大府市議会 2010-06-25
平成22年第 2回定例会−06月25日-04号
ないようですので、質疑を終わります。
続いて、
厚生文教委員長の報告を求めます。
厚生文教委員長。
(
厚生文教委員長・
鈴置英昭・登壇)
◎
厚生文教委員長(
鈴置英昭)
議長の御指名がありましたので、
厚生文教委員会における審査の経過と結果について報告します。
当
委員会は、6月21日、
委員会室1において委員7人全員が出席し、市長以下、
関係職員の出席を求め開会しました。
当
委員会における以下の議案についても、
開催日及び委員の
出席状況は同様でありますので、省略をさせていただきます。
議案第36号「大府市
国民健康保険条例の一部改正について」は、審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
審査の過程において、質疑はありませんでした。
以上で報告を終わります。
○議長(
久野喜孝)
ただいまの
厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、質疑を終わります。
続いて、
建設消防委員長の報告を求めます。
建設消防委員長。
(
建設消防委員長・
浅田茂彦・登壇)
◎
建設消防委員長(
浅田茂彦)
議長の御指名がありましたので、
建設消防委員会における審査の経過と結果について報告します。
当
委員会は、6月18日、
委員会室1において委員7人全員が出席し、市長以下、
関係職員の出席を求め開会しました。
当
委員会における以下の議案についても、
開催日及び委員の
出席状況は同様でありますので、省略をさせていただきます。
議案第37号「大府市
企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
審査の過程において、特に報告するような質疑はありませんでした。
以上で報告を終わります。
○議長(
久野喜孝)
ただいまの
建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、質疑を終わります。
これより討論に入ります。まず、議案第32号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第32号を採決します。本案に対する
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第32号「大府市職員の勤務時間、
休暇等に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第33号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第33号を採決します。本案に対する
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第33号「大府市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第34号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第34号を採決します。本案に対する
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第34号「大府市
職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第35号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第35号を採決します。本案に対する
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第35号「大府市職員の
退職手当に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第36号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第36号を採決します。本案に対する
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第36号「大府市
国民健康保険条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第37号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第37号を採決します。本案に対する
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第37号「大府市
企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
日程第7、議案第38号「平成22年度大府市
一般会計補正予算(第1号)」及び日程第8、議案第39号「平成22年度大府市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」を、
会議規則第34条の規定により
一括議題とします。
本案は各
常任委員会に付託してありましたので、各
常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各
委員長の報告を求めます。
まず、
建設消防委員長の報告を求めます。
建設消防委員長。
(
建設消防委員長・
浅田茂彦・登壇)
◎
建設消防委員長(
浅田茂彦)
議長の御指名がありましたので、
建設消防委員会における審査の経過と結果について報告します。
議案第38号「平成22年度大府市
一般会計補正予算(第1号)」は、審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
審査の過程において、特に報告するような質疑はありませんでした。
続きまして、議案第39号「平成22年度大府市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」は、審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
審査の過程における
質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。
問い、
緊急雇用創出事業の中の
排水設備図書電子データ化委託料について、今回の
データ化が終了した後、どのように対応していくのか。
答え、
委託終了後は、職員が1件ごとに入力する対応となる。
以上で報告を終わります。
○議長(
久野喜孝)
ただいまの
建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、質疑を終わります。
続いて、
厚生文教委員長の報告を求めます。
厚生文教委員長。
(
厚生文教委員長・
鈴置英昭・登壇)
◎
厚生文教委員長(
鈴置英昭)
議長の御指名がありましたので、
厚生文教委員会における審査の経過と結果について報告します。
議案第38号「平成22年度大府市
一般会計補正予算(第1号)」は、審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
審査の過程における
質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。
問い、20年度に比べ、
寄附金の額が減少しているが、
少年少女発明クラブの運営は大丈夫なのか。
答え、
運営費が不足した場合は、一部基金を取り崩して対応する。
以上で報告を終わります。
○議長(
久野喜孝)
ただいまの
厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、質疑を終わります。
続いて、
総務委員長の報告を求めます。
総務委員長。
(
総務委員長・
千賀重安・登壇)
◎
総務委員長(
千賀重安)
議長の御指名がありましたので、
総務委員会における審査の経過と結果について報告します。
議案第38号「平成22年度大府市
一般会計補正予算(第1号)」は、審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
審査の過程における
質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。
問い、今回の
防災コミュニティ支援事業を実施した場合、来年度以降も継続的な事業としてやっていくのか。
答え、今回の事業は、中学生を含めた
市民アンケートを実施し、
市民ニーズに合った
防災意識の啓発、
防災教育を進める資料とするものである。今後はこの資料をもとに安心・安全な生活を守る
環境づくりに努めていきたい。
以上で報告を終わります。
○議長(
久野喜孝)
ただいまの
総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、質疑を終わります。
これより討論に入ります。まず、議案第38号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第38号を採決します。本案に対する各
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第38号「平成22年度大府市
一般会計補正予算(第1号)」は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第39号を採決します。本案に対する
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第39号「平成22年度大府市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」は、原案のとおり可決されました。
日程第9、議案第40号「市道の
路線認定について」を議題とします。
本案は
建設消防委員会に付託してありましたので、
建設消防委員会における審査の経過と結果について、
委員長の報告を求めます。
建設消防委員長。
(
建設消防委員長・
浅田茂彦・登壇)
◎
建設消防委員長(
浅田茂彦)
議長の御指名がありましたので、
建設消防委員会における審査の経過と結果について報告します。
議案第40号「市道の
路線認定について」は、審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
審査の過程において、特に報告するような質疑はありませんでした。
以上で報告を終わります。
○議長(
久野喜孝)
ただいまの
建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、以上で質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、議案第40号を採決します。本案に対する
委員長の報告は可決です。
お諮りします。本案は
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第40号「市道の
路線認定について」は、原案のとおり可決されました。
日程第10、請願第1号「
マンション建設計画についての請願」を議題とします。
本案は
建設消防委員会に付託してありましたので、
建設消防委員会における審査の経過と結果について、
委員長の報告を求めます。
建設消防委員長。
(
建設消防委員長・
浅田茂彦・登壇)
◎
建設消防委員長(
浅田茂彦)
議長の御指名がありましたので、
建設消防委員会における審査の過程と結果について報告します。
請願第1号「
マンション建設計画についての請願」は、審査の結果、
挙手少数で原案を不採択とすべきものと決定しました。
審査の過程における
質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。
問い、
マンションが建設される地区には
建築基準法の規定があると思うが、理解しているか。
答え、詳しいことはわからないが、法的には触れていないと思う。
問い、
説明会の中で
駐車場をもう少し低くするというような限定した話はなかったか。
答え、
駐車場の話は出ていないが、
マンションの階数を14階から8階にする案は出ていた。しかし、業者からは、採算が合わないので、そこは譲れないといった回答であった。
以上で報告を終わります。
○議長(
久野喜孝)
ただいまの
建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。4番・
鷹羽登久子議員。
◆4番議員(
鷹羽登久子)
それでは、当請願を不採択という立場で討論をさせていただきます。
請願に添えて提出された署名の
地域住民の皆様に対する
説明責任として討論を申し上げるものです。
請願者の
順和病院様におかれましては、
地域医療に長年、御尽力をいただいてきたことは敬意を表するものであります。
また、法の範囲で守られない
住環境、地域の環境について、請願をすることで何らかの解決の糸口としたいと議会に提出いただいたことは、議会の役割に期待をいただいたことによるものと受け取ります。
説明会が5月22日に行われたとのことで、請願の日付が6月2日となっており、日程が非常に厳しい状況であったこともお察し申し上げますけれども、しかしながら、内容、
質疑応答を通しまして、その法で守ってもらうことのできない
住環境や損なわれる環境について、数値や客観的な
データによる説得力が残念ながら足りるものではないと受け取りました。
また、添えられました署名について、署名の内容は反対と書かれており、請願の内容は、2項目目については納得が得られるまで工事を行わないということで、明解に反対として署名を集められたことに対し、
請願側の
集合意思としての
合意形成に疑問を持ったこと、大きくこの2点において採択できないという立場といたしました。
なお、
高層マンションについては
住環境、景観等々、さまざまな課題を含んでおりますので、大府市として
高層マンションを規制すべきかどうか、議論が必要な時期に来ているということを申し添えまして、採択できないとの討論といたします。
○議長(
久野喜孝)
賛成の討論はありませんか。6番・
山口広文議員。
◆6番議員(
山口広文)
久しぶりに住民の
皆さんから自らの要求として、
請願書が提出されました。中身はいろいろ議論がありましたけれど、まずは住民の
皆さんの今のこの法制下のもとでは、十分、住んでいる人たちが意見を言う場がないと、こういったことで議会も一つのやはり住民の
皆さんの態度をあらわすと、こういう手段として理解し、この趣旨に賛成するわけであります。
内容的にも、確かに大府市が
建築確認に基づく判断を下すという機関ではありませんけれど、市民の
皆さんから見ますと、どこへ一体、それぞれの思いを伝えたらええかと、こういう点ではそんなにたくさん選択肢はございません。
請願書やあるいは質疑の中で今回のいわゆる
マンション建設に関しまして、
住環境は日照のことだとか、あるいは
駐車場ですね。ここは特に隣に隣接する
医療機関のプライバシーの関係だとか、あるいは風の被害など、それぞれ訴えられているわけですけれど、ここの
説明会の経過の中でも、十分、業者の方はこれに答えていないということが言われております。
5月27日か28日だったと思うんですけれど、
説明会の
会議録を行政の方には経過として提出をされているようでありますけれど、しかし、その内容を見ましても、なお、住民の不安は取り除かれてないという点があるわけです。私ども市議会がこういった請願、
マンションなどの請願をどう受け止めるかというのは、やはり
皆さんの角度がいろいろあるかと思いますけれど、私どもは住民の代表として負託をされて市民の
皆さんの意見をできるだけ声として伝えると、こういった義務があるわけですから、これはやはりきちんと議論をして届けていくということが大事だと思っております。
この大府市内にはこの10年ぐらいに随分、
マンションが建設をされてまいりました。
マンション問題で請願を出されたというのは今回、初めてというふうに理解しておりますけれど、しかし、今までの幾つかの
マンション建設の経過の中では、住民の
皆さんが陳情書だとか、あるいは反対同盟などをつくられまして、そして、業者とのたびたび重なる協議、説明あるいは相談ですね。そういったことをされた経過がありますし、そのことによって、当然、いわゆる建築予定月日がずれてくるということもあったわけであります。残念ながら、大府市の要綱では、宅地開発指導要綱として、ここは業者と住民がお互いに理解できるように努めるという、こういう文面になっておりまして、そこを盾に業者は、大府市で販売する以上は行政の指導は一定受けようという姿勢はありますけれど、結局、ほとんど押し切られてきておるというところで見ますと、行政の対応についても今後、十分検討が必要だと思っております。
今回、請願が2点ほど出されまして、住民の
皆さんの思いは
マンション建設反対だと。しかし、現実的な面を見ると、これはまず入り口としては十分、関係者がそれぞれ協議を重ねると、これはやはり切り口になっているわけでございまして、こういった趣旨をやっぱりしっかりと議会が受け止めて、どういう結論が出ようとも、これはやっぱりお互いの不信感があってはいけません。こういった点で、ぜひ採択をし、それぞれの関係機関がこの住民の声をしんしに受け止めるということが現段階では必要だと考え、賛成討論といたします。
以上。
○議長(
久野喜孝)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより、請願第1号を採決します。本案に対する
委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決します。
お諮りします。本案は原案のとおり採択することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手少数)
挙手少数です。よって、請願第1号「
マンション建設計画についての請願」は、不採択とすることに決定しました。
日程第11、
意見書第5号「
社会的セーフティネットの拡充と整備に関する
意見書」から、日程第14、
意見書第8号「
民間保育所運営費の
一般財源化に反対する
意見書」までを、
会議規則第34条の規定により
一括議題とします。
順次、提出者から提案理由の説明を求めます。8番・
上西正雄議員。
(8番議員・
上西正雄・登壇)
◆8番議員(
上西正雄)
議長のお許しをいただきましたので、「
社会的セーフティネットの拡充と整備に関する
意見書」を提案をさせていただきます。
提案内容につきましては、
皆さんのお手元にお配りしてあります原文のとおりでありますけれども、若干、説明を加えさせていただきたいというふうに思います。
ここに書かれてありますように、急速に悪化している雇用情勢の中にありまして、家族のため、将来のため、一生懸命働き、まじめに生活をし、社会的義務を果たしながら、社会経済の大きな変化の中で苦しんでいる方が多くなってきております。
昨年10月から「雇用と住居を失った方に対する総合支援策」が講じられておりますけれども、その相談窓口のワンストップサービスや、安全・安心な市民生活を確保するため、
社会的セーフティネットの整備を国が責任を持って実施していただきたいという内容でございます。
平成22年6月25日 愛知県大府市議会議長
久野喜孝
提出先 内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣
でございます。
全員の賛同をよろしくお願いいたします。
以上で提案を終わります。
○議長(
久野喜孝)
6番・
山口広文議員。
(6番議員・
山口広文・登壇)
◆6番議員(
山口広文)
それでは、
意見書を3点ほど提案させていただきますので、
皆さんの御理解と御協力をお願いしたいと思います。
意見書第6号は「
国民健康保険制度の改善を求める
意見書」であります。
本文を読む前に少し
皆さんにお願いをさせていただくわけですけれど、
国民健康保険制度は、特に御承知のように収納率の低下を来たした原因というのは、やはり国の制度改正が相次いでおります。つい最近でも、いわゆる不交付団体だとか、あるいは国保制度の改正によって大府市などは持ち出しが増えています。こういった点で一層やはり国の責任を明確にして、しっかりやっていただくと、こういったことの趣旨です。
それでは、
意見書第6号ですけれど、「
国民健康保険制度の改善を求める
意見書」
国民健康保険制度は憲法第25条に基づく国の制度であり、国民健康保険法第1条には「社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」と明記されている。
しかし、保険料は引き上げられ、昨今の経済不況による収入の減少や非正規雇用者の増大などで、その支払いが困難となっている世帯が増え続けている。平成20年度の全国平均の収納率は88.35パーセントとなり、前年度比で2.14ポイント低下し、国民皆保険制度となって以来、最低になっている。
保険料が高くなった最大の原因は、国の国庫負担率の引下げにある。また、国民健康保険法を改正し、市町村に資格証明書の発行を義務づけたことが、資格証明書の増大につながったのである。
そのため、平成20年12月には、中学生以下を対象に一律に救済する「子ども無保険救済法」が成立し、地方自治体の納付相談では、事情に応じ資格証明書を発行しないケースが増加するなど、資格証明書の発行の義務づけが疑問視されている。
払いたくても払えない世帯が増え、保険証が使えないことや手遅れによる死亡事件の発生は、国民すべてが安心して医療を受けられるようにしようという国民健康保険の目的とは逆行するものである。
よって国に対し、誰もが安心して医療が受けられるよう
国民健康保険制度を改善するために、下記の事項の実施を強く要望する。
1 資格証明書の発行の義務づけを廃止すること。
2 国庫負担率の引上げをすること。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
平成22年6月25日 愛知県大府市議会議長
久野喜孝
提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣
です。
続きまして、
意見書第7号でありますけれど、「
障害者自立支援法の『
応益負担』及び『日額払い方式』の撤廃に関する
意見書」ということで、朗読をさせていただきます。
「
障害者自立支援法の『
応益負担』及び『日額払い方式』の撤廃に関する
意見書」
鳩山政権は
障害者自立支援法の廃止方針を決め、障がいを持つ当事者が半数を占める「障がい者制度改革推進会議」を設置した。
しかし、新法の制定は4年後といわれている。そして、一番の問題点であり即時撤廃を行うべきと多くの関係者が主張する利用料の「
応益負担」と報酬(
運営費)の「日額払い方式」については、いまだその撤廃が実現する方向性すら見えていない。
障がいを抱えながら生きていくために必要な社会の支援を受けることに「応益」として負担を課すことは、憲法第25条に定められた「健康で文化的な最低限度の生活」の保障に反している。民主党政権に変わった今も、障がい者は働くために通う作業所で利用料を払い、少なくなった工賃によって好きなものを買うという当たり前の楽しみすら奪われている。
障害者自立支援法施行以降、「日額払い方式」で報酬(
運営費)が支払われる仕組みとなって施設経営は非常に不安定となり、やむなく働く者の賃金を引き下げることで乗り切ろうとした施設が続出した。その結果、多くの職員が職場を去り、施設の人材不足を生み出し、深刻な状況になっている。人材確保のためにも、「日額払い方式」という経営を不安定にさせる仕組みを撤廃することが早急に必要である。
政府は今年度予算で、障がい福祉サービス・補装具の負担軽減として107億円を盛り込み、住民税非課税世帯は無料とした。しかし、自立支援医療は対象外とされ、当初の想定必要経費300億円の3分の1程度にとどまり、「
応益負担」の仕組みも残されたままである。
国が撤廃を決めた
障害者自立支援法を、新法制定までの間、そのままで放置しておくのは矛盾がある。問題点を改善し、障がい者(児)の生きる権利を保障する手立てを早急に打つ必要がある。
よって国におかれては、新法制定までの措置として、
障害者自立支援法の「
応益負担」を「応能負担」に、「日額払い方式」を「月額払い方式」に早急に変更されるよう強く要望する。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
平成22年6月25日 愛知県大府市議会議長
久野喜孝
提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣
です。
最後に、
意見書第8号「
民間保育所運営費の
一般財源化に反対する
意見書」
子ども手当の財源をめぐり、
民間保育所運営費の
一般財源化が浮上してきた。地方財政がひっぱくしている中、
民間保育所運営費を
一般財源化することは、子どもの育ちを支える保育を後退させることになる。待機児童対策、少子化対策を進めるためには、国が財源を確保し、認可保育所の整備・運営を保障することが必要不可欠である。
平成16年度の公立保育所
運営費の
一般財源化の際には、公立保育所が増えるどころか、地方では財源難を理由に民間委託が進み、当時の総務大臣は「そのことに危惧を感じている」という発言もされた。
実際、公立保育所の増設もされず、公立保育所の保育士の非正規化・非常勤化が進み、子どもを育む環境に厳しい問題が生じている。
国の責任として、すべての子どもの育ちを保障することが求められている。
民間保育所運営費の
一般財源化は、保育の地域格差を拡大し、財政力の弱い自治体の保育供給量を縮小させるとともに、保育の質の低下、保護者負担の増大をもたらす。民主党政権の政策合意である「保育所の増設を図り、質の高い保育の確保、待機児童の解消に努める」ことにも反することである。
よって国におかれては、
民間保育所運営費の
一般財源化を行わないよう強く要望する。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
平成22年6月25日 愛知県大府市議会議長
久野喜孝
提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣
です。
以上で提案をさせていただきます。
○議長(
久野喜孝)
これより質疑に入ります。
まず、
意見書第5号について質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、次に、
意見書第6号について質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、次に、
意見書第7号について質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、次に、
意見書第8号について質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、以上で質疑を終わります。
お諮りします。ただいま議題となっております
意見書第5号から
意見書第8号までについては、
会議規則第36条第3項の規定により
委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、
意見書第5号から
意見書第8号までについては
委員会の付託を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。まず、
意見書第5号について討論を行います。討論はありますか。
(「なし」の声あり)
ないようですので討論を終わります。
これより
意見書第5号を採決します。
お諮りします。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、
意見書第5号「
社会的セーフティネットの拡充と整備に関する
意見書」は、原案のとおり可決されました。
続きまして、
意見書第6号について討論を行います。討論はありませんか。賛成ですか。5番・
久永和枝議員。
◆5番議員(
久永和枝)
それでは、
意見書第6号「
国民健康保険制度の改善を求める
意見書」について、賛成の立場で討論いたします。
国民健康保険には、自営業者や無職の人など全国で約2,200万世帯、4,000万近くの人が加入しています。政府がこの間、国庫負担を引き下げてきたために、加入者の保険料負担が高くなり、保険料を払えない滞納世帯が全国でも2割を超えています。
山口議員の一般質問で明らかになっていますように、大府市でも国民健康保険税の滞納者数が平成17年の5,780人から年々増え、21年には7,017人と増え続けています。21年4月時点で大府市の国民健康保険の加入者数は2万722名ですから、何らかの理由で保険料を払えない市民が3割以上、約33.8パーセントいることになります。
さらに、22年4月の国民健康保険の加入者数は2万826人と増えてきていますから、今の制度のままでは滞納者も増えていくと考えます。これはただ単に滞納者に対する徴収の強化をするだけでは解決しない問題です。
国からの補助金はこの20年間で約1兆6,600億円減り、患者の負担は増え続けているのが大きな原因です。
失業者や自営業者の仕事がない現状、年金収入は減っていく、こういった高齢者が切り詰めるのは食費や医療費です。これでは健康で文化的な生活をする以前に命さえ守られません。誰もが安心して医療が受けられるためにも、
国民健康保険制度の改善を求める
意見書に対し、賛同いたします。
以上です。
○議長(
久野喜孝)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので討論を終わります。
これより
意見書第6号を採決します。
お諮りします。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手少数)
挙手少数です。よって、
意見書第6号「
国民健康保険制度の改善を求める
意見書」は、否決されました。
続きまして、
意見書第7号について討論を行います。討論はありませんか。賛成ですか。5番・
久永和枝議員。
◆5番議員(
久永和枝)
それでは、
意見書第7号「
障害者自立支援法の『
応益負担』及び『日額払い方式』の撤廃に関する
意見書」について、賛成の立場で討論いたします。
今回の
意見書、特に日額払い方式は利用者の出席日数に合わせて施設へ支払われる報酬です。利用者が休んだからといってそれに合わせて職員が休むわけにはいきません。例えば、利用者が1か月入院すれば職員の人件費分がなくなるなど、いくら欠席時加算、入院時加算がされても、この職員を雇用するための人件費にはほど遠いものがあります。そのため、専門職でありながら、必然的にいつでも辞めてもらえる、休んでもらえる、そういった短期の雇用にしなくては運営できないのが日額払い方式の現状です。
その上、利用者に対しての職員数が最低基準で定められていますが、職員を維持していく上でも矛盾する一つであります。
利用者の高齢化も当然進んでいます。体調が悪くて毎日通えない方もいるでしょう。風邪をこじらせて入院する方もみえると思います。そのたびに施設の収入が減っていけば、まだまだ足りないといわれています障がい者の施設の存続にもかかってくるとても大きな問題です。ぜひ、大府市の現状も酌み取り、国に
意見書を上げていただきますようお願いいたしまして、賛成の討論といたします。
○議長(
久野喜孝)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので討論を終わります。
これより
意見書第7号を採決します。
お諮りします。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手少数)
挙手少数です。よって、
意見書第7号「
障害者自立支援法の『
応益負担』及び『日額払い方式』の撤廃に関する
意見書」は否決されました。
続きまして、
意見書第8号について討論を行います。討論はありませんか。5番・
久永和枝議員。
◆5番議員(
久永和枝)
それでは、
意見書第8号「
民間保育所運営費の
一般財源化に反対する
意見書」に対し、賛成の立場で討論いたします。
民間保育所運営費の
一般財源化は、保育の地域格差を広げるものです。大府市のアンケートでも、全国的にも、子育てしていく大きな壁の一つに保育所に入れないことなど、保育所整備が上位に上げられているにもかかわらず、自治体の財政力によって保育の質が違ったり、保護者負担にも格差が広がれば、さらに子供を産み育てることに後ろ向きになり、少子化がより進むのではないでしょうか。
現在の保育制度でも児童福祉法の24条によって、乳幼児が保育に欠ける、こういった場合には保育所において保育しなければならないと定められ、市町村には保育の実施が義務づけられています。
自治体が責任を持って入所、運営に当たっていますし、保育料は保護者の収入に応じて決められ、市町村が徴収しています。施設の面積や職員数などは国の最低基準によって一定の水準が保障されています。民間保育所の
一般財源化は、こうした国と自治体が実施責任を持つ公的保育制度を根幹から崩すことになり、子供たちの平等な育ちを保障することができなくなります。
どこの自治体にいても同じ保育が受けられるよう、
民間保育所運営費の
一般財源化に反対すべきと考え、
意見書に対し賛成の討論といたします。
○議長(
久野喜孝)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、討論を終わります。
これより
意見書第8号を採決します。
お諮りします。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
(
挙手少数)
挙手少数です。よって、
意見書第8号「
民間保育所運営費の
一般財源化に反対する
意見書」は否決されました。
日程第15、「
議員派遣について」を議題とします。
お諮りします。お手元に配布しました「
議員派遣について」のとおり議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、お手元へ配布しました「
議員派遣について」のとおり議員を派遣していくことに決定しました。
次に、お諮りします。ただいま可決されました
議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。そのように進めます。
日程第16、「閉会中における
常任委員会の
調査研究付託案件について」を議題とします。
お諮りします。お手元に配布しました「閉会中における
常任委員会の
調査研究付託案件」を、各
常任委員会に付託の上、調査研究が終了するまで、閉会中の調査研究付託事項としたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、お手元へ配布しました「閉会中における
常任委員会の
調査研究付託案件」を、各
常任委員会に付託の上、調査研究が終了するまで、閉会中の調査研究付託事項とすることに決定しました。
以上で、今期
定例会に付議されました議案の審議は全部終了しました。
ここで、市長よりあいさつをいただきます。市長。
(市長・
久野孝保・登壇)
◎市長(
久野孝保)
平成22年大府市議会第2回
定例会の閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
去る6月7日より本日まで19日間にわたり
定例会を開催していただき、提出いたしました議案につきまして慎重審査の上、お認めを賜り厚くお礼を申し上げます。
新聞等でも大きく報じられましたが、去る6月15日に天皇皇后両陛下が長寿医療研究センターとあいち健康プラザの御視察のため、大府市に行幸啓されました。私も久野議長とともに、健康プラザで両陛下をお迎えし、しばらくの時間でありましたが、御一緒させていただきました。その限られた時間の中で、両陛下の周囲へのお心使いや優しく穏やかなお人柄を感じることができました。また、沿道の多くの市民の
皆さんも両陛下を間近で接することができ、記憶に残る1日になったことと思います。
さて、梅雨が明けると暑い夏がやってまいります。皆様方におかれましては、御健康に留意され、今後とも大所高所から大府市の発展のため御指導、御助言賜りますようお願い申し上げ、お礼のごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(
久野喜孝)
これをもって、平成22年大府市議会第2回
定例会を閉会します。御苦労さんでした。
閉会 午前10時30分...