高槻市議会 > 2017-02-10 >
平成29年史跡整備等特別委員会( 2月10日)

ツイート シェア
  1. 高槻市議会 2017-02-10
    平成29年史跡整備等特別委員会( 2月10日)


    取得元: 高槻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-27
    平成29年史跡整備等特別委員会( 2月10日)          史跡整備等特別委員会記録              平成29年2月10日(金)
                   高槻市議会事務局    日  時  平成29年2月10日(金)午前10時 0分招集  会議時刻  午前10時 0分 開議        午前11時28分 散会  場  所  第3委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(8人)  委  員  長    笹 内 和 志  副 委 員 長    中 村 玲 子  委     員    三 井 泰 之  委     員    平 田 裕 也  委     員    段 野 恵 美  委     員    北 岡 隆 浩  委     員    吉 田 稔 弘  委     員    川 口 洋 一  議     長    橋 本 紀 子  副  議  長    吉 田 章 浩  理事者側出席者  市長         濱 田 剛 史  副市長        石 下 誠 造  副市長        乾     博  教育長        一 瀬   武  総合戦略部長     上 田 昌 彦  機動政策室長     土 井 恵 一  政策経営室長     前 迫 安 司  総合戦略部参事    白 石 有 子  総務部長       西 岡 博 史  危機管理監      佐々木 靖 司  危機管理室長     山 口 良 晴  子ども未来部長    津 田 良 恵  子ども未来部部長代理 万 井 勝 徳  技監         上 仙   靖  都市創造部長     梅 本 定 雄  安満遺跡公園整備室長 松 本 憲 道  都市創造部参事    北 口 悦 男  都市創造部部長代理  新 井   進  産業環境部理事    徳 島 巳樹典  産業環境部参事    青 野   勲  教育管理部長     中 原 一 行  教育管理部部長代理  鐘ヶ江 一 朗  その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局長       内 方 孝 一  事務局主幹      岡 本 仁 美  事務局副主幹     柳 田 雅 幸     〔午前10時 0分 開議〕 ○(笹内委員長) ただいまから史跡整備等特別委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は8人です。  したがって、委員会は成立します。  委員会の傍聴がありますので、よろしくお願いします。  議事に入ります前に、理事者から発言があります。 ○(濱田市長) 改めまして、おはようございます。  史跡整備等特別委員会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  本日は、正副委員長を初め、委員各位におかれましては、何かとお忙しいところご出席を賜り、まことにありがとうございます。  さて、本日の案件は、安満遺跡公園等の整備についてでございます。  安満遺跡公園は、町なかにある貴重な空間を本市の歴史資産として保存・活用し、防災機能を備えた緑豊かな公園として、市民参加のもとで整備を進めております。  これまで関係部局が連携・協力しながら着実に事業を進めており、本年度末には、旧京大農場部分の用地取得が完了する見込みとなっております。  また、既に整備を進めている雨水貯留施設防災事業エリアの公園整備を初め、関連事業についても平成31年の一次開園を見据え、さらに本格的な整備を進める運びとなっております。  本日の特別委員会では、これらの事業の進捗状況や市民参加の取り組み状況を初め、公園の運営に関するサウンディング型市場調査の結果やネーミングライツ等新たな取り組みについてもご報告を申し上げます。  日本を代表する公園は、いずれも都市の中心部に配置され、その公園を中心にまちが形成されるなど、公園自体がそのまちを象徴するまちの顔として圧倒的な存在感を示しています。  この安満遺跡公園は、緑と歴史、防災、子育て、市民協働など、本市を象徴する重要な要素が凝縮された公園であります。私は、この公園を未来のまちづくりの中心に据え、まちの顔として磨き上げながら全国に誇れる公園に育て上げていきたいと考えています。  今後も引き続き、正副委員長を初め、委員の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。  以上、簡単ではございますが、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○(笹内委員長) 発言は終わりました。  それでは、ただいまから議事に入ります。  安満遺跡公園等の整備についてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは、案件、安満遺跡公園等の整備についてご説明を申し上げます。  なお、内容が3つの部局にまたがっておりますので、私のほうからは、都市創造部所管分を中心にご説明をいたします。  それでは、特別委員会資料の1ページをお開き願います。  まず1、主な経過等についてでございますが、本年度は、7月に公園整備工事に着手した後、10月に雨水貯留施設の現地視察、11月に本特別委員会を開催いたしております。  次に、2ページをごらんください。  (2)市民参加の取組内容でございます。  ①市民活動プロジェクトにつきましては、一般市民を対象にしたプログラムとしまして、パークヨガとアルファ化米の試食を11月に実施し、30名の参加がございました。  次に、各グループ活動の様子といたしまして、古代米の調理やドングリのクッキーづくり、計画地を清掃しながらペットの散歩、クリスマス飾りづくり、3ページに移りまして、プレーパークづくりを目指した遊びや、計画地周辺の小学生を招いて節分イベントにもチャレンジをいたしております。  また、組織化に向けた取組として、各グループのリーダーが協議するリーダー会とメンバー全員が集まる全体会議をそれぞれ2回開催し、本プロジェクトの組織化のための会則(案)などを検討したほか、活動状況などの情報共有を行いました。  当該プロジェクトは、ページ下の図のとおり、これまでの個人の集まりから着実に活動を積み重ねられたことにより、来年度から1つの組織へと発展し、一次開園を見据えて、より充実した活動を進め、組織のさらなる成熟化を目指す予定でございます。  次に、4ページをごらんください。  2、公園整備及び関連事業についてご説明をいたします。  安満遺跡公園の防災事業、史跡事業のほか、関連事業である(仮称)高槻子ども未来館、雨水貯留施設、周辺道路について説明してまいります。  5ページをごらんください。  (1)安満遺跡公園①防災事業区域につきましては、防災公園街区整備事業を活用し、今年度はURと協議しながら、防災公園の工事及びパークセンター等建築実施設計を実施いたしております。  また、全天候型「子どもの遊び施設」につきましては、UR及び運営事業者である株式会社ボーネルンドと協議しながら設計を実施しております。  来年度は、引き続き防災公園の工事を行うとともに、パークセンター等の建築工事に着手する予定でございます。  ページ中央には、工事箇所図、下段には、施工状況写真を記載しておりますので、ごらんください。 ○(中原教育管理部長) 史跡事業について、教育管理部よりご説明をいたします。  6ページをごらんください。  ②史跡事業区域ですが、今年度は、公共事業等の建設発生土の有効活用を図り、公園整備に必要な土砂を搬入しております。  公有化につきましては、文化庁の補助事業を活用しながら、平成33年の全面開園に向けて、引き続き、積極的・計画的な公有化に取り組んでいます。  京大農場用地については、昨年12月に用地と補償契約を締結し、今年度末をもって全ての用地の引き渡しが完了します。  平成28年度末の公有化率は88.6%の見込みでございます。  7ページをごらんください。  来年度につきましては、これまでの調査成果を踏まえて、史跡事業区域の実施設計を行う予定です。  史跡事業区域については平成30年度から整備工事を実施するため、6ページの図に実線で示す仮設広場2か所を平成29年度末をもって閉鎖いたします。このため、来年度の早い時期から、広場の利用者に周知する予定でございます。  旧京大農場建物群につきましては、本館に計画しているレストランについてのサウンディング型市場調査を来年度に実施するとともに、建物群の活用手法等についてさらに検討をしてまいります。  次に、③埋蔵文化財調査につきましては、パークセンター部分の調査が完了し、道路計画にあわせて道路部分の調査を実施中でございます。  また、北側農地については、図中の破線で囲った範囲について、埋蔵文化財の確認調査を実施しているところでございます。  史跡事業につきましては、以上でございます。 ○(津田子ども未来部長) 続きまして、8ページをごらんください。  (2)(仮称)高槻子ども未来館(市街地区域)について、子ども未来部よりご説明いたします。
     今年度につきましては、平成27年度に引き続き、建築実施設計を行っております。平成28年12月時点の施設イメージ及び建築概要は、資料のとおりでございます。  施設の主な機能でございますが、1階部分には、待機児童解消・多機能保育機能、2階には、母子保健機能、3階には、子育て支援人材育成機能をそれぞれ整備いたします。  スケジュールをごらんください。  平成29年度からは2か年で建築工事を行い、平成31年4月の開設を予定しております。これに伴いまして、本年3月議会には予算案件を、6月議会には高槻市土地開発公社からの用地買い戻しに係る財産取得案件及び工事請負契約案件をそれぞれ上程してまいる予定としておりますので、よろしくお願いいたします。  (仮称)高槻子ども未来館につきましては、以上でございます。 ○(梅本都市創造部長) 次に、9ページをごらんください。  (3)雨水貯留施設でございます。  雨水貯留施設の本体の進捗状況につきましては、一次施工部分を終え、現在、二次施工を実施しております。  また、取水放流部分につきましては、既設幹線への接続工事を実施しております。  次に、現場見学会についてでございますが、安満遺跡公園に近く、防災教育にも力を入れております奥坂小学校と磐手小学校の4年生を対象とし、座学で下水道の役割や浸水被害軽減対策の取り組み、雨水貯留施設の工事内容について説明を行った後、現場見学会を実施いたしました。  見学会の参加人数につきましては、奥坂小学校84名、磐手小学校80名でございました。  工事スケジュールにつきましては、工期短縮に最大限努めてまいりましたが、埋蔵文化財調査や安全対策を含めた地元調整等に当初予定より時間を要し、工期内竣工が困難な状況であるため、工期延期を予定いたしております。なお、次の取水期までには、供用する見込みでございます。  次に、10ページをごらんください。  (4)周辺道路でございます。  ①今年度の進捗状況につきましては、事業用地の取得に向け、用地測量及び家屋調査を実施しております。  また、都市計画道路高槻駅高垣線の実施設計を行っており、埋蔵文化財調査に伴う仮設工事、工事用道路等の整備工事も実施しております。  次に、②来年度の予定でございますが、今年度に引き続き、用地測量及び家屋調査を実施し、用地買収に取り組んでまいります。  また、来年度から平成30年度末の2か年で道路工事等を実施してまいります。  次に、11ページをごらんください。  (5)全体スケジュールでございます。  公園整備及び関連事業のスケジュールをそれぞれ記載しております。  本年度及び来年度の事業内容につきましては、先ほどご説明しましたとおり、各事業とも平成31年の一次開園、平成33年の全面開園を目指し、事業間で調整を図りながら、それぞれ進捗率に努めているところでございます。  次に、12ページをごらんください。  3、公園運営についてご説明をいたします。  (1)公園の管理運営の①サウンディング型市場調査の結果でございますが、公園の運営について、民間事業者との「対話」を通して、市場性や活用のアイデア等を把握する調査を昨年11月に実施し、6事業者の参加がございました。  事業者からの提案、意見の概要といたしましては、にぎわいを創出するイベントやプログラムなど、魅力的な事業が実施できる。さまざまな自主事業の収入により維持管理費の軽減が図れる。新設公園においても、開園時から公募による指定管理の事例がある。新設公園においても、維持管理費の算定は可能だが、光熱水費等の項目は想定が困難。植栽等の維持管理は、性能規定型の管理により効率的な対応ができる。魅力的な運営のためには、運営期間は5年よりも長いほうがよい。市民等との連携・調整役となるスタッフが必要。その他、パークセンターなどの各諸室に関する意見、提案がございました。  このような結果を受けまして、②公園運営の基本的な考え方として、本公園では、民間のノウハウやアイデアを最大限に生かすために、運営形態は、公募による指定管理を念頭に検討を行ってまいります。  13ページに移りまして、本公園は段階的な開園となりますが、効率的な運営のためには、1事業者が公園全体を管理・運営することが望ましいと考えられることから、平成31年の一次開園時には、公園全体の管理運営事業者を決定する予定でございます。  なお、管理運営の対象外となる施設もあるため、その主な施設を示しております。  次に、③公園運営にかかる今後の主な検討項目として、新設公園における管理手法や収益事業を見据えた管理費用、長期の管理期間など、今後、具体的に検討を進めてまいります。  次に、14ページをごらんください。  (2)「市民とともに育てつづける公園」の運営(案)でございます。  本公園では、多様な関係者が参画する、プラットフォームの設置を予定いたしております。今後、組織化される市民活動プロジェクトの進捗状況や公園運営計画の検討状況を見据えて、本公園の魅力を向上させるための協議の場となる、(仮称)安満遺跡公園魅力アップミーティングの設立に向けて準備を進めてまいります。  主な役割は、公園の魅力アップのための活動に向けた連携・協力、関係者間の活動報告やスケジュール調整、諸課題に関する意見交換などを想定しております。  構成は、市、市民活動プロジェクト、施設の設置管理者、公園管理運営者のほか、アドバイザーとして学識経験者、また必要に応じて他の団体も参加できるものとしております。  ページ下段に、将来イメージ図を示しております。公園の魅力アップについて話し合うテーブルを用意し、さまざまな関係者が集うようなイメージとなっております。  次に、15ページをごらんください。  (3)民活カフェでございます。  ①サウンディング型市場調査の結果でございますが、一次開園エリアに想定するカフェについて実施し、3事業者の参加がございました。  事業者からの提案・意見の概要としましては、公募条件によっては、建物の建設から運営まで独立採算で行える可能性がある。設備投資の減価償却を考えると、運営期間は10年よりも長いほうがよい。設置場所については特に問題がない。建築規模は、市が想定している規模よりも大きくなる可能性がある。そのほか、地域貢献につながる提案もございました。  ②今後の方向性についてでございますが、民設民営によるカフェの市場性が把握できましたので、来年度に運営事業者の公募を行う予定でございます。  次に、16ページをごらんください。  (4)ネーミングライツでございます。  本公園内の施設について、新たな財源を確保し、その収入を運営・管理に活用するため、施設の愛称の命名権について事業の趣旨に賛同し、契約料をご負担いただく企業を来年度に募集する予定でございます。  市のメリットとしては、安定的な財源確保と、その財源の活用による施設の魅力向上。企業のメリットとしては、企業ブランドの宣伝効果や社会貢献活動の機会確保などがございます。  事業概要(案)といたしましては、今回の対象施設は、一次開園エリアに整備するパークセンターエントランス広場、トイレの3施設でございます。  契約期間は、一次開園日から5年間で、更新を希望する場合は、優先交渉権があるものとします。  契約希望金額は、各施設ともに5年間で総額250万円以上とします。ただし、あくまで希望金額であり、これを下回る提案も可能とします。  募集期間は、平成29年4月から9月の間、随時受け付けをいたします。  17ページには、そのイメージを掲載しております。  次に、18ページをごらんください。  (5)その他の取組の①公園名称及びキャッチフレーズの募集でございます。  多くの皆さんに本公園に親しんでいただくために、公園の正式名称とキャッチフレーズを募集いたします。  募集時期等につきましては、3月の広報誌及びホームページでお知らせをし、募集期間は3月1日からの1か月間としております。  結果は、広報誌及びホームページなどで公表し、採用者には感謝状を送付する予定でございます。  次に、②公園ロゴデザインの募集でございます。  公園の正式名称決定後、クラウドソーシングを活用して公園のロゴデザインを募集し、庁内の選定委員会で複数の候補案を選定した後、市民による人気投票を経て決定する予定でございます。  また、③寄付ベンチとしまして、市民や企業等からの寄附によるベンチを募集いたします。ベンチには、寄附者の名前とメッセージを記したプレートを取りつける予定でございます。  最後に、参考資料1といたしまして、公園名称募集のチラシを添付しております。  以上で、案件、安満遺跡公園等の整備についての説明を終わります。ご審査、よろしくお願い申し上げます。 ○(笹内委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(三井委員) おはようございます。  資料12ページの公園の管理運営についてお伺いいたします。  広大な公園の持続可能な管理運営を実現するためには、利用者にとって魅力的なサービスを継続的に提供して、その上で維持管理コストをいかに縮減していくかが重要であるというふうに考えております。  本公園の特徴といたしましては、JR高槻駅や阪急高槻市駅から徒歩圏内にあるということで、アクセス面ではすぐれておりますけども、敷地の約6割が史跡指定地であるということで、経済合理性を重点的に追求するには、制約になっているということも事実であります。  昨年11月には、魅力的な市民サービスの提供と維持管理の縮減を目指すサウンディング型市場調査を実施され、民間事業者との「対話」を通して市場性の活用のアイデアを募られ、さまざまな提案や意見が出されたところです。  このような状況において、本市では運営形態については、公募による指定管理を念頭に検討を行うと方向性を示しておられます。  そこで、第1問目ですが、12ページには、公募による指定管理の適切性や有効性などについてありますけども、本公園の運営形態について、なぜ公募による指定管理にするのか、改めて理由について教えてください。 ○(松本安満遺跡公園整備室長) 公園の運営形態に関するお尋ねについてでございますが、本公園は、弥生時代の貴重な歴史資産であるとともに、町なかの広大な公園という高いポテンシャルを有しており、その魅力を最大限に引き出すためには、民間活力が必要不可欠と考えております。また、全国的にも公園運営に民間活力を積極的に導入し、これまでにない魅力的な運営や効率的な維持管理に取り組んでいる事例が数多くございます。  本公園におきましても、民間参入の市場性や活用のアイデア等を把握するため、このたびサウンディング型市場調査を実施したところでございます。  調査の結果、参加事業者からは、にぎわいや収益を生むプログラムやイベントなど、公園を活用する数多くの提案がなされ、民間事業者による魅力的な運営や収益事業による維持管理費の縮減の可能性が把握できたことから、今後、公募による指定管理に向けて具体的に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(三井委員) ありがとうございました。  運営の形態の選択肢としましては、本市が直営するとか、また本市の外郭団体を活用するとか、またPFI、特に昨今、コンセッション方式があるというふうに思っております。ただ、豊富なノウハウ、アイデアの活用、また史跡指定地等一定の制約があることなどから、ご答弁にあったように、本公園の運営形態については公募による指定管理が適切であるというふうに認識いたしました。  次に、第2問目でございますけども、13ページにあるように、公園運営に係る今後の主な検討項目があり、それぞれについて解決していく必要があります。  一方、平成31年の一次開園には、公園全体の管理運営事業者を決定する予定とありますが、公募による指定管理に向けた課題整理や指定管理者の選定など、今後のスケジュールを教えていただけますでしょうか。 ○(松本安満遺跡公園整備室長) 今後のスケジュールについてでございますが、平成29年度に本公園の具体的な運営計画などさまざまな課題を整理し、平成30年度に公園の管理運営を行う事業者を募集し、平成31年の一次開園に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(三井委員) 3問目は、意見、要望とさせていただきます。  今後、指定管理の選定に向けてさまざまな課題整理に向けての取り組みが行われるわけでございますが、魅力的な市民サービスの提供、また維持管理の縮減というコンセプトに基づいて取り組んでいただくことをまずお願いしておきます。  次に、安満遺跡公園等の整備事業は、二次開園まで10年がかりのプロジェクトであります。約6割を占める史跡指定地を含む広大な敷地を公園として有効かつ適切に活用していくため、多様な主体と連携しながら、さまざま工夫、アイデア、手法が取り入れられております。  本市主体の取り組みとしては、子育て、防災機能、文化遺産の保護等、庁内横断的な取り組みがあり、さらに民間活力の活用、市民との協働など、複合的な取り組みが展開されております。それぞれの最大かつ最適の機能を発揮し、高槻のシンボルとして、今、本市内外への情報発信がなされれば交流人口や定住人口の増加といった本市全体の最適効果につなげていくことが期待できます。  特に、情報発信が適時、適切に行われることが不可欠であると考えております。特に、サウンディング市場調査でつながりがある日本PFI・PPP協会は、事例として情報を発信する媒体機能があるとのことですし、その他多様な媒体を活用した情報発信をお願いしておきます。  最後に、長期間にわたる安満遺跡公園の整備事業の推進により培ってきた人的また組織的な積み上げられた経験、ノウハウ、また多種多様に拡大したネットワークは本市の副次的な財産であるというふうに考えております。  今後の人口減少・少子高齢化社会において不可欠な公共施設等の再編の取り組みにおいても、存分に生かしていただくことが可能であると考えますし、そういった生かせるような仕組みづくりについても取り組んでいただくようお願いし、質問を終わります。  以上です。 ○(北岡委員) では、まず2ページと3ページについて質問させていただきます。6点、伺います。  1点目、まず、市民活動の一番最初に紹介されているパークヨガについてお聞きします。  資料には、11月12日に実施したというふうにあるんですけども、「オープンたかつき」というサイトでは、その日のものが「遺跡の上で気持ちよく深呼吸!安満遺跡公園でパークヨガ」というタイトルで、参加費は無料だとして掲載されています。  一方で、同じ「オープンたかつき」のサイトには、「摂津峡で山ヨガを楽しむ」、「あくあぴあ芥川で川ヨガを楽しむ」、「今城塚古墳で青空ヨガを楽しむ」という、同じような3つのヨガのイベントというか、ヨガの教室が掲載されていて、その参加費用は2,000円から2,500円、つまり有料となっています。  安満遺跡公園、まだつくられていないんですけども、市民活動、プロジェクトとして紹介されているこのパークヨガについては、なぜ無料だったんでしょうか。ほかの場所では、なぜ有料なんでしょうか。営利目的でされていたんでしょうか。  また、今後は安満遺跡公園のパークヨガも有料になるんでしょうか。安満遺跡公園では、営利目的の行為も可能なんでしょうか。可能であれば、どういった条件で可能となるんでしょうか、それぞれお答えください。  2点目です。収穫した古代米やドングリで調理を行ったということですが、衛生上の問題や食中毒の心配はないんでしょうか。また、そうした問題が起きた場合は、どのように対処されるんでしょうか。保険には入っているんでしょうか、お答えください。  3点目、計画地で清掃しながら、ペットの散歩をしたとあります。整備後の公園でも、ペットの散歩を許可されるんでしょうか。許可される場合には、どのようなルールを設ける予定なんでしょうか、お答えください。  4点目、「プレーパークづくりを目指した遊びにチャレンジ」とあります。写真には、ロープや脚立がありますが、これらは誰が提供するんでしょうか。子どもたちが持ち込んでもよいのでしょうか。こうした道具や材料は、そのまま何日も放置してもよいのでしょうか。秘密基地をつくるために土を掘ったりしてもよいのでしょうか。具体的にどういったことを想定しているのか、お答えください。  5点目です。市民活動プロジェクトのグループを活動組織として組織化し、組織規約も作成するということで、会則案も検討したとのことです。この会則案には、どういった項目が定められているんでしょうか。役員については、どういった定めがあるんでしょうか。どういったことを、どのように取り決めるとされているんでしょうか。会計はオープンにされるんでしょうか。規約を守らなかった場合の罰則はどのようなものなんでしょうか、それぞれお答えください。  6点目、資料の3ページの一番下の図を見ると、公園で活動する市民がグループとなり、さらにそのグループが活動組織の枠の中に入るという流れになっています。この活動組織に入っているグループや市民は、公園を優先的に使用できるということなんでしょうか。活動組織に入ることで、何かメリットはあるんでしょうか。活動組織には、誰でも自由に入ることができるのでしょうか。また、活動組織に入っていない市民や団体は、公園で市民活動プロジェクトとして例示されているような活動はできないのでしょうか、それぞれお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) パークヨガにつきましては、市民活動プロジェクトのメンバーが、今回は参加費を無料で行うと決められたのもので、他の場所のプログラムについては把握しておりません。
     また、都市公園では、一定の要件で収益事業も認められております。  古代米やドングリの調理ですが、市民活動プロジェクトが衛生面にも配慮しながら活動されております。  ペットにつきましては、ペットの散歩を禁止することは考えておりません。公園利用のルールについては、今後検討してまいります。  また、プレーパークづくりについてですが、基本的に市民活動プロジェクトのメンバーが遊び道具を準備して活動を行っておられます。プレーパークの具体的な内容については、今後プロジェクトの皆さんが考えられるものです。  活動組織についてですが、当該組織は、本市とも相談しながらプロジェクトメンバーみずからが立ち上げるものであり、組織の目的や役員体制など、組織として必要な項目が検討されております。  また、当該プロジェクトは、メンバーみずからも楽しみながら来園者をおもてなしするという市民協働の取り組みであり、活動組織への参加については、会則に沿って当該組織が判断されるものです。  また、本市として、他の団体による同様の取り組みが広がることも期待しております。 ○(北岡委員) 次に、5点伺います。  1点目、都市公園では一定の要件で収益事業が認められているということですが、パークヨガを摂津峡などでされたように、有料で行う場合にはどのような要件が必要なんでしょうか、お答えください。  2点目、市民活動プロジェクトは、衛生面にも配慮して活動されているということですが、万一の場合に備えて保険には入っていないんでしょうか。保険の加入状況はどのようなものなんでしょうか、お答えください。  3点目、プレーパークの遊び道具は、市民活動プロジェクトのメンバーが準備するということですが、その保管は公園内でされるんでしょうか。されるのであれば、どのようにされるんでしょうか。それについては、使用許可等は不要なのでしょうか。また、公園内では誰でも、どこでもプレーパーク遊びができるのでしょうか、それぞれ具体的にお答えください。  4点目、市民活動プロジェクトの活動組織は、本市とも相談しながらプロジェクトメンバーみずからが立ち上げるものだということですが、誰がこの組織を立ち上げることを企画したんでしょうか。市でしょうか、それとも別の誰かなんでしょうか、具体的にお答えください。  5点目、活動組織に属している団体以外の団体の取り組みが広がることも期待しているということなので、活動組織に属さなくても市民活動ができるということになります。そうすると、活動組織は不要ではないのかなとも思えるんですが、この活動組織の存在意義はどういうところにあるのでしょうか、具体的にお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 公園の事業についてですが、営利を目的とした事業については、その事業内容などを勘案して判断します。  また、保険についてですが、市民活動プロジェクトのメンバーは、ボランティア保険に加入しています。  道具の保管につきましては、本公園では市民活動に必要となる倉庫を計画しています。公園の運用については、今後検討します。  活動組織につきましては、市民活動プロジェクトのメンバーみずからが発案したものです。また、その存在意義としましては、安満遺跡公園をフィールドとして活動し、さまざまなプログラムやイベントを実施することにより、市民協働による公園づくりにつながるものです。  以上でございます。 ○(北岡委員) 6点、伺います。  1点目、これまで、高槻市の公園で収益事業が認められたケースはどのようなものがあるんでしょうか。また、その要件は、どういったものだったんでしょうか、お答えください。  2点目、摂津峡などでされたヨガは、収益事業と言えるんでしょうか、お答えください。  3点目、現在されている市民活動の中には、将来的に収益事業となるものもあるのでしょうか、お答えください。  4点目、公園整備後にパークヨガを行う場合、事前にロープなどで場所を囲って、ほかの利用者が入らないようにしておくんでしょうか。それとも、そういうことはしないんでしょうか、お答えください。  5点目、プレーパークの遊び道具などは、公園に設ける倉庫に保管することになるようですが、その倉庫は有料なんでしょうか。市民活動のメンバーが優先的に使用できるのでしょうか。それとも、誰でも自由に無料で使用できるのでしょうか、具体的にお答えください。  6点目、活動組織と、それとは別の市民グループが公園の利用をめぐってトラブルになったり、活動組織内のメンバー同士でトラブルになったりした場合、市はどのように関与するのでしょうか、具体的にお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 1点目と2点目のお尋ねにつきましては、現在、市内に開設している公園では、公益性のある事業は許可しています。  3点目、4点目のお尋ねについてですが、市民活動プロジェクトは営利を目的とした活動ではありません。また、活動の実施手法は、メンバーが考えられるものです。  5点目につきましては、倉庫の具体的な運用については、今後検討します。  6点目につきましては、必要に応じて対応します。  以上でございます。 ○(北岡委員) 2点、伺います。  1点目、パークヨガは、公園整備後も無料で定期的に開催されるんでしょうか、お答えください。  2点目、今城塚古墳で、先ほど申し上げましたとおり、ヨガのイベント、ヨガの教室が有料でされました。これは、教育委員会が所管している史跡地でされたものですから、当然その教育委員会はどのような条件でされたのかご存じだと思いますが、このヨガについては、どのような許可や、あるいはそれ以外の契約などがされたんでしょうか。そして、このヨガのイベント、ヨガの教室については、使用料などが高槻市、あるいは高槻市教育委員会に対して支払われたのでしょうか。支払われたのであれば、具体的に何円支払われたんでしょうか、それぞれお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 市民活動プロジェクトのパークヨガにつきましては、今後メンバーが実施手法を検討するものでございます。 ○(宮崎文化財課長) 今城塚古墳の使用については、自由に利用していただいております。  以上でございます。 ○(北岡委員) まず、パークヨガについてなんですけども、ほかの3か所、摂津峡など、あるいは今城塚古墳については自由にご利用いただいているということなんで、無料で使われたのかなということなんですが、「オープンたかつき」というサイトで見る限り、ほかの3か所の野外でのヨガイベント、ヨガの教室というは有料でされていると。  一方で、このパークヨガ、公園予定地の京大農場でされたパークヨガについては無料だというのは、ちょっと違和感を覚えます。このパークヨガは、市民活動の一つとして、この資料の最初に掲載されていますが、パークヨガという魅力的なこともやっていますよということで、立派な見本をつくるために、本来有料のものを無料で開催したのかなとも疑ってしまいます。ほかにそういうものがあるのかどうかわかりませんけれども、もし、本来は有料のものを整備後の公園は魅力的だというふうに見せかけるために無料でやっているのだとしたら問題だと、私は思います。  先ほど、今城塚古墳については、自由にされているということなんですが、まあ、お金を1人2,000円から2,500円ですか、そして定員20名ということなんで、少なからず収益があったのかな、収益事業として考えるべきじゃないのかなと思うんですけども、果たしてそういうことを自由にやらせていいのかなという、ちょっと疑問に私は思います。  いろいろ、ほかに関しては、倉庫の使用とかについては検討中みたいなことをおっしゃっているんですけども、特定の団体に対して便宜が図られるというのはちょっと問題ではないかなと思います。  活動組織というものも組織化されるということなんですが、これがもしそういった特定の団体に対する便宜供与につながるんであれば、慎重に検討していくべきではないかなと思います。  公園というのは、基本的には誰でも自由に使用できる施設のはずです。もし、公園をつくる前から活動しているといった理由で、ある部分を独占できたり、優先的に使用できたりするというような不公平な、不平等な状態になると、公共用財産、公営に関する法律の趣旨に反することにもなりかねないと危惧をしております。くれぐれも気をつけてください。要望しておきます。  次に、ページをめくって、4ページと5ページについてです。  まず、2点伺います。  1点目、今年度はURと協議しながらパークセンター等建築実施設計を実施するということですが、どういったことを協議するんでしょうか。市としては、どのようなことを求めるんでしょうか、お答えください。  2点目、子どもの遊び施設についても、UR及びボーネルンドと協議ながら設計を実施するとのことです。どういったことを協議するんでしょうか。市としては、どのようなことを求めるんでしょうか、それぞれお答えください。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 協議に関する2点のお尋ねについてですが、当該建築物の諸室や設備等、実施設計に必要な内容について協議を行っております。  以上でございます。 ○(北岡委員) 建設費用をできるだけ安くするための取り組み、工夫などについては、何か協議されているんでしょうか。そういったことも協議されているのであれば、具体的にお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 実施設計の協議を行う中で、コスト面も意識した設計に取り組んでおります。  以上でございます。 ○(北岡委員) コスト面も意識した設計というのは、具体的にはどういうものなんでしょうか、お答えください。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 使用する材料や設備等の選定でございます。  以上でございます。 ○(北岡委員) 昨年、総務消防委員会で、焼津市に行政視察に行きました。そのときに説明をしてくださった職員の方に薦められたのが、この本なんですが、岩手県の紫波町の駅前開発の成功事例が掲載されております。「町の未来をこの手でつくる紫波町オガールプロジェクト」というもので、これは本当にいろいろ参考になることが書かれているんですけども、その建設費のコスト削減については、当初の計画である鉄筋コンクリート3階建てから、木造2階建てにしたと、建設費用の削れる分は最大限削る努力をしたというようなことも書かれています。ぜひ、こうしたほかの事例も参考にしながら、できる限りのコスト削減を図っていただきたいなというふうに要望しておきます。  次に、6ページから7ページです。  1点、伺います。  先ほど、部長から説明あったときにはなかった言葉なんですけども、一般開放ということが書かれていますよね、7ページの2行目ですけども。一般開放している仮設広場2か所については、平成29年度末で閉鎖し、当該広場の利用者に対して周知するということなんですが、これはどのように周知するんでしょうか、具体的にお答えください。 ○(宮崎文化財課長) 仮設広場の周知についてでございますが、閉鎖のお知らせの掲示等を予定しております。  以上でございます。 ○(北岡委員) 広報たかつき・たかつきDAYSや高槻市のホームページには、閉鎖のお知らせの掲載はしないんでしょうか、お答えください。 ○(宮崎文化財課長) 仮設広場の閉鎖のお知らせについてですが、利用者、来訪者に向けた掲示や自治会への回覧を予定しております。  以上でございます。 ○(北岡委員) 先ほど申し上げましたとおり、一般開放している仮設広場と、この資料には書かれています。部長の説明では、その一般開放しているという部分はなかったんですが、一般開放しているということは全市民に対して一般開放されているということです。なのに、なぜ、広報たかつき・たかつきDAYSや高槻市のホームページには閉鎖のお知らせを掲載しないんでしょうか、理由を具体的にお答えください。 ○(宮崎文化財課長) 仮設広場は、史跡保存地を史跡普及の観点から、日常的に利用いただけるようにするもので、特段の広報はしておりません。閉鎖に当たりましても、利用者、来訪者に向けた掲示と周辺自治会への回覧を予定しているものでございます。  以上でございます。 ○(北岡委員) ご答弁では、仮設広場というのは史跡の普及の観点から設けているみたいなことをおっしゃっていましたけども、史跡の普及の観点から言うんであれば、もっとたくさんの市民の方に知ってもらうべきですよね。そういう意味でも、しっかりと広報すべきじゃないでしょうか。ホームページや広報たかつき・たかつきDAYSで広報すべきじゃないかなというふうに思います。  結局、この仮設広場については、一般開放しているとしながら、広く市民に知らせることもなく、知っている人だけが自由にグラウンドゴルフや野球やサッカーを無料ですることができて、最終的にはこういう形でなくなるんだなと。本来は、こういう広場は、条例で設置すべきだし、そういう法律的なものは置くとしても、ボール遊びができる公園が少ないと悩んでいる子どもたちなんかにとっては、広報されていないというのは、広報されないというのは非常に不平等な話で、教育委員会のやり方はめちゃくちゃだなと、言っていることもめちゃくちゃだなと思っています。  次に、10ページと11ページです。  1点、伺います。  周辺道路については、今年度の進捗状況として、事業用地の取得に向け用地測量や家屋調査を実施したとあります。来年度もそういった用地測量や家屋調査を実施すると、用地取得に取り組むというふうにあります。これまで、どれだけの件数の家屋調査を行ったんでしょうか。家屋調査を行っていない家屋はどれだけあるんでしょうか、具体的にお答えください。 ○(齋木道路課副主幹) 家屋調査につきましては、21件中14件完了しております。  以上でございます。 ○(北岡委員) 家屋調査を拒否し続けた場合はどうなるんでしょうか、具体的にお答えください。 ○(齋木道路課副主幹) 地権者の皆様方には、ご理解をいただけるよう丁寧な説明を行って進めてまいります。  以上でございます。 ○(北岡委員) 家屋調査を拒否し続けたら、立ち退かなくてもよいということなんでしょうか。それとも、最終的には強制的に家屋調査を行うんでしょうか。あるいは、家屋調査をせずに市が独自に補償金の額を算定して支払うんでしょうか、具体的にお答えください。 ○(齋木道路課副主幹) これまでも丁寧な説明を行い、21件中14件の地権者の方々にはご理解いただいております。今後もご理解をいただけるよう進めてまいります。  以上でございます。 ○(北岡委員) これまでも丁寧な説明をしてきましたと、今後も丁寧な説明を行いますということなんですが、家屋調査を拒否し続けたらどうなるのかということについても、この委員会の場で丁寧な説明をしてください。  改めて、お聞きします。家屋調査を拒否し続けたら、立ち退かなくてよいということなんでしょうか。それとも、最終的には強制的に家屋調査を行うんでしょうか。あるいは、家屋調査せずに市が独自に補償金の額を算定して支払うんでしょうか、具体的にお答えください。 ○(齋木道路課副主幹) 先ほどもご答弁いたしましたように、今後もご理解をいただけるよう進めてまいります。  以上でございます。 ○(北岡委員) 何回聞いてもそういう答えしかないと思いますんで、あとは意見だけにしておきます。  11ページの全体スケジュールの表の最後の欄には、周辺道路の物件補償・用地取得が平成30年度末までに終了するというふうに書かれています。つまり、それまでに幾ら拒否し続けても、家屋が取り壊され撤去されるということではないのでしょうか。  丁寧な説明を行うという答弁でしたけれども、丁寧な説明っていうのは、事実を隠すことではないはずです。そうではなくて、ちゃんと事実を明らかにすることが丁寧な説明のはずですよね。そういう意味で、本当に誠実に丁寧な説明をしているのかどうか。  もし仮に、丁寧な説明をしたのに立ち退かないあなたが悪いんだというふうに、相手に責任をなすりつけるために丁寧な説明を装っているのであれば問題だと思います。地権者の方にとってみたら、この先どうなるのか。何年何月何日に、どのような手続を行政がしてくるのかと気にされているのではないかと思います。そういう地権者にとって重大な、深刻なスケジュールをしっかりと示してください。  先ほどのご答弁では、本当にそういう意味での丁寧な説明をしているということについては、そうじゃないんじゃないかと疑いを抱かざるを得ません。  次に、12ページと13ページです。  5点、伺います。  1点目、公園の管理運営について、サウンディング型市場調査を行ったということです。6事業者が参加したということですが、どのような業種や実績のある事業者が参加したんでしょうか。また、その中には市の外郭団体も含まれているのでしょうか、お答えください。  2点目、事業者からの提案・意見の概要が列挙されていますが、これらは裏づけがあるものなんでしょうか。市として、その根拠を客観的な資料などで確認したんでしょうか、具体的にお答えください。  3点目、光熱水費や駐車場収入などの項目は、想定が困難とあります。なぜ困難なんでしょうか。大まかな想定もできないんでしょうか。来場者を年50万人と見込んでいるということでしたけれども、そうであれば駐車場利用者の想定も可能ではないのでしょうか、具体的にお答えください。  4点目、植栽等の維持管理について、性能規定を導入した場合の維持管理というふうに資料には書かれています。性能規定を導入した場合の維持管理ということは、これから導入するんじゃないかなというふうに読めるんですけども、この性能規定型の管理というのはどういう管理方法なんでしょうか。市の行っている管理方法とどのような違いがあるんでしょうか、具体的にお答えください。  5点目、指定管理で公園運営を行う方針だということですが、自主事業や駐車場による収入を見込んでいるということです。市からさらに事業者に対して指定管理料を支払うということになるんでしょうか。それとも、指定管理者が完全に独立採算で行うということなんでしょうか、具体的にお答えください。  以上です。
    ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) サウンディング調査につきましては、指定管理の実績がある民間事業者が参加されました。  また、事業者の提案、意見につきましては、参加事業者が作成した提案書に基づいてヒアリングしております。  光熱水費や駐車場収入については、本公園は新規公園で実績がないため、想定は難しいとの意見でした。  性能規定についてですが、管理手法や回数などを定める使用規定とは異なり、手法や回数は事業者に委ね、適正な状態に維持することを定めるものが性能規定です。本市では、基本的に使用規定による管理手法です。  5点目の指定管理につきましては、一定の収益は見込めますが、指定管理料は発生するものと考えております。  以上でございます。 ○(北岡委員) 次、2点伺います。  1点目、事業者からも提案、意見の概要の裏づけについてお聞きしましたが、事業者が作成した提案書に基づいてヒアリングをしているというお答えでした。つまり、提案書や聞き取った内容を市として独自にこれが本当なのかどうかという調査はしていないということなんでしょうか、お答えください。  2点目、指定管理料が発生するということですが、具体的に1年間でどれだけの指定管理料が必要になるんでしょうか。金額、わかる範囲でお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 提案、意見につきましては、今回の調査は事業者が独自のアイデアを提案されたものです。  また、指定管理料の算定は、今後の検討項目の一つでございます。  以上でございます。 ○(北岡委員) 3点、伺います。  1点目、指定管理料の算定は、具体的にどのように行うんでしょうか、お答えください。  2点目、公園の維持管理費については、この指定管理の範囲に関してですけれども、年間でどれだけかかるというふうに考えているんでしょうか、具体的な金額をお答えください。  3点目、事業者からの提案、意見は、今後の指定管理者の公募において、どのように生かしていくのでしょうか、具体的にお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) ただいまの3点のご質問についてですが、指定管理料については、今後検討します。  事業者からの提案、意見は、適宜、運営計画等に活用する予定です。  以上でございます。 ○(北岡委員) 巨大な公園をつくるとうたっているのに、現段階で維持管理費がどれだけかかるのか全く答えられない。わからないのか、わざと答えないのかわからないですけども、そういうのはおかしいですよね。そもそも公園をつくる前から、どれくらいの維持管理費がかかるのかということは考えておかなければならなかったはずです。それが、いまだにわからない、答えられないというのは、行政として情けないなと思います。  今後、どれだけの税金が維持管理費に必要なのかわからないのに、それを認めてきた方々もどういう考えでそういうことをしてきたのか、私はちょっと不思議でなりませんが、余り具体的なことはお答えいただけないので、以上にしておきます。  次に、14ページから16ページです。  4点、伺います。  1点目、公園関係者が参画し協議する、プラットフォームという組織を設置するということです。この組織は、どのような法人形態になるんでしょうか。あるいは、市の附属機関などになるんでしょうか、具体的にお答えください。  2点目、プラットフォームでは、公園の魅力アップなどに関する協議などを行うようですが、その協議については議事録の作成や公開が行われるんでしょうか。傍聴は可能なんでしょうか、お答えください。  3点目、民活カフェについても、サウンディング型市場調査を実施したということです。事業者の意見の中に、建設規模は市が想定している規模よりも大きくなる可能性があるとあります。市が想定している規模というのはどれだけのものなんでしょうか。また、これを述べた事業者が言う建設規模は、どれだけなんでしょうか。最大でどれだけの規模の建設が、建築が可能なんでしょうか。それぞれについて具体的にお答えください。  4点目、ネーミングライツを公園内の3つの施設で行うということですが、契約希望金額が各施設総額250万円以上(年間50万円以上)とされていて、これを下回る提案も可能だとされています。この金額設定は、どのような考えで行ったんでしょうか。また、このネーミングライツの契約の相手方は、市としてどのように決定する予定なんでしょうか。入札やオークションなどのようなことを行うんでしょうか、それぞれお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 当該魅力アップミーティングは、関係者の活動にともなう連携・協力やスケジュール調整などを話し合う場であり、法人や附属機関に該当するものではありません。  また、民活カフェにつきましては、本市では150平方メートル程度の規模を仮に設定していますが、提案のあった施設規模については、事業者独自の提案でございます。  ネーミングライツの契約希望金額につきましては、他市におけるネーミングライツの状況、企業の社会貢献に期待するものであることなどを勘案し設定しております。  なお、事業者からの申し込みに合わせて選定委員会にて審査する予定です。  以上でございます。 ○(北岡委員) 次、4点伺います。  1点目、プラットフォームの事務局はどこが行うんでしょうか。市が行うのでしょうか、それとも違うのでしょうか、お答えください。  2点目、プラットフォームに要する費用はどこが負担するんでしょうか、具体的にお答えください。  3点目、プラットフォームでの話し合い、協議については、議事録の作成や公開化されるんでしょうか。傍聴は可能なのでしょうか。改めてお聞きしますので、明確にお答えください。  4点目、民活カフェについては、150平方メートル程度の規模を仮に設定しているということですが、最大でどれだけの広さや高さのものがここで可能なんでしょうか、具体的にお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 当該魅力アップミーティングは、関係者による活動の話し合いの場であるため、傍聴等は考えておりません。  また、具体的な運営については、今後検討する予定でございます。  民活カフェにつきましては、公園整備構想等を踏まえて、事業者が提案するものであり、具体的な規模を定める考えはありません。  以上でございます。 ○(北岡委員) 5点、伺います。  1点目、プラットフォームに参加するメンバーは、誰がどのように選定するんでしょうか。ここにいろいろ書かれていますけども、メンバーになるために必要な要件はどのようなものなんでしょうか、具体的にお答えください。  2点目、プラットフォームの協議の場は、市の施設に設けられるんでしょうか、お答えください。  3点目、プラットフォームでの協議の内容を市としては記録をされるんでしょうか、お答えください。  4点目、民活カフェの規模は、事業者が提案するということです。経営がうまくいかずに、すぐに撤退されても困りますので、採算がとれるかどうかは大事だと思いますが、市として採算性から見て規模が適正かどうか検証されるんでしょうか、お答えください。  5点目、民活カフェ等の事業者が倒産してしまった場合は、どのようになるんでしょうか。市としてどのようにされるのでしょうか、具体的にお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 魅力アップミーティングにつきましては、先ほどの答弁のとおり、具体的な運営については今後検討する予定です。  民活カフェについては、お尋ねのような状態にならないよう民間事業者からの提案について、適正に審査する予定です。  以上でございます。 ○(北岡委員) 次に、4点伺います。  1点目、14ページの図を見ると、学識経験者もアドバイザーとして、プラットフォームが開催する(仮称)安満遺跡公園魅力アップミーティングに参加するということですが、この学識経験者に対しては報酬は払われるのでしょうか。それとも無償で参加してくださるのでしょうか。報酬を払うのであれば、誰が、どれだけ払うんでしょうか、お答えください。  2点目、その学識経験者というのは、どういう方々なんでしょうか。大学の教授などなんでしょうか。どういう分野の専門家の方々なんでしょうか。何人くらいを想定しているのでしょうか。市にとっては、どういう位置づけでプラットフォームに参加するというふうに考えているのでしょうか、お答えください。  3点目、プラットフォームでは、公園の魅力をアップするための魅力アップミーティングがされるということですが、その話し合いの結果、公園の魅力をアップするために公園に新たな施設、設備を設けたり、公園の構造、展示、植栽などを変更したりといったこともあり得るのでしょうか、お答えください。  4点目、民活カフェの事業者が倒産して、建物や設備などが撤去されない場合はどのようになるのでしょうか、具体的にお答えください。  以上です。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 魅力アップミーティングにつきましては、具体的な運営については、今後検討する予定です。  民活カフェにつきましても、先ほどの答弁のとおり、お尋ねのような状態にならないよう、民間事業者からの提案について適正に審査する予定です。  以上でございます。 ○(北岡委員) 最後は、意見だけにしておきます。  この公園は、高槻市が所有して管理するわけです。その公園の魅力をアップする活動について、最終的に責任を持つのは、当然市のはずです。プラットフォームというのはどういう法人形態なんですかというふうにお聞きしましたけども、何か附属機関でも何でもないようなご答弁でしたから、つまり任意団体なのかなという感じなんですけども、その任意団体に対して、全てお任せしますとか、自由にやってくださいということは、これはあり得ないでよね。  プラットフォームという組織は、法律的に市にとってどういう位置づけなのかと、どのような事務を委任するのか。どのような権限を有するのか、事務局はどこに置くのか。学識経験者もアドバイザーとして魅力アップミーティングに参加するということだけれども、報酬を含め、全然これから検討していくということでしたが、どういう立場なのか。その学識経験者がどういう立場なのかということも全然わからない。答弁から全くわからないわけですが、市の公園の魅力をアップするということは、市の事業に影響を与えるわけですから、私はこのプラットフォームというやつは、市の附属機関として条例で設置すべきだと思います。そうしないと、やっぱり違法性なんかの問題が出てくるんじゃないかということを指摘しておきます。  それから、みんなが利用できる公園なのに、プラットフォームでの話し合いについては傍聴もできないと、議事録も作成されないというのは、余りにも閉鎖的ではないでしょうか。非公式に協議を関係者がやるということであればともかく、その公園の魅力アップのためにミーティングをしますということが、この委員会に配付された、我々委員に配付された資料に書かれているわけですから、これが実は秘密会ですというのは、解せない話です。市の公園の方針について、公式に会議をするという以上、傍聴できるように、あるいは議事録も作成して公開するようにしてください。これ、要望しておきます。  民活カフェについては、倒産ということにならないように慎重に検討していただきたいですけれども、万一の場合に備えて、建物とかの撤去費用を担保するために、事前に補償金を預からせてもらうということはできないんでしょうか。民間の賃貸の契約では当たり前の話ですので、そういったことも含めてどういう取り決めにするのか、どういう公募条件にするのか、慎重に検討していただきたいと思います。これについては、要望をしておきます。  それから、冒頭市長から、るる発言がありましたが、私はこの公園については、これまで述べてきたとおり、税金の無駄遣いであり、京大にはそのまま残っていただくべきであったと。つまり、失敗、失政であるというふうに考えております。  一応、これで質問を終わりますが、何か答弁があれば、それに対して質問をさせていただきます。  以上です。 ○(平田委員) 私からも、簡単に数点質問をさせていただきたいと思います。  ご説明いただいた資料のまず3ページ、市民活動プロジェクトの一環として、今、北岡委員からもありましたが、「プレーパークづくりを目指した遊びにチャレンジ」ということで、1月29日に実施された様子が報告されました。これまで、議員のもとにもお配りいただいております市民活動プロジェクトニュースの中にも、プレーパークの学習会を開いてきたという報告がありました。また、私の所属する会派の議員からも、この委員会の中でこのプレーパーク事業、非常にすばらしい取り組みでありますので、ぜひ本市でも実現していただきたいという要望をしておりますが、私も非常に期待をしているところであります。  まず、試行的に1月29日に実施されたということですが、当日の取り組みの内容と状況についてお伺いをいたします。  あわせて、もう1点、お伺いをします。  1月の終わりですか、10日ほど前に、まさにこのプレーパーク事業に先進的に取り組んでおられます埼玉県の朝霞市へ視察に会派で行ってまいりました。  例えば、「トカイナカ」という言葉であったり、「つくり続ける公園」というコンセプトなど、本市の取り組みと共通した価値観の中で取り組んでおられまして、非常に参考になって帰ってきたわけでありますが、この朝霞市の「朝霞の森」という公園でありますが、いわゆる都市公園法が適用される公園ではなくて、広場という扱いになっておりますので、火の使用やバットが自由に使えたり、子どもたちはかなり自由に遊べる、そしてそのことによって創造力や冒険心が非常に養われるということで、今、家でゲームばっかりしている、あるいは外でもゲームしているという子どもたちがふえる状況の中で、すばらしい取り組みであると改めて実感をいたしました。  今回、本市でもこのプレーパークの取り組みを試行的に実施したということでありますが、公園が開園して実際にこの取り組みを行うことになれば、どこまで子どもたちが自由に遊べるのか。この資料にありますように、自分の責任で自由に遊ぶ、また禁止事項をできるだけなくして、子どもたちが自由に遊べる遊び場というのが、プレーパークの肝になってくるかと思いますが、これは安満遺跡公園ではどこまで可能なのか。公園利用のルールについてどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 ○(松本安満遺跡公園整備室長) プレーパークづくりに関するお尋ねでございますが、1月29日の当該プロジェクト活動では、兵庫県でプレーパーク活動を実施されている方々にもご協力いただき、メンバーやその知人の親子など、約30名の参加がございました。  内容といたしましては、木登りやロープ渡り、手づくりバスケットゴールによるボール遊び、段ボールを使った秘密基地づくりや的当てなど、肌寒い天気だったにもかかわらず、子どもも大人も一緒になって目いっぱい楽しんでおられました。このような試行活動を繰り返しながら、開園後のプレーパークの展開に向けて取り組まれているところでございます。  次に、今後の公園のルールについてでございますが、公園の運用につきましては、今後、安全面にも配慮しながら公園の利用ルールにつきまして検討を行ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○(平田委員) これまで、子ども施策、かなり重点的に取り組んでこられまして、またこの周辺、新しく子どもの施設、子ども未来館やボーネルンドの遊び施設もできるということでありますが、そういった意味で新しい公園が子どもに対する思いが凝縮したようなものとなることを期待しておりますので、もちろん安全管理や危機管理は前提になりますけれども、ぜひ公園のルールについても柔軟に対応をしていただきたいなと思います。  子どもたちにとって教育と同じぐらい遊びは重要でありますので、禁止事項が多くておもしろくない、おもしろみのない公園ではなくて、創造力が養える環境づくりを市としても後押しをしていただきたいということをお願いをしておきます。  次に、少し先になりますが、16ページのネーミングライツということで、今回パークセンターエントランス広場、そしてトイレ、この3つについて募集をするということであります。  その中で、トイレのネーミングライツについて、1点お伺いをしたいと思いますが、既に京都市、岡山市、横浜市、渋谷区など、このトイレのネーミングライツについて全国的に広がりつつあるというふうにお聞きをしております。一般的には、契約料をいただいて、そのかわりに施設の命名権を与えるというのがネーミングライツの考え方でありますが、トイレについては契約料がゼロか、あるいは限りなく低い設定で、そのかわりにトイレの清掃や改修、メンテナンス、維持補修、維持管理を定期的に行っていただくというのが主流であると伺っております。  今、ご説明いただいた中では、各施設総額250万円以上、年間50万円以上ということで、一般的な契約方法でいくのかなという気がしておりますが、トイレについてもこういう契約方法でいくのか、確認の意味でお伺いをいたします。  次に、18ページの公園ロゴデザインの募集ということですが、上の公園名称、キャッチフレーズ、そして3番の寄付ベンチとともに、市民の皆さん、そして市外の皆さんにもこの公園に愛着を持ってもらうという意味では、非常に大事な取り組みであると思っておりますけれども、この公園ロゴデザインについて1つ懸念をしておりますのは、2年前に、東京オリンピックのエンブレムの問題がありました。ああいったことがないようにしていただきたいと思いますが、類似デザイン等に対するチェック体制、対策についてはどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。 ○(松本安満遺跡公園整備室長) 初めに、トイレのネーミングライツについてのお尋ねでございますが、委員仰せのとおり、他市の事例では、単独で設置している公衆トイレについて、設備更新や清掃、巡回点検といった金銭以外の内容をネーミングライツの対価として募集しているケースがございます。  今回の募集は、単独で設置している公衆トイレではなく、公園内の施設となるトイレを対象としており、当該施設の維持管理については、公園を包括的に運営する指定管理者が管理することが望ましいと考えておりますので、ネーミングライツの対価としては、金銭を提案していただく予定でございます。  次に、ロゴデザインの募集に関するお尋ねでございますが、他市で実施されている確認方法を参考に、募集に当たっては第三者の知的財産権を使用しないよう明記するとともに、採用者本人にも確認を行う予定でございます。  さらに、類似デザインを探すことができる検索Webサービスも活用し、確認してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(平田委員) トイレのネーミングライツについては、一括管理で行くということで理解をいたしました。トイレのきれい、汚いで全体のイメージが、印象が随分変わりますので、これから指定管理の運営事業者を決めていくということでありますが、しっかりと維持管理をしていただくようにお願いをしておきたいと思います。  そして、ロゴデザインについてですが、難しいですけれども、しっかりチェックするということでお願いをしておきたいと思いますが、せっかくこれから高槻のシンボルとして育てていこうと、また濱田市政にとってもシンボルとなるような取り組みでありますので、こういったところでけちがつかないように十分に配慮していただきたいと思います。  いよいよ一次開園まで2年となりました。随分具体的な取り組みが絵になってまいりましたが、引き続き、地域の皆さんに愛される、またきょう申し上げた、子どもたちにとっても魅力ある公園となるよう取り組みをお願いをしておきます。  以上です。 ○(段野委員) 要望だけさせていただきたいと思います。  まず、今、平田委員もおっしゃったプレーパークについてなんですけれども、私も去年11月、生涯学習センターの多目的ホールでの就学前教育・保育を考える研究セミナーで、「子どもの責任で自由に遊ぶ冒険遊び場を高槻に!」というのに参加をさせていただいたところなんですけれども、今、委員おっしゃったように、子どもにとって遊びというのは成長に欠かせない大切なものでございますし、今の子どもたちにとってはこういう場を提供するということが、子どもたちだけでなくて保護者にとってもすごく重要な位置を占めてくるものであるというふうに感じております。ぜひぜひ、このプレーパークというものをつくっていただければなというふうに強い思いがございますので、公園の維持管理やまた安全管理等々については、課題があろうとは思うんですけれども、できる範囲で協力をしていただいて、実現に向けてご尽力をいただきたいというふうに思います。
     また、今回この資料の中で、いろんな具体的な、ネーミングライツですとか、公園の運営についてお話があって、大きな公園ができるということで、周辺の方にとったらすごく不安な面もあるし、楽しみな面もあるしといういろんな思いがあると思うんですけれども、やっぱり行政だけではもちろんできる公園ではありませんので、皆さんと少しずついろんな努力をしながら進めていっていただいて、すてきな公園をつくっていただけるように、とても楽しみにしておりますので、これからもしっかり取り組んでいただくようにお願いをいたします。  以上です。 ○(川口委員) まず、冒頭なんですけど、やはり僕自身も大きな施設・公園ができるときに気になるのはランニングコストでして、古代歴史館ができるときもしつこくランニングコストに関しては聞いたんですけど、なかなか出てこなかったという経緯があって、今回のこの公園ができるに当たって、私は大いに期待をしておりますし、市民の大きな財産になるというふうに考えています。しかしながら、ランニングコストをしっかりと提示していくというのも大事なことだと思います。  魅力をたくさんアピールするのももちろん大事、それに伴うランニングコストもしっかりと市民に提示をしていく、公園はただではない。楽しくても魅力があっても、それぞれ市民の皆さんがおのおの、これだけの負担があった上で共有財産というのはできるんだというのは、それはもう胸を張って示していくべきだと思いますので、まず冒頭、ランニングコストに関しては、早く示していただきたいというふうにお願いいたします。  先ほどから話がありました市民活動プロジェクトですが、2月4日の節分イベント、3ページですけども、私の娘も息子も近隣住民ですので参加してきまして、非常に喜んでおりました。楽しかったということで。  プロジェクトの皆さんがイベントそのものを企画してやられているんで、非常に中身のぎこちなさはあったというふうに連れ合いから報告を受けているんですけども、それでもすごく楽しかったということで、これからこういうイベントなり、企画なり、プレーパークなり続けていく中で、それは洗練されていくものだろうというふうに考えておりますので、非常にこういったことをどんどん市民を巻き込んで行っていただければというふうに思っています。  ぼんと飛んで、18ページの寄付ベンチについて、まずお伺いしたいと思います。  寄付ベンチの設置総数をどういうふうに考えているのか。そして、ベンチ、1脚当たりの設置費用ですね。そして、これ寄付ベンチに関する寄附1口当たりの金額をどのように考えられているのか、お答えください。 ○(鮫島安満遺跡公園整備室副主幹) 寄付ベンチの具体的な設置数及び費用等、募集内容の詳細につきましては、今後、検討を進めてまいりますが、東京都や名古屋市など他市の先進事例では、1基当たり約15万円から20万円程度のベンチの寄附を募集されており、これらの事例を参考にしながら、平成31年の一次開園エリアに設置するベンチについて募集する予定でございます。  以上でございます。 ○(川口委員) 事前にお聞きする中では、今の答弁で1基当たり約15万円から20万円のベンチということで、寄附そのものも1口15万円、20万円という形で募集されるということでした。それに関しては、少しひっかかるところがあって、15万円、20万円ぽんと寄附できる方というのは、やっぱり企業であったり、お金持ちであったりというところに限られてくるんじゃないかなというふうに思うんですね。  例えばですけれども、2011年の宝塚の末広中央公園に平和のベンチというのをつくるに当たりまして、宝塚平和のベンチ基金というのを行いまして、ここでは1口5,000円で募りまして、すぐ枠がいっぱいになってつくることができたというふうな結果が出ています。これで、宝塚では第2弾ということで、阪急の宝塚の駅から宝塚歌劇団の大劇場につながっている花のみちという道路があるんですけども、そこのベンチも同じように市民に募って、このときは価格1口上がって3万円ほどになったそうですが、これも募集の倍の応募があって、抽せんしてベンチを設置したというふうな結果が出ているそうです。  身近なもので言えば、例えば甲子園球場、これベンチじゃないんですけど、甲子園球場2010年に大規模な改修したときにも、周辺のれんがに名前がたくさん刻まれているのを行かれた方、ごらんになったことがあるかと思うんですけども、それも1口2万円の募集をして、多数の申し込みがあったということで、大分、募集形態も固まってきているようなんですけども、公園のコンセプトそのものが、1人でも多くの市民の方がかかわっていく、そして来てもらえるという趣旨であるならば、15万円、20万円という大きな金額で募るよりかはもっと細かい、もっと一市民であっても、一家族であっても、気軽に応募できる価格で募集するべきではないかなというふうに考えています。  この公園に関しては、ふるさと納税で5,000円から寄附ができるというのがあるんですけども、これは形として名前が刻まれるわけではないので、公園に自分の名前が刻まれていたら、自分自身も見に行こうと思うし、ご家族、親戚とか知り合いでも、あのベンチに私の寄附の名前があるのよとか、そういう話題づくりにもなっていただければ、1人でも多くの方が公園に足が向くのじゃないかなと思いますんで、その点はぜひ、今後、検討課題としていただきたいと思います。  次ですが、今回の工事による周辺地域住民への影響と、その対応についてお伺いしたいと思います。  今までの工事ですね、これからますます一次開園に向けて本格的な工事が始まっていく段階です。周辺地域の影響、そして苦情や相談、それへの対応、説明会、丁寧にされてきたのか、その過程をお示しください。 ○(山中下水河川事業課長) 工事による周辺地域への影響と、その対応についてのご質問ですが、工事着手前に近隣の自治会に対し、工事概要や安全対策についての説明会を実施し、その際に、周辺道路の安全対策についてさまざまなご意見をいただき、可能な限り対応を行い、工事を進めておりましたが、しかしながら、振動・騒音及び粉じんについての苦情や交差点部での歩行者への安全対策についての要望があり、その都度対策を実施し、その内容を周辺住民の方々へ回覧等でお知らせしながら丁寧な対応を行っております。  今後も引き続き、周辺地域に配慮しながら安全に工事を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○(川口委員) 私自身も、公園から一筋南にずれておりますけども、住んでおりまして、工事車両による振動も感じますし、自分の娘が磐手小学校通ってますけども、集団登校しているんですけども、集合場所も変更になりましたし、これからもまた府道側の公園工事が始まるに当たっても、また通学路の変更というのが出てくるであろうというふうに考えています。  そういった中で、今、答弁にありましたとおり、行政側としては何度も何度も説明会を開いていただきまして、私も住民側として参加してまいりました。  これ特に、市長に聞いていただきたいんですけども、本当に大変な説明会だったんです。きょうここにおられる職員の皆さん、何度も何度も夜にも来ていただきました。10時過ぎまで話したときもありました。もう私も、こういう市民共有の財産をつくるに当たっての地域住民として説明会に参加したというのは初めてだったんですけど、本当にもう胸が苦しかったんですね。  当然、住民の皆さんというのは、思いのたけを思う存分ぶつけられます。当然ですよね、自分の生活環境が変わっていくわけです。土地が削られるかもしれない、家が削られるかもしれない。そういった中で、その思いを、一つ一つを、もちろん要望も、とてもかなえられない要望もあれば、かなえられそうな要望もあって、そういった声一つ一つを本当に丁寧に行政側の皆さんは足しげく通われて、あした集まってほしいという急なお願いにも集まってこられたこともありましたし、本当に行政側の気持ちもわかるし、自分も地域住民としての痛みもわかるしという中で、僕自身は声を発することはほぼありませんでしたけども、行政側のつらさ、そして住民のつらさというのも感じながら説明会に参加してきました。  そういった中で、うちの自治会に関しては前向きな答えを出すことができて、またこの公園の完成に向けて大きく踏み出すことができて、これから本格的に工事が進められていく上で、もっと大きな影響であったりが出てくるのであろうけれども、そういった中でも今後も連絡を密にとり合って、何とか公園をいいものにしていこうという士気が少しずつ上がってきているんじゃないかなというふうに思っています。  ですんで、これから平成31年の一次開園に向けて、部長のほうから、今までももちろん、十分とは言えないかもしれないけれども、精いっぱいの行政側としてのできる限りのことはしていただいたと私は評価していますけれども、今後の周辺住民への対応とか思いですね、どのように進めていくのかという部分を部長から聞かせていただきたいと思います。 ○(梅本都市創造部長) 周辺住民の方々への私の思い、考えということでございます。  平成24年3月議会で、本公園の整備のスタートとなります関連議案をご議決いただきました。それ以降、議会で種々のご議論、またご議決、ご審査をいただきながら、我々こういう形で取り組んでまいりまして、本日ここでお示ししましたように、工事が来年度から本格的にスタートし、またあわせて運営面のお話もさせていただいている状況でございます。  特に、来年度からは公園の工事が本格的になりますし、また子ども未来館についても工事がスタートするというような状況にございます。  本公園が、真に全国に誇れる公園とするためには、周辺住民の皆様に本当に理解をいただくということが何よりも重要と考えております。このために、公園整備にかかわる全ての職員が、この周辺住民の皆様の痛みを十分に理解をし、その中で周辺の住民の皆さんに、これはもう当然のことですが、理解をいただけるように十分に説明をし、十分なコミュニケーションをもって、最終的には理解いただけるように取り組んでいきたい。これは、整備中もそうですし、整備後もそうですし、運営面についても同じだと思っています。  そういう気持ちで、全ての職員がかかわることによりまして、全国に誇れる公園になるというふうに私は考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○(笹内委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で、本特別委員会を散会します。    〔午前11時28分 散会〕  委 員 長...