令和 5年 6月定例会 令和5年
瀬戸市議会6月
定例会会議録第7号 令和5年7月4日(火曜日) 議事日程 第15号 令和5年7月4日(火曜日)午前10時開議日程第1 第35号議案 瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について日程第2 第44号議案 令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)日程第3 第33号議案 瀬戸市公民館の設置及び管理に関する条例の全部改正について日程第4 第34号議案 市有財産(建物)の無償譲渡について日程第5 第37号議案
し尿処理施設基幹的設備改良工事請負契約の締結について日程第6 第38号議案 CD-Ⅰ型
消防ポンプ自動車(
品野台分団車)の買入れについて日程第7 第39号議案 瀬戸市
火災予防条例の一部改正について日程第8 第40号議案 瀬戸市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について日程第9 第41号議案
瀬戸蔵条例の一部改正について日程第10 第42号議案 瀬戸市
駐車場条例の一部改正について日程第11 第43号議案 市道路線の認定について日程第12 第45号議案 令和5年度瀬戸市
下水道事業会計補正予算(第1号)日程第13 第46号議案 瀬戸市
個人情報保護法施行条例の一部改正について日程第14 第47号議案 瀬戸市職員の給与に関する条例の一部改正について日程第15 第48号議案
水野小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結について日程第16 第49号議案
幡山東小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結について日程第17 第50号議案 令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第5号)日程第18 同意第4号 瀬戸市
公平委員会委員の選任について日程第19 同意第5号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第20 同意第6号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第21 同意第7号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第22 同意第8号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第23 同意第9号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第24 同意第10号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第25 同意第11号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第26 同意第12号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第27 同意第13号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第28 同意第14号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第29 同意第15号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第30 同意第16号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第31 諮問第1号
人権擁護委員の推薦について日程第32 諮問第2号
人権擁護委員の推薦について 本日の会議に付した事件日程第1 第35号議案 瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について日程第2 第44号議案 令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)日程第3 第33号議案 瀬戸市公民館の設置及び管理に関する条例の全部改正について日程第4 第34号議案 市有財産(建物)の無償譲渡について日程第5 第37号議案
し尿処理施設基幹的設備改良工事請負契約の締結について日程第6 第38号議案 CD-Ⅰ型
消防ポンプ自動車(
品野台分団車)の買入れについて日程第7 第39号議案 瀬戸市
火災予防条例の一部改正について日程第8 第40号議案 瀬戸市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について日程第9 第41号議案
瀬戸蔵条例の一部改正について日程第10 第42号議案 瀬戸市
駐車場条例の一部改正について日程第11 第43号議案 市道路線の認定について日程第12 第45号議案 令和5年度瀬戸市
下水道事業会計補正予算(第1号)日程第13 第46号議案 瀬戸市
個人情報保護法施行条例の一部改正について日程第14 第47号議案 瀬戸市職員の給与に関する条例の一部改正について日程第15 第48号議案
水野小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結について日程第16 第49号議案
幡山東小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結について日程第17 第50号議案 令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第5号)日程第18 同意第4号 瀬戸市
公平委員会委員の選任について日程第19 同意第5号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第20 同意第6号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第21 同意第7号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第22 同意第8号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第23 同意第9号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第24 同意第10号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第25 同意第11号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第26 同意第12号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第27 同意第13号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第28 同意第14号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第29 同意第15号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第30 同意第16号 瀬戸市
農業委員会委員の任命について日程第31 諮問第1号
人権擁護委員の推薦について日程第32 諮問第2号
人権擁護委員の推薦について出席議員(26名) 1番 黒 柳 知 世 2番 颯 田 季 央 3番 山 内 精一郎 4番 松 原 大 介 5番 三 宅 聡 6番 原 誠 7番 朝 井 賢 次 8番 高 島 淳 9番 西 本 潤 10番 小 澤 勝 11番 馬 嶋 みゆき 12番 石 神 栄 治 13番 中 川 昌 也 14番 高 桑 茂 樹 15番 池 田 信 子 16番 新 井 亜由美 17番 宮 薗 伸 仁 18番 冨 田 宗 一 19番 柴 田 利 勝 20番 戸 田 由 久 21番 三 木 雪 実 22番 臼 井 淳 23番 長 江 公 夫 24番 伊 藤 賢 二 25番 長 江 秀 幸 26番 浅 井 寿
美欠席議員 な し説明のため出席した者の職氏名 市長 川 本 雅 之 副市長 大 森 雅 之 教育長 加 藤 正 彦
経営戦略部長 駒 田 一 幸
行政管理部長 松 崎 太 郎
地域振興部長 中 島 宗 仁
市民生活部長 篠 田 康 生
健康福祉部長兼
福祉事務所長 熊 谷 由 美 消防長 勝 股 淳 教育部長 磯 村 玲 子
政策推進課長 久 野 崇 財政課長 伊 藤 哲
成事務局出席職員氏名 局長 水 野 守 議事課長 北 原 裕 子
議事調査係長 内 藤 寛 之 書記 山 下 梨 乃 午前10時00分 開議
○
柴田利勝議長 ただいまの出席議員は26名であります。 これより会議を開きます。 なお、傍聴の皆様におかれましては、会議中は静粛にしていただきますようお願いいたします。 本日の議事日程は、議事日程第15号のとおりであります。 なお、議長は市長をはじめ
関係理事者の出席を求めておきましたので、御了承願います。
会議録署名議員は、先日同様2番
颯田季央議員及び25番
長江秀幸議員を指名いたします。 これより日程に入ります。 日程第1、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正についてを議題といたします。 この議案については、去る6月21日の本会議において
総務生活委員会に付託してありますので、この場合、
総務生活委員長の報告を求めます。5番
三宅聡議員。 〔5番
三宅聡登壇〕(拍手)
◆5番(三宅聡) 議長より御指名をいただきましたので、去る6月21日の本会議におきまして、当
総務生活委員会に御付託になりました議案について、6月23日午前10時より
委員全員出席の下、委員会を開催し、慎重に審査を行った経過と結果について御報告をいたします。 第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「ごみ袋の値段を50円から元の水準の18円に戻すということだが、昨年の3月にごみ袋の値上げがごみを減量するのに最も有効な施策だという説明を受けて賛成をした。ごみを減らすことが最大の目的であり、ごみ袋の値上げに代わる施策は考えているのか」との質疑に対し、「ごみ袋を値上げすることで、ごみの削減、減量を図るというのが始めの狙いであったが、
プラスチックの分別回収、剪定枝の回収方法の変更などほかにも様々な手だてがまだまだあり、ごみ袋の値上げは一つの方法ではあるが、値上げがなくても市民の理解と市の対応をしっかりしていけば、ごみの削減につながると考えている」との答弁がなされ、また、「ごみが減ってきている背景には、令和5年9月からの有料化も含め、
ミックスペーパーやプラの分別、6月から始まった
剪定枝回収の計画など、
有料化導入に伴う
アクションプラン実施計画が影響していると考えるが、見解を伺う」との質疑に対し、「有料化の導入に関する実施計画には、有料化と併せて導入する政策がまとめてあり、現在は有料化の導入の準備と併せて実施する施策を進めている途中段階である。具体的な時期や導入の方法について明記はないが、
プラスチック製容器包装の導入を進めることとできるだけ早期に剪定枝の資源化にも取り組んでいくことは、実施計画に盛り込んで公表してきた」との答弁がなされた。 また、「令和4年3月の
ごみ袋値上げ議決から、プラ分別と有料化と併せて周知を行い、相乗効果でごみを減らしていくと市は説明してきたが、令和4年3月から9月までは前年同月と比較しても大きなごみの減量はない。プラ分別を始めた10月からごみの減量が大幅に増えている。この結果からも、プラ分別が
ごみ減量に一番大きな影響を及ぼしたと考えてよいか伺う」との質疑に対し、「昨年10月からの
プラスチック製容器包装の回収が市民にとっては大きな行動の変革だったと考える。プラ分別をすることで、
ミックスペーパーも併せて回収量が倍増しており、
ごみ減量に一番大きく影響しているのは令和4年10月からの
プラスチック製容器包装の回収開始と考える」との答弁があり、質疑を打ち切り、討議を行い、討議の中で、「プラ分別が始まり、市民の意識も高まってきた。効率的にごみを減らしていくことは非常に重要なことであるため、ごみ袋の有料化も併せて導入していく必要があると考える。市長は、ごみ袋が45リットル500円ではなく、500円で小さな袋なら20枚買える。さらに、プラごみ、
ミックスペーパー、剪定枝の回収と併せて小さい袋で生活してもらえばごみが減っていくと、市民に訴えていくのがリーダーとしての市長のあるべき姿だと考える」との意見。 また、「そもそも瀬戸市の483グラムという目標値をもっと下げなければならない。440グラムが達成できそう、尾張旭市や長久手市ともうすぐ並びそうというところまで減量できているわけではなく、もっと低い目標値を立ててそこに向かっていくためには、有料化でごみ袋を500円にしていくべきと考える」との意見。 また、「市民は、ごみ袋の値上げはごみの減量のためという説明を受けて、子育て、病気や障害等でどうしても減らすことのできないごみもあるが、そういう家庭も含めて多くの市民はごみを減らす努力をしている。今のごみが減っている事実をもって一旦ここで値上げをストップして、ごみの減量をもっと増進、推進していこうという市長の提案は、広く多くの市民に受け入れられる当然の提案だと考える」との意見があり、討議を打ち切り、採決の結果、第35号議案は賛成少数で否決をされました。 以上をもちまして、当
総務生活委員会に御付託になりました第35号議案の審査の経過と結果の報告とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。
○
柴田利勝議長 総務生活委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対して、御質疑はございませんか。───別に質疑もないようですので、自席へお戻りください。(拍手) これより討論に入ります。 第35号議案について、討論の通告がありますので、この場合、討論を行います。 発言を許します。25番
長江秀幸議員。 〔25番
長江秀幸登壇〕(拍手)
◆25番(長江秀幸) それでは、議長のお許しをいただきましたので、
公明党瀬戸市議団を代表して、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、賛成の立場から討論をさせていただきます。 第35号議案、ごみ袋の
値上げ凍結の議案でございます。 市長は、
施政方針説明の中で、「私は基本的に
有料化そのものに反対するわけではございません。有料化についてはごみの減量を主たる目的として検討が始まりましたが、こうした背景やこれまでの経緯について、市民の皆様にもっと深く理解していただく必要があったと考えております。また、本市と同じく
晴丘センターを使用している尾張旭市と長久手市については、今後の
ごみ排出量の推移を見るということで
有料化増額を見送っております。さらに、検討を始めた時期に比べて、電気、ガスといった
エネルギーや
食料品価格等が高騰しており、市民の皆様の暮らしに影響を及ぼしております。市民の皆様に対する関心は非常に高まっていると感じております。こうしたことからも、
一般廃棄物処理手数料の金額を減額し、
有料化そのものというよりも、今後の行政の在り方も含めて市民の皆様としっかり議論していきたいと考えております」と述べられております。私としても、こうした市長の見解に御賛同するものでございます。 また、私の代表質問での現状に関する市民の皆様への周知等についての答弁では、「私は、今回の
ごみ処理費用の有料化に伴う市民の皆様の
ごみ減量に対する関心の高まりを受けて、この機会に改めて市民の皆様に
ごみ減量に関する課題を共有し、一緒に考えていただくための
ごみ減量に向けた説明や啓発を行うことにより、意識改革と
行動変容につなげてまいりたいと考えております」との答弁をいただきました。市民の皆様への丁寧な説明、啓発、そして、周知徹底による市民の皆様の意識改革、
行動変容により、さらに
ごみ減量が進むことを確信しております。
プラスチック製容器包装の分別収集により、
ごみ減量は大きく進んでおります。さらには、この6月から始まった剪定枝、竹、草等の
資源化回収により、さらに
ごみ減量が進んでいくと考えます。我が家も先日予約し、回収をしていただいたところでございます。こうした家庭も今後さらに増加していくと考えます。 市長は、
総務生活委員会の中で、1年半から2年、
ごみ減量の推移を見て判断していく、仮設でもいいから
リサイクルセンターを設け、市の努力を見せていきたい。環境が整えばという条件付きでございますが、集積場の増、
プラスチック製容器包装の回収日増はすぐにでも本当は取り組みたい、そういった旨の
ごみ減量施策についての発言をしてみえます。ぜひ私も進めていただきたい、このように強く念願をするものでございます。
値上げ凍結のもう一つの理由といたしまして、今後も
エネルギー価格や
食料品価格の値上げが見込まれており、市民の不安の高まりはもとより、低所得者層の家計への影響が大きいこのときに、ごみ袋を値上げするのはいかがなものかとも考えておるところでございます。私
ども公明党瀬戸市議団にも、多くのごみ袋の
値上げ凍結の声が届いてございます。市民の皆様の切実な願いでもあります。 議員各位の御理解と御賛同をよろしくお願い申し上げ、
公明党瀬戸市議団を代表しての、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正についての賛成討論とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○
柴田利勝議長 次に移ります。2番
颯田季央議員。 〔2番
颯田季央登壇〕(拍手)
◆2番(颯田季央) 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、反対の立場から討論をさせていただきます。 市長はこれまでの答弁にて、「ごみの推移を検証するとともに、
ごみ減量に関する施策について市民の皆様との意見交換を行いながらごみの減量を進めていきたい。市民の皆様の御心配を解消させていただきたい」とお話をされておりました。私も皆様の心配を解消させたい、このような思いは同様に持っており、ほかの議員の皆様も同様にそのような思いはお持ちだと思います。その思いが同様なのですが、思いだけで効果もなく進めてはいけませんので、反対討論をさせていただきます。 結論から申し上げますと、今回の議案に関しまして、私は市長の答弁を聞いても心配を解消することができませんでした。真に市民のためになる施策ではないと感じたから、反対の立場に達しました。 心配に感じた点の一つ目です。 質疑の中で、再三、目標値、推移、期間をどのように見るのか質問をされておりましたが、明確な数値をお答えはいただけませんでした。私は
医療従事者、そして、研究者として働いていたときには、データを取り扱うことにはかなり慎重に取り扱ってまいりました。それはなぜか、命に関わるからです。 全てのことが100%研究で明らかになっていれば、間違いは人のエラーでしか起こり得ませんが、そんなことは現状ではあり得ません。そこで、信頼に足る研究によって得られたデータ、エビデンスを基に、現在最適である方法を人が選択する必要があります。 ほかの方からも細かな数字に関しては指摘があると思いますので全部は申し上げませんが、今までの答弁で気になった点を指摘いたします。 初めに、効果判定の仕方についてです。 目標値を定めて、達成したか、しないかで判断する方法の場合、こちらに関しては、瀬戸市は1人1日当たりの排出量は483グラムと目標値を決めています。令和4年度は523という結果のため、まだ達成できておりません。資源物の分別袋を使用するようになって、環境変化を起こす
アプローチを行ってからの推移では、同僚議員より481グラムとの推定値も報告されました。この数値は正しい数値なのですが、半年間のデータとなっています。 これまで、本市では1年間の
集計データを取って推移を見てきました。
データ処理をする期間を変えて評価することは比較となり得ませんので、私はこの方法は推奨しません。期間を変えるというのは、器を変えて中の水を比べるようなものです。それで比較ができるでしょうか。 今後、他市と足並みをそろえる場合にも重要となり、瀬戸市独自の基準で数値を出して他市が納得できるとは思えませんので、期間の設定を独自に変えることは推奨いたしません。間違った数値の取扱いを指摘するどころか、都合のよい数値を迎合してしまう状況には落胆しかありませんでした。 次に、前年と比べる場合は平均値の足し算、引き算では不十分なことを御存じでしょうか。コップの水が減ったとしても、それは誰から見ても十分減ったと認められると証明するには、引き算をするだけでは不十分です。多くの人が行動した結果を比較するには、平均値を取って統計処理を行う必要があります。 私が
統計ソフトにて計算し、令和3年度と令和4年度の同期間の燃える
ごみ排出量に関して有意水準5%とし、対応のあるt検定を行った結果は両群間に有意差を認めました。これが何を意味するかは今申し上げませんが、これも私個人が出した結果であり、使用するのであれば、本来、議案提出をする側の行政側から提示される必要があったかと感じております。 価格設定についても、
研究データを基に45リットルの燃えるごみ袋が18円だと、目標値の483グラムに到達できない予測となっております。市長も答弁にて、鈍化するだろうという曖昧な予測で目標達成が難しいとおっしゃっておりました。
議案提出者御本人が難しいと分かっている、目標値、期間、価格設定も不明確である現状です。議会の役割は、理事者側から出される議案にそのような問題がないかを精査し、是非を判断する場だと新人研修にて教わりましたが、現状、感情的な判断基準が多いと感じております。 不明確な
数値データしか示されておらず、市民生活に関わる判断を求められても、私は賛同できません。今、足並みをそろえるのはごみ袋の値段ではなく、目標値や期間設定などの統一ではないでしょうか。試算した上で、いつまでに結果を出さなくてはいけないのか、他市との意見調整や補助金の申請のタイムリミットの期間を逆算して出す必要があると感じております。そのような打合せを行うように指示、調整、有識者からの
データ提示をするのが、リーダーのやるべきことと私は感じております。残念ながら今回は行われませんでした。これは、値段による
アプローチを行った際の予測値のため、剪定枝やほかの方策を加えたらという比較はナンセンスとなるので、今回は控えます。 間違ってほしくないのは、市長に研究者になれと言っているわけではありません。信頼に足るデータを集めるように指示を仰ぐ、協力をする、人を呼ぶ、精査をする時間をつくる必要があったと感じています。準備不足だけど理解してほしいと言われても、賛同ができないのは御理解いただければと思います。 心配に感じた点の二つ目です。 行動変容について。市長は事あるごとに
行動変容ができたので、このままごみの量は減少すると考えているとお話をされておりました。一定数の人が
行動変容をしたのは否定しません。私もその1人です。
行動変容とは、対象者に
アプローチを行い、習慣が変わることを言います。医療の現場では、対象となる人の行動を変えてもらうための
アプローチをします。1例を示すと、糖尿病の予防・改善の運動指導や食事の指導、禁煙を進めるためのカウンセリングや指導などです。提案するだけよりも、入院などの環境制限で元から絶つほうが変わらざるを得ないので、変わってもらえる確率が高いことはイメージしてもらえると思います。皆様、ダイエットをしたときに成功した方、いらっしゃいますか。環境を変える、制限をすることで成功率が上がるのはイメージしてもらえるかと思います。 もともとこのような
行動変容の
ステージモデルというのは、禁煙の研究から導かれたモデルです。人が行動を変える場合は、関心のない人が関心を持ち、行動を起こして、維持、習慣化するというステージを通ると考えられています。
行動変容のステージを進めるためには、その人が今どのステージにいるのかを把握し、それぞれのステージに合わせた働きかけが必要となります。関心を持ってもらうことがスタートのため、今の状況は
行動変容を起こすためには非常によいタイミングだと思っております。 たばこを例にしてお話しします。全く禁煙する気がない無関心な人に、発がん性があるなどの情報をテレビで放送したり、パッケージに記載します。健康は幸福度に関係があるので、本人だけではなく周りの人からプレッシャーもあり、禁煙する人が増えます。次に、
たばこ自体の値段を上げます。これも生活に直結するので、禁煙する人が増えます。巻きたばこに代わる
加熱式たばこや
電子たばこという新たな選択肢の出現も、
加熱式たばこを吸う人を減らします。たばこを吸える環境を制限しましょう。これは不便なため、違反すると罰金を科されるため、禁煙をする人が増えます。これはどれがよかったかという話ではなく、どう興味を持ってもらい、行動を変えてもらうかが大切です。 ごみに当てはめてイメージしてみてください。将来のことを考えて分別する人、テレビ、新聞などで取り上げて気づき分別を始める人、資源物分別の袋ができて、選択肢ができたから分別を始める人、金額による負担から分別を始める人、それでも分別をしない人、ごみに関しては公衆衛生に関わることなので、厳しい環境制限や罰金などの制裁を持った取締りは難しいと考えています。 多くの人に影響を与える生活環境への
アプローチをできるのが法であり、最小の負担で最大の効果を出さないといけないのは、ルールを決められる立場の人の責任となります。注意をしなくてはいけないのが、
行動変容は一定方向ではなく、逆戻りが起こる点です。たばこを吸う場所を自由にして、価格を下げて、テレビなどで格好よくたばこを吸う俳優さんたちを見たらどうなるのか、想像していただければ分かると思います。
アプローチ次第では、意図しないほうの
行動変容が起きます。そのため、効果が出ているからと条件を緩めることには私は反対です。そして、今、分別をして行動してくれている人は、今からさらに減量することは難しいと思います。
アプローチすべきは、今この状況でも分別に関心がない人です。説明や提案では限界があることは、これまでの取組でも明らかです。値上がりすると負担になり、分別すれば負担が減るということを理解してもらい、
行動変容をしてもらうことこそが、燃えるごみを減らすことにつながると私は考えています。 刻一刻とごみは出され続けていきます。立ち止まり、一つずつやって効果を見ている時間的な余裕はないと考えております。多くの人には変わってもらわないといけませんので、同時に様々な
アプローチを進行しながら、ルールから外れてしまう人がいれば、ルールの上に乗ってもらえるように説明を促すことが大切です。 ごみに関しては、分別できていない人にはやり方を教えるとか、不法投棄をして人に迷惑をかける人は厳格に取り締まるとか、幼児のおむつや生活困窮者、障害者世帯、高齢者など、分けたくても分けられない人へのフォローなど、そちらに労力を使ったほうが多くの市民のためになると思います。 市民のことを信じていないのかという人もいらっしゃいました。性善説、性悪説ではなく、どのような促しを行うのか、環境による影響が
行動変容を起こすことを忘れないでいただきたい。 以上、
行動変容の視点からも今回の値下げは賛同しかねます。 最後に心配に感じたことの三つ目です。 人は簡単に壊れます。私も市長も名前を公開し、意見を言う立場のため、賛成の意見も反対の意見も受ける覚悟で今この場に立っております。これだけ注目を集めたことで、ネットの書き込み、メール、電話、対面、様々な御意見をいただきました。 しかし、私も皆様と同じ人間ですので、怒りの感情をぶつけられれば傷つきます。そういうものだからという同僚議員さんもいらっしゃいました。しかし、インターネットの普及で世界は広がっていますので、そのような古い考え方は改めていただきたいと思います。 SNSや広報チラシなどで一方的に名前を取り上げられるのも恐怖を感じますし、家族や知人に攻撃が及ばないかとても心配です。名前や連絡先を出しているのは話を聞くためです。対話もせず、感情や利権を主張し合ってぶつけ合っていては、暴力による悲惨な結果が起こることを歴史も示しています。 考えが異なる人がいるから1人の意見で決めることなく、話合いで結論を出す場が議会であり、26名の方たちがいるのだと僕は思っております。私は最終的に自分の判断で決められますので、責任が自分に及んでも納得できる部分はありますし、同じ立場の議員さんたちがいますので分散もできます。 ただし、私たち以外の市役所職員の皆様に対しても、同じようにストレスがかかっていることが心配となっております。分別を進めるために奔走し、有料化が昨年可決されました。決まった後も限られた人員で、日夜、準備と説明をしてきたと思います。市民の皆様からしたら、説明が行き届いていなかったかもしれないです。全ての人が納得する広報、発信を私は知りません。 少ない人員で職員の皆様が取り組んできた仕事を、新たに自分たちのリーダーとなった人に不適切と叱責され、無計画に短期間で方向転換を余儀なくされるのは、私だったら納得できません。我々は慣れていますので、仕事なので切り換えますと言っていましたが、それに甘えてよいのでしょうか。 まずは、なぜ今の状況になったのかの検証と代替案の提案が必要だと思います。広報に費やす人員と予算が十分でない中、事業実施をしているのであれば、そこを見直すべきだと思います。無策に計画変更をしたことによる遅延への対応、店舗への説明や問合せの対応、1億円を超える追加費用など、変更したときの労働、費用、負担に見合った計画が、方策が、市長から示されるかと思えば、先ほどお伝えしたとおり、数字的根拠も実現可能な方策もない答弁、多くの人を巻き込みこのような状況を引き起こしていることが、大きな問題と私は感じております。 選挙で約束したことを実行するにしても、明らかに準備不足であることは否めません。市長は、どこに対して仁義と礼を尽くしているのでしょうか。約束したから今やらねばというのは、個人としては仁義を尽くしているように感じるかもしれませんが、瀬戸市のリーダーとして礼を尽くしていると言えるのでしょうか。市長となったお立場で仁義、礼を尽くすべきは、自分を応援してくれた人たちだけでなく、全瀬戸市民、今後、協力を得ない人たちではないかと私は思っております。 仁義に反する行動により多大な労力を与えられている職員の負担感、最前線でクレームを受け続けている立場の人のストレス、精査されていない不確定な状況で情報収集、判断を仰がれている我々議員、予算規模としては大きくなく、行政の担わなければならない事業からしたら一部の議案かもしれないですが、根本的に大きな問題があると感じております。 人の心は簡単に壊れます。私が一般質問で指摘させていただいたとおり、過剰労働やストレスにより有能な職員が離職することとなったら、市民サービスに影響します。そのようなことにならないよう、仕事を振る際には根拠を持って慎重を期していただきたいと感じております。 議員となって間もない私ですが、生活は多くの人が生きる命の活動であると、そのように先輩たちから教わりました。長くなりましたが、私は今回の議案に関しては、一つ目、無計画で不明確な
数値データしか提示されていない今回の状況では賛成できないこと、
行動変容の観点から現時点で値下げはリスクが高いこと、3、仁義はなく、一緒に仕事をする人の心を壊しかねないことから反対するということを御理解いただけたら幸いです。 最後に、決議が出た後、45リットルの燃えるごみ袋が1枚50円になろうと、1枚18円になろうと、お互いの立場の人たちが分別を進める行動をしてもらえるように、それぞれのリーダーの皆様が促していっていただければと思います。 人の弱さを心配して本日はお話をさせていただきましたが、人の強さも私は知っております。私は反対の立場で御意見を伝えさせていただきましたが、分別に対する促しと発信は続けていきます。それをお約束して、私からの反対討論を終わります。 長時間、御清聴ありがとうございました。(拍手)
○
柴田利勝議長 次に移ります。26番浅井寿美議員。 〔26番浅井寿美登壇〕(拍手)
◆26番(浅井寿美) それでは、私は日本共産党瀬戸市議団を代表し、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、賛成の立場から討論を行います。 この議案に対する私たちが賛成する理由は2点です。 まず、1点目は、本議案の概要で示された条例改正に伴う影響効果、つまり、市民生活に与える経済的負担を軽減する、このことがまさに今必要であり、市民に求められているからです。 昨年は歴史的な食品の値上げラッシュに見舞われましたが、帝国データバンクの調査によると、昨年1年間の値上げ品目は約2万5,700品目でしたけれども、今年は6月末の時点で既にその数を超えています。年内の値上げは3万5,000品目に達すると言われ、市民の暮らしは今後さらに厳しさが増すものと考えます。 昨年3月には想像もしていなかった物価高騰で、国レベルでその対策が打たれているときに、生活必需品であり絶対使わなければ回収してもらえない指定ごみ袋を、行政が280%の値上げをすることに道理はありません。 本議案に賛成するもう一つの理由は、値上げありきの減量政策では、市民の前向きな資源分別や
ごみ減量の
行動変容は引き出せないと考えるからです。この半年余りの燃えるごみの減量は、私たちの想像を超え、瀬戸市の減量目標を年間推定でほぼ達成する勢いです。これは、市民がごみ袋の値上げを見通してプラごみ分別の練習をしているのではなく、年々顕著になっている異常気象とその災害を、直接的、間接的に経験する中で、CO2削減などの環境保全の意識が瀬戸市民の中で少なからず高まっていることが要因の一つであり、瀬戸市民にとっても資源分別は、他市町と同様、当たり前の生活習慣として定着をしていくことでしょう。 市民の意識の高まりと減量の努力を信頼し、さらに前向きな
行動変容を引き出すためには、ごみ袋が高いから節約しようと思わせるようなネガティブな動機づけではなく、資源回収センターを増やす、回収頻度を上げる、生ごみ処理機の補助を拡充するなど、市民の資源分別や減量の努力を後押しするための様々な施策を当たり前に実施していくことが、行政の第一義的な役割と考えます。 これらの理由から、まずは一旦立ち止まり、市民を励まし、分別と減量の推移を見守るとしたごみ袋
値上げ凍結議案に賛成するものです。 同僚議員の皆さんの御理解と御支持を心より訴え、賛成討論といたします。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
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柴田利勝議長 次に移ります。10番小澤勝議員。 〔10番小澤勝登壇〕(拍手)
◆10番(小澤勝) それでは、議長のお許しをいただきましたので、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、自民新政クラブの一員として反対の立場で討論をいたします。 令和4年3月議会におきまして、ごみ処理手数料有料化にかじを切ったわけでありますが、ごみの減量、資源化の促進への理解をいただくには、資源化の促進、ごみの排出抑制や再生利用の促進、
ごみ排出量に応じた費用負担の公平性、
ごみ処理費用に対する意識改革、焼却による温室効果ガスなど環境負荷の削減、将来的な
晴丘センターや最終処分場の負担軽減などの効果が期待をされ、有効な施策と考える趣旨で可決の判断があり、今日やった経緯がありました。 市長は、ごみ有料化に関して、尾張旭、長久手市と3市の足並みをそろえる必要があると発信をしてみえますが、現状の市民1人の1日の排出量の大きな差がある中で、排出量の算出の平準化に限りなく近い数値を第一に示すことが重要と考える次第であります。
施政方針説明のごみの減量は、目的とは具体的に何を指しておみえになるのか。また、減量化に向けた具体的な施策とごみ手数料を同時に取り組むことが必要であると考えますが、いずれも具体的な
ごみ減量施策を示さない状況で、手数料減額予算は施策として無理があると考える次第であります。 また、
ごみ減量アクションプランの一環に、乳幼児、高齢者、支援が必要な方に対し、指定ごみ袋を一定枚数配布する施策、これが凍結の場合は中止となります。本来の減免世帯への救済措置とは違った解釈と考えるもので、福祉施策の一環として至急にこの取扱いは検討するものと考える次第であります。 ごみ行政について、令和4年11月に開催をされましたせとまちトークに参加いただいた方や多くの市民の皆様から寄せられている市民の声として、昨年10月から始まった
プラスチック分別において、回収回数、回収の集積場所、資源回収拠点の充実などが、多数早期の対応が急務と考える次第であります。ごみ手数料収益を財源の一つと捉え、ごみ施策へ還元していく考え方も重要ではないかと考える次第であります。市民の声に対する、具体的な対応策を検討する手段としての当初の予定に沿った有料化施策の促進が急務と考えます。 東部衛生焼却場、
晴丘センターの8年、または9年先の建て替えに対し、来年度に3市で基本計画の作成が予定をされていると聞いております。具体的な取組の施策が見えない状況で立ち止まって推移を見ていては、本市の立ち後れが際立ち、施策の進捗は見込めないと判断をさせていただきます。施策を推進するためには、財政基盤の安定こそ施策の基本と考える次第であります。 先日、発表がありました財政収支見通し、令和6年から10年によりますと、歳入は横ばいで推移すると見込み、歳出は扶助費である福祉サービスの増加、幼児教育・保育の無償化など、投資的経費では小学校長寿命化改修工事やクリーンセンター基幹的整備改良工事などの実施により増額を見込まれています。 また、高齢化の進展に伴い、後期高齢者、介護保険事業など、特別会計への搬出金の増加の見込みなど、令和10年度には財政不足は約19億円に拡大する。実質公費公債費比率は、にじの丘学園整備に係る市債の元金償還、尾張東部衛生組合の焼却施設の延命化や公立陶生病院組合の医療機器、設備の更新などにより負担金が増加し、しばらくは比率の上昇、悪化が続くと見通しで発表がされました。 これらの指針に対し、今後のごみ行政の財源の確保はどのように確保していかれるのか、財源なく施策の実行は絵に描いた餅になると思います。どうせ立ち止まるなら、もう一度立ち止まっていただき、今までの経緯を振り返り、今後の中期、長期の施策運営を考えるべきと思います。 国が指標として示しました2025年度の1人1日のごみの排出量は440グラムに目標値を設定し、ごみの減量が目的に向けて、本来のごみ有料化施策で実施すべきと考える次第であります。今議会に関して今回の歳入の減額予算案はまだ始まってもいない状況での改正議案、
ごみ減量施策の目的に合致しないとの判断であります。 以上、ごみ行政全般の施策を精査し、近い将来に迫る
晴丘センターの建て替えに3市を先導するリーダー役として望める行政環境の構築が急務と考える次第であります。 今回の議案は、ごみ処理手数料有料化の趣旨や
ごみ減量施策の目的、または、財源の確保などに多くの課題があり、当議案に反対するものであります。 以上をもちまして、議員各位の御理解を深く深くお願いを申し上げまして、第35号議案、私の反対討論といたします。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
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柴田利勝議長 次に移ります。4番松原大介議員。 〔4番松原大介登壇〕(拍手)
◆4番(松原大介) それでは、議長のお許しをいただきましたので、私は、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、賛成の立場から討論を行います。 ごみ袋
値上げ凍結を意味する本議案については、さきの議案質疑にてしっかりと市長の考えをお聞かせいただき、
総務生活委員会での議論を拝見させていただきました。 まず、話を整理しますと、本議案に反対の方の意見として有料化はやるべきだというものが散見されましたが、この議案が可決であっても有料化制度は導入となります。また、受益者負担という考え方そのものに対する意見は様々でありますが、仮に受益者負担すべきだという考え方に沿ってみても、有料化制度を導入することで金額の大小はあるものの、受益者負担すべきだという方々の意に反するものではないと考えています。
総務生活委員会での議論にあった、環境省が第四次循環型社会形成推進基本計画で示されている、1人1日当たりの家庭系
ごみ排出量440グラム/人・日という目標数字ですが、閣議決定されたのが平成30年の6月、本市の目標数字、483グラムを示している瀬戸市一般廃棄物処理基本計画の中間見直しを行ったのは平成31年2月、つまり、国が440という数字を出した後で本市が計画の見直しを行い、国の440という数字を踏まえて本市としての目標数字は483であるというのが、あくまで本市の現在値であると考えます。 また、凍結に係る8,982万円の補正予算を問題視する声がありましたが、本議案が可決された折には、補正予算の大幅な減額修正案が私も賛同議員の1人として提出されますが、否決された場合に出される修正案よりも歳出額の削減に成功しておりますので、それを踏まえて御判断いただきたいと思います。 次に、ごみ袋の大幅な値上げをしなければ、財政的にその他の
ごみ減量施策の実施に影響が出るとの意見がありましたが、他市町のほとんどはごみ袋を値上げしなくても滞りなく実施できているのではないでしょうか。それよりも、他市町において
ごみ減量施策に充てられていた部分のお金は、本市においては今までどこにどのように使われていたかのほうが本質的な課題といえます。 また、
値上げ凍結することにより、燃えるごみ袋より資源袋のほうが少し高くなってしまうことから、
ごみ減量が進まなくなってしまうのではという懸念があるようですが、現在、ごみ分別に取り組んでいただけている瀬戸市民が、それによってごみ分別をやめてしまうとは私には思えません。ほとんどの瀬戸市民は、ごみ分別意識、
ごみ減量意識によって行動されていると思います。 また、仮に今後、さらに物価高騰が進んだことによって価格が固定された燃えるごみ袋と、物価高騰によって価格上昇した資源袋の価格差が著しく大きくなるようなことがあれば、市場価格に合わせる形での燃えるごみ袋の価格改定の条例案提出もあり得ると考えます。もし、現状考えられる燃えるごみ袋と資源袋の2円の価格差を最大の懸念点とするならば、1枚20円程度の修正案を提出するほうが合理的ではないでしょうか。 また、ごみ袋を大幅値上げしたとしても、計算すると大きな負担増にはならないというお話がありましたが、それは今まで
ごみ減量にも取り組んでいなかった人を前提にしており、既にごみ分別に取り組んでいただいている多くの市民にとっては、単純な負担増にしかならないということは明白です。 また、令和4年3月にごみ袋の値上げが決まったことによって、プラや
ミックスペーパーの分別がより進んだ相乗効果があったという見解はよく理解できます。数値で計るのは難しいですが、これはあったでしょう。それが、このタイミングで値上げを止めることで、その効果はなくなってしまうでしょうか。 私は、じゃ、分別をやめてしまおうという市民よりも、自分たちがやってきた分別が認められて値上げがストップしたという納得感から、これからも値上げしなくていいように分別を頑張ろう、ほかの人にも分別を勧めようという意識が芽生えることによる
ごみ減量効果も期待できるのではないかと思います。 そして、最後に、
ごみ減量を目的として令和4年3月に議決したプラごみ分別とごみ袋値上げですが、プラごみ分別をした段階で下げ止まっていた
ごみ減量に大きな現状変更が起きています。ごみ袋値上げの施行期日前に、
ごみ減量というそもそもの目的に現状変更が起こっているので、一度立ち止まって推移を見ましょう。それこそ、プラ分別や剪定枝の資源化などの
ごみ減量施策の効果のエビデンスをしっかり得てから、それこそ半年ではなく1年単位、そういう単位のエビデンスをしっかり得てから、ごみ袋の値上げの必要性について議論しましょうということです。これはごくごく自然な話、ごくごく自然なプロセスではないでしょうか。やはり大事なのはプロセスです。強引な決め方ではなく、しっかりとしたプロセスと合意形成を基に物事を決めていく姿勢こそが、私は大切だと思います。 以上のことから、私は本案に賛成いたします。 最後に市民の皆様にお願いですが、今回の議決がどちらになっても一定の混乱は生じてしまうと予想しますが、市職員への叱責はどうかお控えください。ごみ行政のこれら一連の責任は、我々、政治家にあります。そして、引き続き、
ごみ減量、ごみ分別への御協力、よろしくお願いします。 本市は、長久手や尾張旭と比べても独居世帯の高齢者が多い町です。まだまだ、分別理解が進んでいない部分はあるでしょう。これは逆に伸び代にもなり得ます。みんなで協力して、前向きに前向きに
ごみ減量に取り組める町にしていきましょう。 以上、同僚議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○
柴田利勝議長 次に移ります。8番高島淳議員。 〔8番高島淳登壇〕(拍手)
◆8番(高島淳) 議長のお許しをいただきましたので、私は、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、反対の立場から討論いたします。 まず、初めに、今回の市長提出議案に賛成される皆さんの多くは、昨年3月の条例制定の折には、
有料化そのものに反対と主張していたのではなかったのでしょうか。今回、有料化を認め、凍結に賛成ということであれば、何を根拠に有料化を認めたのかよく分かりません。 もし有料化を認め、凍結に賛成ということであれば、一旦様子を見て、値上げを実施するということになれば、その時点での状況がどうあれ、賛成されるものと理解せざるを得ないと思います。 次に、議論を通じてよく聞かれたのが立法事実が変わったとの指摘でありますが、昨年3月議会での条例案提出の時点で既に物価高騰は始まっており、それを理由に反対される方もみえました。高騰が続くことは予測できましたし、それは現在も変わっておりません。 また、昨年9月のプラごみ分別が始まって以来、
ごみ排出量は目標の483グラムに近づいたとされておりますが、我々はもともとこの目標そのものが尾張旭市や長久手市と比べて高過ぎると思いますし、また、
ごみ減量の最終目標ではなく、限りなく減量を続けることが肝要との考え方で臨んでおり、この数字になったからといって立ち止まるという理由はありません。また、これらのことから、立法事実は何ら変わっていないと考えることであります。また、あえて目標値を言うのであれば、国が2025年、つまり再来年には、1日1人当たりの排出目標を440グラムにするように指示を出しております。 市長は、値上げに代わる減量施策を、意気込み以外、示されておりません。例えば、ごみ集積の増加などと言っておられますが、具体的な施策としては提示はされておりません。そのような状況で果たしてこの目標が達成できるのか、果たせずとも近づけることができるのか、甚だ心もとないと言わざるを得ません。 現在まで、
ごみ減量アクションプランが続いております。市役所職員の皆さん、市民の皆さんの大変な努力によって可燃ごみは減少している途中です。しかしながら、私たちはこのプランをきちんと完遂し、その上でごみの量の推移を見極め、その後に次の施策を進めていくべきだと考えております。 もう一度言いますが、現在は減量が進んでいる途中なんです。先ほどの同僚議員も言っておりましたが、計画の途中で変更してしまったら、正確な推移やデータは分からなくなるばかりか、このような進め方では市民の信頼をなくし、今後の市政の在り方にも影響してくると考えております。私たちは、正確なデータを基に確実な施策をしていくための判断をしていかなければなりません。 次に、45リットルの袋1枚18円が50円となり3倍近くになるという声もありますが、事はそう単純なものではなく、我々は現在使っている45リットルの袋が、分別と減量を進めていただくことによって30リットルの袋、これは30円でありますが、これに置き換えることができるだろうと思いますし、減量を進めていただければ月々の負担増は100円前後で済むものと試算しております。 とはいえ、値上げは値上げで、これでも家計に響くという御家庭には、国から拠出されている臨時交付金のうち、物価高騰対策費を有効活用するなどして負担軽減を図ることこそ、
ごみ減量を目指す本市がやるべき有効な施策と言えるのではないでしょうか。そして、この負担をしていただける市民が一丸となって減量に取り組めば、成果は必ず上がるものと思います。今回、この議案に賛成される方は、減量後も45リットルのごみ袋を使用する前提で議論を進めていることに甚だ残念でしかありません。 私はかつてドイツで仕事をしていたことがあり、ドイツでごみの分別に驚いたことがあります。ドイツの人は、例えばズックの靴を廃棄するとき、まず、ゴムの部分と布の部分を切り分け、さらにひも靴の先端についている
プラスチックを外し、さらにひもを通す穴にある金属を取り外し、それぞれ分別して捨てます。分別は10種類にも及び、当時、私はそこまで徹底することに無縁でしたので、ドイツの友人になぜそこまでするのかと聞いたことがあります。友人は、子供や孫やその先に生きなければならない人たちに、少しでも美しい自然や環境を残してやりたいだろうと答えました。私は、ごみ処理問題の根本はそこにあると思っております。 ごみ処理は永遠の課題であり、一足飛びにドイツの人たちと同じことができるようになるとは思いませんが、少しでも早く少しでも効果があると考えられる施策を展開し、手を打ち続けることこそ、子や孫、それに続く世代の負担軽減につながるものと感じております。 私は、この条例案が出されてからの一連の議論の中で、条例案に賛成される、いわゆる値上げに反対される方から、子や孫、それに続く世代、そして、瀬戸市の将来を担う方々がなすべきことについての視点や言及が全くなかったことに残念に思います。私たちは、何よりも今後の世代、今後の瀬戸市の在り方を第一に考える必要がある。そして、ごみ処理施設のコストダウン、最終処分場の延命化など、少しでも次世代によい環境を残してやることが私たちの責務と考えております。 最後にもう一つ、詳しいことは分かりませんが、この議論が行われている間に、私たち自民新政クラブに所属する議員の名前を書き連ね、議案に反対しないことを要求するように呼びかけた印刷物が出回ったようであります。私たち議員は自宅の連絡先を公開していることもあって、家に電話がかかってくるようになりました。私たちがいつも家にいて対応できればいいのですが、何も知らない家族が出ることがどうしても多くあります。何人かの同僚の家族からは、いきなり大声で電話口でごみ袋のことを言われ、あるいは、また、無言だったりして、どうしていいか電話が鳴ると不安で怖い、また、もし誰かがうちに怒鳴り込んできたらと思うと怖いという話がありました。御家族の皆さんには大変申し訳ないと思っております。 常識的、良識的に考えれば、そういう印刷物が出回ればそういう事態も引き起こしかねないとすぐに分かりますので、我々の組織ではそのような手法は禁じ手として理解しておりますが、そうは考えない、または考えられない人たちもいるようであり、残念です。しかし、私たちはそのような圧力に屈することなく、現時点で最善と考える方策の実行を訴えてまいりたいと思います。 以上をもちまして、議員各位の御理解を求め、私の反対討論とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
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柴田利勝議長 次に移ります。17番宮薗伸仁議員。 〔17番宮薗伸仁登壇〕(拍手)
◆17番(宮薗伸仁) 議長のお許しをいただき、誠にありがとうございます。 私は、第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、反対の立場から討論をいたします。 まず、初めに、川本市長とは、1期4年に市議会議員として一緒に議員活動をさせていただきました。市長とは、本来、瀬戸市はこうあったほうがいいね、将来こうしていこうねというような議論も度々重ねてまいりました。また、いろんな議案を審議するときにはいろいろな理論武装をし、調査研究をして、非常に見識の高い政治家であるということを今でも確信いたしております。 しかしながら、こういった立場で反対討論するのは非常に残念でありますが、将来の瀬戸市の子や孫、市民の皆さんの安全と安心、そして幸せを願って、この討論をさせていただきたいと存じます。 まず、東部衛生組合、晴丘ごみ焼却場の建て替えの問題であります。2年前に焼却炉の10年延命工事が完了し、あと8年は何とかもつようでありますが、その後は新施設を新たに建設せねばなりません。先ほどの小澤議員の反対討論でも触れられておりましたが、この建て替えのための基本計画は来年度に策定するということであります。 基本計画では、CO2排出量やダイオキシン排出量など、環境アセスメントの要件もまとめなければなりません。建設までのスケジュールは、既に延命工事実施と同時期に策定、公表をされております。 この来年度の基本計画策定に当たっては、アセスの要件をまとめる必要からも建設費用の面からも、その焼却炉の規模をまずどうするかが最大の焦点となってまいります。ここ数年で建て替えを行った全国の先行事例から、炉の規模は1トン、約1億円ほどとなると考えられております。つまり1日200トンなら200円ということであります。この場合、1日の排出量が炉の規模を大きく超えてしまってはいけませんし、少な過ぎてもいけませんので、その規模の決定にはしっかりとした根拠が必要となります。 私はこの9月に条例どおりの有料化を実施し、今年度、下半期、そして、少なくとも来年度上半期の実績を根拠とすれば、スケジュールを大きく逸脱しないで済むものと考えますが、市長がおっしゃられたように、あと1年半から2年様子を見ていて、来年度中に過不足のない数値が示せるのでしょうか。建設が遅れることは許されません。つまり、待ったなしの状況にあり、何十億円という単位の話であります。 また、少し前までは国の補助が半分ほどは出るというような話もありましたが、ここへ来て、全国でのごみ焼却場の建て替えがラッシュとなってきております。環境省からは、3分の1が限度というような通達があったと聞きました。その補助が減額された分は、組合3市で負担せねばなりません。建設費用は3市の人口割で負担することになっていますので、しっかりと
ごみ減量を進め、尾張旭市、長久手市と1人当たりの排出量を均等にしておきませんと、瀬戸市の排出量が多いがために他の2市に余計な負担をかけることにもなりかねません。影響は市内だけにとどまらないのであります。 以上のことも踏まえ、懸念されるリスクを考えたいと思います。 まず、なぜ45リットル袋を180円とされたいかということであります。資源ごみ回収袋45リットルは大体200円ですから、わざわざ高い袋を買って月に2回しかない収集日に出すのでしょうか。180円の袋に資源も可燃ごみも全部詰め込んで、週2回、月8回もある収集日に出すほうが、経済的にも資源ごみを長く家に置いておかずに済むということからも、そうする人が増えるものと考えられます。 実際、そうなれば、つまり資源ごみ袋より可燃ごみ袋が安くなれば、せっかく進んできた分別収集が元に戻ってしまうのではないかとの声も私どもに寄せられております。もとより、私どもも市民の皆様は信頼をいたしております。このような懸念も排除できないのではないでしょうか。 市長も使われておられます
行動変容という言葉でありますが、もともとは禁煙を研究する現場で
ステージモデルとして使用されていますが、この
行動変容ステージモデルで最も気をつけないといけないことは、逆戻り、リバウンドなのだそうであります。 次に市長が言われるように、2年後をめどに見直しを行い、その時点で値上げに踏み切るということとなった場合、同じ袋で値上げをすることの説明をどうするのかということでもあります。今のように新旧の袋が入れ替わるタイミングであれば、市民も納得しやすいと思います。同じ袋で値上げということとなれば、反発や混乱は今以上になるのではないかと考えます。 また、凍結することによって、現状では値札変更シールの作成、シールを貼るための作業、流通が間に合わないための市民への無料配布、コールセンター設置のための費用など、約9,000万円の支出が必要とされております。工夫によっては支出は抑えられる部分もあるかもしれませんが、いずれにしましても余分な支出があることは避けられません。 これまで述べてきたように、今回の凍結案は、リスクや負担が現行の条例に比べ、圧倒的に高いと言わざるを得ません。行政が行うリスクは、市民のリスクともなります。行政は可能な限りリスクを回避し、余分な支出を減らし、最小のコストで最大限の効果を上げなければなりません。それが行政の当たり前の仕事であります。同じ減量が目標というのであれば、リスクを極力、回避するのが常道です。有料化を導入した近隣市や全国では、確実に成果を上げてきております。 我々議員は、適正で市民のためになる施策であると判断すれば、これに賛成し、後押しすることも必要でありますが、その逆であれば、疑義を訴え、反対していくことも必要です。そこには、私利私欲や保身があってはなりません。我々が不要にぶれることは、議会そのものの信頼を失います。今回のことでは、既に私どものところにそれを懸念する声も届いております。 以上、私の反対討論とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
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柴田利勝議長 これにて討論を終了いたします。 これより採決に入ります。 この採決は、表決システムにより行いたいと思います。 第35号議案に対する委員長の報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 第35
号議案瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部改正についてに賛成の諸君は賛成のボタンを押し、反対の諸君は反対のボタンを押してください。 押し忘れはございませんか。───なしと認め、確定します。 賛成多数であります。よって、第35号議案は原案のとおり可決されました。 この場合、暫時休憩いたします。 午前11時16分 休憩 午前11時30分 再開
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柴田利勝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第2、第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 この議案については、去る6月21日の本会議において予算決算委員会に付託してありますので、この場合、予算決算委員長の報告を求めます。7番朝井賢次議員。 〔7番朝井賢次登壇〕(拍手)
◆7番(朝井賢次) それでは、議長より御指名をいただきましたので、去る6月21日の本会議におきまして、当予算決算委員会に御付託になりました議案について、慎重に審査を行いました経過と結果について御報告をいたします。 6月21日の本会議終了後、
委員全員出席の下、委員会を開催、議案審査を議題とし、当予算決算委員会に御付託になりました第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)を審査するに当たり、三つの分科会を設置し、議案を割り振り、審査を行うことといたしました。 その後、6月23日に総務生活分科会、6月26日に厚生文教分科会、6月27日に都市活力分科会を開催し、割り振られた議案について各分科会にて慎重に審査を行い、それを踏まえ、6月29日午前10時より予算決算委員会全体会を開催し、
委員全員出席の下、各分科会長から報告を受け、報告に対する質疑、討議、採決を行いました。 第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)を議題とし、まず、初めに、総務生活分科会長より報告を受け、報告の中で、2款1項5目総務費、総務管理費、情報政策費、総合行政情報システム運用についての質疑、「個人番号カード、マイナンバーカード関連事務の人材派遣業務委託と伺っているが、具体的にどのような業務をいつまで委託するものか伺う」との質疑に対し、「マイナポイントの第2弾が継続されており、市役所の端末でマイナポイントの申請を支援できるようにしているが、明確になっていなかった申請期限が9月末までと国から通知が届いたため、当初予算で予定していた6月末以降から9月末までの追加予算を計上した」との答弁がなされた。 また、4款3項2目衛生費、清掃費、塵芥処理費、資源ごみ分別処理について質疑が行われ、「補正予算で追加となったごみ袋
値上げ凍結対応に関して、価格改定シール約3,000万円計上されているが、このような方法にした理由を伺う」との質疑に対し、「
値上げ凍結となった場合、商品表示価格と販売価格に相違が生じるため、店舗に聞き取りを行った結果、特に大型店舗等からは、混乱を避けるためには表示を正しくしてほしい、また、納品は価格を訂正した上でお願いしたいという話があった。また、価格を登録するシステムのない店舗においては誤徴収をしてしまうおそれがあり、そうしたリスク回避のために価格表示部分に価格改定シールを貼る作業が必要と判断し、委託業務を計上した」との答弁がなされた。 また、10款5項2目教育費、社会教育費、地区公民館費、地区公民館等施設設備に関しての質疑の中で、「八幡公民館の長寿命化工事と伺っているが、工事内容と公民館が14か所、交流センターが6か所ある中で、今回、なぜ八幡公民館を工事することになったか理由を伺う」との質疑に対し、「工事内容は屋根の改修と外壁の改修であり、施設を20年延命できる予定である。八幡公民館を選定した理由は、公民館の長寿命化計画の中で改修が必要な箇所を数値化した結果、八幡公民館が工事の必要性が一番高い結果となったためである」との答弁がなされた。 そのほか幾つかの質疑があり、その後、意見交換を行い、その中で主な意見といたしまして、「ごみ袋の値上げを凍結することに関連して出している補正予算について、凍結するからこそ必要ない部分は精査をして削るとのことであるが、市民にとっても市の財政にとっても負担を軽くすることであると考える。市民の声を聞きながら、市民の経済的な負担を軽くすることにつながるよう精査を行った上で、進めていくべきものと考える」との報告を受けました。 次に、厚生文教分科会長より報告を受け、報告の中で、3款1項5目福祉保健センター費の質疑の中で、「どのような工事内容か伺う」との質疑に対し、「高圧電気修繕工事の実施に伴い、工事期間中に一部、停電を伴う期間が生じ、やすらぎ会館にはワクチンの冷凍庫があるので、これを止めないための屋外架空配線工事が必要であるため」との答弁がなされた。 また、4款1項2目母子保健事業費の質疑の中で、「出産・子育て応援給付金4,350万円について、補正予算となった理由について伺う」との質疑に対し、「当初予算に計上している予算は、国の予算に従い9月までの予算となっている。このたび、国が10月以降、来年3月までの予算と計上したことに伴い、本市としても継続的に事業が実施できるよう今回の補正予算に計上した」との答弁がなされた。 また、10款6項5目学校給食総務費の質疑の中で、「今回の補正予算は物価高騰対策として給食費の値上げをすることなく給食の提供をするものであるが、児童1人当たりどの程度の補助額でどれくらいの期間を賄えるのか伺う」との質疑に対し、「現在、小学校の給食費が少しやりくりが厳しい状況である。1食当たりでは小学生で25円、中学生では20円を補填している。期間としては今年度末まで給食費の補填を行う」との答弁がなされた。そのほか幾つかの質疑、答弁が行われ、その後、意見交換もなく審査を終了したとの報告を受けました。 次に、都市活力分科会長より報告を受け、報告の中で、7款1項10目まるっとミュージアム推進費の質疑の中で、「おもてなしタクシー事業で40%引き対応をしているが、どのような効果があると認識しているのか伺う」との質疑に対し、「尾張瀬戸駅まで迎えに行き、昼食、体験をしていただくタクシーツアーになっている。参加者のアンケート結果では97.6%の方が満足、そのうち大満足の方が77.7%の状況である。タクシー事業者、飲食事業者、体験事業者が存分におもてなしをしていただいている結果と捉えている。また、コロナ前は瀬戸市民の方には参加いただけていなかったが、40%引きになって瀬戸市民の方が名古屋市民の方々を誘ってツアーに参加してくださる機会が増加してきている」との答弁がなされた。 また、同じくまるっとミュージアム推進費の質疑の中で、「今後、団体観光客にはどのような対応をしていくのか伺う」との質疑に対し、「おもてなしタクシーツアーはリピーターのほうが多い。そのリピーターの方がいろいろな方をお誘いいただいている。また、愛知県主催で旅行会社に対してオンラインで営業しており、先般は大阪の旅行会社にも営業に出向いた。実績として、今年度は既に12社、32ツアー、1,024名の参加があった。主に札幌からの来訪客が多かった。阪急札幌ツアーが好評だったので、九州、四国、仙台からも注文をいただいている」との答弁がなされた。そのほか幾つかの質疑、答弁があり、その後、意見交換もなく、審査を終了したとの報告を受けました。 その後、第44号議案全体で討議を行い、討議の中で、4款3項2目塵芥処理費について、
ごみ減量やリサイクル促進を市民の皆様と一緒になって取り組んでいく中で、今までの経緯と現状、そして今後の展望を含め、ごみ袋値上げに対して賛成、反対両方の観点から様々な意見が複数の委員より討議として交わされました。その後、冨田宗一委員はじめ11名の委員より、本議案のうち第35号議案に関する予算、いわゆるごみ処理手数料の額の改正に関係する部分についてそごを来さないために、該当箇所についての減額修正をしたいと修正案が提出されました。 直ちに、第44
号議案瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)に対する修正案を議題とし、提出者からの説明の後、質疑を行い、特に質疑はなく、後に討議を行い、討議の中で、「修正案は本市の
ごみ減量推進に寄与していくものと考え、大いに賛同できる」とした旨の意見が出されました。その後、修正案の採決を行い、採決の結果、第44号議案に対する修正案は否決することに決しました。次に、第44号議案の原案についての採決を行い、賛成多数により原案のとおり可とすることに決しました。 以上が、当予算決算委員会に御付託になりました第44号議案の審査の経過と結果の報告であります。これをもちまして委員長報告とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。
○
柴田利勝議長 予算決算委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。───別に質疑もないようですので、自席へお戻りください。(拍手) ただいま議題となっております、第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)について、臼井淳議員はじめ12名の議員から、6月30日付で議長宛てに修正の動議が提出されております。 それでは、第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)に対する修正案について、提案理由の説明をお願いいたします。22番臼井淳議員。 〔22番臼井淳登壇〕(拍手)
◆22番(臼井淳) それでは、議長から御指名を受けましたので、この修正動議について代表として説明をしたいと思いますけれども、今回、こういう大事な議案をこれだけ長時間にわたって討論を含めて議論されておりますので、せっかくですから傍聴席の皆さんにも知っていただきたいのが、今度新しくごみ袋、オレンジ色になるんですけど、9月1日から販売される。 この修正の理由ですけれども、ここに45リットルですけど、これ10枚入り、ここに500円というごみ処理手数料が印字されておりますので、誤解がないようにということで環境課の職員が一生懸命考えられた末、ここにシールを貼ると。シールを貼るために大体3,000万円、これ税金が必要なんですね。このシールを貼ることによって、9月1日からの販売する納品が遅れる可能性が多分にあるということで、2か月半ぐらい遅れるというふうに聞いているんですけど、そのために、これ45ですけど、30リットルの可燃ごみのごみ袋を、1世帯ですよ30枚、30枚を6万世帯に配送するってことで、大体それに4,540万円、これも税金がかかる。あわせて、遅れることによって、多分、市民の皆さんからの問合せだとかいろんな電話がかかってくるだろうということで、コールセンターに約1,000万円の予算を見込んで、トータルこの塵芥処理費については約9,000万円近くの補正予算が、我々、今回6月定例会で提案されました。 私は、別に一生懸命考えたことで、この凍結によって、最低でもやっぱり市民の皆さんにきちっとした形で説明をしなきゃいけないと思っているんですけれども、何せ時間のない中でこういうふうに議決をしておりますので、当然、環境課が考えたことは妥当なのかなと思ったんです。 ただし、たったこの4センチぐらいの印字のために、9,000万円近くの税金を使う必要はそもそもあるのかなというのが私の中の疑問がありましたので、全部は回っておりませんけど、主立ったところ、直接お店に出向いて、店長さんかそのフロアの責任者の方に直接お会いして説明してまいりました。30軒ぐらいですけどね。特にこのごみ袋の取扱い枚数が多いところですね。スーパーマーケットとかドラッグストア、あとはコンビニエンスストア、そういったところに直接出向いて、1軒でも駄目だというんですか、そういう否定的な声があれば諦めるつもりでいました。 ただし、ちょっとすみませんね、長くなって申し訳ないんですけど、せっかくなので、イオンの水野店、アピタ、ドミー、西友、ヤマナカ、農協の瀬戸グリーンセンターありますよね。あと、フィール、バロー、新鮮、カーマホームセンターありますよね、ホームセンターアント、ホームプラザナフコですか、水野の団地のほうにありますね、そこもありました。 ドラッグストアでは、Vドラッグ、スギヤマ、スギ薬局、ドラッグの白沢ですか、山口にありますね、白沢、あと、サンドラッグ、ウエルシア、ゲンキーってありますね、西長根店ですか、あと、クスリのアオキって幡野にありますね。幡野じゃないですね、ごめんなさい、北山ですね。 あと、コンビニエンスストアはセブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン、デイリーヤマザキ、こういったお店に行きました。 あと、個人店、末広商店街でこのごみ袋を販売されている、個人でやられている店舗の人たちにも回りましたけれども、全員、理解をしていただいて、そうだったらこのまま納品してもらってもいいですよという、全店舗ですね、そういうふうに御理解をいただきました。 ただ、併せて、市長からしっかりしたポップというんですか、説明書きを公文書を頂きたいと、それを店舗で貼っておけば、まずそんな大きな混乱はないだろうという、これはもうお店の人たちからの圧倒的な声でした。 あわせて、こういうちょっと注意しなきゃいけないんですけど、景品表示法という法律があるんですね、価格を印字する場合は。勝手に変えることができないので、環境課のほうに確認したら、その法律には問題ないということ、要するに500円から600円になる場合は問題になるんだろうと思うんですけど、500円が価格が安くなるからということで、多分法律には問題はないということでした。 以上が、私が、この修正動議をする動機になったことについて、長くなりましたけど説明をしました。 じゃ、本題に入ります。 第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)に対する修正案について、御説明申し上げます。 まず、1ページを御覧ください。 第1条、歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ追加する額を13億2,147万5,000円から12億7,351万4,000円に、歳入歳出予算の総額をそれぞれ426億1,836万円から425億7,039万9,000円に改めるものであります。 それでは、歳入から説明しますので、4ページを御覧ください。 2歳入、14款2項3目衛生手数料のマイナス1億6,383万5,000円の修正は、無料配布用ごみ袋の配送枚数を、先ほど説明しましたが、30枚から私は10枚に減らすことにより、燃えるごみの処理手数料を1,920万円増額するものであります。 20款1項1目繰越金の2億2,474万6,000円の修正は、前年度繰越金を6,716万1,000円減額するものであります。 最後、次に歳出を説明いたしますので、5ページを御覧ください。 3歳出、4款3項2目塵芥処理費の4,186万3,000円の修正は、ごみ袋の手数料表記変更の取りやめと無料配布用ごみ袋の配送枚数の30枚から10枚の削減により、事業費と役務費を合わせて4,796万1,000円減額するものであります。 以上で、第44号議案の修正案の説明とさせていただきます。
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柴田利勝議長 提案理由の説明を終わりました。 ただいまの説明に対して、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、自席へお戻りください。(拍手) これにて質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 第44号議案に対する修正案について討論の通告がありますので、この場合、討論を行います。 発言を許します。9番西本潤議員。 〔9番西本潤登壇〕(拍手)
◆9番(西本潤) 議長の御指名をいただきましたので、第44号議案の修正案に対しての反対の立場からの討論をいたします。 今回、有効な代替施策がないまま第35号議案が可決され、この議決の結果に対して第44号議案に対する修正案が提出されました。可決されれば、4,186万円が市民の税金から歳出になります。 原案の8,980万円に対しては約4,800万円の歳出減となるが、そもそもこのような歳出そのものが容認できるものではないと考えます。よって、この修正案に対して反対いたします。 以上です。(拍手)
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柴田利勝議長 次に移ります。6番原誠議員。 〔6番原誠登壇〕(拍手)
◆6番(原誠) それでは、修正動議の提案者を代表いたしまして、第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)に対する修正動議に対し、賛成の立場から討論を行います。 今回の修正は、歳出で、ごみ袋の500円の表記の変更を取りやめることや、無料配布のごみ袋の枚数を削減することなどが盛り込まれています。値段の表記の変更は、当初、販売店からの要請との説明を受けておりましたが、多くの販売店はあえて表記の変更については求めていないとの情報を共有しており、表記の変更が不要になります。 また、この表記変更の作業がなくなることで、販売開始の時期を早めることができることから、無料配布の枚数を少なくすることが可能となり、これらの変更による大幅な予算の減額が可能となります。 ごみ袋の
値上げ凍結に当たり、そのための費用は可能な限り削減をすることが望ましいため、修正案に賛成をするものです。 同僚議員の皆さんの御理解と御支持を訴えまして、私の賛成討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
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柴田利勝議長 これにて討論を終了いたします。 これより第44号議案の採決に入ります。 まず、初めに、第44号議案に対する修正案について採決をいたします。 この採決は表決システムにより行いたいと思います。 第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)に対する修正案について、賛成の諸君は賛成のボタンを押し、反対の諸君は反対のボタンを押してください。 押し忘れはございませんか。───なしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。よって、第44号議案に対する修正案は可決されました。 次に、ただいま修正議決をいたした部分を除く原案について採決いたします。 この採決は表決システムにより行いたいと思います。 第44号議案のうち、修正部分を除くその他の部分を原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成のボタンを押し、反対の諸君は反対のボタンを押してください。 押し忘れはございませんか。───なしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。よって、第44号議案のうち、修正議決をした部分を除くその他の部分は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 ただいま、第44号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第4号)が修正議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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柴田利勝議長 異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。 この場合、暫時休憩いたします。 午後0時00分 休憩 午後1時00分 再開
○
柴田利勝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3、第33
号議案瀬戸市公民館の設置及び管理に関する条例の全部改正についてから、日程第16、第49号議案
幡山東小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結についてまでを一括して議題といたします。 これらの各議案については、去る6月21日の本会議において各常任委員会に付託してありますので、この場合、各常任委員長の報告を求めます。 まず、
総務生活委員長よりお願いいたします。5番
三宅聡議員。 〔5番
三宅聡登壇〕(拍手)
◆5番(三宅聡) 議長より御指名をいただきましたので、去る6月21日の本会議におきまして、当
総務生活委員会に御付託になりました議案について、6月23日午前10時より
委員全員出席の下、委員会を開催し、慎重に審査を行った経過と結果について御報告をいたします。 初めに、第33
号議案瀬戸市公民館の設置及び管理に関する条例の全部改正についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「現在、管理をお願いしている各公民館の館長、職員の方及び利用者の方々に対する影響を伺う」との質疑に対し、「指定管理者制度が導入された場合、館長は非常勤公務員である会計年度任用職員でなくなる。また、事務をする職員などは雇用主が指定管理者に変わる。一般の市民の利用については、従前の公民館の利用とほとんど変わらないようにと考えている」との答弁がなされ、また、「使用料が条例に面積ごとに明記してあるが、現在、各公民館での会場使用料、協力金は各館ごとに差異がある。条例改正によって料金を統一し、変えていくよう通知するつもりなのか伺う」との質疑に対し、「使用料は部屋の面積に応じた上限額を設定し、この範囲内で指定管理者が設定し、市が認めていくことになるが、金額については地域的な違いがあるので、現行の金額をベースに指定管理者と協議、精査していく」との答弁がなされ、また、「教育委員会からの指摘が今回の条例改正のきっかけとなったと聞いているが、具体的にどのような指摘があったのか伺う」との質疑に対し、「公民館長の身分が会計年度任用職員となっており、非常勤公務員であり、契約者等にはならないのではないかという指摘、そして、協力金については使用料ではないかという指摘、さらには、地方自治法で、公の施設は直営かもしくは指定管理者制度を用いなくてはならないのではという指摘があった」との答弁がなされ、また、「瀬戸市には公民館運営委員規則があるが、今回の指定管理者制度に移行することによって、これがどのようになるのか伺う」との質疑に対し、「まずは指定管理者制度に移行し、14公民館の運営委員の皆さんと話合いを精査していくが、大きくは変わらないと考えている」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、特に討議もなく、採決の結果、第33号議案は賛成多数で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第34号議案市有財産(建物)の無償譲渡についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「今回、建物は無償譲渡だが、土地は賃貸借契約と考える。契約解除後は土地を更地にして返すということになっているのか伺う」との質疑に対し、「土地の貸与については定期借地契約であり、契約解除の折には土地を更地にという契約をする予定である」との答弁がなされた。 また、「地域住民への周知及び体育館、運動場の住民開放と、緊急避難場所としての確保はどのようなものになっていくのか伺う」との質疑に対し、「地域住民の皆さんへは、学校法人SOLAN学園が優先交渉権者になった以降の2月7日に説明会を開催。工事着手前に住民への周知をしていく。市としては緊急時の避難場所の確保を前提に、体育館、運動場の利活用について引き続き地域住民と考えていく」との答弁がなされ、また、「優先交渉権者選定委員会で事業者に対する評価点が各項目別では一部低いところがあるが、どのように捉えているのか伺う」との質疑に対し、「そういったところも含めて全体的には基準点を超えており、事業計画としては妥当であろうという適正な評価を受け、優先交渉権者に選定されたものと考えている」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、討議を行い、討議の中で、「今回の議案は建物の無償譲渡に関するものであって、選定委員会で既に決まった優先交渉権者について審査するものではない」との意見。また、「選定委員会で既に決まったことであっても、そのプロセスがどうだったかを知ることは必要」との意見があり、討議を打ち切り、採決の結果、第34号議案は賛成多数で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第37号議案
し尿処理施設基幹的設備改良工事請負契約の締結についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「今回、この基幹的設備の改良工事をすることによって、どのくらい施設の延命化ができるのかを伺う」との質疑に対し、「機械設備の最大の耐用年数が15年ということなので、工事が終わって15年間、つまり令和22年度までの延命を計画している」との答弁がなされ、また、「今回の入札の参加は1社で、落札率が99.7%であるが、このような結果となった背景を伺う」との質疑に対し、「今回の落札業者は、現在のし尿処理施設を施工した業者である。一般的にし尿処理施設は複雑で大規模なプラントのため、機械設備が非常に多く、中には施工業者の独自の機器が使用されていることもあるため、処理内容を熟知し、処理を中断することなく工事が進められるという利点もあり、ほかの事業者が参入しづらいようになっているため」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、特に討議もなく、採決の結果、第37号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第38号議案CD-Ⅰ型
消防ポンプ自動車(
品野台分団車)の買入れについてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「前回まで分団で使用していた車両と比べ、規格、性能、装備にどのような違いがあるのか、あるいはないのか伺う」との質疑に対し、「今までの車両との規格、性能、装備の違いについては、昨年度導入した效範分団車と規格、性能、装備に変更はない。以前、使用していた準中型の車両と比べると車両がコンパクトである」との答弁がなされ、また、「ディーゼルの設置がなくガソリン車とのことだが、ポンプ等の装備も重く、瀬戸市内は坂も多い。動力性能的に問題はないのか伺う」との質疑に対し、「車両はコンパクトになったが、排気量的には4,000ccであったものが3,000ccとサイズダウン的には若干であるため、車両がコンパクト、軽量になったことを考慮すると、動力性能的な問題はないと考える」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、特に討議もなく、採決の結果、第38号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第39
号議案瀬戸市
火災予防条例の一部改正についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「急速充電設備に関して、今回の改正に至った背景には何か支障となるようなことがあったのか伺う」との質疑に対し、「消防法令上、全出力が200キロワットを超える充電設備は急速充電設備ではなく、変電設備として規制されているため、設置場所に係員以外はみだりに出入りできず、電気自動車のユーザーが自ら充電することができないなどの規制があった」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、特に討議もなく、採決の結果、第39号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第46
号議案瀬戸市
個人情報保護法施行条例の一部改正についてを議題とし、理事者の説明を受け、特に質疑も討議もなく、採決の結果、第46号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第47
号議案瀬戸市職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「今回、廃止となる職員の感染症防疫手当の特例の支給実績について伺う」との質疑に対し、「支給実績は、令和2年度、支給人数が延べ38人、支給金額15万1,000円、令和3年度、支給人数延べ350人、支給金額は139万7,000円、続いて、令和4年度、支給人数延べ939人、支給金額が375万6,000円、令和5年度は4月に4件ほど発生している」との答弁がなされ、また、「コロナが2類から5類に移行した今も消防職員の感染防止対策に変わりがないことから、防疫手当の廃止をせず、続けるべきと考えるがどうか」との質疑に対し、「人事院規制の特例に準じて措置をしておりましたが、根拠となる特例が廃止となり、今回の改正となった。今後は消防職の業務手当でこれに充てる」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、特に討議もなく、採決の結果、第47号議案は賛成多数で原案のとおり可とすることに決しました。 以上をもちまして、当
総務生活委員会に御付託になりました議案審査の経過と結果の報告とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。
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柴田利勝議長 総務生活委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、自席へお戻りください。(拍手) 次に、厚生文教委員長よりお願いします。4番松原大介議員。 〔4番松原大介登壇〕(拍手)
◆4番(松原大介) 議長より御指名をいただきましたので、去る6月21日の本会議におきまして、当厚生文教委員会に御付託になりました議案について、6月26日10時より
委員全員出席の下、委員会を開催し、慎重に審査を行った経過と結果について御報告をいたします。 初めに、第40
号議案瀬戸市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「安全計画の策定等となっているが、現状、各園に安全な運営の確認をするための計画はなく、新しく作成することになるのか伺う」との質疑に対し、「今回、条例改正で新たに策定する安全計画は、もともと厚生労働省が示した項目を掲載する形のもので、条例改正をすることで確実にこの安全計画を策定してくださいということになる。各事業所については基本的事項なので、それぞれの園で既に安全計画を策定している可能性はある」との答弁がなされ、また、「安全計画や社内の見落とし防止の装置などの義務づけの条例は今回で3度目となるが、これで保育をする様々な形態の事業者を全て網羅できたという理解でよいか」との質疑に対し、「
家庭的保育事業等の事業所については瀬戸市が認可する施設になるので、全て網羅する形になる」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、特に討議もなく、採決の結果、第40号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第48号議案
水野小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「今回の工事によってどの程度長寿命化が図れるのか伺う」との質疑に対し、「長寿命化改良工事によって、今後30年間以上使用するものになる」との答弁がなされ、また、「エレベーター設置をしていくことになった経緯と今後について伺う」との質疑に対し、「エレベーター設置については、バリアフリー法改正により学校も対象になってきたことから、長寿命化改良工事を利用しながら、逐次、効果的、効率的に進めていきたい」との答弁がなされ、また、「長寿命化改良工事を順番に進めていくということだが、順番はどのように決めているのか伺う」との質疑に対し、「調査委託を行い、市内小中学校の劣化状況を全て確認した。それに順位をつけて順次行っていく予定にしている」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、特に討議もなく、採決の結果、第48号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第49号議案
幡山東小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「今回の小学校の工事契約に当たっての入札は応札1社だったが、どのような背景であったか伺う」との質疑に対し、「県内において、同時期に建築一式工事で1億円以上で発注されたものが40件以上あった。そのようなことで敬遠されたのではないかと推測している」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、特に討議もなく、採決の結果、第49号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 以上をもちまして、当厚生文教委員会に御付託になりました議案審査の経過と結果の報告とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。
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柴田利勝議長 厚生文教委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、自席へお戻りください。(拍手) 次に、都市活力委員長よりお願いします。18番冨田宗一議員。 〔18番冨田宗一登壇〕(拍手)
◆18番(冨田宗一) 議長より御指名をいただきましたので、去る6月21日の本会議におきまして、当都市活力委員会に御付託になりました議案について、6月27日午前10時より
委員全員出席の下、委員会を開催し、慎重に審査を行った経過と結果について御報告をいたします。 第41
号議案瀬戸蔵条例の一部改正についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「瀬戸蔵駐車場における駐車実績について伺う」との質疑に対し、「189台の駐車が可能だが、通常は1、2階、73台分の駐車場で対応ができている。また、利用者の方々の半数が1時間以内に出庫している。定額の金額を設定することにより多くの方に長時間駐車していただき、町の回遊を楽しんでいただくことが可能になってくる」との答弁がなされ、また、「ホテルのお客様とか様々な対応となると思うが、十分に対応ができると考えているのか伺う」との質疑に対し、「現在、夜間、瀬戸蔵閉館の22時になりますと、駐車場も零台という状況でありますので、ホテルを利用される方にも十分対応ができると思います」との答弁がなされ、「また、新たなる利用料金の設定根拠を伺う」との質疑に対して、「尾張瀬戸駅周辺の駐車場料金を調査し、民間事業者の業務を圧迫しないような料金設定にした」との答弁がなされ、また、「定額制に対してお客様に観光しやすい状態をつくることを目的としていると認識しているが、ホテル利用者に追加で料金サービスをする予定はあるか伺う」との質疑に対して、「定額制とすることで、ホテル利用者ではなく、ほかの観光客の皆様が周遊しやすい状況をつくりたいと考えている」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、討議を行い、特に討議もなく、討議を打ち切り、採決の結果、第41号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第42
号議案瀬戸市
駐車場条例の一部改正についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、質疑の中で、「打切りの料金が夜間のみとなっているが、その理由を伺う」との質疑に対して、「昼間においては市民の方やパルティの利用者が比較的短時間に利用されている駐車場の状況である中、夜間の利用者は非常に低い利用率のため、利用の促進を図るために、周辺の民営の駐車場の状況も踏まえて夜間を定額制にしている」との答弁がなされ、また、「繁忙期、せともの祭などには打切り料金は設定するのか伺う」との質疑に対して、「パルティせと駐車場は、市民に対する駐車場と位置づけています。これまでもイベント時にも同様の料金体制にしているので、今後も変わりのない利用料金で対応していく」との答弁がなされ、また、「現状、夜間利用は地下2階部分が閉鎖になっているが、今後、利用率に応じて見直す考えはあるのか伺う」との質疑に対して、「現在、節電対策として夜間の利用者が少ない地下2階の駐車場に駐車している車がないことを確認できた場合のみ、夜間閉鎖を実施しているところではあるが、今後も利用者がいない場合は節電対策として継続していく」との答弁がなされました。 また、「看板など表記する際にお客様が計算しなければいけないとなかなか難しいので、分かりやすい看板の表記をどのようにしていくのか伺う」との質疑に対して、「駐車場の表記は現在、駐車場の入り口の2か所と精算機のところ2か所に、看板により料金等の表示を行っている。引き続き、新しい料金体系が変わりますので、できる限り分かりやすい表示を考えています」との答弁がなされ、質疑を打ち切り、討議を行い、特に討議もなく、討議を打ち切り、採決の結果、第42号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 次に、第43号議案市道路線の認定についてを議題とし、理事者の説明を受け、質疑を行い、特に質疑もなく、質疑を打ち切り、討議を行い、特に討議もなく、討議を打ち切り、採決の結果、第43号議案は全会一致で原案のとおり可とすることに決しました。 以上をもちまして、当都市活力委員会に御付託になりました議案審査の経過と結果の報告とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。
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柴田利勝議長 都市活力委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、自席へお戻りください。(拍手) 次に、予算決算委員長よりお願いいたします。7番朝井賢次議員。 〔7番朝井賢次登壇〕(拍手)
◆7番(朝井賢次) 議長より御指名をいただきましたので、去る6月21日の本会議におきまして、当予算決算委員会に御付託になりました議案について、慎重に審査を行った経過と結果について御報告いたします。 6月21日の本会議終了後、
委員全員出席の下、委員会を開催、議案審査を議題とし、当予算決算委員会に御付託になりました第45号議案令和5年度瀬戸市
下水道事業会計補正予算(第1号)を審査するに当たり、都市活力分科会に議案を割り振り、6月27日に審査を行いました。それを踏まえて、6月29日午前10時より
委員全員出席の下、予算決算委員会全体会を開催し、第45号議案令和5年度瀬戸市
下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とし、割り振り先の都市活力分科会より報告を受け、質疑、意見交換ともに特になく、審査を終了したとのことでした。報告を受けての質疑、討議も特になく、その後、採決を行い、採決の結果、第45号議案は原案のとおり可とすることに決しました。 以上が、当予算決算委員会に御付託になりました第45号議案の審査の経過と結果の報告であります。これをもちまして委員長報告とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。
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柴田利勝議長 予算決算委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、自席へお戻りください。(拍手) これより討論に入ります。 第33号議案及び第47号議案について討論の通告がありますので、この場合、討論を行います。 第33号議案及び第47号議案について発言を許します。16番新井亜由美議員。 〔16番新井亜由美登壇〕(拍手)
◆16番(新井亜由美) 日本共産党瀬戸市議団を代表し、第33
号議案瀬戸市公民館の設置及び管理に関する条例の全部改正について、第47
号議案瀬戸市職員の給与に関する条例の一部改正について、反対の立場から討論を行います。 初めに、第33号議案、図書館などと同じように公立社会教育施設に位置づけられている本市の公民館では、館長は市の会計年度任用職員であり、公民館運営の委託契約の相手方として不適切なため、改善するものと聞いています。 具体的には、公民館の管理を指定管理者制度か直営のいずれかに移行することで改善できるということで、今回、瀬戸市は指定管理者制度の導入を選択し、条例の全部改正が提案されています。しかし、2020年の国の調査によると、全国の約1万4,300の公民館のうち、指定管理を導入しているのは1,407施設で、1割にも満たない状況であり、多くが直営で運営しています。 瀬戸市にある14の公民館では高齢化や世代継承が課題と聞いており、社会教育活動に一部地域格差も生じています。地域の住民による地域の特色を生かした公民館活動を継続していくためにも、指定管理者制度ではなく、地域住民が長く参加し続けられる直営の公民館への見直しこそ必要と考えます。 次に、第47号議案、本議案は、2020年3月に職員が新型コロナウイルス感染症対策のための措置に係る作業に従事した場合に、特例的に
防疫等作業手当を支給できるよう措置された手当を新型コロナウイルスが感染症法上、2類から5類へ移行されたことに伴い廃止するものです。 コロナ禍で本市において防疫手当が支給された職員は全て消防職員で、救命・救急搬送時にコロナ感染者やその疑いのある患者への直接的な対応で1回4,000円の手当が支給されていました。5月8日に新型コロナウイルス感染症法上の位置づけが2類から5類へ移行されましたが、新型コロナウイルスの感染威力が低下したわけではなく、感染拡大防止の観点から救急隊員の感染防御対策に変更はないということを確認しています。 市民の命と健康を守るために、引き続き、感染防止策に取り組みながら活動する救急隊員への手当は、1回の出動で支給される救命救急士300円、救命救急士以外の隊員200円の通常の業務手当とは別に、防疫手当の継続、もしくは、それに代わる手当を支給すべきと考えます。 以上をもって、私からの反対討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○
柴田利勝議長 これにて討論を終了いたします。 これより採決に入ります。 初めに、第33号議案及び第34号議案の2議案を採決いたします。 以上の2議案の採決は表決システムにより行いたいと思います。 以上の2議案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。 初めに、第33
号議案瀬戸市公民館の設置及び管理に関する条例の全部改正についてに賛成の諸君は賛成のボタンを押し、反対の諸君は反対のボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。───なしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。よって、第33号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第34号議案市有財産(建物)の無償譲渡についてに賛成の諸君は賛成のボタンを押し、反対の諸君は反対のボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。───なしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。よって、第34号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第37号議案
し尿処理施設基幹的設備改良工事請負契約の締結について、第38号議案CD-Ⅰ型
消防ポンプ自動車(
品野台分団車)の買入れについて、第39
号議案瀬戸市
火災予防条例の一部改正について、第40
号議案瀬戸市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、第41
号議案瀬戸蔵条例の一部改正について、第42
号議案瀬戸市
駐車場条例の一部改正について、第43号議案市道路線の認定について、第45号議案令和5年度瀬戸市
下水道事業会計補正予算(第1号)及び第46
号議案瀬戸市
個人情報保護法施行条例の一部改正についての9議案を一括して採決いたします。 以上の9議案に対する各委員長の報告はいずれも可決であります。 各委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 御異議なしと認めます。よって、第37号議案、第38号議案、第39号議案、第40号議案、第41号議案、第42号議案、第43号議案、第45号議案及び第46号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、第47号議案を採決いたします。 この採決は、表決システムにより行いたいと思います。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 第47
号議案瀬戸市職員の給与に関する条例の一部改正についてに賛成の諸君は賛成のボタンを押し、反対の諸君は反対のボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。───なしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。よって、第47号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第48号議案
水野小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結について及び第49号議案
幡山東小学校校舎長寿命化改良・増築(建築)
工事請負契約の締結についての2議案を一括して採決いたします。 以上の2議案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。 委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 異議なしと認めます。よって、第48号議案及び第49号議案はいずれも原案のとおり可決されました。 日程第17、第50号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 理事者の説明を求めます。
行政管理部長。
◎
行政管理部長(松崎太郎) それでは、第50号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第5号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、新型コロナウイルスワクチン接種による健康被害救済に係る費用の追加、6月2日の大雨により被害を受けました道路や河川等の復旧に対応するための費用の追加が主なものでございます。 それでは、予算書の1ページを御覧ください。 第1条です。第1条、歳入歳出予算の補正でございますが、第44号議案の修正によります計数整理後の予算総額といたしまして、425億7,039万9,000円に歳入歳出それぞれ9,431万1,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ426億6,471万円とするものでございます。 それでは、歳出から説明いたしますので、10ページを御覧ください。 3歳出でございます。4款1項3目予防費の4,441万7,000円の追加は、新型コロナウイルスワクチン接種による健康被害の救済のため、予防接種健康被害救済制度の認定に基づき国庫負担金を受け、死亡一時金を追加するものでございます。 6款1項5目農地費の490万円の追加は、6月2日の大雨により被害を受けました農道や用排水路等の修繕に対応するための費用の追加でございます。 続いて、8款2項3目道路橋りょう維持費の1,760万円の追加は、6月2日の大雨により被害を受けました道路等の修繕に対応するための費用の追加、それから、道路維持管理を適切に行うため、現場作業に必要な作業車を購入するための費用の追加でございます。 12ページを御覧いただきたいと存じます。 3項3目河川排水路維持費の2,739万4,000円の追加は、6月2日の大雨により被害を受けました水路壁や排水路等の復旧に対応するための費用を追加するものでございます。 次に歳入を説明いたしますので、8ページにお戻りください。 2歳入でございます。15款1項2目衛生費国庫負担金の4,401万2,000円の追加は、予防接種に係るものでございます。 20款1項1目繰越金の4,989万9,000円の追加は、前年度繰越金でございます。 以上で、第50号議案の説明とさせていただきます。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
柴田利勝議長 理事者の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本案について御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております議案は、議案付託表のとおり予算決算委員会に付託いたします。 この場合、委員会審査のため、暫時休憩いたします。 午後1時39分 休憩 午後2時14分 再開
○
柴田利勝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に予算決算委員会が開催され、委員長より審査終了の申出がありましたので、この場合、委員長の報告を求めます。 予算決算委員長よりお願いいたします。7番朝井賢次議員。 〔7番朝井賢次登壇〕(拍手)
◆7番(朝井賢次) それでは、議長より御指名をいただきましたので、本日の本会議におきまして、当予算決算委員会に御付託になりました議案について、本日午後1時55分より
委員全員出席の下、委員会を開催し、慎重に審査を行った経過と結果について御報告をいたします。 第50号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第5号)を議題とし、補正予算の主な内容としては、新型コロナウイルスワクチン接種による健康被害の救済のため、予防接種健康被害救済制度の認定に基づき国庫負担金を受け、死亡一時金を給付するもの、及び本年6月2日の大雨により被害を受けた箇所の修繕に対応するための修繕料等の増額を行うものであり、質疑を行い、幾つかの質疑があり、その後、質疑を打ち切り、次に討議を行い、特に討議の申出もなく、採決の結果、第50号議案は原案のとおり可とすることに決しました。 以上をもちまして、当予算決算委員会に御付託になりました議案審査の経過と結果の報告とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。
○
柴田利勝議長 予算決算委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、自席へお戻りください。(拍手) これより討論に入りますが、期限までに討論の通告はございませんでしたので、これをもちまして討論を終了いたします。 これより採決に入ります。 第50号議案の採決は表決システムにより行いたいと思います。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 第50号議案令和5年度瀬戸市
一般会計補正予算(第5号)に賛成の諸君は賛成のボタンを押し、反対の諸君は反対のボタンを押してください。 押し忘れはございませんか。───なしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。よって、第50号議案は原案のとおり可決されました。 日程第18、同意第4号瀬戸市
公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 理事者の説明を求めます。市長。
◎市長(川本雅之) 同意第4号は瀬戸市
公平委員会委員の選任についてでございまして、現在、同委員であります小池雄三さんは、令和5年7月5日をもって任期が満了いたしますので、引き続き同人を選任したいと存じます。 地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
柴田利勝議長 理事者の説明は終わりました。 本案について、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第35条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 御異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 本案に対する討論はございませんか。───別に討論もないようですので、これにて討論を終了いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております同意第4号瀬戸市
公平委員会委員の選任については、これに同意することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 異議なしと認めます。よって、同意第4号瀬戸市
公平委員会委員の選任については、これに同意することに決しました。 日程第19、同意第5号瀬戸市
農業委員会委員の任命についてから日程第30、同意第16号瀬戸市
農業委員会委員の任命についてまでを一括して議題といたします。 理事者の説明を求めます。市長。
◎市長(川本雅之) 同意第5号から第16号は、令和5年7月19日をもって任期が満了などによる瀬戸市
農業委員会委員の任命についてでございます。 第5号は、伊藤泉さんの後任として井上俊英さん、第6号は、引き続き小澤早由里さん、第7号は、引き続き加藤卓夫さん、第8号は、引き続き高島八十三さん、第9号は、加藤隆晴さんの後任として長江和春さん、第10号は、引き続き作石正太郎さん、第11号は、引き続き武田晴光さん、第12号は、引き続き藤井義廣さん、第13号は、松原清さんの後任として矢野洋三さん、第14号は、引き続き伊藤憲昭さん、第15号は、引き続き横道厚子さん、第16号は、中村征実さんを任命いたしたいと存じます。 農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定によりまして、議会の同意を求めるものでございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
柴田利勝議長 理事者の説明は終わりました。 ただいまの説明に対し、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。 これら12議案については、会議規則第35条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 異議なしと認めます。よって、これらの議案については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 これら12議案に対する討論はございませんか。───別に討論もないようですので、これにて討論を終了いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております同意第5号瀬戸市農業委員会の委員の任命についてから、同意第16号瀬戸市
農業委員会委員の任命についての12議案については、これに同意することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 御異議なしと認めます。よって、同意第5号瀬戸市
農業委員会委員の任命についてから同意第16号瀬戸市
農業委員会委員の任命については、これに同意することに決しました。 日程第31、諮問第1号
人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。 理事者の説明を求めます。市長。
◎市長(川本雅之) 諮問第1号は
人権擁護委員の推薦についてでございまして、現在、同委員であります野田真澄さんは、令和5年9月30日をもって任期が満了いたしますので、引き続き同人を推薦したいと存じます。
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
○
柴田利勝議長 理事者の説明は終わりました。 本案について、御質疑はございませんか。───別に御質疑もないようですので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第35条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 本案に対する討論はございませんか。───別に討論もないようですので、これにて討論を終了いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第1号
人権擁護委員の推薦については、これに同意することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号
人権擁護委員の推薦についてはこれに同意することに決しました。 日程第32、諮問第2号
人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。 理事者の説明を求めます。市長。
◎市長(川本雅之) 諮問第2号は
人権擁護委員の推薦についてでございまして、現在、同委員であります今井順子さんは、令和5年9月30日をもって任期が満了いたしますので、引き続き同人を推薦いたしたいと思います。
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
柴田利勝議長 理事者の説明は終わりました。 本案について、御質疑はございませんか。───別に質疑もないようですので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第35条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 本案に対する討論はございませんか。───別に討論もないようですので、これにて討論を終了いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第2号
人権擁護委員の推薦については、これに同意することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
柴田利勝議長 異議なしと認めます。よって、諮問第2号
人権擁護委員の推薦については、これに同意することに決しました。 以上で、今定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 閉会に当たり、市長より発言を求められておりますので、発言を許します。市長。 〔市長川本雅之登壇〕
◎市長(川本雅之) 議長のお許しをいただきましたので、閉会に当たり、お礼を兼ねまして一言御挨拶を申し上げます。 本定例会に提出いたしました条例の全部改正及び一部改正、市有財産の無償譲渡、契約の締結、物件の買入れ、市道路線の認定及び令和5年度補正予算の議案につきまして、慎重に御審議いただき、全て議決を賜りました。 また、先ほどの令和5年度補正予算に係る追加議案も議決を賜り、人事案件に関しましても決定をいただき、心より厚くお礼を申し上げます。 議決を賜りましたそれぞれの議案につきましては、本会議及び各委員会でいただきました御意見、御要望等を十分尊重し、適正な執行に努めてまいります。 今後とも御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○
柴田利勝議長 これにて、令和5年
瀬戸市議会6月定例会を閉会いたします。御苦労さまでございました。 午後2時29分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する
瀬戸市議会議長
瀬戸市議会議員
瀬戸市議会議員...