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  1. 豊明市議会 2017-12-01
    平成29年12月定例月議会(第7号) 本文


    取得元: 豊明市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-28
    トップページ 検索結果 ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 平成29年12月定例月議会(第7号) 本文 2017-12-21 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 136 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長月岡修一議員選択 2 : ◯議会運営委員長早川直彦議員選択 3 : ◯議長月岡修一議員選択 4 : ◯総務委員長杉浦光男議員選択 5 : ◯議長月岡修一議員選択 6 : ◯福祉文教委員長近藤千鶴議員選択 7 : ◯議長月岡修一議員選択 8 : ◯議長月岡修一議員選択 9 : ◯議長月岡修一議員選択 10 : ◯議長月岡修一議員選択 11 : ◯総務委員長杉浦光男議員選択 12 : ◯議長月岡修一議員選択 13 : ◯福祉文教委員長近藤千鶴議員選択 14 : ◯議長月岡修一議員選択 15 : ◯建設消防委員長近藤郁子議員選択 16 : ◯議長月岡修一議員選択 17 : ◯議長月岡修一議員選択 18 : ◯9番(近藤善人議員選択 19 : ◯議長月岡修一議員選択 20 : ◯3番(郷右近 修議員選択 21 : ◯議長月岡修一議員選択 22 : ◯13番(早川直彦議員選択 23 : ◯議長月岡修一議員選択 24 : ◯10番(鵜飼貞雄議員選択 25 : ◯議長月岡修一議員選択 26 : ◯議長月岡修一議員選択 27 : ◯議長月岡修一議員選択 28 : ◯6番(蟹井智行議員) 選択 29 : ◯議長月岡修一議員選択 30 : ◯17番(毛受明宏議員) 選択 31 : ◯議長月岡修一議員選択 32 : ◯議長月岡修一議員選択 33 : ◯3番(郷右近 修議員選択 34 : ◯議長月岡修一議員選択 35 : ◯17番(毛受明宏議員) 選択 36 : ◯議長月岡修一議員選択 37 : ◯議長月岡修一議員選択 38 : ◯議長月岡修一議員選択 39 : ◯議長月岡修一議員選択 40 : ◯5番(近藤ひろひで議員) 選択 41 : ◯議長月岡修一議員選択 42 : ◯2番(後藤 学議員) 選択 43 : ◯議長月岡修一議員選択 44 : ◯6番(蟹井智行議員) 選択 45 : ◯議長月岡修一議員選択 46 : ◯3番(郷右近 修議員選択 47 : ◯議長月岡修一議員選択 48 : ◯7番(宮本英彦議員) 選択 49 : ◯議長月岡修一議員選択 50 : ◯14番(山盛さちえ議員) 選択 51 : ◯14番(山盛さちえ議員) 選択 52 : ◯議長月岡修一議員選択 53 : ◯19番(三浦桂司議員) 選択 54 : ◯議長月岡修一議員選択 55 : ◯議長月岡修一議員選択 56 : ◯2番(後藤 学議員) 選択 57 : ◯1番(富永秀一議員) 選択 58 : ◯議長月岡修一議員選択 59 : ◯3番(郷右近 修議員選択 60 : ◯議長月岡修一議員選択 61 : ◯4番(清水義昭議員) 選択 62 : ◯議長月岡修一議員選択 63 : ◯6番(蟹井智行議員) 選択 64 : ◯議長月岡修一議員選択 65 : ◯20番(一色美智子議員) 選択 66 : ◯議長月岡修一議員選択 67 : ◯13番(早川直彦議員選択 68 : ◯議長月岡修一議員選択 69 : ◯18番(近藤郁子議員選択 70 : ◯議長月岡修一議員選択 71 : ◯議長月岡修一議員選択 72 : ◯13番(早川直彦議員選択 73 : ◯議長月岡修一議員選択 74 : ◯議長月岡修一議員選択 75 : ◯議長月岡修一議員選択 76 : ◯議長月岡修一議員選択 77 : ◯議長月岡修一議員選択 78 : ◯議会運営委員長早川直彦議員選択 79 : ◯議長月岡修一議員選択 80 : ◯議長月岡修一議員選択 81 : ◯13番(早川直彦議員選択 82 : ◯議長月岡修一議員選択 83 : ◯10番(鵜飼貞雄議員選択 84 : ◯議長月岡修一議員選択 85 : ◯9番(近藤善人議員選択 86 : ◯議長月岡修一議員選択 87 : ◯3番(郷右近 修議員選択 88 : ◯議長月岡修一議員選択 89 : ◯14番(山盛さちえ議員) 選択 90 : ◯議長月岡修一議員選択 91 : ◯議長月岡修一議員選択 92 : ◯福祉文教委員長近藤千鶴議員選択 93 : ◯議長月岡修一議員選択 94 : ◯議長月岡修一議員選択 95 : ◯3番(郷右近 修議員選択 96 : ◯議長月岡修一議員選択 97 : ◯10番(鵜飼貞雄議員選択 98 : ◯議長月岡修一議員選択 99 : ◯8番(ふじえ真理子議員) 選択 100 : ◯議長月岡修一議員選択 101 : ◯議長月岡修一議員選択 102 : ◯議長月岡修一議員選択 103 : ◯豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員長(杉浦光男議員選択 104 : ◯議長月岡修一議員選択 105 : ◯議長月岡修一議員選択 106 : ◯議長月岡修一議員選択 107 : ◯2番(後藤 学議員) 選択 108 : ◯議長月岡修一議員選択 109 : ◯議長月岡修一議員選択 110 : ◯15番(杉浦光男議員選択 111 : ◯議長月岡修一議員選択 112 : ◯7番(宮本英彦議員) 選択 113 : ◯議長月岡修一議員選択 114 : ◯1番(富永秀一議員) 選択 115 : ◯議長月岡修一議員選択 116 : ◯3番(郷右近 修議員選択 117 : ◯議長月岡修一議員選択 118 : ◯19番(三浦桂司議員) 選択 119 : ◯議長月岡修一議員選択 120 : ◯9番(近藤善人議員選択 121 : ◯議長月岡修一議員選択 122 : ◯14番(山盛さちえ議員) 選択 123 : ◯議長月岡修一議員選択 124 : ◯20番(一色美智子議員) 選択 125 : ◯議長月岡修一議員選択 126 : ◯18番(近藤郁子議員選択 127 : ◯議長月岡修一議員選択 128 : ◯議長月岡修一議員選択 129 : ◯18番(近藤郁子議員選択 130 : ◯議長月岡修一議員選択 131 : ◯議長月岡修一議員選択 132 : ◯市長(小浮正典君) 選択 133 : ◯議長月岡修一議員選択 134 : ◯14番(山盛さちえ議員) 選択 135 : ◯議長月岡修一議員選択 136 : ◯議長月岡修一議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午前10時開議 ◯議長月岡修一議員) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員20名でございます。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、あらかじめ議会運営委員会で御協議をいただいておりますので、その結果を委員長より報告を願います。  早川直彦議会運営委員長。 2: ◯議会運営委員長早川直彦議員) 皆さん、おはようございます。  議長より御指名がありましたので、議会運営委員会の審査結果について御報告を申し上げます。  本日午前9時半より委員会を開催し、本日の議事について協議をいたしました。  その結果、お手元に配付されておりますとおり、豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員長より委員会報告書が提出されましたので、本日の議事日程に組み入れることとし、特別委員長の報告の後、質疑を行うことといたしました。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 3: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしました議事日程表に従い会議を進めます。  日程1、諸報告に入ります。  総務委員会及び福祉文教委員会に付託しておりました陳情2件について、お手元に配付をいたしましたとおり、各委員会から報告書が提出されておりますので、その審査結果について各委員長より報告を願います。  初めに、杉浦光男総務委員長、登壇にて報告を願います。 4: ◯総務委員長杉浦光男議員) 議長より御指名をいただきましたので、総務委員会に付託されました陳情の審査内容と結果を報告いたします。  去る平成29年12月11日午前10時より開催されました委員会において、付託議案の審査終了後に、全委員と関係職員出席のもと、陳情第10号 伊方原発に関する意見書の提出を求める陳情を議題といたしました。  最初に、陳情者からの5分間の趣旨説明を行いました。  当局より状況等の説明を求めましたが、説明はありませんでした。  続いて、質疑に入りました。
     陳情者の質疑に対する主な答弁は次のとおりです。  原発につきましては、経済性の面から必要だとか必要でないとかいろいろありますが、私は経済の面より国民の健康とか命のほうが大事だと思います。福井地裁の判決でも言われていることです。原発の立地の市町村や県は、主に仕事が減るとか交付金が減るとか考えているのではないかと思います。伊方原発については、ここだけが危なくて他は大丈夫というのではありません。伊方原発は活断層があって、他の原発より危険性が大きいということで、今回この原発を選びました。  質疑を終了し、討論に入りました。主な討論は次のとおりです。  陳情第10号 伊方原発に関する意見書の提出を求める陳情に対して、採択の立場です。使用済み核燃料、高レベルな放射線廃棄物、これらとてつもない年数を管理し続けないといけないこと、南海トラフ震源区域内にある伊方原発は避難が困難であるという説明もありました。  趣旨採択の討論をします。原発廃止について総論は賛成ですが、エネルギー政策や原発のごみ問題、各地域の雇用問題など、陳情者にお聞きしたそれぞれの立場を考えると迷うのが本音です。趣旨採択とさせていただきます。  2030年の原発ゼロを目指し実現するというのが私の基本的な考えであります。趣旨採択とさせていただきます。福島第一原発は電力会社も甘いところがあって事故が大きくなった。四国電力はそういった例をとって安全対策を講じていると思っている等がありました。  討論を終結し、採決に入りました。  採決の結果、陳情第10号は採択に賛成少数、趣旨採択に賛成多数によって、陳情第10号は賛成多数により趣旨採択すべきものと決しました。  以上で総務委員会に付託されました陳情の審査経過と結果の報告を終わります。 5: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  続いて、近藤千鶴福祉文教委員長、登壇にて報告を願います。 6: ◯福祉文教委員長近藤千鶴議員) 議長より御指名がありましたので、福祉文教委員会に付託されました陳情の審査内容と結果について御報告いたします。  去る平成29年12月12日午前10時より開会されました福祉文教委員会において、付託議案の審査終了後に、全委員と関係職員出席のもと、陳情を審査いたしました。  陳情第9号 国に対して待機児童解消、保育士等の処遇改善のための財源確保を求める意見書の提出を求める陳情を議題といたしました。  質疑に対する主な答弁は、当市においても待機児童対策を重点課題と捉えて取り組んでおります。  質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論の内容は、現在、国からは子育て支援の方向性が示されている。今後は財源確保の面、ソフト面での支援も行っていただきたいと思い、趣旨採択とする。  保育所の整備計画、保育士の処遇改善のために必要な財源確保は喫緊の課題で、意見書を提出すべきと考え、採択とする。  討論を終結し、採決の結果、陳情第9号は採択、趣旨採択同数のため、委員長裁決により趣旨採択すべきものと決しました。  以上で福祉文教委員会に付託されました陳情の審査内容と結果についての報告を終わります。 7: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  ただいま報告されました陳情2件について採決に入ります。  初めに、陳情第9号について採決に入ります。  陳情第9号に係る委員長の報告は趣旨採択であります。  本陳情は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 8: ◯議長月岡修一議員) 賛成多数であります。よって、陳情第9号は委員長報告のとおり趣旨採択と決しました。  続いて、陳情第10号について採決に入ります。  陳情第10号に係る委員長の報告は趣旨採択であります。  本陳情は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (発言する者あり) 9: ◯議長月岡修一議員) 再度申し上げます。よろしいですか。  陳情第10号について採決に入ります。  陳情第10号に係る委員長の報告は趣旨採択であります。  本陳情は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 10: ◯議長月岡修一議員) 賛成多数であります。よって、陳情第10号は委員長報告のとおり趣旨採択と決しました。  以上で日程1を終わります。  日程2、委員長報告・同質疑・討論・採決に入ります。  議案第77号から議案第86号までの10議案を一括議題といたします。  各常任委員会に付託しておりました議案について、お手元に配付いたしましたとおり、各委員会から報告書が提出されておりますので、その審査結果について各委員長より報告を願います。  初めに、杉浦光男総務委員長、登壇にて報告を願います。 11: ◯総務委員長杉浦光男議員) 議長より御指名をいただきましたので、総務委員会に付託されました議案の審査内容と結果について報告いたします。  去る平成29年12月11日午前10時より、全委員と関係職員出席のもと、委員会を開催し、付託された議案を原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。  慎重に審議されていますが、ここでは簡潔に御報告することといたします。  議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)のうち、本委員会所管部分についてを議題といたしました。  理事者の説明の後、質疑に入りました。質疑に対する主な答弁は次のとおりです。  前年度繰越金は一部留保させていただき、額は3億円です。臨財債の場合、利率見直しが10年に1回あり、臨財債は元利均等で償還するという形に設定されております。今後10年間の分で利息が2,800万円減る分、元本がたくさん返せるようになってきますので、元本が増額してくるということです。  以上で総務委員会に付託されました議案の審査経過と結果の報告を終わります。 12: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  続いて、近藤千鶴福祉文教委員長、登壇にて報告を願います。 13: ◯福祉文教委員長近藤千鶴議員) 議長より御指名がありましたので、福祉文教委員会に付託されました案件についての審査内容と結果について御報告いたします。  去る平成29年12月12日午前10時より、全委員と市長以下関係職員の出席のもと、委員会を開催いたしました。  以下、議案に従って審査経過を申し上げます。  委員より豊明市文化会館の指定管理者の指定についての資料請求があり、資料要求することになりました。また、豊明市教育支援センター設置条例の制定についての資料請求があり、資料要求することになりました。  初めに、議案第77号 豊明市文化会館の指定管理者の指定についてを議題といたしました。  理事者の説明の後、質疑に入りました。  質疑に対する主な答弁は、貸し館が大事と考えておりますので、その分が高く、総合点で今回ここが候補者として選ばれました。審査委員会には法人の税務に対して詳しい方が入っており、経営の継続性については問題ないと聞いています。指定管理にすることにより、1年当たり総額2,000万円ぐらいが削減できると考えています。  質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論の内容は、総合点の高いところを選定されたということで納得し、賛成。  利用される方へのサービス向上、施設の有効利用、文化、芸術の支援について市が積極的に指導、助言することを要望して賛成。  討論を終結し、採決の結果、議案第77号は全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第79号 豊明市教育支援センター設置条例の制定についてを議題といたしました。  理事者の説明の後、質疑に入りました。  質疑に対する主な答弁は、今回設計するに当たり、現在の支援センターの先生と設計業者と綿密な打ち合わせをしました。気密性を高めるための壁や建具等、テナントをそのまま運用のため特注品となり、この工事金額になりました。  生徒の通用は、道路に面したところではない東側からの出入りを予定しており、プライバシーに配慮しています。  今回の条例については、条例の部分で必要最低限の部分を規定し、運用等は規則で定めていきます。  質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論の内容は、今の支援センターと同等の水準を保ちながら、南部にも力を入れていただきたいことを要望して賛成。  討論を終結し、採決の結果、議案第79号は全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第80号 豊明市手数料徴収条例の一部改正についてを議題といたしました。  本会議で提案説明を受けていますので、直ちに質疑に入りました。  質疑に対する主な答弁は、特定事業者に係る市の事務負担も大きいことから、事務手数料を徴収することにしました。  質疑を終結し、討論に入りました。  討論はなく、採決の結果、議案第80号は全会一致により可決すべきものと決しました。  続いて、議案第81号 豊明市母子・父子家庭医療費支給条例の一部改正についてを議題といたしました。  本会議で提案説明を受けていますので、直ちに質疑に入りました。  質疑に対する主な答弁は、今回の一部改正は名称変更以外の変更はありません。  質疑を終結し、討論に入りました。  討論はなく、採決の結果、議案第81号については原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)のうち、本委員会所管部分についてを議題といたしました。  理事者の説明の後、委員より、大宮小学校へのエアコン設置に係る工事設計委託料についての資料請求があり、資料要求することになりました。  質疑に対する主な答弁は、ひきこもり対策推進事業については、御家族からの申し込みによりスタートするものですが、個人情報の取り扱いについては十分理解を得ていきたいと考えています。  4月から開始を予定しており、町内の回覧、不登校のお子様の卒業時にこの事業をPRして浸透させていきたいと考えています。  相談窓口用の電話回線設置工事費は、アナログ回線につなぐ工事と電話を2台設置するものです。  老人憩いの家改修等工事については、無償譲渡のための躯体工事を想定し、工事費は150万円までです。段差解消の件については、基本的には対象外にしていません。  子ども・子育て支援交付金については、児童クラブ関連の予算額と実績の差額分に該当する返還金です。  校舎等改修工事設計委託料については、唐竹小学校図書室のエアコン設置の設計で、計画性を持ち進めており、その計画に沿って行うものです。  空調設備の設計に当たり、電気式とガス式のどちらにするかは、設計業者との話し合い、ランニングコストを考えてどちらで設計を組むか決めます。  また、工事終了段階で、国費補助の申請に図面類が必要項目になります。  質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論の内容は、エアコンの設計委託については、機器の選定に当たり、室外機の設置工事費などを含めた本当の意味での比較が必要と思うので、その辺をしっかり加味してほしいことを申し添えて賛成。  成人病診断等委託料の増は、市民の方の健康意識が増加するということで高く評価します。また、ひきこもり対策推進事業については、先進的な取り組みと評価し賛成。  討論を終結し、採決の結果、議案第83号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、委員より、議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)に対する附帯決議が提出され、趣旨説明の後、質疑に入りました。  質疑に対する答弁は、児童クラブ負担の減免対象の枠をふやすとか、料金のあり方についてを考えていただきたいと思い、提出しました。  質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論の内容は、今の3,000円負担は適正と理解しており、受益者負担は必要であると思い、反対。  討論を終結し、採決の結果、議案第83号に対する附帯決議は賛成少数で否決されました。  続いて、議案第84号 平成29年度豊明市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてを議題といたしました。
     本会議で提案説明を受けていますので、直ちに質疑に入りました。  質疑に対する主な答弁は、給付費については傾向として入院分が高くなっており、高額医療費については、高額な医療を使う案件がふえていることは増の要因と思います。  質疑を終結し、討論に入りました。  討論はなく、採決の結果、議案第84号は全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第86号 平成29年度豊明市介護保険特別会計補正予算(2号)についてを議題といたしました。  本会議で提案説明を受けていますので、直ちに質疑に入りました。  質疑に対する主な答弁は、介護保険が平成30年4月に改正されることに伴い、システム改修を行うものです。  質疑を終結し、討論に入りました。  討論はなく、採決の結果、議案第86号は全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で福祉文教委員会に付託されました案件の審査内容と結果について報告を終わります。 14: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  続いて、近藤郁子建設消防委員長、登壇にて報告を願います。 15: ◯建設消防委員長近藤郁子議員) 議長より御指名がありましたので、建設消防委員会に付託されました案件についての審査内容と結果について御報告いたします。  去る平成29年12月13日午前10時より、全委員と市長以下関係職員の出席のもと、委員会を開催し、議案第78号と議案第85号を原案のとおり可決すべきものと、議案第82号と議案第83号については否決するものと決しましたので御報告をいたします。  以下、議案に従って審査経過を申し上げます。  初めに、議案第85号 豊明市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、委員より資料請求があり、請求者の趣旨説明の後、賛成多数により本委員会として資料請求することになりました。  続いて、議案第78号 市道の路線認定についてを議題といたしました。  理事者の説明の後、質疑に入りました。  主な答弁は、この路線は桜ヶ丘沓掛線で中央分離帯ができることにより交通に不便をかけるということで、地元からの要望もあり、用地買収し道路を整備するものです。大脇舘線側の隅切りは歩道でカバーし、交通形態は今後協議していきます。  質疑を終結し、討論に入りました。  討論はなく、採決に入りました。議案第78号 市道の路線認定については全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第82号 尾三消防組合への加入についてを議題といたしました。  理事者の説明の後、質疑に入りました。  主な答弁は、尾三消防組合豊明市長久手市広域消防運営計画の文言は広域化の枠組みの全体を見たもので、高齢化率は救急出動と比例し、今後の推移を見ると明らかに救急需要が高まることを踏まえてのことです。救急需要とか高齢化社会などさまざま協議した結果、デメリット等はないということに至りました。  経費については、いろんなパターン、当然現在の組合規約にある配分基準や先進事例等を参考に、広域化によって著しく負担額、負担水準が変わることのないことと、消防需要に応じた応分の負担を前提として協議決定されました。  救急割を採用した理由は、消防サービスの大半を占める救急出動実績が受益を示す指標になり、対等な立場で相応の負担には採用すべき指標と決定されました。  今回の広域化の図式は、3本部が現在持っている人、物を一緒に処理し、合理的な方法で分担金を算出、負担するもので、特別な事案は協議の余地を残していますが、基本は規約上全ての予算を分担比率で案分することになっています。  資機材については、広域化で今期の実施計画で予定していた車両も不要となり、市単独のままであれば救急車1台も間違いなく購入する状況にあり、勘案すると約9,800万円の効果があります。  この地域全域の自然災害は、大きな組織となって統一的な指令のもとで最適な災害活動をすることに関して、広域化はメリットが大きい。  人員配置については、基本、豊明消防署を守る人数は広域化後も変わりなく、管理部門が統合されることで削減効果が出ることになります。  尾三消防組合に加入すると、応援要請という形でなく、現場に近いところから出動し、豊明のために出動してもらえる可能性のある救急車は現在の3台から6台になると考えられます。火災でも現在であれば5台のところを、自動的に尾三の1次出動規定では10台になり、消防力ははるかに大きくなり、救急、消防全て含めた中でメリットは非常に大きいと思われます。  ほかに、消防総合応援協定もあります。現在の通信システムの共同化は、膨大な初期投資費用とランニングコストを3つの本部共同で整備したもので、通信場所は一緒ですが、それぞれで通信しています。広域化になると、プログラムを修正し、応援要請することなく自動的に出動要請することになります。  災害時の協定を結ぶ建設協会とは、市の災害対策本部で従前どおり連携します。  消防団は市の管轄で、動きも従前どおりで問題はありません。今回の広域化の大きなポイントはガバナンスの強化で、懸案事項、課題等の解決に向けて措置をとります。  市民への説明会等については、しておかなくては不利益を生じるものではなく、負担をお願いするものでないため、行う考えはありません。  質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論は、消防職員の非番招集が年間を通じて解消されるというほどの効果があらわれるかわからない。財政面でもしっくりこない部分がある。今よりもよい体制をつくった上での広域化という様子がはっきり伺えなく、反対。  一時的な損得の問題ではない。広域化により安心感が増すことになると思い、賛成。  広域化にメリットが大きいということに納得がいかない。他市町からの応援は広域化しなくてもできる。豊明市は地図で見ても支援を受けるには非常に不利で、資機材においても恩恵を受ける度合が他市町より少なくなる。最大の問題は、市民に対して十分な説明がなく、意見を聴取せず、行政ペースで決めようとする姿勢にある状況では、安易に重要な事案を認められない。真摯な検討と市民への説明、意見聴取を求め、今回は反対。  このタイミングで広域化を認めることは控えたい。デメリットであるけれど、今後の努力や工夫で解消できるだろうという意気込みでデメリットはないと答えられたとしか理解できない。一番理解できないデメリットは、例えば豊明市の消防・救急車がよそのまちに出払っていて、広域の他市町からの出動では逆に不利益になる可能性があるということが拭えないし、市民の利益を一番に考え、立地条件は捨てることのできない部分。市民に説明し切れないので反対。  以上で討論を終結し、採決に入りました。議案第82号 尾三消防組合の加入については賛成少数により否決すべきものと決しました。  続いて、議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(8号)のうち、本所管部分についてを議題といたしました。  理事者の説明の後、質疑に入りました。  主な答弁は、設計建築業務の22万円は、中途採用職員の一身上の理由による退職による非常勤一般職雇用のものです。  質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論は、消防広域化に関しての補正予算については認められないので反対。消防広域化に反対しているので、その部分について反対。  技術職のキャリア採用について、リスクがあるのか検証してほしい。反対。  消防広域化についての予算についても賛成。建築業務予算については、新規、中途であっても一身上の都合による退職については言及できないし、それについて学習することは無理なこと。必要な予算であり賛成。  消防広域化について反対したが、最後まで反対というわけでなく、この時点では賛成できないということで、問題点を検討して再提案があればそのときに考えたい。予算も必要であればそのときに計上していただきたい。  技術職のわずか半年での退職は、職場また採用する側、採用することのどちらかに問題があったと思う。その点は十分に反省していただきたいとつけ加えて反対。  討論を終結し、採決に入りました。採決の結果、議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)のうち、本委員会所管分については賛成少数により否決すべきものと決しました。  続いて、議案第85号 平成29年度豊明市下水道事業特別会計補正予算(1号)を議題といたしました。  理事者より、本会議での提案説明についての補足説明と資料説明の後、質疑に入りました。  主な答弁は、集合住宅2棟の計画で布設される管の径は、下水道最低の150ミリで十分対応できます。下水道布設の負担は、民間業者が施工した場合や区画整理も応分の費用負担は下水道利用者にお願いする。公共で下水道管布設となれば、受益者負担として費用負担をお願いし、民間の開発についてはその時々の協議に基づいて行います。  質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論は、費用負担について、民間の場合にはその時々の協議で行うということだが、行政がその時々の協議を行うにはどういう条例、規則、あるいは基準であるのかを明確にしておく必要がある。明確にしていただきたい。賛成。  討論を終結し、採決に入りました。議案第85号 平成29年度豊明市下水道事業特別会計補正予算(1号)は全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で建設消防委員会に付託されました案件の審査内容と結果についての報告を終わります。 16: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  以上で委員長報告を終わります。  これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑のある方は挙手を願います。                 (進行の声あり) 17: ◯議長月岡修一議員) 以上で委員長報告に対する質疑を終結し、討論、採決に入ります。  初めに、議案第77号については討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  初めに、近藤善人議員。 18: ◯9番(近藤善人議員) それでは、議案第77号 豊明市文化会館の指定管理者の指定について、賛成の立場で討論をします。  指定された業者、愛知県舞台運営事業協同組合は、1988年3月に設立ということで、30年ほどになります。指定管理としては、名古屋市瑞穂文化小劇場、尾張旭市文化会館などで、長久手市文化の家、知立市文化会館、名古屋国際会議場ホール、愛知県女性総合センターウィルあいちなどの運営をしています。  3者のプロポーザルということで、相対的に高得点で指定管理に指定されました。選定理由は、文化会館の目的に沿った管理運営に対する基本方針が示されていることや、施設の維持管理方法について高い評価を得ていることでした。  1点だけ気になるところは、サービス向上及び施設の有効活用に関する考え方の項目が3者中一番低い点で、本来、市民サービスを最優先しなければならないところがおろそかになるのではないかという点を危惧するところです。指定管理者制度の目的は、多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減等を図ることですので、今後は指定管理業者の監督管理に注視して、市民サービスの低下がないよう要望して賛成といたします。 19: ◯議長月岡修一議員) 続いて、郷右近 修議員。 20: ◯3番(郷右近 修議員) 議案77号、豊明市文化会館の指定管理者の指定について、賛成の討論をします。  全国的に公共施設の委託や指定管理が進んでいます。豊明市も2016年の12月定例月議会で豊明市文化会館条例が改定され、指定管理が可能になったと思っています。これは、2年前に政府が発表した経済財政運営の改革と基本方針、いわゆる骨太の方針における、公的サービスの産業化として民間企業やNPOが施設運営に参加させることを飛躍的に進めるという方針に沿ったものだと思います。  民間の事業者が公的施設を運営することで、使用できる時間の区分などがこれまでよりも利用者の求める要望に沿ったサービスになるといったことが期待できる点もあるとは思います。一方で、民間の事業者の場合はより収益性を高める運営が進められてしまうというおそれもあると思います。  豊明市文化会館は、市民の趣味や文化活動の練習、発表に活用されるとともに、福祉分野の講演会や会合などにも活用されています。公共施設は住民の文化活動の拠点であり、また、住民自治の拠点と言えるのではないでしょうか。運営者の収益性を目的にした自主事業が多くなり、市民が利用しにくくなってはいけないと思います。とりわけ年中行事のお祭りや成人式など、文化会館が不可欠の行事に影響が出ないかについて議案質疑でお聞きしましたが、指定管理の運営方法は市民が安心して利用できる施設に、それから、実施事業に関しては事前に市と指定管理業者が相談をしてから行うことになっているということでした。提案されている事業者について実績のある尾張旭市の状況も聞いてみましたが、おおむね住民が利用することを尊重した運営がされているようだということもわかりました。  公共施設の指定管理化そのものについてはするべきではないのではないかというふうに思うんですけれども、今回の事業者の選定の議案については、以上のことから賛成といたします。 21: ◯議長月岡修一議員) 続いて、早川直彦議員。 22: ◯13番(早川直彦議員) 議案第77号 豊明市文化会館の指定管理者の指定について、賛成の立場で討論させていただきます。  初めに、福祉文教委員会で資料請求をいたしましたが、5年間の指定管理料が約4億6,000万円という事業であります。資料請求をしなくとも、指定管理者の指定管理や委託での実績、指定管理者の審査結果、審査時に出された意見をまとめたものについては審査に重要なものでありますので、今後については議案にあわせて資料として提出することを要望いたします。  指定管理者の審査結果では、施設の維持管理についてと施設の管理体制については愛知県舞台運営事業協同組合の評価が一番高いですが、サービス向上についての考え方、施設の有効活用に関する考え方、文化芸術に関する考え方の事業計画と市民に対する文化芸術の支援の評価は3つの事業者の中で低い結果になっております。  本会議質疑の答弁で、多様化する市民サービスに対応するという回答がありましたが、先ほど述べた3つの事業者の中で低い評価だった部分については、多様化する市民サービスに特に重要なものであるとも言えます。愛知県舞台運営事業協同組合は、長年にわたり舞台運営の維持管理にかかわり、舞台運営に精通していること、また、指定管理へ移行後、今までどおりに文化会館が運営されることに重点を置いたことについては理解することができますが、文化会館が豊明市の文化活動の拠点となるよう、担当部署が責任を持って、直営のときよりもさらによりよくなるよう、積極的に指導、助言するよう要望いたします。また、指定管理後の文化会館を利用されている方々のニーズをアンケートなどで把握し、多様化する市民サービスに対応しているのか確認も怠らないようにお願いいたします。  施設を指定管理者に出すことによって職員数の削減につながることについては、福祉文教委員会の質疑の中で、私は十分な効果が出ているとは感じることができませんでした。指定管理者を出すことで職員数の削減ができることは、指定管理の大きな目的の1つでもあります。いま一度指定管理や委託を含め、職員の定員適正化については明確にしていただきたいことを強く要望いたします。  以上で賛成討論を終わります。 23: ◯議長月岡修一議員) 続いて、鵜飼貞雄議員。 24: ◯10番(鵜飼貞雄議員) 議長の御指名をいただきましたので、議案第77号 豊明市文化会館の指定管理者の指定について、会派ひまわりを代表して、賛成の立場で討論します。  本議案は、文化会館を平成30年4月1日から平成35年3月31日まで指定管理に移行するためであります。このたび、本市文化会館で、舞台管理に対し長年の実績がある団体を指定されるとのことですが、他市町の施設でも多くの実績があり、尾張旭市では3巡目に入ったとのことで、信頼の置ける団体と認識しております。また、800席ある大ホールの運営を行える団体はなかなかないとのことでしたが、今まで培ってきたノウハウを存分に発揮していただきたいと思います。  今後は民間のノウハウを生かした柔軟性のある施設運営を行うことにより、広く市民の文化発展に寄与していただきたいと思います。文化会館の特性上、貸し館業務が中心となることが予想されますが、利用者の生の声を反映させるためにも、最低年1回のモニタリングを初め、サービス向上につなげていただきたいと願います。  指定管理においては、職員数や管理運営経費削減といった行政改革の推進が注目されてしまうことも多々ございます。しかし、本質は、公の施設を、設置目的に照らして適切な管理、安定した施設運営を目指すところにあります。今後も文化会館を利用する市民の文化発展に貢献していただくことを願い、賛成討論とします。 25: ◯議長月岡修一議員) これにて討論を終結し、採決を行います。  議案第77号に係る委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 26: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第77号は委員長報告のとおり可決されました。  続いて、議案第78号については討論の通告がありませんので、直ちに採決を行います。  議案第78号に係る委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 27: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第78号は委員長報告のとおり可決されました。  続いて、議案第79号については討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  初めに、蟹井智行議員。
    28: ◯6番(蟹井智行議員) 議長の御指名をいただきましたので、会派新緑会を代表いたしまして、議案第79号 豊明市教育支援センター設置条例の制定について、賛成の立場で討論をいたします。  平成28年度3月定例月議会の最終日に、議案第5号 平成29年度豊明市一般会計予算について賛成の立場で討論をした中で、豊明市の南部に教育支援センターを早急に設置していただきたいことをお願いしたことが1年を待たずに実現できることになって、大変うれしく思っています。  現在の豊明市教育支援センターフレンドひまわりは、私も何度も足を運んだことがありますのでよく知っていますが、勅使会館の2階にあり、不登校の子どもたちが9時半ごろに自分で通って、自分のペースで学習をしたり、絵を描いたり、音楽を聞いたりするほか、教室の仲間と一緒にスポーツをしたりゲームで遊んだりして、人とのかかわりの機会を広げています。また、キャンプやハイキング、調理教室などの楽しい行事に参加することで、生活の体験をふやすとともに、積極的に行動できる力をつけています。  午後の学習タイムでは、技能教科の学習や作物栽培、自然散策、ものづくり、運動、動植物の観察や実験などの体験的学習を行ったりもしています。ここへ通室すれば学校の出席扱いとなることもあり、学校に通うことができなくなった子どもたちにとっては貴重な居場所になっています。  しかしながら、昨年度は13人も子どもが通級していたことや、勅使会館という場所が市内の北の外れにあることもあり、新たな場所での開設が、それも南部地区での開設が待ち望まれていました。市の南部地区で開設場所を探していたところ、栄町のURの栄公団の1階に開設ができることになったのです。  南部教育支援センターは、北部の教育支援センターへ通室できない子どもや、学校には行けないが勉強したいと思っている子どもにとって、選択肢を広げることができる施設であります。通室の距離だけでなく機能面でも2つの教育支援センターを開設することは意義深いと考えています。学校へ通えない子どもたちが教育支援センターへ通室することで、将来学校へ復学できたり出席日数にカウントされ、支援員や相談員の人たちとかかわり合いながら居場所を見つけたりすることができるよう、この南部の教育支援センター設置に大いに期待して、議案第79号 豊明市教育支援センター設置条例の制定について賛成といたします。 29: ◯議長月岡修一議員) 続いて、毛受明宏議員。 30: ◯17番(毛受明宏議員) 議長の御指名を受けましたので、議案第79号 豊明市教育支援センター設置条例の制定について、会派ひまわりを代表して、賛成の立場で討論をいたします。  現在、教育支援センターは不登校の児童生徒を支援するために、平成9年に勅使会館の2階へ開設されました。現在では11名の不登校の子どもたちが通学しているとのことですが、教室のスペース的に考えても、新たな場所での開設が必要な状況であるのは理解しております。  そして、このたび栄町のUR栄団地1階に南部教育支援センターが開設することになりますが、ここには位置的に、主に栄中学校の生徒が通うことになると思いますが、1人でも多くの不登校の子どもが教育支援センターに通うことで、学校への復帰や居場所づくりにつながることを大いに期待しております。  不登校は全国的に増加傾向にありますが、本市では2カ所の教育支援センターが開設されます。これは大変意義深いと考えますが、一番重要なことは、不登校の子どもをつくらないということです。今後も担任、養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどと連携して、子どもたちに寄り添った支援をお願い申し上げまして、議案第79号の賛成の討論といたします。 31: ◯議長月岡修一議員) これにて討論を終結し、採決を行います。  議案第79号に係る委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 32: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第79号は委員長報告のとおり可決されました。  続いて、議案第80号についても討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  初めに、郷右近 修議員。 33: ◯3番(郷右近 修議員) 議案80号、豊明市手数料徴収条例の一部改正について、反対の討論をします。  国の法改定により、平成24年4月1日から、介護サービス事業所の指定監督権限が政令市、中核市に移譲されました。名古屋市や豊橋市、岡崎市、豊田市、県内でいえばそこが該当すると思います。その自治体の事業所が対象となった。そして、平成26年の法改定では、平成30年度より指定権限を都道府県から市町村に、つまり、一般の市町に移すことが決まりました。豊明市が事業所の指定監督権限を持つことになるわけであります。そうなれば、法規どおりの設備や人員体制を整備しているのかを市が検査し、個々の事業者の課題なども分析して、指導、援助に当たることになると思います。  議案質疑では市の職員が業務に当たるというふうに聞きましたけれども、専門性が高く、知識や経験が必要な業務だと思うので、県の職員が豊明市に移籍するなどして業務に当たるとか、もしくは県が市町村の担当者の技能を養成するような手厚い支援体制があるのかというふうなことも気になったんですが、そういうことはないようであります。  また、愛知県は昨年から介護事業所の認可の手数料を取っており、それを市町村に今回権限移譲することになったので、昨年そういった取り組みをしていることと同様に手数料を取ると。それから、今まで市の権限だった地域密着型についても手数料を取ることになったと、こういう経緯だと思いますが、市の目線に立てば、新たな事業を行うことになるわけだから、それに対して費用もかかるので、手数料もいただくことも必要だということだと思います。  ただ、地域密着型の事業者の立場に立てば、これまで以上の負担が課せられることになるわけで、振り返ってみますと、介護報酬は2003年にマイナス2.3%、2006年はマイナス2.4、2009年はプラスで3%、2012年もプラス1.2%、2015年はマイナス2.27と、全体でいえば引き下げられてきています。職員の確保が大変ですし、経営も大変なわけです。そういった事業所に新たな金銭的負担がかかるということは避けるべきではないかなというふうにも思うため、この議案に反対であります。 34: ◯議長月岡修一議員) 続いて、毛受明宏議員。 35: ◯17番(毛受明宏議員) 議長の御指名を受けましたので、議案第80号 豊明市手数料徴収条例の一部改正について、会派ひまわりを代表して、賛成の立場で討論いたします。  介護保険制度における事業者の指定更新は、人員配置など、所定の基準に合致すれば、介護保険事業所として市場に参入することができます。これはいわゆる営業許可に当たるものですが、今までは愛知県がおおむねその事業権限を所有していました。愛知県においても、指定更新の手数料については、特養、老健の施設事業者のみを徴収していましたが、今年度より全ての介護保険事業者の指定更新に係る手数料の徴収を開始したこと、また、居宅介護支援事業所の指定更新事務が平成30年度から市町村へ移管されることにも合わせて、愛知県と同額で事務手数料を徴収することは、愛知県と豊明市における行政手続の整合がとれたものであります。また、指定更新の事務は特定事業者のために行うもので、受益者負担の観点からも理解できますし、市外事業者の介護等予防の同時申請の除外規定もあり、必要以上に事業者へ負担をかけていないことも評価できます。  介護保険制度は、人生の終末期を支える社会保障制度として2000年に開始され、誰しもいつかは使うもので、制度の持続性の観点からも、サービスの質担保の観点からも、今回の議案第80号について賛成の討論といたします。 36: ◯議長月岡修一議員) これにて討論を終結し、採決を行います。  議案第80号に係る委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 37: ◯議長月岡修一議員) 賛成多数であります。よって、議案第80号は委員長報告のとおり可決されました。  続いて、議案第81号については討論の通告がありませんので、直ちに採決を行います。  議案第81号に係る委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおりに決することに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 38: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号は委員長報告のとおり可決されました。  ここで、会議の途中ですが、10分間の休憩とさせていただきます。                午前10時57分休憩                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                午前11時7分再開 39: ◯議長月岡修一議員) 休憩を解き、休憩前に引き続き会議を進めます。  続いて、議案第82号については討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  近藤ひろひで議員。 40: ◯5番(近藤ひろひで議員) 議長の指名をいただきましたので、議案第82号 尾三消防組合への加入について討論いたします。  この議案は本市の消防力を大きく向上させるものであり、当局からは幾つかのメリットが示されているが、主な点について、委員会審議も踏まえ討論いたします。  まず、何といっても、出動車両がふえ、火災対応力が格段に向上することは、昨年末の糸魚川市の大火災を思えば、市民の安心感が大きく増すことは間違いのないところであります。到着時間を例にしても、市町にかかわらず最も近い消防署から出動できるということで、到着時間の短縮効果が見られるでしょう。  人口が市西部に集中しているので、北部で時間短縮ができてもメリットはないかのような意見もありましたが、人の命の重みは数ではないのではないでしょうか。到着時間の短縮効果があらわれやすい北部の人から見れば、一分一秒を争う救急車が早く来ることに反対をするということは、とても理解を得られるものではありません。  さらに、豊明市の職員でなければ市民は嫌がるのではないかという不確かな市民感情を問題視し、さらに、本市北部に現在東郷消防署から出動しないということを公務員的な考えであると厳しく糾弾することには矛盾があり、理解に苦しむところであります。むしろ時間短縮にあっては、北部が手厚くなることで南部に余力が生まれ、その短縮効果は結果として市内全域に及ぶことであります。  本市の救急車が先に3台とも市外に出払って、結局大府の応援を受けるのなら同じではないかという趣旨の意見もありましたが、同じであるなら、なおさらほかのメリットが多くあるわけでありますし、5市町の救急件数から見れば、もしもの上にもしもを重ねたような話であります。実際には東郷消防署のお世話になるほうが多いのではないでしょうか。  また、反対理由の1つに住民への説明不足が言われていたが、市民に与える影響などを踏まえ、説明の仕方を当局が判断、選択するというのは、通常理解できるものであります。ましてや、そのことを理由にこの議案を認めないということは、市民の生命、財産を守ることを思えば理解しがたいことであります。  ほかにも、人員及び資機材の効率化により大きな財政メリットも期待でき、現に広域化の話があったからこそ消防職員の採用を2年間控えてきたので、既にもうその効果は生まれていると思います。  このように大きな効果がある広域化だが、まとめることが大変なため、なかなか進んでいかない中、本市では市長以下当局がしっかりと行政課題として捉えて進めてきたことを大いに評価します。協議というものの、実際には交渉事であったのではないでしょうか。そういった意味では、今回の広域化の協議の結果は、本市にとって満額回答と言えるものであります。  以上のことを踏まえ、議員としてこの議案に向き合えば、この機会を豊明市、また豊明市民がみずから手放すようなことはあってはならないことであり、本議案に賛成いたします。また、現場で活躍されている消防署員の方々のうち、誰ひとり、広域への異動を拒否しなかった、気概を持ったその姿に感銘し、一市民としても誇りに思っております。  以上で賛成の討論を終わります。 41: ◯議長月岡修一議員) 続いて、後藤 学議員。 42: ◯2番(後藤 学議員) それでは、議案第82号 尾三消防組合への加入について、反対の立場で討論をいたします。  初めに、消防広域化につきましては、平成28年4月より約1年半にわたり、128項目に及ぶ膨大な事務について協議をされ、広域消防運営計画を策定されたことに対しましては、その労を多として評価をしておきたいと思います。  さて、今議会では、この計画を踏まえ、尾三消防組合への加入が提案されているわけですが、幾つか問題点を指摘したいと思います。  まず、当局は議案添付の資料1及び2により広域化のメリットが大きいことを強調しておられますが、私は十分な納得がいかないと申し上げます。  その1つは、広域化による出動体制の強化や現場到達時間の短縮などです。組織が統合されればそういうメリットが幾らかあるのは当然ですが、組織統合なくても、既に全域をカバーする高機能消防指令システムと消防緊急デジタル無線設備が尾三消防本部に共同設置されているのですから、運用次第で同様の効果が得られるはずです。委員会ではできないという回答でしたが、県消防保安課に確認したところ、法で禁止されているわけではなく、相互応援協定で決めればできるとの回答でした。豊明市だけでも1億7,000万円もの負担金を支払った高額のシステムを共同で導入しながら、各市町の領域にこだわった不効率な指令がなされているとすれば、そのことこそが問題です。  次に、高度な装備、機材の整備の充実及び効率化というメリットが掲げられています。はしご車や救助工作車などの高額な特殊消防車両は、効率化によって広域の中央部に重点配置されることになるのではないでしょうか。地図を見れば明らかのように、豊明市は尾三地区の南の端に飛び出すように位置し、しかも住民の大部分は市域の南西部、つまり、名古屋市あるいは大府市側に集中するため、広域の恩恵を受けるには地理的に不利な状況にあり、名古屋、大府両市との相互応援こそ重要です。  さらに、職員の効率化による人件費の削減効果も過大に見積もられています。定員適正化計画に計上されている消防隊の1隊増隊が不要となり、5年間で2億7,200万円が削減できるとありますが、広域化で近隣市町から年数回出動してもらうくらいでなぜ救急隊の1隊増隊が不要となるのか理解できません。そもそも1隊増隊は過大な計画であり、削減効果は机上の計算にすぎなかったのではないでしょうか。また、本部職員2名減による年1,600万円削減も、広域化による給与水準調整による人件費増が市の負担金にはね返り、いずれ帳消しになると予想されます。人件費も広域化ありきの理由づけに思われてなりません。  そして、最大の問題は、このように疑問の多い広域化計画を、万一の場合消防に財産、生命を預ける直接の当事者である市民に対し十分説明し、意見を聴取することもせず、行政ペースで決めようとする当局の姿勢にあります。委員会では、市民には何も不利益はないから意見を聞く必要はないとの答弁がありましたが、不利益の有無は、当事者である市民が判断することです。消防や救急という重要な業務を市から切り離すという重大事を、パブリックコメントもないような決め方というのは、市民軽視も甚だしいと思います。こうした状況の中で、安易にこのような重大な事案を認めるわけにはいきません。  広域化され一部事務組合へ移行すれば、管理者はほとんど不在で目は届かず、議会のチェックも甘くなり、市民からも遠い存在となって、現場の緊張感も薄れます。私は今期、中部水道企業団員となって、一部事務組合のそうした状況を痛切に感じております。  以上、指摘した問題点の真摯な検討と、何よりも市民への説明、意見聴取を求め、今回は反対といたします。  以上で討論を終わります。 43: ◯議長月岡修一議員) 続いて、蟹井智行議員。 44: ◯6番(蟹井智行議員) 議長の御指名をいただきましたので、会派新緑会を代表いたしまして、議案第82号 尾三消防組合への加入について、賛成の立場で討論いたします。  消防には、災害や事故の多様化及び大規模化、都市構造の複雑化、住民ニーズの多様化等の環境の変化に的確に対応し、今後とも住民の生命、身体及び財産を守る責任を全うしてもらわなければなりません。しかしながら、本市のような小規模消防本部においてはどうしても限界があります。  昨年末、2016年12月22日10時20分ごろに、新潟県糸魚川市大町の中華料理店にて大型コンロの消し忘れによって発生した大規模火災がありました。この火事は強い南風により、糸魚川駅北側から日本海沿岸まで南北方向に大きく広がりました。消火活動は翌日の夕方の鎮火まで約30時間続きました。この消火活動においては、地元の消防本部は大変頑張ったと聞いておりますが、同時に小規模本部の限界が改めて浮き彫りにされました。  消防の広域化については、平成18年に都道府県の役割の明確化と市町村における十分な議論を確保するための関係者の議論の枠組みの創設とあわせ、災害の大規模化、多様化等の環境の変化に的確に対応するために、広域化の目標となる消防本部の規模を引き上げること等を内容として、広域化をさらに推進するための消防組織法の改正及びこれに基づく本指針の策定が行われました。  この後、広域化は国、都道府県及び市町村が一体となって進めるべき全国的な課題とされていますが、大変な労力を要することや自治体間の関係性等の問題によりなかなか進んでいないのが現実のようです。そのような中、本市にあっては、関係市町との良好な関係性を築いてきた小浮市長の英断により広域化の申し出を尾三消防組合に行い、結果、4市1町がまとまり今回の議案提案に至ったものであり、このことは本市の歴史を画するものであります。  広域化の効果にあっては、当局から十分な説明をいただきましたので今さら述べるものでもありませんが、火災出動やふえ続ける救急出動体制の増強、現場到着時間の短縮、人員配置の効率化、財政基盤の強化など、枚挙にいとまがありません。財政的なメリットにあっても、このままであれば職員をふやさなければならず、その人件費分だけでも十分過ぎると言えます。  このように、今回の消防広域化は、本市にとって、消防費の負担水準を増大させることなく消防力を格段に向上させるというあり得ないような方程式を解くもので、委員会の議論ではさまざまな観点からの意見を聞きましたが、私にはデメリットと感じられるものはありませんでした。  いずれにしましても、豊明市を取り巻くこれからの社会情勢を鑑みれば、今回の広域化の機会を逃せば、豊明市は将来大変なことになるのは間違いありません。将来にわたって十分な消防力を確保しつつ、持続可能な行政の実現に大きく効果がある消防の広域化を果たすことは、本市の運営の一端を担う我々議員の責務である考え、本議案に賛成といたします。 45: ◯議長月岡修一議員) 続いて、郷右近 修議員。 46: ◯3番(郷右近 修議員) 議案82号、尾三消防組合への加入について、反対の討論をします。  委員会でも質問に答えていただきました。まず最初に、この広域化加入への趣旨であります。各市町で、もちろん豊明市でも高齢化が進む状況の中でも安定した消防事業を行うためということがまず広域化の理由の1つになっていたということに関して、中山間地域のような高齢化の状況とは違うという話をしましたけれども、そういった状況まではなっていないが、豊明市自身も未来に向けては高齢化がやはり進んでいくということがお話としてありました。この件については、市の見解は見解として、現実にそこまでなる前に予防的にこういった事業に進んでいこうという考えかもしれません。  ただ、そのこと以外にも気になるところがございます。例えば、私も読ませていただきましたけれども、運営計画の中に火災、救急までの出動時間のお話が書いてございました。計画では、最先到着の時間が救急で3.8分、第2部隊の平均が5.9分を目指すというふうになっていると思いますけれども、消防白書を見ると、最も先着する現在の時間で8.6分でしょうか、この数字でも現在広域化が対象になるような消防本部の全国的な数字から見れば大分よい数字、模範的な数字というふうなお話がございました。調べてわかりました。こういった状況から考えると、この広域化によってこれまで以上に救急の現場に早く到着ができることが本当に連携によって可能なのだろうかということが気になります。  また、もう一つ理由として挙げられている大規模な火災や災害についての対処であります。もともと消防力を整備するためのその指針の中には、非日常的な大規模な災害に対応するための消防設備や人員の整備は算定に入っていないというふうに思っております。そういった場合には、あくまでも相互応援協定によって、消防力を上回る規模の災害に対し、県内の広域消防相互応援協定であったり、また、東日本大震災のときのようなさらに全国規模の災害がこの地域で起きた場合にも、消防組織法の45条に規定する全国の6,000の緊急消防応援隊の出動を要請する仕組みになっているなど、加入の趣旨に述べられていることが的を射ていないようなふうに思います。  また、委員会でもお話ししましたけれども、豊明市の現在の消防署の職員数で見れば、加入後の職員数も現場に救急、火災で出動する消防職員の数も変わらないということで、どういった形で現消防職員の非番招集の負担がなくなっていくのかが不明確だったと思いました。  そして、最後に、消防署の立入検査、火災予防の取り組みについてであります。消防庁の資料の消防本部の規模別の立入検査の実施状況では、管轄人口が3万人以上5万人未満の消防本部は実施率19.9%、30万人以上70万人未満の消防本部は24.9%ですが、現在の尾三消防が該当する管轄人口10万人から30万人の立入検査実施率は最も低く、17.3%となっています。9月議会の私が行った一般質問で答弁いただいた尾三消防の過去5年間の平均実施率は15.6%なので、全国の平均よりもさらに低い状況です。また、豊明市が該当する管轄人口5万人以上10万人未満の消防本部の全国の立入検査実施率は18.3%ですが、豊明市の実施率は5.8%と大きく下回ってきます。  豊明市の火災予防の職員は多くの事務と並行して立入検査に当たっていて、広域化をすると尾三消防と同じ体制になるので強化されるという答弁が9月議会のときにあったようにも思います。確かに豊明市での実施率は上がるかもしれないんですが、尾三消防全体で見ると、検査しなければならない施設の数は豊明が529、尾三消防が1451に対して長久手は2076ということで、大幅にふえることになると思います。これまでの事務職員は加入する市町の全体の総数よりも削減されることになっていたと思うんですが、これだけの数が増大する火災予防の対象設備を、今でも低いのに、さらにこの実施率が低くなるのではないかと、これは住民の安全な暮らしにも大変影響が出るのではないかというふうに思います。  以上のような理由から、やはり委員会でも御指摘した、やはり豊明市自身の消防の基準財政需要額に対する実施率を引き上げ、救急や消防のその職員の数をふやして、独自の消防を続けることが望ましいのではないかなというふうに思い、反対の討論とさせていただきます。 47: ◯議長月岡修一議員) 続いて、宮本英彦議員。 48: ◯7番(宮本英彦議員) 議案第82号 尾三消防組合への加入について、賛成の立場で討論いたします。  近年、災害や事故の多様化、大規模化、住民ニーズの多様化、高度化など、消防を取り巻く環境は大きく変化してきております。また、南海トラフ全域で巨大地震がいつ起きてもおかしくない状況にあり、消防力の強化が求められています。一方、日本の人口は少子高齢化の進展に伴い人口減少が予測され、これに伴い、現在の各消防本部の管轄人口も減少し、消防本部の小規模化がより進むと同時に、生産年齢人口の減少により、市の財政面の制約もさらに厳しくなるものと予測されています。  このような消防を取り巻く環境を背景に、総務省は消防の広域化を推進するため、平成18年、消防組織法を改正し、最も多かった平成3年には936の消防本部が平成29年度には732本部となり、消防の広域化が進展しています。  消防は、住民の生命、身体及び財産を守ることを任務としています。消防の広域化は、スケールメリットを活用して消防体制を充実、強化することによって、住民サービスの向上を図ることを目的としています。本市においても消防の広域化は大きな行政課題でありましたが、今般尾三消防との協議がまとまり、本議会において、平成30年4月1日付で豊明市消防本部が日進市、みよし市、東郷町で構成する尾三消防本部へ加入し、消防の広域化に対応する議案であります。豊明市消防本部だけではなく、長久手市消防本部も豊明市と同様、尾三消防本部への同時加入が予定されております。  この2つの市が新たに加入することによって、尾三消防本部の管轄人口は31万8,000人、消防職員数は335人となり、広域化によるスケールメリットを発揮できる規模となります。消防本部の規模が大きくなることにより保有する車両など増加することから、初動時や第2次以降の出動体制が充実、強化されるとともに、統一的な指揮のもとで、迅速な、効果的な災害対応が可能になると思っております。タンク車あるいはポンプ車、あるいは救急車などの資機材は大幅に増加し、消防力、救急体制が強化されることになります。  さらには、市町との境界に関係なく最も近い消防署あるいは出張所から迅速に出動することが可能になり、安心・安全に対する住民サービスは飛躍的に向上することになります。その他の広域化のメリットとして、職員の人数がふえることにより人員配置の効率化や充実化が図られ、何よりも規模が大きくなることによって職員の皆さん方のやりがいなどの士気が向上し、組織の活性化に寄与するものと思っております。また、財政規模の拡大により、高額な消防車両なども、市の単独消防では困難であった装備あるいは資機材などの購入が計画的に更新や増強が可能となり、消防体制の基盤が強化されることになると思っております。  このように消防の広域化は住民の安心・安全に大きく寄与しますが、この消防の広域化によって豊明市消防本部の職員の方は尾西消防本部へ転籍することになり、尾西消防本部の賃金体系など、各種労働条件へ統合することになります。平たく言えば合併相手の労働条件に合わせることになりますが、いかんせん後発組になります。したがって、豊明消防の職員の方々の賃金・労働条件などが、今後の昇進、昇格など、不利益にならないことを要望しておきます。  さらに、いつまでもこの救急車は豊明市のものだ、豊明市消防のものだとか、このポンプ車は尾西消防のものだなどという……。尾西じゃない、尾三消防のものだという村意識を排除し、一刻も早く尾三消防本部としての一体化を醸成していただき、広域化によるスケールメリット、コスト削減効果をさらに発揮し、住民サービスのさらなる向上につなげていただくことを要望します。  最後に、豊明消防の職員の方がさらにスキルを上げていただき、尾三消防で活躍いただくことを期待し、賛成討論といたします。 49: ◯議長月岡修一議員) 続いて、山盛さちえ議員。 50: ◯14番(山盛さちえ議員) 議案第82号 尾三消防組合への加入について、反対の立場で討論いたします。  反対の理由は、消防広域化のメリットのみを主張し、デメリットの検証が十分されていなかったこと、その解決策が具体的に示されなかったことです。メリットとデメリットは表裏一体の関係にあります。  最大の問題は、救急出動の点です。現在、豊明市が保有している救急車は3台ですが、広域化で10台になり、市民の安心度は高まると市は説明しました。広域化後は現場から近い順に出動するため、東郷消防署に近い豊明北部は今より到着時間が早くなると思われます。しかし、その逆、東郷に豊明から出動することも想定され、広域消防運営計画には、東郷町は広域化に効果大と書かれています。互いに協力し合い、市民の生命と財産が守れるということでしょう。しかし、双方が来てもらうことだけを想定しているのはおかしいのではないでしょうか。  平成28年度の救急出動件数は約3,000件、3件重なったのは122件、4件重なり他市に応援要請した件数は13件とのことでした。その際、尾三消防以外に大府市からの出動もあったとのことでした。広域化後、豊明南部で複数同時発生したら、大府や名古屋が近くてもみよしや日進からの到着を待つことになり、到着時間は何倍にも膨らみます。この点については明らかな広域化のデメリットです。命にかかわる重大な問題で、広域化に向けての……。
                   (発言する者あり) 51: ◯14番(山盛さちえ議員) 静かにしていただいていいですか。  広域化に向けての今後の協議事項となります。課題を解消してから広域化に踏み切るのが本来です。  また、広域化により市長による一元的な指揮命令下とならないという課題もあります。工夫したいとの答弁はありましたが、災害時の対応に不安は残ります。加えて、消防施設は尾三消防に無償譲渡されるので、市の施設、すなわち豊明市民の施設ではなくなります。これまでと同様に市民が気軽に立ち寄れるのか、市民との関係が薄れはしないか心配されます。  監視機能の点で見ると、現在豊明市議会議員は20名で、審査している消防や救急に関する議案の大半が一部事務組合議会に移行され、豊明からは定員15人中3人選出されることになります。広域化後の予算規模は4倍から5倍に拡大しますが、少人数で審議することになり、機能低下は否めません。このように数々のデメリット、課題がありながら、メリットのみ説明した市に不信感さえ覚えます。  広域化により業務の高度化、専門化が図られます。総務部門でスケールメリットが生まれ、16人減員されます。予防部門では、尾三消防が2人増員、日進、みよし、東郷が各1人増員されます。警防部門では、東郷とみよしの境界にある特別消防と日進消防で8人増員です。豊明の人員は現状のままです。他市町の広域化による消防力アップが豊明にどれほどプラスになるのか、地理の面からいま一つ実感を持つことはできません。質問を通し、致命的なデメリットはあるが、それを打ち消せるほどのメリットはないとの判断に至りました。メリット解消を早急に実施され、再提案されることを求めます。  最後に、広域化ありきのメリットだけが並ぶ資料がつくられ、説明もそのようでした。答弁では、デメリットはありませんと二度も言い切りました。今回広域化に加わる長久手町にお伺いしたところ、豊明市との対応の違いを感じました。ごめんなさい、長久手市に伺いましたところ、豊明市との姿勢の違いを感じました。進捗状況も含め、議会説明は3回に及び、課題についても説明されたそうです。  どのような施策も事業にも、メリット、デメリットはあります。特に新しい取り組みをするときには十分検討し、この両方を説明し、理解と納得を得た上で実施する、この当たり前のことができる行政でなかったことも反対理由の1つです。後戻りはできません。こんなはずじゃなかったということが起こらないよう、十分過ぎる検討を重ねることを要望し、討論を終わります。 52: ◯議長月岡修一議員) 続いて、三浦桂司議員。 53: ◯19番(三浦桂司議員) 議案82号、尾三消防組合の加入について、会派ひまわりを代表して、賛成の立場で討論をいたします。  行政改革、機構改革の流れというのは、財政難、少子高齢化の進展で、消防署においてもやたら人をふやせる時代ではありません。今回、尾三消防組合への加入について、市民への説明不足の指摘がありましたが、消防広域化の協議というのはかなり早い段階から広報やホームページにおいて周知していたことは承知しておりますし、新聞報道もありました。市長も、各区の文化祭や自主防災訓練などにおいて、この消防の広域化の説明をしておりました。  説明不足と何でも行政任せにするのではなく、市民の安心・安全、市民福祉の増強に寄与するのが私たち議員の役目でもあります。仮に説明が不十分とするのなら、私たちが市民に説明しましょう。その姿を示すことが二元代表制の一翼を担う地方議員の役割の1つです。  多くの区長さんは地域での自主防災訓練や立ち上がり消火栓訓練などを開催するに当たり、毎回消防署まで足を運んでいただいておりましたが、今後は防災防犯対策室で申請を済ませることができるようになります。また、広域化によってより近い消防署から救急、消防車が駆けつけることが可能になって、市民の安心・安全を確保するという最も重要な課題に関して、リスク管理の観点から理解できます。  今回の広域化によって、消防長初め7名程度の人件費の削減が可能であるという答弁もありました。このように、尾三消防に加入するのはメリットのある話です。仮にこの機会を逃したら、今後は豊明市は単独で消防署を維持するんだという強い覚悟を持たねばなりません。  先ほど来、相互協定の話を言われておりますが、そこには豊明市さえよければいいんだ、互いに助け合うという意識が感じられませんでした。安心・安全を守る政策に効率化や費用対効果を求めるのは間違った選択です。高齢化の進展でふえ続ける救急、突発的に起きる火災、台風、災害への対応を、市民の安心・安全、生命、財産を守るために、どのような手立てを講じるのか、物事の本質を突く本会議質疑、委員会にしていくことを心がけて、議案82号の賛成討論といたします。 54: ◯議長月岡修一議員) これにて討論を終結し、採決を行います。  議案第82号に係る委員長の報告は否決でありますので、原案についてお諮りいたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 55: ◯議長月岡修一議員) 賛成多数であります。よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。  続いて、議案第83号についても討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  初めに、後藤 学議員。 56: ◯2番(後藤 学議員) 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)に反対の立場で討論いたします。ただいまの議案第82号 尾三消防組合への加入について反対をいたしましたので、同議案に関する9款 消防費の部分については認めることができませんので反対といたします。  以上です。  続いて、富永秀一議員。 57: ◯1番(富永秀一議員) 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)について、賛成の立場で討論いたしますが、幾つか指摘させていただきます。  債務負担行為として上がっているひきこもり対策推進事業についてですが、学校卒業後はなかなか接点を持ちにくいひきこもり状態の人たちや家族を支援しようという事業とのことでした。ひきこもり状態であることは、本人や家族にとっても大きなストレスでしょうし、社会にとってもその方が持っているはずの能力を発揮してもらえないことは損失です。スムーズに無理なく社会との接点を持ち、社会に参加してもらえるよう効果的な支援が行われることを望みます。  そのためにはプロポーザルでどのような支援団体を選ぶか、そして、活動を支援してくれる人たちがどれだけ参加してくれるかが重要です。しっかり活動が行われるよう、体制づくりのサポートをしていってほしいと思います。  それから、マイナンバー関連システム改修226万8,000円、住基システム改修378万円、次期国保システム対応改修97万2,000円、子ども・子育て支援システム改修154万4,000円、国民年金システム改修90万7,000円、別の特別会計になりますが、介護保険システム等改修で561万6,000円と、また多額のシステム改修費用が計上されています。自治体クラウドシステムであれば、国の制度などが変われば大もとのシステムが改修されますから、よほどの大きな改修でなければ、クラウドシステムを利用している各自治体には一々改修費用は請求されません。これまでの答弁で徐々にクラウドシステムに切りかえていくとのことでしたが、十分検討しておいてほしいと思います。  消防広域化に向けた予算も組まれていました。これまで、消防指令センターは共有していても運用は別なので、消防車や救急車が別の市町から駆けつけたほうが早いケースであっても豊明市の車が行かなければなりませんでしたが、広域化すれば統一的な運用ができるようになるため、そうした不合理はなくなります。  個別に見れば豊明市が損をするように見えるケースも出てくるかもしれませんが、それよりも4市1町全体の消防力が向上するメリットのほうが大きいと考えます。また、高価な消防車両、装備などを各自治体で持たず共有できたり、事務系職員の人数を減らすことができるコストメリットもあると考えられます。委員会において幾つか懸念事項が指摘されましたが、そうした点に留意しつつ、効果的に運用される広域消防を目指してほしいと思います。  校舎等改修工事設計委託料として54万円が計上されました。唐竹小学校の図書室に空調をつけるための設計費用ですが、図書室に空調をつけること自体には全く異存はありませんが、空調をつけるためにわざわざ多額の設計費用をかける必要があるのかについては大いに疑問を持ちました。  インターネットで少し調べれば、公共施設、学校への工事実績もあるしっかりしたエアコン設置業者が幾つも見つかり、126平方メートルの図書室であれば、6馬力のエアコンで十分である。その設置費用を見ると、機器の価格が30万円から40万円、工事費を入れても、安く済めば今回の設計費用程度で設置できると思われます。仮に余裕を見て10馬力のエアコンにしたとしても、機器の価格が50万円前後、工事費を入れてもまず100万円以下で、トランスの増強が必要だった場合でも200万円以内で導入できると思われます。  ところが、これまで図書室に導入された例を見ると、かなりの学校で一部屋だけの小規模な冷暖房には向いていないガスヒーポンが導入されており、この夏に設置された大宮小学校では、工事費を入れて816万3,000円も使われていました。これは設計時の試算433万5,000円の倍近い費用である。エアコンに比べてはるかに巨大な室外機を無理やり設置するために、さまざまな附帯工事が発生したためであると思われます。  今回の唐竹小学校の場合も、放っておくと不合理に高い費用で設計され、不向きなガスヒーポンが提案され、巨大な室外機の設置のために多額の費用がかけられることになりかねません。エアコン設置業者に頼めば、無料か数千円の出張費で現場を確認し、見積もりを出してもらえます。複数者から見積もりをとり、その金額をもとに入札をすれば不落になることはなく、合理的な費用で工事ができるはずです。  国の学校図書館の整備に関する補助制度では補助対象工事費が400万円以上となっていますが、たとえ補助金をもらったとしても3分の1です。補助金をもらわなくても、トータルで200万円以下で済むのであれば、そのほうが市としての負担は抑えられます。これまでのような過剰な予算をかけることがないようしっかり調べて、賢い予算執行をするよう求めて賛成といたします。 58: ◯議長月岡修一議員) 続いて、郷右近 修議員。 59: ◯3番(郷右近 修議員) それでは、議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)について、反対の討論をします。  まず最初に、幾つもの事業の補正予算が盛り込まれておりますので、賛同できる点についてお話をしたいと思います。  債務負担行為にあります生活困窮者学習支援事業、これは、社会問題にもなっております貧困の連鎖を、学習支援事業という観点から断ち切っていく事業だと思っております。大変重要なことだと思っております。また、ひきこもり対策推進事業についても、家庭内での問題を家庭だけの問題とせずに、青年層の社会参画と、また、それを通じて自立を支援していくという観点からも大変重要な事業だと思っています。  さらに、第3款 民生費についても、児童福祉、生活保護費など、近年の生活困難、もしくは障がいを抱えていらっしゃる方々を支援するための事業の費用でありますから、賛同するものではあります。  ただ、9款の消防費に関しては、先ほどの議案82号でもお話ししたとおり、広域化への加入の対応が前提となった費用でありますので賛成ができないということであります。この9款の消防費の賛同できないことをもって、この一般会計補正予算の反対の理由とさせていただきます。 60: ◯議長月岡修一議員) 続いて、清水義昭議員。 61: ◯4番(清水義昭議員) 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)につて、賛成の立場で討論いたします。  今回の一般会計の補正予算で最も注目したのは、債務負担行為として、平成30年度から3年間、計3,600万円を限度額として計上し開始を試みる、ひきこもり対策推進事業です。  ひきこもりの原因やきっかけは多様で、対象者の家庭環境も一様ではありません。また、対象者の中にはほっておいてほしいという人も多く、本人の意思に反してまでほっとけないという周囲の思いを押しつけるわけにはいきません。対応が難しいと言われるひきこもり支援について、支援の仕組みや支援方法を確立することは容易ではなく、積極的にひきこもり支援に取り組む自治体は極めて少ないと聞いています。  15歳から39歳までが社会参画しやすいため基本的な対象ということでしたが、市民の声を多く聞くと、さらに上の世代、40代や50代でも対象者は少なくないと思われます。それらの世代も対象から外すことなく支援を行っていただきたいと思います。  対象者もその家族もそのままで年を重ねると、経済を含む社会的損失は大きく、家族が高齢になることで大きな社会問題となることも予想されます。ひきこもりを個人の問題ではなく社会の問題と認識し、問題が大きくなる前に支援の手を差し伸べる必要を確認し、始めるわけですから、難しい対応になるとは思われますが、短期間で結果や成果を求めるのではなく、それぞれの対象者に合った支援をじっくりと行っていただきたいと思います。  2名の相談員が市役所に常駐する予定とのことでしたが、それらの方々もひきこもりの支援に対するプロフェッショナルとなるわけですから、常駐するだけでなく、可能な限り現場や各所との調整に出向いていっていただきたいという要望をしておきます。  衛生費、成人病診断等委託料2,217万3,000円の増について、はつらつ健診及び内視鏡によるがん検診を受けられる方の見込みが増加とのことでしたが、市民の多くの方々に御利用いただけているということは、検診の周知方法などを工夫された結果でもあると思います。今後も市民の皆さんの健康がより長く続くよう事業を続けていっていただきたいと思います。  教育費、各小学校営繕工事費1,192万7,000円の増について、内容は多岐にわたりますのでかいつまんで、唐竹小学校と沓掛小学校の門扉についてですが、設置からかなりの年月がたっていて、壊れたり倒れそうになっていたりと危険な状態になっているとのことですので、今後事故が起こらないよう、しっかりしたものに取りかえていただきたいと思います。  市内の小中学校の施設や設備が古くなってきています。特に学校は保育園や児童館同様子どもたちが集まる施設ですので、施設や設備のふぐあいによって子どもたちが事故に巻き込まれることがないよう、日常や定期的な点検をしっかりと行い、子どもたちの安心・安全が担保されるよう努力していただくことをお願いし、議案第83号の賛成討論といたします。 62: ◯議長月岡修一議員) 続いて、蟹井智行議員。 63: ◯6番(蟹井智行議員) 議長の御指名をいただきましたので、会派新緑会を代表いたしまして、議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算書(第8号)について、若干の意見を述べながら、賛成の立場で討論をいたします。  予算書6ページに、第3表 債務負担行為があります。その中に、生活困窮者学習等支援事業、平成30年度から平成32年度までの3年間で1,008万6,000円の内容になっています。これは、平成30年度の4月当初から、準要保護家庭や生活保護家庭の子どもたちに切れ目なく学習等の支援を行えるようにする取り組みです。  私は、昨年度この事業が提案されたときから、大変すばらしい取り組みだと申し上げてきました。だから、今回の債務負担行為に対しても大賛成であります。しかし、少しだけ心配していることがあります。  ことし平成29年度にこの生活困窮者学習等支援事業を行っている市内業者さんの経営者さんはMさんと言われます。Mさんは昨年度、この事業のプロポーザルに意気込みを持って応募されましたが、残念ながら落選されました。ことしは見事にこの事業を引き受けられました。  市内の3カ所で週2日、どちらの日に子どもが来ても大丈夫というようにし、時間も決められた2時間の中だけではなく、もっと幅広い時間の中で、フレキシブルに子どもが参加してよいようにされました。子どもの学習したい教科、内容に応じてプリント等も用意されています。市としてはとてもありがたい対応なのです。  しかし、それなのに問題があります。それは、参加している子どもたちが欠席しがちだということです。ことし開始した当初は、昨年度と同様の65人の子どもがいました。しかし、少しずつ子どもが来なくなり、今では45人に減ってしまいました。Mさんはここをすごく心配されているのです。どうすれば来なくなる子どもを減らせるか悩んでみえます。ここに参加している子どもたちの継続して学習しようという心が育っていないのです。子どもたちをこの学習スペースへ行かせようという親の強い気持ちが不足しているのだと思います。Mさんは焼き肉パーティーを開催されましたが、それにも参加しようとしない子どもたちがいるのです。そういうことに楽しさを感じないのです。ここに問題があると思います。  私は、この事業は継続発展させなければいけない重要な事業だと思っています。だから、何か手を打たないといけないと思います。ここへ来る子どもたちは、愛情に少し飢えているのだと思います。子どもたちが塾へ来る時間帯に、例えばお母さんのような包容力のある人が塾の中で待っていてくれるとよいのだと思います。  また、この塾と子ども食堂を連携させたらどうでしょう。私はことしの6月定例月議会で、高浜市のたかはま子ども食堂支援事業についてお話ししました。高浜市も生活困窮者に学習等支援事業を行っています。その学習に参加する子どもたちを、市のマイクロバスで子ども食堂を実施している施設へ運んでいるのです。うまく連携できているのです。  こういうことを豊明市もやってみたらどうでしょう。このすばらしい事業を塾の方だけに任せっ放しにしていると、せっかくのよい事業なのに、参加する子どもがどんどん減っていってしまいます。市としても全面的に応援していきましょう。やれることはどんどんやっていきましょう。それがこの事業を生きたものにするはずです。  もう一つ、ひきこもり対策推進事業の3,600万円の債務負担行為です。これもすばらしい事業だと思います。中学校を不登校のまま卒業し、その後、高校課程へも行かず、社会へも参加できず、家庭に引きこもったままになってしまっている方が見えます。この方たちに手を差し伸べる、難しいけれど大事な事業だと思います。私はこの事業の推移を注視していきたいと思います。この方たちの個人情報が公にならないようにぜひ注意していただきたいと思います。  これらの事業に大いに期待をして、議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算書(第8号)について、賛成の討論といたします。 64: ◯議長月岡修一議員) 続いて、一色美智子議員。 65: ◯20番(一色美智子議員) 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(8号)について、公明党市議団を代表して、賛成の立場で討論いたします。  このたびの補正予算につきましても、私どもは未来への前進予算をどのように推進しているのか、また、その方法は一人一人の市民の暮らしにしっかりと目を向けられているのか、光を当てることができているのかという視点から予算の審議に臨ませていただきました。  このたびの補正予算全体を通して感じたことがあります。それは、賢い歳出のあり方に挑戦をしているということであります。賢い歳出のあり方とは、同じコストであっても、執行の工夫によってサービスそのものの質を高めたり、サービスを届ける先にいる市民の層をも広げていこうというものであります。同じ投資でも効果を拡大していこうという賢い歳出について、順に所感を述べさせていただきます。  まず、債務負担行為です。生活困窮者学習等支援事業は、平成30年度から始まる3年目、3回目となる事業です。この事業は、振り返りますと、2年目では同じ事業費で会場を複数にふやし、このたびの3回目においては、債務負担行為により準備に一層時間をかけるとともに、さらに、期間を複数年度にすることで参加者の利用の空白をなくすなどの改善を図りました。こうした重ねての改善を高く評価いたしますとともに、ますます参加者の喜びが拡大できるよう、成果について引き続き期待をしてまいります。  同じく、ひきこもり対策推進事業も新年度に向けた準備でありますが、同様の債務負担行為によって、窓口や相談の担い手を選定することがより慎重にできることと思います。また、担い手の側にとっても、長期の受託期間を連続して確保することは、取り組みの質に違いをもたらすことと思います。着手の段階からこのような工夫することは、評価に値するものであります。これまで公が関与し切れていなかったところに、必ずそこにいる市民の声を顕在化させることにつなげていただくようお願いをいたします。1人でも生活の改善につながれば、1つの家族が将来に夢と希望が持てるよう生まれ変わります。粘り強い活動をお願いします。  文化会館については、指定管理者の指定となりました。これまでの利用者の声を聞きながら、持続的な安全性を確保するために大変多くの費用を投入して施設の改修を進めてまいりました。特にこの数年の期間は、特殊な施設でもある文化会館の改修の進行管理には大変御苦労されたことと思います。いずれも文化振興の発展拠点として新たに出発するための準備として進めてきた改修です。今後は新しい運営により、サービスの充実、高度化を存分に発揮していただき、利用者の期待に十分応えていけるよう進行管理をお願いするものです。  そのほか、歳出より申し上げますと、総務費においては、機構改革によります新年度に向けた事務室などの準備経費が計上されております。窓口改善の今後も考慮して、効率的な執行をお願いします。質素で構いません。来庁の市民の方々にはより優しい、行き届いた機構の市役所にしていってください。  民生費においては、例年とも言えますが、年度末に向けて執行を見定め、ある種精算的な増額補正が複数あります。どれも福祉施策として重要なものばかりであります。制度の執行をこの補正予算によりしっかりと行っていただきますようお願いをしておきます。  消防費においては、広域化の準備経費が予算化されました。いよいよ広域化が実現をいたします。この大きなかじ取りは、将来の市民から賢い歳出のあり方だったと感謝される判断になると感じております。限られた期間の中にあって非常に困難な調整を主体的に行われたこと、消防職員の皆さんはみずからのことを超えて改革に取り組まれたことに敬意を表します。早速、市民に消防力の高まりを感じて安心していただけることと期待をしております。具体的な組合移行についても円滑に進めていただきますようお願いをいたします。これまでにも増して市民と密接な豊明消防を運営していってください。  教育費は、歳入にてプレクラス・プレスクール事業への国の補助金の確保、さらに、市内企業様からの寄附金の充当が昨年に続いて予算化されました。これによって、事業規模は拡大しても市の負担は抑えることを導いていただきました。子どもたちの教育環境を高めていくことがまちづくりであると思います。こうした努力と工夫をこれからも進めていただきますようお願いいたします。  また、小中学校ともに営繕工事費が予算化されました。多岐にわたる細かな修繕工事など、年度末に向かって完了していくことは大変かと思いますが、安全で安心な子どもたちの環境確保をよろしくお願いいたします。  財政調整基金の積み立ても予算化となりました。平成28年度の決算額にはまだ至らないようですが、基金は将来への備えでもあり、非常時の安心でもあります。しっかりと積み増しが進むよう、今後も取り組みをお願いしておきます。  以上、このたびの補正予算につきまして、賢い歳出という観点から、その取り組み、姿勢に対する評価を述べさせていただきました。公の責任をしっかりと果たし、強い責任に基づく工夫と努力をこれからも重ねていただき、市民の幸せが拡大することを目指していきましょう。公明党市議団として、住民の福祉の向上、安全で安心な住みやすい魅力あるまちを目指した補正予算について、厳しい財政状況のもと、緊急、やむを得ないことを考慮し、真に必要なものであると判断し、賛成討論といたします。 66: ◯議長月岡修一議員) 続いて、早川直彦議員。 67: ◯13番(早川直彦議員) 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)について、賛成の立場で討論いたします。  子ども・子育て支援交付金返還金222万8,000円についてですが、放課後児童クラブの交付金の基金額は6,600万円で、国、県からそれぞれ2,200万円、合計4,400万円の交付金を受けることができる権利がありますが、利用者から児童クラブ室使用料の収入があることから交付金が減額をされております。児童クラブ室使用料の収入は1,700万円で、市の負担は1,530万円と、市よりも利用者の負担のほうが大きくなっている点についても一考する必要があると考えます。  また、国も子育て支援を充実させる方向への考えを示しており、現在減免されている生活保護世帯、準要保護世帯、市民税非課税世帯以外にも、子育て支援の観点から減免の拡充について当局に考えていただきたいと思います。採決後にこの件について附帯決議を提出いたしますので、お取り計らいのほどよろしくお願いいたします。  続いて、総務費の平成30年度の機構改革に伴う会議室の改装、看板の取りかえ、電話回線工事についてです。本年9月定例月議会で窓口改善業務委託が可決され、現在調査をしているところであります。市民の方々が利用しやすい庁舎の環境をつくるための取り組みの1つとして、今回の改修費用が窓口改善に十分生かされるためにも、新たな案内板や看板の設置については視覚で訴えるわかりやすい表示や、会議室の改装後のレイアウトについても、利用される方が使いやすい配置になるように要望いたします。  ひきこもり対策推進事業についてですが、今、ひきこもりで苦しんでいる方を支援することは必要性の高い取り組みであります。先進地である岡山県総社市が取り組まれている方法を当市でも取り入れたとの説明が福祉文教委員会でありました。ひきこもり対策推進事業の効果を高めるには、この事業に賛同するボランティアの方々の確保と、地域のNPO、市内各種団体の方々との連携が受諾する事業者と担当部署に求められます。事業者の選定時にはその点を十分審査し、また、開設後は市がその点を指導、監督し、豊明市がひきこもり対策の先進地となり注目されるような事業になることを期待しております。  心身障がい児者扶助事業、訓練等給付費4,018万円の増、介護給付費8,304万4,000円の増と、児童福祉事務事業、心身障がい児通所居宅5,400万円の増についてであります。この2つについては年々事業費が大きく増加しております。サービスを受ける拠点がふえたことで、以前に比べ利用者がサービスを受けやすくなり、サービスを受ける環境がよくなっております。サービスを受けやすい環境になることは大変よいことでありますが、利用されている方にとって本当に必要なサービスを受けているか、また、サービスの質は確保されているのか、チェック体制の強化も重要であります。担当部署のチェック体制とそれに伴う指導、助言についてはさらに重点を置いて実施していただきたいことを要望いたします。  続いて、小学校施設維持管理事業についてです。現在、教育委員会で双峰、唐竹小学校の統合への検討がされていますが、今回の補正で、唐竹小学校の歴史民俗資料室廊下、間仕切り板設置工事、正門扉の取りかえ工事、図書室へのエアコン設置の設計費用が上げられました。  今の教育環境を維持するため今回の補正が必要であるということは理解することができますが、両校の統合についての基本方針では唐竹小学校が廃校になるという方向性が出されております。施設の適正配置計画、アセットマネジメントの考えからいくと、廃校を検討している施設に設備投資することは慎重にならなければなりません。今後、公共施設適正配置計画が作成された後に、唐竹小学校の件を含め、施設のあり方について一般質問させていただきますのでよろしくお願いします。  続いて、尾三消防組合への加入に伴う消防費に関する部分についてです。  議案第82号 尾三消防組合への加入については反対の立場をとりました。広域化そのものを反対しているものではなく、建設消防委員会の中で、広域化することによるデメリットの部分についての説明が不十分であると判断しましたので、論点をきちんと整理し、デメリットの部分を解消していただきたいと思います。そのため、消防費の部分についてはデメリットの部分の解消後に執行するように要望いたします。  以上で賛成討論を終わります。 68: ◯議長月岡修一議員) 続いて、近藤郁子議員。 69: ◯18番(近藤郁子議員) 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)について、会派ひまわりを代表して、賛成の立場で討論いたします。  幾つかの事業に対して申し上げます。  まず初めに、早期改修が望まれている小学校のトイレの洋式化について、私たちも国へ陳情にまいりました。来年4月までに国の補正予算が補助金でかなった際にタイミングを逃すことがないよう、市も一般財源で留保した3億円の中に小学校のトイレの洋式化の予算を含めていただいていることを評価いたします。  続いて、機構改革による総務管理費について、より細やかな市民サービスに向けて一層窓口対応に努められるものと期待するものです。その中で、本館から東館への通路はとてもわかりづらく、看板等でその点も配慮していただけるとありがたいと思います。  ひきこもり対策推進事業について、義務教育を終えた不登校児、生徒の中でも社会との接点を持ちたいという意思のある人が社会参画できるよう支援するもので、早期の社会参画ができるよう、就労や学習支援に対しすぐれた民間事業者を選んでいただきたいと思います。  各種診断事業について、はつらつ健診やがん検診が当初見込みよりふえているようですが、それだけ市民の健康に対する意識が高まっている証拠であります。当局の積極的なPRの成果だと思い、今後も予防医療の推進に力を入れていただきたいと思います。  続いて、小学校・中学校施設維持管理事業について、沓掛小学校、唐竹小学校の門改修や小中学校の救助袋の取りかえについては、現在通われている児童生徒、施設利用者の安全と安心を確保するためにも執行していただきたい。今回補正で出されたことは、スピード感を持って対応していると評価いたします。  次に、都市計画費の計画建築業務に関しては、専門性の高い業務だけに、担当事業が滞ることのないように努めていただきたい。  また、今回の消防費の補正予算は、尾三消防組合への加入による広域化に係る予算であり、必要な予算と認めるものであります。
     最後に、財政調整基金積み立て4億4,620万、28年度決算で見て現在31億992万円で、31億3,300万まで戻しておりません。今後も大災害やアセットなどが発生した場合、速やかに対応するためには緊急的にお金が必要となります。29年度決算において31億3,300万まで積み立てを戻していただくように努力をいただきたいと思います。  それ以外にも、当初見込みからふえたものやシステム改修等散見されますが、全て適正な補正と判断いたします。今後も粛々と市民サービスに向けて努力をいただくことをお願いし、賛成の討論を終わります。 70: ◯議長月岡修一議員) これにて討論を終結し、採決を行います。  議案第83号に係る総務委員長の報告は可決、福祉文教委員長の報告は可決、建設消防委員長の報告は否決でありますので、本案は原案についてお諮りいたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 71: ◯議長月岡修一議員) 賛成多数であります。よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。  早川直彦議員。 72: ◯13番(早川直彦議員) 先ほど討論の中でも附帯決議を出したいことを表明しましたので、お取り計らいのほどよろしくお願いいたします。 73: ◯議長月岡修一議員) ただいま発言のありました附帯決議については、後ほど文書で提出をお願いいたします。  続いて、議案第84号については討論の通告がありませんので、直ちに採決を行います。  議案第84号に係る委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 74: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号は委員長報告のとおり可決されました。  続いて、議案第85号についても討論の通告がありませんので、直ちに採決を行います。  議案第85号に係る委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 75: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第85号は委員長報告のとおり可決されました。  続いて、議案第86号についても討論の通告がありませんので、直ちに採決を行います。  議案第86号に係る委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 76: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第86号は委員長報告のとおり可決されました。  以上で日程2を終わります。  ここで議事の都合により、暫時休憩といたします。                午後零時19分休憩                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                午後1時30分再開 77: ◯議長月岡修一議員) 休憩を解き、休憩前に引き続き会議を進めます。  休憩中にお手元に配付いたしましたとおり、決議案第1号及び議員提出議案第1号が提出され、その取り扱いについて議会運営委員会で御協議をいただいておりますので、その結果を委員長より報告願います。  早川直彦議会運営委員長。 78: ◯議会運営委員長早川直彦議員) 議長より御指名がありましたので、休憩中に開催しました議会運営委員会の審査結果について御報告を申し上げます。  お手元に配付されておりますとおり、議員より決議案第1号が提出されましたので、直ちに本日の日程に追加し、日程を変更して議題とすることとし、申し合わせに従い、決議案の提出者から提案説明の後、質疑及び委員会付託を省略し、直ちに討論、採決を行うことといたしました。  さらに、お手元に配付されておりますとおり、議員より議員提出議案第1号の追加提案がありましたので、本日の予定議事終了後、日程に追加することとし、提案説明を行った後、質疑を行い、委員会付託を省略し、討論、採決することといたしました。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 79: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  お諮りいたします。ただいま報告がありましたとおり、決議案第1号を日程に追加し、日程の順序を変更して直ちに議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 80: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、決議案第1号を直ちに日程に追加し、議題といたします。  決議案第1号について、提出者より提案理由の説明を求めます。  早川直彦議員、登壇にて説明を願います。 81: ◯13番(早川直彦議員) 決議案第1号 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算書(第8号)に対する附帯決議。  豊明市議会会議規則第14条の規定により別添のとおり提出します。   平成29年12月21日  豊明市議会議長  月 岡 修 一 殿                    提出者  豊明市議会議員  早 川 直 彦                    賛成者  豊明市議会議員  近 藤 善 人  1枚はねてください。  議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算(第8号)に対する附帯決議。  今議会の一般会計補正予算に、子ども・子育て支援交付金返還金222万8,000円が計上された。これは、放課後児童クラブへの国からの補助金減額によるもので、予算上の総事業費と決算額に差が生じたことなどが理由であった。  子ども・子育て支援交付金の仕組みを確認したところ、交付金には基準額(平成28年度は6,600万円)があり、児童クラブ室使用料を徴収している場合は、総事業費から使用料を差し引いた額と基準額のいずれか低いほうが交付対象となる。また、国・県からはそれぞれ交付対象事業費の3分の1が交付される。  平成28年度の総事業費は6,300万円で、使用料1,700万円を差し引くと交付対象事業費は4,600万円となり、これは基準額を大きく下回る。当該年度の国・県の交付金は1,530万円(市は同額を負担)で、使用料を徴収していなければ、それぞれ2,100万円となる。  こうした仕組みから、交付金の減額につながる使用料徴収にはマイナス要因があることが明らかになった。  本市においては、さきの議会で「道路整備予算の確保及び道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書」を提出し、自治体が行う事業への国からの補助を求めたことからも、市に対し、子育て支援への国、県補助枠を十分活用するよう求めることは同様かつ必要である。  以上のことから、交付金の積極的活用を図り、事業費の負担バランスの再検討や減免対象の拡充など、児童クラブ室使用料の見直しを要求する。  以上、決議する。  この附帯決議は必ずしも児童クラブの利用料を無料にしてほしいというものではありません。誤解のないようによろしくお願いいたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 82: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  提案理由の説明を終わります。  ただいま議題となっております案件は決議案でありますので、質疑及び委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ります。  決議案第1号について、討論のある方は挙手を願います。  鵜飼貞雄議員。 83: ◯10番(鵜飼貞雄議員) 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算書(8号)に対する附帯決議について、反対の立場で討論いたします。  以前の児童クラブの使用料が無料だったときの話にはなるんですが、登録のみをして実際には利用しなかったというケースが多々あったというふうに聞いております。また、登録をされている人が多い以上、それに備えた人員の配置というものも必要になってきます。そのような点が懸念材料であるというふうに考えております。  また、利用料金に関しまして、現在の月3,000円という金額も、安いほうからでいきますと4番目のあたりになるそうです。これを基本的に高いというふうには認識しておりません。やはり適正な受益者負担というのは必要であると判断しております。理由としまして、本当にこの施設を必要としている方たちがちゃんと利用してもらうためにも、この、今の月3,000円というのは適正な額ではないかと理解しております。  また、国や県からの交付金増額を求める反面、市からの持ち出しがふえる側面はあります。財政圧迫の点からに関しても、この附帯決議に関しては反対とさせていただきます。 84: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  近藤善人議員。 85: ◯9番(近藤善人議員) 決議案第1号 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算書(第8号)に対する附帯決議案に賛成の立場で討論いたします。  平成28年度より児童クラブの有料化が始まりましたが、有料化したことで交付金の返還金が発生したということは、当初予算の立て方が多かったのか。今後は減免対象の拡充など、児童クラブの利用料の見直しなど、最善の予算立てをし、市民と行政の負担が少なくなるよう、また、市民サービスが向上するよう要望し、この附帯決議案に賛成といたします。 86: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  郷右近 修議員。 87: ◯3番(郷右近 修議員) 議案第83号 平成29年度豊明市一般会計補正予算8号に対する附帯決議について、反対の討論をします。  まず、反対の理由は、そもそもの補正予算そのものに、先ほどもお話ししたとおり、消防の広域化のこともあって反対しておるために、賛成が前提になるこの附帯決議への賛同はできないという理由が1つございます。  そして、この附帯決議の中身についてなんですけれど、視点としては、交付金の減額につながるマイナス要因の点について書かれております。収支の問題については御意見さまざまあると思いますけれども、私どもとしては以前にもお話ししたとおり、月3,000円、夏休みの期間5,000円の再有料化そのものに反対の考えでございました。  市の立場としては、先ほどもお話が出ましたけれども、そういった受益者の負担という考え方を持って、本当に切迫した、必要性に迫られた方が利用するという実態になってほしいというふうなことが考えだというふうに聞いておりますが、一方では、子どもが学校放課後に過ごす場を確保して、また、そういったサービスを利用したいというふうに考える一人一人の子どもや世帯に対応する責任が市にはあるというふうにも思っております。そういった利用の仕方のあり方について、この受益者負担という形で利用料を1つのハードルのような形になってしまうというあり方は変えるべきではないかなというふうに思っております。  私自身も家庭の要件の関係で学童に申請をしながら許可されなかったところもあるので、そういったことなども思い出しながらこの附帯決議を読ませていただいたんですが、収支の観点についてはちょっと疑問が残りますが、この料金を以前のように無料の状態に近づけていくことそのものについては大事なことではないかなと思っています。一通りちょっと考えを述べさせていただきながら反対の討論とします。 88: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  山盛さちえ議員。 89: ◯14番(山盛さちえ議員) 平成29年度一般会計補正に対する附帯決議に賛成の立場で討論いたします。  放課後児童クラブは、総事業費のうち、国が規定する基準額以下の部分に対し、国、県がそれぞれ3分の1ずつ補助する仕組みになっています。本市は平成28年度から児童クラブを有料化したため、使用料収入分が事業費から差し引かれ、基準額を大きく下回ってしまい、今回、国、県の補助金が減額されました。  平成28年度の保護者負担額は1,700万円、市が支出した事業費は1,543万円で、有料化により市は566万円負担が減ったことになります。市の財源確保のためなら国、県の補助金を減らしてでも市民に負担をしてもらえばいいという考え方は、公が負担すべき児童クラブ費を減らす目的で有料化したにほかならず、子育て支援とはかけ離れていると考えます。5,660万円が新規の子育て支援に回されるとしても、その財源を児童クラブ利用者につくらせるのは間違っています。財源は行政がつくるべきで、無駄をそぎ取れば捻出できる額だと考えます。  本市の使用料は近隣市に比べ低く抑えられていますが、だからといってもらえるはずの補助金をみすみす減らしてよいことにはなりません。民間調査によると、30代の手取り年収は440万円、40代は520万円で、子育て世代のうち約64%が生活が苦しいと答えています。国、県の補助金が減ることを知りながら今のままの負担を求めることの不条理を、市民に説明して理解してもらえるとはとても思えません。  とはいえ、この附帯決議は必ずしも無料化を求める内容にはなっていません。市の裁量に十分配慮した控えめな要望と理解しています。もう少し減免対象を拡大してはどうか、国の教育無料化の動きを先取り、子育て世帯の経済支援を進めてはどうかなどなど、これを契機に児童クラブの使用料の再検討をしていただければと願うところです。皆さんの賛同を願い、討論を終わります。 90: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  これにて討論を終結し、採決を行います。  決議案第1号は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 91: ◯議長月岡修一議員) 賛成少数であります。よって、決議案第1号は否決されました。  日程3、委員長報告・同質疑・討論・採決に入ります。  請願第1号を議題といたします。  福祉文教委員会に付託しておりました請願1件について、お手元に配付をいたしましたとおり、委員会から報告書が提出されておりますので、その審査結果について、委員長より報告を願います。  近藤千鶴福祉文教委員長、登壇にて報告を願います。 92: ◯福祉文教委員長近藤千鶴議員) 議長より御指名がありましたので、福祉文教委員会に付託されました請願の審査内容と結果について御報告いたします。  去る平成29年12月12日午前10時より開会されました福祉文教委員会において、付託議案の審査終了後に、全委員と関係職員出席のもと、請願を審査いたしました。  請願第1号、介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願を議題といたしました。  質疑に対する主な答弁は、介護保険法で決められている制度以外で繰り入れをすると、国、県の繰り入れ分が減らさせるという認識です。給食費を無償にしている自治体は、少なくとも愛知県にはないと認識しています。
     質疑を終結し、討論に入りました。  主な討論の内容は、全般に福祉を充実させるもので、相当な財源が必要なので、無理というものもありますが、趣旨としては賛成できる部分もあり、趣旨採択とする。  年々扶助費が拡大している中、財源確保はどうするかが抜け落ちていて、極論の展開と感じ、不採択とする。  討論を終結し、採決の結果、請願第1号は採択に賛成者なく、趣旨採択、不採択同数のため、委員長裁決により不採択すべきものと決しました。  以上で福祉文教委員会に付託されました請願の審査内容と結果についての報告を終わります。 93: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  以上で委員長報告を終わります。  これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑のある方は挙手を願います。                 (進行の声あり) 94: ◯議長月岡修一議員) 以上で委員長報告に対する質疑を終結し、討論、採決に入ります。  請願第1号については討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  初めに、郷右近 修議員。 95: ◯3番(郷右近 修議員) 請願1号、介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願に賛成の討論をします。  この請願の趣旨にあるとおり、ここ数年、医療費では70歳から74歳の方の窓口負担が1割から2割にと、一定以上の所得の人の外来医療費の上限が月に2,000円引き上げになったり、介護の負担上限額も月に7,200円引き上げられるなど、住民の負担増が続いています。日本の社会保障に必要な金額は、高齢化に伴い自然にふえていくことがわかっているのですが、その額が毎年8,000億円から1兆円程度と言われておるようです。  2013年は8,400億円、2014年は9,900億円、2015年は8,300億円の概算要求が出されていたんですが、実際に予算に計上された額は2,800億円、4,000億円、4,700億円と、本来の必要な額よりも低い金額になっています。この圧縮が先ほどの制度改悪にもつながっているのではないかというふうに思っています。  一方、年金の制度は加入条件が25年から10年に緩和されましたけれども、支給される額自身は、マクロスライドを理由に2013年から段階的に2.5%引き下げられています。また、2012年の調査で、日本の貧困率は全体が16.1%に対して子どもの世代の貧困率は16.3%と、1985年の統計開始以来初めて子どもの貧困率が上回ったようであります。どの世代も経済的には苦しく、国民の皆さんは社会福祉のための負担増に耐えられるような経済状況でないというふうに思います。  請願の内容を実現するには、請願にもあるとおり、自治体独自の、特に財政的な面で能力は非常に不十分ということで、国の責任、県の責任で財政の保障が必要ということが訴えられていると思います。国に目を向けてみると、約30年ぐらい前、昭和62年の法人税の税率43.3%からずーっと引き下がって、現在23.4%に下がっております。とりわけ大手企業の実効税率は10%台と、さまざまな優遇措置の結果大きく下がっていると言われており、これを中小企業並みの20%台に引き上げるだけでも年間3兆円ほどの新たな財源が生まれるのではないかといった議論もございます。  こういった財源措置をとるだけでも、請願にある中の一部かもしれませんが、実現ができる財政をつくることは可能なのではないかとも思います。そういった趣旨から、この請願内容に、そして、あと意見書について賛同をするものであります。 96: ◯議長月岡修一議員) 続いて、鵜飼貞雄議員。 97: ◯10番(鵜飼貞雄議員) 議長の御指名をいただきましたので、請願第1号 介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願に対し、不採択の立場で討論いたします。  高齢者や障がい者福祉、医療や健康づくりといった社会保障に関して、かねてより当市においては、限られた財源の中、前衛的に取り組んでいると認識しております。例えば、介護保険料や利用料については他団体よりも低い設定となっていること、生活保護の相談、申請に当たっては適切に対応していること、保育施設の拡充に関しては現在も整備中であること、また、障がい者、障がい児施策の拡充に関しては国の基準に準じて取り組んでいることなど、既に前向きに社会保障の拡充に向け事業展開している本市であることから、本請願を受け入れる必要性はないと判断しております。  扶助費等は年々拡大している傾向にあり、本請願を受け入れる形となれば、財政圧迫は必至であり、将来の世代にツケを回すことにつながります。以上の点からも、現時点で当市においては本請願を受け入れることが適切でないとの理由から、不採択の討論とさせていただきます。 98: ◯議長月岡修一議員) 続いて、ふじえ真理子議員。 99: ◯8番(ふじえ真理子議員) 請願第1号 介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願について、趣旨採択の立場で討論いたします。  この請願の根底にあります趣旨、住民の命と暮らしを守ることを、私たちは第一に考えなければならず、全くそのとおりだと思います。この請願の中にあります子どもの貧困対策に計画性を持って推進していくこと、また、児童福祉法第24条第1項に基づく保育を希望する児童には公的保育による保育実施義務を果たすこと、保育施設において人件費の財源を確保できるよう国に要請していくことなどは大いに賛同できます。  社会情勢の変化による住民ニーズの多様化、また、そのときの国の方針、また、社会保障が充実している諸外国など、同時に見ていきますと、現在のサービスが決して十分であるとは言えません。しかし、一方で、本市の財政全体のバランス、将来世代への負担を考慮しながら、限られた中で市独自に手厚く行っている事業もあります。細かい項目まで数えると全部で46項目にわたるこの請願の内容全てに賛同することは難しいです。よって、住民の命と暮らしを守ることを常に念頭に置いて事業を進めていただくことを行政側に要望し、この請願は趣旨採択といたします。 100: ◯議長月岡修一議員) これにて討論を終結し、採決を行います。  請願第1号に係る委員長の報告は不採択であります。よって、請願第1号についてお諮りいたします。  請願第1号を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 101: ◯議長月岡修一議員) 賛成少数であります。  次に、請願第1号を趣旨採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 102: ◯議長月岡修一議員) 賛成少数であります。よって、請願第1号は不採択と決しました。  以上で日程3を終わります。  日程4、豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員会の報告についてに入ります。  豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員会の報告についてを議題といたします。  お手元に配付をいたしましたとおり、豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員会から報告書が提出されておりますので、委員長より報告を願います。  杉浦光男豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員長、登壇にて報告を願います。 103: ◯豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員長(杉浦光男議員) 議長からお許しをいただきましたので、報告をいたします。  一番最初のタイトルからいきますと、豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員会報告書。   平成29年12月21日  豊明市議会議長 月岡 修一 殿                    豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員会                                委員長 杉浦 光男  本委員会は、付託事項の調査を下記のとおり終了したので、豊明市議会会議規則第110 条の規定により報告いたします。                    記 1 地方分権の進展に伴い、議会の担うべき役割及び責任も大きくなる中、これまで以上  にチェック機能及び立法機能の強化が求められている。そのために、本市議会では議会  と議員の責務及び議会運営について、また、市民により信頼され開かれた市議会を目指  し協議、検討する豊明市議会議会改革推進協議会を平成27年6月22日に設置した。   当推進協議会の中の豊明市議会議員定数・報酬分科会による報告をうけて豊明市議会  議員定数・報酬検討特別委員会を立ち上げた。   市民から議会の課題として挙げられる「議員定数・報酬」について当特別委員会で調  査検討の過程を市民に公開し、その内容を報告書にまとめることにした。 2 豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員会の設置 (1)設置年月日     豊明市議会平成28年10月緊急議会 平成28年10月24日議決 (2)特別委員会の定数     全議員20名 (3)特別委員会委員長、副委員長、委員の氏名は、議員20名でありますので省略させて    いただきます。 2ページの3 委員会の活動経過    委員会の活動経過については次のとおりである。   委員会14回、協議会25回、広聴会1回、講演会1回   開催年月日及び内容については(別表1)に示す。 4 調査事項 (1)議員定数に関する調査について (2)議員報酬に関する調査について 5 調査経過    議員定数・報酬検討の進め方については議会改革推進協議会で確認し、特別委員会   に引き継がれた内容を参考にして進めた。大きくは三つの柱がある。(平成28年12   月22日 特別委員会)  ○ 豊明市のこれまでの経緯や他市の状況等について学習する。   ・定数削減の経緯(直接請求、請願、陳情)と結果(賛否状況)及び、報酬改定の経    緯を確認する。(平成11年削減時まで遡る。)   ・人口、面積等が同等規模の市の資料を作成し参考とする。対象は近隣自治体及び都    市部(首都圏・近畿圏など)とする。  ○ 市民参加の前に議員間で討議し論点整理などを行う。   ・討議にあたり議会基本条例第18条(議員定数)を踏まえる。   (参考)第18条 市議会が議員定数を改正するに当たっては、市の人口、面積、財政       力等、市政の現状と課題、将来の予測と展望を十分に考慮するものとする。   ・定数・報酬の増、現状維持、削減それぞれのメリット、デメリット(デメリットの    解消方法も)についても論点整理をする。  ○ 市民も含め議会制民主主義の在り方について学習する。   ・「市民も含め」の意味をどのように捉えるかをまず考える。  次のページに行きます。   ・議会と議員の存在意義と役割について学習し、定数・報酬のあり方について議論す    る。   ・市行政や議会の現状を市民にもよく理解してもらう。   ・講演会等の開催、その後、市民と意見交換(グループ討議)   ・市民アンケート   ・特別委員会で公聴会   ・市民討議会(市民の中からランダムに参加者を決め議論する。) (1)議員定数や報酬について豊明市のこれまでの経緯や他市の状況等について共通認識    を図る。(平成28年12月22日、平成29年1月31日 特別委員会)     共通認識を図るための資料としては、議案、請願、陳情等議会に提出されたも    の、議会だより、会議録等公式に発行されたもの、他の市町において公表されてい
       る数値をとりまとめたものに限定する。下記の資料を活用して議員定数・報酬につ    いての理解を深め共通認識を図った。   ・当市議会の期別定数について     (第7期 議員定数28人)(第8、9期 議員定数26人)     (第10期 議員定数22人)(第11、12期 議員定数20人)   ・人口、面積等が同等規模の市の議員定数・報酬、財政力等がわかる資料   ・当市のこれまでの議員定数・報酬に係わる経緯(議案、請願、陳情、直接請求等)    がわかる資料   ・当市議会議員の報酬一覧(平成11年から平成28年まで) (2)議員定数・報酬の増減におけるメリット、デメリットについて論点整理を行う。     (平成29年1月31日、平成29年4月19日 特別委員会)     議員定数・報酬について増、現状維持、削減の場合のメリット、デメリットにつ    いて、自分の意見とは関係なく、定数について増、現状維持、削減それぞれのメリ    ット、デメリットで6項目、報酬についても6項目あり、あわせて12項目について    項目ごとに考えられることを挙げ、定数・報酬について論点整理を行った。 (3)議員定数・報酬についての委員間討議を行う。     (平成29年5月18日、平成29年6月9日 特別委員会)     豊明市のこれまでの経緯や他市の状況について学習し、市民参加の前に、議員定    数・報酬における増減のメリット、デメリットを取りまとめ、論点整理などを行っ    てきたので、この段階では各委員の意見を出し合い委員間討議を行った。 (4)広聴会について     (平成29年6月9日、平成29年6月27日 特別委員会)    平成29年7月9日の広聴会の日程の中に議員定数と報酬に係わる問題を位置づける。    アンケート調査をすることを決める。アンケートの内容と、当日、アンケート実施   時に渡す資料を検討する。また、当日、各議員の考えを求められた場合、現在、議員   間で協議中のため回答しないことを確認した。   ○7月9日広聴会実施(3会場にわかれて行う。南部公民館会議室、商工会館2階会    議室、文化会館会議室)    アンケート集計結果の分析(平成29年7月21日 特別委員会)     アンケートの集計結果を当特別委員会の資料とすることを確認する。     講演会を開催することを決定する。予算については15万円を上限として要求する    ことを決定する。 (5)陳情第4号 豊明市議会議員の定数削減を求める陳情について     (平成29年9月19日 特別委員会)    陳情であるので直ちに質疑に入ったが質疑はなく、討論に入った。討論を終結し   採決に入った。採決の結果、賛成者5名、よって、陳情第4号は、賛成少数により   不採択すべきものと決した。 (6)講演会について     (平成29年9月28日、平成29年11月6日 特別委員会)    講演会についての補正予算は、9月定例月議会で可決した。    11月18日土曜日、勤労会館で開催した。第1部として午後2時から午後3時20分ま   でとし、講演会60分、質疑応答20分とした。   講師は愛知学院大学法学部教授の小林明夫氏。   演題は、「住民自治と議会」   内容については議員定数・報酬の根本にあるものも含めてお話しいただいた。   講演会後にアンケートを実施した。 (7)デメリットの解消法について     (平成29年9月28日、平成29年11月27日 特別委員会)    平成29年9月28日の特別委員会で議員定数・報酬を増やした場合、現状維持の場   合、減らした場合におけるデメリットの解消法の取りまとめをした。取りまとめたも   のを本委員会の資料とすることに決定し、自分の考えを含めて意見を出し合う場とし   た。 (8)講演会でのアンケート結果について    (平成29年12月7日 特別委員会)    アンケート用紙は参加者51名に配布、回答者34名。    アンケート結果、定数・報酬について一部の報告    議員定数(現議員数20名)については、増やす、現状維持合わせて13人、減らす19   人、分からない4人、無回答1人    議員報酬(現状月額405,000円)については、増やす、現状維持合わせて18人、減   らす7人、分からない6人、無回答3人    以上のとおりである。 6 まとめ     (平成29年12月7日 特別委員会) (1)本特別委員会は、平成28年10月の緊急議会で設置して以来、1年余にわたり調査し   てきた。その以前には定数・報酬分科会で基本方針などが作成され、本特別委員会の   指針とした。    調査の経過としては、初めに、本市のこれまでの定数や報酬の経緯と他市の状況を   調査した。続いて定数や報酬を増やした場合、現状維持の場合、減らした場合のメリ   ット、デメリットについて整理をした。また、デメリットの解消方法についても意見   交換を実施した。さらに、愛知学院大学法学部の小林教授をお招きし、住民自治と議   会を演題として講演を行っていただき、市民とともに学習することができた。7月に   は広聴会を開催し、市民の声を聞きアンケート調査も実施した。11月の講演会におい   てもアンケート調査を実施した。このように、いろいろと調査等を重ねてきた。ここ   で本特別委員会として一つの結論を導いた。 (2)議員定数について、委員間討議での意見   ○ 定数減の意見    ・議会が直接市民の意見を聞く場や、市民が参画する工夫をすれば克服できる。    ・常任委員会の兼任、あるいは常任委員会を2つにする。    ・採決権はないが委員会の審議を聞いて意見を述べる権利のある市民を議会が委     嘱する。    ・委員外議員の発言を強化する。    ・小さな行政を目指す。    ・資料など様々な情報をきちんと、議員あるいは市民が手にできる仕組み作りを     する。    ・議会報告会などで積極的に市民と接し減のデメリットの解消に努める。    ・予算と補正は全員で行うなど、委員会の構成を工夫する。    ・定数減を補完しようとすれば、本会議質疑のあり方を変える。   ○ 現状維持の意見    ・地方分権によって当局の権限が強化されてきている。力を増していく当局に対     して議会は人数が十分必要である。    ・デメリットの解消法というのは対症療法的なものである。    ・機構改革に伴い部署が再編された場合、議案の種類もボリュームも変わってく     ると3常任委員会で各7人ぐらいと考える。    ・定数減のデメリットの解消ができてもメリットにはつながらない。    ・議員、議会の責任、責務というのは、前進していくこと。人口や税収にしても     増やしていくことが重要である。    ・選挙に出ることのできる芽を残しておくことも現職の責務である。    ・能力ある人が出やすい環境を整えておくことが大切である。    ・定数については全国市議会旬報に出てくる数字がある程度の目安になる。   ○ 定数増の意見
       ・市の現状から考えて委員会の構成を適正にする。例えば、教育と福祉は一つにな     っているが、分けるとかの目線が大切である。 (3)議員定数についての討論   ○ 定数減の討論    ・きちんと機能する議会をつくれば人数は15人で十分やっていける。    ・15人にはこだわらないが19、18、17、16目指す方向の議会に近づきたい。    ・減らすべき、15人に賛成。    ・削減しても何ら問題はない。    ・人数を問われれば15人、全会一致が可能であれば、その努力はすべきである。   ○ 現状維持の討論    ・行政改革の理論で経費削減のために議員定数や報酬を削減してよいのか、と著名     な方の著作で述べられている。私も賛成である。    ・機能しないから削減する、それは論点、論法としてはおかしい。    ・議員のなかにはいろいろな活動がある。活動に多様性があってよい。    ・みんながたくさんの意見を出し合って進んでいくのが今の段階では一番よい。    ・議会基本条例第18条は市民感情だけに流されない仕組み作りを条文にしたつもり     である。    ・全国平均は21.3人である。3常任委員会で各7人ずつがベストだと思うが市民の     意見を考慮して現状維持とする。    ・切磋琢磨して市民のために働けるように自身も議会もレベルアップするため現状     の20人でよい。    ・議員の定数は行政改革や経費節減といった観点だけでは決められない。住民の多     様な意見や必要性を反映させることが大事である。    ・減らすことが議会改革ではない。今の時点では現状維持でよい。    ・自分の経験から理想的なのは22名と考えているが、皆の意見を伺って現状維持が     ベターと思う。   ○ 定数増の討論    ・議員は全体の奉仕者であるという意味合いをしっかり受け止めるべきである。     不利益を被ったり、害をうけたりする方の権利を守るという役割も持ってい     る。22名を提案した。 (4)議員定数についての採決    最初に現行定数20名について「減らす」か「減らさない」か2択で採決する。    採決の結果「減らさない」に賛成多数である。    よって、賛成多数により減らさないことに決定する。    続いて減らさないことに賛成した議員で、「22名に増やす」か「現状維持」かで採   決する。    採決の結果「22名に増やす」とするもの1名。    「現状維持」とするもの12名。    よって、現状維持に決定する。 (5)議員報酬について、委員間討議での意見    ・豊明市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の期末手当に関     する特例を定めた条例を廃止すべきでない。    ・会社をやめて立候補し、当選するかどうか分からない状況であれば、今の報酬金     額は維持していかなくてはいけない。    ・定数・報酬の結論が出た以上特例条例を廃止してもよいのではないか。    ・特例条例を解除する場合、遡及はしないこととする。    ・特例条例について、今の議員の任期中は今のまま続けていかなければならない。 (6)議員報酬についての討論    ・報酬は現状維持、特例も期限まで継続して自動的に切れる。その時点または、改     選後に考えればよい。    ・報酬については現状維持、特例については、廃止という方向で考えている。    ・報酬は民間や、いろいろな社会情勢を加味すると減らす立場である。    ・報酬は報酬審議会に委ねること、特例は今の議員の任期中そのままとする。 (7)議員報酬についての採決    最初に報酬について「現状維持」か「減らす」か2択で採決する。    採決の結果「現状維持」に賛成多数である。    「減らす」とするもの1名。    よって、賛成多数により、現状維持に決定する。    続いて特例条例について「廃止する」か「現状維持」か2択で採決する。    採決の結果「廃止する」に賛成者少数であり、「現状維持」に賛成者多数である。    よって、現状維持に決定する。 (8)パブリックコメントは必要かについての採決    パブリックコメントについて「必要」か「必要ない」か2択で採決する。    採決の結果「必要」とするもの8名。    「必要ない」とするもの11名。    よって、パブリックコメントは「必要ない」に決定する。                                       以上  急いで読んで、雑な読み方のようにも思いましたが、お許しをいただきたいと思います。  ありがとうございました。 104: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  以上で委員長報告を終わります。  これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑のある方は挙手を願います。                 (進行の声あり) 105: ◯議長月岡修一議員) 以上で委員長報告に対する質疑を終わります。  本件につきましては、去る平成28年10月24日に特別委員会を設置して以来、長期間にわたる調査、検討を続けていただきましたが、ただいまの報告書のとおり、調査目的を終了いたしましたので、これをもって調査を終了し、豊明市議会議員定数・報酬検討特別委員会を廃止いたします。  委員長を初め各委員の皆さんにおかれましては、長期間にわたりまして真剣かつ慎重に調査、検討いただきまして大変ありがとうございました。  以上で日程4を終わります。  お諮りいたします。お手元に配付いたしましたとおり、議員提出議案第1号が提出されておりますので、直ちに日程に追加し、議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 106: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号を直ちに日程に追加し、議題といたします。  議員提出議案第1号について、提出者より提案理由の説明を求めます。  後藤 学議員、登壇にて提案理由の説明を願います。 107: ◯2番(後藤 学議員) 議員提出議案第1号 豊明市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について説明をいたします。  地方自治法第112条第2項及び豊明市議会会議規則第14条の規定により、別添のとおり提出するものです。  提案理由といたしましては、下のほうをごらんいただきたいと思いますが、この案を提出するのは、市民の期待に応えて議会改革を推進するため必要があるからであるということでございます。  1枚はねていただきまして、豊明市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例としまして、豊明市議会の議員の定数を定める条例(平成14年豊明市条例第1号)の一部を次のように改正する。  「20人」を「15人」に改める。  附則といたしまして、この条例は、公布の日以後初めてその期日を告示される一般選挙から施行する。  なお、一言提案理由を補足させていただきたいと思いますが、豊明市議会は御承知のように日本一の議会を目指して改革を進めております。日本一とは、少数精鋭で機能性の高い開かれた議会と私は考えます。優秀で勤勉な15人の議員が議会への市民参画を促して市民と連携し、事務局のサポート体制を強化して議会活動を充実すれば、二元代表制の一翼としての機能を十分に果たすことが可能であると考えます。  定数減により浮いた財源の一部をそのような議会機能強化の体制づくり、例えば市民委員への報酬、あるいは事務局増員の人件費などに充当すれば、財政負担なく改革が可能となります。既に全国の先進的な市議会ではそのような改革が進められ、現実のものとなっている事例もあります。  議員の皆さんにおかれましては、大局的な見地から議会改革の方向を見据え、定数削減をその契機とすることに御理解と御賛同をいただくようお願いして、議案の説明といたします。  以上です。 108: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある方は挙手を願います。                 (進行の声あり) 109: ◯議長月岡修一議員) 以上で質疑を終結いたします。  本案は議員提出議案でありますので、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ります。
     議員提出議案第1号について、討論のある方は挙手を願います。  杉浦光男議員。 110: ◯15番(杉浦光男議員) 反対の立場で討論させていただきます。  提案者は大局的な立場で削減と言いましたが、僕は大局的な立場で現状維持かふやしていただきたいという考えを持っております。着眼大局着手小局で少しお話をさせていただきます。  着眼大局というのは、憲法の法的なレベルでいいますと、憲法では法のもとの平等、それから地方公共団体の権能、これ、憲法上の規定でありますね。それから地方自治法、それから豊明には豊明市議会基本条例、あります。だから、そういうものを、それがもとにしていろんなものをもう少し考えていったらどうかと、私はそれは着眼大局と言ったのはそのことです。  その中には、もうちょっと具体的にいきますと、地方自治のあり方、それから選挙権の問題、被選挙権の問題等が入ってきます。具体的には、被選挙権については先ほど私がこの報告書の中でも述べておることと重なるかもしれませんが、やっぱし窓口を広げておくと。組織のある人しか出れないとか、財力のある人しか出れないとか、あるいは障がいのある者は出れないとか、そんなふうではいけませんね。まさに法のもとの平等ですね。大局のもとにあるわけ。窓口を広げる、これは先ほどの調査の中でも述べられておる人がおりました。  それから、もう一つ重要なことは、この議員の問題、選挙権、被選挙権の問題、地方自治の問題というのは、この歴史は、言うなれば政治の世界に登場したというのはやっぱしかち取ってきたというか、やっぱし議員をふやしていこう、誰でも選挙できるようにしよう、そういう歴史だったと思うんです。ここで減らすということは、自分たちがかち取って延々とまた過去の人が押さえてきたきちんとした歴史を覆すことになると私は思います。  そのことの証明として、もう細かいことですが、地方自治法の改正前は5万から10万の都市では定数30人が上限だったんじゃないですか、定数30名。それもひとつ多くの人に出てもらって、多様な意見を持ってやろうというのが1つの大きな流れだったというふうに考えております。  本市も、ここで現実的な問題に戻りますと、定数の適正化を求めて1年余にわたって特別委員会を設置してきましたので、そこで現状維持が多数だったということはまさに正しい判断だったというふうに私は思います。  行財政改革の1つとして、議員の定数を少なくすれば経費の削減になるよというようなことは、また大局的な観点に戻りますが、大局的な民主主義の原理原則からして非常に細かいというか、ちょっと枝葉のことかなというふうに思います。また、定数削減は自分たち議員の自殺行為に結びつかないかなというふうに心配をしております。  最後に、簡単にまとめますと、議会や委員会の機能を十分発揮して、その結果として経費を削減して、市民の福祉向上に向けて頑張っていくふうになれば、議員立法も含めて、あるいはもろもろの提言も入れてやっていくことが議会、議員の役割であろうというふうに考えております。  取りとめもなくあっち行ったりこっち行ったりして反対討論をしましたが、真意を酌んでいただいて、よろしくお願いいたします。  以上です。 111: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  宮本英彦議員。 112: ◯7番(宮本英彦議員) 議員提出議案第1号 豊明市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について、賛成の立場で討論します。  私が議員定数を削減すべきと思う理由は大きく2つであります。  1つは、議員削減をした場合のデメリットが挙げられております。その中に、議員定数を削減すれば3つの常任委員会が維持できなくなるのではないかというような意見もございます。ちょうど本議会で議案提案され、先ほど可決しました消防本部が尾三消防へ加入すれば、建設消防委員会の中の消防部分が基本的にはなくなってしまうと思っております。そのようなことから、2つの常任委員会にしても何ら問題はない、議員がそれぞれ力量を発揮すれば2つでも何ら問題はないと思っております。また、デメリットの中に、定数を削減すれば市民の少数意見が反映されにくくなるという意見もありますが、これは議員の数に関係がないというふうに私は思っております。  もう一つの一番の大きな理由は、やはり豊明市の財政問題だと思ってます。豊明市の財政は健全であります。しかし、財政基盤は脆弱であると思っております。思い切った新たな投資は非常に難しくなってきております。そのようなことからも、議員もみずからの定数を削減し、経費の節減に取り組む必要があると判断をしております。  以上の理由により、豊明市議会の議員定数を定める条例の一部改正についての賛成とします。  なお、先ほど特別委員会の調査報告が出されましたが、議員には議案提出権があります。この議案提出権で引き続き削減の努力をすべきと判断し、議員削減議案の提出に賛成するものであることを申し添えておきます。 113: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  富永秀一議員。 114: ◯1番(富永秀一議員) 議員提出議案第1号 豊明市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例に反対の立場で討論いたします。  特別委員会の中で発言した内容の繰り返しとなる部分もありますが、せっかく本会議の中で発言する機会ができましたので、カメラの向こうの市民も意識しながらしっかり討論させていただきたいと思います。  議員の数を減らすということは当局に対する力を減らすということで、権力の集中を招き、政策への多様な意見の反映、政策を提案する力を落とすことになると考えます。前期においては、議会内の対立、議会対市長といった対立が目立ち、市政が停滞していたと思います。これは何とかしなければならないと多くの市民が考えていました。私もそのうちの1人です。そして、市議会議員選挙において、同じように考えていたであろう多数の方が立候補し、定数20人に対して35人も立つという事態になりました。そして、一般的に多数が立てば知名度や組織がある現職が強いと考えられる中、新人が8人も当選しました。これは、民主主義が正常に機能した結果だと思っています。  先日の議会報告会の講演で、愛知学院大学の小林明夫教授は、議会が機能していないからといって定数を削減してしまっては、市民の声を行政につなぐ手段を減らしていくことになる。行政とのバランスを変えてくる。議会が機能しないなら、市民の力で機能するようにするべきではないかといった趣旨のお話をされました。全くそのとおりだと思います。  そして、賢明な豊明市民は、前回の選挙でそれをなし遂げたと思います。今は、議会の力が内部の対立ではなく、市民にとってよりよい市政の実現を目指す方向に向いていると思いますし、前期までをよく知っている方々から、今期はよくやっているという話もいただきます。  地方分権によって、当局の権限はどんどん強化されています。また、市長は産業育成、人口増を掲げておられ、実際に人口は少しずつふえています。力を増していく当局に対して市民を代表してチェックを行い、政策提言を行っていくためには、今回の議案とは逆に、議員はむしろふやしていかなければならないと思います。  山梨学院大学の江藤俊昭教授が言っておられる、委員会の人数は7、8人が適切であるというのは、実感としてそうだと思います。ですから、当市の場合、3常任委員会で21人、議長を別として22人あたりが適切であろうと思っています。  常任委員会を2つにまとめればいいという考え方もありますが、今でも議案を詳細に検討したり現場を確認したりという作業にかけられる時間はぎりぎりであり、もしまとめられれば、議会の力が落ちることは明らかであると考えます。例えば、先ほどの補正予算の図書室の空調についての指摘も、複数の現場を確認したからできたことであって、もし委員会が2つでチェックする内容が1.5倍であると難しかったかもしれません。チェックが甘くなるということは当局からすると歓迎かもしれませんが、市民の負託に応えるという意味では甚だ疑問であると考えます。  ただし、定数をふやすまでに至るには2つの条件を満たさないと無理だと思っております。1つは、今、地方政治の専門家の方々の間では、定数削減ではなく、重要性が増している議会の役割をしっかり果たしていくためには、場合によっては定数増を検討するべきだという考え方が主流になっていることが市民の皆さんに理解されることです。先日の小林教授の講演でも、行政改革と同じような文脈で議員を削減するべきではない。市民の声を行政につなぐ手段を減らすリスクがあるとお話しされていましたが、先日の講演だけで市民の理解が十分深まったとはとても言えないでしょう。  もう一つの条件は、議会が当局からの提案を適切に修正したり、適切でなければ拒否したり、当局のあり方を規定するような条例を制定したり、積極的に政策提言をしたりという、今、地方議会に期待されている役割を十分に果たし、しかもそうした働きを市民の皆さんに伝える努力をして十分に理解されることです。  これらがある程度達成されない限り、定数をふやすことに対して多くの市民の賛同を得ることは難しいだろうと思います。ですから、今は現状を維持し、来期は議員の数をふやしてと市民に言っていただけるような議会になることを目指すべきだろうと思います。先月の全国市議会議長会フォーラムで、佐賀県の伊万里市議会の前議長さんは、二度と削減を突きつけられない議会を目指したとおっしゃっていました。私はこの気概が必要だと思います。  現状維持だとせっかく議論してきた意味がないではないかという意味もあっての定数削減の議案だと思いますが、私はこれまで続いてきた議会の力を削減していく動きにははっきりとストップをかけ、来期以降、時期が来れば数をふやし、力をつけていく、その反転のための大きな意味のある現状維持だと思っておりますので、定数を削減するこの議案には反対といたします。 115: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  郷右近 修議員。 116: ◯3番(郷右近 修議員) 議員提出議案第1号 豊明市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について、反対の立場で討論をします。  私がこの提案に反対をするのは、むしろ議員定数を現状の20人からふやすべきではないかというふうに考えているからです。その理由の1つは、やはり市民の代表者である議員がふえたほうが、より行政に対する意見の反映ができるのではないか、より多くの人の意見を反映できるようになるのではないかというふうに思うからです。  議員の役割の1つに、市民全体の奉仕者というふうな役割があると思います。そういった考えから、ふだん私は、市民の皆さんから声をかけられたり、また、みずから対話や訪問をするときに、私の政治信条とは違った、全く真逆の意見をお聞きすることもございます。ただ、そういった中身でも、とりわけその方がこのお話や提案をぜひ市の担当する人に言ってほしいと、そういったことを頼まれれば、そういったこともつけ加えて時々各担当の方にお話に行くことがございます。やはりそういった役割が重要だと思うからであります。そういった全体の方の意見を反映するというのは、やはり人数が多ければ多いほど広くカバーすることができると思うんです。  もう一方で、その全体の奉仕者という考えとは逆の役割もあると思っています。特定の立場の人の権利を保障する、暮らしを、そして守るというために頑張らなければいけないという役割だと思っています。壮大な話をすれば、人間の歴史が始まって以来、社会ができて、その中で、その時点その時点の一番多くの人が幸せになれるのではないかという仕組みを試しに実行する中で、問題があったら解決をしていこうという努力を積み重ねて今の社会の制度がつくられていると思うんですが、その中であっても、やはり不利益をこうむる人というのは出てしまうと思っています。  ただ、そういった方が社会的な弱者であったり、あとは少数の人であったりした場合、どうしてもそういった方々の権利を守るために、一部の方々の立場に立って、その目線に立って議員活動が必要になることがあると思っています。ただ、そういう活動をしようと思うと、とりわけ定数が少なくなればなるほど、より多くの市民の方の負託のもとに出てくることになります。特定の方の立場をしっかり守るということがしにくくなるおそれがあるんじゃないかというふうに思うわけです。多くの方々の意見が議会にそろって、多様な意見、多様性が保障される議会にすることが、今の豊明市の定数からすれば重要なんじゃないかと思うわけです。  具体的な数字でいうと、委員会でも直近の削減前の数字であった22人がいいのではないかというふうにお話ししました。住民の方々が自分たちの市民の代表としての議員なんだということを実感しながら、住民の方も一緒になってその仕組みをこつこつ積み重ねながらつくっていくことが大事だと思うので、例えば理想的な人数が何人ということが仮にあったとしても、積み重ねながら議員の定数というのはふやしていくことがいいんじゃないかなというふうに思うからです。  以上です。 117: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  三浦桂司議員。 118: ◯19番(三浦桂司議員) 議員提出議案第1号に対して反対の立場で討論をいたします。  今回の議員提出議案は、議員定数・議員報酬検討特別委員会を踏まえての提出ですが、議員提出議案という形で議員各自の意思を明確にするということは悪いことではありませんが、議員定数・議員報酬特別委員会の議論や審議は一体何だったのかと、自分の意見と違うからといって主張されることに賛同はできません。  特別委員会において既に答えが出ているので、削減できるのか、可決されるのかという本来の目的ではなくて、否決されるのを見通した上での議会提出に強い違和感を私は感じます。議員提出に関して、たとえ同じ会派であっても考え方についてはそれぞれ異なり、意見の一致を見ないのは多いのです。どうして一致しないのかというと、議員定数の適正がどの程度か根拠がないからです。前期までの議論と重なりますけども、人口密度、面積、地域性など、それぞれの自治体の事情を考慮せずに、感情論などの根拠を持ち出しての議員定数削減論には賛成できません。  定数を議論する際に忘れてならないのは、政治に無関心な近年の低投票率です。豊明市においても55%程度の投票率しかなく、豊明市の庁舎内でこれだけ立派な議場なのに、午後からの本会議に傍聴者がいません。傍聴者の少なさは議会への関心の薄さの裏返しだと、私たちも反省しなければなりません。15名という議員定数になってこの懸念材料というのは、議会のアマチュア化が進み、本来議会の役割であるはずの議案審議、調査する時間が、先ほど富永議員言われたように減少することです。また、豊明市の財政規模で15名の議員定数だと、7、8名の議員で市長提出議案の賛否が決定してしまうことです。それは、極めて偏った社会、議会になるおそれがあります。  議員というのは、市政に対し、幅広い市民の皆さんの建設的な意見や要望を聞いて、積極的に市政に反映できるよう努める義務があります。私たちは市民の負託を受けてこの議場におります。多くの市民が本当に自分の住んでいる地域に議員は要らない、そう思って議員定数を求めるならば、反対する理由は薄れていきます。しかし、選挙に強い人が優秀であるのか、一議員が全市民の代表になり得るのか、議員定数削減で少数精鋭になるとは限りません。  以下は私の持論ですが、私は議員定数削減することに異論はありません。ただ、以前から主張しているように、削減する場合、人口減少による税収減、唐竹小学校や双峰小学校の統合など、市民に大きな負担をお願いするときだと思っております。そのときは議員定数削減、これを主張するつもりです。  以上で15名への議員定数削減案について反対討論といたします。 119: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  近藤善人議員。 120: ◯9番(近藤善人議員) 議員提出議案第1号 豊明市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について、賛成の討論をいたします。  今、私たちが考える議会の機能とは何なのか、豊明市議会が目指すこれからの議会はどのような形なのか、議会には行政の監視機能、政策形成機能、議会運営機能の3つの機能が挙げられます。市民協働の時代、市民の声を代弁するだけであれば、議員でなくても市民が直接行政に声を届ければ済む話です。そうではなくて、よりよい市政を発展させるために、これからの新しい議会は行政の監視機能に加え、政策形成機能を充実させることが必要であると考えます。市民の声を聞き、行政にはない視点から政策を提言、提案するのです。そのために、女性や若い人がどんどん議会に入っていただきたいと私は考えます。  議員は単なる名誉職ではありません。新しい時代にふさわしい豊明市議会であるために、一人一人の議員環境の充実を図り、効率的な議会運営、さらなる改革が必要だと考えます。これまで1年にわたり議会改革に関する特別委員会を設けて協議してきた結果、現状維持になりました。定数を削減することでそれぞれの議員の仕事量も増加し、議員間の議論もさらに活発になり、お互いを切磋琢磨することで市民の負託に応えるものと考えます。  以上の理由により、本条例改正案に対する私の賛成討論といたします。  議員の皆さんの賢明なる判断を求め、討論を終わります。 121: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  山盛さちえ議員。 122: ◯14番(山盛さちえ議員) 議員定数を20名から15名に削減する案に賛成する立場で討論いたします。  先ほど委員長から報告があったように、定数・報酬特別委員会が設置され、20人の議員が協議してまいりました。同等規模の自治体の状況調査に始まり、定数・報酬を増、現状維持、減した場合のメリット、デメリット、さらにはデメリットの解消方法についても話し合い、講師を招き、議会や議員の役割を学び、市民アンケートも2回実施いたしました。  しっかり検討したように聞こえますが、定数について議員間で意見を交わす時間は非常に短く、市民との意見交換も実施できていません。それは今12月議会中に検討期限を決めたことによるもので、時間的な問題がありました。これは、次期立候補される方への配慮ということでこの日にちを変えることができないという多くの議員の考え方によるものでした。最後は削減すべきと考える議員を除く13人で採決し、12人が現状維持を可とする結果になりました。私は削減を主張いたしましたので、このまま黙っていると、現状維持を容認したのではないかとの誤解を招きかねないという心配も正直なかったわけではありません。  定数削減によるデメリットを大きく言えば、市民の声が届きにくくなる、議会の機能が低下する、この2点だったと思います。しかし、解決策は示されました。議会公聴会の開催、市民や団体との意見交換会の実施、市民を委員として委嘱し、委員会に参加する、公開討論会のようなものを設けるなど、議会が地域に出向き、市民の声を聞くこともできます。  議会の機能低下を心配する部分についての工夫としては、全議員による予算常任委員会の設置や所管事務調査の積極的実施、質疑の回数制限の見直しや委員外議員の質疑を認める、委員間討議の活用、議案資料の充実、専門知見の活用や公述人制度の活用などなど、さまざまトライすべきことが話されました。  また、議会に求められる機能、役割を果たすために、議会事務局の協力も必要です。議員削減で生まれた財源の一部を議会事務局職員増に回し、議会の調査力アップ、企画立案能力アップに充てることで二元代表制の一翼を担う議会に近づけることで、議員削減で生まれるデメリットは十分に解消でき、今以上の議会になれると考えております。  市民アンケートでは削減を求める意見が多数を占めました。私が削減に賛成するのは、働きの悪い議員がいるから減らしてもいいということではなく、市民の厳しい判断に応えるためにも、議員が削減をきっかけに議会を活性化していくことが重要と考えているからです。デメリットを理由に削減をちゅうちょしていては、努力しないと宣言したも同然ではないでしょうか。最少の経費で最大の効果を上げる、議会が率先することに大きな意味があると思います。  以上の理由から、本議案に賛成の立場をとります。  以上です。 123: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  一色美智子議員。 124: ◯20番(一色美智子議員) 先ほどの特別委員会の委員長より報告がありましたように、私たちは昨年の10月から1年2カ月余り委員会を行い、さまざまな事柄について検討してまいりました。予算をつけ、講師をお呼びして講演会も開いてまいりました。そして、全議員で結論を出したところであります。  その上で、本日、豊明市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例が議員提出議案として提出がされました。私は全議員で構成された特別委員会での結果を尊重すべきと考え、反対といたします。 125: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  近藤郁子議員。 126: ◯18番(近藤郁子議員) 議員提出議案第1号に対して反対の立場で討論させていただきます。  議会のあり方、定数等につきましては、20人の議員の中でもさまざまな意見があります。議員がどうあるべきか、どう活動するべきかもそれぞれ異なり、特別委員会ではそれを検討、協議してまいりました。削減して生まれることのデメリットは決してメリットに変わるものではなかったというふうにも記憶をしております。その全議員で構成された特別委員会で出された結果を尊重すべきと考え、反対とさせていただきます。 127: ◯議長月岡修一議員) ほかにございませんか。  これにて討論を終結し、採決を行います。  議員提出議案第1号は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) 128: ◯議長月岡修一議員) 賛成少数であります。よって、議員提出議案第1号は否決されました。  以上で今12月定例月議会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。  近藤郁子議員。 129: ◯18番(近藤郁子議員) 12月5日に行いました私の一般質問において、個人が特定される発言がありました。精査いただきますようお願いいたします。 130: ◯議長月岡修一議員) わかりました。今後、後刻、会議録を精査し、訂正をいたします。  以上で今12月定例月議会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。  お諮りいたします。明12月22日から平成30年2月21日までの62日間を休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (異議なしの声あり) 131: ◯議長月岡修一議員) 御異議なしと認めます。よって、明12月22日から平成30年2月21日までの62日間を休会とすることに決しました。  市長より挨拶を願います。  小浮市長。 132: ◯市長(小浮正典君) 12月定例月議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様におかれましては御審議大変お疲れさまでございました。提案いたしました議案全てをお認めいただくことができました。大変ありがとうございました。  ただし、消防の広域化に関して、余りに無責任で、議員個人の妄想による根拠が不明な討論が建設消防委員会及び本日の本会議において聞かれたことは残念でなりません。基礎自治体の基礎の基礎は、市民の安全・安心を高めることに尽きます。そのために、消防署員は日夜厳しい訓練を繰り返し、1秒でも早く現場に到着し、1秒でも早く措置できるよう努力しています。それは、命を救えるか否かが1秒の世界で決まる厳しい職務を担っているからです。  今回の消防広域化は、本市において特に大規模な災害が起きたときに、災害の鎮圧、市民の救出・救助活動を飛躍的に高めるものであり、市民の安全・安心は一気に高まります。そして、現在の消防署や南部出張所は維持されることも含めて、こうした広域化の目的は、広報紙を通して、また、地域の安全を守っている消防団や女性防火クラブを通して、さらに、市長である私が直接市民に説明してまいったことであり、市民から反対どころか大きな賛同を得てきたものであります。  私も一般の職員も議会議員も市民のために仕事をしているはずです。最終目的は市民の幸せや健康、安全・安心以外にあり得ません。市民の安全・安心をないがしろにする考えや議論は不毛であるし、市民の代表として許せないと明言しておきます。  さて、話は変わり、熊本市議会の女性議員が先月、生後7カ月の長男を抱いて本会議場に着席したことについてさまざまな議論が交わされていることに触れます。
     この問題について熊本市議会は、傍聴人はいかなる事由があっても議場に入ることができないという傍聴規則に違反しているとして議員を厳重注意する一方、幼い子どもを持つ議員らを支援する方法について協議する方向にあり、現実的な判断をされていると思いますが、一方でさまざまなメディアやネット上において、この女性議員を批判する方が多数いらっしゃることに正直私は驚きました。一体何が悪いのと。  議会での議論の目的は、市民を代表する議員一人一人が正しいと考える結論に行き着くまで必要な質疑が円滑に行われることだと私は考えます。その間に仮に乳児が泣いたとしても、議論の妨げになるのだろうかと。乳児を抱いていたとしても、当該議員や周りの議員が判断できない状況になるとは考えにくく、仮に乳児が泣いたら議会の進行をとめるなど、柔軟に対応すればいいだけだと思います。この問題で女性議員を批判する人たちの考えは、議会はこうあるべきという不毛なべき論に端を発していると思いますが、問題を拡大解釈すれば、乳幼児の声がうるさいからといって各地で保育園の建設が進まない社会のゆがみにつながっているのではないかと危惧します。  では、豊明市はどうかというと、例えば子育て中の市長である私が2歳の長女の世話をしながら週末のイベントに参加しても、市民から批判どころか、いつも多くの方に歓迎していただき、小さな長女を気づかっていただけます。豊明市民には人を思いやるぬくもりがあります。豊明の文字どおり、子どもや高齢者、障がいのある方を気づかう心の豊かさと明るさがあります。  さらに話は変わりますが、今月、総理官邸による未来投資会議の構造改革徹底推進会合に、私、高齢者福祉課長、同課の課長補佐の3人が参加しました。中身は健康、医療、介護の構造改革です。豊明市が今回参加した大きな理由の1つは、高齢者の自立支援に向けた公的保険外のサービスを提供する民間企業と情報を共有し市民サービスを開発している点です。  この事業のきっかけは、老い始めた市民に介護保険でのサービスを提供するよりも、普通の暮らしを維持するよう促すほうがその人にとっての健康と幸せにつながることが多いという事実に市の職員が気づき、外出したいという意欲を御高齢の市民に喚起するために、市内にある資源をフル活用しようと発想したことにあります。  民間企業と行政が協力することは、従来の枠組み、べき論からすればタブー視する方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちの達成すべき目標は、冒頭で申し上げたとおり、唯一、市民の幸せです。その時点から既に全国の自治体が防災関連で民間企業と協定を結んでいます。高齢者が日常生活を維持するための支援において参加いただける企業には全て門戸をあけて公平性を保ちながら、高齢者をターゲットにした新たなサービス事業を民間企業に提案し、そのサービス内容を市民に情報提供することは、市民の健康寿命を延ばすことにつながります。  厚生労働省の試算では、国全体としての介護保険の総費用額が、2025年度には2016年度と比べて2倍以上の21兆円程度に膨らむことが予想されています。高齢者、特に後期高齢者の激増と生産年齢人口の不足により、日本という国を構成する社会がこれまでとは全く異なる状況へと激変し、それが確実に進む中、我々豊明市行政は、コンプライアンスをしっかりと保持しながら、従来の枠組みや発想にとらわれることなく、ひたすら市民の幸せを持続可能な形で実現してまいります。  年末が近づいてまいりました。皆様におかれましても風邪等引かれませんようお体に気をつけていただき、よいお年をお迎えいただきますよう願っています。 133: ◯議長月岡修一議員) 山盛議員。 134: ◯14番(山盛さちえ議員) 今の、最初の市長の挨拶の中で、消防の議案について触れられました。妄想という言葉を使って、いわば反対した議員を批判するような内容と受け取れました。非常に聞いていて違和感がありましたし、遺憾でありました。どのような部分を妄想というふうに判断されたのか、またそういうような意見を持つ議員が議員としての資格がないかのごとく批判されたことに非常に憤りを覚えるものでありますので、ここでよろしければ市長に釈明の機会を与えたいと思いますがいかがでしょうか。 135: ◯議長月岡修一議員) 却下します。                 (進行の声あり) 136: ◯議長月岡修一議員) 御苦労さまでした。  長期間にわたる御審議、まことに御苦労さまでした。  次回は、平成30年2月22日午前10時より3月定例月議会を開きます。  本年最後の定例月議会を散会するに当たりまして、議員各位の御協力に心から感謝を申し上げます。  また、迎えます平成30年が本市にとってもよりよい年となりますよう、あわせて皆様方の御多幸を御祈念申し上げまして、平成29年12月定例月議会を散会といたします。                  午後3時散会                   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 発言が指定されていません。 当サイトに掲載している著作物(文書、写真、画像、イラスト)は豊明市議会が著作権を保有します。著作権者の許諾なしに無断複製・無断転載を行うことを禁じます。 Copyright © Toyoake City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...