名張市議会 > 2018-02-28 >
02月28日-06号

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  1. 名張市議会 2018-02-28
    02月28日-06号


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    平成30年第379回( 3月)定例会        平成30年名張市議会第379回定例会会議録 第6号              平成30年2月28日(水曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 議事日程 第6号           平成30年2月28日(水曜日) 午前10時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 議案第 1号 平成30年度名張市一般会計予算について    議案第 2号 平成30年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について    議案第 3号 平成30年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について    議案第 4号 平成30年度名張市農業集落排水事業特別会計予算について    議案第 5号 平成30年度名張市公共下水道事業特別会計予算について    議案第 6号 平成30年度名張市国民健康保険特別会計予算について    議案第 7号 平成30年度名張市介護保険特別会計予算について    議案第 8号 平成30年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について    議案第 9号 平成30年度名張市国津財産区特別会計予算について    議案第10号 平成30年度名張市病院事業会計予算について    議案第11号 平成30年度名張市水道事業会計予算について~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件   議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   足立 淑絵      阪本 忠幸      山下  登      田北 利治   柏  元三      富田真由美      常俊 朋子      森岡 秀之   豊岡千代子      幸松孝太郎      吉田 正己      浦崎 陽介   細矢 一宏      三原 淳子      吉住美智子      永岡  禎   川合  滋      福田 博行      柳生 大輔~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   なし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        亀井 利克       副市長       前田 國男   教育長       上島 和久       監査委員      旭  善宏   総務部長      我山 博章       統括監       岩崎 壽久   地域環境部長    田中 明子       市民部長      上島 一雄   福祉子ども部長   森嶋 和宏       産業部長      杉本 一徳   都市整備部長    谷本 浩司       会計管理者     濱田 謙治   上下水道部長    大西 利和       教育次長      高嶋 正広   市立病院副院長   今井  寛       市立病院事務局長  石橋  勝   消防長       辻本 全教       環境衛生担当参事  手島左千夫   監査委員事務局長  牧田  優       秘書広報室長    山本 有志~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      黒岩 宏昭       次長        及川 修子   総務係長      川本 千佳       議事係長      岡田 順正~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時0分開議  (議長福田博行議長席に着く) ○議長(福田博行) ただいまから本日の会議を開きます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(福田博行) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において吉田正己議員、浦崎陽介議員を指名いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2  議案第 1号 平成30年度名張市一般会計予算について 議案第 2号 平成30年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 議案第 3号 平成30年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について 議案第 4号 平成30年度名張市農業集落排水事業特別会計予算について 議案第 5号 平成30年度名張市公共下水道事業特別会計予算について 議案第 6号 平成30年度名張市国民健康保険特別会計予算について 議案第 7号 平成30年度名張市介護保険特別会計予算について 議案第 8号 平成30年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について 議案第 9号 平成30年度名張市国津財産区特別会計予算について 議案第10号 平成30年度名張市病院事業会計予算について 議案第11号 平成30年度名張市水道事業会計予算について ○議長(福田博行) 日程第2、議案第1号から議案第11号の11議案を一括議題とし、これより質疑を行います。 なお、本日の質疑は答弁も含め40分といたします。 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) それでは、当初予算に鑑みまして数点質疑をさせていただきます。 財政難の折ですから、当初予算の策定にも慎重に予算を立てていただいたと思っております。 それでは、総務費のところから聞いていきたいと思います。 28ページ、29ページに文書作成費ですか、これは。この中に6万8,000円ほど出ておりますけども、目的をまず申し上げますと、今回名張市で名張市の職員が使う名刺を切断するカッター機というものを買うというふうにお伺いをしております。そしてまた、その名刺を刷るための紙、専用用紙も今回計上されて1万6,200円。ほんで、カッターのほうが3万3,000円と聞いておりますけども、ここは説明は結構でございますけども、これからどういうふうな活用をしていくかということを聞いておきたいなあと思ってます。 これまで名張市の職員は、名刺に関しては特別職、要は副市長、市長、議長、監査委員さん、その辺あたりの人以外は自腹、要は報酬から個人のお金で名刺を刷っていたということであります。そういうことで前回も質問をさせていただきましたけども、三重県ではということで、三重県ではあくまでも田川知事のころか、そのころにそういう県の職員だから自信を持ってしっかりと名刺は県が費用負担をしていくんだということで、それからずっと今まで名張に当たっては個人負担ということでありましたけども、今回改善をしていただけるということで聞いております。今後どういう活用をしていくのか、またどのようにその印刷機等を利用して刷っていくのか、また個人でこれまでどおり外部委託、要は個人が外部委託で何々印刷に刷ってもらう、こういうお金は負担をするのかしないのか、また外部、小学校や市立病院、上下水道部、こういうところの名刺はどうなされるのか、具体策をお伺いします。いかがでしょうか。 ○議長(福田博行) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 平成30年度予算に名刺に係る費用を計上させていただいておるところでございます。 経費の負担といたしましては、先ほど議員のほうからご紹介ありましたように、県下14市及び三重県を調査をさせていただいた中で、個人負担としているところが名張市を含めて4市のみということでございました。そういった中で、名刺そのものは当然業務に使うものということの中で、できる限り職員に負担をかけることなく、また一方で経費をできるだけ節減をしたいという思いもございまして、今回の予算の計上といたしましては印刷用紙の購入、これ2,000枚を予定をしております。それと、それを裁断する機械ということで金額につきましては先ほど議員におっしゃっていただいたとおりでございます。 運用につきましては今検討中ではございますけども、一旦私どもが思ってますのは、私どものほうでフォーマットといいますか、一旦テンプレートというものを作成をして、それを職員に提供する。その中で、そのテンプレートに沿った形で各自がこの庁舎内にいる者ですとそれぞれのプリンターを使って印刷をする。紙は私どもで物品請求等により支給というかお渡しをさせていただいて、印刷をしていただく。カッター機につきましては、これは1台ですので、これは庁内の例えば印刷室のところへ置いておいて、それぞれ印刷した者がそこでカッターを使って切り裁断をするということで考えております。 それと、庁外の取り扱いについて、これは今後ほかの庁外の方も含めた中でその運用の仕方について協議をさせていただきたいと思うんですけども、それぞれの部署でプリンターのあるところはよろしいですけども、例えば前からおっしゃっていただいとる学校であったりというのはその適切なプリンター等もございませんので、そうすると例えば教育委員会で一括して取りまとめるとか、そういったことの特に庁外の具体のことにつきましては、これから相談をさせてもらいたいなあというふうに思っております。 それで、費用の面でございますけども、私どもとしましては、職員に対しまして一旦名刺というものについて名張市でフォーマットを決めて、それに従ってやっていただくというこの方法で名刺をつくっていただくということで一旦お示しというか、それで提供するわけですので、それ以外の方法によるものについては各自の負担でお願いをしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。 本来の姿かなあと思うんです。本当市長もよくお考えいただいて、総務部長もそうです。そういう方向に進めていただくということは感謝をいたすところであります。やはり職員は名張市の看板を背負って仕事をするわけですから、個人的な遊びで名刺なんて使わないです、まず名張市の名刺は。友達と遊びに行くのにその名刺を使うことなんてまずないんで、ほぼ100%これは職務に使うというのが、特に地域環境部なんかはそうです。地域の方と交わるに当たって、都市整備部でもそうです。名刺は使われると思うんです。業者さん、苦情が来た方と会うたり、いろんな方と会ったりする。名刺というのは、今まで個人のお金から出していた。そんな方はおられないかもわからないですけど、個人名刺が惜しいから出さないということもあったかもわからない。名刺出せと言われんでも、普通名刺というのは初めてお会いした方には出すのが、これ社会人としての常識だと思います。そういうものをしっかりと予算づけしていただいたのは本当に感謝を申し上げます。 でも、これから運用の面では、いろんなことが総務部長が言われたようにまだ課題としてあると思うんです。市立病院はどうするのか、教育委員会もそうです。 まずは、今回の発端は教育委員会の名刺ということでこういう話になったと思うんです。服務規程、市の職員は県の服務規程に準ずると初めは教育委員会は言っていたわけなんです。ほんでまた、学校の先生方もそういう認識があるわけなんです。ただ、調べていけば名張市で働いていただいている学校の先生方は県の採用であって、県から給料をいただいていても名張市の服務規程に準じなければならない。もしくは、教育委員会が独自で服務規程を策定する。でも、名張市は服務規程はまだできていないということで、この名刺というのは結局名札の話やったわけなんです。名張市の職員は、服務規程で名札をつけなければならないというルールなんです。ほんで、守られないルールだったら排除したほうがいいんです。やめてしまったほうが。職員の皆さんの中にも、つけれるときには名札をつけましょうってなってるんです。これ部長もそうでしたけども、管理職クラスの方も名刺を職務期間中につけてない方は、一度ずっと検査して見回って歩いたんですけども、いました。だから、そういう面で守れないルールならば、そんなルールは必要ない、僕は思います。でも、守っていくという意思があるならば、そういうルールは必要だと思います。学校の先生方もそういう面から名張市の服務規程に準じなければならないということで、この名刺の話とひっついてやってしまったんですけども、そこは県からの回答も出たからもういいんですけども。 教育委員会に聞いときますけども、学校の先生方、名刺、まず教育長に聞いたほうがいいのか。まず、名刺は使う方がおられるんですよね。僕が知り得る限りは校長先生、教頭先生、進路指導、このお三方は、名刺は非常に使う頻度が高いんです。これまで個人のお金でやっていたと思うんです。まさか名張市の印刷機で刷ったというのは使っていなかったと思うんです、これまでは。やったらだめなんで、基本は。だから、その面でこれから名刺を必要とされる方は学校でどれぐらいの方がおられるんですか。いかがですか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 今議員がおっしゃられたとおりの中で最低管理職、そして進路指導担当、あるいは場合によっては生徒指導主任等々が入ってくるかなあと思うところでございます。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) 次長に聞いておきますけども、先ほど総務部長、これまで話し合いがまだなされてないのかどうかわからないですけども、今後どうされる予定でしょうか。例えば名張市にカッターは一台しかないわけなんです。3万3,000円、これ各学校にというわけにはいかないと思うんです、今の財政上。そうなれば下のボックスあります、学校との連絡ボックス。あそこへ入れて渡すのか、発注を受けて学校から教育委員会が取りまとめして印刷場でカッター、裁断して渡していくのか、それかあくまでも教育委員会は別措置として認めていくのか、教育委員会だけは学校の先生方のは印刷所で外部委託したのも認めていくのか、そう思うとそれやったら違う予算計上になってくると思うんですけど、どのようにお考えですか。 ○議長(福田博行) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 本年度というか、平成30年度から市の行政職員の名刺の運用、取り扱いを変更するということでございますので、学校についてもこれを参考とさせていただいて、これからどうしていくか検討させていただきたいと思います。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) 市立病院も聞いておきますけど、市立病院の今まで名刺というのは病院副院長、また職員についてはどのような運用を行っているんでしょうか。 ○議長(福田博行) 市立病院副院長。
    ◎市立病院副院長(今井寛) ご質問いただきましたことにつきましては、市と同じように個人で印刷をしております。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) それは、例えば院長であっても個人で病院のお金を使ってないということですか。 ○議長(福田博行) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) 名刺が少なくなってきたので、印刷に出してくれるかという印刷所への取り次ぎというんですか、市内には印刷所が数件ありますので、急ぐときには早くしていただけるようなお願いも添えて取り次ぎをさせていただいて、名刺が届けられますとそこに請求がついてまいりますので、それについてはこれこれ幾らでしたということで基本的に我々も本市の職員でありますので、当然私もそうですけれども市と同じようにさせていただいてます。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) 秘書室に聞いときますけど、秘書室は特別職として年間枚数出てますよね、副市長、市長の。何枚使ってますか。 また、これからこれは秘書室が考えるのか、市長、副市長が独自で考えるのかわかんないですけど、経済の波及効果でいけばそれは印刷の発注はいいと思うんですけども、名張市で独自で印刷をしてカッターで切れるようになると思うんですけど、その活用というのも考えていくべきだと思うんですけども、半分半分にするのか、急遽欲しいときにはぱっとできますから利点もあれば、その辺どのようにお考えでしょうか。 そしてまた、副市長、市長は平成29年度はどれぐらい使っていたのか実績を教えてください。 ○議長(福田博行) 秘書広報室長。 ◎秘書広報室長(山本有志) 市長、副市長の名刺についてお尋ねをいただきました。平成29年度で発注につきましては、市長で300枚、副市長につきましては発注をしておりませんが、過去にまとめて購入をしておりますので、市長で大体年間600枚、副市長で大体100枚から200枚の使用をしております。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。 今後のことは秘書室長に聞いても仕方ないですね。例えば市長、副市長、これまで業者に委託をされてたと思うんですけども、特別職に関しては。名張市のほうで刷れる機械を設けるということで、今後どうでしょうか、経費抑制という面から考えたときに、市長、副市長は経済の波及効果をとられるのか、各印刷会社さんとのおつき合いを考えられるのか、また名張市の経費の抑制をともに頑張ろうと思うのか、特別職としてのご意見をお伺いしたいんですけど、いかがですか。 ○議長(福田博行) 副市長。 ◎副市長(前田國男) 名刺の注文等につきましては、経済の波及効果とか大きなそういった大それた目的持ってさせていただいているわけではございませんけれども、今後行政職員の名刺について一定変更を見られるということですので、一定そういったのも併用もあわせて検討をさせていただきます。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。 地元業者さん、突然毎年くれるのにことしはくれへんというようなことになれば、大それたこと、経済効果というのはないですけども、両方運用していきたいということでありますので、ぜひともそういうことも考えていただきたいなあと思います。 亀井市長に当たっては、答弁はしないおつもりなので別に結構でございますけども、やはり経費抑制というのはリーダーみずからしっかりと抑制をするという気持ちの答弁が欲しかったなあと、特に選挙に出られるということでありますので、その辺はまた後でも詰めていきますけども、名刺に関してはしっかりと運用をしていただきたいなというふうに思います。また、総務部長に関しましてもここを検討していただくことを感謝を申し上げるところでございます。 それでは、引き続きまして次の質問に入ります。 雪氷対策ということで昨日は雪氷対策の中の職員のあり方について議論をさせていただいて、今回は雪氷対策ということで翌年度どうしていくのかということを聞いておきたいなあと思います。 予算書でいけば66ページです。予算が計上されております。これまで平成29年度までは予備費扱いだったと聞いております。そして、平成29年度から平成30年度、来年度に関しては予備費をやめて予算計上をするということで、本年度が80万円、また来年度が120万円程度と聞いております。そして、そこにプラス業者にお願いする委託料というのか、お願いをする費用370万円程度と聞いておりますけども、まずその予備費から予算計上に変わった経緯と、そしてまた今回予算計上されているのは160万円程度なんですけど、実際は500万円ほどかかると思うんです。予備費扱いというのはどうなのかなあと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(福田博行) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) おっしゃっていただきましたように、平成29年度から道路維持費の消耗品ということで融雪剤の購入費用ということで80万円を平成29年度は計上をさせていただいておりまして、今ご提案申し上げてる平成30年度の当初予算では、それを120万円に増額をしているところでございます。ただ、雪氷対策といいますのは当然のことではありますけれども、年によってその使われ方というのが違います。計画的に使っていくものではございませんで、災害対応と同じく、何がその年によって発生量が全然違うということになります。ですので、そのあたりにつきましては、例えば少ない年ですと100万円程度の年もありますし、それを大きく超える年、ことし平成29年度なんかはかなり多い。そういったことで予測できないことへの対応としての予算として予備費というのを毎年名張市のほうは若干少な目ですけども、年間5,000万円というのを計上させていただいて、その中で災害の応急対応であったり、あるいは雪氷対策であったりということで措置をさせていただいているところです。 さらに申しますと、昨年の21号台風なんかの場合は、これはもう予備費でも対応できやんということもございまして、専決処分という中で一定程度対応させていただいた、応急復旧等については対応をさせていただいたところでございますけども、先ほどから申し上げてますように、予算を計上していくときになかなかその年によってほとんど雪の降らない年もあれば雪の降る年もある、さらに言いますと、その量についてもことしなんかですとかなり混乱するほどの積雪があったということで、その変動する部分がかなり大きいという中では引き続き一定程度最低限の消耗品としての予算は計上させていただいて、後のことにつきましては雪氷対策に出ていただいた業者さんへの支払い、委託料ですけども、につきましても予備費で対応させていただかざるを得ないというのが私どもの今の考えでございます。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) 都市整備部長に聞いておきますけども、三重県も同じ雪氷対策として国道をやっていただいているんですけども、どのような予算計上をされているか聞いてますか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 三重県伊賀建設事務所に問い合わせをさせていただきました。雪氷対策ということの予算は特段ないということですが、道路の維持管理費、日常的な維持管理、除草であったり、立木の伐採であったり、また通行どめ等の措置対応であったり、そういうところを含めて雪氷を含めて年間予算が組まれているということでございます。 以上です。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) 予備費扱いじゃないということなんです。これまで逆に名張市政が始まって一度も雪が降らなくて、雪降らなくても凍ることでも出動することあると思うんですけども、一度も業者に払わなかったということはあるんでしょうか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 過去さかのぼるさかのぼり方はいろいろあろうと思いますが、平成26年度以降、平成29年度までにおきましては、全て業者委託をさせていただいたことがございます。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) 予算というのは、やはりそういう毎年あるもの、ほぼ確定なんです。じゃあ、予算計上をしておくべきだと思います。予備費は本当に災害時に使うべきであって、例えば予定している雪以上に降った災害的なそういう際には予備費でいいと思いますんで、今後でいいんでまた検討していただいて次年度につなげていただきたいなと、予算のこと予備費に対しては思います。 あと、今回のこの雪氷としてこれ1袋1,100円、1,000円か1,200円程度なのか、県との値段の差があったとしても。発注に関して言っておきたいんですけども、予算の中で例えば80万円ならば、平成29年は80万円だから80万円の予算で全部は買うてないとは思うんですけども、僕は一定夏の間でも冬になる前に12月ぐらいには発注はかけておいていただきたい、分散してほしいということなんです。要は雪が降ってしまうと、ああいう寒波が来ると発注は全国から業者に集中するわけなんです。今回もそうでした。じゃあ、名張に届かないです。そしてまた、道路交通事情で名張へ届かないこともございます。そういうことを考えると、しっかり備えあれば憂いなしということがぴったり当てはまると思うんですけども、最低限あの倉庫に満タンぐらいまでの雪氷というのはしっかり確保しておくべきだと思うんです。今回発注をかけたのが1月11日、よう雪が降るその当日だったと思うんですけども、それでは届いたんはいつなんだという話になります。降ってしまえば全部が発注かけますんで、業者もてんてこ舞いになって在庫不足が懸念されます。だから、発注というのも事前事前に最低限、必要以上に過剰に在庫をストックせえとは言いませんけども、最低限ここにいっぱいぐらい程度はとか、それは発注をかけておくべきだと思うんですけども、今後発注の仕方等はどのように考えるでしょうか。また、発注は今回どのようにされたんでしょうか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 本年度の購入実績を参考にご説明させていただきます。 12月7日に1,100俵購入させていただきました。それで、問題の1月11日を過ぎて1月18日で600袋、さらに24日に600袋、25日に300袋ということで、今在庫自体は必ず五、六百袋はキープをするようにさせていただいてございますし、倉庫に入らない部分につきましては屋外に積んでブルーシート等で養生をしておりますが、なかなか大量の保管をする場所もそうですが、長期保存をしますと密封状態であるとはいいながら固結するということもございます。そういったことも考えまして、必ず500から600袋は在庫として保管することを目標にはしてございます。今の実態としてはこういう状況でございます。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) ぜひとも今回もまく際にカチカチのやつもありました、確かに。入らないんですあれ、固まったやつでしたら。だから、余り屋外というのはやめていただいて、名張市もいろんな建物、小学校の跡地もありますし、そういうところに一時保管をしていただくような、僕は1,000ぐらいあっても1,000は毎年絶対使うてると思うんです、追加追加で。それぐらいはあってもしかりかなあというふうに思います。 こういう気象状況によって一気に発注が全国から出ますんで、そのときに発注しても名張に届かないんです。だから、そういう危機感も持っていただきたいと思うんです。オイルショックと一緒です。そういう考え方で備えあれば憂いなしで、ある一定の融雪剤というのは発注して保管をしていただきたいなというのはあります。 またあと、この雪氷対策をするに当たっての職員の皆さんの知識、一定の諸先輩の皆さん方の知識は深いと思いますけど、若手育成が現在できていないのではないでしょうか。例えばトラックの使い方、雪氷の機械の使い方がわからないということが今回もございましたけども、担当の室がわからないということであれば、本当にじゃあ誰がするんだということになるんですけども、本来は業者に委託というか業者にお願いするんですけども、この路線はこのA業者に任すわけですけども、A業者が連絡つかないだとか、A業者が断念した場合そのまま放置していいのかという話なんです。そうであれば職員の方が努力で行かれる。でも、使い方がわからないであったり、そういうことは決してよくないと思いますんで、今後そういう職員の雪氷対策の技術の勉強等、そしてまた業者との関係、業者が連絡つかないときには、じゃあうちの職員が行きますとはっきり言っていただいたらいいんですけども、今回その時間が例えば8時に通報あって、来たのが1時半ですから、その間の帰宅困難が出たと。小学校、中学生もコンビニで待ってたわけですから、夜中の2時ぐらいまでそんな高校生引っ張るもんでもないですし、災害時には仕方ないとしたとしても、そういうのを未然に防ぐためにどうするのかということをしっかり考えていただきたいなと。 三重県のほうでは、Aという業者がだめなときにはBが行くというふうな約束の中業者委託をされてるんですけど、名張の場合はそういう契約になってないです。だから、その辺をどうするのか、2つお考えをお聞かせください。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) まず、職員の雪氷対策に対します知識の取得等でございますが、散布機につきましては2トンダンプに積載できる散布機を3年ほど前に伊賀建設事務所より寄贈を受けました。軽トラックに積載する散布機1台、これは平成28年度に購入をさせていただいてございます。それから以降その取り扱い等の研修につきましては、恐らく部内の部職員が周知してることはないと思われますので、今後取り扱いの研修、それから雪氷対策、どういうときに融雪剤をまくであるとか、どういうときはまかないであるとか、そういったことを今後部内研修としてやらせていただきたいと思います。 それから、A業者に頼んでて連絡がつかなかったらB業者、さらにC業者ということはできないかというご質問でございますが、今現在私ども市道のほうで依頼していますのが市内99路線で業者数が43社の業者さんにお願いをさせていただいてございます。これ私も十数年前維持管理でおりまして道路の管理部局におりまして、雪氷対策も担当させていただきました。その中で業者さんにお願いしますという依頼をさせていただくんですが、業者さんはなかなかいざというときの作業員の確保が難しい。よく社長さんと奥さんと、そういった組み合わせじゃないと、タイムリーに対応したいんだけども作業員の確保が難しい。作業員がいても名張市でなかなか作業員が確保できないので、市外や県外、奈良県の方を採用している中ではタイムリーな対応が難しいということの中で、私の気持ちの中では無理無理お願いさせていただいているという気持ちでご依頼をさせていただいてます。そういった中でA社がだめならB社ということもなかなか頼みづらい中では、A社がだめなら市が対応するということで、今後部内においてその体制づくりを考えていきたいと、このように考えております。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。都市整備部長の気構えを本当に感じました。 三重県は当初電話させていただいて、何で今回来なかったんだ、またそのときには県でも1回見に来るべきじゃないんかと言うたら、見に来るだけでも県は動きませんという話やったんです、当初電話では。ただ、その後いろんながたがたがたがたしていくと、これから県も現場へ確認へ来ますということで変わったわけなんですけど、作業自体は県はしないということです、基本は。でも、名張市はAがだめなときにはBに頼まずに市がやるというその気構えを聞きましたんで、ぜひともまたそのチーム体制、その辺でまた名張市のAチームが動いているときには、その部署の管理職は最低家にいても連絡をとれるような体制でいてほしいなあと思います。やっぱり室員、係長が動いてるのに管理職が家で寝てるだけでは統制はとれないと思いますので、ぜひともそういう原点を思い出していただいて、自分が一番室員で働いていたときの気持ちを思い出していただいて、ぜひともこの対策、対応に当たっていただきたいなあというふうに思います。もっともっと深く追求というか議論をしたかったわけですけど、今回この話は今ので十分いただきましたんで、この程度でとどめておきます。今後よろしくお願いいたします。 あと、病院について少し質問をさせていただきます。 以前も病院について質疑をさせていただきましたけども、夜診、夜間診療をしてはどうですかということでありました。これから産婦人科に関しては市長が設置していただけるということで、本当に全力で私自身も応援できることがあればしていきたいなあと思っております。これ産婦人科設置は本当に喜ばしいことで、ただよく言われるスクラップ・アンド・ビルドということで、新しいのを入れていくに当たって今の診療科でいいのか、要らない診療科はないのか、なかったらないでいいんです。そういう検証をしていただきたいということであります。しっかりと各診療科ごとに収益を上げられるように経費と費用対効果を考えていただいて、民間企業が考えるやり方も一部導入して公的医療機関が担わなければならない負担、これは忘れてはならないと思います。だから、収益が上がっていなくてもやらなければならない事業、救急であったり関連性のある診療科というのは存続していく必要がありますけども、一部の利益というのも追求しなければならないのは公営企業も民間企業と同様だと思います。 そして、前にも一度ご提案させていただきました夜診です。これ近場やったら奈良県の高井病院でやってるんですけども、夕方5時から8時までです、受け付けが。ほんで、火曜日と木曜日でしたかに行けば時間外の手数料を取られずに普通の診療として診ていただいたり、検査、CTやいろんな検査もできるわけなんです。こういう場所は民間ができてるのは何でなのかなあと。民間が赤字でするのかなあと僕思ったわけなんです。僕も個人的に診療にいってる最中に医者にちょっと教えてって聞いたんですけども、医者はこれは昼間の朝からいる医者がやってるのかって聞けば、いや全く違う医者がアルバイトで来てますということでした。だから、こういうふうに形にすれば時間外労働としてお医者さんの高い賃金を出さなくてもいいですし、夜間やっていただくことによっての健康寿命です。今言われてます早期発見早期治療の一つの要因にもなると思います。サラリーマンの方、仕事終わってから病院はあいてます。ただ、一診療所へ行けば検査ができない。そういうことがありますんで、8時ぐらいまであいとけば最後は9時ぐらいまでになりますけども、そういうことをやっていけば市民サービスとしても健康寿命、また国保会計やそういうことにも影響もしてきますし、利益も多分出ると思うんです、やり方によっては。 じゃあ、こういう今名張市議会からも市立病院の人件費に関して何か抑制等を考えるように意見書も出したと思うんですけども、できないならば利益を上げてくださいねと、しっかりと。そういう面から一度夜診というのを研究をしてほしいというお願いなんです、これ2回目ですけども。利益が出るものなのかどうか、よそがどうなのかというのを一遍勉強してほしいんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(福田博行) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(石橋勝) 何点かご質問いただきました。 まず、夜間診療についてのご質問をいただきました。夜間に行う診療というのは、大きく分けて夜間に病気にかかった患者を診察する夜間の救急等があることがございまして、また仕事等で日中に病院に行くことのできない人の利便を図るために行う遅い時間帯に外来診療を行う夜間の一般診療がございます。今ご所見の高井病院はこっちのほうになるかと思います。 それで、一般的に夜間救急においては、入院や緊急の手術が必要でない患者様の場合は応急的な処置を行って、翌日にかかりつけ医でかかっていただくということが基本となってございます。それで、薬についても1日から数日分しかお出ししないということになってございます。これに対して夜間の一般診療のほうでございますけども、これについては通常の外来診療を遅い時間に行うということでございますので、患者様にとっては日中の同様の診療が受けることができるということでございますが、病院にとっては医師や看護師だけでなく、検査や薬の対応、受け付けスタッフまでが日中と同じ同様な体制が必要になってくるということになります。こうした夜間の一般診療につきましては、名張市内の開業医の中でも比較的遅い時間に診療を行っている診療所もございますし、名張市の応急診療所では夜間の救急ということで一時診療を実施しております。 また、当院のような救急病院が夜間の一般診療をしているところもございますけども、このことにつきまして聞き取りさせていただいたところ、経済的な観点というより市民の利便性のために実施しているとのことでございまして、受診される方も比較的若い患者様が多いということでございました。 また、その夜間の一般診療のメリットとしては、ふだん仕事で病院に来られない患者様が仕事帰りに診療や検査が受けられるということで、ひとり暮らしのお年寄りが仕事が終わったご家族と一緒に来られるということが考えられるわけですけども、しかしながら当院がこれを実施するということになりますと救急スタッフとは別に医師や看護師等の新たな雇用も考えなくてはなりませんし、また仕事で日中に病院に行くことのできない軽症の患者様の受診の希望が多く寄せられるということになりますと、地域の医療機関との機能分担への影響も懸念されますので、こうしたことを踏まえまして、夜間の一般診療につきましては現在のところ実施する予定はございませんけども、今後の参考とさせていただきたいと考えております。 ○議長(福田博行) 浦崎議員。 ◆議員(浦崎陽介) まあまあまあ、僕今すぐせえと言ってるわけじゃないんです。まだ研究もしてない状況なんです。高井病院を一度見に行かれましたか。そんな若者ばっかりなんでしょうか。民間、公に電話してちょっと聞いただけで答弁してるようじゃだめです。やはり現場を見て診療に来られてる市民の患者さんの顔を見てください。そしてまた、医者に聞いてみたり、経営者に聞いてみたり、民間どうだという、あと奈良の医局へ聞いてみるだとか、いろんなことをして今自治体の中で夜間やっているところもあるということでありました市民サービス。じゃあ、これって本当に今民間でも言うてます。健康寿命であったり、検査に行けない、仕事のために行けないから定期健康診断のことも、そういうこと全部に関連してくるんです。だから、行政というのは断るための理由ばっかりを探すんじゃなくて、どうしたら利益が上がるのかな、どうしたら市民に満足をいただけるのかな、どうしたらお医者さんにやりがいを感じていただけるかな、こういう場を提供することをしっかりと考えていただきたい。また、職員もそうですけども、どうしたら自分たちがやりがいを感じた職、仕事をできるのか、後世に伝えられるのかということを考えていただきたいなというふうに思います。 ここで深く述べても仕方がありませんけども、今後研究、参考と言いましたけども、しっかりと視察費用でもつけて勉強して、一つでもちょっとでも名張のプラスになるんであれば、勉強するという気持ちは持っていてほしいなあと思いますけど、いかがですか。ちょっとしかないですけど。 ○議長(福田博行) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) では、手短にお答えいたします。 このたび事前の聞き取りの中で、先ほどおっしゃっていただきました具体のお名前を聞かせていただきましたので、事前に電話という手段ではありましたけれども、いろんなことを聞かせていただきました。このサービスの部分は、費用対効果というのを考えた上で研究していかないかんというふうに認識しておりますので、これから研究をさせていただくということでよろしくお願いいたします。 ○議長(福田博行) 足立淑絵議員。 ◆議員(足立淑絵) まずは、資料のほうを配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。 一般質問、そして……。 ○議長(福田博行) 資料の配付が終わるまで発言は控えてください。 ◆議員(足立淑絵) かしこまりました。 ○議長(福田博行) 足立議員、発言を続けてください。 ◆議員(足立淑絵) きょうは、急な資料配付にもかかわらずご許可いただきまして、議長ありがとうございました。次回から、なるべく早目に資料または映像なども一般質問以外の場でも使わせていただけたらと思っておりますんで、またよろしくお願いいたします。 一般質問、そして先日の補正予算に続きまして本日も質問させていただきますが、大きくは物産振興、観光産業、そして東山墓園について、3点お尋ねしたいと思っております。 まずは、地場産業振興についてお尋ねをいたします。 先日の一般質問のときにも地場産業の活性化というところでいろんな物産PRでイベントに出展をしていただいてる、またその効果をお尋ねをさせていただいたところではございますが、今後物産振興、特に生ものでないところ、6次加工品など賞味期限の長いものにおきましては、ある程度お店等などで置いていただける対象となる商品がたくさんあるかと思うんですけれども、そういったものをイベントだけでなく今後ある程度三重テラス以外のような形で名張テラス。三重テラスの中だとどうしても三重県の全体の物産の中での名張という位置づけになりますので、名張の物産をしっかりとPRできるといいますか、売れるそのような場所を例えば関西方面であったり、名張は三重県の中でも関西に近い立地、近鉄を使えば1時間で来られる名張でございますので、そういった関西方面に今後出店をしていく、またはお店を構えるなど、そういったことはお考えではございませんでしょうか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 三重テラスのようなものを、関西のほうに名張テラスということで考えているかということでご質問いただきました。 まず、その予定はございません。といいますのは、費用対効果の部分が大きいということです。この物産振興につきましては、物産振興会や菓子工業組合を初めとします各種団体、さらに個別の事業者との連携により進めているところです。既に事業者の独自の取り組みで市外での販売ルートを確保されている状況を考えていきますと、事業者の特性によりまして百貨店向けであったり、それから近隣のドライブイン向けであったり、それから全国展開を目指すところと地域限定の展開を目指すところ、多様な状況がございます。アンテナショップのような施設を市レベルで設置するということにつきましても、費用対効果の点でかなりの無理があると考えておりまして、そこにご協力いただける事業者さんの思いというのもそれぞれ異なってくるということです。したがいまして、県レベルで設置いただいた三重テラスではございますけれども、こちらのほうをさらなる有効活用を進めていくということで頑張っていきたいというふうに思っています。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) 三重テラスで名張の物産をPRをしていただくということは非常にもちろん力を入れていただきたいところではございますが、名張であったり、東大和西三重の連携であったり、外国人の誘客をするためのENNであったり、今名張市といたしましては三重県との連携ももちろんなんですけれども、名張を中心とした奈良県であったり、京都であったり、そういったところとの連携も今取り組み始めてるかと思います。また、そういった切り口で別の切り口でその地域の名張を中心としたこの近隣の物産をPRしていくというお考えはございませんでしょうか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 常設の取り組みというのは、そういったお話なんですけれども、こういったイベント的な取り組みについては積極的にさせていただくということです。具体的には、今後の予定でいきますと平成30年5月13日なんですけれども、こちらのほうは三重県の関西事務所さん、こちらのほうと一緒に関西圏での販路開拓、観光振興を目的にイベントを組み立てておりまして、大阪市の歌島橋バスターミナル跡地というところを使わせていただいて物産のPRを充実していきたいと。先日もお話しさせていただきましたように、ゆるキャラグランプリですとか、それからモーターショー、そういったところにも食い込ませていただいて、名張の物産振興を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) いろんな催し等で積極的に出ていただけるのは非常にありがたいなあと思っております。 よく言われることが、赤目四十八滝という地名は有名なんだけど、それがイコール名張市になってないところが非常に残念なところになってます。そういった声をよく関西の方であったり、東京の方であったり、いろんな市外の方、県外の方とお話をする機会が多いんですけど、赤目四十八滝は知ってるよと。でも、それって名張だったのって言われる方が非常に多いわけです。となると、やはり名張というもの、名張のものをちゃんと売っていく。赤目四十八滝のネーミングにくっつけて名張を知ってもらうであったり、赤目四十八滝って今メジャーになってる言葉であったり、観光地なり、そこにくっつけてでもいいので、何とか名張の物産を知っていただくということ、名張を知っていただくということは積極的に今以上に力を入れていただきたいと思っております。それはなぜか、やはり2020年の東京オリンピックまでに、またその後もしかすると開催される2025年の国際博覧会、大阪であるかもしれないということで、今日本全体として観光にも力を入れているところでございますので、名張の観光であったり、物産であったり、それをしっかりとPRしていただきたいと思っております。 その中で以前からお願いをさせてもらっていることがございまして、それぞれの市町の道の駅、近隣の道の駅に生もの以外の賞味期限の長いものの常設というものに関しましてかねてからお願いをさせていただいておりますが、その後どうなりましたでしょうか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 道の駅で名張の物産を置いていただく取り組みということなんですけれども、こちらにつきましては、道の駅というのが自治体単位での施設ということになっておりまして、そういったところにもお願いに回らせていただくということもあるわけです。ただ、そうしますと、置いてもらう自治体に名張においてもその売り場を確保してくださいというようなお話になっていくわけです。そうなってまいりますと、今のところ名張市におきましてはスペース的に一定の制約がございますので、そちらのほうでなかなかウイン・ウインの関係をつくりにくいというようなことがございます。 そんな中で、その道の駅にはないようなものというのも置いていただけてるところは置いていただけてますので、そういった形で地道に積極的にそういった食い込みも図っていきたいというふうに思っております。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) ウイン・ウインの関係はもちろんだと思いますので、置いていただく、また先方のものを置いていただくことでこれから例えばですけど、若者移住定住チャレンジ創業支援であったり、そういったところで名張で起業をしていただく若者をふやす、また名張に住んでいただく、そういった人たちがしっかりとお商売を継続できるような環境を整えるということも私は大事かと思っておりますので、何とぞ何とぞよろしくお願い申し上げます。 続きまして、観光振興対策と、あと広域観光連携推進についてお尋ねをいたしたいと思います。 観光振興対策費の中では、ニューツーリズムの創設というところもうたわれておりますが、名張市といたしましてはいろんなツーリズムを企画をしていただいておりますが、そのツーリズムの中でもヘルスツーリズムというところは、なかなかご答弁のほうでいただく機会が少ないかなあと思っておりますので、そのあたりお尋ねしたいと思います。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) このヘルスツーリズムにつきましては、健康づくりを兼ねて観光していただくという考え方ということで、こちらのメニューにつきましては、それぞれの地域づくりさんが中心になっていろいろなルート、開発、開拓していただいているということがございます。 それから、もうすぐ行われますお水取りのたいまつの調進なんかも、これなんかも考え方によってはヘルスツーリズムにもつながっていくということです。ですから、素材としては十分持たせていただいていると、名張としては持っているということがありますので、今後それをどのような形で活用していくかということで工夫をしていくというのが私たちの仕事だというふうに考えております。例えば今度のたいまつの調進行事でも早朝から出発しますから、市外の方が参加していただこうということになりますと宿泊がどうしても必要になります。宿泊をされると宿泊料が落ちてくるということになります。ですから、そういったことをきちっと整理させていただいて取り組んでいくということが必要だろうと思います。ですから、切り口の問題でそういったこのヘルスツーリズムという整理というのは今まで余りしてこなかったので出てこないわけですけれども、素材としては十分持っているというふうに考えておりますので、またその辺でも整理した結果もお知らせしていけたらと思います。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) 素材は名張にはたくさんございまして、切り口というお話をしていただいた中で、例えばですけど今どうしても役所にいてらっしゃる方たちは男性のほうが人数的には多いのかなあと思わせていただいておりますが、旅行であったり、ショッピングであったり、割とそういうものというのは女性が集まる、女性が興味を持つ、女性が行きたいと思わせるような仕掛けをしていると、お客さんが集まりやすくなるであったり物が売れやすくなるという、女性はそういったところに新しい情報をどんどん集めて、どんどんそこに行く。例えば友達を連れていく、家族を連れていく、恋人を連れていく、いろんな形で女性が結構勝機を握っているといいますか、キーワードとなっているところがいろんな分野であるかと思うんですけれども、そういった女性目線であったり、次世代を担う若者の目線の活用ということをそういったツーリズムの創出のところに使っていただくことは今後お考えでしょうか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 女性目線、そういったところはもともと私も含めてなかなか持ちにくいところではあります。ただ、職員、それから地域づくりの皆さん、それからその他民間団体の皆さん、名張市の場合はそういった方々とかなり親しくというんですか、密接なおつき合いをさせていただけているというところはメリットとしてございます。ですから、そういった情報についてもかなり収集はしやすい環境にあると思わせてもらってます。 ですから、ことしチャレンジ支援協議会のほうでカフェ本というのを発行させていただいて、市内のカフェの紹介をしていただいた。あれなんかでも、普通はカフェ同士はライバル同士ですので手を組むという発想はないわけですけれども、あれを発行していただくことによって茶飲み友達というんですか、ママ友たちが1個ずつその本を見ながら回っていって、お互いに売り上げがアップしたというような例もあります。こういったのは、やっぱり女性の視点がかなり入っているなあというふうに思わせていただいてます。 ですから、そういった取り組みを地道に地道に積み上げていく。いっぱいチャレンジして失敗もしますけれども、その中からでも成功も出していくというような形で取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) そのカフェ本の効果というのは私も聞かせていただいておりまして、女性だけでなくて、実は時間に余裕のある高齢者の方たちもあのカフェ本を持って市内のいろんなところ、載ってるカフェを全部制覇しようかみたいなことで頑張ってらっしゃる方たちもいますので、今までと違った世代の方もカフェ本を通じていろんなお店に行っていただいているという状況も聞かせていただいておりますし、非常によい取り組みだったかと思っております。本当にありがとうございます。 そのような感じで女性の目線であったり、若者の目線を積極的に取り入れていただきたいと思います。 そういった若者の目線というところで、最近はスマホであったり、インターネットであったり、非常に若者だけでなく、日本人だけでなく、外国の方もそういったものを活用して観光地などに行っていただいているかと思いますが、ブッキングドットコムであったり、トリップアドバイザーとの連携というところは名張市今後どのようにお考えでしょうか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) スマホですとかインターネットを使って情報を集めて、それから予約をして行くということについては、これからそちらが主流になっていくというのは間違いないですし、多分もうどちらかといえば逆転にかかってきているのかなあという認識です。そんな中で市のほうとしましては、このご紹介いただきましたトリップアドバイザー、それからブッキングドットコム、これはかなり大手のサイトということですので、こちらのほうにもきっちりと食い込んでいかせていただくという努力をします。 それからもう一つは、もう一ひねりすることで、その中でも少しでも上位に出ていくというような仕掛けを考えさせていただくことで非常に効果的な宣伝ができるんじゃないかというふうに考えておりますので、そういった取り組み、また何か目新しいネタがございましたら提供いただけるとありがたいと考えております。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) その目新しいネタというところで、先ほどお配りさせていただいた資料なんですけれども、こちらが経済産業省が取り組んでる生涯現役社会の実現に向けた次世代ヘルスケア産業の創出というところの資料の一部を配らせていただいております。その中で、右下のほうに地域資源掛ける健康というところの欄があるかと思います。そこには観光と健康であったり、スポーツと健康、食・農業と健康、いろんな形で書かれております。 先ほどちょっとヘルスツーリズムのことをお尋ねいたしましたのは、いろんな切り口があって素材がある、それを健康につなげていただく。北海道のほうでは、健康のための森林ウオークというものを打ち出しているんですけれども、一コースに3時間でたしかお一方1万円ぐらいいただいている、そういったコースがございます。それはどのように健康とつなげてるかといいますと、森林を歩く前に健康診断をする、血液検査をする等々で、また森林を歩いた後にどれだけ効果があったかというのをまた検査をしてしっかりと数値であらわすことで、森林ウオークっていいんだよねであったり、そこの空気がいいんだよねということをちゃんと数字であらわしているという、そういったヘルスツーリズムもございます。 名張は福祉の理想郷であって、健康によるまちづくり、まちおこしをしているまちだと、名張市だと思っておりますが、そのあたりを考慮したヘルスツーリズムというのは今後どのように検討いただけますでしょうか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 1番には、観光を振興するというのが私どもの考え方でして、その中でヘルスツーリズムが一番効果的だということであれば、そちらのほうを最優先で取り組んでいくということにしますし、そのほかのグリーンツーリズムですとかありますよね。いろいろなツーリズムございますので、それをそれぞれやっていただく効果を享受していただくという方は、事業者さんということを念頭にそれぞれの事業者さん、それから観光協会さん、そういった団体の方ともよく相談させていただきながら、限られた中で有効な事業を展開していきたいというふうに考えております。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) いろんな形でニューツーリズムを創出をしていただき、それで名張市の観光だけでなく、いろんな産業が活性化することを心から願っておりますので、よろしくお願いいたします。 後期観光推進事業のところで、ENNの来年度の年度計画がわかるようでしたら、わかる範囲で教えていただきたいと思います。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 東奈良名張ツーリズム・マーケティングの今後の予定ということで、まず最終の目標としておりますのが法人化です。DMO法人ということで、早期の登録を目指していくということを考えております。 それから、海外の旅行者に対するツアー商品のコーディネートというのも本格的に始めて、収入の確保を始めていくということです。具体的な取り組みとしましては、観光商品の造成です。こちらにつきましては、本年度中に実施しましたいろいろなモニターツアー、こちらを活用しまして春の桜、夏の渓流、秋のもみじ、冬の霧氷、こちらのほうを売りの材料ということで、複数の市村をめぐるコースを組んでいくということです。 それから、組みひも、薬草、それから漆、これも地域いろいろございますので、こちらを体感できるツアーというのも組み込んでいくということです。 次に、観光客の受け入れ講習につきましても、ニーズが市村から上がってきておりまして、まず英語が話せないという事業者さんがかなり消極的な雰囲気があるという中で、そちらを取り組んでいくということで、今以上に基礎的な受け入れ講座というのをやると。ステップアップをしようとしたわけですけれども、それは時期尚早ということで、もう一度基礎からやっていく企画を取り入れていくということを考えています。 それから、国内旅行者のセールスの関係ですけれども、本エリアに興味を有する数社を対象に継続的に営業を実施しております。ただ、具体的な誘致に至るケースというのはまだ少ない状況なんですけれども、そちらと海外旅行者の反応を比べましたときに、やはり海外旅行者のほうがお話を聞いていただきやすいという傾向がわかってきてます。ですから、今はそちらの海外旅行者への直接セールスというのを考えていきたいという方向が打ち出されています。 海外旅行者へのセールスにおきましては、本年度のタイ旅行者のファムトリップのように三重県と連携するということで、一層の営業成果を見込めるということです。個人旅行者につきましても、香港、シンガポールといったアジア圏でも個人旅行が主流の国をターゲットにしていこうという方向になっています。外国人の関心が高いということで、桜、もみじ、樹氷等につきましてはかなり効果があるということで、季節ごとのキャンペーンを実施していこうということになっています。現地で開催されますような旅行博等にも積極的に出展をしていくのは効果があるということで考えております。先ほどもございましたホームページ、SNSを通じてのENNエリアの観光スポットの紹介、ドローンの映像なんかもつくっていきましたけれども、こちらについてもさらに突っ込んで、今度はローカルライフ、それぞれの村の生活の様子を動画にして発信していく、こちらについても取り組んでいこうということで考えております。そういった形で情報発信もしていくということです。 以上です。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) 受け入れ講習につきましては、英語の基礎的なところから始めていくということで非常に取り組みやすいであったり、また英語をしゃべるだけじゃなくて、一般質問のときにもお話をさせてもらいましたが、指さしで会話ができるものであったり、またそこに例えば講座のときに実際に英語をしゃべる外国の方に来ていただいて会話をするという経験というのは、非常にハードルを下げる要素ではないかなと思っております。私も最近英語圏の友人ができまして、いろいろ会話をさせていただくんですけれども、彼女は日本語を勉強してる、私は英語を勉強してる、お互い片言なんですけど何とか会話をしたいという思いがあるので、一生懸命頑張るわけです。そんな感じで講座を受けられる方も実際に外国人の方がいて、英語で会話をしてみるという体験をしてみる、そうすると意外に通じるんだよというところを体感してもらえると、さらに取り組みやすくなってくるのかなと思いますので、そういった講座の企画もできたらしていただきたいと思っております。 予算の都合もあるかと思いますけれども、赤目キャンプ場だけでなく、名張の観光地にFree Wi-Fiの環境を整えていただくということが非常に大事なことだと私は思っております。外国人の方を呼ぶだけでなくて、今日本人の方でもスマホでほとんどいろんな検索をしてガイドブックからどんどん離れていっております。特に若い世代はそうだと思いますので、そういった環境を整えるということが今後の観光産業の発展につながると思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。 物産振興、観光振興につきましては以上でございます。 そして、東山墓園のことについてお尋ねをしたいと思います。 今回予算書のほうには上がってきておりますが、いろんな国の支出金の都合であったり、名張市の財政状況であったりいろいろあるかと思いますが、大きく委託料のところと工事請負費のところ金額が出ておりますが、その辺しゃべれる範囲で結構ですので、どのように進めていくのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(福田博行) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) 東山墓園第1期区域内の被災した墓園の復旧事業の取り組みについてご質問をいただきました。特に委託料と、それからその他のところという経費の内訳をお尋ねいただいたんですけれども、今詳細にそこのところをご説明する前に、少しだけこれまでの経過についてご説明のほうをさせていただきたいと思います。 昨年10月22日から23日にかけて襲来した台風21号による名張市の観測史上最大の降雨量により、東山墓園第1期区域内の一部墓園が崩落するという痛ましい災害が発生し、被災された墓所使用者様及び関係の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 さて、発災後より名張市シルバー人材センター様、名張土木協力会様、伊賀市、名張市の石材店様、名張市造園協力会様などのご協力を賜りながら遺骨等の引き上げに係る事前調査を昨年の12月22日から開始し、また本年1月25日には国による災害復旧の現地調査を終えていただきました。これにより、本格的な復旧工事の方法、内容等の検討をさせていただいて、来年度に入ってからの着手になりますが、可能な限り早期の復旧に努めてまいります。 一方、被災された使用者様への説明会は、昨年11月26日と本年2月11日に開催し、現状や今後の予定などを説明させていただきました。今後も定期的な説明会を開催し、使用者様のご意見をいただきながら復旧に向けた検討、準備を進めていく所存であります。 平成29年12月22日から遺骨等の引き上げに係る事前調査作業を開始させていただきましたが、天候等にも左右され、なかなか進展しないのが実情でございます。2月5日からは市役所職員を動員して、作業従事者の増強を図っているところでございます。さらには、市民の皆さんからのボランティアも募らせていただいております。この作業により、遺骨や遺品等が見つかっております。発見したこれらについては発見場所等を詳細に記録し、休憩所内の展示室に保管をさせていただいていますが、使用者様を特定できるものは少ないのが現状です。使用者の判明したものにつきましては、随時ご連絡をさせていただいております。 これまでの作業では、2月5日現在で遺骨が30片、墓石のかけら、塔婆、骨つぼ片などの墓石と附属品が22個引き上げたところでございます。とりあえず今年度中はこれまでの方法を続けさせていただいて、来年度に入りましたら改めて方法等も検討いたしますが、西側の調整池の堰堤に近いぬかるみの深い部分、そして墓所の崩落箇所際、東側の部分についても遺骨等の調査、引き上げ作業も行っていかなければなりません。調整池の堰堤に近い部分は、排水対策後一定期間乾くのを待っての作業となります。また、東側の崩落箇所際については、安全対策と重機の使用を可能としてからの並行作業になるものと考えています。墓石等を引き上げさせていただきましたら、とりあえず東山墓園隣の東山ふれあいの森に通ずる道路側面の北側の歩道部分に仮置き場を設けまして、仮置きをさせていただこうと考えております。 墓園、墓所の復旧につきましては、遺骨等の調査、引き上げ作業に一定の進捗を見た上で、現在のところはことしの9月ごろになると考えておりますが、災害復旧工事に着手する予定をしております。最初の段階が仮設道路の築造です。これができますと重機やトラック等の使用ができますので、調査済みの崩落土砂の搬出を始めます。この段階では、まだ遺骨や遺石の引き上げ作業も同時並行して実施していかなければならないと考えております。工事用資機材等を崩落現場に投入して墓石等の引き上げをさせていただきながら、本格的な復旧工事を進めてまいります。まずは、園路の復旧工事を進め、次の段階で墓所部分の復旧となるわけでありますが、それまでに相当な工事期間を要し、さらには墓所の復旧工事が完了しても、その後の自然転圧にまた長い期間が必要となります。 復旧工事の仕上げについては、墓園の園路を中心に復旧させていただいて、崩落場所部分には恒久的な追悼所の整備と広場公園の整備にとどめまして、休憩所の向かい側にある児童公園を転用させていただいて、新たに墓所として整備しようと考えております。被災した墓所の区画と被災を免れた墓所で移設をお願いしなければならない区画もあわせた部分を新たな墓所としてつくらせていただくこととなります。 仮設の追悼所の設置につきましては、今月2月1日からですが、休憩所内に設けさせていただきました。日中だけではありますが、お参りをしていただくこともできます。墓園の復旧が完了した後は、本格的な合同追悼所を設置させていただく予定をしております。 ただいま概要を申し上げました。先ほど工事請負費の内容であるとか、それから委託料の内容等についてお尋ねをいただきましたけれども、今ご説明をさせていただいた内容が平成30年度の工事の概要及び委託事業等を想定しているものとなっております。 以上です。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) きのう少しお話を聞かせてもらったところ、国の予算がつくかどうかも正直わからないなんていうこともお聞かせをいただいてたところなんですけれども、もし仮に国の予算がつかなかった場合はどのようにされるご予定でしょうか。 ○議長(福田博行) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) この東山墓園につきましては市が設置した施設でありますので、市のほうで復旧をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 補足をさせていただきます。 国の災害査定を受けております。都市施設ということで、2分の1の補助を受けさせていただくこととなっております。ただ、被害額が大きゅうございますので、まだ現地査定はいただいたものの確定には至ってないということでございますが、私どもが事業を起こすときには事業費の2分の1を国の補助金として使わせていただくことは間違いございませんので、その辺を補足させていただきます。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) そのお言葉を聞きまして安心をいたしました。 被害に遭われたご家族の方等からいろんなお声がきっと届いてると伺っております。表に出せないような、表に出せないっておかしいですね。非常にいろんなご意見を市としてもいただいているかと思います。詳しいことはきょうはお尋ねいたしませんが、少しでも皆さんのお気持ちに添えるような形で、また今度移転されるご予定のところにおきましても、いろんな方にある程度ご理解、納得をしていただいて、市民の方のお気持ちをお酌み取りいただきながら実施していただいているかと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。 あと、今たしか3月末まででしょうか、災害ボランティアを募られているかと思いますが、それは来年度も予定されますでしょうか。 ○議長(福田博行) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) ただいま説明の中で申し上げましたとおり、今年度内はこの方法を実施し、また年度が変わりましたら状況も変わってまいりますので、その都度検討させて進めてまいりたいと考えております。 ○議長(福田博行) 足立議員。 ◆議員(足立淑絵) 人手が非常に要るような作業も多いかと思いますが、場所が場所なだけにぬかるんでいるところといいますか、急傾斜地であったり、なかなか足を踏み込むには危ないようなところもございます。先日幸松議員が災害ボランティアにも行かれたということで、やはり現場に足を運ぶということは非常に大事だなあと私は思わせていただきました。もしそういった機会があれば、タイミングが合えば、ぜひ参加をさせていただきたいと思っております。 今異常気象も起こる中で、思わぬ災害があったり、思わぬところでどうしても市の財政、例えば財政調整基金を使わなければならない機会がこれからもきっとあるんではないかと思われます。そのときに、すぐに対応できるような財政をしっかりと名張市が蓄えておくということは私必要だと思っております。 亀井市長がおっしゃっている移住・定住の施策はもちろんなんですけれども、それを施策をして名張市に実際に財政として反映するには10年、20年の期間がかかる。であれば、その間短い期間でも成果を出せるものというのが産業の活性化だと私は思っております。ですので、観光産業はもちろんですけれど、名張市の産業活性化を進め、しっかりと財政をつくることが市民サービスの維持向上につながると思っておりますので、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。 3日間大変お世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(福田博行) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) 私のほうから、7点ばかりお尋ねをしたいと思います。 市の財政大変厳しいということであるんですけども、わかりやすくいえばふるさと納税、現在官房長官の発案で各地域で返礼品についていろんな問題点を指摘されているんですけれども、この名張市といいますか、市のこのふるさと納税についての位置づけ、どのようになされているかお尋ねします。 ○議長(福田博行) 統括監。 ◎統括監(岩崎壽久) 当初予算に計上させていただいておりますのは、歳出のほうでふるさと応援推進事業2,100万円、収入の部分でふるさと寄附金が6,000万円ということで、平成20年に国制度が始まりまして、名張市としましてもいろいろな工夫をしましてPR活動に努めてまいりました。 そうした中で、返礼品の昨年平成29年4月に総務大臣より返礼品の自粛というか、返礼品は3割以内にということで、過度な自治体もございましたので、そういう通知がなされたところです。前々から国のほうからは、そういう過度な返礼品はやめておくようにという通知があったんですけども、昨年の4月は明確に3割未満にしなさいというきつい通知があったところでございます。そんな中で、若干の影響として新聞紙上として、今までに比べたらふるさと納税が少なくなっているというふうな記事も見かけるわけですけども、全国的な展開がなされているふるさと納税ということの中で、名張市としましても名張市民の方が他市のほうへ寄附をされると、控除がされるという中では、名張市としても名張市にふるさと納税をしていただくようにPRを引き続きやっていきたいと考えているところでございます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 目標額ですとか、多分設定されてるとは思うんですけども、全国で1,700を超える市町があって、なかなか名張というのはアピールというか知らないと思うんです。旅行に行くと行く先々でどっから来たんと、名張ですよと、三重県の名張ですよというと、どこという。私東京に行ったときに、女性の方から北陸地方のほうと勘違いされまして、伊勢、志摩ですとか伊賀と言うと、あ、そっちのほうですかと。ですから、本当にいい機会といいますか、過度にやらなくていいとは思いますけども、良品の産品もあるわけですから、名張市をアピールするという面では有効に使ったほうがいいかなあと。 私この議会に来た3年半前に、当時200万円ぐらいだったのが現在6,000万円くらいなんです。本当に名張市を知っていただくいいツールではあると思いますので、そういった意味では先ほどおっしゃったように、よろしくお願いしたいと。ただ、今後お願いしたいのが、返礼品を受け取った方からの声です。実は私の友人、知人がこの2月に返礼品を受け取って苦情が来たんです。どんなことかと言いますと、当然日本全国返礼品で多いのが、肉とかお酒とかお米とか、いろんな各地域であったものを送るんです。私も学生時代を過ごしたまちですとか、西のほうのあるまちですとか、いろんなところにちょっとはするんですけども、市長名で礼状がついているところがあって、毛筆で書いてやったものがあれば印刷のものもさまざまあります。愛情を込めて市長からのお礼が行くということと、ああ、ここはこんなものがあるんだなあということです。私の友人が名張市に金額のほうは言いませんけども、返礼品で肉がありました。その肉が、私個体の番号を見ると間違いなく奈良から来た牛の伊賀の肉なんですけども、番号見れば間違いなく伊賀の牛の肉でいいんですけども、マーケットで売ってるような状態なんです。私それを聞いて悲しくなりまして、当然領収証の関係あるので名張市からの市長名で行くとは思いますけども、その送られている品物のところも業者さんなんかを含めて確認をしていただくということと、あるいは領収証を送るときに返信のはがきとか、あるいはメールで今回の産品どうでしたかという、リピーターというとおかしいんですけども、喜んでいただけると、またというふうになるんです。そんなことを含めてどのように予算を今後つけていただくかとか、お金の使い方がどうとかあるとは思いますけども、何らかの対策、返礼品を受け取った方からの声ということ。名張の品物よかったと、名張のお肉うまかったとか、名張のお酒うまかったとか、名張の米はよかったということは食した者が、ああ、これは伊賀の名張かということになってきますので、ちいとそういった声を聞いていただきたいと思います。こういったことについては今後検討いただけますでしょうか。 ○議長(福田博行) 統括監。
    ◎統括監(岩崎壽久) せっかく寄附をいただいた方に対して丁寧な形で返礼品を送らせていただくとともに、その声も聞かせていただくような形で検討させていただきたいと思います。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) よろしくお願いします。 次に、生活困窮者の自立促進支援といいますか、お尋ねをしたいと思います。 ここでいろんな支援事業をされているんですけども、おおよそ大半が社協への委託です。この社協への委託をする内容といいますか、どのような判断基準でもってされているのかお尋ねをしてます。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 生活困窮者の方の支援についてのお尋ねでございます。 私ども、この社会福祉総務費の中に生活困窮者自立促進支援事業委託といいますのと、もう一つ、被保護者自立支援事業委託料というのを計上させていただいております。先に申し上げました生活困窮者と生活保護の受給者の方のそれぞれの就労支援であったり、生活支援相談、そして家計支援というのを行っていこうということでございますけれども、先ほど委託先の社会福祉協議会へのというお話でございます。 社会福祉協議会は、名張市のそれぞれの地域も含めて深く地域福祉に取り組んでいただいている団体でございますので、名張市としてそちらのほうに委託をさせていただいているという状況でございます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 費用対効果というと言葉に語弊がある、ちょっとあれなんですけども、一体何に使われているかというところが見えないんです。委託事業ですので社協のほうにお金を渡す、社協のほうは事業を展開していく、じゃあその精査、お金を出してるわけですから、その精査は部長とどなたかがされているんですか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 先ほど申し上げました内容につきましては、それぞれ生活支援、就労支援、家計支援という事業を委託をしております。内容については個々細かくございますけれども、もちろんこの委託につきましては、実績報告というのを私どももいただいておりますし、その年に1度の実績報告だけじゃなしに、定期的に状況を報告いただいて事業実施内容を確認させていただいております。実績等につきましても、それぞれ毎月どういった件数、どういった内容の相談、また就労の支援等につきましても、例えば平成28年度ですと5つの協力事業者の方の事業所に就労支援体験ということで、八十数名の方がそちらの体験事業を体験しているということもございますし、就労後につきましては、新たに就労についたとしても定着をしていくということが大事でございます。6カ月間のフォローをしていくということでの相談等も実施をしておりますので、もちろん私どもとしてもその内容については把握をさせていただいております。 以上です。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 定期的には報告を受けるということですので、これは私なんかももしその開示といいますか、中身知ろうと思ったらすぐ知れますか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) それぞれの事業につきまして、毎月の相談件数であったり、事業所訪問件数、またそういったものを最終年間の報告書としてまとめておりますので、ごらんいただくことは可能でございます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 就労支援なんかも重要なことなんですけども、以前NHKの放映でしたか番組で、日本で言えばハローワークとかいろんなものがあるんですけども、イギリスのハローワークといいますか、ものが放映されておりました。どんなものかというと、向こうは完全に民営化なんです。ですから、まち歩いているとそのセンターがあって、仕事探している方なり担当者が家に出向いたりいろいろしてやってる。そして、半年、1年とか2年とか、仕事につく手配まで全てされているんです。きめ細やかなサービスしてる。そのイギリスの方なんかは自分の持ってる単車を貸してあげたり、自転車を貸してあげたり、車を貸してあげたりして、要は仕事につけば政府から報奨金が出る。そんなこともされてましたので、委託事業ということで丸投げといったら言葉はおかしいですけども、多分お金渡して定期的に報告受けて、そしてできたできなかったの結果だけなんだろうと思うんですけども、ここでもうた報告書とか見させていただきますので、準備といいますか、お願いしたいなと思います。 就労支援では、どういった仕事を探す方多かったですか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 就労支援と言いますと、まだ一般就労につながる前の就労体験ということになってまいりますので、例えば平成28年度でございますと、先ほど5つの事業所のほうに就労体験を行かせていただいたというお話をさせていただきました。例えば特別養護老人ホームの国津園さんであったり、朝日新聞の桔梗が丘の配達さん、またあぐりの杜という障害者の方を雇用されてる農業生産者の方のところであったりといったところに就労体験に伺わせていただいているという状況でございます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) ありがとうございました。 次に、農業振興費についてお尋ねをしたいと思います。 日本型直接支払いといいますか交付金事業なんですけども、多面的農業ですとかいろんなものがあると思うんですけども、こういった配分基準どのようになってるか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 制度によりましていろいろあるわけですけれども、多面的機能の関係でいきますと、基本的にはその対象となる地域内の水田の面積を基準に配分されるということになります。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) よくわからなかったのが、この日本型直接支払交付金事業で多面的機能支払いとか、環境保全型とか、中山間地域の区分けがあって、その中であるのが面積どうのこうのってあるんです。およそせんだって部長のほうから600ヘクタールの話もあったんですけども、そこでちょっと分かれてるぐらいで、その分け方はどうしてるのかなあと思ったのでちょっとお尋ねしたんです。ざっくりどういった使われ方とか、こんなことに使っているよとか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) まず、多面的機能の支払い交付金のほうですけれども、なかなか特に水田関係の水路ですとか、農道ですとか、そういった共用部分の維持管理というのは出合いが中心という中でやっていく必要があります。人材不足の中でそれを広い面積をやっていくというのは非常に困難ということがございますので、その交付金を活用して一定の人件費を確保して作業面積を確保していったりというのが一番多いです。特に活用しやすいのが水路の土砂、大きな水路になりますとかなり何年もたまってしまって人力では上げられないというようなことがございます。そういったときにもこの交付金を活用して、一般的例年の出合いでは賄い切れないような作業、そういったこともその交付金を活用して一定の重機なんかもリースしながらやっていく。何年、何十年ぶりでの作業でその環境をよくしていくというようなことにも使われています。 それからもう一つが、水路関係なんかですと、どうしても小さい穴があいたりということで水漏れが発生してたりということもございます。そういったことに対しても少しでも長寿命化を図っていくということで、目地を詰めたり、そういった作業にも使っていけるということで、なかなか今までの地域の出合いのレベルではできなかった作業を少しでもできやすくしていくという活用の仕方ということになります。 それから、中山間地域の分につきましては、どうしてものり面、草刈りをしていくところが非常に多くなる、管理が非常に大変であるということですので、そういったことで面積の割に収入が減ってしまうという、そういったことを補填していくという趣旨で中山間の農業も守っていくというふうな使われ方をするということです。 以上です。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 私のお尋ねの仕方がまずかったのか、この多面的機能は、市のほうの紹介を見ると農業の多面的機能の維持、発揮のためという地域活動とか営農活動への支援ということで私理解しておるんです。ですから、その対象とする方がどなたかなと思ったんですけど、先ほども水路どうのこうのってありましたんで申しわけなかったんですけども、この対象の方は地域の方はどのような対象になってますか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) この組織をつくっていただくということになってまして、それが一番標準的なのが自治会、区単位で、そちらにお入りいただいている農業者の方全員で組織していただきます。それから、場合によっては非農家の方もそこにお入りいただくというような形で組織をしていただきます。それから、区、自治会の単位ではなくて、ある程度のエリアということがふさわしいという場合には区を跳び越えて、自治会を跳び越えての組織というのも考えられます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 対象者が特定されてくると思うんですけども、実はよく団地なんかでも農作物の耕作者、よくガレージセールといいますか団地なんか歩くとガレージで大根や白菜や100円とか売ってるんです。私の住んでる緑が丘でもそうですけども、松原町、大屋戸のほうで畑を借りてつくって上手につくってるんです。趣味を超えたものをつくっています。ですから、この農作物の耕作者のグループ、そういった方たちですとか何らかの団体、グループも対象になるということですか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 例えば区とか自治会の単位で組織されていますと、自治会費を納めている方というのが基本的な対象者ということになります。それで、非農家の方が農家から土地を少しだけ借りて家庭菜園のような形でやるという方につきましては、なかなかお声がけがかかりにくということが一つありますのと、もしそういった作業にお手伝いいただけるということであれば逆にありがたいという状況ではありますけれども、一般的にはお声がけはされていってないのかなあというふうに思わせていただきます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) そういった方たちがもしご相談に行けば、この多面的機能といいますかそういった面でアイデアとかアドバイスがいただけるということでよろしいですか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) これにつきましては、それぞれの団体によって考え方というのが少しずつ違うということがございます。ですから、まずお借りいただいている地主さんを通じてご相談いただくというのがいいかと思います。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 次に、森緑でお尋ねしたいなと思います。 この森と緑の県民税の関係なんですけども、ここのところの基本的な考え、これも今年度で終わりですか。ここらの内容をどのような方向づけで取り組みなさっているのかお尋ねいたします。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) みえ森と緑の県民税につきましては、平成26年度から平成30年度までということで、まず災害に強い森林づくり及び県民全体で森林を支える社会づくりを推進するということで、県民1人当たり年額1,000円が課税されているというものです。この県民税ということなんですけれども、三重県が実施する事業だけではなくて、県内の各市町が実施する事業に対して、これは交付金という形で交付されているということになります。 名張市におきましては、平成26年度から図書館への森林や木材に関する本を設置したり、未利用間伐材をバイオマス燃料として活用する場合の搬出経費を補助したり、それから公立の保育所において三重県産材を使用した子供用の机、椅子、おもちゃ等を設置したり、人家裏や通学路沿いのどうしても大きくなってしまいます危険木を除去することに使ったり、あと水源林の整備ですとか、それから大きなところでは、みはた虹の丘保育園の整備のときに、この三重県産材を使った形で森林の復旧に努めさせていただいたということです。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) これ昔一般質問をさせてもらったんですけども、一貫したその使い方、せっかく5年間ありながら全くできてなかったなあという私の率直な感想なんですけども、以前私お話しさせていただいたのが、今回東山墓園のことありましたけども、逆の東山の公園、あれだけいい公園がありながら手つかず、そして名張の大勢の方があそこの下刈りも含めてやるよというようなこともあったり、子供たちがあそこで当然公園ですから十分あそこで自然を学ぶといいますか、十分できるところが手つかずなのをなぜ有効に使わなかったのかなあというふうに思いまして。 そして、あそこは桔梗が丘の方もそうなんですけども、あそこ東に抜けるところも散歩したりいろいろされてるんです。当時私お話ししましたのが、入り口、出口、どっちが入り口か出口かわかりませんけども、比奈知から来たら入り口、出口がありますけども、トイレを1カ所お願いしたいと。すると東山墓園のトイレを使ってくれと言われたんですけども、そこらも含めてもっと公園を有効に使えなかったのかなあというふうに思いました。 今回でもいろんなこの中でもし使える枠が今後出てくれば、あそこの下刈りぐらいボランティアでやったるよという方結構多いんです。そして、ちょっとした木を使いながらベンチをつくったりできますよと。あんな立派な公園をそのまま放っておくということ自体がもったいないなあと思いましたんで、この森緑については最終年度になりますけれども、工夫をできる限りやっていただければなあと思いますけども、この内容についての配分ですとか今後またあると思いますけども、認識はどのように思っています、あの公園について。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 今東山ふれあいの森の件をお尋ねいただいたかと思います。 そもそもあの一体は保安林がかかっている場所でございまして、むやみに樹木の伐採はできないということでございます。公園整備ということであれば、それの計画をもって保安林を解除しながら部分的にやっていくという手だてはございましょうが、今たちまちそこの今ある自然林を手を加えてということは、保安林上問題あるという認識でございます。 それから、トイレの話も出ましたですが、トイレの要望につきましても下比奈知区のほうから、各区からも要望もいただいておりまして検討させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) ちょっと確認します。教育委員会のほう済いません。あの公園どのような位置づけになってます。 ○議長(福田博行) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 教育委員会の教育施設としての位置づけはございません。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) あそこ上質の公園なので、またそれはそれで結構です。時間の関係がありますので。 次に、観光戦略の推進のことについてお尋ねいたします。 現在東京や大阪でいろんな事業が展開されていくということで新聞をにぎわしてますし、インバウンド観光、宿泊施設についての工夫ということで、名張市はどのようにお考えになっているかお尋ねいたします。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) インバウンド観光につきましては、積極的に推進していくということで、東奈良名張ツーリズム・マーケティング、そちらのほうを中心に事業を展開していくということで、特に名張市だけではなくて、宇陀市、それから山添村、それから曽爾村、御杖村、それから東吉野村と一緒に広域連携でやっていくということで積極的に推進しているところです。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 国交省といいますか観光庁が昨年の6月、平成29年6月16日に公布されまして、これ多分部長のほうでは資料をお渡しいただきましたんであれなんですけども、本年6月30日から施行の住宅宿泊事業法、民泊です。この関係、数年この民泊というのは今はちょっと違う面で新聞で騒がれてますけども、この民泊について市の考えをお聞きしようと思ったんですけども。市内のアパートの経営者の方もそうなんですけども、住宅をお持ちの方もそうなんですけども、民泊に使えないかなという声を結構お聞きします。なぜならばアパート結構多いんですけども、例えば12部屋あると。6部屋使ってるけども6部屋埋まらないと。民泊どうか。いろんなご相談があります。そういった意味ではこの民泊、今後の市としての考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 民泊新法と一般的に呼ばれている法律がこれから施行されていくということで、今現在県のほうが自治体として必要な規制が必要ではないかということで検討されております。そんな中で名張市としては、農泊もそうですし、この民泊新法の関係もそうですし、これは観光の有力な資源になり得るということで考えております。ただ一方で、きょうもニュースで出てますけれども、民泊という形での宿泊施設が犯罪に利用されたり、それから子供の健全育成にいかがなものかというような弊害というのもかなり心配されているところですので、名張市としましては民泊を推進はしていく、一方でそういった子供の健全育成ですとか犯罪の増加につながるようなことがないように、万全の手を打ちながら推進していきたいというふうに考えております。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 京都なんかは本当に観光客が多いので、どんどん進んでいるんです。私は京都へちょこちょこ行くんですけども、四条河原町のほうで大体1人3,300円で泊まれる。大阪のほうへ行くと、通天閣のほうへ行くと同じように3,300円ぐらいで泊まれる。伊賀市へ行きますとフレックスホテル、大体あそこも現在三千五、六百円から5,000円以内でできます。そういった意味では名張のアパート結構あるわけですから、有効活用できればなあと思うことと、海外へ旅行するとBアンドBなんかあるんですけども、このBアンドBなんかは特にものによりますけども、大体1万3,000円から1万5,000円、大体外国人の旅行客というのは日本に来ると安く泊まれて、その地域で食事をして観光するという結構ありますので、名張の場合は名古屋、大阪の中間点ですし、伊勢に行くのもちょうど中間になりますんで、何かアピールしながらどんどん来ていただくようにお願いできればなあと思いましたので、今後の政策的なことを含めてお願いしたいなあと。 伊賀のフレックスホテル、名前出したらいかんのですね。伊賀のあるホテルなんかはアジアの方ですから、ホテル食事もアジア系の食事の味つけにしたりしてるということをお聞きしました。そういった意味では名張市もここら辺工夫しながらお願いしたいなあと。奥座敷というか温泉のほうへ行くと滞在型ということでグレード上がりますけども、駅前ですとか名張川近辺にちょっと工夫すれば、まちのにぎわいにもつながっていくのかなあと思います。一考いただければと思います。 最後一点、先ほど保安林、これ間違いないですというのは聞きましたので、ありがとうございます。保安林について説明いただけますか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 先ほどは失礼いたしました。 生活環境保全林自体を公園化していくというところで私捉えさせていただきましたので、あのようなご回答をさせていただきましたですが、今環境保全林につきましては、まちづくり組織に対しまして整備に対する補助金、それから桔梗南小学校の森林学習に伴います活動に補助金を活用させていただいているということでございます。 以上でございます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) 以前一般質問でもちょっと触れましたので、重複しますんであれなんですけども、あの公園って本当にいいと思うんです。ちょっと行くと池も当然ありますんで、ちょうど整備すれば子供たちが本当に自然を学ぶというか、木登りしたりするにはもってこいの場所なので、あそこをそのままにしておくのは本当にもったいないと思いますので、今後私も保安林の知識そんなありませんけども、当然教育委員会所管の公園ですので、何らかの工夫ができればお願いしたいなあと思うんですけども。   (「違うと言うたけど」「違う」と呼ぶ者あり) ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 東山生活環境林は、都市整備部のほうで管理させていただいてます。 ○議長(福田博行) 山下議員。 ◆議員(山下登) どうも……済いませんでした。 以上でございます。 ○議長(福田博行) 田北利治議員の当初予算質疑は休憩後とし、暫時休憩をいたします。(休憩午前11時55分) ◆議員(田北利治) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時0分) 田北利治議員。 ◆議員(田北利治) 私のほうから、今回の当初予算で国民健康保険特別会計について、それと介護保険特別会計について、後期高齢者特別会計予算について幾つかお尋ねをしたいなあというふうに思います。 まず、国民健康保険についてでございますけど、当然4月からの広域化に伴っての予算だというふうに思うわけですけど、その中でお尋ねをしたいわけですけど、今回の広域化の目的です。そのことによってメリットがあるのかどうか、どのようなメリットがあるのかお聞かせください。 ○議長(福田博行) 市民部長。 ◎市民部長(上島一雄) 国民健康保険の財政運営につきましては、都道府県化を行う最大の目的といたしまして、国保の制度を持続可能なものにすることです。これまでそれぞれ運営していた財政面での仕組みが県に一元化されることにより、財政運営が不安定と言われていた小規模保険税への財政基盤の安定化が図られることや、予期せぬ財政負担等を県と29市町でカバーし合える仕組みが構築されることがメリットとして掲げられます。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 今広域化に伴ってメリットのお話をしていただいたわけですけど、私自身は違う見方というのをしてまして、実は今回の新制度によりまして、一般質問のほうでも話をさせてもらったんですけど、市町村は納付金の100%完納というのが義務づけられるということです。それで、滞納者がふえてきて滞納者のお話もございましたけど、保険料の収納率が予定を下回った場合なんですけど、今回納付猶予とか減額は認められないと。その場合なんですけど、県の財政安定化基金から貸し付けを受けるように指導されるということですよね。この仕組みというのは、滞納者の差し押さえとか保険証の取り上げ等収納対策の強化に駆り立てる動機となることは明らかだというふうに思います。さらになんですけど、都道府県が各市町村に納付金の負担額を提示する場合、同時に市町村ごとの標準保険料率というのが公表されることになっているわけでございますけど、この標準保険料率を参考に名張市、当市は国保税を決めることが要求されます。 そこでお尋ねをしたいんですけど、県に対してなんですけど、納付金を納付する場合なんですけど、先日の市民部長のご答弁の中で分割で納付するから大丈夫なんだというようなお話がございましたけど、納付方法を教えていただけますか。 ○議長(福田博行) 市民部長。 ◎市民部長(上島一雄) 国民健康保険事業費の納付金につきましては、8月から翌年3月まで毎月8回均等化して支払うことになっております。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 先日の市民部長のお話では、納付金額が大体19億円というふうなお話があったと思うんですが、これは8回に分けて納付するということでよろしいですか。だから、2億円よりちょっと多いぐらいって形ですね。それで、そこなんですけど先日のご答弁の中にもあったんですけど、今回の国からの財政支援、1,700億円か、また1,700億円幾らあると。その片方の財政支援のほう1,700億円はこの目的として低所得者向けの財政支援だというふうに言われたというふうに思うんです。名張市はこの財政支援によってどのような効果があるというふうに思われますか。 ○議長(福田博行) 市民部長。 ◎市民部長(上島一雄) 保険者の支援制度についてお尋ねだと思います。 今回の国保改革によりまして、平成27年度から低所得者対策の強化が行われております。7割軽減、5割軽減、さらには2割軽減といった保険料の軽減対策となる低所得者に応じた保険者への財政支援としまして、国の予算規模でございますけども、平成26年度は980億円、それから平成27年度は1,700億円ということに拡充されたところでございます。拡充の内容としましては3点ございます。 1点目は、財政支援の対象でなかった2割軽減の対象者を新たに対象者とすること。 既に対象としていた7割軽減、5割軽減の対象者に応じた財政支援の補助率を上げるということ。 3つ目が、財政支援額の算定基準の見直しということでございます。 これらによりまして、低所得者の多い保険者の財政基盤を強化し、自治体の国保財政の安定化を図ることになりました。 保険者支援制度は、その名のとおり保険者を支援する制度でございます。保険者の財政基盤を強化することによりまして、被保険者の負担を軽減するということにつながっております。 なお、平成28年度保険者支援制度によります受入額は1億3,800万円でございます。軽減の対象となりました人数を割りますと、1人当たり支援額としましたら5,300円ということになります。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 今回の財政支援によって本当に低所得者の方に財政支援というのは引き続きお願いしたいなというふうに思います。 次なんですけど、滞納者がふえている中で、また先日もお話しさせてもらったんですけど、6年後には具体的なことは決められてないんですけど、国も県のほうも保険税の一元化をしようというふうにしているというふうに思うんです。私自身としたら、誰もが安心して医療が受けられる。そしてまた、払える保険税にするために国からのさらなる財政支援とともに、市独自の軽減措置のほうも考えていただきたいなというふうに思います。 きのうも三原議員のほうから少しお話があったんですけど、少子化対策としてなんですけど、既にほかの自治体では18歳以下の子供を扶養している世帯に多子世帯減免制度というのがあるわけなんです。これを実施している自治体もふえてきているというふうにお聞きしているわけです。国保税というのは、子供さんがふえると、家族がふえるとどんどんどんどん高くなるというふうな現実がございます。それで、私としたら子供さんがいらっしゃると。扶養している国保世帯の均等割というのを減免していただいて、名張市が今進めてこられている子育て支援とか少子化対策を進めていただきたいと。国保税の軽減を本当にすべきだというふうに思うんですけど、その辺のところいかがですか。多子世帯の減免制度というのはうかがえないでしょうか、名張市のほうで。 ○議長(福田博行) 市民部長。 ◎市民部長(上島一雄) 昨日お答えもさせていただいたところでございますけども、三重県下のほうでは、まだこういった多子、多いお子さんの世帯に対しての支援というのは自治体レベルではないと。今回県の統一化ということになってきますと、県下の動向、県の指導も得ながら考えていかなければならないかなあというふうに思ってます。ただ、議員さんがおっしゃられるように全国的に見ますと、私どもも調査しますと北九州、兵庫県とか東京のほうの一部であるということですので、そこらを研究させていただいて、またほかの市町村とも連携をとりながら進めたいと思っております。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 私自身今回の広域化については反対している立場なんですけど、今回は財政支援ということと、それと国保基金が5億8,000万円今の段階であるということで、1人当たり1万円の保険税の引き下げをぜひともお願いして国保の質問を終わりたいというふうに思います。 次になんですけど、介護保険について質問をいたします。 これ予算書の168ページからだというふうに思うんですけど、今回介護保険事業計画というのの素案が出されました。3年ごとの見直しの中で今回もなんですけど、これ私見させてもらったら4月から保険料の引き上げが予定されています。今なんですけど、標準の基準額というのが5,800円と。これが計画では6,300円、500円上がるというふうな計画が出されてます。なぜ3年ごとの見直しをするたびにこのような引き上げが行われるんかお答えいただけますか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 介護保険制度についてのご質問でございます。 介護保険につきましては、言うまでもなく40歳以上の方が加入していただいて、保険料を納付していただく。介護が必要になったときには費用の一部を負担することで介護保険サービスを利用していただける制度ということで、市区町村が運営するということになってございます。介護保険のこの事業計画、今ご紹介いただきましたように介護保険法の中で3年ごとの見直しをしていく。その計画の中で事業計画、推進計画をしていくわけですけれども、それに伴いまして介護保険の利用所、利用者、また介護保険の給付費というのが出てまいります。それを3年間の利用実績等を見込んだ中で1人当たりの算出をさせていただいているわけでございます。ちなみに今、第7期平成30年度から平成32年度までの3年間の保険料の基準月額を今ご紹介いただきましたように6,300円というふうに算定させていただいております。 この基準月額6,300円の算定方法といたしましては、平成30年度からの3年間の介護サービスの提供に伴う標準給付見込み額などを見込んでおります。約225億8,000万円というふうに見込んでおります。これを65歳以上の第1号被保険者の負担割合というのがございます。40歳以上、64歳が2号です。これの40歳からの2号被保険者と1号被保険者のこの割合、保険料は50%、この介護保険の中では運営していくという中で、割合を見ますと65歳以上の方の負担割合が23%となります。その23%を除して3年間で1号被保険者の延べ人数、これが7万4,000人というふうに見ております。この7万4,000人で割って算出した金額が6,300円ということになってまいりまして、これは高齢者の増加に伴うサービスの給付費の増額、こういったところから6,300円というのを算定をさせていただいている状況でございます。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) この介護保険制度ができたのが、たしか2000年だったというふうに思うんです。その当時の保険料というのは、私の今の記憶では二千五、六百円ぐらいだったかなあというふうに思うんです。それが今回18年たって3倍近くにはね上がっておると。このことによって今部長がおっしゃったように給付費がふえたからって、仕方ないんだというふうなお話があったような感じするんですけど、支払うほうにしてみたら保険税ちゃんと介護ができている場合だったらあれなんですけど、そんでも払う立場に立ってみたら3年ごとに見直しでこういうふうな形で上がっていくということは、非常に疑問を感じるわけです。 そこで、私桑名市のほうの資料をいただいたんです。実は今回第7期の計画での保険料見込みというのがありまして、6期のときが5,239円で、今度7期のときに幾らになるんかというふうな試算をしたときに6,111円というふうな試算をされてたんです。だけど、今回なんですけど、これって実は桑名市の中に介護給付費準備基金というのがおよそ大体4億6,500万円あったそうです、桑名市には。そのうちなんですけど、4億円を使って3年間、使って取り崩すことを決めたみたいです。そのことによって今度の7期の保険税というのが基準額で5,542円ということで、かなりこれ569円引き下げられたんです。 それともう一つ、桑名市の分でこれ所得の段階等の具体的な設定というのがございまして、1段階からずっとあるんですけど、名張市をこれ見たら11段階ってされているんですけど、桑名市は14段階ということで本当に細かく所得割みたいな形でやっとるんです。だから、名張市のほうもこういうふうな形でやっていただきたいなと思うんですけど。 それともう一つ、名張市のほうで今介護給付費準備金というのは幾らございますか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 何点かご質問をいただきました。 この介護保険制度が始まりました平成で言いますと平成12年から平成14年、これが第1期でございます。ご紹介いただきましたようにそのときの介護保険料は2,769円でございます。全国が2,911円という状況で、全国よりも少し低い金額でございます。この間、例えば要介護認定者の名張市と全国、三重県というのを見てみますと、平成12年度に要介護の認定者は名張市では1,350人です。平成28年度3,812人、約3倍になってございます。全国におきましても240万人余りが630万人余りと、ここも2.6倍になってございます。そうした高齢化の状況というのは、名張市だけじゃなしに全国的な推移になってございますので、介護保険料につきましても、この保険という制度の中では見直しの時期には増額になってくるという状況に一つございます。 それと、介護保険料のこの算定に伴いまして今桑名市の例を出されまして、この準備基金等を活用したのかということでございます。先ほど介護保険のこの6,300円の算定の方法を説明させていただいたわけですけれども、名張市のほうでも介護給付費準備基金、この平成29年度の末の見込みが約4億6,000万円というふうに見込んでおります。平成30年度から新たにスタートする第7期のこの会計には約3,200万円の基金を取り崩す予定としております。そうした中で、介護保険料の抑制にもこの基金を充てることによって努めているということでございます。 以上です。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 桑名市と名張市とは当然人口が違います。だけど、今介護給付費の準備金、基金、これ金額一緒です。一緒で今3,000万円取り崩すという話あったんですけども、桑名市のほうは4億円取り崩して引き下げ、抑制をしたわけですけど、名張市のほうでもどうですか、何とか取り崩してやられるというお気持ちないですか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 介護給付の保険料につきましては、この市区町村が先ほど算定するというお話もさせていただきました。それぞれの人口規模であったり、年齢構成であったりというところで、その給付費総額というのは、3年間の見込みというのは全く違うものだと思ってます。今たまたま基金の取り崩し額がご紹介いただいた額と名張市が予定している額が、そこのところだけが一緒だったということだと私は認識をさせていただいております。 それと、先ほど基金の取り崩し予定額3億3,000万円と申し上げたかわかりません。ただし、これは3億2,000万円の取り崩しで平成29年度末の見込みが4億6,000万円で、そのうち3億2,000万円を取り崩すという予定で進めております。 以上です。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 済いません、私の聞き間違いだったんですか、何か3,000万円というふうに聞こえたんですけど、3億5,000万円を取り崩してというふうなことでよろしいですか。今4億6,000万円あって、そのうち3年間で3億5,000万円を取り崩してというふうなお話でよろしいですか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 済いません、3億2,000万円を取り崩す予定でございます。
    ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 基金を3億2,000万円取り崩して、金額が例えば今回の基準額で6,300円という形になるわけですか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) そのように算定をさせていただいております。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 先ほどから部長がおっしゃるように給付費がふえて、ほんで基金を取り崩して、結果として6,300円になるんだというふうなお話だというふうに思うんですけど、介護を受ける方もそうなんですけど、払う方、1号被保険者の方は、このように3年ごとに上げられたら高いというふうな気持ちがあると思うんです。私としたら、もっともっと国からの支援というかも欲しいなあというふうに思うんですけど、もっとその辺のところをどうですか。一生懸命努力されて結果がこういうふうなというふうな話なんですけど、もっともっと市民の方からしてみたら高いじゃないかと。こういうふうに3年ごとに上げられたらかなわんという気持ちが多くの声だというふうに思うんです。だから、その辺のところもうちょっと何とか抑えるように努力というのはされませんか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 介護保険料についての再度のご質問でございます。 この7期の計画の算定をさせていただいた際に、そういった高齢者、高齢化のお話もさせていただいたわけですけども、私どもこの今回の第7期の介護保険事業計画の中で、基本の目標の一つとして健康寿命の延伸というのを取り上げさせていただいています。介護予防事業の推進、また健康づくりの取り組み、食育の推進、医療や介護を受けずに生き生きと自分らしく暮らせることができるまちづくりを進めていく。名張市ではこれまで名張ケンコー!マイレージの取り組みをスタートもさせていただいてますし、これまでもまちじゅう元気プロジェクトによりまして、元気リーダーさんが各それぞれの地域で健康づくりに取り組んでいただいている。こういった事業をさらに推進していく中で、軽度な要支援認定者数、これは全国と比べても名張市のほうは要支援1、2の方の数は少ないわけでございます。こうしたことをさらに取り組んでまいりたいというふうに思っておりますし、認知症の早期発見や早期対応、こういったことをさらに推進をしてまいりたいというふうに考えていく中で、このような取り組みによって介護給付費の抑制にもつなげていきたいなあというふうに考えております。 以上です。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) 私から見ましても、名張市は本当に健康寿命というか健康のためにいろんな取り組みをされているというふうに思うんです。だから、私としては介護をなるべく受けられないような形で市民の方も頑張っていただきたいなあというふうに思うんですけど、ただ高齢になってきたら介護が必要な方というのはこれからふえてくる、これは名張市だけじゃなくてどこでもそうです。それで、そのたんびに介護保険料が上がっていくということはもうちょっと市もそうなんですけど、県とか国とかもうちょっと支援をしていただきたいなあというふうに思います。 それで、いろんなこれまで名張市としてご支援というかいろんなことをやっていただいているんですけど、国というのは介護保険に関してなんですけど、まず今お話があったんですけど要支援1とか2の保険外し、保険給付を外して、特別養護老人ホームには要介護3以上の人しか入れませんよとか、利用料は2割負担が3割負担になったり、介護施設の食費とか部屋代の補足給付の対象限定とか、国はさらになんですけど、要介護1とか要介護2の保険給付から外すというふうなことを計画しているわけです。それで、3年ごとのこうやった形で各市町村で保険料が引き上げられるということで。 一方でサービスの切り捨てが行われようとしているわけです。その中で介護職員さんの問題というのが非常に大きな社会問題になってますし、また介護離職の問題というのも大きな社会問題になってます。安心して介護が必要なときに介護が受けられる、また払える保険料にすることが本当に必要だというふうに思うんです。 そのことで介護施設で働く方の処遇改善、これも本当に大事だと思うんです。私ぱっと新聞見てチラシ見ると、いつも介護職員募集って出てるんであちこちで。これって何かといったらやめていくんです、みんな。待遇がというか処遇が悪いから。だから、もっと働く人のことを考えて市のほうも処遇改善に努めていただきたいなあというふうに思います。そのことも強くお願いして、次の質問に入りたいというふうに思います。 次は、後期高齢者の医療制度についてなんですけど、これ予算書の192ページからです。この後期高齢者医療制度についてなんですけど、今回平成30年度なんですけど、保険料軽減特例の見直しがされたというふうに思いますけど、その内容についてお聞かせいただけますか。 ○議長(福田博行) 市民部長。 ◎市民部長(上島一雄) 平成30年度の後期高齢者医療の保険料の軽減制度についてお尋ねですので、私のほうからお答えをさせていただきます。 本年1月に国から示された資料によりますと、低所得者の軽減措置につきましては、一つは均等割の軽減は引き続き据え置きとなり、所得割の軽減は平成29年度の2割軽減が見直され、軽減がなくなりますと。また、被用者保険の元被扶養者であった方の軽減措置につきましては、均等割の軽減は平成29年度の7割軽減から5割軽減となり、所得割につきましては引き続き賦課されないことということになりましたと。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) ありがとうございます。 今市民部長がおっしゃったように所得割の分は平成29年度に2割軽減が、平成30年には軽減なしというふうになってます。あと、元被扶養者の均等割、これ実は今平成29年度からというふうにお話があったんですけど、これ平成20年度のときには9割軽減だったというふうに思います。それが平成29年には7割軽減になって、平成30年には5割軽減になって、今度平成31年度には軽減なしというふうになるんです、今回。その今回の見直しの中で均等割額の軽減分が私ちょっと見たら多少ふえたかなあというふうに思うんです、多少です。また、所得割率を見ても多少下がってるかなあというふうに思うんです。被保険者の均等額が905円下がったというふうに思います。しかし、所得割の2割軽減がなくなり、元被扶養者の平均割りの軽減が平成31年度には7割軽減がなくなってしまうということです。 そこで、お聞きしたいんですけど、所得割の2割軽減とか、また元被扶養者の方が今回本市でどのくらいの影響があるというふうに思われますか。教えていただけますか。 ○議長(福田博行) 市民部長。 ◎市民部長(上島一雄) 議員のほうからお示しされましたように、後期高齢者医療の保険料が2年に1度改定されることになっておりまして、来年平成30年度には改定の年となります。保険料の均等割が4万3,870円から4万2,965円と905円の減額となります。これによりますと名張市におきます1万541人の対象者ですので、953万9,605円ぐらいが減額となるという状況でございます。 あと、2割軽減の対象者の人数ですか。わかりました、済いません。2割軽減の均等割、1,167名でございます。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) ありがとうございます。 私別の形でその2割軽減の方も今お話あったんですけど、実は元被扶養者の均等割というのもあって、これが平成31年度には軽減なしというふうになるというふうにお尋ねしたかったんですけど、それが多分市内では800人以上の方が影響があるのかなあというふうに思うんです。 私は何を言いたいかといったら、こういう形で改正するごとに負担がふえてくるんじゃないかと、保険料の。今まで9割軽減されてきたのがなくなってくると。2割軽減もなくなってくるということになればさっきの介護保険の話じゃないんですけど、ますます負担が大きくなってくるんじゃないかなあというふうに思うんです。 これ後期高齢者の医療保険制度ができたのがたしか2008年だったかなあというふうに思うんですけど、県が毎年今回の国民健康保険のように市町村の納付金を決めて、今回の国保のように納めるというふうに思うんですけど、先ほど市民部長がおっしゃった8月から3月まで分割で納めるという形でよろしいでしょうか。 ○議長(福田博行) 市民部長。 ◎市民部長(上島一雄) 市から広域連合へ支払う納付金や負担金についてご説明をさせていただきます。 平成30年度の当初予算案で15億4,761万2,000円を計上しております。この内訳として大きく4種類あります。 1つは、被保険者から徴収した保険料、これが7億1,448万7,000円を見込んでおります。徴収した翌々月に毎月支払うと。 2つ目は、被保険者の医療に関する費用として6億2,826万6,000円を見込んでおりまして、これを12回分割で毎月支払います。 3つ目としまして、低所得者の保険料が名張市の場合の負担分として1億5,838万5,000円を見込んでおりまして、これは3回に分割して支払います。 最後になんですけど4つ目としまして、広域連合の事業運営に要する経費としまして4,647万4,000円を見込んでおりまして、これは2回に分けて支払うということになってます。 ○議長(福田博行) 田北議員。 ◆議員(田北利治) ありがとうございます。 それぞれちょっと国保と違うのかなとか思ったりもするんですが、12回分割とか3回とか2回とかというふうなお話があったんですけど、私国保のときにもお話しさせてもらったんですけど、後期高齢者の医療制度というのも高過ぎる保険料、また見直しの中で軽減措置がなくなって払えない人が出てくるかなあというふうに思うんです。そのときに必要な医療が受けられない方が本当にふえてくるんじゃないかというふうに思うんです。 私何回も申し上げているんですけど、早急にこういうふうな後期医療制度というのを廃止して、もっともっと高齢者の方が安心して医療を受けられるようなことを国のほうにぜひとも要望していただくことを強く要望しまして、質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(福田博行) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 予算書の75ページ、上から3番目にコミュニティ・スクール140万7,000円あります。これの報償費は、これは謝礼に該当するんですか、それとも何か担当者がおられるんですか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 一つは、運営協議会を立ち上げていただきましたその学校の運営委員の皆さん方に支払う分と、それからこのためのいろんな事業をするための講師のとかということも含めているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 実は私少し耳が遠いんで、ちょっと大きい声でお話しいただくとありがたいんで、よろしくお願いします。 これは何人と特定の人じゃなくて、運営に携わっていただいた方々にと。そうしますと、これは時間給か何かで計算されているんですか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) これにつきましては各学校で、例えば12人の学校運営協議会の委員さんを任命いたしますと、その1回につき7,000円という形で支払いをさせていただくということでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 今この名張市の教育委員会には、ディレクターとかコーディネーターとか言われるそういうコミュニティ・スクールを専門的に調整したり、運用したり、指導したりする方というのはおられないですか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 済みません、先ほどの訂正させてください。1回当たりじゃなく年間1人7,000円ということでございます、報償費につきましては。 それから、今ご質問いただきましたこのことをコーディネートをしていったり、あるいは指導なり助言なりをしていくこういう方も地域コミュニティーのコーディネーターというような形の人を配置もしているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) このコミュニティ・スクールというのは、名張、日本の学校制度でも非常に新しい新規事業に当たるわけです。というのは、そういう地域の人たちの協力がなければ子供たちの今の時代に合う学びをしてもらうのが難しくなったと、そういうことで前にもお話ししましたけど、苗半作という言葉があるんです。作物をつくるときに、いい苗をつくれば半分成功したようなもんだという意味なんですけど、このコミュニティ・スクールがうまくいくかうまくいかないか、これはこの立ち上げ方によるわけです。これは非常に大きいです。ですから、コミュニティ・スクールをやってますといっても名前だけのところというのも少なくないわけです。 このコミュニティ・スクールというのは、これから小中一貫校の教育に対して不可欠なものになってくると思うんです。小中一貫教育をやる上で、先生方の負担も今以上にふえるわけです。そういうふえるものを地域の人たちの協力で減らして、そして今よりももっと先生方が教えるというところに力を注げるようにしていく、そういう意味でこのコミュニティ・スクールというのは非常に重要な、これからだからこれが成功しなければ、うまくできなければ、小中一貫教育も難しいというぐらいの位置づけではないかと思うんです。 お尋ねしたいのは、コミュニティ・スクールを導入する。導入するというのは、その目的です。何のために何をしたくて導入するというのが教育委員会のお考えでしょうか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) これは、コミュニティ・スクールというのは、目的ではなくツールでありまして、どんな子供を育てるかというようなことが非常に求められるところでございまして、といいますのはコミュニティ・スクールというのは、学校運営協議会を置く学校のことでありまして、未来を担う子供たちの豊かな成長のために学校、家庭、地域が連携、協働して、それぞれが自分たちに何ができるのかという当事者意識を持ってもらって子供たちの成長を支えていくような、こういう仕組みでございます。 名張市におきましては、こんな中で小中一貫教育と、それからコミュニティ・スクールを一体のものとして取り組んでいくということを目指しているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) それで、このコミュニティ・スクールを立ち上げるのに一番重要視しなければいけないこと、それはどのようにお考えですか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) この趣旨をまずは校長先生を初め、教職員がきちっとした意識を持ってもらうということ、そしてそのことを保護者の皆さん方、地域の皆さん方にきちっと丁寧に伝えていただき、なぜこれを目指しているんかということの熟議をしっかりしてもらった上で取り組んでいかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) コミュニティ・スクールがうまくすんなり導入できるかどうか、これの一番の問題は、まず校長先生。校長先生が本気でコミュニティ・スクールをやる気になっていないと、大体うまくいかないと言われております。それで、その次に教職員の意識改革と言われております。それで、その意識改革というのが一番大きなものは何かというと、学校を開くという。今まで一部学校というのは治外法権みたいな見方されていて、なかなか地域の人たちが入り込めないというのが従来の学校であったと。そこに全く同じ家族のような形で学校に入ってやっていくということになると、完全にオープンにしなけりゃいけない。そういうことを先生方が覚悟できるか、意識できるか、こういうことを言われているわけです。ですから、教職員の意識改革というのは非常に重要であると。そのためにはどういうことをされていますか、意識改革のため。あるいは校長先生が、これはマネジメント力が非常に必要になるわけですけど、校長先生たちのマネジメント力の教育、研修であるとか先生方がこのコミュニティ・スクールに取り組むための意識改革、そのためにどのような教育、研修、指導、そういうのはされているんでしょうか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) このコミュニティ・スクールの推進につきましては、今議員おっしゃられたとおり、まず学校長のリーダーシップが何より不可欠であろうと思うところでございます。そして、全教職員がコミュニティ・スクールの有効性を理解し、学校一体となって一丸となって取り組みを進めること、さらにその共通の目標、これは学校運営にかかわることになってくると思いますけども、その共通の目標に向かって力を合わせる、保護者、地域の皆様方との協働というのが不可欠やというふうに言われているところでありまして、それを目指して、まず一番のことは学校の先生方の研修会、説明会、あるいは話し合いというのを持たさせてもらっているところでございます。特に平成28年度からこのことを市としても教育委員会としても取り上げまして、国や県からの補助金も活用しながら研修会あるいは説明会、そして話し合いというのを進めているところでございます。特に教職員の周知のために実施をいたしましたのは、コミュニティ・スクール推進研修会というふうな形でございまして、平成28年度、昨年度につきましては、まずは校長先生、教頭先生の管理職を中心とした皆さん方に繰り返しこの研修会を実施いたしました。そして、本年度はそれを踏まえてコミュニティ・スクールについてのビジョンを明確に持って、そしてリーダーシップを発揮できる体制が構築できるようにするよう対象を管理職以外の先生方にも拡大をしていって、そして理解の範囲を広げていって、その効果も出てきているというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 私たちが今まで生きてきた社会の一般論からいいますと、そのマネジメント力とか経営力という学校経営という考え方をした場合、マネジメント力とか経営力というのは、これはその人の素質も必要なんです。いろいろな性格分析していくと、リーダーに向く人、向かない人というのはあるわけですけど、まず素質が必要。そして、簡単に誰でもちょっと勉強したぐらいでできるものではないわけです。やっぱり何年かの経験が要るわけです。そしたら、例えば年数を積み上げてある一定の年数を経験したから校長になるという人と、若いけれども非常にリーダーシップがとれる、そして事業欲があって前向きと、そういう人たちもいるわけです。ですから、校長に誰を選ぶかというのがまたこのコミュニティ・スクールの非常に重要なところで、適さない人、あなた校長になってやったんだからコミュニティ・スクールをやれといったら、人によっては鬱病になってしまうケースも出てくるんです。ですから、この校長を選ぶということに関しては、あれはたしか三重県で南が丘小学校ですか、あそこはたしか民間人を校長に採用して、それでスタートしたと思います。割と全国のコミュニティ・スクール見てみますと、そういうところは大体うまくいっていると。ということは、校長になった人があんたやるべきだというんじゃなくて、コミュニティ・スクールを中心に置いて、コミュニティ・スクールを成功させるための人材を選ぶと、そういうところまで考えていかないと、ただ今の仕組みの中で昔の企業が年功序列、終身雇用だったわけです。年さえいけばどんどんどんどん上がっていく。今は民間はそれではやっていけないということで、若くても能力のある人は抜てきして任せていく、そういう時代になっているわけです。ですから、学校もそれぐらいの覚悟というのを決めないと、ただコミュニティ・スクールやりますよでうまくいくとはなかなか思えない。 それで、このコミュニティ・スクールがうまくいってるところというのは、私の印象では、校長がやる気になっている人、プラス地域に熱心な人が1人いたら、まあまずほとんど成功すると思います。でも、不可欠なのは、絶対条件というのは校長がやる気でリーダーシップがとれないといけない、マネジメント力がないといけない、そういうことなんですけど、そういうことで恐らく教育委員会でもいろいろなところを視察行かれたと思いますけれども、大体何カ所ぐらい行かれたんでしょうか。それで、どういうところへ行かれたか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) それぞれの担当も含め、私も含めて、それぞれが全国各地あるいは県内のほうも出かけていきまして、回数というのは何十回と超えているかなあというふうに思うところでございます。その中では、本当に立ち上げるときの必要なこと、あるいはその際に配慮をしなきゃならないこと等々も勉強もされてもらってきたところでありますけれども、そんな中では、まずは学校がきちっとした方向というか目当てというか、ちゃんと持たなあかんと。そのことを丁寧に地域の方、そして保護者の皆さん方に共有してもらいながら、学校が抱えている課題等についても自由に出してもらって、そしてそのことについてやっていく。それはまさに、このコミュニティ・スクールの学校運営にかかわることも必ずやらなきゃならないというふうに言われているところでございます。それに参画するということでございます。 このことは単なるコミュニティ・スクールだけではなくて、新しい学習指導要領の中にも社会に開かれた教育課程ということが大々的に打ち出されてきているところでございまして、これからの学校教育は当然専門の分野は教職員やらなきゃならんのは当たり前のことでありますけども、今の時代を見たときに本当に先生方がそれ以外の本業というか、本来のこと以外のこともやらなきゃならんというこういうこともあった中で、それぞれの立場でしっかりとしたものが業務が遂行できるような、そういうシステムをつくるためにもこれが大変有用な一つのツールであろうというふうに思っておるところでございまして、全国のあちこち行かせてもろうているところでありますが、基本的なものは変わらないと思うんですけども、地域によってやり方がさまざま違っているということも勉強もさせてもろうたところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) その視察へ行かれた先は、学校は当然行かれてると思う。それを支えている地域の人たちと意見交換したりとか、そういうこともやられてますか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 主に山口県のほうへ教育委員会も、あるいは地域、まちづくりの方も本当に熱心に視察に行かれまして、地域の方とその学校の運営協議会をされているまさにその中に入ってもらって勉強させてもろうてるということも研修の中ではやっているところでございまして、三重県もそれぞれ、例えば鈴鹿市も全部の学校がコミュニティ・スクールを取り入れているところでございます。あるいは、松阪におきましても一部大変熱心なところもあるわけでございまして、そういうとこら辺も中に入らせてもらって、単なる話を聞くだけ、子供の様子を見るだけではなくて、それぞれの抱えている課題なりも一緒に勉強させてもろうているというふうにしているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) そういうふうにして、いろいろな方々が別々にいろいろなところへ行きます。そして、ああ、これは役に立つ情報やなあと、これはみんな共有したいなあという場合はどういう方法で共有されとるんですか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 学校の立場、保護者の立場、そして地域の立場というのはあると思います。そういうようなところで何をしなきゃならないのか、あるいは成功事例を見させてもらった中で、これやったらうちの地域、学校でもできるなあということをしっかりと話し合いをしてもらうということが大事でありますし、そしてその前段としては学校の置かれておる様相について、しっかりとその中身について情報を共有してもらうということが何より大事なことかなあと思っておるところでして、そのことをメーンに今掲げて取り組んでいるところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 名張市の教育関係者で、コミュニティ・スクールならこの人に聞けば非常にうまくいくと。だから、あらゆる学校を走り回って、それで皆さんと一緒に協議してアドバイスしたり、サジェスチョンしたり、指導したりすると、そういう人というのは市外の人でも市内の人でもおられますか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) この市の小中一貫のコミュニティ・スクールの推進の協議会の中には、元三鷹の教育長の貝ノ瀬先生も有識者の一人として入ってもらっておりまして、年に2回なり3回の会合にも出席をしてもらってるところであります。それ以外にも、特に山口県の県を挙げて光市なり等々のところの関係の皆さん方、そして文科省の指定されてますコミュニティ・スクールマイスター、CSマイスターと言いますけども、こういう方も名張にどんどん入ってきてもらっているというところです。 そして、それはそれですけども、丁寧にその学校の状況を聞くということも必要でありまして、これにつきましては名張市のほうにおきましては、教育センターにありますところの学校支援のボランティア室の中に地域コーディネーター、校長のOBを6名配置をしまして、常に学校現場あるは保護者、地域の皆さん方と連携、協働できるような体制を組んでるところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 光市は1名か2名、このコミュニティ・スクールを一生懸命勉強した校長OBだと思うんですけど、その人が町中の学校を走り回ってます。いろいろな人が勉強するのも大事ですけど、恐らく何百人という人たちを一緒に勉強させることは難しい。そしたら、1人か2人、名張市にプロフェッショナルを育てていただきたい。そうして、常に一緒になって考え、現場に一緒にいて一緒に議論し合うと。時たま来て講習するとか研修するというのは余り役に立たないと。やっぱり現場でいろいろな問題を一緒になって考えていく、そのプロフェッショナルをぜひ育てていただきたいと思うんです。 それで、今度は地域との関係、これが深くなるわけですけど、今教育委員会には学校教育課と社会教育課というのがあるんですけど、このコミュニティ・スクールに関しては、社会教育の担当の人たちも一緒にやられているんですか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 名張市におきましては、社会教育は生涯学習のほうで担当でございますけども、学校教育と生涯学習と一体となっておりますし、まとめております教育総務室もそのまとめ役として担当の職員も配置しながら、教育委員会挙げてこの取り組みを推進しているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 市長部局で地域環境部があります。そことはどういうふうなつながりがありますか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 当然地域担当の方もおっていただきます。地域ごとの説明会の折には、それぞれの地域の担当の方も一緒に会議等にも入ってもらっているということが多くあるわけでございますし、また本年度はまちづくりのこのために特別な予算もつくっていただきまして、それぞれの地域なり学校でコミュニティ・スクールの視察に行こうとかというところのその援助もしてもらっているところでございまして、密に連絡は取り合っているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 地域づくり協議会とはどういうふうに考え、地域づくり協議会の立ち位置、このコミュニティ・スクールに対して、どういうポジションにあると思われますか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 形の上から行きますと、当然例えば保護者、PTA、そしてまちづくりの方がありますけども、それが具体的に進んでいきますと、そこから当然関係を持ちながらですけども、そのまちづくりの役員の方ばかりでするんではなくて、その学校なりその地域にふさわしいコミュニティ・スクールのお目にかかる委員等々を交えての、地域によっても若干差がありますが、立ち上げる準備の段階におきましては学校、保護者、まちづくりの代表の方とコンセンサスを図っているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 地域づくりでもいろいろ特色ありまして、例えばコミュニティ・スクールで協力してくれといったら、この中にはコミュニティ・スクール、学校教育に熱心な人というのはどうもいそうにないなあと、それでみんな探せということで地域の中から、言葉は悪いけど一本釣りしていくわけです。この人にやってもらったらどうだという人を選んで、そしてその人を説得しに回るのが地域づくりの仕事で、そして選んだらその人に任すから、地域づくりは全力を挙げて応援するから、あんた思いっきりやってくれと、こういうことをやる地域づくりもあります。 一方、地域づくりが相談を受けたら、これは地域づくりの仕事だと。だから、自分らの指揮下で動いてくれと、こういうような地域づくりもあるわけです。そしたら、そういう地域づくりが中に最初に入ってしまうと、本当にやる気のある人は入り込めなくなってしまう。絶対うまくいかないです。ですから、組織があるから組織が入る、楽です。入りやすい。初めに楽したら必ず苦労する。初めに苦労したら必ず楽できる。これが私は世の中だと思っているんですけど、初めにまず最初にやってほしいのは、自分地域の組織、保護者の組織に頼るんではなくて、自分たちの目でこの人にやってほしいなあという人を探すということが私は今一番大事なことだと思います。そのためには苦労しなければいけません。 コミュニティ・スクールを成功させた校長先生たちの話何人か聞きますと、地域の中に入って地域の人たちと一緒に酒を酌み交わして、そしてみんなと意思疎通を図っていきながら地域の人たちを取り込んできてます。初期のころ、今から10年以上前の校長先生たちは大抵そういうことをしていました。ですから、やっぱり地域の中に本当に今の地域づくりや自治会の組織には入っていない。けれども、この人にやってほしいという人が必ずいるわけです。そういう人たちを引きずり込んだ人、あるいはたまにPTAの役員で入ってもらったらこの人がすごい人だったと。火の玉になってコミュニティ・スクールをつくり上げたと。そうすると、その人に引っ張られて校長も同じような思いでつくっていく、とにかく最初は人なんです。組織じゃないということを、これだけは一つ申し上げておきます。楽をしたらだめです。土台からきっちり組み上げていって、そうしないといい建物というのは建たないです。いきなり上のほうを見てコミュニティ・スクールというものをいきなりつくろうというんじゃなくて、コミュニティ・スクールの必要な土台をつくっていく、そこから入ったら本当に早く成功する。急がば回れだと思いますので、ぜひ考えていただきたいと思います。 それから、国の補助金制度あります。これは今利用をされてますか。どのような形で利用されているか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) これまでは、いろんな形の中で文科省もこの分のをしておったわけでございますけども、大きくは平成30年度以降につきましてはかなり減らされてきまして、これは立ち上げる前のところの部分にしてくれたところでありますけども、名張のような形である程度市がリードしながらできつつあるところについては、なかなかこの補助対象になってないということがございまして、平成30年度予算につきましては国のこの文科省の予算に関しては入ってないというところでございますが、地方創生の部分の中で他の事業と絡めた中でこれが運用、使えるようであればそこへ回していこうという形で今考えているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) コミュニティ・スクールを学校に導入するわけです。その導入する順番というのは何かもう決まってますか。 わかりにくい質問で済いません。一気に導入するのか、段階的に導入するのか、段階的ならば順番はどうなのかという質問です。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 決して強制的にいつまでせえということは言うてるわけではないわけですが、一つの目標としては平成32年度あたりに全ての学校にコミュニティ・スクールをつくってもらいたいという話はさせてもらっておりますが、決して強制はしてないところであります。 ちなみに今現在把握しているところで言いますと、本年度は4月1日からつつじが丘小学校、南中学校の2つの学校に学校運営協議会ができました。平成30年度には、現時点では7つの小・中学校がコミュニティ・スクールを設置したいというような話も聞かせてもうてるところでございます。その他につきましては、今言った形の中でどの学校におきましてもぜひつくっていきたいという思いで今取り組んでくれているところであります。もちろんこれは本年4月1日に地教行法が改正されまして、コミュニティ・スクールについては設置の努力義務というふうになっておるところでございまして、こういうことも受けながら必要に応じてやっていかなきゃならない。ただ、無理をして形だけつくって中身が伴わないのでは先ほど議員さんもおっしゃってくれたとおりで、きちっとした基礎から固めていかないと後々それは続かないというふうに思ってますので、その辺は十分このコーディネーター等も通じまして、そういう話もさせてもらっているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) ということは、やる気のあるところから始めようと。白い猫でも黒い猫でもコミュニティ・スクールをつくる猫がいい猫だという感じに受け取ってるんですけど、コミュニティ・スクールを学校がやる気なくても住民がやいのやいのつっついてコミュニティ・スクールを成功させてるケースというのもあるんで、住民にもコミュニティ・スクールというものをもうちょっと認知させていただくということを考えて、そうしますと下地ができますんで、学校からの発信があったときにみんなすぐ受け入れることができると。そういうことで、コミュニティ・スクールをもっとどんどんどんどんやるんだやるんだということでPRしていただけたらと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) こうやって制度も変わる中、昨今の学校教育の置かれている状況等もきちっと伝えていきながら、それは学校のいろんな情報についてできる限りのものは発信をしていく中で、学校で責任を持ってやらなきゃならないこと、学校でなかってもできるところ、あるいは学校を支援するものということが当然あるわけでございまして、そのことについてはきちっと丁寧に発信をしていき、進めていくことが大事でございまして、私は特に校長先生方に最近言わせてもうていることは、当然学校の取り組みというのは非常に大事なことでありますけども、学校が全てをリードしなきゃならないという意識を余り強く持ち過ぎると返って無理をしてしまうことがあるので、十分地域の方、まちづくりの役員の方、そして保護者の役員の方等とも十分話をしながら徐々にやっていく、活動していく、また学習をしていく中で徐々にパワーアップしていくということを私は話をさせてもらっているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 今まで学校評議員というのがありましたよね。それから、学校支援地域本部というのがありました。こういうところとの関連というのはどういうふうになっているんでしょうか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 学校評議員制度と学校支援地域本部、あれは地域学校共同本部になってますけども、ちょっとそれは役割が違うんかなあと思うところでありまして、学校評議員制度というのは、これ始まって10年以上たっているところでございます。それは、むしろこの運営協議会と目的を同じにするところもあるわけですけども、どちらかといえばこれは校長先生の応援隊というふうな形であったのかなあというふうに思うところでございまして、単なる話を聞かせてもらって、そうかなあそうかなあと終わってしまうところがあったわけですけども、この学校運営協議会というのは自分たちが責任を持ってきちっと参画をしていって意見を言い、そして責任を持っていろいろなことについても見てもうたり、あるいは行動を起こしてもらうというふうになっとることがございます。 それから、学校支援地域本部は、これは生涯学習の一つの大きな柱になってくれていまして、いわゆる特に学校の末端にある地域の皆さん方の学校への応援隊と、継続的な形じゃなくてスポット的な形の部分も多々あったというふうに思うところでございます。 関係はないことはないわけですけども、さらにそれらを強固なものにしていくのがこれからの学校運営協議会、コミュニティ・スクールではなかろうかなと思うところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) 学校評議員制度というのは、全国で九十七、八%はもう形骸化して、何の役にも立ってないと言われているんですけど、名張市の学校ではどうですか。 ○議長(福田博行) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 全然役に立っていないというとちょっと語弊もあろうかなあと思うところでありますが、現実名張市としては学校評議員制度も既に100%に達してたんですけども、それから今は全ての学校で学校運営協議会の制度ができたところは今小中1校ずつ2校ありますけど、それ以外の学校は学校関係者評価委員というような形で、評議員から若干それを名前、内容を変えたものを名張市においては100%行っているところでございます。 ○議長(福田博行) 柏議員。 ◆議員(柏元三) このコミュニティ・スクールがうまくいくために非常に重要な制度として学校評価という制度があります。そして、学校関係者評価があります。これに関しても少しお尋ねしたいんだけど、きょう時間ありませんので、またの機会がありましたらぜひ聞かせてください。 終わります。 ○議長(福田博行) 常俊朋子議員。 ◆議員(常俊朋子) そうしましたら、平成30年度一般会計、特別会計予算書の64ページの土木費の駐車場管理費についてお尋ねいたします。 予算額921万5,000円、前年度は1,026万6,000円でした。使用料、手数料を収入として921万5,000円が計上され、前年度との比較で105万1,000円の減額となっていますが、この差額についてお尋ねいたします。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 今済いません、駐車場管理費の減額でしたでしょうか。 駐車場の管理費につきましては、昨年度駐車場のパーキングメーターの改修工事を予定しておりましたが、昨年度一部改修を終えた中で、本年度その額はほぼ減額ということになっております。
    ○議長(福田博行) 常俊議員。 ◆議員(常俊朋子) その改修工事ということですが、名張駅西口の市のコインパーキングが新しくなっているんですけれども、そちらの工事費として使われたということでよろしいんですか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 名張駅西口の駐車場に伴います改修費用でございます。 ○議長(福田博行) 常俊議員。 ◆議員(常俊朋子) よく私も利用させていただきます。設置については、市のパーキングとして違法駐車の対策として運営していただいていると聞かせていただいております。この改修されたのは、いつ新しくなって、10月にされたと聞いておりますが、その周知とかそういうことはされていましたでしょうか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) まず、改修に至りました経緯についてご説明させていただきます。 従前のパーキングに伴います施設につきましては、フラップ板式の個別精算機型のコインパーキングメーターが10基設置をさせていただいてございまして、平成4年から供用開始しておりましたが25年間が経過してきた中で、これまでも機器のふぐあい等がありましたもので、利用者の方とのトラブルも発生していたということで、今回平成29年度予算でその取りかえをさせていただきました。 なお、改修後につきましての周知というところは特段させていただいてなかったというのが現状でございます。 ○議長(福田博行) 常俊議員。 ◆議員(常俊朋子) 民間の業者さんに委託されているようなんですけれども、新しくなってコインパーキングの1カ所ずつでないということをお伝えいただきました。見た目もすごくすっきりして、利用された方も幅が広くなって、1台分広く使われているというようにお聞きしたんですけれども、不都合とかというのはお聞きになっていますでしょうか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 今回の改修に伴いまして、従前身体障害者用枠1台を含む駐車スペース10台を確保しておりましたが、従前は駐車スペースの幅が狭いとか、とめにくいといったようなこともございましたので、今回このパーキングメーターの改修にあわせまして身障者用2台を含めまして駐車台数9台、1台減らさせていただいたわけですが、逆に出入りがしやすくなったということのお声は頂戴してございます。 ○議長(福田博行) 常俊議員。 ◆議員(常俊朋子) 私もすごくよくなったなあと思います。すっきりとした感じもありますし、今までコインパーキングはチェックとかしなくて利用させていただいてたんですけれども、今回は30分無料でも番号のパーキングのところに30分以内でもチェックしてご利用くださいというご案内がありましたが、それで今までの利用者さんの数とかわからなかったのがわかるようになったというようなお話もお聞きしてますが、どれぐらいの利用者さんがいらっしゃいますでしょうか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 新しく機器を取りかえてから、無料であってもとめられた台数というのが機械で把握できるようになりました。その中で10月以降、今日までの平均をしますと1日大体100台、一月3,000台程度の車がご利用をいただいているということがわかっております。 ○議長(福田博行) 常俊議員。 ◆議員(常俊朋子) ありがとうございます。 そうしましたら、最初の目的である違法駐車の予防に大変役に立っているということがわかりました。 今回パーキングの専門業者に委託されて、プラスアルファというようなものがあると、プラスアルファとして自治体関係の委託業務を請け負っているところだということで、安心面や防犯面のところですごくよかったというようなところがありますでしょうか。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 従前は駐車料金の収納業務、それから緊急時の対応とか機器の保守点検、修繕などは別々の業者に依頼をして対応しておりましたが、今回のメーターの取りかえによりまして、それらの業務を一元化しております。ということで、効率的でもありますし、経費の削減も図らせていただいているところでございます。具体にパーキングメーターを取りかえさせていただいたメリットといたしましては、従前は500円と百円硬貨しか使えなかったというところが、今1,000円紙幣、500円、100円、50円、10円の硬貨が利用できるということ、それからつり銭や領収書も発行できるということでございます。ということで利便性は向上しているということでございますが、料金体系は従前と変わってございませんので、長時間をとめられるとかなり高額になってくるということで、30分までは無料、60分までは100円、60分を過ぎますと400円、以降30分ごとに300円ということになりますので、長時間とめられる方は栄町駐車場か近隣の民間の駐車場をご利用いただきたいと、このように思っております。 ○議長(福田博行) 常俊議員。 ◆議員(常俊朋子) ありがとうございます。 利用される方がこれからも違法駐車のないようにしていただいて、今回専門業者にメンテナンスも更新についても何年かごとにされるってお聞きしたんですが、システムについても日進月歩ですので、何年に一度という交換していくという方向性というのもお話ししていただいているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(福田博行) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 特に長期的な契約等は今考えておりませんで、当面単年度ごとの契約というふうに考えてございます。 それから、先ほど一点言い忘れましたが、防犯面というところでは防犯カメラも2台設置をさせていただきまして、周囲のそういった監視、例えば事故等があったときのリプレイ検証みたいなこともできるということでございます。 ○議長(福田博行) 常俊議員。 ◆議員(常俊朋子) ありがとうございます。 無人ですので、安心・安全面で防犯面でもセキュリティー面でも安心させていただけてよかったかなあと思います。 また、今財政協議も行った中で工事費を計上されて、従来のパーキングをどうするかという検討がしっかりとなされて今回民間業者に委託してかなりのコストダウンも見込まれるようなこともお聞きしましたので、いろいろ検討していく中で皆さん方がしっかりと財政のことを考えて取り組んでいただいたことを確認させていただきました。ありがとうございます。 ○議長(福田博行) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 当初予算について質問します。 当初予算書の12ページ、歳入のところです。 国のほうでは、2018年度交付税はこれまでどおり措置するとして、この名張市の当初予算でも交付税の見込み額は前年度よりふえた見込みを出しております。しかし、首相直属の経済財政諮問会議では、各自治体の財政調整基金のため込みというところに着目して、財調がたくさん積んであるというところで、2019年度から交付税を減額していくというような意見が出されております。このこと自体、地方自治体の財政運営に国が入り込んでくるということは地方自治を侵すものであり、大変異議があります。がしかし、こういうことも勘案しながら名張市の財政調整基金を今後どんなふうに計画していくのかというところも同時に考えていく必要があると思います。 平成30年度は既に当初の目的のとおり2億円の財調を積んでおりますが、今後名張市は財政調整基金をどのように計画していくのか。平成30年度に中期財政見通しを着手して、平成31年には完成していくということでありますが、この中期財政見通しのつくり方が大変着手が遅いということでこの間指摘をしておりますが、今後の名張市財政運営についての見通し、財政調整基金の積み立ての考え方をお答えください。 ○議長(福田博行) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 中期財政見通しのつくり方と財政調整基金についてということでご質問をいただきました。 私どもこれまで先日からの答弁でもございましたように、基本的には財政健全化に向けて無計画にやってきたわけではなくて、特に健全化に向けてさまざま対策であったり手当てを講じてきたところでございます。それで、今現在は持続可能な財政運営の確立に向けてという方針、平成26年度に策定した方針を受けて、先ほどおっしゃっていただきました平成30年度末に財政調整基金を2億円積む、あるいはそのほかの目標もありますけども、そうした目標に向けて一定の当然のことでありますけども、市民サービスというものを提供をさせていただきながら財政的にはそういうところを目指していくということで財政運営を行ってきたところでございます。 それで、平成30年度に中期財政見通しを立てて、また公表をさせていただくと申しますのは、これも以前にも申し上げたかもわかりませんけども、平成30年度に総合計画を見直すということになっております。その総合計画の中で、これから名張市がどういうことをやっていくのかということを明らかにしていきます。ですので、中期財政見通しの中では、そしたらそういう施策を実施をしていくための歳出がどういうふうなものがあって、それに見合う歳入をどういうふうに確保していくのかということを計画を立てるという意味で、平成30年度に総合計画とあわせて中期財政見通しを作成するというふうに申し上げてきたところでございます。 それで、財政調整基金のことにつきましてもご質問いただきました。 財政調整基金につきましては、一般的に言われていますのは標準財政規模ですので、名張市の場合ですと約150億円程度でございますが、それの10%程度というのが望ましいというふうに言われております。ですので、それを見ますと、長期的な目標としてはそれの10%ということになりますと15億円前後ということになろうかと思うんですけども、今の施策を進めながらそれを一気に積み立てるというのは、これも実現は難しいというふうに、これは一般質問でもございましたですけども、公約に対してどう思われるかということのご答弁でも申し上げましたけども、これを一気にするということは難しい、ただし、例えば平成29年度、昨年10月21日に台風が襲来しました。そのときの財源として1億2,000万円ほどを、これ実は財政調整基金の取り崩しで措置をさせていただいてます。というところからすると、財政調整基金というのはある程度やはり持っていないと、今回が史上初めての最大の雨量であったということではありますけども、史上最大というのはこれからも来年も同じことが起こるのかもわかりませんので、ある程度はやはり防災あるいは朝からもございましたように雪氷であったり、そういうことのためには持ってるべきものということで、一旦平成30年度に2億円とさせていただきながら、それから以降についても最終目標としては10億円から15億円ということを長期的な目標にしながら財政運営をしていくべきであろうというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) 総合計画が終結しているので、新しいこの名張市をこれからどうやっていくのかということに伴って中期財政見通しを立てていくということなんですけれども、総合計画が平成30年度で終結することは早くからわかっていることであります。それにあわせてこの先の名張、5年、10年先どうするかというのは既に考えていかなければならないこと。それに伴って財政運営というのも5年、10年先を見据えたものを既に持っていなければならないと思います。ということで、その取りかかりが遅いということをこの間指摘しているわけであります。 また、財調に関しましても、長期的に10億円から15億円をためていくということではありますけれども、その年度年度の必要な財政運営をしっかりと住民の暮らしを守る財政運営をして、そして財調をためる、そして必要な災害のときには使うということをしっかりしなければ、財政調整基金をためるための財政運営というのはやめてほしいという指摘であります。ここのところをはっきりとさせておきたいと思いました。 そして、平成30年度当初予算説明資料の2ページです。 ここに一般会計予算案の姿というのがあります。この間、今年度予算は市長選挙を踏まえて骨格予算ということでありますが、そうした中で、歳入では固定資産税の評価がえなどによる減収が見込まれる一方で、歳出では民間保育所措置費などの増額が見込まれること、厳しい予算編成となりましたと。よって、職員給与独自削減継続、特別会計への繰り出しの抑制、行財政改革の取り組みを継続していくという今までどおりの予算措置なんです。これ市長就任されて非常事態宣言出されて、財政の健全化を進めるとして16年間毎年これです。市歳入はこれから減っていく、出ていくものが要る、なので名張市の財政は苦しいという、これずっと10年間以上これが続いている。今までの名張市の財政の健全化の取り組みが、方向性を変えなければならないということがはっきりしたんではないでしょうか、いかがですか。 ○議長(福田博行) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 方向性を変えなければならないというのがどういった意味なのかというのがなかなか私ども理解できないところがあるんですけども、ただ全体として人口が減っていく、これは全国日本中の話として、その中で当然人口が減ってくれば土地であったりというものの下落というのは当然ありますし、人口が減るというのは全ての面において経済的にはいい方向には働かないということはあります。その中で、名張市としてそういった環境の中でどのように勝ち抜いていくのか、一つは勝ち抜いていくということもあろうかと思うんですけども、戦略的に名張市だけはといいますか、このエリアを人口減らさずにやっていくということでさまざま取り組んできたところでございますし、もう一方で、これは市長がよくおっしゃっていることではあるんですけども、扶助費が毎年伸びていく、これも年間2億円ずつ伸びていくということでありますけども、その中で人が年をとっていくということは、これは避けられないことでありますし、高齢化も避けられない。その中でそうすると、扶助費の伸びをどのようにして抑制していくのかということで、これはすぐ来年、再来年に効果が出るか出ないかというのは不確定なところはありますけども、健康づくりで取り組むということで、この扶助費の増嵩を少しでも抑えていくという取り組み、そういったことで今取り組んでいるところでございますので、重点的にそのあたりに予算を配分をしているということでございます。 それで、この状況が変わらないのではないかということにつきましては、私ども入ってくる財政から見ますと入ってくるお金を見たときに、それに対応できるような歳出を組んでいくということ、これはやらざるを得ないこと。その中で市民の方々のサービスに直接影響のない分野で、できる限り経費の節減を図っていくというのは、これは私どもが取り組むべき、これから先少し例えば財政状況がよくなったとしても、これから働く者が減ってくるという中では少なくとも継続して取り組んでいくべき課題であるというふうに考えております。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) 方向性を変えるべきというところがわからないということなんですけれども、削減、抑制ばかりでは財政の健全化は果たされなかったというのがこの10年間の結果だということであります。その具体的なことを今から1つずつやっていきます。 まず、保育所費なんです。予算書では51ページです。この当初予算説明資料の2ページのところで、民間保育所措置費などの増額が見込まれるということなんですけれども、この予算書を見てみたら昨年度よりはふえてないです、保育所費は。なのにこういうふうに今からお金が要りますよということを、市民にお金が必要だ、お金が足りないという不安を最初にばあんと与えてしまう。実際予算書を見たら、昨年と保育所費を比較しても決してふえていないんです。そういうところが市民に対して安心を与えて今から名張市元気になるんだ、一緒につくっていくんだという意識をみんなで醸成することが必要なのに、まだお金がない、まだ財政が厳しい、我慢せよということが前面に出ていることを、まず変えていくことが必要だというふうに思います。 子育て安心プラン、保育の受け皿整備の推進ということが今全国展開されております。名張市でも待機児童対策ということが取り組まれております。この当初予算の説明資料の中でも待機児童が100人をまだ超えていると。平成30年度、この待機児童対策解決に当たってどういうことをするのかをお答えください。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) ただいま平成30年度当初予算の民生費の保育所費について増額になってないと、減額になっているのに増額と表現しているという点でございます。 ここで姿のところで書かせていただいてますのは、民間保育所の措置費でございます。措置費につきましては、前年に比べまして2億6,300万円の増となってございます。全体として減額になっておりますのは施設整備費、こちらのほうが減額となっているということでございます。 以上です。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) 予算としては前年度から比べてふえてないと。民間保育措置費がふえるのは、今質問した内容です。平成30年度民間保育所の増設がありますよね。定員がふえるから、子供を受け入れるからふえるわけであって、それは市民のニーズに応える施策でありますから、決してマイナスのものではないんです。そういうところを、この平成30年度をどうやってこのニーズに応えて待機児童対策をするのかお答えください。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 待機児童対策についてご質問をいただきました。 待機児童につきましては、この今月2月1日の現在で104名の待機児童がいるという状況がございます。そんな中で、この平成30年度に向けて待機児童の解消の保育の受け皿の取り組みを今年度進めてまいりました。現在社会福祉法人に運営いただいております蔵持保育園、こちらが移転改築工事を進めていただいておりまして、本年7月に認定こども園として新たに開園いただく予定でございます。定員が現在の70名から120名に拡大していただく。また、私立の名張よさみ幼稚園が敷地内に給食室と保育室の整備を行っていただいておりまして、これにつきましても本年4月、60名の保育枠を確保していただくという予定でございます。また、名張地区の木屋町地内に、これも社会福祉法人でございますが、地域密着型の特別養護老人ホームに併設をいたしました定員19名の小規模保育事業の整備を行っていただいております。ここも4月の予定でございます。これらを合わせましてゼロ歳児から5歳児までの受け入れ枠129名をふやすこととしてございます。 以上です。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) それに伴って民間保育措置費というのがふえるわけですね。これは措置費でありますから、市単独ではありません。国からの交付税算定も入ってくるわけで、これをマイナス要因の一つに掲げるということはぜひやめてほしいわけです。プラスになることです。市民のためにやる施策であります。ですから、保育所費としては前年度と比べて決してふえているわけではないので、これをマイナス要因に掲げるということをやめてほしいという意見を私は言いたいわけです。 この間129人の待機児童の受け入れ枠をふやすということで、一番待機児童の多いのはゼロ歳から2歳、今回ふやしていただくのは3歳以上のところのほうが人数が多いわけでありますけれども、今地域型で保育、待機児童の解消に取り組んでいますけれども、3歳になったら受け入れ先がどうかというので、今回はここで3歳以上の受け入れ先が確保できると思います。しかし、ゼロ歳から2歳の地域型保育では、それぞれの施設といいますか預かっているところを見学させてもらったら、やっぱりまだ格差があります。これまでの保育所とは随分と違う施設でありますし、また保育の資格についても格差があります。これは保育でありまして、措置でありまして、託児ではないわけです。地域型保育に関しても。そのことをしっかりとどの地域型保育または小規模保育、また認可保育へ行っても、同じように名張の子供たちが安心に、安全にしっかりとしたその子供の育ちを担保できる保育として、どこに行っても同じようにそれが受けられるようにしてほしいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 今名張市が待機児童対策としてゼロ歳、1歳、2歳の子供を預かる地域型保育、この地域型保育には定員19名以下の小規模保育事業、そして5名以内の家庭的保育等ございます。そちらの保育環境の整備ということでのご質問をいただいたと思いますが、この地域型の保育事業と保育所及び認定こども園との環境の違いというのは、まず保育室の面積等につきましてはどちらも同じ基準となってございます。保育所と認定こども園の場合は、園庭を整備しなければならない。地域型保育事業の場合は、園庭を備えていなくても近隣に公園があれば開設することができるというふうになってございまして、この近隣の公園に出かけることで子供たちがしっかり歩く力がつく、また近隣の方々との出会いもあるなど、小規模で少人数という環境を生かしたきめ細やかな保育を行っていると思っております。また、安全・安心な保育を実施していくという意味では、市の指導保育士や看護師、これが定期的にその小規模保育なり家庭的保育、いわゆる地域型保育事業の施設を巡回しておりまして、入所児童の健康面や保健衛生について相談、指導を行っておりますので、公立が実施しております保育所また民間の保育所、この地域型の小規模保育に大きな差はないというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) 前の公園に歩いていくとか、そういった工夫をされて子供たちが外で伸び伸びと運動できる、そういったことも確かにしていただいております。でも、実際やっぱり違います、環境が。窓の広さ、また空間のあり方、そして雨が降ったり、暑い夏であったり、雪が降ると、どうしても部屋の中でしか過ごせない状況はあります。 各事業所さんで大変努力していただいて、子供たちをしっかりと保育する、その取り組みは十分していただいていることは承知しております。がしかし、せっかくこの名張で生まれ育つ子供たち、この自然の中でゆったりと伸び伸びとどの園に行っても一緒のように保育が受けられる、そんな保育所をぜひとも目指していただきたいと思います。 そして、保育士さんの処遇改善も喫緊の課題であります。保育士さんの処遇を改善してスキルをちゃんと磨いて、安心の保育、ゼロ歳から1歳、2歳の子供たちはちょっとしたことで命にかかわりますので、その点も重々市としても支援し、一緒に育てる、この立場を貫いてほしいと思います。 そして、この間幼児教育の無償化ということが進められてきました。これは段階的に進めるということで、この平成30年度の当初予算にも一部入っていると思いますが、名張市でのこの平成30年度の取り組みはどのようにされるのかお答えください。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 平成30年度におけます国の幼児教育の段階的無償化に伴いましての名張市の考え方でございます。 国におきましては、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るために、平成28年度から低所得者やひとり親世帯等を対象として段階的に幼児教育の無償化を進めております。平成30年度におきましても年収が約360万円未満相当世帯につきましては、幼稚園を利用する子供の保育料の軽減を図るとしております。具体的には、国が定めております上限額、これは国の上限額ですけれども、第1子の保育料月額1万4,100円から1万100円に、第2子の保育料月額7,050円から5,050円に軽減することと国のほうではされております。 名張市におきましても、この国の方針に沿いまして本年4月から国が減額をした上限額、第1子の場合1万100円、第2子の場合5,050円、これが国が減額した上限額ですけれども、これを基準にその7割程度となるように保育料を軽減する方向で現在検討しているところでございます。この7割程度というのは、これまでも実施してきた割合でございます。 以上です。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) そういったことで、決してこの保育にお金がかかって財政厳しいというようなことではないと思うんです。ですから、市民の皆さんに安心していただけるような財政の説明、そして財政運営をしていただきたいと思います。子育て世代の負担軽減ということで引き続き取り組んでいただくようにお願いいたします。 それでは、次の質問に行きます。 生活保護費、予算書では52ページです。 国のほうで生活保護基準の見直しが行われようとしております。最大で5%の生活保護基準の削減ということが今考えられておりますけれども、これを実行されてしまうと本当に今でもぎりぎりの生活の皆さんが何を削っていいのかわからない、もう暮らしていけないという切実な声が日本共産党議員団に全国から届いております。 この生活保護基準の見直し、例で言いましたら、親が働いていてもなかなか収入が万全でないもんですから、一部生活保護を利用している。夫婦と小学生以下の子供3人、5人家族で、食べ盛り、伸び盛りの子供たちだけれども、なるべく食費を抑えるために閉店間際の食材を買いに行くとか、割れたガラスはそのまま修理せずにそのままテープを張って節約を重ねている。また、シングルマザーの方は、子育てをしながら働きながら足らないところを生活保護で何とか生活を維持しているんだけども、ここのところも月に5,000円から8,000円近く減らされてしまうような見込みがある中で、何を削っていいのかわからない。あと、単身の高齢者もそうです。3年前にも月に7,000円減ったのに、またこの今回の見直しで生活保護基準が削られることによって、また削減。1日3食の食事を2回、1回と減らしていく、こういう相談が来ています。 こういう国の今の方向性があるんですけれども、名張市としてこの平成30年度の生活保護費、この予算は予算書を見たら前年と変わらなく財源が確保されておりますけれども、今後どのように考えていくのかお答えください。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 国の生活保護基準の見直しにつきましては、昨年12月22日に厚生労働省が一つ考えを示されたということでございます。内容につきましては、今三原議員のほうからご紹介があった内容でございまして、生活保護における生活扶助基準について一般低所得者世帯の消費実態と比較がなされた結果、平成30年10月から段階的に見直しを行うということで発表されたものでございます。生活扶助の基準額につきましては、級地別というのがございまして、これは厚生労働省が告示で決定をしており、名張市の場合は3級地-1という区分に該当しております。ただ、平成30年度以降のこの生活扶助基準額につきましては、いまだまだ詳細については何ら示されておりません。ですので、報道で大幅な減額があるという報道もございますけれども、先ほど申し上げましたそれぞれの市町村、級地という所在によって区分が分かれておりますし、また世帯類型というのがございます。例えば高齢者世帯、母子世帯等々のそういった世帯の類型もございます。そんな中では、減額でなく増額になる世帯というのも出てくるというふうにもお聞きをしております。 いずれにいたしましても、まだ詳細が示されてない中で名張市の補助基準額がどのようになるかということにつきましては、今後国からそういったものが示された中で判断をさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) まだ国から県に、また県から市ということで、詳細が届いていないということでありますけれども、この削減をぜひともとめていかないといけないと思うんです。 この生活保護基準というのは、国家が国民に対して最低限度保障するも、ナショナルミニマムに当たるもんで、憲法25条の生存権を保障する金額であります。これを低所得者層と比べて、その生活保護基準のほうが上がっているからということで基準を引き下げる、これは全くおかしな考え方だと思います。低所得者層が大変な状況にある。本当は生活保護を受けてもいいんだけれども、生活保護を受けるといろんな制約があるわけです。だからこそ受けずにいる。本当だったらこの低所得者層を上げていく。今国が示しているナショナルミニマムを引き下げるというよりも、大変なところを上げていく、こうやっていかなければ負のスパイラルがどんどんどんどん貧困を深刻にしていくわけです。ぜひとも地方自治体からも、この生活保護基準の引き下げというのはやめるように国に言っていただきたいと思います。 この生活保護基準の引き下げによって、地方税の非課税基準も変わってくる。国保の保険料や減免措置の金額も変わってくる。介護保険料にも影響する。障害者自立支援法による利用料の軽減額にも影響してきますし、就学援助の対象も変わってくるんです。今生活保護基準の1.2倍が名張市の就学援助基準です。この基準が下がったら、今まで就学援助を受けられていたところが受けられないというような状況も生まれてきます。まず、この基準を下げないということを国に求めると同時に、この影響が決してほかに及ばないようなことを名張市でも用意しておかなければならないと思います。この点についていかがでしょうか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 先ほど申し上げましたように、国が今回基準の見直しについて、これから県への説明、そして市町村への説明が日程を組まれておりますので、そうしたものの中で判断をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) 国から県、県から市ということに来て、名張市は3級地ということでどうなるかわからないということではありますけれども、こういったことを踏まえてしっかりと準備をしておかなければ、たちまち名張市の市民の生活にかかわってくるということです。生活保護受給者だけでなく、低所得者層にずっと影響が及んでしまう。今でも大変な生活がもっと深刻になるということを踏まえて、しっかりと考えておかなければならないということを私は要求します。ぜひともよろしくお願いします。この点についていかがでしょうか。 ○議長(福田博行) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) ご意見、ご要望として受けさせていただいておきます。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) 地方自治体の役割というのは、住民の生活、命、暮らしを守る、これが責務です。ご意見として聞くと。聞いてくれればいいんですけど、そこはしっかりと自治体の責任ということを認識してください。市長、どうですか。───────。 ○議長(福田博行) 市長。 ◎市長(亀井利克) 当然のことでございますから、三原議員のご意見として承っておきたいです。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) それでは、私が意見しましたので、しっかりと住民の生活を守る、このことをやっていただくことを強く求めます。 そして、次の質問に入ります。 商工費のところです。予算書では62ページです。 地場産業費などがこの平成30年度の中でありますけれども、重点施策として、ここのところがあります。さっき一番最初に言いました、この削減ばかりの財政運営を転換していくというところで、名張市の収入をふやすという部分です。商工費です。国のほうも、ここのところには予算をつけておりまして、名張市もそれに伴って事業展開をされておりますけれども、その内容について平成30年度の重要施策にありますから、その内容についてお答えください。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) そうしましたら、主要事業一覧表ということでお示しさせていただいている内容で主なものを説明させていただきます。 まず、企業立地推進事業です。先端産業立地促進条例による立地企業への奨励金という形で支援をさせていただくということです。 次に、地場産業の振興事業ということで計上させていただいております。地元の農産物や地場産品の販売を通じ地産地消を推進するとともに、関係団体、機関と連携し、6次産業化に向けた取り組みを促進するために、とれたて名張交流館も活用しまして地域産業の活性化を図っていくということです。 また、若者にとって魅力ある事業環境を創出するために、移住・定住の支援を含めた創業支援に取り組みます。 それから、新雇用創出事業、企業連携、異業種交流、創業支援等を進めることにより新たなチャレンジを促す事業環境を整備するとともに、女性の就労相談やセミナー開催等を通して女性が働きやすい雇用環境の充実を図るということを考えております。 主なものとしては以上です。 ○議長(福田博行) 三原議員。 ◆議員(三原淳子) ここのところが大変重要なところなんです。住民の暮らしを守って、そして地域の経済を活性化していくというところで、ここが大変この10年間仕掛けが弱かったもんで削減ばっかりで、結局は財政の健全化はいまだかつてお金がないという状況が続いているんだと思います。 この間さまざまな取り組みがされておりまして、雇用の新規雇用の創出事業、これも国の事業で2年間だけのものなんです。その前もありました。国の予算をとって何年間の期間限定でやられたということでありますが、この点と点を線で結んでそれを面にしていかないといけないわけです。この間名張市は、古民家カフェやチャレンジショップ、小さなかわいい名張の農産物を生かしたものがあちこちに出て、先ほどもあったカフェ本ということで展開されて、皆さんの注目を集めてます。今これが点、点、点なんです。それがだんだん線にはなってきているんですけど、これ面でいく、そうすることでまちを散策するということにつながっていくと思いますので、例えば閉まったお店の通りにチャレンジショップ通りをつくって、いろんな若者が集えるいろんなお店を小さくてもいい、独自のものをつくっていく、若者と一緒に。そこに今名張の若者が遊びにいくところがない、寄るところがないというのが皆さんよく聞かれますよね。そこに行けば若者が集っていろんな話もするし、バンドもするし、ちっちゃいミニシアターもあっていいじゃないですか。若いもんが集えるところ、そういうのをつくっていく必要があると思います。そして同時に地場産業として名張市の特性を生かしたものをつくっていく、その面整備が要ると思うんです。これは、今までのような予算措置ではなかなかできない。しっかりと名張市が計画を持って通した財源措置もしなければ、いつまでたっても削減しかできない、それしか健全化の方策がないというふうになるわけです。ここのところが大変弱いわけです。今説明いただいて幾つか言っていただいたんですけど、これだというのがないんです。そこのところをぜひとも平成30年度、そういうものをつくっていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(福田博行) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 今点から面へというお話につきましては、十分認識させていただいておりまして、そんな中で、まずこういった産業の振興ということにつきましては、まず事業主の方がいろいろな発想を持っていただいている。それをよく私らが吸収させていただきながら、その上でそれぞれが先ほども言わせてもらったことあるんですけど、ライバルがつながったらうまくいくとか、そういった発想につきましてもこちらのほうをよく吸収させていただいて、それをもって進んでいく、これで面にしていくという考え方を持たせていただいてます。そんな中でカフェ本の話ありましたけれども、それぞれの事業者さんのほうから要望がございまして、このカフェ本をきっかけにカフェ同士の横の連携をつながったまず会合を持とうということで、意見交換会等も開催させていただきながら、カフェ本にとどまらない新たな展開ということについてもご意見を聞かせていただく、これはまさに面に発展するということだと思います。今はカフェの話しかさせていただいてませんけれども、そういった発想の中からどんどんどんどん事業を展開していこうと思います。 ○議長(福田博行) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第1号から議案第11号までの11議案については、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、この委員会に審査を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田博行) ご異議なしと認めます。よって、議案第1号から議案第11号までの11議案については、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、審査を付託することに決しました。 以上をもって本日の議事は全て終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 予算特別委員会の設置に伴い、委員長に総務企画委員長の森岡秀之議員を、同副委員長に総務企画副委員長の足立淑絵議員を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田博行) ご異議なしと認めます。よって、予算特別委員長に総務企画委員長森岡秀之議員を、同副委員長に総務企画副委員長足立淑絵議員を指名いたします。 本日はこれにて散会いたします。     午後3時2分散会           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 議 員 議 員付 記 発言記載中──部分は、本人の申し出により議長において配付用会議録から削除した部分である。...