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平成14年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2002-09-05
平成14年第3回定例会(第2号) 名簿 開催日:2002-09-05

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  1. 東郷町議会 2002-09-05
    平成14年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2002-09-05


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2002-09-05: 平成14年第3回定例会(第2号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 150 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 2 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 3 :  ◯6番(箕浦克巳君) 選択 4 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 5 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 6 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 7 :  ◯教育長(杉原辰幸君) 選択 8 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 9 :  ◯総務部長(坂部守義君) 選択 10 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 11 :  ◯教育部長(竹内保雄君) 選択 12 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 13 :  ◯6番(箕浦克巳君) 選択 14 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 15 :  ◯教育長(杉原辰幸君) 選択 16 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 17 :  ◯総務部長(坂部守義君) 選択 18 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 19 :  ◯6番(箕浦克巳君) 選択 20 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 21 :  ◯教育長(杉原辰幸君) 選択 22 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 23 :  ◯17番(橋本洵子君) 選択 24 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 25 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 26 :  ◯20番(梅田幹夫君) 選択 27 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 28 :  ◯1番(中川雅夫君) 選択 29 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 30 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 31 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 32 :  ◯17番(橋本洵子君) 選択 33 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 34 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 35 :  ◯1番(中川雅夫君) 選択 36 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 37 :  ◯1番(中川雅夫君) 選択 38 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 39 :  ◯1番(中川雅夫君) 選択 40 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 41 :  ◯1番(中川雅夫君) 選択 42 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 43 :  ◯1番(中川雅夫君) 選択 44 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 45 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 46 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 47 :  ◯1番(中川雅夫君) 選択 48 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 49 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 50 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 51 :  ◯民生部長(石川清志君) 選択 52 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 53 :  ◯1番(中川雅夫君) 選択 54 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 55 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 56 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 57 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 58 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 59 :  ◯3番(磯村 鎭君) 選択 60 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 61 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 62 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 63 :  ◯町長公室長(中根源博君) 選択 64 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 65 :  ◯3番(磯村 鎭君) 選択 66 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 67 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 68 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 69 :  ◯3番(磯村 鎭君) 選択 70 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 71 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 72 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 73 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 74 :  ◯16番(星野靖江君) 選択 75 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 76 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 77 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 78 :  ◯民生部長(石川清志君) 選択 79 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 80 :  ◯経済建設部長(近藤幸夫君) 選択 81 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 82 :  ◯16番(星野靖江君) 選択 83 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 84 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 85 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 86 :  ◯民生部長(石川清志君) 選択 87 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 88 :  ◯経済建設部長(近藤幸夫君) 選択 89 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 90 :  ◯16番(星野靖江君) 選択 91 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 92 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 93 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 94 :  ◯経済建設部長(近藤幸夫君) 選択 95 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 96 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 97 :  ◯17番(橋本洵子君) 選択 98 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 99 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 100 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 101 :  ◯13番(山口洋子君) 選択 102 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 103 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 104 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 105 :  ◯教育長(杉原辰幸君) 選択 106 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 107 :  ◯総務部長(坂部守義君) 選択 108 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 109 :  ◯13番(山口洋子君) 選択 110 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 111 :  ◯教育長(杉原辰幸君) 選択 112 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 113 :  ◯13番(山口洋子君) 選択 114 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 115 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 116 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 117 :  ◯教育長(杉原辰幸君) 選択 118 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 119 :  ◯総務部長(坂部守義君) 選択 120 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 121 :  ◯13番(山口洋子君) 選択 122 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 123 :  ◯経済建設部長(近藤幸夫君) 選択 124 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 125 :  ◯13番(山口洋子君) 選択 126 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 127 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 128 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 129 :  ◯総務部長(坂部守義君) 選択 130 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 131 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 132 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 133 :  ◯2番(門原武志君) 選択 134 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 135 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 136 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 137 :  ◯民生部長(石川清志君) 選択 138 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 139 :  ◯2番(門原武志君) 選択 140 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 141 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 142 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 143 :  ◯民生部長(石川清志君) 選択 144 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 145 :  ◯2番(門原武志君) 選択 146 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 147 :  ◯町長(石川伸作君) 選択 148 :  ◯議長(近藤孝之君) 選択 149 :  ◯民生部長(石川清志君) 選択 150 :  ◯議長(近藤孝之君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                午前10時00分開議 ◯議長(近藤孝之君)[31頁] 会議に先立ち御報告いたします。  7番寺沢則夫君、そして、近藤監査委員について、欠席したい旨届け出がありましたので御報告いたします。  それから、本日、民生児童委員柘植一臣君の御令室澄江様の葬儀が開催されます。途中で休憩をとりますので、よろしくお願いをいたします。  これより本日の会議を開きます。  直ちに、お手元に配付した議事日程の順序に従い会議を進めます。              ───────────── 2: ◯議長(近藤孝之君)[31頁] 日程第1、これより一般質問を行います。通告順により発言を許します。  6番箕浦克巳君。               [6番 箕浦克巳君登壇] 3: ◯6番(箕浦克巳君)[31頁] 議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして、2項目6点にわたり当局にお尋ねします。  質問に入る前に、せんだって行われました町長選挙について少し触れさせていただきます。町長選挙後には臨時議会があるかと思っていましたが、再選の場合、臨時議会は開かれないようですので、通告にはありませんが、町長選挙に関する発言をお許しください。  まずは、これから4年間の町政のリーダーとして当選された石川町長に祝福を申し上げます。しかし、今もなお、小差の結果がさまざまに取りざたされています。原因はどこにあったのでしょうか。町長の施策なのか、人柄なのか、議会や議員への批判のメッセージなのか、今後分析させていただきたいと思います。それはそれとして、投票にお出かけにならなかった町民の方々の気持ちも含め、選挙の結果は重く受けとめなければなりません。  今回の主な争点となった夢創造の森建設は、基本構想においては全議員が賛成しました。その後曲折はありましたが、早期実現の請願も採択され、工事予算も議決され、工事発注計画もなされました。そして今、工事は着手されています。この過程において、議会ではさまざまな論議がなされ、その都度賛否が問われてきました。その総決算とも言える町長選挙が終わり、石川町長が当選しました。この一連の厳粛かつ公正な手続と選挙結果は大変重いものであります。  今述べたほかに、現状の議会制度での東郷町の意思を決定するにはどんな方法があるのでしょうか。1期生の私にはわかりません。今、全国的に議会というものの存在意義が問われていますが、実際、政治や行政は大変わかりにくいもので、私自身、議員にならせていただく前は、新聞の政治欄は余り理解できず、見出しぐらいしか読みませんでした。したがって、議会にしても行政にしても、どのように情報公開をするかが非常に重要になってきていると思います。何かわかりやすい争点があると住民は意思表示がしやすくなります。  今回の町長選挙が、あたかも夢創造の森の是非を問う住民投票になったごとくになったことが端的にあらわしています。ビジョンや実績をいかにわかりやすく、いかにアクセスしやすい形で住民の方々に公開するか。難しい問題だとは思いますが、しかし、政治や行政にかかわる者は、そこに取り組んでほしいと、町民の皆さんが選挙で声を上げたものだと思います。  この議場にいる議員、町長以下職員、傍聴の皆さんどなたも、全員が暮らしやすい東郷の今後を真剣に考えていることだと思います。対話の協調の町づくりをしていかなければ、結果として、暮らしやすい東郷町の建設が遠のいていくように思います。石川町長は、その立場を明確にしていると思います。石川町長頑張れと私は応援していきます。これで選挙に関しての発言を終わります。  さて、痛ましい交通事故は残念ながら続発しています。ことしの8月18日に、本年の交通事故による死者が5,000人を超えました。警察を初めとする各分野で交通安全対策がなされ、一定の効果を上げています。特に、本年6月から実施された道交法改正による飲酒運転などに対する罰則強化は、大きなインパクトを運転者に与えています。本町でも、町長を先頭に立てた交通安全推進協議会が設置され、さまざまな運動を展開しています。そこで、交通事故の実態と安全対策について幾つかお尋ねします。  一つ目としまして、過去3年間では、事故発生状況はどんなものでしょうか。また、町当局、行政区、そして町内の企業などの安全対策にはどんなことが行われていますか。  三つ目に、イエローストップ運動の推進をする考えはあるかどうかお尋ねします。このイエローストップの言葉は余り聞きなれない言葉ですが、意味がわかればだれも納得するはずです。信号が黄色になったら乗っている車をとめましょうという単純なものです。これは刈谷市で既に取り組みが始まり、トヨタグループ等大きな取り組みが始まっております。一定の効果を上げつつあると聞いております。この運動の発端は、三河走りと関西の浪速走りが交差点で遭遇したときの危険性を心配する市民の声にありました。三河走りは私たちの運転感覚に近く、交差点では、黄色になったら早く渡ろうとしてスピードを上げるものです。皆さん身に覚えがあると思います。
     一方、関西の浪速走りは、自分が赤信号でとまっているとき、交差している方の信号を判断材料にして信号の切りかわりを予測して、せっかちに見切り発車するものです。このパターンが不幸にして交差点で遭遇したら大事故は必至です。ある刈谷市にお住まいの方から、トヨタ関連企業の従業員の運転マナーはすばらしく、やはりイエローストップ運動の実施の効果かと、評価の声をいただいております。交通事故は運転者の心の持ちようで防げます。ぜひとも東郷町でも実施していただきたいと思います。  2項目めに、学校開放事業についてお尋ねします。  いつのころからか町民の間に、「プールができたらいいね」「いつかできるよ」「いや、できないさ」とかなどと取りざたされていますが、最近では、昨年6月議会、同僚の門原議員の一般質問の答弁で当局は、プールはつくらないと答えています。私が、町民に要望されるプールは、子供が使えるプールを想定しているものがほとんどです。来年度計画されている東郷小学校のプールの一般開放は、その期待にこたえる事業だと思います。そこで3点についてお尋ねいたします。  一般開放の計画はどんなものでしょうか。来年度以降の計画はいかがですか。また、その他、学校開放事業の現状はいかがでしょうか。  大変長くなって恐縮ですが、御答弁をよろしくお願いいたします。 4: ◯議長(近藤孝之君)[33頁] 答弁、石川町長。 5: ◯町長(石川伸作君)[33頁] 箕浦議員の質問に対してお答えする前に、前段にありましたように、今回の町長選挙におきまして、皆さんの信頼を得ましたことに対して、私自身、本当に身の引き締まる思いでございます。また、結果における皆さん方の御支援に対して心から感謝を申し上げます。向こう4年間のさらなる東郷町のかじ取り役を、すばらしい町民とともにこの東郷町町づくりを邁進していく覚悟でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。そういった中で、箕浦議員の質問に対してお答えしてまいりたいと思います。  一番目の、交通安全対策にイエローストップ運動をについてでございますが、議員の御指摘のとおり、交通事故は被害者側にとってみれば当然のことながら、加害者側の家族にとっても暗い影を落としてしまうという痛ましいものでございます。交通事故がなくなればいいという思いは、すべての町民の願いでもあり、私も常々そういう思いで交通安全に取り組んでいるところでございます。愛知県の昨年度の交通事故発生率は北海道に次いで全国ワースト2ということで、平成14年度も引き続き交通安全県民運動を実施し、ストップ・ザ・交通事故をスローガンに、高齢者の交通死亡事故、シートベルト、チャイルドシートの着用徹底、飲酒運転の追放を重点目標に運動を展開しておりますが、思うに任せないのが現状であると認識しております。  本町におきましても、所轄の愛知署を初めとして、町の交通安全推進協議会、その参加団体の町議会、各地区PTAなど、あるいは従業員100人規模以上の事業所に協力いただき、さらには町の職員をして1年に4期、交通安全町民運動と交通安全事故ゼロの日として、毎月10日、20日、30日に運動を展開しているところでございます。また、来る9月21日には、長久手町と連動して交通安全推進大会を本町の町民会館で行いますので、議員各位を初め多くの方々の参加をお願い申し上げます。  交通事故を減少させるということにつきましては、ハード、ソフト両面があると思います。ハード面につきましては、車道、歩道、信号機など交通安全施設の整備拡充が必要であると考えますが、ソフト面につきましては、県のスローガンにありますように、高めようモラル、守ろうルールというのが究極であり、まさに直接車を運転する人、歩行者など、交通事故に関係する人々の意識の問題であると考えます。人の心や意識を変えていくということは、そんなに簡単にいかないものと思っています。一たん停止や駐車違反などで検挙されたときに運が悪かったと思う人はいませんか、その辺のところが心配でございます。いずれにしましても、交通事故の減少のために実効性のある運動を展開してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  なお、詳細の答えにつきましては、部長の方から答弁させますので、よろしくお願い申し上げます。 6: ◯議長(近藤孝之君)[34頁] 答弁、杉原教育長。 7: ◯教育長(杉原辰幸君)[34頁] 箕浦議員の御質問にお答えしたいと思います。  水しぶきを上げまして、そして喜びの声を発して水に親しんでいる、あのときの表情というのは、子供、大人を問わずとてもさわやかな光景であります。皆様もことしの暑さからは特に強くお感じになられたことと思います。  さて、御質問の学校プールの一般開放の計画でございますが、現在、東郷小学校のプールを開放するため、必要な施設、設備の設計を行っております。設計が完了し次第、工事の発注をする予定であります。開放につきましては、最終的には学校行事との調整が必要となりますが、来年度の7月の土曜日、日曜日、そして夏休み中を予定しております。ただし、夏休みにつきましては、お盆と週1日を休みとする考えでございます。  利用対象者につきましては、子供から大人の皆さんまで御利用いただく、この予定でおります。ただし、幼児につきましては、保護者同伴とさせていただく予定でおります。なお、入場料につきましては、現在検討中でございます。  次に、来年度以降の計画でございますが、東郷小学校のプールを開放しまして、その状況を把握した上で、平成17年度までに中学校区に1カ所開放するための準備を進めてまいりたいと考えています。その他の3番目ですか、学校開放事業の現状につきましては、教育部長より答弁させますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 8: ◯議長(近藤孝之君)[35頁] 答弁、坂部総務部長。 9: ◯総務部長(坂部守義君)[35頁] 町長の補足説明をさせていただきます。  まず、第1点目の、過去3年間の事故発生状況でございます。これにつきましては、本町における死亡事故は、平成11年度7件、平成12年度1件、平成13年度2件でありました。重傷、軽傷合わせた件数では、11年度249件、12年度267件、13年度303件でありました。人口増加とは直接的な関係はないと思われますが、人口増加に伴い事故発生率も増加しております。愛知署管内につきましては、豊明、東郷、日進、長久手でございます。の合計件数では、平成11年度1,651件、平成12年度1,779件、平成13年度1,871件の事故が発生しております。ちなみに、4市町の中での東郷町の事故発生率は、3年間ともおおよそ15%でございました。  2点目の、町行政区、企業などの安全対策につきましては、町長答弁でも少し触れておりますが、町及び交通安全推進協議会を中心に、町議会、交通安全関係団体、町内の企業の協力により、愛知県の交通安全県民運動を踏襲しながら、本町としての交通安全町民運動を展開しております。交通弱者と言われております幼児の交通安全教室、お年寄りの交通安全教室を実施したり、人が集中する大規模小売店の店先をお借りして、保育園児、愛知署、交通指導員などにより交通安全キャンペーンを実施しております。なお、町職員も部長職以上が時間外に広報車の運転を担当したり、主幹以上も時間外の街頭監視活動を行い、一般職員も広報車による広報活動を行っております。  3点目の、イエローストップ運動を推進する考えはにつきましては、刈谷市が始めたばかりでございまして、その実効性を考慮して、真に効果の上がる運動であれば実施したいと思っております。少しの間研究する期間をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で答弁とさせていただきます。 10: ◯議長(近藤孝之君)[36頁] 答弁、竹内教育部長。 11: ◯教育部長(竹内保雄君)[36頁] 2項目めの3点目、その他の学校開放事業の現状についてのお尋ねにお答えさせていただきます。  学校開放についての総合的な考え方としましては、昨年6月議会におきまして、杉原教育長が、山口議員の学校開放についての質問に対し、学校は町の施設であるが、あくまでも児童生徒の学習空間と生活空間を保障していくべきであると御答弁をさせていただいております。  そうした中で、社会体育の普及、振興、そして、スポーツ活動の場の提供を目的として、昭和58年から各小中学校の運動場、体育館、武道場、テニスコートを教育活動に支障を与えない範囲内で一般開放を行ってきております。開放期日につきましては、土曜日、日曜日、祝日及び夏休みなどの長期休業日としており、開放時間は、時期により、また施設により異なりますが、運動場は午前6時から午後7時まで、体育館は午前8時から午後7時まで、平日については午後7時から午後9時まででございます。  なお、利用されるには、東郷町に在住か在勤する10名以上のグループ、団体が、利用団体として東郷町教育委員会に登録していただくことになっておりまして、テニスコート以外は個人での利用はできないこととしております。その登録された利用団体は、年4回開催しております利用調整会において、利用日等の調整をしていただくことになっております。  利用状況でございますが、平成13年度の利用者数は5万6,735人でございます。本年度4月から7月までの利用者数は2万1,521人と、多くの方々に御利用をいただいております。また、使用料につきましては、運動場、テニスコートは2時間で200円、体育館は、小学校の場合は2時間で400円、中学校の場合は2時間で1,400円でございます。  以上で御答弁とさせていただきます。 12: ◯議長(近藤孝之君)[36頁] 6番箕浦克巳君。 13: ◯6番(箕浦克巳君)[36頁] 再質問させていただきます。  交通事故の実態は、今、総務部長の方からも答弁がありましたように、大変痛ましい実態ではあります。ぜひとも議会も挙げて減少に努めていきたいと思います。また、御存じの方も多いと思いますが、この9月1日から愛知警察署管内では、5カ所の事業所を昼間のライト点灯運動をスタートさせました。これも北ヨーロッパで始まったもので、大変効果があることから日本全国で取り組まれるようになったものと愛知署で伺いました。タクシー等が昼間ライトをつけて走る状況です。イエローストップ運動もこのような展開になればいいと思います。  また、事故を原因別に見ると、安全運転義務違反以外では、圧倒的に信号と一時不停止での事故です。車に乗ると人格が変わると言いますが、事故防止には思いやり運転、譲り合い運転が一番大切です。その啓発には、まず、信号のある交差点では、黄色になったらとまると意識することで効果があるそうです。安全意識の醸成が一番肝心だと思います。まず、安全推進協議会などで、先ほど、検討されるとおっしゃいましたけれども、取り上げていただけるかどうか、お考えをお尋ねします。  また、プールですが、竹内教育部長の答弁からわかるように、細かい個別の利用状況は、プール以外の個別状況ですけれども別として、学校開放事業による利用者数は大変多いと思います。ここに夏のプール開放が加われば、さらに学校を身近に感じることができると思います。地域と学校の関係が望ましいものとなる一助になることでしょう。  そこで三つお尋ねします。プールの開放は大変楽しみですが、施設面の設計がどんなものか、お聞かせください。特に、お母さん方の関心ある着がえをする場所やトイレ、こんなことについてお伺いいたします。  二つ目、予算はどれほどお考えでしょうか。三つ目、一般開放となれば安全面の確保も大切ですが、どのような対策をお考えなのか、お尋ねいたします。以上です。 14: ◯議長(近藤孝之君)[37頁] 答弁、杉原教育長。 15: ◯教育長(杉原辰幸君)[37頁] 議員の再質問にお答えいたします。  現在の学校プールを開放するため整備すべき施設といたしまして、更衣室を26.0平米増築いたしまして、トイレをさらに17.38平米改築し、管理人室及び倉庫も必要になりますので、15.75平米の新築を予定しております。更衣室につきましては、学校教育の中では、男の子は教室で着がえをするなど、全員が更衣室を利用するのではありませんが、プール開放につきましては、全員更衣室での着がえとなりますので現状では狭いと、このように考えております。トイレにつきましては、現在、男女の入り口が同じになっておりますので、その解消と便器数の増加が必要と、このように考えております。また、管理人室につきましては、プール入場者の把握と監視員の休憩場所として整備する必要があるのではないかと、このように考えております。  また、予算面についての御質問でございますが、費用といたしましては、飼育小屋の移設も必要になってきますので、その費用を合わせまして、概算工事費で2,500万円程度の見込みでございます。来年度以降の運営経費といたしまして、塩素など消耗品費約15万円、水道料90万円、プール監視業務委託料336万円、年間合計で441万円程度を見込んでおります。  次に、安全面についての御質問でございますが、監視員が必要でございます。この監視員を4名程度常駐させる必要があるのではないかと、このように考えております。残留塩素の測定並びに滅菌器の調整、補給水の管理など、水質面や機器の運転管理などを行っていただくことになります。また、入場者への注意書き等を、その場その場に応じたものを設置することも大切と考えておりますので、そんな計画でおります。以上で答弁とさせていただきます。 16: ◯議長(近藤孝之君)[38頁] 答弁、坂部総務部長。 17: ◯総務部長(坂部守義君)[38頁] 再質問につきましてお答えしたいと思います。  先ほど、私も答弁させていただきましたように、この運動については、一つとしては非常に大きな効果があるんであろうということであります。まず、運動の実効性を見ながら種々の運動を進めていくという考え方でおります。研究の時間をいただきながら、議員も御承知のように、人の意識を変えるということは、本当に一朝一夕ではなかなかいかないということもありますが、こういうことが解決できれば、本当に交通事故のない町になるんではないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で答弁とさせていただきます。 18: ◯議長(近藤孝之君)[38頁] 6番箕浦克巳君。 19: ◯6番(箕浦克巳君)[38頁] それでは、いま少し時間をいただきたいと思いますけれども、再々質問に入ります。  刈谷市では、イエローストップ運動を全国的に広げようかとしている中で、いろんなグッズを用意をしております。車の横にぺたんと張ってイエローストップを啓発するとか、エプロンをつくって街頭に立つとか、黄色いエプロンですけれども、黄色い色をはんらんさせることによって安全意識を醸成しておりますけれども、我が町でも、こういうグッズ等を幾つかの町内企業とタイアップしてつくるお考えはないか。これは要望させていただきますので、よろしくお願いします。  再度プールに関して、これは要望ですが、監視員を先ほど330万円ほどの予算と聞きましたけれども、できたら地域のお母さん方を監視員にお願いできないかと思います。その方たちを通じてプール開放事業のPRにもなりますし、また、夏休みだけという短期間ではありますが、お母さん方の働く場の提供にもなると思います。もちろん、監視員にふさわしい講習等などをして安全面に気をつけなければいけませんけれども、ぜひこのことを考慮に置いて御検討いただけたらと思います。以上、要望とします。 20: ◯議長(近藤孝之君)[39頁] 答弁、杉原教育長。 21: ◯教育長(杉原辰幸君)[39頁] 御要望ということでございますけれども、今、地域の方々に監視員の関係で御協力いただくということは大変よいことだと、このように認識しております。また、この事業のPRにもつながることと思いますが、安全面、衛生面等を第一に考えることも大変必要だと思います。貴重な御意見として承っておきたいと思います。以上で答弁させていただきます。 22: ◯議長(近藤孝之君)[39頁] お諮りいたします。ここで暫時休憩をいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。              [「異議あり」との発言あり]  17番橋本洵子君。 23: ◯17番(橋本洵子君)[39頁] きょうは、皆さんがこのようにたくさん傍聴においでになって、やはり再選の町長の考えを聞きたいと皆さん待っているのに、なぜ今この時間に休憩するのか。恐らくお葬式に出席だと思いますが、お葬式はきのうからわかっていることで、お通夜に行くこともできますし、このようなことを繰り返して、前回も住民の批判を浴びたことを忘れたんですか。前も、ある方の奥さんのお葬式に1時間半、2時間休憩しました。そして、かなりのいろんな投書が寄せられました。そういうことも忘れて、このようなことをやるというのは、本会議を軽視しているのではないか。これでは村の寄り合いと同じではないですか。本会議は一体何を考えているんですか。もう少し本会議の重要性を考えていただきたい。継続すべきです。 24: ◯議長(近藤孝之君)[39頁] これは議会運営委員会でけさ協議をされ、入り口にちゃんとこういうものが張ってございますので、御理解いただけると思います。                午前10時34分休憩              ─────────────                午後1時00分再開 25: ◯議長(近藤孝之君)[40頁] 会議に先立ち御報告いたします。  議事進行に当たり、傍聴席者は、拍手、やじ、大声を出さないでください。即退場を命じます。  休憩前に引き続き会議を開きます。  20番梅田幹夫君。 26: ◯20番(梅田幹夫君)[40頁] 大変貴重な時間に発言の時間をいただきましてありがとうございます。  まず最初に、傍聴の皆さん方に一言おわびを申し上げたいというふうに思っております。まず第1点目に、張り出してあります会葬規定、私の完全な勘違いで、会葬基準であったということで、御迷惑をかけたことをまずもっておわびいたします。  休憩につきましては、議会運営委員会で議運の皆さん方にお話したとおり、職員の御不幸に対して、傍聴の皆さん方に対してもわかっていただけるだろうという話の中で、当然、町長の意見等じっくりと聞きたいという御意見もあろうかと思います。この点につきましては、1時間から1時間半休憩をとることによって、大変傍聴人の皆さんには御迷惑をおかけしますが、午後からじっくりと聞いていただく時間もあるということで、議会運営委員会の中で御理解をいただき休憩をとったものでございます。  大変この点につきまして、傍聴人の皆様方に大いなる御迷惑をかけたことをおわび申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。           [「議事進行について」と発言する者あり] 27: ◯議長(近藤孝之君)[40頁] 1番中川雅夫君。 28: ◯1番(中川雅夫君)[40頁] ただいま議会運営委員長より謝罪のような発言がこざいました。問題を明らかにしたいと思います。議会休憩のお知らせということでありますが、ここの傍聴者の皆様への御協力、その他の申し合わせの中で、あるいは議会運営委員会での休憩を決定したときの事実に、東郷町会葬規定によりという文言がございます。しかしながら、私が調べましたところ、東郷町会葬規定という、そのような規定は存在しておりません。存在しない規定によって、この議会が不当に運営されるということについて、そして、このような文書を傍聴者の皆様へと、東郷町議会議長名で公表されたことについて、議長の御見解を求めます。よろしくお願いします。(拍手) 29: ◯議長(近藤孝之君)[41頁] 今、拍手をした人は出ていってください。  議会運営委員会において協議されましたので、それを認めたわけでございます。      [「議長には何ら責任がないというお考えですか」との発言あり] 30: ◯議長(近藤孝之君)[41頁] 僕は、事務局から出されたものをそのまま認めたのでございまして、議会運営委員会で審議をされたそのとおりに私は協議をされたのでございますので、そのように進めてまいりました。          [「議長、議事進行を求めます」との発言あり] 31: ◯議長(近藤孝之君)[41頁] 17番橋本洵子君。 32: ◯17番(橋本洵子君)[41頁] 議長が休会を宣言されたときは、私は、異議ありで申し立てました。そのとき、なぜ採決をとらずにうやむやに休憩にされたのか、御見解をお聞きしたいと思います。議運の決定を重視するのか、本会議の決定を重視するのか、そこのところを聞きたいと思います。よろしくお願いします。 33: ◯議長(近藤孝之君)[41頁] 私は、議会運営委員会において審議されましたので、それを優先として取り扱ってまいりました。             [「発言を求めます」との発言あり] 34: ◯議長(近藤孝之君)[41頁] 1番中川雅夫君。 35: ◯1番(中川雅夫君)[41頁] ただいま橋本議員の方から言われてましたのは、「休憩をとります」という議長の議事進行に対して、異議ありということでありました。全員が異議なしであったらそのまま通常進行されます。異議ありが出た以上、それは議事進行に関する動議と判断して、動議を採決すべきではなかったかということであります。その点の御見解をお願いします。動議の賛同者も求められませんでした。 36: ◯議長(近藤孝之君)[41頁] 議会運営委員会に諮ってあるので、全員が承知しておると思って私は会議を進めてまいったのでございます。連絡がしてなかったのですか。 37: ◯1番(中川雅夫君)[41頁] 連絡がしてなかったんじゃなくて、異議ありが出た時点で採決しなければならないことではなかったんでしょうか。 38: ◯議長(近藤孝之君)[41頁] それは議長が悪かったでございます。それは認めます。  ただいま手をたたいた人は出ていってください。  それでは、一般質問に入っていいですか。 39: ◯1番(中川雅夫君)[41頁] 一番最初の会葬規定によりの、この見解は議運のやったとおりだからということで認識しておいていいですか。 40: ◯議長(近藤孝之君)[42頁] はい。 41: ◯1番(中川雅夫君)[42頁] はい。わかりました。 42: ◯議長(近藤孝之君)[42頁] それでは、一般質問に入ります。  1番中川雅夫君。               [1番 中川雅夫君登壇] 43: ◯1番(中川雅夫君)[42頁] 時間がかなりかかりましたので、手早くいきたいと思います。  私は、夢創造について、今後の事業見通しを聞きたい。あるいは福祉施策について、福祉サービス拡充、削減する計画について聞きたい。単純な出し方をいたしました。これは町長選挙がまだ決まっていない段階で出しましたので、このような出し方になったことをお許しいただきたいと思います。それで、町長選挙の結果を踏まえて、改めて町長にお伺いいたします。  まず、夢創造問題について、今後の事業見通しを聞きたいということであります。町長は、選挙後の新聞インタビューで、説明責任の果たし方が不十分であったとか、住民の意見を聞くということを改めて表明されました。一から出直すとも表明された。しかしその一方で、夢創造の構造は変えずに、その中身の充実などというあいまいなことをおっしゃっておられます。このインタビュー、反省の弁というふうにもとれるんですが、夢創造反対、白紙撤回という声は、町長の耳にとうとう届かなかったのではないでしょうか。  町長に対して、反対の票は7,000票ありました。第2期目といいますと、1期4年間やっただけではまだ実績も出ないだろうから、もう1期やらせたらどうかということで、現職有利と一般に言われている選挙であります。それが全く知名度のない新人の天野さんに、それも40日余りの間にここまで追い上げられる結果になったのを、町長はどのようにお考えになっておられますか。選挙戦術はどうだったか、あるいは陣営の選挙のやり方が熱心であったかどうか、いろいろな要素はあるでありましょうが、問題は、夢創造反対の声、あるいは白紙撤回を求める声が非常に強かったということをあらわしているのでないでしょうか。町長はこのことをどのようにとらえておられますか。夢創造白紙撤回という声がどれほどのものと考えられるか。そういうことを考えたならば、構造は変えずにおくとか、あるいは中身のことだとか、説明責任の果たし方などという言葉でお茶を濁せる事態とは、私には考えられません。町長がどのような御見解で、今この事態に当たろうとしているのか、まず伺っておきたいと思います。  2点目は、福祉施策についてであります。福祉サービスを拡充する計画、あるいは削減する計画ということを出しました。どなたが町長になるのかわからなかったので、このような書き方をしております。けれども問題は、介護保険が実施されて以来、福祉サービスというものにさまざまな制約、あるいは自己負担などが入ってきております。今後そのことをどのように展開されていくつもりなのか。まず、そのことを福祉施策について聞いておきたい。この2点についてお伺いいたします。単純な質問でありますので、できるだけ明確な御回答をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 44: ◯議長(近藤孝之君)[43頁] 答弁、石川町長。
    45: ◯町長(石川伸作君)[43頁] 中川議員の質問に対してお答えしたいと思います。  まず、今回の選挙の考察につきましては、中川氏自身がどう考えられておるか、これは別として、私が新聞に申し上げましたのは、私自身の至らぬ点並びに選挙に対する戦術の問題、あるいは、今回の夢創造の森に対して広報のあり方、こういったことに対して、私は謙虚な反省をしておるわけでありまして、決して、この皆さん方の天野さんに対しての、私は戦術がどうか、その結果が7,000対7,307という、これに関しては特段の考察はしておりません。  もっとも、皆さん方が、この選挙戦は夢森凍結と、あるいは白紙撤回という形で選挙をやられたと、そういった意味では、皆さん方が選挙巧者であったという、そういった意味では大いに反省はしております。しかし、これだけの票が、決してそれだけではなかったかと、私の7,307というのが、これはよしとする人、天野さんの7,000票もよしとする人、結果がこのように出ておると。ですから、差の少ないことに関しましては、いろいろな面で、私のこれからの行政運営に対して、よりシビアな点で運営を考えていきたいと、こんなことを思って、ああいった新聞発表をさせていただいたわけでございます。  いずれにしても、私は、少なくとも皆さんの言われる、全く7,000票が夢森だけの反対ではないし、この中でどのぐらいのファクターを占めているかについての解析はまだできておりません。いずれにしても、プラス307は、これはきちっとした住民の評価の結果であろうと、このように考えております。  そういった中で、今後の事業見通しについてはということですが、事業につきましては、当初計画どおり平成16年の4月に事業を開始するために、現在の建設計画につきましては、平成16年1月の末に完成のとおり進めてまいりたいと思います。なお、サービスの内容だとか施設の運営方法など、ソフトの面につきましては、先回7月のときにもお話させていただきましたように、いろいろ今から住民の皆さんの幅広い意見を聞きながら考えてまいりたいと、このように思っておりますので、ひとつよろしく御理解のほどお願い申し上げます。  それから、福祉施策につきましては、中川議員が通告書を選挙前にということでありますが、私としては、この現時点において、特段、福祉サービスの拡充だとか、特に削減については考えておりません。しかし、今後の福祉施策を行う中で、やはり現在の不具合点、問題点につきましては、さらにきめ細かな平等、公平の観点から、これはやはり見直しをすべきだと、このように考えております。そういった意味で、そのことについては研究してまいりたいと思いますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。以上でございます。 46: ◯議長(近藤孝之君)[44頁] 1番中川雅夫君。 47: ◯1番(中川雅夫君)[44頁] 最初にお聞きしたところで既に認識が違っております。私は、今度の選挙結果をどのようにとらえるかということを、町長のように一般的には考えておりません。なぜならば、天野さんに投票された7,000票、この方は、ほぼ100%夢森反対あるいは白紙撤回であります。町長に投票された方7,307、このうちに、夢創造は反対だけれども、町長の実績、その他4年間、あるいは多くの推薦団体、あるいは町長の人脈、たくさんの者を動員されての7,307であったと思います。これについて町長の御認識はどうですか。  町長は、夢創造の森をこの選挙の争点に当てはめたことは一つお認めになりましたが、夢創造の森だけで戦ったら、本当に7,000、7,000なんていう数になったでしょうか。夢創造の対するいかに反対が強いかということを、町長はこの選挙結果から読み取れませんか。まずそのことをお聞きしたいと思います。しっかりとこの点をつかまないと、町長は、住民の意思に反して今度の計画をこれからも推し進めていかれる、そういうようにとれます。そうしたら私は、町長の政治家としてのモラルを疑います。住民の方がこんなに反対しているのに、へっちゃらで事態を進めていく。そして税金をどんどん使っていかれるような町長だったら、私は住民がかわいそうだと思います。  実際、その点について町長が今、この選挙結果をどのようにとらえておられるのか、私は1回目の質問でそれをお聞きしたかったんです。いうなら町長が答弁されているのは一般的な話で、これはインタビューで言った話です。それはわかっています。私は1回目のときも聞きました。町長、インタビューで言った内容では、夢創造の森白紙撤回の声について答えていることになりませんが、いかがと、そういうふうに答弁を求めました。町長は、夢創造の森白紙撤回が町民の圧倒的多数であるということを、この選挙結果から読み取れませんか。その点を聞いておきたいと思います。  それから福祉施策について、以下このようなこともサービスの削減ではないかということでお伺いいたします。  介護保険実施と前後いたしまして、介護保険以外の福祉施策全般にも、サービスを受けるときに1割負担が導入されるようになりました。当局は以前の答弁で、この1割負担導入は福祉施策の後退とは認めておりませんでした。しかし、その後の事業展開を見ると、この1割負担導入というのもが、低所得者に対するサービス打ち切りと等しい措置ではなかったか。こういう実態があるのではないか。当局は、このようなことをどのように評価しているのか、まずお伺いしたいと思います。  また、もう1点でありますが、サービスを実施する前に、介護保険と同じように虚弱かどうかを認定する作業というものが、このごろ導入されたように思います。介護保険以前にこのような過程はありませんでした。申請があれば、あるいは民生委員さんの紹介があれば、100%間違いなく実施されていたサービスが、今は認定する。虚弱かどうか、あるいはサービスが必要かどうかを認定するようになった。こういうようなことは今までなかったはずです。介護保険以前にこのような過程はありませんでしたし、そして、当局の説明によれば、この認定、介護保険じゃありませんから認定とは言いません。このようなサービスをやるかどうかを判定するときに、明確な判断基準があるわけでもないというお話であります。明確な判断基準がなければ、申請者が必要を感じて申請したものであるならば、拒否する理由もないと思います。実際にこのようなケースで申請を断った例が、一つ聞いておりますが、ほかに幾つあるのか。もしこういう数がたくさんあるのだとしたら、早急な改善が必要だと思いますが、いかがですか。以上2点をお伺いします。 48: ◯議長(近藤孝之君)[45頁] 答弁、石川町長。 49: ◯町長(石川伸作君)[45頁] 私は、選挙の7,000票、天野さんのやつは、中川議員の言われるように夢森反対という、町民の方のすべての票だという考察ですが、確かに、私は、6月、7月の議会の中で、選挙争点に夢森をしたくないと思いますし、夢森だけが我々行政のすべてではないと、こんな解釈からそういうお答えをしてきたわけですが、結果として、皆さん方の戦術巧者によりまして、これは、皆さん方がきちっとその選挙争点の中に提案されました。言ってみれば、我々が思ったそういったことに関して、結果しては、やはり多くの町民の皆さんが、そのビラ、チラシの中でそういったことを認識された、その結果が天野さんの7,000票であろうかと思います。しかし、それを凍結した後、その後の福祉施策、こうこうやりますよということも、少なくとも皆さんがそれを共鳴された、その数のあらわれであると思うし、私は、私に対する批判票というやつも、逆に天野さんへいったんじゃないか。言ってみれば、この数字の解析、考察あるいは総括につきましては、これは私自身並びに私を取り持っていただきました私の選対の方で今後やっていくべき問題であって、それは中川議員の考察と我々の考察が食い違うことはあり得ると、このように考えております。  いずれにしても、私は、少なくとも4年間町民のために一生懸命町づくりをやる、この姿勢は何も変わりませんし、今、反省に立って、これからどうすべきかは、きちっとこれからの行動の中で皆さんにお示ししていきたいと思っていますので、数字に対する私の見解はこのように考えておりますので、よろしくお願いします。  それから、今、介護サービスの関連からという具体的な福祉施策の中身でございますが、これは担当しております部長の方で答弁させますので、よろしくお願いします。 50: ◯議長(近藤孝之君)[46頁] 答弁、石川民生部長。 51: ◯民生部長(石川清志君)[46頁] 再度の御質問にお答えしたいと思います。質問の趣旨は省略させていただきます。答弁のみということで、よろしくお願いしたいと思います。  平成12年4月1日から導入しました介護保険制度に伴いまして、以前は無料で実施してきた福祉サービスにつきましては、介護保険の介護サービスとの整合性を図るため、利用者の1割負担を導入させていただいたわけでございます。これは、介護保険制度では、身体等に障害があったと認定された人が1割の自己負担して介護サービスの提供を受ける者に対しまして、介護保険に非該当になった人が無料であるというのは、やはり福祉サービスが逆転しているという印象を与えかねないことから、平等に1割負担をお願いをしたものでございます。よって、介護保険制度導入が福祉の後退とは考えていませんけれども、その後の福祉サービスの提供も後退はないという認識をしております。  次に、虚弱の者ということでございますけれども、介護保険において自立と認定された者の福祉サービスによる援護が必要な方を指しております。現在、虚弱にかかわる限定としました福祉サービスでございますけれども、給食サービスと生活援助員派遣との二つの事業を実施しております。給食サービスでは、希望者の生活実態において、調理が困難であるか、あるいは健康状態がどうかと、こういった聞き取りを行っておりまして、これに対しまして、保健師あるいはヘルパーによる実態把握も完備しながら、対象であるかどうかという把握に努めております。  なお、給食サービスは、介護保険対象者でも、福祉サービスとして現在実施しております。なお、給食サービスの低所得者との負担と、他の対象者との負担のあり方については、今後一度検討してまいりたいと、このように考えております。また、生活援助員派遣では、介護保険において非該当となった人を対象に実施しているサービスでございます。このサービスには、低所得者への利用者の軽減も実施しております。  最後に、このサービスにおいて、過去に申請が却下された件数であったではないかという御質問でございますが、私ども窓口での相談等により、本人が拒否された場合は、そういったケースはありました。ただ、介護保険導入後で、申請後において、利用者について却下したということはございませんので、よろしく御理解を賜りたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 52: ◯議長(近藤孝之君)[47頁] 1番中川雅夫君。 53: ◯1番(中川雅夫君)[47頁] 最後の質問でございます。  まず、町長の認識にあきれました。今度の選挙を結果をもって、夢創造の森に対する賛成、反対、住民の間でどのように受けとられたか。町長、今ここまで明確な回答が出ているのに、まだわからぬですかと、住民の方は、あるいは傍聴席の多くの方も思っておられると思います。町長の、わざと理解しないようにしておられるんじゃないか、そんな感じもいたします。実際に、選挙の内容で言うならば、町長は非常に有利だったんです。1期4年間やられて2期目の現職となれば、もうだれが対抗馬に立ってもかなわないだろうと、そういうような状況も言われるような形であります。  町長は、私どもも含めての選挙対策のやり方がうまかったとおっしゃいましたけれども、選挙対策のやり方がうまかったも何もないです。私たちは、夢創造白紙撤回の方は天野さんに入れてください、このことをずっと訴えただけです。ですからほぼ100%、7,000人の方は夢創造反対、あるいはやめろと言っておられます。町長の支持をされた7,307の中にこそ、いろいろ夢創造に不満はあるけれども、町長一生懸命やっとるでなと、入れてあげなきゃという方もおられたかもしれません。そうやって見られるなら、夢創造白紙撤回がいかに住民の心をとらえているか、もう明らかではありませんか。町長、それがまだわからない。  今の御答弁を聞いていると、夢創造についての賛否はわからないというふうにおっしゃいました。ここで私、もしそうなら、町長自分で確かめてみられる気はありませんか。住民投票を提起して、夢創造そのものについて、住民に信を問うということをまずやっていただきたいと思います。私が町長にお伺いしたいのは、住民投票できちんとこの問題をやらなければ、町長、理解できませんかということを1点確認しておきたい。  それからもう1点は、町長、住民の間で夢創造白紙撤回がきちんと多数なら白紙撤回されますか、それも聞いておきたいんです。いうなら、住民の間で多数の方が、もうこれはやめろと言っておられるのに、町長は意地を張ってやる気ですか。その点は聞いておかないと、その後の私どもの考え方にも影響しますので、ぜひこのことは明確にお答えいただきたい。以上です。 54: ◯議長(近藤孝之君)[48頁] 答弁、石川町長。 55: ◯町長(石川伸作君)[48頁] 私は今、夢創造の森の評価、選挙結果を中川議員が中川流に解析されまして、それは先ほどの同じような解釈でおりますが、そういった意味で、夢創造の森住民投票をすべきだと、それで信を問えということですが、これは何度も言っておりますように、我々は町民のニーズを受けて、この夢創造の森を4年かけて、それぞれのステップ、ステップで議会に提案して承認をいただいている。このことは議会の決定権限の中でいただいたことを、これをきちっと執行する、これは我々の執行責任であろうと、こんなように思っています。  そういった意味では、この夢創造の森が住民投票にかける事項かどうか、これにつきましては、これが今回の選挙結果のあらわれであると、これだけ特段にして住民投票にかける必要はないと、このように考えております。それと、選挙結果の評価につきましては、先ほど言っておりますように、私は私なりの、あるいは私の選挙の体制の中できちっと総括し次へ進めてまいりたいと、このように思っていますので、よろしくお願いします。  [「答弁漏れです。住民の間で夢創造白紙撤回が多数であった場合、町長、どうされ  るか」との発言あり] 56: ◯議長(近藤孝之君)[48頁] 答弁、石川町長。 57: ◯町長(石川伸作君)[48頁] これは議会制民主主義の中で、議会の結果を得てやっておりますので、住民の皆さんがそのことに対してきちっと提案されて、それが議会で承認されれば、そのことについては検討の余地はあると思いますが、現時点では、それは私からは議員の皆さんにゆだねるところであります。よろしくお願いします。 58: ◯議長(近藤孝之君)[49頁] 3番磯村鎭君。                [3番 磯村鎭君登壇] 59: ◯3番(磯村 鎭君)[49頁] 議長のお許しが出ましたので、私は、通告してある2項目について一般質問をさせていただきます。  まず、第1項目めは、石川伸作町長の2期目の所信を問うであります。去る8月25日の東郷町長選挙において、激戦の末当選された石川町長に祝意を表し、2期目の活躍を期待している1人として、今後の4年間の抱負をお聞きしたいと思います。  そこで、1、今後の町づくりについての考え方をお聞きしたいと思います。2、三つの選挙公約として、顧客満足度、創造、共同を出されましたが、ほかに1、町内巡回バス増車による利便性の推進と広域連結バスの創設。2、交流拠点施設のソフトを徹底追求し、トータル福祉の充実。3、生活環境を守り、快適で住みよい町づくりの推進を掲げてみえましたが、私は、巡回バス検討委員会のメンバーの立場からも、去る7月24日に提出をいたしました東郷町巡回バス検討委員会報告書の内容について、今後の進め方についてもお聞きをしたいと思います。  3、仮称夢創造の森の建設について、進め方についてお聞きをしたいと思います。4、シティーホテル建設について、不同意の決意に変動はないか、お聞きをしたいと思います。5、今後4年間において、特に実施をしたい施策をお聞きしたいと思います。  次に、第2項目めとして、町デリ会議、町民意見交換会についてであります。石川伸作町長が1期目の就任時に公約として、広く町民の意見を聞く場として、町民意見交換会が平成11年度より実施され4年目を迎え、本年も6月と7月に各地区で開催されました。  そこで、1、本年度のテーマである市町村合併について意見総括をお聞きしたいと思います。2、各地区の参加状況をお聞きしたいと思います。3、市町村合併について、今後の進め方についてお聞きをしたいと思います。4、2期目の町デリ会議、町民意見交換会を継続されるかどうか、お聞きをしたいと思います。  以上、答弁をよろしくお願いいたします。 60: ◯議長(近藤孝之君)[49頁] 答弁、石川町長。 61: ◯町長(石川伸作君)[50頁] 磯村鎭議員の御質問に対してお答えいたします。  町づくりについての考え方、そして、三つの選挙公約並びに夢森の進め方、そして、シティーホテルの問題、そして、今後の4年間について、これらについて順次お答えしてまいりたいと思います。  1点目の、町づくりについての考え方はとの御質問ですが、私は、基本的に町民の皆さんが東郷町に住んでよかった、また住み続けたいと、こう言っていただける町づくりを目指したいと思っております。そのためには、町民の皆さんに対して、私を初め職員が、行政サービス業であるという基本に立ち返り、町民との共同による町づくりができるような体制づくりをしてまいります。  そして、2点目の御質問の、三つの選挙公約のうちの一つ、行政はサービス業であり、住民はお客様であるについてでございますが、今も申し上げましたとおり、私を初め職員みずからが、行政はサービス業であるとの認識に立てば、いかに受け手である住民の皆さんに喜んでいただけるか、言いかえますと、住民満足度の向上を目指すことが事業推進の基本的な考え方になるものと思っております。  それから二つ目の、不況に負けない元気で創造性豊かな町づくりを進めるについてでございますが、創造性あふれる町づくりは、やはり創造性豊かな人によって推進されるとの考え方から、町内のそうした人物の発掘や、人づくりに重要であるとの考えがその出発点となっておりまして、そのための仕組みづくりを考えてまいりたいと思っております。  それから三つ目の、住民と共同で町づくりを進めるについてでございますが、住民と行政がおのおのの役割分担を明確にしまして共同できれば、さまざまな威力を発揮し、町づくりの推進の力になろうと、このように考えておるわけでございます。そして、先ほどの御質問にもありました巡回バスの今後の進め方につきましては、この巡回バスの運行実施につきましては、私が初めて町長になった1年目において、町民要望をもとに、議会の皆さんに相談し決断、実施したものであります。そして、少しでも早く住民の皆さんに利用していただきたいということから、決定から実施までの準備期間に十分な時間が費やせなかったということも否めない事実でございます。  しかしながら、運行開始後においても、住民の皆さんあるいは利用者の方々の意見、要望をお聞きしまして、できることにつきましては改善に努めてまいりました。巡回バスの増車につきましては、やはり運行コストの面においては大きな負担を伴うものでありますが、東郷町巡回バス検討委員会の報告書にもあるように、利用される方にとっては、やはり往復運行など利便性の推進が特に必要であるということは私も感じております。そこで、実施についてでありますが、可能な限り早い時期から取り組みたいと思うわけでございますが、限られた財源の中で行うものでありますから、国及び県の補助制度を最大限活用することとしまして、できれば15年度中に実施したいと、このように思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  それから3点目の、夢創造の森につきましては、これは何回でも同じことを言っておるわけですが、ソフト事業の中身を今から具体的に検討することとしておりまして、この準備のために職員体制もこれから整えて進めてまいりたいと、このように思っていますまで、よろしくお願いします。  それから4点目の、シティーホテル建設について不同意の決意に変わりはないかとの御質問でございますが、春木字中の杁に計画されておりますシティーホテル建設につきましては、本町のホテル等建築の適正化に関する条例に基づきまして、ホテル事業主から同意申請がありましたが、御承知のとおり、7月17日付で不同意の通知をさせていただいております。不同意の理由といたしましては、条例に規定する構造基準に適合していないということでございます。事業主側と意見は食い違っていますが、私の判断といたしましては、条例の目的は形式的な適合でなく、実質的な使われ方が条例に適合していなければ、適合しているとは言えないという考え方でございまして、現計画のホテル建設につきましては、不同意の決意は変わりはございませんので、御理解をお願いいたします。  それから5点目の、今後の4年間で実施をしてまいりたい施策でございますが、何とか住民の皆さんが、この東郷町に誇りを持てる町にしてまいりたいと思っております。そのためには、住民の皆さん方に、東郷町はこんな町ですと言っていただけるような特徴のある町をつくるための施策の展開を図っていく必要があるわけでございまして、今までは、例えば、ボートや子育てに最適な緑豊かな環境をキーワードとして、町の広報紙などを通じまして東郷町をアピールしてまいりましたが、今後は、地域情報化計画にありますように、町ホームページをリニューアルすることによりまして、全国に情報発信する手段をとってまいりたいと思っております。  さて、具体的な内容でございますが、4点に絞って述べさせていただきます。  1点目は防災対策でございます。住民の皆さんが安心して暮らしていけることこそが町づくりの基本との認識から、この4年間のテーマとして対策を進めてまいりたいと思っております。さらにこれに独自色を付加させてまいりたいと思います。  それから2点目でございますが、これは子育て支援でございます。子育てするなら東郷町という評判をさらに強固なものとしてまいりたいと思っております。全国的には少子・高齢化の方向に進む中にあって、町の活気を維持するためにも、今後さらに子育て環境を整えてまいりたいと思っております。  それから3点目でございますが、これは農地の有効活用でございます。現在、農地の荒廃をこのまま放置することはできません。転作の奨励だけでは農地の管理も難しく、今後、農業を維持発展させていくためにも、何らかの形で作付を推進してまいりたいと思っております。  それから最後に、パブリックコメントの導入でございます。今回の選挙を通じての反省からも、住民の皆さんとの対話のあり方も工夫していく必要を感じております。このため、重要な施策の決定前にパブリックコメント、すなわち、施策の立案時点であらかじめ内容を公表し、広く住民の方から御意見を求め、この意見を参考にして意思決定をしてまいりたいと考えております。これを行政手続に加えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。これら施策の実施を通して第4次総合計画に示しております「きらめき、ときめき、響き合う生活創造都市」の実現を目指してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  次に、町デリ会議、町民意見交換会についてでございますが、まず1点目の、市町村合併についての意見総括でございますが、町デリ会議では、さまざまな御意見を聞かせていただきました。私としては、何カ所かの町デリ会議の席上でもお答えしておりますように、今後は、年内に合併に関するアンケートを実施させていただき、年度内に意見集約を終え、方向決定をしてまいりたいと、このように思っております。こうした考え方につきましても、アンケートをさらに前倒しして実施すべきであるとか、もう既に遅いといったさまざまな御意見もいただきましたが、現在のところ考えられるこのタイムスケジュールでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  それから3点目の、今後の進め方につきましては、1点目の御質問にお答えしたとおりでございますので、ひとつよろしくお願いします。  4点目の、町デリ会議を今後も継続していくかという質問でございますが、私が町長に就任させていただいた当初から、町民の皆さん方と議論しながら施策を遂行していくという基本姿勢は、この2期目の現在でも何ら変わりはございません。町デリ会議の方法は別といたして、今後ともこの会議は継続していくことに大きな意義があると考えておりますので、各地区の区長、自治会長さん方の協力を得ながら、住民の皆さん方と意見交換を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  それから2点目の、各地区の参加状況はどうかという御質問ですが、この点につきましては、公室長から答弁させます。ひとつよろしくお願いします。  以上でございます。 62: ◯議長(近藤孝之君)[53頁] 答弁、中根町長公室長。 63: ◯町長公室長(中根源博君)[53頁] それでは、町長の補足説明をさせていただきます。  今年度の町デリ会議は6月から7月にかけて、おおむね1時間半程度の時間配分で各地区の集会所並びにコミュニティーセンター等で開催させていただきました。住民の皆さんの参加状況でございますが、9月号の広報でもお知らせをしておりますように、15地区で延べ476名の方が参加をされ、質問や提案、要望など172件の貴重な御意見をいただいております。  御意見の主なものにつきましては、住民発議制度や合併におけるメリット、デメリットに関するお尋ねなど、市町村合併全般についての御意見が47件、合併に対しての本町の考え方や近隣市町の動きなど、市町村合併への動きについての御意見が31件、名古屋市との合併や近隣市町との合併など、合併賛成の御意見が42件、合併には反対、慎重に取り組んでほしいという御意見が6件、合併には十分な検討時間が必要であるといった市町村合併への考え方についての御意見が14件、今後のスケジュールや情報提供など、今後の進め方についての御意見が30件、町デリ会議の開催時間など、会議そのものについての御意見が2件ございました。  以上でありますので、よろしくお願いいたします。 64: ◯議長(近藤孝之君)[53頁] 3番磯村鎭君。 65: ◯3番(磯村 鎭君)[53頁] それでは、再質問をさせていただきます。  まず、町長の2期目の所信を問う中で、町づくりを進める上において、町長は、行政はサービス業であり、住民はお客様であると、この認識を職員に徹底させる。将来的には、アンケートなどによる外部評価システムを確立していきたいというふうに発言されておると思いますが、これをどのように進められるのか、どのように考えてみえるのか、お聞きをしたいと思います。  それからもう1点で、2項目めでございますけれども、平成14年度、15年度の具体的事業の新規の項で、教育、文化、その他の項目で新しい町民参加型のイベントの創出ということをうたわれておると思いますけれども、私は、町長の平成14年度の施政方針の中で、新たな祭りということで15年度に実施というふうに理解しておりますが、これをどのように考え進められるか、お聞きをしたいと思います。  次に、デリバリー会議で、市町村合併についてアンケートを実施されるということでございますけれども、これに対しまして、内容、方法、あるいは住民に相当な情報提供などが必要であろうかと思いますけど、そこら辺どのように進められるか、お聞きをしたいと思います。お願いいたします。 66: ◯議長(近藤孝之君)[54頁] 答弁、石川町長。 67: ◯町長(石川伸作君)[54頁] まず、1点目の件でございますが、これは昨年度から研究しております。現在もしておりますが、住民評価システム、これの完成をもって皆さんにきちっとお答えしていきたい。それから、共同の町づくりの関連でありますが、これは今年度皆さん方に提案していただきました境川グリーンベルト構想、この中で、住民、行政のそれぞれの役割と共同の仕組みをこの中で展開をしてまいりたいと思います。  それから、新しい町の踊りですが、これは行政でなくて、住民主体的な新しい分野の展開、そういったのをここの中で皆さん方にやっていただきたいと、こんなように思っております。  それから、市町村合併の関連ですが、これはやはり、現在非常に情報の提供量が我々行政側としても少ないわけでございまして、これは県あるいはその他の情報をさらに皆さん方に提供させていただいて、住民間における、あるいは階層間における議論を高めていただきたいと、このように思っておりまして、今後そういった情報の提供に努めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 68: ◯議長(近藤孝之君)[54頁] 3番磯村鎭君。 69: ◯3番(磯村 鎭君)[54頁] それでは、再々質問ということで、町デリ会議の市町村合併でございますけれども、愛知県におきまして渥美郡3町による、来年1月に平成の大合併ということで、東海3県第1号を目指すということで進められておりましたけれども、それが新しい市の名称、あるいは議員の定数、任期等で折り合いがつかず、協議中止状態と報道をされております。その中身を伺いますと、行政主体で進められたように伺っておりますので、東郷町当局としてどのように受けとめてみえるか、お聞きをしたいと思います。 70: ◯議長(近藤孝之君)[55頁] 答弁、石川町長。 71: ◯町長(石川伸作君)[55頁] 磯村議員の再度の御質問でございますが、渥美郡3町の合併につきましては、平成15年1月1日に合併が確定しているように私ども聞いておりました。そういった意味では、今お話されましたように、私どもも驚いているところでございます。議員の御指摘のとおり、渥美郡3町は、新聞報道では、新しい市の名称、あるいは議員の定数だとか任期の折り合いが最後までつかず、この合併協議が整わなかったと、このような残念な結果になってしまいました。  また、この合併が行政主導で行われるということも聞いておりますが、果たして、渥美郡を構成する各町の住民の皆さんの合併に対する意識がどの程度の熟度であったか、これはわかりませんが、早計なことは申し上げれません。そういった意味では合併について言えることは、私は前から言っておりますように、住民とそして議会を含めた行政が車の両輪のごとく、これは機能して初めて成就するものであろうと、こんなような感じがしております。  先ほどの町デリ会議の中でも言っておりますように、この合併問題は、やはりここに住む住民の皆さんが主体で議論をしていただくのが重要なところにあろうかと、こんなように思っております。そういった意味では、私ども行政側としましても、愛知県が示しました合併基準に基づきまして、今後、近隣市町とこの問題についての事務研究会を立ち上げて進めてまいりたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 72: ◯議長(近藤孝之君)[55頁] お諮りをいたします。ここで暫時休憩いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。              [「異議なし」と呼ぶ者あり]  御異議なしと認め、暫時休憩いたします。                午後1時54分休憩              ─────────────                午後2時06分再開 73: ◯議長(近藤孝之君)[55頁] 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番星野靖江君。               [16番 星野靖江君登壇] 74: ◯16番(星野靖江君)[56頁] ただいま議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました4項目につきまして一般質問をいたします。  まず初めに、住民基本台帳ネットワークについてお伺いいたします。国と地方自治体が個人情報をオンラインで共有するために、8月5日に稼働したばかりの住民基本台帳、いわゆる住民票コード通知票が各世帯に配布されました。その後の課題も含めて4点ほどお尋ねいたします。  一つ、本件による配達の方法と、その件についてのトラブルは生じたのでしょうか。二つ、担当窓口業務として、住民票コードに関係する問い合わせや緊急時の場合にどのような連絡体制の整備が図られているのでしょうか。3点、東郷町独自の緊急時の対応計画についてでありますが、例えば、住民基本台帳ネットワークを運用する場合に、職員の不正アクセスを防止できる管理規定、また、本人を確認するための情報磁気ディスクや個人情報保護に関するソフトウェアなどの保管場所の管理状況やコンピューターウイルスなどの侵入によるシステム障害、また、ハッカーによる不正行為に関する整備などが懸念されておりますが、東郷町独自の緊急時における整備計画について、当局の方針をお伺いいたします。  4点目は、8月5日に一斉配布されました個人番号について、個人情報に関する保護法令サイドの対応などを心配されまして、辞退された方もいらっしゃるようですが、当局は、今後どのように対応されていくのでしょうか。  2点目でありますが、下水道事業計画についてお尋ねいたします。公共下水道事業は、汚水の適切な処理事業として衛生管理や浸水被害などを防ぐとともに、河川の水質保全を図る事業であり、重要なライフラインの一つでもあります。平成9年4月から町内の一部の地域が供用開始されましたが、現在の下水道普及率とその進捗状況についてお尋ねいたします。
     3項目めでありますが、資源ごみの回収品目の見直しについてお伺いいたします。私たちの日常生活では大量廃棄社会の問題点と、循環型社会への転換の必要性を問いつつ共通の認識となりました。また、理念から実行へと意識が変わり、ごみ問題は、一人一人の小さな努力の積み重ねにより、各家庭の中でできることを考え実行する時代となりました。  さて、東郷町では、資源回収事業の具体的な施策として、地域の取り組みの一つに、町内3カ所に資源回収ステーションがあります。そこでの利用者の声ですが、駐車場も拡張され、車の出入りがしやすくなりました。また、係の方の指導にもゆとりが出てきたようで、分別もしやすくなりました。そして、「施設内の整理整とんがよいですね」などと聞こえてまいりました。このような声を聞いて感じることは、その時々に担当者が努力され、問題解決をされたからではないでしょうか。そこで、資源回収事業を推進するために、現在の13品目の分類方法などから、どのような回収品目を見直されていくのでしょうか、お尋ねいたします。  質問の4項目めになりますが、今大きな課題であります新規事業、夢創造の森建設に関してお尋ねいたします。  住民参加の町づくりをさらに推進しようとされます石川町長にとって、さきの町長選挙の結果は私たちに何を問いかけたのでしょうか。まさに本件の事業計画は、住民参加による原案であったと認識しています。公募の皆さんがワーキングプロジェクトチームを編成し議論を重ねてまいりました。また、他の団体なども加わり事業計画されたはずではなかったのでしょうか。ところが、なぜ今の時代につくるんでしょうか。巨額の借金返済の不安などと、白紙撤回案が一方では民意となり、今回の争点となりました。そして、議会決定が民意であると言い切れない時代になりました。もちろん、何もかも住民投票で決定すればよいとも思っていませんが、町民の意思を真摯に受けとめ、さらに真の将来を見据えた事業でなければ、住民サイドの施設となるにはほど遠いことになると思います。また、このたびは情報提供の手段と住民参加の手法が問われていると思いますが、そういった意味で見解をお尋ねしてまいります。  以上、答弁のほどよろしくお願いいたします。 75: ◯議長(近藤孝之君)[57頁] 答弁、石川町長。 76: ◯町長(石川伸作君)[57頁] 星野議員の御質問に対してお答えいたします。  まず、住民基本台帳ネットワークシステムに関連して、それから、新規事業夢創造の森に関しまして答弁させていただきます。  星野議員の、住民基本台帳ネットワークシステムでございますが、これは住民基本台帳法に基づき実施されているものでありまして、全国規模のシステムであることから、一部の地方自治体で表明されたような離脱あるいは実施を見合わせるというようなことは私どもは考えておりません。しかしながら、住民の立場から考えますと、法の整備がおくれたままの状態では、一層この不安感が増すものと思われます。よって、そういった事態を早く解消し、スムーズな運用を図るためにも、県町村会を通じまして、国へ住民が納得いくような個人情報保護法の早期成立について要望書を提出させていただきました。  なお、現行で国が行おうとしている行政事務のシステムの拡大をされるようなことがあれば、これは町独自の個人情報保護条例の制定を私は考えてまいりたいと思っております。そういった意味では、御理解のほどよろしくお願いいたします。詳細につきましては、担当部長より答弁させます。  それから夢創造の件、星野議員の4番目の新規事業夢創造の森建設に関して、再検討する必要性についての御質問に対してお答えいたします。  結論から申しますと、建設に関しましては現在進行しておりまして、これについては、このまま予定どおり進めてまいりたいと思っております。これは先ほど磯村議員にもお答えしたとおり、運営を含めたソフト面に関しては、今後幅広く御意見を求めて、より効率的に、また、より効果的にそれぞれの施設機能が発揮できる方法を考えてまいりますので、よろしくお願いします。  そして、質問にありました住民投票制度を時として活用することは、これは必要なことではありますが、私は、何でもかんでもとは考えておりません。この制度の取り扱いは、場合によっては行政としての責任の放棄だとか、あるいは議会制民主主義の否定にもつながりかねない問題を含んでいると私は思っておるからでございます。  それで3番目の御質問ですが、本町にとって必要な住民参加のあり方を私は4年間追求してまいりましたが、これはまだまだ不十分な状況でございます。先ほど磯村議員への答弁でも申しましたとおり、パブリックコメントの採用などは、これは必要なものと思っております。現在取り組んでおります住民との協働でつくる町づくりを進める、先ほどのグリーンベルト構想の実現をモデルケースとして考えておりまして、今後さらに住民参加のあり方を研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。以上です。 77: ◯議長(近藤孝之君)[58頁] 答弁、石川民生部長。 78: ◯民生部長(石川清志君)[58頁] それでは、住民基本台帳について補足答弁をさせていただきます。  まず、本年8月5日から住民基本台帳ネットワークシステムの運用が始まりました。これは住民基本台帳法に基づきまして行われる業務でございます。国と全国の自治体を専用回線で結び、11桁の住民コードを記載するものでございます。記載の内容につきましては、氏名、生年月日、性別、住所、この4点が基本となっております。国の行政機関で本人の確認のみを行うシステムでありまして、法律で現在規定されております行政事務は、10の省庁で93項目の行政事務に使用される、こういったものでございます。例えば、本人の確認を例に挙げますと、まず、恩給あるいは年金等、継続的に行われる給付に必要であった現況届け、国等から付与される資格の登録許可、免許等の申請に必要であった住民票の写しの添付が不要になるというものでございます。  それでは、質問の4点についてお答えします。まず、第1点でございますが、配達方法とトラブルの有無についてということでございますが、通知につきましては、封書にて郵送させていただきました。近隣市町でも東郷町と同じような方法で通知をしているところが多いと聞いております。  送付についてのトラブルがなかったかというお尋ねでございますが、これについてはトラブルはございませんでした。郵便局からの返却分ということで75件ありました。その後調査等でわかった方には、順次再度送付をさせていただきました。また、通知票の返還をされた方につきましては6名ございました。それから、コードの変更の届け出につきましては20件、それから、システムについての問い合わせでございますが、64名ございました。これは8月30日現在でございます。なお、そういった方々には、システムや法律により運用されていることをよく説明しまして、ほとんどの方には御理解をいただいております。  それから2点目ですが、緊急時の連絡体制整備について緊急対応計画書を作成しております。システム自体に何らかの障害が発生した場合と、それから、不正アクセスあるいはウイルスなどにより、本人確認情報に脅威を及ぼすおそれがある場合等に分け、それぞれのケースにおいて住民基本ネットの全国のセンター、あるいは愛知県、それから、委託業者等に連絡をしまして、被害を未然に防止するとともに、被害の拡大を防止する体制を確立しております。障害が発生した場合には、この計画書をもとに早急な復旧を図り、適正な運用に努めてまいりたいと思っております。  それから3番目の、町独自の緊急時対応計画についてとの御質問でございますが、まず、職員による不正アクセス防止につきましては、町の住民基本台帳ネットワークシステム管理運用要綱を定めております。主な内容としましては、システムの操作をする者を限定しまして、操作する者に認識別カードを貸与し、管理簿を作成すること。それから、操作する者にはパスワードを設定しまして、パスワードにつきましては定期的に更新すると、こういった運用を行っております。それから3点目は、パスワードは他社への漏洩、他社に知られることのないようにすること、これは当然のことでございますが、こういうことも明記しております。  それから4点目は、操作する者の識別カードの他の者への貸与、目的外利用等を行わないことなどを明記しております。また、だれが、いつ、どういう操作をしたかの操作履歴が残るようになっており、情報管理体制も整備をしております。それに加え、住民基本台帳法42条によりまして、操作する者や職員に守秘義務を課し、不正行為、秘密を漏らした場合には、通常より重い刑罰を科することが明記されております。  それから、保管場所の管理状況につきましては、住民基本台帳の電算システムにつきましては、私どもの電算室の方で管理をしております。それから、本人確認の磁気ディスクや個人情報保護に関するソフトウェアなどは、県の基準及び指導に基づいて、サーバーラック等を住民課に設置しまして施錠を施し、厳重に管理をしております。保管場所管理状況については県に届け出もしてございます。  それから、ウイルスなどの侵入やハッカーによる不正行為に対する対策につきましては、先ほど、緊急時対応計画に基づき関係部署に緊急連絡を行い調査をし、停止及び住基ネットからの切り離しをいたしたいと考えております。  それから4点目の、個人番号の辞退に対する要望の対応につきましては、先ほど申しましたように辞退者は6名ございましたが、住民基本台帳に基づいて行っておりますので、御要望としてお聞きいたし、削除することができない旨本人にお伝えをしております。なお、辞退者によりまして返却された通知票はしばらく保管させていただき、処理方法等につきましては、関係機関と協議し、今後検討してまいりたいと、このように思っております。いずれにしましても、慎重に運用してまいりたいと思いますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上、答弁とさせていただきます。 79: ◯議長(近藤孝之君)[60頁] 答弁、近藤経済建設部長。 80: ◯経済建設部長(近藤幸夫君)[60頁] 下水道事業の計画についての下水道普及率の現況と、その進捗状況について及び北部地域の状況についてということで答弁をさせていただきます。  現在、公共下水道の供用開始区域は229ヘクタールでありまして、普及率は34%であります。進捗状況としましては、現行の認可区域の332ヘクタールを平成17年度までに整備完了を目指しておりますが、今年度に和合地区、北山台5丁目地区の面整備工事を進めておりまして、約42ヘクタール分が完了し、供用開始につきましては、平成15年10月の見通しであります。  また、和合ケ丘地区では、認可区域として約31ヘクタールありまして、平成12年度から汚水管の更生工事を行っておりまして、来年の10月に公共下水道へ切りかえる予定としております。したがって、次年度以降約30ヘクタール分が残ることになりますが、鋭意整備に努力しているところであります。  御指摘のあります白鳥地区、御岳地区、押草団地地区のいわゆる北部地域につきましては、現在認可区域ではありませんが、今年度認可区域の拡大の中に含まれております。したがって、これらの地域への汚水幹線は、既に東部3号、東部4号汚水幹線を整備し迎えに行っているわけでありますので、平成15年度に汚水幹線の延伸に着手する予定で、面整備の工事につきましては、平成17年度から3カ年で整備をする予定でございます。なお、供用開始は平成20年度を見込んでおりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次に、資源ごみ回収品目の見直しの関係から、資源ごみステーションの分別収集品目の細分化を図る計画についてお答えいたします。容器包装リサイクル法の施行に伴い、従来の古紙、鉄類に加え、容器包装廃棄物の分別収集が進められているところであります。現在、町内の3カ所の資源回収ステーションにおきまして13品目の資源を回収しております。  今後、資源廃棄物の再商品化、いわゆるリサイクルを推進し、回収率を上げるために収集品目をふやしていくことが必要であると考えております。現在検討しております収集品目につきましては、その他プラスチック類でございまして、その他プラスチック類は、容器包装の素材、形状からボトル類、パック類、トレイ類、ポリ袋、ラップ類、網ネット類、ふた類、緩衝材類等の多種多様となっておりますが、そのうち現状から考えてみますと、色つきトレイ、透明のプラスチックトレイ、発泡スチロール製の容器や緩衝材、レジ袋などの品目を回収することを検討しておりますので、よろしく御理解を願いたいと思います。  以上でございます。 81: ◯議長(近藤孝之君)[61頁] 16番星野靖江君。 82: ◯16番(星野靖江君)[61頁] それでは、4項目について再質問をいたします。  初めに、住民基本台帳ネットワークについてでありますけれども、担当部局よりそれぞれの質問事項について発送後の現況、検討事項も含めて答弁をいただきましたが、2点ほどお伺いいたします。  まず、1点目ですが、住民基本台帳とは住民票の原簿に当たりまして、住所、氏名、生年月日、性別の四つの情報が掲載されておりますが、そこにコード番号がついたことによりまして、不安感を持っての質問とか苦情件数も寄せられたようです。件数として多いのか少ないのかわかりませんが、通知票の受け取り拒否や、また、反対の意思表示をされた方が6人というお話が先ほどありましたけれども、この場合、今後そのような取り扱い方法を、先ほどの答弁ですと、担当の方でしばらく保管をするというか、慎重に運営されるという答弁があったんですけれども、当局としては、どのような対応が望ましいと考えておられるのでしょうか、再度お伺いいたします。  また、2点目ですけれども、15年の8月には住民基本台帳カードが交付される予定と伺っております。その場合に、交付料金についてお尋ねしたいと思います。  2点目でありますが、大量廃棄、ぼちぼちリサイクルとも言われておりますペットボトルなんですけれども、容器包装リサイクル法に基づきまして回収率がふえてまいりました。そして、着実に制度が浸透しているようですというお話なんですが、先ほどの答弁で当局も課題にされておりましたが、その他のプラスチック類の分類でありますが、現在のところ、ストックヤードのスペースに多少問題があるのではないかなと思うんですが、ペットボトル類を除くその他は、似た者同士のものを何でも入れるようなコンテナを設置しまして、一括回収コーナーと考えることはできないでしょうか。  ある町の例になりますが、その他のプラスチック類は、熱エネルギー源として引き取り会社と契約をされているようであります。そのあたりも含めて当局の見解をお伺いいたします。  公共下水道事業になりますが、さらに推進するためには、当然、行財政基盤整備の充実が求められてまいりますが、先ほどの答弁によりますと、今年度、北部地区の工期認可区域の申請を愛知県にされたようです。そして、合併浄化槽の寿命の問題や排水溝の再整備なども含めて、北部地区では、和合ケ丘、白鳥、御岳、押草なんですけれども、待たれる公共下水道事業であります。  そこで確認をいたしますが、先ほどもちょっと20年という数字というか、出たんですけれども、北部地区までの基幹整備と供用開始はどのくらい待てばよいのでしょうかということでお尋ねしたかったんですが、その20年というのはぎりぎりのところなんでしょうか、そのあたりも含めて再質問をさせていただきます。  4点目になりますが、夢創造の件です。町長は、このまま進めたいという答弁がありましたが、町の声としての便りを、ちょっとここでお知らせしたいと思っています。  親愛なる町長様へということで、「少子・高齢社会を迎えまして、夢創造の森事業は、議会や住民の理解が得られたとして工事が着工されておりますが、多額な建設費用を伴う事業であります。それゆえに、町民の理解が得られるとともに、完成を心待ちに待たれる計画であるべきではないでしょうか。過日の町長選挙の結果は、残念ながら住民の理解が得られたとは言えず、賛否半ばと考えられます。  私たちは、石川町長の東郷町を愛する行動を信頼し、信任された方も少ないと聞いております。このようなことを踏まえて、夢創造の森事業については再検討されますよう願っております。勇気ある決断として、町政を混乱から守る得策であり、本懐を遂げることになると確信しております」。  町民の方の御意見をここで披露させていただきましたが、この件について再度お考えをお尋ねしたいと思っております。 83: ◯議長(近藤孝之君)[63頁] 答弁、石川町長。 84: ◯町長(石川伸作君)[63頁] 星野議員の最後の夢森につきましては、再々度も私何度も言いますが、この事業の決定につきましては、議会の皆さん方にきちっとした議決をいただいておりまして、私は、そのことに関しては、現時点では執行責任という枠をきちっとやらなければいけないという、そういった考え方でございます。過程の経過につきまする、あるいはいろんな情報の伝達につきましては、確かに十分であったかということにつきましては、決して、今お便りを読まれた方のように、そのときの必要な情報としては理解ができないような情報であったかもわかりませんが、これは議会の皆さん方の決定責任という枠内で、あるいは情報伝達という中で、やはり今後少なくとも、今までの理解不足についてはきちっと伝達しながら、情報を共有しながら、きちっと向かっていく方向の理解を求めていきたいと、このように思っています。  それからもう一つは、やはり事業をいかに皆さんの使い勝手をよくするか、そういったソフトの研究を最大限に進めまして、皆さんの利用を図っていくと、こんなことに私は考えておりますので、御理解をお願いいたします。  それから、詳細につきましては、それぞれの担当部長から答弁させます。よろしくお願いします。 85: ◯議長(近藤孝之君)[64頁] 答弁、石川民生部長。 86: ◯民生部長(石川清志君)[64頁] 星野議員の再度の質問2項目についてお答えしたいと思います。  先ほど、御質問の中で、多分私が勘違いしているといけませんので確認という意味で、住民コードの通知を拒否された方に対しての、どういった適正な処置があるかと、こういったお尋ねに対してのことかと思いますけれども、それでよろしかったでしょうか。それからもう1点は、来年行いますICカードの交付、この2点で答弁させていただきます。  まず1点目の、住民票コード通知票、通知票と言っておりますけれども、本人が拒否された場合、これにつきましては、先ほども答弁の中でもお答えしたように、やはりこれは法に基づいて私どもは運用しているものであります。そういったことで、削除等について考えてないということを本人によく御説明はさせていただいております。  なお、通知を拒否されたということで、これが通知がなされていないかというふうに見解をとられるかと思いますけれども、これは総務省の自治行政局の見解で、住民コード票通知票については、本人が受領を拒否した場合においても、市町村においては、住民基本台帳法第30条の2第3項の規定により、適法に通知がなされたとみなすという解釈でございますので、拒否されたから通知はないという、そういう見解ではございませんので、そういう見解を私どももとっております。  それからもう1点の、ICカードの交付のことだと思いますけれども、これは、実際に住民が各市町で住民票がとれるようになるには、実際の稼働は平成15年8月、これが本稼働でございます。希望者にICカードを有料で交付する形になろうかと思います。なお金額等については、現在まだ設定しておりませんけれども、近隣市町との均衡等も考えに入れまして、今後検討してまいりたいと思っております。  なお、交付に当たりましては、当然、これは非常に大事なものでございますから、本人の確認をする必要がございます。そういった意味で、運転免許証あるいはパスポート等で本人であるかという確認を確実に行って交付をしてまいりたいと、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。 87: ◯議長(近藤孝之君)[64頁] 答弁、近藤経済建設部長。 88: ◯経済建設部長(近藤幸夫君)[64頁] その他プラスチック類のごく一部について、今、回収の検討をしておるところでございまして、確かに、御指摘のように資源回収ステーションが多少手狭でございますので、そういったものをあわせて回収をすることはどうだろうということ、また、それを熱源としてどうだろうということでございますが、やはり回収された後の、それを処理する業者との関係もございますので、そちらとの協議が必要であろうかなということで、これは研究をしてまいりたいと思いますが、熱源の件につきましても研究してまいりたいと思っておるわけでございますが、とりあえず、その他プラスチック類をある程度は分別した形で収集をしなければならないであろうなというふうに感じておりますので、できるだけ類ごとの回収の仕方を研究してまいりたいと思っております。  それから、公共下水道の件の北部地域の方の関係でございますが、やはり平成20年度供用開始が精いっぱいのところであるというふうに御理解を願いたいと思うわけでございますが、現時点、我々が計画しておるよりも少しは早くなってきておるなという、そんな考え方でございますので、これにつきましても予算との兼ね合いも多少あるわけでございますが、そういった面も含めまして、思い切った計画をしておるつもりでございますので、どうぞよろしくお願いします。以上でございます。 89: ◯議長(近藤孝之君)[65頁] 16番星野靖江君。 90: ◯16番(星野靖江君)[65頁] 再々質問をいたします。  まず、住民基本台帳ネットワークについて、これはお願いになりますが、総務省では、運営状況を調査した上で新たな情報保護策を検討するために、有識者組織として住民基本台帳ネットワークシステム調査委員会を発足させましたが、一方では、個人情報が行政機関以外に漏れたり、悪用されてしまうおそれもあるなど、安全対策面で絶対ではないと、不安も住民の中にはあるようです。担当部局も、個人情報保護の法整備がされるまで、個人情報の安全が十分に守られるよう検討が必要であると考慮されているとは当然思っていますが、今後の行方については住民サイドに立っていかれるよう望んでいます。  そして、ごみの件なんですけれども、資源回収ですね。自治体にとってのごみ問題は、焼却にしても埋めるにしてももう限界になっています。費用負担の多い回収事業になりますが、その他プラスチックの回収の実施はいつごろ予定されているのでしょうか。また、その実施に当たりまして、現在どのような点で検討課題とされているのでしょうか。再度質問いたします。  それから、夢創造の森の件についてでありますが、このたび、行政から見た町と、そしてまた、住民から見た町には、どこか温度差があるように思いました。そして、この町にはさまざまな感情を持って住んでいることもわかりました。実は、夢創造の森事業を通して、これからどのように町づくりをしたらよいのかを考えるきっかけをいただいたのではないかなと私は思っております。例えば、情報の伝達手段、町民のニーズの多様化、そしてまた、住民参加のあり方など、町長も先ほど答弁の中にありました。その点を踏まえながら、再確認なんですけれども、町長の所見をもう一度、どのような方法で計画に入るのか、そのあたりをお尋ねしてまいりたいと思います。 91: ◯議長(近藤孝之君)[66頁] 答弁、石川町長。 92: ◯町長(石川伸作君)[66頁] 星野議員の再々度の御質問に対してお答えいたします。  やはり今後の町づくりの考え方でございますか、これはやはり住民と行政、これがそれぞれ役割をきちっと明確にして、そして共同する、こういった町づくりが私は必要だと思います。やはりそれには、それぞれの責任でお互いに情報を共有すると、こういった私は町づくりを進めてまいりたい。確かに、情報というものにつきましては、やはり必要な人に必要なときにタイムリーに出すということでありますので、今まで行政が出しております広報紙、これだけがすべての情報源とした考え方につきましては、さらに研究していろいろな出し方を提案させていただきます。それについては、先ほど磯村鎭議員にもお答えしたように、いろいろなその前段での皆さんからの情報提供ということもございます。先ほど言いました一つには、パブリックコメント、これをどう導入していくか、こういったことも含めまして、やはり皆さん方と情報を共有して一つの方向に向かって進めたいと、こんなように思っています。  当然、これをやっていくには行政職員、それから、先ほど住民との温度差と言われていますが、行政職員も住民であるし、仕事という中で行政職であるということでありまして、決してそれを分離するわけではございません。やはり仕事の役職、それがどういうものかをもう少し整理して職員内では研さんを進めてまいりたいと、このように思っていますので、ひとつよろしくお願いします。いずれにしても、これは我が町づくりは、官だけではなく、民でだけではなく、共同の世界であろうかと思いますので、今後とも御支援のほどお願いを申し上げます。  以上です。 93: ◯議長(近藤孝之君)[66頁] 答弁、近藤経済建設部長。 94: ◯経済建設部長(近藤幸夫君)[67頁] その他プラスチックの回収をしていく上においての課題ということでございますが、やはり実施していく上におきましては、資源回収ステーションでの収集の運営方法、処理方法、先ほども少し申し上げましたが、ステーションのスペースの問題、そういったことがあろうかと思います。また、こういった関係を解決するためには住民への周知、啓発、そういったものが必要になろうかというふうに思っております。実施につきましては、平成15年度を実施の方向で検討してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。以上でございます。 95: ◯議長(近藤孝之君)[67頁] お諮りいたします。ここで暫時休憩いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。              [「異議なし」と呼ぶ者あり]  御異議なしと認め、よって暫時休憩いたします。                午後2時47分休憩              ─────────────                午後3時00分再開 96: ◯議長(近藤孝之君)[67頁] 休憩前に引き続き会議を開きます。  17番橋本洵子君。               [17番 橋本洵子君登壇] 97: ◯17番(橋本洵子君)[67頁] 議長のお許しを得まして一般質問をさせていだきます。  私は、夢創造の森1点でございます。しかし、朝からここに座っておりまして、町長の言わんとすることは大体わかりました。聞く気が失せました。でも皆さんにわかりやすいように、私は、きょう満席の傍聴者にわかりやすいようにお話させていただきたいと思います。  町長選挙の結果で現職の当選を果たしました。その結果、町長は、中川議員、磯村議員、星野議員の質問に答えて、おれは住民の負託を得たんだと、はっきりおっしゃったと私は確信いたしました。確かに、数字の上では負託は受けました。307人町長側が多うございました。しかし、この2週間近く、いろんな方に私は会いました。隣の町の市長さん、豊明の市長さん、三好の町長さん、また偶然、長久手の議長とも会いました。でもそのときおっしゃったことが、「フィフティー・フィフティーだったな、残念だったなと、次も頑張れや」と、こう言われました。フィフティー・フィフティーというのは、もう本当にみんながそう思っているわけです、よその町の首長が。恥ずかしいんです、2期目の町長だったら、もっと1,000票、2,000票離して、堂々と、「おれの意見に問題がなかった」と言ってほしかったんですけれども、大体選挙戦略が悪いとか言っていました。  こっちが戦術巧者だとか言っていましたけれども、それは言いわけです。私たち、選挙は一切公職選挙法に違反することはやっておりません。むしろ町長側の方が後援会の内部資料を各家庭に配布したりしております。私たちはそういうことは一切しておりません。私たちにはもう一つ組織があったということです、凍結させる会です。これは勝手連です。勝手連ですけれども、選挙に違反するようなことは一切やっておりません。私はそれは確信しております。ですから、きょうお聞きの皆さん、決して私たちは負けたんではありません。  町長は、今さら変更の意思はないということもおっしゃいました。私は今回、町長、フィフティー・フィフティーの意見を聞いて、今後、住民にどのような説明の手順をしますかと聞きたかったんですが、もう聞く気も失せました。町長は、今ここで引けば議会制民主主義の否定になると言いました。先ほど星野議員は、議会決定が民意ではないと、町長は信任されていないと、あれだけ町長、町長、石川、石川と言ってた人がこんなことを言うのか、私は理解できません。  それから、住民投票も必要ではあるがというようなことも言っておりました。やはりここは、もっと町長、謙虚になって、私は半分の信任しか得られなかったんだ。ですから、もっと皆さんの意見を聞こうと、今さら私たちは選挙をもう1回やり直せなんか言いません。でも、やはりみんなの意見は謙虚に聞こうという態度になってほしいんです。それを規模は変えない、このまま突き進むぞ。これでは私たち住民が本当に納得できるかどうかということは大変難しいと思います。  昨日も凍結させる会が町長とお会いしてます。そのときいろんな意見が出たと思うんです。その後、私にある方が、行かれた方から電話がありました。橋本さん、これでは町長との対決がいつまでたっても終わらないよと、実に悲しいと、私たちは町長を批判する、対決するんではないんです。町長と歩み寄って、本当にいい町をつくりたい、いいものをつくりたいんです。それなのに町長があのような態度では対決姿勢が変わらないよ、どうしたらいいんだろう。町長に頭ごなしに物を言える人はいないんですかと、「だれもいません。もう今さら言っても聞かないでしょう」と私は言いました。  でも、町長に、私は今お願いしたいことは、もっと住民と本当に胸襟を開いて、妥協点をお互いに見つけて、そして話し合いをしなければ、すべてこういう騒動にどんどん発展していくということを町長は肝に銘じてほしい。今、町長は、住んでよかった、住み続けたい町にしたいとおっしやいました。でも私は嫌、もう逃げ出したい町、みんなで集団移住しようよと言いたい町、こういうふうな感覚です。そうすると、どうぞあなたたちが34億で建てたものを自分たちでお払いなさいと、残った人が何人になるでしょう。東郷町半数が出ていったらどうなりますか。そういうことも可能性があるということを考えて、町長はもっと真摯に胸襟を開いて、本当にいろんな方と話をしてほしい。それが私の質問です。お願いでもあります。よろしくお願いします。 98: ◯議長(近藤孝之君)[69頁] 答弁、石川町長。 99: ◯町長(石川伸作君)[69頁] 橋本洵子議員の御質問にお答えいたします。  橋本議員は、今会場の皆さんに訴えられましたが、それも見方の一つであろうかと思います。私は、今回の町長選挙において、確かに、私の対立候補に7,000票の投票があったことは事実であるし、それを否定するものでもございません。しかし、先ほどから言われておりますように、その投票のすべてが夢創造の森に対する反対意見というのも、私は極端な話であろうかと思います。私の批判票もその中には当然含まれていると、こんなような気持ちでおります。  それから、7,307という当選に値する支持票のあったことも事実でありまして、私としては、こうした支持を無にしないためにも、やはりこの夢創造の森は、皆さんのニーズにこたえるべく予定どおり進めてまいりたいと、このように思っています。  それから、いずれにしても、皆さん方との意見交換の場、情報の提供のあり方、これについては、先ほどから何度もお答えしておりますように、これからの大きな課題であろうと思いますし、それについても皆さん方の御意見を聞きながら鋭意進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 100: ◯議長(近藤孝之君)[69頁] 13番山口洋子君。               [13番 山口洋子君登壇] 101: ◯13番(山口洋子君)[69頁] 大きくわたって2点質問させていただきます。  1点目、道徳副教材、明るい心、明るい人生について。2点目は、2期目の公約を伺います。私は細かく伺っていきたいと思います。  1点目、以下二つの理由でこの質問をいたします。当町の使っている明るい心、明るい人生の副教材は、人権や差別の問題を扱う道徳の副教材ですが、小学校1年から中学3年までの教材を見ていると、性差、ジェンダーの視点から多くの問題が見えてきます。  そこで質問ですが、当局としては、この副教材について、性差の視点から問題があると思いますか。また、全くないという認識はお持ちですか。問題があるとすればどのような点ですか。
     私は、特に、男女共同参画社会基本法にある第4条、社会における制度または慣行についての配慮、第6条、家庭生活における活動とその他の活動の両立、その視点について問題があると考えます。いかがでしょうか。  次に、道徳副読本は、いつ、どこで、だれによって採択されていますか。そのときは他の出版社のものと比較はきちんとされていますか。漢字ドリルなど、ほかの副教材は4月に採択されているのに、明るい心、明るい人生は、前年度に採択するのはなぜですか。採択時、次年度版の改訂副教材は資料として提出されていますか。また、多額のお金がかかるのですから、備品化をどのように考えていますか。  大きく二つ目の、2期目の公約について伺います。ラブホテル建設は不必要、排除に全力を尽くしますとビラでお書きになっています。具体化を伺います。  また、地震防災計画の策定の中に、公園も避難地と私は考えますが、当局の考えはどうでしょうか。避難できる公園のない地域の対策はどのようにお考えでしょうか。特に、西白土、白土マンション群のあたりのことを伺いたいと思います。また、公園はなくてもよいとお考えでしたら、その代案を伺います。  次に、7,307対7,000票という得票での2期目の町長の町づくりに対する覚悟を伺いたいと思います。争点の夢森の見直しについて伺います。  以上、よろしくお願いいたします。 102: ◯議長(近藤孝之君)[70頁] 答弁、石川町長。 103: ◯町長(石川伸作君)[70頁] 山口議員の質問に対してお答えいたします。  まず1点目の、ラブホテル建設は不必要、排除に全力を尽くしますの具体策でございますが、これは先ほど磯村議員にもお答えしておりますが、今回のシティーホテル建設につきましては、不同意の決意に変わりはございません。もう一つ、排除の具体化ということでございますが、現行では、東郷町ホテル等建築の適正化に関する条例に基づいて我々が指導することになります。  それからもう一つ、得票差についてでございますが、これは私の1期目の実績に対する厳しい評価と受けとめておりますし、先ほどの皆さん方の御質問にあります夢森に関しても、これは先ほど言ったような答弁の内容でございます。今後、住民の皆さんに、やはりわかりやすい情報をどのようにして望まれる形でお出しできるかについては、先ほどから何度も答弁しておりますように、さらに努力していく必要があることを痛感しております。したがって、今後の町づくりにつきましては、これも先ほど磯村議員にお答えしたとおり進めてまいりますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。以上でございます。 104: ◯議長(近藤孝之君)[71頁] 答弁、杉原教育長。 105: ◯教育長(杉原辰幸君)[71頁] 山口議員の質問にお答えいたします。  女性の社会進出が進み、女性、男性の社会的役割、これは御案内のとおり変化しております。それぞれ性差による特筆の違いはあるものの、男女の平等な関係が形成されることを、これは期待しているところであります。このことについても十分承知しております。  また、道徳面におきましては、社会の規範意識等の低下というのは、子供、大人を問わず、現代社会の回復すべき大きな問題でもあります。とりわけ将来を担う子供たちには、社会性の育成と善悪をわきまえる、そういう感覚を育てつつ、自由と規律のバランスを回復するため、こういう努力が教育現場には求められていると思います。  御質問の件でございますが、各学校でも道徳の時間をきちんと特設し、資料をもとに道徳的実践欲、この高揚の手だてとして、小学校では明るい心、中学校では明るい人生、これを現段階では総合的な観点から、価値ある副教材として主に使用しております。明るい心、明るい人生について、ジェンダーの視点から問題があると、こういう認識はあるのかどうかということでございますが、私は、大きな問題はないと、このようにとらえております。  道徳的な意識を高めるための、そういう考える視点があるのか、子供たちの発達段階に合っているのか、挿絵などは適切かなど、やはり総合的に判断してすぐれている、そういう教材ととらえております。あくまで副教材でございますので、いずれの資料をどのような視点、観点でとらえさせるのか、考えさせるのか、教師の発問等の投げかけ方や、あるいは指導方法でも、大きく子供たちには違った印象を持たせてしまいますし、意識のとらえ方も違ってくると思います。これは道徳に限らず、教師の教材分析の能力のあり方、あるいは指導技術など、こういう質的な向上というのが常に望まれるところでもあろうかと思います。  明るい心、明るい人生などの副教材は、校長が校内の意見を聞いて検討して使用を決定し、教育委員会へ届け出るものであります。以前はこちらの方で承認ということがありましたが、届け出になっております。届け出の期日というものは、使用前であればよろしいのではないかと、このように思います。  それから、先生方の代表は、やはり道徳的な価値ということやなんか、資料として十分適切かどうか、これを検討して準備されたものを使うというのはおかしいことではないし、ほかの資料としてよいものがあれば、検討することも当然のことであろうかと思います。  現実に、明るい心や明るい人生の資料以外でも、例えば、他の資料や、あるいは新聞記事など、より道徳的実践欲を高める上で価値があると教師が判断すれば、校長承認のもと使われているのが現実でございます。副教材でありますので、資料的要素が強く、教科用図書、いわゆる教科書、このような採択手続はとっておりません。平成14年度改訂版につきましては3月中旬に届いております。備品化にするかどうかは、学校現場の意見を尊重して考えていきたいと、このように思っております。以上で答弁とさせていただきます。 106: ◯議長(近藤孝之君)[72頁] 答弁、坂部総務部長。 107: ◯総務部長(坂部守義君)[72頁] 大きな2点目の二つ目、地震防災計画の策定という中での答弁をさせていただきます。  当然のごとく、公園は避難地の第1候補であるということでございます。今計画しております本町の地震防災計画及び地震防災強化計画の中で考えてまいりたいというふうに思っております。地震に関する避難地の考え方につきましては、大きな建物がない、高木が少ない広場を想定しておりまして、例えば、小さな公園、広場あるいは田畑でも、身の安全が図れればいいというふうに思います。もちろん、町が指定して町民の皆さんに避難地を明確にしておくことが必要なことでありますので、計画をしてまいりたいというふうに思っております。  それから、公園がなくてもよいと考えるかという質問でございますが、これにつきましても、先ほど言ったような観点でございます。ただ、防災の基本といいますのは、自分の身は自分で守れと言われております。これは私も本当にそういうふうに感じております。東海豪雨の例を挙げますと、町全体が壊滅的な状態になったとき、町も消防なども、その機動力さえ発揮できない状態になります。そんなとき、自分が自分自身や家族を守る以外に手だてはありません。常日ごろから、水、非常食の備蓄、家具等の転倒防止策、家族の所在確認の方法、自分はどこへ避難したら安全か、また、そこへ避難するにはどの道を通ったら安全かなどを考えていただきたいと思います。そういうことでよろしく御理解のほどをお願いいたします。答弁といたします。 108: ◯議長(近藤孝之君)[73頁] 13番山口洋子君。 109: ◯13番(山口洋子君)[73頁] 答弁漏れをお願いします。教育長、備品化をどのように考えますか。それから、漢字ドリルなど副教材は4月に来ていますけれども、副教材は11月ごろに来るんじゃなかったでしょうか。どこで、だれによって採択されるか、大事な問題が抜けております。 110: ◯議長(近藤孝之君)[73頁] 答弁、杉原教育長。 111: ◯教育長(杉原辰幸君)[73頁] どこでだれによってにつきましては、先ほど答弁させていただいたと思います。これは各学校で先生方が十分検討され、それを校長が認めて、そして、教育委員会の方へ届けると、こういうことで御答弁を申し上げました。  備品化につきましても、学校現場の意見を尊重して考えていきたいと思いますということを答弁したと思います。以上です。 112: ◯議長(近藤孝之君)[73頁] 13番山口洋子君。 113: ◯13番(山口洋子君)[73頁] このジェンダーの問題につきましては、大きな問題はないとおっしゃってみえますけれども、私の方としましては、全県的に見て、やっぱり問題があるというふうにいろんなところからも出ておりますし、私、見ましても問題があると思います。1年生のものを見ただけでも、登場人物が男の方、おじさんとか父親だけとか、それから歴史上の人物、これも男の方だけ。  それから、古びた目覚まし時計というところでは、仕事に行くお父さんとエプロン姿のお母さんの絵。子供を諭す人格者としては父、仕事をするということでは母。それから、ムジンサンドということでは、エプロンがけのお母さんの絵の姿、それから、辞書引き大会の出来事では、男子生徒だけの会話、壊れた自転車については、男子生徒中心で話が進行している。それから、僕の仕事は便所掃除、これについては、便所掃除を男の人もしていただくということはいいことだと思います。それから、2,000メートルの恐怖というところは、男性教師と男子生徒のやりとりが中心である。  それから、毛織物の地ですか、歴史上の人物のところでも男の方だけしか出ていない。それから、私が行ったというところでも男子生徒の敬称ということになってします。それから、キャンプの思い出も会話があるのは男の人だけ。名誉の失格というところでは、会話があるのは男の方だけ、出てくる教師も男性だけ。心の花というところも、登場するのは男子生徒だけ。遠足で学んだことというところでは、これはちょっと会話について詳しく述べておりますが、男子生徒には牧野君、女子生徒には何々さんというふうに言っています。これはどちらも「さん」でいいと思います。  それから、おじいちゃんの病気のところでは、これはいろいろ申し上げたところがあったりして、変わってきたといふうに言われております。実は、エプロン姿のお母さんの絵だとか、それから、夫婦湯飲みの絵だとか、それから、中気というような記載については脳卒中というふうに変わったというふうになっております。いろいろまだほかにもありますけれども、そのように男女平等に扱っているというふうには思えません。今ちょっと申し上げたのは1年生だけの話です。  それから、いつ、どこで、だれが採択しているかということにつきまして、教育振興会というところがどういう組織であるかということが問題になってきております。それは、現在の校長先生とか現職の方が80~90%かかわってみえる元校長先生などが含まれた団体となっております。それで、それを買うところが、現校長が教育委員会に申し出て買うということは、それは一つの教材を買うところの優位性をあらわしているのでないかというふうに思われます。それから、そのときに、その他の出版社との比較はされていますかというところも、これも答弁がなかったと思いますけれども、ほとんどのところが比較がされていないというふうに報告があります。  それから、漢字ドリルなんかの教材については4月なのに、このことについては年内に注文があって、それをよろしくお願いしますというような格好で注文取りがきているというふうにある市では言っております。東郷町ではどういうふうになっておりますでしょうか。  それから、ラブホテルの件ですけれども、不同意ということはもうわかりましたので、建設は不必要で、排除に全力を尽くしますということで、不同意では全力を尽くしたということにはならないと思いますけれども、どういうことなんでしょうか。例えば、土地を買い上げるとか、そういうことになっていくのかといふうに想像しておりますが、いかがでしょうか。  それから、公園は防災の基本だとおっしゃいますけれども、その点、じゃ、ないところについては早々につくるとか、その辺のことはちょっと答弁がなかったというふうに思いますが、いかがでしょうか。  それから、7,307対7,000については、厳しい状況でさらに努力をするというふうにおっしゃいました。4番目をちょっと私読み忘れましたけれども、3番目と一緒に関連して伺っていきたいと思います。  町長は、「私たちの町づくりは私たちの声を聞く、伸作町長に」というビラを出してみえます。それですと、本当にそうなら、住民本位の町づくり条例をつくる気があるのかないのか。それから、住民参加型の町政継続をうたってらっしゃる町長といたしましては、大きな問題すべてとは言いません、大きな問題は、住民投票条例をもって直接住民の声を聞くという住民投票条例をつくっていくお考えはどうでしょうか。以上、お願いいたします。 114: ◯議長(近藤孝之君)[75頁] 山口議員に注文しますけれども、もっと明確に言ってください。ちょっとわかりませんので。答弁、石川町長。 115: ◯町長(石川伸作君)[75頁] まず、ホテル建設阻止に対する私の考え方については、今、我々行政ができる範囲として、先ほどの不同意ということを出しました。ですから、この同意がなければ、後は事業者がどういう方法で建設するか、それについては法にのっとりやられるでしょうが、我々は、やられた場合には、次のステップアップを条例の枠内で対応していきたいと、こんなように思っています。  それから、今、土地の購入という件につきましてでございますが、これはやはり相手方との話もあることですから、阻止の過程で向こうがそういうお話があれば、これについてもよく検討してまいりたい。ただ、これは行政が取得するのか、あの土地は民が取得するのか、これは取得先は別ですが、いずれにしても、向こうの相手方がそのことについて、その舞台に乗らなければ、その話はできないことでありますし、これは今から事業主の皆さんがどういう展開に出られるか、建築を進めるであれば、我々はこのホテル条例にのっとってその対応するしか現在ありません。いずれにしても、皆さんがおっしゃっているラブホテルというものは、東郷町には私は不要と考えております。よろしくお願いします。  それからもう一つ、先ほどの質問忘れという件ですが、この町づくり条例につきましては、これは昨年の12月にも議員の質問に対して答弁しております。今後ともこれについては研究を進める必要があると思っております。そして、住民投票条例につきましては、先ほど星野議員に対してお答えしたとおりでございますので、よろしくお願いいたします。以上です。 116: ◯議長(近藤孝之君)[76頁] 答弁、杉原教育長。 117: ◯教育長(杉原辰幸君)[76頁] いろいろ出てまいりましたですが、御無礼のないように答弁していきたいと思います。  まず、ジェンダーの問題ですね。これは1年生の件については6ページの問題をおっしゃってみえるんじゃないかと思います。お母さんが掃除機をかける傍ら、お父さんと子供は庭掃除をしている、そういう挿絵。お母さんが料理をする傍ら、お父さんと子供は、実は食器や何かを並べてみえるんです。また、働く女性の挿絵も確かに多くあります。男女がお互いにその人権を尊重しつつ責任分担して、そして、性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮する、そういう共同していくという、そういうところが出ていると私はとらえております。  それから、るるおっしやいましたですが、これは御案内かと思いますけれども、道徳の方は大きく四つの視点を持っております。自己にかかわること、他の人とのかかわり、あるいは自然や崇高なものとのかかわり、集団や社会とのかかわり。ですから、すべてがジェンダーそのものに視点が合っているものばかりではない。そういう中で例えば、自己にかかわることとなりますと、感謝だとか、信頼だとか、友情だとか、大切さとか、そういう今度は徳目でなされていきますので、おっしゃられるようなことが出てくる場合も、とらえ方によってはあるかもしれませんが、この道徳を育てたい、そういう徳目からいって、やはりそういう問題が出てくる場合があると、このように私はとらえております。  それから、教育振興会という云々、先生方がいっぱい入っておるんじゃないかと、事実入っております。ただ、御理解していただきたいというのは、その出版社もいいものを出していると思います、私は。私は見たことがあります。例えば、学習研究社だとか、いろいろなところがあります、きょうは避けますが。ところが他の出版社は、これは営利目的を中心にしてみえる、そういう出版社だろうと思います。教育振興会というのは、これは財団法人であります、公益法人であります。ですから営利目的ではない。子供たちによいものをということで、子供たちの実態をとらえて、そして現場でいろいろ問題点がある、こういうところが欠けている、こういうことは他の出版社でもきっと検討されていると思います。それを各学校で一々やっている時間は今ないと思います。教員の代表がきちんとして、そして、いいものということで校長会でもそれぞれが確認し合って、現実に校長がこれを承認しておりますが、校長がこれだということで決めているわけではありません。先生方がやはりいいということを確認して、そして校長が承認して教育委員会へ届ける、そういう範疇で使われております。そういうことで回答とさせていただきたいと思います。ひょっとしたら抜けておったかもしれません。たくさんの御質問があったように思いますので、お許しください。以上です。 118: ◯議長(近藤孝之君)[77頁] 答弁、坂部総務部長。 119: ◯総務部長(坂部守義君)[77頁] 再度の御質問にお答えしたいと思います。  公園がないというところはどうするかということでございます。先ほど言いましたけれども、公園として位置づけされれば、当然そこが避難地ということに指定されるというふうに思っております。まず、そういうところがなければ、先ほど言いましたけれども、田畑だとか高木がないところ、それらを常日ごろ見ていただいて、ここなら安全だというところを少しでも、避難を含めて家族の中で考えていただけば非常にいいかなというふうに思っております。以上で答弁とさせていただきます。 120: ◯議長(近藤孝之君)[77頁] 13番山口洋子君。 121: ◯13番(山口洋子君)[77頁] 答弁がおかしいと思います。  公園の話をしているんですから、田畑の問題を言われても困ります。 122: ◯議長(近藤孝之君)[77頁] 近藤経済建設部長。 123: ◯経済建設部長(近藤幸夫君)[77頁] 公園の件でごさいますが、東郷町の公園は、議員御存じのことと思いますが、多くは土地区画整理事業によって生まれた公園が東郷地内としては多いわけでございます。したがって、そういったところについて土地が確保されておりますので、整備をさせていただいておるのが現状でございます。また、白土につきましては涼松緑道、そういった緑道の整備もされておるわけでございます。しかしながら、現在、白土涼松の町づくり協議会で、皆さん方がこの町づくりをどうしようということで研究されておりますので、そういったところから用地が確保できるようになりましたら、東郷町としての研究をしてまいりたいというふうに思っておるわけでございますが、お借りをしたりとか、あるいは買収をといろんなことがあるわけでございますが、何にせよ、用地がなければ、公園を整備、整備と言われてもできていかないというふうに御理解を願いたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 124: ◯議長(近藤孝之君)[77頁] 13番山口洋子君。 125: ◯13番(山口洋子君)[77頁] もう私は、この公園のことを言うたびにすごく腹立たしいです。これは町の行政のやり方の公平とか不公平とかということをどういうふうに考えていらっしゃるかということになっていくというふうに思います。今、建設部長が言うように、整理をやるから公園ができるというようでは町づくりになっていないと思うんですね。そうしたら避難地なんかはどうするんですか。整理をやらないところは公園がないから、田んぼでも行け、そういうことなんでしょうか。  これも随分前から言っているんですから、そのときにちゃんと手当てをしていれば、空いた土地もあったではないですか。そういうことは何ですか、土地がないところは全然公園をつくらないということですか。彼らは都市計画税をずっと払っていて、それでサラリーマンとしては不足のないぐらい、公園をつくってもらえるぐらいの税金は出していると思います。そういうことを一々申し上げないと、例えば、側溝がきれいになってありがたいというふうに思っていますけれども、あそこでも市街化区域で30年もほったらかしでやっと溝ができました。そういうふうにわんわん言っていかないと、30年も20何年もこの町では、町の行政の公平性というのは考えてもらえないのでしょうか。災害があっても、本当に小さな集会所へ集まるしかないんです。400世帯の人たちは全部あそこへ集まるのでしょうか。  今、白土の方では町づくりを考えています。空き地もあります、はっきり言って。そこでも早くつくれば、西白土の方も何とかそこへも避難が私はできるというふうに思います。この公園問題を言うたびに、町は、整理をするところがないところはつくらないのだというふうに私には聞こえてしようがありません。また、整理をしたところは、ちゃんと自分たちで取り分を出したのだからしようがないというような言い方もされることを私は時々聞きます。そういう部分もないとは言いません。ないとは言いませんが、公園のないところもちゃんと税金を払い続けているということを念頭に置いていただいて、町内の公平な発達というものを考えていかなければいけないというふうに思います。それは今度の決算の監査委員からの指摘もあるというふうに私は思っております。去年もあったと思いますが、また同じことを言わせております。  地域の発言が小さくって、声が小さいところはどんどん押しやられていくのでしょうか。さっき北部の方は、下水道が来るのが遅いと言っていろいろ話してみえましたけれども、この白土の方はそれよりまた後になります。それから、コミュニティーセンターも一番最後と言っていいでしょう、押草団地のほかは。行政において、一番端っこだからどうしてもそういうふうになるという可能性はあるにしても、それならなお一層のこと、目をちゃんと向けなければいけないのではないでしょうか。  町長は、ふえ続けるマンション群のところでの公園について、この選挙に一言もおっしゃいませんでした。公約はありませんでした。彼らが多くの子供を抱えて、どこで遊ばせるのかと言って悩んでおります。遊ぶところもない、ましてや避難するところなど、どこへ行けというふうにあの辺の人たちに説明するのでしょうか、総務部長、代案があったら伺います。町長もこれは責任があります。町長からも一言言ってください。  住民投票条例の件については、政策に本当に自信があるのなら、町民のために住民参加型町政を考えられるなら、町づくり条例と住民投票条例を早急につくるというふうに申されるのがいいのではないかと思います。  それから、あえて3点伺います。夢創造の森計画に対して反対する者たちは、これは町長の言い分ですよ、町民の一部に限られていると言った町長の認識は、選挙結果から見て間違っているというふうに思います。この点を認められるべきであると思いますが、どうでしょうか。  大多数の町民が賛成しているからといって、この計画は予定どおり取り決めていくということでは、町民は納得しないと思います。大前提が崩れたのだから、一たん工事を差しとめて、計画の抜本的な練り直しを行われるべきではないでしょうか。  三つ目、町長選で大接戦の末、ほとんど同得票となった天野氏と、今後折に触れて会議をお持ちになる考えはいかがでしょうか。お願いいたします。 126: ◯議長(近藤孝之君)[79頁] 答弁、石川町長。 127: ◯町長(石川伸作君)[79頁] 再々度の御質問に対してお答えします。  町づくり条例、住民投票条例に関する考え方は、先ほどからも何度も言っているとおりでございます。  それから、夢創造の森についても、皆さん方に答弁しているとおりでございますので、よろしくお願いいたします。 128: ◯議長(近藤孝之君)[79頁] 答弁、坂部総務部長。 129: ◯総務部長(坂部守義君)[79頁] 再々質問にお答えしたいと思います。  先ほど経済建設部長がお答えしたとおり、白土、西白土地区につきましては、町づくり協会で検討されているということでございます。しかしながら、当面の話は私ずっとさせていただいております。まず、自分の身は自分で守るということ、どこの場所におっても同じことだろうというふうに思います。そういうことから、安全なところをいつも確認をしておくということが必要だと思っておりますので、よろしくお願いします。以上でございます。  [「私の方からも1点、山口議員の質問に対する答弁漏れを指摘させていただきます。最   後、山口議員一言、天野さんに会うかどうかということを聞いていたように思われます   ので、それに対する答弁漏れを指摘させていただきたいと思います」との発言あり] 130: ◯議長(近藤孝之君)[80頁] 答弁、石川町長。 131: ◯町長(石川伸作君)[80頁] 中身の問題に対してきちっとお話ができることは、私も、天野さん以外でもきちっと説明をしていきたいし、今後のソフトの内容についても、先ほど答弁しておりますように、いろいろな方の御意見を聞いて進めてまいりたいと、こう思っていますから、その過程の話であれば少なくともお話し合いはできると思います。 132: ◯議長(近藤孝之君)[80頁] 2番門原武志君。               [2番 門原武志君登壇] 133: ◯2番(門原武志君)[80頁] 議長のお許しがありましたので、通告に従って3点にわたって一般質問をします。  まず、大きな1点目でございますが、石川伸作現町長が再選されましたさきの町長選挙をめぐって2点町長にお聞きします。  最初に、夢創造の森について伺います。町長は、夢創造の森を福祉などと言って住民を納得させようとされましたが、夢創造の森の白紙撤回を公約した新人候補の天野徹氏が大善戦するという選挙結果を見ても明らかなとおり、夢創造の森に関して住民の信任を得たとは言いがたい状況だと私は思います。少なくとも、夢創造の森に対する町民の皆さんの猛烈な批判があることは明白ではないでしょうか。  町長は、さきの6月議会におきまして、私の質問に対して、選挙の争点とは思わないと言い切りました。しかし、福祉だというなどのごまかし、言い逃れではありますが、町長は自分の考えを表明され、それを住民に訴えられました。町長の思惑は外れ、見事争点となったわけであります。町長、あなたは現職町長という、だれよりも夢創造の森について詳しい立場にありながら、白紙撤回を訴える新人候補の主張を退けることはできず、新人候補に互角の戦いを許しました。町長は、選挙を前にしての契約、着工という暴挙を重ねてきましたが、今こそそれを反省し、真摯に住民の声を聞くべきではありませんか。  町長は、8月27日付の中日新聞で夢創造の森について、これからはきちんと説明責任を果たすという反省を表明し、今後については、構造自体の変更はしないが、サービス内容や運営方法などソフト面については、幅広く住民の意見を聞いていくと述べられています。しかし、私は、この町長の言葉から、町民の批判と町長の意識との間のずれを感じます。着工までの間、障害者やお年寄りのデイサービスを入れてほしいなど、住民の度重なる要望や建設委員会での少数意見を受け入れず、町長が言われるソフト面での見直しを怠ってきたため、ここまで町民の批判が大きくなったのではありませんか。幅広い住民の意見を聞いていく、こういうふうにおっしゃるなら、施設の構造自体は変更しないとは言わず、せめて全面的な見直しを表明すべきではありませんでしたか。  また、住民の間には建設反対の意見が強いことが明らかな今、白紙撤回、中止もあり得る、そのためにはどうすべきか。私は、夢創造の森の是非、この1点にテーマを絞った住民投票をすべきだと思いますが、そうした方法を町長から提案される、こういったことも必要ではないでしょうか。中止するにしても、私にすれば百歩譲った議論でしたが、全面的見直しをするにしても、計画進行は凍結する、そのためにも現在進められている工事、この一時中止を直ちに行うべきではありませんか。町長のお考えをお聞かせ願います。  次に、町長が選挙戦中掲げられた公約をどう実行するかについて具体的に伺います。  町長は、選挙戦の中で巡回バスの増車を公約されました。これは以前からの住民要求であり、たびたびこの議会の場でも話題になりました。巡回バス検討委員会も、現行2台から4台への増車、往復運行、各路線1時間ごとに1本などの住民要求を多数意見として報告している状況でもありますので、巡回バスの増車は速やかに実行していただきたいと思うわけでありますが、いかがでしょうか。町長のお考えをお聞きします。町長選挙をめぐっては以上です。  次に2点目、住民基本台帳ネットワークの凍結、中止について伺います。  ことしの8月5日から住民基本台帳ネットワークの一次稼働が始まりましたが、住民や自治体から不安や怒りの声が出されています。新聞報道でも皆さんよく御存じのとおりです。8月5日時点で、福島県矢祭町を初め、東京都杉並区、東京都国分寺市、横浜市、三重県二見町、三重県小俣町の6自治体が不参加、また、東京都世田谷区、国立市、狛江市など多くの自治体が、個人情報が流出したときにはネットワークを切断することを明らかにしています。  また、多くの個人、市民団体が番号受け取り拒否や、自分の情報を国に流さないように自治体に要望するなどの動きが広がっています。この住民基本台帳ネットワークは、すべての国民に11桁のコード番号をつけ、氏名、住所、性別、生年月日、住民票コードの五つの個人情報とその変更情報を、総務大臣指定の地方自治情報センターが一元管理し、全国の市町村が保有する住民基本台帳のネットワーク化を図るというものです。  このシステムは、住民票の広域発行、国、自治体への申請の簡素化に役立つと説明されていますが、地方自治情報センターの情報が国に提供されるため、すべての国民の個人情報が国に管理され、国家による個人の全人格的管理につながるおそれがあります。その上、全国単一のオンラインシステムで管理するため、個人情報の流出、漏洩の危険が高く、プライバシー侵害のおそれがあること、すべての国民に番号をつけて管理することへの国民的合意がないことなどの大きな問題があります。  そのため、住民基本台帳法の改正時、当時の小淵首相は、住民基本台帳ネットワーク実施には、個人情報保護の法整備が必要と言いましたが、法整備もされないまま実施が強行されたことは問題です。このように自治体や個人から大きな批判にさらされ、問題点が多い住民基本台帳ネットワークについて、この東郷町も、国に対して住民基本台帳ネットワークの凍結、中止を求めるべきだと考えますが、町長、いかがでしょうか。  また、東郷町がみずからなすべきこととして、個人情報を保護するために、情報が流出した場合は、住民基本台帳ネットワークの接続を切断するという対処が必要だと思いますが、いかがでしょうか。  次に、私の実体験に基づく質問です。私は押草団地に住んでおりまして、集合住宅なわけでありますが、我が家あての住民票コード通知票は集合ポストに、皆さんがぱーぱーで見ることができる集合ポストに投函されていました。このような配達方法をとるということは、個人情報保護の認識が全くないと言わざせるを得ないが、どうでしょうか。さらに、あて先不明で返送されてきた住民票コード通知票もあると聞いておりますが、どのような取り扱いなどでしょうか。住民基本台帳ネットについては以上です。  最後に3点目、独居老人の安否確認について伺います。  給食サービスについて、東郷町の高齢者給食サービス事業実施要綱は、目的でこのように書いています。高齢者の健康の増進及び日々の安否の確認を図り、このように書いています。それにもかかわらず、虚弱であるということが要件となっており、虚弱とみなされなかった独居老人はサービスを受けることはできません。これは先ほど中川議員が指摘されたとおりです。目的を達成するためにも虚弱要件をやめるべきではないでしょうか、お考えをお聞かせください。  また、緊急通報システムは、今申し込んでも設置は来年6月から7月になるということを聞いております。今すぐ必要な方がサービスを受けられるようにするべきでありますが、お考えをお聞かせください。  以上、多岐にわたりましたが、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 134: ◯議長(近藤孝之君)[83頁] 答弁、石川町長。
    135: ◯町長(石川伸作君)[83頁] 門原議員の質問に対してお答えいたします。  さきの選挙に関して、夢創造の森並びに巡回バス、これにつきましては、磯村議員初め多くの議員から御質問していただきまして、それに対する考え方を答えております。少なくとも今、再度の門原議員の質問ですが、その方向については、いささかも私の考え方は現時点では変わっておりませんので、よろしくお願いします。  さらに、住基ネットに関しましても、星野議員のときにお答えしているとおりでございます。詳細がもし必要であれば、部長の方からお答えしますので、よろしくお願いします。 136: ◯議長(近藤孝之君)[83頁] 答弁、石川民生部長。 137: ◯民生部長(石川清志君)[83頁] それでは、門原議員の質問、住民基本台帳ネットワークの4点について答弁をさせていただきます。  まず、住民基本台帳ネットワークシステム、これも先ほど星野議員の中でお答えしました。内容につきましては、氏名、生年月日、性別、住所をもとに運用されるものでありまして、この情報が他の情報をつけ加えされたり、国が国民を管理しようとするものではないと思います。ただ、本人であるかどうかの確認をするためのシステムであると思います。このシステムを利用できる事務には、先ほど星野議員の中にもお答えしましたように、事務の中に、93項目しか行政事務として使わないよと、こういった限定されておられます。住民票の写しの添付、現況届け等、こういうことが不要になれば住民の負担も軽減されると、そのように思っております。  それから、来年8月からは、運転免許証等、身分証明書になるものを提出すれば、全国市町村で自分の住民票の写しがとれると、これは御承知のことと思います。こういった面もサービスの向上に寄与するものと思っております。  さて、最初の1点目の御質問でございますけれども、国に対して住基ネットの凍結、中止を求めるべきであるがどうかということでございますが、私どもは、さきに申しましたように、やはり法に基づき定められ、全国的な規模のネットワーク、こういう運用でございますので、それから、そういった先ほどの個人情報の流出といったものも、私どもは、東郷町しての住民基本台帳ネットワークシステムの管理運用要綱、それから、緊急時の対応計画といったものをつくりまして、できる限り個人情報の保護に対策をとっております。  次に、情報が流出した場合の住基ネットの接続を切断すべきかどうかという御質問でございますが、これにつきましても関係機関、こういうところに緊急に連絡を申し上げ、協議した上、私どもの緊急対応時の計画により、切り離し等の措置を実施してまいりたいと、こんなふうに考えております。  通知票が集合ポストに投函されていたが、個人保護の認識が薄れているのではないかと、こういう御指摘でございますが、この住基通知以外にも、やはり国だとか、あるいは全国自治体からも発送される通知、例えば、私の方ですと納税通知、こういったものにつきましても、こういう郵送で発送しておりますが、これも私は個人情報だと思っております。そういった同一な考え方で今回封書で送付させていただきました。封書の中を見られるという危険性も配慮した通知であるというふうに考えています。  それから、もしそういった、例えば、危険性がどうしても見られるおそれがあるとか、そういったような場合、これにつきましては申し出によりまして、住民コードを変更することができます。そういったこともありますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。  それから最後の御質問の、あて先不明で返還されて通知票の取り扱いをどうするんだと、こういったお尋ねでございますが、これにつきましては、実際に返却された部分もございます。それにつきましては、現地等、実際に住んでいるかどうか、こういったものを確認し、わかった方については再度通知をさせていただいております。なお、保管された通知票の基準というのは、これは別に定められておりません。そういった関係で、今後、どこの市町でもこういった保管方法につきまして、関係機関と協議し検討してまいりたいと、こんなふうに思ってますので、よろしくお願いしたいと思います。  なお、いずれにしましても、個人保護に係る問題でございますので、細心の注意を払って運用してまいりたいと、こんなふうに思っておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。  それから、独居老人の安否の関係でございますが、高齢者の給食サービス事業は、調理が困難な65歳以上の高齢者と、65歳以上の高齢者夫婦世帯で、夫婦のどちらかが75歳以上の対象者に週3回、火曜、木曜、土曜の3回、夕食の宅配をすることによりまして、栄養のバランスのとれた食事の提供を行っております。  なお、御指摘の虚弱とみなされなかった独居老人のためにも、要綱の要件である虚弱をとるべきではないかと、こういうお尋ねでございますが、独居老人の中にも、健康で立派な日常生活をされておられる方がおられると思います。やはり、みずから食生活を営み、他人からの援助を受けずに心身とも日常生活ができることが、私は一番理想であると思っております。不幸にして病気等で虚弱となられ、調理困難とみなされた方に対する高齢者給食サービスを提供することと、給食を宅配することによって虚弱者の安否も確認すると、こういったものでございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。  それから2点目の、緊急通報システムの御指摘でございますが、平成3年4月から、ひとり暮らしの高齢者を対象としまして始めました。平成6年には、ひとり暮らしの重度心身障害者も対象をし拡大を図ってまいりました。この事業の趣旨は言うまでもなく、利用者が緊急連絡をとりたい場合、電話の緊急ボタン、あるいは身につけたペンダントのボタンを押すといったことで尾三消防署に通報が入り、また、尾三消防署の方から通報しても利用者に連絡がとれないとき、対応がない場合に、事前に登録された協力員等が自宅に駆けつけて確認をするというものでございます。  御質問のありました年1回の新設設置をふやしてほしいというような、今申し込んでも、来年の6月か7月にならないと設置ができないということでございますが、この件につきましては、やはり緊急性、必要がある方については、その都度、今後設置を考えてまいりたいと、こんなふうに考えていますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。 138: ◯議長(近藤孝之君)[85頁] 2番門原武志君。 139: ◯2番(門原武志君)[85頁] まず、町長にお伺いしますが、町長、先ほどから、住民の声を真摯に聞くとか、そういうようなことを言っているんですが、今壇上で申し上げましたけれども、賛成と反対が伯仲しているということは明らかなんです。そういった状況で、住民の方の納得、多くの方々の納得が得られない状況で工事を進められている状況、これは私は、すぐにでもとめなきゃならないというふうに思います。町長は、議会制民主主義の手続を踏んで、その上に立って執行責任を果たし、このようにおっしゃっていますが、しかし、町長よく御存じだと思うんだけれども、地方自治法で住民投票というものについての定めがあります。今まで、徳島県の吉野川の可動堰、それについて実施されたりした。  なぜそういったことが行われたかというと、そのときに民意と行政の間、あるいは民意と議会の決定の間に大きな乖離があったからである。それを埋め合わせるために、それを歩み寄らせるための制度なんだというふうに、私はそのように理解しておりますが、町長も御理解は同じだと思います。  今、東郷町の状況に当てはめてみますれば、やはり町長選挙についての分析結果云々ございました。町長の分析では、天野さんへの7,000票は必ずしも反対一色ではないだろう。先ほど同僚議員が申し上げた7,307の町長のとられた得票の中、すべて夢創造賛成ということではないだろう。それは推測するしかないんですが、一人一人聞いて回るわけにいきませんので、推測するしかないんですが、そういったことは推測できるんであって、その状況を是正するためにも、町長御自身から夢創造の森の是非を問うことの1点について住民投票を行う、この条例を提案していただきたい、このように申し上げているんです。その結果によって、夢創造の森が追認されれば、それはそれでいいでしょうし、あるいは認められなかったとしても、町長の行政責任、執行責任というものは問われるものではない、このように考えるわけであります。ぜひとも住民投票を町長の方から提案していただきたいと思うんでありますが、いかがでしょうか。  それと、見直しということもおっしゃっておられます。私は、見直しということではなくて、施設が全面的な設計図が変更されるにしても、建つこと自体に対して今疑問を持っている立場でありますが、百歩譲って、今と違う施設をつくるんだよということであっても、今の設計図のまま進むということではないんじゃないですか。住民の意見をやっぱり広く取り上げるというふうなことであれば、今まで着工に至るまでソフト面の議論はさんざんやってきましたよ。それでもなおかつ納得が得られてないんだったら、工事を一たん中段して、設計図どうあるべきなのかとか、そこまでやるということも推進側の立場としてもあり得ると思うんですが、いかがでしょうか。百歩譲った議論ですよ。  次、巡回バスについてお伺いします。私、聞き逃したかもしれませんが、具体的に聞いておきたいと思います。  先ほど磯村鎭議員にお答えしていたとおり、平成15年度中にはやりたいということをおっしゃってましたが、来年度の最初から走らせるということであれば、ことしの12月の補正予算でバスの購入費用を上げなければならないだろうというふうに思いますが、実際いつごろに予算を提案されるのでしょうか。それと、バスの増車というふうなことをうたっておられますが、それの具体的な台数というふうなことについてまだお聞きしておりませんので、ぜひともお聞きしたいと思います。  次に、住民基本台帳ネットワークについて、民生部長さん、いろいろ制度についての説明ありがとうございます。ところが、この制度の説明をいろんな新聞情報とか、いろんな人の意見とか聞いて思うんですが、果たして、自治体の莫大な予算を執行して、それに関しては地方交付税の措置があるということでありますが、莫大な予算を執行して、そして、自治体の労働者の皆さんの手間もとられる。このような制度でありますけれども、93項目しか使わないと、果たして、そんなに便利になるとは思えないんですけれども、住民票を広域的にとれるということに関しても、しょっちゅう引っ越しする人にとっては、それは朗報かもしれないけれども、ほとんどの住民の方はそうじゃないですよね。そういったことのために、果たして役に立つかどうかわからないことのために、住民の皆さんの不安がある中で、東郷町職員の方の手も煩わせてというふうなものについて、やはりこういったものは必要ないんだよということをはっきり表明するのが賢明な選択ではないかと思いますが、どうでしょうね、お聞きします。  それと、プライバシーの問題、私の家に住民票コード通知票が集合ポストに投函されていた問題について、納税通知書も同じようなことであったと、今までそうだったからというふうなことじゃなくて、これからプライバシーの漏洩というのは非常に問われる時代ですよね。というふうなことであれば、せめて住民票コード通知票からそういった集合ポストに入れるとか、そういった方法を改めて、ほかの納税通知も住民票コードのやり方に合わせるとか、そういったことも必要だったんじゃないかなと思うんであります。  今ここに実物を持ってくればよかったんですが、その住民票コードの通知票を見させていただきまして、表に赤い字で重要と書いているんですよ。重要と書いているものを集合ポストに入れるという感覚もさることながら、重要というふうに書いているものが、あて先不明で返却されて、一生懸命調べられて再度送付したということもあるけれども、まだ送付されていないようなものもあるでしょう。重要と書いている割には余り重要じゃないよなと、住民票コードというのはなくてもいいんじゃないかと、やっぱりそういうことからも国に対して離脱を表明するとか、そういったことの一つの根拠になるんじゃないかと思うんですが。  それと、プライバシーの漏洩について、ネットワーク上の仕組みで、ハッカー対策とかいろいろなされていると思いますけれども、確かに、この個人情報に握っている政府国家から情報が漏れるということは、余り想定されないぐらい厳格なシステムなんでありましょう。しかし、今、6月議会で中川議員が取り上げられたとおり、今、国家の情報の保持ということについて非常に疑義が持たれている。防衛庁の個人情報の流用というふうな事件もありました。その個人情報を握る国家が信用できないというふうに住民の皆さんが思っている間は、やっぱりこの住民基本台帳ネットワークには参加するべきでないというふうに思うわけであります。  それと、緊急対応時には切断もあり得るというふうな答弁ですね。ぜひともその方向で、先ほど町長が表明された個人情報保護条例とあわせて、そういった方向性で進んでいただきたいと思います。住民基本台帳ネットワークについては以上です。  最後に、独居老人の安否確認についてですが、健康で立派に暮らしてみえるお年寄り多いですよね。そういった方に一律に給食サービスを与えるのはどうかというふうなことだと思うんですが、私、近所のひとり暮らしの方たくさん知っています。いろんな方と話をしますが、やっぱり私の住んでいる団地の特性でもありましょうか、近くに親類も家族もいないというふうな状況なんです。「確かに今元気かもしれないけれども、これだけ年を取ったらいつぶっ倒れるかわからぬよな、そのときおれは1カ月後に死体になって発見されるのかな」と、その方は冗談まじりに、はははっと笑い飛ばすようなことを言っていましたけれども、笑い飛ばすような状況でなくなるということも、新聞でもいろいろ報道されています。  そういったことでも、今虚弱であると認められなくても、やっぱりそういった人は切実にこういうサービスを求めてみえるんですよ。さっき中川議員の質問への答弁で、当局の方から申請を拒否したことはないというふうな答弁でしたが、確かにそうかもしれませんが、私が体験した事例なんですけれども、あるお年寄りで未亡人になられた方が、いつ倒れるかわからぬから何かいい方法はないだろうかとおっしゃるんです。私もちょくちょく見るようにしますので、今行政で給食サービスというのがあるんですよ、あなたは65歳以上ですね、ひとり暮らしですねというふうに言って、そうしたらその方は喜びまして、早速申し込みますわと言って民生委員さんと一緒に申し込まれた。ところが、民生委員さんの説明の中で、虚弱じゃないからだめだよというふうなことを、民生委員さんと役場へ行ったとき、保健師さんからそういうふうに言われたというんです。そういう説明を聞けば、もう申請する前にあきらめちゃいますよ。そういった方を、欲しいんだけれども、あきらめざるを得ないような説明を受けた人、そういった人も救われなくて、何の行政ですか。やっぱり目的を果たすためには、高齢者の健康の日々の増進、安否の確認を図りという目的のためには、虚弱という要件は直ちに外すべきだと思うんです。再度考えを聞きたいと思います。  それと、緊急通報システムについて、その都度、設置していただけるというふうな心強い答弁でしたので、ぜひともよろしくお願いいたします。以上です。 140: ◯議長(近藤孝之君)[89頁] 答弁、石川町長。 141: ◯町長(石川伸作君)[89頁] 夢森のことに関しましては、何度も答弁しているとおりですので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。  それから、巡回バスの件については、磯村議員のときにもお答えしておりますように15年度中ということで、できればという答弁をさせていただいております。そして、このバス購入等につきましては、その中でもお答えしているように、国や県の補助制度を最大限利用したいと、こういった考え方でありますので、私は、15年度当初予算で織り込めるかどうか、その辺のところもやはり検討していきたい。いずれにしても、検討委員会の提言にもありますように、現行2台を含めて、さらに2台、こういった御意見が出ておりますので、今言ったようなことを総合的に加味して、可能な限り早く皆さんの利便に供したいと、こんなように思っていますので、よろしくお願いします。以上です。 142: ◯議長(近藤孝之君)[89頁] 答弁、石川民生部長。 143: ◯民生部長(石川清志君)[89頁] 再度の門原議員の質問にお答えしたいと思います。  住基ネットワークの関係で、非常に長い御質問で、今よく整理ができませんけれども、いずれにしましても、やはりこれは国の法律に基づいて全国的に行われるということで、そういった個人情報も、先ほど町長の答弁の中でありましたけれども、やはり十分整備されていない、こういう点が非常に住民の方が不安であると、私もそういうふうに思っています。そういうことにつきましては、先ほど町長が言いましたように、やはり町村会を通じて国の方に要望を上げておるということ。それから町としましても、そういった不正あるいは住基コードに脅威を及ぼすような場合は、町独自として、そういった安全面も考えて住基から切断したいと、こういう考え方を持っておりますので、よろしく御理解をお願いいたしたいと思います。  それから、高齢者の関係の給食サービス、私は、虚弱であるから、給食サービスをすることによって安否を確認することが必要であろうと、やはり確かに言われるように、ひとり暮らしであるから、そういう方も含めてやったらどうだということでございますけれども、今の考え方は、やはり虚弱の方を対象として考えてまいりたいと思っておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 144: ◯議長(近藤孝之君)[90頁] 2番門原武志君。 145: ◯2番(門原武志君)[90頁] 最後の質問ですが、この町長には取りつく島もねえなと思いながら発言させていただきますが、そうも言ってられないんで、住民の皆さんの期待がありますので、本当に町長、ここで一遍立ちどまらないと、さっき中川議員も言われたけれども、こういう町長を持って、住民の皆さん本当に気の毒ですよ。先ほど来の質問の中で、今まで情報の提供について反省しなければならない点があったというふうに素直に認められるならば、これをこれから先いつ起こるかわからぬことに生かすんじゃなくて、今目の前で起こっていることに対して、それを実行すべきじゃないですか。やっぱり住民投票は必要ですよ。町長、住民投票の提案をしてください。  巡回バスなんですが、具体的な台数とか時期とかについては、今答えられないということでよろしいでしょうか、確認です。  住民基本台帳ネットワークなんですが、切断するときの具体的な場合について、もう少し掘り下げてお伺いしたいんですが、これは、情報が外部に漏洩したというふうなことは、もちろんそうであろうと思いますが、東郷町長が、今の国の情報管理のあり方、とても信頼ができないなと、政府の内部で何をやっとるかわからぬぞというふうなことが明らかになった場合も切断することに含まれるのでしょうか。それについて答弁をお願いします。  それと、最後ですね、虚弱とみなされる方にしか給食サービスを提供しないというようなお考えの再度の表明のようでありますが、先ほど中川議員も言ったとおり、介護保険制度ができる前は、虚弱という要件はなかったんですね。本当にここら辺に、東郷町の福祉の切り捨て路線というのが端的にあらわれているんじゃないかと思うんです。必要な方には必要なサービス、求められているサービスは求めに応じて提供する。それが本当の住民サービスじゃないですか。以上です。 146: ◯議長(近藤孝之君)[90頁] 答弁、石川町長。 147: ◯町長(石川伸作君)[91頁] 夢森の住民投票という考え方は、現時点では持ち合わせておりません。少なくとも、今の施設を当初の計画どおり皆さんに使っていただくと、これが重要なことと考えておりますので、よろしくお願いします。  それから、バスの件につきましては、先ほど答弁させていただいておりますように、国、県の補助金を最大限に活用したいので、15年度中の予算が盛り込めるのか。それを検討した上で早くしたいと、しかも増車も提言のあったように2台、そういうお答えをしていますので、さらに15年の何時何分というお答えはできかねますので、よろしくお願いします。 148: ◯議長(近藤孝之君)[91頁] 答弁、石川民生部長。 149: ◯民生部長(石川清志君)[91頁] 再々度の門原議員の御質問にお答えします。  東郷町としてのそういった不正があったときの切断、この内容をもう少し具体的にということでございますので、まず1点目は、不正アクセスの兆候を発見した場合。それから2点目は、セキュリティーホールを発見した場合。それから3点目は、システム破壊工作の兆候を発見した場合。4点目が、コンピューターウイルスと自動的に実行される不正プログラムを発見した場合、こういった場合を考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。  それから、先ほどの、高齢者の要綱の中の虚弱を取るべきだと、こういう御質問でございますが、この件につきましては、他の市町においてもこういう要綱の中に、やはり高齢者の給食サービスというのは、虚弱というのをほとんどの市町が明記をしております。そういった関係で、先ほどと同じ答弁になりますけれども、現在はやはり虚弱な方に、安否を確認する意味で週3回実施してまいりたいと、こんなふうに考えていますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。 150: ◯議長(近藤孝之君)[91頁] これをもちまして一般質問を終わります。  お諮りいたします。時間も大分経過し、通告による質疑が3件残っておりますので、本日の会議はこれで延会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。              [「異議なし」と呼ぶ者あり]  御異議なしと認め、よって延会することに決しました。明9月6日午前10時より本会議を開きますので、御参集願います。  本日はこれをもちまして延会いたします。                午後4時30分延会 発言が指定されていません。 Copyright (c) TOGO TOWN ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 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