高槻市議会 2009-12-03
平成21年第5回定例会(第2日12月 3日)
平成21年第5回定例会(第2日12月 3日) 平成21年第5回
高槻市議会定例会会議録
平成21年12月3日(木曜日)
日程第 1
会議録署名議員の指名について
日程第 2 議案第 95号
附属機関に関する条例中一部改正について
日程第 3 議案第 96号
高槻市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償
等に関する条例中一部改正について
日程第 4 議案第 97号 高槻市
都市公園条例中一部改正について
日程第 5 議案第 98号 高槻市
手数料条例中一部改正について
日程第 6 議案第 99号
給水区域外の給水に関する協議について
日程第 7 議案第100号 町の区域の変更について
日程第 8 議案第101号 平成21年度高槻市
一般会計補正予算(第6号)につ
いて
日程第 9 議案第102号 平成21年度高槻市
駐車場特別会計補正予算(第1号
)について
日程第10 議案第103号 平成21年度高槻市
国民健康保険特別会計補正予算(
第3号)について
日程第11 議案第104号 平成21年度高槻市財産区会計
補正予算(第1号)に
ついて
日程第12 議案第105号 平成21年度高槻市
自動車運送事業会計補正予算(第
3号)について
日程第13 議案第106号 平成21年度高槻市
水道事業会計補正予算(第3号)
について
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〇本日の会議に付した事件
日程第1から日程第13まで
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〇
出席議員(34人)
1番 吉 田 忠 則 議 員 2番 吉 田 章 浩 議 員
3番 岡 糸 恵 議 員 4番 蔵 立 真 一 議 員
5番 太 田 貴 子 議 員 6番 川 口 洋 一 議 員
7番 野々上 愛 議 員 8番 宮 本 雄一郎 議 員
9番 強 田 純 子 議 員 10番 北 岡 隆 浩 議 員
11番 岡 田 みどり 議 員 12番 吉 田 稔 弘 議 員
13番 灰 垣 和 美 議 員 14番 奥 田 美智子 議 員
15番 山 口 重 雄 議 員 16番 橋 本 紀 子 議 員
17番 中 浜 実 議 員 18番 久 保 隆 議 員
19番 勝 原 和 久 議 員 20番 小 西 弘 泰 議 員
21番 三 本 登 議 員 22番 角 芳 春 議 員
23番 岩 為 俊 議 員 24番 藤 田 頼 夫 議 員
25番 稲 垣 芳 広 議 員 26番 岡 本 茂 議 員
27番 福 井 浩 二 議 員 28番 根 来 勝 利 議 員
29番 中 村 玲 子 議 員 30番 二 木 洋 子 議 員
32番 源 久 忠 仁 議 員 33番 久 保 隆 夫 議 員
34番 (欠 員) 35番 池 下 節 夫 議 員
36番 大 川 肇 議 員
〇
欠席議員(1人)
31番 小 野 貞 雄 議 員
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〇説明のため出席した者の職氏名
市長 奥 本 務 副市長 清 水 怜 一
副市長 石 井 克 尚
教育委員会委員長 間 石 成 人
教育長 一 瀬 武
自動車運送事業管理者 山 本 政 行
水道事業管理者 倉 橋 隆 男
政策統括監兼市長公室長 渡 邉 泰 之
総務部長 上 田 豊 喜
財務部長 乾 博
市民参画部長 徳 田 忠 昭
保健福祉部長 三 宅 清 道
子ども部長 古 村 保 夫
建設部長 馬 場 博 司
都市産業部長 小 林 守
環境部長 上 野 和 夫
会計管理者 森 塚 修 永
教育管理部長 四 宮 明 男
教育指導部長 山 岡 利 夫
地域教育監 春 本 一 裕
消防長 畑 宗 男
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〇
議会事務局出席職員氏名
事務局長 南 部 和 正
事務局次長 舟 木 正 志
議事課長 山 田 清 好 議事課副主幹 柳 田 雅 幸
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〇
会議録署名議員
28番 根 来 勝 利 議 員 29番 中 村 玲 子 議 員
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〔午前10時 0分 開議〕
○議長(
源久忠仁) おはようございます。
ただいまから平成21年第5回
高槻市議会定例会の本日の会議を開きます。
ただいまの
出席議員数は33人です。
小野貞雄議員から欠席届を受理しています。
したがって、会議は成立します。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、議長において
根来勝利議員及び
中村玲子議員を指名します。
次に、日程第2、議案第95号から日程第13、議案第106号に至る12件を一括議題とします。
以上12件については、去る11月30日の会議において、それぞれ提案理由の説明が終わっていますので、ただいまから順次、質疑に入ります。
まず、議案第95号
附属機関に関する条例中一部改正について。
○(
二木洋子議員) 本条例は、高槻市
総合計画審議会を設置するという条例ですけれども、これに関して幾つかお伺いいたします。
質疑の前に、
総合計画がどういうものか、今回、高槻市が準備を進められておられる
総合計画について、少し私なりの見解を申し上げさせていただきたいと思います。
総合計画というものは、
地方自治法第2条第4項に「市町村は、その事務を処理するに当たっては、議会の議決を経てその地域における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための
基本構想を定め、これに即して行うようにしなければならない」というものを根拠に策定されるもので、自治体のすべての計画の基本となる重要な計画です。
地方自治法に、この規定が盛り込まれたのは1969年です。約10年計画とされておりますから、以後、高槻市でも4回、
総合計画が策定されてきました。
次期総合計画は第5次になりますが、2011年からの10年間の第5次
総合計画策定のために、今回、
総合計画審議会を設置し、委員の報酬を9,100円とする
条例提案の内容です。
第5次
総合計画につきましては、6月議会の
総務消防委員会協議会で、新
総合計画等の策定にかかわる
基礎調査等の報告書、及び第5次高槻市
総合計画策定指針が報告されています。
指針の中では、計画の視点として4つ挙げられておりまして、高槻の特徴を生かした創造性のある
まちづくりの推進、住み訪れたいと望むような魅力ある
まちづくりの推進、市民、事業者、行政との適切な役割分担による地域の活力を引き出す
まちづくりの推進、積極的かつ持続可能な行政運営の推進という4つの視点です。
報告書、指針を読ませていただきまして、従来の
総合計画とは異なる今回の
総合計画の特徴として、私は4つ感じました。
その1つは、この
総合計画が
通称高槻市
総合戦略プランとすること。つまり、簡潔な戦略的な計画にするというものです。したがって、重点分野の絞り込みや
優先順位等の検討がうたわれておりました。2つ目は、3層構造、いわゆる
総合計画は
基本構想、
基本計画、
実施計画で構成されておりますけれども、簡潔で実効性のあるものを目指すということで、従来、
総合計画は一度つくると見直しがなかったわけですけれども、今回は
総合計画、
基本計画が、10年にかかわるものが途中で見直される含みがあるように書かれておりました。3つ目は、市民にわかりやすい計画の
進行管理を行うために、具体的な成果指標を設定する検討が必要であるとも書かれておりました。4つ目ですが、
市民参加、
職員参加の工夫の必要性がうたわれていることでした。これは計画を実効性あるものにするための工夫だと思います。
そこで、このような報告書及び指針の結果を踏まえまして、
審議会設置に当たり、まず5点質問させていただきたいと思います。
1点目ですけれども、
総合計画審議会は
総合計画の重要事項について調査、審議するとなっておりますけれども、具体的にどのような事項を調査、審議するのでしょうか、伺います。
2点目ですけれども、指針の中でも書かれておりましたが、これまで庁内の中で
総合計画策定委員会、
戦略検討委員会、事務局を設置して検討してきたとありますが、それぞれどのような組織なのか、これまでの
取り組み経過をお示しください。
3点目ですが、
総合計画審議会の
メンバー構成です。大体何人なのか、どのような
メンバー構成を考えておられるのか伺います。これは
補正予算の中でも報酬として54万6,000円計上されておりました。
4点目ですけれども、
総合計画策定までの今後の
スケジュールはどうなっているのか伺います。
5点目ですが、指針の策定の趣旨の中では、策定に当たっては幅広い世代の
市民参加のもと、簡潔でわかりやすく、かつ実効性のある戦略的な計画を策定します、とありました。幅広い世代の
市民参加のもとというのは、非常に重要な提起だと思いますけれども、これはどのように考えればいいのか伺います。
以上5点、よろしくお願いいたします。
○
政策統括監兼市長公室長(
渡邉泰之) ただいまの
二木議員の質問に対してお答えいたします。
まず1点目の、審議会の
調査審議事項についてでございますが、新
総合計画は第4次
総合計画と同様に、
基本構想、
基本計画、
実施計画の3層で構成する予定ですが、
基本構想は市民や
事業者等とともに目指すべき将来都市像を示すもので、
基本計画は
基本構想を実現していくための施策の基本的な方向を体系的に示すものです。
実施計画は、
基本計画を受けて市が実施する事業、施策を示す短期の
行政計画でございます。
総合計画は市の
各種計画の中で最上位に
位置づけられる重要な計画でありまして、今後の10年、どのような
まちづくりを行うかを示すものでございます。また、
基本構想、
基本計画は
総合計画の中核をなす重要なものであり、審議会においてご審議いただくものと考えております。
2点目の、庁内の
取り組みにつきましては、市長を委員長に、副市長や部長等で構成する
総合計画策定委員会を設置し、その下に
次長級職員で構成する
戦略検討委員会、次長級・
課長級職員で構成する幹事会を、また
戦略検討委員会のもとに
若手職員で構成する
ワーキングチームを設置し、
行政素案の作成を進めているところでございます。4月から11月末までの活動状況としましては、
総合計画策定委員会を2回、
戦略検討委員会を4回、幹事会を4回、
ワーキングチームを9回開催しております。
次に、3点目の、
総合計画審議会の
メンバー構成につきましては、現在、検討中でございますが、
市議会議員、
学識経験者、
関係団体の役員、市民などで構成する、前回の審議会と同様の規模の審議会を考えております。
4点目、今後の
スケジュールでございますが、
総合計画審議会設置に係る
附属機関に関する条例の一部改正をご議決いただきましたら、来年の2月中に第1回
総合計画審議会を開催し、
総合計画案について諮問する予定でございます。
総合計画審議会では、
基本構想と
基本計画について調査、審議の上、答申をいただきましたら、
パブリックコメント手続を経て、
総合計画案として来年の12月議会に上程する予定にしております。
5点目の、
策定指針における幅広い世代の
市民参加の意味につきましては、現在の市の人口構成から、
市民参加においても人口の多い世代に偏りがちになるため、可能な限り、子どもから高齢者まで、きめ細かくニーズや意見等を把握することが必要であると考えているためでございます。
以上でございます。
○(
二木洋子議員) まず、審議会は、
基本構想、
基本計画について調査、審議をするということで、今、庁内でのこれまでの
取り組みをご紹介いただきましたが、審議会では庁内で検討された構想等、
基本計画について
行政素案を審議してもらって答申をもらう、そして
パブリックコメントをとって、来年12月議会で議決ということを考えておられるということがわかりました。
前回も非常に期間が短くて、いろいろ意見が出たわけですけれども、今回も2月に発足して12月に議決ということになりますと、
パブリックコメントは大体1か月かかりますから、逆算していきますと、大体8月末までには答申をもらわないと、
パブリックコメント実施で12月議会にかけるということはできないというふうに思います。そうすると、2月から8月ぐらいまでのわずか6か月で、この構想と計画を議論していただかなきゃいけないということで、私は非常に厳しい
スケジュールだなというふうに思っています。
そういう中で審議をするわけですから、当然のことながら、審議会の委員の
メンバー構成というのは非常に重要なものだというふうに思いますし、計画の特徴の中に
市民参加が大きくうたわれておりますから、この
総合計画審議会の委員の選任に当たっても、その
市民参加をどう保障するかということは、非常に重要だというふうに思います。
そこで、2点目にお伺いしたいんですけれども、じゃ、その審議会の中に、今、市民も考えているというふうに言われましたけれども、恐らく
関係団体の皆さんも市民としてお入りになるのかもしれませんが、やはり
市民公募というのも、私は非常に重要な
市民参加の手法だというふうに思っていますけれども、そういうものも考えておられるのかどうか伺います。
2点目ですけれども、
審議会委員の選任のあり方についてです。私は、これは
市民参加を進めるためにということで、9月議会の一般質問の中でも、審議会の委員の選任の基準というものを随分市は早くからおつくりになっているにもかかわらず、それが遵守されていないことを指摘申し上げました。ぜひ、
総合計画の
審議会委員の選任に当たっても、この選任の基準を私は遵守していただきたいというふうに思います。多重兼務を避ける、あるいは長期在職を避ける、選任時には原則70歳以下、そして
女性委員、これは現在40%を目指すということになっておりますけれども、そういう
選任基準を遵守していただきたいですが、それについてのお考えを伺いたいと思います。
3点目なんですけれども、
市民参加の重要性をうたっておられるわけですから、審議会の委員に市民が参加していただくだけではなくて、私は、ほかにもいろいろ
市民参加についての手だてを講ずべきだというふうに考えておりますけれども、多くの世代が策定にかかわれることを保障するように、具体的にはどのような方策を考えておられるのか、伺っておきたいと思います。
以上です。
○
政策統括監兼市長公室長(
渡邉泰之)
二木議員の3点の質問に対してお答えいたします。
まず1点目の、
総合計画審議会の
市民委員につきましては、公募を予定しております。
2点目の、
審議会委員の選考に当たりましては、できる限り
選任基準を遵守するよう努めてまいります。
それから、3点目、
市民参加の手法につきましては、
市民意識調査や
パブリックコメント、
公募市民の登用、また、
コミュニティ市民会議や地域との懇談など、
市民参加に関する指針に基づき、きめ細かくニーズや意見等を把握するよう努めていくところでございます。
以上でございます。
○(
二木洋子議員) 3問目は要望にさせていただきたいと思いますけれども、公募の市民枠を考えていただいているということですよね。それは、私は当然のことだというふうに思います。
前回も
公募市民枠がありました、4人です。同じように30人の枠。今回も多分30人だと思いますけれども、30人の枠のうち4人が公募でした。多くの世代が策定にかかわれるようにということを皆さんはうたっておられるわけですから、これは4人ということではなくて、せめて6人、あるいはもっとふやすという枠で、公募の枠をぜひともふやしていただきたいというふうに私は思います。
重ねて、公募がたくさんあった場合に、どの方を選ぶのかということについては、高槻市はこれといったルールが今、策定されておりません。したがいまして、今までも
公募委員の選び方について、原課にお伺いしますと、各原課によって選任の基準が随分違うんですね。ぜひともそこは公正さの担保というのが非常に大事ですから、他市のような形で職員はかかわらずに、
学識経験者あるいは第三者の方に選んでいただくというのが、一番透明性が担保されるというふうに思いますので、その選任の仕方ということについても、ぜひとも考慮していただきたいということをお願いしておきたいと私は思います。
それから、選考に当たっては、
選任基準を遵守するというご答弁をいただいておりますので、ぜひとも率先垂範で、
総合計画審議会には、この基準遵守を強くお願いをしておきたいというふうに思います。
最後、
市民参加の手法については、
意識調査だとか
パブリックコメント、
公募市民の登用、あるいは
コミュニティ市民会議や地域との懇談など、いわゆる
市民参加に関する指針に基づいて、きめ細かく
ニーズ把握をされていくということですけれども、それはもちろんのことだというふうに思います。ただ、私は非常に残念だと思いますのは、今、どの自治体も財政難ということもあって、これからの
行財政運営の中には
市民参加は重要な要素でありますから、本来ならば素案をつくる段階でも
市民参加でつくっておられる自治体もたくさんあるわけです。残念ながら、高槻市は現在のところ、庁内だけで素案をつくってこられて、私は非常にここの部分が残念でなりません。やはり、素案をつくる段階で
市民参加を保障してこそ、初めてでき上がった計画も実のあるものになっていくのではないかというふうに思います。
しかし、ここまで来ておりますので、できるだけ、今後、審議会の中に
公募市民を入れていくというような形での
市民参加とともに、さまざまな手法を活用していただきまして、市民がこの
計画策定に参加できるような担保をしていただきたいということを、強くお願いをしておきます。
以上です。
○議長(
源久忠仁) 質疑は尽きたようです。
次に、議案第96号
高槻市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例中一部改正について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 質疑はないようです。
次に、議案第97号 高槻市
都市公園条例中一部改正について。
○(
灰垣和美議員) おはようございます。先月の27日に
都市計画審議会で、施設にふさわしい名称ということで、今回、
古曽部防災公園という名称になりましたけれども、施設の料金等を定める、そういったものを含めた条例の改正ということで、この
議案参考資料の平面図を拝見して、確かに審議会のときの平面図、こちらのほうが色がついて見やすいんですけれども、この北側、メーンの道路に面した1,700平米ほどの未利用の土地がありますけれども、ここの
位置づけを最初にちょっとお伺いしたいと思います。
○
建設部長(
馬場博司)
古曽部防災公園の北側にある敷地についてのお尋ねでございますが、
当該公園は、国の
防災公園街区
整備事業の採択を受けての事業を進めてきたものでございますが、
当該事業はおおむね1ヘクタール以上の
公園整備と、おおむね1,000平米以上の
市街地整備が採択の要件となっていることから、
当該公園北側の
別所日吉台線に面して
公共公益用地として約1,700平米の
敷地整備を行ったものでございます。
当該市街地については、
防災公園と一体となって地域の
防災活動の一環としての機能を発揮することとなっております。
○(
灰垣和美議員) 来年の4月には、これがオープンするということで、本来であれば4月の供用開始と同時に、この市街地の利用も含めて考えるべきじゃないかなというふうに思って、ちょっと私は質問させてもらったんですけれども、この市街地の部分について、今後、市はどのように考えているのか、どのように利用しようとしているのか。ひとつ、お伺いしておきます。
それから、
防災公園街区
整備事業という、この施設で、全国でも15か所しかないというふうにも聞いています。その中でも、敷地面積だけ見れば5番目に広い、そういった事業だと聞いていますけれども、先ほど申しました審議会でも、位置とかがわからないという意見もあって、市民の人にどのようにして周知をしていくのかと。当然、ホームページや広報とかではお知らせをするんでしょうけれども、私は広く知っていただくためには愛称とかをつけて、それを市民に広く募集するとか、そういったことも考えるべきではないかというふうに思いますので、それについてもお答えください。
○
政策統括監兼市長公室長(
渡邉泰之)
市街地部分についての質問に対してお答えいたします。
この
市街地部分につきましては、現在のところ具体的な計画は定まってございませんが、一定の期限も定める中で検討してまいりたいと考えております。なお、検討に際しましては、市街地の
位置づけや趣旨、目的などを踏まえつつ、
防災公園開設後の施設利用の状況や、利用者のご意見、また近隣の状況もかんがみ、
公共公益の利用が図れるよう検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
建設部長(
馬場博司) 本公園については、これまで
古曽部中央公園として整備をしてまいりましたが、来年4月の開設を控え、北部の
防災拠点としての
位置づけを明確にし、より
防災意識の高揚を図るため、
古曽部防災公園に名称を変更したものでございます。
お尋ねの公園の愛称につきましては、より市民に親しみやすく、また
防災公園としても重要でありますので、今後、検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○(
灰垣和美議員) この当市街地については、1問目でお答えいただきましたように、
防災公園と一体となって地域の
防災活動の拠点としての機能を発揮するとおっしゃったように、それにかなった利用の計画をしっかり立てていただきたいということを要望しておきます。
愛称の件ですけれども、
子育て総合支援センターが、今、「カンガルーの森」という愛称をつけて親しまれていると思うんですけれども、これも当時の部長に私も進言させてもらってという経過があるんですけれども、今後は史跡今城塚、また(仮称)古代歴史館、そういったのも新たに整備も進んでいきますし、ちょっと視点が違うかもしれませんけれども、消防本部も、また新しくなります。その先には、市民会館等の計画も出てくるんじゃないかと思うんですけれども、そういったことを考えたときに、広く市民の方、また今回の公園なんかは、先ほど言いましたように、全国でも15か所しかないような、市外にもアピールできるような施設だと思いますので、市内、また市外も含めて、広くアピールできるような
取り組みをしていただきたいと思っています。
ちなみに、この隣の総合センター、そしてJR高槻駅前にある総合市民交流センター、この名称が非常にややこしいというふうに市民から先日もお聞きして、待ち合わせをしたら、それぞれで待っているというような、そういうこともあったりして、既存の施設も今後も考えていってもいいんじゃないかというふうにも思っています。例えば、ネーミングライツという手法、施設名を企業等に施設の命名権を売るというのがあります。先日、渋谷区にお邪魔したときに、渋谷公会堂が、今ある企業の名前がぼんと表に出て、年間2,000万円でその命名権を売っているというふうにおっしゃっていました。そういうことも考えて、今後、広く市民の方に宣伝してほしいと思っています。
さらに、申し上げておきますけれども、ゆるキャラというのが今――非常に幼稚な話ですけれども――はやっています。ご存じのように「ひこにゃん」とか「せんとくん」とか、この辺は皆さんご存じだと思うんですけれども、ちょっと紹介しておきますと、「レンダイオン」というのがありまして、これは守口市と門真市の消防組合がつくっているキャラクターなんですが、守口の何とかダイコン、それから門真の何とかレンコン……
○議長(
源久忠仁) 質疑ですから、議案に沿って。
○(
灰垣和美議員) 紹介だけしておきます。そういうのがありまして、市民の人に、さらに広げていくためには、そういうことも考えていかなくちゃいけないんじゃないかなというふうに私は思って、紹介だけはさせてもらっときます。応募箱を各施設につけるとかも含めて、そういうことを考えて、より、このすばらしい高槻市を宣伝するために、そういうことを検討していく必要が、私は今、時代的にはあるというふうに思ってますんで、紹介だけさせていただいておきます。よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(
源久忠仁) 質疑は尽きたようです。
次に、議案第98号 高槻市
手数料条例中一部改正について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 質疑はないようです。
次に、議案第99号
給水区域外の給水に関する協議について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 質疑はないようです。
次に、議案第100号 町の区域の変更について。
○(小西弘泰議員) この町の区域変更の提案の中の、古曽部町2丁目の部分を白梅町に編入するという、ちょうど関大の予定をしているところですね。それについて、ちょっと質問いたします。
なぜ古曽部町2丁目のままではいけないのか、なぜ白梅町に全体の開発区域を統一しなければいけないのか。そこのところが、私としてはどうも理解できない。なぜ古曽部町2丁目のままではいけないのか。そのあたりについて、納得いく形で理由を示していただきたいと思います。
まず、1問目は、この点についてお尋ねいたします。
○
市民参画部長(徳田忠昭) 今回、提案させていただいている町の区域変更については、提案理由の際にも触れましたが、JR高槻駅北東地区の土地開発事業として行われている事業に直接関係するものでありまして、古曽部町2丁目にありました工場跡地の一部を白梅町へ編入することでございます。
お尋ねの区域変更理由といたしましては、現在、工事が進められております同地区では、統一感のある都市景観の形成を目指し、公共施設などが新しく一体的に整備されようとしておりますことから、でき得る限り単一の町名をもって事業の完成を見ることが、事業の進捗と将来の町の発展のために寄与するものと考えております。
区域の変更をするものでございますが、また、この地域の事業主体者で構成するJR高槻駅北東地区開発事業
まちづくり協議会からも、将来を見据えた
まちづくりの実現と、地区計画を定め、整備する地域であることなどから、町の区域の変更に対する要望も出されております。
これらのことから、変更に当たりまして、地名につきましては、この開発地域内における面積では、白梅町が古曽部町2丁目の約3倍ございます。広いことから白梅町に変更しようとするものでございます。なお、10月上旬に開かれました町名地番改正調査委員会では、地元代表等の委員の方も出席いただいておりまして、答申をお受けし、その際には、弁天踏切やユアサの工場跡地など、町の歴史を後世にも伝えていく
取り組みの要望もお受けいたしております。市といたしましても、町の歴史を後世に伝えることは大切なことと考えておりまして、
事業者等にしっかりと取り組んでいただくよう、お願いしている経過もございます。
こういう状況でございますので、よろしくご理解のほど、お願いいたします。
○(小西弘泰議員) 結局、統一して開発するから町名を一本化すると。その際、白梅町のほうが面積が広いから、大きいほうに一本化するということなんですね。これはちょっと納得できませんね。それは、開発に関係している諸企業でつくっている
まちづくり協議会の要望を受けたものだというふうにおっしゃいました。統一して開発するのなら、なぜ名前が一本化でなければならないのか。それも面積が大きいほうに一本化するというふうなことが、それは、つまり何か一種の大きいものを優先するという、そういう一種の、ちょっと表現は悪いですけれども、大国主義みたいな感じがするんですね。それで納得されるんだろうかということですよ。私はその点、非常にとってつけたこじつけの理由じゃないかというふうに思います。
これの出発点になったのは、7月14日に、いわゆる
まちづくり協議会から出された町名変更の要望があって、それを受けて、市が10月2日に町名地番改正調査委員会に諮問をして、そこで、ほぼそれを受けるということになって、正式には10月6日に答申案が出されたという経過になっているわけですけれども。この出発点は、
まちづくり協議会というものの要望から出発しているわけですね。
まちづくり協議会なんていっても、別に市民が参加しているわけじゃなくて、これは阪急不動産と愛仁会と関西大学と西武百貨店という、結局、大企業の開発、そこで開発にかかわっている企業の連合なんですね。
その要望の理由というのが、5点ほど挙がっておりますけれども、結局、言っていることは一体的にするんだ、一体的にするんだということばっかりなんですよ。一体的に開発するのは別にいいかもしれないけれども、それでもってなぜ白梅町に統一するのか、古曽部町2丁目という名前をやめるのかということは、さっぱりこの理由の中には出てこない。あえて言うのならば、この白梅町の名にふさわしく、文教・福祉都市、「文化の華を咲かすまち」として、そして緑豊かな町を整備し、維持できるよう努力していく所存でございますというふうな、非常にきれいなことを言っているわけですけれども、白梅町の名にふさわしいということであれば、古曽部町の名にふさわしいということは、なぜ言えないのか。何で文化の華を咲かすまちが古曽部町であったらいけないのか、何ひとつない。結局、そこには、ともかく白梅町ということで、「MUSEたかつき」というような愛称をつけてやる際に、古曽部町2丁目というふうな、そういう古めかしい名前よりは、白梅町のほうが通りがいい、イメージがいいというふうな、そういう開発者本位の考え方なわけですよ。
実際、名前の由来からしても、白梅町というのは、昭和39年につくられたそうですから、古曽部町というものとは、もう全然歴史の格が違うわけですよね。やっぱり、町名地番改正調査委員会の議事録を見ましても、先ほどもちょっと部長のほうも言っておられましたけれども、やはり、ここは由緒のある地名であって、弁天踏切という名前の弁天というのも、その中に弁天堂があって、弁天筋というふうな通りがあったというふうな由緒があるわけです。したがって、言ってみたら、よそから来た開発事業者が自分勝手に、この名前がいいというふうなことで、それを統一とか何とか、へ理屈をつけて言っているにすぎなくて、そういうことをのんで、そのとおりにしましょうというふうな姿勢そのものが、やっぱり住民無視ですよ。あそこの地域には、今は一般市民は住んでおられないかもしれないですけれども、古曽部町1丁目の人たちの意向をやはりちゃんと聞いて、それは決めるべきものであるというふうに私は考えます。
以上、意見として申し上げておきます。
○議長(
源久忠仁) 質疑は尽きたようです。
次に、議案第101号 平成21年度高槻市
一般会計補正予算(第6号)について。
○(野々上 愛議員) それでは、私のほうから衛生費 保健衛生費の環境管理費、委託料の180万円の件について質問をさせていただきます。
今回、地球温暖化対策の推進に関する法律の改正によりまして、自治体にこれに関する
計画策定が義務づけられての調査委託の180万円ということですけれども、まず初めに、お伺いしたいのが、今回、地球温暖化対策ということで、法に定められたからと消極的に取り組んでいくのではなく、これを契機として、高槻市として、どのような環境都市高槻を目指していくのかをしっかり議論していかなくてはならないと思いますが、今回、高槻市としては、どのようなコンセプトで、この
計画策定に当たっていかれる予定か、お伺いをいたします。
また、今回計上されている予算の詳細についてもお尋ねをします。計上されている180万円に関しては、コンサルタントへの調査委託に充てるということですが、具体的にどういった項目について調査委託されるのか。また、今後の
計画策定、実施等の
スケジュールについてはどのようになっているのか。
以上、お聞かせください。
○
環境部長(上野和夫) 野々上議員の2点にわたるご質問についてお答えいたします。
まず、地球温暖化対策実行
計画策定方針についてのお尋ねですが、本市では、環境
基本計画におきまして、地球環境の分野における望ましい環境像を地球規模で考え、身近なことから行動する町とし、これを実現するため、地域からの環境負荷低減の
取り組みを環境目標に掲げております。
このたび、地球温暖化対策の推進に関する法律の改正により、策定が義務づけられました実行計画におきましても、この環境目標に沿いながら、望ましい環境像を目指すよう、策定のために組織される実行計画協議会におきまして、具体的な削減目標や事業などが検討されることになります。
次に、調査委託の内容、今後の
計画策定、実施等の
スケジュールについてお答えいたします。調査委託につきましては、実行計画の策定に当たっての基礎資料とするため、主に現在、市域から排出されている温室効果ガスの量、及び本市の地域特性を踏まえ、民生家庭部門や産業部門などの部門ごとに、温室効果ガスの排出量推計についての調査を委託しようとするものです。
スケジュールにつきましては、平成22年度に実行計画協議会を設けまして、検討をいただき、年度内の策定を予定しております。平成23年度以降は、同協議会におきまして、計画の進捗管理を行います。
以上でございます。
○(野々上 愛議員) ご答弁いただきましたけれども、今回、事前の説明とか法改正に伴う資料なんかをインターネット等で検索してみますと、今回の実行計画に関しては都市計画、または農業振興などの地域計画などと連携した計画としていくこと、というふうに定められているわけなんですけれども、高槻市でも種々の計画があるかと思いますけれども、今回の実行
計画策定に当たりましては、具体的に、現在、高槻にある計画とはどのような連携、かかわりを持って取り組んでいかれるのでしょうか。
特に、高槻で最近取り組んでいる環境分野の施策、直近で議論がなされたものですと、バイオマスタウン構想や新エネルギービジョン計画などが代表的なものというふうに思われますが、特に、これらの計画との関係性は、どのように取り組んでいかれるかという点をお聞かせください。
○
環境部長(上野和夫) 地球温暖化対策実行計画と他の
行政計画との関係についてのお尋ねにお答えいたします。
本実行計画は、
総合計画や環境
基本計画を上位計画とし、特に地球温暖化防止の分野において、一般廃棄物処理
基本計画、緑の
基本計画、地域新エネルギービジョンや、今後策定されますバイオマスタウン構想、あるいは都市計画マスタープラン等の計画の関連施策との連携を意識し、施策の方向性についての整合性を図りつつ、検討を進めてまいります。
以上でございます。
○(野々上 愛議員) 今、種々の政策を挙げていただいて、連携をとりながら、というふうにご答弁をいただきました。
この地球温暖化対策というのは、本当に高槻だけではなくて、日本だけでもなくて、全世界的に喫緊の課題でして、日本でも新政権誕生とともに、これまでよりも野心的な政策目標を掲げて取り組む問題として設定されています。
今月は、この12月にコペンハーゲンでCОP15――温暖化の、京都の次のスキームをつくる会議、また、来年、日本では生物多様性にかかわる国際会議――CОP10と言われていますが、こういった会議が開かれるなど、国境を越えた
取り組みも非常に盛んです。
一方で、できることから、できる人が取り組んでいくという姿勢も非常に大切なことで、この間、高槻での
取り組みは、例えば事業者としての市役所のエコオフィスプランの
取り組みですとか、環境市民会議を初めとする市民団体との連携などで、一定の前進が見られることもあるかと思います。
しかし、今回、地球温暖化対策ということで実行計画を策定するということなんですけれども、市の中の環境政策という面で見てみると、やはり高槻として、こういった環境政策に取り組んでいくんだという、一本、背骨のようなものが通っていないのが非常に残念に思えてなりません。
こういった法改正を機に、さまざまな実行計画や計画の策定などが義務づけられるわけですけれども、それに対応するというだけではなくて、環境政策という面で、もう少し包括的な議論をしていく機会としていただければなというふうに思っています。
高槻市、里山がある、また公共交通、市バスがある。高槻の町は、環境政策に取り組むことができる要素がたくさんあると思います。これらを環境部だけにとどまらずに、しっかりと部課横断的に議論していっていただきたいということを要望しまして、今後の動きに注目をさせていただきたいと思います。
以上です。
○(吉田章浩議員) 私のほうから、図書システム機能充実事業で、地域ICT利活用推進事業交付金を活用した自動貸出機兼予約図書案内機等の整備を行う事業について、お尋ねをさせていただきます。
予算6,728万9,000円の約82%は、地域ICT利活用推進交付金で、国庫支出金として充当されますことは、時宜にかなった事業で、高く評価するところであります。ただ、差額については、高槻市の持ち出しになることもあり、全体でも大きな予算となっていますが、ICタグも21年8月から貼付作業が始まっておりまして、1億4,9000万円の予算がついて、合計すると本当に大きな予算だと思います。
国では、行政刷新会議の
ワーキングチームを中心に、事業仕分けが話題を呼んでいるわけですけれども、本事業も市民目線でしっかり精査することが重要であると感じ、幾つか、お聞きしたいと思います。
読書の重要性や図書館協議会の審議の中でもICタグ貼付の効果や、みずから貸出作業ができ、プライバシーが守られるという利点などが示されており、事業の方向性は賛同するところでありますが、今回、提案されている自動貸出機兼予約図書案内機等の整備も、利便性の追求だけで、幾らお金を使ってもよいとは限らないと思います。今後の維持管理も含めまして、税金の有効活用、費用対効果の検証は大事なことだと考えます。
今回の事業の目的につきましては、市民への貸出業務の迅速化、利便性の向上、貸し出し、返却、蔵書管理の効率化、不正持ち出しの防止、職員の本来業務、レファレンスの充実、プライバシーの保護が挙げられています。
初めに、現状をお尋ねいたしますけれども、全図書館の合計蔵書数、貸出冊数、市民1人当たりの貸出冊数はどのようになっているのか、また他市との比較はどうなのか、さらに不正持ち出しは何冊ぐらいあるのか、図書館の状況もあわせてお聞かせを願います。
○
地域教育監(春本一裕) 図書館の蔵書数等についてのお尋ねでございます。
まず、全5館の蔵書は、図書、CD、ビデオなどを含めまして、平成20年度末で137万7,000点余りございます。次に、利用状況でございますが、年間309万点余りのご利用があり、市民1人当たりの貸出件数は8.6冊となります。
次に、他市との比較についてでございますが、高槻市と同規模の30万都市の平均貸し出しにつきましては、4.7冊でございますので、高槻市は倍近い貸出状況でございます。
次に、不正持ち出しの冊数につきましては、平成20年度で約4,000冊ございました。
次に、図書館の状況についてお尋ねでございますが、平成20年度には、年間延べ76万人以上のご利用をいただいており、予約件数も34万件を超えております。現在は、貸し出し、返却の処理や予約資料のとり置きなどに職員を集中せざるを得ない状況でございますので、利用者からのご相談に応じることが困難な状況でございます。
以上でございます。
○(吉田章浩議員) 現状につきましては、私も朝一番の中央図書館の実態を見学に行かせていただきました。朝から本の返却にたくさんの方が来館され、列をつくって並んでおられました。職員の方が1冊ずつバーコードを読み取り、返却処理をされていた状況も印象的です。自動化されれば、待ち時間もなくなり、便利になるものだと感じました。
今回の提案では、予約図書等受け渡し・返却自動化システムなどの設置場所は新規の駅前図書コーナーを初め、中央図書館、天神山図書館、小寺池図書館、芝生図書館、阿武山図書館に対して、自動返却機、予約図書案内機、予約棚、自動貸出機を設置され――一部は22年1月に設置されますが――全館に同様の設備を配置するものと伺っております。
システムの概要をお聞きしますと、従来どおり、パソコンや携帯電話から蔵書の検索も行え、借りたい本の予約を入れ、後は利用者自身が操作をして貸出処理から返却処理まで行うものと伺っております。
さきにも述べましたが、貸出業務の迅速化、利便性の向上、プライバシー保護等のサービス向上には、自動化の必要性を感じるところなんですが、自動化によって蔵書管理の効率化や不正持ち出しの防止、職員の本来業務の充実や省力化が図られることによって、事務の効率化が進んでいくと思われますが、業務改善が図られる上で、サービス面ではどのように変わっていくのか、また、それぞれの項目ごとの具体の効果はどのようにお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。
また、予算のほうでも初年度として、6,728万9,000円がイニシャルコストとしてかかります。さらに、ランニングコストがかかってくるわけですが、大別したイニシャルコストの内訳、またランニングコストの内容等、お聞かせを願いたいと思います。
○
地域教育監(春本一裕) 今回のシステム整備の効果等についてのお尋ねでございます。
全図書館に予約棚や自動返却機等を整備するシステムの導入によりまして、予約の受け取り、返却処理の迅速化を図ることができ、また利用者のプライバシー、読書の秘密をさらに守ることができるものでございます。また、不正持ち出しにつきましては、大幅に減るものと考えております。CDやビデオなども、現在はカウンター内に入れておりますが、直接、貸出処理ができるようになりますので、待ち時間も減ることになりますし、内部的にはカウンター内のスペースが他の資料保管に使えることとなります。
そのほか、駅前図書コーナーを設置することで、図書館の開館時間内に予約資料をとりにお越しいただけない市民の皆さんにもご利用いただけることになり、市民の利用度は大きく向上することが予測されます。これは、予約資料に限定されるとはいえ、多くの市民に図書館の資料をご利用いただける機会をふやすことになります。
また、今回のシステム導入により、蔵書点検などの日数を減らすことができますので、会館日数の増加などを検討していきたいと考えております。システム導入後は、登録者数や貸出冊数の増加を目指し、不正持ち出しの減少に努めてまいります。機械でできることは、できるだけ機械で対応し、職員は利用者からの質問や相談などのレファレンス業務を充実するなど、本来、図書館が行うべき業務、サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。
次に、今回のシステムにつきましては、システム変更のための委託料1,500万円、機器等の備品購入に5,200万円、専用回路の敷設利用料28万9,000円の合計6,728万9,000円の予算でございます。ランニングコストの内容につきましては、システムの保守料、機器の保守料、専用回線の利用料が必要となってまいります。
以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○(吉田章浩議員) さまざまな効果のご説明をいただきまして、今後は、やはり費用対効果の計画性、また検証が重要な課題になってくるかと私も考えますので、よろしくお願いをいたします。
最後に要望とさせていただきたいと思いますが、先進市であります東京の三鷹中央図書館の館長さんにお話をお聞きしました。利便性が向上したことによって利用者がふえ、貸出数も設備導入前の3割増となったということでございます。利用者からは、待ち時間も減り、プライバシーが守られて喜びの声が上がっているということも聞いております。設備導入に当たって気を使われた点については、ICタグと自動化設備の相性とか、全館リニューアルの一斉作業、また既設図書館での動線などとお聞きいたしました。
本市では、新設の駅前図書コーナーを交流センター1階に設置されるというふうに聞いておりますけれども、朝の混雑なども配慮され、動線計画もしっかりとご検討いただき、またガラス張りなどでPR効果もご検討されればどうかなというふうにも感じます。
私は、人生の中で本の出会いは非常に大きな意義あるものだと感じております。生涯学習の充実における図書館の重要性は、今後ますます必要とされることと感じます。これからの自動化システムへの事業内容も、便利になればなるほど、人と人との関係性が希薄になってこないかという心配もするところでありますが、職員の皆さんの対応も設備導入時だけに限らず、丁寧な説明案内を期待するものであります。
今後、より多くの市民の皆さんに新図書館システムを知っていただき、本を手にとる機会をふやしていただき、多くの方々が図書館を利用され、生涯学習の充実を図られますことをお祈りしまして終わります。
以上です。
○(勝原和久議員)
補正予算の障害福祉費の自立支援法の関連予算について、数点お伺いをいたします。
まず、今回の補正は、主にサービスの報酬単価の引き上げ、報酬の算出の方法の大幅な見直しによるものということでありまして、市内の障害福祉サービスの事業所は、おおむね増収になっていると思われます。報酬の見直しへの市の評価と、市内事業所の実情について、どう受けとめておられるのか。まず、この点についてお伺いをしたいというふうに思います。
もう1点は、ことし4月からスタートをしております市立の、つきのき学園、あるいは、かしのき園の後の施設であります「ぷれいすBe」での日中一時支援、及び短期入所事業の利用ができない事態が起こっているわけですけれども、その経過と市の対応について、どういうふうにしてきたのかということについて、お伺いをいたします。
○
保健福祉部長(三宅清道) 勝原議員の障害福祉サービスに関するご質問にお答えをいたします。
まず、平成21年4月に実施されました障害福祉サービス費の報酬改定に対する本市の評価と、それに伴う市内事業所の実情についてでございますが、今般の障害福祉サービス費における報酬改定につきましては、当初、昨年12月の全国課長会議で平均5.1%の増と提示されておりましたが、本年4月の改定では、事業所の体制による加算等が新たに算定されることとなりましたので、実際は5.1%以上の報酬額の増加となっております。
また、日中活動系の算定構造におきましても、利用者の平均障害程度区分と職員配置によって決定されていた報酬が、利用者の障害程度区分ごとの決定に変更され、その結果として、ほとんどの事業所の報酬額が増加いたしました。これら報酬改定により大部分の事業におきまして、報酬額がふえたことで一定の改善がなされたものと考えております。
次に、本年4月に、つきのき学園、かしのき園の統合施設として民設民営で開所いたしました高槻地域生活総合支援センター「ぷれいすBe」における短期入所事業等に関するご質問でございますが、当該施設を運営しております事業所から開所後半年が経過した時点で、新型インフルエンザの影響等により、当初の事業計画において、見込んでいた利用者の施設利用率が予想以上に少なかったことや、短期入所事業等に従事する職員が募集をしても集まらない状況が続いていることなどから、当該施設で実施しておりました短期入所事業の休止と、日中一時支援の一部利用制限を本年11月より行いたい旨のご相談がございました。
本市といたしましては、事業所に対し、早期に
当該事業についてのサービスが提供できるよう最大限の努力に努めるよう指導するとともに、本サービスをご利用されている方々に支障を来さないよう努めているところでございます。
以上でございます。
○(勝原和久議員) まず、報酬改定の問題ですが、事業所の報酬がおおむねふえている、平均5.1%の単価の改定以上にふえたと。このことについては、一定の改善がなされたというふうに私も評価はしております。しかし、実際上は日割り計算の問題など、インフルエンザなどの突発的なことが起こった際の減収などについては、根本的には問題は解決されていないというふうにも思っております。さらなる改善が必要だと思いますけれども、市として、こうした問題について国にしっかり物を言っていく、そうした立場が必要ではないかと思いますけれども、この点についてどうされていくのか、お伺いいたしたいと思います。
また、11月26日に厚生労働省から障害者自立支援法に伴う利用者負担の実態調査の結果が発表されました。そこでは、自立支援法施行後、自己負担がふえた方が自立支援法施行以前と比べて87.2%、平均8,518円ふえているという結果が出ています。中でも問題なのは、いわゆる低所得者の方の負担がふえている割合が93.6%と平均を上回って、ほとんどの所得の低い方に対して負担が重くなっている、一番の問題だと思います。
そして、これは大きな矛盾ですが、障害者の方が働きに行かれる作業所、あるいは事業所での平均工賃は1万4,031円と調査結果が出ていますが、それを得るために、それ以上の利用料を負担しなければならない、何しに行っているのかという問題ですが、その利用者の方の割合が31.4%から52.5%へとふえて、作業所で働く方の半分以上が、お給料以上に利用料を払っている、そうした状況になっているということで、自立支援法が根本的に間違っている点が図らずも厚生労働省の調査で明らかになった。新政権は、4年の間に自立支援法の見直しをと言いますが、その間も、この被害は続くことになります。
私は、一刻も早く廃止をすることが必要だと思います。少なくとも、すぐに市として自己負担の軽減を国に求めていく、同時に市の支援策、私自身は決算委員会でも指摘をしましたが、自己負担がとりわけ重いグループホームやケアホームへの支援策など、さらに市も、負担軽減になるように努力をするべきだと思いますが、その点について、お答えいただきたいと思います。
もう1点、「ぷれいすBe」の問題です。この問題は、生活介護の本体事業の利用率が低かったこと、職員体制が確保できなかったことが、短期入所事業を休止、日中一時支援事業の利用制限の原因というふうにご答弁をいただきましたが、これに対して市はどういう立場をとっているかということが問われると思います。その答弁は、再開できるよう指導するという立場だというお答えです。しかし、この立場は、2つの点で私は間違っていると思います。
1点目に、この施設が市のかしのき園、つきのき園から移行した施設であるという点。そして、移行に際して、どういう機能を担うべきなのかについては、社会福祉審議会の障害者福祉専門分科会での議論を踏まえて、市が実施事業を定め、市内の民間法人に募集をかけた。そして、市は当該法人が医療的ケアも含めた短期入所事業の実施をすることを高く評価をして事業者に選択したんです。この経緯を踏まえれば、市は指導するといった立場ではなくて、事業者とともに再開に向けて必要な努力をすべき当事者なんです。当該法人を適当と認めた市の責任も含めてどう考えているのか、お答えいただきたいと思います。
2点目は、こういう事態に至ったのは、先ほどの答弁では、職員の確保が足りなかったと。しかし、私は、この場で繰り返し職員の確保の問題については、事あるたびに取り上げてきましたし、必要な対応をお願いしてきましたが、ついにこうした事態に至っている。採算面についても、過去、市はどういう答弁をしてきたか。統合施設計画の初期の一昨年6月の市議会の私の質問に対しては、採算面についても遺漏のないように取り組んでいく、と答弁しました。同時に、医療的ケアも含む短期入所事業については、昨年3月の市議会では、これも私の質問に対して、保護者、関係者の強い願いである、重要な課題の一つと認識している、そして支障がないように十分協議する、と答えてきたんです。こうした経過をたどっていることからも、こうした事態に至っていることを、市として真摯に受けとめるべきだというふうに思います。
以上2点を踏まえた上で、必要な努力を当事者として責任を負っている、こうした立場で再開に向けて努力すべきだと思いますけれども、ぜひ、その点についてお答えいただきたいと思います。
以上です。
○
保健福祉部長(三宅清道) 勝原議員の2問目の質問にお答え申し上げます。
まず、議員仰せのような、障害者自立支援法についてのさまざまな課題等に対する見直しにつきましては、これまでも大阪府市長会を通じて要望をしてきたところでございますし、今後も継続して要望してまいりたいと考えております。
また、グループホーム、ケアホームへの支援につきましても、さきの決算審査特別委員会でお答えしておりますとおり、本市といたしましては、グループホーム、ケアホームの利用者に対する支援として、本市独自軽減策を平成18年10月以降実施したことにより、一定の効果を上げているものと考えております。
なお、高槻地域生活総合支援センター「ぷれいすBe」の問題についてでございますが、1問目で申し上げましたように、今後も継続して適切なサービスが継続されますよう、事業者に対して指導するとともに、当該サービスを利用されている方々に支障がないように努めてまいります。
以上でございます。
○(勝原和久議員) グループホーム、ケアホームの運営には、市の独自施策については一定の効果があったというお答えでした。しかし、実際に障害年金をいただいている方で、2級年金などで実際にこのケアホームを利用されている方でいえば、とてもじゃないけれども、手元にはほとんどお金が残らない実態というのは、この実態自身は決算委員会でも取り上げた問題ですので繰り返しませんが、まだまだ不十分だというふうに思います。さらに自己負担軽減に向けて改善をよろしくお願いをしたいというふうに思います。
もう1点、「ぷれいすBe」の問題に関しては、本当にそういう立場でいいんでしょうか。この施設の建設は市長のマニフェストです。そして、施政方針でも繰り返し述べられてきた市の主要施策です。それが十分機能をしていないということです。施設は新しくなったのに、利用率が低下している。サービスの向上どころか、低下を招いて、重度の障害者の方の長年の願いが、喜ぶどころか、逆に困っている事態を引き起こしているんです。その責任は、事業者のみならず、市も一蓮托生です。何のために施設を市も援助をする中で新設をして、新たな施策に取り組もうとしてきたのかが問われる事態になっています。早急に事態を改善するように、市が最大限に努力するように、改めて要望をして質問を終わりたいと思います。
以上です。
○(岡本 茂議員) 先ほど、吉田章浩議員のほうからも、いわゆる国の地域ICTの利活用推進事業の交付金にかかわって幾つか質疑がされました。私も関連して何点か質問をさせていただきたいと思うんです。
今回、
補正予算の歳入で6,500万円、一応、交付金措置として歳入で上げられております。この交付金措置に基づいて、今回12月補正としては、2つの事業、1つは先ほど議論がありました図書館のITシステム化、それからもう1つは、子育て安全・安心情報提供システム構築、この2つの事業が今議会に
補正予算として計上されております。
まず、国のICT利活用推進事業と連動する本市の計画との関係でいえば、この2月に策定をされましたe-たかつき計画Ⅱ、これとの関連で、今回の2つの事業は、このe-たかつき計画Ⅱとどういう
位置づけになっておるのか。同時に、その事業の実施効果について、どのように考えておられるのか。まず、この点をひとつお聞かせをいただきたいと思います。
それから、具体的に子育て安全・安心情報提供システムの構築事業についてでありますけれども、この事業については、携帯のパケット通信を活用して、子育ての支援施設等を携帯画面上に表示をさせて目的地までの詳細な地図、あるいは写真等の情報提供を行うということで、乳幼児を持つ保護者が気軽に外出できるようなサービス提供を目的としているんだということで説明を受けております。
具体的に予算としては、全額国庫補助で、システム構築の委託料として995万4,000円、事業を運営管理するための協議会の報償費として4万6,000円、合わせまして1,000万円が
補正予算として計上されているわけですが、そこで4点、概括的に、確認の意味も含めてお聞きをしたいと思います。
1点目は、今回の携帯情報案内システムは、要するに、どこそこの施設に行きたいという場合に、現在地からその目的の施設までの経路をアクセス表示するということが一つの機能なんですが、GPS機能を持っている携帯電話の場合は、それでいけるわけですが、GPS機能のない携帯電話の場合は、まず、現在地を読み取るための、いわゆるQRコードが必要となります。市のほうとしては、このQRコードの読み込み機の設置場所及び箇所数はどのように考えておられるのか、まず、この点を1点目にお聞かせいただきたいと思います。
それから、2点目に、システムの構築委託費として995万4,000円が予算計上されているんですが、これの契約のあり方についてであります。現在、高槻市のホームページの地図情報「わが街高槻ガイド」を運用している――これはアプリケーション・サービス・プロバイダーというふうに言うらしいですが、これは既に市のホームページ上で運用しているんですが――この運用をそのまま今度の新しい事業を拡大という形で運用委託をするのか。それとも、これとは別個に新たなアプリケーション・サービス・プロバイダーとの委託契約を想定されているのか、この点についても、2点目にお聞かせをいただきたいと思います。
それから、3点目に、この事業の管理運営のための協議会の構成についてです。平成21年度の総務省の地域ICT利活用推進交付金の実施要領の資料を見させていただきました。この中で、国の事業の実施体制のところの中には、1つとして、地域協議会等を設置するというふうになっております。この地域協議会の構成は、地方公共団体を中心として、事業の実施等に必要な各方面の主体、具体的には住民代表、NPО、学識者、地元企業などを幅広く含んだ検討の場を設けて事業を実施することを原則とするというふうに実施要領の中で記されておりまして、同時にプロジェクトリーダーを決定しなければならないというふうにあります。具体的にこの運営地域協議会の構成と人員、そして、プロジェクトリーダーについて、どのようにその選出について考えておられるのか、3点目にお聞かせいただきたいと思います。
それから、4点目に、今回このシステムで提供を予定している情報の種別と内容です。いわゆる子育て支援施設といいましても、保育所、幼稚園、あるいは子育て支援センター、つどいの広場、あるいは公園を含めて多岐にわたるわけですけれども、具体的に想定をされている情報の種別、あるいは内容等について、どういうふうにお考えなのか。
以上、e-たかつき計画Ⅱとの関係、それから、子育て安全・安心情報システムの具体的な内容について、それぞれお答えをいただきたいと思います。
以上です。
○
総務部長(上田豊喜) 岡本議員の数点にわたるご質問のうち、最初の、e-たかつき計画Ⅱにおける今回の地域ICT利活用推進事業の
位置づけと、事業実施効果について、お答え申し上げたいと思います。
この交付金事業では、今もご案内がありましたように、2つの事業を設定いたしました。まず、図書館の予約図書等の受け渡し・返却自動化システムについてございますけれども、これにつきましては、e-たかつき計画Ⅱにおいて新図書館システムというのがございますけれども、その中に
位置づけられておるものでございます。このシステムは、図書等の自動貸出機等を設置することで、利用者みずから貸し出し・返却処理を行うことによりまして、貸し出し・返却処理を迅速化し、市民の利便性の向上を図ることを目的とするものでございます。
次に、子育て支援安全・安心情報提供システムでございますけれども、これにつきましては、子育て支援施設について、目的地までの詳細な地図、写真等を提供するものでございまして、e-たかつき計画Ⅱにおきましては、リージョナルセキュリティー(地域の安全)システムを広くとらえまして、その一つとして
位置づけられるものと考えておるところでございます。
このシステムは、いつでも、どこでも、だれでもアクセス可能なネットワーク環境を介しまして、人が移動する際に必要となる移動経路や、あるいは目的地などに関する情報を提供すること等を目的とする、複数の事業を想定しているものでございます。
次に、事業実施効果でございますけれども、図書館システムにおきましては、先ほど
地域教育監のほうから詳細な説明がございましたけれども、貸し出し・返却処理の迅速化、あるいは市民の利便性の向上。それから、子育て支援情報システムにおきましても、子育て世代等への利用可能施設の周知を通じまして、利用機会をふやすなど、市民の利便性の向上を目指し、安心して子育てができる環境づくりに資するものと考えております。
いずれも、e-たかつき計画Ⅱにおきましては、情報化を進めるに当たっての柱の一つとして考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○
子ども部長(古村保夫) 引き続きまして、岡本議員の赤ちゃんマップに関する数点のご質問にお答えいたします。
まず1点目の、QRコードの設置場所及び箇所数でございますが、今後、協議会において議論され、決定されることになりますが、現時点におきましては、JR及び阪急の、市内5駅を中心に10か所から15か所程度を想定いたしております。
2点目の、委託業者の選定でございますが、携帯電話だけではなく、パソコンでも赤ちゃんマップを利用できるよう利便性を図ることも本事業の趣旨の一つでございます。これを可能とする業者ということになります。
地方自治法及び財務規則等にのっとりまして、適正に業者選定をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
3点目に、協議会の構成と人員でございますが、市、地元大学、ASP事業者などで5名程度を予定しております。また、事業全体を総括するプロジェクトリーダーにつきましては、市の担当者を予定しております。
4点目に、赤ちゃんマップに掲載される施設の種別でございますが、公立保育所、民間保育園、つどいの広場等の子育て支援施設を中心に、赤ちゃんを持つ保護者の方にとって便利な施設につきましては、可能な限り掲載してまいりたいと考えてございます。また、施設の情報内容でございますが、所在地、電話番号、利用可能日、時間、利用方法、施設入り口、アクセス経路等を予定しているところでございますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○(岡本 茂議員) それでは、答弁をいただいたんですが、子育て情報提供案内システムの運用について、再度4点、お尋ねをしたいと思います。
1点目は、この事業の運用について、子育て世帯の意見反映、あるいは運営参加に関してであります。これは、既に幾つかの未就学児童を対象とした調査の中でも、外出時の困り事のトップは、トイレや、おむつを交換できる場所がなかなか見つからない、あるいは授乳する場所、必要な設備がないというふうになっておりまして、こうした子育て世代の当事者の声が、この赤ちゃんマップにきちっと反映されるということが事業の不可欠な要素だというふうに私は考えております。同時に、子育て世代の当事者にとっても、単に情報提供を受けるということだけではなくて、子育てに優しい高槻の
まちづくりを目指して、みずからもともに参加をするという双方向の関係が、私はこの赤ちゃんマップの作成の視点として必要ではないかと。
少し余談になりますが、先日、私は建環産業委員会で、千葉県の柏市、これは中心市街地の活性化の視察で行かせていただきましたけれども、そこでは若者をターゲットに、大学生がボランティアで周辺のおもしろマップを作成して、それがお互いに
まちづくりに相乗効果をあらわしているということを実際に視察をして、非常に感銘を受けました。
そういうことでいいますと、先ほど、運営協議会の構成については、高槻市、それから地元大学、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)、いわゆる
事業者等、5名程度想定しているということの答弁がありました。ということになりますと、先ほど言いました子育て世代の当事者は、どういう形でこの運営協議会に参画を考えておられるのか。例えば、経路案内一つにしても、町というのは当然、刻々と変化をしていくわけですから、そういう情報をいち早く、例えば協力員として子育て世代の方に登録をしてもらって、その赤ちゃんマップに反映をしていく、あるいは運営協議会そのものに参画をしてもらうということも含めて、私はやっぱり検討すべきではないかと思うんですが、改めてこの点についての見解をお聞かせいただきたいと思います。
2点目に、今後、いわゆる赤ちゃんの駅等も赤ちゃんマップの中に表示をしていきたいというふうに聞いておりますけれども、その際、赤ちゃんの駅としての適合基準としては、どういうことを基準として考えておられるのか。それから、今後、赤ちゃんの駅を高槻市内中心にずっと広げていくということになろうかと思いますが、その際の整備指針については、策定をされる予定があるのかどうか、2点目にお尋ねをしたいと思います。
それから、3点目に、今議会で予算が可決をされましたら、当然、これの事業の実施に移るわけですが、運用に向けての作業
スケジュール、具体的なサービスの開始時期、それからサービス開始以後も、情報の更新作業ということが当然ずっと続くわけですが、それの体制等について、どのように考えておられるのか、3点目にお聞かせをいただきたいと思います。
そして、4点目に、子育て支援という一つの分野で、いわゆる携帯情報案内ということを今回システムとして立ち上げられるということですが、これは当然、バリアフリーマップ等にも技術的に提供が可能だというふうに考えています。そういう意味では、今回、子育て支援ということで携帯の情報案内のシステムを立ち上げられますけれども、バリアフリーマップ等を含めて、今後、このシステムそのものの運用拡大をしていく考え方はあるのかどうか。
以上、4点についてお聞かせいただきたいと思います。
○
子ども部長(古村保夫) それでは、私のほうから、ご質問のうち、1点目から3点目についての赤ちゃんマップに関する再度のご質問にお答えしたいと思います。
まず1点目の、赤ちゃんマップにつきましては、赤ちゃんを持つ保護者の利便性を図るもので、ご指摘のように、子育て当事者のご意見を反映する必要性が高いと考えてございます。ネットアンケートなど、さまざまな機会を通じまして、多くの子育て当事者のご意見を反映できるよう検討してまいりたいと考えております。
2点目に、赤ちゃんの駅としての適合基準でございますが、おむつがえについては、ベビーベッド等、おむつがえのできるスペースがあること、授乳については仕切りやカーテンなどの周囲の視線をさえぎられるスペースがあること、手洗いの場所があること、また施設の入り口付近など、適切な場所に赤ちゃんの駅を示す掲示があることなどが挙げられます。また、ふやしていくための整備指針でございますが、公共施設を中心に地域的に偏りのない形で整備してまいりたいと考えてございます。
3点目に、作業
スケジュールとサービス開始時期についてでございますが、予算の議決をいただきましたら、速やかに業者選定を行い、協議会を立ち上げまして、システム設計を行い、平成22年3月末にはサービスを開始してまいりたいと考えております。
また、今後の情報更新作業の体制についてでございますが、今後とも施設の拡充に努め、速やかな更新作業を進める体制をとってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
総務部長(上田豊喜) 岡本議員の2問目のご質問のうち、4点目のバリアフリーマップの携帯運用と今後の展開の考え方について、ご答弁申し上げたいと思います。
ご指摘の子育て支援情報マップを利用しようとしております携帯版の地図情報ポータル、これにつきましては、現在ホームページで利用中のパソコン版の地図情報ポータルと同様に、バリアフリーマップに限らず、さまざまなコンテンツの導入も技術的には可能であるというふうに事業者のほうから聞いておるところでございます。したがいまして、今後の展開につきましては、コンテンツの具体的な内容等が明確化する段階になれば、拡大が可能であるというふうに考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。
○(岡 糸恵議員) 今、岡本議員からもありました、民生費 ICT利活用推進事業交付金にあります子育て支援安全・安心情報提供システム構築事業について、一部重なりますが、質問させていただきます。
今回、この事業について、これからの地方行政にあっては、限られた予算をいかに効果的、効率的に使っていくか、これが非常に大事な観点になってくるかと思います。その意味で、市民への周知、情報提供ということがますます重要になってくるかと思います。今回、子育て支援安全・安心情報提供システムというものは、大変市民ニーズに合ったものであると期待をしております。言うまでもなく、携帯電話は、今では「ケータイ」としか呼ばないように、生活インフラになっていますし、阪神・淡路大震災のときにはライフラインにもなりました。
そこで、今回、赤ちゃんマップを導入すると先ほどもお話がありましたが、改めて、その理由と目的と、その効果についてお伺いしたいと思います。
また、先ほどもありましたが、協議会を立ち上げるということですが、その役割についてお伺いしたいと思います。
○
子ども部長(古村保夫) 岡議員の子育て支援安全・安心情報提供システム構築事業に関する数点のご質問にお答えいたします。
この子育て支援安全・安心情報提供システムにつきましては、携帯電話版のホームページを作成することを目的としておりまして、赤ちゃんのための地図情報を提供しますことから、我々は「赤ちゃんマップ」という名称を使ってございます。
まず、その1点目の、赤ちゃんマップを導入する理由と目的についてでございますが、現在、市は子育てに関する情報を提供するものといたしまして、WAIWAIカフェというホームページを有しておりますが、今回、若いお母さん方が情報収集やコミュニケーションのツールとして活用されております携帯電話の機動性に着目いたしまして、携帯電話で検索できる子育て情報ツールである赤ちゃんマップをシステム化しようとするものでございます。このように、子育て支援施設や授乳、おむつがえのできる場などの情報を提供いたしますことから、地域ぐるみで子育て世代を支える
取り組みとして発展させていただきたいと考えております。また、その効果でございますが、赤ちゃんをお持ちの保護者の方が、外出先等で子育て支援施設や授乳、おむつがえをする場所を探すことができますので、安心して外出していただける第一歩となるものと考えております。また、携帯版赤ちゃんマップにつきましては、インターネットへの主なアクセス手段が携帯電話となっております方々を対象としておりますことから、ホームページでの情報提供手段の幅を広げることになるものと考えているところでございます。
2点目の、協議会の役割と今年度の予定でございますが、本事業に地域住民等の意向を反映いたしまして、事業の継続的な運営を確保することを目的として設置させていただきます。また、開催時期につきましては、業者を決定いたし、システムの概要等が作成された段階と考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○(岡 糸恵議員) 私も何度かWAIWAIカフェのホームページを開いて見るんですけれども、実際、例えば、つどいの広場に行こうと思っても、自分でさらに地図を検索しないといけないわけですが、今回のシステム化によって非常に使いやすく、お母さん方にとっては非常に助かることになります。しかし、若いお母さん方は大変情報収集には敏感であります。施設に行っても、1回行けば、それでわかるわけでありまして、その意味では、情報の内容とか更新などの工夫が大変必要ではないかと思いますし、この事業の最終的な目的は、結果として、施設の利用者が増加していくことにならなければいけないのではないかと思います。そういう意味で、そこまでいくような形での課題の研究、検討をしっかりしていただきたいと思います
次に、協議会ですけれども、先ほど岡本議員からも指摘がありましたけれども、こういう情報提供というのは、実際、活用されなければ意味がないわけであります。その意味で、しっかり利用者の声を反映する協議会にしなくてはいけないのではないかと思います。その意味で、しっかり利用者の声を計画的にアンケートをとるとか、そういうことを初めから考えて、この協議会に生かしていただいて、その上での継続的な運営をできる協議会にしていただきたいということを要望したいと思います。
今回の事業は、いわゆる市民に子育て支援策を周知するための広報のための費用であると思います。国のユビキタスタウン構想推進事業を推進するためのICTの導入という大義名分がありますけれども、これまで、予算1,000万円をかけて広報に充てるということは、余りないのではないかと思いますし、普通の新しい制度を始める場合は、ホームページとか広報で周知するわけですが、今回、しっかり予算をかけてするわけです。そういう意味で、しっかりと効果があったと言える結果を出さないといけないと思います。そういう意味で、ICTの技術の導入がイコール地域の諸課題の即効的な解決につながるわけではありませんので、情報内容、更新、またその成果を知らせるとか、導入されたときから、さまざまな住民ニーズが出てくるかと思いますが、しっかり把握をして、速やかに対応していくことも大事ではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、赤ちゃんの駅についてであります。赤ちゃんマップに、今後、赤ちゃんの駅を載せていくということでありますが、改めて赤ちゃんの駅とはどのようなものなのでしょうか。
2点目として、その赤ちゃんの駅と、これまでの子育て支援策との相違点について、お伺いします。
○
子ども部長(古村保夫) 岡議員の赤ちゃんマップに関する再度のご質問にお答えいたします。
1点目の、赤ちゃんの駅とはどういうものかというご質問でございますけれども、公共施設などの一部を活用いたしまして、授乳やおむつがえのスペース、あるいはミルク用のお湯を提供するものでございます。平成18年に板橋区から始まったものでございまして、乳幼児連れの保護者が外出の折に気軽に立ち寄れる赤ちゃんの駅につきましては、各市も積極的に取り組んでおりまして、全国的に広がってきております。
次に、これまでの支援策との相違点でございますけれども、1つには、施設の一部を活用することによりまして、予算が余りかからず、安心して乳幼児連れの外出ができるという高い効果を生むという点でございます。
2つには、赤ちゃんの駅の設置が地域ぐるみで子育て世代を支える機運を高めていくという点にあると考えております。
以上でございます。
○(岡 糸恵議員) 最後に要望させていただきたいんですが、赤ちゃんの駅は、今、全国的に大きく広がっているようです。本市としても、この事業に今後力を入れていくということは、大変いいことだと思っています。町ぐるみで子育てを応援しようという意識の向上にもなりますし、町の安全・安心の確保にもつながると思います。また、ご答弁にもありましたが、施設の一部を活用するということで、予算が余りかからないため、設備状況にもよりますが、他市ではリサイクル品を活用するなど工夫を重ね、特別な事業費を計上せずに赤ちゃんの駅を設置しているところもあるぐらいであります。
全国一の設置数172か所ある福岡市では、この10月に一斉にスタートをしました。民間の大手自動車販売店でも、この赤ちゃんの駅を設置されて、市長みずからがオープニングセレモニーに参加してアピールするなどの力の入れようであったようであります。
本市の場合、これからのスタートということになりますが、短期間で大変だと思いますが、民間業者も巻き込んで、町ぐるみで子育て支援、子育てに優しい町を目指しての、また全市的な配置もお願いしたいと思います。また、この情報も今後赤ちゃんマップに掲載されていくわけですが、しっかり利用者に繰り返し利用されるような工夫を要望いたします。
本市は1年間で1万2,000人の転入者がいるとお聞きしました。その方たちにも、ぜひ知っていただきたいし、活用してもらえるように、例えば転入届を提出するときに、このお知らせのチラシを希望される方には持って帰ってもらうとか、ぜひ、さまざまな角度での工夫をお願いしたいと思います。ICTの効果が十二分に発揮され、市民の生活に役立つようにお願いして質問を終わります。
○(
二木洋子議員) 大きく3点お伺いしたいと思います。
まず、1点目ですけれども、今もありました地域ICT利活用推進事業交付金を使っての2つの事業について伺います。
1つ目は、子育て支援安全・安心情報提供システムについてです。お2人から質問がありますので、できるだけ重ならないようにさせていただきたいと思いますが、一部重なるところもありましたら、ご容赦いただきたいと思います。
まず、システムの構築事業についてなんですけれども、正直、私は、今年度の予算のお話をお伺いしまして非常に唐突な感が否めませんでした。そこで、システム全体としてはどういうものを目指しておられるかということは今までのご説明でわかりましたので、少し細かくお伺いしたいと思います。
まず、1点目ですけれども、今年度の事業ですから、当然、今年度末には――4月1日ですかね――これが動き出すと思うんですけれども、そのときに一体携帯サイトにどのようなコンテンツが入っているのか、確認をしておきたいと思います。
それから、2点目ですけれども、今までのご説明にはなかったのですが、事前のご説明の中に、このシステムを立ち上げることによって、子育て支援施設の案内と同時に、メールマガジンを発行していくというのも大きなねらいというふうに伺っております。この携帯サイトへのメールマガジンの発行というのは、本市は今までしてなくて初めての事業になるわけですけれども、どういう内容のものを、どのような頻度でお考えになっているのか、伺いたいと思います。
3点目ですけれども、赤ちゃんマップに関して、赤ちゃんの駅というものをここにも載せていこうということなんですけれども、先ほど要件のご紹介もありましたが、具体的に、じゃ、この3月末までの時点で、高槻市の中に赤ちゃんの駅と言われるのは、今、幾つあるんでしょう。今後、どのようにしてそれを広げていかれるおつもりなのか伺います。
それから、4点目ですけれども、今、パソコンのホームページの中では、WAIWAIカフェということで子育て支援情報がいろいろ掲載されております。そこでの利用者のいろんなお声もいただいた上で、一応、私はWAIWAIカフェのホームページの課題も含めていろいろ検討されているんだと思いますけれども、その課題はどのようにお考えになっているのか、お示しいただきたいと思います。
次に、2つ目ですけれども、まず1点目に、図書館システム機能充実事業について伺います。これは社会教育費の図書館費の中に出ている分ですけれども。これもご質問がありましたので重ならないように伺いますが、たしかICタグを利用しての新しい図書館システムにつきましては、当初予算で新図書館システム構築事業費として1億4,900万円計上されておりました。財源はすべて市の単費だと。今回、
補正予算ということで、国の交付金を使ってやっていくということで、事業名は図書館システム機能充実事業というふうにされているんですが、そうすると、当初予算では、どこまでのシステムを考えておられて――たしかICタグを張るのは全部当初予算に入っていたと思うんですけれども、その当初予算で考えておられたシステムと、今回、追加でなされるシステムがどう違うのか、そこを少しわかりやすくご説明いただきたいと思います。あわせて、追加することによって、どのような効果をねらっておられるのかも伺っておきたいと思います。
それから、2点目ですが、去る11月27日の朝日新聞の中にも報道されておりましたけれども、JR高槻駅前に無人図書コーナーをつくり、駅前レンタルができるようになると――これも非常にめずらしいシステムが、全国初とも言われているようですけれども――書かれています。JR高槻駅前というのは、一体どこなんでしょう。そして、無人図書コーナーというのにはどういう機器が設置されるのかも伺いたいと思います。
3点目ですけれども、この地域ICT利活用推進事業交付要綱の中には、交付条件として地域協議会をおつくりになっております。子育ての部分ではお伺いいたしましたが、この事業の場合は、それはどのようにされるのか、伺っておきたいと思います。
次に、3つ目ですけれども、
補正予算説明書の65ページにございます教育費 社会教育費 文化財保護費の中に、芥川小学校の体育館とかプールの建てかえに伴って、事前の発掘調査費が計上されておりますので、その点についてお伺いしたいと思います。
まず、1点目ですけれども、芥川小学校のプールと体育館が老朽化いたしまして建てかえが計画されているわけですけれども、事前に試掘調査をされた結果、何か発見されたというふうにお聞きしております。一体何が発見されたのか、お伺いします。
それから、2点目ですけれども、芥川小学校の西側にはJT医薬総合研究所があります。そこが建設されるときにも発掘調査が行われました。その結果、縄文時代や弥生時代の集落の跡が確認されて、貴重な物がいろいろ出まして芥川遺跡というふうに呼ばれておりますけれども、今度の小学校での試掘調査の結果、何らかの形で芥川遺跡と関係があるのかどうか、その辺のご見解も伺いたいと思います。
3点目ですけれども、試掘調査でいろいろ遺物が出てきたということで、今回、改めて発掘調査がなされるわけですけれども、自分たちの学校の運動場の下に古代の遺跡が埋まっているというのは、本当に子どもたちにとって、わくわくのことだというふうに思うんです。歴史を実感できるすばらしい機会ですし、保護者や周辺の住民の方にとっても高槻の歴史に触れる入り口にもなる、またとないチャンスだというふうに思うんです。そういう意味では、今後、行われる発掘調査について、ぜひとも小学校の子どもさんたちも発掘作業に触れる、あるいは発掘現場を確認できるとかいう、そういう歴史学習の場にしていただきたいですし、地域の皆さんにも、高槻には今城塚古墳だとか大きな遺跡もありますが、やはり身近にそういう遺跡が眠っているのは歴史に触れる入り口ともなりますので、そういう説明会等も丁寧にしていただきたいと思うんですけれども、それについてのご見解を伺います。
以上です。
○
子ども部長(古村保夫)
二木議員の赤ちゃんマップに関する数点のご質問にお答えいたします。
1点目の、システム立ち上げに関し、用意できるコンテンツでございますが、現在、WAIWAIカフェで紹介しております子育て支援施設等を中心に、所在地、利用可能日、時間、アクセス経路等を検索できるサービスを予定しております。授乳及びおむつがえができる施設につきましても、子育てに必要な情報として掲載してまいりたいと考えております。
2点目の、メールマガジンの発信する情報でございますが、子育てに役立つ情報を提供してまいりたいと考えております。
3点目の、赤ちゃんの駅につきましては、現在、高槻市に幾つあるのかというご質問でございますが、赤ちゃんの駅という
位置づけはしておりませんが、授乳やおむつがえのできる施設といたしましては、市役所本館の1階、総合センター7階などの公共用施設を初め、つどいの広場など、子育てを支援する施設にもございます。また、今後どのように広めていくのかという点でございますが、地域的に偏りのない形で整備してまいりたいと考えているところでございます。
4点目の、WAIWAIカフェの課題についてのお尋ねでございますが、毎週のアクセス数を評価の指標と考えまして、子育て中の皆様に、より有益な情報を提供すべく、その時々に必要な情報の発信に心がけてまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○
地域教育監(春本一裕) 図書館と文化財についてのお尋ねでございます。
最初に、図書館についてお答えいたします。まず、新図書館システムの内容についてでございますが、当初予算では図書館の全資料にICタグを貼付し、図書館システムのリニューアル、自動貸出機、セキュリティーゲートの導入と、一部予約棚の導入を予定しております。
次に、今回の
補正予算で行う内容でございますが、予約棚、予約案内機の導入、自動返却機の導入を計画いたしております。
これら新図書館システムを導入することで、貸し出しから返却まで機械による自動化が図れます。ICタグを利用したシステムにより、一度に10冊程度のデータを読むことができますので、処理時間の迅速化を図ることができ、また、職員の手を介さず、利用者自身が行っていただけますので、利用者のプライバシー、読書の秘密を守ることができます。このほか、駅前に図書コーナーを設置することで、図書館の開館時間内に予約資料をとりにお越しいただけない市民の皆さんにもご利用いただけますので、市民の利用度は大きく向上するものと考えております。
次に、駅前図書コーナーの設置場所につきましては、総合市民交流センター1階を予定しております。また、設置機器につきましては、セキュリティーゲート、予約棚、予約案内機兼自動貸出機、自動返却機でございます。
次に、地域協議会につきましては、既存の組織でも対応が可能となっておりますので、高槻市図書館協議会で対応をいたしたいと考えております。
次に、文化財の関係につきましてお答えいたします。
まず、芥川小学校での発掘調査に関しまして、試掘調査の結果でございますが、建設予定地内の2か所で、それぞれ約3メートル四方の試掘を行いました。その結果、地下約1メートルの深さで、それぞれ溝跡などを発見し、そこから約1,700年前の古墳時代前期の土器片などが出土したところでございます。
次に、芥川遺跡との関係でございますが、JT医薬総合研究所の発掘調査では、地下約3メートルの深さで、約3,500年前にさかのぼる縄文時代後期の食用ドングリの貯蔵穴などが見つかっております。また、地下2メートルの深さで、約2,300年前の弥生時代前期の墓地や後期の住居跡などが発見され、中国の後漢時代などの銅鏡などの貴重な資料が出土いたしております。
そこで、今回の試掘調査の結果を見てみますと、距離的にも近く、また出土した土器の年代も近いところから、芥川遺跡の変遷を考える上で、関連遺構がこの付近まで広がっているのだろうと想定しているところでございます。
最後に、発掘現場の公開などを通じて、生の歴史に触れる機会を設けることはできないかというお尋ねでございます。これまでにも、遺構の内容や規模、現場の安全性を考え、できるだけ現地説明会を開くなどして、調査成果の公開に努めてまいっております。今回も参加者の安全確保などの条件が整えば、子どもたちへの説明や現場の見学、また現地説明会などの開催も検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○(
二木洋子議員) 1点目の、子育て支援安全・安心情報提供システムの件ですけれども、ご答弁をお伺いしますと、携帯電話に載る情報は子育て支援施設の位置ですね――利用時間等も入っているけれども――それだけじゃなくて授乳できたり、おしめをかえられる場所もそれに載せていくという、それも場所の分ですよね。大事な子育て情報については、今回、そこには入ってないわけですよね。WAIWAIカフェにはいろんな情報が入っていますけれども、それは今回のシステムの中には入っていないということです。
事前にお伺いしましたときに、このような子育て支援にかかわる地図情報、それは東京都の江東区でいろいろされてきたということで、江東区の子育て支援の関係のホームページも見せていただきました。他市のいろんな子育て支援のホームページも見ました、携帯サイトもあります。確かに、すべての方がパソコンを扱えるわけではなくて、若い方々を中心に携帯電話を使っておられる方が非常に多いことは、私も存じ上げております。しかし、先ほどパケット契約というのがありましたけれども、私などはその契約をしておりませんから、携帯電話でインターネットにつなぐと1ページ、1ページ、情報が少ないですから開いていくたびにお金がかかり、かつ地図情報とかいう大きな容量になると、物すごくお金がかかるんですね。ですから、私も携帯電話の契約をするときに、それは注意してくださいと言われました。びっくりするぐらいの請求書が来るかもしれませんというふうに。だから、若い方々が携帯電話をお使いになると言いますけれども、すべての方がパケット契約をされているというふうには限らないわけです。そうすると、子育ての情報をどのように市民の皆さんにお届けするのか。広報があります、パソコンがあります、次、携帯といくのであれば、まず優先すべきものは何かということを私は考えなければいけないと思うんです。
江東区しかり、ほかの自治体もいろいろ見ましたけれども、地図情報ではなくて、子育てに困ったときの相談だとか、子育てをどういうふうにしていったらいいのかとか、そういう子育てにかかわるWAIWAIカフェに載っているのを、皆、携帯に載せていっているんですよ。地図情報は最後の最後です。携帯を使っていろいろ発信をしていくということはいいことかもしれませんけれども、やはり費用対効果を考えるなら、何を優先させていくのかということを当然考えていかければならないと私は思うんです。
そこで、私はWAIWAIカフェの課題についてお聞きしました。しかし、その中でも利用者の方々から携帯を使って地図情報を発信してほしいというのは、総括は何もないじゃないですか。どうして、こんなの突然に出てくるのですか。もし、されるのであれば、地図情報ではなくて、まず、やはり子育て支援にかかわる地図以外の情報、本当に携帯の電話しか扱わない方にとっては、困ったときにどうしたらいいのか、健康、予防接種はどうなのか――よその市の携帯サイトを見てください――そういうことを、まず優先すべきだと私は思います。順番が違うと思いますけれども、ご見解を伺いたいと思います。
それから、2点目ですけれども、赤ちゃんの駅の分ですね。皆さんが本当に困っておられるのは、外出してもおしめをかえる場所がない、あるいは授乳の場所がない。私も痛いほどそれはわかります。だけど、ご答弁の中で、今、高槻市にあるのは市役所の本館の1階と7階だけですよ、いわゆる公共施設であるのは。先ほど、要件の中にプライバシーが確保できるところ、あるいはおしめをかえようと思ったらベッドを用意しなければいけない、それは他市でもリサイクルのものを利用していらっしゃるところもあります。だけども、松坂屋なんか行きますと、ちゃんと調乳用の湯冷ましの温度が出る湯沸かし器もきちんと置いてあります。それから、手洗いもきっちり、だれだってそうですよ、おっぱいをやるとき、母乳であれミルクであれ、おしめをかえるとき、必ず手を洗うんですよ。そういうものは、赤ちゃんの駅の必需品だと私は思います。他市ではないところもありますけれども、本当にそれをする側に立ってみたら、そんなものは最低つけてほしいんです。公共施設は、まだ市役所だけですよ。市役所の1階の本館にだって、そんな手を洗うところなんかないですよ。それをとにかく立ち上げて、この3月までに載せていくというのは、私は本当に無理があると思います。
江東区にもお聞きしました。そうすると、やっぱり1年かかってその施設を整備し、それができた後に携帯サイトに載せていったとおっしゃっているんですよ。やっぱり、そうすべきじゃないですか。何かやっておいて、後からつけ加えるというのは本末転倒ですよ。どれだけ確保できますか。
先ほど、板橋区のお話もございました。板橋区が赤ちゃんの駅を設置したのは、東京都の補助金を使ってやっているんですよ。赤ちゃんの駅を整備するのには、必ずお金が伴うんです。民間の方にもそれを整備していただくのであれば、当然、補助金を出すことだって考えなきゃいけない。赤ちゃんの駅は大事ですけれども、それぐらい費用もかかるんです。まず、市の公共施設にそういうものを幾つもつくってから、そういうものを掲載すべきですよ。わずか1か所、それも不十分な施設。あと民間で幾つか、今、大きな百貨店では赤ちゃん用の売り場の横にそういうものが設置されて皆さん利用されていますけれども。ご見解を伺いたいと思います。
3点目、先ほどありましたけれども、e-たかつき計画Ⅱとの関係ですけれども、この事業はリージョナルセキュリティーという、e-たかつき計画には21の事業が載っている、そのリージョナルセキュリティーの、地域の安全にかかわる事業だというご説明でありましたけれども、私は幾らその説明を読みましても、この事業は結びつかないですわ。やっぱり、これを読むと、確かに安全・安心であちこち移動経路を明らかにするというけれども、保護者の方、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんが赤ちゃんを連れてお出かけになるときに、子育て支援の施設、あるいはおしめをかえるとか授乳のできる場所に行くというのが、安全・安心の
まちづくり、広い意味で言えばそうかもしれませんけれども、この内容は、やっぱり防災とかバリアフリーで書いてありますよ。ちょっと、これは無理があると思います。もし、それに
位置づけてやられるなら、このリージョナルセキュリティーの計画全体像をお示しになって、ここの部分に当てはまりますというふうに言われるならわかりますよ、これだけシステムがあって。それもないじゃないですか。本当に何かとってつけたような感じが私はします。
しかも、私は、このe-たかつき計画Ⅱを見て一番に、住民ポータルサイトに一番近いかなというふうに思ってたんです。それは事業概要の中に、携帯電話用ホームページについて、内容の拡充とともに、印刷物等でQRコードの利用を拡充し、携帯電話用ホームページへの誘導を行いますと。それから、現在の高槻市メールマガジン、週間たかメールですね、これを携帯電話用のメールマガジンや行政サービスごとのメール配信システムを検討しますということですから、まさに子育て支援のメールマガジンの内容、抽象的ではっきりしてません、頻度もわからないですけれども、これに当てはまると思うんですよね。だから、これかなと思っていたら、全然違うことを言われるから、私は本当に驚くのですが、これはこれ以上言いませんけれども、一つお願いがあります。
今、高槻の公式携帯サイトがあるんですね、私もこれを機会に初めてアクセスして自分の携帯電話にも登録しました。そうすると、高槻の携帯の公式サイトの中には、全部で6つコンテンツがありましたかね。市営バスの時刻表とか、窓口案内とか、施設案内があるんです。この施設案内をクリックすると、今度は8つまた出てきました。文化施設、スポーツ施設、図書館、公民館、コミュニティセンター、その他の施設、公園・レクリエーション施設、自転車・自動車駐車場なんですね。それで、例えば文化施設をまたもう1回クリックすると、今度は現代劇場とか出てくるんですが、それをクリックすると何が出てくるかというと、電話番号、それもクリックするとすぐに発信できるんですよ。そこにつながるんです。それから、簡単な地図といって、大きな道路とか公共施設からどの辺の位置にあるかという地図が出ているんです。会館時間も休館日もそこに入っているんですよ。
そしたら、私は、わざわざこのシステムを立ち上げなくても、この公共施設のコンテンツの中に子育て支援施設を入れていただいたら――それこそ引っ越ししてこられた方が1万何人とおっしゃいましたけど、それは引っ越しだけであって、子どもを抱えている人はもっと少ないですよ。そんな方々も、子育て支援施設だけじゃなくて、図書館だとか、公共施設、みんなこれにつながっていけるじゃないですか。
私は、ぜひ、このシステムを立ち上げるんだったら、ここの公共施設の中に子育て支援施設のコンテンツも入れていただきたいと思いますけれども、いかがでしょう、伺います。
それから、図書館の分なんですけれども、私はICタグを全部資料につけて、迅速化を図って、図書館にいらっしゃる司書の方が本来の業務に当たっていかれると、そこまでは私も了とします。だけど、駅前に今度、無人の図書コーナーをつくって――総合市民交流センターは夜10時まであいてますからね、それは果たしてどうだろうかなというふうに思うんです。
それで、ちょっとお聞きしますけれども、総合市民交流センターの1階ということでした。私も1階へ行って、どの辺かなと思って、ずっと見てみたんですけど、通路は消防法の関係があって絶対物は置けません。予約棚も、ゲートも皆あるわけですからね、貸出機とかも置かれるから。そうすると、どう考えても1階の今の事務所のある、いわゆる部屋というところにしかならないですわ。あそこに入ってもらったら、すぐ――最初は憩いの場という形で喫茶店があったんです。ところが、喫茶店はつぶれちゃって、今、会議室みたいになっています――奥に事務室があるんですけど、事務室も本来の貸し館だとかチケットを売ったりする業務は、最初はゆったりだったんですけれども、行政サービスコーナーができて半分になりました。写真をちょっと写してきて、皆さんには見えませんが、部長にはちゃんと見ていただきたいですけど、入ったところに、ここが受付ですわ。ここが行政サービスコーナー。この前には申請書を書く記帳台がありますね。それから、いろいろ皆さんにちょっと待っていただくためのいすが並べてあるんですよ。ここには点字ブロックもちゃんとついているんです。そして、最近は、あそこの施設を使うのにコピー機が青少年センターしかなくて非常に不便だったんですが、今ここに置いてもらっているんですね。そしたら、予約棚とゲートだとか貸出機、ここのどこに置くスペースがありますか。本当に私は不思議なんですよ。ということは、いすを撤去するぐらいしか、これを置く場所がない。だけど、このいすは非常に大事なんです。もう細かいこと、利用状況を申し上げません。しかも、ここは予約の日――3か月前に交流センターは受け付けができるわけですけれども、重なるところなんかはたくさんの方がお見えになって、抽せんですから、ここは人があふれています。私も行ったことがあります。
それから、イベントホールなんかで150人以上の催し物があったときには、始まる前と終わった後も、このエレベーター前は人で混雑しています。本当に大変なんですよ。そんなところに、新たに物を置くということは、私は考えられない。もし、どうしても置くと言われるのであれば、今の利用者に、絶対ご迷惑をかけない、不便をかけない、そういうことをきっちり手だてしてやるべきだと私は思いますけれども、どうでしょう。
2点目ですけれども、もう1点考えなければいけないのは、図書館というのは、先ほどからプライバシーと言われましたけど、どんな本を借りているというのは、まさに本人の内心の問題なんですよ。思想、健康の問題、そういうものを公衆の面前で借りるというのは、内心の自由を担保するという意味で非常に問題があると思うんです。だから、図書館は、従前は貸し出しカードだったのに、それをおやめになったわけです。ほかの方が何を借りたか。こんな1階の公衆の真ん中に予約棚を並べたら、まさにあの人はあの本を借りているというのがもう丸見え。プライバシーも何もあったもんじゃないです。その点についてはどうお考えになっているのか、お伺いします。
それから、図書館の協議会の件ですけれども、新しく立ち上げるならいざ知らず、図書館協議会は、もう既にずっとあるわけです。図書館協議会では、この新図書館のシステムのご説明もされています。そのときには、この駅前のこのことは一言もご説明をされていません。しかも、新たに図書館協議会がこの地域協議会を担うということもご説明をされてないんですよね。全部決めた後に、また新たに、おたくらの仕事はこれですというのは、私は順番が逆だと思うんですね。やはり、事前に図書館協議会の皆さんにも、こういうことを考えていますので、新たにこういうこともお願いしますというご説明をして、じゃ、どうだこうだという、ご意見を踏まえて進めていかないと、全部やった後に、次に図書館協議会を開くときにこうやりましたというのは、余りにも図書館協議会の軽視になるんじゃないかというふうに思いますけれども、いかがでしょう。
最後、芥川遺跡にかかわる芥川小学校の建てかえに関する分ですけれども、前向きなご答弁をいただいていますので、非常に私も何が出るか楽しみなんですけど、子どもたちにも本当にいい歴史教育の機会だと思うんです。ですから、子どもたちにも触れ合えるように、そして、地域の皆さんにもきちんと丁寧に説明をいただくように、これは強くお願いをしておきたいと思います。
以上です。
○
子ども部長(古村保夫)
二木議員の赤ちゃんマップに関する再度のご質問にお答えいたしたいと思います。
1点目の、地図情報より先に携帯電話に提供すべき情報があるのでは、というご指摘でございますが、携帯電話でさまざまな情報が探索できますようになった今日、提供すべき情報も多岐にわたると考えてございます。そこで、今回の事業につきましては、子育ての安全・安心情報の提供を目的といたしておりまして、提供いたしますサービスの内容はもとよりといたしまして、乳幼児連れの保護者の方が安心して外出できるための情報として、アクセス経路を示す地図情報、これも提供させていただきたいと考えているものでございますので、よろしくご理解をお願いいたします。
2点目の、赤ちゃんの駅を整備した上で赤ちゃんマップを整備すべきではないか、というご指摘でございますが、赤ちゃんマップのシステム化と並行いたしまして、赤ちゃんの駅の全市的な整備につきましても、準備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
3点目の、高槻市公式携帯サイトに、子育て支援施設を掲載することについてのご指摘でございますけれども、ご指摘を踏まえまして、関係課と調整した上で、子育て支援施設につきましても掲載してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○
地域教育監(春本一裕) まず、総合市民交流センターでございますが、総合市民交流センターの1階には議員がおっしゃるとおり、さまざまな機能がございますので、私どもも何回も現地を確認いたしております。今回の設置につきましては、図書館の資料のご利用以外の方にご迷惑を及ぼさないよう、担当部署と現在調整中でございます。なお、その方々にとっても、図書館の資料の貸し出しや返却が総合市民交流センターででき、便利になるということでございますので、よろしくお願いいたします。
次に、プライバシーの保護につきましては、私どもも一番考えなければならない大きな柱の一つであると考えております。そこで、今回のシステムは、職員にわざわざ見せて処理を依頼することなく、利用者自身で処理ができるということで、利用者のプライバシー、読書の秘密を守ることができるというものでございます。しかし、管理運営の中で課題が出てくることもございますので、今後も工夫する中で、よりよい体制を目指してまいりたいと考えております。
最後に、図書館協議会での論議がなされているかとのご質問でございますが、図書館協議会からは、これからの高槻市立図書館のあり方についての答申の中でも、速やかにICタグを利用したシステムへの移行を望む旨の意見をいただいております。図書館協議会から地域協議会としてのご意見もいただくことになっておりますので、できるだけたくさんの市民の皆さんに図書館の資料、情報を提供するため、積極的なご論議をいただく予定をいたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
以上でございます。
○(
二木洋子議員) 2問目のご答弁をお聞きしまして、高槻市の携帯公式サイトの公共施設の中に子育て支援施設も載せていただくということで、それは私も前向きにお願いしたいと思います。
しかし、そのことによって、今回、目指しておられるシステムの大部分が解決できるのではないかというふうに私は思っているんです。公共施設をもっと詳しく見ようと思えば、高槻市の携帯サイト以外からもネット接続できるわけですから、地図情報はいろいろとれるわけで、あえて私はこれだけのお金をかけてこの地図情報、あるいはメールマガジンももう一つよくわからないですけれども、やる意味があるのかなというふうに思わざるを得ません。
ぜひとも子育て支援を、携帯を使っている人たちも踏まえて、子育て支援のいろんな広報をどう進めていくのか、情報を発信していくのか、やはり基本的な計画をきっちり出していただいて、赤ちゃんの駅もどういう基準をつくって、幾つぐらい確保できるのかというめどもきっちりつけてしていかないと、わずか1か所か2か所を載せるだけでは、これはつくった意味がないんです。本当にあるのは、今は民間の施設だけです。残念ながら高槻市の公共施設にはありません。総合市民交流センターも、おしめをかえるところが廊下に面してつくってあるんですよ。私は前からあれも変えてくださいと言っているんです。プライバシーのことを考えれば、赤ちゃんのおしめがえを廊下の真ん中でする人がいますか。本当にそこが私は、皆さん、片一方でおっぱいあげて、おしめがえができる場所と言いながら、今ある施設のどこをどう変えたらいいのか、本当に皆さん、子連れでそういうことをやりはったことがあるのかと、この間、いろんな方とお話しして、私は思わざるを得ませんでした。このシステムに関しては、今の状況では、私は納得できないということを申し上げておきたいと思います。
図書館のシステムなんですけれども、駅前でそういうのをやってもらうので、1階については、また部が違いますから、いろいろご調整いただいて、迷惑をかけないように、プライバシーも配慮していくというふうに工夫していきたいということですから、それは、私は本当にやっぱり工夫していただきたいというふうに思います。現状を見る限りでは、これは、もう、できる場所はないです。本当にこれは考えていただきたいと思います。
図書館協議会の件に関しては、確かに図書館協議会の答申にICタグを利用してというのは載っています。だけど、今は返却箱はありますけど、駅前で夜の10時まで自由に貸し出しできる、借りられるということまでは書いてなかったです。ここの部分は全く新しい事業なんですよ。だから、それはやっぱり図書館協議会にもご意見を伺ってされるべきだというふうに私は思います。
あと1点、最後に要望だけ、これは市民参画部に申し上げたいと思います。
総合市民交流センターの使い方です。これは過去、議会からも何度もいろんな方から言われたと思うんですけれども、今、言いましたように、当初のときには行政サービスコーナーはなかったんです。それができてきた、それから図書館の返却ボックスが置かれた、それから体育館等のオーパスシステム機器を置いた、順番は違いますよ、大学交流センターが突然できた、それから「ワークサポートたかつき」ができた。もう、次から次へと、あそこは駅前だからと、物が入っていくんですよ。この間、それに対して、やっぱり大事なのは、交流センターは何をするところかということをきっちり総括して、今後の方向性を出すべきだというふうに、前に議会から指摘があったじゃないですか。それを踏まえて出しますって、前、部長は答弁されていたんですよ。それがないんです。それでまた今度、図書館のシステムなんですよ。こんな形でどんどん総合市民交流センターのところに機能をふやしていっていいのか。総合市民交流センターのあり方の基本の問題だと思いますので、そこは今回、図書館の機能をつけ加えるとおっしゃっていますけれども、もう一遍、総合市民交流センターのあり方というものを踏まえて、原点に立ち返って、そのシステムを入れるべきかどうか、私は考えていただきたいということをお願いしておきます。
以上です。
○議長(
源久忠仁) 質疑は尽きたようです。
次に、議案第102号 平成21年度高槻市
駐車場特別会計補正予算(第1号)について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 質疑はないようです。
次に、議案第103号 平成21年度高槻市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 質疑はないようです。
次に、議案第104号 平成21年度高槻市財産区会計
補正予算(第1号)について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 質疑はないようです。
次に、議案第105号 平成21年度高槻市
自動車運送事業会計補正予算(第3号)について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 質疑はないようです。
次に、議案第106号 平成21年度高槻市
水道事業会計補正予算(第3号)について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 質疑はないようです。
以上で質疑を終結します。
お諮りします。
ただいま議題となっています日程第2、議案第95号から日程第13、議案第106号に至る議案12件は、それぞれ所管の委員会へ付託したいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 異議なしと認めます。
したがって、お手元に配付しました議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会へ付託することに決定しました。
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議案・議事関係書類綴 86ページ参照
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○議長(
源久忠仁) ただいま所管の委員会に付託しました、これら議案の審査のため、別紙お手元の委員会招集通知のとおり、各委員長から休会中の委員会の招集がなされています。
委員各位には、よろしくご審査賜りますようお願い申し上げます。
お諮りします。
本日の会議は以上にとどめ、委員会審査のため、12月4日から12月15日までの12日間休会とし、12月16日午前10時から本会議を開会したいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
源久忠仁) 異議なしと認めます。
したがって、本日の会議はこれで散会します。
〔午後 0時14分 散会〕
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 源 久 忠 仁
署名議員 根 来 勝 利
署名議員 中 村 玲 子...