令和 5年 9月 定例会本会議 第九号 十月二十日(
金)◯議員出欠状況(出席七十九人 欠席〇人) 一番 市來 隼議員(出席) 二番 浦本ともえ議員(〃) 三番
堀江ゆう議員(〃) 四番 橋本ゆうと議員(〃) 五番
森田彩音議員(〃) 六番 岩本ゆうすけ議員(〃) 七番 くすのき好美議員(〃) 八番
大野ちかこ議員(〃) 九番
木下昌久議員(〃) 十番
横道淳子議員(〃) 十一番
大竹いずみ議員(〃) 十二番
堀川裕子議員(〃) 十三番
吉田忠則議員(〃) 十四番
由井聖太議員(〃) 十五番
松浪武久議員(〃) 十六番 石川たえ議員(〃) 十七番 山田けんた議員(〃) 十八番 野々上 愛議員(〃) 十九番 須田 旭議員(〃) 二十番 うらべ走馬議員(〃) 二十一番 中井もとき議員(〃) 二十二番
奥村ユキエ議員(〃) 二十三番
山下昌彦議員(〃) 二十四番
中川誠太議員(〃) 二十五番
前田将臣議員(〃) 二十六番
牛尾治朗議員(〃) 二十七番
魚森ゴータロー議員(〃) 二十八番
角谷庄一議員(〃) 二十九番
三橋弘幸議員(〃) 三十番
西元宗一議員(出席) 三十一番 みよしかおる議員(〃) 三十二番
中川嘉彦議員(〃) 三十三番
岡沢龍一議員(〃) 三十四番
山本真吾議員(〃) 三十五番
上田健二議員(〃) 三十六番 永井公大議員(〃) 三十七番
前田洋輔議員(〃) 三十八番 中川あきひと議員(〃) 三十九番
置田浩之議員(〃) 四十番 紀田 馨議員(〃) 四十一番 いらはら 勉議員(〃) 四十二番
河崎大樹議員(〃) 四十三番
泰江まさき議員(〃) 四十四番 中野 剛議員(〃) 四十五番
藤村昌隆議員(〃) 四十六番
山下浩昭議員(〃) 四十七番
大橋章夫議員(〃) 四十八番
肥後洋一朗議員(〃) 四十九番
杉本太平議員(〃) 五十番
しかた松男議員(〃) 五十一番 笹川 理議員(〃) 五十二番
橋本和昌議員(〃) 五十三番
内海久子議員(〃) 五十四番
加治木一彦議員(〃) 五十五番
八重樫善幸議員(〃) 五十六番
川岡栄一議員(〃) 五十七番
垣見大志朗議員(〃) 五十八番
西林克敏議員(〃) 五十九番
広野瑞穂議員(〃) 六十番
植田正裕議員(〃) 六十一番
杉江友介議員(〃) 六十二番 徳村さとる議員(出席) 六十三番
金城克典議員(〃) 六十四番
和田賢治議員(〃) 六十五番
富田武彦議員(〃) 六十六番
中野稔子議員(〃) 六十七番
坂上敏也議員(〃) 六十八番
中谷恭典議員(〃) 六十九番
久谷眞敬議員(〃) 七十番 鈴木 憲議員(〃) 七十一番 西田 薫議員(〃) 七十二番 森 和臣議員(〃) 七十三番
西野弘一議員(〃) 七十四番
土井達也議員(〃) 七十五番
三田勝久議員(〃) 七十六番 大橋一功議員(〃) 七十七番 岩木 均議員(〃) 七十八番
横倉廉幸議員(〃) 七十九番
西野修平議員(〃) ~~~~~~~~~~~~~~~◯議会事務局 局長 松井芳和 次長 大河内隆生 議事課長 佐藤 実 総括補佐 山本英次
~~~~~~~~~~~~~~~◯議事日程 第九号 令和五年十月二十日(金曜日)午後一時開議 (
新任行政委員の紹介) 第一 議案第一号から第三十号まで、第三十二号、第三十三号及び第一号報告(「令和五年度大阪府
一般会計補正予算(第三号)の件」ほか三十二件) (各
常任委員会委員長報告、討論、採決) 第二 請願第一号から第三号まで(「高齢者の聴力検査・検診及び
加齢性難聴者の補聴器購入に対する
公的補助制度の創設に関する件」ほか二件) (
関係常任委員会委員長報告、採決) 第三 委員会の
継続調査事件 (各委員長報告、採決) 第四 報告第二十六号から第四十九号まで(「令和四年度内部統制に関する評価結果報告の件」ほか二十三件) (知事の説明、委員会付託) 第五 議員提出第一号議案(「
大阪府議会議員の議員報酬の特例に関する条例一部改正の件」) (提出者の説明、
委員会付託省略、採決) 第六 意見書案第一号から第七号まで(「
児童虐待対応等における体制強化の実現を求める意見書」ほか六件) (提出者の説明省略、
委員会付託省略、採決) 第七 基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会の中間報告の件 (基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会委員長報告) ~~~~~~~~~~~~~~~◯本日の会議に付した事件 第一 日程第一の件 第二 日程第二の件 第三 日程第三の件 第四 日程第四の件 第五 日程第五の件 第六 日程追加の件(議員提出第二号議案「
大阪府議会委員会条例一部改正の件」) 第七 日程第六の件 第八 日程第七の
件 ~~~~~~~~~~~~~~~午後一時開議
○議長(久谷眞敬) これより本日の会議を開きます。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) この機会に、新任の行政委員を御紹介いたします。 去る十月十二日付をもって
人事委員会委員に就任されました須田勝也さんを御紹介いたします。
須田人事委員会委員。
◎
人事委員会委員(須田勝也)
人事委員会委員に就任をいたしました須田勝也でございます。 もとより微力ではございますが、誠心誠意その職責を全うしてまいりたいと存じます。皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 甚だ簡単ではございますが、就任の御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(久谷眞敬) 以上で紹介を終わります。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 日程第一、議案第一号から第三十号まで、第三十二号、第三十三号及び第一号報告、令和五年度大阪府
一般会計補正予算(第三号)の件外三十二件を一括議題といたします。 各常任委員会の審査報告書は、配付のとおりであります。 (審査報告書は巻末に掲載)
○議長(久谷眞敬) 委員長の口頭報告は、省略いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) これより討論に入ります。 通告により
上田健二議員を指名いたします。
上田健二議員。
◆(
上田健二議員) 大阪維新の
会大阪府議会議員団の上田健二です。 今定例会に上程されている諸議案等について、我が会派の態度と意見を表明いたします。 初めに、副首都大阪の実現について申し上げます。 我が会派といたしましては、東京一極集中のリスクを解消させるため、首都機能のバックアップを担わせるなど、副首都大阪を実現することで東西の二極化を図り、地方分散・分権型の国家を実現するべきと考えております。今後も、副首都大阪に向けた取組を着実に進め、副
首都ビジョンの
数値目標達成に向け、
府市一体の成長戦略に基づく諸施策を実施していただくよう要望いたします。 府市連携課題においては、
公立大学法人大阪の
法人管理部門を副首都推進局に移管することで、事務の最適化や法人との協議調整の円滑化等の機能強化を図ることを期待しています。病院機構、消防、水道の三項目の統合案件についても、引き続き統合に向けて検討を加速していただきたいと思います。 また、
大阪公立大学については、水都国際高校や
大阪公立大学高等専門学校との連携を図ることに加え、附属高校を設置するなど、公立大学において世界で活躍する人材育成を推進することも求めておきます。
国際金融都市OSAKAの実現についても申し上げます。 本定例会におきまして、大阪市域へ新たに進出する資産運用業や
フィンテック分野の外国法人等を対象に、大阪独自の支援として、法人事業税及び法人住民税を軽減する条例案が提出されていますが、国に対しても、世界の金融都市と伍していける水準にまで法人税負担を引き下げるよう要望していただくようお願いいたします。 また、
金融系外国企業等の誘致については、大阪経済の成長発展につながるか否かという観点からの厳格な基準を持って誘致を進めていただき、誘致に当たっては、
金融系外国企業で働く外国人材やその家族が大阪で快適に過ごせるよう、ワンストップサポートセンターの体制強化を図るなどのサポートの内容も充実していただくよう要望いたします。 次に、大阪・関西万博に関して申し上げます。 二〇二五年大阪・
関西万博開催まで一年半を切り、機運醸成等の取組強化は必須であると考えております。 そのような中、昨今の円安による物価高、原油高、資材価格等の高騰による影響は、不可抗力的なものではあるものの、今般の会場建設費の上振れにもつながっている状況です。増額部分については、国の責任において負担されるよう、国に対して要望していただきたいと考えております。 また、万博への子どもの無料招待の実施が決まり、大阪の子どもたちが肌で万博、未来社会に触れる機会ができることは大きな意義があると考えます。知事からは、市町村と一緒になって取組を進めていきたいと思いをお答えいただきましたので、府と市町村が対等の立場であると意識して調整を進めていただくよう求めます。 また、会場内で子どもたちが安全かつ充実した時間を過ごせるよう、暑さ対策、
バリアフリー対策、
救護スペースの設置、弁当を食べるスペースの確保、
子ども専用トイレをつくるなど、ハード面の強化に取り組んでいただくことを要望いたします。 万博で増加する観光客や府民の足の確保問題について、
ライドシェアの実現に向けての取組も非常に重要です。我々維新府議団は、万博を控える大阪でこそ
ライドシェアという新たな取組に先鞭をつけるべきとの考えの下、実現に向け前向きな議論を進めていきたいと考えています。吉村知事からは、万博期間中の
ライドシェア導入に向けて検討の場を設け議論を進める姿勢もお示しいただきました。制度案の検討など、前向きに取組を進めていただくよう求めます。 次に、
阪神高速道路料金の見直しについて申し上げます。 料金見直しについては、府民の皆様の理解が重要であり、丁寧な説明を行うべきと考えています。議会との議論を踏まえ、論点を明確にし、大阪、関西にとってよりよい料金制度となるよう、国に対してしっかり提案していただきたいと思います。 また、
阪神高速道路の株主として、より管理コストを抑えた経営体制への刷新を図るよう、
阪神高速道路株式会社に対して求めていただきたいと思います。 次に、高校授業料の無償化についてです。 高校等の
授業料完全無償化は、我が会派が掲げる「教育は無償であるべき」の理念の体現に向け、大きく前進するものと考えています。制度案では、標準授業料の引上げや
経常費助成単価の増額も示されており、制度改正を通じてしっかりと私立高校等の教育の質の向上を促進してもらいたいと考えております。 次に、人材育成、確保についてです。
奨学金返還支援制度導入促進事業の目的や魅力をしっかりと府内企業に周知し、
府内中小企業の高卒新卒者の採用促進や職場定着につなげるよう求めます。
イノベーション人材の育成も大きな課題です。その中でも、特異な才能のある児童生徒について、最大限その能力を伸ばすことのできる環境づくりの研究が進むことを望むとともに、児童生徒の理科への興味関心を高める取組、
工業系高等学校における技術の進歩を踏まえた教育内容の充実、企業連携についても議論を進めることも求めます。 さらには、多彩な視点、発想を持つ人材獲得の観点から、
大阪公立大学理工学系学部、
大阪公立大学高等専門学校の女性比率を上げる取組を強化されるとともに、多様な教育環境の充実を進めるため、教育委員からも前向きな答弁のあった
府立中高一貫教育のさらなる推進についても、
教育委員会会議等の場においてスケジュールを定め、具体的な検討を直ちに開始することも求めておきます。 最後に、福祉施策についてです。 大阪府も、より一層の子育て支援が必要だと考えます。住民に最も身近な市町村が、地域の実情に応じた独自の子育て施策を実施しておりますが、これまで以上に効果的な
子育て支援施策を市町村が実施できるよう、大阪府として新
子育て支援交付金を拡充することを求めます。 また、課題を抱える府民への対策強化として、適切なサポートへつなぐ支援体制の強化、府域における
重層的支援体制整備事業の着実な実施に向けて、市町村への継続的な支援を進めていただき、自殺対策の強化を図るようお願いいたします。 以上、るる申し上げましたが、今定例会に上程されている
知事提出議案等につきまして、全て賛成であることを表明し、我が会派の討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(久谷眞敬) 次に、
大竹いずみ議員を指名いたします。
大竹いずみ議員。
◆(
大竹いずみ議員)
公明党大阪府議会議員団の大竹いずみでございます。 会派を代表して、今次定例会に提出されております諸議案の採決に当たり、我が会派の意見と態度を申し述べます。 最初に、令和五年度大阪府
一般会計補正予算(第三号)の件です。
社会福祉施設等従事者への
ギフトカード配付について、本事業の対象者で
ギフトカードを希望される方に確実に配付するため、申請機会を逸することのないよう、施設はもちろんのこと、広く従事者に周知し、申請方法についても工夫するなど、
事業スキームを検討し、実行していただきますようお願いいたします。また、申請率を上げるためにも、事前の周知や申請期間について、できる限り長くしていただくよう要望しておきます。 次に、
奨学金返還支援制度の導入促進については、府では一千社の導入という高い目標を掲げられています。ぜひとも目標達成に向けて頑張っていただきたいと思います。
奨学金返還支援制度導入促進事業は、臨時交付金を活用した事業なので集中的に取り組むとのことですが、企業にとっても働く人にとっても有意義な制度であります。府内企業は約二十八万社あります。せっかくの事業を一過性のものとせず、来年度以降も引き続き取り組まれるように求めておきます。 次に、私立高校等の
授業料無償化制度における授業料の保護者による一時負担の解消についてです。 我が会派は、かねてより、
授業料無償化の対象生徒であるにもかかわらず、保護者が一時的に授業料を負担せねばならない状況については解消すべきであると繰り返し求めてきました。 今般の無償化制度の拡充に当たり、一時負担の早期解消に向けての検討状況を委員会で質疑したところ、今年中を目途に、実施時期も含めた一時負担解消の方向性をお示ししたいとの答弁がございました。諸課題を解決していただき、早期に実現していただきますよう強く求めます。 次に、府立高校における不登校対策についてです。 不登校生徒が、自身の状況に合わせて学び方や学ぶ内容を選択できることは重要であり、学びの多様化学校はその選択肢の一つになると考えます。子どもたちや保護者のニーズに合った高校の在り方、支援の在り方を検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。 次に、工業系高校の教育内容の充実についてです。 工業系高校は、専門的な技術が学べる特色のある学校であり、産業界から将来の産業を担う人材育成の役割が求められています。時代の変化に合わせ、これまでの工業教育を大きく変えていけるよう、今後も教育内容の一層の充実を図り、工業系高校の魅力をさらに発信していただけるよう要望しておきます。 次に、
乳幼児医療費助成制度についてです。
乳幼児医療費助成制度の拡充については、今年の夏の会派に対する市町村要望においても、多くの市町からお声をいただきました。兵庫県、京都府においては、対象年齢を中学校卒業まで拡充されております。せめて近隣の府県に並ぶ制度となるよう、拡充を進めていただくことを強く求めておきます。 次に、
大阪公立大学大阪国際感染症研究センターの研究についてです。
大阪健康安全基盤研究所においても、新たに病原体の早期探知や流行状況の予測を目的に、
大学研究機関等と連携し、
環境サーベイランスの研究を進めていくとお聞きしています。 これら府内の
関係研究機関の英知を結集した研究の成果として、一定の有用性が実証されるならば、
感染症予防対策の観点から、府における実装、導入に向けた次のステージへと進むべきと考えます。さらに、
水際対策強化のための検疫所との連携、感染症の流入拡大を早期に探知する
感染症サーベイランスの強化、速やかに必要な医療にアクセスできる体制構築が重要となるため、関係機関などとの連携の下、府としてしっかり支援していただくことを要望しておきます。 次に、
阪神高速道路の料金見直しについてです。
高速道路料金の見直しは、料金が高くなれば府民の生活や企業活動へ影響が出ます。走行距離に応じて利用者に負担いただく公平な料金体系であることや、戦略的な料金施策による都心部の渋滞緩和など、料金見直しによるメリットを御理解いただくことが重要であり、料金を上げることについて、府民が納得できるような説明が必要です。その上で、二〇二四年問題への準備期間も含めて、十分な周知期間を設けるよう要望しておきます。 次に、府の公営住宅の保証制度の見直しについてです。 近年、身寄りのない
単身高齢者等が増える中、保証人の確保が困難となってきており、我が会派としても、公営住宅の保証制度について、かねてより廃止を訴えてまいりました。
都市整備部長から、これまでの保証制度の廃止を検討しており、令和五年度中の条例改正を目指し取組を進めていく旨答弁がありましたとおり、着実に推進していただきますよう、よろしくお願いいたします。 また、現在既に保証人になっている方々に安心していただくためにも、保証契約を解除することを要望しておきます。 次に、大阪の
女性活躍推進についてです。 我が国は、最新の
世界経済フォーラムの
ジェンダーギャップ指数において、百四十六か国中百二十五位という厳しい評価がなされており、OECDの公表データにおいても、管理職比率や男女の賃金格差など、主要国と比べて劣っている状況にあります。 女性の活躍に関する世界からの厳しい評価は、大変ゆゆしき問題であります。改めて、オール大阪で、我が国の女性活躍をリードすべく、しっかりと取り組んでいただくよう要望しておきます。 また、令和三年七月、ドーンセンターに開設した、女性が不安に思うこと、困っていることを気軽に相談できる女性のための
コミュニティスペースが設置され、多くの方が利用されていると聞いております。女性のための
コミュニティスペースを令和六年度も引き続き充実させるよう求めておきます。 次に、大手前の土地利用についてです。 府庁西館の跡地を含む本館周辺の約一・八ヘクタールの府有地は、大阪城に近接する府民の貴重な財産であり、都心に残された超一等地です。大阪の成長発展につなげるため、一日も早く当地区の具体的な土地利用に取り組まなければならないと考えます。 かねてより、我が会派では、大手前及び咲洲における二つの庁舎の併用は非効率であることから、庁舎を大手前に統合することを訴えてまいりました。当地区の土地利用の検討に当たっては、現在の課題や長期的に見た庁舎の効率化を見据えた議論から開始していただきますようお願いいたします。 最後に、大阪・関西万博についてです。 我が会派は、大阪・関西万博の開催地として、万博会場に大阪の子どもたちを無料で招待してほしいと訴えてまいりました。子どもたちが万博会場を訪れることは、教育上も非常に意義深いと考えており、このたび、府が大阪の子どもたちを万博会場に一回無料で招待する方針を示されたことは、会派のこれまでの主張に沿うもので評価をしたいと思います。 府内市町村と共に複数回の招待についても検討していくとのことですが、市町村の意見等をきちんと聞きながら丁寧に進めていただくようお願いいたします。そして、全ての市町村が二回目以降も招待できるよう、府として取り組んでいただくよう要望しておきます。 また、万博の会場建設費についても、報道にあるように建設費が上振れすれば、その増額分は今後三年間で負担することが想定され、府財政への影響が懸念されます。 委員会での答弁では、万博協会が必要な額を精査中であり、引き続き動向を注視していくとのことですが、府においても、万博協会等から積極的に情報収集の上、府民に丁寧に説明していただきますようお願いいたします。 以上、るる申し上げましたが、今議会に出されております諸議案については全て賛成であることを表明し、我が会派の討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○議長(久谷眞敬) 次に、
由井聖太議員を指名いたします。
由井聖太議員。
◆(
由井聖太議員)
自由民主党大阪府議会議員団の由井聖太でございます。 採決に先立ち、今定例会に提案されている諸議案をはじめ、府政一般等につきまして、我が会派の意見と態度を表明させていただきます。 最初に、大阪・関西万博の会場建設費の増加について意見を申し述べます。 先日、我が会派の代表質問におきましても、この件について問題提起をいたしましたが、一番大切なことは、府民の理解を得られるかどうかであると思います。
建設資材価格や燃料代の高騰など、当初は想定し切れなかったこともあるとは理解をしております。具体的な増加額につきましては、現在精査中とのことですが、メディアでの報道では最大五百億円程度増加し、二千三百五十億円程度になる見込みだと言われております。 知事は、博覧会協会の副会長でもありますので、早期に内容を精査いただくとともに、府が負担すべきものであるか、適切に判断いただきたいと思います。そして、府民に対して正確な情報発信と、費用負担に関する考え方の説明をすべきであります。 知事は、以前、政党の代表として、責任を持って最後までやり切るとの御発言をされておりましたが、最近、政党幹部の方からは、大阪の責任ではなく、国を挙げてやっていくというふうな発言が見受けられました。このようなスタンスの揺らぎは、府民に疑問を感じさせることになります。 知事におかれましては、今後も府民の理解を得られるよう、丁寧な説明を尽くしていただきますようお願いをいたします。 次に、新たに進出する
金融系外国企業等への税控除に関する条例案について意見を申し述べます。
大阪産業経済リサーチセンターの調査によりますと、二〇二二年の金融保険業における有業者数は、東京都が十六万人に対し、大阪が約四万人と、その規模で大きく劣後しています。 大阪府市は、二〇二五年までに
金融系外国企業等を三十社誘致する計画と聞いておりますが、
国際金融都市大阪を目指す中で、目標が不十分ではないかというふうに考えます。 うめきたから淀屋橋エリアにかけまして、二〇二五年に向けて、オフィス容積の増加が見込まれております。人材の流動性の向上、人材集積の面でも、エリアをある程度限定した誘致が重要となります。 福岡における
天神ビッグバンのようにエリアをブランド化し、外資系に限らず様々な企業の本社等が誘致できるよう、本施策を皮切りに政策を総動員して取り組んでいただきますようお願いをいたします。 次に、大阪府
社会福祉施設等従事者支援事業について意見を申し述べます。 新型コロナウイルス感染症が五類化した後も引き続き感染対策の徹底が求められている介護・保育施設では、従事者に多大な負担がかかっていることを忘れてはなりません。 府は、そうした従事者を対象に、一名につき二万円の
ギフトカードを配付することを計画しています。現場での苦労に報いることになるこの事業自体は非常にいいことだと評価をしておりますが、この事業の第一弾の際に、一括して申請とカードの受領を行う施設から、従業者本人に
ギフトカードが渡されていない事例があったと聞いております。確実に従事者の手元に届くとともに、万が一届かなかったときの相談体制の整備をしっかりと行っていただきたいと思います。 次に、
奨学金返還支援制度導入促進事業について意見を申し述べます。 先日の代表質問においても申し述べましたが、本事業は導入企業にとってもメリットがありますし、制度の悪用防止等もきちんと担保しており、評価できるものと考えております。 今回の制度は、国の交付金を使ったスポット対応ということでございますけれども、ぜひとももっと制度の周知、広報に努めていただくとともに、その効果検証をしっかりと行っていただきたいと思います。 人手不足に悩む企業にとっても、奨学金利用者にとっても、双方に有益な制度となるよう、制度の継続化も視野に入れ取り組んでいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 次に、私立高校等
授業料無償化制度について意見を申し述べます。 府は、八月の戦略本部会議にて、私立高校等の
授業料無償化制度の標準授業料を六十三万円とする制度案につきまして正式に決定いたしました。 これで、いわゆる私学無償化については一定の道筋がついたというふうに言えるわけでございますが、我が会派としては、まだ幾つかの懸念があるところもございます。 物価スライド時の私学の経営と教育の質の確保、教育庁が必要と認める水準を上回る学校へのインセンティブ、恣意的な授業料の値上げ、府外校に通う場合の授業料負担等でございます。これら懸念もございますが、基本的には府外の学校も含む所得制限がない高校授業料の無償化の理念には我々としても賛同しております。 今後も、府内、府外の私立高校との協議が続いていくと思いますが、ぜひとも教育の質をしっかりと担保していただいた上で、大阪府の子どもたち、保護者であれば、私立高校等に通うことによって生じる受益者としての負担が少しでも軽減される仕組みを検討していただき、結果として大阪の教育施策の充実につなげていただきますようお願いをいたします。 次に、南河内地域二町一村未来協議会について意見を申し述べます。 南河内地域の太子町、河南町、千早赤阪村では、二町一村がより連携し、共同で行財政改革や公民連携、さらなる広域連携に取り組むとともに、選択肢の一つとして合併についても検討を深め、この地域のさらなる発展成長を目指すため、令和五年五月に、首長が参画する南河内地域二町一村未来協議会を設置し、これまでに二回会議が開催されています。 この会議は、将来にわたり住民サービスを維持していくために非常に重要なものであると認識をしております。 しかしながら、会議での議論が、肝腎の地元住民のほうに届いているとは言えず、地元の方との今の温度差は非常に大きいものでございます。自分が住むまちの将来の在り方は住民が決めるべきです。府としても、早い段階から住民に対し情報を提供し、課題を共有しながら取組を進めていただく必要があると考えます。決して住民不在で議論が進んでいくことがないよう強くお願いを申し上げます。 最後に、金剛バス路線の廃止について意見を申し述べます。 長きにわたり南河内地域にて路線バス事業を続けてこられた金剛自動車株式会社から、令和五年十二月二十日をもってバス事業を廃止される旨発表がありました。 このことは、各メディアでも全国的に大きく取り上げられ、全国の自治体には、採算が取れないバス路線が多数あることが明るみに出ました。 撤退の原因は、燃料費の高騰等で採算が取れないことだけではなく、運転手の成り手不足が非常に大きな問題であります。 現在、地元四市町村と国、府、近鉄バス、南海バス等とで、今後の地域公共交通の維持に向けて協議がされており、昨日、十月十九日の法定協議会で、利用者が多い五路線は近鉄バスと南海バスが引き継ぐ方針が示されました。ただ、引き継がれる五路線においても便数は減少され、残りの路線につきましては、乗合タクシー等の運行も含めて、路線維持の方法を模索するとのことでした。 地域公共交通は、たとえ民間であっても、市場原理だけで動くものではなく、運転手に対し時間外労働の上限規制が課されるいわゆる二〇二四年問題も踏まえ、行政の関与も一定必要なのではないかと考えます。 先日、我が会派の代表質問での知事からの答弁では、大阪府として運行経費補助等の具体的な補助策についての言及はありませんでしたが、代替交通の確保に向けた関係市町村の取組に協力をしていただけるとのことでございました。 バスがなくなると、一時間歩いて通勤、通学、通院、日々の買物などをせざるを得なくなります。南河内地域の住民にとっては、本当に死活問題でございます。 本日で、路線廃止までちょうど二か月となりました。あと二か月しかございません。一刻も早く、スピード感を持って、本件の解決に向けて引き続き取り組んでいただきたいと思います。 以上、るる申し上げましたが、今定例会に提出されております知事提出議案については、全て賛成であることを表明し、我が会派の討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(久谷眞敬) 以上で、通告による討論は終わりました。 これをもって討論は終結いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) これより議案につきまして採決に入りたいと思いますが、議事の都合により分離して採決いたします。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) まず、議案第一号及び第十五号の二件を一括して起立により採決いたします。 以上の議案に対する関係常任委員会委員長の報告は、原案のとおり可決であります。 以上の議案につきまして、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立多数であります。よって、以上の議案二件は、原案のとおり可決されました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、議案第九号から第十一号まで、第十七号及び第二十三号の五件を一括して起立により採決いたします。 以上の議案に対する関係常任委員会委員長の報告は、原案のとおり可決であります。 以上の議案につきまして、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立多数であります。よって、以上の議案五件は、原案のとおり可決されました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、議案第三十二号及び第三十三号の二件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。以上の議案は、これに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、以上の議案二件は、これに同意することに決定いたしました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、残余の議案二十四件を一括して採決いたします。 残余の議案に対する各常任委員会委員長の報告は、原案のとおり可決、承認であります。 お諮りいたします。残余の議案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、残余の議案二十四件は、原案のとおり可決、承認することに決定いたしました。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 日程第二、請願第一号から第三号まで、高齢者の聴力検査・検診及び
加齢性難聴者の補聴器購入に対する
公的補助制度の創設に関する件外二件を一括議題といたします。 関係常任委員会の審査報告書は、配付のとおりであります。 (審査報告書は巻末に掲載) ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) これより請願につきまして採決に入りたいと思いますが、議事の都合により分離して採決いたします。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) まず、請願第一号第一項、第二項、第四項及び第三号第一項の二件を一括して起立により採決いたします。 以上の請願に対する関係常任委員会委員長の報告は、不採択であります。 以上の請願につきまして、採択することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立少数であります。よって、以上の請願二件は、不採択とすることに決定いたしました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、請願第一号第三項及び第五項を起立により採決いたします。 本請願に対する健康福祉常任委員会委員長の報告は、不採択であります。 本請願につきまして、採択することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立少数であります。よって、請願第一号第三項及び第五項は、不採択とすることに決定いたしました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、請願第二号第一項、第二項第二及び第四を起立により採決いたします。 本請願に対する健康福祉常任委員会委員長の報告は、不採択であります。 本請願につきまして、採択することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立少数であります。よって、請願第二号第一項、第二項第二及び第四は、不採択とすることに決定いたしました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、請願第二号第二項第一及び第六を起立により採決いたします。 本請願に対する健康福祉常任委員会委員長の報告は、不採択であります。 本請願につきまして、採択することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立少数であります。よって、請願第二号第二項第一及び第六は、不採択とすることに決定いたしました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、請願第三号第二項及び第三項を起立により採決いたします。 本請願に対する健康福祉常任委員会委員長の報告は、不採択であります。 本請願につきまして、採択することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立少数であります。よって、請願第三号第二項及び第三項は、不採択とすることに決定いたしました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、請願第二号第二項第三、第五及び第三項を採決いたします。 本請願に対する健康福祉常任委員会委員長の報告は、採択であります。 お諮りいたします。本請願につきまして、委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、請願第二号第二項第三、第五及び第三項は、採択することに決定いたしました。 なお、採択されました請願一件につきましては、知事に送付し、その処理の経過と結果の報告を請求いたします。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 日程第三、委員会の
継続調査事件を議題といたします。 各常任委員会及び議会運営委員会の調査報告書は、配付のとおりであります。 (審査報告書は巻末に掲載)
○議長(久谷眞敬) お諮りいたします。本件は、各委員長の報告のとおり、さらに閉会中継続調査することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、本件は、各委員会において、さらに閉会中継続調査とすることに決定いたしました。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 日程第四、報告第二十六号から第四十九号まで、令和四年度内部統制に関する評価結果報告の件外二十三件を一括議題といたします。 議案につきまして、知事の説明を求めます。吉村知事。
◎知事(吉村洋文) 今次定例府議会に追加提出しました第二十六号報告から第四十九号報告までについて説明をいたします。 第二十六号報告は、地方自治法の規定に基づき、令和四年度における内部統制に関する評価の結果について報告するものです。 第二十七号報告から第四十五号報告までは、地方自治法及び地方公営企業法の規定に基づき、令和四年度大阪府一般会計、特別会計及び企業会計の決算の認定をお願いするものです。 第四十六号報告及び第四十七号報告は、地方自治法の規定に基づき、令和四年度の基金の運用状況を報告するものです。 第四十八号報告及び第四十九号報告は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、令和四年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を報告するものです。 以上、よろしくお願い申し上げます。
○議長(久谷眞敬) 以上で、知事の説明は終わりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) 議案に対する質疑は、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) お諮りいたします。日程第四の議案は、議決不要の報告五件を除き、配付いたしております常任委員会付託議案一覧表のとおり、所管の常任委員会に閉会中継続審査を付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、以上の報告十九件は、各常任委員会に閉会中継続審査を付託することに決定いたしました。 (一覧表は巻末に掲載) -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 日程第五、議員提出第一号議案
大阪府議会議員の議員報酬の特例に関する条例一部改正の件を議題といたします。 議案につきまして、提出者の説明を求めます。
大野ちかこ議員。
◆(
大野ちかこ議員) 大阪維新の
会大阪府議会議員団の大野ちかこです。 提出者を代表いたしまして、議員提出第一号議案
大阪府議会議員の議員報酬の特例に関する条例一部改正の件について、その提案理由を申し述べます。 議員報酬につきましては、本府の厳しい財政状況に鑑み、特例条例において、平成二十年八月に報酬月額の一五%の削減を行いました。さらに、平成二十三年四月からはそれを三〇%に拡大し、これまで三期十二年にわたり全国一の報酬削減を継続してまいりました。 しかし、現在の特例条例の期限は、令和六年三月三十一日までとなっております。この間、府政においては、財政規律の堅持とともに、五千二百二億円あった減債基金の不足額も、今年度に復元が完了する見込みとなりました。このように、府の財政は改善傾向にあるものの、まだ道半ばであることから、現行の特例条例の適用期限をさらに令和九年四月二十九日まで延長すべく、改正案を提案させていただく次第であります。 また、この九月定例会で提案させていただくことで、議員報酬を三割削減した額が令和六年度の当初予算に計上されることになります。今回も、令和五年二月定例会同様に、維新、公明、自民の三会派共同提案となりました。府民代表の府議会におきまして、率先して府財政の立て直しに取り組んでいく姿勢が共有されてきたことに感謝申し上げます。 我々は、常に自らを律しつつ、府民の信頼と負託に応えることにより、その職務、職責を果たさなくてはなりません。議員報酬の在り方につきましても、納税者から納得される議員活動の在り方となるよう不断の改革姿勢が求められていると考えます。 以上、議員各位の御賛同をお願い申し上げますとともに、提案説明とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○議長(久谷眞敬) 以上で、提出者の説明は終わりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) 議案に対する質疑は、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) お諮りいたします。本議案は、会議規則第三十七条第三項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) 討論は、通告がありませんので、討論なしと認めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) これより議員提出第一号議案
大阪府議会議員の議員報酬の特例に関する条例一部改正の件を起立により採決いたします。 本議案につきまして、原案のとおり決定することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立多数であります。よって、議員提出第一号議案は、原案のとおり可決されました。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 本日、議員提出第二号議案
大阪府議会委員会条例一部改正の件が提出されました。 お諮りいたします。この際、議員提出第二号議案を日程に追加し、順序を変更して直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、議員提出第二号議案を議題といたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) お諮りいたします。本議案は、会議規則第三十七条第三項の規定により、提出者の説明を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) 議案に対する質疑は、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) お諮りいたします。本議案は、会議規則第三十七条第三項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) 討論は、通告がありませんので、討論なしと認めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) これより議員提出第二号議案
大阪府議会委員会条例一部改正の件を採決いたします。 お諮りいたします。本議案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、議員提出第二号議案は、原案のとおり可決されました。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 日程第六、意見書案第一号から第七号まで、
児童虐待対応等における体制強化の実現を求める意見書外六件を一括議題といたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) お諮りいたします。以上の意見書案は、会議規則第三十七条第三項の規定により、提出者の説明を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) 意見書案に対する質疑は、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) お諮りいたします。以上の意見書案は、会議規則第三十七条第三項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) 討論は、通告がありませんので、討論なしと認めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) これより意見書案につきまして採決に入りたいと思いますが、議事の都合により分離して採決いたします。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) まず、第一号意見書案
児童虐待対応等における体制強化の実現を求める意見書を起立により採決いたします。 本意見書案につきまして、原案のとおり決定することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立)
○議長(久谷眞敬) 起立多数であります。よって、第一号意見書案は、原案のとおり可決されました。 ………………………………………
○議長(久谷眞敬) 次に、意見書案第二号 公立学校教員の処遇改善に向けた、給特法の抜本的改正を求める意見書、第三号 公私格差のない高校等無償化制度の実現を求める意見書、第四号 私学助成の充実に関する意見書、第五号 下水サーベイランス事業の実施を求める意見書、第六号 脱炭素と自然再興に貢献するサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の推進を求める意見書、第七号 ブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書の六件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。以上の意見書案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、以上の意見書案六件は、原案のとおり可決されました。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 日程第七、基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会の中間報告の件を議題といたします。 基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会から、調査経過につきまして、中間報告をいたしたいとの申出がありました。 お諮りいたします。同委員会の中間報告を行うことにつきましては、これを承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(久谷眞敬) 御異議なしと認めます。よって、基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会の中間報告を行うことにつきましては、これを承認することに決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(久谷眞敬) これより中間報告を求めます。鈴木憲基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会委員長。
◆基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会委員長(鈴木憲) 基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会委員長の鈴木憲でございます。 本日、中間報告の機会をいただき、久谷議長をはじめ議員の皆様には心から感謝を申し上げます。 さて、本特別委員会は、これまで課題抽出に向けた調査を行ってまいりましたが、今後は、課題解決に向けた調査を進めてまいります。議員の皆様、理事者におかれましては、引き続き御協力のほどよろしくお願いを申し上げます。 それでは、中間報告を申し上げます。 まず、特別委員会設置に至った経緯でありますが、本特別委員会は、急激な人口減少と高齢化が進む中、将来の基礎自治体の在り方、機能強化について幅広く調査検討を行うことを目的に、今年五月十九日に設置されました。 急激な人口減少と少子高齢化の加速度的な進行は、避けては通れない大きな社会現象です。この現象は、基礎自治体の行財政に甚大な影響を及ぼしかねないとの問題意識から、今回の特別委員会の設置に至りました。 本特別委員会は、こうした状況の中、将来の基礎自治体の在り方や機能強化について、府内市町村間において、広域連携や合併など、効果的な方策等を推進させるため、幅広く調査検討を行ってまいりました。 次に、特別委員会の経過概要を申し上げます。 これまで、特別委員会や特別委員協議会を計七回開会いたしました。 この中では、基礎自治体を所管する総務部市町村局からの現状や取組状況の説明聴取をはじめ、各委員による多種多様な観点からの質疑、学識経験者や現職の市長、町長計四名をお招きしての意見聴取、その後、委員間討議を実施してまいりました。 まず、七月五日に行った理事者への質疑の中では、今後の人口動態や財政状況、人材確保の状況や府の認識、合併に関する国や府の役割などについて確認しましたが、平成の大合併期に国が措置していた財政支援制度が、今では廃止、縮小されていることを認識したところであります。 また、これまでの基礎自治機能の充実強化についての府の取組や成果を確認しましたが、基礎自治体が自ら将来の在り方について議論できるよう、様々な対策を講じているものの、市町村が単独で進めていくことには限界があるという課題も明らかになったところであります。 九月十四日には、野村證券株式会社の和田理都子主任研究員を参考人として招致し、人口が減少する中、大阪府内の基礎自治体の状況について、データを用いての御説明をいただきました。 二〇四五年に向けては、人口が増える自治体と減少する自治体が混在し、両極分化していくといった大阪府特有の課題があり、それぞれの自治体に寄り添って考えていくことが必要であることや、合併について考えていくためには、人口減少の中で、数合わせのためではなく、合併により、何を削り、何を得るのかが重要との御意見を頂戴したところであります。 九月二十一日の委員会では、千代松大耕泉佐野市長、田中祐二太子町長を参考人として招致し、各市町での取組についてや、平成の大合併での経験や広域連携のメリット、デメリットについてお話しいただくとともに、今後、大阪府や大阪府議会等に対しどのような役割を期待するかなど、御意見を頂戴いたしました。 十月六日には、大阪経済大学柏原誠准教授を参考人として招致し、市町村合併の是非は、個別具体的な案により判断する必要があることや、早期からの住民との情報共有を進め、住民の学習や理解を促進しながら将来の在り方議論を進めることが必要であること、また合併を進める際には住民投票を併せて検討するべきではないかとの御意見を頂戴しました。 その後の委員間討議において、各会派からの意見を述べていただきました。 まず、大阪維新の会からは、基礎自治機能の充実強化に向けて、課題が大きく四つあるとの御意見がありました。 基礎自治体の課題として、府内市町村の人口減少と地域格差など人口における課題、介護サービス需要や支援ニーズの増加などの行政サービスにおける課題、専門職やデジタル人材など人材確保における課題、堅実な財政運営といった課題。 広域連携の課題として、事業の効率化や施設の相互利用による利便性の向上、単独では実施できないハイクオリティーな事業実施などの効果はあるが、負担金の調整に係る時間や見えないコスト、参加する全団体の合意形成が必要といった課題。 平成の大合併における課題として、平成の大合併では時間的制約から議論が不十分であったこと、住民が置き去りにされたことなど。 現在の国や府の財政支援の課題として、府の支援が的を射ているのかなど。 次に、公明党からは、平成の大合併については、様々な研究結果をお示しいただくとともに、自分たちの住む基礎自治体の将来について、合併するしないにかかわらず、首長と議会、住民がお互いに十分な理解をつくり上げていくことが不可欠であり、府は議論に資する情報を提供することが必要であるとの意見がありました。 自民党からは、人口減少率や経常収支比率、専門職員の配置状況など、市町村の状況について、府が分かりやすくデータを提供し、住民から自主的な議論が上がってくるようにするべきであり、基礎自治体の歩み出すきっかけを与えることが本委員会としても第一歩であること。 また、将来の在り方議論やその必要性がなかなか住民に伝わっていない現状から、府としては、データを提供するだけでなく、将来の在り方議論やその必要性を住民にしっかり理解していくところまでサポートする必要があるとの意見がありました。 住民に身近な基礎自治体が、将来にわたって安定した住民サービスを提供できる機能や体制を維持することができるよう、本報告に記載する課題への対応策について検討を深め、基礎自治機能の充実強化に取り組んでいくこと、また基礎自治体の将来像を行政や議会、住民が議論を重ねることでつくり上げていく必要があることを申し上げまして、基礎自治体の機能強化に関する
調査特別委員会の中間報告といたします。長時間、御清聴ありがとうございました。
○議長(久谷眞敬) 以上で、中間報告は終わりました。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) 以上をもって本日の会議を閉じます。 -------◇-------
○議長(久谷眞敬) これをもって令和五年九月定例会を閉会いたします。午後一時五十七分閉会 議長 久谷眞敬 副議長 垣見大志朗 議員 くすのき好美 議員 大野ちかこ 議員 須田 旭
△(イメージ)提示資料目次
△(イメージ)徳村さとる議員の代表質問の提示資料
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角谷庄一議員の代表質問の提示資料
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大橋章夫議員の代表質問の提示資料
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大橋章夫議員の代表質問の提示資料
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大橋章夫議員の代表質問の提示資料
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大橋章夫議員の代表質問の提示資料
△(イメージ)中井もとき議員の代表質問の提示資料
△(イメージ)浦本ともえ議員の一般質問の提示資料
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堀川裕子議員の一般質問の提示資料
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堀川裕子議員の一般質問の提示資料
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由井聖太議員の一般質問の提示資料
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由井聖太議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)岩本ゆうすけ議員の一般質問の提示資料
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奥村ユキエ議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
内海久子議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
内海久子議員の一般質問の提示資料
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中川誠太議員の一般質問の提示資料
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杉本太平議員の一般質問の提示資料
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杉本太平議員の一般質問の提示資料
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肥後洋一朗議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
肥後洋一朗議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
肥後洋一朗議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
置田浩之議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
置田浩之議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
置田浩之議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)紀田馨議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
広野瑞穂議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)鈴木憲議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)鈴木憲議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)鈴木憲議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)森和臣議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
土井達也議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
土井達也議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
土井達也議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)
土井達也議員の一般質問の提示資料
△(イメージ)第28号報告
△(イメージ)第28号報告
△(イメージ)第28号報告
△(イメージ)第29号報告
△(イメージ)第29号報告
△(イメージ)第29号報告
△(イメージ)第30号報告
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△(イメージ)第30号報告
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△(イメージ)第32号報告
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△(イメージ)第33号報告
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△(イメージ)第34号報告
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△(イメージ)第35号報告
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△(イメージ)第36号報告
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△(イメージ)第45号報告
△(イメージ)第45号報告
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△(イメージ)第45号報告
△(イメージ)第45号報告
△(イメージ)第46・47・48号報告
△(イメージ)第49号報告、議案説明要旨
△(イメージ)議案説明要旨、常任委員会付託議案一覧表
△(イメージ)常任委員会付託議案一覧表、議員提出第1号議案
△(イメージ)議員提出第1号議案
△(イメージ)議員提出第1・2号議案
△(イメージ)議員提出第2号議案
△(イメージ)議員提出第2号議案、第1号意見書案
△(イメージ)第1号意見書案
△(イメージ)第2号意見書案
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△(イメージ)第4・5号意見書案
△(イメージ)第6号意見書案
△(イメージ)第7号意見書案...