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令和2年第1回定例会(本会議 第2日目) 本文 開催日:2020年02月21日
令和2年第1回定例会(本会議 第2日目) 本文 開催日:2020年02月21日

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  1. 岸和田市議会 2020-02-21
    令和2年第1回定例会(本会議 第2日目) 本文 開催日:2020年02月21日


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    最終取得日: 2022-11-21
    2020年02月21日:令和2年第1回定例会(本会議 第2日目) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)    午前10時開会 ◯米田貴志議長  ただいまから本日の会議を開きます。  まず、議員出席状況事務局長から報告をさせます。 ◯牟田親也事務局長  本日の議員出席状況をご報告申し上げます。  ただいまの出席議員は全員です。  以上、報告を終わります。 ◯米田貴志議長  次に、本日の会議録署名者会議規則第81条の規定により、私から10番友永議員、11番西田議員を指名いたします。 ◯米田貴志議長  これより日程に入ります。  日程第1、一般質問を前回に引き続き行います。  まず、岡林議員。    (18番 岡林憲二議員登壇) ◯18番 岡林憲二議員  議長より発言のお許しをいただきましたので、一般質問に参加させていただきます。理事者各位におかれましては、私の質問の意図をお酌み取りいただき、的確でわかりやすい答弁をお願いします。議員各位におかれましては、しばらくの間ご清聴いただきますようよろしくお願いいたします。  それでは、通告の項目に沿って質問をさせていただきます。初めに、自衛官募集についてお聞きします。  一昨年、岸和田市が大きな台風の被害をこうむったのは記憶に新しいところですが、ここ最近、毎年のように、全国的に大きな自然災害に見舞われることがふえています。そうした中、人命救助物資輸送など、また、災害からの復旧についても、自衛隊が活躍し、大きな役割を果たしております。  また、まことに残念ではありますが、我が国周辺を含めて、国際的にも緊迫する事態も発生しており、国内外を通して、多くの方々から、自衛隊に対し、期待や要望が日ごとに増大しつつあります。
     そして、今、世界中を不安にさせている新型コロナウイルス感染拡大防止のために、大変多くの方々が携われていて、自衛隊も任務の遂行のために活躍されています。  岸和田市でも、今後、こういった自衛官人材確保は大変重要な課題であると同時に、対象年齢の学生などへの自衛官募集の案内や情報の提供が、これからも必要であると思います。  岸和田市では、募集対象者への案内に対する事務について、自衛隊から、どのような形式で依頼があり、どのように対応しているのか現状をお聞かせください。  それから、岸和田市としての自衛官募集事務についてお聞きします。  自衛官募集について、岸和田市として、具体的にどのような方法で募集事務を行っているのでしょうか。また、それにかかる経費について、国の費用負担はどのように行われているのかお聞かせください。  次に、主に自動車の運転における安心・安全の確保についてお聞きします。  昨年5月、滋賀県大津市で、保育園児16人が死傷するという大変痛ましい事故が発生しました。また、ドライブレコーダー防犯カメラの普及により、事故の映像をテレビやインターネットなどで目にすることも多くなりました。出会い頭やドライバーの持病による突然の発症、また、高齢ドライバーによる運転ミス等による事故など、幾ら自分自身が気をつけていても避けられないケースも散見します。  そこで、(1)交通安全対策について、岸和田市内での近年の交通事故発生件数を車、バイク自転車歩行者といった類型別及び事故を起こした人の年齢層別についてお答えください。  次に(2)ラウンドアバウト環状交差点についてお聞きします。欧米では、多くの国でラウンドアバウトが導入され、死亡事故などの大きな事故の減少や渋滞の減少などが報告されています。我が国でも、平成24年に、長野県の軽井沢町でラウンドアバウト社会実験が行われ、それをもって、全国的に整備が進んだことから、さまざまな効果が出ていると聞いております。  そこで、全国でのラウンドアバウト設置状況の現状についてお聞かせください。  最後に(3)公用車ドライブレコーダーについてお聞きします。ドライブレコーダーを搭載すると、運転者安全意識の高揚、安全運転の励行につながることが期待され、安心・安全の確保につながると考えられますが、岸和田市の公用車においては、どの程度ドライブレコーダーが搭載されているのかお聞かせください。  以上で、私の1回目の質問を終わらせていただきます。2回目以降は自席にて、一問一答方式にて質問させていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ◯米田貴志議長  春木市民環境部長◯春木秀一市民環境部長  ご質問の1.自衛官募集について(1)岸和田市の協力についてのうち、市民環境部に関する内容につきまして、私からご答弁を申し上げます。  自衛官募集事務への協力につきましては、自衛隊大阪地方協力本部から、毎年、協力依頼がございます。平成30年度につきましては、10月に、陸上自衛隊高等工科学校の生徒に関する募集事務として、1月には自衛官自衛官候補生防衛大学校の学生及び防衛医科大学校の学生に関する募集事務として、対象者情報提供依頼を受け、住民基本台帳の閲覧で対応したところでございます。  具体的には、自衛隊大阪地方協力本部からの住民基本台帳閲覧請求を受けた後、閲覧される方が、住民基本台帳をもとに対象者を転記することになっておりまして、本市で事前に対象者を抽出した閲覧用の名簿を作成し、それを転記していただいているところでございます。 ◯米田貴志議長  宮下危機管理部長◯宮下省吾危機管理部長危機管理監事務取扱  ご質問の1、自衛官募集についてのうち、危機管理部にかかわることにつきまして、私から答弁させていただきます。  まず、本市が実施しております自衛官募集に係る事務につきましては3つございます。  1つ目が、広報きしわだに、自衛官募集に係る記事を年5回掲載してございます。  募集の種目としましては、自衛官候補生航空学生のほか、防衛大学校生及び防衛医科大学校生などとなってございます。  2つ目として、自衛官募集事務担当課長会議に参加してございます。  3つ目として、自衛官募集の懸垂幕を旧玄関横に掲示してございます。  これらの内容で、実費や金額換算した対価を国庫委託金として受け入れてございます。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  ご質問の2、安心・安全の確保についてのうち、(1)交通安全対策についてと(2)ラウンドアバウト環状交差点について、建設部よりご答弁申し上げます。  まず、車、バイク自転車歩行者類型別発生件数でございますが、バイクにつきましては、車両に含めて計上されておりますことをご了承ください。  直近の平成30年中の件数でございますが、車両相互事故は881件、車両単独事故は1件、自転車事故は263件、歩行者事故は84件でございます。なお、事故を起こした方の年齢別件数でございますが、15歳以下の子供関連の事故は53件、また、65歳以上の高齢者関連の事故は288件でございます。これら以外の年齢別件数につきましては、詳細な公表資料がございませんので、本市においては把握できておりません。  次に、ラウンドアバウト環状交差点についてですが、ラウンドアバウトを説明する上で、よく従来のロータリー形状交差点と混同されるので、比較しながら説明をさせていただきます。  ロータリー形状交差点は、左からの侵入車両が優先となり、環道を走行している車が譲る格好となります。しかし、信号機や一旦停止の標識、停止線があったりなどまちまちで、小規模のものが多いのが特徴でございます。  我が国ラウンドアバウトは主に一車線ラウンドアバウトであり、直径27メートル以下で最小限となる大きさの環状交差点で、導流部、交通島、環道、中央島から構成されています。車両の通行については、信号機がなく、右回りに環道を走行している車両が優先となり、侵入してくる車が譲る格好となります。しかし、環道に車両がない場合は、一旦停止をする必要がありません。ラウンドアバウト環状交差点道路標識を設置するほか、都道府県公安委員会の指定が必要となります。  なお、ラウンドアバウト設置件数ですが、平成31年3月末現在、全国に87カ所あり、府内の設置件数は、和泉府中駅前のものを含む5カ所となっております。  岸和田にはロータリー形状交差点が門前町、土生町、岡山町の3カ所にありますが、ラウンドアバウトはございません。 ◯米田貴志議長  寒川総務部長◯寒川成志総務部長  ご質問の2、安心・安全の確保についてのうち、(3)公用車ドライブレコーダーにつきまして、総務部よりご答弁を申し上げます。  上下水道局、病院、競輪場を除く公用車任意保険につきましては、総務管財課で一括で契約を行っておりまして、その自動車の台数は、本年1月1日時点で197台となってございます。  ただ、全ての公用車につきまして、ドライブレコーダーを搭載しているか否かについては把握をいたしておりません。  ただし、集中管理公用車等総務管財課が所管しております軽自動車乗用車等の10台分につきましては、平成30年度以降、調達する際に、ドライブレコーダーの搭載を仕様として定めておりまして、現在2台に搭載、また、マイクロバスにつきましても平成31年2月に搭載してございます。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  それでは再質問させていただきます。  自衛官募集について、さまざまな対応をしていただいていることはよくわかりました。  では、具体的に、岸和田市から何名の方が自衛隊に入隊されましたでしょうか。直近の実績をお聞かせください。 ◯米田貴志議長  宮下危機管理部長◯宮下省吾危機管理部長危機管理監事務取扱  直近3カ年の実績を申し上げますと、平成29年度4名、平成30年度12名、平成31年6名となってございます。なお、令和2年度は4名が入隊予定でございます。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  ここ最近の入隊者数については、多いときで12名、少ないときで4名ということでありましたけれども、少しでも今後ふえていくようになればと思います。  自衛隊への協力については、ホームページで公表している閲覧状況の内容を確認すると、平成30年度は、先ほどもありましたけれども、10月と1月の計2回、自衛隊募集事務所の方が閲覧を行っております。対象者は中学3年生男子及び高校2年生の男子と女子となっておりますので、1回の閲覧につき、1,000人から2,000人程度の対象者情報自衛官募集事務所の方が手作業で書き写しているものと思われます。  また、平成30年度の10月と1月に行われた閲覧作業では、1回につき4日から6日もかかっているとの状況でありました。手間と時間がかかり、事務の効率化の観点からも改善できないものかと思います。  ここ最近では、紙ベースまたは電子媒体による名簿を情報提供している自治体自衛隊から提供された宛名シールに、対象者の住所、氏名を印字して提供している自治体もあると聞いております。  この自衛官募集に関して、自治体の協力の根拠はどうなっているのかお答えください。 ◯米田貴志議長  春木市民環境部長◯春木秀一市民環境部長  再質問いただきましたのでご答弁申し上げます。  自衛隊法第29条では、「地方協力本部においては、地方における渉外及び広報、自衛官及び自衛官候補生の募集その他防衛大臣の定める事務を行う」と定められ、自衛隊法施行令第120条では、「防衛大臣は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができる」と定められております。  一方で、住民基本台帳法第11条は、国又は地方公共団体の機関の請求による住民基本台帳の一部の写しの閲覧では、国又は地方公共団体の機関は、法令で定める事務の遂行のために必要である場合には、市長村長に対し、当該市町村が備える住民基本台帳の写しを当該国又は地方公共団体の機関の職員で当該国又は地方公共団体の機関が指定するものに閲覧させることを請求することができると定められております。  本市を含め多くの自治体は、住民基本台帳法個人情報保護との視点から、住民基本台帳法第11条に基づく住民基本台帳の写しの閲覧で対応しております。  議員ご指摘のように、一部の自治体においては、自衛隊への隊員募集に関する情報提供などの対応が異なっているところですが、この件につきましては、平成27年3月に、住民基本台帳法を所管する総務省から通知が出されております。  通知では、自衛官等募集事務に関する住民基本台帳事務の適正な執行について、生徒の募集に関する事務は、住民基本台帳法第11条に規定する法令で定める事務の遂行のために必要である場合に該当するとありまして、住民基本台帳事務の適正な執行について徹底を図るようと記載されております。  本市といたしましては、平成27年3月の住民基本台帳を所管する総務省からのこの通知に従って、住民基本台帳の写しの閲覧で対応しているところでございます。  なお、住民基本台帳の写しの閲覧につきましては、個人情報の適切な管理を求める声がますます高まっており、個人情報保護の観点から、取り扱いについては、自衛官募集への協力の事務などの国及び地方公共団体の機関からの要請に限定して対応しているところでございます。  申請の対象でない方やDVなどの届け出をされた方の情報については、閲覧ができないよう処理した上で対応しているところでございます。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  岸和田市が、住民基本台帳の閲覧で対応していることはよくわかりました。  では、今後、対象者名簿の対応について、どのように協力していくのかお聞かせください。 ◯米田貴志議長  春木市民環境部長◯春木秀一市民環境部長  再度のお尋ねでございますので、ご答弁を申し上げます。  自衛官募集に係る事務につきましては、これまで、募集対象者情報提供が、個人情報として慎重な扱いを求められることから、住民基本台帳の写しの閲覧にて運用してまいりました。今後も引き続き、公益性を考慮しながら、法令等に基づき、適切に対応してまいりたいと考えております。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  現状については理解できました。この自衛官募集に係る自治体の対応については、全国で注目されているところであります。自衛隊事務作業効率化を考慮すると、できれば対象者名簿電子媒体で提供することはできないものかと思います。  岸和田市においても、自衛隊と日ごろから互いに協力し合って連携を密にし、いざという時には、市民の命と財産を守ることができる体制が必要であると考えます。  私自身、自衛官募集相談員として活動しておりまして、つい先日も、募集事務所に寄ったとき、募集事務所の方から、大阪市と泉佐野市は電子媒体での対応に変わったということを聞いてまいりました。  岸和田市も、今後も、全国的な状況を見ながら、自衛隊に協力できるところは積極的に協力していただくことを要望させていただいて、この質問を終わります。  次に、交通安全対策について、再度質問させていただきます。  先ほど、答弁にあったとおり、岸和田市内では、大変多くの交通事故が起きております。そこで、まず岸和田市内における交通事故多発交差点などの危険箇所などはどのように把握されているのかお聞かせください。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  先ほどの答弁の中のラウンドアバウトについてですが、直径を27メートル以下と答弁をしてしまいました。正しくは、直径27メートル以上でございます。おわびして訂正をさせていただきます。  危険箇所把握方法につきましては、市のパトロール等による独自調査のほか、市民の方々からの情報提供が重要な柱となっております。
     具体的には、町会、小中学校、保育園やこども園などからのご要望を受けまして、ご要望をいただいた方々と警察との現場立ち会い合同点検によりまして、危険箇所を把握いたしております。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  それでは、先ほどお答えいただいたそれぞれの危険箇所に対して、岸和田市として、どのような交通安全対策を講じているのかお聞かせください。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  まずはハード面の対策でございますが、警察と綿密に連絡調整を行いながら、道路交通法に基づく規制が適用されているもの、例えば、停止線やとまれの路面標示などにつきましては、警察において対応をしていただいております。  それら以外の指導的に行うもの、例えば、指導停止線やその類いの路面標示グリーンベルト、また道路附属施設でありますガードレール、反射板、啓発看板などは市で対応をいたしております。  これらは、関係者の方々からのヒアリングに基づき、市で対策を考え、地元住民との合意形成を図り実施いたしております。  また、府管理道路、府道との交差点部におきましては、府道路計画との調整を行い、順次対応をいたしております。  次に、ソフト面での対策といたしましては、交通道徳の高揚と交通事故防止を目的といたしました、交通事故をなくす運動岸和田推進本部の事業として、本市交通指導員によります街頭指導を行っております。  この取り組みは、交通指導員の皆様方が各小学校の通学路中の危険箇所において、児童の登校時の安全を見守っていただいているというものでございます。  その他のソフト面での対策といたしましては、交通安全教室運転者講習会、春、秋の交通安全運動期間中の各種イベントにおきまして、交通安全確保に関するチラシの配布などの啓発活動を実施いたしております。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  岸和田市の交通安全対策については、ソフト、ハード面から対策がなされていることは理解できました。  続いて、ラウンドアバウトについてお聞きします。  平成31年度末で、全国で約90カ所、大阪府内においても5カ所設置されているとありましたが、ラウンドアバウトは、渋滞がない限り一旦停止の必要がなく、一般的には、対向車がないため事故が起きにくいとされています。そこで、ラウンドアバウトの形状的特性等についてお聞かせください。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  ラウンドアバウトの幾何形状は、環道と中央島により円形となり、通常の交差点とは大きな違いがあります。従来の交差点は、一例として、右折する場合には、対向車と衝突する可能性があります。よって、そのような車両同士の動線による交錯点、すなわち衝突する可能性がある箇所が、信号のない場合で20カ所、信号機のある場合で16カ所あります。それに対して、ラウンドアバウトでは、対向車のないことから4カ所となっています。  また、ラウンドアバウトでは、一般的に一旦停止する必要がないため、急加速、急減速する必要がありません。形状的特性により、交差点内の進入、通過速度が緩やかで、交錯点も少ないことから、重大事故の減少に寄与するものと考えられます。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  ラウンドアバウトの形状による特徴については理解できました。通過速度の減少や衝突箇所の減少により、安全性が向上するとのことですが、ラウンドアバウトの効果、影響についてお聞かせください。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  ラウンドアバウトの効果、影響としましては、1つ、進入、通過速度の減少による安全性の向上、2つ、それによる歩行者通行の安全性の向上、3つ、騒音の低減、4つ、地域のランドマーク形成、5つ、Uターンが可能となるため、アクセスが向上し、沿道利用価値が上昇、6つ、災害時で停電があった場合にも、信号機がないため交通処理が可能、7つ、交通量が少ない場合、到達時間が短縮、燃費の向上などが期待できます。  効果がある反面、1つ、歩行者の通過時間が長くなり、視覚障害者については横断困難となること、2つ、ラウンドアバウト用用地の確保が困難なこと、3つ、交通量が多い場合は、到達時間が増加すること、4つ、逆走、ショートカット、中央島、交通島への衝突など、デメリットもあります。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  それでは、今後、岸和田市において、ラウンドアバウトを導入する予定などがあるのかどうかお聞かせください。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  本市の交差点の状況や通行慣習、交通量を考慮した場合、ラウンドアバウトを即時に導入することは困難であると考えております。また、ラウンドアバウトは、交差点部に大きな用地を必要とするため、建物の移転により、周辺住民の方々にご負担をお願いする必要があります。  したがって、今のところ、最適候補箇所はございませんが、実証実験や実際の設置箇所において、効果が大きいことが確認されていますので、交通量の少ない新規整備箇所等について可能性があるか、研究を続けていく所存でございます。 ◯米田貴志議長  岡林議員。 ◯18番 岡林憲二議員  最後ですけれども、要望を兼ねてさせていただきますけれども、自動車を取り巻く環境は、自動運転などの急激な発展により激変する可能性がありますが、安全に通行するには、幾ら機械が進化しても、結局人間の目視に頼らざるを得ないと思います。  新しい交差点形状を持ったラウンドアバウトの効果については、災害などで停電があった場合にも、信号機の必要がないため、スムーズな交通処理が可能との話もありました。  2018年9月の北海道胆振東部地震では、大規模停電、ブラックアウトが発生し、最大295万戸が約11時間も停電したため、市民生活に大きな被害を与え、道路網は、その機能を著しく低下したことは記憶に新しいところでございます。  岸和田市も、南海トラフによる地震が高い確率で予想されていることから、避難路等へのラウンドアバウト導入について、積極的に検討を進めていただきたいと思います。  また、公用車へのドライブレコーダー搭載の取り組み事例として、静岡県では、静岡県の公用車665台全てに搭載することになったと聞いております。  それから、これは公用車ではないのですけれども、静岡県藤枝市では、毎日決まった時間に決まったコースを走る市内の新聞配達員用のバイクドライブレコーダーを搭載し、動く防犯カメラとして活用しているとのことでありました。  ドライブレコーダーは、運転者の交通安全意識の向上、事故発生時の記録、証拠としての活用に加え、安全教育の題材としての活用も可能で、社会問題化している防犯対策にも役立つものであります。  岸和田市の交通安全対策について、従来のソフト、ハード面からの対策を今以上に充実させ、ラウンドアバウトなどの新しい考え方やドライブレコーダーの導入などにより交通安全を確保するとともに、災害に強いまちづくりを推進していただくことを強く要望いたしまして、私の質問を終わります。 ◯米田貴志議長  次に、京西議員。    (16番 京西且哲議員登壇) ◯16番 京西且哲議員  議長より発言の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。理事者の皆様には、的確なご答弁をよろしくお願いを申し上げます。また、議員の皆様方には、しばらくの間ご清聴いただきますようよろしくお願いいたします。  昨年の9月の議会でも同趣旨の質問をしましたが、そのときの答弁で、公園の活用については、民間活力による管理運営の手法である公募設置管理制度、いわゆるPark-PFIの導入について、研究と検討を行うとの答弁をいただいておりましたこと、あわせて、昨年10月の我々の議員研修会において、早稲田大学教授で日本スポーツツーリズム推進機構の代表理事であります原田宗彦先生に、スポーツ都市戦略をテーマにご講演をいただきました。その中で、都市公園の個性を引き出す工夫で、公園はもっと地域に必要とされる財産になるとの指導をいただきましたので、改めて、本市における政策課題にすべきと考えたことであります。  次に、旧港地区の課題についてでありますが、昨年の質問をさせていただいたその後に、我々の会派でこの課題について調査、研究を重ねました。この1月24日に、大阪府港湾局との意見交換会を実施させていただきました。その中で、さらにこの地域に係る課題の解決が簡単ではないことを再確認いたしましたので、この現状を市民の皆様にもご理解いただかなければならないこと、そして、何よりも、関係各位に対してもご協力を求めていく必要があるとの考えで、引き続きこのテーマにおいて一般質問をさせていただくことといたしました。  さて、このエリアで唯一稼働いたしております民間施設である、岸和田カンカンがリニューアルオープンしたのが2年前の4月であります。  特に、カンカンWESTには、公認のロッククライミング施設が誕生し、一昨年の夏には、第1回リードクライミング、小学生の全国大会がこの場所で開催されました。  また、昨年は、引き続き10月には、第2回の大会もこの施設で行われました。そして、昨年は、スポーツクライミング全国大会という名称だけではなく、「みなとオアシス岸和田CANCANカップ」というネーミングをいただき、盛大に開催されました。  東京オリンピックから正式種目となり、岸和田出身の原田海選手に続くトップアスリートをここで育成することも、このエリアにとって存在価値が生まれ、人が集まる場所になるものと確信いたしております。  また、店舗につきましては、入店と退店が繰り返され、集客と収益に苦戦していることを考えると、この施設のコンセプトをスポーツに徹底すること、あわせて種目を絞り込むことも解決のポイントであるものではないかと考えております。  岸和田市を中心とする泉州地域のスポーツの競技人口や大会開催の実績などの調査研究を進め、他の商業施設にない得意分野をこのエリアに確立すべきと考えておりますので質問したいと思います。  しかし、このエリアのどの施設も、どの用地も単体での魅力はないため、ベイエリア全体での構想が必要と考えますが、この地域には容易に緩和できない規制や基準や約束事が存在することで、民間の参入が進まないというのが現状であります。  岸和田旧港地区魅力づくり構想を作成しましたが、苦戦している理由はここにあると私は考えております。  今回の質問で取り上げるものは、全て大阪府の所有の土地であり、表面管理を岸和田市が行っている施設であることから、両自治体が協力と連携を密にし、これを解決することが絶対の条件であると考えております。  この質問を通じて、個々の事業が前進することを期待しながら、通告に従って質問させていただきます。  まず1点目、都市公園の役割についてお伺いをいたします。  民間活力の可能性についてでありますが、中央公園と浜工業公園は、本市の公園の中で、規模、施設、設置環境から、現在導入の指定管理者制度を公募設置管理制度、Park-PFIに見直し、市民が集う公園にすべきと考えます。その上で、まず中央公園からお尋ねいたします。  中央公園につきましては、終日、多数の利用者があり、市民に愛される公園ではありますが、ほぼ開設当時のままで、広く市民のニーズを取り込めていないと考えております。今後の中央公園の方針についてお聞かせいただきたいと思います。  次に、浜工業公園についてお尋ねいたします。当初よりスポーツ公園の位置づけで整備した公園でありますが、現在の名称は、浜工業公園となっております。スポーツ公園と工業公園とでは、市民が受け取るイメージは全く違うものであろうかと思います。  その上で、この浜工業公園の名称を市民が親しみやすい名称に変更すべきと思いますが、市の考え方をお聞かせください。  次に、岸和田市旧港地区周辺の整備についてお伺いいたします。  まず1点目、スポーツドーム跡地についてお伺いいたします。岸和田旧港エリアにおける企業立地意向確認の調査の結果は、今後の整備方針にどのように活用していくのかお聞かせください。  2点目、岸和田旧港地区周辺の魅力づくり構想について、浜工業公園を構想の対象地域に追加し、活動エリアを拡大すべきと考えますが、市の方針をお聞かせください。  3つ目、環境整備についてお尋ねいたします。特に、夜間の治安に不安を感じるエリアであります。安全対策について、市の考え方についてお聞かせいただきたいと思います。  以上で、この場での質問を終わります。この後は、自席にて行いますので、ご答弁よろしくお願いいたします。まずは、ご清聴ありがとうございました。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  ご質問のうち、都市公園の役割について、建設部よりご答弁申し上げます。  中央公園につきましては、事業計画では、約25.8ヘクタール、うち約19.06ヘクタールを開設し、指定管理者制度により運営をしております。計画決定区域のうち、買収済みの予定地が3.6ヘクタールであります。現在開設している部分は、元競馬場で、大阪府の所有となってございます。未開設部分に関しては、土地の買収が必要で、財政状況等の課題があり、具体的な計画を申し上げる状況には至っておりません。  現在の運営状況と課題でございますが、中央公園は、本年度より5カ年、令和5年度までの指定管理者制度での運用が決まっており、従来の各種イベント、市民フェスティバル、スポーツカーニバル、農業まつりの開催協力や花見期間のバーベキュー開放ゾーンの設置に加え、昨年5月に指定管理者の自主事業として試行運営した「岸和田フィッシングパーク」を10月より今年5月までの8カ月間の本格運営を行い、にぎわいの創出に鋭意努力しているところでございます。  一方で、公園施設の老朽化が進行し、その魅力を十分に発揮できていない部分もあり、公園施設を適切に更新し、都市公園の質を向上させることが重要となってございます。  次に、浜工業公園の名称についてですが、名称の変更については、告示しているので、正式名称の変更となるとハードルが高いですが、ネーミングライツや上松公園をときわ公園とするような通称名とすることは可能であると考えます。阪南1区を含めて通称名で運用できるかは、府港湾局との協議が必要であると考えております。 ◯米田貴志議長  大西魅力創造部長。 ◯大西吉之助魅力創造部長兼農業委員会事務局長  議員から、岸和田市旧港地区周辺の整備についてご質問いただいてございますので、魅力創造部よりご答弁申し上げます。  まず1点目、スポーツドーム跡地につきましては、現在、岸和田旧港地区エリアにおける企業立地意向確認の調査を実施中でございますが、その調査結果を踏まえまして、スポーツドーム跡地の所有者でございます大阪府港湾局とも連携しつつ、進出意向がある事業者に対しまして早急にアプローチをしていくとともに、速やかな事業化に向けた協議を進めてまいりたいと考えてございます。  また、事業進出の意向確認におきまして、当該エリアの魅力向上のためにご回答いただいたさまざまな意見等につきましても、大阪府港湾局や各関係団体と協議をしながら、有効なものについては積極的に取り入れてまいりたいと考えてございます。  次に、2点目、魅力づくり構想につきまして、現在、浜工業公園は、岸和田旧港地区周辺の魅力づくり構想の対象区域には含めてございませんが、同構想の対象区域に隣接している施設でございますので、現在も、岸和田港まつり開催等の際は、臨時駐車場としてご協力をいただいているという状況でございます。  現状、浜工業公園を対象区域に追加する考えはございませんけれども、今後も、岸和田旧港地区周辺のさらなるにぎわい創出のため、地理的にも隣接してございます浜工業公園との連携を常に念頭に置き、庁内関係課や指定管理事業者等と協議することで、一体的な有効活用を図ってまいりたいと考えてございます。  3点目の岸和田旧港地区周辺の魅力づくり構想における対象区域の環境整備につきましては、今年度、国土交通省から「みなとオアシス岸和田」として登録を受けたのを機に、事業者が運営します、みなとオアシス岸和田運営協議会の構成機関へ、街灯設置のための補助金を交付し、対象区域の環境整備等に役立てていただいているところでございます。  また、このほかにも、みなとオアシス岸和田運営協議会を構成する各事業者の所有施設においては、独自に防犯カメラを設置していただいているところでございます。
    ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  それでは、各項目について順次、再度質問をさせていただきたいと思います。  まずは、都市公園の役割についてから再質問をさせていただきたいと思います。  再度になりますが、中央公園について、国で法改正が行われまして、先ほども申し上げましたように、公園の活用の利用度が大きくなったということでございました。現在、本市は、指定管理者制度によって管理運営をいたしておりますが、先ほども申し上げましたが、より柔軟に、あるいは長期にわたって管理運営をお任せする、市民のニーズに応えることが可能となるであろう公募設置型の管理制度、Park-PFIに見直す考えがあるのかどうか、まずお伺いいたします。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  Park-PFIの活用についてでございますが、現在、府下で4カ所の公園において、制度が運用なされているところでございます。  中央公園の地理的条件、具体的には交通アクセスや特性を比較し、にぎわいの創出を目指す公園として適切か検討しているところでございます。  一般に収益施設の集客性の観点から、立地条件に優れた公園においては、民間事業者の積極的な提案が期待されますが、アクセスに劣る公園や利用の季節変動が大きい公園については、民間事業者の関心は低くなることもございます。しかしながら、今後とも継続して検討をしていく必要は感じております。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  昨年の議員研修会で、まちの中にあるいろいろな施設、空間を使ってまちづくりをすべきという講演をいただいて、その中で、1つの事例として、公園のPark-PFI化による市民サービスの向上をされた事例を情報提供いただきました。私も、その講演の後、その現場を見にいってきました。それはどこかと言いますと、吹田市が実現をさせた千里南公園のパークカフェ整備事業であります。「bird tree」というオープンカフェができ上っておりました。  私も行ったのですが、満員で入れなかった。今、部長がおっしゃられたように交通アクセスであるとか、いわゆる商業施設としての立地条件ではない場所、もちろん駅は近いのですけれども、しかし、駐車場を併設しているかというと、そうでもなくて、一般道路から見える場所にあるのかというと、そうでもなくて、何を売りにしているかというと、そのコンセプトにあるのは、公園の風景に溶け込み、四季を通じて日々の暮らしをさらに豊かにする、こういうコンセプトでPark-PFIを導入して実現した施設ということなのです。  このように考えていきますと、もちろん行政の予算、資金を使わずに、民間の資金とアイデアで整備運営が実現した1つの事例かなと思っています。  そうやって見ていくと、確かに中央公園は、朝から晩まで大勢の方がたくさん利用されているのはわかります。しかし、もっと幅広くいろいろな年代、いろいろなニーズを獲得するために、中央公園も広くて、緑がたくさんあって、いわゆる住宅街の中にある森のようになっています、おかげさまで。ですから、そういった意味でいくと、吹田市が考えているような住宅市街地にある中の緑の空間を使った、例えばカフェであるとか憩いのスペースであるとかというのは可能かなと思っているので、ぜひ、ここを参考にしていただいて、民間の知恵もかりて、1回ちょっとこの辺にチャレンジをしていただきたいと思っているのですけれども、再度、お考えをお聞かせください。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  千里南公園は、府下で初めてPark-PFI制度を運用した公園であることは認識しております。その成果についても、私どもとして、しっかりと調査をしていくべきものと考えております。  中央公園は、現在でも多くの利用者に愛されており、一定の利用者がございます。しかしながら、公園の質の向上に民間事業者のアイデアと資金による整備が必要かどうか、また、現指定管理者の評価や未開設部分の計画などを含めて総合的に判断すべきものと考えております。  しかしながら、先ほども申し上げましたとおり、新たな可能性については、しっかりと勉強をし、調査をし、検討に十分値するということで、吹田市も行っておられることでございますので、私どもも前向きに検討をしていく予定でございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  それには、まず市民のニーズがどうかというのも大事かと思うので、そこも敏感に感じ取っていただいて、ぜひ検討を進めていただきますようによろしくお願いいたします。  次に、浜工業公園なのですが、正式名称ではなくて通称名であれば、何となくいけるのかなという答弁をいただいたと思うのですが、スポーツ公園の位置づけで整備をされて、現実、スポーツ施設、テニスコートを初め、きょうも僕、朝、行ってきましたけれども、ゲートボールをされているし、散歩されている方もたくさんいらっしゃるし、もちろん野球もできるし、サッカーもできるし、もろもろいろいろとありました。ですから、公園の持っている特徴、イメージと工業、浜工業公園、どう考えても工場地帯の中にある公園のようにしか受けとめられないので、やっぱり親しまれるためとか、あるいは、その公園がどういう目的と持っている公園なのかということを市民に知っていただくためにも、ぜひ、一気に正式名称でなくても、通称名でもいいので、そこからスタートすべきかなと思っています。例えば、スポーツパーク、浜なので、ベイとかそんな感じで、1回ちょっと検討していただけますように思うのですが、その点についてはいかがですか。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  浜工業公園は、港湾緑地のその他港湾緑地の中に位置づけされておりまして、府港湾局とは密接な関係にあるので、愛称でも協議をしていかなければならないと考えております。  浜工業公園は、隣接して開設時期が最も古い浜公園がございますので、区分するために、工業という名称を入れたと思っております。  しかしながら、利用目的に合致をして、地元市民に愛される名称であれば、地元の了解が条件ということになりますが、地元も、そっちの名前のほうがいいよということであれば、府港湾局と協議をして、名称の変更について協議を進めてまいりたいと思います。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  その点もぜひよろしくお願いします。  次に、浜工業公園も、大阪府が全て土地を持っておって、表面管理を市がやっているという一般的には複雑な公園にはなっているのですが、その中において、管理の仕方、あるいは、先ほどの名称もそうなのですけれども、運営の仕方について、大阪府との協議が必要になってくるということなのですが、この辺の管理運営、維持管理の仕方も含めて、大阪府と市の管理の体系、あるいは役割等を明確にする必要があるのではないかと思っているのですが、その点についていかがですか。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  浜工業公園は、運動施設を持つ都市公園としての役割、阪南1区は、松林など豊かな緑を持つ港湾労働者の憩いの場としての役割があり、それぞれの役割を合わせて、浜工業公園として市民に利用されております。  表面管理は市が行っております。現在の運営では、所管を明確にするメリットはないと思われますが、今後の運営状況に大きな変化があれば必要になることも考えられます。  近況でございますが、本年度末より、大阪府港湾局により、南海トラフ地震の対策事業として、浜工業公園全域にわたり、幅5メートルの園路のかさ上げ工事を行う予定と聞いてございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  今、部長から説明があった件、私も先日聞いたのです。岸和田市の都市公園の中で、大阪府が防災対策事業として、公園の園路などのかさ上げ工事をかなり大規模に行うらしいのです。かなり公園の形態が変わるのではないかなという思いがしているのですけれども、その資料をいただいて、私も現場を歩いてきましたけれども、やはりかなり形態が変わるのやろうなという感じがします。  この件についても、ちょっとずれますけれども、十分な協議、説明が大阪府から市になかったようです。僕も、この防災対策というので危機管理課長に聞いたのですけれども、危機管理課長も聞いていないということでした。だから、そういった点で、やはり大阪府と岸和田市との連絡、協議をもっと密にする必要があるのではないかと思っています。  変な言い方になりますけれども、公園の愛称をつけることでも大阪府との協議が必要といわれながら、こういう大規模な工事を府がやるといったときに、事前の協議が十分なされていない。この関係は余りよくないと思うので、今後は、やっぱりその辺は改めるところは改めていただいて、お互い協力をして、公園を使うのはその地域の市民なので、市民の理解も要りますし、表面管理をしている市としても、どういう形に形態が変わるかというのも把握しておかないとだめかなと思うので、その点はぜひよろしくお願いします。  そんな上で、もっと強化をしていくという中で、今後、市としては大阪府との協議をどうすべきかというのをお答えいただきたいと思います。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  府港湾局との関係でございますが、今のところ、同じ公園という状況の中で、府港湾局の所管する部分、岸和田市が所管する部分と分かれておりますけれども、管理については岸和田市が行っておると。大阪府自体が、南海トラフの対策としてかさ上げ工事を行って、あそこは津波が来るという想定をされているところでございますので、少しかさ上げをしてやると、津波の想定域よりも高くなるので、浜校区の人たちは安全になるということで、今回、工事をしていただけるということでございますが、確かに、協議という部分については若干弱いと私も感じております。  今後は、府港湾局ともっと連絡を密にし、前の台風21号のときもそうでございましたけれども、あの松林の部分の松が倒木したことについてもなかなか協議がうまいこといかなくて、どっちがそれを処理するのかという状況もございました。そういうこともございますので、魅力創造部もそうですけれども、これからはもっと府港湾局と連絡を密にしていきながら信頼関係を築いて、物事を進めてまいりたいと思っております。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  ぜひお願いします。それに関連するのですけれども、浜工業公園の大阪臨海線に入っていく中で、一番目立つところに伐採した樹木を野積みしているエリアがあるのですけれども、かなりの期間、あのままになっているのですが、この場所、これについての現状と今後の対策というか、今後の進め方についてご説明ください。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  当初より、浜工業公園の北側をヤードとしており、市内公園の剪定枝を年数回に分けて破砕をしております。成果品は、マルチング材として公園内に還元をし、一部は発酵させて土壌改良剤として利用しております。また、改良材の一部は袋詰めをし、町会、学校などに配布させていただいております。  近年は、近隣からの騒音や臭気の苦情により、現場破砕が難しくなってきており、今年度につきましては、搬出破砕に切りかえております。  市内で完結するリサイクルを継続していくためには、代替地が必要な状況となってきております。バイオマス燃料としての有効利用などを視野に入れて、リサイクル手法の変換を考える時期となってきておることは事実でございます。  市としては、今後、経費についても考慮しながら、持続可能なリサイクル事業を模索していこうと思っております。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  それでは、近年、剪定された樹木の発生量と処理の状況について、数字を挙げてお答えください。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  近年の発生量でございますが、平成28年度より申し上げますと、平成28年度はチップ量684立方メートル、うち敷ならし614立方メートル、平成29年度、チップ量589立方メートル、うち敷ならし549立方メートル、平成30年度は災害復旧、災害で倒木がかなりございましたので、チップ量は1,000立方メートルとなっており、全てを敷ならしております。令和元年度については、現在、作業中でございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  間違いなく毎年、剪定枝というか剪定樹木が出てきます。多分、ここへ今持ってきたのは公園の分だけかと思うのですけれども、街路樹であったりとか、それ以外の市が管理している樹木、まだ多分これ以上に市内では発生しているのかなと思います。  先ほど、部長から答弁があったように、現在の場所での破砕作業は困難な状態になっているということで、今年度については、もう年度末を迎えますけれども、作業がとまったままであります。  現場での作業はやはり難しいということが見えているのであれば、次の対策を考えるべきかなと思っています。  もちろん、あの場所は公園の中ですので、破砕作業といえば、やはり危険が伴う作業でもあると思います。それとベイエリアの魅力をつくっていくということを考えたときに、あの場所でいいのかということも再度見直す必要があると思うのですが、今後の方針について、もう一度部長からご答弁いただきたいと思います。 ◯米田貴志議長  澁谷建設部長。 ◯澁谷泰隆建設部長  浜工業公園の端に位置するため、公園の位置的には支障がない場所と考えておりました。しかしながら、ベイエリアの魅力づくりの観点からすると、旧港と浜工業公園を結ぶ位置にあるため、景観上好ましくないと判断しなければならないと考えております。  リサイクルの手法の工夫、事業継続につきましては、バイオマス燃料も含めていきながら、どういう手法がいいのか、リサイクルして、議員おっしゃるとおり、私どもの所管している高架事業・道路整備課でも、張り出してきた木とかを当然伐採をしていきながら処理をしていかなければならない。また、建設部だけではなく、ほかの部署においても、当然、学校の中でも樹木がございますので、そういうものについての処分については困っているところかと思っております。  そのことにつきましては、新しい環境の燃料化できないかも含めていきながら、関係課が集まって協議を進めてまいりたいと思っております。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  この質問について、最後、私から意見を申し上げます。本市には、以前から、岸和田市地球温暖化対策実行計画というのを策定して持っているのです。計画年度は2011年から2050年までとなっています。以前、何かの質問をするとき、私も環境課に確認したら、この計画は生きていると言っていました。この中には、バイオマスタウン構想というのがあるのです。これは何かというと、皆さんはご存知かと思いますけれども、いわゆる木くずなどの植物由来の再生可能な有機性資源の利活用の普及を目指す構想ということになっています。  こういったことを考えていくと、今、部長が最後に述べていただいたことは、まさしくこの計画に乗って市が進めなければならない事業であると思いますので、今、ぜひ関係各課、特に環境課とも一緒になって研究、まずは今の場所ではその作業がだめということなので、場所の選定も含めて、あとの活用についても、ぜひ研究、ご検討いただきますようよろしくお願いします。  次に、旧港の地区整備についてお尋ねいたします。アンケート調査の項目の中に、具体的な条件・要望があれば記入をしてくださいということの表示があります。その中には、具体的な条件・要望というのは何かというのも、また具体的に書いてアンケートをしているのですけれども、その中には、用地の価格、そして賃料というものを希望あれば出しなさいというのか、そういう項目のアンケートをしているのですけれども、私は、府港湾局へ行って意見交換しましたが、大阪府港湾局は、こういった価格とか賃料については、市から具体的な計画がなければ、それに算定する測量や境界確定などに予算が伴うために具体的な作業には入れない。いわゆる具体的な価格、賃料は出せないということを言われているのです。以前の答弁もそうだったと思います。  そんな中でこういうアンケートを打っているのですけれども、どんな答えがこの2月末に返ってくるかわかりませんが、こんな中で企業誘致をどのように進めていこうと思われているのか、まずお答えください。 ◯米田貴志議長  大西魅力創造部長。
    ◯大西吉之助魅力創造部長兼農業委員会事務局長  旧港地区の周辺の整備につきまして、再度ご質問をいただいてございますので、私よりご答弁申し上げます。  所有者でございます大阪府港湾局ですけれども、用地の価格や賃料につきましては、議員ご指摘のとおり、事業者の具体的な進出計画がない状態であれば提示はできないと回答をいただいているところでございます。そのような中ではございますけれども、引き続き、やはり持ち主でございます大阪府港湾局にも提示というものを強く要望していきたいと考えてございます。  その上で、事業者が進出を判断していただくためには、このほかにもこちらから提示させていただく材料といたしまして、近傍地の相続税路線価から算出する参考価格でありますとか、周辺類似施設の賃料等を提示していくということで、少しでも進出に意欲を持ってもらえるように、引き続き取り組んでまいりたいと考えてございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  大阪府港湾局から、価格等の詳細な条件提示がない中で、市が単独で、独自に土地価格などを調査するという答弁でありました。アンケートの結果、それとそれに基づいた課内なのか部内なのかわかりませんが、その辺の検証報告というのはいつごろ提示される予定ですか。 ◯米田貴志議長  大西魅力創造部長。 ◯大西吉之助魅力創造部長兼農業委員会事務局長  現在実施してございます岸和田旧港地区エリアにおける企業立地意向確認の調査につきましては、今月2月末に調査結果が出る予定となってございます。これとあわせまして、大阪府港湾局にも、土地価格等の提示を引き続き要望してまいりますけれども、本市で調査可能なものにつきましては、今年度末までに調査し、報告してまいりたいと考えてございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  大阪府港湾局は、あくまでも具体的な事業計画の提示、あるいは決定から全てがスタートするということであります。市が主体で事業展開すること、いわゆる税金を使っての市としての事業展開というのは不可能であります。したがって、民間のアイデアとか民間の資金を使っての企業進出、あるいは事業展開ということになるということでありますけれども、今後出てくるアンケートの結果を見てということになろうかと思いますが、もう既にアンケートの集計は終わっているはずです。大体の意向は見えていると思うのですが、このアンケート調査、最終的に出てからになるということになると思うのですが、この結果を受けて、いわゆる3月末以降になると思いますけれども、今後、どのように展開をしていくつもりなのか再度お答えいただきたいと思います。 ◯米田貴志議長  大西魅力創造部長。 ◯大西吉之助魅力創造部長兼農業委員会事務局長  再度ご質問いただきましたのでご答弁申し上げます。  議員ご指摘のとおり、本市といたしましても、今後、当事業を進めていくためには、民間のアイデアでありますとか資金を活用しなくては開発自体は不可能であると考えてございます。  今回実施してございますアンケート調査の結果等を十分に検証しながら、大阪府港湾局ともしっかりと協議をさせていただいて、できるだけ民間事業者が参入しやすいような魅力ある環境というものを整えてまいりたいと考えてございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  府港湾局による港湾地域という位置づけというのが根底にあるのですけれども、そしたら、このエリアの整備について、大阪府港湾局の取り組み、今、取り組んでいる内容があればご説明いただけますか。 ◯米田貴志議長  大西魅力創造部長。 ◯大西吉之助魅力創造部長兼農業委員会事務局長  旧港地区の環境整備といたしまして、大阪府港湾局に対しましては、「みなとオアシス岸和田」の構成施設となってございますので、大阪府港湾局所管のボードウオークの再整備を要望し、その結果、今年度から3カ年で、ボードウオークの補修工事を約3億円の費用をかけて実施をしていただいているところでございます。  今後も、関係機関と十分に連携し、同構想区域のにぎわいの創出、活性化のための環境整備を着実に進めてまいりたいと考えてございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  今の答弁を聞きますと、大阪府も、この地域については、やっぱり市民のために、岸和田市のために、予算の投入も一定確保しているし、全く忘れてはいないよという意思表示が見えます。もちろん浜工業公園についても、防災対策で、市民の安全のために予算を投入していただくということですので、意向は見えていると思いますので、ぜひしっかりと協力をしてやっていただきたいと思います。  そういう形で、大阪府港湾局としても、このエリアに対する予算の確保は考えていただけていると。それであるならば、今まで以上に、市としても、次の展開を考えて、民間の活力の参入については、今ある地区計画の見直しであったりとか、現状の用地の形状の見直しであったりとか、そういったところに市が出せる税金の部分、大阪府が出せるであろう事業内容というものをお互い協力して、無駄のないような形での事業展開をすべきと思うのですけれども、市の考え方をお聞かせください。 ◯米田貴志議長  大西魅力創造部長。 ◯大西吉之助魅力創造部長兼農業委員会事務局長  議員ご指摘のとおり、民間事業者が参入しやすい魅力ある環境を整える必要があるということにつきましては、十分認識をしてございます。  その上で、民間事業者のあらゆるご意見をお聞きし、参入に障壁となっている条件というものがあれば、それを変更していくと。地域に活性化をもたらすような民間活力の導入ができるということであれば、庁内関係課及び大阪府港湾局等の関係機関とも積極的に協議を進めてまいりたいと考えてございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  今、部長の言葉の中にも、障壁という言葉がありました。これだけ長年かかって、民間の資金の投入をという形で、いろいろなアプローチをしながら実現できていない。今回やっている調査についても、私の予想ですけれども、そんなに思わしくないというか、いい提案が多分ないだろうなと思っています。それは、やはり、今、部長も口にしましたように、何らかの障壁がある。それは規制であったりとか、過去からの慣例による何かがあったりとかはあるんやと思います。それとあわせて、ハードの面での用地の形態、場所的な位置、地理的な優位性のない部分かなと思います。  しかし、そこを、今回アンケートを受けて再度挑戦するということですので、ぜひ、いい形になるように考えていただきたいと思います。  次に、魅力づくり構想との関係について再度お尋ねをします。魅力づくり構想を展開する中で、カンカンベイサイド、特にWEST、ここについては、当初から地区計画の中で、スポーツ・レクリエーションエリアという位置づけをしております。  先ほども言いましたように、浜工業公園も同じくスポーツ公園という位置づけの中で整備された公園ということでありますので、魅力創造部としても、この魅力づくり構想の中に、浜工業公園とタイアップをしながら、スポーツ関連での連携をすべきと考えますが、いかがでしょうか。 ◯米田貴志議長  大西魅力創造部長。 ◯大西吉之助魅力創造部長兼農業委員会事務局長  議員ご指摘のとおり、旧港地区周辺の魅力づくり構想の整備イメージ図におきまして、岸和田カンカンベイサイドモールの海側は、スポーツ・レクリエーションゾーンとして位置づけをしてございます。  一方、浜工業公園につきましても、スポーツ施設が存在することから、それぞれの施設の魅力を向上させていくために、また、させることで、より連携した地域の活力を与えていくということについてはもっともなご意見であると考えてございます。  そのことを含め、所管課と密に連携をしながら、地理的に隣接してございますメリットも十分に生かしつつ、今後も一体的な有効利用が図れるように検討していまいりたいと思ってございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  最後に、環境整備についてお尋ねいたします。  どうしても、この地域は住居のないエリアになっています。治安確保については、特に、魅力づくりをしながら人を集客していくということを考えたときに、夜間、昼問わず、やっぱり安全確保を徹底しなければ、そんな危険な地域に子供連れて行けますかという話になると思うのです。  先ほどの答弁で、防犯カメラ等は、民間のそれぞれの施設の管理の中で設置されている部分もあるということですけれども、以前、このエリアの緑地内で不幸な事件も事故もあったと聞いています。  そんなことを考えれば、やはり事業所の施設を管理する防犯カメラの設置だけではなくて、行政としても、積極的に、この緑地や緑道にも防犯カメラ等の治安対策が必要かなと思いますが、再度、お答えいただきたいと思います。 ◯米田貴志議長  大西魅力創造部長。 ◯大西吉之助魅力創造部長兼農業委員会事務局長  緑地や緑道への防犯カメラの設置ということでございます。確かに、この部分については、ご指摘のとおり、夜間について危険な場所であるということでございます。ただ、これらの管轄されているのが大阪府港湾局ということになってございますので、やはり地域の安全確保のために、大阪府港湾局へ、防犯カメラの設置について、しっかりと要望してまいりたいと考えてございます。 ◯米田貴志議長  京西議員。 ◯16番 京西且哲議員  市民守らないかんから、大阪府に任さないかん部分は任せたらいいと思うけれども、やっぱり市が先行してまずは取り組むという姿勢を示してほしかった。それだけ言うておきます。  最後に、全体を通じて意見を申し上げたいと思います。  中央公園と浜工業公園も同様に、大阪府との協力、連携が必要であります。具体的な事業提案があれば、そのための条件や規制の緩和を考えるということではなく、先ほどもありましたように、障壁となっている、あるいは、今後障壁となるであろう規制、あるいは用地の形態も含めて、可能な限り障壁をなくして、規制を最小限にとどめる努力をお願いしたいと思います。それを進めることによって、民間の活力の参入がより求めやすくなるのではないかなということを申し上げまして、ぜひ、そういった意味でご努力いただきますようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。 ◯米田貴志議長  以上で一般質問を終了いたします。  本日は、これをもちまして散会いたします。    午前11時24分散会 Copyright (c) Kishiwada City Assembly, All rights reserved....