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平成20年第1回定例会(第5日 3月21日)
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    平成20年第1回定例会(第5日 3月21日)


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    平成20年第1回定例会(第5日 3月21日)                   平成20年               いなべ市議会(第1回)定例会              平成20年3月21日午前9時開会   開会(開議)の宣告   日程第 1        委員長報告   日程第 2 議案第 1号 いなべ市男女共同参画推進条例の制定について   日程第 3 議案第 2号 いなべ市後期高齢者医療に関する条例の制定について   日程第 4 議案第 3号 いなべ市特別会計条例の一部を改正する条例について   日程第 5 議案第 4号 いなべ市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正す                る条例について   日程第 6 議案第 5号 いなべ市国民健康保険条例の一部を改正する条例につい                て   日程第 7 議案第 6号 いなべ市職員育児休業等に関する条例等の一部を改正                する条例について   日程第 8 議案第 7号 モデル木造施設ウッドヘッド三重」の設置及び管理に                関する条例の全部を改正する条例について   日程第 9 議案第 8号 いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改                正する条例について
      日程第10 議案第 9号 いなべ市営住宅管理条例の一部を改正する条例について   日程第11 議案第10号 いなべ市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する                条例について   日程第12 議案第11号 三重県市町公平委員会を組織する地方公共団体の数の増                加及び三重県市町公平委員会共同設置規約の変更に関す                る協議について   日程第13 議案第14号 いなべ市道路線の認定について   日程第14 議案第15号 平成19年度いなべ市一般会計補正予算(第5号)   日程第15 議案第16号 平成19年度いなべ市農業公園事業特別会計補正予算                (第3号)   日程第16 議案第17号 平成19年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算                (第2号)   日程第17 議案第18号 平成19年度いなべ市老人保健特別会計補正予算(第2                号)   日程第18 議案第19号 平成19年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第3                号)   日程第19 議案第20号 平成19年度いなべ市農業集落排水事業特別会計補正予                算(第2号)   日程第20 議案第21号 平成19年度いなべ市下水道事業特別会計補正予算(第                3号)   日程第21 議案第22号 平成19年度いなべ市水道事業会計補正予算(第3号)   日程第22 議案第23号 平成20年度いなべ市一般会計予算   日程第23 議案第24号 平成20年度いなべ市住宅新築資金等貸付事業特別会計                予算   日程第24 議案第25号 平成20年度いなべ市農業公園事業特別会計予算   日程第25 議案第26号 平成20年度いなべ市国民健康保険特別会計予算   日程第26 議案第27号 平成20年度いなべ市老人保健特別会計予算   日程第27 議案第28号 平成20年度いなべ市後期高齢者医療特別会計予算   日程第28 議案第29号 平成20年度いなべ市介護保険特別会計予算   日程第29 議案第30号 平成20年度いなべ市農業集落排水事業特別会計予算   日程第30 議案第31号 平成20年度いなべ市下水道事業特別会計予算   日程第31 議案第32号 平成20年度いなべ市水道事業会計予算   日程第32 議案第33号 モデル木造施設ウッドヘッド三重の指定管理者の指定に                ついて   日程第33 請願第 6号 県の「福祉医療費助成制度」見直し案にかかわる意見書                の提出求める請願書   追加日程第1 発議第 1号 道路特定財源の確保を求める意見書   追加日程第2        委員会の閉会中の継続審査の申し出   追加日程第2        議員派遣について 2 出席議員     1番 小 林 昌 彦        14番 林   正 男     2番 川 瀬 利 夫        15番 水 谷 治 喜     3番 近 藤 幸 洋        16番 伊 藤 弘 美     4番 城 野 正 昭        17番 奥 岡 征 士     5番 岡   英 昭        18番 清 水 保 次     6番 小 林 俊 彦        19番 小 川 みどり     7番 鈴 木 順 子        20番 水 貝 一 道     9番 衣 笠 民 子        21番 出 口   正    10番 位 田 まさ子        22番 小 川 克 己    11番 川 﨑 智比呂        23番 太 田 政 俊    12番 藤 本 司 生        24番 石 原   瞭    13番 種 村 正 已 3 欠席議員     8番 伊 藤 和 子 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長           日 沖   靖  副市長        大 槻 英 治 収入役          小 西 初 枝  教育長        日 沖   貴 企画部長         名 村 之 彦  総務部長       奥 岡 史 郎 まちづくり部長      辻   清 成  福祉部長       安 藤 喜 之 市民部長         安 藤 博 幸  水道部次長      安 藤 三 成 農林商工部次長      清 水 隆 徳  教育委員会教育次長  川 島   修 福祉部次長福祉事務所長 伊 藤 一 人  建設部管理課長    近 藤 昌 彦 政策課長         岡   正 光  法務課長       川 添 隆 史 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長      渡 邉 廣 次   議会事務局議事課長  小 寺 修 栄 議会事務局議事課長補佐 太 田 正 人   議会事務局議事課主事 城 野 雅 子               (午前 9時00分 開会) ○議長(林 正男君)  皆さん、おはようございます。  本日の定例会に8番、伊藤和子君から一身上の都合により、欠席届が提出されております。  ただいまの出席議員数は、23名であります。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  傍聴人に申し上げます。傍聴人の方々はいなべ市議会傍聴規則を厳守していただきますようお願いします。  CTYから取材のため撮影の申し込みがありましたので、許可をしております。  本日の日程はお手元に配付の議事日程により進めてまいります。  日程第1、委員長報告を行います。  日程第2、議案第1号、いなべ市男女共同参画推進条例の制定についてから、日程第32、議案第33号、モデル木造施設ウッドヘッド三重の指定管理者の指定についてまでの31議案を一括議題といたします。  3月12日の本会議で、各常任委員会に付託され、審議が終わっておりますので、各委員長より審査結果の報告を求めます。  委員長の報告は、登壇して行ってください。  委員長報告終了後、委員長に対する質疑を行います。  委員長は質疑終了後、降壇してください。  各常任委員長に対する質疑が終了後、1議案ごとに討論、採決を行います。  初めに、総務常任委員長、小林俊彦君。 ○総務常任委員長(小林俊彦君)  おはようございます。それでは、ただいまより総務常任委員会委員長報告を行います。  去る3月12日の本会議で、総務常任委員会が付託を受けました案件は7議案でした。委員会は3月13日 午前9時から、委員全員出席のもと開会し、慎重に審査いたしました。その結果を報告いたします。  議案第1号、いなべ市男女共同参画推進条例の制定については、提案理由の説明でもあったように、いなべ市において男女共同参画を推進するにあたり、その基本理念を定めることを趣旨とした条例の制定であり、特に質疑もなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号、いなべ市特別会計条例の一部を改正する条例については、質疑・討論もなく、全会一致で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第6号、いなべ市職員育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例について、主な質疑を報告いたします。  まず、本条例改正にあたり「短時間勤務を希望している職員はいるか」との質疑があり、答弁では「条例改正が公布された後、職員へ周知を図っていくため、現在、希望している職員はいません。短時間勤務を希望する職員は、1カ月前に届け出ることになっており、4月に届け出をしても、5月から適用になります」とのことでした。  次に、いなべ市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正の第4条第2項について「8日の週休日に該当する職員はいるのか」との質疑がありました。答弁は「消防職員など、特別な勤務形態の職員が対象となります。現在いなべ市職員で該当者はいませんが、将来を踏まえ条文化しました」とのことでした。  また「短時間勤務を取得した職員について、昇給・昇任などの面で不利益になる影響はないか」との質疑があり、対する答弁は「短時間勤務を取得した職員も、フルタイムで勤務する職員と同様であり、1年間勤務したものとみなされるため、昇給・昇任などに影響することはありません」とのことでした。
     以上、質疑を終え、採決の結果、議案第6号は全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号、いなべ市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について、および、議案第11号、三重県市町公平委員会を組織する地方公共団体の数の増加及び三重県市町公平委員会共同設置規約の変更に関する協議についての2議案は、特に質疑もなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号、平成19年度いなべ市一般会計補正予算第5号のうち、総務常任委員会の所管の審査結果につき、報告いたします。  まず、郵政公社有所在市町村納付金について「郵政が民営化された現在も納付金が入るのか」との質疑があり、答弁は「平成20年度予算からは廃止科目になります」との答弁でした。  続いて「一般管理費、法務関係費について減額の理由は」との質疑があり、答弁では、「減額の主なものについて、例規集のデータベース化の更新料が見込みよりも少なかったこと、文書管理システム維持管理研修の委託料の減額を計上しました」とのことでした  なお、討論はなく、採決の結果、議案第15号は全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第23号、平成20年度いなべ市一般会計予算のうち総務常任委員会の所管について議題とし、審査を行いました。その結果について報告いたします。  まず総務部等所管についての審議では「コミュニティ施設整備事業費について、平成20年度の事業内容について」説明を求め、答弁では「平成20年度は下野尻の文化振興で獅子舞の申請が1件出ております。コミュニティ助成を利用した自治会の集落センターの補助は予定しておりません」との答弁でした。  次に「職員資質向上事業費人事管理制度構築業務委託料の平成20年度事業内容について」質疑があり、答弁は「2年前から職員の評価制度を始めていますが、概ね最終段階に入ってきております。平成20年度では、職務の評価に合わせ給料にも反映する制度の構築について、委託をします。なお、現段階では、職務の評価をどのように給与に反映させるかの具体的な内容については検討中です」とのことでした。  次に、「防犯灯電気使用料について、行政が設置し、自治会が電気使用料を支払うのではないか」という問いがあり、対する答弁は「この防犯灯電気使用料の内訳は、藤原町分と員弁町分が主なものであり、藤原町分については392万円、員弁町分については約40万計上しています。合併以前に藤原町内で自治会が設置した防犯灯は、古くなってきたものから交換しており、交換の際に行政が設置を行い、自治会が電気料を支払う方向に変更しています」との説明でした。  次に監査委員費の委託料について詳細説明を求め、答弁では「平成20年度は員弁西小学校の工事監査を行います」との答弁でした。  続いて企画部所管の審査では「地方譲与税の地方道路譲与税について、暫定税率が廃止された場合に影響はするか」という質疑がありました。対する答弁は「道路特定財源に原資が関係しているため、県の試算によると約1,100万円の減収になります。歳出では、道路関係費に充当しています」とのことでした。  次に「いなベブランド発信事業費について、平成20度計上分の内訳と、今後のかかる経費について質疑がありました。対する答弁では平成20年度ではロゴ入りステッカーの作成とロゴの商標登録を行うため、予算計上しております。セカンドライフでは、立ち上げに費用はかかりましたが、維持費的なものは安価になっています」ということでした。  最後に、まちづくり部の所管については「建築確認申請事務委託金について、平成20年度の見込みについて」質疑がありました。答弁は平成19年6月の建築基準法の改正以降、建築確認審査が厳密に取り扱われたことで、確認の着工件数が極端に減っていました。平成20年度については、国の審査基準の見直しがあり、確認の着工件数も戻りつつあるため、例年どおり150件分の申請事務委託金を計上しました」とのことでした。  続いて「市内バス交通実施計画策定事業費について、前倒して計画策定をする理由は」との質疑がありました。答弁では「当初は4地区のコミュニティバス導入完了後、見直す予定でいましたが、より効率的に、北勢線の利用も含めた全体的なバス構想を見直す方が経費もかからないということで、1年前倒しで計画策定をさせていただこうとするものです」とのことでした。  以上で質疑を終了し、採決を行った結果、議案第23号、平成20年度いなべ市一般会計予算のうち総務常任委員会の所管については、全会一致で可決すべきものと決しました。  以上、総務常任委員会が付託を受けました7議案の審査結果の報告を終わります。以上です。 ○議長(林 正男君)  以上で委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  質疑なしと認めます。  これをもって総務常任委員長の報告に対する質疑を終わります。  次に、教育民生常任委員会委員長、小川みどり君。 ○教育民生常任委員会委員長(小川みどり君)  おはようございます。教育民生常任委員会委員長報告を行います。  3月12日の本会議において付託を受けました13議案および平成19年第4回定例会において付託を受け、閉会中の継続審査となりました県の福祉医療費助成制度見直し案にかかわる意見書の提出を求める請願の審査結果につき、ご報告いたします。  審査は3月13日、大安庁舎第1委員会室において全委員出席のもと委員会を開き、市民部、教育委員会および福祉部の各担当者から内容説明を受け、慎重に行いました。  その中から、主な質疑・討論の内容、採決の結果につき、議案番号順にご報告いたします。  まず、議案第2号、いなべ市後期高齢者医療に関する条例の制定については、保険年金課長から説明を受け、審査を行いました。議案に対する質疑はありませんでしたが、反対の討論がございましたので報告いたします。  内容は、「後期高齢者医療制度は老人にとって過酷な制度であるため、反対である。4月からの実施にもかかわらず、中身を知れば知るほど、大変な制度であるということがわかり、各地の市議会などにおいても反対の動きがあった」ということでございました。  なお、採決を行った結果、議案第2号は、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次、議案第4号、いなべ市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例についても、保険年金課長から説明を受け、審査を行いました。  なお、当議案に対する質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第5号、いなべ市国民健康保険条例の一部を改正する条例についての報告を行います。当議案も保険年金課長から説明を受け、審査を行いました。  質疑では「70歳から後期高齢者医療の対象となるまでの方々の自己負担は1割から2割に増えるが、市内における対象者は何人であるのか」という問いがありました。対する答弁は「現在は70歳から74歳までの方については、1,770人程度であると把握している」ということでございました。  なお、本案に対しては、反対討論がありました。内容は「就学前までの子どもの医療費の負担軽減を行うといった前進面もあるが、70歳から74歳までの高齢者が1割負担から2割負担となる。また後期高齢者医療制度そのものにも反対であるため、当議案には反対である」という討論でした。  なお、賛成討論はなく、採決を行った結果、議案第5号は、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次、議案第8号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例については、長寿介護課長から説明を受けました。そして審査を行いました。  当議案に対する質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第15号、平成19年度いなべ市一般会計補正予算第5号のうち、教育民生常任委員会の所管の審査結果につき、ご報告いたします。つきましては、各担当者から、説明を受け、審査を行いました。  なお、市民部所管につきましては、質疑がございませんでしたので、教育委員会および福祉部の所管の質疑の中から、主なものを報告いたします。  まず、教育委員会の所管では、歳出の幼稚園管理総務費の16万円の増額の内容を問う質疑がございました。対する答弁は「勤務時間数が若干増加したため、その分につき、増額計上をした」ということでございました。  次、福祉部の所管の質疑では、歳出の阿下喜温泉管理費に関し「指定管理料の確定による減額ということだが、確定はどのように行ったのか」という問いがございました。答弁は「平成19年度の当初予算においては、前年度実績に基づき、指定管理料として7,066万円を計上したが、その後、指定管理者との協議を行った結果、5,544万円で協定した。なお、確定については、1年間にわたる指定管理者の状態や改善状況、また目標入場者数なども確認の上、5,544万円が適当であると判断し、確定をした」という説明でございました。  なお、当議案に対する討論はなく、採決の結果、議案第15号のうち、教育民生常任委員会の所管は、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次、議案第17号、平成19年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算第2号の審査結果につき、ご報告いたします。  当議案は保険年金課長から説明を受け、審査を行いました。  質疑では、歳出の出産育児一時金につき「490万円の減額補正により、2,240万円となっているが、精査により支給の対象児は何人としたのか」という問いがございました。対する答弁は「支給額は1件につき35万円で64人である」という説明でございました。  なお、当議案に対する討論はなく、採決の結果、議案第17号は、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第18号、平成19年度いなべ市老人保健特別会計補正予算第2号につきましても、保険年金課長から説明を受け、審査を行いました。  質疑では「レセプト点検は、何名で行っているのか」という問いがございました。答弁は「老人保健としては1名で行っている」ということでございました。  なお、当議案に対する討論はなく、採決の結果、議案第18号は、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次、議案第19号、平成19年度いなべ市介護保険特別会計補正予算第3号は、長寿介護課長から説明を受け、審査を行いました。  当議案に対する質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次、議案第23号、平成20年度いなべ市一般会計予算のうち、教育民生常任委員会の所管の審査結果につき、報告をいたします。  つきましては、各担当者から説明を受け、審査を行いました。多くの質疑がありましたが、その中から主に予算内容にかかわる質疑につき報告いたします。  初めに、市民部の所管につき、報告いたします。  まず、歳出の古紙回収用倉庫購入費等の4,744万8,000円に関し「倉庫の購入については自治会単位で考えているのか」という質疑がございました。答弁は「自治会および古紙回収業者との協議を要する部分があるが、基本的には、自治会単位で設置したいと考えている」という説明でございました。  また、歳出の地球温暖化防止対策事業費の中の、家庭用新エネルギー普及支援補助金の内容とPRに関する問いには「昨年度より、県からの補助金として、120万円を受け入れている。太陽光発電と、それに付帯するヒートポンプにかかる費用に対する補助金で、1件につき上限を8万円としており、平成20年度においては15件分を計上した。なお、市民に対しては、市の情報誌やホームページによりPRを行っている」という説明でございました。  続きまして、教育委員会所管の主な質疑につき、報告をいたします。  まず、歳出の図書館事業費に関し「毎年の新刊購入の冊数と、専門書の要望への対応」を問う質疑がございました。答弁は「新刊については市内の4館を合わせ、毎年8千冊から9千冊を購入している。なお、それに伴い、利用が少ない本などは、廃棄等の措置をしている。また専門書については、一般向けではないため、取捨選択をしながら購入計画を立てている。なお、調べ物のコーナーを設置しているが、希望の専門書がない場合には、購入のリクエストをしていただくか、県の図書館などから借りることも可能である」ということでした。  次に、歳出の放課後児童健全育成事業費のうち、運営委託料および補助金に関し「市内の4つのクラブが対象ということだが、どのように配分されるのか」という問いには「市の補助以外に県からの補助金があるが、児童数、開設日数につき、基準が設けられている。そのため、クラブにより、補助金の額は異なる」という答弁でございました。  次、新しく建設する員弁西小学校付帯施設等の計画を問う質疑には、「平成20年度で校舎を完成させ、平成21年度には、体育館およびプールを建設する予定である。その後、平成22年度において、屋外環境整備を行い、すべて完了する計画である」という説明でございました。  次、歳出の大安学校給食センター整備事業費の内容を問う質疑がございました。答弁は「改築工事費が約2億9,000万円。給食調理用備品の購入費が約2億3,000万円である。なお、改築工事費の内訳は、施設の一部増築および内部の改修と、それに伴う電気設備・空調設備や給湯関係の整備などである」ということでございました。  続きまして、福祉部所管の主な質疑につき、ご報告をいたします。  まず、歳出の保育所建設事業費に関し山郷保育所と丹生川保育園の建設スケジュールを問う質疑がございました。答弁は「ともに、本年の5月までに実施設計を行い、6月には建設のための建築確認申請書を提出し、9月には工事に取りかかる計画である」という説明でございました。  また、歳出の子ども総合支援事業費235万3,000円の内容を問う質疑には「当市の障害児保育は、他市に比べ手厚い保育を行っているが、専門性と各部局の連携面につき、若干の強化を行えば、子どもたちにとって良くなる、という専門的な見地からの課題をいただいていた。そのため、障害児に対し保健・福祉・教育が連携し、発見から就業までにわたる途切れのない支援を目指すことを目的に、新たに子ども総合支援事業を計画した。なお、予算の内容は、専門職員の育成にかかる費用が主なものである。また子ども総合支援室の体制については、最終的には保育士2名、学校教諭1名と、必要であれば保健師1名の配置などを考えておる。稼動時期については、体制を整えながら、できるところから手掛けていきたい」という説明でございました。  なお、議案第23号に対しては、反対および賛成の討論がございました。  まず、反対討論は「障害者に対する施策などについては評価できる。なお、市民からは、住民の希望に沿った総合的な施策が求められている。福祉医療費助成の拡大については、市単独でも行うべきだが、市単独での実施基準が、あいまいである。また阿下喜温泉への施策には納得しがたく、また大安学校給食センター建設にもかかわる学校給食に対する施策についても、展望がみえない」といった内容でございました。  対する、賛成討論は「教育委員会の所管における平成20年度予算は、前年度に比べ、増額となっているが、これは学校・保育園・給食センターの建設など、市民の大きな願いをかなえるための投資的な経費が重なったものである。また高齢者対策や障害者対策など、きめ細かな事業も計画されており、より一層の教育や福祉の向上がなされる予算である。教育民生の各部局は住民に接する最前線であると認識している。当予算を実施するにあたっては、最前線において、より良き住民サービスの向上を行うことをお願いし、当予算に賛成する」という内容の討論でございました。  なお、討論を終え、採決を行った結果、議案第23号、平成20年度いなべ市一般会計予算のうち、教育民生常任委員会の所管は、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次、議案第26号、平成20年度いなべ市国民健康保険特別会計予算は、保険年金課長から説明を受け、審査を行いました。  質疑では、特定健康診査等にかかる、国・県および保険者の負担割合を問う質疑がございました。答弁は「負担割合は、国・県・保険者ともに費用額の3分の1である」ということでございました。  また、歳出のレセプト点検事業費の423万1,000円に関し「どれくらいの過誤があるのか」という質疑には「毎月、2名の職員により、約1万1,000件のレセプトを点検しております。点検の結果、再審査を要する場合には、国保連合会へ返戻をしている。返戻は、月平均で150件ほどになる。なお、再審査の結果、レセプトの誤りが確定した場合には、医療機関へ戻し、減点の措置をとっている」という説明でございました。  なお、当議案に対する討論はなく、採決の結果、議案第26号は、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第27号、平成20年度いなべ市老人保健特別会計予算は、保険年金課長から説明を受け、審査を行いました。  当議案に対する質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次、議案第28号、平成20年度いなべ市後期高齢者医療特別会計予算の審査結果につきまして報告いたします。説明は、保険年金課長から受けました。  つきましては、質疑はありませんでしたが、反対の討論がありましたので報告いたします。  内容は「後期高齢者医療制度に関する特別会計であるため、反対である」ということでございました。  なお、採決を行った結果、議案第28号は、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次、議案第29号、平成20年度いなべ市介護保険特別会計予算は、長寿介護課長から説明を受け、審査を行いました。  質疑では、歳出の地域密着型介護予防サービス給付費が前年度予算に比べ、大変少なくなっているが、その要因は何か」という内容の問いがございました。対する答弁は「要支援を受けてみえる方の中で、地域密着型であるグループホームに入所している方はいない。なお計上した給付費については、国の一定の基準のもと推計をしたものである」ということでございました。  なお、当議案に対する討論はなく、採決の結果、議案第29号は、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が、付託を受けました13議案に対する、審査結果であります。  最後に、平成19年12月の第4回定例会において教育民生常任委員会が付託を受け、閉会中の継続審査となりました請願第6号の県の福祉医療費助成制度見直し案にかかわる意見書の提出を求める請願の審査結果のご報告を行います。  それでは、審議の主な内容、討論・採決の結果につき、報告をいたします。  なお、審議の前に市民部長から、県および当市の方向性についての報告を受け、審議に入りました。  審議の中では、反対・賛成双方の意見が出ました。まず反対の意見では「一部負担金の導入は行わない方向であることは確認できたのでよかったが、もう1点の入院時の食事代を対象にすることについては、その他の補助金との整合性が取れない。補助金の整理が進められている中、ある程度の負担はやむを得ないのではないかと考える。食事は、どこにいても必要である」という意見でした。ほかには「一部負担金の導入は行わない方向となったことは、請願の内容に近くなったのではないか。県の措置により、乳幼児の通院の対象年齢の就学前までの拡大や、精神障害者1級の通院も対象になることはよいが、市に負担が及ぶことも忘れてはならない。福祉に力を入れることも重要であるが、お金は、湯水のように湧くわけではない。議員が補助や援助を述べるにあたっては、削減面も示しつつ、財政を総体的にとらえた上で、行っていただきたい」という内容の意見がございました。  また、賛成の意見では「入院時の食事代を対象外にしないようにという請願の内容には賛同できる。しかし入院時の食事は治療の一環でもある。暮らしが大変な世帯にまで及ぶことはよくない。住民からの請願は、よほど間違えがない限り、願いを届けるのが議会の役割である。なお、いなべ市も県からのアンケートでは、入院時の一部負担金を対象外にしないようにと回答している」ということでございました。  それでは、次に討論につき、ご報告いたします。  まず、反対の討論では「一部負担金の導入を県が見直しているため、請願の肝心なところは、実現されたと判断している。よって、意見書の提出は要さない」といった趣旨の討論が、また「入院時の食事代を対象とすることには、疑問があるため反対をする」という討論がありました。  対する賛成討論は「住民の請願を基に、いなべ市の団体意思を意見書としてあげるということは、市議会の重要な役目である。大事な役割を投げうってしまうことは、いかがなものかと考える。本来ならば、昨年の12月に出すべきものであった。ついては、その後に陳情も出ている。遅きに失したという感もあるが、この請願を基に、意見書を提出すべきである」といった趣旨の討論でございました。  なお、討論を終え、採決を行った結果、平成19年第4回定例会において教育民生常任委員会が付託を受けた、請願第6号、県の福祉医療費助成制度見直し案にかかわる意見書の提出を求める請願は、賛成少数により、不採択とすべきものと決しました。  それでは、長くなりましたが、以上をもちまして、教育民生常任委員会の審査結果報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(林 正男君)  以上で委員長報告は終わりました。  これより委員長に対する質疑を許します。  質疑ございませんか。  石原 瞭君。 ○24番(石原 瞭君)  1点目は議案第5号にかかわるいなべ市国民健康保険条例の一部を改正する条例の問題でございますけれども、第6条の第3項の改正案に10分の1を10分の2に改めるということで、70歳から74歳までの自己負担金といいますか、それを2割にするという議案でございますけれども、実はたまたま昨日、国民健康保険中央会というところからこのようなチラシが折り込まれております。これを見ますと、新制度のポイントの第5に70歳から74歳の方の患者負担が1割に据え置かれますというふうに明記されておりまして、これは1年間の経過措置でございますけれども、こういったことについては、委員会の中でどのような形で説明を受け、議論がされたのかについてお伺いをしたいと思います。  2点目は、県の福祉助成の問題で今の委員長報告は否決になったということでございますが、これは12月の議会に閉会中の継続審査ということになったものでございますが、この3月議会が開かれるまでに一度も閉会中の審査を開かなかったのは委員長としてどういう判断だったのかについて、お伺いしたいと思います。
    ○議長(林 正男君)  委員長、小川みどり君。 ○教育民生常任委員会委員長(小川みどり君)  1点目、もう1回ちょっとご報告してください。 ○24番(石原 瞭君)  これは中身にかかわる問題でございますので、どのような審査があったのか、説明があったのか、意見があったのかについてお伺いするものです。70歳以上の自己負担を2割にするという議案です。しかし、きのう全国中央会のところで一応そうやって2割に決まったけれども、平成20年の4月から21年の3月まで1年間は1割に据え置かれますというふうなビラが配布されておりますので、この辺について何か担当の方から説明があったのかどうか、議論があったのか、その辺についてお伺いしたい。 ○議長(林 正男君)  小川みどり君。 ○教育民生常任委員会委員長(小川みどり君)  1点目の件でございますが、これは、私も見ましたけれども、今ご質問いただきました件につきましては、質問はなかったように思いますので、私の今の記憶の中には残っておりませんのでもう一度調べて、あとでご報告いたします。  それから2点目でございますが、どうして閉会中の継続審査で1回も開かなかったかというご質問ですね。それはいなべ市は県の意見に従うということを打ち出しておりましたので、県の動向を見守って行うという方針をずっと持っておりました。私も何回か開いたらどうかということは思っておりましたけれども、なかなか県の方向性が見あたりませんでしたので、そういう状態の中では開いても無理かなあと思いました。  県が方針を明確に示したのが2月15日で、議会報告が2月19日でした。時期的には3月の定例会が開かれるので、その委員会において審査を行うことが妥当だと思いまして、3月13日の常任委員会で改めて審査を行ったという結果でございます。以上です。 ○議長(林 正男君)  他にございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  質疑なしと認めます。  これをもって教育民生常任委員長の報告に対する質疑を終わります。  次に、産業建設常任委員長、近藤幸洋君。 ○産業建設常任委員会委員長(近藤幸洋君)  おはようございます。それでは、産業建設常任委員会委員長報告をいたします。  去る3月12日の本会議において、当委員会に付託されました案件は、15議案であります。審査は3月13日 午前9時から委員8名中7名の出席のもと委員会を開催し慎重に審査を行いました。その審査の経過と結果について報告いたします。  まず、議案第7号、モデル木造施設ウッドヘッド三重」の設置及び管理に関する条例の全部を改正する条例についての質疑では「施設の使用料の設定については、指定管理者がするのか」という質問があり「施設の使用料は条例で定めますので、この範囲内で指定管理者が設定をいたします。使用料は上限を定めていますが、下限は定めておりません。使用料の設定または改定を行う場合は市と協議をしていただきます」という答弁でした。  なお、当議案への討論はなく、採決の結果、議案第7号は、全会一致で可決すべきものと決しました。  議案第9号、いなべ市営住宅管理条例の一部を改正する条例について、議案第14号、いなべ市道路線の認定について、議案第15号、平成19年度いなべ市一般会計補正予算第5号のうち産業建設常任委員会の所管に関する部分について、議案第16号、平成19年度いなべ市農業公園事業特別会計補正予算第3号、議案第20号、平成19年度いなべ市農業集落排水事業特別会計補正予算第2号および議案第21号、平成19年度いなべ市下水道事業特別会計補正予算第3号、以上6議案は質疑、討論はなく採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。  続いて、議案第22号、平成19年度いなべ市水道事業会計補正予算第3号につきましては「資本的収入の工事負担金4,200万円に対して補正で2,400万円と多額の減となっているが減額の理由は」という質問があり「開発工事の申し込みがあり補正を組みお願いしていましたが、平成19年度中に間にあう事業が減少の見込みですので減額させていただきました」という答弁でした。  なお、当議案への討論はなく、採決の結果、議案第22号は、全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第23号、平成20年度いなべ市一般会計予算のうち、産業建設常任委員会の所管の審査結果につき、報告をいたします。多くの質疑がありましたが、その中から主なものを報告いたします。  まず「有害鳥獣追い払い事業は猟友会にお願いしているが、猟友会は何団体で、どういう事業をしているのか。また毎年2,000万円ほどの予算があるが、このまま続くのか」という質問があり、「契約は市の猟友会としております。活動は旧4町単位で行っていただき、内容は、3日に一度の割合で2人一組でよく出るところを回っていただいております。有害鳥獣対策として毎年、電気柵、金網等の助成をしていますが、抜本的な対策がありません。今度、新しく特別措置法ができました。内容はかなり難しいそうですが、経費を少なくして、効果のある事業を計画していきます」という答弁でした。  続いて「農道台帳整備事業は単年度で完了するのか」という質問があり「農道台帳は旧4町それぞれの台帳でありますので、統一をいたします。台帳整備に2年ほどかかります」という答弁でした。  次に「森林再生二酸化炭素吸収量確保対策事業の内容は」という質問があり「この事業は国・県からの補助により東貝野生産森林組合の所有林を整備するもので、間伐や作業道路の整備を行います」という答弁でした。また「道路除草事業ですが、除草作業路線は特定場所なのか」という質問があり「除草をしている路線は限られております。旧町から引き継いでおり、これを増やすことはしておりません」という答弁でした。  なお、当議案への討論はなく、採決を行った結果、議案第23号、平成20年度いなべ市一般会計予算のうち、産業建設委員会の所管は、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第24号、平成20年度いなべ市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算、議案第25号、平成20年度いなべ市農業公園事業特別会計予算および議案第30号、平成20年度いなべ市農業集落排水事業特別会計予算につきましては、  質疑、討論もなく、採決の結果、3議案とも全会一致で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第31号、平成20年度いなべ市下水道事業特別会計予算についての質疑では「北勢沿岸流域下水道事業費の3億4,000万円は終未処理の事業だと思うが、単価について引き下げを要求しているのか」という質問があり、対する答弁は「現在、1立米あたりの処理費は79円であります。3年ほど前から知事に要望はしていますが、まだ結果は出ていません」ということでした。  なお、当議案への討論はなく、採決の結果、議案第31号は全会一致により、可決すべきものと決しました。  次に、議案第32号、平成20年度いなべ市水道事業会計予算についての質疑では「繰上償還の財源は」という質問があり、「損益勘定留保資金により賄います」という答弁でした。次に「起債償還のピークはいつごろか」という質問があり、「繰上償還をしなければ今後2年、3年がピークでございます」という答弁でした。  なお、当議案に対する討論はなく、採決の結果、議案第32号は、全会一致により、可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第33号、モデル木造施設ウッドヘッド三重の指定管理者の指定についての質疑では「契約の内容は。また施設の修理はどこがするのか」という質問があり「光熱水費等すべての経費は商工会の支払いとなります。また、施設の修理につきましては、軽微な修繕は管理者にお願いしますが、大きな修理につきましては、市の方で対応いたします」という答弁でした。  なお、当議案に対する討論はなく、採決の結果、議案第33号は、全会一致により、可決すべきものと決しました。  以上で、産業建設常任委員会が付託を受けました15議案に対する委員長報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(林 正男君)  以上で委員長報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を許します。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  質疑ないようでございますので、これをもって産業建設常任委員長の報告に対する質疑を終わります。  ここで暫時休憩をいたします。                午前10時00分 休憩                午前10時10分 再開 ○議長(林 正男君)  会議を再開します。  これより、各議案ごとに討論、採決を行います。  日程第2、議案第1号、いなべ市男女共同参画推進条例の制定について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第1号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第1号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第3、議案第2号、いなべ市後期高齢者医療に関する条例の制定について討論を行います。  討論ございませんか。  24番、石原 瞭君。 ○24番(石原 瞭君)  ちょっと長くなりますので、あらかじめお断りしておきます。  最近次々と新聞折り込みで後期高齢者医療が平成20年4月からスタートしますというチラシが入っています。先ほど照会しました国民健康保険中央会とか政府広報でも入れられておりますが、ここには生活を支える医療を目指しますと書かれています。しかし、これを見ただけでは問題点が明らかになりません。日本の医療保険は今まで年齢に関係なく、加入できましたが、これからは75歳になったとたんに加入している医療保険から追い出され、新制度に追い込まれていく、このように75歳という特定の年齢以上の人だけを対象とした制度を持つ国は世界にはありません。民間を除いてでございますが、75歳を過ぎたらなぜ、親を扶養家族にしてはいけないのかという声もあります。  14日に参議院の予算委員会で我が党の小池議員が舛添厚労相に質しました。舛添厚労相は制度導入の理由を心身の特性に応じた医療の提供と説明し、厚労省の審議会で示された後期高齢者の三つの特性を上げております。それには1.治療の長期化、複数疾患への罹患が見られる2.多くに認知症の問題がみられる3.いずれ避けることのできない死を迎えるというもので、これら三つをまとめて75歳以上の特徴はこうですというひとくくりにし、別の保険制度に囲い込んでしまう、こんなことはあっていいのでしょうか。  また新しい健康診断制度、つまり特定健診、特定保健指導の対象は40歳から74歳で今まで住民基本健診は40歳以上であれば誰でも受けられました。しかし今回75歳以上は対象から外されております。舛添厚労相は後期高齢者は本人の残った力、残存能力をいかに維持するかであり、健診はいらないというふうに述べております。  もう一つは75歳以上に限って終末期には尊厳死の証文を書かせる仕組みを作る、終末期の相談支援料という制度まで作られています。この制度では、いずれ死ぬのだから手当もそこそこでよいとして、外来で月6,000円までという医療費の頭打ち包括払いの仕組みになり、まさに現代版の姥捨て山になっています。この制度の本当のねらいは医療費の削減にあり、そういう意味では、医療がよくなる保証はありません。国は社会保障費を毎年2,200億円削っており、この制度もその中から出てきたものでございます。厚労省のある官僚はこの制度は医療費が際限なく上がっていく痛みを後期高齢者自ら自分の感覚で感じ取っていただくものだというふうに述べております。  まだ制度が始まっていないのに問題点が明らかになるに従い、中止や見直しを求める意見書を提出した地方議会は500を越え、全体の3割に広がっています。岐阜県の大垣市では自民党の市議会会派が配っているチラシに後期高齢者医療制度に断固反対、国に対して制度の廃止を強力に要望してまいりますと書かれているほどに党派を越えた運動が今、広がっています。国が決めた制度だから仕方がないというのではなく、政治が市民に影響を及ぼす最先端のこの市議会でこれは市民のためにならないということから私はこの議案に、後期高齢者医療制度に関連するこの議案に反対をいたします。 ○議長(林 正男君)  23番、太田政俊君。 ○23番(太田政俊君)  まことに、席を並べておりまして、常にこう、反する意見を述べなきゃならん立場は非常につろうございますが、しばらくお聞きくださいますよう。まず、会期をまたいでの同じ審査といいますか、どういうふうに考えたらええんかなと思うんですが、後期高齢者の問題については、前回も同じような立場で同じような発言し、同じような討論を繰り返してまいりました。このことが一事不再議にあたるとは思っておりませんが、会期をまたいでのことについてはどう判断すればいいのかなという一つ疑問点がございますので、まずもって議長に申し上げておきたいと思います。  私は後期高齢者医療制度についての賛成の立場で討論を申し上げます。このことにつきましては、今いみじくも国が決めたのだから仕方がないなということと、我々一番前線におる議会議員としては、医療の現場をもう少し知って、そしてこの案に反対ということならわかると思うんですが、テレビの東京の話をいなべのこの市議会にもっていただいても、なかなかなじみがございません。高齢化率がやがて3人に1人になろうとする岐阜県を含めて高齢者が年齢に達したところについてしか、そういった議論が非常に沸騰していることは、私もマスコミ等で承知をしておりますが、医療の現場、病院に行っていただいてあそこへ一日を暇つぶしに来るその老人たちの治療行為。そして、入院させられて20日経ったら出て行けといわれて困る、たらい回しで、これ3遍目ですわ、ここへ来るの、とこういうような現場を含めて、健常者を含めて、もう少し老人も政治の流れというものをくみ取っていただきたいと思います。  これは余分でございますが、私の住む在所の老人会でございますが、今いただいた資料をもって、皆さん、75歳になったらこういうことになるんですよと、あんたは年寄ったんやで、医者へ行くのは手柄と違うんやということをぜひとも知っていただきたい。  医療の現場を知った私でなければ、この賛成討論はできない。本当に医療の現場へ行って待合室で、ロビーでお話を、耳にとめといてください。ああ、こんなんわざわざ阿下喜まで来てくれんでもよかったかな、そしてそれは一般会計で補てんしなきゃ医療費の助成が成り立っていかん。そういったことをよう承知しとって、そんなことを言うても始まらない。やっぱり制度が変わるんや、新しい物事を起こせば、反対が出てくるのは当たり前のこと。そんなこと承知の上でこれは医療の現場を最前線で知っている私が絶対にやっていかなならんことだと思いますので、ご承知おきをいただき、以上をもって賛成の討論といたします。 ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第2号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (多 数 起 立) ○議長(林 正男君)  起立多数であります。  よって、議案第2号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第4、議案第3号、いなべ市特別会計条例の一部を改正する条例について討論を行います。  24番、石原 瞭君。 ○24番(石原 瞭君)  ただいまの第2号議案と同趣旨で反対をします。 ○議長(林 正男君)  他に討論ございませんか。  23番、太田政俊君。 ○23番(太田政俊君)  同じ意味で賛成をいたします。 ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第3号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (多 数 起 立) ○議長(林 正男君)  起立多数であります。  よって、議案第3号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第5、議案第4号、いなべ市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第4号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第4号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第6、議案第5号、いなべ市国民健康保険条例の一部を改正する条例について討論を行います。  討論ございませんか。  24番、石原 瞭君。 ○24番(石原 瞭君)  私はこの条例については、就学前までの医療費助成で、負担金を2割にした問題などは前進面であったと思いますけれども、今も委員長報告に対する質疑でも述べましたように70歳以上74歳までの負担金を1割から2割にという今の現状を倍加するような負担金の問題、あるいは、後期高齢者医療保険制度とかかわる問題で2号議案の討論と同じ趣旨で反対をするものでございます。
    ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第5号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (多 数 起 立) ○議長(林 正男君)  起立多数であります。  よって、議案第5号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第7、議案第6号、いなべ市職員育児休業等に関する条例等の一部を改正 する条例について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第6号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第6号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第8、議案第7号、モデル木造施設ウッドヘッド三重」の設置及び管理に関する条例の全部を改正する条例について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第7号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第7号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第9、議案第8号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第8号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第8号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第10、議案第9号、いなべ市営住宅管理条例の一部を改正する条例について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第9号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第9号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第11、議案第10号、いなべ市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第10号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第10号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第12、議案第11号、三重県市町公平委員会を組織する地方公共団体の数の増加及び三重県市町公平委員会共同設置規約の変更に関する協議について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第11号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第11号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第13 議案第14号、いなべ市道路線の認定について討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第14号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第14号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第14、議案第15号、平成19年度いなべ市一般会計補正予算(第5号)の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第15号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第15号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第15 議案第16号、平成19年度いなべ市農業公園事業特別会計補正予算(第3号)の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第16号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第16号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第16、議案第17号、平成19年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり)
    ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第17号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第17号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第17、議案第18号、平成19年度いなべ市老人保健特別会計補正予算(第2号)の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第18号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第18号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第18、議案第19号、平成19年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第3号)の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第19号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第19号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第19、議案第20号、平成19年度いなべ市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第20号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第20号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第20、議案第21号、平成19年度いなべ市下水道事業特別会計補正予算(第3号)の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第21号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第21号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第21、議案第22号 平成19年度いなべ市水道事業会計補正予算(第3号)の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第22号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第22号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第22 議案第23号、平成20年度いなべ市一般会計予算の討論を行います。  討論ございませんか。  9番、衣笠民子君。 ○9番(衣笠民子君)  9番議員、日本共産党の衣笠民子です。議案第23号、平成20年度いなべ市一般会計予算に反対の立場で討論をします。  平成20年度いなべ市の進む方向は施政方針に示されているように誰もが生き生き暮らせ、子育てしやすく次世代を担う子どもたちが生きる力をはぐくみ、高齢者や障害者が生きがいを持って暮らせるいなべ市です。またいなべのブランド化を図り、新市民の誘致を目指しています。合併から5年目を迎え、当初は職員も戸惑われたことと思いますが、平成20年度予算の審議では各部局の熱心な仕事ぶりが浮かび上がったと感じた次第です。特に、障害者、障害児支援では、障害者活動支援センターの完成、活動開始と相まって途切れのない支援が打ち出されたことは評価のでききる点です。  過去に誘致した企業の業績好調や平成19年度から税源移譲で市民個人からの市民税が7億円増収になり、平成20年度もまず同様に好調な財政を見込むことがたでき、合併当初低く設定された国民健康保険料、上下水道料金を引き続き維持する予算が組まれている点は、大変評価できる点です。  しかしながら、12月議会、また今議会で質してまいりましたが、事業の優先順位をつける基準、総合的に進める整合性、むだを省くことの整合性、将来への見通しに問題を感じます。  例えば、学校給食の米飯の炊飯設備をつくるランニングコストの減額、調理員などを減らすなど、地方自治体の大切にしなければならないわずかな費用を削りながら、一方で、既存企業の便宜を図るバイパスづくりには、渋滞の綿密な調査もなく、また従業員にいなべ市に住んでもらえる積極的な対策も打たず、多くの予算を提案しています。  また、私立保育園の支援は歓迎するところですが、新たな補助要綱まで作って支援を行うなら、当然公立保育園の充実こそ新住民と地域を結び、また地域の活性化、地域の結びつきを強める拠点とするため、正規保育士を採用し充実させるべきです。目先の国の方向だけを見て、公立保育園の民営化を進めては、先輩方の築いてきたいなべのブランド、員弁の教育をも危うくしかねません。  こと、子育て支援の分野では、子どもの医療費無料について疑問があります。入院費用の無料が平成18年4月から9月の県制度の実施に先駆けて、市単独事業として開始されました。平成20年度9月から通院の医療費無料も県制度で始まる見込みです。北勢10市町で見ても実施をしていないのが、桑名市といなべ市であることからも、今まで整合性から見ると、平成20年4月から実施に踏み切るのが当然のことです。  しかし、一般質問で質されても、かたくなに実施しないとする、こんなことで施政方針にあるように新住民の誘致ができるのでしょうか。本当に子育て支援に力を入れていると言えるのでしょうか。今、私たちは先人の用意してきた財産の上に暮らしています。道路建設、企業誘致に偏重した過去のやり方から脱して、ごみ処理問題にしても、財政確保にも貢献する住民の誘致にしても将来を見通した整合性ある効果的な予算編成を求め、反対の討論とします。 ○議長(林 正男君)  11番、川﨑智比呂君。 ○11番(川﨑智比呂君)  賛成の討論をさせていただきます。  平成20年度一般会計予算については、総額198億円となり、平成19年度と比較すると12億5,000万円、6.7%の増額となりましたが、この増額は、いなべ市合併以前よりの懸案事項であった員弁西小学校の建設、山郷保育所、丹生川保育園の建設、大安中学校給食センターの設備整備など、投資的経費の支出増によるものであり、その中でも特に子育て支援策として、市民から強い要望があった保育園の建設を、この厳しい財政情況の中で平成20年度、単年度に2施設も建設されることは大変評価できるものであると考えます。  また、先ほど反対討論でもありましたが、私は賛成ですが、産業振興策として主要道路へのアクセス道路、このアクセス道路だけでなく、生活道路の充実施策として必要な市道、笠田新田坂東線道路改良工事や市道大井田3区292号道路改良工事などの道路整備の着手、そして障害者福祉の推進策としての障害者就業支援事業、アビレコ活用計画や福祉・教育部局の連携での子育て総合支援事業、チャイルドサポートなど新規事業の展開を含めた福祉施策の充実。また、教育部局による放課後児童クラブへの支援策としての放課後児童健全育成事業や放課後児童クラブ室建設事業、また先ほど述べた大安中学校給食センターの設備充実策による今後の市内小中学校への給食の充実など、今回の予算は各部局とも大変評価できる予算編成ではないかと考えます。  平成20年度一般会計予算は、日沖市長が今議会初日に述べられた施政方針に基づき編成された予算であり、市長が2期目の施政を担われる中で約束された福祉、教育の充実、産業の活性化という公約を強く意識されたものでもあり、市長公約を今後も強く推進される意気込みを大きく感じる予算編成であると思われます。  しかしながら、平成20年度予算は、歳出がかさむ大型予算となったため、歳入面での不足が生じ、財政調整基金を29億円取り崩し歳入に繰り入れされ、歳入不足を調整されている点は不安な要素でもあります。  この不安要素を取り除くためには、歳出面を抑え、むだな支出をなくすことが必要であり、そのためにも市も企画部が中心となり、行財政改革の推進を図っている現状ではありますが、今後もさらなる行財政改革の推進を図り、行財政のスリム化によるいなべ市の財政基盤の安定を図られることをお願い申し上げまして、賛成討論といたします。 ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第23号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (多 数 起 立) ○議長(林 正男君)  起立多数であります。  よって、議案第23号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第23、議案第24号、平成20年度いなべ市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第24号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第24号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第24、議案第25号、平成20年度いなべ市農公園事業特別会計予算の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第25号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立)
    ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第25号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第25、議案第26号、平成20年度いなべ市国民健康保険特別会計予算の討論を行います。  討論ございませんか。 ○議長(林 正男君)  9番、衣笠民子君。 ○9番(衣笠民子君)  9番議員、日本共産党の衣笠民子です。議案第26号、平成20年度いなべ市国民健康保険特別会計予算に賛成の立場で討論します。  医療制度改革により平成20年4月より実施が予定されている後期高齢者医療制度にかかわる支援金事務諸費拠出金があり、その部分では賛成できません。しかし、合併以来いなべ市は一般会計や基金から繰り入れを行って、国民健康保険料を低く抑えてきました。全国で高すぎる国民健康保険料保険税が、国民、特に低所得の層にとって保険料が払えない、医療を受けられないものにしている社会問題化しています。  その中で、いなべ市は好調な財政に支えられ、平成20年度も保険料を維持するための法定外の一般会計からの繰入金7,000万円、国民健康保険給付費と支払基金からの繰入金1億3,000万円を予定している点は、私ども日本共産党いなべ市議団も一般質問等で求めてきたことであり、大いに賛成できることです。よって、この議案に賛成します。 ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第26号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり、決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第26号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第26、議案第27号、平成20年度いなべ市老人保健特別会計予算の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第27号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第27号は、委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第27、議案第28号、平成20年度いなべ市後期高齢者医療特別会計予算の討論を行います。  討論はございませんか。  24番、石原 瞭君。簡潔にお願いします。 ○24番(石原 瞭君)  議案第2号で述べました同趣旨で反対をします。 ○議長(林 正男君)  他にございませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これで、討論を終わります。  これより、議案第28号を採決をいたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (多 数 起 立) ○議長(林 正男君)  起立多数であります。  よって、議案第28号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第28、議案第29号、平成20年度いなべ市介護保険特別会計予算の討論を行います。  討論はございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第29号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第29号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第29、議案第30号、平成20年度いなべ市農業集落排水事業特別会計予算の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第30号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第30号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第30、議案第31号、平成20年度いなべ市下水道事業特別会計予算の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第31号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第31号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  日程第31号、議案第32号、平成20年度いなべ市水道事業会計予算の討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第32号の採決を行います。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第32号は委員長報告のとおり可決することに、決しました。  日程第32、議案第33号、モデル木造施設ウッドヘッド三重の指定管理者の指定について、討論を行います。  討論ございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第33号の採決を行います。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (全 員 起 立) ○議長(林 正男君)  起立全員であります。  よって、議案第33号は委員長の報告のとおり可決することに、決しました。  日程第33、請願第6号、県の福祉医療費助成制度見直し案にかかる意見書の提出を求める請願書の討論を行います。  討論ございませんか。  24番、石原 瞭君。 ○24番(石原 瞭君)  私は12月議会でも委員長報告に対する質疑の中で、いろいろと述べてきましたけれども、今、委員長から報告がありましたけれども、継続審査になっておったわけですが、これを審査しなかったのは、県の意向を見極めたかったということで、回答がございました。  しかし、請願そのものは、こういうふうな県の意向に影響を与えていこうとする趣旨のものでございますので、そういう意味では非常に問題があったなというふうに思うわけでございます。  また、障害児を守る会の方からも早く審査をして、県に意見書を上げてもらいたいという要望も提出しておったものを無視して否決をするということについては、大変問題があるというふうに思っております。この問題につきましては、県議会でもいろいろ議論があって、反対の議論があった中で、県の議会の政策討論会議というところが、各市に対して意見を求めており、また、その意見に基づいて、まとめたものを知事に提出し、知事の方も市町村に意向を聞いて、その結果、ある程度県の意向は定まったようで、そういう意味では大変時期を失したということは否めませんけれども、だからといってこの願意や要請を無視して否決するということについては、反対をするものでございます。  ちなみに、いなべ市長はこの県議会の政策討論会議に対する市長の回答として、乳幼児、心身障害者医療対象者については、ぜひ拡大を願いたい。また一部負担金導入については、事務の煩雑と大幅な電算システムの改善が必要となることから、現行制度を存続、自己負担なしを要望する。また、入院時食事代は被課税者が対象であることから、給付存続を要望する。現物給付の導入については、事務の簡素化ができることからも導入する方向で検討していただきたいが、国保への波及部分について、国庫負担金等の調整減額されないことを要望する。所得制限基準を世帯の実情に応じた基準に見直しを行うことを要望するというような意見を提出しておられます。  このようなことからも市の意向でもあり、また願意そのものについては、市の意向でもあり、また県全体の意向として知事もそういう方向で進められたものでございます。しかるに、このいなべ市議会でこれを否決するということについて、私は大きな問題点があるというふうに感じますので、大変時期を失した問題でありますが、採択をし、意見書を提出すべきであるということを思っております。 ○議長(林 正男君)  他にございませんか。  23番、太田政俊君。 ○23番(太田政俊君)  先ほど委員長の報告にございましたことにつきまして、賛成の立場から討論に加わらせていただきます。  願意を尊重するという意味からいって、採択するのが適当かという思いを反面いたしますが、上位である県の同意を得られなければ実現性の薄い話でございますので、いなべ市議会として、この願意を汲み取って賛成することについて、いみじくも反対の人が言われるように、時期を失っしるとおっしゃってみえるんですから、今更こんなもの、形式論でございます。意見書を提出したところがどうにもならへんのやで、反対、賛成ということで、賛成の立場を明確にいなべ市議会としていただきたい。否決するということについて、明確に賛成をしていただきたいとこのように思っておりますので、このことにつきましても、議長にお尋ねをするんですが、会期をまたいで同じことを繰り返すことが適当であるのかないのか、そのご判断は後日お聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
    ○議長(林 正男君)  他にございませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終わります。  これより、請願第6号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は不採択であります。  従って、原案について採決いたします。  請願第6号は原案のとおり決定することに、賛成の諸君の起立を求めます。                 (少 数 起 立) ○議長(林 正男君)  起立少数であります。  よって、請願第6号は不採択とすることに決しました。  お諮りいたします。  ただいま、提出者近藤幸洋君、賛成者出口 正君ほか3名から発議第1号、道路特定財源の確保を求める意見書の提出についてが提出されました。  発議第1号を日程に追加し、追加日程第1として議題としたいと思います。  これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  ご異議なしと認めます。  よって、議案第1号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決しました。  暫時休憩します。                午前10時54分 休憩                午前10時55分 再開 ○議長(林 正男君)  会議を再開します。  追加日程第1、発議第1号、道路特定財源の確保を求める意見書についてを議題といたします。  提出者、近藤幸洋君、提案理由の説明を求めます。  近藤幸洋君。 ○3番(近藤幸洋君)  ご無礼をいたします。発議第1号、道路特定財源の確保を求める意見書の提出についての提案理由の説明をいたします。意見書案の朗読をもって説明に代えさせていただきます。  道路特定財源の確保を求める意見書案  道路は社会経済活動を支える最も根幹的な社会基盤であり、地域が魅力ある地域づくりを進め、自立した地域社会を作る上で不可欠なものである。特に地方が求める真に必要な道路とは、道路をその経済活動の基盤として頼らざるを得ない地域において、住民の生活や企業の事業運営に必要不可欠な道路として、これまで整備の時期を待ち続けている道路であり、将来にわたり道路ネットワークとして維持されるべき道路である。  いなべ市においては、高速道路ネットワークは、事業着手されたものの未だ整備途上であり、また都市部に比べ遅れてれている生活幹線道路の整備、企業活動の活性化に伴う渋滞対策、通学路の交通事故対策、防災、減災対策など多くの課題を抱えたままである。さらに今後は、老朽化が進む橋梁等の修繕、更新費用の確保も大きな課題となっている。  こうした中、昨年12月に道路特定財源の見直しについてが、政府与党で合意され、平成20年度からの10年間において、道路整備の中期計画に必要な事業量が59兆円とされたところである。  いなべ市において、真に必要な道路のネットワークが実現されるには、少なくとも今後10年間着実な道路整備が推進されなければならず、その財源となる道路特定財源の暫定税率が失効した場合には、道路関係予算の歳入の減少により、市の道路整備でさえ遅延は避けがたく、将来にわたる地域の安全と安心に重大な影響を与えると懸念される。  よって、本市議会は国において安定的な整備財源の確保に向けて今年度内に関連法案を確実に成立させ、平成20年度以降10年間において、引き続き暫定税率を維持するとともに、道路特定財源を一般財源化することなく道路整備に充当するよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成20年3月21日  三重県いなべ市議会議長 林 正男  なお、意見書の提出先は、衆参両院議長、内閣総理大臣、財務大臣、国土交通大臣でございます。  以上、発議第1号の提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。 ○議長(林 正男君)  これより、発議第1号の質疑を許します。  23番、太田政俊君。 ○23番(太田政俊君)  先の議会でも特定財源を守るということで、この場で討論をさせていただいたことがありますが、今日、このような形で文言を一々読まさせていただきますと、この中ほどにございます平成20年度から10年間において、59兆円というような数字が出てまいりますと、どうしても理解に苦しみます。このような文言を削除して、もう少し精査をした提案理由の説明にしていただきたいと思いますし、意見書の中にもこういった文言を精査していただきたいと思いますが、発議者のご見解をお願いしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  近藤幸洋君。 ○3番(近藤幸洋君)  委員会で、これについて皆さんから意見もいただきましたんですが、この10年間に59兆円というのは、非常に長きにわたるというような思いもあるわけでございます。我々地方においては、なかなか計画をし、進めてまいるには相当の年月がかかるということを、10年間。それと、その10年間に費やす費用、事業量から勘案する、59兆円という数字が政府から出ておるわけですが、これについても、そんなに59兆円をこの意見書に出すなというような意見はなかったように思われます。太田議員のおっしゃる趣旨がよくわかるわけでございますけれども、当委員会においては、一応原案のままということになりました。以上でございます。よろしいですか。 ○議長(林 正男君)  23番、太田政俊君。 ○23番(太田政俊君)  根拠のない数字をやね、上の方で言うとるで私らも、なぞらえるという話は私はどうしてもなじみができません。やっぱりこういった文言を外して、もう1度考え直していただきたいと思います。 ○3番(近藤幸洋君)  そらようわかるんですが、なじみがないと言われれば、私らもあまりなじみはないんですが、これは専門家がやっぱり10年間にこれぐらいだろうということで、試算をされたんだと思うんです。私は要するに進行役でございまして、我々6名の委員さんからは、なんらこれに対してのご意見は出ておりませんので、その辺は一つご了承いただきたいと思いますし、私の意見を述べよと言われても、委員会で皆さんの意見をまとめて決めたことでございますので、早々私がどうこうということは、単独ではできませんので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(林 正男君)  他に質疑ございませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  これにて、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  発議第1号は、会議規則第37条3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。  これに、ご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  発議第1号、道路特定財源の確保を求める意見書について、討論を行います。  討論ございませんか。  5番、岡 英昭君。 ○5番(岡 英昭君)  意見書提出について、反対の立場で討論を行います。  道路特定財源につきましては、特定ということから、国民は政府が言うように道路をつくるための税財源となじみがないので私もそう思っておりました。特定という言葉を私が辞書で調べてみますと、特にこれだと指定すること、ほかと混同することのないようにというふうに辞書にはあります。  しかし、道路のみならず、カラオケセット、野球用品、マッサージチェア、今造っている広島市民球場等々天下り先の宿舎、駐車場と切りがありません。財源を一般化し、そして、それぞれの歳出にチェックや決算承認ができるようにして、むだを省き、必要なものに優先順をつけて使途すべきだと考えます。  政府は、国民の生活道路、国民の目線を強調するが、今や国民の目線は特定財源を一般財源化して、ガソリン税に苦しむ毎日の生活を何とかしろということが、これが国民の目線であると思います。政府は国民の目線にあった改革が必要であり、それゆえに私は反対をいたしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  22番、小川克己君。 ○22番(小川克己君)  22番、小川でございます。私は賛成の立場から討論いたします。  道路特定財源、確かに問題点もあり、またガソリンの値下げも選択の一つであります。しかし、今ここで撤廃をすれば、混乱は火を見るより明らかであります。道路網の整備された大都会でも、道路特定財源の存続を訴えられております。東京都知事、あるいはまた前民主党代議士であり、現在の神奈川県知事も存続を訴えられております。  マスコミ報道では、いろいろ問題の指摘がありますが、これらを節制し、今しばらく存続の必要があります。まして中山間地のこのいなべ市では、道路網の整備により、生活基盤を安定をいたし、企業誘致の促進にもつながります。また、企業誘致により財源の確保も必要であります。福祉の充実が叫ばれておりますが、それには税収の確保が必要であります。国政の場であれば、防衛費の削減を唱えておればよろしいが、地方自治体ではそうはいきません。  ご承知のとおり、平成10年代の半ば、つまり平成15年前後には、開通予定でありました東海環状自動車道路、現状を見ていただければ、そのとおりでございます。あるいは、また現在工事中の国道421号線、石榑トンネル、それから国道365の整備、あるいはまた、いなべ市一体感のためにも必要である大安よりいなべ総合学園付近への架橋、その他大きなプロジェクトが数々ございます。これらの早期完成のためにも存続は必要であります。  また、読まれた方もあろうかと思いますが、へき地診療所からの思いが書かれておりましたので、要点だけを紹介いたしますと、使命感に燃えた若い女医さんが、有名な小説、白い巨塔にも登場する典型的なへき地に赴任をされました。しかしながら、町の中央まで直線距離なら9㎞ほどであるが、蛇行した約3倍25㎞の急峻な谷間の一車線の県道を50分ほどかけて走らなければならず、病を抱えた高齢者には相当に酷な道であり、道路決壊による孤立もたびたびあります。  あるときには、台風ですべての道路が寸断され、まだ授乳中であった我が子のもとに帰ることができず、職場で眠れぬ一夜を過ごしました。地域おこしや安全のため、災害に強く、走行時間が少しでも短縮できる道路新設をこの地のだれもが願っていると書かれておりました。  幸い、いなべ市にはこのようなところはございませんが、しかし、このような地域は全国各地にあり、採算性を度返しして人命にかかわる道路整備、そして地域間格差の排除が必要であり、以上、諸々の観点から賛成討論といたします。 ○議長(林 正男君)  9番、衣笠民子君。 ○9番(衣笠民子君)  9番議員、日本共産党の衣笠民子君です。私は反対の立場で討論します。  私ども日本共産党はずっと一貫して、道路特定財源は一般財源化して、道路にも環境にも福祉、教育にも使えるようにすべきだと主張してきました。今、国会の審議によって、国民の世論もこの方向に変化し、ますます苦しくなる国民の暮らしにこそ目を向けて欲しいという声が広がっています。そもそも道路特定財源は、1953年に国道、県道の舗装率が5%以下しかなく、整備が急務として作られた制度です。しかし、今は舗装率は97%に達し、道路密度で比較するとフランスの2倍、ドイツの5倍弱など欧米諸国を上回る水準であり、特定財源として道路建設に特化する理由はありません。また、3年、5年の暫定措置をずるずる積み重ねて今に至っているものです。  人口減少や資源の枯渇、地球温暖化など、経済、社会情勢はこの約50年間に大きく変化しています。この間三位一体の改革において、国の財政再建が優先され、地方交付等が減らされ、地方財政は大変厳しくなっています。それなのに、道路財源だけ聖域として確保する。これは国の経済政策としても全く道理がありません。  政府与党は道路特定財源がなくなれば、通学路の整備や踏切の改善ができなくなかのように言っていますが、地方自治体にとっては、道路特定財源を一般財源化するとともに、安定的財源の地方自治体への移譲、財政保障機能と財政調整機能を補償した地方交付税の確保などを拡充することこそ、地方自治体自らの判断で住民のために切実な生活道路の整備に使うことを可能にします。  このような見地から私ども日本共産党いなべ市議団は、今回に先立ち昨年12月議会で地方財政強化、拡充を求める意見書の提出を提案したところです。地方の財政強化、拡充を求めることに反対をしながら、道路整備にしか使えない道路特定財源の維持に固執するのであれば、本当に市民の暮らしに目を向けているのか、甚だ疑問としか言えません。以上をもって、反対の討論としてます。 ○議長(林 正男君)  藤本司生君。 ○12番(藤本司生君)  反対の立場で討論いたします。12番議員、藤本です。  まず、2点ほどありまして、最初の59兆円というところ、これやはり非常に根拠が薄い。今までの新聞、国会等を聞いておりますと、完全にこの根拠は全くない。これは担当大臣の国交省自体が既に認めているんじゃないかなと思われる次第です。  一番大きな理由は最後の道路特定財源を一番財源化することなくというところで、やはり特定財源というのは一般財源化するということは本来のお金を使うやり方であると。一番大事なものを何に使うかということは、その地方で考えるべきであると。今や年金もこの先どうなるかわからない時代でありますし、医療費に至りましても、医者自体がいないようなところもございまして、その場所を確保するために道路が必要だと言うことはちょっと趣旨を無理につけたような感がいたします。  医療に関しましては、事故による後遺症で全く働けないとか、また皮膚が日光にあたると、あらゆる病気がありまして、それは保険が適用まだ十分にできない、財源の確保ができないので、助けることができないという状況が今現在生まれておりますんで、そういうことも考えながら、また障害者の福祉に至りましても、なかなか目に見える手がなくなった。足が不自由だとか、そういうのは意外とすぐに手はさしのべられるわけですけれども、知的障害とか、そういう目に見えないものに関してはまだまだいろんな面で整備が遅れております。  そういうことで、一番大事な者をその地方で一般財源化して道路ができないということはその地方の議員が必要ないと認めたわけなんで、そのお金を自分たちでやはりここで道路をつくっておかないと今後大変だということで、そういうことであれば必ず道路はできるということを考えております。  ただ民主党が言うように今の無責任なやり方に関しては、非常に疑問はもっておりますけども、非常にそのことに関しては、一議員としては恥ずかしいことだと思っております。以上です。 ○議長(林 正男君)  これにて、討論を終結いたします。  これより発議第1号を採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (多 数 起 立) ○議長(林 正男君)  賛成多数であります。  よって、発議第1号は原案のとおり可決することに決しました。  お諮りします。  議会運営委員長から平成20年議会における会期、日程等議会の運営に関する事項の閉会中の継続審査の申し出について、及び総務、教育民生、産業建設の各常任委員長から会議規則第98条の規定により所管事務調査の閉会中の継続審査の申し出がありました。  委員会の閉会中継続審査の申し出についてを日程に追加し、追加日程第2として議題といたします。  これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  ご異議なしと認めます。  よって委員会の閉会中継続審査の申し出についてを日程に追加し、追加日程第2として議題とすることに決しました。  追加日程第2、委員会の閉会中継続審査の申し出についてを議題とします。  各委員長から委員会の閉会中継続審査の申し出がありました。  お諮りいたします。  本件は各委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査にすることにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  ご異議なしと認めます。
     よって、各委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。  お諮りします。  議員派遣についてを日程に追加し、追加日程第3として議題といたします。  これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  ご異議なしと認めます。  よって議員派遣についてを日程に追加し、追加日程第3として議題とすることに決しました。  追加日程第3、議員派遣についてを議題とします。  当面の議員派遣について別紙の通り派遣したいと思います。  これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  ご異議なしと認めます。  よって議員派遣については別紙のとおり派遣することに決しました。  これをもって、本定例会に付された案件の審議はすべて終了いたしました。  ここで、閉会に先立ち、この3月末で退職されます3名の方に議会を代表して一言お礼の言葉を申し述べさせていただきます。  渡邉廣次議会事務局長、伊藤清治建設部長、辻 清成まちづくり部長には、いなべ市としてスタートして以来、4年余りにわたり議会事務局、また市行政の要職として大変なご努力をいただきました。ありがとうございました。  今後につきましても本市発展のためご協力いただきますようお願い申し上げ、歓送の言葉とさせていただきます。  以上をももちまして、平成20年第1回いなべ市議会定例会を閉会いたします。  どうもご苦労さまでした。  このあと全員協議会を開催したいと思いますので、11時25分に全員協議会室にお願いいたします。               (午前11時20分 閉会) 地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。               いなべ市議会議長               いなべ市議会議員               いなべ市議会議員...