日進市議会 > 2017-12-21 >
12月21日-05号

  • "武田委員長"(1/2)
ツイート シェア
  1. 日進市議会 2017-12-21
    12月21日-05号


    取得元: 日進市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    平成29年 12月 定例会(第4回)        平成29年第4回日進市議会定例会本会議[12月21日(木)]1.開議        午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 白井えり子       2番 山田久美         3番 武田治敏        4番 福安淳也         5番 青山耕三        6番 山根みちよ         7番 舟橋よしえ       8番 島村きよみ         9番 道家富好        10番 萩野勝         11番 中川東海        12番 下地康夫         13番 小屋登美子       14番 渡邊明子         15番 ごとうみき       16番 大橋ゆうすけ         17番 近藤ひろき       18番 小野田利信         19番 永野雅則        20番 余語充伸1.会議に欠席した議員         なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          萩野幸三   副市長         青山雅道  教育長         吉橋一典   企画部長        金山敏和  企画部調整監      山中和彦   総務部長        須崎賢司  市民生活部長      牧 智彦   健康福祉部長      真野幸治  健康福祉部参事     小塚多佳子  健康福祉部参事     堀之内美奈子  健康福祉部参事     中川 学   こども福祉部長     萩野敬明  建設経済部長      遠松 誠   建設経済部担当部長   志水浩二  会計管理者       渡辺真司   教育部長        西村幸三  監査委員事務局長    杉浦淳司1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      幸村和男   議会事務局次長兼議事課長                                 森本幸治1.会議に付した事件  議案第75号 日進市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について  議案第76号 日進市職員定数条例の一部改正について  議案第77号 日進市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  議案第78号 日進市税条例の一部改正について  議案第79号 日進市使用料及び手数料条例の一部改正について  議案第80号 平成29年度日進市一般会計補正予算(第4号)について  議案第81号 平成29年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第82号 平成29年度日進市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について  議案第83号 平成29年度日進市介護保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第84号 平成29年度日進市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について  議案第85号 岩崎城歴史記念館展望塔岩崎城岩崎城址公園の指定管理者の指定について  議案第86号 日進市ふれあい工房の指定管理者の指定について  議案第87号 尾三消防組合を組織する地方公共団体の数の増加及び尾三消防組合規約の変更について  請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める請願書  請願第3号 「介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現」を求める請願  意見書案第4号 国の私学助成の増額と拡充に関する意見書  意見書案第5号 愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書1.議事日程  日程第1 諸般の報告       1 議長  日程第2 議案第75号から議案第87号について       (委員長報告・報告に対する質疑・討論・採決)  日程第3 請願第2号及び請願第3号について       (委員長報告・報告に対する質疑・討論・採決)  日程第4 意見書案第4号及び意見書案第5号について       (上程・説明・質疑・討論・採決)  日程第5 議員派遣の件1.閉議        午前11時17分 議長宣告1.閉会式       午前11時18分 議長挨拶                   市長挨拶     午前9時30分 開議 ○議長(小野田利信) おはようございます。 開議に先立ち報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 ただいまの出席議員数は20人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(小野田利信) 日程第1、諸般の報告を議題とします。 議長から報告します。 陳情の審査結果について、お手元に配付の陳情審査報告書のとおり、陳情第4号、国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書、陳情第5号、愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書は採択、陳情第6号、国に対して「待機児童解消、保育士等の処遇改善のための財源確保を求める意見書」の提出を求める陳情書は不採択と決したとの報告がありました。 以上で諸般の報告を終わります。----------------------------------- ○議長(小野田利信) 日程第2、議案第75号から議案第87号までを一括議題とします。 この際、各常任委員長より、審査結果の報告を求めます。 最初に、総務文教委員会 萩野委員長。     〔総務文教委員会 萩野勝委員長登壇〕 ◆総務文教委員会萩野勝委員長) おはようございます。 議長の御指名がございましたので、12月7日に開催いたしました総務文教委員会の主な審査の模様と結果について報告いたします。 初めに、議案第75号を議題とし、説明を省略して質疑に入りました。 配偶者同行休業の要件該当の確認はどうとるのかとの質疑に、届け出をしていただき、また、既に運用している市町村を参考にしながら運用してまいりますとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第75号、日進市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第76号を議題とし、説明を省略して質疑に入りました。 市長の事務部局の職員定数を410人から426人とするときに、指定管理者制度の影響等を考慮することはないのですかとの質疑に、定員適正化計画の数字を踏まえ、判断しますとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第76号、日進市職員定数条例の一部改正については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第77号を議題とし、説明を省略して質疑に入りました。 日進市の職員で、子が保育所に入れなくて育休を延ばしたという事例はあったかとの質疑に、そういった事例はありませんとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第77号、日進市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第78号を議題とし、説明を省略して質疑に入りました。 前納報奨金制度の廃止まで約2年間あり、PRの期間として長過ぎないかとの質疑に、第2次日進市経営改革プランの最終年度となる32年度をもって制度廃止と計画にあり、利用者への周知、理解を得られやすくするように、周知期間を2年3カ月持たせたものですとの答弁がありました。 その後の討論では、賛成の立場から発言がありました。 前納報奨金の廃止については、以前からの課題であり、本来ならもっと早く実施してもいいのではないかとの意見をそえての賛成とするとの発言がございました。 採決したところ、議案第78号、日進市税条例の一部改正については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第85号を議題とし、説明を省略して質疑に入りました。 提案額、平成30年度から5年間の合計1億3,000万円と債務負担額1億4,512万円との差額は何かとの質疑に、提案額は消費税8%としていますが、債務負担額は平成31年度以降の消費税10%を見込んでいる。また、他の社会情勢などの変化に対応するため、1.1倍を掛けているため、差が出たものですとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第85号、岩崎城歴史記念館展望塔岩崎城岩崎城址公園の指定管理者の指定については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第86号を議題とし、説明を省略して質疑に入りました。 委託の期間が5年から3年になった理由は何かとの質疑に、生涯学習施設として市民会館とあわせた、より包括的な運営を考え、次回の市民会館の選定とあわせて一括で公募するため3年としましたとの答弁がありました。 その後の討論では、賛成の立場から発言がありました。 賛成討論では、次期更新時まで、さまざま意見や審査員の指摘を受けたところを改善していただけるよう望んで賛成しますとの発言がありました。 採決したところ、議案第86号、日進市ふれあい工房の指定管理者の指定については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第87号を議題とし、説明を省略して質疑に入りました。 分担金が決まるのはいつぐらいの見込みかとの質疑に、分担金の急激な変化を防ぐためにも、3年間は経常経費の決算額の比率で分担金を算出することになっていますが、均等割、面積割、救急件数割、基準財政需要額割といった新しい指標での話の折り合いがついた段階で、また皆様にお示ししますとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第87号、尾三消防組合を組織する地方公共団体の数の増加及び尾三消防組合規約の変更については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で総務文教委員会の報告を終わります。 ○議長(小野田利信) 以上で報告を終わります。 ただいまの総務文教委員長の報告に対する質疑を許します。(なし) 質疑なきものと認め、総務文教委員長の報告に対する質疑を終結します。 次に、福祉厚生委員会 武田委員長。     〔福祉厚生委員会 武田治敏委員長登壇〕 ◆福祉厚生委員会武田治敏委員長) おはようございます。 議長の御指名がありましたので、12月8日に行いました福祉厚生委員会の主な審査の模様と結果を御報告いたします。 議案第79号、日進市使用料及び手数料条例の一部改正についてを議題とし、説明を省略し、質疑に入りました。 今回、申請手数料ということだが、今までは職員の業務の一環としてやっていた作業が、受益者負担の観点から有料にしていくということで、なぜ受益者負担の考え方を採用することになったのかとの質疑に、手数料については、今年度愛知県や名古屋市などで徴収が開始され、それに加えて、今回、連携を結ぶ尾三地区連携自治体以外の自治体においても徴収に向けた検討が行われていることから、本市においても、当該事務にかかわる行政コスト及び受益者負担の観点から徴収を開始しようと考えたものであるとの答弁がありました。 議案質疑で、具体的な事業所の数は地域密着型サービス事業者は16事業所という話があったが、今回、地域密着型介護予防サービス事業者ケアマネジャーがいる居宅介護支援事業所も含まれているので、それぞれ市内の事業所数を教えてほしいとの質疑に、事業所数としては、地域密着型サービス事業所が16事業所となっており、そのうちの8事業所が介護予防サービスの方も兼ねている。30年度に権限移譲される居宅介護支援事業所については現在19事業所であり、合計35事業所となるとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第79号、日進市使用料及び手数料条例の一部改正については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で福祉厚生委員会の審査報告を終わります。 ○議長(小野田利信) 以上で報告を終わります。 ただいまの福祉厚生委員長の報告に対する質疑を許します。(なし) 質疑なきものと認め、福祉厚生委員長の報告に対する質疑を終結します。 次に、予算決算委員会 余語委員長。     〔予算決算委員会 余語充伸委員長登壇〕 ◆予算決算委員会余語充伸委員長) 議長の御指名がありましたので、予算決算委員会の審査結果の御報告をいたします。 当委員会に付託されました議案を審査するため、12月5日と12月19日に予算決算委員会を開催いたしました。 第1日目の12月5日の委員会では、当委員会の付託議案を所管部分の各分科会への分担付託を行い、第2日目の12月19日の委員会では、各分科会長から審査報告を受けた後、討論、採決を行いました。その結果について御報告申し上げます。 最初に、議案第80号、平成29年度日進市一般会計補正予算(第4号)については、2名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第81号、平成29年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、議案第82号、平成29年度日進市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についての各議案は、討論もなく、採決の結果は全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第83号、平成29年度日進市介護保険特別会計補正予算(第2号)については、1名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第84号、平成29年度日進市下水道事業特別会計補正予算(第2号)については、討論もなく、採決の結果は全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(小野田利信) 以上で報告を終わります。 ただいまの予算決算委員長の報告に対する質疑を許します。(なし) 質疑なきものと認め、予算決算委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより議案第75号について討論に入ります。 討論の通告はありません。 討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第75号に対する討論を終結します。 これより議案第75号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第75号、日進市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第76号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) 職員定数条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。 今回、各委員会の事務局の職員など兼務する方を除き、実際の職員定数が現行494人から、改正後487人に、7人減ることになります。今後も人口増加が見込まれる日進市において、職員定数を減らすべきではありません。 また、議案質疑の中で、事務の効率化や指定管理を活用する中で、類似する他自治体と比べ日進市の職員は若干少ないとのことでした。しかし、より一層きめ細やかな住民サービスを向上させるためには、十分な職員配置が必要だと考えます。よって、職員定数削減の改正には反対いたします。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第76号に対する討論を終結します。 これより議案第76号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第76号、日進市職員定数条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第77号について討論に入ります。 討論の通告はありません。 討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第77号に対する討論を終結します。 これより議案第77号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第77号、日進市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第78号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) 反対の立場で討論します。 今回の条例改正は、固定資産税の前納報奨額の0.5%、上限1万5,000円の報奨金を廃止するものです。 実際、2017年度は1万5,107件の前納の納付があり、2016年度は1万5,141件、市税における前納納入額は21億4,373万円、市税の14.3%に当たり、また、固定資産税、都市計画税の43.2%にも当たります。 県内でも、他自治体が廃止する流れの中でも、日進市は納税促進のために独自の制度として続けてきました。納税者の励みになる制度として親しまれている日進市独自の制度を廃止する必要はないのではないでしょうか。 固定資産税は納税者の収入に関係なく、決まった額を納めてもらう税金です。市民の生活が楽ではないという今日、分納、前納の方も含め、固定資産税を負担に感じるという市民の方が少なくありません。私の聞いたところでも、少しでも安くなるのは助かる。前納報奨金をなくさないでほしいという声が多数ありました。納税市民の方の気持ちも大切にし、続けるべきだと考えます。 ○議長(小野田利信) 次に、島村きよみ議員。 ◆8番(島村きよみ) 議案第78号につきまして、一言意見を述べ、賛成いたします。 前納報奨金制度の廃止につきましては、平成23年9月議会において、もともと行政改革集中プランにおいては、平成21年度に廃止予定だったものが実施されていないということについて質問いたしました。その後、市県民税に関しては廃止、固定資産税、都市計画税については交付率を下げましたが、そのまま継続され、今回ようやく廃止とするものです。 平成23年時に、県内36市の現況はその時点で、市県民税、固定資産税、都市計画税の3税とも廃止が23市、24年度には、そこに3市が加わって26市ということで、廃止していない市は本市を含めて7市でした。現在は、来年度になりますと残り2市ということで、非常に動きが遅いにもかかわらず、今回の施行は2年先という方針で、本当にスピード感がなさ過ぎるのではないかと感じます。 この1,500万円があれば、また福祉や教育ということについても振り分けていくわけで、財政改革について厳しい姿勢を持っていただくように求めて賛成とします。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第78号に対する討論を終結します。 これより議案第78号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第78号、日進市税条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第79号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) 今回の条例改正、反対の立場で討論します。 そもそもこの条例改正案は、今まで無料だった地域密着型サービス事業者の指定申請、更新申請に新たに手数料を課し、それぞれ指定申請には3万円、更新申請には1万円と新たに徴収するものです。 2017年度から、愛知県、名古屋市が同様に手数料を徴収することにしたため、受益者負担の観点から行うとのことです。しかし、質疑でも明らかになったように、国の法律的根拠はありません。 また、今までは受益者負担の観点ではなく、市の業務の一環として行ってきました。必ず徴収しなければならないものではないということです。 また何より、今、特に地域密着型サービス事業所など小規模な介護事業所は、人手不足や介護報酬の引き下げにより、厳しい経営を強いられています。このような中で新たな負担を課すことには反対いたします。 ○議長(小野田利信) 次に、舟橋よしえ議員。 ◆7番(舟橋よしえ) 議案第79号について、賛成の立場で発言をいたします。 本議案は、介護保険サービス事業者から、申請事務に係る手数料を徴収するため、日進市使用料及び手数料条例の一部を改正し、受益者負担の考え方から、指定の申請では3万円、更新の申請では1万円の手数料を規定しようというものです。 介護保険サービス事業者が対象となるものの、新たに設ける手数料ですので、慎重に検討を重ねた結果、この手数料金額は妥当と判断をいたしました。 その理由としては、今年度から既に徴収を行っている愛知県、名古屋市、豊橋市、一宮市などがこの金額を設定しているということ、また、尾三地区自治体間連携により、来年4月から、介護保険事業所の指定・指導監督業務を共同で行う近隣市町も同額の設定でこの12月議会に議案上程がされているということ、さらに県内の多くの自治体も同様であるということが挙げられます。 ただ、本市は平成28年4月に、公共料金の基本的な考え方が示されており、手数料については経常的な維持管理経費を件数で割り算して得られた1件当たりの単価を手数料とすることが本来の算定方法です。しかし、今回の金額は、これに則していません。料金設定に当たっては、近隣市町の状況等も考慮しながら行うと、確かにこの考え方の中に書かれてはいますので今回は認めますが、実際のところの1件当たりの単価がどれだけかかるのかについては、来年度以降の実績値から示していただけるよう求めておきたいと思います。5年ごとの料金見直しの際には、改めて検討をお願いしたいと思います。 以上、私の賛成討論といたします。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第79号に対する討論を終結します。 これより議案第79号を採決します。 本案に対する福祉厚生委員長の報告は可決です。 本案は福祉厚生委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第79号、日進市使用料及び手数料条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第80号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、島村きよみ議員
    ◆8番(島村きよみ) 議案第80号について慎重に審査いたしましたが、この補正予算案については賛成できないという結論に至りました。 以下、理由を述べます。 最大の理由は、道の駅整備事業の繰越明許費1,870万円です。 この整備費がことし3月議会に当初予算に計上された際に、この内訳は道の駅整備のための基本設計1,170万円と現地測量、測量調査の700万円と説明があり、まだ基本計画をこれから策定していく段階で本当に基本設計まで年度内に完了できる見込みがあるのか不明であることや、基本計画を丁寧につくっていく姿勢に欠けるのではないか、このような予算を先取りで確保するのは財政運営上問題であるということで、予算の反対理由の1つとしました。 地方自治体は、総計予算主義の原則に立った財政運営をしなければなりません。会計年度における一切の収入及び支出は全てこれを歳入歳出予算に編入しなければならない。これはなぜかというと、住民や議会に対して、予算書や決算書を通して事業の実施に必要な収入と支出の総額、お金の流れ、事業の内容、こういったことを明確化することで、会計面の透明性を確保し、また予算執行についての地方公共団体の責任を明確化するというための、財政法上の規定です。 1年度中に完了できる見込みのある事業に予算をつける、どうしても足りない場合は補正予算を計上する、執行できない見込みのものは執行残として一度減額補正をして改めて予算計上するというのが本来のあり方で、こうした流れをチェックするのが私たち議員の仕事でもあります。 しかし、今回の1,870万円の繰越明許はこの原則に反しています。道の駅整備検討委員会をもう一度開催すると決めた時点で、基本設計の年度内完了はできないことは明白になったはずです。それであれば、一度減額し、改めて当初予算に上げるのが原則です。測量ぐらいはできるということであれば、その部分のみ残して減額補正をし、改めて30年度当初予算に計上することで、議会の審査を受けるということになります。減額分は市民からの土木要望にも使えることができるわけです。それが住民への説明責任を果たすことになります。 繰越明許にすれば、3月議会は何も議論ができない。パブリックコメントの状況を見て、さまざまな論点がこれから出てくると思いますが、その時点で基本設計に関しての質疑ができないことになります。なぜ一月待てないのか、なぜそれほど急ぐのか、市民の代表として納得できる説明がなされていません。これは、市民軽視、議会軽視の姿勢がまさにここにあらわれています。 これまで公共施設を建設する際は、市民参加のワークショップを重ねて、丁寧に計画を積み上げていった日進市行政の市民協働の姿勢は一体どこに行ってしまったのか。検討委員会には、障害者の立場で意見を言える方もいません。基本計画こそが重要であるのに、こうした急いだ姿勢というのはどうしてなのでしょうか。全く理解ができません。非常に危惧するところです。 もう一点、今回、マイナンバーに関するシステム改修費が計上されました。 所管の市民課の部分については、旧姓併記ができるようになるための改修経費という説明がありましたが、必要な法改正はまだ国会を通っていません。それなのに予算だけは確保しておけという国の方針は非常に問題です。もちろん、この件に関しては日進市の責任ではありませんが、予算計上に関して納得ができない点となります。 以上の理由により、本補正予算案には反対をいたします。 ○議長(小野田利信) 次に、道家富好議員。 ◆9番(道家富好) 議案第80号、一般会計補正予算第4号について、原案に賛成の立場で討論を行います。 このたびの補正予算の中で、大きな金額を占めているのは、7款土木費にある赤池箕ノ手土地区画整理推進支援事業、地区外関連工事1億1,820万円であります。 当市は、これまで区画整理事業等で良好な宅地が形成されることにより、人口が増加し、発展してまいりました。皆様も御承知のとおり、赤池箕ノ手区画整理事業地内には、先月大型ショッピングモール、プライムツリーがオープンし、連日多くの来客者でにぎわっています。今後も大型ショッピングモールを中心としたまちのにぎわいと発展が見込まれることと思います。 補正予算にある地区外関連工事に着手することにより、赤池箕ノ手土地区画整理事業のさらなる進捗が図られ、日進市の市街地整備が前向きに、より推進されることを期待し、賛成討論といたします。 ○議長(小野田利信) 次に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) 補正予算、道の駅に関して反対の立場で討論いたします。 12月18日の第4回道の駅整備検討委員会で基本計画の素案が出され、現時点における事業費として、約11億円から16億円、ただし土地代を含まずと示されました。 これをもとに1月に、この素案をもとにパブリックコメントが実施されます。しかし、いまだ土地を買うのか、借地にするのかも不明で、土地代込みの概算は示されていません。12月11日開催の市民建設委員会分科会の質疑の際でも明らかになりませんでした。 市民の皆さんからも、本当に必要な施設なのか、市の赤字がふえるのではないか、子育て支援というなら別の施設をつくってほしいなど、また地域の方からは、防犯や騒音などの不安の声も聞こえてきます。多額の税金を使って、今進めなくてはいけない事業なのでしょうか。2021年度の開業ありき、建設、推進ありきではいけません。 今後、1月にパブリックコメントが実施予定ですが、市民の意見を聞くのはこれからです。地元住民の方を対象にした説明会もこれからでしょう。今、大事なのは、建設を進める進めないも含めて、市民の皆さんの意見を率直に聞いていくという姿勢ではないでしょうか。今進めることありきで、地質調査や測量、設計委託など、1,870万円もの繰越明許の補正予算には納得できません。よって、反対いたします。 ○議長(小野田利信) 次に、青山耕三議員。 ◆5番(青山耕三) 議案第80号、平成29年度日進市一般会計補正予算(第4号)について、原案に賛成の立場で討論を行います。 今回の補正予算では、農業人材力強化総合支援事業補助金が予算計上されています。これは、次世代を担う若い就農希望者に対し補助金を交付することで、就農希望者の営農への意欲の向上と定着が図られることが期待できるものであります。 今回該当する就農者については、一昨日、12月19日の新聞記事によれば、9,000平方メートルの耕作放棄地を借りていらっしゃるようです。こうした支援が市全体の耕作放棄地の解消や農地保全につながるものと考えます。また、地域農産物の生産性向上や特産品化、6次化にも貢献するものであると考えます。 以上のことから、平成29年度日進市一般会計補正予算第4号に賛成するものであります。 ○議長(小野田利信) 次に、山根みちよ議員。 ◆6番(山根みちよ) 80号、反対の立場で討論いたします。 私は、福祉厚生委員会に所属しておりまして、民生費の社会福祉費、児童福祉費、国民年金事務取扱費に関しましては、適切な補正が組まれていたというふうに思っております。放課後子ども教室の施設改修や備品購入、また福祉会館の改修費など、現場の声に対応されており、異存はありません。 今回、補正反対の要因は、先ほどから出ておりますように、都市計画費、道の駅整備事業の繰越明許費1,870万円です。当初予算においても、この案件に関しては、本市にとって早急に必要な事業なのかと疑問を抱いておりましたので、今回の繰越明許費の扱いには賛成しかねます。 内容については、先ほどからお二人の議員が述べておられますので割愛いたしますが、これまで私も、整備検討委員会を傍聴して、第4回目の委員会で総事業費11億円から16億円という試算が初めて出されました。パブリックコメントもこれからという段階で、また多くの傍聴者が整備検討委員会に押しかけている状況であるのにかかわらず、市民への正式な説明が全くないというのが現状です。傍聴して感じたことは、あれもこれもと多くの機能を盛り込み過ぎて、道の駅の果たす本来の役割が見えにくくなっているという懸念もございます。 今回は、この繰越明許費を、本来ならば補正減して、新たに予算化するのが筋だと考えますし、この案件についてはパブコメ募集の際に、事業説明会及び市民との意見交換会を実施するよう強く要望いたします。 以上です。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第80号に対する討論を終結します。 これより議案第80号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第80号、平成29年度日進市一般会計補正予算(第4号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第81号及び議案第82号について一括して討論に入ります。 各議案に対する討論の通告はありません。 討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第81号及び議案第82号に対する討論を終結します。 これより議案第81号及び議案第82号について一括して採決します。 各議案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 各議案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第81号、平成29年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、議案第82号、平成29年度日進市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についての各議案は、原案のとおり可決されました。 これより議案第83号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) 介護保険特別会計補正予算、反対の立場で討論いたします。 今回の補正予算には、来年4月から介護保険事業所の指定・指導監督業務を日進市、みよし市、東郷町、豊明市、長久手市と合同で実施するための準備費用が計上されています。対象となるのは、日進市内で約40事業所、5自治体合計で約130事業所とのことです。130事業所を基本2年に1回訪問し、指導監督を行うとのことです。 県からの権限移譲にもかかわらず、財政的な援助もない中で、共同実施により業務の効率化を図ること、近隣市町での統一した指定・指導基準が維持できるとのことでした。苦肉の策での実施なのかというふうに捉えます。 しかし、介護保険料は、各市町それぞれ違いますし、例えば、日進市は独自で紙おむつ助成や移送サービスなどの実施もしています。このように、介護保険は各市町によって独自のサービスもあります。本来なら、より利用者の立場に立ち、きめ細やかな福祉サービス向上につながるような指導、助言が求められるのではないでしょうか。特に今回の対象であります地域密着型サービスを利用するのは、原則その自治体の利用者です。住みなれた地域で生活が維持できるように援助するというサービスの性格上、住宅や医療環境、地域の地理や交通環境、また、習慣や慣習など、地元の知識や専門性も必要になると考えます。やはり、日進の事業所には日進の職員が複数で対応する、日常的な相談、援助を行うという関係が必要なのではないでしょうか。 効率化や統一した指導基準ではなく、より地域の事情を把握し、地域の事業者とともに利用者に心を寄せ、助言、援助できる体制が必要だと考えたとき、広域による共同実施はなじまないと判断し、反対いたします。 ○議長(小野田利信) 次に、舟橋よしえ議員。 ◆7番(舟橋よしえ) 議案第83号について、賛成の立場で発言をいたします。 今回の補正予算では、歳出において、介護保険システム改修のための委託料のほかに、尾三地区自治体間連携による介護保険事業所の指定・指導監督業務を実施する共同事務所を日進市役所内に開設するための費用として、37万3,000円が盛り込まれています。来年4月からスタートする介護保険事業所の指定及び指導監督の共同実施により、より高い専門性を持って指定審査、指導監督が行われるものと期待をします。 これは、介護保険サービスを利用する市民にとっても、サービスの質の向上につながり、また不適切な給付の抑止になるものと考えます。また、共同実施のための事務所開設費用でありながら、財源は日進市の一般財源という点については、福祉厚生分科会において、今後、日進市以外の4市町から分担金が入ってくることも確認できました。 以上のことから、本議案には賛成をいたします。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第83号に対する討論を終結します。 これより議案第83号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第83号、平成29年度日進市介護保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第84号について討論に入ります。 討論の通告はありません。 討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第84号に対する討論を終結します。 これより議案第84号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第84号、平成29年度日進市下水道事業特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第85号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) 岩崎城歴史記念館など、3つの施設の指定管理について反対の立場で討論します。 これらの施設は、そもそも、教育、学術、郷土文化の振興を図ることを目的にされています。系統的な資料収集の努力や郷土文化の研究活動が欠かせません。文化行政を発展させるためにも、市が直接責任を持って運営すべきだと考えます。効率化や経費削減を考えなければならない指定管理はなじみません。また、今、日進の観光拠点の1つに岩崎城をという声も聞かれますが、そうならば、市もきちんと位置づけて、より魅力的な施設に発展させていけるよう責任を持つべきだと考えます。 ○議長(小野田利信) 次に、山田久美議員。 ◆2番(山田久美) 議案第85号、賛成の立場から討論をさせていただきます。 この議案、本市の観光施設の1つとも言える岩崎城歴史館など、四季を通してのイベントも開催されるようになったことにより、多くの市民や近隣からの来場者もふえてきております。ひな人形の展示やスタンプラリー、そして岩崎城春まつり、秋には、菊花大会、そして紙でつくる手づくり甲冑着用体験、また、岩崎城刀劇隊による殺陣と芝居で岩崎城にまつわる歴史の紹介などや、また2階展示室におきましては、学習や作品展など、そして、個展なども過去にも行われておりました。市民の皆様に楽しんでいただいていると私は考えております。 本市におきまして、アクティオ株式会社は3期12年にわたり指定管理されてきており、本市以外にも、東山のスカイタワー、東京スカイツリーを始め128の指定管理施設をしておられます。 審査結果を見ましても、高得点であることから、私は評価いたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(小野田利信) 次に、山根みちよ議員。 ◆6番(山根みちよ) 賛成の立場で討論いたします。 今回、指定管理に決まったアクティオは、5年間で1億3,000万円、他方の申請者が1億486万5,000円と、その差2,513万5,000円です。アクティオの示した1年間の指定管理料が2,600万円ですから、およそ1年分の管理料の開きがあるのにもかかわらず、アクティオを選ばれたことを大変評価いたします。 ややもすると、管理料第一主義ではないかと思われる指定管理者の選定が、実績や組織体制など、トータルで選ばれることが示されたことは、現行の他の指定管理者の事業者にとっても、運営実績が評価されるという点で大いに励みになったことだと思われます。 今後も質の高い運営を期待して、賛成討論といたします。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第85号に対する討論を終結します。 これより議案第85号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第85号、岩崎城歴史記念館展望塔岩崎城岩崎城址公園の指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第86号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) ふれあい工房の指定管理者の指定に反対の立場で討論いたします。 2017年度までの年間指定管理料が約550万円だったのが、2018年度からの3年間は年間650万円の予定です。実情に合わせての指定管理料の値上げだと想定できますが、今までは赤字で運営されてきたということでしょうか。 そもそも、文化活動や教育、生涯学習施設は、効率化や経費を考えるのではなく、市が直接責任を持って運営すべき施設です。現在でも、生涯学習課が利用促進のために提案も行っているとのこと。今後、さらに市民に親しんでいただけるよう、ふれあい工房をどのように発展させていくのか、利用者の声も聞きながら市が努力し、運営すべきだと考えます。 以上です。 ○議長(小野田利信) 次に、白井えり子議員。 ◆1番(白井えり子) 議案第86号について、賛成の立場から発言をいたします。 かつての北の福祉会館も取り壊され、大変不便な場所にぽつんと施設がある中で、陶芸ブームに対応すべく、一定の努力は認めるところです。 しかしながら、今回、指定管理者を指定する議案の上程の中で、次の点は指摘をしておきます。 平成19年から指定管理になっていますが、経費削減、サービス向上に値しているかという点から見ますと、以前から指定管理者審査委員会でも指摘されているにもかかわらず、利用が限られた団体で占められており、個人利用については実際できない状態のまま、今日まで来ています。 また、申し込みもいまだオンライン申請ではなく窓口方式であり、利用拡大につながっていません。前回の5年前は目立った提案もなく、前回も今回も、公募をしてもこの日進アシスト株式会社1者しかありません。今回、指定管理期間が5年から3年になっていますが、こうした審査会の指摘について改善が見られないならば、今後、改めて市直営に戻すことも検討すべきではないかと考えます。日進の指定管理のあり方についても原点に立ち返る時期が来ているということです。 個人利用の拡大、さらなる講座の開催などサービス向上に成果を出されるよう、この3年間の努力を期待申し上げ、賛成といたします。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第86号に対する討論を終結します。 これより議案第86号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第86号、日進市ふれあい工房の指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第87号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) 尾三消防の広域化、組合規約の変更に対して、反対の立場で討論いたします。 以下、3点述べます。 まず1点目、尾三消防、現在、日進市、みよし市、東郷町に新たに豊明市、長久手市を加入させ、より一層の消防広域化を進めるということが本当に市民、住民の安心・安全につながるのかという点で疑問が残ります。 私が懸念するのは、広域化することで、救急車や消防車両の配置基準が甘くなるということです。国の消防力の整備指針では、例えば、救急車の配備基準は、人口10万人以下の市町村については2万人に1台で、10万人を超える市町村に当たっては5台に人口10万人を超えるごと、人口5万人ごとに1台加算というふうになっています。現在、予備車も含めて尾三消防所有の救急車は7台、豊明市は3台、長久手市も3台、合計13台の救急車を持っています。 しかし、広域化後、5市町の総人口が約32万人となることで、配備基準台数は9台でクリアすることになります。本来なら、人口増や需要増加に合わせて基準を満たすために救急車をふやすべきでしょうし、消防力の強化と言うなら、車両、人員を含めての増員が求められます。しかし、広域化することで、増員しなければならない義務が薄くなります。 現に、広域化の効果を試算した消防力適正配置等調査業務報告書、2017年3月に出されましたが、ここでは、救急車、ポンプ車、はしご車の台数を減らした場合の試算は出されていますが、車両をふやした場合の試算はそもそもなされていません。また、2017年10月に出された運営計画の案では、職員定数の総計は352人であり、この人員を広域化時の職員定数としていますが、現在の実際の人員合計は340人であり、さらに、広域化時の人員は、定年退職及び市役所への帰任として6名減の334名となっています。さらに、今後も効率化により削減についての検討が可能であると考えられると明記されています。 車両はふやさない、消防職員は減らす。このような広域化で本当に市民の安心・安全は守られるのでしょうか。疑問が残ります。 2点目は、2018年4月からの実施と日程を先に決めて進めるべきではないということです。 12月議会で5自治体同じ議案が上がっています。12月12日、豊明市の建設消防委員会では、豊明市に広域化をするメリットが感じられないとの意見で、この議案が委員会で否決されました。協議が進む中でも、さまざまな矛盾点や課題が、今、出てきています。 今回の議案でも、各市町の分担金負担割合が未定のままです。審議に重要な経費負担割合の案も決まらない、広域化後決めていくというのでは、審議のしようがありません。さまざまなパターンのシミュレーションがなされたようですが、5市町の合意に至っていないというのが現状でしょう。 私も、市長や町長が参加する協議会を傍聴いたしましたが、各自治体がいかに経費の節減ができるかとの考えありきで進めていることに疑問を感じました。 その中で、全国的にも余り例がない救急出動に応じての負担金の新設など、人命第一の救急、消防の本来のあり方としてよいのでしょうか。疑問が残ります。 十分な納得や合意がないまま、4月には広域化を行うので、1月に愛知県知事に許可申請を出すというのは余りにも強行過ぎます。議会にも、住民、市民にもきちんと説明し、不安や懸念も聞き、今後の消防はどうあるべきかとしっかり議論していくことが必要です。 3点目に、今後予想される大規模災害時に自治体ごとの消防力強化こそが必要だと考えます。 豊明市、長久手市さんは、自分の消防本部を持っています。ですので、こういう本会議の議場に消防長さんがいらっしゃいます。一般質問や質疑にも答えています。他自治体の議会を傍聴させていただき、単に火を消す手段や救急事故の対応のみだけでなく、福祉や教育等の分野との協力、調整、連携を含め、各自治体ごとに市の政策としてしっかり消防が位置づけられているという印象を受けました。 例えば、住宅用火災報知機の設置推進や自主防災組織の強化、ひとり暮らしの人へのさまざまな支援援助、火災予防啓発などは、他部署との共同事業でもあります。また、地域の消防団や自主防災組織にとってもより近い消防であること、地域に根差した消防力の強化こそ、今後想定される大規模災害時にもより力を発揮できるのではと考えます。災害時には、市町村ごとに災害対策本部が設置されますが、広域化による消防本部からの派遣される手続を踏むことになります。大規模災害時の初動体制を含め、一部事務組合と各自治体との連携は今後の課題となるでしょう。 今ある3つの消防本部は、それぞれの立場で立派に役割を果たし、献身的な働きにより地域住民の命を守ってきました。今後もその役割はますます増していくことでしょう。今必要なのは効率化ではなく、役割に見合った体制の強化、それに伴う十分な予算措置です。よって、現段階では、この広域化には反対いたします。 ○議長(小野田利信) 次に、舟橋よしえ議員。 ◆7番(舟橋よしえ) 議案第87号について、賛成の立場で発言をいたします。 消防の広域化については、平成27年10月に豊明市から広域化に向けた検討の打診があり、平成28年2月には長久手市から広域化に向けた検討への参加の打診があり、そして、平成28年3月末に愛知県から日進市、みよし市、東郷町、豊明市及び長久手市が消防広域化重点地域に指定をされました。その後、平成28年4月12日に広域化協議会が設置され、本年10月20日までの6回の協議会、7回の幹事会、14回の専門部会、24回の分科会が開かれ、協議事項128項目全ての協議が終了し、本議案の上程に至っています。 協議結果については、尾三消防組合・豊明市・長久手市広域消防運営計画にまとめられており、これを確認しますと、消防広域化によって次の3つのメリットが示されています。 1つ目は、現場到着時間の短縮と災害発生時における初動体制、増援体制の強化が図られることによる住民サービスの向上、2つ目は、現場活動人員の増強と予防業務、救急業務の高度化、専門化が図られることから、人員配置の効率化と充実、3つ目は、財政規模の拡大に伴う高度な装備、資機材の整備の充実及び効率化と人事異動、研修の充実などの組織の活性化が図られることから、消防体制の基盤の強化ということです。 広域化することによってこれだけのメリットが期待できることは、やはり大きなことであると考えます。本市においては、特に北部地域において、消防車、救急車ともに現場到着時間が短縮されることが明らかになっています。消防広域化については、その効果を認めるところですが、規約の変更については、5市町の分担金算出のための4つの基準は決めたものの、別途定める割合については、広域化後3年以内に決定することとしており、この点は積み残しの感が否めません。 しかし、3年間の分担金算出方法については、附則の中で経過措置として明記がされており、暫定的に決める割合として、平成28年度の組合市町のそれぞれの常備消防の決算額を用いることは妥当であると判断します。 3年間という期間が正直長いように感じますが、広域化後、一休みすることなく、できるだけ早くに4つの基準の割合について結論を出していただくことをお願いし、私の賛成討論といたします。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第87号に対する討論を終結します。 これより議案第87号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第87号、尾三消防組合を組織する地方公共団体の数の増加及び尾三消防組合規約の変更については、原案のとおり可決されました。 会議の途中ですが、ただいまから午前10時50分まで休憩します。     午前10時36分 休憩-----------------------------------     午前10時50分 再開 ○議長(小野田利信) 会議を再開します。----------------------------------- ○議長(小野田利信) 日程第3、請願第2号、安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める請願書及び請願第3号、「介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現」を求める請願を一括議題とします。 この際、福祉厚生委員長より、審査結果の報告を求めます。 福祉厚生委員会 武田委員長。     〔福祉厚生委員会 武田治敏委員長登壇〕 ◆福祉厚生委員会武田治敏委員長) 議長の御指名がございましたので、さきの本会議で付託されました請願の審査模様と結果を報告いたします。 少し長くなりますので、御容赦いただきたいと思います。 最初に、請願第2号、安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める請願書について、紹介議員より請願の趣旨説明の後、質疑、意見を求めたところ、請願趣旨では、医療現場、介護現場の労働状況、労働条件の改善がメーンであるが、患者利用者の負担軽減を図るという部分を愛知医労連の方たちが項目に上げたことについて紹介議員としてどのように理解されているのかとの質疑に、愛知医労連からは、自分たちが医療労働者、介護労働者になったのは、患者さんたちのためによい医療、介護をやりたい思いが根本にあり、それなのに、経済的な負担が多くなる中で医療抑制や介護抑制が行われることは、患者さんのために働きたいという思いにマッチしないことが大前提にある。このまま負担がふえていくと、医療抑制が起こるのではないかと危惧もしており、必要な財源は必要な法整備とあわせて国が責任を持って行うべきものだと思ったので、今回の請願を受けたとの答弁がありました。 他には、医労連が実施されている調査とあるが、市内の関係する施設の実態はどのように把握されているのかとの質疑に、この実態調査は、医労連が調査されたことなので、医労連との連帯的な調査はしていないが、できる限り日進の看護師や介護士の方に個人的に話を聞かせていただいたとの答弁がありました。 他には、請願項目の医師、看護師等の労働条件の改善と医師、看護師等の増員までならわかるが、患者利用者の負担軽減となる、全部いいとこ取りである。それにはお金も必要になってきて、国に言うということは、日進市議会としても非常に重たい決断になると思うが、紹介議員はどのように思われているのかとの質疑に、請願を出された方たちは現場で働く労働者の方であり、その人たちが自分たちの労働条件を改善したいことは当然のことである。患者さんのための医療介護もしたいという思いを持ちながらこの請願を出されるところに温かみを感じ、それが負担軽減を図ることにつながると思う。どう財源を確保するかは、私たちや国の政治家の行政が考える責任だと思うとの答弁がありました。 質疑、意見の後、討論を求めたところ、賛成討論として、愛知医労連には市内の病院は加入していないが、すぐ隣にある東名古屋病院では加入しており、市民の利用もある。その上で今回の請願項目の内容、特に私たちの身近に看護師募集という張り紙を掲げている医療機関も多く目にする現状も含めて、現場からの声として、医療介護の労働環境の改善、人員の増員の部分は十分理解するところである。患者利用者の負担軽減については、請願者がセットで国に意見書を上げてほしいということも理解したので、全ての負担軽減という意味ではなく、受診抑制あるいは介護サービス利用抑制が発生しないように、低所得者の皆さんのところについての負担低減を国に考えてほしいこと理解したとの発言がありました。 また、反対討論として、請願趣旨に書かれていたアンケートが4年前の古い状態であり、これが現状ということが不満に思えたこと、趣旨の、勤務環境の改善なしに医療提供体制の改善はありませんとあるが、今の我々の働く環境がよくならないのに、患者利用者の医療提供はよくできませんという姿勢にひっかかったこと、請願項目の1番、2番、3番がどうしても相対し、矛盾すると感じ、この請願を通すことは難しいとの発言がありました。 また、反対討論として、請願項目に対する本市の実態がどうであるかを確認することができないため、今の状況では判断ができないとの発言がありました。 また、賛成討論として、夜勤の1人勤務に対する職場の環境、看護師不足、介護士不足というので患者さんに手厚く看護したい、介護したいと思って従事されている方はたくさんいるが、全国的に人材不足であり、資格を持っていても大変きつい仕事であり、なかなか働き手が来ないため、全体的に改善していかなければ、本当に深刻な問題になってきており、少しでも早い改善を求めるとの発言がありました。 討論の後、採決したところ、請願第2号、安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める請願書については可否同数であり、可否同数の場合は、委員会条例第17条の規定により、委員長が本案に対する可否を採決することとなり、反対の意思を表明したため、不採択と決しました。 次に、請願第3号、「介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現」を求める請願について、紹介議員より請願の趣旨説明の後、質疑、意見を求めたところ、介護報酬が見直されて、物によっては上がったり下がったりするような介護の種類もあるということが国でも見直されて、1月か2月ごろになると聞いているが、こういった報酬を上げることは知っていて出されたのか、知らないで出されたのかとの質疑に、介護報酬の改定があることは新聞報道などでも知っていたとの答弁がありました。 他には、市内の施設における実態はどうなのかとの質疑に、今回の請願の趣旨にも書いてあるが、介護施設の労働者の賃金は、ほかの全産業労働者よりも月額10万円ほど全国的にも低い水準ということが実態としてあるとの答弁がありました。 質疑、意見の後、討論を求めたところ、反対討論として、さまざまな処遇改善とかお金がかかることに対して、全て国の負担でやりなさいということが結論になっている。全て国でやって地方はお金も出さない、本当の意味での地方分権、地方主権が世の中にやってこないと考えるとの発言がありました。 また、賛成討論として、本請願は、介護制度の真の持続性を確保するための現場からの切実な訴えであると考える。介護職につくと人をふやし、介護現場からの離職をなくすため、この3点の項目を国に求め、来年度予算がこれから審議される中で、2025年に向けて何としても現場の労働環境をよくしてほしいという意味では、日進市議会からも国にこの請願は上げるべきと考えるとの発言がありました。 他には、反対討論として、日進市内の実態と請願の内容についてきちんと確認ができないということであった。国費の部分もそうだが、一体何を解決していくべきなのかがよくわからなかったので、そういった点でも不十分だと思うとの発言がありました。 他には、賛成討論として、夜勤の1人体制では十分な介護ができないという切実な声も聞いている。また、施設に働いている介護の職員さんからは、このまま人手不足が続くと、この施設は潰れるのではないかという不安がある。そのために利用者さんに多大な迷惑と負担がかかっていくのではないかという切実な声を常に聞いており、この請願を国に上げていただきたいという思いであるとの発言がありました。 討論の後、採決したところ、請願第3号、「介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現」を求める請願については可否同数であり、可否同数の場合は、委員会条例第17条の規定により、委員長が本案に対する可否を採決することとなり、反対の意思を表明したため、不採択と決しました。 以上で請願の審査結果の報告を終わります。 ○議長(小野田利信) 以上で報告を終わります。 ただいまの福祉厚生委員長の報告に対する質疑を許します。(なし) 質疑なきものと認め、福祉厚生委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより請願第2号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) 請願に対して、賛成の立場で討論いたします。 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める請願書、本当に深刻な実態が私たちの周りにも聞かれます。 日進市内のある病院で働く看護師さんも、1時間早く来てカルテを読み、勤務後二、三時間は残業してカルテを記入するということや、有給を申請しても、とれるかどうかの発表はその月の勤務表が出てからであり、旅行の予約もとれないなど、現状を教えていただきました。 また、医労連さんは、日本には、今、看護職員さんが約150万人いると言われていますが、この職員さんを倍の300万人にする必要があるとの提言も出されています。国際基準から見ても非常に立ちおくれている日本の医療介護の現場、休みがきちんととれて、患者さんに迷惑はかけない体制を算出しており、働き続けられる環境が必要だと発表しています。慢性的な人手不足解消のために、今、私たちが少しでもできることをやるべきだと感じます。 また、お医者さんを初め、看護職員や介護職員の人手不足は、病院経営にも大変な深刻な事態を引き起こしているとのことです。労働者が確保できず、病床の削減、患者利用者を受け入れられないといった事例もあり、人材派遣会社にわざわざ高いお金を払って依頼せざるを得ないという現状があるようです。 職員が定着できれば、安心・安全で、より質の高い医療介護が提供できます。それで患者利用者がふえれば、病院経営も少しは楽になるのではという意見も聞かれました。 このように、労働条件の改善は、各病院や事業所の努力もありますが、根本は国の制度によって行うべきだと考えます。医療報酬、介護報酬の引き上げや人員配置計画の引き上げが必要です。そのためにも、政府の責任で行う、必要な財源も、やはり法整備とともに国が責任を持って確保するのが筋だと思います。 今、社会保障改革の案が打ち出されていますが、医療では75歳以上の窓口負担の2割への引き上げ、介護では要介護1、2の在宅サービスを保険給付から外し、原則自己負担化の流れもあります。経済的理由により必要な医療や介護を受けられなくなる人が出てはいけません。 きちんと国の責任で財源を確保していただくということも求めて、本請願に賛成いたします。 ○議長(小野田利信) 次に、山根みちよ議員。 ◆6番(山根みちよ) 賛成の立場から討論いたします。 付託された福祉厚生委員会では、可否同数、委員長判断で不採択となりました。ぜひ本議会では皆様の賛同を期待するところでございます。 日進市内でも、医療介護の人材不足は深刻で、現場に見合った就職者数の確保ができない状況であると私の聞き取り、取材の範囲で聞いております。特に、介護施設の1人夜勤の改善は緊急です。 国としても一刻も早い実効性のある改善が必要と考え、国に対し意見書を提出することを求めます。 以上です。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて請願第2号に対する討論を終結します。 これより請願第2号を採決します。 請願第2号に対する福祉厚生委員長の報告は不採択です。よって、原案について採決します。 請願第2号を採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立少数〕 起立少数です。よって、請願第2号、安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める請願書は、不採択とすることに決しました。 これより請願第3号について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、ごとうみき議員。 ◆15番(ごとうみき) この介護の請願も、現場の慢性的な人手不足解消のために私たちが何をできるのかと考えたときに、意見書を提出するという方法も1つあるのではないかと考え、賛成いたします。 日進市内の事業所に勤めるヘルパーさんは、仕事の責任の割に給料も安く、時間も不規則のため、本当に新しい人が入ってこない。私自身、70歳を過ぎてもやめられない。自分より年齢の低い人の支援にも入っているのが現状だということをおっしゃっていました。 また、小規模施設で働く方は、介護施設の夜勤は1人体制で休まらない。急患が出ると近くに住む職員に走って来てもらうという現状や、本当はもっと利用者さんのペースに合わせて食事や排せつなど支援をしたいが、時間的余裕もなく、ついつい機械的になってしまうなど、大変な御苦労をされながら働いているということを教えていただきました。このような労働条件を一刻も早く改善すべきです。 来年度、介護報酬の若干の引き上げも検討されているようですが、2015年度に大幅に引き上げられた分にはほど遠いのが現状です。人材確保、離職防止の実質的な対策及び安全・安心の介護体制の確立などは国の責任できちんと行うべきだと考えます。 よって、国に対し、意見書を上げる必要があると考え、賛成といたします。 ○議長(小野田利信) 次に、山根みちよ議員。 ◆6番(山根みちよ) 賛成の立場で討論いたします。 こちらも請願第2号と同様、委員会では委員長判断で不採択となったものでございます。 介護職の賃金が低いことが介護現場の人手不足の大きな要因となっています。全産業者よりも月額平均で10万円も低いのが現状であり、また、仕事が大変きついため、離職率も高いです。特に2015年4月の国による介護報酬の改定で大幅なマイナス改定となり、それによって事業所が打撃を受け、介護労働者の処遇にも多大な影響が出ております。 処遇改善を国に求め、意見書を提出することを求めます。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて請願第3号に対する討論を終結します。 これより請願第3号を採決します。 請願第3号に対する福祉厚生委員長の報告は不採択です。よって、原案について採決します。 請願第3号を採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立少数〕 起立少数です。よって、請願第3号、「介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現」を求める請願は、不採択とすることに決しました。----------------------------------- ○議長(小野田利信) 日程第4、意見書案第4号、国の私学助成の増額と拡充に関する意見書及び意見書案第5号、愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書を一括議題とします。 各意見書案は、お手元に配付したとおりです。 各意見書案について、提案説明を求めます。 説明者、萩野勝議員。     〔10番 萩野勝登壇〕 ◆10番(萩野勝) 議長の御指名がございましたので、意見書案第4号、第5号、国及び愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書について、あわせて提案説明を申し上げます。 私立学校は、国公立学校とともに、国民の教育を受ける権利を保障する上で重要な役割を担っております。国及び愛知県においても、学費の公私間格差是正と父母負担軽減を目的として、各種助成措置が講じられてきたところであります。 私学は、公教育の重要な役割を担っており、生徒急増期においては、生徒収容で多大な役割を果たし、また、独自の伝統、教育システムに基づく教育を提供するなど、公私立両輪体制で県下の公教育を支えてきております。全国的には、大阪、京都に続いて、今年度より東京、埼玉が私立高校無償化へ踏み出し、愛知県も無償化への期待は大きく高まっています。 そうした中、国においても、政府は12月8日に、2020年度までに年収590万円未満世帯を対象とした私立高校授業料の実質無償化を閣議決定いたしました。 当議会は、政府、愛知県に対し、国、県の責務と私学の重要性に鑑み、父母負担の公私格差を是正するための就学支援金を一層拡充するとともに、あわせて、私立学校振興助成法に基づく国庫補助制度を堅持し、授業料助成、経常費補助の一層の拡充を図られるよう要望いたします。 以上、提案説明を申し上げます。御理解、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(小野田利信) 以上で提案説明を終わります。 これより意見書案の質疑に入ります。 意見書案第4号及び意見書案第5号について一括して質疑を許します。(なし) 質疑なきものと認め、これにて意見書案第4号及び意見書案第5号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています意見書案第4号及び意見書案第5号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、意見書案第4号及び意見書案第5号については委員会付託を省略することに決しました。 これより意見書案第4号について討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて意見書案第4号に対する討論を終結します。 これより意見書案第4号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、意見書案第4号、国の私学助成の増額と拡充に関する意見書は、原案のとおり可決されました。 これより意見書案第5号について討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて意見書案第5号に対する討論を終結します。 これより意見書案第5号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、意見書案第5号、愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野田利信) 日程第5、議員派遣の件を議題とします。 お諮りします。お手元に配付しました市町村議会議員特別セミナー及び豊明市・日進市・東郷町議会議員合同研修会への議員派遣の件については、会議規則第167条第1項の規定により許可することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件は許可することに決しました。 お諮りします。派遣内容について変更がある場合は、その取り扱いを議長に委任されたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、派遣内容について変更がある場合は、その取り扱いを議長に委任することに決しました。 この際、お諮りします。本定例会において議決されました事項については、会議規則第43条の規定により、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決しました。 以上で本定例会に付議された案件の審議は全部終了しました。 これにて平成29年第4回日進市議会定例会を閉会します。     午前11時17分 閉議-----------------------------------        閉会式     午前11時18分 開式 ◎幸村事務局長 ただいまから平成29年第4回日進市議会定例会の閉会式を行います。御起立願います。 最初に、議長から挨拶があります。     〔議長 小野田利信登壇〕 ○議長(小野田利信) 師走21日、平成29年第4回定例会の閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 本定例会を本日ここに閉会できますことは、皆様の議会運営の御協力のたまものと心より感謝申し上げます。 市長を始め執行部の皆様におかれましては、審議過程において、議員から発言のありました意見等につきまして、今後の市政運営に十分に反映され、市政の発展に一層の努力を払われ、市民のために全力で取り組んでくださるようお願い申し上げます。 さて、「冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず」と枕草子を思えば、寒さ厳しき折、皆様におかれましては、これから年末に向けて何かとお忙しい時期と思いますが、ますます御自愛の上、御家族ともどもよき新しい年をお迎えいただきますよう御祈念申し上げ、閉会の挨拶とします。ありがとうございました。 ◎幸村事務局長 次に、市長から挨拶があります。     〔市長 萩野幸三登壇〕 ◎萩野市長 閉会に当たりまして、お礼の御挨拶を申し上げさせていただきます。 本定例会に提案させていただきました各議案につきまして、慎重なる御審議の上、いずれも原案どおり御議決、御賛同を賜り、厚くお礼を申し上げます。 さて、先日、第12回愛知駅伝が開催され、小学生から40歳以上の部までの9選手が本市の代表として出場いたしました。区間賞を獲得するなど各選手が力を発揮し、38市中第9位の好成績をおさめることができました。このことは、選手本人の日々絶え間ない努力によるものでございますが、御家族、指導者等の皆様の御支援、御協力や練習施設等の環境整備など、関係者が一丸となった総合力のたまものであると思います。 さて、本市における魅力あるまちづくりを進めていくに当たりましても、市民と議会、行政が一体となり、効果的かつ円滑に協働していく必要がございます。今後も一層の御支援、御協力をお願い申し上げますとともに、この1年、市政の発展のために貴重な御意見、御提案を数多く賜りましたこと、感謝申し上げる次第でございます。 防犯・防災年末夜警活動も始まっており、平穏な年末であることを念じております。皆様方におかれましても、健康には十分御留意いただき、よき新年をお迎えいただきますよう祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ◎幸村事務局長 これをもちまして、閉会式を終わります。お疲れさまでございました。     午前11時21分 閉式 会議の経過を記載して、その相違ないことを証すためここに署名する。  議長     小野田利信  署名議員   中川東海  署名議員   下地康夫...