平成 3年 9月 定例会議事日程第3号 平成3年9月5日(木) 午前10時 開議日程第1 会期の決定について日程第2 一般質問日程第3 報告第8号 損害賠償の額を定める専決処分について日程第4 報告第9号 平成2年度刈谷市一般会計継続費の精算について日程第5 報告第10号 平成2年度刈谷市水道事業会計継続費の精算について日程第6 議案第47号 教育委員会委員の選任について日程第7 議案第48号 町及び字の区域の変更について日程第8 議案第49号 町及び字の区域の設定及び変更について日程第9 議案第50号 町及び字の区域の変更について日程第10 議案第51号 町及び字の区域の設定及び変更について日程第11 議案第52号 刈谷市総合計画審議会条例の一部改正について日程第12 議案第53号 刈谷市報酬額及び費用弁償額並びにその支給方法に関する条例の一部改正について日程第13 議案第54号 刈谷市証人等の実費弁償に関する条例の一部改正について日程第14 議案第55号 刈谷市職員退職手当支給条例の一部改正について日程第15 議案第56号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について日程第16 議案第57号 刈谷市税条例の一部改正について日程第17 議案第58号 財産の無償貸付けについて(病院施設敷地)日程第18 議案第59号 刈谷市手数料条例の一部改正について日程第19 議案第60号 刈谷市監査委員に関する条例の一部改正について日程第20 議案第61号
衣浦東部農業共済事務組合規約の変更について日程第21 議案第62号 刈谷知立環境組合規約の変更について日程第22 議案第63号 土地の買入れについて(清掃センター用地)日程第23 議案第64号 刈谷市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について日程第24 議案第65号 刈谷市
消防団員退職報償金条例の一部改正について日程第25 議案第66号 市道路線の認定及び廃止について日程第26 議案第67号 決算の認定について(平成2年度刈谷市一般会計)日程第27 議案第68号 決算の認定について(平成2年度刈谷市
北刈谷土地区画整理事業特別会計)日程第28 議案第69号 決算の認定について(平成2年度刈谷市
刈谷富士松土地区画整理事業特別会計)日程第29 議案第70号 決算の認定について(平成2年度刈谷市
刈谷半城土高須土地区画整理事業特別会計)日程第30 議案第71号 決算の認定について(平成2年度刈谷市刈谷小垣江駅
東部土地区画整理事業特別会計)日程第31 議案第72号 決算の認定について(平成2年度刈谷市北刈谷第二
土地区画整理事業特別会計)日程第32 議案第73号 決算の認定について(平成2年度刈谷市下水道事業特別会計)日程第33 議案第74号 決算の認定について(平成2年度刈谷市国民健康保険特別会計)日程第34 議案第75号 決算の認定について(平成2年度刈谷市老人保健特別会計)日程第35 議案第76号 決算の認定について(平成2年度刈谷市
交通災害共済事業特別会計)日程第36 議案第77号 決算の認定について(平成2年度刈谷市水道事業会計)日程第37 議案第78号 平成3年度刈谷市一般会計補正予算(第2号)日程第38 議案第79号 平成3年度刈谷市
刈谷富士松土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)日程第39 議案第80号 平成3年度刈谷市
刈谷半城土高須土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)日程第40 議案第81号 平成3年度刈谷市刈谷小垣江駅
東部土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)日程第41 議案第82号 平成3年度刈谷市北刈谷第二
土地区画整理事業事業特別会計補正予算(第1号)日程第42 議案第83号 平成3年度刈谷市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第43 議案第84号 平成3年度刈谷市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)日程第44 議案第85号 平成3年度刈谷市
老人保健特別会計補正予算(第1号)
-----------------------------本日の会議に付した事件1 会期の決定について2
一般質問一般質問順序表 質問
順位 議席
番号 氏 名 件 名 1 27 近藤天海 1 刈谷駅周辺事業及び中部地区旧城下町開発について
2 生涯教育について 2 9 月脚治隆 1 公営住宅建設について
(1) 増設計画について
(2) 障害者及び高齢化に対する対応について
(3) 駐車場の設置について
2 養護老人ホーム移転建設について
(1) 移転改築の予定について
(2) 老人ホーム改築に当たっての内容と諸事業について
3 幼稚園の問題について
(1) 幼稚園の給食実施について
(2) 保育時間の問題について
4 刈谷駅南口の再開発について
(1) 今までの問題点と今後の進め方について 3 30 伊藤達夫 1 福祉対策全般について
(1) 公式ゲートボール競技場の建設について
(2) 老人福祉向け専用住宅の建設について
2 市民ニーズに合った文化活動施設の建設について
3 ごみ対策について
(1) ごみカレンダーの作成について 4 17 渡辺金也 1 刈谷駅周辺再開発について
(1) 事業の推進状況について
(2) 専門業者への委託について
2 老人ホームの改築について
(1) 高齢者福祉対策について
(2) 老人の暮らしと長寿について 5 6 佐原祐三 1 土地及び住宅について
(1) 勤労者向けの土地及び住宅について
(2) 市営住宅の建て直し計画について
2 道路行政について
(1) JR刈谷駅周辺の鉄道横断道路について
(2) 元刈谷線の延長について
3 交通安全について
(1) 本市の今年の交通事故について
(2) 交通安全運動の推進について
(3) 交通安全施設の整備について 6 15 近藤 勲 1 第49回国民体育大会について
(1) 相撲会場について
(2) サッカー会場について
(3) サッカースタジアムについて
2
刈谷グラウンド改修整備事業について
(1) 計画案について 7 29 井上和恵 1 公正、民主的選挙について
(1) 企業ぐるみ、地域ぐるみをやめさせることについて
(2) 選挙のあり方について
2 国民健康保険税の引き下げについて
(1) 市民負担の軽減を図ることについて
3 福祉都市宣言について
(1) 高齢化に対応した福祉施設づくりについて
(2) 社会的弱者にやさしいまちづくりについて
(3) 子育てに対する行政的援助等について
-----------------------------出席議員(32名)1番 岡本博和君 2番 井上 勉君3番 川合友治君 4番 星野雅春君5番 藤井 理君 6番 佐原祐三君7番 佐野泰基君 8番 杉浦世志朗君9番 月脚治隆君 10番 渡辺公造君11番 神谷貞明君 12番 長沢清之君13番 岡田正之君 14番 長谷川稔明君15番 近藤 勲君 16番 宮田 鈞君17番 渡辺金也君 18番 水沢利雄君19番 稲垣鍵一君 20番 伊藤直樹君21番 石川良雄君 22番 遠藤時彦君23番 加藤和義君 24番 鈴木重明君25番 近藤拓治君 26番 久野金春君27番 近藤天海君 28番 本多耕三君29番 井上和恵君 30番 伊藤達夫君31番 酒井 博君 32番 野村彦次君
-----------------------------説明のため議場に出席した者(29名)市長 角岡 与君 助役 青木くに雄君収入役 宮田幸一君 教育長 近藤啓七君市長公室長 小山栄俊君 総務部長 山岡種臣君市民部長 加藤直樹君 福祉部長 稲垣健允君経済環境部長 平山昭雄君 建設部長 林 尚君都市計画部長 稲垣利彦君 開発部長 渡辺恒夫君水道部長 近藤尚道君 消防長 江坂素一君教育部長 三浦俊正君 市民会館事務局長 水藤義一君保険年金課長 佐藤敏昭君 福祉課長 沓名 薫君環境交通課長 柳沢征郎君 建築課長 大泉日出夫君都市計画課長 清水逸男君 再開発課長 矢頭了市君総合運動公園事業 石川けい一君 学校教育課長 永井忠義君室長 兼
重原幼稚園長社会教育課長 鷹羽 修君 体育課長兼国民 西口俊文君
体育大会準備室長代表監査委員 小川和美君 監査事務局長 加藤和彦君選挙管理委員会 杉浦功一君
書記長-----------------------------職務のため議場に出席した事務局職員(7名)議会事務局長 斎藤輝雄君議会事務局長補佐 沢田万寿男君庶務係長 鈴木哲雄君議事係長 小林俊雄君主査 加藤孝史君書記 石川敏彦君書記 神谷孝彦君
----------------------------- 午前10時05分 開会
○議長(酒井博) ただいまから平成3年9月刈谷市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。 会議規則第116条の規定により会議録署名議員に2番井上勉君、30番伊藤達夫君の御両君を指名いたします。 次に本日の議事日程は、過日御送付いたしました議事日程表のとおりでありますので、御了承を願います。
----------------------------- これより日程に入ります。 日程第1、すなわち会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から19日までの15日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(酒井博) 御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は15日間と決定いたしました。
----------------------------- この際、市長より本定例会に提出されました諸議案の大綱について説明のため発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 市長・・・ (登壇)
◎市長(角岡与) 本日ここに、平成3年9月定例市議会の開会に当たり、所信の一端と提案しております諸議案の大綱について御説明いたします。 議員の皆様方には、先般の市議会議員選挙で当選の栄に浴されましたことを、心からお喜びを申し上げます。 私も、三たび市長に就任することができましたことを光栄に思っていますとともに、その責務の重大さを改めて痛感いたしております。今後も、市民本位の市政推進をモットーに、次代を担う人たちが、住んでみたい、住み続けたいと愛着の持てるような魅力ある生き生きとしたまちづくりのために、全力を尽くす覚悟でございますので、何とぞ皆様方の格別の御支援御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。 本定例会にお願い申し上げます議案は、報告案件3件、単行議案10件、条例議案10件、決算の認定11件、予算議案8件の合わせて42件の御審議をお願いするものであります。 まず報告案件でありますが、交通事故に伴います損害賠償の額を改める専決処分、東部市民館建設に係る一般会計継続費の精算及び水道の第四期拡張事業に係る水道事業会計継続費の精算の報告であります。 単行議案につきましては、教育委員会委員の一人が任期満了となりますので、後任者を選任するについて議会の同意を得るもの。刈谷土地改良区焼田工区のほ場整備事業、刈谷野田第三土地区画整理事業、北刈谷第三土地区画整理事業及び
刈谷富士松土地区画整理事業の施行に伴う町及び字の区域の設定及び変更について議決をいただくもの、医療法人豊田会との契約期間満了に伴い、引き続き、市有地を病院施設敷地として無償貸与するために議会の議決をいただくもの、地方自治法の一部改正に伴い
衣浦東部農業共済事務組合規約の変更及び刈谷知立環境組合規約の変更について議会の議決をいただくもの、清掃センター用地の買入れについて、並びに市道路線の認定及び廃止についても、それぞれ議会の議決をいただくものであります。 次に条例議案でありますが、刈谷市総合計画審議会条例の一部改正は、審議会委員の定数を定めるもの、刈谷市報酬額及び費用弁償額並びにその支給方法に関する条例及び刈谷市証人等の実費弁償に関する条例の一部改正は、地方自治法の一部改正に伴い改正するものであります。刈谷市職員退職手当支給条例の一部改正は、職員が通勤による傷病により退職した場合の職員手当の支給率を改めるものであります。議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正は、報告、出頭に関する罰則の罰金の額を改めるもの、刈谷市税条例の一部改正は、地方税法の一部改正に伴い、地縁団体に法人市民税を課すこととしたこと、刈谷市監査委員に関する条例の一部改正は、地方自治法の一部改正に伴い、一般行政事務の執行について監査できる規定を定めるものであります。刈谷市手数料条例の一部改正は、
在宅重度身体障害者短期保護事業の実施に伴い改めるものであります。刈谷市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部の改正、刈谷市
消防団員退職報償金条例の一部改正は、
消防団員等公務災害補償等共済基金法施行令の一部改正に伴い、それぞれ改正するものであります。 決算の認定につきましては、平成2年度一般会計、特別会計、水道事業会計について認定をいただくものであります。 次に予算議案でありますが、今回お願いをいたします補正予算は、一般会計40億6,076万3,000円、特別会計8億3,279万円、合計48億9,350万3,000円を、それぞれ追加いたすものであります。その概要について御説明いたします。 一般会計の歳出でありますが、1款議会費は、市議会議員改選に伴う必要経費等676万6,000円を計上いたしました。2款総務費は2億16万7,000円を計上し、CATVに対する出資金240万円、
市民会館練習室設置事業費及び駐車場用地購入費、合わせて1億7,554万1,000円であります。3款民生費は6,443万8,000円で、
富士松北保育園駐車場用地購入費5,791万円等であります。4款衛生費は170万円で、青山斎園の整備費であります。6款農林水産業費は1億3,401万4,000円で、農業用排水路の浚渫工事費1,000万円、その他農業用道路、排水路の改良工事費1億400万円等であります。8款土木費は33億1,991万9,000円を補正し、事業の推進を図るものであります。道路関係では、道路側溝工事2路線、道路新設改良事業5路線、道路排水管布設工事1路線の計8路線で1億2,961万2,000円、
一ツ木地下道新設用地購入費7,815万9,000円、刈谷駅南北連絡道路を築造するため、測量事業費243万1,000円であります。河川関係では、浜田第1
排水機場管理棟等建設用地購入費、吹戸池改修工事費等合わせて2億5,462万円、街路事業につきましては、刈谷環状線を景観道路として整備するための設計委託料、東刈谷駅及び刈谷駅の駅前広場の整備事業等合わせて6,792万円、都市下水路事業として前川1号及び2号の整備事業費8,638万9,000円、公園事業費としては、(仮称)沖野東公園の整備費等を計上いたしております。また、(仮称)刈谷市産業振興センター及び駐車場整備を進めるための土質調査費等508万9,000円を計上しております。総合運動公園整備事業としては、土地開発公社から買い入れる用地費23億6,709万8,000円、
多目的グラウンド整備事業費として、3年継続で、総額14億3,500万円、そのうち3年度分として2億7,539万6,000円を計上しております。9款消防費は1,163万円で、県道の交差点改良工事により移築する防火水槽築造費等であります。10款教育費は3億2,212万9,000円で、県の指定を受け、登校拒否対策を推進する費用158万5,000円、小中学校の管理用備品購入費及び施設整備事業費合わせて4,579万1,000円、幼稚園におきましては、かりがね幼稚園仮園舎の改修事業費、平成幼稚園の駐車場用地購入費等合わせて8,579万9,000円、社会教育事業費としては、調査委員会の答申に基づき、集会所設置費等補助金2,609万1,000円、
小堤西池カツキバタ群落保護用地購入費1億4,320万1,000円等であります。このほか、郷土資料館の展示資料説明システムの購入費、体育施設として
仮設相撲練習場建設事業費等を計上しております。以上が歳出の概要であり、補正後の予算額は378億3,849万9,000円となります。 財源につきましては、国県支出金、寄附金等の特定財源のほか、市税及び前年度繰越金等であります。 次に特別会計でありますが、
刈谷富士松土地区画整理事業会計を初め7会計の補正額は8億3,279万円で、それぞれの事業の推進に努めるものであります。これにより、各会計の補正後の総予算額は552億6,895万3,000円となります。 今回もまた、多数の方々から御寄附が寄せられました。ここに感謝の意を表するとともに、御意向に沿って有効に活用させていただきます。 以上が、今回提案をしております諸議案の概要でありますが、議事の進行にあわせ部長等から説明をいたしますので、御審議の上、原案に御賛同賜りますようお願いを申し上げ説明を終わります。
○議長(酒井博) 市長の説明は終わりました。
----------------------------- 次に日程第2、一般質問を行います。 質問順序表により順次質問をお許しいたします。 27番近藤天海君・・・ (登壇)
◆27番(近藤天海) 27番近藤天海でございます。質問通告をいたしました順序に従って、質問を行います。 昭和59第4次刈谷市総合計画に基づき、新栄地区市街地再開発事業が計画され、昭和59年には660万、昭和60年には2,105万、昭和61年には1,680万、昭和63年には1,010万の事業費委託料を費やしたにもかかわらず、残念ながら、平成元年4月27日、開発準備組合が解散されました。これは数々の問題を残して解散に至ったわけですが、このまま手つかずのままで放置していくわけにはいかないのです。そこで、今後再び、このような結果を招かないためにも、その原因についてどのように考えられているのか、まずお聞かせをください。 また、平成6年には愛知国体が行われ、少年サッカーと相撲の競技場となっております。選手はもちろんですが、市外から、あるいは関係者として、あるいは応援のために多くの人々がこの刈谷市を訪れるわけですが、JR、名鉄の刈谷駅をおりて競技場に至るまでの間には、特に相撲の場合においては、必ず中部市街地を通り抜けることになります。このとき、名ばかりの商店街、空き地とシャッターのおりた店舗が立ち並ぶ町、そこを歩くまばらな人影を見て、これが経済指数が全国トップクラスの刈谷市の町並みかと、驚きと嘲笑のまなざしで眺めて通る人々の姿を思い浮かべてみたとき、背筋が寒くなる思いがいたします。一市民として耐えがたい思いです。中部地域にも市の顔として立派な建物、施設がたくさんありますが、おのおのが点として散在するだけで、線としてのつながりが欠けております。これは周りとの調和をうたった総合計画案に逆行しているわけです。点の開発に終始し、地域を方向性とバランスを考えた面としての開発がなされなかったという証であると思います。当局は、このような市街地刈谷の顔としての中部地区商店街をどのように考えているのか聞かせてください。 平成2年版の刈谷市統計によりますと、昭和60年度に比べ、北部地区11%、南部地区8%と順調に人口が増加しているのに比べ、中部地区は3%しか伸びていないのです。中心部は減少されているのです。この地域を商店街として活性させるのか、住居地域として整備するのか方向も示さず、いわば住宅政策もなく、商店街活性化の手段も持たないで、地域住民にどのような言いわけをするつもりですか。将来計画ということではなく、今年、今、どのような計画を持っているのか答弁願います。 平成2年3月議会での私の質問に対し、当局の当時の開発部長は、道路があれば何とか店舗も張りつき、活性化していく云々と答弁されましたが、刈谷環状線の拡幅、東浦知立線の拡幅の際、その道路に面する建物に対して、何らかの指導はなされていますか。立派な道路に面して住宅が建ってしまってから商店街活性化構想を打ち出しても、意味がありません。この道路拡幅事業の際、どのような指導、対応が講ぜられているのかお聞かせください。 さきにも触れましたが、平成6年の愛知国体の際、多くの人々がJR、名鉄刈谷駅を利用するですが、昭和59年駅南口用地を19億余で取得し、残りを借地として借り上げて以来、最もぜいたくな駅前空地として、今まで8年もの長い間、その姿を少しも変えることなく、刈谷の顔として放置され続けている姿を見たとき、刈谷駅におり立った人々は、一体どのような感想を持たれると思いますか。物事の判断において、出会いの際の第一印象の占める割合は高いものがあります。刈谷駅をおりて、南口空き地を見たときの第一印象は、そのまま刈谷市の行政能力、姿勢の判断ともなるわけです。ひいては、市長の能力の判断ともなるわけです。この駅、南口整備事業が滞っている障害の一つとして、地権者との意思の疎通に欠けていることが挙げられていますが、地権者を説得し、協力を得るに足る整備計画案ができているのですか、お聞かせください。3年ほど前に、見た目にはとても美しい整備計画案が出されましたが、その後、どのようなふうになっておりますか、お答えください。 もう既に第1期工事が進んでいなければならない時期だと思いますが、いまだにそれらしい話は届いておりません。目下検討中だとか、研究会の段階だとかいう答弁を聞くつもりはありません。今日現在どのように進行しているのか、お聞かせを願います。 当局が、一致団結して事に当たれば、あの至難とされた総合運動公園の用地買収でさえ立派に遂行できたのですから、8年間も何も手をつけることなく放置してあるということは、市長にやる気があるのかないのか、その姿勢を問われても答弁の余地はないと思います。 刈谷市が何もできないでいる間に、安城市の倉紡跡地には西友が、知立の興亜紡跡地にはヤオハンがといったぐあいに、大型店舗の誘致計画が発表されてしまいました。刈谷市の場合、この後に続くわけです。駅南口の商業圏というのは、半径どのぐらいを想定しているのですか。安城、知立に大型店が開店した後に続く事業になっても、まだ当初の機能が果たせると考えているのですか、当局の試算を聞かせてください。何も手をつけないまま年月を、借地料を4,000万も5,000万も払い続けて、なおかつ、学校の宿題でも片づけるように設計委託を繰り返し、形になる見込みもない絵を1億円以上も支払ってかかせてみたり、これは市民に対しての背信行為以外の何ものでもありません。まず、今までのこの姿勢を改めて、本腰を入れて取り組むと約束をしていただきたい。約束できますかね、お答えをください。 また、駅北口に建設予定の、仮称産業振興センターについてですが、この計画はどの程度進んでいますか、聞かせてください。この仮称産業振興センターの計画はもちろんですが、刈谷駅周辺整備事業の一部として考えるとき、南口の構想と独立して考えることはできません。駅北口と南口とを結ぶ連絡通路について、どのような計画案を持っているのか。駅の北と南が、どのような形で整備していかなければならないのか。その中にあって、この仮称産業振興センターの果たす役割、位置づけについて、どのような考え方を思っているのか答弁願います。 駅周辺の整備事業は、刈谷市の将来を左右する重大な事業であります。今までのように、単に点としての開発計画ではなく、他の都市に大きな後れをとることになってしまいます。駅の南北がバランスよく発展し、刈谷市全体に活気がよみがえるよう、当局はどのような構想を持っているのか具体的に説明を願います。 第1点はこれで終わりますけれども、第2点目に、私が通告いたしましたのが、生涯教育と通告いたしました。部長が教えてくれました。生涯学習ですよと。これはえらい失策をしたなということで、実は、私の構想しておったのは生涯教育。生涯教育というものは、老人対策に対してどのようなすべての計画をしておるかという、あるいはカラオケ、あるいはゲートボール、あるいはお互いに同好会で旅行するとか、大体あらまし頭に置いておいたんですけれども、生涯教育ではなく生涯学習ということを聞きました限りに、これは一遍考えて検討せにゃいかんということで、一生懸命で検討したわけであります。 その中で、生涯学習としての政府の法律を調べてみますると、平成2年6月29日、生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律で、12箇条にわたり公布されました。その中には、第3条都道府県の事業、第4条に推進体制の整備に関する基準、第5条には地域の基準構想、第10条、11条には、文部省、県、都道府県の審議会の設置、そして最後の12条には市町村の連携協力体制等の分類がされておるようでありました。また、平成2年6月29日には、生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律、施行令が公布されたようで、生涯学習に係る機会の総合的な提供に必要な業務とあります。すなわち、第5条から第9条までに、地域生涯学習振興の基本構想として、承認基準、基本構想の変更、基本構想の実施、そして第5条に関係する負担金についての損金算入の特例が記されていると思います。教育長として、当然御承知のことですね。 それでは、市として、これらの法律、施行令を基準として、どのようにこれを受けとめて対応していくのでしょうか、お尋ねをいたします。 さらに、平成3年7月7日には、本法の基準が文部省告示され、特筆されることは、その留意点がついていることです。これは、すなわち、学習に関する市民の自発的意思を尊重することについて、特に配慮する必要があるということだと私は思います。 今まで、もろもろの法律に対して、留意点というもの、留意せよということの意味合いの法律案はあんまり見たことはございませんが、特に、市民に対して、生涯学習に対して、こういうことは特に注意しなさい。これは、市民の自己を尊重するということだけではなく、数多くの留意点、留意せよという問題点がたくさんございました。特に、市町村においては、連携協力体制により、国、市の審議会にかわる組織が定められているようです。この組織について、当局はどのように整備体系づけているのか、御答弁を願います。 第1回の質問はこの程度にいたしまして、答弁いかんによっては、私は3度もやりたくはありませんけれども、答弁いかんによっては、3度でも食いつきますから、どうかひとつ簡潔にお答えを願いたいと思います。以上でございます。
○議長(酒井博) 開発部長・・・
◎開発部長(渡辺恒夫) ただいまの近藤議員さんの御質問にお答えを申し上げたいと思います。 まず第1点の、新栄町の準備組合の解散の原因はどこにあったと、こんな御質問かと思いますが、この地区につきましては、刈谷環状線の整備にあわせまして町の再開発を行ってはどうだろうかと、こんなことから、事業の基本構想あるいは権利者の意向調査、計画案、各種の調査や推進計画を作成をして、準備組合も設立をされまして、延べ100回を超える会議を重ねながら、個別面談あるいは出店企業の意向調査等も精力的に活動を展開されてきたわけでございますが、結果的には、これが解散のやむなきに至ったということでございます。 その間にかなりの費用を要したというお話がございましたが、これらの資料につきましては、ただ、今後開発というような意識が芽生えたときには、また各種資料として役立つというふうに考えておりますので、御理解が賜りたいと思います。 それから、面の開発ができない理由。特に中部商店街を話の中に出されましてお話があったわけでございますけれども、中部地区につきましては、基本的な構想と申しますか、昭和59年度に策定をいたしまして、地元説明会を行ってまいりましたけれども、それぞれ各論になりますと意見がまとまらない状況の中で、基幹道路と申しますか刈谷環状線あるいは中町線、県道知立東浦線の早期整備が不可欠だということで、街路事業としてその促進を図っているところでございます。なお、将来、この町をどうするだということにつきましては、特に城町、寺横町等につきましては、城下町としてこのまま残してほしいというような御意見も拝聴したこともございますけれども、既成市街地につきましては、中部地区だけでなく、市内全体の考え方で、土地の用途を含めまして、都市計画部と連絡を密にしてまいりたいというふうに考えております。なお、手法につきましては、区画整理法あるいは市街地再開発法、地区計画制度、建築協定と、いろいろな手法がございますので、それらもあわせて計画部と協議してまいりたいというふうに考えております。 それから、南口関係でございまして、開発のおくれは何だと、こんな御質問でございますが、現在、この地区につきましては、御案内のように、工場跡地を市が用地を取得して以来、周辺の工場用地も地主さんからお借りをしまして、広場として使用しておる状況でございますが、昭和59年からこの地域の開発ということの必要性を考えまして、基本計画の策定あるいは事業推進計画の策定というようなことを経ながら、関係機関との調整も進め、可能性の検討を行いながら、商工会議所の提言もいただき、開発構想を見直したということで、現在議会にもお示ししてあります開発計画案そのままでございますが、こういうことを踏まえまして、関係地主さんにも御理解をいただくということで、実は平成元年の春から地主説明会に入ったわけでございますが、以後、平成2年3月までの間に7回にわたって説明会を開催をいたしまして、その中で、地域づくりと申しますか、いわゆる組織をつくりながら、さらに研究をしたいというような御意向の中で、2年の4月に研究会が発足をしたということでございまして、地権者のお集まりの組織でございまして、平成2年度1年間の間に11回の世話人会、8回の研究会、さらには各グループごとの研究会を随時に開催をし、さらに本年度4月以降でございますが、8月までに世話人会を5回、研究会を4回というような活動をしておる状況でございますが、なかなか御意見がいろいろございまして、予定どおり進んでいかないというのが現状でございますが、特に、この地域につきましては、まちづくりという基本的な考えには大方の賛同が得られるというふうに理解をしておりますが、土地に対する愛着が非常に強いと。特に、評価に対する期待感が高いということが、主な理由の一つに挙げられます。 それから、再開発という事業に非常になじみがないということで、保留床への権利返還方式と申しますか、こういうものになじめないというような、いわゆる土地の権利を守りたいと、こんな御意向の方がかなりお見えになるというような状況の中で、特に、一番再開発をやるもとになります土地の評価の問題が避けて通れない問題でございまして、この評価の方法について、御意見の違うところがあって、研究会の中で意見調整をしておるというような状況でございますが、なかなかこれが統一されたふうに固まってないという状況でございます。 なお、今後につきましては、今までの研究会活動の中で、再開発という事業に対する理解が深まっておるということは事実でございます。一般的な知識から、だんだん専門的といいましょうか、具体的な問題が提起される、積極的に参加意識が高まってきております。個人の資産は個人が守るということになりますので、このあたりで、できれば個々の考え方と申しましょうか、意向を引き出しながら、分析、調査をした中で、今後の事業推進の方向づけがしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。なお、商業圏はどう考えているかというお話でございますが、南口につきましては人口40万人を想定していると、西三河の西部の核という考え方で構想が打ち出されております。 それから、産業振興センターの進捗状況はどうだというお尋ねでございますが、産業振興センターにつきましては、用地を取得して以来、実は、せっかくつくるということでございますので、使い勝手のいい施設にしようじゃないかということで、特に商工会議所、機械工業協同組合というような団体にも、御意見あるいは利用の予定というようなことの御依頼をして、それぞれの御意見を拝聴しながら、いい施設にしてまいりたいということで現在進めておるところでございまして、さらに、私どもも、9月の補正でお願いしておりますが、先進地の視察、調査等も十分いたしまして、来年度に設計を終えて工事に入っていきたいと、こんな計画でおりますことを御報告申し上げたいと思います。 なお、南北を結ぶ連絡通路と申しますか、道路の計画につきましては、現在、都市計画部の方で考えておっていただけるということでございますが、可能な場所ということで、交通児童遊園の方から名鉄を通り抜けて、コンテナヤード跡地の方へ行くのが可能な場所かなあということで、調査に入るというふうにうかがっております。 以上、関係分のお答えにかえさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(酒井博) 教育部長・・・
◎教育部長(三浦俊正) 近藤議員さんの御質問に対して、お答えをいたしたいと思います。 生涯学習の関係でありますが、近藤議員さん、基本的な事柄をお述べになりました。これは近藤議員さん御承知のとおりでございまして、簡単に経過を申し上げますと、昭和56年の中教審、それから、その後の臨教審、この場でそれぞれ答申がありまして、それを受けて、先ほどおっしゃいました生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律、その施行令、さらに生涯学習審議会令というものが、昨年7月、それぞれ同時に公布施行されました。こういった基本的な事柄に対して、どのように受けとめておるかという御質問でございますが、本市といたしましては、この法律施行に伴いまして、直ちに教育委員会内部におきまして、これは後ほどの御質問の中にもありました組織づくりの関係でありますけれども、教育委員会内部におきまして、連絡調整といいますか、係長クラスを主体といたしまして、推進計画の策定部会というものを設けて、昨年からその検討に入ってございます。 今後の考え方といたしましては、この検討部会の試案をたたき台といたしまして、全庁的な組織で取り組んでいきたい。さらには、これを発展させまして、庁内以外の方々にも御参加を願って、21世紀に向けての、いわゆる生涯学習のあり方を、体制づくり、そういったものを確立していきたいと、こんなようなふうに考えております。 それから、留意点というお話もございました。留意点につきましては、これはいろいろな考え方がございますが、いずれにいたしましても、生涯学習といいますのは、精神的に、あるいは文化的な豊かさ、こういったことを求めての学習の要求の増大ということであります。したがって、非常に多様であります。また、個別化あるいは高度化をされております。そんなことから考えまして、例えば、一つの問題として、学校解放プログラムを開発する必要があるとか、あるいは、市挙げての推進体制の整備をしなければならん。また、市単位ではなくて、広域圏での基盤整備をしなければならない。特に、こういった事柄の中でも、地域のニーズを的確に把握しなければならない、こういった行政の役割があるわけであります。そういった行政の役割を明確にしながら、生涯学習の機会、制度の整備、施設の整備、そういったものに取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(酒井博) 都市計画部長・・・
◎都市計画部長(稲垣利彦) 環状線と東浦知立線の拡幅に対して、どのような指導をしているかというお話の関係分でございますが、この中部地域につきましては、先ほど開発部長が御説明申し上げましたとおり、面整備としては、非常になかなかまとまらない。したがって、それを行うには、長い時間を要するということから、特に、この地域におきましては、まず応急的には、幹線道路をまず拡幅すべきではないかということで、拡幅計画に入ったわけでございます。特に知立東浦線につきましては、新しいメニューといたしまして、商店街活性化街路事業、こういうメニューが建設省で創設されまして、これに基づいて実施をしていこうということでございまして、これに関しては、地元も含めました協議会をつくりまして、商店街の活性化をいかにするかということを検討してまいろうということになっております。 したがいまして、それに付随いたします環状線、あるいは中町線、これらも含めまして、これから、その協議会を通じて、いろいろと検討をしてまいるという考え方を持っております。ちなみに環状線の、今の用地買収状況でございますけれども、全体で53軒ございまして、35軒の方に御協力を願い調印が済んでおります。パーセントにいたしますと66%でございます。 それから、東浦知立線でございますが、これは約175軒の中で46軒が調印済みでございます。銀座中町線につきましては、30軒中10軒を協力いただいております。33%の進捗率という形になっておりまして、この2年間で非常に多くの方々の御協力をいただいております。したがいまして、今後、連続的に用地が買収できたところにつきましては、1区画でも連檐できれば工事を進めたらどうかというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思っております。以上でございます。
○議長(酒井博) 27番近藤天海君・・・
◆27番(近藤天海) あのねえ、さきねえ、開発部長、あなた自治法の権威者だけども、敬意を持っていたが、何を説明しとるかさっぱりわからん。もう一遍説明のやり直しをしてもらいたい。現況はどういうような方法をしておるのか。そして、どういうような、また中部地域、あるいは再開発は都市計画にするのか、区画整理にするのかわからないが、住宅地域を主体にするのか、商業地域にするのか。そこらの方向性というのが出ていないですね。それには、やはり南北の駅前の、その一つの南口が機能しないと、商店の人たちの考え方も煮詰まらんと思う。中部地域の人々の考え方も煮詰まらんと思う。だから、そこらの点について、安城が、安城の倉敷が西友が既に大店舗をつくろうという計画をして進んじゃっておる。知立には興和紡が大店舗をつくる計画をしちゃっとる。だから、商業圏は南口にあった場合に、これができた場合に、商業圏の半径は何キロぐらいが対象になっておるのか。変わっておらんなんてことはありませんよ。商業圏の。だから、その影響力というのは、あるいは安城の倉敷の跡へ大店舗ができた場合、西友ができた場合に、特色ができて、刈谷の方からも引っ張られてしまうような勢いになるかもわからない。知立に、またそういうものができた場合には、これは引っ張り合いになって、刈谷の方へ来ないかもしれない。そうすると、今まで考えておった南口の一つの大店舗の計画案、再開発の計画が変わっておらないということはあり得ない。 それから、5市40万の人口を対象にしとるから変わっておりませんなんて、とんでもない、とんでもない。だから、そこらの寸法を計って検討したのかしないのか。これからどういうふうにするのかということを聞いておるんですよ。もう一遍最初から答弁しなさいよ。そんな答弁聞いとるじゃない。あんた、もっと自治法の権威者だと思って尊敬しとっただけど、まあうにゃうにゃでは、これじゃ困るな。もっとはっきりしたことを言ってもらわにゃ。だから、私は最初に、2回ぐらいで結構ですと、3回も質問しませんということを言っとるですから、もっと具体的なことをきちっきちっと言いなさい。 それから、教育部長にお尋ねしますが、先ほど言われたことと大体一緒ですが、こういうような全市的な各種団体を生涯学習の対象者として、その上に指導員が必要ですね。指導員の申告制、そして登録制、派遣をする。こういうような状態の事業はどの程度進んでおるのかどうか。どこまで考えておるのか。 そして、図書館、美術館、それから社会教育センター、各公民館、市民館ですね。ここらに対しても対象があるわけです。すべてのもろもろの団体を認定登録させるということによって、指導員を派遣するというようなことが、協力連携体制の市としての歩み方だわ。この市としての歩み方、協力体制ですね、協力体制という言葉がありますけれども、これは審議会というものを使っても差し支えないわけですね。だから、審議会という名前でこれを協力体制、市町村の協力体制というものは、県や国と同じように、審議会という名前を使ってもいい。各種団体のあらゆる層を網羅して、そして、それに協力させるということが趣旨だと思う。だから、私は3回までせんでいいで、議長、休憩せんでもいいよ、答弁をしっかりもらえば。だから、しっかり、そこらの質問に対する私がうなずけるように、私は頭が悪いかどうか知らんけども、ちょっとうなずけんで、うなずけるような答弁をしてくれたら、これで引き下がります。半分半じゃくだともう一遍やるよ。
○議長(酒井博) 開発部長・・・
◎開発部長(渡辺恒夫) 失礼いたしました。再度御質問いただきました。 商業圏でございますけども、商業圏は、これは西三河西部一帯を考えておるということで、人口40万を想定という話を申し上げたわけでございますが、半径何キロかという御質問については、ちょっと今資料ございませんので、大変恐縮でございます。 それから、現在の整備計画の見直しの御質問がございましたが、これはまだ、地権者の先ほど来お話申し上げてますように、手法と申しますか、そういうことが中心に、現在、研究会活動がされておるということで、当然この整備計画も、一度は地権者の方にもお見せしたこともございますが、立ち上がっていく中では、そのようなこともまた検討して、地権者としての御意見も伺っていかなきゃなりませんし、おっしゃるような情勢も変わってまいりますので、今後、整備する中では変更も当然考えていかなきゃならんというふうに理解をしておりますので、よろしく御理解が賜りたいと思います。
○議長(酒井博) 教育長・・・
◎教育長(近藤啓七) 近藤議員さんの2回目の御質問にお答えを申し上げます。 現在、本市の生涯学習の推進計画というものをつくりつつありまして、おおむね固まってまいりまして、その中に、ただいま具体的に御指摘をいただきました各種団体、それぞれいろいろな諸団体がございます。そのような事業を再確認をして、それを組織化をし、そして、場の施設等、場の整備拡充を図る。また、人づくりの問題が御指摘のとおりで、非常に不足をしております。この人づくりについて、いわゆるバンク方式、登録制度を設け、あるいは、ときには終了証書等も必要な、そういう細かなことまで考えて、現在策定中でございます。特に、私どもが今考えていますのは、生涯学習の推進計画策定専門委員会、生涯学習推進幹事会、生涯学習市民会議、この中にも、そういうような面が具体的に出てこようかと思いますけれども、そして、生涯学習の推進本部をつくってまいりたい。そして、アドバイザー制度を設けて、学識経験者、大学教授等にも参加をしていただいて、そういう事柄について、場づくり、人づくりについて、特に御指摘の指導員の要請、登録と。すばらしい技術を持った人もかなりいるわけでございまして、そういうようなものを現在準備中でございます。特に、生涯学習が生きがい学習と、私、言い直してもいいかと思いますけれども、そういった、いつでも、どこでも、だれでも、何でも、みずから進んで学習するというのが、先ほどの御指摘の法令の心であろうと思いますので、それに向けて、具体的に踏み出していきたいなというふうに思っておりますので、御理解を、また御指導、御協力を賜りたいと思っております。 以上、答弁にかえさせていただきます。
○議長(酒井博) 27番近藤天海君・・・
◆27番(近藤天海) 2回でやめようと思ったけど、ぐあいが悪い。 あのねえ開発部長。商業圏がねえ、40万都市の中で、そして、安城に倉敷の大手の企業のところにできて、知立にできて、そして、今度は商業圏の維持というものについて、半径どれぐらいを想定しておるのかということを聞いておるのに、40万、40万。5市40万人を対象にできるような、そんな、ちょっとありっこないでしょう。何で40万ということにこだわるですか。だから、一つの大型店舗をすると、半径どれぐらいの人たちが、その商業圏としての営業のでき得る対象になるかということを聞いとる。市の住宅に対する住宅地域にせるのか、商店地域にするのかという問いをしておるだが、これも一向に回答ない。ぐあい悪い。 それからねえ、教育長にもう1回答弁願いますがね、この法律の中に、刈谷市に関係があるかないか知りませんが、生涯学習推進事業の運用の中に、中国引揚者地域交流事業についてとありますが、なぜ中国というものを、法律の中に、あえて中国という名前を入れたのか。交流、地域交流事業について。中国でなくても韓国でもいいし、それから、フィリピンでもいいし、このアジアの中にあるわけですから、なぜ、中国の引揚者ということを条文の中になぜ入れたのかということが、私としてはちょっとふに落ちないので、これをお尋ねし、明確な判断を教えてもらって、それで私は仕方なく引き上げます。
○議長(酒井博) 助役・・・
◎助役(青木くに雄) 近藤議員さんからの御質問の内容、いろいろたくさんございますけれども、ごく簡単に申し上げたいと思います。 最初に中央通り。これは余分なことだと思いますけれども、この解散。これはいろいろ大変熱心に、市も予算を投入して、人も投入をして、非常にバックアップをしましたけれども、これが三つほどの理由になると思います。例えば、キーテナントの進出が非常に難しかったとか、地主の方の一部の同意が得られなかった。また、駐車場に非常に広い面積がとれなかったと、いろいろな問題がございまして、最後に断念をされたと。非常に残念ですけれども、これは非常に大きな勉強になったというふうに考えております。 それから、その後で、ずっと商業圏の範囲の問題等もございます。これは商圏範囲が非常に狭ばっておることは事実。御指摘のとおり、知立にはこれでヤオハンが近々には開店をされる。安城には西友ができるとか、刈谷市の北部におきましても井ケ谷地区にはユーストアーというような大きな商店もできるというふうに聞いております。周辺各地にもそういう状況がございます。したがいまして、商圏範囲が狭まっておるのじゃなかろうかということでございますけれども、これは既に進出企業のキーテナントといいまするか、その調査をしております。既に過去にしております。その後に情勢が変わってきておりますので、これは再度調査をして、どの程度の進出の希望があるのかなあというふうに私ども心配はいたしておりますけれども、そういう中で、今後そういう商圏範囲の問題、その売り場面積の問題等も決まってまいりますと思いますが、その後において、また御相談を申し上げるという状況になるではなかろうかなあというふうに考えております。 それから、住宅地域か商業地域かというような問題でございます。先ほど都市計画部長が御説明申し上げましたように、今、非常に中心部には、道路等でいろんな事業をやっております。刈谷環状線の問題。これは8年ほどかかっておりますけれども、大体7割近くできてまいった。それから、一番街の延長ですね、中町線といいまするか。それから、御幸線もやっております。これも今現在手がけておりますし、一番大きなのは県道東浦知立線という問題。これは175戸の移転対象があって、総事業費は約70億というふうに試算されております。これは10年以上もちろんかかります。そういうようなことで、非常に町の中を、たくさんの道路という問題で取り組んでおります。これがひとつのまちづくりの起爆剤になるではなかろうかなということで、皆さん方に、町の方に御協力をいただいておるのが実情。そういう中で、こういうような街路沿線は商店街、それから、その奥に入りますると住宅街になるではなかろうかなという感じはしますけれども、いずれにしましても、住宅がなければ商店もなかなか難しい。営業が難しいとようなこともございます。したがいまして、住宅もふやしていきたいし、それから、こういう街路の延長につきましては、商店街が一様に望ましいのではなかろうかなというような形で、考えております。 それから、最初の質問の中で、本腰を入れてやる気があるかどうか。約束せよと御指摘がございました。これは本腰を入れてやるということで、これは間違いございません。特に駅前の再開発事業、大変おくれておりまするけれども、これは地主の方の御協力等も得まして、地主の方も研究会をつくって、積極的に研究されております。そういうようなことで、土地所有者の承諾なしでは仕事が進められない。土地を使えないというような問題もございます。したがいまして、そういう面で鋭意力を入れて、一日も早く仕事が進むように、私どもも鋭意力を入れておりまするので、ひとつその点御理解をいただきたい、得たいというふうに、かように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(酒井博) 教育長・・・
◎教育長(近藤啓七) 極めて難しい事柄でございますので、今後研究をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(酒井博) 暫時休憩いたします。 午前11時15分 休憩 午前11時20分 再開
○議長(酒井博) 休憩前に引き続き会議を開きます。 9番月脚治隆君・・・ (登壇)
◆9番(月脚治隆) 9番の月脚でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、さきに通告してございます通告の順序表に基づきまして、質問させていただきます。 多少、今回は、一般質問の中には交差している問題もあろうかと思います。ひとつ御了承願います。 まず初めに、公営住宅建設についてお伺いをいたします。 この公営住宅の件につきましては、3年ほど前にも一度質問いたしておりますので、今回2回目でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 近年、大変な好況に支えられまして、我が日本は、皆さんも御存じのとおり、経済大国と言われるようになりました。外国の人から見れば、一面では大変うらやましい状況であります。しかし、ある評論家に言わせますと、経済は一流だが政治は三流だそうでございます。そういった政治政策等の問題もありまして、地価が非常に値上がりをしてしまったことでございます。刈谷市内で、坪50万以下で購入できるような宅地などほとんどなくなってしまったことでございます。また、一方、建設費についても建築資材の値上がりや人手不足等による賃金の高騰、そういったいろいろな関係で、非常にマイホームの夢が遠のいておるのが現実ではないかと思います。一方、刈谷市内の基幹産業でありますところの自動車産業を初めとするあらゆる企業においては、人手不足が蔓延化いたしております。したがって、それを補うため、各企業においては、外国人労働者を採用しておるところでございます。刈谷市の昼間の人口と夜の人口が、さきの選挙期間中の中日新聞に掲載されておりましたが、断然昼間の人口が多いことであります。要するに、市外より刈谷市内へ通勤なさっている方が多いことであります。刈谷市に住みたいが住宅がなく、余儀なく通勤対応となっているわけであります。そこで、今後、公営住宅の増設等の計画があるのかどうかお伺いをいたします。 次に、障害者や高齢化社会に対してのこれからの取り組み方でございます。 高齢化社会を迎えるに当たり、とりわけ公営住宅が福祉施設の一環として、低所得者の方、単身老人世帯の方、また、障害者等に対しての建設の見直し、増改築の見直し、そのようなことが、今後、当然必要となってくると思いますが、当局の考えをお聞かせください。 次に、公営住宅の駐車場の件についてお伺いをいたします。 大変昔と違って現在では車社会となり、一家に1台や2台必ず車がある時代となりました。しかし、建築年数の古い住宅等ではほとんど駐車場がつくられておりません。もちろん、当時としては、市営住宅へ入るのに車を持っている方は入居できない時代でしたので、当然でしょうが、今日ではどこの家庭にも車があるのが現状であります。路上駐車が目立っております。また、いろいろな問題が、駐車場がないために起こっております。駐車場設置に対しては、どのようにお考えになっておられるのかお聞かせをください。 次に、養護老人ホームの移転建設についてお伺いをいたします。 私がお聞きいたしているところでは、移転改築に当たっては、昭和62年3月の全員協議会の承認を得て、ふれあいの里の隣接農地5,922平方メートルを買収して、移転改築をする計画だそうでございますけれども、承認決定より既に4年半が過ぎております。いまだに、その後の状況が変わってないように思われますが、当局としては、あくまでもその用地買収をもって建設しようと考えておられるのか。それとも、その用地以外のことを既に考えておられるのか。また、何年後に改築を予定しているのか。そういったことをお聞かせください。といいますのは、刈谷市の老人ホームは大変古くて、市民の方々より、ぜひ一日も早く新しい老人ホームをつくってほしいとの要望があったからでございます。行政視察で他市の老人ホームを見学いたしますと、それこそ、高齢化社会を先取りしたようなすばらしい施設が進んでおります。建設に当たっては、1人1部屋とまではいかなくても、最大限個人のプライバシーが守れるようなつくりであったり、ともかく暗いイメージから明るいイメージヘ、だれもが入りたくなるような老人ホーム計画。ボランティアの方々がいつでも訪問して対応できる会場、カラオケとみんなが集まって楽しめる施設づくりをお願いしたいのであります、また、あわせてショートステイやデイ・サービス事業、ホームヘルパーの養成所等、思い切った今後の高齢化へ向けての福祉事業を盛り込んでいただきたいと思いますが、当局の今後の進め方をお聞かせください。 次に、幼稚園の問題についてお伺いいたします。 この件につきましては、今までに請願書や本会議の一般質問等で、何度となく論じられてきたところの幼稚園の給食の件と時間延長の件でございます。 私は、今回、選挙の期間中いろいろな方とお会いいたしまして、特に小さい子供さんを持っておられるお母さん方より、圧倒的に多かったのがこの二つの問題でございました。したがって、この問題については、最後まで、きちっとできるようになるまで申し上げていくつもりでございますのでよろしくお願いいたします。 前教育長の神谷教育長は、愛情弁当論者でございましたが、よく考えてみると、保育園の子供たちは、既に給食が実施されておるところでございます。同じ子供たちで、片方は母親の愛情弁当、もう一方の保育園児は母親が勤めている状況もあって給食となっております。本当に愛情弁当が必要であれば、同じように実施するのが教育だと思います。刈谷市は、文部省の方針のもとにおいて実施していくとのことでございますが、文部省の幼児教育について少し問題があるように思います。特に、小学校1年生となって一番困っておられるのが給食の時間だそうです。小学校の先生方は、生徒が全員食べ終わるまでじっと見ておられるとのこと。中には、給食が嫌で学校へ行くのがつらい。1年生がいるそうであります。特に幼稚園から上がってきた生徒は、給食になれなくて、好き嫌いがあって、大変だそうでございます。お母さん方より、せめて年長の園児については、1週間に1、2回程度、給食を実施していただけないかとの要望が強くありました。あくまでも集団生活や集団給食等、給食に対する習慣になれさせるような、そういったことが大事ではないかと思います。そのために、1週間に1、2回程度給食を実施されたらどうでしょうか。各幼稚園ごとに、給食の曜日を決めて実施されたらよいのではないかと思います。当局の御意見をお伺いいたします。なお、それに合わせて、保育時間の延長も、現在の朝8時30分より午後1時30分を、せめて午後2時まで、30分間の時間延長を提言するものでございます。 本年4月より、全園で3歳児保育を開始されたところでありますので、いろいろな面で大変かと思いますが、当局の御所見をあわせてお伺いをしたいと存じます。 最後に、刈谷駅南口の再開発についてお伺いをいたします。 先ほども、近藤議員さんより話がございましたけれども、多少重複するかと思いますが、よろしくお願いいたします。 現在、刈谷駅の一日の乗降客数は、JR刈谷駅約3万人、名鉄刈谷駅1万2,000人、合計4万2,000人。市の人口の35%が毎日利用いたしているところでございます。刈谷市の顔とも言われる刈谷駅。刈谷駅は、安城、知立、高浜、碧南、各市の中継点でもありまして、旧碧海郡の中核としての機能を高めることが必要だと、さきの中日新聞にも掲載されておりました。刈谷駅南口の再開発については、昭和40年代からの懸案だそうでございますが、特に、昭和59年に日本陶管より用地買収ができてからさらにはずみがつき、平成元年度には刈谷の文化創造と情報発進の拠点という報告書までいただきましたが、その後、その報告書どおり進んでいるのかどうか。特に市民の関心が高く、サッカー場建設より、むしろ駅前、駅南口の再開発の方が関心があるように思います。この間、刈谷商工会議所より、第三セクターでいくのが望ましいとの提言や、青年会議所では、森の中の商店街をテーマに、地上部は公園、地下に商店街などの都市との提言等ございました。昭和59年用地購入より約7年、その間に市役所の機構も大きく変わりました。当初開発係より出発し、再開発課となり、また、本年4月より開発部と発展されてきたところでございます。この組織、機構から見ると、大変な熱の入れようだと思います。当初の計画だと、平成3年度に組合設立、平成6年3月末完了とのことでございました。将来、西三河5市の中心的な駅として立派にやっていただけると思います。刈谷駅南口の再開発について、計画どおりできるかどうか。問題点や反省点、そしてまた、今後の進め方についてお伺いをいたしまして、第1回目の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(酒井博) 建設部長・・・
◎建設部長(林尚) 月脚議員さんの関係分について、お答えを申し上げたいと思います。 1点目の市営住宅の増設計画についてはどうかという御質問でございますが、刈谷市におきましては、26年度より市営住宅の建設を行ってきているわけでございますが、その時点では平屋で、または2階建てということで規模も小さかったわけでございますが、現状の生活水準の向上によりまして、環境整備または質、高層化、または増設等を基本計画にいたしまして、改善を図っているところでございます。今までには恩田西、恩田東、陣馬、丸荒田、伊勢倉住宅と、いわゆる5団地を建てかえをしてまいりまして、109戸の増設をしたわけでございます。今後につきましても、新上納、西田住宅を建てかえをいたしまして、増設等を考えてまいりたいと、かように思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 また、県営住宅につきましても、県の方へ、建てかえまたは増設ということで、強くお願いを申し上げておるところでございますが、今年度、新田住宅においては説明会を開き、4ないし5年度には工事に着手したいという旨の御報告がございました。あと、萩田等の県営住宅それぞれございますが、順次お願いを申し上げて、促進を図っていくように、粘り強く県の方へお願いをしていくつもりでございますので、御理解を賜りたいと思います。 それから、2点目の障害者及び高齢化に対する対応はどうかというような御質問かと思いますが、市営住宅の現在の戸数といたしまして1,212戸ございます。そのうちの344世帯に、障害者、高齢者、寡婦等の方々が住んでおみえになるわけでございますが、障害者、高齢者、今御質問にもありましたような方々の入居については、今後、関係課とも協議しながら、受け入れをしてまいりたいと、かように思いますが、現在のところでいきますと、空き家等につきましては、一定の枠を設けながら、抽選によらず入居をしていただいているというのが現状でございます。今後とも、できる範囲については受け入れに努めてまいりたいと、かように思いますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。 それから、3点目の駐車場の設置についてでございますが、現在、市営住宅全部で20団地あるわけでございますが、そのうちの6団地、いわゆる築地、恩田東、恩田西、陣馬、後田というような建てかえの済んだところにつきましては、各1戸1台の駐車場を確保しております。14団地につきましては、自治会または個人で対応しておられるということでございます。今御質問にもありましたように車社会ということでございますが、一度全体の団地内を調査してまいりたいと思いますが、小さい敷地の中で、倉庫だとか植栽だとかいうものがございます。そういった中で、可能かどうかということを自治会の方々とも相談しながら、少しでも可能ならば、一度検討をしてまいりたいと、かように思いますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げたいと思います。 以上でございます。
○議長(酒井博) 福祉部長・・・
◎福祉部長(稲垣健允) 関係分について、御答弁を申し上げます。 現在の老人ホームにつきましては、昭和38年に開始をしたものでございまして、できるだけ早く移転改築したいということで、御指摘のように62年に一応決めたわけでございますが、以後、用地の確保に努めてまいりましたわけでございますけれども、残念ながら、大変おくれておるということでございます。用地の取得が極めて難しい状況でございまして、地主さんの中には、特例農地というようなこともあって、現在地で農業を続けたいというようなことを強調されておるというようなこともございますので、御理解をいただくには、まだまだ時間がかかるのではないかと、こんなふうに考えておりますが、今後も引き続き努力を続けまして、できるだけ早く改築ができるように、努めてまいりたいと思っております。 また、その施設内容について、いろいろ御指摘があったわけでございますけれども、やはり、これからの時代にふさわしい施設でなければなりませんので、老人福祉法も改正されまして、その目的の一つであります在宅福祉の促進という面も取り入れまして、デイ・サービスセンターだとか、あるいはショートステイ用の部屋の確保だとか、さらにはボランティアの研修や活動の場など、多角的な視野に立った、複合的な施設にしたいなというふうに、検討を進めてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上で関係分の御答弁にさせていただきます。
○議長(酒井博) 教育長・・・
◎教育長(近藤啓七) 月脚議員さんの質問の中での関係分について、お答えを申し上げたいと思います。 給食実施についてでございますけれども、現在のところ、給食を実施する考えは持っておりません。この事柄について、子育て論が大事なのか、親の都合、条件整備を図ることが大事なのかという非常に難しい問題でありますし、市民のそういった声も私も聞いております。そういう点で、特に現在の物の豊かな時代の中で、給食実施というものは極めて難しい問題でございます。特に、幼児というのは、極めて安定した衣食住の中で育つのが基本であると思います。ときに、とりわけ食事ということは非常に大事なことで、栄養の確保だとか、それぞれの違いということへの対応というようなこともありましょうし、弁当を食べる中での親の思いやら、あるいは言葉を交わしていく。おいしいとかうまいとか、もっとこんなものが欲しいとか、嫌いだとかいう言葉を育てることも、また大きな事柄でございます。そういう意味におきまして、保育園とはどうかという問題でございますけれども、保育園は、そういう意味においての手厚い保育が、時間的にも、人的配置にしても、施設についても行っているわけでございまして、アットホーム的な保育の運営というものが非常に大事にされているというふうに聞いておりますが、幼稚園につきましては、そういう面は、若干教育の面へ向けていっておると。これは親の選択と同時に、どうしても勤めなくてはならないという方への保育園の運営のあり方にかかわるわけでございまして、そういう意味で、まず、その事柄についてはそのように考えるわけでございます。 次に、小学校の準備教育というような形での、1、2回程度5歳児についてはどうかという御提言、まことに貴重な御提言だというふうに思います。しかしながら、これまた一番大事なことは、ほかの算数、数字、書くこと、読むこと等におきまして、幼稚園では現在、先生が意図的にはやっておりません。むしろ基本的なしつけ、あいさつ等基本的なしつけ、自分の身の回りの整理整とんのことを自分でやれるようすると。楽しくみんなで歌ったり、踊ったり、走ったりできるということに主眼を置いておりまして、そういうことで、ならすというようなことは現在考えておりませんし、積極的には、親がそのあたりをきちんとしていくことが大事であろうというふうに思います。 次に、保育時間の延長の問題でございますが、現在は4時間30分程度の保育時間で、指導要領、教育要領が4時間程度ということになっております。前からもこの問題出ておるわけでございますけれども、現在のところ、この保育時間の延長については、子供等の疲労度の問題等ありますし、また、教師の研修というようなものに重点を置いておりまして、このような保育時間を現在実施している状況でございますし、今後、そういうようなことにつきまして、十分検討はしますけれども、現在のところ、そういう考え方は持っておりません。 以上、お答えにかえさせていただきます。
○議長(酒井博) 開発部長・・・
◎開発部長(渡辺恒夫) 月脚議員さんの御質問にお答えを申し上げたいと思いますが、刈谷駅南口の再開発事業につきまして、平成6年の工程はどうだと、こんなお話でございますが、御案内のとおり、市民の関心、とりわけ中部地区商店街の方々の期待は極めて大きいということは、肌で感じております。議会の皆様方からも時に触れ、折に触れ、御指導御叱責を賜わっておりまして、大変申しわけなく思っております。 現況につきましては、先ほどの近藤議員さんの御質問で御答弁申し上げましたとおりでございますが、当初目標の平成6年のオープンは間に合いませんけれども、できる限り早い時期に、研究会が準備組合というような組織に移行して、さらに事業化できるように、最善の努力をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 なお、完成の目標年次等につきましては、現状の中で見通しを立てるということは極めて困難でございますけれども、できることなら、来年度当初予算の編成に間に合わせたいなというような考え方で努力をしていくつもりでございます。現在の研究会活動の中で、地権者の中には、地上権の設定に難色を示されている方、あるいは地区外への転出を希望されている方等もおありのようでございますので、かなり各論で現在研究会活動が進められております。このあたりで一度整理をするというようなことを含めまして、今後の進め方について、世話人会の方たちに御相談を申し上げて、積極的に事業の推進に努力してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(酒井博) 暫時休憩いたします。 午前11時50分 休憩 午後1時00分 再開
○議長(酒井博) 休憩前に引き続き会議を開きます。 9番月脚治隆君・・・
◆9番(月脚治隆) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 午前中、いろんな方たちに御答弁いただきまして、昼食休み1時間ありましたので、答弁を忘れないうちに、2回目の質問をしたいと思います。 最初に、公営住宅建設についてでございますけれども、いろいろお話をいただいたわけでございますけれども、昭和26年からの20年代、30年代、いろんな形で精力的に住宅をつくっていただいておりますけれども、この昭和40年代以降、全くと言っていいように住宅が建設されていない。そういった中で、私たちが生活する中で、衣食住の中の一番大事な、特に、個人ではなかなか簡単に手に入らない住まいの問題、住宅についてお聞きしたわけでございます。 先ほど話をいたしましたように、非常に、個人ではなかなか簡単に住宅へ入れない。そういう時代でございますし、そういう点で精力的に取り組んでみえるのかどうか、そういったことをお聞きしたわけでございます。よその自治体でも、そういう点では、非常に苦慮いたしまして、この住宅については、鋭意努力しておることも知っております。 一つの例を挙げますと、大阪市でございますけれども、大阪市もドーナツ現象で、大阪市の人口が最高のときで、昭和15年ですけども325万、それが平成3年6月、ことしの6月で261万ということで、64万人人口が減っています。これも、非常に市内の土地が高いということで、ドーナツ現象で、市外へ人口が移っておるわけでございます。そういった関係で、大阪では、本年6月より、新婚世帯に向けて、家賃の補助制度を実施しております。少しでも、市民の暮らしのためにも、また人口の流出を防ぐためにもということて、大阪市では、ことしの6月より、新婚さんに、月額で2万5,000円実施して、3カ月足らずで3,200組近い方々が申し込みをしておる、そういう現実がありますし、また、よその市でもやっております。 特に、東京の港区あたりでは、やはり人口の減少のために、商店街の上をアパートといいましょうか、マンションをつくりまして、そういった関係で税金の免除だとか、また、住む方々への補助制度を設けまして、少しでも人口を減らさないで、そして、町の活性化のために頑張っているのが現実であります。 そういった中で、当刈谷市におきましては、市営住宅につきましては、新しく改築でもって進めていくということでございますけれども、今後、ぜひそれを続けていただきたいわけでございますけれども、具体的に、これからですね、きちっとしたそういう計画があるかどうか。市営住宅建設について計画があれば、それをまずお聞かせを願いたいと思います。 二つ目に、県営住宅でございます。 先ほど述べましたように、刈谷は、工業出荷高も非常に高いものがありますし、また、若い人がたくさんおります。いろんな形では、刈谷市は県にもいろんな貢献をしておると思います。よその市を見ますと、岡崎市だとか豊橋等では、50年代、60年に向かっても、着々と県営の住宅ができておりますけれども、刈谷については、この40年代から1戸も建っておりません。もっともっと、県の方へも働きかけをして、そして、住民福祉のために図っていただいたらどうか、こう思うわけでございます。再度、御見解をお聞かせ願いたいと思います。 次に、障害者または高齢化社会に対する問題でございますけれども、私が質問いたしましたのは、これから10年、20年、いやもっと先の50年先を考えての質問でございまして、刈谷でも、昭和26年から住宅が建設されたわけでございますけれども、既に40年たっております。そういった関係で、これから、ますます高齢化が進んでくる。そういったときにですねえ、慌てて建設するでは間に合わないから、というようなことで、今から、そういう福祉社会を先取りした、そういう建設をやっていただきたいなあ、そう思ってのことでございます。 一つ取り上げれば、エレベーターの件でもわかるように、いろんな形で再三お願いしておるけれども、市営住宅のエレベーターは1戸も建っておりません。いろいろ補助金等との問題もございましょうが、やはり、これから高齢化社会になりますと、当然、そういう4階建ての建物だと、ぜひこのエレベーター等も必要になってきます。我々若い、まだ元気なうちは別に苦になりませんけれども、ほんとに高齢者、年配の方になりますと、4階まで、毎日毎日上がりおりすることは大変でございます。そういった面で、これからの改築の方には、そういった福祉へ向けてのそういうものですねえ、もし、高齢化社会ということを考えてみれば、そういったことも含めてお聞きしたわけでございます。よろしくお願いいたします。 次に、公営住宅の駐車場の件でございますけれども、これについては、新しい改築の団地については駐車場が設けてあります。そしてまた、古いところは、各自治会にお願いされて進めてみえるわけでございますけれども、非常に、そういう点では問題があるですねえ。浄化槽の管理についても各自治会に任せてみえますし、こういった駐車場の件も、ほんとに各自治会にお願いしてあるわけでございます。そういった面で、一面からすると、確かに関知されているように思うんですけれども、私たちが、そういう住宅へ入って行きますと、そういう住んでみえる方、また管理者の方がですねえ、市の方で、いろんなこういう行政面でも力を入れてほしいということがございますので、そういう点でお聞かせを願ったわけでございます。再度、よろしくお願いいたします。 次に、養護老人ホームの移転建設についてでございますけれども、いろんな形で努力されて、そして、昭和62年3月の全員協議会で承認を得られたこのふれあいの里の隣接農地ですか、5,922平方メートル。大変広大なといいますか、すばらしい面積の移転計画でございますけれども、それがほんとに進んでいない。先ほど話をしましたけれども、ほんとに今公営化がだんだんできております。一日も早く、新しい、そして快適なそういう老人ホームをつくってほしい、こういう要望が強いために、私は、再度、この本会議でお願いしておるわけでございます。特に、これから在宅介護の三本柱であるショートステイとかデイ・サービス、ホームヘルパーの派遣、そういったことも、ぜひ今回の老人ホーム移転と同時に、そういう複合的なセンターなり、福祉センターだとか福祉会館だとか、そういった総合的な施設づくりをぜひやっていただきたい、こう思うわけでございます。特に、これだけの坪数があれば十分賄えるであろう、こう思っておりますけれども、用地の取得が大変難航して進んでいない。これが現状だと、先ほど話がございました。一体、いつになったら、またどういう形で、今後本気になってやっていただけるのか。計画はあるけれども、用地が買収できないために取り組みがおくれておるということでございますけれども、再度、その辺もあわせて質問をしたいと、こう思っております。 それから、三つ目に幼稚園の問題でございますけれども、先ほど幼稚園と保育園の違いを教育長さんからお話願いました。しかし、先ほども申しましたように、制度だとか、いろんな問題があると思いますけれども、やはり、幼い子供の教育については、幼稚園児も保育園児もかわらん、こう思うわけでございます。そういう点で、文部省のそういった方針というよりも、むしろ、我が自治体としてどう取り組むかです。よその市を挙げますと、高浜市でも豊田でもやっておりますし、公営のこの給食を。そしてまた、私立の幼稚園でも、十分この幼稚園での給食はやっておるわけでございます。そういう点で、なぜできないのか。 先ほど話があったような栄養の確保だとかいう話もございましたけれども、じゃあ弁当であれば、必ずしも栄養のバランスがとれて間違いないものか。私が言っておるのは1週間に1回、2回でよいのではないか。子供さんの、この給食に対する何をさせていくかですね。給食についても、全園でそういう炊事のそういう場所を確保するのは大変だと思いますけれども、現在ある給食センター等で日割りを決めて、各保育園がダブらないような形で、給食の事業をやったらどうかということでございます。再度、これについてもお願いをしたいとこう思います。 また、時間延長でございますけれども、30分間延長するのが、どういった形で子供に影響するのか、私は不思議なわけです。よその市でも既にやっておるし、刈谷市だけが30分間延長すれば、その幼稚園児に対する問題はどういうふうに生じるのか、私は、わかりません。しかし、お母さんやいろいろな方たちからぜひやって欲しい、そういう要望が強いわけでございます。そういった要望に対する当局の考え方をお聞かせください。 そして、次は、刈谷駅南口の再開発でございますけれども、平成元年に報告書が出てまいりました。その報告書、刈谷の文化創造と情報発信の拠点、こういったことでいただいたわけでございますけれども、この件については破棄したということで先ほど話がございました。本来であるならば、平成2年に準備組合ができて、平成3年には本組合、そして平成6年には完了ということで聞いております。そういった中で、地権者の方々の土地に対する愛着が強いと、こういうふうに言われましたけれども、本当に土地に対する愛着が強いのかどうか、再度お聞きしたいわけでございます。 私たちは、平成6年に愛知国体があります。その中で、刈谷はサッカーと相撲を誘致するわけでございますが、ぜひ、それまでには何とか間に合わせてほしい、そういう強い願いといいますか、考え方があり、以前の質問の中にも、必ずこの平成6年の国体には間に合うということを聞いておったわけでございます。そういった中で、非常に今回は難しいというような答弁をいただいたわけでございますが、再度その辺のことを重ねてお聞きして、2回目の質問を終わります。よろしくお願いします。
○議長(酒井博) 建設部長・・・
◎建設部長(林尚) 2回目の質問に対してお答えをさせていただきます。 第1点目の公営住宅の増設の関係でございますが、第1回目で申し上げましたように、26年ということで建てて、平屋、2階建て等がございます。今までに、先ほども申し上げましたんですが、306戸という建てかえを行って、まだ900強というのが残っております。これにつきまして、全力を挙げて建てかえをしてまいりたいと、かように思っております。 今後の計画といたしましては、新上納、西田住宅というのを、建てかえをしてまいりたいというふうに計画を持っておりますが、全体計画の配置がえ等いろいろ計画を立てまして、全体計画を立ててまいりたい、かように思います。 また、県営につきましては、7団地406戸の県営住宅がございますが、先ほど申しましたように、新田町を4年ないし5年度に着手をしてまいりたいということでございますが、引き続きまして、萩田、それから住吉のお隣ですか、そういったことで計画をしていただいております。順次説明会を開いていただくよう、また県の方にもお願いをしておりますし、また、そのような返事も返ってきておりますので、これらを強力に推進するよう、今後も県に働きかけてまいりたい、かように思いますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。 2番目の高齢者のためにエレベーター設置はどうかという御質問かと思いますが、高齢者の方は、なるほど月脚議員さんおっしゃるように、3階、4階というのは非常に苦難だということで、我々といたしましては、1階を今予定しております。今までの住宅でございますと、床は上げてありまして、3段4段というようなふうで上がって、部屋へ入るということになっておりますが、今度の新上納住宅からは、一度1階についてはスロープ的なものも検討してまいりたいと、かように思いますので、よろしく御理解のほどお願いを申し上げたいと思います。 それから、3点目の駐車場等の問題でございますが、ちなみに、1,212戸のうちに、いわゆる市が団地内の駐車できるスペースといたしまして474台ございます。残りの632台の方が自治会または個人で、それぞれ契約をしてみえるという状態でございますので、先ほど申しましたように、建てかえのときはもちろんのことでございますが、もう一度よく調査をいたしまして、たとえ2台3台でも入れるようなスペースがあれば、前向きに検討させていただきたいと、かように思いますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(酒井博) 福祉部長・・・
◎福祉部長(稲垣健允) 再度の御質問でございますので、関係分についてお答えをしたいと思います。 養護老人ホームについては、いつになったらできるのか、本気になってやっているのかというような御質問だと思いますけれども、今、交渉に行っている段階でございますので、ここで時期を明示することは、ちょっと差し控えたいなというような考えを持っております。しかし、高齢化は年々急速に進んでおりますので、引き続き、今、本気で交渉をしてまいりたい、こんなふうに思っております。特に、本市においても、重点政策だという認識の上に立って進めてまいりますので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。
○議長(酒井博) 教育部長・・・
◎教育部長(三浦俊正) 月脚議員さんの2回目の質問のうち、関係分についてお答えをいたしたいと思います。 まず最初に、給食の関係でありますが、他の自治体、あるいは私立の幼稚園で実施しておるのに、なぜ刈谷ではできないのかと、こういう御質問に対しまして、先ほども教育長答弁申し上げました。また、前回の議会でも御答弁申し上げましたように、現在も変わった考え方は持っておりません。大変申しわけないと思いますけれども、一つは、何度も申しておりますけれども、食事に関する指導といいますのは、やはり家庭が中心であるべきだなあということを強く感じとっておりまして、また、その役割というのが基本的な考え方ではないかと、こんなようなふうに思っております。そんなことからいたしまして、やはり、手づくりの家庭の弁当が一番適当であるというふうに考えております。 また、もう1点変わった観点からの提案といいますか、考え方をお示しになりましたが、給食センターを使ってはどうかと、こういうことにつきましては、御承知のように、現在、給食センター方式でやっておりまして、おおむね1万5,000食に近い食事を提供しております。ただ、施設そのものの規模といたしましては、当初計画で2万5,000食分の能力を持っております。ただ、この能力といいますのは、建物の施設がそれだけできるように建設をされたものであって、やはり、実際に必要な細かい設備備品というのは、必要な部分にだけしか設備がしてございません。したがって、仮に給食センター方式でやろうとすると、相当な経費をかけて、これから改善といいますか、充実をしなければならないというようなことが一つ。 また、そのほかに、あの給食センターといいますのは、学校給食用ということで、補助金を得てつくっておる施設でございます。したがいまして、幼稚園給食まで、そこに踏み込むということになりますと、解決しなければならない問題があるんではないかなあと、こんなようなふうにも思っております。いずれにいたしましても、根本的な考え方といたしましては、やはり、家庭の手づくり弁当が好ましいという考え方でございますので、現在のところは、お話のような考え方を持てないというふうにお答えをしたいと思います。 それから、時間延長の問題でありますけれども、まあ30分ぐらいの延長はどうかということでありますが、これも何度もお話しておりますように、4時間程度が、一番その年齢の子たちに対しては適当な保育時間であると、こういうふうになっておりますところを、諸般の事情から、刈谷市は、平均いたしまして4時間40分程度保育しております。これをさらに30分ということになりますと、たった30分かということかもしれませんが、30分プラス40分ということになりますと、現在の保育時間というのがぎりぎりの線ではなかろうかと、こんなようなふうに考えております。 また、要望に対しましてはどのように思うかということでありますが、正直に申し上げまして、家庭では、やはり、長い間保育してもらった方がいいというのは、私も思いますけれども、これは、やはり教育という立場で物を考えますと、私どもは、これも再三申し上げておりますように、文部省の幼稚園教育指導要領を遵守していくことが、結果的にお子さんたちのためになるのではないのかなと、こんなように考えますので、ひとつ、そういった意味で御理解をいただきたいと思います。
○議長(酒井博) 開発部長・・・
◎開発部長(渡辺恒夫) 再度の御質問にお答えを申し上げたいと思いますが、まず最初に、平成元年度の報告書を破棄したという説明を聞いたというような、何かそんなふうに私今聞いて受けとめたんですが、そういうことではなくって、元年に御報告させていただきましたこの推進報告書という中の、特に後ろの方にございますスケジュール案がこのとおりにいかなくなったので、見直しをしなきゃならないということが一つと、それから、社会情勢が変わってまいります。そういうこと、あるいは、地権者のこれからの協議の中で、いろいろ御意見等が出てまいります。それらを総合的にまた勘案をしながら変更することがあるというように、御理解が賜りたいと思います。 それから、本当にその土地に対する愛着が強いのかと、こんな御質問でございますが、これは私どもが常に会議に出席をしておりました中で、そんな感じ、特に評価に対する期待感が非常に高い、こんな受けとめ方をしております。 それから、6年に本当に難しいのかと、こんな御質問でございますが、前回お示しをいたしましたスケジュールの案でいきますと、90年の3月に準備組合設立と、こんなスケジュールの案で進んでおりますが、これが今日現在、まだ準備組合に至っていないということで、このスケジュールのような、いわゆる平成6年のオープンにはとても間に合わない、こんなようなことで、先ほど申し上げましたように、来年度の予算編成の時期までには、できればスケジュールの案の見直しをしていきたいな、こんなふうに努力をしてまいる決意でございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(酒井博) 9番月脚治隆君・・・
◆9番(月脚治隆) それでは、最後の質問となりましたので、要望に置きかえながら、一つずつ再度お願いしておきたいと思います。 まず初めに、公営住宅の件について。これは今後の町の活性化とも、そしてまた、高齢化へ向けてのそういう対応を伴います。さらなる建設開始ですね、御努力をお願いしたいと、こういうふうに思っております。よろしくお願いいたします。 それから、養護老人ホーム。これにつきましても、部長さんの方から、本気で取り組むということでございますので、どうか市民にこたえるためにも、そしてまた、先ほど私が提言いたしましたような、そういう複合的な施設も、できたら織り込んだ施設づくりに、今後取り組んでいただきたい、こういうことを述べておきます。 三つ目の幼稚園の問題。いろいろ検討されておりますけれども、なかなか実施が難しいようでございますけども、他市ともいろいろ検討していただき、そしてまた、特に子供さんをお持ちの方々へのアンケートをとりながら、市民の方々の御要望を、再度、今後研究の課題としてとっていただきたいと思っております。 4番目の刈谷駅南口。これについてはいろいろ問題点ということで動いてきたと、これが問題でございますけれども、それは、やっぱりとらえ方として、ほんとに刈谷市では開発といいますか、そういう駅前開発、そういう開発でも始めたかったわけでございますけれども、始めたならなおさらですね、もっともっとそういう地権者の方とも、他のそういう開発を見に行くことが、また勉強するとか、もっと前向きなそういう姿勢をとっていくことが必要だと思うんですね。ほんとに、研究会を持ったものの大変年数がたってますし、いまだに、そういう準備組合もできてないということは、私も遺憾に思います。 これからですねえ、やはり、そういう点で、もっと積極的に、ほんとに現場に入り込んで、そして、地権者とひざ詰めで、そして納得していただいて、一日でも早く、すばらしいまちづくりを要望しておきます。よろしくお願いします。以上であります。
○議長(酒井博) 30番伊藤達夫君・・・ (登壇)
◆30番(伊藤達夫) 議長のお許しを得ましたので、3点にわたって質問をいたしたいと思います。 まず第1点は、福祉対策についてであります。 当市におきましては、福祉対策については、関係スタッフの方々が大変な努力をされており、他市に比べて、福祉行政については若干進んでいるように思います。しかし、老人福祉の面では進んでいるとは言えません。そこで、二つほど質問を申し上げ、当局の考え方をお伺いいたしたいと思います。 まず、今日の高齢化時代を迎えまして、ますます健康で過ごす老人が多くなりました。その中でも、全国的に老人ゲートボールが盛んになり、競技人口も年々と高年層へと広がる傾向があらわれていることは、関係当局の方は承知のとおりだと存じます。 ゲートボールは過激なスポーツとしてでなく、むしろ、老人に適した健康維持とレクリエーションを備え、地域の老人が、互いに親睦を図る。ここにウエートが置かれているところに、この競技の意義があると思います。そこで、当市においては、年々競技人口が増加、競技団体、昨年まで27団体307人でございましたのが、本年に入りましては30団体427人の競技人口を有しております。しかし、競技または練習する場が少なくて、地域の老人会の役員の方々は、ゲートボールを楽しむ所の確保に大変な苦労をしているのが現状で、やむを得ず民間の空き地を借りたり、小中学校の運動場の
片隅等を借りて練習をしたり、試合をしていらっしゃるのが現状であります。また、実態でもあります。 先日も、私の知人で、県のゲートボールの公認審査員をやっておみえになる、碧南市内在住の山田さんという人に聞いた話ですが、公式ゲートボール競技場は、他のスポーツ競技のグラウンドから見れば比較的狭いコートで、縦が25メートル、横が20メートルで可能ですよとの話を聞きました。 そこで、当局にお尋ねをいたします。刈谷市有地を何箇所か選定をされまして、公式ゲートボール競技場を早急に建設し、これらの老人の方々の悩みの解消を図られる意思のほどをお持ちかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、私は、テレビを見ていたとき、テレビの中で、現在の高齢化社会を迎えた中で、岡山県のある老人が、あなたは年を老いていく中で、何を一番心配されていますか、のインタビューに答えられまして、そりゃ、わたしらアパート住まいの70歳を越した老夫婦だが、何といっても、安心して落ち着けるところは自分の家だが、わしらの年金生活で、現在のアパート住まいも家賃の支払いに事欠くほどだ。生活に破綻がくる。何とか年金で暮らせる住宅があったらよろしいがなあと、おっしゃっていたことを聞いていて、当刈谷市として、このような老人の方々が、安心して、落ち着いて余生を楽しく過ごせるような住宅づくりを考えられてはどうかと思います。いかがなものでしょう。 地方自治体において、限られた財源の中で高齢者に対応することは、大変難題であるかと思いますが、しかし、私としては、これを当然のこととして放置をしておくわけにはいかないと思うわけです。先ほどの年金収入で入居できる住宅だったら、自分たちが今住んでいる部屋数6畳一間でも、とにかく落ち着ける部屋があればよいと、つけ加えて言っていらっしゃる。こうした話から、高齢化社会がどんどん進むことは確実化される中で、提案でございますが、今後建てかえされる住宅の一部を、高齢者専用住宅に変えていかれてはどうでしょう。当局の慈悲のある答弁を求めるものであります。 大きい2点目として、現在、市内の各所に、最近は文化活動の拠点としてさまざまな公共施設が建設をされ、活気あるまちづくりの一端として、大変喜ばしい次第であると思うわけであります。例えば、市民会館においては、平成2年度では貸しホール回数が、有料、無料を合わせまして507件、55.4%。また、貸し会議室につきましては、全体の66.5%の実績があります。よって、この市民会館は、地域住民にとっては、心から親しまれているように感じますが、市民会館の使用目的は、地域住民から親しまれ、かつまた、多種多様の機能を果たし、刈谷市のシンボル的役割を果たしておると思います。しかし、利用者の方からは、市民会館を利用してもいいが、少人数、10人、50人ぐらいの人で打ち合わせする場所はまあまああるが、50人、100人規模の会合、100人、500人ぐらいの会合を開催するときには大変困る。何とか、その程度の会場はないものかとの質問がありました。 そこでお尋ねします。地域住民の愛着や親しまれる会館として、ただいま申し上げましたほどの規模のホール、または会議室を備えた建物の建設促進をされてはいかがでございましょうか。当局の意のある答弁を求める次第でございます。 最後に、ごみ行政についてお伺いします。 まず第1点は、当市は、ごみは可燃物週2回、不燃物週1回、収集業務を行っておられ、さらに昭和59年度からは、乾電池を分類して収集処分をしていることは、承知のとおりだと存じます。住民のモラルの問題化、当局の徹底の仕方に問題があるのかもしれませんが、最近のごみ置き場の周辺は、生ごみの散乱で、置き場の付近の住民からは、悪臭を放ってたまらない。夏などは戸をあけられない状態で、ゆっくり寝るにも眠れないとの苦情が殺到いたしております。このため、住民に対しては、広報、市民だより、パンフレット等を作成して、このこととごみ減量を市当局、地区委員さん等と一緒になって呼びかけてきておられます。住民の関心を持たせるまでにいっていないのが現状ではなかろうかと存ずる次第です。 そこで提案を申し上げたいと思います。何かをセットして呼びかける必要があると思いますので、ごみ収集カレンダーを作成して、全戸へ配布して、市民の協力を得られてはいかがなものでしょうか。御所見をお聞かせ願いたいと思います。 次に、不燃物の最終処分地においては、現在、一生懸命延命作戦を展開されてみえます。しかし、端的にお聞きをいたします。寿命はあと何年と見てみえるのか。将来に向かって、新しい処分地用地の確保について、どのような経過をたどって、どのような計画を立てられているのか、お尋ねをいたしたいと思います。 以上で第1回の質問を終わりたいと思います。
○議長(酒井博) 福祉部長・・・
◎福祉部長(稲垣健允) 伊藤議員さんの御質問のうち、関係分について御答弁を申し上げたいと思います。 まず、高齢者のゲートボールが大変盛んだけれども、その場所がないではないかという御質問でございます。現在、公園等で25カ所ほどやるところがあるわけでございますけれども、老人クラブの中だけでも48クラブあるというようなことで、なかなか場所の確保が大変だということは承知をいたしているところでございます。しかし、先ほど面積の御指摘もございましたけれども、今、刈谷市では、社協の方で年に1回ゲートボール大会をやっておりますけれども、これは河川敷を利用してやっておりますが、大会となりますと、大体8面ぐらいが必要だということになります。そうしますと5,000平米ぐらいのものが必要になるわけでございまして、大変大規模になるということで、今いろいろ検討はしております。分割といいましょうか、各地で予選方式のようなことも考えながらというようなことで、今検討をしておるということで、ひとつ御理解をいただきたいなというふうに思っております。 2点目の専用住宅の件でございますけれども、高齢者を担当する部といたしましては、やはり、お年寄りの方の専用住宅ということになりますと、どういう定義になるのかなというふうに思うわけでございますけれども、福祉法上でいいますと、経費老人ホームだとかケアハウスだとか、あるいは有料老人ホームというようなものが該当するわけでございますけれども、高齢者といえども、元気なうちは、公営住宅のようなところで、いろいろな方々と暮らすことが望ましいではないかというふうに思っておるわけでございます。 そこで、先ほど御指摘のように、建てかえの際に、そういったところを設ける気はないかというような御質問でございますけれども、これは担当部の方へお願いしながら、これからの課題として進めていきたいな、研究したいな、こんなふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。
○議長(酒井博) 市民部長・・・
◎市民部長(加藤直樹) 伊藤議員さんの御質問のうち関係分、すなわち市民会館が例に出されましたので、私の方から御答弁をさせていただきたいと思います。 まず、文化活動の場として、いわゆる小ホールについてのお尋ねであろうと存じますが、現在ございます市民会館につきましては、昭和40年に建設をされたものでございます。したがって、大ホールは固定席が1,216、それに補助席を含めますと1,408ということになってございます。やはり、これは興業を行っていく場合には、採算性の問題等もございまして、少なくとも、これ以上の席数が望ましいというようなことも伺っておりますので、これはこれとして必要な施設であろうというふうに考えております。しかし、最近におきましては、市民文化のニーズも高まってまいりまして、講演会とか、あるいは各種の大会等も頻繁に利用されておるというのが実情でございます。そうした中で、今お説のような小ホールの必要性というようなことも出てまいっておりまして、私どもも、皆さんからお伺いをいたしまして、十分認識をいたしておるところでございます。何にいたしましても、現在の施設の中では、改修あるいは増築、そういったことは難しいということでございますので、いましばらくは、大ホールとか、あるいは披露宴室、それに、今回改修を予定いたしまして予算をお願いいたしておりますところの旧食堂、こういったところを御利用いただきたいというのが今の気持ちでございますので、御理解を賜りたいと思います。 そこで、一つの考え方でございますが、私ども、今後開発を予定されております場所におきまして、文化施設の建設、そういったようなことも考えておりまして、目下検討いたしておりますので、その点は、ひとつ御理解を賜りたいと思います。以上です。
○議長(酒井博) 経済環境部長・・・
◎経済環境部長(平山昭雄) 伊藤議員さんの関係分について、お答え申し上げたいと思います。 第1点がごみの収集について。市民のモラルを向上するというようなことから、カレンダーをつくったらどうかという御提言でございます。現状を御説明申し上げますと、御案内のように、各地区ごとに収集の曜日が違っております。したがいまして、すべてまとめて1枚のカレンダーにまとめるということになりますと、非常にまとめにくい。また、見にくいというような形になるというようなことから、現在は、各地区別にB4版のこうしたカレンダーを毎年度つくって、それぞれお渡しをしておるわけでございまして、その中には、表面には燃えるごみ、燃えないごみの種類ごとに収集の曜日、出す時間、出す場所、出し方、ごみの内容とごみの処分方法などをそれぞれ記載し、裏面には、ごみの分別の仕方、それから粗大ごみ、家庭の大量のごみの処理の仕方など、わかりやすく資料をつくりまして、各戸へ毎年度つくって配布しておるという状況でございます。 さらに、平成2年度から指定袋による不燃物の分別収集を推進しておりますが、その袋収集に切りかえる順序につきましては、各地区で説明会を開催いたしまして、不燃物収集カレンダーを配布しておるというのが実態でございますので、御理解がいただきたいと思います。 それから、第2点目の不燃物置き場の問題でございます。いろいろ地元の方とも協議をしておるわけでございますが、いずれにいたしましても、用地の確保が大きな問題でございまして、現状では、それぞれ破砕機による掘り起こし、破砕、それから分別収集による減量化というようなことで、できるだけ寿命を長く持たせたいということで考えております。2年間は持つというふうに現在考えておりますが、今後の考え方といたしまして、地元の方に、できるだけ早く話を進めまして、土地改良事業によって、何とか用地を生み出していきたいという考え方で、具体的に進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解と、今後とも御協力がお願い申し上げたいと思います。以上でございます。
○議長(酒井博) 30番伊藤達夫君・・・
◆30番(伊藤達夫) 1番から順を追いまして、再質問をさせていただきたいと思います。 ゲートボールの質問はですねえ、古い話になりますが、大分前に一遍、この本会議場でも取り上げてまいりました。しかし、変わった方面から再質問をさせていただきますと、昭和59年に策定されました第4次総合計画の64ページには、高齢者が進んで社会へ参加できる施設として、老人専用ゲートボールの設置と整備を早急に図る必要がある、とあります。しかし、それから関係当局の方たちの様子を見ておりましても、何らそれらしい整備が行われていないと思います。どのように、現在までその整備計画を立てられて、整備計画を立てられるときには、もう既に、このようにしてやっていかなきゃいかんがなあというような前立った計画を立ててやっていかなきゃいかんと思うんです。それでないから、こういう苦情が出てきたり、何かがくるんじゃあなかろうかね。そういう意味で、現在までどのように進められてきたのか。その整備計画を立てたときに、そういう話を、当局でどのような話をしてやってこられたのか、お尋ねいたしたいと思います。 それから、専用住宅の件でございますが、先ほど建設部長さん、建てかえの中で云々とは言われなかったです。しかし、今後空き家ができ次第、高齢者、障害者の方のための住まいを確保していきたいというようなことを言っておられました。ちょっと僕の聞き間違いかどうか知りませんけれども、そういった計画を団地団地で立てられていくのかね、ちょっとそれを教えていただきたいと思うんです。 それで、例としてちょっと取り上げますと、隣町の三好町ですが、現在の住宅の一部を、1階だけを改善をして、そこへ入居させておると。そして、将来に向かっては、今後建てかえた中で、1階を何とかしていきたいというふうな、それぞれの独自の方向性を示して、今現在実施をされております。当刈谷市はですねえ、お金はどんどんあるし、こういう弱い方の味方をしてもらいたいと思うんです。そういう意味で、再度一遍、今後の方向性をちょっと示していただきたい。 それから、市民会館の問題ですが、これも第4次刈谷市総合計画127ページの中に、市民文化の向上を図るため、市民各層の要望にこたえる事業を計画をするとともに各種民間団体を発展させるためにも、芸能等の発表の場の活用を十分できる施設の建設と計画と充実を図る、とあります。そこで、大企業だとか興行主の方々が何千人と集めておやりになるときは、現在のホールでも結構ですが、しかし、小さいお店だとか、失礼なんですが、各種団体の方が、広過ぎて、現在、披露宴室等を利用してやっていらっしゃるが、料金だとか、その他いろいろな弊害があるとのことでした。この意味からもですね、総合計画にうたわれているような活用はできないと思うわけです。その意味で、今後はどのような構想で担当部局は考えていかれるのか、御披露をお願いいたしたいと思います。 それから、4番目の問題ですが、大きな見地に立たれまして、刈谷市だけでやるという問題じゃないんです。これはもう相当多範囲で、どこの市も困っておる問題ですね。だから、私は、できれば大きな見地に立って、衣浦圏の中、また圏内関係者とも話し合っていくことが一番手っとり早い方法ではないかなと、こんなことは私らが言わんでも、当局の皆さん方が知っていらっしゃることだと思います。そういう意味では、早く目的が達成されるんではなかろうかなと、私はそういうふうに思います。意見がありましたらお願いいたしたいと思います。以上でございます。
○議長(酒井博) 福祉部長・・・
◎福祉部長(稲垣健允) 再度の御質問でございますけれども、総合計画に載っておる整備計画との整合性といいましょうか、実効性といいましょうか、そういったことについての御質問でございますけれども、それ以後、どんなところで、どのようにつくってきたかということでございますが、なかなかゲートボールだけで用地を求めて専用場をつくるということは、今できておりませんけれども、できるだけ公園の中で、そういったことがしていただけるようにということをお願いしながら、現在、公園の中で21カ所、あるいは児童公園の中でも4カ所というような形で25カ所あるわけでございますが、確かに、新しい土地を設けて、そして専用のものをつくってはきておりません。 先回も、蒲郡の方をちょっと調べますと、大変立派な専用のものがございますので、私の方も、今の市が持っている土地を有効利用しながら、いいものがつくりたいなあという気持ちを持ちながら、今進めてます。 なお、この公園以外に、ちょっと忘れましたけれども、保育園用地ということで取得してきました土地に対して、小山だとか野田でございますけれども、このようなところでは、ゲートボール場に使っていただいておるというような経緯もあることも御報告しながら、御答弁にかえさせていただきます。
○議長(酒井博) 建設部長・・・
◎建設部長(林尚) 先ほど御説明が悪くて、ちょっと申しわけございませんでした。高齢者の方だけでなしにですね、身障者の方等々につきましては、空き家住宅を対象にいたしまして、一定の枠内で、抽選によらず、先行して入居をしていただいておるということを御説明したわけでございますので、ひとつよろしく御理解のほど申し上げたいと思います。 それから、建てかえのときはどうかということで、先ほど月脚議員さんにも御説明を申し上げたところでございますが、今後1階につきましては、スロープ的なものを考えていったらどうかということで、今、内部的に協議を進めております。ですから、3階、4階で、先ほども月脚議員も言われたように、非常に階段的に苦労ということで、1階を充てていくというようなことで考えていったらどうかということで、今、中で検討中でございますので、できるだけそういうような方向に沿った検討をしてまいりたい。とともに、担当課ともいろいろ協議をして、意見を聞きながら進めてまいりたいと、かように思いますので、御理解を賜りたいと思います。以上でございます。
○議長(酒井博) 市民部長・・・
◎市民部長(加藤直樹) 再度の御質問に対し、お答えをさせていただきます。 先ほどお答えを申し上げましたとおり、私どもといたしましても、やはり、でき得れば300人から500人収容の、いわゆる小ホールの必要性というようなことは認識をいたしておるわけでございます。したがいまして、現在のところ、関係部局とも協議をしながら、先ほど申し上げました、新しい開発をされるところに文化施設をつくっていきたいということで、真剣に検討をいたしておるということでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
○議長(酒井博) 暫時休憩いたします。 午後2時00分 休憩 午後2時10分 再開
○議長(酒井博) 休憩前に引き続き会議を開きます。 30番伊藤達夫君・・・
◆30番(伊藤達夫) あと要望にとどめておきたいと思いますけれども、順を追ってお話をしていきたいと思います。 全体をとらえまして、私が、今回いみじくも、総合計画の中から、読んでおった中から、二つの点について質問をしたわけでございますけれども、今までの答弁を聞いておっても、本当にその計画を立てたにもかかわらずですね、その計画どおりに、目標どおりにやられていないということがよくわかります。計画を作成をされたからには、目標どおりやるべきだと思うんですね。遅いか早いか、どっちにしても。だけども、計画を立てることはだれだってやれるんですよ。早急に考えて、いろんな事業を実行してもらうことを要望いたしたいと思います。 それから、1点ですねえ、先ほどごみの問題でございますが、各地区に配っておると、チラシですか、その効果はどのように出てきておりますか。そのチラシを配ってから、かなりの方が認識を持たれてきたかどうか。そういう細かい点を言うようですが、一遍教えていただきたいと思います。 それから、これは個人的なことになりますけれども、実は、原稿を書くときに、私が、今ゲートボールの競技人口は何人おるんだと言って、ある課へそう言ったわけです。尋ねたら、私が尋ねるとこが悪かったのか、当局の方が連携がとれていなかったのはわかりませんけれども、それはあそこですよと。それで、そこへもってきて、そこへ聞いたら、何を言っとらっせるだらあねえ、私のとこじゃなくて、あれは体育館ですよ、という話になりまして、最終的にはですね、体育館で掌握をしてみえたと。体育館に竹中さんというゲートボールの協会の会長さんがみえて、その方を中心とした団体が何十団体何々あるということをお聞きしましてですね、これが常に行われておる刈谷市の行政の中の考え方かな、というふうに私も思ったわけであります。今後、やっぱり、きちんとした連携をとられながら、事業については、おくれておる事業については、一日も早い施行を希望いたしまして、要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(酒井博) 経済環境部長・・・
◎経済環境部長(平山昭雄) ただいまの御質問で、ごみの収集計画表でどの程度の効果が上がっておるかということでございますが、つぶさに、どれだけの効果ということを数字的に御説明ができないということで、非常に残念でございますが、ただ、不燃物の収集カレンダーというのも別に、不燃物の分別収集をやっている地域につきましては出しておるわけでございますが、この関係につきましては、非常によく徹底をしておるというふうな理解をしております。そのほかのところにおきましても、この収集計画表に基づいて、ごみの出し方、分類、さらにどうしたらいいかというようなことも記載がしてございますので、今後も、それぞれ市民の協力を求めるように活動していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。
○議長(酒井博) 17番渡辺金也君・・・ (登壇)
◆17番(渡辺金也) 17番の渡辺金也でございます。議長さんのお許しをいただきましたので、さきに通告させていただきました2点につきまして、お尋ねさせていただきたいと思います。が、前者が、この私の質問に対する、2件とも過ぎておるようなことでございますが、私は、私なりの所見を入れた、ひとつ質問で、御答弁は1回聞くより2回聞いた方がよく頭に入りますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 まず、1件目の刈谷駅周辺再開発についてを、お伺いさせていただきたいと思います。 原稿を要約させていただきまして、私の所見を入れながら聞きますので、原稿どおりやると時間いっぱいかかると思いますので、できるだけ早いとこ終わらさせていただくように、努めさせていただきます。 当初、刈谷駅南口再開発と銘打って、日本陶管の跡地も取得して取り組み出し、はや6年、7年と月日もたってしまいました。特別委員会発足当時は、タカハ研究所に構想計画等々を依頼し、早期に工事に着手できるような感じすらあったわけでございますが、どう遠道をしているのか、いまだ光明が見えません。ときに、中間説明報告では、関係当局と地主側とたびたびの勉強会、役員会等々を行っていただきまして、再開発の趣旨は理解してもらえたように聞いておりますが、地主さんの要望がきつく、一部の賛成者が得られないような話を耳にしておる次第でございます。 私も、いろいろかの会合の場で、駅前の開発はどうなっておるのかと、よく質問を受けるわけでございます。しかし、こうした大型事業には難しい問題はつきものだと、だれもが承知しておりますが、余りにも月日がかかり過ぎではないかという声が、昨今多く聞くようになってまいりましたので、私も地元に地主さんがみえますので、一生懸命努力はさせていただいておりますが、しかし、私素人では、最良の手法が思い当たりません。そこで(1)といたしまして、現在の事業推進状況、また、現在の状況をお聞かせ願いたいと思います。 次に(2)の専門業者への委託については、ちょっと、これは私の考えでございますので、これもそういうことはできないならできない。なぜ、できないならできないということを、ちょっとお聞かせ願えればありがたいと思います。 この件につきましては、地主さんの評価査定が難しいような先ほどの答弁。また、話も聞いておりますが、公認の土地評価委員等の専門の方々に依頼をすることはできないのか。また、事業関係者、その道の専門分野に委託するようなシステムができないのか。見解をお聞かせいただきたいと思います。 次に、2件目に老人ホームの改築についてでございますが、これも、先ほどいろいろ詳しく御答弁がありましたが、私は私なりに、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。私が今さら申し上げなくても、御承知のとおり、我が国もお年寄りの人口の増加に伴いまして、長寿国になってきておることは言うまでもないことでございます。刈谷市も、15年前には想像もできなかったふえようでございます。そうした中で、戦前戦後の時代と違って、家族が老人と若者との分類生活と言いましょうか、別居生活がふえてまいりました。したがって、老人のひとり暮らし、また、二人暮らしと、老人家庭が非常にふえてきております。こうした老人の方々から、刈谷市も、今のホームを早く増改築してほしいという要望の声が多く聞かれるようになってまいりました。 そこでお尋ねいたしますが、2、3年前ころより、重原のすぎな作業所前あたり、候補地として、増改築の話があったように記憶していますが、現在どうなっているのか、お聞かせ願いたいと思います。これも福祉対策事業の一環として、早急に実現していただきたいと思うからでございます。 (2)といたしまして、老人の暮らしと長寿についてをお願いいたします。 この項は、私の所見がほとんどでございますが、刈谷市も、最近は老人福祉事業もいろいろと御配慮をいただき、真剣に取り組んでくださっておられる姿は非常に感謝しております。つい先ほどの市民だよりにもありますように、老人福祉事業として、いろいろかの施設事業設置、住宅福祉等々の御説明、また趣旨、内容の書いたものを配っていただきまして、本当に配慮をしていていただけるだなあと思って感謝しております。しかし、先ほども少し申しましたが、安らぎの持てる暮らしの場を求めておられる老人の方々の話題の一つとして、家にいれば身を縮めておらなければならない。それかといって老人同士が心休める場所も余りない。これでは、若い人々は平和な時代だと言うが、我々は長生きできるのもできないようなというような話を聞かされまして、こうした方々が喜んで長生きできるような、少しでも早く老人ホームの建設をお願いする次第でございます。当局のお考えをお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。醜悪な文面で申しわけございませんが、ひとつ御答弁をお願いし、1回目の質問を終わらさせていただきます。
○議長(酒井博) 開発部長・・・
◎開発部長(渡辺恒夫) 渡辺議員さんの御質問に、お答えを申し上げたいと思います。 南口の整備につきましては、それぞれ議員さんから御質問があり、御答弁申し上げているとおりでございますが、特に事業の進捗状況ということでございまして、研究会の組織を通じて、月に2回という定例化で、現在勉強会を持っておりますけれども、やはり、自分たちのそれぞれの資産がどうなるだという不安があるわけで、それを具体的にやってみると、いわゆる権利返還がどういう形になるだろうというような御意見も相当出てまいりまして、ただ、そういう権利の返還というものは、従前の土地のその評価をどうするかということがポイントになるということでございまして、再開発の基本的手法でございます権利返還で、従前従後の権利の評価というものは極めて重要な問題でございますので、このことについては、やはり、多少時間がかかるではなかろうか。現在、そういうことで世話人会あるいは研究会という場の中で論議をし合って、同一歩調のいい案が出ないもんだろうかということで、一つの方向づけをしていきたいというようなことが、活発に論議をされているところでございます。 なお、その中にも建物の配置計画、あるいは、先ほど来御説明申し上げております土地に対する愛着と申しますか、地上権をつけないような方法がないだろうかとか、いろいろな勉強会という形で研究を重ねておる現状でございます。 それから、その地主さんのその評価の査定について、専門的なといういろんな御意見が出てまいりました。それから、専門業者への委託というようなことも出てまいりましたけれども、現在のその研究会活動そのものが、世話人会、研究会ともに専門にコンサルを同席をさせております。その中で質疑、討論を行っております。なお、欠席された方につきましては、市の職員が会議の出席方の要請とあわせまして、会議の内容についても説明を申し上げながら、コミュニケーションを図っているという状況でございますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(酒井博) 福祉部長・・・
◎福祉部長(稲垣健允) 関係分について御答弁を申し上げたいと思います。 さきの月脚議員さんのときの質問の際の御答弁と重複いたしますけれども、ただいま地主さんに御協力をお願いしているというのが現在の段階でございまして、今後も粘り強く交渉を続けてまいりたいというふうに思っておりますので、格別の御協力をお願いしたいと思います。 それから、安らぎのある場所を与えてはというような御質問につきましては、この老人ホームの中にも、いろいろな在宅の方々の施設を入れて、複合的にやっていきたいなという考え方を持っておりますし、また、健康な方々の施設というものにつきましては、今、青葉の老人センターがございますけれども、そういったものも大分古くなってきておるので、今後そういったものの検討もしなければならないというふうに考えていますので、ひとつよろしく御理解を賜るようにお願いを申し上げます。
○議長(酒井博) 17番渡辺金也君・・・
◆17番(渡辺金也) ただいま、1回目の質問に対して御答弁をいただいたわけでございますが、最初申し上げたように、前者の御答弁でほぼお聞きしておりますが、そういう関係で、簡略に御答弁いただいたと思いますが、本当に勉強会、また世話人会、研究会等々、いろいろな方々を交えての席を設けて、積極的に取り組んでみえるという姿勢は、本当に感謝にたえないところでございますが、そうした中で、この年月を費やしておる関係で、いろいろな御意見が飛び出てくるわけでございますが、先ほども申しましたように、大型事業に対しては、いろいろな難しさがあれこれとあるということは、私も承知しておるわけでございますが、そうした面で、そういうことも考えながら、今まで以上のあれも積極的にやっていっていただきたいと思います。 それから、一つお聞きしますが、いろいろ市の所有と個人のあれがあるわけでございますが、南口に関してはですねえ、どうもこれを全部話をつけて白地にせなきゃ、どうしてもこの事業に着手できないのか。ある、この市有地を基本として、その隣にある方々の話ができるといっても、飛び飛びでは何ともならんかとは思いますが、あれを眺めさせていただきますと、ある程度は、小口からかかれるような感じも受けるし、中には、そういうこともおっしゃられる方もございましたので、そうしたことが、どうしても全部、今計画のとこが話がまとまらなければ、工事着工ということはできないのか。これをひとつ再度お聞かせ願いたいと思います。 この専門業者等々は、勉強会、また研究会で、コンサルタントやいろいろの方々が中に入って鋭意話を調整し、進めておるというお答えでございますので、これはそういうふうにお聞きをさせていただいておきます。 また、次に老人ホームですが、今ちょっと自分が聞き漏らしたか、鋭意交渉はしとるというだが、最初の候補地を、それ一本に絞って交渉をしてみえるのか。その交渉内容が、どういう面で行き詰まっておるのか。また、そして、そこが余り脈がないようなら、どこか候補地を変えてでも、早期にできるような考えはできないのか。そこらの点をひとつお答え願いたいと思います。 また、今、老人は非常に多くなってまいりまして、先ほどもお話したように、ほんとに寂しい生活、本当にこういう方が九十、百までも生きれるような皆さん、こうしたお年寄りに苦をさせるということは、非常に心外にたえないような気もするわけでございますが、せんだっての市民だよりも、90歳以上が150何人という方々のお名前を見ても、大体ああいう方は、昔の家族制度のようにうまくいって、苦もないとは言えんが、わりかた家庭生活に恵まれた方々がほとんどだなあというようにも思います。そうした中で、なおさら、そういう寂しい生活をしてみえるような方々が、一人でも多くの方々に、安気に安らぎの持てる明るい気持ちで余生が送っていただけるような施設づくりにも、本腰を入れていただきたいなあと、こういうことも思っておりますので、ひとつその点、もう一遍ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 以上、2回目を終わらさせていただきます。
○議長(酒井博) 開発部長・・・
◎開発部長(渡辺恒夫) 再度の御質問で、特に区域の変更はどうだという御意見の提案も今あったわけですが、この再開発事業そのものは、都市再開発法に基づきまして、都市計画決定が必要でございます。さらに駅前広場の整備、あわせまして周辺の刈谷町線あるい高須線等の拡幅も同時にやっていかなきゃならないという考え方で、事業計画をつくっております。したがいまして、現在ではこの5.3へクタール全員の同意をいただきながら、事業を進めてまいりたいということでございます。ただ、これから詰めていかなきゃならんわけですが、それぞれの地主さんの御意向を集約した中で、あるいは検討をしなければならない時期があるかもわかりませんが、現在では一応この区域、一つの区域として計画をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(酒井博) 福祉部長・・・
◎福祉部長(稲垣健允) 再度の御質問でございますけれども、まず、交渉の中で候補地は何によって行き詰まっているのかというような御質問でございますけども、先ほど申し上げましたように、特例農地の方もございまして、その場で農業を続けていきたいという強い意思を持ってみえる方もございますし、また、同等以上の土地を持って来いという方もございまして、用地交渉が非常に複雑で難しいということを申し上げておきたいと思います。 また、もう1点、これを変えて建設する気はないかということでございますけれども、今交渉に行っておりますし、これは農振除外をする際にも、福祉村の一環として、この中に老人ホームをつくっていくという考え方で進んできておるわけでございますから、もうしばらく、これは努力をしてここの場でという、今のところ変更する考えは持っておりませんので、御理解をいただきたいと思います。 それから、安らぎのある余生のための場所という御質問でございまして、ちょっと理解しにくいわけでございますけれども、老人住宅を指してみえるのか、あるいは老人ホームの安気なところという意味なのか、ちょっと二通りの取り方があろうかと思いますけれども、洲原ほ一むは特養ができましたし、市の養護老人ホームはちょっとは古くなっておりますけれども、一応野田にございます。あと老人住宅となりますと、これまた変わった角度から考えなければいけませんけれども、今のところ、そういった老人住宅を建設するという予定は持っておりませんので、よろしく御理解をいただきたいと思います。
○議長(酒井博) 17番渡辺金也君・・・
◆17番(渡辺金也) 大変同じようなお答えだから、しにくかったと思いますが、どうもありがとうございました。 この再開発については、いろいろわからんこともないわけでございますが、今のような固い、そういう推進意識で、ひとつ今後ともたゆみない努力をしていただきたい。 また、我々が手助けできることがあれば、一緒に手助けさせていただきたいとも思いますので、どうか、これが一日も早く着手、または完成が見られるよう、互いに努力していきたいと思いますので、あわせてお願いして終わらさせていただきます。 また、老人ホームの方ですが、そういった農振除外等々で、そこへ一応決定した以上、何らかの形で、そこで完成がさせたいというお気持ちはわからんでもございません。しかし、いろいろその過程の中で、替え地の問題とか、単価の問題とか等々あったということは、それとなしに耳にしておりますが、そこがいかないなら、どこかへというようなことができるかできないかということをお尋ねしたわけでございまして、何も、何でもかんでもそこがすぐできにゃすぐかえよという意味でもございません。また、今、この老人と暮らしと、これ判断に苦しむということですが、これも、いろいろ前に御答弁が前者でありましたので、余り要約し過ぎて、ちょっとわからん点もあるかと思いますが、そうした同じホームでも、有料、無料等々があろうかと思います。一番お困りになって見える方が、どちらかといえば、無料入居の方を好んでおられる方が、そういう声が多いわけでございます。中には有料でも、有料でも程度はございますが、1階をちょっとした店にして2階、3階とエレベーターをつければ上へ上がれるんだで、そうしたホームでも、そうすれば町の中でもできるじゃないかというような意見も中には聞いておりますので、そうしたことで、これもひとつ長年の懸案で、一生懸命になっておっていただけることは十二分に認めますが、これもひとつ早い時期に実現できるよう続けて、さらに御努力をしていただくことを強く要望させていただきまして、私の質問は終わらさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(酒井博) 6番佐原祐三君・・・ (登壇)
◆6番(佐原祐三) 6番の佐原祐三でございます。議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。私はピカピカの1年生です。初体験でいろいろと戸惑うところがあるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。 さて、私は、働く仲間の一人として市政に参画しました。本市は、日本でも有数な企業が集まり、財政豊かな都市でありますが、現在、その豊かさの実感がいま一歩市民に伝わってきていないのが現状ではないでしょうか。特に、働く者の町として見た場合、幾つかの問題点がありますと思います。例えば、毎朝の車通勤ラッシュの問題を初め、サラリーマンには手が届かなくなった住宅、土地問題。また、定年後の高齢化社会への対応等々いろいろありますが、本日は、3項目について七つの質問をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 一番初めに、土地、住宅問題について、二つ質問させていただきます。 本市は勤労者の町です。現在の土地の値上がりの状況を見てみますと、刈谷市内でのサラリーマンの持ち家は不可欠に近い状況になっております。今では東浦、半田、武豊、阿久比など、知多半島及び本市以外の建設が多くなっていると聞いております。 そこで当局にお伺いします。 勤労者向け土地、住宅についてどのようにお考えになっているか。また、現在何か進行中のものがあるか。なお、将来の計画があれば、御回答をお願い申し上げます。 二つ目でございますが、本市の市営住宅についてでございます。 先ほど、月脚議員さんからちょっとお話が出ておりますので重複するかもわかりませんが、よろしくお願いします。 本年は、9月1日入居指定日で、伊勢倉住宅が完成したことを市民は喜んでいると思います。その後、当局として、平成3年から5年までの実施計画の予算が、3カ年で7億5,573万3,000円を計上されています。ところが、戸数、場所がわかりませんので、具体的にお聞かせいただきたいと思います。 大きな2番目でございますが、道路行政についてです。一部が、都市開発特別委員会として抵触するかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。 一つ目として、JR刈谷駅周辺と下重原近辺の道路の混雑を考えますと、南北鉄道横断道路が必要だと思います。今回の定例議会の補正予算で、測量委託事業費243万1,000円が計上されておりますので、具体的にルートなどをお聞かせいただきたいと思います。 二つ目です。元刈谷線を東浦へ向けての延長についてでございます。 知立東浦線の朝の混雑ぶりは大変なものです。このコースを少しでも緩和させるために、何としても元刈谷線の延長が不可欠ではないでしょうか。当局におかれまして、何かお考えがありますか、回答をお願い申し上げます。 大きい3番目としまして、交通安全についてです。 本市は自動車産業の町です。交通安全に関しては、他の都道府県以上に関心を持たなければならないと思います。そこで一つ目としまして、ことしに入ってから現在までの交通事故件数と内容等を回答をお願い申し上げます。 今、危険な愛知と言われてます中で、本市は、県内でワースト何位ですか。また、事故内容で多発している原因は何か。また、それへの対策をお考えになっておると思いますが、その中で交通安全市民運動の推進があると思います。その重点的なものを、あわせてお伺いいたします。 二つ目として、交通安全施設の整備についてでございます。 本年度事務概要の中で、交通安全施設として、安全灯を初め8種類掲げ、予定数が発表されております。この予算額をお聞かせください。また、現在までの進行状況と今後の進捗状況もあわせてお聞かせいただきたいと思います。 以上で第1回の質問は終わらせていただきます。各当局の御回答をお願い申し上げます。
○議長(酒井博) 建設部長・・・
◎建設部長(林尚) 関係分について、お答えを申し上げます。 第1点目の本市の勤労者向けの土地及び住宅について、将来計画はどうかというお尋ねかと思います。現在、土地対策研究会でいろいろと協議、検討を重ねているところでございますが、その中の一つで、例えば地価が廉価であり、かつ広大な土地を有するということになりますと、市街化調整区域等でないとなかなか難しいわけでございまして、そうしますと、都市計画見地からいたしますと、当然市街化区域に編入、または農地除外というような、いろいろ問題点が出てくるわけでございまして、今後、土地対策研究会の経緯と推移を見ながら、関係機関と協議しながら促進に努めてまいりたいと、かように思うわけでございますので、ひとつよろしく御理解のほどお願いを申し上げたいと思います。 なお、先ほど来の御質問の中で、月脚議員さんにもお答えを申し上げたわけですが、別に住宅供給といたしまして、県、市のいわゆる公営住宅の建てかえによりまして、増設を図ってまいりたいと、かように思いますので、あわせまして、これもお願いを申し上げるわけでございます。 2点目の総合計画の実施計画書の市営住宅の建てかえ及び環境整備ということで、予算額の7億5,573万3,000円の内訳のお尋ねかと思います。これにつきましては、市営住宅建設費で伊勢倉住宅のB棟32戸分と、それから、新上納の建てかえ55戸分の調査建設費が入ってございます。合わせまして5億5,623万3,000円ということになります。そのほかに西田住宅の森前川の改修に伴います浄化槽、それから、建てかえに伴います入居者の移転ということで7,000万円を計上してございます。それから、住宅の整備ということで7カ所。例えば西境、恩田東、それから下重原、下松、深見、築地、丸荒田ということで、いわゆる建具または台所等の改善費として935万円を見ております。 それから、住宅の環境整備ということで、これは外壁の塗装をやりたいということで、寺西外4カ所の塗装費の360万円。合わせまして7億5,573万3,000円が計上をしてあるということでございますので、お願いを申し上げます。 それから、引き続きまして、ちょっと飛びますが、2番の(2)の元刈谷線の延伸ということでございますが、この現状でございますが、東浦町側につきましては63年度より用地買収、それから、五箇村川と申しますか、境川と申しますか、橋台、橋脚各1基ずつ計2基ができ上がっております。刈谷市につきましても、いろいろ地権者の方、地元役員の方等々にお願いして、再三説明会等打ち合せもやってきておるわけでございますが、この春に、いろいろ最後の打ち合せをした結果、地主さんの御了解も得まして、この秋口から丈量測量に入りまして、来年度から用地買収に入ってまいる所存でございます。そういったことによりまして、急ピッチに事業が進むかと思います。また、県に対しましても強く促進をお願いを申し上げてまいりたいと、かように思いますので、よろしくお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。以上でございます。
○議長(酒井博) 都市計画部長・・・
◎都市計画部長(稲垣利彦) JR刈谷駅周辺の鉄道横断道路のルートはどこか、とのお尋ねでございますが、刈谷駅周辺は、御承知のように、駅南におきましては南口の再開発事業、あるいは神田駐車場の立体化計画、駅の北におきましては、コンテナーヤード跡地利用としての産業振興センター、あるいは相生駐車場等の建設計画構想がございます。しかしながら、駅南北の連絡は、歩行者のための公共通路しかございません。したがいまして、今後整備が進められる駅周辺の施設間の連絡も容易にしなければなりません。したがいまして、駅周辺の交通混雑の緩和を図るためには、どうしても刈谷駅南北連絡道路が必要と考えられております。そこで、お尋ねのルートでございますが、刈谷駅と薬師川との間におきまして、いろいろと複数検討いたしました結果、中山公園の南から東に進みまして、名鉄三河線を地下で潜りまして、右にカーブしながら、JR東海道本線を同じく地下で潜ります。その先を交通児童遊園北側の県道岡崎刈谷線に結ぶというルートが、技術的に可能であろうというふうに思われております。その位置で、現在、愛知県あるいはJR東海、名鉄あるいは公安委員会等々と事前の協議を進めているのが実情でございます。以上でございます。
○議長(酒井博) 経済環境部長・・・
◎経済環境部長(平山昭雄) 関係分について、お答え申し上げたいと思います。 第1点の交通事故の発生の状況でございますが、ことしの8月末現在でございます。管内では人身事故の関係で死亡事故が4件の4人、重傷事故が19件の19人、軽傷事故が439件の535人という状況になっております。 それから、県内で交通事故の関係は何位かというお尋ねでございますが、県下16位という状況になってございます。 それから、交通事故の多発の内容と原因についてどうかというような御質問があったわけでございますが、ことしの1月から7月までの状況を見ておりますと、道路の形状別の発生状況では、交差点事故が全体の68%ということで最も多くなっております。 それから、多発事故の発生状況でございますが、出会い頭、これが41%で最も多くて、その次が追突、それから、右折、左折が12%というような状況になっております。 それから、第一原因者の違反状況ですが、安全運転の義務違反が62%、それから一時不停止が19%、信号無視が5%というような状況でございます。特に、ことしの特徴として考えられますのは、昨年8月末現在の死亡者数が10人ということで、ことしが4人ということで、非常に死亡事故そのものは少ないわけでございますが、重傷者の事故が前年に比較して2倍以上になっておるということで、一つ間違えばすべて死亡事故につながるということで、それぞれ警察署初め非常にこの点憂慮いたしまして、それぞれの取り締まり、あるいは啓発に努力しておるというのが実態でございます。 それから、交通安全の市民運動の関係でございますが、刈谷市交通安全推進協議会におきましては、年間の事業計画をそれぞれ決定いただきまして、また、警察署の指導によりまして、市それから安全協会刈谷支部、刈谷安全運転管理協議会、公民館、婦人会等々、地域、職域の各種の団体の御協力をいただきまして、全国で行われます年4回の交通安全週間の活動、それから、毎月ゼロの日の交通安全の啓発指導、それから、高齢者、幼児、学童の交通安全指導、そういうような各種の事業を行いまして、市民ぐるみで、交通事故防止に現在努めておるところでございます。 それから、第3点目の交通安全施設の予算の関係でございますが、先ほど御質問にありましたように、8種類の施設に対して、予算総額では2,879万6,000円という状況でございます。8月末現在の施設の整備状況でございますが、防犯灯が49基、反射鏡が21基でございまして、今後、予算計画に基づいて、それぞれ事業を実施してまいる所存でございます。以上でございます。
○議長(酒井博) 6番佐原祐三君・・・
◆6番(佐原祐三) いろいろと御回答をありがとうございました。第2回目のちょっと質問をさせていただきます。 1番の土地住宅についてでございますが、ただいまの御説明によりますと、土地対策懇話会でいろいろと検討されておるようなお話でございます。これは、また所属委員会の方でいろいろとお尋ねすることにします。 いま一つお伺いしたいんですが、碧南市が、勤労者向け宅地を何か販売されたと聞いております。刈谷市では、そのような計画があるかどうか、御回答をお願いしたい。 二つ目です。市営住宅の件でございますが、実施計画の完了します平成5年の後でございますが、余の計画について、全部建て直しをする予定だと思いますが、完了予定はいつごろになりますか。あくまで予定で結構でございますから、お聞かせいただきたいと思います。 それから、大きな2番目の道路行政についてですが、先ほどの御説明によりますと、ルートはよくわかりました。したがって、完成予定年月及び費用等を検討されていると思いますが、わかる範囲で結構でございます。サッカー場のように予算の見込み違いのないように、ちょっと御回答をいただきたいと思います。 次に、元刈谷東浦線の件でございますが、今まで、私のちょっと研究不足かわかりませんが、刈谷市の方は何も進んでいないように思っておりましたが、今の御説明によりますと、話し合いがついて、測量に入り、また、買収に来年度から入るというお話をいただきまして、私なりに喜んでおるわけでございますが、それで、買収予定の完了年月はいつごろに置いておみえになるか、その点ひとつ御回答いただきたいと思います。 それから、3番目の交通安全についてですが、ただいま細かく御説明いただきまして、ありがとうございました。今、事務局の方からお話のありましたように、昨年に比べ死亡事故は非常に減っております。しかし、事故件数としましては増加しております。これまた、逆の意味で大きな問題だと思います。残されました年内のことに限って言いますと、やはり、刈谷は自動車産業の町でございます。これからは警察、交通安全協会、また、各それぞれの関係方面とよく連携をとりながら、一人でも二人でも死亡事故を減らし、また、1件でも2件でも事故を減らし、名誉ある刈谷市として頑張ってもらうように、これは要望して、第2回目の質問は終わらせていただきます。
○議長(酒井博) 建設部長・・・
◎建設部長(林尚) 2回目の御質問に対しまして、御答弁を申し上げます。 碧南市が、最近、勤労者向けの住宅を分譲したということでございますが、これもお聞きいたしましたので、報告をさせていただきます。工場跡地ということで市の方が買われたということで、これは何か中学校用地というようなことで確保されたようでございますが、その後、人口の低下等だと思いますが、勤労者向けに分譲されたというふうに聞いております。大体1区画が50ないし60坪で、7区画を分譲されたということで、競争率は10倍強だというふうに聞いております。駅から1,000メーター以下で、非常に近いところだというふうに聞いております。金額については14、5万のようにお聞きをしております。報告をもってお答えとさせていただきます。 それから、2点目の次の市営住宅の建てかえはどうかということでございますが、先ほどの前の月脚議員さんにも御答弁をさせていただきましたんですが、新上納は、これで今5年目に入っております。次に、西田住宅の方へ入っていきたいということでございます。 それから、全体といたしましては、来年度予算をお願いを申し上げながら、全体計画をつくって、年次計画も立ててまいりたいとかように思いますので、そのときには、ひとつ御協力のほどお願いを申し上げたいと思います。 それから、元刈谷線の買収の完了予定はどうかということでございますが、今年度丈量測量をやりまして、その説明会の中の雰囲気としては、非常に協力的でございましたので、何とか4年度で買収を完了してまいりたい。それによりまして、県の方へ促進方を強力に進めてまいりたいと、かように思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(酒井博) 都市計画部長・・・
◎都市計画部長(稲垣利彦) 駅周辺の鉄道の横断道路の完成の予定年月はいつかということと、事業費は幾らかということでざいますが、完成年度につきましては、一番大きな用地買収もこれから進めていくということに相成るわけでございますので、それと加えまして、北側の産業振興センターの建設計画等々もございますので、それらと整合性を合わせた時期に完成ができれば、大変ありがたいなという希望を持っておるところでございます。 事業費でございますが、これは間違えては相成らんぞと、こういうことでございますけれども、現在数字はございません。今後、測量、設計等をいたしまして、実施設計を組んで、初めて積算が出るわけでございますので、その時点まで、ひとつ御勘弁を願いたいというふうに存じておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(酒井博) 6番佐原祐三君・・・
◆6番(佐原祐三) 満足な回答が得られた分もありますが、まだちょっと足らない分もございますが、初めての新人でございますもんですから、いろいろなことは、なかなかうまく申し上げれません。 ただ、最後になりまして、私はちょっと要望としまして、とにかく刈谷市は勤労者の町です。将来、本市が15万、20万という都市を考えるならば、人口流出を防止すること、イコール勤労者向け土地、住宅の対策を、何としてもやっていただかなければ見込みはないと思います。 それから、ちょっとまた話は変わりますが、最近の傾向としまして、各企業への就職者、要するに新入社員でございますね。新入社員の定着率が非常に悪いんです。原因としましては、会社にも関係があるかもわかりませんが、あるところで、刈谷市全体が魅力のない死んだ町に見えるためといううわさを、私は耳にしました。こういう意味からして、勤労者、若者が定着しやすい環境づくりは、今後、何も企業側だけでなく、刈谷市としても、魅力ある町づくりを考えなければならんと思います。昭和50年度に制定されました刈谷市民の誓いを忘れずに、刈谷市発展のために努力されることをお願いし、また要望し、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(酒井博) 15番近藤勲君・・・ (登壇)
◆15番(近藤勲) 15番の近藤勲でございます。議長さんのお許しを得ましたので、順次質問させていただきます。 戦後間もない昭和25年10月、第5回国民体育大会が愛知県で開催され、その後、全国を一巡して、平成6年第49回大会が愛知県に戻ってまいります。刈谷市は、御承知のとおり、相撲会場と少年サッカー会場が決定をみております。あと3年となりましたが、現在の進行状況と、市民にどんなアピールをしているのかお聞きをしたいと思います。 それから、まず相撲会場についてお伺いしますが、過去においては、国技である大相撲が体育館で、刈谷市長が勧進元となって行われたことがあり、特に、毎年行われております全国選抜大学実業団対抗相撲大会は、大相撲で活躍をいたしております多くの選手を生んだ大会でございます。そうした意味から、刈谷が会場であるということが、全国の相撲ファンに知れわたっています。折しも今年度は9月8日、今度の日曜日に、体育館特設会場において、第39回全国選抜大学実業団対抗相撲大会が行われ、刈谷市からは、常連のアイシン精機さんと豊田自動織機さんが選抜されておるようでございます。野球、サッカーに並ぶファンが多くいます。そうした意味でも、相撲会場は大変重要である。こんなふうに思うわけであります。メインの土俵は、体育館の特設の実績を見ていますが、練習会場の拡張予定地がどうなっているのかをお伺いします。 続きまして、少年サッカー会場についてお伺いします。 試合用グラウンドが4面必要とお伺いしましたが、港町グランド2面、多目的グランド1面、サッカースタジアム1面の計4面と思っていましたら、過日の新聞発表では、港町グラウンド2面、多目的1面、電装さんのグラウンド1面と報道発表がありましたが、この辺はいかがですか、お伺いをします。 続きまして、刈谷インテリジェントサッカースタジアムという構想があります。平成元年1月17日、刈谷市総合運動公園用地買収打合会が行われ、同時に、国体会場招致の経緯が説明をされました。サッカー専用としては日本一で、刈谷のシンボルとして建設をしていきたいという説明がされました。あと3年で国体を開催をしなければなりませんのに、専用スタジアムの予算が計上されておりません。これで平成6年の国体に間に合うかどうかが心配でございます。なぜなら、国体は全国のサッカーファンを中心に、スポーツを好むと好まざるを問わず、国体となれば多くの市民が訪れます。立派な施設を、立派なスタジアムをつくり、運動公園を、河川敷公園を目で見ていただき、肌で感じていただき、市民本位であることをアピールするチャンスは、国体しかないと思われるからであります。お答えください。国体関連の1回目の質問を終わります。 続きまして、刈谷グラウンド改修整備について、お伺いいたします。 亀城公園は、刈谷城跡を利用した総合公園であります。開設は、私の生まれる前の昭和12年4月、面積7.9ヘクタールとお伺いをいたしております。現在は18.4ヘクタールと、それに続いて、計画的な拡張をみられるところであります。御存じのように、園内にはお堀跡の城池や子亀池等があり、城下町としての面影を残し、高台一帯には日本庭園がつくられ、その一角には、かつての本丸跡に十朋亭があり、各種の会合や休憩所として幅広く市民に利用されております。こうした歴史的な価値と景観等は、市民にとって貴重な財産と思われます。 また、運動施設としては、刈谷グラウンド、体育館、そして、河川敷を利用した運動広場があり、ゲートボールを初め、各種スポーツに多くの市民が利用されているところでございます。私も小学校のころは、手づくりのユニホームで、あこがれの刈谷グラウンドで少年野球をした記憶がございます。昭和25年10月、先ほど申しました、国体の会場として昭和24年6月に開設され、当時は他市に例を見ない立派な施設と、市民各層、スポーツ関係者から大変喜ばれ、昭和39年にはナイター施設が設置され、このナイター施設は、当時としては、全国自治体で2番目であると言われたそうですが、何せ42年という長い年月、よく頑張ってくれました。刈谷球場に感謝がしたい気持ちでございます。そこで、新規一転して、新しい歴史の1ページとなる改修計画を出されました。現在の進行状況をお伺いして、第1回目の質問を終わります。
○議長(酒井博) 暫時休憩いたします。 午後3時16分 休憩 午後3時30分 再開
○議長(酒井博) 休憩前に引き続き会議を開きます。 教育部長・・・
◎教育部長(三浦俊正) 近藤議員さんの御質問に、関係分のお答えをいたしたいと思います。 まず最初に、国体の関連でございます。現在の進捗状況といいますか、進行の状況はどのようになっておるかということでございますが、若干経緯を交えてお答えをさせていただきたいと思います。 御承知のように、国体につきましては、平成元年の12月に、議会の皆様方を初め各関係団体等の御協力を得て、刈谷市の準備委員会、これを設置いたしました。その後、会合を重ねておりますけれども、これも既に新聞その他の報道によりまして御承知のとおり、7月9日に日本体育協会におきまして、愛知国体が平成6年度に開催されるということが正式に決定をされました。それを受けまして、各種のPR作戦に入っておるわけでありますが、特に市民関係のPRはどうかということでございますが、これも御承知のとおりでございまして、いろいろな広報計画を立ててございまして、その中の一環として、ポスターの作成だとか、あるいは、この市役所のすぐ南にございます駐車場の角にあります広報塔だとか、あるいは、駅における懸垂幕といいますか横断幕、市役所にも掲げてございます。そういったものを掲げまして、国体の周知徹底を図り、なお、この目的といいますのは、強力な市民の御協力を得られるようにということで努めております。そういった事柄につきましても、マスコミに十分取材協力をお願いいたしまして、活用をいたしておるところでございます。 それから、次に相撲会場の問題でございますけれども、相撲会場につきましては、おっしゃるとおり主会場といいますか、本競技場を体育館の中に特設会場として設ける予定をしてございます。これは実績のございます体育館でございますし、当初から相撲場ができる構造設計になってございます。そこを利用いたします。 御心配の練習会場でございますが、一つといたしましては、この9月議会にも補正予算で御提案申し上げておりますが、仮設の特設会場といいますか、仮設の相撲場を設ける予定をしております。これは、本来の目的は、愛知県の選手の選手強化、あるいは審判、役員の訓練所と、こういうようなものを考えておりますけれども、練習会場としても使用する予定をいたしております。そのほかに亀城公園の体育館の北側といいますか、公園拡張予定地がございますが、そこで用地が確保できたならば、数面の練習会場を設けたいと、このように考えております。 それから、サッカー場の関係でありますけれども、サッカー場につきましては、少年サッカー、男子サッカーは4面必要でございます。総合運動公園内で2面考えております。これは一つは多目的広場と、もう一つその隣接地といいますか、その公園内に1カ所考えております。それから、さらに港町グラウンドで2面と、この4面を本競技場として使用したいというふうに、現在のところ考えております。そのほか練習会場も数面必要でございますので、練習会場につきましては、各学校の運動場を利用しようと、こんなようなふうに考えておりまして、先ほど、電装さんのお話が出ましたが、これは学校が全部使えるか使えないかという問題もございますし、できればたくさんの会場を確保したいと、こんなようなことから、万一お願いをするというようなことになりますればという意味で、お話は進めておるということでございますが、当面は、学校の運動場を中心に練習会場を確保したいと、このように考えております。 それから、次に刈谷グラウンドの関係でありますが、刈谷グラウンド、いわゆる野球場でありますけれども、これもお話のとおり、昭和25年10月に開催されました第5回の国体を契機にして完成されたグラウンドでございまして、相当老朽化をいたしております。そんな関係で、これも昨年以来、私どもも真剣に検討を重ねておりますけれども、やはり、現在のグラウンド、野球場のところで、その場所で改修するのが一番適当ではないかというふうに、私どもとしては考えておりますが、昨年、御提言もございまして、これを慎重に受けとめながら、さらに検討を続けてまいりましたが、現在考えております計画といたしましては、あの場所に、できれば皆様方の合意がいただければ、来年の当初予算に提案させていただきたい。こんなようなふうに考えておりますので、ひとつ御理解のほどを、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
○議長(酒井博) 都市計画部長・・・
◎都市計画部長(稲垣利彦) サッカー場の予算について、9月補正に提案がないが、国体までに間に合うかというお尋ねでございます。工程を組んでみますと、大体平成3年の12月に着工いたしまして、6年の8月に完成といたしますと33カ月必要であるわけでございます。したがいまして、9月に補正をいたしませんと、国体までには物理的に困難であるということでございますので、御理解が賜りたいと思っております。
○議長(酒井博) 15番近藤勲君・・・
◆15番(近藤勲) 2回目の質問をさせていただきます。 部長さんがおっしゃったように、国体は、ぜひ市民に広報活動を徹底していただいて、市民が中心になった国体が開かれるような方法が、私もいいと思うわけでございます。今後も、そういうPR活動と申しますか、市民が多く参加できるような方向づけを、今後も御努力いただきたいと思います。 相撲場でございますが、拡張予定地の中で数面の練習場とおっしゃっているんですが、それで十分かどうか、私ども全然わかりませんが、数面つくるといたしまして、選手の控え室だとか、恐らく相撲を取られた後ですから、シャワーなんかもいるじゃないか、トイレがいるじゃないか。それから、またサッカーも同じことが言えるわけですが、これだけの全国から選手が集まって来る。何人だったかちょっと記憶をいたしませんが、何百人という選手、役員団が集まってくる。そうした場合、宿泊はいいのか。ここらもう一つお考え、まだ3年あるとおっしゃればあれですが、お考えがありましたらお聞かせください。 サッカー会場はわかりました。一部新聞だったそうですが、私が見た二部ともが、企業の電装さんのグラウンドをお借りになるというようなことが書いてありましたので、お伺いするという状況がございましたので、学校なんかの練習会場とおっしゃっていますが、10月に確か石川国体が開かれると思いますので、特に学校生徒たちのこともあるでしょうから、教育委員会さんですから、そこらをうまくやるんでしょうが、そこら辺のところも上手にいく方法がありましたら、お伺いをしておきたいなあ、こんなふうに思っております。これも、やっぱりサッカーも全国、全国といっても選抜されてくるのか、少年は全都道府県じゃないと思ったわけですが、かなりの数の選手が来ます。これも、そういう練習会場、本会場含めて、控え室やシャワー、トイレ、宿泊など、そこらもわかる範囲でお答えをいただければありがたいと思います。 私は、サッカースタジアムについて、今お伺いしたわけですが、順番がこれでいいのか悪いのかわかりませんが、都市開発部長さん、物理的には無理だとおっしゃったわけですが、じゃあ、このサッカースタジアムはどうなるのか。私どもは、少なくとも、平成クラブといたしまして勉強会をさせていただきました。わずかの期間でしたけど、4回か5回、総務部長さん、市長公室長さん、それから財務課長さんもお越しいただいて、財政計画をお伺いしました。これならいけるじゃないかということで思っておったわけですが、物理的に無理だとおっしゃったもんですから、中期の平成7年ぐらいの長期的予算をお伺いし、税収見通しもお伺いして、何度も勉強した結果、財政問題が一番問題になる。私ども、議会でお伺いしていても、いろんな提言もさせていただいておりますが、むろん提言を十分に勘案していただいて、事業に当たっていただかなければいけませんが、じゃあ、このスタジアムはどうなるかということが一番問題になるわけです。それですから、その辺のところを、もう一度物理的に、国体は、私先ほど申し上げたのは、チャンスじゃないか。市民の皆さんに見ていただくチャンスじゃないかという気がしたもんですからお伺いしたわけですが、無理ということになればどうなるのか、お伺いいたします。 それから、刈谷球場も大変私どもも提言もさせていただきましたが、現在の位置でおやりになる。私も、先ほど来お話が出ておりました、中部の活性化の一つとして、地元議員も言っておりました。ぜひあそこで野球をやっていただきたい。それから、中日ドラゴンズのオープン戦もやれるような球場をつくっていただきたい。高野連の要望が出ているはずです。中日ドラゴンズ、高野連から。そこらのことを含めて、もう一度、要望などあったのかなかったのか。そこらも含めて、どういうお考えかをもう一度お聞かせください。 2回目の質問を終わります。
○議長(酒井博) 教育部長・・・
◎教育部長(三浦俊正) 近藤議員さんの2回目の御質問にお答えをしたいと思います。 まず、相撲の練習会場の問題でありますが、これは先ほどお答えしましたとおり、これは拡張予定地が確保できればという前提がございます。公園緑地課の方で担当していただいておりますので、期待をしておるところであります。 また、そのほかに特に御心配になりましたのは、選手の宿泊関係、ふろだとか、あるいはトイレも当然のことでありますが、その点につきましてお答えをしたいと思いますが、選手の宿泊につきましては、今、私どもでつかんでおります数字を申し上げますと、サッカー競技につきましては、選手、監督合わせて512人が予測されております。そのほかに競技役員だとか、あるいは視察員という方々もいらっしゃいますので、合わせますとサッカーだけで710人。それから、相撲につきましては、選手、監督で624人。競技役員、その他の方を入れますと980人。合わせてサッカーと相撲と両方で1,690人の方がおいでになるであろうという予測を、現時点でつけております。そうしますと1,690人の方々の宿泊施設が必要なわけでありますけれども、市内にございます旅館といいますかホテル、そういったところをリストアップいたしましたところ、おおむね1,000人程度は、現在ございます旅館、ホテルで賄えるであろうというふうに思いますが、あと700人近くの方々が不足するわけです。これにつきましては、これから国体の実行委員会が9月、今月の24日に準備委員会の総会を行いまして、実行委員会に切りかえる予定をしておりますが、その実行委員会の御意見を伺いながら、公共施設等も一時的に転用するようなことも考えて、何とか御不自由のないようにというふうに考えておるところであります。 それから、刈谷球場の関係でありますけれども、要望はあったかというようなお尋ねでございますけれども、これは随分たくさんのところから要望をいただいております。例えば、スポーツ関係者に関しましては、昭和62年でありますけれども、中日ドラゴンズから、ぜひ改修をしてもらいたい、といいますのは、現在の状況では、プロ野球としては通じない。したがって、引き続いて刈谷市でプロ野球をやるということであれば、野球界における規定のレベルのものに改修しなければ使えないということでありまして、そちらの方から、伝統のある刈谷球場であるからぜひ改修をしなさい。こういうことも含めて要望をいただいておりますし、さらに、昭和63年2月には、高野連からも球場改修の御要望をいただいております。そういった方々、あるいは体協からも強力に働きかけがございますので、ぜひとも改修をいたしたいと、こんなようなふうに考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(酒井博) 助役・・・
◎助役(青木くに雄) 近藤議員さんからのサッカースタジアムの問題でございます。御承知のように、今期予算化を見送っております。したがいまして、国体までに完成し、刈谷の誠意を見せ、PRをするというチャンス、これは到底できません。これは先ほど都市計画部長が御説明申し上げたとおりでございます。それでは、今後どうするのかという御指摘でございまするけれども、これは5万人収容のサッカー場といいますか、専用サッカー場。これは御承知のように日本一になります。この計画が発表されたときには、やはり、夢と希望とか期待感とか、市の活性化、国際化の対応というようなことで、相当期待感を持たれた方も大勢おります。したがいまして、この計画の変更ということは今考えておりません。今後情勢を見て、議会の皆さんにもお諮りをし、今後も検討してまいりたいということで、ひとつ御了承をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長(酒井博) 15番近藤勲君・・・
◆15番(近藤勲) ありがとうございました。大変難しい問題が多かったようですが、国体関係は、ひとつ部長さんのおっしゃるように、全国から来る選手が、刈谷の大会でいい思い出がつくれるような、宿泊を含めて御検討してやっていただきたい。そして、シャワー室だとか、そういうのは仮設でもいいから、極力快適に国体が成功裏に終わるように、計画を今のうちからしっかりと組んでいただくことを要望しておきます。 それと、野球場に関してはいろいろ問題もありますので、また、みんなで検討しながら、現状のところで一日も早い建設、予算も来年度は出せる状況にあるようでございますので、また検討させていただきますが、ぜひ現状のところで、立派な刈谷グラウンドができることを期待しております。 サッカースタジアムについては、助役さんからお答えいただきました。実はもっともっと私どもも真剣に考えさせていただきましたので、お聞きがしたかったわけですが、時間の都合もありますし、回数の都合もありますので、またの機会にお伺いするといたしまして、物理的に無理な国体で残念ですが、何らかの形で初心に返りまして、この夢が実現するように、特にこれは大きな予算が計上されるわけでございますので、どの形にしても、助役さん、総務部長さん、市長公室長さん初め、重役と言われる各部長さんが一丸となって皆さんに説得をしていただくというのか、内容を説明していただく。庁舎内じゃなくって、卓上だけじゃなくって、市民に向けて、実力者と言われる方へ向けて、一丸となってかかっていただかないと、完成はしないと思いますので、要望しておいて終わります。ありがとうございました。
○議長(酒井博) 29番井上和恵君・・・ (登壇)
◆29番(井上和恵) 29番の井上和恵でございます。質問の通告に従いまして、順序に従って質問させていただきます。当局の積極的な御答弁を期待しているところであります。 第1は、公正、民主的な選挙について、質問をいたします。 さきの県議会議員選挙で大がかりな買収選挙が行われ、現職議員が17名連座されるといった西尾市議会。今、補欠選挙の真っただ中であります。今度の西尾選挙で焦点となっております問題が、御存じのぐるみ選挙の一掃であります。さきの刈谷の市長選挙、市議会議員選挙においても、私の見渡すところ、依然としてぐるみ選挙が行われたように見受けられます。ぐるみ選挙には、企業ぐるみ選挙、団体ぐるみ、地域ぐるみ選挙などがありますが、いずれも有権者の選挙の自由を奪うもので、選挙違反であることは言うまでもありません。刈谷市におけるぐるみ選挙の特徴は、企業ぐるみと地域ぐるみ選挙であります。企業ぐるみや大企業の労働組合推薦候補が、企業の援護のもとに展開する大がかりなぐるみ選挙で、企業の町・刈谷市においては、当然のことのように受けとめられている向きがあります。しかし、選挙になりますと、有権者の中から、私は貝になりたい、と訴える声があるなど、いかに、このぐるみ選挙が有権者の自由を圧迫して、自由な表現、自由な選挙活動を妨げているかのあらわれではないでしょうか。企業が、特定の候補のために、物、金、人を提供することは、企業の根幹であります商法にも違反する行為で禁じられているところであります。 また、労働組合の特定候補推薦も、思想、信条の押しつけになり、憲法第19条、21条などなどに違反することは、過去の裁判の事例でも明らかにされてきたところであります。 もう一つの地域ぐるみ選挙。これも特定の候補者を地域推薦して、行政組織を使って、人を狩り出すやり方で、これも思想、信条の自由を奪う行為であり、同時に、行政組織を使う点では、公務員に準ずる公職選挙法にも違反するものであります。これは、既にこの議会でも当局、議会確認済みのところであります。今回の七タ選挙では、こうした企業ぐるみ、地域ぐるみの選挙が行われたかに見受けられますが、選挙管理委員会、選挙を振り返って、どのようにこのぐるみ選挙を受けとめられておられるか、まず見解をお尋ねいたします。 次に、選挙管理委員会のあり方についてであります。 今回は市長選挙も同時に行われて、激しい選挙戦となりました。公平、公正な選挙のために活動すべき選管が、その役割を果たしたといえるかと言えば、私は、多くの疑問を抱えた選挙ではなかったかと思うのであります。例えば、現職市長の違法ポスター。これについて、選挙期間中にも、市民からたびたび選管に指摘があったにもかかわらず、投票の前日まで撤去されなかった。これも公営の市営住宅の集会所とか、県営住宅の掲示板、神社の境内、農協の建物の一部、こういうところに堂々と掲示がされていたわけであります。こうした違法ポスターについて、選挙管理委員会は、当事者に警告をしたのか。それも、警告はしたけれども当事者が撤去しなかったのか、このことについても明らかにしていただきたいと思います。 次に、投票事務の改善について、若干質問をいたします。 一つは、投票立会人の問題であります。 現在は、地区の地区長さんを初め、婦人会、各種委員の方々、役員の方々に御足労を願っているところが多いと思われます。地域ぐるみ選挙とも関連して、公平、公正の原則を欠く恐れがある地区役員の立ち会いは、問題があるのではないか。一般市民の立ち会いを公募するなど、改善の余地があるのではないか、こういう市民の声が届けられております。この点についても、選管の見解をお伺いしたいと思います。 二つ目には、開票事務についてであります。 市長と議員のダブル選挙で、当然時間はかかります。だんだん夜も更けてまいりますが、開票事務が立ちおくれていたためか、なかなか開票速報、当選の確実の報が流れてまいりません。各選挙事務所には、多くの働く勤労者、住民の方々が詰め寄って、その結果を待ちわびたところであります。ことしは、開票事務の合理化を図るということで、機械化も行ったと聞いておりますが、開票速報がなぜこれほどにおくれてしまったのか。私は、多分案文、不明票の判定、これを待っての速報ではなかったかと思うわけであります。市民の生活に配慮したり、また、市民的な立場を考えるならば、不明票、案文票は後に回して、確定票の発表を先に行うべきではなかったかと思うわけであります。この点についての選管の見解をお尋ねいたします。 2番目の国民健康保険税。この国保税の引き下げについてをお尋ねいたします。 刈谷市は、市民のために税金を使わないで186億円も税金を余らせている。それならば、ため込んだ金は市民に返してもらいたい。これが市民の率直な声であります。特に税金が高い。こう言われる市民の中に、国民健康保険税が高い、このことを指しておられる方が大変多いということであります。下火になってしまった小売商店の営業、坂を転げるように減収になりながら、国民健康保険税は最高の40万円。1年12カ月働いて、10カ月分で暮らさなきゃならん。何とかしてください。こんな声も届きました。もともと相互扶助で始まった国民健康保険だ。余るほど税金をいただかなくてもよいと、ことしからすぱっと値上げをしたのは、愛知県では小さな村、飛島村の村長さんです。つい最近まで、赤字会計で泣いていた町村でさえ、今、国民健康保険税の会計は黒字決算です。全国では、取り過ぎた税金を還元する自治体がふえて、既に2,000自治体を超えております。来年に向けて、刈谷市でも、決算で余っている財源を市民に返していく。こういう姿勢が必要かと思います。 刈谷市の国民健康保険税の会計は、平成2年の決算で6億5,000万以上の繰越金を残しておりますが、刈谷市の黒字会計は今に始まったことではなくて、昭和60年度1億2,000数百万円の黒字が、62年度には4億9,000万円余、63年度には6億円、ことし引き続き6億5,000万円以上の黒字を残しております。既にこの6億円台を3年連続して更新しているわけで、国保加入世帯1万1,150、人口にして2万5,300数十人。この方々に、この黒字分を被保険者に還元したら、1世帯当たり3万円の還元ができるわけであります。刈谷市は、重い市民負担の中でため込んだ国保税の黒字分を市民に還元する用意があるかどうか。市民にかわってこの値下げを要求し、当局の御答弁をお願いいたします。 次に、刈谷市の国保税の徴収基準の見直しについて、質問をいたしたいと思います。 現在、応益・応能割合を1対9に課し、資産課税を50%に定めているため、低所得者には他市より多少安い基準になっていますが、多少のマイホームなど資産を持つ市民には、大変高い国保税が課せられているわけであります。年金暮らしや零細業者など、収入は生活保護を少し出た程度。こんなささやかな暮らしでも、国保税は年間35万円から40万円、最高に支払わされている例も少なくありません。名古屋市では、こうした矛盾、土地投機の中で、実情に見合った国保税をということで、資産割はかけない方法がとられております。刈谷市の50%は、余りにも過重ではないか。改善の余地があるのではないか。このように考えますので、低所得者に負担のかからない、そして資産を持つ、ささやかなマイホーム等の土地を持つ市民にも、被保険者にも、安心して払えるような軽減を図っていく、こういう施策が検討されなければならないと思います。この点についても、当局の考え方をお伺いしたいと思います。 次に3点目は、福祉都市宣言についてであります。 今議会は、はからずも老人ホームの改築とか、福祉住宅の構想とか、福祉に関する質問、多くの方々が取り上げました。これは、今市民の中で、安心して入れる老人ホーム、また、いつ倒れても預かることができる福祉施設、こういうものを願っているあらわれではないでしょうか。近く第5次総合計画を策定するということで、今、企画課は1万人市民アンケートを展開いたしました。その中でも、詳しい市民の声が反映できるような設問はございませんが、それでも、この中から、多くの福祉の施策に期待する声が当然出てくることを、私は想像いたしております。こういう中で、刈谷市の福祉を振り返ったとき、余りにも場当たり的で、そして、総合計画に乏しい、実行力に乏しい、こういう内容になっていると受けとめざるを得ません。福祉の中には幾つか柱がありますが、まず高齢化社会に向かっての老人福祉であります。 さきの一般質問で、老人ホーム、養護老人ホームの改築はいつの時期になるのか。こういう質問がございました。鋭意努力をする。こういう答弁で、改築の年度、見通しについて明らかにされませんでした。私は、こういうことが繰り返し繰り返し続けられて、刈谷市の総合計画というものが確実に実施計画の中に組み入れられ、これを実現してこなかった。このことが、今の福祉の実態をつくっているのだと思うわけであります。 近く計画をされます第5次総合計画には、福祉の柱をしっかりと、太い柱で位置づけて、老人福祉、児童福祉、障害者の福祉、こういうものを一連の福祉の施策として明記していく、このことが大切だろうと思います。よく計画には、絵にかいたもちでなかなか実行が伴わない、こういうような言葉を聞きますが、刈谷市の福祉は、絵にもかかれていないわけであります。平成3年から平成5年までの実施計画を見ましても、老人ホームの改築、これがうたってあるだけで、その保障さえない。他の福祉については、全く明記がされていない。これが状況であります。 ことしも敬老の日が近づき、健康で長寿を迎えることが、老人の共通の願いであります。行政はこのお手伝いをする。このためにこそ、福祉の施策をもっともっと前進させなければならないのではないでしょうか。刈谷市は、これまで若い労働者の働く町でありました。しかし、これからは、労働者が高齢化を迎え、年々高齢化社会に近づいております。行政の高齢化時代に取り組む姿勢、極めて私はお粗末だと言わざるを得ません。後追いの行政だと言わざるを得ません。今多くのお年寄りの皆さんが願っている老人性白内障の助成問題一つ見ても、歴然としております。 ことしの3月議会で、市議会全会一致で市独自の助成を進めることを採択したにもかかわらず、議会の意思決定として合意を得ていながら、いまだに予算化していないのが最たる例ではないでしょうか。お金がないんじゃないんです。今出されております平成2年度の決算を見ましても、民生費で2億5,000万円、扶助費で1億4,200万円の不用額を残しております。これを使えば、岡崎市や東浦町のように、10月1日から老人性白内障の実施、当然やり抜ける財力はあるわけであります。福祉は、行政のやる気があるかどうか、これにかかっているのではないでしょうか。 私は、こういう点を踏まえながら、第5次総合計画にしっかりした柱を位置づけていただく。そのために、老人福祉の施設についても、総合計画、年次計画を立てるべきだと思うわけであります。第5次総合計画は10カ年の展望に立って、刈谷市の総合計画を策定するわけでありますから、福祉の施設についても、福祉検討委員会、福祉のプロジェクトチームをつくって、市民参加で総合的に計画をつくり上げていく、これが必要だと考えるところであります。老人の福祉の中には、入居施設の中で、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、老人専門病院。在宅福祉ではショートステイ、デイ・ケアサービス事業、老人給食問題、ホームヘルパーの増員、こうした問題が横たわっているわけであります。どれ一つとっても、刈谷市12万市民、高齢化時代を迎えて、満足な施設がありません。ことし、特別養護老人ホームが井ケ谷にできました。しかし、ささやかな補助金を出して民間に委託をしているために、今、社会的な問題になっておりますぼけ老人。この受け入れについても十分でないとうかがっております。 私は、12万都市、50平方キロの刈谷市において、特別養護老人ホームは将来幾つ要るのか。そして、どの地域に配置していったらよいのか。こういうこともきちっと総合計画に組み入れるべきだと考えるわけであります。 また、今、刈谷市の市民病院的総合病院ということで、刈谷総合病院に医療を委託いたしております。この中で、見るからに、総合病院にかからなくても、十分治療の受けられるようなお年寄りの方々が、待合室にたむろしている。何とかならないか。こういう声も私たちのところに届いております。私は、一つだけの刈谷総合病院に、老若男女すべての健康を託する、こういうわけにはいかないと思います。高齢化時代を迎えて、老人専門病院を、市民病院的サイドで建設していく、このことも必要であろうと思うわけであります。 在宅福祉については、昨日、岐阜市を視察してまいりましたが、岐阜市では、シルバーセンターの横に、デイ・ケアサービス事業、そして福祉住宅、こういうものが併設をされて、多くの市民が利用をしております。岐阜市では、こうした入居施設と在宅ケアの施設、地域の健康な健在老人、これを利用する施設、こういうものをペアにしてつくっていく。形は余り固定しないで、その地域とその条件に合ったところで、いろんなケアをしていく。特別養護老人ホームにデイ・ケアサービス、老人給食サービスをつくる。また、老人専門病院にショートステイを置く。こういうような形で、どんどん高齢化対策に向けて、施設の建設が進んでおりました。ぜひとも、この今豊かな財源を、刈谷市が、こうした老人福祉施設の充実にこそ向けていっていただきたいと思うわけであります。 健在な老人についても、さきのゲートボール場、また老人憩の家、近隣の市町村に比べてまことにお粗末なものであります。私は、選挙中に、あの河川敷の老人専門のゲートボール場にトイレをつけてくれ、こういうことを要求されて、当局の御努力で設置をいたしました。このとき、初めて、各市からやって来て競技をするというゲートボール場を見て、これが12万都市のお年寄りの、これほど盛んなゲートボール場、代表できる施設か、あきれたところであります。 このように、今、健康で老人クラブ等の活動を活発にやっておられるお年寄りの皆さんへの援助、これをもっともっとふやすべきだと思うわけであります。各種の助成制度、これについても検討を行うべきではないでしょうか。こうしたさまざまな老人福祉を充実させていく。これは一つの課、一つの部、これだけでは私は不十分だと思います。福祉住宅については建設部も入っていただかなくてはなりません。交通対策や老人の環境問題、これには環境部も入っていただかなくてはなりません。私は、各部、各課を網羅したところのこうしたプロジェクトチーム。岐阜市では、福祉検討委員会、こういうものを設けておりましたが、刈谷市でも、これをつくることを提案したいと思います。当局の福祉に対する考え方をお伺いいたします。 次に、社会的弱者にやさしいまちづくり。もちろん、これも福祉の問題であります。 刈谷市のまちづくりは車優先で、障害者やお年寄り、女性に大変冷たい町としか言いようがありません。狭くてでこぼこ、段差のひどい歩道など、どこでも市民の苦情が渦巻いています。福祉の町を目指して車いすの総点検、こういうことが一時よく言われました。市長さんが、みずから車いすに乗って、町を歩いてみる。公共施設を使ってみる。こういうところから、障害者や弱者にやさしい町、これができ上がっていくということであります。これも第5次総合計画の中では、福祉の視点でまちづくりを進める。この点でのプロジェクトに加えていただきたいと思うわけであります。 今、福祉村を構想したふれあいの里、ここは福祉の殿堂として、多くの障害者、社会参加の場所であります。ところが、まだまだ特定の利用者、そして仏つくって魂入れず。建物は大変立派ですけれども、身近で障害者の皆さんが日常的に使う、こういう実態にはなっていないと思うわけであります。あの施設には、障害者が利用できる入浴施設もあると言われておりますが、さきにも、この利用者が少ないということが問題になりました。今後、どのような方向で障害者の多くの皆さんに利用していただく殿堂として、解放していくのか。この点についても、具体的に、そして利用者の数などをお知らせを願いたいと思います。 3点目は、子育て市民に温かい行政の援助であります。 今、厚生省が一番憂慮している問題が、子供の出生率が低下している問題であります。老後の長寿社会がどんどん進行して、高齢化社会が進む中で、子供の出生率の低下は、さらにこれに拍車をかけているということであります。厚生省は、さきに保育園に預かる3人目の子供さん、この子供さんの保育料の減免制度を打ち出してまいりました。現在の4分の1の保育料、これを設定してきたわけであります。ことしの4月からでありますが、刈谷市は、一足おくれて6月から実施をしたと聞いております。ところが、この4分の1の保育料も、お隣の安城市などでは、4分の1ばかいただかないで、たかが10数軒の世帯に限るんだから、思い切って保育料をただにしよう、こういうことで3人目の保育料は、安城市はただにしたのです。刈谷市では、厚生省の言うとおり、4分の1の保育料を徴収しています。私は、働く婦人が安心しながら子供さんを育てて、そしてゆとりのある生活、これを営むために、もっと行政の援助が必要ではないでしょうか。 かつて福祉攻撃の中で、臨調行革を進めようとする政府が、マスコミなどを使って受益者負担制度というものを強行してまいりました。豊かな生活をしながら保育園に預けて、恩恵を被っている婦人、ここには、保育にかかる保育料単価そのものを保育料にさせよう。ここまで徴収しなさい。こういうことで自治体にも攻撃をかけてまいりました。このために、今、刈谷市でも4万数千円の保育料、二人預ければ数万円、家賃よりも高い保育料を支払わなければなりません。私は、この高い保育料を減免して、第2子減免制度がありますが、今安い方の第1子の減免です。これは、文字どおり第2子減免を行って、軽減を図るべきだと考えるわけであります。さらには、こうしたお子さんが学校にまいる。そうしますと、途端に放課後、学校から上がってきて、子供さんがかぎっ子になってしまう。先日も亀城小学校の学区から、学童保育の施設はないんですか。こういうお問い合わせがありました。刈谷市は、今、公的施設で6カ所の学童保育を実施しておりますが、すべての小学校区に、この学童保育は充実させていくべきだ、このように考えます。見通しについてもお伺いをします。 さらに、母子家庭、父子家庭、こういう家庭が、今、子供さんを育てるには大変受難の時代であります。教育費が大変高騰して、一生懸命子供を育てよう、よい子に育てたい、こう願いながら、少し働けば所得制限に引っかかり、生活保護すれすれの暮らしが余儀なくされているわけであります。こうした父子家庭、母子家庭にも、温かい援助を施すような、こういう施策が必要だろうと思います。 さきの一般質問で、幼稚園の給食について、教育長は相変わらず、教育の視点から、親の要求より子供の立場から、幼いときは母親の弁当が一番、こういう答弁をしておりました。私は、今、2,000人通っている市内のお子さん。この子育て中の母親、家庭に対して、何より温かい援助は、幼稚園の給食の実施ではないでしょうか。 私は、言葉で何百遍愛情を唱えても、行政の温かい給食実施の愛情こそ、多くの市民、子育て中の市民が求めている施策ではないかと思いますので、こうした子育ての市民に温かい行政、この意味からも、今度の総合計画には、こうした細やかな愛情のある施策を策定していただくよう、提案をしたいと思います。 以上の3点について、当局の見解を求めたいと思います。以上で第1回の質問を終わらさせていただきます。
○議長(酒井博) 選挙管理委員会書記長・・・
◎選挙管理委員会書記長(杉浦功一) 井上議員さんの御質問の関係分について、お答えいたしたいと思います。 1点目のぐるみ選挙についての見解はどうかという御質問でございます。いわゆる、ぐるみ選挙につきましては、企業にありましても、また地域におきましても、いろんな人の集まりでもあり、非常に判断の難しい問題であろうかと存じております。 2点目の選管の役割を果たしたかという御質問でございますが、通報がありますと、私どもといたしましては、現場を確認いたしまして、関係の責任者に通報を申し上げ、しかるべき処置をとっていただくようにお願いしております。決して、不公平にならないように、常に留意をしておるつもりでございますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。 それから、3点目の投票事務について、また4点目の開票事務についてでございますが、今後さらにいろいろ研究検討をいたしまして、皆さんの御期待に添えるような事務をやっていきたいと考えております。以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(酒井博) 市民部長・・・
◎市民部長(加藤直樹) 井上議員さんの御質問のうち、関係分についてお答えをさせていただきます。 国民健康保険税の引き下げに関連をいたしまして、3点にわたって御質問があったわけでございますが、まず第1点の、国保税が高いということ、あるいは取り過ぎだということでございますが、これにつきましては、当市の国保税につきまして、御承知のとおり所得割案分方式というのを採用いたしております。したがって、比較的所得の低い人に、税額も低いというようなことになっておるわけでございます。仮に夫婦と子供二人の標準世帯で申し上げますならば、500万円までの所得の方につきましては、これは西三8市のうちで、私は一番低い方に属しているであろうというふうに思っておるわけでございます。それ以上の中間の場合は、平均よりも若干高い人もあろうかと思います。また、極端に高額の方、1,000万を超えるような方につきましては、これは最高限度額というようなこともございまして、全般的に眺めますと、当市の場合は、低いということが言えようかと思うわけでございます。 ちなみに、1世帯当たりの平均税額を見ましても、当市は15万2,899円、これが1世帯当たりの平均額でございます。それで、これよりも安いところももちろんございますが、20万円を超えるようなところもございまして、当市の場合は平均で、県下30市のうちで25位というようなことになっておりまして、私は、必ずしも高いということは言えないのではないかというふうに認識をいたしておるわけでございます。 それから、次の繰越金が6億円余ある。還元すべきではないかという御意見でございますが、これにつきましては、これは必ずしも、税が高いとか、税を取り過ぎたという結果の繰越金ではないというふうに認識をいたしておるわけでございます。 一般会計の繰り入れとか、あるいは特別交付金の関係が大であろうというふうに思っておるわけでございます。いずれにいたしましても、医療費につきましては、ひとつ病気が流行すれば、億単位の金が消えてしまうというようなこともございまして、非常に予測が難しいということもございます。それで、各市におきましても、基金を持ったり、あるいは繰越金を持ったりして、不測の事態に備えておるというような実情でございます。だからといって、私どももこのまま繰越金をどんどんふやしていくというような考え方は持っておらないわけでございます。したがって、具体的には、今後は、単年度収支の赤字分程度を一般会計から繰り入れていただくというような考え方を持っておりますので、申し添えておきたいと思います。 それから、資産割云々というお話でございますが、お説のように、確かに名古屋市は3割は賦課されておりません。これは賦課方式の相違からこのようになっておるわけでございます。しかし、名古屋市の場合で申し上げますと、均等割というのが3万3,383円、刈谷市の場合は9,600円ということで、均等割が非常に高くなっておる。いわゆる、その資産割が均等割にかぶさっておるというような御解釈をいただければ、大体の数字になるんじゃなかろうかというふうに思っておりますので、これはそのように御理解賜りたいというふうに思っております。以上です。
○議長(酒井博) 福祉部長・・・
◎福祉部長(稲垣健允) 関係分について、御答弁を申し上げたいと思います。 高齢化を迎えて、いろいろの提言をいただいた、あるいはまた、御指摘をいただいたというように思いますけれども、中でも、高齢化に対応した施設づくりを総合計画の中に位置づけしてはということが主眼であったように思いますけれども、私の方としましては、今後の急速な高齢化に対応するために、この間老人福祉法が改正されたわけでございます。したがいまして、県と市のその中で、特に老人福祉計画というのを作成するように義務づけておるわけでございまして、県と市が整合性を図りながら、そういう福祉計画を作成していくことになりますので、来年度以降ですけれども、老人の実態の把握とか、あるいは、将来を展望した計画、こういうものを作成していくことになるというふうに考えております。その中で必要な施設を明確に計画していきたい。さらに、一定の額以上であれば、当然総合計画の中に織り込むという形になろうかと思います。 なお、プロジェクトチームをつくってということと、やる気がないのではないかというような御指摘でございましたけれども、プロジェクトは、今、課の中では、いろいろなテーマを持ちながら、今計画をいたしておりますし、準備に入っているという段階でございますので、ひとつ十分やる気を持って、この老人の福祉計画については、対応をしてまいりたいというふうに思っております。 特に、老人ホームについては、時期が明確ではないじゃないかというような御指摘もございましたけれども、これは先ほども申し上げましたように、用地交渉の難しさということは、議員さんの方も十分御承知だと思いますので、そういった交渉の中でございますので、今、明言は避けさせていただきたいということでございますから、御理解をいただきたいと思います。 次に、弱者対策といいましょうか、歩道とか、あるいは車いす対策が、点検が十分ではないじゃないかというようなことを申されましたわけでございますけれども、御承知のように、刈谷市は、昭和56年のときに厚生省の指定を受けまして、福祉都市を指定したわけでございます。そのときに10カ年の計画を立てまして、その中の一つがすぎな作業所であったり、あるいは身体障害者の会館であったり、くすのき園であったり、しげはら園であったということで、ふれあいの里が完成したわけでございまして、以来、10カ年計画に基づきまして、目に見えたところはないじゃないかと言われるかもしれませんが、公共施設をつくるときにはエレベーターも必ず入れていただくような方法、あるいはマニュアルもつくりまして、それを各課へ配布したりいたしまして、いろいろと弱者に対する対策を、今日までやってきたつもりでございます。 そういった意味で、十分御理解がいただかなければやむを得ないわけでございますけれども、そういった意味では、障害者対策は、いろいろな計画を持ってやってきておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 その中で、ふれあいの、特に身障会館の利用対策が低いじゃないかというお話でございますけれども、この会館をつくりますとき、建設当時でございますけれども、身障協会の方から、自分たちが気楽に使用できる館が欲しいという要望でございました。そして、その趣旨は今も生かされておるわけでございますが、自分たちが計画して、自分たちが利用していくんだというようなことを望んでおられましたし、入浴につきましても、自分たちが自由に来て自由に使えるように、ひとつふろを設けて欲しいという話があったわけでございまして、今、そういうことでやっておりますけれども、でき上がりますと、なかなか来るのが大変だというような御意見もございますので、移動入浴等も考えて、現在検討はしております。 それでは、ここで利用状況をちょっと御答弁申し上げますが、まず62年のときには691回の1万2,537人、63年が940回の1万7,009人、元年度が1,084回利用しまして1万8,367人、2年度が1,197回で1万7,577人、3年度は8月まででございますけれども、529回で7,322人の方が利用されております。これは若干年度で上下ございますけれども、しげはら学園の改修の際、こちらを利用したという回数も入っておりますので、その辺も多少加味されておるということで、御了承を賜りたいと思います。 それから、子育ての問題でございますが、これは、最近大変出生率が低下してまいりまして、1.53というような非常に憂慮すべき数字になってまいっています。そこで、今、いろいろと国の方では、その対策を検討されている段階でございます。保育料の第3子の4分の1等も、その一環であることは間違いございません。特に安城市さんは、それをゼロにしているではないかというようなお話でございますけれども、聞き及んでおりますところでは、昨年、保育料を引き上げることの見返りとして、この分をゼロにしたというようなことも聞いております。私の方は、ここ2年間据え置きしておるわけでございますから、トータル的にひとつ評価もまたいただきたいなと、こんなふうに思っております。 それから、国の基準に基づいて刈谷市もやっておるわけでございますけれども、あと学童保育、これも亀城公園の方で欲しいじゃないかというお話でございますが、これは私の方が児童館計画を持ちまして、それぞれ順調につくってまいりました。そのときに、児童館をつくったときには学童保育をやるというのが、我々の方針でございましたし、現在も将来も、これは変える考え方は持っておりません。しかし、地域的にはやっぱり不便な方もあるわけでございますけれども、今、学童保育の方の入所率を見ますと42%ということで、大変低いなという感じを持っております。 それから、そういったところで児童館をつくるのかということでございますが、現在、具体的な計画は持っておりませんので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。 それから、保育料の高い方を減免せよというような御意見もございましたけれども、先ほど申し上げましたように、2年間据え置いておりますし、国の基準に基づいて進めないと、どんどん単独化のところがふえてくるということになるわけでございまして、私の方は、ひとつの基準というものは、やはり大切にしたいなというのが気持ちでございます。 それから、父子家庭、母子家庭の援助というようなお話でございますが、これは、具体的に手当のことなのかどうか、ちょっとあれでございますけれども、確かに刈谷市の遺児手当等は据え置きされておりますけれども、私の方も、近隣の市町村の手当の額を見ながら、その改正の状況を見守っておるというのが現状でございます。国の方、あるいは県の方は若干上がったという経緯は承知はいたしておりますけれども、これもそういった近隣の調整を図りながら、やっぱり、刈谷市が低いということになれば、見直しもしなければというふうに思っておりますけれども、そういう今は状況だというふうに思っております。 あと、母子家庭、父子家庭のいろいろ援助ということで、子供さんの見方といいましょうか、一時預かりするようなことも問題としては持ってみえるかもしれませんけれども、いい母子の方々の子供さんの一時預かりというような制度は、県の相談所の方で持っておりますので、そういったときには、そちらの方を利用していただくということになろうかと思います。 以上、御答弁が漏れていないと思いますが、御答弁にかえさせていただきます。
○議長(酒井博) 29番井上和恵君・・・
◆29番(井上和恵) 熱心に御答弁いただいた部長さんもありますが、第1回目の公正、民主的な選挙、まるでこれは木で鼻をくくったという表現がぴったりのような答弁であったので、もうちょっと厳しくしたいと思うんですけれども、選管として、市内に企業の中でまるごと候補者が企業の敷地を使ったり、それから、企業の人を狩り出したりして選挙をしていた事実はないのか。また、地域で地区長を初め組組織を使って、事務所に人を狩り出していくという、こういうぐるみ選挙はなかったのか。こういう指摘であります。これに対して選管はどうとらえているかということを、まずはっきりさせてもらわなきゃいけない。あったのかなかったのか。 それから、市長の違法ポスター、これについても厳然としてありました。私の知り合いが、もう既に2本電話を入れていますし、それから、現物を持って選管にもお伺いしている。こういう事実があったわけで、それについてきちっとやるべきだ。市会議員の方々は、自分の証紙を燃やして、張らないということを申し合わせしております。私たちは、これには賛同しておりませんので、選挙法どおり1,200枚の証紙を、全部は使わないにしても、使うことを原則に活動させていただきました。市長も同じように、証紙があって、正規のポスターが張れるわけでありますので、ポスターを張りたいのなら、私は正々堂々とこの証紙を使って張るべきだ。これが公正な選挙のあり方だと思いますので、選挙管理委員会は、このことについてなぜ指導しなかったのか。したけど守らなかったのか。この点について明確にしていただきたいということを言ってるんですから、ここのところをはっきりとしていただきたいと思います。 それから、開票立会人の改善。これについては、全く検討も、こういう声を聞いたこともないのか、どういう方法が正しいと思っているのか、再度伺いたいと思います。ある地域では、大学生を募集して、その中から公募によって来た方を立会人にしておると。会場が若い娘さんが座っていることによって、非常に明るく、そして入りやすい。地区の選挙のときに、ぎしぎしと特定候補を監視したいかめしい方が座ってね、何かお役所の延長線上のような形で投票所に行くよりも、若いそういう方々の、男女の公募によってやるべきだという声さえあるわけであります。そういう点での具体的な改善ということは、全く検討もしたことがないのか、このことについて再度伺いたいと思います。 それから、開票速報。この敏速化。これについて、全くこのことをどう考えていますのか。確定速報をしたのは何時何分だったのかを明確にしていただきたい。お願いします。そのことについて、どういうところからそういうふうになったのか。決しておそくないのか。あしたにならんでまだよかったと考えているのか。その辺について、極論を申せばですよ、そういうふうに考えているのかを伺います。 それから、国保税の引き下げ。これについては、単純に部長さんが言われるように、収入が500万、あとのものは何も持っていない。こういう方は、他市に比べて安いかもしれません。しかしですねえ、マイホームを奨励し、そして勤労者がローンで、何とか自分の家に入りたいということで、一生懸命ローンをしながら苦労をして、それぞれ家を小さいながら建てているわけですね。こういう方々もたくさん、国民健康保険の被保険者である。また、中小零細業者はどうですか。自分のほとんど土地でやってますね。これを問答なし、資産評価となるんですね。営業土地だからよいと言えばそうかもしれませんけれども、大して利益も上がらない、生活がやっとのような収入のために、工場の土地を持っている、敷地を持っている、これだけで既に500万に、例えば、単純なことを言いますと、資産評価が小さな土地で500万の評価をされた。そうしたら、その半分ですから250万の収入とみなされるわけですね。一遍に500万の人は750万の収入、課税対象で、これは最高の40万。だから、私が12カ月働いて10カ月で暮らすということは、こういうことなんです。そういうことを抜きにして、この数字だけをもって、他市に対して安いだとか、そんなことを言っていても始まらないわけで、よそから越して来た方が、低所得者の方は、確かに救われる点があります。しかし、低所得者になりますと、世帯割の9,600円も払えなくてですよ、それで何万円もためておられる方もいるんです。だから、ここに4割減免、6割減免まであるわけで、私は、やっぱり無収入で6割減免を対象にする。そういう方々を何人か窓口ヘ連れて行っておりますけれども、低所得者はこれでさえ払えないんですよ。だから、お年寄りの老人世帯が医療無料と言ったって、健康保健税を払っているんだから無料じゃないんですよ、実際には。母子家庭がそうです。3人も子供を引き連れて、苦労してやってますけれども、母子医療無料化。とんでもないうそなんです、これ。最低でも2万何がしを払わなきゃいけない。これが払えなくて、3年間も滞納しておった方があります。私はですねえ、そういうことを抜きにして、他市に比べて安いから返した、そんなことは、私は理由にならんと思います。 それから、名古屋市の例。世帯割が3万3,000円も高いですよ。ところが、名古屋市は、市独自の減免制度を持ってますね。だから、世帯割が、これさえ払えない人は、刈谷市以下の減免制度を受けていますよ。ただになっている方もおりますよ。だから、それを単純に上辺だけで見てあれしちゃいかん。矛盾があるから、必ずそこには独自制度を設けてやっている市があるんですからね。そういうことに目を向けてもらいたい。だから、刈谷市でも、何も下を上げなきゃ、上を下げれば下を上げる。中間を下げれば下を上げにゃ、先ほど、上を上げにゃいかんなんて、そういう一本槍の理屈ではなくて、本当に市民が納得して納税できるような体系にしてもらいたい。 お尋ねします。今、国保税が払えなくて、そして滞納している階層。どの階層が一番率としては多いか。金額として多い階層は何か。これを明らかにしてもらいたい。これを、すべて皆さんが、すべてでいかんにしても、よっぽどのことがない限りですね、むだな滞納というのはなくしていく。市民も気持ちがよい。住んでいて保険証もいただける、安心できる、こういう制度にいくためにですね、私は、制度が、方法はあると考えますので、全国でこれが進んでますので、刈谷市もぜひ検討してもらいたい。検討していく意思があるかどうかを、一度お尋ねします。その2点についてお尋ねします。 それから、福祉の面については、大変積極的な答弁をいただきましたので、言うだけ。こじきのおかゆにならないように、ちゃんとまず絵にかいてもらう。絵にかいたもちにならんように実行してもらう。そのためにも、ぜひ刈谷市で福祉都市宣言というものを、市民合意の宣言をしていただきたい。交通宣言だとか、それから生産文教都市、こういう宣言は長く続けてまいりました。そして、これも大いに看板倒れという向きもありました。生産文教都市と言いながら、中小企業者が公害で苦しんでいるのに、今もって中小企業団地一つできない。ほんとの看板倒れということの最たるものですけれども、こんな生産文教都市を掲げて20年。若干の前進もあったでしょう。私は、ここに加えて福祉都市宣言、これをぜひ、第5次総合計画策定に当たってこれを行っていただきたい。 そこでお伺いしますが、部長さん、10年にわたってやってきた中で、福祉施設に対しては、確かにエレベーターとか、そういうものを配慮しますね。ところが、そこへ行くまでの間、そんな福祉になってないですよ。障害者がごとごとがたがた、そして駅にはエレベーターもなし。やっとあそこにはトイレがありますよという掲示をしなさいと言って、市民会館のふちの辺に、そういうことを言ってきましたけど、果たしてやっているかどうか。私は、長く議員をしておって、10年の福祉指定都市になっておったのかと、はあと思って、今ごろ感心したり驚いたりしているところですけれども、それにしちゃ看板倒れもいいとこで、これからも言うだけじゃなくて、看板倒れにならないように、まず福祉都市宣言をしてもらいたい。総合計画にかけていただきたい。 それでですねえ、その総合計画も向こう10年のもので、5年までは計画がありますから、平成5年以降のものになりますね。だから、この3年から5年の間2年もありますからねえ。私は、もうこれは期限を設けて、立派に老人ホームの改築、それから、民間に頼らない特別養護老人ホーム、これをもう一つつくっていただく、中部か南部の方向に。そういうことを検討していただきたい。 そして、老人病院。これもぜひ市民病院的総合病院ということで、頼らないでですね、ひとつ老人や福祉も救えるような福祉病院でもいいです、名前は。老人病院としますと、今度福祉の方が入れないということになりますから、福祉病院でもよろしいので、ひとつ、ぜひそういう構想を組み入れていただきたいと思います。部長のもう一度の積極的な御答弁をお願いいたします。
○議長(酒井博) この際お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会し、残余の議事は明6日午前10時より本会議を再開し、審議いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(酒井博) 御異議なしと認めます。 よって、本日の会議はこの程度にとどめ延会し、残余の議事は明6日午前10時より本会議を再開し、審議することに決しました。 本日は、これをもって延会いたします。 午後4時50分 延会...