令和 4年 3月定例会 令和4年
瀬戸市議会3月
定例会会議録第1号 令和4年2月17日(木曜日)
議事日程 第2号 令和4年2月17日(木曜日)午前10時開議日程第1 会期の
決定日程第2
会議録署名議員の
指名日程第3 市長の
予算大綱説明 本日の会議に付した事件日程第1 会期の
決定日程第2
会議録署名議員の
指名日程第3 市長の
予算大綱説明出席議員(26名) 1番 朝 井 賢 次 2番 高 島 淳 3番 西 本 潤 4番 松 原 大 介 5番 三 宅 聡 6番 新 井 亜由美 7番 小 澤 勝 8番 水 野 良 一 9番 宮 薗 伸 仁 10番 冨 田 宗 一 11番 馬 嶋 みゆき 12番 石 神 栄 治 13番 中 川 昌 也 14番 高 桑 茂 樹 15番 池 田 信 子 16番 浅 井 寿 美 17番 柴 田 利 勝 18番 戸 田 由 久 19番 山 田 治 義 20番 三 木 雪 実 21番 長 江 公 夫 22番 臼 井 淳 23番 藤 井 篤 保 24番 伊 藤 賢 二 25番 長 江 秀 幸 26番 原 田
学欠席議員 な し説明のため出席した者の職氏名 市長 伊 藤 保 徳 教育長 横 山 彰
経営戦略部長 水 野 典 雄
行政管理部長 尾 島 邦
彦事務局出席職員氏名 局長 鈴 木 達 也
議事課長 長 谷 一 憲
議事課課長補佐兼庶務係長 印 藤 祐 子
議事調査係長 内 藤 寛 之 午前10時00分 開会
○
宮薗伸仁議長 ただいまの
出席議員は26名であります。 これより令和4年
瀬戸市議会3月定例会を開会いたします。 なお、傍聴の皆様方におかれましては、会議中は静粛にしていただきますようお願い申し上げます。 開会に当たり、市長より発言を求められておりますので、発言を許します。 市長。 〔
市長伊藤保徳登壇〕
◎市長(
伊藤保徳) 皆様、おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、開会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 本日は、令和4年
瀬戸市議会3月定例会を招集させていただきましたところ、
議員各位に御参集をいただき、厚く御礼を申し上げます。 本定例会におきまして御審議いただきます議案でございますが、令和4年度予算案はじめ全部で23件でございます。 令和4年度予算につきましては、後ほど
予算大綱にて御説明をさせていただきますので、何とぞよろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。
議員皆様の一層の御指導と御協力を心からお願いを申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、開会の御挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
○
宮薗伸仁議長 これより本日の会議を開きます。 なお、議長は、市長はじめ
関係理事者の出席を求めておきましたので、御了承願います。 次に、監査委員から提出される
例月出納検査及び定期監査について、本日までに受理いたしました。これらの報告書は、いずれも事務局に保管してありますので、御報告をいたします。 本日の
議事日程は、
議事日程第2号のとおりであります。 これより日程に入ります。 日程第1、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月24日までの36日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
宮薗伸仁議長 御異議なしと認めます。よって、会期は36日間と決定いたしました。 日程第2、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第119条の規定により、議長において、7番
小澤勝議員及び21番
長江公夫議員を指名いたします。 日程第3、市長の
予算大綱説明を行います。 発言を許します。 市長。 〔
市長伊藤保徳登壇〕
◎市長(
伊藤保徳) 議長のお許しをいただきましたので、ただいまから令和4年度の予算案及び関係議案の御審議をお願いするに当たり、その大綱につきまして御説明を申し上げます。 本年は、瀬戸のや
きものづくりの中興の祖と言える「磁祖、
加藤民吉翁」が生誕250年という大きな節目となります。江戸時代、民吉翁は九州での修行によって習得した磁器の生産技術を瀬戸に持ち帰り、その後、磁器生産が急速に発展をし、瀬戸のまちは再生を果たしました。そして、そこには、
加藤唐左衛門、
津金文左衛門ら、その周りの多くの人たちの協力、団結があり、
民吉翁ら先人の時代の変化を先取りし、新しいことに挑戦する精神、また、それを取り入れる柔軟な想像力や、人のつながりの強さを生かした実行力は、現代社会においても見習い、継承すべき力であると思います。 さて、本市の上位計画でございます「第6次瀬戸市
総合計画」は、策定から5年が経過をいたしました。この間、本市を取り巻く状況は目まぐるしく変化し、今もなお変化し続けています。とりわけ、
新型コロナウイルス感染症の拡大は、これまでの我々の生活を大きく変化させました。 また、SDGs、カーボンニュートラルなど地球規模で取り組むべき様々な問題、課題にも直面をいたしております。 こうした課題を乗り越え、将来像である「住みたいまち 誇れるまち 新しいせと」を実現するためには、先人からの教えを踏まえ、先端のデジタル技術を取り入れながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しつつ、地域の資源を最大限に生かし、多様な連携、パートナーシップによって、常に挑戦し続けていくことが重要であると考えます。 さらに、本年の秋には、愛・
地球博記念公園内に
ジブリパークの3エリアが開園します。愛・地球博で掲げた「自然の叡智」という理念を継承しつつ、ジブリのすばらしい世界観を共有し、将来像の実現に向け力強く進んでまいりたいと考えています。 こうした想いから、令和4年度予算案につきましては、日々刻々と変化する社会情勢や多様化する価値観など、大きな時代のうねりの中で、本市が直面する様々な課題に対し、
先人たちの英知や情熱を受け継ぎ、未来に向けて
創意工夫を凝らしながら、解決に資する新たな挑戦を行うことを意識した編成といたしました。 それでは、令和4年度予算の概要につきまして、三つの都市像において柱となる政策ごとに順次御説明を申し上げます。 まず、一つ目の都市像、「活力ある
地域経済と豊かな暮らしを実感できるまち」でございます。ここでは四つの政策を柱として約16億円の予算を計上いたしました。 一つ目の柱となる政策は、「
地域産業の振興と人材の
活躍促進」でございます。 これまで本市の
地域経済を支えてきた企業や事業者に対し、引き続き支援を行うとともに、本市経済の継続的な発展を目指し、新産業を担う企業の誘致を推進し、安定的な雇用を創出してまいります。 具体的な事業といたしましては、
企業誘致や
先端産業誘致・育成の推進として、企業の立地や
市内企業の再投資促進に対する助成、今後の成長が期待されるIT・
スタートアップ企業等に対する助成を行ってまいります。 既存の
地域産業に対しましては、「産業支援センターせと」を中心として金融機関や
商工会議所などの関係機関と連携を図りながら、
生産性向上や
デジタル化など、企業の育成・支援を行ってまいります。 また、農業振興として、市内産の
農産物等の
学校給食供給や販路拡大につなげる取組を行い、地産地消や食育の推進を図ってまいります。 以上、
地域産業の振興と人材の
活躍促進に係る事業費として約3億9,000万円の予算を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「年齢や性別にかかわらず、働くことや起業・創業に挑戦できる
まちづくり」でございます。
社会環境の変化に伴い、地域の課題やニーズは多様化、複雑化しています。こうした課題の解決につながる
地域ビジネスの起業、創業など、新たなチャレンジを支援してまいります。 また、
ものづくりのまちとして発展してきた本市には、多くの
ツクリテが活動をしています。こうした
ツクリテが交流し、さらに活躍できる環境を整えるなど、地域のにぎわいを創出する取組を進めてまいります。 具体的な事業といたしましては、起業・創業に挑戦できる
まちづくりとして、「
地域ビジネス」での創業を目指す方に対しまして、必要となる知識や手法を学ぶ機会と交流の場を提供するせと・しごと塾の運営や、
中心市街地商店街に出店する方への
開業支援を行ってまいります。 また、「
ツクリテ」の市内定着、育成と地域のにぎわいを創出するために、
ツクリテの支援・交流拠点である、「せと
まちツクリテセンター」において、
相談業務や
情報発信、
ツクリテの連携による
自主イベントの
開催支援を行うとともに、
創作活動を行うために必要となる資金の助成を行うなど、起業・
創業支援、
ツクリテ支援等に係る事業費を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「
地域経済の活性化につながる
地域資源を活かした
シティプロモーションの展開」でございます。 先ほども申し上げましたとおり、本年は「磁祖、
加藤民吉翁」の生誕の節目であり、秋には
ジブリパークも開園します。本市の
魅力発信に加え、引き続き積極的な
観光戦略の展開や
ふるさと納税制度の活用などにより、本市の魅力度、イメージの向上に努めてまいります。 具体的な事業といたしましては、
観光産業の振興として、「せと・まるっと
ミュージアム観光推進アクションプラン」に基づき、
国内観光客に主眼を置いた誘客策を推進し、日本遺産の
まち瀬戸市ならではの特色ある有形無形の財産を最大限に活用した
観光推進に取り組んでまいります。 こうした文化、観光面などに加え、新たに策定をいたしました「瀬戸市
シティプロモーション推進アクションプラン」に基づき、せとファンを増やす取組や瀬戸で暮らす魅力を伝え、定住促進につなげる取組など、ターゲットを明確にした
シティプロモーション活動を実施してまいります。 また、
ふるさと納税制度を活用した
魅力発信を強化し、より多くの方々から本市の取組に共感を持っていただき、瀬戸に訪れたい、住んでみたい、こう思っていただけるよう、積極的な
シティプロモーションを展開するとともに、
返礼品協力業者と返礼品の充実を図ってまいります。 以上、
シティプロモーションに係る事業費として約1億2,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「
市民生活の利便性を高め、
企業活動の活性化につながる
都市基盤の整備」でございます。
幹線道路などの
都市基盤の整備を進め、
市民生活の
利便性向上、
企業活動の活性化を図り、活力ある
地域経済の基盤を確立してまいります。 また、DXを積極的に推進し、新たな時代の商工、観光をはじめとした
地域振興に取り組んでまいります。 具体的な事業といたしましては、
幹線道路となる陣屋線の整備、
デジタルリサーチパーク構想地区への
アクセス道路となる
幡中南菱野線の整備を引き続き進めていくとともに、穴田・
暁企業団地や
周辺施設への
アクセス道路となる
水野中線の円滑な交通処理に向けた
調査業務に着手してまいります。 また、
ICT戦略推進プランに基づき、全庁的な
DX推進体制を構築するとともに、マイナポータルを利用した行政手続の
オンライン化や、VR、バーチャルリアリティープラットフォーム、「
バーチャル瀬戸」の開発等を進めてまいります。 以上、
都市基盤の整備に係る事業費として約10億6,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 続きまして、二つ目の都市像、「安心して子育てができ、子どもが健やかに育つまち」でございます。 ここでは、四つの政策を柱として、約65億2,000万円を予算として計上いたしました。 一つ目の柱となる政策は、「
ライフステージに応じた切れ目のない子ども・子育ての支援」でございます。 活力に満ちた元気な
まちづくりには、未来を担う
子供たちの活躍が大きな原動力になると考えております。安心して子供を生み育て、子供、若者が健やかに育っていくための支援として、妊娠、出産への支援の充実を図るとともに、
障害児相談支援の拡充、
医療的ケア児の受入れの拡充など、
支援体制の整備を行ってまいります。 また、「子どもの権利条例」の制定に向け、「子ども・
若者会議」を開催し、子供、若者の最善な利益の実現を目指してまいります。 具体的な事業といたしましては、子ども・
若者センターにおいて、児童虐待や不登校、ひきこもり、貧困などの困難を有する子ども・若者やその家族に対し、専門的で切れ目のない支援を行うとともに、子供、若者から「子供の権利」や「瀬戸の
まちづくり」など市政について意見を伺う子ども・
若者会議を開催してまいります。 また、真に効果のある
障害者施策の実現に向けて、
医療的ケア児の受入れを拡充するため、
のぞみ学園園舎の増築工事を行ってまいります。 以上、子供・
子育て支援に係る事業費として約38億6,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「瀬戸で学び、瀬戸で育ててよかったと思える教育の実現」でございます。 持続可能な
まちづくりの担い手となる
子供たちの
協働型課題解決能力の育成や郷土愛を醸成するため、
義務教育9年間を見通した連続性、系統性に配慮した、きめ細かな
小中一貫教育を実践してまいります。 また、全ての児童生徒が、瀬戸で学び、健やかに成長し、瀬戸で学んでよかったと実感できるよう、様々な支援を行ってまいります。 具体的な事業といたしましては、
小中一貫教育による
乗り入れ授業の推進や、
GIGAスクール構想に基づくICTを活用した授業を実施してまいります。 また、それぞれの学校や地域の特色などを生かした
教育活動を展開するとともに、
菱野団地内の
小中学校適正規模・
適正配置を進めるため、
八幡小学校の
長寿命化等に必要な調査を行ってまいります。 以上、本市の将来を担う
子供たちの教育に係る事業費として約2億8,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「多世代が子育てに関わることのできる
まちづくり」でございます。
子供たちが、地域や様々な人とつながり、自然との触れ合いを通じて、変化の厳しい社会を生き抜く豊かな創造力、思考力、
コミュニケーション能力などを身につけられるよう、学校と地域の双方向の連携、協働による、地域の中で子供が育つ
まちづくりを推進してまいります。 具体的な事業といたしましては、
地域一体で
子供たちを育てていく環境を構築するため、
地域連携担当教職員や
地域学校協働活動推進員と連携をし、
コミュニティスクールの設置を進めてまいります。 以上、地域、様々な世代、立場の人が子育てに関わることのできる
まちづくりに係る事業費を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「
都市基盤整備による
居住環境の
魅力向上と未来に向けた良好な環境の継承」でございます。
子育て世代をはじめ多くの方に対し、良好な
居住環境を提供すべく、新たな面的整備を実施し、魅力ある
まちづくりを行ってまいります。 特に、子供や高齢者の安全を確保するため、通学路や歩道の
交通安全対策を積極的に進めるとともに、誰もが安全で快適に過ごすことができる
公園整備を実施してまいります。 具体的な事業といたしましては、
居住環境の
魅力向上と、
子育て世代にとって魅力のある
まちづくりを推進するため、
子供たちの安心・安全な通学につながる道路や歩道の整備を行うとともに、公園の安全性、快適性を向上するための
公園施設の更新を実施してまいります。 中水野駅
地区区画整理については、居住や
子育て支援、
商業施設など、新たな
都市機能の誘導に向けて、
立地適正化計画との整合を図りながら、早期の
事業認可を目指してまいります。 また、
公共施設の
再生整備として、
民間活力を導入した
祖母懐小学校跡地の活用に向けて、地域の活性化につながる新たな
まちづくりの整備に着手してまいります。 以上、子育てしやすく住みよいまちであるための良好な
居住環境を整備する事業費として約23億8,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 最後に、三つ目の都市像、「地域に住まう市民が自立し支え合い、笑顔あふれるまち」でございます。ここでは、五つの政策を柱として、約46億5,000万円の予算を計上いたしました。 一つ目の柱となる政策は、「誰もがいきいきと健康に暮らすことができる
まちづくり」ございます。 日常における市民一人一人の健康は、
まちづくりにおいて大きな原動力となります。引き続き市民の主体的な
健康づくりを支援するとともに、様々な情報提供を積極的に実施してまいります。 具体的な事業といたしましては、地域の実情に応じた多様な
介護サービスの提供や、地域の資源を活用した
介護予防教室を継続して実施するとともに、
生活習慣病の予防をはじめとした
健康づくりへの支援、予防接種や各種健診、
医療費助成などの事業費として約34億円を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策、「高齢者が
生きがいを持って活躍し、支え合いにより、安心して暮らせる
まちづくり」でございます。 高齢者が住み慣れた地域でいつまでも
生きがいを持ち自分らしく過ごせるよう、
地域包括ケアシステムの推進などの
環境づくりを進め、地域や市民による支え合いの取組を支援してまいります。また、認知症の方やその御家族が安心して暮らし続けることができるよう、支援してまいります。 具体的な事業といたしまして、
地域包括ケアシステムの構築に向け、高齢者が自家用車に依存しなくても生活できる環境の整備と、外出機会の創出を目的とした移動手段の実証を行うとともに、高齢者の
フレイル対策を進めてまいります。 また、認知症の方やその家族が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、認知症の方が加入する
個人賠償責任保険の費用負担を行ってまいります。 以上、高齢者が安心して暮らすことができる
まちづくりに係る事業費として約5,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「誰もが自立し、地域で支え合いながら
生きがいを持って安心して暮らせる
まちづくり」でございます。 多様化・複雑化する地域の課題に対して、市民、地域と行政がそれぞれの特性を最大限に尊重し、その
課題解決を図るための適切な役割分担によって、支え合いながら、新たな自助、共助、公助による
まちづくりを推進してまいります。 具体的な事業といたしまして、地域に根差した
障害者相談支援体制を構築するため、
包括圏域内に
モデル地区を置いて、新たに
障害者支援センターを設置するとともに、瀬戸市
障害者相談支援センターの
相談支援員を増員してまいります。 また、まちの
課題解決のための
市民活動や
地域力向上活動の支援のほか、
菱野団地再生計画に基づき、住民との協働で再生に向けたプロジェクトを進めるため、
エリアマネジメント団体の
活動支援など、誰もが自立し、支え合いながら、安心して暮らせる
まちづくりに係る事業費として約1億6,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「地域の
生活環境の向上と安全・安心な
地域づくり」でございます。 市民がいつまでも快適に過ごせるよう、
生活環境の向上と、持続可能な
まちづくりを実現していくため、リデュース、リユース、リサイクルといった3Rの徹底により、
循環型社会を構築してまいります。 具体的な事業といたしましては、引き続き、適正な分別によるごみの削減に努めるとともに、限りある資源を有効利用するため、新たに
プラスチック製容器包装類の分別収集を実施し、資源化を推進してまいります。 また、万が一の災害に備え、市民や地域と問題を共有しながら、防災・減災対策を確実に進め、安全・安心が実感できる災害に強い
まちづくりを進めてまいります。 安全・安心な
地域づくりでは、新たな消防の
連携協力体制を構築し、消防力の強化を図るため、名古屋市等との
消防指令業務の共同運用に向け、
指令管制システムの
開発整備等を進めてまいります。 また、防災に関する様々な情報の収集・伝達方法を構築し、広く市民に的確な避難情報の発令、伝達を行うため、
コミュニティFMの
難聴地域解消に向けた中継局の整備を行ってまいります。 以上、防犯・
交通安全対策なども含めた安全・安心な
地域づくりに係る事業費として約8億6,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 次に柱となる政策は、「誰もが生涯にわたって学び、郷土に対する誇りと愛着を深める豊かな
地域づくり」でございます。 本市にはやきものの文化伝統を育んだ1,000年余の歴史があり、そのような文化・伝統を生み出す元となった
自然環境があります。地域における多様な
文化芸術活動や、生涯学習の場や機会を充実させ、市民の郷土への愛着を醸成させていく取組を進めてまいります。 具体的な事業といたしましては、旧
山繁商店の
保存活用を推進するため、旧
山繁商店保存活用計画を基に
コンセプトプランを作成し、
民間活力の導入や市民との協働による整備、公開を進めてまいります。 また、
民吉生誕250周年を祝い、温故創新から
瀬戸市政施行100周年を見据え、文化、芸術、観光、産業、教育などあらゆる面で、瀬戸の新しい
まちづくりに生かしていくため、その功績や精神を学ぶフォーラムの開催や、修行地である天草市との
交流連携を進めてまいります。 以上、郷土、先人に対する誇りと愛着を深める、豊かな
地域づくりに係る事業費として約1億9,000万円を計上し、事業に取り組んでまいります。 続きまして、今年度取りまとめた
中期事業計画に掲げております、真に効果のある
障害者施策の実施、行政改革、
行政サービスの向上の取組、
公共施設等総合管理について申し上げます。 新たな時代に対応した
福祉サービスの提供、真に効果のある
障害者施策の実現に向け、引き続き当事者の視点を重視し、真に求められている
サービスを把握し、その実現に努めてまいります。 また、健全な
行財政運営を持続すべく、これまでの改革、改善だけでなく、地域、民間の
創意工夫を最大限に生かした官民の連携を積極的に行い、
行政サービスの向上につなげてまいります。
公共施設等につきましては、各施設等の修繕計画を基本としつつ、事後保全から
予防保全への転換を意識した修繕に取り組み、長く愛され、使われ続ける施設を目指します。そうした中で、施設の集約や機能強化など、社会の変化に対応した、総合的な管理を行ってまいります。 さて、ここまで説明を申し上げました
都市像ごとの事業のほか、会計別の予算につきまして総括的に御説明申し上げます。
一般会計、
特別会計及び
企業会計の
予算規模は、全会計の合計で約739億円を計上しており、前年度に対し約28億円、率にして約3.9%の増加となっております。
一般会計は約402億円の
予算規模で、前年度比で11億4,000万円、率にして約2.9%の増加となっております。
一般会計の
歳入予算では、基幹となります市税は約187億円を計上しており、前年度比で約16億円の増加、国や県から交付される交付金や交付税は合計で約68億円を計上、5億円ほどの減少を見込んでおります。 また、
公共施設等総合管理計画に基づく
施設整備など、各事業の財源といたしまして、市債を約26億円借り入れるとともに、
公共施設等整備基金を約4億円取り崩して、事業に活用することとしております。
国民健康保険事業につきましては、
地域住民の身近な
健康保険の窓口として保険給付を行うとともに、
データヘルス計画に基づく、地域の特性に応じたきめ細かい健康増進事業を実施してまいります。 介護保険事業につきましては、
地域包括ケアシステムの深化に向け、介護保険事業計画に基づく事業に取り組んでまいります。 水道事業につきましては、災害に強く安全で安定した水道水の供給と有収率の向上を図るため、老朽管の布設替えや耐震化事業を進めてまいります。 下水道事業につきましては、公共下水道事業計画に基づき、山口地区の汚水管渠工事を行うとともに、令和7年度の供用開始に向け、西部浄化センターにおける水処理施設増設整備事業を進めてまいります。 以上、令和4年度の
一般会計、
特別会計、
企業会計の予算の概要につきまして御説明申し上げましたが、これらに関連する議案は議事の進行に伴い、その都度御説明を申し上げます。 平成29年3月に策定をいたしました第6次瀬戸市
総合計画は、将来像の実現に向け様々な取組を着実に進めております。 一方、
新型コロナウイルス感染症の拡大や
循環型社会の実現など、本市を取り巻く環境は刻々と変化し続けています。そうした状況においても、目指す都市像を達成し、将来像を実現するために、地域の多様な資源を生かし、SDGsの理念やDXなど新たな技術を取り入れ、迅速かつ柔軟に対応し、これらの課題を克服していくため、積極的な予算を編成いたしました。 令和4年度も、本市の将来像である、「住みたいまち 誇れるまち 新しいせと」の実現、持続可能な
まちづくりに向け突き進んでいくことができるよう、市民の皆さんとともに、市職員が一丸となり、全力で、本予算案に上げた事業を着実に実施していく所存でございます。
議員各位の深い御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げまして、
予算大綱説明といたします。御清聴ありがとうございました。
○
宮薗伸仁議長 市長の
予算大綱説明は終わりました。 以上で本日の
議事日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 議事の都合により、2月18日から3月1日までの12日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
宮薗伸仁議長 御異議なしと認めます。よって、2月18日から3月1日までの12日間は休会することに決しました。 なお、次の本会議は3月2日午前10時から再開をいたします。 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。 午前10時39分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する
瀬戸市議会議長
瀬戸市議会議員
瀬戸市議会議員...