年金額は、
生活保護基準ぎりぎりという方、こういう方がどうして払えるとお考えでしょうか、この
保険料を。
○(
西岡健康福祉部長) それぞれの世帯につきましてどういう形で払われるかというのはあれなんですけれども、我々としましては、市として
保険料をできるだけ抑えるために今回も基金9億円を全額、これは第5期もそうでしたけれども、第6期につきましても全額取り崩しまして、被
保険者の
保険料が少しでも低くなるように設定したつもりでございます。第6期の
保険料につきまして、他市の比較も我々しておりますけれども、非常に府下の中でも低いほうに位置づけられるということは考えております。
ただ、先ほども申しましたけど、保険という制度の中で、これは皆さんが
一定相応の負担をしていただくということで成り立っておりますので、これもある意味、国の
社会保障全体を取り巻くいろんな問題がございますけれども、これについてはやはり我々としては法の中で適正にやっていくべきものだというふうに考えておりますし、市民の方にもご理解いただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○(
強田委員) 私は、やはり国が今回先延ばしにしたというところが問題だと思うんですけれども、市は市なりに今でも基金を取り崩したりとかされて努力はされているのはわかってるんですけれども、ただやはり現行、第1段階と特例第3段階、今後の第3段階の人はやはり大変な世帯だと思うので、ぜひそこは何とかもっと努力をして国がしないところですけれども、ぜひ市がやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
○(
藤田委員) 詳しい内容はなかなかわかりにくいんですけれども、先ほどの2-4の
介護基盤の整備で、特養はこれ26年度の現状から29年度、そんなに変わらないんですね。ちょっとふえるぐらいですね。これも団塊の世代を含めて、一番ピークへ向いて動いていく中で特養ももっとふやしてほしいと。それぞれかけもちで申請をしている人もたくさんおられると。入れないという部分もあります。
その下の今の問題も含めて世間の話題も含めて出てますが、
認知症対応、これね。これが図面の数値を見ていくと、現状、平成26年度から29年度、3年間の経緯の中で85床はふえると。85床は確かにふえますけれども、新設が5か所、25から30か所になるので5か所ふえて、既存のところはもうほとんど4床ぐらいしかふえない。これから国も含めて毎日の新聞の報道も含めて、
認知症の人がどんどん出てきよるということで、この
説明資料の46、47ページに
認知症に対する対応をいろいろ書いてはいただいておりますけれども、85床ふやすぐらいで対応できるのかなと思います。
きょうも朝
ニュースを見ましたけれども、私が誰かわからないと言って犯罪を犯した
ニュースも出ておりましたけれども、7年間わからない。最後、
刑事事件を起こして、それで私を調べてくださいと。どこの人間かわからないと、そういう部分もありましてその人は
若年関係でしたけど、このぐらいで高槻は対応できるんでしょうか。国の考え方も含めてそれをおろしてきて。ちょっとその辺の答弁を。
○(
國只介護保険課長) 今のご質問でございますが、
基盤整備ということで、まず1点目の
特別養護老人ホームの
待機者に対します解消に向けての整備でございます。
一応、
待機者待ちの解消に向けましては、26年度の整備におきまして、今8ページにございます基盤の中の一番下でございますが、
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、通称、
小規模特養でございます。こちらのほうが26年度に3施設87人分が整備され、27年度に改正されるということ等を含めまして、現行の
特別養護老人ホームで、ショートで稼働率の低い部屋を
特別養護老人ホームに転換するということで、45床確保してまいります。これに伴いまして、現状の各
特別養護老人ホームと
小規模特養等に対しまして調査・照会等をかけました結果、ある一定の、開所に向けた
整備計画を今回作成しておりますので、よろしくお願いいたします。
次に2点目の
認知症対応型共同生活介護につきましては、26年度に3施設、54人分を整備いたしまして、こちらが27年度から開所をするということと、
グループホームに対しましても状況等の調査等をした結果に基づきまして、今回、第6期、3年間におきまして85床の部屋数を整備することによって一定の対応ができるというふうに考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○(
藤田委員) 計算を含めて現状から一定のはじいた部分では、今はこれでいけるという答弁ですけれども、相当な団塊の世代以降の方で、
認知症部分で急激にいろいろと変化が出てきております。机上と現実とは食い違ってくる部分があるからこそ、いろいろと
ニュースソースが出てくるわけでありますので、その辺はどっちかというと普通に対応できるというんじゃなくて、余分なことはしなくていいと思いますけど、ある程度、キャパを若干上回るぐらいの方向性の指針で動いていかないと、それは
介護保険との関係もありますけど、その辺の計算の関係もありますけれども、やっぱり進めていかないとできないという部分はあるんではないかと思います。
またそういう施設へ入れればいいですけど、やっぱり先立つものも含めて
介護保険だけでは対応できない部分がありますので、高槻、どこもそうでしょうけれども、今から20年ぐらい前やったら
企業戦士で活発に動いてた人がリタイアした後、高槻でもどこでもそうだと思いますけど、あっちのほうの北部で見ても、やっぱり老老介護ですよ、ほとんど。私のところでも85、83歳ぐらいを2人抱えて、もう一日中面倒を見ないといけないと。私見てるわけではないんですけどね。そういう状況の中で、言葉は悪いけどぼけもきてるし、そういう部分も含めて、考え方を切りかえて動ける方はいいですけど、動けない人はやっぱり
それなりに悩みながらやってると思うんですね。そういう部分では、机上だけではなくて、現状を含めて、しっかりと推移を含めて見ながら対応していっていただきたいなと思います。要望しておきます。
○(
岡田委員) 現実と、今おっしゃったギャップですね。ここの中にも
認知症の方々ということも現実に起きてますし、
成年後見制度がそのためにあるんじゃないのとかいろんなことを思いますし、その前に
強田委員がおっしゃった低
所得者と言えども、
それなりに
相談窓口というのがあって、個別の対応で市は厚く相談に乗っていただいているとは思うんですけれども、現実、私の近くで1か月間に2人の
孤独死、2名ですね。1人は行方不明っていうのが現実あるんですね。そうすると、そこにかかわったスタッフは警察からも何からもひどい目に遭ってると、もうやる気が潰れるほどです。
それと、行方不明の方が見つかったかどうかも――見つかりましたか。耳に届いてますか――この現状が、これが当たり前になって、周りでもっと
孤独死がふえていく。そのために例えば、
キーパーソンがいらして声を上げている。あるいは近所での見守り、
地域支援で、それは行政はそうおっしゃいますけれども、現実に
孤独死になってらっしゃるんですね。地域で見守れ、見守れといっても一々全部、私らも介護をしている中で、よその家まで全部ノックして回るわけにもいかない。そこのところがもう本当に波のようにわっと現実にもう来るべくして来てるわけですよね。
そこのところのことで、やっぱり私はいろんな名前をつけようと総合的には最後には行政の方々が個別の
相談窓口っていう形で聞いてあげていただきたいな、そのご苦労を聞いてあげていただきたいなと。私自身もそれで病気になっていますので。そこのところも踏まえて。
それと
成年後見制度も、いらんことまで受けたくないこれ以上、しんどいのにということもあるというので、ここに載っていますけれども、この
成年後見制度も全ての施設に入所する場合に必要なんですね。どなたが
キーパーソンですかっていうことで。あるいは
成年後見人、なんかがあった時には、じゃどなたですかと。判断ですね。それが必要なんですけど、
成年後見制度っていうこともつくられてもう随分たってますけれども、本市ではちゃんと稼働できているのか。
それからこれだけの施設の中で、といっても施設をやっぱり建てるのは経費がかかります。もうちょっとオープンな、
ホームシェア的なものも、もっと考えていけばいいと思うんですけれども、人の命ですので簡単にそこのところはいろんな法を踏み越えねばいけないと思うんですけれども、
ホームシェアもやっぱり考えながら、ひとりで過ごすのって結構寂しいもんなんですね。だから、
孤独死を考えると寂しいと思いますし、これがでも今現状なので、それに対して本市独特の
ホームシェアみたいな形のものに対して、常に近所の人、ご近所はご近所で、自助、共助でっていうことはわかるんですけれども、その上にはちゃんと市が見守ってくださってるっていう姿が、やっぱりそうやって生きていく人間たちの励ましに、私たちの励ましになるんじゃないかなと思います。それは保健所も含めて、やっぱり皆さんがそういう気持ちでかかわっていただかないと、全てを家族に押しつけるのも、また全てをそうしちゃうと今度は働けないということがありますよね。
これは保育所、子どもの子育て支援もそうですよね。お母さんに働いてもらうためにとか働き手を得るためにということが必要なので、ここのところを先ほど
強田委員がおっしゃった件も、個別ではやっぱり今も行政が相談に乗ってくださってますけれども、さらにやっぱり少し踏み込んで相談に乗って、行方不明の方も実はいろんな金銭問題をお持ちでした。そこのところも考えて、生保も受けながらいろいろあるんですね。また難しいとは思うんですけれども、昔の方はやっぱりたんす預金とかっていうお金はありながら生保を受けてあるっていうことも現実に、昔の方のほうがかえってお金をお持ちかもしれないっていう気もします。そこのところもやっぱり個人では共助とか言われても、近所の人がそこまでは入り込めませんので、ぜひ行政の方の心ある対応でぜひ協力してほしいなと思います。要望です。
○(
吉田稔弘委員長) 質問は尽きたようです。
以上をもちまして、本
委員会協議会を散会します。
〔午前10時35分 散会〕
委 員 長...