高槻市議会 > 2015-02-12 >
平成27年市街地整備促進特別委員会( 2月12日)

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  1. 高槻市議会 2015-02-12
    平成27年市街地整備促進特別委員会( 2月12日)


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    最終取得日: 2023-05-27
    平成27年市街地整備促進特別委員会( 2月12日)        市街地整備促進特別委員会記録              平成27年2月12日(木)
                   高槻市議会事務局    日  時  平成27年 2月12日(木)午後 2時 0分招集  会議時刻  午後 1時59分 開議        午後 3時59分 散会  場  所  第3委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(8人)  委  員  長    岡 田 みどり     副 委 員 長     太 田 貴 子  委     員    笹 内 和 志     委     員     岡 井 寿美代  委     員    奥 田 美智子     委     員     野々上   愛  委     員    吉 田 稔 弘     委     員     久 保 隆 夫  議     長    角   芳 春     副  議  長     橋 本 紀 子  欠席委員(1人)  委     員    和 田 孝 雄  理事者側出席者  市長         濱 田 剛 史     副市長         山 本 政 行  副市長        倉 橋 隆 男     政策財政部長      乾     博  政策推進室長     土 井 恵 一     技監          上 仙   靖  都市創造部長     梅 本 定 雄     都市創造部理事     越 山 信 平  安満遺跡公園整備室長 松 本 憲 道     都市創造部参事     北 口 悦 男  都市創造部部長代理  新 井   進     産業環境部長      田 中 之 彦  産業環境部理事兼部長代理           自動車運送事業管理者  西 邑 省 三             徳 島 巳樹典  交通部長       平 野   徹     その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局次長      藤 田 昌 義     事務局主幹       岡 本 仁 美  事務局職員      杉 谷 真二郎     〔午後 1時59分 開議〕 ○(岡田委員長) ただいまから市街地整備促進特別委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は8人です。  和田孝雄委員から欠席届を受理しています。  したがって委員会は成立します。  委員会の傍聴がございますので、よろしくお願いします。  議事に入ります前に、理事者から発言があります。 ○(濱田市長) こんにちは。  市街地整備促進特別委員会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本日は本委員会の開催をお願い申し上げましたところ、正副委員長を初め、委員各位におかれましては、公私何かとお忙しい中、ご出席を賜りまして、まことにありがとうございます。  さて、本日お諮りします案件は4件ございます。まず1件目のJR高槻北東地区市街地整備につきましては、都市開発事業の進捗や関西大学との地・学連携などについてご報告申し上げます。  次に、2件目のJR高槻ホーム拡充につきましては、前回の本委員会で現地を視察していただきましたように、来年春の供用を目指してホーム新設工事も順調に進んでおり、新たなプラットホームが構築されていくのが目に見えて実感できるところです。  本日は、鉄道施設の整備の進捗状況を初め、西口周辺都市基盤整備取り組み状況等についてご報告申し上げます。また、本事業にとって欠かすことのできないホーム整備に対する国補助金でありますが、近年、急速に各自治体からの要望が高まっており、今後も厳しい状況が予想されることから、本年度も既に2度にわたり、私自身が国土交通省に対して要望活動を行ったところです。  しかしながら、本市のさらなる発展の原動力になる本事業を確実に完遂するためには、十分な額の国費が必要不可欠となることから、この2月末にも改めて私が先頭に立って、国に直接要望し、少しでも多くの国費を確保すべく力を尽くす所存でございます。  次の3件目の阪急高槻市駅南地区のまちづくりでは、身近な課題解消を通じて、地元まちづくり機運の醸成に向けた取り組み状況についてご報告を申し上げます。  最後、4件目の富田駅周辺地区のまちづくりにつきましては、にぎわい創出や地域資源を活用したまちづくりに地元が主体となって取り組まれており、本市としましても、このような取り組みを積極的に支援しているところでございます。本日はこれらの取り組み状況についてご報告申し上げます。  これら4件につきましては、いずれも本市のまちづくりに欠かすことのできない案件でありますことから、私が市長に就任して以来、積極的に取り組み、住みやすさナンバーワンのまちの実現を目指しているところでございますので、引き続き委員各位のご支援をよろしくお願い申し上げます。  以上、まことに簡単ではございますが、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○(岡田委員長) 発言は終わりました。  それでは、ただいまから議事に入ります。  まず、JR高槻北東地区市街地整備についてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは、案件1、JR高槻北東地区市街地整備について、前方のスクリーンを用いてご説明させていただきます。  目次に示しております項目についてご報告させていただきますが、私のほうからは、項目3を除いてご報告をいたします。  初めに、項目1の主な経過でございますが、当地区では、土地区画整理事業による道路・公園等の整備と、民間事業者による施設建築からなる都市開発事業を実施しており、このうち、土地区画整理事業は、平成24年度に全事業が完了しております。  また、施設建築は、既に6棟が竣工し、残る1棟も平成26年10月に工事を再開しており、平成28年度に竣工する予定でございます。  加えて、本地区における公共・公益施設を高質に維持管理するため、官民が一体となった清掃等を平成24年度から実施しているところでございます。  次に、項目2の都市開発事業についてご説明します。  まず、1の施設建築の進捗と今後の予定ですが、残る1棟となる複合棟B進捗状況についてご説明いたします。  複合棟Bは、地上26階、244戸の共同住宅と、クリニック誘致を予定されており、工期は平成28年11月までとされています。  2の公開デッキ整備ですが、公益性の高い公開デッキの整備に対して、国の補助制度を活用して、平成22年度より本市が支援しているところです。  年次別資金計画として、平成26年度の国費は要望額に対して満額配当となっております。一方、平成27年度以降の国費確保は困難であるとの実情を踏まえ、改めて事業者と協議・調整し、補助は本年度限りとすることで双方が合意しているところです。  次に、平成26年度の進捗状況と平成27年度以降の予定ですが、集B-2デッキは、昨年12月に全工事を完了され、既に供用を開始しております。複Bデッキは、ことしの3月に躯体工事を完了され、平成28年度に仕上げ工事を予定されております。  3の官民一体維持管理ですが、基本的な考え方として、エリアマネジメントの考え方に基づき、地元維持管理組織が主体となって公共施設公益的施設を一体的に維持管理するものとし、具体的な公共施設維持管理作業は、地元維持管理組織が実施し、本市は地区内の公共施設を通常水準で維持管理するのに必要となる金額を上限として負担し、これを超える費用は地元維持管理組織が負担するという役割分担を構築してきたところです。  平成27年度の予定でございますが、過年度の実績及び平成26年度の単価に基づき改めて算出いたしますと、この北東地区の公共施設維持管理するためには年間で合計617万6,000円が必要となります。  この必要額に対して、地元維持管理組織では、本市が官民協働のまちづくりに十分協力していることを高く評価され、公共デッキ日常清掃は本市への費用負担を求めない、公園植栽の芝管理については、公園の一般部と同様の維持管理を行う空間として位置づけ、本市は費用負担を行わないなどにより、617万6,000円から176万3,000円を縮減し、本市負担額の総額を441万3,000円としております。  年次別負担額としては、街路樹や公園植栽の生け垣・低木は街路樹などの育成状況を踏まえ、本市の費用負担は平成26年度以降としています。また同様に、高中木は、平成26年度から平成28年度にかけて費用負担を逓増させています。  以上の調整を経た本市の費用負担として、税別で431万円を平成27年度予算に計上する予定でございます。  最後に、項目4の周辺道路についてご説明します。  まず、古曽部天神線の延伸部では、平成23年度より用地買収に取り組んでおり、本年度より工事に着手し、平成28年度の整備完了を目指しております。また、自転車走行空間の未整備区間につきましても、同時期に整備完了を予定しております。  次に、JR高槻北側駅前広場につきましては、本年度に基本設計と家屋調査を実施し、来年度より用地買収に取り組む予定です。  JR高槻南人工デッキについて、昨年度から本年度にかけて人工デッキの美装化に取り組んでおり、来年度からは駅前広場の再整備に取り組んでまいります。  私のほうの説明は以上でございます。 ○(乾政策財政部長) それでは、政策財政部のほうからは、案件1の3、関西大学高槻ミューズキャンパスについてご説明申し上げます。  紙資料のほうの1−6ページをごらんください。  まず項番1の地・学連携の概要についてをごらんください。これまでの本委員会でもお出ししている資料とダブりますが、本市と関西大学との連携の概要を、体系図と時系列の表でお示ししたものでございます。  上の体系図にございますとおり、関西大学との地・学連携は、高槻市と関西大学との地域連携に関する協定書に基づきまして、地域防災地域交流施設開放高大連携の4つの柱を軸に推進しているところでございます。  次に、1−7ページ、項番2、これまでの地・学連携の具体的取組状況についてをごらんください。ここから1−10ページにかけましては、ここ数年の取り組み状況についてお示ししたものでございます。  まず、1−7ページでございます。(1)の地域防災につきましては、平成22年3月に締結いたしました安全・安心のまちづくりに関する協定書に基づき実施している事項の中で、代表的なものを記載しております。  ページの中ほどにございますように、平成26年1月に実施いたしました高槻市全域大防災訓練におきましては、ミューズキャンパス緊急避難場所として開設していただきました。  これらの取り組みを通じ、防災分野での連携を進めることによりまして、社会安全学部の専門性を地域に還元していただいております。  続きまして、1−8ページの(2)地域交流についてでございますが、上から順に、ミューズキャンパスの入構者数、中央図書館ミューズ子ども分室利用者数大学図書館利用登録者数大学実施公開講座・行事数及び参加者数、並びに地域と大学が連携した取り組みについて示しております。  ページ下のほうの地域と大学との連携についてでございますが、平成26年11月9日には、ミューズキャンパス開放デーにおきまして、大学と地元自治会が連携して炊き出し訓練を実施されております。  次に、1−9ページのほう、(3)施設開放についてでございます。施設開放に関する協定書に基づき、既にレストランや大学図書館高槻市立中央図書館ミューズ子ども分室展示スペース等が開放され、多くの市民の皆様にご利用いただいておるところでございます。  次に(4)高大連携についてでございますが、関西大学と高槻市教育委員会との連携協力に関する覚書をもとに、小、中学校も含めた連携事業を推進しております。  (5)のその他ミューズキャンパス以外での取組についてでございますが、関西大学アイスアリーナでの市民開放事業や、次のページになりますが、大学交流センター事業の実施等につきまして掲載しております。  アイスアリーナでのイベントや夏休み子ども大学につきましては、例年、定員を大幅に上回る応募者がございまして、大変ご好評いただいておるところでございます。  最後に、1−11ページ、3番、ミューズキャンパス教室使用についてご説明申し上げます。  ミューズキャンパス教室開放につきましては、長年にわたり関西大学と協議を重ねてまいりましたが、このたび協議が整いましたので、ご報告させていただくものでございます。
     教室開放につきましては、今後、市と関西大学との間で覚書を締結する予定でございますが、本資料は、その覚書に明記する内容をまとめたものとしております。  まず、(1)の開放する教室についてでございますが、大学棟である西館3階にあります4つの教室を対象とするものでございます。  また、次の対象としない期間でございますが、4月及び9月の授業教室調整時期、夏季休暇期間中の土曜日のほかに、お盆や年末年始、日曜日や休日といった、大学そのものが閉鎖する時期等は対象外としております。  続きまして、(2)の使用時間でございます。通常の平日は午前10時から午後8時まで、土曜日や夏季休業期間中は午後5時までとし、1時間単位で使用できるものとしております。  次に、(3)使用料でございますが、市の他の施設の使用料を参考に、市民等が利用しやすいよう、1時間単位で設定していただいております。  続きまして、(4)募集及び受付についてでございますが、開放する教室につきましては、大学と調整後、市のホームページ使用可能日時を掲示し、使用希望者の募集を行うものでございます。希望される方は、ホームページで空き状況を確認し、高槻市簡易電子申し込みサービス内の専用ページから申し込みをしていただきます。申し込み受け付けは使用日の10日前までとしております。  続きまして、(5)使用資格の確認についてですが、あくまでも大学施設の使用でございますので、使用許可は大学が出すことになりますが、申し込みの段階での使用資格の有無につきましては、市のほうで確認作業を行い、市民等に通知させていただきます。  なお、この使用資格につきましては、市の他施設の使用基準を参考にしつつ、教育施設として支障を来さないような条件を加味し、設定するものでございます。  最後、(6)でございます。関西大学での使用手続等について記載するものでございます。  次の12ページのほうの資料につきましては、教室使用の手続の流れにつきまして、使用者の視点から整理したものでございます。また、14ページにつきましては、参考資料といたしまして、覚書の案を添付させていただいております。  冒頭にも申し上げましたとおり、ミューズキャンパスにおきましては、開校前より高槻市と関西大学との地域連携に関する協定書に基づき、これまで協議を行ってまいりました。平成26年4月には、全学年生徒がそろい、大学施設使用状況が一定程度把握できたこともございまして、今回、このような形で教室の開放を実施していくこととなりました。  これをもちまして、4つの柱を軸に推進してまいりました関西大学との連携についての体制が構築できたものと考えております。引き続き、これらの取り組みを推進することにより、地・学連携を進めてまいりたいと考えております。  以上、まことに簡単ではございますが、よろしくお願い申し上げます。 ○(岡田委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(奥田委員) 地域と大学との連携について、数点伺いたいと思っております。  初めに、1−8にあります下の欄の中で、センター街商店街振興組合との連携ということでありますけども、この連携に挙げられています取り組みに至るまでの経緯や、また、その取り組みの結果についてどうだったかお尋ねさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○(原政策推進室主幹) 関西大学高槻センター街商店街との連携についてでございますが、平成21年度、大阪府からモデル商店街として選定された高槻市センター街商店街が、大阪オンリーワン商店街創出事業取り組みの一環として、平成22年12月に関西大学社会安全学部に協力を依頼し、大学生によるまちの問題解決プロジェクトを開始したものでございます。  内容といたしましては、放置自転車などの課題解決に向けて、双方のメンバーによるプロジェクトチームを発足し、ミーティングや街頭調査等を重ねたものでございます。  最終的には、平成23年3月に総合市民交流センターで調査結果等についての成果発表の講演会を開催いたしました。大学の調査結果を受け、商店街内でも引き続き自転車マナー対策について検討する中で、連携した取り組みの成果の一つとして、自転車マナーを啓発する立て看板を作成し、商店街内に設置しております。  また、この取り組みをきっかけとして、関西大学においては、地域貢献の機運が高まり、地域のイベントへの協力体制が構築できたことや、商店街にとっては大学生との交流の機会が創出され、若者特有の新たな意見を取り入れやすくなったと聞き及んでおります。 ○(奥田委員) ありがとうございます。要するに、大学に地域のほうから取り組みとして手を挙げられたということだと思います。その結果、多く商店街の方々にも、いろいろな意味で啓発があったのかなと考えておりますし、また、私としましては、せっかくのこの連携というのを大事にしながら、他の商店街にも波及してほしいなという、こういう安全対策だけでなくて、こういう若い方々の活力ってとても大事だと思っておりますし、総務省のホームページでも、やはり大学との連携が多くの若者、サークルという観点からも載せてらっしゃいますし、私はやっぱりこういう方々がたくさん出ていただくことが、次の高槻に住んでいただく一つの予備軍になるのかなとも思っておりますし、その点はよろしくお願いしたいと思っております。  続きまして、同じくそのページにあります磐手地区コミュニティとの連携なんですけれども、なぜその、単純な発想で済みませんが、なぜ炊き出しなのかなと思ったんです。その辺を伺いたいのと、それから、これからさまざまな地域コミュニティが重要になってくると思いますけれども、その中で大学との連携の課題は何かとお考えなのか、市の取り組みの考えをお示しいただければと思っております。 ○(原政策推進室主幹) 今回の磐手地区コミュニティ協議会との炊き出し訓練につきましては、関西大学が培ってこられました地元コミュニティとの連携手法として実績があるもので、災害時に共助という地域での新たな支え合いができるようになることをねらいとして実施されたものでございます。  また、大学と地域コミュニティとの連携についてでございますが、この取り組みが学生の自発的なボランティア活動によるものであること、大学としましても、まずは立地している地元コミュニティとの連携を模索されていることを踏まえまして、大学や学生の活動と地元コミュニティの抱える課題やニーズとが合致することが必要であると考えております。  市としましても、大学や学生の自発的な活動と地域とのニーズが合致し、両者の連携が進むことが望ましいと考えますことから、引き続き、側面支援をしてまいります。  以上でございます。 ○(奥田委員) これも本当に、地域との関係が大事かなと思っておりますけれども、ともにやはり、災害時の若い方々のこういった支えというのが大事なので、今回は炊き出しという形でしたけども、ほかの形でも若い方々のそうした力と知恵は大事だと思っております。ぜひ、地域との連携を拡大する方向に行っていただきたいと思っております。  それから、先ほど財政部長からもお話がございましたけれども、ミューズキャンパスの教室の使用に関しましては、設立当初から本当に課題であって、これで一定の形になったのかなというのは評価させていただきます。少し時間が長過ぎたかなというのもありますけれども、それと同時に、そういう形で一応、形になっておりますが、心配なのはこれからさまざまな、また違った課題が出てくるかと思いますが、定期的開催、また協議をなさるかどうか、この1点をお尋ねしたいと思っております。 ○(原政策推進室主幹) 本市と関西大学におきましては、毎年開催しております高槻市と関西大学との連携推進会議を中心に、地・学連携に関する諸課題について協議を重ねております。  このほか、地・学連携の4つの柱を中心として、実務者レベルでの協議の場を設け、随時調整を図っているところでございます。  ミューズキャンパス教室開放につきましては、本年4月以降に実際に運用してまいりますが、その中でさまざまな課題等も見えてくると思われますので、引き続き、実務者レベルで協議を行い、課題解決に向けて積極的に調整していきたいと考えております。  以上でございます。 ○(奥田委員) くれぐれも市民の方が戸惑うことがないように、しっかりとした一定の規定と窓口を明確にしながら、市民の方が喜んでいただけるような方向でよろしくお願いしたいと思います。  ここは、以上で質問を終わります。 ○(野々上委員) それでは、私からも少しお尋ねをさせていただきます。  まず、1−4並びに1−5にあります、いわゆる官民一体維持管理のところについてお尋ねをさせていただきます。  この官民一体維持管理については、高槻では初めての取り組みということで、さまざまに試行錯誤されながら高品質、高水準の管理と、そしてまたこれまでの高槻の他の施設の公共管理のあり方ということで、さまざまにバランスを取り、議論をされながら進められてきたところかというふうに思います。  施設が新しくオープンして、年次を追って負担額が変わってきたところなんですけれども、次年度からは定常化するというか、一定、同じ規模での負担が定着するというふうに予定をされているところまでたどりついたのかなというふうに思います。  実際に、日々、駅前なんかも通りますと、植栽も丁寧に管理されておりますし、デッキ面なんかも非常にきれいに清潔に管理をされている状況を目にすることができるんですけれども、地域としての取り組みと、そして、市の公共負担としてのバランスというところに関して、改めてしっかりとしたチェックをしていかなければならないというふうに思っています。  そういった観点からは、本年度以降、来年度、市の費用負担として431万円を次年度の予算に計上する旨がこの1−5では報告をされておりますけれども、これ、古い資料を見ていきますと、昨年、同様に27年度以降定常化するというような状態に置かれての予定金額と比べますと、1割程度の上昇が見られるというふうに見受けております。  その年次の負担予定が、去年予定されていたものよりも1割程度増額が見られた、その原因というのはどういうふうにあるのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○(齋木都市づくり推進課主査) 官民一体維持管理の本市の費用負担に関するご質問ですが、維持管理費用の考え方に示す各項目のうち、基本的な考え方は昨年度と同じであり、過年度の実績により緊急発報一次対応の回数については、月11回から月9回に減ったことから、この差分だけ負担額を減少しております。  一方で、労務単価や各種の積算単価は上昇していることから、トータルとしては昨年度お示しした負担額からは増額となっております。  以上でございます。 ○(野々上委員) そうしましたら、今回、去年示されている資料では、これ、実は380万円から390万円というふうに示されているのが、ことしになりますと430万円から440万円ということで示されているのは、おおむね労務単価の上昇に起因しているということで理解をしました。  この労務単価の上昇分というのはしっかりと反映されていってしかるべきかというふうに思いますし、今回のことに関しては、特に大きな異論はございませんけれども、一方で、この一体的維持管理のシステム、この制度が導入されるときに、官民の協働でそれぞれに持ち合ってやっていくということの長所ももちろんクローズアップされましたけれども、一方で、いわゆる市からすると随意契約的にしっかりとその内容にチェックが入っていくのか、長期の契約に関して他の参入が阻害されるような状況になってしまうのではないかという問題点も指摘されてきたこともあるかというふうに思います。  今回は労務単価の上昇なんかによるこの影響での金額の増額、1割程度のアップということだったんですけれども、改めて今後、どういった形でこの金額が上下するのかというようなことは、しっかりとチェックをさせていただきたいというふうに思いますし、しっかりとそのチェックを市としてもしていただきたいというふうに思います。  また、このあり方自体は、また一定の年限を区切って改めて検討されてもいいのかなというふうに思ってますので、この点は意見として申し上げさせていただきます。  続いて、1−11の大学連携の件に関して、少し意見だけ申し上げさせていただきたいと思います。  先ほど、奥田委員からも発言がありましたように、本当に随分と時間がかかったなと思うんですけれども、この1−11ページ以降に示されておりますミューズキャンパス教室使用については、本当にくどいようですが、時間がかかったんですけれども、一方で、来年の5月以降、具体的な形で市民が利用できるようになるということで、大きな前進が見られたかなということで、実際の運用が始まるのを大変期待しております。  今回、この示された案の中では、大学ですから、大学の運営にかかわる期間、およそ3か月ぐらいが実際に使えない時期になるのかなというふうに思いますけれども、それ以外の時期につきましては、これまでも使用実績が少ない教室ということで、ふたを開けてみたら、ほとんど使いにくいじゃないかというような実態がないように、今後の運用については見守っていきたいなというふうに思っています。  さて、一方で、この教室の使用許可に関することなんですけれども、この後ろに参考資料で覚書が示されておりまして、その使用資格の確認等々については、大学、そして高槻市とそれぞれが相互に連携を図りながら行っていく、また一方で、市の交流センターですとか施設に準じるような形で基準を設けられているということがここには書かれているというふうに思います。  しかし一方で、具体的にどういったものが受け付けられるのか、どういったものが受け付けられないのかというのは、今後、5月後半の使用開始までに向けて、まだ今から調整していくという段階だということもお伺いしました。  そもそも、このミューズキャンパスの市民利用に関しては、何もなかったところに大学の教室が開放されたら、市民としても便利だよねという話ではなく、今ある市の施設、交流センターなんかが、やはりなかなか市民の皆さんが予約が取りにくい、一定の時間、週末ですとか夜間なんかは利用が集中して、なかなか市民の皆さんが十分に活用していただけないという状況を打開するためにも、やはり同じような地域、駅前の便利な地域にある施設を市民に使っていただくというような経過も議論の中にはあったかというふうに思います。  そういった意味からは、やはり今ある、特に交流センターなんかが本当に参考になってくると思うんですけれども、それよりも極端に申し込み、使用で何か煩雑な手続が求められるですとか、また、大学の施設内にありますので、一定のガイドラインなんかも厳しく設けられるかと思いますけれども、実際に高槻の公共施設をめぐっては、昨年もいろいろな議論があった中で、どういった団体に貸し出せるのか、貸し出せないのかというような議論がまた今、新たに起こっているような時期で、非常に慎重に対応していただきたいのと同時に、極端に制約がされることのないように、これは大学側と本当に密に連携をとって進めていっていただきたいところだというふうに思います。  いずれにせよ、本当に長く私たち待っていましたので、こういう形で教室が使えるようになったということをまずは評価して期待するとともに、今後の動きというのは本当に注目をしておりますし、実際に私も利用者として使ってみてどうなのかなというのは、ぜひぜひ検証してみたいというふうに思っておりますので、今後の展開に期待をしていますということを、意見として申し上げさせていただきます。  以上です。 ○(岡井委員) 私も同じく、関西大学の高槻ミューズキャンパスの1−10の、大学交流センター事業の実施につきまして、1点だけ質問したいというふうに思います。  先ほどのご報告もありましたように、平成24年度から夏休み子ども大学ということで、先ほどのご報告もありましたとおり、非常に好評を得て、毎回130名前後の子どもたちが参加しているというふうに理解しております。  だからこそなんですが、この24年から26年まで、同じ内容で講座を実施していただいてまして、できましたら子どもたち、さらに刺激を与えるという意味におきましても、例えば別テーマで講座内容をふやしていただくとか、そういった考えはおありなのかどうか、この1点についてご質問いたします。 ○(原政策推進室主幹) 夏休み子ども大学につきましては、関西大学を初めとする市内5大学と連携し、学校では体験できないような学習の場を提供することによって、子どもの知的好奇心を刺激し、学習意欲の向上を図ることを目的として、市内在住の小学生を対象に実施しております。  募集定員を超える応募があることや参加者の声などから、大変好評いただいており、参加者にとって満足度の高い講座であることは、市としましても認識しておるところです。  夏休み子ども大学の実施内容につきましては、大学側と講師になられる教授の方の日程調整や、会場・器材等の確保、また、費用負担のあり方など、さまざまな条件を調整の上、決定しております。  例えば、関西大学での顕微鏡を用いた講座では、大学が有します高度な研究器材を使用していることから、その数にも限りがあり、すぐに日程や定員をふやすことは難しい状況でございます。  しかしながら、市民の方のニーズの高い講座でもございますので、今後とも大学側と協議してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(岡井委員) ありがとうございました。ご答弁にもありましたように、学校では体験できないような学習の場、まさに知の集約されている大学という場での子どもたちの学びというのは、非常に市民の方々も関心の高いものを持っていただいていると。高槻の5つの大学とは協働しながら進めていっていただいているということは理解いたしました。  ただ、やはり今後、もう少しニーズが高いものであれば、ご努力いただいて講座をふやしていただくとか、あとやはり、せんだっても文教市民委員会と教育委員さんの交流ということで、市内の小学校に参りましたときに、私自身もちょっと忘れない言葉があるんですけど、子どもたちの知識量というのは、なかなかいろんな子どもによってふやしていくというのは非常に難しいことではあるけれども、少し高い目標を持ったものに取り組むときには、思考力はどの子にも同じようなことで刺激されるというふうなことを現場の先生がおっしゃってたんですね。  そういった意味においても、やはり高槻が持ってるこういった強みを生かしていくという意味での大学というところら辺では、もう少しご努力いただくということを切にお願いしまして、質問を終わります。 ○(太田委員) 済みません、私のほうからも少し意見と、1つだけご質問させていただきたいと思います。  このミューズキャンパス教室使用に関する覚書、これが締結されたことは非常にうれしいことですし、教室を開放していただいて、市民サービスが向上する、このことも大変うれしく思うのですが、やはりこれまでも意見を言わせていただきましたが、子どものためにいろいろな施設を開放していただけるのはいいんですが、やっぱり大学という施設であるがゆえに、休みの期間がやっぱり多いように思っております。  そのことは、市民の方々からも、できるだけ図書館も含めて、もっと開いていただきたいという意見がこれまでもありますので、これはお願いをしたいのが1点。  そして、もう1つなんですが、市のほうでは、募集・受け付けについて担当する課が、政策推進室と聞いてるんです。これまで、いろいろな施設の窓口が市民生活相談課とかいろいろあると思うんですが、なぜこの政策推進室なのか。  つまり、非常に敷居が高いように感じるんです、市民からすれば窓口が。普通の方は政策推進室に相談はしないと思うので、今後、どのところが窓口になるのか、そういうことも含めて、どのようにお考えなのかだけ、ここだけ1点、答弁をいただきたいと思います。 ○(土井政策推進室長) これまで、関西大学との、これも含めましたさまざまな協議は、高槻市を代表して政策推進室のほうで行ってまいりました。  その結果として、今回、この教室開放につきましても、こういった形でご報告させていただける運びとなりました。これまで、我々のほうで積み上げてまいりましたので、政策推進室のほうでスタートさせていただきたいというふうに考えてございます。  しかしながら、関西大学との関係につきましても、今後、さまざまな意味で定着等がしてきましたならば、今後、どこの課が一番引き受けるのが妥当かということは庁内で検討してまいりますけれども、それまでの間は、政策推進室のほうで責任を持って進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○(太田委員) ご答弁ありがとうございます。つまり、いろいろな開放はしますけども、大変、入り口というか窓口が狭いというのは、やっぱり市民にとってはどうなのかと、そのことはしっかりと議論しながら進めていただきたい。  以上です。 ○(久保隆夫委員) 私は、先ほどから質疑を聞いておりまして、これ、市長、いろいろ結果論ですから、窓口がどうするとか、どうとかこうとか、私はそんなことはどうでもいいんですよ。まず、あなたの姿勢が悪い。そうでしょう。市長も認識あると思いますよ。私は、この問題は、もう従前から、関大の関係者をここへ参考人で呼ぶかというところまで、私やったんですよ。よう頭冷やして考えてくださいよ。  思い出してくださいよ。当時の担当者は何を言いましたか。あしたからでも、あれもやります、これもやりますと。私、とめたんですよ。何人かの方、思い出しませんか、皆さん。まだ結婚式の日取りも決まってないのに、引き出物は何にしましょう、あれしましょうて。そんな話やないですか、当時は。そんな、相手のあることやから、そこまで一方的に言えますかと、私、とめたでしょう。だから僕は、事務局の議事録を出せと言うたんですよ。  それで、きょうの説明は何ですか、これ。まず、過去の経過を反省してもらわないかん、執行部として。そうでしょう。それが一番ですよ。これ、委員会をなめとるよ、あんたらは。まずそれが入り口の論議でしょう。いろいろ努力をしたと、しかし、当初の計画どおり行かんかったわけよ、これ。そうでしょう。私にしたら、非常に不満ですよ。何を今ごろ、こんなもの持ってきて。窓口なんかどうでもいいんですよ、そんなことは。姿勢がなってない。まず、その経過の反省に立って、きょうの委員会を進めてもらわないかん。その点だけお願いしますよ。 ○(土井政策推進室長) 関西大学施設開放の件につきましては、ただいま委員からもご発言がありましたとおり、非常に長きにわたる時間がかかってしまったことにつきましては、この場をかりておわびしたいと思います。  しかしながら、我々といたしましても、できるだけの協議を重ねながら、何とかここまで持ってくることができました。時間がかかりましたけれども、今後、市民の人に少しでも喜んでいただけるように、利用が推進できますように、我々としても取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○(濱田市長) この関大との連携の件については、私も市長就任直後にいろいろお話を聞きまして、これは今委員おっしゃったように、ちょっとこれは進めていかないかんのではないかということで、すぐに着手をさせていただいた案件でございます。  委員おっしゃるとおり、本当に時間が大変かかりまして、我々としても最速でやらせていただいたところなんですけども、今おっしゃったように相手のある話ということなので、我々としましても、非常に努力をさせていただいた結果、ようやくここまでたどりついたという次第でございます。  時間がかかりました点は、率直に申し上げておわびを申し上げたいというふうに思います。また今後も、この関西大学との連携については、やはり当初のお話に近づくように、これからも前に進めていきたいというふうに思っておりますので、どうぞご理解のほどよろしくお願いします。 ○(岡田委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、JR高槻ホーム拡充についてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは、案件2、JR高槻ホーム拡充について、前方のスクリーンを用いて説明させていただきます。  目次に示しております3項目についてご報告を申し上げます。  初めに、項目1の主な経過でございますが、昨年10月の本委員会以降の主な経過として、12月13日からJR西日本がJR神戸線六甲道駅で昇降式ホーム柵の試行運用を開始されております。この動画がございますので、ごらんいただきたいと思います。        〔動画放映〕 ○(梅本都市創造部長) 次に、項目2の鉄道施設整備についてご説明をいたします。  まず、事業概要ですが、公共性・公益性の高いJR高槻駅のホーム拡充に対して、国の補助制度を活用しながら支援を行っており、平成28年春の供用開始を予定しております。  平成26年度の進捗状況といたしましては、JR西日本がホーム新設工事、乗りかえ通路工事、支障移転工事等を進められており、1月末の状況は、画面のとおりとなっております。  平成27年度につきましては、引き続きホーム新設工事や乗りかえ通路工事を進められるとともに、新たに新西口改札工事に着手される予定でございます。  次に、年次別資金計画ですが、平成26年度の事業費は、精査により、6億8,260万円から6億4,890万円に減少しています。また、国費としては7,000万円と過小配当であることから、引き続き、追加交付を要望しております。
     続いて、昇降式ホーム柵ですが、JR西日本では、JR神戸線六甲道駅での試行運用結果を踏まえ、今後の本格導入を判断される予定とされています。  本市といたしましては、JR西日本に対し、平成28年春の新ホーム供用開始に合わせたホーム柵設置を強く要望するとともに、事業促進のため、国・府・市が協調して補助金による支援を行う予定としております。  最後に、項目3の西口周辺都市基盤整備についてご説明をいたします。  まず、整備計画としては、昨年度取りまとめた整備方針(素案)をもとに、地元説明や交通社会実験の結果を踏まえて策定したものとなっております。  整備内容としては、上屋の設置や地下通路の改良、新地下階段設置など、全10項目としております。  取り組み状況ですが、平成28年春の新ホームの供用開始に合わせて工事を実施するもので、整備後のイメージは画面のとおりとなっております。  こちらは西口北側新改札付近と地下通路のイメージでございます。  次に、西口南側新改札付近と西口南側上田辺町3号線歩行者専用道路化のイメージでございます。  これらの工事に伴う交通規制ですが、まず、上田辺町3号線につきましては、3月2日月曜日より、車両と歩行者の通行どめを行います。西口南側エレベーターについても、同日より利用を停止いたします。  なお、周辺道路や地下通路では、工事に係る自主的な通行規制を行いますが、公衆トイレや地下通路、斜路階段は引き続きご利用いただけます。  次に、これらの交通規制に伴う周知及び広報の状況ですが、周辺地域での周知として、自治会でのチラシの回覧や周辺道路での予告看板の設置などを行っております。  また、市全域での広報として、ホームページや広報誌への掲載を行い、市民への周知を図っているところでございます。  続いて、案内・誘導サイン整備ですが、これは来街者がJR高槻駅から公共交通機関等へ円滑に移動できるよう、適切に案内・誘導サインやバス乗り場案内を行うため、JR西日本・観光協会・市交通部・市関係課で検討したものでございます。  主な経過としては、昨年7月から都合3回の研究会を開催しており、景観審議会等でいただいたご意見等を参考にしながら、この3月にJR高槻駅周辺公共サイン整備方針を策定する予定となっております。  整備時期といたしましては、中央口エリアでは、平成27年度に市交通部がバス乗り場案内を、市が案内・誘導サインを整備する予定でございます。また、西口エリアでは、平成27年度の新西口改札整備に合わせて、JR西日本と市が案内・誘導サインを整備する予定となっております。  以上で、案件2の説明を終わらせていただきます。ご審議をよろしくお願いいたします。 ○(岡田委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(吉田稔弘委員) 一つ今、このスライドを見た中で、昇降式ホーム柵ですか、JR六甲道駅で何かテストされるかしたんか知りませんが、見てて、非常にあれ、危ないというか、危険な。上ってましたね、これ、下から上へね。あれ、かなり危ないのと違うんですかね。もっと左右に行くとか、柵。あれ、左右に行かないと、もし手とか首とか、もし子どもとかあんなのに突っ込んだらえらいことになるんと違うかな。ばあっと行ったら。  だから、もうちょっと左右に開くような方式というか。新幹線なんかやってますわね、実際に。左右に動いて、ホームによってはついてるところとついてないところとあるけれども。そうしないと危ない、あんなの見とったら。もし後ろから押されたり、子どもなんか、手とか首とか突っ込んだら、上へ引っ張り上げられたら、えらいことですわ、あれ。事故が起きるのと違うかなと思うんですけどね。その辺の見解はどうなんですかね。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 吉田委員のホーム柵の形式にかかわるご質問なんですが、まず、JR高槻駅のほうは、新快速や各停電車など、いろんな種類の、扉の位置が異なる電車がございます。そういった電車に対応しようといたしますと、先ほどおっしゃっていただきましたような開口部が1か所に固定されているようなものでは対応できないということになりますので、JRとしては、たとえ電車の扉の場所が違っても、全ての電車がちゃんと停車できるような、そういうタイプのホーム柵でないと運用上困るということで、このような形の柵を採用されているというふうに聞いてございます。  次に、じゃああれ、首がひっかかるんと違うかと、いろいろご意見あるところなんですが、例えば、上がっている途中にそのロープに加重がかかりますと、その場で上昇がとまります。あるいは、下がっている状態でそこにもたれかかりますと、ロープから離れてくださいという音声案内が流れます。  そういった形で各種のセンサーを用いまして、あの昇降式ホーム柵に何か異物がある、何か問題があるということになれば、すぐロープ柵の昇降とか動きがとまるようになるという仕組みを採用されることで、おっしゃられたようなホーム柵によって人体に危害が加わるということはないような設計にしているというふうにJRからは聞き及んでおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○(吉田稔弘委員) ホーム柵ということで、今のスライドで見ましたけども、仮にそういう方式、触れたらとまるとか停止するとかいうようなこともちょっと言われましたけど、最初からやっぱり余り危険なああいう方式、どこかの駅で今やっている、実際にはまだやってない、採用はしてへんわけですな。これからテストされて採用するということですね、六甲道駅で何かやられるということは。  ほかのを見たことがないからようわからへんけども、やっとんのを見たことないからあれなんだけども、今、スライドを見て初めて、変わったことするなと、こんな危険なことを、ようそれ、どないするのかなと思ってちょっと感じたんでね、質問したんですけどね。 ○(長谷川都市づくり推進課長) あのタイプのホーム柵につきましては、昨年度、JRの桜島線ということで、USJの先にある駅なんですが、そこで実証実験を一定され、一定安全であるということを確認されて、現在、JR神戸線の六甲道駅で導入、実際にあれをつけて運用されてございます。  ということで、JRとしては実用化に向けまして、一歩一歩階段を踏まれているというふうにお伺いしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(吉田稔弘委員) ある程度されとって、事故はないということですね。どれぐらいなってるのか知らんけど、実施されて1か月なのか半年なのかわかりませんけども、その辺でそういった事故とか、そういうのは今まで起きてないというか、発生してないわけですね。 ○(長谷川都市づくり推進課長) JRからは重大な事故等があったという話は聞いてございません。  以上でございます。 ○(野々上委員) 私からも、ホーム柵も含めて、ちょっと大きく2点、質問させていただきます。  まず1点目が、2−3のページにあります年次別資金計画についてです。これに関してはかねてから、ちょっとことし厳しいなということもご報告いただいておりまして、ちょっと心配をしているところなんですけれども、この国費が当初の想定よりもかなり過小で、市長が国交省に出向かれたりとか、いろいろな要望活動もなさっている旨、ご報告いただいたところです。  そもそも、この当初の年次別資金計画というのは、一体どのような根拠に基づいてこうなって、結果どういった理由から今回、過小配当だということになったと見られているのかと、また、今後の方針として、もちろん国に満額要求はされているということなんですけれども、万が一にもかなえられない場合などは、この計画全体での負担割合ですとか、計画の進捗状況なんかはどのようになってくるのかということをお聞かせいただきたいと思います。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 鉄道施設整備の年次別資金計画に関するご質問でございますが、まず各年度の事業費につきましては、JR西日本が事業工程に基づいて算出されており、事業進捗状況に応じて、適宜見直しを行っているところでございます。  また、各年度の国費要望額は、原則、当該年度の事業費の3分の1としておりますが、昨年度につきましては、本市の積極的な働きかけにより、当初要望額以上に国費をいただくことができました。一方で、本年度については、要望額を大きく下回っている状況でございます。  冒頭でも市長からご発言がございましたが、厳しい国費の状況は、JR西日本とされても十分に理解されており、現在、さらなる事業費の縮減を図るべく、各種工事内容の精査を行われております。  本市としても、来年度以降の国費確保に向け、国への働きかけを粘り強く行っているところでございますので、委員各位のご理解とご支援を改めてお願い申し上げます。  以上でございます。 ○(野々上委員) 最後に、粘り強く働きかけをしてるのでご理解とご支援をと言われても、理解と支援をした上で、どないなってるのかなと心配してるというのが実態なんですけれども。  そもそも、この国費の、去年は予定より多かったけれども、ことしはえらく少ない、桁が1つ違うような状況というアップダウンがあって、こういうことに振り回されるのが本当に自治体としても、大変と言っても仕方がないんですけれども、やはり計画的なこういった、ですから、しっかりと国費を計画的に投入していただくということは、再三にわたって要望されていることかと思いますけれども、改めてしっかりと働きかけを行っていただきたいというふうに思います。  一方で、先ほどの官民一体維持管理でもないんですけれども、やはり今、全体的に日本の建設市場であったりとか、東日本大震災の復興事業であったりとか、また東京オリンピックであったりだとかいうことで、あらゆるこういった建設事業費、資材費もそうですし労務費もそうですし、上昇傾向にある中で、やはりこの一定の年次をかけて整備していくようなこういった工事というのは、やはり幅を持たせた議論というのが安全管理のためには必要なのかなというふうに思います。  いずれにせよ、着手した大きな事業ですから、途中でやめてしまうなんてことはもちろんあり得ないでしょうし、そういう選択はとれないわけですけれども、万が一大きな社会情勢の変更なんかにも対応できるような、しっかりと幅を持った対応というのを、事業者、また国と連携をとりながらやっていっていただきたいなというふうに思っているところであります。  この件に関しましては、工事現場等も、前回の特別委員会でも見せていただいたりですとか、順調に進んでいる模様は拝見させていただいておりますので、また次年度以降の取り組みで、しっかりとキャッチアップしていただきたいなというふうに思います。  さて、こういった事業費がちょっと非常にアップダウンがあって大変だなという中で、先ほど映像も見せていただきましたホーム柵についてであります。  このホーム柵に関しましては、少し狭隘な新設ホームができるということで、やはり安全対策のためには必要であろうということは、当初から議論がなされていたかというふうに思います。  そういった議論の中で、今の昇降式のホーム柵ではなくて既存の、JRなんかで多くつけられているいわゆるスライド式のホーム柵ですと、費用の面とか、あと、非常に重量があるので重いんで、なかなかつけるのとか制約がある中で、新しい技術として開発されてきたということで、この全体の計画の後からこのホーム柵を、別の計画として今、進められようとしているわけなんですけれども、やはり本来であれば、このホーム計画全体の中に組み込まれて、安全対策として進められていくべきではなかったかなということは、今さらにはなりますが、改めてやはりその位置づけというのは、後づけになってしまったということというのは、非常に残念であるということは、改めて申し上げさせていただきたいというふうに思います。  一方で、ただ、桜島線の終点駅で、非常に制約されたというか、限定的な状況の中で実証実験がされていたのが、六甲道駅という非常に乗降客数も多い中で今のところ安全に運用されているということで、これはまた高槻での新設に向けて、非常に朗報なのかなというふうにも受けとめておりますので、結果オーライとは言いませんけれども、しっかりと最後には安全対策も含めてお尻が合ってくるような形で、しっかりと取り組んでいただきたいなということで、このホーム柵に関しては、経過はともあれ、大変期待しているということを申し上げさせていただきたいと思います。  さて、そこでお尋ねをさせていただきたいんですけれども、このホーム新設であったりとか、周辺都市基盤整備事業で、これまで示されている事業費に加えて、このホームの柵の予算が発生するというふうに考えていいのか、その点を改めて確認させていただくとともに、その際、具体的な予算、一体幾らぐらいを想定してこの事業を進めていかれようとしているのか、JRに強く要望されているということですから、相応の負担を高槻も覚悟をした上で要望活動されているということになると思うんですけれども、そのあたりの数字、細かい点は難しいかもしれませんけれども、一体幾らぐらいなのかということを、今わかる範囲でお示しいただきたいというふうに思います。  加えまして、この2−3の4のところで、ホーム柵の負担割合に関して、事業者、国、府、市の3分の1、3分の1、6分の1、6分の1というふうに負担割合が示されているんですけれども、そもそものこのホーム本体の国費の支出で、国がなかなか渋っているというようなことをご報告いただきますと、じゃあこのさらに新たに出てくるホーム柵で、この国費の支出とかは大丈夫なのかというふうに、当然心配になるわけなんですけれども、そのあたりのスキームですとか見通しはどうなっているのかをお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 野々上委員のホーム柵に関する幾つかのご質問にお答えいたします。  まず、ホーム柵の設置の経緯のところでございますけれども、市としては、ホームを今回のような形で整備されるというのが大体決まって以降、ホーム柵というのは絶対につけてほしいんだということで、市議会のほうも、市としてもいろいろ要望活動をさせていただいている中で、ようやく整備が具体的に可能に近づいたというような状況であるということで、余り、後づけということではなくて、ようやく実用化のめどが立ったと、具体化のめどが立ったというふうにご理解いただければというふうに、担当部署としては思っておるところでございます。  そのほか、設置に係る費用総額につきましては、約7億円弱とJRからは伺ってございまして、これに関する補助金的なものにつきましても、JRとして今開発されている、先ほどごらんいただきました昇降式のホーム柵、これ、現在開発中でございますが、これをJR高槻駅に28年度春の新ホーム供用に合わせて本格的に設置していくという意思決定がされた後、28年春の新ホーム供用開始に合わせて速やかに整備に着手できるよう、国、府と協調して補助金による支援を行う予定というものでございます。  また、このホーム柵の補助金につきましては、国、府、市それぞれが直接JR西日本に補助を行うということになりますので、本市が国費の影響を受けるということは想定されないところでございます。  以上でございます。 ○(野々上委員) ご報告いただきましてありがとうございます。ホーム柵については7億円弱ですか、それが高いのか安いのかというのは、なかなか、何かと比較できるものでもないのでかえられないところかと思うんですけれども、一旦、方針を定められてしっかりとつけていくということ、高槻市としては意思を固められて、具体的な負担金額も一定は明確になってくるのかなというふうに思いますので、その中でしっかりと進めていただきたいというふうに思います。  今、課長のほうからご答弁いただきまして、若干、見解が違うところがあるのかなというふうにも思うんですけれども、確かに今回の形式でのホーム柵に関しては、JRが実証実験を一昨年ごろから行われている中での新しい技術ができたから、今の高槻の新しく新設されるホームの形態の中でもつけていくことが実現に向けて議論が広がったのかなというふうにも思いますけれども、一方で昨年、一昨年の委員会での審議の中でも、やはり先行的にこういった情報なんかも市としても、公式・非公式にさまざまに提供された中で、これはいい意味で調整を図りながら議論を進められてきたものというふうに私たちも推察しております。  だったら、やはりこの計画全体でのしっかりと帳尻を合わせていくということは、何としても譲れない点だと思いますので、今、最後にご答弁いただきましたように、ホーム柵の補助金については、高槻市とJRとの一対一関係になるので、国費云々は影響を受けないというふうに答弁をしておられましたけれども、やはり万が一にも国費の投入がおくれて、JRサイドで何か調整を図られるということだって、可能性としては排除できないわけなんです。  そういった中で、高槻市がこの全体計画と個別にまたこういった調整をしなければならない、調整というまではいかなくても、こういった案件が全体計画と別に起こってくるというのは、やはりリスクの拡大につながらないかというふうに心配をしているところであります。  いずれにせよ、具体的な金額でありますとか設置方式とかが明らかになってきて、このホームの新設についても、拡幅でなかったのか、新設でなかったのかとか、いろいろ議論がある中ですけれども、今の新設という限られた条件の中では、一歩前進、二歩前進というふうに前向きに捉えさせていただきたいというふうに思いますので、これは新年度の予算とも絡まってくるかと思いますけれども、高槻市のしっかりとした姿勢を示していただいて、JRに圧力をかけるわけではないですけれども、高槻市としてしっかりとこの総額7億円相当の中で予算措置をしていく意思があるんだということを示していただく中で、事業がきっちりと前向きに進んでいくように、万全を期してやっていただきたいということを要望させていただきまして、私は以上とさせていただきます。ありがとうございます。 ○(奥田委員) 私は、正式には質問項目として挙げておりませんが、説明会のときに質問させていただいたことがございました。それは、この2−7の案内・誘導サインの整備というところなんですけれども、この中で新しく表示される場合、英語表記はありませんかということを申し上げました。これはバスのほうにも今回、案内所ができるので、そのことで申し上げました。そのときに、いろいろ検討した結果、多くの方が使われる場合、日本語表記でいいという結論に達したということの返事をいただいたんですが、私はそれでいいのかなと、ちょっと不思議に思いました。  その中で、きょう、産業振興審議会がございまして、私は正直、自分は英語が全く読めませんので、なくてもあってもどっちでもいいんです。だけど、これからのことを考えた場合と思いまして、そのときに、特に観光に力を入れるというのが今回の表題だったんですけど、そのときに、なぜ、最低、英語表記って必要じゃないですかということを有識者の方に問いかけました。  そうしますと、3人の方がお答えいただいたんですけど、英語表記の場合は表現が難しいことが確かにあるけど、必要だろうと。もう1人の方は、たしか、国の制度でそういう補助金制度があったように思うと。3人目の方は、観光だけでなく、市内にいる労働者の方、外国人の、その方に対しても、やはり英語表記は必要ですよという、私はお答えをいただいたんですね。  その中で、この構成を見ますと、JR西日本、観光協会、市交通部、市関係課と書いてありますけど、そういうことも踏まえて、やっぱり私、やれるときにやっておかないと、随分おくれますということもちらっと聞いたように思うんですけど、私はやはり英語表記というのは、これからのまちづくりの中でイメージアップと、やはり本気度、観光、海外の方を受け入れる本気度もあるだろうし、子どもたちにもやっぱり大きく啓発できるものがあると私は思ってるんですね。  そういう意味で、正直な話、英語表記がないということは、右とか左とかはあるんでしょうけど、そういうので伺ったことがありますので、ぜひこれは再度検討をできる限りしていただきたいと思うという意見表明をさせていただきます。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 奥田委員からの英語表記に関するお尋ねのうち、1つは、私のほうから資料2−7ページの案内・誘導サインの整備に関する部分についてご答弁申し上げます。  JR高槻駅を出たところから、この案内・誘導サインというのが、公共施設なりバスなりに案内していくというためのサインでございますが、こちらにつきましては、非常に多種多様な方がご利用されると。当然、毎日通勤、通学でお使いの方もおられれば、初めて高槻に来て、さあ、どこに行こう、いましろに行こうか、三箇牧のほうに行こうかと、いろいろな方がおられます。  当然、その方、観光客、国内の観光客もおられるし、海外からの方もおられるということで、こちらの2−7ページに書かせていただいておりますように、こちらのほうのサインにつきましては、基本的には日本語プラス英語表記に加えまして、英語が必ずしも皆さんできるわけではないということもあるので、極力このピクトグラムという言い方をしておりますけども、こういうマークですね、こういったマークも入れながら、より多くの方にご理解いただいて、わかりやすくトイレであったりバス乗り場であったり、いろんなところにご案内できるようにという趣旨を込めて、こちらのほうはつくらせていただいているということでご理解いただければと思っております。  以上でございます。 ○(奥田委員) その中で、やはりバスの案内乗り場とか、要するに日本語、電子で流れる分ありますよね。あれを見たときに、正直な話、日本語しか読めませんから見ますけど、何十分もかかってじゃなく、本当に数分で全部やるじゃないですか。英語と日本語が、新幹線なんかの場合ね。  そういった、せめて時刻表でも、バスなんかでも大いに利用される方に、そういった案内はやっぱり必要かなと思うんですけど。市バスのほうもそれは考えていないということの答弁をいただいてるんですね。ぜひ、再度ご検討を私はお願いしたいという意味で、よろしくお願いいたします。意見表明ですけど。 ○(岡井委員) 私のほうからも、今、奥田委員がご質問されましたサインのイメージにつきまして、質問したいと思います。  この2−7のサイン整備のイメージで、新西口改札北側というところら辺が、少し大きくイメージされています。この左側にタクシーという表記があるんですが、実際今、西口のタクシー乗り場には、常時タクシーがスタンバイしていないという状況は、この特別委員会でもお話しされてたと思うんですが、やはり都市基盤整備をしていく段階で、西口のタクシー利用が円滑にできるようにしていくためには、どのようなプロセスをお考えなのかというこの1点、お伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 西口のタクシー利用環境に関するご質問でございますが、現在はタクシー乗り場への案内も行われておらず、常駐しているタクシーもないことから、利用者がいないという状況と認識してございます。  このようなことから、まずは駅利用者などがタクシー等の公共交通機関に円滑に移動できるよう、駅周辺の案内・誘導サインを充実・強化することに取り組むものでございます。  なお、西口のタクシー常駐化につきましては、採算性などの問題から実現は困難とタクシー事業者からは伺っておりますが、新西口改札の設置により、利用環境が向上することを踏まえて、事業者とも協議するなど、引き続き、タクシー利用の円滑化に向けた検討が必要と考えております。  以上でございます。 ○(岡井委員) ありがとうございます。やはり、民間の業者ですので、採算性の問題というのは非常に深刻な課題かなというふうに思うんですけども、やはりタクシーに乗られるということは、いろんな理由があるとは思うんですね。やはり今後、せっかくきちんと市が前向きに取り組んでいただくといったときに、西口に常駐していただけるタクシーができれば、本当に市民の方々の利用というところら辺の利便性が高まるんだろうなと。  現在は、皆様もご存じだと思いますけれども、お迎えに来られる自家用車が常時とまっておられたり、ひどい場合だと、そこを駐車場にされてたりというふうな実情もありますし、この特別委員会でもずっとお話しされておりましたので、引き続き、こういった機運を逃さず、事業主さんとも話を進めていただいて、協議していただきたいというふうに切に願っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○(岡田委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、阪急高槻市駅南地区のまちづくりについてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは案件3、阪急高槻市駅南地区のまちづくりについて、前方のスクリーンを用いて説明をさせていただきます。  本日は、目次に示しております3項目についてご報告をいたします。  初めに、項目1の取組方針ですが、当地区の課題として、駅前としての都市機能が不足していることが挙げられ、主な取り組み経過にある対応を図ってまいりました。  現在の状況を踏まえますと、南の玄関口として安全安心、にぎわいと魅力、交通結節点機能など、地域特性を生かしたまちづくりが重要と考えております。  そのため、今後のまちづくりに向けた取り組み方針としまして、方針1、安全安心な「みちづくり」では、バリアフリー基本構想を踏まえた取り組みや、中心市街地にふさわしいみちづくりを、方針2、個性を活かした「にぎわいづくり」では、交通結節点機能の向上に向けた取り組みや、集客まちづくりプロジェクトの取り組みを進めることにより、身近な課題を解消しながら地元まちづくり機運の醸成を図っているところでございます。  次に、項目2の取り組み状況についてご報告いたします。  方針1、安全安心な「みちづくり」のうち、1つ目のバリアフリー基本構想を踏まえた取り組みでございます。  まず、市道城北町208号線の整備では、バリアフリー基本構想における「人にやさしい経路」に位置づけられていることを踏まえ、誰もが安全に通行できるよう歩道を設置すること、また、交通のふくそうを改善するため、一部区間を南行き一方通行化するという方針のもと、取り組みを進めているところでございます。  平成26年度は、5月に大阪府警察本部との協議を終了し、8月には自治会に整備概要を説明、11月には障がい者団体と現地立ち会いを経て、この1月に工事着手し、3月末の工事完了を目標に整備を進めております。  次に、高槻周辺お出かけマップ改訂の検討でございます。  平成16年にバリアフリー基本構想で重点整備地区に位置づけた高槻駅やその周辺道路などのバリアフリーの状況を示した地図を作成いたしました。  しかしながら、10年が経過し、JR高槻駅北東地区や道路等の整備状況が反映されていない現状にあることから、改訂に向けて検討を進めているところでございます。  平成26年度は、障がい者団体に対し、現在のマップをもとにヒアリング調査を実施し、一定の評価や貴重なご意見をいただきました。これらを踏まえ、今後の取り組み方針として、障がい者のみならず、子育て世代や高齢者など、多様な主体にとって移動の安全性や利便性の向上を図るためのツールとしてリニューアルするため、公共施設や民間施設の現地調査等により、最近の整備状況を反映することを初め、視覚障がい者に配慮した色彩などの検討や、IT機器での利用を想定したデジタル化の検討を進めてまいります。  続いて、方針1の2つ目、中心市街地にふさわしいみちづくりでございます。  まず、道路不正使用等の防止キャンペーンでは、昨年8月に高槻警察、商業者と協働で、道路上に置かれた看板や商品のはみ出し防止などについて啓発及び指導を実施しました。  さらに、屋外広告物に係るキャンペーンでは、9月に業界団体とともに啓発チラシ等を活用した法令遵守の啓発などを実施しております。  また、府道の移管協議につきましては、府道高槻市停車場線の移管が本市にとって望ましいものとなるよう、従来より大阪府と協議調整してまいりましたが、この1月に茨木土木事務所と改めて協議を行ったところです。
     その概要でございますが、大阪府とされては、平成26年度に測量を行い、27年度には舗装仕様や歩車の分離方法などについて、実施設計をもとに本市と協議を行い、整備工事を進めるなど、平成27年度末の移管に向け、取り組みを促進される意向を示されております。  続いて、方針2、個性を活かした「にぎわいづくり」として、交通結節点機能の向上に向けた取り組みとなるバス出発時刻案内板の設置についてでございます。  これは、公共交通の利便性向上を図るため、本市交通部が設置するもので、本年5月より現地立ち会いのもとに鉄道事業者との協議を本格化し、この3月に設置を予定しているところでございます。  最後に、項目3の今後の取組についてご説明をいたします。  今後も引き続き、方針1、安全安心な「みちづくり」や、方針2、個性を活かした「にぎわいづくり」に基づく各種取り組みをもとに、身近な課題を解消しながら、地元まちづくり機運の醸成を図ることにより、南の玄関口としての地域特性を生かしたまちづくりに向けた取り組みを進めてまいります。  以上で、案件3の説明を終わらせていただきます。ご審議をよろしくお願い申し上げます。 ○(岡田委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(吉田稔弘委員) 事前に別に言うてませんでしたけど、説明のときにちょっと話をしましたけども、結局、この南地区は、もう戦後、今70年になりますわね。この地区がほったらかしになっとるんですね、ずっと。僕らが中学時代からもそうだったけど、通っとったけども。それからでももう60年になるんですよ。だから、恐らく戦後、平成、要は20年から今、もう90年でしょう。70年間ほったらかしになっとるね、あの地区だけが。物すごくおくれてますね。  だから、JRの北・南とか、あるいは阪急の北もそこそこなったんですが、この南だけがおくれにおくれて、ほったらかしになっとるというような、手がつけられないような状態が、結局70年ほどになってるんですね。これ、何とか早く、早い機会にやっぱり、国の補助金ももらわなできひんだろうと思う、大きな事業計画になると思いますけどね。やっぱりこの地区の、南地区の、いわゆる171号までの間ですね、阪急高槻からあの一帯、城北町。  だから、ああじゃこうじゃ今まで、いつも何か言うてはりますけれども、いや、線を、歩道を何してやらいろいろありますけどね、狭くて危ない、人とか自転車、自動車、バス、結局狭いところにごちゃごちゃしとるわけですね。それで一方通行になっとると。  ですから、あそこをやはりもう少し計画を、仮に5年とか10年とか立てて、やっぱり促進するというか、やっぱりやってもらいたいなというふうに思うんです。そうでないとこれ、いつまでたっても、今言いましたように、60年、70年もほったらかしになっとるんですね。これから先、また何十年になるかわかりません。  そんな状態ですから、やっぱり安心・安全という面からも、やはりここに手をつけていただいて、大きなお金も要ると思います、資金が要るでしょう。国の補助ももらわなできません。ということも考えて、やはりある程度、計画を立ててやってもらいたいなというふうに思いますけどね。その辺の考え、どうかなと。細かい小手先のことをああじゃこうじゃは別にして、全体としてやっぱり取り組んでもらいたいなというふうに思うんですけどね。その辺の計画はどうかなというふうに思いますけど。ちょっと質問しますけども。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 吉田委員の、阪急南のこれまでの経過をもとにした今後の取り組みということでございますが、ご存じのとおり、昭和56年の連続立体交差事業、それに合わせた再開発事業等の計画もしておったところですが、残念ながら再開発のほうは具体化に至らなかったということで、そういった余波が残る中で、我々としては今、南の玄関口であるという認識を十分に持った上で、自分たちのまちをやはり地権者の方々がどういうふうにしたいのかということをしっかり考えていただくような環境づくりが必要になってくると。  そのために身近な課題、今回、ご報告させていただいた、小さいことではございますけども、こういったことを一つ一つ解消する中で、やはり地域の方に自分たちのまちなんだ、このまちをどうしていきたいんだという思いを持っていただくべく、引き続き取り組みを進めてまいりたいと。  長期的にはやはり、南の玄関口にふさわしい装いのあり方についても、当然念頭に置きながら、まずは足元のいろいろな課題を解決していきたいというふうに考えておるところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○(吉田稔弘委員) 今言いましたように、非常に時間が長くかかっていると、60年、70年かかっても、本当にそのままになってるんですね。ですからある程度、これ、計画を立てて、強制的に買収してでもやるぐらいしないと、なかなか、いわゆる住んどる地権者の意見だけを待ってたら、まだ20年、30年かかりますわ。  結局、今持ってはるものを、なかなか建てかえのときに、当然建蔽率とか容積率があって、現在のまま建ちませんわな。あんな狭い道路、1メートルか2メートルの道路の細くなってるところですから、当然建たないと、建物は。それを壊してきて、老朽化してきて、空き地に、飛び石にポツポツなってますけど、まだまだこれ、かかりますわ、仮にそこ、全部やる、建物の建てかえの時期まで待ってたら。  ですから、そしたら、これは20年、30年、次の世代、次の世代となっていきますやんか。なかなか進まんと。だから、ある程度計画をして、場合によったらもう本当に立ち退きというか、買収して、強制的なあれをやらないと。それは、お金も相当かかると思いますけどね。その辺も含んだ計画というんか、それもせないかんと違うのかなというふうに思うんです。  そうでなかったら、待ってたら、いわゆる地権者のあればかり待っとったら、幾らたったってなかなかできませんよ、これ。20年先、30年先でもかかりますよ。もっとかかるかもわかりませんね。次の代、次の代とかわっていっても、結局こんな状態ですからね。  だから、行政としてどないすんのかということも、やっぱりもう少し長期計画を立てて、それに伴ってやっぱり実行するというか、国のいろいろな補助ももらわなできひんだろうと思いますけど、大きな敷地面積ですからね。そんなことも含めてやっぱりもう少し検討してもらいたいなというふうに思いますけどね。  その辺なかなか一気にはいかんと、それは思います。5年先、あるいは10年計画でも立てて、やっぱり買収して、場合によっては強制執行でもやって買収するぐらいでもして、一帯を開発するというんか。やはりそれぐらいのあれはやらないとできひんと思いますね。民間の立ち退きを待ってたら。そのように思いますけどね。  そんなことで、一応、今後、なかなかほんま、今言うたように何十年もかかってるんですよ。だから、ただ要望だけ言っとったって、なかなか進みません、はっきり言うて。次の人、また入れかわり立ちかわりでしょう。職員も定年になっていく、次々かわっていくだけで全然進みません。  だから、そういう面でやはり思い切った計画、国の補助金ももらう計画をしてやってもらいたいというふうに思います。 ○(奥田委員) 私からは1点だけ質問させていただきます。  3−4の道路不正使用の件なんですけど、イタチごっこと言いますか、どこまで行ってもそうなのかもしれませんけれど、でもやはり市民のためにも、ある程度品位があるまちづくりが必要だと思っております。  そのような意味で、道路の不正使用の防止キャンペーンを取り組まれたということですが、その詳細と今後の取り組みの方向性について、市の考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○(田中管理課長) 道路の不正使用等の防止キャンペーンの詳細や今後の取り組みについてお答えいたします。  道路上に商品を陳列することや移動式看板を置くことは道路法により禁止されており、また、歩行者の安全性や回遊性も阻害していることから、本市といたしましては、適宜、指導をしております。  その一環として、毎年8月の道路ふれあい月間には、高槻警察や地元商業者など、多くの関係者と協働しながら、正しい道路利用について周知・啓発を図りつつ、また、継続的に取り組むことによって、徐々に理解が高まっております。  このようなことから、今後の取り組みの方向性といたしましては、継続的にこの周知・啓発活動を通じて、地元商業者や市民に対する理解と意識を高めることによって、中心市街地における歩行者の安全性や回遊性の向上に寄与するよう努めてまいります。  以上でございます。 ○(奥田委員) 何度質問しても、いつもこのような答えなんですけど、それはだめで、やはりもっと具体的に。  他市のところでは、1日2回、町内パトロール隊をつくって、1日2回の巡回をやるそうです。その中で、不正の看板とかを全部撤去する。あんまりのところには、お店のほうに出ていってもらうとか、そういうふうなことも決められているところがあると聞いております。  やはりまちづくりは、先ほど吉田委員のほうからございましたけど、長期的と、また目の前のことと、両方の取り組みがないとまちづくりは進まないと思うので、やはりこういった目先のことかもしれませんけど、本当に安全を確保する最低限の、町並みをよくするということは、大阪なんかでも取り組んでいると思いますので、どうかぜひ、市主導で働きかけないとなかなかできないと思います。1日2回とは申しませんが、せめて2日に1回、3日に1回ぐらいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  以上です。 ○(岡井委員) 私、3−5のバス出発時刻案内板の設置につきまして、1点ご質問します。  こちらには阪急高槻市駅とJR高槻駅北側のイメージ図を出していただいてますので理解したんですが、それぞれの駅の南側はどんなふうになっているのか、詳細にお答えいただけますでしょうか。 ○(三浦企画運輸課長) バス出発時刻案内板の設置に係ります阪急高槻市駅とJR高槻駅の南側部分の詳細についてでございますけれども、JR高槻駅の南側につきましては、改札を出まして、デッキへつながる場所の左側にございますエレベーターと上屋支柱の間に、高さ約2.6メートル、幅1.1メートルの箱型で据え置き式のディスプレーを設置するものでございます。  また、阪急高槻市駅についてでございますけれども、阪急電鉄等との協議の結果、駅北側につきましては、市バスの乗り場がありますことから、交通部が対応しておりますけれども、駅南側につきましては、京阪バスが対応することとなっておりまして、現在、設置に向けて検討中とお聞きしておるところでございます。  以上でございます。 ○(岡井委員) ありがとうございます。以前お聞きしたときに、JRの南側のほうは、エレベーターの横の上屋支柱に取りつけられるということで、少しイメージ的にも、ちょっと危険ではないかなという心配はしてるんですが、実際にこういったものが利便性が高まって、市民の方々がご利用されるときの効果ですね。  それこそ、コストと効果というふうになるかと思うんですけれども、こういった掲示板自身が本当に役立つというところら辺の効果測定を、今後つけた後にはしていただきたいなということと、やはり乗降客が多いという意味では、次に市内ではJRの摂津富田なんかも、それこそ市バスがダイレクトに大王の杜に連れてってくれるとか、北部の病院に行くとか、そういった利用者にとっては、こういったものというのは非常に重要かなというふうに思いますので、今後、こういった設置した以降の方向性みたいなものもしっかりと議論していただきたいというふうに要望させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○(野々上委員) 私からも同じ、バス出発時刻案内板ということなんですけど、ちょっと意見と要望だけにさせていただきたいんですけど、一言申し上げさせていただきます。  今、岡井委員からも質問がありまして、JRの南側、市バスと京阪で、阪急に関しては、南北に振る関係で、北側は市バス、南側の京阪に関しては検討中ということでご報告をいただきました。  それぞれのバス事業者からすると、本当に費用対効果ということで、それぞれの事情でつけたり、つけるのを検討されてたりということなんですけれども、いつも高槻のこういった、特にバスの交通政策で難しいなと思うところが、1つ、バス事業者として、高槻の公営交通は頑張ってられるわけなんですけれども、一方で、やはり市の全体の交通政策、公共交通政策という面からすると、ユーザーの方からすると、市バスだろうが京阪だろうが阪急だろうが、より便利に使えたらいいというわけで、やはりこういった案内板の統一性というのは、全部がそろってこそ、ユーザーの利便性というのが上がるかというふうに思います。  そういった意味からは、この交通結節点としての阪急高槻市駅というのは、つけるなら両方ともきっちりと、できれば一斉にやっていただくというのがユーザーからの目線だというふうに思います。  そういった点から、市交通部が調整されるのと、あと、都市づくりであったりとか交通政策を所管される部分が調整される分と、いろいろあるかと思いますけれども、ぜひその辺の市の全体像、交通政策全体像を見詰めた中で、特に今回に関しては、京阪バスとの調整になってくるというふうに思うんですけれども、前向きに設置に向けてしっかりと取り組んでいただきたいということを要望させていただきます。  以上です。 ○(岡田委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、富田駅周辺地区のまちづくりについてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは、案件4、富田駅周辺地区のまちづくりについて、前方のスクリーンを用いて説明をさせていただきます。  目次に示しております3項目について、ご報告をいたします。  初めに、項目1の取組方針ですが、本市では、平成21年4月に策定した富田地区交通まちづくり基本構想における3つの基本方針に基づき、地域の方々とともに、さまざまな取り組みを進めております。  次に、項目2の取組状況についてご説明します。  基本方針1、誰もが安全快適に歩けるみちづくりとして、1つ目には、都市計画道路富田芝生線の整備を推進しております。これは、清蓮寺から阪急富田東踏切までの延長335メートルにおいて、道路幅員を18メートルへと拡幅整備するものでございます。  整備スケジュールについては、平成23年度に事業認可を取得した後、用地取得を行いながら、実施設計を地元とも協議しながら進めております。  一方、用地取得の進捗状況を申し上げますと、あらゆる手段を尽くしたものの、一部の権利者といまだ連絡がとれず、協議を行うことができない状況にあるため、土地収用法に基づく裁決手続を申請しており、これに相当の時間を要するため、用地買収の完了を平成29年度を目途に進めてまいりたいと考えております。  また、工事につきましては、用地取得の状況を勘案しながら、平成30年度までの2か年で取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  用地取得の状況といたしましては、昨年12月末時点で約51%、この平成26年度末には約59%を予定しており、平成29年度末には全ての用地を取得できるよう、鋭意取り組んでまいります。  次に、市民協働のみちづくりでは、平成25年2月に、高槻市富田三丁目地区まちづくり協議会が本市に、「富田にふさわしい道路に関する提言書」を提出されたことを契機に取り組んでいるものでございます。  平成26年度においては、5月に協議会に対し、提言書に対する市の考え方について、2回目となる説明会を開催し、この12月には意見交換会を開催しております。  この意見交換会では、提言書の主な項目に対する市の考え方として、富田を特徴づける街路樹については、地域の維持管理面の協力をもとに、街路樹の選定を可能とする。また、歩道舗装の高質化については、富田の町をイメージした数パターンの素材や色調を提案するなど、市民が愛着を持てる魅力ある道づくりに向け、複数の選択肢を用意しました。  これらの提案に対する協議会の意見としまして、富田を特徴づける街路樹では、落ち葉清掃等は地域が積極的に取り組む。また、歩道舗装の高質化では、誘導ブロックの色は障がい者団体の理解を得て、歴史のある町並みにふさわしいグレー色としてほしいなどがございました。  これからも引き続き、沿道関係者と意見交換を重ねながら整備内容を取りまとめて、工事着手に向けて取り組んでまいります。  続いて、基本方針1の2つ目、JR〜阪急間の不法駐輪対策でございます。  この取り組みは、歩行者の安全・安心な回遊に資するよう、民間活力を利用して適正な駐輪を誘導することを目的としております。  その概要は、富田商業振興会が、管理しているJR摂津富田駅南側駐車場の一部に、ラック式駐輪機等を設置されようとするものです。同会では、周辺の自転車駐車場に配慮した料金設定や、商店街利用者のための一定時間無料サービス券の導入などを検討されています。  これにあわせて、放置自転車の誘導や駐輪マナーの啓発については、駅間を考える専門部会が主体となって実施することを検討されています。  この取り組み状況としましては、昨年9月より関係者で協議を開始され、この春にはラック式駐輪機を設置される予定とのことでございます。  続いて、基本方針2、駅周辺の賑わいと活力のあるまちづくりの1つ目、富田芝生線沿道のまちづくりでございます。  まず、良好な景観とにぎわいのあるまちなみ再生については、本市としても協議会が取り組む活動に対して支援をしているところでございます。  この取り組み状況ですが、まちづくりでは、協議会が個別建てかえで速やかに生活再建を図りつつ、まちの魅力向上に向けて取り組むという方向性を整理され、道路事業の用地取得状況に応じ、関係者が建物の再建を開始されています。  また、「まちなみのルールづくり」では、協議会活動をもとに、まちなみルールのたたき台を理事会が作成し、その周知に取り組まれております。  これらを踏まえ、今後の展開としましては、富田らしい町並みを演出する「しつらえづくり」の推進や、まちなみルールのうち、マナーに関するたたき台の内容を周知しながら、良好な景観とにぎわいある町並みの維持に対する意識を高めるなど、沿道関係者が一体となった活動を推進してまいります。  なお、詳細は、参考資料として添付しておりますニュースレターにございますので、ご参照願います。  次に、市街路灯を利用したにぎわい創出の検討でございます。  この目的は、新たに整備される富田芝生線沿道において、にぎわいある景観形成と地域活動を促進するため、市街路灯を利用したバナー広告を活用しようとするものでございます。  主な経過としましては、昨年4月に高槻市屋外広告物条例を改正したことを契機として、12月に協議会、富田商業協同組合、本市の3者で、今後の進め方について協議を行ったところでございます。  続いて、基本方針2の2つ目、JR〜阪急間のにぎわい創出に向けた取組では、富田駅間水まつりとして、駅間を考える専門部会が、酒づくりを初め、富田を象徴する良質な水を通じ、地域の魅力をPRするため、昨年4月に初めて開催されました。  当日は、酒蔵の井戸水と水道水の飲み比べなどにより、歴史や文化の継承に向けた意識啓発などに取り組まれ、今後もこの取り組みを継続されるとのことです。  続きまして、基本方針3、歴史資源を活かしたまちづくりとして、歴史的なまちなみの継承に向けた取組でございます。  まず、地域資源の活用では、灯露まつりとして、歴史文化専門部会が歴史資源が豊富な富田の魅力をPRすることを目的として、昨年10月に開催され、今回で5回目となります。  当日は、本照寺と三輪神社において灯ろうを点灯するなど、多くの市民に対して富田のよさを積極的にPRされております。  次に、富田らしいまちなみの保全意識の向上では、歴史文化専門部会が、「富田地区まちなみ作法集」をもとにした意識調査を通じ、富田の歴史的な町並みをPRされています。  意識調査の主な結果ですが、平成24年度の調査に比べ、全体的に歴史的な町並みに対する意識向上が伺えるほか、「通りの板塀が周囲と調和」や「壁の焼き杉板に趣がある」といった、建物のしつらえに関する項目が特に向上しております。  これを踏まえ、今後は富田らしい歴史的な町並み景観の形成に向け、地域が主体となったしつらえづくりについて検討を進めてまいります。  最後に、項目3の今後の取組についてご説明します。  今後も引き続き、まちづくり基本構想に沿った具体的な取り組みを促進するため、平成27年度基本方針1では、富田芝生線の整備など、基本方針2では、富田芝生線の供用を見据えた良好な景観形成とにぎわいづくりに向けた取り組みの支援など、基本方針3では、地域が主体となったしつらえづくりの検討など、それぞれ行ってまいります。  これらの取り組みにより、「富田地区の特性を活かしたにぎわいと趣きのある都市拠点の形成」を目指してまいります。  以上で、案件4の説明を終わらせていただきます。ご審議をよろしくお願い申し上げます。 ○(岡田委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(笹内委員) 私からは、4−4にありますJRから阪急間の不法駐輪対策について質問させていただきたいと思います。  富田地区交通まちづくり基本構想に位置づけられた施策を着実に進められていることにつきましては、今の報告で理解ができました。  しかしながら、JR摂津富田駅から阪急富田駅の間は、新規店舗も増加していることもあって、一定のにぎわいもありますけれども、これにあわせて、放置自転車も増加していると思います。  歩行者の安全性が課題となっており、早急な解決策が必要と考えますが、今回の不法駐輪対策に至った経過について、詳しくお聞かせください。  以上、1問目です。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 笹内委員のJRから阪急間の不法駐輪対策の経過についてご答弁いたします。
     まず、当区間における朝の不法駐輪状況や、民間駐輪場の利用状況を鑑みますと、通勤・通学における駐輪需要に対しては、一定、充足していると考えております。  しかしながら、日中や夜間の状況を鑑みますと、買い物や飲食などを目的とした短期間の駐輪によって、歩行者の安全性低下などの問題が生じているものと考えております。  このようなことから、JR高槻駅南側でのラック式駐輪機の設置事例を参考に、地元商業者とされては、買い物などによる自転車利用者の利便性向上と良好な歩行空間の確保を目的として、本日お示ししております不法駐輪対策の検討に取り組まれていると認識しております。  以上でございます。 ○(笹内委員) 答弁ありがとうございます。今回の不法駐輪対策に至った経緯につきましてはよくわかりました。  説明では、ラック式駐輪機とあわせて、バイク用駐輪機が設置されているようですが、それぞれどれぐらいの台数をとめることができるのでしょうか。  また、JR高槻駅周辺のバイク用駐輪機には、50ccまでしかとめられないため、市民の皆様から90ccや125ccのバイクも駐輪できるようにしてほしいという声がよく要望としてお聞きをしております。今回設置を設定されています場所ですけども、どのように考えておられるんでしょうか。お伺いをいたします。  以上、2問目です。 ○(戸田都市づくり推進課主査) 2問目のご質問についてお答えいたします。  地元商業者とされては、合計150台の駐輪スペースを確保される予定とのことで、その内訳は、自転車用が135台、バイク用が15台とのことです。  この確保される駐輪台数は、周辺の不法駐輪台数をカウントした結果をベースに計画されたものと伺っております。  このうち、バイク用駐輪機については、原動機付自転車を想定しておられますが、ご質問にある大きさのバイクにつきましても駐車が可能となる構造を検討されていると伺っております。  以上でございます。 ○(笹内委員) 駐輪場は一旦運用開始しますと、運用後に設置場所を変えたりとか変更、また、設置台数を変更するというのは非常に困難と想像できます。商業者にとっても利用者にとっても、非常に後で困る、そういったことが考えられますので、商業者の方々が中心となって進められていることはよく理解をしてるのですけれども、ぜひ市の方々も検討の場に参画していただきまして、慎重に進めていくことで、その結果、市民の方々に喜ばれるような結果が得られると思いますので、積極的に参加していただきたいと要望いたしまして、質問を終わります。  以上です。 ○(岡井委員) 私は、2点ご質問させていただきたいというふうに思います。  1点目が、4−1にあります取り組み方針ですね。これは、平成21年4月に策定されたということで、先ほどからもご報告があったというふうに思うんですけれども、ただいま富田芝生線の整備に向けて、本当に富田地域、皆さん、住民の方々も盛り上がって取り組みをされてる最中なんですが、やはりここに書かれてありますこの時点でも、JRのガード下の安全対策ということで最優先というふうに書かれてあります。  富田の皆さん、まちづくりを進めていくときに、盛り上がれば盛り上がるほど、このJRアンダーが富田全体を分断してるんだと、この問題を本当にどう解決していったらいいんだというのを、皆さん本当に口にされるんですね。  この間、やはり先ほど市長からありましたが、要望していただいたり、あと、当時、高槻市選出の府議会議員さんやら建設環境委員の皆さん方が大阪府に要望されたりといった経過もございますが、実際、高槻市としてこのJRアンダーに関しまして、例えば高さ制限があるにもかかわらず、171号から入ってこられた大型が突っ込みまして、大きな事故にはなっていないけれども、交通渋滞を巻き起こすといったような事実についてはどれぐらい把握されてるのかということと、また、先ほどお話ししました市長、皆さんが要望していただいてるけれども、大阪府とか国は、具体的には本当にこの問題の解決にどのように取り組んでいただこうとしてるのかということ、何が本当に一番、この整備に関してストップさせているものは何なのかというふうなことを1点目にお伺いしたいのと、2点目は、ただいま、先ほどお話ししました富田芝生線の改良に伴って取り組みが進められてて、それこそ今、富田の商店街、特に南側、先ほどのご報告にもありましたように、工事が進んで空き地が出現し始めてます。  この4−8にあります駅南の富田芝生線沿道地域における富田らしいにぎわいと趣のある町並みの再生というところら辺で、今後、取り組みを進めていただくんですが、やはり見た目に当面、やっぱり店舗が減って空き地がふえる、これを今後、富田らしいにぎわいという、そのにぎわいですね。こちらに関しては、この間、行政としても非常にご努力いただいてるんですが、この道を広げるに当たって、再度、にぎわいを見せるというところら辺については、行政としてはどのように支援していただけるのか、この2点についてお伺いしたいというふうに思います。 ○(松永道路課長) まず、1点目のJRアンダー部についてのお尋ねについて答弁させていただきます。  高さ制限による立ち往生事案については、警察、大阪府、JR西日本に確認したところ、集計していないとのことでしたが、年間数件発生していると聞き及んでおり、歩行者の安全性や自動車の円滑な走行に課題を抱えていることは認識しておりますが、抜本的な解決には富田奈佐原線の整備が不可欠であると考えております。  このため、管理者である大阪府には、これまでも早期整備を要請しており、富田奈佐原線においては、四中横から国道171号との交差部における改良に現在取り組んでおられ、JRアンダー部分についても改良の必要性は認識されているものの課題が多く、その解決方策を見出せない状況でございます。  今後も、大阪府には機会あるごとに整備を要請するとともに、課題解決の方策を探ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 都市計画道路富田芝生線沿道のにぎわいあるまちづくりに向けた本市の取り組み状況についてご答弁させていただきます。  現在、本市では良好な景観とにぎわいある町並み再生に向けて、事業協力者の方々に対して、しつらえづくりやまちなみルールづくりの必要性について、周知・啓発を重ねることで、より高質な商業空間としての生活再建が図られるように誘導しつつ、残地の情報提供による近隣での店舗再建を促すなど、さまざまな取り組みを鋭意進めているところでございます。  あわせまして、短期的には、当該区間が商店街であることを鑑み、買い物や飲食などのご利用者がご不便とならないように、仮店舗として営業可能な近隣での借地・借家物件の紹介を通じて、商業者とともにこれまで同様のにぎわいづくりに努めているところでございます。  以上でございます。 ○(岡井委員) ありがとうございました。JRアンダーにつきましては、いつご質問してもなかなか難しい課題がたくさんあるというふうなお答えをいただいてるんですが、本当に地域の皆さんにしたら、もう自分たちが本当に、国でも府でも言いに行きたいというぐらい、本当に皆さん、ここ何十年、あのアンダーが、誰かがたくさん亡くならんとしてくれへんのかというぐらい、皆さんもういら立ってはるんですね。  それこそ、ポテンシャルの高い富田を目指してても、あれで阻まれることによって、例えば、先ほどからいろいろ高槻では進められている観光につきましても、なかなかダイレクトに171号から富田の地にいざなえないというふうなこともありますし、やはりこの問題というのは、余りにも私自身も、もう何十年と見てきてるので、時間が本当にかかり過ぎてて、先ほど、市長のご挨拶にもありましたが、莫大な予算がかかるというのは重々存じ上げているところですが、やはりあの部分につきまして、どうにか、何か形が違っていけるものを見たいというところが、本当に皆さんの思いがありまして、どうしてもこれにつきましては、一刻も早く取り組んでいただきたいなと。  先ほどご答弁にありました、それこそ第四中学校の運動場を削って府道にし、歩道を広げということで整備していただいているんですが、やはりその先の道が整備されない。171号から入ってこられたときに、既にそこは通れませんよと、この高さでは通れませんよというふうな案内もつけてほしいというのもいろいろ聞いてまして、これは市というか府のお仕事だというふうには思うんですけども、これにつきましては、本当にもうにっちもさっちもいかない状況というのが、もう皆さん感じておられますので、ぜひともこれはお願いしたいというふうに思います。  あと、2点目の富田芝生線なんですが、もう今、富田の町の方々は、この夏にでも道がつくように思ってられるんですね。といいますのは、もうお店がこの3月で終わると。あのお店もこのお店も3月で終わるというふうなことがあって、それこそ皆さんご存じでないかもしれませんけど、あるお店に関しては、それこそお盆やお正月といったら、2時間ぐらい待たないと買えないお店があって、そこがなくなるということだけでも皆さん、もう動揺が走ってまして。  そんな店がなくなるんやったら、もう道が広うなんねやろなというふうなことをおっしゃってるんですが、先ほどのご報告だと、後3年はかかるということになりますと、やはり商店街ですので、物販のお店がなくなっていくというのは、本当ににぎわいが保てるのかというところら辺があります。  土地を確保されて、今、空き地がいっぱいできてますけども、それが、例えば3年間そのままでされるのか、やはりそれは今、富田三丁目地区まちづくり協議会さんなんかも非常に努力されてて、いろんなイベント等もされてるんですけども、そういったものとか、地域のにぎわいを創出しているところに何か貸し出したりとか、皆さんが集えるようなことを考えられないものなのかとか、いろいろと思います。  それこそ、この夏や冬にはできるような道であれば心配はいたしませんが、後3年間あの状況で、パラパラとお店があるというふうなところら辺でいきますと、せっかく行政のほうがにぎわいを見せると、バスも通していただくというふうな計画を立ててるにもかかわらず、地域住民から言うと、そこまで道を広げてどうすんのやというふうな、またこんな声も聞こえかねないので、そういった意味におきましては、きょうご報告していただいた、少し時間のかかるというところら辺で言いますと、もう少し具体に支援していただくことを要望して、質問を終わります。 ○(濱田市長) JRアンダー部分については、私も同感でございまして、これは事あるごとに、機会あるごとに大阪府には強く要望しているところでありまして、大阪府のほうも、今答弁にありましたように、課題について、必要性については認識をしていることはもう間違いないんですけども、なかなか府の財政事情もあって、目に見える形で今、進んでないところですけれども、今後とも私が先頭に立ちまして、しっかりと要望を粘り強く続けていきたいというふうに思っておりますので、どうぞご理解のほう、よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○(奥田委員) ほとんどの部分を岡井委員が言ってくださったのであれなんですけど、駅中の安全に関しまして、笹内委員のほうからありましたけれども、私は、皆さんご存じかもしれませんが、阪急踏切の真横に居酒屋さんができました。あの居酒屋さんができたことによって、自転車の不法駐輪がぐんとふえました。  居酒屋さんにいらっしゃる方がほとんどなんですけども、私は、居酒屋さんができるときに、市がどうしてもうちょっと手を打たなかったのかというのが1点と、居酒屋さんがもしも下がるのが嫌やと言いはるんだったら、ここの自転車は置けませんよと、強制的に取りますよというぐらいの姿勢がないと、私はいけないと思うんですね。そこの居酒屋さんは、安くてとても人気があるんです。本当に昼間から満杯なんですね。  それで、その中で、やっぱり市の姿勢って私はとても大事だと思うんです。安心にしてもにぎわいにしても、市としてのどういうスタンスで行くかという姿勢を決められないと、先ほどの高槻の南もそうですが、この富田の町もそうだと思います。そういった面で、きちっと市の姿勢をもう一度話して、揺るがないところは揺るがないと。  にぎわいは、今村のお肉屋さんもそうですけれども、個人名を出して申しわけない、本当にそうなんです。ショックなんです、私も。あれほどの安くておいしいところがなくなるということはショックなんですけど、そうでなくて、にぎわいというのと都市整備との兼ね合い、これもとても重要だと思うので、ぜひその辺も、ただ単に道が広くなって安全だけではなくて、にぎわいが創出できるような、その方向をもう一度検討し直す必要があるなと私は思っております。  そういうことで、ぜひ、市の姿勢をもう一度、基本から私は決めていただいて、私たちに教えていただければと考えております。よろしくお願いいたします。 ○(岡田委員長) ただ、飲酒の自転車はだめだと思いますので、もう少しやっぱり市の毅然とした態度をお願いしたいと思います。 ○(久保隆夫委員) これ、濱田市長に何ぼ言うても、限界ですよ。大阪の府会議員さん、5人おるんやから。ここへ5人呼んできて、参考人で。しっかりしてもらわないかん、こんなもん。市長に何ぼ言うても、市長かて気の毒や。岡田委員、府会議員にちゃんと言うとかな。 ○(岡田委員長) 質疑は尽きたようです。  ここで、各委員にお諮りします。  今期の市議会議員の任期が本年4月末をもって満了するため、今日までの審査経過の概要については、来る3月定例会で報告を行うことになっておりますが、この委員会報告書の作成については、委員長に一任願いたいと思います。異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岡田委員長) 異議なしと認めます。  したがいまして、委員会報告書は委員長が作成します。  これで、任期最後の委員会ですので、正副委員長として一言ご挨拶を申し上げます。  各委員におかれましては、昨年5月以来、本特別委員会に付託されました審査事件につきまして、鋭意、慎重にご審議を賜り、おかげをもちまして、無事に任務を果たすことができました。ここに、正副委員長として皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。  では、以上で本特別委員会を散会します。    〔午後 3時59分 散会〕  委 員 長...