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  1. 豊明市議会 2015-03-01
    平成27年3月定例月議会(第3号) 本文


    取得元: 豊明市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-28
    トップページ 検索結果 ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 平成27年3月定例月議会(第3号) 本文 2015-02-26 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 274 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 2 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 3 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 4 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 5 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 6 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 7 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 8 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 9 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 10 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 11 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 12 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 13 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 14 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 15 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 16 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 17 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 18 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 19 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 20 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 21 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 22 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 23 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 24 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 25 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 26 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 27 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 28 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 29 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 30 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 31 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 32 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 33 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 34 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 35 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 36 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 37 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 38 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 39 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 40 : ◯市長(石川英明君) 選択 41 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 42 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 43 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 44 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 45 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 46 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 47 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 48 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 49 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 50 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 51 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 52 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 53 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 54 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 55 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 56 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 57 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 58 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 59 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 60 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 61 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 62 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 63 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 64 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 65 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 66 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 67 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 68 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 69 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 70 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 71 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 72 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 73 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 74 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 75 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 76 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 77 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 78 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 79 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 80 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 81 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 82 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 83 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 84 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 85 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 86 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 87 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 88 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 89 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 90 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 91 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 92 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 93 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 94 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 95 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 96 : ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 選択 97 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 98 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 99 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 100 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 101 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 102 : ◯12番(山盛左千江議員) 選択 103 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 104 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 105 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 106 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 107 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 108 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 109 : ◯経済建設部長(坪野順司君) 選択 110 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 111 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 112 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 113 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 114 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 115 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 116 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 117 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 118 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 119 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 120 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 121 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 122 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 123 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 124 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 125 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 126 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 127 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 128 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 129 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 130 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 131 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 132 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 133 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 134 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 135 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 136 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 137 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 138 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 139 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 140 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 141 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 142 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 143 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 144 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 145 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 146 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 147 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 148 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 149 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 150 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 151 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 152 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 153 : ◯教育長(市野光信君) 選択 154 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 155 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 156 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 157 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 158 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 159 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 160 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 161 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 162 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 163 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 164 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 165 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 166 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 167 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 168 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 169 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 170 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 171 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 172 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 173 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 174 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 175 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 176 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 177 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 178 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 179 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 180 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 181 : ◯教育部長(加藤賢司君) 選択 182 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 183 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 184 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 185 : ◯教育長(市野光信君) 選択 186 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 187 : ◯10番(杉浦光男議員) 選択 188 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 189 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 190 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 191 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 192 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 193 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 194 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 195 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 196 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 197 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 198 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 199 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 200 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 201 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 202 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 203 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 204 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 205 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 206 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 207 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 208 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 209 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 210 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 211 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 212 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 213 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 214 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 215 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 216 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 217 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 218 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 219 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 220 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 221 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 222 : ◯市民生活部長(石川順一君) 選択 223 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 224 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 225 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 226 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 227 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 228 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 229 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 230 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 231 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 232 : ◯3番(近藤千鶴議員) 選択 233 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 234 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 235 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 236 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 237 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 238 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 239 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 240 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 241 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 242 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 243 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 244 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 245 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 246 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 247 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 248 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 249 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 250 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 251 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 252 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 253 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 254 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 255 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 256 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 257 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 258 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 259 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 260 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 261 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 262 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 263 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 264 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 265 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 266 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 267 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 268 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 269 : ◯健康福祉部長(原田一也君) 選択 270 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 271 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 272 : ◯議長(堀田勝司議員) 選択 273 : ◯19番(前山美恵子議員) 選択 274 : ◯議長(堀田勝司議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午前10時開議 ◯議長(堀田勝司議員) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員19名でございます。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配付をいたしました議事日程表に従い会議を進めます。  日程1、一般質問に入ります。  最初に、12番 山盛左千江議員、質問席にて質問願います。 2: ◯12番(山盛左千江議員) それでは、通告に従いまして質問させていただきます。  今期最後の一般質問ということで、予算にもかかわりますので少し重たいテーマになるかと思いますが、よろしくお願いいたします。  まず、質問の1項目め、新年度予算と将来設計についてお伺いいたします。  新年度予算は、予算編成過程の公表を行うようになって3回目になります。歳入と歳出の差額をどのように埋めたのか、また、事業の重要度を市民が知る上でも、大きな意味を持ちます。  いま一つ市民に浸透していないのは残念ですが、意思形成過程の公開、行政の透明性を高める点で評価しております。そこには、予算編成方針に当たり、まちづくりの系譜、時代状況を全職員で共有したいと書かれ、第5次総合計画のスタートを前にした平成27年度は、豊明市にとって新しく始まる年、転換点との自覚を促しています。  重点目標は、若者に粋なまち、次世代に向けた四つの力、財政力を蓄える、安心力を蓄える、魅力を蓄える、市民力を蓄えるというふうに掲げてありました。  質問に入ってまいりますが、まず導入として、現在進行中の市長マニフェストで、新年度予算に計上された事業はありますでしょうか。また、その予算額についてわかりましたら、御答弁をお願いいたします。 3: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 4: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) いろいろと入っております。例えば給食費の減額というか賄材料費を多くしていくだとか、賄材料費分として市のお金を使って充実をしているとだとか、以前の議決をいただいた児童クラブの無料化だとか、そういったものは、以前の政策判断が議会でなされたもの、そういったものについては、今回の骨格の予算の中にも入っております。金額については、申しわけございません。 5: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 6: ◯12番(山盛左千江議員) さっと予算の概要を見せていただいたところによると、学校への補助教員をふやしていたりとか、養護教諭を市の単費で配置したりとか、そういったものも見受けられたり、それから、相談員の時間を延ばしたりとか、いろいろ教育や子育てに関する部分についての拡張もありましたが、そういったものも新年度予算、市長の政策につながるものだというふうに理解してよろしいでしょうか。 7: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。
     伏屋行政経営部長。 8: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) はい。そのような理解でよろしいかと思います。 9: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 10: ◯12番(山盛左千江議員) そうしますと、4年間のマニフェストの、達成まで行かなくとも、着手率ということになりますと、昨日の早川議員の一般質問の回答よりか、かなり高くなってくるのかなというふうに思いますが、そういった率については把握していらっしゃいますでしょうか。 11: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 12: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 昨日、早川議員のときにお答えをいたしました率でしか、現在ありません。そういったことで、25年度の実績、26年の3月の実績で昨日お答えをしておりますが、84.4%、達成率で55.6%ということになっております。 13: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 14: ◯12番(山盛左千江議員) 4年間の締めくくりの最後の予算なので、そこに盛り込まれた事業を含めた着手率というものも、本当は計算しておいていただきたかったなというふうに思いますけれども、また追ってお知らせいただければありがたいと思います。  本題に入ってまいります。  編成作業に当たっては、各部課の方針を明確にし、重点目標につり下がる体系的な要求であること、事業の立案においては次世代に目を向け、連続性を強く意識した社会の新たな仕組みづくりを新しい公共として具体化していくことを念頭に、質的な工夫を意識した総点検、再構築を行い、予算の編成に取り組むものとするというふうに書いてありました。  平成27年度当初予算で、これまでと再編成において相違点がありましたら、お答えください。 15: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 16: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 一番の相違点は、今回は骨格予算であるということでございます。昨年度の当初と比べて約1.1%、投資的経費につきましては25%ほど減少しております。それが一番大きいものとなっております。さらには、予算の、今議員がおっしゃったような視点で財政力を蓄えるという意味で、事業目的をしっかりと捉えたPDCAサイクルの中での予算立てというものを行おうということで、財政のほうでは査定をしております。  以上です。 17: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 18: ◯12番(山盛左千江議員) いろいろ工夫はされたということですけれども、こうしたこの方針に基づき取り組まれた、予算化された事業については、どのようなものがあるんでしょうか。 19: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 20: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) どうしてもやらないといけないものというのが、骨格予算の中では多うございます。大きいものでいえば、桜ヶ丘沓掛線で3億円ほどだとか、小中学校の非構造部材だとか、庁舎の耐震の継続だとか、前後駅前デッキの建設工事費が多うございますが、今まで議会でも御了解を得ておる、そういったものの中で骨格予算を組ませていただいております。  新たな視点でということになりますと、6月の補正予算で出させていただくという形になってまいりますので、目新しいものというのは基本的にはございません。  以上です。 21: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 22: ◯12番(山盛左千江議員) そうすると、今回の予算は骨格予算とするというふうに決まったのは、そんなに早くないということなんでしょうか。ホームページで公開されているところには、いろいろと、若者に粋なまちという言葉ももちろん入っておりますし、そういった視点で予算編成をしていくというふうに読み取れるんですけれども、その部分のはない。先ほど申し上げましたように、新たな枠組みというか、仕組みづくりを新しい公共として、そういう視点でつくっていくということで、各課からの予算要求の中には、若者に粋なまちであったり、新しい方針に基づいたものが出てきていたのだろうかと。それを逆にそぎ取る形で骨格予算にしたという、そういうつくり方ということの理解でいいでしょうか。 23: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 24: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) そういった理解でよろしいかと思います。  市長が出馬を表明されたのが昨年の12月議会の当初、初日であったと記憶しておりますが、私ども財政課のほうで予算立てを行うのは、11月からもうヒアリングをやっております。そのときには当然のことながら、27年度に向けた全体の予算を各課からは出していただいております。  市長が出馬をするということで、骨格だという方針を正式に伝達されたのが12月でありますので、その後、財政課において、骨なのか肉なのかという選別を、財政課長のレベルにおいて事務的に行っております。政策的に行ったわけではなくて、事務的に行って、部長査定、副市長査定、市長査定という形で積み上げて、今回の骨格予算の完成をさせておると、このような形になっております。  以上です。 25: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 26: ◯12番(山盛左千江議員) 施政方針の中に、新たな合意形成を待つ事業、投資的、政策的な事業については、4億円から5億円規模の肉づけ予算として補正予算で対応するというようなことが説明として書かれておりましたけれども、そうすると、一応予算をつくられたときには、4億円、5億円を予算の規模の中に含めた形で、肉づけの部分の政策も組み込んだものを一旦はつくられたというようなことになるんでしょうか。肉づけに、そうすると回した事業というものが、どういうものがあったのかというのは、ここで御説明いただけますでしょうか。お願いします。 27: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 28: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) そのときに、財政課長が事務的に仕分けたということでございますが、今回の6月に持っていくべき予算というのは、もう一度改めた形で査定をやるべきだろうと。新しい指導者のもとで、もう一度見るべきだろうというようなことでございますので、今ここで内容をということは差し控えたいと思います。 29: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 30: ◯12番(山盛左千江議員) わかりました。  新しい市長さんのもとで、4億円、5億円規模の補正予算が出てくるということを期待しておきたいんですけれども、さて、その財源というのは、本当に確保されているのでしょうか。どこに、どのように今、そのお金があるのかということについての説明をお願いいたします。 31: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 32: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 財源ということでございますが、基本的には新しく出てくる事業には、多分というとあれですが、国庫補助金だとか県の支出金、補助金等が充たってくるものもあるかと思います。そういったものを差し引いて、例えば1億だとか2億、一般財源が必要となってくるということでございます。  そうなったときには、財政調整基金からの繰り入れをして、補正に備えるという形になるかと思います。 33: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 34: ◯12番(山盛左千江議員) わかりました。  じゃ、財調の蓄えの中から新しい事業に充てていく、財調は新年度予算で5億円ほど取り崩しはしてありますけれども、20、そうすると、四億、五億ぐらいが残っておりますが、その中の一部を肉づけ部分に回すということになろうかと思いますけれども、予算が継続的な肉づけ事業の中に、単年度で終わるものであればそれでいいんですけれども、継続的に行われる事業であった場合に、財政調整基金を取り崩して事業化していった場合、いろんなところに、後々にも長く影響してくるかというふうにも思いますけれども、そういった見通しも、財政計画の中で考えていかれるのでしょうか。お願いいたします。 35: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 36: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) もちろん財政計画の中で考えていきますし、昨今の事情を鑑みますと、庁舎の耐震その他で市制40周年を迎えて3年ほどたっておりますけれども、相当建物、公共建築物が傷んでおります。道路にしても、橋にしてもそうです。そういったものの大規模改修の費用というのが、最近では毎年5億円ほどかかってきておるのが実情でございます。  そういったものというのは待ったなしで訪れるものでありますので、そういったものを財調でという考えでいくと、やむを得ないのかなとは思います。経常的なものについては、議員がおっしゃるようなことで抑えていかないといけないと思うんですが、老朽化に伴うものを補修していくというようなことであれば、それはやむを得ないのかなと。そういったものが毎年、5億円規模で今出てきていると。そういったことに対しては、今後、長期的な視野を持って対応していくという考え方を持っております。  以上です。 37: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 38: ◯12番(山盛左千江議員) 施政方針の中にあったんですけれども、市民の生活を守る、市民負担の軽減を挙げてきた石川市長でありますけれども、1期目のマニフェストの積み残しも当然あるわけで、それはどのようにしていかれるのか。次の出馬を表明していらっしゃるわけですけれども、今後も継承していくお考えがあるのか、お聞かせください。 39: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市長。 40: ◯市長(石川英明君) 基本的にはまだ、今の市民の皆さんの現状というのは大変厳しい状況下にあろうかというふうに思っています。アベノミクスの第三の矢が今後、少しは上向きになってきているような部分もあります。こうしたものを少し精査しながら、今後は、市民生活を守るという視点は、基本的には継続をします。ただ、具体的にどうするかというのは、6月の補正ぐらいにはなってくるのかなというふうには思っています。  以上であります。 41: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 42: ◯12番(山盛左千江議員) 昨年末の衆議院選のときには、アベノミクスというのが非常に大きく取り上げられていましたけれども、今は結構その影も薄く、経済学者のトマ・ピケティさんの格差の拡大の問題のほうが逆に注目されているぐらいで、市民に一番近い自治体にとって、政策はどうあるべきかというのは、非常にこれから求められていくところではないかというふうに思うんですけれども、その点についてはいかがなんでしょうか。  ハード面について毎年、老朽化に伴い5億円ぐらい必要だというふうに言います。今それが待ったなしだというふうに言われましたけれども、市民の暮らしも待ったなしでありますので、それを置いておいて、いろいろなハードの部分に大きな税金を投入するということも、なかなか難しい部分かなというふうに思いますけれども、その部分の優先順位というのは非常に関心のあるところですので、どんなお考えなのか、お聞かせいただければありがたいです。 43: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 44: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 御承知のように、現在、庁舎内では、公共施設の更新問題ということで、アセットマネジメント計画を立てております。そうしたことで大規模な施設の今後のありようを考えて、再配置を行っていくと。非常に本当に800億円ほどというふうに、きのう市長が申し上げましたが、そういった資産が今後、老朽化によって非常に費用がかかってくると。それを少しでも少なくしたいということで、相当な統廃合だとか多機能化が必要かなと思っております。そういったこともやりながら、今議員がおっしゃった市民生活の待ったなしの部分について行革を行いながら、費用を捻出して充てていくということになっていくかと思います。  以上です。 45: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 46: ◯12番(山盛左千江議員) 大変厳しい台所事情は承知していて聞いているものですから、ちょっと酷だなと思いながら、申しわけありません。  質問は3つ目に入っていくんですけれども、現在の財政状況について聞いてまいります。  市長はこのところ、このまま何もしないと平成29年、今から12年後に当たりますけれども、赤字に転落するんじゃないかと、そういうようなことをよく述べられておられます。12年後の赤字に転落という、言葉だけを聞くとかなりショッキングなんですけれども、その中身がどういうものなのか、この場をもって説明を願いたいと思います。 47: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 48: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 何もしなければ、平成39年に収支がゼロになるということでございます。現在、決算を行いますと、昨年でいくと14億円ほど、実質収支で黒字が出ておりますが、それが端的に申しますと、12年後にはゼロになるということでございます。その原因につきましては、少子高齢化によるものでありまして、高齢化による扶助費の増加、20億円ほど増加すると見込んでおります。少子化による生産年齢人口の低下ということで、それも10億円ほど減少を見込んでいる。そうすると、今より30億、厳しい、12年後にはそういった状況になるということでありまして、その15億の黒字を差し引いても、さらに15億円ありますので、それを投資的経費だとか人件費だとか、そういったものを縮小しながら組んだとして、12年後にゼロになるということでございます。  以上です。 49: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 50: ◯12番(山盛左千江議員) 12年後にゼロになって、赤字財政になっていては困るんですけれども、そこまで、12年の間に何をするかということもまず大事なんですけれども、もしこのまま本当に大きな手を打たずに来たとすれば、39年以降は、どういった形になっていくんでしょうか。今回、26年の3月補正の一般会計の規模を見ますと、207億円ということで、結構今までに見ると大きな数字になってきているんですけれども、この財政規模をどのように理解していけばいいのか、推移していくのかということについて、39年まで200億円前後を続けるということだと多分思うんですけれども、そうなった場合のその後というのは、毎年どんな形の豊明市になっていくのか、説明を願いたいと思います。 51: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 52: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 現在、決算で200億円超えております。当初予算で190億ぐらいということでございますが、私どもが試算しておりますデータによると、平成39年のときに、一般会計の予算が178億円になるだろうと。税収も今より、先ほど申し上げた10億円ほど減っておって、178億円ぐらいになると。そのまた8年後の平成47年には、174億円ほどになるということでありまして、今から30年後の、30年後まで見ておるんですけれども、最終の30年後の平成57年には165億9,000万円ほどの一般会計予算になるのではないかというふうに見ております。  以上です。 53: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 54: ◯12番(山盛左千江議員) そういう形でいきますと、今のやれている事業が少しずつやれなくなってくるということに当然なるわけですよね。何をやめていくかということが大変重要になってまいりますし、逆に、今申し上げたように、このまま減らしていくわけにはいかないので、どのような努力をしていくかということと、その二つを同時に考えていかなきゃいけないところに今来ているんじゃないかというふうに私は考えております。  その中で、先ほど市長は、アベノミクスの第三の矢が、少しずつですけれども上向きの気配があるというようなことを言われましたが、エコノミストの中には、安倍政権の第三の矢に対する、全く評価していないと、期待していないというような、そういう方もおられるようでして、安倍政権はそれだけではなくて、地方交付税も減らしてきましたし、それから、臨時財政対策債の借入限度額も圧縮していきますし、今までどおりという収入の部分について、市税がなかなか伸びないということだけではなくて、依存財源のほうの部分についてもかなり厳しくなってくるのではないかなというふうに予想されるんですけれども、こういった点について、今お知らせいただきました平成39年の178億円、平成47年の174億円ですか、そういった数字というのは国の、地方の締めつけも含めて、そういった数字を絞り出していらっしゃるんでしょうか、お願いします。 55: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 56: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 今のペースでということで市税は見ておりますし、地方交付税交付金だとか地方消費税交付金についても、多少国のほうの台所事情にもよりますけれども、ふえたり減ったりしますが、そういったことも中身に取り入れながら予想して、先ほど申し上げた予算規模ということになっております。  以上です。 57: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 58: ◯12番(山盛左千江議員) わかりました。そういった数字を皆さん肝に銘じて考えていかなきゃいけないというふうに思います。  これから、私たち行政も議員も、市民もですが、やっていかなきゃいけないことの中に、29年度の赤字に転落しないように、また、財政規模が極端に小さくならないようにしていくためには何をするかという部分なんですけれども、まず、税収をふやすということについての取り組みも必要かと思いますが、その施策についての考え方はあるんでしょうか。  私、以前提案させていただきました福祉産業を豊明の中で活発にすることによって、雇用が生まれたり、いろんな活性化につながるんじゃないかという提案をさせていただいたこともありました。  保健衛生大学病院があったり、福祉施設がたくさんあるということもある。それから、介護保険が今後地域で、市でというのか、支えなきゃいけないというふうに状況が変わってきますので、市民パワー、民間の活力をうまく活用することによる活性化のようなことも、一つ手としてあるのではないか。それから、中小企業の活性化、市長も常々おっしゃっています域内経済の活性化、こういった点についても、豊明市はまだ十分に手が出せていないというふうに理解しております。  これらの部分についての、何か施策のようなものはありますでしょうか。お願いいたします。 59: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 60: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 現在、総合計画もつくっておりますが、都市マスタープランもつくっております。市民税で考えますと、豊明市から人が出ていかないようにしようというようなプランで、都市計画のほうでは、市街化区域を若干ふやしていったり、前後駅周辺を活性化させていったりだとかというようなことで、まずは市民が外に出ていかないような施策を打つ、市外からも来ていただくような施策を打つということで今考えております。  企業誘致については、北部開発とか南部開発とかいうことで、調査もしております。まだ結果が出ておりませんが、その辺について、議員おっしゃった、先端産業だとかの誘致等々については、名古屋岡崎線の関係もございますが、道路だとかの交通網と一体となってやっぱり考えていく必要がありますので、その辺についてはまだちょっと計画段階。  市長がというお話もありました。市長は域内経済で何とかということで、現在は自然エネルギー関係で、太陽光パネルが主なんですけれども、そういったことで、地域内の経済につながらないかというようなことで、今試行しておるところであります。  こうしたことが広がりを見せれば、少しではありますが、一朝一夕に企業が来るかというと、そうではありませんので、そういった地道な努力を重ねていくというのが肝要かなと思います。  以上です。 61: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 62: ◯12番(山盛左千江議員) 赤字に転落という言葉の裏に、縮小していくことを容認するというか、その部分の覚悟だけではなく、いかにそれを食いとめるかという、そういった考え方も十分お持ちだというふうに理解をしておきたいと思います。
     それはそれとして、今度は、豊明市の行政の中のコストをいかに下げるかという節約の部分も、これは避けて通っては市民の協力を得られないわけですけれども、経常経費の圧縮、コストの節約という部分についての工夫をいろいろお伺いしたいと思いますが、公共施設の総合管理計画というものが本年度間もなくでき上がってくるんだと思いますけれども、先ほど少しお話はいただきましたけれども、概要を説明いただければありがたいなと思います。  それから、指定管理者制度の導入の計画も、部長マニフェストであったと思うんですけれども、どのような感じになっていて、それによるコストの削減の目標というか、可能性というのはどんなふうに捉えていらっしゃるんでしょうか、お願いいたします。 63: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 64: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) コストの削減ということで、総合管理計画という御質問でございます。  施設白書というのを今年度つくっております。あわせて、総合管理計画というのもつくっておりまして、きのう、市長が御答弁申し上げたように、施設白書をつくってみたら、約800億円の資産があったと。これまでは740億円と申し上げておりましたが、800億円あると。それが今後かなり、それを保有することによって経費がかかってくる。それを何%ほど圧縮すると何とか軌道に乗るんだろうというのが、その数値がございまして、今回の総合管理計画で一番緩いもので24%です。最低24%減らせば、減らしたものの管理コストで新たな投資ができるものですから、それで財政が回せるんじゃないかということになっております。  あと、内部の指定管理等というお話ですけれども、今後、今回提案させていただいております児童館をもう少し進めていくだとか、保育園を進めていくということを現在考えておりまして、質を落とさずに、きるだけ職員の数も減らしながら、身軽になりながらやっていく、そうした努力をしていこうということで考えております。  以上です。 65: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 66: ◯12番(山盛左千江議員) 総合管理計画の中で、一番緩くて24%圧縮ということですけれども、それをいつから、どの施設において、どのように行っていくのかというところが一番難しいところでして、数字ははじけば出るんですが、その圧縮をいつから始めていくかによって、今の保有コストのぐあいが変わってくるわけですから、その点についての公表というか、市民との合意というか、それはどのように今後進めていかれるのかということが一つ。  それから、指定管理ですけれども、児童館と保育園のことを言われましたが、豊明市にはそのほかにもまだたくさん施設がありまして、ほとんど貸し館状態になっている勤労会館でありますとか、あるいは、民間でも十分やれるであろう文化会館だとか、いろいろあるわけですが、児童館、保育園という、直接市民にサービスをする、その質が非常に問われる部分についてからなのかというのがちょっと不安になりますので、これについても、全体像が公表されていくのでしょうか。  その点についての2点お願いします。 67: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 68: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) まず、今後のアセットについてお答えをしたいと思います。  公共施設の更新の計画につきましては3年計画で行っておりまして、来年度、27年度には、施設の長寿命化をやった場合にコストが幾らかかるかということを試算いたします。ことし、施設白書をつくりましたので、それとあわせて最終の28年度に、どの施設を、じゃ、統廃合すればいいのか、多機能化すればいいのかというようなことを考えますので、最終は平成28年度ということになります。そのときには、もちろん市民の皆様の多数の方の御意見を伺いながら決めていきたいというふうに考えておりますのと、あと、指定管理で、文化会館だとか勤労会館だとかあるじゃないかというようなお話でした。  そういったことも考えてはおりますが、現実問題として施設が相当老朽化しておりまして、文化会館でいきますと、今、施設を直してからということになると、10億円は下らないんですね、施設を直すということになると。それを今やるべきかどうかということを、アセットと一緒に考えて、残すべきものになったときに考えていこうじゃないかというようなことがございまして、勤労会館やほかの建物もそうなんですけれども、何を全体計画の中で残していくか、残すものについては指定管理にしていくのか、直営であるのかということを決めていく、そういった順番でという形に今なっておりますので、具体的な回答が、現在のところではお出しできません。  以上です。 69: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 70: ◯12番(山盛左千江議員) そういうことも含めて、いろんな情報をしっかり市民、議会にもお知らせいただければ、なぜ保育園なんだろうという、そこの部分の問題が、疑問が解消されていくかと思いますので、努力を期待しておきたいと思います。  それから、そういういろいろ施設の部分についてお金がたくさんかかるということを答弁されておりますけれども、今年度予算の中に、豊根村の野外活動センターの設計予算が計上されました。工事費は2億4,000万とか5,000万ぐらいかかる見込みのようでありますけれども、非常に矛盾するように思うんですけれども、この点はなぜここに踏み切られたのか、説明をお願いします。 71: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 72: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) この件についても、経営戦略会議の中で、多数の意見が出ました。今議員が心配されておるような、財源のない中で新たな施設をつくるべきかどうかということと、反面、豊明市の子どもたちが屋外の実践で体験できる施設が、やはり一つの単独の市であることによるメリット、それとの比較ということで、その中では、市長の強いリーダーシップもあって、建てかえていこうというようなことを経営戦略会議の中でも決めてまいったということでございます。  以上です。 73: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 74: ◯12番(山盛左千江議員) 公共施設は、建てて終わりではなくて、当然維持管理も必要ですし、何年かたてば修繕も必要ですし、どういうものができるのかわかりませんけれども、20年、30年たったら建てかえるのか、あるいはまた壊すのかという、必ず同じ問題が繰り返されていくわけですよね。それをアセットを今やっている中で、十分経験している中で、1年間で50日ぐらいしか使わないと言われている施設にこれだけのお金を投じることを、市民が本当に求めているかどうかということをよくよく考えた上で当初予算に計上するのが本来であったのではないかと。先ほどの骨格予算と本格予算の話が出ましたけれども、市長の強いリーダーシップという今答弁もありました。そうすると、政策的なものなのかなという気も若干するわけですけれども、この点について、議会としても慎重に諮っていきたいなというふうに私個人は考えているところであります。  あと、職員の適正化、人事評価の見直しなどもこれまで提案させていただきましたが、経常経費の節約の中で、あるいは質の向上という部分について、この点についての進捗状況も御報告お願いいたします。 75: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 76: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 人事評価につきましては、今年度、現在実施分の回からといいますか、今年度分から中身を少しリニューアルしまして、今までの評価項目の中に、特に創造性だとか新規性を業務の中に取り入れた職員については、積極的に評価をしていこうという形で、そういった評価に変えて、現在、新しくなって1年目で、まだ評価が出るのがことしの8月の末なんですけれども、そうやって、そういう形で行わせていただいております。 77: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 78: ◯12番(山盛左千江議員) わかりました。  それはまた経過を見させていただきたいと思いますが、先ほど、いかに税収を下げないかという部分で、人口増という話も出てまいりました。都市マスタープランの中で、そういった具体的な開発の計画をつくっていかれるんだろうというふうに思いますけれども、では、総合計画の中の人口の目標値というのは何人になっているのか。いろんな統計はありますけれども、豊明市はもう既に減り始めていますし、このまま何もしなければ減っていくということになるわけですけれども、第5次総計の将来人口というのは何人を想定しているのか、お願いいたします。 79: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 80: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) まだ公式的に総合計画審議会等で議論をしておりませんが、我々、市長を初めとする幹部の中では、6万8,000人から少し減らして7万人ぐらいにはしたいと。ほかっておくと6万5,000人ぐらいになってしまいますので、そういったことでいけたらなというふうには思っております。  ただ、まだこれはオーサライズされておりませんので、とりあえず今の我々の考えということで、お聞きおきをいただきたいと思います。 81: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 82: ◯12番(山盛左千江議員) わかりました。  行政内部については、人口も減らない、財政規模についてもできるだけ維持できるようにいろいろ工夫をするという、そういう意気込みで今年度予算をつくっていかれたというふうに受けとめておきたいと思います。  質問の2つ目、自治体の財政的自立と地域自治力の再構築を目指してについて、質問を進めてまいります。  地方創生と声高に呼ばれておりますけれども、成果の期待は正直余り大きくありません。  地方創生は、世界の偉人と言われた宇沢弘文さん、東大の名誉教授の教えにあったというふうに聞き及んでおります。宇沢氏が言う地方創生とは、それぞれの地域社会がそれぞれの地域の自然との共生で形成した生活様式を再生することで、地域の社会を活性化するというお考えなのだそうです。  地域創生は、国が示したさまざまなメニューやばらまきの額によって実現されていくのではなく、行政や市民の気づきと本気度にかかっているというふうに私は捉えております。  地域生活の活性化とそれから、先ほどからいろいろ申し上げておりました維持可能というのは、直結しているというふうに思います。実現の道のりは遠く、厳しいというふうにもお察しいたしますけれども、実を結ぶまでは歩みをとめてはならないというふうにも思っております。人口が減っていく超高齢化、それがもたらす財源不足にどう立ち向かっていくのか、今は行政の部分について質問してまいりましたが、今度は、市民として何をすべきか、その市民がすることに行政はどのような仕組みや支援をしていくのかについて、質問を移してまいりたいと思います。  地区、NPO、市民との協働をどう進めるかということですけれども、今回ちょっと紹介させていただきたいのは、地域を活性化する市民協働の形として非常によく機能している朝来市を紹介したいと思います。  地域自治協議会の仕組みなんですけれども、区は区として存在しております。区とは別に設置された自治協議会は小学校ごとに、区や各種団体、NPO団体、個人、企業などを統合して組織され、そこに任期3年の地域支援職員を6名配置するという形で進められております。  また、地域自治包括交付金という自治協議会が自由に使える財源を市のほうから交付いたしまして、例えば事務局の運営費であったり、協議会が実施する事業に充てることができるそうです。この交付金は、一つの協議会に対して500万円から1,200万円ということで、豊明市の区交付金と比較すると、大変高額な交付金が支給されているというのがわかりました。  区に対しては、じゃ、どのようになっているのかと確認いたしましたところ、区長報酬はもちろんございます。ただ、豊明市の額と比べると、半分以下ぐらいの区長報酬が支給されているということと、それから、豊明市で言う区交付金は、先ほど申し上げました自治包括交付金のほうに置きかえる形になったそうですので、区交付金というのは存在をしていません。そのかわりとなるかどうかわかりませんけれども、地域づくり支援事業というものがありまして、簡単に説明をいただいたんですけれども、例えば草刈りであったり、地域の道路や水路の簡単な維持補修というようなものを区が請け負うんだそうです。その工事費を活動のほうに回していくというような形で資金を得ながら、区の運営に充てていらっしゃるということでした。どちらかというと、地域でできるハードの事業については、市が何でも請け負わずに、地域におろしていくということによって、税金が住民のほうに再配分されていくという、そういう仕組みの中で運営がされているということがわかりました。  協議会が交付金500万円から1,200万円をいただかれて、何をされているかということをちょっと御紹介しますと、見守りや安心・安全のマップの作成、防犯灯の設置、維持管理、ふれあい喫茶、生涯学習教室、緊急情報キット、買い物支援サービス、自主運行バス、地域学童保育、道路沿いの草刈りであったり、遊休農地で市民農園を経営していらっしゃったりだとか、それから都市と農村の交流、農業レストランの運営、おもしろいのが郵便局のふるさと小包の配達なども請け負われて、交付金を原資にして、さらに、そこから自己資金を稼ぎ、新しい地域の課題を解消する、あるいは自分たちのいろんな新しい事業に活用するという、そういった、簡単にまねはできないなと思いますけれども、かなり住民が主体となって生き生きと活動しておられる姿がここから見てとれました。  こういったことを行っている自治体があるんだな、人口規模は当初5万でしたが、徐々に減り始め、今、4万弱ぐらいまで減っている自治体ですけれども、これだけのことを住民がされているということを御理解いただいた上で、朝来市の取り組みについて、感想を聞かせていただけたらありがたいです。 83: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 84: ◯市民生活部長(石川順一君) 朝来市のことを議員のほうから御紹介いただきまして、見せていただいて、なかなかすばらしいことをやっているなというのは思いました。  ただ、朝来市のほうは、かなり兵庫県の北のほうの地ということで、合併してやってみえるところですので、こういった地域自治協議会というものも、そういった前の市町村というんですか、そういったところを中心にやれる基盤的なものは結構そろっておったかなというようなことは思っています。  うちの市の中で、どの程度この辺の仕組みを取り入れていけるかなというのは、まだこれからの課題になるんだろうなと、そういうふうに思っています。  終わります。 85: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 86: ◯12番(山盛左千江議員) これからの課題になるんだろうなという、非常に何か冷めた感じの答弁のように私には理解できるんですけれども、先ほど伏屋部長が言われましたよね、財政的にこれからどういう状況になっていくのかということ。行政ももちろん努力していただかないといけないですし、それは覚悟もできているんだろうと思いますが、今の市民自治の部分、いかに住民の人たちが、市民サービスを低下させないために自分たちでできることは自分たちでするという、そこの仕組みを、のんびりしていたら、私、多分間に合わないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、ちょっと残念な感じがいたしました。  朝来市は平成19年に、住民を集めた分権型社会システム検討懇話会というものを設置されまして、市民と行政の役割分担を皆さんで協議して、協働の指針というものもつくられています。その1年後に自治基本条例を制定され、地域自治協議会の設立やその要件も、その条例の中で明記されておりました。さらに、平成25年度、地域協働アクションプラン、こういうものをつくられまして、それに新たな理念とか目標、実現するための方法などを事細かく書かれているわけですけれども、この朝来市、それから、豊明市も一度講演をしていただきました大野城市ですか、それから、県内で言えば、高浜市も同じような仕組みで市民協働、自治を進めていらっしゃるわけですが、参考例はたくさんあって、スタートを切っているところは、とても早い時点からスタートを切っておられるわけです。  なので、のんびりしていることは私はよくないなと思いますけれども、もう一度答弁を求めたいと思います。 87: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 88: ◯市民生活部長(石川順一君) 今、第5次総合計画で地区別計画をつくるためにワークショップなんかをやってみえる、そういったところを見ていますと、そこには中学生ですとか、いろんな方が見えているんですけれども、大人の方ですと区長さんが結構出てきて、いろんなことを話されています。一番課題って挙げてみえるのが、近隣とのつながりとか、そういったようなことが非常に出ておるわけなんですけれども、今、市民の力というのか地域の力というんですか、そういったものは、前に比べて大分変わってきているなという印象は受けます。昔はどちらかというと、行政に対する要望があったとか、そんなような方が、行政と協働してやっていこうと、そんなような意識の変化はあるなと思っています。  それと、職員のほうもいろんな課で、今まで自分たちでやってきたものをいろんな協力を得ながらやっていきたいなという部分も出てきておるのかなということ。それから、企業においても、いろいろ貢献したり、いろんな協定を結んだりして、御協力いただいているなということを感じます。  問題は、そういった力を実際の生活につなげていく、今おっしゃられた仕組みをつくることが肝心なことだなというふうには考えておりまして、今、区長さんの中で区長連合会というところがあるものですから、そういった中でやらなきゃいけないなというのが、つなげる中間支援の部分、それと、枠組みというんですか、今言われた区もありながら、そういった自治協議会をつくっていくのか、あるいは地区がある程度連携したような形でやっていくのか、そういった枠組み。あと、そういったことをやっていく人材ですとか、拠点もやっぱり必要なものですから、例えば朝来市さんだったら、そういった公民館とか、そういったものがあったという部分がある。うちは各地区、集会所とか、ないところもあるというような部分、そういったものも含めて、実は協働推進計画を今作成中でございまして、来年度末にはできてまいりますので、その中で区長さんとか、そういった方の御意見も聞きながら、いろんな事業を、ちょっと試行までいきませんけれども、やりながらやっていきたいなと。  おっしゃられるとおり、時間的にはなるべく早くやらなきゃいけない部分だなということは思っています。  終わります。 89: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 90: ◯12番(山盛左千江議員) 皆さんの気持ちが少しずつ向かっているというところは本当にありがたいところで、豊明の市民というのは、本当にバランス感覚もいいし、ここぞというところには、時には本当に頼りになるというふうに私も思っていますので、そういった気持ちをうまく酌み上げながら、仕組みをつくっていただきたいなというふうに正直思います。  それから、今少し出ましたけれども、地区別計画、それから役割分担値、総合計画でつくっておられると思うんですけれども、そういったことが、さっき朝来で紹介しました分権型社会システムの懇話会の中で役割分担をみんなで考えていかれたんですけれども、それと類似しているのかなというふうに思うんですけれども、総合計画の地区別計画であったり役割分担値と、これからの地域の課題を解消していくような、その動きと、一体化というのはされていくのでしょうか。それはそれ、これはこれというふうになってしまうのではもったいないなと思うので、お願いいたします。 91: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 92: ◯市民生活部長(石川順一君) 総合計画の中で、役割分担値ですか、そういったようなものが、せっかくつくっていただくものですから、そういったものは、ただ、絶対的な数字というわけではないと思いますので、参考にしながらやっていくものだろうなと、そういうふうに思っています。  終わります。 93: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 94: ◯12番(山盛左千江議員) 役割分担値は一つの事業というか、目的を果たすためには、理想のまちをつくるためには、行政や市民や企業や学校がどのくらい力を出すかという役割分担値だというふうに理解しているんですけれども、朝来市の場合は、ちょっと考え方が違っていてというか、ここは、役割分担値ではなくて、行政が主体で行うもの、行政が主導するもの、対等な立場で行うもの、民間や市民が主導的に行う事業、民間が主体的に行う事業というふうに、五つに階層を分けて事業を分別しているというのか、区分しているというような進め方があるそうです。  ということなので、先ほど触れましたが、地域の道路の水路や道路などの草刈りであったり、簡単な維持補修は地域でやると。何は地域で、どれは行政でという、その線引きがされているような気がするんです。  なので、一つの事業のためにみんなでやりましょうと言っても誰なのかというのが見えてこないものですから、地区別計画をつくられますけれども、それについても、担い手は、じゃ、誰なのというのがはっきりしてこないと前には進まないと思いますけれども、今言ったように、5階層というのか、そういうふうな形で事業を見ていく、選別していくというような考え方はいかがでしょうか。 95: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  伏屋行政経営部長。 96: ◯行政経営部長(伏屋一幸君) 地域別計画を策定している折に、先日、阿野のふれあい会館で沓中学区について行ったときに、住民の方が今後、みんな年食っていくと、買い物難民とか出てくるよと。そういうのを、買い物をかわりに行ってあげるとか、スーパーまで乗せていってあげるとか、例えば病院へ連れていってあげる。そういうときに、地域の中で役割分担をして、車出して運転する人、そういうのを手配する人、いろいろ分けてやりたいなと。その中で、ただではいかんので、やっぱり小金を稼げるコミュニティービジネスのような形にしていきたいというふうにおっしゃっていました。  それを行政は、白タクになっちゃうので、そういった規制緩和、行政ができることは規制緩和だぞと、そういったことをおっしゃっていたのが非常に印象的でした。  ですので、今の事業でいけば、車を購入して渡してあげたり、規制緩和をして、住民の人たちが地域の中で、お金をもらって買い物に連れていったりとかできるような、そういった仕組みをつくっていく、そういうことにチャレンジしていくべきなのかなというふうに、その話し合いの中で思いました。 97: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 98: ◯12番(山盛左千江議員) 1つ目の質問は、これから財政が厳しくなっていくので、行政が努力すること、市民がやれることという、そういう組み立ての中で聞いているんですね。  だから、コミュニティービジネスでひまわりバスはそのまま走りながら、さらに地域に足を、市が車を買って、一定のコストを補助しながらやっていただくんだと、広がっちゃうんですよね。確かにありがたいですよ、そういうふうにお金をいただいてやれば。いいですけど、それでは豊明市は立ち行かなくなっていくわけですので、そういう点から、豊明市の今やっている事業をどのように変化させて、誰にやっていただくかという、その仕分けというのか、そこに着手しないと。  できること、市民の人たちが欲しいことを独自でやってくださるのはもちろん結構なことです。それは応援するんですけれども、それだけで市民の力、マンパワーが全部消費されていったのでは先がないなというふうに思いますので、そこはぜひ理解しておいていただきたいと思います。  少し提案させていただきたいんですけれども、例えば交通指導員、今、650万かけて、制服を着た方がいろんな、登下校のときに立ってくださっているんですけれども、今、地域でも見守りというのは本当に積極的にしていただいていて、雨の日も雪の日も欠かさず子どもたちを守ってくださっていますが、じゃ、交通指導員って本当に要るのかなってちょっと思ったわけです。なので、危ないところについては、こことここは地域で必ずお願いしますという形で、指導員さんを市が雇用するのではなくて、地域でそういった方をきちっと宛てがうというような、そういう発想をしていくと、ちょっと変わってくるのではないかな。  それから、介護保険のサロン事業についても、昨日いろいろ説明がありましたけれども、2万とか3万とか、お金を出しながらやっていただくという話もありましたが、それから、国保が健康増進事業、3年間、5万から3万の間でしているんですけど、それも徐々に減ってきて、今回は18万しか予算化されておりませんでしたが、あとは文化やスポーツや公共施設の維持など、本来市民がやれるべきこと、やっていただける可能性のあることについては一覧表をつくって、これはもう随分前に我孫子市がやったことですけれども、市民あるいは民間ができることに手を挙げてきてもらう、そういう形で仕事の受け手を変えていくという方法もあるのではないかというふうに思いますので、こういったことについても、しっかり検討いただきたいと思います。  いろいろ申し上げるんですけれども、豊明市は平成10年に市民活動室が開設されて、非常にそのときは注目を浴びました。あれから17年、状況はほとんど変わっていません。相変わらず無人の貸し館を行っているわけですけれども、この間に、近隣市町からすっかり追い越されてしまって、豊明市は今この状態で、地域力というか、NPOが他市に比べるといま一つ活発ではないということだと思いますが、何がこうさせてしまったのか、行政にとっての反省点、あるいは改善点がありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 99: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。  残り時間、およそ2分半です。答弁は簡潔に願います。 100: ◯市民生活部長(石川順一君) 反省点になるかどうかちょっとわかりませんけれども、確かに最初につくった後、運営を活動団体の協議会というところに任せっきりにしてきた部分はちょっとあったのかなというのは感じます。  終わります。 101: ◯議長(堀田勝司議員) 山盛左千江議員。 102: ◯12番(山盛左千江議員) 任せっきりということは、行政として特段何もしてこなかったということだと思います。  市民提案型まちづくり事業で、150万まで予算は若干膨らみましたけれども、それで本当に行政の担い手のNPOや地域のコミュニティーが育つのかといえば、私はちょっと怪しいものだというふうに思いますので、今後、肉づけの予算が出てくる中で、そういった本当の意味での新しい公共を実現していくための仕組みにつながる部分が出てきてほしいなというふうに切に願うところです。
     地域担当職員については今回は触れませんけれども、生活を守る、市民サービスを維持するには、職員、市民の覚悟とやる気が必要だということは先ほど述べたとおりです。このまま何もしなければ、先は見えているわけですから、この難局を乗り越えるためには、努力、市民協働、その部分は欠かせないと思いますので、更新問題も含めて、総論賛成各論反対というふうにならないように、その辺の説明責任、情報をしっかり出しながら、市民の合意を得ての大きなかじ取り、転換点と書かれていたことを実現していただきたいというふうに切に要望し、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 103: ◯議長(堀田勝司議員) これにて、12番 山盛左千江議員の一般質問を終わります。  ここで10分間休憩といたします。                 午前11時休憩                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                午前11時10分再開 104: ◯議長(堀田勝司議員) 休憩を解き、休憩前に引き続き一般質問を行います。  10番 杉浦光男議員、登壇にて質問願います。 105: ◯10番(杉浦光男議員) 議長より御指名をいただきましたので、壇上より質問をいたします。  今期最後の一般質問です。基礎、基本に立ち返りまして、本当の基礎、基本のところを質問させていただきます。私はそう考えています。  豊明には、過去から今日までの歴史があります。豊明は、一瞬たりとも動きをとめることはありません。その歴史の中で私たちは生きています。生きている私たちがなさねばならないことは、今の豊明を知り、よりよい豊明を築いていくことだと思います。  人には生育歴があるように、繰り返しますが、豊明にも存立の基礎となる歴史があります。その具現としてソフト面よりアプローチすれば、一つは市史であり、一つは文化財であろうと思います。  豊明市史編さん事業については、昭和48年6月着工以来、平成19年3月までに、資料編、本文編、総集編等合わせて計8巻が完成しています。豊明の歴史や自然を後世に伝える大きな事業であり、その文化的価値も大きいと理解をしています。  豊明は、明治から平成の今日まで、自然、人口、生活の様子など、大きく変貌しています。高齢化社会の今日、世代がわりも多いのではないかと想像されます。各家庭にあると思われる貴重な歴史的資料も失われがちです。今こそ私たち市民、行政が、市史や文化財に目を向け、これらの意義を確認し、共通認識を持とうではありませんか。  そこで、通告のとおり、歴史民俗資料調査について、市史編さんについて、文化財保護について、文化財等の観光としての活性化について、今述べました4項目についての問題点や課題について伺っていきますので、よろしくお願いいたします。  壇上での質問は終わります。 106: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 107: ◯教育部長(加藤賢司君) それでは、新年度予算において、市史と文化財への取り組みの重視、強化を求めるのうち、教育部の所管であります1から3までの項目とおのおのについての問題点、課題について答弁をいたします。  まず1つ目、歴史民俗資料調査収集についてですが、歴史民俗の調査研究と昔からの風俗、習慣や歴史的文化財の保存、収集を行うことは、郷土の誇りと愛着心を呼び起こすためにも必要かつ重要なことと認識をしております。  調査研究は、文化財保護委員会を設置し、教育委員会の諮問に答え、または教育委員会に意見を具申するなど、実施をしていただいております。そのために必要な資料等の収集は、市民からの寄附等により随時行い、文化財保護委員や市史編さん室の職員が体系別に整備をしております。  その文化財は、5カ所で保管、管理をしております。各種資料、文書、絵図などは市史編さん室で、生活用品などの民具や一般公開する資料等は唐竹小学校内に設置をしております豊明市歴史民俗資料室に、民具や土器などは双峰小学校内の二村会館の一室に、火鉢など生活品を中心とした民具は坂部収蔵庫に、農具や消防ポンプなどの大きなものについては坂部の高架下の倉庫でございます。  今後の課題としましては、これらの保管場所は、収蔵品の増加により不足をしておりまして、収蔵する場所の確保、増加はなかなか困難であるということです。また、今後、重要度の精査、判別、整理が必要と考えております。そのためには、高度な知識を有する者が必要となりますが、歴史民俗の知識を持った人材の確保も重要な課題と考えております。  続きまして、2つ目、市史編さんについてですが、豊明市史は、平成19年3月31日発行の豊明市史総集編を最後に、成果物はありません。現在は収集資料の整理・保管作業を行っているところであり、市史の編さんは行っていませんが、市史編さん室に来訪いただければ、情報提供することができます。  市史を編さんし、刊行するための豊明市史編さん委員会は、平成20年3月31日の編さん委員及び編集委員の任期満了後、休止のため委嘱をしておらず、市史編さんについての協議は現在行っておりません。  今後の市史発刊は未定ですが、例えば市制50周年などの節目に、市広報で平成25年4月まで掲載をしておりました文化財だよりをもとにした記念誌の発行などの作成などを検討しております。  市史編さん業務は、さきに述べましたとおり、資料収集と整理、保管を市史編さん室で行っております。市史編さん室は基本的に、社会教育指導員1名と臨時職員1名で事務を行っております。正職員は、課長補佐兼係長と担当職員1名がおりますが、他業務を兼務しておりますので、市史編さんにおいても人材不足は否めません。  また、市史の発刊については、最終巻発刊以降の新たな情報について、史実として判断するための知識、見識を持って刊行する必要があり、そのため、市史について深い見識を持った人材の確保が課題となっております。  続きまして、3つ目、文化財保護についてですが、文化財は包蔵地から出土する埋蔵文化財、諏訪社の狛犬などの美術品、二村山切られ地蔵尊などの工芸品、曹源寺山門などの建造物等の有形文化財があります。また、大脇の梯子獅子などの古くから残る風習、祭りなどの芸能伝統等の無形文化財があります。また、県指定のナガバノイシモチソウ自生地、市指定の大狭間湿地、史跡名勝では、国指定の桶狭間古戦場伝承地、戦人塚などがあります。  文化財の保護に係る経費は、国、県、市の指定文化財だけでなく、その規模や状況に応じて、当該文化財の所有者及び管理者に対して補助金の交付を行っております。特に修繕等が必要があれば、所有者及び管理者と協議し、予算要求をしてまいります。ただし、国や県指定の文化財につきましては、改修等の条件や許可が必要となりますので、単に予算化だけでは対応ができません。  文化財の保護については、市指定、県指定、国指定という方法もありますが、そのための条件が必要となります。まず、具体的に市の指定をどうするのかということを検討しております。所有者の財産などにも関与する問題でありまして、安易に判断すべき内容ではありません。その判断をする知識等を有する者の意見を取り入れなければなりません。また、専門知識を有する人材不足が課題であると考えております。  以上です。 108: ◯議長(堀田勝司議員) 坪野経済建設部長。 109: ◯経済建設部長(坪野順司君) 経済建設部のほうから、4点目の文化財等の観光としての活性化についてお答えいたします。経済建設部としましては観光協会を所掌しておりますので、私のほうからということで回答させていただきます。  当市を代表する観光資源は桶狭間古戦場伝説地を初めとしまして、桶狭間の戦いに関係する史跡でございます。昨今の武将ブームの影響によりまして、戦国時代を代表する桶狭間の戦いの地である桶狭間伝承地を訪れる観光客は、毎年増加しておるところでございます。また、桶狭間の戦いの真実をたどるように、沓掛城址のほうも訪れる観光客もあるようでございます。  市といたしましては、観光協会と連携しながら、古戦場ばかりに目を向けることなく、市全体の観光資源を有効活用できるよう、方法を今後とも検討していきたいと思っております。  以上でございます。 110: ◯議長(堀田勝司議員) 一通り答弁が終わりました。  杉浦光男議員。 111: ◯10番(杉浦光男議員) 私、壇上から申し上げましたように、今回の質問は基礎基本。私が以前に、文化財について観光的な側面も含めて売りに出そうという、売ろうと、豊明を売るためにそれを利用するという意味ですよ、売ろうという、そういう質問もさせていただきましたが、どうもその後、進捗状況が芳しくない。そこで、再度、もう一度この基礎基本に立ち返って、質問をするわけです。  私が壇上からも申し上げましたように、やっぱり行政も市民も議員も、共通認識を持って同じ方向を向けば、これ、非常に効果が大きいし、余り金もかからないと。費用対効果で言えば花丸、そういう内容ですので、本当にきょう、一生懸命、私の言うことを聞いて、私の質問を聞いて、勉強していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  最初からいきますと、文化財保護委員会、基礎基本ですので、もう本当に基礎から聞いていきます、ごめんなさいね。文化財保護委員会の活動について、もう少し詳細にお願いします。 112: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 113: ◯教育部長(加藤賢司君) 文化財保護委員会はまず、任期は2年でお願いをしております。13名以内で組織するということになっておりますけれども、本市の場合、現在8名でお願いをしております。会議は年4回行いまして、あと、研修会も1回行っております。  実際にはどんなお仕事をしていただいておるかと、そういうことでございますけれども、教育委員会が諮問をいたしますので、その諮問に答えていただきまして、意見を具申だとか、そういうことをいただいております。  あと、例えば唐竹小学校にあります民俗資料室、そちらのほうはいつも特別展をやっておるんですけれども、そちらのほうの協力をしていただいておりますし、あと、ナガバノイシモチソウだとか大狭間湿地、そちらの調査や一般公開とか、そういうこともお願いをしております。  以上です。 114: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 115: ◯10番(杉浦光男議員) 私が文化財保護委員会に本当は出席をして、こういう質問をするんだったら出席して、よくこの1年間ぐらいありようを観察しておれば、観察というか、そこで勉強しておれば、もう少し具体化ができたかもしれませんが、今ちょっとお聞きしても、教育委員会の諮問に基づいて意見を具申すると言われた、ややこれ、抽象的でありますよね。  今は一、二の例を聞きましたけど、わかりやすい例で、最近の例で、最も直近の文化財保護委員会のときの何か、事例でありませんか。こういうものを諮問して具申されたよという。あったらお願いします。 116: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 117: ◯教育部長(加藤賢司君) 最近のお話ですと、文化財の指定ということでいろいろお聞きをしておりまして、その中で、候補でいろいろあるわけですけれども、築50年ぐらいたっております近代和風建築物、それについていろいろと御意見をお聞きしまして、そちらのほうが登録有形文化財になるかどうかとか、そういうこともいろいろとお願いをしております。  以上です。 118: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 119: ◯10番(杉浦光男議員) じゃ、私のほうから、好きな内容で、反対に質問させていただきますけど、文化財保護委員会で、鎌倉街道というようなことが話題になったことがあるかないか、お願いいたします。 120: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 121: ◯教育部長(加藤賢司君) 今、鎌倉街道というお話がありまして、私が知っておる範囲でちょっとお話をさせていただくんですけれども、まず、鎌倉街道自体は、鎌倉幕府ができたときに、鎌倉幕府と京を結ぶ道ということで、それが豊明を通っておって、その中で、豊明ですと、青木地蔵とか鹿嶋神社とか二村山とか、そういうところのルートを通っておるということは私もお聞きをしておるんですけれども、最近ですと、本当にそのルートがどうだったのかというようなことも含めて、いろいろ検証していただいております。  ただ、やっぱり800年ぐらい前、昔の話ですので、なかなかわかりづらいということではありますが、そういうことも、その中でいろいろ検討していただいておると、そういうことでございます。  以上です。 122: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 123: ◯10番(杉浦光男議員) さすがの鎌倉街道ということで、私が問題を提起いたしましたので言いますと、これはただぽつんと鎌倉街道と言ったわけではなくて、国指定の史跡になっておる豊明の一つの、豊明を表象するような桶狭間の古戦場跡。桶狭間の古戦場といえば、今川義元と織田信長が戦ったところを言うわけでしょう。それじゃ、今川義元はどこを通ってきたんだというと、どうも鎌倉街道らしいぞと、鎌倉と京都を結ぶ、当時の主要街道である鎌倉街道。そうすると、そこには沓掛城の跡もある、沓掛城址もある、それからこの地域で、一番高い二村山もある、そういうところに鎌倉街道はどうも通っておったんじゃないかという一つの大きな僕は目玉になるんじゃないかなと。  文化的な遺産、その中には、豊明市が文化財として指定しておるものがあるわけでしょう。二村山には二つ、三つ、切られ地蔵だとか、そういうふうに。鎌倉街道の中で言うと青木地蔵だとか、そういう豊明市が市の文化財として指定しているものもあるわけだから、本当はこの鎌倉街道を僕はひとつ売りに出していただきたいというね。  そのために、細かいことを言いますが、立て看すらもない、実際はね。立て看、それから道しるべ、そんなようなものもないですので、そういうことを、今僕にふっと言われても答えるのは難しいかもしれんけど、僕が今申し上げたことについて、どう思われます。 124: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 125: ◯教育部長(加藤賢司君) 議員もおっしゃるとおり、鎌倉街道でなかなか、最近都市化も進んでおりまして、ルートがわかるような形で残っているというのは少ないというふうには聞いております。その中で、豊明もある程度ポイントごとに文化財がありまして、ルートが残っておると、そういうこともありますので、先ほどちょっとお話ししましたけれども、文化財保護委員会でもいろいろと検討とか研究もなさってみえるみたいですので、ある程度鎌倉街道、そういうものがわかってくれば、そういう看板を立てて、ここですよという、そういうことをするのも意義があることだと、そういうふうには考えます。  以上です。 126: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 127: ◯10番(杉浦光男議員) 意義があるというのは、これはもう100%意義はあるんですよ。あるけれども、そういうことが研究としてあるとわかったら、必ず看板を立てていただけますか。 128: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 129: ◯教育部長(加藤賢司君) 立てるように検討させていただきたいと思います。 130: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 131: ◯10番(杉浦光男議員) 行政の方々が言うと、検討というとやらないことというふうに聞こえますが、私は同じ方向を最初向こうと言っていますので、これはもう共通の約束ですので、私が言う検討は、やりますよに変えてくださいね。そこにメモってください、やりますって。ありがとうございました。  そうしますと、やっぱりやると言って、人材だとか予算だとか、いろいろそういう問題がついてくるでしょう。そこでもう一つ、ちょっと聞いておきます。  文化財保護事業や市史の編さん事業にかかわる人的なものは、先ほどちょっと聞きましたけど、再度確認です。今、何人おって、どういう立場で何人おるかということをわかりやすく教えてください。 132: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 133: ◯教育部長(加藤賢司君) 文化財保護も担っている職員というお話なんですけれども、生涯学習課の生涯学習・文化財係、そちらのほうが職務として行っております。そこには、課長補佐兼係長が1名、あと担当が1名、あと社会教育指導員が1名、あと臨時職員1名ということで、計4名でその職務に当たっております。  以上です。 134: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 135: ◯10番(杉浦光男議員) 4名というと結構な人数なんですが、結構な人数なんですが、今お聞きしますと、課長補佐に担当職員って、生涯学習の。生涯学習のお仕事というのは広範囲でしょう。そうすると、それで、今、私がきょうテーマにしているところにかかわれる時間とか割合というのは、非常に微小ですよね。うなずいておられますが、非常に僕は少ないと想像し得る。  それから、社会教育指導員と臨時職員という、何時から何時までやるとか、いろいろ臨時の職員だったら、1日何時から何時までやって、1カ月間でどれだけだよというのはありますよね。あるけど、やっぱりお聞きしますと、社会教育指導員というのは中心になられる方だと思いますが、社会教育指導員といったら、文化財だけやるわけじゃなくて、社会教育というのはまたこれは広範囲じゃん、広範囲ではありませんか。そうですよね。  私がここで1人でうなずくのを聞いて、進んでいってしまうといけませんので、言葉で聞きます。社会教育指導員の仕事をひとつお願いします。 136: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 137: ◯教育部長(加藤賢司君) 社会教育指導員のお仕事ということのお話なんですけれども、ちょっと難しいお話になってしまうんですけれども、市民の学習意欲、これは社会学習に対してですけれども、そういうことについて啓発をしたり、有効な社会教育活動を推進するための非常勤の一般職と、ちょっとかたいですけれども、そういうお仕事になります。  そういうことでありますので、文化財に専属してというわけではなくて、生涯学習の広い範囲でいろいろな事務を担っていただいておりますので、そういう意味でいうと、文化財にかかわっていただいておりますけれども、事務量としては、やっぱりほかのほうの分野も大きく担っていただいております。  以上です。 138: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 139: ◯10番(杉浦光男議員) 私がここで今質問することによって、人的にもややちょっと不足しているなということを浮き彫りにしたみたいなんですが、事実やっぱり僕は、本当にこれを壇上から申し上げたように基礎基本で、人間でいうなら生育歴に当たると。豊明の歴史を調べたり、それを残していくということはね。それから文化財も一緒だよね。だから、そういうふうに思うと、やっぱり目をつむっていってしまえば、これは目をつむって通過していっちゃうよ。だけど、ここのところに本当に着眼して、本当に力を入れようと思ったら、これでは足らない。これでは足らない。  財政当局の人にも、非常によく聞いておいていただきたい。僕、またこれ、壇上で申し上げたことが生きてくる。全員で共通認識する。だから、これは本当に豊明の売りになるし、豊明の心を育てられるし、豊明の将来を将来につなげられることなんです。豊明の売りになるし、子どもたちがこういうことを勉強すれば、将来、豊明の子どもたちが、ふるさとづくりにもなるし、子どもたちの。豊明の未来につながる内容であるというふうに、私は強く思っております。  次に、それじゃ、今度、資料の収集のほうで、もう少し詳しくいきます。  先ほど、5カ所に保管している、保管しているというと聞こえはいいけど、僕は散在しているというイメージを受けるけれども、5カ所。だから、これを1カ所の大きな建物を建てて資料館というのをつくれということになると、いろいろな問題というか、難しい問題があると思いますが、僕、今、アセットマネジメントといって、公共施設の更新の問題、統廃合の問題が全面に出てきていますね、豊明も。  だから、アセットマネジメントとかかわって、資料の保管場所とかいうことを考えることができるかどうか。お願いします。 140: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。
    141: ◯教育部長(加藤賢司君) 先ほどお話をしましたとおり、今、各分野ごとに5カ所ということで、唐竹小学校、双峰小学校、市史編さん室、あと坂部に2カ所と、そういうことで保管はしております。そういうことで、いろいろばらばらしておるという、まさに御指摘のとおりなんですけれども、今さっきおっしゃいましたように、アセットでそういうような場所を集約的に保存できるような場所を用意していただけるということであれば、教育委員会としても大変うれしいと、そういうふうに思っております。  以上です。 142: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 143: ◯10番(杉浦光男議員) これは、これ以上進むと、ちょっと皆さんの顔が曇るといけませんので、問題提起だけにしておきます。また機会があれば、機会があるというのは、次のこういう場所に立てればということですよ。機会があれば、この質問をさせていただきます、多かれ少なかれ。よろしくお願いします。  それで、資料についてですが、寄附という言葉、僕は壇上からの質問に対して、寄附をいただいてという言葉が頭によくついているんですが、寄附というのは、非常に受動的ですよね。寄附だけでいいんですか。これ、質問です。 144: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 145: ◯教育部長(加藤賢司君) 先ほどお話ししましたように、いろんな方面から寄附をいただいております。ただ、高価なものについては、もちろん買い入れということも必要だとは思うんですけれども、そういう予算立てというのは、まだ現在しておりません。  そういうことで、地域の個人の方だとか、あと行政組織の方だとか、そういう方からはいろいろと御寄附をいただいておりますので、そういうものはこれからしっかり活用していきたいと、そういうふうに考えております。  以上です。 146: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 147: ◯10番(杉浦光男議員) 私の質問はちょっと間違ってとられたかもしれない、ごめんなさいね。寄附だけでいいですかというのは、これは受動的なので、もう少し能動的に、文化財を探し求める、豊明の市史に積極的にかかわっていくという能動的な面で、僕、そういうのが必要じゃないかということを申し上げたんですが、もうそれは当然あるものとして、寄附を受けられたときの処理の仕方で答えられたというふうに、僕は良心的に理解します。  その場合に、僕、一つ前々から思っておったんだけど、本当に寄附をいただくと、海外やなんかでも、絵の得意な人が絵を描いて、これ、豊明市のどこかに、玄関でもどこでもいいからかけてくれやとか、そういう寄附もあるじゃないですか。そういう寄附で、庁舎の片隅に、ほこりをかぶって眠っておるというようなものはありませんか。これ、質問です。わからなんだらわからん、知らんなら知らんと答えてください。 148: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 149: ◯教育部長(加藤賢司君) もちろんいただいたものが全て整理がしてあって、展示がしてあるというわけではございませんので、やはり倉庫にしまったままの状態、そういうものはもちろんあると思います。  以上です。 150: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 151: ◯10番(杉浦光男議員) あるという言葉を聞きました。文化財というふうに位置づけるには、あるだけじゃなくて、それが本当に、先ほどちょっと申された価値があるものなのか、文化財に値するものなのかという、そういう調査研究。これ、学芸の言葉で言うと第2番目に来る調査研究というの。1番目は資料の収集、保管。それを次に、調査研究せないかんね。これはいいものか悪いものか、文化財として残せる価値があるものか。そこまで1段、2段と進んだら、3番目は教育。教育というのは、市民とともにそれを大事に保管し、そこから学んでいく、そして、未来につなげていくという。  だから、今、調査研究がなされていないというふうに、いただくだけだというふうに思いましたけど、僕はそれでも市民の心としては、よし、この絵画を市に寄附しようというものがあったとしたら、それを何らかの形で、日の当たるところにやらないかんと思うんだわ。  そうすると、常設はできないので、なかなか物理的に。文化会館で、ギャラリーか何かに1週間なり2週間ぐらい、そういうものをばーっと展示して、ホームページか何かで広報して、市民の人に知ってもらう。これ、絶対やらないかんですよ。だって、眠っておるのあるの、僕、知っているもの、眠っているのがあるというの。だから、前々から本当に思っておったの。  これは、そういうものをちょっとまとめて、1週間なら1週間、ホームページで広告しておいて、あんな立派な文化会館があるから、ギャラリーにぴゅーっと並べる。本人の同意をとれば一番いいけど、市に寄附してくれるような人だったら、ノーとは言いませんよ。文化会館に飾ってくれと絶対言いますよ。  教育長に聞こう、今度。教育長さん、今の僕の考え、どうですか。 152: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  市野教育長。 153: ◯教育長(市野光信君) まず、文化財なんですけれども、杉浦議員も言われているように、そういった価値があるということがどうかというのは調査研究する必要があると思うんですけれども、もう一つ目的としても、保護のほかに、活用という点もあると思いますから、そういった観点からすると、活用は重要なことだなというふうに感じております。  以上です。 154: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 155: ◯10番(杉浦光男議員) ちょっと文化会館のギャラリーに展示するということについての具現はなかったけれども、とにかく活用ということ、そういうものを生かしていくということの重要性は非常に認識してみえるというふうに僕は理解をしましたので。  みんな、そう思っているんですよ、やっぱりそういうものは共有の財産として、そこから学んでいく、ギャラリーにかけて学んでいく、そういうことが必要ですので、僕、提案をしておきます。僕の提案として、そういう倉庫の片隅に眠っておるような絵画のようなものがあったら、一度本当にホームページで広報して、みんなで見ようではありませんか。みんなで勉強しようではありませんか。よろしくお願いします。  それと同じような次元ですが、5カ所に分けてストックしてあるというか、保管してある。この中で、例えば唐竹小学校の場合でも、市民に公開というのは1年中やっておるわけじゃない。何日間でしょう。やっぱり、市民の共有の財産になりませんよ。僕は一番最初に強調したいのは、市史として、豊明の歴史としては、やっぱりそういうのは眠っておってはだめなんですよ。だって、豊明は毎日動いておると、僕、壇上から言いましたよ。豊明の歴史は、一寸たりともとまっておりません。  だから、公開が、それだけあるという人的なことといろんなことでちょっと無理だったら、貸し出し、貸せるものは貸し出しをする。各学校に一定期間貸し出しをするとか、あるいは責任をとってくれる公民館があったら、そこの公民館に責任というか、きちっと管理できるようなところがあれば、そこに貸し出しをするとか、そういう貸し出しという視点をひとつ持っていただきたいというふうに思いますが、その点はどうでしょうか。 156: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 157: ◯教育部長(加藤賢司君) 今、貸し出しの御提案がありました。  収蔵品の中でも、やはり民具だとか、あと、生活用品だとか、そういうものにつきましては、一般の方にお貸しをしても問題ない、そういうものもございますし、学校の子どもたちにもぜひ見てほしいと、そういうものもあると思いますので、そういうことについては前向きに考えたいと思います。  あと、文化財保護委員会、そちらのほうもございますので、そういうことについては、ちょっと前向きに考えていただきたいなと、そういうふうに考えております。  以上です。 158: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 159: ◯10番(杉浦光男議員) ありがとうございます。  それで、私の質問の最初のほうと、少し結びつくことができました。そういうのも文化財保護委員会で議題にしていただくなり、あるいは文化財保護委員会のそれを待たなくても、事務当局でいいかげん判断をできるんじゃないかなという部分があればしていただいて、貸し出しをしていただくということは、非常に意義あることだというふうに思います。これは文化財、あるいは市史という豊明の歴史、文化財という、そういう視点から考えて、当然のことというかね。眠っておっては、文化財なんて言えません、市史とも言いません。全て動的なものです、動いている。歴史をつくっているもの、未来につながるもの。よろしくお願いしますね、貸し出し。  じゃ、その次は、資料の収集とか、そういうことはもう終了したということで、次は、市史の編さんについて少し聞いていきます。  先ほど、私が壇上からの質問の中で、もう成果はないと言われましたが、この成果がないというのは、冊子をつくることにおいて、もう一応総集編で区切りがついているよという意味でしょうか、確認をいたします。 160: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 161: ◯教育部長(加藤賢司君) 先ほど私がお話をいたしましたとおり、最後に成果品というお話をさせていただいたんですけど、最後の成果品という、何かと言いますと、豊明市史の総集編と、それを指して成果品というふうにお話をさせていただきました。  以上です。 162: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 163: ◯10番(杉浦光男議員) 本当に市史は、豊明の財産になるような立派なものですよね。それは平成19年に完了しておるのね。平成19年3月に完了しておるわけだから、19年からだから、もう8年ほど、七、八年たっておるわけですから、冊子としてまとめたものはないよという、そういう成果品がないよというので、だけど、成果としてはなけりゃいかんのだわ。歴史は続いておるし、動いているから。成果は刻々刻々とあるんですよ。いつもあるんですが、成果品、冊子のようなものはないよという、そういう意味ですので、きっとそれからの豊明の歴史にかかわること、文化財にかかわるようなことのまとめだとか、評価、あるいは収集、そのようなのは常時なされておるというふうに理解をしております。  とすれば、もう七、八年たっていますので、一つのまた成果品としてまとめの時期でもいいかなというふうに思いますが、そのことは、先ほど申された記念誌ということにあらわれておるんでしょうか。お答え願います。 164: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 165: ◯教育部長(加藤賢司君) 先ほど、市制50周年でというようなちょっとお話をさせていただいたんですけれども、40周年からもう3年ぐらいたっておりまして、ただ、それはやりたいということの検討についてしておるということでありまして、それは、文化財保護委員会の内部でやりたいなというお話で検討しておるということでありますので、それが予算的な裏づけがあってやりたいと、そういうことではございませんので、よろしくお願いいたします。  以上です。 166: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 167: ◯10番(杉浦光男議員) じゃ、ここでもお願いをしておきます。成果品、品というと。成果は、市史における成果なんていうのは毎日上がっておらないかんからね。成果品は19年で、冊子は19年で終わっているけれども、それから少しないので、できれば記念誌のようなものをつくりたいというふうに、きっと事務方もお考えだというふうに思います。  これは文化財保護委員会じゃない、保護委員会の委員ではない、あるいは文化財保護委員会という組織ではないといえども、そういう声は届くと思いますので、まさにそういう声を拾いながら、委員会はやっておるわけでしょう。委員会の8人の人が、自分だけの個人的な嗜好でやっておるわけじゃありません。これは、その裏には六万八千何人の豊明市民、その声があり、そういう気持ちを代弁しておると思ってください。だから、記念誌の発行をぜひともお願いしたいというふうに要望しておきます。  僕はもう一度聞きます。記念誌の発行については、もう一度力強いお言葉を。 168: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 169: ◯教育部長(加藤賢司君) まだ7年先のお話ですので、今の時点でつくりますというお話はなかなか難しいと思いますけれども、議員の気持ちはよくわかりますので、何とか実現できるような形で検討していきたいと思います。  以上です。 170: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 171: ◯10番(杉浦光男議員) ありがとうございました。  また前のほうとちょっと重複しますけれども、やっぱり文化財、豊明の歴史、その中で一つ一つ核になるもの、文化財というものが登場しておる。そうすると、そういう文化財となり得るような資料を収集する。収集保存、調査研究、それから教育という段階という、僕先ほど言いましたけど、その真ん中の調査研究、それが文化財として値するかどうかとか、いろんなその価値を、価値あるものかどうかということを見きわめるような人、その人について、そういう高度な知識を持った人、それは人的要件と言いますけど、そういう人的要件みたいなのがそろうんですか。質問。 172: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 173: ◯教育部長(加藤賢司君) 現在、文化財保護委員8名で運営をしております。13名まで選ぶことができるということになっておりますので、今のお話になるんですけれども、やはり歴史に造詣の深い方、もちろん大学の教授だとか、そういうことは、8人、まだ枠がありますので、そちらのほうに何とか加えていただいて、そういう部分で、豊明市のこれからのそういう部分、市史の判断とか、そういう部分で生かしていけたらなと、そういうふうには考えております。  以上です。 174: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 175: ◯10番(杉浦光男議員) 本当はこれ、もう質問したくなかったんですが、どうしてもこうやってくると、お聞きしておかないけない。  予算的な裏づけ、僕、過去の決算書なり予算要求のこれをずっと見たけど、やっぱり余り膨らんでいないし、何年間一律のごとくという内容であるところも多いわけですよ。だから、文化財の保護に係る経費、あるいは補助金、補助金で、例えば文化財に対して、ここの家に対してはこれだけお金を補助金として出すよというのは、それは定額である程度決まっていくと思いますが、資料の収集だとか保存、整理、いろんなことにお金がかかるじゃないですか。先ほど言ったように、人的にも4名と言いましたが、この4名というのは完全な4名じゃないですよ、思い出してみましたらね。アルバイトの人、それからかけ持ちの人、全部かけ持ち、社会教育指導員さんが中心になるかもしれませんが、社会教育指導員といえども、広範囲にわたってやらないかんから、ほかのことも。  そうすると、やっぱりいろんなところにお金がかかると思いますが、今回は骨格予算ですので、まだまだ間に合いますので、予算要求するなり、間に合わなければ補正でもいいですから、9月の補正でもいいですから、ひとつ頑張っていただきたいなというふうに思います。決意を聞かせてください。 176: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 177: ◯教育部長(加藤賢司君) 文化財の保護につきましては、そういった補助金をお出しして、それで保護、保存をお願いしております。額につきましては、1万円から、内容によりまして、多いところですと85万円までという、いろいろ内容がございます。それについては、経常的に毎年支出をさせていただいておりますので、補助金の額としましては、年間で270万円ぐらいを毎年支出をしております。  ただ、内容が大きく変われば、その額の変更ということも当然考える必要はあるわけですけれども、現状の、従前どおり保護、保全をお願いするということであると、なかなか補助額を上積みするというのは難しいかなと、そういうふうには考えております。  以上です。 178: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 179: ◯10番(杉浦光男議員) 補助金についてはそういう視点でいけると思いますが、人的なもので補充するとか、アルバイトというか、何て言っていいかわかりませんが、それは1日の勤務時間を延ばすとすれば、常勤といかんまでも延ばして、仕事をしたいときにやっていただくということになれば、経費はかかるでしょう。僕は、そういう意味の予算的な裏づけということを特に強調して申し上げたんですけどね。  その辺はどうでしょう。 180: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  加藤教育部長。 181: ◯教育部長(加藤賢司君) 先ほど申しましたように、文化財保護に当たっている職員、4人当たっております。そのうち1名が臨時職員が当たっております。もちろんそれについては、費用については、毎年このぐらいでお願いしますということで、ヒアリングをしながら決めておるわけですけれども、もちろん議員のおっしゃるとおり、文化財に係る業務、たくさんあります。そういう中で、専従でやっていただいておるというわけでもございませんので、やはりそういう部分については、もうちょっと増額していただければなと思いますけれども、ただ、補正予算でいただくというとなかなか難しいかなという、そういう気はしますので、将来に向けて、しっかりと当初予算のほうでお願いをしていきたいと、そういうふうに思っております。  以上です。 182: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 183: ◯10番(杉浦光男議員) いろいろありがとうございました。  少しは文化財ということについて、あるいは市史ということについて、共通の認識ができたかなというふうに思いますが、どうでしょうか。皆さんに問いかけていますが、これは質問ではありません、皆さんに問いかけています。どうでしょうか。  最後に、文化財といっても広範にわたっちゃうといかんので、もう少し枠を、狭義の文化財、指定された文化財、文化財の指定というのは何だね。狭義で僕、文化財って、そういった指定された文化財、決まっておるでしょう。豊明の、市が指定の文化財、これだけ。国が指定の文化財、これだけ。その指定というのは何だね。お願いします。 184: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  市野教育長。 185: ◯教育長(市野光信君) 文化財の指定は何かということなんですけれども、文化財のうちの特に重要なもので、かつ保存の必要があるものを指定して、保護と活用をしていくというのが、これが意義であります。  以上です。 186: ◯議長(堀田勝司議員) 杉浦光男議員。 187: ◯10番(杉浦光男議員) 力強いお言葉をお聞きしましたが、僕がもう少しわかりやすいように砕きますと、活用と言われた保護だとも。ただ、保護しておくんだったら現状維持で、保護という意味も、広く考えれば活用も含まれるかもしらんけれども、現状維持でほこりがかぶっても知らんよというふうにしておくんじゃなくて、活用、生きたものとして扱っていく。豊明の本当に秒刻みで動いておる歴史そのものとして扱っていくという、やっぱり視点ね。指定というのはそういうことですよ。そうやって文化財を守り、そして、自分たちがそこから学んで未来をつくっていくということじゃん。  だから、これは、僕の持論でも何でもありませんよ、文化財というのは、そういうふうに考えなければ。動くという歴史の中の存在ですので、そういうふうに考えていただいて、力強い言葉をいただいたというふうに僕は評価しまして、僕の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 188: ◯議長(堀田勝司議員) これにて、10番 杉浦光男議員の一般質問を終わります。  ここで、午後1時まで昼食のため休憩といたします。                午前11時58分休憩                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     午後1時再開 189: ◯議長(堀田勝司議員) 休憩を解き、休憩前に引き続き一般質問を行います。  3番 近藤千鶴議員、登壇にて質問願います。 190: ◯3番(近藤千鶴議員) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、壇上にて一般質問を始めさせていただきます。  1項目め、豊明市地域防災計画について。  東日本大震災から、間もなく4年を迎えます。しかしながら、被災された方々の復興はなかなか進まず、まだ時間がかかる状況ではないでしょうか。  愛知県の地域防災計画は、県民生活の各分野にわたり、重大な影響を及ぼすおそれのある大規模な地震災害に対処するため、県、市町村、指定地方行政機関、自衛隊、指定公共機関、指定地方公共機関等の防災関係機関がその全機能を十分に発揮し、相互に協力して、総合的かつ計画的な防災対策の推進を図ることにより、県民のかけがえのない生命、身体及び財産を地震災害から保護することを目的とするとなっております。  市町村地域防災計画の作成または改正については、市町村地域防災会議は市町村地域防災計画を作成し、毎年、同計画に検討を加え、必要があると認めるときはこれを修正しなければならない、同計画を作成または修正する場合は、この計画を参考として行うものとし、特にこの計画において計画事項に示すものについては、各市町村で地域の実情に応じた細部を計画するものとする。  また、東日本大震災を踏まえた今後の対応については、近い将来予測される地震の発生により大規模な被害が予測されている愛知県においても、従来の防災対策を見直す大きな転機としなければならない。今後、専門家の意見も踏まえながら、この地震の検証を行い、愛知県における地震対策に反映させていくとともに、この計画についても、必要な修正を速やかに行い、その後、新たな被害予測が出た際には、これを踏まえた抜本的な修正を行っていくものとする。  また、市町村に対しても、国や県の動向を踏まえつつ、地域の実情に合わせた市町村地域防災計画の見直しを行うよう働きかけていくとあります。  これを受けて豊明市は、地域防災計画の改定を進めておられます。改定の趣旨、目的及び背景は、平成25年度に豊明市地震被害予測調査を実施し、南海トラフの巨大地震を想定した市内の被害予測を実施しました。  同じく、平成25年度には、災害対策基本法を初めとする防災関係法令が大幅に改正され、新たな防災対策が規定されました。この点を踏まえ、豊明市地域の防災体制及び防災対策をさらに充実強化するため、防災計画を改定しますとあります。  市民の命を守り、被害を最小化し、回復スピードを高めることが、市に課せられた責務ではないでしょうか。いつ起こるか予測の難しい大規模災害に備えるため、行政は、市民の命を守る防災対策の強化に全力で取り組まなければなりません。  そこで、お伺いいたします。  1)豊明市地域防災計画の改定の経過について。  2)豊明市地域防災計画の今後の予定。  2項目め、代読・代筆支援の充実について。  近年、高齢化の進展に伴い、視覚障がい者のみならず、視力が低下した高齢者など、読み書きに支障がある人への支援の必要性が訴えられています。  日常生活を送る上で、読むことと自己の意思をあらわすための書くことは、必要不可欠の行為と言えます。しかし、視覚障がい者や視力が低下した人や高齢者などには、これが十分に保障されているとは言えない状況にあります。  こういった読み書きに支障がある人への支援は、共生社会の実現に向けても重要な課題となります。そこで必要となるのが、目の不自由な人を対象とした代読・代筆などの読み書き支援の充実です。  例えば、金融機関や自治体の役所から送られてくる通知など、社会生活を送るために必要な書類などを受け取っても、目が不自由なために確認できないという実態に悩む人は少なくありません。  また、東日本大震災では、多くの被災者が避難生活を送る中で、避難所などに掲示された各種お知らせ等がみずから読めず、周囲に読んでくれる人もいなかったため、必要な救援物資を受け取れなかった高齢者や障がい者がいたとの指摘もあります。  あらゆる物事に関する情報化の流れが進展した今日において、情報を正確に得て発信することは、極めて重要と言えます。  これまでNPOなどを中心に、目の不自由な人への代読・代筆支援を訴えるなど、読み書き支援に関する取り組みが進められています。  そうした中、東京品川区では、平成23年4月に策定された区の地域福祉計画に、読み書き代行サービスが盛り込まれ、区内で既に実施をしています。  一方、国レベルでは、平成23年7月に成立した改正障害者基本法に、読み書き支援サービスを行う人の養成、派遣を国や自治体に求める規定が盛り込まれ、さらに、平成25年4月に施行された障害者総合支援法の実施要項に、自治体が行う支援の一つとして、代読や代筆が明記されました。  今後、潜在的なニーズを含め、読み書きが困難な方への支援の必要性は一層高まると考えられます。  そこで、本市においても、プライバシーを確保できる専門の支援員の養成に取り組むなど、代読・代筆支援を必要とする人のニーズに応じて、いつでも受けられる仕組みづくりを推進する取り組みが必要と考えます。  そこで、本市のお考えをお伺いいたします。  以上で壇上での質問を終わります。 191: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 192: ◯市民生活部長(石川順一君) それでは、市民生活部よりは、豊明市地域防災計画について御回答申し上げます。  まず、計画の改定の経過でございます。  庁内では、副市長を委員長として各部長を委員とする地域防災計画検討委員会を設け、計4回の委員会を開催し、議論を重ねてまいりました。また、委員会を通して、関係各課や防災関係機関などへも意見照会などを行い、それぞれから出された意見を反映させたものをパブリックコメントとして1月21日から1カ月間行いました。  今回の主な改訂要旨は、遺体安置所や応援隊の受け入れ拠点などの防災活動拠点を明確にしたり、昨年度行った被害予測調査結果を踏まえた備蓄食料等の変更、あるいは災害対策基本法の改正に伴う安否照会への対応策などがございます。  2点目の計画の今後の予定でございます。  3月2日に、庁内の会議でございます地震防災対策推進会議を行い、翌週3月9日に防災会議に諮って承認がいただけましたら、新年度より運用をしていきたいと考えております。  なお、地域防災計画の改訂に伴い、非常配備体制も変更いたしますことから、非常の際の職員の参集訓練ですとか初動対応訓練などを行っていきたいと、そのように考えております。  終わります。 193: ◯議長(堀田勝司議員) 原田健康福祉部長。 194: ◯健康福祉部長(原田一也君) それでは、健康福祉部より、2項目の代読・代筆支援の充実についてということについてお答えいたします。  現在、豊明市では、代読・代筆支援のサービスは行っておりませんが、障害者総合支援法によるサービスの中に、視覚障がい者により移動が困難な人に、外出時に同行して移動の支援を行う同行支援というものがございまして、状況に応じて、代読・代筆も実施しております。  また、障がい者の日常生活を介助する居宅介護、ホームヘルプの中でも、代読・代筆を含めた支援を受けることが可能となっております。  これらのサービスは、障害者手帳をお持ちの方が対象となっており、サービスを利用することで、代読・代筆のニーズに対応できているものと考えております。  また、本市では、同行援護や居宅介護とは別に、ボランティアグループ草笛の会による広報読み上げを実施しており、全盲の方から毎月10名程度の利用があるということでございます。  しかしながら、ボランティアによる事業実施の拡大は、支援者の責任範囲や利用者の権利擁護の部分で、整理すべき課題が多いのも事実でございます。さきの尾東地区福祉行政研究会においても、代読・代筆支援について議題に上がるなど、検討している自治体もありますが、こうした課題があることも認識しており、本市も、近隣自治体の動向や障がい者のニーズを把握しながら、研究してまいりたいというふうに思っております。  終わります。 195: ◯議長(堀田勝司議員) 一通り答弁は終わりました。  近藤千鶴議員。 196: ◯3番(近藤千鶴議員) それでは、順次再質問をさせていただきます。  改訂の経過についての中で、パブリックコメントをされたということがありましたが、その結果はどうでしたでしょうか、お願いします。 197: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 198: ◯市民生活部長(石川順一君) パブリックコメントにつきましては、特段、御意見はございませんでした。  終わります。 199: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 200: ◯3番(近藤千鶴議員) 防災計画というのは、以前から問題として思っていたんですけど、防災にかかわっている職員の方は防災計画についてよくわかっているけど、他の部署の方は、職員の中には、防災計画というものは浸透していないのではないかなというような感じを受けていました。  今回の計画策定について、何かこの点で配慮されたことはありますか、お願いします。 201: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 202: ◯市民生活部長(石川順一君) 今までの防災計画は、議員が申されますように、防災担当の職員は知っているけれども、他の職員がその内容を熟知していないというようなことが見受けられました。  そこで、今回の策定に当たりましては、内容のパートごとに担当する各課に参画していただく、照会をして案を出していただく等々、そのような形で配慮させていただきました。  終わります。 203: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 204: ◯3番(近藤千鶴議員) では、具体的にどのように行われたか、全部じゃなくても、少し紹介していただけませんでしょうか。 205: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 206: ◯市民生活部長(石川順一君) 今回の改定で、一番ちょっと大きくかかわっていただいたことは、健康推進課さんのほうなんですけれども、医療救護活動における医療救護所のことでございまして、医療救護活動、旧の計画、今までの計画ですと、医師を含む医療救護班が避難所へ出向いて、その避難所の一部で救護施設を設置するというものでございました。これを今回は、豊明市の医師会のほうと健康推進課のほうで約1年かけて協議していただいて、市内で開業する医療機関に拠点救護所として開設していただくというような形を決めていただきました。  具体的に申しますと、緊急医療救護所として、前原外科・整形外科・小児科さんにやっていただく。透析施設としては、みずのクリニックさん。医療救護所として、前原外科以外の病院で開設できるところという形になっているんです。ただし、アキラレディスクリニックさんと藤田こころケアセンターさんは専門機関とするというような形で、医師会さんのほうに御協力いただいたというものでございます。  終わります。 207: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 208: ◯3番(近藤千鶴議員) それでは、ほかに防災計画の中で、今回の改正で大きく変わった点があったらお願いいたします。 209: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 210: ◯市民生活部長(石川順一君) そのほかは、おととしの被害想定が変わったということで、備蓄の目標が変更になりました。  あと、安否照会への対応ですとか原子力災害対策について、追加されたというものでございます。 211: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 212: ◯3番(近藤千鶴議員) 今、備蓄目標、安否照会の対応が変わったということですが、その点について、もう少し詳しく教えていただけますか。 213: ◯議長(堀田勝司議員) 石川市民生活部長。 214: ◯市民生活部長(石川順一君) まず、備蓄目標の変更でございますが、昨年度、被害想定を見直しましたところ、最大の避難者数が7,000人から1万9,000人となったということで、備蓄の食料数を変えてございます。従来は3日3食分の6万3,000食と言っておりましたが、今回は2日間の2食分7万6,000食とさせていただいております。  現状の備蓄数を勘案すると、飲料水の備蓄が少ないということで、課題かなと考えております。  安否照会につきましては、災害対策基本法の改正により、被災者台帳の作成や台帳の利用、情報提供についての定めができ、被災者の援護措置を図ることとされたことにより、その所管、それから受け付け場所、被災者総合支援センターというところなんですが、そういったところを定めさせていただきました。  直近の災害では、御嶽山の噴火において、王滝村で、被災者情報の問い合わせや対応に苦慮したということも聞いておりますので、その手順などを参考にしていきたいなと、そのように考えております。  終わります。 215: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 216: ◯3番(近藤千鶴議員) 災害対策基本法の改定により、災害時に避難支援が必要な高齢者、障がい者等については、平時から名簿を作成し、災害時に活用することとするというふうになりました。  これは、災害時のときは、本人の同意がなくても必要な個人情報を提供してもよいということだと理解したのですが、それでいいかという点と、また、これを受けて、本市の防災計画はどのようにされたか、お願いいたします。 217: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 218: ◯市民生活部長(石川順一君) 発災時の取り扱いについては、そのような考えでよろしいかと思います。  本市の場合のことなんですけれども、避難行動要支援者名簿の作成について取り組む必要があるということで、名簿の作成ですとか避難者への事前の情報提供がございます。  名簿情報収集に当たっては、あくまでも意思確認を行い、情報管理を徹底するというようなこと、そういった取り扱いについての変更はございません。  終わります。 219: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 220: ◯3番(近藤千鶴議員) 防災計画を改訂され、策定した経過で、携わっているときは、また職員の方も関心があり、また意識もしばらくは防災に対して高いと思われますが、災害はいつ起こるかわからなく、防災意識を保つことは難しいと思うのですが、それに対して、何か対応を考えていらっしゃいますか、お願いします。 221: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 222: ◯市民生活部長(石川順一君) 確かに、作成した当初は、その担当課も意識を持ってやっていただけるんですけれども、何年かすると、異動とかございまして、どうしても職員のほうの意識が薄れていくということはございます。  そこで、そういったようなことができるだけ少なくなるようにということで、抜き打ちで行う非常参集訓練ですとか、そういったようなことを行ったり、職員が発災時にどんな行動をするか、机上訓練というんですか、シミュレーション、そういったものを検討していきたいなと、そういうふうに思っております。
     終わります。 223: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 224: ◯3番(近藤千鶴議員) 防災計画を改訂されるということは、防災が起きたときには、とても力強いものとなると思います。  しかし、もし大きな災害が発生したときに、指示がなくても避難行動が市民の方がとれるか、それが不安ではあります。  東日本大震災のときには、釜石の奇跡と言われた釜石東中学校の生徒さんたちのように、本市の市民の皆さんが率先して、安全確保行動とか避難行動がとれるようにしたいと常々思っております。  昨年ですよね、このハザードマップも改訂されて、以前よりはずっと見やすくつくってくださいました。でも、これは26年3月ですので、1年前です。これは、各御家庭で今保存されて、目につく場所に置いていただけているか、とても不安な面もあります。  防災意識を市民の方、また職員にも保っていただくには、防災訓練に多くの市民の方が何度でも参加していただくことで、防災意識を持続していただけるのではないかと思います。そのためには、防災訓練の形も考える必要があるのではないでしょうか。  本年度、防災計画を改訂されましたが、何か今後、この愛知県、中部じゃなくて他地域で、大きな地震発生により、また、速やかに改訂を余儀なくされることもあるかもしれません。  今後、行政として、地域や学校、家庭で防災力を高める取り組みを推進、支援していかなければならなく、本当に課題は多いと思われます。それに対して、全庁を挙げて全力で取り組んでいただけるよう要望して、お願いをしておきます。  では、2項目めの再質問に移らせていただきます。  2項目め、代読・代筆支援の充実についての再質問です。  ボランティアによる事業実施が拡大していくと、支援者の責任や利用者の方の権利擁護の部分で課題が多いということでしたが、手話奉仕員養成講座などのように、支援員の養成を行うという考えは現在おありでしょうか、お願いします。 225: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 226: ◯健康福祉部長(原田一也君) この代読・代筆、特に代筆になるんですけれども、やはり物品購入のときの契約だとか金銭管理のときの書類の作成、そういったような部分ですと、その方の権利擁護だとか守秘義務、そういったものが大きくかかわってまいりますので、そういった部分をどこまでこのボランティアでやっていけるのかというようなことを考えますと、ある一定のやはりルールづくりが必要になってまいりますし、それなりの専門知識を持った専門員の育成、こういったことを行わないことには、なかなかこういったサービスができないだろうと。これは、私どもだけが考えておることではなくて、いろいろ先進的に取り組んでみえる自治体の方からの課題としても上がっておるところでございます。  そういったような中で、障害者総合支援法の中にも、この代読・代筆については取り組むというようなことが書かれておりますので、本市としても、まずこういった課題を抽出して、どういった枠組みでやっていけるのかということをやっぱり精査しながら、制度として確立していくというようなことをしていかないといけないだろうなというふうに思っております。  今後、先進的に取り組まれておる自治体もあるようでございますし、この近隣でも、連携しながら協議をしておるというような会議もございますので、そういった中で研究をしていきたいというふうに思いますし、手話奉仕員のように、代読・代筆の支援員、こういったものが養成できるような取り組みについては十分、今後研究してまいりたいというふうに思っております。  終わります。 227: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 228: ◯3番(近藤千鶴議員) 障がい者をお持ちの方や、高齢者で介護認定を受けていらっしゃる方は、先ほど答弁のあったように、支援員さんとかヘルパーによる代読・代筆が必要と思われたときにはお願いすることができている現状はわかります。  障がい認定や介護認定を受けていない方は、代読・代筆で困ったときに支援は受けられておりません。  今回、この一般質問をしようと思ったきっかけとして、ひとり暮らしで身内の方は他県にいて、身近にはおられない方で、介護認定を受けるまでではなく、日常生活はお困りではないんですけど、ただ、目が見えにくく、そういう公的な書類が来たときに連絡がありまして、ちょっと書類を読んでほしいということがありました。そして、早速行って読んであげて伝えたら、ああ、それはわかったということで、字は御自分で書けるので自分で書いて、じゃ、こうやって出せばいいんだねということで返信を出されたという例がありました。  それをきっかけにいろいろ調べてまいりましたら、やっぱりいろんな各地でも、こういうお困りで、代読・代筆で先進的な地域もありますし、まだまだ全国から見れば、支援の手が広がっていないなということをすごく実感しましたので、こうした支援について、はざまにみえる方への支援についてどのようにお考えか、もう一度お願いします。 229: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 230: ◯健康福祉部長(原田一也君) 議員申されますように、介護認定の方は介護保険のほうで、障がいの方は障がいサービスのほうでということで、そのはざまにおる方、これ、非常に難しい問題ではございますが、現在、高齢者のサービスとして、生活援助員の派遣サービスというものがあります。これ、有料になるんですけれども、市のほうから社会福祉協議会のほうに委託をして、簡単な生活の援助をしてほしいということで申し込めば、援助員が行ってやるというようなことが一つございます。  また、もう一方、シルバー人材センターのほうでも、ワンコインサービスということで、日常の生活の困り事、そういったことをやっていただけるというサービスがあります。これも有料で、恐縮はしているんですけれども、そういったサービスを現在のところは使っていただくというふうな形で、何とか対応していただければなというふうに思いますが、先ほども申しましたが、いわゆる総合支援法の中でも、代読・代筆のサービスについて自治体は取り組むようにというようなことを言われておりますので、今後、市としても、代読・代筆のサービスに特化したものを研究してまいりたいというふうには考えております。  終わります。 231: ◯議長(堀田勝司議員) 近藤千鶴議員。 232: ◯3番(近藤千鶴議員) それでは、ちょっと先進地の事例を紹介したいと思います。  これは、東京都品川区です。平成23年の1月から始められたということで、窓口として、「支え愛・ほっとステーション」という窓口をつくられ、ひとり暮らしの高齢者などを支援するため、同区が社会福祉協議会に委託し開設されました。利用時間は午前9時から午後8時まで、代読や代筆も行うということで、大体1カ月に約10件ぐらいが寄せられているそうです。  また、このサービスを始めてから課題が明確になってきたということで、代読・代筆サービスを行う際、商品購入など利用者の契約行為に直面することがある。行政として踏み込めない点があるので、対応を検討していく必要があると話しております。  また、函館市では、地域活性化交付金を活用し、2011年度から視覚障がい者や高齢者に対し、ここは、図書館で代読・代筆サービスを始められております。毎月約10人がサービスを利用。障がい者用の割引書への記入や年金に関する書類の代読、そして買い物をする際の情報支援が多いということです。  こういう支援をしているNPOもありまして、そこでは、読み書きサービスについては、一定の専門技術が必要だ。特に代読の場合、単に文章を読み上げるだけではなく、写真やイラストの説明や情報を整理する技術も求められる。  読み書きは社会参加に不可欠であり、支援に取り組む自治体が今後ふえていくことが予測されるため、守秘義務厳守など、課題、ルールづくりを求めるため、スタッフ養成が必要であるということです。  また、これは、大阪の堺市の視覚障害者センターでのお話ですけど、現在、聴覚障がい者のための手話通訳者や要約筆記者の派遣はある程度行われていますが、読み書き支援については、ほとんどの市町村で行われていません。聴覚障がい者が、あらゆる場面で読み書き支援をいつでも受けられる仕組みづくりが必要です。プライバシーを確保できる専門支援員の養成も重要と考えますというようにありました。  プライバシーを守るということも大事なことですし、ここにあったように、代読という場合では、本当に見えない方には、文章を読み上げるだけじゃなく、写真やイラストでその人にどう情報を伝えていくかという、やっぱりこれはある程度、専門的な知識も必要ではないかと思われます。  障がい者の認定を受けられない状態だが、耳が聞こえにくいとか目が見えにくい方、また、高齢者の方でひとり暮らしで、介護認定を受けるまでではないが目が見えにくく、公的な書類など字が小さくて読みにくくて困るといった支援のはざまにおられる方は、本市でも本当に少ないのではないでしょうか。先ほど、近隣自治体の動向や障がいの方、高齢者の増加に伴いニーズが高まることが予測されることから、今後研究されていくとの答弁でしたが、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。  これからの社会、こういうニーズが本当に高まると思われますので、養成講座も、あるところは5回ぐらい開いて、まずは、公務員の方とかボランティアの方とか、そういう方を講座にお呼びして、できれば、市役所の窓口に来ていただければ、そういうことができますよとか、まずできる範囲から、このはざまの方が一番お困りなので、介護認定を受けたりとかすれば、また、大きな財産のこととかになれば、本当にまた違う支援でありますので、本当にはざまの方が、なかなか頼みたいけど、先ほど有料なものもあると言われましたが、そこまでではないけど、でも1人じゃ不安な部分が、読めなくて間違って出してしまったらどうしようというようなことで、多分こちらのほうに、私のほうに電話もくれたと思うんですけど、そういう方がふえてくるということは認識していただいて、本当に前向きに検討をしていただきたいと要望して、私の一般質問を終わります。 233: ◯議長(堀田勝司議員) これにて、3番 近藤千鶴議員の一般質問を終わります。  ここで、10分間休憩といたします。                午後1時37分休憩                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                午後1時47分再開 234: ◯議長(堀田勝司議員) 休憩を解き、休憩前に引き続き一般質問を行います。  19番 前山美恵子議員、登壇にて質問願います。 235: ◯19番(前山美恵子議員) では、議長より発言の機会をいただきましたので、壇上から質問をさせていただきます。  まず1点目、子どもの医療費無料制度を18歳未満まで拡大を求めて質問をします。  子どもを持つ親にとって、自分の健康よりも子どもの健康が気になります。子どもにとっても、症状の軽いうちに診断や治療をすることが、何よりも後遺症を残すことにつながらず、大切なことと感じます。  しかし、病気になったとき、気になるのが治療費です。現在では、子どもの医療費は、就学前は2割負担で、それ以降は3割負担となっており、大きな医療費の一部負担金が足かせとなっています。  そこで、治療費のことを心配せずに治療にかかれるよう、子どもの医療費無料制度があります。  私が議員になったころは、本市の無料制度は、入通院とも3歳未満でした。それが、市民の運動により就学前まで拡充され、小学校卒業に拡充をされました。さらに、中学校卒業まで入通院とも無料制度になったのは、23年7月からであります。この制度により、子育てをしている親に大変喜んでいただきました。  この子どもの医療費無料制度が拡充されてきたのは、愛知県が、入院は中卒まで、通院は就学前まで拡充してきたのがきっかけで、各自治体でも引き上げてきた経緯があります。県内で、通院を中卒以上無料にしている自治体が49団体、その中で、高卒まで入通院の無料をしているのが5団体であります。  ところで、今、子どもの貧困が問題視されてきました。このことで、全国の保険医協会というところが、22年とそして24年に患者受診実態調査、これをしたところ、患者の経済的理由から治療を中断、中止する事例があり、患者から投薬を断られるということがあったと回答した医療機関が、年々ふえているそうであります。  この調査は、全ての年齢の患者の状況を聞いたもので、年齢別の分析ではないのですが、医療費無料化の対象外の年齢の子どもにも、経済的理由による中断、中止等が発生していると見られます。心身の成長期にある子どもたちが、受診抑制が発生すれば、取り返しがつかない事態になってしまいかねません。  そこで質問をします。  1点目に、現在、本市において中卒まで無料制度にしていますが、これを18歳未満まで拡大すると、財源はどれぐらい必要でしょうか、お答えください。  2点目に、本市において18歳までの拡大についてであります。子どもが早期治療をすることにより、治癒率が向上したという報告があります。その効果は、何にも増して大きいのではないかと考えますが、当局の見解をお聞かせください。  2つ目の質問に入ります。  社会保障としての国民健康保険制度にするために質問をいたします。  政府はこの通常国会に、市町村国保の都道府県単位化を具体化する準備に入っています。また、27年度は、民主党政権が24年に通した法改定で、国保財政を実態上、都道府県単位化にしていく保険財政共同安定化事業の改定も実行されるところであります。これらの国保の広域化について、懸念される事態にならないよう、質問をする次第であります。  今、市民の負担能力を超える国保税が、大きな問題になっています。ただ、本市の国保税は、18年間据え置きを維持していただいており、この点については評価する次第であります。  しかし、据え置いたとはいえ、この不況で国保税が払えない滞納世帯が2,000件を超えており、高い国保税に市民は苦しめられているのが実情であります。この根底には、加入者の貧困化があり、加入者全体が低所得であればあるほど、個々人が負担をする国保税の率や額は重くなります。国保税が高騰し、当然のごとく滞納が増加することになり、財政難を招くという悪循環に陥っているのが、今の現状であります。  さらに、滞納者への強権的な収納率を上げるための差し押さえが進められてきました。しかし、これだけ強権的な制裁が発動されても、根本的な原因を打開しない限り、生活困窮者や健康破壊に追い打ちをかけるものとなります。  国民皆保険制度である国保を持続可能な制度にしていくには、根本的な改革が必要ですが、政府が今出してきた改革、これは広域化構想でした。国保の保険者が県にかわることで、保険料金の格差が解消し、運営にかかわる市町村の負担が軽減されて、国保の構造的矛盾が解決されるのではないかという期待があるようでありますが、分賦金方式を軸とする案の実態が明らかになるにつれ、本来必要とする改革ではないという方向が見えてきました。この本当の狙いとは、各自治体が行っている一般会計からの繰り入れによる赤字補填の解消をするため、国保税の引き上げ、収納率の向上、医療費適正化策を行うことが明記されています。  本来、社会保障としての国保制度が、この都道府県単位化にかわるということで市民のためになるのかどうか、これをどうお考えでしょうか、お聞かせをください。  2点目には、低所得者対策であります。  国保加入者の貧困化を申し上げましたが、国が国庫負担を減らした1984年の加入世帯の平均所得は179万円でした。しかし、その後、不況の深刻化、そして非正規労働者の流入、それと年金生活者の増加などで、2012年には141万円に落ち込んでいます。それとは逆に、国民の1人当たりの国保税は、84年には3万9,000円でしたが、12年度には9万1,000円にも引き上がっております。こんな実態が浮かび上がっているのです。  そこで、低所得者対策がまずは必要ではないかと考えますが、国保税の減免制度と、そして、医療費の一部負担金の減免の拡充を求めるものであります。お答えをください。  3点目の質問に入ります。  高齢者の立場に立った介護保険制度を求めて質問をします。  この4月から介護保険第6期事業計画に関して、保険料の改定が上程をされました。国の医療介護総合法の成立で、多くの高齢者を介護サービスの対象から除外し、入院患者の追い出しを強化するなど、公的介護、医療の土台を掘り崩す改悪がなされました。要支援者の訪問介護、通所介護を介護保険から外し、地域支援事業に移すこと、利用料の2割負担の導入、特養ホーム入所を原則要介護3以上に限定するなど、高齢者にとって介護保険が遠い存在になりつつあります。  市町村は、老人福祉法で、高齢者が生きがいを持てる、安らかな生活を保障する責務があるとしております。高齢者の介護の利用は当然の権利であり、権利を保障するべく市の役割があるということを申し上げ、まず1点目の質問に入ります。  まず、介護保険料条例案が示されました。第5期のときよりも基準が945円も引き上がり、月額5,475円であり、年額6万5,700円で、1万1,000円もの引き上げであります。今でも介護保険料の負担は高齢者の生活を圧迫していることを考えると、これ以上の引き上げは、高齢者の生活を崩壊させてしまいます。  そこで、まず、介護保険への一般会計からの繰り入れをして、保険料の値上げを抑制を図っていただけないでしょうか。お答えください。  また、低所得者対策として、当初、公費を投入し、第1から第3段階を対象に軽減を行うとしていましたが、安倍首相が消費税増税を先送りしたという理由で、第1段階だけを対象として、その率も縮小をしてしまいました。  もともとこの階層は、保険料の滞納者が多く発生する段階であり、私も対策をとるよう以前から申し上げてきた階層であります。これ以上の負担で高齢者を苦しめることを避けるためにも、軽減策を講じていただくことを求めるものです。  2点目に、今、確定申告の時期に入っています。要介護の認定者は、障害者控除の対象となり、税の還付を受けられます。それには障害者控除認定書が必要でありますが、本市の場合、障害者控除申請書が認定者に送付されています。この場合、高齢者は、わざわざ市に出向き、認定印をもらい、確定申告をするわけでありますが、他市では、認定書を直接送付しているところもあり、本市でも認定書の送付を求めてきたところであります。  今回、障害者手帳を持っている方は、手帳で確定申告を受けますが、手帳と認定区分が違う場合には、認定書のほうがより正確さをあらわすことになりますので、本市においても、認定書を認定者全員に送付することを求めるものです。御答弁をください。  以上で壇上からの質問を終わります。 236: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 237: ◯健康福祉部長(原田一也君) それでは、順次、回答申し上げます。  まず、子ども医療費無料制度を18歳未満まで拡大を求めてということの中から、1項目め、本市において18歳まで拡大するにはどれぐらいの財源が必要かということでございますが、現在、豊明市での16から18歳の人数は約2,170名であり、この世代の医療に係る自己負担額については、国保の医療費から推計して、年間約4,000万程度と思われます。ただし、無料化することによる受診数の増を考慮すると、財源的には若干上乗せが必要になることも予想されております。  2点目、早期治療により治癒率の向上などを考えれば、18歳まで拡大しても費用対効果は大きいのではないかという御質問でございますが、子どもの貧困という視点からは、当該世帯のうち、多くの割合を母子家庭が占めていると思われます。母子家庭については、18歳までは母子医療の対象となり無料化されていることから、受診抑制が生じるケースとしては限られてくるものと思われます。  また、厚生労働省の資料によれば、この世代は、全世代の中で、40歳代前半の約半分、60歳代後半の約5分の1と最も医療費のかからない世代であり、その分、重症化のリスクも少ないものと思われます。  重症化防止という観点からは、この世代に限らず、全世代に向けて、健康診断も含めた病気の早期発見、早期治療による重症化の防止を推し進めるべきものと考えております。  また、医療費無料化で受診しやすい環境をつくることは、医療費負担の軽減や重症化を防ぐよう早期受診を促す意味からは有効ではありますが、医療費の面から見ると、市の費用負担の増加はもちろんのこと、無料で受診できてしまうことから、必要以上の通院を誘発し、さらに医療費の増加を招くことが懸念されるところでございます。  18歳までの医療費無料化については、その費用面も含め、その効果を今後研究してまいりたいというふうに考えております。  次に、社会保障としての国民健康保険制度にするためにという御質問の中から、1項目めですが、本市において、この都道府県化についてどう考えるのか、見解を求めるということでございます。  国民健康保険の都道府県化については、現在、市町村単位で不安定な財政運営や慢性的な赤字体質、市町村間での保険料や給付費の格差などの是正を目的とし、平成30年からの移行が予定されているところでございます。県が保険主体となることから、収入においては、県が、市町村へ医療費水準等を反映した分賦金を請求し、市町村は、その分賦金支払いのため、県から示された標準保険料率を考慮して設定した保険料を被保険者から徴収する形となります。  また、支出においては、市町村が負担した給付費等を、県が確実に市町村に支払う形となります。  まだ制度の方針が定められたところであり、加入者負担等への影響については判断しづらいところではありますが、財政単位が大きくなり財政的に安定することや、大きな医療費を比較的低所得者で支えることによる高負担を是正する方向で新たに公費があわせて投入されることもあり、制度上高いと言われている保険料に対する財政面の手当て等、財政運営上は期待できるものと考えております。  しかしながら、分賦金が相対的に高いものになることが予想されることから、県の主導となることにより、市町村の責任に委ねられていた裁量の部分が狭められることが予想されます。  そのようなことから、加入者負担への影響も含め、懸念材料もあるように思われます。  2つ目ですが、低所得者世帯に対する減免制度の創設と、一部負担金減免の拡充を求めるということについてでございます。  低所得者に対する低減措置については、所得に応じた法定の低所得者軽減のみ実施しております。  豊明市は、賦課する保険税のうち、定額部分である均等割、平等割の設定が、県下でもかなり低い水準であり、低所得者軽減を適用した後の税額は、他市町村に比べ低い額となることから、現在の税率設定において、これ以上の低減措置は今のところ考えておりません。  また、一部負担金の減免制度については、県下市町村との比較では、標準的な水準にあると考えております。  先ほどの国保の都道府県化においては、このような市町村独自制度の取り扱いについてまだ明確化されていないため、他市町村の動向などを含め、注視してまいりたいというふうに思っております。
     次に、3項目め、高齢者の立場に立った介護保険を求めての中から1項目め、一般会計からの繰り入れについてでございます。  平成27年度から29年度にかける第6期介護保険計画では、65歳以上の高齢者が毎年380人程度、このうち、要介護者になる可能性が高くなる75歳以上の後期高齢者が毎年400人以上、さらに、介護保険の認定者の数は毎年100人以上増加することが予想され、多くの介護サービスが利用されることにより、給付費が大幅に増加することが見込まれております。  こうした予測値を踏まえて、先般の介護保険事業計画策定委員会において、介護保険料の基準額を946円引き上げて、5,475円とすることが承認されました。  介護保険の費用負担については、介護保険法の法令で負担割合が規定されております。市町村の一般会計では、介護給付費の12.5%を負担することとされており、法定割合を超える一般会計からの繰り入れは、介護保険制度の対象である高齢者等と、それ以外の若い方との公平が失われること、また、国においても、介護保険料減免のための一般会計からの繰り入れは行うべきではないという原則を示していることから、定められた法定割合を超える一般会計からの繰り入れは考えておりません。  2つ目、低所得者への軽減対策についてでございますが、当初、消費税が10%になることに伴う財源を国が別枠で投入することによって、低所得者への軽減強化策が実施される予定でありましたが、10%導入が見送られたことにより、平成27年度と28年度においては、第1段階の方のみを軽減の対象といたしました。  平成29年度には、第1段階から第3段階までの軽減が実施される予定ですので、それに応じて、本市でも軽減を強化していきたいと考えております。  なお、第6期の介護保険料については、第1段階から第3段階の方に対しては、国の基準よりも低い負担割合での保険料設定となっております。  次に、認定書についてでございますが、障害者控除対象者の認定については、取扱要領に基づき、介護度及び日常生活自立度を認定資料をもとに判断することになっており、該当すると見られる方に対し、毎年12月に給付通知とあわせて申請書をお送りしております。  今年度においては、申請書を1,800人に送付し、現在、約400人に認定書を発行しております。  議員御指摘のとおり、現状は申請書を給付通知に同封して送付しており、認定者全員に送付しているわけではありません。  今後は、障害者手帳所持者を含め、該当すると認められる方全員に送付するよう検討いたします。  終わります。 238: ◯議長(堀田勝司議員) 一通り答弁は終わりました。  前山美恵子議員。 239: ◯19番(前山美恵子議員) では、子どもの医療費の無料制度のほうから再質問をさせていただきます。  18歳まで拡大するには、財源が4,000万プラスアルファということで、意外と少ないというふうに思っているんですけれども、億単位に近いようだったら私たちもちょっと譲歩しないといけないかなと思ったんですけれども、4,000万なら、これならいけるというのが直感で感じました。  貧困の問題を私も申し上げましたが、今、国保の保険証が、窓口とめ置きは、子どものいる世帯は、とにかく自動送付をしなければいけないというふうになっているんですね。短期保険証の子ども、18歳未満の子どものところにも、短期保険証は行くけれども、そのときに医療にかかれないような状態、短期保険証を持っているようなそういう家庭は、3割負担の医療にかかることが、大変大きい問題だというふうに思うんですね。だから、それと同じというふうに考えるなら、やっぱり18歳まで、児童福祉法では18歳までが子どもというふうになっていますので、送るべきだろうというふうに思うんですけれども。  私の場合、ちょっと4人の方にお話を聞きました。お二人は、子どもが健康なので、ほとんど医者にかからないから、そんなに痛切に18歳までしてほしいというふうな声はなかったんですけれども、あと2人の方が偶然にも、アトピーの関係が2人とも、子どもが持っているものですから、どういう状況かといったら、発作が起きると、もうすぐ医者に飛んでいって、3カ月から4カ月ぐらいはもう通院と、それから薬、投薬を受けなきゃ治らないという状況があって、そういうことを考えると、医療費というのは、3割負担というのは大きいということを言っていらっしゃいました。  今、昔と違って、ぜんそく持ちとかアトピーの子がふえてきているものですから、そういう治療が必要な子が、中学卒業しても残されている。治療にかかるのは限定的といいますが、治療が本当に必要な人が残されているというのが、今の現状ではないかなというふうに思うんですけれども。  それで、子どもの貧困の話をしましたけれども、今、子どもの貧困率って16.3ですよね。20年前は12.1でした。だんだんだんだんこの貧困率というのは高くなってきて、本当に今、年収200万円のワーキングプアの人たちがいるのと同じように、子育てをしている親のところも、こういう低賃金で働かざるを得ない、そういう現状があるわけですよね。そういうことから考えると、子どもがやっぱり成人するまではきちっと保障をするべきではないかなということで、18歳未満ということを今回質問をしたわけですけれども。  もう一つは、たまたま豊明に住んでいらっしゃる人で、豊明に住んでいなきゃいかんね、豊明に住んでいる人で、子どもが今小学校5年生なんですが、1年前から側弯症、本当に側弯症でもかなりひどい側弯症なので、もうずっと大人になるまでコルセットをはめなきゃいけないということで、それで、側弯症というそういう限定された病気ですので、治療についてとか、それからコルセットの調整なんかは、名古屋大学のところまで、病院まで行かなきゃいけないということで、いろいろコルセットの調整をしたり、ベルトをつけたりとかというと、3カ月に1回くらいは自費で、6,000円、7,000円が今行っているところなんですけれども、これが、もう中学を卒業したときもコルセットをしなきゃいけないので、これはどうしようかと。大変、医療的な負担が大きいということで、アパートに住んでいらっしゃるので、東郷のほうにも引っ越しもしようではないかなということもちょっと言っていらっしゃったんですけれども。そういうことを考えれば、市のところから若い方が外へ逃げていかない、そういう施策としては、18歳までの医療費、4,000万で済むなら、本当にこれは有効ではないかなというふうに思いますが、今の事例を挙げましたが、再度検討をしていただく、研究から検討をしていただく。  先ほど杉浦議員のときも、検討をしていただくということは、きょうは前向きに考えていただけるということの意味らしいので、前向きに検討のお答えをいただければというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 240: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 241: ◯健康福祉部長(原田一也君) 4,000万程度の医療費が今以上にかかってくるということでございますが、これは、その1年だけがかかるということではなくて、今後、その4,000万プラスアルファというのが、制度が続く以上かかってくるということになりますので、そのあたりの財政面での検討というのは、十分やっていかなければならないだろうと思います。  その反面、やはり、中学を卒業されて医療費が今度はかかってきたときに、先ほど議員が申されますような重症的な疾患をお持ちのお子さんの方の医療費を考えますと、18歳まで医療費を無料にするということも、そういった面では必要かなというふうに考えておりますが、現在のところは、研究、検討というような、中間ぐらいの形でちょっとお願いできないかなというふうに考えておりますので。  終わります。 242: ◯議長(堀田勝司議員) 前山美恵子議員。 243: ◯19番(前山美恵子議員) きょうは、いろいろ基準が、検討の中間ぐらいというと、どこら辺になるんだろうというふうに思うんですが、検討という言葉をちょっと聞かせていただいたので、前向きに私は考えても、とってもいいのかなというふうに思うんですが、子どもの医療費の無料制度というのは、もうどんどん拡充を、全国でもどこでも拡充をしていったといういきさつは、やっぱり県が、助成制度をどんどん拡充をしていったということがあります。  愛知県は、財政力は全国で1位なんですね。1位であって、子どもの医療費の助成制度は、通院は就学前までしか保障していません。福島県、ここは、もう県自体が18歳未満までとにかく保障をしているんです、入通院ね。だから、全国で1位という財政力があるんだったら、県にも要望は、まずしていかないといけないと思います。子どもをやっぱり健全に育てていくというのは、県もこれは責任があるわけですから、この点も十分、県にも要望をし、豊明市でも、豊明市の子どもの医療制度を拡充していただきたいと思いますので、よろしくお願いをします。  次に、国保制度のほうにちょっと入っていきたいと思うんですが、広域化ですけれども、いろいろ部長も言われたように、メリットもあるしデメリットもあるしという話なんですが、私が聞いたところではデメリットばっかりということなんです。  本市の場合、18年、19年と国保税を据え置きして、今、1人当たり8万幾らです。ですから、これはずっと本市が、やっぱり不足の部分については、一般会計から繰り入れをして抑えているということなんですが、毎年、国保税を1人当たりどうするかといったら、調定率が、割方豊明市は良心的に計算をしていただいているものですから、そんなに高く上がらない、そういう状況があるんですが、これは本市の裁量で、保険税、国保税を立てることができます。  だけれども、これが県単位化になりますと、県が給付の見込みを立てて、それから分賦金を各市町村に割り当ててきますので、これはもう本市の裁量を離れているわけです。  その分賦金を本当に払えるか、そこから保険税、国保税の国保率、税を立てるそういう税率というか、調定についても、県のほうの指導になるわけですから、本市が今やっていたような、国保税の算定の仕方とは変わってくるわけですよね。そうすると、今、せっかく低く抑えていただいていたのが、県の裁量に変わることによって、これが高騰するかもしれないという状況が生まれてくるわけです。  それと医療費が、本市の場合高いということを聞いていますが、高い場合に、これも県のほうから、愛知県下一律で計算をするわけですから、医療費が本市だけ高かったら、高いじゃないかということで適正化策、これも打ち出してくるというふうに。そうすると、医療費を抑制しなきゃいけないということになると、市民に対して、医者にかかるなという、そういう指導もしなければならなくなってくると思うんですね。  だから、そういうことを考えると、本当にこの国保の単位化というのは、本市のためにはデメリットというか、メリットはないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 244: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 245: ◯健康福祉部長(原田一也君) 分賦金という形で、今後県にお支払いをすることになるわけですけれども、その分賦金の額について、今度は、市民の方から保険料という形で徴収をさせていただく。  議員申されますように、現在、豊明市の保険税については、県下でも安い水準にあって、これが横並びとまではいきませんが、ある程度平均化されるということもありますので、保険料については、若干上がるのかなというふうに思います。  あと、医療費の抑制については、分賦金という形で、それぞれの市町村にあった形で県から配分金の請求がございますので、そう大きな抑制にはつながらないだろうというふうには考えております。  終わります。 246: ◯議長(堀田勝司議員) 前山美恵子議員。 247: ◯19番(前山美恵子議員) 当然、国保の県単位化になりますと、国からも公費が入ってくるということは聞いていますけれども、よくよく入っても3,000億、4,000億か、300億か、ちょっと忘れたんですけれども、全国知事会議の知事さんの言うには、もうこの国保を県単位化にする改革にするには、やっぱりまず、国民が本当に払える国保税にするということが本来の改革だと思うんですね。それが、払えるような額にしようと思うなら、今国が考えている公費のこれをそんなに、2,000億、3,000億か、ちょっと億単位なんですけれども、これでは足らない。1兆円は要るだろうという話をある知事の方が言っていらっしゃるんですが、1兆円も入らないし、それから億単位でしか公費が入らないのでは、結局、国民に、この国保税は高いものになるということで、考えているより低くはならない、高くなるということになるだろうということが今予測をされているものですから、知事会議のところでも、反対の声が今出てきたということなんですが、今度の国会で、これが法案として出される予定だというふうに聞いております。  こういうことを考えると、本来なら、市民の健康保険制度を、皆保険制度を守ろうと思うのなら、これは、反対の意思を持っていくべきではないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 248: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 249: ◯健康福祉部長(原田一也君) まず、公費が投入されるというようなこと、議員も先ほども申されましたが、私どもの今手元の資料では約1,700億円、この公費を考えておりまして、国は、加入者1人に対して1万円ということで、豊明市では約1億8,000万ぐらいが公費の対象金額になってくるんだろうというふうに思いますし、現在、国保の都道府県化についても、なかなか細かな部分が示されていないというのも正直なところでございます。  じゃ、都道府県化になったからといって、国保事務を全部県がやるかというと、そうではなくて、従前どおり、賦課徴収事務については、今までどおり市町村がやってくださいねというようなことを県からも指示があるわけでございますので、保険税制度自体、今の市町村単位で行うのがいいのか、都道府県単位で行うのがいいのかと言われますと、やはり保険料の均一化だとか、市町村での給付の格差、そういったようなことを考えますと、都道府県化のほうがいいだろうと思いますけれども、事務的なことを考えると、そんなに今までと変わらない量だなというふうなことは、今のところ思っておるところでございます。  終わります。 250: ◯議長(堀田勝司議員) 前山美恵子議員。 251: ◯19番(前山美恵子議員) これから法案が出されますので、よく中身を見ていただきたいんですが、我々が研究をして調査をしたところでは、メリットというか、市民に高負担になる可能性があり、さらに、市のほうにも事務負担だけが残って、市民からのいろいろ苦情も、苦情窓口も市が受けなきゃいけないという状況が生まれてくる可能性は高いので、意思表示をできるときには、もう反対の意思を貫いていただけたらというふうで思っております。  低所得者世帯に対する減免制度、それから一部負担金の減免制度についてなんですが、確かに応益割は、本市の場合は、他市と比較をしても大変低いものですから、その点では助かっております。  ですが、この事例をちょっと申し上げますと、2年前まで生活保護を受けていらっしゃった御夫婦なんですが、55歳の奥さんと65歳の旦那さんのお二人なんですね。1カ月生活保護費は、豊明団地に住んでいますので家賃補助も入りまして、これをすると、大体15万弱なんです、1カ月がね。少し働いていたものですから、少ない年金と奥さんの働き分とで、2年前に生活保護が切れました。もう16万ぐらいに。生活保護が切れたときにすぐ発生をしたのが、国保、これが2万500円。それから、たまたま65歳になったものですから、介護保険の保険料が3万2,600円ぐらい、これが出ました。要するに、生活保護費が15万弱で、16万の収入であると、これを払うと生活に食い込んでくるということがあって、結局、後でまた言いますが、介護保険料は天引きなので、残された年金で生活をしなきゃいけないということになるものですから、国保税は滞納して、今、分割払いをしているんですね。  この国保の2万500円が、今、払っているところでは一番低いと思うんです。そうなんですが、払えないということで、低所得者の減免制度を本当につくってほしいなというふうに思うんですが、愛知県下で低所得者の減免制度を、市が34市、38市かある中で、低所得者の減免制度をつくっていないのが9市ぐらいしかなかったはずなんですけれども、生活保護並みになってしまう家庭については、減免制度をつくっております。  そういう点で、こういう実情があるものですから、まず、2万500円も払えないという状況がありますので、この点についてもう一度、こういう実情を聞いた上で考え直していただけないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 252: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 253: ◯健康福祉部長(原田一也君) 現在の軽減措置につきましては、均等割、平等割について、ひとり世帯で医療分、後期支援分、そして介護分を合計すると、軽減前の状態で、豊明市の4万8,900円は、県内の平均約6万8,700円と比較して、2万円ほど安くなっております。これに、例として7割軽減を適用した状態で試算しますと、豊明市の場合は1万4,670円に対し、県内平均は2万600円ということで、約6,000円ほど県平均よりも下回っているということでございまして、軽減措置について、県下でも平均以下でやらせていただいておるというふうに考えております。  終わります。 254: ◯議長(堀田勝司議員) 前山美恵子議員。 255: ◯19番(前山美恵子議員) もともと低いは低いんですが、実情を今、生活保護を抜けた人でも、ちょっと抜けた人、ちょっと収入がふえた人でも、もう生活保護が外れてしまうものですから、それまでは生活保護費で全部見てもらっていました。今度、国保税、介護保険料がふえることによって、生活に食い込んでいくんですね。  だから、食い込まない程度にちゃんと保障をするために、例えば生活保護をちょっと超えた人ぐらいは、全額免除ぐらいはしてもいいのではないかなというふうに思うんですが。  減免制度をつくっている豊橋なんかは、市民税非課税の人については、減免制度をさらに7割、5割、2割は、どこでもやっています、法定減免ですからやっていますが、それに加えて、こういう非課税の人たちに、もっと少し、半分にするとか、そういう低所得者減免がされているんですけれども、そういうことを本市でも、生活を支えるためですので、どうかということですが、もう一回。 256: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 257: ◯健康福祉部長(原田一也君) 法定減免以外の減免ということになりますと、そもそも、例えば介護保険にしては、それの所得に応じた保険料を設定しております。国民健康保険税についても、その所得に応じた保険税の設定とさせていただいていますので、今すぐにということは非常に難しいかというふうに思います。今後の検討とさせていただきたいと思います。 258: ◯議長(堀田勝司議員) 前山美恵子議員。 259: ◯19番(前山美恵子議員) 国保を、滞納者が二千何百人といらっしゃるんですけれども、そういう中で、豊明市の場合、所得が急減した場合には、大変いい内容になっている減免制度があるんですね。随分救われてきているんですけれども、そういう今の私が出した事例のような、もう特に保障ができなくなった場合に、滞納するケースが多いのではないかなというふうに思うんです。  ですから、かたくなに考えていないというお話ばっかりですので、こちらも譲歩して、そういう滞納者が、こういう世帯が含まれているのではないか、そういう原因があるのではないかということを、これから調査していただけたらというふうに思いますので、これはよろしくお願いいたします。  それから、一部負担金減免なんですけれども、一部負担金減免もどちらかというと、基準については他市並み、みんなほとんど同じような状況かなというふうに思うんですが、受けていらっしゃる人が、本当に年間1名か2名ぐらいしかいないという現状なんですね。これはなかなか、生活保護の基準に対して、1.15が全額免除、それから1.3が半分ぐらいの免除かな。生活保護の1.3ですと、今の家庭なんかを想像しますと、国保税があり、介護保険料があり、それで医者にかかる場合、これを出すためにすると、生活費に食い込んでいくという状況が生まれてくるんです。  生活費に食い込まない状況をその分を割り増しすると、生活保護費の1.4ぐらいがいいのではないかということが説としてあります。今、1.3ですので、こちらも大きく譲歩して1.4というのはいかがでしょうか。 260: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 261: ◯健康福祉部長(原田一也君) 基準額の100分の140にしているところは、県下でもないわけでございまして、今後、他市の動向を注意して研究していくというようなことになろうかと思います。  それと、減免自体が今度の都道府県化によって、また変わるやもしれません。そういったときには、その制度を活用して運用していくというようなことになろうかと思います。  終わります。 262: ◯議長(堀田勝司議員) 前山美恵子議員。 263: ◯19番(前山美恵子議員) 低所得者の人は、1年、2年が物すごい大きいんです。もう、県単位化にするから一律にして、そのときに多分なくなるだろうから今からなくしておけではなく、もう今、本当に生活保護を受けていらっしゃる人は、生活保護費をもらう1日、2日前というのは、食べるものも本当に尽き果ててしまう、そういう状況なんですね。ですから、生活保護並みの生活というと、もう医療費も、本当は払えない状況なものだから控えてしまうということは、往々にして起きるわけです。だから、そういうことをなくすためにも、少しでも、治療費を半分ぐらいにしてほしい。その人は、治療費を半分ぐらいにしてくれたりとか、もうとにかく国保税でも1万円ぐらい少なくしてくれれば、随分楽になるのにというのが本音でおっしゃっていました。本当に生活保護とぎりぎりの境目の人たちが、今、本当に苦しいんですよね。  ですから、そういう点を考えていただけたら、こういう市民が暮らしやすいあれになると思いますので、調査をしていただけたら、本当は調査する時間も余りなくて、広域化になってくると一律になってくるかどうなのか。その一律になってくると、こういう人たちの減免も、市のほうで独自でできなくなるかもしれないといったら、本当にこの広域化というのは、反対していかないといけないのではないかなというふうに思いますが、そういう点も考慮をして、考えていただけたらというふうに思います。  介護保険料のほうについてですが、基準額が6万5,700円ですよね。大変これが3年ごとにどんどんどんどん上がっていって、今回は1,000円近く上がっていくものですから、私たちの払うのでも、二、三万はぼんと上がってしまうという状況で、本当に高齢者の方は大変不安を持っていらっしゃるんですけれども、もう一般会計からの繰り入れ、これを全体的にしているところもあるものですから、愛知県ではまだかもしれませんけれども、いいかげん、これ、やっぱり給付が伸びるのは当然です、高齢者がふえてくるわけですから。介護保険料を抑えるために給付を控えなきゃいけないというような、そんな状況もつくってはいけないと思うんですね。高齢者が安心してちゃんとサービスが受けられて、介護保険料がほどほどに払えるような額にしないといけないということで、一般会計からの繰り入れをするべきだろうというふうに思うんですが。  過去に、国保について、一般会計から繰り入れをする前、本当にせめぎ合いだったと思うんです。もう我々は一般会計から入れろというふうで、もうあれはできないというふうで押し返されたりとか、これがして、今、国保については一般会計から入れてもらっているものですから、まあまあそんなにというか、払える、払えない人もいらっしゃいますが、払える額に下げられているという、そういう現状です。  ですから、介護保険料も、こんな状態であるなら、まずいつかは、これは一般会計から繰り入れをしなきゃいけないのではないかというふうに思うんですが、それが、今回1,000円も基準額が上がるんだったら、今ではないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 264: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 265: ◯健康福祉部長(原田一也君) 先ほども答弁の中で申し上げましたが、国が介護保険料減免についての3原則というようなことを、これ、介護保険法ができた当初から言っております。保険料の全額減免とか、収入のみに着目した一律の減免、そして保険料減免分に対する一般会計からの繰り入れ、これを原則禁止ということにしております。  これはなぜかといいますと、やはり公費負担の割合というのが定められておって、一般会計からどんどんどんどん繰り入れてしまうと、言ってはなんですけど、第2の国保になってしまうというようなおそれもございます。入れられるだけ一般会計で入れてしまえばいいんじゃないかというような考え方になってしまいますので、これは国はいけないよというふうに言っておるんですが、これ、必ずしも法的に入れることが違法ではないので、あくまでも自治体の努力義務というふうになっております。  ですので、議員が申されますように、全国では、一般会計を繰り入れておる自治体もあるようには聞いておりますが、豊明市では、介護保険制度のやはり制度の維持を図っていくためには、今ある公費負担でそれぞれが負担していただくのが一番いいんだろうというふうに考えておりますので、第6期の介護保険料に一般会計を繰り入れるというような考えはございません。  終わります。 266: ◯議長(堀田勝司議員) 前山美恵子議員。  残り時間およそ3分です。発言時間に御注意ください。 267: ◯19番(前山美恵子議員) それはちょっと、それはまた。またといっても、またはちょっと私にはないんですが、次の人に託したいと思います。  低所得者ですが、先ほどの方の例を挙げますと、今、3万2,600円なんですけれども、今度は1万円上がりますので、4万5,900円。それこそ住民税非課税の人で生活保護を超えた人が、もうこの保険料を払わないといけない。もう当然この人たちは、介護保険料を払ってもサービスを受けられないという状況だと思うんです。だから、それを改善するためにも、せめて引き上がり分だけでも下げてもらったらというのが、今回、質問を用意した次第ですけれども。  ちょっと時間がないので、認定書の送付のほうについてなんですけれども、全員に送付をして、認定書を送付していただけるということでしょうか。  それから、給付の人が、給付を受けていない人が漏れているということになるんですけれども、この点について。  知立市は、認定書を全員に送っているんです。1から3の人は普通控除、4から5の人は特別障害者控除の認定書を送っています。そのときに、ひょっとして障害者手帳と認定区分と違う場合があるものですから、控除額の高いほうを受けてくださいねという注釈をつけて全員に送っているというふうなんですけれども、こういう方法はいかがでしょうか。 268: ◯議長(堀田勝司議員) 答弁願います。  原田健康福祉部長。 269: ◯健康福祉部長(原田一也君) 障害者手帳をお持ちの方が、障害者控除と特別障害者控除で受けることが変わってくる場合がありますので、そういったようなことを含めて考えますと、認定書をそれにあわせて送るということが一番いいかというふうに思っておりますけれども、現在は、申請書を給付通知書とあわせて送っておるものですから、この給付通知書というのは、サービスを受けた人が受け取る通知であって、例えば、認定者全員に送っておるというものではございません。  ですから、該当する確定申告時に、障害者控除に該当するよう、認定者に対して申請書をお送りするというようなことについては、今後検討していきたいと思いますが、いきなり認定書を送るということについては、もう少しお時間をいただきたいと思います。
     終わります。 270: ◯議長(堀田勝司議員) 前山美恵子議員。 271: ◯19番(前山美恵子議員) まだ時間ありますか。 272: ◯議長(堀田勝司議員) 30秒あります。 273: ◯19番(前山美恵子議員) 一手間を考えると、認定書を送っても支障はないだろうというふうなので、1年間、次に送るまでにしっかりと考えていただきたいと思います。  以上で終わります。 274: ◯議長(堀田勝司議員) これにて、19番 前山美恵子議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は終了いたしました。  明2月27日午前10時より本会議を再開し、一般質問を行います。  本日はこれにて散会いたします。  長時間御苦労さまでした。                午後2時47分散会                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 発言が指定されていません。 当サイトに掲載している著作物(文書、写真、画像、イラスト)は豊明市議会が著作権を保有します。著作権者の許諾なしに無断複製・無断転載を行うことを禁じます。 Copyright © Toyoake City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...