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  1. 近江八幡市議会 1996-09-27
    09月27日-05号


    取得元: 近江八幡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-01
    平成 8年第3回 9月定例会         平成8年第3回(9月)近江八幡市議会定例会                    平成8年9月27日(金) 午前9時30分開議            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~1. 議 事 日 程   第1 会議録署名議員の指名   第2 委員会審査報告   第3 討論・採決1. 会議に付議した事件   日程第1 会議録署名議員の指名   日程第2 委員会審査報告   日程第3 討論・採決1. 会議に出席した議員(24名)   1番  福 本 匡 志 君        2番  中 江 しげ子 君   3番  前 出 幸 久 君        4番  山 本 英 夫 君   5番  井 上 栄一郎 君        6番  大 黒   謙 君   7番  中 川 博 水 君        8番  岡 田 吉 裕 君   9番  伊 藤 幸 枝 君        10番  相 馬   学 君   11番  青 木 茂 平 君        12番  小 磯 正 人 君   13番  辻     恪 君        14番  友 清 尚 昭 君   15番  浦 口 哲 也 君        16番  西   由美子 君   17番  白 井 久 隆 君        18番  西 居   勉 君   19番  大 橋 正 光 君        20番  檜 山 秋 彦 君   21番  早 瀬 允 人 君        22番  赤 部 豊 尚 君   23番  中 村 芳 雄 君        24番  中 村 捨 三 君1. 会議に欠席した議員(なし)1. 会議に出席した説明員(18名)   市長      玉 田 盛 二 君  助役      岡 田 三 正 君   収入役     濱 崎 貞之介 君  代表監査委員  福 井 二 郎 君   教育長     茶 野 武 夫 君  総務部長    福 永 吉 夫 君   活力創生部長  山 本 通 生 君  生活環境部長  伴   甚兵衛 君   福祉保健部長  岡 田 美 津 君  産業部長    村 田 暑 三 君   建設部長    川 瀬 利 夫 君  同和対策部長  雪 吹 三 郎 君   水道部長    西   順 次 君  教育部長    山 岡 緑 朗 君   市民病院事務長 若 井 康 雄 君  財政課長    北 川 誠 次 君   いきいき職員育成室長政策管理担当  総務課参事   西 川 秀 一 君           嶌 本 敏 雄 君1. 議場に出席した事務局職員(4名)   事務局長    永 福 敏 一   事務局次長   中 谷 眞 吾   副主幹     廣 瀬   敏   書記      西 堀 駒 次               午前9時33分 開議 ○議長(白井久隆君) 皆さんおはようございます。 これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(白井久隆君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員に、 5番 井上栄一郎君 6番 大黒  謙君 7番 中川 博水君の3名を指名します。 ここでお諮りします。 20番檜山秋彦君から9月20日の会議における発言について、お手元に配付しました発言取り消し申出書に記載した部分を取り消したい旨の申し出がありました。この取り消しを許可することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、檜山秋彦君からの発言の取り消し申し出を許可することに決定しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第2 委員会審査報告 ○議長(白井久隆君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。 各常任委員会に審査を付託しました諸案件を一括議題とし、各常任委員会審査報告を求めます。 まず、総務常任委員会の報告を求めます。 12番小磯正人君。             〔12番 小磯正人君 登壇〕 ◆12番(小磯正人君) 皆さんおはようございます。 それでは、総務常任委員会審査報告をいたします。 今定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月24日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので御報告いたします。議第65号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第2号)のうち当委員会所管部分は、賛成多数で原案を可決すべきものと議決しました。議第75号 近江八幡非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決すべきものと議決しました。議第81号 財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意すべきものと議決しました。議第85号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)のうち当委員会所管部分は、原案を可決すべきものと議決しました。請願第8号 消費税の税率引き上げ中小企業への「特例措置」改廃の中止を求めることについて請願第9号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を政府に求める意見書の提出について 以上2件は、賛成少数で不採択とすべきものと議決しました。 以上をもちまして総務常任委員会審査報告を終わります。議員諸公の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) 次に、教育民生常任委員会の報告を求めます。 1番福本匡志君。             〔1番 福本匡志君 登壇〕 ◆1番(福本匡志君) 皆さんおはようございます。 教育民生常任委員会審査報告をいたします。 今定例会におきまして当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月24日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので報告いたします。議第65号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第2号)のうち当委員会所管部分は、賛成多数で原案を可決すべきものと議決しました。議第66号 平成8年度近江八幡国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、原案を可決すべきものと議決しました。議第73号 近江八幡市立幼稚園幼稚園医幼稚園歯科医及び幼稚園薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決すべきものと議決しました。議第76号 市立桐原小学校北里小学校桐原東小学校コンピュータ機器取得につき議決を求めることについて議第82号 (仮称)近江八幡総合福祉センター新築工事請負契約の締結につき議決を求めることについて 以上2件は、原案を可決すべきものと議決しました。 以上をもちまして教育民生常任委員会審査報告を終わります。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) 次に、建設常任委員会の報告を求めます。 15番浦口哲也君。             〔15番 浦口哲也君 登壇〕 ◆15番(浦口哲也君) 皆さんおはようございます。 建設常任委員会審査報告を行います。 今定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月24日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので報告いたします。議第65号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第2号)のうち当委員会所管部分は、賛成多数で原案を可決すべきものと議決いたしました。議第68号 平成8年度近江八幡住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)議第70号 平成8年度近江八幡近江八幡南部土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 以上2件は、原案を可決すべきものと議決しました。議第72号 近江八幡市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決すべきものと議決しました。 以上をもちまして建設常任委員会審査報告を終わります。議員各位の御賛同をよろしくお願いをいたします。 以上です。 ○議長(白井久隆君) 次に、経済企業常任委員会の報告を求めます。 3番前出幸久君。             〔3番 前出幸久君 登壇〕 ◆3番(前出幸久君) 皆さんおはようございます。 経済企業常任委員会審査報告をいたします。 今定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月24日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので報告いたします。議第60号 専決処分の承認を求めることについて      平成8年度近江八幡公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、原案を承認すべきものと議決しました。議第61号 平成7年度近江八幡水道事業会計決算の認定を求めることについて議第62号 平成7年度近江八幡病院事業会計決算の認定を求めることについて 以上2件は、原案を認定すべきものと議決しました。議第63号 平成7年度近江八幡病院事業会計利益剰余金の処分につき議決を求めることについては、原案を可決すべきものと議決しました。議第64号 平成7年度近江八幡農業共済事業特別会計決算の認定を求めることについては、原案を認定すべきものと議決しました。議第65号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第2号)のうち当委員会所管部分議第67号 平成8年度近江八幡と畜場特別会計補正予算(第2号)議第69号 平成8年度近江八幡公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) 以上3件は、原案を可決すべきものと議決しました。議第71号 近江八幡市第1段揚水機場管理条例の制定について議第74号 近江八幡勤労青少年ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 以上2件は、原案を可決すべきものと議決しました。議第77号 近江八幡市営土地改良事業日野川地区基幹水利施設管理事業)の施行につき議決を求めることについて議第78号 近江八幡市営土地改良事業(大中の湖地区基幹水利施設管理事業)の施行につき議決を求めることについて議第79号 日野川用水施設管理協議会の設置につき議決を求めることについて議第80号 大中の湖地区基幹水利施設管理事業に関する事務の委託につき議決を求めることについて 以上4件は、原案を可決すべきものと議決しました。議第85号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)のうち当委員会所管部分は、原案を可決すべきものと議決しました。議第86号 近江八幡市営土地改良事業分担金徴収条例の制定については、原案を可決すべきものと議決しました。 以上をもちまして経済企業常任委員会審査報告を終わります。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。 2番中江しげ子さん。             〔2番 中江しげ子君 登壇〕 ◆2番(中江しげ子君) 皆さんおはようございます。 私は、本議会で特に重要案件に関しまして、この八幡市政財政運用上、大変逼迫しております状態を踏まえまして、まず総務常任委員長にお尋ねするものであります。 基金の繰入額が4億円となされていることについてお尋ねいたします。 説明では、下水道事業に2億6,000万円、駅南区画整理事業に1億4,000万円と説明されておりますが、両会計とも、つまり公共下水道事業駅南区画整理事業は、本来ならば都市計画税で充当するのが財政運用上の原則でありますが、今回の公共事業整備基金繰り入れすることは財政運用上問題があると考えますが、その議論はなされましたでしょうか、お尋ねいたします。 次に、教育民生常任委員長にお尋ねいたします。 最終処分場については、当局の皆さんが大変御苦労願っていることについては仄聞いたしておりますが、特にあえてお尋ねいたします。 最終処分場についてでありますが、委員会審議の中で当局から年度内に予算執行ができるという確信を得られましたでしょうか。 今現在、地元同意が十分に得られていない段階で予算の議決を求められておりますが、仮に地元の同意が得られないという最悪の事態が生じ、不執行となった場合、また例えば年度内に予算執行されない場合は明許繰り越しということにはならないはずですが、このことについては説明がありましたでしょうか。また、議論はなされたか、お尋ねいたします。 ○議長(白井久隆君) 総務常任委員長の回答を求めます。 12番小磯正人君。             〔12番 小磯正人君 登壇〕 ◆12番(小磯正人君) 2番中江議員の質問にお答えをいたします。 特に議論はなかったところではございますけれども、御指摘のとおり公共施設等整備基金からの繰り入れ4億円につきましては、本来であればそういうことはあってはいけないということのようには思えるところでございます。これは主観が入って非常に悪いんですけれども、本来はそういうような形だと思うところでございます。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 教育民生常任委員長の回答を求めます。 1番福本匡志君。             〔1番 福本匡志君 登壇〕 ◆1番(福本匡志君) 2番中江しげ子議員の御質問に御回答を申し上げます。 本会議でも質疑、回答がございましたとおりでございまして、もしどうしてもできないというところまでは審議はしておりませんけれども、鋭意努力するということで、全員慎重に審議いたしまして、可決したものでございます。
    ○議長(白井久隆君) 再問はありませんか。 2番中江しげ子さん。             〔2番 中江しげ子君 登壇〕 ◆2番(中江しげ子君) 予算の執行については、当然慎重に慎重を重ねられていると思われますが、むやみな予算の組み替えをしたりすることは議会軽視にもとれます。このような形で予算の議決を求められ、議決すること、このことについては地方財政法の趣旨から見ても問題があるのではないでしょうか。問題のある議決については、議会としても責任の一端を負わなければなりませんが、その議論があったかどうか、もう一度お尋ねいたします。 最終処分場について、今なお解決のできていない短大と同じような扱いは許されません。予算を議決し、議会の責任問題にもなりかねません。そのような事態が起きた場合、当局の議会に対する考え方について議論はなされましたでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(白井久隆君) 総務常任委員長の回答を求めます。 12番小磯正人君。             〔12番 小磯正人君 登壇〕 ◆12番(小磯正人君) 2番中江議員の再問にお答えいたしたいと思います。 当初申し上げましたように、議論はなかったところでございますが、公共施設整備基金から出すとしたことで、特に組み替えが行われたわけではないと思うところでございます。先ほどちょっと私、税金から出すのはということを申し上げましたですけど、やむを得ん場合は税金から出るところでございますので、訂正をいたしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 教育民生常任委員長の回答を求めます。 1番福本匡志君。             〔1番 福本匡志君 登壇〕 ◆1番(福本匡志君) 2番中江しげ子議員の再問にお答えいたします。 先ほど御回答申し上げましたとおり、どうしても同意が得られん場合どうするかという徹底した審議はなかったように思います。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 再々問はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) ほかに質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) ほかに質疑がないようでありますので、以上で委員会審査報告を終わります。 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午前9時56分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前10時23分 再開 ○議長(白井久隆君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第3 討論・採決 ○議長(白井久隆君) それでは、日程第3、討論・採決に入ります。 討論を行います。 16番西由美子さんの発言を許します。 16番西由美子さん。             〔16番 西 由美子君 登壇〕 ◆16番(西由美子君) 私は、日本共産党を代表して議第61号、第62号、第65号の各号について、また請願第8号と第9号については不採択とした総務常任委員長の報告について、さらに会第22号について反対の討論を行います。 なお、会第18号については若干の意見を述べさせていただきます。 本論に入る前に、今議会は当局の提案が準備不十分のため補正予算においてちぐはぐが起こり、議事が混乱しました。また、当局が議会に要請した意見書案が議会の決まりを無視して持ち込まれたりしましたが、これらは議会軽視につながるものと言わなければなりません。今後、十分気をつけていただきたいと思います。 討論に入ります。 まず、議第61号平成7年度水道事業会計決算の認定についてです。檜山議員が高い水道料金をこれ以上引き上げない、引き下げるために一般会計からの繰り入れを求めたのに対し、市長は繰り入れは認められない。昼も夜も、たくさん水を使ってもらわなければもうからないと言われました。これは、水道事業をもうけのための企業経営という視点だけで考える立場ではないでしょうか。今後、県水の値上げや自己水の増大に多額の費用を要するという水道事業水道料金で賄うことになれば、際限ない値上げにつながります。人は水なしには生きていけないのですから、低廉な水道料金は人間が人間らしく生きていくための最低限の保障です。市長は、人口10万人を目指すと言われていますが、近江八幡市が安心して暮らせる町と言えるには、7市で一番高く、下流の近畿圏の1.5倍もする水道料金の引き下げは不可欠ではないでしょうか。 また、老朽管や水源地等施設の改修は基幹的事業であり、ここに市の予算を使うことも当然のことであると考えるものです。 水道料金に上乗せされた消費税についても、市民に犠牲を転嫁するものです。特に、税率が引き上げられようとしているとき、市財政と市民に負担を強いる消費税に不同意の意思表示をするべきだと主張して、決算の認定に反対するものです。 議第62号平成7年度病院事業会計についても、消費税が上乗せされています。室料差額健康診断、売店の売り上げなど、市民から徴収した消費税は837万円になり、簡易課税方式をとって168万円を超える収益を上げています。出産直後の検診から死亡診断書まで消費税を転嫁し、庶民に負担を強いる本会計決算の認定に反対します。 次に、議第65号平成8年度一般会計補正予算について反対討論を行います。 今回の37億円を超える大型補正の約半分を占めているのが最終処分場建設事業です。国、県への事業認可申請にかかわって予算を計上したということですが、現状では地元が了解しているというより、提案はやむを得ないけれども、事業開始は絶対するなという強硬な意見があるということです。環境アセスメントの結果も、いまだ公開されていません。したがって、予算は組んだけれども、不執行になるおそれがあるわけです。この種の問題は、地元の了解を得ることを、慎重の上にも慎重を期して確認する必要があります。地元で結論が出ていない不確定な段階で予算化し、議決を迫るのは、議会に責任の一端を押しつけ、議会の決定を地元説得の手段とするものであり、順序が逆転しています。市長は、道路整備事業などを例にとり、予算化の段階では用地買収は未定だ、まずやろうという姿勢を示さねばと言われましたが、都市計画道路でも縦覧期間を設けたり、地域要求による道路や側溝の整備も周辺住民全戸の要望を確認するなど、慎重に対応しているではありませんか。行政の計画したことは絶対だと押しつける姿勢が、事業を遅らせるということは既に明らかではありませんか。地方自治というのは、地域住民の意思に基づいて住民のための行政を行うことです。住民の合意と納得が大前提です。特に、最終処分場建設は長期にわたって反対運動が行われてきた経過を考えれば、慎重を期すべきは当然です。地元合意が得られていない現段階での執行予算の提案は、時期尚早であると考えるものです。 以上の理由により、補正予算の提案に反対をします。 次に、請願第8号消費税税率引き上げ中小企業への「特例措置」改廃の中止を求める請願についてです。 消費税率5%への引き上げが、さきの総選挙での公約を無視し、法律で定められた税率見直しについても内閣の専決で決めるなど、国民と国会を無視する乱暴きわまりないやり方で強行されようとしていることは、極めて重大です。消費税が5%になれば、4人家族の標準家庭で11万円の負担が18万円にもふえます。1%の税収は約2.5兆円で、2%引き上げられれば約5兆円も国民の負担がふえ、暮らしに深刻な打撃を与えます。中小業者向けのさまざまな特例措置が縮小、廃止されると、一挙に30倍もの増税となるケースも出てきます。経済企画庁は、この増税が住宅建設個人消費を落ち込ませ、景気回復にも悪影響を与えることを認めています。今回の増税の大もとには、日本の税制を消費税など間接税中心に据えて、所得税や法人税など直接税の比率を小さくしようという直間比率の見直しがあります。5%への増税は、いわばこの計画の第一歩で、これを許せば必ず税率引き上げが続き、果てしない増税となります。現に、政府税調加藤会長は、将来は18%と言い、さきがけの武村前蔵相も12%と明言しています。総務常任委員会では、日本は間接税が低いからしようがないという意見があったようですが、この道を進めば大企業の法人税は引き下げられ、高額所得者も大幅な減税となりますが、サラリーマンを初め、圧倒的多数の庶民にはこれまで以上の税負担が重くのしかかります。税制というのは、所得に応じて納める直接税中心、総合累進制必要最小限の生活費には課税しない生活費非課税、これこそが民主的な税の基本ではないでしょうか。所得の低い人ほど負担が重い逆進性を本来とする消費税は、最悪の不公平税制です。 また、財政危機だからやむを得ないという声もあったようですが、住専処理に6,840億円もの税金を使い、沖縄の米軍基地移転費用に1兆円、首都移転には最低でも20兆円という税金を投入しようとしているではありませんか。こんなむだ遣いをしながら、財政危機を持ち出しても、市民の納得を得ることはできないのではないでしょうか。消費税を上げなくても、財政再建や福祉の充実はできます。1つは、異常に高い公共事業費のむだをなくす。2つは、世界の流れに逆行する巨額の軍事費を半分に削減する。3つ目に、世界に例のない大企業や大金持ち優遇税制を正すことで10兆円の財源をつくることができます。住専処理への引き続く税金投入や、首都機能移転の新たな浪費を中止することも当然ではないでしょうか。 税率引き上げには、8割を超える国民が反対しています。総選挙直前になって、各党が凍結や据え置きを言わざるを得なくなったことにも、国民の怒りが大きいことが示されています。それにもかかわらず、市民や市内中小業者の切実な願いを不採択とした委員長報告に反対をするものです。 次に、請願第9号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を政府に求める意見書の提出についてです。 さきの侵略戦争でとうとい命を失った日本人は310万人、犠牲となったアジア諸国民は2,000万人にも上ります。1925年、政府は国民を戦争に協力させるために思想を取り締まる治安維持法を制定し、全国に張りめぐらせた特高警察により戦争に反対するとみなした人々を次々と逮捕、投獄しました。主権在民や民主主義を求め、戦争に反対するという当たり前のことを主張した国民を拷問で虐殺したのです。そうして、言論統制と国家総動員法で国民をいや応なしに戦争体制に組み込んでいきました。終戦の年、この法律は反人道的、反民主的で軍国主義を推進した最大の悪法として廃止され、この法律によって有罪判決を受けた人々は無罪とされましたが、いまだに謝罪も救済も行われていません。戦争犯罪と人道に反する罪に時効はないという条約が国際法として存在し、世界各国では今日もなお戦争犯罪が追求され、犠牲者への謝罪と賠償が行われています。日本も犠牲者への国家賠償を実現することなしに、国際社会の一員として信頼を得ることはできないのではないでしょうか。総務常任委員会では、あの時代にはそういう法律があって、その法に背いた人が罰を受けてもしようがないとか、治安維持法を判断するものを持ち合わせていないといって不採択にされたということです。過去の歴史に目をつぶる者は、未来に対しても盲目となると言われるように、歴史の事実を真摯に受けとめず、平和を求め、自由と民主主義を唱える人々を弾圧することも仕方がないと済ますことは、日本の進路をも誤ることになるのではないでしょうか。信楽町議会では請願者から説明を受け、3月、6月、9月、12月議会と継続審議を重ねた末、採択されています。請願者の説明を求める努力もせず、趣旨を理解しないまま不採択とするなど、憲法第16条の国民の請願権を否定する行為ではないでしょうか。再び戦争と暗黒政治を許さないという、平和への願いが込められた請願を不採択とした総務常任委員長の報告に反対するものです。 次に、会第22号道路特定財源の充実強化に関する意見書案についてです。 日本の本格的な道路建設は、1954年の第1次道路整備5カ年計画策定から始まりましたが、建設的経費の中でも有料道路の建設投資額は脅威的な伸びを示しています。意見書案にある第11次道路整備5カ年計画の総投資額は76兆円で、国の一般会計の総予算額に匹敵する巨額なものとなっており、建設省が所管する他の公共事業である治水事業や下水道、都市公園整備の計画と比べ異常な突出計画となっています。この計画の中でも、とりわけ重視されているのが高規格幹線道路網の整備で、有料高速道路や大都市圏の環状道路の建設を強力に推進するとあり、そのしわ寄せが一般道路の整備のおくれとなり、市民の安全が脅かされ、恒常的な交通渋滞を引き起こしているのが現実です。道路に対する世論調査では、力を入れてほしい道路事業のトップは歩道です。続いて、日常生活の基盤となる地方道路、自転車道やバイパス、国道など利用の多い道路の順になっています。第11次道路整備計画の完全達成を求めることは、結果として市民の願いをおくらせることになるのではないでしょうか。 また、ガソリンに係る揮発油税などの使い道を道路整備に限定する道路特定財源制度を充実強化することは、市民の税負担を一層増大させることになります。一般会計から道路整備特別会計への繰り入れが減額されて、揮発油税の直接繰り入れが拡大されてきましたし、揮発油税が道路整備財源とされて以来、石油ガス税、自動車重量税、軽油引取税、自動車取得税と新しい税が次々に創設され、税率も新計画の策定に伴って引き上げられてきた経過を見ても明らかではないでしょうか。本来、税収は全額一般会計繰り入れて、政府が予算案を編成し、国会の審議を経て使途と金額が決定されるのが原則です。揮発油税や重量税などを一般財源化して、その中で社会保障や福祉など、道路整備もきちんと位置づけることが必要ではないでしょうか。本市議会が道路特定財源の充実強化や、第11次道路整備5カ年計画の安全達成を求めるのではなく、市民の切実な願いである生活に密着した地方道路の整備の推進こそ政府に求めるべきであることを述べて、本意見書案反対討論とします。 なお最後に、会第17号北方領土の早期返還に関する要望決議について若干の意見を述べさせていただきます。 日本と……。 ○議長(白井久隆君) 18号。 ◆16番(西由美子君) 会第18号に訂正いたします。 日本とロシアの間に領土問題が起こった根本は、第2次世界大戦の戦後処理の不公正にあります。領土不拡大の原則に反し、当時のソ連が不法に占有し、その後サンフランシスコ平和条約でこの不公正が固定化されたものですが、このサンフランシスコ平和条約はアメリカの指導のもと千島の放棄や、奄美、沖縄、小笠原諸島をアメリカの施政権のもとに置く、さらに日本との協定に基づく外国軍隊の駐留を妨げないなどを日本に迫るというポツダム宣言にも違反した反国民的な対日講和条約です。ソ連は、この条約に調印しておらず、日本とソ連との間で結ばれたものではありません。2国間の領土問題は当事者同士の交渉と、平和条約の締結をもって初めて確定することは国際法上の常識です。解決の基本を19世紀後半の日本とロシアの間の平和的な領土交渉の経過を到達点に置き、千島列島及び歯舞群島、色丹島の早期返還を求めていくことが必要と考えます。今回の決議案の求める4島は、その中に含まれることから賛成するものです。 以上で討論を終わります。議員の皆様の御賛同をよろしくお願いします。 ○議長(白井久隆君) 次に、14番友清尚昭君の発言を許します。 14番友清尚昭君。             〔14番 友清尚昭君 登壇〕 ◆14番(友清尚昭君) 私は、請願第8号については総務委員会委員長報告に賛成の、会第20号に反対の討論をいたします。 ともに消費税に関することでありますので、一括して討論をいたします。 私たち公明は、今回の消費税率5%引き上げには反対であります。その理由は、1、消費税率引き上げの前提条件である行政改革の取り組みが行われていないこと。2、新たな財源問題にかかわる社会保障のビジョンが明確に示されていないこと。3、国民に新たな負担を求めるにもかかわらず、国会での議論が行われないまま、6月25日の閣議で一方的に決定していること。4、消費税の問題点である消費者が納めた税の一部が国庫に入らないという不公正な益税問題や、低所得者に対する逆進性の問題等を放置したままであること。5、ようやく回復の兆しが見えてきた景気に悪影響を及ぼすことなどがあります。 特に、1、2について考えを述べておきます。国民に新たな負担を求めようとするならば、国がみずからの血のにじむような行政改革の断行を実施すべきであります。円より子さんの新聞寄稿の中で、「人口2,850人の鳥取県日吉津村にある十数メートルの間を隔てて幅、全長ともに同じ規模の2つの下水処理場、1つは建設省所管の公共下水道事業、もう一つは農水省所管の農業集落排水事業です。どちらも微生物で汚水を処理する機能は同じで、統合した方が投資効果、処理効果ともに高まることは明らか。愛知県の知多半島では、農水省の大型農道42キロの工事が建設省と県の道路公社がつくった約40キロの有料道路と並行して進んでいます。このような重複投資の例は枚挙にいとまがありません」と、縦割り行政から来る国のむだ遣いを指摘をいたしております。 また、岩國哲人元出雲市長は、最近の講演の中で、「全国の役所が出雲市と同じように3割少ない職員で10割の仕事をすれば、1年間で10兆円の税金が節約できる。役所が汗をかけば、役所が努力をすれば、役所の中から消費税が出てくる」と指摘をしております。 2の社会保障のビジョンについても、高齢社会から超高齢社会を迎えようとしている今日、老人医療費は毎年年間10%を超える伸び率を示しております。高齢者の増加に伴う施設の充実強化、年金についても、若い世代の人たちからは自分たちがもらえないのではとの不安があります。その上、その不安に拍車をかけているのが今の超低金利時代であります。これらの課題について国民に明確なビジョンを示すと同時に、どの程度の費用が今後必要になるのか示すべきであります。私たち公明は、このような考え方に立って、消費税率5%引き上げの撤回を求める署名運動を展開し、9月25日首相官邸に近畿2府4県で署名いただいた37万1,000余名の声を届けました。 以上申し上げたことから、請願第8号や会第20号と意見を異にするものであります。また、それぞれで言われているような消費税の廃止を求めることは無責任のそしりを受けるものであり、国民受けするものの、現状の日本を、将来の日本を考えない姿勢であると断ぜざるを得ません。 以上のことから、請願第8号は総務委員長の報告のとおりに賛成の、会第20号については反対の表明をいたすものであります。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(白井久隆君) 以上で討論を終わり、これより採決します。 まず、議案のうち反対討論のある案件を起立により先議します。 お諮りします。 議第61号平成7年度近江八幡水道事業会計決算の認定を求めることについては、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第61号は原案を認定することに決しました。 次に、お諮りします。 議第62号平成7年度近江八幡病院事業会計決算の認定を求めることについては、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第62号は原案を認定することに決しました。 次に、お諮りします。 議第65号平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第2号)は、各常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第65号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 会第20号消費税の増税中止と廃止を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立少数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立少数と認めます。よって、会第20号は原案を否決しました。 次に、お諮りします。 会第22号道路特定財源の充実強化に関する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、会第22号は原案を可決しました。 次に、請願を採択します。 お諮りします。 請願第8号消費税税率引き上げ中小企業への「特例措置」改廃の中止を求めることについては、総務常任委員会審査報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、請願第8号は不採択とすることに決しました。 次に、お諮りします。 請願第9号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を政府に求める意見書の提出については、総務常任委員会審査報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、請願第9号は不採択とすることに決しました。 次に、お諮りします。 議第60号専決処分の承認を求めることについて、平成8年度近江八幡公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を承認することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第60号は原案を承認することに決しました。 次に、お諮りします。 議第63号平成7年度近江八幡病院事業会計利益剰余金の処分につき議決を求めることについては、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第63号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第64号平成7年度近江八幡農業共済事業特別会計決算の認定を求めることについては、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を認定することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第64号は原案を認定することに決しました。 次に、議第66号から議第70号の5件を一括採決します。 お諮りします。 議第66号平成8年度近江八幡国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議第67号平成8年度近江八幡と畜場特別会計補正予算(第2号)、議第68号平成8年度近江八幡住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)、議第69号平成8年度近江八幡公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議第70号平成8年度近江八幡近江八幡南部土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、以上5件は各常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第66号から議第70号は原案を可決しました。 次に、議第71号から議第75号の5件を一括採決します。 お諮りします。 議第71号近江八幡市第1段揚水機場管理条例の制定について、議第72号近江八幡市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議第73号近江八幡市立幼稚園幼稚園医幼稚園歯科医及び幼稚園薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第74号近江八幡勤労青少年ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第75号近江八幡非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上5件は各常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第71号から議第75号は原案を可決しました。 次に、議第76号から議第80号の5件を一括採決します。 お諮りします。 議第76号市立桐原小学校北里小学校桐原東小学校コンピュータ機器取得につき議決を求めることについて、議第77号近江八幡市営土地改良事業日野川地区基幹水利施設管理事業)の施行につき議決を求めることについて、議第78号近江八幡市営土地改良事業(大中の湖地区基幹水利施設管理事業)の施行につき議決を求めることについて、議第79号日野川用水施設管理協議会の設置につき議決を求めることについて、議第80号大中の湖地区基幹水利施設管理事業に関する事務の委託につき議決を求めることについて、以上5件は教育民生及び経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第76号から議第80号は原案を可決しました。 次に、議第81号を採決します。             〔11番 青木茂平君 退場〕 ○議長(白井久隆君) なお、本件については、地方自治法第117条の規定により、11番青木茂平君が除斥の対象となりますが、同議員は既に退席されております。 お諮りします。 議第81号財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、総務常任委員会審査報告のとおり原案に同意することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第81号は原案に同意することに決しました。             〔11番 青木茂平君 入場〕 ○議長(白井久隆君) 次に、お諮りします。 議第82号(仮称)近江八幡総合福祉センター新築工事請負契約の締結につき議決を求めることについては、教育民生常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第82号は原案を可決しました。 次に、議第83号及び議第84号を起立により採決します。 お諮りします。 議第83号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立全員と認めます。よって、議第83号は原案に同意することに決しました。 次に、お諮りします。 議第84号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第84号は原案に同意することに決しました。 次に、お諮りします。 議第85号平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)は、総務及び経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第85号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第86号近江八幡市営土地改良事業分担金徴収条例の制定については、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第86号は原案を可決しました。 次に、会第17号から会第19号及び会第21号を起立により採決します。 お諮りします。 会第17号米国カンザス州レヴンワース市との姉妹都市提携を求める決議については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立全員と認めます。よって、会第17号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 会第18号北方領土の早期返還に関する要望決議については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立全員と認めます。よって、会第18号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 会第19号沖縄の米軍基地の整理縮小を求め基地機能の本土移転に反対する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立少数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立少数と認めます。よって、会第19号は原案を否決しました。 次に、お諮りします。 会第21号森林整備及び治山事業の促進に関する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立全員と認めます。よって、会第21号は原案を可決しました。 お諮りします。 ただいま決議及び意見書案が議決されましたが、字句、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、字句、その他の整理は議長に一任願うことに決定しました。 次に、お諮りします。 同和対策特別委員会、都市活性化対策特別委員会、市民病院改築特別委員会の各委員長から委員会において審査中の事件につき、会議規則の規定に基づき継続審査の申し出があります。各特別委員会委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付すことに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 以上をもって本日の日程は全部終了し、本定例会に付議された案件はすべて議了しました。 ここで市長からごあいさつをいただきます。 市長玉田盛二君。             〔市長 玉田盛二君 登壇〕 ◎市長(玉田盛二君) 閉会に当たりまして一言ごあいさつ申し上げます。 澄み切った空のもと、黄金色に輝く稲穂にきのう県下の作況指数が102のやや良と発表され、実りの秋が実感できるこのごろでございます。 去る9月9日に近江八幡市議会平成8年第3回定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましては、本日まで19日間にわたりまして提案させていただきましたすべての議案等につき慎重に御審議いただき、全案とも原案どおり御承認、御可決いただきましたことに心から厚く御礼申し上げます。 審議の過程におきまして、議員各位から賜りました幾多の御意見、御要望等につきましては、これを真摯に受けとめ、今後の市政執行に当たり適正、慎重に生かしてまいりたいと考えております。 特に、最終処分場建設につきましては、不退転の決意で取り組みをさせていただきますので、なお一層よろしくお願いを申し上げます。 いよいよ政局は、本日が衆議院解散となります。70年ぶりの選挙制度改革により、小選挙区比例代表並立制のもとで行われる初の総選挙となります。3年余りに及びます連立政権は、私たち国民に何をもたらしたか、この3年間改革、改革ごっこに少し疲れたのではないでしょうか。政治家と官僚の描く従来型の上からの改革ではなく、政治の目を暮らしの中の危機に向けていかねばなりません。選挙制度の改革、規制緩和、行政改革、財政改革、政治や経済の仕組みだけでなく、教育も福祉も、すべてにひずみが生じつつあります。 また、私たちの生き方も物質文明に浸った時代から、精神文化を求める生き方が問われる時代になりつつあります。このように、国の行方を決める総選挙となり、来るべき21世紀に向け安定した政治を求めなければなりません。議員各位におかれましては、今新しい時代の幕あけに東奔西走していただかねばならないと存じます。健康には十分御留意をいただき、市政の推進と市民福祉の向上のためにも一層御活躍を賜りますよう心から御祈念申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。 ○議長(白井久隆君) 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 9月9日に開会されました本定例会も、議員各位を初め、市長並びに当局の皆様方の格別の御協力によりまして、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。 当局の皆様方におかれましては、本定例会で成立した各議案の執行に当たられては、議員各位が本会議並びに委員会において述べられました意見を十分に尊重していただき、市政各般にわたるさらなる向上を期し、一層の努力を払われますよう希望します。 辻議員、青木議員におかれましては、滋賀県市議会議長会から地方自治行政の発展に寄与されました御功績により感謝状をお受けになられ、まことにおめでとうございました。ますますの御活躍をお祈りいたします。 また、本市学校保健会におかれましては、地域の保健衛生の分野ですぐれた業績を上げられましたことにより、このほどはえある厚生大臣表彰をお受けになられ、まことにおめでとうございます。これまでの関係各位の献身的な御努力に深甚の敬意を表しますとともに、これを機会になお一層の躍進をお祈り申し上げます。 去る9月24日には、国連本部において我が国の橋本首相が包括的核実験禁止条約(CTBT)に署名されました。発効までにはなお時間がかかると言われておりますが、いよいよ世界の核軍縮が具体的に進められることになったことと喜んでおります。一日も早くこの世界から核兵器がなくなることを強く望んでおるところでございます。 さわやかな実りの秋を迎え、瑞穂の国にコンバインの音が響きわたっております。萩の花も色づき、本日は中秋の名月です。これから秋も深まり、徐々に寒気が増してまいります。衆議院選挙も間もなく火ぶたが切られようとしており、議員各位におかれましては、にわかにお忙しくなられると思いますが、健康にはくれぐれも御留意いただき、市勢発展のため御奮闘いただきますようお願いを申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつといたします。 それでは、これをもちまして平成8年第3回(9月)市議会定例会を閉会いたします。皆様御苦労さまでございました。               午前11時12分 閉会              ~~~~~~~~~~~ 会議規則第81条の規定により下記に署名する。  平成8年9月27日      近江八幡市議会議長           白 井 久 隆      署 名 議 員           井 上 栄一郎      署 名 議 員           大 黒   謙      署 名 議 員           中 川 博 水...