令和 4年 3月 定例会(第1回) 令和4年第1回
日進市議会定例会本会議[2月22日(火)]1.開会式 令和4年2月22日(火)午前9時30分 議長挨拶 市長挨拶1.開議 午前9時35分 議長宣告1.会議に出席した議員 1番 山田久美 2番 舟橋よしえ 3番 白井えり子 4番 大川 博 5番 武田治敏 6番 水野たかはる 7番 ごとうみき 8番 坂林たくみ 9番 山根みちよ 10番 道家富好 11番 青山耕三 12番 小野田利信 13番 渡邊明子 14番 川嶋恵美 15番 古川ひさお 16番 大橋ゆうすけ 17番 宮田康之 18番 福安淳也 19番 萩野 勝 20番 永野雅則1.会議に欠席した議員 なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名 市長 近藤裕貴 副市長 水野隆史 教育長 久保田 力 総合政策部長 石川達也
総合政策部調整監 和田 徹 総務部長 石川雅之 生活安全部長 萩野一志 健康福祉部長 牧野かおる
健康福祉部担当部長 伊東あゆみ
こども未来部長 川本賀津三 都市整備部長 伊東敏樹 産業政策部長 長原範幸
産業政策部参事 岩瀬誓吾 学習教育部長 市川秋広 会計管理者 西尾 茂
監査委員事務局長 出原真路1.会議に職務のために出席した者の職氏名 議会事務局長 近藤香織
議会事務局次長兼議事課長 山田 進1.会議に付した事件 議案第1号 日進市
ふるさと応援基金条例の制定について 議案第2号 日進市小規模企業・
中小企業振興基本条例の制定について 議案第3号 日進市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 議案第4号 日進市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について 議案第5号 日進市附属機関の設置に関する条例の一部改正について 議案第6号 日進市
国民健康保険税条例の一部改正について 議案第7号 日進市
子ども医療費支給条例の一部改正について 議案第8号 日進市介護保険条例の一部改正について 議案第9号 日進市し尿処理場の設置及び管理に関する条例の廃止について 議案第10号 令和3年度日進市
一般会計補正予算(第11号)について 議案第11号 令和3年度日進市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について 議案第12号 令和3年度日進市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について 議案第13号 令和3年度日進市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について 議案第14号 令和3年度日進市
五色園団地汚水処理事業特別会計補正予算(第2号)について 議案第15号 令和4年度日進市一般会計予算について 議案第16号 令和4年度日進市
国民健康保険特別会計予算について 議案第17号 令和4年度日進市
後期高齢者医療特別会計予算について 議案第18号 令和4年度日進市
介護保険特別会計予算について 議案第19号 令和4年度日進市
三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計予算について 議案第20号 令和4年度日進市
南山エピック団地汚水処理事業特別会計予算について 議案第21号 令和4年度日進市
五色園団地汚水処理事業特別会計予算について 議案第22号 令和4年度日進市
下水道事業会計予算について 議案第23号 愛知県
市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について 議案第24号 市道路線の認定について 議案第25号 日進市
教育委員会委員の任命について
議員提出議案第1号
日進市議会委員会条例の一部改正について
議員提出議案第2号
日進市議会会議規則の一部改正について1.議事日程 日程第1
会議録署名者の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 1
議会運営委員長 2 議長 3 副市長 日程第4 施政方針演説 日程第5 議案第1号から議案第24号までについて (上程・説明) 日程第6 議案第25号について (上程・説明・質疑・討論・採決) 日程第7
議員提出議案第1号及び
議員提出議案第2号について (上程・説明・質疑・討論・採決)1.閉議 午前11時39分 議長宣告 開会式 午前9時30分 開式
◎
近藤議会事務局長 ただいまから令和4年第1回
日進市議会定例会の開会式を行いますので、御起立願います。 最初に、議長から挨拶があります。 〔議長 武田治敏登壇〕
○議長(武田治敏) おはようございます。 令和4年第1回
日進市議会定例会の開会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 本日、議員の皆様並びに市長を始め執行部の御出席を賜り、ここに第1回
日進市議会定例会が開催されますことを厚く御礼申し上げます。 さて、
新型コロナウイルス感染症ですが、オミクロン株による感染急拡大により、本市においても1月以降、これまでにない広がりを見せ、非常に厳しい状況となっております。こうした状況を鑑み、今議会の議事運営につきましても、皆様の格別の御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。 さて、本定例会には、令和4年度各会計の当初予算を始め、多くの重要案件が提出されております。
新型コロナウイルス感染症による経済等への影響など、今後の本市の財政状況を踏まえ、将来を見据えた必要な事業の実施と健全財政の維持、その両立を目指した予算となっているのか、また、市民の皆様の安全・安心を守る取組が効率的かつ効果的に実施できる施策となっているのか、幅広い視点で慎重かつ活発な審議をいただきますよう、お願いいたします。 本定例会が市民の皆様にとりまして、実りある会議になりますことを御期待申し上げまして、開会の挨拶といたします。ありがとうございました。
◎
近藤議会事務局長 次に、市長から挨拶があります。 〔市長 近藤裕貴登壇〕
◎近藤市長 皆さん、おはようございます。 令和4年第1回
日進市議会定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様におかれましては、御多用の中、本日の定例会に御参集をいただき、厚く御礼を申し上げます。 県内の
新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数は高止まりの傾向が続いているため、
まん延防止等重点措置は3月6日まで期間が延長されております。 本市におきましても、感染者数は高い水準で推移しておりますが、引き続き感染防止対策にしっかりと取り組んでまいります。 また、3回目のワクチン接種の前倒しに迅速に対応して実施するなど、感染対策に全力を挙げてまいりますので、御理解と御協力をお願いいたします。 さて、本定例会に提案をさせていただきます議案は、25議案でございます。 内訳といたしましては、条例関係では、制定が2議案、一部改正が6議案、廃止が1議案でございます。予算関係では、令和3年度の補正予算が5議案、令和4年度の当初予算が8議案でございます。その他の議案が3議案でございます。 議員の皆様には、各議案とも慎重なる御審議の上、御議決、御賛同いただきますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
◎
近藤議会事務局長 これをもちまして、開会式を終わります。 御着席願います。 午前9時34分
閉式----------------------------------- 午前9時35分 開議
○議長(武田治敏) 開議に先立ち報告します。 本定例会では、
新型コロナウイルス感染症対策のため、議員並びに執行部につきましては間隔を空けて着席しております。 本日、広報用の撮影を許可しました。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 ただいまの出席議員数は20人です。定足数に達していますので、令和4年第1回
日進市議会定例会を開会します。 直ちに本日の会議を開きます。 なお、本定例会における古川ひさお議員に係る表決については、挙手を認め、起立したこととみなします。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。
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○議長(武田治敏) 日程第1、
会議録署名者の指名を行います。
会議録署名者は、会議規則第88条の規定により、議長から16番大橋ゆうすけ議員、17番宮田康之議員を本定例会の
会議録署名者に指名します。
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○議長(武田治敏) 日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月24日までの31日間としたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、会期は31日間と決定しました。 会期中の会議予定については、お手元の会期日程表のとおりですので御了承願います。
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○議長(武田治敏) 日程第3、諸般の報告を議題とします。 最初に、行政視察の報告をしていただきます。
議会運営委員会 道家委員長。 〔
議会運営委員会 道家富好委員長登壇〕
◆
議会運営委員会(道家富好委員長) おはようございます。議長の御指名をいただきましたので、去る1月13日に実施しました
議会運営委員会の行政視察の模様について御報告を申し上げます。 今回の行政視察は、
新型コロナウイルス感染状況を鑑み、オンラインにて、愛知県蒲郡市へ
タブレット端末の導入について視察をいたしました。 蒲郡市議会では、
タブレット端末の導入に当たり、同検討部会を立ち上げ、導入目的や活用方法を始め、
端末会議システム、通信環境、費用負担、
セキュリティーなどを調査し、その結果を受け、
議会運営委員会にて導入を決定されています。 運用状況は、令和元年9月定例会から紙と併用、令和2年5月臨時会から本格運用を開始しています。 整備状況は、
タブレット端末を25台導入、通信サービスは、1カ月当たり1台7ギガバイトまでとし、併せて、データの閲覧や情報共有ができ、
ペーパーレス化につながる
会議システムが導入されています。 導入のメリットとしては、多くの資料を持ち歩くことなく、必要なときに資料を取り出せるようになったこと、行政視察や出先に携帯し、情報を得ることができること、さらには、
オンライン会議システムによる連絡が可能となったことで、現在は、一般質問のヒアリングや各種外部会議においても活用できるようになったことです。 議会事務局では、従来は資料の印刷、落丁の確認、配付を人数分行う必要がありましたが、
会議システムの導入により、1つのファイルを格納するだけとなり、労力が大幅に削減されたとのことでした。 さらに、紙の削減効果としては、会議や議員への通知として使用していた紙の削減が、令和2年度実績で、定例会、臨時会に限ると、98.1%の削減、議会全体では84.4%の削減ができ、これに併せ、コピー配付に要する時間も軽減することができたとのことです。 また、特別委員の選任など、あらかじめ議会資料としてタブレットに入れることができない会議資料以外は、全てタブレットでの配付としており、予算書や決算書などの冊子類も紙での配付はしておらず、配付を希望する議員がいれば、議員の実費負担としているとのことでした。この実費については、政務活動費の充当を可能としているが、今まで充当された実績はないとのことです。 機種の選定につきましては、他市への視察や業者への聞き取りを行い、
セキュリティーレベルの高い点、大きさがA4用紙とほぼ同じで、メモが書きやすいという点から、機種選定がなされています。 また、議場や委員会室への持込みについては、全議員へ配付した端末のみを許可し、私的な情報やデータの保存は認めていないとのことでした。 次に、
タブレット端末導入による市民にとってのメリットとしては、市民への迅速かつ的確な情報提供ができることであり、蒲郡市議会では、当局の
プレスリリースを
会議システムを通じて即時に情報提供し、活用していただいているとの説明でした。 今回の視察では、
会議システムの操作方法についても、分かりやすく、スクリーンを通して実現していただき、格納ファイルからの資料の閲覧、直感的な操作、タッチペンでメモを記載する方法など等を確認いたしました。 最後の質疑応答では、委員からの、導入された端末ではワードやエクセルデータが読み取ることができないということでしたが、正規の
オフィスソフトを入れなかったのはなぜかとの問いに、費用面もあるが、PDFデータの閲覧が基本であるため、ワードやエクセルはプラスアルファとし、議員個人の任意で入れていただくものと考えているとの回答でした。 また、本会議や委員会の場面で画面に不具合はなかったかとの問いに、今のところ中断を求められたことはないが、会議中に動かなくなってしまった事例はあり、その際は、休憩中に事務局のタブレットを貸与したとの回答がありました。 そのほかにも、委員からの様々な質問に対し、丁寧な説明をいただき、同時に、導入後の課題についても貴重な御意見をお聞きすることができました。 このたびの行政視察に御協力いただきました愛知県蒲郡市の関係者の方々に感謝を申し上げ、以上で、
議会運営委員会行政視察の報告を終わります。
○議長(武田治敏) 次に、議長から報告します。 監査委員から、令和3年11月分、12月分の例月出納検査結果と
都市整備部道路建設課及び下水道課、
日進市立日進東中学校及び梨の木小学校の定期監査結果の報告が本職にありましたので報告します。 なお、詳細資料は、議会事務局に備えてありますので閲覧願います。 次に、令和3年第4回定例会において議決されました養護教諭の複数配置の基準引き下げを求める意見書は、令和3年12月20日付で関係各位に提出しましたので報告します。 次に、令和4年1月12日に日進市役所で開催しました議員研修会に、全議員が参加しましたので報告します。 次に、1月24日から25日までを派遣期間として、大津市で開催されました
市町村議会議員特別セミナーに、大川博議員と山田久美議員が出席予定でありましたが、
新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、出席を取りやめましたので報告します。 次に、2月8日に豊明市で開催予定でありました、豊明市・日進市・
東郷町議会議員合同研修会については、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりましたので報告します。 次に、陳情の取扱いについて報告します。 陳情第1号、香久山三丁目の宅地造成事業に伴う名古屋市道への道路接続に関する陳情は、全議員に写しを配付することとします。 次に、行政報告を行っていただきます。 副市長。 〔副市長 水野隆史登壇〕
◎水野副市長 それでは、令和4年第1回
日進市議会定例会の開催に当たり、令和3年第4回定例会以降の行政について、主な事業の概要を御報告申し上げます。 初めに、
生活安全部関係でございます。 12月1日に市民会館におきまして、日進市交通安全・防犯・防災年末
夜警合同出発式を開催いたしました。愛知警察署、尾三消防組合を始め、日頃から地域の交通安全・防犯・防災活動に取り組む各種団体や委員、消防団など合わせて約120名が一堂に会し、年末年始の無事故、無火災、無災害を祈念いたしました。 また、12月10日に女性活躍推進のための女性職員の意見交換会から、市長に、女性職員の活躍推進に向けた提言が提出されました。この提言は、女性職員の活躍推進に向け、職場の制度や環境に残る課題の解決に向け、令和3年8月から、20名の女性職員が意見交換を行い、取りまとめられたもので、ニーズに合わせた多様な働き方の推進、ワーク・ライフ・バランスの充実、女性職員のキャリア形成の支援など6つのテーマから構成されております。性別に関わりなく、全ての職員がその能力を発揮し活躍できる持続可能な職場づくりに向け、引き続き取り組んでいくことが提言されております。 また、1月9日に
スポーツセンターにおきまして、日進市消防出初式を開催いたしました。消防団を始め、約160名の参加があり、市民の安全・安心を守る決意を新たにいたしました。 次に、
健康福祉部関係でございます。
新型コロナワクチンの3回目接種につきまして、11月26日から医療従事者から順に接種券の発送を行い、2月21日現在、12歳以上の3回目接種対象者へ4万4,687通送付しております。また、5歳から11歳の小児用の
新型コロナワクチン接種対象者へ本日より接種券送付を開始いたします。接種につきましては、集団接種を1月8日から保健センター、1月29日から北部福祉会館、2月26日から
中央福祉センターで開始するとともに、
市内個別医療機関での接種も順次開始しております。 また、市内の保育園、幼稚園、小中学校等の継続的な運営のため、ワクチン接種を希望する指導者等に対し、愛知県大規模接種会場での優先接種を1月27日、28日、2月18日、19日に実施いたしました。2月21日現在の3回目接種回数は1万7,835回となっております。 次に、
学習教育部関係でございます。 12月5日、19日、2月20日に市民会館大ホール、小ホールにおきまして、にっしん音結祭を開催し、3日間で約800名の来場者がございました。日進市に縁のあるアマチュアの音楽家によってつくり上げる音楽祭として、出演団体の皆様に御協力いただき、
子ども合唱ステージ、
子ども金管アンサンブルステージ、
子ども木管アンサンブルステージといった、市内の児童・生徒が参加できる企画を取り入れ、音楽を聴くだけでなく、演奏し、体験する場となりました。 また、1月9日に市民会館大ホールにおきまして、成人式を開催し、対象者1,013名のうち799名の新成人が出席いたしました。
新型コロナウイルス感染症対策として2部制で実施し、式典後のアトラクションなどは中止いたしましたが、恩師からの
ビデオメッセージを上映し、節目となる式典を開催することができました。 続きまして、各組合議会及び広域連合議会について御報告いたします。 初めに尾三衛生組合議会でございます。 令和3年第2回臨時会が11月29日に開催され、
個人情報保護条例の一部改正、令和3年度
一般会計補正予算(第1号)、議員派遣についての3議案が提案され、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、尾三消防組合議会でございます。 令和3年11月定例会が11月30日に開催され、
個人情報保護条例の一部改正、令和3年度
一般会計補正予算(第2号)についての2議案が提案され、いずれも原案のとおり可決されました。 このほか、専決処分事項について、1件の報告がなされております。 次に、
愛知中部水道企業団議会でございます。 令和3年第3回定例会が12月27日に開催され、職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正、
水道事業会計利益積立金の目的外使用、令和3年度
水道事業会計補正予算(第1号)についての3議案が提案され、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、愛知県
後期高齢者医療広域連合議会でございます。 令和4年第1回定例会が2月14日に開催され、令和3年度
一般会計補正予算(第2号)の専決処分についての承認事項が1件、令和3年度
一般会計補正予算(第3号)、令和3年度
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、
後期高齢者医療特別会計財政調整基金条例の制定、
後期高齢者医療に関する条例の一部改正、
個人情報保護条例の一部改正、職員の育児休業等に関する条例の一部改正、職員の給与に関する条例の一部改正、令和4年度一般会計予算、令和4年度
後期高齢者医療特別会計予算、第4次愛知県
後期高齢者医療広域連合広域計画の策定についての10議案が提案され、いずれも原案のとおり承認・可決されました。 最後に、工事請負契約について御報告いたします。 11月6日から2月4日までの契約金額1,000万円を超える工事請負契約は7件でございます。
工事請負契約報告書をお配りいたしましたので、御確認のほどよろしくお願い申し上げます。 以上をもちまして、行政報告を終わらせていただきます。
○議長(武田治敏) 以上で諸般の報告を終わります。
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○議長(武田治敏) 日程第4、施政方針演説を行っていただきます。 市長。 〔市長 近藤裕貴登壇〕
◎近藤市長 令和4年第1回
日進市議会定例会の開会に際しまして、令和4年度の施策及び当初予算をはじめとする各議案の御審議をお願いするに当たり、市政運営の基本的な考えを申し上げます。 初めに、
新型コロナウイルス感染症におきましては、昨年末からの第6波により、感染者数も再び急増する事態となり、依然として、私たちの生活や経済活動に影響を与え続けています。今なお献身的に社会を支え続けていただいている、医療関係者をはじめとする全ての皆様に改めて感謝申し上げます。 また、市民の皆様には、感染拡大防止の観点から、昨年度に続いて、各種行事の実施や公共施設利用などの一部において、御不便などをおかけする状況となりましたが、御理解と御協力をいただき、厚く御礼を申し上げます。 感染対策となる
ワクチン接種事業では、現在、2回目を終えられた方への3回目接種を進めているところでございます。昨年は、接種を希望される対象者の皆様が、速やかにストレスなく接種を受けられるようにと接種券の発送から接種までの手続を工夫するなど、職員一丸となって取り組んでまいりました。 また、トヨタ自動車様による集団接種会場の無償提供や
ボランティアスタッフの人的支援などにより、市民の皆様への接種をスムーズに進めることができました。このほか、個別接種を実施いただいた医療機関の皆様や
ワクチン接種事業に御協力いただいた関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。 感染症の終息はいまだ見えておりませんが、市民サービスの向上を目指し、コロナ禍における数々の経験から学んだことを生かすべく、創意工夫とチャレンジを続けてまいります。 市民の皆様、議員各位には、より一層の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 長引く
新型コロナウイルス感染症の影響により、私たちを取り巻く社会情勢は大きく変化しており、ウィズコロナの下での新しい社会に対応していく必要がございます。 まずは、現在進行中の
新型コロナワクチン3回目接種の円滑で着実な実施であります。2月から担当職員をさらに増員しており、新年度も横断的な支援体制で、全庁的に取り組んでまいります。 また、子どもたちの学びや保育の継続を目的に、施設内消毒などによる教員や保育士の負担を軽減させるため、学校ではスクール・サポート・スタッフを、保育園では外部委託を取り入れており、継続して配置等を行ってまいります。 ほかにも、第6波の影響により、全国的に保育施設等の休園が課題となっており、本市においても同様の傾向がございます。しかしながら、保育の休止によって、市民の経済活動等が停滞するリスクを下げるために、国の基準などに照らし合わせ、本市独自の方針を立て、休園日数を1日でも減らせるよう取り組んでおります。 今後におきましても、
新型コロナウイルス感染症に伴う支援や対策事業につきましては、必要に応じて速やかに実施してまいります。 昨年始動しました第6次日進市総合計画に掲げる将来都市像を目指し、性別や年代などにかかわらず、本市に関わる全ての人が活躍でき、地域を共に創っていく、地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。 第6次日進市総合計画の最終年でもある2030年は、持続可能でよりよい世界を目指すSDGsの国際目標年でもあります。本市におきましても、新たにSDGsの担当を企画政策課に配置することで、市役所内の総合調整を行うとともに、脱炭素社会の形成に向けた調査・研究を進め、国際社会と同様の歩みを目指してまいります。 さらに、市民の皆様が快適で暮らしやすいまちを目指し、交通網の改善や主要道路網の整備などを進めてまいります。また、地域経済の活性化を図るため、新たな住宅地の供給や企業の誘致を進めるとともに、道の駅やスマートインターチェンジの整備を着実に進め、ジブリパークの開園を見据えた市内観光の促進にも取り組んでまいります。 デジタルトランスフォーメーションの推進につきましても、デジタル技術やAIなどの活用により、業務効率化を図り、市民サービスの向上につなげていけるよう、取り組んでまいります。 次に、この場をお借りいたしまして、2つの取組について宣言をさせていただきます。 1点目は、ゼロカーボンシティ宣言です。 本市の豊かな自然環境などを未来に引き継ぐためにも、先にも申し上げました脱炭素社会の形成に向けた持続可能な地域づくりに地域全体で取り組み、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すゼロカーボンシティをここに表明いたします。 2点目は、イクボス宣言です。 イクボスのイクには、育児だけでなく、教育や育成など幅広い意味がございます。私はイクボスとして、本市職員のキャリア形成とワーク・ライフ・バランスに優れた豊かな人生を応援する環境を整備し、市民の役に立てる人材の育成を目指すことを、ここに表明いたします。 それでは、令和4年度の新規事業並びに主要事業につきまして、総合計画の基本目標の体系に基づき御説明させていただきます。 初めに、健やかに暮らすです。 本市で育つ子どもたちが、将来にわたって夢や希望、地域への愛着を持てるように、次代を担う子どもたちの健やかな育ちを支援し、誰もが子育てしやすいまちづくりを進めてまいります。また、地域において、支え合い、健康づくりや触れ合いができる環境を整備し、誰もが健康で長生きできるまちを目指してまいります。 子育て支援につきましては、教育の機会の均等を図ることを目的に、経済的支援が必要な世帯などの中学生を対象とした、学習支援の利用者定員を拡充いたします。また、放課後児童クラブの利用希望者の増加に対応するため、東小学校に放課後子ども総合プラン施設を開設いたします。 保育園につきましては、年々増加する入所希望や多様化する保育ニーズに対応するため、市内に新しく整備される民間の認可保育所に対し、整備費を補助いたします。また、保護者と保育士双方の負担軽減のために、書類等の電子化を進めてまいります。 新生児の聴覚異常の早期発見と早期療育につなげるため、医療機関において実施される新生児聴覚検査の費用を助成するほか、医療的ケアを必要とする児童や園児のために、学校や保育園などに看護師等を派遣いたします。 地域住民による高齢者移動支援について、愛知県のモデル事業が令和4年度で終了することから、継続した支援の実施に向け、移動支援専用車両を購入いたします。 第9期にっしん高齢者ゆめプランの策定に向けてアンケートを行い、本市の高齢者を取り巻く現状を調査いたします。さらに、認知症の方が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、御本人が第三者に負わせた損害を補償する賠償責任保険に市が加入し、御本人と御家族を支援いたします。 在宅生活を送る要介護の方や障害のある方に対し、紙おむつの費用を助成する紙おむつ助成金支給サービスについて、従来の申請方法からクーポン制に変更することで、利用者の負担を軽減し、利便性の向上を図ってまいります。 高齢者の保健事業と介護予防を一体的に行い、健康寿命を伸ばすため、福祉会館において、大学連携を活用した医療専門職などによる健康づくりの講義と実習を行うアクティブシニア倶楽部を開始いたします。また、健診や受診履歴のない高齢者の生活実態を把握し、低栄養リスク者を発見して支援する栄養パトロール事業等、きめ細やかな支援もスタートさせてまいります。 障害の有無にかかわらず、誰もがお互いを尊重し合い、生き生きと暮らせるまちづくりを目指す、障害者基本計画等の見直しに伴い、皆様から御意見をいただくため、アンケートを行います。 自立に向けた支援が必要な方に対し、自立相談支援、住居確保給付金、子どもの学習支援、就労準備支援等に加え、新たに家計改善支援を実施いたします。 次に、安全・安心を高めるです。 誰もが不安や心配なく、いつまでも本市で生活していくために、いつ起こるか分からない自然災害や火災、交通事故、犯罪等から、市民の大切な生命や財産を守るためのまちづくりを進めてまいります。 防災交通課の危機管理係、消防係を統合し、防災専門職の配置等により、防災組織体制の強化を図ってまいります。また、女性や学生などの新たな団員獲得に向け、多様な参加の機会と方法を拡大する、機能別消防団員制度の導入等について、協議・検討を進めてまいります。 災害発生時に速やかに対応できるよう、地域で実施する避難所開設運営訓練に加え、風水害、南海トラフ地震等を想定した市職員の災害対策本部訓練を実施いたします。 地震の揺れに伴う、電化製品や分電盤からの火災の発生を防ぐことを目的に、感震ブレーカーの設置費を補助いたします。 防災情報システムであるJアラート総合型自動起動装置の更新等を行うほか、災害時に福祉避難所となる公立保育園4園に、地域防災無線の携帯無線機を新たに配備いたします。 子どもたちが安全に登下校できるように、教育委員会と連携して行っている通学路交通安全プログラムにおいて、危険箇所の洗い出しと安全対策を推進いたします。 侵入盗などの犯罪抑止を目的に、区や自治会の防犯カメラの設置や修繕の費用に対する補助制度、自主防犯活動団体や通学路などの見守り活動への支援、LED式防犯灯の設置を継続いたします。また、主要幹線道路などにおける防犯カメラについては、電柱を利用した街頭防犯サービスを活用しながら設置を進めてまいります。 駅周辺の美観と安全を守るため、市内3つの駅周辺の自転車等放置禁止区域において、適宜、放置自転車の撤去を行ってまいります。 次に、暮らしやすいまちを創るです。 本市は、緑豊かで暮らしやすい住宅都市として、人口増加が続いております。快適な生活環境、地域の元気の核となる新たな拠点、利便性を向上させる地域交通網などを整備し、誰もが住みたい、住み続けたいと思えるまちづくりを進めてまいります。 主要幹線道路の渋滞解消、利便性向上に向けて、市道赤池・浅田2号線、野方三ツ池公園線整備に係る用地購入及び物件補償を進めてまいります。特に野方三ツ池公園線につきましては、市内の新たな南北交通軸を創出し、香久山南交差点周辺の渋滞解消を図るため、早期整備に努めてまいります。 また、国道153号豊田西バイパスにおける渋滞対策として、昨年発足した日進地区渋滞対策検討会において決定された、赤池二丁目交差点改良の着実な実施に向けた調整も含め、市内の国道や県道の整備の促進について、国や愛知県に積極的に要望活動を行ってまいります。 区長を通じて御提出いただく、地域の皆様からの要望による道路改良、河川排水路整備を順に進めながら、安全の確保に努めてまいります。そのほか、長寿命化修繕計画に基づき、橋梁や歩道橋の点検などを行い、適切な修繕を計画的に進めてまいります。 公共交通につきましては、くるりんばすを含めた、地域公共交通の利便の増進を目的とした計画策定のほか、新たな移動交通手段等の検討の1つとして、デマンド交通の実証実験を行ってまいります。 都市情報、災害リスク情報を3次元化することで、リスクを可視化し、防災意識の向上等につなげてまいります。さらには、大学と連携して、ドローンなどを活用したデータの精緻化を行ってまいります。 スマートインターチェンジにつきましては、修正設計、用地調査等を進めてまいります。また、道の駅につきましては、地域活性化の拠点となるべく、用地購入、修正設計、土木工事のほか、引き続き管理運営についての条例制定や名称の決定に向けて取り組んでまいります。 土地区画整理事業につきましては、現在、施工中の事業支援の継続のほか、赤池箕ノ手土地区画整理地区内において街区公園1カ所の整備や、新たな事業の設立認可に向けた支援を行ってまいります。また、香久山西部土地区画整理の地区外関連事業として、香久山地区と接続する橋梁の新設に向けて、地域の皆様との話合いも進め、橋梁設計及び測量業務を行ってまいります。 下水道事業につきましては、本郷町における下水道整備のほか、老朽化に伴う緊急度の高い管路の入替えなど、長寿命化対策を行ってまいります。また、日進美化センターを廃止し、南部浄化センターで浄化槽汚泥等を受け入れます。 環境まちづくりにつきましては、令和5年度までの期間となっている環境基本計画について、次期計画の策定作業に入るとともに、地球温暖化対策実行計画の見直しにも着手してまいります。また、脱炭素化を推進するため、引き続き太陽光発電や家庭用燃料電池システムなどの、住宅用の地球温暖化対策機器の設置費を補助してまいります。 日進市生活環境の美化を推進する条例の施行に伴い、関係者と協議の上、路上喫煙禁止区域の指定等に取り組んでまいります。 令和3年度に中間見直しを行いました一般廃棄物処理基本計画に基づき、排出ごみのさらなる減量を促し、循環型社会の実現を目指してまいります。また、大学や企業との連携によるごみ収集車の運行ルート可視化プロジェクトの実証実験を継続し、デジタル化によって、ごみ収集に係る課題の解決を目指してまいります。 次に、産業の魅力を高めるです。 本市は名古屋市と豊田市の間に位置し、通勤圏内のベッドタウンとして発展してまいりました。この大都市近郊というメリットを最大限に生かし、地域内経済などの活性化に向けて、にぎわいと活力が生み出されるまちづくりを進めてまいります。 農業の振興につきましては、地産地消の推進のため、地元農産物のスーパー、コンビニ等でのさらなる販路拡大を進めます。さらに、農業の活性化、農業者の収益向上のため、新商品の開発や販路開拓などの6次産業化の取組のほか、地域農業の主要な担い手である認定農業者が農業機器を導入する際の経費の一部に対し補助を行うことで、支援の強化を図ってまいります。 また、農作物への被害拡大が懸念され、地域ぐるみで新たに対策が必要なジャンボタニシ等、病害虫の防除に係る経費の一部を補助いたします。 地元農産物の関連商品の開発では、杲流純米吟醸夢吟香に続き、日進産のもち米こはるもちを使用した和菓子、日進米のあまから餅を期間限定で販売し、好評をいただきました。引き続き、地域ブランドの創出を目指し、ふるさと納税返礼品との連携なども進めてまいります。 商工業の振興につきましては、今議会に審議をお願いいたしております、日進市小規模企業・
中小企業振興基本条例に基づき、小規模企業等の意欲的で創造的な活動を支援することで、企業が生き生きと活躍できるまちづくりに取り組んでまいります。 この一環として、人材育成・雇用確保・販路拡大等に要する経費への補助制度を創設し、経営安定化のための支援を行ってまいります。さらに、商工会による、市内小規模企業等を対象とした経営改善普及事業への補助のほか、
新型コロナウイルス感染症に伴う影響等を見極めながら、プレミアム食事券事業などへの補助を実施いたします。 企業誘致につきましては、日進東部地区企業団地の開発に向けて、地元区や地権者などに対する情報提供等を行うとともに、計画区域内の用地取得に必要な手続を行ってまいります。また、愛知県産業立地セミナーなどの機会を捉え、企業誘致のPR活動を行うほか、誘致促進のための優遇制度の創設について検討してまいります。 観光振興につきましては、ジブリパーク開園を見据え、本市での滞在も含めた周遊型観光の促進で活性化を図ります。商工会やにっしん観光まちづくり協会と連携しながら、光と音楽によるプロジェクションマッピング技術を活用した新たな夜間景観を創出する事業を開催するなど、観光まちづくりにデジタルアートを取り込んでまいります。 また、シビックプライドの醸成を目的に、シティプロモーション指針に基づき、まずは、まちの魅力の掘り起こしのための調査を行ってまいります。 次に、学びと文化で未来を創る人財を育てるです。 次代を担う子どもたちが、生きる力を身につけ、地域を支える人材となるよう、新しい時代に即した教育基盤の整備を進め、学校教育の充実に努めてまいります。また、誰もが生涯にわたり、生きがいを持って活動できるよう、学びの機会を提供してまいります。 小中学校の多目的室などを普通教室に改修し、児童・生徒の増加への対応と小学校の35人学級の環境整備を進めてまいります。 教員の負担軽減や指導の効率化を図ることにより、子どもの学習環境をさらに充実させるため、香久山小学校で昨年実施いたしました水泳指導業務の委託を広げ、新たに西小学校、東小学校、相野山小学校の3校において実施いたします。 本市と連携協定を結ぶ企業等の協力を得て、キャリア教育の強化、例えば、リアルな仕事を知るなどの授業の開催について検討してまいります。 第5次日進市生涯学習4Wプランに基づき、全ての市民が、いつでも、どこでも、だれでも、なんでも、生涯にわたって学び、生きがいを持って暮らせるよう、生涯学習の推進と学習環境の充実に取り組んでまいります。 第2次日進市子ども読書活動推進計画に基づき、全ての子どもの自主的な読書活動につなげられるよう、多種多様な読書機会を得る環境の整備等に努めてまいります。 生涯学習・スポーツ施設の環境整備のため、日進市民会館大ホールの耐震性を向上させる、天井改修工事の設計を行います。また、スポーツ施設の環境改善に向けて、総合運動公園野球場において、音響設備の更新工事を行ってまいります。 成人式につきましては、未来を担う若者の前途を祝う場として、落ち着いた環境で式典に参加いただけるよう、これまでと同様、二十歳を対象として実施してまいります。 毎年、多くの参加申込みをいただいています、音楽のまちイベント音結祭やこどものまちなど、市民の皆様の学びを応援し、生きがいの場を創る施策を今後も継続してまいります。 次に、地域の自治力と行政経営力を高めるです。 地方創生の時代、持続可能なまちづくりのため、戦略的な情報発信が求められています。本市の資源、ひと・もの・ことをいかに活用していくかという議論を進め、市民の誇りや一体感の醸成を図り、地域のにぎわいと活力を創出いたします。 本市の重要な情報発信のツールの一つ、広報にっしんの充実に取り組む一方、少しでも早くお伝えしたい行政情報を、私から市民の皆様へ直接発信するために、昨年の11月から動画配信を開始させていただいております。今後におきましても、生活に必要な情報や国の施策なども含め、タイムリーな配信を行ってまいります。 協働のまちづくりを推進するため、地域コミュニティ活動推進への取組や、市民自治活動推進に対する支援のほか、大学との協働事業を推進してまいります。 男女平等参画の推進、女性活躍の支援はもとより、差別や偏見のない、人間らしく多様性を認め合う社会の推進に注力いたします。また、性的マイノリティの方などへの支援の一つである、パートナーシップ宣誓制度の導入に向け、調査・研究を進めてまいります。 デジタルトランスフォーメーションの推進につきましては、市民サービスの向上を目的に、ビジネスチャットツールやウェブ会議ツール、テレワークシステム等を積極的に活用するなど、デジタル化を進め、業務の効率化を図ってまいります。 また、スマートフォン等を利用して市民からの情報提供を受ける投稿システムなどのデジタル技術の活用により、迅速な対応を実現し、職員が今以上に戦略的・創造的な業務に取り組める環境づくりを目指してまいります。 昨年12月に開始した住民票の写し等のコンビニ交付サービスのほか、国が提供するマイナンバーカードを利用した、住民からの申請データを連携するためのシステム導入を進めることで、市民の皆様が市役所窓口に出向くことなく、手続ができるような環境の整備を進めてまいります。 市役所北庁舎の建て替えにつきましては、利用実態調査結果を踏まえ、周辺公共施設の機能の再編やウィズコロナを見据えた上での基本構想を策定いたします。 本市のふるさと納税制度を全庁的取組として充実させるため、財務政策課にふるさと納税係を新設し、体制強化を図ってまいります。さらには、今議会に審議をお願いしております、日進市
ふるさと応援基金条例に基づき、基金を創設するほか、返礼品の発掘やPRとともに、子育て支援等を目的としたクラウドファンディングを継続し、一層の寄附の増加を目指してまいります。 本市の債権管理につきましては、市税と市税以外の債権の徴収を段階的に一元化していくとともに、豊明市、みよし市、東郷町と協定を締結した、愛知尾三地区滞納整理機構におきまして、愛知県の徴収支援アドバイザーの協力も得て、4市町で連携して滞納整理業務を行ってまいります。また、収入未済額の縮減と滞納整理を通じて、個人の生活支援につなげ、誰もが税等を公平に負担する、平等な地域社会の実現を目指してまいります。 主要事業などの説明は、以上でございます。 続きまして、令和4年度当初予算案の概要について御説明させていただきます。 今後の国の財政見通しとしては、日本の中期経済見通しを分析した各種資料から、変異株を含めた
新型コロナウイルス感染症による経済への影響には十分注意する必要はあるが、ウィズコロナの下での社会経済活動の再開を図りつつ、経済対策を迅速かつ着実に実施するとされております。 一般会計につきましては、
新型コロナウイルス感染症による影響が長引く中においても、経済動向は持ち直しの動きが見られることから、前年度から22億9,200万円増加の総額276億4,800万円とする過去最大規模の予算とし、今後の経済成長を見込んだものとしております。 歳出につきましては、感染症を契機とした様々な経済社会構造の転換が求められる、新たな時代に向けた変革期に入ると考え、将来的に本市の成長につながる事業を積極的に展開してまいります。 また、将来投資を支える歳入につきましては、市税を前年度より5億2,400万円増加の153億6,600万円と見込んでおります。 そのほか、好調なふるさと納税寄附金の状況を踏まえ、寄附金を2億8,200万円増加の3億8,300万円としたほか、市債の活用としては、香久山西部と日進駅西の土地区画整理組合推進支援事業、道の駅整備事業、北小学校外壁改修工事に5億1,200万円の起債を予定し、将来投資への財源としてまいります。 特別会計につきましては、国民健康保険特別会計を始めとした6つの特別会計の予算総額が143億5,700万円となり、前年度から5億9,600万円の増加となります。増加した主な特別会計では、国民健康保険特別会計が9,900万円、介護保険特別会計が4億1,900万円の増加となります。 なお、企業会計である下水道事業会計の予算支出総額は33億700万円となり、昨年度と比較して5億5,200万円の減少となります。 予算編成といたしましては、交付団体から不交付団体に1年で戻ることも想定しておかなければならず、苦慮するところもございますが、職員の改善意欲を高めるために、インセンティブ予算制度を試行的に実施するなど、既存事業の合理化や創意工夫に努めております。また、さらに不足する一般財源につきましては、各基金から11億円ほどを繰り入れ、基金の積極的な活用を図っております。 今後は、インセンティブ予算制度の確立を図っていくとともに、前例にとらわれることなく、職員の創意工夫などによる、新たな市民サービスの創出を目指してまいります。 令和4年度の取組を中心に、施政方針について説明させていただきました。 私は、昨年を表す一文字を「創造」の「創」といたしました。「創」という文字は、「きず」という意味を持ち合わせており、コロナ禍において様々な影響、「きず」を負った年となりました。 一方で、この文字には「つくる」、「はじめる」という意があり、昨年スタートした第6次日進市総合計画に掲げる将来都市像「ともに暮らす 私たちがつないで創る 人とみどりを大切にするまち 日進」の中にも含まれております。
新型コロナウイルス感染症と対峙しながらも、将来を形づくる計画のスタートを機に、私自身も気持ちを新たにしたところであります。 冒頭でも述べましたとおり、これまでの経験を生かし、業務多忙時には全職員で応援協力し、サービスを安定的に提供する工夫をするなど、職員の意識改革をさらに進めるとともに、これからの日進を見据え、未来につながる各種事業を着実に進めてまいります。 今後も、幅広く市民の皆様のお声をお聞きし、御意見を真摯に受け止めるとともに、新たな時代に向けたまちづくりに前進できるよう、創意工夫を重ねながら市政運営をしてまいります。 市民の皆様、議員各位におかれましては、より一層の御支援、並びに御理解と御協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げ、令和4年度の施政方針とさせていただきます。 御清聴どうもありがとうございました。
○議長(武田治敏) 以上で施政方針演説を終わります。 会議の途中ですが、ただいまから10時50分まで休憩とします。 午前10時32分 休憩
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○議長(武田治敏) 会議を再開します。
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○議長(武田治敏) 日程第5、議案第1号、日進市
ふるさと応援基金条例の制定についてから、議案第24号、市道路線の認定についてまでを一括議題とします。 各議案は、お手元に配付したとおりです。 各議案について、提案説明を求めます。 説明者、最初に、市長。 〔市長 近藤裕貴登壇〕
◎近藤市長 議長の御指名がございましたので、提案させていただきました議案第1号から議案第24号につきまして、議案の概要を御説明申し上げます。 初めに、議案第1号につきましては、ふるさと納税寄附金を積み立て、将来的な返礼品開発及び複数年にわたる事業の推進を計画的に実施するため、日進市
ふるさと応援基金条例を制定しようとするものでございます。 次に、議案第2号につきましては、市内経済の持続可能な発展のため、中核をなす小規模企業、中小企業が生き生きと躍動するまちを築くため、日進市小規模企業・
中小企業振興基本条例を制定しようとするものでございます。 次に、議案第3号につきましては、国家公務員に係る非常勤職員の育児休業の取得要件の緩和等に準ずるため、日進市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第4号につきましては、出動報酬を創設することにより、消防団員の処遇の改善を図るため及びスポーツ推進委員の報酬を勤務実態に照らして適正なものに改めるため、日進市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第5号につきましては、地域交通に関する多様なニーズを総合的に検討するため及び日進市地球温暖化対策実行計画の策定に係る調査審議を日進市環境基本計画策定委員会が担うこととするため、日進市附属機関の設置に関する条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第6号につきましては、地方税法の一部改正による未就学児に係る被保険者均等割額を減額するため及び国民健康保険特別会計の適正かつ健全な運営に係る所要の税額改定を行うため、日進市
国民健康保険税条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第7号につきましては、民法改正により成年年齢が18歳に引き下げられることに伴い、18歳に達した子どもにあっては、当該子どもを医療費の受給資格者とするため、日進市
子ども医療費支給条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第8号につきましては、紙おむつ等購入費の助成について、自己負担割合を廃止し、支給方法を現金給付から助成券給付へ変更するに当たり、支給額等について別に定めるため、日進市介護保険条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第9号につきましては、日進美化センターにおいて行っていた、し尿及び浄化槽汚泥の処理を南部浄化センターで処理することに伴い、日進美化センターが不要となるため、日進市し尿処理場の設置及び管理に関する条例を廃止するものでございます。 次に、議案第10号につきましては、地方自治法の規定に基づき、令和3年度日進市
一般会計補正予算(第11号)について承認をお願いするものでございます。 次に、議案第11号から議案第14号につきましては、地方自治法の規定に基づき、令和3年度日進市国民健康保険、
後期高齢者医療、介護保険、五色園団地汚水処理事業の特別会計補正予算について承認をお願いするものでございます。 次に、議案第15号につきましては、地方自治法の規定に基づき、令和4年度日進市一般会計予算について承認をお願いするものでございます。 次に、議案第16号から議案第21号につきましては、地方自治法の規定に基づき、令和4年度日進市国民健康保険、
後期高齢者医療、介護保険、三ケ峯台団地汚水処理事業、南山エピック団地汚水処理事業、五色園団地汚水処理事業の特別会計予算について承認をお願いするものでございます。 次に、議案第22号につきましては、地方公営企業法の規定に基づき、令和4年度日進市
下水道事業会計予算を提出させていただくものでございます。 次に、議案第23号につきましては、愛知県
市町村職員退職手当組合から1団体を脱退させ、当該組合規約を変更することについて、関係地方公共団体と協議する必要があるからであります。 次に、議案第24号につきましては、都市計画法に基づく開発行為による道路の帰属に伴う路線認定をしようとするものでございます。 以上をもちまして、説明とさせていただきます。 なお、詳細につきましては、所管部長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
○議長(武田治敏) 次に、総務部長。
◎石川総務部長 それでは、議案第1号、日進市
ふるさと応援基金条例の制定について御説明申し上げます。 主な内容としましては、ふるさと納税として御寄附いただきました金額の一部を、寄附者の意向を踏まえた翌年度以降の事業にも充当できるよう、基金の積立て、管理、処分に関する事項を定めるものでございます。 施行期日につきましては、令和4年4月1日でございます。
○議長(武田治敏) 次に、産業政策部長。
◎長原産業政策部長 次に、議案第2号、日進市小規模企業・
中小企業振興基本条例の制定について御説明申し上げます。 この条例は、小規模企業、中小企業の振興に関する基本理念を定め、市の責務、小規模企業者らの役割を明らかにするものでございます。 これにより、小規模企業らの振興に関する施策を総合的に推進し、ひいては地域経済の持続的な発展や市民生活の向上に寄与することを目的としております。 なお、施行期日につきましては、令和4年4月1日とするものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、総合政策部長。
◎石川総合政策部長 次に、議案第3号、日進市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてでございます。 改正内容といたしましては、継続的な勤務が見込まれる非常勤職員につきまして、採用当初から育児休業及び部分休業を取得できるようにするために、これらの休業の取得要件のうちの引き続き在職した期間が1年以上との要件を廃止するものでございます。 また、妊娠、出産等を申し出た職員による育児休業の承認の請求が円滑に行われるようにするために、育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に関する規定を加えるものでございます。 続きまして、議案第4号、日進市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでございます。 改正内容といたしましては、消防団の報酬として、災害または警戒の職務に関する日額報酬を追加するもの及びスポーツ推進委員の報酬を年額から日額に改めるというものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、総務部長。
◎石川総務部長 議案第5号、日進市附属機関の設置に関する条例の一部改正についてでございます。 主な改正内容としましては、日進市地域公共交通会議の委員定数を21人から24人に改める。また、日進市地球温暖化対策実行計画策定委員会を廃止するものでございます。 施行期日は令和4年4月1日でございます。
○議長(武田治敏) 次に、健康福祉部長。
◎牧野健康福祉部長 次に、議案第6号、日進市
国民健康保険税条例の一部改正について御説明申し上げます。 主な内容としましては、未就学児に対する減額規定としまして、国民健康保険に加入している全ての未就学児について、基礎課税額及び後期高齢者支援金等課税額の均等割額を5割減額するものでございます。 次に、税額改正としましては、国民健康保険税の基礎課税額について、所得割率を100分の5.6から100分の5.8に、介護納付金課税被保険者の介護納付金課税額について、所得割率を100分の1.8から100分の2.2に、被保険者均等割額を8,000円から1万1,000円に、世帯別平等割額を6,000円から6,200円に、それぞれ引き上げるものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和4年4月1日とし、令和4年度以降の年度分の国民健康保険税につきまして適用するものでございます。 次に、議案第7号、日進市
子ども医療費支給条例の一部改正について御説明申し上げます。 内容としましては、民法改正により、成年年齢が18歳に引き下げられるため、18歳に達した子どもを医療費の受給資格者に加えるなど、受給資格者の見直しをするものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和4年4月1日とするものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、
健康福祉部担当部長。
◎伊東
健康福祉部担当部長 次に、議案第8号、日進市介護保険条例の一部改正について御説明申し上げます。 主な改正内容としましては、紙おむつ等購入費の助成について、自己負担割合を廃止し、支給方法を現金給付から助成金給付に変更するに当たり、市独自の給付サービスである市町村特別給付について、時宜に即した適切な制度改正を行えるようにするため、支給額等について、別に定めることとするものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和4年8月1日とするものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、生活安全部長。
◎萩野生活安全部長 次に、議案第9号、日進市し尿処理場の設置及び管理に関する条例の廃止について御説明を申し上げます。 主な内容といたしましては、3点ございます。 1点目は、日進美化センターにおけるし尿処理及び浄化槽汚泥の処理を南部浄化センターにおいて行うため、日進市し尿処理場の設置及び管理に関する条例を廃止すること。 2点目が、同条例を廃止することに伴い、同条例を引用する規定の整理を行うこと。 3点目は、日進美化センターに置く技術管理者について、同センターを廃止することに伴い、当該技術管理者が不要となるため、日進市が設置する一般廃棄物処理施設に置く技術管理者の資格を定める条例を廃止するものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和4年4月1日とするものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、総務部長。
◎石川総務部長 次に、議案第10号、令和3年度日進市
一般会計補正予算(第11号)につきまして、今回増額します6億6,489万6,000円の主な内容について御説明いたします。 初めに、歳入でございますが、法人市民税の法人税割が、コロナ禍の影響が想定したより少なかったことなどにより約1億9,000万円の増額となります。 7款地方消費税交付金につきましては、収入状況に合わせて、3億円の増額となります。 11款地方交付税は普通交付税の追加交付分として約3億円の増額となります。 18款寄附金はふるさと納税寄附金の増額に伴い、6,800万円の増額となります。 19款繰入金は主に財政調整基金繰入金の減額などにより約2億円の減額となります。 次に、3ページ、歳出でございますが、2款総務費では、基金への積立金などの財政運営事務、ふるさと納税管理事務などで約10億4,000万円の増額となります。 3款民生費以降は、年度末の実績を踏まえ、予算の増減等を行うものでございます。 次に、第2表繰越明許費補正でございますが、住民基本台帳事業など5事業を追加するものでございます。 第3表債務負担行為補正では、道の駅用地取得事業と尾張土地開発公社に対する債務保証を廃止するものでございます。 最後に、第4表地方債補正は、事業費確定に伴う変更と放課後子ども総合プラン施設整備事業を廃止するものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、健康福祉部長。
◎牧野健康福祉部長 次に、議案第11号、令和3年度日進市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、補正額650万1,000円の主な内容を御説明いたします。 最初に、歳入につきましては、2款県支出金は特別交付金の増額により1,000万円の増額となります。 4款繰入金は国保財政安定化支援事業繰入金の79万2,000円増額、基金繰入金の2,698万円減額により2,618万8,000円の減額となります。 6款諸収入は一般被保険者保険税延滞金を130万円、一般被保険者第三者納付金を270万円、一般被保険者返納金を260万円、それぞれ増額するものでございます。 7款国庫支出金は
新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税減免に対する補助金及びコロナ禍における特定保健指導受診勧奨実施に対する補助金により308万7,000円の増額となります。 次に、歳出でございますが、5款保健事業費は特定健康診査事業の特定健康診査委託料の減額より700万円の減額となります。 8款諸支出金は令和2年度の特定健診に係る特別交付金の返還金により49万9,000円の増額となります。 次に、議案第12号、令和3年度日進市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして、補正額2,050万3,000円の主な内容を御説明いたします。 最初に、歳入につきましては、1款
後期高齢者医療保険料は、調定額の見込みの増加により2,153万6,000円の増額となります。 3款繰入金は健診の実施見込件数の減少による事務費繰入金284万4,000円の減額と愛知県
後期高齢者医療広域連合へ支払う保険基盤安定負担金387万8,000円の増額により一般会計からの繰入金が合計103万4,000円増額となるものでございます。 5款諸収入は健診の実施見込件数の減少により健診事業受託収入が206万7,000円減額となります。 次に、歳出でございますが、1款総務費は健診の実施見込件数の減少により健診委託料491万1,000円の減額となります。 2款
後期高齢者医療広域連合納付金は保険料負担金2,153万6,000円の増額と保険基盤安定負担金387万8,000円の増額により合計2,541万4,000円の増額となるものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、
健康福祉部担当部長。
◎伊東
健康福祉部担当部長 次に、議案第13号、令和3年度日進市
介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、補正額4,931万9,000円の減額をする主な内容について御説明いたします。 最初に、歳入でございますが、1款保険料は、収入額に合わせて、1,261万円の減額。 4款国庫支出金は調整交付金の増額などにより5,017万7,000円の増額。 5款支払基金交付金は介護給付費交付金などの減額で、4,279万8,000円の減額。 6款県支出金は介護給付費負担金などの減額で、2,608万6,000円の減額。 9款繰入金は一般会計繰入金を、2,017万9,000円の減額をするものです。 次に、歳出でございますが、1款総務費は688万6,000円の減額。 2款保険給付費は4,250万円の減額。 3款地域支援事業等費は2,751万4,000円の減額。 これら減額の主な理由は、年度末の実績を踏まえ、予算の減額を行うものです。 5款基金積立金は介護給付費準備基金に積み立てるため2,687万4,000円の増額をするものです。
○議長(武田治敏) 次に、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 次に、議案第14号、令和3年度日進市
五色園団地汚水処理事業特別会計補正予算(第2号)について御説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ3万4,000円を減額いたしまして、予算総額を6,908万5,000円にしようとするものでございます。 それでは、第1表歳入歳出予算補正につきまして御説明をさせていただきます。 まず、歳入でございますが、3款繰入金は基金繰入金を144万9,000円減額するものでございます。 5款諸収入は消費税還付金を141万5,000円増額するものでございます。 次に、歳出でございますが、1款総務費は消費税納付金を3万4,000円減額するものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、総務部長。
◎石川総務部長 議案第15号、令和4年度日進市一般会計予算について御説明申し上げます。 予算の総額は276億4,800万円で、前年度比22億9,200万円の増加となっております。 増額した項目を中心に御説明申し上げます。 まず、最初に歳入でございます。 1款市税は増加額5億2,449万8,000円で、その内容としましては、景気の緩やかな回復を見込み、市民税で2億2,855万2,000円、税額据置特例措置の見直しなどにより固定資産税で2億6,651万1,000円でございます。 15款国庫支出金は自立支援給付費、保育所等整備事業及び社会資本整備総合交付金などで5億1,522万1,000円の増額。 16款県支出金は道の駅整備事業負担金、選挙費委託金などにより2億1,536万6,000円の増額。 18款寄附金はふるさと納税寄附金が2億8,200万円の増額。 19款繰入金は財政調整基金繰入金などにより1億8,850万3,000円の増加。 22款市債は道の駅整備事業などにより3億2,600万円の増加となっております。 次に、歳出です。 2款総務費はふるさと納税管理事務、選挙事務費などで3億4,936万1,000円の増額。 3款民生費は障害者自立支援給付事業、障害児福祉サービス事業、公立保育園管理運営事業などで6億4,000万7,000円の増額。 8款土木費は道の駅整備事業、野方三ツ池公園線整備事業費などにより10億836万1,000円の増加。 10款教育費は小中学校の管理及び運営事業などにより2億8,263万3,000円の増額。 12款公債費は1億124万4,000円の減少となっております。 最後に、第2表繰越明許費、第3表債務負担行為、第4表地方債につきましては、それぞれ一覧表のとおり計上しておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(武田治敏) 次に、健康福祉部長。
◎牧野健康福祉部長 次に、議案第16号、令和4年度日進市
国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。 予算書では237ページからとなります。 予算の総額は65億3,906万4,000円で、前年度比9,865万7,000円の増加となります。 主な増減内容としましては、歳入では、1款国民健康保険税は保険税の改定により4,497万7,000円の増加でございます。 2款県支出金は前年度からほぼ横ばいの42億8,632万4,000円でございます。 4款繰入金は歳出の国民健康保険事業費納付金の増加により8,062万2,000円の増加でございます。 次に、歳出では、1款総務費は被保険者証の一斉更新に係る経費により561万8,000円の増加でございます。 2款保険給付費は前年度からほぼ横ばいの42億2,998万9,000円でございます。 3款国民健康保険事業費納付金は1億4,071万5,000円の増加でございますが、これは、県内の医療費が大幅に増加したことが要因となっております。 5款保健事業費は前年度からほぼ横ばいの8,243万6,000円でございます。 次に、第2表債務負担行為につきましては、5款1項1目保健指導事業の特定保健指導委託料につきまして、終了が翌年度になる場合があるため、これを計上するものでございます。 次に、議案第17号、令和4年度日進市
後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。 予算書では、273ページからとなります。 予算の総額は21億1,797万5,000円で、前年度比8,163万円の増加となります。 主な増減内容としましては、歳入では、1款
後期高齢者医療保険料は、増加額は6,675万7,000円で、被保険者数の増加に伴う保険料の増加でございます。 3款繰入金は療養給付費市負担分繰入金の増加により666万2,000円の増加となります。 5款諸収入は令和4年10月から始まる医療費窓口の2割負担導入のための事務費に対する特別対策補助金が創設されること等により821万1,000円の増加となります。 次に、歳出では、1款総務費は、医療費窓口2割負担導入のための事務費を計上するものの、令和3年度のコンビニ収納に関するシステム改修による事務費が減少するため、72万5,000円の減少でございます。 2款
後期高齢者医療広域連合納付金は
後期高齢者医療保険料及び療養給付費市負担分の負担金の増加により8,235万5,000円の増加でございます。
○議長(武田治敏) 次に、
健康福祉部担当部長。
◎伊東
健康福祉部担当部長 次に、議案第18号、令和4年度日進市
介護保険特別会計予算について御説明申し上げます。 予算書では293ページからとなります。 予算総額は56億2,429万6,000円で、前年度比4億1,886万2,000円の増加となります。 増減した主な内容としましては、歳入では、3款国庫支出金は7,466万円の増加。 4款支払基金交付金は1億1,014万7,000円の増加。 5款県支出金は6,195万5,000円の増加。 8款繰入金は1億5,980万8,000円の増加となっておりまして、これら増加の主な理由としましては、介護給付費見込額による負担金の増額によるものです。 次に、歳出では、2款保険給付費は介護給付費見込額から4億864万3,000円の増加となります。 3款地域支援事業等費は1,567万5,000円の増加で、これは地域包括ケアシステムをさらに進める地域支援事業の充実、強化の取組のため、増額するものです。
○議長(武田治敏) 次に、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 次に、議案第19号、令和4年度日進市
三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計予算について御説明を申し上げます。 予算書では、331ページからとなります。 予算の総額は861万8,000円で、前年度比較80万4,000円の減少となっております。 主な内容としましては、歳入では、1款下水事業収入の下水使用料で609万2,000円、3款繰入金の基金繰入金で248万1,000円でございます。 次に、歳出では、1款総務費の需用費で183万8,000円、委託料で449万2,000円、工事請負費で170万1,000円でございます。 次に、議案第20号、令和4年度日進市
南山エピック団地汚水処理事業特別会計予算について御説明申し上げます。 予算書では、347ページからとなります。 予算の総額は1,183万2,000円で、前年度比較132万7,000円の増加となっております。 主な内容といたしまして、歳入では、1款下水事業収入の下水使用料で592万3,000円、3款繰入金の基金繰入金で577万1,000円でございます。 次に、歳出では、1款総務費の需用費で159万4,000円、委託料で294万3,000円、工事請負費で665万円でございます。 次に、議案第21号、令和4年度日進市
五色園団地汚水処理事業特別会計予算について御説明を申し上げます。 予算書では、363ページからとなります。 予算の総額は5,500万8,000円で、前年度比較355万4,000円の減少となっております。 主な内容といたしまして、歳入では、1款下水事業収入の下水使用料で4,088万円、3款繰入金の基金繰入金で1,381万4,000円でございます。 次に、歳出では、1款総務費の需用費で692万7,000円、委託料で2,256万9,000円、工事請負費で2,269万4,000円でございます。 次に、議案第22号、令和4年度日進市
下水道事業会計予算について御説明申し上げます。 予算書では379ページからとなります。 収益的収支及び資本的収支の支出の総額は33億712万2,000円で、前年度比較5億5,196万2,000円の減少となっております。 令和4年度の主な事業としましては、本郷地区の下水道管渠埋設工事、東山地区の管渠実施設計、老朽化した管渠の改築工事、処理場の老朽化施設の改築工事の施工をし、下水道事業を推進します。 また、南部浄化センターにおいて、浄化槽汚泥等の受入れを開始します。 次に、収入及び支出の金額といたしまして、収益的収入及び支出として、下水道事業収益21億8,475万5,000円、下水道事業費用21億1,576万8,000円、資本的収入及び支出として、資本的収入9億4,224万9,000円、資本的支出11億9,135万4,000円でございます。 企業債につきましては、資本的収入の第1項企業債2億6,530万円を予定しております。
○議長(武田治敏) 次に、総合政策部長。
◎石川総合政策部長 次に、議案第23号、愛知県
市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてでございます。 この案を提出いたしますのは、令和4年3月31日をもちまして、愛知県
市町村職員退職手当組合から尾張旭市長久手市衛生組合を脱退させ、愛知県
市町村職員退職手当組合規約を変更することについて協議するため、議決を求めるものでございます。
○議長(武田治敏) 次に、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 次に、議案第24号、市道路線の認定について御説明を申し上げます。 主な内容といたしましては、都市計画法に基づく開発行為により市へ帰属された岩崎台二丁目地内の岩崎台63号線、赤池町北山地内の赤池北山3号線及び赤池北山4号線、浅田町上納地内の浅田上納7号線の路線認定をしようとするものでございます。
○議長(武田治敏) 以上で提案説明を終わります。
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○議長(武田治敏) 日程第6、議案第25号、日進市
教育委員会委員の任命についてを議題とします。 議案は、お手元に配付したとおりです。 議案第25号について、提案説明を求めます。 説明者、市長。 〔市長 近藤裕貴登壇〕
◎近藤市長 議長の御指名がございましたので、提案させていただきました議案第25号、日進市
教育委員会委員の任命について御説明申し上げます。
教育委員会委員の小林秀一氏の任期が、令和4年2月28日をもって満了となるため、人格が高潔で教育に関し高い識見を有する同氏を引き続き任命したいと存じますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。
○議長(武田治敏) 以上で提案説明を終わります。 これより議案質疑に入ります。 議案第25号について質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて議案第25号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています議案第25号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、議案第25号については、委員会付託を省略することに決しました。 これより、議案第25号、日進市
教育委員会委員の任命についての討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。 山田久美議員。
◆1番(山田久美) 議案第25号、日進市
教育委員会委員の任命について賛成の立場から発言をさせていただきます。 小林秀一氏は、平成30年に
教育委員会委員に任命をされました。 私は教育委員会に傍聴に行きますが、小林秀一氏は様々な行事に参加され、また、教育委員会定例会では、参加された行事の報告とともに、必ず所感を述べられます。 教育に対しての姿勢は大変すばらしく、教育委員にふさわしいと私は感じております。 教育に対して、常に前向きで、そして、児童・生徒たちに何が必要であり、大切なのかを熱意を持って提言される小林秀一氏を引き続き任命しようとする本案に対しての私の賛成討論といたします。
○議長(武田治敏) ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第25号に対する討論を終結します。 これより議案第25号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第25号、日進市
教育委員会委員の任命については、原案のとおり可決同意されました。
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○議長(武田治敏) 日程第7、
議員提出議案第1号、
日進市議会委員会条例の一部改正について及び
議員提出議案第2号、
日進市議会会議規則の一部改正についてを一括議題とします。 各議案は、お手元に配付したとおりです。 各議案について、提案説明を求めます。 説明者、永野雅則議員。 〔20番 永野雅則登壇〕
◆20番(永野雅則) 初めに、
議員提出議案第1号、
日進市議会委員会条例の一部改正について、提出者を代表いたしまして、御説明申し上げます。 この案を提出しますのは、委員会を招集する場所に参集することが困難な委員があると認めるとき、
オンライン会議システムによって、委員会に出席することを可能とするため、
日進市議会委員会条例の一部を改正する必要があるからであります。 主な改正点といたしましては、委員会への
オンライン会議システムによる出席について、必要な規定を整備するものであります。 なお、施行期日につきましては、公布の日とするものです。 続きまして、
議員提出議案第2号、
日進市議会会議規則の一部改正について御説明を申し上げます。 この案を提出しますのは、委員会の委員、委員外議員及び請願の紹介議員が、
オンライン会議システムを利用して、会議に出席することを可能とするため、
日進市議会会議規則の一部を改正する必要があるからであります。 主な改正点といたしましては、
オンライン会議システムのシステムによって委員会に参加した委員について、委員会の出席委員とするもの、委員会に出席を求められた委員でない議員について、
オンライン会議システムの参加を可能とするもの、
オンライン会議システムを利用する会議においては、投票で表決をすることができないものとするもの、委員会に説明を求められた請願の紹介議員について、
オンライン会議システムでの説明を可能とするものであります。 なお、施行期日につきましては、公布の日とするものであります。 以上で、第1号及び第2号の提出議案説明を終わります。ぜひ御賛同いただき、全会一致での可決をお願い申し上げます。
○議長(武田治敏) 以上で提案説明を終わります。 これより議案質疑に入ります。
議員提出議案第1号、
日進市議会委員会条例の一部改正についての質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて
議員提出議案第1号に対する質疑を終結します。 次に、
議員提出議案第2号、
日進市議会会議規則の一部改正についての質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて
議員提出議案第2号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています
議員提出議案第1号及び
議員提出議案第2号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第1号及び
議員提出議案第2号については、委員会付託を省略することに決しました。 これより
議員提出議案第1号、
日進市議会委員会条例の一部改正についての討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて
議員提出議案第1号に対する討論を終結します。 これより
議員提出議案第1号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕 起立全員です。よって、
議員提出議案第1号、
日進市議会委員会条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより
議員提出議案第2号、
日進市議会会議規則の一部改正についての討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて
議員提出議案第2号に対する討論を終結します。 これより
議員提出議案第2号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕 起立全員です。よって、
議員提出議案第2号、
日進市議会会議規則の一部改正については、原案のとおり可決されました。
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○議長(武田治敏) 以上で本日の日程は全部終了しました。 来る2月28日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会します。 午前11時39分 散会...