函南町議会 2012-06-05
06月12日-01号
平成24年 6月 定例会函南町告示第53号 平成24年第2回(6月)
函南町議会定例会を、次のとおり招集する。 平成24年6月5日 函南町長 森 延彦 記1 期日 平成24年6月12日2 場所 函南町議会議場 ◯応招・不
応招議員応招議員(16名) 1番 廣田直美君 2番 土屋 学君 3番 馬籠正明君 4番 中野 博君 5番 山中英昭君 6番 柿本昭仁君 7番 鈴木晴範君 8番 石川正洋君 9番 加藤常夫君 10番 植松和子君 11番 高橋好彦君 12番 服部堅二君 13番 長澤 務君 14番 米山祐和君 15番 杉村彰正君 16番 塚平育世君不応招議員(なし) 平成24年第2回(6月)
函南町議会定例会議事日程(第1号) 平成24年6月12日(火曜日)午前9時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定について日程第3 一般質問(通告順)
---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(16名) 1番 廣田直美君 2番 土屋 学君 3番 馬籠正明君 4番 中野 博君 5番 山中英昭君 6番 柿本昭仁君 7番 鈴木晴範君 8番 石川正洋君 9番 加藤常夫君 10番 植松和子君 11番 高橋好彦君 12番 服部堅二君 13番 長澤 務君 14番 米山祐和君 15番 杉村彰正君 16番 塚平育世君欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名 町長 森 延彦君 副町長 佐口則保君 会計管理者 安田好伸君 教育長 矢田長春君 総務部長 室伏光男君 厚生部長 藤間秀忠君 建設経済部長 松下文幸君 教育次長 高橋宗弘君 総務課長 高橋憲行君 企画財政課長 西川富美雄君 税務課長 牧野 智君 管財課長 山下雅彦君 住民課長 矢野正博君 情報政策課長 市川 積君 健康づくり課長 渡辺麻理君 福祉課長 露木 章君 環境衛生課長 田中康夫君 生涯学習課長 酒井 充君 建設課長 室伏由之君 農林商工課長 遠藤 信君 水道課長 八木正彦君 下水道課長 小澤 孝君 都市計画課長 田口正啓君
---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 事務局長 与五澤栄堤 書記
木代伸二---------------------------------------
△開会の宣告
○議長(杉村彰正君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は16名です。定足数に達していますので、ただいまから平成24年第2回
函南町議会定例会を開会します。 (午前9時00分)
---------------------------------------
△開議の宣告
○議長(杉村彰正君) これから本日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(杉村彰正君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。
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△諸般の報告
○議長(杉村彰正君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をします。 5月16日、平成24年度
青少年健全育成活動推進委員会が開催され、これに文教厚生委員長とともに出席しました。 5月17日、平成24年度
老人クラブ連合会総会が開催され、これに出席しました。 5月18日、平成24年度商工会通常総会が開催され、これに建設経済委員とともに出席しました。 5月21日、三島市外五ケ市町
箱根山組合議会議員林業地視察が21日から23日までの3日間開催され、これに関係の議員が出席しました。 5月24日、静岡県
町村議会議長会総会が開催され、これに出席しました。 同じく24日、
田方地区消防組合議会臨時会が開催され、これに関係の議員が出席しました。 5月25日、
社会福祉協議会理事会・評議会が開催され、これに関係の議員が出席しました。 5月27日、平成24年度ごみゼロ
運動統一美化キャンペーンが開催され、これに他の議員とともに参加しました。 5月28日、第62回社会を明るくする運動推進委員会が開催され、これに出席しました。 同じく28日、
酪農王国株式会社取締役会が開催され、これに前議長が出席しました。 同じく28日、平成24年度
熱海函南広域行政推進協議会が開催され、これに関係の議員が出席しました。 5月29日、戦没者追悼式・慰霊祭が開催され、これに他の議員とともに出席しました。 6月1日、平成24年度静岡県
地方議会議長連絡協議会定期総会・政策研修会が
ホテルセンチュリー静岡において開催され、これに副議長とともに出席しました。 同じく1日、平成24年度
下水道公社評議委員会が開催され、これに建設経済委員長が出席しました。 6月2日、函南小学校・東小学校・西小学校運動会が開催され、これに関係の議員が出席しました。 同じく2日、都市交流協会総会が開催され、これに出席しました。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書がお手元に配りましたとおり提出されています。朗読は省略します。 次に、議長あてに提出された陳情書等の取り扱いについて、6月5日、議会運営委員会で協議した結果、3月5日受け付けの
国土交通省管理職ユニオン中部支部委員長松井正己から「安全・安心な国民生活実現のため、防災・
生活関連公共事業予算の拡充と国土交通省の地方出先機関の存続・拡充を求める陳情書」は、建設経済委員会において審議の上、意見書の提出として本定例会に諮ることにしました。 以上で議長報告を終わります。 次に、町長より行政報告を求められています。 これを許可します。 町長。 〔町長 森 延彦君登壇〕
◎町長(森延彦君) 皆さん、おはようございます。 3月定例会以降の行政報告をいたします。 最初に、国・県に対する要望活動について報告します。 3月5日、沼津土木事務所に道路渋滞の緩和と交通安全のため、函南町平井地区内における県道熱海函南線2カ所の交差点及び現在、工事施工中の
NTT東日本病院入り口の右折レーンの設置の要望をいたしました。 5月8日、
国土交通省中部地方整備局に
河川防災ステーションの整備について及び
新田地区豪雨災害対策アクションプランへの協力依頼や
伊豆縦貫自動車道の早期完成について要望を行いました。また、6月6日にも、近隣の首長とともに国土交通省及び財務省、民主党本部に
伊豆縦貫自動車道の建設促進と財源確保の要望を行いました。 6月11日、
国土交通省沼津河川国道事務所に、川の駅、
河川防災ステーションの整備について要望を行いました。 次に、広域関連会議について報告します。 3月15日、
狩野川中流域総合的雨水排水対策協議会が沼津市で開催され、アクションプランの進捗状況について報告及び
新田地区豪雨対策アクションプラン(案)の報告がされました。 3月26日、
駿東伊豆地区消防広域化研究協議会が伊豆の国市で開催され、平成23年度協議会事業報告及び平成23年度
協議会決算見込みが報告されました。この席で、
駿東伊豆地区消防救急広域化研究協議会の解散について審議され、現在の8市8町の協議会解散に伴い、三島市、裾野市、熱海市、長泉町が脱会し、沼津市、伊豆市、伊豆の国市、伊東市、下田市、清水町、函南町、東伊豆町、南伊豆町、西伊豆町、松崎町、河津町の5市7町で、新たな協議会を設立することで合意をいたしました。 また、5月30日、同協議会が清水町で開催され、今後の消防救急広域化のスケジュールの検討がされました。 3月27日、三島市函南町
土地開発公社理事会が三島市で開催され、平成23年度の事業報告及び決算について、それぞれ原案どおり承認をされ、3月末をもって函南町が脱退することが確定をいたしました。 5月24日、
狩野川流域下水道東部処理区事業推進協議会が伊豆の国市で開催され、平成23年度事業報告及び決算報告並びに平成24年度事業計画(案)及び予算(案)が原案どおり承認をされました。同日、
狩野川改修期成同盟会定期総会が伊豆市で開催され、平成23年度事業報告及び決算報告並びに平成24年度事業計画(案)及び予算(案)が原案どおり承認されました。また、総会終了後、国の出先機関の廃止に伴う権限移譲について、国土交通省との意見交換を行いました。同日、
田方地区消防組合議会が伊豆の国市で開催され、条例の改正について及び駿東伊豆地区の消防救急広域化の概要について説明がありました。 5月28日、柿沢川治水組合の総会が伊豆の国市で開催され、平成23年度事業報告及び決算報告並びに平成24年度事業計画(案)及び予算(案)が原案どおり承認をされました。 5月29日、
ジオパーク推進協議会総会が伊豆市で開催され、23年度事業報告及び決算報告並びに24年度事業計画(案)及び予算(案)が原案どおり承認され、
日本ジオパークネットワークへの加盟申請、審査状況について報告がありました。 また、同日、伊豆半島6市6町首長会議が開催され、平成23年度の収支決算について原案どおり承認され、伊豆半島におけるグランドデザインの策定及び役員の改選について審議されました。 6月4日、
三島警察署管内防犯協会総会が三島市で開催され、23年度事業報告及び収支決算報告並びに24年度事業計画(案)及び予算(案)が原案どおり承認をされました。 6月5日、新潟県三条市長を発起人とする第8回水害サミットが東京で開催され、近年の水害発生状況の報告や水害、災害への対応について実践的意見交換がされました。 続いて、町民の皆様に参加いただきました催事についてご報告をいたします。 3月25日、函南町消防団の入退団式が函南中学校体育館でとり行われました。町民の皆様の生命と財産を守るため、日夜消防活動に励まれた27人の退団者をねぎらい、新たに女性消防団員2人を含む48人の団員が入団をされました。 4月6日、春の全国交通安全県民運動交通安全一斉街頭広報が行われ、ドライバーに
交通安全啓発グッズを配り、安全運転への呼びかけを行いました。 4月13日、多くの地域の皆様のご協力のもと、函南町あいさつ運動が行われ、元気な子供たちと健やかにあいさつを交わしました。 4月28日、29日、函南町役場駐車場において、函南町みどりまつりが開催されました。町内の園芸店、生花店、田方農業高校の園芸デザイン科の生徒さんたちの参加を得て、草花や有機肥料の即売が行われ、多くの来場者でにぎわいました。 5月12日、中央公民館において生涯学習塾開校式が開催され、本年度は、全49講座52教室に900人の生徒が参加して学習に取り組みます。 5月29日、函南町戦没者追悼式が中央公民館にてとり行われました。大戦から67年の歳月が過ぎ去った今、戦争がいかに悲惨なものであり、平和がいかにとうといものであるかを次世代に受け継いでいかなければならないという思いとともに、諸英霊に対して冥福を祈りました。 次に、かんなみ仏の里美術館について報告をいたします。 4月14日、かんなみ仏の里美術館が議員の皆様方を初め地元住民や関係者など、約400人の出席をいただき、盛大に開館式を迎えましたことをこの場をおかりしましてお礼を申し上げます。 5月25日には県知事も来館され、薬師如来像や阿弥陀三尊像など展示されている仏像の内容や美術館の雰囲気に大変感動されておりました。また現在、入館者が6,900人を超え、大型バスの観光客や近隣市町からの研修等にもご利用いただき、大変好評を得ておりますことを報告させていただきます。 以上で3月からの主たる事項について申し上げ、行政報告とさせていただきます。
○議長(杉村彰正君) 町長の行政報告を終わります。 これで諸般の報告を終わります。
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△会議録署名議員の指名
○議長(杉村彰正君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により議長において、 13番 長澤 務君 14番 米山祐和君 16番 塚平育世君 を指名いたします。
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△会期の決定
○議長(杉村彰正君) 日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から6月20日までの9日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(杉村彰正君) 異議なしと認めます。よって、会期は9日間に決定しました。
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△一般質問
○議長(杉村彰正君) 日程第3、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。
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△柿本昭仁君
○議長(杉村彰正君) 最初に、6番、柿本昭仁議員の質問に入ります。 6番、柿本議員。 〔6番 柿本昭仁君登壇〕
◆6番(柿本昭仁君) 一般質問通告書に基づきまして、「
湯~トピアかんなみ」
指定管理者制度導入による運営について、質問をさせていただきます。
湯~トピアかんなみの運営管理について、お伺いします。 平成22年4月より、
湯~トピアかんなみが指定管理者制度を導入してから、今年で3年目を迎えました。そこで、
湯~トピアかんなみが民間企業の経営能力を活用した効率的な経営や多様化している利用者のニーズに対応したサービスの向上を期待し、平成22年4月から指定管理者制度を導入してからの2年を振り返って目的は達成されか、お伺いいたします。 ①平成21年から平成23年までの入館者の状況はいかがだったでしょうか。年齢別、曜日別の年間対比をお願いいたします。 ②例えば、県立こどもの国とか、静岡県総合健康センターなど、指定管理者が運営管理をかけている施設について委託費用を支払っていると聞いていますが、
湯~トピアかんなみについては町は経費を負担していますでしょうか。 ③割引券を広報かんなみにて発行していたが、何で発行方法を変更したか。また、それによる利用状況はどうなりましたか。 3点の質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 質問1の①から③について、厚生部長。 〔厚生部長 藤間秀忠君登壇〕
◎厚生部長(藤間秀忠君) それでは、柿本議員の質問にお答えいたします。 初めに、21年度から23年度の入館者の状況でございますが、
湯~トピアかんなみにつきましては、平成21年度までは町の直営で、22年度からは指定管理者による管理運営を行っております。平成21年度から23年までの入館者の状況ですが、年齢別の状況については各年齢別の把握をしておりませんので、大人と子供の区分で申します。 平成21年度は、大人が15万765人、子供が8,776人で、合計15万9,541人、前年に比べまして3,825人の減少となりました。指定管理者に移行した平成22年度は、大人15万3,171人、子供8,133人、合計16万1,304人で、前年に比べまして1,763人の増加をいたしました。平成23年度は、大人15万6,798人、子供7,584人、合計16万4,382人で、前年に比べまして3,078人の増加となりました。指定管理者の運営努力によりまして、入館者が増加したということでございます。 次に、曜日別の人数についてですが、月曜日の1日平均入館者数については、22年度478人、23年度は477人、火曜日は休みですので、水曜日の1日平均入館者は、22年度が463人、23年度が468人、木曜日は、22年度が461人、23年度が455人、金曜日は、22年度が411人、23年度が431人、土曜日は22年度が628人、23年度が635人、日曜日ですが、22年度は672人、23年度は658人で、平日よりも土曜、日曜の入館者が多いという状況でございます。 次に、町の経費負担についてですが、施設の指定管理方法によりまして、ご質問のように委託費や指定管理料を支払うこともありますが、湯~トピアにつきましては、指定管理料の支払いはしておりません。 なお、施設については町有でございますので、指定管理者との協定に基づき施設等の機能を維持、保守するために必要な比較的大規模な修繕、1件30万円以上のものについて、町が実施することといたしております。 次に、割引券の発行方法、変更理由、利用状況ですけれども、町民割引券については、平成22年度までは広報かんなみに年2回刷り込みをしておりましたが、23年4月から広報の配布方法を変更したため、平成23年度は町民割引券のみ単独印刷をし、広報への折り込み配布に変更いたしました。配布が年1回となりましたので、変更内容や受領方法、利用案内等も含め、広報やホームページでの案内を実施したところでございますが、町内全戸への配布ができなかったこと、そういう影響もあったと思われ、23年度の割引券利用者については、前年に比較して2,000人ほど減少いたしました。 この状況を踏まえまして今年度につきましては配布方法を見直し、町内に全戸配布できるクリーン函南、これに刷り込み印刷をし、配布いたしました。利用促進を図るため、ホームページや広報かんなみ等での案内など、町民の皆様へ周知徹底を図りたいと思っております。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 6番、柿本議員。
◆6番(柿本昭仁君) 入館者の状況については、よくわかりました。指定管理に移行した平成22年度は1,763人、23年度は3,078人の増加とのことですが、指定管理者による運営努力により減少していた入館者が増加に転じ、指定管理にした効果の表れと思いますが、その要因はどのようにとらえていますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 厚生部長。
◎厚生部長(藤間秀忠君) 現在の指定管理者につきましては、既に入浴施設を初めレストラン、ホテル、文化ホール、それから道の駅等多くの施設の運営をしております。これらの運営ノウハウを生かした運営が行われているところが1つ。それに直営時にはなかった新たなサービスの導入。一例申し上げますと、巡回バス、それからヘルシーメニュー、フィッシュヒーリング、こういうものの導入、それから地場産品、これは地元の農家のご協力によるところがありますが、朝どり野菜の販売、それから各種イベントの開催、あと水中運動やヨガ等の健康教室の充実、こういうもののサービス事業を行っているということと、あと各種イベントとか団体、そういう会合にも出席してPR活動にも努めているというところがこれらの要因というふうに思っております。
○議長(杉村彰正君) 6番、柿本議員。
◆6番(柿本昭仁君) 新たなサービスの実施による効果がありまして入館者の増となったわけですが、それでは、収入の状況はどのようになっていますか、伺います。 湯~トピアは、町民の健康増進を図るための施設であり、単に利益を追求するものではありませんが、指定管理者としては慈善事業として運営をしているものではないと思います。やはり企業としては収益を上げなければ、運営から撤退することもあり得ると思います。入館料や食事等、収入の状況はどうなっていますか。21年との比較も含めてお願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 健康づくり課長。
◎健康づくり課長(渡辺麻理君) 平成22年度ですが、入館料、個室使用料などの
施設使用料等収入は1億103万2,913円で、レストランや売店、マッサージ等の自主事業収入は6,745万4,797円で、収入合計は1億6,848万7,710円で、平成21年度比といたしましては1,176万6,787円の増加となっております。また、平成23年度につきましては、施設使用料収入が9,837万6,894円で、自主事業収入が7,019万7,460円で、合計1億6,857万4,354円で、21年度比で1,185万3,431円の増加となっております。22年度比でも8万6,644円の増加となっております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 6番、柿本議員。
◆6番(柿本昭仁君) 入館者の増加とともに、当然のこととは思いますが、収入も増加していることがよくわかりました。それでは、22年度、23年度の収支の状況はどうなっているでしょうか。お願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 健康づくり課長。
◎健康づくり課長(渡辺麻理君) 22年度、23年度の収支の状況ですが、22年度の収入は、先ほど申しましたとおり1億6,848万7,710円で、これに対します支出が1億7,116万8,376円でありまして、268万666円の赤字でした。 次に、23年度の収入につきましては1億6,857万4,354円で、支出は1億6,569万9,773円であり、287万4,581円の黒字となっております。2年間の通算では19万3,915円の黒字となりました。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 6番、柿本議員。
◆6番(柿本昭仁君) 収支も2年目の23年度には黒字に転じたとのことですね。このまま黒字運営を続けていただきたいと思います。 ①の質問は以上で終わります。 次に、②の質問に移りますが、先ほどの答弁では、町では指定管理費等を支払っていませんか、協定に基づき30万円以上の修繕は町が行うことになっているとの回答でした。指定管理者移行後の町が行った修繕について、どのような修繕を行ったか伺います。また、費用もあわせて伺います。
○議長(杉村彰正君) 健康づくり課長。
◎健康づくり課長(渡辺麻理君) 町が行った修繕の内容ですが、平成22年度は、露天ぶろの壁の修理、半円窓の
オペレーター装置修繕等で389万1,300円の支出でした。 23年度につきましては、非常照明の修繕、漏水防止等の修繕、中央監視装置、
浴槽ポンプ類分解修繕を行い、費用は355万7,190円でした。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 6番、柿本議員。
◆6番(柿本昭仁君) それでは、毎年400万円弱の修繕が行われているようですが、湯~トピアは温泉施設であり、中央公民館や役場等の施設と違い、水回り関係など経年劣化も含め傷みが早く、また衛生面でも早目の修繕が必要と思うが、計画的に行われているのか。また、本年度の修繕の予定はどうなっているでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 健康づくり課長。
◎健康づくり課長(渡辺麻理君) 修繕につきましては、計画的に行っております。 本年度の修繕につきましては、622万8,000円の予算で温水供給ポンプ分解整備、高温サウナ、オンドルサウナの修繕、滅菌器修理、浴槽の洗い場修理、ゼットポンプ分解整備を予定しております。また、施設改善工事といたしましては451万3,000円で、厨房及びレストランの部分のリニューアル工事を予定しております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 6番、柿本議員。
◆6番(柿本昭仁君) ただいまの答弁で、厨房及びレストランのリニューアル工事を行うということですが、どのような改修を行うのか伺います。
○議長(杉村彰正君) 厚生部長。
◎厚生部長(藤間秀忠君) 今年度予定しております厨房部分の改修工事ですが、現在の厨房スペースや配置、機器類等の老朽化も含めまして限られたメニューの提供しかできておりません。厨房部の拡張をいたしまして、調理設備や調理器、これらを更新、配置替えをいたしまして、調理効率を向上させるということが1つ。それとそれに伴って新たなメニューでおいしい料理、内容の濃い料理が提供できるというようにしたいと思っております。 具体的には、現在の厨房の北側にデッドスペースがございますが、そこの部分を活用いたしまして、厨房部分を拡張し、調理、配ぜん、洗い場等のレイアウトを変更いたします。また、調理器具につきましても、開設当初の火の弱い電磁調理器を火力の強い調理器に更新をいたします。これに伴って新たなメニューが展開できると。1つといたしましては、函南富士見そばやガレットというような提供に向けて、今回の改修を行いたいというふうに考えております。
○議長(杉村彰正君) 6番、柿本議員。
◆6番(柿本昭仁君) 新たなメニューの提供がなされるということですが、入浴だけでなく食事がおいしければ、それも魅力の一つになり、入館者の増加につながるものと思います。早期に改修され、新メニューによるおいしい料理が提供されることを望みます。 次に、③の質問に移ります。 先ほどの答弁では、約2,000人の利用者が減ったとのことですが、発行方法が変わらなければ2,000人は減らなかったということでもあります。23年度は、入館者数も増加し、収支の状況でも23年度は黒字でありましたが、運営している事業者にとっては大きな収入減であったと思われます。町はこのことに対しどのように感じていますでしょうか。また、利用促進への取り組みとしてどのような対策をとるか、お伺いします。
○議長(杉村彰正君) 厚生部長。
◎厚生部長(藤間秀忠君) 議員の言われるとおり、町民割引券の利用者減については重要な問題というふうにとらえております。 先ほど答弁でも申し上げましたが、利用者が減少した理由といたしましては、全戸配布できなかったことによるものと、広報の印刷時には年2回利用期間に合わせて発行をしておりましたが、23年度から年1回ということになりましたので、まとめて1回ということで割引券や利用期間、これらを亡失したりということが考えられますので、この辺を解消するために、まずはより多くの町民の皆さんに割引券が手元に届くように、全戸配布をいたしておりますクリーン函南、こちらのほうに刷り込みをいたし、配布することに変更いたしました。これによって皆さんのお手元には届いたのかなというふうに考えてございます。 次に、利用期間が年2回あるわけですけれども、1回の配布ということで、その辺も忘れられないようにということでホームページへの掲載、それから広報にはもちろん掲載するわけですけれども、チラシとかポスターも作成して掲示をするということ、それから自治会等での回覧、それらについても行っていきたいというふうに考えております。
○議長(杉村彰正君) 6番、柿本議員。
◆6番(柿本昭仁君)
湯~トピアかんなみは町民の健康増進を図るための施設でありますので、多くの町民の皆様が利用いただけるよう、指定管理者の運営努力は無論ですが、町としても町長が掲げている「環境・健康都市函南」実現のため、町でも積極的に健康づくりのための事業を実施し、町民の皆さんの健康増進を図られるようお願いし、私の質問を終わります。
○議長(杉村彰正君) 以上で6番議員の質問を終わります。
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△服部堅二君
○議長(杉村彰正君) 次に、12番、服部堅二議員の質問に入ります。 12番、服部議員。 〔12番 服部堅二君登壇〕
◆12番(服部堅二君) おはようございます。 それでは、通告に基づきまして2点、質問させていただきます。 1点目は、仏の里美術館を中心としたエコツーリズムの推進についてでございます。 待望のかんなみ仏の里美術館が4月14日開館し、おおむね好評のようです。これからもより多くの方々にご来館いただき、リピーターもふやして交流人口をふやしていくには、コンセプトをどこに置くかが重要です。それは、仏像ファンをより深耕していくとともにエコツーリズムを推進していくことだと思います。 エコツーリズムは、自然環境や歴史文化など、地域独自の魅力を観光客に伝えることで、環境保全、観光振興、地域振興を目指すものです。具体的には、美術館を中心とした「仏の里桑原」、「癒しの里桑原」として魅力あるエコツーリズムを推進、情報発信していくことですが、以下、お伺いします。 ①かんなみ仏の里美術館の現在までの来館者数と評価は。 ②今後のイベント企画、スケジュールは。 特に、伊豆慶派仏像、願成就院の運慶の阿弥陀如来座像など修善寺実慶の大日如来座像めぐりの企画は。 ③地元桑原との連携強化による県のニューツーリズム補助事業として、ニューエコツーリズムを推進しては。 2点目は、図書館の運営についてでございます。 いよいよ待望の函南町立図書館の開館が迫ってきました。図書館は、子供から高齢者まで一人でも多く読書を楽しんでいただき、多様な学習活動を支援しながら、多世代間の交流を促進し、さまざまな情報の収集、発信の拠点になるところだと思います。具体的には利用者数、貸し出し冊数をいかにふやしていくことが当然問われる運営が求められますが、以下、お伺いします。 ①開館時間について。 検討委員会の提案によると、9時半から18時、土・日、祝日は17時まで、週1日、19時半から20時まで時間延長になっていますが、高齢者、子供、勤労者の来館を網羅し、また、職員の勤務時間も考慮すると中途半端であると思います。したがって、開館時間は9時から17時とし、週2回、例えば木・金、19時まで延長ということにしてはいかがでしょうか。 ②職員の配置について。 検討委員会の提案によると、館長以下12名となっています。他図書館で見られない2カ所のサービスカウンター、1階、2階があることもあり、かなり不足しておるのではないですか。 ③すべての子供に図書カードを含む利用パックを作成、配布してはいかがでしょうか。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 質問1の①から③について、教育次長。 〔教育次長 高橋宗弘君登壇〕
◎教育次長(高橋宗弘君) 服部議員の仏の里美術館を中心としたエコツーリズムについてということでご回答申し上げます。 まず、1番目の現在までの来館者数と評価はという質問でございますけれども、開館後およそ2カ月を過ぎました。きのうです、6月11日現在までの入館者数は大人6,383名、小・中学生570名、合計6,953名となっております。 来館者は県内各地よりお見えになり、学習施設、観光施設として、また拠点として多くの人に知られ始めています。5月には来館者に対しアンケートを実施いたしまして、512件のご回答をいただきました。それによれば、「すばらしい仏像と室内の照明と相まって、落ちついた雰囲気の中で心が洗われ、癒される空間が良い」、「仏像を静かに鑑賞できる」、「資料展示室と別な空間のしつらえが良い」、「ボランティアガイドの説明がわかりやすい」、「何度でも来たい」、「仏像群をこれまで保存してきた地域の努力に敬服する」など、おおむねご好評をいただいております。ただ、「美術館への案内表示が少ない」、「建物の構造上、話し声が響きうるさい」などのご意見もいただいておりますので、案内板の拡充や全国からお見えになるお客様への対応に留意しながら、より快適な施設となり、この地域が癒しの里となるよう努めていきたいと考えております。 続きまして、今後のイベント企画のスケジュールでございますけれども、また慶派仏像群めぐりの企画等につきましては、美術館の今後のイベント企画につきましては、展示されている24体の仏像群に対する理解や関心を深め高めるもの、あるいは仏の里美術館周辺一帯の歴史や文化財、各名所旧跡を散策しながら学び、自然に触れる講師の案内や参加者を募集しての体験活動の実施、あるいは、函南町のすぐれた文化財の実物展示など、かんなみ仏の里美術館にふさわしい企画展の開催を地元桑原区との連携や協力のもと図りながら、検討したいと考えております。また、美術館運営上の支障にならない範囲で、美術館の一部を町内文化団体による展示発表の会場として提供することも視野に入れながら、文化団体とも協議していきたいと考えております。 伊豆地域に点在する慶派の仏像は各寺院で所有するものであり、また限定された期間だけに公開する仏像もあるなど、仏像めぐりを展開していくには困難な点が多く想定されております。美術館を活用していく上での大きな特徴の一つとして他の施設との連携が図れる方法等について検討していきたいと考えています。 3番目でございますけれども、地元との連携強化による県のニューツーリズムの補助事業としてのエコツーリズムを推進してはというご質問でございますけれども、エコツーリズムの推進に当たっては、今後のイベント企画の質問に対しましてお答えした中で述べさせていただいたように、地域の資源を十分に活用できるよう、美術館周辺一帯の歴史や文化財、名所旧跡、四季の草花や山、川などの美しい自然との触れ合いや散策などを地元桑原区との連携や協力を図りながら検討していきたいと考えております。 また、静岡型ニューツーリズム推進事業は、観光資源や産業を生かし、体験や交流をテーマとした観光商品の造成を通じて観光誘客を図る団体に対する補助事業であり、地元での具体的な実行計画が整えば、採択に向け努力していきたいと考えています。 なお、平成24年度からは、市町は補助の対象から外されていますことをつけ加えておきます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 12番、服部議員。
◆12番(服部堅二君) ①に関してはおおむね好評であると。案内板設置など拡充して対処したいということですけれども、このアンケート、5月なんですけれども、ぜひアンケート、あるいは感想文、これを定期的にやはり今後続けられて、改善を進めていただきたいんですが、それについてはいかがですか。
○議長(杉村彰正君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(酒井充君) アンケートにつきましては、オープンして1カ月弱だったんですが、5月にとりあえず私どももお客様の反応が気になるところでございまして行わさせていただきました。おおむね好評であるんでありますが、こちらとしても多々考えるところもございますので、また折を見て、またアンケートを実施していきたいなと思っております。 やる時期とか、そういうものについてはまた状況を勘案しながら考えていきたいと思います。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 12番、服部議員。
◆12番(服部堅二君) 細かい点については、後ほど鈴木議員からもいろいろ質問があるみたいなんでお任せするとして、実は何で私、伊豆慶派の仏像ラインめぐりをするかと、これは以前、町長からもこれについては大きなテーマとして挙げられていたんですけれども、若干補足説明させていただきますと、もともと慶派というのは、奈良の天平時代の仏師の定朝から発していまして、興福寺に集う一大仏像群団といいますか、集団なんですけれども、運慶のお父さんの康慶さんと、それから当時は京都平安、ちょうどまだ武士社会の平氏、源氏の前ですので、京都の平安の仏師の院尊とか明円なんかと非常に対立していて、非常に奈良の仏師たちは苦労していたんですね。それがたまたま武士社会、いわゆる平氏から源氏へわたる、そこに北条氏が絡んでいたもので、運慶さんとそのお弟子さんの快慶さん、実慶さんなんかが大挙して関東へ来られて、すばらしい仏像をつくるようになられたと。 例えば、伊豆の国の願成就院なんかは、かなりの方、行かれていると思うんですけれども、運慶の阿弥陀如来座像なんかは重要文化財ですけれども、非常に国宝級のすばらしいものです。これは北条時政が奥州の藤原氏を攻めるときに祈願されたと言われていますし、また修善寺の場合は、北条政子は自分の子供の頼家を殺したといいますか、それの信仰を意味を踏まえて実慶さんにつくってもらった。そういう過去のいろいろな歴史だとかバックグラウンドは別にして、実際に京都、奈良、それから鎌倉とこの伊豆の慶派の仏像を比べてみましても、ここは少ないですけれども、非常に3像ともすばらしい、3つとも重要文化財ですけれども。だから、伊豆には450ぐらいお寺があって、実際に仏像としては110体以上、はっきりわかっていますけれども、そういう意味で、全国的にやはり仏像ファンを呼び込むには、どうしても伊豆慶派仏像めぐりラインを企画、ぜひしてもらいたいんですね。 今、お答えがありましたけれども、例えば願成就院のご住職さんなんかは、いつでもご協力するよと、ただし、伊豆の国市は水曜日が定休なんで、だから、願成就院との連携はいつでもできると思うんですよ。問題なのは修善寺なんですけれども、これは11月1日から10日までをオープン、一般公開されると。したがって、11月1日から10日については、何としてでも修善寺だけではなくて、願成就院と仏の里美術館を何としても具体的に連係プレーしてもらいたいんですが、もう一度お尋ねします。いかがですか、今後、検討するということですが。
○議長(杉村彰正君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(酒井充君) 議員お尋ねありました、そういう他の慶派の仏像との連携でございますが、当然、建物をつくる前から、私どもの仏像が慶派でございますので、伊豆全体の慶派についても一応は調査しているわけでございます。また、それが北条氏に関して関連があるものだということも一応は調査している中で、これからお客様の誘致というよりは、私どもの仏像を広げるためにも、そういうようなメニューづくりにつきましては考えていきたいなと思っています。 ただ、ここで言っているのは、ただ単にすぐにできるというものではなくて、相当困難なことが予想されているなということもありますということをご承知いただきたいなと思います。
○議長(杉村彰正君) 12番、服部議員。
◆12番(服部堅二君) これは企画財政の観光プロデューサーとの関係もありますので、何も教育委員会の生涯学習課だけでできる問題でもないし、ぜひお願いしたいと思います。 それで③なんですけれども、特に県のニューツーリズム補助事業も踏まえて、エコツーリズムという問題は、もちろん地元の桑原区の方々だとか、桑原のプロジェクトチームの方々との連携によると思います。 具体的には、エコツーリズムの場合は体験型、つまり宿泊型のツーリズムにぜひ将来を持っていただきたいんですが、今先ほどお答えがあったように、地元の具体的な計画、もっと言うと、できれば将来NPO法人化をされて、町とドッキングし合っていくということで、実は、1の本題はここのところなんですが、なぜ私、町長に答弁者したかといいますと、これについては生涯学習課ではないんですよね。これについては、少なくとも企画財政課なり、観光プロデューサーがいらっしゃる総務部のご担当なんですが、一応この③についてはちょっとコメントいただきたいなと思いますけれども、どうですか。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 観光プロデューサーを担当しておりますのは企画財政でございまして、プロデューサーも現在、仏の里美術館の誘客に向けていろいろな手段でその対策を練っているというところでございまして、先ほど生涯学習課の次長からもこの件についてはお答えしたとおりではありますが、議員ご質問のことについての要望があったということはお伝えをしていきたいと、このように考えております。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 12番、服部議員。
◆12番(服部堅二君) 1については終わりたいんですが、これ質問に書いていないんですけれども、私、以前、茶の湯のおもてなしって質問しましたよね。そのとき、オープンのときにやられましたけれども、野だて風にね。その後、館内ではもちろんやっていらっしゃらないんだけれども、そういう茶の湯とか生け花とか、どうなっていますかね。
○議長(杉村彰正君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(酒井充君) 茶の湯とか生け花、文化団体という話も先ほど答弁のときにさせていただいていると思うんですけれども、そういう形のものは館内の施設を利用して展示していく。また、そういうパフォーマンスをするということは全然やぶさかではございません。 ただ、前に服部議員さんのそういう話についてお話しした中では、地元がこれから具体的なものがだんだん出てくるだろうと。そういう中で、今までやっていたことを継承していくことがあるんではないかと、そういうものを想定したことでお答えした部分でございます。 以上です。
◆12番(服部堅二君) ありがとうございました。
○議長(杉村彰正君) ここで10分間休憩いたします。 (午前9時58分)
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○議長(杉村彰正君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 (午前10時09分)
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○議長(杉村彰正君) なお、発言者につきましては、マイクを十分使って発言をお願いしたいと思います。 質問2の①から③について、教育次長。 〔教育次長 高橋宗弘君登壇〕
◎教育次長(高橋宗弘君) 2番目のご質問になります。図書館の運営について、開館時間について、①からお答え申し上げます。 初めに、管理運営方針検討委員会の提案内容について説明させていただきます。 開館時刻9時30分は、近隣市町に準じたものであります。閉館時刻18時と週1回の時間延長は、町外通勤者の利用と青少年の健全育成の見地から、子供たちの帰宅時間への配慮と図書館のランニングコストの抑制を考慮したものでございます。開館時間につきましてはさまざまなパターンが考えられますが、それぞれ一長一短がございます。より多くの町民にご利用いただけることを第一に考え、ランニングコストや近隣図書館の状況、職員のシフト等も勘案し、今後さらに精査し、検討をしていきたいと考えています。 続きまして、2番目のご質問でございます。 職員の配置についてということでございますけれども、2カ所のサービスカウンター、1階、2階、各1カ所ずつございますけれども、そのカウンターは図書館の顔であり、また重要なかなめとなるところでございます。人員配置計画の中心になると考えています。職員数は開館時間や夜間開館の日数により大きく影響されることから、さまざまなシミュレーションに基づき提供するサービスに応じた人員配置が必要であると考えています。図書館管理運営方針検討委員会の提案を踏まえ、子供図書館と子育て支援が連携して効果的なサービスが提供できるように、適正な人員配置をしたいと考えています。 3番目でございますけれども、図書カードとそれから利用パックについてのご質問でございますけれども、子供の読書活動推進として利用者カードやグッズセット等を配布することは有効な手段だと思っています。 ただし、町内すべての小・中学生となると、初期登録時の個人データの照査及び入力等に労力を要し、煩雑になるため、来年度当初での一斉配布は困難と思われます。また、周辺市町においても同様の例はありませんが、県内の多くの市町で実施している新生児を対象としたブックスタート事業では、読み聞かせや幼児用絵本の配布と利用カード申込書の配布等による読書活動推進事業を展開して、一定の成果を上げていると聞いております。 いずれにしても、今後、図書館の有効利用や読書の啓発に向け、費用対効果を踏まえ検討してまいりたいと思います。 以上、簡単でございますけれども、回答とさせていただきます。
○議長(杉村彰正君) 12番、服部議員。
◆12番(服部堅二君) 今、まず開館時間についてということで、検討会提案の根拠を申されましたが、近隣市町に準ずるものと、週1回の時間延長は勤務者とかお子さん方のということなんですけれども、考えてみますと、図書館というのは、勤務なんですけれども、どこもそうだと思うんですけれども、普通の職場と違って前後の開館の30分間は最低やはり勤務になるんだそうです。 そうしますと、お昼の間1時間とるとして、図書館の場合、とれないらしいんですけれども、交互に食事をするということなんで、もし昼間を1時間としますと、9時半から18時となりますと、勤務時間は8.5時間ですね。土・日、祝というは17時までというのは7.5時間、週1日時間延長というのは、これはシフト2交代制にしなければだめですよね。そういうことをまずいろいろなことをきっちりされたのかどうかと。 それと、私、簡単に9時から17時までと週2回延長してくださいよということを申し上げた理由をちょっと簡単に申し上げますと、こういう開館時間というのは、私も年ですけれども、単純なほうがいいんですよね。余りでこぼこがあってはいかん。やはり住民の方に基本的には図書館はこうですよと、開館時間はこうですということは、やはり統一したほうがよろしいではないかと。 それから、例えばですけれども、まず、高齢者の方々は、すべてではありませんけれども、私の聞くところによると、大体8時半ごろから図書館へ行って待っているんだそうです、散歩されて。大体9時からが多いんだそうです。近隣市町は9時半とおっしゃったけれども、9時からが多いですよ。9時待って、新聞とか雑誌なんかを読むためにかなり待っていらっしゃる。お子さん方は学校が終わってから、あるいは幼稚園だとか終わってからですから、午後になりますよね、土、日は別にしてですよ。勤労者の方々はおっしゃるように、函南町は7割以上の方々が町外に出ていらっしゃるから、確かに時間延長してやらなければいけないです。ただし、20時というのはいかがなものかなと。私は週に2回やはり19時まで、19時でも、職員の方は19時半まで勤務ですから、だから19時なら、何とか近隣市町に勤めていらっしゃる方々は、何とか16時半ごろぐらいには帰れて、図書館に何とか寄れるという時間帯だと思うんです。それと、最近はおっしゃるように働くお母さん方が多いですよね。大体保育所なんかに預けて働いていらっしゃる。そういう方々の対応もできると。そうすると、ここには子育て支援センター、相談が入りますから、これも恐らくきょうは子育て支援のことは聞きませんけれども、基本的には合わすことが必要だと思います。 今、こういう運営に関してはなかなか検討されていなくて、選書、図書の選定に今、図書館長さん初め躍起になっていらっしゃるらしいんですけれども、やはり聞くところによると、子育て支援の蔵書を充実させたいということもありますから、このように2交代制を週2日間はどうしてもとっていただきたい。だから、要はお年寄りから、全体的に住民の方を網羅するには、私は最低ライン朝9時、8時半とは言いませんけれども、職員の方は8時半に絶対来なければいけないですけれども、9時から5時までということなんですが、まだこれから検討されるということですが、再度ちょっとこれについてコメントありますか。
○議長(杉村彰正君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(酒井充君) 議員さんおっしゃるとおりに、まだ検討中でございます。議員さんおっしゃるような時間帯も、当然、私どもの検討の範囲でございまして、一番いい時間帯をこれから決めていくということでございます。
○議長(杉村彰正君) 12番、服部議員。
◆12番(服部堅二君) 新しい図書館ですので、とにかくたくさんの方々に利用していただきたいというのが私の願いですし、近隣市町がこうだからというのは、ある意味では関係ないと思うんですね。そういう意味ではぜひ再検討していただいて、しかも職員の勤務時間だとか改定の問題もありますので、私は8時間勤務がもちろん基本だと思っていますので、それに基づいてやっていただきたいと思います。 2点目なんですけれども、これもこれから適正配置を考えていくということなんですけれども、私は函南町立図書館が1階と2階のサービスカウンターで子育て支援も含めてやられるというのは、非常に町民のサービスにとってはすばらしいと思います。ほかの図書館ありませんから、そういうのは。 だから、これはすばらしいと思うんだけれども、私の基本的な最低ライン、もちろん夜間のシフト、2交代制も含めて考えてみると、15名から17名ぐらい、私の計算では最低必要だと。これはもちろん臨時だとかで対応、今後検討されていくと思いますけれども、そもそも検討委員会の提案理由というのは、これは精査された理由がありますか、この12名というのは。どうも私にはよくわからなかったんですが、再度ちょっとこれについて、どういう理由だったのか、お聞きします。
○議長(杉村彰正君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(酒井充君) 検討委員会では、最低必要人員を定めているものと解しております。したがいまして、普通の要するにオープンしている時間において言っている人数が12人いればできるだろうという部分でございます。ですから、これから時間が長くなれば多くの人数が必要になるだろうと、これは議員さんおっしゃるようなことも、当然念頭に入れて配置をしていく計画でございます。
○議長(杉村彰正君) 12番、服部議員。
◆12番(服部堅二君) これから、選書も始まって館長さん以下、司書の方々もいろいろ大変な業務、研修も含めてやっていかれると思いますけれども、とにかくいろいろコストというか、予算の要る話なんですけれども、とにかく函南町立図書館へ行って、サービスも本当に受けられて良かった、良かったと、いいねと。ただ、今のどうも状況ですと、最初の15万冊そろえるというのがオープンには間に合わないというようなことで聞いていますけれども、とにかく住民目線にのっとったサービス、職員の配置。で、職員の配置もやはり勤務の時間の労働強化になったらいけないと思うんですよね、ほとんど女性の方々だし。ぜひとも8時間ということで、再度検討していただきたいと思います。 3なんですけれども、とてもではないけれども、すべての子供、一応、私、子供というは小・中を指しているんですけれども、函南町には大体、小学校が2,000人、中学校が1,000人、大枠ね、合計3,000人ぐらいいらっしゃるんだけれども、3,000人ぐらいは最初に、いろいろこれからグッズだとか、利用カード、そろえられると思うんです。割合情報というか聞いていると、やはりだれでもそうだけれども、お子さん方、特に忘れっぽいんで、やはり首からひもつけて、そこにセットというかパックを入れて、できれば予算があれば、いわゆる図書を入れる袋も用意してあげると、そういうのが要ると思うんですけれども、2年目は、今の私の質問は、新しくなられる1年生で対応できると思うんですよ、こういうことを最初にどわっとやれば。翌年からは新1年生に対してこういう図書のいろいろなパックで、シールなんか踏まえて、それに応じて表彰だとか、図書の発表だとか、それから1日図書館長だとか、いろいろこれからアイデアはいろいろ出てくると思うんですがね。 非常に楽しくやはり学習活動を支援してもらいたいと思うんですけれども、せめてどうですか、小学校に1,000人ぐらいいらっしゃるんだけれども、これについてこれをぜひ作成してもらいたいんですけれども、小学生ぐらいは開館するときに見学ツアーというのかな、図書館に来てもらう企画ないですか、そのときに渡してもらいたいんだけれども、ちょっとそういう予定ありますか。お子さん方を図書館に呼んでもらって、見学までしてもらうと。そのときにこういうものをやはりやっていただくというのが、私としてはいいと思うんだけれども、どうですか。
○議長(杉村彰正君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(酒井充君) 小学生、中学生につきましては、学習の一番大事な時期でございまして、学校の図書館も含めまして町立の図書館がそれに寄与していくことは至極当然な話でございまして、利用していくために、来年4月以降オープンすれば、小学生、中学生に自由に来ていただくと。それは学校のカリキュラムの中でもやっていただくことも可能だと思います。図書館としては、それについて要望があれば、ぜひ受けたいと思います。 あと、グッズの話につきましては、先ほど次長のほうも申し上げましたけれども、グッズそのものより利用者カードでございます。利用者カードは既に小・中学生の子供、私どもの今の図書室の利用者カードを所有してると。データの重複はしませんので、そのデータの互換性を点検していくのに相当の時間を要します。これはオープンについて向けていえば、今現在では不可能だと思っております。これを全員に、では図書カードを配っていくんだよという話については、それはぜんぜんやぶさかではございませんが、かなり時間を要するよと思います。 そういった中で、先ほど申し上げましたのがブックスタート事業でございまして、これは新生児の健診を利用して図書館のほうから出向いていって、読み聞かせ等をやって、その場で申込書を渡してくると。保護者の方がその申込書をもとに子供の名前で利用者カードをつくっていくというようなことを、大体県内おおよその市町で行っておりまして、それなりの成果が上がっていると。こういうことをやっていけば、小学校に上がる前に既に図書カードを持っていくことも十分考えられると。 それを考えるのであれば、やはりデータが重複していることを照査していくのは、相当時間がかかるわけでございますので、図書カードではなくてグッズについて、例えば小学生であるとか、中学生であるとか、新1年生であるとかということについて考えていくほうのがより現実ではないかと推測いたします。
○議長(杉村彰正君) 12番、服部議員。
◆12番(服部堅二君) 今おっしゃったブックスタートとか読み聞かせは当初から計画にありましたよね。だから、ちょっと余り消極的なあれではなくて準備というと、選書にしてもそうですよ。やはりここで言う議論ではないですけれども、そもそも図書館長さんを選ばれて出発した経緯、時期、それから今の選書作業、もちろんこういうこともそうですけれども、準備というか出発が遅いですよ。だから、そういう意味では、もっと本当にアクティブに、それは確かに学校には図書室ありますよ。ありますけれども、ぜひとも前向きに検討していただきたいと思っております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 以上で12番議員の質問を終わります。
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△中野博君
○議長(杉村彰正君) 次に、4番、中野博議員の質問に入ります。 4番、中野議員。 〔4番 中野 博君登壇〕
◆4番(中野博君) 一般質問通告書に基づき質問をさせていただきます。 まず、1、狩野川流域の平たん市街地における治水対策について。 狩野川水系の治水対策については、河川管理者であります国交省により、堤防のかさ上げ等の整備が計画的に進められており感謝申し上げるものでございます。函南町におきましても、函南観音川排水機場ポンプ増設事業の着手ほか、狩野川と大場川の合流点から肥田グラウンドまで堤防のかさ上げ工事により整備されました。しかしながら、上流部の新田地区は、台風や大雨が降ると常に浸水する浸水常襲地区です。平成19年の台風9号の際には、家屋への浸水被害も58軒に上り、国道136号が9時間にわたり通行止めになるなど、新田地区の住民への被害も甚大なものとなりました。 一方、静岡県東部農林事務所での湛水防除事業によるポンプ増設事業が不採択となったことは、関係地域住民にとって非常に残念な結果となりました。町ではこの結果を受け、関係機関に治水対策の方法を働きかけていただき、現在進行中の狩野川中流域豪雨災害対策アクションプランの中に位置づけていただいたと聞いております。そこで、町の平たん市街地における治水対策について伺います。 ①狩野川中流域豪雨災害対策アクションプランにおける新田地区の治水対策の進捗状況は。 ②中心市街地における治水対策の状況は。 以上、2点お願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 質問1の①と②について、建設経済部長。 〔建設経済部長 松下文幸君登壇〕
◎建設経済部長(松下文幸君) 中野議員の1、狩野川流域の平たん市街地における治水対策についてお答えをさせていただきます。 まず、①についてお答えをいたします。 函南町においては、内水対策は喫緊の課題であり、重要なこととして取り組んでおります。特に函南観音川のポンプ増設事業については、国において着実に予算確保をされ、順調に事業が推進をされております。狩野川中流域豪雨災害対策アクションプランの進捗状況ですが、これは以前からある
狩野川中流域総合的雨水排水対策協議会において策定されたもので、函南町では、柿沢川流域が対象となっております。しかしながら、新田地区の浸水対策が盛り込まれておりませんでしたので、平成23年2月9日に新田地区の浸水対策を取り上げていただき、アクションプランを策定していくことになりました。 新田地区は狩野川や来光川、柿沢川などの堤防に囲まれているため、自然排水が困難となりやすい地域となっております。当地区は、県営湛水防除事業により新田排水機場が整備されているものの、台風や異常気象等の影響により、常に住民には不安がつきまとっております。これから策定しようとする
新田地区豪雨災害対策アクションプランは、国土交通省、静岡県、伊豆の国市、函南町の河川部局や都市計画部局、農業部局、防災部局など、治水対策に関係する各機関で構成する協議会において、浸水被害の実態や原因、対策の目標について認識を共有しながら、おのおのが取り組むべき具体的行動を記した計画書を策定しようとするものであります。 平成23年度は、浸水被害の実態や原因を調査し、これに基づいて流域外流入の遮断、排水機場の増強などのアクションプランのたたき台を作成をいたしました。これを踏まえ、平成24年度はこのたたき台に基づき実現の可能性、財源の可能性を調査しながら、原案を策定していく予定となっております。 ②についてお答えをいたします。 函南町では、総人口の約65%ほどが中心市街地に住んでおります。中でも、特に来光川以西の低地部に集中しており、台風や集中豪雨による床上浸水被害も過去10年の中で4回発生するなど、住民生活に大きな不安を与えております。このため町においては、国土交通省、静岡県、三島市と協力の上、平成22年3月に大場川左岸下流域豪雨災害対策アクションプランを作成し、五カ年の対策メニューを定めて事業の推進を図っているところです。このアクションプランの主要対策といたしまして、国土交通省施行の函南観音川ポンプ増設整備が柱となりますが、そのほか国土交通省、静岡県施行の東駿河湾環状道路への雨水貯留施設の設置、また町施行の公共施設用地への雨水貯留施設の設置などがあり、現在、工事を進めている状況でございます。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 4番、中野議員。
◆4番(中野博君) 先ほどの町長の行政報告にもありました、町長みずから国交省へ出向いての要望等、恒久的な治水対策を進めるのはもちろんですが、当面の浸水被害軽減策も必要と考えますが、その対策はどのようなものがありますか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 現在、国土交通省におきましては、移動式の排水ポンプ車を配備しております。このポンプ車の利用につきまして相談をさせていただきまして、担当者による現地調査等を実施してきました。その結果を踏まえまして、平成23年度に国土交通省において移動ポンプ車による排水を容易に実現できるよう、堤外の護岸整備を実施していただきました。 場所としては、蛇ケ橋の下流域の左岸と鈴川橋の上流左岸側の2カ所を実施をしていただき、出水時期における移動式ポンプ車の排水を容易にしていただいたという状況にあります。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 4番、中野議員。
◆4番(中野博君) 今、お話にありました国交省におきましては、移動式排水ポンプ車は何台ありますか。また、新田区で要請してから現地への設置までの時間等についてお伺いいたします。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 現在、国土交通省が配備をしているのが4台あるというふうに聞いております。こちらのポンプ車のほうなんですけれども、町のほうが要請をして来ていただくということになるわけなんですけれども、町のほうから大型の免許を持っている方に一緒に行ってもらいながら、国土交通省のほうへ出向き、それからポンプ車を運転して現地のほうに行き、また準備をして排水をするという形になろうかと思うんですけれども、おおむね1時間半ぐらいで稼働できる状態になるというふうに考えております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 4番、中野議員。
◆4番(中野博君) 新田地区は、伊豆箱根鉄道の線路を挟んで西側並びに東側に浸水地域があり、ポンプ車の排水を容易にするための2カ所の護岸整備は完成しましたが、一度に2台のポンプ車の借用は可能ですか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 先ほどの答弁の中で、国土交通省の中で4台配備しているということなんですけれども、雨が降った状態で管轄している区域が、要するに東部と伊豆半島全域をカバーしているという中で、函南町だけがこういう被害をこうむるということにはなりませんので、使える状況になれば、それなりに対応していただけるだろうというふうに考えております。
○議長(杉村彰正君) 4番、中野議員。
◆4番(中野博君) 新田地区の皆さんは台風、集中豪雨時、大変不安を抱いております。新田地区の具体的な治水対策としてどのように考えておりますか、よろしくお願いします。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 現在の浸水被害の大きな要因ですけれども、上流域となる韮山耕地の流域の一部が新田排水機場に流入するといったことがかなり大きな起因となっているというふうに考えております。 これにつきましては、伊豆の国市や関係する地区の皆さんに理解をしていただくということがまず先決なんですけれども、
狩野川中流域総合的雨水排水対策協議会の中で、引き続きこれらについて協議をしていくということになろうかと思います。
○議長(杉村彰正君) 4番、中野議員。
◆4番(中野博君) これ実際にあった例でございますが、新田機場がフル回転していても、上流部の四日町排水機場は運転していない状況があります。新田排水機場の対象面積は28ヘクタールですが、これは韮山の2つの堂川からの流水が多いために冠水しています。先ほどありました地域外流水の遮断のたたき台は、具体的にどのような内容ですか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) アクションプランのたたき台といたしましては、流域外流入の遮断として堂川流域からの流入をゲートで閉鎖すると、あるいは水路つけかえ等によって遮断できないかといったような内容になっているかと思います。これについては、今後、協議会や担当者会議の中で協議をしていくということで考えております。
○議長(杉村彰正君) 4番、中野議員。
◆4番(中野博君) 当局のご努力によりまして、新田地区の浸水対策をアクションプランに取り上げていただき、1歩も2歩も前に進んできましたが、浸水がなくなるまで地域住民の不安がつきまとっています。地域住民の不安を一日も早く払拭するために、実現に向け今後ともよろしくお願い申し上げ、①の質問を終わります。 それでは続きまして、②の再質問に移らせていただきます。 アクションプランは、その流域対策として各関係機関が協力していくとのことですが、各機関が実施している本年度以降の具体的な事業内容はどのようなものがございますか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) ハード対策といたしましては、本年度予定として、先ほど述べました函南観音川のポンプの増設に加えまして、東駿河湾環状道路用地内に雨水貯留槽といったものを設置を予定しております。また、県におきましては、田方農業高校のグラウンドを利用した雨水貯留施設の設置、あるいは三島市施行で六反田川の河川改良、また町施行のほうでは、大洞川の放水路の設計、塚本排水機場の電気設備の改修等の設計があります。また、ソフト対策といたしましては、流域住民が実施する雨水貯留槽、雨水浸透桝の設置に対する支援といったものを町では行っております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 4番、中野議員。
◆4番(中野博君) 雨水貯留施設の設置済み施設並びに現在工事が進められている施設を合わせて何トンの貯留が見込まれる予定でございますか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 現在のアクションプランの中では、15カ所ほどが雨水貯留施設として計画をされております。国施行分では、東駿河湾環状道路用地内に約1万トン、県施行分では、同じく東駿河湾環状道路用地内のほか2カ所に約9,000トン、それから三島市に1カ所270トン余り、それから函南町では間宮幼稚園ほか9カ所に1,800トン、合計で約2万1,000トン程度の貯留を予定をしております。
○議長(杉村彰正君) 4番、中野議員。
◆4番(中野博君) ゲリラ豪雨と予期しない災害が予測される中、2万1,000トンという話ですが、道路に一般的にあります防火水槽が約4万リットルでございますが、単純に割りますと、これが525個分の貯留施設として計画されているということは、中心市街地の治水対策に対して貢献は大きいものと思います。また、東駿河湾環状道路が完成しますと、低地への流水が変わりますので、注意深い監視をお願いして、私の一般質問を終わります。
○議長(杉村彰正君) 以上で4番議員の質問を終わります。
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△長澤務君
○議長(杉村彰正君) 次に、13番、長澤務議員の質問に入ります。 13番、長澤議員。 〔13番 長澤 務君登壇〕
◆13番(長澤務君) それでは、私からは、通告書に基づきまして1点、質問させていただきます。 24年度事業執行についてであります。 町の第5次総合計画後期基本計画のスタートの年に当たり、新生函南のまちづくりの実現を目指して、本年度は各種事業を展開するための予算編成がなされました。予算編成に当たっては、財源となる国や県からの補助金など、少しでも多く確保しようとしている姿勢が見られるところでありますが、昨年、3月11日に発生しました東日本大震災の対策に、昨年度は全国・全国民一様に震災地域の復興を願う中で、多くの国費がこれに充てられました。本年度も震災復興のために、大幅に震災復興地域外では補助金などが減少すると懸念されているところであります。 このような状況の中、新年度もはや2カ月半が経過しようとしており、既に国や県の補助金が内示され、本年度実施できる事業のめどがついたものと思います。そこで、次の点についてお伺いをいたします。 ①本年度の建設土木関係の国庫補助事業の配分結果はどうだったのか。 ②22年度から展開しているまちづくり交付金事業の進捗と今後の見通しは。 ③国や県が実施する建設土木関連事業への影響は。 ④教育関連事業への影響は。 ⑤防災関連事業については。 以上であります。よろしくお願いをいたします。
○議長(杉村彰正君) 質問1の①から③について、建設経済部長。 〔建設経済部長 松下文幸君登壇〕
◎建設経済部長(松下文幸君) 長澤議員の1、24年度事業執行についての①から③についてお答えをいたしたいと思います。 まず、①についてお答えをいたします。 社会資本整備総合交付金は、従前の個別補助制度にかわり、まちづくりを総合的に整備する交付金として、平成22年度に創設され、国土交通省関連事業はすべてこの制度に移行をされました。この制度は、従前の補助事業を基幹事業とし、関連事業や効果促進事業を市町の裁量で実施できるというもので、各分野ごとに5カ年間の事業計画を策定し、効果的な事業執行を進めるもので、平成23年度より運用をしております。各分野ごとの平成24年度の配分につきましては、非常に厳しい状況下の中、本年度の予定事業費に対しまして、下水道事業で70%の1億6,800万円、まちづくり交付金で約76%の7億8,653万5,000円、地域住宅計画で約85%の1,156万円、耐震補強や狭隘道路関連である住宅セーフティーネット関連の事業で約85%の1,258万4,000円、1、2級町道関係で約91%の1億3,320万円、そして函南運動公園で約101%の2億4,000万円という結果でありました。 ②についてお答えをいたします。 まちづくり交付金事業の進捗と今後の見通しについて、お答えをいたします。 東駿河湾環状道路の整備にあわせ、少子・高齢化に対応した安心・安全でにぎわいあるまちづくりを目指し、平成22年度から着手しましたまちづくり交付金事業につきましては、今年度が中間年度となる3カ年目というふうになっております。まちづくり交付金事業の平成26年度までの5カ年間の予定総事業費は28億6,500万円を予定しており、昨年度までに11億4,500万円の事業を完了し、今年度におきましては、図書館等複合施設建設事業や公共下水道事業、道路事業などに8億300万円の事業執行を予定をしております。 事業費ベースで進捗率を見ますと、今年度末までの完了予定額が19億3,300万円となりますので、総事業費に対する進捗率は67.99%となり、全体事業費の3分の2が完了することから、事業の進捗につきましては、おおむね順調に進んでいるものと考えております。また、今後の計画につきましては、平成26年度までの整備計画に基づき、平成25年度、26年度に9億1,900万円の事業を執行する予定でおります。 なお、平成25年度、26年度の事業内容といたしましては、東駿河湾環状道路に関連した道路改良事業や都市計画道路八ツ溝仁田線、それから、塚本排水機場の電気設備の改修事業、環状道路高架下公園の設置事業、文化センターゾーンの改修などが主な事業となります。 続いて、3番目の質問に回答いたします。 国土交通省関連の事業として、大きな事業は東駿河湾環状道路のほか函南観音川排水機場のポンプの増設事業があります。このポンプの増設につきましては、平成26年度中の完成を目指し事業が進めれておりまして、国の厳しい財政状況下において、本年度はポンプ等の機械設備や建屋の建築工事等を予定していると聞いております。また、県事業としては、東駿河湾環状道路のほか、県道御園伊豆仁田停車場線、清水函南停車場線のほか来光川の河川改修等を実施中でありまして、これらについても、おおむね予定額が確保されているというふうに聞いております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 質問1の④について、教育次長。 〔教育次長 高橋宗弘君登壇〕
◎教育次長(高橋宗弘君) 長澤議員の④のご質問にお答えいたします。 教育関連事業についての影響はということでございますけれども、学校教育課の所管する補助金は、その性質上、ソフト事業など事業の単価等が決まっており、事業の実績によって支払われる義務的な補助金と国・県の補助メニューにより、市・町が事業を選択し、事業計画を作成する投資的事業の補助金とに分けられます。義務的な補助金は保育所運営費国庫負担金や放課後児童対策事業補助金、保育対策等促進事業などがありますが、国・県からは予算不足のために調整するといったような連絡は入ってございません。また、投資的事業の補助金は、緊急雇用創出事業、臨時特例対策事業費補助金、大規模地震対策等総合支援事業費補助金などがありますが、これらも調整するといったような連絡はありません。 いずれにしても、まだ国・県からの内示はいただいておりませんけれども、これからの動向を注意深く見守り、事業の執行に支障がないように積極的に対応していきたいと考えています。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 質問1の⑤について、総務部長。 〔総務部長 室伏光男君登壇〕
◎総務部長(室伏光男君) 質問⑤について回答いたします。 平成24年度の防災関連事業につきましては、地震などから町民の皆様の生命及び財産等を守るため、町が実施する地震対策事業について、県の単独補助による大規模地震対策等総合支援事業費補助金の採択を受けております。大規模地震対策等総合支援事業費補助金、一般事業分の主な事業といたしまして、災害時に職員に配備するデジタルMCA無線機の購入費、自主防災組織が整備する資機材等への補助や防災訓練の運営費、消防設備として消火栓ホース格納箱等の整備費、救護所用の資機材の更新、消防団が使用するホース、救助用ボート、被服等資機材の整備費、広域避難所等災害時の拠点となる施設へ配備する簡易トイレ、便座、給水袋、簡易間仕切りの購入や避難所の非常用発電機の電池交換など、総事業費3,868万5,000円に対し、補助率は3分の1で、補助要望額1,289万2,000円に対し、県より要望額の約91%に当たる1,173万円の内示を受けております。 なお、今年度、県において津波対策に係る国の交付金の動向を見るため、要望額の一部が保留となっておりますが、今後、追加の内示がされる見込みでございます。また、大規模地震対策等総合支援事業費補助金の市町村が提案し、県の審査により認められる事業としまして、審査事業も要望しております。 審査事業の主なものといたしましては、間宮地区公民館の耐震診断への町の補助、柏谷区公民館耐震補強工事への町の補助、災害時要援護者への家具固定費用等の事業を予定しており、総事業費2,531万1,000円で、補助率につきましては、事業内容により2分の1から3分の1で、県に対して補助金額855万8,000円を要望しており、現在、その内示を受ける予定となっております。 今年度の防災関連事業につきましても、早期執行に努めて災害発生時に迅速な対応がとれるよう進めてまいりたいと考えております。そのほかTOUKAI-0専門家診断事業や木造住宅補強計画策定事業及び木造住宅耐震補強助成事業、ブロック塀等除去事業につきましては、建設課の狭隘道路整備事業や管財課の防犯灯設置事業と同一事業にて整備計画を立てて、函南町における住宅セーフティーネットの構築と住環境の向上として、国の社会資本整備総合交付金を得て実施しております。 本年度におきましては、国費の要望額664万4,000円に対して15%減額配分され567万5,000円となりましたが、建設課が所管いたします狭隘道路整備事業や管財課が所管いたします防犯灯設置事業において、減額分を調整いたしましたので、都市計画におけます耐震補強関連事業については、当初予算で承認いただきましたとおり実施する予定でございます。 なお、防災公園の機能もあわせ持つ公園として、整備中の函南運動公園につきましては、質問1で述べたとおり、要望額以上の配分をいただいたところでございます。
○議長(杉村彰正君) 一般質問の中途ですが、ここで10分間休憩いたします。 (午前11時03分)
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○議長(杉村彰正君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 (午前11時12分)
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○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) ①の建設土木関係の国庫補助事業につきましては、これは削減が予想されていた中での結果ということで、非常に町としても苦しい状況をうかがうことができます。ただその中で、ご答弁の中にもありましたが、運動公園だけが若干ではありますが、予定を上回った配分となっております。これについては、どのような町としての対応があったか、お聞かせを願います。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 函南運動公園につきましては、前年まで通常の公園整備の補助事業ということで要望をしてきました。平成24年度の要望につきましては県の指導等もありまして、従前同様の要望では大幅な削減が想定されるというようなことを言われまして、それよりも重点配分される地震対策の事業での要望をしてみたらどうかというようなことを打診されております。 そういった中で、もともと函南運動公園につきましては、災害時における防災公園としての機能をあわせ持つ公園として整備を計画していましたことから、町としても補助メニューを変更して要望することとしまして、その結果として、今回のような要望額を若干ですけれども、上回るような配分になったというように感じております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) 地震対策での補助要望に変更したということでありますが、先ごろも静岡空港がやはり災害時の拠点になるような形での申請対応、県のほうでもしておるという報道がついせんだっても出ております。ぜひ函南運動公園につきましても、伊豆の玄関口、ましてや東函南との重要なルートにも当たるところであります。今後も引き続き、これに対して対応のほうをお願いをしたいところであります。 地震対策での補助要望に変更したということでありますが、具体的にこの要望で採択された部分について、公園整備の内容に変更等は生じることはあるんでしょうか、お聞きいたします。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 現在、計画をしております施設整備に大きく影響を与えるということは考えておりません。町において考えている運動公園における防災機能につきましては、仮設住宅地としての活用、あるいは自衛隊の宿営地及び救援物資の中継地としての活用といったものが考えられるというふうに思っております。 本年度計画しております管理棟におきましては、災害時でも利用可能となるソーラー設備や自家発電設備を備える計画としておりまして、救援物資の一時保管等にも活用できるというようなつもりで予定をしております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) この運動公園につきましては、皆さんご承知のように、まだ3分の2の敷地面積が残っております。これらの残った敷地に対しての有効活用も今後進めていかなければという思いがしております。我が町では、まだまだハード面では整備が必要な箇所が多く残されております。今後も、あらゆる面から補助金等の事業費の獲得に努力されることを希望いたします。 続いて、②のまちづくり交付金事業についてでありますけれども、当町におけるまちづくり交付金事業は、答弁の中にもございましたが、事業期間が平成26年度までの5カ年となっております。社会資本全般につきまして、総合的に公共事業を推進できる補助事業であることから、このまちづくりの課題解消に大変大きな効果的な事業と考えております。 計画当初から当時、委員会を通じて話をたびたび伺ってまいりましたが、今回の計画をしているものとは別に、新たな形でのまちづくり交付金事業の活用については、現在計画等があるのか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 現時点におきましては、新たなまちづくり交付金を活用した事業の計画といったものは準備しているわけではございません。が、町内における社会資本整備といったものについては、まだまだ必要だというふうには感じております。道路整備や治水対策、あるいはその他生活環境整備や地域産業活性化策など、町の将来に向けての財政負担等も含めて本事業の活用といったものを今後、検討していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) この事業そのものも国の動向によって大変左右される部分であることは承知しております。ぜひうまいぐあいでこの制度が活用できるようなものも、今後検討をしていっていただきたいというふうに思います。 ①の中でも触れられておりましたが、このまちづくり交付金事業についても、本年度減額されておるところではあります。この影響も若干あると思いますが、事業期間であります26年度までの残りの事業を完成させることができるのか、具体的にお答えを願います。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 昨年度までのまちづくり交付金事業につきましては、ほぼ予定額どおりが配分をされております。事業のほうもほぼ計画どおりに進めていくことができました。今年度については、24%の減額という格好になりまして、当初予定した3億7,800万円が2億8,700万円と、国費ベースになりますけれども、そういったような結果にはなりました。この結果というものは、皆さんご承知のとおり、東日本大震災の影響で配分が減額されたのではないかというような形では思っております。 しかしながら、県内でまちづくりの交付金事業を活用して実施をしている市町村の状況等を聞いたところによりますと、5年間の中で予定された事業を完遂し、その時点でその事業評価をするということが前提になっておりまして、効果を問われる事業ということになりますので、県内の各市町で行っているまちづくり交付金については、ほぼ最終年度には、おおむね全額が確保されているというように聞いておりますので、当町におきましても、そのようなことでいけるんではないかというようなことで想定をしております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) まだまだ本年度が中間年度になりますんで、予定されている事業が数多く残っております。漏れのないような形で実施されることと、また実施済みの事業につきましても、十分な成果が出せることを希望いたしまして、次の質問に移りたいと思います。 ③の関係でありますが、国・県の事業の関係でありますが、先ほども再三ご答弁の中にもございますが、函南観音川排水機場のポンプ増設工事につきましては、町のほうからも再三再四の陳情の成果もあり、本年度ポンプ本体の発注がされるという話も聞いております。これによりまして、一日も早い早期完成に向け着実に事業そのものが展開されていることに地元といたしましても、大変感謝を申し上げるところであります。 このほか県事業の中で来光川の河川改修、これも現在進められているというご答弁ございました。これについて、整備区間等を含めましてのもう少し詳細のお答えをいただきたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 皆さんもご承知のとおりだと思うんですけれども、来光川の河川改修については、平成10年の集中豪雨を受けて河川改修、下流部から順次続けてきました。結果として、上沢の松川橋までの間については、国・県含めてすべて整備が完了しているということになっております。 今回、予定しております県区間の松川橋から上流側の整備についてですけれども、これは県のほうで先ほど来申しております社会資本整備総合交付金、これを活用した整備を図るということの中で、5カ年間でおおむね上流側函南観音橋の付近までを整備を予定しているというふうに聞いております。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) 今のお答えの中の観音橋までの区間が今回、これに当たるということでありますが、ちょうどこの区間には八ツ溝用水組合の固定堰ですとか、町道にかかる観音橋などがございます。現在、これもちろん皆さんご承知なわけですけれども、観音橋につきましては、非常に幅が狭いということもございます。これらについて、今回のこの計画の中でかけかえ等についての考えがあるかどうか、ちょっとお聞かせいただければというふうに思います。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 今回の整備区間の中に八ツ溝の固定堰、それと函南観音橋の2つの構造物があります。八ツ溝用水の固定堰につきましては、下流域でも実施をしているんですけれども、五反田の瀬切り、あるいは稲妻の瀬切り、そういったものについても改良を加えておりまして、これについては河川管理者のほうで固定堰は許可になりませんので、ラバー堰という形の中で整備を実施しているという実績があります。 今回の八ツ溝の固定堰につきましても、当然、固定堰では許可が得られませんので、それよりも若干下流側にラバー堰をやったらどうかといったことに対して、昨年、用水組合のほうに投げかけをさせてもらって、現在協議をしているという状況であります。 もう一つの町道橋であります函南観音橋、これにつきましては、現在、幅員が4メーターの町道橋になっております。来光川をまたぐ橋、先ほど申した上沢の松川橋と函南観音橋、この2つがあるわけなんですが、両方とも幅員が非常に狭いということの中で、将来的なことを考えたときに、いわゆる観音橋については拡幅をしたいというようなことで、県のほうにはうちの意向として拡幅をしていただきたいという意向を投げかけさせていただいたということでございます。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) ぜひかけかえがスムーズに行われるように、さらに県のほうにお願いをしたいというところであります。 この河川改修に関連して、上沢の井望田地区ですとか、最終的には函南観音川周辺の部分にもかかわってきますが、冠水被害にも大変影響しております。パサディナのほうから来ます大洞川の放流先の変更、これが数年前から県との協議等進められているというふうに聞いておりますが、ここら辺についてもどうなるのか、わかる範囲でお聞かせ願いたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 長澤議員がおっしゃられるとおりで、函南観音川の流域になっております上沢の大洞川につきましては、函南観音川の負担を軽減する対策としまして、その一部を来光川の改修にあわせて放流しようということで、これについては大場川左岸下流域豪雨災害対策アクションプランのメニューの一つとして盛り込みをさせていただいております。 昨年、県のほうが来光川の河川改修の計画を立てるに当たって、若干検討を加えていただいておりますけれども、それを受けて町のほうでは、今年度これの実施設計といったものを予定をしているということでございます。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) いずれにいたしましても、大変厳しい財政状況の中での計画ですんで、町としてもこの部分、河川改修に絡むもろもろの部分につきましては、早期完成に向け、さらなる努力を希望するところであります。 次に、④の教育関連事業でありますが、先ほどご答弁の中にもいろいろいただいておりますが、ほぼ予定どおり展開されるということで、ひとまずは安心かなというところではあります。しかし、たまたま函南町の場合には、教育関連としては耐震補強工事が既に完了している状況であります。今後は、東小学校関連の工事が今年度も予定をされているところではありますが、函南小学校の建てかえ等も視野に入れた形で、今後展開をしていくんではなかろうかというふうに想像されるところであります。 いずれにいたしましても、今後も国・県の動向を十分に確認をとっていただくことをこの教育関連事業につきましては、希望をするところであります。 次に、⑤の防災関連事業についてでありますが、質問の中で防災という言葉でくくりをしましたが、防犯を含めた防災という観点から二、三、再質問をさせていただきます。 本年度の当初予算の中で、防犯関連として仁田駅駐輪場への防犯カメラの設置が予定されているということを聞いておりますが、ご存じのように三島署管内では、非常に自転車盗の多発箇所ということで苦慮しているわけでございます。この防犯カメラの設置については、計画どおり行われるのかどうか、お答えをいただきたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 仁田駅前の駐輪場につきましては、議員ご指摘のとおり、自転車盗が多いということで、三島警察署からもカメラの設置をというお話をいただいておりまして、本年度、その予算づけをしたところでございます。 計画につきましては、予定どおり実施をする予定でございまして、カメラについては複数台を設置をして、この駐輪場の形状といいますか、一辺が40メーター、またもう一辺は20メーターということで、大分長いものですから、かなりの台数をつけて死角がないような形で防犯に寄与させていきたいと、このように考えております。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) ぜひ、そこら辺の対応を早急にお願いをしたいところでございます。 次に、防災の関係でハザードマップなどの防災対応マニュアル等については、本年度、どのような整備計画を持っているか、わかる範囲でお答えを願いたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) ハザードマップにつきましては、町民の皆様に避難情報等を掲載した地区別の細かなハザードマップにしたいということで、本年度予定をしております。一応、本年度の事業でございますので、完成次第、それらの情報も町のホームページ等を使って公表できればというように考えております。 マニュアルというお話もありました。マニュアルにつきましては、職員の災害時の活動マニュアルですとか、避難勧告等のマニュアルも出ております。また、地区の役員様につきましては、避難所の運営マニュアル等もございまして、それぞれのマニュアルを使って迅速な対応ができればというように考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) ぜひそこら辺も推進をお願いをしたいと思います。 地震の関係で、これは津波想定も含めた形で、現在、国・県が被害想定の見直しをかけているという状況の中で、やはり町としても、津波の心配はないというお話を再三聞いておりますが、函南町の場合には土砂崩れであるとかが懸念されるところであります。その部分につきましても、今後、国・県の結果を待つということではなく、進められるところは早期に進めて見直しを進めていっていただければというふうに思います。 次に、まちづくり交付金の説明の中でも触れられておりましたが、浸水対策関連での防災に関連する事業について、詳細にご説明をいただける部分があれば、お願いしたいというふうに思います。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 防災関係の事業ということなんですけれども、今回、まちづくり交付金の中では、塚本の排水機場、落合もそうなんですけれども、かなり老朽化が進んでいるということの中で、電気設備の改修といったところを盛り込んであります。既に、落合の排水機場の電気設備については終了しているんですけれども、あと塚本の排水機場、こちらのほうについては、今年度、実施設計のほうをやり、来年度、電気設備の改修のほうを進めていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 13番、長澤議員。
◆13番(長澤務君) 塚本の排水機場につきましては、大場川のアクションプランの中にもうたわれておる事業であります。ぜひ漏れのない形で即実施ができるようにご努力のほうをお願いをいたします。 大変このようにご答弁をいただいた中で、国の厳しい財政状況がこの町の事業執行にも非常に影響されている中、展開される24年度の本町の事業でありますが、この影響で若干先送りされる事業も当然出てまいります。今後も、国・県の動向を注意深く確認をいただいて、ぜひ補助金等の資金面での確保ができるようなことがあれば、その先送りした分をぜひまた復活して、今年度中に実施をしていただきたいという希望も込めまして、私の質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。
○議長(杉村彰正君) 以上で13番議員の質問を終わります。 一般質問の中途ですが、ここで昼食休憩といたします。 午後の会議は1時から行います。 (午前11時37分)
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○議長(杉村彰正君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 (午後1時00分)
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△植松和子君
○議長(杉村彰正君) 次に、10番、植松和子議員の質問に入ります。 10番、植松議員。 〔10番 植松和子君登壇〕
◆10番(植松和子君) 通告に基づきまして1点、お伺いいたします。 1、防災意識の見直し強化。 第5次函南町総合計画後期基本計画が打ち出され、安全で安心、快適なまちづくりを目指し、基本体系が整いました。その中で安全に暮らせるためには、治山、治水、河川改修、防災体制の充実、消防体制の充実などがあります。特に、いつやってくるかわからない地震対策、ゲリラ豪雨のための防災対策、自主防災の活動や訓練が大変重要になってきます。昨年の3・11、東日本大震災では、私たちの想像を超えた自然の脅威を目の当たりにした、我々の生活に甚大な被害を及ぼすものにもなり得ることを改めて認識させられました。あすは我が身には備えあれば憂いなしの言葉どおり、ふだんの隣同士の声かけや地域コミュニティー活動が大いに役立つと考えます。そこでお伺いいたします。 ①防災意識を高めるにはどのような取り組みをされていますか。 ②地域防災への指導はどのようにされていますか。 ③行政での危機管理体制は。 ④学校での防災教育と訓練はされていますか。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 質問1の①から③について、総務部長。 〔総務部長 室伏光男君登壇〕
◎総務部長(室伏光男君) 植松議員の質問①から③までについて回答いたします。 ①ですけれども、住民にお願いする防災意識としては、自助、共助、公助のうちの自助であり、まずは自分の命は自分で守るということが一番大切なことであると考えております。 町では、住宅の耐震補強強化に対する補助金の交付や、特に独居老人や高齢者世帯等に対しては家具の転倒防止対策を推進しております。自分の命は自分で守るように防災意識を高めるため、全町民対象の総合防災訓練、消防や自主防災組織を対象とした水防訓練、土砂災害危険区域を対象とした土砂災害防災訓練、地域の自主防災組織主体の地域防災訓練、職員を対象とした災害時職員情報伝達訓練などの各種の実践的な防災訓練を実施しております。また、広報かんなみには地域防災対策のための基礎知識や防災訓練の様子の紹介、消防団の活動など、防災についての情報を定期的に掲載しております。 さらに、学校、各種団体等を対象にした防災出前講座を開催し、東日本大震災の被災地復旧業務に従事しました町職員の体験談に基づく講話や防災基礎知識としての地震から身を守るための心構えなどを説明することにより、住民一人一人の防災意識の向上に努めているところでございます。 質問②について回答いたします。 実際に災害が発生した直後には人命救助が最優先事項であり、地域の自主防災組織のリーダーの育成と、地域住民の協力が大変重要であると考えております。町では、毎年開催しています各区の自主防災役員を対象としました会議において、静岡県が作成しました自主防災組織活動マニュアルにより、自主防災組織の重要性や役割などを説明し、協力をお願いしております。また、避難所を開設する学校単位ごとに地区の自主防災役員と教職員を交えた防災連絡会議を開催し、避難所の開設や運営について協議し、協力をお願いしております。 従前より実施しております防災出前講座については、今年度はより多くの住民が参加できるよう、各区の組長会や各種団体の役員会前の時間などを利用させていただくことにより開催回数をふやし、少しでも多くの住民に参加していただけるように対応してまいります。 質問③について回答いたします。 災害に対する初動体制の確保は最重点課題であると考えております。職員の初動体制については、勤務時間外や休日等における災害発生時等の職員登庁基準を策定し、携帯電話による職員一斉メール配信のほか、電話による情報連絡を加え、情報伝達の体制について初動体制の確保を図っております。また、職員災害時対応マニュアル、避難勧告等の判断マニュアル、災害時要援護者避難支援計画、避難所運営マニュアル等に基づき災害発生の準備情報段階から実際に発災した場合の活動基準や内容を示し、それらのマニュアルに沿った訓練を実施することにより、常に迅速に対策や対応がとれる体制の構築を図っております。
○議長(杉村彰正君) 質問1の④について、教育長。 〔教育長 矢田長春君登壇〕
◎教育長(矢田長春君) 植松議員の学校での防災教育と訓練について回答させていただきます。 東海地震が起きると言われて三十数年が経過しております。学校では、それより以前より防災教育と防災訓練をやってきてございます。とりわけ、昨年度からは静岡県教育行政基本方針の中の東日本大震災の課題や要請を受け、防災教育、安全教育の充実を目指しているところでございます。 函南町内の小・中学校へは、避難訓練のための訓練ではなく、より実践的な訓練になるよう指示したところであります。その結果、各小学校年間4回、各中学校3回の避難訓練を行い、その内容としましては、第1段階では、担任の授業時における避難経路の確認をする訓練、第2段階としましては、担任以外の授業中での訓練、第3段階としましては、教師のいない休み時間等における訓練など、子供の判断を必要とするより実際に即した避難訓練に変わってきております。また、昨年の9月の防災に関する学級活動の時間におきましては、登下校中や自宅で地震に遭遇した場合の対応についても指導してございます。さらには、各地域の自主防災組織による訓練にも積極的に参加しており、昨年9月に行われました平井地区の防災訓練では、中学生が避難所の受け入れ事務をてきぱきと行うなど、地域と連携した訓練も行っております。あるいは、各学校におきましては、毎年7月に学区の住民と防災について話し合う防災連絡会を実施しております。 また、今年度、夏期の教職員の研修としまして、7月30日に町内の幼稚園、小・中学校の全教職員を対象に、教員の防災意識の高揚を図ることを目的に群馬大学の片田教授を招き、函南町の中央公民館におきまして「釜石の奇跡」と題した防災についての講演会を実施いたします。この講演会は、まちづくりセミナーの一環としても行い、広く一般町民の皆様にも呼びかけることといたしました。さらに、12月には町の防災監による小・中学校ごとの起震車体験を計画しており、多様な訓練を行い、予想される災害に備えているところでございます。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) 少し出前講座のことでお尋ねしたいと思います。 詳細はどのようになっておりますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 防災の出前講座の詳細ということでございまして、平成23年度におきましては、全部で35回の活動をしております。 主な内容でございますけれども、学校等におきましては起震車の体験と、それから各区等におきましては、避難所の運営ゲームの実施ということでございまして、年間の参加者数につきましては2,045名となっております。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) 例えば、区単位で出前講座を受けることができるのか、それとも何人か集まれば来ていただけるのかということをちょっと教えていただきたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 総務課長。
◎総務課長(高橋憲行君) 防災の出前講座でございますけれども、昨年度も区等に呼びかけまして、各組長会とか、各組の集まり等でも小規模の人数でも実施するようにお願いしているところでございます。 本年度につきましては、さらに区長、それから防災会長を集めた会議におきましても、ぜひこの防災出前講座をやっているということで、少人数でも実施いたしますのでということでお願いをしたところでございます。 よろしくお願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) そうしましたら、総務課のほうに申し出ればよろしいんですか。
○議長(杉村彰正君) 総務課長。
◎総務課長(高橋憲行君) そのとおりでございます。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) そうしましたら、地域防災への指導はどのようにされていますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 地域防災への指導ということでございますけれども、各地区への指導といたしましては、消防団でありますとか、田方消防の職員を派遣をいたしまして、そこで指導に当たると。実際の消火器を使った訓練でありますとか、消防団でいけば、女性消防団員が救急救命の講習に当たるというような活動で、地域防災への指導をしているところでございます。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) 私ども塚本区では、せんだっても防災器具の点検ということで実施しております。ふだんの点検がなければ、当日使うことができなくなるということで念入りやっているようでございます。 今度は3番の行政の危機管理体制のことでちょっとお尋ねしたいと思いますが、行政機関の危機管理体制ということで、各種防災機関との連携が必要と考えますんですが、現在、建設中の運動公園の防災拠点という位置づけがございますが、具体的にどのようにお考えでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 行政機関との連携というのは非常に重要でございまして、今現在、建設中の運動公園につきましても、防災拠点の一つという形で考えています。 この施設につきましては、多目的でいろいろ使えることがあると思います。熱函道路が主要な幹線でございますので、資機材等が来れば、そこを中継基地として資材等を保管したりとか、または自衛隊が来れば、多目的の広場、広いものですから、大型のヘリコプターなんかも離発着できるのかなと。また、公園の北側のほうにつきましては、自衛隊の方々の宿泊施設等にも使えるというような形の中で、国・県、警察、自衛隊、いろいろの形で対応ができると、このように考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) そうしますと、災害弱者に対しての対応についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 災害弱者としましては、高齢者の方ですとか体の不自由な方、いろいろいらっしゃると思います。その方々につきましては、各区にいらっしゃいます民生委員さん等が把握をしているという状況ではあるのですが、一朝有事の場合には、必ずしも民生委員さんだけで足りるというわけではございません。ですので、民生委員さんを補助する方が必要になってくるというふうに考えております。これらのことをやはり地区の防災の役員の皆様にもご理解いただいて、そういう場合には協力して、不自由な方々を優先的に助けていくと、こういうことが必要なのかなと、このように考えておるところでございます。災害弱者の対策としては、そういうようなことを考えているということでございます。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) そうしますと、ここでやはり問題になってくるのは、ゼロ組対策ということが考えられると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) ゼロ組の方につきましては、確かに従前から課題となっておりまして、町としましても、ぜひ区また組に入っていただこうというような形で今、思いがあるわけでございますが、なかなか転入された方につきましては、従前の生活様式等もあるものですから、加入をしていただけないというようなことがあります。そうはいっても、災害のときに避難所として、あなたはゼロ組だからということもできせん。区の方々には、地域の方々の情報を把握するように努めてほしいということで、世帯台帳と言ったらいいんでしょうか、そういうようなものも分けて、区によってはそれを集めているというような対応もしておりますので、そういう中で情報をつかんでいただくような形をとっています。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) 先ほど教育長さんのほうから、学校での防災教育と訓練ということでお答えいただきましたんですけれども、せんだっての新聞報道では、学校での防災教育と訓練に全体の4割しか参加していないという報道がございまして、私はちょっと心配したものですから、そのことをお尋ねしましたんですけれども、函南町では大変熱心にやられているということを先ほどお聞きしまして、とても安心したところでございます。我が町では、積極的に実施されているということで、本当に良かったなというふうに思っております。 地域防災に中学生の皆さんが参加されているということなんですが、小学生の皆さんの参加はどの程度考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 教育長。
◎教育長(矢田長春君) 小学生につきましても、中学生と同様、保護者と一緒に参加をするというように指導をしておるところでございます。 ただ、先ほどからも出ております組に入っていないゼロ組、あるいは子供会に入っていないという子供たちもいるわけでございまして、そういう子供たちの親が出てこないと、なかなか子供たちも、そういう地域の防災訓練を初めとする行事等に出にくいという状況はあるかと思います。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) そうしましたら、例えばゼロ組だったり、子供会に入ってなかったりということなんだけれども、小学校には通っているわけですから、子供さんたちのほうから啓蒙活動をしていっていただけたら、大人も出ていくんではないかなっていうふうに考えるところでございます。 このごろ県のほうの指導が頻繁に行われていると思います。そして、この我が町でもいろいろな防災のこと、講演会などをたくさん企画してくださっていること、それから7月30日、幼稚園とか教職員さん中心に中央公民館で講演があるということの発表がございましたんですけれども、一般の方にもたくさん参加していただけるように取り組んでいっていただきたいと思うんですけれども、子供さんたちも一緒になって参加できるように考えていただいていますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 教育長。
◎教育長(矢田長春君) 当初、教職員の研修というふうに考えておりましたので、初めは役場の大会議室等を利用してということだったわけですが、非常に防災について高名な方で、せっかくだからまちづくりセミナーという形でということで広げたわけです。ですから、保護者等と子供たちも一緒に聞いてもいいのかなと。ただ、子供向けの話になるかどうか、その辺がちょっとまた講演してくださる片田先生とも相談して、その内容によっても、子供が参加できるようなものならば、参加させたいと思います。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 10番、植松議員。
◆10番(植松和子君) いずれとしましても、小さな触れ合いでも重ねることによって、実践することによって、少しでも触れることによって、災害が起きたときに慌てることなく、そして、自分の身を自分だけで守るのではなくて、隣の人も助けるというふうな形に自然に身についてくるのではないかというふうに思われます。 いずれにしましても、町ぐるみで安心・安全なまちづくりを町長さん初め取り組んでいっていただきたいというふうに思います。 これで質問を終わらせていただきます。
○議長(杉村彰正君) 以上で10番議員の質問を終わります。
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△廣田直美君
○議長(杉村彰正君) 次に、1番、廣田直美議員の質問に入ります。 1番、廣田議員。 〔1番 廣田直美君登壇〕
◆1番(廣田直美君) 一般質問通告書に基づいて質問させていただきます。 1、「道の駅・川の駅構想」について。 平成24年度は、「道の駅・川の駅構想」が基本構想から具現化に向けた基本計画策定の重要な年度です。そんな中、数ある応募の中から、先導的官民連携支援事業補助金交付対象地方公共団体に函南町地域活性化・交流・防災拠点整備事業が選定されたことは大変喜ばしく町のご尽力のたまものであり、感謝申し上げます。そこで、以下の点についてお伺いします。 ①先導的官民連携支援事業の調査内容について。 ②基本計画策定における町民との協働について。 2、資源循環型社会の形成について。 町長は、第5次函南町総合計画後期基本計画の実効性をより高めるとともに、新しい時代を開くまちづくりの行動計画として、将来像のテーマを「環境・健康都市函南」とし、具体的な施策の展開と行政効果の最大限を図ることを基本方針としましたと、平成24年度の予算編成のときに表明されました。そして、その第5次函南町総合計画後期基本計画には、廃棄物処理と循環型社会の形成の項目で、現状と課題をごみの分別排出と徹底を啓発し、ごみの減量化と資源の再利用を図る運動を広く展開し、循環型社会を形成する必要がありますと分析され、また、基本方針では、町民に対しては分別収集の徹底を啓発し、町民一人一人の自覚を促し、ごみの発生抑制と再使用、再利用等を図る3R運動を広く展開しますと明記されています。この現状と課題を克服するために、この基本方針を促進するために、分別収集体制の改善策が必要だと考えます。そこで、以下の点についてお伺いします。 ①資源の再利用を推進するための現状の取り組みは。 ②ごみ組成分析の現状は。 ③古着を資源ごみとして収集するお考えは。 ④資源回収ボックスを公用地に設置するお考えは。 以上、よろしくお願いします。
○議長(杉村彰正君) 質問1の①と②について、建設経済部長。 〔建設経済部長 松下文幸君登壇〕
◎建設経済部長(松下文幸君) 廣田議員の1、「道の駅・川の駅構想」についてお答えをいたします。 ①について、先導的官民連携支援事業の調査内容についてということなんですけれども、本年度町では、その道の駅・川の駅基本計画策定業務委託を実施することとしております。既に、委託発注をしたところです。この道の駅・川の駅につきましては、現時点で事業主体が確定したものではございませんけれども、東駿河湾環状道路の開通を契機に、交流人口の増加を図る情報発信拠点として、また農業を含めた産業振興が図れる施設整備の実現を目指しているものです。今回、国土交通省において、先導的な官民連携事業の推進を目的とした本事業の募集があり応募したところ、先月末に採択となりました。 この事業は、官民連携事業としての整備手法や民間独立採算事業の市場調査、収益事業の需要予測等、基本計画の策定と並行し作業を実施しようとするものであり、全額国庫補助金で賄われるというものでございます。 今回の道の駅・川の駅の施設計画に当たり、東日本大震災の経験を生かし、防災ステーション等災害時における防災機能と平常時における地域産業の活性化が図れる施設を目指しておりまして、民間の資金や経営能力、技術力等の活用の可能性を検討しようとするものであります。 ②基本計画策定における町民との協働についてということについてお答えをいたします。 町では、本年度、道の駅・川の駅基本計画等策定に係る地域活性化条件調査を発注していまして、この条件調査と並行いたしまして、本年度も国土交通省、静岡県、町の担当部局などによります道の駅・川の駅計画検討作業部会を基本計画の策定を行う中で開催したいと考えております。 また、道の駅等に対する理解と町民との協働、連携を図る観点から、本年度におきまして国や県、各種団体、地域の方々などによりますワークショップを開催することとしておりまして、いろいろな立場でのご意見を伺いながら、地域産業の振興と活力とにぎわいの創出が図れるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) ご答弁いただきましたので、再質問させていただきます。 民間活力を検討する上で調査していきたいというご答弁だったと思うんですが、まず、お伺いしたいんですが、PFIというのは官民連携ですので、具体的に考えるとなれば、ここではPFIがご検討される課題だと思うので、その定義について申し上げますと、PFIというのは、公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に民間の資金とノウハウを活用して公共サービスの提供を民間主導で行うことで効率的、かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方というふうに定義されています。 現在、「道の駅・川の駅構想」には、いろいろなさまざまな機能を整備する構想になっていますが、どの部分で民間活力をご活用しようとお考えなのでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 今回の道の駅・川の駅でのPFIの活用の仕方ということなんですけれども、前に函南町においてPFIを導入した事業がございます。それは函南駅の立体の駐車場、これについてやっているのですけれども、建物の設計から建設、それから管理運営といったところまでを含めた事業、要するに金融機関を巻き込んだ中で事業実施をしてもらって、結果としてできたものに対し、町は函南駅の下については10年という区切りの中で、分割してその費用を要するに捻出していった。この返済に当たりましては、当然施設の運用、要するに使用料、そういったものを充てながら返済をしてきたということになりますけれども、今回の道の駅につきましても、川の駅の防災ステーションも含めて道の駅の駐車場、便益施設、あるいは地域活性化施設、こういった全体をPFIの方式で活用できるかどうかといったところについて検討しようということになると思います。 ただ、それだけではなくって部分的に、では、できたものに対しての管理運営だけを民間活力を導入したらどうなるかといったところについても、指定管理者制だとか、第3セクターだとか、そういったものについてもあわせて検討するということになろうかと思います。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) 民間活力を資金面、ノウハウを活用するという今回の調査内容、非常に期待しているところなんですが、PFIのコスト面の観点について少しお伺いしたいと思うんですが、おっしゃるとおり、すべてのプロセスを一括発注することによって、民間業者がプロセスの相互間でのコスト発生要因を結びつけてライフサイクル全体を最もコストのかからない方法で提案できるというのがPFIの最大なる魅力だと思います。また、提供プロセスの一括発注は、サービスの提供のしやすさ、利用者の利便性、将来のサービス、ニーズの変化に対応できるキャパシティーの柔軟性確保といったサービス、価値の向上に資するインフラ設計、建設の点からコスト面のメリットの向上につながる反面、PFI事業というのは、先ほどご答弁いただきましたが、先例事例として、駐車場を10年間やっていらっしゃるというのが通常で、20年とまさにPFIは長期にわたって同一サービスを提供するということを民間業者にゆだねることになっています。 今回、構想が上がっている「道の駅・川の駅構想」の場所というのは、産業道路でもなく、生活道路でもなく、観光道路にこの事業を設置するという構想ですから、事業開始時に想定されていない環境の変化というのが現在価値以上に起こり得ると私は考えます。考えている公共サービスに対して需要が失われる可能性も十分想定されます。すなわち、当該サービスに対するニーズが長期的、かつ安定的に存在するという合理的判断ができない場合に陥る可能性もあると思います。 そういった中で、PFI事業におけるメリットである長期にわたり公共サービスの提供を同一業者に対して独占的に委託することが、当該民間事業が事業活動を継続できない事態に陥って、公共サービスの安定供給が損なわれ、公的機関は別の業者を探したり、契約を引き継ぐための追加的な時間的、金銭的負担を負われる可能性も十分想定されると思います。 こういったPFIのメリットだけでなくリスクを検証することも、この可能性調査の中に意義があると思うんですが、リスク面の調査もお考えでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 今回の可能性調査については、要するに民間の活力をどういった形で活用できるかといったような可能性を調査するものでありまして、業者を特定するためのものではございません。ですので、今年度やろうとしている可能性調査を受けて次のステップとして、ではそれを発注しようという段階においては、それらに参入できる業者等について、その管理運営まで含めていろいろな立場の中で業者選定を図るべきだろうというふうに考えております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) では、先ほどご答弁いただきました指定管理者制度も視野に入れてお考えになるというご答弁いただきました。 小山町には2つの道の駅があります。1つは、いわゆる従来方式の直営です。道の駅ふじおやま、もう一つは、指定管理者制度を導入している道の駅すばしりです。この2つの道の駅、非常ににぎわっていました。職員の方に伺うと、ただ、明らかに2つの駅の体質は違うとおっしゃっていました。従来方式のふじおやまは、地元の方が積極的に取り組んでくれてはいるものの、ふじおやまの道の駅では非常に野菜の需要が多いと。ただ、事業開始の平成16年からずっと野菜不足が解消されずに課題であって、やっと平成23年度に改善され、売り上げも平成22年度は約4億2,200万円だったのが、平成23年度には4億4,500万円に上がり、結果が出せたと喜んでいらっしゃいました。ただ、野菜不足を解消するために非常に時間と労力を要したとおっしゃっていました。 一方、指定管理者制度のすばしりにおいては、実施設計の段階から指定管理の民間業者を選定して導入して、民間のノウハウを取り入れています。昨年オープンした1年間の実績データを分析した結果、前年度の5月と今年度の5月の売上数字が減少している要因を分析し、繁盛期である夏に向けて、民間のノウハウをフル活動させて活動するとおっしゃっていました。 このように、売り上げでは2つの駅とも堅調ではありますが、課題に対しての分析能力、対応策の差は感じます。これは、まさしく民間のノウハウだと私は考えました。先ほど官民連携のうちPFIだけではなく、指定管理者制度も踏まえた中でご検討いただけるというので、このような先例事例で良き結果が出ているところもありますので、ぜひその辺も含めて調査していただきたいと思います。 私が先ほど、リスク面で一例述べ上げたことは、決して業者を選定していったからと出る数字ではなく、あくまで民間業者と官が連携する上でリスク分担配分というのがやはりつきものだと思います。PFIに今回はちょっと限って申し上げさせていただくんですが、さまざまなリスクの発生確率とリスクの顕在化に対する損失というのは、やはり重要な可能性調査の一つだと、私は思います。実際に道の駅に関してPFI、もしくは先ほどご答弁いただいています指定管理者制度も含めて、なかなか官民連携手法の検討に当たってリスクの定量化を行った例は存在しないと言われています。これは、過去、従来方式で公的機関が実施していたときに、リスクの顕在化状況について記録をとっていなかったために、過去の実績データが存在しないと考えられています。また、PFI事業について、先にわたるリスクをリスクの種類ごとにシミュレーションモデルを構築して分析することがコストと時間の面から現実的ではないとも考えられています。 しかし、今回は官民連携事業の可能性調査に補助金と時間があるのですから、ぜひ各種メリット、各種リスクをそれぞれ公的機関と民間事業者のどちらかが負担するか十二分に調査していただいて、価値ある調査内容をお願いしたいと思います。 では、②の質問に移らせていただきますけれども、私、前回……
○議長(杉村彰正君) ちょっと今の質問、建設経済部長の返事はいいですか。
◆1番(廣田直美君) はい。
○議長(杉村彰正君) では、次、移ってください。
◆1番(廣田直美君) ②の質問なんですけれども、町民との協働についてなんですが、前回、私質問させていただいたときに、形態にはこだわらず、町民から発案された「道の駅・川の駅構想」だから、町民を抜きにして考えることは不可能だとおっしゃっていただきました。今回も本年度中には各関係機関、各種団体とワークショップを実施されるということでご答弁いただきました。そのワークショップはいつごろ開催の予定でしょうか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 先ほど登壇したときにもお答えしたんですけれども、今年度については、基本計画を進める中で民間活力の導入の方策みたいなやつも含めて並行してやっていくんだよというお話をさせてもらいました。基本計画については、既にもう発注してありますので、これからその作業に入っていきますけれども、基本計画の具体的な内容を詰めるに当たっては、計画策定以前に、要するに地域の皆さん方、あるいは関係する皆さん方のご意見を聞くという形になろうかと思いますので、今のスケジュールからすれば、8月ぐらいからそういった作業に入って、基本的な計画のプロセスをつくっていくという形になろうかと思います。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) ぜひ基本計画策定の時期にやっていただけるという前向きなご答弁をいただきましたので、必ず実施のほど、よろしくお願いいたします。 以上で1番の質問を終わりにします。
○議長(杉村彰正君) 質問2の①から④について、厚生部長。 〔厚生部長 藤間秀忠君登壇〕
◎厚生部長(藤間秀忠君) 質問2の循環型社会の形成についてお答えをいたします。 初めに、①の資源ごみ等の再利用の取り組みについてですが、現在、資源ごみの分類は、空き缶、空き瓶、廃食用油、ペットボトル、発泡トレー及び古紙の6つの分類としております。分別収集への取り組みとしましては、分別の周知と徹底を図るために、各地区の衛生委員長さん、廃棄物減量等推進委員、それから環境美化推進委員の方々にご協力いただきまして、また緊急雇用創出事業により、町内クリーン化事業としてごみステーションにおける分別の指導、各区、各団体へ出向いて分別説明会等出前講座を実施をいたしております。また、子供会、老人会、PTA等の地域の団体による古紙等の資源ごみ、集団回収に対する奨励金の交付、最終処分場の延命化のためもございますが、焼却灰及び飛灰の資源再生処理処分などを行っております。さらには、レジ袋の有料化推進及び資源ごみ拠点回収を推進するため、大型スーパー等への大型コンテナの設置等のお願いをしてまいりました。また、古着の再利用を図るため、年に2回フリーマーケットを開催し、再使用を進めているところであります。 次に、ごみの組成分析の現状でございますが、ごみ質調査を四半期前に実施しております。ごみの種類、組成は6種類に分類し、平成20年度から23年度の4年間の種類ごとの平均値は、紙・布類が40%、ビニール類が20%、木・竹類が10%、茶がら・野菜くず類が25%、不燃物類が2%、その他が3%となっており、近隣市町と比較しても、組成の内容に大きな差異はない状況となっております。 ③の古着を資源ごみとして収集する考えはということですが、現在、衣類は燃やせるごみとしての分別区分となっておりまして、ごみステーションに出されたものは、収集後、焼却をしております。古着の再利用としては、前段で回答しましたとおり、フリーマーケット、これを2回開催し再使用化を図るとともに、資源ごみの集団回収時には古布を回収しているところであります。 ご質問の古着の資源ごみとしての分別回収の実施につきましては、収集委託費の増大や収集の方法、それから引き取り業者等の確保、引き取り条件等課題がございますので、近隣市町の自治体の実施状況等を確認した上で検討したいと考えております。 次に、④の資源回収ボックスの公用地への設置ですが、コンテナ型の大型資源回収ボックスについては、町内大手スーパー2カ所、紙の駅、上沢にございますが、それとJA三島函南の函南支店のガソリンスタンド横の町内では4カ所に設置されており、町民の皆様等多くの方が利用されております。 公用地への設置につきましては、設置場所の確保や管理方法等の課題がございますので、スーパー等人の多く集まる場所への設置を優先させたいと考えておりますので、引き続き回収ボックスの未設置の大型店舗への設置勧奨を進めていきたいと考えております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) ご答弁いただきましたので、再質問させていただきます。 ①と②に関しては関連しておりますので、あわせて質問させていただきたいんですが、推進するためにさまざまいろいろな方に、各種団体、衛生委員長さん等にご協力いただきましてやっていらっしゃるということでご答弁いただいたと思います。その推進した結果によりまして、成果をどのように評価されていますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 厚生部長。
◎厚生部長(藤間秀忠君) ご協力いただける前については、分別がやはり徹底されないということが多く見られました。ですので、可燃物の収集時に不燃物、資源ごみが混入されている率が非常に高かったということがございますし、現に皆さん、既にご存じのことも多いと思いますけれども、収集車の中にボンべが入っていたり、そういうことで火災が起きているという事例もございました。最近、今年度1件ございましたけれども、過去に比べると、その辺は最近の内容については、非常にその辺が徹底されてきているという状況になった成果がございます。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) 今回は平成17年度データによりますと、1年間に出るごみの量のうち75%が家庭から出るごみと公表されています。ですので、家庭から出るごみ、特に再生利用できる資源ごみの中でも、特に紙類についていろいろお伺いしたいと思うんですが、先ほどご答弁いただきましたごみの組成分析なんですが、函南町においては、方法がごみピットから直接抽出しているということです。それでは、家庭ごみと事業ごみが一緒になっている状況で、家庭から出る紙類の割合がわかりません。家庭から出る可燃ごみの中に含まれている資源ごみとしての紙類の組成分析調査は実施したことはございますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 環境衛生課長。
◎環境衛生課長(田中康夫君) 組成の調査につきましては、基本的にごみピットからの均一されたごみのものを約200キロ取り出して、それをさらに分析していくという形になっておりますので、基本的に家庭ごみ、直接持ってきたものの部分の組成の調査自体はしておりません。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) 函南町では実施されていないというご答弁ですが、富士宮市と三島市では、家庭から出るごみの組成分析を実施しています。可燃ごみの中に含まれた資源の紙類は富士宮市では27.9%、三島市では13.9%です。この両市で積極的に取り組んでいる共通の活動があります。それはミックス古紙の分別回収です。このミックス古紙というのはお菓子やティッシュの紙箱類、ワイシャツの台紙類、包装紙類、はがき、封筒類などを紙袋や紙箱にぽんぽん入れて、たまったら資源ごみとしての紙類として回収するという活動です。確かに、函南町でも取り組んでいらっしゃっています。クリーン函南には、小さい文字で、細かいものは紙袋に入れて出すと記載もされていましたし、ホームページにもその情報は公開されていました。 しかし、富士宮市ではクリーン函南のような、やはり市民の方に分別が分かる大きな広報活動もされています。そして、特に積極的にやっている活動としては、写真入り、絵入りで、どんなものがミックス古紙として回収できるかというのを具体的に掲載されています。そういったチラシを年中、函南町では広報かんなみというものに掲載してみたり、各地区に回覧を回したりと、非常に積極的に取り組んでいらっしゃいます。三島市でも、同様な状況でした。このように積極的に、徹底的に周知、指導していらっしゃる市町でも、先ほど私が申し上げた資源ごみとしての割合率が富士宮市では27.9%、三島市では13.9%という数字です。函南町では、この両市に比べると、やはりミックス古紙というものはPR不足だと、私は思います。とすると、安易にこれらの数字よりもミックス古紙の割合率は、私は高いと簡単に推測できると思います。 そこで、お伺いしたいんですが、クリーン函南は、ゼロ組も入れた5,045世帯にも郵送していると、これはまさしく全戸配布しているという事実だと、私はすばらしいなと感謝申し上げたいんですけれども、全戸配布しているクリーン函南、ぜひ函南町で収集可能なミックス古紙の種類を写真入り、イラスト入りで掲載していただきまして、そういったごみは簡単に紙袋に入れることによって、資源ごみとして回収できますよというPRをぜひやっていただきたいと思うんですが、そういったお考えはございますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 厚生部長。
◎厚生部長(藤間秀忠君) ご承知のとおり、今現在、一覧性のある一枚物で出させていただいておりまして、紙面の都合上、議員おっしゃるとおり、写真とかが入ればよりわかりやすいというところもございますので、すぐにということは無理でしょうから、広報等の活用ですとか、うちのほうは今、力を入れさせていただいているのが紙面とか、そういうものも残るからいいんでしょうけれども、直接皆さんのところに伺って、分別の実際のものを見せながら、こういうものについてはこの分類ですよということで、出前講座のほうを進めさせていただいておりますので、こちらをさらにやっていきたいということを考えております。 クリーン函南のほうについては、あれが最終版ということではありませんので、内容等については検討してさせていただきたいというふうに考えます。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) 本当は紙面上でということもクリーン函南に関してはあると思います。ですので、別紙で、どの家庭も冷蔵庫によく張っていると思います。A4判のチラシを作成していただきまして、クリーン函南に入れ込むような形で、ぜひ作成、配布をお願いしたいと思います。 なぜ私がこのようにお願い申し上げるかと申しますと、資源ごみの回収日に私、約30カ所ぐらいごみステーションを現場調査しました。資源ごみとして古紙回収しているという認知度が高い新聞紙、雑誌、段ボールは非常に大量に出されていました。少し雑誌は少なかった感じはしましたけれども、ただ、紙袋で回収できるミックス古紙、非常に少ないです。多いところで3つ、大体ゼロか1つという状況でした。ただ1カ所だけ塚本区の中で、新聞紙と同様にほぼ同量の数のミックス古紙として出されている紙袋があるごみステーションがありました。そこで、非常にほかのごみステーションと状況が違うので、利用関係人にお伺いしたところ、当時の組長さんが資源ごみの徹底分別を促進するために、ごみの分別方法を独自に作成して回覧して、組下に指導したということでした。これによって、皆さんがミックス古紙というものを認知するようになりまして、新聞紙と同じような感覚でごみを出しているとおっしゃっていました。 先ほど私、申し上げましたが、非常に函南町もやっていらっしゃる活動ではありますが、町民の皆さん、全くご存じないです。聞き取り調査もしました。ミックス古紙、こんな分別収集方法ありますよということで申し上げると、そんな分別方法があるとは知らなかったというお答え。では、皆さん、こういう方法あるからやってくれませんかというふうにお尋ねすると、面倒くさいけれども、紙袋に入れるぐらいだったら楽なのでやってみようかなという非常に前向きな、ご協力的なご意見ばかりでした。 町民の皆さんは、周知、指導、まめなPR活動をしていただくことによって、必ず協力してくれます。ぜひ資源循環型社会の形成をするためには大切な手段だと思いますので、ぜひ前向きにご検討いただければと思います。 続きまして、3番の質問を移らせていただきます。 いろいろ課題は多いというご答弁でした。その中でも収集業者の確保も課題の一つだとご答弁いただいたと思います。私、函南町内に資源回収ボックスを設置している民間業者3社にお伺いしました。その中で、古着を今後、資源ごみとして回収したいというご提案をいただいています。こういった面で業者の確保は非常に前向きにクリアできると思うんですが、ご検討いただく余地は、もう一度お伺いしますが、ございますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 厚生部長。
◎厚生部長(藤間秀忠君) 先ほど登壇で申し上げましたとおり、近隣の市町でも実施しているという状況がございますので、先ほどの業者さんのことについては、うちのほうもお話は伺っておりますので、その辺は承知をしております。 ただ、引き取り条件とか、その辺がいろいろとその業者によったり、最終的に処分するところによっても大分違うということがありまして、近隣市町に中でも、その条件が均一ではないというところもございますので、それらのものも検討しながら、今後、導入については考えていきたいというふうに考えております。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) そうですね、おっしゃるとおり、いろいろ検討する課題はたくさんあると思いますので、また、資源ごみが回収できる一つの手段としてご検討いただければと思います。 では、④に移りたいと思います。 町内に4カ所、民間業者が資源回収ボックスを設置していると。できるだけ大型スーパーの設置を推進する方向で考えたいというご答弁だったと思います。せっかく分別方法を周知、徹底、指導しても、回収方法が不便だとやはり資源循環型社会は形成されません。ごみを分別して出す人はほとんど女性です。そういった女性にお伺いすると、やはりついでに出したいという要望が非常に多いです。あと、今回も資源ごみの特に紙についてお伺いしているのですが、月の1回だとたまり過ぎて不便だと、よく耳にします。そういった意味で、現在、民間業者が設置していただいている資源回収ボックスは非常にありがたいと思います。 その民間業者3社に伺いましたところ、函南町がミックス古紙を積極的に回収するなら、ぜひ協力したいということでおっしゃっていただいています。現在、設置している回収ボックスにミックス古紙と張り紙をつけて回収するように積極的に取り組みたいとおっしゃっていただきました。 現在、設置されている資源回収ボックス、クリーン函南にも資源回収ボックスを利用してくださいということでPRされていますが、もっと設置場所、回収種類を、こういったものができていますよというPR活動を広報かんなみやホームページでするお考えはございますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 厚生部長。
◎厚生部長(藤間秀忠君) クリーン函南での周知ということではございませんで、広報等も利用をしていく中で周知をしていきたいと考えております。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) ぜひお願いしたいと思います。 資源回収ボックスを既に設置している民間業者は、やはり回収方法に非常にノウハウを持っていらっしゃいます。現在、もうご存じだと思いますが、持ってきてくれた町民に還元できるように、ポイントを発行したりということを独自でやっていらっしゃいます。そういったことをぜひ函南町公用地でもやりたいというお考えをお持ちでいらっしゃいます。 ただ、やはりポイントという公有地で設置する以上は、函南町民に対してどれだけ還元できるかというのがポイントだと思います。そのポイントに対しては、今、
湯~トピアかんなみを利用できるような券を発行したいというお考えもお持ちでいらっしゃいました。ぜひプロポーザル方式で、民間のノウハウを活用して、まず実証実験で公用地に資源回収ボックスを設置するお考えはございませんでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 厚生部長。
◎厚生部長(藤間秀忠君) 先ほど登壇で申し上げましたとおり、業者さんが公用地に置くという方法も一つあるのかなというふうには思いますけれども、いずれにしましても、その設置場所の確保ですとか、管理をどうするのかということについては、今のところまだ検討もしてございませんので、今の現段階では、先ほど登壇で申し上げましたとおり、多くの皆さんが集まる、スーパーに限らず、大型店舗等の余地があれば、そこに設置をお願いしていくということで引き続き、その企業さんにお願いをしたいというふうに考えます。
○議長(杉村彰正君) 1番、廣田議員。
◆1番(廣田直美君) まだ、検討段階にも入っている状況ではないので、なかなか前向きなご答弁がいただけないのが非常に残念ですけれども、やはりせっかく分別、町民がご協力して分別したせっかくの資源が回収できないのは非常に残念だと思いますので、ぜひ「環境・健康都市函南」を形で函南町民にPRするために、やはり人が集まる函南町の公用地、役場ですとか、中央公民館、もしくは今度、25年度にオープンする予定である複合施設等々、設置していただいて、ぜひ函南町民に函南町行政は回収をしっかりと構築しているから、函南町民の皆さんもぜひご協力いただきたいというためにも、ぜひ前向きなご検討をいただければと思います。 以上で質問を終わりにします。
○議長(杉村彰正君) 以上で1番議員の質問を終わります。 一般質問の中途ですが、ここで10分間いたします。 (午後2時10分)
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○議長(杉村彰正君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 (午後2時20分)
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△馬籠正明君
○議長(杉村彰正君) 次に、3番、馬籠正明議員の質問に入ります。 3番、馬籠議員。 〔3番 馬籠正明君登壇〕
◆3番(馬籠正明君) 一般質問通告書に基づいて質問いたします。 1、安全で安心、快適なまちづくりについて。 森町長は、平成24年度が第5次函南町総合計画後期基本計画のスタートに当たることから、「環境・健康都市函南」というビジョンを発表されました。本日は、平成24年度の予算を裏づけに策定された主な6施策の中から幾つかの質問をさせていただきます。 ①土砂災害ハザードマップの作成について。 土砂災害ハザードマップは何を根拠に作成されていますか。また、完成時期と町民への周知徹底手段、活用計画についてお聞きします。 ②防災対策、防災対策用資機材の整備について。 資機材の設置場所、設置数、過去の実績、資機材の内容、調達の根拠となる情報、さらに資機材整備の完了年度についてお聞きします。 ③地震対策事業の促進について。 家屋の補強計画、耐震補強事業に対する補助が掲載をされております。そこで、過去の無料耐震診断件数及び耐震補強工事の補助件数と金額をお聞きします。また、地震発災時に広域避難所として利用する学校施設等(町内10カ所)の非構造部材等の耐震対策についてお聞きします。 ④広域避難場所と一時避難場所について。 災害発生時の避難場所として、広域避難場所が町内10カ所に設置されています。いずれも国土交通省及び総務省消防庁が選定、推奨しているマークが表示されているが、一時避難所については、明確ではありません。住民にとって広域避難場所、一時避難場所、その他の避難場所が明確に区別され、利用目的がしっかり理解されることが大事と思います。函南町地域防災計画では、どのようになっているのでしょうか。 ⑤HUG(避難所運営ゲーム)の実施について。 避難所生活は被災した人たちの最後のとりでです。この運営次第で被災者の心身の健康や生活が大きく影響を受けるといっても過言ではありません。HUGは静岡県の職員が開発したゲームで、避難所を模擬したカードを次々と処理していく体験型ゲームです。自然災害は、行政だけで町民を守り切ることはできないと言われています。行政と町民が一体となって活動することが必要です。 このような観点から、町内全自治区の区長、自主防災会長と行政が主体となって小単位のHUG実施体験をすることが大事だと思います。いかがでしょうか。町の考えをお聞きします。 ⑥通学路の安全点検について。 京都府亀岡市で4月に発生した集団登校中の児童と保護者の列に軽自動車が突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った悲惨な交通事故を契機に、全国で通学路の安全確保が叫ばれています。文部科学省は、5月25日に学校は地元の警察など、関係機関と連携して通学路の安全点検をするように求める通知を都道府県教育委員会などに出す方針を決めました。函南町における通学路安全点検の実施について、計画をお聞きをします。 以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(杉村彰正君) 質問1の①から⑤について、総務部長。 〔総務部長 室伏光男君登壇〕
◎総務部長(室伏光男君) 馬籠議員の質問1の①から⑤までについて回答いたします。 ①でございますけれども、土砂災害ハザードマップは、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律第7条第3項の規定に基づき、がけ崩れなどの土砂災害警戒区域における円滑な避難をする上で必要な事項を住民に周知するために作成されるものでございます。函南町においては、平成16年3月に函南町防災マップとして土砂災害想定危険区域図を作成し、住民に周知するとともに、危険地区別の土砂災害対応防災訓練を実施し、危険箇所の住民に対し訓練を通じて周知徹底をしているところでございます。 本年度は避難情報の発令基準、避難所の位置、雨量や土砂災害に係る情報の入手方法、例えばインターネットによる県のサイポスレーダーや国交省のXバンド等の利用方法を記載しました区域別の土砂災害ハザードマップを作成し、閲覧用の冊子を作成するとともに、町のホームページに掲載し、土砂災害危険区域の周知の徹底、防災意識の普及、避難体制の強化を図ってまいります。さらに、本年3月に国より報告のありました南海トラフの巨大地震による地震分布、津波高の想定により、現在、静岡県では第4次地震被害想定を作成中であり、平成25年度には公表される予定となっていますので、その内容を踏まえ、今回作成するハザードマップに推定震度分布図、液状化推測図、洪水ハザードマップも同一のマップで確認できるように防災マップを充実し、住民に周知をする予定でございます。 ②についてお答えいたします。 平成17年度に役場新庁舎に移転後の資機材の設置場所は、町内の学校施設等の広域避難所10カ所、役場の防災倉庫等の役場関係施設7カ所、山間地区の区防災倉庫2カ所を設置しております。防災資材の備蓄につきましては、函南町地域防災計画に基づき計画的に備蓄をしておるところでございます。主な資機材の内容及び数量は、水防・排土作業用資材として、排水ポンプパッケージ1台、土のう袋9,600袋やスコップ93本、あわせて国交省の排水ポンプ車を災害時に借用できる体制を整えているところでございます。 救助用資材として防災用毛布3,468枚や救護医療セット37セット、給水用資材として、浄水器32台や給水タンク7基、避難所資材として、避難生活テント180張や簡易便座等の仮設トイレ390個などを備蓄しております。 備蓄数については、静岡県の第3次地震被害想定における函南町の避難者数や各広域避難所の収容可能人数などを勘案して備蓄しております。例えば、防災用毛布については町内10カ所の広域避難所に1カ所当たり約340枚で3,468枚を備蓄しており、第3次地震被害想定において想定される発災1日後の避難者数1万3,781人に対し、お年寄りや子供などの災害弱者用として4人に1枚の備蓄となっております。また、一般の避難者については、可能なものはできるだけ各自が自宅等より持参していただくように出前講座等でお願いをしているところでございます。また、防災資材ではありませんが、非常食及び缶詰等は3万3,970食分を備蓄しており、同じく第3次地震被害想定において想定される避難者数に対し、1日分弱の備蓄となっています。特に、非常食については備蓄場所の確保も困難であり、また賞味期限の問題もあり、町民みずからに食料3日分の備蓄をお願いするとともに、防災備品の家庭での備蓄をお願いしております。 各自主防災会には、デジタルMCA無線機を貸与し、地域の被害状況等の防災関連情報の早期把握に努めております。 今後は、平成25年度に発表される県の第4次地震被害想定の想定をもとに、町の地域防災計画の見直しを実施し、更新時期等も考慮しながら、計画的に必要な防災資材を購入していく予定であります。 ③について、お答えをいたします。 過去実施いたしました無料耐震診断件数及び耐震補強工事の補助件数と金額についてお答えいたします。 無料耐震診断でありますわが家の専門家診断事業につきましては、平成13年度から実施しており、平成23年度末までに508件の無料化診断を実施しております。平成21年度までは1件当たり3万円で委託しておりましたが、人件費の上昇により、平成22年度より1件軒当たり4万5,000円で静岡県建築士会と業務委託をしております。 なお、平成23年度は45件の専門家診断を実施いたしました。 木造住宅耐震補強助成事業につきましては、平成15年度より助成しており、平成23年度末までに77件の補助を実施いたしました。平成15年度から平成23年度末までの総事業費は1億4,355万9,552円で、うち県や町の補助として3,670万円を補助いたしました。 なお、平成23年度は8件の補強工事の助成を施し、うち65歳以上の高齢者世帯は4件の補強工事の助成をいたしました。 次に、学校施設等の耐震対策についてですが、文部科学省では地震により避難所である学校の校舎や体育館の天井が落下し、避難所としての機能を発揮できなかった施設が見受けられたのを受けて、平成22年3月に学校施設の非構造部材の耐震化ハンドブックを作成し、点検対策マニュアルが示されました。函南町においても、平成23年6月に各小学校、幼稚園において点検チェックリストにより点検を行いました。点検の結果、家具の固定等軽微なものにつきましては、各学校において既に対策を講じております。 なお、このチェックリストは目視によるものが多く、天井の構造等については専門家による診断が必要となります。このため、今年度小学校1校、中学校1校、幼稚園4園について専門家による
天井耐震診断の実施を予定しております。 ④についてお答えいたします。 函南町地域防災計画により、広域避難所が10カ所指定されており、避難勧告等の発令等の必要に応じ、避難所の開設を行います。広域避難所については、以前より場所の表示をしておりましたが、平成23年度に経路矢印の表示を含め新規につけかえをして、よりわかりやすく表示することにより、住民へ周知徹底を図っております。また、地域防災計画ダイジェスト版に掲載し、広報かんなみなどと同様に町民に配布してあります。また、広域避難所へ避難するまでの一時避難所として、地域住民がより早く、より安全に避難できる場所として、地区の公民館等を各地区が一時避難場所として52カ所指定しております。 今後も各地区の防災訓練等のときに、一時避難所の周知を図るよう各自主防災組織を指導してまいります。 ⑤についてお答えいたします。 避難所の開設、運営は、町と地区の自主防災組織や学校等の施設管理者が協力して実施する必要があり、毎年開催する自主防災役員の会議や避難所となる学校が主催する防災連絡会議で、各区や学校関係者に対して避難所の管理運営について説明し、お願いをしております。 避難所運営ゲームは、避難所の立ち上げから運営を疑似体験できるカードゲームであり、避難所生活において、避難者のストレスを少しでも和らげるための避難所内のグループ分けや配置など、避難所の管理運営方法を習得するために非常に有効な研修手段であると考えております。そのため、町では平成21年度に各地区の自主防災組織の役員や学校関係者を対象とした防災研修会として避難所運営ゲームの研修を実施し、理解を深めているところでございます。また、防災出前講座の一つのメニューとして防災の基礎知識の講座とともに、希望により実施しております。
○議長(杉村彰正君) 質問1の⑥について、教育次長。 〔教育次長 高橋宗弘君登壇〕
◎教育次長(高橋宗弘君) それでは、⑥の通学路の安全点検についてお答えいたします。 登校途中の通学路上で痛ましい事故が続いている現状があり、函南町内の小・中学校にも具体的な対策をとるよう、校長会で指示しています。各小学校では、「交通安全リーダーと語る会」と称して交通安全リーダーの5年生、6年生全員と警察、交通指導員、PTA役員、学区の方々などを学校にお招きして子供たちと通学路の危険箇所の指摘や通学状況などの話し合いを行い、交通安全に努めているところでございます。今年も小学校ごとに計画しています。また、現在、函南小では東駿河湾環状道路工事に伴い、上沢地区などの児童は通学路の一部が変更され、安全のため、多少長い距離を歩かなければならない現状にあります。危険箇所には、各地区によって交通指導員やPTA役員等の協力を得て登校指導に当たっていただいております。函南小では、5月のPTA活動で通学路の危険箇所の点検とそれに対する要望を挙げ、町へ提出する準備をしているところでもあります。 東駿河湾環状道路工事に伴い、通学路の一部が変更される函南小学校、西小学校では、地区懇談会を開催し、土木事務所、役場建設課職員を招き、通学路について説明を受けるとともに、学校、保護者からの要望を伝える場にしようと計画しています。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) それでは、順を追って質問させていただきます。 まず、①の土砂災害ハザードマップの作成についてです。今年の3月の議会で、森町長より一般会計・特別会計予算概要というのをいただき、説明を受けました。その中に安全で安心、快適なまちづくりのためにということで14億円の予算が計上されております。その中に、土砂災害ハザードマップの作成というのが挙げられておりまして、これが平成16年につくられたものということで、大変立派なものができております。 これを今年度版ということでつくられるということで理解をしておりますが、きょうのご答弁によりますと、第4次被害想定が来年、国を通じて県から発表されると、その情報をこれに最新版の情報を盛り込んで来年つくりたいと、こういう全体的な答弁の内容だと思いますが、まず、今年度予算を使うのは、ホームページへの掲載、それと閲覧用の冊子というふうに理解をしました。それから、各戸別配布、これは各戸に配布されたと思いますけれども、同じようにホームページや閲覧用ではなくて、各ご家庭に戸別配布されるというふうに理解しましたが、よろしいでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務課長。
◎総務課長(高橋憲行君) ただいまの土砂災害ハザードマップにつきましては、今年度、議員おっしゃるとおり、閲覧用の冊子、それからホームページに掲載する土砂災害ハザードマップと考えております。その理由につきましては、本年3月に国のほうで南海トラフの地震動等のものができまして、県で第4次被害想定を来年の6月に公表するということになっております。それにつきましては、地震動の震度の分布図とか、液状化の予想図等が含まれますものですから、それらを一括して皆さんに分かりやすいように、各種災害によりますハザードマップを一目でわかりますように函南町全域に一つにしたものと、それと避難想定の基準とか、そういう皆さんに対する防災の知識を一括した冊子をつくって25年度中にできれば、全戸配布したいというふうに考えているところでございます。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) ありがとうございます。ぜひ25年度に最新の情報で配布をしていただきたいと思います。 周知徹底というのは、なかなかできないものでありまして、このようなすばらしい冊子をつくっても、私も忘れていました事実、こんなものがあったんだというふうに、今さらながら反省をしておりますけれども、多くの方々もそういう状況にあるのではないかと思います。 私も今年入りまして、数回、防災関係のセミナー、講演会含めて展示会でのセミナー、参加させていただいて感じていることですが、きょう40名以上の方がこの会議に参加されておりますが、1,000名単位の会場でも、例えばご自宅の冷蔵庫を固定している人手を挙げてくださいと。今、手挙げなくていいですけれども、そういうふうに時々言われるのですけれども、恐らくきょうの40名ぐらいの皆さんの中でも2人か、良くて5人いればいいかなと。それぐらい冷蔵庫は危ないと言われながら、固定していない。これは事実、ホームセンターなんかに行きますと、三、四千円もかかるのですね、固定用のものを売っていますけれども、なかなか手が出ないという方もいらっしゃると思いますし、中にはシルバー人材センターの方々が高齢者の方々のご家庭で、固定の作業をしていただいていますけれども、これは非常に工夫されていまして、やはり専門技術がないと無理かなと、このように思います。このように冷蔵庫の固定ですら、本の数%の方しか、あれだけ叫ばれていても、徹底できていないというのが現状です。 私もそのセミナーで販売されていましたジェル状の固定用品をつけて、私もこれから設置しようと、こういうふうに考えている次第でございます。地震のときは、冷蔵庫が一番飛んでくるそうでございます。ぜひそのような周知は徹底して、やり過ぎることはないというふうに言われていますので、ぜひ周知徹底のためにも、戸別配布をお願いしたいと思います。 続きまして、2番目の防災対策、地震対策についての資機材についての質問させていただきます。 まず、ここにご答弁にありました防災倉庫の資機材について、詳しくご説明いただきましたけれども、地域に設置されております自主防災会が管理しています防災倉庫、これの位置づけは行政はどういうふうに考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 総務課長。
◎総務課長(高橋憲行君) 自主防災会で管理している自主防の倉庫につきましては、各自主防災会が共助のための使う避難用のスコップ、バール等を確保するための防災倉庫というふうに考えております。町で管理しています防災倉庫につきましては、どちらかといいますと、広域的な避難所に要するものの運営のための資機材というふうに考えておりまして、各自主防災会につきましては共助、家が倒壊して中に人が取り残されている方を救出したり、そういうものの用具というふうに考えているところでございます。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) 自主防災会の防災倉庫は、共助のための資機材が収納されているというご答弁でございました。 最初の総務部長の答弁にあります役場の施設7カ所、山間地区の区の防災倉庫2カ所、これは場所、どこでしょうか、お教えください。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 地区の防災倉庫につきましては山間地でありまして、エメラルドとダイヤランドにあります。役場の関係施設7カ所と申し上げましたけれども、これは2階に総務課がございまして、その倉庫の中、また庁舎5階の備蓄庫、それから庁舎北側に総務課の防災倉庫がございまして、そこ。それから、保健福祉センター、またふれあいセンター、函南町体育館の駐車場、プール下倉庫の合計7カ所でございます。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) ありがとうございました。 地区の防災倉庫と、今、お話しいただきました役場関係及びダイヤランドにもあるんですね、1個ね。ダイヤランドのセンターに1個確かにございます。それがこの2カ所のうちの1カ所ということがわかりました。これらの中に入っている資機材は目的が違うというふうに理解いたしました。地区にある自主防災倉庫については共助ということでお話がありましたが、この中に収納する資機材の種類、これについてはどこがどういうものを整備するかというのは、町でガイドがあるのか、それとも各自主防で決めているのか教えていただきたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 毎年、区長さんと各区の自主防災会長さん合同に会議を開いておりまして、そこの場所において、いろいろなお願いやら情報の提供をしているわけでございますが、そういう中で避難所の運営というのがございまして、県から示されたマニュアルの中にあるんですけれども、おおむね300人ぐらいの避難者の方がいる場合には、このぐらいの資機材が必要ですよというものがございまして、そういうものをお示しして、それにのっとって各区のほうで、町の補助制度を用いて備えていただいているという状況になっております。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) 今のご答弁ですと、避難所用という話でしたね。しかし、その前の答弁では共助のための資機材と、私は聞き間違えていたら訂正を、指摘をしてください、どうでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 言葉の中では、地域の活動については、私どもは共助という言葉で一くくりにしております。自助、共助、公助という言い方をしておりまして、地区が活動するものについては、すべて共助であるということで、防災資機材のものにつきましても、先ほど申し上げましたように、自主防災会の装備基準というのが県のほうからあるものですから、それについてお示しをし、各区についてはおおむねそれに沿って用意していく。ただし、地域ごとにいろいろな災害でもあると思いますけれども、浸水地域であれば、そこにないものでも、例えばボート等が必要であれば、そういうものを加えていくとか、拡声器をうちは多くしようとか、いろいろな特徴は各地域ごとにあるというように考えております。 ですので、避難所の運営ということも申し上げましたけれども、全部が全部避難所だけというんではなくて、共助のための資機材として各地区においては資材を用意していただいていると、そのようにお考えをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) これだけにこだわっていると、ちょっと時間もかかってしまいますので、広域避難所と、一時避難所との関係について、この後で質問させていただいておりますけれども、それとの関係ですが、実はほかの自主防災会は、私も知っているわけではありませんけれども、私も自主防災会の一員として、もう10年以上の活動をしておりまして、我が地区の自主防災の中には、今の示されたチェックリスト、これがありまして、それに基づいて年に最低1度は内部点検、何が幾つあるという点検ですね、それから毎月、動力のあるもの、チェーンソーと発電機、これの運転点検と、これやっております。 最近、私も自主防災の一員として意見を言っていくつもりでおりますけれども、もしかして町内の多くのところで同じことが起きてやしないかと危惧するところはございます。それは、この資機材は毎年各区の自主防災会からリストを出しているんですね、何が幾つ欲しいと。それに基づいて50%ほどの補助を町からいただいて購入するというのが基本スタイルになっていると理解していますが、大事なお金を本当に有効なものに使いたいという意味からいきますと、避難所で使うものだったり、本当に災害で倒壊した建物から人を救うために使うジャッキであったり、バールであったりというのは、混在しているというのが現状であるんですね。そこは、先ほど私言いました広域避難所と一時避難所という定義が不明確になってやしないかと。したがって、混乱しているんではないかというのがすごく感じることなんですね。 一時避難所というのは一体どういう目的で設定されているのか、広域避難所というのは、私が理解しているのは被災者の生活の場というふうに理解しているんですけれども、一時避難所がどうしても理解できないんですね。したがって、そこに備えるべきものは一体何か。そこの建物は使うのか。今、公民館という話が大方だと思うんですけれども、52カ所って書いてありますが、公民館以外にもあると思います。そういった建物を使って避難するのを一時避難といっているのか。あるいはそういう一義的な定義ではなくて、発災時にはさまざまなことが起きてくるので、臨機応変に使うんだとかいうことなのか、そういったところも含めて、一時避難所の存在が非常に気になっておるところであります。 数カ所の一時避難所を私も回ってみましたが、公民館ですけれども、表示板なんかは非常に陳腐になっております。塗装がはげかけて、「避難所」という文字は見えるんですが、例えば立ち木に隠れている。こうやってのぞいてみないと見えない、そんなことがあったり、場所によっては「一時避難所」って書いてあったり、「避難地」って書いてあったり、さまざまなんですね。多分何十年の歴史の中で現状があるんだと思うんですけれども、この地震災害が身近に迫った今、本当に地域の住民一人一人がいざというときに避難地に行けば何とかなると思っているのかどうか、それすら私、心配です。避難地に何が置いてあるのか知らないという人が多いと思うんですよ。いやいや避難地は何も置いていないよと、ただ避難するだけよということなのか、このような教育も自治会や組とか区の組織で住民に教育がされているのだろうかと、そういったことが、私がちょこっとしか詳しくは見ていませんが、函南町の地域防災計画書270ページにわたるものを斜め読みしても、どうも出ているようには見えなかった。ダイジェスト版見ても、そういうふうには理解できなかった。こういったことについて、もう一度行政のほうも検討いただきたいなという、私の要望がございます。 それから、防災倉庫の中の資機材についてはチェックリストがあるわけですけれども、町の行政のほうも、各区から出てきた要求に対してそういうものが必要かどうかという、少しはチェック機能を強化されたほうがよろしいんではないかと思います。実態はわかりませんけれども、もし各区から出てきたものはそういうチェックされていると思いますけれども、ブレーキのかかるような体制になっていないとすれば、あったほうがいいというふうな、そういう形で要求がされて、本当に効果があるお金の使い道になっていないなどというふうなことがないように、私はしていただきたいなと、このように思います。 では、次に、まいります。 これは、また全く違うことで、昨日、ちょっと思いついたので、きょう皆さんにお話ししたいと思います。 5年以上前になると思いますけれども、函南町では防災ラジオを販売しました。私も1,000円で買ったんですけれども、実際にAMラジオを聞くことはあっても、防災モードがありますね。そちらにスイッチを倒して置いたことはなくて、つい1カ月ほど前から倒すようになりました。前回の3月のときには、同報無線の聞き取りにくいところの対策として電話自動応答システムを入れて聞き返すことのできるということができないかとかしましたが、あの防災無線、すごく良く聞こえまして、スイッチを防災モードに入れておくと、無線と同じ情報が得られるということがよくわかりました。今はもういつも防災モードにして家に置いております。 ところが、最近、寝つきが悪いせいか12時半になると警報音がなるんですね、あれ。うるさくてしようがないんですよ。私のラジオは、ピー、ピーというのを続けて同じような間隔で8分間鳴るんですね。あれいかがなものかというふうに、ちょっと感じまして、取扱説明書がもうないんで、説明があったかもしれませんけれども、関係の方々ありましたら後で教えて……、総務部長の手挙がりましたので、教えてください。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 5年ほど前に防災ラジオを販売いたしました。当時、総務課にいたものですから、お答えをさせていただきたいと思いますけれども、町内に防災の親局が役場にありまして、子局が87カ所だったでしょうか、町内にございます。子局がいわゆるエラーといいますか、故障しているということもあって、役場のほうでは、情報を送っていれば、そこから拡声されて音が出ているはずだと思うんですけれども、実際にそこが壊れている場合もあるわけですね。それを申しわけないんですが、通常のラジオ放送を行っている時間帯にそういうチェックをすると、先ほど議員おっしゃいました8分間、ラジオが聞こえなくなってしまうという話になりまして、皆様がふだん使わない時間はいつごろだろうかなというふうな中で12時半を過ぎた時間帯に設定をして親局と子局の通信のやりとりをして間違いなく今、動いているよと、そういうチェックをしているものですから、ちょっと安眠妨害になって申しわけないんですが、8分間鳴っているという状況でございますので、できましたら、常に防災モードのほうに入れるんではなくて、ちょっとタイマー等で1時になったらラジオが入るようにするとか、そういう形をしていただけると、睡眠妨害にもならないかなというように思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) 理由はよくわかりました。改良の余地があると思います。ぜひ第2弾はそこのところの改良をして販売をしていただきたいと思います。安眠ができます。 私の下のほうにお住まいの70代のご夫婦の方にこのお話をされまして、もう使っていないと、うるさくてというようなお話がありまして、そういう方もいらっしゃるなと、せっかく安く提供していただいたのにもったいないなとこのように感じた次第です。 次に移ります。③の地震対策事業の促進について。 これは、先ほど紹介させていただきました平成24年度一般会計、特別会計予算概要の安全で安心という、その14億円の中に地震対策事業の促進というのがありまして、予想される東海地震の被害を最小限に抑えるため、家屋の補強計画、耐震補強事業に対して補助をします。予算額832万円と、このようにございます。この832万円といいますのは、平成24年度の木造住宅の昭和56年5月以前に建築をされました旧建築基準で建てられた家の耐震補強工事の補助金として設定されたと理解してよろしいでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) この地震対策事業の中には、数個のメニューが入っております。議員が言われますように、耐震補強工事に対する助成もありますし、その補強工事をやる前段として補強計画の策定をする事業、あるいはそのまたさらに前段として、簡易耐震診断、わが家の専門家診断といった事業もやっておりますし、また危険なブロック塀の撤去事業と、そういったような事業もこの中でやっているということでご理解をいただきたいと思います。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) わかりました。 平成23年度の今の全体の実績というのはございますか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 平成23年度の実績ですけれども、補強計画の策定事業、これが15件、それから木造住宅の耐震補強助成事業、これが8件、この8件のうちの4件というのが高齢者の割り増しの部分になります。それから、ブロック塀の改修、これ撤去事業になりますけれども、これが1件、それから簡易診断が45件といった数字になります。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) 金額を教えてください。
○議長(杉村彰正君) 都市計画課長。
◎都市計画課長(田口正啓君) わが家の専門無料化診断につきましては、45件で202万5,000円、耐震補強計画の策定は15件で152万3,000円、木造住宅の耐震補強助成工事につきましては8件、うち高齢者4件で400万円を補助いたしました。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) 今のお話、ご答弁で750万円というのが23年度実績ということであります。したがいまして、今年度は微増ということで予算が組まれていると、このように理解してよろしいでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 具体的に件数でいきますと、補強計画の策定事業、これについては昨年15件の実績に対して、今年度の予定については20件、それから木造住宅の耐震補強については、23年度の実績8件に対して今年度の予定が10件と。それから、ブロック塀の撤去事業については、実績1件に対して2件、わが家の専門家診断については、23年度45件に対して40件の予定をしておるということでございます。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) 平成23年度の今、最終的な目標は耐震補強工事ということですので、昨年度8件、この数字を追っかけていくと、22年度は27件あるんですね。21年度は3件、22年度から23年度は3分に1に落ちてしまったと、この理由は、行政のほうはどのようにお考えでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 22年度については27件という実績にはなっているんですけれども、22年度については国のほうが上乗せの30万円の助成をしてくれたと。今まで県の30万円の助成、それに高齢者の場合については20万円の上乗せというものをやっていたんですけれども、それにさらに国が30万円を上乗せしてくれたということ、これ期間限定だったものですから、22年度の末までで申し込みしないとできないということだったんですね。 具体的に22年度の実績にはなっているんですけれども、具体的にやったのは23年度繰り越した中で事業実施をし、実績としては22年に上がった27件というように分析しております。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) となりますと、補助金がふえればふえると、明らかな実績ですね。町は今、40万円の補助が出るということになっておりますけれども、県の30万円は今も継続されていると思うんですね。そこに国が30万円を出しただけで4倍にふえる、これは大きな成果だと思うんですけれども、町でこの国の補助金制度に追いつくように40万円をアップするお考えは、検討していただくわけにはいきませんでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 実績としては22年度に補助金が増額になったことによってふえているということは結果としてあります。町としても、補助金をふやせばふえるだろうということの中で、前年度に10万円の上乗せを始めたということだと思うんですけれども、基本的にふえた27件のときにもそうだったんですが、要するに個人の方たちについては、かなり情報といったものが入っていなかったというところがあるかと思います。 基本的にこれら要するに実績がふえたという過程の中では、町のほうとしても積極的にダイレクトメール、そういったもので要するに実施を促したといったようなこともありますので、それについては23年度も引き続きやっておりますし、今年度についてもそういったような形のものを検討していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) 周知徹底といいますか、私もつい1週間以内に昭和26年生まれ、31年生まれ、5年ごとの大腸がんのクーポン券をいただきました。このように特定の方にクーポン券を出すと非常に効果があって、女性の子宮がんや乳がんなども昨年、クーポン券を出すことで診断率が10%上がったという実績が全国的に出ていますね。そういった意味では、今、ダイレクトメールでというお話ありましたが、大変効果があると、私も思っております。 今、函南町の56年5月以前の建築基準でつくられた木造住宅については、推定どの程度残っているというふうに行政のほうは掌握しておられますでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(松下文幸君) 耐震補強工事をやるに当たりましては、促進計画というものを立てております。当初立てたときには、企画財政でやっております住宅土地統計調査といったものを、これらの数字をもとにやっております。当時の軒数としましては、おおむね対象軒数が3,500ほどあったように覚えております。この調査については5年ごとの見直ししてやっているんですけれども、具体的にやられたのが22年だと思いますけれども、そのときの調査、統計調査の結果でいきますと、約3,300ぐらいが残っているよという結果が出ています。 ただ、この統計調査については、全戸でやっていません。要するに抽出でやっているものですから、函南町の中で5%の抽出を拡大してやっております。だから、本当にこの軒数があるかどうかといったところについては、若干不特定なところがあるかというには思っております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 3番、馬籠議員。
◆3番(馬籠正明君) 私の推定でも2,700棟余りが対象にあると理解をしています。県の主導で行っています耐震化率の目標は、平成27年度までに90%です。前にもお聞きしましたが、到底届かないというのが大方の見方というふうに答弁もいただきましたし、私も思っています。 そこで、先ほど教育長から7月30日、片田群馬大学大学院教授、それから広域首都圏防災研究センターのセンター長、この方の言葉を1つ紹介します。防災で最優先すべきは、災害ごときで人が死なないこと。生き残った方を全力で支援するのは当然として、やはり犠牲者を出さないことに最大の力を注ぐべきです。まさに自助に力を入れるべきだというのは、この片田教授の持論であります。この方は皆さんご存じのように、釜石の奇跡を起こしたと言われる教育者でもあります。 そういった観点から、遅々として進まない耐震対策、この補強工事ですけれども、それを補うものとして、私は今回、防災ベッド枠というもののカタログを持ってまいりました。これはベッドの周りを枠で囲うというものであります。これに補助金を出している自治体がだんだんふえてきています。まだまだですけれども、少ないです。ぜひ私は、今回で3回目になりますが、この耐震ベッド枠、あるいは防災シェルターというものに町の補助金を交付していただけるというような制度をつくっていただきたいと、強く強く訴えます。耐震補強工事がだめなら、函南町は防災ベッド枠、これベッドではなくてもいいんです。布団ひいていてもいいんですね、その上に枠をかぶせれば。値段はいろいろありまして、一番安いのは17万8,000円で買えます。ちょっとしゃれたやつだと50万ぐらいしますけれども、しゃれたものは要らないと思うんですね。私が知っている数軒の高齢者宅でも、やはり100万円以上かける地震対策は実行できないというのが現実なんですね。 でも、これですと、例えば町で10万円出してくれると、静岡県としましては、函南町にその制度ができると、町に10万円補助金を出すと言っているんです。そうすると函南町で10万円出せば、もう20万円でおつりが来ます。おつりが出るほど補助する必要はないと思いますけれども、そういったもっともっとハードルの低い防災対策ができるというものであります。これは議会終了しましたら、関係部署の部長さん、課長さんにお回しぜひしたいので、検討をしていただきたいと、このように思います。 ちょっと飛ばしましたけれども、ちょっと時間がないので、学校の非構造物の耐震診断についてですけれども、これは統計だけちょっと皆さんに紹介したいと思います。 これは平成22年にガイドブックが出されたという答弁になっていますけれども、時間があれば、その中身を知りたいところですけれども、ちょっと時間がないので、そこまではお願いできませんが、専門家による耐震診断については非構造部材は日本全国にある公立小学校の34%で耐震診断すらやっていないという統計が新聞に出ているんですね。したがって、これは目視チェックリストによると、函南町は平成22年にやられたということですが、やはり中身の天井の構造ですとか、あるいはガラスは破れないかとか、割れないかとか、それから照明器具は大丈夫なのかとか、そういった専門家による診断がぜひ必要だと思います。HUGをやるとわかりますけれども、体育館だけではなくて、避難地として使用するのは教室も使うんですね。したがって、教室の天井が落ちたり、体育館はもちろんですけれども、体育館は天井ないところが多いと思いますが、そういった避難所として使うべきところは使えないと、このような事態にもなりかねないので、早急な対応が私は必要ではないかと、このように訴えておきたいと思います。 最後の通学路の点検についての話になりますが、まず、昨年の話なんですけれども、ある通学路がありまして、これは具体的に言いますと、柏谷区の南側に向原地区ってあると思うんですよ。あそこは東中学校が西側にあるんですね。東中学校の周辺から函南東小学校に通学する子供さんたち、小学生、あの山を越えて柏谷公園通っていくんですよ。そうすると、柏谷公園に行くまでの間に横断歩道がないんですね。ですから、交通安全リーダーと語る会と、これは毎年行われているということで大変安心したんですけれども、こういったことがやられていることは大事なんですが、私が大事だなと思っているのは、この語る会の結果、何が出てきたかということなんですね。そんな横断歩道のない道路を小学生が渡らなければいけないところがチェックリストから上がってこないとしたら、これはどこかに欠陥あるんではないかということが私には強く感じるんですね。 今申し上げました箇所、三島警察にも私は行ってきました。しかし、やはり警察署としてもあそこに横断歩道をつくるというのは、道路改修をしないとだめだと、こういうことだったんですね。そういうアウトプットが出てくれば、私は1年でも2年でも早く道路改修という町の行政まで巻き込んだ対応はできるんではないかと、そういったところに今回の京都で起きたような痛ましい事故の芽があるんではないかと感じます。 それから、ガードレールとかガードパイプ、これがある場所も見受けられますけれども、私たち車運転する大人は、ガードレールの道路側は突起物ってないのは目で見てわかりますけれども、裏側に回るとねじが締めてあって、そのねじも角を取ってあって、なるべく引っかき傷がないようにできているんですね。 しかし、あるところでは、ガードパイプのところには支柱の1個置きに直径5センチぐらいの反射板が設置されているんです。これはこういうバンドでとめてあるんですけれども、このバンドの角は物すごく鋭利なんですよ。そういったものが位置がずれたりすると、引っかき傷を子供たちが通学途上で負ってしまうという可能性があるんですね、カバーがしていない。もちろんしっかり締まっていればそういうことないんですけれども、緩めば必ずそういう構造になるというものであれば、私はゴムか何かでカバーをすることで、安全をさらに確保することができるんではないかと、そのような一つ一つのチェック項目が明解になったリストでもって、函南町は大人、子供、それから学校の先生、3者で通学路の点検をされているというふうにお聞きしましたけれども、非常にすばらしい活動だと思いますので、ぜひ見る目線を具体的な項目にしていただいて、痛ましい事故をこの函南町から決して起こさないようにしていきたいなと、このように思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。 以上をもちまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(杉村彰正君) 以上で3番議員の質問を終わります。 一般質問の中途ですが、ここで10分間いたします。 (午後3時20分)
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○議長(杉村彰正君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 (午後3時30分)
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△鈴木晴範君
○議長(杉村彰正君) 次に、7番、鈴木晴範議員の質問に入ります。 7番、鈴木議員。 〔7番 鈴木晴範君登壇〕
◆7番(鈴木晴範君) それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 まず、仏の里美術館について質問をさせていただきます。 本年4月14日に新規開館した仏の里美術館がオープンして2カ月がたった。地域新聞等の記事において、入場者数も好調であり、評判も上々と報道されている。私も実際に3度ほど伺ったが、常にたくさんの拝観者がおり、にぎわいを見せている。また、スタッフの方々のモチベーションも高く、ボランティアガイドの引き込まれる丁寧な説明や入館入り口での来館者への声かけする接遇は、非常に高い水準にあると感じた。 しかし、残念なことに、ブログブームの影響のためか禁止されているデジカメや携帯でのフラッシュ撮影拝観者もおり、改善しなければいけない点もある。撮影禁止を認識しておらず、チケットのもぎり台の撮影禁止文字が目に入らないという返事であった。仏像展示室は、スタッフの立ち位置からも死角となっており、拝観者のモラルに頼らざるを得ない状況となっている。町内の活性化も含め、仏の里美術館への期待は大きい。一過性のものではなく、永続的に来館者をふやすための当局の考え方をお聞きしたい。 ①5月末までの入場者数は。24年度の入場目標の上方修正は。 ②修学旅行や社会科見学の受け入れ状況や町内の小・中学生を対象にした課外授業は検討しているか。 ③一定金額以上のふるさと納税者に対し、年間パスポートの発行などは検討できないか。 ④近隣市町の宿泊施設や観光商業施設にパンフレット等の配布はしていないようだが、今後はどのようにPRしていくのか。 ⑤リピーターに来ていただくための企画や戦略はどのように考えているか。 2つ目の質問でございますが、町内の交通安全対策について。 東駿河湾環状道路の供用開始に伴い、函南町内の交通事情も大きく変化することが予測される。また、近年、函南町内の事故発生件数は増加をたどり、24年の三島警察署管内の最初の死亡事故も町内で発生する等、残念な出来事も起きている。安全対策として、信号の設置や歩道の延長及び歩道橋の建設が望ましいが、財政事情が苦しい中、簡単にはできない。 仏の里美術館を初め、たくさんの方に函南に来ていただくことは大切であるが、通過点となる地域の住民にとって交通量の増加は事故に直結するのではないかという不安材料になっている。現在、函南町でも、啓蒙活動として街頭運動等を行っているが、供用開始前の啓蒙活動と供用開始後の交通安全教育について質問したい。 ①交通量増加が予想される地域や危険地帯の把握はどのように行っているか。 ②子供向け、ドライバー向け、シニア向け等セグメント分けした交通安全教室の開催を町が支援することは可能か。 ③道交法の改定により自転車の位置づけが変わったが、自転車通学の指導及び児童の自転車運転の指導はどのように行っているか。 ④環状道路完成後、現在の通学路が変更になる箇所はあるのか。 以上、2項9問の質問させていただきます。よろしくお願いします。
○議長(杉村彰正君) 質問1の①から⑤について、教育次長。 〔教育次長 高橋宗弘君登壇〕
◎教育次長(高橋宗弘君) それでは、鈴木議員の1、仏の里美術館についてのご質問にお答えします。 まず最初に、①の入館者数と入場目標の修正ということでございますけれども、お答えいたします。 開館後、およそ2カ月が過ぎました。6月11日現在までの入館者数は、大人6,383名、小・中学生が570名、合計6,953名となりました。本年度当初にあげました入館目標者数は、年間1万3,200名でしたので、現在までの達成率は約52%であります。上方修正については、開館して2カ月程度のデータで、全体数を推しはかるのは困難だと思われます。これからも、観光誘客や学習活動に好ましい効果が表れるよう、引き続き入館者の推移を見守りたいと考えています。 続きまして、②の質問についてお答えいたします。 開館以降、5月末日までの小・中学校による学習活動の一環としての入館状況についてのご報告をさせていただきます。4月には予定日、予備日ともに悪天候により、その小・中学校の学習活動は中止となりましたが、沼津市の小学校の遠足、5月中旬には函南東中学校の修学旅行の事前研修会が実施されました。また、6月には函南中学校、丹那小学校の研修、見学会が予定されています。小・中学校の研修会については、館長や顧問による「小・中学生のためのやさしい仏像教室」と題したテキストや教材を用意し、貴重な文化財である仏像群と間近に接して、その意味や価値を学ぶ場や機会を設けています。 なお、学習活動については、観覧料の免除規定があり活用されています。 続きまして、3番目、一定額以上のふるさと納税に対し年間パスポート発行などは検討できないかというご質問に対してでございますけれども、開館以来美術館受付で聞く声には、3回目、4回目、中には10回目とおっしゃるリピーターもおり、年間パスポートの必要性を強く感じているところでございます。お客様にとって、有益なサービスになるだけではなく、リピーターによる口コミは何にもまさるPRとなります。また、年間パスポートと連動した(仮称)美術館友の会等の組織づくりへの発展性も見込めることから、できるだけ早い時期に発行したいと考えています。 また、ふるさと納税については臨時的な財源としてだけでなく、町の認知度を高める効果もあることから、特典を付与することは、他の市町でも行われているところです。特典の付与や内容については、関係部署と協議の上、対応してまいりたいと考えています。 続きまして、④についてお答えします。 近隣市町の宿泊施設や観光商業施設はもとより、大手旅行会社等についても開館前よりポスター、チラシ、パンフレットを配置し、なくなった場合は常に補充しています。これからも継続してまいります。今後は、他の観光施設や地域活性化活動等の連携を図りながら、新企画に合わせたPRを展開していきたいと考えております。 5番目の⑤についてお答えいたします。 今後、ますます美術館へ多くの方々においでいただくとともに、リピーターとしても、通年で訪れていただくためにかんなみ仏の里美術館が常設展示以外にもさらなる魅力を増幅させる企画展示や体験の場などを提供することが重要だと考えております。常設展示である仏像群に対する理解や関心を深める企画展の開催、美術館周辺の歴史や文化財、名所旧跡を散策しながら学び、美しい自然に触れるコースの案内や参加者を募集しての体験活動の実施、地元桑原区との連携や協力による地域全体でのおもてなしの実現、美術館の一部を町内文化団体への展示発表の会場として提供することなどについても、検討してまいりたいと考えております。さらに、こういった情報をテレビや新聞、広報、ホームページなどで発信していきたいと考えています。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) 服部議員もご質問した内容なので、ちょっと1番のほうは飛ばしまして、ちょっと2番のところで気になった点なんですけれども、リピート的に具体的に何年生というのはちょっと決めていないとは思うんですけれども、学年を1学年だけ呼ぶような形にするんでしょうか。そうすれば、毎年、その年になれば行ける的な感じでリピートすると思うんですけれども、そこら辺はどのようにお考えしているか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。
○議長(杉村彰正君) 教育長。
◎教育長(矢田長春君) 5月の町内の校長会を持ちまして、小学生と中学生、何年生に見学させるかということを検討いたしました。中学生につきましては、修学旅行があります前、あるいは後ということで、既に東中、函南中はもう3年生は実施いたしました。それから、小学生につきましては、小学校の3年生から地域学習が始まります。ですから、小学校の3年か4年で1回。6年から歴史学習が始まりますので、これについては、もう一度見せたいという場合は6年でも見せていいのかなと。そういう予定で、もう既に函南小当たりは、もう予定日を7月18日組んで準備をしていると、そういう状況になっております。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) ありがとうございました。 本当に私が子供のころは何もなくて、函南って何があるのって聞かれたときに、原生林としか答えられなくて、非常に寂しい思いをしたんですけれども、私の町には仏の里美術館があるよということを大学生になっても、東京に出て社会人になっても、そういうことが言えるようになると思います。ぜひその教育は続けていただきたいなと思います。 ③番の年間パスポートの発行について、今、ちょっと考えていますよみたいなことを返答でいただいたと思うんですが、ちなみにこれは値段は大変気になるところなんですけれども、幾らぐらいに設定をされるのかなというのと、あともう一つ、友の会というのが出てきたんですが、どんな組織なのかというのをちょっと教えていただければありがたいなと思います。
○議長(杉村彰正君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(酒井充君) パスポートにつきましては、かなりリピーター、今現在でもいらっしゃいます。私どもの仏像、大変好評を得ておりまして、今後も望めるんではないかというところで考えているところでございまして、これについてはなるだけ早い時期に実現化していきたいと思います。 議員お尋ねの金額についてでございますが、これは慎重に検討しなければいけないだろうというふうに思います。ふるさと納税のことも議員のほうお尋ねでいらっしゃいますけれども、それも相まってくるのかなと、ちょっと関係方面、いろいろなところで検討して、この辺については決定していきたいなと思っております。 ここに出てきている友の会というのは、いろいろな美術館で友の会というのがありまして、ないところも実際にあるわけでございますけれども、美術館の企画展であるとか、そういう情報の案内、会誌みたいなものをもらえるというような特典等も含めまして、できれば有志の方々でやっていきたいなと、それのきっかけづくりの中でパスポートということもきっかけづくりになるんではないかというようなことを想定した中で、これも発展性が見込めるだろうというふうなことで、パスポートについて考えたという次第でございます。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) ありがとうございました。 検討しているということだったので、ぜひ皆さんが入りやすく、そして値段も妥当な金額を皆さんでまた皆さんで決めていただきたいなと思います。 4番の質問なんですけれども、近隣市町村の宿泊施設のほうにパンフレットがないかどうか、ちょっと確認をしに行って、私が行ったときにはなかったんですけれども、観光協会を通じて話は来ているような話を聞きました。ホテルの経営者の方も最近はインターネットでいろいろな宿泊プランがつくれるみたいで、仏の里プランみたいな形で、仏の里美術館の入場券つきで宿泊を売りたいなんていう話も、たまたま行ったときにそんな話になったんですが、ちょっと前売り券、まだ多分出ていないよみたいな話をして、それは消えてしまったんですけれども、そういうことを検討している宿泊施設の方もいらっしゃるということだけはご理解をしていただきたいなと思います。 あともう一つは、オープンして2カ月になりますけれども、仏の里美術館行く道路は上沢ルートと平井ルート、あと上のほうから来るルートもあるんですけれども、飲食店さんにどのぐらいお客さんふえたのなんていう話を自分も食事をしながら聞いたところ、何と2カ月でそれぞれのお店が2軒くらいは仏の里からのお客さんが寄ってくれたみたいという、そういう返事があったんですね。 正直言って、活性化になっているかといったら、すぐにはなっておりませんが、そこのお店のオーナーさんと話しているときに、仏の里の半券の絵はがきを持っていたら50円引きにしたりとか、旗で仏の里ステーションみたいなものをつくってくれみたいな話をしたら、それも行く行く考えてみるよという話をしていましたけれども、地元地域の皆さんもいろいろな形で努力をしていただければ、活性化につながっていくと思いますので、ぜひそういうことも地元民の方々と協力し合ってやっていただきたいなと思います。 ただ、1点、心配になったのは、とにかく道をよく聞かれるそうですね、仏の里はどこだと。案内看板がないということなんですが、できましたら、職員の方が飲食店さんだけぐらいはパンフット持っていっていただいて、来た方にこのパンフレットを見ていただいて、この場所だよというふうに道を教えていただけると、非常に快く教えていただけるようになると思いますので、ぜひそういう形でお願いをしたいなと思いました。 そして、最後に5番目の質問ですけれども、企画展示の具体案について、もしわかれば教えていただきたいのと、あともう一つは、非常に私も引き込まれる丁寧な説明を受けて感動したんですが、非常にストーリー性のあるふるさとガイドさんというかボランティアガイドさんがいるからこそ、本当の仏像も見て感動できるような、そんなストーリーを私は非常に感じまして、あの方たちというのは、本当にゴールデンウイークなんかかなり大変だったんではないかと思うんですけれども、そういう面で今後の行く末はどのように考えているのか、この2点、ちょっと教えていただければと思います。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(酒井充君) まず、常設展に対する企画展の話、企画展と言えるかどうか、小さい施設でございますので、地元の有志の方、特に文化協会等、文協等に限らないんですが、そういうことの例えばお花であるとか、お茶、オープンセレモニーのときのお茶とかやっていただいたんですが、そういうもので体験できる、または展示できるというようなものを今、各関係機関とあわせて今、協議している最中でございまして、なるべくそれも早いうちにやらなければいけないなと思っております。また、ボランティアガイドにつきましては、現在、登録人員でいきますと、16人が活動されています。平成21年度から文化財審議会を中心に、ふるさとボランティアガイド養成講座というのを開催しまして、21年、22年、それぞれ13名、19名と公募の中でいらしていただきまして、回数的には両方の年度合わせて開催日が少なかったので、23年度に集中して、月に1回以上行ったという結果、講座修了者が17名で、現在活動している人が16名と。 今年度も毎年毎年1年ぐらいで、そういう方ができるとは思っておりませんので、2年ぐらいでまた同じような人数程度を養成できればなと。今やっているボランティアガイドの方が次は講師となって、新しいボランティアを育成していくというような形でボランティアの育成に努めていきたいなと思っております。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) ありがとうございました。 1番に関しましては、以上でございます。 次の質問、よろしくお願いします。
○議長(杉村彰正君) 質問2の①から③について、総務部長。 〔総務部長 室伏光男君登壇〕
◎総務部長(室伏光男君) 鈴木議員の質問の2の①から③までについて、お答えをいたします。 ①ですけれども、交通量増加が予想される地域や危険地帯の把握についてですが、交通量が増加するおそれにつきましては、道路の拡幅や交差点の改良、商業施設や集合住宅等の施設整備により、交通量が増加してまいります。このような交通量が増加した地域につきましては、毎年、各区より交通安全施設設置要望書の提出をお願いし、交通安全会長を初めとする各区の役員の皆様に、各地区に寄せられている情報をもとに、住民目線での危険箇所選定やその対策等をご提案いただいております。 交差点の改良工事につきましては、静岡県のくらし交通安全課と行います交通診断や三島警察署との交差点協議を実施し、道路拡幅につきましても、速度規制、路面標示、看板の設置等安全を確保するための施策を実施しております。本年度につきましては、NTT東日本伊豆病院前に右折帯の設置を予定しているところでございます。また、三島警察署、三島市と函南町の交通指導員など、交通安全関係の13団体で構成されます三島函南交通安全推進協議会が毎月開催され、その会において情報の提供や危険箇所の改善について協議する場を設け、事故発生状況や件数の推移状況等の情報を受け、改善策等を検討しております。 ②についてお答えいたします。 交通安全教室の開催につきましては、函南町が費用の一部を負担しております交通安全協会の交通安全指導員が三島警察署内の交通安全指導や啓発活動を中心に活動しています。この交通安全指導員は、三島市警察署が委嘱しておりますシルバーポリスの方の協力のもと、各老人会での会合を初め子供たちを対象とした教室も幼稚園、保育所、小・中学校等で年間を通じて町内で60回程度開催しております。また、各交通安全教室のほか、交通安全母の会の委員の皆様を主体とした幼稚園、保育所においてのシートベルト着用の啓発、小学校においては交通安全リーダーの育成や新入生へのランドセルカバーの支給、中学校、高等学校では、自転車の指導を中心に、交通安全の啓発を実施しております。また、昨年度より静岡県が導入いたしました動画KYTという危険予測トレーニング研修というドライバー向けの講習会を町で実施し、認知、判断を伴う危険予測能力を高め、安全意識の向上を図っております。 このように交通安全協会の交通安全指導員が行う交通安全教室には町も協力支援をしており、町民の皆様の交通安全意識の向上に努めているところでございます。 ③について回答いたします。 道路交通法につきましては、平成20年に大きな改正があり、その後も毎年改正が実施されております。主な改正内容は、13歳未満の子供や70歳以上の高齢者等を除いた自転車の歩道での走行ができないなどの走行区分の変更、ヘッドフォンの着用や携帯電話の使用はいずれも禁止となっております。自転車の運転指導につきましては、年4回実施されます交通安全運動の期間中に、「カルガモの日」という自転車指導強化の日を設け、交通安全協会の交通安全指導員、函南町交通安全指導員、田方農業高等学校と連携し、仁田駅、大場駅、函南駅周辺及び町内主要交差点において、一時停止や一列走行などの自転車指導を実施しております。 駅周辺の駐輪場では、反射材の配布や道路交通法の改正点を含めた自転車の利用上の注意点などが記載されたチラシを配布し、現場で指導、伝達しています。また、運動期間中以外でも、自転車マナー向上対策指導強化の日を設け、高校生を対象とした抜き打ちでの自転車指導を交通安全指導員と町の交通指導員、田方農業高等学校との連携により実施をしております。
○議長(杉村彰正君) 質問2の④について、教育次長。 〔教育次長 高橋宗弘君登壇〕
◎教育次長(高橋宗弘君) 鈴木議員の④の質問にお答えいたします。 現在、東駿河湾環状道路の工事によって、函南小学校、西小学校、函南中学校の通学路が一部変更となっています。この4月には、新1年生が慣れない通学路を通学するに当たって、東駿河湾環状道路工事を行っている国・県などに児童・生徒の通学の安全を図るように依頼しました。東駿河湾環状道路の完成により、将来学区の見直しが必要か検討する基礎資料とするため、区域図の作成業務に着手しました。 環状道路完成後の通学路ですが、東駿河湾環状道路の側道には歩道ができるため、これらを利用することになると考えられます。今後、学校、PTA、警察、教育委員会で協議してより安全な通学路へと変更していきたいと考えています。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) 交通量増加が予想される一般の道路に関しては、返答いただいたような内容で啓蒙活動ができるんではないかと思うんですけれども、一番心配なのは、環状道路開通後のやはり安全対策が町民としてはすごく心配している部分であって、①の答えというのは、どちらかといったら普通の道路の現状、増加のような気がするんですが、そこら辺についていかがでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 確かに東駿河湾環状道路が開通しますと、多くの通過車両があるというように見込んでおります。計画段階におきましても、交差点協議等を行いまして、三島署との協議をしているわけでございますが、実際に開通した後には予想と違うということもあると思います。現実に事故が起きたりとか、または大きな事故が危惧されるとか、交通渋滞が起きているとか、そういうような状況がありましたときには、再度、署との協議をしたり、登壇して申し上げましたけれども、県庁のほうに協議をして交通診断等を行っていこうというように考えております。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) わかりました。 あと、先ほど馬籠議員の返答の際に、スクールリーダーというのが出てきたんですが、先ほど総務部長のお答えの中から、交通安全リーダーという名前が出てきたんですけれども、これは一緒のものかどうかなというのをちょっとお聞かせ願いたいんですが。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 小学校の高学年6年生だったでしょうか、交通安全リーダーという形の中で、低学年の子供たちと一緒に通行をして、低学年の子供たちが遊びながらいきなり飛び出たりしないような形の中で制度を設けているというように記憶しております。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) ありがとうございました。 あと次の②の質問なんですが、シルバー向けの交通安全教室というんでしょうか、ほとんどの方が車の免許を持っていた方が多いので、なかなか交通安全に積極的に出てくるということはないと思うんですけれども、先ほども防災に関してもそうですし、ごみの問題に関してもそうですけれども、出前講座をやっているんですが、やはりこれも同じように出前講座みたいな形でやはりやっていかないと、やっているとは思うんですけれども、そういうのもやっていかないといけないかなと思うんですけれども、そこら辺に関してはいかがでございますでしょうか。お願います。
○議長(杉村彰正君) 総務部長。
◎総務部長(室伏光男君) 交通安全運動の期間が主だと思いますけれども、高齢者のお宅を直接交通安全指導員、またその地区の老人会の役員の方、また、町の担当者等が訪問をいたしまして、その方の移動手段等をお尋ねし、その方に合わせた啓発を行うということで高齢者の二人三脚高齢者訪問事業というものを行っておりまして、ピンポイントでそういう事業を行っているということでございます。もちろんそれ以外にも、老人会の皆様を対象にした教室等も行っておりまして、ご高齢の方の事故の削減に努めているところでございます。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) 出前よりももっとさらに細分化して、訪問しながら徹底してやっていただいているということでございますので、安心いたしました。 ③の質問に移りますけれども、当局側では函南町内の自転車と歩行者が混在して走れる地域というのは、ちゃんと把握していますでしょうか。そこら辺、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(杉村彰正君) 総務課長。
◎総務課長(高橋憲行君) 町内の自転車の走行可能な主要道路につきましては、国道136号線の両側、熱函道路の一部、県道函南停車場反射炉線の一部で計10カ所、総延長7キロと把握しているところでございます。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) 函南町の場合は、非常に歩行者も少なくてもっと道路が4メートルよりも狭くても、もうちょっと広い道路であれば、自転車が通行してもいいかなというところがたくさんあるような気がするんですけれども、例えばそういうのを自転車も一緒に走れるようにしてくれなんていう話が出た場合は、どのように対応されているんでしょうか。
○議長(杉村彰正君) 総務課長。
◎総務課長(高橋憲行君) 自転車走行の道路の選定につきましては、三島警察署の交通規制審議会で審議しているところでございます。現在の審議会の許可基準といたしましては、幅員が4メーター以上の歩行となっているところでございます、しかしながら、4メーター以上の道路につきましては、箇所数が少ないことから、地元の要望によりまして3.5メーター以上あれば許可している状況でございますものですから、今後、安全確保できれば、それにつきましても、交通規制審議会のほうに上げていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) そういうものがあったら、総務課のほうに伝えればいいんでしょうか。ごめんなさい。ほかにも例えば函南町内で交通安全危険箇所があった場合なんかも含めて、総務課のほうに伝えればいいんでしょうか。お願いします。
○議長(杉村彰正君) 総務課長。
◎総務課長(高橋憲行君) 交通安全の要望箇所につきましては、毎年5月に各区長さん、それから地元の地区の交通委員さんにお集まりいただきまして、交通安全の状況、それから道路の危険箇所、それから危険箇所等につきまして要望箇所がございましたということでご案内していますものですから、できましたら、各区のほうに要望のお願い出してから、総務課のほうに上げていただきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(杉村彰正君) 7番、鈴木議員。
◆7番(鈴木晴範君) 4番の質問に関しては、先ほども馬籠議員のほうから質問ありましたので、再質問はいたしませんけれども、最後、締めるに当たりなんですが、函南町民は、仏の里等、これからどんどん交流人口もふやしていかなければいけないので、おもてなしの心を持って人を迎えなければいけない。ただ、やはりきちんと迎えるに当たっても環境が整っていないと、なかなか人を迎える気持ちになれないということで、函南町内ではこれだけ交通安全に関して一生懸命やって、皆さんに啓蒙していますよ。そして、防ぐために努力していますよという気持ちが伝わらないと、やはり人をたくさん函南に呼んでいただけないと思いますので、そういう心構えで何とか、函南町もこれから環状道路等の開通含めて、皆さんが努力していただいてより安全なまちづくりをしていただきたいと思います。 これで私のほうは質問を締めさせていただきます。
○議長(杉村彰正君) 以上で7番議員の質問を終わります。
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△延会の宣告
○議長(杉村彰正君) お諮りします。一般質問の中途ですが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(杉村彰正君) 異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 本日はこれにて延会します。 あすの会議は午前9時からです。 ご苦労さまでした。 (午後4時09分)...