尾張旭市議会 > 2019-03-07 >
03月07日-04号

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  1. 尾張旭市議会 2019-03-07
    03月07日-04号


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    最終取得日: 2022-12-19
    平成31年  3月 定例会(第1回)          平成31年第1回(3月)             尾張旭市議会定例会会議録(第4号) 平成31年3月7日午前9時30分尾張旭市議会(第1回)定例会第4日目本会議が尾張旭市議会議場に再開された。1 出席議員(19名)  1番 まつだまさる   2番 芦原美佳子    3番 松原たかし  4番 榊原利宏     5番 成瀬のりやす   6番 にわなおこ  7番 丸山幸子     8番 武田なおき    9番 みとべ茂樹 10番 秋田 進    11番 花井守行    12番 篠田一彦 13番 片渕卓三    14番 牧野一吉    16番 早川八郎 17番 若杉たかし   18番 岩橋盛文    19番 さかえ章演 20番 川村つよし2 欠席議員  なし3 地方自治法第121条の規定により説明のため議会に出席を求めた者 市長       森 和実     副市長      秋田 誠 教育長      河村 晋     企画部長     若杉博之 総務部長     戸田 元     市民生活部長   石坂清二 健康福祉部長   森 喜久子    こども子育て部長 阿部智晶 都市整備部長   谷口正喜     消防長      八野井 聡 教育部長     萬谷久幸     管理指導主事   川本幸則 総合推進室長   山下昭彦     健康都市推進室長 川本英貴 人事課長     松原芳宣     財産経営課長   若杉直樹 財産経営課主幹  中條文徳     市民活動課長   岡田和也 市民活動課主幹  西尾頼子     産業課長     佐藤嘉彦 全国植樹祭推進室長         長寿課長     山田祐司          山本和男 健康課長     臼井武男     こども未来課長  松野宏美 こども課長    後藤 收     都市計画課長   伊藤秀記 下水道課長    塚本辰典4 定例会の事務に従事した者 議会事務局長   三浦 明     議事課長     森下克俊 議事係長     高倉哲郎     主査       大島隆史5 議事日程(第4号)  平成31年3月7日(木)午前9時30分開議 議会運営委員長報告 第1 一般質問    個人質問 第2 第21号議案    上程、提案理由の説明 第3 議案質疑 第4 議案の討論、採決又は委員会付託 第5 陳情・請願                         午前9時30分開議 ○議長(早川八郎) おはようございます。 本日の会議を開きます前に、皆様にお願いを申し上げます。 来週月曜日、3月11日は未曽有の被害をもたらしました東日本大震災から8年となります。改めて、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。それとともに、犠牲になられました方々とご遺族に対しまして、深く哀悼の意を表したいと思います。 ここで、被災地の復興を心より願い、黙祷をささげたいと思いますので、皆様のご協力をお願いいたします。恐れ入りますがご起立お願いいたします。 なお、体調のすぐれない方はご着席いただいても結構ですので、よろしくお願いいたします。黙祷始め。          (黙祷) ○議長(早川八郎) 黙祷を終わります。ありがとうございました。ご着席くださいませ。 ただいまの出席議員は19名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめ配付のとおりであります。 日程に先立ちまして、過日、議会運営委員会が開催されておりますので、委員長の報告を求めます。 丸山幸子委員長。 ◆議会運営委員長(丸山幸子) おはようございます。 議長のご指名がありましたので、昨日、本会議終了後に開催しました会議の内容について報告いたします。 委員8名の出席をいただき、平成31年第1回3月尾張旭市議会定例会の運営についてを議題として開催しました。 なお、追加議案に係る説明のため、副市長及び総務部長の出席をいただきました。 本日、3月7日の議事日程につきまして、お手元に配付の議事日程第4号のとおりで認め合いました。 議事日程について補足いたしますと、追加で提出されました第21号議案については、日程第1 一般質問の後、日程第2に組み入れ、上程し、提案理由の説明を行っていただく。 以降の日程は繰り下げ、日程第3 議案質疑、日程第4 議案の討論、採決又は委員会付託、日程第5 請願及び陳情とすることで認め合いました。 なお、2月22日の議会運営委員会で認め合った委員外議員の発言に係る手続につきまして、今定例会での運用は行わないことといたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(早川八郎) 議会運営委員長の報告が終了いたしました。 ただいまの報告に対する質疑はありますでしょうか。          (「なし」の声あり) ○議長(早川八郎) ありがとうございます。 質疑ないものと認めます。 委員長は自席へお戻りください。 以上をもちまして、報告に対する質疑は終了いたしました。 これより日程に入ります。 日程第1 一般質問を行います。 昨日に続き、個人質問を行っていただきます。 松原たかし議員の発言を許可いたします。 松原たかし議員。 ◆3番(松原たかし) おはようございます。フロンティア旭松原たかしです。議長のご指名をいただきましたので、通告に従い、質問させていただきます。 まず初めに、森新市長、まことにおめでとうございます。本当にうれしい思いでいっぱいでございます。 それでは、3日目のトップバッターとして場を和ませればと思いますので、それでは、質問に入ります。 公有財産の状況について。 本市には、公有財産、物品、債権、基金といった財産がありますが、このうち公有財産については土地、建物、有価証券等があり、市民共有の財産として適切な管理や有効活用の推進が求められています。 そこで、本市の公有財産のうち、建物の公共施設と土地の公有地の状況についてお伺いします。 (1)といたしまして、ファシリティマネジメントの取り組みについて。 本市は、いち早くファシリティマネジメントの手法を取り入れ、公共施設の再編、整理に取り組んでおられます。その具体的な取り組みの一つとして、現在、旧市民会館の解体が進められていますが、平成29年3月に策定した尾張旭市公共施設等総合管理計画では、これと同等規模の建物を、今後40年間にわたり5年に1個という削減をすることに匹敵する数値目標が設定されています。将来世代に大きな負担をかけることなく、健全な財産運営行政サービスを継続していくためには、こうした取り組みが必要と思います。ただ、議会初日の市長の所信表明にもありましたが、その現実は決してたやすいものではなく、今後はさまざまな困難に直面することもあるかと思います。 そこで、旧市民会館の解体が終了した後、どのような形で公共施設の再編・整理に取り組んでいく予定なのかお伺いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(戸田元) おはようございます。 それでは、(1)にお答えをいたします。 平成29年3月に策定いたしました公共施設等総合管理計画は、健全な財政運営や行政サービスを提供するために、今後、施設を管理していく場合の基本的な考え方や数値目標を定め、その目標達成のための取り組み方針として、予防保全や長寿命化など9つの方針を定めております。また、今後は、平成32年度までに個別施設計画を策定することを国からも求められております。 現在、市民会館は老朽化から解体工事を進めており、解体後は暫定的に駐車場としての利用を考えておりますが、これらの用地の活用方法や今後策定いたします個別施設計画を踏まえ、将来の市全体の施設のあり方について、慎重に検討を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 松原議員。 ◆3番(松原たかし) ありがとうございます。 今後は個別の施設計画を策定され、それに基づき具体的な取り組みへとつなげていくとのことでした。 なお、その個別施設計画はどういった建物までを対象としているのか。また、いつまでに、どのようにして策定するのかお伺いいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 財産経営課主幹。 ◎財産経営課主幹(中條文徳) お答えします。 公共施設等総合管理計画では、市が所有する全ての公共施設等が対象となっておりますが、個別施設計画の対象建物につきましては、どうだん亭を初め3つの歴史文化施設や、現在未利用で建てかえる予定のない施設など、合わせて13施設を除いた施設としています。 また、個別施設計画の策定は平成32年度中を予定しており、今後、財産経営課取り組み方針を定め、各施設の所管課へ依頼し、策定に向けた事務を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 松原議員。 ◆3番(松原たかし) ありがとうございます。 それでは、(2)に移らせていただきます。 未利用土地の状況について。 これまで、公共施設は、いわゆる箱物をお聞きしましたが、今度は土地、公有地の状況についてお聞きします。 土地に関しては、去る2月1日付で土地開発公社の清算が完了しました。これまでの関係者のご尽力に対し、敬意を表します。 こうした中、市内には数多くの公有地が存在しますが、そのうち、もともとの使用目的とは異なった状態にある土地、これを未利用土地と呼んでよいのかわかりませんが、こうした土地はどの程度存在するかお伺いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(戸田元) お答えします。 市が所有する公有地につきましては、地方自治法第238条において、行政財産普通財産に分類されます。 行政財産につきましては、市役所、消防、教育施設などの公共施設の敷地や道路、公園など、公用または公共の用に供する土地でございまして、直接利用する部署等が所管し、維持管理をいたしております。 一方、普通財産は、行政財産以外の財産とされており、民間施設の敷地などに貸し付けて利活用している土地、公共事業の予定地や事業の代替地として保有している土地、遊休地として未利用の状況にある土地などに区分されます。 議員が言われる未利用地を、市が直接利用していない土地とした場合、ほとんどの普通財産が該当することになります。 なお、市が所有する普通財産の土地は、平成29年度末時点で面積が約32万平方メートル、市が所有する土地全体に占める割合といたしましては、約8%となっております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 松原議員。 ◆3番(松原たかし) ありがとうございます。 公有地については行政財産普通財産があり、8%程度が利用目的を持っていない普通財産の土地であることがわかりました。 そこで、普通財産に該当する土地の内訳はどのようになっているかお伺いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 財産経営課長
    財産経営課長(若杉直樹) お答えいたします。 普通財産の土地の内訳としましては、地目ごとに区分しますと、平成29年度末時点で、山林が77%、雑種地及び原野が15%、宅地が8%となっております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 松原議員。 ◆3番(松原たかし) ありがとうございます。 それでは、引き続きまして、(3)未利用土地の今後について。 こうした未利用土地についても、長期的な視点で捉えると、先ほどの公共施設の取り組みと同様、有効な利活用の施策を検討するとともに、計画的な整理も進めていく必要があるかと思います。 そこで、現在、実施または検討されている利活用の方法や整理の内容についてお伺いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(戸田元) お答えします。 未利用土地につきましても、市民全体の貴重な財産でありますことから、利活用につきましては十分な検討を行い、公共事業の予定地など今後の利用が見込めるものを除き、処分や有償貸し付けなどを進め、新たな歳入の確保を積極的に行うよう努めているところでございます。 その一例を申し上げますと、今年度につきましては、旧井田第二テニスコート跡地の売却を行っております。また、尾張旭駅前の土地をグリーンシティケーブルテレビ株式会社尾張旭局用地として貸し付けを行うなど、歳入の確保にも努めているところでございます。 今後につきましても、行政財産の用途を廃止するなど新たに普通財産となった土地も含め、利用予定のない土地につきましては、売却や貸し付けなどを進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 松原議員。 ◆3番(松原たかし) ありがとうございます。 計画的に売却を進めているとのことですが、未利用土地の中には、市街化調整区域の森林であったり、前面道路が狭隘道路であったりするなど、簡単に売却できない場合も数多くあるかと思います。こうした場合、どのような対応方法を考えておられるのかお伺いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 財産経営課長。 ◎財産経営課長(若杉直樹) お答えいたします。 市が所有します未利用土地で、市街化調整区域内の森林などにつきましては、緑地保全等の観点を踏まえ、売却を検討するのではなく継続して保有していきます。 また、前面道路が狭隘である未利用土地につきましては、市が将来も含めまして道路の拡幅等に必要な部分を確保した上で、残りの部分を売却するなど対応した事例が幾つかございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 松原議員。 ◆3番(松原たかし) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、(4)に移らせていただきます。 (4)濁池の有効活用について。 これまで、既に土地、地面として存在する公有地の状況についてお聞きしましたが、最後に、新たな土地をつくるといった視点で、市内に点在するため池の利活用の可能性についてお聞きします。 ため池は、農業用水を確保するためではなく、本市の豊かな自然環境を形成する重要な要素の一つとなっており、周囲に散策路などが整備された結果、貴重なレクリエーションの場として利活用されている事例も数多く見受けられます。 こうした中、地域の皆様のご尽力によって近年整備が進んだ濁池については、北側に旭ヶ丘運動広場が立地しているため、これと一体となった活用が望まれると思います。例えばしゅんせつ等によって農業用水としての機能を保持した上で、その一部を埋め立てて新たな土地を生み出し、そこに既存の運動場と関連した施設を整備してはどうかと思います。お考えをお伺いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 本市では、これまでにもため池を埋め立て、公共施設用地などを確保し、まちの発展につなげてきた経緯がございます。また、都市化が進む中では、ため池はまちに潤いを与える市民憩いの場所にもなっており、本市の貴重な財産であると理解しております。 ご質問のありました濁池につきましては、池の一部を埋め立てて旭ヶ丘運動場を整備し、昭和57年度に供用開始いたしました。また、平成25年度には耐震工事が完了し、さらに平成28年度には、地元住民の意見や要望をもとに、濁池の魅力である豊かな自然を感じられる遊歩道や親水施設等を整備してまいりました。 こうした中、農業用ため池の管理保全に関する法律の制定が近く予定されているなど、ため池を取り巻く環境にも変化がございます。 今回の濁池でしゅんせつ等を行い、一部を埋め立て、新たな土地を確保するという議員のご提案につきましては、今後何らかの整備が必要な場合や将来しゅんせつをする場合、また、新たな施設や用地が必要となった場合などに、あわせて検討できるのではないかと考えております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 松原議員。 ◆3番(松原たかし) ありがとうございます。お考えは一応は理解をしました。 私は、一昨年3月議会で、平池の有効活用についてもお尋ねしました。その際には、農業用のため池としての役割を終え、ほかの目的で有効に活用することになれば、関係する構想や計画と整合を図りながら慎重に計画を進める必要があるとの答弁がありました。 あれから2年が過ぎ、担当課でお聞きしましたところ、その後の受益地の状況やほかの目的での活用に関する検討状況の変化がないとのことでしたが、平池は本市にとって、まとまった数少ない市街化区域の土地で、大変貴重な財産であるため、市民からお役所仕事と言われないように、速やかに構想や計画を進めていただくようお願い申し上げます。 また折を見て濁池、平池の質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。 そして、最後になりますが、厳しい財政状況の中、人口が減少し、その構造も変化しつつある中、公有財産に適切な管理や有効活用がこれまで以上に求められていると思います。しかし、建物の再編整備につきましては、総論賛成、各論反対となることが予想され、土地についても塩漬けといった批判を受けることが考えられます。いずれも簡単に解決できる問題ではありませんが、先進事例の研究や専門家の意見も参考にしながら、英知を集結して対応していただくことを要望し、本日の質問を終わります。 最後になりますが、本年をもって退職されるお世話になった職員の皆様、本当にご苦労さまでございました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 終わります。 ○議長(早川八郎) これをもちまして、松原たかし議員の質問を終了いたします。 ただいま少し入れかえしておりますので、しばらくお待ちください。 それでは、次に、芦原美佳子議員の発言を許可いたします。 芦原美佳子議員。 ◆2番(芦原美佳子) おはようございます。公明党尾張旭市議団芦原美佳子でございます。議長にご指名をいただきましたので、通告に従い、3項目の質問をさせていただきます。 まずは、森市長、ご就任おめでとうございます。先日の当会派の代表質問のご答弁をお聞きしまして、これから女性の活躍の推進の加速が期待できるのではないかなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 では、1項目め、児童の安全・安心な放課後の居場所の確保についてです。 昨日、他の議員からも質問がありましたので、重複するところは省略していただいても構いませんので、よろしくお願いいたします。 核家族化や女性の社会進出、子どもを取り巻く環境の変化等により、放課後児童クラブ民間学童クラブを利用するご家庭がふえ続けております。本市では、第五次総合計画や子ども・子育て支援事業計画に基づき、子育てしやすい環境の整備や子育て支援の充実が図られ、放課後児童クラブの拡充も行われてきました。 国では共働き家庭の小1の壁を打破するとともに、次代を担う人材を育成するため、全ての児童が放課後等を安全・安心に過ごし、多様な体験、活動を行うことができるよう、文部科学省厚生労働省が連携し、平成26年7月に放課後子ども総合プランを策定し、保護者が就労等により昼間いない家庭の児童が対象の放課後児童クラブと、保護者の就労等の要件がなく全ての児童が対象の放課後子ども教室の一体的な実施を中心に、両事業の計画的な整備を進めてきました。 児童の安全・安心な放課後の居場所の確保について、本市の現状や課題、その対策と今後の方向性について伺ってまいります。 (1)としまして、放課後児童クラブ待機児童対策についてであります。 放課後児童クラブの申込者数は年々増加しており、定員を拡充しても待機が発生するという状態です。平成26年度では申込者数が448名で待機児童が10名でしたが、平成30年4月1日では申込者数が729名、281名増でございます。待機児童が37名という状況でありました。 ア、これまでの対策について。 申し込みがふえ続ける中、待機を解消するため、これまでどのように対応されてきたのかを伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長阿部智晶) おはようございます。 お答えします。 本市では、平成9年の旭丘児童クラブの開設以降、全小学校区に児童クラブを整備し、今日に至っております。こうした中での待機児童の解消対策といたしまして、ここ数年の状況を申し上げます。 平成28年度には、城山児童クラブで職員を増員、旭丘児童クラブでは児童館から小学校内への移設、白鳳児童クラブではクラブ室の拡充により、合わせて95人の定員を拡充しております。 平成30年度には、三郷児童クラブにおいて、従来のクラブ棟に加え、小学校校舎内の生活科室を使用することで、35人の定員を拡充しております。また、本地ヶ原児童クラブでは、夏休みのみの利用したいという声が多くあったため、通年利用者に加え、夏休み枠として40人の定員を拡充いたしました。 民間学童クラブにおきましても、平成30年度から、城山と旭の小学校区で合計80人程度の定員を拡充しております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) さまざまなご努力をされて定員拡充を図ってこられましたが、年間を通じての待機状況はどのようでしょうか、伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども課長。 ◎こども課長(後藤收) お答えいたします。 昨日、他の議員のご質問にお答えしましたように、今年度につきましては、4月1日に発生していた待機児童が6月1日時点では解消しており、現在も待機の方はありません。 ここ数年の状況を見ますと、毎年4月1日時点で待機児童が発生していますが、5月の連休や夏休み明けに退所される方も見え、年度途中には解消している状況でございます。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 4月1日では待機児童が発生しているけれども、年度途中には解消しているということを確認させていただきました。利用されている保護者の方から、夏休みに利用したいので春から申し込んでいるという、枠を確保しているというお話も伺ったことがございます。 では、イとしまして、待機児童の見込みについてです。 平成31年度の放課後児童クラブの申し込みと待機の見込みについて伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長阿部智晶) お答えします。 平成31年度の児童クラブ待機児童につきましては、まだ確定はしておりませんが、申込者は、定員675人に対して当初791人あり、2月末日現在では103人の方にご案内ができていない状況です。このうち、新1年生から新3年生は、4クラブで18人となっています。 例年、入所決定後から年度末にかけて辞退される方もお見えになり、現時点でも同様な動きがございますので、4月1日時点の待機児童数は若干減少していくのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 拡充しても、来年度も2月末現在で100名を超える待機児童が発生している状況でございます。 では、ウとしまして、選考基準についてであります。 本市の放課後児童クラブの入所決定の優先度の考え方について伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長阿部智晶) お答えします。 放課後児童クラブの入所決定に当たっては、保護者の就労状況や病気、介護、出産等の事情を考慮しております。 対象児童は1年生から6年生までですが、申し込みが定員を超過した場合には、新1年生から新3年生までを優先とした上で、さらに、ひとり親世帯や生活保護世帯、同居の祖父母の有無など、幾つかの項目を考慮して優先順位を決定しております。そのため、定員超過の場合は、高学年のお子さんが待機となる可能性が高くなってしまうという状況がございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 今年度までは児童クラブを利用していた児童が、来年度は待機になってしまったと。ひとり親家庭で兄弟もいないために、1人で留守番をさせるのがとても不安だというお話を伺いました。 例えばひとり親家庭でも、母1人、子1人、あるいは母1人で兄弟がいる場合、または近くに児童を見てもらえる祖父母がいる場合などは、ひとり親家庭ということでは同じ優先順位になってしまうのでしょうか。また、書類上の申請だけではなくて、ご家庭の事情を相談する機会はあるのか伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども課長。 ◎こども課長(後藤收) お答えします。 入所の選考方法につきましては、先ほどの答弁のとおりでございますが、就労状況が同様のひとり親世帯であれば、兄弟の有無にかかわらず、例えば自営業で店舗や事務所が校区内にあったりとか、祖父母の方が同一敷地内にお住まいであったりというようなことがなければ、原則的に順位は同じになります。 児童クラブの入所申請に際しましては、面談を個々行っており、その場でひとり親世帯であるとか祖父母と同居している等の状況を把握するようにしております。また、こうした中で生活に困っているといったような相談もありますので、必要に応じまして、こども課の母子父子自立支援相談員へつなげるなど対応をしております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 相談の対応はしてくださっているということですけれども、放課後児童クラブを利用したい、また利用しなければならない事情はさまざまであります。定員を上回ってしまった場合は、優先順位に従ってということになりますけれども、何とかしてあげたいけれども、年度初めは特に応え切れないという現状があります。 次、エとしまして、来年度の対応についてです。 来年度の待機児童の対応について伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長阿部智晶) お答えします。 先ほどの答弁でも少し触れましたが、例年、入所決定後に辞退される方や、5月の連休明けに退所される方がお見えになりますので、その場合は待機の順に速やかに連絡をし、入所の案内をしているところです。 また、本地ヶ原児童クラブにつきましては、今年度に引き続いて夏休み枠を設け、夏休みのみ利用したいというニーズにお応えしていく予定です。 児童クラブには、少ない日数や短時間利用をされる方もお見えになりますので、そうしたニーズを吸収して、待機児童の減少につなげる方策の検討や、民間学童クラブとの入所定員の協議などにも取り組んでいるところでございます。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 対応について伺いましたけれども、順次入所できるまでの間というのは、待機している児童への対応として、民間学童クラブがある校区であれば学童クラブを案内し、また、民間がない地域もありますので、その他としては児童館の利用の紹介などをされたり、そのほかのサービスを紹介されると、そのようなことをしているのでしょうか。再質問です。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども課長。 ◎こども課長(後藤收) お答えいたします。 おっしゃられるように、待機となった方で民間学童クラブに通える校区の方につきましては、そちらのほうへのご案内をしております。児童館の利用につきましても、春休み、夏休みなどの学校休業日には、お弁当を持参し、朝9時から夕方5時まで来館できますので、そうしたご案内や、ファミリーサポートセンターの紹介もいたしております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございます。 これらのことを何とか解決しようと思うと、きのうの質問にもありましたし、これまでもほかの議員からも質問がありましたけれども、児童館へのランドセル来館というのがあります。全国をいろいろと見ますと、放課後児童クラブ待機児童の待機期間の対策として、その期間ランドセル来館で、入所できるようになったら、そちらの放課後児童クラブに行ってもらうという、ランドセル来館事業を行っているという自治体がありました。本市でも、ぜひそのような対応を検討していただきたいと、こちらは要望とさせていただきます。 そして、何とか解決策はないのかなと、たどり着いたところが、(2)としまして、新・放課後子ども総合プランについてであります。 放課後子ども総合プランでは、国全体の目標として、平成31年度末までに放課後児童クラブの受け皿を約30万人分整備するとしていましたが、順調に整備が進み、放課後子ども教室の実施とともに実績は大きく伸びています。しかしながら、女性就業率の上昇等によって、さらなる共働き家庭の児童数の増加が見込まれ、追加的な整備が不可欠な状況であります。 また、両事業を小学校内で行う一体型の実施については、増加傾向にあるものの、目標には達していません。このような背景や課題から、2019年度から向こう5年間を対象とする新・放課後子ども総合プランを取りまとめ、さらなる児童の安全・安心な放課後の居場所づくりの推進を目指していきます。 こちらの新プランは昨年9月に公表され、地方自治体への通知には、実施が可能な取り組みは直ちに進めることも可能と記載をされております。両事業の整備について、アとしまして、本市の現状について伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長阿部智晶) お答えいたします。 本市では、平成21、22年度の2年間、城山小学校において放課後子ども教室を試行的に実施し、その検証を行った結果、本市における放課後児童対策は、児童館及び児童クラブで展開していくことを基本方針といたしております。 現状ではこの基本方針に基づき、全小学校区に公立児童クラブを開設し、その後は待機児童の解消を図るための定員拡充等を進めてきているところでございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 公立児童クラブにつきましては、各小学校区に開設をしてニーズに応え、定員拡充を図ってこられました。放課後子ども教室については、試行はしたものの実施はされていないという現状だと思います。 次に、イの近隣市の状況について伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長阿部智晶) お答えいたします。 本市の近隣他自治体におきまして、新・放課後子ども総合プランへの対応を明確に公表しているというところは確認できませんが、ほぼ全ての自治体において、放課後子ども教室、またはそれと類似する事業が実施されております。 主な実施内容は、体験の場として、工作、絵画、将棋、ダンスなど、地域のボランティアの方々の協力のもと行われている自治体が多い状況です。 実施する日数、時間についてはまちまちでございますが、実施場所は小学校内で実施をされているところが多く、同様に小学校内で実施されている放課後児童クラブとの一体的または連携した取り組みが行われている状況も見てとれます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 近隣自治体では、ほぼ全ての放課後子ども教室や類似する事業が実施されており、地域のボランティアの方々の協力のもとに、さまざまな内容で体験の場として行われているということです。また、小学校内での実施が多く、放課後児童クラブとは一体的または連携して取り組まれているということでありますけれども、文部科学省の資料を見ますと、全国の小学校約2万校のうち、放課後子ども教室の実施は、平成26年では約1万2,000教室でしたが、平成29年9月の時点では1万7,600教室を超えております。 両事業が行われていると、現在、児童クラブを少ない日数や短時間利用をされている方などは、放課後子ども教室の利用で対応できる場合も考えられます。それに伴って、年度初めの待機児童の減少にもつながることが期待ができます。同じ校内で実施できると、学校と児童館が離れている場合は、児童館のランドセル来館よりも安全・安心という点もあります。 そのほかにも、これまで学童を利用する子、児童クラブを利用する子、自宅に帰る子は、放課後に一緒に遊ぶ、行動をともにする機会が余りなかった場合も、交流の機会も生まれます。待機児童解消だけでなく、地域の方々や保護者の協力のもと、地域全体で子どもたちの成長を支えるという点で期待ができます。 しかしながら、きのう詳細にわたって質問があり、ご答弁がありましたように、余裕教室だったり、また学童クラブ、児童クラブ、児童館とのすみ分け、また地域の方々のご協力等々、課題もたくさんございます。また、市内統一ではなく、市内全部一緒というわけではなく、校区別に検討しなければならない状況もあるかもしれません。今も本地ヶ原だけ、放課後児童クラブ、夏休み枠というのもあるようですし、また、長久手市さんにちょっとお聞きをしましたら、余裕教室がない学校は実施していないということで、余裕教室のある6校中4校は実施されているということで、地域によって違うようです。 そこで、ウの今後の方向性について伺います。 国は、新・放課後子ども総合プランに基づく取り組み等について、子ども・子育て支援事業計画に盛り込むべき内容として、放課後児童クラブの年度ごとの量の見込みや目標整備量を初め、放課後子ども教室の実施計画や両事業の一体的また連携による実施に関する具体的な方策、特別な配慮を必要とする児童への対応に関する方策等を挙げております。本市の今後の方向性について伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長阿部智晶) お答えいたします。 議員から事業につきましてただいまご紹介をいただきましたので、重複するところがあるかもしれませんが、新・放課後子ども総合プランにおきましては、放課後児童クラブ待機児童の解消を目指すこととあわせ、保護者の就労の有無等にかかわらず、全ての児童が放課後を安心・安全に過ごし、多様な体験、活動を行うことができるよう、全児童を対象とした事業の計画的な整備等を進めることが掲げられております。 こうした国の新たなプランの策定や本市の放課後児童の居場所の現状などを踏まえまして、今年度、こども子育て部と教育委員会の関係課が共同で、全ての子どもの健全な育成が図られるよう、今後の放課後児童対策についての検討を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございます。 今後の放課後児童対策について検討を進められているということでありますけれども、再質問としまして、保護者のニーズはどのように把握されているのかを伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 こども未来課長。 ◎こども未来課長(松野宏美) お答えします。 この検討のためのアンケート調査などは実施しておりませんが、子ども・子育て支援事業計画の策定に当たっては、ニーズ調査のためのアンケートを実施しております。現在は、次期事業計画策定に向けて実施したばかりのアンケートの結果を取りまとめているところですので、参考にできればと考えております。 また、子ども・子育て会議では、子育て支援についてのご意見を広く聴取できる場なので、委員の皆様からは、放課後児童対策についてもさまざまなご意見をいただいております。そうしたことを今後の検討の参考にして取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございます。 きのうも少し話がありましたけれども、現在の子ども・子育て支援事業計画を策定する際の保護者調査を見ますと、希望する放課後の過ごさせ方について、放課後子ども教室と回答された方が低学年で7.2%、高学年も8.1%と余り高くないのがちょっと不思議で、名古屋市のトワイライトスクールの要望が保護者の方からたくさん寄せられているにもかかわらず、この回答率はちょっと違和感を覚えるというか、この放課後子ども教室についての説明は明確にされているのかなと、もしトワイライトのようなものというコメントなんかがあっちゃったら、すごいふえているのかという思いがいたしました。今後の検討を進めるに当たり、保護者のニーズをしっかりと把握できるようお願いしたいと思います。 また、新・放課後子ども総合プランを見ますと、現在のプランには記載されていない特別な配慮を必要とする児童への対応という項目があり、障がいのある児童や、虐待やいじめを受けた児童への配慮についても記載をされております。これらのことも含め、待機児童の解消と、全ての子どもたちを健やかに育成する放課後の居場所づくりをぜひお願いしたいと思います。 では、2項目め、介護予防・フレイル対策について入ります。 まず、フレイルとは、加齢とともに心身の機能が低下して虚弱となり、要介護になるおそれが高い状態のことです。要介護になる一歩手前ですが、早目に対処することで健康な状態に戻ることもあるため、フレイル予防はとても大切です。予防には、栄養、運動、社会参加が重要です。 本市では、尾張旭市高齢者保健福祉計画に掲げられているように、健康都市としての取り組みを生かし、介護予防事業のさらなる充実とともに、高齢者の支援ニーズや地域資源を把握し、地域における支え合いの体制づくりなどの推進を目指されております。 厚生労働省は、2040年を展望し、誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現に向けた取り組みとして、健康寿命のさらなる延伸に向けて、健康寿命延伸プランを本年夏を目指し策定する予定です。その中には介護予防・フレイル対策も盛り込まれ、身近な場所で高齢者が定期的に集い、体を動かす場等の大幅な拡充、介護予防事業と高齢者の保健事業、こちらはフレイル対策、との一体実施の推進などが挙げられております。 昨年6月議会でフレイル予防について質問いたしましたが、市民の皆様から要望や期待の声をいただきましたので、再びフレイル予防について伺ってまいります。 (1)地域リハビリテーション活動支援事業について。 本市ではリハビリテーション専門職派遣事業として、筋トレ教室等、市民運営の集いの場にリハビリテーション専門職を派遣し、フレイル状態の方の早期発見を行い、状態悪化予防のためのアプローチを実施されていますが、対象者決定までのプロセス、実績、効果・評価について伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森喜久子) お答えいたします。 地域リハビリテーション活動支援事業は、地域における介護予防の取り組みを強化しようとするもので、現在は、らくらく筋トレ体操グループなどの市民の集いの場に理学療法士を派遣し、介護予防の講義と運動機能に関するアンケートを行っております。その結果に基づき、フレイルの高リスク者へ、元気教室への案内や体操の継続を促す等の指導を行い、フレイル予防を進めております。 今年度11月末までの実績といたしましては、43グループに理学療法士を派遣し、712名の方に運動機能に関するアンケートを実施いたしました。そのうちフレイルの可能性のある方は、高リスク者や予備軍の方を合わせて193名、約27%という結果でございました。 元気教室では、理学療法士が参加者一人一人に合ったプログラムを設定し、実施しておりますので、教室の初回と最終回で行う体力測定の評価では、ほとんどの方に体力の維持、向上が見られます。 また、地域包括支援センターの地域相談窓口が実施しております実態把握調査の結果から、フレイルの可能性があり、参加することによって改善が見込まれそうな方には元気教室を案内しており、今年度は42人の方に案内を送付し、9人の方が元気教室に参加をされております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございます。 フレイル対策の重要なポイントは、早期介入により健康な状態に戻るということですが、実感できる事業成果だと感じます。 再質問としまして、もし課題がありましたらお聞かせください。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 長寿課長。 ◎長寿課長(山田祐司) お答えします。 地域リハビリテーション活動支援事業で理学療法士を派遣しているグループの方からは、今までと違う視点で指導してもらえるため参考になるとの感想をいただいており、また、グループを支援しているボランティアの方からは、心配な参加者を専門職に相談できるため心強いとの感想をいただいており、好評を得ております。 その一方で、今後も事業を継続的に実施していくためには、地域へ派遣するリハビリテーションの専門職を有する事業者の確保が課題であると考えております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 好評だということで、継続するには専門職の人材確保が課題ということですけれども、こちらの事業につきまして事前に伺いましたところ、3名の理学療法士の方で1年に一度、各グループに入れるように対応をしてくださっているということで、とても大変な状況であるということを伺いました。 これからますます必要性が高まる部分かと思います。また、フレイル予防は早期の段階からの介入、支援が重要ですので、事業者の確保、拡充を検討していただければなと思います。 (2)としまして、フレイル対策の進捗状況についてです。 昨年6月議会において、フレイル予防事業の課題として、外出機会の少ない高齢者への対応が課題であり、周知に努めていくことや、その他フレイルに関する取り組みのご答弁をいただきましたが、進捗状況について伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森喜久子) お答えいたします。 昨年6月議会の答弁で課題としておりました、自宅から外出する機会の少ない高齢者の方への対応といたしましては、地域相談窓口の実態把握調査を活用し、元気教室への参加促進を行うとともに、調査時にフレイル予防のチラシを配布できるようにいたしました。 また、より多くの方にフレイル予防の大切さを理解していただけるよう、今後も引き続き広報への定期的な掲載を行っていくほか、平成31年度版のあさひ健康マイスター手帳では、フレイル予防の掲載内容を一新し、文字を大きくするとともに、オーラルフレイルの予防体操を記載するなどの準備を進めているところでございます。 そのほかにも、職員出前講座にフレイル予防のメニューを加えましたところ、3つの団体様から依頼をいただき、実施をいたしました。 今後の新たな取り組みといたしましては、名古屋経営短期大学健康福祉学科と協働し、フレイル予防チェックの講座を開催する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) さまざまな取り組みを感謝申し上げます。PRもしっかりとお願いしたいと思いますし、私もPRをしていきたいと思います。 そして、今月発行のシニアクラブだよりに、部長のご挨拶の中でフレイル予防のことが掲載をされていまして、大変うれしく思いました。 次、(3)市民で支え合うフレイル予防についてであります。 昨年6月議会で市民参加型のフレイル予防について提案をいたしましたが、本市には、健康づくり推進員さんや食生活改善推進員さんなどのボランティアの皆様に健康づくりを支えていただいている。ボランティアの方々にフレイル予防の観点をお伝えしていきたいとのご答弁をいただきました。 ニッポン一億総活躍プランの中では、フレイル予防・対策として、虚弱な高齢者でも参加できる、身近な場での住民主体による運動活動や会食その他の多様な社会参加の機会を拡大すると具体的な施策を掲げており、健康寿命延伸プランにおいても、身近な場所で高齢者が定期的に集い、体を動かす場の大幅な拡充を検討しています。本市の市民で支え合うフレイル予防について、改めて見解を伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森喜久子) お答えいたします。 本市の健康づくり事業は、市民の皆様との協働のもと進めており、高齢者の方のフレイル対策につきましても、同じ枠組みの中、健康づくり推進員さんや食生活改善推進員さんといった市民ボランティアの皆様方の地域での活動とともに進めていきたいと考えております。現在、本市には61のらくらく筋トレグループ、5つのミニデイサロン、22の地域のシニアクラブなどがあり、そのほとんどが市民の皆様方の自主的な活動に支えられております。 国の掲げるプランでは、高齢者の方の身近な場所で体を動かす機会や社会参加の場をさらに多く設けていくことが示されており、高齢化が進む中、地域で高齢者の方々が集える受け皿をふやしていくことが求められております。 いずれにいたしましても、ボランティア活動や生きがいづくりの活動がフレイル予防につながっているということへの理解を広げていくことが、まず取り組まなければならない事項と認識をしております。本市におきましては、市民の皆様で支え合うという仕組みは多くの地域で活用されてきていると思っておりますが、その中にフレイル予防という観点をぜひ根づかせていくことが今後の課題と考えております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ご答弁にありましたように、本市の健康づくり事業は、市民ボランティアの皆さんや、また市民の方々の自主的な活動に支えられております。 市民で支え合う仕組みはできていますが、フレイル予防という観点を根づかせていくことが今後の課題だということで、そのためにも、筋トレ教室の皆さんと健康づくり推進員さんとともにフレイルチェックを行うことを提案したいと思いますが、お考えを伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 長寿課長。 ◎長寿課長(山田祐司) お答えします。 今年度は、健康づくり推進員の皆様に、フレイル予防と健康づくり活動との関係についての情報提供を行いましたが、フレイルチェックの方法についても、引き続き情報提供をしていきたいと考えております。 今後は健康づくり推進員の皆様のご意見をお伺いしながら、らくらく筋トレ体操の参加者への周知や、元気まる測定での周知についても検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ぜひお願いいたします。 あともう一つ、フレイル対策について、効果の見える化に取り組まれませんか、伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 長寿課長。 ◎長寿課長(山田祐司) お答えします。 現在、長寿課で実施しております元気教室では、教室の前後に体力測定を行い、体力の変化の比較を行っております。また、健康課で実施しております元気まる測定では、4種類の体力測定を継続して実施していただくことで、前回実施した結果と比較できることから、これらの測定結果が効果の見える化に活用できるものと考えております。 今後は健康課と長寿課が連携し、健康づくり推進員などのボランティアの皆様のご意見や先進事例を参考にしながら、フレイル対策の効果の見える化について研究してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございます。 フレイル対策の重要なポイントは、先ほども申しましたが、早期介入により健康な状態に戻るというところにあります。教室を設置することとともに、そこに参加された方がどのように変化をし、それによりどのような効果が得られたのか、効果が見えると取り組みにも張り合いが出てくるかと思います。その結果、健康寿命の延伸、そして介護保険財政の健全化にもつながりますので、ぜひ研究をお願いしたいと思います。 では、続きまして、3項目め、持続可能な開発目標SDGsについてであります。 こちらも昨年3月議会で質問いたしましたが、SDGsについて確認をさせていただきます。SDGsは、2030年までに「誰も置き去りにしない、持続可能な社会」の実現を目指す、国連サミットで採択された国際目標です。貧困や飢餓の根絶、環境対策、平等の実現など17のゴールと、より具体的な169のターゲットがあります。我が国の実施指針では、特に注力すべき優先課題として、あらゆる人々の活躍の推進、健康・長寿の達成、地域活性化、循環型社会など8つの項目が挙げられております。 国では、地方公共団体によるSDGsの達成に向けた取り組みは地方創生の実現に資するものとして、地方創生分野におけるSDGsモデルの構築を進めています。全国の自治体においても、SDGsを活用することで、政策課題の明確化や政策推進の全体最適化の実現、そして地方創生の課題解決を促進することが可能となるなどから、SDGsへの関心は徐々に高まってきております。健康都市連合に加盟する本市においては、健康都市の取り組みを推進することはSDGsの達成につながるとの考えのもと、これまでさまざまな新たな取り組みを行ってこられました。 (1)健康都市の取り組みとSDGsについて。 アとしまして、これまでの取り組みについて伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(若杉博之) (1)のアについてお答えします。 本市が加盟する健康都市連合は、SDGsの取り組みを推進しております。このため、今年度はSDGsへの基本的な理解を深めるとともに、本市の取り組みとの関連について考察を行いました。その結果、本市の取り組みはSDGsの目標達成につながるということが確認できましたので、各種セミナーや国の地方創生SDGs官民連携プラットフォームへ参加し、情報収集するとともに、広報やホームページ、市役所ロビーでの展示、市民祭での啓発活動などを行ってまいりました。 また、健康都市連合の国際大会及び日本支部大会で、SDGsに関する本市の取り組みについて、その発表や論文の提出を行い、国際大会では3つの賞を受賞することができました。そのほか、海外からの行政視察の受け入れや、国内で開催されたSDGs関連セミナーなどでの発表を行っております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 市役所ロビーでの展示、私も拝見させていただきました。おめでとうございます。 再質問としまして、健康都市連合の国内外の大会や、SDGs関連セミナー等での発表された内容について、もう少し詳しくお聞かせください。また、反応はどのようでしたか、伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 健康都市推進室長。 ◎健康都市推進室長(川本英貴) お答えします。 国内外の大会やセミナーでは、本市の総合計画及び健康都市プログラムに掲げる各種の取り組みとSDGsの関連性や、あさひ健康マイスターを例に挙げ、対象事業をふやすなど実施方法を変更したことにより、SDGsへの貢献度が向上したことなどを発表しました。 発表を聞かれた方からは、新しい取り組みを始めなければならないのではなく、現在取り組んでいることがSDGsの目標達成につながることが理解でき、今後SDGsを意識して取り組むきっかけとなったという感想を多くいただきました。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございます。 私も海外から視察に来られたときに見学をさせていただきましたが、健康都市プログラム、また総合計画とSDGsの関連性など、とてもわかりやすく、本当に感心して見ておりました。 今後も健康都市の取り組みを推進することで、市内外問わずSDGsを積極的に発言していただきたいと思いますが、もう一つ再質問ですけれども、課題がございましたら伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 健康都市推進室長。 ◎健康都市推進室長(川本英貴) お答えします。 今年度の市民祭での啓発の際、SDGsの認知度についてアンケートを実施したところ、「知っている」「聞いたことがある」は2割にとどまり、8割の方が全く知らないという結果でした。同様のアンケートを実施した他の自治体でもほぼ同じ状況でありますが、継続的な周知が課題であると感じております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございます。 昨年、株式会社電通が、全国の男女1,400名を対象に、SDGsに関する生活者調査を実施をいたしました。その結果、SDGsの認知度は14.8%と、本市も低かったですけれども14.8%ということで、認知度自体は低いものの、このSDGsの17の目標、テーマを提示した上で、共感度の平均は73.1%ととても高い結果でありました。それで、理解が進めば今後のアクションにつながっていく可能性があると分析をされています。 アンケートの中で、「将来転居するとしたら、SDGsに積極的に取り組んでいる地域に住みたい」「ふるさと納税をするとしたら、積極的にSDGsに取り組んでいる地域を選びたい」「自分が住んでいる自治体でも積極的にSDGsに取り組んでほしい」という回答が6割から7割を超えております。 そこで、イとしまして、今後の展開についてお伺いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(若杉博之) それでは、イについてお答えします。 SDGsに対する関心や認知度は低い状況にあるため、まずはその向上を図る必要があると考えております。 このため、研修などを実施して市職員の理解を深めるとともに、今年の4月29日の尾張旭市健康の日に開催する第15回あさひ健康フェスタにおきまして、SDGsの啓発を行う予定でございます。 また、今後は国や他の自治体、民間企業などでもSDGsの取り組みが盛んになると考えられます。健康都市の取り組みはSDGsの目標達成につながるという基本的な考えのもと、各種事業を展開してまいります。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員
    ◆2番(芦原美佳子) 各種事業で展開をしていくということで、そこで再質問なんですけれども、昨年12月に、NPО法人主催で行われました「SDGsゲームで考える協働のまちづくり」という講座に参加をいたしました。なぜ私たちの世界にSDGsが必要なのか、自分たちが取り組むことによってどんな変化や可能性があるのかを体験的に理解するためのゲームでありました。 企業や自治体の職員を対象に行っているところもありますけれども、まずは職員の理解を広げ深めるために本市でも行うことについて、お考えを伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 健康都市推進室長。 ◎健康都市推進室長(川本英貴) お答えします。 選択したカードのプロジェクトで持続可能な世界をつくり出していくSDGsのカードゲームは、経済、環境、社会への影響を考えながら、SDGsについて楽しくその本質を学ぶことができ、理解を深める上で効果的な方法の一つであると考えます。今後の職員向けの研修で取り入れることも検討したいと思います。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。 もう一つ再質問としまして、国連広報センターでは「持続可能な社会のためにナマケモノにもできるアクションガイド」を示しております。 例えば、レベル1として、ソファーに寝たままできることとして、電気を節約しよう。電気機器を電源タップに差し込んで、使っていないときは完全に電源を切ろう。ふだん皆さんされていることだと思いますけれども。印刷はできるだけしない。レベル2として、家にいてもできることとして、生鮮品や残り物、食べ物で食べ切れないときは早目に冷凍しよう。紙やプラスチック、ガラス、アルミのリサイクルをしよう。レベル3として、家の外でできることとして、買い物は地元で。地域の企業を支援すれば雇用が守られる。長距離トラックの運転も不必要。わけあり商品を買おう。詰めかえが可能なボトルやコーヒーカップを使おうなど、身近に取り組めそうな事例がたくさん紹介されております。 SDGsの達成につながるこのようなアクションガイドを活用して、市民の皆さんにわかりやすく啓発ができないでしょうか。市の見解を伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 健康都市推進室長。 ◎健康都市推進室長(川本英貴) お答えします。 SDGsは、地球上の誰一人として取り残さないことを誓い、17のゴールと169のターゲットで構成されていますが、市民生活になじみのないものも含まれていることから、浸透しづらいと感じております。市民の皆さんにわかりやすく情報発信することが理解を深めることにつながります。 ご紹介いただいたアクションガイドも参考にさせていただきながら、私たち一人一人ができることをわかりやすく示すチラシを作成し、あさひ健康フェスタなどで市民の皆さんに周知を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) 前向きなご答弁ありがとうございます。では、健康フェスタ楽しみにしております。ぜひよろしくお願いいたします。 では、(2)としまして、子どもたちへの教育についてであります。 次期学習指導要領にはSDGsの理念が反映をされます。SDGsは2030年を目指した目標であり、そのとき子どもたちは社会を担う世代に成長しています。子どもたちへのSDGsについての教育について、どのように取り組まれるか、どのような思いで伝えていきたいか、見解を伺います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 教育長。 ◎教育長(河村晋) お答えします。 議員が今言われましたように、次期学習指導要領では、その前文と総則において「持続可能な社会の創り手の育成」が掲げられております。 一方、SDGsでは、持続可能な社会を実現するための目標が示されており、教育に関しましては、その目標の一つとして示されていますが、単にその1つの目標にとどまるのではなく、学習指導要領に掲げる持続可能な社会の創り手の育成として、全ての目標に貢献していくものであると捉えることができます。こうしたことからも、この持続可能な開発のための教育、いわゆるESDをより一層推進していくことがSDGsにつながっていくこととなります。 本市におきましても、子どもたちが持続可能な社会の創り手となることができるよう、ESDの重要性を再認識するとともに、そのESDを意識した学習こそが、今回の学習指導要領における主体的・対話的で深い学びの考えに沿ったものであると捉え、よりよい社会の実現を視野に、課題を主体的に解決する力の育成に一層取り組んでいく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 芦原議員。 ◆2番(芦原美佳子) ありがとうございました。 持続可能な開発のための教育、ESDを一層推進していくことがSDGsにつながっていくと。また、子どもたちが持続可能な社会の創り手となることができるように、ESDの重要性を再認識し、また、課題を主体的に解決しようとする力の育成にこれからも取り組んでいく必要があるという思いを確認をさせていただきました。 SDGsは、誰も置き去りにしない、未来の子どもたちのために、よりよい社会の実現を目指す国際目標であります。なぜSDGsが必要なのか、学校教育だけではなく家庭や地域でも、先ほどの持続可能な社会のためにできるアクションガイドの例にあるように、自分たちの行動が地球規模の大きな取り組みの小さな一歩なんだということを、日ごろからわかりやすく子どもたちに伝えていけるよう、私たちも努力をしてまいりたいと思います。 以上で質問を終わりますが、この春退職される職員の皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。皆様のさらなるご健康とご多幸、ご活躍を心よりお祈りいたします。 以上で私の質問を全て終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(早川八郎) これをもちまして、芦原美佳子議員の質問を終了いたします。 ここで、11時まで休憩といたします。                         午前10時45分休憩                         午前11時00分再開 ○議長(早川八郎) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、片渕卓三議員の発言を許可いたします。 片渕卓三議員。 ◆13番(片渕卓三) 皆さん、こんにちは。公明党尾張旭市議団の片渕卓三でございます。議長にご指名をいただきましたので、通告に従い、2項目質問をさせていただきます。 まずもって、森市長、第5代尾張旭市長ご就任まことにおめでとうございます。市が抱える課題は山積みだと思いますが、市長選の中で森市長が掲げた公約を一つ一つ着実に実行していただきたいと思います。 また、森市長らしく威風堂々と指揮をとってください。ちなみに、威風堂々、非常に私好きな言葉で、内容は、態度や雰囲気に威厳が満ちあふれ立派なことですということです。そういった思いで期待をしておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 それでは、1項目、事故防止へ高齢ドライバーの「学び直し」についてであります。 高齢者を取り巻く問題として、高齢化率の上昇に伴い、高齢ドライバー数が著しく増加していることで、高齢者の起こす重大な自動車事故の全体に占める割合が増加していることが挙げられております。特に、認知症の高齢者の運転による事故は大きな社会問題となっております。また、高齢ドライバーによる交通事故が起きるたびに、免許証返納もありますが、自動車は日々の生活に欠かせない大切な足でもあります。 このような状況の中で、平成29年3月、道路交通法一部改正が施行され、高齢者の運転には、免許更新前に認知機能検査や高齢者講習等、以前より一段と厳密な手続がとられることになりました。高齢ドライバーの事故防止に向けて、高齢者が運転技術を学び直す取り組みの強化の必要性を感じ、以下お伺いをさせていただきます。 (1)本市の高齢者免許証自主返納支援者数についてお聞かせください。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 本市では、高齢者の交通事故抑止対策の一つとして、運転免許証を自主返納された70歳以上の方に対して、平成21年9月から、市営バスあさぴー号の回数券を配布する支援を開始しました。 運転免許証自主返納の支援者数といたしましては、今年の1月末までに合計878人の方に支援を行いました。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 片渕議員。 ◆13番(片渕卓三) ご答弁ありがとうございました。 運転免許証自主返納支援者数が約10年間で878名、1年間に換算しますと約90名というような計算になるんですが、実際にこの支援を受けていない方も、返納される方もいらっしゃると思いますので、それ以上に多くの方が免許証を返納されているということは私は認識をしております。 次に、(2)に移ります。 本市の高齢者免許証自主返納後の課題についてお聞かせください。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 これまで日常的に車を移動手段とされていた高齢者の方が運転免許証を返納されますと、移動手段が制限されることとなり、生活範囲や行動範囲が狭くなることが懸念されます。 そのため、本市では、自主返納された方への支援として、外出する機会を少しでも減らさないきっかけとして、市営バスの回数券を配布しております。また、市営バスを利用していない方のご意見もお聞きし、昨年5月からはバスの回数券に加え、尾張あさひ苑の優待券や反射ベストなど選択肢を広げております。 今後の課題といたしましては、運転免許証を返納する制度をご理解いただくための周知や、より多くの方が外出するきっかけとなるよう、支援内容の充実を図ることであると考えております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 片渕議員。 ◆13番(片渕卓三) ご答弁ありがとうございました。 今後の課題についてということで、答弁としましては、支援内容の充実を図るということで、さらなる支援を期待をしたいと思うんですが、運転免許証を返納された方の課題を少し角度を変えてお話しをさせていただきたいと思いますが、最新の学問研究を進めている愛知県の大府市の国立長寿医療研究センターにおいて、高齢者の心と体の自立促進に関する研究をしているということがあります。免許証の取り消しや自主返納による運転の中止は、生活の自立を阻害したり、鬱などの疾病発症のリスクを高めたり、寿命の短縮にもつながることが多くの研究で確認をされているわけであります。また、高齢者にとって自動車の運転ができなくなることは、交通が不便な地域においては生活範囲の狭小化と直結し、それが活動量を減少させ心身の機能を低下させるといった、これも研究成果であります、結果でございます。 また、約3,500名の高齢者を対象とした調査でありますが、運転を中止した高齢者は、運転を継続した高齢者と比較して、要介護状態になる危険性が約8倍に上昇することが明らかになったと言っております。また、運転をしない高齢者は、高齢運転者と比較して認知症になる危険性が2倍から3倍に高まることも明らかになっております。非常に興味深い研究内容であると思います。このことは担当課のほうにも事前には伝えておりますが、そういった報告内容があります。 国が設けました高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議の報告においても、今後の方策として、加齢に応じた望ましい運転のあり方、安全教育の推進の一つとして、この国立長寿医療研究センターによる研究に積極的に協力するということの話もあります。 そういったことで、非常に運転免許を返納されると、こういった認知症、また鬱とかそういう点でも影響が出てくるというふうなことの研究発表もあります。そういったことを1つはお話をさせていただきました。 それでは、(3)に移ります。 本市の高齢者のための運転講習の状況についてお聞かせください。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) お答えします。 本市では、守山署のご協力により、瀬戸自動車学校で体験型シミュレーターなどを活用したシルバードライビングクリニックを9月に開催し、12名の方にご参加いただきました。また、健康フェスタや市民祭においても、高齢者の方に体験型シミュレーターを活用し、ご自身の運転技能の確認をしていただきました。 今年1月には、愛知県警のご協力により、シルバー人材センターの会員30名を対象に、交通事故体感VRを利用した交通安全教室を実施いたしました。この教室では、立体的な映像を体感することにより、観察能力や危険予知能力の向上を図っており、参加者からは、「本当の交通事故に遭ったような怖い思いをした」「今後は交通事故に気をつけたい」などのご意見をいただいております。 このように、幾つかの手法により、高齢者の方へ実践的な運転講習を実施しております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 片渕議員。 ◆13番(片渕卓三) ご答弁ありがとうございました。 ご答弁では、いろいろと講習を行っているということで、まず体験型のシミュレーターを活用して開催をしているということと、これは事前に聞いている話なんですが、他市よりも早く取り入れたとする交通事故体感VRを利用した交通安全教室ということであります。他市に先駆けて行われたということにおきましては、非常に感謝を申し上げます。 こういったことをできれば定期的にやっていただければ、より以上に高齢者の運転技術が上がるんではないかなというふうにも考えております。 次に、(4)に移ります。 運転寿命の延伸の取り組みについてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 本市では、運転寿命の延伸を目的とした交通安全の取り組みは実施しておりません。 しかしながら、本市が実施している体験型の交通安全教室は、ご自身の運転技能の向上や適正判断など、交通安全意識の度合いをはかる1つの物差しとなっていると考えております。また、健康増進や認知症予防の取り組みは、運転寿命を延ばすことにもつながるものと思います。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 片渕議員。 ◆13番(片渕卓三) ご答弁ありがとうございました。 ご答弁におきましては、現在、運転寿命の延伸を目的とした交通安全の取り組みを行っていないといったご答弁なんですが、実際はこの内容を、実際今行っている内容を見てみますと、運転寿命の延伸につながるような取り組みを既に一歩進められているのではないかなと私は感じております。 先ほどもお話しさせていただきましたが、運転寿命を延ばすことが健康増進や、これは部長の答弁ですね、認知症予防にもつながるという考えで、これはあくまでも私の提案で、今、市民活動課が行っている運転講習があります。これは非常に高齢者にとって、不安を解消するためのものとか自信をつけるものだと感じているわけであります。そういったことが認知症予防とかにつながるのであれば、ほかの担当課と連携を図っていただいて、例えば健康課、長寿課と連携を図っていただいた上で、あたまの元気まる測定とかありますよね。そういったこととコラボしながら、高齢者がそういった講習会と、また、あたまの元気まる、ちょっと長寿課の話が急にきまして申しわけですないけれども、そういったこともコラボしながら、連携をしながら運転寿命を延ばしていければいいのかなというふうなことの今回は話なんですが、それで、また国立長寿医療研究センターの島田裕之先生、予防老年学研究部長であります。この方は尾張旭市にも来られまして講演もされたとあります。また、我が党の議員の研修会にも来ていただいて講演もいただいて、非常に認知症予防を含めていろいろと研究をされている方であります。その方の話なんですが、高齢者の交通事故は、長年の経験から来る大丈夫だろうという楽観が原因となる場合が多く、安全確認や制限速度を守ることなどの基本を運転教習で徹底すれば防げる事故が多いと考えられますと。 そこで、また提案なんですけれども、あくまで行政が主導しまして、70歳から5歳刻みの人に対しまして運転検診というものをしてはどうかなというふうに思っております。自身の運転技量を知っていただいた上で、結果次第では運転講習の受講を勧めるということから、高齢者ドライバーの学び直しは交通事故防止に加え、介護予防の可能性も秘めているといったことであります。ということは、運転寿命を延ばすことによって認知症予防にもなるし、運転技術も、また外にも出やすい環境の場もつくれるんではないかなといったような提案であります。 そういったことで、今回、高齢者の事故防止を含めて、学び直しについて質問をさせていただきました。1項目めは終了させていただきます。 ○議長(早川八郎) じゃ、次へ進んでください。 ◆13番(片渕卓三) 2項目め、市営バスあさぴー号による広域移動に対する情報発信についてであります。 本市では、名古屋大学の協力を得て、グーグルマップによる市営バスの経路検索が可能になりました。これにより、グーグルマップ上で施設や住所からも検索できるようになり、情報ツールとしては便利になり感謝をしております。 しかしながら、高齢者の利用が多い市営バスあさぴー号であります。グーグルマップを検索しての利用については今後少し課題を感じますが、情報提供についての対応について、以下お伺いをいたします。 (1)グーグルマップへの対応状況についてでありますが、他の公共交通や近隣市町のコミュニティバスはどのような状況であるのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 市営バスあさぴー号につきましては、以前から、他の公共交通との乗りかえが検索できるように、インターネットの乗りかえ検索サイトやアプリに対して、ダイヤなどの運行情報を提供しております。 そうした中、今年1月からは、グーグルマップにおいても、あさぴー号の経路検索が可能になりました。これにより、議員の言われるとおり、グーグルマップ上で出発地と目的地を入力すれば、あさぴー号や他の公共交通機関を乗り継いで移動する際の経路や所要時間、運賃などが案内されるようになりました。 このグーグルマップでの経路検索につきましては、現在のところ、名鉄、JR、名古屋市営地下鉄、リニモなどの鉄道や、名古屋市営バスのほか、長久手市、日進市、東郷町、豊明市、みよし市のコミュニティバスが対応をしております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 片渕議員。 ◆13番(片渕卓三) ご答弁ありがとうございます。 グーグルマップであさぴー号の経路検索が可能になったということで、非常に便利になったと、ありがたいと思っております。 このグーグルマップ、誰を対象として始められたのかということもちょっと考えた中で、多分、市民対象、全体的に考えられたと思うんですが、あさぴー号を利用される方というのはほとんどご高齢者の方で、ご高齢者の方もほとんど今パソコンを使ったり、スマートフォンをお持ちの方も大勢いらっしゃいまして、私以上にうまく使う方もたくさんいらっしゃると思います。 しかしながら、なかなかそういったグーグルマップを利用して検索できるかというようなことを聞くと、わからないという方も大半聞く中ではいらっしゃいます。そういった意味で、そういった方が本当に簡単に利用できるような使い方を教えていただける場というものも設けていただくとか、当然、広報にももっと親切に記載をしていただいて、すっと入っていけるようなものを一度考えていただければ、私はありがたいと思います。 次に、(2)に移ります。 情報発信についてでありますが、市営バスあさぴー号を利用する方にとって、現在、藤が丘駅や陶生病院直通で行くルートはありませんが、どのような公共交通で行くことができるのか、情報発信についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 公共交通につきましては、名古屋市営バスが市内を運行していることを知らなかったというご意見や、どこで乗りかえれば藤が丘へ行くことができるのかという問い合わせをいただくことがあります。 例えば藤が丘に行く場合は、あさぴー号の本地住宅停留所や名鉄瀬戸線印場駅から名古屋市営バスに乗りかえていただくことになり、公立陶生病院であれば、名鉄瀬戸線に乗りかえていただき、瀬戸市役所前駅でおりていただくなど、公共交通を乗り継ぐことで目的地へ向かうことができます。このため、あさぴー号と他のバスとの連携につきましては、ルートマップ内にバス乗りかえ案内図を掲載し、紹介をしております。 また、各種公共交通との乗りかえ案内や利用促進を図る目的で、昨年12月1日号広報におきまして、公共交通に関する特集ページを掲載したところでございます。 今後も公共交通を利用しやすい環境づくりのため、こうした情報発信に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 片渕議員。 ◆13番(片渕卓三) ご答弁ありがとうございました。 情報発信については、今、部長の答弁にもありましたルートマップを使っての他のバスとの連携を含めてご紹介をしているということもあります。当然ホームページにも掲載をいただいております。 昨年12月にもこういったものを広報で作成していただいて、本当にお出かけには路線バスがおすすめということで、わかりやすいものをつくっていただきました。これも、もっとできれば大き目にやってもらえばいいのかなと思います。 そういったことで、情報発信については非常に努力をされて、研究もされているということは、私は感じておりますので、これもまた継続をしていただきたいと思います。 最後の質問になります。(3)でありますが、近隣市とのコミュニティバスの連携についてでありますが、近隣市であります瀬戸市、長久手市、名古屋市と巡回バスであるコミュニティバスの連携についての考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 あさぴー号は、地域の生活交通路線と位置づけ、広域的な移動に対応する名鉄瀬戸線や名鉄バス、名古屋市営バスを補完する役割を担っております。現在はそれらの広域交通との連携を重視した運行内容となっておりますが、本市では比較的、近隣市のコミュニティバスも充実した環境であることから、その連携が可能な状況でございます。近隣市と相互の連携を強化することは、移動手段の選択肢の拡大、ひいては外出機会の創出につながることから、重要であると考えております。 しかしながら、相互連携を図るには、ルートやダイヤなどの変更が必要となるケースもありますので、現行の仕組みの中で対応するのは難しいかもしれません。このため、大幅な見直しを行う際には、利用実態の把握や近隣市の状況などを調査することにより、相互の連携を意識して仕組みづくりに努めたいと考えております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 片渕議員。 ◆13番(片渕卓三) ご答弁ありがとうございました。 部長の答弁で、近隣市とのコミュニティバスの連携は可能ということでありました。大幅な見直しを行う際には検討をしていただけるんではないかなというふうには感じました。なかなか難しいことだと感じているんですが、この近隣市のコミュニティバスとの連携を図っていく中で、何ができるのかなということだと僕は思います。 私が今考えているのは、当然今までの市議会の本会議一般質問の中での議論の折にも、例えばあさぴー号を使って直通で藤が丘駅へ行ってもらいたいとか、陶生病院にも直通で行ってもらいたいとか、できればJR中央線の高蔵寺駅なのか神領駅なのか、そこら辺にも直通できればいいのかなと。そういったことの連携というか話し合いの機会を設けていただいて、連携を図っていただいた中で、そういったことができるかもしれないというふうな思いでいっぱいであります。そういった連携をしていただいた中で、利便性を高めていただければありがたいと思います。 私は、最近、旭台のご高齢者の方5人ぐらいと懇談もさせていただいて、また狩宿のほう、ここではご高齢者の方じゃないんですが、懇談もさせていただいた中での話で、やっぱり市営バスのあさぴー号についての質問というものが非常に多いです。狩宿なんか、なかなか非常に不便であるということで、もうちょっとまめに中にも入ってもらいたいなとかいった要望もありますし、特に旭台の方からの話の中で、ご高齢者なので陶生病院に行かれる方もいらっしゃいます。その方の話では、陶生病院へどうやって行っているんですかと言いますと、瀬戸市のコミュニティバスに乗っていきますと。旭台ですから、多分、瀬戸市さんのコミュニティバスが隣接した中で、しっかりと停留所を確認した上で、そこから陶生病院も行って、診察を終えてから、治療を終えてからまた自宅に戻る。実際であれば、それがなければ、あさぴー号を使って三郷駅まで行って、そこから陶生病院へ名鉄を使って行かれるかもわかりません。タクシーも使うかもわかりません。そういったことで、実際に旭台の方は、ほかの市営バス、瀬戸市さんの市営バスを使って行っているといったことも聞きましたので、今後、瀬戸市さんとも連携もとり、また長久手市さんのN-バスとも連携をとって、本当に市民にとって1本で行けるんだなというものを模索をしていただければ非常にありがたいと思います。 そういったことで、すぐできることではないと思いますけれども、今後しっかりと他市と連携をとっていただいた中で、市民にとって利便性を高めるような市営バスの運営をしていただきたいと思います。 以上で、今回再質問なしの質問を終了しました。これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(早川八郎) これをもちまして、片渕卓三議員の質問を終了いたします。 答弁者入れかえのため、しばらくお待ちください。 次に、成瀬のりやす議員の発言を許可いたします。 成瀬のりやす議員。 ◆5番(成瀬のりやす) フロンティア旭の成瀬のりやすです。議長のお許しを得ましたので、通告に従い、順次質問をさせていただきます。 まず、てっきりお昼からだと思いましたけれども、突然の登板になりまして、ちょっと戸惑っておりますけれども。 まずは、さきの市長選お疲れさまでございました。そして、当選おめでとうございました。前市長の突然の辞任ということで緊急登板をされ、全力投球で勝ち抜かれました。投票率も30年ぶりに50%近くになり、ふだん投票に行かれない人も足を運ばれたということで、それだけ注目度も高く、まさに市を二分するような大変激しい選挙戦でありました。 市民の皆さんは、5期20年市政にかかわってこられた森さんに市政のかじ取りを託されました。これから数年先、森市政でよかったなと思っていただけるように、議会とも緊張感を持つ中で、両輪となって本市の発展のために尽力していかなければと心も新たにしております。何だか市長のコメントみたいになってしまいました。何とぞよろしくお願いします。 森市長が議員時代に、全国植樹祭を森林公園でやれないかということで、小松市で行われた植樹祭の会場を会派で視察されたりして、誘致に積極的に動かれたと聞いております。そんな中で、昨年度、愛知県に決定をされ、そして、その中で尾張旭市の森林公園に正式決定がされました。今回、市長として天皇皇后両陛下をお出迎えするというめぐり合わせに、何か一生懸命やっていると、こんなストーリー性のあるドラマチックなことが起きるんだなという思いさえいたしております。 そこで、その植樹祭でありますが、大項目1の全国植樹祭への尾張旭市民の参加についてのアの招待者の状況についてであります。 当日は招待者など入場を認められた方だけが会場に入るということでしたが、尾張旭市から式典行事に参加するのは何名程度か教えていただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) お答えします。 全国植樹祭愛知県実行委員会が昨年9月15日から11月15日までに実施いたしました一般参加者の募集では、募集数2,500名に対して、それを超える約7,000名もの応募がございました。 尾張旭市からもたくさんの応募があり、正確な数字は公表されておりませんが、相当数が当選し、愛知県及び尾張旭市からの招待者を合わせて、合計1,000名程度が尾張旭市から参加する見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ありがとうございます。 相当数が当選するということで、先日も当選通知が来たという方もいれば、まだ何も来ていないよと言っておられた方もお見えでした。当選や落選の通知、いつごろまで、どのように届けられるのでしょうか。再質問でございます。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 全国植樹祭推進室長。 ◎全国植樹祭推進室長(山本和男) お答えします。 現在、愛知県実行委員会から当選された方に、当選の結果と参加の意思を確認する通知が届けられていると伺っております。参加の意思確認の後、最終的な当選者の確定は3月末に予定されておりますので、落選された方には4月以降にその旨が通知される予定でございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) もう一つ再質問でございますけれども、今月中に何も来なければ落選の可能性が高いということで理解をしております。もう一つ再質問で、全部で1,000名程度の招待者が尾張旭市から参加するという答弁でしたけれども、どのようにして会場に向かうのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 全国植樹祭推進室長。 ◎全国植樹祭推進室長(山本和男) お答えします。 招待者の皆様は、一旦、市内の指定された集合地に集合いたします。その指定集合地から、愛知県が用意したバスで森林公園の会場に向かいます。指定集合地は、尾張旭市内には2カ所あり、1カ所は市役所で、もう一カ所は、日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社様のご厚意で施設を提供していただきました。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) 日立さんにもご厚意で施設を提供していただけるということで、大変ありがたいなと思っておりますけれども、市ぐるみで応援していただいているというような感じがいたします。 それでは、アは終わりまして、イの尾張旭からの登壇者、出演者についてに移ります。 昨年の福島県で開催されました全国植樹祭に参加させていただきましたけれども、その際、いろいろなパフォーマンス、アトラクション等が披露され、大変興味深く楽しく拝見させていただきました。 そこで、今回は当日の式典行事に登壇、出演する尾張旭市の関係者はどんな方がどれくらい見えるのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 全国植樹祭の実施計画によりますと、尾張旭市から何名かが当日の式典行事に登壇、出演することとなっております。 まず、市長が苗木の贈呈で登壇し、高校生から苗木を受け取ります。 みどりの少年団は、尾張旭市から10団64名が参加し、天皇皇后両陛下のご臨席の際のお手植え、お手まきの介添えなどを行います。 また、旭野高等学校が式典音楽隊として、3つの高校の合同による演奏を行います。 そして、尾張旭市にスタジオがあります岸みゆきバレエスタジオが、他の10団体とともにアトラクションに出演し、大会テーマの表現を行う予定でございます。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ありがとうございます。合同演奏やバレエ団のアトラクションがあるということですので、大変楽しみにしております。 次に、ウの尾張旭市から参加するボランティアについてでありますが、県下から多くのボランティアの協力を得ることになろうかと思いますが、当日、ボランティアとして参加する市民はどのくらいおり、どのような業務を行うのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 ボランティアにつきましては、尾張旭市からは72名の方を愛知県に推薦しております。 なお、関係団体等を通してボランティアを募集しましたので、この中には尾張旭市在住でない方もお見えになります。 業務の内容といたしましては、式典会場では、招待者へのお茶や水の提供や、総合案内係の補助などの会場サービスを行い、植樹会場では、植樹方法の指導や説明などを行います。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ありがとうございます。 1つ再質問です。ボランティアは、どのような方がなられたのでしょうか。ちょっとわかる範囲でお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 全国植樹祭推進室長。 ◎全国植樹祭推進室長(山本和男) お答えします。 ボランティアには、式典会場などの運営にかかわる方と植樹指導にかかわる方が見えますが、それぞれ別の方法で募集いたしました。 主に式典会場などの運営にかかわる方につきましては、全国植樹祭あさひサポーターから募集いたしました。こちらは県から28名の依頼があり、29名の応募がございましたので、全員をボランティアとして推薦しております。 植樹指導を行う方につきましては、専門的な業務が想定されたことから、尾張旭市緑化業協会及び尾張旭市造園業協会に協力を依頼し、43名の方にご協力いただけることとなりました。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) もう一つ再質問でありますけれども、ボランティア以外に、尾張旭市の職員は大会運営には協力はするのでしょうか。また、内容等がわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 全国植樹祭推進室長。 ◎全国植樹祭推進室長(山本和男) お答えします。 愛知県実行委員は、協力員として尾張旭市職員から100名程度の応援を計画しており、その人数が大会運営に協力する予定でございます。内容といたしましては、招待者の受け付けや会場までのご案内をやる予定でございます。 また、現在、尾張旭市消防団の協力についても調整しているところでございまして、内容につきましては、有事の際の避難者の誘導などを手伝っていただく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) わかりました。 それでは、(2)の招待者のおもてなしについてに移ります。 全国植樹祭当日のおもてなしは、どのようなことを考えてみえるのか。まず、会場でのおもてなしについてお伺いをいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 式典会場の隣には、招待者が式典行事の前後に自由に散策することのできるおもてなし広場が設置されます。おもてなし広場では、尾張旭市もブースを出し、特産品の販売など招待者をおもてなしするほか、広場内のステージでは、尾張旭市のPRコーナーで棒の手などを披露し、招待者の皆様に楽しんでいただきたいと考えております。また、招待者の皆様に配られる記念品には、尾張旭市からの記念品も含まれております。 さらに、植樹会場がある南門では、植樹を終えた招待者の方に紅茶を提供しておもてなしする予定でございます。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) 1つ再質問ですけれども、招待者に配られる記念品には、尾張旭市の記念品も含まれているということですが、どのようなものに決定されたんでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 全国植樹祭推進室長。 ◎全国植樹祭推進室長(山本和男) お答えします。 尾張旭市から招待者への記念品は、全国植樹祭尾張旭市実行委員会で検討を進めており、あす3月8日に開催される会議で決定する見込みでございます。 ただし、愛知県との調整の結果、招待者の記念品は事前公表しないこととなりましたので、全国植樹祭終了後、何らかの形で皆様にお知らせさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) 3月8日に開催されるということで、まさにあした決定されるということですけれども、公表は事前にはしないということですので、当日のお楽しみということにしておきます。 それでは、イの会場外でのおもてなしについてに移ります。 会場はもちろんのことですが、会場の外での歓迎ムードを高めるために、どのようなことを考えてみえるのか、また、現在行っているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 全国植樹祭の会場へ向かう皆様をお出迎えするため、主要な幹線道路に街灯旗や飾り花プランターを設置しておもてなしを行います。街灯旗につきましては約170カ所、飾り花プランターについては約780カ所に設置いたします。 プランターの花は、開催日の1週間前ぐらいから設置し、市民の方にご協力を求め、水やりなどのお世話をしていただきたいと考えております。また、飾り花プランターの一部には、市民の方に育てていただいた花を飾ったり、市民の方につくっていただいたプランターカバーを設置いたします。 さらに、植樹会場の南門の近くでは、市民の皆様のご協力により完成したモザイクアートの看板を設置し、植樹に訪れた皆様をおもてなしいたします。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ありがとうございました。 それでは、(3)の天皇皇后両陛下の奉送迎についてに移りたいと思います。 第70回全国植樹祭に天皇皇后両陛下がご臨席された際に、尾張旭市内を通過されることになろうかと思われます。市民の方の一番気になるところで、楽しみにされていることではないでしょうか。 どのような形で陛下をお迎えできるのか、シークレットな部分が多いかと思いますけれども、わかる範囲でお答えいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 天皇皇后両陛下のご予定につきましては、例年、全国植樹祭の約1カ月前に正式発表され、それまでは通過するルートなどは公表がされません。したがいまして、現時点では、両陛下のご予定についてはお聞きしておらず、どのような形でお迎えするかをお答えするのは難しい段階でございます。 一般的な例といたしましては、両陛下が通行される場合、そのルート上に両陛下をお迎えするための奉送迎場所が何カ所か設置され、一般の方は、その奉送迎場所で旗などを振ることとなります。ただし、セキュリティーの関係から、詳細は公表されないと伺っております。 本市におきましても、正式発表後、警察と調整しながら適切に対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ありがとうございました。予想どおりのお答えでしたけれども、これは致し方ないかなと思います。 いずれにしましても、新たにご即位をされた陛下の最初の行幸啓がこの尾張旭市ということですので、全国的にも注目度はかなり高いものだと思います。こんな光栄なことはないと思いますので、大いに尾張旭市ここにありとPRに努めなければいけないと思います。 数回にわたり植樹祭関連の質問をさせていただきましたが、直接関連した質問はこれで最後になろうかと思います。次年度この場にいることができるかどうかわかりませんけれども、また開催後についても伺うことができたらと思っております。 それでは、大項目1はこれで終了いたします。 ○議長(早川八郎) じゃ、次に移ってください。 ◆5番(成瀬のりやす) それでは、2項目めです。三郷駅周辺まちづくりの取り組み状況についてでございます。 三郷駅周辺まちづくりにつきましては、昨年の9月議会において質問をさせていただいております。その際に、各種調整を行い、計画の精度を高めていく段階であるとお伺いし、地権者の方々の合意形成が進む中で、事業化に向けた市の取り組みもかなり進んできている印象を受けました。それとともに、私も地元の議員として、地権者の方々の思いを直接お聞きし、理解を深めて事業の後押しをしていきたいと感じました。 このため、地権者の方々が毎月開催されている三郷駅周辺まちづくり協議会の役員会を見学させていただきました。そこでは熱心な議論を繰り広げる地権者の方々から、今回こそ物にするんだという強い決意がひしひしと伝わってまいりました。 そうした中、11月には市の主催で三郷駅周辺まちづくりワークショップが開催され、私もその様子を拝見させていただきました。幅広い年齢層の参加者が活発に話し合われる姿が印象に残っております。 そこで、今回はこのワークショップを中心に、現在の取り組み状況についてご質問をさせていただきたいと思います。 1点目として、ワークショップの目的についてお伺いいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 今年度、開催しておりますワークショップは、これまでの三郷駅周辺まちづくり協議会による地権者の方々の意見に加え、駅利用者や周辺にお住まいの方を対象といたしまして、利用する立場の方々からご意見を伺うことを目的としております。 これまでにも周辺の商店街や三郷、東栄校区の皆様、大学生との意見交換を行い、多方面からご意見をいただく機会を設けてまいりましたが、今回のワークショップでは、今まで意見を聞く機会の少なかった子育て世代の方々にご参加いただいております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) 答弁ありがとうございました。 ワークショップでは、比較的若い世代の方々の参加が多かったように思います。このため、これまでの協議会とは異なった視点でのご意見も多かったのではないでしょうか。 地権者の方々の意向については、これまでの協議会活動により市も十分把握をしていると思いますが、今回のワークショップ参加者のご意見をお聞きしてどのように感じているか、率直な感想をお聞かせいただきたいと思います。 (2)のワークショップ参加者の意見についてということであります。お願いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 今回のワークショップでいただいた意見の多くは、駅前広場の整備や、子育て施設、図書館などの機能が欲しいといった、これまでに協議会で話し合われたものと合致しております。 一方で、乳児だけではなく小学生が安全に遊べるスペースや、中高生が静かに勉強できるスペースなど、成長過程においてさまざまな年代の子どもたちが集える場所が必要ではないかと、子育て世代ならではの貴重なご意見もいただいております。また、子どもたちを見ながらゆっくりとくつろげるカフェ、そして、誰もがふらっと立ち寄れる場所であってほしいなど、ご自身が使う側として、より具体的な意見もいただきました。 このワークショップの取り組みにより、改めて、誰もが安全に使える駅前広場と、幅広い世代が使える公共施設の整備が望まれていることを実感したところでございます。 以上です。
    ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ありがとうございました。 それでは、(3)の計画への反映についてに入りたいと思います。 ワークショップの取り組みについては、参加者の皆さんからさまざまな意見やアイデアが出て、私も非常に有意義なものだったと思っております。 一方で、三郷駅周辺まちづくり協議会では、地権者の方々が何年もかけてマンション、店舗などの施設や駅前広場周辺道路などの計画づくりを行ってきました。ワークショップにつきましては、3月までに全部で4回実施する予定だったと記憶をしております。回を重ねると、より具体的な意見をいただくことになると思いますが、そうした話し合いの中では、これまで積み上げてきた協議会の意向とは異なるアイデアも出てくることが想定されます。 そこで、質問させていただきます。今回のワークショップでいただいた意見を今後の計画づくりにどのように反映していくかお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 最終回となります4回目のワークショップにおいて、参加者の方々のご意見、ご提案を地権者で構成しますまちづくり協議会の皆様に発表し、意見交換を行う予定でございます。そうした意見交換を通じて、利用される方々と地権者の方々の意見の類似する点を確認するとともに、異なる場合には、双方の意見について理解を深めることにより、意見をすり合わせながら計画へ反映していきたいと考えております。 いずれにしましても、これまでにいただいた多くの皆様からのお知恵を最大限に生かして検討してまいります。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ご答弁ありがとうございました。 それでは、(4)の関係機関との協議の状況についてに移ります。 皆さんのお知恵を結集して、市内で一番乗降客の多い駅にふさわしい計画ができ上がることを期待をしております。地域の方々との議論を重ねて、着実に事業化に向けた歩みが進んでいるように感じておりますが、一方で、昨年の9月議会では、今後の課題として関係機関協議が取り上げられていました。 4点目の質問として、その協議状況についてお伺いいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 ワークショップの取り組みと並行して、現在は名鉄や公安委員会との協議を進めているところです。 名鉄につきましては、自由通路や駅舎の改修に関する検討をお願いしているところで、今後、詳細な協議を進めることになります。 また、公安委員会との協議につきましては、駅前広場と接続する瀬戸街道の交通処理方法を検討しております。瀬戸街道の交通量が多いことから、事業後に交通の混乱が生じないよう慎重に検討を進めているため、協議に時間を要している状況でございます。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ご答弁ありがとうございました。 1点だけ再質問をお願いします。 私は、地権者の方々が検討されてきた計画案を何度か目にしておりますが、今いただいた答弁の中で、駅前広場と瀬戸街道が接続する部分の交通処理に関して、公安委員会と協議、検討を進めているとお聞きをいたしました。その協議の状況によって、現在の計画案に大幅な変更が生じることはないのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。お願いします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤秀記) お答えします。 公安委員会との協議では、安全かつ円滑に交通処理をするために、駅前広場の位置や動線などを検討しているところでございます。 このため、施設の配置などの変更が生じる可能性はございますが、地権者の方々がこれまでに検討してきたにぎわいの創出、多世代間の交流、安全・安心などといったまちづくりの考え方につきましては、変えることなく取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 成瀬議員。 ◆5番(成瀬のりやす) ご答弁ありがとうございました。 関係機関との協議、調整により、計画を取りまとめるのにもう少し時間がかかりそうな印象も受けましたけれども、でき上がった後に問題が起こるよりも、生みの苦しみという言葉もありますが、今の段階でさまざまな観点から検証し、より精度の高い計画を練り上げていく作業だと思いますので、協議のほうもぜひ頑張っていただきたいと思います。 三郷駅まちづくりについては、我が会派の代表質問において、市長から事業化に向けて積極的に取り組む趣旨の答弁がありました。今回、地権者の方々の取り組みや地域の方々の関心を見まして、この三郷駅周辺のまちづくりは、その実現に向けて機は熟してきたのかなと感じておりますので、さまざまな課題をクリアして少しでも早く事業化に結びつけていただくようお願いをいたします。 最後になりますが、平成の終わりとともに退職をされる職員の皆様、またご勇退される議員の皆様方の労をねぎらい、今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(早川八郎) これをもちまして、成瀬のりやす議員の質問を終了いたします。 ここで、午後1時20分まで休憩といたします。                         午前11時58分休憩                         午後1時20分再開 ○議長(早川八郎) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、にわなおこ議員の発言を許可いたします。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) 皆様、こんにちは。フロンティア旭のにわなおこでございます。議長のご指名をいただきましたので、通告に従い、2項目の質問をさせていただきます。 午前中に皆様で黙祷いたしましたが、改めて、東日本大震災で被害に遭われ、8年もの間、長い間、復興に尽力されておられます皆様のご健康を心よりお祈りいたします。 さて、さきの市長選で新しく市長になられました森市長、私は大きな声でおめでとうございますと申し上げます。ご就任おめでとうございます。 思えば、私が初めて議員に当選した次の日の朝、当時の森代表より、フロンティア旭に入りませんかとお誘いの電話をいただきました。以来4年間、フロンティア旭のお仲間としてお世話になっております。 森市長は、本当に不思議な方です。4年前、9名の大所帯で出発したフロンティア旭は、すぐ分解してしまうだろうと思われた方も少なくなかったのではないでしょうか。しかし、森代表が上手に皆をまとめ上げられ、最大会派として市議会をリードしてこられました。9名中、女性が1名ということで、常に気をつかっていただき、おかげさまで不愉快な思いをしたことは一度もありませんでした。また、会派会議の際には、いつもきちんと整理されている膨大な資料の中から、参考にしてねと新聞の切り抜きなんか出てまいります。私は、ひそかにドラえもんポケットと呼んでおりました。 市長職は大変激務で、本市が直面している課題はたくさんあろうかと思いますが、今度は市民の代表として、このドラえもんポケットからアイデアをたくさん出して、市政に森カラーを大いに盛り込んでいただくようお願いいたします。 前置きが長くなりましたが、質問を始めさせていただきます。 大項目1、男女共同参画の推進について。 本市では、男女の性別にかかわらず、その人自身の持てる力を発揮し、各自が人権を尊重する男女共同参画社会の実現に向けて、平成27年3月に、第2次尾張旭市男女共同参画プランが策定されました。 策定後、市では、市民の皆さんに対し、男女共同参画に関する理解を深めていただくために、さまざまな事業が開催されています。その一例として、時代とともに変化する男女のあり方などを学んでいただくための講座の開催、市内外での取り組みなどを掲載した男女共同参画ニュースを随時発行するなど、啓発に努めてこられました。 このような状況の中、来年度は策定からちょうど5年目の中間見直しの時期に当たりますので、見直しとともに、女性の活躍の場を拡大していただきたいと思っております。そのためには、まず、本市における各種委員会などの女性の登用率を高めることが重要と考えます。 そこで、(1)各種委員会などの女性の登用率についてお伺いいたします。 ア、女性が含まれている行政委員会の割合についてお尋ねいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(若杉博之) お答えします。 市では、地方自治法第180条の5の規定に基づき、行政委員会及び委員として、教育委員会、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員、農業委員会及び固定資産評価審査委員会の6つの機関を置いております。 現在のところ、女性の含まれている行政委員会及び委員は、6機関中4機関でありますので、割合としましては66.7%でございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 次に、イといたしまして、行政委員会委員の全人数のうち、女性委員の人数の割合についてお尋ねいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(若杉博之) お答えします。 行政委員会及び委員の全人数は28人となっており、うち女性委員は6人で、割合は21.4%でございます。 なお、この割合は、平成30年4月1日現在における愛知県内の市町村の平均である17.4%を上回っております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) では、ここで再質問をさせていただきます。 行政委員会ごとの人数と、女性委員の人数の内訳についてお尋ねいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 人事課長。 ◎人事課長(松原芳宣) お答えします。 先ほど企画部長が答弁いたしました6機関についてお答えさせていただきます。 初めに、教育委員会は、委員5名のうち女性は2名、割合は40%です。選挙管理委員会は、委員4名のうち女性は1名、割合は25%です。監査委員は、委員2名、全員が男性です。公平委員会は、委員3名のうち女性は1名、割合は33.3%です。農業委員会は、委員11名のうち女性は2名、割合は18.2%です。固定資産評価審査委員会は、委員3名、全員が男性となっております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 次に、ウといたしまして、今後、行政委員会において女性委員の割合を高めるための考えについてお伺いします。 今後、女性が含まれていない行政委員会、監査委員、固定資産評価審査委員会、そこに女性を含めるお考えはありますか。また、女性委員の割合を高めるために、今後どのようにするとよいと思われますか。そのお考えをお伺いいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(若杉博之) お答えします。 本市では、男女共同参画プランに基づき、政策・方針決定の場への女性の参画の拡大について積極的に取り組んでおります。 行政委員会を含めた市の設置している審議会等への女性委員の割合は、平成30年4月1日現在で39.8%であり、県平均の27.7%を大きく上回り、県内市町村の中で最も高い率となっております。 行政委員会につきましても、女性の適任者情報を収集し、登用をしていくことで、政策や方針決定の場へ参画する機会をふやしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 女性の登用率といった数値からは、本市が他市に比べておくれているようには見えません。しかし、女性のいない委員会の委員さんは、かなり専門的な知識が必要であると考えられます。例えば会計士さんとか税理士さん、これらの分野は、この方面での女性の進出がこれからは望まれると思います。 昨日、3月6日の中日新聞の夕刊によりますと、議会進出では、日本の女性は193カ国中165位と極端におくれています。結局、政治分野を含む全ての分野で男女共同参画をさらに推進しなければならないと考えております。 そこで、(2)男女共同参画プランについてお伺いいたします。 ア、中間見直しについて。 男女共同参画プランの中間見直しについてお伺いいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) お答えします。 第2次尾張旭市男女共同参画プランは、平成27年度を初年度とする10年間の計画として平成26年度に策定し、同プランに基づき男女共同参画社会の実現を目指し、さまざまな取り組みを行っております。 プランを策定してから今日までの間に、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律の施行や、多様な性についての社会的認知の高まりなど、男女共同参画を取り巻く社会や環境も大きく変化をしております。 プランにおいて、国内外の動向や社会経済情勢の変化に対応し、適切な施策の推進を図るため、平成31年度に中間見直しを行うとしていることから、今年度と来年度の2カ年でプランの中間見直しを実施いたします。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) ありがとうございます。 先ほど女性の職業生活における活躍の推進に関する法律という言葉をお聞きしました。いわゆるアグネス論争を思い出しました。30年前の話ですけれども、歌手のアグネス・チャンさんが子連れでテレビ局に出勤され、作家の林 真理子さんなどが問題を提起された、いわゆる大変問題になりましたアグネス論争でございます。これは1989年の流行語大賞大衆賞になっております。 実は、我が家の子連れ出勤、その前にやっておりました。それは私ではなく夫でございます。現在48歳の娘を出産する際、私は夜中に早期破水をしたため緊急入院となり、田舎におります母が間に合わなくて、やむを得ず夫は2歳8カ月の娘を連れて出勤いたしました。当時、大学で先生をしておりましたので、その講義に子どもを連れて参加いたしました。娘は事務室で見ていただきましたけれども、あれから半世紀が過ぎました。 今年の1月、宮腰光寛少子化担当相が、子連れ出勤を政府として後押しをする、そういう声明を出されました。長い年月ですが、確実にこれは進んでいるかと思います。 それでは、次に、イ、中間見直しの方針について伺います。 2カ年で中間見直しを行うということでしたが、見直しの方針についてお伺いいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 見直しの方針といたしましては、今回は中間の見直しであるため、プランの骨格である「めざす姿」や「基本目標」「施策の体系」の部分については基本的に継承しつつ、計画全体の進捗状況や各指標の数値、計画策定後の環境変化などを踏まえ、主に「今後の方向性」や「事業」「数値目標」等について見直しを行ってまいります。 見直しにおきましては、第2次男女共同参画プランの中に、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく本市における推進計画を新たに位置づけていくことや、性的少数者についての理解促進を盛り込むことについて検討していく予定です。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) それでは、ここで再質問をさせていただきます。 今後の見直しのスケジュールについてお伺いいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 市民活動課主幹。 ◎市民活動課主幹(西尾頼子) お答えいたします。 今年度は、アンケートによる市民意識調査、また企業や団体にヒアリング等を実施しております。 来年度は、国内外の動向、社会情勢の変化や、今年度実施いたしました各種調査の結果を踏まえ、男女共同参画審議会や庁内での会議、パブリックコメントの実施などにより、さまざまな視点から多くのご意見をいただきながら見直しを行っていく予定です。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございました。 私が議員になりました4年前は、議場の理事者側には女性の方が1人いらっしゃるかどうかという現状でございましたけれども、現在はいつも3人から4人ぐらいはいらっしゃいます。明らかに本市の女性登用率は向上しているかと考えます。 アンケートや各種調査の結果を楽しみにしておりますので、早くまとめていただき、見直しの具体的な内容を公表いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、大項目2、下水道事業についての質問に移らせていただきます。 ○議長(早川八郎) はい、移ってください。 ◆6番(にわなおこ) お願いします。 2、下水道事業について。 平成27年6月、私は初めての議会で、本市の下水道事業について質問いたしました。私の住んでいます城山町城山は、昭和46年から昭和52年にかけて施工されました長池上土地区画整理事業の区域の中にあり、集中浄化槽を利用しております。そして、利用者で設立した城山環境衛生組合が40年以上維持管理をしてきましたが、負担が大きくなり、下水道への移管を望む声がますます強くなっている状況でした。そこで、下水道事業の現況と計画について伺いました。 あれから4年たち、長年の夢が現実になろうとしております。ここで、改めて本市の下水道事業についてお伺いいたします。 (1)本市の下水道事業の進捗状況についてお尋ねいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 本市の下水道事業の進捗状況につきましては、平成29年度末時点での下水道普及率が75.1%となっております。 今年度、東部処理区内では北原山土地区画整理事業区域内を、西部処理区域内では桜ヶ丘町、旭前町、南本地ヶ原町、南栄町及び長坂町にて整備をしており、これにより普及率はおおむね2.7%増加し77.8%になる見込みとなっております。 この4年間での普及率の伸び率は約10%と順調に整備が進捗しており、本市の普及率は県内の平均の数字とほぼ同じ水準となる見通しです。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございました。事業が順調に進んでいるとのことで、うれしく思います。 では、(2)現在の下水道事業の計画についてお尋ねいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 下水道事業は、下水道法に基づきあらかじめ事業計画を策定し、その中で目標年度や整備内容を定め、事業を実施しております。 現在の下水道事業計画につきましては、平成29年度に変更を行っており、その中では、目標年次を平成35年度までと定め、これまでの計画面積に東部処理区の区域を23ヘクタール、西部処理区の区域を118ヘクタール追加し、全体で1,082.3ヘクタールとする内容としています。 変更により追加をした区域は、全て市街化区域でありまして、具体的には、東部処理区域が南原山町及び北山町の一部、西部処理区域は平子町、城山町、西大道町、新居町及び東大道町の一部であります。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 平成29年度の変更で城山町も含めていただき、町民として大変感謝しております。 そこで、具体的に、(3)城山環境衛生組合地域の下水道整備予定についてお伺いいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷口正喜) お答えします。 ご質問いただきました城山環境衛生組合の地域におきましては、40年以上にわたり地元で集中浄化施設を維持管理されており、早期の下水道整備の要望が寄せられているところでございます。 先ほども答弁させていただいたとおり、事業計画の変更により城山地区も計画区域となったことから、今年度は当地区に隣接する平子地区の詳細設計を進めており、平成31年度に、来年度ですが、には整備を進め、城山環境衛生組合の地域を公共下水道へ接続し、平成32年3月末に供用を開始する予定となっております。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) では、ここで再質問をさせていただきます。 城山環境衛生組合地域の接続に当たり、何か課題はありますでしょうか。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 下水道課長。 ◎下水道課長(塚本辰典) お答えします。 今年度、城山環境衛生組合で、各戸の宅地内の配管状況や既存の下水道管の調査を行っていただきました。 課題としましては、来年度の切りかえまでに、市の排水基準に合うよう、調査で判明しました宅地内の誤接続の是正ですとか、破損した下水道管の補修を城山環境衛生組合で行っていただく必要がございます。 その後、供用開始の手続を経まして、老朽化したマンホールぶたの取りかえを市で行っていく予定でございます。 以上です。 ○議長(早川八郎) 再質問があれば受けます。 にわ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁で課題を具体的に指摘していただき、ありがとうございました。おかげさまで、城山環境衛生組合といたしましても全力で事業の遂行に当たることができるかと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。 これで私の質問を終了させていただきます。実は、今回の質問は16回目でございました。議員になったとき、2つの目標を決めました。1、議会質問は必ず行うこと。これはきょうで達成いたしました。2といたしまして、議会と委員会と市政に関する行事は休まないことでしたが、実は一昨年の3月議会で帯状疱疹のため1日休みました。2年前に弟を肺炎で亡くした例もあり、病気にかからないことがまず一番大切と実感いたしました。そこで、予防注射で予防できる病気は予防すべきであると考えました。そのような予防接種事業についても何度も質問させていただきました。 最後に、この3月末で退職されます職員の皆様や勇退されます議員の皆様に感謝を申し上げるとともに、皆様のご健勝とご活躍をお祈りいたします。また、志半ばで辞職されました水野前市長の6年半にわたるご努力にも感謝申し上げ、今後のご健勝とご活躍をお祈りいたします。ありがとうございました。 これで質問を終わります。 ○議長(早川八郎) これをもちまして、にわなおこ議員の質問を終了いたします。 以上をもちまして、一般質問は全て終了いたしました。 日程第2 第21号議案を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 秋田副市長。 ◎副市長(秋田誠) 提案理由をご説明申し上げます。 第21号議案 平成30年度尾張旭市一般会計補正予算(第6号)。 この補正予算案は、第1表のとおり、既定の予算総額255億8,371万6,000円に歳入歳出それぞれ5億7,177万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を261億5,549万2,000円にしようとするものです。 繰越明許費は、第2表のとおり、中学校施設整備事業を新たに計上し、小学校施設整備事業を変更しております。 地方債は、第3表のとおり、中学校施設整備事業を新たに計上し、小学校施設整備事業を変更しております。 今回の補正予算の主な内容は、平成31年度当初予算に計上しております渋川小学校のトイレ改修工事及び旭中学校の大規模改造工事について、国の平成30年度補正予算により国庫支出金が交付されることとなったため、本市においても平成30年度補正予算に関連予算を計上しようとするものです。 なお、関連資料として地方債調書を添付しております。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(早川八郎) 副市長は自席にお戻りください。 提案理由の説明が終わりました。 日程第3 議案質疑を行います。 篠田一彦議員から通告がありましたので、発言を許可いたします。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) 議長の許可をいただきましたので、議案第16号について質疑をさせていただきたいと思います。 それでは、早速でございますが、提案理由には、平成31年10月1日からの税率変更に伴うということで理由が書いてございました。少し時間があるわけでございますが、今このタイミングで議案を提出される理由についてお尋ねをしたいと思います。 また、まとめて一括して議案とされた理由もお尋ねをしたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(戸田元) お答えします。 ご承知のとおり、消費税率の引き上げが本年10月1日に予定をされております。本市の公共施設の使用料につきましても、これにあわせて改正をしていく必要があり、利用者への周知期間などを考慮いたしますと、時期的に本3月定例会に上程することが適当であると判断し、提出のほうをさせていただいております。 また、一括でということでございますが、改正の動機といいますか理由により、2つ以上の条例を一括して改正するというこの手法につきましては、法制執務上の手法として一般的に用いられているものでございます。効率的な議案の作成方法であることから、今回につきましても一括での議案提出とさせていただいております。ルールとしての対応ですので、ご承知おきいただけたらと思います。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 答弁が終わりました。 再質疑はありますか。 篠田議員。 ◆12番(篠田一彦) 再質疑はありません。2番へいきます。 ○議長(早川八郎) はい、移ってください。 ◆12番(篠田一彦) 2番、金額の設定についてであります。 議案の中を見ますと、表の中に、金額が上がるもの、上がらないもの、それから、上がる場合については割合、消費税率が8%から10%になるということで、2%でありますけれども、その割合にならないものがございます。そこで、金額の設定についての算出根拠をお伺いしたいと思います。 それから、とりわけ貸し館については、利用実態の調査、もしくは利用者からの意見聴取、このあたりを考慮されているかお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(戸田元) お答えします。 公共施設の使用料には消費税相当額が含まれているとの考え方に基づき、前回、平成26年の消費税率引き上げに伴う使用料改定時から、一貫して同じルールに従って使用料を算出しております。端数の整理につきましても、一部施設を除きまして、主な貸し館施設は50円単位としてルール化し、整理をいたしておるところでございます。 なお、今回の改正に当たりまして、利用実態調査や利用者からの意見聴取などにつきましては、特に行っておりません。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 答弁が終わりました。 再質疑はありますか。 篠田議員。 ◆12番(篠田一彦) 再質疑はありませんので、3番へいきます。 ○議長(早川八郎) はい、移ってください。 ◆12番(篠田一彦) それでは、3番目、見込みについてでございます。 とりわけ貸し館につきましては、平成31年度以降、これ平成31年度以降と書いてありますけれども、平成31年度につきましては半期になりますので、平成32年度の分で結構でございますが、増額見込みについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(戸田元) お答えいたします。 貸し館施設の使用料改定に伴います歳入の増加額、おおよそ1年間のベースといったことで言いますと、約170万円ほどと見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 答弁が終わりました。 再質疑はありますか。 篠田議員。 ◆12番(篠田一彦) 再質疑はありませんので、4番へいきます。 ○議長(早川八郎) お願いします。 ◆12番(篠田一彦) それでは、4つ目、消費税との関係についてであります。 貸し館の、私、ここ利用料と書きましたが、正しくは多分、使用料だと思いますので、使用料につきまして、消費税納付の対象であるかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(早川八郎) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(戸田元) お答えします。 公共施設の使用料につきましては、消費税法第60条第1項の規定に基づく事業に該当するため、消費税の課税対象とされております。 しかしながら、同法第6号の規定によりまして、地方公共団体の一般会計が行う事業につきましては課税が発生しないこととされておりまして、企業会計を除いて市は消費税を納めておりません。 このため、使用料とは別に消費税をいただくのではなく、消費税相当額を含んだ総額を施設使用料として条例に規定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(早川八郎) 答弁が終わりました。 再質疑はありますか。 ◆12番(篠田一彦) ありません。 ○議長(早川八郎) これをもちまして、篠田一彦議員の議案質疑を終了いたします。 以上をもちまして、質疑を終了いたします。 日程第4 議案の討論、採決又は委員会付託を行います。 お諮りいたします。同意案第1号及び同意案第2号、諮問第1号及び諮問第2号につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決、その他の議案につきましては、お手元に配付してあります議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんでしょうか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(早川八郎) ありがとうございます。 ご異議なしと認めます。よって、同意案第1号及び同意案第2号、諮問第1号及び諮問第2号につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決、その他の議案につきましては、議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託することに決定いたしました。 それでは、同意案第1号につきまして採決を行います。 同意案第1号 公平委員会委員の選任について。 本件について、滝 恵美氏の任命に同意することに賛成の方の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(早川八郎) ありがとうございます。 挙手全員であります。よって、本件は同意することに決定いたしました。 次に、同意案第2号につきまして採決を行います。 同意案第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について。 本件について、長江建二氏の任命に同意することに賛成の方の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(早川八郎) ありがとうございます。 挙手全員であります。よって、本件は同意することに決定いたしました。 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。 本件について、三浦庄三氏を適任と認めることに賛成の方の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(早川八郎) 挙手全員であります。よって、本件は適任と認めることに決定いたしました。 諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。 本件について、松井潤子氏を適任と認めることに賛成の方の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(早川八郎) ありがとうございます。 挙手全員であります。よって、本件は適任と認めることに決定いたしました。 日程第5 請願・陳情の件を議題といたします。 初めに、請願第1号 農協改革に関する意見書の提出を求める請願につきまして、紹介議員の説明を求めます。 若杉たかし議員。 ◆17番(若杉たかし) フロンティア旭若杉たかしです。議長のご指名をいただきましたので、請願第1号 農協改革に関する意見書の提出を求める請願の提案説明を行います。 尾張旭市を含むあいち尾東農業協同組合は、農業者に対する営農指導、産直施設などによる農産物の販売など、組合員の経営安定化と地域農業の振興において、非常に重要な役割を果たしていただいております。 特に本市では都市化が進展し、農地が減少しつつあり、また、農業者の高齢化に伴う農業従事者の減少が顕著な地域であります。それに対してJAは、担い手に出向く営農指導や作物別グループに対する栽培指導等支援、産直施設やインショップなどによる農産物の販路拡大、農地中間管理機構や農地円滑化事業などによる農地集積、鳥獣被害対策支援、新規就農者の育成などの取り組みを積極的に実施しております。 こうした中、国は、2019年5月末までを期間とする農協改革集中推進期間を設定し、信用事業の農林中金等への譲渡などの改革を促しております。 また、平成28年4月1日に施行された改正農業協同組合法附則では、改正後5年を経過する2021年3月末までに、農協制度や准組合員利用規制の導入について検討を行い、結論を得るものとしています。 一方、JAグループは、現在、農家所得の向上を最重点目標として、JAの総合事業性を活用した自己改革に取り組んでいるところでありますが、今後進められる、1、信用事業の分離誘導や、2、准組合員利用規制の導入などの内容によっては、JAの機能の発揮が十分に行えなくなり、農業振興や地域振興に支障を来すことになりかねません。 今回の請願は、政府、国会に対して、今申しました信用事業譲渡及び准組合員利用規制の2点の導入は、JAの主権者たる組合員の判断に基づき慎重に対応してほしいということが趣旨であります。 以上、皆様にご理解いただき、前向きな審査をお願いいたしまして、提案説明を終わります。 ○議長(早川八郎) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 ありませんでしょうか。よろしいですか。          (「なし」の声あり) ○議長(早川八郎) 質疑の通告はありませんので、質疑ないものと認めます。 若杉議員は自席へお戻りください。 お諮りいたします。請願第1号、陳情第1号から陳情第2号の3につきましては、議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんでしょうか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(早川八郎) ありがとうございます。 ご異議なしと認めます。よって、請願第1号、陳情第1号から陳情第2号の3につきましては、議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託することに決定いたしました。 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 これにて散会いたします。お疲れさまでした。                         午後2時00分散会...