平成30年 3月 定例会(1)
議事日程 議事日程(第7号) 平成30年3月14日 午後2時 開議第1.諸報告第2.議案第59号 平成29年度宇治市
一般会計補正予算(第7号) 議案第60号 平成29年度宇治市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 議案第61号 平成29年度宇治市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号) 議案第62号 平成29年度宇治市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 議案第63号 平成29年度宇治市
水道事業会計補正予算(第1号) 議案第64号 平成29年度宇治市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)第3.議案第53号
宇治市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて 議案第54号
特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて 議案第55号 宇治市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例を制定するについて 議案第56号 宇治市
非常勤職員の勤務時間、
報酬等に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて(2) 会議に付した事件
議事日程に同じ(3)
出席議員 議長
坂下弘親君 副議長
関谷智子君 議員
片岡英治君 山崎 匡君
大河直幸君
池田輝彦君
木本裕章君
中村麻伊子君
秋月新治君
浅井厚徳君
渡辺俊三君
西川友康君
岡本里美君
今川美也君 鳥居 進君
稲吉道夫君
荻原豊久君
坂本優子君
山崎恭一君 服部 正君
真田敦史君
石田正博君
長野恵津子君 堀 明人君
久保田幹彦君 水谷 修君
宮本繁夫君 松峯 茂君(4) 説明のため出席した者 市長 山本 正君 副市長
木村幸人君 副市長
宇野哲弥君
市長公室長 中上 彰君
市長公室危機管理監 寺島修治君
政策経営部長 貝 康規君
総務部長 本城洋一君
市民環境部長 松田敏幸君
市民環境部担当部長 澤畑信広君
福祉こども部長 星川 修君
健康長寿部長 藤田佳也君 理事
亀田裕晃君
建設部長 安田修治君
都市整備部長 木下健太郎君
上下水道部長 脇坂英昭君 教育長
岸本文子君
教育部長 伊賀和彦君 消防長
中谷俊哉君(5)
事務局職員出席者 局長
濱岡洋史 次長
藤井真由美 副課長
倉辻崇秀 庶務係長 前田紘子 議事調査係主任 鈴木良平(6) 速記者
吉川耕平 午後2時45分 開議
○議長(
坂下弘親君) これより本日の会議を開きます。
-----------------------------------
△日程第1 諸報告
○議長(
坂下弘親君) 日程第1、諸報告を行います。
監査委員から報告のありました
定期監査結果報告1件については、その写しをお手元に配付しておりますので、ごらんおき願います。
-----------------------------------
△日程第2 議案第59号から議案第64号まで
○議長(
坂下弘親君) 次に日程第2、議案第59号から議案第64号までの6議案を一括して議題といたします。
○議長(
坂下弘親君) これより質疑を行います。
水谷修議員。
◆(
水谷修君) (登壇)議案第59号、平成29年度宇治市
一般会計補正予算並びに議案第60号、平成29年度宇治市
国民健康保険事業特別会計補正予算についてお聞きをいたします。 それぞれ
最終補正だとお聞きをしています。そこで、歳入・歳出の決算の
見込みを御説明いただきたいと思います。また、この3月補正に未計上のものは一体どんなものがあるのか、
費目ごとに御説明いただきたいと思います。 また、
国民健康保険事業特別会計のほうでは、
運営協議会で報告された平成29年末の
決算見込みがそれぞれ出されています。それぞれ12月時点でつくられた
決算見込みですので、
医療費でいえば10月
分医療費までしか見ていません。その後、3カ月時間がたっていますので、
医療費でいえば1月分の
医療費まで確定しています。また、
保険料の調定についてももう既に
現時点までの調定がわかっていると思いますので、
決算見込みの精度が上がっているのは当たり前です。 そこで、今時点の
決算見通しをお示しいただきたいと思います。御説明の方法としては12月時点の
決算見通し、つまり運協に出されたときの
決算見通しと現在時点の
決算見通しについて、それぞれ述べていただきたいと思います。
一般会計につきましても、昨年11月に
財政見通しをお書きになられました。4カ月経過しているので、
現時点の
決算見込みを明確に述べていただきたいと思います。
○議長(
坂下弘親君)
貝政策経営部長。
◎
政策経営部長(
貝康規君) (登壇)まず私のほうからは、
一般会計に関する御質問についてお答えを申し上げます。 今回の
補正予算につきましては、年度の
最終補正ということになりますことからも、基本的には
歳出予算の過不足の状況に応じまして、
補正予算による
予算措置が必要となるものや、確実に不用額が見込まれる一定の
事業費の減額などにつきまして計上させていただいたところでございます。また、
歳入予算につきましては、
予算額を超過しても受け入れは可能でございますので、不確実性が予測される場合には予算に計上しない運用も可能となる性質のものでもございますので、必要となる
歳出予算の
補正内容に応じてそれぞれ調整を図っているものでございます。なお、
繰越金につきましては、平成28年度決算に係る
実質収支の一部をこれまで
補正予算で計上してまいりましたけども、その差1億5,535万円につきましては未計上という状況でございます。 それから、
一般会計の
財政見通しの時点と
現時点の
決算見通しの関係でございますが、昨年第3期
中期計画でお示しをした今後4年間の
財政見通しにつきましては、平成29年度の当初予算をベースに算出しているものでございますので、その時点の決算の
見通しで試算をしておりませんので、その点はまず御理解を賜りたいと存じます。 御質問の平成29年度の決算の
見通しにつきましては、歳入・
歳出ともにさまざまな要因によりまして今後も日々変動が生じるものでございますので、
現時点で明確にお答えすることは難しいところでございます。
○議長(
坂下弘親君)
藤田健康長寿部長。
◎
健康長寿部長(
藤田佳也君) (登壇)
国民健康保険事業特別会計に係る
補正予算につきましては、本年度末までの
決算見込みによりまして、今後支出が見込まれる歳出額及びそれに見合う財源としての歳入額として、それぞれ5億6,542万5,000円を計上させていただいたものでございます。そのうち歳入における
繰越金につきましては、平成28年度決算に係る
実質収支の一部を計上しているものでございまして、その差は2億3,131万7,000円となっているところでございます。 本年1月に、
国民健康保険運営協議会資料としてお示しをいたしました平成29年度
決算見込みにつきましては、歳入におきまして、平成29年度予算の235億1,700万円に対しまして232億5,242万2,000円、歳出におきまして、平成29年度予算の235億1,700万円に対しまして224億8,725万2,000円、これらに対する
収支差し引きが7億6,517万円でございます。 現在の
執行状況でございますが、
国民健康保険運営協議会資料として提示させていただきました平成29年度
決算見込みと大きな変動はなく推移している状況にあると考えているところでございます。 なお、
国民健康保険料等も含めた
現時点での詳細な
決算見込みにつきましては、現在お示しできる状況ではございませんので、御理解を賜りますようお願いをいたします。
○議長(
坂下弘親君)
水谷修議員。
◆(
水谷修君) (登壇)日本中の自治体で、3月補正して決算の
見通しを小さい町役場でも言っておられますけど、宇治市だけが日本の自治体の中で
決算見通しについては明確にできないという、そんなことをやってるから、市長、5年間で
財政見通し狂わして大変なことになったいうて指摘されてましたけど、議会でも。何で
見通しがわからへんのですか。
国民健康保険でいえば、詳細な
見通しを立てて、しかも10月までの
医療費を見て、7億6,517万円の黒字になるということを見越して来年の会計はこうですねということで料率の案を出したのが1月ですよ。それから3カ月たって、もう少し精度の高い数字で我々、料率について議決を今からせんなんわけですよ。そんな3カ月も前の数字で議決してくれというのは、余りにも失礼な話じゃないですか。何で3カ月たったのに数字がわからないって、10月までの
医療費は計算できても1月の
医療費についてはわからないって、余りにも財政について把握できてない、もしくは議会には黙っとこうと思ってるのか、どっちなんですか。全然話にならないじゃないですか。 今、はっきりしているのは、おととしの黒字でまだ予算計上してないのが、国保でいえば2億3,000万円あるということですよね。2年前の黒字、まだ使いもしてへん、基金にも入れてない、財布にも入れてない、別のところにあるお金が2億3,000万円あると。この2億3,000万円使うだけでも全世帯の国保料を値下げすることができるぐらいのものになることは簡単ですけど、じゃ、ほかにもお金があるのかということです。 なぜそれを聞くかといえば、例年、
運営協議会に出された
決算見込みから実際の決算では、収入はふえて支出は減って、
黒字幅が膨らむわけですよ。あんまりこんな言い方したくないけど、サバ読んで運協に資料出して、大変だ大変だ言うて値上げして、あるいは料金据え置いて、やってみたら黒字だったということが毎年繰り返されてる。それで3カ月たって、今、我々議案を審議せんならん時期に至って、この
補正予算が提案されているわけだけど、その
見込みについてはお示しできないなどというのは、全く審議にならないじゃないですか。 じゃ、具体的にお聞きします。総務費2億9,284万8,000円はどうなりましたか。
保険給付費136億7,070万6,000円はどうなりましたか。
後期高齢者支援金24億3,129万円はどうなりましたかなど、運協に出されてるそれぞれの
項目ごとの金額についての
見通しはどうなったのか、私は総額だけ聞こうと思ってましたけども、じゃ、それぞれの金額について、それぞれ調定したり入ったり、出る
見通しがもう明確になってるので、個別に説明していただきたいと思います。 それから
一般会計につきましては、おととしの黒字分でまだ計上してないのが1億5,500万円あると。この間聞いたとき1億5,000万円だったのが、もう既に500万円ふえてるわけですよね。1億5,535万円予算計上してないものがあると。これは
財政見通しのどこにも書いてない。今提案されてる平成30年度の
予算書にもこういう表に出ない金があることすらわかっていない。この間の質疑でわかったのは、さらに市民税の増収分が数億円はあるだろうということは大体読めますけども、その他の3月補正でやって、最後の
決算見通しはどうなるのかということについては言えないということでは、お金がない、お金がない言うたって、いつもお金が最後になったら出てくるんですよ、ころころっと。こんな、市民の皆さんに実情も言わない、ましてや予算を議論してる議会にも実際どれだけお金があるのか、
キャッシュフローでいえば
キャッシュがどれだけあるのかという真実について何も語らないで、どうして3月補正の予算と言えるんでしょうか。こんなこと言ってるの、日本中で宇治市だけでしょう、隠してるのは。 こんなことやってるから、市長、あなたのせいで大変な財政になったじゃないかというて批判されるわけでしょう。市長、わかってないんですか、その金額。その
金額知らずに来年の予算を市長は組んだんですか。余りにも無責任だと思いますが、具体的な数字について御説明いただきたいと思います。
○議長(
坂下弘親君)
貝政策経営部長。
◎
政策経営部長(
貝康規君) (登壇)まず、決算の
見通しの関係でございますけれども、歳出につきましては、
一定見通しも立てながら、先ほども申し上げましたけども、今後必要な経費であったり、あるいは確実に不用額が見込めるものについては
減額補正ということで、一定今回の補正の内容で
現時点では決算の
見通しというふうに考えているところでございます。 一方で、歳入につきましては、先ほども申し上げましたが、
補正予算では歳出に合わせて歳入を計上するものでございますので、全てが全て
見通しを立てて計上しているものではないということで御理解を賜りたいと存じますし、いずれにいたしましても、今後さまざまな
変動要素もございますし、最終的には
基金繰り入れであったり市債であったり、そういったものをどのように活用するかということも検討してまいる必要がございますので、
現時点で収支については明確にお答えできないと申し上げているものでございます。 また、
繰越金の関係でございますけども、各年度のいわゆる黒字の関係、
繰越金の関係につきましては、これまでからも
予算編成時点では不確実でありますことから、
当該年度の
歳入予算における計上ではなく翌年度への
繰越金として
補正予算の財源ということで対応しているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 (「何も説明せんと理解できひんで、そんなの」と呼ぶ者あり)
○議長(
坂下弘親君)
藤田健康長寿部長。
◎
健康長寿部長(
藤田佳也君) (登壇)先ほども
運協時点の
見込みと現在の
見込みについては大きく変動なくというふうに申し上げましたけれども、質問の中でもありましたように、
療養給付費については
運協時点では10月診療分までを見ておりました。その後3カ月が推移をしておりますので、その間の実績については出ておりまして、28年度と比べると下回っているところもあれば上回っているところもありますし、それから歳入の
見込みのところでいきますと、
退職療養交付金や
前期高齢者交付金、
府支出金等々、
見込みの時点と変動がなく、
国庫支出金については
運協時点での
見込みよりかは1億4,000万ほどふえています。歳出については、
後期高齢者支援金や
前期高齢者納付金等々、
運協時点の
見込みと変動はございませんけども、
療養給付費については、今申し上げましたような状況がございまして、先ほど
運協時点の
見込みが7億6,517万と申し上げましたけれども、そこよりかは若干
黒字幅が少なくなるのではないかというふうに
現時点では考えておりますけども、明確な状況については今の時点でお示しすることはなかなか難しいというふうに考えております。
○議長(
坂下弘親君)
水谷修議員。
◆(
水谷修君) (登壇)今説明されたことで、申しわけないけど何もわかりません。3月補正が歳出に必要な財源だけ組んでおくという性格のものであることはわかってますから、3月補正の予算は今後支出が必要なものについて、その財源を当て込んで収支ゼロで組んだ予算だということはわかってますから。ですから、その限りにおいては別に反対するような性格じゃないけども、その予算を組んだ時点において、何で金額が言えないのかということを何度も聞いてるんですよ。 歳入はちょっとふえるところあるし、歳出は
療養給付費がちょっと伸びるので
黒字幅はちょっと減るのかなという答弁を今されたけども、それがわかってるのなら金額わかってるということじゃないですか。何で議会に金額が言えないのかということ、
見込みについて。
見込みだからその後の変化で変わるのは当たり前じゃないですか。10月までの
医療費で相当な期間残してるけど来年度の予算を組んでる、それが
一定狂いがあるのはわかりますよ。だけど毎年収入は多目に入ってきて、支出は少な目になって
黒字幅がふえてるということが続いてるのでどうなってるのかといったら、おおむねそのとおりに推移します、あるいは今の言葉で言うと若干減るかもしれないということですけど、それじゃ中身の内訳わかってるんじゃないですか。何でそれを言わないんですか、金額を。別に1円の単位まで説明しろなんかは言いません。それでないと、来年の料率を決める審査できないので、またその審査に当たっては
予算委員会等で聞きますので、こんな答弁しかしない議会、とんでもないと思いますよ。それで市長も知ってんのかといったら、知らんか知ってないのかすらわからない。大体財政の状況も把握せんと
市政運営してきたら今みたいなことになるんじゃないかとの批判が他の会派からもありましたけど、ひょっとしたら言われてるとおりなのかもしれないというのを改めて今思いましたよ。 こんな財政の
把握状況で、我々、来年度の予算やあるいは一連のばっさばっさと市民サービス削るやつについて審議をするに当たって、今年度の
見通しがどうなってるのかを聞いたわけで、それについては議会には言えないと突っぱねるので、詳細な状況についてはまた別の機会に聞きますので、わからへんということであれば適当に
予算審議をせざるを得ないので、そういうふうにしていきたいと思います。 (発言する者あり) わかってるものについて、何ら議会には言わない、隠し通す、1,700万を市民の血税で穴埋めをしたら、過払いについては議会にも報告しないなどというとんでもない姿勢を続けてる限り、真っ当な
市政運営ができないということを指摘しておいて、終わります。こんな何の回答もしない答弁は初めてでありますので、話にならないということだけ申し述べて終わっておきます。また
予算委員会で、別の角度で予算についてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 (発言する者あり)
○議長(
坂下弘親君) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
坂下弘親君) お諮りいたします。 6議案については、
会議規則第37条第2項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、6議案については
委員会付託を省略することに決しました。
○議長(
坂下弘親君) ただいま
水谷修議員外5名から議案第59号に対して
修正案第1号が提出されました。 この際、
修正案第1号について、
提案理由の説明を求めます。
荻原豊久議員。
◆(
荻原豊久君) (登壇)ただいま議題となりました
修正案第1号「議案第59号平成29年度宇治市
一般会計補正予算(第7号)に対する
修正案」について、
提案理由の説明をさせていただきます。 本
修正案は、
補正予算(第7号)のうち、議会費におきまして、議案第53号が否決される
見通しでありますことから、
議員手当の追加を削除するものでございます。 よろしく御審議いただき、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
坂下弘親君) これより
修正案第1号に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
坂下弘親君) これより
修正案第1号に対する討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて討論を終結いたします。
○議長(
坂下弘親君) これより
修正案第1号を採決いたします。 本
修正案のとおり決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、
修正案第1号は可決されました。
○議長(
坂下弘親君) 次に、
修正部分を除く議案第59号に対する討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて討論を終結いたします。
○議長(
坂下弘親君) これより
修正部分を除く議案第59号を採決いたします。 本議案は
修正部分を除く部分について、原案のとおり決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、
修正部分を除く議案第59号は原案のとおり可決されました。
○議長(
坂下弘親君) 次に、議案第60号から議案第64号までの5議案に対する討論を一括して行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて討論を終結いたします。
○議長(
坂下弘親君) これより議案第60号から議案第64号までの5議案を一括して採決いたします。 5議案は原案のとおり決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、議案第60号から議案第64号までの5議案は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
△日程第3 議案第53号から議案第56号まで
○議長(
坂下弘親君) 次に日程第3、議案第53号から議案第56号までの4議案を一括して議題といたします。
委員長の報告を求めます。
総務常任委員会 鳥居進委員長。
総務常任委員長報告
◆
総務常任委員長(鳥居進君) (登壇)ただいま議題となりました議案第53号「
宇治市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて」、議案第54号「
特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて」、議案第55号「宇治市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例を制定するについて」及び議案第56号「宇治市
非常勤職員の勤務時間、
報酬等に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて」、以上4議案について、本
委員会が3月5日に市当局から説明を受け、審査いたしました結果について御報告いたします。 議案第53号については、
自民党宇治市
会議員団委員から
反対討論が行われ、採決の結果、賛成者はなく否決すべきもの、議案第54号から議案第56号までの3議案については、討論はなく、採決の結果、
自民党宇治市
会議員団委員及び
公明党宇治市
会議員団委員退席のもと、いずれも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、質疑の中で各委員から出されました質疑及び意見・要望の項目並びに討論の詳細については、
委員会審査報告書に添付しておりますので、ごらんおき願います。 以上で報告を終わります。
----------------------------------- 平成30年3月6日
宇治市議会議長 坂下弘親様
宇治市議会 総務常任委員会 委員長 鳥居 進
委員会審査報告書 本
委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから、
宇治市議会会議規則第103条の規定により報告します。 記1.議案名 議案第53号
宇治市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて 議案第54号
特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて 議案第55号 宇治市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例を制定するについて 議案第56号 宇治市
非常勤職員の勤務時間、
報酬等に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて2.審査結果 議案第53号は否決すべきもの、議案第54号から議案第56号までの3議案は原案のとおり可決すべきものと決する。3.審査概要〔議案第53号から議案第57号まで〕(1)質疑及び意見・要望の項目 ◯今回の給与制度の見直しでラスパイがどの程度の水準になるのかについて ◯報酬審では市長の退職手当の議論があったのかについて ◯報酬審以外でも厳しい財政状況を鑑みて、市長の退職手当を何パーセント減らすという話はなかったのかについて ◯市民の理解が得られるようにすべきについて ◯報酬審の答申に対して異論は一切ないことについて ◯報酬審の答申の経過について、議員の期末手当を上げるという判断をされた見解、
特別職の答申がどうだったか、それを受けてどういう判断でこういう形になったのかについて ◯報酬審の議論の中で
宇治市議会議員の仕事ぶり、職責、権能など評価をいただいたようなことはあるのかについて ◯
特別職について報酬審の答申を尊重すべきだがそれをさらに上乗せして引き下げをするのかについて ◯報酬審の答申をそのまま尊重すべきという考え方も一方ではあるがそこはどう整理するのかについて ◯財政が厳しい中で全体的な感覚として今引き上げることをどう考えているのかについて ◯上げる、下げるそれぞれに理由があるというのはどういうことなのかについて ◯現給保障の期間延長について市民の理解が得られるのかについて ◯昇給の抑制をしていくという手法が本当に職員にとっていいのかについて ◯賃金カットの手法は考えられなかったのか、また、残業代のカットについて市民が痛みを感じるところは職員の皆さんも一緒に協力していく姿勢が必要ではないのかについて ◯時間外勤務の見直し・削減の数値目標を立てるべきについて ◯議員と
特別職を除いた場合、トータルでどの程度引き下がるのかについて ◯市民感覚でいうと85億足りない中で給料が上がるというのはどうなのかについて ◯困難な業務を処理する係長はどういう仕事をするのかについて ◯5級の主任をつくらないということについて ◯5級の主任を生まないということをどこかに明記しておかないと今後生まないことにならないのではないかについて ◯条例を改正しない限り5級の主任は生まれることになるが、今後生まないのに条例に載せていると生む可能性があることについて ◯職員のモチベーションを維持して上げていくことは市民サービスを向上させていくには非常に大事なことについて(2)討論の詳細 ①
自民党宇治市
会議員団委員 議案第53号、
宇治市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて、反対の立場で
自民党宇治市会議員団を代表して討論をしたいと思います。 私ども
宇治市議会議員は議会基本条例にのっとり、市民福祉の向上に向け、それぞれの議員がそれぞれの地域や立場で全力を傾注しております。また開かれた議会を基本姿勢とし、市民の皆さまにもご参加をいただくなど市民の皆さまの声をしっかりとまちづくり、行政に生かす役割を担うものと考えております。 今般の議案でございますけれども、議員の期末手当について人事院勧告と同水準の引き上げを御提案いただいたところでございます。これまで議会といたしましては議員定数の削減、費用弁償の廃止、公用車の廃止など適宜議会費の削減には取り組んできておりますし、また、この報酬審議会の中でも私どものこういった取り組みについて一定の御評価をいただき、今回の御答申をいただいたことにつきましては重く受けとめますとともに、感謝を申し上げたいと思います。しかしながら、今3月定例会でも熱心な議論にもあらわれておりますとおり本市財政状況が大変厳しい中、向こう4年間の中で、85億も収支不足が見込まれるなど財政健全化推進プランが提案をされ、市民のサービスのカット・縮小が議論をされている現段階において本議案を議会として受け入れるには大変厳しい環境であると言わざるを得ないと思います。先ほども申し上げましたけれども報酬審からいただきました答申については重く受けとめますとともに、感謝を申し上げ、しかしながら、今回の引き上げについては辞退をさせていただき、よって、本議案に反対をさせていただきます。
-----------------------------------
○議長(
坂下弘親君) これより
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
坂下弘親君) これより討論を行います。
荻原豊久議員。
◆(
荻原豊久君) (登壇)議案第55号、宇治市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例を制定するについてにつきまして、
自民党宇治市会議員団を代表して賛成する立場から討論させていただきます。 まず、当局はラスパイレス指数が政令市・中核市を除いて全国の市区町村で1位となっている状況を踏まえ、この間議会でも厳しく指摘をさせていただいてまいりましたが、給与制度について、主査や主任のあり方を含め見直しを行うことについては一定の評価をいたします。しかしながら、この議案は、人事院勧告等に基づき給与表と勤勉手当支給率の引き上げを含むものとなっています。 今後4年間の
財政見通しでは、85億もの収支不足が見込まれておりまして、さらに来年度予算においては市民サービスの見直しの中、料金改定や事業の縮減など、市民の皆様にも負担を求めざるを得ないという厳しい財政状況を考えれば、たとえ人勧に基づく引き上げだとしても、市民理解を得るには非常に厳しいものがあるのではないかと存じます。 このような現状の中、さきの
委員会審査においては、人勧に基づく給与表等の引き上げと、今回当局が独自に実施される給与制度の見直しによる引き下げを比較すれば、平成30年度では約1,000万円、平成31年度では約1億円の人件費削減になるとの説明がございました。削減額についてはこれで十分なのかという思いもありますが、まずは当局より説明のあった給与制度の見直しに取り組まれるとともに、働き方改革のもとに職員の健康管理や人件費の抑制にも大きな効果が期待できる時間外勤務の縮減の取り組み等も含めた給与制度の見直しを強く求め、本議案には賛成するものであります。
○議長(
坂下弘親君) これにて討論を終結いたします。
○議長(
坂下弘親君) これより採決いたします。 採決は分割して行います。 最初に、議案第53号を採決いたします。 本議案に対する
委員長の報告は否決すべきものであります。 本議案は原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (起立する者なし) 起立なしであります。 よって、議案第53号は否決されました。 次に、議案第54号から議案第56号までの3議案を一括して採決いたします。 3議案に対する
委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。 3議案は、
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、議案第54号から議案第56号までの3議案は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(
坂下弘親君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後3時16分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
宇治市議会議長 坂下弘親 宇治市議会副議長
関谷智子 宇治市議会議員
中村麻伊子 宇治市議会議員
秋月新治...