令和 3年 6月 定例会(第5回) 令和3年7月2日 午前9時30分開議1.議事日程(第3号) |付託委員会 日程第1 市政に関する一般質問 | 日程第2 議案第40号 令和3年度半田市
一般会計補正予算第4号 |各常任委員会 日程第3 議案第41号 令和3年度
半田市立半田病院事業会計補正予|総務 算第1号 | 日程第4 議案第42号 令和3年度半田市
水道事業会計補正予算第2|建設産業 号 | 日程第5 議案第43号 半田市児童遊園及びちびっ子広場に関する条|文教厚生 例の一部改正について | 日程第6 議案第44号
跨線橋整備工事(その1)請負契約の締結に|建設産業 ついて | 日程第7 議案第45号
跨線橋整備工事(その2)請負契約の締結に|建設産業 ついて | 日程第8 議案第46号
跨線橋整備工事(その3)請負契約の締結に|建設産業 ついて | 日程第9 議案第47号
乙川中学校改築工事請負契約の締結について|文教厚生 日程第10 議案第48号
乙川中学校改築電気設備工事請負契約の締結|文教厚生 について | 日程第11 議案第49号
乙川中学校改築衛生設備工事請負契約の締結|文教厚生 について | 日程第12 議案第50号
乙川中学校改築空調設備工事請負契約の締結|文教厚生 について | 日程第13 議案第51号 市道路線の廃止について |建設産業 日程第14 議案第52号 市道路線の認定について |建設産業2.令和3年度半田市
一般会計補正予算第4号各
常任委員会分割付託表 〔総務委員会〕 主文 第1表
歳入歳出予算補正中 歳入中 総務委員会が所管する事項 歳出中 第2款 総務費 (内 第1項 総務管理費中 第5目 財産管理費を除く) 第8款 消防費 〔
文教厚生委員会〕 第1表
歳入歳出予算補正中 歳入中
文教厚生委員会が所管する事項 歳出中 第2款 総務費中 第1項 総務管理費中 第5目 財産管理費の内一部 第3款 民生費 第4款 衛生費中 第1項 保健衛生費中 第2目 予防費 第9款 教育費 〔
建設産業委員会〕 第1表
歳入歳出予算補正中 歳入中
建設産業委員会が所管する事項 歳出中 第2款 総務費中 第1項 総務管理費中 第5目 財産管理費の内一部 第3項
戸籍住民基本台帳費 第4款 衛生費 第1項 保健衛生費中 第4目 環境対策費 第2項 清掃費 第7款 土木費3.出席議員は次のとおりである(22名) 1番 新美保博 2番 嶋崎昌弘 3番 水野尚美 4番 伊藤正興 5番 國弘秀之 6番 小栗佳仁 7番 中村和也 8番 小出義一 9番 芳金秀展 10番 鈴木幸彦 11番 山田清一 12番 坂井美穂 13番 山本半治 14番 加藤美幸 15番 中川健一 16番 鈴木健一 17番 渡邉昭司 18番 岩田玲子 19番 竹内功治 20番 沢田 清 21番 澤田 勝 22番 石川英之4.欠席議員は次のとおりである(なし)5.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(33名) 市長 久世孝宏 副市長 堀嵜敬雄 企画部長 山田 宰 総務部長 山本卓美 市民経済部長 出口久浩 福祉部長 新村 隆
健康子ども部長 竹部益世 建設部長 大山仁志 水道部長 村瀬浩之 病院事務局長 竹内甲司 防災監 柘植信彦 人事課長 水野一男 企画課長 大木康敬 市民協働課長 藤井寿芳 財政課長 榊原正彦 市民課長 間瀬恒幸 経済課長 河合信二 地域福祉課長 杉江慎二 高齢介護課長 沢田義行
子育て支援課長 伊藤奈美 幼児保育課長 竹内 健
保健センター事務長 沼田昌明 土木課長 広瀬恒次
市街地整備課長 奥田陽一 上水道課長 大松季也 下水道課長 森下雅仁 病院管理課長 坂元照幸 市民協働課主幹 中村省吾 教育長 鈴川慶光 教育部長 岩橋平武 学校教育課長 森田知幸
学校給食センター所長 前田成久 博物館長 関 正樹6.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(6名) 議会事務局長 小野田靖 議事課長 江原包光 同副主幹 村上裕子 同主事 尾中 淳 同主事 石原義士 同書記
新美瑠惟--------------------------------------- 午前9時30分 開議
○議長(渡邉昭司議員) 皆さん、おはようございます。 ただいま出席議員22名です。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元にお配りしたとおりですので、よろしくお願いします。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) 昨日の山田清一議員の御質問に対する答弁の中で、
半田商工会議所様が実施される
新型コロナワクチン職域接種事業に関して、公表されていない旨の発言をいたしましたが、正しくは、6月29日付で
半田商工会議所から報道機関向けに発表がなされ、また、同日付で
半田商工会議所ホームページにおいても掲載されていることが確認できましたので、公表されていないという部分についての発言を撤回させていただきます。誠に申し訳ございませんでした。---------------------------------------
△日程第1 市政に関する一般質問
○議長(渡邉昭司議員) 日程第1、市政に関する一般質問を継続して行います。 中川健一議員の発言を許します。 〔15番 中川健一議員 登壇〕(拍手)
◆15番(中川健一議員) 主に18世紀のフランスで活躍をしたジャン=ジャック・ルソーは、その著書「社会契約論」で次のように述べています。 「イギリス人民は、自分たちは自由だと思っているが、それは大間違いである。彼らが自由なのは、議員を選挙するあいだだけのことで、議員が選ばれてしまうと、彼らは奴隷となり、何ものでもなくなる。自由であるこの短い期間に、彼らが自由をどう用いているかを見れば、自由を失うのも当然と思われる」。 要するに、有権者が、候補者と政策について契約ができるのは選挙期間中だけだが、選挙期間中に候補者と政策について契約をすることはほとんどなく、選挙が終わったら当選をした政治家は言うことを聞かない、という意味合いです。 今回の半田市長選挙に対する私の評価は、候補者や市民による半田のまちの在り方に関する政策論争が低迷した、近年まれに見る残念な市長選挙戦であったということです。 一方で、若いだとか、経験があるだとか、まちづくりの在り方とは全く関係のないスローガンが選挙結果を左右したとすれば、それは民主主義政治の末路、あまりにも情けないことです。 この半田市での衆愚政治、愚民政治が横行する現状に、危機感を抱いているのは私だけでしょうか。 このように考えるには理由があります。政争のまち半田とちまたでは言われてきておりますが、過去を振り返ると、有力な候補者同士がぶつかり合った市長選挙では、主要公約について様々な論争が繰り広げられた歴史があります。 例えば、20年前の1999年の市長選挙では、これは酒井義弘候補、石川勝彦候補、新美眼科の新美先生が戦った選挙でありますが、
半田運動公園事業246億円の見直しや、
赤レンガ建物売却、当時乙川にあった市民ホールを図書館や福祉施設へ建て替えなど、大きな争点となっていました。 12年前の2009年市長選挙では、減税を行うのか、あるいは義務教育における給食費や医療費を無料化するのかが公約の対立軸となっていました。 4年前の2017年市長選挙では、皆様御承知のとおり、半田病院を市役所の隣へ移転させるのか、高台へ移転させるかで、大きな論争がありました。 そして、今回の市長選挙です。3月12日に、堀嵜候補が100個もの公約を発表しました。その後、何度か公約の追加がありましたが、あまりにも多過ぎてコンセプトが定まりません。 一方で、久世市長は、5月2日頃にホームページへ22の公約を掲載しました。正確に言えば、半数は公約と言うよりスローガンであり、具体的に何がやりたいのかが明確になりません。 5月16日に開催された
半田青年会議所主催の
市長選挙公開討論会では、ほかの候補者へ質問をしたのは、久世市長が唯一1回やっただけで、それ以外の全てのやり取りは、候補者自身の意見の補足説明に終始しました。これは討論会ではなく、意見発表会となっていたのです。その結果、ほかの候補者の公約の問題が明確にならない状況が続きます。 最後に告示日、久世市長が地域振興券2万円公約を発表しました。これには、私なりには過剰反応したと思われる堀嵜候補も、半田商品券2万円という一見違いの分かりにくい公約を追加発表しました。そして、6月5日の中日新聞朝刊には、私は少なくとも堀嵜候補の公約はばらまきではないと思っておりましたが、コロナ禍、またまたばらまき合戦はてな、と一緒くたに扱われたという次第であります。 結局最後まで政策論争にならない市長選でありました。市民は2人の候補者の政策の違いが分からない、市民の間での政策論争が起こらない、という結果となったわけです。 半田市民は、今の自分たちの暮らしをよくするためにどのような政策が必要なのか、選挙期間中に話合いをする機会もほとんどないまま、冒頭で申し上げたルソーの言う奴隷に逆戻りというのが、事のてんまつであります。 そこで本日は、選挙期間中にできなかった久世市長の選挙公約の検証を、後ればせながら一般質問を通じて行います。 久世市長の選挙公約内容は、実際どうなっているのか。今後の市政にはどのように反映されるのか。
早稲田大学マニフェスト研究所では、選挙公約、マニフェストのことを、事後検証可能な公約、政権公約と説明しています。 久世市長の選挙公約の内容について、不明な点や疑問点を少しでも明らかにし、今後の公約実施の有無について、事後検証ができるように取り組みたいと考えております。 なお、公約の検証は、
教育子育て支援分野は加藤美幸議員、それ以外は私が担当するという役割分担をしております。 また、雇用3,000人確保など、ある程度明確な公約は割愛しております。御承知おきください。 以下通告のとおりに質問いたします。 主題1、半田市長選挙における久世市長の公約は、具体性に欠けているため、市民が実施の可否を検証できない公約が多く、残念だ。 要旨1、半田イズム2、「シニアの方への感謝をカタチに」で5つある政策の不明な点について。 質問1、政策7、シニアの生きがいづくりへの投資を増強し、健康寿命100歳を目指しますとのことです。100歳の明記以外は、どこの自治体でも当たり前の取組方針です。現状の何を問題視し、具体的にどう改善する考えですか、見解をお尋ねします。 質問2、政策8、新半田病院への半田市北部からの
救急アクセス道路を開院までに整備しますとのことです。既に半田市役所が進めている改善策と何か違う内容はありますか。 質問3、政策9、超高齢化社会に向け、
特別養護老人ホーム、小規模多
機能型居宅介護事業所などの福祉施設を計画的に整備しますとのことです。これはどこの自治体でも当たり前の取組方針です。現状の何を問題視し、具体的にどう改善する考えですか。所見を伺います。 質問4、政策10について。新たな手段や地域特性を視野に入れた高齢者の移動手段の確保を急ぎますとのことです。これもどこの自治体でも当たり前の取組方針です。現状の何を問題視し、具体的にどう改善する考えですか。 質問5、政策11、認知症の予防、早期発見、社会での共存生活までの
トータルケア体制の整備を急ぎますとのことです。これもどこの自治体でも当たり前の取組方針です。現状の何を問題視し、具体的にどう改善する考えですか。 要旨2、半田イズム3、「くらしを支える強い経済」にある政策12以外の4つの政策の不明な点について。 質問1、政策13、官×民から成る常設の産業振興会議をつくる、市独自の経済活性化策を実行しますとのことです。今も既に市役所と商工会議所は議論を重ねながら経済政策を立案しています。現状の何を問題視し、どう改善する考えですか。所見を伺います。 質問2、政策14、
就職氷河期世代の非正規雇用者の正社員登用、リモートワークの導入、男性の育児休暇取得、独り親への働き方配慮などを促進。労働にまつわる社会問題の解決に寄与する事業所に一定の条件で助成をしますとのことです。このような雇用対策を市町村レベルで行うのは無理があると考えますが、助成する年間予算額はどれぐらいを想定していますか。 質問3、政策15、新規企業や業種転換を応援する
ビジネスチャレンジ制度をつくりますとのことです。既に市役所は、商業施設の新設、改装に対し補助制度を設け、
半田商工会議所も
チャレンジショップ事業を実施しています。現状の何を問題視し、具体的にどう改善する考えですか。 質問4、政策16、一次
産業専業従業者の所得向上を目指し、耕作放棄地の再生、AI導入、地産地消市場拡大などを支援しますとのことです。どこの自治体でも当たり前の取組方針です。何を問題視し、具体的にどう改善する考えですか。 要旨3、半田イズム4、暮らしを包むまちのぬくもりにある政策19以外の5つの政策の不明な点について。 質問1、政策17、安心安全な地産食材、郷土食を学校給食に積極採用し、食育と
地元生産者応援をかなえます。予算超過分は補助しますとのことです。学校給食は醤油やソースにお米は既に地元産、知多牛も年数回献立に加わっています。現状の何が問題で、予算額を含め、どう改善する考えですか、見解をお尋ねします。 質問2、政策18、「山車・蔵・南吉・赤レンガ」半田が誇る文化を継承保全します。学芸員を配置した山車文化の発信拠点を作りますとのことです。私はよい政策と考えていますが、具体的にどんな政策をいつまでに実行する考えですか。所見を伺います。 質問3、政策20、海底トンネルの無料化、低料金化に挑戦。三河地域との往来をスムーズにし、衣浦大橋の渋滞緩和や通勤の利便性を高めますとのことです。実現性に疑問のある公約と考えます。低料金とは幾らを想定していますか。具体的にどんな施策をいつまでに実行する考えですか。 質問4、政策21、
市民活動助成金の制度に、市の課題に応じた助成率を設定。申請、相談窓口を拡充し、市民の活動をさらに応援しますとのことです。現在、年間600万円程度の助成予算額を幾らまで増やす考えですか。 質問5、政策22、障がいを持つ人の親亡き後を見据え、生活を地域で支える体制を作りますとのことです。これも自治体では当たり前の取組方針です。現状の何を問題視し、具体的にどう改善する考えですか。 要旨4、3つのビジョンの不明な点について。 質問1、ビジョン2、高度医療が受けられる都市へ、新半田病院の民営化を検討するとのことです。
独立行政法人化が決まっている今日、半田病院の何が問題で、民営化が必要ですか。所見を伺います。 質問2、ビジョン3、6次
産業モデル都市へ、食品科学の研究機関、大学を誘致するとのことです。いつまでに幾つの研究機関、大学を誘致する考えですか。 要旨5、そのほかの公約の不明な点について。 質問1、副市長、
プロジェクトリーダーを公募しますとのことです。具体的にどのように、いつから取り組む考えですか、見解をお尋ねします。 質問2、
プロジェクトリーダーは何人公募する考えですか。 質問3、民間の人材を積極的に取り入れますとのことです。民間登用の目標人数や、正規職員に占める目標など、どのように考えていますか。 以上をもちまして、質問席からの質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。 (拍手・降壇) 〔福祉部長 新村 隆君 登壇〕
◎福祉部長(新村隆君) 中川健一議員の御質問の主題1、半田市長選挙における久世市長の公約についての要旨1、半田イズム2、「シニアの方への感謝をカタチに」の5つの政策について、お答えいたします。 御質問の1点目、健康寿命100歳を目指します、についてお答えいたします。 第7次半田市総合計画において、健康寿命延伸に向けた取組の促進を掲げ、高齢者の健康課題に沿った保健事業を展開することとしております。 一方で、第8期
介護保険事業計画において介護予防事業の1つとして位置づけているげんきスポットを、地域住民主体で、身近な地域にサロンなどの通いの場として充実させ、事業展開しているところです。 これからは、分野が異なるとされている、高齢者の保健事業と介護予防事業を一体的に実施すべく、通いの場を活用し、高齢の方が生きがいを持って活動する中で、一層効果的な健康づくりに向けて検討を進めてまいります。 そして、人生100年時代を見据え、疾病予防と健康増進、介護予防の取組を全庁的に進め、これらの事業に対し必要な投資を行うことで、高齢者の健康寿命の延伸を目指してまいります。 (降壇) 〔建設部長 大山仁志君 登壇〕
◎建設部長(大山仁志君) 続きまして、御質問の2点目、新半田病院への半田市北部からの
救急車アクセス道路の整備について、既に進めている改善策と違いはあるか、についてお答えします。 阿久比町内におけるアクセス道路につきましては、現在、阿久比町や名古屋鉄道など関係機関と整備に向けた協議を行っており、令和7年春の開院までに完成させるべく進めております。現時点において整備方針に変わりはありませんが、島田橋の耐震対策などの課題に早期に対応し、遅滞なく事業を進めるため、必要に応じてトップ同士の話合いの場を設けるなどし、さらなる事業進捗を図ってまいります。 (降壇) 〔福祉部長 新村 隆君 登壇〕
◎福祉部長(新村隆君) 続きまして、御質問の3点目、超高齢化社会に向けた福祉施設の計画的な整備についてお答えいたします。 高齢者人口の増加とともに要介護認定率は上昇しており、将来的に介護施設等の
サービス利用者も増加することが予測されます。 そのため、第8期
介護保険事業計画においても、高齢者数や介護認定率、今後の
サービス受給者数を見込み、事業者とも協議する中で、
特別養護老人ホーム等の施設を整備することとしております。高齢者の皆様が必要なときに安心してサービスが受けられるよう、計画的に介護環境の整備を実現してまいります。 次に、御質問の4点目、高齢者の移動手段の確保についてお答えいたします。 本市では、2018年10月に民間バス路線の統廃合や地区路線バス、通称「ごんくる」の新規導入による大幅な再編を実施し、その後も地域との協議を進め、公共交通の拡充と利便性向上に取り組み、段階的な充実を図っているところです。 高齢の方を取り巻く移動環境についても着実に改善しており、介護なしでは外出することができない方に対しては、タクシー料金を一部助成することで継続的な支援を行っております。 また、昨年10月に運行を開始した
地区路線バスBの岩滑小線では、使用車両が小さいことから、車椅子のままで乗車できない方に向けて、デマンド運行による別車対応とし、バス停間の移動を確保しております。 一方で、足腰に不安のある高齢の方など路線バスの形態では対応し切れない方の移動手段確保が課題となっております。 現在、有脇地区において、
公共交通空白地域の解消のため、タクシーを活用した持続可能な制度設計の議論を進めており、その進捗を参考に、地域や交通事業者など関係者と慎重に協議を進め、持続性と満足度のバランスが取れた高齢者の移動手段を確保してまいります。 次に、御質問の5点目、認知症の
トータルケア体制の整備についてお答えいたします。 本市が令和元年度に実施した健康と暮らしの調査によると、一般高齢者の3人に1人は認知症予備軍であることから、認知症は誰もが発症する可能性があると言えます。そのため、早期発見、早期対応によって、少しでも進行を遅らせることが重要であり、認知症に関する正しい知識と理解が必要です。 第8期
介護保険事業計画においても、認知症になっても優しさの中で暮らすことを基本方針の1つとし、
認知症サポーターの養成やコグニサイズの普及等により、認知症に関する理解促進、予防の推進に取り組んでいるところです。 また、御本人だけでなく御家族への支援も重視し、認知症があってもなくても、同じ社会で共に安心して暮らせる地域づくりを目指して、介護予防、医療、介護、生活支援、住まいが連携する
トータルケア体制として、
地域包括ケアシステムを推進してまいります。 (降壇) 〔市民経済部長 出口久浩君 登壇〕
◎市民経済部長(出口久浩君) 続きまして、要旨2、半田イズム、「くらしを支える強い経済」についての御質問の1点目、官民から成る常設の産業振興会議でつくる市独自の経済活性策について、お答えいたします。 現在、本市の経済情勢や雇用情勢を適切に把握するため、
半田商工会議所と定期的に議論を重ねているところです。この会議の中では、商工業政策を中心とした議論を交わしていることから、今後は、農業政策も加えた農業、商業、工業の関係者と共に、全ての産業に対して必要な経済政策を議論する産業振興会議を構築し、市独自の経済活性化策を市政に反映してまいります。 次に、御質問の2点目、労働にまつわる社会問題の解決について、お答えいたします。
就職氷河期世代の非正規雇用者の正社員登用をはじめとする雇用対策の促進については、必要な政策を国や県へしっかり要望してまいります。また、労働にまつわる社会問題の解決支援については、今後立ち上げる産業振興会議において、どのような支援が必要なのか、事業者の声を聞く中で、事業化について適切に判断してまいります。このことから、現在お示しできる予算額はございません。 次に、御質問の3点目、新規企業や業種転換を応援する
ビジネスチャレンジ制度について、お答えいたします。 現在、ビジネスチャレンジする方を応援するため、
商業施設助成事業などの起業支援を行っているところです。商店街においては、空き店舗の増加が見込まれるため、これまで以上の起業、開業促進に向けた取組が必要であることから、
商業施設助成事業については、対象エリアや業種の配置について制度の拡充を図ってまいります。また、商工会議所の
チャレンジショップ事業は、新規事業者に加え、既存事業者が業種転換する場合においても活用できる制度となるよう協議してまいります。 次に、御質問の4点目、1次産業専従者の所得向上の支援について、お答えいたします。 現在、農業者の営農規模拡大及び収益力向上を目指し、担い手への農地集積や国などの補助事業を活用した支援を実施しています。今後は、農家の作業範囲を、小さな農地からまとまった大きな農地へと農地の集約化を図ることで、効率的な農業による生産性向上を図ってまいります。 (降壇) 〔教育部長 岩橋平武君 登壇〕
◎教育部長(岩橋平武君) 次に、要旨3、半田イズム4についての御質問の1点目、学校給食における安心・安全な地元食材、郷土食の積極採用における問題点と改善策について、お答えいたします。 学校給食は、未来を担う子供たちの心身の健全な成長だけでなく、食育や郷土理解を深める場としても非常に重要な役割を担っています。現在、学校給食の食材は、毎日約1万人分の調理に見合った量を、大きさなどの規格を指定して、予定の日時に、確実に納品していただけるものを価格や品質、産地を比較検討し、給食費の範囲内で選定しています。そのため、良質な地元食材であっても購入できない場合があります。今後は、より安心・安全と言われる無農薬や有機栽培の野菜などの地産食材を積極的に採用し、地産地消の推進を図りたいとするものです。 また、食材の購入については、保護者負担の範囲内で賄うのが原則ではありますが、安心・安全な地元食材が必要な量を必要なときに確保できる場合には積極的に購入してまいります。 続きまして、御質問の2点目、半田市が誇る文化の継承保全と、学芸員を配置した山車文化の発信拠点について、お答えします。 令和3年度中に、半田の自然や歴史、文化を体感できる博物館を目指し、半田市立博物館展示整備基本方針を策定します。 その後は、本方針に基づき、山車等祭礼民俗文化の保存団体の協力を得ながら、文化をより身近に感じられる体験型の展示を取り入れるなど、山車文化等情報発信拠点としての博物館の魅力向上に取り組みます。 また、これに併せ、山車文化を中心に調査研究、情報発信を担っていける職員を育成してまいります。 (降壇) 〔建設部長 大山仁志君 登壇〕
◎建設部長(大山仁志君) 続きまして、御質問の3点目、衣浦トンネルの無料化、低料金化に挑戦、衣浦大橋の渋滞緩和や通勤の利便性を高めることについてお答えいたします。 半田市と三河地域との結節点である衣浦大橋は、特に朝夕の通勤時間帯等において、大規模な渋滞が発生しております。その渋滞緩和策として、現在、衣浦大橋では左折レーンの増設やトラス橋の架け替えの検討が進められております。一方で、衣浦トンネルにつきましては、交通量としては余裕があり、さらなる利用により交通の分散化が図れることから、今後、通行料金の収入金額や償還残金、維持管理費等を踏まえ、愛知県と交渉を重ねながら、現時点では幾らとは申せませんが、料金改定に挑戦してまいります。 いずれにしても、渋滞というのは多くの要因が重なり合って発生しておりますので、これらを総合的に分析しながら、特に通勤時間帯の渋滞が少しでも解消するように、努力、挑戦してまいります。 (降壇) 〔企画部長 山田 宰君 登壇〕
◎企画部長(山田宰君) 続きまして、御質問の4点目、
市民活動助成金についてお答えいたします。
市民活動助成金は、市内で活動するNPO、ボランティア団体、自治区等の市民活動団体が取り組む公益的な事業を資金面で支援し、団体の自発的、自立的な活動の促進を目的とした制度であります。 助成予算額につきましては、交付実績を基に設定しており、今後の申請状況や交付実績により判断してまいります。 (降壇) 〔福祉部長 新村 隆君 登壇〕
◎福祉部長(新村隆君) 次に、御質問の5点目、障がいを持つ人の親亡き後を見据え、生活を地域で支える体制についてお答えいたします。 親亡き後の問題とは、日常生活を送る上で親の支援を受けながら暮らしてきた人が、親の死亡などによって生活上の様々な課題に直面することです。 また、親亡き後の問題は、個々の家庭の問題とされ、社会問題として認識されていないことも課題となっています。 そのため、障がいのある方が親亡き後も、引き続き住み慣れた地域で暮らし続けるには、障がいのある方の生活を、地域住民と関係機関が協力して、地域全体で支える仕組みが必要となります。 本市においては、本年4月にスタートした第3期半田市障がい者保健福祉計画のうち、地域生活支援拠点等の整備を進めることで、障がいのある方が地域で安心して暮らし続けることができるよう取り組んでまいります。 (降壇) 〔病院事務局長 竹内甲司君 登壇〕
◎病院事務局長(竹内甲司君) 続きまして、要旨4の御質問の1点目、独立行政法人化が決まっている半田病院の民営化の必要性について、お答えいたします。 昨日の伊藤正興議員、鈴木健一議員の御質問にもお答えしたとおり、常滑市と協定書を締結して約束した
独立行政法人化による統合は計画どおり進めてまいります。 常滑市民病院との機能分担、医療連携により、今以上に高度化、効率化を図ることができる現在の方向性に問題があるとは考えておりません。 地方
独立行政法人化も、さらに質の高い医療、サービス向上を図り、民間の優良病院、大学病院にも劣らない、市民の誇りとなる新半田病院を目指すための民営化の検討であります。 統合協議を進めている常滑市とは、独立行政法人による運営を軌道に乗せた後、目指す病院づくりのため、民営化を含めた様々な取組を、共に検討してまいります。 (降壇) 〔企画部長 山田 宰君 登壇〕
◎企画部長(山田宰君) 続きまして、御質問の2点目、6次産業の推進のための食品科学の研究機関や大学の誘致についてお答えいたします。 知多半島は野菜や果物、肉や魚介など地元産の食材が豊富にあります。これらの地域資源を活用した特産品は、国内はもとより、海外にも展開できる大きな可能性を秘めており、地域経済活性化の起爆剤の1つになると考えております。 6次産業を推進していく上で、食品科学の研究機関や大学などを誘致し、連携を図ることは、商品開発に対しての支援も期待でき、大きな強みとなります。4年間の任期中に、まずは1つでも誘致への道筋をつけるよう努力してまいります。 続きまして、要旨5、その他の公約についての御質問の1点目、副市長と
プロジェクトリーダーの公募期間と、2点目、
プロジェクトリーダーの公募人数については関連がありますので一括してお答えいたします。 副市長の2人制については、トップマネジメントの強化のために必要であると考えており、そのうち1人を公募します。今後1年間程度をめどとして、適切な人材確保のための準備を進めてまいります。 また、
プロジェクトリーダーについては、どの分野でどのような人材を活用することが、事業を推進する上で有効かを見極める必要があります。任用する人材の役割、任用形態、費用対効果を検証し、公募時期や人数について決定してまいります。まずはお示しした3つのビジョンにある、教育、地域医療、経済対策を中心に検討してまいります。 次に、3点目、民間人材登用の目標値の設定についてお答えいたします。民間の人材登用は事業実施における手段であり、民間人材登用の目標人数や正規職員に占める割合を設定することは適当でないと考えております。事業実施において民間の人材登用が有用と判断した場合には積極的に取り組んでまいります。 以上で、中川健一議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。 (降壇)
◆15番(中川健一議員) ありがとうございました。 多岐にわたっているものですから、時間もあと22分ということですので、少し絞ってお尋ねしたいと思いますけれども。これ市民の皆さんには、議員は大体分かっているんですが、市民の皆さんがちょっと分かっていないんじゃないかな、理解がまだされていないということがあって、今私は市長の公約について質問しているんですけれども、答弁はみんな、各担当部長が答弁してくれているんです。だけれども、この実は答弁内容というのは、半田市役所の幹部会議というところで、事前に打合せをして答弁内容を決めていますので、しゃべっているのは部長なんですけれども、これはきちんと久世市長が内容を認めて、てにをはとか、それは別としても、そのしゃべっている内容の骨子については、久世市長がきちんと認めた内容を、久世市長の代わりに、各部長がしゃべっていますよということですので、非常に重たい内容だということを、部長が勝手にしゃべっているんだよということではありませんので、ぜひそういうものなんだということを前提に、お話を進めさせていただきたいなと思います。 いろいろ聞かないといけないことはたくさんあるんですけれども。まず、ちょっと1つ、大枠のことで、市長にお尋ねをしたいところは、この3つのビジョンの、病院の民営化のことなんですね。僕はもともと、今半田病院をすぐ民営化しなといけないとは思っていませんけれども、長期的にどこかの段階で、市長もこの久世孝宏の政策に書いてあるように、藤田医科大学だとか、その辺の大学病院のような病院になったらすばらしいと思いますので、それが可能ならば、そういう取組は僕はぜひすべきだと思っていますし、自分もそういう政治的な指向性は持っています。ということなんですが、例えば、もしも半田病院を民営化するという考えがあるということでしたら、これ、水道事業を民営化する、久世市長は基本的には自分の政治信念は、民間でできることは民間でやる。市役所はなるべく小さな政府を目指す。河村市長の主張なんですけれども、そのような行政運営を目指すということで、その一環で、半田病院の民営化を検討すると言ったんでしょうか。 そういう意味で、質問としては、久世市長の政治信念は、小さな政府、民間でできることは民間でやる、という考えでよろしいんでしょうか。具体例としては、水道事業も民営化すると考えてよかったでしょうか、というような問いです。
◎市長(久世孝宏君) まず、今の御質問の中でいくと、民間でやったほうがいいことは民間でやっていくという考えで、民間でやれることを全て民でやるというところまでは考えは持っていません。ですので、今、水道事業のお話がありましたが、水道事業に関しましては、今、僕の中、今、現時点というふうにはお答えをさせていただきますが、現時点、民間がやったほうがいいというふうには、僕の考えは至って、細かいあれはちょっと割愛はしますが、というふうには思っています。 半田病院を民でやったほうがいいというのは、やっぱり、市民の方と接することが多いという部分があるということ、それからやっぱり経営ということ、これは水道事業もあるんですが、経営ということも考えていったときには、やはり民間の力があったほうがいいんじゃないかというふうに考えが至ったので、この分は民営化ということを目指して、検討はしていくということであります。
◆15番(中川健一議員) 病院の民営化に対する考え方というか民営化全般の考えは、取りあえずそういう考え、市長はそういう方針でやっているんだなというのは分かりました。 すると、これはほかの人の質問でもあったんですけど、令和7年の4月1日に病院が開院して、それ3年後ですよね。それから5年間は独立行政法人でやるということでしたので、今回の公約にこれをちょっと挙げた理由が、ちょっと、するとよく分からないな。私はもう、自分はもう小さい政府を目指すんだ、民間でできるのは民間なんだ、というそういう政治信念があって、これをちょっと、頭出ししたのかなというふうに思っておりましたので、そこはちょっと違うんだなということは分かりました。 それでちょっと、今回のこのビジョンに書いてあるものですから、この、新半田病院の民営化を検討と。ちょっとこれは公約にはならないのかな、というふうに思いました。 あともう一つ、ちょっと全般的なお話として、ちょっと、市長のお考えをお聞きしたいと思うんですけれども、ちょっとさっきからの答弁を聞いていると、基本的には半田市の総合計画でこうやっていますと、こういう問題があるから、こういう対応したいというのが、ほとんどの答弁だったと思うんですね。 それはまた今後、詳細な制度設計が決まった段階では、具体的には、公約に書いてあるけどそれは無理だよと、例えば衣浦トンネルの無料化みたいな話はもうそれは無理だよということになって、もう少し現実的な公約にはなるんだろうとは思うんですけれども、だけどせっかくつらい選挙を戦って市長になったわけですので、何で自分がそのときにこの久世孝宏施策にこういうことを書いたのかということは、やっぱりもう少しちゃんと説明を僕は市民にしたほうがいいんじゃないかなと思うんですよね。 それは結局、あるべき姿というのがあって、市長の半田市はこういう俺はしたいんだという、あるべき姿があって、それで現状がある。そこのギャップが、今の半田市の問題点、これは市長が認識する問題点ということになるわけなんですけれども、だけど、その問題点がよく分からないものですから。それを考えてくださいよ。半田市がやらないといけない施策なんかもう山ほどあって、問題点なんてもう山ほどあるわけですよ。やらないといけないことはもうきりがない。だけれども、その中で、やっぱり今まで政治家を14年間市会議員をやりながら、市長に出ると決断する中、また、市長に出ると決断した後でも、いろんな人から意見も聞いたり、自分でもいろいろ考えながら、きっと心に引っかかる何かがあって、この3つのビジョンと22の政策というのは絶対でてきてるはずだと思うんですよ。中にはもう有力者から頼まれてしようがなく入れたというのも、しようがないですよね、政治家ですから、自分1人で何でもかんでもやれるわけではありませんから。それはあると思いますけれども。だけど、そうは言ったってやっぱり、ここに3つのビジョンと22の政策、それ以外に、
プロジェクトリーダーを公募するとか副市長公募するとか、やっぱりそれは自分なりに、政治家として考えてきた中で、やっぱり取り組んだことが絶対あるはずだと思うんですよね。その心のひだに引っかかって、よし、俺はこれやっぱりやらなきゃいけない、というふうに思ったものというのが何かあれば、教えていただきたいなと思うんです。 さっき聞いた中は、総合計画でこういうのが足りていないとか、いろいろ理屈はあるんですけれども、別に、今まだこれがそれがおかしいとか悪いのが、市長のことを責めるわけじゃありませんから。近代民主主義社会では、アメリカ大統領選挙なんかもそうなんですけれども、当選してから100日はハネムーン期間と言って、有権者もマスコミも、みんな新しいリーダーがどのような政策を打ち出すのか、どういうリーダーシップを取るのか、それを見守るのが一応ハネムーン期間というふうに言われていますので、私も100日ぐらいはおとなしくして、ないしは応援して、取り組みたいと思っていますので、やっぱり、せっかくこういう公約を作ったわけだから、何が市長の心に引っかかって、やっぱり俺はこれをやらないといけないと思ったという、そういう心の何か、引っかかった、パッションというか情熱があったら、ちょっと教えていただきたいなと思います。
◎市長(久世孝宏君) せっかくいただいたことなので、13分しか残りありませんが、できるだけコンパクトにお話をさせていただきたいと思います。 まず、そもそも私が市長選挙に出た理由というのが、10年、20年先を見据えたまちづくりをしていくべきだと。それは僕は市議会議員時代のときからも考えていたことですが、やっぱり未来志向で物事を考えていきたい。そういう思いがございました。 ですから、基本的にいろんなこと、特にこの3つのビジョンで掲げさせていただいた部分は、やっぱり未来を見据えて、この半田市、知多半島でこういうことがあるといいんじゃないかというのを、悩みに悩んだ、考えに考えたわけではありますが、この3つを選ばせていただいたわけです。 この3つのビジョンの説明の前に、この施策集として僕が書かせていただいたものの、こういう言葉、表現になったということも、少しお話をさせていただきます。 中川議員が言われるように、市民が実施の可否を検証できるという考え方もあるかとは思ったんですが、私が今回市長選挙に出るに当たって、いろんな方にお話を聞きました。実際市長としての心構えというか、会社の経営者の方などお話を聞きながら、自分なりのリーダー像というものを作っていきました。 その中で、僕の中で今、自分が目指すリーダー像というのは、やっぱりリーダーというのは、夢を語ること、それから方向性を定めること、決断をすること、というふうに今、僕の中では決めております。 方向を定めた上で、やはり細かい制度設計であったりというのは、現場の人がやっぱり一番よく分かっているので、その方との意見交換、考えを基にして決めていくべきものだというふうに考えていますので、具体性に欠けるというふうに感じられた部分というのは、きっとそういうところに出てきているかもしれません。特に障がいを、一番最後のことで言えば、障がいを持つ人の親亡き後を見据え、生活を地域で支える体制を作るということは、実際にこれは僕は課題だと思っている。だから、でも、これをやるぞ、ということは、市長が言うべきものだと思って。ただ、それを、じゃ、具体的にどう進めていくかというのは、やはりこれは現場で直面をしている人の意見を聞きながら進めていくものじゃないのかなという考えで、こういうことを書かせていただきました。 また、中には挑戦、という言葉なんかも使わせていただいて、これあくまでこれは市長の考え方を示していくものというふうに、方向性を示していくものというふうで思ってこれをまとめさせていただきました。よく中川議員も政治家として分かっていらっしゃる、いろんなことを考えて、いろんなことをやっていくと、いろんな方にもいろんな意見を聞いて、出てきた中で、自分でこれはそうだと、僕の不得手な部分のことも含めて、こういう方向でいこうというふうに示させていただいたものです。 3つのビジョン、これをなぜ3つ選んだということなんですが、やっぱり未来志向で言っているので、まず第1に、やっぱり人材育成、未来の半田をどう支えていただける人を作っていくかということを考えた中で、1つはやっぱり子供たちに関する教育が大事であるということを考えています。所信のときでも申し上げましたが、私はちょうど40代、中堅、人生でいけばちょうど真ん中ぐらいの世代である、僕の責任として、先人の方が築いてくれたこのすばらしいまち半田市を、さらにいいまちにして子供たちにつないでいかなきゃいけないと。その思いはずっと強く持っております。その思いと、やっぱり人材育成ということも合わせての、1つのやっぱり教育に力を入れていこうという部分。特にそこでは、やっぱり生きる力ということを言ってきましたが、考える力であったり、自分なりに幸せとか、そういったことを考えていくような教育を目指していきたいなというふうには考えております。 2つ目のことにつきましては、これはまさに、やっぱり、最後、人が安心して暮らしていけるというのは、やっぱり最後よりどころとなる医療を、やっぱりいい医療が地域で完結できるというのは、これは今後、年を取っていく方たちにとっても非常に大事なことであるというふうに感じた、考えたわけであります。 ですから、地方独立行政法人として一旦進むわけではありますけれども、そこで歩みを止めてはいけない。さらにその次を目指していくには、もう早くに検討をしていかなきゃいけない。これは、実は、この庁舎とか病院の議論の中で、少し検討開始が遅れたことによって後手に回ったということは、ちょっと自分自身は感じた部分がありますので、早くに着手をしていきたいなという考えを持って、ここに書かせていただきました。 3つ目の6次
産業モデル都市というふうにありますが、これはやっぱり知多半島の可能性、半田市の可能性を感じた中で、いろんなところで申し上げさせていただいたんですよ。僕は名古屋生まれです。半田に来て感じた食材の豊かさ、食事がおいしいということをまず第一に考える。こんなまち、12万都市なのに、周りで海のものも、肉も、野菜も、食材が豊富にそろっているまちはないというふうに自分は思っています。だったらこれを生かして、まちづくりをしていくべきじゃないかと。 もう一つ、危機管理です。このコロナ禍でいろんなことが価値観が変わってって中で、ひょっとしたら、もうこれまた、戦争が起こるかもしれない。そのときは、海外から食材が入ってこないかもしれない。というようなことも、考えたのもゼロではありません。地元できちんと食が賄えているということは、基本中の基本でもありますし、ひょっとして危機管理にもつながっていくんじゃないかと、そんな思いも持っている中で、やっぱり1次産業を大事にしていきたい。ですが、1次産業って大事にすると言っても、なかなかもうからないので、大変だということもあって、今、担い手が減っていく中で何とかこれを産業として成り立たせていくための、たどり着いた今の考えが僕の6次産業化ということであります。 ここに書いた3つのビジョンというのは、ですから、少し時間軸的には、4年間でこれを完結させようという思いでは、書いていないです。言われてみて、表現的に、確かにこれ、ここで出して4年間の公約というふうに取られてしまうということは、そうかもしれないなというのは感じたので、ちょっとここは少し反省をするところでありますが、やっぱり2030年という時間軸、決して2期目を、もう絶対やるつもりで高く止まっているわけではないんですが、やるからにはやっぱり10年スパンで、先ほど未来志向と私言いましたので、10年スパンで物事を考えていって、やっぱり10年先を見たときの僕の夢、目標という意味でこのビジョンを掲げさせていただいたところであります。 最後、加えるならば、ここに書いていないことをやらない、ということではありません。やらなきゃいけないことは今刻一刻とすごい変わっているということをすごく実感をしていますので、書いたことはやっぱり、僕が目指すことなので、それは実現に向けて全力を尽くしていきますが、当然書いていないことを全くやらないと、そういう意味でもありませんので、その辺りはそういった御理解をお願いをしたいと思います。 以上です。
◆15番(中川健一議員) ありがとうございました。 市長の思いはそういうことなのかな、というふうに私は受け止めましたけれども、このビジョンは、それは人それぞれいろんなビジョンがありますので、まず、今日はここはいいとか悪いとか、そういうことは申し上げませんけれども、そうは言っても、やっぱりもう、さっき言ったように、あるべき姿から現状を引いたのが問題点なんですよね。まず、あるべき姿がなければ、当然、問題は分からないわけですよ。 でも、久世市長の場合は、これは、あるべき姿はこうやって思い描いていると。じゃ、その現状をどう捉えているのか。やっぱり僕はそこは少し、全般的にというか、細かい22の政策を見てみても、何を問題視しているのかが分からない、これだけでは。先ほどの答弁で、総合計画にのっとった問題点というのが取りあえず書いてあるわけですけど、それ本当に市長が考えた問題点なのかということは、私はすごい、聞いていて疑問に思いましたので、恐らく、やっぱり、現状の問題点が何かということをもう少し明確にしないことには、改善策というのは、本格的な改善策は生まれないはずなんですよね。要するに、問題をどう切り取るかというのが経営者の一番重要なところであって、問題なんかさっきのような、何個でも世の中たくさんあるわけですよ。だけど、経営者が自分のタイムスパンとか戦略感の中で、どういうふうに問題点を切り取るのか。それによって改善策が決まる、というふうに、あるべき姿から現状を引くと問題点になるわけですよ。 すると現状の見立ても、当然どういうふうに現状を見るかも、重要になるわけですけれども、やっぱりちょっと、その現状の問題点の分析というのが、かなり甘いんじゃないかなというふうな気が、ちょっと答弁を通じてしましたけれども。これ、市長として、さっきの答弁が、本当に自分が思った問題点がバーッと羅列されているのか、なかなかまだそこまで現状分析が落とし込まれていない、そういうことなのか、そこらはどんな状況なんでしょうか。
◎市長(久世孝宏君) まず、もちろん課題があって、こうあるんですが、最初に申し上げましたように、僕は未来志向で今回選挙戦を攻めていこうと、訴えていこうというところがありましたので、未来どうなったらいいな、ということでこれを組み立てさせていただいたところであります。ですので、そういうふうに考えると、課題があるからこうしたいとか、それは未来をこうしたいということには何らか問題があるからかもしれないんですけれども、そこそこ問題とか課題がないにしても、未来こうしたいというふうに、思って書いているようなこともあるということと、ちょっとなかなかここでは言いにくい部分があるんですので、あれですけれども、これ、市長の選挙でこういうのを出すときにすごい苦しむ内容ではあると思います。いろんなことを、やっぱり半田市の全ての市政に関わるようなことをなるべくこういうところにも載せていきたいという思いもあったりして、こういう表現にもなっているということであります。先ほど課題が、部課長が言っていた課題という部分に関しましては、おおむねすり合わせをしている中で、課題として感じているところはありますが、答えとして書くと、どうしてもそういうところになっていくというのは、正直、あるのかなというふうに思っています。大きくイズムの2、3、4でいくならば、シニアの方への感謝の形、ここに書いているということはやはり健康寿命、健康で長生きをしてほしい、というふうに僕は思ったことを軸にここには書いています。ということは、裏を返せば、長生き、長寿の社会にはなっているけれども、健康で、そうじゃないということがあるので、そこを何とかしたいという表現になっていくのかな。実際、健康寿命と人生の寿命というのは乖離があるものですから、そういったところが課題なのかもしれないし、経済はやっぱり、経済がしっかりしていないと税収も上がってこないし、雇用は生まれないし、僕は雇用を、企業の方が雇用を守ってくれることも福祉の分野だとも思っているのはそういう観点でいくと、そういう考えがまだないのかなということでもあるのかもしれないです。 課題認識として、そういうふうに持っていくとそういうふうに1つ1つ説明すると、たくさんあるんですが、この答弁をつくるに当たって、課題というものに関しては、一応、部課長とは一応僕の考えはお話をさせていただいた中なので、おおむね合っているという認識で僕はおります。
○議長(渡邉昭司議員) 中川健一議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。--------------------------------------- 午前10時30分 休憩 午前10時45分 再開---------------------------------------
○議長(渡邉昭司議員) 会議を再開します。 中村和也議員の発言を許します。 〔7番 中村和也議員 登壇〕(拍手)
◆7番(中村和也議員) 議長のお許しをいただきましたので、さきの通告どおり、コロナ対応について質問させていただきます。 去る2月17日に、国内で初めてコロナワクチンの接種が行われました。当初は、感染リスクの高い医療従事者からスタートし、順に重症化リスクの高い御高齢の方、そして、基礎疾患のある方々へと進んできました。国で示された方針どおりにワクチン接種も進められ、ここにきて、接種対象者や方法についても地方自治体に任せられる段階に入ってきております。半田市においては、個別接種及び集団接種に加え、企業や大学等における職域接種も始まろうとしており、接種の機会が広がってきております。 しかしながら、一方で、個別接種においてはクリニック等の会場ごとに予約状況にばらつきが生じており、集団接種においては予約に空きが生じています。そのような状況において、6月17日には、教育、保育等従事者に優先接種の実施ということを発表いただき、子供たちが通う小・中学校、幼稚園、保育園等におけるクラスター発生リスクの軽減に努めていただきましたこと御礼申し上げます。 そこで、要旨1、コロナワクチンの接種について現状と今後の見通しについてお尋ねいたします。 1点目の質問です。ワクチン接種の予約状況及び接種実績についてお伺いいたします。 続きまして、2点目の質問です。迅速に希望者全員がワクチン接種を完了するために、接種の予約枠が空いた際、誰を対象にし、どのようにして枠を埋めていくのか。また、今後の計画、見通しについてお伺いいたします。 続きまして、3点目の質問です。企業や大学等での職域接種が進められていますが、半田市以外の他市町で接種される方も一定程度増えていくと思われます。そういった他市町で接種を完了された方々並びに1回だけ完了し、2回目の接種が完了していない方々の状況は把握できているのでしょうか。 続きまして、4点目の質問です。職域接種が進められ、多くの方々にワクチン接種の機会が広まってきている一方で、接種を希望されておられない方や、希望しているものの何らかの理由で接種できない方もおられます。そういった方々に対し、接種しないのであれば仕事に出てこないでほしいと言われたりと、接種を強要されたり差別的な扱いをされている人がいると聞きます。 そのような状況を踏まえ、6月18日付で、愛知県知事より各市町の首長宛て及び各種経済団体、教育委員会事務局長宛て等に新型コロナワクチンを接種しない県民に対する接種の強制や差別の防止等の周知について、という通知がなされているかと思います。半田市では、どのように対応していくお考えかお伺いいたします。 続きまして、要旨2、長引くマスク生活による子供たちへの影響について、をお尋ねいたします。 コロナウイルス感染症の猛威が1年以上と長引いている中で、マスクを着用しての生活も長引いています。小さいお子さんにとっては、感受性が発達する大切な時期でもあります。相手の感情を理解したり、共感したり、さらには言語の獲得にも重要な時期だと言われています。この感受性を養う時期には、他者の動く表情に多く触れることが重要だと言われていますが、それがかなわない状況で、情緒が不安定になるお子さんがいるようです。そういった保護者からの相談を受けることがあります。 そこでお伺いいたします。半田市では、こういった問題をどのように考えており、また、どのような対策をお考えでしょうか。 2点目の質問です。マスク着用による学校、保育の管理下においての熱中症対策についてお伺いします。今年の2月に大阪府高槻市において、体育の持久走中に小学校5年生の男児が倒れて亡くなるという痛ましい事故がありました。マスクをつけて、または顎にかけて走っていた可能性があるとされています。5月28日には文部科学省初等中等教育局から出されました事務連絡の中に、運動時は身体へのリスクを考慮し、マスクの必要はない。特に、呼気が激しくなる運動を行う際や、気温、湿度や、暑さ指数が高い日には、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症などの健康被害が発生するリスクがあるため、十分な感染症対策を講じた上で、マスクを外すこととあります。 そこでお伺いします。半田市では学校や幼稚園、保育園の管理下においてどのように考え、どのような対策を取られていますか。 続きまして、要旨3、飲食業等の経済活動が制限される中で、幅広く影響を受けている業種さらには労働者に対する支援策について、お尋ねいたします。 長引くコロナ禍で、半田市の経済は大変疲弊しています。6月21日からは、知多半島5市5町で唯一半田市だけがまん延防止等重点措置区域に指定されています。多くの業種で影響を受けていますが、今回の質問では、飲食やカラオケなどの業種を取り上げさせていただきます。度重なる緊急事態宣言、長引くまん延防止等重点措置によって事業継続が立ち行かなくなり始めている企業が出てきております。営業時間の時短要請などに対する県からの支援金は今年の年初には1日6万円ありましたが、不公平さを是正する目的で売上規模に応じた補償額に変更されました。1日6万円で何とかしのいでいた、もしくは、足りていなかった店舗からすると悲鳴が上がっています。当然ながら、そういった業種との取引のある企業も大きなダメージを受けています。雇用調整助成金や応援金などの制度がありますが、固定費を賄うこともできない額となっており、借入を増やしていくこと以外に生き残る選択肢がない状況です。飲食やカラオケといった業種では、多くの学生がアルバイトとして働いていますが、仕事がない状態が続いており、食べるものに困る学生も出てきております。適正な補償がなされない状況で、行政の自粛要請に従いたいけれども、従えないという苦渋の決断を強いられている店舗も半田市においても現れてきています。 そこでお伺いします。そのような状況をどのように考えておられますか。 以上で質問席からの質問を終わらせていただきます。 (拍手・降壇) 〔
健康子ども部長 竹部益世君 登壇〕
◎
健康子ども部長(竹部益世君) 中村和也議員の御質問の主題1、コロナ対応についての要旨1、ワクチン接種の現状と今後の見通しについての御質問の1点目、接種の予約状況及び接種実績についてお答えをいたします。 6月28日現在、60歳以上の方、3万7,335人に対し接種券を発送しており、うち、1回目の予約を済ませた方は約79%の2万9,669人で、2回目の予約を済ませた方は約76%の2万8,244人となっております。 また、接種を済ませた方の割合については、4月1日現在の人口11万9,102人に対し、1回目を済ませた方が約18%、2回目まで完了した方が約10%となっております。 続きまして、御質問の2点目、予約枠が空いた際の対応及び今後の計画、見通しについてお答えをいたします。 現在、集団接種会場のうち、市立半田病院会場の予約枠が空いている場合は、市内小・中学校、保育園等の職員のうち、接種希望者に空き枠での接種をしております。今後は予約枠に空きが生じないよう、予約枠の状況を確認しながら接種券をできる限り早い時期に送付してまいります。 その上で、接種を希望する全ての方への接種を、政府が目標として掲げる10月または11月より、できるだけ早い時期に完了できるようワクチンの供給量も勘案しながら進めてまいります。 次に、御質問の3点目、他市町で接種が完了した方、1回目接種済みで2回目が完了していない人の把握について、お答えをいたします。 ワクチンの接種記録につきましては、全国共通のワクチン接種管理システムを活用し、各接種会場で登録することとなっております。そのため、たとえ他市町で接種した方であっても接種履歴の把握ができる仕組みとなっております。ただし、職域接種の場合は、登録されるまでのタイムラグがあるため、職域でされた方が誤って半田市で重ねて接種することがないよう、接種前の問診時のチェックを徹底してまいります。 次に、御質問の4点目、接種を望まない等の人が差別を受けないための配慮方法について、お答えをいたします。 接種を希望されない方に対しましては、差別的な扱いを受けないよう十分な配慮をする必要があります。これに関する県からの通知を受け、本市においてもワクチン接種特設ホームページにて、接種の強制や接種を希望しない人に差別的な扱いをすることのないよう周知しているところであります。 今後は、市報やチラシ等でも周知を行うほか、
半田商工会議所等とも連携し、事業所へも周知を図ってまいります。 (降壇) 〔教育部長 岩橋平武君 登壇〕
◎教育部長(岩橋平武君) 続きまして、要旨の2、マスク生活による子供たちへの影響についての御質問の1点目、子供たちの情緒面への影響と対応策についてお答えいたします。 新型コロナウイルスにより、子供たちは、仲間との関わりを制限された中で学校生活を送っています。マスクをつけたままの活動では、相手の表情が十分に見えないために、喜びや怒りなど相手の感情を理解できず不安になるなどの課題があることは認識しております。 感染予防において、マスクの着用は子供たちの命を守る上でも重要でありますが、子供たちの心身の健全な成長を犠牲にしないように努める必要があります。 今後も様々な知見を参考にしながら、感染予防と情緒の安定を含めた心身の成長を考慮し、状況に応じてマスクの着脱をしたり、表情の見えるマスクの使用を検討したりするなど、発達段階に応じた対応をしてまいります。 次に、御質問の2点目、マスクの着用と熱中症対策についてお答えいたします。 マスクの着用と熱中症対策につきましては、子供たちの命を守ることを何よりも優先し、気温や活動内容によっては、身体的距離を取った上でマスクを外して活動することが必要になります。 感染リスクの高い屋外の活動をする場合、各園、小・中学校では、国が示す感染症対応マニュアルなどを参考に、感染対策を講じながら、状況に応じたマスクの着脱をすることとし、体育の授業におきましては、担当教員が気温や湿度、活動内容に応じてマスクを外すよう子供たちに声をかけながら実施しています。 また、2歳未満の子供については、マスクを自分で外すことが困難であるなど、子供一人一人の発達の状況を踏まえる必要があることから、一律にマスクを着用することは求めていません。 室内においても、換気をしながらエアコンを使用するなど、熱中症のリスクを軽減した上で、マスクを着用していますが、子供の顔色や体調の変化を常に注意深く観察し、必要に応じて一定時間マスクを外すなどの対策を講じています。 今後も、マスクの着用と熱中症対策について適切な対応が行われるよう、各園、学校へ指導をしてまいります。 (降壇) 〔市民経済部長 出口久浩君 登壇〕
◎市民経済部長(出口久浩君) 続きまして、要旨3、飲食業などの経済活動が制限される中での支援策についての御質問、この状況をどのように考えているかについて、お答えいたします。 これまで、本市では、飲食店など、中小、小規模企業に対し、様々な支援策を実施してまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響が出始めた令和2年3月には、地元金融機関や
半田商工会議所が緊急的に実施した特別融資制度、はんだ元気創生融資に係る利子の一部を補助いたしました。 また、利用者の減少した飲食店などのテイクアウトの利用促進のために行ったエールチケットの販売や国の持続化給付金に上乗せする形で支援金を給付いたしました。 さらには、国の支援制度、GoToキャンペーンを半田市内において利用されるよう活用促進なども取り組んでおりました。 これらの支援策は、いずれも、中小、小規模企業などの経営安定化や消費の拡大を目的に実施したもので、総額にして、4億9,700万円余を投入してまいりました。 現在、新型コロナウイルス感染症の第4波を受けて国から出された緊急事態宣言は解除されたものの、引き続き、まん延防止等対策重点措置の地域に愛知県は含まれています。 このような状況が長く続いており、今後も飲食店などに対しては、営業時間の短縮や酒類提供の制限など、経営活動が制限され、大変厳しい状況に置かれることは必至となります。 このことに対し、ワクチン接種が進み、安全・安心に飲食店などを利用できる時期には国の動向も注視しながら、疲弊した市内経済をしっかり回すために、市民1人当たり2万円の地域振興券をお配りし、半田12万市民、皆さんに御協力をいただきながら市内経済の活性化に取り組んでまいります。 以上で、中村和也議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。 (降壇)
◆7番(中村和也議員) 御答弁いただきまして、ありがとうございます。それでは、早速、再質問としまして、ワクチン接種の今後の見通し、計画について、お尋ねいたします。 まず、初めに確認なんですが、先ほど御答弁にありました4月1日現在の2回目まで接種が完了した方が約10%ということですが、こちらにつきましては、半田市の接種が可能な対象者全員、要は60歳以上だけではなくて、16歳以上なのか、その辺はどの辺の数字になっているんでしょうか。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) 先ほど申し上げたパーセントは、高齢者のみでなくて、接種が可能な12歳以上と今、言われていますので、その方の中で打った方です。 以上です。
◆7番(中村和也議員) ありがとうございます。 分かりました。それで予約枠の状況を確認しながら、接種券をできる限り早い時期に送付というふうになっておりますが、このできる限り早い時期というのが、非常に曖昧だなというふうに思いまして、接種を希望する全ての方、全員に政府が目標として、10月または11月というふうに御答弁いただきましたが、私が感じるに、物事を進めていく中では、やはりある程度のめど、期日を設けないと、ずるずるいってしまうのではないかなというふうに思っているんですが、いつ頃に全員の方に接種を完了しようと半田市では目標を立てていらっしゃるんでしょうか。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) 接種完了については、1つ大きな影響を受けるのがワクチンの供給です。 最近のニュースでも、様々供給について報道されておりますので、そういった状況を見ながら、私たちも接種計画を逐次見直しております。10月、大体見込み、接種の見込み、どのぐらいの方が接種をされるかなということで、例えば、1つの例ですと、接種率を70%ぐらいというふうに見込むとした場合に、10月末ぐらいをめどに接種が進められればなというふうには思っています。ただこれも、ワクチンの供給状況によりますので、もう少し順調に進めば早くいきたいと思っていますし、これはあとはもうクーポン券が届いても、接種を希望してもらわなくちゃいけないと、いろいろと今度は若い世代の方にいきますと、接種を少し慎重にというような、そういった方もいらっしゃいますので、そういうところをしっかり広報しながら、できるだけ早く接種を完了したいと。完了となると、最終的には完了というのは全員、希望者全員ですので、それは個人の、いつ、接種ができるかってありますが、目標としては、そういう形で持っています。
◆7番(中村和也議員) ありがとうございます。 10月末までに、希望者70%と仮定して進めていただけるということでありますが、予約枠の状況を見ながら接種券をできる限り早い時期に送付していって、予約が空かないよう、枠が空かないようにというところでありますが、先ほどの報道によりますと、名古屋市では最大4週間繰り上げて、8月2日までに、16歳以上へ発送を終える方針だという発表がなされていますが、半田市ではこの対象者全員に接種券をいつまでに発送をするめどなんでしょうか。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) クーポン券がいつ届くのかという、不安になる市民の方の気持ちも十分理解できます。現在、私どもが、今、考えているのは、まず、基礎疾患を有する方、これらの方についてまだ送付が完了しておりませんので、それと、高齢者施設等に従事する方、これらの方については、来週早々に発送をしたいというふうに考えています。 そしてその後、順次、年齢を少し考慮しながらいきたいというふうに思っていますが、今のところの考え方で言いますと、55歳以上、55から59歳の方を、来週早々に送って、その後の54歳以下につきましては、今、早々にお示ししたいと思って、今、一生懸命調整をしているところでございます。 以上でございます。
◆7番(中村和也議員) ありがとうございます。 刻々と変わっていく状況の中で、ワクチンの供給量もどうなるか分からない中で計画を進めていただいているということだと思います。やはり予約枠が空いているという話を聞くと、接種券さえ届いていれば予約を入れるのになという若い世代もいたり、なかなか届かないと、命の選別とまでは言いませんけれども、何か差別されているのではないかなというふうに思う市民もいると思いますので、できるだけ早く接種券を手元に送っていただきたいなというふうに思います。と言いますのは、先ほどシステムを使って接種の状況は、タイムラグがあるにしても把握ができるという御答弁ありました中で、接種前に、問診時のチェックを徹底して重複しての接種が行われないようにチェックをしていくということですので、そういった予約の段階であったり接種の段階で、網にかかれば接種券を送ることに対して大きな問題ではないというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) 接種券につきまして、例えば職域接種でいけば、クーポン券なしでも、接種ができるようになっております。ただ、国が行います大規模接種会場でいけば、近くにはありませんけれども、それはクーポン券が必要だということもあります。 供給量にもよりますが、今、発送完了について、できれば8月の早い段階で送れるように、調整は、今、一生懸命急いでいるところです。詳細な計画は、もう少し詰めた上での公表になるかと、お話しになるとは思いますので、今、できるだけ早く接種ができるように、まずはクーポン券を届けて、いろんなところで打てるようになってきていますので、そういったところに対応できるような形を取れればというふうに思っています。
◎副市長(堀嵜敬雄君) 少し補足をさせていただきます。 クーポン券を実は送るだけだったら、結構すぐにでもできるんです。最初の頃そうだったように、例えばコールセンターが大混乱になるですとか、ほかに、クーポン券を一斉に送ってしまうことに対して、少し慎重に、年代層を分けて送っていくほうがより混乱が少ないだろうということで、本部会議のほうでは、送る順番とかを議論をしていますので、12歳からの方のタイミングですとか、60歳以下の方のタイミング、それ一斉に送っちゃうということだけでしたらできるんですけれども、それだと多分、いろんな混乱が起こるということを危惧して、少し状況を見ながら、コールセンターも本数を増やして、それで緩和されるようでしたら次送りますし、という考え方で順次やっておりますので、今しばらく一斉に送付するというのはまだちょっと、すぐには難しいかなという状況であります。
◆7番(中村和也議員) 先ほども申し上げましたが、やはり物事を達成していくためにはある程度、日付を決めてそこに向かっていかないといけないと思いますので、早急に市民の皆様が安心できるように御対応いただきたいなというふうに思います。 一方で、発送した後のお話ではありますが、先日の山田議員の質問での御答弁でもありましたが、ウェブ予約での接種予約の空き状況、今改善に向けて進めておられるということでしたが、この平準化予約枠が空いているところ空いていないところを平準化していくことで、より完了に向けてのスピードが上がっていくと思いますが、このウェブ予約の改修リリースはいつ頃を目指していらっしゃるんでしょうか。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) 予約システムで、今ウェブ予約をしていただいています。 それで、やはり医療機関によって予約のばらつきがあるというのは、例えば、今は、今の段階では高齢者から順番に接種してきました。医療機関の中には、お子さんをよく診る小児科の医療機関であるとか、やっぱり高齢者の方は、かかりつけの医療機関どうしても、日頃通い慣れたところを予約しますので、そういったところは比較的埋まっていきます。 そして、比較的多くを、予約枠を設定している医療機関の、割と多くが小児科系の医療機関でありましたので、そこが予約が少し空いております。ただ、そういったところにも、コールセンターではしっかり予約を埋めるように誘導していますし、6月、先月行っておりました、各会場、5中学校区で予約代行をやりました。そういったときには、積極的に余裕がある、空きがある医療機関に対して、予約するようにお勧めしております。 そして、御質問の、一覧で、一目で見えるその予約状況、こちらについては、今その準備をしていますので、ここの、ちょっと毎日なのか、あるいは週ごとなのか、昨日の山田議員の御説明もありましたが、そういった一目で見えるような、それを見ながら予約に入っていっていただけるような、そんなようなホームページの、今改修作業を進めております。
◆7番(中村和也議員) ありがとうございます。 なかなかウェブサイトの改築、リニューアルであったりというのは大変なことだと思いますので、恐らく、今、システムの改修をされて、なかなかめどが立っていないんだと思います。 取り急ぎ、昨日お示しいただきました名古屋市さんのように、画像でもいいので定期的に貼っておくというだけでも改善になるのかなというふうに思いますので、また御検討のほどお願いしたいなというふうに思っております。 続きまして、差別的な扱いを防いでいくというところでありますが、啓発していくというのは当然ながら重要だと思いますけれども、一定程度やはりその接種を希望されない方々もみえる。だから、強制であったり、差別的な扱いが発生しているんだと思うんですが、なぜ接種を希望されない方々がそれだけいらっしゃるというふうに理解されていますでしょうか。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) ワクチンに対する、まだ理解不足なところもあるかもしれません。 御本人の体調だとか基礎疾患の状況もあるかと思いますので、いろんなネット上では、噂が流れておりますので、そういったところから、少し様子を見てというような気持ちもあるのではないかなと思っています。
◆7番(中村和也議員) おっしゃるとおり、私も副反応が心配だとかということが大きな原因だというふうに思いますが、やはりワクチン自体の効果がどれだけ持続するのかだとか、本当に安全なのか、昨日も若い女性から言われましたけれども、ワクチン接種すると、SNSでいろんな情報が流れていますけど、将来、妊娠出産ができなくなるリスクがあるのではないかというふうでためらってみえる方もみえますので、ぜひこの辺を解決するためには、やはり科学的根拠であったり正しい情報を市民の方に発信、そしてお伝えしていく、そういったことで接種を希望される方を1人でも2人でも増やしていくということが効果的だと思いますが、いかがでしょうか。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) 様々な研究、国がいろんな知見を出しておりますので、そういった正確な情報をきちんと伝えていきたいと思っています。 それともう一つ、先ほどのウェブシステムの関係で少し補足をさせていただきます。予約システムの改修、予約ウェブの予約システムの改修は、今回予定をしておりません。 システムは半田市独自のシステムではなくて、これはかなり幾つかの自治体が使っております共有のシステムを使っていますので、これをちょっと改修することは現在、できないというふうなことを聞いております。それで、今やる方法としては、予約の空き状況が今どうなっているかということを、別途作成をして、それをホームページ上に掲載しようと。連動はしていないですけど、そこで一度見ていただいて、予約サイトに移るというような形で考えています。補足させていただきます。
◆7番(中村和也議員) 先ほどの一覧を掲載したりだとか、情報の発信といったところはぜひ、早めにお願いしたいなというふうに思います。 続きましてですけれども、長引くマスク生活によるというところの再質問をさせていただきます。 確認ですが、発達段階に応じた対応というふうにありますけれども、具体的にどういったことかをお話しいただけますでしょうか。
◎学校教育課長(森田知幸君) 発達段階という言葉ですけれども、こちら例えば文科省などが大きく分類しますと、小学校入学前の乳幼児期、あるいは小学校の学童期、中高生の青年期というような、大きく分けたりするわけなんですけれども、一方でその幼児の問題であったりすれば、その1歳期2歳期というような、細かく満年齢で分けたりするようなものでございまして、発達段階という言葉を使う場面に応じて段階の区分を変えているというような、そういうものであると捉えております。 今回の場合でいきますと、同じマスクをするであっても、1歳の子だとか、2歳の子とはやっぱり対応が違うと思いますし、小学生や中学生ではやっぱり対応が違うという意味でございます。
◆7番(中村和也議員) 小学校と中学校では大分、幅が広いと思いますけれども、答弁の中で表情の見えるマスクの使用を検討したりするなどというふうにいただいておりますが、幼稚園、保育園、さらには小学校の低学年くらいまでのお子さんについては、特に相手の動く表情が見えることが重要な時期なのではないかなというふうに思っておりまして、実際に認知発達科学を研究しておられる京都大学の明和政子教授が言われていますけれども、幼い子供の脳は、目から入った情報と耳から入った情報が重要で、心や脳に深刻な影響を与えると言われています。 実際大人でも、私もそうなんですが、マスクをしていて、相手が何を言っているか分からない、聞き取りにくいときがあったりとか、目しか見えませんので、この目だけで相手の感情であったり、どういう表情をしているか、読み取るのは難しいと思います。 この辺を問題だというふうに捉えていらっしゃるという認識でよろしかったでしょうか。
◎学校教育課長(森田知幸君) 先ほども教育部長の答弁でお答えさせていただきましたけれども、そういったことが問題だと認識しております。
◆7番(中村和也議員) ありがとうございます。 本当にマスクを外したりというのはなかなか難しい状況だと思います。そんな中で、ウイルスの飛沫感染を予防して、口元や表情が見えるマスクというのが、透明のマスクというものが、日本でも今年の4月27日にユニ・チャームから発売されており、私も購入しようと思いましたが、なかなか手に入らないような、注文が殺到しているようですけれども、そういったマスクは抗菌素材が使われており、顔の80%の表情が分かるものになっているそうです。 洗ったり使ったり、繰り返し使うことができるそうなんですが、こういったマスクの使用については、国のほうでも議論されているところでありまして、実際に今日、私、お借りしてきたのが、フランス政府が、ちょっと付け替えますけれども、こういった一部メッシュになっており、一部透明になっているもの、これが実際に、フランス政府で昨年の9月に約80万枚、学校、保育園に配ったというふうに言われております。 また、近畿大学のほうでも、このいわゆる近大マスクと言われるもの、これが発売をされています。こういったものの重要性を感じてなのか、日本でも自発的に、保育士さんであったり、先生が購入をして使い始めているというふうに言われています。 半田市でもぜひ、使用の推奨であったり、配布などを御検討いただきたいんですが、その点いかがでしょうか。
◎学校教育課長(森田知幸君) ありがとうございます。 そういったマスクが存在しているということには注目をしておりましたが、ユニ・チャームの製品がなかなか入手困難だということで、手も出ないようなことではございました。 昨年度も国や県の補助事業を活用しまして、学校や園で感染症の対策グッズを購入するための費用を、何度も補正予算で対応させていただきました。 この、表情が見えない問題を踏まえて、学校や園では、フェースシールドや、マウスシールドのようなものをたくさん購入したんですけれども、残念ながら、そういったものは飛沫感染防止の上では効果がないということで、なかなか使えなくなってしまっております。 今回の定例会におきましても、また、感染症対策グッズを購入できるような、各校80万円から160万円の予算案を上程させていただいておりますので、こういったものを活用して対応していきたいと思っております。
◆7番(中村和也議員) ありがとうございます。 ぜひ前向きに検討いただきたいなというふうに思います。といいますのは、フェースシールドと違ってちゃんと飛沫が飛ばないような、本当のマスクの形になっておりますので、ぜひお願いしたいなというふうに思います。 時間の都合で次に進みますけれども、マスクの着用と熱中症対策というところで、各園、学校へ指導してまいりますと御答弁いただきまして、ありがとうございます。 ただ、大阪府高槻市での事故の件ですけれども、事故が発生した際、市のガイドラインでは、体育の授業におけるマスクの着用は必要としない、児童・生徒がマスクの着用を希望する場合は、マスクの着用を否定するものではない、というふうにガイドラインを出していたにもかかわらずこういった事故が起きてしまいました。 現に、半田市の小学校の運動会や体育大会の写真を見ていますと、ほとんどの子供が、マスクをつけて走っている姿が写っています。実際マスクを外して走っているのはごく少数でありますが、体が大きい子ですので、恐らく高学年の子だと思いますが、やはり低学年のお子さん方、幼稚園、保育園もそうですけれども、自分で暑い、息苦しいからマスクを取るということは、なかなか周りがつけているから、難しい判断になってしまうのではないかなと。実際子供たちに聞いていますと、担任の先生にマスクをつけなさいという指導がなされているそうです。ですので、この行政側、教育現場、さらには教職員の先生方との温度差、認識にギャップがあるのではないかなというふうに思いますが、この点については、今一度そういったギャップが生まれないような周知徹底はお願いできますでしょうか。
◎教育長(鈴川慶光君) マスクの着用につきましては、運動会で、私も幾つか見に行ったんですけれども、やはりつけている子がいたりつけていない子がいたりというような現状は認識しております。 学校の指導としましては、走るときには、学校によっては外しなさいという指導をしたりとか、外してもいいよというような指導をしたりというようなところで、若干差があるわけですけれども、今後、熱中症がますます心配になるような季節になってきますので、基本的にはやっぱり子供たちの健康を考えて、外すような指導をしていくように、また周知徹底していきたいというふうに思います。 ただいま議員さんの発言の中で、子供たち、担任の先生がつけていなさいというふうに言ったというようなことがありましたけれども、それは、つけなさいという指導は多分、控え席にいるときにはつけていなさいというようなことは言っているかと思いますが、競技中につけなさいというようなそういう指導はしていないというふうに理解しております。よろしくお願いします。
◆7番(中村和也議員) ありがとうございます。 ぜひ子供たちの命を守る、感染からも守らないといけないんですが、熱中症という命のリスクからも守らないといけないと思います。 1点補足ですけれども、先ほど子供に聞いてマスクをしてというお子さんは、やはり低学年の子でしたので、受け止め方の問題にもなってくると思いますので、その辺ははっきりとお伝えしていただいたほうがいいのではないかなというふうに思います。 時間も時間ですので、次に移らせていただきたいと思います。 最後の経済のところでありますが、今までたくさんの、私も存じ上げておりますが、はんだ元気創生融資であったり、一部利子補給であったり、エールチケットであったり、たくさんの経済政策を、5億円近くもの経済政策をしていただきましたことにつきましては、感謝を申し上げます。 ですが、この要請も1年、もうすぐで1年半、調べてみますと、ほぼ継続的に、ところどころ解除はされるんですが、ほぼ継続的に、何らかの自粛を強いられて、これが長引いています。その中で家賃の補償であったりとか、いろいろな支援も終わったり減ったりしてきている中で、この自粛要請にも応じられない、苦渋の決断を迫られている企業、店舗が出始めている、半田にも出始めているという認識はお持ちということでよろしかったでしょうか。
◎経済課長(河合信二君) そのような状況があるということは聞いております。 様々な理由で自粛要請に従えず、やむなく、中には生活を維持するためにということで、やむなくという方もみえると思います。そういった方につきましては、しっかりと国、県の助成制度を周知啓発するなど、また、お問合せがあれば、手続の内容などを説明して、今現在、取り組んでいるところであります。
◆7番(中村和也議員) その国や県の助成、補助という、補償額というのが減ってきている中で、売上げが減少し補償が足りなくなってきている中で、借入れに頼らざるを得ないところまで来ているんですが、1年半近くにもなりますと、借入ももう限界というところまできております。 雇用調整助成金を例えてみますと、休業手当も先払いをして後で申請をしなければならない。それも100%補償されないという中で、その点、補償が足りているというふうに認識をされていらっしゃいますでしょうか。
◎経済課長(河合信二君) 答弁で申し上げましたし、議員からもお話がございましたが、様々な、これまで取組を実施しておりました。全ての課題に対して100%支援ができているとは考えておりませんが、助かったといった声もいただいております。このことから、一定の支援はできているのではないかと思っております。
◆7番(中村和也議員) 本当に補償が頂けない
業種、企業からすると、飲食業はいいなというふうに思われると思いますし、実際、頂けないより補償があるということで助かっているというところはあると思います。 ただ本当に、せっぱ詰まった状況まで来ているんだなというふうに感じるわけですが、先ほど御答弁の中に、市民1人当たり2万円の地域振興券をお配りし、市内経済の活性化に取り組んでまいりますというふうに当局からいただきました。この地域振興券、使い方を上手に使わなければいけないと思いますけれども、いつ頃をめどに、当然感染症の拡大を防ぎながら、バランスを取りながらということになろうかと思いますが、いつ頃を目指して、地域振興券を配布し、どのように使っていこうというふうにお考えか、市長にお伺いしたいんですけれども、現段階でお答えできる範囲で構いません。お考えをお聞かせください。 最後の質問とさせていただきます。
◎市長(久世孝宏君) いつ頃でどのようにということでありますが、時期に関しましては、今検討をとにかくしているところであります。なぜ検討しているかと言いますと、国の経済対策、30兆円の補正予算を組むというような情報もある中で、できる限りやっぱり使えるものは全部使っていきたいという考えはあります。かといって、やっぱり経営者としては、先が見えることが非常に大事だと思っています。この時期まで、この時期に、この2万円で、市内経済活性化させるということを示すことによって、そこまで何とかしようというのを考えていくのが、経営者の方の考えだということも重々承知をしています。いる中で、今、商工会議所であったり、いろんな状況を見ながら、幾つかのパターンを担当部署と一緒に考えているところであります。 申し訳ないですが、今ここでいつというのは、まだちょっと申し上げることはできませんが、早急に時期は示していくことが必要であるという認識ではおります。 また、ちょっとどのようにということなんですが、というのは、使えるお店であったりどんな枠組みにするかというのも、今商工会議所と詰めているところであります。お金を配るだけではなく、やはり地域限定ということはしっかりやっていきたいというふうに思っている中で、配布方法ということも含めて検討しているところでありますが、市内限定で経済を回していくということは決めておりますので、そのような考えで進めていきたいと思っております。
◎
健康子ども部長(竹部益世君) すみません、最後の質問が終わった後で申し訳ありません。 途中、最初の答弁の訂正をさせていただきたいと思います。接種率のところの質問がございました。人口11万9,102人に対して、接種された方の数の確認の中で、これ全人口11万9,102人に対して、半田市民が接種した数ということで、訂正をさせていただきます。すみませんでした。
○議長(渡邉昭司議員) 中村和也議員の質問を終わります。 これにて一般質問を終了します。---------------------------------------
△日程第2 議案第40号 令和3年度半田市
一般会計補正予算第4号
△日程第3 議案第41号 令和3年度
半田市立半田病院事業会計補正予算第1号
△日程第4 議案第42号 令和3年度半田市
水道事業会計補正予算第2号
△日程第5 議案第43号 半田市児童遊園及びちびっ子広場に関する条例の一部改正について
△日程第6 議案第44号
跨線橋整備工事(その1)請負契約の締結について
△日程第7 議案第45号
跨線橋整備工事(その2)請負契約の締結について
△日程第8 議案第46号
跨線橋整備工事(その3)請負契約の締結について
△日程第9 議案第47号
乙川中学校改築工事請負契約の締結について
△日程第10 議案第48号
乙川中学校改築電気設備工事請負契約の締結について
△日程第11 議案第49号
乙川中学校改築衛生設備工事請負契約の締結について
△日程第12 議案第50号
乙川中学校改築空調設備工事請負契約の締結について
△日程第13 議案第51号 市道路線の廃止について
△日程第14 議案第52号 市道路線の認定について
○議長(渡邉昭司議員) 日程第2、議案第40号から日程第14、議案第52号までの13議案を一括議題とします。 以上の議案に対する提案説明は先般終わっていますので、日程の順序に従って、質疑と付託を行います。 初めに、議案第40号の御質疑ありませんか。
◆16番(鈴木健一議員) そうしたら1点、質疑させていただきます。議案書81ページ、個人番号カード交付事業についてです。 今回の一般質問ではコロナ関係の質問がたくさんありました。それだけ市内でも一番の関心事で、問題であると考えています。 半田市としてもこれ一丸となって、コロナ感染対策に向かうべきときだと考えますが、これというのはやっぱり予算だけではなくてもちろんマンパワーも同様だと思います。 もともと個人番号カードには反対の立場ですけれども、この今の状況で、なぜ、この施策を行うのかという必要性に疑問があります。なぜ今なのかという説明を求めます。
◎市民経済部長(出口久浩君) 先日の全員協議会でも御説明させていただきましたが、マイナポイント事業が令和3年4月をもって終了となりました。 そのような中で、国においても、個人番号カードの取得を引き続き進めるために、半田市としましては、出張申請受付、また、申請サポートを行っていきたいというふうに感じております。そして宣伝費用や、集客に要する経費を新たに補助対象にすると、国のほうが拡充を申し出たということもありまして、その補助金を活用した今回出張申請を拡大して行っていくということを今回行うものであります。
◆16番(鈴木健一議員) すみません、1点と言いながらもう一点お願いします。関連なんですけど。出張受付するって、全員協議会の資料で、企業、公民館、大規模商業施設で出張受付するよと。これ、出張受付するのは、市の職員さんが出張するということですよね。
◎市民経済部長(出口久浩君) 半田市の職員が行います。
◆16番(鈴木健一議員) これ平日だけですか。
◎市民課長(間瀬恒幸君) 平日だけではなく、日曜日等も活用していきたいと思っております。
○議長(渡邉昭司議員) 他に御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 次に、議案第41号から議案第42号までの御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 次に、議案第43号から第52号までの御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 以上で各議案に対する質疑を終わります。 ただいま議題となっている各議案については、審査のため、所管の常任委員会に付託します。 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会します。--------------------------------------- 午前11時42分 散会...