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  1. 大阪府議会 1998-12-01
    12月18日-02号


    取得元: 大阪府議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-12
    平成10年 12月 定例会本会議   第二号 十二月十八日(金)午後三時二十四分開議●議員出欠状況 定数 百十三   欠員 二 出席 百十一人      一番  西脇邦雄君   (出席)      二番  松田英世君  ( 〃 )      三番  三宅史明君  ( 〃 )      四番   --------      五番  杉本 武君  ( 〃 )      六番  朝倉秀実君  ( 〃 )      七番  出来成元君  ( 〃 )      八番  中村哲之助君 ( 〃 )      九番  漆原周義君  ( 〃 )      十番  小谷みすず君 ( 〃 )     十一番  阿部誠行君  ( 〃 )     十二番  和田正徳君  ( 〃 )     十三番  奴井和幸君  ( 〃 )     十四番  西野 茂君  ( 〃 )     十五番  杉本弘志君  ( 〃 )     十六番  原田憲治君   (出席)     十七番  岡沢健二君  ( 〃 )     十八番  高田勝美君  ( 〃 )     十九番  岩下 学君  ( 〃 )     二十番  山本幸男君  ( 〃 )    二十一番  池田作郎君  ( 〃 )    二十二番  野田昌洋君  ( 〃 )    二十三番  谷口昌隆君  ( 〃 )    二十四番  那波敬方君  ( 〃 )    二十五番  北之坊皓司君 ( 〃 )    二十六番  中川 治君  ( 〃 )    二十七番  梅川喜久雄君 ( 〃 )    二十八番  神谷 昇君  ( 〃 )    二十九番  松浪啓一君  ( 〃 )     三十番  鈴木和夫君  ( 〃 )    三十一番  井戸根慧典君 ( 〃 )    三十二番  竹本寿雄君  ( 〃 )    三十三番  西村晴天君  ( 〃 )    三十四番  谷口富男君  ( 〃 )    三十五番  林 啓子君  ( 〃 )    三十六番  中沢一太郎君 ( 〃 )    三十七番  深井武利君   (出席)    三十八番  岩見星光君  ( 〃 )    三十九番  安田吉廣君  ( 〃 )     四十番  村上英雄君  ( 〃 )    四十一番  畠 成章君  ( 〃 )    四十二番  北川イッセイ君( 〃 )    四十三番  半田 實君  ( 〃 )    四十四番  西浦 宏君  ( 〃 )    四十五番  奥野勝美君  ( 〃 )    四十六番  木下 了君  ( 〃 )    四十七番  宮原 威君  ( 〃 )    四十八番  塩谷としお君 ( 〃 )    四十九番  小林徳子君  ( 〃 )     五十番  内藤義道君  ( 〃 )    五十一番  梅本憲史君  ( 〃 )    五十二番  冨田健治君  ( 〃 )    五十三番  角野武光君  ( 〃 )    五十四番  高辻八男君  ( 〃 )    五十五番  西島文年君  ( 〃 )    五十六番  阪口善雄君  ( 〃 )    五十七番  浦野靖彦君  ( 〃 )    五十八番  奥田康司君   (出席)    五十九番  園部一成君  ( 〃 )     六十番  古川安男君  ( 〃 )    六十一番  北川法夫君  ( 〃 )    六十二番  吉田利幸君  ( 〃 )    六十三番  森山一正君  ( 〃 )    六十四番  若林まさお君 ( 〃 )    六十五番  長田義明君  ( 〃 )    六十六番  中井 昭君  ( 〃 )    六十七番  浜崎宣弘君  ( 〃 )    六十八番  永見弘武君  ( 〃 )    六十九番  美坂房洋君  ( 〃 )     七十番  山中きよ子君 ( 〃 )    七十一番  柴谷光謹君  ( 〃 )    七十二番  岸田進治君  ( 〃 )    七十三番  隅田康男君  ( 〃 )    七十四番  米田英一君  ( 〃 )    七十五番  和泉幸男君  ( 〃 )    七十六番  桂 秀和君  ( 〃 )    七十七番  小池幸夫君  ( 〃 )    七十八番  横倉廉幸君  ( 〃 )    七十九番  杉本光伸君   (出席)     八十番  川合通夫君  ( 〃 )    八十一番  釜中与四一君 ( 〃 )    八十二番  田中義郎君  ( 〃 )    八十三番  北浜正輝君  ( 〃 )    八十四番  橋本昇治君  ( 〃 )    八十五番  岡田 進君  ( 〃 )    八十六番  松井良夫君  ( 〃 )    八十七番  平野クニ子君 ( 〃 )    八十八番   欠員    八十九番  青山正義君  ( 〃 )     九十番  山野 久君  ( 〃 )    九十一番  大友康亘君  ( 〃 )    九十二番  大前英世君  ( 〃 )    九十三番  河原寛治君  ( 〃 )    九十四番  土師幸平君  ( 〃 )    九十五番  徳永春好君  ( 〃 )    九十六番  古川光和君  ( 〃 )    九十七番  酒井 豊君  ( 〃 )    九十八番  堀田雄三君  ( 〃 )    九十九番  松室 猛君  ( 〃 )      百番  加藤法瑛君   (出席)     百一番   欠員     百二番  中野正治郎君 ( 〃 )     百三番  京極俊明君  ( 〃 )     百四番  野上福秀君  ( 〃 )     百五番  倉嶋 勲君  ( 〃 )     百六番  中井清治君  ( 〃 )     百七番  大東吾一君  ( 〃 )     百八番  東田 保君  ( 〃 )     百九番  藤井昭三君  ( 〃 )     百十番  西川徳男君  ( 〃 )    百十一番  東  武君  ( 〃 )    百十二番  浅田 貢君  ( 〃 )    百十三番  吉村鉄雄君  ( 〃 )    百十四番  佐々木砂夫君 ( 〃 )    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~●議会事務局         局長      小坂裕次郎         次長      中野忠幸         議事課長    岡部靖之         議事課長代理  前田進一         議事課主幹   田中利幸         議事係長    伊藤 剛         委員会係長   入口愼二         記録係長    酒井達男         主査      奥野綱一     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ議事日程第2号 ○議長(橋本昇治君) これより本日の会議を開きます。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) 日程第一、議案第一号から第十二号まで、平成十年度大阪府一般会計補正予算の件外十一件を一括議題といたします。 関係常任委員会審査報告書は、お手元に配付いたしておきましたから御了承願います。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 ○議長(橋本昇治君) 委員長の口頭報告は省略いたします。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) これより討論に入ります。 通告により阿部誠行君を指名いたします。阿部誠行君。   (阿部誠行君登壇・拍手) ◆(阿部誠行君) 日本共産党阿部誠行でございます。私は、日本共産党大阪府議会議員団を代表して、一九九八年十二月定例会に提案されています九八年度大阪府一般会計補正予算及び諸議案に対して、我が党の見解と態度を表明いたします。 今議会は、戦後最悪の消費不況のもと、府民の暮らしと営業が未曾有の危機に直面している中、この年の瀬を何とか無事に越したい、来年に少しでも希望をつなぎたいとの府民の願いの中で開かれました。ところが知事は、こうした府民の期待に背を向け、九月府議会での各党会派の批判にも耳をかさず、府立高校入学料現行五千五百円を四万五千円にする八倍化の提案を行ってきました。これに大阪府議会がどのような態度をとるか、大阪府民にとどまらず全国的にも注目されていました。我が党は、この提案に府議会各派の皆さんとともに撤回を求めてまいりました。 この入学料値上げは、第一に、府民の暮らしと営業の窮状を見るとき、府民への残酷な仕打ちです。首切り、リストラ、倒産、廃業などによる失業、生活苦の進行の中、九八年一月から十月までの自殺者の数は二千七十五人、前年比二二%増、とりわけ経済生活問題を原因、動機とする自殺者は何と前年比一・八倍にも上っています。府民の暮らしと営業の危機的深刻さを如実にあらわしています。入学料値上げは、この府民の家計を直撃し、消費を一層冷え込ませ、不況に追い打ちをかけ、景気回復にも逆行するものです。 同時に強調したいことは、子供たちの将来への希望を危うくし、不安を一層募らせるものとなることです。この時期、中学三年生は、みずからの来春の進路決定に向け、不安と希望の入りまじった複雑な思いの真っただ中に置かれています。家計が苦しい、お父さんがリストラに遭った、商売が大変など、経済的諸困難の中で親に少しでも負担をかけないようにと子供たちはその小さな胸を痛めています。府立高校授業料減免者は一〇%を超え、私立高校では学費を払えない生徒が急増し、昨年の三倍以上にもなっています。今日の深刻な不況は、生徒の学ぶ権利を脅かし、教育の機会均等まで損なおうとしています。こうした府民の暮らしや子供の生活状態を見るとき、入学料値上げを到底認めることはできません。 第二に、入学料のそもそも手数料としての性格や趣旨からも逸脱をしています。東京都、山梨県は、入学料そのものを取っていません。また、全国的にも地方交付税単価の五千五百円が最高額となっています。我が党の八倍もの入学料、すなわち手数料を支払わなければならない新入生はそれに見合う便益を受けるのかとの追及に、府は答弁不能でした。それどころか、府立高校では、知事が学校予算を二年連続一〇%も削減したことによって、学校は荒廃し、教育環境が悪化、学校運営と生徒の学校生活に重大な支障をもたらしている実態が明らかになりました。結局、今回の入学料の値上げが、知事みずからが削減した学校管理費などの教育予算の穴埋めに充てるためのものであることがはっきりしてきました。 しかも、驚いたことには、知事は、府立東住吉高校芸能文化科特別授業の講師として赴き、府政上の重大争点となっているこの入学料値上げ問題について、直接生徒に事実を偽ってまで知事の値上げ提案への理解を求める発言をしたり、また福祉の切り捨てやとか政党によっては厳しいことを言ってはりますが、そんなことは私はこたえておりませんなどと府議会各会派の主張にやゆ的発言をするなど、およそ公教育の場にふさわしくない発言をしていたことも明らかになりました。この点については、知事並びに府教育委員会の反省を求めるものです。 本来、府の一般財源で確保すべき学校管理費などを手数料の入学料値上げ保護者負担に求めるなど、全くの筋違いです。同時に、手数料の本来の性格や趣旨からも大きく逸脱しており、府民の納得を得られるものではありません。 第三に、だからこそ府民の圧倒的多数の声は、値上げノーです。大阪府PTA協議会を初め多くの高校生や府内の個人、団体から、値上げ反対の要請が来ています。府民の声を政治に生かすことは民主政治の原則であり、この声に背を向ける道理はありません。 もともと府財政再建プログラム案は、入学料の大幅値上げを皮切りに、今後、授業料の値上げ、私学助成削減、四千八百人の教職員削減各種公共料金引き上げを初め、高齢者、重度障害者、母子家庭、乳幼児などの医療費助成大幅削減など福祉、医療、教育、暮らしにかかわる施策がすべてにわたって削減や廃止される。その一方で、関空二期事業、国際文化公園都市など大規模プロジェクトは、一路推進の計画になっているのです。 そうした中で、今議会への提出議案中にも関空二期事業で府に求められている七千万立方メートルの土量を岬町から調達するための用地買収の件があります。府は、その費用を五十億円、債務負担行為で賄うことになっており、ただでさえ一千百七十三億円という膨大な府費負担に、さらに上乗せされる新たな財政負担であることが我が党の質問によって明らかになりました。 今回の入学料値上げの問題の本質は、この財政再建プログラム案にあります。大阪府政開発会社化推進による府民犠牲第一号に入学料値上げをしようとするものです。 国の悪政に府民が苦しめられているとき、大阪府がこの悪政の防波堤となって地方自治体本来の使命である住民の安全、健康、福祉を守るための行政を進めることが求められています。財政再建プログラム案では、府民の暮らしも守れないし、府財政立て直しも望めません。改めて、府民的討論で再検討することを要求します。我が党は、住民こそ主人公の立場を堅持し、今後も財政再建プログラムに基づく府民の暮らし、福祉、医療、教育の切り捨てを許さず、財政危機をもたらした真の原因であるゼネコン浪費型巨大開発優先の政治の根本的転換大阪経済の立て直しと府民福祉を守るため力を尽くすものです。 以上の立場から、我が党は、議案第一号 平成十年度大阪府一般会計補正予算、第五号、第九号並びに第十二号 府立高校入学料値上げについては、反対であります。残余の諸議案については、賛成いたします。 以上で討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(橋本昇治君) 次に、安田吉廣君を指名いたします。安田吉廣君。   (安田吉廣君登壇・拍手) ◆(安田吉廣君) 自由民主党の安田吉廣でございます。我が党議員団を代表いたしまして、今次定例会に上程されました諸議案について見解を申し述べたいと存じます。 今回の議会の最大の焦点は、第十二号議案 大阪府立高等学校等条例一部改正の件であります。この件に関して知事は、府立高校の入学料を現行の五千五百円からいきなり八倍の四万五千円に値上げをする条例案を提案されました。 その理由の第一として、学校管理費に対し、平成九年度、十年度と二度にわたりマイナスシーリングを行った結果、もはや教育諸条件を維持することが困難となってしまったことから、入学料を値上げして財源を生み出し充当したいとの説明がありました。 しかし、そもそも学校管理費のような性格の経費に対し、毎年シーリングをかけ、その結果、最低限必要な額すら確保できなくなってしまったので、それを補てんするために入学料を値上げしたいということ自体、全く本末転倒であります。我が党は、かねてから個別の経費の内容を十分点検することなく安易に一律なシーリングにより予算をカットすることは拙速に過ぎると指摘しております。このような歳出削減方策の判断の誤りを府民に転嫁するようなことは、許されるものではありません。 誤解のないように申し添えますが、本府にとって財政再建は最重要課題であり、あらゆる面での徹底した見直しが必要であります。そのためには、聖域を設けるべきではなく、教育分野も例外ではありません。しかし、教育という人づくりの根幹にかかわる分野においては、他の一般施策と同様に扱えない部分があることも事実であります。 したがって、財源不足云々を言うのであれば、まず子供の教育をどう守るかということに十分配慮しつつ、人件費を含めた教育経費全体を見渡した中で、むだはないか、合理化できる部分はないか、徹底的に検討するべきであります。そのような検討も不十分なまま、予算が不足するから値上げというのでは、余りにも拙速であり、全く納得できません。 さらに、今回の入学料値上げのもう一つの理由として、教育環境の向上を図るため、情報通信機器の整備や学校支援人材バンク等に六億五千万円を充当するとしております。教育条件をより一層向上させるために受益者の負担を求めることを一概に否定するつもりはありませんし、今回提案されている二つの事業の必要性は十分理解できます。 しかし、受益者負担を求めるべきと考えられる教育条件の向上について、果たして今日までどれほど教育委員会において真剣に議論がなされてきたのでしょうか。例えば、今の我が国の教育で求められている心の教育などの新しい課題に府立高校としてどのように取り組んでいくのかということについて検討されたのでしようか。このような検討が十分なされていない中で、入学料の値上げの理由として、安易に二つの事業を挙げているのではないでしょうか。この点について、我が党は不信感を持つものであります。 また、一方、高校教育における保護者負担については、財政再建プログラム案の中で、私学助成についても一定の削減方針が打ち出されております。大阪府では、生徒急増期以降、いわゆる公私協調方式により就学対策を講じてきており、現在公立中学卒業者を公私七対三の割合で受け入れております。このような経緯の中で、府の私学に対する助成の充実が図られてまいりました。 しかし、今大事なことは、今後の公教育の果たすべき役割は何か、公私の保護者負担はどうあるべきか、公私の受け入れ比率はどうあるべきであるかなども含めて、今後の高校教育あり方そのものを抜本的に検討することであります。そして、その中で私学助成及び授業料を含めた公立高校保護者負担などあるべき受益と負担について総合的に検討されるべきであると考えます。 これらの検討が不十分なまま、財政再建の側面だけをとらえて、いきなり入学料の値上げだけを先に提案する知事の姿勢からは、これからの高校教育に対する理念を全くうかがうことができません。 ただいま申し上げたように、今回の府立高校入学料値上げについては、さまざまな課題や背景を含んでおります。したがって、財政再建プログラム案が提示されてから期間もわずかであり、しかも公教育全般での議論をすることもなく、今回議案として提案されたこと自体がまことに唐突であり、無理があったと言えます。 しかし、知事は、文教委員会における答弁でも、ひたすら、何とぞ御理解をと言うだけで、この点についての何らの説明もありませんでした。 また、教育委員会自身も、今回の知事の提案に対し、財政問題とはいえ、みずからの問題意識としての認識が全く希薄であり、教育に対する熱意が欠けていると言わざるを得ません。我々議会人として責任ある判断を課せられた者としては、今回の知事並びに教育委員会の態度は極めて遺憾であります。 以上、指摘した点を踏まえて、知事並びに教育委員会は、教育の原点に立ち返って改めて問題を整理すべきであります。 よって、我が党といたしましては、第十二号議案 大阪府立高等学校等条例一部改正の件については反対であります。残余の議案につきましては賛成することを表明し、討論を終えたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(橋本昇治君) 次に、谷口昌隆君を指名いたします。谷口昌隆君。   (谷口昌隆君登壇・拍手) ◆(谷口昌隆君) 公明党の谷口昌隆でございます。私は、公明党府議会議員団を代表して、今次定例会に上程されております一般会計補正予算案を初めとする諸議案の採決に当たり、我が党の見解を申し述べてまいります。 さて、我が国景気の行方には諸説あるものの、先行きは依然として予断を許さない状況であり、中でも近畿地区や本府においては、雇用情勢企業倒産件数などの各種統計指標が示すように事態は一層深刻であります。 こうした中、今次定例会には、現行五千五百円の入学料を四万五千円に引き上げ保護者負担の大幅な増加となる大阪府立高等学校等条例の一部改正案が上程されております。我が党は、府立高校が現在置かれている厳しい教育環境の改善は必要なものと認識していますが、入学料の一挙に八倍もの値上げになる本条例の改正については、次の理由から反対の意思を表明いたします。 第一に、現下の厳しい経済情勢の中で、保護者負担増を求めることの妥当性についてであります。高校進学者を抱える家庭の所得層は、不況の影響を受けて他の所得層と比べて一般的により厳しい状況にあるものと思われますが、国が緊急経済対策や減税などを打ち出す中、全国レベルを突出した保護者負担を求めることに大いに疑問を感じざるを得ないのであります。 第二に、引き上げ理由の説明に一貫性を欠いているということであります。当初、今回の入学料の引き上げは、知事の諮問機関である今後の高校教育における公私にわたる受益と負担のあり方検討会が七月に取りまとめた報告を受けて、財政再建プログラム案において、国立高校並みの負担を願うということで、現行の十倍となる五万五千円に引き上げる方針が示されました。しかし、議会や府民の厳しい反発を受けて、今次定例会には引き上げ幅を圧縮し、四万五千円に引き上げる案が提案されるに至ったのであります。 今回、四万五千円への引き上げ根拠として、本府の厳しい財政状況を踏まえ、一律シーリングによって削減してきた学校管理予算を平成八年度の水準に戻すため、すなわち教育諸条件の維持のために十億六千万円、学校支援人材バンクの創設や情報教育推進のための機器整備など教育諸条件の向上のために六億五千万円の計十七億一千万円を賄うためにぜひとも必要であると強調されております。 しかし、こうした増収分の使途は、直前になって示されたものであり、まず引き上げありきではないのかという不信感をぬぐうことができないのであります。常任委員会の質疑を通じても、知事は、財政難のもとでの適正な受益者負担を求めることに御理解を賜りたいと繰り返されるだけで、何をもって適正な受益者負担なのか納得できる説明、答弁を行われてはおりません。 また、財政再建プログラム案において、他府県の水準を上回る施策、事業の削減を爼上にのせる一方で、入学料については、大多数の府県が交付税算入単価に準拠し設定している五千五百円を本府だけが著しく突出するというのでは、何を基準に適正な施策水準受益者負担とされたのか、財政危機ということを考慮してもなお理解しがたく、今もって十分な議論が尽くされたとは言えないのであります。 以上、反対する理由を申し述べてまいりましたが、今回の入学料の引き上げについては、我が党が総務、文教常任委員会を通じて一貫して主張したように、保護者に負担を求める前に、まず徹底した行財政改革の断行、とりわけ府みずからが血のにじむような内部努力を行うことが優先されるべきであります。すなわち、府政全体の中での公教育の重要性を考えた場合、学校現場に厳しい我慢を強いている窮状の回復などは、いかに財政状況が逼迫しているとしても、全国水準を大きく突出するような負担を求めて捻出すべきではなく、まず府政トータルとしての内部努力により捻出すべきものであります。 こうした観点から、我が党は、総務常任委員会において、職員住宅の売却や給与を除く諸手当の削減などによって必要となる財源捻出の可能性を指摘しましたが、これらはほんの一例にすぎないものであります。今後、我が党の指摘も踏まえ、学校管理費水準回復に取り組まれることを強く求めて第十二号議案には反対いたします。 次に、第九号議案 関空二期事業の埋立用土砂採取に係る土地買い入れの件についてであります。 改めて言うまでもなく、本府は、関空の地元として二期事業の実施主体である用地造成会社への応分の協力が必要であることは一定理解できるところであります。しかしながら、一期事業のときのように開発利益を還元できるような事業計画は考えられず、一方で現下の本府の危機的財政状況を考慮した場合、土砂採取事業によって差損を生じさせるような事態は断じて回避しなければなりません。 したがって、土砂採取事業については、フルコスト・フルリターンを原則とし、将来にわたって本府の財政負担とならないよう最大限配慮されることを条件に、提出されております関空関連用地の土地買い入れの件については賛成をするものであります。 なお、最後に、国の緊急経済対策に伴うもの及び災害復旧事業について編成されました第一号議案である十二月補正予算案を初め残余の提出議案については賛成、同意することを表明し、我が党の討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(橋本昇治君) 次に、西浦宏君を指名いたします。西浦宏君。   (西浦宏君登壇・拍手) ◆(西浦宏君) 民主党・府民連合議員団の西浦宏でございます。私は、議員団を代表いたしまして、本定例会に上程されております諸議案につきまして見解を申し述べます。 今議会での最大の焦点でございました現行額の八倍という府民の受忍の限度を超えた府立高校入学料値上げ提案は、その根拠、整合性のあいまいさもさることながら、現下の厳しい経済情勢を無視した暴挙であると断ぜざるを得ません。 先日、一部の楽観論をかき消すような日銀短観が発表されましたが、消費の落ち込み、生産、投資の冷え込みでデフレ危機が言われる現在、物の値段を上げようと思ってもそうはいかないのが厳しい現実であります。卸売物価や公共料金の現状を見ましても、下落傾向は依然として続いており、さらに雇用、賃金を取り巻く情勢は一段と厳しさを増し、ことしの冬の民間ボーナスもほとんどの業種で昨年よりも落ち込んでおります。 こうした時期に、大幅な公共料金の値上げを提起するなど経済の動向を無視したものであり、これは例えば物が売れず業績不振に苦しむ企業が、製品の値下げではなく、値上げで増益を図ろうとするようなものであります。 また、個人消費の低迷が不況の大きな要因となっている現在、経済対策で最も重要なのは、いかに個人の負担を軽減するかであり、そのため、まだまだ不十分とはいえ、各種の減税や年金保険料の抑制が論議され、とりわけ児童生徒を持つ家庭に対する支援策が、与野党を問わず提起されているわけであります。 さらに、かねてから我が会派が指摘し、さきの教育委員会会議でも、中学卒業者の大半が高校に進学する現状と述ベられているように、もはや高校が準義務教育化していることは明らかであり、父母の負担軽減こそが本来の方向であります。 こうした動きに逆行する木を見て森を見ない提案を行う大阪府の経営感覚は、一体どうなっているのかと疑われても仕方ありません。これで財政再建とは笑止千万であり、捕らぬタヌキの皮算用とはこのことであります。 今回の高校入学料の値上げ問題は、このような府民を取り巻く環境を無視した上、その根拠も、学校運宮費を値上げによる増収で補てんするという入学料本来の趣旨から大きく逸脱した提案であります。このようなことが認められるならば、極端な話、来庁者の駐車料金を一万円にも二万円にもできるということになるのではないでしょうか。 厳しい財政状況という現実はありますが、同様に財政難に苦しむ自治体で本府のような乱暴な提案を行ったところはございません。東京都では、現在無料の入学料を全国並みの五千五百円とする提案さえ否決されました。また、このような提案は、大都市部の自治体が連携して国に地方税財政制度の改革を迫っていこうとしている矢先、その足並みを乱し、国からは、自分らで何とかできるのではないかと揚げ足をとられる危険性があり、さらに府民にもこのような値上げや給与の減額等の積み重ねで財政再建が可能であるかのような錯覚を与えかねないことも指摘しておかなくてはなりません。 値上げ幅は、当初の五万五千円から四万五千円に修正され提案されました。知事におかれては、一万円負けたった、そんな感覚かもしれませんが、それこそ根拠のない値引きは、教育問題をバナナのたたき売りと同じに考えていると非難されても仕方がありません。 以上申し述べましたとおり、我が会派は、府立高校入学金条例の一部改正案については、同意できないことを明らかにいたします。 この際、一言つけ加えさせていただきますが、今後同様の提案が何度なされようとも、一切認められないことを明言しておきます。 今後、財政再建プログラム案に基づく措置が強引に進められれば、次から次へ削減された部分は負担増で取り戻すという無政府状態が発生し、混乱が拡大するだけではないかと考えます。ぜひとも知事並びに幹部職員の皆さんにおかれては、今回の騒動を教訓とし、とんざしつつある財政再建プログラム案については、棚上げにすべきであると提言させていただきます。これ以外の議案については、賛成いたします。 以上申し述べまして、民主党・府民連合の意見といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(橋本昇治君) 次に、西野茂君を指名いたします。西野茂君。   (西野茂君登壇・拍手)
    ◆(西野茂君) 躍進大阪府議会議員団の西野茂でございます。私は、躍進大阪府議会議員団を代表して、今次定例会に上程されております府立高等学校の入学料の問題について、我が会派の見解を表明いたします。 知事は、去る九月に、府財政の危機的な状況から、財政再建プログラム案を策定し、知事みずからが広報マンとなり、府財政が非常に厳しい状況であることをテレビ等でPRされております。そのプログラムの見直し案の一つが、府立高校の入学料を五千五百円から全国的にも大幅に突出する五万五千円と十倍に値上げをするというものでありました。 しかし、さきの九月議会の議論や府民の厳しい批判の声にもかかわらず、約八倍の四万五千円にするという決断をし、改定案を今次定例会に提案されたわけであります。 プログラム案では、値上げの理由について、府財政が危機的な状況であるため、大阪でたった一校しかない国立高校の入学金に合わせ五万五千円にするということでありました。しかしながら、その理由が、いつの間にか光熱水費や教材費、消耗品費などの学校管理費の毎年のシーリングでの削減で教育現場で支障が出ていることと、情報教育の推進などにより学校教育の充実を図るためというものにすり変わってしまっているのであります。なぜ値上げの理由が変わるのか、理解に苦しむところであります。 さる六月、中央教育審議会から、家庭、地域社会、学校における心の教育の指針となる新しい時代を開く心を育てるためにと題する答申がなされ、今後、関連施策の一層の充実が図られようとしております。また、九月に出された大阪府における教育改革の基本方向案をもとに府教育委員会としての行動計画と市町村教育委員会に対するガイドラインを本年度中に教育改革プログラムとして策定し、施策の具体化を図ろうとしております。このように、次代を担う青少年を育成するためには、これからますます教育分野を充実していかなければならない大切な時期であります。 また、中学卒業者の九六・四%が高等学校へ進学するという状況の中で、減免措置を創設するとはいうものの、進学の機会を奪うことになるのではないかと危惧することから、保護者の極端な負担の増大は極力避けなればならないと考えるものであります。 全国的に見ましても、国の交付税単価の五千五百円が最高で、四十七都道府県中三十五道府県が五千五百円、次に五千四百円が七県などとなっており、無料のところも二都県あると聞いております。 東京都におきましては、無料から五千五百円に値上げをする旨都議会に提案したところ、この案は否決されたと仄聞しているところであります。 このような状況から、今回の改正案は、保護者に与える財政負担が大き過ぎ、全国的に見ましても大幅に突出しており、適正な額とは言いがたいものであります。幾ら府財政が厳しく、学校管理費が減額されているからといって、入学金だけに手をつけるのは早計であり、府全体の予算の中での教育費のあり方、さらに公教育における受益と負担のあり方や教職員の定数の問題、私学助成、授業料の問題などについて検討を加えつつ、教育予算全体のあり方の中で高等学校管理費をどうするかについて議論すべきものであり、入学金のみを議論するのはその判断に苦慮するものであり、安易な見直しは将来に大きな禍根を残すことになると危惧するものであります。 また、教育予算から見ましても、ここ数年来六千八百億円前後で推移しており、一般会計全体で、約三〇%前後を維持している中で、ここ数年来の人件費の高騰により、学校管理費にしわ寄せが来ていることは十分理解しているところであります。その中で、教育委員会としても、さまざまな工夫を凝らして教育環境の維持向上のため相当な努力をなされていることは一定評価をするものでありますが、その財源については、さらに努力や工夫を凝らして捻出すべきものであると考えるものであります。 シーリングの問題にいたしましても、我が会派は、一律のシーリングは問題であり、本来の趣旨、目的をいま一度検証し、本来の目的を損なうことのないよう実態に即した判断をしていただきたいとかねてから指摘してまいりました。 府においては、平成八年度からシーリングをかけ、その減額分を内部努力により補ってまいりました。しかし、今回は、一方でシーリングをかけながら、その影響分を受益者に負担させようというもので、教育の重要性を考えた場合、到底納得できないものであります。教育現場での厳しい実情を踏まえ、シーリングのあり方について再考すべきであると考えます。 以上のような観点から、議案第十二号の高等学校入学料の値上げについては反対であります。残余の議案には賛成することを表明し、討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(橋本昇治君) 次に、神谷昇君を指名いたします。神谷昇君。   (神谷昇君登壇・拍手) ◆(神谷昇君) 府民の会大阪府議会議員団の神谷昇でございます。私は、会派を代表し、今次定例府議会に上程されました諸議案のうち、第十二号議案の大阪府高等学校等条例の一部改正に係る入学料改定案に対しては、反対の立場から意見を申し述べたいと思います。 全国最悪の経常収支の改善に向かって知事自身が襟を正し、どれだけみずからに痛みを科していくのかが問われております。国が検討中の恒久減税が実施されれば、さらに現在の税収見込み額が大幅に減少することとなり、財政再建プログラムが成り立たなくなることが予想されております。 我が会派が今までから申し上げているように、改革とは、節目節目でその状況等に応じた見直しが行われることが重要であり、どう見ても今がその見直しの最たる時期であると考えています。過去の教訓を生かし、先を見通した一貫的な実効ある施策の推進を肝に銘じ、府政運営に取り組んでいただきたいと考えています。 さて、生徒数が減少している中、なぜ入学料だけを取り上げるのか。数千億円の赤字解消を考えると、入学料改正はスズメの涙であります。十六億円を捻出する必要があるならば、もっとほかの方法があるはずだと考えています。例えば、モノレール事業の一般財源をやめれば百億円もの財源確保が可能となるわけでありますし、水と緑の健康都市のような極めてリスクの高いプロジェクトも中止すべきであります。 また、入学料とは、本来入学に伴って必要な学校側の手続、準備にかかる諸経費に要する手数料であり、学校管理費への充当を専らの目的にしたものではありません。 教育委員会委員長から知事に提出された意見書についても、府立高校の運営に係る保護者負担はできるだけ低廉なものであることが望ましいとなっております。さらに、本件については、府議会で十分議論を尽くされ、府民の合意が得られるよう努められたいとの締めくくりからすると、府理事者と教育委員会との連携ができていないし、これでは独立した行政機関とも思えません。教育が混迷を深めていく中、府教委の態度はまことに無責任であり、失望を隠せません。 ただ、公立高校において施設の老朽化が著しい点も多々あることから、教育現場は非常に悪くなっていることは揺るがない事実であり、困窮している現状を改善することはまさに急務であります。 教育現場での削減努力が限界にあるならば、教育環境の悪化を招かないよう応分に合った重点的な予算配分を行っていくことが大切であり、入学料の改正に当たっては、授業料、特色ある学校づくり、府立高校の再編統廃合や公私間格差、そして公私比率など問題は山積し、今後総合的にどうするかといった大局的な判断の中で入学金問題も論議されるべきであると考えています。 さらに、一つつけ加えたいのは、教育長の職をひな壇部長の有終完美職にするのではなく、真に教育を理解し、学校の改革に情熱を持っているようなエネルギッシュで行動的な人を充てるべきであり、その実効を得るためには、二年間程度の期間では達成できるものではないと強く指摘を申し上げておきます。 知事は、自分の退職金については、他府県の例とか二十年の実績とかを持ち出されて妥当と言って切り捨てられています。そのくせ老人医療については、二十五年の実績に目をつぶられております。入学金に至っては、他府県の例など見向きもされておりません。他府県でも、入学金はほぼ五千円前後であり、四万五千円という額は全国的にも例がありません。先を見通した一貫的な施策展開が重要とされているこの時期に、場当たり的なことしかされていないのが現状ではないでしょうか。 このようなことから、今回の入学料改正については、現行制度の八倍はもちろんのこと、増額は反対であります。 今、未曾有の財政危機を乗り越えるためには、知事と職員が一丸となって立ち向かい、府民の信頼を回復するとともに、府民が安心して生き生きと暮らすことのできる地域づくりや大阪づくりが不可欠であり、そのためには、お年寄りや二十一世紀を担う子供たちをいじめるような施策は慎むべきであります。 今後は、府民の共感を得るわかりやすい施策の展開と府民に積極的な協力と参画をいただき、府民と行政の信頼のきずなを日常的に築き上げていくことが必要であります。その中で、今般、復数の報道機関から府幹部職員の疑惑が大きく取り上げられたことは、まことに残念であり、タイミングが悪いと言わざるを得ません。昨年、いろいろな不正事件が発生し、各部局においては具体的な綱紀保持方策の策定や綱紀保持基本指針、さらには管理監督の地位にある指導監督者への服務指導指針などが平成九年十一月二十五日の知事通達において徹底されてきているさなか、幹部職員への綱紀保持の中身がまだまだ徹底されていないのには驚きを禁じ得ないのであります。これでは、ますます大阪府政に対し府民の信頼が薄れ、いつになれば大阪府の幹部職員が真に府民から信頼されるのかといった疑問さえうかがえてくるのであります。 今回の疑惑については、知事さん、知事がみずからの手で責任をもって解明し、真実を府民に明らかにしていくことがぜひとも必要であります。そして、疑惑が本当であれば、厳しく対処されるよう要望をいたします。 府政の停滞が許されない今、時代の変化を先取りしつつ、教育、福祉、環境を初めとする府民生活に直結した施策を積極的に推進していただくことを強く要望いたすとともに、その他の議案につきましては賛成を表明し、諸議案に対する討論といたします。御清聴まことにありがとうございました。(拍手) ○議長(橋本昇治君) 次に、北之坊皓司君を指名いたします北之坊皓司君。   (北之坊皓司君登壇・拍手) ◆(北之坊皓司君) 改革おおさかの北之坊皓司です。会派を代表いたしまして、意見を表明いたしたいと思います。 今議会で最も大きなテーマは、先ほどの各会派の皆さんがおっしゃったように、府立高校の入学金引き上げの問題であります。今回の入学金引き上げについて理事者の皆さんは、私学との格差問題ではなく、高校教育の諸条件の整備、具体的には学校施設整備やインターネットなど情報教育の充実、あるいは社会人講師の活用などに使う費用であると説明をされておられました。 しかし、これは大きなごまかしであると思います。現実の高等学校の校舎や設備は、かなり老朽化をしております。毎年十六億円ぐらいでは間に合いません。社会人講師を活用した授業は、わずか数千万円でできるようなものではありません。 だからこそ私たちは、そのためにも、生徒数減少期の折、高校の統廃合を行い、必要に応じて用地の売却も含めて費用を捻出し、府立高校のハード・ソフト両面での充実を図るべきであると提案をしてきました。その意味では、今回の値上げ案の裏づけも合理的であるとは思いません。 また、今回の値上げの重要な背景の一つに、私学助成問題があることは、周知の事実であります。財政再建プログラムの策定に当たって、教育関係については、残念ながら財政面でしか検討がなされておりません。私たちは、教育の問題は、財政面からだけで考えるべきではないと再三申し上げてきました。これは、同時に進んでいる教育改革プログラムの検討が、大幅におくれていることにも原因があります。 この際、率直に申し上げておきますが、府教育委員会は、私学関係者と大阪の高校教育についてもっと積極的に議論を行い、教育改革プログラムをまとめるべきであります。府立と私学の関係は、単に七対三だとか、六対四だとかいう生徒の配分の問題だけではありません。大切なことは、生徒たちにどのような教育を提供すべきなのかという基本政策であります。特に受験のための学力は低いが、さまざまな可能性、個性を秘めた生徒たちに夢や生きがい、感動を提供し、社会の一員としてはぐくむことのできる学校づくりであります。府立高校は何ができるのか、私学はどんな役割を果たすことができるのか、十分な議論がされているとは思えません。公立高校ではできない分野は、私学が担う。公立と私学が協力し、分担し合って、あらゆるレベルの子供たちが生き生きと学べる学校づくり、高校づくりを進めていただきたいのであります。 こうした検討の結果として、公私の比率七対三が、六対四になってもいいと思いますが、現実に見えてくるのは、府立高校の縄張り根性と私学の経営の論理だけであります。府教育委員会には、真摯な反省と今後の意欲的な検討を求めたいと思います。 さらに、入学金、授業料問題と同時に、奨学金のあり方もあわせて真剣な検討が必要であります。私たちは、府立高校の入学金が五千五百円でよいとは思っておりません。大阪府の公立高校の生徒数は、東京都よりも一万人以上も多い全国一の規模ですから、厳しい財政難のもとで、保護者に一定の負担を求めようという知事の苦渋の選択もわからないではありませんが、入学金だ、授業料だと個別に提案する手法ではなく、オープンな議論を通じて大阪の高校教育のあり方、基本方向を明確に示し、公立、私立の役割分担や生徒比率の問題も含めて総合的な施策として改めて提案し直すべきだと考えております。 以上、私たちの意見を述べ、今議会に提案されている議案のうち、大阪府立高等学校等条例の一部改正案を除くすべての議案に賛成であることを表明して、討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(橋本昇治君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) これより日程第一の諸議案について採決に入りたいと思いますが、議事の都合により分離して採決いたします。    ……………………………………………… ○議長(橋本昇治君) まず、第十二号議案 大阪府立高等学校等条例一部改正の件を採決いたします。 本案に対する文教常任員委員長の報告は、否決でありますので、原案について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の方は、御起立願います。   (起立者なし) ○議長(橋本昇治君) 起立なしであります。よって、第十二号議案は、否決されました。    ……………………………………………… ○議長(橋本昇治君) 次に、議案第一号、第五号及び第九号の三件を一括起立により採決いたします。 以上の議案に対する関係常任委員長の報告は、原案のとおり可決であります。 以上の議案について、委員長の報告のとおり決すことに賛成の方は、御起立願います。   (賛成者起立) ○議長(橋本昇治君) 起立多数であります。よって、以上の議案三件は、原案のとおり可決されました。    ……………………………………………… ○議長(橋本昇治君) 次に、残余の諸議案を一括して採決いたします。 残余の諸議案に対する関係常任委員長の報告は、原案のとおり可決であります。 お諮りいたします。残余の諸議案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認めます。よって、残余の諸議案は、原案のとおり可決されました。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) 日程第二、報告第一号から第十三号まで、平成九年度大阪府一般会計決算報告の件外十二件を一括議題といたします。 お諮りいたします。決算報告十三件については、二十人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、審査を付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認めます。よって、決算報告十三件については、二十人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに審査を付託することに決定いたしました。    ……………………………………………… ○議長(橋本昇治君) お諮りいたします。ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第六条第一項の規定により、お手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会の委員は、お手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ)決算特別委委員名簿 ○議長(橋本昇治君) 決算特別委員会の委員長及び副委員長の選出についても、私から指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認め、私から指名いたします。 決算特別委員会の委員長に浦野靖彦君、副委員長に野田昌洋君を指名いたします。    ……………………………………………… ○議長(橋本昇治君) お諮りいたします。決算報告十三件は、決算特別委員会に閉会中継続審査を付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認めます。よって、決算報告十三件は、決算特別委員会に閉会中継続審査を付託することに決定いたしました。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) 日程第三、閉会中継続審査の請願、松原保健所の廃止反対等に関する件外四十一件を一括議題といたします。 関係常任委員会審査報告書は、お手元に配付いたしておきましたから御了承願います。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ)請願審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 △(イメージ議案審査報告書 ○議長(橋本昇治君) この際、御報告いたします。関係常任委員会において継続審査中の請願第六十六号、第八十一号及び第八十六号の三件について、お手元に配付の文書のとおりそれぞれ請願者から取り下げの申し出がありました。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ)請願取下げ申出書 △(イメージ)請願取下げ申出書 △(イメージ)請願取下げ申出書 ○議長(橋本昇治君) お諮りいたします。以上の請願三件の取り下げは、これを許可することに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認めます。よって、以上の請願三件の取り下げは、これを許可することに決定いたしました。 以上の結果、請願第六十六号、第八十一号及び第八十六号の三件は、日程第三から削除することといたします。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) これより請願の採決に入りたいと思いますが、議事の都合により分離して採決いたします。    ……………………………………………… ○議長(橋本昇治君) まず、請願第七号第四項、第十一号第二項から第四項まで、第六項、第十三号第四項、第五項、第十八号第一項、第三項から第六項まで、第八項、第九項、第三十号及び第七十一号の六件を一括起立により採決いたします。 以上の請願に対する福祉保健常任委員長の報告は、閉会中継続審査であります。 以上の請願について、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は、御起立願います。   (賛成者起立) ○議長(橋本昇治君) 起立多数であります。よって、以上の請願六件は、福祉保健常任委員会において閉会中継続審査とすることに決定いたしました。    ……………………………………………… ○議長(橋本昇治君) 次に、残余の請願三十七件を一括起立により採決いたします。 残余の請願に対する関係常任委員長の報告は、閉会中継続審査であります。 残余の請願について、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は、御起立願います。   (賛成者起立) ○議長(橋本昇治君) 起立多数であります。よって、残余の請願三十七件は、関係常任委員会において閉会中継続審査とすることに決定いたしました。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) 日程第四、委員会の継続調査事件を一括議題といたします。 各常任委員会及び議会運営委員会の調査報告書は、お手元に配付いたしておきましたから御了承願います。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 △(イメージ)調査報告書 ○議長(橋本昇治君) お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおりさらに閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、各委員会においてさらに閉会中継続調査とすることに決定いたしました。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) 日程第五、本定例会受理の請願第八十八号から第九十五号まで、ゆたかな私学教育の実現を求める私学助成に関する件外七件を一括議題といたします。 請願文書表は、お手元に配付いたしておきましたから御了承願います。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ)請願第88号 △(イメージ)請願第89号 △(イメージ)請願第90号 △(イメージ)請願第91号 △(イメージ)請願第92号 △(イメージ)請願第93号 △(イメージ)請願第94号 △(イメージ)請願第94号 △(イメージ)請願第95号 ○議長(橋本昇治君) お諮りいたします。以上の請願八件については、お手元に配付いたしております一覧表のとおり関係常任委員会に閉会中の審査を付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認めます。よって、以上の請願八件は、関係常任委員会に閉会中の審査を付託することに決定いたしました。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ)委員会付託請願一覧 ○議長(橋本昇治君) お諮りいたします。議長の手元へ決議案一件が提出されましたので、日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認め、さよう決します。 議案は、お手元に配付いたしておきましたから御了承願います。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △(イメージ)第1号決議案 △(イメージ)第1号決議案 ○議長(橋本昇治君) 議案の朗読は、省略いたします。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) お諮りいたします。提出者の説明及び委員会の付託は、省略することに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認め、さよう決します。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) 討論は、通告がありませんので、討論なしと認めます。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) これより第一号決議案 ロシア、アメリカの未臨界核実験に抗議し、全ての核実験の即時停止を求める決議を採決いたします。 お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」「異議なし」) ○議長(橋本昇治君) 御異議なしと認めます。よって、第一号決議案は、原案のとおり可決されました。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) 以上をもって本日の会議を閉じます。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本昇治君) これをもって平成十年十二月定例会を閉会いたします。午後四時三十二分閉会議長  橋本昇治議員  若林まさお議員  塩谷としお議員  岸田進治...