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  1. 北名古屋市議会 2022-03-22
    03月22日-03号


    取得元: 北名古屋市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-12
    令和 4年第1回定例会( 3月)       令和4年第1回北名古屋市議会定例会会議録(第3号)招集年月日  令和4年3月22日招集場所   北名古屋市議会議場開   会  3月22日 午前10時 議長開会宣言応招議員 1番 川 渕 康 宏  2番 清 水 晃 治  3番 浅 利 公 惠 4番 熊 澤 真 澄  5番 井 上 一 男  6番 福 岡   康 7番 渡 邉 麻衣子  8番 梅 村 真 史  9番 阿 部 武 史 10番 齊 藤 裕 美  11番 間 宮 文 枝  12番 猶 木 義 郎 13番 渡 邊 幸 子  14番 永 津 正 和  15番 桂 川 将 典 16番 上 野 雅 美  17番 神 田   薫  18番 大 野   厚 19番 沢 田   哲  21番 黒 川 サキ子不応招議員  な し出席議員   20名欠席議員   な し欠   員  1名地方自治法第121条の規定により説明員として出席した者の職氏名  市長      長 瀬   保   教育長     吉 田 文 明  統括参事    岩 越 雅 夫   総務部長    早 川 正 博  財務部長    大 林 栄 二   防災環境部長  桑 原 邦 匡  市民健康部長  井 上 昭 人   福祉部長    村 瀬 雅 彦  建設部長    丹 羽 信 之   教育部長    鳥 居 竜 也  市民健康部次長健康課長新型コロナウイルスワクチン接種対策室長          安 藤 知 人  福祉部次長高齢福祉課長          青 山 美 枝  教育部次長学校教育課長      会計管理者   酒 井 英 昭          安 井 政 義職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長  中 畑 裕 太   議会事務局議事課長                            久留宮 真 治  議会事務局議事課課長補佐議事係長          中 原 孝 治議事日程  議長は議事日程を別紙のとおり報告した。      令和4年第1回北名古屋市議会定例会 議事日程〔第3号〕                        令和4年3月22日 午前10時00分開議日程第1 諸般の報告日程第2 議案第3号 北名古屋個人情報保護条例の一部改正について日程第3 議案第4号 北名古屋市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について日程第4 議案第5号 愛知県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について日程第5 議案第6号 和解及び損害賠償の額の決定について日程第6 議案第7号 令和3年度北名古屋一般会計補正予算(第9号)について日程第7 議案第8号 令和4年度北名古屋一般会計予算について日程第8 議案第9号 令和4年度北名古屋土地取得特別会計予算について日程第9 議案第10号 北名古屋基金条例の一部改正について日程第10 議案第11号 北名古屋消防団条例の一部改正について日程第11 議案第12号 北名古屋消防団員等公務災害補償条例の一部改正について日程第12 議案第13号 令和3年度北名古屋国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について日程第13 議案第14号 令和4年度北名古屋国民健康保険特別会計予算について日程第14 議案第15号 令和3年度北名古屋後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について日程第15 議案第16号 令和4年度北名古屋後期高齢者医療特別会計予算について日程第16 議案第17号 北名古屋国民健康保険税条例の一部改正について日程第17 議案第18号 北名古屋医療費支給条例の一部改正について日程第18 議案第19号 令和3年度北名古屋介護保険特別会計補正予算(第2号)について日程第19 議案第20号 令和4年度北名古屋介護保険特別会計予算について日程第20 議案第21号 令和3年度北名古屋北名古屋沖村西部土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)について日程第21 議案第22号 令和4年度北名古屋北名古屋沖村西部土地区画整理事業特別会計予算について日程第22 議案第23号 令和3年度北名古屋下水道事業会計補正予算(第1号)について日程第23 議案第24号 令和4年度北名古屋下水道事業会計予算について日程第24 議案第25号 名古屋都市計画事業西春西土地区画整理事業に関する条例の廃止について日程第25 議案第26号 財産の取得について(超短焦点プロジェクター購入)日程第26 議案第41号 シルバー人材センターに対する支援を求める意見書の提出について〇統括参事挨拶〇市長挨拶〇閉会             (午前10時00分 開  議) ○議長(沢田哲)  おはようございます。 議員各位には、定刻までにご参集をいただき、誠にありがとうございます。 ただいまの出席議員は20名で、定足数に達しております。 よって、会議は成立いたしましたので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしましたとおりであります。 日程第1、諸般の報告を行います。 監査委員から新たに例月出納検査の結果について及び定例監査の結果についてが提出されましたので、お手元に配付させていただきました。 次に、新たに追加提案として議案1件、議案第41号、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書の提出についてが提出されましたので、受理したことを報告いたします。 以上で報告を終わります。 日程第2、議案第3号、北名古屋個人情報保護条例の一部改正についてから日程第25、議案第26号、財産の取得について(超短焦点プロジェクター購入)までの議案24件を一括議題といたします。 これより所管委員会における審査結果について、各委員長の報告を求めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案のうち、予算決算常任委員会において審査された議案13件の審査結果についての委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略することにしたいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(沢田哲)  異議なしと認めます。 よって、予算決算常任委員会における審査結果についての委員長報告は、省略することに決しました。 この際、議案第3号から議案第26号までの議案24件のうち、予算決算常任委員会において審査された議案13件を除いた議案11件について、審査を所管した委員会の委員長に審査結果の報告を求めます。 福祉教育常任委員会委員長 渡邊幸子議員。 ◆福祉教育常任委員会委員長(渡邊幸子)  おはようございます。 福祉教育常任委員会における審査結果をご報告いたします。 当委員会は、去る3月11日午前10時から、全員協議会室におきまして、委員7名の出席により開催し、付託議案3件について審査を行いました。 付託された議案第17号、北名古屋国民健康保険税条例の一部改正については、質疑・討論が行われ、採決では、委員の賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第18号、北名古屋医療費支給条例の一部改正については、質疑・討論もなく、採決では、委員全員の賛成により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第26号、財産の取得について(超短焦点プロジェクター購入)については、質疑はあったものの、討論はなく、採決では、委員全員の賛成により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第17号及び第26号の主な質疑と答弁でございますが、議案第17号につきましては、子育て世帯への負担軽減は評価できるものの、保険税は上がることになることから、国庫負担の引上げを今後も全国市長会などで要望すべきではとの問いに対し、今後は機会を捉えて要望していく。また、愛知県についても国に子供の軽減措置の導入に関する要望を行っているとの答弁がなされました。 議案第26号につきましては、今回の購入に国が全額補助しているが、次回の購入の際に補助があるかは不透明であるため、予算の準備が必要ではとの問いに対し、将来的に必要な事業費については実施計画等で計上して確保していくとの答弁がなされました。 以上で、福祉教育常任委員会における審査結果報告を終わります。 ○議長(沢田哲)  建設常任委員会委員長 大野 厚議員。 ◆建設常任委員会委員長(大野厚)  おはようございます。 建設常任委員会における審査結果をご報告いたします。 当委員会は、去る3月14日午前10時から、全員協議会室におきまして、委員7名の出席により開催し、付託議案3件について審査を行いました。 付託された議案第11号、北名古屋消防団条例の一部改正について、議案第12号、北名古屋消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、議案第25号、名古屋都市計画事業西春西土地区画整理事業に関する条例の廃止については、質疑・討論もなく、採決では、委員全員の賛成により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、建設常任委員会における審査結果報告を終わります。 ○議長(沢田哲)  総務常任委員会委員長 齊藤裕美議員。 ◆総務常任委員会委員長(齊藤裕美)  総務常任委員会における審査結果をご報告いたします。 当委員会は、去る3月15日午前10時から、全員協議会室におきまして、委員6名の出席により開催し、付託議案5件について審査を行いました。 付託された議案第3号、北名古屋個人情報保護条例の一部改正について、議案第5号、愛知県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については、質疑・討論もなく、採決では、委員全員の賛成により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第4号、北名古屋市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、議案第6号、和解及び損害賠償の額の決定について、議案第10号、北名古屋基金条例の一部改正については、質疑はあったものの討論はなく、採決では、委員全員の賛成により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第4号、議案第6号及び議案第10号の主な質疑と答弁でございますが、議案第4号につきましては、男性職員が育児休業を取りやすいよう職場の環境を整えるべきではとの問いに対し、今回の改正を契機に研修などの機会を捉えて周知することで、職場の風土を変えていきたいとの答弁がなされました。 議案第6号につきましては、今後同じことがないようにするための対応はとの問いに対し、職員及び業者が相互に検証結果を確認することを徹底するとの答弁がなされました。 議案第10号につきましては、減債基金創設の根本的な理由はとの問いに対し、今年度発行する臨時財政対策債元利償還金相当分の一部が前倒しで措置されたため、次年度以降の地方交付税の減額に備えて基金に積んでおくとの答弁がなされました。 以上で、総務常任委員会における審査結果報告を終わります。 ○議長(沢田哲)  これをもちまして各委員長の報告を終わります。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。 発言を許します。 (挙手する者なし) ○議長(沢田哲)  別に質疑もないようですので、これで質疑を終結いたします。 これより議案第3号から議案第26号までについて、一括討論に入ります。 討論の通告がございますので、順次発言を許します。 渡邉麻衣子議員。 ◆7番(渡邉麻衣子)  7番、日本共産党渡邉麻衣子です。 議案第8号、令和4年度北名古屋一般会計予算について、反対の立場から討論を行います。 令和4年度の北名古屋一般会計は、昨年度から6億円を増額して285億円の規模になっていますが、その増額分は国民健康保険特別会計への繰出金の増額や高齢者人口の増加などから想定している扶助費の伸びを確保するなどしたほかに、コロナワクチン接種事業が約半分を占めているなど、前年度の大幅な事業削減を一部引き継いだ予算編成となっています。 前年度について述べますと、令和3年度、大幅に事業を削減した要因には、長期化した新型コロナの感染拡大によって社会経済活動が減速し、市税が減収となると見込まれたこと、合併による財政的な特例措置が終了して地方交付税が減少すると見込まれたことがありました。 しかし、年度末を迎えてみると、交付税については約10億円の増額となり、市民税は心配された悪化はなく、令和4年度も引き続き税収の改善が見込まれています。また、令和2年度に続いて交付された新型コロナ対応地方創生臨時交付金の約85%、2億8,500万円を令和3年度当初予算に上げた事業の財源確保のために振り替えています。 もちろん、地方の財政需要は増すばかりで、地方財政の厳しさはコロナ以前から変わりませんが、昨年度は結果的にコロナだから財政が厳しいと、コロナ理由市民サービスを削るような事態には至りませんでした。 これを踏まえて、コロナで市も苦しいからと痛み分けで耐え忍んでいる市民、特に福祉事業を削減された高齢者や障害者の方々へ、改善策を講じた新年度予算にするべきです。 国は、新年度予算において過去最高の地方財政収入を見込んでいるものの、社会保障費の経費に係る自然増の部分は圧縮しており、地方がその負担を地方交付税では賄えなくなっています。 コロナ禍でも病院ベッドの削減をさらに推進する方針を掲げ、10月からは75歳以上の高齢者の医療費負担を1割から2割へと一部2倍化するなど、コロナ対策にも逆行しています。 また、10年連続増額となった軍事費は、力には力をという理論の軍拡競争をさらにエスカレートさせるもので見過ごすことはできません。力の論理を否定して紛争を平和的に解決することを全世界に義務づけた国連憲章や、戦争だけでなく武力の行使と武力による威嚇まで永久に放棄すると決めた憲法9条を守ることが市民の平和な暮らしを守る国の責任です。 先ほど述べましたように、地方の財政需要は増すばかりで、地方財政の厳しさはコロナ以前から変わらず、国が社会保障費などの財源を明確に保障するべき点は指摘しなくてはなりません。 そのような中でも、多くの市民が望んだ18歳到達年度末までの子ども医療費助成制度の継続、市民の願いで高校生の就学助成事業と未就学児の入院食事代の補助を見直し復活した真心は高く評価しています。 しかし、児童クラブ放課後子ども教室の大幅な利用料引上げ、市内に身寄りのない独り暮らし高齢者住民税非課税者に補助をしてきた医療費助成の廃止、100歳の敬老祝い金の取りやめなど、これからの未来を築く子供たちを育てる世代や貧困化が進んでいく高齢者、安心して長生きしてもらいたいと敬う市民から温かい市政をと願う声が聞こえてきます。 これまで市が行ってきた福祉や文化に関わる事業は、市民の暮らしに寄り添い、市民の思いに応えてつくられたまちづくりの歴史とも言える事業です。そのようなまちづくりの歴史を削るような行政改革では、市民と共に歩むまちになっていかないという思いも申し述べまして、議案第8号、令和4年度北名古屋一般会計予算については反対といたします。議員各位のご賛同をお願いいたします。 ○議長(沢田哲)  浅利公惠議員。 ◆3番(浅利公惠)  3番、市政クラブ浅利公惠です。 議案第8号及び議案第17号について賛成討論を行います。 初めに、議案第8号、令和4年度北名古屋一般会計予算について、賛成の立場から討論を行います。 新型コロナウイルス感染症の影響は、依然として見通しが立たない状況にありますが、3回目のワクチン接種、5歳から11歳に対するワクチン接種や新薬の効果に期待し、一刻も早く新型コロナウイルスが終息することを願うばかりです。 こうした中、本市の令和4年度予算は、経済対策をはじめとする様々な政策の効果が見込まれ、歳入の根幹をなす市税収入が前年度比プラス4.8%となり、財政調整基金をはじめ、特定目的基金からの繰入金を14億円とするなど、住民の思いの応えるための歳入を的確に見込んだものとなっております。 また、新たな財源確保策として創設した減債基金を活用するなど、持続可能な財政運営への道筋をつけられたことは評価するものであります。 一方、歳出においては、骨格予算としながらも義務的経費や継続費などを中心に新型コロナウイルス感染症対策に係る経費や年度当初から実施する必要がある事業は計上するなど、市民生活を第一に考えた予算となっております。 また、18歳到達年度の年度末までの子ども医療費全額無料化の維持や学校情報システムの更新等、DXの推進によって教育の質の向上と効率化を図るなど、これからの時代を担う子供たちへの投資によってアフターコロナを見据えた未来につなげる予算編成となっております。 このように、令和4年度予算は、子育て支援並びに高齢者、障害者への支援対策をはじめ、市民が安心して健康で快適に暮らすための骨太の骨格予算であると理解するものであり、議案第8号、令和4年度北名古屋一般会計予算については賛成するものであります。 次に、議案第17号、北名古屋国民健康保険税条例の一部改正について、賛成の立場から討論を行います。 国民健康保険は、被用者保険等に属さない全ての方が加入する公的医療保険として、国民皆保険を支える上で重要な役割を担っています。 現在、県が財政運営の責任主体となって制度の安定化と保険税負担の平準化を目指して制度改革が進められており、一般会計からの繰入金を段階的に削減することが求められております。 本市は、これまでも一般会計から多額の法定外繰入れを行っており、税の公平性の観点からも保険税率等の見直しは避けられないものと理解しております。 今後、県内統一の保険料が設定される際に、保険税負担が急激に増加することのないよう十分な配慮がされていることから、議案第17号、北名古屋国民健康保険税条例の一部改正については賛成するものであります。 以上、議案第8号及び議案第17号の賛成討論とさせていただきます。議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(沢田哲)  川渕康宏議員。 ◆1番(川渕康宏)  1番、日本共産党川渕康宏です。 議案第14号、令和4年度北名古屋国民健康保険特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。 新国民健康保険法は、1961年に国民皆保険として確立されたものです。旧国民健康保険法相互扶助共済という理念とは違い、その第1条には社会保障及び国民保健の向上に寄与することが明文化されました。 しかし、2018年度から始まった都道府県単位化では、愛知県も保険料水準の統一に向けての流れになっています。これにより、本市においても赤字解消の計画を国から押しつけられ、一般会計からの法定外繰入れがいずれはなくなることになります。やっとの思いで保険税を納付している方には、負担増が強いられます。 一方で、所得の低い方には、国の制度で7割、5割、2割の軽減があります。また、市独自ではさらに2割の減免がされ、県内でも数少ない自治体です。この制度は所得の低い方に寄り添ったものだと高く評価しています。 しかし、全体を見ると現国民健康保険法に明記されている社会保障とはかけ離れていると考えます。税は応能負担が原則ですが、今の流れでは負担能力を超える保険税になってしまいます。今後、本市においては赤字解消の計画を見直す必要があるべきだと思います。 本来、社会保障は国の責任です。自治体任せではなく、国が責任を持って支援し、国庫負担金を増やすべきです。 私どもは、公助の観点から国に対して国庫負担金の増額を求めていき、以上の理由をもって、議案第14号、令和4年度北名古屋国民健康保険特別会計予算について反対といたします。 続いて、議案第16号、令和4年度北名古屋後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。 後期高齢者医療保険制度の問題点は、75歳になると1つの医療保険へ強制的に入れられることです。それにより、扶養に入っていた方などは突然保険料の請求をされ、払わなくてはいけません。 2008年の制度導入以来、2年ごとに保険料の見直しで、幾度となく保険料が引き上がっています。少ない年金で大変な生活をされている方も多くおられ、特に扶養に入っていた方からは保険料を払うと生活が大変になるなど、切実な声が寄せられました。 また、今年の10月からは、一部の方の窓口負担が1割から2割になります。本市においても、全体の約20%の方が対象になる見込みです。 ある方は、病院を幾つも通院されており、通院や病院を減らすことを考えないといけないと言われました。持病を抱えていても病院へ行くことに二の足を踏み、生きがいを奪われてしまい、高齢者の方を苦境に追い込んでしまいます。 生活実態に見合わないこの医療保険制度は、社会保障とは程遠いものになっています。 国は、憲法25条の生存権を保障し、社会福祉社会保障の向上及び増進に努めることが責務であります。私どもは、年齢差別と負担増で高齢者の方々の生活や命を脅かす制度の廃止を求めると同時に、保険料の値上げや差別医療をなくし、元の老人保健制度の復活と高齢者医療への国庫負担金を増やすよう国に強く求めていくことを申し述べ、以上の理由をもって、議案第16号、令和4年度北名古屋後期高齢者医療特別会計予算について反対といたします。 次に、議案第17号、北名古屋国民健康保険税条例の一部改正について、反対の立場から討論を行います。 今回、条例案の中で国の方針に基づき、未就学児に係る被保険者の均等割が一部減額されます。これまで全国知事会全国市長会でも子供に対する均等割の見直しを求めてきました。長年の粘り強い取組で、ようやく一歩前進となりました。今後、本市においても引き続き負担軽減を図るよう関係会議等でも意見を述べていただくと同時に、市独自の減免の研究も必要だと考えます。 私ども日本共産党は、税は応能負担という原則の観点から、子供に対する均等割の廃止を求めており、今回の子育て世帯への負担軽減は評価します。 しかし、一方で国が押しつける都道府県の保険料の統一で、本市は保険税の値上げがされます。負担軽減傍ら保険税の値上げは矛盾が生じます。また、多くの世帯は未就学児のいない世帯であり、負担軽減の対象にはならず、負担増になります。 県が示す標準保険料率と市の現行保険税率とでは大きな乖離があるとしていますが、やっとの思いで納付されている方も多く、反対に県が示す標準保険料率になると負担能力を超える保険税になり、実情に見合わなくなります。また、払えなくなる方も出てくる懸念があり、市は税率の引上げはするべきではないと考えます。 私ども日本共産党は、払える保険税になるよう税率の引下げを求めていきます。しかし、これまで国が国庫負担金を減らしてきたことが問題であり、市は苦境に立たされているのも実情です。そもそも社会保障は国が責任を持つべきであり、自治体を支えるのは責務です。公助の観点から、国に対して国庫負担金の増額を求めていき、以上の理由をもって、議案第17号、北名古屋国民健康保険税条例の一部改正について反対といたします。議員各位のご賛同をお願いいたします。 ○議長(沢田哲)  福岡 康議員。 ◆6番(福岡康)  6番、市政クラブの福岡 康です。 議案第14号及び議案第16号について賛成討論をさせていただきます。 初めに、議案第14号、令和4年度北名古屋国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場から討論を行います。 国民健康保険は、国民皆保険制度の基盤として、地域住民の医療受診機会の確保と健康の保持・増進に重要な役割を果たしてまいりました。 令和4年度の予算編成に当たっては、世帯数が70世帯、被保険者数は190人減少すると見込まれており、支え手となる現役世代が減少する一方、必要な医療費は増加するという構造的な問題が継続していることから、前年比2億8,500万円増額の74億4,000万円の予算編成となっております。 愛知県が保険料水準の統一を図る中、一般会計からの繰入れの削減が求められていることに加え、医療費も増加しており、保険税の見直しは避けられないものであると理解しております。 また、保健事業やジェネリック医薬品の推進など医療費抑制につなげる事業に取り組むとともに、急激な保険税負担の上昇とならないよう計画的な見直しが行われており、安定的な国民健康保険の運営と健全な財政運営に向けた予算内容となっていることから、議案第14号、令和4年度北名古屋国民健康保険特別会計予算について賛成するものであります。 次に、議案第16号、令和4年度北名古屋後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の立場から討論を行います。 令和4年度の予算編成に当たっては、団塊の世帯が75歳以上となり始め、被保険者数が前年比180人増の1万1,920人と見込まれており、それに伴い医療費の増大も避けられない状況であることから、前年に比べ1,900万円増額の13億2,700万円の予算編成となっております。 2年ごとに見直される保険料率等については、均等割は微増したものの所得割の率は下がり、1人当たりの平均保険料は減額となったことから、厳正かつ適正な見直しがされているものと理解しており、制度の安定した運営と健全な財政を維持する上において、適正かつ公正な予算となっていることから、議案第16号、令和4年度北名古屋後期高齢者医療特別会計予算について賛成するものです。 以上、議案第14号、議案第16号の賛成討論とさせていただきます。議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(沢田哲)  以上をもって、議案第3号から議案第26号までについての討論を終結いたします。 お諮りいたします。 議案第3号、北名古屋個人情報保護条例の一部改正についてから議案第7号、令和3年度北名古屋一般会計補正予算(第9号)についてまでの議案5件を一括採決したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(沢田哲)  異議なしと認めます。 よって、議案5件を一括採決いたします。 議案第3号から議案第7号までについて、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(沢田哲)  起立全員であります。 よって、議案第3号から議案第7号までについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号、令和4年度北名古屋一般会計予算についてを採決いたします。 本案は、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
    ○議長(沢田哲)  起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 議案第9号、令和4年度北名古屋土地取得特別会計予算についてから議案第13号、令和3年度北名古屋国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてまでの議案5件を一括採決したいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(沢田哲)  異議なしと認めます。 よって、議案5件を一括採決いたします。 議案第9号から議案第13号までについて、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(沢田哲)  起立全員であります。 よって、議案第9号から議案第13号までについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号、令和4年度北名古屋国民健康保険特別会計予算についてを採決いたします。 本案は、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(沢田哲)  起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号、令和3年度北名古屋後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてを採決いたします。 本案は、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(沢田哲)  起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 議案第16号、令和4年度北名古屋後期高齢者医療特別会計予算について及び議案第17号、北名古屋国民健康保険税条例の一部改正についての議案2件を一括採決したいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(沢田哲)  異議なしと認めます。 よって、議案2件を一括採決いたします。 議案第16号及び議案第17号について、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(沢田哲)  起立多数であります。 よって、議案第16号及び議案第17号については、原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 議案第18号、北名古屋医療費支給条例の一部改正についてから議案第26号、財産の取得について(超短焦点プロジェクター購入)までの議案9件を一括採決したいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(沢田哲)  異議なしと認めます。 よって、議案9件を一括採決いたします。 議案第18号から議案第26号までについて、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(沢田哲)  起立全員であります。 よって、議案第18号から議案第26号までについては、原案のとおり可決されました。 日程第26、議案第41号、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 神田 薫議員。 ◆17番(神田薫)  議案第41号、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書の提出について。 北名古屋市議会会議規則第14条第1項の規定により、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書を別紙のとおり提出する。 令和4年3月22日提出。提出者、北名古屋市議会議員 神田 薫、猶木義郎、渡邉麻衣子、賛成者、北名古屋市議会議員 浅利公惠、福岡 康、間宮文枝、川渕康宏、上野雅美。 意見書の朗読をもって提案説明とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 シルバー人材センターに対する支援を求める意見書。 シルバー人材センター(以下「センター」という。)は、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき設立された公的団体であり、地域の日常生活に密着した就業機会を提供することなどにより、高齢者の社会参加を促進し、高齢者の生きがいの充実、健康の保持増進、ひいては地域社会の活性化、医療費や介護費用の削減などに貢献している。 令和5年10月に、消費税において適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入される予定となっているが、同制度が導入されると、免税事業者であるセンターの会員はインボイスを発行することができないことから、センターは仕入れ税額控除ができなくなり、新たに預かり消費税分を納税する必要が生じる。しかし、公益法人であるセンターの運営は収支相償が原則であり、新たな税負担の財源はない。 人生100年時代を迎え、国を挙げて生涯現役社会の実現が求められる中、報酬よりも社会参加・健康維持に重きを置いた「生きがい就業」をしているセンターの会員に対して、形式的に個人事業者であることをもって、インボイス制度をそのまま適用することは、地域社会に貢献しようと努力している高齢者のやる気、生きがいをそぎ、ひいては地域社会の活力低下をもたらすものと懸念される。センターにとっては、新たな税負担はまさに運営上の死活問題である。 消費税制度においては、小規模事業者への配慮として、年間課税売上高が1,000万円以下の事業者は消費税の納税義務が免除されているところであり、少額の収入しかないセンターの会員の手取り額がさらに減少することなく、センターにおいて、安定的な事業運営が可能となる措置を要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和4年3月22日、愛知県北名古屋市議会。衆議院議長 細田博之様、参議院議長 山東昭子様、内閣総理大臣 岸田文雄様、財務大臣 鈴木俊一様、厚生労働大臣 後藤茂之様。 以上で提案説明といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(沢田哲)  これより質疑に入ります。 質疑の通告はございませんので、これをもちまして質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告はございませんので、これをもちまして討論を終結いたします。 これより本案を採決いたします。 本案は、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(沢田哲)  起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 ここで、統括参事から挨拶の申出がありますので、これを許可いたします。 岩越統括参事。 ◎統括参事(岩越雅夫)  議長のお許しをいただきましたので、退任のご挨拶をさせていただきますが、その前にまずは、先ほど当局提案の全議案をご同意、ご可決をいただきましたことに対し、厚くお礼申し上げます。そして、この場を設けていただきましたことに対しまして、議員各位に感謝申し上げます。 私は、平成25年4月に本職を長瀬市長から任命をいただいて以来、9年にわたり市長の政策秘書として市政運営の在り方や直面する重要課題につきまして、市長の業務を補佐してまいりました。 今思えば、数々の課題解決に悩み、苦しみながらも、その職責を全うできましたのも、市長及び議会の皆様をはじめ、市政運営にご理解とご協力をいただきました多くの市民皆様のお力添えがあったからこそと感謝いたすところであります。 議会は、地方公共団体の政策形成と政策の実施に参画し、重要な意思決定をする機関であります。当然のことながら、議員の皆様は市民全体の代表者であり、奉仕者であって人格識見ともに優れた方々であると認識いたしております。 しかしながら、私の在職中、残念な件がございました。それは、本議会の一般質問で名古屋市と共同運営を目指しています温水プールの用地取得に関し、私が不正な行為をしたかのような質問、また今は亡き私の父親が所有していた土地の市への譲渡に際しても、市へ協力したにもかかわらず、私が地位を利用し、利益を得たかのような事項のものまで取り上げられ、さらには全く身に覚えのないことをチラシに掲載され、不特定の住民の方々に配布されました。 こうした一連の質問や行為に質問者以外の全議員の皆様から質問者に対し、発言内容を注意する意見書が提出されました。このことは、本市議会の規範意識が保持されたもので、深甚なる敬意を表したいと思います。 議員の質問は市民の皆様の声を届けるものであり、市政を発展させるための建設的な内容でなければならないと思います。議会での議員の一言一句の発言は、取りも直さず住民福祉の向上を図ることを目的としたものでなければならないことは言うまでもありません。 今後は執行機関に対し、良識ある発言の自由をこれまで以上に遵守され、北名古屋市議会の品位保持と秩序維持の向上を切に願うものであります。 私は3月末をもちまして退任いたしますが、今後は一市民としまして本市の発展に微力ながらお手伝いをさせていただき、郷土に恩返しをしてまいります。 結びになりますが、本市の飛躍と議会議員の皆様方のご活躍、そしてご健勝、ご多幸をお祈り申し上げるとともに、北名古屋市議会のますますの発展を祈念し、私の退任のご挨拶とさせていただきます。大変お世話になりました。本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(沢田哲)  ここで、市長から挨拶の申出がありますので、これを許可いたします。 長瀬市長。 ◎市長(長瀬保)  議長のお許しをいただきました。一言ご挨拶をさせていただきます。 去る2月24日に開会をされました今定例会、27日間という会期日程で、議員各位には積極的かつ活発に議員活動を展開していただきました。当局、私どもの提案いたしました令和4年度一般会計予算をはじめといたしまして、全ての議案に対しましてご同意、ご可決を頂戴いたしましたことをまずもって心からお礼を申し上げます。 また、北名古屋市議会といたしまして、先般、ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議を全会一致をもってご可決されましたこと、深甚なる敬意を表するところであります。平和的に一刻も早く解決し、世界平和を取り戻すことを願ってやまないところでございます。 さて、私の任期も残すところ1か月となりました。北名古屋市の誕生以来、一貫して市民の融和を推し進め、地道ではありますが、人づくりがまちづくりにつながる、この一念で16年間にわたり、市政運営を担わせていただきました。 私の礎は、全国の自治体にも誇れる北名古屋市職員の資質の高さと力量の大きさがあったからこそと自負するところであります。 4年間を任期といたします締めくくりとなります今定例会の場におきまして、これまでご理解とご支援を賜りました市民の皆様、そして市議会議員の皆様方に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。 結びに当たりまして、一刻も早く新型コロナウイルス感染症の早期終息、さらに市民の皆様方のご健康、そして本市の飛躍と議会議員の皆様方のさらなる活躍、そしてご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げますとともに、北名古屋市議会のますますのご発展を祈念いたしまして、今定例会閉会のご挨拶とさせていただきます。大変ご厄介になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(沢田哲)  以上で、今定例会に付議された議案につきましては全て議了いたしました。 終始極めて熱心にご審議され、無事閉会できましたことは、議員各位のご協力のたまものであり、厚く御礼申し上げます。 これをもちまして、令和4年第1回北名古屋市議会定例会を閉会いたします。             (午前10時55分 閉  会)会議の経過を記載して、その相違ないことを証するために署名する。                       議  長   沢 田   哲                       署名議員   間 宮 文 枝                       署名議員   猶 木 義 郎...