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  1. 高槻市議会 2017-03-14
    平成29年都市環境委員会( 3月14日)


    取得元: 高槻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-27
    平成29年都市環境委員会( 3月14日)             都市環境委員会記録              平成29年3月14日(火)                高槻市議会事務局    日  時  平成29年3月14日(火)午前10時 0分招集
     会議時刻  午前10時 0分 開議        午後 3時17分 散会  場  所  第2委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(9人)  委  員  長     太 田 貴 子      副 委 員 長      笹 内 和 志  委     員     真 鍋 宗一郎      委     員      吉 田 忠 則  委     員     野々上   愛      委     員      山 口 重 雄  委     員     吉 田 稔 弘      委     員      宮 本 雄一郎  委     員     福 井 浩 二  議     長     橋 本 紀 子  理事者側出席者  市長          濱 田 剛 史      副市長          石 下 誠 造  技監          上 仙   靖      都市創造部長       梅 本 定 雄  安満遺跡公園整備室長  松 本 憲 道      都市創造部部長代理    小 西 政 治  都市創造部参事     北 口 悦 男      都市創造部部長代理    新 井   進  産業環境部長      新 美 英 代      産業環境部理事      徳 島 巳樹典  産業環境部参事     青 野   勲      産業環境部部長代理    片 岡   聡  産業環境部部長代理   葛 谷 伸 雄      農業委員会事務局長    斎 藤 卓 夫  その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局長        内 方 孝 一      事務局主幹        岡 本 仁 美  事務局副主幹      清 水 丈 二      事務局職員        天 川   卓     〔午前10時 0分 開議〕 ○(太田委員長) ただいまから都市環境委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は9人です。  したがって、委員会は成立します。  ただいまから議事に入ります。  まず、議案第12号 高槻市附属機関設置条例中一部改正についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) ただいまから質疑に入ります。 ○(野々上委員) おはようございます。  議案第12号 附属機関設置条例中一部改正ということで、この条例では、安満遺跡公園の、いわゆる民活カフェの事業者の選定に係る委員会を設置するということで議案が提案されております。ご案内のとおり、安満遺跡、いろいろな事業が進んできているんですけれども、この民活カフェの事業者の選定ということで今回、附属機関が立ち上げられるということなんですけれども、具体的に、この選定委員会がどういったことをしていくのか、そして、このカフェの事業者を選定していくということなんですけれども、どういったスケジュール感で今後進められていくのか、その点についてお伺いをさせていただきたいと思います。 ○(松本安満遺跡公園整備室長) 安満遺跡公園内のカフェ事業者の選定及び設置までのスケジュールについてでございますが、現時点の予定といたしましては、本年5月に当該選定委員会にて募集要項等のご審議をいただいた後、6月に公募を開始し、事業者からの提案をもとに、7月下旬に選定委員会で事業者を決定してまいりたいと考えております。  その後、事業者と協定書を締結し、公園工事との調整を図る中で、平成30年度には、事業者がカフェの建物を設置し、平成31年の一次開園に合わせてオープンできるように進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(野々上委員) ご答弁いただきました。4月1日から施行ということで、設置をされて、5月にはもう募集要項を審議して、6月に公募を開始するということで、スピーディーな取り組みをされていくということです。これは、公園の一次開園が31年に控えているということで、その時点で、このカフェですとか、先般、事業者が発表になっております子どもの施設とか、いろいろなところが決定してきているんですけれども、事実上、この事務局案として示された募集要項が6月の公募開始に非常に大きなウエートを占めていくのかなというふうに思うんですけれども、こういった形で専門の委員会が開かれて、募集をしていく、そして、決定をしていくということは、開園に合わせるということで、一定スピーディーなのは理解をしたところなんです。一方で、この公園というのは、市民の皆さんにいろいろな形で、例えば、今、名称の公募をされていたりですとか、運営に向けてのさまざまな市民参加というのがある状況であります。  今回は、あくまで事業者ということで、民活カフェということで、ある意味、営利目的のカフェをしっかりと誘致していこうということなんですけれども、やはり公園全体のコンセプトの中で、どういったカフェなのか。例えば、オーガニックなものが今いいなとか、コーヒー1つとっても、いろいろなはやり廃りがあるわけです。そういうのを一々どこまで聞けるかというのは、もちろん課題もあるかというふうに思うんですけれども、一方で、この市民参加でつくっていく公園という中にあっては、こういった専門の委員会で非常にスピーディーに選んでいくっていうことは、これはスケジュールを勘案すると理解するところもあるんですけれども、どういったポイントで選ばれたのか、そして、運営に際しても、どういった市民との連携が取り得るのかということは、ぜひ今後の公園の全体のコンセプトの中でしっかりと市民の皆さんに説明していけるようなことっていうのは意識しながら、この選定委員会は当たっていただきたいなというふうに思っております。この点について何か見解がありましたら、お伺いさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○(松本安満遺跡公園整備室長) カフェ事業者コンセプト等に関するお尋ねでございますが、今回、募集のほうをさせていただきますのは、軽飲食店にかかわる事業者の募集ということで、さまざまな事業者が手を挙げられることを我々としては期待しているものでございます。  また、このカフェの事業者につきましては、公園全体の運営の中の一部というふうな形でもございますので、今後、この公園の運営事業者、あるいは、このカフェの事業者、また市民協働の取り組みで、現在、市民活動のプロジェクトのほうも進めておりますので、こういった関係者が集まるような場も設けていく中で、よりよい公園にしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○(野々上委員) ご答弁いただきました。今後の市民参加に向けてということで、あくまで営利事業者がやってくるということで、どこまでそういう市民参加というものとなじむのか、なじまないのかというのは未知数のところもあるかと思いますけれども、一方で公園全体の運営ということでは一定、プラットホームといいますか、そういうのを設けて、いろいろな連携、情報交換を図っていくということで、今後のそういった取り組みには期待したいところであります。  このカフェ並びに先般決定した子どものための屋内型の遊び施設ということで、高槻では、今まで余り例がないことですので、一概に使用料、利用料、飲食の料金が高い安いというのは言いがたいものもありますし、それだけの価値のあるものが来れば、総じて公園の価値というのが上がっていくというふうに思うんですけれども、一方で、やはり、こういった公園というもので、一定、有料のものが出店してくるということに関しては、やはり市として抑制的にぜひ当たっていただきたいと思います。近ごろ、「ジェントリフィケーション」という言葉がよく言われるんですけれども、例えば、今まで何もなかったところに公共の整備をして、そのあたりの土地の価値であるとかエリアのバリューが上がっていく、これ自体は喜ばしいことなんですけれども、そのことによって、元来、そこにいた市民であるとか、既存の地域住民が市場価値的なとこから取り残されるというのが、都市的な、今日的な課題であり、再開発ですとか、こういった公園の課題として、これは一般論として、先進国で広く言われています。オリンピックの誘致なんかに伴うものが典型例というふうに言われています。高槻の安満の公園が即、そういうようなことに当たっていくとはもちろん思いませんけれども、やはり、今までになかった公園で、一定、こういう営利事業が発生していくということに関しては、もちろん事業者がそれなりの気概を持って、また、そういう事業者を選定していくということも含めて、今回の条例のような委員会が担保されているというふうに思うんですけれども、やはり、その後、運営していく中でも、今回、特にスピーディーな選定ですから、実際、事務局案がほぼそのまま審議されることになるのではないかなというふうに思うわけですけれども、市としての説明責任ですとか、その後のさまざまな調和を図っていくための調整というのは、多くが期待されることになるというふうに思いますので、その点強く指摘をしておきまして、この件につきましては質問を終えさせていただきたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 ○(太田委員長) ここで、委員会の傍聴がございますので、よろしくお願いします。  以上で、質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第12号 高槻市附属機関設置条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第12号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号 高槻市附属機関設置条例中一部改正についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) ただいまから質疑に入ります。    〔「な  し」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 質疑はないようです。  以上で、質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第13号 高槻市附属機関設置条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第13号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号 高槻市手数料条例及び高槻市建築基準法施行条例中一部改正についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) ただいまから質疑に入ります。    〔「な  し」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 質疑はないようです。  以上で、質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第14号 高槻市手数料条例及び高槻市建築基準法施行条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第14号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号 高槻市手数料条例中一部改正についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) ただいまから質疑に入ります。    〔「な  し」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 質疑はないようです。  以上で、質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第15号 高槻市手数料条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第15号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号 道路法に基づき設置する自転車駐車場に関する条例中一部改正についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) ただいまから質疑に入ります。 ○(野々上委員) それでは、私のほうから議案第16号 道路法に基づき設置する自転車駐車場に関する条例中一部改正についてということでお尋ねをさせていただきたいと思います。一部、附属機関の条例に質問がまたがることをご容赦いただきたいと思います。  これは、いただきました議案説明書によりますと、高槻駅北自転車駐車場と隣接する元芥川出張所用地とを一体的にホテルの誘致をしていくということで、この自転車駐車場を廃止するということであります。これ、本会議でも一部指摘があったんですけれども、ホテル誘致に向けては、市長の施政方針ですとか、さまざまな機に応じてこの市を挙げたビッグプロジェクトとして鋭意取り組まれているということなんですけれども、一方で、自転車駐車場、駅前で非常に便利なところにあるということで、変な話、ぎりぎりまで使って、ホテルの具体的な話が決まってから廃止でもいいんじゃないかというふうに、市民、利用者感覚からして思うことも、全くそうだというふうに思うんです。改めてお尋ねさせていただきたいんですけれども、これ、ホテルが決定してから駐車場を廃止するということも考えられるかというふうに思うんですけれども、なぜ、今、このタイミングで廃止条例が提案されるということなんでしょうか。 ○(青野産業環境部参事) 自転車駐車場の廃止につきまして、ホテル誘致に関する視点からご答弁を申し上げます。  ホテルの誘致に関しまして、昨年秋に行いましたサウンディング型市場調査の結果、当該地にホテルを誘致することが十分に可能であるとの結論に至り、この後にご審議いただく附属機関の設置を上程しております。  この附属機関は、高槻駅北自転車駐車場の廃止を前提としたホテル誘致について審議するものであるという性質上、本条例の一部改正につきましても、同時にご審議いただく必要があると判断し、本議会に上程しております。  以上でございます。 ○(野々上委員) ご答弁いただきました。  今、産業環境部参事のほうから、ホテルのスケジュールということでご答弁をいただきました。この自転車駐車場の廃止を前提としたということで、先ほどの話じゃないですけれど、一定急ぐというご答弁だったかというふうに思います。そのことに関してはわかりました。じゃあ、そうしましたら、改めてお尋ねをさせていただきたいんですけれども、どれぐらい急ぐのか、ホテル誘致の今後のスケジュール感というのを具体的な形でお聞かせをいただきたいというふうに思います。先ほどの民活カフェですとか安満遺跡公園のときもそうなんですけれども、このサウンディング型市場調査の結果というのを多用されておりまして、ようやく私たちも耳なれてきた、言葉になれてきたという感じなんですけれども、こういった形でサウンディングに何社来ました、市場性がありますというようなことをご報告いただく一方で、やはり、入札に来る前の段階ですから、企業秘密にするところが多いということで、具体的にどういう業者が、どういう報告をしてるんやというようなことはなかなか議会の審議では公にしていただけないというような状況があるわけです。もちろん担当課の皆さんは、そのサウンディングの感触に基づいて、これぐらいの規模のこういう事業者が来そうなんですというようなことは、公式、非公式にいろいろな形では聞かせていただくんですけれども、やはり、どういったスケジュール感なのかというのをしっかりと説明していただかないと、急ぐことの理由というのは私たちも納得しかねる部分がありますので、可能な範囲で今後のスケジュールについてお聞かせをいただきたいというふうに思います。  そして、もう1点、この指定管理者で管理をしている自転車駐車場が廃止されるというこの条例に基づくところなんですけれども、年度途中で廃止をしていくということで、今提案されている条例案ですと、12月に自転車駐車場を閉鎖するということで、これ、そもそも、まず指定管理の契約期間の途中であるということ、さらには年度途中であるということで、その事業者との契約の問題ですとか、また実際にお仕事されている皆さんなんかは、この年度途中ということで少し心配になるところがあるというふうに感じているところなんですけれども、こういった指定管理の状況については、今後どのような対応をなされていくのか、もしくは、現状どのような対応をなされてきたのかお聞かせをいただきたいと思います。  以上、お願いします。 ○(青野産業環境部参事) ホテル誘致に関します2問目にご答弁を申し上げます。  今、ホテル誘致に取り組む理由についてですが、政府が観光先進国を目指した取り組みを加速化させる中で、ホテル需要が伸びていくと見られており、関西におきましては、観光客に人気のある京都市内や大阪市内でホテル建設が続いております。今、宿泊需要を獲得し、本市においてホテル誘致を実現するためには、この時期を逃さず、速やかに取り組む必要があります。今後のスケジュールに関しましても、スピード感を持って行うことが重要であり、附属機関の設置後、必要事項について調査、審議をしていただき、早期に事業者の公募を行えるよう進めてまいります。事業者の決定後は、事業者による開発手続と駐車場の廃止を経た後、速やかに建設工事に取りかかることができるよう推進してまいります。  以上でございます。 ○(田中管理課長) 指定期間の変更によります指定管理者への影響につきましては、今後、指定管理者と協議を行いまして、補償等が必要な場合には適切に対応してまいります。  以上でございます。 ○(野々上委員) それぞれご答弁いただきました。  まず、指定管理者との協議の件なんですけれども、協議を行い、補償が必要な場合は対応していくというふうにご答弁をいただきました。指定期間の途中であるということ、そして、年度途中であるということ、余りというか、例がないようなことだというふうに思いますので、事業者との関係性はそうなんですけれども、実際に駐車場ということで、そこで働いておられる方もいるわけです。そういったところにどういった影響が出ているのか出ないのかということも、細かいところまでしっかり目配りをしていただいて、真摯に事業者と調整をしていただきたいということ、これはお願いをさせていただきたいというふうに思います。  いただきましたホテル誘致に関するスケジュールのことなんですけれども、スピード感を持っていくことということで、今、お聞きしますと、自転車駐車場の廃止を経た後、速やかに建設工事に取りかかるというご答弁をいただきました。12月にこれ廃止して、速やかに、もう建設に取りかかることができるようにということで、随分とスピード感があって進められていくのかなということを今のご答弁からは受けとめさせていただきました。先ほどの議案第12号では、例えば、5月に開いて、6月から公募というような形で、具体的にスケジュールを示していただいたんですけれども、それと大きく変わらないようなイメージで進めていかれるのかなということ、具体的には何月ということは入っていませんけれども、この答弁から受けとめさせていただきました。いずれにせよ、このホテルというのが、いろいろな外的な要因がある中で、一つは東京オリンピックという大きな日本全体でのめどというか、節目がある中で、いいか悪いかは別にしてそれに向かっていろいろな形で、今、事業がこういった形で積み上げられているっていう波に、ある意味、もう乗ってしまったわけですから、その中でしっかりと機を逃さずに進めていっていただきたいということは一つあります。  一方で、これも先ほどの議案第12号と同じになってくるんですけれども、一定公共用地を活用して、市の税金、いろいろな形で投入して誘致ということをしていく。今後、土地の活用についてもどういった方式をとられていくのかというのは、また実際に事業者が見えてきた段階で私たちも報告を受けるということになるかというふうに思うんですけれども、少なからずこういった公有財産、ひいては市民の皆さんの税金が使われるという中で、スピード感、市場性ということはもちろんなんですけれども、一方で、やはりきっちりとした説明責任と、さらにイメージの共有というのを、地域の皆さんであったり市民の皆さんであったりと図っていただきながら取り組んでいただきたいなというふうに思います。  特に、今回、このホテル誘致とそれに伴う駐車場の廃止ということで、いわば点の事業についてこの条例案の中では議論をさせていただいているわけなんですけれども、ひいては、駅前全体の今後の動線ですとか、芥川のエリアのこういったホテルの誘致による波及効果とか、さまざまに議論を尽くしていきたいところはあるというわけなんです。そのことに関しては、一定の時間が必要で、地域のそういった盛り上がりをどう醸成していくか、市民の皆さんにどう情報を伝えていくかという時間がかかることがある一方で、建設工事に取りかかることができるようにというようなスケジュール感というのをしっかりと、その溝を埋めていっていただくということを、今後大きな課題として、この件については取り組んでいただきたいなということをお願いしまして、私の質問は以上とさせていただきます。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第16号 道路法に基づき設置する自転車駐車場に関する条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第16号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号 高槻市都市公園条例中一部改正についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) ただいまから質疑に入ります。 ○(福井委員) おはようございます。  少しだけ、意見だけ述べさせていただきたいと思います。  せんだっての本会議質疑の中で、今回、駐車場が廃止されるということの中で、ある議員が、大体ほかの町では、バス停は市民会館前にあるという話が出ておりました。私、バスよく乗りますけれども、とんでもない話ですね。といいますのは、例えば、お隣の町・茨木でいいますとね、JRと阪急の間、大きな通りがあります。だからバスが通っております。例えば、高槻で市民会館前につくればね、田町の交番から市民会館前行きますと、あとどこへ抜けるんですかね。考えただけでもね、そんな話はあり得ないというのは普通わかるはずなんです。ましてやね、議員というのは、やっぱり説明責任もありますよ。ただ単につくればいいだけのもんちゃう。その道がどうなっているんかということも考えて発言しないと。ただ答弁者として、あんな質問出て、意見言われて、答弁するのができないと思うんですけどね。私は議員ですから、言えますのでね。  もう1つは、医大に行くのに巡回バスってありますね。ああいうようなバスを、例えば、催し物があるときにJR、阪急通って現代劇場に行くと、市民会館に行くというのなら、まだ皆さんも納得はすると思うんです。そして、桃園駐車場、ここですね。ここから非常に遠いというけども、ここに置くんであれば阪急の駅から歩いたほうが早いんですよ。ここから遠いと言われれば、駐車場からね、車社会の一因になりかねないようなことを言うよりも、できるだけ公共交通機関を使って来ましょうという話をするのが我々議員の立場じゃないかなというふうに思いまして、一言だけ意見を述べておきます。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第17号 高槻市都市公園条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第17号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号 高槻市附属機関設置条例中一部改正についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(新美産業環境部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願いいたします。 ○(太田委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。 ○(真鍋委員) 高槻市附属機関設置条例中一部改正についてと。高槻市ホテル事業者選定委員会の設置ということなんですが、このホテル誘致に係る内容につきまして、12月協議会以降の検討状況についてお伺いいたします。 ○(青野産業環境部参事) ホテル誘致に関するご質問にご答弁いたします。  平成28年12月都市環境委員会協議会でのご報告以降の検討状況につきましては、サウンディング型市場調査の結果をもとに、誘致を行う際の条件や募集要項、審査手法についても検討してまいりました。その結果、コンベンション機能を備えたものとすることや、専門性や客観性を担保しつつ、公募条件の審議や公募者の選定を行うために附属機関を設置することとし、本議会に条例及び予算を上程いたしました。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 市としまして、ホテル誘致を図るということで、これに対してコンベンション機能つきのホテルが必要と考えておられることは理解できますし、とにかく1つ目のホテルの実現を図ることが非常に重要だと考えておりますので、機を逃さぬように今後も鋭意取り組みを進めていただきたいと思います。  あわせて、宿泊ができる場所自体が本市内に、今現在少ないことを鑑みますと、コンベンション機能のないホテルも本市には必要だと考えますので、こちらもあわせて誘致を検討していただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○(宮本委員) 今回、ホテル誘致は市民の財産である市有地を活用して、しかも、現在も市民が利用している自転車駐車場を廃止してまで行うわけですから、市民の要望に応える、市民の皆さんが十分納得できるホテルでないといけない。当然ですが、これが一番大事なことと思います。ホテル事業者選定委員会は、事業者に何を求めるかについて調査審議するとしています。重視する条件の1つは、やはり本市の念願であると強調しているコンベンション機能、大規模なパーティーや会議ができるホテルということになると思います。昨年制定されたホテル及び旅館の誘致等に関する条例では、300平米以上の会議室を設置した場合に、事業者に対して奨励金が出ます。市民や団体皆さんからは、まず、どのぐらいの規模の会議施設が欲しいと要望が寄せられているんでしょうか、お聞きします。  もう1つの条件として、採算性があると思います。先ほどもございましたが、昨年12月の都市環境委員会協議会にコンベンション機能を備えたホテル誘致について、サウンディング型市場調査の結果報告がありました。提出された資料によりますと、ホテル立地の可能性があることを把握したとのことでした。サウンディング型市場調査で、事業者からJR高槻駅前でコンベンション機能を備えたホテルを運営して採算がとれると、そういう意見が出されたんでしょうか、お聞きします。  以上です。 ○(小田産業振興課課長代理) ホテル誘致に関するご質問でございますが、コンベンション機能に関する要望につきましては、規模についての具体的なものはないものの、中核市にふさわしい都市機能としてコンベンション機能を備えたホテル誘致の要望があります。  次に、サウンディング型市場調査では、駅前の立地条件等を勘案すると、事業として参入できるという意見がありました。  以上でございます。 ○(宮本委員) コンベンション機能の規模については、具体的な要望はなかったと。一方、事業者からは、JR高槻駅の駅前なら参入できる、そういう意見があったとのことです。この規模の問題なんですが、私は、高槻市が条例で定めている300平米以上という条件は、コンベンション機能の規模について、市の考え方を一つ示したものであると思うんですね。  そこでお聞きしたいのですが、仮に、事業者が採算面から、この条例が定める300平米以上のコンベンション機能などの条件を満たせないとなれば、これは誘致をしない、認めないということでよいのでしょうか、お聞きします。  市の考えについてもう1点お聞きしたいのですが、ホテル誘致に市有地を活用とされています。活用というのは、売却するのか賃貸にするのか、これも重要な判断になってきます。売却と賃貸それぞれでどんなメリット、デメリットがあると考えているのか、お聞きします。  以上です。 ○(小田産業振興課課長代理) ホテル誘致に関する2問目のご質問でございますが、今回、元芥川出張所用地及び高槻駅北自転車駐車場の公共用地を活用したホテル誘致に関しましては、奨励金交付の基準である300平米以上を基本としております。  売却と貸し付けのメリット、デメリットに関してですが、まず、土地を売却する場合のメリットとしましては、一度に多額の現金収入を確保できる点、固定資産税等の税収がある点などが挙げられます。デメリットとしましては、売却後の用途等について、市が買戻特約権を行使できるのは最長10年であり、その後、転売や用途変更の可能性があります。  次に、貸し付けの場合のメリットとしましては、契約によってホテル以外の用途を制限できる点や、契約期間終了後に土地の活用方法を再度選択できる点が挙げられます。デメリットとしましては、長期にわたって事務手続が発生することが考えられます。  以上でございます。 ○(宮本委員) コンベンション機能の規模は300平米以上が基本だということです。繰り返しになりますが、ホテル建設の用地、市有地でありますから、選定委員会ので検討や公募の条件は必ずそれを反映していただきたいと、これは要望をしておきます。  売却か賃貸か、それぞれのメリット、デメリットを答弁されましたが、仮に売却して、10年後転売されて、市や市民の皆さんが当初求めていたものと違うホテルと、全然違うものになっていったということになったら、これ何のために奨励金を出して、市の土地まで活用したんだと。市民の皆さんからは、絶対これは納得を得られないと思うんですね。ここはやはり、答弁にあったように、契約によってホテル以外の用途を制限できる貸し付けを条件に誘致するべきだなと、そのことを要望して私から終わっておきます。  以上です。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第18号 高槻市附属機関設置条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第18号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号 高槻市工場立地法地域準則条例制定についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(新美産業環境部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願いいたします。
    ○(太田委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。 ○(真鍋委員) 工場立地法の規定に係る緑地及び環境施設のそれぞれの敷地面積の割合について、緩和を図っていく点について、2点お伺いをします。  1点目としまして、こうした緑地面積や環境施設の敷地面積の緩和措置の取り組みというのは、他市にあってはどういった取り組みが行われているのかという点について。  2点目としまして、本市にある既存の企業さんから、こうした緩和に対する要望はあったのかについて。  以上2点お伺いします。 ○(青野産業環境部参事) 工場立地法地域準則条例に関する質問にご答弁いたします。  他市の状況といたしましては、中核市48のうち約半数以上が、大阪府内においても大阪市、堺市、河内長野市の3市が地域準則条例等の制定を行っております。なお、緩和の実施に当たっては、特定工場向け通知文書、市広報誌、ホームページ等を通じて規制緩和の内容等について周知を図っていると聞き及んでおります。  また、条例制定の検討をしている中で、昨年7月に市内の特定工場25社に対しましてアンケートを行ったところ、緑地等の規制が緩和された場合、企業の新たな設備投資や雇用の拡大につながるとの回答があり、全体の8割以上の企業から規制を緩和すべきとの回答がございました。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 地方自治体の取り組みという視点から見ても、この既存の企業を逃がさないことであったり、新規の企業を誘致することというのは大変重要になってくるということだと思いますので、こうした企業にとって事業をやりやすい環境整備は必要だと考えております。今後も声を拾いながら、こうした環境整備には一層努めていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○(宮本委員) 今回、この条例を制定し、工場を新増設するに当たっての敷地に占める緑地やグラウンド面積を緩和するということであります。工場とその従業員が、この新増設に当たって市外へ流出していくんだと、そういう懸念は理解はできます。  ただ、しかし、例えば、市は総合雨水対策基本方針と、その実行計画であるアクションプランを策定しています。集中豪雨の被害を軽減するための計画であります。そこでは、今後、現行の開発条例による義務づけに加えて、開発時における保水機能の保全、雨水流出抑制施設の整備促進を図りますとの目標を掲げ、そのための条例や要綱を検討するとされています。  今回のこの緑地などの面積率の緩和が、そういった企業に防災や環境面での役割を求める施策にブレーキをかけるんじゃないかと、このことを懸念します。市として、豪雨被害対策や環境配慮などで企業に役割を果たしてもらうという姿勢は、これは変えてはいけないと思うんですが、市の基本姿勢をお聞きします。  また、具体的には、この条例で制定されたことによって、規制が緩和されたからといって緑地などの面積を下限いっぱいまで引き下げるということを認めるんではなく、工場の新増設の申請協議に当たって、最大限防災や環境面での役割を果たすように求めていく必要もあると思うんですが、いかがでしょうか、お聞きします。 ○(小田産業振興課課長代理) 工場立地法地域準則条例に関するご質問でございますが、市内の特定工場と行政が連携して、環境配慮や総合雨水対策などそれぞれの役割において取り組んでいくことが重要と考えております。  今後につきましても、工場等の周辺の生活環境の保全を考慮しながら、関係各課と連携し、適切に制度を運用してまいります。  以上でございます。 ○(宮本委員) この問題というのは、条例案が議題となった産業振興審議会でも議論がありました。審議会で、市は、本市の基本姿勢ということで、市内特定工場の皆様に対しては、環境面や災害時の対策の重要性について十分配慮いただくようお願いをさせていただくと、そういうふうに答えておられます。  ただ、一方で、ある委員さんからは、この規制緩和は非常にありがたいですと。今、北摂のプラントを新増設や建てかえをしようとすると工場立地法の規制は避けて通れない。緑地整備は設備投資全体にコストとして上乗せするので、この流れには賛成しますと。ここまではまだ理解できるんですが、続けて、緑地面積率について、大阪市、堺市は10%なのに、なぜ高槻市は12%なんですかと、こう来るわけなんですね。市は、それに対して、緑化指針の緑地面積率が約12%となっているため、同指針との整合性を図ったと、こういうふうに答えました。私は、これ全てだとは言いませんが、企業というのは、本質的にそういう考えを持つもんだと思うんですね。ただ、それを法律や条例で社会的に規制していくのが、国や自治体の役割であります。  審議会とこの答弁、委員会で答弁された立場に立って、本会議でも質疑ございましたが、企業が地域で社会的な役割を果たすように、引き続き要請をしていただきたいと思います。要望して終わっておきます。  以上です。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第19号 高槻市工場立地法地域準則条例制定については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第19号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号 高槻市道路線の認定、廃止及び変更についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。    〔「な  し」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 質疑はないようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第26号 高槻市道路線の認定、廃止及び変更については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第26号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号 高槻市立高槻駅北自転車駐車場ほか3施設の指定管理者指定期間の変更についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。    〔「な  し」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 質疑はないようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第27号 高槻市立高槻駅北自転車駐車場ほか3施設の指定管理者指定期間の変更については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第27号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号 平成29年度高槻市一般会計予算(所管分)について。  まず、歳出全般について。ページは別紙分割区分表のとおりです。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 産業環境部、都市創造部ともに補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。 ○(真鍋委員) 複数質問がありますので、1問1答でさせていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  主要予算1ページ、バリアフリー化推進事業からお伺いします。  バリアフリー化推進事業に関しましては、附属機関を設置して、推進体制を強化されるとのことでございますが、これまでどのような取り組みを行い、その成果はどのようになっているのかについてお伺いいたします。 ○(北野都市づくり推進課長) バリアフリーに関するご質問にお答えいたします。  バリアフリー化推進事業は、平成15年にバリアフリー基本構想を策定し、同構想に基づき、交通事業者や障がい者等の利用者、行政がそれぞれの役割のもと、相互に連携しながら取り組みを進めてまいりました。ハードとしては、市内の鉄道駅全てへのエレベーターの設置やJR高槻駅の身障者用乗降スペースの設置、また歩道整備等に取り組むとともに、心のバリアフリーを推進するソフトとしましては、小学校を対象とした総合学習などに取り組んでまいりました。これらの継続した取り組みとともに、JR高槻駅の昇降式ホーム柵やJR高槻駅西口周辺の再整備などの先進的な取り組みが評価され、本年1月には国土交通省のバリアフリー化促進功労者大臣表彰も受賞したところでございます。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 次に、子どものころからバリアフリーに対する考え方が身につけられるように、子どもたちに学びの場をつくっていくことというのは大変重要だと考えております。  総合学習に対する評価というのはどのようなものでしょうか。また、今後バリアフリーの取り組みをどのように進めていくお考えでしょうか、お尋ねします。 ○(北野都市づくり推進課長) バリアフリーに関する2問目のご質問にお答えいたします。  まず、総合学習につきましては、次代を担う子どもたちに対し、早くからバリアフリーについて学ぶ機会を提供するとともに、保護者など家庭への波及効果も期待した事業でございます。内容としては、座学と車椅子やアイマスクの体験学習、懇談の3日間が基本となっており、障がい当事者の方々が参加されているのが特徴です。小学生からは、町で困っている人がいたら声をかけていきたいとの感想や、障がい当事者の方からは、町で声をかけてもらう機会がふえたなどのお声をいただいており、心のバリアフリーの推進が着実に図られているものと考えております。  また、今後の取り組みについては、ハードとしてはJR高槻駅の既存ホームへのホーム柵の設置や歩道整備などに引き続き取り組むとともに、ソフトといたしましては、新たに28年度に作成した教育用副読本を活用したバリアフリー学習の充実や、お出かけマップの更新などに取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(真鍋委員) バリアフリーに対するハード面の整備も大変重要であると考えますし、鋭意進めていただきたいと思っておりますけれども、予算などの面で、全域に整備を早期に進めるというのがなかなか難しいということもあわせて理解するものであります。それを補うためのソフト面の取り組みとして、いわば市民間の助け合いのバリアフリーの実践と。困っている人がいましたら、助けが自然と出てくるような高槻市というものであってほしいと思っておりますので、今後とも鋭意取り組みをお願いしたいと思います。  続きまして、主要予算2ページの富田駅周辺地区のまちづくり支援事業についてお伺いします。  富田地区には、酒蔵、寺社仏閣など多数の資源があるわけですが、そして、オープンたかつきでも、これらを生かしたまち歩き等が開催されております。こうした地域資源の活用は富田のまちづくりの重要な要素であると考えております。  今回、地域が主体となる歴史的な町並みの形成などの取り組みに対し支援を行うとありますけれども、この富田の資源を生かした、これまでの市並びに富田地域の取り組みについてお伺いします。 ○(北野都市づくり推進課長) 富田地区のまちづくりに関するお尋ねですが、市では、平成21年に策定した富田地区交通まちづくり基本構想において、歴史資源を生かしたまちづくりを基本方針の一つに掲げ、地域とともに取り組んでいるところでございます。地域の方々におかれましては、地域資源を活用したイベントを開催するなど、地域住民の方々や来訪者に富田の魅力発信に取り組まれているほか、歴史的な町並みの形成に向けた意識調査の実施など、富田の資源を生かしたまちづくりに鋭意取り組まれております。  本市では、歴史と趣のある町並みの再創出に向け、まちなみ環境整備事業として建築物等への修景助成や、まちづくりに取り組む団体への活動助成を行うとともに、誰もが安全快適に歩けるみちづくりとして市が整備を進める富田芝生線においては、沿道住民の方々と良好な景観形成に向け、道路デザインの検討にも取り組むなど、市と地域がそれぞれの役割を果たしながら、富田らしいまちの創出に向け、取り組みを進めているところでございます。 ○(真鍋委員) 富田地区に対する要望であります。これからの富田地区にあっては、交通まちづくり基本構想に基づく取り組みや富田奈佐原線の安全対策、富田芝生線の整備、富寿栄住宅の建てかえ、JR京都線の高架化。ほかにもですね、学校の今後のあり方であったり、駅北の工場の今後のあり方といったさまざまな角度から動きが本格化してくるというのが予想されるところであります。これらの取り組みは、富田のまちづくりの大きな要素として関連するものと考えておりまして、富田が都市拠点として未来への大きな視点、大きな目標を持って富田のまちづくりに取り組むことが重要であると考えております。  これらを進めるに当たっては、関係する部局はもとより、議会も含めて、まちづくりのベクトルを同じものを持っていかなければならんと、それを持って進めていくべきだと考えております。また、こうした取り組み、担当部課がおのおの積極的に取り組んでおられることは評価するものでありますけれども、今後のこれらの取り組み一つ一つは当然スピード感の異なるものであろうかと思いますが、市長が打ち出された経営革新宣言にもありますように、財政面など創意工夫を行いながら、関係者が同じ富田のまちづくりのベクトルを持って、この富田地区の未来をしっかりと形づくっていただきますことを強く要望したいと思います。  続きまして、主要予算3ページの三世代ファミリー並びに空き家対策であります。こちら、会派の代表質問で質問をさせていただきましたので、要望を申し上げます。  三世代ファミリー定住支援事業でありますけれども、本市として他市に先駆けて実施したこの三世代ファミリー定住支援事業、高く評価をしているところであります。加えて、開始4年が経過する今、生産年齢人口の定住促進をさらに1歩進めまして、3世代で住むその福祉的な効果を、例えば子育てとか、介護とか、この3世代を生かすような施策にどんどんとつなげていただきたいと考えております。  また、このまちづくりにあっても、例えば、3世代で使いやすい公園整備といったようなハード面の整備とまちづくりとがつながってきますと、高槻市が3世代で住みやすい町なんだと、こうした打ち出しができる。また、この地で育つ子どもたちがまた将来高槻に住みたいと、高槻で子どもを育てたいと、気持ちが醸成できれば人口にもプラスになって返ってくる、このように考えますので、この三世代ファミリー定住支援事業、さらなる施策の展開に期待をするものであります。  空き家対策でございますが、この実態調査をしていただいた後の空き家をどのように生かしていくのか、この生かし方が本当に重要だろうと考えております。空き家の利用の仕方、その方法としましては、企業の創業支援であったり、保育所とか民泊とか、多様な活用があるでしょうし、また、空き家がまとまった数あるエリアというのがわかれば、そこに生産年齢人口、この人たちが一定の子育てのコミュニティをつくることができるようであれば、例えば、子ども間の関係、ママ友の関係みたいなものをその地に築くことができれば、空き家のリノベーションで生産年齢人口をこの高槻に呼び込むことを検討できるんじゃないかと考えております。実態調査とあわせて空き家の活用方法についての研究を進めていただきますことをお願い申し上げます。三世代ファミリーと空き家対策の要望については以上です。  引き続きまして、南平台日吉台線について。主要予算4ページ、成合共有山の状況とタイムスケジュール、課題についてお伺いします。  1点目には、南平台日吉台線における成合共有山、この状況はいかがなものでしょうか。  2点目、南平台日吉台線についてのタイムスケジュール並びに現在抱えておられる課題についてはどのように考えておられるのかお伺いします。 ○(福原新名神推進課長) 成合共有山の状況につきましては、本日開催される大阪府収用委員会におきまして、権利取得並びに明け渡しの採決が行われ、来年度の工事着手が予定どおりできる運びとなっております。  南平台日吉台線のスケジュールにつきましては、来年度末の全線完成に向け、6月議会において工事契約のご議決をいただく予定でございます。
     今後の課題につきましては、新名神高速道路高槻−神戸間の全線開通に合わせて南平台日吉台線も全線完成させるよう適正にスケジュール管理に取り組まなければならないと考えております。また、成合共有山の切り土工事に伴う土砂の搬出等に当たりましては、近隣住民の皆様の負担を極力軽減できるような施工管理が重要であると考えております。今後、これらの課題を十分に認識しながら、来年度末の全線完成に向けて、安全を最優先に工事を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 今回の成合共有山に関しましては、100%土地を取得するまで本当に気が抜けないものなんだなと、これを強く実感したところであります。来年度の工事着手の見込みということですので、引き続き来年度末の全線開通に向けての安全最優先での工事の実施をよろしくお願いしたいと思います。  インターと関連道路整備は、本市の車における交通利便性を大きく高めることにつながったと実感しております。鉄道も車もどっちも便利な高槻市に住んでもらって、また、訪れてもらって、そうした取り組みとこのインターがしっかりとつながっていくこと、それも重ねてお願いをしたいと思います。  続きまして、主要予算4ページ、高槻町の1・6・7号線改良事業の無電柱化についてお伺いします。  昨年の12月に電線類の地中化を進める無電柱化推進法が成立しまして、歩きやすいみちづくり、良好な景観形成、さらには防災性の向上を図るため今後ますます無電柱化を行うと、その必要性が高まるものと考えております。  この高槻町の1号線、6号線については、来年度に、いわゆる抜柱ですね、電柱を抜いていくということなんですけれども、現時点での高槻市における無電柱化整備済み路線の数とその整備延長についてお伺いします。また、現在、無電柱化に向けて設計や工事を進めている事業の路線数と計画延長についてもあわせてお伺いいたします。 ○(松永道路課長) 無電柱化路線数と整備延長に関するご質問にお答えいたします。  高槻市における無電柱化整備済みの路線数としては、直轄国道を含めて8路線であり、整備済み延長は約3キロとなっております。  また、現在、無電柱化に向けて整備を進めている路線数は、直轄国道を含めて7路線であり、計画延長は約3.6キロとなります。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 町の歩きやすさですとか町の景観の向上ですとか防災の面でも、無電柱化には大きな期待をするものであります。その中でも、やはり力を入れていただきたいのは、中心市街地であります。中心市街地の無電柱化による歩きやすさの向上ということで、中心市街地は、やっぱり皆さんに歩いていただくことが活性化につながりますし、より歩きやすい環境整備のためにも、中心市街地のあり方といった部分では庁内の連携を図って、今後の取り組みを進めていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  引き続きまして、主要予算の14ページ、水害・土砂災害について本市の防災に係る取り組みに関してご質問させていただきます。  災害に係る自助・共助の意識を醸成というのは大変重要だと考えております。水害・土砂災害ハザードマップ、全戸配布ですとか、大塚切れ100年に当たるシンポジウム、この実施に当たりまして、市民の災害に対する意識の向上、それを図っていただきたいと考えておりますけれども、一方で、これがいたずらに不安をあおる形になるのは望ましくないとも思っております。これまで、災害に対する本市の取り組みについてはお聞かせいただきまして、あわせて住民に対する丁寧な説明が必要だと考えますが、その見解についてお伺いさせていただきます。 ○(寺町下水河川企画課長) 水害・土砂災害に対する取り組みにつきましては、本市が進めている総合雨水対策や国が進める淀川の堤防強化事業、大阪府による河川改修や急傾斜地対策事業など、関係機関と連携し、計画的にハード対策を実施しております。  また、ソフト対策につきましては、これまで土のうステーションの設置などに取り組んでおりますが、さらに自助・共助の取り組みを推進するため、土砂災害特別警戒区域内に居住している住民みずからが実施する移転や住宅の補強に対する補助制度を創設するほか、今年度作成している水害・土砂災害ハザードマップを来年度に全戸配布する予定です。市民が、このハザードマップを活用し、水害や土砂災害に関する正しい知識を身につけることで、有事の際に市民みずからが的確な避難行動を取ることが何より重要であります。このため、本年6月からの配布に合わせ、関係部局とも連携しながら説明会を繰り返し開催するなど、積極的な周知に努めてまいります。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 我が国における大型災害、幾つか発生するということを国として経験する中で、その災害に対する意識というのは少しずつ高まってきていると思いますけれども、やはりまだまだ意識の高い人とそうでもない人とが分かれている現状であります。積極的に地域を巻き込みながら、さらなる意識の醸成を図る取り組み、これに大いに期待をしたいと考えております。  また、熊本地震であったように、大地震の後に大雨が降るといったような、いわゆる複合的な災害というのも現実発生しているような状況であります。今後、こうした複合的な災害にどのような想定をしていくか、こうした点について研究を進めていただきますことを要望させていただきます。  最後になりますけれども、主要予算47ページ、産業環境基盤・連携強化事業でございますが、こちら、代表質問でも質問しましたので、要望を申し上げます。  地方創生の加速化交付金を利用しての体験交流型観光プログラム「オープンたかつき」、これが2年目ということで、1年目の結果を踏まえて、より魅力のあるものになるように、さらなるブラッシュアップを図っていただきたいと考えております。  また、この取り組みで培ったノウハウ、これが今後にしっかり生きるように、例えば、観光協会の機能強化というようなものについても鋭意取り組んでいただきたいと考えております。  また、今年度は、商工会議所で言えば70周年、JAたかつきで言えば50周年、高槻青年会議所で言えば、これもあわせて50周年といったような、各種団体の大きな周年の節目に当たっておりますことから、大きな事業が開催されることが予想されますので、こうした取り組みも連携しながら、うまいこと発信していただけたらと思いますので、要望として申しておきます。  最後に、本市は、市民活動が大変活発なまちであります。四季折々に行われるお祭りですとかイベントですとか、本市における元気な市民によるまちづくりに係る取り組みは、本市の地域資源と言える大変重要な要素だと考えております。ぜひ行政との連携の中で、この資源を生かすことで観光にも資する取り組みとしていただきたいと思いますので、これもあわせて要望させていただきます。  私からは以上でございます。 ○(吉田忠則委員) 私のほうからは、まず、都市創造部、産業環境部における29年度の予算編成についてお聞きをしたいというふうに思っております。一部歳入に係る問題かもしれませんけれども、ご了承ください。  前提となるのが、昨年の年始に濱田市長が高槻市のみらいのための経営革新宣言を出されました。28年度予算、施政方針大綱でも当然それを示されまして、あわせて4月以降はみらい創生審議会によりまして、その議論をしながら裏づけ、また、その確認を、思いという部分で答申が出されたという流れがあります。先行して、早速にできることはというところから手をつけられて、その改革を進める中で、一定の、私たち議員に対しても、委員会協議会で説明をいただきながら進めてこられています。また、所管の分科会等で諮問されて答申を受ける、そういったことで一定、そういう改革に基づいて、もしくは、この経営革新宣言に基づいて、昨年の1月以降進められてきたという感がありますので、確かに今回、29年度に示された施政方針には、所管を超えていても、ある意味これは市長も相当力を入れているなと、20年、30年を見据えての本当に取り組みをしようとしているという決意を実感して、今いてるわけなんですけども、そういう中で、市のほうで出されている「予算編成に当たっての基本的な考え方」というところの文章には、「全事業についてゼロベースでの見直しの検討を指示しているところであるが、それらの検討を踏まえ、部の経営方針において、改革の方針を示した上で、予算要求作業に着手すること。方針の策定に当たっては、部長を中心に、あらゆる角度から改革の可能性を検討すること」と、こういうふうに出ておりまして、これに基づいて今回、それぞれの部も、この議会に臨んでいるというふうに思っておりますので、最初にちょっと、それぞれの部からその考え方等ですね、確認までにお聞かせをいただきたいと思います。 ○(梅本都市創造部長) 経営革新元年でございます。平成29年度の予算編成に対する都市創造部の考え方についてご説明を申し上げます。  経営革新宣言は、ご案内のとおり、20年、30年後の輝く未来に向けまして、財政の健全性が保たれている今から行政運営による手法や事務事業の全てをゼロベースでの見直しに着手しようとするもので、「強い財政」をつくる、「強い組織」をつくる、「輝く未来」をつくるの3本柱からなるものでございます。  本部におきましては、この経営革新宣言とともに、29年度の予算編成に当たって、濱田市長から新たに発出されました予算編成方針に基づきまして、全ての事務事業等につきましてゼロベースから厳しく精査し、予算を編成したところでございます。  1つ目の柱でございます「強い財政」をつくるにつきましては、経費節減による歳出抑制と自主財源の確保を目指すものでございますが、主なものを申し上げますと、放置自転車対策事業におきまして、自転車保管場所を自転車保管再生センターに統合し、自転車保管場所の借地料等に係る経費の削減を図るとともに、安満遺跡公園整備に当たりまして、パークセンターなどのネーミングライツや子どもの遊び施設等の運営事業者から公園使用料を徴収するなど、積極的に自主財源の確保に努めているところでございます。  2本目の柱でございます「強い組織」をつくるにつきましては、新名神高速道路の関連道路整備に来年度でめどをつけることができることから、道路部門の一元化を検討するとともに、アセットマネジメントの取り組みにおきまして、民間活用の手法も検討するなど、職員の意識改革と簡素で効率的な執行体制の確保を目指してまいります。  最後、3本目の柱でございます「輝く未来」をつくるにつきましては、成合南地区における土地区画整理事業の着手に向けた支援やJR京都線の高架化研究、さらには十三高槻線等の整備により交通結節点となる前島地区におきまして、都市的土地利用を主とした沿道まちづくりに着手するなど、厳しい財政状況が予測される中にありましても、未来への種まきが必要な分野につきましては、適切に推進が図れるよう予算編成を行っております。  以上でございます。 ○(新美産業環境部長) 平成29年度の産業環境部の当初予算の編成に当たりましては、高槻市みらいのための経営革新宣言に基づきまして、また、高槻市みらいのための経営革新に向けた骨太方針に照らして、全事業についてゼロベースでの見直しを行ってきたところでございます。  これに基づきまして、29年度の部の主な施策の取り組みについてご案内させていただきます。  まず、産業振興の分野につきましては、各種奨励金や新名神高速道路インターチェンジの開通等を積極的にアピールすることにより、企業誘致を推進するとともに、工場立地法地域準則条例を制定し、企業の定着を図り、雇用の創出や財源の確保に取り組んでいきます。また、企業創業につきましては、シニア創業支援事業の新たな実施や創業70周年を迎える商工会議所との連携の強化などによりまして、市内産業の活性化を図ってまいります。  観光につきましては、今回、ホテル誘致に当たりまして、事業者選定委員会を設置し、また、観光協会、商工会議所との連携により、体験交流型観光オープンたかつきを実施するなど、交流人口の増加、ひいては、定住人口の増加に取り組んでいきます。  次に、環境の分野でございますが、廃棄物の抑制について、エコショップ認定制度を創設し、環境配慮の取り組みを推進していきます。庁内PCB廃棄物処理につきましては、高濃度PCB廃棄物の優先的な処理を行うとともに、予算要求の前に濃度に係る分別を精査することにより、今回、経費を削減したところでございます。  し尿処理事業につきましても、島本町のし尿等の処理を受諾することにより、より効率的な処理を行い、経費の削減を図っているところでございます。  以上のように、産業環境部につきましては、高槻市みらいのための経営革新宣言に基づき、歳出抑制を図るとともに、積極的な自主財源の拡充や将来に向けて、投資すべき分野について積極的な投資を行うことを方針といたしまして、総合戦略プラン基本計画28の推進に向け、予算編成を行ったところでございます。  以上でございます。 ○(吉田忠則委員) 今、それぞれ部長のほうから答弁をいただきまして、市長の決意が部長の決意に変わり、そして部長のもとで、それぞれの立場で市長が掲げる経営革新宣言元年をスタートをしていくという、こういう決意を自分自身も感じながら質疑を、職員とのやりとり等もしながら、真剣にそういった答弁をいただくこととなっていると思っております。  今、2部でございました。ほかの所管外は言うつもりございませんけども、恐らくどの部もこういった決意のもとでされているということにおきましては、我が会派も代表質問で述べましたような形で、基本的にはしっかりと推進をしていくことに対して、支えていくという立場でありながら、しっかりと、やはり特に生活に密着した、生活を直撃するような施策については丁寧な対応をしていただきたい。  そして、この議会、年4回ありますので、その議会ごとで、ある意味思い切った見直しも、やはりそういったことをされることも大事かなと、それぐらい今回は大変アクセルを踏まれたような感もしますので、その点、私どもは慎重にというふうなことは代表質問でも既に述べているところでございますので、冒頭でございますので大変恐縮ではございますが、このようなことで申し上げさせていただきます。  そのほかの細かい、それぞれの事業につきましては、一つ一つございますけれども、代表して、代表質問でも取り上げました内容ですけども、数点お聞きしたいと思っております。  1つは、先ほども真鍋委員からございました空き家対策でございます。この空き家対策については、これまでも私どもから要望も、また質問もしてまいりましたけども、まず、北摂近隣市の空き家対策というのはどのような状態になっているのか。これまで要望もしてまいりましたけども、ようやくという感があるんですけども、実態調査をされると。当然、特措法の関係もございますので、この時期になったというふうには理解はしておるつもりですけれども、その調査の実施に当たりまして、その根拠、理由についてあわせてお聞かせをください。 ○(吉川住宅課長) 北摂他市の空き家対策の状況につきましては、既に空き家の実態把握調査を終え、空き家対策計画を平成28年度までに作成される予定である市が豊中市、池田市、茨木市の3市で、平成28年度に調査を実施されるのは箕面市1市でございます。また、本市と同様に、調査計画策定とも実施されていない市は、吹田市、摂津市の2市となっております。  また、空き家実態把握調査の実施に至った理由につきましては、これまでの本市の空き家対策は、空き家の発生を抑制する施策を主に推進したところでございます。また、それと同時に、本市における空き家に関する課題対策等を検討するため、庁内関係課で組織します高槻市空家等対策庁内検討会議を平成27年度に立ち上げ、議論を行ってまいりました。その中で、今後の空き家対策を推進する上では、まず第一に本市での空き家対策の実態を正確に把握することが必要であるとの結論に至り、平成29年度より空き家対策等実態把握調査を実施するものでございます。  以上でございます。 ○(吉田忠則委員) 私どもの会派としても、この空き家対策の実施をされている市にも視察に行かせていただいたということは代表質問でも申し上げましたけども、ただ、そのときは、この空き家の特措法がまだできていない、整理されてないという中で、いち早く市として条例を制定されたというところに行ったもんですから、その点、タイミング的にはどうかという部分もあるんですけども、ただ、最終その市は条例制定されましたけども、そこにやはりヒントを得ながら、本市は条例制定の必要性があるかどうかは今後検討もされていくのかと思います。  それで、伺った市のさまざまな相談を受けている件数をお聞きしておりましたら、大変多かったんですね。後ほどもちょっとお聞きしようと思うんですけども、うちの市よりもはるかに多いなという感があってですね、空き地については349件であったり、空き家についても900件余りの相談を受理しているという、そういったところからスタートしましたということでした。私も当時、いろんなご相談をいただく中で、市民の皆さんから、そういった――よくある話だと思います。私は直接あったのが、住んでいない、または使用していないと思われる管理不十分なお家からトタン屋根が飛び散るような、要は、そういう破損されているような状況、草木が生い茂って道路の隣地にはみ出す、そういった状況だったり、市に相談しても、市の対応に限界を感じる、そういったところもあったわけなんですね。そういったことで、国も、これはやはり必要なんだなと、空家等対策の推進に関する特別措置法が平成27年に制定されたというふうに認識をしております。  そういったところで、2問目には、この空き家等実態把握調査をされますけども、具体的には、どのような調査を実施されるのか、改めてお聞きをしておきます。 ○(吉川住宅課長) 空き家等実態把握調査の具体的な内容につきましては、まず、市域全体を対象として、過去に空き家相談のあった物件や水道の閉栓状況より長期間閉鎖されている物件を空き家候補として抽出し、1軒ずつ現地調査を実施いたします。この現地調査においては、居住や使用実態の有無を外観目視などにて確認し、空き家であるかどうかを判断いたします。空き家であると判断した物件につきましては、劣化状況や管理状況について確認いたします。これら現地調査の結果をもとに空き家と判断した物件につきましては、所有者調査を行い、登記情報、固定資産税の納税情報より所有者等を特定いたします。その後、所有者に対し、空き家になった理由、空き家の管理状況、今後の利活用の意向等についてのアンケート調査を実施し、市内の空き家の分布状況や傾向、課題等を整理してまいります。  また、今後の空き家対策に活用するため、調査結果などの空き家に関する情報について一括管理する空き家情報管理システムを構築してまいります。  以上でございます。 ○(吉田忠則委員) 今、2問目いただきました。  1問目の答弁では、27年度に庁内でそういった検討会を立ち上げたということでした。27年度は検討会を立ち上げて、27年度、28年度と2年間かけて進められて、29年度からいろいろ実態把握調査をされるということで、単なるアンケート調査程度では、当然すぐ終わるわけですけども、やはり、今2問目にもらいました調査内容を見ますと、かなり、最終的には計画を立てるためのそういったところまで含めた形で委託されていくということなので、2年間かかってもやむを得ないかなというふうな感もしながら、その上で、本当であれば1年間ぐらいでですね、要は、空き家の実態を正確に把握することが必要であるという結論に至ったということで、その結論というのは、ある意味よくわかる話なので、1年あれば、スピーディーに進めてもらえたかなというふうな感はしております。その上で、それはそれとして、その分しっかりと29年度でまとめてどこまで進めていけるかということに、今、期待をしているわけですけれども、その上で、計画を定めていくということなので、そのための調査をしていく。具体的には、どういった計画を策定されていこうとされているのか、そういった内容、もしくは、どういったメンバーで進めていかれるのか。今後の予定という部分につきまして、先ほど、空き家の相談に係る件数申し上げましたけども、市としては、どれぐらいの件数がこれまで寄せられていたのかということを参考までにあわせてお聞かせをください。 ○(吉川住宅課長) 空き家に関する相談件数につきましては、平成27年5月の空家対策等の推進に関する特別措置法の施行後から現在までに住宅課が受け付けた件数は47件でございます。  次に、空き家対策計画に定める内容につきましては、対象とする地区及び空き家の種類、計画期間、空き家対策に関する基本方針、所有者等による適正な管理の促進、空き家の活用や除却後の跡地活用の促進に関する事項、特定空き家に対する措置や対処方法、住民からの相談への対応に関する事項、また空き家対策の実施体制などを定めるように法に規定されておるところでございます。  計画策定に当たりましては、実態調査の結果を十分踏まえ、本市の実態に即したより実効性のある空き家対策となるよう、法務、不動産、建築等に関する学識経験者などを含めた協議会において検討していく予定でございます。  以上でございます。 ○(吉田忠則委員) 代表質問の答弁では、この計画策定というところまででございましたけれども、今の答弁によりますと、今後さらに協議会等において、第三者、学識経験者等入れてされるということですので、どうか専門職の方をしっかりと入れてですね、多角的なそういった計画の策定に期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  そうした中で、やはり、もう既に国の法律がありますので、それをカバーする、ある意味そういう計画であったり、実効性のある取り組みということですので、やはり、先ほど申し上げた緊急事案的な部分での対応につきましては、早急に、策定に至るまでの間に、現時点でも起きている部分もあるわけですから、そういったところにしっかりと答えていただけるような取り組みをお願いしたいと思います。  要望になる部分におきましては、先ほど真鍋委員もありましたけれども、この空き家対策を含めながら、考えられる制度というのはさまざまだと思うんです。ある市では、地域住民が空き家が発生しない、そのために発生防止活動を行ったり、適正管理活動をしようとする、そういった自治会であったり団体に対しては一定の補助を行うと、こういったこともその市は行っています。若年夫婦、子育て世帯等の方々に対しても、この空き家を活用してのそういう住まいであれば一定の補助制度を創設していると、こういったこともされておりますので、あわせて要望させていただきながら、この質問は終えたいと思います。  次は、産業環境部で2点になりますので、端的に伺ってまいります。  オープンたかつきのお話も先ほどから出ておりますし、これは、もう大変期待をしながら28年度取り組みをしていただきましたので、その取り組みにつきましては、あわせてお聞きをすることは、ちょっと時間もあれですし、重なっておりますので、28年度につきましては、私のほうから。国の地方創生加速化交付金を活用してしっかり取り組まれたということを事前にもお聞きしておりますし、そういった意味では、先ほどの予算編成方針の中にも、国の特定財源もしっかりと活用して捻出をしていくということからいくと、当然交付金をですね、もし該当するものがあれば積極的に取りにいっていただきたいと。現実、この28年度の交付金については活用されたということで、そういったことにつきましては、これまでも濱田市長も積極的に国に出かけてですね、そういった活動もされておりますし、所管部におきましても、その取り組みをお願いしたいと思います。  そういう意味では、29年度のオープンたかつきの取り組みにつきまして、お聞きをしておきたいと思います。 ○(青野産業環境部参事) オープンたかつきに関するご質問にご答弁申し上げます。  平成29年度につきましては、4月下旬から6月にかけまして、商工会議所や観光協会が主体となり、市が連携する形でオープンたかつきの春バージョンを実施する予定にしております。さらに秋には、今年度同様の規模でプログラムを実施するため、国の地方創生推進交付金の活用を目指し、交付金の申請等の準備を進めているところでございます。  平成28年度の実績を振り返るとともに、悠久の歴史に育まれてきた高槻の資源と地の利を生かし、さらに上質な「たかつき時間」が提供できるプログラムとしてブラッシュアップできるよう、より多くの方々と連携し、取り組みを推進してまいります。  以上でございます。 ○(吉田忠則委員) オープンたかつきにつきましては、そのように取り組んでいただきますよう要望させていただきます。  最後に1点、起業・創業促進事業ということでお聞きをしたいと思います。これまでの起業・創業促進事業についての取り組みの実績で、その実績のうち、今回シニア層に光を当てるということですので、これまでの事業の中でどれほどのシニア層の方がいらっしゃったのかということをまずお聞きをいたします。 ○(青野産業環境部参事) 起業・創業促進事業に関するご質問にご答弁を申し上げます。  起業・創業促進事業の取り組みと実績についてですが、平成22年度から市内の新規出店を支援する補助金制度、創業・個店支援事業を実施しており、平成28年度までで、魅力ある新たな店舗が約30店舗採択されています。  また、毎年8月から9月にかけまして、高槻商工会議所と共同で、創業希望者向けの連続セミナー、たかつき創業塾を開催しており、約30名が受講しています。平成27年度は、このうち7名が実際に創業しております。  シニア層の内訳についてですが、50歳以上の方の創業・個店支援事業については4件が新規出店しており、たかつき創業塾では毎年1名から2名が起業されております。  以上でございます。 ○(吉田忠則委員) シニア創業支援事業が今回改めてされるということで、既存のこういった事業との連携は当然想定されていると思いますし、そういった状況の中で、今、答弁をいただいたわけです。50歳以上の方が毎年1名から2名であったというその方々を、まずは市として一定のそういう事業を立ち上げて、その受け皿を用意をして行っていくということと認識をしております。そういう意味では、改めて取り組む意義ということとあわせて、今申し上げたそういった既存の事業との連携ですね、この点をどのように考えていくのかという、具体的にはどういう検討をされているのかお聞かせをください。 ○(青野産業環境部参事) 起業・創業促進事業に関する2問目のご質問にご答弁申し上げます。  シニア創業に取り組むことについての意義でございますが、今後、高齢者人口が増加する中、シニア層による創業を支援・促進することで地域産業の振興を図ることを目的としております。シニア層の創業には、長い社会生活の中で養った経験や人脈を生かすなど、若年層とは異なる特徴があるため、シニア層向けのテーマに絞って取り組みを進めるものでございます。  次に、シニア創業支援事業と他の施策との連携についてでございますが、平成29年度はおおむね50歳以上の方を対象に、シニア層における創業の動向や特徴、事例紹介等を交えたセミナーを開催いたしまして、創業意識の掘り起こしを図ります。セミナーの参加者については、より具体的な創業計画の策定や知識の習得を目標としたたかつき創業塾への案内を行うとともに、市の補助制度である創業・個店支援事業等の紹介を行います。また、金融機関等とも連携いたしまして、各施策の活用促進を進めることで、地域経済のにぎわいと活力の向上を図るものでございます。  以上でございます。 ○(吉田忠則委員) 今の答弁、さまざまございましたけども、要は、たかつき創業塾というのが、チラシもつくられて行っておられますと。定員は30名で、6日分の受講料として5,000円、大安価かなと、そういった部分において毎年行われている。ここに、今、シニア層の方がですね、1名、2名というふうな状況。あえてシニア層という部分、この事業をしっかりと拡充するというふうな言い方でも、そういった見方もあるんでしょう、私もそう思ったもんですから。ですけれども、一定、やっぱり市と商工会議所の役割分担という意味では、市として、しっかりとまずは新たな視点で行っていきたいと、そういった部分において、イベントの中でたかつき創業塾に来ていただく、そして、個店の補助事業にも結びつけると、こういった答弁だったと思います。そういう意味では、そういうことも理解をしましたので、ぜひシニア層の拡大、高齢化の中で、せっかく長年働いてこられて、一旦地元に帰られる、ボランティア、自治会活動等もあるわけですけども、もう1歩頑張っていただいて、高槻のために創業していただく、こういった視点につきましては、しっかりと応援をしていきたいと思いますので、以上で質問を終わります。 ○(宮本委員) 私からは、一般会計予算では4点質問をいたします。  初めに、主要予算内容2ページの十三高槻線の沿道まちづくりについてお聞きします。代表質問では、十三高槻線の沿道について、私たちの議員団は、今ある農地を最大限残し、同じように農業が続けられる環境を守るべきと質問をしました。それに対して、都市的土地利用に向けた取り組みを進めると、こう答弁されました。十三高槻線沿道である前島・道鵜地区は、高槻クリーンセンターの更新などをきっかけにし、地元の皆さんがまちづくり協議会などを結成されています。2月1日の新名神・交通体系等対策特別委員会に提出された資料によると、皆さん、これまで農地保全策について勉強会を重ね、2012年には前島地区で営農意向についてのアンケートに取り組むなど努力をしてこられました。特別委員会の資料には、今後、改めて意向調査をされるとあります。代表質問では、都市的土地利用という答弁しかありませんでしたが、この農地保全への支援策は、地元の意向があれば継承して行われるんでしょうか、その点お聞きします。  以上です。 ○(戸田都市づくり推進課主査) 十三高槻線沿道まちづくりに関するお尋ねですが、市としては、大阪府が新たに整備着手される十三高槻線の府道枚方高槻線から檜尾川大橋までと牧野高槻線の淀川渡河部が交差する道路沿道の地域においては、インターチェンジと同様に、広域交通結節点としてのポテンシャルが高いことから、この整備効果を最大限に生かした都市的土地利用が望ましいと考えております。  この都市的土地利用の検討に当たっては、地区全体でまとまった土地利用の実現が図られるよう、関係権利者の意向も把握しながら、あわせて必要な農地保全策の検討も進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(宮本委員) 2問目は要望にさせていただきますが、これまで高槻市は、十三高槻線沿道について、議会で営農の継続、自然環境や景観の保全を目指すと、地元の皆さんを支援するということを言ってきたんですね。しかし、2月1日の特別委員会の資料では、取り巻く環境の変化があったと強調されています。答弁にもありましたが、北摂エリアと北河内エリアをつなぐ道路ができると。淀川渡河橋のことであります。市は、これでポテンシャルが向上すると期待はされているかもしれませんが、沿道の皆さんにとっては、逆に農業や自然環境が守られるのか不安が高まっているんじゃないかなと思うんです。1問目で述べた2012年に取り組まれたアンケートでは、6割の方が農業を続けていきたいと答えておられます。やはり、これまで地元の皆さんが頑張ってこられた農地保全のための勉強会などの努力や、議会での議論を踏まえていく必要があると思います。私たち共産党の議員団は、この淀川の渡河橋には反対ではありますが、これがつながるから開発だということになると、これまでの議論の経過と逆方向になりかねませんので、答弁では、必要な農地保全策も検討するということですので、ぜひ、地元の皆さんの思いを丁寧に聞いて、取り組みを支援することを求めておきます。十三高槻線については以上であります。  続きまして、主要予算内容2ページ、JR京都線交通まちづくり、JR京都線の高架化についてお聞きします。  代表質問では、市は事業化の判断要素となる事業費や事業効果を算出するなど研究を進めると答弁されました。高架化については、事業費が莫大な額になるのではないかと私たち繰り返し議論をしてきました。これまで共産党議員団として、事業費について、近鉄奈良線や京阪本線の高架化を参考に、100億円単位の費用がかかるのではないかと述べてきたんですが、およそ100億円単位ということでこれは間違いないんでしょうか、お聞きします。  また、事業費や事業効果をもとに事業化を判断していくとのことですが、その判断は、高槻市の今後の財政状況を踏まえて、市全体で検討する必要があると思います。当然その視点に立って判断されるということでよいのでしょうか、その点お聞きします。  以上です。 ○(戸田都市づくり推進課主査)  富田のまちづくりに関する2点のお尋ねですが、1点目の事業化の判断要素となる事業費や事業効果については、今後算出するなど研究を進めてまいるものです。  2点目については、JR京都線の連続立体交差事業は、JRアンダー部を初め、踏切除却等の交通課題の解決が図られることで、富田地区の土地基盤整備の充実につながるため、引き続き鉄道高架化勉強会において研究を進めつつ、本市の財政状況も踏まえながら適切に判断してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(宮本委員) いろいろ答弁されましたが、最後のところで、研究を進めつつ本市の財政状況も踏まえながら適切に判断すると表明されましたけど、その点は必ず押さえていただきたいと思います。
     もう1つ判断に当たって、やはり富田地域の皆さんが何を望んでいるかということであります。本当に100億円単位かかるんじゃないかと、その莫大な費用と、しかも25年も期間がかかる高架化という手法で富田村踏切やJR富田アンダーの問題を解決することを望んでおられるのかと、このことをよく考えなくてはいけないと思うんであります。そして、人口もこれから減っていくと。自動車の台数も減っていく中で、連続立体交差のようなことをしなくちゃいけないのかと、よく考える必要があると思うんです。その点の考えをまずお聞きしたいということと、さらに、例えば、JR富田アンダーの問題で言えば、代表質問でも述べましたが、やはり原道を早く広げて安全にしてほしいんだと、これが住民の皆さんが今一番望んでいることじゃないかと思うんですが、代表質問では答弁がなかったのですが、考えをお聞きします。  以上です。 ○(戸田都市づくり推進課主査)  本市が平成21年に地域の意見を踏まえて策定した富田地区交通まちづくり基本構想においては、JRガード下の課題解消が最優先事項と位置づけております。このため、市及び議会を挙げて道路管理者である大阪府に対して課題解決に向けた要望を行いましたが、緊急対策はなされたものの抜本的な解決に至らず、いまだ事業化も見通せない状況です。  そのため、本市では、JRアンダー部の抜本的解決につながる富田奈佐原線の整備や事故の多い富田村及び赤大路踏切の除却を初め、地域の南北分断の解消など、まちづくり効果の高いJR京都線の高架化に向け、関係者で構成される鉄道高架化勉強会を設置し、将来を見据えながら着実に研究を進めているところです。  以上でございます。 ○(宮本委員) 3問目は要望にさせていただきますが、JR富田アンダーや富田村踏切の課題があることは私もよくわかります。大阪府が動かないということも、これは承知しているつもりです。しかし、その解決のためにJRの高架化というのは、これ、余りに飛躍が大き過ぎると言いたいんです。莫大な費用をかけて、25年もかけて、場合によっては立ち退きだってあるかもしれないということは、これは住民の理解が得られるのかと、ぜひそのことも含めて考えていただきたいと思います。  それと、南北分断が解消など、まちづくり効果が高いということも言われたんですが、2月の市街地整備促進特別委員会に市が提出された高架化とまちづくりと題された資料、ここに持ってまいりましたが、町の歴史や住民の皆さんの意向を踏まえていなかったんじゃないかなと思うんです。コンサル企業に委託して、協力を得て、市が作成されたと思うんですが、例えば現在、四中やパナソニック、明治の工場がある地域を赤色でゾーニングをしまして、まちの風格と魅力を形成といったり、高架化に福祉施設をつくると、こういうことも言っておりました。やはり、町の歴史ですとか、長年福祉施策について市議会で議論した経過から外れたね、あのような資料が出たというのは、私は、これはよくなかったんじゃないかなと思います。先ほどの質疑で、十三高槻線の土地利用とこの事業、経営革新宣言の輝く未来の施策にも位置づけておられましたが、やはりこれまでの歴史と長年の議会での議論を尊重するということもお願いしたいと思うんです。そういったことも含めて、この問題については議論をお願いしたいと思います。京都線の高架化については以上であります。 ○(北野都市づくり推進課長) ただいまご指摘いただいた資料につきましては、都市計画マスタープランや富田地区交通まちづくり基本構想のこれまでの取り組み、また、現在、取り組みを進めております立地適正化計画、ほか関連計画を踏まえ作成し、現時点でのまちづくりの方向性として取りまとめ、先般、特別委員会でお示しさせていただいたものでございますが、こちらの資料につきまして、当日、ご指摘いただいたようなご意見というのはなかったと考えておりますが、JR京都線の高架化につきましては、今後とも議会に適切にお示ししながら研究を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○(宮本委員) まちづくりについて、やはり住民の意向ですとか、これまでの市議会の議論を、経過を尊重するというのは、これは当然のことだと思うんです。この点は改めて指摘をしておきたいと思います。  次に、主要予算内容3ページ、市が指定する緊急輸送路沿いの建築物の耐震診断支援についてお聞きします。  新年度、国道171号から総合防災拠点である古曽部防災公園と総合スポーツセンターにつながる道路を耐震診断義務化路線に指定されています。そして、指定と同時に、その道路沿いに建っている建物は現行の耐震基準を満たしておらず、倒壊すると。この道路を塞いでしまうおそれのある場合、耐震診断の費用を全額補助すると、上限がありますが全額補助するとされています。  今月策定の耐震化アクションプラン2017では、緊急輸送路沿いで耐震診断が必要な建物は6棟あるとされています。それらは、どのような建物なのか、住宅か、それ以外なのかお聞きします。  以上です。 ○(森野審査指導課長) 緊急輸送道路沿道の建築物についてのご質問にお答えいたします。  対象となる建築物は5棟が住宅以外で、1棟が住宅を含んだ建築物でございます。詳細につきましては、耐震診断の結果と同時に公表することになります。  以上でございます。 ○(宮本委員) これは基本的に建物の所有者の皆さんには責任はありませんから、耐震診断を義務化する以上、全額を補助するということは当然だと思うんです。答弁では、うち1つは住宅ということですから、これは対応がどうしても必要だと思います。そして、補助金で耐震診断を実施し、仮に耐震基準を満たしていないとなったら、次は耐震設計をし、工事をすることになります。ただ、これが確実にできるかどうか、これに懸念があるんです。耐震化アクションプラン2017には、緊急輸送路沿いの建築物は2025年(平成37年)には耐震化率を100%にするとあります。そのために、耐震設計と改修のための支援を国や府と連携して行うとあります。着実に耐震化が進むかどうか、これはどれだけ所有者の負担を軽減できるかに一つかかってくると思うんです。  その検討はこれからだと、その事業化の検討はこれからということになりますが、お聞きしたいんですが、既に耐震改修費用への補助制度を持っている市町村は、大阪府下で言えば、国、府、市町村、所有者、どれだけの負担割合の補助制度になっているのかお聞きします。  以上です。 ○(森野審査指導課長) 大阪府において、緊急輸送道路沿道建築物の耐震改修工事の補助制度を実施しているのは、大阪府と堺市でございます。  大阪府においては、耐震改修工事費用の約3分の1、堺市においては約3分の2が補助されますが、それぞれの耐震改修工事費用の限度額が別途定められております。なお、この補助金の2分の1は国が負担することとなっております。  以上でございます。 ○(宮本委員) 所有者の負担が堺市は3分の1であると。大阪府で言えば3分の2と。これは非常に厳しい負担だと私は思うんです。1問目の答弁で、耐震診断の結果を公表すると言われました。これは、ホームページなどで公表するということであります。これは、国が耐震改修促進法の改正で市町村に義務づけた規定であります。診断を義務づけたものの、肝心の耐震改修となると大きな負担がかかってできない、しかも診断を公表されてしまうというのは、これはひどい話やなと思うんです。国はそこまで法律で求めるのであれば、確実に耐震改修ができるように現行、2分の1の負担割合を抜本的にふやすべきであると私は思います。それができないんであれば、診断結果を公表するというような規定は、これはやめるべきだと思います。ぜひ、市として、なるべく所有者の負担が軽減できる補助制度を事業化すると同時に、国に対して、それらのことをぜひ強く求めていただきたいと思います。そのことを要望して、この問題については終わっておきます。  最後に、主要予算内容43ページ、有害鳥獣対策についてお聞きします。  新年度新たな有害鳥獣対策として、専門家のアドバイザーによる対応策の立案、指導のための予算が提案されています。事前にお聞きすると、主にここ数年、萩谷地域を中心に広がっているニホンザルによる被害、その対策とのことです。  このニホンザルというのは、非常に学習能力が高いということと、また、イノシシや鹿のように、捕獲の許可を簡単におろすことができないと。どちらかと言えば、保護の対象になっています。よって、地域総がかりで追い払いなどに頑張らなくてはいけないということがよく言われております。  今回、専門家に地域への取り組みのアドバイスなどをお願いするとのことですが、改めてニホンザルの被害対策の場合、どうしてこの専門のアドバイザーが入ることが必要なのか、どのような効果があるのかお聞きします。  以上です。 ○(長谷川農林課長) 猿による被害対策については、近年顕著に見られる局所的な被害であり、市、地元とも対応方策のノウハウが不足していること、地域が一丸となって取り組むことが必要なため、専門家の参画を計画しているところでございます。  また、この効果としては、適切な場所への猿専用の被害防止柵の設置による効果的な対策の実施や、これに加えて、地域一丸となった追い払い活動による獣害被害の低減を期待しております。  以上でございます。 ○(宮本委員) この萩谷地域のニホンザルの被害の問題は、市議会でも少なくない議員の方々が相談を受けておられるとのことです。私も相談をお受けしましたが、特に朝市に取り組んでいる方々にとっては、大切に育てた農作物が被害に遭うのは精神的なショックが非常に大きいと言っておられました。しかも、学習能力が高いので、いろいろな対策をとっても、すぐにまたやられてしまうので、さらにまたショックが大きいということです。市がこれを解決するために新たな事業を予算化しようとされていることは、私は非常に評価ができることだと思います。ぜひ、成功をさせていただきたいと思います。  この取り組みについて、地域の皆さんが一致をすれば、アドバイザーの専門家と一緒に対策について話し合いの場を持つことになります。そこに対して、市の担当者もかかわって大いに支援することが必要と思いますが、話し合いが始まった後の市の役割についてどのように考えておられるのかお聞きします。  また、大阪府には、動物愛護畜産課 野生動物グループという専門的な部署があります。大阪府にも役割を果たしてもらうことが必要です。大阪府ができることは何があるのか、また、府に積極的に支援を求めていくのか、その点をお聞きします。  以上です。 ○(長谷川農林課長) 本市の役割についてですが、専門家の選定や地元と専門家による勉強会の開催支援、これに基づく被害防止策などの導入への補助などを予定しています。また、大阪府の役割としては、本市からの相談への対応、広域的な見地からの被害対策に係る情報の収集と提供、必要に応じた勉強会への参画などを考えております。  以上でございます。 ○(宮本委員) 3問目は要望にさせていただきます。地域総がかりでの取り組みというのは、お聞きすると、繰り返し徹底的に追い払いなどをして、ここには近づいてはいけないんだと猿に思わせなくてはいけないので、とにかく地元が主体にならなくてはならないということをお聞きしました。そのようなことから、行政のかかわり方というのもよく検討した上で支援をしていかなくてはいけないというふうに思います。  また、大阪府については、市として積極的に支援を求めていかなくてはいけないと思います。せっかく専門の部署があるのですから、力をかしてもらわなくてはいけませんし、答弁では勉強会に参画ということもありました。地元の方々からすると、大阪府の職員というのは、高槻市の担当者よりワンクッション、ちょっと1つ置いた立場になりますから、若干ですが受け入れやすい面もあると思いますので、ぜひ大阪府には支援を要請しておいてほしいと思います。そのことを要望して質問は終わります。  一般会計予算については、JRの京都線高架化について指摘はしましたが、JR高槻駅のホーム柵や摂津富田駅のバリアフリー化、土砂災害特別警戒区域内の住宅への移転・補強補助や新たな獣害対策などが含まれていますので、賛成をいたします。  以上です。 ○(太田委員長) ここで、昼食のために午後1時まで休憩します。    〔午前11時53分 休憩〕    〔午後 1時00分 再開〕 ○(太田委員長) 会議を再開します。 ○(吉田稔弘委員) 1点だけ、ちょっと質問兼意見ということで。  29年度の予算説明書の138ページですけれども、ここに公園費いうのがありまして、公園内で防犯カメラ設置事業ということで、予算が250万円ですね、計上されていまして、カメラそのものは100万円で、あと設置の工事請負費が150万円ということです。それで、規模が大きく広範囲から利用者が集まる都市公園について、出入り口とかトイレなどに防犯カメラを設置するというふうになっていまして、設置公園が5か所、芥川公園、上の池公園、清水池公園、南平台中央公園、それから緑が丘公園と。設置台数が合計で20台、各公園4台ということになっています。費用が機械の借り上げ料として6か月で100万円ということで計上されています。それで、5年間のリース契約ということでなっております。あと、工事請負費は150万円と。それでね、これ設置するに当たって、要は、リースということなんですが、実際にリースがいいのか、購入するのがいいのかということを検討されたかどうかということをちょっと聞きたいなと思います。  それと、購入の場合、1台幾らぐらいなのかということですね。ここでは、借り上げ料6か月で100万円ということで、1年にしたら倍やから200万円。5年やから1,000万円になるんですけどね。それを20台で割ったら1台当たり50万円になるんですけれども、現金で買うた場合、恐らく相当もっと安いだろうと思うんですけれども、今言いましたように、そういう検討をされたのかどうか。当然、これ1台当たり幾らかいうのをわかってなかったらリース契約したときに、それが本当に正しいんかどうかということもあると思うんですけどね。  それとね、あとは、故障ですね、発生状況はどのようになっているのか。これは、学校とか公園とか既にもう設置されて1年半ぐらいになるんですけれども、故障したということは聞きませんけれども。防犯カメラそのものは同じようなものだろうと思うんですけれども、既に400台ほど設置されとるということですから、その辺、1年半ぐらい経過しているから、そういう状況はどうなのかということもあわせてちょっとお尋ねします。  1問目、以上です。 ○(前地公園課長) まず、リースもしくは買い取りによる防犯カメラの設置費用につきましては、リース料、買い取り価格のほか、点検、修理等の補修費用を考慮いたしますと一概に比較することはできないんですけれども、今回公園につけます防犯カメラが屋外に設置する精密機械であることを考慮いたしまして、保守点検を含むリース契約とするほうがメリットがあるという判断をいたしました。買い取りの価格の場合でございますけども、28機を買われた他市の事例で言いますと、1台49万円というのも聞いております。  また、故障のぐあいでございますけども、本市につけておりますところは、まだ稼働して間もないこともあり、特に故障の部分では聞いておりませんけども、先行して実施しています寝屋川市におかれましては、機械の故障等によりまして、買い取りでつけられているんですけれども、リース等での契約のほうがよかったというようなアドバイスをいただいております。  以上でございます。 ○(吉田稔弘委員) 何ですか、今、他市の28台買った場合49万円。他市って何。他市ってよそのを比較したってしゃあないやないですか。高槻市が買うときに、どういう見積書を取っているのかということ。現金で買う場合やったらこの値段だ、リースやったらこれだと。そして、それを比較してね、費用、当然、修繕費とか、保険なんか入るんやろうと思うんですが、保険なんか別途かけたらいいんだけども、高槻市としてね、最初買うときに、よそのその値段だけでリース契約してるの。自分とこみずから見積もり取ってやね、幾らかいうのを把握せなあかんのちゃうの。それはどない。してなかったいうこと。 ○(前地公園課長) 買い取りにつきましては、買い取り、それから、保守のパッケージ等もございますので、機器の買い取りのみの見積もりはいたしておりません。  以上でございます。 ○(吉田稔弘委員) それね、やっぱり買い取りとリース、その辺見積もりを何で取らへんのですか。そういうことは、真ん中に業者入ったら、当然手数料取っていくわけですわ。高くなるねや、はっきり言って。リースで真ん中に業者入ったら、自分とこの経費とか利益全部そんなん入ってくるからね、当然。だから高くなるわけや。その辺も最初に裸の値段で買うのと、そういうリースする場合と、どうかということ比べてね、本当にこれやったらどっちが安いかいうのをして。他市なんか1台40万円ぐらいって聞いとんねんけども、恐らく40万円は、これリースだったら50万円ぐらいになっとるんやと思うんやけどね。10万円だったらそれ20台で、それだけでも200万円からちゃうから、損しとるわけや、そんなんやったら。だから、そこはやっぱり買うときにね、見積もり何通か取って、1社だけじゃなしに、2件、3件取って、リース会社もそうやし、直接買う場合も、現金で買う場合はこの値段とかね、取らなあかんのちゃうんですか。何でもそうですわ。何も別にこの防犯カメラだけじゃないですよ。ほかに、パソコンであろうと何であろうと買ってるじゃないですか。そんなんかて、全部やっぱり何社か見積もり取るでしょう。現金で取ったり、あるいはリースで取ったりとか。その辺なんかはどないしてはるの。皆、何でも言いなりで、もう1社だけで、ああ、そうですかいうて買うわけ。その辺、ちょっとどないなっとるのかなと思うわ、ちょっと。 ○(前地公園課長) 防犯カメラの費用につきましては、リースで運用する値段、それから買い取りにおきましても保守等、点検等も発生いたしますので、機器を購入して保守のパッケージも合わせた分の値段のほうで見積もり等を比較して、リースのほうがメリットがあるとして今回判断いたしております。  以上でございます。 ○(吉田稔弘委員) 仮にリースでもね、1社だけしてるわけ。これやっぱり金額大きいじゃないですか。この場合はそりゃ1,000万円ほどやけども。仮に何十台、何百台ってなっとったら。これはそうやけども。やっぱりリースでも何社か取らなあかんし、それで、現金とリースとかね、当然、現金で買う場合なんか、これから自治会なんかいうたら、1台1台買っていくわけでしょう。ほな、参考に値段全然わかりゃしませんやんか、おたくの今のこの説明だったら。何ですか、49万円、寝屋川ですか。そんなもん、よその市の値段なんて何の参考になるねん。だから、高槻市として見積もりを、現金でまたこれ取りましたと。今後、自治会かって、これいろいろ要望してはるときに、買う場合、全部現金で買うんでしょう、自治会の場合。そんなもんリースなんか買いまへんで1台ぐらいのこと。  だから、その辺も最初の段階からね、やっぱり、職員ももうちょっといかにしたら安く無駄な費用を払わんでもええかということをもうちょっと考えなあきませんで、自分らも。それ一番簡単な方法かもしらんけれどもね。  だから、それね、今後もあることやからね。そこら辺もよく、どっちが得かとか、比較もして、リースがええんか、現金がええんか、これからまた自治会も1台、2台と買っていかなあかんでしょう。ほな、その場合、参考も何もあらへん。いや、わかりません、他市は49万円でしたと。ほな、自治会、今度買うとき、どっかの業者探さなあかんけど、探したときかて、そんなん、値段参考に何もならへん、そんなもん。 ○(太田委員長) 休憩をとります。    〔午後 1時10分 休憩〕    〔午後 1時11分 再開〕 ○(太田委員長) 再開します。 ○(前地公園課長) リースにおきまして設置して、その保守も含めるリースの費用と、それから機器を買い取りまして、また保守等のパッケージを行った場合との比較におきまして、リースのほうにメリットがあると判断して、させていただいております。  以上でございます。 ○(吉田稔弘委員) 今後、これ今回はリース契約ということであれですけれども、自治会初め、またいろいろ要望を、取りつけしてほしいとかいろいろあるから、その辺の参考も、やっぱり行政として、実際に現金で買ったらこれぐらいやとか参考の値段もやっぱり把握しとかなあきませんわ。ただもう、うのみにしてリースではこれだけ、買ったらこれです言うて、それは今度、自治会が1台、2台って買ったときに、そんな値段で通るのかどうかわからん。契約状況も当然変わってくるやろうから。だから、行政として、実際に何ぼか、裸の値段というか、1台40万前後やと思いますけど、その辺もやっぱり事前に、購買になるのかな、所管の部署の人かて、やっぱりそんなんある程度把握しとかなあかんのと違いますか。  今後、その辺のこともよくして、よく相見積もりも取るなりして、要は少しでも安く、リースがいいのか、現金がいいのか、そこら辺も検討してもらうというかな、その辺もまた今後やってもらいたいなというように思いますね。そうせんと、そりゃリースしとったら一番楽かもしらんけども、丸投げみたいになってもうてる。結局それだけ高いもの買わないといかんわけや。真ん中に業者1社でも入っとったら、当然そこは手数料とか利益得るわけやからね。そこら辺もよう考えてもらわなあきませんよ。 ○(太田委員長) 意見でよろしいですか。 ○(吉田稔弘委員) はい、意見としてで結構です。 ○(野々上委員) 私からは、そうしましたら、この議案第28号 一般会計予算(所管分)につきまして、ちょっと数点にわたりまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。  まず、主要予算のページに沿って順次質問をさせていただきたいというふうに思います。  最初に2点、まずお伺いさせていただきたいと思います。  1つは主要予算1ページに上げられておりますバリアフリー化推進事業で、阪急高槻市駅北駅前広場にかかわる工事についてお尋ねをさせていただきます。  この阪急高槻市駅の駅前、水の出ない噴水が指摘されていましたり、さまざまにこれまでも議会で指摘がされてきました。この北の駅前広場のバリアフリー化とそして美装化に向けて、工事を新年度行っていくということなんですけれども、今までも先ほど申しましたように噴水の問題ですとか、放置自転車の問題、またポイ捨てもありますし、ごみの問題とか、さまざまに指摘がなされています。駅前の一等地ですから、いろいろな課題が指摘され、なかなか取り組めてこなかった経過があったかというふうに思うんですけれども、なぜ今回、こういった事業化に向けて動き出したのか。その事業化に至る経過についてまずはお伺いをさせていただきたいと思います。  もう1点、あわせてお尋ねをさせていただきます。  同じく主要予算の1ページに上げられております高槻景観賞についてでございます。この(仮称)高槻景観賞というのを事前にいただきました説明によりますと、再来年度ですね、平成30年度に表彰するということで次年度、29年度はそれに向けた公募を行っていくということで予算が上げられております。  この景観というのはもちろん大切なことなんですけれども、なぜ今この時期にこういった賞を創設されたのか。そして、この賞を創設されることによって、今後どういった展開を目指していこうとされているのか。  以上、お聞かせをいただきたいと思います。 ○(松永道路課長) 阪急高槻市駅北駅前広場に関するお尋ねですが、整備から20年以上が経過した当該広場の今日的な課題を解消するため、安満遺跡公園の第一次開園を見据えて、バリアフリー化や美装化に向けて再整備を行うものでございます。  以上でございます。 ○(北野都市づくり推進課長) 景観賞に関するお尋ねでございますが、今回新たに景観賞を創設する経緯についてでございますが、こちらは、景観行政団体として、平成20年度に景観計画の策定や景観条例を制定し、これまで良好な景観形成に向け、一定規模以上の建築物等への規制誘導、景観に関するイベントの開催などを行ってまいりました。このような中、景観条例施行10年の節目を迎える平成30年度の表彰に向け、条例に規定する表彰制度を具体化しようとするものでございます。  また、今後の展開につきましては、景観賞を契機としてさらなる市民の景観意識の向上を図ってまいりたいと考えております。  また、受賞作品等につきましては、建築物等の規制誘導を行う際や、また市民の景観意識の普及啓発活動の事例として活用するとともに、景観法に基づく景観重要建造物への指定にもつなげられるよう取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 ○(野々上委員) それぞれにご答弁いただきました。  バリアフリー化の事業なんですけれども、整備から20年以上経過した今日的な課題を解消するためということでご答弁をいただきました。  今日的な課題ということで、まさしくその美装化だけじゃなくて、バリアフリーということで、駅前のああいった一等地ですので、一方でJRの高槻駅南側がもう工事が終わりまして、北側は北東地区が大変新しく、今日的になったところで、一方で阪急はそもそもの条件が異なりますけれども、やはり狭隘な道路、そして、舗装から随分とたった駅前の状況、そしてごみごみしたような印象がどうしてもつきまとうというようなことがあるという中で、ようやくJRにめどがついた中で、今回阪急かなというふうに受けとめております。これは地元の、近隣の住民、商店の皆さんだけでなく、広く市民の皆さん、高槻市外の方も利用されるというところですので、いろいろなお声を頂戴しておりますし、期待が高まっているところであります。  事前にいただきました資料で整備イメージ等を見せていただきますと、何と言いますか、シンプルな感じになっているのかなというふうに思います。20年以上前に整備された際には、噴水を設置されて、市民から公募で名称も募集されたというような、一つシンボリックな事業だったというふうに思うんですけれども、今回は、それを撤去されて広くバリアフリー化をされるということで、人の動線ですとか、また見え方とかも変わってくる中で、具体的にこのエリアを、例えば放置駐輪が噴水が除去されることによって、さらに膨れ上がらないようにするですとか、せっかく美装化したこの契機ですから、ポイ捨て対策などを、よりちょっと分厚く対応していくというような整備後の適正な運用に向けた対策が必要かというふうに思いますけれども、その点、特に何か予定とかありましたらお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  景観賞についてであります。ご答弁をいただきまして、この条例施行後10年の節目ということで、こういった賞を行っていくということでご答弁は理解をいたしました。  この新年度の予算に関しましては、賞にまずは応募していただくためのそういった告知に関する予算がほとんどということをお伺いしておりますけれども、どういった形で自薦、他薦含めて応募してもらえるか、ふた開けて、来なかったらとは言いませんけれども、どういったところが来るか、楽しみなのと不安なのといろいろ、ご担当者も思いがあるというふうにお伺いをいたしました。  高槻でこういった景観条例がどれぐらい地域に根づいてきているのか、または根づいている地域がどこなのかというようなことは、残念ながら今の段階で大きく市政の柱となっているとは言いがたいのかなという状況もあります。一方で古い町並みですとか、新しい駅前の高質な町並みですとか、さまざまにこの間整備が進んできたとこに関して、やはりこういった賞を契機として、市民の皆さんからいろいろな賞にしっかりとエントリーをしてもらうということも大切ですし、この賞に関しましては賞レースですので、公平性・公正性というのが重要なんですけれども、一方で、この景観法に基づく景観重要建造物の指定というのが今後の視野に入ってくるということになっては、そこで明確に高槻がどういったものを景観としてこの地域で、このまちで大切にしていくかということが、改めてしっかりとアピールしていくことっていうのが問われるかと思います。それはすなわち古い町並みを大切にしていくのか、新しく整備された近代的なまちを目指していくのか、その二者択一ではないかというふうには思いますけれども、そういった考え方というのは、こういった賞に合わせて市のほかの施策と相まって、しっかりと打ち出していかなくてはならないのかなというふうに思います。  そういった意味では、この阪急の駅前の事業なんかももちろん駅前の古い課題のある施設を取り除いていくこと、美装化していくこと、関連する事業への動線を確保していくことということもあるんですけれども、やはり駅前の一等地、高槻のもう1つの玄関口となったときに、こういった景観の考え方もあわせて、部課を横断するような形でしっかりと都市づくり、まちづくりということに当たっていっていただきたいなというふうに思います。  景観賞に関しましては、そういった市民とのやりとりだけじゃなくて、行政の中での波及効果というのもしっかりと感じられるような取り組みになったらいいなということを意見とさせていただきまして質問を終えさせていただきます。  バリアフリーの件に関して、ご答弁をお願いできたらと思います。 ○(田中管理課長) 阪急高槻市駅北駅前広場に関する2問目についてお答えいたします。  今回の整備ではバリアフリー化と本市の玄関口にふさわしい高質な空間形成に努めており、委員仰せの違法駐輪対策やたばこのポイ捨て等の問題は、整備後の駅前広場の適正運用を妨げることになりかねません。
     そこで、違法駐輪対策につきましては、今回の整備を契機として、整備後も継続的に高質な空間が保てるよう、これまでの対策である放置自転車の移動保管と啓発を継続して実施するとともに、より効果的な対応について引き続き検討してまいります。  以上でございます。 ○(吉田清掃業務課主幹) ポイ捨て等に関するご質問に答弁いたします。  駅前広場に限らず、第1次的には各施設管理者により適正に管理をするものですが、当該場所は環境美化推進重点区域及び路上喫煙禁止区域にも指定していることからおおむね週に1回から2回、職員による街頭啓発や清掃活動を行っており、さらには市民・事業者等との共同で、環境美化推進デーの拠点として清掃活動を実施しております。  また、視覚効果の高い啓発看板や路面標示を設置するなど、たばこの吸い殻等のポイ捨て防止を図っております。  今後も快適な環境を維持するため、引き続き関係各課と連携した取り組みに努めてまいります。  以上でございます。 ○(野々上委員) ご答弁いただきました。  今、最後のご答弁でいただいたんですけれども、週1回から2回、職員の皆さんがみずから出て、特に重点区域ということで啓発活動、清掃活動に当たっておられるということをご答弁で知りました。  繰り返しになりますけど、どうしてもJRのあたりは本当に施設がさまざまに更新されて、目に見えて景観としても、また都市機能としても整備されてきたというところなんですけれども、阪急地域は阪急地域のコンパクトなエリアをしっかりと特徴を捉えて、こういった工事を機に改めて管理水準、またこれは市や施設管理者だけではなくて、近隣にご商店も張りついていますし、目の前の事業者ですとか、そういったところなんかともしっかりと意見交換をしていただく中で、高質な駅前を再生していただけたらなというふうにお願いを申し上げましてこの質問は終わらせていただきます。  続きまして、主要予算内容2ページに移りまして、先ほど来ご質問が続いておりますけれども、交通まちづくりの検討業務、JR京都線の高架化事業にまつわることについて私からも少し質問をさせていただきます。  このJR京都線の高架化の検討というのが、去年のシーズンからある意味突如として始まったということで、芥川の耐震とか河川の改修の問題、また富田駅周辺の交通の問題、さらには茨木市まで延びるまちを横断した大きな事業として高槻の次の本当に中核をなす、事業規模も、そして事業費用も大きな事業として議論がなされているところかなというふうに思います。  先ほど午前中の宮本委員の質問で、事業費が100億円単位になるんではないかというようなことで、ご答弁では明確な数字はありませんでしたけれども、やはり客観的に見て、他の地域での同様のこういった連続立体交差事業なんかでは市としても単体で100億円単位、全体事業としては1,000億円に迫るような事業ということで、改めてこの事業に取り組んでいく高槻市としての姿勢としっかりとしたスケジュール感が必要になってくるのかなというふうに思います。  そこで、まずお尋ねをさせていただきたいんですけれども、改めまして、今年度どういった取り組みがこの鉄道高架化の事業に関して検討をなされてきたのか、そして、新年度は、この事業、特に費用の面での見極めが何よりも私は重要だというふうに考えますけれども、こういった事業費用等の判断材料を議会、市民の皆さんにも示していく必要があるかと思いますけれども、そういった前提も踏まえまして、29年度はどのような取り組みを予定しているのかをお聞かせください。 ○(北野都市づくり推進課長) JR京都線の高架化に関するお尋ねでございますが、まず、平成28年度の取り組み状況につきましては、関係者で構成する鉄道高架化勉強会において、茨木・高槻間のまちづくり課題を整理し、鉄道と道路の立体交差手法の比較検討を行った結果、交通課題を解消するとともに、まちづくりへの波及効果も高い連続立体交差事業を最適な手法として整理したところでございます。  また、平成29年度につきましては、引き続き関係者で情報の共有を図りながら、連続立体交差事業の技術的検討や事業化に向けた判断要素となる事業費や事業効果を算出してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○(野々上委員) ご答弁いただきました。  28年度の取り組み状況をご答弁いただきまして、新年度の状況、事業費や事業効果を算出してまいりますということで、あくまでもちろん概算ですし、大きな事業、長年にわたる事業ですけれども、まずは取っかかりとなる、一体幾ら高槻市が用意せなあかんねんというようなことを早く見せていただきまして、高槻もほかの大きな事業もありますし、一方で市長のみらいのための経営革新宣言などで各課各部もきゅっと引き絞っているときですので、そういった中でどういったバランスをとっていけるのかというのは、実現可能性を見極めるという意味でもしっかりと新年度の課題としてまずはこの事業費については、できるだけ速やかに明らかにしていっていただきたいということを私からもお願いをさせていただきたいと思います。  その上で、このご答弁にありました鉄道高架化勉強会なんですけれども、これ、茨木市と高槻市とJRと大阪府ということなんですけれども、新年度の資料を見ていましても、大阪府の(オブザーバー)というのが取れてないんですよね。やっぱりこの事業は、府がしっかりと指導をしてもらわないと現実に向けてのプロセスということでは実現性を帯びてこないということで、このあたりについても高槻市として今後、これまでどういう働きかけをされてきたのか、今後どういうふうにされていくのか、また、もちろん今この事業は実現に向けて動き出されているところかというふうに思います。一方で阪急高架化の問題等々、まちづくりの中で中長期的な課題としてしっかり実現していくということを踏まえつつも、短期的なまちづくりとしては、一定の見極めをした中で判断をしていかなければならないというふうに思うんです。今のような、例えば大阪府がオブザーバーという状況で5年、10年と引っ張るわけにはいかないというふうに思うんですけれども、そういうことも踏まえて、実際に本当にこれが実現可能な事業なのかということを見極めていく上での今後の具体的なスケジュール感というのはどのようになっていくのか、その点をご答弁いただきたいと思います。 ○(北野都市づくり推進課長) ただいまの今後のスケジュール感についてのお尋ねでございますが、本市としましては、平成32年度に予定されております大阪府の都市整備中期計画の改訂のタイミングを逃さずに、大阪府に事業主体として判断をいただけるよう取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(野々上委員) はい、ご答弁いただきました。  この平成32年というのが一つ節目として明らかになったというふうに思います。大阪府の都市整備中期計画ということで、そういったものにしっかりと大阪府がオブザーバーじゃなくて主軸となって取り組んでいくんだということをしていただくように、まずは市として茨木市やJRと調整する、また具体的な議論を進めていくということで、やると決めた事業ですから、しっかりとこのスケジュールを意識して共有する中で進めるものを進めていっていただきたいと思います。  要望になるんですけれども、この鉄道高架化というのが本当に効率的な事業なのかというのは、さまざまに議論もありますし、やはり、この全体的な高槻市の事業の中でこの数百億円にものぼる事業というのが本当に必要なのかというのは、改めて市民の皆さんにも広く説明する機会というのが重要かというふうに思います。これがいつなのかというのはなかなか今のタイミングでは難しいかと思いますけれども、折に触れてやはり地元の皆さんとのまちづくりのお話し合いの中でこの問題というのはしっかりと折り込んでいっていただきたいなというふうに思います。  それと、やはり今、喫緊の課題は、この高架化を待たずして、JR駅周辺、特に富田のアンダーの問題などは、まだまだ現状大阪府に働きかけを強めていっていただきたいというふうに思います。やはり、高槻の風格と魅力あるまちづくりとは言いがたい駅前の交通の状況が日々あそこにはあるのかなというふうに思います。本当に道路の壁に張り付くようにして歩行者が歩かなければいけないことや、そういった安全性が確保できないような問題、そこを通学路として子どもたちが通行している問題というようなことも含めて、本当にこれは高架化として、高架化で安全になって、高架化で課題が取り除かれるというのは大きな目標ではありますけれども、現状打てる手というのがそれでとまってしまっては、地域住民の皆さんにとってはとても残念なことになってしまいますので、それは関連することではありますけれども、喫緊の課題としての安全対策というのは切り離してしっかりと取り組んでいただきたいということを重ねてお願いをさせていただきまして、この件は終わりにさせていただきたいと思います。  続きまして、あと3つほどありますけれども、主要予算内容の13ページに移りまして、先ほど吉田委員からもありました公園内の防犯カメラ設置事業についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  これ、くどいようなんですけれども、防犯目的の監視カメラというふうに置きかえて、いつも表現をさせていただいております。高槻市はこれまでも自治会設置のカメラ設置の補助、それに先立って商店街ですとか警察と連携したスーパー防犯灯ですとか、そして、昨年は小学校の通学路に非常に大規模に防犯カメラを設置されたということで、カメラによるこういった地域の見守りというのが急ピッチで進んできているところであります。  今までは、特に商店街ですとかご希望のある住宅街ですとか、そして何よりも子どもたちの通学路ということで、それぞれの理由を聞かせていただいてきたところであるんですけれども、今回初めて公園に設置されるということで、この議案が提案をされておりますけれども、まずそもそも、なぜ公園でそういった防犯目的の監視カメラを設置されるのかというその目的を改めて確認させていただきたいと思います。  そもそもこのカメラを設置していくということは、安全・安心上、何らかの懸念があるからだというふうに思うんですけれども、例えば、こういった今回設置されようとしている公園で、これまでに認知された犯罪の発生状況というのはどのように把握されているのか。  以上2点についてまずお伺いします。 ○(前地公園課長) 公園内防犯カメラ設置事業につきましてのご質問にお答えいたします。  まず、設置目的につきましては、近年全国的にも子どもを狙った犯罪が発生している状況の中、公園は子どもが多く利用することから防犯性を高め、安全・安心なまちづくりの推進を図るものとしております。このようなことから規模が大きく、広範囲から利用者が集まる近隣公園については、地域住民の見守り力が及びにくいため、防犯カメラをトイレや出入り口付近に設置するものでございます。  次に、これまでの公園での犯罪発生状況についてでございますが、市が確認しているところでは、遊具やベンチなどの損壊や放火など悪質なものが年間数件程度発生しております。  以上でございます。 ○(野々上委員) ご答弁いただきました。  全国的に子どもを狙った犯罪が発生している、それはさまざまなニュース報道でも私たちも知るところですし、そのことに関する市民の皆さんの不安の声、対策を求める要望の声というのがあるのも事実だというふうに認識しております。  一方で、今回、一定規模以上で広範囲から、高槻市内全域、もしくは近隣の自治体からも利用があるような規模の公園、いわゆる近隣公園ということで、出入り口とトイレ付近にカメラを設置されようとしているということです。  ところが、2点目でご答弁いただきましたのは、近年こういった公園で発生している犯罪について認知されている状況というのは、器物損壊とか放火とか、少し、子どもの安全・安心という意味とは全く無関係とはもちろん言いにくいんですけれども、果たしてじゃあ、このカメラでどれぐらい抑止の効果があるのか。もちろんカメラでこういったことにどれだけ抑止効果があるのかというのはなかなか1対1関係ですっきりするものではないのかなというふうに思いますし、現実に、こういった監視カメラによる犯罪捜査、犯罪の状況というのは、抑止というよりかは、事後的な捜査で圧倒的な威力を発揮しているというのは近年の傾向としてさまざまに伝えられているところです。一方で、犯罪の抑止ということになりますと、やはり公園は広いですから、今回設置されるのが極めて限定的な場所ということで、やはり人の目による見守りですとか、地域のコミュニティですとか、何かあったときにそういった助けを求められるような子どもたちのみずからの力ですとか、カメラだけに頼ってしまっていては、安全・安心ということなんですけれども、安心はするかもしれないけども安全は得られないというようなことで、やはりこのカメラ設置したから安心です、安全ですというふうに言ってしまうのではなくて、私自身はこういったカメラ設置は非常に抑制的であるべきだというふうに考えておりますけれども、一方で求める市民の皆さんに対しては、こういったことが極めて限定的な効果であるということを知っていただいた上で、あくまで人の目による見守り、また子どもたちみずからがこういったことに備えていく力というのを抜きにしては語れないというふうに思いますので、カメラをつけたから、はい安全ですよというような広報は絶対されないように、この点については強くお願いをさせていただきたいというふうに思います。  さて、そうは言ってもカメラ、市で非常に設置台数がふえてきていますし、今回この公園ということで設置をされるわけなんですけれども、カメラの設置後の管理方法についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  これまで市で設置されたカメラというのは、例えば学校の部分につきましては教育委員会が管理されていると。自治会の分につきましては自治会が管理されて、危機管理室がアドバイスをされているとか。さまざまに、その管理主体というのがばらばらだということが課題であるということについては、本会議でも指摘がありましたし、これまでの議会でもさまざまに指摘が重ねられてきていることかというふうに思うんですけれども、今回、この公園に設置されたカメラというのは、今後、設置後の管理については、運営についてはどのようになっていくのかについてお聞かせをいただきたいと思います。 ○(前地公園課長) カメラの管理についてのお尋ねでございますが、先行して設置しております本市の通学路防犯カメラを参考にカメラ機器の使用や警察との協定内容などを含め、管理運用方法につきまして今後検討してまいります。  以上でございます。 ○(野々上委員) 通学路カメラを参考に今後検討してまいりますということでご答弁をいただきましたので、この際ですので、ちょっと意見、要望を申し上げておきたいんですけれども、防犯カメラ、監視カメラ、防犯目的監視カメラ、さまざまに活用が広がっているということは先般本会議の質疑の中でも明らかになりましたし、高槻でも警察への提供が非常に多い件数があるという実態があります。通学路につけられたカメラの場合でしたら191件、昨年の前半で使われているということで、そのうち小学生にかかわるものが9件だったということで、果たしてこれ、教育委員会が本当に管理していくのかというようなことに関して、やはり大きな疑義が残るのではないかなというようなことが本会議でも指摘をされていました。  このカメラに関しては、公園課が管理していくのか、また危機管理室が管理していくのかというのは、今後検討課題ということなんですけれども、やはりこれだけ高槻市としてカメラによる防犯が広がってきたということになっては、警察とのやりとりもそうですし、地域での運用、公園での運用、通学での運用というのもやはり一定のレベルを共有するという意味からも、やはりここは危機管理セクションが一括してカメラの管理に当たっていくというようなことをそろそろ考えられるべきではないかなというふうに思います。  といいますのも、まずは、そもそもどういった設置状況にあるのか。先ほど指摘がありましたように故障とか、メンテナンスの状況はどうなのか。さらにはこの警察に提供された情報が本当に適切に利用されているのかというのは、やはり一定の段階で事後検証が必要になったときに、それぞれの主体で、ここは公園課、ここは教育委員会、ここは危機管理室、ここは自治会任せというようなことになってしまっていては、果たして効果的なカメラの運用ができているのか、もしくは法的にも適切な運用ができているのかというのが設置主体たる高槻市が責任を持って検証できにくい状況になってしまうかというふうに思います。  また一方、カメラに頼るまちづくりではなくて、そもそもの安全、そして安心というのをどうしていくかということを考えたときに、それぞれの主体でそれぞればらばらに、こういったカメラの運用状況を語られるのではなくて、果たして市がどういったコミュニティ、どういったまちづくりの上に安全・安心を担保していくのか。あくまで補完的な役割としてのカメラというのをどう位置づけていくかというのを、これだけカメラの台数がふえてきたときですから、改めてトータルで議論をしていくタイミングに私は差しかかっているなというふうに思います。  これに関しては所管が違うところでの議論になるかと思いますので、ぜひ今回この設置をされる公園課としましては、その管理としても公園課としての意見をしっかりと上げていただいて、市内統一的な運用というのをしっかりと声を上げていただきたいというふうに思います。その点を意見として申し上げまして、この点は終わらせていただきます。  残り2つお伺いをさせていただきます。  主要予算内容の47ページになります。産業環境部に移りまして、いわゆるオープンたかつきの件についてお尋ねをさせていただきます。  先ほども質問がありましたけれども、この観光環境基盤・連携強化事業ということで、もう本当に市内でたくさんのポスターを見かけましたオープンたかつきを引き続き新年度も続けていくということで、そのことについてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  このオープンたかつきの実施については、国の地方創生の交付金を活用されておりますけれども、実際にオープンたかつきの初年度のものを見てみますと、イベント案内の冊子になっているんですよね。観光環境基盤というふうになりますと、そういった一発打ち上げ花火的に終わってしまうイベントだけではなくて、果たしてそれから何を本市に残していくかというようなことが重要な課題というふうに考えております。  新年度もこの地方創生の交付金を申請して活用していく中で事業を継続されていこうということなんですけれども、今年度の改善点などを踏まえて、新年度、どのような形で実施されるのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○(青野産業環境部参事) 観光環境基盤・連携強化事業に関するご質問でございますが、平成28年度は地方創生の趣旨を踏まえ、観光振興とあわせまして産業振興やシティプロモーションにも資する形でオープンたかつきを実施いたしました。また、事業実施のために観光協会のスタッフを増員したことでホームページのリニューアルや既存事業の改善を行い、観光協会の組織強化にも取り組みました。  29年度のオープンたかつきにつきましては、春と秋の2回にわたり、年間を通じて観光プログラムを実施する予定でございます。事業を実施する中で、より一層、観光協会の組織強化と関係機関の連携強化、市内の観光機運の醸成を推進してまいりたいと考えております。  観光プログラムにつきましては、産業資源を積極的に活用することで、より地域経済の活性化や地方創生につながる取り組みとして展開してまいります。また、オープンたかつきの情報発信を通じ、さらなるまちのイメージアップ、シティプロモーションの推進に努めてまいります。  以上でございます。 ○(野々上委員) ご答弁いただきました。  観光振興とあわせて産業振興、シティプロモーションということでご答弁いただきました。課長のところはまさしく産業振興も図っていくセクションですから、もちろんイベントの観光事業というのもこういったときですから、国の交付金もそういうことの積極的な活用をうたっていますけれども、やはり高槻に何が蓄積されていくか、高槻のまちにも何が蓄積されていくか、また市役所にも何が蓄積されていくかということで、ぜひそういったところを新年度は意識してやっていっていただきたいなというふうに思っております。この地方創生の交付金というのがどれだけ続くのかわからないんですけれども、この交付金が終わった瞬間にオープンたかつきに記されていたものが何もなくなってしまったというようなことになっては元も子もないわけですから、持続可能な観光政策というようなことで代表質問でもご質問を差し上げましたけれども、やはり、今こういった状況で国の後押しもあるということで、たくさんのメニューを用意して盛り上げていくという入り口の時期ではあるんですけれども、そこから何に特化していくか、何をしっかりと着地させていくかという中長期の視点を持った中で、この国の交付金というのを上手に活用していただけたらなというふうに思っております。  加えてお伺いをさせていただきたいんですけれども、こういったオープンたかつき、ウエブ媒体ですとかポスターもたくさん張られておりまして、駅に冊子もたくさん、本当に見ましたけれども、そういった周知をするに当たっては、観光案内所における情報発信、観光案内所との連携がやはり非常に重要だというふうに思います。しかし、一方でこの観光案内所、お休みの日のオープン状況はどうなのか、時間はどうなのか、果たしてこういった個々のプログラムにどれだけ対応しているのかということで、十分機能しているかについては各方面からさまざまなご意見を私も頂戴していて、少し疑問点もあるのかなというふうに思います。この点について、主としてどのような見解か、またこの新年度の事業にあわせて機能強化と言いますか、連携強化についてはどのようにお考えかお聞かせをください。 ○(青野産業環境部参事) 観光環境基盤・連携強化事業に関する2問目でございますが、オープンたかつきを実施するに当たっては、多くの参加者を募集するとともに高槻の魅力を市内外に知っていただくために積極的なPR活動の展開が重要となってまいります。  平成28年度は阪急梅田駅や河原町駅、近鉄京都駅を初め市内外の公共施設の各所にパンフレットを配架し、ポスターを掲示いたしました。JR高槻駅にある観光案内所につきましては、市内外の多くの方々が行き交う場所であり、スタッフも常駐していることから29年度にオープンたかつきを実施するに当たっても、重要なPRブースの一つと考えております。  観光案内所の機能向上につきましては、運営主体である高槻市観光協会と十分な協議調整の上、さまざまなニーズも踏まえ、今後のあり方を検討してまいります。  以上でございます。 ○(野々上委員) 最後少し意見を言わせていただきたいと思うんですけれども、観光案内所の機能向上につきましても十分に観光協会等々と調整をしていくというご答弁をいただきました。  このオープンたかつき、本当にたくさんのメニューがあるので、もちろん駅周辺のものですとか、歩いて行けるところとか、市バスを乗り継いで行くとことか、バスの便利がよくないようなところとか、いろいろあるわけです。そういったようなことというのは、高槻市民があのパンフレットを見ていると、ああ、こんなとこでもやっているんだというふうに楽しく見れますけれども、本当にこれで市外の方をしっかりと招き入れていこうとなると、やはり駅でのプログラムの案内とそして交通案内というのも欠かせない問題だというふうに思います。そういう意味では、やはり今年度の取り組みというのは、市バスとの連携、さらにはバスだけではなくてタクシー事業者ですとかそういったところとの連携というのはまだまだ課題があったのかなというふうには思っております。ぜひ、そういった点と点をつないで線にするような役割をこの観光案内所が果たしていけるような仕掛けというのを考えていっていただきたいと思います。こういったことがイベントだけに終わってしまうのではなくて、観光基盤の強化につながっていくというふうに思いますので、ぜひそういった意識を持っての新年度の事業展開をお願いをいたしまして、この件は終わらせていただきます。  最後にもう1点、エコショップについてお伺いをさせていただきます。  主要予算50ページにありますエコショップ認定制度というのが新年度取り組まれるというふうにあります。このエコショップ認定制度というのが果たしてなぜ今出てきたんやろうというのをお聞かせいただきたいと思います。なぜ今こういった制度に取り組まれることになったのか、過去の経過等あれば教えていただきたいのと、関連予算として、23万6,000円計上されていますけれども、非常にコンパクトな予算かと思いますけれども、この内容についてお伺いをさせていただきたいと思います。 ○(一丸資源循環推進課長) エコショップ認定制度についての経過でございますが、大阪府リサイクル社会推進会議によりエコショップ制度として平成4年より実施されてきた制度でありますが、推進会議が平成25年3月末に解散したため、その後市町村によっては独自のエコショップ制度を実施されております。今回、本市におきましても高槻市独自のエコショップ制度を実施するものです。  予算の内容につきましては、その大半は本事業に参加していただける事業者等のPR及び情報提供のため、いわゆるごみアプリの改造業務委託料でございます。  今後の方向性につきましては一般廃棄物処理基本計画に基づき、環境に配慮した取り組みを行っている小売業や飲食店業の事業者の支援を行い、市民に紹介し、市内における環境に配慮した事業をふやしていくものでございます。  以上でございます。 ○(野々上委員) ありがとうございます。今後の方向性も含めてご答弁いただきましてありがとうございます。  事業の経過としてはわかりました。大阪府がそもそも平成4年からやってきた制度が一旦休止をしたので高槻市でそれを受け継ぐような形で取り組んでいくということで理解をしました。一方で、一般廃棄物処理基本計画にも裏づけがあるということで、あくまでごみ減量の観点からしっかりとしたこういう環境配慮型のまさしくエコショップというのが市内にふえていくということを目的とされていることがわかりました。  しかし、一方でこれ、参加される事業者側のインセンティブを考えますと、もちろん環境に優しいと一定認定があるというのはPRポイントにはなるんですけれども、これ、果たしてどういうようなところがターゲットになっていくのかというところにもよると思うんですけれども、小売の事業者さんなんかが、こういった認定を受けて参加されていくということになりますと、やはりそのことによる広告効果というのがどういった形で広がっていくかというのが地域の参加のインセンティブになっていくのかなというふうに思います。  そういった意味では、先ほどのオープンたかつきではないんですけれども、さまざまなこういう市による何とかショップとか、いろいろな商店街活性化事業とかがあるんですけれども、それぞれはそれぞれの一義的なミッションというのを持って、今回の場合は廃棄物処理基本計画に基づいて環境配慮型の小売店をふやしていくということなんですけれども、それをどう連携させていくかということによって、例えば商店街全体での取り組みにつながってくるとか、盛り上がりにつながってくるかというふうに思いますので、今回はこういった資源循環推進課のほうでご答弁をいただくようなことになりましたけれども、やはりあくまでも小売業ということで、ショップということですので、そういった産業振興ですとか環境なんかの連携というのもせっかく大阪府の事業から手を離れて高槻市独自で取り組んでいかれるわけですから、今後そういった連携をしていっていただけたらなというふうに思います。その点をお願いさせていただきまして、この件につきましての私の質問を終わらせていただきまして、一般会計予算全般の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○(山口委員) 私の方からは大きくは4点ほどですね。  まず新名神関係、2番目には公園整備、3点目にはまちづくりについて、そして産業振興について、こういうことで質問していきたいと、こういうふうに思っています。  まず、新名神の関係ですが、大変喜ばしいことに、きのう付で高槻東道路のお披露目会という案内をいただきました。答弁調整してないんですけども、これ、私はちょっと予定があっていけないんですけども、南平台日吉台線はいかがされるんか、この辺についてちょっと後でこの答弁いただけたらなと、こういうように思います。  特に、新名神関係については、本会議の中でも、うちの幹事長の方からございましたけども、開通イベントの関係、予算的には昨年の予算を繰り越して平成29年度にやっていこうと、こういう案件であります。その取り組みに当たって、本当にこのインターチェンジの開通ということについては、やっぱり高槻市民の本当長年にわたる悲願だったわけですね。これがやっとここまでこぎつけたと、こういうことから考えて、やっぱりこの開通ということに対するきっちりした高槻市民に対するアピール、そしてそれなりの取り組み、そして今後のまちづくりに生かしていく、こういう視点でですね、やはりイベントに取り組んでほしいなと、こういうように思います。  この前の本会議の中では、高槻市が主催するこの事業とNEXCOが主体的に取り組まれる事業と、こういうことがございました。そういう点からして、高槻のインターチェンジをどういうような形で、どんなテーマで具体的に取り組みをされる予定なのか。そして、この開通の予定の時期ですね、オープンされるのは来年度には神戸まで。そして、ことしの秋には、9月末には川西まで。そして、インターチェンジについてはそれまでにと、こういうことですけども、インターチェンジの開通のめど、この辺はいつごろを考えているのか、こういう点が1つであります。  それからもう1つは、先ほど申し上げたように、高槻市民の悲願のインターチェンジが完成するわけです。特に我々市民も要望してきたという経緯がありますが、特に産業界から企業が活躍していくためのそういうアクセス、こういうことというのはもう30年来要望されてきたというこういう経緯があります。そういう点からして、やはりそういう産業界なり、特に商工会議所、そういう皆さんとの関連でこういうこの開通に対する取り組みというのは求められると、こういうように思いますが、どのように考えておられるのか、その辺についてご答弁いただけたらと思います。  以上です。 ○(福原新名神推進課長) まず、南平台日吉台線におきましては、まずこの前ご通知いたしましたとおり、3月30日に開通予定と。暫定ながらも開通予定というところでございます。南平台日吉台線の記念式典等におきましては、来年度完成する中で地元の皆様、お世話になった皆様等、参加いただくような形で検討してまいりたいと考えております。  次にイベントの具体的な内容につきましては、高槻インターチェンジが開通することによって、本市が高速道路を通じて全国とつながることから、道がつながる、人がつながる、そしてまちがつながるをテーマに全国に情報網を持つイベントの業務委託先であるジェイコムのノウハウを生かし、市民の皆様の記憶に残るようなイベントの実施を現在検討しております。  また同時に、新名神高速道路のPRを兼ねて、ふだんは車からおりることのできない高速道路上でのウオーキングイベントや全国に高槻を発信できる絶好の機会でもございますので、高槻の特色を生かしたステージイベントや物産展などを予定しており、イベントの開催に当たっては、市民の皆様に積極的に参加いただけるような催しを中心に検討しております。  また、当初目標であった本年度末の開通がおくれ、イベントの開催時期が暑さの厳しい季節にも見込まれることから、参加者の安全対策を最優先し、本市の発展にとって歴史的な転換期を市民の皆様とともにお祝いするにふさわしいイベントを実施する予定でございます。  次に、高槻インターチェンジの開通時期、めどにつきましては、西日本高速道路株式会社から現時点で明確な時期は示されておりませんが、本年秋ごろに予定されている高槻から川西間の供用開始よりも早く開通すると明言していただいております。  なお、本市といたしましては、土工工事が概成し、料金所などの施設工事にも着手された現場状況から開通イベントについては夏休みを照準に準備を進めております。  最後に、商工会議所等の団体との連携というところでございますが、本市といたしましても、高槻インターチェンジの開通イベントの開催に当たっては、市内の関係団体とも連携し、本市の魅力を全国に発信できるような企画を検討しております。また、高槻インターチェンジの開通は、本市の産業振興やまちの発展に大きく寄与するチャンスであることから、特に市内の多くの企業が加盟する高槻商工会議所とは強く連携してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(山口委員) ちょっと先ほど言った点で、高槻南平台日吉台線については、何か催しの考えがあるのかどうか。その辺ちょっと補足いただけませんか。 ○(福原新名神推進課長) 先ほども申しましたとおり、南平台日吉台線につきましては、今年度、暫定開通というようなところでございますけど、来年度完成するというところで、特に成合共有山あたりのところで式典等を検討してまいりたいというようなところを考えております。 ○(山口委員) それはしつこいようやけども、その夏ごろのインターチェンジ開通するまでにそういうことをやっていくのか、その開通後、結局川西まで行くころになるのか。南平台日吉台線の関係からいったら、成合共有山ということになったら、来年度の予算でやって、来年の3月ぐらいになるん違うかなと思うんやけれども、その辺をめどというように理解しておいたらいいんですかな。 ○(福原新名神推進課長) 南平台日吉台線の完成というのは、来年度3月末という予定でございます。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○(山口委員) わかりました。  やっとここまで来まして、今答弁いただいたように市民挙げてのそういうイベントを考えていこうと、こういうことですので、いろいろ関係団体、公募した市民の皆さん、さらには小学生、中学生含めた子どもたち、そういうことを含めた取り組みをぜひともやってほしいと、こういうことを1点は要望しておきたいと、このように思います。  次に、この今の話からいきますと夏ごろにインターチェンジが開通をするというように想定をすると、それに対する関連道路が今いろいろ工事していただいています。今、答弁あったように南平台日吉台線、高槻東道路、これらがメーン道路として完成をしていくと、こういうことになると思うんですが、それにかかわった形でのこの関連道路が渋滞するんではないだろうかという、市民も大変心配をされている面があります。例えば、南平台日吉台線の取りつけ交差点、例えば枚方亀岡線のところですね、今でも大変混み出してきています。朝、左折の車と歩行者との関係で服部のバス停ぐらいまで車が渋滞するという、そういう状況も起こってくる。さらに、いかりスーパーのところの交差点、あの辺も含めて渋滞してくる可能性、さらには高槻のほうに図書館から下におりたところの霊松寺のところの交差点、こういう点が、大変渋滞をしていくんではないだろうかとこういう、市民の皆さんからいろいろご意見いただきました。そういう点を含めて、これからそういう渋滞問題をどういうように取り組んでいこうとされているのか、その辺について考えをお聞きしたいと思います。 ○(松永道路課長) 新名神高速道路の関連道路についてですが、新名神高速道路の整備を契機に高槻インターチェンジへのアクセス道路となる高槻東道路や南平台日吉台線の整備に加え、国道171号八丁畷交差点の改良や府道伏見柳谷高槻線の3車線化、別所交差点の改良などに取り組まれています。
     また、これらの整備に加え、高槻インターチェンジへの交通流入については、道路案内標識を各管理者が適切に設置し、誘導することにより、市内の良好な交通環境を維持してまいります。  さらに、昨年8月に府の都市整備中期計画が改訂され、十三高槻線や高槻東道路の事業化が追加されたことにより、今後本市の交通ネットワークのより一層の充実と高槻インターチェンジへのアクセス性の向上が図られ、関連道路の渋滞緩和がなされると考えております。今後とも市内の交通状況を適宜適切に把握し、関係機関とも連携しながら引き続き交通環境の向上に取り組んでまいります。  以上でございます。 ○(山口委員) メーン道路についての対策というのは、今、徐々に進んでいっている。この前も、高槻東道路の調査のときに八丁松原含めてですね、いろいろ案内していただいてですね、国のほうも一生懸命頑張っていただいていると、こういうことについてはわかると。  しかし、開通したときには、やはり災害路まで含めて渋滞が起こってくると、こういうことも考えられますので、できたら一定の時期に交通量調査なり、そういうことを含めてやっぱり取り組んでいくと、こういうことが大変重要かなと、こういうように思いますので、その辺は今後の状況を見ながら取り組んでいただくことについては要望しておきたいと、このように思います。  次に、公園の整備について。  これも市民連合議員団の代表質問の中でも上げたわけです。また市長の施政方針の中で、あくあぴあに付随するぷーるぴあの公園整備計画について触れられておりました。芥川緑地プールの跡地については、自然博物館と連携を図りつつ再整備を検討しますと、こういうことでありました。また、親子連れで多く利用されるような、こういう施設の土地であると、こういうことも含めて、今後の財政状況を見据えて整備を極力やっていきたいと、こういうことで代表質問の中では答弁をいただいております。  そうしますと、今、庁内の中で検討委員会をつくっておられるようですが、どのような公園にしていこうという構想のもとで進められているのか。  それから、先ほど新名神の関係の南平台日吉台線を申し上げたんですが、都市計画道路の南平台日吉台線が今、いわゆる水道の水源地のところでとまっています。あそこから南平台に向けて都市計画道路の計画はあります。そうしますと、ちょうど辻子下の口線、いわゆる南平台のところですね、あそこでこの南平台日吉台線が交差をすると、こういうことになってきますから、このぷーるぴあのこの辺の関係も含めて、やっぱり関連してくるんではないだろうかということで、地域の住民の方からしたらですね、やっぱりそういうこの心配も、どういう構想されているんやと、こういう点もあるかなと、こういうように思います。その点を含めて、どのような構想で進められていこうとしているのか、この辺について、今申し上げた2点について答弁いただきたいと、こう思います。  以上です。 ○(前地公園課長) 芥川緑地プールの跡地の整備についてでございますが、平成29年度は関係部局の次長級及び課長級職員で構成する芥川創生庁内検討会におきまして、再整備の基本的な方向性を自然博物館の再整備とも連携しながら検討していきたいと考えております。検討に当たりましては、親子連れが多く利用する施設であったことや芥川を初めとする豊かな自然を活用できること、さらにはこれまでいただいてきた地域住民の意見なども考慮しながら周辺を含めた地域の魅力向上につながる都市公園となるよう取り組んでまいります。  また、今回の事業計画地内におきまして、都市計画道路南平台日吉台線が存在することは認識しており、このことを踏まえまして公園整備に取り組んでまいります。  以上でございます。 ○(山口委員) これから計画をつくっていくと、こういうことですが、これも我々、ある程度期数を重ねた議員でなかったら経過がわからないところもありますし、職員の皆さんも代々変わってきておられる。もともとあのあくあぴあというのを摂津峡かじか荘の前につくるという計画から出発したと。そういうことが結果として完成をしたという歴史的経過があります。そのときに、ちょうどあくあぴあの前というのは、西之川原自治会ですね、地域の皆さん、それから当然、南平台の皆さん含めてですね、大変協力いただいてあれ完成してきたという経過があります。そういう点を含めて、地域の皆さんにしてみたら、あくあぴあで焼き肉バーベキューをいっぱいされていまして、西之川原の方に風が吹いたらいい臭いがしてくると、こういうことでそういうことはいい面と悪い面とやっぱり両方あります。あそこは、水道の設備も含めてありますから、あそこでは焼き肉ができると、バーベキューができるという、そういう施設として整っているわけですね。そうしたときに、今、課長の方からあった構想の中で、そのようなさらに充実したような施設にしていくのか、いや、そうじゃなくて規制をしていくのか。そういう点を含めたやっぱり地域の皆さんの意見を十分聞いていただく。地域の皆さんも喜んで使っていただけるような、そういう公園。いろんなとこから来ていただくというのはいいですけれども、そこに住んでおられる人たちがやっぱり主体的に使えるような、そういう公園も含めてやっぱり検討されると、こういうことをぜひともやっぱり要望しておきたいと、こういうように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  公園の問題については以上です。  次に、まちづくりについて、3点をお聞きしたいというふうに思います。  まず、先ほど宮本委員からもありました前島地域のまちづくりであります。  前島地域のまちづくりについては、現在、あそこはごみ処理施設の第一工場が建てかえをしています。大変あの地域、昔から前島の地域の皆さんにお世話になって、あのまちづくりができ上がってきました。つい最近あそこのところに公園ができ、バスの回転場ができていると。あれもあそこに民間の生コン会社の工場があって、それが潰れ、そしてその後、この残土処分で大変な状況があったと。そのことを高槻市の方で対応するということで、あないして公園化をしてこられたという、そういう経緯があります。  今回、この前島のまちづくりについて、我々も含めてこの都市計画道路の関係も含めた議論をしてきました。その中では、十高線と牧野高槻線との接点がここの前島地域になるんだと、こういうことで牧野高槻線に渡河橋をつくるんだと、こういうことがあります。  先日、所管課のほうからいただいたこの図面でいきますとですね、点々区分というのがありまして、いわゆる大阪青凌中学から北側に、要するに牧野高槻線よりもさらに北になる分を含んでですね、対象になっていると。こういうことであると、私心配しますのは前島の村の2分の1が対象になっている。場合によっては前島の村がなってなくなってしまうと、これぐらいの計画になっていくんではないだろうかと。そして、平成29年度に着手して、いわゆる土地利用検討をしていく、そして、勉強会等、それからワークショップ等を進めていくと、こういうように説明を受けております。そうなりますと、あそこのところに橋ができて、多分淀川に橋をかけるわけですから、何メートルか高いところに橋ができると。そうなりますと、高槻がつくったあの公園部分やら含めて、あの辺がどういうようになるんかなというのが大変心配されます。そういう点を含めて今どのようにこの取りつけ構造ということになるのか、その辺のことが今現在検討されているのならば、その辺について説明いただけたらと、こういうように思います。 ○(松永道路課長) 前島地区の淀川渡河部に関するお尋ねにお答えいたします。  当該渡河部につきましては、枚方大橋上流約4キロの都市計画道路牧野高槻線上に予定されております。当該計画については、昨年8月に府の都市整備中期計画の改訂で事業化され、これを受けて府は早々に当該路線の幅員、構造、交差点の接続等の検討を行うため概略設計を実施しておられます。本市では当該計画を初め、十三高槻線や高槻東道路の延伸部等、府の中期計画に位置づけられた事業の進捗を確実に図るため、大阪府との役割分担を定めた覚書について、昨年11月に締結したところでございます。今後、早期整備に向けて、大阪府と定期的に調整会議を実施しながら積極的に事業を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(山口委員) 大阪府が主体的に進めると、こういうことですので、その点についてはやっぱり高槻市として十分にかかわっていただきたいなと、こういうこととですね、特に前島地域の皆さんは、先ほど申し上げたように、この高槻クリーンセンターに大変ご協力いただいたし、今、地域の皆さんの要望としてはあそこにあります産業廃棄物処理工場、2つありますね、そこの排煙問題等を含めて大変困っておられるわけです。そういう点を含めたら、あの地域をどういうまちづくりをしていくのか、今回の計画によってそれがよくなっていくのか、それともこの土地利用の関係からいってマイナスになっていくのか、そういう点を含めて、大変地域の皆さんにしてみたらやっぱり危惧されると、こういうように思います。今、課長のほうから大阪府との関係がありますけども、十分、地元との協議調整を図っていただいて、本当に最後ですけども、前島の村が残るように、部長、よろしくお願いします。前島の村が残るように、一つ皆さん、協力してですね、一つお願いしたいとこういうように要望しておきたいなと、こういうように思います。  次に、この代表質問の中で、前島のまちづくりも含めて、市民連合議員団としては、五領地域のまちづくりをどういうように考えていくのかと、こういうことで質問をさせていただきました。その中では、答弁としては、いわゆる渡河橋ができることによって、十三高槻線と枚方を結ぶことによって五領地域がますます活性化していくんだと、こういうことを言われています。しかし、五領地域には、今度、いわゆる新名神の高槻−八幡間をこれから取り組んでいくと、こういうことになります。そうしたときに、宮本委員からもありましたけれども、やっぱり農業問題を含めた農業振興地域ですね。一部は、そりゃ、準工業地域含めてありますが、全体的に言えば農業振興地域であります。しかしながら今回、高槻東道路ができ、十高線ができ、そうしたときに全てが農業振興でいいのか、どういう形であの地域のまちづくりをしていくのか、大変本当にこれから高槻にとっての大きな課題やと、こういうように思います。  そういうところで、この前から私、電話かかってきまして、1時間、2時間お話しすることが多くありました。といいますのは、先日の本会議の中で質疑がなされました、いわゆる上牧のところにごみの焼却場が計画をされていると、そういうことについて云々ということの質疑がありました。私もそのことについてですね、五領地域の私の友人からも、本当に数名の方から同じような電話がかかってきて、議員知っているのかといって、私は知りませんと、そんなことがあるのは知りませんでしたと。こういうことで初めてこの前の本会議の中でああいうことを聞かせていただいたと、こういうことであります。  そういう点からして、この本会議の中の質疑の中では、去年の9月にいわゆる事前相談があったということを答弁された、こういうように思います。そういうことになると、今、そういう計画が進んでいるという、そういうように捉えざるを得ないと。地域の皆さんから言えば、もう既に地域では説明会が開かれていると。こういうことも含めてあるんですよと。議員、どういうように考えられるんですかと。私は中身わかりませんから、見解はよう述べませんでしたけれどもですね、高槻市のほうに事前相談があるということを本会議の中で言われたわけですから、どのような計画をされているのか、どのような相談が今あるのか、この辺について答弁いただきたいと思います。 ○(森野審査指導課長) 五領地区の計画に関するお尋ねでございますが、事業者より産業廃棄物焼却施設を建設しようとする計画について現在、土地利用などに関する事前相談を受けております。  以上でございます。 ○(山口委員) 土地利用に対する相談を受けているということは、いわゆるどういう事業をするという、そういう内容までの相談はないというように理解したらいいんですか。 ○(森野審査指導課長) 内容につきましては、まだ相談段階でございますので、まだ不確定な部分はございますので、詳しい内容まではちょっと今の段階で答弁は控えさせていただきたいと思いますけれども、ある程度もう少しどういった内容の計画なのかというところまでの相談は受けているところでございます。 ○(山口委員) 事前相談ですから、計画がまだ示されてないということが大体理解できました。そうしましたら、これから事前相談からですね、事業計画を実行、進めていこうとするならば、行政手続が必要になってくると、こういうように思いますね。これがなければ多分、先ほど言った焼却場の建設というのはなかなか難しい、このように思うんですが、これからどういうような手続が予定されるのか、実行しようと思えばね。それから、法的な問題、どういうような法律に基づいて処理をしていかなかったらいけないのか、この辺について答弁いただけますか。 ○(森野審査指導課長) 今後の手続でございますが、施設の立地等に関する許可として、建築基準法の手続と施設の設置や業の許可としての廃棄物の処理及び清掃に関する法律の手続がございます。建築基準法におきましては、法51条ただし書き許可が必要となり、その許可に当たっては、市の都市計画審議会の意見を伺った上で、大阪府都市計画審議会の議を経る必要がございます。その他、開発事業の手続等に関する条例の協議、開発許可、建築確認の手続が必要となります。  以上でございます。 ○(山口委員) これ、法的には建築基準法、それからいわゆる廃棄物処理法の関係、そしたら、高槻市の都計審、大阪府の都計審、こういうことの手続が必要になってくると、こういうことですね。  その前に、高槻市のこの用途地域の関係で、あの上牧のあの地域にそういうごみの焼却場を、これ法的にですよ、法的な側面からいって建てられるという、そういう地域に、あの今問題となっているところがですね、そういう地域に当たるのかどうか。その辺についてはどうなんですか。 ○(森野審査指導課長) この地域でごみ焼却場の建設ができるかとのお尋ねでございますが、計画地は準工業地域となっており、工業系の土地利用であることから相談を受けているものでございます。  以上でございます。 ○(山口委員) わかりました。要するに準工ということで、工場を建てられるという、そういう区域だと、こういうことでありますね。  そしたら、先ほどの手続の関係で、これから都計審等含めてあるんですけれども、先ほどあった廃棄物処理法に基づく、こういう手続が必要だと、こういうことでありましたが、廃棄物処理法の関係からしたらどういう手続の流れになっているのか、その辺ちょっと補足いただけますか。 ○(一丸資源循環推進課長) 山口委員の2点目、廃棄物処理法の手続についてお答え申し上げます。  廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく手続の流れといたしましては、要綱に基づく事前審査、条例の手続、法の手続となっております。その中で、法の規定に基づき、焼却炉の構造及び廃棄物の保管方法など、廃棄物の適正処理について審査を行い、また周辺環境への影響の予測評価を行います。  なお、現在、事前審査に関する相談を受けている状況でございます。  以上でございます。 ○(山口委員) わかりました。  いずれにしろ、今そういう相談を受けていて、こういうことが想定されると、こういうことを明らかにしていただいたわけですけども。地域の中では混乱が起きているようですから、高槻市としてはできるだけ慎重に、そしてきっちり業者の皆さんには指導をしていただいてですね、この問題が余り混乱のないように対応いただくように、これらについては要望をしておきたいと、このように思います。  次に、富田地域のまちづくりについてお伺いをいたします。  これも先ほど宮本委員と野々上委員からもありました。この富田地域のまちづくりについてもですね、私たち会派のほうから、いわゆる副都心構想あるやないかと、こういうことを含めて富田地域がどうなっていくのかと、こういうことがあります。先ほど指摘されたような個々の問題、JRアンダーの問題、それから今、高槻市、JR、大阪府、茨木市と一緒になっての高架化の問題等含めてあると。  しかし、皆さん富田の地域に行ったらわかることですが、例えば富田目垣線、府道ですね、茨木のとこから西町に来た途端にがたがたになっております。そこまでは本当に共同溝ができて電柱一本もないという、ほんまに歩いていても安全やという、そういうまちになっている。高槻に入った途端にですね、本当に車も人も入り乱れているという、こういう状況があります。そういう点からして、富田のまちがこれからどうなっていくんやというのがですね、個々しかわからない。  例えば、今、富田芝生線、交通のまちづくりということで進めていただいています。富田芝生線もあのままいきますと阪急の踏切で終わってしまいますね。あの富田芝生線、どこまで行くんやと。そのことが、富田のまちにとってどうなんやと、どう活性化していくんか、どういうまちづくりになるんかって、なかなかわからない。  さらに、今まで期待しておった阪急高架の問題、これも我々議論する中で、本当にもう近々阪急高架の事業着手していただけるん違うかなという、そういう期待を持ってこの間、議会でも議論をしてきました。何かどこかで消えてしまったなと、こういうような感じがします。それにかわって新しくJRの高架の問題が出てきている。こういう点含めて考えていきますと、この富田のまちづくりの全体像があって、そして富田芝生線の役割、JR高架の役割、そして阪急高架がいつごろどうなるんや。そして、富田の地域の皆さんがまちづくりのこの勉強会をやりながら今、一生懸命頑張っていただいている。そういうソフト、そういうことが一体化してこそ初めて富田のまちづくりになってくると、こういうように思いますが、富田のまちづくりの全体像はどういうものなのか。  そして、先ほど言いました個々に今、高槻市が取り組んでいる課題、JRが取り組んでいただく課題、さらには先ほどもありましたけども、この後、協議会案件で出てきます府営住宅の建てかえの問題。こういうことも含めてですね、全てが富田のまちづくりにかかわってくる問題。そういう点を含めて今、高槻市としてはどういうことを構想していこうとしているのか。そして、今取り組んでいる事業との関係、かかわりはどうなのか、この辺について説明いただきたいと思います。 ○(北野都市づくり推進課長) 富田地区のまちづくりに関するお尋ねについてご答弁申し上げます。  まず、本市では、阪急京都線高架化に向けた検討の中で、当時、国の連続立体交差事業の採択基準に合致していないことから、まずは高架化に向けたまちづくりの取り組みが重要であるため、本市では、阪急京都線の高架化を長期的な課題としながらも、地区全体のまちづくりの将来像や目指すべき方向性を示す富田地区交通まちづくり基本構想を平成21年に策定し、交通とまちづくりの面から各種取り組みを進めてきたところでございます。  本構想では、市と住民がそれぞれの役割分担のもと、協働でまちづくりに取り組むこととし、地域では富田の資源を生かしたイベント開催により富田の魅力発信に取り組まれており、本市では構想に掲げる安全快適に歩けるみちづくりを目指し、都市計画道路富田芝生線の整備を進めるとともに、歴史資源を生かしたまちづくりとして趣ある富田の町並み形成に向け、建築物への修景助成やまちづくりに取り組む団体への支援を行っておるところでございます。  また、富田奈佐原線の整備につきましては、四中前が平成26年度末に整備完了し、国道以北が歩道未整備で、また歩行者、自転車含めた交通量が多く、市バスの運行路線であることから大阪府では歩道整備の重点区間であるとの認識を持たれ、府市連携しながら事業実施に向け、取り組んでいるところでございます。  一方、JRアンダーについては、富田奈佐原線の早期整備を最優先課題として大阪府に要望を行ってまいりましたが、緊急対策は講じられたものの、抜本的な解決はいまだ困難な状況となっております。そのため本市では、新たな課題解決に向けた視点として、JRガード下の課題解決や踏切除却を初め、南北分断の解消など、まちづくり効果がより高いJR京都線の高架化に向け、関係者で構成する鉄道高架化勉強会を設置し、研究を進めているところでございます。  なお、JR西日本におかれましても踏切除却を最優先課題とされ、強い意志を持ってこの勉強会に参画されております。本市では平成32年度の大阪府の都市整備中期計画の改訂のタイミングを逃さずに、大阪府に事業主体として案内いただけるよう、JR高架の取り組みについて引き続き取り組んでまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ○(山口委員) 全体像が大体つかめてきました。できるだけこれから各事業を進めていく中で、やっぱり富田全体での構想があって、そこでの富田芝生線の役割はこういうことだと。それから、今頑張ってもらっているJR高架化の問題もこういうことで、結果として阪急高架がいつできるのか、こういうことの課題もありますから、最終的にはそこにいくん違うかなとこういうように思いますので、そういう点を含めたこの説明というんですか、地元の皆さんと協議しながら頑張っていただけたら、こういうことを要望しておきます。  最後に、産業振興に向けた取り組みで、2点お聞きしたいなと思います。  1つは、さっき宮本委員からありました獣害対策の問題であります。私も自分が住んでいるところがサルと共存していると、こういう区域ございます。朝起きたら前に植えているブドウが全部取られてしまってあらへんと、栗もなくなっている、こういう状況があってですね、何とかしてほしいなと、こういうことで、たびたび農林課のほうにお願いしている点があります。そういう点からしてですね、萩谷のサル問題、やっぱり村挙げて取り組んでいただく必要があるかなと、こういうように思います。  よくマスコミ等で話題のなるのが、やっぱりその獣害被害がどれぐらい及んでいるんかというのが一つ大きい課題になってきている。そういう点からして、今、高槻市の獣害被害の実態みたいなこと、この辺はどのように見積もっておられるのか、この辺についてお聞きしたいと思います。 ○(長谷川農林課長) 獣害被害に関するご質問でございますが、毎年行っている実行組合への農業被害状況調査結果によりますと、主な有害獣であるイノシシ、鹿、アライグマ、猿による被害合計は、平成27年度において被害金額は282万2,000円、被害面積は4.40ヘクタールとなっております。また、そのうち猿による被害金額は94万9,000円、被害面積は1.81ヘクタールとなっております。  以上でございます。 ○(山口委員) 多分、94万円の中には私の被害は入っていないというふうに思います。また、申告をするようにいたします。そういう点を含めて、猿対策というのは大変難しいですから、先ほど宮本委員との議論にもありましたように専門家の皆さんと地元の皆さんが、やっぱり全体で頑張っていかなかったら猿対策というのは大変難しいと、こういうように思います。どうぞ地元の皆さんに協力してあげてほしいなと、こういうように思います。  次に、今話題のジビエについてお聞きしたいなと、こういうように思います。  前もこの委員会の中で、もう退任されました奥田美智子議員からですね、高槻もジビエをやってはどうかと、こういう質問が当時出されました。ただ、そのときには、なかなかそこまで手が回らないというんですか、対応というのは大変難しいと、こういうことでありました。  しかしながら、先ほど課長のほうから答弁があった被害状況を含めて、まだまだ被害はあるんではないだろうかと。ただ申告するかしないかと、こういうこともある。今、インターネットをたまたま見ていましたら、「給食:高級食材ジビエ“一石二鳥獣”の試み」ということで、ちょうど今、yahoo開けたら出てきますね。和歌山含めて、ジビエが給食に出されると、こういう時代になってきたということですね。  ですから、そういう点からして、今、高槻でもこの辺の食堂に行くと、時々シカの肉が出たり、イノシシが出たりと、こういうとこもありますが、やっぱり高槻でそういう被害を受けている点を含めて、やっぱり再度この辺のジビエの取り組みということをしていっては、ある意味では新しい事業を起こすというんですか、そういう点にもつながるというふうに思いますので、その辺についてのお考えがあればお聞きしたいと、こういうように思います。 ○(長谷川農林課長) ジビエ施策に関するご質問でございますが、本市においては、年間のイノシシ、シカの有害獣捕獲頭数は一定しておりませんが、この3年間の捕獲実績は平均約60頭となっております。そのため、処理施設を整備することは難しいと考えており、現状では焼却及び埋設で対応しております。  ご指摘の有害捕獲したイノシシ、シカのジビエとしての有効活用については今後の研究課題と認識しております。  以上でございます。 ○(山口委員) 高槻レベルでは多分採算が合わないということだというように思います。できれば、そういう事業をやってみたいという、そういう人がおられたとしたら、エリアとして高槻に限らずですね、できたらこの被害を受けている茨木なり島本なり、山側には箕面もありますし、そういう点を含めた北摂地域の中でこういう対策ができるというのか、いわゆる広域行政的な、そういう側面を持ってできたら今後、そういう希望が出てくればですね、協力してあげていただきたいなと、こういうことを要望しておきたいと、このように思います。  最後に、摂津峡周辺活性化プランの進みについてですね、お聞きしたいというように思います。  市長もほかの地域との交流、連携しながら、この三好長慶、いわゆる芥川山城跡について地域の皆さんと大変頑張っていただいていると、こういうようにお聞きしております。  芥川山城だけじゃなくって、摂津峡全体もやっぱりこれから高槻の観光のシンボルとして、どうやって高めていくのか。特に本会議の中でバーベキューの問題も含めて取り上げをさせていただきました。今後、できるだけそういう取り組みを強めていただきたいと、こういうように思いますが、この芥川山城を含めたこの摂津峡の取り組みについて、今後、高槻としてどのように進めていこうという考えをお持ちなのか、その辺についてご答弁いただけたらと思います。  以上です。 ○(平田産業振興課副主幹) 摂津峡周辺活性化プランの三好山芥川山城跡の取り組みに関するご質問でございますが、芥川山城跡につきましては、市民を初め、全国の歴史ファンからも注目度の高い歴史遺産であり、将来本市を代表する歴史的なシンボルとして全国的にも有名な歴史スポットになり得る貴重な資源と認識しております。  また、芥川山城跡の城郭遺構の保存と今後の活用につきましては、関係部署と連携を図りながらさらに取り組みを進めるとともに、地元の方々の協力もいただきながら三好山の観光資源としての活用方策を検討してまいります。  以上でございます。 ○(山口委員) ありがとうございます。  特にこの芥川山城というのは、本当に全国的にもお城ファンにとっては有名な城の一つでありますし、高槻としてのやっぱり史跡の資産であります。個人地ですけれども、やっぱりその中世、古代含めて、いろんなことを含めて史跡を整備してきていると、こういうことがありますけれども、中世以降のこういう史跡をどのように残していくかというのは大変大事でありますから、そういう点を含めて、観光という視点もありますけれども、文化財の視点からも連携をとっていただいて、あの地域は史跡的に有名、価値があるように、そういうふうにぜひとも取り組んでいただきたいと、こういうことを要望して、私の質問は終わりたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 ○(福井委員) まず、公園の防犯カメラについて若干質問します。簡潔に言っていきます。  今回提案された設置公園、近隣公園5か所ということで、5つ挙がっております。ただ、この5つの公園見てみますと、広さが全く違うんですね。果たしてそこに同じように4台ずつ置くのか。それとも、広さに応じて安全な対策として配置していくのか。このあたり、臨機応変にやってはいかがかなと思うんですよ。1つの箇所に4台ってね、芥川公園では1.0ヘクタールですわ。上の池公園で2.7ヘクタールあるんです。全くもう、3倍近く違いますからね。このあたりについての考え方、どうでしょうか。 ○(前地公園課長) 公園内防犯カメラにつきまして、5か所の近隣公園の出入り口やトイレ付近に4台ずつ設置することを基本としておりますが、詳細な設置場所の決定に当たりましては、委員仰せのとおり、各公園の大きさ、出入り口や公園施設の配置、さらには公園付近に通学路防犯カメラがある場合はその配置等を勘案してより効果的、効率的な台数配置となるよう取り組んでまいります。  以上でございます。 ○(福井委員) それじゃ、よろしくお願いいたします。  次に、バリアフリー化推進事業。  阪急高槻市駅北駅前広場、この件については、私、昨年9月に一般質問させていただきました。特に噴水の出ないラピスの泉ね。これについては無意味であると。それよりも阪急の高槻の玄関口としてふさわしい整備が必要ではないかと。特に今までは、ラピスの泉というだけでね、噴水の場所で待ち合わせやと言えました。ところが、ほかから聞いたら、あれ水出てへんでと。どこに噴水あるんやというようなこともあってね。それから、もう1つは待ち合わせ場所としてふさわしくない、また、人の通行路として不自然である。ポストの周りに違法自転車がたくさん置いてある。それから通行の真ん中に照明灯が建っている。それと同時にラピスの泉がある。物すごく不自然でした。これを今回整備という形でやっていただくことは非常にありがたいです。ただ、午前中の答弁の中では、安満遺跡公園に合わせて再整備すると言いますけど、それはまたね、別の問題だと私は思いますよ。JRがきれいになってきた。次、阪急としてどうなんだという観点から。2年、3年先には、そりゃ、向こうの安満遺跡公園できます。できるけれども、やっぱり喫緊の課題として、あのラピスの泉を取り払って、あそこを人の集まりやすい場所にするということは私、これは絶対的に重要であると思います。  そこで、簡潔に質問します。1つだけ言っておきます。  昨年9月、私、大きなはにたん像と言いましたけどね、どんなはにたんでもいいから、待ち合わせの名にふさわしい、やっぱり高槻のイメージキャラ、このはにたんをね、どっかにやっぱり設置することによって、覚えやすい、また集まりやすい、こういったことだと思うんですよね。それで、昨年9月の一般質問で副市長は、今後検討課題とすると言われておりました。これについてどうでしょうか。 ○(松永道路課長) モニュメントの検討状況に関するご質問にお答えいたします。  当該駅前広場は、駅利用者や商店街利用者、そしてバス利用者など、さまざまな方々の通行等にご利用いただいておりますが、十分な広さが確保できないことから、通行者と滞留者がふくそうするなどの課題が生じております。この課題解決を図るため、現在、庁内関係課が連携しながら再整備の検討を進めているところでございます。この検討に当たりましては、限られた空間であることから安全、円滑に移動でき、快適に滞留できる機能の確保を優先することになりますが、駅前での待ち合わせ場としての機能も含めて検討してまいります。  以上でございます。 ○(福井委員) そしたら、よろしくお願いいたします。  それから、この駅前に関してまだ若干あります。  1つはJRの北南に喫煙所が設けられました。阪急高槻にも喫煙所を設けてほしいという要望が多くあると思います。阪急の南側においては、場所がない。だから、献血をするアンダー部分ね、あそこに設ければ多分一番いいかなと。それで、もう1つは高槻市として、北側はどうするんだということであれば、この整備に絡む必要があるんですね。これの整備と同時に、やっぱり喫煙所を設けていくという考え方が一番ふさわしい。  ところがですね、よくよく考えると、これ難しい問題もあるんですよ。1つには、この横断歩道ありますね。渡って向こうへ行くときにね。噴水があって、それをまだ北に行く。そうすれば、銀行がありますね、M銀行がね。そこに横断歩道あります。あの横断歩道、誰が渡るかわかりますか。高槻小学校への通学路なんです、あれね。あそこの北側の子どもたちが、あの道を通って、あの横断歩道をわたって、今のラピスの泉を通って、阪急のガード下を越えて学校に行くんです。通学路なんです。通学路ということは、この階段の西側に喫煙所はだめだということです。ということは、ここで設置場所として考えられるのは、電話ボックスがあるベンチのとこ。その辺も十分考えながら、この喫煙所を設けていただきたいと思うんですけども、この計画の中にどうなるんでしょうか。その点、教えていただきたいと思います。 ○(吉田清掃業務課主幹) 駅周辺の喫煙所についてご答弁申し上げます。
     JR高槻駅南北に設置しております喫煙所の供用開始から1年が経過する中で、喫煙所の設置や路上喫煙防止指導員によるパトロールなどにより、歩きたばこによるポイ捨ては減少しております。  一方で委員仰せの阪急高槻市駅周辺の喫煙者からもJR高槻駅と同様に駅周辺での喫煙所設置の要望が寄せられております。このようなことから、喫煙所の必要性は認識しており、引き続き駅前広場を含めた阪急高槻市駅周辺での喫煙所の設置に向け、関係部署、関係機関と協議調整してまいります。  以上でございます。 ○(福井委員) 本来、道路課が答えるものかどうかわかりませんけどね、この整備のときに現時点でここの場所だという位置づけをしっかり考えていただいているべきだと思うんですけどね。今後、これを実施設計に入るときには、そのあたりをしっかり考えて、喫煙場所も設けていただきたいというように思います。今現在では、酒屋の横に灰皿置いています。あそこは喫煙禁止区域じゃないんです、たまたまね。あそこで吸うことによって、子どもたちが通るんです、あれ。非常に迷惑する部分もあります。そのあたりの現状も考えながら、一刻も早く喫煙場所を適切な地に設けてやっていただきたいという、これ要望しておきます。  それから、反対に、これ要望ですけれども、阪急の南側。今、北側の話でした。次、南側ね。安全・安心なまちづくりの中で、以前も本会議の一般質問で出ておりましたけれども、夜に客引き行為が非常に激しくなっております、今。阪急駅の敷地外のところね。あれ、大阪府道になります。そこから南に行けば高槻市道になります。あそこらあたりに20人ぐらい立っていますね、客引きが。あれはやっぱり、安全・安心のまちづくりから言えば、非常に問題があるかなと。よく声かけられます。皆かけられています。ああいうような行為は、やっぱり高槻の条例できっちりこれからしていくべきだろうなというふうに思います。それは要望しておきます。  それから次に、JR京都線の高架化事業の問題、これ、午前中から出ておりました。よく考えてみますと、私も中学生のころ、あのアンダー部分を通って第四中学校に通っておりました。それから36歳で市議会議員に当選させていただいて、今までずっと来ております。私もあの道をよく通ったものであります。こうやって私が委員として、この部分をどうするんだというふうに考えて、よく見ますと、若干違う考えに立つ場合あるんですね。  というのは、高槻は全てJRで南北に分断されています、はっきり申しまして。JRの高槻駅しかり、富田駅もしかりです。それ考えるときに、JRは富田村踏切、それから次、三島丘行くとこの踏切。それからもう1つはもう茨木になります、あれね、奥の院の踏切ですか。その2つがあるんですね。JRはあの2つの踏切をなくしたい。なくすために高架にする。そうしたら、アンダーも解決できる。果たしてそうだろうかと思うんですよ。そうすれば、踏切をなくすのはいいですよ。反対に考えれば、あの踏切をなくして地下にすればいいんですね。金額が安いですよ、これ。高架にして何のまちづくりするんかとなるんです。  けさほど宮本委員もおっしゃったけど、地域の人としたらどんな要望やと言うたら、アンダー部分を安心して通行したいというのがほとんどの要望なんですよ。高架は、先ほど山口委員が言われましたけど、阪急が必要なんですね。阪急の踏切は、富田のあの東西の踏切。それから、桜ヶ丘の手前の踏切。もう1つ奥行くとね、ガードができています。地下に通るとこをつくっております。それから富田のほうの総持寺の近くでは、昭和台から北昭和台に抜ける踏切。これこそが本来高架にすれば一番まちづくりとしてはふさわしい。高槻駅と一緒のようになるのではないかと私は思うんですよ。  そうすればね、質問ですけど、あのアンダー部分、なぜちょっとぐらい広げられないのかというのが、私は技術的なものかなと思っていたんです。技術的にあの部分をあと1メートルでも広げることが不可能かなと。だからできないのかなと思っていたんです。ところが、午前中の論議を聞きますと、財政的な面だということがちょっと返ってきました。財政的であれば、私ら小さい時分から今まで府議会でもそれ取り上げられなかったのか。それから、高槻市議会でも要望出しているはずだ。一体どないなっているんやろうと。今さら高架にして四、五十年かかって100億円。私が小さいころからやったらもう100億円たまってるでという思いをしているわけです。一体アンダー部分を広げない原因って何でしょうか、そこを教えてください。 ○(北野都市づくり推進課長) JRアンダーに関するご質問にお答えいたします。  本市では、大阪府に対して、JRアンダー部の課題解消につながる富田奈佐原線の整備をこれまで強く要望してまいりました。これを受けて、大阪府では、側溝蓋の改善、路側帯の着色などの緊急対策は実施されましたが、抜本的な課題解決につながる富田奈佐原線の整備にはいまだ至っていない状況でございます。  この都市計画道路である富田奈佐原線の整備につきましては、大阪府が本市に示された都市計画道路の見直し素案においては、本路線のJRアンダー箇所を「存続」と評価され、整備が必要な重要路線としての認識をされておるものでございます。  しかしながら、大阪府の財政状況が厳しい中で、JRアンダー部の抜本的解決には多額の事業費を要し、またJR西日本との協議においては、近くの踏切閉鎖を条件に示されたとも伺っており、実現に先が見通せない状況となっております。そういったことから本市では、新たなアプローチとしまして、富田奈佐原線の整備、事故の多い踏切除去を初め、南北分断の解消などのまちづくり効果の高いJR京都線高架化に向け、関係者で構成される鉄道高架化勉強会を設置し、現在研究を進めているところでございます。  以上でございます。 ○(福井委員) 話は聞いておれば、そうかなと思うんですよ。ところが、市民感覚的には、あれを1メートル延ばす、それから赤大路の踏切、あれをアンダーにする。何ら問題ないように思うんですけどね。  聞いている皆さんも多分、ああ、そうかなとは思うんですよ。なぜかというと、あの萩谷西五百住線、あれ真っすぐ、宮田町のほうから巡礼橋渡ってずっときます。四中の前行きます、広がっています。それでカーブ曲がる、下に行く、これね、夜やったら車すんなり行くんです。ただ、交通量というのは、いつも変わりますからね。どこでぶつかると言うたら、阪急でぶつかるんですよ。阪急の踏切がなかったらすんなり行くんですよ、これ。それから、富田の東踏切、駅前の踏切ね、あれがなかったらどうですか。車も人もすんなり行くんです。  先ほど山口委員から質問ありました、富田芝生線ね、きれいになりました。ところが、今度富田の西踏切から阪急の沿線に向かって富田駅、それからJR行く線を大阪府道の摂津富田停車場線ですね、これ。これをどうにか変えないと、どうしようもない話なんですね、これ。ズドーンと来る途中で行きどまってしまい、あの踏切からね。本来は、あの道をぐっと行っておいて、市バスが小寺池よりもJRの今の駐車場のあるとこで回転するほうが一番理想的だと思うんですよ。そう考えたら、一体何が問題なのかというと、阪急の高架がJRと一緒で喫緊の課題であるというふうに判断せざるを得ないんです。JRを反対しているのちゃうんですよ。それよりももっと大事なのは阪急ですよということを私は言いたいんです。そうすれば、南北に行かなくてもいいんです。高槻は南北に分断するJRがありますからね、これしょうがないんです。それで、人が通れなくても、それは遠回りして渡れというのもしょうがないです。これはもう、いたし方ないです。発展あればどこかでやっぱりその押さえてもらわなあかんとこありますから。  そういうことを考えたら、高槻の副都心としての富田のまちづくり、まちづくり協議会も頑張っておられます。けれども、もっともっと行政が主導となって、本来の意味のまちづくり、都市計画道路が駅へ集まっている。その駅の集まり方のこの開発の仕方。人のにぎわいを創造するまちづくり。そこへ市バスが行く。車も回転してまた戻っていく。そういう構図を私は描かれないのかなというふうに、これ答えが出ませんけどもね、要望しておきます。  それから、たばこのことで、過料のことね、これ、要望しておきます。先ほどちょっと答弁ありましたけどね、歩行喫煙がやはりなくなっておりません。JRでは、喫煙所を設けたがゆえに減っています。ところが、阪急では、やはりまだまだ多いです。これは、取り締まるのが目的違って、そういう抑止力です。過料を科す。例えば1,000円なり2,000円と、書くだけでも違うんです。これ全く違いますよ。もし、捕まれば払わないかん。その証拠に駐車なんかね、車の違法駐車、これ絶対しませんよ。やったら何万円の罰金ですから。人間の抑止力、もうそういう時代に入っていると思います。大きなまち、大阪市、京都市、厳しく取り締まっています。笛まで吹いてね、追いかけて取り締まっています。そうすることによって、まちのグレードも上がるという、今は時代だと私は思うんですよ。そのあたりもよくよく検討しながらね。条例をつくれば職員が動かなあかん。またそこに人手が要る。そうじゃないんです。過料を科すことによって抑止力が生まれる。防犯カメラと一緒だと思うんですよ。最後の最後までそれを目的にするんじゃない。けさほど野々上委員が言われました、防犯カメラね。それと全く一緒です。過料を科すことによって、人の目を引きつける。そこが大事だと私は思います。  それから、次です。先ほど山口委員から五領地域のなんか産廃施設の質問がありました。私のほうでちょっと質問したいのは、当然、施設は条例にのっとった形で、それぞれの法の審査に基づいて、適切に処理される、これは当たり前のことです。ただ、私が仄聞したところによりますと、ビラが回っておると、反対ビラがね。その中に、現在でも騒音、振動に苦しめられているという話を聞いたんです。あの地域で騒音、振動、公害等の問題が発生しているのかどうか。私は、そんな問題が発生しとったら、高槻市に意見を言うて取り締まってくれというのが本来的な筋で、高槻市はそれに対して、そういう会社に対してクレームをつけていくというのは当たり前の話です。行政指導ですから。  それから、前島地区に2社ほど産廃施設があります。その2社は、きちんとやっていると思いますね。法の範囲内で、その規制法ですか、その産業廃棄物の煙がどうとか、こうとかね。何か、ダイオキシンはもう要らないとかどうとかいうビラに書いてあったと思うんですよ、それね。そういうような問題についてちょっとご見解をお願いできますか。 ○(葛谷産業環境部部長代理) 現在、国道171号で稼働しております施設につきましては、過去に臭い等に関する苦情等がありましたが、事業者に対して適切に対応するように指導しております。今後も住民から通報がありましたら、関係課で連携を取りながら適切に対応してまいります。  以上でございます。 ○(福井委員) その臭いというのは、どの程度の臭い、臭いっていうたら、悪臭ですね、悪臭になるでしょうね。例えば、余談ですけど、この高槻の南の地域で、チョコレートの臭いがすれば、あ、明治製菓の臭いやなと気づいた途端に、あしたは雨やとわかるんですね、よくね。こういう風説があるんですよ。これ実際に当たるんです、またね。臭いがすれば。  例えば、その五領地域のその臭いというのは、どういう、住民に被害を及ぼす悪臭ですか。それとも、そうじゃないという、どの程度の臭いなんですか。 ○(野中環境保全課長) 悪臭についてのお尋ねにご答弁申し上げます。  昨年、ペットボトルに起因する悪臭の苦情が本課に参りまして、立入検査を行い、適切に処理するよう指導してきたところです。  悪臭に関しましては、基準というものはございますが、振動とか騒音と違って数値にあらわされるものではございませんので、住民の方が悪臭だと感じたら、それはもう悪臭と認識しております。  いずれにしても、近隣住民の方が不快に思われるということで通報がありました場合は、現地に赴き、適切に対応しております。  以上でございます。 ○(福井委員) いい勉強ができました。悪臭には数値がないんやね。  そしたら、今ある施設の中では、前島のその2社の産廃施設については問題がない。ほんで、その地域に今現在あるところのペットボトルの会社については、臭いがあったけれども、それは指導して直っておる。もう1つ、葛谷部長代理から答弁ありました、騒音、振動についてはないというのが高槻市の今の見解ですね。そういうことになりますね。それ確認しておきたいと思いました。  今後、そういうことを、私、ビラ見たもんですからね、えっと思いましてね、それは大変やと。そんなダイオキシン出ているんかと。ダイオキシン出ていることが現在あるんやったらこれは問題やと。ところがそういう答弁も今はなかったということで安心しました。それだけ申し述べておきます。  最後にですね、本年3月で新美部長初め、3月末で退職される方、多くおられます。非常にご苦労さんでございました。これからも高槻市の発展のために、しっかりとまたご尽力いただいて、ご健康でご活躍ください。  これで質問を終わります。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、歳入全般及び第3表 債務負担行為について。ページは別紙分割区分表のとおりです。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 産業環境部、都市創造部、ともに補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。 ○(吉田稔弘委員) それでは、この歳入関係で、特にこれ決算委員会でもいろいろ過去にも話をしていますけれども、要は市営住宅のこの使用料及び駐車場の使用料ですね、この額が、この29年度の予算書を見ますと、駐車場のほうが、現年度分が117万3,410円。12か月の95%という収入率になっていまして、これは1,337万6,000円です。あと、滞納の繰り越し分として、723万5,930円。これは17%の回収率となっていて、123万円なんですが、この両方だけで、670万円ぐらいが残る計画になっております。また、住宅のほうは、もう少し多いんですが、現年度分とそれから滞納繰り越し分、これ、滞納繰り越し分1,981万9,022円。その回収率が10%となっていて198万1,000円なんで、残り90%は残るわけですけれども、1,783万8,000円と。要は、その現年度分、それから繰り越し分の住宅の家賃、それと駐車場の現年度分と滞納繰り越し分、合わせてですね、2,650万円ぐらい残ることになっとるんです、この計算しますとね。ですけど、これ、いつも言うとるんですが、結局、なかなか減らないというような状況になっておるんです。駐車場なんかでも600万ほどは残っているんですね。それで、家賃側のほうが1800万ほど残っています、いわゆる繰り越し滞納分がね。残る計算になっておるんです、これ。やはり、今までから何回も言うとるけど、少しずつ減っています。しかしなかなか、これ駐車場で言うと、ほんま月5,000円の駐車場がもうこれ600万いうたら、これ5,000円で割ったら、千何百か月分になるんですよね。物すごい額なんですよね。やはり、こんなんも回収もっと強化して、本当にきょう決算委員会じゃないから、私、あんまり突っ込んで言いません。何か月分、誰が残っておる、どれぐらいだと言わないですが、要は、どちらにしても、いずれにしても、家賃にしても駐車場にしても、もう少し回収の強化、これ代表質問で言いましたけど、あの場合は税金のいわゆる滞納の回収強化というような話しました。その時は税だけ言うたんですが、こっちはいわゆる住宅の使用料分。それ以外でももちろんあります。保育所とか、学童保育とか、いろいろあるんですがね、一応、この所管の部分としては、住宅のこの家賃と駐車場、これについてはもう少し力を入れて。税金ですから、回収の強化に努めてください。  これ、決算委員会、また今度10月ぐらいになったら、どの程度残っとるのか。また、あんまり減ってへんかったら、どないなってるんと。場合によったら、厳しくもっと対応してね、裁判でも何でもやってでもやね、出てもらおうか、支払いしてもらおうか、何かせなあかんこともまた言いますけどね。今、きょう、決算委員会違うから。そういうことで、その辺を強化してください。それ一応、要望しておきます。  以上です。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第28号 平成29年度高槻市一般会計予算(所管分)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第28号所管分は原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号 平成29年度高槻市駐車場特別会計予算についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。    〔「な  し」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 質疑はないようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第30号 平成29年度高槻市駐車場特別会計予算については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第30号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第36号 平成29年度高槻市下水道等事業会計予算についてを議題とします。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(梅本都市創造部長) 特に補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。 ○(真鍋委員) 城跡公園内の雨水貯留施設についてお伺いします。  この雨水貯留施設が浸水被害を軽減できるのは、どの範囲を想定しているのかについてお伺いします。 ○(寺町下水河川企画課長) 城跡公園内の雨水貯留施設については、集中豪雨時に水路等からピークカットした雨水を5,650立方メートル貯留できる施設であり、その効果の範囲につきましては、平成24年8月の集中豪雨時に被害の大きかった野見町や出丸町などにおいて浸水被害の軽減が図れるものでございます。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 過去の、平成24年度の集中豪雨のときに被害が大きかったところに対する軽減が図れるということで、地域に対する非常に大きな安心になることに感謝を申し上げたいと思います。  流入抑制施設の設置についてでございますけれども、小学校のグラウンドを使用して雨を一時的にためるということでございますが、この水がたまることによるグラウンドの影響ですとか、小学校ということで、小学生に対する危険のないような配慮についてもあわせてお願いしたいと思います。  以上です。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第36号 平成29年度高槻市下水道等事業会計予算については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。       〔賛成者挙手〕 ○(太田委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第36号は原案のとおり可決されました。  以上で、本委員会に付託されました事件の審査は終了しました。  お諮りします。  審査の終結を見た事件については、次回の本会議で委員長報告をすることになります。この委員長報告書の作成については、委員長に一任願いたいと思います。これに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(太田委員長) 異議なしと認めます。  したがって、委員長報告書は委員長が作成します。  以上で、本委員会を散会します。    〔午後 3時17分 散会〕
    委 員 長...