにあわせて、周辺道路等のイン│ │    │フラ整備にも、是非取り組んでいただければと考えます。        │ │    │ まず現状ですと、おおくぼ幼稚園跡地の地域での活用について考えること│ │    │ができます。地元の皆さんは、長年に亘り、地域住民が気軽に交流できる会│ │    │館の建設を切望しておられました。しかし、適当な土地が見当たらず、実現│
    │    │できないまま今日に至っております。そこで、おおくぼ幼稚園跡地の地域で│ │    │の活用を前向きに検討していただけたらと思います。          │ │    │ 地域で愛されていたおおくぼ幼稚園の歴史に幕が下ろされ、元気な子供た│ │    │ちの声が聞こえなくなったことは、地域の人々にとって寂しい限りです。だ│ │    │からこそ、その跡地を活用して、地域住民の皆さんの長年の夢を実現させる│ │    │ことには格別の意味があると、私は考えます。             │ │    │ コロナ禍で、閉塞状況にある地域コミュニティに、夢を与え得るような答│ │    │弁を求めます。                           │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 未利用地の活用については、庁内で活用可能性を検討し、活用見込みのな│ │    │いものは、売却による収入を将来の市民サービス、施設整備に備えて基金に│ │    │積み立てることを基本としています。                 │ │    │ 旧おおくぼ幼稚園跡地の活用につきましても、地域のニーズを含め、その│ │    │公的利用について庁内で検討した上で市として活用見込みのない部分につい│ │    │ては売却する方針です。                       │ │    │ 残る用地については、地元消防団の車両等を格納する分団倉庫を旧よつば│ │    │小学校の公園整備に伴い移転させ、再整備するとともに、ご質問の地域住民│ │    │が気軽に交流できる集会所整備につきましては、他地域との公平性を勘案し│ │    │つつ、地域の負担と管理運営体制の確保を前提に、地域コミュニティ活動の│ │    │更なる活性化に資する方向での土地利用について、早期に地域の方々と協議│ │    │して進めてまいりたいと考えております。               │ │    │ なお、同地の売却及び一部整備に併せて現在、変形となっている隣接道路│ │    │も今回、歩道部分の拡幅などを含めた形状変更を行う道路改良を実施してま│ │    │いります。                             │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│2 新型コロナウィルスに感染した児童・生徒のプライバシー情報の厳格な│ │    │管理について                            │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 現在、新型コロナウィルスの感染が拡大しておりますが、それは、学校現│ │    │場においても例外ではありません。その際、児童・生徒が感染者だと特定さ│ │    │れた場合、いじめにつながる危険性があるのではないかと、当然予見してお│ │    │くべきであります。また、学校そのものが、心無い風評被害に遭う危険性も│ │    │考えられます。このようなことからも、感染した児童・生徒のプライバシー│ │    │情報の厳格な管理が、学校側には求められます。            │ │    │ ところで、このプライバシー情報の管理に関して、次のような話を耳に致│ │    │しました。とある学校において児童の感染が判明し、保健所からの指示を受│ │    │け、関係する児童に対し、学校側からPCR検査を受けるように連絡をし │ │    │た。連絡を受けた児童が、家族と一緒に当該病院に出向いた際、他の児童も│ │    │検査を受けるため、同じ時間帯に集まって来ていたそうです。そのため、ど│ │    │の児童が感染していたのか、おおよその見当がついたとのことでありまし │ │    │た。                                │ │    │ 検査を受ける時間の設定は、保健所の指導に基づいたり、病院の都合を考│ │    │慮されたりして行われるのではないかと推測いたします。しかし、仮にそう│ │    │であったにせよ、学校側として、感染者の特定につながらないように、さら│ │    │なる配慮が必要なのではないでしょうか。また、感染者に対するいわれなき│ │    │差別やいじめ等がおこらないよう、学校現場における教育的指導にも、十二│ │    │分に取り組んでいただきたいと思います。教育委員会の答弁を求めます。 │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 教育委員会としましては、本市の児童生徒等に新型コロナウイルス感染症│ │    │の罹患者が確認された際には、学校内での感染拡大防止を第一として、保健│ │    │所が実施する疫学調査等に全面的に協力し対応しているところです。   │ │    │ その際、保健所においては、関係する児童生徒等のプライバシーに十分配│ │    │慮されていると認識しておりますが、プライバシー保護については、厳格な│ │    │管理がなされるよう、今後も保健所と連携を密にしてまいります。    │ │    │ 同時に、感染した児童生徒等に対する差別や偏見、誹謗中傷等が生起しな│ │    │いよう十分留意する必要があることから、今後も、学校が生徒指導及び人権│ │    │教育の観点から、児童生徒が新型コロナウイルス感染症について正しく理解│ │    │するための取組みを引き続き推進するとともに、その取組みを保護者に対し│ │    │て適宜発信し、理解と協力が得られるよう、教育委員会として学校を指導・│ │    │支援してまいります。                        │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│3 子ども医療助成制度の対象者を18歳まで拡充することについて   │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 子ども医療助成制度の対象者を18歳まで拡充することについては、我が│ │    │会派の阪本議員が、「安心して子どもを産み育てる環境を整備するためにも│ │    │重要な施策である」として、昨年の12月議会において取り上げておりま │ │    │す。                                │ │    │ その際、「本市の子育て支援施策のさらなる充実と、子育てに優しいまち│ │    │守口の実現に寄与しますことから、財源の確保も含め、その実現に向けて努│ │    │力をしてまいります。」との前向きな答弁がありました。現行のコロナ禍に│ │    │おいて、先の見通せない時間が過ぎていく中、子ども医療助成制度を拡充す│ │    │ることは、子育て世代に一条の光明をもたらすものと確信いたします。この│ │    │ことが、若い世代の定住促進につながり、守口市の発展に大いに寄与するも│ │    │のと思われます。一日も早く、子ども医療助成制度の対象者を18歳まで拡│ │    │充すべきだと考えます。昨年の12月議会での前向きな答弁を踏まえた上で│ │    │の答弁を求めます。                         │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 子ども医療助成制度については、これまでも、子育て世帯の経済的な負担│ │    │の軽減につながることから、セーフティネットにとどまる府の助成制度を上│ │    │回って、市独自に助成対象年齢を中学校卒業まで拡充し、積極的に子どもの│ │    │健全な育ちをサポートしてきたところです。              │ │    │ ご提案の対象者を18歳まで拡充することについては、次期総合基本計画│ │    │においても重要政策と位置付けている子育て支援施策の更なる充実や子育て│ │    │世帯の定住にも大きくつながるものであることから、コロナ禍での子育て世│ │    │帯の生活支援の観点も込めて、財源確保の見通しをつけた上で、令和3年度│ │    │中の実現に向けて、精力的に取り組んでまいります。          │ └────┴──────────────────────────────────┘ ○一般質問(土江俊幸議員)             令和2年12月定例会一般質問(文書質問)について 5 土江 俊幸議員 ┌────┬──────────────────────────────────┐ │質問項目│1 コロナ第三波における市の支援策、活性化策について        │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 大阪モデルで赤信号が灯り、外出自粛要請や営業時間短縮要請などで、再│ │    │び経済は苦しい状況にある。現在の状況において、国や府の予算によるもの│ │    │だけではなく、守口市独自の現状に対する支援策、活性化策も必要と考える│ │    │がいかがか。                            │ │    │ 初回の販売で全体の6割しか購入されなかった「守口市スーパープレミア│
    │    │ム付き商品券」の再販売ではなく、4月に提言した市民全員にいきわたる税│ │    │金や保険料、または上下水道などの減免措置、学校給食の無償化の延長な │ │    │ど、実施に要する経費がかからず、すぐに実施でき、市民が平等に恩恵を受│ │    │けることができる施策が有効と思われるがいかがか。          │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 本市としては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、多大な影響│ │    │が生じている市民生活の安定や、事業者の経済活動を支援するため、この │ │    │間、市独自の市民生活緊急支援措置として、守口市スーパープレミアム付商│ │    │品券や事業活動継続支援金等を始めとするさまざまな支援策を実施してきた│ │    │ところです。                            │ │    │ 感染拡大状況に、未だ収束の見通しが立たない中においては、今後も市民│ │    │の皆さんや事業者の方々に寄り添った支援策が必要であることから、新型コ│ │    │ロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加分等を有効に活用し、市│ │    │民生活を幅広く視野に入れ、市民の声にも耳を傾けつつ、市として必要性が│ │    │高く、より効果的な事業を速やかに実施してまいります。        │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│2 コロナ対策予算の合計額                     │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 今年度、新型コロナ感染拡大に伴い、感染拡大防止策や各種の補助金、助│ │    │成金施策が行われる際に国や府から交付金が交付されている。第1次分及び│ │    │第2次分としての新型コロナウイルス感染症地方創生臨時交付金の合計額と│ │    │大阪府支出の補助金があれば、それぞれでいくらか。          │ │    │また、守口市独自で行われた施策の予算総額はいくらか。        │ │    │ 加えて、今後、市独自の新型コロナ感染拡大防止策や各種補助金や助成金│ │    │の支給に関し、何に、いくらぐらい予算を充てようと考えているのか。  │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 新型コロナウイルス感染症対策予算の合計額でございますが、まず、本市│ │    │の地方創生臨時交付金は、すでに1次、2次分として総額約15.6億円の│ │    │交付決定を受け、予算措置しております。また、その他新型コロナウイルス│ │    │感染症関連として定額給付金支給の財源などとして、国庫支出金を約152│ │    │億円、また、府支出金は約1億円を歳入として予算措置しております。  │ │    │ 次に、本市の新型コロナウイルス感染症対策関連経費としましては、今次│ │    │定例会に提出いたしました補正予算第6号を含め、本市の地方創生臨時交付│ │    │金として交付決定された総額約15.6億円の活用を見据えつつ、市単独事│ │    │業として、総額約22.3億円を予算措置してまいりました。      │ │    │ 今後の新型コロナウイルス感染症対策については、引き続き感染拡大を防│ │    │止するとともに、感染拡大の影響を受けている市民生活の安定や事業者の経│ │    │済活動を支援するため、現下の感染状況や経済情勢を踏まえ、国の第3次補│ │    │正予算で措置される地方創生臨時交付金の追加分等を活用して、時機を逸す│ │    │ることなく臨機に対応し、コロナ禍の市民の安全・安心の確保に全力を挙げ│ │    │てまいります。                           │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│3 GIGAスクールについて                    │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 児童・生徒の保護者の方からGIGAスクールに関しての情報がほとんど│ │    │なく、よくわからないと聞く。家庭でのタブレットの活用を予定しているの│ │    │であれば、保護者への理解も必要と思うが、どのような説明をしているの │ │    │か。                                │ │    │ また、GIGAスクールが全国で実施され、学習機会の保障や学力向上な│ │    │どすべてが解決するとは思えない。タブレットはツールであり、活用方法に│ │    │差がなければ、全国レベル全体が底上げされて他との差異化は難しいと思わ│ │    │れる。                               │ │    │ この状況下において、対面による研究授業も難しい中、守口市の教員の中│ │    │で独創的な授業や有効活用方法のネットでの共有を考えられてはいかがか。│ │    │ 加えて、今後の守口の子ども達の学力向上にGIGAスクール以外に市独│ │    │自で何の教育が必要と考えているか。                 │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ GIGAスクール事業については、これまで、保護者向けのチラシの配 │ │    │付、ホームページや広報誌への掲載を通じて、その目的や活用方法等を周知│ │    │しております。今後も引き続きGIGAスクール事業の意義や内容について│ │    │保護者の方々にわかりやすい周知に努めるとともに、家庭での端末使用にあ│ │    │たってのマニュアル等の配付や、学校だより等を通じた各校での活用状況の│ │    │発信についても行ってまいります。                  │ │    │ また、現在のコロナ禍においては、対面による研修の実施が困難なため、│ │    │研究授業のオンライン配信や研修用動画の視聴による研修会を実施していま│ │    │す。こうした研修会の実施に加え、集約型サーバで全教職員が閲覧できる仕│ │    │組みを活用し、教員の専門性が活かされた効果的な授業実践等を全校で共有│ │    │してまいります。                          │ │    │ 教育委員会としましては、今後もGIGAスクール事業の取り組みと合わ│ │    │せ、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の推進や自学自習力│ │    │の育成に向けた家庭学習習慣、読書習慣の定着等、市独自の学力向上プラン│ │    │に基づいた具体的な取組みが必要と考えておりますことから、児童生徒の確│ │    │かな学力の向上に向け、こうした取組みをより一層推進してまいります。 │ └────┴──────────────────────────────────┘ ○一般質問(松本満義議員)             令和2年12月定例会一般質問(文書質問)について 6 松本 満義議員 ┌────┬──────────────────────────────────┐ │質問項目│1 おくやみハンドブック作成について                │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 親族が亡くなった際の手続きは、申請書の種類も関係窓口も多く、年金や│ │    │保険、税など多岐にわたり、時間も労力もかかり、心の負担にもなっていま│ │    │す。会派として昨年12月におくやみ窓口の設置を要望いたしましたが、手│ │    │続きの一本化は困難であり、設置の考えには至らないとの答弁でした。しか│ │    │し、その後も市民からは手続きに対する負担軽減や、庁舎内の案内・相談の│ │    │充実を求めるお声を伺っています。国が今年5月、新システム「おくやみコ│ │    │ーナー設置ガイドライン・自治体支援ナビ」を開発・作成し希望の自治体に│ │    │提供を始めています。専用の窓口を設け遺族の状況に応じて必要な手続きを│ │    │抽出し、申請書作成の補助、受付、関係する課への案内を行う、ワンストッ│ │    │プサービスの提供を行います。今後このシステムも検討して頂き、豊中市、│ │    │摂津市等が作成しているような、まずはどこから手をつけていいか分からな│ │    │い手続きの多さ・複雑さを分かりやすく案内するおくやみハンドブックを作│ │    │成し、ご遺族に寄り添った負担の軽減を行ってはいかがでしょうか。市のお│ │    │考えをお聞かせください。                      │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 現在、死亡届の受付時において、各種手続の流れや受付窓口を記載したパ│ │    │ンフレットをお渡しし、ご案内しております。             │ │    │ 今後は、ご提案のようなおくやみハンドブックの作成に向け、現在のパン│
    │    │フレットを改訂し、わかりやすい説明を加え、手続に必要となる書類、申請│ │    │期限、チェックリストなども付加した冊子を作成・配布することで、市民の│ │    │皆さんが少しでも負担なく、より円滑に手続きを行っていただくことができ│ │    │るよう努めてまいります。                      │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│2 学校図書館の充実について                    │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 言うまでもなく学校図書館は子どもたちにとって一番身近な図書環境で │ │    │す。                                │ │    │ その充実について、これまで市議会公明党から様々な角度で何度も提案、│ │    │要望を繰り返してきました。                     │ │    │ まず、学校図書館の電算化について、市議会公明党としてH28年6月、│ │    │H29年2月、H31年2月に議会質問を行い、最新では「学校図書館が市│ │    │立図書館と連携したネットワークを構築し、相互に利用可能な図書管理シス│ │    │テムを整備することは、市立学校の生徒たちはもとより、市民の読書活動を│ │    │推進する上では効果的であると理解しているが、まずは学校図書館の電算化│ │    │について進めてまいりたい」との答弁をいただきました。その後の進捗はい│ │    │かがでしょうか。                          │ │    │ 電算化は、長年、先延ばしになり続けていますが、これだけ学習面でもオ│ │    │ンライン化が進み、学校図書館の電算化は当たり前になっている中で、完全│ │    │に取り残されている守口市の現状は、子育て・教育に力点を置く市として、│ │    │本末転倒と言わざるを得ません。                   │ │    │ さらに、答弁でも触れてくださっている、市立図書館と連携したネットワ│ │    │ークの構築、そして、最重要施策とも言える専任司書の配置による全学校図│ │    │書館の毎日開放についても、委員会でも申し上げましたが、長らく教育委員│ │    │会の計画に上がりながら今なお進んでいません。            │ │    │ 費用が捻出できなかったこれらの施策を、旧さつき小学校跡地が予期せぬ│ │    │高額で売却できた今こそ、実行していただきたいと思います。      │ │    │ この売却益から、がんばる守口助け合い基金に5億、公共施設等整備基金│ │    │に12億円の積み立てが予定され、教育分野には、6.6億円です。   │ │    │ 市民のための様々な使途は歓迎しますが、教育財産の売却益ですので、ま│ │    │ず、子ども達の図書環境、ひいては学習環境の充実につながる専任司書の配│ │    │置、学校図書館の電算化、さらに市立図書館と連携したネットワークの構築│ │    │に使っていただきたいと考えます。お考えをお聞かせください。     │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 学校図書館の電算化については、今年度開館した市立図書館とのネットワ│ │    │ーク構築も見据え、相互に活用が可能な状態に整備することが重要であると│ │    │の考えに変わりはないところです。                  │ │    │ 教育委員会としましては、学校図書館の効果的な活用に向け、現在、モデ│ │    │ル校で各教科等の授業における計画的な学校図書館の利活用について研究す│ │    │るとともに、図書の電算化やネットワーク構築、学校司書の配置についての│ │    │検討も含め、子どもたちの読書活動の推進に努めてまいります。     │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│3 感染症下の避難所運営モデルについて               │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ レッド・レベルで医療が逼迫している。過去の自然災害を見ても、災害は│ │    │時を選ばす輻輳することも十分に考えられる。万全な複合災害対策は感染症│ │    │鎮静後に行うとしても、感染症下の基本的な避難所設置方針と運営モデルを│ │    │行政の責任として用意しておく必要があるのではないか。        │ │    │ 少なくとも、在宅避難と避難所の在り方、避難所での健常者と感染者ある│ │    │いは感染可能者分離のためのレイアウト、感染判定方法などの大枠だけでも│ │    │決めておくべきだろう。いずれにしても、発災時から避難所の設置、初期の│ │    │段階において今まで以上に細やかな対応が必要となる。運営モデルを核とな│ │    │る運営者との間だけでも、共通認識としておく必要があると考えるが如何 │ │    │か?                                │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ コロナ禍における避難所運営方法としては、自主避難のケースと、避難勧│ │    │告等の発令時で対応が異なりますが、基本的には陽性患者やその濃厚接触 │ │    │者、体調が悪い方などは健康な避難者や基礎疾患を有する避難者と分離して│ │    │避難頂き、二次感染を防止する観点で必要な措置を講じます。      │ │    │ コロナ禍においては、在宅避難も検討いただくよう市ホームページを通じ│ │    │て呼びかけを行っているほか、避難所開設及び運営の手順については、ご指│ │    │摘のような健常者と感染者等の分離、避難スペースのレイアウト、他の避難│ │    │者から分離すべき方の判別法などを含め、「新型コロナウイルス対策を踏ま│ │    │えた避難所開設運営マニュアル」を策定いたしました。このマニュアルに加│ │    │え消毒等に関する参考資料や避難所で使用する様式は避難所運営に従事する│ │    │者を含め全職員が随時参照できるよう庁内LAN環境で情報共有していま │ │    │す。                                │ │    │ さらに、今年度は、コロナ禍のため住民の皆様との避難所開設等の訓練は│ │    │見送らざるを得ない状況でしたので、新型コロナウイルス感染防止対策を踏│ │    │まえ災害にどう備えるか、住民の皆さんにわかりやすくお伝えする動画を制│ │    │作し、ユーチューブの市公式チャンネルで近く配信する予定です。この動画│ │    │コンテンツは、コミュニティ協議会や自主防災組織など、災害時に避難所運│ │    │営の核となって頂く地域の団体にもDVDとして配布しコロナ禍にあっても│ │    │その備えや意識を高めて頂けるよう活用と周知を図ってまいります。   │ │    │ なお、今後、感染状況が一定、改善したあかつきには、地域の皆様方に参│ │    │加をお願いし、感染症対策を踏まえた避難所開設、運営訓練を地域において│ │    │実施したいと考えております。                    │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│4 公園への防犯カメラ・ライトの設置について            │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 大枝公園もフルオープンして2年近くなり、日々多くの方々に利用して頂│ │    │き、賑わいをみせています。しかし、夜間におけるバイク乗り入れやスケー│ │    │トボードによる騒音や公共物の破損、ゴミの放置、飼い犬の糞の放置など、│ │    │非常に残念な心無い行為が散見され、近隣からの苦情を耳にします。毎朝散│ │    │歩や体操をしている人の中でゴミ拾いをして頂いている方々がいらっしゃ │ │    │り、その方からも先日、「市も何がしか対策をして欲しい。」とのご意見を│ │    │頂いています。またベンチが燃やされるボヤ騒ぎがあったとも聞いていま │ │    │す。大枝公園では、夜間においては警察への通報に頼る以外にない状況です│ │    │が、大きな事故が発生する前に、何らかの抑止力のある対策をすべきではな│ │    │いでしょうか。そこで大枝公園など、夜でも一定の利用者が見込まれる公園│ │    │には、防犯カメラ、及び人感センサーライトを設置してはどうでしょうか。│ │    │ 違法な行為や迷惑行為に対する抑止力を発揮するとともに、万が一の事故│ │    │や事件等が発生した時に警察の調査情報として活用して頂くためにも有効だ│ │    │と考えますが如何でしょうか。                    │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 公園の防犯や迷惑行為防止の対策としては、樹木や生垣の剪定等による見│ │    │通しの確保や、照明による明るさの確保、警察へのパトロール強化依頼等の│ │    │取組みを実施しております。                     │ │    │ 公園内の防犯カメラの設置については、プライバシーへの配慮など、慎重│
    │    │に対応した上で、近隣住民や公園利用者の安全安心確保の観点から、まず │ │    │は、大枝公園において指定管理者により防犯カメラを設置してまいります。│ │    │ なお、人感センサーライトについては、設置の予定はありませんが、大阪│ │    │府警の安全防犯指針においては、「園路において、照明灯により夜間の人の│ │    │行動を視認できる程度以上の照度を確保する」ことが定められており、今後│ │    │予定している水銀灯からLED照明への切り替え時において、照度の確保に│ │    │十分配慮してまいります。                      │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│5 守口市ホームページの改善について                │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 市ホームページの使い勝手について、これまで市議会公明党では、一般質│ │    │問等で何度も指摘をする中、改善され現在の形になっていますが、検索のし│ │    │づらさは現在も変わっていません。特に現在コロナ禍の状況下で、近隣6市│ │    │のHPを開いてまず目に付くのが、どのHPも新型コロナウイルス関連情報│ │    │のリンク画面が大きく貼り出されていて、内容も分かりやすくまとめられて│ │    │います。しかし、本市のHPの場合は、コロナ関連情報へのリンク画面が小│ │    │さく且つ、リンクを開いても内容のまとめ方が悪いため非常に分かりづらく│ │    │情報収集がしづらい構成になっています。市民の方からも「コロナ情報で知│ │    │りたいことを市HPで調べたが、検索が非常にしづらく知りたいことを調べ│ │    │られなかった」とのお声をいただきました。せっかく市HPをご利用いただ│ │    │いているのに、このようなお声をいただくのは非常に残念なことです。これ│ │    │までも指摘しているように、HPは市をアピールする顔の部分であり、利用│ │    │者に市政全般を知っていただくためのツールとして大変重要な役割を持って│ │    │います。そのため、現在のHPをもっと見やすく検索のしやすい仕様への改│ │    │善と、コロナ情報をトップページの上段に大きく分かりやすくリンク画面を│ │    │貼り出し、内容の検索もしやすくまとめていただきたいと要望いたします │ │    │が、如何でしょうか。                        │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ ホームページは、本市の市政情報や魅力を市内外に発信する重要な情報発│ │    │信ツールの1つとして、最大限の活用を行っています。         │ │    │ コロナ禍の現在においては、新型コロナウイルス感染症に関する情報を市│ │    │民の皆さんに迅速に発信するため、大阪府等からの情報があった場合は随時│ │    │ホームページの情報を更新しているところです。            │ │    │ 今後は、ホームページを利用される方が、多くの情報の中から必要な情報│ │    │を円滑に入手していただくことができるよう、これまで以上に検索しやす │ │    │く、使いやすく、親しみやすいホームページとしていくため、デザインやレ│ │    │イアウトの変更に取り組んでまいります。               │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│6 小中学校体育館のエアコンの設置について             │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ これまで我が会派として、毎年の予算要望の中に小中学校体育館のエアコ│ │    │ンの設置について要望して参りました。                │ │    │ 議会でも他会派から同様の質問がこれまで出てきております。     │ │    │ 小中学校の体育館のエアコン設置は、近年の猛暑の中での体育の授業はも│ │    │ちろんのこと、室内競技におけるクラブ活動など熱中症対策として必要性が│ │    │訴えられております。                        │ │    │ それと同時に、災害の際に避難所として指定されている小学校の体育館に│ │    │おいて、夏の猛暑での災害時に熱中症は大きな懸念の一つでもあります。 │ │    │ 更に今年9月に起きた台風10号では被害を受けた九州地方において、新│ │    │型コロナ感染症の影響で避難所の収容人数を大幅に減らさないといけないと│ │    │いう課題が浮き彫りにされました。                  │ │    │ そのような現状を考えた時、守口市においても有事の場合に指定避難所だ│ │    │けでは当然被災者を収容できない問題が出てきます。そこで臨時避難場所で│ │    │ある中学校の体育館においても指定避難所としての機能を考えなければなら│ │    │ない状況となる事が想定され、中学校体育館のエアコンの設置も喫緊の課題│ │    │となります。                            │ │    │ 大阪においては泉佐野市、箕面市で小中学校の体育館のエアコン設置が決│ │    │まり、全国を見ても埼玉県草加市、東京都の府中市、東大和市などにおいて│ │    │学校体育館にエアコンの設置が決まり順次計画が進められております。  │ │    │ 昨年度の教育委員会の見解は、「学校体育館のエアコン設置は防災・減災│ │    │対策のための地方債の対象であり、また従前からの学校施設環境改善交付金│ │    │の補助対象事業でありますが、国が示す交付採択方針での優先順位は低く、│ │    │交付を受けることは難しい状況となっており、今後の国の動向を注視する」│ │    │との旨の話がありました。                      │ │    │ 東大和市の例を見れば、国の緊急防災・減災債を活用し市の負担は3割 │ │    │に、更に都の補助金も活用して、その負担は大きく軽減できたとのことで │ │    │す。                                │ │    │ 「緊急防災・減災事業債」が今年度で終了するにあたり、守口市として今│ │    │年3月に国に期間延長を求める意見書を提出しております。また大阪府をは│ │    │じめ全国的に意見書が提出されております。今後の動向を踏まえ、期間が延│ │    │長された場合は、この機会を逃せば体育館のエアコン設置は財政的にも非常│ │    │に難しい状況となります。府の補助金についても要望しながら、早急に小中│ │    │学校のエアコン設置を進める事が重要であると思いますが、危機管理の観点│ │    │からまた教育委員会の観点からお考えをお聞きしたいと思います。    │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 危機管理に係る観点を含め教育委員会から一括してお答えいたします。小│ │    │中学校体育館へのエアコンの設置は、夏期の熱中症対策のみならず教育環境│ │    │の向上としても有効であると考えており、これまでも国の予算動向について│ │    │情報収集に努めるとともに、効果的な整備手法について研究を進めてまいり│ │    │ました。                              │ │    │ 国においては、体育館の建替えや全面的な改修工事に併せ、断熱性能を確│ │    │保した上で、冷暖房効率の良い施設整備を促進するとの方向性が示されてお│ │    │りますので、本市といたしましては今年度中に策定予定の学校施設整備計画│ │    │をふまえつつ、学校教育環境の改善向上に向けて既存校の老朽化対応などの│ │    │課題との優先順位をしっかりと吟味しながらより児童生徒が安全・安心な学│ │    │校生活を送ることができるよう検討を進めてまいります。また、こうした体│ │    │育館への空調設備の設置は災害時の市民の避難所環境としても意義あること│ │    │と考えますので市長部局ともしっかりと連携し、国庫補助の拡充やお示しの│ │    │「緊急防災・減災事業債」の延長なども見据え、本市の将来の財政負担に配│ │    │慮の上で、計画的な整備の実現に向け検討を急いでまいります。     │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問項目│7 文禄堤の活性化について                     │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│ 守口市において東海道57次の宿場町の風情を残す文禄堤は、重要な歴史│ │    │的資源であり、また数少ない観光資源でもあります。          │ │    │ 今も200mにわたりわずかにその景観を残し、4年前には市民のご寄付│ │    │により当時を彷彿とさせる「高札場」も再現されました。歴史学者によれば│ │    │「早くから開発が進んだ東海道ベルト地帯でこうした宿場町の雰囲気を残す│ │    │地域は少なく極めて貴重な街並み」との評価もされています。こうした中で│ │    │守口では地域や民間団体として、「歴史街道」再発見の活動も活発に行われ│
    │    │ています。しかし、このような活動がされているにも拘わらず、まだまだ市│ │    │民の方々や市外の方々に、「守口宿」の存在があまり知られていないのが現│ │    │状です。                              │ │    │ 東海道57次を守口と共に盛り上げようと様々な取り組みをしている静岡│ │    │県蒲原町宿では、わずかに残る江戸時代当時からの民家を改修し「歴史資料│ │    │館」として、市内や市外の観光に訪れた方々に見学をしていただいていま │ │    │す。文禄堤におきましても、その沿道はかなりの宅地化が進むものの江戸末│ │    │期以降の風情を残す建築物も現存しております。しかしこのままでは、いず│ │    │れ宅地化の波が進み、そうした歴史的財産も失われてしまいかねない状況で│ │    │す。                                │ │    │ 例えばこうした歴史的価値ある建造物を市が買い取り、文禄堤の貴重な観│ │    │光資源の拠点として再整備し、市民や市外からの来訪者に開放する、また市│ │    │内の子どもたちの郷土の歴史教育に活用することを考えてはどうでしょう │ │    │か。「もりぐち歴史館」とも連携した施設を設置することで、守口市の歴史│ │    │的文化的価値を再評価、再発見してもらい、併せてシティプロモーションに│ │    │もつなげては、と思いますが市の考えをお聞きしたいと思います。    │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│ 文禄堤は、本市にとって貴重な歴史的資源であると認識しております。こ│ │    │のため、これまで市民のご寄附を受けて設置した高札場の整備を始めとし │ │    │て、観光ガイドブックへの掲載、市民団体の活動への後援、シンポジウムの│ │    │開催等により、有効活用に努めてきたところです。           │ │    │ ご指摘のとおり、文禄堤は歴史的・文化的価値のある資源、景観として、│ │    │さらなる活用可能性を有していると考えており、現在策定中の第6次総合基│ │    │本計画においても、そのまちなみを保存・活用し、市の歴史や文化の継承と│ │    │魅力創造に取り組むこととしております。               │ │    │ 今後は、ご提案の観光資源の拠点や郷土の歴史教育の活用に資する場の設│ │    │置を含め、抜本的な活性化に向けて具体的な検討を行ってまいります。  │ └────┴──────────────────────────────────┘ ○一般質問(竹嶋修一郎議員)             令和2年12月定例会一般質問(文書質問)について 7.竹嶋 修一郎議員 ┌────┬──────────────────────────────────┐ │質問項目│1 密集市街地対策について                     │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │質問内容│①除却助成制度の対象の拡充について                 │ │    │ 本市では、今後発生が予想される大規模地震などによる火災延焼の減災対│ │    │策として、平成26年6月に地区ごとの整備アクションプログラムを策定 │ │    │し、令和2年度までに大日・八雲東地区、東部地区の2地区計213ヘクタ│ │    │ールの「地震時等に著しく危険な密集市街地」いわゆる「危険密集」の解消│ │    │に向けて取り組んできた。                      │ │    │ 狭隘な道路の拡幅や老朽木造賃貸住宅の除却促進などに努めてきた結果、│ │    │不燃領域率は向上をみたと思われるが、実態的には未だ解消には程遠い。ま│ │    │たひとたび大規模地震が発生すると、耐震性の低い建物が道路を塞いでしま│ │    │い、消防活動や市民の避難経路の確保に影響を及ぼす恐れがある。    │ │    │ そこで提案する。本市と同様に密集市街地を抱える隣接する自治体では、│ │    │戸建て住宅を除却助成対象としているところがある。より一層の地域の防災│ │    │性向上を図るために、本市においても除却助成制度の対象に戸建て住宅など│ │    │を加えてはどうか。                         │ │    │                                  │ │    │②今後の密集市街地対策について                   │ │    │ また国は密集市街地の延焼の危険性を評価する方法として、これまで広く│ │    │使われてきた「不燃領域率」に代えて、来年度からはGISを用いた「想定│ │    │平均焼失率」という新たな評価方法を採用する予定と聞く。しかしこの評価│ │    │法では守口市内の2地区が「危険密集」と判定されず、ここまで進めてきた│ │    │方密集市街地対策を継続することが極めて困難となる。         │ │    │ このように「令和2年度までに危険密集を解消する」としていた国が、来│ │    │年度以降の密集市街地対策の新たな方向性を打ち出す動きをしているが、本│ │    │市として今後の密集市街地対策について、どのように取り組んでいくのか。│ │    │市としての見解をお聞きしたい。                   │ ├────┼──────────────────────────────────┤ │回  答│① 除却助成制度の対象の拡充について                │ │    │② 今後の密集市街地対策について                  │ │    │ 密集市街地対策は、市民の安全安心の確保に向け、本市の重要施策として│ │    │取り組んできたところであり、その結果、不燃領域率は大日・八雲東町地区│ │    │で約34%、東部地区で約31%まで向上しております。        │ │    │ こうした中、今年7月、国は「地震時等に著しく危険な密集市街地」にお│ │    │ける延焼危険性の評価方法を「市街地の状況をきめ細かく反映し、その安全│ │    │性をわかりやすく示す」という観点から「想定平均焼失率」という新たな評│ │    │価方法を採用する方針を示しました。                 │ │    │ この新たな評価方法により本市の2地区を検証したところ、両地区とも求│ │    │められる整備水準を満たすことが判明し、国が定義する「地震時等に著しく│ │    │危険な密集市街地」の対象から外れる見込みとなりました。このことは、市│ │    │民の皆さんの安心を確保する上では望ましい評価であると受け止めておりま│ │    │す。                                │ │    │ しかし、評価方法の変更により「著しく危険」な地区ではなくなったとは│ │    │いえ、狭隘な道路や耐震性が低い木造賃貸住宅など密集市街地の課題解決は│ │    │必要です。                             │ │    │ このことから、本市としては継続して密集市街地対策に取り組む必要があ│ │    │ると考えており、ご提案の助成制度の検討も含め、今後も国、大阪府と連携│ │    │し、課題の解決に努めてまいります。                 │ └────┴──────────────────────────────────┘...