長泉町議会 2003-12-08
平成15年第4回定例会(第6日目) 本文 開催日: 2003-12-08
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開議
◯議長(八木秀英) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
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2 ◯議長(八木秀英) 本日の議事日程はお手元に配付してありますので、御了承願います。
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3 ◯議長(八木秀英) 日程第1.議第141号 平成15年度長泉町
一般会計補正予算(第5回)を議題といたします。
まず、
総務委員長から審査結果の報告を求めます。
総務委員長。
4 ◯10番(杉山弘昭) おはようございます。ただいま議題となりました議第141号 平成15年度長泉町
一般会計補正予算(第5回)を定めることにつき、当委員会の審査の概要と結果につき、御報告申し上げます。
まず、3
常任委員会合同委員会にて、議第141号より議第145号までの特別職、職員の
給与改定部分につき、当局の補足説明を受け、質疑に入りました。その主なものを申し上げます。
委員より、
国保特別会計において減額が高額改定となっているがとの質疑に対しては、当初予算には専門監を予定していたが、新任職員を配置したためであるとの答弁がありました。
委員より、
人事院勧告に基づく給与改定を実施する自治体は県下で半分と聞いているがどれほどかとの質疑に対しては、県の指導はあったが、長泉町では職員組合の要望もあり、住居手当については改定していない。勧告の完全実施ではないとの答弁がありました。
後日、行政課より、県下の
給与改定実施状況の報告がありました。その内容は、
県市町村行政室では、改定状況の調査をまだ実施していないため、県下全域の実施状況は現段階では不明であり、また、当町にて
県東部地域市町村を対象に調査したところ、6市10町村から回答があり、その内容は、
人事院勧告どおり完全実施は1町であり、
人事院勧告を一部実施しない市町村は、長泉町を含め16市町村であるとの報告がありました。
委員より、給与改定の職員個々のデータチェックはどのように行うのかとの質疑に対しては、担当のリーダーを中心にチームで正確にチェックを行うとの答弁がありました。以上で3
常任委員会合同委員会の質疑を終結いたしました。
次に、
総務委員会における主な質疑を申し上げます。
委員より、広報広聴費で広報なが
いずみ作成事業費、ふれあい
カレンダー作成事業費の減額は、紙質等内容や条件を落として入札したのかとの質疑に対しては、前年と異なるような特に条件を落として入札はしていないとの答弁がありました。
委員より、
統計調査費の中で人件費が増額となっているがとの質疑に対しては、職員の人事配置の変更によるものであるとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、議第141号は全会一致をもって
原案どおり可決決定をいたしました。以上で報告を終わります。
5 ◯議長(八木秀英) 次に、
文教民生委員長から審査結果の報告を求めます。
文教民生委員長。
6 ◯14番(
大川須津子) ただいま議題となりました議第141号 平成15年度長泉町
一般会計補正予算(第5回)に関する当委員会の審査の経過と結果について、その主な内容を御報告いたします。
当局の補足説明の後、質疑に入りました。
初めに
福祉課関係です。委員より、
福祉会館施設整備事業費の
工事請負費について、いつ、どのように改修するのかとの質疑に対して、1階旧
シルバールームはトイレ、湯沸室等の間仕切りを取り、主に福祉団体の
活動スペースとし、一部収納庫等を設ける。状況によっては、ここは外部から出入りが可能である。
2階旧管理人室は、居住用だったので、間仕切りをすべて取り、外部からの出入りを閉鎖し、館内から出入りできるように改修し、
収納スペースを設け、福祉団体の会議、打ち合わせの場や簡単な作業ができるようにする。
3階相談室は、事務室が職員増により手狭になるため、相談室の間仕切りを取り、会議、打ち合わせができるようにし、
ボランティアルームは
配布用パンフレット、チラシ、印刷用紙等の収納庫等を設置し、資料室を相談室として利用する。
工事は、補正予算の可決をいただければ早急に入札をし、年度内に完成をしたいとの答弁がありました。
委員より、1階旧
シルバールームは、外から出入りできるのか、また、トイレは撤去されるが災害時には必要ではないのかとの質疑に対して、管理上の問題もあり、通常は外から出入りできないが、構造的には出入りできる。また、トイレは、災害時には必要とあれば仮設トイレを設置する。通常は各階ごとにあるので、館内のトイレを利用していただくとの答弁がありました。
委員より、3階相談室は2部屋あったが、改修後は1部屋になってしまうが、相談業務に支障はないのかとの質疑に対して、
社会福祉協議会とも協議をし、旧相談室は小会議室となるが、使用していないときは相談業務で利用できる。また、他のあいている部屋を利用することもできるので大丈夫であるとの答弁がありました。
委員より、これらの部屋の管理をどうするのかとの質疑に対して、
社会福祉協議会で施設管理をするので、部屋の入退出は事務所を通し使用することになる。コピー機等の利用についてはルールを守り、許可を得て利用する。また、利用方法については、
社会福祉協議会と協議し、明確なものを示していくとの答弁がありました。
委員より、
特別養護老人ホーム建設事業の補助金の井戸の件で、位置、規模はどうかとの質疑に対して、井戸の位置は建物の北東部で、深さは約50メートル、管経は100ミリで整備する計画である。現時点での見積もりは、消費税込みで420万円程度となり、おおむね2分の1の補助ということではあるが、井戸は掘ってみなければわからないということもあり、上限は200万円で、安く済んだ場合は、その金額の2分の1の補助ということであるとの答弁がありました。
委員より、400万円くらいなら当初から見込んでおけばよかったのではないかとの質疑に対して、当初の補助は建物本体のみであって、
地域交流スペースの部分は町の補助対象になっていない。井戸については本体と別に補助したいとの答弁がありました。
委員より、今になってなぜ防災上の問題が出てきたのか、また、井戸はいつの時点で話が出たのかとの質疑に対して、
地域交流スペースについては県の指導もあり、
防災拠点型地域交流スペースとして整備が進んだ。
昨年から消防署と協議を進め、要支援者の受け入れを検討してきた。当初町の上水道を利用する計画であった。
地域交流スペースの面積が372.82平方メートルあり、入所者70名、
デイサービス30名、
地域交流スペースへの要支援者の受け入れ数が100名、計200名と想定し、その飲料水の確保を検討した。上水道に災害があったときに対応できないため、井戸の整備が必要となった。蒼樹会から本年10月中旬に正式に要望があったとの答弁がありました。
委員より、この井戸の水は、災害時の飲料水として使用するのかとの質疑に対して、井戸の水については保健所の検査を受けて、飲料水として使用できるように維持管理をすることになっているとの答弁がありました。
委員より、井戸水の水量はわかっているのかとの質疑に対して、直径40ミリの管で取水するので、毎分200リットルの水が確保できると見込んでいるとの答弁がありました。
委員より、災害時に井戸の水を周辺住民が利用することが可能なのかとの質疑に対して、災害時には、地域での水の利用ができるようにする。また、防災関係については消防署と協議中であるが、この施設を
地域防災計画に位置づけていくため、消防の防災担当と協議してもらうとの答弁がありました。
委員より、井戸の補助については防災の観点から必要と考えるが、そのほかに補助はあるのかとの質疑に対して、蒼樹会については
配食サービス、生き生き
デイサービス、
在宅介護支援センター等、町がいろいろな事業を委託していくので、これらの事業を推進するための福祉車両などの補助、貸与があるかと考えるとの答弁がありました。
委員より、
障害者福祉費の扶助費が500万円増額となっているが、どうしてふえているのかとの質疑に対して、
重度心身障害者医療費については、当初3,600万円の予算を計上していたが、ことしの実績では、前年に比べて月平均60万円の増となっている。対象は
障害者手帳1、2級、療育手帳Aで、この方々が増加していることと、その方々の医療費がふえている。また、所得により新たに対象となった人14名増、
新規対象者42名増、また10月1日更新時に対象から外れた人29名、差引27名が増加となりました。
医療費負担割合が2割から3割になったことも大きな要因となっているとの答弁がありました。
次に、
こども育成課関係でありますが、委員より、どのようないすを購入するのかとの質疑に対して、学校からの要望もあり、現在使用している耐久性のあるタイプのいすにする予定であるとの答弁がありました。
委員より、補正額261万9,000円の根拠はとの質疑に対して、購入するいす数は500脚を予定している。1脚6,130円で、消費税を含めて総額322万円となるが、
備品購入費の予備残が60万1,000円であるので、差引261万9,000円を補正するとの答弁がありました。
次に、
スポーツ振興センター関係であります。委員より、
指導者派遣の部活と謝礼金の内容はとの質疑に対して、北中の卓球、
女子バスケット、サッカー、長中の
男子バスケット、新体操、
男子サッカーであり、1回の指導時間は2時間程度で1回5,000円、年間40回の派遣を予定しているとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入り、反対討論1件、賛成討論1件あり、採決の結果、議第141号は賛成多数で
原案どおり可決決定いたしました。以上で報告を終わります。
7 ◯議長(八木秀英) 次に、
建設環境委員長から審査結果の報告を求めます。
建設環境委員長。
8 ◯20番(上杉成司) ただいま議題となりました議第141号 平成15年度長泉町
一般会計補正予算(第5回)について、当委員会の審議の経過と結果について御報告いたします。
当局の補足説明の後、現地調査を行い、質疑に入りました。
初めに、
建設計画課関係ですが、委員より、急
傾斜地崩壊対策事業で、町内に同様な危険箇所がほかにもあると思うが、工事の要望はあるのか、あるとすれば順位というものはとの質疑に対して、町内には19箇所の急
傾斜地崩壊危険箇所があり、そのうち上長窪地先の1箇所については工事を実施済みであり、今回は2箇所目の指定になる。ほかのところは看板を設置しており、危険箇所がわかるようにしてある。具体的な要望はこの箇所だけであるとの答弁がありました。
委員より、
都市計画道路片浜池田線整備事業負担金がふえる内容はとの質疑に対して、昨年の議会において、県施行の
都市計画道路片浜池田線に関連する町道の認定を議決いたしましたが、その町道を含めた用地買収が、県が予算を増額する中で事業を進めてきたものであり、今回増額補正するものであるとの答弁がありました。
次に、
工事管理課関係ですが、委員より、
一般廃棄物最終処分場より北側の拡幅工事の計画はとの質疑に対して、第二東名等の整備が進んでいるが、最終的には
最終処分地周辺の今後の
土地利用等の動向を見た中で判断していくことになるが、現段階では拡幅は考えていないとの答弁がありました。
委員より、多くの地権者が通路として利用しているが、支障はないかとの質疑に対して、現道での利用で特に問題はないと考えているとの答弁がありました。
委員より、測量の期間はどのくらいかとの質疑に対して、測量延長にもよるが、南側が道路公団で、北側の地権者にも了解を得られている状況であるので、おおむね3カ月ぐらいで完了の予定であるとの答弁がありました。
委員より、
最終処分場PFI事業には支障にならないかとの質疑に対して、
最終処分場の南北方向の道路整備においては、敷地側に拡幅整備をすることで進めるが、PFIには道路計画は含まれておらず、問題はないとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、裁決の結果、議第141号は全会一致をもって
原案どおり可決決定をいたしました。以上で報告を終わります。
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9 ◯議長(八木秀英) これより議第141号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
10 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
初めに、反対討論の発言を許します。
勝呂正和議員。
11 ◯12番(勝呂正和) 議第141号 平成15年度長泉町
一般会計補正予算(第5回)について、私は反対の立場で討論をいたします。
私は、先の
人事院勧告に基づく職員給与の条例改定に反対をいたしました。それは、今回の
人事院勧告が、不況打開を視野に入れた積極的立場を放棄し、
公務労働者ばかりでなく、多くの
民間労働者や
年金受給者の生活水準を切り下げ、その結果として、所得、消費、生産が連鎖的に落ち込むデフレ不況の深刻化に拍車をかけるだけであること、また、職員の給与を引き下げれば
地域経済再生に逆行すること、そして、
自治体職員の給与水準は、その自治体の実情に合った独自のものを決めるべきだという内容の反対討論を行いました。
したがって、その条例の内容を実現するためのこの補正予算には、内容的に賛成できる幾つかの事業が見られますが、反対さぜるを得ません。
なお、同様の処置がされている国保会計、
介護保険会計のそれぞれの補正予算にも、先に述べた理由で反対することを表明して、私の反対討論といたします。
12 ◯議長(八木秀英) 次に、賛成討論の発言を許します。土屋 誠議員。
13 ◯1番(土屋 誠) ただいま議題となっております議第141号 平成15年度長泉町
一般会計補正予算(第5回)について、私は賛成する立場から答弁いたします。
本議案であります平成15年度長泉町
一般会計補正予算(第5回)における補正内容のうち、ただいま反対討論がありました職員の人件費に関する補正につきましては、既に議会で可決されました長泉町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例等の規定に基づき、あくまでも所要の補正を行ったものであり、適正な補正措置であると考えます。公務員の給与水準を
民間企業従業員の給与水準と均衡させる民間準拠の原則を基本として行うものであります。
また、質疑の中で、反対討論すべき内容がなかったことと、補正予算の一部分だけをとらえて反対することは理解できません。
よって、私はここに賛意を表するものであります。
皆様議員各位におかれましても、満場の賛同をお願いいたします。以上で賛成討論といたします。
14 ◯議長(八木秀英) ほかに。
(「なし」の声あり)
15 ◯議長(八木秀英) 討論がなければ討論を終結いたします。
これより議第141号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
16 ◯議長(八木秀英) 挙手多数です。
よって、議第141号は委員長の報告のとおり可決されました。
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17 ◯議長(八木秀英) 日程第2.議第142号 平成15年度長泉町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)
日程第3.議第143号 平成15年度長泉町
介護保険事業特別会計補正予算(第2回)
以上2件を一括議題といたします。
文教民生委員長から審査結果の報告を求めます。
文教民生委員長。
18 ◯14番(
大川須津子) ただいま議題となりました議第142号 平成15年度長泉町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)に関する当委員会の審査の経過と結果について御報告をいたします。
当局の補足説明の後、質疑に入りましたが、特に申し上げる質疑はありませんでした。
質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、議第142号は賛成多数で
原案どおり可決決定いたしました。以上で報告を終わります。
ただいま議題となりました議第143号 平成15年度長泉町
介護保険事業特別会計補正予算(第2回)に関する当委員会の審査の経過と結果について御報告をいたします。
当局の補足説明を受けた後、質疑に入りました。
委員より、職員数は増加しているのかとの質疑に対して、人数は増加しているが、1名が育児休業に入っているので、実質的には6名であるとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、議第143号は賛成多数で
原案どおり可決決定いたしました。以上で報告を終わります。
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19 ◯議長(八木秀英) これより議第142号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
20 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
21 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより議第142号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
22 ◯議長(八木秀英) 挙手多数です。
よって、議第142号は委員長の報告のとおり可決されました。
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23 ◯議長(八木秀英) これより議第143号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
24 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
25 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより議第143号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
26 ◯議長(八木秀英) 挙手多数です。
よって、議第143号は委員長の報告のとおり可決されました。
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27 ◯議長(八木秀英) 日程第4.議第144号 平成15年度長泉町水道事業会計補正予算(第1回)
日程第5.議第145号 平成15年度長泉町下水道事業特別会計補正予算(第2回)
以上2件を一括議題といたします。
建設環境委員長から審査結果の報告を求めます。
建設環境委員長。
28 ◯20番(上杉成司) ただいま議題となりました議第144号 平成15年度長泉町水道事業会計補正予算(第1回)に関する当委員会の審議の経過と結果について御報告いたします。
最初に当局より補足説明を受け、質疑に入りました。
委員より、委託料はシステム開発とのことだが今回限りか、また、棚卸資産の廃棄については、どのような材料について行うのかとの質疑に対して、システムについては既にファイリングデータの整備の終わったものを検索するためのもので、ファイリングに関しては今回限りの開発となる。材料で今回廃棄するものは、スリースバルブ、サドル分水栓など64種類、415個であるとの答弁がありました。
委員より、材料の廃棄は今期のみなのか、事前にわかっていなかったのかとの質疑に対し、水道法の改正により、鉛を含む製品の今後の使用が制限されたため、利用できない材料を廃棄するもので、総数の把握が当初予算編成時には間に合わなかったため、今回補正するものとの答弁がありました。
委員より、既存の給水装置を使用していて、水質の問題はないのかとの質疑に対して、水質については、今までも新しい基準をクリアしており、問題はない。今回の改正法は、より安全性を高めるものであり、今まで保管していた材料について廃棄するものとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、議第144号は全会一致をもって
原案どおり可決決定をいたしました。以上で報告を終わります。
続いて、ただいま議題となりました議第145号 平成15年度長泉町下水道事業特別会計補正予算(第2回)について、当委員会の審議の経過と結果について御報告いたします。
当局より補足説明を受けた後、質疑に入りました。
委員より、地方債の2,000万円の減額ということだが、下水道事業会計において、受益者負担の原則、下水道事業全体計画の中で、財源を考えた上での地方債の減額なのか、また、なぜ2,000万円なのか、減額に充てるのではなく、事業の拡大に充てるべきではないのかとの質疑に対して、地方債残高も46億円と多額になっており、一般会計の財政状況を踏まえて金利の軽減などを図るため、地方債を減額するもの、今後も下水道事業の財政計画を立てながら、限られた予算の中で事業を継続し、進めていかなければならないので、御理解をいただきたいとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、議第145号は全会一致をもって
原案どおり可決決定いたしました。以上で報告を終わります。
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29 ◯議長(八木秀英) これより議第144号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
30 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
31 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより議第144号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
32 ◯議長(八木秀英) 挙手多数です。
よって、議第144号は委員長の報告のとおり可決されました。
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33 ◯議長(八木秀英) これより議第145号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
34 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
35 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより議第145号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
36 ◯議長(八木秀英) 挙手多数です。
よって、議第145号は委員長の報告のとおり可決されました。
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37 ◯議長(八木秀英) 日程第6.認第15号 平成14年度長泉町一般会計歳入歳出決算の認定
日程第7.認第16号 平成14年度長泉町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定
日程第8.認第17号 平成14年度長泉町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定
日程第9.認第18号 平成14年度長泉町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定
日程第10.認第19号 平成14年度長泉町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定
日程第11.認第20号 平成14年度長泉町土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定
日程第12.認第21号 平成14年度長泉町水道事業会計決算の認定
以上7件を一括議題といたします。
決算特別委員長から審査結果の報告を求めます。決算特別委員長。
38 ◯16番(青島康夫) ただいま議題となりました認第15号から認第21号までの平成14年度各会計の歳入歳出決算の認定について、決算特別委員会における審議の概要と結果について御報告申し上げます。
審議に当たっては、日程に基づき10月15日から4日間委員会を開催し、初めに委員が13箇所の現地調査を実施した後、審議に入りました。
まず初めに、認第15号 平成14年度長泉町一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。
当局からの補足説明もなく、審議に入りました。
最初に歳入でありますが、委員より、町税の不納欠損額について、継続的な収納措置はどのような形で取られ、効果はどうだったのかとの質疑に対し、不納欠損額は生活窮迫、所在不明などによる消滅事項と、無財産で即時消滅となったものを欠損したものであり、滞納整理で取る、押さえることのできなかったものを法規定により処分したもの。効果としては、滞納処分の差し押さえ40件、金額で137万5,000円を徴収し、滞納繰り越し分の収納率は前年比3.3%の増となったとの答弁がありました。
委員より、法人町民税で現年課税の収入未済額258万1,000円の件数と、滞納分449万3,000円の回収見通し、滞納分の不納欠損101万1,000円の内容はとの質疑に対し、収入未済額の件数は48件で、うち12件は倒産で67万8,000円となっている。滞納分の回収見通しは、営業不良などの原因により納付が延滞しているもので、会社訪問などによる納付催告を行い、納付に従わないものは差し押さえ等、強制処分を行うなど、収入未済額の減少に努めている。不納欠損は、倒産等で無財産となり、執行停止の消滅をしたものが8件、5年の消滅時効となったもの7件の計15件となっているとの答弁がありました。
委員より、保育料未済額は539万7,000円だが、納める指導はどうしていたのかとの質疑に対し、未納者の対応は、毎月15日ころが口座振替で、口座より落ちない場合は月末に再度振り替えをし、これでも落ちない場合は、翌月の上旬に催告書、納付書を郵送して、納付を呼びかけている。それ以降については、随時催告書、納付書を郵送するとともに、個別訪問による納付指導、徴収を行っている。今後は保育園に出向いて徴収事務を行い、収納率を高めていきたいとの答弁がありました。
委員より、公債費の比率が0.5%上昇し、8.7%となった。債務負担行為額は平成15年度以降36億2,151万8,000円の支払い予定となっており、財政計画への留意点をどのように考えるかとの質疑に対し、公債費は以前借り入れした事業である町営住宅、ごみ焼却場、文化センターなどの償還で年々上昇している。この公債比率を下げるには、借入となる町債の発行額を抑制することであり、平成13年度6億840万円あったものを平成14年度では3億円抑制した。
また、債務負担については、平成13年度42億円が平成14年度には36億円に、地方債現在高は、平成13年度84億円が平成14年度81億円となって、合わせて10億円の抑制に努めた。今後も将来の事業を考慮しながら設定していきたいとの答弁がありました。
委員より、財政力指数が1.249と昨年より0.058ポイント上昇しているその原因はとの質疑に対して、財政力指数とは、自治体の基準財政収入額を基準財政需要額で割ったものであるが、国が進めている財政再建の中で、交付税を少なく支出するため、基準財政需要額の算定式の基準を下げている。そのため財政力指数は上がった。今後もさらにこのような傾向が進むと思われるとの答弁がありました。
次に、歳出でありますが、2款 総務費について、委員より、工事関係請負契約状況の中で、工事随意契約の町外業者が金額比で約86%と多いがなぜか、また、契約の中で税のむだをなくす対策はとの質疑に対し、随意契約は専門性を必要とする工事が多く、町内業者では対応できない。また、むだをなくす対応としては、工事の設計図書を作成する段階で、企画財政課及び担当課において、過大積算していないかチェックをしている。あわせて公共工事推進連絡会組織の中でも確認しているとの答弁がありました。
委員より、2款、1項、1目 一般管理費の10節 交際費の不用額が約6割出ている理由はとの質疑に対し、社会状況を踏まえ、支出内容を精査している。大きくは、職員に関する慶弔費の見直しによるものであるとの答弁がありました。
委員より、2款、1項、6目 企画費の19節 負担金、補助金及び交付金の不用額319万5,000円の内容は、また、13節 委託料へ予備費から357万円充用しているが内容はとの質疑に対し、不用額は、行政課関係では国際交流協会主事業である短期学生派遣事業がイラク戦争により中止となり、144万円の返還と、青木村宿泊施設利用が当初予定より少なく、86万7,000円の残である。
企画財政課関係では、バス会社のノンステップバスの購入に対する国・県との協調補助事業であるが、国の補助基準の変更によって少なく済んだ。
また、がんセンター周辺の土地利用計画策定の入札差金である。
13節への予備費からの充用は、循環バス試験運行の延長費用であるとの答弁がありました。
委員より、2款 総務費、2項 徴税費の不用額445万4,000円は、効率がよくて余ったのかとの質疑に対し、主なものとして、職員手当の138万3,000円で、確定申告期間中の残業が、確定申告支援システム導入により事務効率化が図られ、激減したものであるとの答弁がありました。
次に、3款 民生費、4款 衛生費についてでありますが、委員より、3款 民生費、1項、4目 身体
障害者福祉費の不用額1,060万円の内容は何かとの質疑に対し、主なものは委託料で手話通訳者派遣事業が110万円、心身障害児者施設機能利用事業、日帰り介護事業、訪問介護事業等の実績によるものが382万円、負補交では、駿豆学園管理組合負担金が50万円、
心身障害者扶養共済制度年金の新規加入者がなく54万、そのほか手話通訳者用ミニファクスの購入、精神障害者訪問介護事業等の利用がなかったためである。扶助費では、
重度心身障害者医療費助成事業の214万円、身体障害者措置費では、新規施設入所者がなく30万円の減となっているとの答弁がありました。
委員より、平成14年度心身障害児(者)施設利用の実績と定員はあるのかとの質疑に対し、社会福祉法人富岳会に委託しているもので、長泉町から5人の児童が105回利用した。富岳学園では、現在受け入れている利用者に対し、職員、設備等は十分であるため、特に定員は定めていないとの答弁がありました。
次に、5款 労働費、6款 農業水産業費、7款 商工費についてでありますが、委員より、5款 労働費、1項、1目、21節 勤労者住宅資金貸付事業、勤労者教育資金貸付事業の成果と、不用額728万円はとの質疑に対し、住宅資金貸付事業については18件、教育資金貸付事業については10件の貸し付けがあった。不用額は、9月議会で3,400万円の補正をし、10件の貸し付けを予定していたが、そのうち2件が建築確認申請のおくれで年度内の処理ができなかったとの答弁がありました。
委員より、商店街活性化で何を行ったか、また、商工会に入っていない零細企業の支援策はとの質疑に対し、商店街については商工会と協調し、さまざまな投げかけや定期的な意見交換を実施し、効果的な施策を模索してきた。その結果、1つの案として、空き店舗の活用から商店街の活性化を図ることができないか検討を始めている。
零細企業への支援は、基本的に商工会に入っていただくことが望まれ、加入推進に努力していきたい。未加入業者についても、商工会では快く各種相談を受けており、支援は継続して行われているとの答弁がありました。
委員より、わくわく祭りの事業効果と出店が少ないとの意見があるが、どのように考えているかとの質疑に対し、平成13年度比で、参加連の人数が50人増加した。見学者も約2,000人増加し、参加者同士の連帯感や町の活性化、にぎわいの創造に効果を上げている。出店は44件ありましたが、今後商工会と打ち合わせを行い、多くの出店が得られるように努力したいとの答弁がありました。
次に、8款 土木費についてでありますが、委員より、下長窪駿河平線道路改良工事で、歩道にグレードの高いインターロッキングを使用しているが効果はとの質疑に対し、歩道にインターロッキングを採用した理由は、がんセンターのアクセス道路、フラワー道路の位置付けで、歩道部はソフト感を出したかった。物理的特性は、浸透式で雨水の地下浸透、地下水の涵養を図れること。また、歩きやすさ、滑りにくい、雨水がたまりにくいなどから採用した。現在その効果は十分発揮されていると考えるとの答弁がありました。
委員より、不用額200万円以上のものについて説明をとの質疑に対し、土木総務費、13節 委託料225万5,556円は、法定外公共物等測量業務委託の入札差金と道路法第90条申請物件がなかったためである。
道路新設改良費、17節 公有財産購入費1,114万6,776円、22節 補償費715万4,320円は、用地交渉を続けてきたが、残念ながら不調に終わったためである。
都市計画総務費、13節 委託料は、駿河平地区の地区計画決定を予定していたが、地元との調整の段階で、法手続を進めるまでに至らなかったためである。
街路事業費、15節
工事請負費1,697万5,800円は、御殿場線新駅整備事業で、予定よりも付帯工事量が少なく済んだこと、及び工事施工において安全対策費の効率化が図られたため、工事費が削減されたものである。
第二東名対策費、19節 負担金790万円は、県が行う街路事業費の削減に伴い、町の負担金が減額になったものである。
河川総務費、15節
工事請負費231万3,250円は、7件の河川工事を発注した結果、入札差金が生じたためであるとの答弁がありました。
次に、9款 消防費についてでありますが、委員より、防災に関する会議を何回実施したのかとの質疑に対し、地震対策推進計画幹事会を3回実施した。また、全庁挙げて8つの地震防災対策に取り組んでいるが、項目別には30回以上開催されいるとの答弁がありました。
次に、10款 教育費についてでありますが、委員より、小中学校の施設管理事業の中の緊急補修事業費で、平成14年度はどんな補修をされたのかとの質疑に対し、緊急を要する修理で、児童・生徒の安全を確保する事業である。平成14年度は、長小では教室窓ガラス修理、照明器具の修理、南小では男子トイレの便器修繕、トイレ漏水修理、北小ではC棟雨水、手洗い配水管修理、体育館ガラス修理で、事業費は593万1,000円。中学校費では、長中は職員室空調機修理、窓ガラス修理、北中は窓ガラス修理、美術室日除けカーテン修理などがあり、事業費は411万2,000円であるとの答弁がありました。
委員より、平成14年度、心の教室相談員の利用状況はとの質疑に対し、長泉中学校は延べ1,210人で、前年比2倍以上になっている。理由は、外国人生徒や不登校生徒とも積極的にかかわり合いを持ったためである。北中学校は不登校関係、家庭の悩み、そのほかで1,550件であるとの答弁がありました。
委員より、文化センター自主事業で、観客の動員の、入場料収入は満足できる状況か、また、観客をふやす努力、団体鑑賞、遠方からの車の確保など、議論はなかったかとの質疑に対し、自主事業は14事業であり、入場予定者の66%に当たる6,264人が来場し、入場料も約1,940万円とまずまずの状況であった。事業のPRは町広報誌、チラシ、ポスター、新聞掲載、テレビ、ラジオなど、あらゆる方法を使っている。団体鑑賞は各小学校、中学校がそれぞれ実施しているので、文化センターとしての実施は考えていない。
駐車場は、文化センター以外のところも、自主事業、貸し館状況によって確保している。来場者のための輸送手段は考えていないとの答弁がありました。
次に、11款 災害復旧費、12款 交際費、13款 諸支出金、14款 予備費についてでありますが、委員より、公債費の執行率100%に対し、不用額が57万2,400円あるが理由はとの質疑に対し、これまでの借入金の返済を毎年定額を予算化している。それ以外に、出納室で一時的に借り入れする資金の利息も予算化しているが、借り入れが発生しなかったとの答弁がありました。
次に、総括的な質疑に対し、委員より、平成14年度の決算を見て、各部門の事業評価をどのように分析されているかとの質疑に対し、総務部門については企画財政課関係では、予算を節別から事業別とし、事業評価をわかりやすくしたとの答弁がありました。
住民福祉部門については、まず税務課関係では、画地条件、地目不突合及び家屋移動の調査を委託し、適正、適切な土地家屋の評価、効率的な事務処理を図ることができた。
また、町税の収納率は前年比0.1ポイントアップであるが、景気低迷下や近隣市町の状況から見ても評価でき、税務課職員の努力があった。
福祉保険課関係では、高齢者保健福祉計画を策定し、計画に沿って
特別養護老人ホーム建設事業と、障害者通所授産施設建設事業の国庫補助採択に向け、関係機関と協議し、一時問題が生じたが、予定どおり建設されることを評価している。
保健センター関係では、基本健康審査及び各種がん検診事業について、受診率向上のため、保健委員を通じ啓発や広報を行い、検診料の軽減を図った。結果は、基本健康審査では349人の増、がん検診は1,339人の増加となった。
次に、都市環境部門について、清掃事業所関係では、新方式のごみの分別に取り組み、住民の協力により軌道に乗ることができた。効果として、埋立量の大幅な減量につながった。
建設計画課、
工事管理課関係では、永年の念願であった御殿場線新駅が、実質3年間の短い期間で事業を完了できたことを評価し、地権者や寄附を寄せられた皆様、関係者等の協力に感謝しているとの答弁がありました。
教育部門については、
こども育成課関係では、乳幼児医療費の助成をゼロ歳から未就学時まで枠を広げ、親の経済的負担の軽減を図った。また、放課後児童会運営では、やまゆり、コスモスと増改築工事を行い、定員の増加を図った。
生涯学習関係では、住民主導型の生涯学習講座、わくわく塾をスタートした。18講座で361人の参加で、大きな成果があったと考える。
文化センター関係では、14の自主事業を実施し、ホールの利用者数は前年度比で2,800人の増加となっている。
給食センター関係では、平成14年7月に新給食センターに移転し、2学期より給食を開始した。旧センターより環境をよりよくし、自信を持って子供たちに喜ばれる給食を提供している。また、食器をランチ皿からお盆、おわん、皿にかえ、子供たちから好評を得ているとの答弁がありました。
委員より、町の施策の柱として、協働によるまちづくりがあるが、平成14年度の事業を推進した中でどのように実践できたのかとの質疑に対し、住民参加によるまちづくりの推進は、今、全国の自治体にとって大きな課題であり、当町もいろいろ取り組んでいる。例として、がんセンター周辺道路がフラワーロードとして、住民ボランティアによって花壇が常に花いっぱいに管理されて大変好評となっている。また、広聴事業にも積極的に取り組んだ。
今後、国の三位一体の改革によって、自分の税の使途が身近に見えることにより、行政に対する関心が高まり、住民参加が大いに展開されてくると思う。特に防災については、基本的には住民が自分たちの力で守っていかなくてはならない。住民とタイアップし、防災・災害活動をしていかなければならない。今後、さらに町の地震対策担当を充実強化し、災害発生時に備えたいと考えるとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りました。反対討論1件、賛成討論1件あり、採決の結果、認第15号は賛成多数で
原案どおり可決決定いたしました。
次に、認第16号 平成14年度長泉町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、その内容を御報告いたします。
委員より、国保税の収入未済額が約3億5,000万円と多くなっている、収納率の向上対策はとの質疑に対し、対策としては、不良肥大化している累積滞納額の削減を図るため、大口滞納者の財産などの調査結果をもとに、取る、差し押さえる、捨てるに区分することと、新たな滞納者を出さないよう、電話催告の強化を図っていきたいとの答弁がありました。
委員より、収納率が落ちている原因は何かとの質疑に対し、原因は、税率改正による負担増、自営業者の業績悪化、企業の給与カット、リストラで国保に加入し、国保世帯の所得水準低下、また、病気にかからないから保険証は不必要という風潮がある。
一方、収納率が上がらない原因として、徴収不納な累積滞納繰り越し分の滞納処分の停止など、現年度分と滞納繰り越し分を合わせた収納率が低迷しているものと推測しているとの答弁がありました。
委員より、平成14年度の1人当たりの平均保険税と1世帯当たりの平均保険税は、それぞれ県下で何位かとの質疑に対し、1人当たりの平均は11万933円で県下で1位、1世帯平均は21万6,704円で4位となっているとの答弁がありました。
委員より、なぜ保険税が高いのか、理由はとの質疑に対し、一般被保険者は県下平均を下回っているが、退職被保険者は県下で1位、老人保健受給者は県下で8位と、医療費が多くかかっているので高くなる。当町では、平成14年度より法定外の繰り入れをし、税率を抑えているとの答弁がありました。
委員より、平成14年度で、医療費の削減対策はどのようなことを実施したかとの質疑に対し、早期発見、早期治療を目的とした、人間ドック助成事業、健康家庭表彰、福祉健康祭り等健康づくりに対する事業を推進した。また、レセプト点検事業や医療費適正化対策として、多受診者等の個別訪問を在宅の保健師にて行ったとの答弁がありました。
委員より、還付未済額はなぜ発生するのかとの質疑に対し、仮算定税額納入者が、本算定で税額更正され過納となり、年度内に還付できない場合に発生するとの答弁がありました。
委員より、高額医療費共同事業拠出金の不用額の理由はとの質疑に対し、拠出金の対象医療費は前年度1月診療分から当該年度の12月診療分であり、減額調整率の通知が2カ月後となるため補正に間に合わず、不用額となったとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りました。反対討論1件、賛成討論1件あり、採決の結果、認第16号は賛成多数で
原案どおり可決決定いたしました。
次に、認第17号 平成14年度長泉町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、内容を御報告いたします。
委員より、老人保健受給資格を70歳から75歳に引き上げられたが、国保会計と老人保健にどのような影響があるのかとの質疑に対し、70から75歳に受給者の年齢を引き上げたことにより、該当者は年々減少している。老人保健の医療費自体は減少しているが、負担割合の変更に伴い、町の拠出金は増加しているとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、認第17号は全会一致で
原案どおり可決決定いたしました。
次に、認第18号 平成14年度長泉町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、内容を御報告いたします。
委員より、収入未済額が前年度比で43.4%増加している、原因はとの質疑に対し、収入未済額の増加は滞納繰り越し分の未収納累積が原因となっている。ただ、税と異なり、消滅時効が2年であり、肥大化は避けられるが、徴収の公正の観点から、滞納者に接する機会をふやし、未納額の削減努力をしていかなければならないと考えているとの答弁がありました。
委員より、ケアマネージャーの仕事が激務と聞いているが、町では実態をつかんでいるのかとの質疑に対し、実態については、課の窓口で業務の状況などを確認したり、相談に応じている。要介護認定者が年々ふえ、1人で受け持つ人数も増加しているものと推測される。
その中で、町内の居宅介護支援事業所に確認したところ、専任と兼任の違いであったり、困難な事例を持つことになったときには、担当1人で問題を抱え込まずに、同じケアマネージャーや、町の担当課に相談するよう対応しているとのことでした。
町では、制度導入当初は、町職員のほかに委託によりケアマネージャーの協力を得て訪問調査を実施していたが、今年度からは訪問調査の委託数を抑え、できる限り直営で行うよう努めているとの答弁がありました。
委員より、要介護認定者の伸び率が増加しているが、予想の範囲以内かとの質疑に対し、第2期介護保険事業計画の中で、平成15年度は581人を見込んでいましたが、平成15年9月現在で690人となっており、予想を大幅に超えている。今後もさらに増加していくと推測しているとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りました。反対討論1件、賛成討論1件あり、採決の結果、認第18号は賛成多数で
原案どおり可決決定いたしました。
次に、認第19号 平成14年度長泉町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、内容を御報告いたします。
委員より、起債残について利率が6.6%と高いところが残っているが、借りかえなどは考えないのかとの質疑に対し、下水道事業については政府資金が主であり、起債についても借入先が指定されている。借りかえに際しても制限があり、当町の場合はできないとの答弁がありました。
委員より、供用開始区域内の加入率と全加入では、下水道使用料は下がるのかとの質疑に対し、平成15年1月現在で加入率は約89%である。使用料については現在整備中であり、下がることはないとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、認第19号は全会一致で
原案どおり可決決定いたしました。
次に、認第20号 平成14年度長泉町土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定についてでありますが、質疑がございませんでした。討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、認第20号は全会一致で
原案どおり可決決定いたしました。
次に、認第21号 平成14年度長泉町水道事業会計決算の認定について、内容を御報告いたします。
委員より、財政状況の中で給水量は増加しているが、純利益が前年度比で約2,000万円の減となっている理由は、また、総資本対利益率が1.0から0.6に下がっているがとの質疑に対し、収入は給水収益を中心に伸びている。利益の減少は、営業費用のうち修繕費、減価償却費などが増加したことによるものである。
また、総資本対利益率は、資金の能率的な運用の度合いであり、目安として、金融機関の定期預金の利率であり、基準はクリアしているものの、厳しい状況であることは認識している。現在水道事業に関する基本計画を策定中であり、今後は基本計画により指針を定め、運営していくとの答弁がありました。
委員より、年々水道料未収金が増加しているが対策はとの質疑に対し、滞納整理計画により、計画的に未収対策を実施し、訪問や督促状などにより成果を上げているが、さらに悪質な滞納者に対しては、催告書、給水停止予告書などにより、未収対策を強化しているとの答弁がありました。
委員より、石綿管がまだ残っているが、地震等の被害により断水はないかとの質疑に対し、平成14年度でおおむね終了している。まだ、一部が県道沼津小山線の本宿地先に残っているが、配水管網が整備されているため、給水には大きな影響はないものと考える。県の道路改良整備に合わせ施工する計画であるとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、認第21号は全会一致で
原案どおり可決決定いたしました。以上で報告を終わります。
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39 ◯議長(八木秀英) これより認第15号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
40 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。
初めに、反対討論の発言を許します。
勝呂正和議員。
41 ◯12番(勝呂正和) 私は、認第15号 平成14年度長泉町一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で討論をいたします。
まず、歳入についてであります。毎年2億円以上の収入未済額があり、14年度は前年度比で1,400万円ほどの減額になっていて、これは担当課の徴収努力の成果として見ていいと思いますが、悪質滞納者と、昨今の経済事情から払いたくても払えないという滞納者とは区別をし、柔軟な対応を期待するものであります。
次に、歳出についてであります。人件費が
人事院勧告の影響で、前年度比で1億7,000万円の減額となっていますが、これは民間の賃下げに影響し、ともに消費を冷え込ませる結果を招いています。むやみに
人事院勧告に従うのではなく、当町の財政力にふさわしく対処すべきです。職員の仕事への意欲減退を引き起こす結果を憂うべきであります。
民生費が構成比で18.1%を占め、決算額において前年度比で1億8,000万円の増額であったのは、乳幼児医療費の拡充など、福祉行政の一定の前進があったと思われます。
が、例えば、学童保育事業が児童福祉法の要請に応じているか、施設だけでなく、運営の面で不十分であったと思います。指導員の研修、そして児童の放課後の生活を充実させるための整備に力を尽くしていただきたい。
特養や老健施設の待機者がありました。高齢者保健福祉計画の必要量などに甘さはなかったか疑問を持たざるを得ません。
防災対策の充実は緊急の課題であります。発災後の体制づくりは、庁舎内全域に浸透していません。予知訓練から発災後の活動訓練を重視していただきたい。商工業の活性化は、昨今の日本経済の状況から、自治体として取り組む重要な課題であります。防災と同様に所管だけの課題ではなく、横断的なチームをつくって取り組む必要があると思います。
生活道路を管理する部署が人員不足で手が回らないのか、また、業務を外部委託をしているということで、歩道などの不備が目立ちます。それでいて、土木費で合計7,178万4,000円の不用額が出ています。町民には理解できないことです。快適な町並みの確保のためにも、歩道の管理など、生活道路への気配りを十分すべきであります。
教育行政では、学級編成で40人のクラスや40人近いクラスが目立ちます。30人以下の少人数学級の生徒は意欲が出てくるとか、家庭で学校での出来事を話す、そういうことが多くなったとか、以前より子供が変わったという経験が話されています。30人学級の実現はもう世論になっています。文部科学省の態度も、静岡県の教育委員会の態度も、金は出さないが市町村の裁量に任せるというところまできています。乳幼児医療助成で見せた町の英断に期待するものであります。
文化を町民が等しく享受できる環境づくりは重要だと思います。ベルフォーレにおける自主事業の観客動員は、シャトルバスの運行を含め、あらゆる階層の町民が鑑賞できるよう知恵を尽くしていただきたい。協働のまちづくりを目指していますが、事業計画を決めるプロセスにおいて、住民の納得を得る努力が不足していることを指摘しなければなりません。
最後に町の財政状況について言及したいと思います。確かに財政力指数、経常収支率、公債費比率と指標は財政の健全化を示しています。しかし、一方で町債の借入残高は81億5,000万円余、そして債務負担行為では36億円余となっていて、それらを合わせると120億近くになり、町の予算額に匹敵する額となります。これは大変危険な状態だと思います。大型の箱もの事業は慎むべきであります。これからの町政は繰り返し住民の意見を聞き、さらに職員の意思統一を図ることを前提にして運営していただきたい、以上意見を付して反対討論といたします。
42 ◯議長(八木秀英) 次に、賛成討論の発言を許します。花房由美子議員。
43 ◯8番(花房由美子) 私は、ただいま議題となりました認第15号 平成14年度一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論をいたします。
平成14年度は依然として続いている景気の沈滞やデフレの進行、円高による輸出の業績不良などの影響を受け、さらに企業のリストラなどにより失業率が5.6%に上るなど、厳しい社会情勢の中、長泉町では県立がんセンターの開院、長年の懸案でありました御殿場線新駅なめり駅の開業などがあり、それに伴う諸事業が行われた。限られた予算の中、多種多様な住民ニーズにこたえ、長泉町第3次総合計画に基づき、社会資本の整備、住民福祉の向上、健康で豊かなまちづくりと、環境づくりの充実、すべての分野への諸施策の実施に取り組まれた努力と実績に敬意を表するものであります。
まず、歳入を見ると、厳しい社会状況の中、町税を初めとする自主財源比率は79.5%と、対前年比4.1ポイント上昇し、依然高い水準を維持し、依存財源は20.5%、町債は前年度に比べ50.7%の減額、総額においても17億7,820万4,000円、対前年度比12.2%の減収となった。
不納欠損額は3,188万4,000円、理由として生活窮迫、所在不明、倒産などによる無財産など、地方税法18条の消滅事項などによるもので、処理は適切になされ、前年度より160万5,000円減っている。収入調定額に対する収入率は97.9%で、前年度より0.2%減少しているが、滞納繰り越し分の収納率は前年度比3.3%の増となっており、定期預金や生命保険の差し押さえや会社訪問による納付催告などを強化し、新たな滞納者をふやさない、消滅事項とさせないなどの努力の成果と認められる。
次に、歳出を見ると、義務的経費が前年度比0.1%の減、
人事院勧告を受けて人件費が1億7,225万8,000円の減となったが、返済のおくれた公債費と、扶助費の増加分1億6,749万7,000円と相殺されている。投資的経費は、ユニバーサルデザインを取り入れたJR御殿場線新駅なめり駅整備事業、町道下長窪駿河平線改良工事事業、都市計画道路池田柊線整備事業を前年度に引き続き実施し、河川や水と緑の杜公園、駐車場、街路などの整備をしているが、ほかの大型事業がなかったため、12億9,427万9,000円の減となっている。
財政構造を見てみると、公債比率は前年度より0.5ポイントの上昇で8.7%となって、危険と言われる10%に近づいているが、比率を下げるために、前年度より債務負担約6億円、地方債約3億円合計10億円の町債発行を抑制した。国・県の平均に比べればまだまだ低い状況であるが、後年度負担を考えた設定が必要である。
しかし、財政力指数は1.249であり、前年度より0.058ポイントの上昇、経常収支比率は71.2%で、前年度より1.5ポイントの減少となって、財政構造の弾力性は維持されていると認められる。
さて、予算の執行状況でありますが、民生費では、乳幼児医療費の就学前児童までの補助、助成を初め、保育の待機児童ゼロ、放課後児童会においても北小コスモスと長小やまゆりの改築工事により、定員を40人から60人にふやした結果、待機児童はなく、障害者福祉においても、反対者の言われる待機者は、急がなくてもよい人であったこと、高齢者福祉に町独自のサービスも折り込まれています。
衛生費では、ごみ
最終処分場のPFI方式の検討がじっくりと行われ、ごみ新分別方式の定着が図られている。
防災では、我が家の耐震診断と、大地震に対するイメージトレーニングを町内各所で実施し、備えに対した。
産業では、景気低迷の折、中小企業向け融資を行い、わくわく祭り、駿河フェスタ、イズミネーションなどのにぎわいづくりをすっかり定着させている。
教育では、豊かな心を育む指導や学力向上を図り、小学校1年生には生活環境に慣れるように2人担任制を導入、学校図書館に司書3名を配置して、図書の整理と読書指導を始めた。
社会教育では、生涯学習講座わくわく塾が住民主導型の18講座でスタートし、住民の生涯にわたる生きがい探しの一助になっていること。
本年行われた国体への最終的準備など、全般的に見て住民生活の向上を図り、予算の適切な執行がされたと考えられるので、平成14年度一般会計歳入歳出の認定に賛成するものです。
不用額3億6,257万5,000円の発生については、経費の節減や入札差金がその主なものであるため、財政調整基金への繰り入れが適切と考えます。
これからの財政の健全運営を考えると、実施計画を見ても、公債の返済をしながら健康づくり拠点整備や都市計画道路などの大型事業が予定されています。景気の回復に明るい兆しがほのみえてきたようにも思いますが、ひところのような景気の回復は望めず、堅実な財政運営が必要と考えます。不測の事態への備えや災害に対応するための用意を怠らず、財政調整基金の減少を回復させ、実施計画に基づいて、より一層積極的な取り組みへの希望意見を付しまして、私の賛成討論といたします。何とぞ議員各位におかれましては、満場の御賛同のほどをよろしくお願いいたします。
44 ◯議長(八木秀英) ほかに。
(「なし」の声あり)
45 ◯議長(八木秀英) 討論がなければ討論を終結いたします。
これより、認第15号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
46 ◯議長(八木秀英) 挙手多数です。
よって、議第15号は委員長の報告のとおり認定されました。
────────────────────────────────────────
47 ◯議長(八木秀英) これより議第16号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
48 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。
初めに、反対討論の発言を許します。
勝呂正和議員。
49 ◯12番(勝呂正和) 私は認第16号 平成14年度長泉町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について反対の立場で討論をいたします。
国民健康保険は低所得者が多く加入している医療保険であり、国の手厚い援助がなければ成り立たないそういう制度であります。ところが、政府は1984年の国保改悪で、国庫負担率を医療費の45%から38.5%に引下げ、その後も国の責任を次々と後退させていきました。その結果、84年度から2000年度までの間に、市町村国保の収入に占める国庫支出金は49.8%から34.9%へと、実に14.9%も減りました。今日のこの事態を招いた国の責任は明白であります。
さて、当町の平均保険税が県下で唯一10万円を超えました。受益者負担だといって住民の負担増を野放しにしている結果ではないでしょうか。財政力は県下のトップクラスにある町のすべきことではないと私は思います。滞納者の増加は火を見るより明らかであります。減免制度の拡充を強く求めるものであります。
国保税の減免制度は、国が適用基準を決めて財源を負担する法定減免と、各市町村が条例または規約で独自に行う申請減免の2とおりがあります。申請減免について、法律は天災、その他の事情、それから貧困による公費の扶助を受ける者、そして最後に特別な事情のある者と規定しています。この規定を受けて各市町村などが条例などで具体化しているわけでありますが、空前の失業と不況にあえぐ住民の状況は、現状は特別の事情そのものであります。町は裁量権を行使し、特別の事情を住民の実態に応じて拡充することが重要であります。滞納者に対し、これからも安易な資格証明書発行をしないよう強く求めます。
千葉県の市川市では、減免条件を所得が50%以上の減少という規定から、30%以上の減少に緩和する決議を全会一致で可決しました。減免条例を拡充し、生活実態に即した国保税の免除、軽減措置を広げ、滞納世帯の発生を未然に防止することが重要であります。一般会計からの一層の財政援助、そして先進地から学んで予防医療の充実など、町はもっと切実に力を尽くすべきであります。以上意見を付して反対討論といたします。
50 ◯議長(八木秀英) 次に、賛成討論の発言を許します。花房由美子議員。
51 ◯8番(花房由美子) 私はただいま議題となっております認第16号 国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に対し、賛成の立場から討論いたします。
平成14年度国民健康保険事業特別会計の決算収支は、歳入26億9,891万8,000円に対し、歳出25億2,833万4,000円で、差引1億7,058万4,000円の黒字から、前年度の実施収支額7,529万円を控除した単年度収支は9,524万4,000円の黒字となった。これは、国の会計年度所属区分の変更に伴い、平成14年度に限り、保険給付費の支払いが年11回となったこと、税率の見直しにより税収入がふえたことと、一般会計からの繰入金1億4,400万1,000円、支払準備基金繰入金1億2,300万円によるものである。
高齢者社会の進行及び経済の低迷により、失業や転職により国保加入の被保険者は増加傾向にあり、加入割合は31.6%にまでなっている。保険税が安いことは望ましいが、本来国からの国庫支出金と被保険者の負担によって賄われる会計の性質上、医療費の増大は保険料の高騰となる。町税は被保険者以外の町民にとっても平等に使われるべきものと考えられるので、31.6%の被保険者の方々に使うのはいかがなものか。滞納者の増大は会計の性質上、他の被保険者を苦しめ、最終的には自分自身をも苦しめることになっていく。多受診防止やレセプト点検、人間ドックや検診によって疾病の早期発見や分析による早期治療は医療費の高騰抑制に有効であり、適正化が推進されている。また、悪質滞納者に対しては、臨戸訪問や電話催告、短期保険証の発行などの方法により、収入未済額の回収に努め、徴収率は76.2%と1.1ポイント増となっている。不用額4,900万6,000円は経費の節減等であり、不納欠損額は処分事由として、地方税法18条による消滅事項などによるものであったので、やむを得ないものと認められる。
以上のことから退職者療養費の削減と、累積滞納額の削減に対して、一層の努力を願い賛成討論といたします。何とぞ議員各位に満場に御賛同のほどをお願い申し上げます。
52 ◯議長(八木秀英) ほかに。
(「なし」の声あり)
53 ◯議長(八木秀英) 討論がなければ討論を終結いたします。
これより認第16号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
54 ◯議長(八木秀英) 挙手多数です。
よって、認第16号は委員長の報告のとおり認定されました。
────────────────────────────────────────
55 ◯議長(八木秀英) これより認第17号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
56 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
57 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより認第17号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
58 ◯議長(八木秀英) 挙手全員です。
よって、認第17号は委員長の報告のとおり認定されました。
────────────────────────────────────────
59 ◯議長(八木秀英) これより認第18号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
60 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。
初めに、反対討論の発言を許します。
勝呂正和議員。
61 ◯12番(勝呂正和) 私は認第18号 平成14年度長泉町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で討論をいたします。
政府は介護保険導入の目的を家族介護から社会が支える制度へ、あるいは在宅で安心できる介護へ、さらにはサービスが選択できる制度へなどと大宣伝をいたしました。現実はどうなっているでしょう。
当町においては、要介護度における介護サービスの利用率が、例えば要介護3で56.2%を初めとして、すべての利用率が60%を割っています。1割の利用料が障害となって利用率が上がらないと言われています。また、限度額を超えると自己負担になってしまうということで、サービスの利用を控えてしまうということも言われております。政府は利用者が増えたから介護革命と呼んでよい状況などと自画自賛していますが、実際にサービスを利用している人でも在宅で安心できる介護の水準にはほど遠く、依然として家族介護に大きく支えられているのが現実であります。
その最大の理由は、重い利用料負担にあることは、各種の調査で明らかであります。利用料の減免制度の充実が必要であります。保険料の引き上げは高齢者にとって過酷であります。国保税とあわせて滞納の増加を招くと思われます。高齢者に生きがいと、生活にはりを持たせるために、先進地では住民と行政が地域で、例えば公民館を利用するなどして活動を展開しています。協働のまちづくりを標榜する当町にとって、その点での施策が不十分であることを指摘しなければなりません。
最後に、サービス料や事業者への介護報酬が上がれば保険料、利用料の負担増に連動するというこの介護保険制度の根本矛盾を解決し、介護を受ける人も、介護を支える人も、ともに安心できる制度にするための要の課題は、介護給付費への国庫負担を現在の4分の1から2分の1に引き上げることです。この国の負担を引き上げることをしなければ自治体の負担はますます重くなり、当然ながら高齢者の暮らしを支えることが困難になります。
したがって、現在の町の介護保険が十分機能としているという評価を、議会は安易に下さない方がいいと私は思います。以上意見を付して反対討論といたします。
62 ◯議長(八木秀英) 次に、賛成討論の発言を許します。花房由美子議員。
63 ◯8番(花房由美子) 私は、ただいま議題となっております認第18号 介護保険事業特別会計決算の認定に賛成の立場で討論いたします。
平成12年より発足した介護保険事業は、国民の協働・連帯の理念に基づき、給付と負担の関係が明確な社会保険方式によって、社会全体で高齢者介護の負担を支え合う制度である。平成14年度の高齢化率は14.8%となり、65歳以上の高齢者は6,285人となって、前年度より758人増加している。決算の歳入総額は11億4,459万4,000円、歳出総額は10億4,677万4,000円、調定収入率は99.8%であるが、前年度収入未済額の収納額を加えると98.6%となっている。保険料は所得に応じて5段階の設定であり、住民税非課税世帯には減免が行われている。
歳出の保険給付の内訳は、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、通所
デイサービスが主となっており、居宅介護支援サービスの訪問介護が次に続き、適正な給付が行われているものと考えられる。介護の利用に際しては、社会保険方式なので、利用者の1割負担に関し、普及に努めてきたことが浸透してきたと思える。また、ケアマネージャー本来の仕事であるケアプランの作成、サービス業者の手配などのほか、家族の相談に乗るなどを中心に活動できるよう訪問調査の委託件数を減らすなどをして、支援する体制をとっていることと、介護保険事務電算システム及び認定審査会システムの修正を図るなど、事務の省力化とスピード化を図り、利用者の利便性向上を図ったことを評価するものである。介護サービスの町独自の設定は、保険料の高騰を招くので望ましくない。町民が安心して高齢社会で暮らせるよう、この制度の充実と健全財政運営を推進していると考えられる。
以上、当局は高齢化社会を支える介護保険事業の推進に適時適切な運営に努めていると判断し、賛成討論といたします。議員各位の満場の御賛同をお願い申し上げます。
64 ◯議長(八木秀英) ほかに。
(「なし」の声あり)
65 ◯議長(八木秀英) 討論がなければ討論を終結します。
これより認第18号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
66 ◯議長(八木秀英) 挙手多数です。
よって、認第18号は委員長の報告のとおり認定されました。
────────────────────────────────────────
67 ◯議長(八木秀英) これより認第19号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
68 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
69 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより認第19号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
70 ◯議長(八木秀英) 挙手全員です。
よって、認第19号は委員長の報告のとおり認定されました。
────────────────────────────────────────
71 ◯議長(八木秀英) これより認第20号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
72 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
73 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより認第20号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
74 ◯議長(八木秀英) 挙手全員です。
よって、認第20号は委員長の報告のとおり認定されました。
────────────────────────────────────────
75 ◯議長(八木秀英) これより認第21号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
76 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
77 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより認第21号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
78 ◯議長(八木秀英) 挙手全員です。
よって、認第21号は委員長の報告のとおり認定されました。
────────────────────────────────────────
79 ◯議長(八木秀英) 日程第13.陳情第7号 中小企業の当面する金融上の困難を解消し、金融アセスメント法の制定を求める決議を要望する陳情を議題といたします。
建設環境委員長から審査結果の報告を求めます。
建設環境委員長。
80 ◯20番(上杉成司) ただいま議題となりました陳情第7号 中小企業の当面する金融上の困難を解消し、金融アセスメント法の制定を求める決議を要望する陳情について、当委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
本陳情は、政府が進めている不良債権の最終処理によって、連鎖倒産や失業者の激増などが予想され、地域経済や中小企業への深刻な影響が危惧されるので、これら金融問題に対処するため努力している金融機関に対し、さらに正当な評価をする金融アセスメント法の制定を求める目的をもって、静岡県中小企業家同友会筆頭代表理事山崎真氏から提出されたものです。
当委員会の審議の経緯を御報告いたしますと、金融アセスメント法について、商工会ではどう対応しているのか伺ったところ、県商工会連合会及び町商工会では、この同友会とは直接関係は持っていない。この団体が独自で行動しており、静観の立場をとっているとのことでした。
現行での中小企業への融資支援策としては、すでに金融庁の指導によりリレーションシップバンキングによる機能強化がされていること、また、県では経営改善資金及び経営安定資金、町としても小口融資資金などの中小企業に対する融資制度を行っている。以上のことを踏まえて、既に政策として進められているものもある。
しかしながら、当委員会としては、陳情者の求める地域と中小企業の支援策及び金融機関の公正な評価を講ずることの要旨は十分理解できるものと判断し、趣旨を尊重すべきとの結論に達し、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、陳情第7号は全会一致で趣旨採択と決しました。以上で報告を終わります。
────────────────────────────────────────
81 ◯議長(八木秀英) これより陳情第7号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
82 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
83 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより陳情第7号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は趣旨採択です。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
84 ◯議長(八木秀英) 挙手全員です。
よって、陳情第7号は委員長の報告のとおり趣旨採択と決しました。
────────────────────────────────────────
85 ◯議長(八木秀英) 日程第14.陳情第8号 容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書提出を求める陳情を議題といたします。
建設環境委員長から審査結果の報告を求めます。
建設環境委員長。
86 ◯10番(杉山弘昭) ただいま議題となりました陳情第8号 容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書提出を求める陳情について、当委員会の審議の内容と結果について御報告いたします。
陳情の趣旨については、既に配付されている陳情書の中に延べられているが、その真意及び中身について調査検討するには余りにも時間が短く、結果を出すには時期尚早と考え、陳情第8号は全会一致をもって継続審査とすることに決しましたので、会議規則第75号の規定により申し出ます。よろしく御承認のほどお願いいたします。
────────────────────────────────────────
87 ◯議長(八木秀英) これより陳情第8号の
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
88 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
89 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより陳情第8号に対する採決を行います。本案に対する
委員長報告は継続審査であります。
本案は、委員長の報告どおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
90 ◯議長(八木秀英) 挙手全員です。
よって、陳情第8号は委員長の報告のとおり継続審査と決しました。
────────────────────────────────────────
91 ◯議長(八木秀英) 日程第15.意見書第9号 中小企業に対する融資の円滑化を求める意見書を議題といたします。
提案者を代表し、上杉成司議員から提案理由の説明を求めます。上杉成司議員。
92 ◯20番(上杉成司) ただいま議題となりました意見書第9号 中小企業に対する融資の円滑化を求める意見書でありますが、お手元の資料の朗読をもって提案理由にかえさせていただきます。
中小企業に対する融資の円滑化を求める意見書。国が実施する金融機関の不良債権処理の加速により、デフレ圧力がさらに強まった結果、民間金融機関においては、中小企業への貸し渋りや貸しはがしが行われ、今日の中小企業の資金調達は、一層困難をきわめている。
これにより、潜在的能力や事業性能いかんを問わず、かかわらず、中小企業においては連鎖的倒産の波及や新たな不良債権、失業者の増大などを招く危険がある。
よって、国においては中小企業への円滑な資金供給に努力する金融機関を公正に評価する措置を講ずることにより、中小企業向け融資の円滑化を図るとともに、金融機関の物的担保優先や、連帯保証などの取引慣行の是正や、地域と中小企業との共存共栄に努める金融機関を育てるべきである。
したがって、現下の厳しい中小企業の実情に配慮した根本的な対策を行い、あわせて不良債権処理に当たっては、中小企業への影響を最小限にとどめる方策を講ずるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。静岡県駿東郡長泉町議会。提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、経済産業大臣、金融担当大臣、金融庁長官あて。以上のとおり意見書を提出いたします。平成15年12月8日提出。提出者、長泉町議会議員上杉成司。以下敬称を略させていただきます。賛成者、長泉町議会議員太白浩之、同じく安斎定男、同じく遠藤日出夫、同じく二村守、同じく小椋紀勝、同じく堀内浩、長泉町議会議長八木秀英様、以上でございます。何とぞ議員全員の御賛同をお願いいたします。
────────────────────────────────────────
93 ◯議長(八木秀英) これより、ただいまの意見書第9号の提案説明に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
94 ◯議長(八木秀英) 質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
95 ◯議長(八木秀英) 討論なしと認めます。
これより意見書第9号に対する採決を行います。
意見書第9号を原案のとおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
96 ◯議長(八木秀英) 挙手全員であります。
よって、意見書第9号は原案のとおり可決されました。意見書は、速やかに町議会名をもって、関係機関に提出することとします。
────────────────────────────────────────
97 ◯議長(八木秀英) 日程第16.報第1号 所管事務調査「次期議会の会期日程等の審議」を議題といたします。
議会運営委員長の審査、調査結果の報告を求めます。議会運営委員長。
98 ◯18番(古谷健次) ただいま議題となりました報第1号について御報告を申し上げます。
議会運営委員会では、所管事務調査を行うことに決しました。会議規則第73条の規定により、お手元に配付されました所管事務調査通知書により、お知らせをいたします。
調査事項は、「次期議会の会期日程等の審議」でございます。調査理由と調査方法は、通知書のとおりでございます。調査期間としては、平成16年3月定例会会期まで継続審査をお願いいたします。皆様の御承認をお願いしまして、報告を終わらせていただきます。
99 ◯議長(八木秀英) お諮りします。
ただいま報告がありました所管事務調査の件は、これを了承し、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
100 ◯議長(八木秀英) 御異議なしと認めます。
よって、本件は委員長の報告を了承し、閉会中の継続審査とすることに決しました。
────────────────────────────────────────
101 ◯議長(八木秀英) 日程第17.議員派遣の件を議題といたします。
お諮りします。
議員派遣の件について、会議規則第120条の規定により、平成16年2月12日に清水町役場で開催される駿東郡町議会議長会全議員研修会へ別紙目的のため、全議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
102 ◯議長(八木秀英) 御異議なしと認めます。
よって、別紙議員派遣の件のとおり、議員を派遣することに決しました。
────────────────────────────────────────
103 ◯議長(八木秀英) 以上で本日の日程は終了しました。
ここで、平成15年を閉じるに当たり、町長よりあいさつしたい旨の申し出がありましたので、これを聞くことといたします。町長。
104 ◯町長(柏木忠夫) それでは、ただいま議長からお許しをいただきました閉会に当たりましてのごあいさつを述べさせていただきます。
平成15年も押し詰まり、あと20日余りを残すのみとなりました。本議会は、本年最後の議会でありますので、閉会に当たり一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
初めに、本議会におきましては、9議案及び同意、諮問等計12件につきまして可決、承認等をいただき、まことにありがとうございました。
また、本年は4定例会に加えて臨時会を1回開催させていただきましたが、いずれも原案どおり可決をいただきましたことに厚く御礼申し上げます。
さて、この1年を顧みますと、権限委譲、補助金削減など、国における構造改革への具体的な取り組みが進む中、県内においても市町村合併の具体化、加速化が進み、地方自治体を取り巻く情勢は今まで以上に大きく変化をしております。
また、国際的にも不安定な社会経済情勢が続き、公務員給料については、
人事院勧告制度において2年連続給料マイナス勧告、また、過去最大の給与引き下げとなるなど、例年にも増して厳しい状況が続いた1年でありました。
当町におきましては、本年は第3次長泉町総合計画に基づき、21世紀にふさわしいさまざまな協働によるまちづくりへの取り組みをより具体的に推進し、国民体育大会の開催、竹原保育園の改築など、重点事業として取り組んでまいりました事業を予定どおりに実施することができました。
特に今定例会の諸般の状況報告でも申し上げたとおり、10月26日から10月30日まで竹原グラウンドで開催された第58回国民体育大会秋季大会ホッケー競技会については、竹原グラウンド建設、国体推進室の設置等、町としての長年にわたる取り組みに加え、議員各位を初め、さまざまな分野の方々の御協力を得て、無事開催することができました。
今回の国体開催を機に、より「スポーツの町長泉」にふさわしいスポーツ振興の場として竹原グラウンドの活用を図るとともに、大会開催にかかわっていただいた多くの方々の人的ネットワークを今後の協働によるまちづくりに大いに生かしてまいりたいと考えております。
また、昨年9月の静岡県立静岡がんセンター開院を受け、健康づくりをキーワードとしたまちづくりを進めるため、2月には健康都市宣言を行い、「健康ながいずみ21」の行動計画となるアクションプランの公表など、住民1人1人の健康づくりの支援を積極的に進めてまいりました。こうした健康施策を展開する中で、先端健康産業集積特区の認定など、静岡がんセンターを拠点とした県のファルマバレー構想の推進が図られており、当町といたしましてもこうした構想と協調し、より健康なまちづくりの推進に努めてまいりたいと考えております。
来年におきましては、ことしまでに推進してきた諸事業をさらに効率的に前進させ、町が今やるべき施策を的確に把握し、激しい時代の流れをとらえたさらに住民にとって魅力ある快適な協働によるまちづくりを推進するため、私を初め、職員が一丸となってより一層努力してまいります。
議員の皆様方におかれましては、多くの難問、課題が山積いたしましたこの1年を、まさに町民の代表としてその職責を十分に果たされ、町政のさらなる発展と町民の福祉の向上のために多大なる尽力をいただきましたことに深く敬意を表しますととともに、心から御礼申し上げます。
本年は、12月に入っても寒暖の差が激しい不安定な気候が続いておりますが、今後は冬らしい寒さが一段と増してくるものと思われます。皆様方にはくれぐれも御自愛いただき、御多幸な新春をお迎えくださいますようお祈り申し上げまして、私のあいさつといたします。ありがとうございました。終わらせていただきます。
105 ◯議長(八木秀英) ここで平成15年の締めくくりに当たり、議長として一言ごあいさつを申し上げます。
本年は、4回の定例会と、臨時会を1回開催し、延べ56日間の会期で議案等を審議してまいりました。この議案等は、住民生活の中で大いに生かされるものと確信する次第であります。
長引く不況の中で、今、民間企業はもちろんのこと、行財政も大変厳しい状況であります。この難局の時代に、創意と工夫で長泉町の活力を維持することが大切と思われます。このことからも、議会と町当局が一体となり、今後のまちづくりを進め、町民の負託にこたえていかなくてはなりません。
年の瀬を迎え、何かとお忙しくなりますが、皆様にはくれぐれも健康に留意され、新春をお迎えくださいますようお祈り申し上げ、ごあいさつといたします。
これをもちまして、平成15年第4回長泉町議会定例会を閉会といたします。
どなた様もご苦労さまでした。
午後 0時00分 閉会
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