令和 6年 2月
産業交通水道委員会(第19回)第19回
産業交通水道委員会記録◯令和6年2月9日(
金)◯市会第2
会議室◯出席委員(12名) 委員長 森田 守議員 副委員長
小島信太郎議員 副委員長
兵藤しんいち議員 委員
田中明秀議員 委員
山本恵一議員 委員
山本しゅうじ議員 委員
大津裕太議員 委員
北川みき議員 委員
北山ただお議員 委員
森田ゆみ子議員 委員 かわしま優子議員 委員 平山よしかず
議員◯欠席委員(1名) 委員
河合ようこ議員◯委員会説明員 北村信幸公営企業管理者(交通局長)
石田洋也産業・
文化融合戦略監(
産業観光局)
松下重志産業企画室長 萩原孝一産業イノベーション推進室長 野口穂高地域企業イノベーション推進室長 山口薫クリエイティブ産業振興室長 ほか(交通局) 西窪一次長
大塚健志企画総務部長 上田和樹企画総務部計画推進担当部長 西山真司自動車部長 児玉宜
治自動車部担当部長 塩見康裕高速鉄道部長 ほか◯会議に付した事件・
一般質問(交通局、
産業観光局)
◯配付資料 なし
◯要求資料 なし--------------------------------------- [午前10時 開会]
○委員長(森田守) おはようございます。 ただ今から
産業交通水道委員会を開会いたします。欠席届が河合委員から提出されております。 本日は、
交通局関係で
一般質問を、次に、
産業観光局関係で
一般質問を、それぞれ行うことといたします。 なお、本日行う
一般質問については、昨日午後1時までの
事前通告制としております。お申出のあった方以外の委員の質問は、当該質問に関連する内容以外は認めませんので、御承知おき願います。 この
一般質問及び請願・陳情審査は、関連質問も含め1局ごとに各会派に割り当てられた時間内で行っていただきますので、よろしくお願いいたします。 委員及び理事者におかれましては、的確かつ簡潔な質疑・答弁を行っていただくなど、円滑な
委員会運営に格段の御協力をよろしくお願いします。 以上、御了承願います。---------------------------------------
○委員長(森田守) それでは、
交通局関係の
一般質問を行います。 昨日までに、
田中委員から国の新制度の活用について、
森田ゆみ子委員から市バスの事故について及び回送バスの運行について、かわしま委員から
公共交通機関における
視覚障害者への
合理的配慮の周知について、
北山委員から
自動車運送事業について、それぞれ
一般質問のお申出がありました。 そこで、お申出いただいた項目を踏まえ、先ほど申し上げた順に、それぞれ通告のあった質問と関連質問を行うことといたします。 それでは、まず、国の新制度の活用について、
田中委員、どうぞ。
◆委員(
田中明秀) おはようございます。 選挙疲れでしゃべる力がないんですが、ちょっと色々選挙中に、いろんな候補者、4人候補者がいて、一番争点になったのが、やっぱり交通の問題、バスの問題で、
オーバーツーリズムの問題、この辺が非常に候補者の皆さん方、熱弁を振るっておられたところだと思っていますし、新市長が決まってからも、各新聞報道で、今後の運営に向けていろんな思いを述べられた記事が掲載をされております。 新市長、次期市長は、一つは何とかバスの料金改定を、運賃の値上げは回避をしたい。これは新聞の1面に躍っておりましたし、もう一つは、
オーバーツーリズムの対策として、
観光路線の直通で行けるようなものも必要ではないかというような話もされていたし、一つは、市民と観光の皆さん方との料金の差を付けて、
オーバーツーリズム対策、市民がバスに乗れるような状況を作っていかなければならないのではないかというような話も、これは大きな争点としてされておりました。 その中で、
オーバーツーリズムについては、昨年度からずっと、従前から、コロナ前から含めて、いろんなことを考えて、また、国にも制度設計の部分において何とか柔軟な対応をしてほしいということで、門川市長も、そして、私
ども議員団も国の方に直接出向いて要望をさせていただいていましたし、市会出身の井議員も国会の質疑の場で、色々と京都市の事情を含めてお話をされながら、対策について国に要望をしておられました。 この中で、昨年10月に国において、
オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた
対策パッケージが取りまとめられたと認識をいたしておりますが、観光施設に直行、急行する
路線バスの運賃ですね。これが届出で設定が可能な運賃の中に追加をされたと聞いておりますが、まず、この部分の国の制度改正の内容について詳しく教えていただけたらと思います。
○委員長(森田守)
上田企画総務部計画推進担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) 委員御紹介のとおり、令和5年10月18日に国において
オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた
対策パッケージがまとめられまして、観光客の集中による過度な混雑への対応策の一環といたしまして、観光施設に直行、急行する
路線バスの導入促進と、届出による運賃設定への規制緩和が掲げられたところでございます。 バスの運賃につきましては、原則として認可制でございますが、観光施設に直行、急行する
路線バスの運賃を届出とすることで導入を促進し、生活路線の混雑を緩和することが目的でございまして、令和5年12月28日に
道路運送法施行規則が改正され、この間の国への要望が実現し、一般バスとは別運賃の設定が可能となったものでございます。
○委員長(森田守)
田中委員。
◆委員(
田中明秀) ということは、この制度を今後京都市として活用していくという風なことは、局内で議論されているんでしょうか。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) これまでから、市バスの混雑対策としまして、バス1日券を廃止したり、地下鉄・バス1日券の販売強化を行うなど、また、鉄道駅と観光地を結ぶ臨時バス、
楽洛ラインの運行や、
観光シーズンにおける市バスから地下鉄への無料振替の実施、昨年秋の
観光急行バスの運行や、近畿運輸局と連携した臨時手荷物預かり所の開設等の実証実験の実施など、様々な取組を実施したところでございます。 そのような中、国において
オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策が取りまとめられ、制度改正を行うことにより、市バスの混雑緩和に向けた取組の選択肢が一つ増えたと認識してございます。 令和6年6月に予定しております市バスの新ダイヤにおきましては、今回の国の新制度を活用し、市民利用と観光利用の住み分けができるよう検討を進めているところでございます。
○委員長(森田守)
田中委員。
◆委員(
田中明秀) そうしますと、今後、一つ、観光地が、何と言いますか偏っている所、清水とか例えば金閣寺、銀閣寺、嵐山ですか。この辺の所に関しては、そういう制度設計を活用して、バスの運行をしていこうということで進めようということの、私どもも認識でいいんでしょうか。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) この6月に予定しています新ダイヤにおきまして、やはり輸送力の問題等もございます。そういった中で、どういったことができるのかということを今現在検討を進めているというところでございます。
○委員長(森田守)
田中委員。
◆委員(
田中明秀) それは、運賃も含めてですね。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) 今回の新制度になります別運賃の設定も可能となる、そういった点も含めて検討を進めているところでございます。
○委員長(森田守)
田中委員。
◆委員(
田中明秀) 非常に一つ有効な対策だと思いますので、十分局内で議論していただきたいと思いますし、それと併せて、新市長がなかなかハードルが高いんやとおっしゃっていた市民の人と観光の皆さん方との運賃の差を付けるという部分ですが、この部分においては、局内でどのような議論があるんでしょうか。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) 市バス、地下鉄の運賃につきましては、特定の旅客に対し不当な
差別的取扱いを禁じているという現行法令上の課題がございます。そういった中でも、
市民優先価格につきましては、次期市長の御意向をお聴きしたうえで、検討を進めてまいりたいという風に考えてございます。
○委員長(森田守)
田中委員。
◆委員(
田中明秀) 法制度を変えていかないかんということで、非常にハードルが高いけれども、何とかやりたいということで、各ターミナルとか演説会場で、この話は新市長もされておりましたので、その辺のところは、やっぱり、新市長の足並みと局の方の足並みをそろえていただいて進めていただきたいなと思うんですが、局としての考えはどうなんでしょうか。そこまで話はできてない。できていなかったら、局長個人の考えでもいいんですが。
○委員長(森田守)
北村公営企業管理者。
◎
公営企業管理者(北村信幸) 市民と観光客の運賃差を付けると、長年の課題でして、現在の法制度の下ではできないということで、昨年来導入した
ポイントカードを使って、主に市民の方がよく使っておられるICOCA、PiTaPa、これでポイント還元するということで何とか市民を中心とした
ヘビーユーザーに還元しようと、こういうことをしてきましたので、我々の今までの検討の中では、差を付けることができない、現行法制上付けることができないと、こういうことを前提に制度を進めてきました。 ただ、次期市長が国との連携で法改正をしてでもという風におっしゃっていますので、差を付けて、観光都市であることのメリットを市民の皆さんに還元する、こういった趣旨については我々も賛同するところですので、市長の指示も受けながら、しっかり検討していきたいと、こんな風に考えております。
○委員長(森田守)
田中委員。
◆委員(
田中明秀) この部分はなかなかすぐにはできないので、時間が掛かると思うんですが、最初お聞きした観光地への直行路線、この料金設定も色々柔軟に対応できるということであれば、ここの部分はしっかりスピーディに進めていただいて、ここで収益をしっかり上げていって、その中で、バスの運賃改定、値上げを回避できるなら、こういう部分をしっかり活用して、何とか経営努力をしっかりしていただきながら、バス運賃の値上げは回避できる方向に持っていっていただきたいと思いますが、その点いかがでしょう。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) これまでから経営改善に一生懸命取り組んでいるところでございます。そういった中で、やはり、運賃改定という部分につきまして、市長も公約で回避を、国からの支援制度を、国との連携で、財源を確保したうえでということをおっしゃっておられます。そういった点も含めまして、次期市長のお考えをお聴きしたうえで、我々も一生懸命取り組んでまいりたいという風に考えてございます。
○委員長(森田守)
田中委員。
◆委員(
田中明秀) いかんせん、新市長とまたじっくり腹を割って、局の皆さん方、特に局長、お話しいただいて、市長の意向ですぐできるもの、できないものがありますけど、同じ方向を向いて、何とか市民生活の負担にならない形を作っていただきたいと思いますし、今の部分で、またゆっくりと話をしていただきながら進めていただきたいと思います。 以上です。
○委員長(森田守) この件に関連して、ほかにございますか。
大津委員。
◆委員(大津裕太) 今の件でちょっと私も聞いていて、分かったようで分からないところがありましたので、確認をさせていただきたいんですが、これまでからも観光のいわゆる急行路線等々というのはあったと認識していますが、それと今の議論の
観光路線というのは、大きく言うとどこが変わるのか、何が改善されるか、そこをちょっと整理していただけると助かります。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) 今までは、運賃については差を付けることなく、急行系統とも我々運行してきたところでございます。今回につきましては、混雑緩和を目的としまして、市民利用の多い路線の混雑を緩和するという目的で、観光地へ直行、急行するバスを設定することで、別運賃での設定が可能となった法改正、これを活用しようとするものでございます。
○委員長(森田守)
大津委員。
◆委員(大津裕太) まず、これまでも急行路線、直行というのがどこまで直行かというのがありますが、あったかと思いますので、そういう意味では、そこは変わらないのかなと思うんですが、もしこれが変わるのであれば、そこの詳細を教えていただきたいのと。 混雑緩和で観光客に乗っていただきたい、これは多分同じ思いで、できるだけ見た目も含めて分かりやすくどうやってやっていくか、これまでもこれは議論があったと思います。料金の設定を変えられるというのは、これも選択肢が増えて、是非いい検討をしていただきたいんですが、普通に考えると、安ければ誘導しやすいけど、高くなる場合は、何か付加価値がないと誘導できない。これ多分、半年ぐらい前もここで1回議論したことあると思いますが、ここに関して、やっぱり、何かフックと言いますか、インセンティブがないとなかなか前に進まないのではないかなと思いますが、改めてこの2点確認させてください。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) そのときもお答えさせていただいたと思うんですけれども、別料金にすることで、高い運賃をもし仮に設定する場合については、速達性など、そういった部分でのお客様の利便性を向上するということ、こういったことも可能ではないかということを前回も御答弁させていただいたと思いますし、そういった考えで、どういう運賃がいいのか含めまして、今現在検討を進めているところでございます。
○委員長(森田守)
大津委員。
◆委員(大津裕太) 分かりました。多分、今まだ詳細、御答弁できないと思いますが、一つは、元々渋滞も含めて、かなり時間が掛かる中で、直行、急行になったときにどれぐらい時間が短縮できるのか、この辺の情報を是非出していただきたいということと、逆に、
観光路線を強化すると。採用もある程度進んでいると聞いていますが、当然、人手の問題、バスの車両の問題からすると、そこを強化すれば、ほかの路線を減らさないといけない。だから、これを総合的に、多分6月の
ダイヤ改正をされると思うんですが、逆にこの
観光路線を増やすことで、どこの路線を減らさざるを得ないのか、この辺も含めて総合的な検討かなと思いますので、また改めて検討の状況、進まれたら教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上です。
○委員長(森田守) ほかにございますか。 かわしま委員。
◆委員(かわしま優子) 混雑緩和につきましては、私どもとしてもこれまでから要望を重ねてきたところでございますけれども、先ほど
田中委員からありましたような観光の急行バスを新設するということにつきまして、先ほど御答弁で、観光地と直通の、6月の
ダイヤ改正に向けてというお話だったかという風に思いますけれども、その場合、車両ですとか、今課題となっています運転士の確保ということが大きな問題になってくるのかなという風に思いますけれども、この準備が要るかと思います。この点について、ちょっと確認をしたいと思います。
○委員長(森田守)
大塚企画総務部長。
◎
企画総務部長(大塚健志) 今回のこの制度改正、運賃を別設定ができるということでございますけども、先ほどもありましたように、観光客の方が乗ろうという風に思っていただけるような制度にしないといけないという風なことが一つあるかなという風に思います。そのことも含めまして、御質問いただきましたけれども、今度、6月の
ダイヤ改正のときに、総合的にしっかりとどういう形でやっていくのかという風なことを考えていきたいと思いますので、改めてそのことについては御説明をさせていただくことになるかなという風に思っております。 その
ダイヤ改正全体のことに併せて、職員の採用計画という風なことも、この間進めておりますので、しっかりと体制を整えて、6月にはちゃんとした形で運行ができるという風な体制を採っていきたいという風に考えております。
○委員長(森田守) かわしま委員。
◆委員(かわしま優子)
運転士不足につきましては、私もかねてから重要な課題として要望もしてきたところですので、働く方のことも考えて進めていただきたいと思いますので、その点、要望しておきます。 以上です。
○委員長(森田守) ほかにございますか。 なければ、次に、市バスの事故について、
森田ゆみ子委員、どうぞ。
◆委員(
森田ゆみ子) よろしくお願いします。 今回、市バスの事故、個別には報告があったんですけど、本来、委員会とかで報告するべきじゃないかなと思うんですけど、二人が救急搬送されたという人身事故ですよね。それは何で報告されないのか、どういうことなら報告される事案なのか教えていただけますでしょうか。
○委員長(森田守)
西山自動車部長。
◎
自動車部長(
西山真司) これまで議会の方で報告してきている案件、主に重大事故のような感じ、この間でしたら、車両が横転するとか、そういうものに関するものを主に報告させてきていただいたかと思っております。 今回、ちょっと今、事故の件、簡単に概要だけ御説明させていただきたいと思いますけども、2月1日の16時44分頃ですけども、北山通、植物園の北側の通りなんですけども、市バスが岩倉の操車場に向かって回送で運行しておりました。これは岩倉の操車場から5号系統で営業運転するという形で、夕刻の時間ですので、南向きの5
号系統車両が本数が要るという形で、回送で一遍送るんですけども。丁度植物園の北側の辺りを大体時速33キロぐらいで走っていましたときに、信号で、前に停車している車両に気付くのが遅れて、後ろから追突して、更にその前に2台ほど止まっている車にも追突と、玉突きみたいな形になったというものでございます。 そのときに、一番手前の、最初に当たった車両の所に乗っておられたお客様が救急搬送されたということでございます。 この事故を起こしまして、けが人を出しているということにつきましては、非常にけがされた方についてはおわび申し上げるとともに、こういう形の事故を起こして皆様に御心配を掛けているということについては、改めておわび申し上げたいと思います。 今申しましたように、事故の件、こういう事故でしたので、一旦重大事故というところまでいっていませんので、こういう形を採らせていただいているという状況でございます。
○委員長(森田守)
森田ゆみ子委員。
◆委員(
森田ゆみ子) 本来、報告案件であったら、私ら自由に質問できる時間が取れるんですけど、今回
一般質問なので、簡潔に答弁いただきたい。私、ほかにも質問するのと、
北山委員もする計画を立てていますのでね。それも、本当だったら報告で、じっくり聞きたいところではありますが、ちょっとそういう御配慮をよろしくお願いします。 運転士は直営だったのか委託だったのか、いかがでしょうか。
○委員長(森田守)
西山部長。
◎
自動車部長(
西山真司)
九条営業所に勤務する直営の運転士でございます。
○委員長(森田守)
森田ゆみ子委員。
◆委員(
森田ゆみ子) 以前、市バスに乗っていて転倒事故、乗るときに転ばれた、運転士が気付かずにドアを閉めたことによってけがをされた人が相談されて、事故の補償に私立ち会ったことがあるんですけど、謝罪に来たのは民間バスの会社の職員でね。名刺も民間バスの名刺を渡されてね。けがされた人、被害者の人はすごく戸惑っておられたんです。直営だろうが委託だろうが、市民にとっては市バスに乗ったことに変わりがないのに、市バスの事故の対応は、やっぱり、京都市の交通局で責任を持って行うべきだと思います。事故に遭われた相手方の方に対しては、どういう対応をできたんでしょうか。
○委員長(森田守)
西山部長。
◎
自動車部長(
西山真司) まず、事故の直後につきましては、運転士の方がそれぞれ今の車両に乗っておられた方にお声を掛けまして、その場でおわびを申し上げているということと、それから、その当日、救急搬送されたときに、我々の営業所の職員と、そして、その運転士の方も病院に行きまして、改めて謝罪申し上げるということ、そして、それ以外の方につきましても、今色々連絡を取っておりますので、適切な対応を今後取ってまいりたいという風に考えております。
○委員長(森田守)
森田ゆみ子委員。
◆委員(
森田ゆみ子) 運転士は勤続何年だったのか、長時間運転だったのではないか、事故を起こしたことでショックを受けていると思うんですが、
運転士本人のケアはどうなっているのか。
○委員長(森田守)
西山部長。
◎
自動車部長(
西山真司) 長時間勤務という今お声がありましたけども、前日は公休日でお休みということもあります。その前の勤務も、そういう長い勤務ではなくて、大体決められた分を走っているとかいうような形ですので、長時間勤務にはちょっと当たらないような勤務になっております。 事故を起こしましたその翌日から、本人一旦休ませまして、昨日からまた出勤する中で、本人の事情聴取も兼ねて、そのときの状況がどうやったのかという確認、そして、心のケアとかを含めてやっているところで、まだ乗務というところまではさせてないという風な状況でございます。
○委員長(森田守)
森田ゆみ子委員。
◆委員(
森田ゆみ子) 勤続年数とか運転士はどういう方かも聞いていたんですけど。
○委員長(森田守)
西山部長。
◎
自動車部長(
西山真司) すいません。採用が平成6年になりますので、今、年齢は56歳ということで、ベテランの域になります。本人は、ここ10年以上無事故でずうっと来ているという職員でもありますし、また、最近では新しい職員、新しい運転士も教育するという風な形の対応を採っている職員で、非常に優秀な職員ということになっております。
○委員長(森田守)
森田ゆみ子委員。
◆委員(
森田ゆみ子) 私も体験することなんですけど、車によってブレーキの利き具合が色々異なると思うんですけど、自家用車なら日頃から自分の車って決まった物に乗るから、ブレーキの利き具合、利くと思うんですけど、せやけど、私の車、ものすごくブレーキが利くんですよ。だから、慣れない人が運転したら、むち打ちになるぐらい、すごく急ブレーキになるんですね。反対のことも有り得ると思うんですよ。私そのつもりでブレーキ踏んでたのに、いつまでたっても止まらへんとか、そういうこともあると思うんですけど、そういう車の車種、運転士となったらいろんなバスに乗らんとあかんと思うねんけど、それに対して、どういう風な日頃の注意事項とか、今回の事故にならないようにするための喚起事項はあったんでしょうか。
○委員長(森田守)
西山部長。
◎
自動車部長(
西山真司) バスの車両によって若干ブレーキの利きが違う、これはあるかと思います。個体差という部分かと思いますけども、大きくは車検とか、毎年車検していますので、
一定そこら辺の制動については基準を満たしているということになりますし、また、運行前の点検とかいうのも、それぞれ運転士が必ずやっております。そしてまた、1か月半とか、車両が古くなると1か月ごとに点検とか色々しておりますので、今、先生がおっしゃられたようなばらつきというのはないように日頃から努めているところでもありますし、例えば運転士が運転する中で、ちょっと具合いが悪いねということがあれば、その都度、営業所に言っていただければ車両を交換して、その車両をまた整備するとかいうようなこともしておりますので、そういうようなことがないようには努めておりますし、また、運転士の方も、ある意味、その車両の特性、色々乗っていく中でよくよく御存じですので、一旦少し走れば、そういったところの感覚、すぐ分かるというぐらいのベテランの運転士かなという風に思っております。
○委員長(森田守)
森田ゆみ子委員。
◆委員(
森田ゆみ子) ベテランで、そうやって慣れているから、私みたいに自分の車しか乗らないような者にとっては、やっぱり全然想像の付かないことだと思うので、これからも事故のないように気を付けていただきたいと思います。 この質問はこれで終わります。
○委員長(森田守) この件に関連して、ほかにございますか。 なければ、続けて回送バスの運行について、
森田ゆみ子委員、どうぞ。
◆委員(
森田ゆみ子) この事故を起こしたバスの話を聞いていますと、九条車庫から岩倉車庫の所まで無人で回送で走らせていて、そこから南に下がっていくバスの路線やと聞いたんですけど、バスは、九条車庫から岩倉まで回送で走るということが1日何回あるのか、その間の所要時間は一体何分掛かっているのか。ほかにも、車庫や操車場の間を回送しているバスは何系統あるのか、その系統を全て教えてほしいのと、それぞれの回数と所要時間を教えていただきたいんですけど。
○委員長(森田守) 児玉自動車部担当部長。
◎自動車部担当部長(児玉宜治) バス運行についてでございます。 私ども、市バス路線ダイヤ、市内色々やらせていただいておりますが、そういった営業ダイヤを確保するために、バスの営業所を市内7か所、出張所を合わせて7か所ございますし、出先の操車、8か所ございます。そういったところ、離れました操車へ車両を送り込む際、今回ありましたように回送運行というのが生じるものでございます。 今回の部分は、
九条営業所の方から岩倉操車場始発5系統、夕方の時間帯ですので、市内の北部から南部方面へ向かってお客様の御利用が多い、そういう時間帯にもなりますので、そういった部分で車両の送り込みということで運行したものでございます。 九条車庫からの回送便ということですので、1日10数回程度運行している、そういったところでございます。
○委員長(森田守)
森田ゆみ子委員。
◆委員(
森田ゆみ子) そもそも何でこんな長い距離を回送で走らせる必要があるんでしょうか。
○委員長(森田守) 児玉担当部長。
◎自動車部担当部長(児玉宜治) 先ほど申し上げましたように、私どもバスの営業所、出張所、市内7か所でございます。それぞれ営業所、出張所、営業所の敷地のスペース等の大きさ等もございまして、たくさん車両が置ける所、あるいは台数が制約される所、色々ございます。そういった中でバランスを取りながら、担当の系統を決めているところでございますが、この5系統については、そういったところをるる勘案する中で、京都駅側にも運行しているということを重ね合わせまして、現在の
九条営業所の担当ということでさせていただいているものでございます。 いずれにしましても、効率的な運行ということは常に考えているところでございます。
○委員長(森田守)
森田ゆみ子委員。
◆委員(
森田ゆみ子) 市内で、交通不便地域の解消のために多くの人から市バスの本数を増やしてほしいと要望が出ているんです。回送で走らせるぐらいなら、乗客を乗せてほしいと言う人、よくいてはるんです。これを見ても、この九条車庫、京都市全域のこの紙1枚の中でも、九条車庫から岩倉までやったら、ほんまに、半分以上の所、距離走らせているんです、回送で。ほんで、そういう、今、
運転士不足と燃料費高騰のために、交通局、色々考えているとおっしゃるんですけど、こういう無駄って一切ないようなことをちょっと考えていただきたい。 こっちからこっちに来ている、空で走らせているバスが何台かある一方、ここには全然バスが来ない、1日に何本来るのかなというような地域がたくさんあるんやから、それは考えていただきたいと思いますし、ダイヤも路線も工夫するべきだと思いますので、よろしくお願いいたしまして、質問を終わります。 ありがとうございました。
○委員長(森田守) この件に関連して、ほかにございませんか。 なければ、次に、
公共交通機関における
視覚障害者への
合理的配慮の周知について、かわしま委員、どうぞ。
◆委員(かわしま優子) よろしくお願いいたします。私の方からは、市バス、地下鉄の公共機関において、バリアフリーの観点から、また障害者差別解消法の施行により、障害者の方々に対する
合理的配慮の取組、これ様々行っていただいています。この中でも、
視覚障害者の方への
合理的配慮について、今日は質問をさせていただきます。 これまでから、私、この障害者の方への
合理的配慮ということで、バスにおきましては、バスの車両案内の表示モニター、こういったことの平易な言葉での紹介ですとか、また全バスへの設置を要望させていただいたり、また、こういった障害を抱えておられる方をサポートしていただくためのサポートマネジャーの研修の充実、また、ヘルプマークの周知などを訴えさせていただきまして、これまで充実をしてきていただきました。 様々に今、本市ではこういった
合理的配慮をしていただいていると思うんですけれども、まず最初に、市バス、地下鉄において
合理的配慮、どのような取組をされているか御紹介をいただければと思います。
○委員長(森田守)
西山部長。
◎
自動車部長(
西山真司) 私の方から、市バスのことについて御説明させていただきます。 まず、市バスの車内では、優先座席というものを設けております。これは障害者の方、あるいは、幼児をお連れでお乗りの方、あるいは妊婦の方とかいうような方々を含めて、座席の所にステッカーを貼りまして、そういう方がおられましたらお席を譲りくださいということで、4か国語表記でステッカーを貼らせていただいております。 また、一部の路線の所では、英語でもそういうようなとこら辺を御案内申し上げて、海外の方にも分かるようにという風なとこら辺で工夫をさせていただいているという風な状況ではございます。車内で一番主なところは、そういったところで、あとは、バス停とかでも、点字ブロックが置ける所は置いたりとかいう風なことも順次させていただいているという風な状況でございます。
○委員長(森田守) 塩見高速鉄道部長。
◎高速鉄道部長(塩見康裕) 地下鉄につきましてでございます。地下鉄における
合理的配慮でございますが、まず、視覚に障害のあるお客様につきましては、駅の方まで来られましたらお声掛けをして、サポートが必要かどうかというようなこともお伺いをするようなこともしております。 また、車椅子を御利用のお客様につきましては、地下鉄にお乗りになるときに、渡り板をお出しして、スムーズにお乗りいただけるようなことをしたりしております。 また、聴覚障害のあるお客様には筆談具を用意しておりますので、そちらの方でコミュニケーションが図れるような取組を実施している、このような状況でございます。
○委員長(森田守) かわしま委員。
◆委員(かわしま優子) ありがとうございます。ハード、ソフト面にわたって様々な
合理的配慮に取り組んでいただいているということを理解いたしました。 今、御紹介をいただきました中に、点字ブロックの設置というお話がございましたけれども、この点字ブロックについて、
視覚障害者の方から私の元に要望をお聴きをしております。この点字ブロックにつきましては、国内では大体皆さん、この用途を御存じなんですけれども、インバウンド観光客の中には、文化の違いから、こういったことの用途を理解されてない方がいらっしゃるようです。点字ブロックの上にスーツケースが置かれるといったようなことがありまして、
視覚障害者の方から、点字ブロックによる
合理的配慮が妨げられるようなことがあるというようなお話をお聴きしておりますけれども、外国人の方にも分かりやすくこういった点字ブロックの用途を伝える、また、点字ブロックの上にスーツケースが置かれないようなことを周知していただくような必要があるのではないかという風に思いますが、その点についていかがでしょうか。
○委員長(森田守) 塩見部長。
◎高速鉄道部長(塩見康裕) 今、先生の方から御紹介いただきましたとおり、最近、点字ブロックの、特に地下鉄なんですけれども、駅の点字ブロックの上に海外からお越しのお客様が荷物を置かれるという風なことがあるということは聞いております。これまでから私ども、京都府の
視覚障害者協会の皆様方とは定期的に色々なお話をさせていただく中で、今、御指摘いただいた内容というのは、最近の問題だよというのは聞いてございます。 私どもの方といたしましても、まず、今できる取組といたしましては、駅のホームを職員が巡回いたしますので、例えばインバウンドと思われるお客様とか、点字ブロックの上に大きな手荷物等を置かれていたりという風な状況を発見しましたら、その時点で、まずお声掛けをして、しっかりとお知らせをしてまいる。これは今すぐできることですので、やってまいりたいと思います。 あと、今御紹介いただきましたとおり、そういった点字ブロックというものが何なのかというのをしっかりと啓発する、これは非常に大事なことだと思います。これにつきましては、私ども、これまでから御協力と言いますか、色々と御助言を頂いております京都府の
視覚障害者協会の皆様、また、
視覚障害者の当事者の皆様方の御意見を聴いたうえで、どういったことを周知していくのかということについては、しっかりと検討してまいりたいなという風に考えております。
○委員長(森田守) かわしま委員。
◆委員(かわしま優子) 是非ともよろしくお願いをしたいと思います。 また、この
視覚障害者の方につきましては、白杖を使われている方が非常に多いんですけれども、この白杖についても理解をされてないということがインバウンドの方にあることから、バスにおきまして優先座席を譲ってもらえないというようなお話もお聴きをしております。もちろん積極的に譲ってくださる方もあるそうなんですけれども、中には、白杖の意味が分からなくて、そういった対応になられているというインバウンド観光客の方もいらっしゃるのかという風に思います。 特に、今バスが混雑する中で、
視覚障害者の方は、どこにつかまることもできず、非常に怖い思いをしながらバスに乗ることもあるというようなお声もお聴きしておりますので、文化の違いもあり、理解していただくことは難しいと思われますけれども、こういったことについても、優先座席、白杖の方にも譲ってくださる、また、様々な障害のある方にも譲ってくださる。ピクトグラムで一定知らせていただいているようなこともありますけれども、折角交通局が取り組んでいただいているこんな
合理的配慮をインバウンド観光客の方に分かりやすくお伝えしていただく工夫をしていただきたいと思いますが、このバスについての
合理的配慮について、いかがでしょうか。
○委員長(森田守)
西山部長。
◎
自動車部長(
西山真司) バスの中の優先座席、理解していただいている方と御理解がなかなかいただけない方、非常に我々もいろんなお声を聴いている中で、苦慮しているところでございます。 今、委員の方からありましたような御意見も踏まえまして、
視覚障害者の方々、あるいはそういう団体の方々とも、どういうようなことがいいのかとかいうのも御意見を聴きながら、さらに、そういう海外の方に向けても、どういう発信ができるかというのも今後検討してまいりたいという風に思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(森田守) かわしま委員。
◆委員(かわしま優子) 情報発信は非常に難しいことでもあります。先ほど4か国語で優先座席の表示をされているというようなこともありましたし、中身によっては、英語で音声でお伝えいただいているというようなこともありました。何もかもここで伝えるということは、非常に難しいことかなという風に思いますけれども、日頃から
視覚障害者団体ともいろんな協議も進めていただいているということでもありましたし、また、当事者の方からも丁寧にお話を聴いていただいているということでもありますので、是非とも共生社会の実現を目指して、今取り組んでいただいている
合理的配慮がしっかりと有効なものとなりますように、引き続き取り組んでいただきますようお願いをいたしまして、私からの質問を終わらせていただきます。
○委員長(森田守) この件に関連して、ほかにございませんか。 なければ、次に
自動車運送事業について、
北山委員、どうぞ。
◆委員(北山ただお) バス事業について、私は二つの面で、一つは、冒頭の質疑にもございましたが、運賃値上げをどう回避するのかという問題と混雑対策についてお聞きしたいと思います。 先ほどから、今回のバスの運賃値上げというのは、市長選挙でも大変な議論でもありました。回避をしたいというのは、これは誰もが願うところであったと思いますが、そういう努力が今のお話にありましたが、私は、やっぱり、前からの議論でも、回避をするということについてのもっと主張と言いますか、局の立場が、いわゆる計画では値上げを最終的にせざるを得ないという基本的な立場は変わってないという風に思うわけですよね。だから、そこを色々な候補者でも、また、今度の市長の方も回避をしたいというところから、そういう発想になってきているわけでありますが、この辺りはもう少し局の中で、本当に今のこういう市民生活が大変厳しい中で、また、観光客にも来てもらうという点から見ても、市民負担をさせるべきではないと、そういう姿勢をもっと打ち出した対応をすべきではないかということから、これは一つの議論になってきていますが、局の中で、もっとそういう議論がされてしかるべきだと思うし、そういう点の発信が私には感じられないんですが、値上げをせざるを得ない点については、全く変わらないんですか。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) 先ほど
田中委員からの御質問にも答弁させていただきましたが、コロナ禍前の状況までお客様がまだ回復していないこと、また、燃料費や人件費等の高騰など収入、支出の両面で不透明な状況である中、これまでから全庁挙げてあらゆる経営改善に取り組んできたところでございます。そういった中でも、まだまだ厳しい経営状況であるという状況には変わりはございません。 また、今回、国との連携で財源を確保し、運賃改定を回避するという次期市長のお考えをお聴きしたうえで、対応を検討してまいりたいという風に考えてございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) だから、市民生活、又は京都経済もそうですけども、いわゆるそういう厳しい状況をどう受け止めていくのかという、まず基本姿勢を僕はしっかり持つべきではないかと。確かに色々厳しい状況をおっしゃっているわけで、それは、そういうことについての、私は、中身としては分かりますよ。しかし、今の市バスの運賃の値上げが、大きなやっぱり市民的な関心でもありますし、あれだけ争点にもなってきたわけですし、新聞記者のアンケートを見ましても、どの人も、値上げについては誰もみんなバツだという意思を示してこられているわけですから、そういう風な意向、これは市民の声であるわけ。 だから、そういう点について、今おっしゃっているような値上げをいかにもやらなくては解決ができないかのような、僕は姿勢を、局の中で論議をもっと深めていくべきだという風に思っておりますし、そういう立場の発言にすべきではないか。理論的な行き詰まり、行き詰まりとは変な言い方だけど、経営そのものが厳しいんだという風なところについての解決を、もっと皆さんの中で、どういう努力をするのかということが必要だと思うんです。 その点で、今度の市長さんの予定の方がそういう発言をされて、そういう点での協議をしたいとか、検討するという風な先ほどの答弁がございました。 そうすると、今までも国に対して要望は当然されてきたわけでありますし、かねてから、去年の決算特別委員会の中でも、また、これまでの答弁の中でも、バス事業に対する制度的な補助だとか助成制度だとか、いろんな考え方に基づいて、乗客をしっかり確保していくためには、運賃値上げというのは、これは反する方向でありますから、そういったものは回避をする。そういう努力から見て、踏み込むべき課題が一つのきっかけとしてできたわけで、検討するというのは、そういうことについての努力を重ねていくことで、決意をもう少し語っていただけませんか。皆さんの中で、検討するというのが、どういう風な決意で進められるのか。
○委員長(森田守)
上田担当部長。
◎
企画総務部計画推進担当部長(
上田和樹) 我々も今までから経営改善に一生懸命取り組んでまいりました。そういった中で、ぎりぎりまで頑張ってやってきているのも事実でございます。そういった中、一定お客様は回復基調ではありますけれど、まだまだ厳しい状況であるというのも変わらないというところ、今回、次期市長になられる松井新市長が、国との連携で財源を確保しということをおっしゃっておられます。そういったことを踏まえて、次期市長のお考えをお聴きしたうえで、対応というのはしていくべきかなという風に考えてございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 次期市長との検討で進めるというのは、それはそれでやってもらったらいいわけですけれども、私はもっと積極的に局として、国への対応だとか、そういう考え方の発展を努力すべきだという風に僕は求めているんです。その点どうなの。
○委員長(森田守) 大塚部長。
◎
企画総務部長(大塚健志) 委員とは何度もこの議論をさせていただいているかと思うんですけれども、やはり、公営企業に求められていることというのは法定もされていることでございますので、その精神にのっとって仕事をやっていくと、事業を進めていくというのが我々のスタンスかなという風に思っております。
上田担当部長の方も申しましたけれども、今のこの状況というのは、収入、支出両方の面で非常に不安定な状況であるというところが、何より先行きについて明確になかなかお示しがしにくいという風な状況であるかなという風に思っております。 一定、コロナ禍が終わりまして、5類に移行したということでございますけれども、お客様の戻りの状況というのは、回復はしたんですけれども、ちょっと頭打ちになっていると言うか、完全に回復し切っていないというのが正直なところです。 どういう状況になっているのかという風な分析というのは、まだ更に進めていかないといけないという風に考えているところでございますけども、一方で、支出の面で言うと、燃料費の高騰は若干今落ち着いてはおりますけれども、政府の方が色々対策を打ってくださっているお陰でこういう風になっているというところもあります。まだ高騰していく、更にまたそういう状況になるという風な可能性。そして、何より人件費の問題。これは、全国的な労働力不足ということが何と言っても背景にあるかと思いますので、そういった先行きのことを考えますと、今の我々の状況というのは厳しいと言わざるを得ないというところかなという風に思います。 ですので、市長の意向を聴いてという風なことも申し上げておりますけれども、そういう状況もしっかりとお伝えをしたうえで、今、どんなことができるのかというようなことについては、しっかり検討していかないといけないのかなという風に思っております。 市民生活、市民の足を守るというこの部分は、我々、ずっとこれまでから申し上げていますけど、それが最大の使命だと思いますので、持続可能な経営をしていくという観点の中で検討していきたいなという風に思います。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 最大の使命であるということについての認識を持っているということについては、それはそれで、そのとおりで。しかし、市長がそういう風に言ったから、そういう検討でしていきたいと。これは、その方向は分かりますよ。しかし、少なくても僕は交通局としての対応が、今まで値上げをせざるを得ないという、僕から見ると何か値上げ有りきのような答弁がされてきて、それが、市長になる方からそういう風なきっかけにして前に進もうとこういうことですから、逆に言えば、僕は逆にもっと局として何とかして回避をすると。そのために、市長がそういう手立てを採られるんだったら、一緒になってやっていくというような、僕は引きずられた立場からではなくて、もっと積極的に市民のためのバス事業、地下鉄もそうですけれども、そういうことの姿勢を持つべきだということを前からも言っているつもりですけども、そういう立場にはなりませんか。
○委員長(森田守) 西窪交通局次長。
◎交通局次長(西窪一) 今、大塚部長の方から申し上げましたように、収入、支出両面において不透明な状況が続いてきていると。そういった現状をしっかりと御説明をさせていただいたうえで、運賃改定を見込まざるを得ない、長期収支上はそういう状況だということを今までずっと御報告をさせていただいているということでございまして、決して我々が運賃改定を望んでいるわけではございませんし、今後、新市長の下、しっかり協議をしながら、我々最大限努力は続けておりますので、その方向でしっかりと検討していきたいという風に思っております。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) そういう回避をする方向での論議を大いに進められることを求めますが、しかし、少なくても、今の一番の問題点がはっきりしてきたわけやね。結局、国のそういう風な法改正があるとか、色々ありますけども、基準というのはバス事業、公共事業に対する補助制度の在り方、また運営などに対して、一般会計が、どういう風な立場で持っていくのかとかという風なことが大きく問われたわけですよね。だから、そういうものがあるから、地下鉄の場合は、ああいう努力をされて回避ができたと。しかし、今の場合は、そういう制度がない。だから、論議にもあったように、法改正なり、そういういろんな規則の改正などしなかったらできない限界を持っているわけで、そういうところに大いに皆さんが、市も挙げて、もちろん政令市挙げてとか、管理者会議の全体を挙げてとかいうこれまでの答弁がもっと具体的にされるように、強い意志を求めておきます。 それから、もう一つの混雑改札の対策ですが、余り時間がないので、色々議論もされてきたところですが、様々な対応が考えられるということで、これは去年の計画の中でも混雑対策にこういう風な解決をしていくんだという方向がずっと出されておりましたが、それぞれについての今の検討、それから、どこまでが到達になるのか。もちろん予算市会で僕はもっと細かい話を聞きたいと思っているんだけども、大まかな方向性の現在の到達はどういうことになるんでしょうか。
○委員長(森田守) 児玉担当部長。
◎自動車部担当部長(児玉宜治) 市バスの混雑対策等についてでございます。京都観光、回復基調にあるとはいえ、市バスの客数は、まだコロナ前には及ばない、そんな状況の中で、今お話もありましたように、市民の皆様の生活と観光の調和、こういったところが今課題というのは認識しているところでございます。 そういった中で、私ども、今、路線・ダイヤの在り方に関する検討委員会などでも議論いただき、答申も頂いております。そういった内容に沿いまして、例えば観光のお客様の回復と、生活利用も相まって混雑が生じる系統でありましたり、御利用の回復状況、これが顕著な系統については、輸送力について増強という必要もあるようにも見ておりますし、あるいは、鉄道駅と主な観光地を結びます
楽洛ライン等、こういった臨時バスもこれまでから運行しておりますので、そういった実績ですとか、その御利用状況などを踏まえまして、トータルで今後の運行計画の方を考えていきたいという風に思っているところでございます。 これまでの運行状況、あるいはそういった中で検討を深めている、そういった段階でございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 予算に関連しての中で、また示されるんですね。だから、それはそれでまた議論しましょうか。 これで終わります。
○委員長(森田守) この件に関して、ほかにございますか。 なければ、以上で交通局を終わります。理事者、お疲れ様でした。 次の
産業観光局につきましては、休憩せずに行いたいと思いますので、御了承願います。 それでは、
産業観光局の理事者が参りますまでしばらくお待ち願います。---------------------------------------
○委員長(森田守) それでは、
産業観光局関係の
一般質問を行います。 昨日までに、
北山委員から、中小企業、個人営業、伝統地場産業支援について、
一般質問のお申出がありましたので、通告のあった質問と関連質問を行うことといたします。 それでは、中小企業、個人営業、伝統地場産業支援について、
北山委員、どうぞ。
◆委員(北山ただお) 御苦労様です。 大変、年の瀬に向けて議論を、私もしてまいりましたし、厳しい状況は、今、諸物価の高騰、また燃料関係での厳しい状況も変わりませんし、色々な厳しい状況にあります。 昨年の倒産、これが京都府内、それから、全国的な報道がされておりますが、特徴と内容について少し御報告ください。
○委員長(森田守) 松下産業企画室長。
◎産業企画室長(松下重志) 民間の調査会社の調査によりますと、令和6年1月の京都府下の倒産件数は24件で、前月の21件からは3件増加、前年同月では同数と、近時の推移から見れば、落ち着いた形となっているというように聞いてございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 昨年度の数字も述べてもらえますか。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) 申し訳ございません。昨年同月については21件というようなことで把握してございますけども、令和4年度の数字については、ちょっと持ち合わせておりません。申し訳ございません。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 令和5年の、1月から12月までの速報値が出ていまして、ちょっと僕の手持ちのあれからいきますと303件だったと。これは10年ぶりの数字になっているという風なことでありました。全国では8,500件を超えておりまして、しかも、京都の倒産の特徴は、小規模が多くなってきていると。昔は大型の数がばんとあって、金額が増えたことがありますが、去年は件数も増えて、金額はちょっと下がっておりますのは、これは結局小規模の人たちの数なので額は減っているという風なことでありました。サービス業だとか建設業だとか、身近なところの方の倒産が多いと。 つまり、去年の、倒産は1,000万円以上の負債ですから、廃業になっているとか、撤退をして、どうしてもできないとかという風な人たちを含めると、商店、個人、それから、いわゆる小規模事業者という方の被害、被害やね、それが大変多かったということが特徴として示されておりました。 どうですか、そういう認識はございますか。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) 申し訳ございません、令和5年1年間の京都府下の企業倒産件数は314件、令和4年の倒産件数が237件というようなことで把握してございます。 倒産の発生件数等については、民間の調査会社で把握してございますけども、やはり、コロナ禍の中で、倒産については増加していると。一方で、2023年度上半期で言いますと10億円超えの倒産がなかったため、負債額で言いますと前年同期を下回っているというような状況にあったという風に把握してございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) そういう小規模、それから身近な事業、様々な厳しい状況にあるということが、そういう件数から示されるわけですよね。長年の大型店などのこれまでの進出などによりまして、中小企業が40万件以上減少してきているとか、色々な厳しい事態が言われている。これは皆、数字上で幾らと言わなくても、大体そういう傾向にあるという認識にあると。 そうしますと、京都市の経済そのものが、99.7パーセント中小以下で、大変になっていると。しかも商店街、市場、マーケット、様々なそういう人たちがどんどん閉店をしたり減少したり、長年の老舗もやっていけないという風な事情がある。だから、そういったものに対するきめ細かな対策をすることが必要だと。 去年の9月に色々物価高騰の対策の手が採られて、それ自身がどうかということもありましたが、それ以外のことについても、年末対策などをもっときめ細かくすべきではないかという話を私、11月に一遍いたしましたが、ちょっと今、9月に対策を採られた4項目、それからインターンシップのやつが、昨日か、おとついね、こちらの方でも、委員にもずっと報告がされておりましたが。これまでされて、私、前回、物価高騰対策の四つの支援金の中途の数だということで報告がございましたが、これのまとめがされておりますか。ちょっと件数だとか金額だとか、特徴など、最終なのか、その辺りも含めてお願いします。
○委員長(森田守) 野口地域企業イノベーション推進室長。
◎地域企業イノベーション推進室長(野口穂高) ありがとうございます。9月補正の商店街の事業についてお答えさせていただきます。商店街等
消費活性化支援事業ということで12月補正で減額補正させていただいたものですけれども、申請件数としては70件ということで、申請金額としては1億500万円というところで、今、取組を進めているところです。まだ、事業実施中というところもございまして、概算払いで幾つかの団体さんには交付しておりますが、これから補助金を交付していくという段階でございます。 以上です。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) ほかのやつはどうですかね。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) まず、宿泊・飲食事業者への求人サイト等掲載支援についてでございます。これについては、申請件数が492件、交付決定件数が492件ということで、交付決定は全て終わり、現在、実績報告を受けて支払を行っているところでございます。 農業経営向上支援事業につきましては、申請件数が199件、交付決定件数が199件というようなことで、今、事業者からの実績報告を待っている状況でございますので、支払件数としてはゼロ件ということになってございます。 あともう一個、伝統産業生産力向上支援事業でございますが、申請件数189件、交付決定件数189件ということで、これまでに実績報告があったもので支払を進めていると、そういうようなことでございます。 以上でございます。
○委員長(森田守) 萩原産業イノベーション推進室長。
◎産業イノベーション推進室長(萩原孝一) ありがとうございます。国内外の展示出展助成につきましても、申請件数が149件でございまして、また、申込みの方は延期しているところでございますので、まだ集計中でございますけれども、今現在そういう状況でございます。
○委員長(森田守) 松下産業企画室長。
◎産業企画室長(松下重志) 申し訳ございません。1点、インターンシップ促進支援について漏れてございました。申請件数180件に対して、交付決定件数179件というようなことで、一部についてもう現在支払まで終わっている状況でございます。 全ての事業について、現在、実績報告等を求めているところでございますので、事業の実施状況、詳細については、これからしっかりと検証してまいりたい、このように考えているところでございます。 以上でございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) ただ、全体がまとまるというのは、まとめの報告が出るのは大体いつぐらいなんですか。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) 実績報告を受けまして、支払が、その後にどういうような事業がされたのかと、こういうようなことについても検証していく必要があると考えてございますので、若干、いましばらく検証についてお時間を頂きたいと。役所のあれで言いますと、年度末にはそういう実績報告を頂くということになろうかと思いますので、それを踏まえてということで、しっかり取り組んでまいりたい、このように考えているところでございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 年度末でということで、これは分からないではないですけども、それはそれで、また広報されるということですね。広報されますか。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) 我々として、結果を取りまとめて、今後の施策等に反映させていきたいというようなことを考えてございますけれども、今現時点においてそういう各種の事業について、そういう検証結果を広報発表するというようなことまでは、現段階では考えてございません。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 次の委員会構成になりますから、何ともあれですけど、我が党としては求めていきたいと思っておりますので、それはまた、まとめが出た頃に提出を求めていきたいと思っております。 なぜそういうことにこだわるかと言うと、結局、そういう人たちによる件数、300から500という風なことから見ますと、京都経済全体から見ますと、まだまだ一部と言うか、中小の真ん中辺りの方はやっていると。しかし、実際に御商売の皆さん方が、御商売というのは個人とか、いわゆる零細と言われる方々の状態になかなか沿うものには、今の制度だけではなり切れていないというのは、僕らも色々団体から聴いていると思います。そういった人たちの声が、まず皆さんの所に届いているのかどうか。それから相談事業で、今までも商工会議所などを通じ、専門委員が20何人かおいでになって、そういった人たちから聴取をしているんだという風な答弁でございましたが、そういう規模の方々に対する声がどのように届いているか、そういったものについての皆さん方の対応をどういう風にしていくのか、そういう協議はされているのか、そういった人たちへの支援というものの検討が予算に向けてされていくのか、そういった辺りについてはどうでしょうか。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) これまでから繰り返し御答弁申し上げているところでございますが、本市におきましては、今、委員の方からもありましたように、国や日本銀行による景気動向、労働局による雇用失業情勢等々に加えまして、商工会議所における相談窓口、こういうようなことを通じて、あとあわせて、我々日の業務を通じて事業者の方々と直接お会いすることもございますので、そういう中で、それぞれの皆さん方の声はしっかりとお聴かせいただいているというようなところでございます。 我々といたしましては、9月市会あるいは12月特別市会で御議決いただきました補正予算を活用した事業、こういうようなものをしっかりと進めていくことによって、中小企業をはじめ地域企業の事業継続、雇用の維持をしっかりと下支えしていきたいというように考えているところでございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) もうすぐ予算も示されていく中で、そういう具体化が出てくるかと思いますが、しかし、まだまだ私ども、私どもと言うか、私
ども議員団の中で色々懇談しておりましても、事業者の小規模な方、商店の方々などを含めた対応がまだまだ極めて不十分だという風に感じております。その点についての、もっと努力を深めていただきたいと思いますが、そういう相談の声だとか、普通、銀行の窓口だとか、今の相談所へ行く、なかなか相談に行くと言うても、行く人も難しいけども。しかし、そういった人たちの声をやっぱりしっかり吸い上げていかないと、商工行政全体から見ても十分でないということになりますわね。 だから、私どもは、もっと区役所に例えば担当者を置いて、そういう人たちの声を聴取していくことが必要ではないかという風なことや、具体的に今の固定費の補助制度をもう一遍きちんとやって、前は電気代の制度などもありましたけれども、そういった固定費補助をしていくことですとか、賃上げについての支援がどういう風に進められていくことができるのかとか、社会保険料控除の事業主負担分についても、一定の補助制度を作っていくべきではないかとか、様々な予算要求もしてまいりました。 山田議員が伝統産業の育英資金の問題での要望もずっとこの間しておりまして、議員団での予算要望でも、皆さん御存じになっていると思いますが、そういったことについての、ここはもっと積極的な検討がされていかないと、本当にまだまだ事業者がやめざるを得ないような、そういう事態に本当にまだまだ追い込まれていくと。 だから、物価が上がっていくというのは、上げる方の立場であるとともに、その人たちも生活が困難になるわけですし、上げたからといって、事業がうまくいくかというと、なかなかそうもいかないと。これは、そういう事態になっているわけで、私どもが求めてきたそういう声が、僕は真剣に議論されていくべきではないかと。なかなか厳しいこれまでの答弁でありますけれども、もっと内部的な検討はされているのか、そういったところについての今のスタンスはいかがですか。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) 私ども四半期に一度、中小企業経営動向実態調査、こういう調査をやらせていただいております。今現時点で我々が調査結果として持っておりますのは、第2四半期、これによる調査の結果でございますが、その中では、電気、ガス代、原材料価格の高騰や人手不足等の影響により厳しい状況にあるというような意見がある一方で、設備投資による増産増収、コロナ禍からの社会経済活動の正常化の進展による仕事の増加というような改善、回復を示す前向きな意見も多く見られているところでございます。 私どもといたしましては、先ほども御答弁申し上げましたように、9月補正予算、12月補正予算に計上した事業も含めまして、現在実施している事業を着実に、また、各種補助事業については補助金をできる限り速やかに支給できるよう取り組むというようなことと併せまして、例えば資金繰りでありましたら、金融機関に対して柔軟な対応をお願いする、下請取引についてで言えば、適正化について主要発注企業に要請する、賃上げにつきましても、業界団体の方に、経営者の団体の方に要望すると、こういうような関係機関との連携を密にしていく必要があると考えてございます。 それとともに、国の動向でありますとか物価高騰の状況等を注視いたしまして、業界団体や事業者の方々からも状況や御意見をお伺いしながら、機動的かつ柔軟に対応してまいりたい、このように考えているところでございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 機動的、柔軟に積極的な対応がされるというのは、本当に御商売の方は望んでいるわけでありますし、我々もそういう京都のやっぱり観光、経済を支える本当に商店の人たち、小規模の人たち、もちろん中小の方も含めてですけれども、そういった所に対する、どういうきめ細かさが出るかというのが大きな課題ではないかと。 だから、まだまだ、いわゆる個人レベルの事業者に対する対応が、今おっしゃったような中身が十分まだまだ適用ができるレベルではない。もっと真剣な努力が必要ではないかということで、我が党の予算要望で掲げた中身をちょっと紹介しながら示したところであります。 だから、そういったものについての検討が、こういう風にされていきますよということが、ちょっとその辺りがまだまだ納得できるものではないので、もう少し具体的な項目などについての考え方など、これは時間的な問題がありますので、また予算特別委員会で議論もしていきたいと思っております。 ただ、そういう人たちの声をどう受け止められるかということは、少なくとも必要なので、私どもは、区役所の窓口に職員を、専門の方を置いて、相談員を置いて、広く意見も聴ける、また、そういった人たちが本当に市に頼って、今の資金繰りからいろんな経営相談から、それから社会情勢、経済情勢の情報収集だとか、株があんな状況に今なっていて、そんなことだけでもいろんな声があるわけね。だから、そういったものに対応できる
産業観光局に僕は是非なってもらわなくてはならないと思っております。そういう聴取をする努力について、あそこの窓口だけではない、広い声が、僕は区役所で局が中心になって聴けることが必要ではないかと思いますが、ちょっとこの点についてだけ、もう一度御回答いただけますか。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) 私どもは、経済対策を検討、実施していくに当たって、事業者の方をはじめ、しっかりと声を聴いていくことが重要であるというようなことについては、我々も十二分に認識しているところでございます。 京都商工会議所におけます相談体制において、令和4年度は約2万3,000件、令和5年度につきましては、12月末時点で約1万6,000件の相談に対応しているところでございます。 我々といたしましては、令和6年度も引き続き実施できるように、12月補正予算において必要な財源を財政調整基金に積み立てているというようなところでございます。来年度も引き続き相談窓口体制を強化し、事業者の皆さん方等々の意見をしっかりと聴いていきたい、それで、それを我々の施策に反映させていきたいというように考えているところでございます。 以上でございます。
○委員長(森田守)
北山委員。
◆委員(北山ただお) 具体的な内容については、また議論していきたいと思いますが、しかし、しっかりそういう風な姿勢が、僕は、少なくても例えば人的な配置をするとか、具体的な支援制度をもっと確立をしていくとか、そういった点での努力を強く求めておきます。また、予算特別委員会でやります。
○委員長(森田守) 松下室長。
◎産業企画室長(松下重志) 私どもといたしましては、先ほど来申し上げておりますように、各種調査、相談窓口での聴取等々を通じて、これまでしっかりと施策を検討してきたところでございます。例えば12月特別市会に提案させていただいた施策につきましては、物価高騰や担い手不足といった現状の課題への対応、持続可能な経営の確立に取り組む中小企業等をしっかり支援できるものとなったというように考えてございます。 引き続きしっかりと意見を聴いて、施策等に反映させていきたいと、このように考えているところでございます。
○委員長(森田守) この件に関連して、ほかにございませんか。 なければ、以上で
産業観光局を終わります。理事者、お疲れ様でした。 以上で本日の委員会を散会いたします。 [午前11時14分 散会]委員長 森田 守...