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平成15年地方分権推進特別委員会( 2月14日)

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  1. 高槻市議会 2003-02-14
    平成15年地方分権推進特別委員会( 2月14日)


    取得元: 高槻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-27
    平成15年地方分権推進特別委員会( 2月14日)         地方分権推進特別委員会記録          平成15年2月14日(金)
                 高槻市議会事務局    日  時  平成15年2月14日(金)午後1時 0分招集  会議時刻  午後1時 0分 開議        午後1時25分 散会  場  所  第3委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(9人)  委  員  長    松 雪 芳 信     副 委 員 長    藤 田 頼 夫  委     員    三 本   登     委     員    中 浜   実  委     員    中 村 玲 子     委     員    二 木 洋 子  委     員    源 久 忠 仁     委     員    岡 本 嗣 郎  委     員    小 野 貞 雄  議     長    根 来 勝 利     副  議  長    稲 垣 芳 広  理事者側出席者  市     長    奥 本   務     助     役    寺 本 武 史  助     役    安 塲 信 夫     市長公室長      中 野 昭 三  市長公室理事     立 花 正 三     政策推進室長     伊 藤 和 雄  総務部長       中 寺 義 弘     行財政改革推進室長  森   俊 朗  職員長        石 下 誠 造     職員研修所長     中 瀬 利 行  財務部長       畠 中 富 雄     人権生活文化部長   伊 達   章  産業市民部長     吉 田 定 雄     民生部長       山 本   隆  保健医療監      清 水 怜 一     児童保育長      岡 本 規 男  福祉事務所長     藤 田 光 男     民生部次長      森 本 忠 幸  環境部長       石 本 征 範     環境管理室長     鞍 谷 保 之  建設部次長      北 田 莊 平     都市整備部長     林   昭 幸  都市整備部理事    倉 橋 隆 男     管理部長       岩 本 輝 雄  学校教育部長     大 森   勝     その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局長       沼   雅 和     議事課主幹      小 島 善 則  議事課事務吏員    池 田 純 二     〔午後1時 0分 開議〕 ○(松雪委員長) ただいまから地方分権推進特別委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は9人です。  したがって、委員会は成立します。  議事に入ります前に、理事者から発言があります。 ○(奥本市長) 地方分権推進特別委員会開催に当たりまして、一言あいさつを申し上げます。  本日は、第3回地方分権推進特別委員会開催をお願い申し上げましたところ、委員各位におかれましては、公私ご多忙のところにもかかわりませずご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。  本日、ご審査をお願いいたします案件は、中核市権能を生かしたまちづくりでございます。前回特別委員会におきまして中核市推進計画中間報告案をお示しさせていただき、ご意見をいただいたところでございますが、その後、市民皆さん方からのご意見もいただいてまいりました。  このたび、これらを参考にさせていただくとともに、関係条例制定等に伴う時点修正等を行い、中核市推進計画案として取りまとめさせていただきましたので、ご審査のほどよろしくお願い申し上げます。  なお、本特別委員会でご審査をいただいております広域行政推進に係る諸課題につきましては、前回特別委員会以後の取り組みといたしまして一昨日の12日に第3回の高槻市・島本合併等研究会開催し、本市と島本町との間での防災訓練共同実施など、広域連携に向けた具体的な取り組みについて検討を始めたところでございます。  今後、実施に向けての解決すべき課題等整理を行ってまいりますが、これらにつきましては、しかるべき時期に、議会にもご説明してまいりたいと考えております。  本日は、冒頭に申し上げましたとおり、中核市推進計画案の1件でございますが、後ほど担当の方からご説明を申し上げますので、よろしくご審査をお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 ○(松雪委員長) 発言は終わりました。  それでは、ただいまから議事に入ります。  中核市権能を生かしたまちづくりについてを議題とします。  理事者側説明を求めます。 ○(中野市長公室長) それでは、本日の案件でございます中核市権能を生かしたまちづくりにつきまして、中核市推進計画案のご説明をさせていただきたく存じます。  お手元に資料1といたしまして、中核市推進計画案を、そして、資料2といたしまして中核市推進計画案新旧対照表を配付させていただいております。  まず、資料1でございますが、前回11月28日の本特別委員会におきまして中核市推進計画中間報告案についていろいろとご意見をいただきました。その後、当計画に係る条例制定関係法令の公布がございまして、また、中間報告につきましては、昨年の12月10日から31日までの間、広報紙ホームページ等によりまして市民皆さんからのご意見を募り、これに6件のご意見をいただいたところでございます。  そこで、今回の中核市推進計画案につきましては、ただいま市長からございましたように、市民皆さんからのご意見参考とさせていただくとともに、条例制定等によります時点修正、また、一部字句の修正も行い取りまとめております。  資料2につきましては、中核市推進計画案中間報告との新旧対照一覧でございます。この資料2の表の見方でございますが、左側から変更を行った事業名、次に、その所在のページ、次に、中核市推進計画案内容、さらに中間報告内容となってございます。中核市推進計画案の項で下線を引いてある箇所が変更した部分であります。  前回特別委員会でご説明申し上げております中間報告とほかの内容は同様でございますけども、変更部分につきまして、この新旧対照表に基づいてご説明をさせていただきたく存じます。資料1の中核市推進計画案とあわせてごらんいただけたらありがたいと思います。  まず、目次部分変更でございます。目次の2ページでございますけども、資料編といたしまして新たに3つの資料を掲載いたしました。1つは、市民皆さんからのご意見6件を71ページから72ページに掲載をいたしております。これらのご意見につきましては、推進計画案作成での参考とさせていただいております。  次に、2として高槻中核市推進本部規程、これは庁内組織でございますけども、それと、3といたしまして中核市推進本部下部組織を73ページ以降にそれぞれ参考資料として掲載いたしました。  次に、第1 中核市推進計画策定の3の基本方針を具体化する事業項目変更部分でございます。まず、4ページの(6)屋外広告物に係る指導でございます。中間報告では、屋外広告物条例制定し、となっておりましたが、屋外広告物条例が12月議会制定されましたことから、条例制定に伴う表現並びに文言整理を行っております。  次に、6ページの(3)「健康日本21」地域計画策定でございます。健康増進法施行につきまして、中間報告では、平成15年4月に施行予定としておりましたが、平成15年5月施行と決まりましたので、その旨変更を行っております。  次に、8ページの(10)窓口業務改善でございます。前回特別委員会におきまして口頭によりご説明をいたしておりました税務各課における証明書発行等窓口一本化につきまして、市民課窓口改善とともに、当面の取り組み課題として記載いたしております。  次に、同じ8ページの(11)計量法に基づく事務でございます。中間報告では、商品量目検査につきまして立入検査回数増検討します、としておりましたが、これを立入検査を定期的及び随時実施し、商品量目に係る適正な計量確保を図ります、と明確にさせていただきました。  次に、第2の具体的な事業実施方向性基本方針1の項目変更部分でございます。ここの項目は、事業取り組み内容を具体的に説明しているところでございます。  まず、23ページの(6)屋外広告物に係る指導でございます。屋外広告物審議会委員構成や選考につきまして、中間報告では、これを多角的に検討するとしておりましたが、12月制定屋外広告物条例におきまして、委員につきましては7名といたしておりますので、その記載を、また、構成につきましては、法律、都市計画等学識経験者を中心として選考することといたしましたので、その旨明確に記載いたしました。  次に、25ページの(7)開発審査会設置でございます。中間報告での「開発審査会条例制定するとともに」との表現につきまして、12月に条例制定しておりますので、表現変更と一部文言整理を行っております。  次に、26ページの(8)高齢者身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物建築の促進でございます。中間報告では、この事務につきまして、中核市への移行により移譲を受ける事務としておりましたが、法の改正によりまして、建築主事を置く市町村の事務となるとともに、その施行が本年の4月となりましたことから、中核市移行により取り組む事務ではなく、建築主事を置く市の事務として取り組むこととなりましたので、その説明を加え、それに係る表現整理を行っております。  次に、35ページの(11)教職員研修事業でございます。教職員研修内容につきまして、中間報告では、教職員研修事業の種類を参考資料として掲載して、研修講座名一覧を示して おりましたが、これを研修体系に沿った形で教職員研修講座一覧として整理をし直し、わかりやすくいたしてございます。  次に、基本方針2の部分でございます。まず、39ページの(2)高齢者向け賃貸住宅安定確保でございます。高齢者向け優良賃貸住宅供給計画認定基準につきまして、中間報告では、交通利便性生活利便性についても考慮し、設定することとします、といたしておりましたが、これらを具体的に認定基準の中に設定することといたしましたので、この旨の変更を行っております。  次に、40ページの(3)「健康日本21」の地域計画策定でございます。先ほどもご説明いたしましたとおり、健康増進法施行月変更を行っております。そして、「健康日本21」地域計画策定時期とその検討組織につきまして、中間報告では、16年度を目途に策定、また、市民代表を含めた組織検討といたしておりましたが、これを市民からいただきました意見参考にして、16年度の早期に策定、また、市民保健(険)関係者、団体も含めた組織検討、と変更いたしました。  次に、48ページの(7)社会福祉審議会及び専門分科会設置でございます。身体障害者審査部会の任務につきまして、中間報告では、身体障害者手帳認定としておりましたが、これに加えて更生医療機関の指定についても行うこととなりますので、これを追加いたしております。  次に、54ページの(10)窓口業務改善でございます。まず、54ページに記載窓口業務現状説明につきまして、中間報告では市民に身近な窓口現状といたしまして、市民課と支所の窓口業務業務内容につきまして記載しておりましたが、これに加えて税務4課の業務取り組みについても追加して記載しております。そして、事業概要のところでは、先ほどご説明いたしましたように、当面の窓口業務改善につきまして、市民課窓口改善とともに、税務窓口である税務4課での各種証明書発行業務等窓口一本化についても検討します、と変更を行ってございます。  以上が、中核市推進計画案につきまして、中間報告からの変更内容でございます。そのほかのところにつきましては、中間報告変更がございませんので、あわせましてご審査をよろしくお願い申し上げます。  なお、この計画案につきましては、本特別委員会のご審査をいただいた後、中核市推進計画として取りまとめることを予定をしております。  以上、まことに簡単ではございますけども、説明とさせていただきます。  どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○(松雪委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまより質疑に入ります。 ○(源久委員) 中核市推進計画中核市になりますから、そのような計画を持つことは大事だと思ってます。  ただ、ずらっと網羅的、体系的にたくさんの課題があるわけですから、ここではある意味では、方向性とか、大枠の意見しか表明できてませんので、ここの審査を経たということをお墨つきとして、これが議会できちっと一定認知されたというふうな理解を持って進めていくというふうなことについては、私、一言、違うよ、というふうに申し上げておきたいと思うんです。  だとしたら、細かな全部、項目ごとにきちっとバックデータ資料を出していただかんことには、これだけのもので、要するに上っ面の文字だけ出されて結構ですよと言うわけにはいきませんし、そういう認識資料であると、そういう計画だというふうなことを私の認識として受けとめたいと思うんですけども、皆さんは、この性格をどういうふうに踏まえておるのか、一遍聞かせてください、これが1点。  それから、中核市になることによって、当然に地方分権一括法の趣旨によってそれぞれ中核市事務、それから、例えば、建築主事のある市の事務みたいな形でそれぞれ大阪府の所管してい る事務が、権限が本市に来るわけですけど、それは市民側にとりましたら、サービス供給主体が、従来、大阪府であったのが本市になるだけというふうなことであって、いってみりゃ、市民における行政サービスのトータルは差がないわけです。  したがって、この中核市になることによってさらにどこが違うのか、どういうサービスが加わって、その事務内容市民側からどうプラスアルファが出るかというふうなことがあって初めて、私はこの内容市民にとってよりよいものに受けとめられるのではないかなというふうに思うんですけども、そのあたり仕分けというか、区分けというか、事業効果という表現では書いてますけども、そのあたりがよく見えない。だから、いわば中核市になったことによって与えられた権限を生かす意味を込めて項目上げてやるんですというふうなことであれば、あえてそんな大上段に構えて結構なんて言わなくても、当然、やらんとあかん仕事ですから、中核市になれば当然、せんとあかん義務的な事務ですから、あえてこれをこういうふうなものにまとめ直すというふうなことは、改めて、単に従来、府が提供した事務が市に来ることによって、さらにプラスアルファとして市民の側にいわばサービスが加わる、より多様性のある充実したサービスを受けられるというふうなことであるからこそこういうふうになってるんだと私は理解するんですけども、そのあたりの実は仕分けがこの分の中においては十分見られない。  それから、また、中核市事務において、大阪事務、従来やってたんですけども。例えば、府がやってた事務が、既に10年、20年というふうな時の経過の中で、その持つ制度がやっぱり大きな変容を実は迫られていて、府でも難儀をしてる、いわば見直しせんとあかんというふうな事務も中にはあります。それをすっと、やっぱり中核市ですから、この事務を市がやらんとあかんというふうなことで、いわば頭出しとしてずらっと羅列をしてますけど、私はこういう計画というふうなことをつくられるならば、きちっとこの際にそういった施策の総括までしていただいて、そのことが高槻市といういわば町の状況に照らし合わせてみて、高槻市としてこの事務をどういうふうに受けとめて、中身変更を加えてと申しますか、やっていくというふうな視点も私は必要でなかったかなと思うんですけども、ずらっと見る限りでは、いわば施策羅列にしかすぎないんじゃないかなというふうな感想を持ってます。  したがって、私の感想についてご意見をいただくのは結構で、やぶさかじゃありません。いただいて結構なんですけども。推進計画、きょうの委員会審査を経て案を取って、計画としてまとめるとしても、このまますべて無条件に議会一定諮って了解を得たというふうな理解をとってもらっては私としては困ると。こういうことの意見だけを申し上げておきたいと思うんですけども。ご意見があれば承ります。 ○(中野市長公室長) 仰せのことは確かにそのとおりかと思います。確かに、表題を計画としております、推進計画としてございます。いろんなご意見の中にもございましたけども、中核市として何をするんや、どういうふうになるんやというところも市民からの多くのご意見もちょうだいしております。どう変わっていくんやと。中核市となったらどうなるんやというようなこともいろいろお聞きしております。ただ、私どもがいつも申し上げております中核市権能は、確かに2,287の事務権能がおりてまいります。しかしながら、それにつきましては、今までも大阪府を通じてやっておった事務で、市民の方々に直接はね返るものではない。ただ、市が直接やることによって時期的な短縮はできるでしょうけども、目に見えて中核市になったからこう変わるという部分はなかなか難しいという話をしてまいりました。その中で権能を生かして、高槻市として個性あるまちづくり市民のためになるまちづくりを進めるにはどうしたらいいかということで、それにつきましては、 議会からも大きく何度も指摘されております、職員能力アップが必ず必要になってまいります。その中で、能力をつけた中で職員が国と対等にやり合うというような力をつけた上で新しいまちづくりの展開ができていくというふうに考えておりますので、そういう部分では、委員ご指摘のように、今、目に見えるものが余りないとは思いますけども、当面、そういう指針になるようなものをつくっていきたいということで、この中核市推進計画をまとめました。その中で、実際にその計画をする際には予算等も伴いますので、当然、議会のご審議を経ることになってまいりますので、その際にまた、新たな実施に際して必要な資料等の提供もしてまいることと存じますけども、その中で改めて議会でのご審議をいただくことになりますので、あくまでもこれは推進するための計画として、一つの指針としてまとめてまいりましたので、そのあたりでご理解をお願い申し上げたいと思います。  以上でございます。 ○(源久委員) ご答弁のとおり、推進計画というふうに大上段に構えて取りまとめると、何か中核市になることによって従来の移譲事務プラスアルファが伴って、個性あるまちづくりなんて表現もされてましたけども、夢を市民には持っていただくような工夫だてをすることは大事なんですけども、この実態の中を見れば、中核市によって移譲される事務、ないしはこの機会に市が力を入れたいという事務について、より具体的にまとめ上げたというふうなものでしかないんじゃないかなというふうなことも、今の答弁である意味ではっきりしたんですけど、私は、これは具体的なこれからの行政指針みたいなものですよね、中身の。だから、そういった行政の内部の指針みたいなやつを、より開かれた行政を推進するというふうなことで、あえて議会特別委員会に付して議会意見も聞こうとしたというふうな進め方については、私は大いに了とするわけでありますけども、あくまでも、それは皆さん責任を持ってつくってやっていくというようなものであって、意見を聞いたからいうたって、やっぱり、これについて議会の方が一定方向づけを与えて、一定の結構ですよみたいな方向づけを与えたというふうな認識だけは、私、とってもらったら困ると思うし、そのことだけは意見表明としておきます。余りにも抽象的な計画バックデータ等々の資料等もないもので、細かい意見については、あえてこの委員会では私は留保をしておきます。  以上です。 ○(松雪委員長) 質疑は尽きたようです。
     以上で本日の議事は終了しました。  ここで、各委員にお諮りします。  今期市議会議員任期が本年4月末をもって満了するため、昨年5月以降、今日までの審査経過概要について、来る3月定例会報告を行うことになっておりますが、この委員会報告書作成については、委員長にご一任願いたいと思います。これに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(松雪委員長) 異議なしと認めます。  よって、委員会報告書委員長作成をします。  それでは、任期最後委員会でございますので、正副委員長一言だけお礼のごあいさつを申し上げたいと思います。  昨年の5月以来、各委員におかれましては、本特別委員会に付託されました審査事件について、鋭意慎重に審査を賜り、おかげをもちまして無事責任を果たすことができました。ここに正副委員長として皆さんに厚くお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。  以上で、本特別委員会散会します。     〔午後 1時25分 散会〕 委 員 長...